以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/27(土) 20:24:24.20 ID:25bX6fCZ0<>浜松警察署…浜松の治安を守っているが、その中にある意味型破りな刑事たちのみで創設された部署がある。その名は天魔課(てんまか)、主に他の課の刑事たちがしないような雑用的な案件をこなすのが仕事である!

〜天魔課〜

ガヴ「………」カタカタ

グラサン「天真…」

ガヴ「んーっ?」カタカタ

グラサン「勤務中にネットゲームをやるとはどういうつもりだ?」

ガヴ「あー、暇っすから潰してるんですよー。ってか、今いいとこだから話しかけないでよ、グラサン」カタカタ

グラサン「おい、いつも俺がグラサンしてるからってその呼び方は止めろと言ったろ? 俺の事は課長と呼べ、課長と」

ガヴ「はいはい、グラサン課長〜。」カタカタ

グラサン「………チッ」

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<>ガヴ「浜松警察署天魔(てんま)課刑事、天真=ガヴリール=ホワイト」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/01/27(土) 20:47:08.58 ID:RMwWJmFh0<> こういうの好き、期待 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/27(土) 20:55:15.44 ID:25bX6fCZ0<> ガチャッ!

ヴィーネ「課長ー、ただいま戻りました」

グラサン「おー、月乃瀬。で、どうだ?」

ヴィーネ「はい。転んだおばあさんを家まで無事に送り届けてきました。また、怪我の方は大したことはないそうで、特に心配する事もありません。報告は以上です」

グラサン「そうか。ご苦労だったな」

ガヴ「相変わらず、雑用ばっかだけど、それで金が貰えるなんてある意味楽かもな」カタカタ

ヴィーネ「ちょっとガヴっ!? アンタまたネトゲなんかして、ちょっとは真面目にやりなさいよ!」

ガヴ「だって私に来る仕事なんて今、ないし。暇だしなー」カタカタ

グラサン「ほぉ、そんなに暇って言うならお前にピッタリの仕事を用意してやろうか?」

ガヴ「はぁっ?」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/27(土) 21:08:03.24 ID:25bX6fCZ0<> ドサーーーーーンッ!!!

ヴィーネ「な、なんですかこれっ!?」

グラサン「片付かないでそのままになってる大量の書類だ。」

ガヴ「ってか、いつの間にこんなに大量にため込んでたんだよ…」

グラサン「天真、お前にはこの書類の整理を任せる。やれ!」

ガヴ「えぇーーー」

グラサン「やらないと署長に頼んで給料無しにするぞ? お前がいつも言ってる「課金」とかってやつも出来なくなるが、それでもいいか?」

ガヴ「チッ、分かったよ。やりゃあいいんだろ、やりゃあ!!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/27(土) 21:29:00.67 ID:25bX6fCZ0<> ガヴ「ったく……」ブツブツ

ヴィーネ「はぁー。書類整理ぐらいも快く出来ないなんてどれだけ体たらくなのよ」

グラサン「まったくだ。あれで、前まではまともな警察官だったという話も信じられんな」

ヴィーネ「聞いた話ですが、元は東京の警視庁にいたんですよね? それで警察に入った当初は「たくさんの市民を安全と幸せを願い、悪は絶対に許さない」って立派な志を持っていて、市民の為に尽くして検挙率もナンバーワン、市民からも敬愛されてたのに…ある日、日々の仕事のストレスからついネトゲにハマり、夢中になっているうちに性格が180度も変わってしまったとかで。」

グラサン「あぁ。それは俺も聞いたことがある。確か、それ以降、仕事にも身が入らなくなって検挙率も下がり、やがて他の同僚や上司からも邪魔者扱いされ、遂にはここ浜松警察署へ左遷されたんだったな?」

ガヴ「めんどくせぇ…」ガサガサ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/28(日) 02:00:33.72 ID:BXhdNihD0<> グラサン「そういえば、白羽はどうした? 一緒に現場に向かったはずだろ?」

