◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:00:53.27 ID:+Z81N2d60<>星輝子「…………」

白坂小梅「…………」

輝子「……えっとーー」

小梅「輝子ちゃんのアホ毛を食べたい」

小梅「麺つゆにつけて、素麺のように……1本ずつ食べたい……」

輝子「…………」

小梅「…………」

輝子「…………」

小梅「もう一度、言う……?」

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<>小梅「輝子ちゃんのアホ毛を食べたい」
◆QbIh8Of0Oo<>sssage<>2018/07/02(月) 00:04:29.89 ID:+Z81N2d60<> 輝子「あ、あぁ……」

小梅「輝子ちゃんのアホ毛を……麺つゆにつけて、食べたい……」

輝子「…………」

小梅「…………」

輝子「…………」

小梅「もう一度、言う……?」

輝子「いや、いい……」

小梅「輝子ちゃんのアホ毛を……麺つゆにつけて、食べたい……!」

輝子「いいって、言ったのに……」 <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:05:15.71 ID:+Z81N2d60<> 輝子「…………」

小梅「…………」

輝子「わ、私の髪で……麺つゆを味わう意味は……」

小梅「輝子ちゃん……私たち、アイドルだよね……?」

輝子「うん……」

小梅「私のお願い……聞いてくれない?」

輝子「関係、あるのか……?」

小梅「…………」 <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:06:24.17 ID:+Z81N2d60<> 輝子「私の髪で……麺つゆを……」

小梅「……輝子ちゃん」

輝子「な、なに……?」

小梅「私たち、友達……だよね?」

輝子「! あ、あぁ……」

小梅「私も……大切な友達だと、思ってるよ……」

輝子「小梅ちゃん……」 <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:07:01.79 ID:+Z81N2d60<> 小梅「だから、輝子ちゃんのアホ毛に……麺つゆをつけて、食べさせて……」

輝子「…………」 <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:08:12.11 ID:+Z81N2d60<> 小梅「…………」

輝子「…………」

輝子「……髪は、食べるのか?」

小梅「舐る、だけだよ……」

輝子「…………」

小梅「…………」

輝子「…………」

小梅「……お願い」
<>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:09:17.80 ID:+Z81N2d60<> 小梅「こんなこと……輝子ちゃんにしか頼めない、から……」

輝子「…………」

小梅「ダメ、かな……」

輝子「いや……」

小梅「…………」

輝子「幸子ちゃんにも、頼んでたよね……?」

小梅「…………」 <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:10:01.04 ID:+Z81N2d60<> 小梅「……輝子ちゃん」

輝子「うん」

小梅「アホ毛を、麺つゆに……」

輝子「……………」

小梅「……………」

輝子「……………」

小梅「……………」

輝子(すごい、ゴリ押して来る……) <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:11:03.02 ID:+Z81N2d60<> 星輝子は思った。

このやり取り、先日見たと。

また何かに取り憑かれていたオチをするのかと。

そもそもどうして自分のアホ毛なのかと。

ぶっちゃけやっぱり気持ち悪いと。 <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:13:03.74 ID:+Z81N2d60<> 輝子「小梅ちゃん……なんだよね?」

小梅「YES. アイアム小梅」

輝子「……」

小梅「……」 <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:14:03.39 ID:+Z81N2d60<> 輝子「えっと……」

小梅「別に……ただ麺つゆにつけるだけじゃ、ないから」

輝子「…………」

小梅「……そう、輝子ちゃんの思っている通り」

輝子「何も思ってないけど……」

小梅「やっぱり……薬味は、大切……だよね!」

輝子(取り憑いてる人は一体何がしたいんだろう)
<>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:15:05.66 ID:+Z81N2d60<> 小梅「大葉にネギ、生姜と一通り揃えたんだけど」

輝子「…………」

小梅「ダメ、かな?」

輝子「きのこは……?」

小梅「なめたけなら……あるけど?」

輝子「えっ」

小梅「なめたけなら……あるけど!?」

輝子「そ、そうか……」
<>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:16:04.84 ID:+Z81N2d60<> 小梅「……」

輝子「……わかった」

小梅「!」

輝子「小梅ちゃん……じゃないかもだけど、なめたけがあるなら……」

輝子「いい、よ……キノコ好きに、悪い人はいない……フヒ」

小梅「輝子ちゃん……」 <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:17:11.81 ID:+Z81N2d60<> 輝子「わ、私の……アホ毛で? 麺つゆを味わうといい……」

小梅「……」

輝子「……」

小梅「輝子ちゃん……」

小梅「大好き……」

輝子「ど、どうも……」 <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:18:09.06 ID:+Z81N2d60<> ソファに寝そべる輝子。

頭側の地べたに正座する小梅。

麺つゆでソファが汚れないように枕の様にタオルを敷く小梅。

机に置かれる様々な薬味と麺つゆ。
<>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:19:05.03 ID:+Z81N2d60<> 小梅「準備、完了……」

輝子「話聞いてないと、なんの準備ができたかわからないな……」

小梅「輝子ちゃん……」

輝子「だ、誰か来ないうちに……早く……」

小梅「誰かと一緒に食べられたら、もっと幸せだけど……仕方ないね」

輝子「……」

小梅「じゃあ、いただきます……」 <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:20:15.55 ID:+Z81N2d60<>
星輝子は思った。

髪で麺つゆを味わうことにはどんな意味があるのだろうと。

別に素麺を食べれないいのではないかと。

ぶっちゃけ不衛生なのではないかと。

取り憑かれている設定はもう無理があるんじゃないかと。 <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:21:17.84 ID:+Z81N2d60<> 輝子「…………」

小梅「…………」

輝子「……食べないのか?」

小梅「ごめん、もう一つだけ注文いいかな?」

輝子「え、あ……うん」

小梅「『美味しく食べてね』って、言ってもらえない?」

輝子「……それで満足できる?」

小梅「もちろん」

輝子「…………」

小梅「…………」 <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:22:06.36 ID:+Z81N2d60<> 輝子「……わっ」

輝子「私を、美味しく食べてねっ」

小梅「…………」

輝子「は、恥ずかしいな……フヒ」

小梅「……………………」バタッ

輝子「あっ……倒れた」 <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:23:00.20 ID:+Z81N2d60<> 小梅「…………」ムクッ

輝子「…………えっと」

小梅「……輝子ちゃん? あれ、これから素麺でも食べるの……?」

輝子「…………」

小梅「…………」




おわれ <>
◆QbIh8Of0Oo<>sage<>2018/07/02(月) 00:24:15.53 ID:+Z81N2d60<> 前作

小梅「幸子ちゃんの外ハネが食べたい」


私は小梅ちゃんをどうしたいのだろうか…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/07/02(月) 00:55:57.38 ID:gFi3Covro<> お憑
<>