以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/07/01(月) 14:01:33.12 ID:rA2Hmhrt0<>恭介「正直見てみたいよな」
真人「は?」
恭介「いや、だから母性に目覚める理樹の姿をだな」
来ヶ谷「病院にでも行ったらどうだ?」
西園「………」
恭介「とにかく、俺は絶対に理樹に子供を産ませてやる。明日を楽しみにしておけよ」
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<>【リトバス 】恭介「理樹の赤ちゃんか……」
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/07/01(月) 14:06:42.83 ID:rA2Hmhrt0<> 次の日
チュンチュン
理樹「…………おはよ、真人」
真人「おぅ、起きたか理樹。それなら早く飯を食いに……」チラッ
ポッコリ
真人「っておい!なんだよそれ!なんでお前、そんなに腹が出て……」
理樹「え?なに言ってるのさ。前からこんな感じだよ?」
真人「前からって……なんだよそれ……」
理樹「決まってるじゃないか、僕の赤ちゃんだよ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/07/01(月) 14:12:28.30 ID:rA2Hmhrt0<> 理樹「もー、おかしな真人だなぁ。早くご飯食べに行こう?」ダキッ
真人(距離が近い……)
スタスタ
理樹「もうそろそろ産まれるから、ご飯は控えめにしなくちゃね」
真人「そ、そうか……でも、どうやって……」
理樹「えっ!?そ、そんな事聞いちゃうんだ……///」
理樹「ま、まぁ一応言うと、ほら、恭介との間に産まれる訳で……」カァァ
真人(な、なんだよそれ……ありえねぇだろそんな話……)
食堂
クド「おはようございます!リキ、お腹の具合はどうですか?」サスサス
理樹「あはっ、昨日の夜にちょっとだけ動いてたみたいで……中々元気そうだよ」
葉留佳「それは良かった!早く元気な赤ちゃんを見せて欲しいなぁ」
真人「く、狂ってる……こんなの、絶対おかしいぞ……」
恭介「よっ、理樹、調子はどうだ?」
真人「……!?恭介……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/01(月) 15:07:04.97 ID:g+Xk9XvVO<> えぇ…
ドン引きだけど正直恭介の気持ちは分かる <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/07/01(月) 16:06:53.61 ID:rA2Hmhrt0<> 真人「おい!恭介!ちょっとこっちこい!」グイッ
理樹「どうしたの真人!喧嘩しちゃダメだよ!」
恭介「いや、問題ない。どうした?真人」
真人「……ここじゃなんだから向こうで話すぞ」
………………
真人「なぁ、俺が話したい事、分かるよな」
恭介「はて、俺には分からないな」
真人「とぼけるな!理樹の腹についてだよ!」
真人「お前は昨日言ってたよな!子供を見たいとかなんとか言って、お前は世界を変えちまった!!」
恭介「変えたってほどではないさ。ただ、俺が違う願いをして新しい世界を作ったまでさ」
真人「……お前って奴は……」
恭介「お前もどうせなら楽しもうぜ、理樹の赤ん坊が見れるんだぞ?」
真人「うっ……生憎、俺はそんな気持ち悪い感性持ち合わせちゃいないんでね……遠慮させてもらうぜ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/07/01(月) 16:17:29.92 ID:rA2Hmhrt0<> 真人(それから暫くの間、この狂った世界で俺は過ごし続けた)
真人(理樹は母性という物が目覚めたのだろうか、前よりもさらに中性的になった気がする)
理樹「〜〜」ナデナデ
真人「なぁ、風呂空いたぞ」
理樹「うん……ねぇ真人、そこのお洋服を取ってくれないかな?」
真人「それは良いんだが……一つ、聞きたい事がある」
理樹「?、なに?」
真人「お前は……本当にこの世界に違和感を感じないのか?」
理樹「違和感……?」
真人(この世界にいて分かったのは、妊娠は普通に女子がするものだと言う常識自体は変わってない。つまりは理樹の方が異端な状態だ)
真人(しかし、周りの大多数はそれに気づいていない。理樹と、周りの人間もだ)
真人「……理樹は、子供を男が産めると思うのか?」
理樹「な、何言ってるのさ!現に僕にはこうしてお腹の中に赤ちゃんがいるんだよ!そんなひどい事言わないでよっ!」
真人「うっ……理樹、違うんだ、もう一度考えてみろ!じっくりと、自分の状況を……」
