◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/08(金) 02:12:34.95 ID:MRI5csy90<>このスレは「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」第一話まで見ていた少女、蒼井翠ちゃんが「戦姫絶唱シンフォギア」の世界に転生して、月を破壊する為に頑張ったと思ったら並行世界に飛ばされたりゆゆゆコラボやとじみこコラボフラグに頭を抱えたりしているスレです
シンフォギアのアニメの無印、G、GX、AXZ、XV、スマホゲームのXD、勇者であるシリーズのネタバレを含みます


翠「今回のタイトルの意味は流石にわかりました!けど...無理矢理が過ぎません?」

女神「だからネタ切れなんですよ!」

1スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1499084737/

2スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1500550444/

3スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1502896751/

4スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1505577039/

5スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1508511802/

6スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1513177414/

7スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1518704588/

8スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1527441423/

9スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1542908833/

10スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1549902839/

11スレ目
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1559156209/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1573146754
<>【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「MRKM」
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/08(金) 02:14:49.36 ID:MRI5csy90<> ・・・

翼「...「だから、笑って...」だ〜れよ〜りも熱くだ〜れよ〜りも強く抱〜き〜締め〜るよ〜っ!」


翼さんの新曲...タイトルは『Synchrogazer』
私の生前の世界では言わずと知れたとあるアニメのOP曲です


クリス「傷だ〜らけ〜でも!この手〜のひらに!決して、消えな〜い、星が〜ある!」


クリスさんのデビュー曲...タイトルは『Meteor Light』
こちらも私の生前の世界では言わずと知れたとあるアニメのEDです

『翠』《ねぇこの選曲、翠何か口出しした?》

翠《してないから私もびっくりしましたよ、最初に聞いた時》

もっとも、どちらの曲もこの世界にもあくまでアニメのOPやEDではなく単に曲の一つとしてすでにあったはずなのでカバーということになるはずなんですが、どうも翼さんやクリスさんの曲になると同時にこの世界にあった元の歌の存在があやふやになりつつあるといいますか
多分都合のいいように世界が働きかけている、みたいなことなんでしょうけど
それより何でしょうこの...セルフカバーともまた違うモヤモヤする感じは

翠《Glitter*Green感...》

『翠』《それだ》

まぁ元々この世界でも普通に放送、配信されていたはずのゆゆゆやバンドリも例のコラボ以降何故かその記録も記憶も私や『翠』、女神様達以外からは曖昧になっていたりします
世界が矛盾を修正しようとした結果的なものだと勝手に解釈してますが、詳しいことはわかりません


クリス「ばぁ〜ん☆」



ワァァッ!!!!!



ん...デジャヴ? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/08(金) 02:15:21.97 ID:MRI5csy90<> ・・・

クリスさんのデビューも大成功に終わり、ライブは幕を下ろしました

翠「良いライブでした...」

ふっふっふー、さて次の犠牲者は誰にしますかね〜

夏菜「うわっ、悪そうな顔」

翠「し、失礼ですね!?...あれ、というかいつの間に『夏菜』さんから夏菜さんに?」

ライブに夢中で交代していたのに気が付きませんでした

夏菜「ふーん、私じゃ不満とでも?」

翠「いや誰もそんなこと...何か怒ってます?」

夏菜「べっつにー?怒ってませんけどー?...『夏菜』といい翠さんといい...」

そういえばもう一つ、私の周りで変わったことがありました
夏菜さんがちょくちょく私に対して不機嫌そうな態度を取ってきます
私何かしましたっけ...一応謝ってみてもダメでしたし...

『凜音』「翠さんにも鈍感系主人公の才能があるってことじゃないですか?」

そしていつの間に背後に『凜音』ちゃん!?

翠《えっ私って鈍感系主人公なんです?》

『翠』《さぁ?ただ翠がそうなら『私』もそうじゃないとおかしいよね!そしてそれなら『私』モテてないとおかしい!はい論破!》

『翠』に聞いた私がバカでした <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/08(金) 02:15:56.44 ID:MRI5csy90<> ・・・

あれから数日後

事の発端は大型船舶に偽装したS.O.N.G.の研究施設で事故が発生したことでした
装者メンバー全員が司令室に集められ、モニターの前に整列させられます
モニターに映し出されているのはその研究施設を消火しているところ

切歌「海上の研究施設デスか?」

調「もしかして街中では扱えないような危険物を対象に?」

そういう意味ではこの本部も潜水艦という側面を持っていますし、シンフォギアや完全聖遺物等を調査、保管しているのは理にかなっていますね
元々はリディアンの地下にあったわけですけど、こっちの方が街にとっては安全ですし

弦十郎「あぁ、そこには先だって回収したオートスコアラーの残骸を調査していたのだ」

オートスコアラー、その単語にこの場にいた装者全員が思わず息を飲みます

友里「破壊されたアンティキティラの歯車とオートスコアラーの構造物から、パヴァリア光明結社、ひいてはアダム・ヴァイスハウプトの目的を探る解析が行われていたの」

緒川「先程の爆発事故は、機密の眠る最新奥に触れたが為のセーフティーとも考えられますが」

エルフナイン「ティキと呼ばれたあのオートスコアラーには惑星の運行を観測し、記録したデータを元に様々な現象を割り出す機能があったようです」

モニターの画面が切り替わり、地球儀のようなものが映し出されます
そしてそれには日本から別の大陸に向けて一本線が引かれていました
そしてさらに画面が切り替わり、線が結ばれていた点をマーキングされたその大陸が

翼「これは、南極大陸!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/08(金) 02:17:10.82 ID:MRI5csy90<> 藤尭「爆発の直前、最後のサルベージしたデータは南極の一地点を示す座標でした」

友里「ここは南極大陸でも有数の湖、ボストーク湖、付近に位置するのはロシアの観測基地となります」

響「湖ってどれー?一面の雪景色なんですけど?」

藤尭「その雪景色のほとんどがボストーク湖さ、正確には氷の下に広がってるんだけどね」

エルフナイン「地球の環境は一定ではなく、度々大きな変化を見せてきました、特に近年その変動は著しく、極寒の氷の多くが失われています」

地球温暖化...だけではないのかもしれませんが、つまりはそういうことなのでしょう

クリス「まさか氷の下から何かが出てきたってわけじゃないよな?」

友里「そのまさかよ、先日ボストーク観測基地の近くで発見されたのが...この氷漬けの蠍です」

モニターに映し出される氷漬けの蠍

藤尭「照合の結果、数千年前の中東周辺に存在していた種と判明、現在では絶滅していると聞いています」

マリア「何故そんなものが南極に?」

友里「詳細は目下調査中、ですが、額面通りに受け止めるなら、先史文明期に何らかの方法で中東より運び込まれたのではないでしょうか」

先史文明期に...フィーネさんを始めとして、何かと私達に縁のある時代です

緒川「気になるのはこれだけではありません、情報部は瓦崩後に地下へと潜ったパヴァリア光明結社の残党摘発に努め、さらなる操作を進めてきました」

弦十郎「得られた情報によると、アダムは専有した神の力をもって成し遂げようとした目的があったようだな」

翼「その目的とは一体」

弦十郎「この星の支配者となる為、時の彼方より浮上する棺を破壊...」

切歌「なんデスと!?」

時の彼方より浮上する棺...?この星の支配者となる為に...

調「でも時の彼方からの浮上って、南極の蠍と符合するようで気味が悪い」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/08(金) 02:17:46.57 ID:MRI5csy90<> 弦十郎「次の作戦は南極での調査活動だ、ネタの出所に結社残党が絡む以上、この情報が罠という可能性もある、作戦までの1週間、各員は準備を怠らないでほしい」

皆「了解(デス)!」

ふと、私の脳裏に浮かんだのは
いつかのアダムさんの、そして謎の声からの言葉



アダム《...どれ、僕を下したご褒美だよ...『そう遠くないうち、いずれ明日に、ミライに絶望する時が来る』...とだけ言っておこうか》


《...この言葉をフィーネに伝えて欲しい...『彼女が時を待たずして目覚める』と...》



いずれ明日に、ミライに...時を待たずして...時の彼方より浮上する棺...

翠「何か久々に何かが起こりそうな予感...」



この1週間何かする?安価下
(特になければ1週間後に飛びます) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/08(金) 02:33:07.51 ID:KYjfOgCF0<> メンタルキューブ…もとい立方体を恐る恐る調べてみる(女神様をお供につけて) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/08(金) 02:56:21.10 ID:etT4J6hnO<> 装者の中でタイマンでは最弱の夏菜ちゃんに試練受けさせたい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/08(金) 03:58:43.15 ID:C2Vd5qWWO<> お供え物を置いた記念品の花から何か贈り物が送られて…るといいな♪(マイメロ並感) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/08(金) 11:37:21.18 ID:gENmyl+GO<> 玉手箱の欠片も調べていっそギアにするとか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/08(金) 17:56:17.88 ID:x0WfxHfXO<> ここ最近翠ちゃんズ無茶しすぎてるし少しの間休み貰っても罰当たらないよね <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/09(土) 01:11:59.32 ID:ITrOdAF+0<> ・・・

翠「作戦までの1週間...その間に色々とやっておきたいことはあるんですよね」

何せ恐らく5期が始まったと思われる現在、サンジェルマンさん達のことを知っていたAXZの頃とは違って正真正銘の情報0
概要も敵も新キャラも何一つ知りません
そして幸運にもこの1週間は今のところ特に予定もありませんし

翠「てことで後回しにしていた聖遺物の研究を始めたいと思います」

女神「それで私の部屋に...後回しにしていた物はエルフナインちゃんにもバレるわけにはいかない物ですしね」

『翠』「理由はわかったけど...いいのかなぁ」

翠「いいんです、準備を怠るなってししょーも言ってました」

備えあれば憂いなし、つまり備えなければ憂いあり
あとこういうことは時間がある時にやっておくべきだと思いますし

翠「まずはこの...キューブからですね...」

女神様に預けていた水色のキューブ
メンタルにしろ4次元にしろコラボフラグなので放置ということにしていましたが...

翠「いざ!」



コンマ下1
ゾロ目以外 順調に解析
ゾロ目 ???

解析結果や調べてみてわかったこと安価下2以降
(コンマ下1がゾロ目以外の場合のみ採用) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/09(土) 01:19:49.52 ID:BVvYT1zc0<> はいよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/09(土) 02:09:21.04 ID:vUO8rhGIO<> 強い想い…すなわち思念体に反応してるように見える
シンフォギアに適正するかは別の話 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/09(土) 02:48:29.55 ID:70O5JtaDO<> 量子力学が使われてる <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/09(土) 20:32:57.42 ID:ITrOdAF+0<> ・・・

翠「...うにゃーッ!」

『翠』「どしたの」

翠「何っですかコレは!もうわけわかんないんですけど!?」

あぁもう頭痛くなってきました...アニメ的表現だったら今頃私の頭から煙出てますよ...

翠「大体量子使われたらわかるわけないじゃないですか!まだほとんど解明されてないんですから!」

女神「翠さん、一旦休憩挟んだらどうですか?」

時計を見てみると、始めてからもうすでに数時間が経過していました
それだけ没頭していたということでしょうか
でも仕方ないんです、観察も計測もした時としない時で数値が変わるどころか、した時としてない時の片方だけでも変化し続けてたり...

翠「構造というか仕組みというか...大前提の状態以外が確定されてない感じなんですよ」

『翠』「さっき量子が何とかって言ってたけど...その箱の中に量子コンピュータでも入ってんの?」

翠「これ自体が、みたいなものですね...少なくとも多分製作時に量子力学の分野は関わってきてるでしょうね...」

実数だと説明付かないところもありますし、かといって虚数空間を解析するにしたって私の知り得る錬金術を用いても限界があります

『翠』「まぁ構造云々は女神様ですらわかんなかったんだから期待しない方がいいでしょ、他にわかったことないの?」

翠「あー...まぁ先入観というか、前提知識込みなところもあるので解釈が前のめりなところもありますが...」

『翠』「先入観?」

翠「...生命体が発する強い想い...つまり思念体に反応してるように見えます」

『翠』「メンタルキューブじゃん」

そうなんですけど!そうなんですけども!
でもそうとしか言えない反応が所々見られるのは本当です
最も実際にこのキューブが何かの形に変化したりといったことはまだ起こっていないので何とも言えませんが <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/09(土) 20:33:31.94 ID:ITrOdAF+0<> 翠「まぁ思念体に対する反応はこの場にいる私達の分だけしか試せていないので」

『翠』「だから先入観がってことか...」

そもそもメンタルなキューブも(私の認識としては)実在していない物体なので構造を比べようがないんですよね

『翠』「というか思念体云々といい量子力学云々といい、シンフォギアだって大して変わらない気がするんだけど」

翠「心象変化ですか...あれもよくわからないんですよね...もちろんギアのマイナーチェンジの延長線上と考えればわからなくもありませんけど」

いくら301655722種類のロックを臨機応変に限定解除するとはいえ

『翠』「アレも箇所によっては思考をナノマシンとかに働きかけて形状変化させてたりするんでしょ?」

翠「アプローチが違うんですよ、もしこのキューブを動かすとしてシンフォギアシステムのやり方を応用出来なくもないでしょうけど、キューブ自体がシンフォギアに適正するかは別ですし」

コラボフラグだろうからと安易な考えで結論を出すのも危険ですし



安価下
1 もう少し調べる
2 何らかの加工を施してみる(判定によっては...)
3 この辺で終わりにする <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/09(土) 21:12:51.60 ID:BVvYT1zc0<> 3 下手に弄るのは危険と見た <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/09(土) 22:25:15.85 ID:ITrOdAF+0<> ・・・

一日費やして調べたメンタルキューブはとりあえず...というか変わらず保留になりました
壊れても困りますし、それより悪い結果になっても...

翠「で、今日はこっちに遊びに来ました」

園子「りんりんいらっしゃ〜い」

表で二度寝をしてやって来たのは園子ちゃんや若葉ちゃんがいる方の深層世界
『翠』も来ているので千景ちゃんもいますけど

若葉「今日は来客が多いな」

『翠』「多い?...あ、なるほど」

千景「えぇ、あっちも来ているようよ」

どうも今日こっちに来ていたのは私達だけではなかったようですね



芽吹「そこよ!右っ!」

『夏菜』「ハァッ!」

夏菜「やぁっ!!」



夏菜さんと『夏菜』さん、特訓中でしょうか


何かする?安価下
(特になければ夏菜さんズの判定) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/09(土) 22:53:25.57 ID:OxfPrGf2O<> 翠ちゃんズvsわかちかでツーマンセルの対決やってみたい
勇者組は後半から切り札解禁してくる鬼畜仕様で <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/09(土) 23:27:54.53 ID:ITrOdAF+0<> 千景「貴女達2人が以前それぞれ受けた試練...あれを自分達もと志願していたわ」

若葉「そして今は肩慣らしといったところだ」

へー...となるとこの後夏菜さん達はバーテックスを相手するわけですか

『翠』「でも表だと身体は1つだよね...二人掛かりで試練するのはありなの?」

園子「連携じゃなくそれぞれの技量と経験値、そして何より意識の一体感の向上が目的だからね〜」

若葉「芽吹もその辺りはわかっているだろう、こればかりは私達が口を出すことではないさ」

そういうものですか
まぁそれなら心配は不要でしょう

千景「それで、『翠』さん達は何かしたいこと、あるのかしら」

翠「特になく暇だから遊びに来ただけですけど...あ、こっちの皆さんが暇じゃないなら戻りますよ」

園子「暇といえば暇だよ〜?」

若葉「ふむ、ならいっそ私達も芽吹を見習って翠さん達の実力でも見るか」

ほ?まさかまた試練を?

千景「『貴女』達は連携も鍛えて損はないし...そうね、せっかく遊びに来たのだから、少し遊んであげましょうか」

...ってわけじゃなさそうですかね?

若葉「珍しく乗り気だな」

千景「気紛れよ」

『翠』「えっとつまり?」

『翠』が恐る恐る尋ねると、若葉ちゃんと千景ちゃんはこちらを向き

若葉「私と千景、翠さん達」

千景「ツーマンセルで勝負しよう、という話よ」



使用ギアについて安価下
1 W勇者ギア
2 勇者ギアに限らず自由に(後にどのギアを用いるかそれぞれ選択) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/10(日) 01:00:41.07 ID:KuRkjKvG0<> 2 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/10(日) 01:27:55.47 ID:XKEc0uey0<> 翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下2
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

どう戦う?安価下3以降 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/10(日) 01:45:24.32 ID:7lo2bO6sO<> 1 原点で行こうぜ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/10(日) 08:10:05.07 ID:Vn0g2t6g0<> 1 王道を征くアメノムラクモ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/10(日) 16:29:00.57 ID:KuRkjKvG0<> 2対2の戦いで大蛇使うのは邪道なので封印
勇者組は容赦無く攻めてくるので息を合わせてカウンターや連撃を叩き込む! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/11(月) 19:40:34.68 ID:FlYrX3UaO<> わかちかが切り札を使ってきたら前みたいにフォニックゲインの反射に加えて素戔嗚ノ陣で吸収、二人分のXD起こせるぐらい貯める
せめてどちらか一方でも発動させたい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/12(火) 04:53:29.78 ID:rUTy/md90<> ・・・

「「Imyuteus amenomurakumo tron」」


慣れ親しんだアメノムラクモの通常ギアを纏う私達
それに対峙する勇者服の若葉ちゃんと千景ちゃん
4人各々武器を手に取ります

『翠』「どうしてこうなった」

翠「私が聞きたいんですが」

あれよあれよと言う間に決まった対決

園子「じゃあ...始め!」

火蓋はまさに今、切って落とされました

翠「始まってしまったものは仕方ありません、胸を借りるつもりでいきましょう」

『翠』「だね、要はいつもやってる模擬戦と同じ」

それに対勇者戦は試練でも行われたこと、今更驚くこともないでしょう

若葉「来ないのなら、こちらから行くぞッ!」

先手を打ったのは若葉ちゃん
地面を強く蹴り私達に向けて突進してきました

若葉「ハァッ!」

翠「っ、くッ」

助走からモーション全て一通り目で追え対策出来る正面からの最初の一手
しかしそれを若葉ちゃんがわかっていないはずもなく、当然それは受け止めたとして、そこで押し留めるので精一杯くらいの強い一撃
現に振り下ろされた刀を剣で受け止めた私は、すぐには次の動きに移れていません

『翠』「翠っ!」

千景「余所見は」

『翠』「!してっ、ないっ!」

『翠』は私に声をかけながらも続け様に攻撃を仕掛けてきた千景ちゃんをしっかり警戒し、迫る鎌を避けて反撃に出ました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/12(火) 04:54:12.58 ID:rUTy/md90<> 若葉「今回の模擬戦の目的は翠さん達の能力を引き出すことではない、だから自分で引き出せッ!」

翠「簡単にっ!」

ぐっと腕と脚に力を込め、若葉ちゃんの刀を押し返します

翠「言ってくれますねッ!!」

ここで相手のペースにされたら防戦一方...幸い千景ちゃんは『翠』が引き受けてくれてますし、ならここで一気に!
若葉ちゃんが後ろに一歩下がったのを見逃さず、私は剣を振るいました

翠「はぁっ!やぁっ!!」

一撃一撃にいちいち力を込め過ぎず、でも軽くはさせず、そしてなるべく間を置かず連続で!

若葉「ふっ!はっ!熟考するな!引き出すことをこそ簡単だと豪語出来るようにするんだ!」

連撃を全て受け止められつつも、後退させることには成功してます
このまま押し切って!

翠「だぁっ!!!」

若葉ちゃんが少し大きめに後退したここ!ここで刀を弾き飛ばす!そう思いより大振りに剣を振り落とすと


若葉「千景ッ!」

千景「乃木さんッ!」


その瞬間、若葉ちゃんがくるりと後ろを振り向き


キィン...!


入れ替わるようにその場に割り込んできた千景ちゃんの鎌により、私は弾かれてしまいました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/12(火) 04:54:55.74 ID:rUTy/md90<> 翠「くっ...」

よく見てみると、千景ちゃんは若葉ちゃんと背を合わせるように立っています

『翠』「い、いつの間に...」

そして向こう側...さっきまでの対峙していた若葉ちゃんにとっての背後の方には私と同じように弾き飛ばされた様子の『翠』が

若葉「技に技をぶつけて相殺、それでもいいがそれではいつもと変わらないからな」

千景「それに体力も使う、折角のツーマンセルなのだからそれを活かしなさい」

そういうことですか...
私の相手をしていた若葉ちゃんと『翠』の相手をしていた千景ちゃん
2人は後退しながら背中合わせになるように動き、力を必要以上に込めずともその場で回転することで構えた刀、あるいは鎌に遠心力を加えて互いの相手を交換しつつ攻撃を防ぎ退けた、と

翠「分断させたつもりが...」

『翠』「分断されたのはこっちだったってことね」

おまけに誘導までされて、とことん初歩の初歩なやり方で見事に引っかかってしまったということですか

千景「さて、これが本番ならこんな風に休ませてはもらえないわよっ!」

若葉「再開だ、気を引き締めろっ!」

私は真っ直ぐに突っ込んできた千景ちゃんの鎌を剣の刃で受け滑らせるようにやり過ごすと大きく横に跳躍
同じように若葉ちゃんの攻撃を防いでいた『翠』もまた横に動いたことで、私達は一旦合流することが出来ました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/12(火) 04:55:44.86 ID:rUTy/md90<> 『翠』「人手足んない?」

翠「いいえ」

確かに、増援が欲しくないといえば嘘になります
しかしここで大蛇達を呼び出すのは違う気がします
そう、この戦いは2対2でも押されているというこの状況をどうにか打破することが大切

翠「やりましょう、私達で」

『翠』「だよね」

私達は剣を構え、若葉ちゃん千景ちゃんの攻撃に備えました

・・・

『翠』「はあぁぁっ!!!」

翠「おおぉぉっ!!!」

分断されないように、あるいは挟まれないように
なるべく横に並ぶことを意識して、私達は相手の攻撃を弾き、連撃を続けました

若葉「ふんっ!...そろそろ使うか」

千景「そうね、頃合いかしら」

突然私達の剣を受け止めさらに自分達の武器で上から押さえるようにしてきます
振り上げて脱するのはすぐには難しい、一度後退して仕切り直すのが早い
そう思い私と『翠』が後ろに跳躍すると


若葉「来い!『源義経』ッ!」

千景「来なさい!『七人御先』ッ!」


2人の姿が変わりました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/12(火) 04:56:49.23 ID:rUTy/md90<> 人間離れした高い身体能力を発揮し足場間の移動においては飛行にも劣らない切り札『源義経』
七人に分身し一人でも残っている限りは事実上決して倒されることのない切り札『七人御先』

若葉ちゃんと千景ちゃん、どうやらここからは本気のようです
本気を引き出せたことを喜んでいいのか悪いのか

翠「って、引き出せとは言われましたが相手のを引き出してどうするんですか!」

・・・

四方八方から攻めてくる若葉ちゃんの刀を必死で避けますが、段々と目で追えなくなってきて身に受けてしまうことも増えてきます
そしてならば距離をと動こうとすれば千景ちゃんが...否、千景ちゃん達が行く手を阻み逃げられません

『翠』「ぐぅっ...!」

翠「がっ...」

超スピードの攻撃を捌き周りの囲を突破...それは容易ではありません
それに身体能力が向上した若葉ちゃんはもちろん、千景ちゃんも単に七人に増えただけではなく若葉ちゃんほど大幅にではないにせよ身体能力は向上しています
つまり苦戦を強いられた2人組がより強くなって増えて帰ってきた感じです

『翠』「くっ...だったら!」

『翠』はなりふり構わず剣を地面に突き立てました


『光陰剣盾』


すると私達2人を囲むように四方に壁が出現します

『翠』「はぁ、はぁ...籠城作戦!」

翠「籠城...悪くはないでしょうけど、いずれ突破されるんじゃ」

現に壁をガンガンと叩く...というか削るような音が聞こえてきていました

『翠』「そ、だからこの壁にした、反響性の高い壁...」

反響性、それを聞いた瞬間私は『翠』の狙いに気付き、呆れ半分に面白そうだと乗り気半分な感情に
どうせここで乗らなければ勝ち目もほぼ無し、なら乗るしかありませんし <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/12(火) 04:57:59.34 ID:rUTy/md90<> 『私』「『私』は壁の維持を続ける、翠は壁に与えられた攻撃をなるべくフォニックゲインに変換して、足りないかもだから」

翠「変換出来る前提で聞いてくるんですね」

例えばその攻撃がエネルギーを込めたものだったりするのなら変換は簡単ですが、単なる衝撃、運動エネルギーを変換するのは結構骨が折れることだったり

『翠』「出来るでしょ」

でもまぁ、そんな風に言われたら

翠「当然」

やるしかないでしょう
私は剣を壁に軽く突き刺し、壁が受ける衝撃やエネルギーを剣に吸収させ始めます


『素戔嗚ノ陣』


そして私と『翠』は示し合わせたわけでもなく、それでも偶然か必然か、同時に歌い始めました


「Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el baral zizzl」


絶唱


「Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el zizzl」


反響と共に発生したフォニックゲインは増幅し、空間に満ちていきます
しかしこれはいわばフォニックゲインのコピーアンドペースト
繰り返せば劣化するそれは、あまり褒められた増幅のさせ方ではないとも言えます
しかし非効率であっても、人数が必要とされる決戦兵器を少人数で出来るようにする手と考えれば悪くはないかもしれません



翠『翠』「「ハァァァァァァァァッ!!!!!!!!」」



翠ちゃんコンマ下1
『翠』ちゃんコンマ下2

奇数 エクスドライブ
偶数 せいぜいS2CAレベル
ゾロ目 不発 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/12(火) 07:19:04.91 ID:vfCFqc9B0<> 最低でも不発以外 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/12(火) 09:11:17.93 ID:QZe5Tu3p0<> チェッキー! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/13(水) 00:37:23.73 ID:VdS7qGB90<> 壁は消え、虹色の竜巻が吹き荒れ
空に2人の影が舞いました


アメノムラクモ・エクスドライブモード

アメノムラクモ・エクスドライブモード


2つのXD、2つの奇跡
私達が手繰り寄せたそれは見上げる若葉ちゃんと千景ちゃんの2人と同じところまで駆け上がった証

翠「本当に、こうも簡単に...」

『翠』「いや、簡単ではなかったけどね」

翠「それは、そうですね」

さて、エクスドライブと切り札
互いのジョーカーはすでに場に出揃いました

翠「ここから反撃と行きましょう!」



どう戦う?安価下
(芽吹「あっちは随分と騒がしいわね...」

夏菜「こっちも大概...」

???「なんか試練用の星屑こっちにも来てるよメブー!助けてメブー!!」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/13(水) 00:51:40.05 ID:/SAWWi960<> 初手より奥義にて(ry
息のあったコンビネーション攻撃で徐々に二人を所定の位置に誘い込む
誘い込んだらありったけの『ディメンション・ソード』を全方位から叩き込む『ディメンション・ケージ』で一気に決める <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/13(水) 00:54:01.77 ID:4dUbqOG/0<> 八岐大蛇を召喚する <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/13(水) 09:20:11.30 ID:E0MKvjgsO<> 八岐大蛇をギアと合体させたメデューサモードに変身する <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/14(木) 04:04:17.17 ID:Ayq0ZAEfO<> ディメンションスラッシュとウルトラソードのどっちだ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/14(木) 09:20:55.82 ID:Pp5es6y10<> もはや正確な技名を覚えてる人は何人いるのだろうか
安価下 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/16(土) 03:06:27.36 ID:ylps2k3h0<> 相手は現在、私達を囲むようにして地上に1+7の計8人...私達はタイミングを合わせて横一文字に斬撃を飛ばします

翠「ハァッ!」

『翠』「やぁッ!」

そしてすぐさま私は降下
若葉ちゃんと千景ちゃん達はそれを躱し、接近してきた私にそれぞれ武器を振るいました

若葉「切り札を切ったか、だがそれでもまだ条件は同じッ!」

翠「どうでしょうッ!」

大型化させた剣の刃を横にしてそれらを受け止め私は再び空へ
通常ギアでは羽衣に頼っても高く上がるのに時間がかかりますが、羽が生えた今は瞬時に高度を上げられます

若葉「その程度で空を制したつもりか!千景!」

千景「わかったわ、行きなさいッ!」

千景ちゃん達がその場で鎌を上空に放り投げ、宙を舞った7つの鎌を足場にして若葉ちゃんが上へ上へと跳び、遂に私の元へ

若葉「捉えたぞッ!」

翠「いいえっ!」

私は刀を振り上げながら近付いてくる若葉ちゃんを見据え、剣で受け止め...

翠「羽衣ッ!!」


『天の岩戸』


若葉「なっ...!」

羽衣の盾を発動
盾で薙ぎ払うようにして若葉ちゃんを地面に弾き返します



千景「くっ、なら...」

『翠』「取らせないっ!はぁっ!!!」

千景「っ!?」

下の方では私の後に降下していた『翠』が素早く剣を振って斬撃を飛ばし、それぞれの鎌が千景ちゃん達の手に戻る前に弾いていました

『翠』「やぁッ!」

千景「っ...」

千景ちゃん達への連撃の合間に別方向に向かって飛ぶ新たな斬撃がさらに鎌を弾き、距離が大きく離れていきます

千景3「ここは私達がやるわ、その隙に」

千景7「えぇ」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/16(土) 03:07:00.69 ID:ylps2k3h0<> 翠「『翠』が相手出来てるのは3人、残り4人は...一目散に鎌を取りに行く、ですか」

それはまぁそうですよね、むしろ鎌無し...素手で『翠』の剣とやり合えてる千景ちゃん達の方は流石勇者って感じです
武器の有無くらいでは押し切れないと

翠「ですが...来てください、八岐大蛇ッ!」


『逆巻ク大蛇』


大蛇は呼ばないと言いましたね、あれは嘘です
それに八岐大蛇なのでセーフ

翠「力を貸してください」

空間を切り裂き呼び出したのはいつもの大蛇であって大蛇ではない、その進化...というか強化に近い状態らしいですが...の八岐大蛇
私が協力を仰ぐと八岐大蛇は8本の首と尻尾、そして胴体で私を包み込み


パァ...!


そのまま凝縮、エネルギー体となって私のギアに融合しました



メドゥーサモードの見た目安価下
(ギアが八岐大蛇モチーフに変化、八岐大蛇のいずれかの頭にそのままパイルダーオン等) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/16(土) 04:05:44.66 ID:J+RJBx8g0<> 顔の下半分がフェイスマスクで隠れてる
装甲に関しては上半身だけ増し増しなイメージ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/16(土) 04:22:20.45 ID:bLJbowbH0<> アメノムラクモを用いた攻撃に移動を鈍くする効果が付与され、刀身が鈍い紫に光る <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/17(日) 02:23:23.08 ID:RDxi0xlN0<> 形状は元のギアに比べ上半身の装甲がアーマーを着込むように大幅に増し、ヘッドギアから伸びたフェイスマスクが口元を覆います

今まではサポートに徹してくれていた大蛇を、ずっと側に感じるこの形態

翠「アメノムラクモのヤマタノオロチギア...あるいは」

もっと単純に、蛇との融合という点のみを考慮するなら

翠「...アメノムラクモ・メドゥーサモード」

手を前に突き出し剣を一本生成してみると、天叢雲剣と同義であるその剣の刀身は今のギアに合わせてか鈍い紫の光を灯しています

翠「ふっ...!」

私は今にも鎌に手を届かさんと走る千景ちゃん達に向けて一閃
増幅した紫の光がそのまま飛び出すように放たれ、斬撃波となって千景ちゃん達を捉えました

千景7「ぐっ...けれどまだ倒されてあげな...ッ!?」

攻撃を受けてもなおすぐに立て直し再び鎌を取りに向かおうとした千景ちゃん達
ですが何か驚いているようで

千景5「何を...」

千景4「身体が...思うように、動かない...!?」

千景6「重力操作かあるいは、ともかく面倒ね、そのバグ技は...」

4人の千景ちゃん達の動きはまるでスロー再生のように鈍く、重くなっています

八岐大蛇の石化の片鱗か、もしくは毒か...ともかくこの形態での剣の攻撃にはどうやら面白い効果があるようですね

翠「このまま押し切らせてもらいますッ!」

今の動きが鈍くなった千景ちゃん達なら私でも簡単に相手出来る、そう思い地面に降り立った私
するとそこに向かってきたのはさっき叩き落とした若葉ちゃんでした

若葉「ひーなたーッ!」

翠「ほぁっ!」


キィンッ...!


真正面からの神速にも達し得る突進しながらの振り下ろしを私は剣でガード
すると剣の刀身の紫の光が若葉ちゃんの刀の刀身を伝い若葉ちゃんを侵食していきます <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/17(日) 02:24:28.57 ID:RDxi0xlN0<> 若葉「くっ...触れれば侵される、か」

咄嗟に飛び退いた若葉ちゃんですが、『源義経』お得意の高速移動は今の侵食により封じられた様子
これは思わぬ収穫、嬉しい誤算でした

若葉「だがそれがどうした、すでに切り札を発動させた後の鈍重化ッ!」

そう言って刀を振るう若葉ちゃんの動きは通常時とほぼ同じ速さ...普段以上の素早さを鈍くさせたとして若葉ちゃんにとってはプラマイゼロということですか
鈍くなった千景ちゃん達を見るに明らかにプラマイゼロではないと思うんですが、果たして個人差か若葉ちゃんの鍛錬故か

翠「だとしてもッ!今の私は1人じゃありませんッ!!」

私は剣を大型化させ、若葉ちゃんの刀を受け止めそのまま押し、後退させます
装甲が増したことで腕力が向上したのか、苦戦することなく押せていました

若葉「八岐大蛇か、それでも!」

翠「だけじゃ!」

私はより一層腕に力を込め、遂に若葉ちゃんに足をもつれさせます
そして私が横にズレた瞬間


『翠』「ないッ!!!」


私の背後から飛んできた『翠』がキックを喰らわせました

若葉「ぐぅっ...!」

蹴り飛ばされた若葉ちゃんの着地点
そこには私が動きを鈍らせた千景ちゃん達、さらに『翠』が押し切った千景ちゃん達が揃っています

翠「『翠』!」

『翠』「わかった!」

どうにか相手を一か所に纏められた今しかチャンスはありません
私達はそれぞれ若葉ちゃんと千景ちゃん達のいる場所を全方位囲むように旋回しつつ剣を振り回し斬撃『ディメンション・スラッシュ』を空中に置き待機させていきました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/17(日) 02:24:57.87 ID:RDxi0xlN0<> それは原理としては『神剣・罪切ノ太刀』と『ディメンション・スラッシュ』の合わせ技
斬撃の檻で閉じ込める必殺の

翠「これで!」

『翠』「最後の!」


翠『翠』「「セイヤーッ!!!!!!!!」」


そして斬撃は動き出し


『ディメンション・ケージ』



翠ちゃんコンマ下1
『翠』ちゃんコンマ下2
若葉ちゃんコンマ下3
千景ちゃんコンマ下4
(翠ちゃんと『翠』ちゃん、若葉ちゃんと千景ちゃんはそれぞれセットです)
(セットでのコンマの合計値が大きい方が勝ちですが、合計値がゾロ目だった場合相手のセットでの合計値より数値が低くても勝ちになります(2人のうちどちらかのみゾロ目という場合、ゾロ目同士でも合計したらゾロ目ではないという場合は無効))
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分けです)
(なお勝ち負け問わず戦闘はここで終わりです) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/17(日) 02:44:18.60 ID:1CLCgSKD0<> はいよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/17(日) 03:01:14.65 ID:u0npUackO<> 勇者パーンチ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/17(日) 03:25:44.02 ID:Mycgk4p6O<> 勝ったなガハハ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/17(日) 04:05:29.31 ID:1CLCgSKD0<> もういっちょ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/17(日) 17:36:10.22 ID:Mycgk4p6O<> よく見たら負けてるじゃねえか! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/18(月) 01:35:39.89 ID:q1v0M2Sx0<> マジだ、勇者組が合計値でゾロ目出してる…
このスレのコンマ運おかしくない? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/18(月) 02:25:41.17 ID:UwWbhH6B0<> ***
翠ちゃんズ
60+65=125

勇者チーム
02+31=33(ゾロ目)

YOU LOSE<パイン!
***

若葉ちゃんと千景ちゃん達がいる場所を中心に、周りの景色360°に渡り縦に、横に、斜めに...モザイク画や歯抜けのパズルのように空間が次々とズレていき


ズッ...


元の位置に戻っていきます

翠「はぁ、はぁ...」

『翠』「今ので、どうよ...」

疲労からか私達のギアも解除され、地面に片膝をついていました
出来れば今の技で倒せていればいいんですが

元に戻った空間の中心、そこに倒れていたのは勇者服が解除された若葉ちゃんと辛うじて切り札自体は保っている千景ちゃん達
千景ちゃん達の数はひぃふぅみぃ...

翠「ッ!2人足りな」


千景「ストップ」


その時、首筋に鋭い刃が突き付けられます
刃が当たらぬようゆっくり振り向くと、そこに居たのはやはり鎌を構える千景ちゃん


園子「そこまで!」


園子ちゃんのジャッジで終わったこの対決、結果は勇者チームの勝利でした <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/18(月) 02:26:44.66 ID:UwWbhH6B0<> ・・・

園子「わかちゃんは倒せたけどりんりん達は両方ともギア解除してたからね」

千景「最後の合体技、あそこで私7人を同時に残らず倒しきれなかったのが貴女達の敗因よ」

対決も終わり若葉ちゃんも目を覚ましたところで反省会
最後、私の背後にいた千景ちゃん...あれは『ディメンション・ケージ』の際に1つ1つの『ディメンション・スラッシュ』がランダムな配置だった所為で7人それぞれへのトドメに若干の差が生じ、1人目が倒された瞬間『ディメンション・ケージ』の範囲外に出現した8人目、もとい新たな7人目だったそうです

千景「とはいえあれでも私も体力的には限界ギリギリ、もしあそこで蒼井さんを倒してもギアを纏い直した『蒼井』さんが向かってきたら倒されていたでしょうね」

若葉「そうなってしまえば私も倒されていたあの状況ではこちらの勝ち目は薄いな...逃げ場を防ぐというのはいい手だったと思うぞ」

『翠』「まぁさっきはギアを纏い直すほどの余裕もなかったからどうせ無理だし実際の戦いだったら『私』的には翠が首斬られた時点で負けだし...せめてそうなったら自力で急所外してよ?アスクレピれなくなるから」

千景「別に私だって乃木さんが倒されてもいいと思っているわけではないのだけれど」

首斬られる時の急所外し...練習あるのみ...したくはないですねぇ
というかそんな状況になりたくないですねぇ

若葉「千景の場合その台詞は私にダメージが来るからもうこの話はやめにしないか」

千景「どちらの意味かしら」

若葉「千景」

千景「いいじゃない、赦してくれたのでしょう?それに本心よ、今となっては遅過ぎるけれど」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/18(月) 02:27:20.27 ID:UwWbhH6B0<> しかし結果的には負けてしまいましたが、終わってしまえば有意義な対戦だったのではないでしょうか
多数のリディアン生徒や70億の絶唱等に頼らないエクスドライブモードに、大蛇...八岐大蛇と力を合わせた新たな形態も土壇場とはいえ発動させられましたし
少なくとも切り札を使った状態の若葉ちゃんを倒せる程度の技も作れましたし

『翠』「そういえば夏菜達どうなったかな」



夏菜さんズ成長率コンマ下1
(2桁判定)
(高ければ高いほどレベリング成功)
(00は100扱い)

夏菜さんズの試練で何か特筆すべきこと起きた?安価下2以降
(特になければ単なる修行) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/18(月) 02:35:07.03 ID:YvN60tO5O<> よいしょ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/18(月) 02:58:59.24 ID:q1v0M2Sx0<> コンマ運ェ…

フライトユニットだけじゃなくハンマーを使った移動法を思いつく
後は芽吹ちゃんの技を借りたり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/18(月) 03:10:22.42 ID:7vb84h+LO<> おまけの方に雀らしき人物いるのがただのギャグじゃないならワンチャン他の防人の力も?
芽吹は防人のリーダーだしその辺拡張性高そう <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/19(火) 02:23:50.09 ID:SIQIpb3b0<> ・・・

芽吹「すみません、私の力不足です

夏菜「いえそんな、こっちこそ上手くやれなくて...」

『夏菜』「それに結果的には色々出来ることも増えましたし...」


夏菜さん達の方に目を向けてみると、どうにも良くない空気になっていました

翠「あれは一体...」

園子「めぶーとかにゃにゃん達はそもそも武器も戦闘スタイルも結構違ってるからね〜、あんまり成長しなかったみたいなんよ」

『翠』「なるほどね...それを言ったら『私』と千景ちゃんも同じじゃないけど」

千景「斬るという点では似たようなものよ」

そんな話をしていると、ちょうど夏菜さん達と芽吹ちゃんもこちらに合流してきました

『夏菜』「翠さん!来てたんですね!」

翠「えぇまぁ」

ナチュラルに隣に座ってきますね...流石にこうまで露骨に笑顔で近付かれると、少なくとも嫌われてはなさそうだなというくらいのことは自覚が出てきます

夏菜「またそうやって...っと、それよりさっきこっちの方で派手にやってたのはやはりそういうことでしたか」

『翠』「負けちゃったけどね、ツーマンセルで...そっちはどう?」

夏菜「フライユニット頼りの移動だとそこを狙われた時に困るとよくわかったので、代わりの足になる方法とか模索したりですかね」

代わりの、つまりフライユニット以外の方法で空を飛ぶ、ということでしょうか
私や『翠』の場合では羽衣やエクスドライブモードの時の羽がそれに当たりますが

翠「どんなのなんです?」

『夏菜』「武器の槌...ハンマーに機能を付与させたり機動性を持たせたりですね、今までアームドギアの形状変化は叩く面の形やハンマーそのものの大きさにばかり目を向けていましたから」

夏菜「その辺はまたおいおい見せますよ多分」

今見せてくれてもいいんですが
まぁ取っておきたいとっておきなのでしょう <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/19(火) 02:24:57.22 ID:SIQIpb3b0<> 芽吹「それに、申し訳程度ですが私達の武技も...といってもそれを彼女達の戦闘スタイルに落とし込むのに苦労しているのもありますが」

翠「芽吹ちゃんの技を借りる、ですか...その辺は私達もやってますしね」

千景「勝手に、だけど」

...ん?今芽吹ちゃん、私『達』って言いました?

翠「芽吹ちゃん以外の技もって...誰の技なんです?」

芽吹「当然、私の仲間よ」

『翠』「待って待って話が見えない、芽吹ちゃんの仲間っていうのはまぁそういうことなんだろうけど...え?そういうこと?」

夏菜「そういうことですね」

...まさか夏菜さん達...他の防人の人達の力まで...?

園子「めぶーは団体のリーダーっていう肩書きがあるからねぇ」

『翠』「おぉう...」

翠「...若葉ちゃん!若葉ちゃんもリーダーですよね!?」

若葉「集団のリーダーなのではなく複数人いる中でのリーダーだからな」

翠「何が違うのかわかりませんけど!?」

千景「ま、勇者と防人の違い程度に思っておくことよ、どうしてもなら乃木さん以外の勇者とも繋がりを得ることね」

むぅ...防人だって最終的には勇者扱いだったはずなのに...言わんとすることはわかりますけど...

・・・

ひと段落ついたところで、私達はそれぞれ若葉ちゃん達とわかれて一旦表に戻ることに
一日中寝っぱなしは心配される可能性と堕落の極み過ぎて怒られる可能性を同時に含む危険な行為ですからね

翠「ふぁ〜あ...もう昼...じゃなくて夕方!?」

もう一日中寝っぱなしになってるじゃないですか!



記念品の花から贈り物コンマ下1
奇数 何かしらある
偶数 そんなものはない

贈り物どんなもの?安価下2以降
(???「芽吹さんが力を貸すだけのことはあって、中々見所のある方々でしたわね」

???「うん...きっと何かきっかけさえあればもっと強くなれる...」

???「そんなことよりもっと逃げ方を考えかながら動いた方がいいと思うけどなー、ずっと突っ込んでいってて見ててひやひやしたよ」

???「嘘つけ!オメェはそもそも関係ねえくせに逃げ回っててロクに見てなかっただろうが!」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/19(火) 02:47:18.20 ID:/5/iZzGZ0<> デレてほしいなあ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/19(火) 02:50:41.16 ID:/5/iZzGZ0<> 最近のコンマ運酷くない…? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/19(火) 03:27:01.76 ID:SIQIpb3b0<> ・・・

翠「今日は玉手箱の欠片を調べます」

『翠』「朝からどったの」

若葉ちゃん達との対決ももう昨日のこと
今日は昨日一日潰してしまった分を取り戻す勢いで時間のかかることを朝から始めたいと思います

翠「いいですか...『時間操作』はまず間違いなく使えるようになれば便利です」

『翠』「だろうね」

翠「浪漫もあります」

『翠』「あるね」

翠「5期、あるいはその前後の展開が来るであろう今後において必要にならないとも限りません」

『翠』「うんうん」

翠「そして何より!」

私は大きく深呼吸し、最後の、そして最も重要な理由を

翠「私達の身に起きた謎の時間逆行現象についても、わかるかもしれません」

それを言うと、寝起き感の抜けなかった『翠』も流石に真面目な顔つきになりました

『翠』「単なる興味本位じゃないからね、『私』達の場合は」

翠「そうです、たった2度...しかし明確な条件すらわかっていない現象に対して無策のままではいけません」

これまではどちらも私や『翠』を死の運命から救うようなタイミングで起きましたが、次もそうとは限りません
それにアダムさんとの戦いの時は私が死んでもなお起こらなかった...フォークを使っていたからという可能性を加味したとしても私達の死がトリガーというのは想像の域を達しません

翠「なのでせめてわからないにしても自由に扱えるよう、ギア加工くらいはしたいと思っています」

『翠』「それがいいと思う、欠片のままだといつ誰が触るかもわかんないけど、マイクユニットに包まれてれば最悪暴走でもしない限りは大丈夫でしょ」

というわけで、調べてみますか
といっても大まかな正体はわかっていますし、起動状態か否かについてや詳しい仕組みがメインですが



コンマ下1
奇数 起動状態
偶数 停止状態

仕組みについて安価下2以降
(単なる哲学兵装の類か、あるいは) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/19(火) 03:32:13.33 ID:4mvLVIsmO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/19(火) 03:55:41.34 ID:QuBoZVOQO<> あらゆる願いを叶えられると言えるほどに無数の聖遺物が混ざって相互に反応している、とか <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/20(水) 01:31:36.65 ID:i1/DaCuk0<> 毎度の如く女神様に機材と場所を借りてししょー達にバレないように調べてみましたが
どうも欠片になっても一応は起動状態を保っているようです

翠「そもそも起動しているからこそ魚人達は消えた...封印されたってことですしね」

『翠』「ただ封印の仕方が箱を開けてから閉める、とかだともう閉めようがないから...封印された魚人達って今どうなってんだろう」

翠「きっと竜宮城と一緒に別次元とかに帰ってますよ」

多分、恐らく
ちょっとそこは深く追求するのは怖いのでやめておきたいです

翠「で、コレの正体が何なのか、単なる木箱に哲学兵装の概念が付与したのかと思いきや...よくよく調べてみるとどうももっととんでもないものっぽいですよ」

『翠』「と言うと?」

翠「木材のように変換されてますが、無数の異なる物質が融合と合成によって1つになっています、それもその物質一つ一つが恐らく聖遺物...」

聖遺物は聖遺物として認識された瞬間からそのものが特殊な波を発している場合が多く、それがギア加工され起動するとアウフヴァッヘン波形に転じたりするわけですが...この欠片はそれが何種類も計測出来ました
数えきれないくらい、むしろ計測出来たのも一部でしかないと思われます

翠「いくつかは何の聖遺物か特定出来そうなのもありましたが、聖遺物同士が相互に反応し合っているので完全に分けて計測するのは私では力不足です」

『翠』「同時併用してる時のギアみたいな感じ?」

翠「それのもっと多い版って言えば分かりやすいですかね...でもこれで何故願いを叶える、なんていうトンデモな特性があるのかわかった気がします」

無数の聖遺物が合わさっている玉手箱
さらに聖遺物同士は反発することなく反応し合っている
ということは

翠「誰が玉手箱に触れたとしてもこの無数の聖遺物のうちどれかしらが適合して起動し、どんな願いに対してもこのどれかしらがそれを叶えられる特性を持っていた...聖遺物同士は相互に反応しているから使用者がどれに適合しようと目的の、願いを叶えられる特性を持つ聖遺物の起動に辿り着く...そんなところでしょう」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/20(水) 01:32:02.27 ID:i1/DaCuk0<> あるいはそんな偶然が重なった結果どんな願いも叶えられるのでは、ということになり、それが哲学兵装となって構成する聖遺物に働きかけられたか...逆の可能性もありますから、卵が先か鶏が先かって話になりますが

『翠』「なるほど...それ相当危険なやつなんじゃ」

翠「ギアを十数個纏めて持ってる私達もそう変わらないですよ」

『翠』「規模とか色々違うんじゃ...」

まぁそんなことより!中々に使い勝手が良さそうなことには変わりありません
起動状態を保っている、すなわち効力は消えていないということ
今のうちにギア加工しいつでも使えるように出来れば



ギア加工コンマ下
ゾロ目以外 成功
ゾロ目 失敗 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/20(水) 02:40:18.93 ID:0SzSMeLL0<> マジでやるのか <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/20(水) 03:04:48.80 ID:i1/DaCuk0<> ・・・

翠「まぁギア加工なんて慣れたものですよ」

『翠』「これで非公式のギアは2個目...」

玉手箱の欠片は無事ギアペンダントに変わり、少なくともこれで元々の玉手箱が箱を開けた瞬間に使用者の願いを叶えてしまったように触れただけで何らかの現象が発生してしまう、ということは避けられたでしょう
私は機材から完成したギアペンダントを取り外しました

翠「ッ...!」

その時、やはりこの便利な身体は適合したのか胸の歌...ギアの聖詠に当たるものが湧き上がってきます
ですが、いつもと違ってる点が一つ

翠「うっ...これ...!」

『翠』「ど、どうしたの翠っ!」

翠「聖詠が...多い...!」

無数の聖遺物の融合、合成によって成り立っている玉手箱
それ故か同じく無数の聖詠が同時に湧き上がり、胸の鼓動は早く脳も悲鳴を上げていました
あまりの苦しさに思わずギアペンダントを机の上に放ってしまいます

翠「うぅっ...吐きそう...」

これは慣らしておかないと、いざという時に制御どころか纏えるかもわかりませんね
使う用途に合わせて聖詠を選択する形を取った方がいいかもしれません
もっともそれが簡単なこととは思ってませんが...



何かする?安価下
(特になければ南極調査開始) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/20(水) 12:20:29.63 ID:m/3ObN/00<> なし いざ行かんXV <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/20(水) 17:01:20.68 ID:wxe84ZYqO<> 最後に夏菜ちゃんに砲剣を使わせてみたい(今は亡きメヌエットが使ってた奴) <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/21(木) 01:48:37.99 ID:atCro44/0<> ・・・

メヌエット《少しいい?》

翠「ん、メヌエットさん?」

メヌエットさんからの念話なんて珍し...くはないですね、最近は
しかしこんな風に積極的に話しかけてきてくれるのは嬉しいので全然問題ありません
してどんな要件でしょう

メヌエット《夏菜達のことを聞いたのだけれど、銃剣使いに稽古してもらっているって》

翠《あー、ですね》

芽吹ちゃん達防人の装備といえば銃剣です
隊員によっては盾メインだったりもしますが

メヌエット《それで、私の武器が役に立てばと》

翠《メヌエットさんの...って、あの砲剣ですか》

メヌエットさんが生前使っていた武器は砲剣...ビーム砲を撃てるやつでした
確かに銃剣と近いですし、案外芽吹ちゃんの指導にも合うかもしれません

翠《良いんですか?》

メヌエット《使われないよりは、使ってもらった方がいい》

・・・

翠「というわけなんです」

夏菜「なるほど...?とりあえずご厚意には甘えさせてもらえればと...」

話が早いことはいいことですね
早速シミュレーションルームを借りてっと



コンマ下
奇数 バッチリ使いこなせそう
偶数 癖はあるけど使えなくもない
ゾロ目 振り回され気味で合わない
(ゾロ目以外の場合XV再開時から夏菜さんズの装備に加わります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/21(木) 01:57:08.19 ID:S6+yV9Gn0<> きええーい! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/21(木) 02:22:42.71 ID:atCro44/0<> ・・・

そんな風に過ごしているうちに1週間が過ぎ
現在私達装者メンバーは(本来臨時メンバーである夢姫ちゃんや『凜音』ちゃん、ネロさんを除き)全員揃って南極の空を飛ぶヘリの中にいました

エルフナイン『ボストーク氷底湖内のエネルギー反応飛躍!数値の上昇止まりません!』

弦十郎『来るか...総員!棺の浮上に備えるんだ!』

棺っててっきり調査しながら掘り起こすものとばかり思ってましたが
あっちから勝手に出てくるんですね

響「寒〜い!しばれる〜!」

いつでも紐なしバンジー式の出動が出来るようヘリのドアを開けた響さんが思わず腕をさすりながら率直な感想を述べてきます
そりゃ寒いでしょうね...南極ですからね...特にいつもより厚着が許されてるわけでもなくいつも通りのS.O.N.G.制服ですし
おまけに天気は雪...空も分厚い雲に覆われて太陽光の恩恵にも預かれません

響「どこの誰だよ〜南半球は夏真っ盛りとか言ってたのは〜!」

切歌「デデデデース...」

お日様コンビもこの通り

クリス「夏だって寒いのが結局南極だ、ギアを纏えば断熱フィールドでこのくらい...」


ゴォッ!!!


次の瞬間、真下の氷を突き破り極太の真っ赤なエネルギー波が噴射されました
そのまま真上に突き抜けたそれは雲を貫きお日様がこんにちわ...何ですかあの威力 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/21(木) 02:23:36.88 ID:atCro44/0<> 翠「棺って話はどこに行ったんですか...?」

『翠』「く、車椅子が変形して歩行モードになる時代、棺がビーム撃っても不思議は...」

夏菜「あの棺、先史文明期かそれ以前の物なんですけど」

『翠』「じゃあその時代の流行」

そんな流行があってたまりますかぁ!

未来「そんなことより皆!」

マリア「いつだって想定外など想定内!行くわよッ!」

私達は素早くヘリから飛び降り、滞空時間内に終わるように聖詠を始めます



翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下2
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/21(木) 02:29:42.76 ID:ZjQBoSQrO<> ギア結構増えたね

1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/21(木) 02:43:14.17 ID:gHj4EsZQO<> まだ制御出来てない玉手箱が入ってないのは仕方ないよね
1 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/21(木) 03:17:57.64 ID:atCro44/0<> 「「Imyuteus amenomurakumo tron」」


私と『翠』は私達にとっての基本形態的存在のアメノムラクモを選択
ギア纏いながら重力に身を任せて落ちていきます
下ではさっきエネルギー波を撃ってきた棺の本体が氷を突き破ってその全貌を見せていましたが...丸い巨体に大きく平たい腕、口のような場所もあり

翠「南極だけにペンギン?」

クリス「あれペンギンに見えるか?」

あれ?見えません?
とにかくそのペンギン型(と私には見えました)の棺が落ちてくる私達を払おうと腕を振りかぶってきました

響「乗り越えたな〜らッ!!!」

それを迎え撃つのは絶賛歌唱中の響さん
歌詞のキリがいいところに合わせて拳を突き出します

マリア「互角!?」

響さんと棺がぶつかり合う間に私達は次々と南極大陸に着地

『夏菜』「だったら...〜♪...さらにひと押しッ!!」

響さんがその場を飛び退いたところで『夏菜』さんの砲剣から放たれるビームが棺に襲いかかりました
咄嗟のハミングからの一撃、もうすでに使いこなせてそうですね

『翠』「でもダメージ入ってる様子はないよ!」

マリア「それでも、気持ちは負けていないッ!!!」

響さんと『夏菜』さんが合流したのを見計らい棺は再び口からエネルギー波を、それも私達に向けて放ってきます
私達が跳び退いた後にエネルギー波が通った南極の地面は爆発、そして

クリス「なんだよ、あのデタラメは!?」

そこから何本もの光の柱が登ったと思えば、それらが結晶化し始めました

翠「何ですかあの結晶の柱!氷ならまだわかるとしても!」

『翠』「調査も理解も後!今は集中して!」

翼「散会しつつ距離を詰めろ!観測基地には近付けるな!」



どう戦う?安価下
(ロンゴミニアドギアと玉手箱ギアは非公式なので出動の際は緊急時等の場合を除き現在は使用不可とします) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/21(木) 03:59:33.71 ID:S6+yV9Gn0<> 翠ちゃん、新技を思い付く
大剣召喚→フォニックゲインを十分溜めてから相手に向かってブン投げて大爆発を起こさせる!(元ネタはナイス溜めて放つアレ)

技名は…【衝破ノ球】で <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/21(木) 16:55:18.98 ID:kNylFdtTO<> ハンマーがぶっ壊れたので夏菜ちゃん勇者ギア初使用
低空飛行で慣性をつけてから『炎陽の剣撃』 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/22(金) 03:16:24.10 ID:X1mGNRlD0<> 切歌調「「はぁぁっ!!」」


『α式 百輪廻』

『切・呪リeッTぉ』


最初から出し惜しみなく放たれた切歌さん調さんのいくつもの鎌の刃と丸鋸
しかし棺はその巨体に似合わぬ軽やかさなバク転でそれらを避けます

響「こーたえーっ!本当の意味をっ!知ーるためにッ!!」

すかさず跳躍し距離を詰めた響さんが棺のボディに手のひらを当て、一気に地面に叩き落しました

クリス「はっ!!」

未来「やぁっ!!」


『MEGA DETH PAPTY』

『追憶』


第二波とばかりに放たれる無数のミサイルと巨大な円盤
棺に当たった瞬間ミサイルは爆発し、煙で棺が見えなくなります

クリス「やったか!」

あっ...

そして煙の中からエネルギーを溜めた状態で姿を現わす棺

クリス「効かねえのかよ!」

翠「さっきの台詞はフラグですって!」

未来さんが神獣鏡のギアのイオノクラフトによる飛行能力でその場を離れるのを確認しつつ、私は後ろからクリスさんを抱えて同様に棺の正面から外れるように飛びました
直後、さっきまでクリスさんと未来さんがいたところにはやはりエネルギー波が走り、いくつかの結晶の柱が

緒川『接近する対象を苛烈に排撃、こんなものを果たして棺と呼ぶべきでしょうか』

弦十郎『攻撃ではなく防衛、不埒な盗掘者を寄せ付けない為の機能だとしたら、どうしようもなく棺と言うよりも他あるまい』

だったら掘り起こすのやめにしませんかね...って、もう手遅れですか
私は次に備えて剣を巨大化させ、そこにフォニックゲインを流し込み始めます <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/22(金) 03:17:25.80 ID:X1mGNRlD0<> 『翠』「っ、何か棺にトゲ生えてきたよ!?」

『翠』の言う通り棺の全身に新たにトゲがいくつも生え、そしてそれらが一度に発射されました

翠「ミサイル...いえ、あれは一つ一つが小型の遣い!」

トゲは空中でYの字の形に変形し、ドローンとなって飛び回りながらビームを放ってきます

『夏菜』「こんなものぉ!」

今度は砲剣ではなくハンマーを取り出した『夏菜』さん
ブンブンと頭上で振り回しながらそのハンマーを巨大化させ

『夏菜』「一気に叩くッ!!!」

フルスイングしながらドローンをほとんど一掃しました

『夏菜』「ッ...槌が!」

しかしドローン一つ一つの爆発は強く、ハンマーには大きくヒビが入ってしまい討ち漏らしが

翼「ならば行く道をッ!」


『千ノ落涙』


その討ち漏らしも翼さんがすぐさまカバー
ドローンは一つ残らず破壊され、棺への道が開かれます

響「うおおおぉぉぉ!!!」

マリア「はあああぁぁぁ!!!」

そこを突っ走るのは響さんとマリアさん

響「最速で!最短でッ!」

マリア「真っ直ぐに!一直線にッ!」

響マリア「「 はぁぁぁぁっ!!!!!」」

2人はそれぞれ腕の装甲を巨大化、回転させ、ドリル状にして棺をぶん殴りました


ピシッ...パリンッ!


そしてその攻撃は棺の胸元にはめられていた宝石のような場所を砕き、棺本体も大きく後ろによろめきます <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/22(金) 03:17:58.42 ID:X1mGNRlD0<> 翠「っ」

だとしても、これでもダメなのか、棺の目が怪しく光りました
体勢を整えながら棺は響さんとマリアさんに向けて腕を振るおうと...

『翠』「させるかぁっ!!!」


『ウルトラソード』


その腕を受け止める『翠』の巨大な剣
響さんとマリアさんは地面で待機していた切歌さんと調さんに着地とともに受け止められ離脱

翠「私もッ!」

そろそろフォニックゲインも十分でしょう
私は手に握っていた巨大な剣を棺に向けてぶん投げます
その剣は回転しながら光に包まれ、球体のようになって真っ直ぐに
これぞナイスダm...じゃなくて


『衝波ノ球』


棺にぶつかると大きな爆発を起こしました
その隙に『翠』も離脱、これで倒せてればいいんですが <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/22(金) 03:18:27.49 ID:X1mGNRlD0<> クリス「来るぞっ!」

残念ながら棺は健在
響さんとマリアさんが破壊した宝石、そしてそこに追撃した私の攻撃によって胴体に大きなヒビを入れつつも、こちらを向き立ち上がろうとしています

『夏菜』「立たせませんッ!借ります、楠さんッ!!」

その時、戦場にナズナの葉が舞いました


擬似ミョルニル・勇者(防人)ギア


擬似ギアは芽吹ちゃんの防人礼装を思わせるものへと変化し、武器もハンマーでも砲剣でもなく銃剣となっています
その姿はもはや単なる防人ではなく勇者そのもの...いえ、最終的に勇者と認められていた経緯もあるので実際あのギアは勇者相当の力を兼ね備えているかもしれませんが

『夏菜』「はぁぁっ!!!」

背負ったフライユニットのエンジンを吹かせながら低空飛行で棺の元へ飛んだ『夏菜』さん
そのまま慣性を利用して思いっきり銃剣を振るいました


『炎陽の剣撃』


装者チームコンマ下1
棺コンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け続行です)
(ちなみに装者が負け=本編の流れなので一時昏睡状態に陥ります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/22(金) 03:19:56.19 ID:BN2ds3nh0<> 勇者パアァァンチ!! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/22(金) 03:21:33.42 ID:Zg+U6oFWO<> ここ最近コンマ運無さすぎない?気のせい? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/22(金) 04:37:51.19 ID:X1mGNRlD0<> 棺は再びよろめき、大きく後ろ向きに倒れていきます
これなら...

『夏菜』「!これでも届かない!?」

棺は顔の部分だけをぐりんと動かし、ノーモーションでエネルギー波を放ちました
まさか、あちらもずっとエネルギーを溜め続けていた...!?

翠「クリスさんは皆さんをッ!」

クリス「っ、おう!」

クリスさんのリフレクターであればこちらにいる全員をあのエネルギー波から守ることは不可能ではないでしょう、幸いにも先ほど棺に向かっていった『夏菜』さんを除く全員が一箇所に集まっていますし

翠「切り札ッ!」

しかし逆に言えばあのままだと『夏菜』さんだけが直撃をま逃れません
私は走り出しながら勇者ギアを通り越し直接勇者ギアの切り札状態...『源義経』の力を引き出し、地面を蹴って超スピードで『夏菜』さんの前に割り込み

翠クリス「「間に合えええぇぇぇっ!!!」」

クリスさんはリフレクター、私は羽衣を展開します
次の瞬間、視界はエネルギー波の赤色に染まり...


ドッ...!!!



藤尭『リフレクターと羽衣でそれぞれダメージの軽減を確認!』

友里『棺からの砲撃、解析完了!マイナス5100℃の指向性エネルギー波...って、何よこれ!?』

エルフナイン『埒外物理学による...世界法則への干渉...こんなの現在のギア搭載フィールドでは何度も凌げません!』



動けない...
身体のあちこちが結晶で覆われ、身動きが完全に取れなくなってしまっています
そしてぎりぎりギアの断熱フィールドによって低体温症やなんかは防げているようですが、いかんせん南極、それも天気は雪
そして所々...顔やなんかは丸出しなわけで

寒い...


コンマ下
奇数 昏睡してる時こそ役立つ深層世界
偶数 戦闘再開までゆっくりお休み
ゾロ目 翠ちゃんズは幽霊その他を引きつける体質なのです(強調) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/22(金) 04:40:31.31 ID:BN2ds3nh0<> 動け <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/22(金) 21:31:38.68 ID:X1mGNRlD0<> ・・・

翠「...はっ!」

気がつくと、私の意識は深層世界まで飛ばされていました
こうなったということは...表の世界で熟睡か気絶か昏睡か、とにかく気を失っているということでしょうか

翔子「おや、起きましたか」

奏「気ぃ失ってんのに起きたってのも変な話だけどなー」

セレナ「でも意識がここでも他の深層世界にもいない場合ってつまりどういう状態なのかな」

メヌエット「何も感じられない人形...という感じ?」

翔子「復活出来る可能性を残したままで生でも死でもなく魂の停止状態とか...まぁ余程のことがなければここで起きないのはただぼーっとしてるのと変わりませんよ」

この声...やはりここは深層世界、それも若葉ちゃん達がいる方ではなく翔子さん達がいる方の
もっと言えばちゃぶ台がある方の...

翠「ってコタツ!?」

翔子「寒いんですもん」

『翠』「相変わらず何でもアリだねここは...」

翠「いたんですか『翠』...」



何かする?安価下
(昏睡状態が治るまで表には戻れません)
(特になければ昏睡状態が治るか否かコンマ判定) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/23(土) 00:24:50.28 ID:R3gGVxoM0<> 代わりで奏に出て貰う <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/23(土) 01:10:11.68 ID:R3gGVxoM0<> 取引で次のライブは奏がやることになる <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/23(土) 03:33:29.32 ID:bVPC3vwi0<> 翔子「まーまーいいですからいいですから、とりあえずコタツでゆっくり休んで」

立ち話も、ということでコタツに入れてもらった、というか半ば強引に突っ込まれた私と『翠』
外ではどうやら私達装者が全員身動き取れなくされてから棺も活動を停止しているようですが、かといってここでぬくぬく...じゃなくて、ダラダラしている場合じゃありません
...言い直してもあんまり変わりませんね

『翠』「でもあれししょーの言うように防衛してるだけなんだったら、手を出さなければ平気なんじゃない?」

翠「棺の正確な活動停止条件がわからない今、楽観視は出来ません」

セレナ「それにそもそも最初のエネルギー波はこちらが手を出す前...そもそも近寄ったこと自体がダメだった可能性もありますけど」

奏「まぁどんだけ考えたところで答え合せでもしないとわかんないよね」

そうです、それに近くにはまだ観測基地の人達もいるはず
気を失いつつもギア解除には至っていない私達はともかく、生身の一般人が襲われたら

翠「早く戻らないと...っ!?」

『翠』「翠!?」

メヌエット「姉さんっ!」

やはりこんなことしてる場合じゃありません、そう思いコタツから出ようとした私は身体に思うように力が入らずよろけてしまいました
駆け寄ってくれた『翠』とメヌエットさんのおかげで倒れずに済みましたが、これは一体... <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/23(土) 03:34:14.05 ID:bVPC3vwi0<> 翔子「切り札の副作用、精神の極度の疲労...ただでさえ大技を行った直後にしかも通常の勇者ギアを挟まず直接使用、魂がむき出しのこの空間ではそれが顕著に現れて当然です」

『翠』「だから休めって言ってたの...」

翔子「そういうことです、大技使用のみの『翠』さんですらかなりの消耗なのに無茶が過ぎます」

翠「そんな...他の皆さんはいつ気が付くかもわからないのに...」

私や『翠』は今こうして気が付いているため目を覚ませる可能性は他の皆さんより高いはず、なのに動けないなんてそんなの...


奏「...だったら、アタシが行ってやろうか?」


その時、よっこらせとコタツから出てきたのは奏さん
それって、代わりに行ってくれるってことですか...?

奏「身体の疲労はともかく魂の疲労は、他のやつが行くなら関係ないよね?」

翔子「まぁ、そうですね」

『翠』「で、でも内輪でならともかく実践で死人組に出てもらうのは色々と問題があるというか怒られそうなんだけど...いやそんなこと言ってる場合じゃなさ過ぎるのはわかってるんだけど」

セレナ「死人組って...もう少しマシな名前お願いしたいなぁ」

翠「いえ、私からもお願いします...このままここで回復を待つより絶対!」

奏「ん、でもまぁ『翠』の言うこともわからんでもないしなぁ」

翠「お願いしますッ!」

私がそう頭を下げると、奏さんは少し楽しそうにニヤッと笑い

奏「どうしても?」

翠「どうしても!」

奏「何でもする?」

翠「何でもしますかr...ん?」

何でしょうこの、遊ばれてる感というか乗せられてる感というか <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/23(土) 03:34:45.02 ID:bVPC3vwi0<> 奏「しょうがないなー!だったら条件付きでやってやるよー!」

か、奏さん...まさか最初からそのつもりで...

奏「次のライブん時、アタシにやらしてくんない?それで取引でどうよ」

翠「ら、ライブ、ですか?」

まぁそのくらいなら...というかライブやりたかったんですか?

奏「アタシもそれなりにアイドル楽しんでたからね」

翠「...わかりました、必ず」

こっそりならともかく、奏さんのやりたい内容によっては緒川さん達に事前連絡する必要もありそうですが、この程度は

メヌエット「でも姉さんの身体を借りた場合身体の形も変わってしまう、死者である天羽奏がステージに立つのは」

翠「そこは私が『翠』とシンクロした状態で身体を貸せばいけます」

『翠』「あれ!?『私』も取引に巻き込まれてる!?」

とにかく、そんな取引の結果奏さんに戦ってもらうことになりました

翠「私はガングニール持ってないのでイミテーターで模倣するタイプになりますが」

奏「おう、久し振りに暴れるよ!」



コンマ下1
ゾロ目以外 すぐさま戦闘スタート
ゾロ目 昏睡状態が治るのは他の装者と同タイミング(原作通り)
(意識を取り戻している&中の人が違うボーナスで高確率)

奏さんどのギアで戦う?安価下2
1 イミテーターガングニール
2 イミテーターガングニール(ブリーシンガメンギア)(氷耐性あり) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/23(土) 03:53:27.57 ID:G48C1G640<> ほぁい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/23(土) 03:54:09.16 ID:UnJOBMHwO<> 2 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/23(土) 04:26:00.44 ID:bVPC3vwi0<> ☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


「Stealer Imitator tron」


翠の代わりに表に出たアタシはまず速攻でイミテーターの聖詠を口にした
担当が翠からアタシに変わった途端に起こるであろう身体の変化とアメノムラクモのギアの解除...身動きを取れなくされてる今はどちらも危険な行為だからね
予想通りすぐに身体は翠のものからアタシのものへと変化していきアメノムラクモのギアも解除されたけど、イミテーターのギア装着時のバリアフィールドによって身体の周りの結晶が砕かれ自由になった

奏「っし!」

イミテーターは纏うと同時に勝手にアタシのガングニールを模倣した姿に変わる
これもこれでやりやすいっちゃやりやすいけど...この極寒の地なら

奏「試してみっか...頼むぜ、ブリーシンガメン!」

アタシは翠がちゃんと持っていてくれていた腕輪に加工されたブリーシンガメンを取り出し腕に装着

奏「はぁっ!」

設けられた制御スイッチをONにした


ゴォォ!!!


アタシの周りを囲むように腕輪から炎の渦が吹き荒れる
ガングニールを模倣したイミテーターのギアをブリーシンガメンの炎がオーバーライトしていき...

奏「アアァァッ!!!」

ギアに星空のように深い紺色の差し色、熱い炎のように鮮やかなオレンジ色のマント


イミテーターガングニール・ブリーシンガメンギアへと進化した


奏「こいつがブリーシンガメン...」

LiNKER無しなのもそうだけど、このブリーシンガメンも一発で成功とは
つくづく翠の身体の適合の成功率は馬鹿みたいにすごいな

奏「さて...覚悟しろよ、堅物!」

熱い炎のようなのはマントだけじゃない、アタシの心もだ
足元の雪も水蒸気になるほどの熱気を纏ったアタシはアームドギアである槍を構え、棺を睨みつけた



どちらの視点?安価下1
1 翠ちゃん(コタツから)
2 奏さん

他の装者の昏睡状態判定コンマ下2
奇数 熱気に当てられ復活
偶数 まだおやすみ中

どう戦う?安価下3以降 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/23(土) 10:39:46.52 ID:G48C1G640<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/23(土) 11:26:54.16 ID:6WH6qbJhO<> 【決講】可奈「飛べ飛べ神鳥〜♪る〜ぐ〜ちゃん〜♪」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1574466531/ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/23(土) 20:05:06.02 ID:7BKIP3/J0<> SUNFLAME∞CREMATIONで周りの氷と雪を溶かしながら攻撃する、歌は逆光のリゾルウ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/24(日) 03:29:04.42 ID:Bw90J/vI0<> 奏「君ト云ウ音、紡〜ぐ〜為〜...」

自然と胸の中に浮かんだ歌詞をギアが流す音楽に合わせて口ずさみながら、棺に向けて走り出す
棺はアタシのことに気が付いたようで活動を再開、さっきと同様全身から新しく生やしたトゲ...ドローンを飛ばした
アタシは周りの雪が溶けて水蒸気で白くなるほどに熱を発しながらそのドローンの群れに思いっきり突っ込む

奏「ふた〜りで歩〜んだ〜番う〜...足〜跡〜はっ!」

アームドギアの槍はブリーシンガメンギアに合わせて双方の柄に穂先が付いたものへと変わっていて、手元で回すように振るうことで左右のドローンを同時に破壊出来ていた

昔、司令のダンナが見せてくれた映画にこんな長物の使い方するやついたな...あっちは棒だっけか

奏「暴虐〜から〜、生〜ま〜れ〜出た〜...残酷が〜飲〜み〜込む〜...」

槍に回転をかけて投げてみれば、回転はそのままにさらにアタシの周りをぐるっと大きく円を描きながらドローン達を斬り裂きブーメランのように帰ってくる
近付けば自分達もこうなると学んだのか空に待機していたドローン達は、距離を詰めるのをやめてビームを放ってきた

奏「涙で〜ハネが〜濡れた〜日...重くて〜飛べないな〜ら〜...そ〜の〜み〜ぎ〜手に〜添〜え〜よ〜う〜と〜」

いいぜ、どうせ来なくてもアタシの方から行ってやる!

奏「差〜し〜伸〜ばし〜た〜、片っ!手がっ!風〜を切る〜ッ!!」

槍の片方を正面に向けると、穂先が分裂し大元の1つを残して3つの穂がミサイルのように発射!
追うようにアタシも槍を構えながら走り出す!
地面の氷も降る雪もアタシの発する熱でさっきまでよりもさらにどんどん溶かされ、逆にそのおかげでスライド移動でどんどん速く

奏「1000年〜後の〜今日も〜(もし出会い)生〜ま〜れ〜ても〜...魂〜の〜フ〜リューゲルは〜、2人を呼ぶ!」

先に飛んでた穂はドローンをいくつか破壊しながら棺本体まで迫り、その周りを縦横無尽に飛び回りながら棺を傷付けていく <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/24(日) 03:29:44.65 ID:Bw90J/vI0<> 奏「逆光の〜(記憶(メモリー)に)わ〜ら〜え〜るよ〜うに...」

こいつでトドメだッ!

アタシは棺の足元まで行き槍を大きく振り回すと、棺を包み込むように炎の渦が生まれた

この熱でッ!!

奏「翼が〜、描いた〜、アタ〜シで〜、い〜るた〜め〜にィィィッ!!!」



『SUNFLAME∞CREMATION』


棺を包む炎の渦は一気に凝縮され、爆発
南極に似合わない熱風がアタシの頬を撫でる

奏「どうだッ!」



奏さんコンマ下1
棺コンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け続行です) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/24(日) 03:32:04.14 ID:zqmxgiKG0<> いい加減デレろよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/24(日) 03:37:18.95 ID:FL07v1V7O<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/24(日) 03:37:59.68 ID:zqmxgiKG0<> また10桁代じゃねえか!ふざけんな! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/24(日) 04:02:27.62 ID:Bw90J/vI0<> 奏「ッ...流石にアタシ1人で倒せるほどヤワじゃないね」

煙が晴れると、そこにいたのは結局あの棺
流石にもう無傷ってわけじゃないが、まだまだやれるって感じだ

まぁ翼達...装者9人でやってダメだった相手だ、多少のダメージを負わせられただけマシだろう
かといってそう簡単に割り切れっかよ!

棺の口元が光を帯び、アタシ目掛けてエネルギー波を発射した

奏「おらぁぁぁぁっ!!!」

避けられない、そう悟ったアタシは正面で槍を回転させ、炎の渦をエネルギー波にぶつける

奏「マイナス5100℃だかなんだか知らないけど、だったらこっちも熱でねじ伏せるっ!」

アタシと棺の丁度ど真ん中あたりで炎の渦とエネルギー波はぶつかり拮抗
しかし徐々に押され始め...



