以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 00:01:13.93 ID:e0fa9pJv0<>志希「うん」

P「なにを飲ませた」

志希「すごい、この情報だけであたしが犯人だって分かるだけじゃなく、その方法まで推測できるんだ」

P「最近のお前はやらかしたら自己申告してくるし、その全部が薬によるものだからな」

志希「にゃはは、それほどでも♪」

P「褒めてない! で? どんな薬を飲ませたんだ?」

志希「飲ませたんじゃないよ。社内に薬が漏れ出ちゃったんだよ」

P「なんてことをしてくれた」

志希「安心して、対象になってるのは大人アイドル+αだから。その匂いを嗅いだら、色々なことが身に起きちゃうの」

P「全然安心できないんだけど。色々って何が起きるんだよ」

志希「それは確かめてみないと分かんないけど。あ! ちょうど被害者がやって来た!」

P「え?」


ちひろ「……」

美城常務「……」


P「+αってあの2人か!?」ガーン

志希「うん。何故か薬の効果でおかしくなっちゃったんだ」

P「いつもの2人に見えるぞ」

志希「様子を見てれば分かるよ」


↓1、2 ちひろ&美城常務がどうなっているか

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1544799673
<>【モバマス安価】P「大人アイドルがおかしくなった?」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 00:03:26.66 ID:XVvX3kVQ0<> あすあすらんらんもドン引きなレベルの中二病を発症してる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 00:05:48.74 ID:BN07BWU4o<> 肉塊になって弾け飛んだ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 00:18:19.92 ID:e0fa9pJv0<> ちひろ「ふふ……いつ見てもカッコいいなー、この木刀……」

ちひろ「妖刀・鬼切丸……運命すら変えることができる、私の最強の武器……ふふ……」


P・志希「……」

P「なんだあれ」

志希「眼帯をつけてて両手に包帯巻いてるね」

P「修学旅行で買うような木刀も手に持って、惚れ惚れと眺めてるな。なんか飛鳥や蘭子みたいな匂いがするぞ」

志希「その2人がドン引きするレベルだと思うよ、あれは」

P「薬を嗅いだ結果、中二病を発症してしまったというわけか……」

P「ところで美城常務は?」

志希「あ、こっちに近づいてくるよ」

美城「……一ノ瀬志希。ようやく見つけたぞ」

志希「すごい怒ってる」ササッ

P「おい後ろに隠れるな。ちゃんと謝って…」

パァァァンッ

P・志希「!?」

P「……え?」

志希「……」

P「お、おい志希……何が起きたんだ……」

志希「……弾け飛んじゃった」

P「……何が……」

志希「常務」

P「……」

志希「スーツ、血で真っ赤でしょ。肉片もついてるし」

P「そ……そんな、バカな……! お前……これ、どうする…」


シュウウウウウ


P・志希「!?」

P(な、なんだ!? 周りに飛び散った肉塊や血が、常務の元いた場所に集まって……!?) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 00:41:46.83 ID:e0fa9pJv0<>
ビチビチビチ

美城「……ふぅ」

P(えええええ!? 元に戻った!? スーツについていた血も一滴残らず!!)

志希「これにはさすがの志希ちゃんもビックリ」

美城「すまない、驚かせてしまったな。私の身に起きているこの現象、そこにいるアイドルが原因だと踏んだのだが」

P「あ……え……」

美城「戸惑ってしまうのは分かるが、なるべく早く落ち着いて状況を飲み込んでほしい。今のは5分おきに起こる」

P「ご、5分おき……」

ちひろ「時空斬!!」ヒュンッ

美城「そこで木刀を振り回している千川ちひろも、一ノ瀬志希が原因ではないかと思い連れてきたのだが」

P「は、はい、そうです。どうやら一ノ瀬は開発していた薬品を、社内に漏らしてしまったようで」

P「ちょうど今、自己申告してきたところなんです」

美城「やはりか……」

P「おい志希、謝れ! いやその前に常務とちひろさんを治してやってくれ!」

志希「体が弾け飛ぶ感覚ってどんな感じ? 痛い?」

P「そんなこと聞いてる場合か!! 早く治す方法を教えろ!」

志希「ごめんなさい。んーと、たぶん男の人との粘膜接触で治るはず」

P「はあ?」

美城「そうか」グイッ

P「!!」

美城「すまない、君が起こした問題ではないというのは重々承知している」

美城「しかし、君の担当しているアイドルが起こしたのは事実だ。私のために唇を貸してくれ」

P「え……」

美城「頼む、早くしないとまた爆発する。今度は間近で血しぶきを浴びることになるぞ」

P「そ、そうですね……分かりました」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 01:03:24.19 ID:e0fa9pJv0<> P「志希、本当に粘膜接触で元に戻るんだな? 冗談じゃないんだな?」

志希「冗談ではないよ、本気」

P「よし……いきます常務」

美城「ああ」

チュッ

パァァァッ

P(うわっ! 常務が光った!?)

美城「……」

P「……ど、どうですか常務。治った感じはありますか?」

美城「これといった変化は見られない。そろそろ爆発の時間だ、それを過ぎてどうなるかだが」

美城「私はここで結果が出るまで待機している。今の内に千川ちひろも治してやれ」

P「え? は、はい……」

志希「常務、体が弾け飛ぶのって痛い?」

美城「君はもう少し態度というものを改めたらどうだ。多大な迷惑をかけたという自覚はないのか」

美城「会議中にいきなり爆発して私自身も動揺する中、狼狽える社員相手に咄嗟の機転をきかせ『一発ギャグ』だと苦しすぎる説明をしてきたんだ」

美城「会議室に戻ったらまた……いや、下手をすればこれからずっと奇妙なものを見る目で見られてしまうのだ。どうしてくれる」

志希「一発と爆発をかけてる! 上手い!」

P「いい加減にしろ志希。すみません常務、こいつの名前出せば納得してもらえないでしょうか」

美城「そうさせてもらう」

ちひろ「痛っ……やば……抑えてたもの、暴れ出しちゃった……!」

P「さて、次はちひろさんか」

グイッ

ちひろ「!?」

P「こうしないと戻らないんです、ごめんなさい!」

チュッ

パァァァッ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 01:20:27.89 ID:e0fa9pJv0<> ちひろ「……あれ? 私、何をやって……」

P「よかった、元に戻ったみたいですね……」

ちひろ「へ? ちょ、ちょっと……なんで抱き寄せられてるんですか!?」ジタバタ

P「お、落ち着いて! 全て説明しますから!」

――――

ちひろ「そ、そんなことしてたんですね……お恥ずかしい姿を見せてしまいました……」

P「ちひろさんのせいじゃないので」

志希「ごめんなさい」

ちひろ「……」

ちひろ(そっか、治すためにキスを……プラマイして、ちょっとプラスかも)カァァ

P「どうしました? まさかまだ変に……」

ちひろ「いえ! すっかりいつも通りですよ! それより5分おきに爆発する常務はどこへ?」

P「治ったと分かったらすぐに会議室へ戻りました。志希、機を見計らってもう一度謝って来いよ?」

志希「うん」

P「さて……探すか……」スッ

ちひろ「探す? 誰をですか?」

P「志希の薬を嗅いでおかしくなった大人アイドルですよ。ちひろさんや常務みたいにヤバいことになってると思うので」

P「改めて、ご迷惑をおかけしてすみませんでした」ペコリ

志希「ごめんなさい」ペコリ

ちひろ「いえ……」

スタスタ

志希「待ってー、あたしもついてくー」タタタタッ

P「常務のとこ行ってこいよ」

志希「会議が終わるまでだから♪」

ちひろ(……これ以上は、誰もおかしくなってませんように)

ちひろ(包帯とか片づけてこよ)スタスタ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 01:24:33.77 ID:e0fa9pJv0<>
――――

P「営業に行ってる大人アイドルもいるのが幸いだな」

志希「だねー、キミの労力が最小限で済むよう祈ってるね」

P「俺はこういう問題を起こすのが今日限りであることを祈ってるよ」

志希「あ」


???「……」


志希「見て見て、あの人いつもよりおかしくない?」

P「……そうだな」


↓2 大人アイドル1人 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 01:25:40.79 ID:QvaAtZYVo<> ユッキ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 01:25:56.23 ID:KK++Y2i6O<> しゅがは <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/15(土) 01:30:21.31 ID:p6HWY3cV0<> むしろメリットになって元に戻ろうとしない人がいたら面白い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 01:33:34.06 ID:+mOtbsWDO<> わかるわ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 01:35:48.59 ID:e0fa9pJv0<> 心「……」スタスタ

P「いや、おかしいか? いつもと変わらないような気がするけど」

志希「絶対おかしい。あたしの嗅覚がそう言ってる」クンクン

P「匂いが違うのか」

志希「かなり。常務とちひろさんの匂いもいつもと違ったし」

志希「なんかねー、獣臭がするんだよ。微かにだけど」

P「全然気がつかなかったぞ」

志希「志希ちゃんじゃないと分かんないのかも」

志希「あっ! しゅがーはぁとがこっちに気づいたよ」

P「!」

志希「近づいてくる」


↓2 心がどうなっているか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/15(土) 01:43:12.90 ID:p6HWY3cV0<> 安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 01:43:21.04 ID:M8xYQZMrO<> 語尾の☆が☆☆★になる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 01:47:12.65 ID:e0fa9pJv0<> 今日はここまでにします <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 02:30:54.28 ID:IlpBT1eRO<> 絡みがしつこそう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 13:15:41.23 ID:ryYIXGRno<> ウザさ倍増や <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 21:06:07.56 ID:e0fa9pJv0<> 心「おーっす☆☆★」

P「……」

心「どうしたどうしたー? はぁとの顔に何かついてる?」

P「いや……なんか……」

心「気になることがあるなら言えよ☆☆★ このこの☆☆★」グイグイ

P「うん、やっぱりおかしくなってるな」

志希「だから言ったじゃん」

心「何が何だか分かんないんだけど☆☆★」

P「自分で気づかないのか。ノリがいつもと違うぞ」

心「え?」

P「なんというか……若干未央っぽくなってるよな」

志希「語尾についてる☆が多い気がするねー」

P「☆?」

志希「こっちの話」

心「んー。そういえば、自分ってこんな感じだっけ? って思うかも」

P「実はな、かくかくしかじかこういう事があって」

心「なにそれプチバイオハザードじゃん」

P「だから、おかしくなってる大人アイドルを元に戻してる最中なんだよ」

心「ふーん……でも、はぁと特に困ってないしなー。キスまでして治すことなくない?」

心「プロデューサーがどうしてもって言うなら、してあげてもいいけど♡」ウインク

P「とりあえず違和感を具体的に話してくれないか? これから先困るかもしれないし」

心「流れを無視すんなし。えっと、なんとなーくだけど、ニックネームをつけたくなるかも」

P「ニックネーム?」

心「そう。すれ違った人とか、鳥とか、自販機とかに」

志希「手当たり次第じゃん」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 21:28:39.26 ID:e0fa9pJv0<> 心「まさしくそれ☆☆★ あとは、いつもよりスキンシップをとりたくなる」

心「さっきまで営業に行ってたんだけど、一緒に仕事をしたアイドルの娘たちをやたら『ぎゅっ』てしたくなったし」

心「てか実際にしちゃったし☆☆★」

P「なるほど、未央っぽいな」

志希「それだけ?」

心「それだけ。困らないでしょ?」

P「……俺は困る」

心「!」

P「佐藤心というアイドルがぶれてしまうからな。外部からの力によって無理やりプラスされた個性なんて、本物の個性とは言えない」

P「だから、俺はすぐにでも元に戻ってほしいよ」

心「……プロデューサー……」

P「もっとも、心が今のままでいいと言うなら無理強いはしないけど」

心「……」

心「……だな。はぁとははぁとであって、未央ちゃんではないし」

心「ずっとこのままだったら、ファンのみんなもきっと戸惑っちゃうな」

P「ああ」

心「ようし、分かった! さっさと治して☆☆★ お願い☆☆★」

P「任せてくれ。こんな方法しかないのは申し訳ないが」

心「気にしないって。ちょっとドキドキするけど☆☆★」

心「さあ、誓いの口づけを」

P「何にも誓わないぞ」

チュッ

パァァァッ

心「ふぅ……これでいいの?」

志希「うん、オッケー♪」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 21:35:58.62 ID:e0fa9pJv0<> 心「あっ、ホントだ。そこにある自販機を見ても『飲み物出すマン』とか言いたくならない」

P「ネーミングセンスが壊滅的だな」

心「はぁともそう思う。それも薬のせいだったんだろーな」

心「じゃ、そろそろ次の仕事に行かなきゃなんで、またな☆ プロデューサーとのキッス、次にする時までずっと覚えとくぞ☆」

P(次


志希「改めてごめんなさい」

心「ま、若いうちはたくさん失敗しとけ☆」

P「」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 21:36:29.97 ID:e0fa9pJv0<> 途中送信しました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 21:59:52.52 ID:e0fa9pJv0<> 心「あっ、ホントだ。そこにある自販機を見ても『飲み物出すマン』とか言いたくならない」

P「ネーミングセンスが壊滅的だな」

心「はぁともそう思う。それも薬のせいだったんだろーな」

心「じゃ、そろそろ次の仕事に行かなきゃなんで、またな☆ プロデューサーとのキッス、次にする時までずっと覚えとくぞ☆」

P(次?)

志希「改めてごめんなさい」

心「いいって。若いうちはたくさん失敗しとけよ、成長に繋がるからさ☆」ウィンク

P(志希はそのケースに当てはまるのだろうか)

――――

P「比較的小さな変化でよかったな」

志希「ちょっと残念かも」ボソッ

P「は?」

志希「にゃんでもない」

P「しっかり聞こえたぞ。そういや今回の問題を引き起こした志希に対して、どんな処罰を下すか考えてなかったな」

志希「ああ! この微かな獣臭は、薬の効果でおかしくなった大人アイドルが近くにいる証拠だよ!?」

P「話を聞け!」

志希「ほらほら、いたよ! あの人だよ!」

P「全く……どこだ?」


↓2 大人アイドル1人 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 22:00:34.84 ID:wUVNgnsEO<> 早苗さん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 22:00:36.99 ID:ne754sT7O<> 志乃さん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 22:00:37.24 ID:M8xYQZMrO<> kskst <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 22:06:40.62 ID:e0fa9pJv0<> 志希「あー、角を曲がっちゃった」

P「追いかけよう。誰だったんだ?」スタタタッ

志希「ワインの匂いが染みついてる人」スタタタッ

P「志乃さんか、了解」

P「いた! 志乃さーん! ちょっと待ってください!」

志乃「……」


↓2 志乃がどうなっているか コンマ一桁が偶数だと効果を気に入っている 奇数だと困っている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 22:07:59.48 ID:QvaAtZYVo<> 下戸に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 22:08:05.01 ID:kVT5l6+DO<> 逆の意味でおかしくなるアイドルとかも希望



千夏→唯のみしか害を与えない

美優→仁奈のみふひひ★ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 22:08:31.57 ID:a2jUfPtaO<> 飲み物が全てノンアルコールになってる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 22:13:34.55 ID:e0fa9pJv0<> 安価は>>30でいいのでしょうか?
書き進めていきますが、何かあればレスしていただけると <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 22:16:16.84 ID:Pav5Hsr3o<> お酒を避けてる!? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 22:28:32.98 ID:e0fa9pJv0<> 志乃「……あら……私に何か用……?」クルッ

P「志乃さん!? 顔色が悪いですけど大丈夫ですか!?」

志乃「ええ……色々あってね……」

P「話してもらえませんか。実はこういうことがあって」カクカクシカジカ

志希「ごめんなさい」ペコリ

志乃「……そうだったの……私の身に起きていることは、志希ちゃんの薬のせいなのね……」

志乃「ふふ、安心したわ……てっきり、神様が私に罰を与えているのかと……絶望していたの……」

P「何が起きているんですか? よほどのことでしょう」

志乃「そうね、よほどのこと……飲み物がね……」

P「飲み物?」

志乃「飲み物……飲み物が全て……ノンアルコールになっているの……」

P「ど、どういうことですか」

志乃「例えば、このワイン……」スッ

志乃「グラスに注ぐわ」コポポ…

志乃「飲んでみて……」スッ

P「え。いや、まだ昼間ですから」

志乃「お願い」

P「……はい」

ゴクリ

P「……?」

志乃「どう?」

P「いや……これ、ただのブドウジュースですよね?」

志乃「いいえ、ワインよ。正しくは『ワインだったもの』」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 22:35:56.13 ID:M8xYQZMrO<> これには酔乙女一同も真っ青 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 22:35:58.16 ID:kVT5l6+DO<> ……すまんかった

あと、ウェルチのコンセプトがワインなる前のぶどうジュースだったな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 22:41:21.64 ID:e0fa9pJv0<> P「???」

志乃「その証拠に……志希ちゃん、このワインをグラスに注いでくれるかしら……」スッ

志希「はーい」

コポポ…

志乃「プロデューサーさん……志希ちゃんからワインを受け取って、飲んでみて……」

P「は、はい」スッ

ゴクリ

P「!!」

P「ワ、ワインだ……」

志乃「手品じゃないわ……私が飲み物を注ぐと、ほんの少しのアルコールも除外してしまう……」

志乃「どういう仕組みかは分からない……魔法みたいね……」

P「そうか。だからそんなにフラフラしてたんですね」

志乃「お酒が飲めない辛さ、痛いほど味わっていたわ……」

P「というか平日の昼間から飲まないでくださいよ」

志乃「……」

志乃「はぁ……辛い……お酒が飲みたい……」

P(無視)

志乃「志希ちゃん……どうすればこの苦しみから解放されるのかしら……」

志希「あっという間に解決するよー。男の人と粘膜接触すればいいの」

志乃「……そうなの……」スッ

グイッ

P「!」

志乃「お願い、プロデューサーさん……私と口づけを……」

P「は、はい。もちろんですけど……」

P(弱々しくなってるせいか、大人の女の色気が……)ドキドキ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 22:44:03.83 ID:mKevKnRro<> 瞳子さんがファーストデビュー当時の姿に戻ってるのとか見たいな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 22:56:36.20 ID:e0fa9pJv0<> 志乃「ありがとう……」

チュッ

パァァァッ

P「……」

志乃「……」

P「……」

P(長くない?)

