◆FB93OpIG9w<>saga !orz<>2019/08/22(木) 21:15:07.76 ID:khDFdxq5O<>今日、ライチはアローラリーグの関係でククイの家に呼ばれていた

その帰りのこと

メレメレ島

公園

ライチ「………」ポケー

ルガルガン「ガルッ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1566476107
<>【ポケモン】ライチ「リア充を殲滅するわ」
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/22(木) 21:21:28.44 ID:khDFdxq5O<> ライチ「ハァ……アローラリーグのことでククイ博士の家に行ってきたのはいいけど……」

ルガルガン「ガル…」

ライチ「………ククイ博士とバーネット博士……ラブラブだったわね〜…まさに理想の夫婦ってカンジ…」ポー

ライチ「……いつか私も運命の王子様と素敵な恋をしてククイ博士やバーネット博士みたいに幸せな家庭を////」キャッ

ルガルガン「ワォン」

キャッキャッ

ライチ(………にしても…)チラッ <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/22(木) 21:32:30.54 ID:khDFdxq5O<> エリートトレーナー♂「愛してるよ////」

エリートトレーナー♀「私も////」ポッ


スカル団したっぱ♀「実はアタイのお腹にアンタの子が………」

スカル団したっぱ♂「マジっスカ!?」


キャッキャッ ウフフ


ライチ「…………」

ライチ(どいつもこいつも…なぁに真っ昼間から盛ってるのよ!!)イライラ

ライチ「………あーあ…今ここにさばきのつぶてでも落ちてこないかなぁ…」ボソッ

ルガルガン「ガルッ!?」ビクッ

ライチ「アハハ、なーんて…嘘よ嘘!私は島クイーンよ?これはむしろアローラが平和な証拠!アローラの守り神たちに感謝しなきゃ!」

ルガルガン「ガル…」ホッ

ライチ「………まぁでも…」スクッ <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/22(木) 21:45:55.20 ID:khDFdxq5O<> ライチ「公園はみんなのものなの!ここには公園を利用している幼い子どもやポケモンたちもいるわ?ああいうのは子どもたちにも悪影響よ?"そういうのは他所でやりなさい!"ってアローラの守り神たちにかわって島クイーンである私がビシッと注意してあげなきゃ」ニコニコ

ルガルガン「ガル……」

ライチ「いい?ルガルガン…これはアローラの秩序を守る島クイーンとしての私の務めよ?けっして嫉妬じゃない………それだけはわかってるわ?」ニコニコ

ルガルガン「ガルガル」コクコク

ライチ「………そうと決まったら…!ちょっと!そこの………」ツカツカ


えんじ♀「おっきくなったら私をお嫁さんにして!////」

えんじ♂「いいよー!」


イワンコ♂「ワンワン!」チュッチュ

イワンコ♀「ワン!////」チュッチュ


ライチ「………」

ルガルガン「………」

ライチ「………帰るわよルガルガン。ここに私たちの居場所はないみたい…」クルッ

ルガルガン「クゥーン……」トボトボ

「あれ?ライチさん!」

ライチ「………え?」

ルガルガン「ガル?」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/22(木) 22:23:51.13 ID:khDFdxq5O<> サトシ「へへへ!やっぱりライチさんだ!」

スイレン「アローラ!ライチさん!」ニコッ

ピカチュウ「ピカー!」

ナギサ「イッブイ!」

ライチ(サトシ!?スイレン!?)ビクッ

ルガルガン「ガル……」

ライチ「あ、アローラ…!サトシ、スイレン!」アハハ

ライチ(うげっ……よりにもよってこんなタイミングで…)タラッ

サトシ「ライチさん!今日家に来るって言ってたけど、もう博士たちに用事終ったの?」

ライチ「え?ま、まぁ……」

ライチ「そ、それより……サトシとスイレンはどうしたの?この公園は子どもが来るようなとこじゃないわよ?」ニコッ

スイレン「え?」

サトシ「子どもが来るとこじゃない?公園なのに??」

ピカチュウ「ピカ…」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/22(木) 22:37:41.03 ID:khDFdxq5O<> スイレン「私たち、今からここで釣りをするんです!」

サトシ「スイレンから誘われてさ!何でもこの公園……すっげー大物が釣れるらしいから!」

ピカチュウ「ピカー!」

ライチ「そ、そう…釣りを……」

サトシ「スイレン!楽しみだな!」ワクワク

スイレン「うん♪」

キャッキャ

ライチ「………」

ライチ(サトシとスイレン……この二人はアーカラの時から怪しいとは思ってたけど……まるで独り身の私に見せつけるようにイチャついて……)プルプル

ルガルガン「ガル…」

サトシ「? ライチさん?」

ライチ「な、なんでもないわ!?そうか〜釣りか〜」アハハ

スイレン「ライチさん。慌てたり笑ったり忙しい人」

ライチ(わ、私は何てことを考えて……!この子たちが仲良くしてるんだからいいことじゃない!むしろ二人を祝福してあげなくちゃ!)ブンブン

ライチ「あ、相変わらず仲良くデートかぁ〜?羨ましいぞ〜?サトシー!スイレーン?」ニコニコ

サトシ「え?」

スイレン「で、デート!?////」ギョッ <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/22(木) 22:53:07.35 ID:khDFdxq5O<> スイレン「ち、違います〜!!/////」ブンブン

ライチ「ハハハ」

ライチ(おまっ……!スイレン!!違うとか言いながらわかりやすくメスの顔しやがって!!)

ライチ(つーかこんなカップルだらけの公園で釣りに誘うとか意図が見え見えなのよ!!)

サトシ「アハハ」

ライチ(サトシィ!!アハハじゃないわよ!恋愛なんて興味ありませーん?とかって鈍感主人公面して余裕こいてんじゃないわよ!!)プルプル

ルガルガン「ガル…」

サトシ「な、なぁスイレン……なんかライチさん怒ってない?」ヒソヒソ

スイレン「プルプル震えてる…顔がオニゴーリ」ヒソヒソ

ライチ(ハッ……!し、しまった!!またもう一人の内なる私が出てきてしまったわ!!)

ライチ(ここは……島クイーンとして…いや、人生のセンパイとして二人の恋を応援してあげなくちゃいけないわね!!)グッ

ライチ「アハハ、サトシー?スイレーン?ガキのクセにデートとか生意気だぞー?」コノコノー

サトシ「え?」

スイレン「ガキ!?」

ピカチュウ「ピカ…」

ナギサ「ブイ」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/22(木) 23:06:18.16 ID:khDFdxq5O<> スイレン「あ、あの!ライチさん!私たち、もう釣りに行きますんで!」ペコッ

スイレン「いこっ、サトシ!」

サトシ「おう!じゃあね!ライチさん!」

ピカチュウ「ピカー!」フリフリ

ナギサ「ブイ!」フリフリ

ライチ「うん!大物釣ってきなさいよー?」ニコッ

サトシ、スイレン「はーい!!」

タッタッタ

ライチ(ふふっ、二人とも元気ね?お似合いだわ)

ルガルガン「ガルッ!」ニコッ

ライチ(……私もあの二人みたいに気の合う恋人を……)


サトシ「なぁスイレン?ライチさん、こんなとこで一人で何してたんだろ?」


ライチ「」ピクッ


スイレン「わかんない。そんなことよりサトシ!この先のボート乗り場でー……」

キャッキャ ウフフ


ライチ「…………」

ルガルガン「ガルー……」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/22(木) 23:17:42.00 ID:khDFdxq5O<> ボート乗り場

ボート「」プカプカ

サトシ「よっと!」ストッ

ピカチュウ「ピカ!」ストッ

サトシ「スイレンも来いよ!」スッ

スイレン「!」

スイレン「……うん!えへへ♪」スッ

サトシ「? どうしたの?機嫌良さそうじゃん?」ギュッ

スイレン「なんでもない♪」ギュッ

ピカチュウ「ピカピカ!」ニコニコ

ナギサ「イッブイ!」ニコニコ

スイレン「サトシ!今日は釣って釣って釣りまくろ!大物!」プカプカ

サトシ「おう!二人ですっげーポケモン釣ってみんなに自慢しようぜ!」プカプカ

スイレン「おーっ♪」ズズ……

ピカチュウ「ピカー!」ズズズ……

ナギサ「イッブイー!」ズズズズ……

ゴローン「ゴローン♪」ズブブブブ……

サトシ、スイレン「…………」

ボート「」ズブブブブブ……

サトシ「……へ?」

スイレン「…………え?」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/22(木) 23:32:37.69 ID:khDFdxq5O<> サトシ「あ、アローラゴローン!?」ビクッ

スイレン「何で私たちのボートに!?」ビクッ

ゴローン「ゴロ?」

サトシ「……って、言ってる場合じゃないや!」

スイレン「は、早く追い出さなきゃ沈んじゃう!ボートも私たちも!」

ピカチュウ「ピカー!!」アセアセ

ナギサ「イッブイ!」

サトシ「な、なあ…ゴローン?」アハハ

ゴローン「ゴロ?」

スイレン「さ、サトシ!あんまり刺激しないように!ヘタなことしたらドッカーン!だいばくはつ!!」

サトシ「お、おう!」コクッ

サトシ(くっそー!何でこんな時に限っていないんだよロトム!!)

サトシ「そ、そのー……このままだったら俺たちもボートも沈んじゃうし……できれば出てってほしいなー?なんて……」アハハ

ピカチュウ「ピカピカ!」ニコニコ

ゴローン「ゴロゴロー!」イヤイヤ

サトシ「い、イヤイヤって……」

ボート「」スブブブブ

スイレン「……サトシ!!ボート沈んじゃう!!」ビッチャビッチャ

サトシ「うげっ!?ど、どうすれば……」ビッチャビッチャ

ナギサ「イッブイ」トコトコ

ゴローン「ゴロ?」

サトシ「!? お、おいナギサ!!」

スイレン「ちょ……ま、まさか……」

ピカチュウ「ピカ!?」

ナギサ「イッブイー!!」ドンッ

ゴローン「ゴロ!?」バキッ

サトシ「うげっ!?ゴローンにおもいっきりたいあたりを!?」

スイレン「ま、まずい!サトシ、ピカチュウ!逃げ……」

ゴローン「ゴロ……」ピカー

サトシ、スイレン、ピカチュウ「!?」ビクッ

ナギサ「………ブイ?」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/22(木) 23:39:16.62 ID:khDFdxq5O<> ゴローン「ゴッローーーーン!!!!!」


ピカーッ


サトシ、スイレン、ピカチュウ「!?」


ドッカーン!!!


