◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/27(日) 00:06:02.13 ID:2DpB/lZH0<>日菜「ちゅーしたんだよねー」

紗夜「……ちゅう?」

日菜「うんっ」

紗夜「そ、れは……せっ、ぷん、ということ……?」

日菜「あはは! セップンってー! 何時代? って感じ!」

紗夜「……日菜」

日菜「うん?」

紗夜「真面目に答えなさい。 つまり、あなたは……湊さんと……」

日菜「んー? だから、接吻したんだよー? おねーちゃん風に言うと」

紗夜「……」

日菜「あ、というか見てみて! おねーちゃんの好きなわんわん大行進やってるよー!」

紗夜「……それどころじゃないわよ」

日菜「ええー?」

紗夜「……」ピッ

日菜(あっ……でも録画はするんだー)

紗夜「それで……日菜、湊さんとキスしたの?」

日菜「おわっ、セップンから進化した!」

紗夜「いいから……真面目に……」イライライラ

日菜「……おねーちゃん? 怒ってる?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1527347161
<>日菜「おねーちゃん、そういえば昨日友希那ちゃんとね」
◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/27(日) 00:15:00.34 ID:2DpB/lZH0<> 紗夜「……怒ってるわけじゃないわ」

日菜「うーん……でもおねーちゃん、なんだか、怖い……」

紗夜「私が怒っているとかいないとか、今はどうだっていいことなの」

日菜「ええーっ。 よくないよ!」

紗夜「日菜」

日菜「おねーちゃんに怒ってほしくないもん」

紗夜「……日菜」

日菜「だってあたし、おねーちゃんだぁいすきっ、」

紗夜「日菜っ」バンッ

日菜「うわっ」

紗夜「答えなさい」

日菜「……えへへ、必死だねー?」

紗夜「……」

日菜「ふふっ。なんだかあたし、今すごい、るんっ、って気分になっちゃった」

紗夜「な……」

日菜「……えへ」

紗夜「っ……日菜、悪いけど、私はあなたのそういうところが嫌いなの」

日菜「……」

紗夜「……もういい、寝るわね」

日菜「寝ちゃうの?」

紗夜「……」

バタン

紗夜「……」

紗夜(日菜が……湊さんと、キス……?) <>
◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/27(日) 00:33:07.02 ID:2DpB/lZH0<> 次の日 スタジオ


紗夜(今日は私が1番乗りね……)

紗夜「はぁ……」

紗夜(昨日のことが気になりすぎて、ギターを弾く気にも……)

紗夜「……」

紗夜(……いけない)

紗夜(こうしている間にも、日菜にまた追い抜か……)


日菜『そういえば昨日友希那ちゃんとね、』


紗夜「……」


日菜『ちゅーしたんだよねー』


紗夜「……はぁっ」

紗夜(なんなのよ……)

紗夜「意味がわからない……」

リサ「……さーよっ?」

紗夜「……っ!?」ビクッ

リサ「あ、ああ、ご、ごめん。 びっくりさせちゃった?」

紗夜「い、今井さん……いえ、その、別に」

リサ「そっかっ。 よかったー」

紗夜「……」

紗夜(今井さんは……なにか、知ってるのかしら)ジッ

リサ「……友希那?」

紗夜「えっ!?」ビクッ

リサ「えっ、いや……なんかすんごい見られてるから、なんで友希那と一緒に来てないの? って思われてるのかなーって……」

紗夜「あ、ああ……」

紗夜(そういうこと……) <>
◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/27(日) 00:42:55.74 ID:2DpB/lZH0<> リサ「あ、ちなみに友希那はトイレだから。もうすぐ来るよ」

紗夜「……そう」

リサ「あこ達ももうじき……」

紗夜「……ええ」

リサ「……紗夜、なーんか元気ないよね?」

紗夜「そうかしら……」

リサ「どしたの? アタシでよかったら……相談のるけど」

紗夜「……」

リサ「い、いやぁ、無理に、とは言わないよ? 紗夜にもいろいろあるだろうしー……」

紗夜「……」

リサ「あー……」

紗夜「……」

リサ「……」

紗夜「……今井さんは、」

リサ「……! うんっ、なになに?」

紗夜「その、湊、さんと……」

リサ「……友希那、と?」

紗夜「つきあっ、てるのよね……?」

リサ「え……」

紗夜「だ、だから、交際、というのかしら……交際、してるのよね?」

リサ「あ、改めて言わなくてもいいって! なんか照れるから……」

紗夜「……」

リサ「……う、うん、ま、まあ、一応、ね。今に始まったことじゃないけど」

紗夜「……」 <>
◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/27(日) 00:59:13.63 ID:2DpB/lZH0<> 紗夜「そう……やっぱり、そうよね」

リサ「ど、どうしたのー? いきなり……」

紗夜(それなら……何故、日菜と……?)

