以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/24(日) 02:18:33.51 ID:UtfiLquE0<>このSSはガヴリールドロップアウトのキャラクター達がVRMMORPGの世界を楽しく旅する冒険ものです。


前作

ガヴリールドロップゲーマーズ


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1506187113
<>ガヴリールドロップゲーマーズ ACT.2 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/24(日) 02:19:11.80 ID:UtfiLquE0<> 前回までのあらすじ

例のごとく、サターニャの唐突な提案によって始まったVRMMORPG『ドロップクエストファンタジぃ・オンライン』での冒険。

ゲーム世界で合流したガヴリール達一行は初めての戦闘を体験していた。

そして………… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/24(日) 02:20:28.55 ID:UtfiLquE0<> 幕間の章『汝、力を欲するか?』



〜〜〜〜〜〜


汝、力を欲するか?


サターニャ「うぅ………」


【Satanikia】、【Satanikia】よ…


サターニャ「ここは…」


汝、力を欲するか?


サターニャ「え?」


汝、力を欲するか?


サターニャ「なに?この声は……」


汝、力を欲するか?


サターニャ「確か私はモンスターにやられて…それで……」


汝、再び戦う力を欲するか?


サターニャ「なんだかよくわからないけど欲しいっ!もっと私にすごい力が!!」


よかろう、ならば我、汝に再起の祝福を授けよう……


サターニャ「ほ、本当にっ!?ありがとう」



ピコーン


『復活&限定強化【一時間】パックのご購入をしますか?』

【YES】 【NO】


サターニャ「なんなのよこれ!!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/24(日) 02:21:45.51 ID:UtfiLquE0<>
第5章『ダンジョンに行こう』


はじまりの町『スイラ』


サターニャ「はあ、まったく酷いめに遭ったわ」ぷんすか

ガヴリール「まあネトゲの課金ゴリ押しはあるあるだから」

ガヴリール「それにさっきも言ったけど、このゲームは課金制の武器、防具とアイテムがないだけまだマシなんだぞ?」

サターニャ「そうなの?」

ガヴリール「ああ、課金制で道具が手に入るMMOは課金額=戦闘力になる悲惨な戦場になりがちだから」

ガヴリール「武器や防具のほぼ押し売りに等しい広告、確実に手に入る訳でもない天井無きガチャ、そして月ごとに変わる最強武器……」

ガヴリール「一度でもMMOの武器やアイテムなんかに課金なんかした日にはそれはもう目も当てられないドツボに陥るんだ……」(アニメ版第1話を思い出しながら)

ガヴリール「とにかく、死ぬたびに課金を勧められる程度でへこたれてたら これからやっていけないぞって話だ」

サターニャ「そ、そうね あんたの話を聞いて私の方が甘かったと実感したわ」

ヴィーネ「あのサターニャがガヴの話を素直に聞いた!?」

ラフィエル「話のエゲツなさとガヴちゃんのあの死体の様な眼をみれば大抵の人はああなると思いますよ?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/24(日) 02:22:49.24 ID:UtfiLquE0<> ヴィーネ「それでどうする?あれから『青色軟体生物』ひと通り倒した後、次のモンスターを倒しに行った途端、すぐにサターニャが死んじゃった訳だけど」

ラフィエル「やはり吸血鬼の日光に当たると体力が徐々に減っていく特性が問題ですよね」

ガヴリール「他にもチュートリアルNPCに話を聞いた感じじゃ、吸血鬼は日光を浴びている間は他のステータスも大幅に下がるみたいだしな」

ヴィーネ「対策用のアイテムを道具屋で探してみたけど、まだ私達の手に届く値段じゃなかったし…」

ラフィエル「うーん、どうしたものでしょうか」

サターニャ「ふっふふ、どうすればいいかですって?そんなの決まってるじゃない!」

ヴィーネ「どうすればいいの?」

サターニャ「日が当たって困るんだったら」

サターニャ「日の当たらない場所にモンスターを倒しに行けばいいのよ!」ババーン <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/24(日) 02:24:15.41 ID:UtfiLquE0<>
ダンジョン『獣人達の洞穴』

ヴィーネ「へー、確かにここなら日は当たらないわね」

ラフィエル「サターニャさん、調子はどうですか?」

サターニャ「絶好調よ!これなら『青色軟体生物』が何体出てきたって倒せる自信があるわ」

ガヴリール「いや、ここはステージが違うから青色軟体生物は出ないと思うぞ?」

サターニャ「へ、そうなの?」

ガヴリール「当たり前だろ、ゲームだからって、どこもかしこも同じ敵ばっかだったらただのクソゲーじゃん」

ガヴリール「運営もそこん所はよくわかってるはずだから、そんな初歩的な手抜きはそうそうしないよ」

ヴィーネ「ゲームの中の生き物でも生態によって住む場所が違うって感じかしら」

ガヴリール「お、その解釈いいね、うん うんそんな感じだ、サターニャ」

サターニャ「ふーん」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/24(日) 02:26:00.01 ID:UtfiLquE0<> ラフィエル「モンスターが居ました、あれはリザードマンでしょうか?」

ヴィーネ「ラフィ違うわ、名前の表記が【リザード男】って書いてある」

ラフィエル「ガヴちゃんこれも例の大人の事情というやつでおかしな名前になったという解釈でいいんですか?」

ガヴリール「さすがにスライムと違ってリザードマンの名称に大人の事情は絡まないだろうから」

ガヴリール「多分このゲームの世界観がそういう感じなんだと思う」

ラフィエル「少し不思議な世界観ですねー」

ヴィーネ「そういえば最初の方にもここがどういう世界なのか説明されてなかったわね」

ガヴリール「そういうのはストーリーの絡むクエストとかがあるはずだから、気になるならまた今度やってみればいいよ」

ヴィーネ「ええ、そうしてみるわ」

ガヴリール「さて、それじゃあ そろそろ本日2回目の戦闘をするとしますか」

サターニャ「まってました!」

ラフィエル「最初の戦闘で少し慣れたので今度は本格的な戦いが出来そうですね」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/24(日) 02:28:41.15 ID:UtfiLquE0<> ガヴリール「私とヴィーネが後方支援をするからラフィ、サターニャはリザード男の出方を見極めながら前で戦ってくれ」

サターニャ「了解したわ!」

ガヴリール「それでヴィーネはどういう魔法が使えるんだっけ?」

ヴィーネ「火、水、風、雷の四属性の初級攻撃魔法と回復魔法が使えるわよ」

ガヴリール「じゃあ火の魔法で攻撃して。2人に近寄る敵を中心に攻撃で足止めをするだ」

ガヴリール「あくまでも、自分でトドメをさせようとせずに支援を意識してだぞ」

ガヴリール「下手に倒す事ばかり考えて後方支援が撃ちまくっていたら2人に被弾しちゃうからな」

ヴィーネ「わかったわ、【ファイア】」

ボン!ボン!