ギャー!! シズムー!! ピカー!! ブイブイー



ライチ「あっれ〜?ゴローンが入ってたモンスターボールがないわねー?どこいっちゃったのー?」キョロキョロ

ライチ「もぅ!まったく!私のドジっ子!」テヘッ

ルガルガン「ガル……」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/22(木) 23:57:25.31 ID:khDFdxq5O<> …………

ショッピングモール

ワイワイ

ライチ「ふぅ、ゴローンが何事もなく見つかって良かったわ♪」

ルガルガン「ガルッ!」

ライチ「さーて、せっかくだし…何か美味しい物でも買って帰るわよルガルガン!」

ルガルガン「ガル」

ライチ「そうだ!ついでにラブロマンスものの映画でも借りてこっかなー?うんうん!こんな日は釣りなんかより部屋で美味しい物を食べながら映画よね?」

ルガルガン「ガルガル」コクコク

ライチ「えーっと、TSU◯YAのカードは……」ゴソゴソ

「ライチさん!?」

ライチ「………ん?」クルッ

マオ「やっぱり!ライチさんだよアマージョ!!」キラキラ

アマージョ「ッジョ!」

ライチ「マオ……」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/23(金) 00:39:23.23 ID:gap5RISLO<> マオ「こんなところでライチさんに会えるなんて感激です!!」キラキラ

ライチ「アハハ、感激って……そんな大袈裟な…」

ライチ(でも…あんなことの後だし、悪い気はしないわ)ウンウン

マオ「ところでライチさんはショッピングモールで何を?」

ライチ「えーっと…ちょっとご飯の買い出しを…」

マオ「休日に一人でご飯の買い出しだなんて…ライチさんは相変わらずカッコいいなー!」キラキラ

アマージョ「ッジョ!」

ライチ(バカにしてんの……?)

ルガルガン「ガル……」

マオ「………って、ん?」ジーッ

ライチ「? どうしたのマオ?」ビッショリ

マオ「あのー……ライチさん。何でビチョビチョなんですか?」

ライチ「えっ!?」ビクッ

ライチ「そ、その……今日は暑かったからさっきそこの公園でひと泳ぎしてきたのよ!」アハハ

ルガルガン「ガルガル!」コクコク

マオ「そこの公園?」

ライチ「そうよ!最近できたー……」

マオ「あー、あそこですか!だったら、スイレンとサトシに会いませんでしたか!?」

ライチ「えぇ!?」ビクッ

マオ「スイレン……その公園でサトシと一緒に釣りするんだって張り切ってたから……」

ライチ「あ、あー……!そ、そういえば…見たような見なかったような……」アハハ

マオ「?」

ライチ「と、ところでマオは何かお買い物?」アセアセ <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/23(金) 00:49:37.06 ID:gap5RISLO<> マオ「はい!今日の夜…スクールのみんなでBBQをする予定なんです!それの買い出しの途中です!」

アマージョ「ッジョ!」

ライチ「へぇー?BBQ……いいじゃない!青春してるわねー?」

マオ「えへへ」

ライチ(マオたちはみんなで楽しくBBQする予定なのに私は部屋で一人寂しく映画みながらやけ食いか……)ガクッ

マオ「? ライチさん?」

ライチ「な、なんでもないわ!みんなの為に一人で食材の買い出しなんて偉いわねーマオ?」ナデナデ

マオ「あっ、一人じゃないです」

ライチ「…………え?」

「おーいマオー」

ライチ「!」バッ

カキ「……たくっ!人に荷物持ちさせといて勝手にヒョイヒョイ先行くな!」ノッソノッソ

ライチ(カキ!?) <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/23(金) 23:00:01.35 ID:jFwJuBqYO<> カキ「ん?あれ……?ライチさん」

ライチ「アローラ!カキ」ニコッ

カキ「アローラです!」

ライチ「……なによマオ〜?カキと仲良くお買い物?それならそうと早く言いなさいよ〜?」ニヤニヤ

ライチ(くっ、マオ…男連れのクセに"一人で買い物来るライチさんカッコいいー"とか言ってたのね!?いったいどういうつもりで……!)ギリリ

マオ「な、仲良くって!!そ、そんなんじゃないです!!////」アセアセ

ライチ「ハハハ」

ライチ(どいつもこいつも……!ガキのクセにメスの面しやがって!!)ギリリ

カキ「そうですよライチさん。俺はムリヤリ付き合わされたんです」ヤレヤレ

マオ「な、なによ〜!その言い方!どうせ今夜のBBQまで暇だったんでしょ!」プクー

アマージョ「ジョッ!」プクー

カキ「……うるさいな。俺にだって予定くらい……」

マオ「今日は家のお手伝い休みだって言ってたじゃん!」

カキ「……バトルの特訓……」

マオ「……なに?カキは困ってる私よりバトルの特訓の方が大事なの?」ジトー

カキ「それとこれとは話が別だろ!」

ライチ(なによその"仕事と私どっちが大切なの?"みたいなやり取り!!)

カキ「だいたい……モーモーミルクの配達を大至急お願いとかおかしいと思ったんだよ…まんまとハメられた…」ハァ

ライチ(カキィ……!!おまっ…!やれやれ系シスコンとかラノベの主人公気取りか!?今時流行んないのよ!!)ギリリ

マオ「ちょっと!憧れのライチさんの前でそんな言い方やめてよ!!」

ライチ(あー、私もいつか恋人とそんなやり取りしたい。憧れるぅ〜)

カキ「……たくっ!マオはいっつもいっつも……」

ウッ ウゥ……

カキ「………ん?」チラッ

ライチ「うぅ……!!羨ましくなんかないっ!!……羨ましくなんかないよぉ!!」グスッ

カキ「ライチさん!?」ビクッ

マオ「ど、どどどどどうしたんですか!?」ビクッ

アマージョ「ジョォ……」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/23(金) 23:21:47.43 ID:jFwJuBqYO<> ………

ライチ「うぅ……!ハンカチありがとうマオ…」スッ

マオ「いえ」ニコッ

カキ「それにしてもいきなり泣き出すなんて………ビックリしましたよライチさん」

ライチ「ごめんごめん!ちょっと昨日見た感動系の映画を思い出しちゃって……」アハハ

マオ「普段のライチさんもカッコいいけど…映画で感動して泣いちゃうライチさんも可愛いな!やっぱり憧れちゃうよ♪」

アマージョ「ッジョ♪」

ライチ(くぅ…!もうバカにされてるようにしか聞こえない!)

ルガルガン「ガル……」

マオ「あっ、そうだライチさん!!良かったらライチさんも今夜のBBQに来ませんか!?」

ライチ「え!?」ピクッ

ライチ「い、いいの!?私みたいなのがBBQに参加しても!?」クワッ

マオ「なに言ってるんですかライチさん!是非来てくださいよ!みんなも喜びますよ!」ニコッ

マオ「はいこれ!集合場所と時間を書いたメモです」スッ

ライチ「マオォ……」グスッ

マオ「」ビクッ

ライチ(うぅ……私は……こんないい子に何てことを……!!)

カキ「おいおいマオ。美人島クイーンのライチさんだぞ?きっと予定がビッシリのハズだ。俺たちとBBQする暇があるか聞かなくてもいいのか?」

マオ「あっ、そっか」

ライチ「カキィィ!!さっきからバカにしてんのかお前ェェ!!(大丈夫!今夜はたまたま暇なのよ!)」ギロッ

カキ「え!?」ビクッ

マオ「ライチさん!?」

ルガルガン「クゥーン…」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/23(金) 23:46:53.57 ID:jFwJuBqYO<> カキ「え、えっと……それじゃあライチさん、俺たちはもう行きますんで!」アセアセ

カキ「リザードン!」

リザードン「ザァドン!」

マオ「ライチさーん!ライチさんが来るの楽しみにしてますからー!」

アマージョ「ッジョ!」

ライチ「ええ!また後でね!マオ!カキ!」ニコッ

ライチ(ふふっ、マオ……本当に周りに気が使えるいい子ね!)

カキ「よし!行くぞ!マオ。しっかり捕まってろよ」

マオ「うん…」ギュッ

カキ「……くっつきすぎだ…」

マオ「…な、なによ!しっかり捕まってろって言ったの自分じゃん……////」プイッ

カキ「……たくっ…いくぞリザードン」ヤレヤレ

リザードン「ザァドン!」バサッ

アマージョ「ッジョ」ニコニコ

シェイミ「シェミィ」ニコニコ


ライチ「聞こえない聞こえない。今日もいい天気ねールガルガン」アハハ

ルガルガン「ガル」


カキ「……にしてもライチさん……あんなに美人なのに休日に一人だなんてもったいないな」


ライチ「」ピクッ


マオ「………なによカキィ?ライチさん狙ってるの〜?ホシちゃんに言いつけてやるんだから!」プクー

カキ「そ、そんなんじゃない!つーかホシは関係ないだろ!」

マオ「……ふんっ!カキ何かにライチさんは釣り合わないもん!」プイッ

カキ「……だからそんなんじゃないって!なに怒ってんだ?」

マオ「…別に?怒ってないもん!」プクー

カキ「……たくっ」




ライチ「……………」

ルガルガン「ガルゥ…」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/24(土) 00:18:13.67 ID:4wTdQEzbO<> カキ「……マオ、後で家のソフトクリーム奢ってやるから機嫌なおせ」

ギュッ

カキ「……っ!お、おいマオ!いつの間にそんな腕がゴツゴツ……」

マオ「か、カキ……」ブルブル

カキ「………へ?」クルッ

ゴローン「ゴローン♪」ギュッ

カキ「」

アマージョ「ッジョ…」ブルブル

シェイミ「シェミ…」ブルブル

カキ「な、なんでゴローンが!?」

マオ「し、知らないよ!いつの間にか私たちと一緒にリザードンに乗ってたんだよ!」

リザードン「ザァトン……」ズッシリ

カキ「………やせいのゴローンか?と、とにかく……こんなとこでだいばくはつでもされたら一大事だ…ゴローンには降りて貰おう…」タラッ

マオ「か、カキ!落ち着いて、冷静にね?」ビクビク

カキ「お、おう…」ゴクリ

ゴローン「ゴロ?」

カキ「………ゴローンちゃ〜ん?悪いんだけど…リザードンから降りてくれるかなぁ?」ニコニコ

ゴローン「…………」ピカー

カキ「……うげっ!?」ビクッ

マオ「ヒッ……」タラッ

アマージョ「ジョ……」タラッ

シェイミ「シェ……」

リザードン「ザァ!?」ビクッ


ピカーッ!