ヴィーネ「ラフィは戻る途中で見つけた壁の落書きを消しております。本当は私も一緒に消そうとしたんですが、ラフィから「ここは私に任せてください」と言われたもので、それで私だけ戻ってきた次第でして」

グラサン「そうか。白羽もようやくこの部署の仕事が板についてきたか。前までは事件捜査に私を出せて下さい、参加させて下さいって言ったり、首を突っ込もうとすることが多くて、この課の仕事をそっちのけだったからな…」

ヴィーネ「そういえば、ラフィとガヴって警視庁にいた時からの同期だったわよね?」

ガヴ「あぁ。」ガサガサ

ヴィーネ「どうして、ここに異動になったの?」

ガヴ「………」ガサガサ

ヴィーネ「ガヴ?」

ガヴ「そんなに知りたいなら教えてやる…。あいつは根っからトラブルや揉め事が大好きな奴でな、特に事件が絡むと目の色を変えて現場に急行してはすぐに逮捕せずにこの後、どうなるかを陰で隠れて観察してることが多かったんだ。そのせいで犯人に危うく人質を殺されそうになる寸前にまで発展しかけた事があって、あいつは上層部からも問題視されてな。結局は頭を冷やす為や捜査に出す事を絶対に避けるべきだという判断で私と共に左遷し、ここに異動してきたって訳だ。これで満足か?」

ヴィーネ「う、うん。ありがとう」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/28(日) 21:36:07.02 ID:BXhdNihD0<> グラサン「で、もう一人、胡桃沢はまだなのか?」

ヴィーネ「サターニャは遅刻かと…」

グラサン「あいつは平気で遅刻はする、市民の前で「私は警察官だぞ」と尊大な態度は取る…まったく警察官としての誇りはないのか?」

ヴィーネ「仕方ありません。サターニャは元々ああいうタイプでして」

グラサン「そういえば、胡桃沢と月乃瀬は同期で、相棒だったな?」

ヴィーネ「はい。元は捜査権があったんですが、サターニャの尊大な態度が警察官らしくないと問題視され、サターニャはこの部署に回される事になった訳で。その際、相棒として一緒に行動していた私も連帯責任という形で一緒に。」

グラサン「あいつの相棒だっただけに苦労したんだな…」

ヴィーネ「はい。でも、相棒になった以上は最後まで付き合う覚悟も出来ておりますので、後悔はありません!」

グラサン「そうか。この課にいる刑事の中でも月乃瀬だけは立派だな!!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/30(火) 21:38:24.18 ID:EVN6nZuS0<> ヴィーネ「そんな、立派だなんてっ///」

ガヴ「おーい、終わったぞグラサン。」

グラサン「天真、課長だって何回言ったら分かる?」

ラフィ「すみませ〜ん。壁の落書きを消したはずが、ついうっかり自分で描いてしまい、叱られてしまいました〜」

グラサン「白羽、戻って来て早々、問題を持ち込むとは…。しかもいい事したのに、また同じとこでトラブルを起こすか、普通!」

サターニャ「なーはっはっは! この胡桃沢=サタニキア=マクドウェル様が来てやったぞ〜!!」

グラサン「おい、胡桃沢。遅刻だっていうのを分かってやってるのか…」

ヴィーネ「すみません、課長!? この課の皆の代わりに謝罪します!」

グラサン「いや、いいさ! どっちみちこの課には問題あったり、型破りな連中が回されてくるからな。俺も少しだけ慣れたよ、こいつらの行動にはな…」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/01/31(水) 00:27:30.09 ID:LsjOgft1o<> サターニャなら「来てやったぞ!」じゃなくて「来てやったわよ!」とかじゃない? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/01/31(水) 00:45:35.29 ID:fgw0/ztI0<> 〜パトロール中〜

