以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/01/09(水) 22:58:07.28 ID:L6hbKhQFO<>季節は春。

君が消えて一年が過ぎた。

僕は今でも君を探している。

あの日この学校の屋上で君は消えた。

僕の目の前で老朽化したフェンスと共に下に落下した。

そして落下の途中で君は消えた、残ったのは老朽化したフェンスだけだった。

君は必ず生きている…絶対に見つけてみせる。

だって僕はまだ君に好きだと伝えていないから…

男「……」

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<>異世界に消えた君を探す物語 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/01/09(水) 23:53:40.70 ID:L6hbKhQFO<>
女母「もう来なくていいわ…あの子の行方が分からなくなったのは君のせいじゃないわよ」

男「…だけど!僕があの日学校見学に誘わなければ…彼女は居なくならなかった!」

男「ごめんなさい!僕のせいで!」

女母「もう…謝らなくていい…」

女母「毎日…毎日…もう…やめて欲しいの…君が悪くないと分かってはいるけど…君の顔を見る度に憎しみが湧いてくる」

男「…あ」

女母「もう来ないで下さい…君もあの子の事は忘れなさい」

男「…ッ」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/01/09(水) 23:58:05.78 ID:L6hbKhQFO<> 屋上

男「あんな事を言われたけど…僕は絶対…君探し出す…」

先生「まだ残っていたのか…下校時間はとっくに過ぎてるんだ!帰りなさい」

男「…さようなら」

先生「うん…さようなら」

先生「屋上の鍵を閉めてっと」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/01/10(木) 00:22:38.14 ID:b5gc0jQOO<> 夕暮れどきの太陽が眩しい

僕は電車の出口側にもたれながら外を覗いていた。

電車の中は空いていたが不思議と座る気にはなれなかった。

流れていく景色の中で彼女の姿が見えた気がした。

男「……ッ! 」

いつもの様な勘違いかもしれない…だけどまた僕は確かめにいく。

電車が空いた瞬間、走り出した。
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