以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/10/09(月) 20:51:21.33 ID:yhB7IHpn0<>とある焼き鳥屋

コウ「親父ー、ビールおかわりー!」

りん「ちょっとコウちゃん、飲み過ぎよっ」

コウ「りんー、久しぶりに家に帰るんだから、いいんだよー!!」

りん「まったく、明日もお仕事なんだから、悪酔いはしないでよね」

コウ「分かってるてー、ヒックっ!!」

焼き鳥を出た後・・・

りん「本当に送らなくて大丈夫?」

コウ「大丈夫だって。私は酔っててもしっかりと家には帰れるんだからさー!」

りん「もう・・・。分かったわ、またね、コウちゃん」

コウ「おう。りんもなぁ!!!」

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<>青葉「八神さん・・・」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/10/09(月) 20:58:05.27 ID:yhB7IHpn0<> コウ「ヒック。大分飲んだなー!!!」

ブーーーーーン!

運転手「♪」

コウ「おっと、私の家のこっちだったかな? そもそもここは、歩道だっけ?? もう良くわかんねぇや!」

運転手「〜♪」

コウ「ヒック!」

運転手「!?」

キーーーーーーーッ!!

コウ「んっ?」チラッ

キィィィィーーーーーッ!!!

コウ「!!??」

ドシーーーーンっ!!! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/10/09(月) 21:08:53.53 ID:yhB7IHpn0<> 朝6時、涼風青葉宅・・・

青葉「ZZZ」

プルルッ♪

青葉「う〜ん、誰〜?」

.遠山りん

青葉「ハッ!? と、遠山さんだ! な、何だろうっ!?」

青葉「はい! 涼風青葉です!!」

りん『あ、青葉ちゃんっ!? 私、遠山りんよ!』

青葉「遠山さん、どうしたんですか?」

りん『あ、あのね、ぐすっ・・・良く・・・聞いて・・・ぐすっ、ほしいの・・・』

青葉「遠山さん、泣いているんですかっ!?」

りん『ごめんなさいね、いきなり。ぐすっ、実はね、コウちゃんが・・・』

青葉「や、八神さんっ!? 八神さんに何かあったんですかっ!!??」

りん『亡くなったの・・・』

青葉「えっ!? い、今なんとっ?」

りん『・・・コウちゃんが・・・亡くなったの・・・事故で・・・」

青葉「!!!???」

ガタンッ!!!

あまりに衝撃の言葉に、私はスマホを床に落としてしまった・・・。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/10/09(月) 21:20:08.89 ID:yhB7IHpn0<> りん『青葉ちゃん、青葉ちゃんっ!?』

青葉「・・・・」

りん『青葉ちゃん、もし聞いているなら、伝えるわね。今度の事、会社で話すから、いつものように出社したら、会議室まで来てちょうだい!!』

青葉「・・・・」

私は遠山さんのメッセージを聞きつつも、一方では衝撃で事態を飲み込めなかった・・・。

その後、私は何とか出社し、会議室に行った。会議室では、遠山さんだけでなく、ひふみ先輩にはじめさん、ゆんさんにうみこさん、葉月さんもいた・・・。
会議の内容については、まず八神さんの亡くなった経緯が説明された・・・遠山さんの話によれば「八神さんは、昨日の夜、遠山さんと酒を飲んで別れた後、自分の家に帰る途中で事故に遭ったという。しかも酔った影響なのか、八神さんは歩道からいきなり道路に飛び出し、そこをやって来た車に轢かれた。ほぼ即死だった・・・。
二つ目は八神さんの葬儀、告別式についてだが、遠山さんと葉月さんを含めた上の意向で葬儀は明日の夜、告別式は翌日の午前に行われる事になった。
また、八神さんの後釜については、一切語られなかった。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/10/09(月) 21:34:56.58 ID:yhB7IHpn0<> 翌日の夜、八神の葬儀・・・

りん「・・・・・」

ひふみ「・・・・・」

遠山さんとひふみ先輩は黙ってうつむいたまま、静かに涙を流していた。

ゆん「な、なんでや・・・。なんでこないなことに・・・うぅ」

はじめ「ゆん・・・。そうだよね、あんなに元気だった八神さんがいきなり、あぁなったから、悲しいのは分かる。うぅ・・・」

ゆんさんとはじめさんも呟きながら、泣いていた。

うみこ「・・・・・」

うみこさんは、涙こそは流さなかったが、顔の表情は悲しそうだった。

葉月「八神・・・」

葉月さんも涙を浮かべながら、八神さんの名前を呟いていた。

その他に、葬儀には私達のブース以外に、イーグルジャンプの社長を含めたスタッフに関係者やフェアリーズストーリー3が完成した時のパーティで集まった声優さんと様々な面々が参列していた。また、初めて見るであろう、八神さんの知り合いに、母親も参列し、全員涙を流していた。

ねね「・・・・・」

しかも八神さんが亡くなったことをうみこさんを通じて知ったねねっちも参列した。ねねっちは、アルバイトで来て抜け出した時に八神さんと対面しているため、あながち赤の他人ではなかった。

そして私も・・・

青葉「う・・・うぅ・・・」

涙を流していた。あの憧れだった八神さんの元で仕事をし、八神さんと正式に師弟関係を築いていった矢先の事だったため、あまり突然の訃報は涙が止まらなかった・・・。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/10/09(月) 23:47:12.27 ID:yhB7IHpn0<> 告別式の後・・・

りん「・・・・・・」

葉月「遠山くん、大丈夫かね?」

りん「はい・・・・・」ポロポロ

葉月「八神と一番長く付き合いがあるのは、ひとまず同期である君と上司である私だけだから、気持ちは分かるよ・・・ぐすっ」ポロ

りん「葉月さん、涙がっ!?」

葉月「あぁ、すまない。さっきから、なぜか止まらなくてな・・うぅー」ポロポロ

りん(こんなに涙を流す葉月さん・・・初めてみたわ)

ひふみ「・・・・・・」ポロポロ

青葉「ひふみ先輩・・・」

ひふみ「あおば・・・ちゃん。コウちゃんはある程度の付き合いは・・・あったけど・・・こういう事は唐突・・過ぎる・・ね」ポロポロ

ゆん「うちもです。」

はじめ「それだったら私もそうですよ。」

うみこ「つべこべ言っても仕方ありません。もう亡くなった人は帰っては来ないですし、今はコウさんの冥福を祈りましょう」

青葉「八神さん・・・」ポロポロポロポロ

ねね「あおっち・・・」 <>