以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/06/02(土) 21:28:01.63 ID:Y+/p0ccw0<>
両腕銃怪人「なんかフィールドの外が真っ白になってるな……」
赤コート怪人「珍しいなコリャ。バグか?」
両腕銃怪人「久々のランキング戦なのに白けるな、相手はあのヒーローギルドのトップなのに」
赤コート怪人「とりあえず落ち着くの待ってりゃ良いじゃねえか」クックッ
赤コート怪人「敵ギルドもウチらのギルドも流石に手を止めてるみたいだしよ」
両腕銃怪人「あれ、本当だ」
赤コート怪人「マナー守れる相手で良かったな。これでラグありバグありの戦争とか笑えなかったわ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1527942481
<>【ヒーロー物VRMMOが】赤コート怪人「ん? 新しいイベか?」【異世界入り】
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/06/02(土) 22:02:20.79 ID:Y+/p0ccw0<>
黒翼女怪人「む、赤か」
赤コート怪人「よおリーダー、これどーなってんの?」シュタッ
黒翼女怪人「向こうのギルドリーダーと話はつけた。後で皆で運営に問い合わせてランキング戦をやり直させて貰う」
赤コート怪人「というとやっぱりこれバグ現象なわけか」
黒翼女怪人「戦闘中の扱いだからか、システムメニューを視界に出せないようだ」
黒翼女怪人「運営に問い合わせるには一度戦闘モードが解除されなければ無理だな」
赤コート怪人「せーっかくステージが市街地戦エリアなのに、勿体ねえなぁ」
黒翼女怪人「お前のスキル向きのエリアだったからな」
緑バケツ怪人「俺もヒーローキャラの可愛い子に汁ぶっかけたかったわぁ」
黒翼女怪人「黙れ」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/06/03(日) 10:27:40.89 ID:mM+IyFs50<>
< シュタンッ!
サムライ怪人「ギルマス、どうなってるんだこの状況」
黒翼女怪人「バグらしい」
サムライ怪人「それで戦闘中止か。メニュー開けないのもバグか?」
黒翼女怪人「それは仕様だ。これでも今はランキング戦の最中だからな」
サムライ怪人「なるほど……ところでウチのウィップとガトリングが敵陣地に凸してるが」
黒翼女怪人「早く連れ戻せ」
サムライ怪人「集中砲火食らってたからもう溶けてるかもしれないんだけどなぁ」
赤コート怪人「じゃあ俺が代わりに行って来るわ」
黒翼女怪人「頼んだぞ赤いの」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/06/03(日) 15:57:58.20 ID:mM+IyFs50<>
光剣ヒーロー「迎えが来たっぽいスね」
狙撃ヒーロー「さすがマスター。正解、怪人側の人たちだよ」
女豹ヒーロー「タイミング良かったわぁ、ガトリングのスキルぶっぱする奴が気絶状態から醒めたらメンドくさかったし」
< シュタッ!
赤コート怪人「なんだ荒れてねぇじゃないのよ」
光剣ヒーロー「やぁ赤コート君。久々ッスね?」
赤コート怪人「ドーモ光剣ヒーローサン」
光剣ヒーロー「暴れてくれた君のギルメンなら向こうのコンビニに押し込んでスタンかけといたから、連れてってくれッス」
赤コート怪人「殺傷モードのスキルを使わないで貰えたのはサンキューな、つーわけで俺はこれで」ザッ
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/06/03(日) 16:38:39.84 ID:mM+IyFs50<>
爆弾頭ヒーロー「待てやコラ」ガッ
赤コート怪人「あァン?」
爆弾頭ヒーロー「せめてお前のHP削らせろ、テメェんとこの奴にこっちは三人レッドステータスにされてんだぞ」
赤コート怪人「しらねぇよ、ドンパチ始めてたのは俺のせいじゃねぇし」
爆弾頭ヒーロー「責任取れって言ってんだよカス」
光剣ヒーロー「ちょぉおおい、喧嘩ストップ。まじやめれ!」
女豹ヒーロー「ランキング戦だからってピリピリし過ぎだよ爆弾頭さん」
爆弾頭ヒーロー「義理通せってだけの話なんだけど」
赤コート怪人「熱くなり過ぎだろオマエ」
爆弾頭ヒーロー「ぶっ殺す」
赤コート怪人「これ非殺傷スキルで気絶させるけどイイ?」
光剣ヒーロー「だめッス」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/06/03(日) 17:31:45.98 ID:mM+IyFs50<>
虎柄女ヒーロー「やほー、赤コートさん」ピュゥッ
赤コート怪人「よぉ巨乳」
虎柄女ヒーロー「まだエリア外真っ白だよ」
赤コート怪人「知ってるぜ、っと。重いなこいつ……」
ガトリング怪人「ZZz……」
虎柄女ヒーロー「あ、そっちの鞭の人あたし連れてくよ」
赤コート怪人「いいの?助かるぜ」
虎柄女ヒーロー「でさぁ、知ってる? ランキング戦の試合カウントも止まってるらしいよ」
赤コート怪人「はぁ? もしかして運営が気付くの待つのかこれ」
虎柄女ヒーロー「トイレとか行きたくなって接続中断されちゃったらどうなるんだろうね、ペナルティーとか」
赤コート怪人「考えたくもねぇなぁ……俺の所のギルドもそうだがガチ勢はそれでキレるからな」
虎柄女ヒーロー「ランキング13位の赤コートさんもガチ勢じゃない?」
赤コート怪人「俺は暇人で尚且つ天才なのー」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/06/03(日) 17:46:11.03 ID:mM+IyFs50<>
虎柄女ヒーロー「あははは、普通自分で言わないよねー」
赤コート怪人「俺だから許されるよね」
虎柄女ヒーロー「えー」
赤コート怪人「……ん?」ピタッ
虎柄女ヒーロー「どうしたの」
赤コート怪人「エリア外に空がある」
虎柄女ヒーロー「嘘!? あー! 本当だ! 市街地は夕焼け空なのに青空じゃん!」タタッ
赤コート怪人「バグってんなぁ」
赤コート怪人「……」
赤コート怪人(あ? ……空をなんか、飛んでるのが見えるぞ……)
赤コート怪人(まさか鳥かあれ。サイバーな世界観のゲームなのに、鳥?)
赤コート怪人「もしかしてアップデートしたのかもな」
虎柄女ヒーロー「そうなの!?」
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