リザード男「グギャア」怯む

サターニャ「ナイスよ、ヴィネット うりゃあ!!」

ザクッ!!!

サターニャの攻撃でリザード男が両断される。

ラフィエル「それでは私も」

リザード男の集団「キシャー!!」武器を構える

ガヴリール「ラフィ、流石にその数は課金ブーストしてるお前でも危険だ」

ガヴリール「火力の高そうな大型武器を持ってる敵は私が攻撃するから、お前はそれ以外のを優先してやってくれ」

ラフィエル「はい」撫でるように槌を軽く振っていく

ボフン!ボフン!ボフン!!!

リザード男A「シャ!?」上半身が爆散

リザード男B「ギャアァア!!」盾ごと肉体が砕かれくの字になる

リザード男C「あべしッ!!」天井に突き刺さる

ラフィエル「えい!」

地面を叩いて爆風を起こす

その他リザード男「ギャーー!!!」爆風に吹き飛ばされる

ガヴリール「ひぇー、相変わらずエゲツない戦い方だな」

シュバ!シュバ!シュバ!

吹き飛ばされたリザード男を順番に撃っていく

ラフィエル「そういいつつも、冷静にトドメを刺していくガヴちゃんも なかなかのものですよ?」敵を倒しながら

ガヴリール「それ褒め言葉になってねえからな?」

ラフィエル「あらあらー」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/24(日) 02:30:27.00 ID:UtfiLquE0<>
〜〜〜〜〜

サターニャ「ふぅ、ひと通り倒したわね」

ヴィーネ「半分以上ガヴとラフィで倒してたけどね」

サターニャ「あれは あいつらが以上なだけよ」

ラフィエル「それにしてもガヴちゃんの指揮は見事なものでしたねー」

ラフィエル「あの指揮がなければもう少し苦戦していたと思います」

ガヴリール「はあ、どの口が言うのやら」満更でもなさそうな顔

サターニャ「このまま進めるだけ進むわよっ!!」ビシッ

ヴィーネ「はいはい、そんなに一人で先に進んで行かないの」

サターニャ「早くしないとお宝が無くなるかも知れないでしょ」

ラフィエル「そういえばダンジョンの奥には宝箱なんかがあるんでしたね」

ヴィーネ「確か宝箱ってお金とか珍しい道具が沢山はいっているのよね」

ガヴリール「サターニャ、宝箱系は無くなっても別プレイヤーが来たらすぐ補充されるから大丈夫だぞー」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/24(日) 02:54:12.04 ID:UtfiLquE0<> とりあえずここで休憩、ガヴリールドロップストーリーと違ってドロップゲーマーズはすぐ出来るから
また纏まってきたらドンドンあげて行きます。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/24(日) 13:04:45.88 ID:7Y/DbPkf0<> 期待 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/25(月) 12:04:29.75 ID:7Udz0WwB0<>
第6章『三つのスキル』


ガヴリール「そういえばさっきの戦闘でレベルも少しは上がったみたいだし、スキルの習得でもしてみるか」

ラフィエル「スキル習得……これはチュートリアルでも聞きましたね」

ラフィエル「スキルがゲーム内での能力を拡張する能力の名称で、それを習得する為にはレベルアップ時に手に入るスキルポイントが必要なんでしたっけ?」

ガヴリール「そうそう」

ガヴリール「ちなみに最初に取れるスキルは少ないし 大体必須スキルになるはずだから早く取るに越した事はないぞ」

ヴィーネ「そうなの?それじゃあ私もスキル習得してみようかしら」

ラフィエル「ですね」

サターニャ「あんた達がやるなら私もやるー!」

ガヴリール「ちなみに今の私達のレベルで手に入るスキルポイントだとスキルが一つ取れるって感じかな」

ヴィーネ「それなら慎重に選ばないとね」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/25(月) 12:06:40.49 ID:7Udz0WwB0<> ラフィエル「ガヴちゃん、ガヴちゃん」

ガヴリール「ん?どうしたラフィ」

ラフィエル「スキルを習得しようとしたら、《アクティブスキル》《パッシブスキル》《アクションスキル》という項目がありましたがこれは?」

ガヴリール「それはスキルの種類だな、説明すると
アクティブスキルは宣言で効果を発動するスキルで、
パッシブスキルは常時効果を発動するスキル、
アクションスキルは、武器や職業固有の攻撃専用スキル、要は必殺技だな」

ラフィエル「ふむふむ、そうですか」

ラフィエル「それでスキルはこの三つの中からどれを優先して取っていけば良いんでしょうか?」

サターニャ「それはもちろん、必殺技でしょ!必殺技!!なんかカッコいいし」

サターニャ「でしょ?ガヴリール」

ガヴリール「うーむ、難しい質問だな」

ガヴリール「その問題は長いMMOの歴史の中でもずっと論争が続いているくらいだし」

サターニャ「?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/25(月) 12:09:00.69 ID:7Udz0WwB0<> ガヴリール「アクティブスキルは、さっきの説明に補足を加えると宣言してから効果が発動して、一定時間その効果が持続する」

ガヴリール「そしてパッシブスキル、これは常時効果が発動しているから永続的な効果の持続」

ガヴリール「アクションスキルは、直接的な攻撃のスキルだから、瞬間的な効果が得られる」

ガヴリール「そんでここで言った得られる効果の有効性や影響力は、原則的に効果時間が短いものほどより強力になっていく」

ガヴリール「要するに一瞬だけど強力な効果が得られるアクションスキル
短い間に持続的に効果を発動するアクティブスキル
長期的に続くかわりに上二つほどの目に見える影響力のないパッシブスキルって具合だ」

ガヴリール「長期的にみればパッシブスキルが強いし、短期的にみればアクションスキルが強い、そして二つの間を取ったアクティブスキルも勿論強い」

ガヴリール「この三すくみには甲乙つけ難い、だからどれが一番ってのは私も一概にはいえない」

ガヴリール「もちろん、ゲームによっては例外もあるけどな」

ラフィエル「それはたしかに難しいですね」

サターニャ「うー、じゃあ一私達は一体どのスキルを選べばいいって言うのよ!?」

ガヴリール「最終的にはバランスよく取っていく事になるんだし、そこはプレイヤーのセンス次第だな」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/25(月) 12:11:04.95 ID:7Udz0WwB0<> サターニャ「決めた!私はアクションスキルにする!!」