ムチュ

P「!?」

P(この人舌を入れてきた!! くっ、しっかり抱き着いてて離れない!!)グイグイ

P(弱ったふりしてまだこんな力が……!)

志乃「……」ギュウウウ

P「んー!! んー!!」ジタバタ

志希(わーお、子供は見ちゃいけないやつだー)

パッ

P「はぁ……! はぁ……!」

志乃「ふふ……ごちそうさま……」ペロリ

P「な、なんで舌を……」

志乃「きっと、酔っぱらってるせいね……」

P「あなた今ノンアルコールしか飲めないでしょう」

志乃「いいえ、志希ちゃんの言ったことが本当なら」コポポ…

ゴクリ

志乃「……はぁぁ……美味しい……♪ 呼吸のために、水中から顔を出したような感覚……」

志乃「復活したわ」フフ

志希「わー」パチパチパチ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 23:13:16.11 ID:e0fa9pJv0<> 志乃「ありがとう。あなたのおかげで、お酒のありがたみが改めて分かった」

志希「ううん、志希ちゃん悪いことしちゃったんだし、お礼言う必要はないよ?」

志乃「それでも言いたいの」クスッ

P「と……とにかく、戻ったのはよかったです。けど志乃さん、昼間からお酒は……」

志乃「今日はオフだから。大目にみてくれない?」

P「……分かりました」

志乃「ありがとう。じゃあ、私はこれで」

スタスタ

志希「ねーねー」

P「ん?」

志希「大人のキスってどんな感じなの?」

P「志希にも好きな人ができれば分かるよ。それより、今のは誰にも言わないでくれよ」ヒソヒソ

志希「あたしへの処罰を軽くしてくれるなら」

P「もう問題を起こさないなら考える」

志希「善処します♪ 取引成立だね」

P「してないだろ。善処じゃなく絶対にしないようにしろ」

志希「はーい」

P「気の抜ける返事だな……」

――――

志希「くんくん」スンスン

P「獣臭するか?」

志希「今のとこしないね」

P「そうか……。あれ? そういえば、そろそろ会議が終わる頃だな」

志希「!!」

P「志希、俺の手伝いはいいから謝って来い」

志希「くんかくんか! くんかくんかくんか!」スンスンスンスン

志希「いた! こっちから獣臭がするよ!」スタタタッ

P「お、おい! 逃げるための口実じゃないだろうな!」


↓2 大人アイドル1人 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 23:14:00.42 ID:2mVpIYzSo<> ksk <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 23:14:10.08 ID:mKevKnRro<> 瞳子 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 23:22:43.77 ID:e0fa9pJv0<> 瞳子「……」

志希「口実じゃないよ、あのアイドルだよ」

P「瞳子さんか。間違いないな?」

志希「志希ちゃんの嗅覚に狂いはない!」

P「じゃあ行こう」スタスタ

P「すみません、瞳子さん。何か困ってることありますか?」


↓2 瞳子がどうなっているか コンマ一桁、偶数が効果を気に入っている、奇数が困っている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 23:23:31.48 ID:lV6mmUMFo<> ksk <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 23:23:38.70 ID:pALeIhUTo<> ファーストデビュー当時の姿に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 23:38:06.11 ID:M8xYQZMrO<> やさしい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/15(土) 23:39:25.86 ID:AnIxY2+Mo<> いやこれ明らかに飛行機か別端末…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 23:40:52.28 ID:e0fa9pJv0<> 瞳子「……」クルッ

P「……」

P(あれ? 瞳子さんってこんな身長だっけ。少し低いような)

P(顔のパーツも、幼くなっているような気がするぞ)

瞳子「どうかしら」

P「え」

瞳子「この姿を見て、どう?」

P「可愛いです」

瞳子「ふふ、ありがとう」ニコッ

P「ええっと、これは……」

志希「肉体が若くなってるね。おそらく高校生くらいの年齢だよ」

P「ああ、だから幼く見えたのか」

瞳子「志希ちゃんが一緒にいるということは、この現象は……」

P「はい。実は……」カクカクシカジカ

瞳子「やっぱり」

志希「ごめんなさい」ペコリ

瞳子「気にしないで。さっき営業が終わって、もうお仕事はないの」

瞳子「お客さんを戸惑わせることはないわ」

P「でも志希が迷惑をかけたことには変わりないので……すみません」

瞳子「いいのよ。ちょっと楽しいし」

P「へ?」

瞳子「この姿、懐かしくて……ずっと鏡で見てたの」

瞳子「たぶん、私がちょうどファーストデビューした当時よ」

P「へえ、そうなんですか」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/15(土) 23:59:21.10 ID:e0fa9pJv0<> 志希「こんなにキュートなのに人気出なかったの?」

瞳子「ええ。詳しくは話せないけど、上手くいかなかった」

瞳子「毎日が夢に満ち溢れていたけど、挫折してやめてしまう頃には、何にも期待できなくなっていて」

瞳子「あの時、スカウトしてくれたのがプロデューサーさんだったら。志希ちゃんたち346プロのアイドルが仲間だったら」

瞳子「どうなっていたのかしらね」

P「……」

志希「ねえねえ。この姿になって楽しいんだよね?」

瞳子「え? ええ……」

志希「じゃあさ、せっかくだし色んな服着てみれば? もっと楽しいんじゃない?」

瞳子「え……」

志希「いいよね?」

P「ああ。瞳子さんさえよければ、どんなものでも貸しますよ」

瞳子「……それなら、お言葉に甘えようかしら」

――――

瞳子「どう?」

P「すごくよく似合いますよ」

瞳子「あ、ありがとう……」ポッ

志希「じゃー次の服いってみよー」

瞳子「ええ」

――――

瞳子「……」

P「すごく可愛いです」

瞳子「ありがとう。だけど、可愛すぎない?」

P「そんなことないですよ」

瞳子「そう……姿は高校生だけど、中身は大人だから、こういう服に抵抗があるのかも」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/16(日) 00:12:34.23 ID:lnE5QHKo0<> P「まあ仕方ないですね」ハハ

瞳子「そうね」フフ

志希「次はこの服とかどう?」

瞳子「挑戦してみる♪」

P(ノってきたかな)

――――

瞳子「〜♪ 〜♪」

P(これは、一昔前に流行ったアイドルの曲か)

瞳子「……ふぅ」

志希「ぱちぱちぱちー」パチパチパチ

瞳子「あはは……思い切り歌っちゃった」

P「よかったですよ」パチパチパチ

瞳子「嬉しいわ♪」

瞳子「ねえ、お願いがあるんだけど……外に出てみてもいい?」

P「外ですか」

瞳子「ワガママよね。でも、もうちょっとだけ浸りたいの」

志希「うーん、残念だけど時間切れかも」

瞳子「え?」

志希「ちょっとずつだけど、中身も高校生に戻ってるんだよね。あと30分もすれば完全に高校生モードだよ」

P(言われてみれば、普段の瞳子さんとは思えないくらい無邪気に笑ってたな)

瞳子「そうなの……」

P「それじゃ意味ないですよね」

瞳子「ええ……仕方ないわね。この姿ともお別れ」

瞳子「そもそも、もう一度この姿になれるとは思ってもみなかったんだけど」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/16(日) 00:24:43.15 ID:lnE5QHKo0<> 瞳子「ありがとう志希ちゃん。ほんのちょっとだったけど、楽しい時間を過ごせた」

志希「いえいえ♪」

P(得意げになるな、と言いたいけど、今回は見逃そう)

瞳子「確か元に戻るには、プロデューサーさんとキスをすればいいのよね?」

P「はい。本当にすみません」

瞳子「謝ることないわ」

瞳子「……」

P「瞳子さん?」

瞳子「ごめんなさい。最後にこの姿を、もう一度だけ目に焼きつけておきたくて」

瞳子「……ふふ」ニコッ

P(なにか思うことがあるんだな)

瞳子「それじゃ、お願いしようかしら」

P「はい。いきます」

瞳子「私のファーストキス、もらって」

P「え?」

瞳子「この頃の私は、男の人と一度も付き合ったことがなかったから」

瞳子「ということは、ここでキスをすると、私の人生の初キスは貴方になるのかしら?」

P「……」

瞳子「なんてね」クスクス

瞳子「お願いします」

P「あ、はい……」

P(なんかやりにくいな)

チュッ

パァァァッ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/16(日) 00:38:01.58 ID:lnE5QHKo0<> 瞳子「……」

P(元の瞳子さんだ)

P(……ん?)

志希「完璧に元通りだよー」

瞳子「そ、そうね……」ギチギチ

瞳子「……キスする前に、服を着替えておくべきだったわ……」カァァ

P(ミニスカートが超ミニスカートになってる!!)

P「志希! 服を!」

志希「ほーい」スタタタッ

P「とりあえずタオルをどうぞ!」スッ

瞳子「ありがとう……」

P「いえ、俺も予測できてなかったので……」

――――

志希「失礼しましたー」

P「どうだった?」

志希「めっちゃ怒ってた」

P「だろうな」

志希「でも『今後は気をつけたまえ』って許してくれたよ」

P「本当に気をつけてくれよ? せめて常務は巻き込まないでくれ」

志希「むむっ!」ピクッ

P「どうした」

志希「変になったアイドルの反応! こっちから漂ってくる!」

P「まだいるんだな……」

志希「移動してるっぽいよ! 早く追いかけないと!」クンクン


↓2 大人アイドル1人 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 00:39:19.91 ID:k01e8Jqm0<> 日下部若葉(20) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 00:40:07.14 ID:2T7Zq5IRO<> ヘレン <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/16(日) 00:44:53.41 ID:lnE5QHKo0<>
――――

P「本当にこっちなのか?」

志希「うん、確実にこっち」クンクン

志希「あ! ほら、いたじゃん!」


ヘレン「……」


P「ヘレンさんか」

志希「だね」

P「変人がさらに変になるのか……」

志希「失礼な発言はやめたまえ」

P「モノマネやめろ。ひとまず話しかけよう」


↓2 ヘレンがどうなっているか コンマ一桁、偶数が効果を気に入っている、奇数が困っている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 00:48:28.97 ID:kMcg7WXdo<> 言語が違う <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 00:48:44.27 ID:cRYRIiQ9O<> 4次元世界レベルに到達した <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 00:48:49.27 ID:k01e8Jqm0<> 森久保状態になてる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 00:49:23.90 ID:k01e8Jqm0<> 森久保状態になてる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 00:50:45.61 ID:lnE5QHKo0<> 今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 00:52:41.25 ID:kMcg7WXdo<> おつー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 04:54:15.63 ID:NpaIRTGVo<> 乙
四次元世界ってなんだよw
名状しがたい何かになってるのかw <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 13:24:26.37 ID:ewvu891yo<> 分身作れたりするんでしょ(適当) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 20:10:03.20 ID:p7WShyVTO<> 4次元殺法? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/16(日) 21:39:45.55 ID:lnE5QHKo0<> ヘレン「何か用かしら?」

P・志希「!?」

P「あれ……い、いつの間に後ろに……!」

志希「瞬間移動?」

ヘレン「私に話しかけようとしてたでしょう。用があるの?」

P(何で知ってるんだ)

P「はい。実は……」

――――

ヘレン「……」

P「ということなんです」

志希「ごめんなさい」

P「体に変化はないですか? 薬のせいで異変が起きてると思ったんですけど」

ヘレン「その通りよ。今の私はよりスペシャル……新たな世界へ到達してるの」

P「は?」

ヘレン「言うなれば4次元の世界! 未知のベクトルを発見し、それを扱うことができてしまう!」

志希「おー、すごーい」

P「さっぱり意味が分からないんですけど」

ヘレン「詳しく説明するなら……さっき、私はあなたたちの後ろへ移動したでしょう?」

ヘレン「あれは4次元世界を移動した結果よ。4次元を知らない者が見れば、瞬間移動したように見えるだろうけど」

P「……」

ヘレン「ピンと来てないようね」

P「そりゃそうですよ」

ヘレン「それじゃあ、こんなのはどうかしら」

ヒュンッ

P(ヘレンさんが消えた!?) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/16(日) 22:08:09.56 ID:lnE5QHKo0<> ヘレン「ヘーイ! ここよ!」

P「え? うわ、また後ろに!」

志希「なんか手に持ってるね」

ヘレン「フフフ、これはプロデューサーのパンツよ」

P「!?」

P「そ、そういえば違和感が……嘘だろ!? どんな仕組みなんだ!」

ヘレン「言ったでしょう。これは4次元世界を移動した結果なの」

ヘレン「他にも色々できるわ! 例えば、こうすると!」スッ

ヘレン「あなたたちからすれば、左手を空に掲げただけに見えるでしょう」

P「は、はい……」

ヘレン「それだけじゃないの。プロデューサーのパンツ、どこにあるか分かる?」

志希「消えたね」

P「元にも戻ってない」

ヘレン「宇宙にあるわ」

P「宇宙!?」

ヘレン「4次元を移動して送ったのよ。どう?」

P「それが本当ならすごいですけど。っていうか返してください」

ヘレン「お手の物よ」スッ

P「うお!? 戻った! すごくあったかい!」

ヘレン「太陽の熱で温めたから当然よ。拝借したお詫び」

志希「ねーねー、何かを移動させることしできないの?」

ヘレン「いいえ、こんなこともできるわ。ヘーイ!」

P「……何をしたんです?」

ヘレン「……」

P「ヘレンさん?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/16(日) 22:25:25.95 ID:lnE5QHKo0<> ヘレン「調子に乗ってしまった」

P「は?」

ヘレン「ちひろの肩を叩くつもりが、ヒップを思いきりスパンキングしてしまったわ。ミスよ」

P「何してるんですか!! いや、実際そうなったのかは分からないけど!」

ヘレン「間違いない。あとで謝らないと」

志希「にゃははは♪ おもしろーい♪」

ヘレン「今あなたたちに見せたとおり、上手くいく時は上手くいくのだけど」

ヘレン「ミスをする時はミスをするの。しかもそこそこの確率で」

P「ええ……危ないですね」

ヘレン「そうね。意識してない時に4次元世界を移動してしまったりするし……実のところ、困っているのよ」

P「あんなにノリノリで俺たちに披露してたのに」

ヘレン「反応がいいから、つい気分が良くなってしまったわ」

ヘレン「このままだと周囲の人間に迷惑をかけてしまう。だから元に戻りたい。できるかしら」

志希「簡単だよ。男の人と粘膜接触すれば治るよ」

ヘレン「そう! よかった! プロデューサー、お願いできる?」

P「もちろんです」

チュッ

パァァァッ

P「え?」

ヘレン「これでいいの?」

P「今キスしたんですか」

ヘレン「したわ、一瞬の隙をついて。でも……もうそんな芸当はできないみたいね」

ヘレン「すっかり元通りよ!」バーンッ

志希「よかったよかった」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/16(日) 22:41:16.65 ID:lnE5QHKo0<> ヘレン「4次元世界、良い体験をした! いずれは自力で辿りつけるように」

ヘレン「これからも突き進むわ!」ババーンッ

P(本当に到達しそうで怖いな)

ヘレン「その前に、ちひろに謝ってくる。また会いましょう!」

スタスタ

志希「またねー」ヒラヒラ

P「すごかったな。薬の効果で、あんな超能力みたいな事もできるようになるのか」

志希「みたいだね。興味湧いたなら、キミにも効くように開発して嗅がせるよ」

P「やめてくれ」

――――

P「まだ薬の効果が出てる人いるのか?」

志希「いるっぽい」

P「曖昧な……」

志希「微かにするんだよ、匂いが。何人かは予測できないなー」

志希「……むっ! 匂いが近づいてきた!」

P「マジか」

志希「しかも2人揃ってる。こっちこっち」スタタタッ

P「2人!? 嘘だろ……」


↓1、2 大人アイドル2人 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 22:42:03.83 ID:aFzEHNk8o<> 美里 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 22:42:08.27 ID:1rxO7/B80<> 美紗希 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 22:47:17.65 ID:yDzTdi4Go<> 不人気アイドル2名追加入りました。ほぼ同時にこの面子が投げられるとかありえなくない? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 22:48:04.06 ID:0EF10sF5o<> いつものでしょ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/16(日) 22:51:49.41 ID:lnE5QHKo0<> 美里「〜〜」

