以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2019/09/01(日) 01:46:41.28 ID:sddTNlXY0<>結華(って誰もいない。Pたんもはづきさんも出かけてるのかな)
結華(お仕事の報告どうしよう……電話かけてみよう)ピッピッ
プルルル プルルル
結華(あれ、コールがすぐ近くから聞こえる。ん? あのシャツは……)
結華(Pたんの、だよね。スマホも置いてある。事務所にいるのかな? 探してみよっと)
〜〜〜〜〜〜
結華「Pたーん、いたら返事してー?」
…………。
結華(いない。はづきさんも社長もアイドルも、誰もいないや。鍵は開いてたのにおかしいなぁ)
結華(まあPたんに限ってはスマホここにあるし、そのうち帰ってくるでしょ。大学の課題でもやってようかな)
結華(その前に、鍵をかけとかないとね。たまたま三峰が帰ってきたからよかったものの不用心すぎるよ)
〜〜〜〜〜〜
結華「……」カリカリ
結華(静かだねー、寂しいくらい。課題は捗るけどさ)
結華(……Pたんのシャツ、なんでここにあるんだろ。たぶん、汗かいたから着替えたんだよね? こんなとこに放っておかないでほしいな)
結華「……」
結華(……Pたんのシャツ……)
スッ
結華(そんなに濡れてない。渇いたのかな?)
結華「……」クンクン
結華(汗の匂い……それとPたんの匂いも微かに……)クンクン
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<>【シャニマス】結華「お疲れ様でーす」
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 01:51:58.79 ID:sddTNlXY0<>
クンクンクン
結華(って、なにやってんの私!?)バッ
結華(い、今のは気の迷いというか、なんというか! 深い意味はないよ決して!?)
結華(……誰に言ってるんだろ……)
結華(元に戻しておこう。誰にも見られてないのが幸いだよ)
ガチャ
結華「!」
P「ふぅ、暑かった……って結華? 帰ってたのか、お疲れ様」
結華「お疲れ様Pたん。この脱ぎ捨てられたシャツ、なんとかしてほしいなー」
P「あっ! ご、ごめん! 急いでたものだからつい!」
結華「もしかして、鍵かけてなかったのも急いでたから?」
P「え? かかってなかった?」
結華「うん」
P「ありがとう結華……そして申し訳ない……」
結華「今度から気をつけてよー。泥棒が入ったら大変だからね」
P「細心の注意を払うよ」
結華「なんで急いでたの?」
P「社長から電話があって、大至急この荷物を駅まで取りに来てほしいってお願いされたんだ。着替えてる途中に」
結華「それにしたって慌てすぎじゃない? シャツを畳み忘れたり、鍵をかけ忘れたり、スマホも忘れたり」
P「スマホ? もしかして……」
結華「置いたままだったよ」
P「はは……一度に3つもやらかすとは……」
摩美々「プロデューサーせっかちですねー」
P・結華「!!」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 01:55:11.13 ID:sddTNlXY0<> P「摩美々、帰って来てたのか」
摩美々「ええ、まあ。1時間くらい前に」
結華「……」
P「いたなら、せめて鍵をかけてくれると……かけ忘れた奴が言えたことじゃないけど……」
摩美々「奥の仮眠室で寝てたので、気づきませんでしたー」
P「ならしょうがないな」
摩美々「それより、その荷物なんなんですかー?」
P「詳しくは教えてもらってないけど、大事な書類らしい。社長室に置いておくよう頼まれたんだ」
摩美々「じゃあ早く置きに行かないとですねー」
P「そうだな。あ、冷凍庫にアイスがあるから、よかったら2人とも食べてくれ」
摩美々「はーい、ありがとうございまーす」
結華「……」
摩美々「三峰ー」
結華「っ!」ビクッ
結華「な、なにかな、まみみん!」
摩美々「アイスあるってー。食べるー?」
結華「あー……あとで食べるよ」
摩美々「そ」
結華「……」
摩美々「わ、ハーゲンダッツじゃん。奮発したんだー」
結華「……ねえまみみん」
摩美々「?」
結華「いつから事務所にいたのかな」
摩美々「さっき言ったじゃん。1時間くらい前ー」
結華「三峰は、30分くらい前なんだよね。帰ってきたの」
摩美々「へー」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 01:57:39.99 ID:sddTNlXY0<> 摩美々「いただきまーす」パクッ
結華「……」
摩美々「♪」
結華「ねえまみみん」
摩美々「なに?」
結華「まみみんって、ずっと仮眠室で寝てたの?」
摩美々「ううん、30分くらい前に起きたー。三峰が帰ってきた時間と同じくらいかもー」