ドッカーン!!


グァァー ヒェー ジォー シェミー



ライチ「………まったく!ゴローンったらま〜た勝手にどっか行っちゃって……」ヤレヤレ

ルガルガン「ガル…」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/24(土) 00:40:19.80 ID:4wTdQEzbO<> ウラウラ島

ライチ「ふぅー!着いたわね!ウラウラ島!」

ルガルガン「ガルッ!」

ライチ「……………えーっと、確かBBQの集合場所は……」ピラッ

ルガルガン「ガルガル!」ワクワク

ライチ「……うーん……集合までまだ時間はあるわね?ならせっかくだしクチナシさんに挨拶……………は別にいっか。コンビニでお酒でも調達してくるわよ!」グッ

ルガルガン「ガルゥ………」

デサー スゴイデス

ライチ「…………ん?」ピクッ

ルガルガン「ガル?」

ライチ「…………この聞き覚えのある声は……」ジーッ



リーリエ「マーマネ!マーマネが紹介してくれたタピオカドリンクのお店、最高でした!」ニコッ

シロン「コーン!」

マーマネ「ま、まぁね?なんたって僕が知ってるとっておきのお店だからね!」

トゲデマル「マキュキュ!」

マーマネ「また今度いいお店を発見したら、真っ先に教えてあげるよ!リーリエ!」

リーリエ「ありがとうございます♪」ニコッ

マーマネ「い、いやぁ////」デレーン <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/24(土) 21:35:11.53 ID:6GqBqOqTO<> 「お〜い!」

マーマネ、リーリエ「!」

ライチ「マーマネー!リーリエー!」タッタッタ

ルガルガン「ガルッ!」タッタッタ

リーリエ「ライチさん!?」

マーマネ「ライチさんが何でウラウラに?」

トゲデマル「マキュ!」

ライチ「アローラ!マーマネ、リーリエ!」ニコッ

マーマネ「アローラ、ライチさん!」

リーリエ「アローラです」ニコッ

シロン「コーン!」

ライチ「二人仲良くどうしたのー?……って、その手に持ってるのは!?」

マーマネ「へっへーん!今アローラ女子の間で大人気のタピオカミルクティーだよ!」バーン

ライチ「おぉ!」キラキラ

リーリエ「実は私、先程までマーマネと一緒にタピっていまして…」

リーリエ「あっ、良かったらお一つどうぞライチさん」ゴソゴソ

ライチ「い、いいの!?」

リーリエ「はい!私、お土産用にたくさん買ってきましたから!」ニコッ

シロン「コーン!」

ライチ「ありがとうリーリエ!」スッ

リーリエ「いえいえ」ニコッ

ライチ(いい子ね〜リーリエ……あんな不幸な出来事が二回も連続で続いたから癒されるわ!)チューチュー

リーリエ「」ニコニコ

ライチ(……マーマネとリーリエ…確かにこの二人は仲いいけど……サトシとスイレンやマオとカキみたいにデートってことも無さそうだし……)チューチュー

マーマネ「今ライチさん、何か失礼なこと考えてなかった?」ジトー

ライチ「うぇっ!?な、何言ってるの!気のせいよマーマネ!」ビクッ

マーマネ「……う〜ん……そうかなー?」

ライチ「ハハハ」チューチュー

リーリエ「?」

シロン「コーン……」

トゲデマル「マキュ…」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/24(土) 22:42:19.54 ID:6GqBqOqTO<> ライチ「……にしてもー……このタピオカミルクティー美味しいわねー?」

マーマネ「わかる!?ライチさん!」

ライチ「うん、そりゃあもう!今までタピった中でも格別の味よ!」

マーマネ「やった!ライチさんのお墨付きだよ!」

トゲデマル「マキュ!」

リーリエ「ふふっ、良かったですね?マーマネ」ニコッ

ライチ「ん?良かった?」

リーリエ「実はこのタピオカミルクティー……マーマネのとっておきのお店で買ったものなんです」

ライチ「とっておきのお店………へぇー?どこどこ?私にも教えて!」ワクワク

リーリエ「はい。えーっと、この先の……」

マーマネ「わあぁぁぁ!リーリエ!」

リーリエ「! っと、そうでした」

ライチ「?」

リーリエ「ごめんなさいライチさん……実はそのお店…私とマーマネだけの秘密の場所にしようねって約束したんです」

ライチ「ひ、秘密の場所?な、なんで!?」

マーマネ「そ、その……とにかくごめんなさいライチさん!」ペコッ

トゲデマル「マキュ!」ペコッ

リーリエ「そういう訳なんで……私もそのお店をマーマネに紹介してもらった以上、勝手なことはできないんです。すみません」

ライチ「…………」

ライチ(そっかそっかマーマネー……その場所をリーリエと二人だけの秘密の場所にしたいって訳ね?)チラッ

マーマネ「うぅ…」

ライチ(ふふっ、マーマネも男の子ね?不器用なやり方だけど……気になる子と自分だけの大切な場所が欲しいって気持ちはわかるわ)ウンウン

リーリエ「?」

ライチ(……仕方ない。ここは大人の女として……マーマネの不器用な恋に協力してあげるか…)ヤレヤレ

ライチ「ソッカソッカーフタリダケノヒミツカー。ジャーショーガナイワネー」

リーリエ「ライチさん!?」ビクッ

マーマネ(む、無表情で棒読み……ライチさん怒ってるのかな?やっぱりあの場所を教えた方がいいのかな?)ダラダラ

ルガルガン「ガル……」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/24(土) 23:09:08.82 ID:6GqBqOqTO<> ライチ(それにしてもリーリエ……普通男の子にとっておきの場所を教えてもらった上に"二人だけの秘密〜"何て言われたら、少しくらいマーマネの好意に気づいてもいいもんだけど〜……)チラッ

リーリエ「?」

ライチ(……マーマネの気持ちにまったく気づいていない世間知らずで純真純白な天使か……それとも気づいているにもかかわらず、その心を弄ぶ悪魔なのか……)ウーン

リーリエ「ライチさん……なんだか真剣に考え事をしていますね?」ヒソヒソ

マーマネ「どうせロクなことじゃないと思うよ」ヒソヒソ

ルガルガン「ガルガル」コクコク

ライチ(リーリエ……アローラに咲く氷の狂花……ってとこね?どちらにせよ……)フッ

ライチ「将来が楽しみね?この女狐!」ニヤニヤ

リーリエ「? よくわかんないけどシロンがホメられてるみたいですね?」

シロン「コン!?」

マーマネ(やっぱりロクなことじゃなかった…)

ルガルガン「ガル…」ハァ <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/24(土) 23:32:26.30 ID:6GqBqOqTO<> ライチ「ふふっ、リーリエを見てると…なんだか私の子供の頃を思い出すわ?」ニコッ

リーリエ「ほ、本当ですか!?」キラキラ

ライチ「うん」ニコッ

マーマネ「アハハ、ライチさん!その冗談面白いね!」

ライチ「……マーマネェ?明日の朝刊載ったゾテメー?」ニコニコ

マーマネ「ゴメンナサイ……」ビクッ

トゲデマル「マキュ……」

リーリエ「そういえばライチさんは何故ウラウラに?」

ライチ「あー、そうそう!実はさっきマオに会って私も誘われたのよ!今夜のBBQ」

マーマネ「え?ライチさんも来るの?」

ライチ「…………行っちゃダメなの?」ニコニコ

マーマネ「あっ、いえ……そういう意味では…」ハハハ

リーリエ「ライチさん、マオに会ったんですか?」

ライチ「会ったわよー?カキと一緒に今日の買い出しだって!」

マーマネ「カキも一緒だったんだ?」

リーリエ「そ、それは……論理的結論からいいますと、もしかしてデートでは!?」キラキラ

シロン「コーン!」キラキラ

ライチ「」ニコニコ

リーリエ「ライチさん!カキとマオの様子はどうでしたか!?ラブラブでしたか!?」フンスフンス

ライチ「うん、そりゃあもう……アツアツにだいばくはつしてたわよ?」ニコニコ

リーリエ「だい…ばく……はつ………??」

シロン「コーン??」

トゲデマル「マキュキュ??」

マーマネ(どういう意味なんだろ?気になるけど聞くの怖いなー……)

ルガルガン「ガル……」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/24(土) 23:55:35.77 ID:6GqBqOqTO<> マーマネ「じゃあライチさん!僕たちはもう行くんで!」

マーマネ「行こうよ、リーリエ!」

リーリエ「マーマネ。論理的結論からいいますと、今夜一緒にBBQするんですし…どうせならライチさんも一緒に………」

マーマネ「え!?えーと……」

ライチ「…………」

ライチ(……まったく、仕方ないわねマーマネは……)ハァ

ライチ(リーリエも……少しの間でも二人っきりになりたいマーマネの気持ちに気づいてあげなきゃ…)ヤレヤレ

ライチ(……しょうがない、ここは守り神にかわってアローラの恋愛大臣である私が一肌脱いであげるとするか)ヤレヤレヤレヤレ

ライチ「あー、えっと……」コホン

マーマネ、リーリエ「!」

ライチ「時間まで一緒にいたいのは山々なんだけど…実はこの後少し用事があって……」テヘッ

マーマネ「ライチさん……」

ライチ「…………ごめんね?また今夜のBBQで会いましょ?」ニコッ

マーマネ「リーリエ!ライチさんもああ言ってることだし…」

リーリエ「そ、そうですね!」

リーリエ「それではライチさん!また後で」ペコッ

シロン「コン!」ペコッ

マーマネ「ライチさん!BBQでね!」

トゲデマル「マキュキュ!」

ライチ「うん!」ニコッ

タッタッタ

ライチ(ふふっ、がんばれマーマネ!応援してるわよ?)ニコッ

ルガルガン「ガルッ!」


リーリエ「ライチさん……この後の用事ってなんなんでしょう?」

リーリエ「も、もしかして……この後ボーイフレンドとデートの約束が……」


ライチ「」ピクッ


マーマネ「うーん……ライチさんだしなぁ……コンビニでお酒調達するとかじゃないかな?」

リーリエ「あー、そっちですかー……」

シロン「コーン」

トゲデマル「マキュ!」


ライチ「…………」

ルガルガン「クゥーン………」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/25(日) 00:35:59.73 ID:9PAith8DO<> …………

ワイワイ

マーマネ「それでね?この先に美味しいハニーミツドーナツのお店がー」

リーリエ「マーマネ。そんなに食べるとBBQがお腹に入らなくなっちゃいますよ?」

マーマネ「なに言ってるのさリーリエ!スイーツとBBQは別バラだよ!」ドヤッ

リーリエ「マーマネは相変わらずですね?」クスッ

シロン「コーン!」

マーマネ(よ、よし!いい雰囲気だぞ!この調子で……)

マーマネ(て、手を繋ぐんだ……!自然に……自然に……)スッ

ギュッ

マーマネ(………え?リーリエ……手を握り返してくれた?)