ヴィーネ「私はパッシブスキルの《魔法効果増加》にしようかしら」

ガヴリール「なら私はバランスを取って攻撃翌力アップ系のアクティブスキルでも取る事にするか」


ラフィエル「では私は三つとも取ってみますね」


一同「!?」

サターニャ「スキルを三つ!?どういう事よ?私達のレベルじゃまだ一つしかスキルが取れないんじゃ…」

ガヴリール「そういえばこいつ課金ブーストで獲得経験値も増加してるから、私達よりレベルが上で振れるスキルポイントが多いんだ!」

サターニャ「えーズルい、私達はまだ一個しかスキルを手に入れられないのに」

ヴィーネ「結局三つとも取るのに一回ガヴに説明をさせる辺りにラフィらしさが滲み出てるわね」

ラフィエル「それほどでもー」

ガヴリール「くぅ〜、重課金プレイヤーめ!今夜はオールして一人でレベル上げでもしてやろうか」

ヴィーネ「それは流石にダメよガヴ、明日 は学校があるんだから」

サターニャ「魔王特典で手に入るスキルポイントがもっと多くなる事を運営に要求するわ!」

ヴィーネ「魔王特典ってなによ、魔王特典って」

ヴィーネ「それにサターニャ、アンタは魔王じゃないでしょ」

サターニャ「い、いずれなるから良いのよ」

ラフィエル「みなさん、とても良い反応ですねー」ニコニコ

ラフィエル「それでこそ課金した甲斐があるというものです」

ガヴリール「ちくしょう、ラフィいつか見返してやるからな!」

ヴィーネ「ガヴ、それさっきの『青色軟体生物』の時も似たような事を言ってたわよ?」

ラフィエル「今日で後何回ガヴちゃんにその言葉を言わせれるか記録に期待ですね」わくわく

ヴィーネ「ラフィも悪趣味な遊びを思いつかないの!」

ラフィエル「はーい」

ガヴリール「今日もヴィーネは忙しそうだな」

サターニャ「そうね、あんなにツッコミを入れて疲れないのかしら」

ヴィーネ「それはあんた達のせいでしょうが!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:22:14.85 ID:mCnO+FZxO<>
第7章『フィールドボスモンスター』


サターニャ「なんかデッカいのがいるわよ」

ラフィエル「これまでのモンスターとは違う雰囲気ですね」

ガヴリール「あれはフィールドボスモンスターって言って、フィールド事に設定されている中ボスだ」

サターニャ「ボス?じゃあ強いのよね、ならこの私が華麗にあいつを倒してみせてあげるわ」

ガヴリール「おいおい、ちょっと待てバカ」

サターニャ「なによ?せっかくアンタ達にこのサタニキア様の勇姿を見せてあげようと思ったのに」

ガヴリール「MMOのボスをナメるな、あれはお前がさっきまで狩ってた雑魚達とは訳が違うんだ」

ガヴリール「この手のゲームのフィールドボスはそのフィールドの適正レベルで挑むプレイヤーじゃまず勝てないように出来てるんだよ」

ガヴリール「多分ラフィの課金ブーストパワーを持ってしても今普通に戦えば余裕で負けるぞ?」

サターニャ「そんなに強いの!?なら もっと早くそれを言いなさいよ!」

ガヴリール「だからお前がアホ丸出しで突っ込む前に止めただろうが」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:23:13.05 ID:mCnO+FZxO<> サターニャ「で、結局あいつは放って行くの?つまらないわね」

ガヴリール「まあ、あっち系ボスは倒すとドロップがうまいし挑みたい気持ちは私にもあるけど、初見で勝てるか微妙だしなー」

ラフィエル「ですか」

サターニャ「むぅ仕方ないわね」

ヴィーネ「戦ってみましょうよ」

ガヴリール「?、ヴィーネ 今の私の話聞いてたか?戦った所で正直勝てる見込みが低いって……」

ヴィーネ「別に負けてもいいじゃない」

ヴィーネ「今日はみんなで遊ぶ為にこのゲームをやってる訳だし、勝ちとか負けより楽しいかどうかを大切にした方がいいと私は思うの」

ヴィーネ「だからあのモンスター相手にみんなで挑んでも別にいいんじゃないかしら?」

ヴィーネ「きっとその方が楽しいわ」

ガヴリール「……………」

ガヴリール「はあ、それもそうだな」

ガヴリール「まだデスペナルティを受けて痛いほど強くも無いし、サターニャもうるさそうだし、とりあえず勝ったら儲けもの位の気持ちでやってみるか」

ヴィーネ「ガヴ…」

サターニャ「そうこなくっちゃ!」

ラフィエル「面白くなってきましたねー」

ガヴリール「ただし、やるからには全力で勝ちにいくからな!」

一同「はーい」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:24:23.54 ID:mCnO+FZxO<> 数分後

ガヴリール「よしさっき立てた作戦通りに行くぞ」

ガヴリール「まずサターニャがアクションスキルを使って先制攻撃を仕掛けて、そこから防戦体勢で戦闘を開始する」

ガヴリール「ヴィーネはヒールメインでサターニャを補助、私が敵の行動阻害を積極的にして、敵に隙が出来る度にラフィが最大火力で確実に大ダメージを与えていく」

ガヴリール「この作戦なら陣営が崩れず時間さえかければ勝てる可能性がある」

ガヴリール「みんな準備はいいか?」

一同「おー!!」

ガヴリール「それじゃあ始めるぞ、戦闘開始だ!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:27:31.17 ID:mCnO+FZxO<>
〜〜〜〜〜〜〜


ボスモンスター「グォオオオ!!!」

サターニャ「ヴィネット、回復お願い!」

ヴィーネ「任せて、サターニャ」

ラフィエル「サターニャさんの回復が完了するまで私が前に出て敵の注意を引きます」

ガヴリール「わかった、私が一瞬あいつの動きを止めるから、その間にラフィ、サターニャでポジション交代しろ」

シュバ!

ガヴリールの放つ矢がモンスターの目に刺さる

ボスモンスター「ギャアアアーー!?」

ガヴリール「敵のHPはもう3割切ってる、体勢が整ったら全員同時にタイミングを合わせて一斉攻撃、これで畳み掛けるぞ!」

一同「了解っ!」

ヴィーネ「みんな、サターニャの回復が終わったわ」

サターニャ「なーっははは、私完全復活!!バケモノあんたを私の大悪魔パワーでコテンパンにしてやるわ!!」

ラフィエル「サターニャさん今はそういうのいいです。
ガヴちゃん、そろそろ敵の攻撃に耐えれそうにありません……
このままだと後20…いえ10秒持つかどうか……決めるなら早くッ!!」

ボスモンスター「グォオオオ!!!!」

ガヴリール「わかった、ラフィ」

ガヴリール「みんな、スリーカウントで決めるぞ!ヴィーネは魔法詠唱をもう始めとけ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:28:33.80 ID:mCnO+FZxO<> 3、2、1、 今だ!!!