コンマ下
奇数 ギリギリ避ける(続行)
偶数 アウト(行動不能)
ゾロ目 こういう時仲間が復活するのがお約束 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/24(日) 08:18:03.43 ID:RXJXVBJQO<> ヨミガエレ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/25(月) 02:32:25.12 ID:IFqx9Q3D0<> 奏「っ!だりゃあっ!」

遂に棺のエネルギー波が押し勝った瞬間、アタシは身を捻り間一髪直撃をま逃れた

奏「ふぅ...一応これでも借りもんの身体なんでね、無駄足した挙句もっかい振り出し...ってわけにゃいかねーんだ」

つってもこの棺、硬過ぎやしねえか...正直ぶっ壊せるイメージがまるで湧かねえ
かといって後ろには翼達がいる、今更退いても逃してくれるかはわからねえし翼達をこれ以上危険に晒すのも

奏「...せいぜい、やるしかねえか」

アタシは自分のつま先より少し前の地面に横一文字槍を滑らせる
そこから漏れた炎は地面の氷を溶かすどころかどういうわけかその場に留まり、炎の線となった

奏「確か...こっから先は、通さないッ!!!」


奏《だっけか?》

翠《何しれっと死亡フラグ建ててんですか!?》



多数決安価下1〜3
1 絶唱しようぜ絶唱
2 するかバーロー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/25(月) 02:37:05.97 ID:e6h4Nr0r0<> 2 人様の身体で何をしようとしてるんすか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/25(月) 07:33:55.85 ID:/gEtO6kr0<> 2 スナック感覚で絶唱してはいけない <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/26(火) 01:17:36.22 ID:HLO56mTH0<> ***
2/3票入ったので2とします
***


敵は強い、というよか硬い
あまりの強大さに一瞬絶唱のことも頭を過ぎらなくもなかったけど...

奏「いくらLiNKER要らずの身体とはいえ、な」

翠は多分ダメとは言わないだろうが...今はまだ選択肢からは外しておくべきだろう
もしそれでトドメを刺しきれませんでした、そしてこっちはもう戦闘不能、なんてことになったら今度こそお終い
次も棺が活動停止するとは限らないからね

奏「さて、どうすっか」

決して退けない、退かないという覚悟は揺るがない
それでもアタシは虚勢を張るのも限界が近づきつつあった



どうする?安価下

(翠「せめてイミテーターにもイグナイトがあれば...」

セレナ「私が交代するとか...いやしたところで勝てる算段はついてないんだけど」

『翠』「目覚めろ〜...そろそろいい加減目覚めろ『私』の身体〜...」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/26(火) 01:34:40.15 ID:qZiBBgwb0<> 氷を溶かして大穴を空けてそこにハメたり出来ないかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/26(火) 04:03:44.06 ID:aJGRafEPO<> 牡丹の花の力があればなあ…安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/26(火) 21:04:17.52 ID:dJgWCzZ80<> マリアのガングニールてイグナイトあるっけ?
奏に気付いたエルフナインがマリアのガングニールを渡す
エルフナイン「イミテーターは所詮コピー、本物ガングニールなら今以上の力を出せるはずです!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/28(木) 03:32:45.35 ID:3nIBePJe0<> 距離を取っていてもまたエネルギー波を撃つかドローンを放ってくるだろうし、近付いても腕で薙ぎ払ってくる
そんな相手を攻略するにはどうするべきか

奏「ふぅ...」

勝つのも、生きるのも、諦めない
まぁアタシはもう生きる云々は関係ない立場だけど
とにかくやるしかない

奏「ハアァッ!!」

アタシは槍を構え走り出す
ブリーシンガメンは確かに強力だけど、まだ足りてない、届いていない
あるいは引き出せていないのか

棺はドローンを飛ばしても無駄だと思ったのか必要ないと思ったのか、アタシに向けてただ淡々とエネルギー波を撃ってきていた

奏「そうだ!こっちを見ろッ!」

高所からのそれは的確にアタシの立っている場所を狙ってきて、右に避けるとその場で爆発...結晶の柱を出現させていく
避けるのも楽じゃないけどドローンを拡散されるよりは攻撃がアタシに一点集中される方が翼達の方に流れ弾が行く心配がなくて正直有難い
けれど一定の距離を取られてしまい近付けないのも事実

エルフナイン『奏さん!聞こえますかっ!』

奏「っ...エルフナインか?」

その時、声が聞こえてきた
それは念話ではなく通信...イミテーターのヘッドギアに搭載されてる通信機に本部にいる誰かから話しかけられているということだ
幼く可愛い声の主はエルフナイン、残念ながら彼女が二課...もといS.O.N.G.に入ったのはアタシがくたばった後のことだから交流はほとんどなかったが、幽霊と会話したり身体を貸したり出来るやつがいるおかげで一応面識はある

エルフナイン『やはり貴女は天羽奏さんで間違いありませんね』

奏「おう、今度は身体も変わってっからわかりやすいだろっと...ラァッ!」

棺へ槍の穂先に溜めた炎を球にして飛ばしながら、エルフナインの声に返事をする <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/28(木) 03:34:02.26 ID:3nIBePJe0<> 奏「んで、どうした!」

この状況は本部にいるダンナ達もリアルタイムで把握しているはず、なら何か理由があって声をかけてきてるんだろう

エルフナイン『マリアさんからメンテナンスを頼まれていたガングニールが手元にあるんですが、これを今から奏さんの元に届けに行きます!』

奏「...ガングニール 、だとぉ!?」

エルフナイン『いくら性能は変わらないといってもイミテーターは所詮コピー、本物のガングニールなら今以上の力を出せるはずですッ!』

なるほど、理屈はなんとなくわかる
実際本物のガングニールとイミテーターのガングニールにどれほどの差があるのか詳しい数値は知らないけど、本物と贋作にはどうしても差が出てしまう
それにイミテーターに適合してるのはあくまで翠、アタシと翠の両方が適合してるのはガングニール
なら翠の身体をアタシが借りている状態なら断然ガングニール の方が適合係数の関係で出力は高くなる
聖遺物ってのはそういうもん、らしい

奏「けど、そいつは無茶じゃないか?」

エルフナインは非戦闘員、そして確か翠が言うにはダウルダブラなら起動しファウストローブとして纏うことも出来るがおおよそ使いこなせてはいない
アタシが一旦本部に戻るわけにはいかない今、エルフナインが戦場に来るしかないわけだが、危険だろう

エルフナイン『僕に出来ることをやりたいんですっ!』

アタシが棺からのエネルギー波を避け反撃しているのに余裕がないのがわかっているからか、簡潔かつ真っ直ぐな答えで返してくるエルフナイン

緒川『奏さん、僕が連れて行きます、ですので』

安心しろってか...まぁ緒川さんが付いてるなら余程のことがない限り大丈夫だろうけど

エルフナイン『メンテナンスはあと少しです、なので作業しながら向かいます!3分ほど持ち堪えてください!』 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/28(木) 03:34:57.93 ID:3nIBePJe0<> 奏「ったく、わーったよ!」

こんな無茶なことを許すなんて、ダンナも甘くなったもんだ
何が何でも守らなきゃいけないもんがこの場においてさらに増えるってんだからな

奏「っつーわけだ、絶対お前の動き、止めてやるッ!!」

アタシは棺のエネルギー波をまた右に避ける
次も右へ、右へ...
避ければ避けるほど棺もアタシを追ってその場で向きを変えエネルギー波を放つ
それを続けていると...


ピキッ...ピキピキッ...


棺の周りの地面にヒビが

奏「っし」

カラクリは簡単、棺と一定の距離を保ちながら右へ動き続ければ自然と円を描いて帰ってくることになる
そんでその間アタシは足元の氷を靴の下から放出させた熱で溶かしていっていた
棺が乗ってる氷の面積はその円に沿って切り離された面積になる、つまり一気に小さくなったってこと
なら重さに耐えかねてヒビが入るのも不思議じゃない

奏「オラァッ!!」

あとひと押しにと、棺の乗る氷に槍を突き立てた <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/28(木) 03:37:48.18 ID:3nIBePJe0<> するとヒビはより一層大きくなり


バシャッ...!


棺は南極に空いた大穴に落ち、突然のことでバランスを崩しす


エルフナイン「奏さんっ!」


そしてそこに丁度投げ渡されるガングニール のギアペンダント
アタシはそれをキャッチし、聖詠を口にした


「Croitzal ronzell Gungnir zizz」


イミテーターを解除すると共に纏うガングニールは、当時使ってたペンダントとは違うとはいえギアそのものは間違いなくアタシのそれで
さっきまでよりもさらにしっくりきた気がする



イグナイトする?安価下
1 する(成功か失敗かの判定あり)
2 しない

(『翠』「とりあえずうちの両親が残してくれたギアを所詮コピー呼ばわりしたエルフナインちゃんは後でもふもふ地獄の刑に処す」

翠「もふりたいだけでは?」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/28(木) 03:49:18.38 ID:9Z36WATK0<> 2 翠ちゃんコンマ運酷いし <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/29(金) 01:07:31.59 ID:Fc12zObe0<> 心なしかブリーシンガメンも出力が上がり、槍の両先端からは炎が吹き荒れていた
アタシはグッと地面を踏みしめ大きく跳躍、全体の半分程を氷の下に沈めた棺の上空へ跳ぶ

奏「せやぁぁっ!!」

棺は僅かにもがくが飛行性能がないのか上手く作動しないのか穴からは抜け出せず、代わりにまたドローンを拡散

そんなもん、2度も3度も喰らうか!

奏「全て焼き尽くしてやるッ!!!」

手に掴んでいた槍を回転させるようにして投げつけるとそれは空中でプロペラのように回り続け炎の竜巻を発生させた
ドローンは次々と燃え尽き、さらに竜巻は棺を囲むように穴の直径と同じくらいに大きくなる
そして穴の中を(氷と中に海水があるにもかかわらず)炎で満たしたところで槍が手元に帰ってきた

奏「やぁぁッ!!!!」

アタシはその炎の竜巻の中心に突っ込み槍を突き立てる!


『BLAZING∞SUNFLARE』


奏さんコンマ下1
棺コンマ下2
(ガングニールボーナスで奏さんのコンマは1.5倍とします)
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります(奏さんは素の数値と1.5倍の数値のどちらがゾロ目でも有とします))
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分けです) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/29(金) 01:14:07.84 ID:JPy5zODP0<> 勝ち取りたい! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/29(金) 02:13:37.12 ID:n/kzNbdsO<> 1割 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/29(金) 03:10:26.80 ID:Fc12zObe0<> 槍は棺の硬い表面を少しずつ、けど確実に削り

奏「でやぁぁっ!!!」


ガガッ...ダンッ!!


遂に貫いた

・・・

奏「ッハァ、ハァ、ハァ...どうだ...!」

足元の棺の駆動音は徐々に弱まっていき、そして完全に動かなくなる
試しに軽く叩いてみたり突いてみたけど、ピクリとも動かない

奏「は...はは...っし、終わったか〜...」

案外なんとかなるもんだね...
しっかし疲れた〜

ホッとすると同時にガングニールもブリーシンガメンも解除された
熱かったのが一気に冷やされる...てか寒い

奏「うぃ〜さっび〜...」

後は翼達が目を覚ますのを待つだけだね



何かする?安価下
(特になければ装者メンバー復活後&棺の調査結果) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/29(金) 03:29:11.99 ID:JPy5zODP0<> 奏さんと司令、通信越しで久々に会話
心配すると同時に警戒を怠らないよう言われる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/29(金) 21:41:12.36 ID:4evb7ECA0<> 個人的には見た目は翠のままがよかったな…
安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/29(金) 23:27:57.01 ID:40D3Q4IoO<> 逆に考えるんだ
ワンチャン服は翠ちゃんのままならパツパツの奏さんが出来上がる
安価下 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/30(土) 03:02:22.37 ID:nuRmkDE40<> 破壊され動きを止めた棺はすぐに調査が始められた
翼達を動けなくさせている結晶はどうにも硬く、ついでに下手に振動を与えるのも装者に危険が及ぶ
そんなこんなでひとまず本人達の意識が戻るまでは放置、せいぜい毛布とヒーターで本人達が風邪をひかないように温めるくらいしか出来ないとのことだ

奏《翠、まだ無理そうか?》

翠《ぐぬぬ...ダメです、交代した途端に倒れる可能性大です》

翠は精神そのものの消耗が激しく中々回復しないからアタシは未だ身体を借りている、というより預けられているといった方が正しい

奏「...ん?」

その時、ポッケに捻じ込まれていたS.O.N.G.共通規格の端末に通信が入った
弦十郎のダンナからだ

奏「はーい」

・・・

弦十郎『久しぶりだな、奏』

奏「あぁ、久しぶり...つってもアタシは一方的にダンナや翼達のことも見てたからそんな気しないけどね」

弦十郎『そうか』

見守ってきたこともあるし、翠(今は『翠』の方になっているが)の身体の中からその視界を介して眺めていたりもする
とはいえあくまでアタシは死人、身体を借りて戦ったり話すのはこれが初めてじゃないにしても、今までは基本すぐに翠や『翠』に主導権を返していたし、ダンナと話をするのもあまりなかったな

弦十郎『元気でやって...というのはおかしいか』

奏「まぁ楽しくやってるよ、こっちもアタシ1人じゃないし」

ダンナが気に止むことはない、と言おうと思ったけど、やめた
ダンナの声色の様子から気にしていそうな雰囲気は感じたけど、それに自覚があるかはわからない
言われて始めて、もしくは改めて自覚するかもしれないし、そうなったら何を言ったところで結局抱え込みそうなところがダンナにはある
なら言わないのも有りだろうさ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/30(土) 03:03:05.91 ID:nuRmkDE40<> 奏「それより、翠もまだ回復してないんだ、もう少し...調査がひと段落着くか翼達が動けるようになるまではこのままアタシにやらせてほしいんだけど」

弦十郎『ふむ、本来なら色々言いたいところだが...』

奏「頼むよ〜、それにこれもアタシから持ち掛けたことなんだ、あんま責めないでやってくれ」

弦十郎『...わかった、ただし奏、お前も疲労が溜まっているはずだ、無理はするなよ』

奏「あぁ」

弦十郎『その上で、警戒を怠らないようにな、俺達もあの棺がどうなるのかはわかっていない』

奏「わかってるさ」

それに今は借り物とはいえ懐かしのガングニールもあるんだ
もしあの棺が最後の抵抗を見せようってんなら、またひと暴れしてやる!



コンマ下
ゾロ目以外 特になし(装者メンバー復活&諸々)
ゾロ目 新メンバー

(『翠』「見た目が中の人に合わせて変わる今の憑依に対する対応って、醜くないかな?あと奏さん今パツパツなんじゃって声が来ていてね」

翠「そうですか?私には他の人が憑依した時にただのイタい娘だと思われなくなるメリットがあります...あと何で私の服は奏さんがパツパツになるくらい小さいこと前提なんですか!私も奏さんくらいに成長してるかもしれないでしょう!?」

メヌエット「それはない」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/30(土) 03:14:13.15 ID:S2nYRdbg0<> それは紛れもなく <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/11/30(土) 04:04:29.88 ID:nuRmkDE40<> ☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


少しして、響さん達装者メンバーは目を覚まし自力で結晶を砕いて復活しました
私も立って歩くくらいは出来る程度に回復、奏さんと交代です

翼「まさか、奏が...くっ、もう少し早く目覚めていれば」

マリア「それにしても、1人であの棺を再起不能にするなんて凄まじいわね」

あ、マリアさんのガングニールはお返ししておきました
本部に戻った私達は棺の調査結果を調査中の時の映像と共に見せてもらっています

映像では棺が途中で勝手に開き、中から煙が溢れ出しました
そして煙が晴れるとそこにあったのは

弦十郎「あれがカストディアン、神と呼ばれたアヌンナキの遺体...」

緒川「つまりは聖骸、というわけですね」

右腕にエメラルドグリーンのくりすたるがはめられている金の大きな腕輪をつけた、人型のミイラのようなもの...


『彼女が時を待たずして目覚める』


翠「もしかして、アレが...」


・・・


そんな壮絶?な戦いも何日も前の話


皆「お誕生日おめでとう(ございます)(デス)!!!」


クリス「おぅ...まぁ、なんだ...ありがとな///」


気が付けば今日はクリスさんのお誕生日ですっ!



何かする?安価下
(特になければさらに数日飛びます) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/30(土) 08:17:31.09 ID:8iuiTjcwO<> クリスとマリアでポッキーゲーム <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/11/30(土) 16:01:50.79 ID:WCer7OVBO<> 司令とマムの会話を盗み聞き
OTONAの協力もあって人工装者の研究所を発見したけど、何か事故でも起きたのか中はボロボロで研究員も実験体も皆亡くなっていたとの事 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/01(日) 03:55:17.81 ID:NcktOVJ/0<> 大きな戦いも何とか(後半奏さん1人でやり切ましたが)乗り切り、参加者全員これといって心残りなんかもほとんどない状態で迎えた装者だらけの誕生日パーティーin本部の会議室はいい感じにゆるい空気が流れていました

切歌「こんなんなっちゃったデース!」

調「ふっ、ふふっ」

クリス「アッハッハ!頭が!頭が!はっはっは!」

いつもは突っ込んでばかりのクリスさんも今日ばかりは突っ込みより一緒になって楽しんでいます
写真を撮るときはまだ少し緊張してたみたいですが、今はずっと笑いっぱなし

翠「やっぱり主役が一番楽しまないとですからね」

・・・

なんて思っていると、いつの間にかクリスさんとマリアさんが愉快なことになっていました

クリス「お、おい、本当にやんのか!?///」

マリア「怖気付いたのかしら?さぁ!構えなさい!」

クリス「ゆうてお前も顔赤くなってんじゃねえか!///」

マリア「う、狼狽えるなッ!///」

ほう、クリスさんとマリアさんでポッキーゲームですか
これは写真...いえ、動画の用意が必要ですね! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/01(日) 03:55:50.17 ID:NcktOVJ/0<> 翠「しかし何がどうなって?」

未来「何がって、さっきやった王様ゲームのときの私の命令権を今使ったんじゃない」

翠「そうでした」

その流れで何やかんややることになる時点でクリスさんもマリアさんも満更ではないのでは?と思わなくもないですが

マリア「すぅ...はぁ...はむっ!...ふぁあふふぃふ!ふふぁふぇふぁふぁい!」

クリス「アタシ誕生日なんだよな...?...くっ、やっさいもっさい!はむっ!」

おぉ!遂に2人とも咥えましたよ!そっから全然動きませんけど!

翠「...これ2大アイドルのリアルポッキーゲームって言ってネットに流したら割とバズるんじゃ」

翼「炎上もあり得るからやめなさい」

・・・

っと、少しジュース飲み過ぎましたかね

翼「ん、どうかしたのか?翠」

翠「ちょっとお花を摘んできます」

夏菜「その台詞翠さんにはあんまし似合わないですね」

余計なお世話ですよ!?
そんなわけで、私はトイr...この場合お花積むんですからお花畑って呼ぶんですかね?に向かいました



コンマ下
奇数 特になし
偶数 × <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/01(日) 03:58:03.66 ID:gZ5qBQDa0<> ほああああ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/01(日) 03:58:43.59 ID:gZ5qBQDa0<> なんでこういう時ばかりゾロ目出るんですかね… <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/01(日) 04:38:30.18 ID:NcktOVJ/0<> ・・・

トイr...お花b...いやもうトイレでいいですよね

翠「れ〜っつご〜、さ〜れ〜っつご〜、ど〜こ〜ま〜で〜も〜...っと、あれは」

トイレに向かうと、出入り口より少し離れた廊下の物陰に見慣れたツインテールが

翠「調さん?」

あんなところで何やってるんでしょう

翠「何してるんですか?」

調「っ...静かに」

翠「もごっ!?」

後ろから声をかけられ僅かに動揺した調さんでしたがすぐに冷静さを取り戻し、私の口を手で塞ぎながらしゃがみ込ませてきました
むしろ動揺したのは私の方です

翠「もごっ!もごご!?」

調「今はダメ、切ちゃんがいるから」

切歌さんが?...トイレにってことですか?
いや本部であるここは個室が1つしかないわけでもないですし、別にいたとしても構わないんじゃ...
そう思いましたが、調さんがあまりに真剣にそう言ってくるので私は押し黙ることしか出来ません
すると、静かになったことで切歌さんの声がこっちまで聞こえてきました


切歌「デス!...なんか違うデスかね...デ〜ス!...うーん...」


独り言...でしょうか
調さんは私の顔を覗き込みながら自分の口に人差し指を当てる...所謂静かにしろ的なポーズを取ります
私はコクコクと頷くと、やっと口を塞いでいた手をどかしてくれました

調「...じゃあ、気付かれないようにこっそりと」

そう言って調さんは音を立てないようにトイレの出入り口に近付きます
私もそれに続き中を覗いてみると、切歌さんが手を洗う所の鏡を...正確にはそこに映る自分の顔を見ていました


切歌「こうデスかね...それともこう?」


切歌さんがしているのは、笑顔の練習?


切歌「うーん...アタシ、ちゃんと皆みたいに笑えてるデス?」


...えっ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/01(日) 04:39:17.24 ID:NcktOVJ/0<> ・・・

再び音を立てないようにしてトイレから距離を取った私と調さん

翠「今のは...えっ?切歌さん...えっ?」

なんかものすごく重い事を言っていたような

調「いつものこと、切ちゃんは誰かの誕生日があるたびに...誰にも絶対に秘密、わかったね翠」

翠「は、はい」

調「絶対に、だから」

調さん怖いです...

調「そういうことだから、別のトイレに行って」

翠「わ、わかりました」

結局私は遠回りをして、他のトイレに向かいました

・・・

翠「さっきの切歌さんの、一体...っと、声?」

用事を済ませた私は聞いて良かったのか良くなかったのか...と悩みながらパーティー会場に戻ろうとすると、司令室の方から話し声が聞こえてきました
この声はししょーとナスターシャ教授...?

翠「ナスターシャ教授が司令室に来るの珍しいですね...」

元々司令室には席も機材も限られてますし、さらに後からエルフナインちゃんも加わってからは基本ナスターシャ教授は専用の部屋に籠もりがち...といっても別に部屋から出てこないなんてことはなく、普通にマリアさん達と出かけたりもしてます
もちろん司令室に来ることもなくはありませんが、大抵は回収した聖遺物の調査等の定時報告とかばかり <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/01(日) 04:39:43.80 ID:NcktOVJ/0<> 翠「密談...ではないでしょうけど」

さっきまでの悩みを頭の片隅に置き、ほんの少し好奇心が湧いた私は流石に司令室のドア付近まで近付いたらバレるのでそれより離れたところまで移動し聞き耳を立てました
好奇心は猫を殺すなんて言葉もありますけど私は猫じゃないのでセーフでしょう



ナスターシャ「新たに見つかった研究所はやはり」

弦十郎「人口装者を作っていた、と見て間違いないでしょう...しかし調査班の報告では研究員、実験体共に生存者は0...全壊している研究所の様子を見る限りは何らかの事故が起きたか、あるいは...」



...わ、私、猫じゃないのでセーフですよね?
かなり好奇心程度で聞いていいことじゃなさそうだったんですが
あぁもう...聞き耳立ててロクなことないのはさっきやったばかりじゃないですか!
というか何といいますか...夏菜さんのとこやメヌエットさんのとこだけじゃなかったんですね...それはそうでしょうけど

翠「...」

とりあえず、パーティー会場に戻りましょう、うん



コンマ下
ゾロ目以外 特になし(数日飛びます)
ゾロ目 アイエエエエ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/01(日) 09:12:03.08 ID:3i4PAeNm0<> ハマーン <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/02(月) 02:14:21.81 ID:xIAJfPhI0<> ・・・

夢姫「学校はすっかり受験ムードですわね」

『凜音』「外部受験の人も意外といますからね」

気付けばもう1月18日、つまり1月の半分が過ぎています
私達の学年はどこのクラスも模試や慌てて検定を受ける人が少なからずといった感じに

翠「受験ですか...」

すっかり忘れていた、なんてことは流石にありません、2ヶ月ほど前から授業内容もそれに関するものにシフトしてましたし
ただまぁ私の場合は仕事以外にも色々とあったせいで、若干空気に乗り切れてないところもありますが
それに、あの事もありますし...



どの事?コンマ下
奇数 そりゃあミイラのこと
偶数 実は起きてたとある事件

(翠「偶数のって...あ、まさか」

女神「わ、忘れてませんよ?どうせ本編とあまり変わらない流れになるだろうからとあえて!あえてやらなかっただけです!」

『翠』「いやさては忘れてたでしょ時系列」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/02(月) 02:19:32.67 ID:Do1QEoWp0<> ぽよ? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/02(月) 02:41:53.97 ID:xIAJfPhI0<> 気になるのはやはり、棺から回収されたミイラのことですよね

まぁ南極から日本に戻る途中にアルカノイズの襲撃が起きたりしましたが、待機していた切歌さんと調さんで一瞬のうちに鎮圧だったみたいですし頭の片隅にでも置いておけばいいでしょう、偶々席を外してて見てませんでしたが多分はぐれ錬金術師か何かの仕業でしょうし

そんなことよりあのミイラ...

翠「あれこそが謎の声が言っていた『彼女』...それとも別に新たな脅威が?」

それにアダムさんが言っていた『絶望する時』というのも、あるいはあのミイラか『彼女』という存在を示して...?

夏菜「...あれ、翠さんスマホ鳴ってますけど良いんですか?」

翠「へ?あ、本当ですね」

昼休みといえどもスマホは本来マナーモード、もしくは電源を切るべきなんですが、政府公認の組織でお仕事がある私達は特別に学校側から見逃してもらえてます
というか学校側自体S.O.N.G.の身内的存在ですから当たり前ですが

翠「マリアさんからメール?」

マリアさん、今日は3日後に凱旋ライブを控えた翼さんに付いて行ってるんじゃ
何々、メールの内容は...

翠「...ん!?」

『夏菜』「どうかしましたか!」

翠「あぁいえなんでも、あはは...」

思わずスマホの画面を伏せ、引きつった笑いをしてしまいました

...翼さんの凱旋ライブにサプライズで一緒に参加しろって、マリアさんそれは一体どういう
しかもクリスさんにも同時送信してますし



安価下
1 する
2 しない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/02(月) 03:14:49.57 ID:tCLsM1l+O<> 2 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/02(月) 04:18:14.94 ID:xIAJfPhI0<> よくよく詳しいことを聞いてみると、なんでも翼さんからマリアさんに一緒に歌ってほしいと熱烈アピールがあり、何故かマリアさんが「じゃあデビューしてるメンバーでやりましょう」と
つまりヘタれたってことですか

翠「どう考えてもそれ、私とクリスさんが混ざって良いやつじゃないじゃないですか...」

翼さんがマリアさんを誘う時に私達のことを出さなかった時点で、多分翼さん的には久々にマリアさんと2人で舞台に立ちたいとかそういうのでしょうし
あーほらクリスさんも同じ反応...

翠「しっかりしてくださいよ最年長」

私は『そういう時くらい想いに応えてあげてください』とマリアさんにNOの返事を送りました



凱旋ライブまでの3日間の行動安価下
(特になければ凱旋ライブ当日へ) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/02(月) 04:34:30.84 ID:COUefORhO<> レッスン中のつばマリに謎のフラッシュバックが襲う
翼は地面に転がってる大量の少女の死体のうち一人を抱き抱えて泣き叫んでる謎の少女の光景、 マリアはマムでもドクターでもない謎の科学者に誰かの手が差し伸ばしてる光景(科学者の顔は逆光で見えない) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/02(月) 11:56:34.87 ID:Do1QEoWp0<> 翠ちゃん三度目の試練チャレンジ!
『翠』ちゃんは現実世界で久々にビッキーと訓練 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/02(月) 14:55:47.59 ID:HiIXXtvNO<> 回収された御刀の様子見
意味深な声が聞こえたしまだ何かありそう… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/02(月) 19:26:35.71 ID:noZw+IRJO<> 襲撃についての話くらいは聞いておこう <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/03(火) 10:26:52.71 ID:/QGCSHyGO<> ***

どの視点から?
1 翼さん(選択した場合2は無し)
2 マリアさん(選択した場合1は無し)
3 翠ちゃん
4 『翠』ちゃん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/03(火) 18:23:33.07 ID:g/DwaBz00<> 1 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/04(水) 03:37:59.53 ID:YpVXMlgY0<> ☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆

ステージもまた私の立つべき戦場...それはもちろんわかっている
だがどうしても、心のどこかで私のいるべき場所はここではないのではないか、装者として戦うことこそが防人としての務めなのではと思ってしまう
そしてそれと同時に、私が装者として戦ったところで...とも

翼「...」

浮上した棺の対処、南極からの帰還途中での襲撃
そのどちらも、私は何一つ成せていなかった
もちろん襲撃してきたアルカノイズや錬金術師と思しき人物を即時に殲滅、撤退させた暁と月読を軽く見ているわけではないし、棺を墜とした奏より私が優っていると驕っていたわけでもない
だが、だが...私はもしもの思考を止めることが出来なかった


マリア『今やれることに集中するの、ステージに立って歌うのは貴女の大切な役目のはずでしょ』


そんな私に踏ん切りをつけさせてくれたのは、マリアだった
マリアの言うことは至極もっともで、私が目を逸らしていたことを正面から叩きつけられた気分になる
けれどおかげで切り替えることは出来た


翼『だが、それには一つ条件がある』


言われてばかりは癪だったので少しばかりの仕返しは、させてもらったが

マリア「くっ、翠といいクリスといいあの子達はこういう時ばっかり...」

スマホの画面を睨みつけ唸っているマリア
そうさせたのは私の出した条件...『凱旋ライブにサプライズで共に歌ってほしい』というものだ
驚愕し渋っていたものの、何とか良い返事をもらえたのは良かったのだが、どうやら無駄な足掻きをしようとして見事失敗したらしい

翼「そんなに私と2人で歌うのは嫌か?」

マリア「そ、そうじゃないわ!そうじゃないけど...やっぱり可愛くないわね...!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/04(水) 03:39:18.62 ID:YpVXMlgY0<> 急遽決まったマリアの参加によりライブの内容は少々変更になった上、マリアにはあと3日しかないにも関わらず歌と踊りを覚えてもらわなければいけなかったが
流石は現役、飲み込みが早い
デュエット曲は私も同じ条件なのだから、負けてはいられないな

翼「諦めろ、そろそろ休憩も終わる、レッスン再開だ」

マリア「はぁ...そうね、それで次はどこからだったかしら?」

翼「次はここのパートの...」


キィィィィン...


翼「っ、ぐ...!?」

マリア「翼!どうし...ぅっ!?」

ダンスの表を見ていた私達は、その時突然頭に強烈な衝撃を感じた
それと同時に脳裏に見たこともないはずの謎の光景がフラッシュバックする


地面に横たわる無数の少女の亡骸...

そのうちの一人を抱きかかえ、張り裂けんばかりに声を上げて泣いている別の少女...


翼「...っは!」

今のは一体...あの少女は、誰なんだ... <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/04(水) 03:40:04.02 ID:YpVXMlgY0<> マリア「っはぁ、はぁ...何なの、一体...」

翼「っ、マリア...マリアも何か見えたのか」

見てみると、マリアもまた頭を抑え乱れる呼吸を整えようと息を吐いていた

翼「何が見えたんだ、マリア」

マリア「科学者...マムでもドクターでもない、けれど白衣を着た誰か...それに手を伸ばすもう一人の誰か...」

翼「科学者...」

私が見たものとは違う、か

翼「その科学者の顔は」

マリア「見えなかったわ、逆光で...性別もよくわからなかった...何なのかしら、これは」

翼「わからない...だが私もマリアの見たものとは違うが、見えたものがあった...」

これは私達だけなのか...?
ともかく、ただの幻覚や見間違いの類いとは思い難い、叔父様達にも知らせた方がいいか



***

どの視点から?安価下
1 翠ちゃん(試練の時間)
2 『翠』ちゃん(訓練の時間) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/04(水) 03:53:34.26 ID:oBGEEdpK0<> 2 たまにはビッキーと訓練しようぜ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/04(水) 04:12:39.81 ID:YpVXMlgY0<> ☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


翠は学校から帰ってきてから二度寝、もとい若葉ちゃんや園子ちゃんのいる深層世界に向かった
なんでも、『私』も夏菜達も何だかんだ上手くやれた試練に自分だけ失敗続きなのが地味に気になっていたらしい
最初は『私』も付いて行こうかと思ったけどそういうことなら行かない方がいいよね、まぁどうせフルシンクロした時に記憶は共有出来るし

で、暇になった(いつも暇とか言ってはいけない)『私』は

響「誘ってくれて嬉しいな!」

すでに帰ってきていた響さんを訓練に誘うことにした

『翠』「今日はよろしくお願いします!」



訓練内容安価下
(対決ならギアの有無等) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/04(水) 04:39:11.76 ID:O5tEQSqiO<> ギア有りでの特訓
何かトラブルあるといけないから誰か見守ってくれると安心 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/04(水) 21:34:08.48 ID:SvjHJo2y0<> 翼とカリオストロがMETANOIAでユニゾンだと! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/05(木) 03:26:20.18 ID:oOEB97lL0<> 特訓、といっても内容は対決
所謂いつもやっている模擬戦だ

『翠』「ふぅ...よしっ」

いつかはリベンジしたいと思っていた相手...昔の身勝手な八つ当たりじゃなく、純粋にただ高いその壁を打ち破りたいという想いでいっぱいになる
私は念入りに準備体操をして、対決に臨んだ



『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

どう戦う?安価下2以降 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/05(木) 03:31:52.51 ID:oOEB97lL0<> ***
訂正

『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

審判兼監視安価下2
(翠ちゃん、翼さん、マリアさんは選択不可)

どう戦う?安価下3以降 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/05(木) 03:32:29.00 ID:3izla7JXO<> 1
勇者ギアは神頃しでワンパンされかねない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/05(木) 03:40:45.06 ID:imS3vNaQO<> ストッパーといえばクリスちゃん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/05(木) 18:19:25.02 ID:ShfnjMKx0<> 大満開ゆーゆ不在+黄金状態じゃなくても普通に強い上に隙がない…
受け流しは狙わずに回避に専念、爆裂大剣投げで隙を作らせた直後に衝破ノ球を投擲! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/07(土) 00:50:19.56 ID:rkXudpIP0<> 翠の歌はStarry Heavens <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/07(土) 04:26:17.40 ID:kxL1s4Ow0<> クリス「あー、まぁ、つーこって審判はアタシが担当になった」

いざ対決開始!というところで、審判の存在が判明した
いやいつも友里さんなりエルフナインちゃんなりがしてくれてたりもしたけど...ギアの数値計測も兼ねて

響「わーい!クリスちゃんも混ざる?」

クリス「審判っつってんだろうがこのバカ!」

『翠』「有難いけど...何故にクリスさん?いや本当に有難いんだけども」

逆に友里さんやエルフナインちゃん以外が審判をするのなんてとても珍しいことなんじゃないかな

クリス「何でってそりゃ、お前らだけでギア有りの試合なんてさせたら何が起こるかわかんないからだろ?」

『翠』「な、何をぅ!?」

クリス「おう『お前』も翠に負けず劣らずのはねっ返り娘だってのは聞いてんだからな」

『翠』「待ってクリスさんそれ言ったの誰!?」

クリス「とにかく、だ...トラブルが起こらないように監視するのがアタシの役目だ、わかったらとっとと始めてとっとと終われ」

響「投げやり...」

・・・

「Imyuteus amenomurakumo tron」

「Balwisyall Nescell gungnir tron」


そういうわけでクリスさんが審判兼監視、あともしもの時のストッパー役になった今回の対決
『私』はアメノムラクモ、響さんはガングニールで始まった

『翠』「夜空を駆〜ける、流れ星を〜今、見つけられ〜たら〜、何を祈る〜だろう」

響さん相手に手抜きも手加減も出来ない、全力全開、フォニックゲインをがんがん発信していかないと
その為に『私』は歌を歌い、この場限りの主役を先手で取った <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/07(土) 04:27:16.53 ID:kxL1s4Ow0<> 『翠』「旅立つき〜みと、交わした約〜束、心の中に、いつ〜もある...」

『私』は剣を、響さんは拳を構え、睨み合う

響「ふっ!」

先に動いたのは響さん
一瞬姿がブレたかと思えば、目の前まで迫り拳を突き出してきていた

速いっ!間合いを詰めるとかそういうレベルじゃない!

『翠』「ッ」

響「はっ!」

咄嗟に首を捻りながら横に飛び回避すると、もう片方の拳が下から振り上げられてきた

『翠』「くぅッ」

後ろの方向にバク転しそれも避け、剣を振り上げながら着地
響さんも『私』の剣を避けるように後ろに跳んだ為、期せずして互いに距離を取る形になった

響「やぁっ!はっ!」

響さんと戦ったのは『私』の中では翠と共に挑んだ試練が最後のつもり
あの時は他に大満開の友奈ちゃんもいたし響さんも金ピカだったから勝てなくても...って感じがなくもなかったけど
訂正しよう、そんなの関係なく響さんは素で隙もなく強い

『翠』「ね〜むれ〜ないよ〜るに、聴き〜たいのは君〜のこ〜え...あ〜さ日〜が来る〜まで、語〜り明かした...」

響「ハァッ!」

『翠』「隣で夢中で話す横顔は〜輝いていたよねぇッ!」

前より断然速いし重い拳、まともに受ければ一発KOの可能性もあるし、剣で受けてもこっちの腕が痺れるだけだろう

ならどうにか隙を作らせてそこを突くしかない <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/07(土) 04:28:05.58 ID:kxL1s4Ow0<> 『私』は必死で回避に専念しつつ、両手に握った剣にフォニックゲインを注ぎ続けその時を待った

『翠』「夢を追う〜君〜と見守るぼ〜くに...同じ星の光りが降りそ〜そぐ
振り返ら〜ずに、歩いて欲しいと
涙堪〜えて、見お〜く〜った!」

まずここっ!
片方の剣を大型化させながら響さんの拳を大袈裟に避け、距離が開いた瞬間にぶん投げるッ!

響「!甘いよッ!ダァッ!!」

『翠』「夜空を駆〜ける、流れ星を〜今、見つけられ〜たら〜、何を祈る〜だろう!」

そしてその投げつけられた大剣を響さんが蹴り飛ばしたところにもう片方の剣を投げつけるッ!

『翠』「旅立つき〜みと、交わした約〜束、心の中に、いつ〜もあるッ!!」

もう片方の剣を投げつけるッ!
今度の剣は回転しながら光に包まれて球体に
そのまま行っちゃえ!最速で最短で真っ直ぐに一直線にっ!


『衝波ノ球』


響「っ!ならそれもぶん殴るッ!!!」



『翠』ちゃんコンマ下1
響さんコンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け続行です)

(翠「節子、それシンフォギアやない、シンフォニアや」

女神「世界は救われる...彼女を失えば...」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/07(土) 04:37:07.45 ID:M7TxqIfS0<> はいよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/07(土) 11:48:01.03 ID:FBWnH/uU0<> x <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/08(日) 01:12:29.67 ID:M89FRv6x0<> 球体と響さんの拳はバシンとぶつかり合い


パァンッ...!


その瞬間、球は爆ぜた

『翠』「くっ...」

全方位に強い光と衝撃波が放たれ、離れていた『私』も吹き飛ばされそうになる
『私』は目元を腕で塞ぎ脚を踏ん張って成り行きを見守った
奇襲の警戒をしつつ、光が収まるのを待つと...

響「...」

っ!やっぱりまだ立って

響「...きゅぅ」


パタン


『翠』「...えっ」

響さん、倒れ...えっ嘘まさかもしかして...

『翠』「勝っ...た?」

勝った?今響さん倒した?『私』一人で?

クリス「よーしそこまでに」

『翠』「勝った〜!勝った勝てたよ勝てました〜ッ!」

クリス「おっおいバカいきなり抱き着くな!///」

『翠』「やった〜ッ!!」

勝てた...あの響さんに!

『翠』「見てましたかよもぎ〜っ!お姉ちゃん勝ちましたよ〜ッ!!!」

思わず感情が抑えられなくなるほどに『私』ははしゃぎ、次の瞬間極度の緊張から解かれたことによりそのまま気を失った


☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


若葉「試練を?」

翠「はい」

あの棺がラスボスなんてことがあるとは思えませんし、今後あれよりもっと強いのが立ちはだかるのはほぼ確実
なら今のうちに、私はやれることをやりたいし増やしたい
そう思い、幾度となく失敗してきた試練にもう一度挑戦することに決めました

園子「ちなみに12星座制覇+風雲児様コースといきなり風雲児様コースがあるけどどっちがいい?」


安価下
1 12星座+風雲児様コース
2 いきなり風雲児様コース <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/08(日) 01:26:13.62 ID:dUdAr7xC0<> 2

星座ラッシュはやりたいけど長引きそうだからね… <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/08(日) 02:10:29.47 ID:M89FRv6x0<> 『翠』「いきなり風雲児様コースでお願いします!」

若葉「まぁ、そうだろうな」

私がそっちを選ぶのはわかっていたのか、若葉ちゃんはすでに準備が出来ているようです

園子「バーテックス相手のもいつでも出来るし、それに今のりんりんにとってはより多くの対人戦の経験の方が大切だろうしね」

若葉「ノイズ、アルカノイズだけであればいざ知らず、敵は錬金術師...人間だからな」

翠「錬金術師とバーテックスでどっちの方が手強いかって話になるとまた別ではありますけどね...」

園子「でも思考も対話も出来る敵との戦いを学んでおくのも大切だって私達も知ってる...いっそどこぞの鏑矢組とかスパイの人達も呼べたら」

翠「不意打ちでコラボフラグ増やそうとするのやめてください!?」



翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
13 ロンゴミニアド(イグナイトなし)(未使用)
14 玉手箱(イグナイトなし)(特殊)
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

どう戦う?安価下2以降 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/08(日) 02:31:49.62 ID:+K6abGciO<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/08(日) 12:26:13.08 ID:4KPBkEdxO<> 試練一段階目を突破してるからか風雲児様はいきなり切り札を使ってくる
翠ちゃんはトドメに行く時に切り札を使う それまではカウンター重視のスタイルで <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/08(日) 19:33:06.82 ID:dUdAr7xC0<> 若葉様はSSR技をガンガン繰り出してくる
翠ちゃんも負けずじと技を真正面から出す <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/09(月) 03:41:43.29 ID:syjjNRm70<> 「Imyuteus amenomurakumo tron」


私が選んだのはアメノムラクモ、それも勇者ギア
若葉ちゃんには若葉ちゃんの力で挑ませてもらいます!

若葉「では始めようか...加減は無しで行く、来い!『源義経』ッ!」

対する若葉ちゃんは開始早々パワーアップ
『源義経』の力をその身に宿しました

翠「最初から切り札っ!?」

若葉「ハッ!」

紅色のマフラーを靡かせ目にも留まらぬ速さで駆ける若葉ちゃん
あっちからこっちへと動き、すれ違い様に刀を振るってきます
どうにか目で追えるレベルとはいえ、目で来る方向を確認して剣を構えるのにはタイムラグが、隙が生まれてしまい全てを避けるのは難しい

翠「くっ、がッ...」

なら斬られてでも斬り返す勢いでッ!

若葉「ふっ!」


『一投飛翔閃』


翠「ぐぅっ、そこッ!!」


『緋ノ一閃』


若葉ちゃんの技が放たれたであろう場所の、少しズレたところに向けて私は技を放ちました

若葉「っ」

若葉ちゃんは技を出すときは狙いを定める為に動きが若干遅くなります、となれば技を出した直後、速度を上げ直した瞬間ならまだ技を放った場所からそんなに距離は離れないはず
その予想は当たっていたのか、今回の対決で初めて若葉ちゃんに息を飲ませられたようです

若葉「悪くない、たぁッ!」

翠「やぁっ!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/09(月) 03:42:34.93 ID:syjjNRm70<> それから再び四方八方から繰り出される斬撃をなるべく避けながら斬り返し、そして

若葉「ひーなたーッ!!!」

翠「真横に向けて恋愛発破ァッ!!」


『飛閃緋那汰』

『天叢雲剣ノ雨』


技には技をぶつけていきます


若葉「ふっ!ハァッ!」

翠「セイヤーッ!!だりゃあっ!!」


『無心の一刀』
『華麗なる一閃』

『ディメンション・スラッシュ』
『ウルトラ・ソード』



狙うは若葉ちゃんの動きが鈍くなるタイミング
技を連続で出し続けたここっ!

翠「お借りしますッ!」

私は私の技と若葉ちゃんの技がカチ合った瞬間地面を蹴り、同時に切り札を使用しました
『源義経』の力で跳ね上がった身体能力は私の身体を一瞬で若葉ちゃんの目の前まで届かせます

若葉「飛び込んできたかッ!」

翠「負けないッ!!」

翠若葉「「ヒィィナタァァァッ!!!」」


『一閃緋那汰』

『一閃緋那汰』



翠ちゃんコンマ下1
若葉ちゃんコンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け続行です)

(園子(やっぱりこの場にいない人の名前を叫び合ってるのは中々シュールなんよ...)) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/09(月) 03:46:58.06 ID:Fqz0bRbM0<> 勝て! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/09(月) 03:48:18.89 ID:TtO7bzBHO<> 若葉様強すぎねーか… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/09(月) 03:57:30.10 ID:Fqz0bRbM0<> 翠ちゃんいくらなんでもコンマ運無さすぎない? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/09(月) 04:16:00.11 ID:syjjNRm70<> 同じ力、同じタイミング、同じ技
ならこの勝負は互角

翠「ああぁっ!!」

そう思っていた時期が私にもありました

・・・

技と技はぶつかり合い最初こそ拮抗しましたが、徐々に押されていった私はそのままギアが解除され
完璧なまでの敗北です
そして現在はテーブルを囲んでのティータイム

園子「最後の技に込めた愛の差が決め手だったねぇ」

翠「愛ですか...愛なら仕方ないですね...」

若葉「何故そこで愛」

若葉ちゃんお約束ありがとうございます
それがシンフォギアですからねぇ

若葉「まぁ、機動力に特化した『源義経』の切り札をあえて最後の奇襲、特攻に掛けたのはよく考えたと思うぞ」

園子「そうだねぇ、少しリスキーではあるけど、上手くいけばかなりの有効打には違いなかったわけだし」

しかし、結局勝ててませんからね...



何か話す?安価下
(特になければ表に戻ります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/09(月) 11:33:31.64 ID:4GzdxCvIO<> 中々試練達成できずモヤモヤしていると「確実に強くなってるし戦闘技術も成長してる」と褒められる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/09(月) 23:25:33.78 ID:Fqz0bRbM0<> ライブに関して話すと
「何事も無ければいいね〜…何だか悪い予感がするんよ」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/10(火) 02:23:28.44 ID:CFPk016B0<> 翠「はぁ...」

何かが足りない、とかよりもう向いてないとかなんでしょうか
そもそも『源義経』の切り札だって実戦だったから許可されただけで若葉ちゃんを負かして許可を得たわけでもなく...
やっぱり最初の頃が順調過ぎたんですかね...そもそも私の当初の目的は早々に達成されたわけですし
まぁその目的自体この世界からしてみればいい迷惑...あれ?私自体が迷惑な存在?アポロチェンジ?

若葉「そう落ち込まないでくれ翠さん...翠さんは確実に強くなっているし、戦闘技術も成長している」

翠「本当ですか...?」

若葉「あぁ、私が保障しよう」

翠「若葉ちゃん...」

正直、今の私の実力...というか勝率に思うところが無いと言ったら嘘になります
けれど、これで腐っていてはいけないということですよね

翠「...よしっ!」

慰められてばかりじゃ格好がつきません、それに精神年齢的なのとかそれぞれの生きた時代を置いておくと若葉ちゃんは一つ下...年下の女の子にこんなに言わせたんじゃ年上としての威厳もあれです、えぇ私にとって周りの環境的に年下は貴重ですし!
切り替えていきましょう <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/10(火) 02:23:59.74 ID:CFPk016B0<> ・・・

園子「そういえば、りんりんはライブ断ったんだね〜」

翠「ライブ?...あぁ、凱旋ライブですか」

翼さんの凱旋ライブですし、しかもマリアさんが勝手に増やそうとした枠なんて有って無いようなものですが

翠「翼さんとマリアさん2人だけのライブなんて久しぶりですし、多分翼さんが望んだのもそれでしょうから」

もういい加減あの2人は新しいデュエットでも作ったらどうなんでしょう...奏さんの手前それはっていう暗黙の了解でもあるんでしょうか

若葉「ふむ、そういうものなのか?」

翠「若葉ちゃん、ひなたちゃんにデートに誘われた時に若葉ちゃんが「よし、なら友奈達も誘うか!」って言ったらひなたちゃんにムスッとされません?」

若葉「待て、何故私がそれを行なったことがある前提で聞くんだ」

園子「でもひなたんクラスだと笑顔でそれを受け止めるくらいしそう?「あらあらそれも楽しそうですね」って感じで〜」

翠「あ〜確かに...」

若葉「聞け!」

とにかく、ライブの話はもう断ったことですし今更それを変えるつもりもありません
何らかのトラブルが起こった、とかなら別ですけど緒川さんも付いてますし平気でしょう、怪我や病気には無敵のアスクレピオスもありますし

園子「ん〜...でもその凱旋ライブ、何事も無ければいいね〜...何だか悪い予感がするんよ」

翠「悪い予感?」

その時、園子ちゃんが気になる発言をしました
何せ園子ちゃんの勘はよく当たります

園子「ごめんね、意地悪で言ってるわけじゃないんだけど」

翠「ふむ...」

しかし考えてみれば、シンフォギアにおいてライブは結構な頻度で何かしら起きている気もします
会場や別の場所でノイズが大量発生したり、アイドル大統領が誕生したり、終わった後オートスコアラーが訪ねてきたり...あれ?基本全部?
私の時もこの間は機材トラブルがありましたが、本編はそんなものじゃなかったですね

翠「クリスさんの時は何事もなかったので思い至りませんでしたが...」

少し、警戒はしておいた方がいいかもしれません <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/10(火) 02:24:34.12 ID:CFPk016B0<> ・・・


『翠』「なるほどねぇ...じゃあとりあえず当日は会場に着いたらいつでもギア纏えるようにしといた方がいいかもね」

翠「えぇ、先日の錬金術師の襲撃のこともありますし」

そういえば今日は午後のミーティングの際にその錬金術師についての情報共有するらしいですね
なんでも映像の解析結果が出たとか
私はその時ちょうどその映像を見られていなかったので、顔だけでも覚えておかないと

『翠』「で?今からどこに行くの?」

若葉ちゃんとの試練の疲れも取れた次の日、私は『翠』を誘って本部のとある部屋に向かっていました

翠「園子ちゃんの話を聞いて、スルー決め込み過ぎて手遅れになってもと思い返したので今日はこっちから関わってやろうかなと...あ、ここですね、ししょー達には許可貰ってますよ」

『翠』「ここの部屋?ここに何が...あー、そういうこと」

その部屋に保管されているのは6本の刀
すなわち、刀使フラグが具現化されてるアレです

翠「この前は謎の声が聞こえてきましたし...また何か反応したり変化していたりすんじゃ、と」



コンマ下1
奇数 何かしら反応や変化あり
偶数 特になし

どんな反応や変化?安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/10(火) 02:39:50.89 ID:KuBq8JcR0<> どっせい! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/10(火) 03:44:34.19 ID:IzYsomRrO<> 刀の持ち主らしき少女達の声が聞こえた…気がする <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/10(火) 10:49:39.53 ID:PUJ+99kcO<> 声の台詞の内容の安価とか来そう
安価下 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/11(水) 02:17:27.30 ID:9HS3ZGPV0<> 6本の刀は変わらずただそこにあるだけの存在となっていて、とても最初は突然出現し尚且つ謎の振動を起こしていたとは思えません
あるいはそれらも全て勘違いで、単に偶然この世界に元からあるこの6本が同時に発見された、とかなら助かるんですが


《ーーーーー》


翠「っ...今、何か聞こえませんでした...?」

『翠』「聞こえなかったことにしたいんだけど...」

聞こえてたようですね...
今確かに、少女のような声...それも、これらの刀の持ち主の人達と思しき声が...



声の内容やこの後どうするか安価下
(この後どうするかはどうもしない場合は次の行動に移ります)
(こちらに声をかけているのか、はたまた刀を通してどこかの世界での誰かの会話が聞こえてしまっているだけなのか...) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/11(水) 02:34:05.71 ID:6pG6RtCpO<> ノイズ(雑音の方)が入り混じっててよく聞こえない…
「御刀に対応した装者と…フォニックゲインを…」的な声が微かに聞こえた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/11(水) 02:51:07.13 ID:T2mQRNK/O<> 午後の用事もあるし警戒しつつスルー
コンマ判定とかはお好きに <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/11(水) 03:02:40.64 ID:KxbwIYjE0<> 〈ザザザッ悪いようにはしない…話を聞いてくr…ザーッ〉

以降また聞こえなくなる
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/11(水) 03:42:03.58 ID:Tjia8KPIO<> トンネル抜けたみたいに突然明瞭に聞こえだす <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/12(木) 03:47:44.29 ID:gRccQZE40<> 翠「ま、まぁあれですよ、よくある何やかんやで偶然通信繋がっちゃってたみたいな、きっとただのガールズトークが...」

そんな淡い期待を抱いていると


《...ザザッ...御刀に対応した装者と...フォニックゲインを...ザッ...》


『翠』「ノイズ混じりで聞き取りにくいけどなんか聞き捨てならない台詞聞こえてきたんだけど!?」

翠「な、何かの間違いですよ...多分「小魚に大根入れたサラダとお肉食べたい」とかそんなんですよ...」

『翠』「それはそれでどうなの!?」

いやいや待て待て待ちなさい
だって聞こえてくる声は明らかに刀使の皆さんなのにその内容がシンフォギア知ってる風って時点でもう理解出来ないんですが!?まさかもうコラボすでにどこかでした後!?後日談!?

翠「これはアレです、藪蛇です、一旦聞かなかったことにして帰りましょう」

『翠』「えぇ...」

翠「今日は午後にミーティングも控えてるんです!やはりこういうのは一日中暇な日にやるべきです!あっでも月から金は学校ですし土日は唐突に仕事入れたくなってきましたね〜」

えぇ、こういうのは興味本位で触れちゃいけない案件なんですよ、ゆゆゆ世界に飛ばされたことを忘れましたか!


《...ザザザッ...悪いようにはしない...話を聞いてくr...ザザッ...》


『翠』「こっちの声聞こえてるっぽいけど!?」

翠「う、狼狽えるな!というか落ち着きなさい、悪いようにはしないは悪いようにする人しか言いません!よって今日はおしまい!解散!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/12(木) 03:48:31.15 ID:gRccQZE40<> SOSっぽい台詞?はっはー甘く見ましたね
私はそんな助けを求める声には無償で手を伸ばすほどのお人好しではないのです!ここに響さん達やししょー達がいなかったのが刀の向こうの貴女達にとっての最大の不幸ッ!

翠「とにかく帰ります今すぐ帰りますコラボフラグほど無警戒に首を突っ込んでいいものではないんです」

『翠』「で、でも...あ、ほら、コラボだったら何やかんやで退場者は出ないだろうし...」

翠「ゲスト枠が死なないなんてのはもう古いんですよ!未来から来た水のライダーの最期を忘れましたか!」


《ザッ...頼む...話を...》

聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ聞いちゃダメだ...


《ザッ...話を聞けと言っているだろうがァッ!!!》


ひぃっ!cv:大西沙織さん!? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/12(木) 03:49:08.28 ID:gRccQZE40<> 《ひ、姫和ちゃん落ち着いて!》

《えぇい離せ可奈美っ!おい!そこにいるのはわかってるんだぞ!いい加減何か返事をしろッ!》


さっきの怒鳴り声以降、まるでトンネルを抜けたみたいに突然雑音もなく明瞭に聞こえてくるように

翠「この部屋を出ますよ!早くっ!」

『翠』「えっちょっ本当にスルーするの!?」

翠「しますよそりゃ!」

せめて色々問題が落ち着いているタイミングならまだしも、アダムさんとか謎の声さんの警告についてもよくわかってない今余計なのを増やす余裕はないんですよ!



コンマ下
奇数 部屋を出てもしっかり聞こえるしなんなら会話も出来る
偶数 流石に部屋から出たら聞こえなくなる
ゾロ目 というか来る <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/12(木) 03:53:29.64 ID:5+pfmiH80<> 逃げ切れるか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/13(金) 01:04:46.86 ID:Rtk5fiOxO<> これ他の4人もいる感じかな <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/13(金) 02:19:48.39 ID:py6ctouR0<> ・・・

翠「...よし、流石に部屋から出たら聞こえなくなりましたね」

『翠』「圏外って感じかな...」

声が聞こえるのはとんでもなく狭い範囲ってことなんでしょうか
もしくは壁や戸のような障害物があると遮られるとか...
とにかくこれで常時声が聞こえてくるなんていうことにはならないことがわかりました

翠「これは別に放置するわけではありません、あくまで後回しにするだけです」

『翠』「それを放置って言うんだよ」

いいんですよ!ただでさえ私の中では(今は『翠』に憑いていますが)奏さんやセレナさんのような退場キャラに加えて若葉ちゃんや園子ちゃんのような謎繋がりまであるんですから
これ以上はキャパオーバーです

翠「進展はあった、それだけで今回は十分です...大丈夫ですよ、たまにチョコミントでもお供えしておけば」

『翠』「うん、絶対やめた方がいいと思う、逆効果でしょ」

・・・

所変わって今度は司令室
午後のミーティングの時間です
集められた私達装者全員に共有された情報は予定通り、先日襲撃してきた錬金術師の襲撃について

弦十郎「これがその時の映像を解析したものだ」

スクリーンに映し出されたのは、桃色の髪に同じ色のイヌ耳のようなものを生やした少女...



コンマ下
奇数 知らない錬金術師ですね
偶数 知ってる錬金術師です!?
ゾロ目 何なら連絡先も...
(元パヴァリア光明結社ルート故のボーナス判定) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/13(金) 02:24:10.96 ID:MGeziRC/0<> デレろ! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/13(金) 02:59:09.69 ID:py6ctouR0<> 翠「あっ...!?」

弦十郎「む、どうかしたか翠くん」

翠「い、いえ何でも...」

スクリーンに映し出された錬金術師の少女
その人は、私の知っている人でした

エルザさん

私が数ヶ月前、パヴァリア光明結社に属していた時に知り合った錬金術師...
とある理由で複数の獣のDNA配列が後天的にインプラントされていて、それが外見にも現れているのが特徴
ちなみにあの耳は犬じゃなくて狼です

翠「...」

エルザさんが動いた、ということは、きっとあの2人も...
もしかして今回敵となる相手は...



何かする?安価下
1 高感度判定
2 特になし
3 その他(記述)
(1の場合翠ちゃんの某錬金術師3人組についての事前情報の量や今後遭遇した際の反応に変化が)
(2の場合凱旋ライブ当日に飛びます) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/13(金) 03:08:30.02 ID:Rtk5fiOxO<> 3 恐らくもう二人いる可能性がある事を伝えておく <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/13(金) 03:25:48.67 ID:9ntaLyxV0<> 1もついでにできないものか <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/14(土) 02:56:02.91 ID:HrjrfS9u0<> 翠「...あの、根拠とか確証とかはないし聞き流してもらっていいんですけど」

原作知識も利用出来ず、それどころか今が原作とどれくらい違っているのかもわからない現状何も言うまい、そう一度は思ったのを考え直し、私は小さく手を挙げました

弦十郎「何か思い至ることがあったか」

翠「いえ、ただ...きっともう2人くらいお仲間の錬金術師さんが出てくると思うんです」

友里「根拠も確証もないって言っていたけれど、割と具体的な数字ね」

翠「た、ただの経験則なので...」

本当は根拠はなくはないですけど、確証がないのは根拠がないのとほぼ同じ
そういう基準で行かせてもらいます
けれどまだ、言うべきではない...完全な敵対関係の今はそう思うのも事実

翼「経験則、か...確かにサンジェルマン達はアダムやティキとは別の思惑があったな」

クリス「マリアと後輩共も3人組だしな」

マリア「でもキャロルの時はオートスコアラーを合わせて5人...巨大なものも含めれば6人だったわよ?」

翠「なのでまぁ、2人「くらい」と」

そりゃ敵が全部で3人が経験則ってのは建前ですからね、適当に言っただけですよ
しかし嘘でもない、えぇ私基準ですが!



高感度判定する?安価下
1 する
2 まだしない
(ちなみにここでしない場合の次の高感度判定チャンスは3人のいずれかに遭遇した時です) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/14(土) 03:09:07.05 ID:Fv5cppq+O<> 2 次に回そうか <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/14(土) 03:31:04.30 ID:HrjrfS9u0<> ・・・

襲撃してきた錬金術師の正体が知ってる人だったという私にとっては衝撃的だったミーティングの日
それから日付は変わり、今日は翼さんの凱旋ライブ当日...なのですが


響「久々の翼さんのライブだよ!?翼さんの凱旋だよ!?だけどこんなんじゃ間に合わないよぉ!!」

クリス「どうしようもないだろ、道路が混雑してんだから」


もうすぐライブが始まるというのに、私達を乗せたS.O.N.G.の車は見事に渋滞に足止めを食らっていました

調「マリアも急に来られなくなるなんて」

切歌「ついてない時はどこまでもダメダメなのデス」

ちなみにマリアさんがライブに一緒に出ることは身内に対しても秘密
知っているのは私やクリスさんのような関係者だけ
例外的に『翠』も知ってますが、マリアさん的にはそれも想定内だったようで私達同様口止めされてます

夢姫「1年前はここまでじゃなかったはずですけど」

『凜音』「海外進出したのもあって人気もさらに上がっていきましたからね」

夏菜「バラエティに出たのも知名度アップに繋がったとか...って翠さん達大丈夫ですか?汗すごい出てますけど」

こ、これどっちなんでしょう...
渋滞にはまった結果もうすぐ会場に着くってタイミングで会場の外で騒ぎが起きて結局間に合わないパターンか
会場で騒ぎが起きても渋滞にはまってたせいで助けには入れないパターンか
いえどちらでもなく単にギリギリ間に合って何事もなくライブ楽しめるのが最高なんですけど...

『翠』《ど、どうする?だってこのライブでしょ?園子ちゃんが悪い予感がするって言ってたの》

翠《でもライブに間に合いたいってだけでヘリを出してもらうのは無理ですし、そうなると説教覚悟でギア使っちゃうかテレポートジェム使うかですよ?》



安価下
1 とりあえずじっとしている(一番安全)(常識人なら当たり前)
2 ギア使っちゃう(説教フラグ)(会場までかかる時間の判定有り)
3 テレポートジェム(説教フラグ)(成功かどうか判定有り) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/14(土) 03:36:27.28 ID:srUSwx+o0<> 1 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/14(土) 04:26:13.36 ID:HrjrfS9u0<> 翠《ここは様子を見ましょう、そもそももし会場内で何か起きても翼さんとマリアさんがいます》

それに私達だけ勝手にライブ会場に行ったら響さん達に一生恨まれそうですし
常識人な私は状況を冷静に判断し、大人しくしていることにしました

・・・

それから待つこと数時間

響「時間になっちゃった〜!ライブ始まっちゃった〜!!」

翠「こんな時のための中継です」

未来「ほら響、中継があるからそれで我慢」

遂に始まってしまった凱旋ライブ
私達は仕方なく車内から私のスマホでライブの中継を見ています
何故か別の車に乗っていたメンバーもこっちの車に詰めて

クリス「やっぱ狭くねえか」

翠「いや、あの、何も全員で一つのスマホ覗かなくても」

切歌「レッツリズムしたりシャンシャンしてたら充電切れたデスよ」

夢姫「それにこういうのは全員同じものを見た方が何となく盛り上がりますわ!」

わかるようなわからないような...?
会場の中央に建てられた塔のようなセット、そしてそこに輝くネオンの文字は

『Everyonez Dive』

『Tsubasa』



『and Maria』



切歌調「「マリアぁ!?!?!?」」

会場のお客さん達もまさかのサプライズにざわつきながらも、いざ始まってしまえば翼さんとマリアさんのデュオに大盛り上がり

未来「もしかして翠ちゃんもクリスもこの事知ってたの?」

クリス「まぁな」

翠「翼さん発案です」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/14(土) 04:26:39.43 ID:HrjrfS9u0<> ・・・

一曲目が終わり、興奮冷めやらぬ会場
これは大成功ですね

切歌「...およ?」

調「切ちゃん?」

切歌「マリア達、何だかずっと上見て固まってないデスか?」

確かに...こんな演出ありましたっけ


次の瞬間、何かが上から降り注いだのが見えたかと思うと突然中継が途絶えました


翠「えっ!?何で...」

一体何が起こったんですか!?
すると端末にも本部から通信が

エルフナイン『横浜湾岸のコンサート会場にアルカノイズ反応を検知しました!』

横浜湾岸の...って

響「だってそこは翼さんの!」

まさしく今向かっている、翼さんとマリアさんがライブをしている会場じゃないですか!!!

エルフナイン『はい、すでにピックアップ用のヘリをそちらに向かって飛ばしています、装者の皆さんは到着したヘリ搭乗後、直ちに現場に急行してください!』

未来「響!あれ!」

未来さんが指差す方向...ライブ会場からは大きな煙が上がっていました

クリス「ライブにアルカノイズをけしかけるだなんて、錬金術師は何が狙いだ?」

いや、そんな事より今は



コンマ下
奇数 ヘリ早く到着して!
偶数 ヘリ到着なんて待てない! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/14(土) 04:28:39.18 ID:0npRGFijO<> ピタロックさえあれば桃白白できるのに! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/14(土) 04:59:27.03 ID:HrjrfS9u0<> 翠「ヘリの到着なんて!」

園子ちゃんの言っていた悪い予感、やはり的中してしまいましたか
しかも会場内の方、そしてエルフナインちゃんの声色から察するに翼さんとマリアさんだけでは対処しきれていない...?

翠「待てませんッ!」

『翠』「っ、翠!」



安価下
1 アメノムラクモギアで浮遊(会場までかかる時間の判定有り)
2 勇者ギアで切り札(かかる時間の判定がボーナス有り)(使用時間判定有り)(反動で今日以降少しの間は行動不可になります)
3 テレポートジェム(成功かどうか判定有り)
4 いっそただ走る(かかる時間の判定有り) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/14(土) 08:56:20.86 ID:srUSwx+o0<> 1
フライトユニット借りれないかな? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/14(土) 23:19:18.04 ID:HrjrfS9u0<> 「Imyuteus amenomurakumo tron」


私は車から飛び出すと脇目も振らず道路を駆け出し、ギアを纏った瞬間地面を蹴って羽衣で空に
そのまま会場へ一直線に飛んでいきます

翠「大丈夫、あそこには翼さんもマリアさんもいる、だから大丈夫...」

それにもしあそこを襲ってるのが彼女達のいずれかだったとして、あの人達はきっと取り返しのつかないことなんて...



コンマ下
奇数 『翠』ちゃんと『夏菜』さんも追い付く(フライユニットボーナス発動)
偶数 そんなことはない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/14(土) 23:28:56.99 ID:E8z7s4sE0<> 大事なとこなんだ頼むよ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/15(日) 01:57:05.79 ID:pB+NHRhF0<> 『翠』「このお馬鹿ぁ!いくらなんでも勝手に飛び出すとかっ!」

『夏菜』「翠さんっ!」

呼び掛けてくる声にハッとして後ろを振り向くと、それぞれギア、擬似ギアを纏った『翠』と『夏菜』さんが追いかけてきていました

『夏菜』「これをッ!」

そう言って『夏菜』さんが投げ渡してきたのは小型に収納されたフライユニット
使用する度にメンテしてもらっていたものです

翠「ありがとうございます、借りますっ!!」

確かにフライユニットを使えばスピードは格段に上がります、使わない手はありません
私はスイッチを押してフライユニットを展開させ、背負ったところでエンジンを全開にしました

『翠』「あっ!だから置いて行くなぁ!」



コンマ下
01〜20、81〜98 マリア「翼!深く追いすぎないで!」のあたり
21〜80 ???「あっはは!恐れよ!怖じよ!ウチが来たゼ!」のあたり
ゾロ目 ???「そう弱い、だからこんなことしたって...」のあたり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/15(日) 02:02:19.12 ID:fN9Ll72g0<> 自分で作る帰り道 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/15(日) 02:45:01.78 ID:pB+NHRhF0<> ・・・

会場に空から突入した私が見た光景は
赤い塵が舞う中で何体ものアルカノイズを斬りふせるマリアさんと

翼「戯れるなッ!」

マリア「翼!深く追いすぎないで!」

蝙蝠のような羽を生やした少女と戦う翼さんの姿
翼さんが明らかに冷静さを失っている、しかし私はそれよりも先にその相手の少女の方に目を向けていました

翠「ミラアルクさん...」

ミラアルク「...!」

翼さんの剣戟を長く伸ばし尖らせた爪で弾いていた少女...ミラアルクさんは、私の存在に気が付いたのかほんの少し目を見開き



高感度判定
01〜20 完全に敵!信用出来ない!死すべし
21〜40 顔見知り!所詮は敵
41〜60 裏切り者!でも邪魔しないなら見逃してもいい
61〜80 いい人!でも信用していいかはわからない人
81〜98 かつての仲間!信用してもいい友人
ゾロ目 短い間だったけど家族!
(ちなみに『3人→翠ちゃん』の高感度です、『翠ちゃん→3人』は今後の安価コンマによっても変わりますがデフォは友人です(元視聴者フィルターによるアニメキャラへの情)) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/15(日) 02:47:31.19 ID:KnsPvlz2O<> おいゴルァ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/15(日) 03:05:26.95 ID:i0Ijr8RdO<> だめじゃん! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/15(日) 03:39:02.24 ID:pB+NHRhF0<> ミラアルク「...チッ、増援が思ったより早過ぎるんだゼ」

ミラアルクさんは鋭い目付きで一瞥した後、またすぐに翼さんと交戦を始めてしまいます

翠「っ...」

ミラアルクさんもエルザさんももう1人の錬金術師の人も、大まかな情報を資料で知った以外はアダムさんが設けた顔合わせの時くらいしか接点はありません
故に話したこともあまりありませんし、たった数日の短い期間ではとても信用を得られてはいなかったのでしょう
結果としては結社を裏切った立場でもあるためそこは仕方ありませんが

翠「ミラアルクさん!どうしてこんなっ!」

ミラアルク「敵に教えてやる義理はないんだゼ!ハァッ!」

翼「くっ...!」

取り付く島も...



安価下
1 加勢
2 先に逃げ遅れた人の救助
3 とりあえず声をかけ続けてみる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/15(日) 04:00:43.52 ID:fN9Ll72g0<> 2

久々にネロ様呼びたい所 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/16(月) 02:30:23.25 ID:VySmaDP70<> 『翠』「翠!救助が先っ!」

翠「っ!は、はい!」

ミラアルクさん...資料に目を通した限りでは話し合いの余地も、と思っていましたが、そこまで甘くはありませんか...
すでにほとんどのお客さんは出入り口に駆け込んでいたようですが、逃げ遅れがいないとは限りません
翼さんが周りを気にせず戦っているため、もし居たらとても危険です

翠《ネロさん!ネロさんならノータイムで来られるでしょうっ!》

ネロ《宝物庫は反応兵器の放射線がまだ残ってます、開けば漏れますよ》

翠《そこは何とかしといてくださいよっ!》

『夏菜』「上!次が来ますっ!」

その時、上からドリル状のアルカノイズが一斉に落下してきました

翠「っだりゃあ!」

咄嗟に剣を空に向けて振るい、斬撃で一気に殲滅していきます



コンマ下
ゾロ目以外 問題無く救助は出来た
ゾロ目 運命は収束する... <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/16(月) 02:37:35.94 ID:3DS36VLsO<> はい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/16(月) 03:38:17.97 ID:VySmaDP70<> ・・・

翠「他にはッ!」

『翠』「多分いない!けど気は抜かない!」

先程逃げ遅れの少女を外のS.O.N.G.職員さんのところまで送り届けてきた『翠』はそう言いながら駆け寄ってきました

『翠』「あの錬金術師...ミラアルクさん?とかその辺のこと、後で聞かれるだろうから何言うか考えといた方がいいよ」

翠「ですよね、わかってます」

『翠』は記憶を共有したのもあってある程度察しているようですが、そもそも私が数ヶ月前S.O.N.G.から逃げた時にパヴァリア光明結社にいたこと自体皆さんには言えてません
どうしたものでしょう

『夏菜』「2人とも!」

マリア「私達も翼に加勢するわよッ!」



ミラアルクさんコンマ下1
奇数 撤退するゼ!
偶数 もう少しやれるんだゼ!
ゾロ目 来てくれたのか!だゼ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/16(月) 03:41:06.94 ID:3BGj//070<> ごまだれ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/16(月) 04:02:43.39 ID:VySmaDP70<> 翼「ウアアァァッ!!!」

ミラアルク「ちぃっ!1対5は分が悪過ぎるんだゼ」

羽にしていたパーツを腕に巻きつけ即席のグローブにしていたミラアルクさんが翼さんの攻撃を弾きながらそう吐き捨てます

ミラアルク「けど、まだ退くわけにはいかないんだゼ!」



どう戦う?安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/16(月) 04:14:45.69 ID:e6ht9tt5O<> 可能なら『翠』が授かってる千景の加護でミラアルクを怯ませたい(出来れば目潰しも)
その隙に翠は勇者ギアにチェンジ、風雲児様のSSR技を無慈悲にしこまた打ち込み、最後は翼さんで〆
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/16(月) 12:57:02.74 ID:3BGj//070<> 八岐大蛇とマリアさんの連携プレーでミラアルクの片腕を叩き斬る
空に逃げたら『夏菜』ちゃんのフライユニットに搭載されてる凍結ミサイルで追い討ち! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/16(月) 19:08:50.49 ID:aLhq7sDv0<> 戦闘用に改良され復活したティキがミラアルクと共闘する
ティキは近接で素手格闘、遠距離でエーテルの錬金術を使う <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/16(月) 20:02:29.82 ID:WmQ8H4C6O<> 混戦になっているとミラアルクの死角から細長い杭が高速で飛来、本編での因果なのか胸部を貫通して突き刺さる

誰の仕業なのかは一切不明 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/19(木) 01:23:23.77 ID:tjDfr3e/O<> 最近インフル流行ってるらしいから>>1も気をつけて
安価下 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/20(金) 01:17:16.34 ID:TKE2Y1f00<> 翼さんは冷静ではなさそうですが、マリアさんが止めようとしないということはそうなっても仕方がない事がここで起きた、ということでしょう
ミラアルクさんに対して手加減無用という決断をしてしまっても仕方がない事が

『翠』「千景ちゃんの力、使わせてもらう...Imyuteus amenomurakumo tron...ハァッ!」

通常ギアから勇者ギアに変化した『翠』は彼岸花の花びらを散らしながら大葉刈を手に駆け出します

翼「よくも...パヴァリアの残党ォッ!!!」

それと同時に翼さんも動き、それぞれ左右からミラアルクさんに斬りかかりました

ミラアルク「考え無しなのは有難いんだゼッ!」

しかしミラアルクさんは羽が巻き付き肥大化させた両腕でそれらをガード
余程硬いのかどちらの腕に対しても刃が通らず、それどころか金属同士がぶつかったような音と共に火花が飛んでいます

ミラアルク「ふっ!」

そして軽やかに跳躍、空中で後ろ向きに回転しながら距離を取ろうとしました

翠「まだっ!」


《逆巻ク大蛇》


私はすかさず正面の空間を斬り裂き裂け目から八岐大蛇を召喚
射出されたかのように勢いよく飛び出した大蛇はミラアルクさんが着地する前に頭から体当たり

ミラアルク「ぐぁっ!?」

さらに八岐大蛇が8本の尻尾でミラアルクさんの胴体を左腕を巻き込む形で縛り上げます

マリア「ハァァァッ!!」

そこに飛び出したのはマリアさん

『翠』「最悪後で治す!いっちゃえマリアさんっ!」

マリアさんの手にした蛇腹剣が大きくしなり、身動きの取れないミラアルクさんに迫りました

ミラアルク「くッ!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/20(金) 01:17:49.23 ID:TKE2Y1f00<> ミラアルクさんは身を守ろうと唯一自由な右腕を顔の前に持ってきてガードしようとしますが、蛇腹剣の多数に別れた刃がまるで鋸のように連続してその右腕を削っていきます

ミラアルク「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!」

マリアさんの剣技の威力に押され八岐大蛇の尻尾の縛りが緩んでしまいますが、当の縛り上げられていたミラアルクさんは無防備に吹き飛ばされていました
遂に腕を包んでいた羽に大きな傷を与えるばかりか包まれていた腕そのものにまで刃が達し、血飛沫が会場の床を赤黒く染めています

ミラアルク「腕ッ...血ッ...ア゛ア゛ッ!」

流石にこれ以上は戦えないと踏んだのか、立ち上がり左腕を包んでいた羽を広げ、片翼で飛び立とうとするミラアルクさん

『夏菜』「逃すとでもッ!」

空に先回りしていた『夏菜』さんはそこにフライユニットに搭載された冷結ミサイルを追い討ち
再びミラアルクさんは地面に叩きつけられ、身体のいたるところが凍りついてしまいました

ミラアルク「がふっ...不完全なウチらじゃ、数で押されたら手も足も...けどッ」

『翠』「ごちゃごちゃとぉっ!!」

ミラアルク「ウチはどんな手を使ってでもォォォ!!!」

ミラアルクさんは左腕に羽を巻き付け、自身の凍り付いた箇所が悲鳴を上げるのも無視して無理矢理体勢を変え『翠』の特攻に迎え撃つように拳を振り抜きます <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/20(金) 01:18:22.72 ID:TKE2Y1f00<> 『翠』「っ!」

不自然な形で姿勢を変えられたことに咄嗟に反応出来ず、『翠』は拳を真正面からモロに受け...


《勇者の加護》

...『避けきれない攻撃に対してカウンターを叩き込んで相手を怯ませる。3回使用すると12時間のクールタイム』


『翠』「だぁっ!!」

その時、『翠』は自分でも驚く程の切り替えの速さでミラアルクさんの顔面に膝蹴りをかましました

ミラアルク「ッ!?」

予期せぬノータイムの反撃にミラアルクさんが一瞬固まります

翠「若葉ちゃん!Imyuteus amenomurakumo tronッ!!」

その隙、見逃してなるものかっ!私は桔梗の花びら舞い散る中、手元に出現させた生太刀を連続して振るい、エネルギー波を放ちました

翠「ふっ!はっ!はぁっ!」


『一投飛翔閃』

『飛翔緋那汰』

『一閃緋那汰』


一撃一撃が必殺...出し惜しみなしの連撃は惚けていたミラアルクさんを確実に捉えその身体を大きく吹き飛ばします

翼「ハァァァッ!!!!!」


『蒼ノ一閃』


さらに翼さんのトドメの一撃!