美紗希「〜〜」

P「あの2人か。何か話してるみたいだけど」

志希「例によって近づかないと異変が分かんないね」

P「本当に2人なのか? どっちか1人じゃないんだよな?」

志希「うん」

P「大変そうだ。よし……」


↓1、2 美里&美紗希がどうなっているか コンマ一桁、偶数が効果を気に入っている、奇数が困っている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 22:52:39.62 ID:mNWxO5DBo<> 不人気テロップがひっついてる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 22:52:49.31 ID:LwbdMqIDo<> 移す価値なし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 22:54:16.96 ID:qq4jp1ZAo<> 早耶が出せないからって他の不人気使うのか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 22:54:59.88 ID:JhjSJCJ/O<> 荒らしの材料にされてるとはいえ流石に気の毒 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 22:55:15.05 ID:1rxO7/B80<> えぇ…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 22:55:34.57 ID:tTCYL955O<> >>76
自分で叩くとこまでがテンプレだから <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 22:58:10.82 ID:tB9omu6i0<> 最近おとなしいと思ったらこれだよ…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/16(日) 23:20:21.13 ID:lnE5QHKo0<> 美里「ん〜……」

美紗希「どうしようねー」

P「2人とも……って、ん? 美里、何だそれ」

美里「あ、プロデューサー。これ、私が前のライブの時に考えたグッズの内の1つなんですけど」

志希「……『不人気』?」

P「っていうテロップみたいなのがついてるな」

P「ん? これどうなってるんだ。文字が宙に浮いてるぞ」

美里「そうなんですよぉ。わけが分からなくて」

P「ふむ……ひとまず置いておこう」

P「そして美紗希は?」

美紗希「え?」

P「……何か異変は起きてないか」

美紗希「異変って、どういうどういうことぉ?」

P「志希」

志希「うん、間違いない。獣臭がする」クンクン

美紗希「えぇ!? 動物なんて触ってないけど!」ガーン

P「そうじゃないんだ。実はこういうことがあって」カクカクシカジカ

美里「志希ちゃんの開発した薬が」

美紗希「社内に漏れちゃったんだぁ」

志希「ごめんなさい」ペコリ

P「それで、効果が表れたアイドルは微かな獣臭がするらしくて。お前たち2人がそうなんだよ」

美里「なるほど〜。じゃあ、これって薬の効果なのかなぁ?」

志希「テロップが浮かぶって謎だね」

P「何か思い当たるふしはあるか?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/16(日) 23:42:03.30 ID:lnE5QHKo0<> 美里「思い当たるふし? う〜ん……あると言えばあるんだけど〜……」

P「教えてくれ」

美里「このグッズね〜。私が企画したグッズの中で、唯一売れ残っちゃったの。しかも結構多めに」アハハ…

美里「つまりそれって、人気がなかったってことだよね?」

P「まあ、そうだな」

美里「あ……ひょっとして、だからなのかなぁ〜。こういうテロップが浮かんだのって」

美里「私の中で、『どうして売れ残っちゃったんだろうなぁ』って気持ちがずっとあって……」

美里「それがこうして、具現化しちゃったのかも」

志希「自責の念みたいな?」

美里「たぶん」

P「そうか。ごめんな、俺が一緒に考えてやらないといけないのに、気持ちに気がつかなくて」

美里「ううん! プロデューサーはたくさんのアイドルをプロデュースしてるし、付きっきりになれないのは仕方ないから〜」

美里「それに私だって、アイドルの年数も重ねてきてるし。自分でどうにかする力も付けなきゃいけないもん♪」

P「美里……成長してるな」

美里「そんなことないよぉ」フフ

志希「でも、こういうテロップが浮かんでると気分が沈んじゃうでしょ? 早く治さなきゃ」

美里「沈んじゃうっていうか、改めて向き合う良い機会になったから。結果的によかったかも〜♪」

P(ポジティヴだな)

美里「治しては欲しいけどね〜。プロデューサーさんと……キス、するんだっけ?」

P「男なら誰でもいいぞ」

美里「えへへ、プロデューサーさんがいいなぁ」ニコッ

P「そ、そうか、分かった。じゃあいいか?」

美里「うん」

チュッ

パァァァッ

美里「……」

志希「無事に戻ったみたいだね。テロップ消えたよ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 23:46:02.37 ID:JhjSJCJ/O<> なるほどそう落とし込んだか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/16(日) 23:51:18.50 ID:RsbCEAZMO<> 上手い
よく頑張った <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/16(日) 23:59:53.20 ID:lnE5QHKo0<> 美里「うん……。このグッズの問題点、早速ちゃんと向き合わないとねぇ」

美里「どこがいけなかったのかなぁ」

P「美里、やっぱり俺も一緒に考えるよ。もしどうしても行き詰ることがあったら、いつでも話しかけてくれ」

美里「えっ。それは……」

P「俺はお前のプロデューサーだろ? 好きに頼ってくれると嬉しい」

美里「……はい。ありがとうございます♪」

志希「かっくいー!」

P「茶化すな!」

美里「うふふ♪」

P「さあ、次は美紗希だ。異変に気づいたか?」

美紗希「ずっと探してるけど、分かんないよー」

P「何かあるだろう、何か」

美紗希「うーん」

美里「ひょっとして〜、私と一緒にいたから、匂いがついちゃっただけなんじゃ……」

志希「あたしもそう思ったけど、違うよ。ちゃんと獣臭がする」

美紗希「やだなぁ、それ。人気の香水つけてるのにー」

志希「いっそのこと、もうキスしちゃえば? 効果確かめる必要ないでしょ」

P「まあな……」

美里「だけど、気になるよねぇ。どんな効果が現れてるのか」

美紗希「あたしも超気になってるから、見つけたいんだけどぉ……」

美紗希「あっ」

P「何か思いついたか?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 00:11:12.33 ID:Ff1/hOeG0<> 美紗希「うーん……でもなぁ」

P「何でもいいから言ってくれ」

美紗希「うん。実はあたし、朝からずっと風邪っぽかったんだけどー」

美紗希「ついさっき、すっかり元気になっちゃったんだよねぇ」

美里「そういえば、ずっとダルそうだったね〜」

P「風邪っぽいのが元気になった……」

志希「ちょっと待ってて」スタタタッ

P「え? おい、どこ行くんだ!」

志希「数分で戻ってくる!」

――――

志希「お待たせー」スタタタッ

P「何を持ってきたんだ」

志希「薬品Aと薬品B」

美里「何をするのぉ?」

志希「まずAを美紗希に注入して、そのあとBを注入するの」

美紗希「え……」

P「その説明だけだと怖すぎる。詳しく話してくれ」

志希「この薬品Aは風邪を引かせる薬なんだー。で、Bが治療薬なの」

志希「あたしの推理が正しければ、これで真実が分かる」

美紗希「大丈夫ぅ? ただでさえ薬の効果でおかしくなってるのに、合わさって化学反応起きない?」

志希「……。始めよっか♪」

美紗希「ちょっと黙ったの何で!? ねえ!」

志希「へーきへーき、ほいプチュっと」プシュッ

美紗希「痛っ……くなかった! 冷たい!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 00:23:38.12 ID:Ff1/hOeG0<> P「おい、本当に大丈夫なのか?」

志希「安心して♪ あと1分で結果が分かるからねー」

美紗希「うう……怖いよぉ……」

美里「志希ちゃんを信じよう?」ナデナデ

志希「ひどいなー、そんなに信用ない?」

P「こういう時のお前は信用できると思うけど、万が一な」

志希「任せて」グッ

――――

志希「1分経過! どう?」

美紗希「え……?」

志希「風邪の症状出てるか教えて」

美紗希「……何ともないけど」

志希「そっかー」

美紗希「な、何? あたしどうなってるの?」

志希「ハッキリそうと判断はできないけどねー。おそらく、病気にならない体になってる」

美里「病気にならない体?」

P「マジか」

志希「現段階ではね。色んな病原菌を投入して試さないと、病気って一括りにはできないかな」

美紗希「絶対に嫌なんだけど!!」

志希「分かってるって。志希ちゃんそんな鬼畜じゃないし」ニャハハ♪

志希「……10万でどう?」

美紗希「いや」

志希「50」

美紗希「いや」

P「研究者魂を燃え上がらせるな」ペチ

志希「いたーい」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 00:40:08.12 ID:Ff1/hOeG0<> 志希「ほんの冗談なのに……」

P「にしては真剣な顔してたなぁ」

志希「……とにかくっ! 風邪を引かない体になってるんだよっ!」

美里「すごいね〜美紗希ちゃん! スーパーウーマンだよぉ!」

美紗希「まあ、そうかもだけど……早く治して欲しいかなぁ」

美里「えっ、何でぇ?」

美紗希「病気にならないってのは便利だけどぉ……人間味を感じないっていうか……気味が悪いし……」

P(考えてみればそうかもしれない)

志希「そうだね! そんな体、早く治しちゃった方がいいよ!」

志希「病原菌の可能性を無きものにする体だし! 病気を移す価値のない体だし!」

P(実験を断られたせいで怒ってる?)

美紗希「プロデューサーさんお願いっ。早くキスしてぇ?」ウルウル

P「言い方を考えろ言い方を! いくぞ」

美紗希「うん」

チュッ

パァァァッ

美紗希「……治ったみたい」ポー

P「!」

美里「美紗希ちゃん、顔が赤く……」

志希「あたしの注入した薬の成分が、まだ生きてたのかな? ほいっと」プシュッ

美紗希「つめたっ」

美紗希「……あ。頭がスッキリしていく」

志希「これで治ったよ」

美紗希「ありがとう……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/17(月) 00:52:54.79 ID:Ff1/hOeG0<> 今日はここまでにします
強引な繋げ方ですみません

そして、アイドルを貶したりするような安価は今後控えてくださると嬉しいです…
できるだけ精一杯考えて書き進めますが、
出来事が細かく描写されている安価など避けようのないものは、別の安価へと変更させていただきます
すみません <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/17(月) 00:54:52.16 ID:G6oiyzWVO<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/17(月) 03:12:01.32 ID:0ra0YTzTo<> 乙うまい繫げ方だった
(早速ちゃんと〜が早坂ちゃんと〜に見えて美玲どこで出た?ってなった……) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 20:57:48.64 ID:Ff1/hOeG0<> 志希「いえいえ。元はと言えばあたしの不注意でこんなことになったんだし」

美紗希「でも結果的にー、朝から風邪っぽかったのを治してくれたでしょ?」

志希「それはお詫びとして受け取って」ニコッ

志希「……話は変わるけど、あとでラボに来てくれない? それで血液とか提供してくれたら…」

P「こら」

――――

志希「ちょっとくらいいいじゃん」

P「ダメだ。ちょっとじゃ済まなくなる可能性があるからな」

P「それより、薬でおかしくなってるアイドルは? まだいるか?」

志希「警察犬扱いされてるよねあたし」

P「仕方ないだろ、獣臭はお前にしか分からないんだし。こんなことになった原因でもあるんだぞ」

志希「分かってるって。まあレッスン休めるし、こっちのが面白そうだからいいけど」

P「レッスンにはちゃんと行け。時間になったら解放するから」

志希「えー」

P「えーじゃない。まだ1回も出てないだろ? 今度のライブは規模が大きいから、なるべく練習を…」

志希「あー! いたよ! 変になってるアイドルの匂いがする!」スタタタッ

P「志希、まだ話は終わってない!」

志希「ちゃんとライブには間に合わせるって♪ 早くしないとどっか行っちゃうよ?」

P「はぁ……ったく……」


↓2 大人アイドル1人 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/17(月) 21:01:51.15 ID:fyU3IYmRO<> 早苗さん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/17(月) 21:02:21.43 ID:H+yRTOJoO<> てんてー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 21:15:34.74 ID:Ff1/hOeG0<> 亜里沙「……」

P「亜里沙か」

志希「間違いない。獣臭が漂ってきてる」クンクン

P「話しかけよう」スッ


P「亜里沙」

亜里沙「!」


↓2 亜里沙がどうなっているか コンマ一桁、偶数が効果を気に入っている、奇数が困っている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 21:16:52.61 ID:cNy+jHVf0<> 精神が子供になっている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/17(月) 21:17:00.82 ID:VsPOZxR/o<> 天帝になってる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 21:34:53.07 ID:Ff1/hOeG0<> 亜里沙「あ、プロデューサーくん」キラキラ

P「!!」

P(何だ……? 亜里沙から、とてつもないオーラを感じる)

P(そしてこの神々しさは一体)

志希「まぶちい」

亜里沙「どうしたの?」キラキラ

P「ああ、えっと……実は……」

――――

亜里沙「……そうなの」

P「それで、亜里沙も薬のせいでおかしくなってると志希が言ったから、こうして話しかけたんだけど」

P「火を見るよりも明らかだな。すごくオーラがある」

亜里沙「ええ、自分でも『今日のありさ先生は一味違う!』って思ってたの」

亜里沙「というか、こうなったのはついさっきの話なんだけど。志希ちゃんのおかげだったのね」フフ

P「おかげ?」

亜里沙「聞いて♪ ありさ先生ね、すっごい力が備わったんだよ」

亜里沙「出てきてー」


ウサコ「……」ヒョコッ


P「!?」

志希「それってウサコちゃん?」

亜里沙「そう! おいでウサコちゃん♪」

ウサコ「♪」タタタタッ

P「う、動いてる!?」

志希「足がついてるね。どういう仕組み?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/17(月) 21:41:55.76 ID:G6oiyzWVO<> 天帝といっても戦国路線じゃなくてそっちの方だったか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 22:02:25.68 ID:Ff1/hOeG0<> 亜里沙「よく分からないんだけど、命が宿ったの。可愛いでしょう?」ニコニコ

亜里沙「はいウサコちゃん、みんなにご挨拶して。よろしくお願いしますって」

ウサコ「!」ペコリ

P「ど、どうなってるんだ……これは亜里沙の力なのか?」

亜里沙「そうみたい。なんかね、頭で思い浮かべたことが具現化できちゃうんだ」

亜里沙「『ぬいぐるみが動いたらとても素敵だな』って思ったら、こうなったの。ウサコちゃんの他にも、杏ちゃんのウサギさんや、七海ちゃんのサバオリくんも動いてるのよ」

P「すごいな」

志希「サバオリくん気になる」

亜里沙「七海ちゃんが抱えてるから、あとで見にいってみて♪」

ウサコ「……!」シュバババ

P(めっちゃ機敏に動いてる……)

P「なあ亜里沙。その能力で困ってることってないよな」

亜里沙「ええ、むしろ楽しいかな。どうして?」

P「治した方がいいかなと思ったんだ。けどマイナス要素はなさそうだから……」

亜里沙「このままがいい! だって、ぬいぐるみに命を吹き込めば、子供たちがもっと喜んでくれると思うし」

亜里沙「今まで以上に楽しい番組を作っていけそうじゃない?」

P「そうだな」

志希「でも真面目な話、大騒ぎになると思うよ? あのぬいぐるみ、どうやって動いてるんだって話になって」

志希「研究してる人に解剖されちゃうかも」

亜里沙「……!」

志希「果てには亜里沙先生が原因だと発覚して、先生が研究対象になっちゃったり」

亜里沙「!!」

P「し、志希。物騒なことを言うな」

亜里沙「……いいえ。志希ちゃんの言うとおりかもしれない」

亜里沙「小さなぬいぐるみが自由に動いたら、素敵な番組が作れそうだけど……知名度も上がっちゃって、色んな人に見られるもの」

亜里沙「中には、志希ちゃんが言ったような人たちに注目されちゃうかも」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 22:18:58.58 ID:Ff1/hOeG0<> 志希「っていうか、さっき『頭で思い浮かべたことが具現化できる』って言ってたけど」

志希「ぬいぐるみ以外にも色々できるの?」

亜里沙「ええ。他には物体を動かせたり、テレポートさせたり。人にもできると思う」

亜里沙「あとは、何もない状態から色んなものを作り出せたりできるし」

P(ヘレンさんよりすごくないか)

志希「やばー! 創造主じゃん! 志希ちゃんをもう1人作れたりするの?」

亜里沙「できる……と思う。やったことはないけど、頭で『可能』だって思っちゃうの」

志希「やってやって!」ピョンピョン

P「亜里沙、絶対にやめてくれ。俺への負担がヤバい」

志希「でも実際に確認しないと本当か分かんないじゃん!」

P「ぬいぐるみに命を吹き込めるんだぞ。確かめなくても充分だろ」

亜里沙「プロデューサーくん……どう思う?」

P「え?」

亜里沙「この能力、消した方がいい? ありさ先生、研究対象にされちゃうかもしれない」

志希「今の話を聞いたら、それは大丈夫だと思うな。向かってくる敵がいたら消しちゃえばいいよ」

P「発想が怖いって」

志希「消すまでしなくたって、全人類に『ありさ先生は当たり前のことをしてる』みたいに洗脳しちゃえばオッケーじゃない?」

亜里沙「……」

志希「洗脳はできない?」

亜里沙「できるけど……」

P(できるのか!?)

