◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 19:55:34.39 ID:AjKGQh/P0<>


北上さんと 大井さんという、 とても仲がいい 姉妹の兵隊さんが 居ました。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1496141734
<>【艦これ】『きたかみさん と おおいさん』
◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 19:57:07.53 ID:AjKGQh/P0<>


北上さんと 大井さんは 兵隊さんとして 一緒に はたらきました。


ふたりは いつも 一緒でした。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 19:58:41.37 ID:AjKGQh/P0<>


北上さんは 大井さんの事を 大井っち と呼びました。


大井さんは 北上さんの事を 北上さん と呼びました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:00:36.34 ID:AjKGQh/P0<>


北上さんは 大井さんの事が 大好きだったので いつも 一緒でした。


大井さんも 北上さんの事が 大好きだったので いつも 一緒でした。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:02:27.93 ID:AjKGQh/P0<>


北上さんは 大井さんと ずっと 一緒に 居たいなと 思いました。


大井さんも 北上さんと ずっと 一緒に 居たいなと 思いました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:03:32.91 ID:AjKGQh/P0<>




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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:04:45.31 ID:AjKGQh/P0<>


ある日、 北上さんと 大井さんが すんでいた国で おおきな戦争が はじまりました。


北上さんと 大井さんは 兵隊さんだったため ふたりは 戦争に いかなければなりません。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:05:28.15 ID:AjKGQh/P0<>


ふたりは 一緒に たたかいました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:06:47.24 ID:AjKGQh/P0<>


しかし、 たたかいのとちゅう 北上さんは ケガを してしまいました。


ケガを してしまったため 大井さんと 一緒には たたかえません。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:07:33.52 ID:AjKGQh/P0<>


びょういんで 休んでいた 北上さんは、 大井さんに しくしくと 泣きながら いいました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:08:24.44 ID:AjKGQh/P0<>


「はなれたくないよ、 大井っち。」


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:09:18.06 ID:AjKGQh/P0<>


北上さんの そのことばに 大井さんは 「わたしもよ。」と しくしくと 泣きながら いいました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:10:20.79 ID:AjKGQh/P0<>


大井さんは 北上さんと はなれ ひとりぼっちで たたかいました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:11:15.87 ID:AjKGQh/P0<>




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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:12:10.83 ID:AjKGQh/P0<>


ある日、 びょういんで 休んでいた 北上さんのもとに てがみが 届きました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:13:23.74 ID:AjKGQh/P0<>


そのてがみには、 大井さんが あらしの中で たたかっていた時に バクダンに 当たってしまい しんでしまったと 書かれていました。


大井さんは あらしの中で 眠るように しんでしまったと 書かれていました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:14:20.91 ID:AjKGQh/P0<>


てがみを 読んだ 北上さんは わんわんと 泣きました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:15:30.30 ID:AjKGQh/P0<>


戦争が おわっても わんわんと 泣きました。


大井さんと 一緒にいた おんなじ時間だけ わんわんと 泣きました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:16:15.44 ID:AjKGQh/P0<>


ある日、 北上さんは 兵隊さんの おしごとを やめました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:17:01.62 ID:AjKGQh/P0<>


そして、 北上さんは ひとりぼっちで 眠りました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:17:51.14 ID:AjKGQh/P0<>


それから、 北上さんが 目をさます事は ありませんでした。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:18:35.13 ID:AjKGQh/P0<>




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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:19:41.20 ID:AjKGQh/P0<>


「ひさしぶりね、 北上さん。」


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:21:56.34 ID:AjKGQh/P0<>


ふと、 北上さんが だれかのよび声に 気がつくと、 そこには しんでしまったはずの 大井さんが 居ました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:23:44.76 ID:AjKGQh/P0<>


北上さんは びっくりして 大井さんに 「ここは 天国かな。」と たずねました。


北上さんの そのことばに 大井さんは 「わからないわ。」と にっこりとした顔で いいました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:24:23.32 ID:AjKGQh/P0<>


北上さんは 大井さんに にっこりとした顔で いいました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:25:10.10 ID:AjKGQh/P0<>