ミラアルク「ァァァアアッ!!!」

巨大な青いエネルギー刃がミラアルクさんを襲いました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/20(金) 01:19:18.70 ID:TKE2Y1f00<> ・・・

『翠』《後で治すとは言ったけど、流石にオーバーキル過ぎない?》

翠《でもまぁそれくらいの脅威ではあったはずですよ、いくら冷静さを欠いていたとはいえ翼さんが攻めあぐねるなんて》

とりあえず拘束した後にアスクレピオスで傷を治して...そんな流れを頭の中で立てながら倒れるミラアルクさんに近付こうとすると


「アハハハッ!かっこよく登場しておいて何も成せずに袋叩きなんて!無様だね!滑稽だね!」


そんな声が何処からか会場に響いたかと思うと、ミラアルクさんの周りにミラアルクさんを映す何重もの面が現れ、収束しました

マリア「アレは...!」

『夏菜』「それに今の声、まさか...っ」

ミラアルク「おぉ!おぉ!!!動く、動けるんだゼ!」

傷もダメージも完全に癒えた...否、『無かったことになった』ミラアルクさんは右手をグーパーしながら歓喜の声を上げます
しかし私達は今しがた目の前で起きた事象、そして新たに戦場に降り立った者の存在にただただ息を飲むことしか出来ません


ミラアルク「助かったんだゼ...ティキ」


ティキ「ウフフ♪」



改良ティキちゃんについての情報他安価下
(出自や使えるエーテルの術について等)
(なおエーテルの術については今のところデフォでAXZパヴァリア三人娘やアダムさんの技の下位互換的なもの、宇宙っぽいこと全般です)
(女神「ちなみに元祖ティキちゃんは破壊された後にS.O.N.G.に回収されている為、それを改良したのか新たに一から作ったのかによってS.O.N.G.の警備のガバさが変わります」

翠「いやS.O.N.G.って錬金術ありきだと割とガバいですよ」

『翠』「経験者は語る」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/20(金) 01:25:45.39 ID:cAD2r7BJ0<> 残っていた僅かなデータとパーツを元に作られた(記憶も全く残ってない)
性格は2度も復活させられたVAVAのような狂人染みた性格に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/20(金) 01:36:17.31 ID:qeN0DIKTO<> 術に関してはガリィとミカの技を中心にした感じで
但し2人には全く及ばない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/20(金) 18:02:25.45 ID:crVBFBCwO<> 数の多い装者との戦力差を埋めるためにヴァネッサが作った
無かったことにする神の力は1日3回までしか使えない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/20(金) 18:27:11.65 ID:1UrmNAeyO<> 声はノイズ混じりでアダムと一緒にいた頃の面影は見当たらず、残党達に関しては仲間意識を持ってないどころか終始見下している <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/22(日) 02:58:45.80 ID:ZtoQSfwO0<> ティキちゃん...少女の形をしたそれは、数ヶ月前のアダムさんとの戦いにおいて神の力を手にしディバインウェポンとなったにも関わらず響さんに倒され、再起不能となった状態でS.O.N.G.に回収されたはずの自動人形
それが何故、今目の前に...

ティキ「アハハハッ!敵前で惚けるなんて揃いも揃ってお疲れなのかな?でもダメ!もっともっと遊ぼうよ!!」

雑音混じりのやや聞き取り辛い声...それにどこか以前の彼女よりも会話の内容がタガが外れているような
次の瞬間、赤く巨大な結晶のようなものが私達に向かっていくつも飛来しました

翠「っ、カーボンロッド!?」

『翠』「わかんないことは後!とにかく敵が増えた!それだけ!」


『天の岩戸』


いの一番に反応した『翠』が私達の前に割り込み、羽衣の盾を広げカーボンロッドを留めます

翼「何人増えようとッ!」

マリア「翼っ!」

盾の影から飛び出した翼さんはティキちゃんに向けて一閃
しかしその一撃が当たった瞬間ティキちゃんの像が揺らぎ、水に変わっていました

ミラアルク「ハァッ!!」

そしてそこに繰り出されるのはミラアルクさんの羽を巻き付け肥大化させた脚によるキック
斜め上からのそれに対し翼さんが刀で受け止めると、翼さんの死角となる場所がキラリと反射します

ティキ「アハッ!」

まるで何もない場所から浮き出てくるように姿を現したティキちゃん
腕を尖った氷で覆い、死角から翼さんを突こうと...

『夏菜』「行かせないっ!」

その氷を止めたのは『夏菜』さんの槌
ガキンと大きな音を立て侵攻を阻みました

翠「今!」

私はティキちゃんの動きを止めるべくすかさず彼女の影に短剣を突き刺します


『影縫い』


『夏菜』「今の水を使った虚像、それにその氷...」

翠「カーボンロッドといい、どこかで見たようなものを...」

そもそもティキちゃんは戦闘には向かない作りだったはず...となるとあくまで別物なのでしょうか <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/22(日) 02:59:29.71 ID:ZtoQSfwO0<> ティキ「ウフッ!やっぱり楽しい!楽しいのね!壊れるまで遊んでよ!壊れるまで遊んであげる!!」


バキンッ


影に突き刺しておいた短剣がティキちゃんが力付くで動こうとしたせいで折れ、『影縫い』が解除されてしまいました

ティキ「ほらほら〜っ!!」


ゴゴゴォォ...!!


今度は何の音...上ですか!?



空を見上げると、降り注ぐいくつもの小型の隕石が




マリア「全員散開っ!!!」

流石に隕石は防御出来るかわかりません、私達はとにかく直撃をま逃れるために会場の中を走りました
次々と落ち、地面を揺るがす隕石
会場にはその都度クレーターが生まれ、ステージはもはや見る影もありません

ミラアルク「ティキ!あやうくウチまで巻き込まれるところだったんだゼ!」

ティキ「えー!弱っちい雑魚のミラアルクの為にわざわざ手抜きなんてやだよー!ミラアルクがダメダメなのが悪いんでしょー???」

ミラアルク「コイツっ...ヴァネッサには悪いけど好きになれないんだゼ...」

マリア「はぁっ!!」

隕石衝突による煙が晴れるより先に動いたのはマリアさん
蛇腹剣でミラアルクさんとティキちゃんを纏めて縛り上げようとします

ティキ「そんなものじゃ楽しめないよー!」

しかし自身に巻き付いた蛇腹剣をティキちゃんは掴んで引きちぎってしまいました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/22(日) 03:00:01.97 ID:ZtoQSfwO0<> 『翠』「ならっ!」

次は『翠』による鎌の斬撃
ティキちゃんの関節部分を狙い振るわれます

ティキ「いいね!でもまだやれるよ!」

それを白刃取りのように両手のひらで受け止めるティキちゃん
『翠』が睨みつけるのに対し、ティキちゃんはとても楽しそうな顔をしています
まるで本当に戦いを楽しんでいるような



翼「ふっ!」

ミラアルク「くっ、はっ!!」

所変わってこっちは再び翼さんとミラアルクさんがぶつかっています
私と『夏菜』さんもそこに加勢しようとしていると


ひゅんっ...ドスッ


ミラアルク「ぁ...?」

次の瞬間、ミラアルクさんの胸元から何かが生えていました
いえ、正確に言えばどこからともなく...ミラアルクさんの死角となるところから、高速で飛来する細長い杭が
ミラアルクさんを貫通し突き刺さっていました



コンマ下1
ゾロ目以外 重症
ゾロ目 即死(退場メンバー増えるよやったねt...翠ちゃん!)

どうする?安価下2以降

(女神「公式がカウントダウンしてますけど、これは続編を期待してもいいんでしょうか!ライブの可能性も高いですけど!」

翠「私は響さんが養子に迎え入れた女の子が格闘技するのとかが始まるんじゃないかと思ってたり」

『翠』「さては最近リリカルマジカル頑張るやつ見たね?」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/22(日) 03:04:05.78 ID:fjXm6lTrO<> カウントダウンの意味とは <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/22(日) 03:17:12.77 ID:QTo4UBaY0<> ティキmk-2が撤退するまでダメージを与える
氷や隕石を飛ばしてきたら八咫ノ鏡で反射!大技連発は『翠』とマリアさんに <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/22(日) 03:18:07.53 ID:5ZT1C64P0<> 翠が咄嗟にミラアルクを救出してアクスレピオスで回復しに向かう
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/12/22(日) 03:43:00.44 ID:Oxp1gq440<> و ممكن حدا يشرحلي شو إستفادت إليسا وقت تعمل لايك على هيك فيديو مع كلام مسيء ضد ميريام؟؟ إنو إستغلال الحادثة لتمسيح الجوخ و تبييض الطناجر؟ بس حست بغلطها و رجعت شالت اللايك <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/22(日) 03:53:40.54 ID:fjXm6lTrO<> コンマがミラアルクに対して厳しいな

安価可なら胸を貫かれたミラアルクはギリ呼吸が出来るぐらいまで治療
完治?二度目は許さないと言った筈だ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/23(月) 04:12:02.77 ID:XrcM3Z5U0<> ミラアルク「な、に...」

自身の胸元から何が飛び出しているのか、それがわからず思考が追いつかなくなっているミラアルクさんですが
言葉を発しようとした途端、肺に走る強烈な痛みに『何かが身体を傷付けている』ということを理解し、目を見開いていました

ミラアルク「ヒュッ...」

そして損傷したという自覚、出欠多量によって仰向けに倒れ込みます

翠「ッ...Healing almighty Asclepius tron!」

私は咄嗟にアスクレピオスのギアを起動、惚けて立ち尽くす翼さんを押し退けてミラアルクさんに駆け寄りました

翠「意識を保って!ミラアルクさん!」

ミラアルク「...ぁ」

翠「今から抜きます、耐えてください!」

今にも意識をなくしてしまいそうなミラアルクさんに杭を握りながらそう声をかける私
なるべく素早く、でもこれ以上ミラアルクさんの内部を傷付けないように...一気に!

ミラアルク「ア゛ッ!〜〜〜ッ!!!」

翠「お願いします、アスクレピオスッ!!」

ギアをアメノムラクモからアスクレピオスに変わった私はその手に握った杖の先端をミラアルクさんの胸元に開いた穴にかざし、フォニックゲインを注ぎます

翠「まだ死んでない!死なせないッ!」

その時私には今にも息絶えそうなミラアルクさんが、いつかのカリオストロさん、そして『翠』の姿にダブって見えていました

翠「もう殺したくない!だからッ!」

魂は死んだだけでは終わらない、オカルトと称される幽霊も実在はする、例えそうだと知っていても...だから死んでもいいだなんて、思えるはずがない

翠「生きるのを諦めないでッ!!!」

杖から発せられるエメラルドグリーンの光がより一層強くなり、ミラアルクさんの穴も段々と塞がっていきます
何とか一命は...



コンマ下
奇数 特になし
偶数 刻印 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/23(月) 04:14:55.35 ID:JQcI1bU30<> あ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/24(火) 04:12:13.10 ID:90hDANcW0<> ・・・

穴は塞がりましたし、臓器や骨、切れると危険な神経や血管等も粗方治せました
状況が状況、立場が立場な為完治まではさせていませんけど、これなら話すことくらいなら出来るでしょうし自然治癒に任せてもそうかからないはず
最も怖い後遺症が残ることだけは避けられたと思いたいですが...ミラアルクさんの身体は普通ではない為絶対とは言えません

翠「はぁ...」

さて、どうしたものでしょう...
この助けてしまったミラアルクさんも、ずっとなんとも言えない表情で惚けてしまっている翼さんも
それにこの細長い杭...放たれた方角にはすでに誰もおらず、何者の仕業なのかわかりません
やり方は荒っぽいですが私達の味方なのか、それとも...



『翠』「ちょこまかとっ!」

ティキ「アハハッ!ほらほらこっちー!」

マリア「動きがすばしっこくて埒があかない!」

『翠』達の方は、ティキちゃんに翻弄され中々有効打が打てずにいました

ティキ「えいっ!」

『夏菜』「撃ち抜くッ!」

投げつけられたカーボンロッドの中心を『夏菜』さんが砲剣で撃ち砕くと

ティキ「なら今度はきらきらなりゅーせーぐーん!」

間髪入れずにいくつもの細かい氷の粒と小型の隕石を同時に振らせてきます

『夏菜』「っ、数が!」

『翠』「なら纏めて返品する!」


『八咫の鏡』


『翠』の掲げた剣の先から放出されたフォニックゲインの形作る八咫の鏡がそれらをティキちゃんに向けて跳ね返しまていきました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/24(火) 04:12:38.06 ID:90hDANcW0<> ティキ「ウフッ!いいよいいよ!もっとないの?もっと欲しい!いっぱいちょうだい!」

跳ね返された氷も隕石もことごとく避け切りなおも余裕なティキちゃんは大きく腕を広げて向き直ってきました
今度は避ける必要もない、とでも言うかのように

マリア「なら特大のをくれてやるわっ!」

『翠』「残さず食らいなよッ!!」


『HORIZON†CANNON』

『焦熱ノ遊戯闇刃』


『翠』の鎌から放たれる三日月型のエネルギー波とマリアさんの粒子砲が同時にティキちゃんに襲い掛かります

ティキ「こんなものー?」

しかしそれを受けたはずのティキちゃんには傷一つ

ティキ「違うでしょ?違うよね?もっともーっと強くて楽しいのが...!...えー、もう終わり?まだ遊び足りないのに...そこまで言うなら帰ってあげる、しょーがなくね!」

するとどこかと連絡を取ったのか、急に帰ると言い出すので『翠』達にも緊張が走りました
ここで逃がしていいのか、と

ティキ「ざーんねん、今日はここまで!次はもっと楽しく遊ぼうね!」



コンマ下
奇数 その前に回収するものは回収していかないとね!
偶数 使えないのは回収する気起きなーい!
ゾロ目 最後に一発大きいの残していくね! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/24(火) 04:14:07.14 ID:xplsOg8gO<> クリスマス <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/24(火) 16:32:29.14 ID:v74pfAPM0<> ミラアルクちゃんがクリスマスプレゼントに贈呈されてしまった <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/24(火) 19:06:56.28 ID:90hDANcW0<> ティキ「ばいばーい!」

無邪気な笑みと雑音塗れながらも明るい声を残し、ティキちゃんはテレポートジェムを起動させ会場から姿を消しました

『翠』「あっ...あんの大食らいロリメカ娘が...」

『夏菜』「破壊したはずのオートスコアラーが再び姿を見せることは前にもありましたが、今回は」

マリア「様変わりが過ぎるわね...」

その後、飛来する隕石等により中々会場近くまで飛ばせなかったヘリもようやく到着し、響さん達と合流
私や『翠』、『夏菜』さんの独断専行に何か言いたげだった皆さんでしたが、私の傍に横たわるミラアルクさんを見て押し黙ってしまいます

翠「...とりあえず、戻りましょうか」

翼「...あぁ、そうだな」

・・・

『ステージに仕掛けられた爆発物の被害により、死傷者行方不明者数は既に7万人を超え、今後さらに増える見込みと...』


翌日の朝、早速ライブ会場でのことがニュースになっていました

『翠』「爆発物ねぇ」

翠「事実をそのまま流すわけにはいかない、いつものことじゃないですか」

『翠』「目撃者、というか被害者にも口止めしてるしね」

これが単なるノイズ災害であれば別ですが、出たのは錬金術師にアルカノイズ、そして対応したのはシンフォギア装者...政府の闇を全力全開せざるを得ません

『翠』「やるせない...のはむしろ翼さんか」

翠「せっかくの凱旋ライブを襲撃されて、その襲撃した張本人は手の届くところにいても療養中だから手は出せない、ですからね」

ミラアルクさんは現在S.O.N.G.本部に捕縛...というていで保護され、病室に寝かされています
傷は塞がったはずですが、疲労や諸々でまだ目を覚ましていないとのこと <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/24(火) 19:07:29.24 ID:90hDANcW0<> 翠「本部にミラアルクさんを助ける為襲撃...というのも、あるかもしれませんね」

『翠』「がっつり敵対視されてたし、まぁ仲間意識高い系のお仲間ならあり得るか...翠もせめて顔見知りなら話が通じる程度には関係築いといてよ...」

翠「根っこが人見知りの内弁慶に何求めてんですか...それより問題はあのティキちゃんです」

S.O.N.G.に回収されていた方のティキちゃんの残骸は無事でした...つまり会場に現れたティキちゃんは完全に別人ということ
もちろん多くの自身の複製ホムンクルスを用意していたキャロルちゃんのように元々ティキちゃんも量産型だった可能性も0ではありませんが、どうもそうではない気がしています

翠「戦闘特化のような動き、ガリィさんやミカさんのような技」

『翠』「性格も見下す感じのと戦いを楽しんでる感じのが前のティキちゃんより強くなってたっぽい?ガリィさんほど腐った性根ではないだろうけど...ないよね?」

翠「情報0過ぎて何とも...でも」


ミラアルク『コイツっ...ヴァネッサには悪いけど好きになれないんだゼ...』


あの台詞...もしや今回のティキちゃんは元技術者のあの人が...? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/24(火) 19:07:55.74 ID:90hDANcW0<> 『翠』「ただそのどっちでもないのはどうなのよ、あの隕石といい他人に付与させた『神の力』といい」

翠「第五元素...エーテルの錬金術由来でしょうね、前のティキちゃんが惑星運行観測機能特化でしたからむしろそっちの方がしっくりきます」

『神の力』についてもサンジェルマンさん達が完成させた手前、錬金術師であれば誰でも使えるものとなりましたが...それは無かったことにするダメージと称された『神の力』を付与されたヨナルデパズトーリの使役という形で、です
確かにディバインウェポンとなったティキちゃんはその力を自身に付与していましたし、その応用で他者に付与するのも不可能ではないとは思いますけど

翠「あのティキちゃんの中にヨナルデパズトーリかそれ相応の何かが?それとも惑星からエネルギーを得て?いやそれにしても...」

『翠』「仮にも『神の力』ってんだから女神様あたりも使えたりすればいいのにね〜」



何かする?安価下
(特になければイベント判定)

(翠『翠』「「メリークリスマス!&シンフォギアライブ2020決定おめでとうございます!!!」」

翠「いやーカウントダウンはライブでしたね、これは適合者にとってとても良いクリスマスプレゼントになりました」

『翠』「だねぇ、チケット手に入れられるかな...」

女神「丁度このスレでもライブの話してましたしタイムリーといえばタイムリーでしたね」

翠「展開のせいでとんでもなく不謹慎なこと言ってますね」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/24(火) 19:34:34.49 ID:OzN4/yP+0<> 翠ちゃんズ揃って園子様に「鍛えてください!」と鍛錬を申し出る <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/24(火) 20:49:13.90 ID:a0cbDQXGO<> 旦那にミラアルクに謎の攻撃が襲った件について話して怪しい人物がいなかったか聞いてみよう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/24(火) 22:07:10.29 ID:tXEn/7GA0<> なんか毎日鍛錬してるような気が… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/24(火) 22:19:57.08 ID:3HcpahVXO<> 鍛錬しても本番で勝つかどうかはコンマだからな <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/26(木) 02:26:47.00 ID:qzYWbSkK0<> undefined <> ◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/26(木) 02:27:30.25 ID:qzYWbSkK0<> ・・・

園子「それでまた来てくれたんだね〜」

千景「流石に私達にも不死身耐性の攻撃を教えることなんて出来ないわよ?」

若葉「現役の頃はバーテックスも完全ではなく、園子達の世代では回復はしても御魂という弱点があるからな」

翠「あーまぁそこはウチに神殺しさんがいるのであんまり気にしてないといいますか」

『翠』「イミテーターあれば『私』達も、なんなら夢姫ちゃんもいけるからね」

敵が強い!ならどうするか!鍛えるしかない!
そんなわけで今日も今日とて二度寝...もとい鍛錬の為、若葉ちゃん達のいる深層世界にやってきました

翠「私なんてまだ若葉ちゃんに勝ててませんからね...」

若葉「仮にもリーダーを任され、後の時代にも口を出させてもらった身だ」

千景「切り札は別として、ほとんど鍛錬とセンスだけでこの強さなのだから呆れるわ...」

園子「ん〜、でもまたわかちゃんとっていうのも、戦い方に癖が付いちゃうかもだし...」

『翠』「うん、その辺はわかってる、だから今回はいつもと少し趣向を変えたいというか、手札を増やしたいというか」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/26(木) 02:27:58.58 ID:qzYWbSkK0<> 私達は目配せをし、同時に目の前の勇者様に頭を下げます

翠『翠』「「鍛えてください!園子ちゃん!!」」

園子「...へ?私???」



翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
13 ロンゴミニアド(イグナイトなし)(未使用)
14 玉手箱(イグナイトなし)(特殊)
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下2
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

どう戦う?安価下3以降
(千景「まだ超えられていない身としてはスルーされたようだけれどいいのかしら?」

若葉「いいんじゃないか?あれでも園子は勇者の中では最強と謳われているらしいからな、園子に勝てたとすれば私に勝つこと以上に良い経験になるかもしれない」

千景「親バカ...ならぬ祖先バカね」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/26(木) 02:56:07.47 ID:FZM66QQ+0<> 安定の1! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/26(木) 03:22:50.65 ID:tj23VqM/O<> 1
他のギアも使ってあげたいけど一部除いて性能とかよう分からん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/26(木) 17:15:45.58 ID:FZM66QQ+0<> 園子様、数的不利でも対等に翠ちゃんズと渡り合う+後半からはまさかのUR技も解禁するという容赦の無さを見せつける
翠ちゃんズは前半から技を惜しみなく使用、後半は『翠』の衝破ノ球を翠の素戔嗚ノ陣で吸収してXDモード発動を狙う
<>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/28(土) 04:55:56.08 ID:MkRgwAbo0<> ・・・

「「Imyuteus amenomurakumo tron」」


私と『翠』はそれぞれ一番慣れ親しんでいるアメノムラクモのギアを纏い、園子ちゃんと対峙します

園子「ふっふっふ、かかって来るがいい、シンフォギアよ!」

翠「意外とノリノリでやってくれますね」

園子「やるからにはねー、気を取り直して...さぁ!」

『翠』「遠慮無く!ハァッ!」

先に動いたのは『翠』
地面を蹴り、跳躍して距離を詰め正面から斬りかかります

園子「うんうん、いいよー」

余裕たっぷりにそれを避ける園子ちゃん
私はすかさず園子ちゃんが避けた方に回り込もうとしました

翠「せいやっ!」

園子「はいっ!」

翠「がっ...!」

しかし振り上げようとした剣の刃を園子ちゃんに踏まれ地面にめり込まされ、続け様に退かした脚でそのまま胸元を蹴られてしまいます
おかげで剣は地面から無事抜けましたが

翠「今、こっち見ないでやりました...?」

園子ちゃんから見て私の位置は真横、死角とまではいかなくとも視界としては見えにくい場所のはず
それなのに園子ちゃんは正面を向いたままで対処してきていました

『翠』「翠!挟み撃ち!」

翠「っ、はい!」

すぐさま距離を取った私達は園子ちゃんを挟む形で技を繰り出します

翠「はぁっ!」

『翠』「ふっ!」


『緋ノ一閃』

『天叢雲剣ノ雨』


エネルギー波が、あるいは剣の横殴りの雨が園子ちゃんに迫りますが、園子ちゃんは相変わらず余裕な表情で

園子「せえぇぇいっ!!」

槍の先端に紫色のオーラを纏わせると、ぐるりと一周しどちらの技も弾き飛ばしてしまいました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/28(土) 04:56:26.06 ID:MkRgwAbo0<> 翠「なら畳み掛けるまで!」

私は剣を大型化させ、園子ちゃんにぶん投げ!


『ウルトラソード』


園子「とぉっ!」

それはやはり簡単に受け止められてしまいますが

『翠』「セイヤァッ!!」


『ディメンション・スラッシュ』


絶対不可避の空間断絶なら!

園子「届かせないんよ!」


『花祭典槍』


『翠』「なぁっ!?」

『ウルトラソード』の剣を弾いた園子ちゃんの槍の先端から伸びたエネルギー刃が空間に引かれた線を砕き、『翠』の技をキャンセルしてしまいます

『翠』「いや何今の!」

園子「ふっふっふ、私には可愛い精霊が21体いるんだぜぇ」

明かされてない部分は自由に出来ると!?力と技の戦士だって不明だった秘密は後々ちゃんと設定出てきたんですよ!?

園子「まぁ種明かしをすると、剣から放たれる断絶するエネルギーが私に届く前に消滅させるだけなんだけどねっと...反撃行くよ〜っ!!満開ッ!!!」

その時、大きな蓮の花が咲き...空飛ぶ巨大な船が私達の目の前に現れました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/28(土) 04:56:57.29 ID:MkRgwAbo0<> 翠「満開...」

『翠』「遂に使われた...まずい、一旦ここを離れて」


園子「そればっかりじゃダメなんよ〜!」


『滅刃の矛・満開』


ゴォォッ!!!


『翠』「きゃあぁっ!」

翠「ぅああ!」

次の瞬間船から放たれた衝撃に私達は紙切れのように吹き飛ばされてしまいます
しかもその衝撃はそれ自体が技であるためか、ギア全体がダメージを負いヒビだらけに

『翠』「ぐっ...がふっ...これはこっちも、行くしかないよ...」

翠「ですね...」

私達はそれぞれ剣をぐっと握り直し、覚悟を決めます

『翠』「はぁぁっ!!!」

『翠』は剣にフォニックゲインを溜めながら羽衣で空に浮遊し、園子ちゃんを乗せた船に向かっていきました
園子ちゃんは船を動かしそれをはたき落とそうとします

園子「何を見せてくれるのか楽しみだけど、手を抜いてはあげられないんよ!」

『翠』「結構!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/28(土) 04:57:46.82 ID:MkRgwAbo0<> 船の両側面に備わった羽のような箇所が園子ちゃんの槍同様紫色のオーラを纏い振るわれますが、それを『翠』は避けつつ船を私から遠ざけさせていました
『翠』が頑張ってくれている間に私は出来るだけ体力を回復しておかないと



園子「そろそろ動きも遅くなってきてる、限界なのかな?」

『翠』「はぁ、はぁ...あと少しで限界...ってとこだから、まだ限界じゃない...」

息を切らせながら園子ちゃんと何かを話している『翠』
ここからでは何を話しているのかわかりませんが...タイミングとしてはそろそろでしょう


『翠』「...Gatrandis babel ziggurat edenal...Emustolronzen fine el baral zizzl...」


そして戦場に紡がれる歌

園子「絶唱...でもそれだけじゃこの槍の護りは突破出来ないんよ」

そう、奇しくも園子ちゃんの槍もまた私達のアメノムラクモと同じく盾としての能力を持つ武器
ですが、この際それはどうでもいいのです

『翠』「Gatrandis babel ziggurat edenal...Emustolronzen fine el baral zizzl...最後の最後、絞りきったフォニックゲイン...持ってげぇぇぇ!!!」

園子「ッ、下に!?」

『翠』は自身の絶唱のフォニックゲインまでもを剣に吸収させ、それらを一つのエネルギーの球にして下の地上に...私に向けて放ちました


『衝波ノ球』


そして私はその球に剣先を向けます

翠「来てッ!」


『素戔嗚ノ陣』


吸収したフォニックゲインは剣を伝って私の身体に流し込まれ...



コンマ下
ゾロ目以外 エクスドライブ!
ゾロ目 ちと足んない
(翠「今日はクリスさんのお誕生日!ところで今日一日みんなでクリスさんを先輩と呼ぶ、なんて計画があるらしいですが...私もやるんです?いえいいんですけども」

『翠』「クリスさんのお誕生日である本日は、当然のごとく誕生日ライブというものがありまして...ライブ終わるまでに飾り付け終わらせるよ!この際サプライズとか多分バレてるけど精一杯やるのが一番だからね!」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/28(土) 08:26:08.22 ID:P3LFjyok0<> ほい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/28(土) 08:27:31.32 ID:P3LFjyok0<> 翠ちゃんコンマ運無さすぎない? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/29(日) 03:33:43.23 ID:rQ4rkdEL0<> 身体中を駆け巡る凄まじいフォニックゲイン
しかし数度経験しているが故にそれがどうしても

翠「エクスドライブモードには...届かない...!」

無視し難い事実に気付いてしまいます

園子「こっちの『りんりん』は今ので完全にダウン...あとは一騎打ちだね、りんりん」

ゴゴゴ...とこれ見よがしに空気を震わせ音を立てながら船を私の方に向き直す園子ちゃん
エクスドライブは無理でしたが、一か八かやるしかありません
幸いアメノムラクモにアメノムラクモを掛け合わせたフォニックゲイン...異なる2種類のシンフォギアによるそれとは比べ物にならないほど馴染んでいます
後はこれをぶつけるのみ!


翠「S2CA...ツインブレイクッ!!!!!!!!」


私は身体を巡るありったけのフォニックゲインを一振りに乗せ、エネルギーの刃を上空の園子ちゃんに向けて放ちます!


園子「ハァッ!!!!!!」


『滅刃の矛・満開』


翠ちゃんコンマ下1
園子ちゃんコンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分けです) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/29(日) 07:10:01.62 ID:acfHC/Ke0<> とりゃ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/29(日) 08:27:21.48 ID:9lMTzyEcO<> ここ最近のコンマ運酷いけど果たして <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/30(月) 02:51:37.48 ID:iVSNWJxJ0<> 私と園子ちゃんの間で衝撃と衝撃がぶつかり合い、拮抗
いえ、若干押されて...?

翠「ぐうぅぅう!!」

私がより一層フォニックゲインを込め後押しして放たれた刃は、私の想いに呼応するかのように光を強め、徐々に押し返し始めます
そして

翠「行ってッ!!!!!」

園子「っ、まさか本当に...!」

とうとう押し切り、園子ちゃんの乗る船を一刀両断しました

・・・

千景「満開を打ち破った、ということで...蒼井さん達の勝利でいいわね?」

園子「もちろん!」

『翠』「そんな元気よく言われてもボロボロになった『私』的には微妙...」

翠「でもあれ以上延長されると危なかったので何とかなって良かったです...」

若葉「S2CAを放ち押し切った直後にギアも解除してしまったからな」

でも勝ちは勝ち、私達の勝ちです!



※園子ちゃんとの戦闘及び勝利につき『勇者ギア(園子ちゃんver)』の使用が可能となりました



何か話す?安価下
(特になければ表に戻ります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/30(月) 03:01:23.55 ID:YuYLscq90<> 大天狗について話すと
「…あれだけは極力使わない方がいい」と念入りに忠告される
最後に「周りの仲間と鍛錬に励むのもいいと思うぞ」と軽いアドバイスを受け取る <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/30(月) 03:18:13.75 ID:AxHhnNgTO<> 「UR技も勿論使えるけど反動あるから無闇に使っちゃいかんよ〜」

「あの御刀、お話ぐらいは聞いてあげてもいいんじゃないかな〜?」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/31(火) 21:09:27.75 ID:vQSjs5N50<> 乃木「よくこのダークネス園子プロトタイプを退けた...その実力を認め、お前達に渡した我の力の一端を今完全解放してやろう...」

芝居掛かった口調でそう言いながら園子ちゃんは私と『翠』それぞれのアメノムラクモのギアペンダントに手を触れます
すると中からホログラムのように映し出された薔薇の花びらが紫色に光り蓮の花びらに変化、再びギアペンダントの中に消えていきました

園子「私の力は精霊21体付きの力、りんりん達...それからりんりんのお仲間の1人に渡した力はセーブしておいたけど、2人のはこれで全ての機能が使えるようになった」

『翠』「そんな気はしてたけど、やっぱり『私』達も使えるんだ...園子ちゃんの力」

も、とは言いますが、肝心の切歌さんは園子ちゃんのことを思い出せていないので実質私達だけになりますけどね
しかしここに園子ちゃんがいることといい、もしやとは思っていましたが...

園子「ちなみにほとんど使ってないギアも沢山ある現状で使う機会があるのか、なんて苦情は受け付けないんよ」

翠「言いませんけど!?」

思いはしましたけど口にするつもりはなかっただけなんてことはまぁ

園子「ちなみについでにもう一つ...満開とさっきの技ももちろん使えるけど、反動はあるから無闇に使っちゃいかんよ〜」

さっきの技...UR技の『滅刃の矛・満開』のことでしょう
反撃については若葉ちゃんのギアの時の切り札と同じで気をつけるとして <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/31(火) 21:10:07.71 ID:vQSjs5N50<> 千景「ところで蒼井さん?乃木さんが言うには、園子さんに勝ったこと自体は乃木さんに勝つこと以上らしいけれど」

翠「えっじゃあ今ならもう1つの切り札も」

若葉ちゃんの持つ、『源義経』とは違うもう1つの切り札...

翠「『大天狗』も、多少は使いこなせるように?」

若葉「...」



若葉『手遅れになっては意味がない、アレもいつでも使えるようにしておいているが...本当にどうしようもなくなった時以外は使うな』

若葉『私は所詮残留思念のようなもの、貴女の行動を制限などほとんど出来はしない、だから私の忠告を聞くも聞かぬも翠さんの自由だ...だが...』



少し前その事について尋ねた時、若葉ちゃんはそう言っていました

若葉「...答えは今も変わらない、あれだけは極力使わない方がいい」

翠「...ですか」

それはそうですよね、園子ちゃんを倒せたとはいってもルールありきの、それもこちらは2人がかり
それに『大天狗』の反動はおそらく単なるダメージだけではなく... <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/31(火) 21:10:44.81 ID:vQSjs5N50<> ・・・

園子「そういえばりんりん達、あの御刀のことは...」

翠「へいそのっち!フラグ建設関係の台詞はシャラップ!」

貴女が建てようとするというか建てさせようとするのはむしろ別のフラグでしょうが!

園子「まぁまぁ...あの御刀、お話くらいは聞いてあげてもいいんじゃないかな〜?」

翠「わかってます、わかってるんですけど...」

『翠』「せめて錬金術師...あのミラアルクさん?達?のが解決してからならとも思うけど...」

千景「コラボイベントと捉えてしまえば後回しにしたい気持ちもわかるけれど、実際はゲームとは違ってあちらからしたら先延ばしになるのは困るでしょうね...」

翠「タイミングですよね...」

確かに、私はシンフォギア世界もとじみこ世界もゆゆゆ世界もそれぞれ別作品と知っているが故に(正確には私の生前の世界にあった作品に非常によく似た平行世界とか女神様はそんなこと言ってましたが大差ないでしょう)コラボと思ってしまいますが、本人達にとっては紛れもなく現実、コラボは後回しにしたいという訳の分からない理由で話も聞いてもらえないのはそりゃキレもしますよね <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2019/12/31(火) 21:11:11.92 ID:vQSjs5N50<> 園子ちゃんverの勇者ギアという思いがけないお土産も貰い、そろそろ帰ろうという流れに

若葉「周りの仲間と鍛錬に励むのもいいと思うぞ」

私達に会いに来てくれるのも嬉しいが、と
最後に若葉ちゃんからそんなアドバイスをもらいました

・・・

表に戻った私達は、ししょーの元に向かいました
要件としてはミラアルクさんが謎の攻撃を受けた事についてです
死角からの、目にも止まらぬ速さで放たれ胸元を貫いた細い杭...吸血鬼の伝承と合わせて考えれば、哲学兵装なんてものがある世界では物騒どころではない事件でした

翠「あの時、怪しい人の目撃情報とかは...」



怪しい人物についての情報安価下
(翠「今年も今日で終わりですね...平和な、というのは少し違うかもしれませんが、なんだかんだ悪くない年だったんじゃないでしょうか?来年もよろしくですよ!」

『翠』「年末といえば歌番組とバラエティ番組!装者的には歌番組のが良いのかな?来年も翠共々よろしくね!」

女神「今年中に終わりませんでしたね...つまり来年も参加してくださっている皆様にはお世話になるということですね、敢えて言いましょう!来年こそは!」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/31(火) 21:41:43.22 ID:7k9e9Q7Y0<> 避難してる市民が多かったので目撃の情報は全然入ってないが、一人顔や身体をコートで隠してた少女?がいたらしい
「一般市民の可能性も十分あるので真に受けないように」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/12/31(火) 23:01:11.20 ID:jMR7WPhp0<> 翠が助けを頼みネロ様がやったことだが翠が頼んだことを忘れている <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/01(水) 02:46:31.69 ID:c3wgkL5z0<> 翠「今は少しでも情報が欲しいんです」

弦十郎「と言われても、現場は知っての通りの大混乱、一応出来る限りの調査や聞き込みはしたが...」

避難している市民が多かったことが主な原因で怪しい人物に関しての目撃情報もほとんどなかったようです
それこそ事件はすでに会場に残ってしまっていた人達の避難も私達が完了させた後に起きたことですし、決定的瞬間を私達が誰一人見ていないということは犯人の仲間でも混ざってない限り避難した人達の中に有力な情報を持ってる人なんて

『翠』「翼さんの凱旋ライブともなると来てくれるお客さんも色々だし、やっぱり多少特徴的でも記憶には残らないんじゃ」

弦十郎「それもあるだろうな...あぁ、だが少し変わった目撃情報もあったな」

翠「本当ですか!?」

弦十郎「あ、あぁ...なんでも1人、顔も含め全身コートで隠している子供がいた、少女のように見えた、というのが...」

全身コートで隠して...

エルフナイン「...な、何ですか!?どうして翠さん、僕の方を見てくるんですか!?」

翠「いえ、深い意味は」

単に全身コートの少女と言われてパッと思い付いたのがエルフナインちゃんだっただけです
あの破廉恥ルックは強烈ですからね...

『翠』「怪しさしかないじゃん...てか顔も隠してるってことは多分フード付き、それって錬金術師でよくある格好なんじゃ...」

しかしそう、どちらかというとシンフォギアでありそうなのは錬金術師という可能性です、そもそもミラアルクさんも元々そちら側ですし
となると他の錬金術師がミラアルクさんを、あるいはミラアルクさん達を消そうとしている可能性も?

弦十郎「一応情報共有はしたが、一般市民の可能性も十分あるので真に受けないように」

翠「はい」

まぁコート着てる人なんて珍しくはないのでそれだけだとやはり決定的なものにはなりませんよね
単に極力肌を出したくない人や他人と関わりたくない人もそんな格好になりやすいでしょうし <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/01(水) 02:47:15.55 ID:c3wgkL5z0<> undefined <> ◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/01(水) 02:48:04.18 ID:c3wgkL5z0<> ししょーにお礼を言い、司令室を出た私達
得られた情報はどうにも決定打に欠けるものでしたが、むしろあの状況で決定的な情報が出てくるはずもないので当然といえば当然です

ネロ「あ、翠さん」

翠「ん、ネロさん?」

今回の情報を世間話程度に捉えるか一応伏線の可能性も考慮すべきか考えながら廊下を歩いていると、丁度ネロさんと会いました

『翠』「どうかしたの?」

ネロ「いえ、あの翠さん、昨日念話してきたじゃないですか」

翠「え?あ、しましたね」

ネロ「その事についてなんですけど」

翠「そうですよ!まさか宝物庫まだ使えないなんて!別にネロさんをただの人手扱いするわけではないですけど、やはり手を借りたいときにすぐ借りれないのは不便ですよ!」

昨日救助をする際に声をかけたのに、それでやんわり断られてしまいましたからね <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/01(水) 02:48:44.93 ID:c3wgkL5z0<> 翠「救助活動ある時は出来れば手伝ってもらえるとありがたいんですけど」

ネロさんの見た目的にも、どうせなら美少女に救助してもらいたいでしょうしピッタリだと思います
GXの1話を見る限りそういう世界でしょう、多分、決めつけですが

ネロ「救助?」

翠「救助の時に念話しましたよね?」

ネロ「あ、はい、もう大丈夫です、オールOKです」

そのまま何かぶつぶつ呟きながら去ってしまったネロさん
何か思うところあったんでしょうか...

『翠』「何だったんだろ...ってそんなことよりコートの少女についてだよ」

翠「あ、そうでした」

会場に出入りした人物の映像を...ってそういうのはすでにししょー達がやってるはずですし、それでさっきの反応なら変わったところはなかったんですよね
とにかく今後警戒するくらいしかないですかね...



コンマ下
奇数 湾岸埠頭付近にアルカノイズ反応!
偶数 本部に外部からの攻撃!
ゾロ目 敵に捕まったら脱走を図ることを考えるミラアルクさん

(翠「新年明けましておめでとうございます!ここからまた私やあなた、皆さんの1年が始まるんですね...転生者的に言えばこの世界がハッピーエンドになってくれたら万々歳なんですけど」

『翠』「あけおめことよろ、とまぁ挨拶もこれくらいにして...え?初詣?行かないよ?人多そうじゃん...待ってわかった行く!行くから引っ張んないで!」

女神「今年もどうか、よろしくお願いします...今年こそ!なのでもう暫しお付き合いください」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 02:54:36.73 ID:oEbnNgsB0<> そういや最近天照大神様影薄くありません? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/02(木) 02:46:36.07 ID:JsJgmhBL0<> ・・・

突如本部内に警報が鳴り響きました
この警報はアルカノイズ反応が検知されたことを知らせるもの...つまり場合によっては要出動ということです
状況確認のため司令室に向かうと、すでにマリアさんに切歌さん、調さんもいました

切歌「状況はどうなってるデスか!?」

藤尭「湾岸埠頭付近にアルカノイズの反応を検知」

友里「防犯カメラからの映像にパヴァリア光明結社の残党も確認しています」

現場のリアルタイム映像を映し出しているモニター画面の端に別枠で示された防犯カメラの一時停止には、エルザさんの姿が映っています
それにもう一人

翠「ティキちゃんも...」

黒服の怪しい人達と何かのやり取りをしているようにも見えます、恐らくそれを近くにいた人に通報されそうになったとかでアルカノイズに襲わせた、ということでしょうか

藤尭「人的被害、なおも拡大中!」

切歌「急がないと!」

弦十郎「既に現場には響くんとクリスくん、未来くんを向かわせている!」

いつの間に!?
何故その三人、そう思いましたがなるほど、昨日の戦いに参加していない...すなわち疲労がさほど溜まっておらず万全の状態で出撃出来るのがその三人ということですか



安価下
1 あの3人なら問題ない、任せる
2 嫌だ戦いたい!意地でも出撃する!説教は後にして! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 03:00:23.25 ID:jGbptfl/0<> 1 命令は守ろう <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/02(木) 03:14:06.39 ID:JsJgmhBL0<> 翠「響さん未来さんクリスさん...!」

あの場にいる敵はエルザさんにティキちゃん
特にティキちゃんはとても楽に勝てるとは言えない相手ですが

翠「...信じましょう、響さん達を」

あの3人なら大丈夫
いつもであればししょーの命令も無視して出撃してしまっていたかもしれない私ですが、どうにか踏み止まりました
いつもというかつい昨日やらかしたばかりですし

マリア「えぇ、そうね...3人共、頼んだわよ!」



現場の様子安価下
(響さん達とエルザさん達の戦闘状況等)
(特になければ勝敗判定等諸々をします) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 03:18:36.02 ID:aX/KVuvyO<> ティキはエルザもビッキーも引っ掻き回す形で周囲を荒らし回ってる
エルザは心に余裕が無いのか動きのキレが悪い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 03:53:07.09 ID:jGbptfl/0<> 相方がトチ狂ったティキだからか本編と違ってエルザに負担がかかりまくり
神獣鏡の光を浴びた影響かビッキーが戦ってる途中で硬い物をブン殴る光景に既視感を覚える(蟹座を攻撃した時のアレ) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 10:20:57.51 ID:OTeumRk+0<> ミラアルクが欠けたことで相手のチームワークはバラバラ
ミラアルクを優先したいエルザと最初から眼中にないティキの行動がまるで食い違っている <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/03(金) 04:46:19.06 ID:DNz40jX+0<> ・・・

いざ戦闘が始まってみると...その、何というか

『翠』「酷い有り様だね...連携のれの字もないじゃん」

翠「本当に...」

とても見ていられるものではありません...相手のチームワークが


ティキ『アハッ!撃ち合いでも負けないよー!』

エルザ『なっ!待っ』

ティキ『いっけー!!』


黒服の人達との取引で受け取ったであろうケースを庇うようにしながら戦線離脱を試みるエルザさんに、射線状に仲間がいてもお構い無しで全体攻撃を繰り出すティキちゃん
あれではいつフレンドリーファイアが起きてもおかしくありません

翠「こちらからすればそれは構いませんが...」



クリス『鉛玉を喰らいやがれぇっ!!』

未来『今のうちに響はそっちの子の相手を!』

響『うん!オォォォ!!』

エルザ『ッ、ティキに神殺しは当てさせないでアリマス!』

ティキ『遊んでくれるの?嬉しい!楽しもうよ神殺し!!』

エルザ『ぐぅっ!?てぃ、ティキ!戻るでアリマス!』


庇おうと響さんの前に身体を滑り込ませてきたエルザさんをティキちゃんは一切の躊躇もなく押し除け跳躍、響さんの拳に自身もまた拳で迎え撃ちました


ティキ『シュテルケンー!』

響『ハァッ!!!』


ドッ...!!!


拳と拳がぶつかり合っただけで周りの地面が衝撃で崩れ、モニターが一瞬砂煙で何も見えなくなってしまいます

友里「煙、晴れます!」

砂煙が収まると、モニターに映っていたのは

翠「響さん...?」

何故か自分の拳を見て不思議そうな顔をしている響さんの姿 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/03(金) 04:47:29.59 ID:DNz40jX+0<> ☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


ティキ「シュテルケンー!」

響「ハァッ!!!」


ドッ...!!!


クリスちゃんがアルカノイズを一掃して未来が犬耳の錬金術師...エルザちゃんの気を引いてくれてる間に私はオートスコアラー...ティキちゃんを倒しに向かった
そして放った拳はそのティキちゃんの異常に硬い拳に止められてしまったけれど、それを気にしてる場合じゃない!次の一手を繰り出そうとしたその時



響『はぁぁぁ!!!』

蜿句・『縺?♀縺峨♂縺!!!』



響「...?」

その手に残った感触にどこか既視感を感じた
どこかで似たようなことがあったような...けれど思い出そうとしてもモヤがかかったみたいに上手く思い出せない
確かあの時、隣に誰か...

ティキ「むー!考え事は後だよー!」

響「!」

咄嗟にティキちゃんの回し蹴りを回避して構え直す
そうだ、今は目の前の相手に集中しないと <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/03(金) 04:48:22.32 ID:DNz40jX+0<> まずはここで2人を止めて、それから話を!

エルザ「はぁ、はぁ、勝手な行動はダメとあれほど!」

ティキ「知らないもーん!」

エルザ「知らなくないでアリマス!早くコレを持ち帰ってミラアルクを助けないと!こうしてる間にもミラアルクが何されてるかわからないのでアリマスよ!」

やっぱりこの子、根は悪い子じゃない
お友達のことをこんなに真剣に心配出来てるんだから
大丈夫、お友達には酷いこと何もしてないよって伝えようとして

ティキ「えー?そんなどーでもいいことよりもっと遊びたいしー!エルザが1人でやりなよ!」

...ティキちゃんは...ううん、きっと話せばわかるよね?
とにかくティキちゃんとは正面きっての力比べ、負けるわけにはいかないから!

響「イグナイトモジュール!抜剣ッ!」

エルザ「っ、ティキ!ひとまず撤退でアリマス!」



コンマ下
奇数 逃げられたけどケースの中身は解析可能(原作通り)
偶数 完全に逃げられた(ケースの中身は謎のまま)
ゾロ目奇数 完全勝利(エルザさんティキちゃん捕獲)
ゾロ目偶数 勝利(エルザさんのみ捕獲) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 04:52:09.20 ID:l7JsMexC0<> 完全勝利出たらいいね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 12:38:34.52 ID:l7JsMexC0<> このスレのコンマ運どうなってんの本当に <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/04(土) 02:39:38.64 ID:JBXUsQSy0<> 私がイグナイトモジュールを起動しようとした途端、エルザちゃんは顔を青くしてティキちゃんの手を引いた

ティキ「えー」

エルザ「またすぐ遊べるから我慢するでアリマス!」

ティキ「むー、ウソついたらお星様にしちゃうんだからー!」

ティキちゃんはそう言いながらエルザちゃんを背に、私達と対峙して手のひらを突き出す

ティキ「どーん!!」

するとその手のひらから何本もカーボンロッドが飛び出してきた!

響「くっ!」

イグナイトモジュールの起動を中断させた私は飛んでくるカーボンロッドを殴って壊し、蹴って壊し

未来「貫いてっ!」

私の討ち漏らしを未来の撃ったビームが捉え

クリス「全部乗せをぉぉ!!!」


『RED HOT BLAZE』


私と未来が横に逸れた瞬間、クリスちゃんの極太ビームが破壊したカーボンロッドの破片を巻き込みながらエルザちゃんとティキちゃんに襲いかかる
そして爆発

未来「ど、どうなったの?」

煙が晴れると...

クリス「...チッ、逃したか」

そこには爆発で抉れた地面以外何も残っていなかった <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/04(土) 02:40:10.97 ID:JBXUsQSy0<> ☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆

響さん達が戻ってきてしばらく、緒川さん達によるエルザさん達やアルカノイズに襲われかけていた被害者からの聞き取りが終わりました
エルザさん達と黒服の人達を見て麻薬の取引現場だと思い通報したところ、それを見つかって消されかけていたということらしいです

弦十郎「つまりパヴァリア光明結社の残党を支援している者がいるということか」

藤尭「考えられるのはこれまで幾度となく干渉してきた米国政府...」

真っ先に米国政府が疑われてしまうのは、まぁこれまでの悪意ある干渉もそうですが
少し前の反応兵器発射の件以来、日本と米国の関係はより一層悪いものとなってしまっているようで
それ故かピリピリしてるらしいです
その関係を改善する為に何か行動を起こすべきだという話は両国共に挙がっているのですが、上手いこと話も纏まっていないとか

その時またもや警報が鳴り響き、司令室のモニターには爆発する建物の映像が映し出されました

藤尭「米国、ロスアルモス研究所がパヴァリア光明結社の残党と思しき敵成体に襲撃されたとの報せです!」

弦十郎「なんだと!?」

建物全体を映しているのとは別の、燃える室内を映している映像
そこに映っていたのは...

翠「!」

かつてミラアルクさんとエルザさんといつも行動を共にしていた、今回私が警戒していた3人目の錬金術師...ヴァネッサさんの姿でした

・・・

幸い研究所の火はすぐに消し止められましたが、もうすでに消火の終わった現場にはパヴァリア光明結社の残党と思しき敵成体ことヴァネッサさんは現場から姿を消していたようです



何かする?安価下
(特になければ次の日) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 02:43:47.59 ID:BDd/xM4l0<> チョコミント味のお菓子を持って御刀の所に行ってみる(念の為、女神様も同行)
途中、猫に連られる形で装者の誰か来たりして <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 02:50:23.08 ID:hhcwktUbO<> 記念品の山桜を見た響が何かを思い出しかける

《あり得ない…記憶は消した筈なのに》 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 03:53:25.60 ID:Clc9FlBUO<> ネロ様から『響さん達の援護をしようと待機してたら謎の黒フードの少女が遠くから戦いを見物しているのを見かけた』という情報を聞く

何か喋ったかは安価とコンマに任せます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 09:04:42.03 ID:LoloGgoLO<> そろそろ起きてそうなミラアルクの様子を見に行こう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 00:22:03.70 ID:qiXHWMFu0<> ネロ様は翠が頼ってきたのでミラアルクの胸を貫いて倒したのに、感謝されないので傷を治しアジトへ転送した
「神は気まぐれなんだよ、翠ちゃん(怒)」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 01:19:46.95 ID:ufZ4nJ/D0<> あれ、血が無いと危ないんじゃなかったっけ?
ミラアルクの催眠術にかかってるなら怪我の功名で翼さんも勇者の事思い出せないかな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 04:30:11.58 ID:En1ARe2o0<> 最近頼み事以外のことで構ってくれなかったからまあまあ拗ねてるネロ様 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 04:36:36.00 ID:Gu1ihEcpO<> 血はアスクレで戻せるのかわからんけどガンスちゃんが無事確保出来てたしどっちにしろ平気では?
あとミラアルクの催眠は会場だと防げてたっぽいけど <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/06(月) 03:28:29.43 ID:8OYLB34n0<> 園子『まぁまぁ...あの御刀、お話くらいは聞いてあげてもいいんじゃないかな〜?』


園子ちゃん達に念押し...じゃなかった、後押しされたのも何かの縁
私はもう一度御刀、その向こうにいるであろう刀使の皆さんと向き合うことにしました

女神「今回は私も呼ばれたわけですが」

『翠』「不測の事態に備えるには神様くらい呼ばないとね」

翠「そういうことです」

女神「まぁ頼ってもらえるのは悪い気はしませんけど...で、あの、ソレは?」

女神様が指しているソレとは、私の手に持っている大きな籠に入れられた数々のお菓子のことです
全て同じ系統の味...チョコミント味の

翠「流石に『親友の作ったクッキー』なんてものは用意出来ませんし」

それにこれは怒らせてしまった人の好物でもありますからね
そしてお供物は大事

《ザザッ...ザッ...》


コンマ下1
奇数 こっそり装者の誰かが付いてきている
偶数 そんなことはない

誰が付いてきてる?安価下2
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

刀使との通信(?)内容安価下3以降
(コンマ下1が偶数の場合は安価下2以降とします) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/06(月) 03:29:27.40 ID:f5eWcUPdO<> ほい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/06(月) 03:51:13.76 ID:f5eWcUPdO<> お叱りの声を頂いた後にお供え物を差し出すとあっさりと機嫌を直した
「話を聞くだけなら…」と言うとさりげなく重要な単語が含まれた返事を送られる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/06(月) 04:09:58.79 ID:AHyxPvuw0<> 雑音は混じってるが何とか聞き取れるレベルには伝わる
「このままだとそっちの世界に荒魂…もとい怪物が現れる」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/07(火) 00:54:27.74 ID:6vskjyRT0<> 翠「えーっと...誰か聞こえてますか?」

前回御刀の方から聞こえてきた内容的にこちらの声も多少なりとも聞こえていたようなので、今回はこちらからコンタクトを取ってみます
すると向こうも待っていたのか偶然か、返答は思いの外早く返ってきました

《ザザッ...この間と同じ反応...波長を...ザッ...はい、聞こえてm》

《この間はよくも勝手に通信を切ってくれたなッ!!!》

開始早々怒鳴り声!?
ま、まぁ前回は思いっきり無視しまくった挙句の放置でしたしね、わかってましたよ

翠「すみません!ごめんなさい!申し訳ありませんでしたっ!」

なのでここは「刀から声が聞こえてくるとかオカルト過ぎて普通返事とかしない」だとか「突然怒鳴られたら逃げたくもなる」だとか「そもそもこれって通信?」だとか、そういう余計なことは言わずに謝罪に限ります

翠「お詫びと言ってはなんですが、お菓子の詰め合わせ的なものを持ってきましたので」

《菓子ぃ?ふざけているのか!そんなもので絆されるのは可奈美くらいなものだ!》

《姫和ちゃんそれどういう意味!?》

『翠』「こちらチョコミント味となっております」

《...まぁいい》

《姫和ちゃん...》

許されました
こっちにコレがあっても刀使の皆さんのところには届かないだろうから意味ないのでは、なんてことはバレてないので言いません
いや園子ちゃん達みたいに皆さんが何故か御刀の中にいてお供物は同じものが届けられるとかなら別ですが <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/07(火) 00:55:04.85 ID:6vskjyRT0<> ・・・

《それで、今度こそ話を聞いてもらえると思っていいんだな?》

翠「話を聞くだけなら...」

もう完全に向こうの通信はチョコミント好きの人に任せてるんですね

《まず、そこにいるのはシンフォギアの装者...で合っているな?》

翠「は、はい」

《一度の通信はそう長くは保てない、手短に話すぞ...ザザッ...》

そう言っている間にも再び通信が雑音混じりになってきています
それだけ電波?が不安定ということでしょう

《...ザッ...手を打たなければ...このままだとそっちの世界に荒魂...もとい、怪物が現れる》

ふむふむ、こちらの世界に荒魂が...

『翠』「そんなことだろうと思ったよッ!何なの平穏なコラボはないの!?」

翠「ないんでしょうね」

私も出来ることならゆるいコラボが良かったですが、どうにも予想通り面倒ごとらしいです

翠「それは何とかならないんですか?というかどうして貴女達はシンフォギアのことを?」



返答内容安価下
(荒魂対策の案や何故シンフォギアのことを知っているのか等) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/07(火) 01:15:58.48 ID:+LR48fX40<> シンフォギアは偶然そっちの世界に流れ着いた聖遺物から知ったらしい(大体月の破壊のせい)
荒魂は現れたらこの御刀に対応した装者に使わせてくれとの事 何とかする方法はまだ模索中 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/07(火) 01:52:41.90 ID:m944b1L5O<> 荒魂が現れるのはそっちの世界で特異点ともいえる何かが起きたのが原因の模様
御刀の持ち主の世界にも何か問題が起き始めてるという情報を聞く <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/08(水) 03:21:16.89 ID:fX571mUN0<> 《シンフォギアについてはとある聖遺物...別の世界から偶然流れ着き紛れ込んだものと推測されるが...ザッ...そこから得た情報だ...》

流れ着いた聖遺物...ですか

女神「時期がわからないので何とも言えませんが、もし故意にではなく本当に偶然異世界同士が繋がったのであれば...月の崩壊によって一時的に起こった重力変動や時空間の歪曲が関係しているかもしれません...あの時は色々と不安定になりましたし」

翠「ギャラルホルンや神樹様が関係ないとしたら、やはりそこですか...」

今になって(いつもの気もしますが)過去が苦めてきますね

《...ザザッ...荒魂が出現するのはそちらの世界で特異点とも言える何かが起きたのが原因だろうという話だ、もっともこちらの世界でも色々と起きているが...収束させる方法は未だ模索中だ、もし出現した際にはそこにある御刀を対応した装者に使わせてくれ...》

対応したって...6本あるわけですし普通に考えたら主役6人でしょうけど、誰がどれに対応してるのか私知りませんよ?

翠「待ってください、誰がどの御刀に対応してるのかはどう判断すれば」

《それは...ザッ...が...ザザッ...を...》

翠「え、何て!?」

《...ザザッ...ザッ...》

翠「姫和さん!?姫和さん!」

思わず通信相手の名前を読んでしまいますが、雑音は強くなる一方
そして遂に、完全に切れてしまいました

『翠』「参った...解決策ほとんどわからないままやばいことが起きることだけ知っちゃった」

女神「それも無いよりはマシですが」

・・・

あの後いくら待っても通信が復活する様子はなく、また時間を置く必要があると考えた私達は御刀が置かれている部屋をあとにしました

『翠』「翠はこの後どうするの?」

翠「ミラアルクさんの様子を見に、そろそろいい加減目も覚めてるでしょうから」

『翠』「そっか、まぁ何かあったら呼んでよ」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/08(水) 03:21:53.51 ID:fX571mUN0<> ・・・

『翠』と別れ、私はミラアルクさんのいる病室の前まで来ます
一応警戒はした方がいいのでしょうが、どの程度警戒した方がいいのかよくわかりません

翠「...普通に入ればいいですかね」

最悪何か攻撃されるようなことがあっても即死でなければどうにかなりますし
いざ!

ネロ「こんにちは翠さん」

翠「ひょわっ!?」

病室のドアを開けようとしたその時、真後ろから声をかけられました
声の主はネロさん...不意打ち過ぎて心臓飛び出るかと思いましたよ

ネロ「様子見ですか?お見舞いですか?」

翠「まぁどっちもですかね...ネロさんは?」

ネロ「いえ少し、翠さんに話しておきたいことがありまして、声をかけさせてもらいました」

翠「そうでしたか」

ネロさんから話とは、一体何でしょう
場所を移したほうがいいのかとも思いましたが、ネロさんは別段そんな様子はなかったのでここで話せることのようです

ネロ「実は響さん達が戦っていた時に援護しようと待機していたんですが」

翠「そうなんですか!?」

気が付きませんでした...

ネロ「えぇ、その時に黒フードを身につけた謎の少女が遠くからその戦いを見物しているのを見かけました」

翠「っ、本当ですか!?」

黒フードの少女...そう言われて思い出すのは凱旋ライブでの目撃情報です
戦場に2度目ともなれば偶然とは言い難くなってきます

翠「何か話したりしてましたか!?」



黒フード少女が何か話していたか安価下
(少女の独り言でも、ネロさんとの会話でも) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/08(水) 03:35:14.04 ID:62H5yRlkO<> 声が小さくてあまり聞こえなかったけど
『…手出しは不要と見た』『もう時間が残されてない』『約束を果たすまでくたばる訳には…』と聞こえてた模様 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/08(水) 18:51:46.88 ID:EO4ANqGC0<> そういえば、シンフォギア4.5期決定おめでとうございます <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/09(木) 03:07:16.11 ID:0Kzb+rG30<> 私が飛び付く勢いで聞くとネロさんは少し考える素振りをし

ネロ「声が小さかったのでよくはきこえませんでしたが、何かいっていましたね、『...手出しは不要と見た』だとか、『もう時間が残されてない』だとか...あと『約束を果たすまでくたばる訳には...』とも」

翠「なるほど...」

2つ目と3つ目は黒フードの少女本人でないと何を意味するのかはわかりませんが、最初の台詞から察するにあの響さん達の戦いに手出しを出来る程度には力を持っている...のかも
とにかく全くの謎だった黒フードの少女について少しだけ中身が見えてきた気がします

翠「時間が残されていないというのは何かしらの事が起こるまで猶予が無い?もしくは時限式、あるいは本人の...それに『約束』とは...」

台詞だけで考えると、どうにもこの黒フードの少女もまた訳ありのように感じられますが
そういえばこの黒フードの少女についてミラアルクさんやエルザさん、ヴァネッサさんは知っているのでしょうか

翠「それもダメ元で尋ねてみますか...話してくれてありがとうございますネロさん」

ネロ「...」

私は新たに質問が増えたところで、早速改めてミラアルクさんと顔を合わせることに


ガラッ


病室のドアを開けると、そこに置かれたベッドには...

翠「...えっ?」

誰も寝かせられておらず、もぬけの殻でした

翠「何で...まさか逃げられた!?」

でもこの本部の中は錬金術師対策(と事故防止)の為にテレポートジェムが発動しないようになっているはず
ならどうやって...

ネロ「その部屋にはもうあの娘はいませんよ、私が彼女達の根城に転送したので」

翠「ぇ...ネロ、さん?」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/09(木) 03:07:59.63 ID:0Kzb+rG30<> 振り向くと、ネロさんはさっきまで私と話していた時と変わらない様子で立っています
でもどこかそれが不自然に思えて

ネロ「傷は治しました、つまりこれで振り出しです」

翠「何を...な、何で、ネロさんがそんなことを...」

やっていることは明らかにS.O.N.G.に対する裏切り行為
なのに怒りより先に困惑ばかりが私を支配します

ネロ「翠さんがいけないんですよ?頼ってきたからわざわざ手を貸したのに、感謝どころかその敵の心配ばかり」

翠「手を、貸した?頼って...」

ネロさんは、何を言ってるんですか
確かにあの時...ライブ会場での戦いの時、逃げ遅れた人達の救助に人手が足りず声をかけました
でも結局それにネロさんは参加してなくて

ネロ「そもそも最近その頼み事以外じゃ全くと言っていいほど...さっきも黒フードとかいうののことばかり気にして私のことは全然見てくれてませんでしたよね?」

翠「あ、あの、ネロさん?」

圧迫されるような錯覚に思わずジリジリと後ずさってしまいます <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/09(木) 03:08:41.75 ID:0Kzb+rG30<> ネロ「翠さんの周りには色んな人が、沢山の人がいますからね、でも少しくらいは...ねぇ」

翠「ネロ、さん...」


ネロ「神は気まぐれなんだよ、翠ちゃん」


見た目だけでいえば私と同年代かむしろ年下の美少女に見えるネロさんですが
この時、その何ともいえないプレッシャーが否応にも彼女がただの美少女ではない...人間を超越した存在、神様であるということを理解させました



何かする?安価下
(あくまでまぁまぁ拗ねてるだけなので何もしなくても今後少しアピールが増えるだけ(のはず)です)

(翠(これが神様という存在を前にした時のプレッシャー...女神様とは大違いです)

女神「翠さん!?」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/09(木) 03:20:52.27 ID:2r0NPO7k0<> スライディング土下座+お詫びにお供え物を作る事に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/09(木) 08:16:40.00 ID:X9m5T0E70<> 「何かおいしいものでも食べに連れて行ってくれれば許してあげます」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/09(木) 21:56:55.34 ID:9vrGJ/tHO<> 翠ちゃんがネロ様とコミュニケーション(?)を取ってる間にマリアさんがきりしら2号に導かれる形で御刀の元へ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/11(土) 03:10:35.88 ID:8EtxEFDF0<> こういう時は

翠「すみません!ごめんなさい!申し訳ありませんでしたっ!」

余計なことは言わずに謝罪に限ります(本日2度目)
私はよく状況が飲み込めないながらも何となく感じざるを得なかった罪悪感とこの空気が軽くなればなというほんの少しの期待を込めてやや大袈裟に
その場で全力のスライディング土下座をしました

ネロ「へー、それが翠ちゃんの誠意かー」

ちなみにもしここでネロさんがガチおこだった場合神様パワーで何をされるのかはちょっと考えたくありません

翠「何でもしますから!」

ネロ「ん?今何でもって」

あ、これそこまでガチおこじゃない感じですね
こっそり顔を上げて見たらネロさんわざとらしくほっぺプクってさせてますしあざと可愛い

翠「えっと」

ネロさんが喜びそうなこと...はっ!ネロさんといえば食べること!いつも響さん並みにご飯を食べてるので間違いありません!
というのもネフィリム要素のせいだと思いますが

翠「お詫びに今度お供物...何かご飯作りますから!」

もちろんネロさんが他に何かしてほしいことがあるのなら、出来る範囲で叶えるつもりではあります、それは謝罪もそうですが友人として当然のことです
なのでとりあえずは具体例として <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/11(土) 03:11:20.75 ID:8EtxEFDF0<> ネロ「そうですねぇ...それもいいですが」

ふっと圧を収め、いつも通りの敬語に戻ったネロさんはまるでいいことを思いついたかのように笑みを浮かべて

ネロ「なら、何か美味しいものでも食べに連れていってくれれば許してあげます」

おっと私の財布がピンチですかね?
しかしそれくらい...装者は結構お給料良いですしそれくらい...!

翠「わかりました!」

私の返事に満足したのかネロさんは大きく頷きました

ネロ「楽しみにしてますね!」

翠「任せてください!」

さて...今月、あるいは来月までかもですが、個人的な出費はかなり限られますね...

ネロ「約束ですよ?翠さん♪」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/11(土) 03:12:08.78 ID:8EtxEFDF0<> ☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


響「...」

エルザちゃんやティキちゃんと戦った時に感じた違和感、というか既視感
それが全然拭えない

未来『大丈夫?響...』

響『だ、大丈夫大丈夫、へいきへっちゃらだから!』

未来にも心配かける始末...あれ?それはいつも?

響「はぁ...」

部屋に戻ってきた私は思わずため息をつく
思い出せそうで思い出せない何か...過去の思い出を見られる機械でもあればいいのに

響「...あ、この花」

ふと視界に入ったのは机の上に飾られている山桜の花
ケースに入れられたそれは造花じゃなく本物のように見えるけど、枯れる素振りはない
ケースが特殊なのかな?

響「ッ...!!!」



響『...行こう、??????ちゃん!』

??????『はい、響さんっ!』


その時、戦いの時に感じた既視感よりもハッキリとした、けれど重要なところはより強く塗りつぶされたようなチグハグな記憶が脳裏に浮かび上がった

響「誰!?君は...私は誰を忘れてるの...!?」

思い出そうとすると頭が割れるように痛い
でも、私は思い出したい!だってきっと大切な出会いだったはず、根拠なんてなくても、そう思うからッ! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/11(土) 03:12:39.54 ID:8EtxEFDF0<> ☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


「っ...あり得ない...記憶は確かに消した筈なのに」

「どうかしたのか、園子」

「まさか神樹様の力を打ち消そうと...それとも記憶を保持したままの時間逆行の経験が記憶改変耐性を...ううん、それ以前に確か神獣鏡の...」

「園子さん?何が起きたの?」

「とにかく、りんりんに伝えないと...!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/11(土) 03:13:30.64 ID:8EtxEFDF0<> ☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


マリア「何処まで行くの?ちょっと!」

調と切歌が世話をしている子猫...決まった名前は付けられていないという夏目漱石のような子
その子が私のスカートを軽く咥えて引っ張るものだから遊んでほしいのかと思えば、じっと私の顔を見つめてすぐに歩き出してしまう
そして何度も振り返るのでついて来いということかと思い後を付いていくと一気に走り出し、私も追うように走り今に至る

マリア「もう!可愛くないっ!」

本部の中をすれ違う職員に頭を下げながら追いかけ、ようやく子猫が一つの部屋の前で止まったところで私は乱れる息を整えた

マリア「はぁ...はぁ...私を疲れさせるなんて相当よ」

これでもアーティスト、体力は人よりあるというのに <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/11(土) 03:14:59.64 ID:8EtxEFDF0<> マリア「それで?この部屋に何があるというの?」

もう逃さない、と子猫を抱き上げ部屋の前に立つ
確かこの部屋、近くの公園に突然出現した刀を保管しているところよね...そもそも急に地面から刀が生えてくるわけもないし、哲学兵装とまではいかなくともそれに準ずる何かの影響かもしれないとエルフナインも言っていたけれど



響さんコンマ下1
ゾロ目以外 思い出せないけど...
ゾロ目 思い出した!

マリアさんコンマ下2
奇数 部屋の中から声が聞こえる...?(通信にて刀使と会話)
偶数 この刀が何故か気になる...?(刀に対応)
ゾロ目 むしろ刀使のうち誰かがマリアさんの中に来る

マリアさんと刀使の会話内容安価下3以降
(コンマ下2が奇数の場合のみ採用)

(ネロ「翠さんの手作りも魅力的ですけど出来がピンキリなので確実に美味しいものがお出しされる方がいいです」

神樹「えぇ...神獣鏡こわ...」

きりしら2号「付いてこれるやつだけ付いてこい!」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 03:19:33.12 ID:5BHic6ca0<> 暁光 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 03:20:47.56 ID:9FmAlh+9O<> 妖怪1多い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 03:29:21.43 ID:9FmAlh+9O<> どうしてこういう時ばかり惜しいコンマになるのか <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/11(土) 03:33:15.57 ID:8EtxEFDF0<> ・・・

部屋に入ると、そこに保管されているのは6本の刀...異常は無しね

マリア「何の用があってこの部屋に...それとも単なる気まぐれ?」

流石の私も猫の考えてることなんてわからないわ
そもそもそんな人知り合いにだって...いえ、たまに蛇と会話?してる色々規格外な翠ならあるいは...

マリア「...ん?」

ふと、特に理由らしい理由も無いのにも関わらず
6本のうち1本からどうしようもなく目を離せなくなった
まるで、何かに導かれるように

マリア「...」

もはや正常な判断もロクに出来なくなりつつあった私は子猫が腕の中から飛び出したのも気にせず、その1本に手を伸ばす
その刀の名は...



安価下
1 千鳥
2 小烏丸
3 孫六兼元
4 妙法村正
5 袮々切丸
6 越前康継 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 03:44:18.10 ID:5BHic6ca0<> 胸とお姉さん繋がりで6 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 10:53:12.99 ID:vzQ9/+JfO<> 盗作者◆Jzh9fG75HA(ちゃおラジの作者)を語るスレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1530452673/

千夏「ツェストビィエン…?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1558564865/

P「神埼のあ……?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1568375562/

礼「背筋がピンと……?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1568392053/

りあむ「ディムウィットに富んでて面白い……っと」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1568608840/

【デレマス/デレステ】神崎蘭子「快活クラブ……?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1570765471/ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/12(日) 02:40:43.08 ID:h2qkY1L50<> マリア「...はっ!」

私は無意識のうちに刀に触れていた手を引っ込める
聖遺物や曰く付きの物には無闇に触れるべきではないというのに、どうしてあんなことを

マリア「越前康継...」

今触れていた刀の名がふっと頭の中に浮かんだ
けれど結局、私に浮かぶいくつもの何故が解決することはなかった

マリア「...ひとまず戻りましょう」

えぇ、それがいいわ
私は子猫を改めて抱き上げ、そそくさとその部屋を後にする



《...ザザッ...対応...接触を確認...》


☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


さて、ネロさんと思わぬ約束が出来た日の次の日
ミラアルクさんがいなくなっていることは早々本部内に知れ渡りししょー達はプチパニックでしたが、ネロさんが何も言わないので私も現在知らぬ存ぜぬ状態です

『翠』《で、何か知ってるの?》

翠《触らぬ神にと言いますし》

『翠』《...何となく察した》

勘のいい『翠』は好きですよ
そんなことより

翠《響さんが思い出しかけてるらしいことの方が割と重大なんですが》

『翠』《園子ちゃんが言うんだから確かなんだろうけど...でも思い出されて困ること?》

翠《困るか困らないかわからないから困るんですよ...》 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/12(日) 02:41:15.46 ID:h2qkY1L50<> 響さんがゆゆゆ世界と繋がっていた時の記憶を取り戻すということは、まず間違いなく可能となるのは勇者ギアですけど...他がどうなるのか
私や『翠』のように最初から記憶を消されていなかったり夏菜さん達のように後から知識として認識し直すのとはまた違いますからね

翠《具体的にはこの世界が矛盾をどう馴らしてくれるのかが...あと他の皆さんの記憶にも影響が出るのかどうかとか...》

「それじゃあここを...蒼井さん」

翠「あ、はい、えっと...3!」

あっぶな...授業中なの忘れてました
ちなみに今答えたのは決してデタラメではないので悪しからず
こんな状況でも当然、学校はありますからね



何かする?安価下
(特になければイベント有無コンマ判定) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/12(日) 02:51:19.77 ID:bGj4iX4I0<> 『凛音』ちゃんが緒川さんに鍛錬をお願い出来ないか尋ねてくる
一応、本人に聞いてみる事に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/12(日) 03:04:43.59 ID:Fe1WOjLpO<> エルフナインにお守りとしてメンタルキューブ…もとい立方体を渡しておく(放課後でお願いします) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/12(日) 09:20:25.51 ID:NhLz2YdyO<> ついでにお守りの緊急帰還用テレポートジェムも渡そう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/12(日) 16:04:35.50 ID:hPr7VKxeO<> いつもの4人(?)で散歩をしてると両腕を失ったヴァネッサがテレポートジェムで突然現れる
警戒心MAXで本部に連絡を入れてる間に半壊したティキが登場、彼女を抱えて謎の台詞を残し去って行った <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/12(日) 23:52:35.08 ID:ZHpeIIsXO<> 本部に戻ってからこっそりエルザちゃんが接触してくる <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/13(月) 03:00:13.81 ID:yYbivkSX0<> ・・・

夢姫「今日の授業中、また話聞いてませんでしたわね?」

翠「そういう世界線もあるかもしれませんね」

夏菜「この世界線ですからね」

でも答えられたので実質聞いてたことになるんです!結果こそ全て!なお結果が伴わなかった場合は途中経過を評価してほしいと思う私です
受験期...中には受験がすでに終わっている人もいるこの時期は授業といっても日数の問題で行われる簡単なものが主、そしてもうすでに下校中

『凜音』「あの、蒼井さん」

翠「?」

取り留めのない話をしていたところに、真面目なトーンで『凜音』ちゃんが話しかけてきました

『凜音』「急なんですけど、緒川さんに鍛錬をお願いすることって出来ませんか?」

翠「緒川さんに?」

『凜音』「はい、その、稽古といいますか」

かつて(今も時々)鍛えてもらっている私からすれば緒川さんであればマネージャーの仕事が入っているタイミング以外であれば大丈夫だと思いますけど...

翠「...NINJAになるんですか?」

『凜音』「そこを目指してるわけでもありませんが」

一瞬くノ一姿の『凜音』を想像してしまいましたが違いましたか

夢姫「『凜音』さん...」

翠「多分大丈夫だと思いますけど、一応本部に戻ったら本人に聞いてみますね」

『凜音』「お願いします!」

しかし何故...なんて、理由なんて一つしかありません
『凜音』ちゃんが本気で戦力になろうとしている、ということでしょう
友人として戦いとは無縁な一般人枠にいてほしいと思わずにはいられませんが、まぁ...戦場に駆り出される可能性は置いておき、自衛が出来るようになると考えれば <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/13(月) 03:00:56.14 ID:yYbivkSX0<> 夏菜「...ッ」

『夏菜』「翠さんあそこ!」

翠「どうしたんですか...ってあれはっ」

突然叫んだ夏菜さん...ではなくいつの間にか交代していた『夏菜』さんが指差す方に目を向けると、その先の地面に錬成陣が現れました
あれはテレポートジェムの...誰かがテレポートした後ではないということは、その逆、今この場に誰かがテレポートしてくるということです

翠「全員警戒っ!」

錬成陣が光を強め、そこにテレポートしてきたのは


ヴァネッサ「ぐっ...ギリギリね...」


高身長で褐色のクールビューティ、モスアルモス研究所の襲撃の際にカメラに映っていた錬金術師...ヴァネッサさんでした

夢姫「翠さん!」

翠「2人は極力逃げる方向で」

私はアメノムラクモのギアペンダントを、夢姫ちゃんは私から受け取ったイミテーターのギアペンダントを、『凜音』ちゃんはRN式回天特機装束のアーマーを遠隔操作で呼び出すためのスイッチを、『夏菜』さんはミョルニルの擬似ギア展開用の装置を
4人それぞれが異なるアイテムを手に、いつでも身を守れるように構えます
ヴァネッサさんは戦闘面において少し特殊で、私達が遅れを取るとまでは言いませんが楽観視は出来ない相手
それにこの場には夢姫ちゃんと『凜音』ちゃんもいるという間の悪さ

翠「こちら蒼井翠」

弦十郎『どうした!』

私はすかさず本部に連絡を入れることにしました

ヴァネッサ「!シンフォギア ...タイミングが悪い」

間が悪いと思っているのはこちらだけではないようです <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/13(月) 03:01:29.56 ID:yYbivkSX0<> 翠「ヴァネッサさんと遭遇しました」

弦十郎『何だとぉ!?』

翠「敵も想定外の遭遇だったみたいです、様子...は...?」

より詳しい状況を伝えようとヴァネッサさんの方を改めて観察すると、やけにボロボロなことに気が付きました
特に両腕は完全に失っており、断面から電子機器のようなコードが見えていたり火花が飛んでいたりします

弦十郎『翠くん!どうしたんだ!』

翠「あっ、えっと」


ティキ「どこに飛んでるのよもー!」


その時もう1人増える役者が


ティキちゃんの残した台詞安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/13(月) 03:10:22.57 ID:kr59Cd3a0<> ノイズでもない変なバケモノに不覚を取るなんて…情けないねー! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/14(火) 02:03:06.37 ID:mKvX+A/O0<> ヴァネッサ「ティキちゃん...!」

どこからともなく跳んできてスッとヴァネッサさんの元に着地したティキちゃんは、ヴァネッサさん以上に損傷の激しい姿、もはや半壊状態でした
雑音混じりの声もより酷くなっており、もはや聞き取るのが困難なほどです

ティキ「ヴァネッサったら、ノイズでもない変なバケモノに不覚を取るなんて...情けないねー!」

しかし、だからこそ耳が自然とよく聞き取ろうと働いたのか
聞き捨てならない台詞が零れ落ちることなく聞き取れてしまいました

翠「ノイズでもない...バケモノ...!?」

可能性はいくらでもあります、ありますが、このタイミングでのそれはまさか...