ガヴ「ったく、どうしてパトロールなんか…」ブツブツ

ヴィーネ「警察官ならパトロールは常識でしょうが!!」

ラフィ「ふふふっ♩ トラブルが起きないでしょうか?/////」ワクワク

ヴィーネ「ラフィ、ワクワクしないのっ!?」

サターニャ「ほらほら、市民共〜♩ 私は警察だ、ひれ伏しなさい♩♩」

ヴィーネ「サターニャも。警察官としてあるまじき行為よ、それ!!」

ラフィ「ヴィーネさんも周りがトラブルだらけって感じで大変そうですね?♩♩」ニコニコ

ヴィーネ「だから、嬉しそうな顔しないで!? っていうか、アンタもトラブルの元の一人なんだけどっ?!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/31(水) 01:57:40.23 ID:fgw0/ztI0<> <きゃああああああーーーーー!!!

ヴィーネ「っ!?」

サターニャ「何なのよ、今の声は?!」

ラフィ「向こうから聞こえるようですねぇ〜♩♩」ワクワク

ヴィーネ「だから、ワクワクしないのっ!?」

〜銀行内〜

強盗犯A「オラァ、さっさと金出せやっ!!」

銀行員「は、はいっ!?」

強盗犯B「お前らー、もし動いたらこの銃をぶっ放すぞっ!!!」チャキ

人質たち「ヒィィィィッーーーーーー!!??」

〜銀行の外〜

ガヴ「どうやら、銀行強盗らしいな…」

ラフィ「強盗犯は二人組。銀行員と客を人質に立てこもっているようですねぇ♡」ニコニコ

サターニャ「へ、へぇー。随分と超ド悪魔行為の事をしているわね…」

ヴィーネ「冷静にならない、嬉しそうにしない、感心しないで頂戴っ!? これは人質の安否が問われる大変な事態なのよっ!!??」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/31(水) 02:05:56.95 ID:fgw0/ztI0<> ガヴ「んじゃあ、応援でも呼べばいいだろ? 私らのやる事じゃないし…」

ヴィーネ「そうだけど、そんな悠長な事してる場合でもないでしょ? それに今近くにいる警察官って私達だけだし、ここは私達で」

ラフィ「ここはこの先、人質がどうなるかをゆっくりじっくり観察するというのはどうでしょう?」

ヴィーネ「アンタ、その発言もあるまじき行為よ!?」

ヴィーネ「って、あれ、サターニャはっ!?」キョロキョロ

ラフィ「あぁ。サターニャさんでしたら……」スッ

ヴィーネ「えっ?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/31(水) 02:16:57.88 ID:fgw0/ztI0<> サターニャ「ふふふっ♩」

ヴィーネ「あぁっ!? いつの間にっ!!??」

強盗犯A「なっ、テメェ一体どこから!?」

サターニャ「どこからでもいいでしょ? それより、人間の皮を被った悪魔共…甘い甘すぎるわよっ♩」

強盗犯B「はぁっ、なにがだ?」

サターニャ「超ド悪魔行為を犯したつもりでいるでしょうが、爪が甘いわ! これじゃあ、捕まる事この上ない!!」

強盗犯A「なんだとっ!?」

ラフィ「わぁ〜、サターニャさんが強盗相手にかっこつけてますねっ/// さてさて、どうなるのでしょう〜?♡♡」

サターニャ「ふふふっ、人間の皮を被った悪魔共よ。この私だったら完璧に金を奪えて逃げ遂せるやり方を知ってるわ…教えてほしければ、この私に頭を下げて「教えてください」と請うことね?♩♩ なーはっはっは!」

ガヴ「バカだな…あいつ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/31(水) 02:26:23.24 ID:fgw0/ztI0<> 強盗犯B「ってか、テメェは誰だ?!」

サターニャ「私か? ふっふっふ、特別に教えてやろう……私は胡桃沢=サタニキア=マクドウェル。天下の警察官様よ!!」

ヴィーネ「あっ、バカっ!?」

強盗犯A「なんだと…。警察だとっ!?」

サターニャ「ふっふっふ、どうやら恐れをなしたようねぇ〜?♩♩」ニヤニヤ

強盗犯B「ふんっ! 一人だけでノコノコ出てきやがって、一人だったら怖かねぇや!!」チャキ

サターニャ「へっ?」

強盗犯B「ぶっ放す!」

ズダンッ!!