トゲデマル「マキュ!?」ギョッ

マーマネ(うぅ…やった!昨日徹夜で"アローラ恋愛大臣が教えるゼンリョク恋愛講座"の本読んでおいてよかったよ〜)ウルウル

マーマネ(えへへ、それにしてもリーリエ……なんだか手がゴツゴツしてるね?まるで岩みたい……)ギュッ

リーリエ「ま、マーマネ………」ガタガタガタ

シロン「コン……」ガタガタガタ

マーマネ「ん?なに?リーリエ?」チラッ

ゴローン「ゴローン♪」ギュッ

マーマネ「」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/25(日) 00:48:57.62 ID:9PAith8DO<> マーマネ「ヒエッ…な、なんでゴローンが!?」ガタガタガタ

リーリエ「マーマネ!早くゴローンから手をはなしてください!」

マーマネ「う、うん……」スッ

ゴローン「ゴローン♪」ギュウ

マーマネ「ヒィィィ……ゴローンが手をはなしてくれないよ!」

リーリエ「あのゴローン……どうやらマーマネを気に入ってるみたいですね?もしやメスのゴローン……」ウーン

マーマネ「リーリエーー!!」

リーリエ「……ハッ!そんなことを言っている場合ではありません!この状況でだいばくはつでもされたら大変なことになります!」

マーマネ「だいばくはつ……」チラッ

ゴローン「ゴローン♪」ギュウゥ

マーマネ「」ゾクッ

リーリエ「……マーマネ、動かないで……」

マーマネ(うぅ……なんでこんなことに……サトシやカキならこんな時にどうするんだろ……?)

マーマネ(………きっと…サトシやカキならリーリエをカッコよく助けて……)

マーマネ「………………」

リーリエ「……マーマネ、今助け……」ソロー

マーマネ「………逃げてよリーリエ」

リーリエ「………え?」

マーマネ(僕はサトシでもカキでもないんだ……この状況をカッコよく打破する方法何て思い浮かばない…でも……)

マーマネ「僕なら大丈夫だよ!今すっごい解決方法を思いついたんだ!だから……」

マーマネ「リーリエはトゲデマルとシロンをつれて遠くに行っててよ!僕もすぐに合流するから!」ニコッ

マーマネ("巻き込まない"って方法でリーリエを助けることはできる!)

リーリエ「マーマネ……」

シロン「コン……」

トゲデマル「マキュ…」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/25(日) 01:04:36.73 ID:9PAith8DO<> リーリエ「………ふふっ、マーマネは嘘がヘタクソですね?」

マーマネ「……え?」

リーリエ「………シロン!こなゆき!」

シロン「コーン!!」ヒュォォォ

ゴローン「!?」

カチコチコチ

リーリエ「……マーマネ、私たちだけ逃がして自分だけ犠牲になろうなんてそんなの許しません!カッコ悪いです!カッコ悪すぎです!」プンプン

リーリエ「………でも、さっきのマーマネは少しだけカッコい……」チラッ

マーマネ「」カチコチ

トゲデマル「マキュキュ!」

リーリエ「………間違ってマーマネをこおり状態にしてしまいました…」ウッカリーリエ

シロン「コン」テヘッ

ゴローン「ゴロ……」

リーリエ「………あ…」

ゴローン「………ゴッローーーーン!!!」ピカー

リーリエ、シロン、トゲデマル「!?」

マーマネ「」カチコチコチ


ピカーッ!!


ドッカーン!!!


ギャァァァァ コーン マキュキュー


ライチ「ハァ……まーたいなくなっちゃのゴローン?まったく……」キョロキョロ

ライチ「………んー?あっちでばくはつ音が聞こえるわね〜?きっと誰かが花火でもしてるのね?」ヤレヤレ

ルガルガン「ガル……」 <>
◆FB93OpIG9w<>sage<>2019/08/25(日) 19:04:14.14 ID:9PAith8DO<> >>27
訂正
ライチ「ハァ……まーたいなくなっちゃのゴローン?まったく……」キョロキョロ

ライチ「ハァ……まーたいなくなっちゃったのゴローン?まったく……」キョロキョロ
<>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/25(日) 19:19:40.39 ID:9PAith8DO<> 夕方

コンビニ

アリガトーゴザイマシター

ウィーン

ライチ「いやぁ…かなりお酒買っちゃったわねー?ルガルガン、荷物持ちご苦労様!」

ルガルガン「オモ……」ズルズル

ライチ「まぁ、でも…これだけあれば充分ね!よーし!今夜はのむぞー!」

ルガルガン「ガル…」ズルズル

ライチ「…っと、いけないいけない!そろそろBBQの集合時間ね?えーっと、集合場所は〜……」ピラッ

オネーサーン

ライチ「………ん?この声は………」


タケシ「自分、カントーから来たタケシと言います!良かったら是非、今晩一緒にBBQでも…」キリッ

カヒリ「え、えーと……」ハハハ

カスミ「はいはい!お姉さん困ってるでしょーが!」グイッ

タケシ「いででっ!やめろカスミ!」

カスミ「ハァ……まったく、こんなんじゃサトシへのサプライズどころか……」

ゴロゴロゴロ

ピタッ

カスミ「………ん?」

ゴローン「ゴローン♪」

タケシ「おぉ!アローラゴローンだ!やせいか!?」キラキラ

カスミ「………なんでこんなとこにゴローンが……って……ん?」

ゴローン「………」ピカー

タケシ「…………おや?ゴローンのようすが……」

カスミ「うげっ!?ま、まさか………」

カヒリ「よ、よくわからないけど逃げ………」ダッ


ピカーッ!!


タケシ、カスミ、カヒリ「!?」


ドッカーン!!


イヤー オネーサーン!! ナンデワタシマデー



ライチ「………さ!今夜はヤケ酒よよー!ルガルガン!」

ルガルガン「ガル……」ズルズル <>
◆FB93OpIG9w<>sage<>2019/08/25(日) 19:31:00.74 ID:9PAith8DO<> >>29
訂正
ライチ「………さ!今夜はヤケ酒よよー!ルガルガン!」

ライチ「………さ!今夜はヤケ酒よー!ルガルガン!」
<>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/25(日) 19:40:08.78 ID:9PAith8DO<> BBQ集合場所

ライチ「えーっと、確かマオのメモに書いてあった集合場所はここね?」

ルガルガン「ガルッ!」

ライチ「あー、ちょっと集合時間過ぎちゃったわね?みんなもう始めてるかな?……てか、BBQに来れるかな?」

ルガルガン「ガル……」

ライチ「……まぁ、いいわ!いつだって主役は遅れて登場するものよ!みんなー!お待た……」


アセロラ「うふふ…集合時間一時間も過ぎてるのに誰もこなーい」

ミミたん「キュー」

アセロラ「………せっかくおじさんからBBQセット借りてきたのに…」チラッ

BBQセット「」

アセロラ「………奮発してちょっと高いお肉も持ってきたのに…」グスッ

ミミたん「キュ……」

アセロラ「………ミミたん。アセロラ……みんなから嫌われてのかな……?アハハハハハ」グスグス

ミミたん「キュー」ナデナデ <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/25(日) 20:23:49.08 ID:9PAith8DO<> ウッ… ウゥ……

アセロラ「………え?」チラッ

ライチ「うぅ〜……!一人で辛かったのね〜?アセロラァ!!」グスッ

アセロラ「ら、ライチさん!?」ビクッ

ライチ「………でも、私が来たからにはもう大丈夫よ!!アセロラを一人にはさせないわ!」グスッ

アセロラ「あ、あの……何でライチさんが……」

ライチ「ふふっ、私もマオに今日のBBQ誘われたのよ!」

アセロラ「え?マオに……?あ、あのライチさん!マオに会ったんですか!?」

ライチ「ええ!昼間だけどね?」

アセロラ「そうなんですか……実はアセロラ……今日サトシやマオたちとBBQの約束してたんだけど……誰も来ないの。アセロラ…みんなに嫌われてるのかな……?」グスッ

ミミたん「キュー」

ライチ「安心してアセロラ!サトシたちはたまたま不幸な事故にあって遅れてるだけよ!アセロラのことが嫌いとかじゃないわ?」ニコッ

アセロラ「不幸な事故!?」ガタッ

アセロラ「た、大変だよミミたん!サトシたちのとこに行かなきゃ!」

ライチ「大丈夫大丈夫!それより、BBQ始めましょ?もうお腹がペコペコよ…」グーッ

アセロラ「で、でも……」

ライチ「ほらっ、差し入れも持ってきたのよ?ルガルガン!」

ルガルガン「ガルッ!」ドサッ

アセロラ「! こ、これは……」

お酒「」ズラーン

アセロラ(うわっ……お酒ばっかり……)

ミミたん「キュー……」

ライチ「さぁ!今日はのむわよアセロラー!!」ヤッホー

アセロラ「い、いや……アセロラ、まだ子どもだし、お酒はちょっと……」

ミミたん「キュー……」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/25(日) 20:52:00.43 ID:9PAith8DO<> …………