ティキ「折角だけど今日は見逃してあげるわ!ばいばい!また今度遊ぼうねシンフォギア!」


パリンッ


『夏菜』「あっ...」

ヴァネッサさんを抱えテレポートジェムを地面に叩きつけるティキちゃん
次の瞬間、2人はこの場から完全に姿を消していました

夢姫「逃してしまったのか、助かったのか...釈然としませんわ」



安価下
1 本部に『ノイズでもないバケモノ』の目撃情報を探してもらう(コンマ判定で見つけた場合はそのまま現場に移動、戦闘の流れになります)(見つからなかった場合2と同じになります)
2 普通に本部に戻る <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/14(火) 02:11:37.92 ID:g1kSTC6E0<> 1
御刀に相談したい所だけど暇ないか <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/14(火) 02:22:18.36 ID:mKvX+A/O0<> 翠「すみません、逃しました、ただ2人共、何かと戦闘していたようです」

弦十郎『何かと、だと?』

翠「ティキちゃんは『ノイズでもないバケモノ』と...ヴァネッサさんの様子からしてまだそのバケモノは健在かもしれません」

もし、もしも、そのバケモノがこの世界のモノではなかったとしたら
世界の交わりが、私が勝手にコラボと呼んでいるそれが、私の思っている以上に進んでしまっているとしたら

翠「目撃情報を探してもらえませんか!あのティキちゃんですら半壊になるほどの強さを持つ何かが何処かで暴れているんだとしたら!」

弦十郎『よく知らせてくれた!すでに始めているッ!』

今からせめて御刀を...いえ、誰がどの御刀に対応しているのかもわかってないのに持ち出したところで宝の持ち腐れ、それに時間が惜しいです



コンマ下
奇数 見つけた!座標特定!
偶数 見つからない、姿を隠してしまったようだ
ゾロ目 見つけたのはバケモノだけではなく...? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/14(火) 02:25:06.49 ID:MOkoENmdO<> ひよよん <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/14(火) 02:44:32.94 ID:mKvX+A/O0<> 藤尭『それらしき目撃情報ありました!』

友里『座標特定、翠ちゃん達の端末に送ります!』

弦十郎『すまんが早速向かってくれ!すぐに応援を寄越す!』

翠『夏菜』「「了解!」」

私と『夏菜』さんは端末に送られてきた地図を確認、場所を把握してすぐに走り出します

翠「夢姫ちゃん『凜音』ちゃんは先に帰っててください!」

『夏菜』「鞄よろしくお願いします!」

私達の学校鞄を抱えた2人はため息混じりに手を振ってくれました
きっと鞄のことは建前、戦闘に参加させず本部に戻らせることが真の目的であることは2人にお見通しなのでしょう

『夏菜』「飛ばしますよ」

翠「ガッテンです」

私は『夏菜』さんから投げ渡されたフライユニットをキャッチしつつギアを纏い、空を飛んで現場に向かいました



翠ちゃんどのギアで行く?安価下
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 ミョルニル(イグナイトなし)
5 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
6 フォーク
7 アメノオハバリ
8 レーヴァテイン
9 フツノミタマ
10 わっしーセット
11 ロンゴミニアド(イグナイトなし)(未使用)
12 玉手箱(イグナイトなし)(特殊)
(1、2、5、6、7、8、9、10はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/14(火) 02:46:58.91 ID:g1kSTC6E0<> 1 で行こう <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/14(火) 02:59:10.93 ID:mKvX+A/O0<> ・・・

アメノムラクモのギアの私とミョルニルの擬似ギアの『夏菜』さんが現場に着いた時、そこにいたのは

『夏菜』「あれが...」

翠「ノイズでもない、バケモノ...」



コンマ下
ゾロ目以外 黒い身体に溶岩が入り混じったような姿のバケモノ(荒魂)
ゾロ目 確かにノイズでもないバケモノだけど何あれ...? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/14(火) 03:02:20.80 ID:MOkoENmdO<> あ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/14(火) 03:18:01.14 ID:mKvX+A/O0<> 全体的に黒く、さらにそこに模様を描くように溶岩のような橙色が入り混じる獣のようなバケモノ

翠「本当に...」

まごう事なき、荒魂でした

荒魂...珠鋼を精製する際に砂鉄から出る不純物『ノロ』が結合し擬似生物のように変化したもの(死者が変化する場合もあるようですが)

『夏菜』「大きい...大型のノイズくらいの大きさはありますよ」

翠「ですね...」

ですが問題はそこではありません
例えばノイズがシンフォギア以外ではほとんどダメージを与えられないように、荒魂もまた御刀以外ではほとんどダメージを与えられないのです

翠「それでも、戦うしかありませんが...!」



どう戦う?安価下
(なお心情変化による刀使ギアチャレンジも可能ですが確率は低め) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/14(火) 03:31:05.71 ID:g1kSTC6E0<> 大蛇にも手伝ってもらおう
巨大な物質を落として押し潰したり慣性を付けて攻撃して少しでもダメージを稼ぐスタイルで行く

御刀持ったマリアさん来てくれ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/14(火) 04:01:07.36 ID:nrFY4rrwO<> 荒魂が現れたからか翠ちゃんの周波数を記録してたのか御刀から雑音の無いクリアな念話が入る
<>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/15(水) 02:56:49.76 ID:fckQOcm60<> 翠「やぁっ!」

『夏菜』「はぁっ!」

手始めにと斬り付けてみますが、やはり傷一つ付きません
『夏菜』さんの槌も同じく弾かれてしまいます

『夏菜』「効いてる気がしないんですが!」

翠「崩せないなら押さえ付けるまで!来てください、大蛇!」


『逆巻ク大蛇』


私はその場で目の前の空間を斬り裂き大蛇を召喚
大蛇は真っ直ぐ頭から突進し、荒魂の巨大がようやく揺らぎました

翠「反撃の隙を与える前にっ!ウルトラソードッ!!」


『ウルトラソード』


最大質量で押し潰す!大きく振りかぶり、超大型にした剣を刃を横にして面を叩きつけるようにして荒魂に上空から投げつけます

翠「『夏菜』さん!」

『夏菜』「せえぇぇいっ!!」


ドンッ!!!


さらに『夏菜』さんが先ほどの倍以上の大きさにした槌を振り下ろし後押し!


ピシッ...


『夏菜』「っ、長くは保ちませんよ!」

天叢雲剣の硬さ故か荒魂の頑丈さ故か、『夏菜』さんの槌に僅かにヒビが
こうなったら更なる追撃を...!

《聞こえるか!シンフォギア!》

翠「!」

この声、まさか御刀越しの念話がここまで!?



コンマ下1
奇数 増援到着
偶数 まだかかる

念話内容安価下2以降

(女神「ミラーリングギア!これはイミテーターっぽい聖遺物が本家で出るのも時間の問題では!?」

翠「出るかもしれませんけどその頃までこのスレ終わってないのも問題では!?」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/15(水) 02:57:55.27 ID:XDEeD4Ep0<> こいこい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/15(水) 03:03:34.96 ID:sS5POHqbO<> いくらシンフォギアでも荒魂相手には効き目が薄いから御刀を使えと言われる
残った残骸…ノロの処理の方法は後で教えるとの事
<>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/16(木) 02:46:03.36 ID:vjjuX/lk0<> 以前は聞こえる範囲も狭く、そして雑音も多かった通信のようなものが、嘘のようにクリアな状態で繋がっています...それも近くに御刀がないはずなのに脳内に直接
荒魂がこちらの世界に現れたからか、それとももうこのやり取りが少なくとも3度目だからか
とにかく聞き取りやすいという点においては有難い、念話と同じであればいちいち声に出して会話する必要もありませんし

翠《貴女達の言っていた荒魂...と思しき怪物が出現しました》

《わかっている、だから繋いだ...どうせお前は概ね理解してるのだろうが、倒した後に残る残骸...ノロの処理方法は後で教える、今は目の前の荒魂を祓うことに集中しろ!》

簡単に言ってくれますね

翠《そうしたいのは山々ですが、攻撃がほとんど通じてないんですよ!》

《いくらシンフォギアでも荒魂相手には効き目が薄い!御刀を使え!》

やっぱりそうなりますか...しかしここを『夏菜』さん1人に任せて取りに帰るのも、誰かに持ってきてもらうのも、間に合わなくなってしまうでしょう

『夏菜』「くっ、もう...!」

ならせめて後者を選んで共にギリギリまで粘るしか...


マリア「はぁぁぁっ!!!」


『INFINITE†CRIME』


遂にウルトラソードごと『夏菜』さんの槌が弾かれたその時、どこからともなく投擲された幾つもの短剣が僅かながら荒魂を怯ませました

翠「マリアさんっ!」

マリア「待たせたわね、他の皆もすぐに来るわ」

『翠』「そういうこと」

『夏菜』「『蒼井』さんも...」

早々に増援に来てくれた『翠』とマリアさん
しかも『翠』が抱えているものは

『翠』「荒魂相手なら必要になると思ってね」

ご丁寧に御刀を6本とも
流石、学校に通っていないだけあってこういう時は役立ちます <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/16(木) 02:46:42.25 ID:vjjuX/lk0<> 翠「けど、誰が対応してるのかわからないと真価は発揮出来ないんじゃ」

マリア「聞きたいことはあるけれど...今はその刀が役に立つの?だったら」

マリアさんは迷うことなく一本の御刀を選び取り、駆け出しました

『夏菜』「マリアさん!?」

『翠』「越前康継...マリアさん対応してるの?」

翠「わかりませんけど、そうと願うしか...」

そう言っている間にも戦況は変化していきます
荒魂に迫りくるマリアさんを踏み潰そうと前脚を振り下ろしますが、マリアさんはそれを左腕で受け、あろうことかそのまま受け流し荒魂に体勢を崩させました

マリア「はぁっ!」

その隙に放たれる一閃
さっきまではほとんど傷も付かなかった荒魂に、見てわかるほどの切り傷が生まれます

『翠』「効いてる!」

これなら...!



マリアさんコンマ下1
荒魂コンマ下2
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け続行です) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/16(木) 02:52:44.59 ID:vUV2CsNi0<> エンゲージ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/16(木) 02:55:25.77 ID:zfyLfBlyO<> セレナよマリアさんに力を <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/16(木) 02:56:52.17 ID:zfyLfBlyO<> このスレのコンマ運呪われてません? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/16(木) 03:30:41.64 ID:vjjuX/lk0<> 確実にダメージは与えられていきます
が、それでも

マリア「慣れない武器はかってが違うわね...くっ...!」

流石にそう簡単には荒魂も倒れてはくれません
それどころかまともなダメージを喰らったからか私達を本格的に敵として認識したようで、反撃も荒々しくなってきます

翠「私達も御刀で...!」

『翠』「この際対応とか関係ない!少しでもダメージを与えられればこっちのもんだよ!」

『夏菜』「えぇ!」

私達は適当に御刀を構え...



コンマ下
奇数 介入者
偶数 特になし(他の装者到着) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/16(木) 03:31:23.55 ID:vUV2CsNi0<> はてさて <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/16(木) 03:51:12.79 ID:vjjuX/lk0<> ザシュッ...


次の瞬間、荒魂の動きがピタッと止まりました
否、それは突然の威力の違う攻撃に固まったと言った方が適切です

マリア「なっ...!」

まるで荒魂からマリアさんを庇うかのように間に割り込んだ何者かが突き出した刀が、しっかりと荒魂に突き刺さっていました

翠「黒い...フード...」

そこにいたのはまさにそうとしか言えない装いの少女らしき存在
黒フードの少女はそのまま刀...おそらくはあれもまた御刀なのでしょうが...の刃を一直線に滑らせ、荒魂を真っ二つにしてしまいます

『夏菜』「倒し...た?」



コンマ下
奇数 颯爽と去るスタイル
偶数 回収していくスタイル
ゾロ目 もう1人来た <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/16(木) 03:53:23.89 ID:szDskDb+O<> ゾロ目連続で出てるけど、どうかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/16(木) 10:36:56.33 ID:Ol8XlHL6O<> 安価で謎の黒フードが生まれたときにはどうなることかと思ったけど上手いこと刀使コラボと繋げてきたな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/16(木) 22:27:03.44 ID:ibWF+AL/O<> ゾロ目のもう一人って……もしかして、まさか? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/17(金) 03:14:15.42 ID:J3X2QmTj0<> 私達があれほど苦戦した荒魂をいとも簡単に一刀のもとに両断した少女
その顔は深く被った黒フードに隠されて見えませんが

「...」

マリア「貴女は味方なのかしら、それとも」

彼女はしばしマリアさんの方を...正確にはその手に握られている越前康継のように見えましたが...を見つめたかと思うと、踵を返すように大きく跳躍し住宅街の屋根を伝って颯爽と去っていってしまいました

マリア「!待ちなさいっ!」

『夏菜』「追いますか!?」

弦十郎『いや、お前達より実力が上の可能性があり、まだ明確な敵対行動をしていない相手を深追いするのは危険だ、こちらで追跡させる』

『翠』「珍しく慎重...にはならざるを得ないか」

それにあの速度では追い付くのも困難...例え追い付けても戦闘になった場合、体力的な面から見てもこちらが不利になるでしょう

《おい!どうなった!》

あちらの世界での計測とやらにも変化があったのか、再び姫和さんの声が脳内に響いてきました

『翠』《黒いフードの少女...おそらく刀使が現れて、荒魂を真っ二つにしてそのまま何処かへ行ってしまいました...》

《黒いフードの刀使!?...おい!ノロはどうなった!奪われたのか!》

『翠』《いえ...そのまま残ってます》

あれは処理は私達に任せた、ということなんでしょうか
御刀を持っていたことでノロの処理も出来る組織に属していると思われたのか

《っ、そうか...》

ところであの黒いフードの刀使...私の記憶が確かなら、もしかして元親衛隊の...



念話で何か話す?安価下
(特になければノロを回収し本部に戻ります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/17(金) 03:34:35.23 ID:8JvbsJIK0<> ノロはどう扱えばいいのか尋ねる
黒フードの人物が使ってた刀の特徴とか分からないかな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/17(金) 03:46:41.94 ID:6sxtGry9O<> 《今すぐにでもこちらから応援に行きたいが…まだ時間がかかりそうだ》

《ノロは絶対に奪われるな。面倒な事になる…御刀も大事に扱ってくれ》 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/18(土) 04:03:57.59 ID:hCPTlBcK0<> 《今すぐにでもこちらから応援に行きたいが...まだ時間がかかりそうだ》

翠《かかりそうって...それ自体は出来るんですか?》

いえまぁ、明らかにそれをやったであろう人をついさっき見ましたけども
ギャラルホルンのような聖遺物や、神樹様のような超常的な存在でもない限り世界を超えるなんて

《逆が起きたんだ、出来ないことはない》

こちらの聖遺物があちらの世界に流れ着いたという話でしょうか
確かに理屈としてはわかりますし、さっきの人といいこの御刀といい前例はあるようですが

《それと、ノロは絶対に奪われるな、面倒なことになる...御刀も大事に扱ってくれ》

翠《奪う存在もいること前提ですか》

失念していました、どういうわけか御刀6本がここにありますが、それだけだと勝手に思っていました
悪くてもせいぜい荒魂が出てくるくらいだと...
どうもそんな簡単な話ではなさそうですね

翠《で、ノロはどう扱えばいいんですか?》

《なるべく少量ずつに分けて厳重に保管してくれ、本来なら杜に奉り鎮めるのが望ましいが、それが出来る者も場所も...それに、奪われるリスクを考えると無防備な杜はむしろ危険だからな》

少量ずつに、ですか
これはあの真っ二つにされた荒魂の解体作業が大変そうです



黒フードの御刀コンマ下1
奇数 特徴わかる程度には見てた
偶数 そこまでよく見えなかった

特徴安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/18(土) 04:13:35.74 ID:Oe+FpOvT0<> パッパラー! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/19(日) 04:04:15.35 ID:bNqzqVq00<> 荒魂の残骸...ノロはどうにか私と『翠』の説得により、少量ずつに分けて保管することが決まりました
本来この動かなくなった残骸をわざわざさらに細かくして小分けにするのは『纏めておくとまた荒魂になる』という前提知識がないとスペースの無駄にしかならないのですが、御刀からの念話も現在私達にしか聞こえない中、信じてもらえて良かったです

翠「ただあのししょー達の大して聞かずに「まぁ翠くんのいつものだろう、言う通りにしておこう」っていうのはモヤるんですけど」

『翠』「信頼だよ信頼」

いつものって何ですかいつものって!私のイメージどんなんなんですか!

・・・

エルフナイン「あの、コレは?」

翠「御守り的な感じで持っておいてくれれば嬉しいです」

で、本部に戻りノロの保管を見届けた私が訪れたのはエルフナインちゃんのところです

翠「まず特別にこの本部のアンチテレポートシステムから除外されている緊急帰還用テレポートジェム」

エルフナイン「はい、他の錬金術師が本部にテレポートする、あるいは本部からテレポートして何処かへ逃げるのを防ぐ為のシステムの中で唯一例外の番号の物ですよね...何故そのシステムが作動しているのにミラアルクさんはこの本部から姿を消せたのかまだわかっていませんが」

それはネロさんのせいですが黙っておきましょう

翠「とにかく、ヴァネッサさん、エルザさん、ミラアルクさん、ティキちゃん...それに今日出現した怪物、敵か味方かわからない黒フード...とにかく近頃物騒です、物騒山盛りです」

エルフナインちゃんの戦闘力はお世辞にも高いとは言えません
いえ、一応ダウルダヴラを纏うことは出来ますが、戦闘シミュレーションの結果は散々、一般人よりは強くなれても敵が一般人じゃないので無意味です <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/19(日) 04:05:14.73 ID:bNqzqVq00<> 翠「常々思っていたんです、護身用の何かか、あるいは逃亡用の何かがエルフナインちゃんには必要だと...この本部も決して絶対安全とは言えませんし」

夢姫ちゃんがイミテーターを使うような、『凜音』ちゃんがRN式回天特機装束を使うような護身がエルフナインちゃんには圧倒的に足りていません
だからこれは本当に念の為です

エルフナイン「はぁ...あの、それでこっちの厳重に鍵が掛けられている箱の中身は」

翠「素手で触るのはちょっと危ないかもしれない物です」

エルフナイン「そうなんですか!?」

中に入っているのはメンタルなキューブ
女神様に預けていた物ですが

翠「でもきっと、何かが起きた時に助けになる筈です」

私だっていつ何が起きたときにこのキューブがどう反応するのかこれっぽっちもわかりません
けれどメンタルなキューブならきっと

エルフナイン「よくわかりませんが...心配してくださったのはわかります、ありがとうございます!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/19(日) 04:05:44.97 ID:bNqzqVq00<> ・・・

さて、ノロも回収しエルフナインちゃんにももしもの時のための保険は持たせました

翠「今日あとどうしましょうか...」

本格的に刀使関連が無視出来なくなってきましたし腹を括ってまた御刀のところに話を聞きにでも...

翠「モゴっ!?」

その時、誰かに後ろから口を手で塞がれ、そのまま廊下の脇道に連れ込まれました

翠「モゴっモゴゴっ!」

割とこの手強いですね、ちょっと簡単には抜け出せないです...じゃなくて誰!?誰なんです!?

エルザ「し!静かにするでアリマス!」

翠「!」

この声...エルザさん!?



何の用?安価下
(闇討ちでも誘拐でもヘルプでも) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/19(日) 04:18:25.87 ID:GQqcv/hQ0<> 問答無用でエルザに目潰しからの腹パンを決める→即座に勇者ギア装着 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/19(日) 04:26:55.23 ID:LOjnmS8dO<> どうやらノロをミラアルクに注入してしまったらしく恥を覚悟で助けを求めにきたらしい
注入された本人がどうなってるかは安価で <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/19(日) 04:46:55.99 ID:W44X5ukcO<> ヘルプ&誘拐(本人同意の上)でヴァネッサの腕のこととかも頼もう
そして敵だから仕方ないとはいえ行動安価すっ飛ばして過剰防衛する蛮族は一応謝ろう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/19(日) 04:49:42.79 ID:GQqcv/hQ0<> すまんかった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/19(日) 07:11:25.79 ID:spqSML0SO<> やっちゃったもんは仕方ない、人気のない脇道なら問題ないだろうしそのままエルザが起きるまで様子を見る。もちろん縛るなりで行動は制限してから <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/19(日) 12:47:20.66 ID:upy2rMdBO<> ノイズでもないバケモノが現れた現状でオオゴトも面倒事も増やしたくないから用が済んだら必ず帰す、と約束した後に>>390 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/20(月) 03:12:50.75 ID:GebF8NUT0<> 翠「〜んっ!」

エルザ「あっ!」

相手がエルザさんだとわかった瞬間思わず私は口を塞いでいた手を無理矢理振り解いて振り向き

エルザ「ぎゃっ!ォ゛ウッ...」

反射的に目潰しと腹パンを喰らわせてしまいました
我ながら身体に染みた恐ろしい護身術(?)です、ほぼ無意識のうちに3連鎖が終わっています
まぁそれを教えてくれたししょーはこれを1秒もかからずに終わらせるんですが

「Imyuteus amenomurakumo tron」

とはいえこんな不意打ち紛いのことをしてきたエルザさんです、きっとすぐに反撃が来るでしょう
私は流れるように勇者ギアを纏い...

翠「...あ、あれ?」

エルザ「...」

し、しんでる!

よく見てみると、そこには完全にのびているエルザさんが倒れていました

翠「私また何かやっちゃい...過ぎました?」

と、とりあえず起きてから暴れられても困るので手首だけでも何かで縛るなりして
紐とか特にないので私のネクタイでいいですかね

翠「よいしょ...それで」

ここからどうしましょ...あれ?もしかしてこの状況誰かに見られたらむしろ私がエルザさん襲った感じに見えません?見たところエルザさんは武装も何もしてないっぽいですし...いや流石にそれは...いやでも...


エルザ「」


<>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/20(月) 03:13:38.16 ID:GebF8NUT0<> ・・・

エルザ「...はっ!」

翠「あ、起きました」

良かったです、まだ誰にも見られてません
あやうく被害者のはずが加害者になるところでした

エルザ「一体何が...あっ目がァ!目とお腹がァ!」

即座に色々と思い出したのか小声で叫び悶えるという器用なことをしながら、涙ぐんだ瞳でこちらを見上げてきます

エルザ「ぐうっ...い、いきなりだったのは悪かったでアリマス...でも今は戦う意思はないから、話を聞いてほしいのでアリマス...」

翠「いえ、あの...私もいきなり攻撃してすみませんでした...」

よく確認していなかったのでこれは場合によっては過剰防衛だったかも
普通敵対してる人に後ろから口を塞がれたりなんてしたら過剰も何もないんですが、とはいえ罪悪感というものは少なからずあります
もし私でなく響さんだったら手を出すより真っ先に話し合いを持ちかけて、今回であれば相手もそのつもりだったので丸く収まってたでしょうし

エルザ「敵に頼み事なんて、というのはわかってるでアリマス...でも!」

翠「困っているんですよね?なら話を聞くくらいならしますし、内容によっては助けもします」

エルザ「!」

翠「私は他の皆さんほどお人好しではないですが、人でなしにはなりたくないので」

あとさっきの目潰しと腹パンのことを水に流せればいいなという淡い期待も

翠「それに、わざわざS.O.N.G.に、ではなく私にこっそり接触してきたということは、白旗は上げられないけど切羽詰まってる内密での頼み事がある、ということでしょうし」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/20(月) 03:14:15.89 ID:GebF8NUT0<> そう、もし戦いをやめる等の内容ならS.O.N.G.に堂々と、それが無理でも一番手を伸ばしてくれそうな響さんあたりに接触するはず
そうでなく私のところに来たということは、敵であることは変えられないけど私に頼むしかないことがあるということ
...これで単に弱そうだから適当に理由付けて不意打ちしようとしただけとかだったら物凄く恥ずかしいですけどね

エルザ「感謝するでアリマス」

翠「ただしここから連れ出すにしてもちゃんと帰らせてくれること、立場上というかこれまでの行いというか、そういうのでこれ以上敵に捕まったりすると私の自己防衛の信頼とかがガタ落ちしてかなり怒られます」

エルザ「うわぁ...あ、安心してほしいでアリマス、ノイズでもない変なバケモノ...あんなものが現れた現状、オオゴトも面倒事も増やしたくないのはこちらも同じ、用が済んだら必ずかえすでアリマス」

今ちょっとひきました?ひきましたよね?

エルザ「そうとなったら...あの、コレ...」

翠「あ、忘れてました」

戦う意思はないと言っていましたし、何よりここから先は最低限お互いの行動くらいは信用しなければいけない場面
彼女の手首を縛っていたネクタイを解き、手を貸して立たせます

エルザ「ふぅ...じゃあ、一緒に来てもらうでアリマスよ」

翠「はい...ん?え?」


パリンッ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/20(月) 03:14:55.24 ID:GebF8NUT0<> ・・・

ところ変わって何処かの建物の中
突然そこにテレポートさせられた私はエルザさんの案内に従い歩いています

翠「一応あの本部ってテレポート出来ないようになってるんですが」

エルザ「例外がないわけないでアリマス、そしてその例外の番号を割り当てるのも難しいことじゃないでアリマス」

翠「あと話を聞くって話だったような」

エルザ「話は目的地に着く間にするでアリマス、何より見たほうが多分早い...それに、お前はきっと断らないでアリマス」

うーんそこまではっきり真っ直ぐ言われてしまうともう強く言えません...

翠「そこまで信用してくれるなんて、どういう風の吹き回しですか?」

エルザ「そ、それは...って、そんなことより話をするでアリマス!」

えぇ...

エルザ「実は、あのバケモノの残骸...あれをミラアルクに注入してしまったら、苦しみだして」

翠「はぁっ!?ノロを注入したんですか!?」

エルザ「お、おっきい声出さないでほしいでアリマスよ...」

いやいや何やらかしたのかと思ったらとんでもないことやらかしてるじゃないですか!

翠「何でそんなことしたんですか!」

事の重大さが本当にわかっているのか怪しいエルザさんに対し、思わず声を荒げてしまいます

エルザ「えっと...」



コンマ下
奇数 行けそうな気がしたから(好奇心?)
偶数 注入すれば身体能力の向上や延命に役立つと聞いたから
ゾロ目 注入してしまったというかされてしまった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/20(月) 03:18:50.09 ID:PimSPoG70<> すかぽんたん! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/20(月) 03:39:19.29 ID:GebF8NUT0<> エルザ「なんか、行けそうな気がしたのでアリマス」

翠「そんな時の王者みたいな理由で!?」

もっと仲間の身体大切にしてあげて!?
あーいえ、むしろ藁にもすがる思いでやってみてダメだったパターンかもしれませんけど

エルザ「それで、こんな風に...」

とある部屋の前に立ち、ドアを開けるエルザさん
中には...



ミラアルクさんの様子安価下
(ノロで苦しんでるのか、むしろ暴走状態なのか、変な化学反応が起きてもっと別の様子なのか) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/20(月) 03:46:07.95 ID:x/a8bVGCO<> ノロの暴走で亡くなった某親衛隊員よりはマシだけど身体の一部が荒魂化+徐々に意識を奪われてる状態 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/20(月) 09:57:08.51 ID:gTkWYQP10<> 殆ど言動は何言ってるかわからないけどまだギリギリミラアルクの自我は残ってそう、ただ対策しないとあまり長持ちもしなさそう <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/21(火) 02:37:40.89 ID:itq0X+mU0<> ミラアルク「ぐ...ぅ...アァ...」

エルザ「ミラアルク...」

そこにいたのは間違いなくミラアルクさん
しかし所々身体が荒魂に侵食されていて、身体とは別の黒い部分が根付きそこから橙の目が開いています
ミラアルクさん自身の目も普段以上に濃い橙に光り、同じ色の霧のようなものが全身から

ミラアルク「どう...て...ソイツ...ガぁッ...!」

エルザ「もう背に腹は変えられないでアリマスよ!やはりもっとよく考えるべきだったんでアリマス...血だって、まだ大丈夫だったのに!」

ミラアルク「ぐゥ!...出て、来るん...ないゼ!...あァア!」

何かを...ノロが荒魂になったものを押さえ込もうとしているのか、苦しそうな声を上げるミラアルクさん

翠「自我はまだ保てているようですが、それも時間の問題...なんて厄介な事を...」

かといって体内に注入されたノロの完全な排除の仕方なんて知りませんよ...いえ、手術で抜くのが定番なんでしょうが
それともう一つあるとすれば荒魂側が自ら抜け出ることでしょうけど、それは大荒魂レベルの意思を持つ荒魂でない限り無理でしょうし
アスクレピオスなら...しかし荒魂という擬似生物が果たしていわゆる虫歯菌と同レベル扱いで消えてくれるのかどうか

翠「可能性が高いのは荒魂の切除と身体の回復を同時に、でしょうか」

すでに多くの部分が侵食されているため、そこを切除しただけでは恐らくすぐに息絶えてしまうでしょうし
しかしそれをするにしても意識を保ったまま行えば精神的に...麻酔か気絶をさせないと危険ですが、荒魂の方の意識が途切れることってあるんでしょうか...あっでもねねちゃんは普通に寝たりしてたような



安価下
1 ぶっ飛ばして意識刈り取る!(荒魂も気絶するかは判定)
2 このままやる!(ミラアルクさんの精神が無事かどうかは判定)
3 その他(記述) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/21(火) 02:52:31.77 ID:KrfowqX7O<> 3 御刀の持ち主に念話で一回相談してから1を試す
全身麻酔やらないでこのままやるのはアカン <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/21(火) 11:06:45.14 ID:Q8ikR7ZKO<> 3 ぶっ飛ばす前に一応アクスレピオスで浸食を緩和できないか試そう <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/22(水) 03:29:30.90 ID:Qq40VOba0<> 翠「とにかく時間はかけられません!」

私はギアペンダントを2つ取り出し、まずそのうちの1つを聖詠によって起動させました


「Imyuteus amenomurakumo tron」


纏うはアメノムラクモ
私がギアを纏ったことに気付いたエルザさんがギョッとした後、ほんの少し警戒してしまったようですが
説明する時間すら惜しいのが現状です

翠「エルザさん!床に突き刺せるくらいの硬さのナイフか何かありませんか!早く!」

エルザ「えっあっはいでアリマス!」

私はエルザさんから受け取ったカッターをミラアルクさんの影に向けて突き刺します


『影縫い』


ミラアルク「ッ...」

もし荒魂に抗うあまり暴れられては、どんな形で荒魂を除去するにしても手元が狂いかねません
動きは止めさせてもらいます

翠「次に!」

そして今度はもう1つのギアペンダントの出番


「Healing almighty Asclepius tron」


アメノムラクモからアスクレピオスにギアチェンジした私
『影縫い』はアメノムラクモのアームドギアではなく普通のカッターを使った為アメノムラクモのギアを解除した今も継続中です

翠「アスクレピオスっ!」

一応、荒魂が虫歯と同じ要領で消し去れないかを試す為アスクレピオスの光をミラアルクさんに注ぎ始めました
もしこれで上手くいけば万々歳、ダメだった場合はやはり無理矢理にでもミラアルクさんの意識を刈り取り物理的にいくしかありません

翠《刀使の誰か!聞こえてますか!》

けれどそれ以外の方法があるのなら...私は何か情報が得られないか、御刀の向こうにいるであろう刀使の皆さんに呼びかけます



コンマ下1
奇数 緩和成功!除去が楽に出来そう
偶数 変化なし
ゾロ目 アスクレピオスは荒魂も体内に入ったやつなら消せる

刀使メンバーとの相談結果内容安価下2以降 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/22(水) 03:36:07.88 ID:5arVGzlb0<> 55% <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/22(水) 03:46:26.29 ID:9tmS684gO<> まさかのゾロ目

今度はやる気なさそうな刀使が出る
一連の流れと奇跡的に取り除いた事を説明すると《暫くは絶対安静にさせろ。いくらノロが無くなったとはいえ荒魂に支配されかけたんだ》と言われる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/22(水) 13:58:04.68 ID:IhBBqdIPO<> ノロを注入された人がいると伝えるとよく出る人から「他にノロを隠し持ってないか今すぐ聞き出せ!一体何処から手に入れたんだ?」、切歌のようにデスが口癖のお姉さんから「悪い事言わないからすぐにそこから離れるデス!何か嫌な予感がするデス!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/22(水) 16:32:00.18 ID:1ZzRXuXA0<> これって翠ちゃんまた行方不明になってない?
安価下 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/23(木) 03:59:00.23 ID:4K4jnW9r0<> 《ん?おー、マジで来た...何だ?急用か?》

呼びかけに答えてくれたのはいつものチョコミント狂いさんではなく
気怠そうな感じを隠そうともしない刀使の人でした

翠《実は...》

私は現在の状況の説明と相談をしようとして...


エルザ「ミラアルク!」

ミラアルク「あれ...身体が...」


意外にもあっさりと、事が上手く運んでいることに気付き
思わず固まってしまうのでした

翠「ッ、Stealer Imitator tron」

ギアをイミテーターに変え、ミラアルクさんの身体の荒魂侵食度を解析します
すると驚くべき事に、荒魂はノロ一滴分も残さず綺麗に消え去っていました

《おい、どうした》

翠《あーえっと...すみません、大丈夫になりました》

《は?》

アスクレピオス...おそろしい子!
いや本当に、いくらなんでもアスクレピオスにそこまでの力はないと思ってましたから驚きです
というか逆にどこからは対応出来ないんでしょう...

《まー問題無くなったんなら...いや待て、せっかくだ、なるべく細かく丁寧に全部話せ》

翠《え?》

《そっちから焦った声で通信繋げてくるって事はそれなりの事が起きたんだろ?それに...》

翠《それに?》

《無駄話じゃない長話なら合法的にサボれる》

翠《あー...》

エルザさんがミラアルクさんの身体をペタペタ触りながらおかしな所が残っていないか確認している間、私は事の顛末を念話で伝えました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/23(木) 03:59:40.31 ID:4K4jnW9r0<> ・・・

《何つーか、チートだなそのアスなんとか》

翠《ですよね》

久々に俺TUEE系転生特典かよ!とか思いました
でもこのギア転生特典じゃないんですよね...そこはあまり重要ではありませんけど

《ま、別の世界の道具だしな、羨ましがったってしゃーない...それよりそのノロを身体に注入したやつ、暫くは絶対安静させろ》

翠《やっぱりその方がいいですか?》

《いくらノロが無くなったとはいえ荒魂に支配されかけたんだ》

荒魂に支配されかける、これは単にノロを注入すること以上に危険な事です
それにアスクレピオスの効果自体不明な点も多く、それも異世界の力に対してのは尚の事

《あー!薫が1人で通信してるデース!》

《おい!変化があったら呼べと言ったろう!》

《やべっ》

ここで御刀の向こうには今まで1人しかいなかったことが判明しました
どおりで堂々とサボり宣言を... <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/23(木) 04:00:56.55 ID:4K4jnW9r0<> そして私が所々補足しながら気怠そうな刀使の人、もとい益子薫さんが他の刀使の人達にここまでの経緯を説明しました
するとノロを注入した、という部分にいつもよく念話に出るチョコミント狂いさん、もとい姫和さんが真っ先に反応し

《他にノロを隠し持っていないかすぐ聞き出せ!一体何処から手に入れたんだ!?》

翠《わ、わかりました》

有無を言わさぬ勢いに私は念話越しではどうせ見えないのにも関わらず反射的に大きく頷きながら返事をします

翠「あの、エルザさん、ミラアルクさん」

そしてふっと切り替えてから、目の前の2人に声をかけます

ミラアルク「!」

エルザ「あっ...その、助かったんでアリマス、よね?」

まだやや警戒...けれどさっきまでよりは少しマシになっているミラアルクさんと
大分警戒心を解いてくれているエルザさん
私はエルザさんの言葉に頷きながら続けました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/23(木) 04:03:16.92 ID:4K4jnW9r0<> 翠「体内の荒魂...ノロは完全に消滅、侵食されていた部分も治った筈です...ただそもそもノロ自体未だ解明されてない部分も多数ありますから、とりあえずミラアルクさんは暫く絶対安静にしておいた方がいいです」

アスクレピオスの効果についてのところは伏せて置きましょう、余計な不安まで煽ることはありません
ただノロについてはどうしようもないので、多少の注意程度は

翠「それより、他にもノロを持っている...なんてことはありませんよね?それに、何処で誰からそんな物を」



コンマ下1
奇数 荒魂の残骸を回収して自力で
偶数 渡された物

誰から?安価下2
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)

(翠「ゆ、行方不明になっててもバレなければセーフ」

女神「バレないと思ってるところがすごいですね」

翠「いやもう前科がね、ありますから...バレたくないですね...」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/23(木) 04:05:51.15 ID:DvGzC5BEO<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/23(木) 04:17:33.83 ID:4K4jnW9r0<> 風鳴訃堂
ダメなら安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/23(木) 04:18:21.07 ID:4K4jnW9r0<> お、ID一緒じゃん
自演みたくなってしまった <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/23(木) 04:24:18.07 ID:4K4jnW9r0<> 犯人は判明しました、誠に勝手ながら家族はノーカンとさせてもらいます
安価下にしてください <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/23(木) 04:28:16.26 ID:tYHKgq970<> 渡された物なら偶数では?
安価なら…肌が若干肌白い謎の女性からで(タギツヒメ?) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/23(木) 04:29:45.37 ID:tYHKgq970<> あ、偶数と奇数の内容逆では?の意味です <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/24(金) 02:22:07.12 ID:IrcTuOdZ0<> ***
偶数の場合、の間違いですね、申し訳ありません
改めて奇数判定で進めさせていただきますが、諸々のお詫びとして謎の女性()も登場確定とさせていただきます
***


エルザ「実は...お前達があの怪物と戦ってた時...トドメは第三者の横槍だったようでアリマスが...わたくしもあの場にいたのでアリマス」

翠「つまり...?」

ミラアルク「飛び散った残骸を少しばかりこっそり回収させてもらったんだゼ、結果はご覧の有り様」

何やってんですかこの人達...普通得体の知れない怪物の体液を注入しますかね...

翠「好奇心は何とやらって聞いたことないですか?」

エルザ「わたくしめらはネコではないのでアリマス!」

そこじゃない!そこじゃないです!

翠「はぁ...で?他にノロを持ってたりは?」



コンマ下
奇数 まだある
偶数 もうない
ゾロ目 ない(ないとは言ってない) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/24(金) 02:23:41.59 ID:92Jdx7CAO<> 黒フードはお母さん達なのか生き残った親衛隊なのか

はい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/24(金) 02:43:42.27 ID:IrcTuOdZ0<> エルザ「回収した分はまだ残ってるでアリマスが」

ミラアルク「エルザ!」

エルザ「わたくしめらの手には負えないとわかったでアリマショウ!?」

...まだあるんですね

《おい!聞いたのか!?》

翠《注入したのは好奇心、そしてノロはまだ持ってるみたいですが》



安価下
1 渡してもらおう
2 扱いには厳重注意とだけ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/24(金) 02:54:22.30 ID:7zCzk/Ad0<> 2 持って帰るにしても色々問題が… <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/24(金) 03:11:59.84 ID:IrcTuOdZ0<> しかし例えばこれが単なる聖遺物等の動かない物ならまだしも、流石にノロともなると
ししょー達に無断で持ち帰っても私では管理しきれるかどうか
何処かに落としたりして勝手に荒魂に成長されても困りますし...

翠「この件で私が手を出せるのは今はここまでですかね...」

不安がないわけではないですが、なりふり構わず敵に頼るほどのオオゴトになったんです、もうエルザさんもミラアルクさんも下手に弄ろうとはしないでしょう、多分

翠「その残ったノロ...あの怪物の残骸は、扱いには厳重注意としてください、S.O.N.G.で回収した分を考えてもエルザさん達が回収した分はごく少量でしょうし、頑丈な入れ物にでも入れて鍵かけて触らないようにすれば...」

ノロは一応液体なのでどこまで漏れを防げるかはわかりませんが

エルザ「い、いいんでアリマスか?」

翠「渡されても困るだけ、とも言います...もし持っていたくないならそれこそS.O.N.G.に直接連絡してください」

そもそもここでのやり取りは互いに一時休戦というだけのもの、なるべく最低限の影響しか残さないものでなければいけませんし

ミラアルク「厳重注意...わかったんだゼ」

意外にも素直に応じてもらえて一安心です

翠「それじゃ私はこれで」

エルザ「あ!もう一つ!もう一つだけお願いが!」

ミラアルクさんの身体も治り、帰してもらおうと思った矢先
エルザさんがそれにNOを言い渡しました

ミラアルク「エルザまさか...コイツは敵なんだゼ!?どこまで信用していいのかも」

エルザ「2度も命を救ってもらったのにまだそんなこと言ってるでアリマスか!」

ミラアルク「ぐっ...でも絶対、ヴァネッサはいい顔しないんだゼ」

エルザ「それは聞いてみないとわからないでアリマス」

わー...面倒ごとの予感

エルザ「蒼井翠...ヴァネッサの腕、どうにか出来ないでアリマスか?」



どうする?安価下
(ちなみに命の恩人イベントを2回行ったので高感度を再判定することもかのとします)
(現状ではあくまで敵同士として戦力を元の状態まで戻すのを手伝って欲しいという内容だけ来ます) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/24(金) 03:23:27.01 ID:gdwgVwfTO<> とりあえず本人から同意を得られたら片腕だけ回復を試みる(私生活及び両腕治して暴れられたら困る意味で)
サイボーグの腕とか流石に作れないと一応言っとく <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/24(金) 03:31:49.14 ID:gvkuKIKE0<> 翠「ミラアルクさんはさっきも言いましたが当分は絶対安静です!さっきまで死にかけてたんですからね」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/24(金) 03:53:44.41 ID:7zCzk/Ad0<> ヴァネッサとのイベント後に謎の女性(刀使?)が現れたらエルザに言われるがままにテレポートジェムで本部に帰還(去り際にありがとうと言葉を受け取る)

現れないのでしたらスルーで構わないです <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/25(土) 03:10:08.60 ID:2GNtC4c40<> 翠「あの、まさかとは思いますけどそれ...本人には?」

エルザ「...」

翠「ですよね...」

ミラアルクさんにも事前連絡してませんでしたし、さっきの2人のやり取りからしてもそうだと思いました

エルザ「でも、わたくし達ではどうにも出来ないのでアリマス」

だからって...いえ、もう何も言うまいです

翠「あくまで本人から同意を得られてから、それから、いくら今この瞬間だけは休戦状態とはいえ全快するまでのサポートは出来ませんよ?」

ミラアルク「!」

エルザ「それって、具体的には...どこまででアリマスか」

翠「具合を見てですが、最高でも片腕までです、両腕ともというのは...」

この条件は(あくまで敵なので当たり前といえば当たり前ですが)未だ信用し切れていないということを露骨に表してしまっています
が、エルザさんもヴァネッサさんに対して完全回復までは面倒見てくれないと予め考えていたのかすぐに納得してくれました

ミラアルク「むしろそこで全快するまで、なんて言われたら代わりに何させられるか怖くて夜も眠れなくなるんだゼ」

ミラアルクさんはややオーバーなリアクションを取りながらそう言います
確かに無償の善意ほど信用出来なくて怖いものはないという考え方もありますよね
むしろ、この提案は未だ警戒心の強いミラアルクさんに少しでも安心してもらうのが本命と言えます

翠「ちゃんと帰してもらえるだけで...というかもし何か用件あってもミラアルクさんには頼めませんよ!ミラアルクさんはさっきも言いましたが当分は絶対安静です!さっきまで死にかけてたんですからね!!!」

ミラアルク「わ、わかったから怒鳴らないでほしいんだゼ」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/25(土) 03:10:36.70 ID:2GNtC4c40<> ・・・

エルザさんとミラアルクさんに連れられて部屋を訪れた私の姿を見たヴァネッサさんは案の定警戒心MAXでしたが、エルザさんの説得によりどうにか話は出来るくらいまでは落ち着いてくれました

ティキ「そんなのに頼るなんて、エルザ切羽詰まり過ぎだね!弱過ぎだね!」

ミラアルク「半壊状態で言ってもって感じなんだゼ...」

ちなみにその場にいたティキちゃんはずっと爆笑してました

ヴァネッサ「話はわかったわ...エルザちゃん、後でお説教ね」

エルザ「ヴァネッサ!?」



コンマ下
ゾロ目以外 お願いされる
ゾロ目 敵に頼るのはちょっと <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/25(土) 03:13:58.60 ID:yZeeQZKO0<> ほいさ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/25(土) 03:34:49.07 ID:2GNtC4c40<> ヴァネッサ「けれど...やむを得ないわね」

そこで得られたのは幸運にも同意のそれで
私はホッとしてしまいます

ミラアルク「本気かヴァネッサ!」

ヴァネッサ「その子もあくまで片腕までならと譲歩してくれている、それにミラアルクちゃんの命の恩人...だから今回だけ」

ミラアルク「うぐっ...ヴァネッサまでそのこと...」

本当に大切に思われてる...いえ、大切に思い合っているのでしょう、エルザさんとミラアルクさんとヴァネッサさんは
だからこそ、敵であるという事実が胸を締め付けます

翠「...」

けれど、今ここで私がするべきことは手を伸ばすことでありません

翠「はいはい、それじゃ早いとこ始めましょう...言っておきますけど私はサイボーグの腕とか流石に作れませんよ?作ったことないですし」



安価下
1 なので当時の設計図とか見せてもらう
2 万能アスクレピオスを試してみる(判定によっては生身が?)
3 出来るなりに趣味全開で自由にやらせてもらう(どんな見た目、どんな機能を付けるか等後に安価) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/25(土) 03:37:08.87 ID:yqtrtvSeO<> 3 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/25(土) 03:48:16.09 ID:2GNtC4c40<> 翠「なので出来るなりにやらせてもらいます」

作れません
が、私とて何も出来ないわけではありません
シンフォギアの製作から錬金術まで、一般人よりは、ほんの少しくらいは技術力があると自負しています、あくまで一般人よりは

ヴァネッサ「えぇ、それでいいわ」

翠「てなわけでヴァネッサさんも助言だけでもいいのでサポートしてくださいね?」

ヴァネッサ「えっ!?」

翠「こういうのの専門家でしょう?」



どんな見た目や機能?安価下
(翠「カッコいいのとか可愛いのとか色々ありますよね...アタッチメント式にしたりします?」

ヴァネッサ「何でノリノリなの?」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/25(土) 04:02:49.77 ID:yZeeQZKO0<> 外見はなるべく目立たないよう普通の人間と変わらないぐらい似せて作る
あまり利敵行為したらマズいので機能は…調査兵団みたいにワイヤーを飛ばしたりするとか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/25(土) 05:25:59.85 ID:lT92mX4S0<> せっかくなので外装の質感や触った感じも人間の腕に似せてみる <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/27(月) 03:30:43.08 ID:IoDfpsgr0<> ・・・

エルザ「ほぉ〜」

ミラアルク「まんま人間の手みたいなんだゼ...」

はい、というわけでとりあえず完全です
外見は元が赤い袖と黒い手袋...手袋?が合体したみたいな感じだったのが気になったので自然な感じ...生身に近い色と造形を目指しました
これなら(まだ片腕ですが)以前よりはそれほど目立たなくなるでしょう

翠「この外装、質感や触った感じもなるべく似せてるんですよ、ほら触ってみてください」

エルザ「わっ本当でアリマス!」

ヴァネッサ「ちょっとくすぐったいわエルザちゃん」

この辺は人工皮膚とかの分野だけだと不十分でしたが、ホムンクルス躯体の分野をかじっておいて正解でしたね
本当はこういう闇医者みたいな使い方はいけないんでしょうけど...

ミラアルク「すると、もうほとんど普通の腕になったんだゼ?」

ヴァネッサ「...いいえ、それはダメだもの」

翠「と言うので、色々機能を付ける案もあったんですが...そもそもこれが終わった後敵同士に戻る私がどこまで首を突っ込んで良いものか」

今回の記憶を消す!みたいな展開になってしまうなら何したって問題ない(問題ありますけど)ですが、そうでないのならつまりどれほど多機能にしたところでその機能を私が知っていると対策出来てしまいますし
というか流石にそこまでの利敵行為は...これが敵同士でなく、なおかつヴァネッサさんもノリノリならそれはもうビルの解体からプラモの合わせ目消しまで片手に機能という機能を詰め込むのも吝かではなかったんですが

翠「とりあえず今回は超合金のワイヤーを飛び出させられる機能だけ付けました」

私が紹介するようにそう説明するとヴァネッサさんが近くにあった柱に掌を向け実演してみせます
バシュッ!という音と共に発射されたワイヤーはどこまでも伸び、柱に勢いよく巻き付き先端にある刺が突き刺さりました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/27(月) 03:31:17.69 ID:IoDfpsgr0<> 翠「巻き取りも出来るので両腕揃った上で噴射機構とかが腰の辺りに追加出来れば調査兵団っぽくなるかなと思ったんですが」

ミラアルク「腕から直接出てるところだけ見ると蜘蛛マンなんだゼ」

血は人間の証!愛の証!愛の為に血を流す男!何故そこで愛ッ!

翠「このワイヤー、余程のことがなければ切れることはまず無いですね、ネフシュタンもびっくりですよ!」

ヴァネッサ「もう一方の腕や他の機能は後で自分でやるわ、片腕あれば十分だもの」

翠「はい、出来るのはここまでです」

ということで、帰る時間ですね

翠「あ、そういえば半壊状態だったティキちゃんは」

ヴァネッサ「それも私の仕事ね...って、そんなに色々ぺらぺら話せるわけないでしょう」

むぅ、せめてティキちゃんの材料だとかそういうの聞けたら良かったんですが...まぁそれこそ対策立てられちゃいますし無理ですか <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/27(月) 03:34:41.45 ID:IoDfpsgr0<> ・・・

エルザ「それじゃ、このテレポートジェムで戻れるはずでアリマスから」

エルザさんはそう言って1つのテレポートジェムを見せてきます
やけに長く感じる数時間でしたね...いや数時間は普通に長いんですけど、数日レベルの体感だったと言いますか

翠「それじゃ、さような...」

さようなら、そう言おうとしたその時


少女「...」


物陰から黒フードの姿が



エルザ「はい、バイバイでアリマス、次会う時は敵でアリマスよ」

翠「待っ」


パリンッ


しかし何もする事は出来ず、次の瞬間にはテレポートジェムが私の足元で割れて錬成陣が発動し

エルザ「ありがとう」

エルザさんの笑顔とその言葉が私に届くと同時に、完全にその場からテレポートが完了してしまいました



安価下
1 翠ちゃん視点
2 ノーブルレッド視点(誰の視点か記述)(黒フードの少女?の用事等を安価コンマで決めたりします)

(翠「あの黒フード...」

『翠』「刀使かやべーヒメか魔法少女の解放目指す戦闘員かレイドライザーくれる人か...」

「集まっている...雀さん達が」

翠『翠』「「誰!?」」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/27(月) 03:44:23.98 ID:QvVVob1n0<> 1 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/27(月) 04:00:25.41 ID:IoDfpsgr0<> 翠「...はっ!ここは!」

戻ってきた...んですよね?
周りを見渡しても確かにそこは私が元々いた本部の廊下です

翠「さっきのは一体...」

まさかヴァネッサさん達は黒フードの少女と繋がっている?でもどうして...



コンマ下
奇数 行方不明になってたのバレてない
偶数 バレてる
ゾロ目 何ならもうすごい騒ぎになってる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/27(月) 04:06:51.57 ID:5EREKQA8O<> 翠ちゃんコンマ運壊滅的だから不安 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/27(月) 04:26:07.37 ID:IoDfpsgr0<> ・・・

『翠』「あれ、もう寝るの?まぁ翠は明日も学校だしね〜」

翠「いえ...」

少し本部を周ってみましたが、どうやら私がいなくなっていたこの数時間のことはバレてなかったみたいです
安心しました...お説教無事回避!
部屋に戻るとそこでは相変わらずゴロゴロしている『翠』の姿がありますが、『翠』も特に何も言ってこない辺り特に怪しまれてはなさそう?

『翠』「あ、鞄は代わりに受け取っといたよ、机の上」

翠「あぁ、ありがとうございます」

『翠』「それは夢姫ちゃんと『凜音』にね」



何かする?安価下
(特になければ次の日)
(ノーブルレッド(特にヴァネッサさん)が本調子ではないのでノーブルレッドに関する襲撃判定はありません) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/27(月) 04:34:46.24 ID:QvVVob1n0<> 記念品の花から『御刀の問題が解決するまでそちらに集中した方がいい。無論私達はいつでも力になれるよう準備しておく』と言葉が送られてくる
改めて御刀の元へ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/27(月) 15:58:50.26 ID:SygDOBxEO<> 『翠』に今あった事を話す+御刀に正体不明の刀使?について何か知らないか聞く(アジトに来たのはノロ狙いと憶測で返答が来る) <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/28(火) 03:33:07.72 ID:LjYaNLNW0<> 学校鞄を手に取ろうとしたその時、ふと同じく机の上に置かれている記念品の花が目に留まりました
ほんのり光っている...ような?

若葉《御刀の問題が解決するまでそちらに集中した方がいい》

翠「若葉ちゃん...?」

若葉《勿論私達はいつでも力になれるよう準備をしておく》

こういった形で話しかけてくるのは珍しいですね...それほど今回の事件がオオゴトということでしょうか
刀使世界との事件が

『翠』「ほとんどこっちからしか接触してない上今のところあれから異変は見られないガルパ世界と違って、過去流れ着いた聖遺物だとか黒フードだとか、色々と面倒なことになってるみたいだしね」

翠「ずっと知らんぷりしていたツケが回ってきてるってことですかね...とりあえず御刀の所に行きますか」

・・・

で、来たわけですが

《おい!お前さっきの話はどうなって》

翠「わーっ!わーわーわー!!!姫和さんストップ!!!」

『翠』「んー?」

そうですよね!そうなりますよね!でもまださっきまでのことは『翠』には話してないんですって!

『翠』「『さっきの話は』って...どういう意味なのかな?」

翠「い、いえ何も?」

『翠』「今度は何処で何をやらかしたのかな?」

やらかした前提で来る辺り信用が...

『翠』「まぁどうせフルシンクロして記憶共有したらバレるんだけど?」

翠「わ、わかってますよ...はぁ、仕方ないです、でも怒らないでくださいよ?」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/28(火) 03:33:44.61 ID:LjYaNLNW0<> 私は『翠』に包み隠さず、さっきまでのことを話しました

『翠』「バカなの!?ねぇバカなんだよね!?成績良い癖にバカなんでしょ!えっ何考えたらそんなんになるの!?やらかしたとかそういうレベルじゃないよね!?」

翠「怒らないでって言ったじゃないですか」

『翠』「怒ってないよ呆れ通り越して訳わかんなくなってるんだよ!いや本当...何サクッと誘拐されて敵の戦力回復させて帰ってきてんの?てか誘拐されるの何度目よ」

翠「あまり正論ばかりぶつけられると困るんですよね」

『翠』「困るくらいならせめてもう少しさぁ...」

《あー、お前達、そろそろ良いか?》

あっはい

・・・

《ノロを回収しなかった事について物申したい事もあるが...黒いフードの刀使がそいつらのアジトにいた、か》

翠「刀使かどうかはわかりませんが、おそらく...何か知りませんか?」

刀使世界での黒フード(なおかつ御刀の向こうにいるであろう姫和さんや可奈美さんを除くとして)というと2種類ほど思い当たりはします
が、御刀の向こうの姫和さん達のいわゆる時系列が何処なのかわからないので具体的な事をどこまで言っていいのか

《憶測の域は出ないが...そこにノロを注入した者がいた、あるいは現在も未使用の物があるのを察知した...つまりノロ狙いという可能性はあるだろうな》

『翠』「それってやっぱり回収した方が良かったんじゃ...」

翠「で、でも持たされたところでヴァネッサさん達のところから持ってきたなんて言ったらししょーにめっちゃ怒られますし」

『翠』「それがなくても今回のことがバレたら普通に怒られるから、というか怒られておきなよ」



何か話す?安価下
(特になければイベント判定) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/28(火) 03:40:46.92 ID:0aTpEEUE0<> 刀使のいる世界で起きてるらしい異変は大丈夫か聞く <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/28(火) 03:59:10.94 ID:LjYaNLNW0<> 翠「そういえばそっちの世界で起きている異変とやらは大丈夫なんですか?」

こちらの世界で特異点といえる何かが起きたことが原因とされる今回の事件、ですが異変が起きているのはこちらだけではありません
確か以前聞いた時には収束させる方法は模索中とのことでしたが

翠「というか、そっちでは何が起きているんですか?」



刀使世界での異変安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/28(火) 04:03:17.32 ID:QYxK/JYVO<> こっちの世界と繋がった影響なのか、それともカルマノイズの影響なのか荒魂がより強くなってるらしい
聖遺物を参考に作り出したアーマーを試験的に運用してるとか
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/28(火) 19:13:46.31 ID:RbOqlDZ0O<> 流れ的には次出会ったタイミングで好感度再判定かな
安価下 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/29(水) 03:03:01.49 ID:NrWvPDgd0<> 《あぁ、このところ出没する荒魂がより強くなっていてな...普通の刀使では今や歯が立たないんだ》

翠「荒魂がそんなに強く...」

刀使は荒魂一体に対しても通常複数人で立ち向かうもの、それは当然姫和さんもわかっているはずですから、それを踏まえても太刀打ち出来ないほどってことですよね...

『翠』「それって、こっちの世界と繋がった影響が出てるってことだよね」

《可能性はあるだろうな、時期が重なる》

翠「単なる時空の歪みの影響か、あるいは...」

ギャラルホルンが反応せずともカルマノイズ自体が平行世界で暴れていた、ということは珍しいことではありません
故にその急に強くなった荒魂というのもこちらの世界か、あるいは近い平行世界から紛れ込んだカルマノイズが強化させているのかもしれません
難点なのは荒魂は元々黒の面積が多いので、仮にカルマノイズの影響で黒くなったりといった変化が出ていたところで判別し難いところですが

《そこでシンフォギアに近い能力であれば、と思い...こちらの世界では聖遺物を参考に作り出したアーマーを試験的に運用している》

翠「それはまた...」

『翠』「擬似ギアとかRN式回天特機装束みたいな感じか...後者寄りだとギャラルホルン使えないけど」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/29(水) 03:03:39.09 ID:NrWvPDgd0<> 確かにそのアーマーとやらが擬似ギアに近ければ、夏菜さんが使えたギャラルホルンが使える可能性は高いです
まぁダメな可能性も0ではないのに使わせる、なんて危険な事は憚られますし、そもそもギャラルホルンが刀使世界と繋がってくれないことには使いようもありませんが

《ふむ、そういえば...やはりある意味その黒フードが動き出す前に帰されたのは良かったのかもしれないな》

翠「へ?何です急に」

《いや、こちらの仲間があの時...



『悪い事は言わないからすぐそこから離れるデス!何か嫌な予感がするデス!』



なんて、不穏なことを言っていたんだ、もっともその言葉が届く前に通信は切れてしまっていたから本人は心配していたが》

それもっと早く言いましょうか

『翠』「えってかその予感が当たってたらヴァネッサさん達ヤバいんじゃ」

翠「あっ...」



コンマ下
奇数 敵出現
偶数 ノーブルレッドの方で何か起きたのかもしれないけど気付かない
ゾロ目 本部に襲撃! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/29(水) 03:05:53.33 ID:SvxfhKFz0<> どうだ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/29(水) 03:06:43.53 ID:SvxfhKFz0<> あっ…
どうなるこれ? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/29(水) 03:14:59.51 ID:NrWvPDgd0<> ドンッ!!!


その時、何かを叩き付けるような音と共に本部全体が大きく揺れました
そして鳴り響く警報音...侵入者を知らせるものです

『翠』「まずっ、フラグ立てちゃった?」

翠「言ってる場合ですか!」

テレポートジェムを使用したエルザさんの時には無反応だった警報が鳴ったということは今回はテレポートの類いではない...いや今の揺れで大体わかりますけどね!
そして今度は本部の至る所に設置されているスピーカーから友里さんの声が

友里『本部内に侵入者!装者は直ちにーーー』



コンマ下
奇数 ノーブルレッド!
偶数 ティキちゃん!
ゾロ目 黒フード! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/29(水) 03:16:21.35 ID:1xJONda7O<> コンマ運悪すぎない? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/29(水) 03:27:30.06 ID:NrWvPDgd0<> 侵入者、というのはやはりヴァネッサさん達でした
次会った時は敵同士、とは言いましたが早過ぎません?

『翠』「一応黙っといてあげるけどあっちがバラした時には後でししょー達に怒られときなよ」

翠「もうわかりましたから!」

廊下を全力ダッシュしヴァネッサさん達がいるフロアに向かいます

・・・

目的のフロアに着くと、すでに他の装者の皆さんが戦い始めていました

クリス「敵のど真ん中来るたぁ舐めてくれてんじゃねえかっ!」

エルザ「そんなつもりは毛頭ないのでアリマスっ!はぁっ!」

ヴァネッサさんにミラアルクさんにエルザさん...あれ、ティキちゃんは
まだ修理が済んでいないとか?
というかミラアルクさんは絶対安静って言ったじゃないですか!!!

『翠』「行くよ!」

翠「っ、はい!」



翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
13 ロンゴミニアド(イグナイトなし)(未使用)
14 玉手箱(イグナイトなし)(特殊)
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下2
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

ノーブルレッドの目的安価下3以降
(あくまでも結果的に襲撃している前提となります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/29(水) 03:29:33.63 ID:SvxfhKFz0<> 2!早めにご退場願おう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/29(水) 03:42:40.67 ID:1xJONda7O<> 2 可能ならそのっちverで行ってみたい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/29(水) 08:26:05.83 ID:gvSkcLFh0<> 使うテレポートジェム間違えた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/29(水) 14:11:00.28 ID:elfgi9JdO<> テレポートしてないのに!?
安価は兼時間稼ぎで <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/29(水) 18:30:47.15 ID:y9A9j5g60<> 翠を仲間に誘いに来た。イミテーターの秘密を暴くことが取引 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/30(木) 05:01:28.18 ID:WtfsrRST0<> 「「Imyuteus amenomurakumo tron」」


私達が揃って選んだのはアメノムラクモ、なおかつ勇者ギア
私は若葉ちゃんの、そして『翠』は千景ちゃんの...

『翠』「レッツエンジョイ!カガワラァァァイフ!!」

じゃなくて園子ちゃんの!?
『翠』のギアの周りを蓮の花弁が舞い、白と紫の装い、そして手には一本の槍が握られています

『翠』「敵は多いね翠...」

翠「3人ですが」

『翠』「いや...たいした事はないか...」

翠「聞いてないですね」

『翠』「...今夜は貴女と『私』でダブル乃木だからね」

翠「はいはい」

私達は刀と槍をそれぞれ構え、戦いに参戦しました

翠「ハッ!」

ヴァネッサ「ッ!」

まず切り込んでいったのはヴァネッサさんのところ
あの3人の中ではリーダー的立ち位置でしょうし
ヴァネッサさんはやはりこの短時間ではもう片方の腕の修理は間に合わなかったようで、片腕のみで格闘しています

響「はっ!はっ!ハァッ!」

ヴァネッサ「くっ...やっぱりこっちだけじゃバランスが取れないわね」

翠「だったらせめて、両腕治してからで良かったのでは!?」

ヴァネッサさんの呟きに思わず突っ込んでしまいます
腕や脚は片方無いだけで重心が大きくズレてしまう部位、慣れてもないならなおさら危険なはず <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/30(木) 05:02:17.50 ID:WtfsrRST0<> 響「目的を聞かせてくれませんか」

響さんは相変わらずの様子、ですがそれでこそな気はします
それでこそ我らが主人公

ヴァネッサ「そうしたくても、貴女のお仲間は聞く気無いみたいよ?」

マリア「聞いてから拘束するのと拘束してから聞く、貴女達の態度次第でどちらか一つよ」

クリス「この数相手にどうこう出来るってんならやってみな!」

ヴァネッサ「ならお言葉に甘えてッ!」

クリスさんの撃った弾丸を空中でバク転しながら避けたヴァネッサさんは膝立ちの形で着地し、立てた方の膝からミサイルを放ちました

『翠』「『私』が!」

槍の先端を傘のように開き盾にしミサイルの軌道を真上に逸らした『翠』

翠「やぁっ!」

私はそれが天井に当たってしまう前に斬り裂きます
しかしミサイルの中身が爆発したことで煙が充満し、私の視界が遮られてしまいました


バシュッ!シュルシュルッ


翠「っ、ワイヤー!?」

ヴァネッサ「ミラアルクちゃん!」

ミラアルク「オーライなんだゼ!」
<>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/30(木) 05:03:05.57 ID:WtfsrRST0<> そして次の瞬間私の身体にワイヤーが巻かれ、強い力で引っ張られます
そして巻き付いたワイヤーが外されたところで私をキャッチしたのは空中で待機していたミラアルクさん

ミラアルク「そらっ!」

翠「ぐっ!」

ミラアルクさんは片腕で私を抱え、もう片方の手の長く尖った爪を突き出してきました
私はそれを刀で受け止めますが、その状態のまま床に向かい私が下の状態で...つまりミラアルクさんに押し倒されるような形で私は背中から床に叩きつけられてしまいます

『翠』「翠!」

『夏菜』「翠さん!」

ヴァネッサ「そっちには」

エルザ「行かせないでアリマスよ!」

私を助けようと動こうとしてくれた皆さんはヴァネッサさんとエルザさんにガードされ
爪と刀が拮抗し睨み合う私とミラアルクさんの間にはバチバチとした火花が見えるよう...

ミラアルク「ふぅ、やっとゆっくり話せそうなんだゼ」

翠「そういうことですか...というより先に、安静にって言いましたよね、あれからまだ2時間も経ってないんですけど」

ミラアルク「装者がうじゃうじゃいるそっちと違ってこっちはカツカツ、寝てなんていられないんだゼ」

でもなく、そんなやや戦場に似つかわしくない会話が繰り広げられていました
勿論周りには聞こえないように、ですが <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/30(木) 05:03:36.65 ID:WtfsrRST0<> ミラアルク「人数もそうだけどこちとら慣れないことばっかでもう少し手加減が欲しいくらいなんだゼ、さっきだってちょっと使うテレポートジェム間違えて座標狂ったせいでこんなド派手な登場に」

翠「知りませんよ!?」

本部の屋根ぶち抜いて襲撃なんていう強キャラっぽい演出しといて!

翠「で、随分早い再開になったわけですが...今度はどんな用件で」

こうして私にだけこっそり話しかけてきたのは、まぁまたそういうことなんでしょうけど
少なくともさっきまでのこと...こっそり私が彼女達のアジトに招かれていたことに触れてもいいはずです

ミラアルク「急かすんじゃないゼ、まだ後もう少し...っと、まぁいいゼ」

後もう少し?何が...もしかして、時間を計って?

ミラアルク「用件は簡単、蒼井翠...お前を勧誘しに来たんだゼ」

...はい? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/30(木) 05:04:46.80 ID:WtfsrRST0<> 翠「何言ってるんですか!?」

ミラアルク「アタシらの仲間になれ、そう言ってるんだゼ」

いやそれはわかりますけど!さっきは帰しておいてそれはどういう!?
というかミラアルクさんは真っ先に反対しそうじゃないですかそれ!

翠「何を企んでるのかは聞いても」

ミラアルク「さぁ、ただこっちに付いてくれるんならお前のギアの中でも1番の謎聖遺物...イミテーターの秘密を暴いてやるゼ」

翠「っ、イミテーターの...?」

イミテーターの秘密...それはひいては『翠』の両親にも繋がる何かなのでは
でもどうやって...いえ、むしろすでにその秘密を彼女達は知っていてこの条件を?

ミラアルク「悪くない取引だと思うゼ?」




多数決安価下1〜5
1 仲間になる
2 仲間にならない <> 広告クリックお願いします<><>2020/01/30(木) 05:53:51.41 ID:G0rXTEoH0<> 1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/30(木) 06:26:30.39 ID:omQiSUai0<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/30(木) 06:30:43.34 ID:e37NZmc0O<> 2 未来との約束もある <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/30(木) 09:46:31.36 ID:hjSWBT6sO<> 1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/30(木) 11:06:44.18 ID:nX6rp+D9O<> 2

OTONAを敵に回すほど自惚れてないわ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/30(木) 11:41:49.96 ID:X14W/SJA0<> 変態でどうしようもないけど次自分から敵に回るようなことしたら二度と未来さんが許してくれない 安価下 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/31(金) 02:52:54.90 ID:RSVs687O0<> 翠「...確かに、それは気になる情報ですね」

他の聖遺物だけに留まらず、ノイズやアルカノイズ、カルマノイズetc...解析出来れば何でも再現出来てしまう名もわからない聖遺物
あるいはメタ的に考えれば素の状態のギアも相まってまるでどこぞの錬鉄の英霊のようですが
『翠』の両親が何処で如何にして手に入れ『翠』に遺したのか、気にならないでもありません

翠「ですが」

ミラアルク「...」

翠「生憎、それなら『私』の方が釣りやすかったかもしれませんね」

その条件では私がS.O.N.G.を裏切り彼女達に付くほどの理由にはなり得ません

翠「それに、私も後がないんですよ」

次裏切ったりなんかしたら今度こそあのサイコレズさんに何されるかわかりませんからね
いやもうされるとこまでされ切ってる気もしますが

ミラアルク「交渉決裂...と捉えていいんだな?」

翠「えぇ、決裂です!」

ぐっと刀を押す力が強まり、私も負けじと押し返します
ミラアルクさんはやや不満げに睨んできますが、やがてニヤリと笑い

ミラアルク「だとは思ってたんだゼ、アタシからすれば信用し切れないお前に対しちゃ、こっちの方が都合がいい」

翠「...!」

その瞳がカラフルなステンドグラスのように煌めきました


ミラアルク「刻印...侵略」



コンマ下
奇数 効かぬ
偶数 翠ちゃんは洗脳が効く系の人
ゾロ目 風雲児様「これ以上覗き込まないでもらおうか」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2020/01/31(金) 02:53:35.66 ID:NmmzRQcN0<> アフィリエイトクリックお願いします <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/31(金) 02:54:47.36 ID:dAyiR6Tl0<> 若葉様に助けられたな <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/01/31(金) 03:14:57.03 ID:RSVs687O0<> 翠「っ...」

意識が...遠く...


若葉《これ以上、覗き込まないでもらおうか》


ミラアルク「うッ...!?」

翠「!」

その瞬間、ミラアルクさんが頭を押さえて苦しげな声を上げ
私は私で遠のいていた意識が戻ってくるように感じられます

若葉《しっかりしろ、翠さん》

翠「今のは...洗脳の類い...?」

ミラアルクさんの瞳にそんな能力が?けれどそうとしか考えられません
単なる気絶させるようなものではなく、自分で自分の事がよく分からなくなりそうな、そんな感覚でした

ミラアルク「お前、何を...!」

翠「それはこちらの台詞ですね...流石に今のは見過ごせません」

私はミラアルクさんがよろめいたところで下から抜け出し、刀を向けます

翠「大人しく保護されてもらいましょうか」

ミラアルク「ちぃっ!」



どう戦う?安価下
(他の装者、ノーブルレッドのメンバーを戦況に混ぜても構いません)
(ちなみに逃走不可系の技を用いた場合は勝率アップ) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/31(金) 03:20:04.95 ID:04F6XaHfO<> まさかの若葉とのフルシンクロ、SR技で容赦なくミラアルクの両腕の骨を粉砕、更に両眼を潰してから下腹部に『華麗なる一閃』
神獣鏡の影響でビッキーUR技繰り出せたりしないかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/31(金) 03:24:16.51 ID:NqbuEZl20<> 容赦ない攻撃でミラアルクを気絶させたら傷だけ直して残りの二人に差し出してお引き取り願おう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/31(金) 03:32:03.26 ID:dAyiR6Tl0<> キネクリ先輩とマリアさんの連携プレーでヴァネッサが怯んだ隙に『翠』が大輪開槍・朝露薙ぎで修復したばかりの片腕を無慈悲に破壊する
エルザは…八岐大蛇で両脚の骨をへし折っておこう(仏の顔も三度までと言わんばかりに二人とも治療は却下)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/31(金) 12:56:14.69 ID:LD3DqtkA0<> これはひどい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/01/31(金) 16:35:33.43 ID:IR5q0VxaO<> 戦闘中にティキ『だった物』の残骸が壊れた天井から降ってくる
驚愕したエルザが立ち竦んでる内に『夏菜』ちゃんが砲剣でブッ飛ばしてから響が追い討ち
<>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/01(土) 04:27:00.70 ID:lXOTmV4p0<> 翠《ついでです、もう少しだけ力を貸してもらえますか》

若葉《準備しておくと言ったのは私だ、力を貸そう》

私が内面に意識を集中させると、そこで若葉ちゃんと重なり合うようなイメージが浮かび上がります
それと同時に私の身体にも若干の変化が...髪の色がやや茶寄りの金へ、瞳の色が紫へと変わりました

これが私と若葉ちゃんのフルシンクロ...!

翠若葉「何事にも報いを...貴女には少しばかり痛い目を見てもらおう」

ミラアルク「イグナイトも使わない舐めプでデカい口、ウチが掻っ捌いてやるんだゼ!」

ミラアルクさんが腕に羽を巻き付けて肥大化させ殴りかかって来ます

来ますよ、若葉ちゃん
あぁ、だが避ける必要もないな

刀...生太刀を構え直し、ミラアルクさんの拳をすれ違うように避けながら居合斬り


《心刀居合切り》


振り向きざまにもう一度


《一心抜刀》


翠若葉「舐めてはいないさ、今の私達にとってはこのギアが一番合っているからな」

そのたった2度の一閃により、ミラアルクさんの両腕からはピシッと嫌な音を立てました

ミラアルク「あっ...あ゛ぐぅ...!腕、が!」

翠若葉「峰だ、斬り落としてはいない、でも多少の骨折は我慢してくださいね」

なまじ羽を巻き付けて腕を強化してしまっているため微妙な手加減が難しいので
まぁ後で治しておきましょう

翠若葉「後はその厄介な瞳を!」

両眼の間、こめかみの辺りを刀の柄を握ったままの拳で打ち抜き、ミラアルクさんがよろめいたところをカウンターで!

翠若葉「ハァッ!!」


《華麗なる一閃》


ミラアルク「ぐぅっ...」

バタリ、とミラアルクさんは倒れ込んでしまいます

どうやら上手く意識は刈り取れたようだな
えぇ、後は


「Healing almighty Asclepius tron」

<>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/01(土) 04:28:06.70 ID:lXOTmV4p0<> ☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆

クリス「オラオラッ!」

マリア「そこっ!」

ヴァネッサ「邪魔ばかりを!」

『翠』「するよそりゃ当然ね!」

マリアさんの蛇腹剣と『私』の槍で挟み込むように動き、ヴァネッサさんがそれを避けようとすればクリスさんがすかさず避けた方向に弾丸をばら撒き、弾丸を避けようとすればマリアさんと『私』が...の繰り返し
でも流石のヴァネッサさんもやられるばかりじゃなく、腕から発射したワイヤーの先端を壁に突き刺してはまるで空中を自由に彷徨う様に動く
片腕しかないのによくやるよ、脚がホバークラフトみたいに変形してるのも動きの補助に大いに役立ってるんだろうけど

ヴァネッサ「はぁ、はぁ...」

マリア「息も切れてる、勝ち目もないのにまだやる気?」

ヴァネッサ「それこそ当然...」

壁を蹴って『私』達から距離を取ったヴァネッサさんはマリアさんを見詰めた

ヴァネッサ「それがアガートラーム、妹共々、よくその輝きを疑いもせず身に纏えるわね」

マリア「っ、どういう意味!?」

何故そこでアガートラーム...いや、確かアガートラームは便宜的にラベリングされただけの名前、本来のアガートラームが右腕なのだからマリアさんのアガートラームは左腕な時点でアガートラームでない可能性はあった
でもまさか、その真の正体をヴァネッサさんは知って...?

ヴァネッサ「イラク戦争の米軍が接収した聖遺物の一つ、シュルシャガナやイガリマと異なり、出自不明故に便宜上の呼称を与えられた得体の知れない謎のギアなんて...」

そこまで言ってからヴァネッサさんは視線を『私』にズラし

ヴァネッサ「得体の知れないギアを纏う装者は他にもいたわね」

『翠』「っ...」

得体の知れない、正体不明の聖遺物
『私』が持つシンフォギアの中でそれに該当するのは...

未来「はぁっ!!」

その時、ヴァネッサさんが跳ぶのと同時に未来さんの扇子から放たれたビームがさっきまでヴァネッサさんがいた場所を凹ませた

未来「しっかりして!」

クリス「揺さぶりに付き合ってペースを乱されるな!」

マリア「!えぇ、そうね」

『翠』「これ以上暴れさせない...!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/01(土) 04:28:45.10 ID:lXOTmV4p0<> 『私』達は質より量と言わんばかりに手数を増やす
とにかく撃ってとにかく斬ってとにかく突いて

ヴァネッサ「狙いが大雑把過ぎるわ!」

それは当然さっきまでよりよっぽど避け易く、ヴァネッサさんは最後に放たれたクリスさんの小型ミサイルを全て避け切ってそう言った
けどまだだ!

