◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 22:16:22.74 ID:xZy2SCIDO<>――病院

ハァハァハァ

唯「プロデューサーちゃん……プロデューサーちゃん」

タッタッタッ

コンコン

「……どうぞ」

唯「失礼します」

シューシュー

ピッピッ

ちひろ「唯ちゃん……落ち着いて。とりあえずプロデューサーさんは生きているから……」

唯P(以下P)「」コーホー

唯「……なんで」ポロポロ

「ねぇ……なんでプロデューサーちゃんなの?」

ちひろ「それは……」

唯「プロデューサーちゃんなんて……」

「大っ嫌いっ!」

バタン

ちひろ「唯ちゃん……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1525698982
<>【モバマス】唯「それが大人になることの代償」
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 22:17:48.88 ID:xZy2SCIDO<> モバマス、大槻唯のSSです

オリジナルキャラが少数ですが出ますので御容赦を

以上、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 22:24:12.59 ID:xZy2SCIDO<> 唯『ってちがうっしょー!!』

『今日ゆいのオゴリじゃんこれぇー!!』



千枝「……で、今回は予約して前金は払ったんですか?」

唯「そうそう、明日はゆいの誕生日だから、プロデューサーちゃんにお祝いしてもらいたいからね♪」

千枝「……誕生日ならお祝いってことで、プロデューサーさんが出しそうな気もしますが?」

唯「ううん。ゆいもせるふぷろでゅーすしたくてねっ☆」

千枝「でもいいなぁ……プロデューサーさんにお祝いしてもらえるだなんて」

唯「でしょでしょ♪明日が楽しみ☆」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 22:29:13.72 ID:xZy2SCIDO<> カタカタカタカタ

ちひろ「明日は唯ちゃんの誕生日ですけど、大丈夫ですか?」

P「まぁ……変なことさえなければ間に合いそうですね」

「とりあえず週末のコンサートぐらいですがね」

ちひろ「こんな時ぐらい……プレゼントはちゃんと用意しましたか?無いと、唯ちゃんもスネちゃいますよ」

P「はっはっはっ、その点は大丈夫。ネックレスとブレスレットですが準備しましたよ」

ちひろ「あぁー、そんなのを簡単にバラしていいんですかぁ?」

P「おっと、くわばらくわばら」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 22:33:24.11 ID:xZy2SCIDO<> ――当日

パパーン

夕美「お誕生日おめでとう!」

志保「おめでとう!……まぁ、たった三人しかいないけどね」

唯「うぅん。みんなからいっぱーい、メールがきてるんだ。見る見る?」

愛梨「唯ちゃんも人気者だからねぇ」

唯「うんっ!」

夕美「じゃあ、時間までゆっくりしていってね。あ、私からはお花」

志保「私からはコーヒー豆ね」

愛梨「私はクッキーだよ」

唯「ありがと!」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 22:41:11.72 ID:xZy2SCIDO<> ――同時刻別現場

P「よーし、じゃあ帰るぞ」

未央「いやぁ、私たちもすっかり人気物だね」

茜「光栄です!!」

藍子「それはそうと、唯ちゃんの誕生日は大丈夫なんですか?」

P「あぁ、約束までまだ二時間はあるからな……唯のヤツめ。お昼を一緒にって高い店へ誘いやがってからに」

未央「もぅ!甲斐性無しは嫌われるぞ」

茜「まったくです!」

P「たはは……」

クラッ

「……ととと」

藍子「あ、大丈夫ですか?」

P「あ、あぁ……ちょっと疲れたかな?」

茜「それはいけません!おぶっていきますよ!」

P「そこまでは……」

「えっ」

グバッ

未央「え……」

P「なんだ……血が……」

藍子「だ、大丈夫ですか?」

P「わから……な……」

茜「プロデューサー!?」



ドサッ <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 22:44:09.58 ID:xZy2SCIDO<> 唯「それじゃあいってくんねー♪」