ライチ「……少しくらいカレシがいるからって何が偉いってんだ!なぁ?アセロラァ〜?」ゲフー

アセロラ「え、えっと……(うわぁ…ライチさん酔ってるよ…)」

ライチ「たくよぉ…!!スイレンもマオもリーリエも………ガキのクセに一丁前にメス面しやがって……」ゲフッ

アセロラ「メス……面……?」

ライチ「あいつらよぉ……!!内心、男もいないで休日一人の私を見下してンのよ!!」シクシク

アセロラ「え、えっと……その、ライチさん」

ライチ「……あ?」ギロッ

アセロラ「そ、その……何があったかは知らないですけど、スイレンもマオもリーリエもそんな悪い子じゃないと思いますよ?」アハハ

ライチ「……んだぁ?アセロラ……お前、アイツらの味方する気かぁ〜?」ギロッ

アセロラ「い、いえ……味方とかじゃなくって……」

ライチ「……まさかお前もカレシ持ち……」

アセロラ「い、いませんよカレシなんて!アセロラにはまだ早いです!」

ライチ「う〜ん、そっかそっか。いないか〜」ニコニコ

アセロラ「ハハハ(よ、良かった…ライチさん、機嫌良くなったみたい……)」

ライチ「うーん……良く見たらアセロラ……私の若い頃に似てるわね〜?」ジーッ

アセロラ「ほ、ほんと〜?ウレシイナー」ハハハ

アセロラ(ライチさん、すっごくお酒くさいよ……)オエッ

ライチ「私が若い頃わね〜……」

アセロラ「……………」ジュージュー

アセロラ(ハァ……楽しみにしてたBBQが何でこんなことに……)ガクッ

ライチ「……そりゃあもう……恋にポケモンバトルに…」ウェー

アセロラ(ライチさん……酔ってアセロラに絡んでくるし、お酒くさいし……)ジュージュー

アセロラ(アセロラはさっきからずっとお肉焼く係だし……アセロラ、まだ一切れもお肉食べてないよ……)グー

ライチ「アセロラァ!!私の話聞いてんの!!?」

アセロラ「き、聞いてます!!」ビクッ

ライチ「そっかそっか、あっ!そのお肉ちょうだい」バッ

アセロラ「あっ……」

ライチ「う〜ん!おいしい♪」モグモグ

アセロラ「……………」

アセロラ(アセロラが育てたお肉だったのに……)ハァ

ライチ「……ん?もぅ酒がないわね?アセロラ、ちょっとコンビニ……」

アセロラ(ライチさん……普段は美人ですっごく優しい人なのに……お酒って怖いね……)スクッ

アセロラ「………はい、今行って……」スクッ

ミミたん「キュー!」

アセロラ「? どうしたのミミた…………えっ?」

「すまない、遅れた」ザッ

ライチ「…………あ〜ん?」チラッ

グラジオ「……ん?何でライチさんが……」

シルヴァディ「ヴァディ!」

アセロラ「……キミは…」

ミミたん「キュー!」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/25(日) 21:11:12.22 ID:9PAith8DO<> ライチ「なんだグラジオ〜?私がいちゃ悪いのかぁ〜?」ゲフー

グラジオ「い、いや……そんなことは……(酒くさい……)」

アセロラ「ごめんね?今ライチさん……酔ってるの……」ヒソヒソ

ミミたん「キュー」

グラジオ「……だろうな……」

アセロラ「それよりグラジオ、どうしてここに……」

グラジオ「……今日みんなでBBQするから来いってリーリエがうるさくてな」

グラジオ「……で、来たはいいが…………リーリエやサトシの姿が見当たらないな」キョロキョロ

シルヴァディ「ヴァディ!」キョロキョロ

アセロラ「ライチさんが言うには……リーリエたち、色々あって遅れてるらしいの!」

グラジオ「色々?」

アセロラ「うーん……アセロラにもよくわかんないんだけどねー?」

ルガルガン「……………」

グラジオ「……そうなのか……だったら俺がいるのも……」

アセロラ「なーに言ってるのよ!ほらっ、こっち来て座って!一緒にBBQしようよ!」ニコッ

ミミたん「キュー!」

グラジオ「!」

グラジオ「……ああ!」フッ

ライチ「グラジオ〜!ほらっ!私の隣空いてるわよ?こっち来て座りなさ〜い!」ズイッ

グラジオ「え、えっと……」

シルヴァディ「ヴァディ……」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/25(日) 21:51:15.79 ID:9PAith8DO<> ワイワイ

ライチ「私があんたらくらいの歳の頃は〜…」ゲフー

グラジオ「……………」

ライチ「……さっきから黙りでどうしたのよグラジオ〜?美人島クイーンのライチさんの隣で緊張してんのか〜?」ゲップ

グラジオ「い、いや……」

アセロラ「はいグラジオ!お肉焼けたよ」スッ

グラジオ「すまない」モグモグ

アセロラ「ふふっ」ニコニコ

グラジオ「……………ん?うまい…!」ゴックン

アセロラ「当然だよー!なんたってそのお肉、アセロラが今日の為に厳選に厳選を重ねて用意したお肉だからねー?」ドヤッ

ミミたん「キュー!」ドヤッ

グラジオ「……この肉お前が……」

アセロラ「"お前"じゃなくて"アセロラ"!」ジトー

ミミたん「キュー!」ジトー

グラジオ「! ………この肉はアセロラが持ってきたのか?」

アセロラ「うん、そうだよ!本当はみんなで食べたかったんだけどー……」

グラジオ「……そうか……悪いな。俺は今日何も持ってこなかったのに…この借りは……」

アセロラ「あ〜っ!もう!"借り"とか難しく考えてすぎだよグラジオー!」

グラジオ「……え?」

アセロラ「お友達と一緒に美味しいものを食べたいな!……そう思ってアセロラはこのお肉を持ってきただけだもん!」

アセロラ「借りとか……そんなのはお友達どうしなら関係ないよ!」ニコッ

ミミたん「キュー!」

グラジオ「友達……」

グラジオ「……ん?」チラッ

アセロラ「? どうしたの?」

グラジオ「おま……アセロラ。その皿……まだ肉を食べてないのか?」

アセロラ「……あー…えーと……」

ミミたん「キュー……」

グラジオ「……ほら」スッ

アセロラ「! お肉……」

グラジオ「……………アセロラも食べろ」

アセロラ「え?」

グラジオ「……アセロラが持ってきた肉なんだ。アセロラが食べるのは当然の権利……………いや…」

グラジオ「……と、友達………と…食べたくて持ってきたんだろ……」プイッ

アセロラ「……グラジオ……」

アセロラ「…………ふふっ、なんだかそのセリフ……グラジオが言うと似合わないね?」クスッ

グラジオ「……だ、黙って食べろ!////」カァーッ

アセロラ「うふふ♪……あっ!やっぱりおいしーね!このお肉!」モグモグ

ミミたん「キュー♪」

グラジオ「……………フッ」ニッ

シルヴァディ「ヴァディ!」ニコニコ

ワイワイ <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/25(日) 22:47:26.87 ID:9PAith8DO<> ライチ「……………」モグモグ

ルガルガン「ガル……」


アセロラ「グラジオー!楽しい時はもっと笑わなきゃねー!」ニコッ

グラジオ「……お節介な女だな」

アセロラ「グラジオはすぐそういうこと言うー!」ジトー

ミミたん「キュー」ジトー

グラジオ「……フッ」ニッ


ライチ「……………」モグモグ

ライチ(うんうん!あの二人……最初はどうなることかと思ったけど……案外相性がいいのね?仲良くやっててなによりだわ!)ウンウン

ルガルガン「ガルッ!」ニコニコ

ライチ「……………」モグモグ

ライチ(うぅー!ぢくじょー!!)ダンッ

ルガルガン「」ビクッ

ライチ(なによ……なんなのよアセロラァ!さっきカレシはまだ早いとか言ってたじゃん!それなのに……なによあの笑顔!私と話してた時はずっと愛想笑いだったじゃん!!)グスグス

ルガルガン「……ガル……」

ライチ(グラジオもグラジオよ!なにが"フッ"よ!カッコつけやがって!!)グスグス

ルガルガン「クゥーン……」

ライチ(……アセロラァ……!!アセロラなら私の気持ちをわかってくれると思ったのに……アンタも所詮はそっち側の人間なのね!!)ギリリ

ライチ「…………うぅ……!ぢくじょー……ぢくじょー……」グスッ


アセロラ「ね、ねぇ……何かライチさん、泣いてるみたいだけど……」ヒソヒソ

グラジオ「……泣き上戸か……?」


ライチ「……………」ガタッ

グラジオ、アセロラ「」ビクッ

アセロラ「あ、あの……ライチさん……どうしたんですか……?」アハハ

ライチ「……コンビニでお酒買ってくるだけよ」

グラジオ「……それなら俺が……」

ライチ「いいわ。自分で行ってくる。邪魔者は退散しますよーだ」ゲフッ

ルガルガン「ガル……」

グラジオ「邪魔者???」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/25(日) 22:57:34.68 ID:9PAith8DO<> …………

グラジオ「……ライチさん…遅いな……」

アセロラ「うーん…かなり酔ってたみたいだし…ちょっと心配だよねー……」

ミミたん「キュー」

グラジオ「……やはり俺が行くべきだったか…」

アセロラ「でも…アセロラたち子どもだし…お酒売ってくれるかわかんないよ?」

グラジオ「……」スクッ

アセロラ「? どうしたのグラジオ?」

グラジオ「……ちょっと様子を見てくる。行くぞシルヴァディ」

シルヴァディ「ヴァディ!」

アセロラ「グラジ……」

ガシッ

アセロラ「!」

キャー!

グラジオ「! どうした!?」バッ

ゴローン「ゴローン!!」ガシッ

アセロラ「い、いたいよ!はなして……!」

ミミたん「キュー!!」

グラジオ「やせいのゴローン!?」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/25(日) 23:17:13.71 ID:9PAith8DO<> アセロラ「うぅぅ……」

ゴローン「ゴローン!!」グググ

ミミたん「キュー!」

グラジオ「……くっ!」ジリッ

グラジオ(あのゴローンを倒すのは簡単だ……だが……あのゴローンの特性が"がんじょう"でだいばくはつを覚えていたら……?)