亜里沙「だけど、やっぱり治すことにする」

志希「えーどうして? もったいない!」

亜里沙「人に酷いことをしてまで、番組を作ろうとは思えないから」

亜里沙「それにありさ先生自身、この力がちょっぴり怖くなってたんだ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 22:37:50.09 ID:Ff1/hOeG0<> 志希「もったいない! もったいなすぎる!」

志希「ねーねー、その力って誰かに譲渡することできないの?」

亜里沙「できると思う」

志希「ホント!? じゃあ志希ちゃんに渡して!」

P「亜里沙、絶対にやめてくれ。世界が崩壊する」

志希「冗談だって♪ そんなチート使っちゃったらつまんなそうだしね」

P「……結局、治すのか?」

亜里沙「うん。お願いできる?」

P「もちろん」

亜里沙「ただ、その前にやりたいことがあるの」

P「?」

亜里沙「今日だけでいいから、子供アイドルの娘たちと遊びたい。たくさんのぬいぐるみに命を宿して」

P「ふふ、いいんじゃないか。みんなを楽しませてあげてくれ」

P「ただし色々と気をつけてくれよ?」

亜里沙「ええ♪ ありさ先生は、言われたことキチンと守ります♪」

志希「志希ちゃんも一緒にいい?」

P「ダメだ。お前はよからぬことを企みそうだし、やることがあるだろ」スタスタ

志希「引っ張んないでよー」ズザザザ

P「亜里沙、俺たちはやることがあるから、これで。元に戻りたくなったら言ってくれよ」

P「俺じゃなくても、事情を話して他の男の人に…」

亜里沙「ううん、プロデューサーくんのところに行く!」

P「そうか。分かった」

スタスタ

亜里沙「……2人きりになったら、ちょっとだけ悪用しちゃおうかな? なんて……」ボソッ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 22:46:25.60 ID:Ff1/hOeG0<>
――――

志希「獣臭を嗅いでたら気持ち悪くなってきた」

P「何か飲むか?」

志希「心配無用! ここに志希ちゃんの好きな匂いを染み込ませたハンカチがあるから、これで回復する」クンクン

P「どんな匂いなんだ」

志希「わー変態だー」

P「これで変態認定されるのか!」

志希「女の子が好きな匂いを聞くって、どんなパンツを穿いてるか聞いてるのと同じだよ?」

P「嘘つけ。……嘘だよな?」

志希「お? この匂いは、薬の被害者だね」クンクン

P「……まあいいや。どこだ?」

志希「こっちだよ」スタスタ


↓2 大人アイドル1人 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/17(月) 23:00:04.19 ID:esu9pQ3QO<> 美優さん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/17(月) 23:00:22.36 ID:TPK5hWamO<> みずきさん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 23:00:29.83 ID:cNy+jHVf0<> 楓さん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 23:16:15.41 ID:Ff1/hOeG0<> 瑞樹「……」

P「瑞樹さんもか」

志希「うん。微かに匂う」

瑞樹「……」スタスタ

志希「右折した。早く追わないとどっか行っちゃうよ」

P「だな。瑞樹さーん!」スタタタッ

P「あれ? いない。どこへ行った?」

志希「くんくん……あっち!」

P「よし!」スタタタッ

ドンッ

P「うわっ!?」

瑞樹「きゃっ!?」

P「み、瑞樹さん……すみません。不注意でぶつかってしまって……」


↓2 瑞樹がどうなっているか コンマ一桁、偶数が効果を気に入っている、奇数が困っている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/17(月) 23:16:25.22 ID:rOLo/DdtO<> 五歳になる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/17(月) 23:18:16.98 ID:d9IUl879O<> みずきちゃん5歳 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 23:33:54.87 ID:Ff1/hOeG0<> 瑞樹「うう……いたいよぉ……」

P「ん?」

志希「人違いじゃん。どうやったら子供と大人を間違えるの?」

P「いや、でも……あれ? 大人とぶつかった感触がしたんだけどな……」

瑞樹「ふえぇぇ……」グスッ

P「あ、ああ、ごめんね! 痛かったよね? どこか怪我した?」

瑞樹「……ふふ」

P「!」

瑞樹「ふふふふ……かかったわね、ぷろでゅーさー」

P「え」

瑞樹「わかんない? わたしよ、わたし」ニコッ

P「……瑞樹さん?」

志希「よく見ると面影があるね」

瑞樹「そう! かわしまみずき、5ちゃいよ!」ウインク

P「ええ!? ど、どういうことだ……。小さくなってるんですか?」

瑞樹「せいかい。りかいがはやいわね」

P「まあこれまでも色々あったので……」

瑞樹「?」

――――

瑞樹「……なるほどね。わたしがこの『ちから』をえたのは、しきちゃんのせいなのね」

P「はい」

志希「力ってどういうこと?」

瑞樹「ふふ、さっきぷろでゅーさーとぶつかったでしょ? あのとき、わたしは『おとなみずき』だったの」

瑞樹「で、たおれたしゅんかんに、この『こどもみずき』になったの」

P「大人と子供に、自由になれるんですか」

瑞樹「そのとおり!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/17(月) 23:56:45.27 ID:Ff1/hOeG0<> 志希「服はどうしてるの?」

瑞樹「としにあわせて、かわるわ。みてて」

ビュンッ

瑞樹「じゃーん! どう? いつもの瑞樹よ♪」

P「一瞬で変身するんですね」

志希「ゲームのフィールド上でのキャラ変更みたいにねー。どうなってるんだろ」

瑞樹「それは私にも分からないわ」

P「というか、よくその能力に気づきましたね。普通に過ごしてたら急に変わったんですか?」

瑞樹「30分くらい前に、両親から『子供の時のアルバムが出てきた』って写真が送られてきてね」

瑞樹「懐かしさに浸ってたら、5歳になってたわ。それで何やかんやあって状況を理解したのよ」

P「雑な説明……」

瑞樹「原因は晶葉ちゃんか志希ちゃんだって分かってたから、2人に事情を聞きにいく前に、少しだけ子供を楽しもうと思ったのね」

瑞樹「そしたらプロデューサーに見つかったから、驚かせてあげようって企んだわけ」

瑞樹「実際どうなの? 志希ちゃんが原因?」

志希「うん!」

瑞樹「いい返事ね」フフ

P「怒らないんですか」

瑞樹「だって、この能力楽しいから。子供になれば悪いことしても大抵許してもらえるし」

P「悪いことしたんですか!?」

瑞樹「ええ。瞳子ちゃんにおねだりしてジュースを買ってもらった」フフフ

P「大したことなかった」

瑞樹「ところで、この能力って治るの? しばらく治すつもりはないんだけど」

志希「男の人との粘膜接触で元通り」グッ

瑞樹「粘膜接触か……。プロデューサー、治したくなったらお願いできるかしら?」

P「いいですけど、瑞樹さんこれからロケで九州に行きますよね? 帰って来るの明後日じゃないですか」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/18(火) 00:05:22.31 ID:Zx0p8mjO0<> >>110
すみません、おかしな部分があったので修正して再アップします <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/18(火) 00:07:17.77 ID:Zx0p8mjO0<> 志希「服はどうしてるの?」

瑞樹「としにあわせて、かわるわ。みてて」

ビュンッ

瑞樹「じゃーん! どう? いつもの瑞樹よ♪」

P「一瞬で変身するんですね」

志希「ゲームのフィールド上でのキャラ変更みたいにねー。どうなってるんだろ」

瑞樹「それは私にも分からないわ」

P「というか、よくその能力に気づきましたね。普通に過ごしてたら急に変わったんですか?」

瑞樹「30分くらい前に、両親から『子供の時のアルバムが出てきた』って写真が送られてきてね」

瑞樹「懐かしさに浸ってたら、5歳になってたわ。それで何やかんやあって状況を理解したのよ」

P「雑な説明……」

瑞樹「原因は晶葉ちゃんか志希ちゃんだって分かってたから、2人に事情を聞きにいく前に、少しだけ子供を楽しもうと思ったのね」

瑞樹「そしたらプロデューサーに見つかったから、驚かせてあげようって企んだわけ」

瑞樹「実際志希ちゃんで予想は大当たりね」

志希「にゅふふー♪」

瑞樹「いい笑顔ね」ナデナデ

P「怒らないんですか」

瑞樹「だって、この能力楽しいから。子供になれば悪いことしても大抵許してもらえるし」

P「悪いことしたんですか!?」

瑞樹「ええ。瞳子ちゃんにおねだりしてジュースを買ってもらった」フフフ

P「大したことなかった」

瑞樹「ところで、この能力って治るの? しばらく治すつもりはないんだけど」

志希「男の人との粘膜接触で元通り」グッ

瑞樹「粘膜接触か……。プロデューサー、治したくなったらお願いできるかしら?」

P「いいですけど、瑞樹さんこれからロケで九州に行きますよね? 帰って来るの明後日じゃないですか」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/18(火) 00:15:56.30 ID:Zx0p8mjO0<> 瑞樹「そうね、それまで子供状態を満喫させてもらう。といってもお菓子やジュースをおねだりすることくらいしかできないけど」

瑞樹「ま、お肌のぷにぷに感を楽めればいいわ♪」

P「やめた方がいいですよ。例えばその能力が、子供状態の時に無くなったらどうするんですか」

P「『私は川島瑞樹だ』って主張しても通りませんよ?」

瑞樹「そんなことある?」

P「志希の作った薬なのでありえます」

志希「ありえます!」

瑞樹「そうね。けど志希ちゃんの薬の効果だって言えば理解してくれるでしょ」

P「……だとしても。他に訳の分からない能力が追加される可能性もあるので」

瑞樹「……」

P「今すぐ元に戻しましょう」

瑞樹「分かった」

ビュンッ

P「!!」

瑞樹「ごめんなさい、そのまえにもうすこしだけあそばせて!」スタタタッ

P「そんな時間ないでしょう!」ガシッ

瑞樹「きゃっ」

P「捕まえましたよ」

瑞樹「どうするの?」

P「……」

瑞樹「5ちゃいのおんなのこに、きすしちゃうの?」ウルウル

瑞樹「えてきに、まずくない?」ウルウル

P「……大人に戻ってください」

瑞樹「すきあり!」シュバッ

P「あっ」

瑞樹「ほんのちょっとだけだから! すぐにもどるから!」スタタタッ

P「瑞樹さん! 待って!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/18(火) 00:28:47.90 ID:Zx0p8mjO0<> 志希「どうする? 捕まえる? アンテナを取りつけたからどこにいるか分かるよ」

P「いつの間に……。それなら、あと10分くらいして来なかったら捕まえに行くよ」

志希「優しい」

P「他にも薬の効果でおかしくなってる人がいるんだろ? そっちも優先させないと」

P「瑞樹さんみたいに、これから仕事に行く人も何人かいるしな」

志希「なるほど」

――――

志希「んー、いないねー」クンクン

P「本当か。もしかして瑞樹さんんで最後だったのかな」

志希「それもあるね。大人アイドル全員に薬が効くわけじゃないし」

P「そうなのか?」

志希「おかしくなる確率は70%だから」

P「高いな。願わくば、これ以上は被害者がいないことを祈…」

志希「あ、いるみたい」クンクン

P「……」

志希「向こうだよ」

P「案内してくれ」


↓2 大人アイドル1人 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/18(火) 00:30:25.56 ID:aBveq2d7o<> kskst <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/18(火) 00:30:36.58 ID:3/c4H8C3O<> 礼子さん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/18(火) 00:36:18.74 ID:Zx0p8mjO0<> 今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます
大人アイドルはまだまだいますが、あと5回ほどで終わりたいと思います <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/18(火) 01:10:08.54 ID:O8Mo63NsO<> 時子さまでとって見せる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/18(火) 02:03:54.84 ID:Qve65Wyko<> 乙でした
水木さんじゃなかったのか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/18(火) 22:06:27.40 ID:Zx0p8mjO0<> >>119
名字でなく名前だと思っていました

聖來さんだというご意見もなかったので、そのまま進めてしまいましたが
間違いでしたらレスしていただけると幸いです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/18(火) 22:15:28.52 ID:Zx0p8mjO0<> P「……」キョロキョロ

志希「くんくん、くんくん」

P「どっちだ?」

志希「さっきまでここにいたみたい。またどっか行っちゃったんだね」

P「ふと思ったけど、お前の嗅覚ってマジで警察犬レベルじゃないのか」

志希「照れるなー♪」クンクン

志希「お、こっちから匂いが漂ってくる」

P「休憩室の方だな、よし」

スタタタッ


↓2 礼子がどうなっているか コンマ一桁、偶数が効果を気に入っている、奇数が困っている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/18(火) 22:18:23.37 ID:BHMbbc4EO<> 子供たちに囲まれてる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/18(火) 22:18:53.70 ID:SG74NUhOO<> ファンに常に追っかけられる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/18(火) 22:19:03.73 ID:lB5pkgw0O<> 母性max <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/18(火) 22:31:28.40 ID:Zx0p8mjO0<>
ガチャ

P「礼子さん、いますか?」

シーン…

P「いないぞ」

志希「おかしいなー。志希ちゃんレーダーはこの部屋に反応してるけど」

礼子「ここにいるわ」

P「!!」

礼子「よいしょ」ガチャ

P「な、何故ロッカーから!?」

礼子「ふふ……かくれんぼをしてたの」

P「は?」

ワイワイガヤガヤ

P(ん、外が騒がしいな。どうしたんだろう)

社員A「礼子さん! どこにいるんですか!」ガチャ

P「!?」ビクッ

社員B「くっ、ここにもいない」

社員C「どこにいってしまったの!?」

P「……あの、どうしたんです?」

社員A「君は礼子さんのプロデューサー! ちょうどよかった、礼子さんを見なかったかい!?」

P「礼子さんなら……」

P(あれ? いなくなってる)

志希「あたし知ってるよ」

社員C「本当志希ちゃん!?」

志希「事務所の外に行くって、駆け足で出て行ったよ」

社員B「ありがとう! みんな、追いかけるぞ!」

社員A「そしてこのプレゼントを渡すんだ!」

ガチャ パタン <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/18(火) 22:57:02.70 ID:Zx0p8mjO0<>
ギャーギャー ワイワイ…

P「な、何なんだ今のは」

礼子「私のファンよ」ガチャ

P「礼子さん、またロッカーから……」

礼子「助かったわ志希ちゃん。おかげで見つからずに済んだ」

志希「なんとなーく隠した方がいい気がしたから」

P「今の何なんですか」

礼子「私が知りたいわ。廊下を歩いてたら、ファンを名乗る人たちがいきなり押し寄せてきたの」

礼子「応援の言葉と一緒にプレゼントや手紙を渡してきたんだけど、対処しきれなくて。逃げてたらここに行き着いたのよ」

志希「それ志希ちゃんのせいだね」

礼子「え?」

P「こんなことがあったんですよ」カクカクシカジカ

礼子「……私がこうして追いかけられてるのは志希ちゃんの薬を嗅いだせいで、治すには男の人と粘膜接触をすればいいってこと?」

P「はい。ご迷惑をおかけしてすみません」

志希「ごめんなさい」ペコリ

礼子「ふふ、そうだったのね。仕組みが分かってスッキリしたわ」

P「礼子さん、夜からラジオでしたよね? 現場にまで押しかけてきたら大変ですし、早く治さないと」

礼子「……」

P「礼子さん?」

礼子「もう少し、このままでもいいかしら」

P「どうしてですか! 休む暇もなくて辛いでしょう」

礼子「それはそうだけど、黄色い声で騒がれたり、押しかけられるのって嫌な気はしないじゃない」

礼子「むしろ嬉しいわ。有名人の気分を味わいたいのよ」

P「あなた普段からファンの人に騒がれてるじゃないですか……外で仕事してると人だかりできますし」

礼子「こんなマンガみたいにグイグイ来られほどじゃないもの」

P「そりゃファンの人だって、礼子さんの迷惑にならないよう気をつけてるでしょうし」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/18(火) 23:23:19.67 ID:Zx0p8mjO0<> 礼子「とにかく、もうちょっとだけ。ね?」

P「礼子さん以外にも大変なことになってるアイドルがいますからね。そっちも何とかしないといけないので時間が……」

礼子「そのアイドルたちを先に治してあげて。元に戻りたくなったらプロデューサー君のところへ行くから」

P(さっきも同じようなこと言われたような。瑞樹さんまだ来ないな)