紗夜「今井さん、もう少し質問してもいいかしら?」

リサ「そ、相談じゃなくて質問ときたかー……うんっ、ま、答えられる範囲で答えるよ」

紗夜「……ありがとう。その、昨日のことなのだけれど」

リサ「うんうん」

紗夜「湊さんと、何かあった?」

リサ「ま、また友希那絡みの質問……」

紗夜「……ご、ごめんなさい」

リサ「まあ別にいいけどね。 昨日はー……うーん、なにも?」

紗夜「湊さんの様子が変だった、ということも?」

リサ「ないかなぁ」

紗夜「……」

リサ「紗夜はなんか変だと思ったの?」

紗夜「い、いえ、私は……その……」

リサ「うーん?」

紗夜「そ、それはそれとして……練習後、湊さんと帰りましたか?」

リサ「うん、いつもどーり帰ったよ」

紗夜「寄り道などせず? 家までちゃんと? その間湊さんはどこにも行きませんでしたか?」

リサ「お、落ち着いてよ紗夜〜……事情聴取みたいになってるからぁ……」

紗夜「……質問に答えてください」

リサ「え、ええ……っと、まっすぐ、帰りました、けど」

紗夜「……」

紗夜(それなら、日菜はいつキスをしたというの……?)

紗夜(そして、目的は……?)

紗夜(そ、そもそも、本当に、キスをしたの……?) <>
◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/27(日) 01:12:05.82 ID:2DpB/lZH0<> リサ「ははーん、さては、紗夜……恋バナがしたいの?」

紗夜「……えっ」

リサ「可愛いなぁ」

紗夜「え、っ、なっ、ちっ、違うわよ!」

リサ「ふふふっ、そうとしか思えないけど?」

紗夜「わ、私は、ただ……」

リサ「ただ?」

紗夜「……真相が知りたいというか」

リサ「アタシと友希那がしてることの?」

紗夜「……それこそ違います」

リサ「えー」

紗夜「ほんとうに、わ、私は、恋バナなんて……」

リサ「……」

紗夜「そ、そんなこと、お、思ってなっ……」

リサ「……じょーだんっ」

紗夜「……」

リサ「ごめんねー? なんか、無理に変な話題にしちゃったみたいで」

紗夜「あ……い、いえ……と、というか、私が始めた話題です、から」

リサ「あははっ、そっかっ。 じゃあこの話はもうやめとこうか」

紗夜「……」

紗夜(やっぱり……今井、さん……)

ガチャッ

あこ「漆黒の闇に導かれし堕天使あこ! ただいま参上!」

紗夜「」ビクッ <>
◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/27(日) 01:23:25.96 ID:2DpB/lZH0<> あこ「……はー、外暑かった〜!」

燐子「うん……今日は、暑いね」

あこ「ねー!……って、あれ? 紗夜さん、顔真っ赤!」

紗夜「……え? 赤いですか?」

あこ「赤いよ! 赤いよねー? りんりん?」

燐子「えっと……」

紗夜「……白金さん、悪いけど、冷房いれてもらっていいかしら」

燐子「は、はい……」

紗夜「……ありがとう」

あこ「なんだー暑かったんですか! 早く冷房いれればよかったのに!」

リサ「さっきまで暑くなかったんだよー。 あこが来て急に暑くなった感じ?」

あこ「ええっ、なんですかそれー!」

紗夜「……」

あこ「でもでも、冷房ってなんかカッコイイですよね! 『灼熱の太陽の下、ブリザードが吹き荒れる時、雪原が……』ええっと、えっと、ドーンッ! と、まあ、そんな感じで……」

紗夜「……宇田川さん、ちょっと静かにしてくれるかしら」

あこ「あっ……は、はい……」

リサ「あ、あはは……」

紗夜「はぁっ……」

紗夜(結局何も分からないままで……)

ガチャッ

友希那「みんな、おまたせ」

紗夜「……」

リサ「あ、友希那」

友希那「ごめんなさい。 トイレがすごく混んでて……さっそく練習を始めましょう」

あこ「はーい!」

燐子「は、はい」 <>
◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/27(日) 01:39:16.61 ID:2DpB/lZH0<> 〜

紗夜「っ……」

紗夜(また失敗……)

友希那「……ストップ。 紗夜、」

紗夜「……はい。分かってます」

あこ「ねー、りんりん、今日紗夜さん調子悪いよね?」コソッ

燐子「うん……」

紗夜「……」

紗夜(こんな、私情に流されるようでは……)