ゴローン「ゴローン!!」グググ

アセロラ「は、はなして!!」

グラジオ(……もし倒したとしても…ゴローンがアセロラの腕を掴んでいる以上……アセロラをだいばくはつに巻き込む可能性もある……)タラッ

グラジオ「……………」

グラジオ「おいアセロラ」

アセロラ「………え?」

グラジオ「……俺とシルヴァディを信じてくれ」

アセロラ「グラジオ………」

アセロラ「………うん…」ニコッ

グラジオ「……いくぞシルヴァディ!!」

シルヴァディ「ヴァディ!!」ダッ

ゴローン「ゴロ!?」ビクッ

シルヴァディ「ヴァディ!!」ブンッ

ゴローン「ゴロ!?」ドサッ

アセロラ「やった!ゴローンを倒した!」

ミミたん「キュー!」

ゴローン「」ピカー

アセロラ「………え?」

グラジオ(案の定"がんじょう"からのだいばくはつか……だが……)

グラジオ「……シルヴァディ!!アセロラを背中に乗せてできるだけ遠くにいけ!!」

シルヴァディ「ヴァディ」ヒョイッ

アセロラ「………え?」

シルヴァディ「ヴァディ!!」ダッ

アセロラ「ちょ、ちょっと待ってよシルヴァディ……!まだグラジオが……」

シルヴァディ「……………」タッタッタ


ピカーッ!!


グラジオ「……………」

アセロラ「グラジ……」


ドッカーン!! <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/26(月) 00:05:23.84 ID:m3Xisk3QO<> アセロラ「そ、そんな……」ガクッ

ミミたん「キュー……」

シルヴァディ「ヴァディ……」

アセロラ「なんで……なんでそんな時までカッコつけるのよ…」グスッ

アセロラ「………うぅ……!グラジオーーーー!!!」

グラジオ「なんだ?」ヒョコッ

アセロラ「うわぁぁぁ!?」ビクッ

グラジオ「……人の顔を見て驚くとは……失礼なやつだな」

アセロラ「そ、そりゃ驚くよ〜!でも………」

アセロラ「無事だったんだ…良かった」ホッ

ミミたん「キュー!」

シルヴァディ「ヴァディ!」ニコッ

グラジオ「……フッ」ニッ

アセロラ「あっ、そうだグラジオ!ありがとう、助けてくれて!」ニコッ

グラジオ「……別に、たいしたことじゃない」クルッ

アセロラ「………ふふっ、グラジオって……素直じゃないんだね〜?ミミたん?」

ミミたん「キュー!」

グラジオ「……調子が狂う女だな…」フッ

シルヴァディ「ヴァディ!」ニコニコ

アセロラ「グラジオ!ケガとかない?大丈夫?」

グラジオ「ない。お節介なやつだ」

アセロラ「ま〜たグラジオはそういうこと言うー!」プクー

ミミたん「キュー!」プンプン

グラジオ「……それより、ここを離れるぞ」

アセロラ「え?」

グラジオ(あのゴローンのだいばくはつ……人を傷つけないように威力がかなりセーブされていた……)

グラジオ(……やせいのゴローンにはとてもじゃないが出来る芸当じゃない……)

グラジオ(……何の目的かは知らないが……あのゴローンにだいばくはつの命令を出したトレーナーが近くにいるな……)キョロキョロ

アセロラ「グラジオ?」

ミミたん「キュー」

「おーい!!」

グラジオ、アセロラ「!」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/26(月) 20:23:55.59 ID:m3Xisk3QO<> サトシ「おーい!」タッタッタ

ピカチュウ「ピカー!」タッタッタ

スイレン「やっと見つけた!アセロラ!」タッタッタ

ナギサ「イッブイ!」タッタッタ

グラジオ「サトシ!」

アセロラ「スイレン!?」

ミミたん「キュー」

サトシ「あっ!グラジオも一緒だったんだ!」

グラジオ「ああ、まぁな。それよりサトシ、ずいぶん遅かったな」

アセロラ「アセロラたち色々大変だったんだよ!」

サトシ「悪い悪い……それがさ……」ハハハ

スイレン「……私たちも色々あったの。ここに来るまで…」ハァ

ピカチュウ「ピカァ…」ハァ

グラジオ、アセロラ「?」

……………

………

… <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/26(月) 20:52:22.33 ID:m3Xisk3QO<> アセロラ「えぇー!?二人で公園のボートに乗って釣りしてたらやせいのゴローンにだいばくはつされたー!?」

グラジオ「…………」

サトシ「そうそう!いつの間にかゴローンが乗っててさー!」

スイレン「……邪魔された……サトシとの甘い一時!」ギリリ

サトシ「……え?甘い?」

スイレン「あっ、いや……その////」ポッ

アセロラ「……スイレンの妄想はともかく……」ウーン

スイレン「妄想!?」

アセロラ「実は……アセロラたちもさっきBBQしてたらやせいのゴローンに襲われたの!」

サトシ「え!?マジ?」

グラジオ「……お前たちと同じで何の前触れもなく突然襲われたんだ」

アセロラ「そうなんだよー!お陰で大変だったんだからー!」プンプン

ミミたん「キュー……」

サトシ「あー…それで集合場所に行ったら誰も居なかった上にメチャメチャ荒れてたのかー……」

ピカチュウ「ピカー」

スイレン「心配した!すっごく!」

アセロラ「スイレン……」

スイレン「……私はてっきり、アセロラが暴れたのかと思った!ヒステリーで」

アセロラ「……あのさー、スイレーン?」ポンッ

スイレン「……なに?」

グラジオ「おい、くだらないことでケンカしてる場合じゃないだろ」

スイレン、アセロラ「…………」

サトシ「でも……俺たちもグラジオたちも同じ日に違う場所でやせいのゴローンに襲われるなんてなー」

アセロラ「アローラ各地でやせいのゴローンが大量発生でもしてるのかな?」

グラジオ「…………」

スイレン「…あれ?そういえばまだ来てないの?マオちゃんとリーリエ!」

サトシ「あっ、そういえばカキやマーマネもいないな?」キョロキョロ

ピカチュウ「ピカー?」

アセロラ「え?」

グラジオ「お前たち……一緒じゃないのか?」

サトシ、スイレン「へ?」

ウー…… オモイ…

グラジオ「……ん?」

サトシ「この声……」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/26(月) 21:13:59.97 ID:m3Xisk3QO<> カキ「くそっ!なんでマーマネはこおり状態なんだ!!」ズルズル

マーマネ「」カチコチコチ

マオ「カキー!もう一息だよー!」

リーリエ「カキ!がんばリーリエです!」

シロン「コーン!」

アマージョ「ッジョ!」

サトシ「カキ!マーマネ!」

スイレン「マオちゃん!」

グラジオ「リーリエ!」

カキ「……ん?お前ら、こんなとこにいたのか?」

マオ「遅れてごめんねー?BBQもう終わっちゃった?」

スイレン「大丈夫!私とサトシも今来たとこ!」

マオ「え?今??」

リーリエ「! お兄さま!ちゃんと来てくれたんですね?」パァァァ

グラジオ「……ま、まぁな////」プイッ

グラジオ「それよりリーリエ……」チラッ

マーマネ「」カチコチコチ

グラジオ「……何でそんなに服が汚れてるんだ!?何かあったのか!?」バッ

リーリエ「はい…実は……」

アセロラ「グラジオも結構シスコンだよね」

ミミたん「キュー」

サトシ「おわっ!?マーマネが氷ってる!?」

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン「見事にカッチコチ」

マオ「そうなんだよー!お陰でここに来るまで大変だったんだからー!」

カキ「大変だったのは俺だけどな」ハァ

マオ「……なによーカキ?何か文句言いたげだけど……」ジトー

カキ「……別に」

スイレン「まぁまぁ、マオちゃん!カキ!落ち着いて。夫婦喧嘩はイワンコもくわない」ドードー

カキ、マオ「夫婦じゃない!!」

スイレン「うん、息ピッタリ!二人とも!」ニヤニヤ

ナギサ「イッブイ!」ニコニコ

ワイワイ

サトシ「おい!しっかりしろマーマネー!」

トゲデマル「マキュキュー!」

マーマネ「」カチコチコチ <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/26(月) 22:36:32.49 ID:m3Xisk3QO<> マーマネ「へっくち!こおりなおしありがとうアセロラ」

トゲデマル「マキュキュ!」

アセロラ「いえいえ」ニコッ

サトシ「えぇーっ!?カキたちもやせいのゴローンに襲われたの!?」

カキ「ああ。ショッピングモールの帰りに突然な」

マオ「もぅビックリだよー!至近距離でだいばくはつされちゃってさー!運良く誰もケガはしなかったんだけどー……」

スイレン「私たちも同じ!ケガはしなかった!でも…」

サトシ「ボートが沈んじゃって大変だったんだよ!」

ピカチュウ「ピカー!」

グラジオ「運良く……か…」

カキ「……で、トラブルのせいでBBQに間に合わなくなりそうだったから急いでウラウラに来た結果…」チラッ

リーリエ「私たちと合流したんです」

シロン「コーン!」

カキ「……お陰でこおり状態のマーマネを俺がここまで運ぶハメになった」ハァ

マオ「まだ言うー?」ジトー

アセロラ「まぁまぁ」

ミミたん「キュー」

リーリエ「でもビックリです……まさかカキたちだけではなく、お兄さまたちやスイレンたちまでゴローンに襲われていたなんて……」

スイレン「"も"ってことは……やっぱりリーリエたちも…」

ナギサ「ブイ?」

リーリエ「はい…私たちも突然やせいのゴローンに……」

サトシ「え?でもそれならさ?マーマネのこおり状態はどうしたの?アローラのゴローンってこおりタイプのワザ使えたっけ??」

リーリエ「そ、それは…」ギク

シロン「コ…」ギク

マーマネ「あー、僕のこおり状態はゴローンじゃなくてシロ……」

リーリエ「そ、その……!論理的結論から言いますと、どうやられいとうビームが使える特別なゴローンだったみたいでして……マーマネはそのゴローンのれいとうビームから私を庇ってこおり状態に……」

シロン「コーン!」

マーマネ「………え?」

サトシ「えーっ!?れいとうビームが使えるゴローン?すっげー!」キラキラ

スイレン「会ってみたい!特別なゴローン!」キラキラ

リーリエ「そ、そうですね……」アハハ

マーマネ(あれ?僕の記憶によると確かシロンの誤射で……)

リーリエ「ちなみにその後、案の定ゴローンにだいばくはつされましたが、こおり状態のマーマネが身を徹して私を守ってくれたお陰で、服が汚れただけで済みました。けっしてこおり状態のマーマネを盾にした訳ではありません!」キリッ

