◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/04/02(月) 19:55:22.53 ID:Mq06xSYDO<>――ここはどこでごぜーますか?
――プロデューサー?美優ママ?楓ママ?ちっひママ?千枝ママ……
タッタッタッ
――誰も……誰もいないんでごぜーますか!?
ハァハァハァ
――ここは?
つ【戦場カメラマン市原氏告別式】
マダチイサイノニ
ハハオヤハドウシタノカシラ
ミステテユクエフメイラシイワ
――仁奈のことでごぜーますか?仁奈のママはお仕事でいそがしーでごぜーますよ
マァマダワカッテナイノネ
カワイソウニ、ヒトリボッチネ
――仁奈のパパは海外でお仕事で
コトッ
――おっきな箱でごぜーます。あれ?独りでに
カパッ
――……パパ?どうして寝ているんでごぜーますか?仁奈はここでごぜーますよ!
――パパっ!パパ!!
――返事がないでごぜーます。プロデューサーに聞いてみるのですよ
ゴシュウショサマデス
アリガトウゴザイマス
――あ、プロデューサー!パパが帰ってきたのに起きてこねーでごぜーます
「仁奈……」
――プロデューサー?なんで泣いているでごぜーますか?
「仁奈……仁奈っ」
ギュッ
――なんで抱きしめるですか?パパが起きてこねーですよ
「……仁奈のパパは」
「もう帰ってこないんだよ」
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<>【モバマス】4月2日春雨の煙る日
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/04/02(月) 19:58:23.13 ID:Mq06xSYDO<> モバマスSSになります
こちら、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/04/02(月) 20:00:29.48 ID:Mq06xSYDO<> 仁奈「いやぁー――!」
バッ
キョロキョロ
仁奈「ゆ……夢でごぜーましたか」
「……」
「仁奈しかいないのは夢じゃないのですね……」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/04/02(月) 20:13:17.01 ID:Mq06xSYDO<> ―事務所
モバP(以下P)「♪買っておごるな、敗れて泣くな男涙は見せぬもの〜っと」カチャカチャ
ちひろ「こちらもう終わりますがそちらはどうですか?」
P「あと……(カシャ)これだけっ。こちらも今終わりました」
ちひろ「お疲れ様です。でも昨日のきらりんロボの騒ぎの後片付けを、今日中にしろなんて大変でしたね……」
P「その辺はきらりと晶葉に頼んだから早かったけど、キャラ投票の方のあの子が……」
ちひろ「小梅ちゃんに『機嫌が悪いから止めた方がいいよ』と言われたのに録音しようとするからですよ」
P「前に触った時はおもいっきりひっぱたかれましたからね」
ちひろ「……セクハラです。当然の報いですよ」
P「愛海じゃないけど、もう少しお山が(ゲスッゲスッ)イテテテ」
「まだ怒ってるみたいだな……」
ちひろ「はぁ……まぁ、とりあえず終わりましたし、一杯行きませんか?」
P「いいですけど……むしろその後をあれを楽しみにしていません?」
ちひろ「いやん」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/04/02(月) 20:27:45.26 ID:Mq06xSYDO<> ガチャ
P「んー?誰だ?」
「プロデューサー……」
ちひろ「仁奈ちゃん!?どうしてこんな時間に?」
仁奈「……」
「プロデューサーはいなくなったりしねーですよね」
ちひろ「……仁奈ちゃん?」
仁奈「答えてくだせー」
P「……」
「いつかはわからんが、お前達のプロデュースの機会がなくなる日は必ず来る。それだけは避けられない……というのは知っておいて欲しい」
「これは仁奈が子供だからとごまかしたくない、聞かれずに済ませられないかと自己正当化をあげたくない俺の本音だ」
「だが」
「たとえどんな立場になろうと見捨てる気はないし、トップアイドルにする責任は果たすつもりだ」
仁奈「えっと……」
P「安心しろ。今のお前の前から消えたりはしないよ。ウチには女神に神様に巫女に神の使いもいるから、たとえ殺されたって[ピーーー]ないよ」
仁奈「プロデューサー……プロデューサー!!」
「うわぁぁぁぁぁん!」 <>
>>5修正<>saga sage<>2018/04/02(月) 20:33:18.56 ID:Mq06xSYDO<>
ガチャ
P「んー?誰だ?」
「プロデューサー……」
ちひろ「仁奈ちゃん!?どうしてこんな時間に?」
仁奈「……」
「プロデューサーはいなくなったりしねーですよね」
ちひろ「……仁奈ちゃん?」
仁奈「答えてくだせー」
P「……」