「まあ、 大井っちと また一緒なら どこだって いいかな。」


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:25:58.68 ID:AjKGQh/P0<>


北上さんの そのことばに 大井さんは 「そうね。」と にっこりとした顔で いいました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:26:37.75 ID:AjKGQh/P0<>




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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:27:29.06 ID:AjKGQh/P0<>


それから、 ふたりは いつも 一緒でした。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:28:12.70 ID:AjKGQh/P0<>


北上さんと 大井さんは 兵隊さんとして 一緒に はたらきました。


そのあいだに いろいろな事が ありました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:29:34.48 ID:AjKGQh/P0<>


いままで 見たことないような おおきな建物が にょきにょきと 建ちました。


お月さまに ロケットが あそびにいったりもしました。


みんなを とおせんぼしていた おおきな壁が なくなったりもしました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:30:48.93 ID:AjKGQh/P0<>


ほかの国では たくさん 戦争を していました。


ですが、 北上さんと 大井さんが すんでいた国では けっして 戦争を しませんでした。



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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:31:30.80 ID:AjKGQh/P0<>




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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:33:05.24 ID:AjKGQh/P0<>


北上さんと 大井さんは たくさん 生きました。


ですが、 すべての 生きものは たくさん 生きたあとは しななければなりません。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:33:48.11 ID:AjKGQh/P0<>


大井さんは 北上さんに にっこりとした顔で いいました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:34:49.39 ID:AjKGQh/P0<>


「平和な時代を 北上さんと 一緒に たくさん 生きることができて 楽しかったわ。」


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:35:51.21 ID:AjKGQh/P0<>


北上さんも 大井さんに にっこりとした顔で いいました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:36:44.72 ID:AjKGQh/P0<>


「わたしもだよ、 大井っち。」


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:37:38.27 ID:AjKGQh/P0<>


そして、 北上さんと 大井さんは ひとりぼっちではなく こんどは ふたり仲よく 眠りました。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:38:18.85 ID:AjKGQh/P0<>


それから、 北上さんと 大井さんが 目をさます事は ありませんでした。


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◆AyLsgAtuhc<>saga<>2017/05/30(火) 20:39:39.24 ID:AjKGQh/P0<>




おしまい。




<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/05/30(火) 20:46:36.18 ID:3ugvUN/SO<>          _______
        /       \
     / ,.. -‐‐- 、   \
     }∠,..艦__これ_ \    \
     /.:.:.:./ \|\:.:.:.\\    ,
    ,′i:/n    n\i:.:.:.:.i‘,  }
.    i:人| U    U  l:.:.:Λ:‘,/
  <人(          ,':.:./__):.∠ニZ
   /:.个: . __▽__ ,./:∠:._{>o<} < お ま た せ
    {:.:.:‘,( ) ( )__L/´    /:.:.|    
   人:.:.:.: (・x ・l ト {〉   ノi:.:./    
    `¨¨´|   |___,.{   、_,.ノ
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        |   |___ __/
       /   | |_|
     ⊂ノ⊂ノ 」.|
  通信エラーが発生した為、
  お手数ですが、オンラインゲームトップより
  ゲームの再開をお願いいたします。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/05/30(火) 21:27:34.77 ID:4HAsGgino<> 軍艦と護衛艦? <>
◆AyLsgAtuhc<>sage<>2017/05/30(火) 21:36:42.11 ID:AjKGQh/P0<> >>44

拙文ですが、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

このSSは「北上さん」と「大井っち」の軍艦時代から護衛艦時代までの軌跡を、
端的に、児童文学調で描いた作品となっております。

なお、端的に描いた作品の為、史実とは少々異なる点もございますので、何卒ご容赦下さい。

今後また、ご機会がございましたら、その時は何卒よろしくお願い致します。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/05/31(水) 01:20:59.30 ID:HjEbhiTEo<> おつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/05/31(水) 08:00:21.45 ID:epaemIf2O<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/11(水) 02:10:09.79 ID:DF2fbMQq0<> 生きてないのに生き物とは <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/08/28(火) 19:02:31.17 ID:+g32EYyB0<> わからんぞ、次はFFMとして目覚めるかもしれん <>