友希那「紗夜、どうしたの? 体調不良か何か?」

紗夜「いえ……なんでもありません」

友希那「悪いけど、今日のあなたはテンポもおかしいし、単純なコード進行でのミスも目立ってる」

紗夜「……すいません」

友希那「調子が優れないなら、帰ってもいいわ」

紗夜「……」

リサ「……んー、ま、とりあえず、休憩挟まない?」

友希那「……」

リサ「時間的にちょうどいい感じだし。紗夜も休憩挟めばさ、調子戻るかもしれないじゃん?」

友希那「……そうね。休憩しましょう」

リサ「うんうん」

紗夜「……」

紗夜(……また今井さんに助けられてしまった)

あこ「……はー、あこもうくったくたー!」

燐子「あこちゃん、ジュース買いに行かない……?」

あこ「あ、行くー!」

燐子「じゃあ、行こうか……」

バタン

紗夜「……」

リサ「友希那ー、チョコ食べる?」

友希那「……いただくわ」

紗夜(よりによって、このメンバーで残されるだなんてね……)

<>
◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/27(日) 01:40:18.48 ID:2DpB/lZH0<> 明日書くよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/05/27(日) 15:24:42.81 ID:Ye0jh4nzo<> まってる <> ◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/27(日) 23:28:50.51 ID:2DpB/lZH0<> 紗夜「はぁ……」

リサ「紗夜も食べるー?」

紗夜「……」

リサ「紗夜ー?」

紗夜「……」

リサ「ダメだこりゃ」

友希那「放っておいたらいいじゃない」

リサ「もー、そんな言い方……」

友希那「……紗夜にもそっとしておいてほしい時があるんじゃないかしら、と思っただけよ」

リサ「あーなるほどね。友希那なりの気遣いってことね」

友希那「……ええ」

リサ「ふふっ、やっぱそういうとこ可愛いなぁ」

友希那「人前でそういうこと言わないで」

リサ「ええ〜?」

紗夜(こんな感じだし……)

紗夜(これ以上詮索するのは無理そうね)

ガチャッ

あこ「たっだいまー!」

燐子「あ、あこちゃん、まだ口にさっき飲んだミルクがついてるよ……」

あこ「ええー!? りんりん、早く言ってよっ」

燐子「は、走って行っちゃうから……」

友希那「揃ったわね。再開するわよ」

リサ「ちょいちょい、あこの口くらい拭かせてあげてー?」

あこ「うう〜、リサ姉拭いて〜」

リサ「あー、もう、はいはい」

友希那「それで……紗夜、あなたは大丈夫そうなの?」 <>
◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/27(日) 23:40:06.45 ID:2DpB/lZH0<> 紗夜「……もちろん、です」

友希那「本当なの?」

紗夜「……」

友希那「やっぱり、今日は帰った方がいいんじゃない?」

紗夜「い、いえ……練習、させてください」

友希那「……」

紗夜「……」

リサ「まあまあ! 紗夜もこう言ってることだしさ! やってみればいいじゃん?」

友希那「何を言ってるの。本調子じゃないのにやらせたって、時間の無駄よ」

リサ「うーん、だけど、練習してるうちに出てくる調子、ってものもあると思うよ?」

友希那「……あこ」

あこ「は、はい?」

友希那「今日の紗夜、おかしいわよね?」

あこ「え!? ……えぇっと」

友希那「練習にこのまま参加させるべきかしら?」

あこ「あ、あこは……え、えぇっ、と……そ、そのぉ……」

リサ「ち、ちょっとぉ、友希那。 あこまで巻き込まなくたっていいでしょ」

友希那「あなたは、優しすぎるの」

リサ「や、優しすぎるって、別に普通だけどなぁ……」

紗夜「……ごめんなさい」

リサ「え……紗夜?」

紗夜「……やっぱり今日は、帰ります」

友希那「それがいいと思うわ。 ゆっくり休んで」

紗夜「……はい」

友希那「それでは、続きから……」

リサ「紗夜……い、いいの?」

紗夜「……」スッ

バタン <>
◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/27(日) 23:47:14.75 ID:2DpB/lZH0<> 氷川家 リビング


紗夜「ただいま……」

日菜「あ、おねーちゃんだー! おかえり!」

紗夜「……」

日菜「今日早いね! バンドの練習はー?」

紗夜「……あなたこそ、早いのね」

日菜「お仕事なかったからねー」

紗夜「……」

日菜「あ、いまおかーさんお風呂だから、ご飯そこに置いてるって」

紗夜「……」

紗夜(思えば……日菜があんなこと言うから……)

紗夜(今日、あんなことに……)

紗夜「……はぁっ」

日菜「キャッチ!」

紗夜「……は」

日菜「はい、おねーちゃん、これ、返す!」

紗夜「……なによ、それは」

日菜「溜息。おねーちゃんがさっき吐き出した幸せだよ?」

紗夜「……」

日菜「受け取らないの?」

紗夜「何もないじゃない」

日菜「幸せは目に見えないもん」

紗夜「……馬鹿らしいわ」

日菜「ええーっ」

紗夜(相変わらず、訳がわからないわね、この子) <>
◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/27(日) 23:56:35.72 ID:2DpB/lZH0<> 日菜「じゃあおねーちゃんの幸せ、もらっちゃうね」