サターニャ「喰らいなさい《チャージングクラッシュ》」

サターニャの大振りの斬撃がモンスターの肉体を大きく斬りつける

ヴィーネ「いくわよ!《サンダーボルト》」

魔法により発生した雷撃がモンスターの頭上に襲いかかる

ラフィエル「そこです《ハンマークリーブ》」

ラフィエルの槌がモンスターの脇を強力な力で薙ぎ払う

ガヴリール「これで終わりだ!!」

複数本の矢がモンスターに向かい飛んでいく

ボスモンスター「グギャアア!!!」

サターニャ「やった?勝てたの?」

ヴィーネ「まだよ!体力ゲージがほんの少しだけまだ表示されてる」

ラフィエル「大丈夫です。ここまで弱れば後一撃 攻撃を与えれば倒せます」

ガヴリール「ち、私の見積もりが甘かったか、今度こそこれで最後だ」

ガヴリールが弓を構える


???「悪いな クソ雑魚」


ザク

突然現れたプレイヤーがモンスターに一撃を与える

ボスモンスター「!?」モンスターが消滅する

謎のプレイヤーが走り去って行った
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:30:02.28 ID:mCnO+FZxO<>
第8章『ハイエナ』


サターニャ「え?今のなに?どうなったの」

ガヴリール「ち、やられたな、今のはハイエナだ」

ヴィーネ「ハイエナ?」

ラフィエル「詳しくはわかりませんが、この状況から察するに
恐らくあの方は私達がボスモンスターを弱らせた所を見計らい現れ最後の一撃だけ攻撃して入手出来る報酬を独り占めしたと言った所でしょうか」

ガヴリール「ああ、それがハイエナ、正確にはハイエナ行為だよ」

ガヴリール「他のプレイヤーが敵を弱らせた所を狙いキルを奪ってアイテム強奪、これをMMOではハイエナ行為と呼んでそれをするプレイヤーをハイエナと呼ぶんだ」

ガヴリール「つまり私達はまんまとしてやられたって訳だな」

サターニャ「なによそれ、卑怯じゃない」

ガヴリール「いやハイエナ行為自体は他のMMOでもよくある事だから仕方のない事なんだよ」

ガヴリール「確かにモラルに反している行為だけど長いMMO歴史においてずっと規制されない事からもわかる通り
あくまでルール違反ではない、だから取られる方の自己責任なんだ」

ガヴリール「こればっかりは自然災害みたいなものとでも思って諦めるしかないな」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:30:43.45 ID:mCnO+FZxO<> ヴィーネ「ゲームの中でもそんな事をする人がいるだなんて……」

サターニャ「せっかく頑張って追い詰めたのに……」

ラフィエル「まあまあ、みなさん それでもフィールドボスモンスターを事実上私たち初心者四人だけで倒す事が出来たんですから」

ラフィエル「ほら、ヴィーネさんも始めに言ってたじゃないですか、勝ち負けより楽しい事が大切だって」

ヴィーネ「それはそうだけど…」

ラフィエル「そんなにしょんぼりしていては楽しくなれませんよ?」

ヴィーネ「……………」

ヴィーネ「うん、それもそうよね 気を取り直して冒険を続けましょう」

サターニャ「えー、ヴィネットあんた本当にそれで良いの?あんなのを許して私は全然納得出来ないんだけど」

ヴィーネ「もうサターニャ、自然災害みたいなものだってガヴも言ってたじゃない 仕方のない事なんだから諦めなさい」

サターニャ「えー」

ヴィーネ「ほら行くわよ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:31:16.25 ID:mCnO+FZxO<> ガヴリール「ラフィ、二人のフォローありがとな」

ラフィエル「はて、なんのことでしょうか?」

ガヴリール「あれだけしっかりフォローしてたんだトボけたって無駄だぞ」

ガヴリール「それと悪かったな、本当は一番ネトゲの経験が豊富な私がああいう事を警戒すべきだったのにさ」

ガヴリール「私の責任だよ」

ラフィエル「なに言ってるんですかガヴちゃん、あれは自然災害だから仕方のない事なんですよね?だったらガヴちゃんが謝る事なんか……」

ガヴリール「だってラフィエルがこう言う面白くない事、本当は一番嫌いだって私知ってるから……」

ラフィエル「………………」

ガヴリール「ラフィ ごめん」

ラフィエル「ガヴちゃん……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:32:39.90 ID:mCnO+FZxO<> 〜〜〜〜〜

始まりの町『スイラ』

ヴィーネ「ふぅ、一通り遊んだわね、今まではゲームってなんだか疎遠してたけど、こんなに楽しいんだったらガヴがハマってついつい遊び過ぎちゃうのもわかる気がするわ」

ガヴリール「だろ?だから部屋の掃除や宿題が出来ないのも大目にみてくれよ」

ヴィーネ「それとこれとは話が違います」

ガヴリール「ちぇー」

ラフィエル「そろそろいい時間ですし、今日はもうこれで解散しますか?」

ガヴリール「ああそうだな、私はともかくお前達はちゃんと飯とか食った方がいいと思うし」

ヴィーネ「もうガヴったら、あんたもインスタントのものばかりじゃなくて、ちゃんとした物を食べるのよ?」

ガヴリール「へい へい」

ラフィエル「あら?そういえばサターニャさんが居ませんね?」

ヴィーネ「本当ね、さっきまで確かに一緒にいた筈なのに」

ガヴリール「目を離したらすぐ居なくなるって犬かよ」

ガヴリール「まあでも、相手はサターニャだ、あの頭悪そうな真っ赤のクルクル頭とデカい声ですぐ場所なんて……」

ギャーギャー

ラフィエル「サターニャさんを見つけました」

ヴィーネ「あの特徴的な髪と大きな声、確かにサターニャね」

ガヴリール「いや、本当にそれで見つかんのかよ……」呆れ

ラフィエル「しかしサターニャさん あんな所で一体何をしているんでしょうか?」

ヴィーネ「どうやら誰かと揉めてるみたいだけど……」

ガヴリール「どうせ あれだろ?アイツが馬鹿な事して面倒いことになってるいつものパターン」

ラフィエル「相手は……さっきほどのハイエナの方です!」

ガヴリール「ち、アイツ本当に面倒な事を……二人とも行くぞ!!」

一人で駆けていく

ヴィーネ「あ、ちょっと!ガヴ待って」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:34:05.87 ID:mCnO+FZxO<> サターニャ「だから返しなさいよ!!あのボスは私達がやっつけたのよ!」