P「追いかけられてる最中に探せるんですか? 見つかって身動きがとれなくなるかもしれないのに」

礼子「そうね……その時は、誰かファンの男の人とキスするしかなさそうね」

P「ダメですよ、別の騒ぎになりますって!」

礼子「嘘よ、嘘♪ 安心して。道を通して欲しいってお願いしたら、きっと通してくれるわ」

礼子「私のファンだもの」ニコッ

P「不安すぎる」

グイッ

礼子「大丈夫。間違っても、プロデューサー君以外の男の人とは交わらないから」ヒソヒソ

P「!?」

礼子「うふふ……じゃあ、私はまた追いかけっこに興じるわ。あとでね♪」ウインク

ガチャ パタン

「いた! 礼子さんよ!」

「待ってください礼子さん!」

志希「即見つかったね」

P「はぁ……あの人は全く……」

志希「ねえ、どんなこと耳で囁かれたの?」

P「礼子さんらしいことだよ」

志希「キミ以外と交わらないって。よかったね」

P「聞こえてたのかよ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/18(火) 23:35:59.44 ID:Zx0p8mjO0<>
――――

パァァァッ

瑞樹「うん、子供になれないわ。ちゃんと元に戻ったみたい」

P「時間は大丈夫ですか?」

瑞樹「ええ。あと少ししたら事務所を出るわ」

瑞樹「これ、待ってくれたお詫びのお菓子よ。かな子ちゃんが予想以上にくれたからおすそ分け」スッ

志希「わーい!」

P「かな子に悪い気はしますけど、いただきます」

瑞樹「じゃ、またね♪」ヒラヒラ

志希「お仕事がんばってー」ヒラヒラ

P「さて、志希。匂いを辿ってくれるか」

志希「その前にもぐもぐタイム」モグモグ

P「同時にできるだろ……」

志希「獣臭を嗅ぎながらだとお菓子の風味が台無しじゃん」

志希「あ!」

P「どうした」

志希「ほら、あそこにいる大人アイドル。薬の効果で変になってるよ」

P「……また2人だな。何人かでいてくれた方が手間は省けるけど」


↓1、2 大人アイドル2人 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/18(火) 23:36:40.30 ID:3U/Doc860<> 大西由里子 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/18(火) 23:38:57.21 ID:o/IL1SPWO<> ひな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/18(火) 23:56:06.48 ID:Zx0p8mjO0<> 志希「なにか話してるね」

P「アニメやマンガの話か、それとも自分の身に起きた異変についてか」

志希「おトイレに入ったよ」

P「くっ、しまった。いや生理現象は仕方ないか」

志希「追いかけないの?」

P「俺を変質者にする気か」

――――

P「志希、まだ来ないか?」

志希「来ない。自分で見て確認すればいいのに」

P「大人の男が女子トイレをチラチラ確認してたらどう思う?」

志希「面白い」

P「お前基準で考えるな」

志希「とか何とか言ってるうちに出て来たよ」

P「よし、行くぞ」スッ


↓1、2 由里子&比奈がどうなっているか コンマ一桁、偶数が効果を気に入っている、奇数が困っている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/18(火) 23:58:01.61 ID:uAjbRjuio<> 大和撫子になってる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/19(水) 00:00:08.85 ID:BsojbZLFo<> くさい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/19(水) 00:00:08.85 ID:d1o+7b920<> さいとうたかを調の事務所アイドルのTS系BL本にするか
トニーたけざき調のシンデレラガールズ劇場本にするか
の次回作新刊について議論を交わしている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/19(水) 00:01:00.71 ID:70ilg7v60<> 子供たちがくっついて離れなくなる(なぜか若葉さんも) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/19(水) 00:01:06.37 ID:WP7Vz5H6O<> 子供たちがくっついて離れなくなる(なぜか若葉さんも) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/19(水) 00:18:40.90 ID:CbO4IGDW0<> 志希「ふぐっ!?」ビクッ

P「ん? どうした志希」

志希「……くちゃい」ススス…

P「は?」

志希「あの2人のどっちかから悪臭がする……近づけない」

P「俺は何も感じないけど」

志希「鼻詰まってるでしょ」

P「そんなことないぞ。というか今頃それに反応するって、獣臭がした時には匂わなかったのか」

志希「うん。何でだろうね」

P「薬の効果なのかもな。とにかく、早く話しかけないとどこかへ…」スタスタ

P「うっ!?」ビクッ

志希「でしょ?」

P「あ……ああ……すごいなこれは」

P「でも何とかしないと。行くぞ」ガシッ

志希「いやいやあたしは無理だって。これ以上近づいたら気を失っちゃう」

P「大げさだ。せめて謝りに行けよ」グイグイ

志希「ガスマスクが欲しいよー……」

P「おーい、そこの2人」

由里子・比奈「?」

P「話があるんだ。時間はかけないから」

――――

由里子・比奈「志希ちゃんの薬の効果?」

P「そうだ。志希が社内に漏らしてしまって、大人アイドルが吸うと70%の確率でおかしくなってしまうらしい」

P「そしてお前たち2人が、その対象ってわけだ」

比奈「……よかったっス」

P「?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/19(水) 00:37:28.18 ID:CbO4IGDW0<> 比奈「この匂いの原因が分かって、本当によかったっス……」ウルウル

P「こ、これは比奈からするのか」

由里子「そうみたいです」

P「……ん?」

比奈「プロデューサー、ユリユリの違和感はひとまず置いといて欲しいっス」

比奈「この牛乳を搾った雑巾を1か月寝かせたような匂い、さっきトイレで手を洗ってたら急激に香り始めたっス。何とかしてください」

比奈「アタシもまたトイレに直行しそうっス……」

P「あ、ああ……そうだな」

P(水が起爆剤になったのかな)

比奈「気を遣わずに、鼻を摘まんでいいっスよ」

P「大丈夫だよ。こんなの悪臭のうちに入らないからな」

比奈「プロデューサー……ありがとうっス……」

志希「」

由里子「志希さん、気を失っておられるようですが」

P「比奈の問題を解決すれば意識が戻ると思う」

比奈「何をすればいいっスか?」

P「男との粘膜接触だ」

比奈「!?」

由里子「まあ……」カァァ

比奈「じゃあアタシとユリユリは、プロデューサーとキス……もしくは……」ドキドキ

P「き、キスでいいだろ! 簡単だからな」

比奈「そ、そうっスね……でも、申し訳ないっス。こんな匂いを放出してるアタシに接近して、唇を合わせるだなんて」

P「気にするな。元は志希が原因で、お前たちは少しも悪くないんだ」

P「むしろ男とキスしなきゃいけない状況に立たせてしまって、こっちが申し訳ないよ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/19(水) 00:53:55.84 ID:CbO4IGDW0<> 比奈「いえ……プロデューサーとなら、別に……」ボソッ

由里子「恥ずかしいですけど、受け入れます」モジモジ

P(由里子がいちいち気になるな)

P「準備はいいか?」

比奈「はい、アタシはいつでも。逆にプロデューサーが心配っスけど」

P「ははは、俺は平気だよ」

比奈「無理はよくないっス。口呼吸でも匂いが強烈なのに……せめて鼻を摘まんでください」

P「ご、ごめんな」ギュッ

比奈「臭いっていうのは分かりきってまスし傷つかないっスよ。それより、お願いするっス!」

P「ああ、いくぞ」

P(うぷ……距離が近づけば近づくほどヤバい。だが)

チュッ

パァァァッ

P「……」

比奈「ど……どうっスか?」

P「消えたよ、匂い」

比奈「!!」

由里子「ええ。すっかり消えました」ニコッ

比奈「よかった……! 心の底からよかったっス……!」

比奈「意味が分からず匂いがしてきた時はどうしようかと……」

P「不安にさせて悪かった。志希」ポンポン

P「おーい」ユサユサ

志希「はっ!? 川の向こうでフレちゃんが手を振ってた!」

P「まだ生きてるって」

志希「あ、2人とも。迷惑かけてごめんなさい」ペコリ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/19(水) 01:27:04.13 ID:CbO4IGDW0<> 比奈「志希ちゃんのせいで大変な目に遭ったっスよ。治ったからよかったものの、これからは気をつけて欲しいっス」

志希「はい」

P「一件落着モードに入るのはまだ早いよ。由里子の説明をしてくれ」

比奈「そうっスね。アタシたちがトイレに入る前、最近話題の少年マンガについて語り合ってたんスよ」

比奈「そしたら『うっ!?』って苦しみ出して……結果、お淑やかな感じになったっス」

由里子「なりました」

比奈「詳しい話を聞いたら、大和撫子を意識してるらしくて。それ以外の言動をしたら息苦しくなるらしいっス」

由里子「なるのです」

P「ざっくり説明してくれてありがとう。わけが分からないな」

由里子「私もそう思います。そして肉体以上に、精神的に辛いのです」

由里子「今まで妄想していた、男性と男性のセッ……ごほっ、ごほっ」

由里子「はぁ、はぁ……男性と男性のエッ、げほごほっ!」

由里子「男性と男性のラブラブチュッチュ! がふっ!?」

比奈「ユリユリ!! 無理しちゃ体に毒っスよ!!」

P「……」

由里子「……お気遣い、ありがとうございます、比奈先生……」

由里子「プロデューサーさん……分かっていただけるかと存じます……今の私は……」

由里子「邪なことを口にできない……清く正しく美しい存在……。大和撫子を演じなければ、命が危ういのです……」

P「痛いほど伝わってきたよ」

志希「じゃあさ、プロデューサーと清掃員のオジサンの絡みとかも無理なの?」

由里子「ぐはぁっ!?」

比奈「志希ちゃん! 妄想の材料を与えたらダメっス! 今のユリユリには猛毒っス!」

志希「妄想もダメなんだ」

由里子「はい……」

比奈「アタシにはどんなに苦しいか分かるっス。好きなジャンルの妄想ができないなんて、地獄そのものっスよ」

比奈「プロデューサー、早く治してあげて欲しいっス!」

P「分かった」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/19(水) 01:28:24.18 ID:CbO4IGDW0<> 途中ですが、ここまでにします
続きは明日に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/19(水) 07:45:18.58 ID:/q3j3Xnoo<> おつー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/19(水) 23:34:46.95 ID:CbO4IGDW0<> 遅くなりました、再開します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/19(水) 23:49:56.82 ID:CbO4IGDW0<> P「いいか由里子?」

由里子「お願いいたします」


社員1「先輩、今日の夜って予定空いてますか?」

由里子「……!」

P「由里子?」

社員2「空いてるけど何で」

社員1「実は安くて上手い居酒屋を見つけたんですよ。どうですか」

社員2「いいな、行こうか」

由里子「……先輩と後輩の関係……」

由里子「ぐふっ!?」

比奈「ユリユリ、周りに反応しちゃダメっス! 無視するっス!」

由里子「す、すみません……脳が勝手に……」プルプル

P「比奈の言うとおりだ。妄想は治してからにしろ」

由里子「は、はい……」

P「やるぞ」


今西「ここにいたのかP君。ちょっといいかね」スタスタ

P「今西部長?」

由里子「……!」

今西「例の件について、話しておきたいことがあってね。あとで時間をもらえるかな」

P「ああ、あの事ですね。分かりました」

今西「よろしく頼むよ」スタスタ

由里子「……Pと今西部長……!」

由里子「げほぁっ!」

比奈「ユリユリーー!」

P「俺と部長とでも変な妄想してるのか!? ったく……治すぞ!」

チュッ

パァァァッ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/20(木) 00:07:36.87 ID:/QvECxvu0<> 由里子「……はぁ……はぁ……」

P「どうだ、体の調子は」

比奈「大丈夫っスか?」

由里子「……ふ、」

由里子「ふふふふふ……」

P「お、おい由里子?」

由里子「治った……治ったじぇ……!」

由里子「口調も元に戻しても平気! 脳内であれこれ考えてもセーフ!」

比奈「おお! ユリユリ復活っスね、よかったっス!」

由里子「比奈センセ! 比奈センセも匂いがとれてよかった!」

ギュッ

P「本当にもう大丈夫なのか?」

由里子「バッチリ! プロデューサーさん、感謝だじぇ。おかげで自分を取り戻すことができた」

P「お礼なんて言われる立場じゃないよ。迷惑かけたのはこっちだから」

志希「うんうん」

由里子「でも、あたしにとって腐はどのくらいかけがえのないものかを確かめることができたから」

由里子「やっぱりお礼は言いたい!」

P「そ、そうか」

由里子「……ファーストキスはもらわれちゃったけど……」ボソッ

P「え?」

由里子「何でもないじぇ」

比奈「そういえばアタシも……まあプロデューサーが相手なら……」ボソボソ

志希「むむ!?」ピクッ

P「どうした志希」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/20(木) 00:25:55.62 ID:/QvECxvu0<> 志希「獣臭がするような、しないような」

P「どっちだ……」

志希「近づいてみればハッキリするよ」

P「よし。由里子、比奈。俺たちはまだ被害にあったアイドルを治さないといけないから、これで」スッ

比奈「そうだった。社内に漏れ広がったならまだまだいるっスよね」

志希「確率は70%だけどね」

由里子「早く行った方がいいじぇ。あたしと比奈センセのように苦しんでるアイドルがいるんだから」

P(逆に楽しんでる人もいたけどな)

P「そうするよ」スタスタ

志希「またねー」スタスタ

――――

志希「んー」クンクン

P「分かったか?」

志希「どうだろ。他にも色んな人が通ったみたいで、匂いが紛れてるんだよね」

P「嗅ぎ分けてくれ、お前ならできる」

志希「あたしの嗅覚に寄せる期待がすごいね。やってみるけど」クンクン

P「だって頼れるものといったら、志希の鼻か自分の運だからな」

志希「!」ピクッ

志希「見つけた。この匂いだ」

P「マジで嗅ぎ分けたのか、すごいな」

志希「こっちだよ」


↓1、2 大人アイドル2人 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/20(木) 00:26:34.84 ID:FGNw1t2Eo<> クラリス <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/20(木) 00:26:35.76 ID:nQ/6Iziio<> ユッキ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/20(木) 00:35:26.89 ID:/QvECxvu0<> 志希「かなり距離があるけど」

P「走ろう。外出されたら厄介なことになる」

志希「おかしくなってるのに外出する? と思ったけど、楽しんでるパターンもあるか」

P「ああ。だから社内にいるうちに何とかするんだ」

――――

P「志希、そのアイドルはどこだ?」

志希「近いよ。レッスンルームの近く」クンクン

P「分かった!」スタタタッ

志希「突き当りの角を右に曲がったとこにいる」

P「右だな!」


↓1、2 クラリス&友紀がどうなっているか コンマ一桁、偶数が効果を気に入っている、奇数が困っている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/20(木) 00:35:53.87 ID:od+2GSBfO<> 小悪魔エッチなシスターになってる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/20(木) 00:36:55.54 ID:dyUhzVXHO<> 野球選手(男)になってる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/20(木) 00:37:35.53 ID:j/vdbBK60<> 自分の意志とは無関係にトラのチームを応援してしまう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/20(木) 01:08:43.47 ID:/QvECxvu0<> P「そこにいる2人! 待ってくれ!」バッ

クラリス「ふふ……♡」

友紀「ちょ、ちょっとクラリス! やめてってば〜!」

P「……」

P(何だこれは。状況が呑み込めない)

志希「おお、セクシーな服を着たシスターさんがいる。それと……」

友紀「あっ! プロデューサー良いところに! クラリスさん引き離して!」

P「……お前、友紀か?」

――――

P「えー、今2人が話したことを整理すると」

P「クラリスは、気がついたら小悪魔のコスプレをしていたと」

クラリス「コスプレではありません、本物の悪魔です……。神を信仰する者として、あってはならない存在に……」

志希「この尻尾動いてるもんねー」ニギニギ

クラリス「あっ、し、尻尾はダメ……!」ビクビク

P「……それで? 友紀は男になってて、歩いていたらクラリスに引っ付かれていたと」

友紀「そうだよ。プロデューサーと志希ちゃんが来てくれて助かったよ〜」

P「本物の友紀なのか? 声も男になってるけど」

友紀「何なら、この前プロデューサーがあたしのために買って来てくれた幕の内弁当の話する? おかずの交換したよね」

P「それだけで充分だ。俺と友紀しか知らないやりとりだからな」

P「やっと状況を呑み込めたから、今度はお前たちがそうなった理由を教えたいと思う」

友紀「志希ちゃんが開発してた薬がバラ撒かれたとか、そんなんでしょ?」

P「正解」

友紀「志希ちゃんが一緒に行動してるってことは、それしかないよね」アハハ

志希「ごめんなさい」ペコリ

友紀「謝らないで! 今のあたしは野球選手なんだ!」

P「どういうことだ?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/20(木) 01:38:35.55 ID:/QvECxvu0<> 友紀「正確に言うと、野球選手に匹敵するほどの身体能力を持った20歳の男の人なんだ」