シロン「コン!」キリッ

マーマネ「あの……ちょ…リー……」

グラジオ「……おい」ガタッ

マーマネ「」ビクッ <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/26(月) 23:00:18.56 ID:m3Xisk3QO<> グラジオ「……リーリエを守ってくれたのか!ありがとうマーマネ」ガシッ

マーマネ「あ……いや…」

マオ「やるじゃんマーマネー!」

カキ「マーマネー!お前のその男気……俺は感動したぞ!!」ダーッ

マーマネ「えと……」

リーリエ「本当にありがとうございましたマーマネ」ニコッ

シロン「コーン!」

マーマネ「いやぁ……たいしたことないよ////」デレーン

マーマネ(ちょっと僕の記憶と違うけど……ま、いっか)

アセロラ(リーリエ、何か隠してそうだけど別にいっか)

ミミたん「キュー!」

マオ「あーっ!それよりさ!ライチさんって来てないの?」

グラジオ、アセロラ「!」

リーリエ「……そういえば、私たちがライチさんに会った時に…マオからBBQに誘われたって言ってましたね?」

サトシ「え?マオとリーリエもライチさんに会ったの?」

マーマネ「………え?てことは……サトシたちも?」

サトシ「うん!公園でな!」

スイレン「一人でブラブラしてた」

カキ「……やっぱり用事か何かあって来れなかったのか?」

マオ「え〜?そんなぁ!!」

グラジオ「…………」

アセロラ「ライチさんならさっきまでアセロラたちと一緒にBBQしてたよ」

サトシ、スイレン、カキ、マーマネ、リーリエ「え?」

マオ「ほ、本当!?アセロラ!!」

アセロラ「う、うん……酔ってアセロラとグラジオに絡んでたの!」

アセロラ「それで……さっきお酒がなくなったからってコンビニに……」

マオ「コンビニ?」

アセロラ「そういえばー……ライチさん…帰ってくるの遅いね……」

サトシ「アセロラ!それっていつ?」

アセロラ「え、えっと……アセロラたちがゴローンに襲われる前だから、もう1時間くらい前かなー……」

リーリエ「一時間もコンビニに……何かあったんでしょうか?」

マーマネ「途中で酔いつぶれちゃったか、お酒を選ぶのに時間がかかってるかー……」

カキ「……酔ってるから道に迷ったって可能性もあるな」

スイレン「どっちにせよ……ライチさんだって島クイーンとは言え女の人…」

マオ「こんな夜に……心配だよ!」

サトシ「ああ!ライチさんを探しに行こうぜ!」

グラジオ「…………」

グラジオ「……その前に…ちょと気になることが………」

「その必要はないわ!!」

全員「!」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/26(月) 23:16:42.31 ID:m3Xisk3QO<> ライチ「私ならここにいるわ!!」ゲフー

ルガルガン「ガルッ!」ズルズル

サトシ「ライチさん!!」

カキ「無事だったんですね!!」

マオ「良かったぁ」ホッ

スイレン「そしてちゃっかりゲットしてきてる。袋いっぱいの大量のお酒」

ライチ「ふっふっふ」ニヤニヤ

マーマネ「ライチさん……なんで笑ってるの?」

リーリエ「……ライチさん、かなり酔ってるみたいですね……」

ライチ「そして……察しの通り…!ゴローンを使ってアンタたちをだいばくはつさせたのも私よ!!」ビシッ

グラジオ「……やはりか!!」

サトシ「えぇー!?」

ピカチュウ「ピカァ!?」

カキ「な、なんだって!?」

マオ「そ、そんな……ライチさんが……?なんで……」ガクッ

スイレン、マーマネ、リーリエ、アセロラ(あー、やっぱりか〜……ぶっちゃけそんな気はしてた)

グラジオ「……ライチさん。何でそんなことを……」

ライチ「……これは……試練なのよ…」ゲフッ

グラジオ「……試練……だと……?」

ライチ「そう……島クイーンとして……いや……」

ライチ「アローラ恋愛大臣としての私からアンタたちへの試練だったのよ!!」ドーン

ルガルガン「ワォーン!!」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/26(月) 23:32:28.67 ID:m3Xisk3QO<> サトシ「アローラ恋愛大臣!?なんだそれ!?」キラキラ

カキ「さ、さぁな……聞いたことがない……だが、島クイーンのライチがついてる役職なんだ。きっとすごいものに……」ゴクリ

リーリエ「私も……そのような役職は本で読んだことがありません…」ウーン

マーマネ(えぇ!?あの恋愛マニュアルの本書いたのライチさんだったの!?)ガビーン

マオ「ライチさん……島クイーンの他にもすっごい役職に就いてるなんてやっぱりカッコいいな!!」キラキラ

スイレン「目をさましてマオちゃん」

ライチ「どーだ!!思い知ったか!!」ワッハッハ

ルガルガン「ガルッ!」

アセロラ「うわぁ……ライチさん…まだ酔ってるよー……」

グラジオ「……帰っていいか?」

リーリエ「ダメですお兄さま」

サトシ「ねぇライチさん!アローラ恋愛大臣ってどんな仕事!?」キラキラ

ピカチュウ「ピカァ!」

ライチ「ふっふっふ、知りたい?サトシ?」ニヤッ

サトシ「うん!」キラキラ

スイレン(え!?サトシもそういうことに興味が!?)ピクッ

リーリエ「スイレンも意外とわかりやすい反応しますよね」

シロン「コーン」

ライチ「……近頃のアローラの若者は腑抜けているわ…例えば…」ゲフー

サトシ、スイレン、カキ、マオ、リーリエ「」ゴクリ

グラジオ、アセロラ、マーマネ(うわぁ…長くなりそうだな…)

ルガルガン「ガル…」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/26(月) 23:57:54.02 ID:m3Xisk3QO<> ライチ「私が休日に……一人で寂しくラブロマンス映画をみたり、お気に入りのラブソングライチスペシャル恋愛メドレーを聴いて恋愛気分に浸っている時にー……」

サトシ、スイレン、カキ、マオ、リーリエ「」ゴクリ

ライチ「……お前らはなんだァ!?」クワッ

スイレン、マオ、リーリエ、アセロラ「」ビクッ

ライチ「……ボーイフレンドと二人っきりでボートに乗って釣りとかいう甘ったるい時間を過ごしたり!!」ビシッ

スイレン「うぅ/////」カァー

ライチ「荷物持ちを口実にショッピングモールでデートしたり!!」ビシッ

マオ「そ、その…それは////」モジモジ

ライチ「二人だけの秘密の場所なんて物を作ったり!!」ビシッ

リーリエ「え、えっと……」

ライチ「……BBQでイケメンと楽しく談笑したり!!」ビシッ

アセロラ「ふふっ、イケメンだってさ!誰のことなんだろうねー?グラジオ」

グラジオ「さぁな」

ライチ「うぅ…私だって……私だってそんな青春を送りたかったわよ!!」ウオォーン

ルガルガン「ガル…」グスッ

スイレン、マオ、リーリエ、アセロラ(泣いた!?)ビクッ

サトシ「なぁ、何でライチさん泣いてんの?」ヒソヒソ

カキ「俺に聞くな」ヒソヒソ

マーマネ、グラジオ(帰りたい…)

ライチ「……私の……アローラ恋愛大臣の仕事はなァ!!そんな腑抜けたアローラの若者に守り神たちにかわって渇を入れることよ!!」

ライチ「オラァ!!わかったらさっさとかかってこい小娘ども!!こっからがアローラ恋愛大臣の大試練……ポケモンバトルよ!!ケツの青いお前らに人生の厳しさを教えてやるわァ!!!」チョイチョイ

ルガルガン「ガルッ!」

スイレン「……言ってることメチャメチャ…ライチさん、かなり酔ってる」ハァ

アセロラ「だねー」

マオ「よ、よくわかんないけど…ワイルドなライチさんもカッコいいかも!!」キラキラ

リーリエ「……目をさましてくださいマオ…」ハァ

アマージョ「………ッジョ…」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/27(火) 00:17:02.05 ID:OGVfY3/5O<> サトシ「……へへへ、よくわかんないけどさ?」

スイレン「!」

サトシ「ライチさんとバトルできるんだろ?さいっこーに燃えるじゃん!!」メラメラメラ

ピカチュウ「ピカ!」

グラジオ「……待てサトシ!ライチさんとバトルなら俺が先だ!」

カキ「理由はどうあれ……島クイーンのライチさん直々のバトルのお誘いだ!こんなチャンス滅多にない!俺がやる!」

マーマネ「クワガノン!ゼンリョクで頑張ろうよ!」

クワガノン「クワッ!」

ライチ「……おーおー…モテモテで困っちゃうわ♪」グビグビ

ルガルガン「ガルッ!」

サトシ「へへっ!早い者勝ち……」

スイレン「……待ってサトシ」

サトシ「! スイレン……」

スイレン「……どうやら…」スッ

リーリエ「ライチさんのご指名は……」スッ

マオ「私たち……」スッ

アセロラ「みたいだからねー?」スッ

ライチ「…………」ニヤッ

スイレン「島クイーンライチさんとのバトル!燃えてきた!!最高に!!」メラメラメラ

アシレーヌ「シレーヌ!!」

アセロラ「待ってよスイレン!ライチさんとバトルするのはアセロラが先だよ!」

マオ「憧れのライチさんとバトルできるチャンスなんて滅多にないよ!私にやらせて!」

リーリエ「シロン!がんばリーリエです!」オー

シロン「コーン!」

ライチ「…………いい度胸じゃない?」フッ

スイレン、アセロラ、マオ、リーリエ「!」

ライチ「……誰が先?アローラ最強の女ナメてんじやないわよ小娘どもがァァァ!!」ゲフッ

ライチ「四人まとめてかかってこいやァァァァ!!」

ルガルガン「ワォォォォン!!」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/27(火) 00:48:47.98 ID:OGVfY3/5O<> スイレン「……四人まとめて?」ピクッ

