◆hAKnaa5i0.<>saga<>2017/08/10(木) 08:57:48.34 ID:vLDdpeGCO<>過去作: 『未央「私がプロデューサーに全力で甘える日?」』
http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1501033738/
の亜種です。NG2人書いちゃったし卯月も書こうかな…


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502323068
<>凛「私がプロデューサーに全力で甘える日?」
◆hAKnaa5i0.<>saga<>2017/08/10(木) 08:59:49.19 ID:vLDdpeGCO<> https://i.imgur.com/NjnY8Tl.png

凛「…」

ペラッ…ペラッ…

P「…」

スタスタ…ストン…
だきっ…

凛「…なんでいきなり隣に座って、しかも肩を抱き寄せてきたわけ?」

P「誕生日だろ?」

凛「意味がわからないよ。それに私、本読んでるんだけど」

P「読書の邪魔はしない」

凛「あ、そ。ならいいけど」

P「ありがとう。ほれ、頭を肩にもたれかけてもいいぞ」

凛「…」

ぽすっ

凛「あ。これ楽だね」

P「だろ」

凛「…」

P「…」

凛「…どうせならさ」

P「うん?」

凛「どうせハグするならさ、もうちょい強めにお願い」

P「…」

凛「少し苦しめくらいが丁度いい」

P「…はいよ」

ぎゅむー

凛「…悪くないね」

P「そっか」
<>
◆hAKnaa5i0.<>saga<>2017/08/10(木) 09:00:18.03 ID:vLDdpeGCO<> 凛「…」

ペラッ…ペラッ…

P「…」

なでなで…

凛「…なんで頭撫でてるわけ?」

P「背中の方がよかった?」

凛「いや、そういうことじゃないって」

凛「…」

凛「頭だけじゃなくて、背中もお願い」

P「はいよ」

なでなで…

凛「…♪」

P「あ、いまちょっと微笑んだ?」

凛「本の内容が面白かっただけだよ」

P「『走れメロス』に微笑む要素なんてあった?」

凛「…本読んでるから静かにしてくれる?」

P「はい」
<>
◆hAKnaa5i0.<>saga<>2017/08/10(木) 09:01:11.37 ID:vLDdpeGCO<> なでなで…

凛「…」

P「…」

凛「…あと。もうちょい身体密着させて欲しい」

P「十分密着してると思うけど」

凛「ソファの隣で抱き寄せる体勢が良くないんだね」

P「どうしろと?」

凛「プロデューサーは普通に座ってていいよ」

P「?」

スッ…スタスタ…

ストン…

P「…」

凛「…何?」

P「…いや。まさか股の間に座ってくるとは思わなかったから」

凛「プロデューサーが背もたれになれば、よりよく読書ができると思ったんだ」

P「さりげなくひどくない?」

凛「いいから。ハグの続きお願い。忘れてるよ?」

凛「正面に私がいた方がやりやすいでしょ」

P「…はいよ」

だきっ…ぎゅー…

凛「…ふむ」

ペラッ…ペラッ…

P「…」

スッ…さわさわ…

凛「…」(ぴくっ)

P「…」

凛「…ねぇ。人のお腹を勝手に触って、許されると思ってるわけ?」

P「怒った?」

凛「怒った。せめて許可を取ってよ」

P「お腹撫でてもいい?」

凛「許す」

P「ありがとう」

凛「でも、くすぐったいから優しくね」

P「はい」

さわさわ…なでなで…

凛「…♪」 <>
◆hAKnaa5i0.<>saga<>2017/08/10(木) 09:01:50.47 ID:vLDdpeGCO<> P「…」

凛「…ふぅ」

パタン

P「読み終わった?」

凛「うん。疲れた」

P「そっか。冷たいもの持ってくるよ。そこどいて?」

凛「やだ」

P「…」

凛「…」

P「…何をしろと?」

凛「疲れたから手で私の目を覆って」

P「どういうこと?」

凛「…子供が大人にさ『いないいないばあ』って目を手で隠される時あるじゃん」

P「ある」

凛「あれをやってほしい。目が疲れたから、『ばあ』の部分はいらないよ」

P「…」

凛「…」

スッ…

凛「…そのままね」

P「これ。手が地味に疲れるんだけど」

凛「片腕を使って目の部分を覆い隠してくれればいいよ」

P「なるほど」

凛「そうすれば片手が空いてハグもできるでしょ」

P「空いた片手でハグしなきゃいけないんだな」

凛「早く」

P「はい」 <>
◆hAKnaa5i0.<>saga<>2017/08/10(木) 09:02:17.76 ID:vLDdpeGCO<> ぎゅ…

凛「…」

P「…」

凛「…♪」

P「口元が緩んでない?」

凛「…」

P「あ。戻しやがった」

凛「緩んでないよ。気のせい」

P「頑なだな」

凛「静かにして。いまいいところなんだから」

P「何が?」

凛「この体勢でのリラックス」

P「リラックスしてくれてるんだな」

凛「悪くないし」

もそもそ…

凛「…」

P「…」

凛「プロデューサーの手。冷たい」

P「外そうか?」

凛「ひんやりしてて気持ちいいって話」

P「あそ」
<>
◆hAKnaa5i0.<>saga<>2017/08/10(木) 09:03:30.95 ID:vLDdpeGCO<> 凛「…」

P「…」

凛「この体勢。飽きてきちゃった」

P「ワガママだな」

凛「手。外して?」

P「いいのか?」

凛「うん」

P「…」

スッ…

凛「…」

スタッ…くるり…むぎゅっ…

P「…」

凛「…」

P「今度は正面からのハグなんだな」

凛「悪い?」

P「いいえ」

凛「ほら。プロデューサーもしっかりハグしてよ。強めにね」

P「はいはい」
<>
◆hAKnaa5i0.<>saga<>2017/08/10(木) 09:04:26.33 ID:vLDdpeGCO<> むぎゅーっ

凛「…」

P「…」

凛「…苦しい」

P「弱める?」

凛「いい。頭も抱きかかえるようにして」

P「胸に抱く感じでよろしいので?」

凛「それ理想的。やって」

P「…」

ぎゅむー

凛「…♪」

P「…」

凛「…にんまりなんかしてないからね?」

P「何も言ってないよ」

凛「そう」

P「…」

凛「…」

ぎゅむー

P「凛」

凛「何?」

P「誕生日おめでとう」

凛「…今さら?」

P「言うタイミング遅かった?」

凛「…」

凛「いや。嬉しい。すごく」

ぎゅっ

P「おう」

終わり <>
◆hAKnaa5i0.<>saga<>2017/08/10(木) 09:07:02.46 ID:vLDdpeGCO<> 終わりです。お読みいただきありがとうございました。
そして誕生日おめでとう。しぶりん。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/10(木) 10:14:04.97 ID:FJ0eczFDO<> しぶりんは最後にどこをぎゅっとしたんですかねぇ…
乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/10(木) 13:18:32.58 ID:cT7eTMIYO<> しぶりん誕生日おめでとう。
2828して満足。乙です。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/10(木) 14:43:23.80 ID:cLzp9wKQO<> 乙ですー
素敵なしぶりんssをありがとう <>