友紀「応援する立場もすっごく楽しいけど……夢にまで見たプレイヤー側になれるかもしれないって思ったら、居てもたってもいられなくなって…」

P「待て待て、一つずつ説明してくれ。何で野球選手の身体能力を持ってると分かる?」

友紀「さっきグラウンドに行って確かめてきた。自前の硬式球と、野球友達から借りたスピードガンを使って確かめたら」

友紀「なんと最速142キロも出たんだよ! この体、まだ鍛えてないんだよ? ちゃんとしたトレーニングをしたら150キロも夢じゃないよ!」

P「それはすごいな……」

友紀「変化球も投げてみたら、良い感触の球種が3種類くらいあったし! 早くトレーニングしたくてたまらないんだ!」

P「……」

友紀「バッティングセンターに行って打撃練習もしてみたの。もうバンバンホームラン打っちゃってさ、打球スピードもなかなかでね」

友紀「近年話題の二刀流に挑戦できたりして! それはさすがに無理かなぁ」アハハ

友紀「あっ、登録名どうしよう? 友紀(ゆき)じゃなくて友紀(ゆうき)でいいかな」

P「なあ友紀、嬉しくて舞い上がるのは当然だと思う。けど、そのままでいいのか?」

友紀「えっ」

P「そのまま男として過ごすのか?」

友紀「……」

P「アイドルをやめて、プロ野球選手の夢を目指すつもりなのか?」

友紀「……えへへ」

友紀「そうだよね。あたしにはアイドルっていう大切なお仕事があるし。応援してくれるファンの人を見捨てることなんて、できないや」ニコッ

友紀「あまりに良い体だったから、夢中になってたよ」

P「仕方ないさ」

友紀「うん。ま、ちょっとだけ気分に浸れただけ充分かな!」

友紀「……あのさ、プロデューサー?」

P「?」

友紀「やっぱり、あと少しだけこのままじゃ……ダメかな」

友紀「ワガママ言ってるのは分かるよ。でも…」

P「いいよ」

友紀「!!」

P「ただし、体に変化が起きたら俺に連絡すること。志希の薬だから何が起こるか分からない」

友紀「い、いいの? 本当に?」

P「少しでも何かを感じ取ったら、すぐ連絡するんだぞ?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/20(木) 01:44:30.36 ID:/QvECxvu0<> >>153
友紀の「クラリス」呼びを「クラリスちゃん」に修正します

今日はここまでにします、お付き合いありがとうございます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/20(木) 01:52:15.34 ID:j/vdbBK60<> 乙
Pはこのあと男とキスをすることになるのか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/20(木) 01:58:34.54 ID:cPkndbZco<> 粘膜接触だからキスイガイでもいいんだアッー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/20(木) 01:58:35.34 ID:IpSitXJQO<> ┌(┌^o^)┐ホモォ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/20(木) 07:39:33.96 ID:nQ/6Iziio<> おつー
ユッキは女の子だからと野球をプレイする側としての夢を諦めることになったりとかしてそうだしテンション上がるよなぁ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/20(木) 22:04:52.91 ID:/QvECxvu0<> 友紀「うん……! うん! 絶対に連絡する! ありがとうプロデューサー!」ギュッ

P「あ、ああ」

P(友紀は友紀なんだけど、男の姿で抱き着かれるとな……)

友紀「よーし、こうしちゃいられない! 今すぐ草野球の試合に参加して、少しでも野球を楽しもう!」

P「当てはあるのか」

友紀「今日は商店街のオジさんたちがやってたはずだから、頼んで入れてもらうよ」

友紀「帰ってきたらお土産話を聞いてね! それじゃ!」

P「レッスンまでには戻って来るんだぞ」

友紀「はーい!」

スタタタッ

志希「友紀ちゃんには優しいねー。他のアイドルにはキスを強要したのに」

P「誤解を生む表現はやめろ。あんなに大喜びしてたら、今すぐ戻れとは言えないだろ」

P「志希の薬のヘンテコさも分かってるから、連絡は怠らないと思うしな」

志希「ヘンテコとは心外! せめて奇天烈と言ってくれない?」

P「似たようなもんだろ!」

クラリス「ふふ……うふふ……♡」スリスリ

P「で、クラリスはさっきから俺の太ももを撫でてるけど、いい加減やめてくれないか」

クラリス「はっ! す、すみません……気を抜くと男性にすり寄ってしまうのです」

志希「何で?」

クラリス「その、どう説明したものか。男性を見ると劣情を抱いてしまい、誘惑せずにはいられなくなるのです」

クラリス「この恰好も羞恥心を掻き立てられるもので、とても恥ずかしいのですが……着替えようとすれば私の中の悪魔が顔を出し、着替える意欲を失ってしまって……」

志希「サキュバスだ」

クラリス「その通りですわ。サキュバス、夢魔が私の心に住み着いてしまったのです」

P「単に志希の薬が引き起こしてるだけだと思うけど」

クラリス「そうでしょうか」

P「粘膜接触をすればすぐに分かる」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/20(木) 22:24:50.36 ID:/QvECxvu0<> クラリス「粘膜接触……イケないこと……ふふふ……♡」

P「しっかりしろクラリス。神様が見守ってくれてるぞ」

クラリス「!」

クラリス「ああ神よ、お赦しください。悪魔にとりつかれ、あさましい姿になってしまった私を、どうか……」

クラリス「神よ……神……神が見ている……見られながらのプレイ……ふふふ♡」

P(早く治した方が良いみたいだな)

P「クラリス、さっさと元の自分に戻ろう。口を合わせるけどいいか?」

クラリス「はい……い、いえ……ダメ、です……」

P「え」

クラリス「粘膜接触を……キスをしてしまうと……元に戻ってしまうかもしれない」

クラリス「すなわち、いやしい感情が失われる……男性を誘惑できない……!」

P「ク、クラリス?」

クラリス「ふふっ……プロデューサー様? その前に、私とイイことをしませんか」

クラリス「粘膜接触をしない程度で、できる限りの……エッチなことを……♡」

P「志希、拘束を頼む!」

志希「ラジャー」ガシッ

クラリス「……!」

P「こうしないとマズイ気がしたんだ。無理やりするけど、ごめんな」スッ

クラリス「無理やり。ああ、素敵な響き♡ だけど」

ガバッ

志希「!?」

P「なっ!? 強引に拘束を……!」

クラリス「私は止まらない。止まりません」スリスリ

P「!!」

P「や、やめろクラリス! この……!」グイグイ

クラリス「♪」スリスリ

P(ビクともしない!? なんて力だ!) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/20(木) 22:46:25.77 ID:/QvECxvu0<>
ムニュムニュ

P(胸をわざとらしく押しつけて……)

P「クラリス、上から降りるんだ」

クラリス「ダメです♡」スリスリ

P(擦る手が下半身に近づいていく!?)

P「志希、何とかしてくれ! 引きはがすんだ!」

志希「やってるけど離れないよ、この小悪魔シスターっ」グイグイ

クラリス「まあ……ここがプロデューサー様の……♡」ナデナデ

P「!!!」

P「し……志希ぃ!! 早くしないとヤバい!! 血が通うのは時間の問題だ!!」

志希「意味分かんない、どういうこと?」

P「とにかくどうにかして欲しい!! お願いだ!!」

志希「だってキミの力で動かせないんじゃ、女の子の志希ちゃんじゃ到底……」

志希「あっ、閃いた」ピコーン

クラリス「はぁ……はぁ……♡」スリスリ

P(冷静になれ俺、大丈夫だ。アイドルの前でそんな姿を見せてなるものか……!)


志希「それっ」ギュッ

クラリス「!!」ビクッ


志希「尻尾ダメなんでしょ? それそれ」ニギニギ

クラリス「ああっ!」ビクビク

P「な、ナイスだ志希! 力が弱まった今のうちに……」

チュッ

パァァァッ

クラリス「……」パタン

P「ふぅ……セーフ」

志希「何がセーフなの?」

P「いや、大丈夫。こっちの話だよ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/20(木) 23:09:08.73 ID:/QvECxvu0<> P「それよりクラリスは元に戻ったんだよな」

志希「光ったしね」

P「どうして気を失ったんだ?」

志希「さあ。今までにない例だね」

グー

クラリス「……」

P・志希「……」

ギュルルル

クラリス「……」カァァ

P「クラリス、起きてるのか」

クラリス「……お腹の音で、身を滅ぼしました」スッ

クラリス「申し訳ございません。恥ずかしさのあまり、気を失ったふりを……」

P「いいんだよ。これ羽織って」スッ

クラリス「感謝いたします」

志希「全部覚えてるの?」

クラリス「はい……ご迷惑をおかけしました」ペコリ

P「いやいや、迷惑かけたのはこっちだから。こんな事になってしまってすまなかった」ペコリ

志希「ごめんなさい」ペコリ

ゴギュルルル…

クラリス「……」カァァ

P「昼食、食べてないのか?」

クラリス「時間がなく、サンドイッチ1つで済ませたので」

P「何か奢るよ」

クラリス「いえ、そんな……」

P「あんなに恥ずかしい思いをさせたんだ。奢らせてくれ」

クラリス「……そ、それではお言葉に甘えて……」

志希「あたしは甘いものなら何でもいいよ?」

P「お前は自分で払え」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/20(木) 23:27:53.54 ID:/QvECxvu0<> 志希「ちぇー」

P「クラリス、俺たちはまだ志希の薬の犠牲者になったアイドルを治さないといけないんだ」

P「これで好きなものを食べて欲しい」スッ

クラリス「さ、さすがにこんなにはいただけませんわ」

P「でもこの金額くらい食べるだろ?」

クラリス「……食べます」

P「食事に付き合わず、金を払うだけで申し訳ないな……。おつりはいいからな」

クラリス「はい」

P「それじゃこれで。志希、匂い探知を頼む」

志希「お任せー」クンクン

クラリス「……」

グルルル…

クラリス「う……まずは、着替えなければ……」

――――

P「もういいのか?」

亜里沙「たっぷり遊んだし♪ みんなとっても喜んでくれたから」

亜里沙「えっと……キス、お願い」ドキドキ

P「分かった」

チュッ

パァァァッ

亜里沙「……うん。元のありさ先生に戻ったみたい! ありがとう♪」

P「お礼なんて…」

アリサセンセー!

P「?」

亜里沙「ふふ、子供たちが呼んでる。さっき『お買いものに行く』って約束したの」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/20(木) 23:44:38.28 ID:/QvECxvu0<> P「それは楽しそうだなぁ」

亜里沙「プロデューサーくんもお誘いしたいけど……」

P「治さないといけないアイドル、まだいるんだよ」

亜里沙「だよね。頑張ってね」

P「うん」

スタタタ…

P「……まさか、礼子さんの前に亜里沙が来るとはな」

志希「追いかけっこ続けてるのか、捕まって身動きがとれないか」

P「後者だったら助けに行かないと。でもどこにいるか分からないし」

志希「もうちょっと様子を見てからでもいいんじゃない?」

P「そうだな。時に、獣臭はするのか?」

志希「たった今見つけたとこ。そしてキミに朗報があるよ」

志希「おかしくなってるアイドルは、あと数人みたい」

P「よく分かるな」

志希「嗅覚を研ぎ澄ませたからね」グッ

P「最初から研ぎ澄ませてくれよ。でも、あと数人か……そうか。気持ちが楽になったよ」

志希「2人」

P「え?」

志希「2人、こっちに近づいて来てる。もうすぐ姿が見えるよ」


↓1、2 大人アイドル2人 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/20(木) 23:44:58.55 ID:CFlUx6Nro<> あいさん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/20(木) 23:45:00.92 ID:qjmeMCCAO<> 若葉 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/20(木) 23:55:02.72 ID:/QvECxvu0<> P「通路は前と後ろにあるけど、どっちからだ?」

志希「両方」

P「両方!?」

志希「前から1人、後ろから1人の計2人だからね。ほら来た!」


あい「……」

若葉「……」


↓1、2 あい&若葉がどうなっているか コンマ一桁、偶数が効果を気に入っている、奇数が困っている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/20(木) 23:59:25.75 ID:od+2GSBfO<> おどおどかよわい系になってる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/20(木) 23:59:49.41 ID:86uV2kL7O<> ギャルみたいな口調に変化 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/21(金) 00:00:52.82 ID:t7Typtj60<> 身長が高くなる(きらりぐらいの大きさに) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/21(金) 00:30:05.36 ID:jtS3NAuh0<> あい「……あっ」スタタタッ

若葉「いた、プロデューサーさん!」スタタタッ

P(俺を見つけるや否や同時に走り出した!)

あい「ぷ、プロデューサー……! 今の私、おかし…」

若葉「アタシの喋り方、なんかおかしいんだけど! わけ分かんないしー!」

あい「ひっ! こ、声大きい……」

P「待った。お前たちがおかしくなってるのは知ってるんだ」

あい・若葉「え?」

――――

あい「……や、やっぱり志希くんのせいだったんだね……」

若葉「最悪じゃんー! あ、今のはちがくて! 最悪なのは確かだけど志希ちゃんは責めてないから!」

P「ごめん、一旦喋るのやめて欲しい。お前たち2人は何がどうなってるんだ?」

あい「なんというか……性格が変わってしまったみたいで……」

あい「人に話しかけられると、おどおどしちゃって……上手く話せなくて……」

志希「乃々ちゃんみたい」

P「確かに。明らかにいつものあいじゃなくなってるな」

P「ということは、若葉も性格が変わったのか?」

若葉「アタシはいつも通り! でも、さっきも言ったけど喋り方がヘンになってんだよね」

志希「某カリスマギャルっぽいね」

P「自分が口にしようと思ったことが、そういう喋り方に変換されるのか」

若葉「アタリ! さっすがプロデューサーさん!」

若葉「それでさ、いきなりこんなカンジになったから、他のみんなに変な目で見られちゃって」

P「だろうな。ごめんな、迷惑かけて」

志希「マジごめん」

P「そこはふざけるな」

志希「ごめんなさい」

あい「私も、人と上手く話せないのは辛いよ……何とかしてくれないかな……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/21(金) 00:30:30.24 ID:jtS3NAuh0<> 今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/21(金) 08:04:29.59 ID:lTl/QmZIo<> おつー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/21(金) 20:15:20.25 ID:t+qyb6zXO<> 20歳多いな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/21(金) 22:19:23.41 ID:jtS3NAuh0<> P「もちろんだ」

志希「治すには、男の人と粘膜接触すればいいんだよ。つまりプロデューサーと」

P「別に俺以外でもいいけどな」

あい「プ、プロデューサーと……!?」

若葉「粘膜接触!?」

あい「う、うう……」カァァ

若葉「無理無理! 恥ずかしいって!」カァァ

P「そうだよな、嫌だよな。気持ちは分かる」

P「でもそれしか方法はないんだよ」

あい「……」

若葉「……」

P「どうしても無理なら、自分のしやすい相手を探してくれれば…」

若葉「うー」

あい「……分かった……」

若葉「えっ?」

あい「ね、粘膜接触って、つまりキスをすればいいんだろう……?」

志希「それ以外でもいいよ」

あい「む、無茶を言わないでくれ!」

P「キス以外を要求されても断るに決まってるだろ」

P「あい。何度でも謝る、本当にごめん。すぐに済ませるから」

あい「……」

P「あい?」

あい「あ、ああ……すぐに済ませよう……」

あい「私はどうすればいい?」

P「身構えずに自然体でいてくれ。俺からするから」

あい「うん……頼むよ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/21(金) 22:41:12.66 ID:jtS3NAuh0<> P「それじゃあ」

あい「……」プルプル

P「……」

あい「……っ」プルプル

P(目をこれでもかってくらい瞑ってる)

あい「ま、待った!」ササッ

P「え」

あい「はぁ……はぁ……! すまない、緊張してしまって……」

P「そんなにか」

あい「胸が張り裂けそうだ……いつもの私なら、もっと落ち着いているだろうに……」

あい「というか、早く済ませると言ったのに……何故こうも時間を使う? い、いつ来るのかと……ドキドキしてしまうだろう……」

P「ごめん。あいがキスしようと一杯一杯な姿を見て、やりにくくなってしまって」

P「今度は躊躇せず一瞬で終わらせるよ」

あい「よし、もう一度チャレンジだ……」スッ

P「いくぞ」

あい「ああ……いや、やっぱり待った」

P「どうした」

あい「気持ちの準備をもっとしたい。すー、はー……」

あい「すー、はー……すー、はー……」

P「もういいか?」

あい「急かさないでくれ……私のタイミングでしたいから、『オッケー』というまで待機してて欲しい……」

P「り、了解」

あい「……ふぅ……」

あい「……」

あい「……」カァァ

P(また赤くなった。いつものあいじゃ見られない光景だ) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/21(金) 22:59:04.57 ID:jtS3NAuh0<> あい「……すー、はー……」

あい「……よし、オッケーだ」

P「じゃあいくぞ」

あい「うん……」

P「!」ドキッ

P(な、なんか……初々しいキスの待ち方で可愛らしいな。クールなイメージとのギャップがすごい)

あい「は、早くしてくれ……」

P「悪い」

チュッ

パァァァッ

あい「……」

P「どうだ、体の調子は?」

あい「元に戻ったようだね。完全に」

P「よかった」

志希「個人的には、変になったあいちゃん、もう少し見ていたかったけどなー」

P「絶対いじる目的だろ」

あい「ごめんね。その代りといってはなんだけど、いつもの私が志希くんの相手をしてあげるよ」

志希「遠慮しとく」ササッ

P「俺を盾にするなって」

あい「ふふ、残念だな。プロデューサーくん、王子様のキスをありがとう。次は若葉くんの魔法を解いてあげてくれ」

P「うん」

若葉「……」

P「若葉?」

若葉「ひゃいっ!?」ビクッ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/21(金) 23:20:17.49 ID:jtS3NAuh0<> P「あいは元に戻ったぞ。次は若葉の番だ」