人質たち「ひぃぃっー!?」

サターニャ「あっ……わわわーーーっ!!??」ゾゾォ←弾(弾は後ろの壁に当たる)がギリギリサターニャの頬をかすめていて、彼女の頬から血が出ている。

強盗犯B「フッ!」ニヤリ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/31(水) 02:35:16.31 ID:fgw0/ztI0<> 強盗犯A「なんだよ、警察だなんて言っておいて大した事ねぇじゃねぇか!」

強盗犯B「とりあえず、威嚇しただけだから、縛っておくか…」

サターニャ「あわわっ………」ゾゾォ

〜外〜

ガヴ「あーあ、あっさり捕まったよ、サターニャの奴…」

ラフィ「っ//////」ゾクゾク

ヴィーネ「呑気にしてる場合じゃないわよっ!? 早く助けないと!?」

ガヴ「まぁ、待って! とりあえず、これが終わってからな…」

ヴィーネ「って…ガヴ、いつの間にノートパソコンなんかっ!?」

ガヴ「パトロールの時間と今ハマってるネトゲのイベントは重なってるからな…。だったら、ここまで持って来た方が早いと思ってな!」

ヴィーネ「こんな非常事態にアンタは一体何を考えてるのっ!?」

ガヴ「ネトゲ……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/31(水) 02:39:59.82 ID:fgw0/ztI0<> ヴィーネ「アンタって人は…」

ラフィ「まぁまぁ、ヴィーネさん」

強盗犯B「おい! ここに警察がいるって事は、他に仲間がいるだろ? 出てこい!」

ヴィーネ「なにっ、急にお呼び?」

ラフィ「は〜い♩ 私が警察です」

ヴィーネ「ちょっ、ラフィ!?」

強盗犯B「おっ、そこにいる、二人か?」

ガヴ「私もいるんだけどな…」

ヴィーネ「ちょっと、ガヴも余計な事を!?」

強盗犯B「三人か…。よぉし、来い」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/31(水) 03:00:44.53 ID:fgw0/ztI0<> 強盗犯B「警察が近くにいると厄介で、応援呼ばれでもしたら大変だからな。テメェらもさっき縛ったお仲間共々拘束させてもらうからな。」

サターニャ「うぅ…、むぐぐっ!!」

ラフィ「縛られたサターニャさん♡ いいです///♩♩」

ヴィーネ「喜んでる場合じゃないわよ!? や、ヤバい状況なのよっ!?」

ガヴ「……」カタカタ

強盗犯B「おい、さっきからお前は何してるんだ?」

ガヴ「んっー? ネトゲ……」カタカタ

強盗犯B「ネトゲだぁ……ふざけやがって!」

強盗犯B「おい、そのノートパソコン貸せよ…」

ガヴ「はぁっ?」

強盗犯A「言う通りにしな!」パッ

ガヴ「あっ、おいっ!? イベント中なのにっ!?」

強盗犯B「ふざけてる奴の私物はこうだ!!」チャキ

ガヴ「えっ!? お、おい、や、止めっ!?」

ズドンッ!!!