紗夜「何言ってるのよ……」

日菜「ぱくっ。もぐもぐもぐ。あーおいしい!」

紗夜「……」

日菜「もったいないことしたねー、おねーちゃんっ」

紗夜「……」

日菜「おねーちゃんの幸せの味は、コーヒー味だった。あと、ハチミツとか、クッキーとか」

紗夜「……なんで」

日菜「ん?」

紗夜「なんで日菜は、私が苛立つようなことしかしないのかしら……?」

日菜「イラつかせるつもりじゃなかったの……ごめんね?」

紗夜「……もういいわ」スッ

日菜「あー、どこいくの!?」

紗夜「着替えに行くだけよ。いちいち騒がないで」

日菜「もー、ゴキゲン斜めなんだから……」

紗夜「……」

紗夜(日菜がそうさせているんでしょ……?)

紗夜(まったく……)

日菜「あ、そーだ!」

紗夜「……」

日菜「……おねーちゃんっ、まって!」ギュッ

紗夜「っ!」ビクッ

紗夜(い、いきなり、手を掴まっ、)

日菜「こっち向いて?」グイッ

紗夜「っ、なにを……んんっ!?」

日菜「ちゅっ……」

紗夜「……!?」

紗夜「…………!?!?!?」

紗夜(こ、この子、い、いったい、な、なに……!?)

日菜「ふふ、おねーちゃんっ……」

紗夜「っ、」

日菜「幸せの、おすそ分けだよ?」 <>
◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/28(月) 00:04:21.06 ID:TriXR+st0<> 紗夜「やっ……!」ドンッ

日菜「いたっ!」

紗夜「はっ……っ……!」ゴシゴシ

日菜「あー! せっかく幸せ分けてあげたのに口拭いてるー!」

紗夜「あ、あなた、ね……、っ」

日菜「うんー?」

紗夜「じ、自分が何をしたか……!」

日菜「ええっと……チュウ?」

紗夜「……な、なんで、?」

日菜「なんで、って?」

紗夜「なぜ、キス、したの……!?」

日菜「それは行動的な意味で? 感情的な意味で?」

紗夜「意味ではなくて、理由を聞いているのよ!」

日菜「幸せを分けてあげたかったから?」

紗夜「……ありえないわ」

日菜「え?」

紗夜「姉妹で……キスだなんて……」

日菜「……そんなにありえない事かなぁ?」

紗夜「あ、ありえない、わよ……」

日菜「……ふぅん」

紗夜「ふぅん、って……」

日菜「それはそうと、おねーちゃん」

紗夜「な、なに、よ」

日菜「おねーちゃん、リサちーのこと好きでしょ?」

紗夜「……っ、え?」 <>
◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/28(月) 00:13:44.25 ID:TriXR+st0<> 日菜「えへー、あたり?」

紗夜「す、好きなわけが、ないでしょう? あなた、何言って……!」

日菜「最近おねーちゃんのこと、分かるようになってきたんだよねー」

紗夜「な……」

日菜「ほら、あたしさ、人の気持ちとか考えるの苦手じゃん? でね、どうしたら人の気持ちが分かるんだろ? ってちょっとずーつ考えてて……」

紗夜「……」

日菜「その結果、おねーちゃんのことは何となぁく把握できるようになったんだ。 今日はギターの音がノッてるから気分良さげだなぁーとか、夕飯にニンジンがあったから萎えてるなぁーとか」

紗夜「……」

日菜「まー、でも、観察して真似するのは得意なんだけど、観察して考えるのはやっぱり難しいね」

紗夜「……」

日菜「リサちー、好きなんでしょ?」

紗夜「……好きじゃ、ないわよ。そもそも、どういう意味で、その、好きって……」

日菜「ん? 友達じゃなくて恋人とかの意味で言ってるよ? おねーちゃんは、リサちーのことが……」

紗夜「……」

日菜「……あれだね、せーてきに好きなんだ」

紗夜「……ち、がう、わよ」

日菜「……」ジッ

紗夜「……今、も、観察しているの? 本当に、やめてほしいのだけれど」

日菜「えへへっ、それなら、やめるね」

紗夜「……」

日菜「おねーちゃん」

紗夜「……なによ」

日菜「だからあたしは奪ったの。 友希那ちゃんのこと」

紗夜「……え?」 <>
◆6mS1tNLZDH.U<>saga<>2018/05/28(月) 00:15:04.41 ID:TriXR+st0<> また明日 <>