夕美「車に気をつけてね」

志保「パパラッチにもね」

ドドドドッ

愛梨「ん?」

バァン

そら「えーまーじぇんしーだよ!」ハァハァ

唯「どしたの?そらちゃん?息切らして」

そら「ぷろでゅーさーが……ゆいちゃんのぷろでゅーさーが……」





唯「え……」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 22:48:17.24 ID:xZy2SCIDO<> ………………
…………
……

バタン

唯「……」グスッ

「……ひどいよ……ゆいの……ゆいの誕生日なのに」エグッ

ポロポロポロ

「……プロデューサーちゃんにお祝いしてもらえないなんて……」グスッ

リップ

バン

ウィンクルエフェクト

「ありがとう」

「どういたしましてー」

タッタッタッ

千夏「唯!」

唯「あ……ちなったん……」

千夏「唯……大丈夫。大丈夫よ」

唯「う……うっ……ちなったん」ポロポロ

千夏「うん……」

唯「ちなったーんっ!!」ウワァァァァン <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 22:52:37.20 ID:xZy2SCIDO<> …………
……

千夏「……落ち着いたかしら?」

唯「うん……ごめんね」

千夏「私はいいのよ……あと……」

唯「うん……それはゆいが悪いから……」

ナデナテ

千夏「大丈夫よ」

パタン

芳乃「唯殿ー」

唯「あ……よしのんもゴメンね」

芳乃「私はいいのでしてー。それより彼の物ですがー」

「生命の力がー……おそらく中からのものかと……」

唯「そ……そんな……」ガクッ

千夏「唯っ!」



唯「そんな……プロデューサーちゃん……」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 22:54:17.95 ID:xZy2SCIDO<> …………
……

唯『へへーん、プロデューサーちゃん!ここまでおいでー☆』

P『まったく……おーい、唯!オレの体力も考えろよ!』

唯『つかまえてごらーん♪』 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 22:56:36.66 ID:xZy2SCIDO<> …………
……

唯『まったく……デートのディナーがラーメンだなんて。ゆいじゃなかったから嫌われちゃうぞ☆』

P『だか、これもいいもんだろ』

ピトッ

唯『そだね……あ、チャーシューもーらい♪』

P『こらっ!オレは最後まで取っておく派なんだ!』 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 22:58:46.52 ID:xZy2SCIDO<> …………
……

唯『ば、バレンタインだけどぉ、プロデューサーちゃんが誰からも貰えないだろうからぁ、ゆいがぁ、乏しいおこづかいからぁ』

P『唯』

唯『はひぃ!』

P『緊張してるな』

唯『き、緊張なんかしてないもーん!プロデューサーちゃんのイジワルぅ!!』 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 23:03:28.10 ID:xZy2SCIDO<> 唯「プロデューサーちゃん……プロデューサーちゃん……」ポロポロ

芳乃「唯殿……」

千夏「唯……」

ガチャ

ちひろ「皆さん……とりあえず今日は帰りましょうか。ねっ」

唯「ヤダ!ゆいここにいるっ!」

「プロデューサーちゃんが……」

千夏「ダメよ。一人じゃないと直せない病気だってあるから」

唯「でもっ!でもっ!」

芳乃「……わかりましたー。それでは私が彼の物の魂と繋いでいますのでー、何かあれば直ぐに駆け付けましょー」

ちひろ「……お願いできるかしら。唯ちゃんもそれでいいよね?」

唯「う、うん」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 23:06:00.66 ID:xZy2SCIDO<> その日、私は眠れなかった

当然だよね。普通にアイドル……あ、普通じゃないかな?