ガヴ「っ!!??」

ヴィーネサターニャラフィ「「「っ!?」」」

ノートパソコン『』ボロボロ

ガヴ「」

強盗犯B「あーはっはっは。画面に大きな風穴開けて、ぶっ壊してやったぜー!!」

ラフィ「ガヴちゃんのノートパソコンが…」

ヴィーネ「酷い……」

サターニャ「……むぐぐっ!」

強盗犯A「緊張感を持たないのが悪いんだからな? ギャハハハ!」

強盗犯B「ほんとだな! それにしてもボロボロになったな…このノートパソコン、ギャハハハ!!」

ガヴ「」プルプルプルプル

強盗犯AB「ギャーハッハッハッハッハッハッハ!!!」

ガヴ「………おい」

強盗犯AB「「あぁんっ、なんだぁ?」」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/01/31(水) 21:31:36.45 ID:fgw0/ztI0<> ガヴ「よくも私のノートパソコンを……」ゴゴゴゴゴゴ

強盗犯AB「えっ?」

ガヴ「お前ら……それなりの覚悟、出来てるんだろうな?」ゴゴゴゴゴゴ

ヴィーネ「ガヴから凄いオーラがっ!?」

ラフィ「あらあら、やってしまいましたか。久しぶりにガヴちゃんがキレますね…」

強盗犯A「な、なんだ!? なんだか迫力が…」ブルブル

ガヴ「………」ギロリ

サターニャ「目付きがいつものガヴリールと違うわね!?」ブルブル

強盗犯B「へっ! どうせこけおどしさ。だったらビビらせてやらぁ!!」チャキ

ガヴ「」ヒュン

強盗犯B「なっ、どこだっ!?」キョロキョロ

ガヴ「後ろだよ…」ボソッ

強盗犯B「い、いつの間nガヴ「ふんっ!」スッ

ドンッ!!←強盗犯の首に手刀を当てる。

強盗犯B「うっ……」ドサッ

強盗犯B「」

強盗犯A「なんだとっ!?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/02/01(木) 01:35:26.58 ID:zluqDZUx0<> ヴィーネ「嘘っ!? あのガヴが強盗犯を一撃でっ!?」

サターニャ「私たちは夢でも見てるのかしら!?」

ラフィ「夢ではありません。あれが本来のガヴちゃんです。ガヴちゃんは昔、真面目だった時、怒るといつも他の人の目で捉えられない程のスピードで犯人の背後を取り、相手を手刀の一撃だけで気絶させる…それがガヴちゃんだったんです」

ガヴ「ふぅ、まず一人。後はお前だ!!!」ギロリ

強盗犯A「ヒィッ!?」ビクッ

強盗犯A「ゆ、許してくれっ!!」ビクビク

ガヴ「ダメだ! 私のノートパソコンを壊した罪はかなり重いぞ?」ゴゴゴゴゴゴ

強盗犯A「くっ……。こうなったら!」ダッ

ラフィ「!?」

ヴィーネ「あっ!?」

サターニャ「ラフィエルの方にっ!?」

ラフィ「きゃっ!」ガシッ

強盗犯A「へへへっ、お前らの仲間を人質に取ったぞ!!」ググッ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/02/01(木) 02:02:55.39 ID:zluqDZUx0<> 強盗犯A「やい! 仲間を殺されたくなかったら動くんじゃねぇぞ?」

ラフィ「あ〜れ〜」

ヴィーネ「ちょっとヤバいわよっ!?」

サターニャ「ヤバいと言ったってどうしようも…」

ガヴ「あー、ラフィエルを人質に取ったか…。じゃあ、後は任せるよ…。」

ヴィーネサターニャ「「えっ!?」」

強盗犯A「なにっ!?」

ラフィ「あ〜れ〜」

ガヴ「ラフィエル…もう演技はいいよ。さっさとそいつをやってくれ?」

ラフィ「助けて〜(棒)。なんて、流石にガヴちゃんの目はごまかせなかったようですね」

ガヴ「当たり前だろ。ずっと同期で、一緒だったんだからお前自体を知ってるに決まってるだろ?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/02/02(金) 00:52:26.78 ID:2/bwf0z60<> ラフィ「では、そろそろ本気でいかせてもらいますね♡」ガシッ

強盗犯A「えっ!?」

ラフィ「ふふふっ♩」ググッ

強盗犯A「なにぃっ!?」

ヴィーネ「嘘っ、強盗犯の腕を軽く振りほどいたっ!?」

ラフィ「はい♩」ヒョイ

強盗犯A「わぁっ、わわぁーーーっ!?」

サターニャ「えぇーっ!? あのラフィエルが、自分より体格の良い男を軽々と持ち上げたっ!?」

ラフィ「えいっ♡」ポイッ

強盗犯A「うわああああっーー!!??」

ドサンッ!!