ハイエナ「はあ?んなこと知らねえよ」

ハイエナ「そもそも返すも何もあのMobから手に入れたアイテムは一度もお前達の所有物だった事なんてねえだろうが」

サターニャ「それはアンタが卑怯な手で横取りしたから」

ハイエナ「卑怯?心外だな、別に俺はこのゲームのルールや規約に違反した事はやってないぞ」

ハイエナ「全部取られる方が悪いんだよ、言いがかりをつけんな この雑魚」

サターニャ「ぐぬぬ〜」

ガヴリール「おい、サターニャなにバカな事してんだよ、このバカ」

サターニャ「バカバカ うるさいわね ガヴリール」

サターニャ「こいつがさっき私たちのモンスターを横取りした奴なのよ、こいつをとっちめてやらないと私気が済まない!」

ガヴリール「本当にお前は……街中でこんな風に相手に突っ掛かるなんてお前も大概迷惑プレイヤーだからな?」

サターニャ「でも!」

ハイエナ「そこのちんちくりん、こいつの連れか?
なら早くそいつをどっかにやってくれよ、さっきからクソ雑魚の癖にギャーギャー吠えて目障りなんだ」

ガヴリール「ああわかった。聞いただろサターニャ お前は下がってろ」

サターニャ「ガヴリール!!」

ガヴリール「お前が言いたい事は私にもわかる。だからここは私に任せろ」

サターニャ「…………」下がる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:36:19.89 ID:mCnO+FZxO<> ガヴリール「おい お前」

ハイエナ「まだ用があんのか?」

ガヴリール「こっちの連れが迷惑かけて悪かったな」

ハイエナ「ああ本当だぜ、ラストアタックをちょっと取っただけで、こんだけ騒ぐんだから迷惑極まりないったらありゃしない」

ガヴリール「こいつ…って言うか私のパーティーメンバー達は本格的なMMOをやるのは今日が初めてでさ、こういうMMOじゃよくある事にもまだ慣れてないんだよ」

ガヴリール「だからお前のハイエナに怒りとか悲しみ みたいなのを感じて中々許せないみたいなんだ」

ガヴリール「そこで提案なんだが、私と一対一の決闘(PVP)で勝負してくれないか?」

ハイエナ「はあ?何を言ってるんだ。なんで俺が決闘なんて……」

ガヴリール「確かこのゲームのデスペナはその時 所持しているアイテム、装備全てをその場にドロップって言うルールだろ?」

ガヴリール「だからお互いの所持アイテム全てを賭けて勝負して欲しいんだよ」

ガヴリール「お前にとっても悪い話じゃないはずだぞ、相手は格下で その上私はさっきまで狩をして来たからアイテムや金はそれなりに持っている
なんならゲーム開始時点で配布される貴重なポーション類もまだ一つも手を出さないまま所持してるぞ」

ガヴリール「お前の視点からしたらこれ以上にないカモなんじゃないのか?」

ハイエナ「よくわからねえな、それじゃあお前の方にやる意味は無いんじゃないのか?」

ガヴリール「こっちは、このまま何もしないまま終わりじゃ
仲間達の怒りが収まらないだろうから 形としてけじめをつけたいだけだ」

ガヴリール「どっちが勝ってもこれ以上、この件について文句は言いっこなしって事でやってくれないか?」

ハイエナ「ほう、そういう事か」

ハイエナ「ならやってもいいが勿論ハンデは無しだぞ?」

ガヴリール「わかってる」

ハイエナ「追加で言うならレベル、装備も見ればわかるだろうが俺の方が遥かに格上
戦えば圧倒的ステータスの差が出るはずだが、それに対して負けても一切文句は無しだ」

ガヴリール「それを踏まえてハンデ無しに了承した」

ハイエナ「なら、上等だ、やってやろうじゃないか」

ガヴリール「ああ」

ハイエナ「くくく、精々頑張れよ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:37:31.53 ID:mCnO+FZxO<>
第9章『Gabrill Drop Gamer』


始まりの村『スイラ』大通り広場


ヴィーネ「それで戦う事になったの?アンタはもう無茶しちゃって……」

ラフィエル「でもガヴちゃん、勝てる見込みはあるんですか?」

ラフィエル「聞いた所によるとレベル、装備、全てが格上の相手なんですよね?」

ラフィエル「それともなにか秘策が……」

ガヴリール「いや、そんなもんないよ」

ガヴリール「行き当たりばったりで何も考えてない」

ヴィーネ「そんな じゃあなんで戦いなんて挑むのよ!?私はゲームでだってガヴが傷つく所を見たくはないのに……」

サターニャ「もうヴィネットは心配性ね 大丈夫に決まっているわよ」

サターニャ「だってガヴリールはこれまでも沢山ゲームを遊んで来たんでしょう?あっちとはそういう経験の差みたいなので勝てるはずよ」

サターニャ「さっきのフィールドボスモンスターだってガヴリールが居なきゃ、多分勝てなかったし」

サターニャ「プレイスキルって言うんだっけ?そういう戦い方とか戦略の力みたいなのでちょっと位のレベル差の相手くらい きっと圧倒出来るに違いないわ」

ヴィーネ「それはそうかも知れないけど……」

ガヴリール「はは、サターニャまさかお前にそこまで言って貰えるとはな」

サターニャ「当ったり前でしょ!少なくともここ(ゲーム内)でのアンタは私の味方なんだから」

ガヴリール「ふーん、そういう事なら私も頑張らないとな」

ラフィエル「ガヴちゃん、ご武運お祈りしています」

ガヴリール「ラフィありがとう、頑張るよ」

ヴィーネ「ガヴ、怪我だけはしないのよ?」

ガヴリール「ヴィーネ、だからゲームでは怪我なんかしないって……」

ガヴリール「そろそろ時間だ、行ってくる」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:38:17.40 ID:mCnO+FZxO<> ガヴリール「悪い、待たせたな」

ハイエナ「別にいいぜ」

ガヴリール「ルールはさっき言った通り、一対一の決闘、負ければアイテム全損、それでいいな?」

ハイエナ「おう、むしろお前の方がそれでいいか聞きたいくらいの条件だ、怖気づいたら今からでもやめていいんだぜ?」

ガヴリール「残念ながらそれは出来そうにないな」

ガヴリール「私の仲間が見てるから、ちょっとはカッコつけないとゲーマーとしての立場ってもんがな」

ハイエナ「ふん、そうか」

ガヴリール「決闘モードはスリーカウントで勝負が開始する、準備はいいな?」

ハイエナ「来いよ」


カウントが始まる……

3

2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:38:50.06 ID:mCnO+FZxO<> ハイエナ(今日はツイてるぜ、フィールドボスを楽して倒せた上に土産で雑魚一匹倒すだけで小遣い稼ぎも出来るなんてな)

ハイエナ(あのガキ共はまだ気付いてないみたいだが、俺とあいつのレベル差はステータス差なんて言葉じゃ表せない程に溝がある)