理樹「自分の、状況……?」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/07/01(月) 16:25:21.98 ID:rA2Hmhrt0<> 理樹(僕は……自分のお腹の中に赤ちゃんがいて……それでもうそろそろ産まれそうで……)
理樹(あれ、なんだろう……なんで僕の中に赤ちゃんが……?えっ、おかしいよ……そんなの、絶対変なのに……)
理樹「………………あ、あぁぁぁ!!!!」
真人「り、理樹!?」
理樹「いたい!!!おなか、おなかがぁ……!!」
真人(お腹が痛いと言っている理樹の腹を見てみると……そこには明らかに異常な蠢き方をした『赤ちゃん』が収まっていた)
真人「おい!しっかりしろ!!今すぐ他の奴を呼んでやるから……!!」
廊下に飛び出した俺は真っ直ぐに恭介の部屋に向かった、が、恭介の部屋がない
真人「う、嘘だろ……そもそも、部屋番号自体がねぇ……」
明らかに世界が崩れかかっていた。理樹が真実に目覚めてしまったから、夢から覚めてしまったから。だからこそ、崩れるのも早い
真人「しょうがねぇ……あいつの所に戻って……」
真人(仕方なく、俺は理樹の所へ戻る。それに、あの謎の生き物も気になっていた)
ガチャッ
真人「おいっ!理樹!大丈夫か!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/07/01(月) 16:32:05.24 ID:rA2Hmhrt0<> 部屋を開けたそこには、理樹を床に寝かしつけ…………いや、違う。無理矢理押さえつけている恭介がいた。
理樹「やだっ、こわいよっ!!恭介、助けてぇ!!!」
恭介「暴れるな!!今暴れたら余計苦しく……」
真人「恭介、てめぇって奴は!!!!」
俺は怒りに任せて恭介に殴りかかるが、すんでの所で恭介は攻撃を受け流す。
真人「今すぐだ!今すぐこの世界を閉じろ!!理樹をこれ以上苦しめやがったら……!!」
バヂィッ
真人「ぐあっ……!!」
真人(う、後ろだ……誰がいやがって……)
西園「申し訳ありません。ですが、これも仕方ない事です」
恭介「よくやった。後は、理樹に産ませるだけだ」
真人「お、おまえら……いったいなにをしようと……」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/07/01(月) 16:42:12.31 ID:rA2Hmhrt0<> 恭介「単純な話だ。俺らは理樹の子供が欲しい、それだけさ」
西園「私も同じ理屈です。彼のお腹を痛めて産んだ子供、是非手に入れたいと思いまして」
理樹「ひうっ……!お腹がやぶれそうちゃう……!!いたい、いたぃ……」
西園「…………」(チャキッ
理樹「!?」
恭介「麻酔はあるか?西園」
西園「あぁ、忘れていましたが一応……」プスッ
理樹「あっ……ね、ねむくなって……」
パタッ
真人「まさかお前ら……腹を裂く気か!?」
恭介「心配するな。ここは俺らの世界、失敗なんてしない」
真人「そ、そんな事させる訳……」
真人(か、身体が動かん……)
西園「では……御対面といきましょうか」ザクッ
おぎゃああああああああああ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/07/01(月) 19:00:14.92 ID:rA2Hmhrt0<> チュンチュン
真人「……!!!」ガバッ
真人「ってあれ?ここは……」
理樹「すぅ……」
真人(理樹の腹には何も無かった。切り裂いた後もなければ、それこそ謎の生き物も)
鈴「おはよう、真人、理樹」
理樹「おはよう、今朝は眠れた?」
鈴「あー、ちょっと寝苦しかったかも……なんせ新入りがいるもので」
真人「し、新入り!?そいつは一体どんな奴が……」
????「……………………」
真人(目の前にいたのは人の姿とはかけ離れた化け物そのもの、身体はゴム質のような肉で覆われており、目は全身に付いていた)
真人「うわあああああ!!!!」
鈴「なに怖がってるんだ?普通の男の子じゃないか」
恭介「そうだぞ。かわいいかわいい、理樹の子だ。ほら、お前も仲良くな」
????「……………………!!!」
西園「あら、彼は真人さんと遊びたいようですね……では、遊んであげて下さい」
真人(俺の前に覆いかぶさってくるそれは、ゆっくりと、しかし、確実に大きくなっていた。周りを見れば、『来ヶ谷であった』ものが散らばっていたり、小毬の私物が散乱しているのは明らかだった)
理樹「ね、真人、僕の子供、かわいいよね?」
真人「あぁ……かわいいな」
バクッ
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/07/01(月) 19:01:36.69 ID:rA2Hmhrt0<> ここで終わりです。行き当たりばったりに書いたからクオリティは許して。それではまた <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/01(月) 20:10:53.98 ID:6e+HN/Dho<> 狂気具合がすごひ <>