強盗犯A「イタタッ……んっ?」

ラフィ「」ニコニコ

強盗犯A「ヒィッ!?」ビクッ

ラフィ「うふふっ♩♩ さぁて、どういう風にいじめましょうか? ペットみたいに首輪を付けてほしいですか、それとも私の足でも舐めますか?♡♡」ニコニコ

強盗犯A「あ、あわわわっ!!??」ビクビク

ヴィーネ「そ、そこまでよ、ラフィ!? 流石にもう震えてるし、何もやり返す気はないはずよ?」

サターニャ「まさかラフィエルがここまでとは…。恐るべしだわ。」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/02/02(金) 01:08:43.64 ID:2/bwf0z60<> ウッ〜ウッ〜♩♩

ガヴ「チッ、やっと終わったか…」イライラ

ラフィ「二人組も逮捕され、人質も無事でしたね。まぁ、私は何だか物足りない感じはしましたけど」

ヴィーネ「でも、ガヴもラフィも凄いわ!! まさか、二人がこんなに強いだなんて、夢にも思わなかったわ」

サターニャ「流石ね、ととりあえず褒めてはおくわ。ただし、この胡桃沢=サタニキア=マクドウェルの足元には及ばないでしょうけどね、あーはっはっは!」

ヴィーネ「なによ。サターニャは強盗犯を挑発した挙句、呆気無く捕まっただけじゃないの? それに私がすぐに拘束を解いても何もしなかったくせに…」

サターニャ「な、何言ってるのよっ!? そういうヴィネットだって何もしないで、ガヴリールとラフィエルが強盗犯を成敗する所を呆然と見ていただけじゃないのっ?!」

ヴィーネ「あ、あれは…そのっ、私も気が動転しててっ!?」

サターニャ「あらぁ、言い訳する気かしら?」

ラフィ「まぁまぁ二人とも…」

ガヴ「うるせぇ、下らねぇ言い争うすんなぁーーーー!!!」イライラ

ヴィーネサターニャ「「ヒィッ!?」」

ガヴ「チッ…」イライラ

ヴィーネ「ど、どうしたの、ガヴ? さっきから、なんだか機嫌が悪いようだけど…」

サターニャ「たっ、確かに!?」

ラフィ「ガヴちゃん、もしかして先ほど、強盗犯にノートパソコンを壊されてイライラしてますか?」

ガヴ「あぁ、そうだよっ!!! くっそぅ、あの強盗犯め…警察が後々来なかったら、この場で気が済むまでボッコボコにしてたのによぉ…」イライラ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/02/02(金) 01:15:55.16 ID:2/bwf0z60<> グラサン「おい、お前ら!」

ヴィーネ「あっ、課長!?」

ラフィ「あらあらっ、どうかされたのですか?」

サターニャ「ここまで赴くのも珍しいわね…」

ガヴ「………」イライラ

グラサン「実はな、さっき上から連絡があってな…天魔課が逮捕に貢献した事は少し癪だが、特別に四人には感謝状が表彰される事が決定したから、その報告にな」

ヴィーネ「ほんとですかっ!?」

ラフィ「まぁ、それはそれは」

サターニャ「なーはっはっは。当然よ、この胡桃沢=サタニキア=マクドウェルが表彰されるのは必然な事なのよ♩」

ガヴ「チッ……」イライラ

グラサン「天真、機嫌が悪いな…。どうした?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/02/02(金) 01:27:30.03 ID:2/bwf0z60<> ヴィーネ「あぁっ!? それは、そのっ!?」