ハイエナ(恐らく一撃いや、攻撃が掠めるだけで俺の勝ち)

ハイエナ(こんなに楽な仕事もそうないぜ)

1

ガヴリール「……………」

START

ハイエナ「行くぞ!オラァ!!!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:40:04.04 ID:mCnO+FZxO<>
決闘が開始されると同時に二人の頭上にプレイヤーネーム、レベル、HPバーが表示される

一同「!?」

サターニャ「嘘……相手のレベルが25!?そんな…これ勝てるの……」

ラフィエル「対してガヴちゃんはレベル4、レベル差があるとは言っても精々7や8程の物と思って居ましたがこれは……」

ヴィーネ「今までのレベルの上がり方からステータスを考えたら…こんなのって……もうゲームにもならないじゃない」

ラフィエル「ガヴちゃん……」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:41:15.72 ID:mCnO+FZxO<>
START

ハイエナ「行くぞ!オラァ!!!」

剣を片手にステータス依存の圧倒的速度で襲い掛かるハイエナ

シュタタタタ

ハイエナ「!?」

胸を確認する
そこには驚くべき速度で放たれたガヴリールの矢が複数本刺さっていた

ハイエナ「な、……」

ハイエナ(あり得ない…弓なんて狙って撃つ武器でこの速さ……)

ガヴリール「何を驚いているだよ、普通そんな開幕からまっすぐこっちの射線上に突っ込んでこられたら、そりゃ簡単に攻撃くらい当たるだろ」

空になった矢筒を捨てストレージから新たな矢筒を呼び出しながらガヴリールは言う <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:42:32.55 ID:mCnO+FZxO<> ガヴリール(先制攻撃成功、だが矢筒いっぱいの7本の矢を当ててゲージ1割も減ってないか)

ガヴリール(これは結構しんどい戦いになるかもな)

ハイエナ「ち、そういうハッタリだったのか……ならこれでどうだ!!」

ハイエナはトップスピードでガヴリールの左側に回り込む

ガヴリール「ッ!!!」

シュタ!シュタ!シュタ!

身体を捻り追いかけるガヴリール、その矢がハイエナに向かう

ハイエナ「今度は当たらねえぞ!!」

向かう三本の矢をなんなく避けるハイエナ

しかし

シュタタタタ

ハイエナ「!?」

またも胸に矢が、今度は四本

ガヴリール「そっちはブラフだ」

ガヴリール「普通に考えればわかるだろうに、お前ゲーム歴何年だよ」

ハイエナ「調子に乗るなぁ!!!」

次は大振りの一撃

ガヴリールの矢筒にもう矢は残っていない

ガヴリール「やっべ」

安全な後方に回避

それをハイエナの追撃が襲う

それに対してガヴリール前方のハイエナに直進

ハイエナ「なに!?」

前方ハイエナに向かいそのままスライディングして回避

一瞬 呆気に取られるハイエナ

その間にストレージから矢筒を呼び出す

ハイエナ「させるかっ!!」

振り返りながらの回転斬り

それもガヴリールは避ける

ガヴリール(最初は話で誤魔化して交換したけど、矢筒交換一回に対して攻撃三回分の時間があいつの物になるのか)

ガヴリール(これは気を抜くと本当に終わるな、集中を途切れさせないようにしないと……) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:44:37.86 ID:mCnO+FZxO<> ハイエナ「オラ!オラ!オラァ!!!」

ハイエナによる怒涛の連続攻撃

一方ガヴリールは

シュタ!シュタ!シュタ!シュタ!

回避、攻撃、回避、攻撃、回避、攻撃、攻撃

当てて逃げるの基本戦法でハイエナに応戦する

ハイエナ「これでどうだ《スマッシュアップ》」

アクションスキル《スマッシュアップ》を発動させるハイエナ、強力な振り下ろし攻撃が起動

が、またも華麗にガヴリールは回避する

ガヴリール「それで当たれば最初から当たってるよ」

ハイエナ「それくらいこっちだってわかってんだよ!!」ニヤ

そう言いながら?を緩ますハイエナ

彼の空振りした直剣が地面に打ち付けられ、アクションスキルによって生み出されたその強大な威力から放たれる爆風がガヴリールに襲い掛かる

ハイエナ「これは流石のお前も避けられないだろ」

ガヴリール「《インパクト・アロー》」

ズドン!!!

爆風が襲い掛かるや否や、こちらもアクションスキルで応戦するガヴリール

しかし攻撃の標的は敵であるハイエナではなく真下の地面

ハイエナ「そんな………」

ハイエナ「まさか爆風を爆風で相殺……んな馬鹿な……」

ガヴリール「いやぁ、今のはマジで危なかった」

ガヴリール「もし仮に同じ爆風同士にもレベルや攻撃翌力による優先度の概念が設定されてたら普通に今ので負けてたからなあ」

ガヴリール「でもまあ、その賭けも私の勝ちだ。
数字による威力の差はあれど同じ勢いの爆風同士がぶつかれば相殺出来る、お前もいい勉強が出来ただろ?」

ガヴリール(はあ、フィールドボス戦の後の狩りで上がったレベル分のスキルポイント使ってアクションスキルを獲得しといて本当に良かった……)

ハイエナ「ちくしょうが!!!」

武器を掲げガヴリールに向かう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:45:20.98 ID:mCnO+FZxO<>
ラフィエル「一時はどうなる事かと思いましたが今の所ガヴちゃんの優先です」

サターニャ「なーっははは、私の言った通りでしょ?やっぱりガヴリールの方がプレイスキルに分があるのよ」

ヴィーネ「調子のいい事言っちゃって、アンタ最初にあのハイエナのレベルが表示された時、一番始めに絶望していたじゃない」

サターニャ「あ、あれは敵を油断させる為の演技よ!!まんまと騙されたみたいね」

ヴィーネ「演技って本当に…調子いいんだから」

ラフィエル「そういうヴィーネさんも安心したからか少しニヤけてますよ?」

ヴィーネ「うそ、やだ///」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:46:24.50 ID:mCnO+FZxO<> ハイエナ「ちくしょう、一発……一発さえ当たれば」

ガヴリール「だからその一発を当てるのがゲームなんだって」

ハイエナ「もう許さねえ、こればっかりは複数人が目撃する場では使わないと決めていたが使ってやる!」

ガヴリール「?なんだ、独自に発見した未開系スキルでも発動させるか?」

ハイエナ「そんな所だ、覚悟しな!お前のその余裕もこの力を見た瞬間に無くなるだろうからな」

ガヴリール「は、MMOに出てくるスキルなんて大体予想は出来てるよ」

ハイエナ「そいつはどうかな……」

ストレージからローブを呼び出すハイエナ

ハイエナがそのローブを羽織った瞬間その効果が発動した <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:47:59.03 ID:mCnO+FZxO<>
ヴィーネ「消えた!?」