マリア「ふっ!」

マリアさんの振るった蛇腹剣
それがものの見事に小型ミサイル達の側面を撫でて軌道をズラさせ、ヴァネッサさんを囲む様に配置させた

ヴァネッサ「ッ!!」

爆発に次ぐ爆発
何度も移動に利用していた本部の壁に、今度は望まぬ形で叩き付けられるヴァネッサさん

翠「行くよッ!」


《大輪開槍・朝露薙ぎ》


トドメに『私』はそこへ槍を振り下ろし
ヴァネッサさんの唯一の腕を叩き斬った

『翠』「...その腕、貴女には勿体ないよ」

ヴァネッサ「...そうかもしれないわね」

さて...ヴァネッサさんのことはクリスさん達に任せるとして、今度はあっちかな <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/01(土) 04:29:24.98 ID:lXOTmV4p0<> ・・・

切歌「いい加減、観念するのデス!」

エルザ「そういうわけには、いかないのでアリマス!」

切歌「デス!」

エルザ「マス!」

『夏菜』「何語だよ」

調「案外似たもの同士...?」

ヴァネッサさんの腕を叩き斬った後、『私』はエルザさんと戦っている皆と合流することにした
でも結構『私』も疲労が溜まってるし

『翠』「お願い、八岐大蛇」


《逆巻ク大蛇》


ここは八岐大蛇にも手伝ってもらおう

『翠』「横槍ダイナマイトッ!」

響「ハァっ!!」

八岐大蛇の頭のうちそれぞれ一つの上に乗った『私』と響さんは槍、あるいは拳を構えてエルザさんに迫る
正確には迫ってるのは八岐大蛇だけど

エルザ「やぁっ!」

それに対してエルザさんは尻尾の先に付いている大きな口...マ○オシリーズのワン○ンみたいなやつ...を閉じたままぶつけて来る、つまり頭突きの様なものを繰り出してきた

『翠』「硬っ!?」

響「うわわっ!」

予想以上の硬さに逆に『私』達が跳ね返されてしまい、被さる様にして床に叩きつけられ...る直前で八岐大蛇の尻尾で受け止められる

『翠』「ぐっじょぶ八岐大蛇!響さん大丈夫?...響さん?」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/01(土) 04:30:12.32 ID:lXOTmV4p0<> ダメージはさほど無かったはず...けれど響さんの様子がおかしい...?


響「ッ...またこの記憶...でも、思い出せない...?」


頭を押さえ、何か呟いている
まさか打ち所が悪かったんじゃ

園子《大変だよ『りんりん』!》

『翠』《うわぁ何園子ちゃん急に!?》

突然の念話は心臓に悪いからやめてほしい

園子《神獣鏡の光で解かれかけてた記憶が、私の力の一端に触れたことでさらに解けてきてる!このままだと...》


ズドォンッ...!!


園子ちゃんの話を聞いている最中に、天井に開けられた穴から何かがとんでもない速さで降ってきた
思わず念話を無視してそっちに目を向けると


エルザ「なっ...ティキ...で、アリマスか...?」

<>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/01(土) 04:30:41.84 ID:lXOTmV4p0<> それは辛うじてティキちゃんだったと分かるほどに破壊された鉄屑のような残骸
話に聞いてた半壊なんてものじゃない、もう動きすらしなさそうなほどの、だ
それを前にエルザさんは目を見開き、『私』達と対峙していることすら忘れて立ち竦んでしまっている

『夏菜』「...はっ!今がチャンスっ!」

響「っ!そうだ!やるしか!」

『翠』「八岐大蛇!行って!」

そうだ、惚けてる場合じゃない
エルザさんを捕まえることもそうだし、冷静に考えてみればティキちゃんが残骸になって降ってきた、というこの展開でティキちゃんをここに落とした犯人が『私』達に友好的な相手かどうかも怪しい
つまりは、ちゃちゃっとエルザさんを無力化するのが先!

『夏菜』「吹き飛べッ!!!」


ゴウッ!


『夏菜』の砲剣から放たれたレールガン並みのエネルギー波が迫り、エルザさんがハッとする
けれど反応が遅過ぎた、今更避け切れない

響「オオォォォ!!!」

エネルギー波を受け吹き飛ばされたエルザさんに追い討ちをかける様に響さんの拳が...

『翠』「!?」

響さんの拳が...桃色の光に包まれてる...?


響「『勇者パンチ』ッ!!!!!」


『満開勇者パーーーーーンチ!』


その瞬間、響さんの周りに山桜の花弁が舞った気がした <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/01(土) 04:31:16.70 ID:lXOTmV4p0<> 『翠』「っ、八岐大蛇!」

だから違うって!今は惚けてる場合じゃない!
『私』の意図を汲んだ八岐大蛇は更なる一撃を加えるべく響さんの後を追い

エルザ「く、うぅ...がッ!」

エルザさんの両脚に頭突きを喰らわせた


☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


翠「何ですかねこれ...」

ミラアルクさんの傷をアスクレピオスで治し、さぁヴァネッサさんとエルザさんにこの未だ気絶中のミラアルクさんを引き取ってもらってお帰り願おうと思い元の場所まで戻って来ると

折角の私の傑作の腕が斬り落とされているヴァネッサさん
明らかに両脚が折れていて気を失っているエルザさん

ま、まぁここまではまぁ
皆さん殺意高いな...って感じですがそれだけではなく

ヴァネッサ「どうしてここにティキちゃんが...」

ティキちゃん、とギリギリ判別出来るレベルの残骸が

翠「何が起きてるんですか...」

恐らくさっきの大きな音はアレが天井の穴から落ちてきた音...でも誰が落としたんでしょう...

ヴァネッサ「そんな...まさか...!」



コンマ下
ゾロ目以外 やりそうなのは黒フード(刀使じゃない方)
ゾロ目 ???「いやいやうちの真希さんも結構やる時はやるんですのよ?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/01(土) 04:33:36.16 ID:EwuNvy4/O<> おい…まさか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/01(土) 12:35:58.48 ID:wvCY3S7f0<> ゾロ目見てみたかったな
助っ人の方はあの2人で確定か <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/01(土) 14:24:22.29 ID:e5iFVTixO<> でも真希さんがティキ破壊するシーンは見たくないな、コンマに感謝
てかこれラスボス来てない? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/02(日) 03:01:07.46 ID:aYfy6usI0<> 「何を驚いている?ヴァネッサ・ディオダティ」



ゾクリ...
天井の穴から聞こえてきた声に、この場にいた誰もがそんな悪寒に襲われました
この感覚...つい最近、似たようなものを私は感じています
それはネロさんの怒りに触れた時...神様という超越した存在を、その存在感を一身に浴びた時


「愚かにも先に我を謀り出し抜こうとしたのは貴様らであろう?」


それはつまり、今穴から降り私達の前に姿を現した黒いフードの正体が

マリア「あのフード...あの時の!」

翠「いえ、違います...アレは...」


タギツヒメ「それがこの結果だ」


神様だということです



タギツヒメの行動コンマ下
奇数 てことで御刀探し!
偶数 御刀には気付かなかったけどお土産は貰ってぐね!
ゾロ目 とりあえずこの場にいるやつ全員倒すね!
(ゾロ目の場合は戦闘ですがゾロ目以外の場合は基本スルーされます(立ち向かうことは可能)) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/02(日) 03:07:29.86 ID:gZ0dyArY0<> あかん <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/02(日) 03:24:49.58 ID:aYfy6usI0<> ザッ...


黒フードの女性...否、タギツヒメ
彼女が一歩足を前に運んだ、ただそれだけで全員が気圧されてしまいます
勿論多少なりとも場数を踏んでいる装者がそれで座り込んだり逃げ出したり、なんてことはありませんが
咄嗟に武器を構えることすら出来ないほどに緊張し、まるで金縛りや影縫いをされているみたいに

タギツヒメ「刀使...ではないか、どの世界にも下らぬものを使いたがるものよな、人というのは」

タギツヒメは私達装者を一瞥し、興味がないと言うように視線を逸らしティキちゃんの残骸に手を突っ込みました

タギツヒメ「貴様らがコレを如何に使おうとしたのかは知らぬが、なるほど確かにわざわざ時間を稼ぎこの人形に盗りに行かせるほどの代物ではあるな」

そして残骸から取り上げた物は


コンマ下
奇数 不滅不朽を意味する完全聖遺物
偶数 剣殺しを意味する哲学兵装
ゾロ目 並行世界を繋ぐ完全聖遺物 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/02(日) 03:26:44.45 ID:yRM+afz/O<> ほい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/02(日) 03:44:36.69 ID:yRM+afz/O<> これ御刀探されるのとどっちがマシだったんだろう…相手にされたら絶望的だったけどビッキーいるから何とかなる? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/02(日) 03:55:03.27 ID:aYfy6usI0<> 翠「デュラン...ダル...!?」

金色に輝く剣...それは紛れもなくデュランダル
ルナブレイクの後、カ・ディンギルから取り外され本部に厳重に保管されていた完全聖遺物です

タギツヒメ「尽きることのない力、か...差のなき我らの間を傾かせるのにコレは悪くない...良い土産になったな」

手が見えないほど長い袖の中にデュランダルを収め、タギツヒメは口元を緩ませました

タギツヒメ「後は...ここにある荒魂を回収すれば用はない」


ザッ...


また一歩、彼女は歩を進めます

タギツヒメ「貴様らにもこの世界にもさほどの興味はない、道を開けよ、斬られなくなば退け」

それは暗に、見逃してやる、ということでした



安価下1
1 戦う!
2 大人しく退く

どう戦う?安価下2以降
(安価下1が1の場合のみ採用)
(装者は刀使ではないので高難易度(御刀を使うと敵認定され超高難易度に変化します))
(刀使関連の内容(黒フードの少女の助力等)の場合後にコンマ判定、結果次第では変更になる場合があります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/02(日) 04:01:05.75 ID:gZ0dyArY0<> 2 装者じゃどう足掻いても勝てない <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/02(日) 04:18:40.80 ID:aYfy6usI0<> 本部にあるノロを奪われたら不味い
それだけは阻止しなきゃいけない
そうわかってはいます、けれど



真の姿を現したアダムさんを前にした時と同じか、それよりも強く
ここで彼女の前に立てば死ぬ、と脳が訴えています

タギツヒメ「それでいい」

そして気が付けば私達は誰一人、タギツヒメを止める事はできず
それどころかまともに動くことも出来ず、彼女の進行を許してしまっていました

・・・

藤尭『侵入者、逃走...』

友里『デュランダル、怪物の残骸、共に...奪われました』

弦十郎『...画面越しですらあの迫力...何者なんだ、あの黒いフードの少女は』

タギツヒメが本部を去ったことが通信機から聞こえてくるししょー達の報告でわかった後
私達は一気に緊張が解け、ギアも解除され膝から崩れ落ちてしまいます



どうする?安価下
(ちなみにノーブルレッドの3人はまだその場に留まっています) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/02(日) 04:26:15.97 ID:nBcuQStAO<> 刀使のみんなに緊急報告
タギツヒメが現れた事、聖遺物よりやべー完全聖遺物とノロが奪われた事を報告すると
《丁度、そっちの世界に行く準備が出来た!いますぐ御刀の元へ来てくれ!渡したい物もある!》 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/02(日) 04:28:10.23 ID:1+vVxtFHO<> ヴァネッサの意気消沈っぷりが酷いから3人の拘束はするけどヴァネッサとエルザの怪我らしい怪我は治してやる
ヴァネッサの腕をどうするかとか『翠』に怒られるかとかは安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/02(日) 04:37:49.17 ID:gZ0dyArY0<> ヴァネッサ達がタギツヒメと何を話したのか二人の治療を引き換えに聞き出す
拘束時に下手な真似をされないようウェル博士に麻酔薬入りの首輪を作れないか頼もう

腕は何の武装も無い腕を片腕だけ付けてあげる 『翠』からは何のお咎めも無し <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/03(月) 03:37:39.16 ID:Y0bGr7Jn0<> まさにお通夜状態
物凄く簡潔位に言うと「敵を倒したと思ったら急に現れたやつに色々持って行かれた」という状況ですからね
見せ場がとかではないです、いえ見せ場も持って行かれたかもしれませんが

翠『翠』《《ごめんなさい!!!》》

示し合わせたわけでもないのに、私と『翠』は思わずその場で同時に念話で御刀...その向こうの刀使の皆さんに頭を下げて謝罪の言葉を口にしていました

《な、何だ!何があった!》

聞こえてくるのはもはやすっかり定番となった姫和さんの声
私達は起こったことを全て話します
黒いフードを被った刀使ではない人を超越した存在...タギツヒメが現れたこと
単なる聖遺物とは訳が違う完全聖遺物のデュランダル、そして本部で回収したノロを奪われてしまったこと

《不味いな...いや、まだ諦めるのは早い》

怒鳴り付けられることも覚悟していましたが、どうやらそれをしている場合ですらないほどのオオゴトのようです
ですがそれだけではないのか、やや高揚した声色に

《丁度そっちの世界に行く準備が完了した、今すぐ御刀の元に来てくれ!》

翠《え...?》

《渡したいものもある!急げ!》

翠『翠』《《は、はい!》》

私達は暗い面持ちの皆さんを置いて、御刀の元に急ぎました

・・・

翠「ハァ、ハァ...っ、御刀がまた、振動を...!?」

『翠』「てか御刀には目もくれなかったのかあのラスボス...気付かなかっただけ?ありがたいけど」

御刀の保管されている部屋に入ると、6本の御刀はいつかのように振動しています
そしてやがて光出し...



刀使コンマ下1
奇数 実体
偶数 やや透けてる?

渡したい物安価下2以降

(翠「今日は...節分といえば豆撒きもそうですが恵方巻も美味しいですよね!いつも途中で苦しくなっちゃいますけど、今年こそは!」

『翠』「鬼は外、とは言うけどつまり今日は外に追い出された鬼がいる訳で...うん、よし!今日は家に引きこもっていい日だよね!鬼危なそうだし!あーでも泣いた赤鬼的な鬼のパターンも...そしたら怖がってごめんなさい...」)
(翠「それはそれとして!」

『翠』「千景ちゃん!」

翠『翠』「「お誕生日おめでとうございます!!!」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/03(月) 03:39:00.67 ID:N4gPcugg0<> きえええーい! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/03(月) 03:44:04.60 ID:M6PXdvabO<> 装者が荒魂とも戦えるようになる新型のS装備
シンフォギアと併行して使用出来るけど(現状では)フォニックゲインの燃費が悪い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/03(月) 19:15:24.09 ID:i+Mf1QQ8O<> 曰く「開発途中で70%ぐらいの性能」
刀使の方もノイズと戦える装備を製作中だけどデータ不足で難航中 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/04(火) 03:54:04.82 ID:lRTPareY0<> 可奈美「着いた〜!ここが別の世界!」

姫和「無事に成功したか...」

薫(刀使)「お前らー、全員いるかー?」

沙耶香「大丈夫」

舞衣「私も、でもまさか本当にここが...」

エレン「6人全員問題無しデス!」


光の中から現れたのは、目の周りと手脚、胸部に装甲を付け御刀を携えた6人の少女達

姫和「直接話すのは初めてだな」

翠「...ですね」

所謂、刀使ノ巫女の主要人物の皆さんでした

・・・

私と『翠』は原作知識故に一方的に知っていますが、そんな野暮な事はわざわざ言う必要もありません
お互い簡潔に自己紹介を済ませ、本題に入ります

姫和「コレは『装者が荒魂とも戦える』ようになる新型のS装備だ、S装備というのは...いや、その説明はいらないか」

『翠』「渡したい物って...なるほど、起死回生の糸口になりそうなものを...」

確かにこれは装者が荒魂に手も足も出ない現状を覆すものです

翠「それって、装者を刀使にするS装備...ってことですか?」

でも、もしそうなら響さんのような生身でも戦えそうな人ならともかくそうでない場合は

エレン「一応シンフォギアとも併用出来マース!」

沙耶香「でも現状はフォニックゲインの燃費が悪い、長時間の運用は見込めない」

エレン「実はコレはまだ開発途中、大体70%ぐらいの性能しか出せませーん」

翠「時間制限...イグナイトモジュールのような使い方が望ましいでしょうか...」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/04(火) 03:54:31.64 ID:lRTPareY0<> もっともフォニックゲインの燃費の悪さというのがどの程度なのかによって変わってきます
それこそ通常時で数分、あるいは数秒レベルしか保てなかった場合は使いどころを見極めないと

エレン「ちなみに、刀使の方もノイズと戦える装備を開発中デース!そっちはデータ不足でもっと難航してマスが」

『翠』「それってそっちの世界にノイズが...?」

舞衣「そういう可能性、という話で」

姫和「さっきも話したが、荒魂が急に強くなったことにこの世界と繋がったことが関係していたとしたら、そういうこともあり得ないではないからな」



どうする?安価下
(特になければ刀使達のことを他の皆さんに紹介後、ヴァネッサさん(とウェル博士)のところに)

(薫(刀使)「なぁ、この名前んとこの(刀使)って何だ?」

翠「えっと...他に薫さんという方がいて、区別の為にです...」

『翠』「それより気になってるのは主人公の出番の無さよ、刀使の方の」

可奈美「ね!私も思ってた!」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/04(火) 04:10:24.93 ID:GURvlEq50<> 装者はデュランダルの奪還or最悪破壊、刀使はタギツヒメ撃破を共通の目標として協力関係を結ぶ
…デュランダルを持ってるタギツヒメに勝つ方法考えなきゃ 最悪フィーネより手こずるぞ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/04(火) 04:32:13.52 ID:8XTGSPSYO<> 万が一にもノイズ及びアルカノイズが現れた時の事を考えて外出する時は必ず装者と同行するよう言っておく(ノイズは触れたら一発アウトだから危険)
渡せるなら緊急用のテレポートジェムを全員にプレゼント <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/04(火) 16:54:13.51 ID:Q7F7WtjSO<> 刀使はこっちの世界に来れたけど逆に装者がそっちの世界に行く事は出来るか聞いてみる <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/05(水) 03:47:10.06 ID:gCm/Aufo0<> 弦十郎「それで、その少女達が助っ人...ということか」

姫和さん達6人を連れて司令室に行くと、丁度よく装者メンバーも含めて大体集まっていました
というか御刀管理してる部屋に知らない人が複数人出現した、ということはこっちでも反応を確認していたらしいです
で、敵ではないこと、荒魂と戦う並行世界の戦士であることを簡単に説明しました、否、させられました

弦十郎「翠くんがあの怪物の残骸の処理、いや管理方法を知っていた理由は彼女達か」

そこで物凄い溜息をつかれるのは不本意です

切歌「変わった格好デスね」

薫(刀使)「ブーメランって知ってるか?」

まぁS装備は目立ちますからね

クリス「信用出来んのか?」

沙耶香「それは実力?それとも味方として?」

舞衣「沙耶香ちゃん、そんなハッキリ...」

マリア「クリス、貴女も早々にそれは失礼よ、それに翠が信頼しているなら私達も信頼...出来...出来る?」

翠「マリアさん?」

まぁ、さっきまでのお通夜状態から考えたらここまで軽口叩けるのは良いことなんでしょうけど

可奈美「実力か...あの!じゃあ誰か私と剣の立ち合いしませんか!」

うわこの剣術バカ

姫和「可奈美!」

ナイスです姫和さん!

姫和「立ち合いは後にしろ可奈美!」

『翠』「止めはしないの!?」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/05(水) 03:47:52.39 ID:gCm/Aufo0<> ・・・

薫(刀使)「オレ達の目的はここに来たっていう敵...タギツヒメを祓うこと、そっちの目的はそのデュランダルとかいう剣を奪い返す事...で合ってるか?」

弦十郎「それが不可能な場合は破壊することも視野に入れている」

緒川「つまり、利害は一致している...と捉えていい、ということでしょうか」

エレン「こちらとしてもこのままタギツヒメを野放しにして、さらに強くなってから私達の世界に帰ってこられるのは困るのデース」

薫(刀使)「手遅れ感もあるけどな...それにオレ達は荒魂は祓えてもノイズやら何やらにゃ対抗出来ねえ」

エレン「なので、刀使と装者で協力関係を結びたいのデス」

こうしてししょー達OTONAと刀使6人の中で一応年長者として薫さんとエレンさんが代表となり話し合った結果、無事協力関係を結ぶことが出来ました
こういうのはお約束的な展開として「お互い素性を知らないからとりあえずバトル!」みたいなものがあるのてわヒヤヒヤしましたけど

弦十郎「これよりS.O.N.G.は刀使と連携を取ることとなった、それにあたって...刀使にはノイズ及びアルカノイズに対する特攻性能は無く、またそれはシンフォギアシステムに荒魂に対するそれが無いのと同じだ、万が一にもノイズ及びアルカノイズが出現した場合を考慮し外出の際に刀使は最低でも一人装者を同行させるようにしてほしい、逆も然りだ」

荒魂と違いノイズもアルカノイズも基本的に触っただけでアウトですからね

翠「私からはコレを」

そして私が皆さんに渡した物は緊急帰還用テレポートジェム
エルフナインちゃんに渡した物と同じ物です <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/05(水) 03:48:31.23 ID:gCm/Aufo0<> ・・・

可奈美「へぇ!じゃあ翼さんのシンフォギアは刀なんですね!」

翼「あ、あぁ」

案の定翼さんが可奈美ちゃんにロックオンされているのをスルーし、私は姫和さんと話をしていました

姫和「あの調子だと数分後には立ち合っているな」

翠「戦闘狂ですねぇ」

ん?誰ですか今おまいうとか言ったのは

姫和「それで、聞きたいことでもあるのか?」

翠「結局こうして皆さんは世界を超えたわけですが」

その前に元親衛隊さんらしき刀使やタギツヒメも世界を超えていましたが、それはそれとして

翠「逆に私達装者が、皆さんの世界に行く事は出来るんですか?」



コンマ下
奇数 出来ない
偶数 出来る
ゾロ目 わからない(もしやるとしたら成功するかは運次第(コンマ次第)になります)

(翼「だ、だがいくらそのS装備とやらを着込むとはいえほぼ生身を相手にシンフォギアを使用するわけには」

可奈美「写シがあれば大丈夫です!」

『翠』(生身でも訓練に出てくるししょーとか緒川さんは気にしないのに翼さん)) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/05(水) 03:52:00.86 ID:fYzowAUK0<> はてさて <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/05(水) 22:46:53.09 ID:2JBhztWpO<> 月が爆散+未来さんが神獣鏡の光を浴びてない事に加えて自衛手段所持で色々アカンと思ってたけどこの展開はよく……ないか
コンマ神次第で最悪、タギツヒメに世界造り替えられるな <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/06(木) 03:22:01.08 ID:CIVHpLWD0<> 姫和「一応は可能だ、私達がここにいる間はこの世界と私達の世界は繋がっている」

翠「刀使しか通れない、ということではないんですね」

姫和「刀使自体、御刀に選ばれたということ以外は普通とあまり変わらないからな...私達が行き来出来る以上は基準は低い」

そうなるとその一点に限ってはギャラルホルンより優秀ですね...その世界を行き来する仕組みを応用してギャラルホルンも装者以外も使えるように改造したり...いえ、流石にそれは不確定要素が多過ぎますか

薫(刀使)「ま、とはいえ今回みたいなことが起きない限りはあまり褒められたことでもないっつう意見もあるけどな」

姫和「当然だな、異なる次元、並行世界への介入は双方にどんな影響を及ぼすかわからん」

翠「あはは...」

本当それですよね

・・・

さて、刀使の皆さんとの顔合わせは思いの外いい感じに、特に波風も立たずに済みました
次に私達が向き合わなければいけないのはヴァネッサさん達です

翠「なのに何故あの糞Pの所に先に寄らなければいけないので?」

『翠』「丸腰でって訳にもいかないでしょ、それに糞眼鏡は技術面に関してだけは信用出来るし」

んー、詰まるところヴァネッサさん達と対面するにあたって何か武器的な物、もしくは抵抗させない為の物を用意してもらおうと?

翠「それなら私が作れば早いんじゃ」

『翠』「翠に作らせたらどうせ自力で外せるような抜け穴機能付けるでしょ、あの3人に甘々だし」

翠「この流れだと私の信頼が糞Pより低いことになってダメージが凄い...」

『翠』「日頃の行い、悔い改めて」

で、糞Pことウェル博士の研究室に訪れました

『翠』「尋問用に首輪3つ、リモコンのボタン押せば麻酔薬が注入されるとかそういうやつ」

ウェル「入ってきて早々に注文とは随分と図々しいですね...」



何か話す?安価下
(特になければ首輪作ってもらってヴァネッサさん達のところに) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/06(木) 03:34:41.22 ID:oz3a2Z/h0<> ウェル博士、「傷を治しても恩を仇で返されるだけですよ?」と忠告してくる
<>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/06(木) 04:16:18.46 ID:CIVHpLWD0<> 嫌そうなのを隠そうともせずにそう言って溜息をつく糞P
いつも喧しいイメージがあったので少し驚きましたが、静かなことはいいことです

ウェル「これでも僕は割と忙しいんですがね...どうせその尋問とかいうのもさっきまでドッカンドッカンさせて捕まえた相手でしょう?抵抗出来ないくらいに痛め付けたんじゃないんですか?」

『翠』「どうせ翠のことだからそんな傷すぐに治そうとするだろうし、意味ないんだよ」

翠「そんな印象ですか私」

いやまぁそりゃ...多分しますけど

ウェル「はんっ!遂にお人好しが移りましたか、それともその尋問相手に情でも沸いたんですかねぇ」

こういった雑談にもならないようなやり取りをしている間にも糞Pは手元を動かし、言われた通りの首輪を作っていました
悔しいですが流石は本職、動きが早い...ん?この人本職こういうのでしたっけ?どちらかというとこう、薬品を配合したりとかの方だった気が

ウェル「さて、大まかな原型はあったので作り終わりましたが」

翠「早っ、というか原型あったとか何に使う気だったんですか」

『翠』「翠がまたアホなことやらかさないように付けようかって話があってね、こういう首輪」

翠「ちょっと!?」

えっ冗談ですよね?冗談なんですよね?

ウェル「さて、尋問相手の傷を治すつもりと言っていましたが」

糞Pが軽く放った3つの首輪が放物線を描き、私の手元に届きます
そして何かを試すような目でこちらを見ながら

ウェル「傷を治しても恩を仇で返されるだけですよ?」

そう忠告してきました



何て返す?安価下
1 望むところ
2 そうならないように関係を築く
3 きっとそうはならない
4 その他(記述)
(『翠』「仇で返されるというか、もう返された後だよね」

翠「そ、そういう約束だったからセーフです!」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/06(木) 09:06:05.88 ID:akFMyarr0<> 4 立ちはだかるなら何度でも退かせてみせます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/06(木) 11:40:11.46 ID:QmYoSbuL0<> 4 仇で返されることが怖いのならもとより貴方(ウェル)もここに置いたりしていない、それに今も変な人だとは思っているが貴方を信用はしている <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/07(金) 03:14:28.84 ID:e3M/XptT0<> 翠「立ちはだかるなら何度でも退かせてみせます」

その忠告に、私はそう返します

元より傷を治した程度で信頼を得られるなんて思ってません
エルザさんも、ヴァネッサさんやミラアルクさんを助けられるのが私くらいしか思い付かなかったから仕方なく頼った、ただそれだけのことでしたし
そう簡単に人と人が手を取り合える世界ならもっと平和なはず
その程度は想定内、これは単なる自己満足です

けれど、私は...

翠「仇で返されるのが怖いのなら、もとより貴方をここに置いたりはしていません」

首輪を『翠』に渡し、すでにこちらに背を向け作業に戻っている糞Pに向かってそう言い残しながら部屋を後にします

翠「それに今も変な人だとは思ってますが、貴方を信用はしていますし」

・・・

私達が御刀のところに行っている間に拘束、保護されたヴァネッサさんエルザさんミラアルクさん
もはや抵抗する様子も見えなかったらしいですが、ヴァネッサさんのお願いだったのか、どうやら3人とも一応同じ部屋に入れられているとのこと

ヴァネッサ「...来たのね」

翠「来ましたよ」

その部屋を訪れると、そこにいたのは酷く意気消沈しているヴァネッサさんとベッドに寝かされているエルザさんミラアルクさん
未だエルザさんもミラアルクさんも目を覚ましていないようですね...ミラアルクさんはともかくエルザさんは目が覚めても脚の痛みに悶えるでしょうから、むしろ好都合です

『翠』「翠は治すって言ってるけど『私』はまだそんな簡単に貴女達を信用出来ない、だから変なことしないように手を打たせてもらうよ」

ヴァネッサ「でしょうね...せめてそれは私だけということは出来ないのかしら」

『翠』「危険度的に無理でしょ...」

『翠』が首輪の説明をすると、ヴァネッサさんの警戒がやや薄れるのがわかりました
むしろそこで注入されるのが毒ではなく睡眠薬、というところに驚いているようです <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/07(金) 03:15:13.09 ID:e3M/XptT0<> ヴァネッサ「わかったわ、2人には目を覚ましたら私から話しておく」

翠「じゃあそういうことで... Healing almighty Asclepius tron...」

『翠』が3人それぞれに首輪を嵌め、私はエルザさんの脚の骨折を始めとした身体の傷をアスクレピオスで治していきます

翠「腕は...すみません、流石に本部の中でまた武装したやつをっていうのは...普通の腕をなおかつ片方までならっていう話になったんですけど」

ここへ来る前...装者と刀使との連携諸々の話が終わった後に、私はししょーにヴァネッサさんの腕について相談していました
勿論一度やったことがある、なんてことは言いませんでしたが、私の技術力だけでも義手程度なら用意出来ること、両腕が使えないのはきっと不便だということを
お人好し筆頭のししょーもそこは考えていたのか賛同はしてくれましたが、立場上拘束したとはいえ敵の怪我ならまだしも全身義体の相手の欠損部分を、というのは中々、という反応でした
そこで『翠』が取引材料にするという提案をしたこともあり、武装無しの片腕までならと許可を得られたという訳です

ヴァネッサ「それで十分、というより、十分以上ね、襲撃したのはこちらだもの」

ヴァネッサさんの声に少し明るさが戻りました
ですが、やはりまだ暗いですね

翠「...タギツヒメのことですか?」

ヴァネッサ「っ」

私がヴァネッサさんの腕の断面の様子を確認しながら世間話を持ち掛けるようにそう尋ねると、わかりやすく強張ります
...全身義体なのに強張れるって凄い技術ですね、ちょっともう少し隅々まで仕組みが知りたいんですが

ヴァネッサ「...そう、そこまで知り得たのね」

翠「一応それを聞き出すのも任された仕事というか、傷を治す交換条件ってことになってるので聞きますけど...」

私はヴァネッサさんに、これまでタギツヒメとどんなやり取りをしてきたのかを尋ねました



どんなやり取りをした?安価下
(『翠』(聞き出すより前に治してる時点でかなり信用しちゃってる翠を引っ叩きたいけどヴァネッサさんも話してくれそうなのがなんとも言えない)) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/07(金) 03:38:01.97 ID:HXzHCA+t0<> 聖遺物について知ってる事を全部吐かされた…というか吐かざるを得なかったらしい
後はノロを奪われたり契約を迫られたりしたが契約は断ったとか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/07(金) 04:10:42.08 ID:xrkyBVbTO<> ミラアルクとエルザが立ち向かおうとしたが先程の装者のように凄まじい悪寒で何も出来ずじまい

『命が惜しければ妙な真似はせん事だ』 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/08(土) 04:03:04.51 ID:+HdpKQ7u0<> ヴァネッサ「彼女は...タギツヒメは私達にほとんど価値を見出してはいなかった、ただこの世界の事...いいえ、この世界の聖遺物の事を知りたがっていたわ、そして私達にはそれを聞き出す為に接触して来たに過ぎない、私達は言われるがまま聖遺物について知っている事を全て吐かされた」

『翠』「よく知りもしない、それも怪しさ満点の相手に全部?」

ヴァネッサ「吐かざるを得なかったのよ!何をされたわけでもない、それなのに逆らえなかった...エルザちゃんとミラアルクちゃんは立ち向かおうとしたけど、彼女の一挙一動がそれを制した...凄まじい悪寒が、私達を動けなくさせた...」

『翠』「...」

翠「私達も、そうでしたしね」

タギツヒメの発する圧力のようなものは、同じ場所にいるだけで心臓をギュッと掴まれるような苦しさを感じる程でした

ヴァネッサ「他に怪物の残骸...ノロ、と言ったかしら...それを奪われた上、何かの契約も迫られたわ」

翠「契約...ですか?」

ヴァネッサ「どんなものかはよくわからない、けれど本能的にそれは危険だと感じた私達はそれだけは恐怖に負けずにどうにか断ったわ、もっとも彼女はそれに拘ることもなくただ「そうか」としか返さなかったけれど」

タギツヒメが迫る契約...白の契約、な訳はないでしょうけど
あるいはまさか、タギツヒメとのどうか同化を求める契約...?

ヴァネッサ「彼女は私達から一通り情報を聞き出しノロを回収した後こう残し去った...


タギツヒメ『命が惜しければ妙な真似はせん事だ』


と」

まぁその忠告を聞かなかった結果がコレなのだけれどね、とヴァネッサさんは自嘲気味に笑いました



これからの行動安価下
1 もう少しヴァネッサさんとお話し
2 作戦会議
3 その他(記述)
(翠「腕は材料とか持ってこないといけないのでちまちま進めます」

女神「と言いつつ場面が変わると完成してるんですねわかります」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/08(土) 04:21:06.79 ID:ljcgzus40<> 3 折角だし装者と刀使の交流を見てみたい S装備の開発に何か手伝えないかな? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/09(日) 02:21:53.02 ID:NhYI9WIK0<> ・・・

ヴァネッサさんに聞いてわかったことは『タギツヒメが少なくともヴァネッサさん達の知る限りの聖遺物についての知識を持っている』ということくらいでしょうか

『翠』「原作知識持ちっていうアドバンテージは消えたかもね」

翠「ですが少なからずここまで私達によって違う流れだったところはあります、その小さな差がもしかしたら...うーん、自分で言ってて自信無くなってきました...」

そもそもレオ・スタークラスターといいタギツヒメといい何故ラスボスレベルの敵ばかり...こっちには世界の破壊者とか最低最悪の魔王とかいないんですよ

翠「とにかく、対策は取れるだけ取りましょう」

『翠』「と言うと?」

翠「まずは完成度7割止まりのS装備の改良が出来ないかチャレンジです」

とはいえ既にプロがやれるだけ尽くした後の状態のはず、出来ることといえばこちらの世界にあるデータで再調整するくらいでしょうが

『翠』「出来れば刀使の皆さんのも対ノイズ、対アルカノイズに...目標は燃費の向上!」



誰と誰の交流?装者安価下1

刀使安価下2

交流内容安価下3以降
1 S装備改良の見学や参加
2 その他(記述)
(安価下1と2は複数人も可)
(安価下3は1の場合安価下1の選択に限らず翠ちゃん達も混ざり、2の場合はひと段落してから翠ちゃんのターンに戻りS装備改良に入ります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/09(日) 02:30:19.90 ID:XRaeScXc0<> ひびみく <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/09(日) 02:52:47.06 ID:2s0CnJ+YO<> かなひよ(可奈美と姫和) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/09(日) 03:15:22.00 ID:XRaeScXc0<> 2 嫁自慢的な何か
改良の参加は…無理くさい?(主人公組を見て) <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/09(日) 11:10:43.70 ID:NhYI9WIK0<> 誰視点?安価下
1 響さん
2 未来さん
3 可奈美ちゃん
4 姫和さん
5 その他(記述) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/09(日) 18:05:45.45 ID:1F5UDHaA0<> 1 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/11(火) 04:30:18.67 ID:dqQINDUf0<> undefined <> ◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/11(火) 04:31:21.45 ID:dqQINDUf0<> ☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆

可奈美「確かに姫和ちゃんはちょっと変わってるけど!」

姫和「お前がそれを言うのか」

可奈美「すっごく可愛いんだよ!」

響「未来もちょっと...かなりアレな部分はあるけど!」

未来「響!?」

響「可愛くって割と常識もある方なんだよ!」

未来「響フォロー!もう少しフォローして!」

うえぇ?で、でも最近の未来が欲に正直というか、見境が無くなってきてるのは事実だし...

未来「大体それを言うなら響だって大概だよ?人助けが趣味〜なんて言っていつも遅刻するし宿題はギリギリまでしないし」

響「そ、それは装者が忙しいから〜」

未来「その前からでしょ〜?それにそれは私も同じ条件です〜」

う゛っ、それを言われると言い返せない
でも何だかんだ最後は手伝ってくれるんだもん <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/11(火) 04:31:54.81 ID:dqQINDUf0<> 姫和「そうだな、可奈美も私のことを言えた立場ではないだろう、誰彼構わず刀使と知ったら立ち合い立ち合いの剣術馬鹿だからな」

可奈美「えー、チョコミン党に言われるのはちょっと」

姫和「チョコミントは今関係ないだろう!?」

あ、姫和ちゃんチョコミント好きなんだ

可奈美「初めて一緒にアイス屋さんに行った時も迷わずチョコミントだったし、その後も...」

姫和「そういうお前こそ私を助けた理由が立ち合いたいからとか言ってなかったか!?...まぁ、お前が剣術馬鹿だったから今があるのも事実だけどな」

助ける...そっか、この2人も手を繋ぎ合った仲なんだね

未来「響も、ね」

響「え?何が?」

未来「んーん、何でもない」

どうしたんだろ未来

可奈美「でもそうやってムキになっちゃう姫和ちゃんも大好きだよー!あっ、聞いてください未来さん!皆と、あ、皆っていうのは刀使の友達なんですけど、温泉に行った時まだ私来たばっかりだったのに急に姫和ちゃんが「行かないでくれ!可奈美ー!」って叫んでて」

未来「わぁ姫和ちゃん可奈美ちゃんのこと大好きだね!響も一緒に寝るとよく寝言で私の名前呼びながら抱きついてきてね〜」

可奈美「一緒に!いいなー姫和ちゃん中々一緒に寝てくれないんですよー、でも私から行くと何だかんだ最後は「好きにしろ」って言ってくれて!」

未来「うんうん、積極的に行くのは大切だよね、私もよく響に最終的に「好きにして」って言わせてて」

あれ、いつの間にか未来と可奈美ちゃんだけで盛り上がってる...? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/11(火) 04:32:33.68 ID:dqQINDUf0<> 姫和「まったく...」

響「あはは...未来って普段はむしろ落ち着いてるんだけど、たまにこういう感じだから」

姫和「響...さんも、さっきまであんな感じだった...でしたが」

響「んー、話し辛かったらタメ口でいいよ?もちろん呼び方も響でいいし!」

姫和「そうで...そうか?なら響」

響「うん!」

でも、私もあんな感じだった、か
確かにそうかも、最近はなんとなく未来が暴走しがちになってきて止める側にまわってるうちに、皆からもいつもと逆みたいなんて言われたりするし

響「でも、良いことでもあるかな」

姫和「ん?」

響「あーううん、えっと、私って昔から結構周り見ないで身体が先に動いちゃったりしてその度に未来が怒ってくれたり心配してくれたりしてたんだけど、そのせいか大人びたっていうか、しっかりしなきゃーみたいな感じにはしゃげてなかったりしてて」

本当はそれだけじゃない
私があの日...ライブでの事故の後から受けた色々なことから私を守ろうとしてくれたり、そういうのがあったから
未来のことだからライブに誘ったのは自分だから、なんて感じなくていい責任感も感じてたのかもしれないけど...とにかくあの日を境に未来は普通の子供じゃなくなってしまったし、私達は普通の幼馴染みじゃなくなってしまった気がする

響「でも今はほら、あんなにはしゃいじゃって」

未来があんな笑顔で夢中になって話してる
私と話すときでもずっとどこか遠慮してるようなところがあったから、最近それがなくなって本当に嬉しいんだ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/11(火) 04:34:14.57 ID:dqQINDUf0<> 姫和「...可奈美は初めて会った時からあぁだった、ひとを疑う事を知らないような、能天気で距離感に狂うやつだった...だが実際はそう見えて色々よく見てるやつでな、それであいつはただ単に不安だとかそういうのを全て外に出さないだけなんじゃないかとも思った」

響「可奈美ちゃんが?」

とてもそうは見えない
目をキラキラさせて、誰にでも積極的に話しかけに行って

姫和「私は訳あって最初は誰も信じようとしていなかった、それでただ1人私の味方をしようとする可奈美のことも内心信用していなかった...だがあいつはそれに気付いていたし、自分を利用すればいいとまで言ってきた...まぁ、なんだ、今じゃそんなこともあったなと笑い話に出来るくらいだが...だからあいつが最初から信頼出来るとわかってる相手と話してる時は、酷く安心するんだ」

...やっぱり可奈美ちゃんと姫和ちゃんには複雑な事情があったのかな、姫和ちゃんに味方が全然作れないような、そして可奈美ちゃんがただ1人の味方になるような何かが

今の私ならきっと姫和ちゃんをとことん説得したと思う、私を、皆を信用出来るようになるまで何度だって
それに皆にも姫和ちゃんはきっと正しいんだって言って回って

でも可奈美ちゃんは姫和ちゃんを正しいと信じてただ1人で支えたんだ、そして姫和ちゃんも他の人達も変えていった...変わっていったんだ

響「...そっか...きっとその時の可奈美ちゃんは姫和ちゃんにとってのひだまりだったんだね」

姫和「ひ、ひだまり!?///」

響「うん!あったかくって安心する、姫和ちゃんが帰るところ!私にとっても未来はひだまりなんだ!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/11(火) 04:35:01.25 ID:dqQINDUf0<> 姫和「恥ずかしい事を堂々と言うなお前は...べ、別に私にとって可奈美は」

可奈美「えー違うのー?」

姫和「かっ可奈美いつから聞いていた!?」

未来「可奈美ちゃんにとっての姫和ちゃんはお日様?」

可奈美「わかんないですけど、一緒にいたいっていうのは未来さん達と同じです!」

姫和「お前も恥ずかしい事を堂々と...というか可奈美、そもそも何故こんな話になっていたんだ」

可奈美「それは...あれ?何でだっけ」

響「なんか自然と?」

そういえば何でだろう
確か未来と姫和ちゃんが保護者っぽく見えてちょっと変わってるねって話だったような
むむ、よく考えるとまだ会ってすぐなのに未来の常識人じゃない面を感じ取るなんて可奈美ちゃんすごいかも

未来「まったく響ったら...でもそんなあんまり考えてない話をするのも響の可愛いところだけど」

姫和「ふっ、そうだな、可奈美もその中身の無い話をするところは可愛いんじゃないか?」

可奈美「あーそれ褒めてないでしょー!元々私が姫和ちゃんのこと庇ってあげたのにー!いいもんこうなったら姫和ちゃんの変な所の話しちゃうもん!お風呂にまで御刀持っていったりネネちゃんに懐かれなくってちょっとキレちゃったり」

響「変な所と言えば未来も...」

未来「響?」

響「ひぇっ」

うぅ...最近の未来は前より自分を出すようになったけど代わりにちょっと怖い... <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/11(火) 04:35:43.31 ID:dqQINDUf0<> 可奈美「響さん?もしかして未来さん、何か手綱を握るようなこと知ってるんですか!」

未来「簡単なことだよ、誰に対しても使える簡単なこと...どんなことか可奈美ちゃんにも教えてあげようか?」

可奈美「え!是非!」

未来「それじゃちょっとあっちの部屋で...」

響「はっ!姫和ちゃん未来を止めて!もしくは可奈美ちゃん連れて逃げて!」

姫和「は?どうした急に」

それから無茶苦茶未来を止めた


☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


『翠』「なんかね、響さん達と可奈美ちゃん達が騒がしかった」

翠「順調に仲良くなっているならいいんじゃないですかね」

その方が信頼とか高まりやすい、ひいては戦いでも連携を取りやすくなりますからね
受け取った装者用のS装備、そして姫和さん達の刀使用のS装備の1つを借りて仕組みを調べながら、私は他の皆さんの様子を見に行った『翠』からそのやり取りを聞いていました



コンマ下1
ゾロ目以外 改良出来そう
ゾロ目 これ以上の改良は難しそう

どんな改良?安価下2以降
(コンマ下1がゾロ目以外の場合のみ採用)

(女神「ガルパはわかります、グリッドマンもまだ変身するバトルアニメ繋がりでいいでしょう...だから何故ゴジラや進撃の巨人に走るんですかシンフォギア!?」

翠「というか今回はコラボギアじゃないんですね」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/11(火) 04:43:43.39 ID:OcGkprMN0<> まさかの進撃コラボとは予想外

はいよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/11(火) 11:35:08.38 ID:nBQ5WmYvO<> 燃費の劇的改善、被ダメ大幅にカットとか
ノイズの分解攻撃のシャットアウトは流石に早いか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/11(火) 20:22:37.34 ID:dQrjpr2lO<> エルフナインの手助けもあり耐久が上昇、XDにも対応したけどフォニックゲインを溜めすぎるとオーバーヒートする
難航してたS装甲の方は9割ぐらいに性能を引き出せた感じで
<>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/12(水) 03:57:11.05 ID:J4xvon+L0<> undefined <> ◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/12(水) 03:57:48.50 ID:J4xvon+L0<> ・・・

翠「ん〜っ!よし...とりあえずは、って感じですかね」

S装備...装者用のものと刀使のもの、それぞれの仕組みが大体わかったところで始めた改良も現状出来る限りのことが完了しました
これでもフィーネさん直々にギアの作り方を教わった身、こちらの世界に限っては私の知識に基づいた改良も中々の出来ではないでしょうか

翠「エルフナインちゃんも手伝ってくれましたしね」

当の本人はまだやる事があるらしくもう部屋に戻ってしまいましたが
やはり違う観点からの意見は大切です、技術力に関してもキャロルちゃんのそれを受け継いでいるエルフナインちゃんは即戦力も即戦力...むしろ私が足手纏いにならないように頑張らないとですね、自分で中々とか言ってる場合じゃありません

翠「後は経過報告を皆さんに...せめてエレンさんにはしておかないと」

刀使の中で一番こういうのに詳しいのはエレンさん、ならそれが妥当でしょう

・・・

エレン「疑ってたわけではないデスが、本当に改良出来たんデスね!」

翠「こちらにしか無い資料もありますから...」

私は計測結果やシミュレーション結果を纏めた資料を渡しつつ、改良点を説明し始めました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/12(水) 03:58:19.74 ID:J4xvon+L0<> 翠「まず装者用...一番の問題だった燃費の改善です」

エレン「こうも早く、それも劇的な」

翠「S装備自体にシンフォギアのマイクユニット機構に近い仕組みを付け加えてフォニックゲインの吸収・運用の効率を上げたり、ですね...直接それぞれをリンクさせることで被ダメも元々より大幅にカット出来ました」

エレン「こちらではシンフォギアシステムについての根幹部分は完全にデータがありませんでしたし、やはりそこを応用するのが最善でしたか」

特徴的な語尾の発音も忘れ、エレンさんが資料を食い入るように見つめています
流石にシンフォギアシステムのブラックボックス部分全てが記載されてるわけではありませんが、やはり気にはなるものなのでしょうか

翠「それからエクスドライブモードにも対応出来るように耐久性の方も...ただ、聖遺物を纏うようなシンフォギアと違いS装備の装甲では溜めたフォニックゲインの量によってはオーバーヒートしてしまいますから、どちらが勝つかはわかりません」

エレン「エクスドライブモードになるか、その前にS装備がブレイクするか」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/12(水) 03:59:00.35 ID:J4xvon+L0<> S装備がダメになると荒魂やタギツヒメに対抗出来なくなり本末転倒ですからここはどうにかしたかったんですが、そもそもエクスドライブモード自体データが少な過ぎるんですよ...シンフォギアのロック全解除とも違いますし、響さんのS2CAのような例もあるのでどこまで耐えられどうなれば絶唱にならずに済むのか...わからない部分は大抵聖遺物の特性頼りだったりしますし

翠「刀使用のS装備については...9割ってところですかね」

エレン「Oh!悪く無いどころかとても良い数字な気がしマスが!」

翠「刀使の能力向上、という点はこちらにも装者ではない人間の能力向上の為に作られた聖遺物を利用した装備がありましたから、掛け合わせた形ですね...ただ肝心の対ノイズのバリアコーティング形成がまだ」

単なるS装備よりは能力を引き出せるようになっていると思いますが、それとS装備に組み込まれた聖遺物の力を僅かに上乗せしたぐらい
これではノイズに触れられたら終わるのには変わりありません

エレン「そこはやはり難しいデスか?」

翠「シンフォギアは当然聖遺物に適合した装者が使用する事前提として、さっき言った聖遺物を利用した装備というのも、その利用している聖遺物と使用者の間には適合とまでは行かなくとも少なからず通ずるもの、共鳴する何か...のようなものが必要なんです」

擬似ギアにせよRN式回天特機装束にせよ、誰でも使えるわけでも、ましてや最大値を出せるわけでもありません
ただシンフォギアほどの狭き門ではない、というだけで <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/12(水) 04:00:31.02 ID:J4xvon+L0<> 翠「刀使の皆さんは装者ではありませんし、S装備に組み込まれている聖遺物も本人達に適合したものというわけでもありません...いえ、偶然適合したもの、通ずるものがあるものに当たっている可能性もありますが今はその予兆は見られません」

エレン「だからバリアフィールドは発生させられない、させられたとしても安定しないかもしれない」

翠「そうです、それに写シ...自身の肉体をエネルギー体に変質させる、ある意味霊体化に近い術ですが...本体、もとい使用者本人がそうなってしまうとバリアフィールドが使用者の存在している座標をどう区別しどこまで範囲を広げるかが流石に予測出来ないので...最悪変換していいエネルギーと判断してフォニックゲインに変換し始める可能性すらあります」

エレン「急に怖い話になったんデスが!?」

そういうものですよ、というか実際私や『翠』はアメノムラクモを用いてそうやってフォニックゲインをカサ増ししたりしましたし
大体写シの仕組みの方が余程難解ですし...幽体離脱とも違い、肉体すらも全て引っくるめてエネルギー体にするなんて
それも常に霊体なわけではなく任意で肉体に再構築出来る...むしろ錬金術師寄りです



何か話す?安価下
(特になければ次の行動) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/12(水) 04:05:57.22 ID:GryzrtW4O<> 所属不明の刀使に関して何か心当たりないか聞いてみる
荒魂斬ってたし少なくともタギツヒメじゃない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/12(水) 12:20:55.20 ID:a6yEiTDg0<> 夏菜ちゃんの擬似ギアのバリア技術をS装備に適用できないか相談 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/13(木) 02:42:46.42 ID:NTtA1v/q0<> undefined <> ◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/13(木) 02:43:21.16 ID:NTtA1v/q0<> 翠「ただ、それでも一番可能性が高いのは夏菜さんの擬似ギアでしょう...」

私はそう言って、予め夏菜さんに許可を得て貰っておいた擬似ギアのバリアフィールド周りの設計資料をエレンさんに渡しました

翠「シンフォギアほど適合係数に依存せず、RN式回天特機装束ほど特殊な材料も必要としない...」

エレン「コレは?」

翠「私達では難しかったですが、逆にここからそちらで再検討してもらえば私達では気付けなかったより良い改良方法に辿り着けるかも...ということで、ソレをお渡しします」

S装備が改良し切れなかったのはバリアフィールド関連についての情報がなかったせい、ならばそこさえクリアすれば
第一刀使の世界には私にはイマイチ解明し切れていない写シと同調させられるS装備を完成させられる技術があります、となればきっとバリアフィールドもきっと正常に発動させられるように調整出来るはず!

エレン「わかりマした!コレは責任持ってグランパに...信頼出来る大人に渡しマス!」

翠「お願いします」

詳しいといってもそこはやはりエレンさんだけではなく専門家に頼んだ方が確実でしょうからね、餅は餅屋、S装備はS装備開発者です
幸いこちらの世界と刀使の世界は現在行き来可能のようですし、すぐにでも渡しに行けるでしょう <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/13(木) 02:43:57.43 ID:NTtA1v/q0<> ・・・

翠「それはそれとしてエレンさん」

エレン「なんデスか?みどりん」

みどっ...そういえばこの人もあだ名付ける系の人でしたか...

翠「例の所属不明の黒いフードの刀使...心当たりはありませんか?」

内心「心当たりはありますよね?」という感じのニュアンスになってしまいましたが、そういえばタギツヒメが健在で尚且つ恐らく元親衛隊であろうあの人が黒フードやってる時点で今は2クール目の途中なんですよね、刀使の世界は

翠「荒魂を斬っていましたし、少なくとも似た格好をしていたタギツヒメとは別のはずです」

確か正体がはっきりして6人全員が情報共有するのは6人揃ってすぐだった筈です、それにタギツヒメのことを知るのもそのタイミングなので知ってると思いますが...流れ着いた聖遺物云々、私の知る原作知識とは違っている点もあるので細かいところは変わってるでしょうし、果たして正体はすでに知った後なのか...というか知らないだけで全然別の刀使も黒フードやってるなんて可能性もあります



コンマ下
奇数 知ってる
偶数 知らない
ゾロ目 知ってる(けど元親衛隊の人ではない) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2020/02/13(木) 02:54:39.54 ID:LwqmFQDt0<> アドセンスクリックお願いします <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/13(木) 03:12:00.51 ID:NTtA1v/q0<> エレン「ふむ...すみマせんが、私は心当たりないデスね」

翠「ッ...そうですか...」

これは予想外...ではありませんが、しかしどうしたものでしょうか
つまりこれは黒フードの刀使の正体がまだ確定出来ない、原作知識を持つ私とその知識を共有している『翠』とでも、あくまで黒フードの正体を仮定でしか対策を考えられないということです
いえ、薫さんや沙耶香ちゃんならまた別かもしれませんが、とりあえず今は、という感じですね



コンマ下
奇数 特になし
偶数 荒魂反応
ゾロ目 ??? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/13(木) 03:19:09.98 ID:CrFOPjL40<> 明日はバレンタイン ほい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/13(木) 03:38:39.66 ID:NTtA1v/q0<> ・・・

けたましく鳴る警報音に装者刀使が揃って司令室に集まったのが数分前
そして今は現場に移動中
何の現場かと言うと...

翠「まさかこんなに早く次の荒魂が出てくるなんて...」

そう、ノイズやアルカノイズならまだしも(決してまだしもではありませんが)荒魂が出現してしまったのです

薫(刀使)「あっちでもこっちでもやる事変わんねえじゃねえか!」

舞衣「でも回数は減ったんじゃないかな?」

マリア「どういうこと?」

エレン「薫は荒魂討伐の為に休み無く全国行ったり来たりしてるのデース!」

切歌「ブラック!ブラック企業デスよ!」

調「切ちゃん、私達もそう変わらない」

さて、そんなこんなで到着
現場ではまた特大サイズの荒魂が唸りを上げていました
それも今度は複数体

『夏菜』「今度は前のようにはなりません」

翼「押して参る...!」

私達装者はギアにさらに装者用S装備を

姫和「行くぞ」

刀使の皆さんはS装備と写シを

響「一緒に頑張ろう!」

可奈美「はいっ!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/13(木) 03:39:43.26 ID:NTtA1v/q0<> それぞれが武器を構え、群れを成す荒魂達に立ち向かって行きます



翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
13 ロンゴミニアド(イグナイトなし)(未使用)
14 玉手箱(イグナイトなし)(特殊)
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

『翠』ちゃんどのギアで行く?安価下2
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

どう戦う?安価下3以降

(『翠』「荒魂って群れになるの?」

翠「さぁ」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/13(木) 03:43:32.34 ID:pCCuAH5HO<> 1 とりあえずこれなら大丈夫! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/13(木) 03:47:46.46 ID:CrFOPjL40<> 4 イミテーターでイチイバル

久々に使おうか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/13(木) 12:00:29.45 ID:0zYHibjy0<> 翠は新技を発動する
無塵衝 斬りつけた敵に刀傷を刻む。刻まれた「刀傷」の数と深さによって、納刀した際、敵に追加ダメージを与える。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/13(木) 16:55:04.32 ID:Ns2IUrrEO<> 4人1組でチームを組んでから散開しよう
装者が荒魂の手足を破壊して攻撃手段を封じてから刀使がトドメをさす!最後まで油断しないよう声を送っておく <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/13(木) 20:17:59.27 ID:yJuzLf5PO<> 本編では散々な目に会いっぱなしだった翼さんの活躍が見たいな <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/14(金) 04:39:36.74 ID:2tiSpXOk0<> 「Imyuteus amenomurakumo tron」

「Stealer Imitator tron」


私が選んだのは普通のアメノムラクモ、『翠』はイミテーター

『翠』「コピー・イチイバルッ!」

そこから更にクリスさんのイチイバルを模倣します

『翠』「刀使も加わって近接系に偏ってるしね、『私』はサポートにまわるよ」

翠「とか言いつつ銃で殴り出すのがクリスさんですけどね」

S装備も特に可動に干渉はしてませんね、これなら行けそうです

マリア「数も多い...けれどこちらも負けてない」

薫(刀使)「んじゃ何人かずつに分けっか...4人ずつ、刀使はバラけるようにって感じでどうだ?」

翼「異議はない」

翠「言わずもがなでしょうが、皆さん最後まで油断しないでください!」

こうして総勢16名による荒魂討伐が始まりました

・・・

翼「共に行くぞッ!」

翠「はいっ!」

翼さんが地面を駆け、私は羽衣で空を舞い、荒魂の一体に上下から挟み込むように近付きます
さらにそこに私達を避けるようにして『翠』が後ろから荒魂に向かってガトリングガンを連射

『翠』「全弾ッ!」


『BILLION MAIDEN』


荒魂は前脚後脚を踏ん張りながらそれを正面から受け止めますが、金属音と共に少しずつ、しかし確実に表面が削られていきました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/14(金) 04:40:18.11 ID:2tiSpXOk0<> 翼「ハァッ!」

その隙に下に潜り込んだ翼さんが斬り上げると、荒魂はその巨体を上空に打ち上げられます

翠「せいっ!!」

私の目の前まで打ち上げられてきたそれに私は剣を振り下ろし、再び地面に叩き付けました

翼「ハアァッ!!」

完全に体勢を崩し中々立ち上がれないでいる荒魂
そこに脚部ブレードを広げホバー走行で迫る翼さん、その手には2本のアームドギアを繋ぎ合わせた燃え盛る双刃刀


『風輪火斬』


双刃刀だけでなくそれを振り回す自身もまた荒魂を囲むように円を描きコーナーで差をつけまくり、荒魂の前脚後脚を斬り付け
私もまた新たなアームドギア...鞘に収めた剣を創り出し、鞘から抜いたそれを用いて翼さんと入れ違いになるように荒魂の前脚後脚を重点的に攻め <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/14(金) 04:41:24.49 ID:2tiSpXOk0<> 翠「今ですッ!」

姫和「!」

荒魂の前脚後脚が形を崩したところでタイミングよく目にも留まらぬ速さで飛び出した姫和さんは、御刀を突き出し荒魂の胴体を貫きます


『瞬閃』


私は倒れ行く荒魂を背に地面に降り立ち、剣を鞘に収めました


『無塵衝』


荒魂の身体が再び何度も衝撃を食らったかのように痙攣すると、完全に動かなくなります

姫和「まずは一体...いや、可奈美達も順調に祓えているな」



コンマ下
奇数 特になし
偶数 黒フード(刀使の方)
ゾロ目奇数 黒フード(やべー方)
ゾロ目偶数 黒い瘴気

(翠「はい、バレンタインのチョコレートです!...本命か義理か?私のなのにそこ聞く必要ありますかね...じゃあご想像にお任せ、ということでどうでしょう?」

『翠』「他の子と一緒に作ったし味は多分一緒なんだけど、一応欲しい?その代わりお返しは必ず貰うけど、もちろん3倍!...うそうそ、3倍は冗談!でも期待はしておくね」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/14(金) 04:50:22.91 ID:qcyDzpEK0<> はい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/15(土) 02:16:19.48 ID:6Tpyiqes0<> 沙耶香「終わった」

翼「残骸...ノロの回収はこちらでやるつもりだが...念の為残っていてもらえると助かる」

エレン「勿論デース!またタギツヒメに奪われたりしたら大変デスからね」

こうして初めての共同戦闘は特に大きな問題もなく終わりました
そして今回の出動のおかげで装者は刀使を、刀使は装者を改めて見直したとかしなかったとか...

・・・

翠「タギツヒメが来たりする可能性も覚悟してましたが...取り越し苦労で良かったですね」

先延ばしになったとも言いますが
今回回収したノロを奪いに来ないとは考え難いですし

翠「とにかく今日はもう寝ましょう、S装備弄ったり戦闘があったりでクタクタです...」



コンマ下
ゾロ目以外 特になし(次の日)
ゾロ目 深層世界にお客さん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/15(土) 02:20:58.76 ID:lswla9XnO<> うがい手洗いを忘れずに
例のアレに>>1も気をつけて

はい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/15(土) 02:34:47.09 ID:6Tpyiqes0<> ・・・

夜中に襲撃、なんてこともなく無事に迎えた朝

翠「ふあ〜ぁ...」

問題は山積みですが、まずは



何をする?安価下
1 自由行動(何するか記述)
2 お仕事(何のお仕事か記述)
3 イベント判定 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/15(土) 02:47:33.98 ID:PjuTf1hW0<> 1 きりしら2号を撫でてる薫(刀使)とねねを撫でてる切歌と遭遇、折角だから雑談を聞いてみよう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/15(土) 03:08:30.86 ID:lswla9XnO<> 1 司令と風鳴のじーさんがモニター越しに会話してる場面に遭遇
怪物についての会話を盗み聞きしていると蛇から「底知れぬ悪意を溢れんばかりに感じる…用心した方がいい」と警告が入る <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/16(日) 00:36:03.62 ID:dGYtlqc30<> 1 響のフォニックゲインを食べる為にネロ様と響が模擬戦を行う、ネロ様は刀使ノ巫女勢にタキリヒメと間違われる <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/16(日) 03:06:07.77 ID:dSBuqzxv0<> 確か今日は仕事も入っていなかったはず
S装備の更なる改良も刀使の世界での更新待ち
エルザさんミラアルクさんもいい加減目を覚ましたでしょうが、ヴァネッサさんも含めあの3人はあちらから声をかけられるまではわざわざ会いに行くのも違う気がします...というより聞きたいこと自体は沢山ありますが、すごい自信満々に強キャラムーブ的な台詞を並べていたのに最終的に全員倒されて保護されたところに話しかけに行くのは心苦しいです、私だったら悶え死にます
かといって外出するとなると刀使の誰かに付き合ってもらうことになりますが、特に用もないのにそれは申し訳ないです

翠「...ん?」

そこで1人本部の中を適当に歩いていると、休憩スペースから話し声が聞こえてきました


切歌「ふへー、人懐っこくて可愛いデスね〜」

ねね「ねー!」

薫(刀使)「誰にでも懐くわけじゃねえけどな、ねねが懐くってことはお前も将来有望...いやもう既にか」

切歌「?」

薫(刀使)「いや何でもない、けどこっちの猫も大人しいな」


切歌さんと薫さんでしたか...あっ気が付かない間にねねちゃんも来てます!? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/16(日) 03:06:40.55 ID:dSBuqzxv0<> ねねちゃんとは、荒魂でありながら穢れを持たず見た目も禍々しい姿ではなく普通の動物のようになっている手のひらサイズのマスコットです
もっとも荒魂らしい姿に変身することも出来ますが、まぁ人間と共存出来た荒魂という感じですね

切歌さんはねねちゃんを、薫さんはきりしらさん2号を膝の上に乗せその頭を撫でています


薫(刀使)「全然嫌がんねえのな、ほれほれ」

切歌「ねねも大人しくてお利口さんデスね〜、もっと撫でたるデスよ〜」

ねね「ねね〜」

切歌「はっ!でも猫と鼠ってすぐ追いかけっこしちゃうんじゃなかったデスか!?」

薫(刀使)「ねねは鼠じゃ」

ねね「ねー」

薫(刀使)「そういやこの猫は何て名前なんだ?」

切歌「調2号デス」

薫(刀使)「それは...いやいいけど」

切歌「でも調は切歌2号って呼ぶデス」

薫(刀使)「おっおう...闇が深そうだな...お前も飼い主が特殊な名前の付け方してきて大変だな」


撫でられているきりしらさん2号はやれやれみたいな顔して呑気に「ニャー」と鳴きました


もう少し聞いていく?安価下
1 聞く(2人の会話の話題内容記述)
2 移動する

(翠「調さんといえばおさんどん、おさんどんと言えばエプロン!は誰かと被る気がしたので包丁!も被る気がしたのでまな板をプレゼントです!『翠』は何故か止めてきましたけどきっと喜んでくれますよね、調さん!」

『翠』「翠がまな板をレジに持っていくのを見た、あれだけ止めたのに...『私』は無難な物にしちゃったけど、調さんが喜んでくれるのが一番だよね」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/16(日) 03:25:55.87 ID:e3DJgJbm0<> 1 ねねと2号が仲良くしてるのを見ながらノイズや荒魂について話し合う二人 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/17(月) 01:34:09.63 ID:8zTQSVFh0<> ねね「ねっ!ねねー!」

薫(刀使)「ねね、あんま乗っかってやるなよ」

切歌「そうしてるとブーメランの合唱団みたいデスね」

薫(刀使)「色々間違えてるぞ...」


ねねちゃんに上に乗っかられても嫌がる素振りのないきりしらさん2号
いえ、むしろ心なしか楽しそう?そういえばきりしらさん2号にはあぁいう遊び相手全然いませんしね
蛇達とは仲悪いみたいですし


切歌「でも全然荒魂には見えないデスね...他の荒魂とかタギツヒメはねねみたいにはならないんデスか?」

薫(刀使)「ねねがこうなるまですげー時間が必要だったし、それに荒魂はものによるとしてもタギツヒメは話通じねえ...話し合いでどうこうなる倫理観持っちゃいないからな」

切歌「さいデスか...ちなみにもしその倫理観?持ってたらどうするんデスか?」

薫(刀使)「その時は...手を取り合える可能性を信じるのがオレの役目みたいなもんだからな」

切歌「おぉ...響さんが聞いたら超笑顔で抱き締めてきそうデス」

薫(刀使)「何だそりゃ怖...それ言うならノイズはどうなんだ?触っただけで灰にされるとかなんとか聞いたが」

切歌「あーノイズはそういう風に作られた機械みたいなものだからどうしようもないって聞いたデス」

薫(刀使)「あれ機械なのか...」

切歌「難しいことはよくわからないデスけど、大昔に人間を殺す為に人間が作った〜的な話だったと思うデス」

薫(刀使)「詰まるところそういう兵器ってことか、自我以前の問題だな...当てられりゃ斬れんのになー」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/17(月) 01:36:01.62 ID:8zTQSVFh0<> 切歌「2つの世界を跨ってる〜とか、そんな仕組みデスよ、確か」

薫(刀使)「ほーん、隠世みたいなもんか?跨ってるっつーとこっちに引っ張り込めれば...ってそれがシンフォギアだもんな...逆に向こうの世界にこっちから踏み込むのは...後で相談しとくか、面倒くさいけど」

ねね「ねぇえぇぇ〜」

薫(刀使)「ってどうしたねね情け無い声出しtうおぉ!?」

切歌「調2号!ねねの尻尾は美味しくないデスよ!ぺっするデスぺっ!」

薫(刀使)「そこしゃぶるのは予想してなかったな...」



翠「...そろそろ移動しますか」

きりしらさん2号に尻尾を甘噛みされてだらしない顔を見せるねねちゃんをこっそりスマホでパシャりつつ、私はその場を後にしました

・・・

翠「エレンさんといい切歌さんといい、薫さんはデス語尾の人と縁があるんでしょうか...ん?」

それ以前に同学年ですしね、なんてことを考えつつ引き続き本部の中をぶらついていると、今度は司令室から話し声が <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/17(月) 01:41:26.98 ID:8zTQSVFh0<> いえ、基本誰かしら司令室にはいるので話し声がすること自体は普通ですが、誰と誰の、というところが重要で

翠「これは...ししょーと訃堂さん?」

ドアを少しだけ開けて中を覗いてみると、どうやらまた訃堂さんからビデオ通話的な通信が入ったようです



2人の会話の内容安価下
(怪物(恐らく荒魂)についての内容が含まれていること前提とします)

(薫(刀使)「自我以前の問題だな」

翠(それはそれとしてノイズ先輩やノイズ部長のようなパターンもあるので一概には(ry」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/17(月) 01:52:34.60 ID:t3Xa7g0N0<> ノイズでは無い謎の怪物(荒魂)には十分警戒するように云々
完全聖遺物を奪った存在に関しては「まずは奪い返す事を優先しろ」と珍しく助言を送る
<>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/17(月) 02:50:36.11 ID:8zTQSVFh0<> 訃堂『ノイズと非なる存在、命を脅かすもの...まさかみすみす好きにさせるわけではあるまいな?』

弦十郎「は、我々としましても有効的な手段を目下模索中でして」

訃堂『聞いておるわ、異邦からの助力を得るとは...貴様らの持つ物の機密性を忘れたかッ!』

弦十郎「...ですがっ!」

訃堂『そうさなぁ、何を差し置いても管理すべき完全聖遺物まで奪われておいて、これ以上の失態は許されぬ、それ故の愚行と言うのなら期待はまだしておいてやろう...』

弦十郎「ッ!...はい」

訃堂『怪物には十分に警戒をしろ、そうまでしての敗北はあり得ぬものと心得よ』

弦十郎「わかり、ました...」



あのおじいちゃんいつも怒ってるような気がしてきました...そうでなくとも雰囲気が怖いんですよね
ホラー系じゃなくおっかない系の

ソリッド「主よ」

翠「ひゃっ...何だあなたですか、どうしたんですか急に」

いつの間にか肩に乗り耳元で話しかけてきたのは蛇達のうちの1匹
小声で、というのは司令室の中にいるししょー達に私がここにいることがバレないようにという配慮なのでしょうが、そもそも言葉を発する事自体稀なのでびっくりしてしまいます <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/17(月) 02:51:08.14 ID:8zTQSVFh0<> ソリッド「底知れぬ悪意を溢れんばかりに感じる...用心した方がいい」

もう何度目かの警告
それほどまでに訃堂さんの発する悪意というのは凄まじいということでしょうか

翠「えぇ、わかってます」

私とて警戒を怠っている気はないのですが
...そんなに甘々に見えるんでしょうか私は、『翠』といい皆して



訃堂『それから完全聖遺物...デュランダルを奪った者についてだが』

弦十郎「はい、例えデュランダルごと破壊してでも」

訃堂『ならぬッ!!!』

弦十郎「なっ...!?」

訃堂『それはならぬ、優先すべきは奪い返すこと...失うことなど持っての他と知れ』



もう少し聞いていく?安価下
1 聞く(2人の会話の話題内容記述)
2 移動する <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/17(月) 02:54:57.33 ID:A/uLq0qTO<> 2 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/17(月) 03:04:08.36 ID:8zTQSVFh0<> うわぁ...ただでさえタギツヒメに傷一つ付けるのでも無理ゲーに近いのにさらに難易度上がってるじゃないですかやだー
というかタギツヒメがデュランダルどんな風に扱うかによって変わってくる気が...出来るか知りませんが自分の身体に融合させたりなんかしたら奪い返すのほぼ不可能じゃ...

翠「...」

盗み聞きしてるのがバレる前に去りましょう
というか今日まだ盗み聞きしかしてないですね私

・・・

次に訪れたのはシミュレーションルーム
普段は仮想ノイズと戦ったり装者同士で模擬戦したりするのに使っていますが、今日そこにいたのは響さんとネロさんでした

翠「珍しい組み合わせですね...」

またこっそりと行く末を見届けようかな、なんて思っていると

ネロ「おや、翠さんじゃないですか」

響「え?あ、本当だ!」

速攻バレました、何故...



安価下
1 アメノオハバリ貸す
2 貸さない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/17(月) 07:24:57.88 ID:x0DK3yuE0<> 2 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/18(火) 02:45:27.97 ID:OzfEt0Iq0<> 翠「お二人は模擬戦ですか?」

この際誤魔化すのも無理ですし、いえ別に誤魔化すようなこともしてませんが...普通に話しかけてしまいましょう

ネロ「いえ、たまにはフォニックゲインが食べたいなと思いまして」

翠「へーフォニック...フォニックゲイン!?えっフォニックゲイン食べるんですか!?」

ネロ「...ネフィリムが混ざってることを忘れてませんか?」

あー、ネフィリムですか
確かにネフィリムは起動するのにフォニックゲインが必要でしたしまぁそういうこともありますか

ネロ「なので私自身の維持も兼ねてですね、聖遺物が食べたいというのも無くはないですが食べていい聖遺物というのも難しいですし」

響「アームドギアだけ貰う、っていうのも違うんだよね?」

ネロ「満足感に欠けるんですよね、アームドギア...」

翠「フォニックゲインは満足感に欠けないんですね」

ネロ「というか別物のようなものですし...ジュース、いえゼリー?そんな感じです」

どんな感じですかそれは

翠「ふむ...あ、なら丁度私も暇ですし私と響さんのS2CAとか」

響「多分それやると私も怒られるし翠ちゃんはしばらく軟禁されると思うよ?」

・・・

そんな流れで始まった響さんとネロさんの模擬戦...という名のネロさんの食事、でいいんでしょうか
アメノオハバリのギアは今は必要ないとのことで、ネロさんは無手で戦っています

響『聞っこえってーるかー!こっころー!たっましー!こーの歌...ッ!』

ネロ『いいですよ!もっと!もっと!!』

ガングニールのギアを纏う響さんと、単なる模擬戦だからかほとんど元のまま右腕だけネフィリム化させ迎え撃つネロさん
響さんが歌いフォニックゲインを引き出させる為の模擬戦なのでそこまで派手なバトルはせずスパーリングのようなものになっています <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/18(火) 02:46:04.94 ID:OzfEt0Iq0<> 正直戦わずに座ってただ歌うだけでいいのでは?とかむしろ戦ったら余計にお腹空くのでは?とか思わなくもないですがそこはネロさんにも何か考えがあるのでしょう、きっと

翠「響さんの訓練にもなっていますしね」

何故か見届け役に抜擢された私がモニタールームの椅子に腰を落ち着けていると


ガラッ


姫和「おい!やつはまさかタギツヒメかっ!!!」

あっちょっと面倒なことになりそうな予感


コンマ下
奇数 チョコミントさんは基本話を聞かない
偶数 流石に突然乱入したりはしない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/18(火) 02:47:30.97 ID:9qHF/BcQ0<> ロックンロール! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/18(火) 03:20:13.30 ID:OzfEt0Iq0<> 姫和さんを皮切りに次々と部屋に入ってくる刀使の皆さん
しかも開口一番に姫和さんがモニターに映るネロさんを見てとんでもないことを言い出すものだからてんやわんやです


舞衣「肌の色、あの腕、確かに似てる...けどタギツヒメとは違うような」

姫和「タキリヒメだのイチキシマヒメだのに分離したやつが今度はこっちでさらに分離したということか!ならば斬るだけだッ!」

可奈美「あっ待ってよ姫和ちゃん私も行く!」

沙耶香「私も行く」

舞衣「沙耶香ちゃん!?可奈美ちゃんまで!」

薫(刀使)「違う気がするけどなー」

エレン「とにかくバトルしてるなら参戦するしかないデス!」


突然来て突然出ていく姫和さん、それを追って出ていく可奈美ちゃん達

翠「...えぇ?」

何ですかあの嵐のような人達は


姫和『今度は何ヒメだか知らんが敵ならば斬るッ!』

響『うえぇ!?何でここに皆が!?』

ネロ『強いて言うなら私はトリノイワクスヒメ!機嫌がいいので相手をしてあげましょう刀使達ッ!』


翠「いいんですかそれで...」

フォニックゲインをキメておかしなテンションのネロさんは何故かノリノリで刀使の皆さんを相手し始めました
可奈美ちゃんは相手が刀を持っていないからかいつもの戦闘狂が発動しておらず乗り気ではなさそうですし、薫さんとエレンさんは途中で(あるいは最初から)察しているのか本気ではなさそうですが

ねね「ね〜」

翠「ねねちゃんもいらっしゃいです」

そして私はネロさんが乗り気ならまだ止めなくてもいいかな、というより止めるの面倒だな、となっていたので膝の上に乗ってきたねねちゃんを撫でながら事の成り行きを見守ることにしました
いざとなったら響さんが止めるでしょう



事の成り行き安価下
(殺傷沙汰になりそうなものは未然に響さんストップが入ります)
(翠「ネロさんヒメじゃなくてフネでしょうが」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/18(火) 03:29:10.34 ID:Abrf3cqrO<> 最近出番が無かったからか楽しそうに遊んでるネロ様
攻撃はネフィリム化した部分で受け止め、攻撃は控えるスタイル(後にノイズの出現を抑えてる神様と聞いて詫びの品としてクッキーが送られる) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/18(火) 10:27:36.31 ID:D9eOEng8O<> ネロ様は実際凄い神様なのでみんな束になってかかっても受け止められたり避けられたりまるで攻撃が通らない、ネロ様は楽しそう、相手してる皆は焦り模様 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/18(火) 22:24:40.52 ID:BqYOlqMe0<> ネロ様が全身をネフィリム化させて少し本気を見せる。腕をネフィリム頭部型にして響の左腕に噛み付くと装甲が部分的に強制解除される 響はデジャヴによるトラウマがでる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/19(水) 14:39:51.33 ID:JCTy6o4wO<> この世界のビッキーネフィリムに腕食われてなかったような
安価下 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/20(木) 03:50:21.65 ID:KXMyOZHh0<> ・・・

舞衣『どうして!?』

エレン『尽く見切られてマス...!』

ネロ『アッハァ♪』


6人の刀使達の間髪入れない連携をもろともせず、まるでリズムゲームでもやっているかのように御刀の太刀を右腕で全てテンポ良く捌き切っているネロさん
これまでに見た事ないほどの笑顔で楽しそうにしています...刀使の皆さんは逆に有効打どころかまともに傷も付けられず表情から余裕がなくなっていますが


ネロ『もう少し速くても良いですよォ?』

姫和『言ってくれる!』

沙耶香『今、こっち見ないで避けた?』

薫(刀使)『もっと速くとか、こっちは迅移も使ってるっての...』


ネロさん...もしかして最近本部に留守番しっぱなしで溜まってたんでしょうか、戦闘欲的なものが
戦闘狂なところがある人(神様)ではないと思っていましたが、違ったのかもです
それにしてもミカさんといいティキちゃんといい何故この世界の戦闘狂は笑いが漏れてるんでしょう

翠「にしたって強いですね...しかもあれでネロさん、あくまでほとんど反撃はしてないということは手加減してるわけですし」

あの6人は相手が神様だから、というだけであそこまで翻弄されるような実力者ではありません
つまりネロさんがそれほどの実力を持つ神様だということ...