若葉「う、うん」

P「ほんのちょっとで終わるから我慢して欲しい」

若葉「……キス、嫌じゃないし」

P「なら手早く終わらせよう。元に戻りたいだろ?」

若葉「戻りたいけど……恥ずかしくて……」モジモジ

P「あいがやったみたいに気持ちを落ち着けて。待ってるから」

若葉「そ、そうじゃなくて……志希ちゃんとか、あいさんとか、見てるじゃん……」

P「2人とも、後ろを向いててくれないか?」

あい「そうだね。というか、私はこれからレッスンだったよ」

あい「若葉くんのキスシーン、楽しみだったけど、これで失礼しようかな」

P「そうか、今日は年明けライブに向けての合同レッスンだったな。頑張って」

スタスタ

P「志希、後ろを向いてくれ」

志希「じー」

P「おい」

志希「冗談だって。これでいい?」クルッ

P「若葉、いいか?」

若葉「うん……マシになったけど、場所が……廊下のど真ん中じゃん?」

P「じゃあ違うところへ行こうか。すぐそこの小部屋はどうだ」

若葉「そこなら安心かも」

P「決まりだな。志希、部屋に誰も入らないよう見張っててくれるか」

志希「ほーい」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/21(金) 23:36:38.89 ID:jtS3NAuh0<>
――――

パタン

P「ここなら大丈夫だろ。人はいないぞ」

若葉「うん、平気」

P「じゃあぱっぱと済ませよう」

若葉「!」ピコーン

若葉「あ……待って! まだ恥ずかしい!」

P「へ?」

若葉「恥ずかしい。恥ずかしすぎてやばたにえん」

P(……やばい、だっけ)

P「これ以上どうすればいいんだ」

若葉「アタシの言うとおりにしてくれたら恥ずかしくなくなると思う」

P「何でも言ってくれ」

若葉「えっと……膝をついて、目を瞑って。アタシからキスするから」

P「分かった」スッ

P「これでいいか?」

若葉「いいね。そのまま待ってて、キスするから」

P「よし」

P「……」

P「……」

P「……」

P「まだか?」

若葉「も、もうちょっと!」

パシャリ

P(ん? 今、シャッター音が聞こえたぞ)

P「若葉」

若葉「!」ササッ

P「……今、何か隠したな?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/21(金) 23:39:56.40 ID:jtS3NAuh0<> 若葉「隠してない」

P「正直に言いなさい、怒らないから」

若葉「……」スッ

P「やっぱりスマホか。俺の写真撮っただろ」

若葉「……」

P「何をする気だったんだ。アイドル間でバラ撒くのか」

若葉「ち、違う! そんな酷いことしないって!」

若葉「これは……個人的に楽しむためで……」ボソボソ

P「は?」

若葉「な、何でもない」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/21(金) 23:40:58.31 ID:jtS3NAuh0<> ↑途中送信しました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/21(金) 23:54:38.73 ID:jtS3NAuh0<> 若葉「隠してない」

P「正直に言いなさい、怒らないから」

若葉「……」スッ

P「やっぱりスマホか。俺の写真撮っただろ」

若葉「……」

P「何をする気だ。アイドル間でバラ撒くのか?」

若葉「ち、違う! そんな酷いことしないって!」

若葉「これは……個人的に楽しむためで……」ボソボソ

P「は?」

若葉「な、何でもない! とにかくこれは誰にも見せないから! 絶対!」

P「……まあ、若葉なら信用できるけど。できれば消して欲しいな」

若葉「前向きに検討する」

P(ギャルってそんな言葉遣いするか? ……ああ、そういやうちのアイドルにする奴いたな)

P「頼むぞ。さあ、早く元に戻ろう」

若葉「うん。今度は真面目にキスするから、目を瞑って」

P「……」スッ

若葉「……」ドキドキ

チュッ

パァァァッ

若葉「……」

P「戻ったか」

若葉「こほん……私は日下部若葉です。20歳大人です」

若葉「はい! ちゃんと戻ったみたいです!」

P「一安心だな。改めて、迷惑をかけてごめん」

若葉「いえいえ♪ 棚からぼたもちというか、憂いあれば喜びあるというか、良いこともあったので♪」

P「写真のことか?」

若葉「大丈夫です、ちゃんと消しますから」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/22(土) 00:08:18.50 ID:iVImu9Ff0<> P「本当だな?」

若葉「絶対に!」

若葉(自宅のPCに保存したらだけど)

P「信じてるからな。自分のキス待ち写真とか、考えただけで気分が悪く……」

若葉「厳重に警備しますよ」グッ

若葉(私からすればお宝だもん!)

――――

志希「中で騒いでたけど、何やってたの?」

P「キスだよ」

志希「ふーん」

P「本当だって。言っとくけど、やましいことはしてないからな」

志希「そういうことにしとく」

P「怒るぞ」

志希「こわーい。あ、向こうから変になったアイドルの反応が」

P「……まあいい。被害者はあと何人いるんだ? そろそろ明確に分かるだろ」

志希「片手で数えられるほどかなぁ」

P「5人くらいか。それで、向こうにいるのは?」

志希「またペアだね」


↓1、2 大人アイドル2人 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/22(土) 00:08:51.10 ID:WC94h8hgO<> 美世 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/22(土) 00:12:56.43 ID:FYXXDVNlO<> 洋子 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/22(土) 00:13:27.78 ID:cmIX+9lWo<> 時子 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/22(土) 00:23:30.91 ID:iVImu9Ff0<> P「本当に2人なのか」

志希「間違いない。もし当たってたら甘いもの食べさせて」

P「なんでだよ」

志希「あっ、ほら見て! 当たってたじゃん!」

P「だな」

志希「ということで、あとでファミレスね」

P「どうして奢ることになってるんだ!」

志希「いいじゃん、頑張って鼻をくんくんさせたんだよ? ご褒美があってもよくない?」

P「俺たちはマイナスをゼロにしてるのであって、ゼロからプラスにしてるわけじゃないからな」

P「……まあ、ジュースくらいならいいけど」

志希「やったー」


美世・洋子「……」


↓1、2 美世&洋子がどうなっているか コンマ一桁、偶数が効果を気に入っている、奇数が困っている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/22(土) 00:24:45.28 ID:cmIX+9lWo<> 乗り鉄になった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/22(土) 00:29:09.13 ID:jRCUr2R5o<> 静電気が凄い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/22(土) 00:52:27.24 ID:iVImu9Ff0<> P「そこの2人」

美世・洋子「!」

P「話があるんだ。今困ってることがあるはず…」

美世「プロデューサーさん、良いところに来たよっ!」

P「えっ」

美世「鉄道って詳しい? もしくは詳しい人知らない?」

P「鉄道? 何でそんなこと…」

美世「いやー、なんか急に鉄道に乗りたくなってきてね。車以外にそっちの道もハマっちゃおうかなって思って」

洋子「美世ちゃん、話が急すぎるよ。あの……プロデューサー? 私もプロデューサーに聞きたいことがあって…」

P「分かった! 1人ずつ話を聞くから、落ち着いてくれ」

――――

美世・洋子「志希ちゃんの薬が漏れた?」

P「そう、大人アイドルが70%の確立で変になる薬らしい」

志希「ごめんなさい」

洋子「そっか……だから私、こんな体に……」

P「洋子は静電気が凄いんだっけ?」

洋子「触ったらバチってなるよ」

志希「どれどれ」スッ

パチッ

志希「ビリっときた!」

P「本当だな」

洋子「これのせいで、人と接する時に気をつけなきゃいけないし……大変なの」

P「迷惑をかけてるな。ごめん」

洋子「どうすれば治るの? っていうか、治るの?」

P「治るよ。あとで説明する」

P「一方で、美世は鉄道に乗りたくて仕方ないと」

美世「うん! 車も変わらず好きなんだけど、鉄道への興味も急上昇中!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/22(土) 00:53:40.46 ID:iVImu9Ff0<> 今日はここまでにします
美世と洋子、そして次回の安価で終わります
お付き合いありがとうございます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/22(土) 01:30:44.46 ID:GQf+Fgf/o<> この被害量みるに7割とか過少申告なのでは…乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/22(土) 09:11:09.90 ID:PMPXDCOVo<> おつー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/22(土) 20:45:22.74 ID:iVImu9Ff0<> 美世「車と大きさも構造も違うんだけど、また違ったロマンがあるって気づいてね」

美世「車両が動く音、窓から観る景色、駅弁……考え出したらキリがないよ!」

P「最後のは鉄道とは少し方向が違うような」

P「ってかそれって薬のせいなのか? 単なる日常の中での気づきじゃなくて?」

美世「間違いなく薬。まるで電気が全身を駆け巡ったかのように、ビリビリっと閃いたから」

美世「あの感覚、ちょっと癖になるかも……」エヘヘ

P「聞いてないって。洋子は治さないと大変だけど、美世は放っておいても大丈夫そうだな」

美世「特に困ってないしね。あ、でも興味のベクトルが完全に鉄道の方に向いちゃうと困るかな」

美世「なんだかんだ車が一番だから!」

P「じゃあ今治すか?」

美世「んー、難しいところだね……そういえば治療の方法って?」

志希「プロデューサーと粘膜接触すればいいの。100%治るよ」

美世・洋子「!!」

P「俺限定じゃないぞ。男なら誰でもいい」

洋子「ぷ、プロデューサーと……」カァァ

美世「粘膜接触……」カァァ

洋子「ほ、他の方法はないの?」

志希「うん」

美世「……」

P「ごめんな。さらに追い打ちをかけたな」

美世「追い打ちなんてそんな!」

洋子「衝撃の方法に、戸惑っちゃっただけだから……」

P「無理もない」

美世「そっか……ま、まあそれしかないなら仕方ないよね」

洋子「仕方ないです……」

志希「あ、でももうちょっと待ってくれれば」ガサゴソ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/22(土) 21:15:21.32 ID:iVImu9Ff0<> 志希「じゃーん♪」スッ

P「何だそれ?」

志希「陰でこっそり作ってた治療薬。これを飲めばあっという間に治っちゃう」

美世・洋子「!?」

P「いつの間にそんなものを」

志希「ずっと開発してたんだ。簡易研究セットでやってたから、かなり時間かかっちゃったけど」

P「言ってくれたらラボで作らせたのに……」

志希「大人アイドル全員分用意してたら、それこそもっと時間かかっちゃうし、これで正解!」

P「そうなのか。で、いつ完成するんだ?」

志希「あと30分くらいだね」

P「結構かかるな……まあ粘膜接触するよりずっといいか」

P「美世、洋子、朗報だよ。30分待っててくれ…」

美世「プロデューサー!」ズイッ

P「うわっ、な、何だ!?」

美世「あたし、このあと用事があって! 30分も待てないの」

美世「だから粘膜接触でいいよ!?」

洋子「私も! お願いします!」

P「いや、無理しなくたって……」

洋子「無理じゃないよ、ちっとも無理じゃない!」

美世「さ、早くやろう! 時間が押してるんだ」

P「美世はあとでもいいんじゃないか? 用事が終わったら薬を渡すから」

美世「それまでにあたしの中の車成分が、鉄道に支配されちゃってるかも。支配はマズよ、うん」

P「……じゃあ、当初の予定通りに進めるか」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/22(土) 21:32:40.89 ID:iVImu9Ff0<> P「まずはどっちが?」

美世「あたしからで」
洋子「私からで」

美世・洋子「……」

洋子「ど、どうする? 先にやる?」

美世「洋子さんが先でいいよ。静電気、早く治さなきゃ」

洋子「ありがとう」

洋子「ということで、私が最初で」スッ

P「うん」

洋子「……あの」

P「?」

洋子「き……キス、だよね?」

P「それしかないな」

洋子「静電気、バチってくるかもしれないけど、ごめんなさい」

P「謝らなくていいよ。いくぞ」スッ

洋子「……」

バチッ

P「うっ」

洋子「あっ、やっぱり」

P「平気平気。もう一度」

バチッ バチバチッ

P「っ! す、すごいなこれは」

洋子「……ごめんなさい。私、薬ができるまで待ってる」

P「え……」

洋子「プロデューサーが痛い思いしちゃうから」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/22(土) 21:47:05.49 ID:iVImu9Ff0<> P「痛いというか、予想以上の静電気に驚いただけだよ」

P「次は大丈夫だ」

洋子「い、いいよもう。キスするまで近づいたら、もっと大きなのが来るかも」

チュッ

パァァァッ

洋子「!」

P「ほら、大丈夫だっただろ」

洋子「……プロデューサー……」ドキドキ

ギュウ

P「よ、洋子? もう治ったぞ」

洋子「……」ポー

P「洋子、おーい」

洋子「……」ポー

志希「強硬手段!」ツンツン

洋子「きゃんっ!?」ビクッ

美世「ナイス脇腹つつき!」

洋子「あ……す、すみません、ずっと抱き着いてて! 静電気が起きないか確かめてただけで……!」ササッ

P「もう心配ないよ。すっかり元通りだ」

洋子「うん、ありがとう」

美世「プロデューサーさん、次は……」

P「ああ、美世だな」

美世「いつでもいいよ!」

P「よし」スッ

美世「……」ドキドキ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/22(土) 22:42:40.43 ID:iVImu9Ff0<> 美世「あっ」

P「ん?」

美世「その前に、まだ教えてもらってなかった!」

美世「プロデューサーさんって鉄道に詳しい? もしくは詳しい人知ってる?」

P「そんなのあとで聞けばいいじゃないか……」

美世「善は急げって言うでしょ? 治ったら鉄道への興味がなくなって、『また今度でいいや』ってなるかもしれないし」

美世「今のうちに鉄道の情報を仕入れておけば、すぐに調べやすくなるから」

P「そうか? まあ美世がそう言うなら」

P「俺は詳しくないけど、今西部長なら色んな情報を持ってるかもな。鉄道に乗った話とかよく聞かせてもらうんだ」

美世「本当に? なら、治ったら取り次いでくれないかな。アイドルが鉄道について知りたがってるって」

P「いいよ」

美世「ありがとう!」

美世「中断しちゃってごめんね。続きをお願いします」

P「分かった」

美世「……あっ」

P「今度はなんだ」

美世「今西部長って、どういう楽しみ方をするんだろ。鉄道ってたくさんの楽しみ方があるんだよ」

美世「あたしは乗り鉄っていう、鉄道に乗るのが好きなタイプなんだけど、今西部長が撮影好きな撮り鉄だったら……」

P「あとで考えればいい。さっさと済ませよう」

美世「だね。そっちにも興味が湧くかもしれないし!」

美世「また中断しちゃったね。お願いします」

P「言い残したことはないんだな」

美世「たぶん」

P「たぶんって……」

美世「あっ!」

P「ほら、あるじゃないか」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/22(土) 23:09:28.15 ID:iVImu9Ff0<> 美世「えへへ、ごめんなさい。これが最後だから」

美世「あのね……あたし、いつかプロデューサーさんと車&鉄道旅行してみたいんだ」

P「旅行?」

美世「そう。車でドライブはしたことあるけど、今度は鉄道も使って、2泊3日くらいの旅行をしたい」

美世「予定を合わせるの大変だと思うけど」

洋子(さらっとデートの約束をとりつけようと……ずるいよ美世ちゃん!)

P「うーん……美世は人気アイドルだし、プロデューサーといえど男と2人で旅行なんてしたらマズイだろ」

美世「じゃあ他のアイドルも一緒は? 洋子さんもどう?」

洋子「!」

美世「きっと楽しいと思う。みんなでワイワイお喋りしたり、綺麗な景色を見たり」

洋子「う、うん……誘ってもらえるなら」

洋子(美世ちゃん、純粋に旅行を楽しみたかったんだ。変な事考えちゃってごめんね)

洋子(あれ? じゃあ、最初にプロデューサーさんだけを誘ったのは……)

美世(旅行は開放的な気分になるし、何とか2人きりのチャンスを作れば……!)