サターニャ「ど、どういう事よ!?」

ラフィエル「どうと言われても、あのマントに透明になる効果があるとしか考えられません」

サターニャ「そんなぁ!これじゃあ戦いようが無いじゃない」

ヴィーネ「ただでさえ、一撃でも攻撃を受ければやられちゃうかも知れないレベル差の上にこれじゃあ……」

ラフィエル「はい……流石にこれはどうしようもありません」

ラフィエル「ガヴちゃんの勝利はもう諦めるしか……」

サターニャ「そんなあ」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:51:22.68 ID:mCnO+FZxO<>
ガヴリール「透明化だと!?馬鹿な……」

ハイエナ「くくく、驚いたか?これが俺が長い間ハイエナをして手に入れた最強の超レアドロップアイテム【隠者のローブ】だ」

ハイエナ「今までこのローブの力で俺は様々なプレイヤーへのハイエナを成功させ、そしてお前のような逆恨みで身の程も弁えず俺に挑む愚か者を密かに仕留めて来たんだ」

ハイエナ「透明化、この力さえあれば例え相手が俺より遥か格上の相手ですら軽く倒せる究極の能力」

ハイエナ「もちろん、このレアアイテムの前には音や足跡を含む位置特定の痕跡は全て消失するからまだ勝てるだなんて無駄な希望を抱くなよ?」

ハイエナ「さっきまでこの俺をコケにした借り返してやる!!!」

ガヴリール「そんな、もう終わりだ……」

ハイエナ「は、命乞いか?するならしてもいいぜ、ただし聞くだけ聞いてその後しっかりぶっ潰すがな!」

ガヴリール「違う 違う そういう意味じゃないぞ?何を勘違いしてる」

ハイエナ「はあ?」

ガヴリール「そんなしょうもない能力で私を圧倒出来るとか本気で思ってるなんて、嘘かよ、お前は本当に馬鹿で終わってるなって意味だぞ」

ハイエナ「ふざけるなよ、何を言って……!?」

シュタ!!シュタ!!

ガヴリールの放った弓が空中で止まり、そして隠者ローブの能力によって消失した
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:52:24.34 ID:mCnO+FZxO<> ハイエナ「当たっただと……この俺に?」

ハイエナ「そ、そんな訳…な、何故だ!?偶然なんだろ!?おい!」

ガヴリール「はあ、お前も学習してないな……」やれやれ

ガヴリール「お前がさっきからスピード、パワー、そして防御力の全てにおいて私より上のはずなのに何故一撃も与えられないのか解ってないのか?」

ガヴリール「簡単な話だよ、お前みたいなステータス頼りの脳筋プレイヤーの行動なんて片手間で予想出来るんだからな」

ハイエナ「な!?」

ガヴリール「いや、何をそんなに驚いているんだよ、当たり前の話じゃん」

ガヴリール「これまでそのローブや奪ってきたアイテム、楽して上げたレベルの恩恵で勝ってきた様な人間の動きだぞ?」

ガヴリール「まず単純で楽な行動の選択肢しか頭に浮かばないんだから、そりゃ見えなかろうが予想で当てれるよ」

ガヴリール「なんならお前が今私の背後に周りこんで居るのにも既に気付いてるしな」

ハイエナ「!?」

ガヴリール「確かにお前が私と同格、いや それ以下でもちゃんとした正当な力があればその能力も脅威になっただろうが…」

ガヴリール「残念だな、お前には無理だ。絶対に私を倒せない」

ガヴリール「レベルやパラメータが全てだと奢って、ましてやその力すら楽して手に入れるお前にいい事を教えてやる」

ガヴリール「経験値ってのはな、経験した結果で得られるから経験値なんだ。
身にならないレベル上げばっかしても、そのステータスに見合うプレイヤースキルは身に付かないんだよ」

ハイエナ「ぐ、……」

ガヴリール「さあ、それがお前の本気だって言うなら改めて始めるぞ、第2ラウンド開始だ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 11:58:32.02 ID:mCnO+FZxO<>
ヴィーネ「ラフィ…もしかしてガヴって……」

ラフィエル「ですね」

ラフィエル「ガヴちゃんは、私たちの想像する一段や二段所ではない遥か高みに位置するゲーマー……」

ラフィエル「最初の戦闘からの一連の指示や作戦、そしてフィールドボスモンスターとの戦闘で発揮した指揮能力……
あの時からその片鱗を確かに私達は目撃していたんですよ」

ヴィーネ「それにしてもガヴがこんなに強いだなんて……」

サターニャ「確かに私もここまでとは想像できなかったわ」

ラフィエル「いえ、この圧倒的な強さはきっと必然だったんですよ」

ラフィエル「ガヴちゃんの天使から堕天使へと堕天する程までに遊び尽くしたゲーム実力と、
そして天使学校主席としてのスペックの高さや素養が、
仮想の身体を動かすVR空間になった事により本来交わる事の無いその二つの才能が合わさりより強力な力へと変貌し、
更にガヴちゃん最大の弱点である体力の無さすらVR空間の力によって克服した今ガヴちゃんは文字通りこの世界で最強、人類では到底敵う事の無い無敵の存在(ゲーマー)になっていたんですよ!」

サターニャ「えー!そんなに強いの!?今のガヴリール」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 12:00:07.44 ID:mCnO+FZxO<> サターニャ「でもさすがにそこまで言う!?」

サターニャ「いくらガヴリールが強いからってそれは言い過ぎじゃ……」

ヴィーネ「いいえ、サターニャ、確かにこれはラフィの言った通り必然だったのよ」

サターニャ「ヴィネットまで!?」

ヴィーネ「だって…そうじゃないとガヴがあまりにも可哀想じゃない……」

サターニャ「んんん?」

ヴィーネ「いくら強くてもその強さの代償が堕天なんだから」

ヴィーネ「あんなに純粋で可憐だった女の子が今ではその真逆の存在に堕ちたのよ!?」

ヴィーネ「そこまで堕ちた上に大好きなゲームの実力すらヘタクソだったら、もう目も当てられないじゃない」

ヴィーネ「むしろこの強さは当然の物」

ヴィーネ「堕天の代償に手に入れた力なのよ!!!」

サターニャ「はあ?」

ヴィーネ「きっと神様は堕天したガヴに情けをかけて与えてくれたんだわ、現実の世界を生きる才能を失うの代わりにこの仮想の世界でより強く生きる才能を……」

サターニャ「うわぁ、なにその全然役に立たなそうな情けと才能は……」

ラフィエル「そうです。そうに違いありません、ヴィーネさん」

ラフィエル「神はガヴちゃんをまだ見捨てていなかったんですよ」

ヴィーネ「そうよね、ラフィ」

二人「だってそうじゃないとガヴ(ちゃん)が可哀想だもの!!!」ガヴリール

サターニャ(えー なにこれ、このテンション、確かにガヴリールはめちゃくちゃ強いけど、このテンションに私ついていける自信がない)

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 12:03:10.14 ID:mCnO+FZxO<>
シュタ!シュタ!シュタ!シュタ!