「いつかはわからんが、お前達のプロデュースの機会がなくなる日は必ず来る。それだけは避けられない……というのは知っておいて欲しい」
「これは仁奈が子供だからとごまかしたくない、聞かれずに済ませられないかと自己正当化をあげたくない俺の本音だ」
「だが」
「たとえどんな立場になろうと見捨てる気はないし、トップアイドルにする責任は果たすつもりだ」
仁奈「えっと……」
P「安心しろ。今のお前の前から消えたりはしないよ。ウチには女神に神様に巫女に神の使いもいるから、たとえ殺されたって生き返ってくるさ」
仁奈「プロデューサー……プロデューサー!!」
「うわぁぁぁぁぁん!」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/04/02(月) 20:36:03.12 ID:Mq06xSYDO<> 仁奈「すーっ、すーっ」
P「泣き疲れか、はたまたこんな時間まで起きていたからスイッチがオフになったのか……」ナデナデ
ちひろ「ふふっ、可愛い寝顔ですね」
P「俺達の子供も可愛いかな」イケボ
ちひろ「やだぁ!Pさんったらぁ」ボコッ
P「あべしっ!!」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/04/02(月) 21:04:51.45 ID:Mq06xSYDO<> その日夢を見た
ちひろさんと一緒になり家庭を築く夢だ
そこには可愛い子供達と綺麗なお嫁さんがいた
夢だからって、そこに至るまで幸せな物語のみで綴られたわけではないだろう
今の仁奈が抱えている問題にも直面したはずだ
一緒にいる時間も減るだろうし、一緒にいるだけでは満足できないかもしれない。でも今と変わらない関係を大切にする。それが
俺なりの家族の愛し方なんだろうな <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/04/02(月) 21:13:34.53 ID:Mq06xSYDO<> チュンチュン
ガバッ
P「……」
「……」
「夢か……」
「うっわー、すげー恥ずかしい」
ちひろ「人の純潔を奪っておいて何が恥ずかしいですか」マッパ
P「いや、そっちじゃなくて」
「つか、そろそろ仁奈が起きる頃でしょう」
ちひろ「……いいでしょう。話は今晩にも」ゴソゴソ
仁奈「ふぁぁぁ、おはよーごぜーます」
ちひろ「おはようございます、仁奈ちゃん」
P「おはよう仁奈。さて、朝飯前に良いニュースと悪いニュースがあるがどちらから聞きたい?」
仁奈「え……悪いニュースって」ジワァ
P「よしよし、悪いニュースからだな」
仁奈「やめてくだせ……」
P「んと、さっき連絡があったが、パパさんが戦争が本格化する前に一度帰国するそうだ」
仁奈「え……」
P「そして良いニュースは、ママさんが同じぐらいに休みを取って来れるとさ。つまり」
仁奈「え……パパとママの両方に会えるのですかぁ!!」
P「いぐざくとりー」
ちひろ「何を飛鳥ちゃんの前を……パクリですよ」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/04/02(月) 21:22:38.79 ID:Mq06xSYDO<> 仁奈「わー!プロデューサー、ちひろさんありがとうごぜーますよ!!」
「やっぱりプロデューサーは大好きですよ。あ、ちひろさんもでごぜーます」
ちひろ「私はビックワンガムのおまけみたいな扱いですね」シクシク
P「よ、よしっ、元気が出たところで朝ご飯の準備といくか」
仁奈「はいっ!仁奈、フレンチトーストの気分でごぜーます」
P「よし、まずは牛乳を」
ガチャ
オハヨーゴザイマス。アサニフレンチトーストヲタクサンツクリスギタンで、オスソワケニ……アレ?ニナチャンモ?
オッハヨー!オイシイジャムヲツクッタカラ……アレ?イッパイイルヨ
オハヨー!ナニカイイニオイガシマスネ
ライラサンハオナカペコペコデスヨ
P「まったく……」
仁奈「ふふふ、賑やかで楽しーですよ」
ちひろ「そうですね。こんな家庭が持てたらいいですよねっ、Pさん」
P「よしっ!じゃあ、みんなフライパンの準備だ!!」
オー
(o・▽・o)&(●・▽・●)フレンチトーストべりーやみー <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/04/02(月) 21:27:07.42 ID:Mq06xSYDO<> 「必死攻撃の残像-特攻隊員がすごした制限時間-」を読んで、感銘を受けたが……さすがにモバマスには組込めないや
あ、エイプリールフールはお疲れさまでした。まさかのぴにゃの敗退に驚いています
ではありがとうございました <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/04/02(月) 23:08:15.87 ID:nKE5+Cexo<> 然り気無さすぎる朝チュン <>