翠「もう全部あの人一人でいいんじゃないですかね」

ねね「ねー」

いやもう本当今後の出撃は是非前線に出てほしいんですが
そして珍しく響さんはどうしたらいいのか迷ってオロオロしてますね、ネロさん貴女のせいですよそんなに楽しそうにしてるから <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/20(木) 03:51:12.90 ID:KXMyOZHh0<> ネロ『さぁさぁ休んでる暇は...おっと...!』


その時、初めてネロさんがほんの少しだけ焦った声を出しました


可奈美『あちゃ〜、当たらなかったか〜』


今の、可奈美さんが!?

翠「まさかこの短時間でもうネロさんの動きを読み始めた...?」

さっきまでは他の皆さん同様簡単に止められ避けられていた筈なのに


ネロ『アハッ...イキが良いのがいますね...!』

舞衣『っ、何!?』


ネロさんが不敵に笑うと、右腕だけに留まっていた黒い表皮がどんどん広がり、遂に体全身を覆い尽くします
所々模様の様に走る橙色の線が溶岩の様に煌き、シルエットも少女のそれからよりマッシブなものに変わりました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/20(木) 03:51:57.41 ID:KXMyOZHh0<> 姫和『やはり荒魂...本性を現したなッ!』

ネロ『穢れ等と見紛うなんてね、遠い過去の英雄の力をッ!』

姫和『くっ...!』


真っ先に突撃していった姫和さん
しかしネロさんは突き出された御刀...小烏丸の刃を両手で挟み込むとそのまま投げ飛ばしてしまいます
当然小烏丸を握っていた姫和さんも一緒に投げ飛ばされ、床を転がっていきました


可奈美『!』

ネロ『さぁさぁ!』


そして見事ネロさんに目を付けられた可奈美ちゃん
ネロさんに迅移にも劣らない速さで距離を詰められ咄嗟に御刀...千鳥で身を守ろうとしますが、またも両手で挟まれ受け流されてしまいます
そして無防備になった可奈美ちゃんに対しネロさんは手のひらを近づけ...



ネロ『強い娘は好き...写シならちょっとくらい摘み食いしても良いよね?』



その腕をネフィリムの頭部の形に変化させました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/20(木) 03:52:28.22 ID:KXMyOZHh0<> 翠「何あのドラグクロー!?っていうかダメですやり過ぎです!」

ネロさん完全に調子に乗ってます!でなければ正気じゃないです!
すぐにやめさせようとモニタールームのマイクをオンにしようとしたその時


響『てぇぇいっ!!!』


ネロさんの背後から響さんの横槍ならぬ横拳が
咄嗟に振り向いたネロさんはネフィリムの頭部に変化させた腕を響さんの方に向け


ガブッ...


響さんの左腕に噛み付きました



響さんコンマ下
奇数 トラウマは出るけどまだ平気
偶数 気絶
ゾロ目 ??? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/20(木) 03:56:32.24 ID:L37a5enG0<> えらいこちゃえらいこちゃ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/20(木) 04:24:48.37 ID:KXMyOZHh0<> 響『えっ...?』


その光景にネロさんも正気を取り戻したのか、真っ青な顔をしています


パァン


次の瞬間響さんの左腕を覆っていた装甲がパージされ、ネフィリムの頭部の形をしたネロさんの腕も同時に弾かれました
そして響さんの方は...

翠「...ほっ、焦りました...本当に」

指先までギアインナーに包まれた左腕がきちんと繋がっています
見たところ千切れかけてる、なんてこともありませんし、あの様子なら悪くてせいぜい軽く歯形が付いたくらいでしょう

しかしそれだけでは終わらず今度は響さんのギアそのものが解除され

翠「響さんっ!」

響さんはその場で気を失ってしまいました

・・・

医療班の職員さん達を呼んで響さんを病室に運んでもらい、その間私はこれ以上大事にならないように姫和さん達にネロさんの誤解を解きました

翠「やり過ぎです」

ネロ「すみません...」

翠「今後フォニックゲインは禁止です」

ネロ「そんな...!」

「そんな...!」じゃないですよ全く...あれで響さんの左腕が取れてしまったり、そのまま暴走してしまったらどうするつもりだったんですか...



どうする?安価下
(特になければネロさんにお詫びクッキーが渡されたりします)
(響さんがすぐ目を覚ますか等はコンマ判定になります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/20(木) 04:36:54.24 ID:iQ+JYopjO<> 蛇達が8匹集まってきて
《あの訃堂という老人からただならぬ悪意が溢れてる事を他の装者や刀使に伝えた方がいい。私達も協力する》と言葉が送られてくる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/20(木) 04:56:05.53 ID:+lyoiyj90<> ネロさんにはさらに罰として暫く宝物庫に引き籠るの禁止を言い渡すも、他の部屋が無いので当分翠の部屋で寝る事に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/20(木) 19:19:32.84 ID:r16UEln+O<> 可奈美と沙耶香、ネロ様に興味津々
ほっぺをもちもちしたり腕をぷにぷにしたり <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/21(金) 04:46:29.95 ID:SS06c3+Y0<> 薫(刀使)「うちのやつらが悪かったな」

エレン「薫も混ざってたデスよね?」

ネロ「いやー本当でs」

翠「ネロさん」

ネロ「私もふさげ過ぎました、ごめんなさい」

一応刀使の皆さんもネロさんもこうしてお互い和解出来た、ということでいいでしょう
しかし言われてみれば純白な服に白銀の髪、琥珀色の瞳、比較的色白な肌、ネフィリム時の黒い肌等...タギツヒメ達に似ているというか同じ系統に見えなくもないですねネロさん
これでは姫和さんが早とちりするのも無理はありません、そのまま突撃していくのはどうかと思いますが

姫和「この世界のノイズを制御し出現を抑えている神、か...」

舞衣「そうとは知らず本当にごめんなさい!」

刀使の中で一番謝罪をしてくれるのは舞衣ちゃん
姫和さんは申し訳なくは思っているのでしょうがそれ以上に思うところあったのか神妙な表情、薫さんとエレンさんはネロさんがさほど気にしていないとわかり普段通りに戻っています
で、可奈美ちゃんと沙耶香ちゃんは...

可奈美「ネロちゃんよく見たら肌が白いだけじゃなくてすべすべもちもちだ〜!」

ネロ「っ...んぅ...!?」

沙耶香「腕もぷにぷに...若い」

薫(刀使)「いや若いってことはないだろ昔からいる神様なんだから、あとお前も大分若いからな」

すっかりネロさんを玩具にしています
頬をつついたり腕を揉んだり抱き締めたり
当のネロさんは擽ったそうにしていますが、あくまで反省中ということでされるがまま、あれもいい罰でしょう <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/21(金) 04:47:00.86 ID:SS06c3+Y0<> エレン「でも見た目は中学...小学生くらいデスし...薫と一緒デスね!」

薫(刀使)「うるせえぞエレン...でもこいつ一部はまぁまぁデカいな...残念だったなヒヨヨン・ザ・ナイペッタン」

姫和「やはり貴様は斬らねばならんようだな」

舞衣「あの、ネロちゃ...ネロさん?」

姫和さんと薫さんのやり取りに一切突っ込まずネロさんに話しかけた舞衣ちゃん
その手にはさっきまでなかった物が

ネロ「っふぅ...あ、はい、ちゃんでもいいですよ、何ですか?」

舞衣「じゃあネロちゃん、さっきは本当にごめんね、これお詫びと言ってはなんだけど...」

舞衣ちゃんが渡したのは可愛くラッピングされた包み...

ネロ「これは...クッキーですか!」

舞衣「私が作ったの、持ち歩いてたから」

持ち歩いてるんですか...?

可奈美「わー!舞衣ちゃんのクッキー!!」

沙耶香「すごく美味しい、オススメ」

ネロ「美味しい物をくれる娘も好きですよ〜!」

相変わらず食べ物が貢がれると機嫌が良くなりますねネロさんは <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/21(金) 04:47:39.73 ID:SS06c3+Y0<> ・・・

弦十郎「話はわかった、気を失ってしまった響くんのこともある、いくらネロくんでもお咎めなしとは出来んな」

翠「ですよね」

当の本人は満面の笑みでクッキー食べてますけど
もう反省するフリすらやめたんですね

弦十郎「手っ取り早いのは何かしでかさないよう目の届くところに居てもらうこと、つまりはしばらくの間の宝物庫の引きこもり目的の使用禁止及び監視だが...」

緑「何か問題が?」

弦十郎「...本部内の多くの部屋が補修工事中、そしてその上で残っていた使える空き部屋は彼女達...刀使達に全て貸してしまっている」

あー...
かといって牢獄を利用するわけにもいきませんしね

弦十郎「ということで、だ...当分ネロくんは翠くんの部屋で引き取ることとする」

翠「ふぁっ!?」

ネロ「へぇっ!?」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/21(金) 04:48:20.70 ID:SS06c3+Y0<> 何がどうなってそうなったんですか!?えっネロさんが私の部屋に来るんですか!?

可奈美「私はネロちゃんと一緒でもいいですよ?」

弦十郎「いや、あくまで君達は客人だ、それに同居人がいれば翠くんも少しは大人しくなるだろう」

翠「あれっ私の監視が追加された感じですか!?」

沙耶香「翠、信用されてない」

ネロさんが責められていたはずなのにいつの間にか私が責められています、これがわからない

姫和「お前らは嫌なのか?」

翠「い、嫌ってことはないですけど...」

ネロ「私もいいですけど...」

確かにネロさんのことは普通に仲間として友人として好ましくは思っていますが...だってそれ毎日一緒の部屋で寝たりするわけで

翠「...」

ネロ「...♪」

翠「!...///」

それはちょっとだけ照れると言いますか...


『翠』「ハーレム漫画みたいな展開が来て忘れてるかもしれないけど『私』も同じ部屋にいるからね?」


翠ネロ「!!!わ、忘れてませんよ!?」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/21(金) 04:48:58.23 ID:SS06c3+Y0<> いつ来たんですか『翠』!

『翠』「あ、それとも『私』は別の部屋に移った方がいい?実家もあるし」

ネロ「い、いえいえ!」

・・・

も、もう、『翠』が変なことを言うから変な空気になるところだったじゃないですか...そうですよ、今夜からは2人で寝ていたのが3人になるだけです
いえ、それこそ蛇達も入れればもっと...

ソリッド「主よ」

翠「うひゃぁ!...そ、ソリッドですか...今度は何ですか」

話しかけられたのは本日2度目
今度は耳元ではありませんでしたが、やはり急に声をかけられるのは心臓に悪いです

翠「ってよく見たら全員集合してますね」

今度はソリッドだけではなく8匹全員が集まってきていました

ソリッド「主よ、やはりあの風鳴訃堂という老人からはただならぬ悪意を感じる...この事を他の装者、刀使にも共有すべきだ、その為ならば我らも協力を惜しまない」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/21(金) 04:49:33.08 ID:SS06c3+Y0<> 翠「重ねてきますね...そんなに警戒しないといけないレベルですか」

しかし蛇達が集まってまで催促してくるのですから、悪意は余程なのでしょう
ただ風鳴訃堂さんはあれでも翼さんのお爺ちゃんでありししょーのお父さんでもあり、そしてお偉いさんでもあります
確かにししょー達もあまりいい顔はしない相手とはいえ、ふわっとした意見だけでさらなる注意喚起をするというのも

翠「うーん...」



コンマ下
奇数 噂をすれば
偶数 特に無し <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/21(金) 04:52:59.54 ID:gOc/6YZ20<> ウホッ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/21(金) 05:13:09.60 ID:SS06c3+Y0<> 翠「どうしたものですかね」

ただ言ってまわるのではあまり意味がありません
それこそ訃堂さんの行動を監視でも出来ればいいのでしょうがまだ何もしていない相手を監視するにはそれ相応の理由が必要です
悪意を感じるから!は流石に...



安価下
1 後回しにして寝る
2 理由を考えてみる(どんな理由か記述)(嘘の理由の場合即バレの可能性大)
3 その他(記述) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/21(金) 22:44:38.29 ID:IG4DC//eO<> 1
残念だけど証拠が無いからなあ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/22(土) 00:56:02.40 ID:htWPKo3t0<> 来てたの気付かなかった…
蛇達にどう手伝ってくれるのか聞きたかった

あ、このレスは無視して構わないです、 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/22(土) 03:02:59.89 ID:+3Hc4mP60<> うん、ひとまず今日はもう寝ましょう、蛇達の催促を無視する訳にもいかないので早急に手を打つべきでしょうがこればかりは慎重にやらないとです

翠「あるいはそれこそ、手遅れになってしまっても大丈夫に出来る方法を...」

タギツヒメのこともありますし、少し前までは特に何もなかったはずなのに気が付けば問題が山積みなのはもしや今が本編の最中にでもなったのでしょうか
疲労感だけで言えば劇場版並みですけど...いえシンフォギアはどのシーズンも劇場版並みの展開だったのでわかりませんね

翠「まずは寝る、話はそれからです」



コンマ下
奇数 特になし
偶数 人多っ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/22(土) 03:05:02.58 ID:N3L5/eEAO<> コロナがノイズ以上の脅威になってるような

はい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/22(土) 03:31:03.54 ID:+3Hc4mP60<> ・・・

翠「戻りましたよ〜」

『翠』と、今日からはネロさんが居るはずの私の部屋
私はドアを開け部屋の中に入ると...


夢姫「お帰りなさいですわ」

『凜音』「お帰りなさい、蒼井さん」

『夏菜』「お疲れ様です」


翠「えっ...と?」

あれ、部屋間違えましたかね

『翠』「間違えてないからそこドア閉めようとしない」

ネロ「どこで情報が漏れたのやら...」

えぇ...?

・・・

本来1人用の部屋に総勢6人(夏菜さんも入れればry)が入ればそれはもうキツキツ...とまではいかなくとも狭いもの
全員座るにしても椅子、ベッドに腰掛け、床に座布団というよくある座り方3通りを総動員しなければ収まりません

翠「どうしてこんな修学旅行の夜みたいなことに...?」

夢姫「ネロさんだけズルいですもの」

『夏菜』「そうです」

『凜音』「と言ってお2人が蒼井さんの部屋に行くとなると『私』だけ1人なのはその...少し寂しいので」

ネロ「ズルいって...」

『翠』「ちなみに今夏菜の方はどうなってるの?」

『夏菜』「あの子は「好きにしたら」と言い残してもう中で寝てます、起こそうと思えば起こせますけど」


何かする?安価下
(特になければ就寝...?) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/22(土) 03:55:50.82 ID:KWi6ou8OO<> 助っ人(刀使)について詳しく聞かれる
あと本部で何があったのかも <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/23(日) 01:53:44.23 ID:9bz+2kpp0<> クソジジイが動いてからどうなるのか気になる
安価下 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/23(日) 04:06:41.65 ID:iVKwJjt50<> まぁ、こういったお泊まり会みたいなイベントは生前含めてほとんどした事がなくて若干ワクワクしているのも事実、なので『翠』とネロさんがいいなら私も勿論OKです

夢姫「それで」

翠「それで、とは?」

夢姫「また新しい女の子を連れてきたと聞きました」

翠「語弊しかない伝わり方!?あと私そんなにポンポン連れてきたことなんて」

夢姫「マリアさん達に夏菜さん、それに『翠』さんもですわ?」

翠「最後はともかく前2つは違うでしょう!?」

『翠』「なんならヴァネッサさん達もカウントされかねないんじゃない?」

横暴過ぎます...そこまでカウントされるようでは新しく女性や少女の知り合いが増やせなくなります...いえそもそもカウントって何のカウントかって話ですが

翠「というか多分それ刀使の皆さんのことですよね?なら『夏菜』さんも紹介の時いましたよね!?私が部屋に戻るまでに聞いておけましたよね!?」

『夏菜』「歌代さん達は翠さんから説明してほしいんですよ」

何故こんな責められてる感じになってるんですか私...御刀を回収しただけなのに...

・・・

仕方がないので、私は夢姫ちゃんと『凜音』ちゃんに刀使の皆さんのこと、そしてついでにねねちゃんの紹介というか説明をしました
途中好きな物とか特に仲のいい相手とかも聞かれ、知り合ったばかりの私が知っているはずのない情報等は知らないことにして答えましたが

『夏菜』「詳しいですね」

それでも答え過ぎたでしょうか...い、いやまさか、この1年ちょっとの間(知ってて当然のような相手以外には)誰にもバレなかった転生者ということが今更こんな事でバレるわけ...

夢姫「まだ知り合って間もないのに随分と仲良くなったようですわね?」

『夏菜』「そうみたいですね」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/23(日) 04:07:17.21 ID:iVKwJjt50<> ほっ、よくわかりませんがいい感じに解釈してもらえたようです

『凜音』「な、仲良くなれることは良いことだと思います」

翠「で、ですよね!」

ネロ「どの娘もいい子でしたよ」

『翠』「少なくともやらかしていつもやらかす娘と同室にされるネロさんよりはいい子だろうね」

ネロ「う゛っ...」

ネロさん基準のいい子というのは食べ物をくれる子では?とは思っても口に出しません

『凜音』「そういえばやらかしたって、何をしたんですか...?」

翠「あれ、そこも伝わってないんですか?」

夢姫「というか、この本部で何があったのか自体ほとんど聞けてませんわ」

『翠』《それどころじゃないくらい立て続けに色々あり過ぎたということでここは》

翠《まぁ本来2人は非戦闘員ですしね》

今度はヴァネッサさんたちのことやタギツヒメの襲撃に始まり、果てにはさっきのネロさんのやらかしまで
話しながら私も再確認しましたが本当にずっと何かしら起きてますね <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/23(日) 04:07:57.45 ID:iVKwJjt50<> 『夏菜』「さっき未来さんが犯人探ししてましたけど、まさにその犯人がネロさんだったと」

ネロ「ひぇっ」

翠「それはすぐにバレると思うので諦めてください...あ!そうですあの腕!何ですかあのドラグクローあんなのあるんですか!?」

『翠』「何、ネロさんのドラグクローって」

翠「腕がこう、ここの辺りまでネフィリムの頭になってて口がガパッて」

『翠』「そんなダブラスちゃんみたいなことに!?えっ見たい見たい!」

いやそんな可愛らしいものではなかったですけどね?

ネロ「アレはそんな実戦とかでもない限りは...」

翠「さっきは摘み食いとか言って可奈美ちゃんを襲おうとしてたじゃないですか」

『翠』「お、襲う!?///」

そういう意味でもないんですがね? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/23(日) 04:08:51.57 ID:iVKwJjt50<> ・・・

それから夢姫ちゃんや『夏菜』さんの機嫌も大分良くなり、流れでそのまま部屋に布団も動員して6人で寝ることになったんですが...

翠「狭いですねやっぱり...というか」


『夏菜』「じゃんけんぽんっ!」

夢姫「ぽんっ!」

ネロ「ぽんっ!」


翠「何のじゃんけん...」

『凜音』「あはは...蒼井さんはベッドですもんね?」

翠「いえ布団でも...」

『翠』「何でもいいからもう寝ようよ...寝ないなら寝ないで徹夜する準備するけど」

結局そのじゃんけんが終わるのを待つうちに眠くなってしまい、気がついたらそのまま床に敷いた布団の上で寝てしまいました



何かする?安価下
(寝ている間や夜の間のような指定がなければ基本次の日の行動です)
(特になければイベント判定)
(『凜音』「ドラグクロー?ダブラスちゃん?」

『夏菜』「サザンドラみたいな腕ってことでしょうか」

翠「それこそダブラスちゃんだとパペットマペットみたいな感じになっちゃうんですが」

夢姫「パペットマペットって何ですの?」

翠「えっ」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/23(日) 04:25:31.27 ID:bardX/lCO<> 夏菜ちゃんが形見の砲剣をもっと使いこなしたいので翼さんや刀使の人達から剣術を学びたいと話してきた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/23(日) 04:36:34.37 ID:Zv7CawQe0<> ネロ様に摘み食いされそうになる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/24(月) 00:52:14.85 ID:ebQHH6+K0<> 夏菜がウェル博士とネロ様どちらが強いのか質問する
ネロ「当たり前なこと聞くね!?・・・私は紅く(ノヴァ)なれるよ?」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/24(月) 03:31:07.57 ID:/GBmrE0c0<> ・・・

...?

何でしょう...何か、変な感じ...

翠「...ぅ...ん...?」

身体の感覚に謎の違和感を覚え、目が覚めた私
目の前にあったのは色白の可愛らしい幼女の顔

翠「ネロ...さん...?」

その口元はてらてらと光っていて...


コンマ下
奇数 よだれ
偶数 赤黒いもの <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/24(月) 03:32:46.51 ID:gdlveCjR0<> アップルパイ! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/24(月) 04:00:10.34 ID:/GBmrE0c0<> ネロ「ちょっとだけ...ちょっとだけだから...」


ぴちょっ


翠「何...?」

頬に垂れてきたそれは、ネロさんの口から溢れたよだれでした
ネロさんが私の上に覆いかぶさり、やや正気を失った様子で私を見下ろしています

ネロ「いいよね...翠ちゃん...」



多数決安価下1〜3
1 いいですよ
2 ダメです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/24(月) 04:00:43.82 ID:FrhfsSpNO<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/24(月) 04:02:13.46 ID:8U47qTma0<> 1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/24(月) 04:03:23.07 ID:gLGEm0y/O<> 1 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/24(月) 04:48:47.25 ID:/GBmrE0c0<> 何がちょっとだけなのか、何がいいのか
寝起きの頭ではよくわかりませんが

翠「...いいですよ」

相手がネロさんなら

私の返事を聞き、ネロさんは待ち切れないとばかりに私の首筋に顔を埋め


ぶちっ...ぶちぶちっ...ガリッ


翠「ーッ!アッ...ぐっうぅ...!?」

痛みと強烈な熱さが私を襲いました
そして少し遅れてその原因に気が付きます

ネロ「おいしい...おいしいよぉ...」

翠「ふっがぅうッ...んぎッ...!」

気を抜いたら今にも悲鳴を上げてしまいそうなほどの、即失神する程ではない痛みが永続的に私を支配し、耳からは咀嚼音と啜る音が入ってきます

ネロ「もうちょっと...もうちょっと...」

あぁなるほどネロさんが言っていたのはこういうことか、とか
大きな声を出してしまったら周りで寝てるうちの誰かが目を覚ましてしまうかもしれない、とか
そうなったらネロさんの立場が悪くなるかもしれない、とか
そんな風にどこか冷静な自分もいて



コンマ下
01〜25 ネロさん満足して二度寝
26〜50 誰か起きる
51〜75 耐え切れず拒絶
76〜98 ネロさん正気に
ゾロ目 完食 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/24(月) 04:52:00.60 ID:gdlveCjR0<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/24(月) 18:48:31.03 ID:+uK+77hA0<> 翠が悪いんだよ… <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/25(火) 03:28:46.13 ID:G0uszbIO0<> 始めてからどれだけ経ったのか
きっとまだ数分しか経っていないのでしょうが、私にはそれが永遠にも思えてしまっています

ネロ「はぐっはぐっ...ズズッ...」

翠「ぅぐっ...」

普通に生活していればまず経験することのない食い千切られる痛みはどれだけ経っても慣れることはなく

翠「ね、ろ...さん...」

遂に私は、彼女に許可したにも関わらず

翠「いた...い...」

思わず根を上げてしまいました



コンマ下
奇数 許可くれたとはいえ食べ過ぎた、反省
偶数 まだ満足してない、もう少し
ゾロ目 聞いてない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/25(火) 03:33:28.47 ID:2JM+fjTa0<> くっ!ガッツが <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/25(火) 03:50:04.05 ID:G0uszbIO0<> ネロ「...!」

その時、ネロさんの瞳に光が戻った...ような気が

ネロ「翠、さん...」

顔を上げたネロさんは口元が真っ赤に染まっています
けれど、その表情はさっきまでとはうって変わって申し訳なさそうな、まるで叱られるのを恐れる子供のようなものでした

ネロ「そうですよね...ごめんなさい、ちょっとって言ったのに...」

翠「きょか、したの、わたしですから...いっづッ」

傷口に外気が触れ、突き刺すような痛みに身を捩ってしまい、その動きのせいでさらに痛みが走ってしまいます

ネロ「翠さん...!」

翠「し、しー...みんな、おきちゃい、ますから...」

話すのもかなりキツいのですが、気が動転していたのか念話を使うという発想がすぐに出てきませんでした



どうする?安価下
1 とりあえず別室に移動、アスクレピる
2 痛くて動きたくない、二度寝
3 食べたりなさそうだからもう一度
4 その他(記述)
(他の誰かを起こして助けてもらうことも可能、ただし周りのネロさんの警戒度が上がる可能性有) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/25(火) 03:51:24.89 ID:g2kann6hO<> 1 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/25(火) 04:04:36.07 ID:G0uszbIO0<> とにかくこの傷口をどうにかしないと
こんな状態の私とネロさんを誰かに見られたら一発でアウトです、主にネロさんが

翠「あすく、れぴおす...だめ、ここだと...」

寝起きでも出動しなければならない場合がある為普段は枕元に、昨日は寝落ちしてしまった為に今はパジャマのポケットにギアペンダント(の内のよく使ういくつか)が入っています
が、ここでギアを纏ったらバリアフィールドやそれ以前に聖詠で周りで寝てる内の誰かを起こす危険性があります
よしよし、意識は俄然遠のきそうなままですがそれでも働いてはきてますよ

翠「ねろ、さん」

私は痛みを堪えつつ、ネロさんに手を伸ばしました

翠「てつだって...かた、かして、ください」

ネロ「っ...わかり、ました」

ネロさんに起き上がらせてもらってそのまま肩を借り、部屋を後にしました
目指すは誰もいない部屋...

・・・

夢姫ちゃん達が私の部屋に来てて正解でした
よくよく考えたら部屋が無くてネロさんが私の部屋に来てたんです、つまり普通の空き部屋が今無いということ
勝手に部屋を借りるのは申し訳ないと思いますが、今だけお邪魔させてもらいましょう



どの部屋にする?安価下1
1 夢姫ちゃんの部屋
2 『凜音』ちゃんの部屋
3 夏菜さんの部屋

どんな部屋?安価下2以降
(『凜音』ちゃんの部屋のみ『前回と同じ』というのも可能です) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/25(火) 04:18:58.40 ID:2JM+fjTa0<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/25(火) 05:59:14.12 ID:Yf3om1Gy0<> 本棚に百合なジャンルの本がいくつかある <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/25(火) 18:18:37.49 ID:vjG/dGXQO<> 机の上に開発途中らしい装備のパーツがチラホラ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/26(水) 03:14:42.13 ID:9cQ0NmPW0<> 夏菜さんの部屋は、ぱっと見では研究室...とまでは行かなくとも、機械工作が趣味な人の部屋のようでした、というか多分その通りなんですが
少なくとも年頃の女子の部屋という感じはあまりしません、恐らく机の上に置かれている工具やら装備パーツやらの主張が強いからでしょう

ネロ「翠さん」

翠「どう、も...」

ネロさんが気を利かせて握らせてくれたアスクレピオスのギアペンダント
私は肩を借りたままそのペンダントを胸の辺りまで上げ、聖詠を口にしました

・・・

翠「あー痛かった...」

アスクレピオス様様ですよ本当、あんなにばっくり抉れていた傷ももはや見る影もありません
流石に体力までは戻りませんが骨や筋肉、皮膚諸々を再構築レベルで治せるアスクレピオスは出血多量なりかけだったのも嘘のように血液まで正常時の量まで増やしてくれますし
...ここまで来ると本当アスクレピオスすごいんですよね、献血し放題じゃないですかこれ、私の血だらけになってしまったパジャマが元に戻っていないということは流れ出た血が私の中に戻ったわけでもないですし

翠「ま、聖遺物ってそういうものですしね」

人工物ならぬ神工物は考えるだけ無駄です、理屈から違いますから

傷どころか歯形一つも残らず綺麗に治っていることや身体の機能におかしな点がないことを肩を回したりして確かめつつ、私はふと何気なく部屋を見回しました
そういえば夏菜さんの部屋って入ったことなかったかもしれません <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/26(水) 03:15:14.47 ID:9cQ0NmPW0<> 翠「ふむ...」

机は先程入ってきた時に見た通り、エルフナインちゃんの机の上もこんな感じでしたっけ
まるでどこぞの天才物理学者みたいに開発途中らしき装備パーツがいくつか広げられています
本棚に視線を移すと、そこには開発に使いそうな専門書や参考書、それから...

翠「...ほぅ」

あだしまに立○館にゆめぐりゆ○めぐりに...専門的な本が並ぶ中、いくつか見られる一般的なものはそれ系がほとんどでした
口ではノーマルを強く強調していながら、何だかんだ購入する程度にはやっぱり...?
まぁ作品としてそもそも面白いですしね、私も百○姫やき○らはどれも愛読書ですし

翠「って、あまり物色するのもダメですよね、うんうん」

さて...それで

ネロ「...」

どうしましょう、ネロさんが下向いたまますごく静かです <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/26(水) 03:15:57.24 ID:9cQ0NmPW0<> 名前を呼ぶと、ネロさんは肩をビクッとさせて一歩退いてしまいます
何故そこで退く...むしろさっきまでの関係性なら退くのは私の方では...

ネロ「...翠、さん」

翠「...はい」

やっとまともに会話をしてくれますか

ネロ「私のこと...怖くないですか?それに...どうしていいって、言ってくれたんですか?」



どう答える?安価下
(女神「まずシンフォギアもゆゆゆも刀使も百合系ですけどね!」

翠「ですね」

女神「つまり翠さんはいつでもウェルカムですよ夏菜さん!」

翠「どこからそんな話に...?」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/26(水) 03:24:02.45 ID:y9lzm1470<> 怖くない。だって仲間だし、寧ろこれ以上に痛い思いや怖い思いをしてるからどうと言うことはない
食われた事は…翠も寝ぼけててただ甘噛みされるだけかと思ってた的な
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/26(水) 23:29:52.34 ID:NS/5KRYD0<> ネロ様を抱き締めながら
「それに…ネロさんならきっと踏みとどまってくれると信じてましたから」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/27(木) 02:29:36.33 ID:lOhB3fGP0<> 翠「怖くないですよ、だって仲間ですし」

私達はもうこの程度のことで怖がって距離を取るような間柄ではないはずです
そりゃ、びっくりはしましたが

翠「むしろこれ以上に痛い思いも怖い思いもしてますし、どうということはありません!」

ネロ「...だ、だから食べられてもいいなんて言ったんですか!」

翠「そうですよ!...と言いたいところですが、いいって言ったのは単に寝ぼけててせいぜい甘噛みされるくらいかなと思っただけです」

聞かれていた時は夢か現実かもわかってませんでしたしね
よく考えたらそもそも甘噛みするされるの関係でもないんですが...いや食べる食べられるの関係でもなかったはずとかそういうツッコミはなしで

ネロ「...なんですか、それ、もう...」

ちょっとだけいつもの調子が戻ってきてますね
でもまだ壁が出来てしまっています

翠「それに...」

ネロさんをそっと抱き締めると、またもビクッと肩を揺らしてしまいますが、構わず腕の力を強めました

翠「それに、ネロさんならきっと踏みとどまってくれると信じてましたから」

ネロ「翠さん...翠、ちゃん...」



ネロさんコンマ下
01〜25 もうこの娘ダメかもしれない
26〜50 そこまで信頼してきて食べられても平然とされるとちょっと怖い
51〜75 許してくれたし引きずるのも良くない、普段通りに接しよう
76〜89 とっても良い娘、これからもっと仲良くしたい
90〜98 しゅき!
ゾロ目 じゃあ今後もちょくちょくお願いしたい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/27(木) 02:39:26.71 ID:d3Gw+bph0<> うぉい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/27(木) 03:24:02.25 ID:lOhB3fGP0<> ネロ「...ありがとう、翠さん」

そう言ってこちらを見上げたネロさんの表情に影はもう差していません
いつも通りのネロさんの笑顔です

ネロ「翠さんにそんな風にあっさり許されては、私もいつまでも引きずるわけにはいきませんね」

翠「えぇ、変に態度を変えられると余計に気を使ってしまいます...というかネロさんは神様なんですしもっと態度大きくてもいい気もしますが」

ネロ「と言う割に神様扱いあまりされてる気がしませんけどね」

こうやって普通に笑い合えればそれで十分ですよ、ネロさん

・・・

『翠』「2人とも早起き...てかもう着替えてるの?」

ネロ「え、えぇまぁ」

揃いも揃って血だらけになってしまった私達のパジャマは現在洗濯中
誰かに頼むわけにもいかないのでこっそりですが

夢姫「...翠さん、ネロさん、もしやシャワーも浴びた後ではありませんの?」

『凜音』「!!!」

翠「いや朝風呂!ただの朝風呂ですよ!」

血を洗い流す為なんて言えるはずもなく
というか夢姫ちゃん何故気づいたんでしょう...

『翠』「うわ怪しい...まさかとは思ったけどまさか...」

夏菜「朝から元気ですね〜」

『翠』「あ、今度は夏菜なんだ」

夏菜「少し相談事が...って、この状況には混ざりたくないので後でもいいんですが」

翠「は、はいはい!何ですか夏菜さん相談ですか乗りますよはい!」

夢姫「あ!話逸らしましたわ!」

よくわかりませんが今の夢姫ちゃんは若干怖いのでほとぼりが覚めるまで待ちたいところ
強引に話の輪に入れると夏菜さんは露骨に嫌そうな顔をした後にため息をつき、相談内容を話し始めました

夏菜「あの砲剣...メヌエットさんに許可を得て受け継いだわけですが、私達はもっと使いこなしたいと思ってるんです、それで翼さんや刀使の皆さんから剣術を教われたらと」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/27(木) 03:24:45.58 ID:lOhB3fGP0<> ・・・

というわけでここはモニタールーム
今日は響さんとネロさんではなく、夏菜さんと翼さん、刀使の皆さんがシミュレーションルームにいます

翠「交代で皆さんが夏菜さん『夏菜』さんに剣術を教える、と」

『翠』「可奈美ちゃんはそういうの平気なのかな」

ネロ「立ち合いで慣れさせるという建前で立ち合いしまくりそうですね」



剣術上達度コンマ下1
(2桁判定)
(高ければ高いほど上達)
(00は100扱い)

何か技習得した?安価下2以降
(特になければ無し) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/27(木) 03:40:44.09 ID:2aTPfIVo0<> そんなそうそう一回特訓で急成長したりはせんやろなぁ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/27(木) 03:51:19.57 ID:5GuG7opfO<> コンマ神は厳しい

技は…砲剣の重さを利用して高高度から下突きを噛ます技で
突き刺さったらプラカノ砲で追い討ち 技名は任せます <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/28(金) 03:39:59.95 ID:Qi3PoJDP0<> 夏菜「うぅ...なかなかコツが掴めなくて...」

薫(刀使)「ま、気楽にやれよ」

舞衣「私達も何度も何度も練習して上達したんだもん、そんなに落ち込むことないよ」

夏菜さん、『夏菜』さん共に防人ギアも使って砲剣の力を、技を引き出そうとしましたが、剣術はそう簡単に身につくものではありませんでした
夏菜さん自身最初から全く心得がなかったわけでもありませんが、やはりどうしても慣れている武器...槌ほどは使いこなせていません

姫和「むしろ、一朝一夕で剣を極められてはこちらの立場がない」

可奈美「うーん、そんなに難しく考えなくてもいいと思うんだけど...他の流派も真似てみるとか!」

エレン「私達でそれをやるのは無理がありマース」

それでも今回の特訓の結果、夏菜さんなりに新しい技も編み出しています

『翠』「上へ上がって高高度から砲剣の重さを利用して下突き、追い討ちでプラズマカノン砲をドーン...名前はまだない」

実戦でならフライユニットで飛び、そこから振り下ろし、あるいは下向きへ急降下といったところでしょうか

翠「やはり重さに注目するあたり、槌を使うのに近い感覚でいた方がやりやすいと?」

夏菜「あぁ、気にしてませんでしたがそれはあるかもです...どうしても振り回したり慣性をつけたりする方に考え方が偏ったり」

翼「ふむ...あえて他に手を出さずとも、慣れた得手を貫くのも悪くはないと私は思うぞ?」

沙耶香「夏菜はどうしてその砲剣を使いこなしたいの?」



使いこなしたい理由安価下
(女神「えっ芽吹ちゃんの装備が銃剣だからでは?」

翠「そういうのは...いやそうでもあるでしょうけども」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/28(金) 03:51:53.35 ID:ZiUckfx+0<> もうこの世にはいないある人から授けられた物だから、使い熟せないとその人に会わせる顔が無い <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/29(土) 03:51:59.24 ID:MjVk6xnb0<> 確かに夏菜さんも『夏菜』さんも別に槌しか使えなかったとしても不便は今のところありません
備あれば、と言われてしまえばそれまでですが

夏菜「コレは...この砲剣は、もうこの世にはいないある人から授けられた物です」

しかし夏菜さんの語る砲剣への執着は

夏菜「...だから、使いこなせないとその人に会わせる顔がないんです...!」

ソレを託してくれたメヌエットさんへのものでした

姫和「そう、か...想いを継いだんだな、お前は」

可奈美「よしっ!もう一本やろうよ夏菜ちゃん!」

・・・

『翠』「夏菜の、さっきの話」

翠「使いこなせないとってやつですか?」

再び特訓を開始した夏菜さん達をモニター越しに見ながら、私達は夏菜さんの語った理由についての話をし始めます

『翠』「いや、メヌエットさんの方がどう思ってたか、とかは野暮だからこの際置いておくとしてさ、夏菜が真剣な顔してあぁいうこと言うの珍しいなって」

『翠』も私も、やろうと思えばあの砲剣を託した理由をメヌエットさんに直接聞けてしまいます、というか仲介役になったのが私達なので知っているわけですが
それをどう受け取るかは夏菜さんの自由ですし、わざわざ突っ込むほど空気が読めないわけではありません

『翠』「こう言っちゃなんだけど夏菜とメヌエットさんってさほど接点なかったし...だからちょっとだけ意外かなって」

ネロ「夏菜さんが仲間思い、という理由ではダメなんですか?」

『翠』「んー、多分それが正解なんだけどね、でもなんかこう、それだけじゃないかなって何となく」

仲間ということ以外にも夏菜さんとメヌエットさんに通ずるものがあるのでは、ということですか

翠「まぁ、それはそうかも...」

そういう点で言えば、確かにあります

翠「似た境遇、似た始まりと知った時、もしかしたら夏菜さんに思うところがあったのかもしれませんね」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/29(土) 03:52:38.51 ID:MjVk6xnb0<> ・・・

夏菜「流石に飛ばし過ぎました...」

エレン「いやー、かーなも強くて戦い甲斐がありマス!」

薫(刀使)「そりゃ当初の目的から逸れてんだろ...」

翼「剣術については引き続き型の練習からすることだ」

夏菜「はい...」

結局夏菜さんの剣術がそれ以上上がることはありませんでしたが、手応えは感じられたそうです

可奈美「でも皆強いよねー!ネロちゃんも昨日とっても強かったし!」

ネロ「昨日...特訓...暴走...うっ頭が」

翠「あはは...」

何気にフォニックゲインの二日酔いしましたからねこの神様は
いやフォニックゲインの二日酔いて

『翠』「でもネロさんの物理的な強さはネフィリム由来のとこが大きそうだよね、鳥之石楠船神としてのはむしろ祟りとかそっち系でしょ?」

ネロ「まぁ、セーブしている分もあるのでそうですね」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/02/29(土) 03:53:23.56 ID:MjVk6xnb0<> 夏菜「ネフィリム由来の...ネフィリムといえばウェル博士も腕ネフィリムになってましたけど、ネロさんとどっちが強いんですか?」

ネロ「当たり前なこと聞くね!?」

あーそういやあの糞Pもネフィリムの力持ってましたね
一回神獣鏡で掻き消されたのに性懲りも無くまた取り込んだせいで
ただ強さであればネロさんの方が強いのは当たり前のことのようです

ネロ「なんたって私は...紅くなれるよ?」

そう言ってネロさんは右腕をネフィリム化させ、さらにその黒い表皮が見えなくなるほど全体を熱くさせました
言葉通り真っ赤に染まったその腕はまさにネフィリム・ノヴァ...ネフィリムの最強形態と言っても過言ではないもの
まさかとは思いましたが、ネロさんはそこまで...やはりネフィリムの割合が多いのでしょうか、それとも引き出すのが上手いのか...

ネロ「ふぅ...ただこの状態だといつも以上にお腹が空くんですよね」

どちらにせよ、その力を制御出来なくなることだけは勘弁して欲しいですね



何かする?安価下
(特になければイベント判定)
(翠「今日は閏年の閏日!たった1日、されど1日得した気分になれますね!」

『翠』「もう『閏』っていう漢字自体意味も含めてかっこいいよね、イレギュラーって感じ」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/29(土) 04:01:51.67 ID:3L+XIXxB0<> 念の為、こちらの世界で敵対してるヴァネッサ達について刀使に説明しておく
一通り説明し終えると「裏で協力してる組織に心当たりは無いのか?」と聞かれる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/29(土) 04:02:25.08 ID:lSFBFSkO0<> イベントいっちゃおう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/29(土) 04:24:22.50 ID:1KEhASMzO<> ノーブルレッドの様子を見に行くと、半ばヤケになってるミラアルクが訃堂のじいさんの名をうっかり零しちゃった場面に遭遇
聞き逃さなかった翼さんが詰め寄る <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/02/29(土) 19:53:37.27 ID:FnlJLuTxO<> 打倒タギツヒメに向けて談義! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/01(日) 02:56:26.31 ID:WnhdoDjz0<> ・・・


弦十郎「全員集まったな」

会議室、集まったのは装者、刀使、エルフナインちゃん、ししょー、緒川さん、友里さん、藤尭さん、ナスターシャ教授、ネロさん...とまぁいつものメンバーに刀使の皆さんを加えた感じのメンツです

弦十郎「集まってもらったのは他でもない、依然として足取りが掴めていないタギツヒメへの対策について話し合いたいと思う」

薫(刀使)「こっちもその為の協力関係だ」

あれから特に動きのないタギツヒメ...ですが、タギツヒメが私達の前に姿を現した後にも荒魂が出現しているのを見るに、もしかしたら新たにこの世界に出現した荒魂を私達が察知するよりも先に吸収してまわっているという可能性も
そうでなくともただ何もせずにいるとは考え難いです、もしそうでもそれは何かを待っている、とか
しかしそれは考えるだけ無駄なこと...は言い過ぎですが、それよか戦闘になった際の対策を考える方がよほど建設的です

可奈美「あの!響さんはまだ...」

エルフナイン「バイタルに異常は見られません、魘されている様子もなく単に寝ているだけ、のはずですが...」

未来「響...」

ネロさんの顔がいい感じに青くなっていったところで軌道修正をしましょう

翠「タギツヒメのこの世界での目的、のようなものは予想出来ませんか?」

エレン「私達の世界での、ならわかりマスが、それはわかりかねマース...エネルギー補給であれば既に叶ってしまっているようデスが、それで元の世界に戻ろうとしないのはまだ足りないのか他にも目的があるのか...」

姫和「お前達の他にタギツヒメと接触をした者もいるんだろう、そいつらはどんなやつらなんだ?」

マリア「例の錬金術師達のことね」

翠「ヴァネッサさん、エルザさん、ミラアルクさんの3人組です」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/01(日) 02:56:54.51 ID:WnhdoDjz0<> 私達はヴァネッサさん達のことについて、そして彼女達がタギツヒメとしたやり取りについて知っていることを姫和さん達に説明しました
今はこの本部に監禁という建前で保護されていることも

薫(刀使)「壊滅した組織の生き残りなぁ...どっかから援助受けてたっていう可能性はありそうだけどな」

姫和「裏で協力してる組織に心当たりはないのか?」

エルフナイン「確かにその可能性は十分に考えられますね...」

パヴァリア光明結社の生き残りという立場でどの程度まで立ち回れるのかは一時的にしか所属していなかった私では推し量ることは難しいですが、次々と拠点をS.O.N.G.総出で潰してまわっている中で逃げ回り続けながら装備を整えたり、というのは簡単ではないと思います
それにF.I.S.組こと武装組織フィーネ、キャロル陣営もパヴァリア光明結社の援助を受けていたわけですし、そういう視点からでもヴァネッサさん達が誰かからの援助を受けているという流れはあり得るかも



安価下
1 ダメ元で今すぐ聞きに行く
2 対タギツヒメの談義の後聞きに行く <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/01(日) 03:09:18.57 ID:fRKiGTZJO<> 2 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/01(日) 03:27:00.60 ID:WnhdoDjz0<> ・・・

翠「この後にでも聞いてみましょう、ダメ元ですが」

後ろ盾となるとそれを白状するのは明確な裏切り行為になりますし、援助する存在がいたとしてヴァネッサさん達が正直に話してくれる可能性は低いですが、念の為です

沙耶香「今はタギツヒメの対策」

切歌「刀使6人がかりでも厳しいんデスよね?」

エレン「情けないデスが、そうデース」

切歌「そんなやつがデュランダルまで...もう負け確定イベントデスよ...」



タギツヒメ打倒案安価下
(打倒とまでは行かずともダメージを与える案でも可)
(デュランダルを取り返すor破壊する案も可) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/01(日) 03:36:45.68 ID:LRAXB1Kw0<> まずはデュランダルをひっぺがして弱体化させる。何処に隠し持ってるかはイミテーターを使って確認
連続で攻撃しても避けられるなら…不意打ちか範囲攻撃を当てる! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/01(日) 04:04:52.60 ID:ent2+2qBO<> やっぱ装者と刀使が息を合わせる事が一番大切だよね
タギツヒメが回避した直後に攻撃が当たるよう陽動したり攻撃してきたら横槍入れて攻撃を反らしたり

刀使は万が一にもノイズが現れるといけないから常にテレポートジェムを取り出せるようにしておこう <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/02(月) 02:55:25.78 ID:63eHTUoQ0<> 舞衣「まずは何にしても、そのデュランダルっていう剣を取り返さないとだよね」

クリス「デュランダルか...ありゃ永久機関みたいなもんだからな、そういう使い方された時の厄介さはよく知ってる」

尽きることのないエネルギー源というのはそれだけで非常に強力です
それに剣自体も切れ味の鋭さが語り継がれていますし

『翠』「どうにかしてひっぺがして弱体化させるのが先決だろうね」

薫(刀使)「弱体化させてやっとオレ達が苦戦するレベルに下がるってのがやってらんねーけどな」

翠「どこに隠し持っているのかはイミテーターで探しましょう、例え体内でも把握出来ます」

その場合ひっぺがすのが物凄く大変なので出来れば服の中にでも隠してくれていたらマシですが

未来「ユニゾンの時みたいに、私達と刀使の皆で息を合わせられるようにするべきだと思うな」

翼「敵は手練れ、私達がサポートにばかり徹するのも悪手か」

確かにそれもそうです
私達装者は現在荒魂にも対抗出来ていますから、もっと前に出て戦うべきでしょう

夏菜「タギツヒメが回避した直後に攻撃が当たるよう陽動、攻撃が来たら横槍を入れて逸させたり...間髪入れない連携が重要ですね」

沙耶香「それでも無理なら不意打ち」

調「もしくは面の攻撃で」

可奈美「とにかく倒す!」

現状はこんなものでしょうか
これからは連携の練習を集中的にやるべきですね

エルフナイン「それから刀使の皆さんは念の為常にテレポートジェムを、考えにくいことではありますがその場に偶発的にノイズが発生したり、タギツヒメが使役する可能性も0ではありません」

ネロ「私の管理も絶対ではありません、ましてや並行世界のノイズに関しては私の支配下ではないので反応も遅れてしまいますし」

あぁ、ノイズの発生も考えておかなければいけませんか
タギツヒメは人間ではないのでノイズに触れられても平気な可能性があるんですよね...そうでなければネロさんがいる時点でイージーモードなんですが <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/02(月) 02:56:06.14 ID:63eHTUoQ0<> ・・・

対策会議は一度終わり、私は早速ヴァネッサさん達の保護されている部屋に向かっていました
目的は援助を受けていたか、またその援助してきた組織は何処か...とはいえ流石に情報が得られるとは思えません

翠「これなら『翠』の言う通り、もっと交流を深めておけば...」

いえ、そもそも私がパヴァリア光明結社を抜けた時点で裏切り者、あるいはS.O.N.G.のスパイだったという扱い、交流を深めていたところでって話です


ミラアルク「ちくしょうっ!何もかも裏目に出てるんだゼッ!」


部屋に近付いたところで、ミラアルクさんの吐き捨てるような台詞が聞こえてきました

ミラアルク「カッコよく登場しても敵には助けられ!勧誘しに行けば座標間違えて!ウチの目も何故か効かなくて!ティキは壊されあの白いのには見捨てられ!挙句3人仲良く独房なんだゼ!」

エルザ「ガンス...でも出てくるご飯は美味しいでアリマス」

ヴァネッサ「そうね、でも何にしてもどうにかしないと...」

ミラアルク「こうなったのも全部あのジジイのせいだゼ!風鳴訃堂ゥ!!!」

そうそう風鳴訃堂...風鳴訃堂!?

翼「何...だと...」

翠「翼さんいつからそこに!?」

いつの間にか私の後ろに立っていた翼さんは私の言葉には何も返さず、ヴァネッサさん達の部屋に突入していきました

翼「おい!」

ヴァネッサ「っ、風鳴翼!?」

ミラアルク「ひっ!な、何だゼ顔怖い...痛っ!肩強く掴み過ぎなんだゼ!」

翼「そんなことはどうでもいい!何故そこでお祖父様の名が...風鳴訃堂の名が出てくる!どういう繋がりなのだ!風鳴訃堂は何をしたんだ!!!」



コンマ下
奇数 言う
偶数 言わない
ゾロ目 刻印 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/02(月) 03:05:51.97 ID:7luKG10a0<> 翼さんのコンマ運や如何に <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/02(月) 03:27:18.93 ID:63eHTUoQ0<> ミラアルク「うっ...ヴァ、ヴァネッサ...」

ヴァネッサ「...どうせもうあちらにも見限られているわ、ならむしろ」

エルザ「ガンス...」

ミラアルク「わ、わかったゼ...話す、話すからまずは手を離してほしいんだゼ」

・・・

翠「まさか、訃堂さんが...」

まさしく聞きにきたこと、訃堂さんこそがヴァネッサさん達に資金援助や諸々を与えていた張本人でした
いや待ってください、それが本当ならとんでもないマッチポンプなんじゃ

ヴァネッサ「風鳴訃堂は『神の力』を手に入れる為に私達に稀血の提供等を条件として接触してきたわ」

翠「『神の力』...」

というと、それは以前私と『翠』が巨人になった時のアレ?いや、それよりももっと最近何か...

翠「あっ...あの金の腕輪!」

南極の棺から回収されたアヌンナキの遺体に付けられていた腕輪...確か米国の研究所が襲われた時に紛失したはず
そしてその研究所を襲ったのは...

ヴァネッサ「えぇ、あれも風鳴訃堂の指示よ、聖遺物『シェム・ハの腕輪』を強奪し、起動させることがね」

起動...まさかもう!



コンマ下
奇数 起動済み
偶数 少なくともヴァネッサさん達はまだ起動させていない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/02(月) 03:34:46.14 ID:Fh3kMF5hO<> ロングスローの英傑 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/02(月) 03:50:35.62 ID:63eHTUoQ0<> エルザ「でもまだ起動はしてないでアリマス、何の準備も進んでないままタギツヒメの接触があったりここに捕まったりして」

ヴァネッサ「だから恐らく風鳴訃堂はシェム・ハの腕輪の起動方法を模索するはずよ、誰か新たな協力者を探すか、自分達で調べるか」

ミラアルク「ウチらを逃しに部下を向かわせる可能性も0じゃないけど、ほぼ0みたいなもんだと思うゼ」

なるほど...とにかくまだ起動はしていないようで安心しました
それとヴァネッサさん達の部屋の警備も強化しないといけないかもしれません、逃しに来る、よりも消しに来る、というのを避ける為に

翼「お祖父様が...」

そして翼さんは翼さんで、訃堂さんは良い感情を持っていなかったとはいえ家族、やはり衝撃が大きかったようです

翠「翼さん...」



コンマ下
01〜25 響さん目覚め
26〜50 風鳴訃堂
51〜75 日本政府
76〜98 黒フードの目撃情報
ゾロ目 タギツヒメ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/02(月) 03:56:27.23 ID:7luKG10a0<> 見切った! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/02(月) 04:04:17.04 ID:63eHTUoQ0<> ・・・

ヴァネッサさん達から驚くべき新情報が得られたすぐ後
さらにもう一つ、嬉しい知らせが入ってきました

未来「響〜っ!」

響「おはよう、未来!」

響さんがようやく目を覚ましたそうです



何かする?安価下
(もう一度イベント判定をする場合は先ほどのものから『響さん目覚め』を除いたものになります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/02(月) 12:12:58.29 ID:XpbxU/FfO<> 気が進まないけど皆に翼さんのお祖父さん…訃堂が裏で敵と繋がってた事について話す
翼さんは責められる覚悟だったが皆許してくれた
(刀使組は紫様、装者組はフィーネやウェル博士の事で思う所があった様子) <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/03(火) 03:19:51.93 ID:Qx1ADIRd0<> 響さんが無事復活し、今度はまさかまさかのヴァネッサさん達に援助していた存在が判明したことで
早くも本日2回目の集合がかけられました

翠「翼さん...」

しかし実は私はあまり気が進みません
何せその黒幕とも言える存在は翼さんのお爺ちゃん
無論だから黙っておく、なんて事は出来ませんが...

翼「大丈夫だ、翠...お祖父様のしていることは決して許せるものではない、例えどんな考えがあったとしても実際に被害も出ている」

翼さんは敢えて触れていませんが、実際訃堂さんの立場、権力であればこういうこともあり得ない話ではない上、他にも揉み消せてしまっている真実がある可能性も低くはありません
なのでそういうのも含めて、今回得た情報は絶対に共有すべき事柄です

翼「身内の不祥事、いずれはと心の構えと覚悟は出来ていた」

翼さんは死地に赴く軍人...いえ、防人の表情で会議室に入りました

・・・

弦十郎「そうか...」

訃堂さんが援助をしていたこと、その目的が『シェム・ハの腕輪』を手に入れ『神の力』を我がものとするためということ
少なくともヴァネッサさん達はそう証言しているということを報告すると訃堂さんをよく知らない刀使メンバーを除いたこちらの世界の皆さん...あのししょーですら、苦虫を噛み潰したような顔になりました

切歌「怖い人だとは思ってたデスけど」

調「怖いのは顔と声だけじゃなかった」

それに尽きます
まさか蛇達が懸念していたことがこういうことだったとは

翼「お祖父様が...私の祖父が、本当にすまない」

弦十郎「俺もだ、身内であることだけでなくあの男はS.O.N.G.にも国家にも大きな影響力を持つ、それなのにこうなるまで気付き止めることが出来なかった」

翼さん、そしてそれに続きししょーもその場に立ち上がり私達に頭を下げました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/03(火) 03:27:26.00 ID:Qx1ADIRd0<> 響「翼さんや師匠のせいじゃないですよ!」

マリア「えぇ、近くにいても、ずっと見ていてもわからないことなんてある、見えていなかったとしてそれを責められる人なんていないわ」

薫(刀使)「多くの支持を集めていたり、ずっと上にいたり、それだけで自然とわかんなくなっちまうもんだ、けどそりゃ騙されてたやつが悪いんじゃねえし責められていいわけじゃねえ、結局その後気付いたやつが直接言えばいいんだよ」

マリアさんはもしかしたらナスターシャ教授の間違いに気付けないでいたことを、薫さんは刀使の世界での多くの人が紫様(正確には紫様を操っていたタギツヒメ)を盲信してしまっていたことを思い出していたのかもしれません

切歌「そうデス!アタシ達だってあのままじゃマムやドクターを止められなかった、おあいこデスよ!」

あ、一応糞Pもですね

クリス「アタシもフィーネが正しいと思って、フィーネのする後ろ暗いところは見ないようにしてた...けどそんなアタシを許してくれたアンタらを許せないわけないだろ」

藤尭「そうですよ司令、俺達だって了子さんのこと気付けなかったんだから今更じゃないですか!」

友里「藤尭くん言い方」

本当は、ここに私も並べられるべきなんでしょうね
月の破壊を達成させる為にやってきて、それを隠して仲間になっていた私も



何かする?安価下
(女神「ここからは設定無視したメタ会話です」

翠「はい、このまま訃堂さんが捕まったらどうなるんですか!」

女神「下手すればなんとシェム・ハの腕輪が起動しないエンドになります」)

(翠「今日はキャロルちゃんの誕生日!素直に祝われてくれる気がしませんがエルフナインちゃんも協力してほしいと言ってきてることですし、何がなんでも祝いますよ!それと雛祭りの日でもありますね、ならそっちも祝わないと...祝うことが、祝うことが多い...!」

『翠』「雛人形の一番上、自分と相方の人形を乗せたいって人が多過ぎて時間毎にって話になってたけどキャロルちゃんのはオートスコアラー組が凄い言い合いしてたよ...最終的にエルフナインちゃんが立候補したらガリィさん以外引き下がったけど」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/03(火) 03:50:22.35 ID:Gxlqq6yv0<> 色々話した後に不安な声が少し


キネクリ先輩「…その人っておっさんより強いのか?」

沙耶香「その大切な腕輪は…今何処にあるんですか?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/03(火) 20:56:53.81 ID:QlzaGupJO<> お客様(刀使)が狙われる可能性も視野に入れて警戒を緩めないでおくよう伝達
剣術マニアのかなみんに稽古お願い出来ないかお願いしてみる <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/04(水) 03:16:06.40 ID:fU189/sh0<> 翼「皆...ありがとう」

弦十郎「良い部下に、仲間に恵まれたな」

ここに翼さんやししょーのことを責める人なんていません
S.O.N.G.の人達も、それに刀使の皆さんも、勿論私も責める気なんてこれっぽっちも

緒川「しかし司令、どうしましょう」

弦十郎「相手が相手だ、一先ずこの件は信憑性の高い情報として八絋の兄貴にも共有しておこう、手を借り風鳴訃堂の逮捕、拘束をする事になるだろうからな」

緒川「抵抗があった場合、皆さんの手も借りなければいけなくなる可能性が高いですからね」

やはりそうなりますか
見た目の時点でとても老体とは思えないほどの巨体、姿勢、オーラではありますが、それ以前にししょーのお父さんですし
そうなると八絋さんも生身で戦えそうかと聞かれると...いえ、さっきは見た目の時点でと言いましたが見た目が全てではないこともあります、緒川さんとか

クリス「なぁ...その人っておっさんより強いのか?」

そこでふと出たクリスさんの疑問は、この場の装者メンバーのほとんどの人の意見でした
何せししょーは装者が束になっても軽くあしらえる程の、本気を出すと憲法に引っかかるレベルの強さです
まず訃堂さんが抵抗した時点でししょーが迎え撃つとして、それを踏まえて私達装者の手も借りるとなると、訃堂さんの強さは一体どれほどなのか、と

弦十郎「戦闘目的で直接相対したことはさほど、あっても随分と前だが...俺でも勝つのは簡単ではないだろう」

未来「凄い家系ですね...」

未来さんは言葉を濁しましたがぶっちゃけ訃堂さんそれは本当に人間ですか?が多分私達の総意です
ししょーの人間離れした強さをイマイチわかっていない刀使メンバーも元々刀使にそういう存在なおかげか何となく話の流れがわかってきたようで何人か顔が引きつっています

姫和「それこそ叩き斬れる相手であればいくらかやりようはあったろうが、強いとはいえただの人間相手にそれは...か」

可奈美「姫和ちゃん...」

流石に中身がタギツヒメだとわかっていた(実はもう少し違いましたが)紫様を斬ろうと行動に移せた姫和さんでも、悪人であるだけで人間な相手では勝手が変わってくるようです <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/04(水) 03:17:07.07 ID:fU189/sh0<> 沙耶香「ところで」

私達がすっかり対訃堂さんの話で沈んでいるところに切り込んできたのは

沙耶香「その大切な腕輪は...今何処にあるの?」

相変わらずあまり感情が読めないような、かといって1クール目とは違いそこまで無感情のようというわけでもない感じで話題転換をした沙耶香ちゃん
その内容は訃堂さんの名が出たせいで若干霞んでしまっていた『シェム・ハの腕輪』について

翠「ヴァネッサさんの話では恐らく既に訃堂さんの手に渡っていると思います...」

クリス「つまり物は揃ってるってことか」

舞衣「もしその、皆さんよりも強いという司令さんより強い訃堂さんが、さらに強い力を手に入れてしまったら」

薫(刀使)「おいおい、タギツヒメもいんのにそんなん増えたらこの国沈むぞ」

そこでバトルなんて始まろうものなら他所でやれ案件過ぎますね...

『翠』「間を取ってタギツヒメと神パワー訃堂さんが融合合体とか...」

夏菜「そんなこの世の終わりみたいなことを言わないでくださいフラグになります」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/04(水) 03:17:38.26 ID:fU189/sh0<> ・・・

弦十郎「ともかくこの件は事実確認をしつつ早急に解決しなければならない、それに風鳴訃堂が『神の力』...超常的な力を欲しているとして、その興味の矛先が刀使という別の世界からの来訪者に向かないとも限らない、そういったことも視野に入れてより一層警戒を緩めないように」

そう、何をするにもまず事実確認です
相手は超お偉いさん、無実だった場合いくらししょーが身内でも疑ってごめんなさいでは済みません
今回の集まりはこれで終了となりました

そして私は


可奈美「貴女も御刀じゃないけど剣を使ってるんだよね!

可奈美「流派は?我流?師匠ってことは司令さんの流派?それとも翼さんみたいな感じのかな!

可奈美「そっか根本的な武術の部分は司令さんから教わって他は色々混ぜた感じなんだね!

可奈美「ところで立ち合いしない!?」


翠「あっ...はい...じゃあ、稽古とかお願いしたい...です」

可奈美「うん!やろっか!」

なんかこうなりました
うん、まぁ、可奈美さんは正真正銘超強い人なので、そんな人に稽古してもらえるというのは結果オーライ?

可奈美「じゃあやろっか!」

勿論可奈美さんなのでこちらが稽古と訂正してもまず立ち合いになるんですが



翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア(若葉ちゃん))
(立ち合いなので選択肢は限定されます)

どう戦う?安価下2以降 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/04(水) 03:22:15.20 ID:G32qEhMJ0<> 1で行こうか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/04(水) 03:49:35.06 ID:kNG6MUo5O<> 相手が主人公+剣術マニアなだけあってあっという間にジリ貧にまで追い詰められる
翠ちゃん、閃きで捨て身上等の技を思いつく【背水ノ一太刀】 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/05(木) 03:13:30.38 ID:yCPc/p9i0<> ・・・


「Imyuteus amenomurakumo tron」


選んだのは、普通のアメノムラクモ
一番慣れていて、一番私が全力を引き出せる...と思うギアです
勿論立ち合いなのでそもそも剣ではないギアは論外ですが

可奈美「礼」

これは刀使にとっての立ち合い、いつものような何でもありの模擬戦とは少し違います

可奈美「双方、構え...写シ」

そして相手は主人公、正真正銘ラスボスすらも斬り伏せられる強者

可奈美「始め」

気合入れていかないとです!

翠「ふっ!」

まずは手始めにただ振り下ろしながらの距離詰め
というのも可奈美ちゃんの流派はよく見てよく聞く、つまり観察するタイプ
必然的にこちらから動かなければ始まりません
実戦であればそのまま膠着状態に持ち込むべきでしょうが、今回は私が鍛えさせてもらうための立ち合い、ならむしろ私の動きを多く見せ指摘してもらえるのなら指摘してもらわないと
とはいえそれはそれとして積極的に負けに行く、なんてことはしませんが

可奈美「!」

私が振り下ろすのを見て、可奈美ちゃんはギリギリになってやっと動きしかし簡単に避けます
今の間にも恐らく観察が行われていたのでしょう

翠「はっ!」

普段から剣を振るう際にこうして声を出している私に対し、可奈美ちゃんは逆に声を出さず冷静に対処
これは全ての刀使がそうというわけでもないので単にスタイルの違いなだけですが、装者は大体が一挙一動を声に乗せて行っていたため無言で対処してくる相手は実際の実力以上に強敵に見えてしまいます <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/05(木) 03:14:12.43 ID:yCPc/p9i0<> キンッ!キンッ!


可奈美ちゃんは軽やかに...その場で回りながら避けるだけならまだしも、剣を御刀で受け止めその触れ合った部分を軸として側転のように跳んだりと、時にアクロバティックな動きをしながらいなしてきました
しかし私は知っています、これが観察に徹しているだけで未だ全力どころか通常時の半分も出していないことを
それは剣術以前の問題で

可奈美「!」

翠「ッ!」

次の瞬間、私の目の前から可奈美ちゃんの姿が消えます
いえ、正確には迅移...恐るべき速さで移動したのです

翠「でも!」


キィンッ!


確かに速いです、が、『源義経』を何度か経験した私なら目で追えないこともありません

可奈美「なら、どんどん行くよ!」

前、横、後ろ...目で追えたとして、今は同じ速度で動けていないが為に今度は私が全方位から来る太刀に防戦一方となってしまいます
避け、あるいは弾いたとして反撃しようにももうそこに可奈美ちゃんはおらず、動きを先読みするのもあの速さに対しては難しい
そもそも迅移は『源義経』と違い本人にとっては変わらない体感時間...『源義経』がアクセ◯フォームで迅移がクロッ◯アップと例えられれば楽なんですがその2つは作品によって設定変わってたりして当てはめにくかったりするので省きます <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/05(木) 03:16:31.77 ID:yCPc/p9i0<> 翠「くっ...」

要は早くもピンチなのでした
この場から離れようにもその方向に先回りされるでしょうし、仮に出来てもすぐに追いつかれます
どうすれば...完全に詰んでいるとして、だからって諦めたくは...!

翠「っ」

目では追えます、避けられもしますし弾けもします、けれどその後が続きません
なら...その中で完結させる...?


ヒュンッ


何度目かの御刀の太刀
私はそれを目で捉えてからか、あるいはその前に身体が反射的に動いていたのか、またそれを剣で弾...

翠「ハァッ!!」

かず、そのまま全力で押し込みました


『背水ノ一太刀』



翠ちゃんコンマ下1
可奈美ちゃんコンマ下2
(可奈美ちゃんは主人公特権で10倍)
(コンマが大きい方が勝ちですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります(可奈美ちゃんが元々ゾロ目の場合10倍+10の位の数値が足され、結果ゾロ目のままとします))
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分けです) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/05(木) 03:20:52.22 ID:0H7n6lTa0<> 流し斬りが完全に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/05(木) 03:23:29.18 ID:bIvPkqreO<> こういう時だけは運がいいのな(今までの散々なコンマ運を見て) <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/05(木) 03:48:37.17 ID:yCPc/p9i0<> ギンッ...!


可奈美「わ、わわっ!?」

さっきまでより鈍く、やや擦れるような音が響き
全体重を乗せて跳んだ私は当然、その先にいる可奈美ちゃんに体当たりをする形になってしまいます

可奈美「いったった...」

翠「ってて...す、すみません」

尻餅をついてしまった可奈美ちゃんは反動でか写シを解いていて、その上に乗ってしまっていた私はすぐにその場を退きました

...一応これは、勝てた...ということでいいんでしょうか
恐らく私が刀使ではなく装者であったが為に最後の技の威力を可奈美ちゃんが受け止めきれなかった、ということでしょうが

可奈美「負けちゃったー、ちょっと油断したなー」

そう言いながら御刀を鞘にしまった可奈美ちゃんは私に向き直り

可奈美「でも楽しかった!ありがとうございました!」

翠「あ...ありがとうございました!」

礼をして、立ち合いを終わらせました



何かする?安価下
(翠「そういえば天叢雲剣で砕けませんでしたねあの御刀...」

女神「迅移使えるような特殊な物だから、別の世界の物だから、伝説にないだけで硬かった...とまぁこの辺でしょうか、雷神を斬れるくらいですし」

翠「メタ的には?」

女神「流石に修復出来るかわからない自体には出来ませんよ!」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/05(木) 03:54:22.14 ID:0H7n6lTa0<> 勝った記念に「何か技を伝授させてもらえませんか!」…なんて <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/05(木) 04:15:54.08 ID:yCPc/p9i0<> 勝ちたい、と思って臨んだ立ち合いでしたが、どうあれ結果まさか勝てるとは思わなかったというのが正直なところです
とはいえシンフォギアシステムという大きなハンデがあったわけで、私がもし生身(迅移を纏えたとして)でアメノムラクモのアームドギアを持ち臨んだとしたらこうはならなかったでしょう
ただそれはそれ、これはこれ、そもそも私からすれば立ち合いより稽古をお願いしたいのが本題です

翠「なので、稽古を...それからもし良ければですけど...何か技を伝授させてもらえませんか!」

こんな機会は滅多にありません、少しくらい欲張っても...

可奈美「技かー、でも私もまだ師匠に鍛えてもらってる身だし勝手に良いのかな...なんて、良いよ!翠ちゃんは勝ったしね!」



教わったこと、伝授させてもらった技等安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/05(木) 11:22:06.52 ID:rZRwyVuzO<> 相手の剣術の見切り方を教わる(基礎レベル)
技の方は『太阿之剣』で <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/06(金) 01:46:43.20 ID:X1v3CLjr0<> ・・・

可奈美「そうそう!焦って目を閉じたり反撃に出ないように!」

まず教わったのは柳生新陰流の基本中の基本である『よく見てよく聞いてよく感じる』やり方...平たく言えば見切りの方法です
こちらから牽制するのではなく相手の出方を、流れを、癖を見抜くそれはあまりやってこなかったのもあって基礎のレベルからのしっかりした指導でした
そしてもう一つ

翠「ハァッ!!!」


『太阿之剣』


可奈美「うん!大分いい感じだよ!」

広範囲の敵に届かせる奥義
使う武器は千鳥ではなくアメノムラクモのアームドギアなので威力は変わってきてしまいますが、可奈美ちゃんに太鼓判を押してもらえる程には身体に覚えさせることが出来ました

翠「ありがとうございました!」



コンマ下1
奇数 特になし
偶数 訃堂さんの方で動きが...?
ゾロ目 タギツヒメ

何かする?安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/06(金) 01:54:46.91 ID:Op34mK880<> よし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/06(金) 02:22:14.12 ID:yRskm3o9O<> 刀使用のS装備に対ノイズ用のバリアコーティングを実装出来ないかもう少し試す <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/06(金) 02:51:38.46 ID:X1v3CLjr0<> ・・・

エレン「あれからの進行状況デスか?」

翠「はい、刀使の皆さんのS装備の対ノイズのバリアコーティングについて...」

ちょくちょくエレンさんがこちらの世界とあちらの世界を行き来していたのには気付いていました
しかしどこまで前進したか、あるいはしていないのかは聞いていません

翠「どうですか?」

エレン「今こんなところデース、もしより実装に近付けられそうならお願いしたいデスが」

渡された資料に目を通すと...



コンマ下
奇数 実装出来そう(後の判定が低難易度)
偶数 まだまだ難しそう(後の判定が高難易度)
ゾロ目 確実に出来る(判定無しで成功) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/06(金) 02:54:39.62 ID:Op34mK880<> コンマ神はどこまで僕らを試す <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/06(金) 03:01:40.56 ID:Op34mK880<> なんでこういう時にゾロ目が出ないのか
翠ちゃんのコンマ運終わってない? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/06(金) 03:22:04.19 ID:X1v3CLjr0<> 翠「うーん...」

確実に前回見た時よりは実装に近付いています、近付いていますが...これでは難しそうです
そもそもS装備とシンフォギアシステム、刀使と装者で全く方向性が違うから、というのが大きいのですが

翠「とにかくやってみましょう、S装備を預からせてもらえますか?」

エレン「了解デス!」

・・・

というわけで、やれるだけやってみましょう

翠「さぁ、実験を始めましょうか!」



理想コンマ下1
現実コンマ下2
(コンマ下1と2の差が10以下の場合成功)
(なお成功で尚且つコンマ下1より2の方が数値が大きかった場合更なる機能を後に安価で追加出来ます(失敗の場合は関係ありません)) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/06(金) 03:23:48.58 ID:yU1dPHodO<> ばっちこーい! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/06(金) 10:30:26.26 ID:g+V4K8cgO<> 難しいことをおっしゃる <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/07(土) 00:47:27.91 ID:ZM5aDcNt0<> 翠「ぬぅぅぅ!!!」

無理でした
改めて了子さんというかフィーネさん凄かったんだなって

翠「これそれぞれに適合する聖遺物でも探さないと無理じゃないですか...?」

そもそもそれぞれの刀使と御刀は別に適合関係でもないっていうのがややこしいですね...少しでも掠っていれば最悪LiNKERのレシピを応用して...うーんでもただでさえ人体に影響あるのに身体全てを霊体化させる写シと組み合わせたら取り返しがつかなくなりそうですし...



安価下1
1 もう少し模索する
2 今回はここまで、次回に期待

何かする?安価下2
(安価下1が2の場合のみ採用)
(特になければイベント判定(必ず何かしら事件が起きるバージョン)) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/07(土) 00:49:12.49 ID:79pUHLPDO<> 1 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/07(土) 01:23:16.71 ID:ZM5aDcNt0<> 翠「...いいえ、もはや猶予はあまり残されていないんです!簡単に諦めてはこれを預けてくれたエレンさんに、皆さんに示しがつきません!」

幸い既に装者側のS装備は形になっている為もし今荒魂が出ても装者だけで対処は出来ないこともありません、ならもう少し模索しましょう!



どんなこと試す?安価下
1 適合する聖遺物を片っ端から探す
2 装者と刀使で一緒にいること前提で考えてみる
3 S装備を擬似的な装者に出来ないか考えてみる
4 その他(記述)
(どれにしても成功するかどうかは後のコンマ判定次第です) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/07(土) 01:40:26.25 ID:XA7u3XYn0<> 2 フォニックゲインによる奇跡の力で写シの力をパワーアップさせるとかどうだろう
後は…記念品の花頼みとか?聖遺物試すのは色々危ない <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/07(土) 02:37:30.10 ID:ZM5aDcNt0<> 逆に考えてみましょう、足りないものは補えばいいんです
例えば今回刀使用S装備に足りないのは装者とそれに適合したシンフォギアシステムの仕組み...であれば

翠「その場に装者が一緒にいるという前提にしてみる、とか...」

原作の方では確かマリアさん1人のバリアフィールドの範囲を拡張して他5名の装者をネフィリムの火球から守ったりしていました
バリアフィールドはいわばロック解除され放出されたエネルギーがギアに形成される為に再分解された状態...その一部を刀使のS装備に定着させ、さらにその場に発生した他者(装者)のフォニックゲインを常時取り入れて維持させれば

翠「いえ、それでも出来るのはS装備に位相差障壁を調律させることだけ、それなら装者が共にいる時点で出来てしまいます」

必要なのはバリアコーティング、シンフォギアシステムの振動・音波の壁...なら予め取り入れるフォニックゲインをバリアコーティングにのみ再構築させるように設定しておく...?

翠「困ったときは原点に帰る...使うのは装者ではなく刀使です、刀使はそう...写シが使えます」

霊体はノイズに触れて炭化させられるでしょうか
本来ならそうはならないでしょう、霊体である時点でノイズの炭素転換の効果を受ける肉体が無いわけですから(ノイズに炭化させられて死んだ人の幽霊との交流はしていないと思うので推論ですが)
しかし刀使の写シでは完全に霊体、というより霊体と遜色ない物理効果の仕組みに肉体を再構築した状態...本来大体は霊体同士でのみ感じるはずの痛覚が霊体ではない荒魂との戦闘でも感じられたり、体力が大きく関わっていたり、そもそも誰の目にも見えている時点で通常の霊体ではありません <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/07(土) 02:38:02.30 ID:ZM5aDcNt0<> つまりノイズに触れられた場合写シであれば炭化はせずとも、恐らく体力を大きく削られるということにはなると考えられます

翠「...なら...体力の続く限り写シが使え、写シがあれば炭化は間逃れる可能性がある...バリアコーティングではなく、写シの持続時間...体力を常に回復し続けられれば...?」

なら写シの際の身体に...霊体に直接フォニックゲインを体力、スタミナに再構築させて取り入れさせられれば...
他者同士のフォニックゲインの共有はS2CAやエクスドライブモードを基にして...奇跡を確実なものにする、というのは難易度が...

翠「しかしこれは1から10まで推論の塊、しかもおいそれと実験するにはリスクが大き過ぎますが...」



安価下
1 でもやる(失敗すると最悪実験に協力した刀使は...)
2 とりあえず勇者達に相談 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/07(土) 02:40:42.79 ID:MHcxMHAGO<> 2!
流石にゲストに危険な真似をさせるのはアカン <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/07(土) 02:59:15.85 ID:ZM5aDcNt0<> 翠「...いやいや」

S装備か、100歩譲って御刀に何らかの加工を施す実験ならまだしも写シ状態の刀使で実験は人体実験そのものです
それは仮に結果が予想出来たとしても、そして何かが起きたとして元に戻せる算段があったとしても(ありませんが)決してやってはいけないことです

翠「どん詰まりですね...」

理屈だけなら良い線行ったとおもったんですが...