ガヴリール「次は肩、左足、右肘、横腹、心臓、左目 ほらほら何処に撃つか言ってやってるんだから避けてみろ!」

ハイエナ「ぐ、クソが……」

満身創痍のハイエナが姿を現わす

ガヴリール「ん?もう透明化は終わりか?ああそのスキル時間制だったのか」

ガヴリール「それじゃあ、そろそろお遊びの時間は終わりだな」

ハイエナ「……こんなはずじゃ、この俺が格下相手に負けるはず………」

ガヴリール「だからその慢心が敗北の原因の一つだってさっきも言っただろ?」

ハイエナ「うるさい!!黙れ!!!」

剣を両手に構え真っ直ぐガヴリールに直進して行く

ガヴリール「《インパクト・アロー》」

スキルの力で強化された矢の一撃がハイエナの左足に直撃し、蓄積されたダメージによって遂に崩壊した

片足を失い無様に地面に這いつくばるハイエナ

ガヴリール「後一撃で終わりって所だな、ボスの時はお前のせいで仕留め損ねたが今回は仕損じないぞ」

ガヴリール「その卑怯なハイエナ行為の為に悪用したマントも私達や他のプレイヤーから奪ったアイテムも全部吐き出して貰う」

ハイエナ「な!?そ、それだけは勘弁してくれ頼む!このマントが無いと俺は俺は……」

ハイエナ「謝る、謝るから、それで良いだろ?お前達からハイエナして悪かった!!」

ガヴリール「…………」

ハイエナ「わかった、俺が他の雑魚共から奪ったアイテムを全部やる!だから」

ガヴリール「」弓の矢をセットする

ハイエナ「そうだ!俺と手を組もう!!俺の透明化とお前のその実力さえあればどんな敵だって」

ガヴリール「はあ、お前結局最後まで自分の事ばっかだったな」

ガヴリール「今回の件を一回頭を冷やして思い返すんだな、そして悔い改めろ」

ガヴリール「そしたらきっとお前も少しはマシになるよ」

ハイエナ「……………」

ガヴリール「それじゃあこれで本当に最後だ」

弓を引き絞り

ガヴリール「悪いな クソ雑魚」

弦を弾く

ハイエナ「ちくちょう!!絶対に殺っ

HPが0になると同時にハイエナプレイヤーのアバターが消失し

次いで勝利者を讃えるファンファーレが鳴った <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 12:04:36.23 ID:mCnO+FZxO<>
第10章『ホーム』


ガヴリール「ただいまー」

ヴィーネ「ガヴどこに行ってたのよ?」

ガヴリール「さっきハイエナから奪ったアイテムを全部売ってきた」

サターニャ「ええ!売っちゃったの!?
レアなアイテムとか装備が沢山あったのに勿体ない」

ガヴリール「まあこんな形で手に入れたアイテムでパワーアップしても仕方がないからな」

ラフィエル「ガヴちゃんらしいですね」

サターニャ「それじゃあそのお金はどうするのよ?」

ガヴリール「もう全部使ってきたぞ?」

ヴィーネ「もう使った!?多分大金だったんでしょ?それをそんな一瞬で……一体何に使ったって言うのよ」

ガヴリール「まあ、見ればわかるよ」

〜〜〜〜〜〜〜

立派な一軒家の前

ラフィエル「ここは……」

ガヴリール「ここが私が買った。ギルドホーム、私達の家だ」

ヴィーネ「買ったって家を?このゲーム そんなことまで出来るの?」

ガヴリール「MMOじゃよくある機能だけどな」

サターニャ「私達の家って事は、ここを好きにしても良いの?」

ガヴリール「もちろん、好きにして良いぞ」

サターニャ「やった!でかしたわよガヴリール」

ラフィエル「それにしてもステキなお家ですねー」

ガヴリール「この始まりの町で一番上等な家を買ったからな」

ガヴリール「あのハイエナ相当溜め込んでたらしい」

ラフィエル「色々トラブルもありましたがこうして見ると今日一日、結果オーライで楽しかったですね」

ヴィーネ「そうね、確かにゲームの中の世界ってのも案外悪くなかったわ」

サターニャ「ふっふーん、でしょ?でしょ?私があんた達を招待してあげたお陰なんだからもっと感謝しない」

ガヴリール「はいはい、サターニャ様サイコー」棒読み

ヴィーネ「家の中も見てみましょうよ」

ラフィエル「そうですね、そうしましょう」

サターニャ「なーっ!ズルい一番乗りは私よ!!」

ガヴリール「はあ、お前達あんまりはしゃぎ過ぎるなよ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 12:06:20.93 ID:mCnO+FZxO<>


ガヴリールの活躍によりトラブルを解決しギルドホームを手に入れた一行。
様々な事件があった長い長い彼女達のVRMMO生活始まりの一日はこうして笑顔で幕を下ろした。

しかし彼女達の本当の冒険はまだ始まっていない。
それが起こるのはこの一週間後の事で………

つづく


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 12:17:55.68 ID:mCnO+FZxO<> 以上、ガヴリール達がVRMMORPGの世界を楽しく冒険する冒険ものSS第二弾 ガヴリールドロップゲーマーズACT.2でした。

今回は後半が全然ほのぼのしていない回になってしまったので、そこを期待してSSを読んでくれた方すみません。
次回からはまたほのぼのすると思います。

後バトル系を書いた事がなかったので戦闘描写が気に入らなかった人もすみません、これでも書き手的に地の文とSSっぽい書き方の中間を取れる様に頑張ったつもりなんです。

次はガヴリールドロップストーリーの続編の方を書くのでそちらの方もよろしくお願いします。

過去作

ガヴリールドロップゲーマーズ

別シリーズ

ガヴリールドロップストーリー

ガヴリールドロップストーリーVol.2

ガヴリールドロップストーリーPLUS <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/28(木) 16:20:38.76 ID:SEXhyB++0<> 乙乙
地の文でのバトル描写って難しいよね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/28(木) 20:49:50.37 ID:nbw4L1LTO<> これはMMOやってる人にはニヤニヤもんっすわ!
四人で仲良くわいわいやってるのほんと良いね〜
次回も楽しみにしてます! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/28(木) 21:56:58.60 ID:DJyZd11u0<> 乙中々良かったです
<>