アセロラ「ライチさんこそアセロラたちを馬鹿にしすぎだよ!」

リーリエ「ライチさん……そんな酔った状態で私たち四人まとめてだなんて……いくらライチさんでも……」

マオ「そ、そうだよライチさん!私たち、そんなんでライチさんに勝っても……」

ライチ「……あ〜ん?」ピクッ

スイレン、アセロラ、マオ、リーリエ「!」

ライチ「……そんな状態で私に勝っても……?アンタたちこそ私のことちょとナメすぎじゃない?」ユラッ

マオ「ライチさん……」

スイレン「…………」

ライチ「……今日の私は……」

ライチ「優しくて美人でちょっとドジっ子で感受性豊かな乙女チック島クイーンライチさんじゃない……」

ライチ「アローラの腑抜けた若者に渇を入れる恋愛大臣ライチさんよ!!」ドーン

マオ「ライチさ……」

スイレン「アシレーヌ!」

アシレーヌ「シレーヌ!!」ヌッ

アセロラ「ラプー!いくよ!」ポイッ

ラプー「ゲーンガ!」ボンッ

マオ「スイレン……アセロラ……」

リーリエ「シロン!」

シロン「コン!」

マオ「リーリエまで……」

リーリエ「マオ!ライチさんに何か伝えたいのなら…クチではなく、バトルで伝えましょう!」

マオ「…………うん、そうだね…」

マオ「アマージョ!!」キッ

アマージョ「ッジョ!」グッ

ライチ「……いい目になってきたじゃない…」ユラー

ライチ「……ゼンリョクでかかってきなさい!!アローラリーグ・乙女の部開始よ!!」

ルガルガン「ワォォォォン!!」

スイレン、アセロラ、マオ、リーリエ「うらぁぁぁぁぁ!!!!」

アシレーヌ、ラプー、アマージョ、シロン「オオォォォォ!!」ドドドドド



ドカッ


バキッ <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/27(火) 18:47:31.78 ID:xq8Nj/EMO<> ……………

………



ルガルガン「ガルッ!」ブンッ

アシレーヌ「シレ……」ドサッ

スイレン「アシレーヌ!!」ダッ

マーマネ「う、嘘でしょ!?いくらライチさんが島クイーンだからって……四人がかりだよ!?」

グラジオ「…………まさか…これほどとはな…」タラッ

アシレーヌ「」

アマージョ「」

シロン「」

ラプー「」

カキ「……マオたちだってアローラリーグの本戦に出れるほどのトレーナーなんだ…それが四人集まっても手も足も出ないとは…」タラッ

サトシ「これが…ライチさんのゼンリョク…」ゴクリ

ピカチュウ「ピカ…」ゴクリ <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/27(火) 19:08:46.33 ID:xq8Nj/EMO<> ライチ「ほらほらどうしたー!アローラガールズー!!アンタたちの実力はそんなモンなのー!?」ゲフー

スイレン、マオ、リーリエ、アセロラ「!」

ライチ「話になんないわねー!四人集まってもこの程度じゃ酔い醒ましにもなんないわよー!!」

ルガルガン「ガルッ!!」

スイレン、マオ、リーリエ、アセロラ「……………」

ライチ「私に勝つって意気込みはなんだったの!?クチだけかー!?恋する女の子はヴィクトリーだってとこを私に見せてみろー!!」

ライチ「……それとも………やっぱりライチさんは島クイーンだし勝てなくても仕方ないって自分に言い聞かせて男に泣きつくか?」ゲフッ

サトシ、カキ、マーマネ、グラジオ「……………」

マオ「……ライチさん…強すぎるよ…」ボソッ

リーリエ「マオ……」

マオ「……やっぱり私なんかが…ライチさんに追いつくなんて無理だったんだ…」

マオ「……身の程知らずってのはこのことなんだね…」グスッ

リーリエ「……………」

スイレン「……私…自惚れてた…」

アセロラ「!」

スイレン「……リーグの本戦に出場して……強い人たちといっぱいバトルして…」

スイレン「………もしかしたら、ライチさんともいいバトルができるかもって思ってた…」

アセロラ「………」

スイレン「……でも…ライチさんには全然歯が立たなくて……アローラリーグで自分はまだまだってわかってたハズなのに……それなのにっ!!」

スイレン「………悔しい…!!」

アシレーヌ「シレーヌ……」

アセロラ「スイレン……」グスッ

ライチ「…………」ゲフッ

ライチ「………あー、やめやめ。やる気のない相手とバトルしたところで時間の無駄だし」クルッ

ルガルガン「ガル」クルッ

ライチ「………さーて、気分なおしに飲みなお……」

サトシ「……スイレン!!」

ライチ「!」

スイレン「! サトシ……」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/27(火) 19:28:02.18 ID:xq8Nj/EMO<> サトシ「なんだよスイレン!もう諦めんの?らしくないぜ?」

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン「………私だって諦めたくない!でも……もうアシレーヌも限界」

アシレーヌ「シレ……」ヨロッ

サトシ「………」

スイレン「きっとこのままやってもライチさんには勝て……」

サトシ「そんなのやってみなきゃわかんないだろ?」

スイレン「!」

サトシ「……ライチさんのゼンリョクすっげーよな!こんなに強い人とバトルできるなんて、ワクワクしてこないか?」

スイレン「ワクワク……」

サトシ「そうだよ!ワクワク!こんな機会滅多にないんだしさ!ゼンリョクで楽しまなきゃ!」

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン「楽しむ……」

スイレン「………アシレーヌ!」グッ

アシレーヌ「シレーヌ!」ヨロッ

サトシ「へへへ!」ニッ

サトシ「スイレーン!アシレーヌ!ゼンリョクで楽しんでこいよ!」グッ

ピカチュウ「ピカ!」

ナギサ「イッブイ!」

スイレン「うん!」ニコッ

スイレン「……いこうアシレーヌ!私たちのゼンリョクを出しきるまで……何度だって!」

スイレン「このバトル……めいっぱい楽しんで……そして………勝つ!!」メラメラメラ

アシレーヌ「シレーヌ!」メラメラメラ


マーマネ「リーリエ!ライチさんだって人間なんだ!四人同時相手にバトルなんて疲れないハズがないよ!」

リーリエ「マーマネ……」

マーマネ「だから……リーリエたち四人のゼンリョクを一気にライチさんにぶつけるんだ!!」

トゲデマル「マキュキュ!」

リーリエ「………はい!」スクッ

リーリエ「……いきますよシロン!もうひとふんばリーリエです!!」

シロン「コン!!」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/27(火) 19:41:24.27 ID:xq8Nj/EMO<> マオ「スイレン……リーリエ……」

カキ「リーリエやスイレンはまだ諦めてないみたいだぞ」

マオ「!」

カキ「……どうしたマオ?こんなんで諦めてちゃ、いつまで経っても憧れのライチさんには近づけないぜ?」

マオ「……………ばっかじゃないの?」スクッ

カキ「!」

マオ「……近づくんじゃない……越えるんだよ!いくよアマージョ!」

アマージョ「ッジョ!」

カキ「……ああ!」

シェイミ「シェミィ!」


アセロラ「………」チラッ

グラジオ「!」

グラジオ「………まぁその………がんばれ」コホン

アセロラ「………ハァ〜……まったくグラジオは……もっと気のきいた応募してよ〜!」

グラジオ「……うっ…その……」

アセロラ「ラプー!これは何がなんでも…アセロラとラプーのすっごいとこ見せて……グラジオのむっつり顔をおくちあんぐりさせてあげなきゃね?」

ラプー「ゲーンガ!」

グラジオ「……フッ」ニッ

シルヴァディ「ヴァディ!」

ミミたん「キュキュー!」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/27(火) 19:49:17.64 ID:xq8Nj/EMO<> ライチ「うんうん!泣かせるじゃない?青春ね〜」ウルウル

ルガルガン「ガルッ!」ウルウル

ライチ「……まぁでも……」ポイッ

マーマネ「! ライチさんが……」

グラジオ「酒を捨てた!?」

ライチ「それとバトルは別よ!!ウラァ!!ゼンリョクでかかってこい小娘ども!!」

ルガルガン「ガルッ!!」


ピカーッ!!


マーマネ「うわっ!眩しい!」チカチカ

グラジオ「……くっ!何て輝きだ!!」

カキ「これがライチさんのゼンリョクのZパワー……来るぞ!ライチさんのZワザ!」タラッ

サトシ「へへへ、でもさ?」チラッ

ピカチュウ「ピカー!」 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/27(火) 19:56:41.03 ID:xq8Nj/EMO<> スイレン「アシレーヌ!!」

アシレーヌ「シレーヌ!!」

リーリエ「シロン!!」

シロン「コーン!!」

マオ「アマージョ!!」

アマージョ「ッジョ!!」

アセロラ「ラプー!!」

ラプー「ゲーンガ!!」


ピカーッ!!


サトシ「スイレンたちだって負けてないぜ!」

ピカチュウ「ピカピカ!!」


ライチ「やるじゃない!!でも……いくわよルガルガン!」

ルガルガン「ガルッ!!」


カキ「来るか!?Zワザのぶつかり合い!!」


ライチ「オラァ!!リア充だいばくはつしろー!!」

スイレン、マオ、リーリエ、アセロラ「うらぁぁぁぁぁ!!!!」


ピカーッ!!



ドッカーン!! <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/27(火) 20:05:19.79 ID:xq8Nj/EMO<> …………

タケシ「……えーっと、ククイ博士から聞いたサトシたちがBBQしてる場所は……」キョロキョロ

カスミ「あー……もうこんな時間だし……さすがに終わってんじゃない?」

カスミ「……ハァ…タケシが寄り道ばっかりしてなきゃ今頃は私たちもBBQを…」グー

タケシ「お、俺のせいか!?……だったらカスミだってサプライズとか言わずに最初からサトシかスイレンに連絡を……」

ピカー ドッカーン

タケシ、カスミ「」ビクッ

タケシ「! な、なんだなんだ!?」

カスミ「……? 今一瞬、向こうの方からすっごい光と爆発音がしたような……」

タケシ「確か……向こうはサトシたちがBBQをしてる場所の方角だな?」

カスミ「……あいつら……花火でもしてんのかしらね?」

タケシ「花火かぁ……麗しいライチさんとも一緒に見たかったなー…」ポーッ

カスミ「はいはい」ヤレヤレ





完 <>
◆FB93OpIG9w<>saga<>2019/08/27(火) 20:18:25.29 ID:xq8Nj/EMO<> >>53
訂正

アセロラ「………ハァ〜……まったくグラジオは……もっと気のきいた応募してよ〜!」

アセロラ「………ハァ〜……まったくグラジオは……もっと気のきいた応援してよ〜!」
<>