まぁ、突然誰か倒れて大切な……愛しい人が奪われるかもしれない事態になるなんてね <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 23:08:19.21 ID:xZy2SCIDO<> …………
……

唯「プロデューサーちゃんが直るって!?」

ちひろ「はい……でも……」

唯「プロデューサーちゃんが直るんならゆい、いくらでも頑張るから!」

「お金が必要ならもっともーっと頑張るから!」

美嘉「唯、落ち着きなって……ちひろさん。多分違う理由だよね」

ちひろ「はい……実は」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 23:11:19.84 ID:xZy2SCIDO<> 好きな人ができて、初めて人と人の絆を知った

でも、ある日……突然目の前からいなくなるなんて想像できなかった

でも、当たり前の中で生きてても、突然絆は断ち切られて、感謝の言葉も、好きだって気持ちも、

もっともっと一緒にいたかったって感傷も関係ない <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 23:13:18.22 ID:xZy2SCIDO<> ちひろ「それがアメリカでしか手術例がなくて……」

美嘉「ちょっと待って……今、アメリカってハワイの一部を中国に占領されてるから……」

ちひろ「はい……戦争が終わってからでないと」

唯「そんな……」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 23:14:40.82 ID:xZy2SCIDO<> やがて、その感傷に耐えうるようになった時

人は大人になり



同時に無くすことも多くなる <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 23:16:32.84 ID:xZy2SCIDO<> …………
……

唯「ねぇプロデューサーちゃん……」

「ゆい、頑張るから……いつまでも待ってるから」

「だからプロデューサーちゃんも」

「でも」

ダキッ

「もう少しこのままで……」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 23:17:17.86 ID:xZy2SCIDO<> ――十数年後 <> ◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 23:23:58.18 ID:xZy2SCIDO<> 唯「それが私とプロデューサーの永遠の別れだったんだ」

朝美(夕美の娘)「唯さん……」

花穂(志保の娘)「かわいそう」ウルウル

ポカッ

唯「痛っ!……もう千枝ちゃんったらぁ」

千枝「唯さんっ!またそんなこと言って嘘をつくんですから!この子達が悲しんじゃうじゃないですか!」

千歳(千枝の娘)「はぁ、お母さんも唯さんには容赦ないですね」

高坂唯「本当にね」クスッ

朝美「え?どういうことですか?」

花穂「そのプロデューサーという人は?」

コツコツコツ

P「よぉっ」

千歳「あ、おはようございます。Pアドバイザーさん」

P「ん?どうしたのか?」

高坂唯「聞いてくださいよ。また唯さんが息をするようにのろけ話をするんですよ」 <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 23:29:50.85 ID:xZy2SCIDO<> 朝美「えっ?えっ?」

花穂「ってことは……」

P「ん?結婚式は来月だったはずだが?」

唯「しーっ!しーっ!」

千枝「……ねっ」

唯「もうっ!!」

千歳「ふふっ、お母さんも唯さんと仲がいいですからね」

高坂唯「それだけ、言い合える仲ってことですよ」

唯「そうなんだよ、唯ちゃん。こないだもねぇ……」

P「まぁまぁ」

唯「でもっ」

クイッ

P「おっ」

千歳「えっ?」

花穂「わぁっ」

朝美「わわわっ」



ブチュー

唯「婚約者だからこれぐらいはしないとねっ☆」

千枝「唯さん、顔が真っ赤ですよ」



(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/07(月) 23:36:13.86 ID:xZy2SCIDO<> ありがとうございました

神様がサイコロを降らないのであれば、そのサイコロを全力で蹴とばしてでも前へ進む

そんな唯ちゃんに清き一票を



ちなみに高坂唯というキャラは現在書いている

【モバマス】由愛「KISS、危険なラブモーションR」【BadName】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1525342290/

を参照されたし(まだ途中ですが) <>
◆Vysj.4B9aySt<>sage<>2018/05/08(火) 00:03:10.33 ID:QkCl2J6DO<> 日付が変わったけど、唯誕生日おめでとう!

(Twitterで例のあっちょんぶりけを張ったのが中の人です) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/05/08(火) 12:55:31.29 ID:2ycH/aQFo<> オリジナル[田島「チ○コ破裂するっ!」] <>