ラフィ「ガヴちゃんは今、持ち歩いてるノートパソコンを強盗犯に壊されまして、それで機嫌が悪いようで」

サターニャ「まったく、たかがノートパソコン壊されたくらいでイライラしてさぁ…。情けないったらありゃsガヴ「うるせぇーーーっ!!!」バキッ

サターニャ「ぐはぁっ!?」ドサッ

サターニャ「」チーン

ヴィーネ「サターニャっ!?」

ガヴ「今、私は気が立ってるんだ…。あんま舐めた口聞いてると今度はその脳天カチ割るぞ?」イライライライラ

ヴィーネ「ちょっとガヴ、サターニャに当たらないのっ!?」

ガヴ「ふんっ」イライラ

ラフィ「まぁまぁガヴちゃん…」

グラサン「成る程な…。はぁ……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/02/02(金) 01:34:05.68 ID:2/bwf0z60<> グラサン「おい、天真?」

ガヴ「あぁん、あんだよ、グラサン?」

グラサン「事件解決のご褒美だ…。俺が代わりのノートパソコン、買ってやるよ」

ガヴ「っ!? マジかぁっ!!??」

グラサン「あぁ…。今回だけ特別だぞ?」

ガヴ「よっしゃあ、やったぁっ!! サンキュー、課長〜♩(おもいっきし性能が良いのを、買ってもらおっと…)」

ヴィーネ「まったくげんきんなんだから…」

ラフィ「うふふっ♩」

サターニャ「」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/02/02(金) 01:40:44.62 ID:2/bwf0z60<> 数日後

ヴィーネ「課長、ただいま戻りました」

グラサン「あぁ、ご苦労。」

ガヴ「今日もだりぃ〜」

ヴィーネ「まったく、今日もサボってネトゲなんかしてぇっ!?」

ラフィ「課長さ〜ん、今日も面白…ではなく解決出来てない事件はありませんか?」

グラサン「白羽、本音が今、漏れていたぞ?」

サターニャ「なーはっはっは。今日も胡桃沢=サタニキア=マクドウェル様が来てやったわよ〜♩」

ヴィーネ「偉そうな事言ってるけど、今日も遅刻よ、サターニャ?」

グラサン「はぁー、この課の破天荒さは相変わらずだな」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/02/02(金) 01:57:58.73 ID:2/bwf0z60<> グラサン「それじゃあ、四人にそれぞれ仕事を与える。」

グラサン「月乃瀬は近所でいなくなったペット探し、白羽は近所で学童擁護員の手伝い、胡桃沢は近所の家の壁の落書きを消すのを手伝え! そして、天真は近所に住むおばあさんの荷物持ちな!」

ヴィーネ「分かりました!」

ラフィ「うふふっ♩ なんだか面白くなりそうですねぇ♡」

サターニャ「ったく、また雑用…。だけど、この胡桃沢=サタニキア=マクドウェル様の偉大さを近所に知らしめるチャンスが来たわね♩」

ガヴ「めんどくせぇー。ヴィーネ、代わりに行ってくれ?」

ヴィーネ「さぼらないのっ!? ほら、行くよ!」グイッ

ガヴ「あっ、おい!? むりやり引っ張るなぁーっ!!??」

ラフィ「ガヴちゃん、面白い事がありそうだから、行かないとダメですよ?」

サターニャ「ふん。ライバルね、勝負よ、ガヴリール! どっちが先に近所に偉大さを知らしめられるかのね?」

グラサン「はぁー。とりあえず、今日も頼んだぞ!」

天魔課……ここは型破りな刑事ばかりが集められる部署。そして、天魔課刑事、天真=ガヴリール=ホワイトたちは今日も仕事(雑用)に向かうのであった!!


おしまい <>