P「洋子も、他のアイドルも行くのか。それなら大丈夫そうだな」

P「ただ、スケジュール的に来年の3月頃になりそうだけど」

美世「全然いいよ! みんなの予定も確認しなきゃね!」ニコッ

P「俺からも話しておくよ。さて、いい加減キスをしようか」

美世「あ、うん……その言い方、ドキっとするね」モジモジ

P(……完全に無意識だった……)

美世「本当に今度こそ、お願い」

P「いくぞ」

チュッ

パァァァッ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/22(土) 23:31:41.30 ID:iVImu9Ff0<> P「これで戻ったはず」

美世「治ったよ。さっきより鉄道への情熱が落ち着いてる」

美世「完全に消えなかったのは、すでに鉄道について色々調べてたからかな? 薬の効果じゃなく、本物の興味が出てきたのかも」

P「よかったな。今西部長に話しておくからな」

美世「うんっ」

P「じゃ、俺たちは他のアイドルの異変を治しに行くよ。気兼ねなく用事を済ませてくれ」

洋子「え?」

P「用事があるんだろ?」

美世「あ、ああ! そうだった!」

洋子「早く行かないと!」

美世・洋子(すっかり忘れてた)

P「もしいつもと様子が違うアイドルがいたら知らせてくれ」

洋子「任せて!」

美世「迅速に連絡するよ!」

――――

パァァァッ

礼子「ふぅ……ありがとう」

P「汗かいてますね。トレーニングウェアまで着て」

礼子「テレビ番組の逃走中を味わってる気分だった。楽しかったわ」

P「芸能人気分じゃなくゲームを楽しんでたんですね……」

礼子「途中からね。プロデューサー君に連絡しても返事が来なかったから、逃げながら見つけようって思ったの」

P「え!?」ササッ

P「うわ、本当だ……気がつきませんでした。すみません!」ペコリ

礼子「いいのよ。ただ、さすがに体力が限界ね。発見できてよかった」

礼子「大人アイドル、全員正常に戻せた?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/22(土) 23:59:55.53 ID:iVImu9Ff0<> P「もう一息です」

礼子「そう、頑張ってね♪ 私はお仕事に行くから」

P「仕事前にへとへとにさせてしまって、どうお詫びしたらいいか……」

礼子「ふふ、じゃあ明日の夜、美味しいワインのお店に行きましょう。一緒に味わってくれたら許す」

P「ぜひ」

礼子「約束ね」ウインク

スタスタ

志希「大変だねー」

P「元を辿ったら誰のせいだろうなぁ」

志希「薬」

P「その薬を作ったお前が悪いだろ! ったく……治療薬はできたのか?」

志希「あと20分だねー」

P「もう粘膜接触で治す方が早いな」

志希「そう言うと思って、残り少ない被害者アイドルを探知しておいたけどー……どうする? 会いに行く?」

P「……なんか、さっきからテンション低いな」

志希「キミの慌てる姿を見るのがこれで最後かと思うと、元気がねー」

P「おい」

志希「ウソだって♪ ラストスパートかけよう!」


↓1、2 大人アイドル2人 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 00:00:17.19 ID:DbMnIx2Ao<> 時子 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 00:01:10.94 ID:ekAudVHVO<> きばさん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 00:01:17.50 ID:3/5Au711O<> かこ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/23(日) 00:10:49.42 ID:ctHLgaka0<>
――――

P「探知したアイドル、どこにいるんだ」

志希「ここだね」

P「レッスンルームか。あいたちレッスンしてる部屋とは別の、今の時間は誰も使ってないところ」

志希「灯りがついてるよ」

P「個人的にレッスンをしてたんだろう。開けるぞ」

ガチャ


↓1、2 時子&真奈美がどうなっているか コンマ一桁、偶数が効果を気に入っている、奇数が困っている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 00:12:21.60 ID:xKdVMANVO<> ドM化 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 00:20:49.26 ID:NBfce7TyO<> 何を着ても甘ロリ系になる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 00:24:07.11 ID:ctHLgaka0<> 今日はここまでにします
安価にお付き合いいただきありがとうございます
明日、最後まで書きます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/23(日) 16:46:37.42 ID:ctHLgaka0<> 時子「はぁ……はぁ……」

真奈美「……」

P・志希「……」

P(息を荒くする時子と、甘ロリ系の服を着てそれを見つめている真奈美さん)

P(何だこの状況)

真奈美「ん? プロデューサーか、良いところに来てくれた」

時子「はぁ……はぁ……」

P「あの、これは一体どういう……」

真奈美「こっちが聞きたいね。時子とレッスンをしようとしたら、着ていた服がこんな感じに変化したんだ」

真奈美「訳が分からなくなって、とりあえずレッスン着に着替えた。そしたらまた服が変化した」

真奈美「これは何なんだ」

志希「案外似合うかも。可愛い」

真奈美「私の柄じゃないんだが、ありがとう。一方で、時子はいきなり『私を豚と呼びなさい』なんて言い出すし……」

P「は?」

真奈美「あまりに強要してくるもんだから、一言言ってやったんだ。そしたらご覧の有様だよ」

時子「くっ……こ、こんなの私じゃないわ……」

時子「心で何とも言えない感情が生まれて……他人に罵ってもらいたいと思うなんて……!」ギリギリ…

志希「ねえねえ豚さん」

時子「んっ……!?」ビクビクッ

志希「本当に喜んでるみたいだよ」

P「……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 16:47:59.71 ID:ctHLgaka0<> 時子「あ、貴方……私に……私の体に何をしたの……!」

真奈美「プロデューサーが犯人なのか」

P「違うよ。実は……」

――――

真奈美「……そうか。お騒がせ常習犯だな」

志希「ふふ♪」

P「褒めてないからな」

時子「そ、それで……このふざけた現象、どうしたら治るのよ……」

志希「豚さんはブヒとしか鳴かないよね?」

時子「くぅっ……!?」ビクビク

P「やめろ志希、後が怖いぞ」

P「治すには男と粘膜接触をすればいいらしい。それか志希の作ってる薬を飲むか」

真奈美「薬?」

P「あと20分くらいで完成するんだ」

時子「はぁ……はぁ……一択しかないじゃない……」

時子「薬を飲むわ……それまで待つ……」

志希「あたしもそうしてくれた方がいいな♪」

真奈美「時子、あと20分間彼女に弄ばれるか、プロデューサーと粘膜接触するか。どっちを選ぶ」

時子「っ……そ、そんな二択……ありえない……!」

時子「どっちも最悪じゃない……!」ビクビク

P「安心してくれ。俺が志希を止めとくから」

志希「果たして守りきれるかな?」フフフ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 16:49:15.59 ID:ctHLgaka0<> 時子「はぁ……はぁ……いいえ、その必要はないわ……」

時子「私が選ぶのは……貴方との粘膜接触……」

P「は?」

時子「こ、このマッドサイエンティストに色々されるくらいなら……貴方の方がずっとマシ……」

志希「そんなこと言って、あたしと遊びたいんじゃないの? いっぱい罵声を浴びせてあげるよ」

時子「ふっ……!?」ビクビク

志希「にゃはは♪ 時子さまって、ドMキャラもなかなか性に合ってるんじゃない?」

時子「なっ……そ、そんなわけ……っ」ビクビク

P「その辺でやめとけ。怒るぞ」

志希「はーい」

時子「ねえ……は、早く、しなさい……」

P「え」

時子「ね、粘膜接触よ……とっととやって……!」

P「俺が志希を抑えておくから。もう大丈夫だよ」

時子「はぁ……はぁ……こ、こんな体、少しでも早く治したいのよ。命令よ……さあ……!」

P「でも、薬の方がいいんだろ? あと少しの辛抱だから」

時子「……まさか……貴方……」

時子「私に、どんなことをするつもり……?」

P「?」

時子「私が早くしろと言ってるのに、それを断るということは……」

時子「粘って……他のことを要求しようとしてるの……?」

P「何でそうなるんだよ。俺はただ…」

時子「さ、最悪ね……最悪……それなら、薬ができるのを待つ方が……ずっといい……!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 16:50:50.99 ID:ctHLgaka0<> 時子「だけど、このままだと……お、おかしくなる……!」ガクガク

真奈美(まるで生まれたての動物のように足を震わせている)

P「分かった。じゃあさっさとキスを済ませよう。それ以外のことは何もしないよ」

時子「嘘よ……! 日頃、私にキツいことを言われてるから……その仕返しをする気でしょう……」プルプル

時子「いいわ……貴方の望む通りにしてあげる……でも、心までは屈しない……!」

時子「はぁ……はぁ……い、一体どんなことを……されてしまうのかしら……」ゾクゾク

志希(この人のこんなに恍惚としてる笑顔、初めて見た)

P(もう見てられない)

P「ごめん時子」グイッ

時子「!?」

チュッ

パァァァッ

真奈美「強引だね」

P「こうでもしないと、延々とやり取りが続きそうだったので」

時子「……」

P「どうだ? 体は元に戻ったか?」

時子「ええ。すっかりね」

時子「……」ジー

志希「!」ピクッ

時子「……」ニヤリ

志希「!!」ビクッ

P(ロックオンされた) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 16:52:20.51 ID:ctHLgaka0<> 時子「覚悟しなさい。徹底的に調教してあげる」スタスタ

志希「逃げるが勝ち!」ピューン

時子「待ちなさい!」スタタタッ

P「あ、こら! せめて薬は置いていけ!」

スタタタ…

真奈美「行ってしまったね」

P「すみません真奈美さん」

真奈美「いいんだよ。薬だろうと、プロデューサーとのキスだろうと、どっちでもよかったから」

真奈美「それより、2人きりになった今だからこそ質問したいことがある」

P「何です?」

真奈美「……この服、どう思う……?」

P「甘ロリ系の服ですか。困りものですよね、着た途端に変化するんですか?」

真奈美「ああ、うん。そうなんだが、そういうことじゃなくて」

真奈美「似合っているかな」

P「……」

真奈美「おかしなことを聞いた。忘れてくれ」

P「今の沈黙は違うんです。冷静に見てどうなのか考えてて」

P「個人的にはアリだと思います。志希も言ってましたけど可愛いですよ」

真奈美「嬉しいよ。内心、気に入ってたんだ」フフ

P「この衣装でステージに上がってもいいかもしれませんね」

真奈美「いや、それはダメだろう! 恥ずかしいし……」

真奈美「……プロデューサー。1つ頼みごとをしてもいいかな」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 16:54:29.96 ID:ctHLgaka0<> P「はい」

真奈美「写真を撮ってくれないか。私のスマートフォンで」スッ

P「お安い御用ですよ」

真奈美「感謝するよ。ポーズもとってみたいんだ、指定してくれないか」

P「ええ」

P(思ってる以上にノリノリなんだな)

――――

P「そう、手は口に添えて。少し体を傾けてください」

真奈美「……」クイッ

P「いい感じです。撮りますよ」パシャッ

P「うん……上手く撮れた」

真奈美「見せてくれ」スタスタ

P「どうぞ」スッ

真奈美「……これは……」タプタプ

真奈美「結構いいな……」

P「興味が出てきましたか」

真奈美「ああ。プロデューサーの腕がいいんだろうが、気に入った」

P「素材がいいんですよ。やっぱりこういう服で仕事してみませんか?」

真奈美「やめておく。私のファンは求めてないだろうし」

P「もったいないな……」

真奈美「ふふ、その言葉だけで満足だよ。それじゃあ、そろそろお願いしようかな」

P「?」

真奈美「私を元に戻してくれ。皆の前でこの姿を晒すわけにはいかない」

P「分かりました」

チュッ

パァァァッ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 16:56:11.40 ID:ctHLgaka0<> 真奈美「……」

P「元に戻りましたね」

真奈美「ああ、いつもの私のレッスン着だ。こっちの方が馴染みがあっていい」ニコッ

真奈美「あの2人、戻って来ないな」

P「捕まってるのか追いかけっこを継続してるのか……」

P「ちょっと探してきます。ご迷惑をおかけしてすみませんでした。志希にはもうこんなことしないようキツく言ってあるので」

真奈美「過ぎたことだ、いいんだよ。時子に会ったら『レッスンの続きをしよう』と言っておいてくれないかな」

P「分かりました」

――――

志希「うー……デコピン100連発は痛かった……」スリスリ

P「自業自得だ」

志希「そういえば時子さま、プロデューサーには何もしなかったね」

P「目立ったことはしてないし」

志希「あとでドカンと来るかも」

P「不安を煽るようなこと言うなよ……」

スタタタッ

友紀「いたいた! プロデューサー!」

P「お、友紀か。野球終わったのか?」

友紀「うん! 6回の表に途中参加だったから早く終わったんだ」

友紀「相手は強豪チームでね? 5点差で負けてたんだけど、あたしが入ったらすごかったんだよ!」

友紀「投手では140キロ前後の直球と、左右の変化球のコンビネーションでゆさぶりつつ、フォークで空振り三振! パンバン抑えたの!」

友紀「打者でも活躍したよ! ホームランも打てたし、最後はサヨナラヒットで胴上げされちゃった!」

P「おおっ、すごいなぁ! というか、どうやって入れてもらったんだ? まさか自分が男になった姫川友紀だなんて言ってないだろ?」

友紀「信じてもらえないだろうしね。『友紀ちゃんの友人で、助っ人を頼まれた』って言い訳したよ」

友紀「まだまだお土産話があるんだよ! 聞いてくれる?」

P「もちろんだ。その前にキスをしていいかな」

友紀「えっ……な、何で?」ドキドキ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 16:59:26.03 ID:ctHLgaka0<> 志希「男が好きなんだって」

友紀「え……」

P「違うって! 粘膜接触しないと元に戻れないだろ?」

友紀「あ、そっか。そうだったね」アハハ

P「本当は治療薬があったんだけどな。志希がビンを割ったみたいで」

志希「時子さまとの鬼ごっこでやっちゃいました」

友紀「ふーん。まあ、個人的にはキスの方が……」

P「ん?」

友紀「何でもない! 元に戻して?」

P「ああ」

友紀「……」

P(目を瞑ってる美形の男にキスをしようとしてるこの状況……いや、深く考えるな!)

友紀「プロデューサー?」

P「ごめん」

チュッ

パァァァッ

友紀「……元に戻った?」

P「目を開けて確認してみろ」

友紀「おお、戻ってる! おっぱいあるし股の異物感もないや」ムニムニ

P「異物感が気になったか?」

友紀「女からすればね。男の人はいつものことだから、逆に女になると違和感あるんじゃないかなぁ?」

P「そういうものか」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 17:03:00.77 ID:ctHLgaka0<> 志希「女になる薬あるけど使う?」スッ

P「何でそんなの常備してるんだ。使わないから仕舞え」

志希「はーい」ガサゴソ

友紀「……自分の、確認しとけばよかったかも……生で見たことないし……」ボソボソ

P「何か言ったか?」

友紀「!!」

友紀「な、何でもないよ! それよりプロデューサー、話の続きしてもいい?」

P「ああ。志希、もう変になったアイドルはいないんだよな?」

志希「大丈夫。時子さまと追いかけっこして社内中を走り回ったけど、獣臭はしなかったよ」

P「ということだから、話に付き合えるぞ」

友紀「ありがとう! まずは投手に抜擢された時なんだけどね」

――――

(30分後)

友紀「プロデューサー、話に付き合ってくれてありがとう!」ヒラヒラ

P「楽しかったよ」ヒラヒラ

友紀「お仕事頑張ってね!」

スタタタ…

P「……」

志希「ねーねー」

P「何だ」

志希「あたしって、キミに迷惑かけたこと謝ったっけ?」

P「そういや覚えがないな」

志希「ごめんなさい」ペコリ

P「……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2018/12/23(日) 17:06:50.32 ID:ctHLgaka0<> P「まあ、いつものことだし慣れてるからな」

P「大人アイドルにもきっちり謝った。処罰はレッスンルームの掃除で許そう」

志希「処罰あるにはあるんだ。っていうか軽くした結果が掃除って、元々どんなことさせるつもりだったの」

P「教えて欲しいか?」

志希「いいです」

P「レッスンルームは今日の20時くらいまで使われるから、そこから1時間かけて頑張れ」

志希「了解! 終わったら送っていってくれるんでしょ?」

P「当たり前だ。変質者に遭遇でもされたら大変だし」

P(志希なら撃退しそうだけど)

志希「夕飯もごちそうしてくれるんだよね」

P「掃除の出来次第でランクが上がっていく。テキトーだったらコンビニ飯な」

志希「志希ちゃん頑張る!」グッ

P「頑張れ」

志希「じゃ、時間が来るまでフレちゃんと遊んでくるねー」スタタタッ

P「ほどほどにな」

P「……よし、仕事にとりかかるか」

スタタタッ

晶葉「助手!」

P「晶葉? そんなに急いでどうしたんだ」

晶葉「た、大変だ……私のメカが暴走して、特殊な電波を346社内に流してしまい……」

晶葉「子供アイドルがおかしくなってしまったんだ!!」

P「……」


P「……は?」


おわり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 17:08:47.91 ID:ctHLgaka0<> 安価をしてくださった方、読んでくださった方、ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 17:16:49.23 ID:qOq1xHdvo<> 大人限定にしたのはやっぱり早耶P避け? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 17:33:57.78 ID:ZtMfw7BNo<> おつー
安価の捌き方がメチャクチャ上手くてビックリした <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 17:38:10.58 ID:ctHLgaka0<> >>221
かねてから大人アイドルのみでやりたかったというのもありますが
それが主な理由です
しかしどうしてもアイドルが貶される方向に行ってしまうので、安価ssはやめた方がいいのかもしれませんね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 18:07:24.32 ID:xkKEuVyDO<> 乙

さぁ、13歳以下のアイドルを書く作業にとりかかるんだ

ふひひ……みりあちゃん★ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/23(日) 22:50:31.71 ID:QZfNnurFo<> 乙でした <>