結華「だよね。誰もいないのかなって探したとき、仮眠室にいなかったもん」
摩美々「三峰ー、ハーゲンダッツ本当に食べないの? 美味しいケド」
結華「あとで食べる」
摩美々「ふーん」
結華「……」
摩美々「……」
結華「ねえまみみん」
結華「見た?」
摩美々「は?」
結華「見たよね」
摩美々「なにを?」
結華「なにって……わかるでしょ」
摩美々「着替えたはずのプロデューサーのシャツが、もう汗まみれだったってことー?」
結華「た、確かにそうだったけど! そうじゃなっ……」
結華(いや待って! もしかしてまみみん、ホントに見てない?) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 02:00:16.47 ID:sddTNlXY0<> 摩美々「プロデューサー、汗かきだよねー。まあこんな暑さじゃ誰だって汗かくかー」
結華「ねえまみみん。起きてから今までなにをしてたの?」
摩美々「起きてから?」
結華「うん。仮眠室から出て、どこ行ってたの?」
摩美々「トイレ行って、また仮眠室ー。エアコンつけて涼みながらスマホ見てたー」
結華「つまり、三峰とすれ違いになったんだ。プロデューサーと三峰と顔合わせるまで、ずっと仮眠室にいたの?」
摩美々「そうだけど?」
結華(よし!! セーフ!!)グッ
摩美々「なんなのさっきから」
結華「なんでもないよ! ハーゲンダッツ食べようかな!」
ガチャ
P「ふー、これで1時間くらい休憩できるな」
結華「あっ、Pたんアイス食べる? スプーン用意するよ」
P「ん? ああ、ありがとう」
結華「ふんふんふーん♪」
P「なんだ、ご機嫌だな」
結華「そうかな! 三峰はいつも通りですよ! はいどうぞっ」
P「ハーゲンダッツか。はづきさん奮発したな」
摩美々「美味しいですよー」
P「摩美々はもう食べたのか?」
摩美々「ちょっとだけ食べて放置中ー。溶かしてるんですよー」
P「なるほど」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 02:04:22.46 ID:sddTNlXY0<> 結華「三峰も少し溶かそうかなー」
P「じゃあ俺も、冷凍庫の外に出しとこう」
摩美々「そういえば三峰ー、匂いどうだったのー?」
結華「匂い? 一体なんのこと……」ピクッ
結華「……匂い?」
摩美々「匂い」
結華「……ぁ……」
結華「ああ、あ……っ……!!」プルプル
P「結華!? どうした、顔真っ赤だぞ!」
摩美々「どうだったのー? シャツの……」
結華「わあーーー!! 待って待って待ってぇーーー!!」
P「な、なんだ? シャツがどうした?」
摩美々「ふふー、なんでもないですよー」
結華「ううっ……! まみみん、やっぱり……!」
摩美々「偶然通りかかったらー、三峰がこう、くんくんやっててー」クンクン
結華「うわあーーー!! やめて!! それ以上言わないで!!」
P「???」
結華「摩美々様、どうかお願いです!! わたくしのハーゲンダッツを献上するのでどうか秘密に!!」
摩美々「別に集ろうなんて思ってないケド」クスクス
結華「じゃあなにが目的!?」
摩美々「三峰の珍しい行動が見られただけで満足ー」
結華「絶対誰にも言わないでね! お願いだよ!」
摩美々「いいよー。コンビニでアイス買ってくれたらねー」
結華「やっぱり集る気なんじゃんっ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2019/09/01(日) 02:07:17.58 ID:sddTNlXY0<> 摩美々「これは取り引きだからー。ハーゲンダッツは可哀想なんで、もっと安いのでいいよー」
結華「オッケー約束ね! 絶対だよ!」
摩美々「私、意外と口堅いから安心してー」
P「なあ、なんの話をしてるんだ」
結華「こっちの話っ!」
P「お、おう……」
結華(くう、あんなことするんじゃなかった……! 三峰一生の不覚だよぉ……!)カァァ
摩美々「そろそろいいかなー、ハーゲンダッツー♪」
(一方その頃、曲がり角の陰)
恋鐘「結華……! 強敵ばい……!」ゴゴゴゴ
(同時刻、ドアの隙間)
千雪「……」ゴゴゴゴ
(時を同じくして、Pのデスクの下)
凛世「……新たな……恋の“らいばる”でございます……」ゴゴゴゴ
この後、三者によるPのシャツをかけた熾烈な戦いが繰り広げられるのだが、それはまた別の話。
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 02:08:02.19 ID:sddTNlXY0<> 読んでいただきありがとうございます
限定三峰欲しさに書きました
爆死しそうになったらまた書きます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 06:44:42.66 ID:ZaU/ye2DO<> あれ?……ひおりんとふゆは?
とりま乙 <>