翠「むぅ...誰かに相談...誰に...ふあ〜ぁ...」

ふと、すでにS装備の改良を始めて数時間経っていることに気が付きました
そりゃ欠伸も出るというものです
いくら怪我しても治せるとはいえ寝落ちしているところに半田ごてやS装備の中のノロなんかに触れてしまうのは危険ですね

翠「仕方ありません、一度片して仮眠を...はっ!」

ならその間、深層世界で誰かに相談すれば時間の無駄がなくなります!
翔子さん達は『翠』の中にいるので無理ですが、園子ちゃんや若葉ちゃんの方には行けますし

翠「よし、そうしましょう」

・・・

翠「というわけで来ました」

園子「いらっしゃいりんりん〜」



良い案ある?安価下
(特になければその他話したいこと等) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/07(土) 03:16:15.22 ID:XA7u3XYn0<> カルマノイズの呪いから防いでくれる結界にはノイズの分解を防ぐ効果も備わってるか、他者にもおすそ分け出来るか尋ねてみる
…追加のお供え物を作る約束も加えて <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/07(土) 09:41:47.27 ID:0HUqzA8nO<> 事情を話すと優しく抱きしめられて
「大切な人を思う気持ちは分かるけどこういう事は機械に強い人に任せた方がいいと思うんよ」と声をかけられる <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/08(日) 03:49:10.51 ID:9v5tzkPw0<> 深層世界にいたのはやはり園子ちゃんと若葉ちゃん
千景ちゃんや芽吹ちゃん達は『翠』や夏菜さんも寝ていないとこの深層世界と繋がらないのかどうかはわかりませんが、とりあえず今はいないようです

園子「それで、刀使用のS装備にバリアコーティングか、その代案について相談しに来てくれたってところかな?」

翠「そうなんです」

流石園子ちゃん話が早い
ここで園子ちゃん達に聞いて「これだ!」と言える案がもらえる事を期待しているわけではありませんが、せめて取っ掛かりくらいは掴みたいものです

翠「今はまだ何もしてきませんが、いつタギツヒメがまた動き出すかもわかりません、かといってそれに警戒してノイズ対策を怠ってどこかでノイズに遭遇してしまったら...だから本当は寝ている場合ではないんです、でもそれで身体を壊したら進むものも進まなくなりますし...」

そういえばここに園子ちゃん達がいる大元の理由...それは今シンフォギアの世界と刀使の世界が繋がったように前にゆゆゆの世界と繋がったから
そしてその時は神樹様の力で勇者の機能が装者の機能に書き換わっていたり、それこそ樹海なんてただのノイズところかカルマノイズがいても誰も何ともない状態になっていたり...

翠「あの時の樹海にはカルマノイズの瘴気による呪いのようなものを打ち消す効果が?それに装者から勇者に戻った皆がカルマノイズとバーテックスの融合体に触れても平気だった...あの樹海であればノイズの炭素分解機能も無効化される?」

だとすればその効果をS装備に付与出来れば...!

翠「...園子ちゃん!カルマノイズの瘴気の影響から防いでくれる樹海...いえ、それに付与したであろう結界にはノイズの炭素分解を防ぐ効果もあったりしますか!?それって樹海以外の特定の何かに付与することも」

園子「うんうん、一回落ち着こうね、りんりん」

テーブルに乗り出す勢いで話していると、席を立った園子ちゃんが近付き私をそっと優しく抱きしめてきました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/08(日) 03:49:53.39 ID:9v5tzkPw0<> 翠「園子ちゃん...!?///」

園子「よ〜しよし、焦っちゃダメだよ」

翠「あ...ぅ...」

後ろに回した手で背中をポンポンと叩かれて、熱くなっていた心が不思議と落ち着いてきます

園子「大切な人を思う気持ちは分かるけど、こういうことは機械に強い人に任せた方がいいと思うんよ」

翠「機械に...」

園子「確かに今こうしてりんりんは私達を頼ってくれてる、でも結局は1人でどうにかしようとしてるよね?」

そう...なんでしょうか
いつの間にか私は...

若葉「それも悪いことではない、事実翠さん自身もひとよりは機械に強いしな」

園子「若ちゃんそれは今言っちゃダメなんよ〜」

若葉「ふふっ、すまない園子...だがな翠さん、だからといって1人でする必要も、背負い過ぎる必要もない」

園子「そうだよりんりん、ただでさえりんりんは他にもやること...やらなければいけないことがある装者なんだから」

園子ちゃんは抱きしめたまま頭を撫でて、若葉ちゃんはこちらに微笑みながら、そう言ってくれました

翠「でも...」

園子「りんりんの周りには信じられる大人も沢山いる、なら頼るのは子供として当然のことだと思うんよ」

そう...かもしれません
私1人で解決しなければならないなんてこと、あるはずない...現に刀使の世界の方にいる研究者の人達の力も借りているんですから

翠「はい...」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/08(日) 03:50:46.12 ID:9v5tzkPw0<> ・・・

翠「お恥ずかしいところをお見せしました」

くぅ...この中だと一番年上なのに...!

園子「と言っても一つしか変わらないけど〜」

若葉「気にすることはないさ、翠さん」

翠「確かに今更感は否めませんが...」

そもそも普段周りに年下が少ないのが問題だと思うんです
ってそんなことはどうでも良くて

翠「さっき聞いたことは実際のところどうなんですか!?」



コンマ下
奇数 出来るけど...
偶数 出来る
ゾロ目 出来ない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/08(日) 03:52:30.03 ID:1Igc5eUK0<> はい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/08(日) 04:00:12.84 ID:9v5tzkPw0<> 園子「結界が〜っていうのは、出来ないことはないと思うんよ」

翠「やっぱり!」

園子「やったのが神樹様だから」

あっ...

神様だから出来ますっていうのはそれ一番ダメなやつでは...

若葉「つまり、神樹様に直談判さえ出来れば、ということか?」

園子「うん、でも...」



安価下
1 やるしかない!
2 他を模索する
3 その他(記述) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/08(日) 04:21:10.32 ID:thyDDpMfO<> 3 園子様に結界の問題点は他にもあるか聞いてみる
コンマ運無いね翠ちゃん… <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/08(日) 04:36:53.97 ID:9v5tzkPw0<> 神樹様に直談判...それは確かゆゆゆ世界では巫女ですら許されていない行為
いえ最終的に友奈ちゃんと東郷ちゃんはやってのけた気がしますが、あの2人レベルの主人公特権でもない限りは

翠「難しいですよね...」

直談判は一旦保留にしておきましょう

翠「その結界に何か欠点とか他にあったりします?」

園子「欠点?えーっとね...」



どんな欠点?安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/08(日) 10:42:09.28 ID:c94WvwYEO<> シンフォギア装者が倒れると結界も消える+ゲストの6人全員をカバーするのは難しいかも
あと記念品の花の秘密を知られると色々面倒 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/09(月) 01:26:21.83 ID:D+mOElXz0<> 園子「あの時とこれからもしその仮定が実現したとして、っていう前提は付くんだけど...」

あくまで以前は樹海、それも勇者も複数人いて神樹様の力も広げられやすかった環境...なので私の尋ねた内容では色々と条件が変わってくるようです

園子「まずどう頑張ったとしても誰か装者が倒れたらその時点で神樹様の力は届かなくなる、装者全員を仲介役にしてもギリギリだから...そしてだからこそでもあるんだけど、刀使6人を全員カバーするのは難しいかな...」

翠「じゃあ、上手くいったとしても...」

若葉「戦力不足になってしまうだろうな」

園子「異なる世界を跨がせるのは神様でもそれだけ大変なことなんだよ、前だって呼べたのはりんりん1人、他の装者はそれからだった...タギツヒメのように力だけに限定せず本人...本柱が世界を越えればその限りじゃないと思うけど、神樹様は土地神様だから動けないし」

そう上手いことはいきませんか...
だからこそ、他世界同士の交流は今もなお奇跡と称されてしまうのですが

園子「あ、それから言い忘れてたけど、私達の花については刀使の皆にはなるべく知られないようにして、知られるとちょっと色々と面倒なことになるから〜」

翠「面倒なことに?」

若葉「ただでさえ2つの世界が交わっているところに私達の世界まで交わってしまってはそれぞれの世界が保てなくなってしまうかもしれないからな」

園子「それに私達の世界と刀使がいる世界は2度も交わったことがあるから、余計に交わりやすくなってるしね」

なるほど、それ自体はよく聞く話です

翠「でもそれは、知られる知られない関係なく進んでしまうのでは?」

園子「認識することがトリガーなんよ、存在するから認識されるんじゃなくて、認識するから存在する...認識しなければ存在しない...シュレディンガーのサンチョなんよ!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/09(月) 01:27:07.90 ID:D+mOElXz0<> 若葉「それだけではない、刀使を疑っているわけではないがどこでタギツヒメに情報が漏れてしまうかわからないからな、神樹様の力、勇者の力は目を付けられないに越したことはない」

わかったようなわからないような
けれどとりあえず、そういうことなら『翠』や夏菜さんにも後で伝えておきましょう

・・・

翠「ありがとうございました、園子ちゃん若葉ちゃん」

園子「たまにはゆっくり休むことも大切なんよ〜」

若葉「貴女は1人で戦っているわけではない、そのことをよく考えてみてほしい」

翠「はい!」

1人で走りってしまっていたみたいですから
もっと周りに目を向けようと思います

翠「後で追加でまたお供物作りますね」

園子「市販でも全然いいんよ!市販でも!!」

若葉「あ、あぁ、何事も得意な人に任せるのが得策だぞ!」

翠「えぇ、早く料理ももっと得意にならないとですね!となるとガチャと同じで運を味方に付けないと...料理は乱数調整!」

園子「伝わってないんよ...」

・・・

結局これといった解決策は見つかりませんでした
けれど、手を借りる大切さはわかった気がします

翠「機械に強い人...夏菜さんやエルフナインちゃんにも声をかけましょうか」

S.O.N.G.の専門の職員さんも、信用出来るOTONAの人達でしょうし
糞P...はどうですかね...流石にもう悪用する感じではないと思いますけど...



コンマ下
奇数 タギツヒメ
偶数 風鳴訃堂
ゾロ目 両方 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/09(月) 01:35:06.64 ID:ykYa9PZq0<> どっちも怖いよぉ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/09(月) 01:46:06.22 ID:D+mOElXz0<> その時、本部内にいるにも関わらず端末に通信が入りました
しかも装者全員に?

翠「はい、こちら蒼井翠」

クリス『こちら雪音クリス...どうしたおっさん、全員に呼ぶなら外にいるやつはともかく本部にいるアタシらはいつもみたいにスピーカーでもなんでも使って集合かけりゃいいじゃねえか』

翼『こちら風鳴翼、そう出来ない理由があるのですか?』

他に響さん達も通信に返事をし始めましたが、言いたいことはクリスさんと翼さんが言ってくれました

弦十郎『全員繋がったな...お前達の言いたいことはわかっている、だがあまり警戒していることを大っぴらに出来なくてな...』

大っぴらにって本部の中なら外に漏れることも...

翼『誰か客人が来る、もしくはもう来ている、ということですか』

弦十郎『あぁ...先程風鳴訃堂から、ここに寄ると連絡が来た』



目的コンマ下
奇数 単に様子見(という建前)
偶数 装者を借りに
ゾロ目 刀使に会いに <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/09(月) 01:48:23.68 ID:IDWg+tNUO<> 手に汗 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/09(月) 02:09:19.97 ID:D+mOElXz0<> 訃堂さんが本部に...
前まではまぁ翼さんやししょーがいる職場だし、程度でスルー出来ましたが、今はこの本部にヴァネッサさん達もいますし...警戒せざるを得ません

切歌『てことはあの錬金術師3人を連れて行きに来るってことデスか!?』

マリア『それとも、やはり刀使に目を付けて...』

確かに刀使という異世界の能力者とも言える存在には目を付けてもおかしくありません
しかし彼女達はあくまで別の世界の住人なわけですし、もしそうならまだ少しは要求に応じるかどうかでハッタリを決められそうです

弦十郎『いや...目的そのものには答えてもらえなかったが、どうにも数人装者の手を借りようとしているようだ、今回の訪問は迎えも兼ねている、と』

装者に用事...?

『翠』『引き抜き...ではないか、こういうの何て言うの?誘拐?』

夏菜『実質そうでもそれは違う気が...しかしそれはどういう目的なんでしょう...』

数人...誰でも、そして1人でもいいのならわざわざこんなふわっとした言い方にしなくてもそれらしい理由を付ければ翼さんであれば家に来させられたはず
そうでなく態々数人と言うのなら

翠『『シェム・ハの腕輪』の起動実験...とか』

弦十郎『あぁ、可能性は高い』



コンマ下
奇数 指定あり
偶数 指定なし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/09(月) 02:15:46.93 ID:ykYa9PZq0<> あ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/09(月) 02:29:08.58 ID:D+mOElXz0<> 弦十郎『それから...その数人の中には指定もあってな』

指定って、そこまでしておいて目的は言わないとかどうなんですか...
ともかく話は読めてきました、つまりその指定された装者は気を付ける、あるいはいっそ身を隠せということですね

弦十郎『指定されたのは翼、翠くん、『翠』くん、響くん、未来くんの5人だ』

翼『なっ...私だけではないのですか!?』

響『私もぉ!?』

未来『私も、ですか』

うわぁ...何か呼ばれる気はしてました...

『翠』《人選謎だね、LiNKER頼りの未来さんも呼ばれてて、そうじゃないクリスさんは呼ばれてないし》

翠《ですね...》



方針安価下
1 指定されたメンバーは身を隠す
2 気を付けるよう心掛ける
3 他にも装者を同行させる
4 その他(記述) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/09(月) 02:39:59.22 ID:15c41/uVO<> 4、翼さん以外は身を隠す+マリアさんが同行を申し出る <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/09(月) 03:16:44.36 ID:D+mOElXz0<> 弦十郎『疑いが疑いだ、お前達、特に指定された装者はこちらの指示があるまで身を隠してほしい、本部にいない、ないし連絡が付かないということにすればいくらか誤魔化すことも出来るだろう』

やはりそうなりますよね
せめて訃堂さんのところから『シェム・ハの腕輪』を押収するまでは...

翼『待ってください、全員連絡が付かないとなれば明らかに怪しまれます、私が行きましょう』

友里『翼さん!?』

翼さん何故!あっいや理屈はわかりますがそれは危険では

マリア『そういうことなら私が同行するわ、問題ないわね?』

弦十郎『だが、しかし...』

翼『待てマリア!私では不安だというのか!』

マリア『誰に対しても心配をするのは当然でしょう、無理矢理にでも付いていくわ』

翼さんはマリアさんの勢いに押され、押し黙ってしまいます
しかし私達も翼さんの実力は関係なしに不安(訃堂さんの実力を考えるとそこも不安でないこともないですが)だったので、奏者の中で最年長であるマリアさんの申し出はある程度安心させるものでした

弦十郎『では、翼、マリアくん、頼めるか』

翼『わかりました』

マリア『えぇ、翼のことは任せてちょうだい』

こうして突然の訃堂さんの訪問の対策は決まりました


安価下
1 部屋に篭る
2 ししょーからの連絡があるまで外出する
3 その他(記述)(内容によっては見つかるか否かの判定があります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/09(月) 03:26:15.39 ID:ykYa9PZq0<> 1 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/09(月) 03:35:59.23 ID:D+mOElXz0<> 身を隠せ、と言われたわけですから...

翠「やはり部屋に籠もっていた方がいいですよね...」

・・・

なので部屋に戻ってきました

『翠』「よっす」

翠「そりゃいますよね」

ネロ「私もいますが」



何かする?安価下
(部屋の中で出来ることのみ)
(特になければ判定) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/09(月) 04:24:04.78 ID:Em/3evr10<> ネロ様から、敬語で話すのをやめてもいいかと聞かれる(もっと仲良くなりたいから) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/09(月) 16:46:05.45 ID:ZG+cv5RsO<> 神頼み(?)でネロ様に何事もありませんようにと祈りを捧げる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/09(月) 18:26:06.23 ID:IpbrtmEa0<> ネロ様から響の件でクシナダヒメに絞られたことを聞く <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/10(火) 03:05:24.60 ID:EXtUtIKe0<> 元々インドアな私ですが、いざ部屋に籠もるとなるとそれはそれで暇になってしまうのでは、と思ってしまうのは私が前と変わってきているということなんでしょうか

翠「その点『翠』はインドアどころか引き籠りだったので平気ですよね?」

『翠』「『私』がどんな理由で引き篭ってたのかわかってて言ってるよねマイシスター?」

翠「誰がシスターか」

まぁ確かにどうせ『翠』は私が言う分にはその事をネタにしても怒らないとわかってて言ってますけどね

ネロ「本当に2人は仲が良いですよね」

翠「仲が良いといっても根本的には同じ人ですから」

『翠』「そして言うほど仲は良くない」

翠「同族嫌悪ならぬ同一嫌悪」

『翠』「喧嘩する時はするし...っていうかー、むしろ翠とネロさんのがもう仲良くなってんじゃないの〜?」

ニヤッと笑いながら未だに朝のことを勘違いしたまま茶化してくる『翠』の姿は自分と同じ顔でもイラッと来ます
勿論これもこの程度で私が本気で怒りはしないとわかっている上で、でしょうが

ネロ「...」

翠「またそうやって...ネロさん?」

ネロ「...あの!」

翠「ぅえっ!?は、はい」

急に黙り込んだと思ったら大声出して何事ですかネロさん...
そう思いながら次の言葉を待っていると

ネロ「敬語...やめても、いい...ですか?」

『翠』「敬語?...えっ敬語?」

翠「ネロさんが、ですか?」

ネロ「はい...私も、もっと仲良くなりたい、から...みたいな」

『翠』《

えぇ...何でしょうこの可愛い生き物は...その普段やらないもじもじは見た目が幼女だとわかっててやってるんですかネロさん...!

って考えてるでしょ》

翠《『翠』がそっち系なのは段々わかってきました》

いや前半はともかく後半は...思わなくもないですけども



安価下
1 良いですよ!
2 それはちょっと... <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/10(火) 03:07:43.82 ID:9BUCENW40<> これは1 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/10(火) 03:25:44.12 ID:EXtUtIKe0<> まぁ『翠』のことは置いておいて
私としてはネロさんの申し出を断る理由は一つもありません

翠「えぇ、良いですよ!私もネロさんともっと仲良くなりたいです!」

なので私は、ネロさんにそう声をかけました

ネロ「!...うん!翠ちゃん!」

そもそもネロさんが素の状態では敬語でもなければさん付けでもないことは知っていましたし
けれどこれで距離もぐっと近付いたってことでいいんですよね?

『翠』「あれ?っていうことは今までネロさんは神様っぽい雰囲気出す為に敬語使ってただけってこと?」



コンマ下
奇数 はい
偶数 うん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/10(火) 03:27:31.89 ID:Bi6H4KElO<> ん? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/10(火) 04:03:45.50 ID:EXtUtIKe0<> ネロ「はい、まぁそんな感じです」

『翠』「ほ〜ん...ん?」

あれ、今何か違和感が...

翠「ね、ネロさん?」

ネロ「何?翠ちゃん」

...気のせい、でしょうか

『翠』「...ネロ、さん?」

ネロ「何ですか?『翠』さん」

『翠』「あれぇ!?おかしくない!?えっおかしいよね!?」

...うん、気のせいですね、気のせい、うんうん

・・・

『翠』「いいけどさ...別に...」

えーっと、いじけてしまった『翠』はそっとしておくとして

翠「そういえばネロさんは一応神様ですし、神社のお参りみたいに参拝すると願いを聞いてもらえたりするんですか?」

ネロ「出来ることなら叶えてあげたいけど無理なら本当に聞くだけになるね」

翠「ネロさんに出来ること...水難除けとか航空安全とか...?」

ネロ「名前から連想してるみたいだけど私は他にも年齢操作とか出来るから!」

否定はしないんですね...というかそれは祟りだって自分で言ってたじゃないですか

ネロ「翠ちゃんは何かお願いしたいことがあるの?」

翠「私は...」

私はせめてそれらしい形にしようと、ネロさんに手を合わせ頭を下げます

翠「何事も、ありませんように」

私が望むのは何かが起こることではなく、むしろ何も起こらないこと
翼さんとマリアさんが無事に帰ってくることや、タギツヒメとの決着が無事に済むこと <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/10(火) 04:04:18.39 ID:EXtUtIKe0<> ネロ「...らしいとも言えるし、らしくないとも言えるね」

翠「聞いてもらえそうですか?私の友人の神様には」

ネロ「さぁ、でもそうあってほしいと願っていることはわかったし、きっと出来る限りのことはしてくれるよ、貴女の友人の神様は」

そうして私達は冗談めかしてふふっと笑いました
神頼み、敵も神様であるならばそれは果たして有効なのか、それは神のみぞどころか神様も知らないみたいです

ネロ「けれどもしかしたら、翠ちゃんのお願いだからこそ、奇跡が起こるかもしれない」

翠「?」

ネロ「こっちの巫女はいい娘だっていう話だよ、もう1人はちょっと怖いから...」

もう1人...?

ネロ「実は響さんの件で、さっきクシナダさんに結構絞られて...」

翠「クシナダ...あぁ、翔子さん」

それはそれは...自業自得です <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/10(火) 04:05:08.00 ID:EXtUtIKe0<> ネロ「反省はしてるし後悔も...うん、してる、けど」

翠「今の間は」

ネロ「...あのフォニックゲインは格別だったよ」

翠「ちょっと翔子さんにもう一度説教お願いしますか」

ネロ「待って待って!本当に怖いんだよぉ!ガーッとっていうよりネチネチ来るのが!」



一方で風鳴本家メンバーコンマ下1
奇数 連絡あり
偶数 連絡途絶

どんな連絡が来た?安価下2以降
(コンマ下1が奇数の場合のみ採用)
(特に指定がなければ個人連絡ではなく翼さんマリアさんから本部宛てに、ということとします) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/10(火) 04:14:33.50 ID:9BUCENW40<> 勝て!勝て! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/10(火) 04:30:19.05 ID:EXtUtIKe0<> ・・・

『翠』「連絡が取れなくなった!?」

翠「どういうことですか!」

部屋に籠もってはや数時間
ようやくししょーから連絡が来たと思えばそれは部屋を出ていいという内容ではなく

弦十郎『そのままの意味だ...翼とマリアくんの端末と通信が繋がらなくなってしまった』



安価下
1 とりあえず緊急作戦会議!
2 訃堂さんのところに乗り込む
3 その他(記述)(翼さんやマリアさんの安否がはっきりしてしまう(決まってしまう)内容は採用されない場合があります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/10(火) 10:10:33.24 ID:GDb+NiR8O<> 1 とりあえず突っ走るのはやめてししょーに出動を進言しよう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/10(火) 10:11:51.78 ID:MqP7BvrJO<> あれ、起動前でも腕に嵌められたり未来さんのように実験に使われたりしたらアウト?つばマリやばい?


3、ネロ様に先行偵察を頼んでからダメ元で記念品の花のオキザリスとサツキに居場所を聞いてみる それから2(刀使達と未来は待機) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/10(火) 10:17:47.27 ID:MqP7BvrJO<> あらま、なんという僅差で…
↑の2の部分は一旦取り止めでお願いします <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/11(水) 00:50:20.09 ID:Xn3zSISt0<> 竜姫咆哮メックヴァラヌスだと!!! 友里さんもそのうち変身するなこれ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/11(水) 03:20:36.29 ID:vVFHuv+v0<> 翼さんとマリアさんとの連絡が取れなくなった...それは当然の如く緊急会議が開かれる事態でした
部屋に籠る?翼さんマリアさんがすでに訃堂さんのところに行っているということはそんなものとっくに解禁です
念には念を入れてすぐには解禁しなかったのでしょうが、今はそんな念には念を入れている場合ではありません

弦十郎「揃ったな」

会議室に集められたいつものメンバー...刀使の皆さんも一応います

弦十郎「話は先程通信で伝えた通りだ、事態は一刻を争う」

クリス「んなこたぁ全員わかってんだよ!」

切歌「早く乗り込んでマリアと翼さんを助けに行くデスよ!」

皆さん今にも飛び出しそうです、かく言う私もその1人ですが
しかし事前に訃堂さんの強さと危険性を軽くとはいえ聞かされていたので感情任せに本当に飛び出す人はいませんが
下手を打って翼さんマリアさんがより不利な状況になってしまっては本末転倒と、皆さん内心わかっているのでしょう

弦十郎「状況把握の為緒川を向かわせている、が...あちらも緒川の存在は承知している、中々先に進めていないらしい」

しかもはっきりと何が起きたのか、あるいは起こっていないのかもわからないせいで探りを入れにくい、と
権力がある相手はこういう時に厄介です

翠「なら、私が行きます」

そんな中、私はししょーに出動させてほしいと進言しました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/11(水) 03:21:20.69 ID:vVFHuv+v0<> 弦十郎「どういう展開だかわかって言っているのか翠くんッ!」

翠「当然です!」

わかっていなければもうとっくに勝手に飛び出しているところです
とはいえ何も、私なら無事に帰れるだろうとか、私なら訃堂さんに勝てるだろうとか、そんな自惚れたことを考えて発言したわけではありません

翠「元々私は訃堂さんが招こうとしていた装者の内の1人です、ならさっきは都合が付かなかったと言って後から合流するのに何の違和感もありません」

そこでもう済んだから用はないと言われたら考えますが

響「だったら私も!」

未来「私も行く!」

翠「一気にここの装者の人数が減ったらノイズやタギツヒメが現れた時に手が足りなくなるかもしれません、だからダメです」

それに個人的感情を抜きにしたとして、原作知識を持つ身としては未来さんはともかく響さんは主人公、なるべくこういうことには関わらせるべきではないと思います
むしろ主人公の力が鍵になる展開の可能性ありますが、それを言い出したらキリがありませんし

翠「それに私なら『翠』やネロさんと端末無しでも連絡が取れます」

すでに私達が念話(のようなもの)を使い会話が出来るということは私が並行世界に飛ばされ探された時に説明済みらしいですし、刀使の皆さんも御刀越しに話したことがあるので察してくれるでしょう <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/11(水) 03:21:57.77 ID:vVFHuv+v0<> 弦十郎「むう...」

翠「仮に死んでもその時は多分幽霊になって本部に戻りますよ」

弦十郎「滅多な事を言うんじゃないッ!」

ひぇっ
まぁここだけは嘘で、実際は女神様が言うにはそうはならず成仏...女神様と初めて会った場所のようなところに飛ばされるらしいですが

『翠』「だったら『私』が行く」

翠「逃げる事になった時、私は翼さんかマリアさんに取り憑いて手甲になれば余計なスペースにはなりません、それ以上のメリットは?」

『翠』「...っ」

弦十郎「...だが、翼とマリアくん、冷静な判断が出来、戦闘面においても決して弱くない2人が揃っていての現状だ、そう簡単に行かせられるわけはない」

いつもより強情ですね...それだけ訃堂さんを警戒しているということでしょうか

ネロ「翠ちゃん」

翠「!」

その時、私の名を呼んだネロさんは小さく頷きました
私はそれに頷き返し、再びししょーの方に向き直します

翠「なら、ネロさんに先に偵察してきてもらう、というのはどうでしょう」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/11(水) 03:22:29.85 ID:vVFHuv+v0<> 弦十郎「ネロくんに、だと?」

翠「ネロさんなら行きも帰りも宝物庫の中を進めば簡単、そしてネロさんの強さは私達も、刀使の皆さんもよく知っています...ネロさん、頼めますか?」

ネロ「うん、勿論」

ししょーはそれでも大分渋りたそうでしたが、このままでは拉致が開かないこと、そして私もネロさんも退く気がないのを理解し

弦十郎「...わかった、ネロくん、よろしく頼む」

ネロ「わかりました」

そうしてネロさんが宝物庫へと入り、会議は一度お開きになりました <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/11(水) 03:23:15.50 ID:vVFHuv+v0<> ・・・

ネロさんからの連絡を待つ間、私はマリアさんの部屋と翼さんの部屋に向かいました
いえ、本人がいない間に物色とかそういうのではなくて

翠「あった...」

まるでダンジョンのような翼さんの部屋の中から見つけ出したのはケースに入ったヤマツツジの花
そしてもう一つ、さっきマリアさんの部屋で(こっちは綺麗な部屋だった上普通に飾ってあったので簡単に)見つけたオキザリスの花

翠「せめて、何かしらの手掛かりが見つかれば...!」



コンマ下
ゾロ目以外 本人じゃないから難しい
ゾロ目 いけるいける
(女神「ここからメタ空間です」

『翠』「少女兵装...ファウストローブって少女なの未来さんと良くてキャロルちゃんくらいじゃ」

翠「プレラーティさんは」

『翠』「TS物は戦争になるから」

翠「あぁ...ともかくビーフストロガノフの歌の実装が待ち遠しいですね」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/11(水) 03:24:38.03 ID:W1iQjoNt0<> 10% <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/11(水) 03:39:33.87 ID:vVFHuv+v0<> ・・・

そう上手くいくものではありませんね...花が何かしらの反応を示す事もなければ、深層世界に風ちゃん夏凜ちゃんが来てくれる事もなく
やはり翼さんやマリアさん本人でなければいけないのでしょうか

翠「ネロさんの連絡待ち、ですね」



ネロさんコンマ下
奇数 連絡あり
偶数 連絡なし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/11(水) 03:41:48.82 ID:SUGjGEeSO<> 頼む <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/11(水) 03:44:29.93 ID:SUGjGEeSO<> ここ最近のコンマ運ほんと腐ってますね… <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/11(水) 04:02:57.38 ID:vVFHuv+v0<> そうして待つ事数時間
待てど暮らせどネロさんからの連絡は念話一つありません

翠「ネロさん...どうして...!」

まさかネロさんまで何かあったんじゃ
念話が出来ない状態があるとすればそれは意識を失っている時か届かない場所にいる時くらいのもの
念話が届かない場所にいる?しかし例え宝物庫の中であってもこの世界であれば届くはず...
あるいは神様であるが故に神社等の霊力的な何かが関わると変わってくるかもしれませんが



安価下
1 行く!
2 まだ待ってみる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/11(水) 04:12:43.33 ID:W1iQjoNt0<> 1 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/11(水) 04:46:36.42 ID:vVFHuv+v0<> 翠「ししょー、私は行きます」

弦十郎「翠くん...」

もう今度はダメと言われても行く覚悟です
ミイラ取りがミイラ?関係ありません、このまま待ち続けるくらいならミイラにされた方がマシです

弦十郎「...わかった、だがくれぐれも、決して、警戒を怠るな」

翠「はいっ!」

私の返事を聞き、ししょーは訃堂さんに連絡を入れに行きました
これは仮に翼さんマリアさんが連れて行かれた場所が風鳴宗家ではなかった場合、検討外れの場所に向かってしまうのを防ぐ為、つまり迎えを来させる為です

弦十郎「すぐに車を向かわせるそうだ」

翠「ひとまずまだ私に用事は残っていたようですね」

それが良いことかどうかは置いておいて、強行突破せずに済むのなら安心です

・・・

しばらくして、本部に黒塗りの車が到着しました
乗っていた運転手やその他黒服の人達が訃堂さんのところの人であることは確認済みです

「どうぞ」

翠「どうも」

私を乗せたその車は本部から離れ、目的地...騙されていなければ風鳴宗家...に向かいました



コンマ下
ゾロ目以外 特になし、到着
ゾロ目 ??? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/11(水) 04:49:05.86 ID:V3JRt48JO<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/11(水) 17:38:29.72 ID:mv/BYokHO<> このスレのコンマ運終わってない?気のせい? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/12(木) 01:44:50.52 ID:xA98ayj+0<> 「こちらです」

目的地に到着し車から降ろされた私は、黒服の人達の誘導のもと建物の中を進んでいます
日本家屋のような外見と造りだったはずなのに、途中で地下に降りてからはまるで本部やどこかの研究所のような現代的な内装に
そして先導していた黒服の人は1つの部屋の前で止まりました
この部屋に入れ、ということでしょうか

「部屋に入る前に、貴重品を預からせていただきます」

翠「貴重品?」

「通信機器、財布、時計、それからシンフォギアを...蒼井様は複数所持しているとのことで、リストを預かっています」

ぐっ...そりゃこうはなりますか
ヴァネッサさん達から聞いた話がなくともこの時点で大分警戒心上がるんですが



安価下
1 拒否
2 ギアペンダント全て預ける
3 リストにあるギアペンダントは全て預ける <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/12(木) 02:01:13.52 ID:IY6gsVHJO<> 1か3、悩む所だけど…1 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/12(木) 02:26:26.52 ID:xA98ayj+0<> 翠「出来ません」

「!」

ここは言うことを聞き大人しくしていた方が怪しまれないのかもしれません
けれど、むしろ普段であったとしても何が起こるかわからない時にそんなことは出来ない、その事を踏まえればここで断るのは普通の事とも言えるのではないでしょうか
何より翼さんマリアさん、そしてネロさんの身に何が起きたのかわかっていないのに

翠「今、シンフォギアを手放すことは出来ません」

周りの黒服の人達は互いに顔を見合わせています
どう対処すべきか目で会話しているのでしょう...どの人もグラサンかけていてそれで目で会話なんて出来るのか知りませんが



コンマ下
奇数 お帰りはあちらです
偶数 仕事道具を手放さない仕事熱心な装者にはお仕事を
ゾロ目 ??? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/12(木) 02:27:26.07 ID:cFKtPWO50<> ほい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/12(木) 02:47:15.43 ID:xA98ayj+0<> どうするのか決まったのか、ここまで先導していた黒服の人が再び私の方を向くと

「では、本日はお帰りいただきます」

翠「...えっ」

「この指示に従っていただけない場合はそうするよう訃堂様より仰せつかっております」

まずいです、翼さん達に会えていないまま帰されそうです
多少鍛えているのもありますが、ギアも渡していないので力づくでここを突破出来なくもありませんが...



安価下
1 大人しく帰される
2 力づくで先に進む
3 その他(記述)(翼さん、マリアさん、ネロさんの安否がはっきりしてしまう(決まってしまう)内容は採用されない場合があります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/12(木) 02:51:44.67 ID:W/iX1S2YO<> 3 一度外に出てからもっかいネロ様に念話を送ったり女神様や『翠』に相談したり <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/12(木) 03:11:23.03 ID:xA98ayj+0<> 翠「...わかりました」

いえ、あまり滅多なことは出来ない立場です、むしろこうして逆らったにも関わらずならお帰りくださいと言われるのは良い方と言えます

「ではこちらへどうぞ」

来た道を戻るようにして、部屋のある地下から地上に戻っていきました

「車で御送りします、少々お待ち下さい」

風鳴宗家の門の手前、ギリギリまだ敷地内の所まで来たところで、私は待たされることに
では待っているこの時間をしっかり使わせてもらいましょうか

翠《ネロさん!聞こえますか!ネロさんっ!》



コンマ下
ゾロ目以外 連絡なし
ゾロ目 連絡なし
00 合流 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/12(木) 03:13:31.94 ID:xA98ayj+0<> ***
訂正

コンマ下
ゾロ目以外 連絡なし
ゾロ目 連絡あり
00 合流 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/12(木) 03:16:41.50 ID:cFKtPWO50<> いけよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/12(木) 03:21:04.40 ID:cFKtPWO50<> ほんと屑運になってきた… <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/12(木) 03:53:01.75 ID:xA98ayj+0<> 翠《...》

ダメ、ですか
ここならあるいは、と思ったのですが
しかし意気消沈している時間も惜しいくらいの状況です
次は『翠』と女神様にここまでの流れを...



コンマ下
奇数 念話通じる
偶数 念話通じない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/12(木) 03:56:53.08 ID:xfgmnx6gO<> あ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/12(木) 04:06:50.45 ID:xA98ayj+0<> 翠「...ッ!?」

念話が通じない...届いていない!
念話が使えなくなったわけではないということは感覚でわかります、けれどその先がどこにも繋がっていません

翠「どうして...」

ここが念話を無効化する結界の類?もしくはすでに私がおかしくなっている?
敷地内から出れば戻るのか、それとも...



安価下
1 車を待つ
2 待たずに敷地の外へ
3 あえて風鳴宗家に突入
4 その他(記述)(翼さん、マリアさん、ネロさんの安否がはっきりしてしまう内容はry) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/12(木) 04:16:01.11 ID:cFKtPWO50<> 1
これ以上コンマが絡むの見たくない… <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/12(木) 04:26:36.07 ID:xA98ayj+0<> ...今日ほど自分の無力っぷりを恨んだのは久しぶりです
そうでもない気もしますが気分的に

翠「...」

私に出来ることは、車を待つことだけ

・・・

「どうぞ」

翠「...」

行きのシーンの焼き回しのようなやり取りをし、私は黒塗りの車に乗せられました
何一つ目的を達成出来なかった私は、どんな顔をしてこのまま本部に戻ればいいのか



コンマ下
奇数 雑音
偶数 特に無し
ゾロ目 ヒメ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/12(木) 04:29:42.90 ID:xfgmnx6gO<> デレてくれよ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/12(木) 04:43:04.50 ID:xA98ayj+0<> 翠「...ただいま...戻りました」

自分でも酷く沈んでいるとわかる声
戻ってきた本部には、私を責める人はいませんでしたが
それが私にはとても辛いことに思えて仕方がありません



何かする?安価下
(翼さん、マリアさん、ネロさんの安否がはっきりしてしまう内容はry)
(特になければイベント判定) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/12(木) 04:58:04.75 ID:cFKtPWO50<> 経緯を話すと調から「私も切ちゃんもシンフォギアを手放さない選択を絶対に選んでた。翠さんの選択は何も間違ってない」と声をかけられる
その後『翠』に念話が繋がらなかった事を話す <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/12(木) 13:42:40.96 ID:baCjkOBsO<> 意気消沈してるとウェル博士に「自分が行ってればこうはならなかった…とでも思ってるんですかぁ〜?自惚れるのも大概にしておきなさい 」と嫌味を言われる

クリス「じゃあ何かいい案出してみろ!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/12(木) 16:30:41.86 ID:5OJycIHuO<> 一通り聞いた舞衣ちゃんが「何とか陽動したり誤魔化したりする事出来ないかな?」と策を言い出す

連絡の取れないネロ様に関して切歌「翼さんの家に妨害電波とか張られてたりしないデスか?訃堂さんの強烈な覇気でジャミングとかは」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/13(金) 00:01:09.29 ID:fIbYcsxh0<> アダム戦の頃から運に見放されつつあるような気がする…
元親衛隊の人達大きく動いてくれないかな <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/13(金) 02:56:11.05 ID:p+GDTP0d0<> 弦十郎「まずは、無事に帰ってきてくれて良かった...何を見てきたのか、話してくれるか」

翠「...何も...見れずに、帰されたんですよ」

私は経緯を全て話しました
全て、といっても経緯自体短いものです
長い廊下を進み、地下に降り、ドアの前で相手の要求を拒んだ...そして帰された

翠「素直にギアを預けて、もっと先に行くべきでした...せめてあの部屋に何があったのかだけでも知り得てから...成果を何も得られずに帰ってくるなんて...ッ!」

膝の上に乗せた手は爪が食い込むほど強く握り締められ、強い後悔と怒りが湧き上がってきます
最低でも翼さんマリアさんが今どうなっているのかの手掛かりを見つけるまでは帰されちゃいけなかった、ネロさんと連絡がつくまでは粘るべきだった、そんな想いがどんどん膨れ上がって

調「それは違う」

俯いていた顔を少しだけ上げると、調さんがこちらを向いているのが見えました

調「私も切ちゃんも、シンフォギアを手放さない選択を絶対に選んでた、翠の選択は何も間違ってない」

調さん...

マリアさんとは友人や仲間を超えた家族だった調さんはきっと...いいえ、絶対に、この中でも特にマリアさん達のことを心配し、何も情報が得られないことに歯痒さを、憤りを感じているはずです
そんな調さんが、気を遣ってくれて...あるいは、本当に...

切歌「そうデスよ!ただでさえマリアや翼さんが帰って来なくなった場所でそんなあからさまに怪しいことをお願いされたって、言うこと聞けるわけないのデス!」

翠「...でも...あの時、あの部屋に、その先に私が」

ウェル「「私が行っていればこんなことにはならなかった...」とでも思ってるんですかぁ〜?自惚れるのも大概にしておきなさい」

そこで、小馬鹿にしたような言い方で私の言葉を遮ったのは糞P
いえ、言おうとしていたこと自体はほとんど合っていましたが <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/13(金) 02:56:42.30 ID:p+GDTP0d0<> クリス「じゃあ何か良い案出してみろっ!」

ウェル「はんっ!そんなくだらないことは貴女達だけでやればいいでしょう、僕の頭脳はそんなかくれんぼに使うほど安くないのでね」

クリス「コイツ後でぶん殴る」

嫌味を言うだけ言って終わった糞Pはともかく...調さん切歌さんのおかげで、少しだけ落ち着きました
それが本当に想ってくれたことでも、例えただの建前でも

翠「すぅ...はぁ...すみません、落ち込んでいじけてる場合じゃありませんでした」

ここからです、ここからまた始めましょう
今度こそ、3人(2人と1柱)を助けるために

翠「『翠』」

『翠』「ん」

翠「私が本部を離れてから帰ってくるまでの間、私からの念話はありましたか?」

『翠』「いや、無かったけど...そもそもそれは翠だってわかってるはずじゃ...っ、まさか」

私は頷き、告げます

翠「私はあそこから戻る前、敷地内ではありましたが外で、確かに念話を飛ばしました」

私の言葉に皆さんがざわつきました
それはつまり念話という超常的な事を無効化する何かが風鳴宗家の敷地を覆っている可能性があることを意味しています

翠《ちなみに今は届いていますか?》



コンマ下
ゾロ目以外 届いてる
ゾロ目 届いていない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/13(金) 02:59:04.26 ID:HVPCOrIRO<> かめかめ波 〜ラストキャッチ〜 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/13(金) 03:31:18.88 ID:p+GDTP0d0<> 『翠』《!うん、届いてる...そっか、そっちの可能性もあったもんね》

えぇ、念話が使えない場所にいたのではなく、私が念話を誰にも届かせられなくされていた可能性もあったわけです
もっともその可能性は今消えましたが

弦十郎「となるとネロくんからの念話が無いのではなく、ネロくんの念話もこちらからの念話も互いに届いていないのかもしれないな」

クリス「ついでに言えば、あの2人が言われたことが翠のと同じなら端末もギアも預けちまってそのまま帰してもらえてねえっつーことか」

切歌「う〜ん、オカルトな事が防がれちゃうとは恐るべしデス...翼さんの家に妨害電波とか張られてないデスか?訃堂さんの強烈な覇気でジャミングとかは」

あの人の覇気どうなってるんですかそれは

未来「それはない、と言いたいけれど」

響「何しろ師匠のお父さんだからね...」

そこまで行くと人間辞めてる気もしますが家系的に人間辞められることがわかってしまっているので何とも言えません
そうでなくとも訃堂さんが錬金術を齧っていたらさらに説得力が出てしまいます <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/13(金) 03:31:51.59 ID:p+GDTP0d0<> 翠「でも確かに妨害電波は言い得て妙です...敷地内でネロさんに対しても念話を試しましたが届いた感じはありませんでしたから、あの中ではそれ自体が使えないんだと思います」

ネロさんが無事なら、の話ですが...いいえ、無事なはずです



ネロ『さぁ、でもそうあってほしいと願っていることはわかったし、きっと出来る限りのことはしてくれるよ、貴女の友人の神様は』



だって、そう言っていたんですから

・・・

舞衣「あの...」

ここまであまり話し合いに参加していなかった刀使の中から舞衣ちゃんがおずおずと手を上げながら意見を言いました

舞衣「何とか陽動したり誤魔化したりする事出来ないかな?」

夏菜「訃堂さんを?」

薫(刀使)「確かになー、いっそカチコミするにしろラスボス外に引きずり出しといた方が見つからんやつ探すのは楽だよな」

切歌「クッパ城からクッパ外まで来させてその間にピーチ姫助ける、みたいな感じデスね」

調「もしマリア達が地下にいるなら上はキノコ城?」



陽動方法、誤魔化す方法、その他の作戦等安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/13(金) 10:04:18.37 ID:fIbYcsxh0<> 電気系統や相手の通信手段ぶっ潰してから煙幕や騒音で警備を陽動してガラ空きにさせる(煙幕等は夏菜ちゃんが自慢気に任せてくださいと言う)
あわよくばクソジジイを引きずり出す!
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/13(金) 15:49:03.09 ID:CnT5IhEyO<> 大蛇や夏菜ちゃん自作のドローン隊で錯乱するのはどうかな?後は穏やか()な方法として大量の水で水責めしたり司令が許してくれたら家の一部を破壊して通りやすくしたり
…誤魔化す方法は看破される可能性があるしやめとこう。アルカノイズ使われる可能性もあるし刀使は待った方がいいか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/13(金) 20:33:19.53 ID:7hj5e9G7O<> 基本的に単独行動厳禁、黒服はあくまで気絶させる方針で
念入りに他の皆の意見も聞いておきたい 二重三重にとっておきを用意しとけば憂いなし <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/14(土) 03:50:49.90 ID:raNbYpxJ0<> 姫和「相手がこちらの警戒に気付いているとすれば、仮に何らかの手を使ったとしても陽動されてくれるのは警備くらいなものだろう、余程のアホか好戦的なしんがりであれば別だが」

薫(刀使)「そこんとこどうなんだ?」

弦十郎「あぁ、あの男は恐らく屋敷が燃えようとも奥で座し、敵と相見えた時にようやく腰を上げる、そういう男だ」

とすると訃堂さんを外に引きずり出すのはあわよくば、程度に考えておいた方が良さそうですね

可奈美「でも警備だけでも誘い出せればガラ空きになるよ」

未来「訃堂さんとの戦いを避けて先に翼さん達を助け出せれば一番だよね」

沙耶香「救出が最優先任務」

場合によっては翼さん達を人質として使われてしまうかもしれません、訃堂さんが敵として立ちはだかるのならその前に3人の安全を確保するべきでしょう

・・・

夏菜「ではまず陽動として、敵の電気系統や通信手段の破壊、僅かな混乱が起きたところで煙幕や騒音による後押しをしましょう、初見の不意打ちとしてしか通用しない手ではありますが人はそれだけのことで取り乱す生き物、そしてそれは伝染し統率は取れなくなります」

『翠』「一個二個ならまだしも一気に沢山起これば対処もし難くなる、か」

夏菜「それらは私に任せてください!丁度良いものを持っていますので!」

自信満々に言う夏菜さん、その丁度良いものって煙幕のことですかね
...煙幕ですよね?

翠「それ煙幕という名のナパームだったりしませんよね?」

夏菜「流石に学びました」

そういうことなら良かったです
割と本気で大惨事になりますから

夏菜「それから自作のドローンも投入しましょう、外に出てきた警備も出てきていない警備も少しはそれで錯乱させられるはずです」

翠「なら大蛇にも頼んでみますか」

『翠』「だね、軽くパニックになってもらえれば万々歳」

陽動はとりあえずこういったものをなるべく沢山用意するとして <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/14(土) 03:51:35.54 ID:raNbYpxJ0<> クリス「誤魔化しは微妙なラインだな...何やっても看破される気がする」

翠「ネロさんですら連絡が取れなくなってますからね...それに錬金術師と繋がりがあった事を考えると」

錬金術師と繋がっていた政治家や軍隊が決まって持っているアルカノイズ...出てこないとも限りません

翠「アルカノイズ対策が出来ていない刀使の皆さんはここを守るのに専念してもらいたいんですが」

エレン「それは歯痒いデスね...」

姫和「わかった、だがいつでも駆け付けられるようにしておこう」

こうして様々な意見を出し合い、幾通りかの作戦を立てていきました

・・・

弦十郎「まず、本作戦においての注意事項として...やむを得ない場合を除き、相手は気絶に留めること、基本的に単独行動は厳禁...そして一番に守ってもらいたいのは自身の安全だ」

ししょーは私達装者を見回します

弦十郎「こちらでも秘密裏に準備を進めていた風鳴宗家への強制捜査、だがまず間違いなく時間がかかりすぎる...本作戦の実行はその準備が終わるのを待つことはないだろう、だがそれはもし失敗すれば後ろ盾もなく最悪S.O.N.G.解散を余儀なくされる、そうでなくとも君達の管理権限は俺達から剥奪されるだろう...いいかお前達!一度きりのぶっつけ本番だッ!何があっても翼、マリアくん、ネロくんを救出し、風鳴訃堂を止めるんだッ!!」

全員「はいっ!!!」

弦十郎「作戦実行は...



いつ?安価下
1 今からすぐ
2 次の日の朝
3 次の日の夜
4 その他(記述)

(翠「お返し...あっホワイトデー...ふふっ、ちょっと照れますけど嬉しいです、ありがとうございますね♪」

『翠』「わっ、本当にくれた...いや疑ってたとかそういうのじゃなくて!...ありがと、ね」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/14(土) 04:30:46.51 ID:aKRXAS4K0<> 暗くなってからの方がいいよね
後は秘密裏で進んでる捜査が少しでも進展したり 安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/14(土) 11:57:52.79 ID:VKl03kfxO<> ここ最近のコンマ運の悪さ見てると安価取る勇気が…やらかしたら取り返しがつかないし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/14(土) 21:24:06.47 ID:9Pk17pI4O<> 4 次の日の夜+つばマリやネロの居場所をルシエドに頼むなりイミテーターで探知するなりして予め居場所を突き止めておく(出来れば行動を移す前に)
念入りにもっと作戦を練り込もう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/14(土) 23:09:03.48 ID:aKRXAS4K0<> もうちょっと何か捻りが欲しいな
ジジイが悪行働いてる部分を激写したり人質取られた時の対策として盗聴器しかけたり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/15(日) 00:20:39.07 ID:XrL3srkT0<> フルコーン並に武装満載な決戦仕様のフライトユニットを夏菜ちゃんから授かりたい所(訃堂の強さを見て)
七人御先で人手を増やす手もアリかも 兎に角計画と準備をしっかりした方がいい。コンマ神がデレてくれないとどうしようもないけど <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/15(日) 02:42:47.51 ID:nA2AaLZZ0<> 弦十郎「作戦実行は明日の夜、全員一度仮眠を取ってから再びここに集まってくれ、開始までに作戦をより練り込みたい」

・・・

仮眠を取った後、私達は多少すっきりした頭でさらなる作戦会議が行われました
すでに陽は登り始めています、決行は深夜とはいえ時間があるとは言えません
そして失敗が決して許されない今回(毎回そうですが)はやり過ぎるくらいでないと意味がない、出し惜しみ0です

切歌「ズバッと悪事の真っ最中の激写でもして逮捕出来ないんデスか?」

弦十郎「その為の調査でもあったからな、だが生半可なやり方では揉み消されかねん」

響「だからこその、現行犯...あれ、師匠今回のことって現行犯になるんですか?」

弦十郎「現行犯というよりは証拠を押さえる形だな、もっともその証拠が翼達の身に何かが起きていることではないのが望ましいが...」

『翠』「捜索にしろ戦闘にしろ人手は必要だよね、七人御先を維持出来るように心掛けるよ」

夏菜「であれば私も、フライユニットに手を加えておきます、少しは足しになるでしょう、それと水タンク車も後で用意してもらって...」

調「捜索といえばイミテーターで3人を探せたりはしないの?建物をスキャンして探知、とか」

翠「やってみましょう、ただ防がれないとも限らないのでそれがダメだった時のプランも考えて...」

未来「もし念話を遮ってるのが聖遺物由来なら神獣鏡でどうにか出来るかもしれないけど」

切歌「ワンチャン訃堂さん融合症例説無いデスかね、神獣鏡ビームで一般人レベルの戦闘力になったり」

響「師匠が師匠だからないと思うけど...」

翠「ギアの中だと人体に影響が無くてダメージは与えられる数少ない手段ではありますからね、神獣鏡」



居場所調査をルシエドに頼む?安価下1
1 頼む
2 頼まない
(ミイラ取りがミイラになる可能性はコンマ次第)

ルシエドコンマ下2
奇数 やってくれる
偶数 やってくれない
(安価下1が1の場合のみ採用)

(翠「ルシエドがやってくれるかどうかの時点で判定あるんですか!?いえ黙ってやれなんて言う気はないですけども!」

女神「この判定は翠さんがルシエドにまだ嫌われてずにいられているかどうかの判定でもあるので」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/15(日) 02:55:52.92 ID:XrL3srkT0<> 2 同行の形にしておこう <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/15(日) 03:06:55.65 ID:nA2AaLZZ0<> 私達子供が色々無茶な事を考えても、出来る限りそれを実現しようとししょー達OTONAがバックアップしてくれる、勿論ししょー達も様々な案を出しますが
そんな万全とも言える布陣で、あーでもないこーでもない、あれもやるこれもやる、と計画を改善していきます



改良案等安価下
(作戦が増えれば増えるほど判定も増えますが、難易度は変化していきます) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/15(日) 03:25:01.97 ID:ojzcjvYuO<> カイジ並の強運と頭脳のキレが要求される・・・! ざわ・・
安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/15(日) 14:47:51.67 ID:XrL3srkT0<> もう肝心な場面でコンマ判定やらされるのが怖い…

妨害ドローンにもっと型を増やそうぜ。トリモチで黒服の動き封じたり墨や閃光弾で視界封じたりノイズ型のダミーバルーン投下したり
操縦にエルフナイン等が加担出来れば万々歳
手薄となる本部にいつぞやの警備型ルンバ配備したり刀使達に非常用の装備持たせた方がいいかも

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/15(日) 15:25:33.08 ID:wbex8gMRO<> 屋内の制圧用に大量の花火や野球ボール持ち込みとかどう?投擲役は我らのビッキーで
訃堂さんに人質取られた時用に通信越しでの司令との対談や狙撃翌用ドローン配備も視野に。マリアのガングニールのギアってウェル博士かマム持ってたっけ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/15(日) 18:11:17.95 ID:9qW5/Gh4O<> 待って、考える時間をくれ
禁忌の手段として♂は股間を、♀は胸を狙うのも視野に入れておくといいと思うぞ(外道)
退避用のテレポートジェムもあれば安心 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/16(月) 00:45:45.84 ID:k+IFXJL/0<> 安価間に合うなら…救出に行く時はなるべく見つからない方がいいよね
とっておきで手甲orメンタルなキューブからキャロル呼べない?(オートスコアラー達いないけど) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2020/03/16(月) 02:19:52.31 ID:cpPZK7Br0<> まだ安価間に合うか?
おしっこをかける <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/16(月) 18:38:47.79 ID:zrgI1GNsO<> 要するにGXでレイア達がやってた妨害工作を真似ればいいでFA?
妨害ドローンの種類もっと増やした方がよさげ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/17(火) 01:53:13.88 ID:HNe+lCKA0<> 安価間に合うなら
ごま油は口に残る <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/17(火) 02:42:03.85 ID:gdeQNV4I0<> ***
多数決安価下1〜5
1 ここまで出た安価内容を元に作戦開始
2 もう少し作戦を練る(他の案や順番等) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/17(火) 02:49:53.98 ID:Tt51iLHh0<> 2
つばマリの居場所を聞き出すの忘れてない?あと預かってるであろうギアペンダントの保管場所
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/17(火) 03:43:12.22 ID:7mO6Q3DEO<> ルシエドには偵察してもらうのやめたしイミテーターで調べるのも作戦開始してからでしょ多分
下手なことしてコンマ判定増えてもアレだから1で <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/17(火) 17:13:42.14 ID:KS5DJKRXO<> んー…何か奇策が足りない気もする
どこぞのゼロのような裏の裏をかく奇策が欲しいかも 安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/18(水) 01:14:01.84 ID:R5h8HvkI0<> 1 もうなるようになれだ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/18(水) 01:58:33.86 ID:INbIkNBJ0<> 1 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/18(水) 02:45:21.13 ID:Cy9Wpw550<> ***
3/5票入ったので1とします
***

弦十郎「お前達、帰還用ジェムは持ったな!」

響「はいっ!」

エルフナイン「バックアップは任せてください!」

クリス「頼んだぞ」

姫和「何かあれば呼べ、いつでも私達は駆け付ける」

翠「はい」

いよいよ作戦開始です!

・・・

翠「ここ、ですね」

調「本部で見せてもらった地図とも合ってる」

車ではバレる可能性があるということで、私達は本部からギアを纏ってここ...風鳴宗家の近くまでやってきました
正確には近くの森林の木の上、まだあちらからは気付かれていないと思います
少なくとも警備が飛び出してくるようなことにはなっていません

『翠』「どう、見えそう?」

翠「やってみます」

私が纏っているギアはイミテーター
屋敷の外から翼さん達の居場所を見つけられないかと、バイザーで解析していきます



コンマ下
奇数 見えた
偶数 ここからだとわからない
ゾロ目 見えない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/18(水) 05:14:03.06 ID:SPVsy+bCO<> ん <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/19(木) 03:09:27.35 ID:2AbBC41I0<> 翠「ここからだと...わかりませんね」

バイザーには翼さん達の位置は表示されません
距離が遠いせいでしょうか

翠「でも何も解析出来ないわけではありません、ここからでも敷地内の大まかな地図...建物の大きさや位置は測定出来ています」

未来「ということは、イミテーターの解析を妨害するものは発せられていないっていうことだよね」

調「完全にハッキングされてて、偽の情報を表示されてる、とかは?」

『翠』「そこまでいったらイミテーターに頼らず肉眼で進むしかない!」

そうなりますね
とにかく近くまで行けばさらに詳しく調べられるかもしれません

クリス「っつーわけだ、今から突入する、そっちは平気か?」

エルフナイン『こちらは異常ありません!』

通信に応答してくれたのはエルフナインちゃん
現在本部内には装者が(非正規メンバーの夢姫ちゃん『凜音』ちゃんを除いて)誰も居らず、非常事態に備える為に警備を若干ではありますが強化しています
そのうちの一つはなんと夏菜さんが暇な時に量産していたという警備ルンバ...以前夏菜さんの自宅を警備していたアレです

夏菜「操縦権限は全てエルフナインちゃんにしてありますが、一応それぞれに自律行動可能の簡易AIを積んでいます、無理して全機の視点を把握しなくても大丈夫ですからね」

エルフナイン『はい!ボクが主となって動かすのは非常時、その他の時間は基本自動操縦にしておくことにしています』

まぁ本部には刀使の皆さんもいますし、余程のことがなければ大丈夫でしょう

弦十郎『お前達、最悪建物は破壊しても構わん、だが捜索時はなるべく敵と接触しないように心掛けてくれ』

全員「了解!」

大きな騒ぎを起こしてその隙に、という算段なので当然そうなります
こればかりは出来れば、となってしまいますが <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/19(木) 03:09:59.52 ID:2AbBC41I0<> 『夏菜』「じゃ、始めますか...まず電気系統の遮断!」


パチパチッ...!


『夏菜』さんの持つ槌が稲妻を纏い、糸のように細い雷を風鳴宗家に向けて放ちました
動きを操作されたその雷は的確に風鳴宗家の独立ネットワークに入り込みそこから敷地内に拡散
建物に流れる電気や黒服の人達の通信機器をフラッシュオーバーさせていきます

切歌「そこはカッコよくパソコンとかでタタタターン!ってハッキングするんじゃないんデスね」

『夏菜』「下手に足が付くやり方より原始的なやり方の方がいいんですよ、それにあそこはハッキングさせてもらえる気がしないので」

風鳴宗家から明かりが消え、中からざわつきが聞こえ始めてきました
まずは一槍

『夏菜』「次、ドローン隊出撃!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/19(木) 03:10:36.91 ID:2AbBC41I0<> そして今度は暗闇から飛び立つ何十台ものドローン
それらは爆発音や打撃音、工事の音等あらゆる騒音をスピーカーから発し、同時に煙幕を撒きながら敷地内に向かって飛んでいきます


「うわぁ!なんだなんだ!」

「ゲホッ、ゲホッ...う!急に真っ暗に!」

「ぐあぁ!こっちは目がッ!」

「くそっ!ベタベタして動きが...」

「ぶふぉっ!何か口に...ぺっぺっ...何かわからんが気持ち悪い!」


すると次々と悲鳴が...悲鳴?が聞こえてきました

翠「『夏菜』さん、あのドローン何を積んでたんですか」

『夏菜』「色々です、思い付く限りの嫌がらせを...」

聞けばラインナップは墨や閃光弾、トリモチにごま油と多彩で

翠「ごま油!?」

調「食べ物を粗末にするのは良くない」

『夏菜』「消費期限切れてたやつなので」

それはそれでどうなんでしょう...いえ嫌がらせとしては良いのかもしれませんが <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/19(木) 03:12:09.21 ID:2AbBC41I0<> 切歌「でも効いてるみたいデスよ!中から逃げ出してきてるデス!」

『夏菜』「じゃあここで第3波!」

次に飛んで行ったのは変わった形の風船...


「の、ノイズだぁっ!」


ノイズのレプリカバルーンです

クリス「ネロもいねえし、そもそも本物使うわけにはいかねえからな」

調「混乱が加速してる、これなら」



コンマ下
01〜85 突入出来そう
86〜98 優秀な黒服の人達はすぐに冷静さを取り戻せる
ゾロ目 あの人も外まで出てきた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/19(木) 03:15:38.93 ID:0lY3USrI0<> 百烈パーンチ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/19(木) 03:16:21.84 ID:0lY3USrI0<> 安定の屑運 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/19(木) 03:25:08.03 ID:2AbBC41I0<> 「全員落ち着け!あのノイズはダミーだッ!」


あっ早くもバレました!?


「慌てず対処するんだ!伝達班は訃堂様に報告!」

「俗が近くにいるかもしれん!探せ!中に入れるなッ!捕まえろッ!」


わぁ...

翠「訃堂さんのところで働いてるだけあって皆さん優秀ですね」

切歌「言ってる場合じゃないデスよ!?」

未来「こっそりっていうのはもう難しいね...」

響「じゃあここは...」



安価下
1 錯乱班と捜索班に分かれる
2 全員で錯乱させる
3 全員でゴリ押しする <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/19(木) 03:30:45.29 ID:L/5P6GbdO<> 戦力分断はまずいと見て2 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/19(木) 03:44:58.50 ID:2AbBC41I0<> 響「皆で行こう!」

二手に分かれるという手もありますが、この先その手を何度使うことになるかもわかりませんし

翠「この段階で戦力を分断するのは危険ですしね」

クリス「んじゃアタシらで直接あの場を荒らして」

未来「警備を鎮圧、突入の流れだね」

ギアにはどこぞの魔砲少女のような非殺傷モードなんてものはないので注意が必要ですが、やってやれないことはありません

『翠』「まだ落ち着き切ってない今、もう一度混乱させに行きますか」



安価下
1 申し訳程度の身元バレ防止策はする(訃堂さんには高確率で見抜かれます)
2 どうせ後でバレるしこのままゴー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/19(木) 14:22:07.92 ID:NlDDfU3nO<> 1 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/20(金) 03:54:16.13 ID:fiXOlYS+0<> 翠「その前に皆さん、コレを」

私は皆さんにそれぞれのイメージカラーに合わせた色の眼鏡を渡しました
響さんには黄色、未来さんには紫、のように

切歌「およ?コレって...」

調「潜入美人捜査官メガネ...!」

そう、コレは潜入美人捜査官メガネ...から発想を得た物
切歌さん調さんに渡した物に限っては見た目だけなら本編そのままですが、一応別物です

クリス「この期に及んで眼鏡一個で変装なんて言うわけじゃねえよな?」

『夏菜』「ソレはただの眼鏡ではありません、あの子と翠さんで共同開発した特別製です」

翠「暇な時間に作っていた物です、まさかこんな形で使うことになるとは思っていませんでしたが」

未来「でもどう見ても普通の伊達眼鏡だけど...どう特別なの?」

よくぞ聞いてくれました未来さん

翠「この眼鏡には簡易的な認識阻害機能が搭載されています、掛けると意識してよく見れば誰だかはわかりますがそうでなければわからない...そんな風に相手の脳から逃げることが出来ます」

つまりは身元バレの防止策
私がかつて使っていた錬金術師用フードの構造や術式を応用して完成したこの眼鏡
本来は装者+αが揃って次々にアイドルデビューしていった際の外出やお忍び用にと作っていた物です

『翠』「それまぁまぁ持ってて危ない代物じゃ」

翠「錬金術なんてどれもそうですよ...とにかくあくまで気休めですが、少しでも俗の正体が私達だとバレないように使ってください、コレなら明らかにどの装者の技だってわかる技を使っても思考が正解から逸らされます」

響「そして私達は元々お互いを認識してるから大丈夫...ってことだね!」

そう、仲間同士でも誰が誰だかわからなくなってしまっては問題ですが、前提として認識阻害を使っていると理解していればその認識阻害が効かないのがこの眼鏡...あの時のフードも今になってまた役に立ちました(フードそのものはもう現存していないのが残念ですが)

『翠』「あれ?眼鏡1つ足りなくない?」

『夏菜』「『私』には専用のがありますから」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/20(金) 03:54:55.00 ID:fiXOlYS+0<> ・・・

未来「やぁっ!」

切歌「カチコミデースっ!」

響「はぁぁっ!!」

開けっぱなしになっていた正面門から突入した私達は、なるべく騒ぎまくるように暴れ始めました
相手に冷静さを取り戻させてはいけません

「正面からだとぉ!?」

「何者だアイツらは!」

「くそっ、怯むな捕えるんだッ!」

黒服の人達の中には容赦なく拳銃を構えてくる人もいますが、今更その程度の武器でどうこうなる私達装者ではありません

未来「ごめんなさいッ!」

「何か飛んで来tうぐぅっ」

「ぐあぁっ」

「貴様何をすぐほぉっ...!」

未来さんは扇子を円盤状に変形させ遠くの敵にブーメランのように飛ばしながら、近くに居た敵にはゴツい脚装甲でも構わず膝蹴りを喰らわせています

調「せーのっ!」

切歌「デストローイっ!」

「うわぁぁっ!」

「ぐっ、動けない...ッ!」

切歌さんと調さんはそれぞれのアームドギアのおまけ要素だった鎖部分やロープ部分を生かし、複数人纏めて縛り上げていました

『翠』「七人御先ッ!」

「増えた!?」

「七つ子か!?」

「所詮は幻覚!本体以外の攻撃などぐうぅっ!!」

鎌の柄の部分で相手を殴り意識を刈り取るのは七人に分身した『翠』
ちなみに全て本体なので避けなければ痛いのは当然です <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/20(金) 03:55:23.92 ID:fiXOlYS+0<> 響「おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃぁぁっ!!!」

「がふッ」

「うっ...剛速球...だと...」

「野郎打ち返してやr」

響「あっ」


ドーンッ...!!!


「ぅ...」

響さんの拳は生身で殴られたら死ぬので代わりに大量に持ち込んだ野球ボールを投げ付けていました
たまに火の付いた花火も混じっているので綺麗な爆発が起きています(威力は死なない程度に抑えてありますが)

『夏菜』「ふっ!はぁっ!」

「くぅっ...!」

「このっ、ふざけたお面の変質者め...!」

砲剣の重さを利用して相手を次々に押し飛ばす『夏菜』さん

『夏菜』「変質者?失礼な...」

すると相手に言われた言葉に思うところがあったのか、わざわざ攻撃の手を止め


『夏菜』「『私』は...いや、『私』達は!『謎の宇宙仮面装者ブラックRX』ッ!!!」


ポーズまで決めて名乗っています

「...ふ、ふざけているのか!」

『夏菜』「あ、今キレました、もう男とか女とか関係なく急所狙いで行きますから覚悟してください」

「ガッ...ぉうっふ...」

ちなみにあの名乗りがやりたいが為に『夏菜』さん達のだけは眼鏡だけでなくあのお面も認識阻害機能を付ける改造させられたのはここだけの話

翠「さて、私も働かないと...」

私は次々と倒されていく黒服の人達をバイザー越しにスキャンしながら、風鳴宗家の...そして地下の部屋の鍵を持っている人を探します



コンマ下
01〜80 いた!
81〜98 いない
ゾロ目 ??? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/20(金) 03:56:44.71 ID:0GNGWPl00<> この後全てノーミスなら問題なし <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/20(金) 04:08:44.32 ID:fiXOlYS+0<> 翠「いました!」

反応あり、ビンゴです
バイザーにはしっかりと服のポケットの中にある鍵が表示されています
私はすぐさま気絶している黒服の人のポケットに手を入れ、鍵を取り出しました

翠「皆さーん!ありましたよ鍵!」

そう声をかける頃には黒服の人達も鎮圧されて、何人かずつに纏めて縛り上げられています
しかし派手に暴れたので建物内の警戒レベルは跳ね上がっていることでしょう

響「いよいよ、だね」

翠「開けたらまず3人の場所を探してみます」

恐らくは地下でしょうが...

未来「皆、気を引き締めて」

クリス「こっからが本丸だ...!」


ガチャ...


鍵を回し、入り口の扉を開けると...



コンマ下1
奇数 追加の黒服
偶数 アルカノイズ
ゾロ目 ???

コンマ下2
奇数 特になし
偶数 本部で何も起こらないはずもなく <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/20(金) 04:13:21.06 ID:1u/TpgkEO<> あつ森発売日! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/20(金) 04:17:49.56 ID:0GNGWPl00<> いい流れに持っていきたい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/20(金) 04:19:52.11 ID:0GNGWPl00<> 翠ちゃん某兄貴並に屑運すぎやしねえか…
アダムの時も散々だったし <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/20(金) 04:29:09.13 ID:fiXOlYS+0<> ピコピコッ...ピコッ


響「ッ、アルカノイズ...!」

そこには所狭しと寿司詰になっている大量のアルカノイズが

クリス「これで証拠ははっきりしたな」

『翠』「少なくともアルカノイズをS.O.N.G.に黙って所持していたことは罪に問える」

切歌「こんなやつらとっとと片付けて先に進むデスよ!」

切歌さんの言う通りです、まず先に進むのが何より優先しなければ
そう思い武器を構え走り出そうとしたその時


エルフナイン『緊急連絡です!本部に、本部にタギツヒメがっ!』


ヘッドギアにエルフナインちゃんの焦った通信が届きました

翠「なっ...このタイミングで!?」

あり得ないことはありませんが、それでもずっと動きがなかったのに何故今日...!



安価下
1 刀使を信じて作戦続行
2 何人か本部に戻る
3 その他(記述) (翼さん、マリアさん、ネロさんの安否がはっきりしてしまう内容はry) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/20(金) 10:07:29.26 ID:222op1u5O<> 2 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/20(金) 21:40:13.13 ID:fiXOlYS+0<> 本部に戻るメンバー安価下1
1 翠ちゃん
2 『翠』ちゃん
3 響さん
4 未来さん
5 クリスさん
6 切歌さん
7 調さん
8 『夏菜』さん
(複数人選択可)

どっち視点?安価下2
1 捜索チーム
2 本部チーム
3 どっちも交互に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/20(金) 22:06:07.24 ID:h9strGBvO<> 1と4と8

後から本部に戻るメンバーって選べない? 逆もまた然り <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/21(土) 00:57:41.86 ID:yHnbCA0/O<> 2 司令がいるとはいえ心配だ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/21(土) 02:51:26.49 ID:lXHKlmuR0<> 刀使の皆さんが簡単にタギツヒメにやられるとは思えません、が、簡単に勝てるとも思えません
ただでさえ強いタギツヒメが今はデュランダルも所持し、その上刀使の皆さんは狭い本部の中では動きも制限されてしまいます

翠「っ...」

引き返すべき...いいえ、この機を逃したら翼さんもマリアさんもネロさんもきっと間に合わなくなってしまいます
でも、態々エルフナインちゃんが切羽詰まった様子で通信してきたのを考えると...

『翠』「今こそ二手に分かれた方がいい」

翠「!」

『翠』「でしょ?」

ハッとして顔を上げると、『翠』だけでなく皆さんが私の方を向き頷いていました

クリス「迷ってる時間はねえ、上の空でトチるよりやりたいこと全部やっちまう方がいい」

響「ここは任せて!可奈美ちゃん達のことお願い!」

調「早く済ませた方がもう片方を手助けに行く、それで問題ない」

翠「...はい!」

そうです、悩んでいる時間が勿体ないです
それにここにいる全員が信頼出来る実力者、怖がることなんてありません

未来「私も行くよ、翠ちゃん」

『夏菜』「『私』もです」

本部に戻るのは私、未来さん、『夏菜』さんの3人ということになりました

翠「『翠』、バトンタッチです」

『翠』「わかってる、ここからは『私』がイミテーターで3人を探す」

翠「それから念話は使えませんから、何かあったら通信で」

電気系統を潰したからか、通信は問題なく入ることがエルフナインちゃんのおかげでわかっています
端末を訃堂さんのところの黒服の人達に預けるつもりなど毛頭ないので、これで連絡手段には困らないでしょう

翠「行ってきます」

・・・

大急ぎで本部に戻ってきた私達
戦況は...



コンマ下
01〜25 優勢+α
26〜50 刀使の優勢
51〜75 タギツヒメの優勢
76〜98 壊滅的
ゾロ目 ??? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/21(土) 02:56:42.49 ID:RZnUam6b0<> こえーよ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/21(土) 03:16:39.36 ID:lXHKlmuR0<> 沙耶香「ふっ!」

薫(刀使)「きえぇぇぇッ!!!」

タギツヒメ「ほぅ...中々に、悪くない」

刀使6人がタギツヒメを囲み、矢継ぎ早に仕掛けていく光景
倒せてはいませんが、タギツヒメに反撃の隙を与えないように上手く立ち回れています

『夏菜』「流石...『私』達はどうします」

思った以上に取れている連携に、下手に助太刀をすればそれが崩れてしまうかもしれないと思い至りました
なら先にやるのは

翠「まずデュランダルを奪い返しましょう、それで戦力差はさらに傾くはずです」

あるいはそうでなくとも、タギツヒメが何らかのアクションを起こすかもしれませんが
私はバイザー越しにデュランダルの反応を探しました



コンマ下
奇数 服の下
偶数 体内
ゾロ目 完全に融合状態 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/21(土) 03:21:20.66 ID:HCQnzUEpO<> んちゃ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/21(土) 03:22:17.49 ID:HCQnzUEpO<> …ごめんなさい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/21(土) 03:46:46.83 ID:lXHKlmuR0<> 翠「なっ...」

『夏菜』「どうしたんですか翠さん」

バイザーに映し出されたのは、デュランダルの反応がタギツヒメから発せられているという結論
しかしそれはタギツヒメの体内に存在する、というよりも

翠「デュランダルが...完全に取り込まれています...」

デュランダルはすでに剣の形を保っておらず
複雑に絡み合い、繋がり、一つとなったような
それはまるで

翠「融合症例...!」


タギツヒメ「いかにも」


未来「ひっ!」

こちらに気付いていたのか、タギツヒメは私の言葉に大きく首を縦に振り肯定しました

可奈美「!み、翠ちゃん達!?」

姫和「馬鹿者!何故来たっ!」

可奈美ちゃん達が何か言っていますが、そんなことはどうでもいいくらいのまずい状態です
デュランダルと融合しているということは、尽きることのないエネルギーがタギツヒメに流れているということ

タギツヒメ「回復も、修復も、強化も自在...もはやタキリヒメ、イチキシマヒメを下すのも容易かろう」



方針安価下
1 とりあえずバトル!
2 デュランダルを消す!
3 その他(記述)(翼さん、マリアさん、ネロさんの安否がはっきりしてしまう内容はry) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/21(土) 04:01:09.82 ID:RZnUam6b0<> 3 絶望に襲われているとエルフナインから通信越しにアドバイスが入る

「融合症例なら神獣鏡が効く筈です!いくらデュランダルの力を我が物にしたタギツヒメでも神獣鏡ならその効果を打ち消せます!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/21(土) 04:31:45.00 ID:sqlq79xNO<> 3 刀使達に事情を話して一度引かせてから2
エルフナインの持ってる立方体でキャロル呼び出したいけど無理か流石に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/21(土) 19:52:11.78 ID:xbu+WFbrO<> これデュランダルコピーできないかな? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/22(日) 03:32:03.14 ID:8UDOBCmO0<> 今のタギツヒメはまさに鬼に金棒...いえ、手に持っているのではなく自身と一体になっているので獅子に鰭といったところでしょうか

薫(刀使)「おいおい、なら体力に限界があるオレ達が不利ってことじゃねえか」

そう、このままでは例え押していてもノロを奪われるとか関係なくこちらの体力が切れるまで続くだけです

タギツヒメ「元より有利性は我にのみ許されたもの...しかし敢えて問おう、我の現状を理解しその上で貴様らは立つことを止めぬか」


ギンッ


タギツヒメが軽く睨んだ、それだけのことで私と未来さん、『夏菜』さんはあの時のように動けなくなってしまいます
いえ、そうでなくともこの状況...勝ち目が見当たらない絶望的な状況では、立ち尽くすことしか出来なかったでしょう
刀使の皆さんは慣れているのか強いのか、タギツヒメに対しての構えを解くことなく警戒し続けられていますが


エルフナイン『手はありますっ!』


その時、ヘッドギアに再びエルフナインちゃんからの通信が

エルフナイン『融合症例なら神獣鏡が効くはずです!いくらデュランダルの力を我が物にしたタギツヒメでも、神獣鏡ならその効果を打ち消せますッ!』

翠「!」

未来「そっか、それなら!」

そうです、かつて融合症例であった響さんの身体を蝕んでいたガングニールを消し去ったのは何を隠そう神獣鏡
その凶祓いの力なら聖遺物をも分解出来ます

翠「すぅ...はぁ...」

大きく深呼吸をし力を入れると、さっきまで動かなかった脚が動くようになりました

翠「よし」

若干まだ震えてしまってはいますが

翠「皆さん!一度退いてください!」

姫和「何っ」

私は刀使の皆さんに声をかけます
ちらりとタギツヒメの様子を見てみますが、私の邪魔をすることなく事の成り行きを見物してくれるようでした

翠「デュランダルを、消し去りますッ!」

エレン「そんなこと、出来るんデスか?」

未来「私の神獣鏡なら!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/22(日) 03:32:35.06 ID:8UDOBCmO0<> 本当はもう少し詳しく説明したいところですが、敵の目の前で悠長に出来るわけもないので

薫(刀使)「いいのか?ダメって言われたんだろ?」

確かに訃堂さんはそう言っていたようですが

弦十郎『構わん!俺が責任を持つ!元より融合済みの物を奪い返すなど出来んしな!』

『夏菜』「うちの司令が許可出したみたいなので、大丈夫です」

そこをどうにかしてくれるのがOTONAです

タギツヒメ「ふむ...そうか、その装いが聖遺物殺しの...面白い」

次の瞬間タギツヒメの姿がブレ、未来さんの眼前に移動していました


タギツヒメ「当てられるのか?貴様が」


未来「!」

翠「未来さんッ!!」

防御する間も無くタギツヒメの突きを受けた未来さんは、壁まで吹き飛ばされてしまいます <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/22(日) 03:33:00.77 ID:8UDOBCmO0<> 未来「かはっ...」

壁に背中からめり込んだ未来さんは気絶こそしないものの、今にも倒れてしまいそうな様子

舞衣「未来さん!大丈夫ですか!?」

『夏菜』「くっ...まずは動きを止めますッ!」

翠「羽衣ッ!」

『夏菜』さんが槌を振るい私は捕縛用に羽衣をタギツヒメに延ばしますが、それらを驚異的な速さで避けるタギツヒメ

可奈美「『迅移』ッ!」

沙耶香「私達も」

そこへ同じく目にも留まらぬ速さでタギツヒメに立ち向かう刀使の皆さん
どうにかしてタギツヒメの動きを止められれば...!


☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


エルフナイン「皆さん...」

モニターに映るのは文字通り神を相手に戦う装者と刀使の姿
それを僕はただ見ていることしか出来ません
もしあの場に行っても足を引っ張ってしまうだけだから

エルフナイン「キャロル...」

僕にもキャロルのような強さがあれば
キャロルが居てくれたら...



コンマ下
01〜89 特になし
90〜00 おや、キューブの様子が <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/22(日) 03:35:08.01 ID:32yYVBWO0<> こい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/22(日) 03:36:26.88 ID:32yYVBWO0<> 惜しすぎる ていうか屑運引きすぎじゃない? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/22(日) 03:46:30.43 ID:8UDOBCmO0<> ☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆

翠「はぁ、はぁ...」

速い、それにタギツヒメを押せていた刀使の皆さんも段々と疲れが見えてきています
このままではすぐに逆転されてしまいます...何か手は...



安価下
1 デュランダルを模倣してみる
2 スピードにはスピード
3 とにかくパワー
4 その他(記述)(翼さん、マリアさん、ネロさんの安否がはっきりしてしまう内容はry) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/22(日) 12:17:54.34 ID:32yYVBWO0<> 3 翠ちゃん、アスクレピオスで新技を思い付く
倒れかかってる未来さんの側に近寄り、更に刀使達に召集をかける
アスクレピオスを模倣して、範囲内の対象を回復+リジェネ効果を与える『ヒーリングサークル』 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/22(日) 17:02:01.50 ID:5NM9h100O<> 1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/22(日) 17:32:21.84 ID:y1MQJe9SO<> アスクレピオスってこれまで一貫して回復使えないギア扱いじゃなかった?安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/22(日) 18:41:38.05 ID:32yYVBWO0<> そっか
>>858は『未来を治療させる』に変更でお願いします <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/23(月) 00:09:10.21 ID:a5C3WShbO<> 安価間に合うならフライユニットに搭載されてる武装で動きを牽制してみる <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/23(月) 03:43:22.90 ID:W8qsRCHS0<> 翠「ふぅ...」

こんな時こそ冷静に
現在タギツヒメはHPとMPが毎ターン極大回復してその上STRとATKとVITとDEFが上がり続けているようなもの
つまりはそれを崩すかそれすら上回る物量でねじ伏せるかしかないわけです

翠「コピー・アスクレピオス」

私は一旦タギツヒメを目で追うのをやめ、未来さんの元に
まずは未来さんの傷を癒し、出番までに少しでも回復してもらわないと

未来「翠、ちゃん...」

翠「必ずタギツヒメの動きを止めてみせます、だからその時はお願いします」

私も神獣鏡は使えます、けれどきっと今私のやるべきことはそれではありません

翠「ほんの一瞬でも、動きを止められるだけの力を...圧倒は出来ずとも、せめて喰らいつけるだけの力を」

杖の先から出たエメラルドグリーンのオーラが未来さんの身体を包みその傷を癒していくのを確認した私は、イミテーターに別の聖遺物を模倣させます


翠「コピー...デュランダルッ!!!!」



ドクンッ...



その瞬間、視界の色がネガのように反転し


翠「...ああアぁアァああぁあアアァアあぁァあッ!!!!!」


焼けるほどの熱さに襲われました

全身が黄金に輝き、この身を一瞬で破裂させかねない程湧き上がる止め処ないのエネルギーを逃す為ギアの装甲のありとあらゆる隙間から勢い良く放出されています <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/23(月) 03:44:01.76 ID:W8qsRCHS0<> undefined <> ◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/23(月) 03:44:40.16 ID:W8qsRCHS0<> 翠「ぐうぅ...!」

今更これしきのことで暴走する私ではありませんが、それでも気絶は別
いえ、熱さと痛みのせいで気絶すらも出来るかわかりません、出来たとしたらそれは永遠に目覚めないものかも
つまり、余裕がないということです

翠「タギツヒメェェェッ!!!」

未来「翠ちゃんっ!」

『夏菜』「翠さん!?」

私は痛みで動けなくならないうちにと駆け出しました

『夏菜』「あぁもう!コレをっ!」

途中『夏菜』さんが放ったデバイスは私の背中に当たると同時にフライユニットへと展開し、私から絶えず溢れるエネルギーを得て機能が全解除されていきます
上下左右に展開される数え切れないほどのミサイルはまさにフルアーマー
エンジンもいつも以上によく動き、飛行する速さは『源義経』使用時にも匹敵し得るものに

エレン「っ!皆後ろに!」

可奈美「わかった!はっ!」

タギツヒメ「む?」

私に気が付いたのか可奈美ちゃんがタギツヒメを私の直線上に押し込んでくれました
すかさず私は飛びながらミサイルを発射 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/23(月) 03:45:29.40 ID:W8qsRCHS0<> タギツヒメ「緩い!」

タギツヒメはそれらを一振りで全て斬り、両断されたミサイルはタギツヒメに触れる前に爆破、タギツヒメが煙で見えなくなってしまいます

翠「逃しませんッ!!」

それでも私はその煙の中に突っ込み、手に握り締めたアームドギア...デュランダルを振り下ろします


ギィンッ...!


それを受け止めたのはタギツヒメ
自身の身体から生成した刀には当然融合させたデュランダルの成分も含まれており、私のアームドギアも簡単に留めてみせました
なら!

翠「ダァァッ!!!」

脚を僅かに開いて腰を落とし、タギツヒメを下から掬い上げるような形で押し上げ、さらにフライユニットにエネルギーを意図的に送り込みます
するとタギツヒメの身体が持ち上がり、私とタギツヒメはそのまま天井を突き破って空へと真っ直ぐ飛んでいきました

タギツヒメ「デュランダルにはデュランダル、これで勝ったつもりか?」

鍔迫り合いのまま空に連れていかれているというのに、タギツヒメは悠々としています

翠「少なくともっ、貴女を押すことは出来ましたっ!タギツヒメッ!」



翠ちゃんコンマ下1
タギツヒメコンマ下2
(コンマが大きい方が優勢ですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても優勢になります(まだ勝ちではありません))
(両方ゾロ目なら大きい方が優勢となり、同じ数値なら引き分け続行です) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/23(月) 03:49:42.04 ID:w/+M1H4d0<> ここからいなくなれー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/23(月) 03:51:15.31 ID:0F6jpzKdO<> \(^o^)/詰んだ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/23(月) 03:52:41.35 ID:w/+M1H4d0<> ここまで運に見放されてると一周回って清々しいな…泣いていい? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/23(月) 04:15:32.27 ID:W8qsRCHS0<> 空中といえどまだ反撃をされていないだけでタギツヒメであればいつでも反撃出来るでしょう
しかしこの状態...デュランダル同士ぶつかり合っているうちは、それに集中せざるを得なくなるはず
ここからどうにかしてタギツヒメの動きを...


ピシッ...


その時、私のアームドギアにヒビが

タギツヒメ「所詮は贋作、紛い物...貴様の程度というものを知るがいい」


バキンッ!


翠「っ!!!」

そして完全に刀身の中央の辺りから折れてしまいます

タギツヒメ「高を括った愚かな娘」

翠「くっ!」

不味い不味い不味い不味い!一旦距離を!
私は身を捩り、真下に方向転換しますが

タギツヒメ「手遅れだ」


ザンッ...!!


タギツヒメの斬撃はフライユニットを、そして私の背中を大きく斬り裂きました

翠「がッ...」

力が抜け、糸が切れた人形のように私は落ちていきます

タギツヒメ「意味もなく命を散らせ」



コンマ下
奇数 現実は非情
偶数 終わりじゃない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/23(月) 04:21:55.21 ID:LN0Bqgw0O<> 踏ん張れ! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/23(月) 04:33:19.75 ID:W8qsRCHS0<> 自然落下で来た道を戻るように本部の床にロクに受け身も取れずに叩き付けられた私は、反動でギアが解除され意識も飛びそうになってしまいます

『夏菜』「翠さん!」

未来「翠ちゃん!」

『夏菜』さんと未来さんが名前を呼んでくれたのがわかりましたが、もうそれに返事をする気力すらありません

タギツヒメ「変わった依代を使っていると思ったが、中身がソレでは価値も無くなるというもの...次は誰が来る?」

姫和「やはり貴様は私達で斬らねばならんようだな、タギツヒメッ!」

可奈美「やぁっ!」



安価下
1 他の人の視点で続き(誰視点か記述)
2 翠ちゃん視点続行 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/23(月) 13:14:46.84 ID:1Nj9y+OkO<> 『夏菜』ちゃん

お願いです何か救済措置か手心をください(ここ直近の天に見放されたコンマ運を見て) <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/24(火) 03:12:23.76 ID:fzn6fimQ0<> ☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


『夏菜』「翠さん!翠さんッ!」

タギツヒメと刀使の戦いに巻き込まれぬよう、『私』はまずギアが解除された彼女を回収した
死んではいない、けれどそれも時間の問題
背中の傷から血が止めどなく流れ、意識もすでに失われている
何より大部分の肌が焼け爛れてしまっている...恐らくさっきのとてつもない熱を放っていたギア...デュランダルを模倣したイミテーターギアのせいだろう

『夏菜』「ッ...」

しかしこの戦場に医療班は入って来れない、アスクレピオスを使える『翠』さんはこの場にいないし、イミテーターを使える歌代さんを呼ぶわけにもいかない
そして『私』が彼女を連れてこの場から去ることは、今日のタギツヒメは許してくれないだろう

『夏菜』「ごめんなさい...終わるまで、絶対に死なないで」

声はきっと届いていない
もしかしたら、後でこの時もっと呼び掛けるべきだったと後悔するかもしれない
でも、『私』は戦う

『夏菜』「ここからは、『私』のターンです」

『私』の友の戦いを、無意味で終わらせない為に



どのギア?安価下1
1 擬似ミョルニルで続行
2 擬似ミョルニル(防人)
3 擬似ミョルニル+ミョルニル

どう戦う?安価下
(翼さん、マリアさん、ネロさんの安否がはっきりしてしまう内容はry)
(連携する場合翠ちゃんは現在戦闘不能、未来さんは戦闘可能か否か判定が入ります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/24(火) 03:19:17.43 ID:ca1Uf6h60<> 2 で

3は形見の砲剣? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/24(火) 12:14:41.78 ID:9TK2XcPuO<> 未来さんにバリアユニットの機能を強化したフライトユニット2号機を貸与、最悪自分を巻き込んでもいいからタギツヒメに神獣鏡の攻撃を当てるよう頼む

装者の中では最弱の夏菜ちゃん、あらゆる奇策でタギツヒメを抑える作戦で行く <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/24(火) 18:45:24.99 ID:6pvIIsN0O<> これ以上どうしろと…せめて歌唱石でコンティニューさせてくれ
どこぞのファウストの真似をしてドローンからの遠距離射撃で牽制かけたりワイヤー射出でタギツヒメを捕縛したり 兎に角ドローンやフライトユニットの武装を最大限に使って立ち回る
翠ちゃんの突撃で目眩しは効くみたいだし閃光弾発射→撃ち抜くといった芸当とかどう? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/24(火) 23:55:47.68 ID:2M0htlXoO<> トイレと言って抜け出してたエルザが助っ人で加勢 タギツヒメに飛びかかる(加勢の理由はティキの仇+ボロ雑巾になった翠ちゃんを見て)
この隙にウェル博士に翠ちゃんの回収を要求、更に凍結ミサイルをタギツヒメに向けて発射 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/25(水) 01:21:13.51 ID:D0ZXZk/40<> 大破した決戦仕様のフライユニットを遠隔操作してラストシューティング決めてみたい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/26(木) 03:41:17.32 ID:fgG9WDrn0<> 迅移を使うタギツヒメに対して一撃一撃に時間がかかる槌は不利...

『夏菜』「楠さん、力を借ります」

まだ使いこなせてはいなけど、やるしかない
防人ギアに変わった『私』は銃剣の形となった擬似アームドギアを握り締め、タギツヒメに突撃しようとした

未来「待って『夏菜』ちゃん!」

そこに待ったをかけたのは小日向さん
小日向さんは傷こそ治癒されていたけれど、風鳴宗家での戦闘との連戦もあってまだ回復出来ていないはず

未来「私も行く」

『夏菜』「無茶です」

未来「だとしてもっ!」

小日向さんはよろよろと覚束ない動きながらも、自身のアームドギアを杖のように支えに立ち上がる

未来「さっき、任されたのに何も出来なかった、何もしなかった...このままじゃ終われないッ!」

そこには普段の仲間の女子を怪しい目で眺めたり何かを想像して涎を垂らしている姿はなかった
今の小日向さんは真剣そのもの
恐らくここで無理にでも休ませ、確実にタギツヒメの動きを止められる時まで待ってもらうのが正解
でもこの1年で随分絆されてしまった『私』は、彼女の覚悟を無視することは出来なかった

『夏菜』「...コレを」

未来「コレ...フライユニット?」

『夏菜』「2号機です、以前より強化され現段階では翠さんに渡した物の次に性能が高い...小日向さんの補助にはなるでしょう」

渡してしまった
もう後戻りは出来ない

『夏菜』「最悪『私』を巻き込んでも構いません、やるからには絶対に、タギツヒメに貴女の攻撃を当ててください」

未来「...わかった、ありがとう『夏菜』ちゃん!」

元々神獣鏡は空中浮遊が可能なギア、フライユニットの扱いにもすぐに慣れてくれるだろう

『夏菜』《ごめんなさい夏菜...勝手に》

夏菜《私でもそうしましたよ、我が身可愛さで躊躇しても負けては意味がない敵です》

あぁ、そうだ
だから絶対に倒す

夏菜『夏菜』《《この身を掛けても...ッ!》》 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/26(木) 03:42:00.93 ID:fgG9WDrn0<> ・・・

刀使達は的確にタギツヒメの動きに対応していたが、段々と動きは鈍くなっていた
聞けば写シも迅移も連続で使うには体力を酷く消耗するらしい
とすればやはり『私』や小日向さんがするべきことはデュランダルを消し去り尚且つ刀使達が回復するまでの時間稼ぎをすることだろう

可奈美「まだまだ...っ!」

タギツヒメ「そろそろ戯れにも飽きてきたな...ん?」

タギツヒメが衛藤さんから一度距離を取ったところに飛来する複数の影
それは『私』が飛ばした小型のドローン隊

エレン「動きを翻弄するんデスね!」

薫(刀使)「よしそのままやったれ」

窓が小さければ当て難い、タギツヒメは飛んできたドローン隊を鬱陶しそうに見ながらも斬ろうとはしてこない
すぐに壊されても困るので助かった

『夏菜』「行けっ!」


ダダダダダッ!!!


ドローン隊からの一斉射撃
タギツヒメは剣の腹で弾丸を弾き回避していく
タギツヒメに限らず荒魂には現代兵器はほとんど通じないと聞いていたけれど、ノイズと違いタギツヒメはその攻撃自体は受けるのを嫌うようだ
それがわかれば十分

『夏菜』「全員目を閉じて!」


カッ...!


一斉射撃がもうすぐ止むというタイミングで放たれた閃光弾
小日向さんや刀使達はちゃんと目を瞑れただろうか、そんな心配を他所に、予め目を閉じておいた『私』はタギツヒメがいた位置に向けて銃剣を向け引き金を引いた <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/26(木) 03:42:42.05 ID:fgG9WDrn0<> タギツヒメ「小賢しいッ!」

その声と共に酷く鋭い殺意が向けられたことに気付き身体が強張る
否、殺意だけではない、タギツヒメ自身がその手で煩い羽虫を潰そうと『私』目掛けて斬りかかってきている

計画通り

タギツヒメ「...なるほど、我を捕らえようと考えたか」

閃光弾の光が止むと、そこにいたタギツヒメは『私』に飛び掛かろうとした状態でいくつものワイヤーに絡め取られていた
『私』に向かってくると予想してこうなるようドローンにワイヤーを射出させた結果だ

『夏菜』「小日向さんっ!」

未来「うん!」


『閃光』


準備万端だった小日向さんが身動きの取れないタギツヒメにビームを放つ! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/26(木) 03:43:52.94 ID:fgG9WDrn0<> タギツヒメ「見え透いた切り札を」

しかしそれを阻むようにタギツヒメの頭部からノロが排出された
壁となったそれはビームを代わりに受け消滅する

タギツヒメ「気に留めぬとでも!」

ワイヤーが引き千切られ、タギツヒメがその場から消え、一瞬で小日向さんの背後に回った

『夏菜』「不味いっ!」

舞衣「振り出しに!」


エルザ「やぁぁぁっ!でアリマスッ!!!!」


そこへ飛び込んだのは桃色の髪に同じ色の犬耳を生やした少女

未来「エルザちゃん!?」

保護されているはずの錬金術師...エルザ・ベートだった

タギツヒメ「貴様ぁ!」

エルザさんはタギツヒメに抱き付きそのまま地面を転がる
完全に意表を突かれたようでタギツヒメも避けられなかったらしい


エルザ「あんな生意気でもティキは仲間でアリマした!それに...こんなわたくしめらにも手を差し伸べたお人好しがボロボロになるのを見て、何も思わないほど心まで怪物になったつもりはないのでアリマスッ!」

タギツヒメ「くどいッ!」

エルザ「がはっ...ッ、離さない、でアリマス...!」


ロクな武装もせず、というか保護された際に着せられた囚人服のまま
エルザさんは蹴られようとも斬られようともその手を離そうとはしなかった <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/26(木) 03:44:51.63 ID:fgG9WDrn0<> ウェル「ちょっとトイレに、なんて見え透いた事を言うと思えば案の定...ご苦労な事ですねぇ」

『夏菜』「ウェル博士...貴方が彼女をここに?」

ふと入り口の方を見てみると、そこにはウェル博士が
翠さんが起きていれば「どういう風の吹き回しですか」とジト目で悪態を吐いていただろう...そうだ翠さん!

『夏菜』「ウェル博士!翠さんを!」

ウェル「どいつもこいつも僕の扱いが雑なことを反省しなさいよ!」

そうは言いつつ動きは速い
タギツヒメがエルザさんに苦戦している今なら翠さんの回収は容易だろう
ウェル博士に任せ、『私』はタギツヒメの方に向き直す

タギツヒメ「ふんッ!」

エルザ「かふっ...」

とうとうエルザさんに限界が訪れ、蹴り飛ばされてしまった
でも貴女の頑張りは無駄にはさせません

『夏菜』「発射っ!」

フライユニットから発射した凍結ミサイルは、エルザさんに気を取られていたタギツヒメに命中
身体の大部分と、特に足元ががっちりと凍り動きを止めさせる <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/26(木) 03:45:21.67 ID:fgG9WDrn0<> 未来「今度こそ、当たれェェェッ!!!」


『流星』


放たれる先程よりもさらに強力な必殺ビーム

タギツヒメ「同じ手はッ!」

そして再び造られるノロの壁
けれど今度は

『夏菜』「食わせないッ!!」

その壁に飛来する大きな物体
それは翠さんに渡し、タギツヒメが斬った壊れ掛けのフライユニット

タギツヒメ「っ」

ノロの壁がフライユニットの爆発で崩壊し、タギツヒメがビームの前に無防備に晒された

そして、神獣鏡の光がタギツヒメを包む...



コンマ下
奇数 デュランダル消滅
偶数 デュランダル消滅+α
ゾロ目 ??? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/26(木) 03:48:20.08 ID:15JHzNhe0<> はい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/26(木) 04:27:25.36 ID:fgG9WDrn0<> 姫和「やった...のか?」

『夏菜』「少なくとも、これでデュランダルは消せたはず...です」

つまり、第二ラウンドが待っている可能性が高い
警戒を解かず煙が晴れるのを待つと


タギツヒメ「...やってくれたなシンフォギア」


そこに立っていたのはタギツヒメ...なのだが、様子がおかしい

エレン「あれは!」

舞衣「一体どういう!?」

薫(刀使)「...マジか」

白かった肌は薄橙に、髪は茶色掛かった黒、毛先は緑に
そして頭や頬にあった荒魂本体に似た配色の装飾は消え失せ

可奈美「人間の...女の子...?」

その姿はまさに、人間の少女のようだった

未来「どうして...タギツヒメって、人間だったの!?」

姫和「馬鹿を言うな、そんなことはあり得ん!」

小日向さんの推測は十条さんに即座に否定される
敵が実は味方と同じ存在だった...フィクションではよくある展開だが、今回に限っては考え難い

薫(刀使)「穢れが消えた...ってとこか?」

タギツヒメ「然り、おかげで力を酷く抉り取られた気分だ...忌々しいことを」

凶祓いの光...まさか神を相手に、その力の一端をも消し去った...?



コンマ下
奇数 でも別に会心とかはしてない(やや弱体化したのみ)
偶数 ちょっと心も綺麗になった
ゾロ目 それだけに留まらず

(『翠』「ちょっとぉ!?これはいいの!?解釈違いどころの話じゃなくなるよ!?」

女神「元々解釈違いの塊みたいなスレなので大丈夫です」

翠「原作チートの神獣鏡関連だとどこまで出来るのかわからないんですよね」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/26(木) 07:46:28.57 ID:iqGWFo5c0<> きれいなタギツヒメ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/27(金) 02:42:10.17 ID:oEhA4Vya0<> タギツヒメ「だが...貴様ら相手ならば事足りる」

タギツヒメは刀...デュランダルではない事から本当にデュランダルは消滅させられたと思われる...を取り出し、『私』達を見回した

タギツヒメ「これはハンデだ」

穢れが消えてなお...というより、強制的に穢れを消し去ったが為にその精神自体に変化はなかったらしく、事を構える気のようだ

薫(刀使)「ねねのようにはいかないか...そりゃそうだな」

姫和「だがこれで貴様にも底が復活した、元よりそれ以上は考えていない、問題もあるはずもないッ!」

タギツヒメ「良いぞ、今のうちに吠えておけ...さて、あちらはどうなったか」



コンマ下
奇数 波形
偶数 爆発
ゾロ目 虹色の竜巻 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/27(金) 02:45:06.26 ID:MQK3rCic0<> ほら <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/27(金) 02:55:22.85 ID:oEhA4Vya0<> その時、遠くから爆発音が聞こえた

『夏菜』「今の...」

エルフナイン『風鳴宗家で大規模な爆発が起きたようです!その衝撃でドローンのカメラ映像も途絶えて...」

ここまで聞こえるほどの爆発!?
ただの戦闘でそんなことになるとは思えない
それほど激化したのか、あるいは元々あの屋敷に爆弾が仕掛けられていたとか...



安価下
1 風鳴宗家に向かう
2 このままタギツヒメと戦う <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/27(金) 03:04:02.21 ID:e+5Fen2L0<> 1 未来とAIだけを向かわせるのは無理ですか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/27(金) 03:31:36.57 ID:OEWiHCx9O<> どっちかっていうとそれ2じゃねえか! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/27(金) 03:47:54.36 ID:oEhA4Vya0<> 姫和「こちらに構うな!行けっ!」

通信は聞こえていなかったはずだが、十条さんは察したらしく『私』達に風鳴宗家に向かうよう促す
けれど『私』は

『夏菜』「...小日向さんのサポートお願い」

AI『...それが『マスター』の意思なら』

接続していた懐中時計型AIを取り外し、小日向さんに投げ渡した

未来「『夏菜』ちゃん!?」

『夏菜』「すぐに追い付きます、先に行ってください!」

未来「でも...」

AIをキャッチはしたものの、小日向さんは迷っている

『夏菜』「早くっ!」

未来「!...わかった、無茶はしないで!」

そう言って、ようやく小日向さんは部屋を出ていった
無茶はしないで...ここにいても風鳴宗家に向かっても、どちらにしても無茶はすることになっただろうに、それこそ無茶な話

『夏菜』「今度は普通に行かせてくれて、ありがとうございます」

タギツヒメ「我の力を僅かでも欠かせた褒美のようなものだ、貴様にはくれてやらぬがな」

そのつもりもない、『私』がここを離れるのは、タギツヒメを倒した後だから

姫和「どういうつもりだ」

沙耶香「私達を信用出来ない?」

『夏菜』「いいえ、これはただのわがままです」

そう、ただのわがまま
でもそれを通すからには、全力で彼女達刀使と肩を並べなければいけない


芽吹《前を向きなさい、私達も付いている》


あぁ、前を向こう
間違っても今更やっぱり、なんてことはしない

薫(刀使)「根性見せろよ、『夏菜』ッ!」

『夏菜』「当然ッ!」



誰視点にする?安価下
(望ましいのは装者の誰か)
(『夏菜』ちゃん続行も可)
(翼さん、マリアさん、ネロさんは選択不可) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/27(金) 04:15:05.92 ID:tlHDWdxUO<> 『翠』ちゃん <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/27(金) 04:51:15.64 ID:oEhA4Vya0<> ***
捜索班の現場について

発見したか否か
翼さんコンマ下1
マリアさんコンマ下2
ネロさんコンマ下3

奇数 無事発見
偶数 発見ならず
ゾロ目 ???


シェム・ハの腕輪コンマ下4

奇数 起動済み
偶数 未だ起動せず
ゾロ目 ???


捜索班の中で負傷者コンマ下5

奇数 あり(コンマ1桁の人数)(5より多い場合勿論全滅)
偶数 なし
ゾロ目 全滅

(判定が多いので連投可とします)
*** <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/27(金) 04:52:11.49 ID:e+5Fen2L0<> こわひ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/27(金) 04:57:26.66 ID:qWj9+Cb2O<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/27(金) 04:58:10.96 ID:qWj9+Cb2O<> やっちまった…

もっかい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/27(金) 16:07:03.30 ID:8aciNULrO<> セイッ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/27(金) 21:02:44.09 ID:MQK3rCic0<> ラスト <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/27(金) 21:21:14.77 ID:e+5Fen2L0<> 翠ちゃん屑運を引く天才ですね…
マリアさんセレナの所へ行ってしまうのか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/28(土) 02:28:27.89 ID:e25JMDs2O<> 翼さん確保+腕輪は起動してないけどそれでもマイナスがデカすぎる
コンマ神は何処まで僕らを試す <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/28(土) 03:33:51.34 ID:ZfYMe/1k0<> ☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆

訃堂「その程度で世界を救うと宣っていたか、所詮は人の域を出ぬ果敢無き者共よ」

訃堂さんの喝と共に全方位に放たれた発勁と錯覚するほどの衝撃波がドローンを触れずに破壊し余波が木々を揺らした直後
『私』達5人は次々と地面に転がされていった

『翠』「ぅ...ぁ...」



最初こそ順調だった
アルカノイズを倒していき、地下室の扉を鍵で開け、そこから虱潰しに探し回って翼さんだけでも見つけられたのだから
やはり端末や通信機器、ギアは取り上げられていたけれど、なにより本人の無事が最重要
ほんの少しばかり事態は好転したと皆思った


翼『マリアは...胸を銃で撃ち抜かれ、その動かなくなった身体も処分を命じられた者達によって持ち出されてしまった...』


酷く憔悴し切った翼さんの言葉を聞くまでは


そこからはあまり覚えていない、誰も彼も冷静ではいられなかったから
屋敷の奥の襖を開ければ、そこに待ち構えていたのは訃堂さん
皆が...少なくとも切歌さんや調さん、それに『私』もなりふり構わず、それこそ気絶させるという当初の目的も忘れて全力を出そうとしたその時、訃堂さんは言った

ここで多くのフォニックゲインを発生させればシェム・ハの腕輪は起動してしまうぞ、と



そこからは数分もしないうちに今に至っている <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/28(土) 03:34:28.00 ID:ZfYMe/1k0<> 訃堂「腕輪の起動を恐れ手を抜いたか、あるいは...いずれにせよ、その結果がそれだ」

『私』達は...あの響さんでさえ...立ち上がれないほどに打ちのめされ、ギアも解除してしまっている
もう一度ギアを纏おうにも肺が潰されたのかと思うほどに息がし辛く、声が出せない
連れ出した翼さんもその目に光はなく、全てを諦めたような顔をして端に立ち尽くしていた
普通じゃない...マリアさんの事があったからか、他にも何かあったのかはわからないけれど
発見した時の状態から見て、身体ではなく心を傷付けられているようだ

訃堂「神の力も、起動せぬ事には意味がない...恐らく不肖の息子が飛んでくるであろうが、歌えぬのなら意味も無し」

そう、希望があるとすれば本部に戻った翠達と、ドローンが破壊されるまでは交渉用にカメラの付いたドローン越しにこちらの様子を見ていたししょー
情けない話、このままにしろ捕まるにしろ、助けが欲しい...そう思ってしまうくらいには絶望的な状況だった



安価下
1 最後の力を振り絞ってテレポートジェム(本部に戻れますが1人で、です)(他の人もテレポートジェムを使うことにしたい場合成功するかは判定)
2 とりあえず睨んでおく
3 このまま倒れておく
4 その他(記述)(派手な行動は不可)(マリアさんのその後、ネロさんの安否がはっきりしてしまう内容はry) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/28(土) 03:48:39.75 ID:9iwu2Qrb0<> 4 翼の歌を否定しているのなら、どうしてあの時(Gの頃のスレぐらいにあった出来事)、翼のライブを見に来たのか聞く <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/28(土) 04:06:44.52 ID:HJ24YZGkO<> マリアさんェ…このスレだと散々な目にしか会ってないな

4 絶望に打ちひしがれているとフィーネでも勇者でもない誰かの声が脳内に響く
《折角、手に入れたキューブを他人に渡すなんて馬鹿な子ね…》
《面白い物を沢山見せてくれたお礼に力を貸してあげるわ。貴女が一番扱いやすい装備を想像しなさい》 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/28(土) 04:29:06.30 ID:gQvyC7zA0<> え、マリア退場?マジで? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/28(土) 21:53:31.88 ID:DbJQLXdKO<> 4 翠「殿は私が務めます…響さん達は先に撤退してください」
覚悟の準備を決めた直後、クソジジイ側の黒服達が首の骨をへし折られた状態で周りに降ってくる

※誰がやったのかは不明 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/28(土) 22:58:30.81 ID:q7eMhPugO<> 今翠ちゃん関連のは流石に判定付きでは?
あと黒服もう一掃したはずだけどトドメ刺す感じなのか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/29(日) 00:54:34.23 ID:ldkta5s6O<> テレパシーを含め援護はサンジェルマンがやった事だと後に判明する <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/29(日) 06:20:01.60 ID:tS0/nDsm0<> 《折角手に入れたキューブを他人に渡すなんて、馬鹿な子ね...》



『翠』「!」

その時、誰かの声が脳内に響く
翔子さん達でも千景ちゃん達でも、ましてフィーネさんでもない
いや、それ以前にこの敷地内ではどういうわけか念話が封じられている
ならばこの声の主は、神様であるネロさんですら突破出来なかったその障害を突破出来る実力者なのか


《面白いものを沢山見せてくれたお礼に、力を貸してあげるわ...貴女が一番扱い易い装備を想像しなさい》


あるいは、この世界の法則に支配されない存在なのか...

どっちでもいい、今はこの状況を少しでも良い方に変えられるきっかけが欲しい
縋れる藁があるのなら、それがどんな藁かなんて後回しだ

『私』が想像するのは...



想像したもの安価下
(ちなみに声を発せられる程度に回復出来る効果もあると後の安価や判定がやや減ります)

(翠ちゃん即復活か否かは申し訳ありませんが後に判定を挟ませていただきます)
(また、翠ちゃんについては上記の通り、サンジェルマンさんについてはどうにかしますが、今後はその場にいないキャラの登場や活躍は内容によって判定を入れる場合があります、ご了承ください) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/29(日) 11:57:02.61 ID:prkzQkOkO<> >>909は翠じゃなくて『翠』でした
本当に申し訳ない、『』付け忘れてた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/29(日) 12:00:16.71 ID:prkzQkOkO<> あ、安価下でお願いします <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/29(日) 17:18:28.86 ID:K9tItGe70<> つまり翠ちゃんの復活判定は不要で合ってる?
安価は"特別な素材用いた刀身が特徴の片手剣" <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/29(日) 21:56:58.02 ID:ZKszMyD9O<> アメノムラクモのXD…とも似てるけど違う、携えてるものは恐らくアメノムラクモ達の総称、トツカノツルギの全て <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/30(月) 03:31:53.30 ID:3lVrnv6sO<> (天叢雲剣は十束剣じゃ)ないです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/30(月) 03:56:29.24 ID:hl9KRZie0<> そもそもその特別な素材の片手剣とやらが十束剣なのかもわからんのだけど元ネタそれであってる?この調子だとまた更新来ないんじゃ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/30(月) 23:54:35.14 ID:2AnrniCH0<> かなり今更だけどマリアさんが翼さんのパパに代わって撃たれちゃったけどどうなるんだこれ
了子さんか記念品のお花が守ってくれてないかな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/31(火) 02:44:06.83 ID:Ok503t6Q0<> すまん天叢雲剣と天之尾羽張剣を混同した、アメノオハバリの方だな <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/03/31(火) 02:56:39.00 ID:PWLSRlsR0<> ***
>>913
了解しました、翠ちゃん判定は見送りとなります
***


☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


エルフナイン「皆さん...っ、キューブが!?」

通信が取れなくなってしまった捜索班の皆さん、そして今なお本部内でタギツヒメと戦っている皆さんの為に何か出来ることを
そう思い何とか本部のコンピュータの復帰、及び通信の再接続を試みていると、手元に置いていたキューブが光り始め

エルフナイン「消えた...?」

そのまま忽然と姿を消してしまいました


☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


『私』が扱い易い装備であるソレの形を思い描くと、眼前に青く光り輝く何かが出現した

それは水色のキューブ...何故かそれは重力に逆らい空中に留まっている
そして『私』のポケットから2つ、屋敷の方からもう1つ勝手に飛んで来たギアペンダントがキューブの中に吸い込まれ

『翠』「...!」

最後に1つ、彼岸花の花びらが舞い降りた


カッ...!


より一層光を強めたそれは、一本の剣へと姿を変える

訃堂「何だ...その光は」

何だ、なんて聞かれたって『私』にだってわからない

でもきっとこれは...反撃の狼煙だ



どうやって話しかける(声を出す)?安価下
(声を出せる程度の回復、欲を言うと立ち上がれるほどの体力回復が出来るようになれると楽です(片手剣を握った途端全回復というご都合も可能ですが後に代償判定有) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/31(火) 03:31:00.81 ID:iBYQYUJ10<> 一呼吸置いて、気を落ち着かせてからアスクレピオスで回復…は無理?
謎の声曰く《陰で援護してる仲間が時間稼ぎしてる間に自力でどうにかしなさい。後はその仲間からの助言に頼る事ね》 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/31(火) 03:43:21.42 ID:iBYQYUJ10<> 体力回復してから話しかけるでしたね…はい
若しくは全快とはいかないけど、握ると徐々に再生効果があるとか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/31(火) 04:53:40.15 ID:MfCM7jCVO<> 仲間ってサンジェルマン?謎の声さん内容ふわっとしてるから『翠』ちゃんの読解力が試される
安価下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/03/31(火) 11:35:54.56 ID:YoJ1ta44O<> ・今聞こえる謎の声=サンジェルマンではない誰か(恐らく某タコ)
・今後聞こえる助言及び援護してくれてる仲間=サンジェルマン?

個人ではこう見てる 安価下 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/01(水) 05:26:11.14 ID:WqHD9ie40<> 腕を上げる、というより動かそうとするだけで痛みと疲労感と吐き気が襲い、体力が底をつきそうになる
はっきり言ってしまえば顔を上げているの自体辛い
それでも、ここで手を伸ばさなかったら絶対に後悔する!

『翠』「...と...どっ...けぇッ!」

少しでも自らを奮い立たせる為、血を吐きながら掠れた声を上げ、『私』は宙に浮くソレを掴んだ


パァァ...


すると、光が『私』の身体まで広がり始める
そして少しずつ、けれど確実に『私』の身体に何かが起こっているのがわかった
死んだ細胞が息を吹き返すような、エネルギーを無理矢理生成させられているような
アスクレピオスを使ったときとはまた違った何かを強いるような感覚
とにかく結論を言うと、枯渇していた体力も、傷だらけだった肉体も、徐々に徐々に再生されていっていた

『翠』「ふぅ...っ!」

喉はまだヒリヒリする、けれど話せないほどではないくらいには回復してきた

『翠』「けほっ...殿は『私』が務めます...響さん達は先に撤退してて」

響「っ!?」

まだ立ち上がれてもいない状態で、掠れた声でそんな威勢のいいことを言ったところで説得力はないかもしれないし
そもそも響さん達も撤退出来るほどの体力も残っていないだろうけど
だからこれは、手を出すな...みたいな意味だ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/01(水) 05:26:47.29 ID:WqHD9ie40<> 「と、取り押さえろ!」

「やつを訃堂様に近付けさせるなっ!」

その時、どこに隠れていたのかあるいは見えていなかったのか、無力化し損ねたらしき黒服の人達が走ってきた
不味い、まだまともに動けないこの状況で新手はっ

「うぐっ...!?」

「どうし...ぅっ!」

しかし姿が見えなくなったかと思うと、泡を吹いた状態でやや上空から落ちてきた


な、何だったんだろう今のは
誰かの手助け?...てかあの倒れた黒服の人達なんか首の向きが...いや、うん、生きてる、きっと、多分...死なれると今回の作戦的にアレなのと幽霊になられても干渉出来ちゃうからアレだし...

訃堂「...ふん」

強烈な一瞬の出来事に逆に冷静さが戻ってきたよ


《陰で援護している仲間が時間稼ぎをしている間に、自力でどうにかしなさい...後はその仲間からの助言に頼ることね》


再び頭の中に響いてきた声
陰で援護している仲間...まさか今のが...? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/01(水) 05:27:15.55 ID:WqHD9ie40<> いや、今はそれよりも
剣の向きを変え、地面に刺して支えにして立ち上がった『私』は、律儀にそれを待っていた訃堂さんを睨み付ける

訃堂「立つか、その光がそうさせたか...だが意味も無し、所詮歌で世界は救えぬのだ」

歌で世界は救えない...なるほど、ずっと見えなかった訃堂さんの奥底
そこにはそのシンフォギアを全否定するような考えがあったってことか

『翠』「...一つだけ、聞かせて」

訃堂「良かろう」

『翠』「そう思うなら...歌を否定するなら、何であの時翼さんの様子を見に来たの」

思い出すのは、翠がクリスさんといた時に遭遇した時のこと
こそこそと影に隠れるように、翼さんの収録を見に行っていた訃堂さん
翠の視界越しに見えていたそれは、ただの感情表現に乏しいだけのお爺ちゃんの姿だった
あの時のことは全て演技だったと、そう言うの...?

訃堂「...」



理由安価下
(訃堂さんが翼さんの収録を覗きに来ていた理由をお願いします)
(なお会心しそうな内容等のあまりに訃堂さんらしからぬ理由の場合虚偽、嫌味に変換されるか会心判定が入る場合があります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/02(木) 01:19:32.85 ID:kxiyl7Ib0<> 今一度翼が護国の鬼となり得るかを確かめに向かった
「…もはや翼は歌に身を投じおった。防人はおろか護国の鬼にすらたり得ぬ、なれば儂こそが護国の鬼となる他あるまい」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/02(木) 01:23:05.73 ID:9MeY2Sw6O<> あの時は翼にも装者にも期待を寄せてたけど後の決戦ともいえる戦いでの辛勝と翠ちゃんの酷使に失望した…的な
(vsネフィリム、キャロル、アダム)
後は仲間が撃たれたというのに怒りすら向けてこない翼さんを見て <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/02(木) 04:46:56.70 ID:HYBxZObt0<> 訃堂「...期待を捨て切れなんだ、世迷言を貫く中で犠牲を出し続けたお前達シンフォギアに、そして何より翼に...だがそれは裏切られた」

訃堂さんは語る、これまでの胸の内を、何を見て何を思ったのかを

訃堂「惑わしていたシンフォギアの死により自らを防人とし心を鍛えた翼であれば、と思い様子を見たが...もはや翼は歌に身を投じおった、あれでは護国の為の鬼はおろか防人にすら成れはせん」

『翠』「護国...?」

訃堂「翼だけではない、フロンティア事変、魔法少女事変、先日の神にも迫る人形との戦い...決戦とも言えるそれらはいずれも辛勝、それも中身は決まって変わらぬ猿の一つ覚え...そう、お前の酷使だ」

その時、訃堂さんの目は『私』を...いや、その向こうに『私』じゃない私、翠を見ていた

訃堂「絶望だ、儂は我が国に相応しき神の力に届きながら、それを抑止力として使うべき者が尽く軟弱になっていく様を見させられているのだからな...一度は腑抜けたとはいえ風鳴の血、翼に再び期待をしてはみたが結果はこの有様だ、自分が友だ仲間だとぬかす者が撃たれたというのにもはや怒りすら向けぬ」


ギリ...


思わず歯を食い縛り、拳は強く握られ爪が掌に食い込む
この人は...最初から翼さんを怒らせる為に、奮い立たせる為にマリアさんを

訃堂「なれば、儂こそが護国の鬼となる他あるまい」

結局、そういう結論だよね

『翠』「もういい...その護国の鬼ってのが何なのかは知らないしどうでもいい...そんなものの為にマリアさんを殺したお前を...『私』は絶対に許さないッ!」

『私』の怒りに呼応するように『私』を包む光が変化していく

剣を握る腕から肩、胸、脚...全身に光が集まって出来た装甲が装着されていった
そのシルエットはアメノムラクモのエクスドライブモードにも似て



コンマ下
奇数 レッツバトル
偶数 もう少し喋るお爺ちゃん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/02(木) 21:16:38.08 ID:tNXRTHSZ0<> ザラキ! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/03(金) 02:32:25.82 ID:W5TcbhS90<> 訃堂「!...ほう、やはり折れぬか...だが逝ったあやつもそこに転がっている者共も、所詮はお前に負担を敷いた存在、それを理解した上か?」

『翠』「私がいつもあぁなるのに『私』は思うところがないでもない、でもこっちはそういうの全部わかった上でやってるんだよ」

この身を包む装甲...シンフォギアじゃない、けれどすごく似てる
想像した中に潜在的にシンフォギアを思い浮かべていたからか、この世界がそうさせるのか

訃堂「そうか」

訃堂が懐から銃を取り出し、こちらに向け

『翠』「ふっ...!」


スパッ...


『私』は身を低くして距離を詰め、その引き金が引かれる前に銃身を斬り落とす


翼「アメノ...ハバキリ...」


その際握られた剣...片手剣に重なるように異なる刃...アメノハバキリのアームドギアの幻が出現していた

訃堂「斬ることを躊躇わぬか!その意気や良しッ!」

『翠』「ハァァッ!!」

そのまま串刺しにせんと剣を突き出す
しかしそれは咄嗟に避けられ、伸ばした腕も掴まれてしまう

訃堂「やはり『お前』の方が余程防人よ!」

『翠』「何を馬鹿なッ」

訃堂「いいやこれは伊達や酔狂ではないわっ!何故ならお前にも!」

翼「ッ!それ以上言うなッ!!やめろッ!!!」



訃堂「風鳴の血が流れているのだからッ!」



...えっ?


動揺度コンマ下
01〜25 嘘つけクソジジイ
26〜50 へぇそう
51〜75 そうなの!?
76〜98 なん...だと...
ゾロ目 戦闘不能レベルのショック <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/03(金) 02:35:58.92 ID:AfJELrgT0<> ほああああ!! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/03(金) 02:40:15.42 ID:AfJELrgT0<> もう悪いコンマ見ても驚かなくなったわ… <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/03(金) 03:27:17.75 ID:W5TcbhS90<> 『翠』「...何...を...っ、アァッ!」

訃堂「ぬんっ!」

何を言っているのかわからなかった
違う、わかったからこそ、わかってしまったからこそ、『私』は今我武者羅に手を振り解いたのだ
訃堂は焦ることもなく『私』の腕を離し後ろ向きに跳躍、屋敷の中まで退いたかと思うと、一振りの刀を手にして戻ってきた

『翠』「『私』に...風鳴の、血が...?...う、嘘だっ!」

剣を握る手が震える
だって『私』は『蒼井翠』だ
それに今までだってそんな話一度も!

訃堂「嘘なものか、その身には間違いなく流れておる」

『翠』「お、お父さんかお母さんがそうだってこと!?どっちかが親戚で、それで!」

訃堂「否ッ」

嫌だ、聞きたくない
聞きたくないのに


訃堂「『お前』の両親も妹も、血の繋がらぬ赤の他人...それこそが真実だ」


手は耳を塞いでくれない

『翠』「あ、あぁ...」


ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ



コンマ下
奇数 半狂乱モード(飛んで暴走の結果のみ後に判定)
偶数 頼れる助っ人錬金術師
ゾロ目 これ以上聞きたくないッ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/03(金) 03:32:55.93 ID:Aj5jPv+v0<> すぐ変なコンマ引く〜 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/03(金) 03:58:23.50 ID:W5TcbhS90<> お父さんもお母さんも、よもぎも...

違う

お父さんとお母さんとよもぎは家族だ



『私』だけが、家族じゃない



訃堂「この国に必要なのは防人ではなく護国の鬼ッ!」


翼「『翠』ッ!乗るなッ!」


訃堂「儂は死んで護国の鬼とならんッ!そして『お前』も」


未来「響!皆!っ...『翠』ちゃん!?」



訃堂「護国の鬼よォ!!!」



コンマ下
01〜30 本部にて拘束
31〜60 乱入者(奇数なら無条件で無力化、偶数なら判定)
61〜89 風鳴宗家にて拘束
90〜98 訃堂死して護国の鬼に
ゾロ目 さっきまで命だったものが辺り一面に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/03(金) 11:03:56.85 ID:SKwDrKYDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/03(金) 19:31:35.42 ID:AfJELrgT0<> 訃堂のじーさんのコンマ運強すぎない?気のせい? <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/04(土) 03:15:27.66 ID:+QeXk3Jz0<> ・・・

気が付くと、『私』は知らない部屋に倒れていた
窓はなく、床も壁も天井も真っ白
けれどいつか園子ちゃんと会った部屋のような雰囲気はなく、人工的に作られたものなのだとわかった

『翠』「『私』は...」

何故こんなところに、そう考えて思い出した

『翠』「ぁ...あぁッ!あああぁぁっ!!!」

信じたくない、でもきっとそれは真実なんだ
『私』が家族だと思っていた人達は家族じゃなかった
お父さんはお父さんじゃないし、お母さんはお母さんじゃない

『翠』「よもぎ...」

よもぎも、妹じゃない

頭を抱えようとして、手が手錠のようなもので拘束されていることに初めて気付く
後ろではなく前で拘束されている為それほど苦しくはないけれど
見てみればすでにあのシンフォギアのようなもの...キューブが変化したらしき装甲も解除され、私服に戻っていた

『翠』「捕まった...か...」

あの後どうしたのかは正直よく覚えてない
今は頭も冷えて冷静に...まだ色々飲み込めていないけど、少しは冷静になっている
もうどうにでもなれ、と自暴自棄になれたらどれだけ楽なことか



安価下
1 とりあえず部屋の中を観察
2 持ち物チェック
3 その他(記述)(他の誰かが関わる内容は判定が入ります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/04(土) 09:30:15.38 ID:BEojK+Mt0<> 無難に1かな、コンマ挟むのも怖い <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/04(土) 18:31:24.90 ID:+QeXk3Jz0<> 『翠』「あぁもう」

ダメだ、頭の中ぐるぐるするのに下手に落ち着いたせいで、このままジッとしてると腐りそう

『翠』「...動こう」

幸いあのキューブの装甲を纏ったからか傷もほとんど治ってるし、気を失ってた間に体力も回復してるし


くぅ〜...


...お腹は空いてるけど我慢出来ないほどじゃない
緊張感のない腹の虫にはベンチを温めていてもらおう

『翠』「まずは部屋の中の観察かな」

立ち上がった『私』は部屋を見渡した



部屋の中で見つけた物安価下
(窓はないものとします)
(他の誰かが関わる内容は判定が入ります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/04(土) 19:31:42.16 ID:b8L7PXy20<> 風鳴家血縁相関図が置いてある <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/04(土) 19:48:36.25 ID:CBYkbAm60<> シンフォギア…ではない不思議な形をした首飾り <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/05(日) 02:54:36.86 ID:YOHJPD+00<> さっき確認した通り、やはり窓はない
ドアはあるけれど鍵がかかってる
そして

『翠』「...何もない場所にポツンと置いてあると、怪しいの通り越して罠にすら見える」

部屋の中に落ちていたのは一冊の書物と首飾りのような物


まずは書物...表紙には『風鳴家血縁相関図』と書かれている
中身を見てみると、表紙に書かれた通りの内容だ

『翠』「事実を受け止めろ...ってことかな」

随分と陰湿な
『私』だって翼さんやししょー、八絋さんに対して何かしらのマイナスの感情を持っている、なんて事はこれっぽっちもない
風鳴家全体に対する好意的感情は訃堂に対する嫌悪を差し引いても十二分
しかしそれはそれこれはこれというやつだ

『翠』「...」

相関図のインクが今に近づくにつれて新しくなっていく
そして遂に訃堂、ししょー、八絋さんの名前が出てくる

『翠』「あ...ここ...」

さらにその下、翼さんの名前
その隣...つまり翼さんの兄弟姉妹にあたる部分
そこに一人分線を足そうとして、黒く塗りつぶされているところがあった

ここが、『私』なんだろうか

『翠』「...」


次に、首飾り...ギアペンダントとは違うけれど、不思議な形をしている
ただの特殊な形の装飾品...とは思えないし、仮にそうだったとしたら何故ここに置かれているのかという話だ
これもまた聖遺物か何かなんだろうか

『翠』「もしそうなら、使えてしまう気もするけど」

自分で言うのも何だけど、『私』も翠もどういうわけかチートレベルで種類問わず聖遺物に適合し易い
翠が転生者だからその恩恵にあずかってるだけだろうが

『翠』「首に付けてみる...?」

罠の匂いしかしないけど、あえて乗ってみるのも手ではある、何か起きるかもしれないし



安価下
1 付けてみる
2 イベント判定
3 その他(記述)(他の誰かが関わる内容は判定が入ります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/05(日) 03:02:33.89 ID:Z5PxUuTu0<> 3 首飾りは一旦懐にしまってから2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/05(日) 03:14:28.36 ID:rZfe+qt8O<> キューブの力を貸してくれた謎の声と通信出来ないかチャレンジ!
相手側からしか一方的に通信出来なかったらしょうがないけど <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/05(日) 03:27:53.28 ID:YOHJPD+00<> 『翠』「...いや、やっぱやめとこう」

ゲームじゃないけど、この世界には所謂『呪いの装備』みたいなものは普通に存在するわけで
そうでなくとも、罠にあえて乗って挙句突破出来ませんでした、なんて可能性は低くない
根拠のない自信をいつでも沸き出せるほど『私』は『私』を信じてない

『翠』「持っていくにしても、首には付けないでおこう」

首飾りを懐に仕舞い、次は何をすべきか考えた
何も起きず何も浮かばなかったら最終的にドアを、ダメなら壁や天井を蹴破れないか試すとして

『翠』《...ねぇ、聞こえてるの?貴女には》

『私』は名も知らない、キューブを使えと声をかけてきた存在に念話を飛ばしてみる
届くかはわからないけど、何もしないよりは良いかもしれないから



コンマ下
01〜80 繋がらない
81〜00 繋がる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/05(日) 03:42:20.80 ID:Z5PxUuTu0<> パオパ王は鈍足の杖を振った <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/05(日) 03:43:53.67 ID:Z5PxUuTu0<> また1足りねえじゃねえか! <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/05(日) 03:50:43.18 ID:YOHJPD+00<> 『翠』「...うん、知ってた」

案の定返事は無し...というか、届いてない気がする
もしかして一方通行の念話しか出来ないとかなのかな

『翠』「届いてても、応えてくれる気もしないけど」

何となく、そんな相手のように感じた
なんならキューブが本当にメンタルなやつなら相手の正体も予想出来なくもないくらい



コンマ下
01〜25 特になし
26〜50 サンジェルマンさん
51〜75 黒服
76〜98 訃堂
ゾロ目 ??? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/05(日) 06:55:40.22 ID:wkOPKXWDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/05(日) 10:37:22.63 ID:lCdMvhmXO<> 良い展開に傾くゾロ目である事を祈ります…もう悪い方向に動く展開は見たくないゾイ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/05(日) 12:08:39.94 ID:Z5PxUuTu0<> ここ最近はコンマ運に見放されてるから辛いよね
というか訃堂のじーさん強すぎる デンじーかよと錯覚する <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/05(日) 19:00:43.53 ID:naysHQXVO<> どう足掻いても絶望というか無駄感ある
リアルにバラルの呪詛取り憑いてるよね、このスレ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/06(月) 02:28:33.69 ID:EygzGEFK0<> ・・・


くぅ〜...


あれから暫く待ってみたけど進展は無し
もしかしてこのまま食事とかも出してもらえないのか...いやだしてもらえる可能性の方が低いのはわかってるが

『翠』「本格的に空腹が意識しちゃうレベルに...」

...いっそ腕でも齧ってみるか
アスクレピオス取り戻せれば治せるし取り戻せなければどうせ死ぬんだろうし

『翠』「...待て待て待て」

人間飲まず食わずでも3日は保つと聞いたことがある
つまりあと2日はセーフ...あれ、そらもそも今って何日目?
というか最後に食べたのお昼?夕飯?

『翠』「一回気になり出すと止まらない...」

これも一種の現実逃避なんだろうか
普段ならこの程度の空腹なんてそこまで気にならないのに

ショックが大きかった、精神的に疲れた
時間が経てば経つほどジワジワと聞かされた真実が浸透してきて、理解してしまう

『翠』「はぁ...」

こんな事、生きてて遭遇するとは思ってなかった
翠が来てからの事も全部そうと言えばそうだけど、今回に関してはまるっきり『私』の事だもん

『翠』「よもぎ...」

あの日...よもぎとりっちゃんが帰ってこなかったライブの日
『私』も一緒に行っていれば、こんな真実知らずに済んだのかな <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/06(月) 02:29:09.56 ID:EygzGEFK0<> もしかして、あの日からずっとお父さんもお母さんも『私』を恨んでいたのかな
実の子のよもぎじゃなく、『私』が死ねば良かったのにって
...ううん、お父さんもお母さんもそんな人じゃない、自惚れるわけじゃないけど、与えられていた愛情は嘘じゃなかったと思う

でも、そこに差は本当になかったの?

よもぎの為に...よもぎを生き返らせる為に文字通り命を掛けて研究をするような両親だった

『私』が死んでも、同じように必死になってくれたはずだって本当に言い切れる?

『翠』「...わかんないよ」

わかんない、そんなこと
だって『私』はお父さんとお母さんの子じゃなくて
その事は教えてもらえてなくて

大体風鳴家に生まれたのに、その存在を血縁相関図からも消された『私』って何なの?

捨てられて...何も知らずに、まるで全部を失ったみたいに塞ぎ込んで

元々何も...『私』には何もなかったのに <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/06(月) 02:30:06.92 ID:EygzGEFK0<> 最初から一人ぼっちだったんだ
勘違いしてたんだ
何もないのに、持ってると勘違いして、失くしたと勘違いして

『翠』「...何でここから出ようと思ったんだっけ」

ここを出て、それで何になるんだろう
もうわかんないや
家族を失って、自分の過去も偽りだと知って、あと残ったのは『私』という存在だけ


翠『仲が良いといっても根本的には同じ人ですから』


あ...何だ、それも違った

『翠』「はは...『私』の代わりもいるんじゃ、『私』の存在もいらないじゃん」

なら別に『私』が帰る必要なんてないや
そもそも帰る場所だって勝手に思ってただけで、『私』に帰る場所なんて...



ザンッ...ドゴォォンッ...!



その時、ドアに斬り込んだような線が走り、室内に吹き飛んできた

『翠』「なっ...な、何、何なの?」

急な事過ぎて腰が抜けてしまった『私』は、ドアが取っ払われた入り口の方に顔を向ける
そこにあったのは



マリア「ふぅ...ビンゴ、この部屋で合ってたみたいね」

ネロ「派手に動くと傷が開きますよ...無事ですか?『翠』さん」



音信不通だった仲間と、死んだと聞かされていた仲間の姿だった


安価下
1 風鳴家探索
2 脱出を試みる
3 とりあえず会話
4 その他(その場にいないキャラの登場や活躍は内容によって判定を入れる場合があります、ご了承ください) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/06(月) 02:33:08.04 ID:3lKuK7fu0<> 3 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/06(月) 02:47:51.60 ID:EygzGEFK0<> 『翠』「...なっ、へ、ぁえ?」

マリアさんと、ネロさん...?

頬をつねろうとして手錠が付いていることを思い出した『私』の両手は、変な高さで止まってしまっている

マリア「平気よ、傷なんてそもそも開きようがないじゃない塞いだんだから」

ネロ「言葉の綾です、というか侵食が進むのは傷開くのよりまずいですからね?」

これは幻覚か何かだろうか
ネロさんはともかくマリアさんがいるなんて

『翠』「ネロさん無事...っていうかマリアさん、死んだって...あ」

そっか、なるほど、そういうことか

『翠』「2人とも幽霊」

マリア「じゃないわよ」



何話す?安価下
(『翠』ちゃん、マリアさん、ネロさんの会話内容について)
(その場にいないキャラの登場や活躍は内容によって判定を入れる場合があります、ご了承ください) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/06(月) 02:53:17.38 ID:W8TRaQ+fO<> マリアさんに傷を塞いだというのはどういう事なのか、ネロ様は何故今まで連絡取れなかったのか聞く <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/06(月) 03:03:33.97 ID:3lKuK7fu0<> とりあえず手錠の破壊をお願いしよう
倒れてた装者の皆は逃げる事が出来たかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/06(月) 22:50:05.07 ID:j8X+rNybO<> じーさんに言われた事、両親やよもぎと血の繋がりが無い事を話すと
「血の繋がりが無いだけで家族との思い出や愛が偽りだなんて絶対に有り得ないわ。私が保証するから今はすべき事を考えなさい」と勇気付けられる <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/07(火) 03:56:41.64 ID:xKKD9BSB0<> ネロ「まず...手錠は邪魔ですよね?」

『翠』「あ、はい」

マリア「ジッとして、鍵は持ってないから乱暴に行くわよ」


ガシャンッ


『私』の推理も腕の手錠もバッサリと切り捨てられ
どんどん『私』を置いていくように進む物事に、困惑を隠せなかった

『翠』「あ、ありがとう...じゃなくて!だって撃たれたって...」

マリア「えぇ、でも傷は塞がったししばらくは問題ないわ」

大アリだわ!と突っ込みたかったけど残念ながらそこまでの元気はない

『翠』「えぇっと...塞がったって、何、どういう事?どうやって?」

まさか『私』が寝ている間に翠にアスクレピってもらったのだろうか
それとも傷が塞がるくらい長い期間気を失っていた...いや、ネロさんがさっき不穏なこと言ってたしそうじゃない気がする

マリア「見せた方が早いわね」

『翠』「なぁ!?///...えっ?」

そう言ってマリアさんは服の首回りの部分に手をかけグッと下げ、胸元を見せてきた
健康的な肌に小さく一部...恐らく撃たれた箇所...が筋肉が集まったかのような不自然に盛り上がり、黒く変色している
どこかでこの皮膚の感じ、見たことがあるような

『翠』「ネフィリム...?」

そうだ、ネフィリムの皮膚
例えばこの世界でも原作同様変化させていた糞眼鏡の腕のように

ネロ「応急処置、にしては少々強引でしたが」

『翠』「まさか、ネロさんの?」

ネロ「えぇ、私のネフィリムの部分を一部移植しました」

...言葉が出ない
ただ、とんでもなく無茶なことをやらかしてることだけはわかった <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/07(火) 03:57:22.28 ID:xKKD9BSB0<> マリア「同意したのは私だし、一命を取り留められたのだから結果オーライよ」

『翠』「えぇ...元気そうならいいけど...いや良くないけど」


聞けばネロさんがマリアさんを見つけた段階ですでに危うかったらしい

弾丸は幸い急所を外れて貫通していたけれど、心臓に傷がついていて
で、かつて響さんの身体とガングニールが融合して身体機能を成立させていたのを思い出したネロさんが、ネフィリムの一部を融合させて傷の治療の代わりにするという提案をしたとか


『翠』「つまりマリアさんは今、ネフィリムの融合症例...と」

マリア「そういうことね」

ネロ「とはいえ融合症例の危険性は響さんの時にはっきりしています、本当ならこんな急ごしらえ、すぐにでも神獣鏡、アスクレピオスのコンボで治してほしかったところですが...」

ともあれ無事なら最低限セーフだ、うん、セーフということで <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/07(火) 04:01:04.90 ID:xKKD9BSB0<> 『翠』「でも本当に良かった...ようやく見つけた翼さんにはマリアさんが死んだって聞かされるし、ネロさんには相変わらず連絡が取れないし...あぁっ!」

ネロ「はい」

『翠』「ネロさん!」

ネロ「はい」

『翠』「はいじゃないよ何で連絡取れなかったの!念話はともかくここに来てからはむしろすぐに合流してもよかったじゃん!」

2人が無事だとわかり安心した途端、今まで心配だった部分を一気に思い出し
それが半ギレで口から出てしまった

ネロ「ここの屋敷、念話を始めとした神性関係のものを制限するような空間になっているんです、恐らくはあの金の腕輪の強大な力が空間に干渉してるんでしょうが...なので私の力も大分セーブされています」

どの辺がセーブされているのかはそれを聞いただけではよくわからないけど

『翠』「でも、通信機は普通に使えたね?ここ...『私』達が来た時には通信出来たはずじゃ」



コンマ下1
奇数 通信機を壊されていた
偶数 通信出来ない事情があった
ゾロ目 通信機持ってない

ちなみに風鳴宗家にいた他の装者コンマ下2
奇数 捕まってる
偶数 逃げられてる
ゾロ目 ??? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/07(火) 04:08:48.03 ID:7ALAEerw0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/07(火) 08:01:14.19 ID:3tf8MrCK0<> f <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/08(水) 04:03:23.27 ID:53P5den/0<> ネロ「通信機、あったにはあったんですが...」

『翠』「!」

そう言ってネロさんが取り出したのは通信機の残骸
真ん中のあたりから切断され、完全に機能を停止しています

ネロ「ここに来る途中破壊されまして...それに、マリアさんの無事を風鳴訃堂に悟られるのもまだ避けなければいけませんでしたから」

そういうことなら仕方ない、かな...

マリア「それより早くここを離れるわよ、風鳴訃堂が翼の次に目を付けた『貴女』はともかく他の皆はいつまで無事かわからないもの」

ネロ「経験者は語る、ですね」

『翠』「皆...待って!皆って...あの後響さん達はまさか!」

確かに逃げられるくらいに回復出来ていた人はいなかった
翼さんは無事だったけど戦意は喪失していたし、最後の最後、未来さんの声が聞こえた気もしたけど...

ネロ「えぇ、ここに来ていた皆さんは今、捕まっています」

サッと血の気が退く


『私』のせいだ
『私』があの時取り乱さず訃堂を倒せていれば
皆を確実にここから連れ出せていれば

『私』が自分のことに気を取られたから、周りが見えていなかったから


マリア「さぁ、皆を探すわよ...『翠』?」


今日だけじゃない、いつも『私』が身勝手に動くとろくな事がない


『私』が月を壊したから、世界は大変なことになった


『私』が絶望したから、翠が転生することになった


『私』がツヴァイウイングに興味を持ったから、よもぎとりっちゃんは死んだ


『私』が捨てられたから、お父さんとお母さんを巻き込んだ


『私』が生まれたから


マリア「『翠』っ!」

『翠』「やめてっ!」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/08(水) 04:04:01.96 ID:53P5den/0<> ここで『私』が動いてどうなる
きっともっと状況は悪くなる
だから皆死んだ
お父さんもお母さんもよもぎもりっちゃんも


訃堂『そして『お前』も、護国の鬼よォ!!!』


『翠』「『私』が生まれたからッ!」

『私』が殺したんだ
皆を殺す『私』は人間じゃないんだ

『翠』「『私』は鬼...怪物だから...あぁ、だから『私』は捨てられたのか...」

腑に落ちた
全部わかった
怪物がいたら、いい事があるはずがない
だから捨てられて、なのにそれを拾ったお父さんとお母さんは、それを怪物と知らなかったよもぎとりっちゃんは、怪物に殺された

何だ、何もかもはっきりした

『翠』「『私』は行かない...『私』が行ったら、また皆が死んj」


ネロ「せいっ」

『翠』「モゴっ!?」

何か口の中に突っ込まれ...あ、甘い...

『翠』「んぐっ...っはぁ、はぁ...クッキー...?」

ネロ「舞衣さん特製のクッキーです、お腹が空いてる時は思考が飛躍しまくりの支離滅裂になるものですから」


くぅ〜...


そういえば、酷く空腹感を感じてたんだった
中途半端にクッキー一枚を口にした途端、よりお腹が空いてしまったけど

ネロ「まぁあの取り乱した方はそれだけなのか怪しいですが...落ち着きました?」

『翠』「うん、ありがとネロさん...」 <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/08(水) 04:04:58.75 ID:53P5den/0<> 危うくまたドツボにハマるところだった
それだけ、『私』にとってよもぎ、お父さん、お母さんが家族じゃなかったことがショックだったってことだ

マリア「...『翠』、『貴女』何を吹き込まれたの?」

『私』が落ち着いたのを見計らい、隣に座ったマリアさんは尋ねてきた
なるべく威圧的にならないように、優しく

『翠』「...『私』に、風鳴家の血が流れてるって...お父さんもお母さんも本当の親じゃない、よもぎとも血が繋がってない...3人共、赤の他人だって」

『私』は、訃堂に言われたこと、『私』が思ってしまったことを話す
家族だと思っていた人達は家族じゃなくて、本当の家族には捨てられていて
『私』の何もかもが嘘の上に成り立った空虚な妄想でしかなかったことを

マリア「そういうこと...」

マリアさんはそれを静かに聞いてくれていた

マリア「...私には、3つの家族があるわ」

『翠』「...3つの、家族?」

マリア「ずっと昔から、小さい頃から一緒の肉親で、大切な妹のセレナ...血は繋がっていないけど、同じ物を食べ同じところで暮らし同じ時を過ごした調や切歌、マム、レセプターチルドレンの皆...それに、まだ出会って少ししか経っていないけれど、同じものを目指し支え合う仲間達」

親指、人差し指、中指と数えていく
最後の一つを数えた時には「『貴女』達のことよ」と付け足した

マリア「血の繋がりが無いだけで家族との思い出や愛が偽りだなんて絶対にあり得ないわ、私が保証する」

マリアさんは多くを語らず、結論を纏める <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/08(水) 04:05:28.57 ID:53P5den/0<> マリア「もし納得が行かなくても、必ず分かる時が来る...よく思い出しなさい、家族との記憶を」

『翠』「...よもぎ...お父さん...お母さん...」

マリア「だから、今はすべき事を考えなさい」

よもぎは、お父さんは、お母さんは...

『翠』「...まだ折り合いは付けられてない、でも...うん、マリアさんのこと、信じるよ」

マリアさんにとっての家族がマリアさんを家族だと思っていたとして、『私』にとっての家族も『私』を家族だと思っていたと、すぐには信じられない
でも、少なくとも『私』は『私』にとっての家族を、家族だと思っていた

うん、これは間違いなく本当だ

『翠』「考えるのは、後にする」



安価下
1 皆を探す
2 その前に何かする(記述)(その場にいないキャラの登場や活躍は内容によって判定を入れる場合があります、ご了承ください)

(『翠』「...待って今食べさせたクッキーいつの!?」

ネロ「大丈夫です以前対決の後に貰った物ではありません、ここに潜入する直前に新しく貰った物です」

『翠』「だとしてもだよ!それ何日前だと思ってんの!?えっ大丈夫なのコレ食べて!?」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/08(水) 11:44:15.30 ID:xbqRSJ+kO<> 2 謎の声からの贈り物であろう首飾りをネロ様に見せてみる
見てもらってる途中、一方通行の念話で《通りすがりの観測者からのささやかな贈り物よ…有り難く使う事ね》 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/08(水) 14:03:33.42 ID:yzP84XEo0<> おじいちゃんのコンマ運強すぎて色々きついよぉ…

2 探すついでに取り上げられてるならギアも取り返さなきゃ
2人に予めギアを奪還してるか聞いてみる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/08(水) 18:24:17.19 ID:WYQTm+v50<> 翠がマリアに抱き着き胸に頭をグリグリ押し付ける
『翠』「大きくて柔らかくて気持ちいい」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/08(水) 19:20:50.00 ID:3ku92LhvO<> ママリアさん… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/08(水) 21:53:30.37 ID:DBIEwOn2O<> 元親衛隊のお二人救援に来てくれないかな
別行動とってた理由やどの時期に来たのかも知りたい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/09(木) 03:29:52.04 ID:sJO9LlTH0<> 受け止めきれず、抱えきれない真実は
それでもいつかは向き合わなくちゃいけない
でも今は、そのいつかじゃないし、そのいつかであっちゃいけない
必要とあらば現実から目を逸らし、忘れたふりして笑わなきゃ
それが今なんだ

『翠』「...でも」

十分なんて言わない、五分も使わないから

『翠』「ごめん、マリアさん...」

ほんの少し、切り替える時間をください

マリア「...えぇ、いいわよ、いらっしゃい」

両腕を広げてくれたマリアさんに、『私』は半ば倒れ込むように正面から抱き付いた

暖かい...それに、甘い匂いもする

お腹に顔を埋める形になった『私』の頭の上には、マリアさんの弾力のある優しさが乗っかる


...むふぅ

『翠』「...大きくて、柔らかくて、気持ちいい」

ネロ「『翠』さん...『貴女』って子は」

マリア「『翠』、『貴女』実はもうあんまり引き摺ってないでしょう」

『翠』「そんなことない、こうやって心の傷を癒してるんだよ」

だから2人ともそんな呆れたような声を出さないでほしい <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/09(木) 03:32:13.70 ID:sJO9LlTH0<> ・・・

マリアさんの優しさを堪能...もとい、マリアさんに甘えさせてもらった『私』は大分気持ちが楽になっていた
そもそもの話、マリアさんとネロさんの無事がわかった時の安堵が少なからず『私』のショックを和らげてくれていたのだから当然とも言える

ネロ「さて、行きますか」

『翠』「あぁ待って!いや行きながらでもいいんだけども」

ふと例の首飾りのことを思い出した『私』は、ネロさんなら何か分かるのではないかと思いそれを取り出した

『翠』「コレ、何なのかわかったりしない?」

ネロ「コレは...」

首飾りを受け取ったネロさんはソレを色々な角度から観察し始める

マリア「その首飾りは?」

『翠』「『私』にもよくわからなくて...」

罠なんじゃ、とも思っているけど実際どうなのだろう
不可思議な現象には身に覚えがあるからその類という可能性も捨てきれないし...
と、その時


《通りすがりの観測者からささやかな贈り物よ...有り難く使うことね》


聞き覚えのある声が、『私』の脳に届いた

『翠』「っ!?」

マリア「『翠』?」

『翠』「い、いや何でもない」

念話はそれだけ言い残し途切れてしまう、『私』から繋げようにも繋がらないし

『翠』「何なの...?」



首飾りについて安価下
(名称や特徴、どのような効果があるか等)
(『翠』「元ネタに心当たりがあればそれになるんじゃないの?」

女神「そういうのが来たらその時考えます」) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/09(木) 03:50:13.05 ID:ZpGfIehY0<> 先の戦いで披露した複合?シンフォギアのデータが含まれてる
但し聖遺物とは別の素材を使ってるので(歌では)XDのような性能を引き出せない

…あれ?そういえば翼さんのシンフォギアどうなった? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/09(木) 04:23:15.39 ID:UmckcER0O<> 見た目はロケットペンダントのような感じでお願いします。名前は他の人に委ねる
アルカノイズに対するバリアはあるけど色々使い勝手が違う <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/10(金) 03:37:27.33 ID:PrAGYmv50<> ネロ「専門ではないのでそういう視点からのことはわかりませんが、少なくとも聖遺物ではないようですね...聞いてます?」

『翠』「あ、うん聞いてる」

謎の声の言葉に一人頭を悩ませている間に、ネロさんなりの解析は済んだらしい

ネロ「続けますよ...どちらかというと近代的、あるいは近未来と言ってもいいような構造です」

マリア「見た目は変哲なロケットペンダントのように見えるけれど、シンフォギアのようなもの、ということ?」

ネロ「そういった側面もありそうですが、むしろコレの本来の用途は記憶装置...起動させてみないことには詳しいことはわかりませんが」

『翠』「そこは神様の『特別な眼』的な能力で読み取れたりしないの?」

ネロ「ホルスか何かと勘違いしてません?まぁ少しくらいなら読み取れますけど」

出来るんだ...

ネロ「といってもせいぜいここに何本かの剣のデータのようなものが含まれていること、さっきも言った通り聖遺物ではない為仮に起動させてもフォニックゲインによる効果は期待出来ないこと、それでいて独自のアンチアルカノイズコーティングが施されている...と、こんなところですかね」

マリア「アンチアルカノイズコーティング...それもシンフォギアとは勝手が違うとなると、おおよそ普通の人間が完成させられるとは思えない...錬金術師絡みということかしら」

『翠』「...」

さっきの謎の声の言ったことを考えれば、恐らくその予想はハズレだ
中にある何本かの剣のデータというのも思い当たる節があるし、この首飾りを寄越したのがあのキューブをこの世界に混入させた何者かと同一人物と考えて差し支えないだろう

ネロ「使うかどうかは任せますが、慎重に考えた方がいいかと」

『翠』「うん、ありがとうネロさん」

あの謎の声が『私』にどうしてこれほど手厚くしてくれるのかはわからない、というか味方なのかもわからないけど、この首飾りに対しての不信感は最初ほどではなくなった
勿論ギアが一番信頼出来るのには変わりないとして、コレも使うべき時が来たら使わせてもらおう

『翠』「ん?ギア?...そういえばギアって今どこに」



コンマ下
奇数 すでに回収済み
偶数 未だ見つからず <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/10(金) 03:46:02.59 ID:k5VeYyst0<> 勝たせてください <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/10(金) 03:55:07.14 ID:PrAGYmv50<> マリア「抜かりはないわ」

ネロ「既に回収済みです」

そうして宝物庫から取り出される『私』や捕まった他の皆のギアペンダント
良かった、さっき助けに来てくれたマリアさんはギアを纏っていたから良いとしても『私』はギアを取り戻すまで生身で戦う展開なんてなかったんだ
いやその場合は容赦無く首飾り使うけど

『翠』「...ということは、2人は『私』や捕まってる皆よりギアを選んだってこと?」

マリア「違っ、違うわよ!?」



コンマ下
奇数 キューブも!
偶数 キューブは見当たらない
ゾロ目 キューブも、何なら腕輪も <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/10(金) 04:14:16.58 ID:WhKpbDT4O<> はいよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/10(金) 04:23:34.83 ID:WhKpbDT4O<> これ最悪翼さんに融合合体したギアを渡す事になるのだろうか… <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/10(金) 04:37:35.05 ID:PrAGYmv50<> 『私』が受け取ったギアはアメノムラクモ、アスクレピオス、イミテーター、ミョルニル、神獣鏡、フォーク、レーヴァテイン、わっしーセットの8つ
改めて見ると多い...が、これで全部じゃないあたり持ち過ぎだと『自分』でも思う

『翠』「『私』のは他には無かった?それか水色のキューブみたいなのとか」

ネロ「いえ、探しましたがどこにも...それから響さん達のもありましたが、翼さんのアメノハバキリも見つかりませんでしたね」

『翠』「やっぱりね...」

あのキューブ...それにキューブと融合?したギアがない
『私』は気絶してたからわからないけど、アレも回収されてどこか別の場所に持っていかれたのか、それともエルフナインちゃんのところに戻ったのか
謎の声の主が回収した...とは考えたくないけど

『翠』「とにかく、それも探しつつ皆を助けよう」

『私』達は頷き合い、皆が捕われている部屋を探し始めた



コンマ下1
01〜25 見つからない
26〜50 アルカノイズ
51〜75 黒服
76〜89 見つからない
90〜98 見つけた
ゾロ目 +シェム・ハの腕輪 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/10(金) 17:35:21.60 ID:RqKYvv+a0<> 燃え尽きるほどヒート <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/11(土) 02:47:11.53 ID:27Y/Njdx0<> ・・・

捕まってる皆を探し始めて早数十分


「そっちに逃げたぞ!追え!」

「逃亡者3名!訃堂様に報告!」


早速見つかった『私』達だった

ネロ「不味いことになりました」

マリア「流石に優秀な人材が集まっているようね、こんなに早く見つかるなんて」

そんな派手で特徴的な髪してれば目立つのは...という言葉をどうにか飲み込んだ『私』はこの場を切り抜けるために



安価下
1 バトル
2 とにかく逃げる(逃げ切れるかは判定)
3 その他(記述) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/11(土) 03:33:12.95 ID:Y3SktaBT0<> 3 イミテーターでシャルガナをコピー、ヨーヨーで黒服共の股間や頭を攻撃して無力化させまくる
後はネロ様に無力化させた黒服でブンナゲフレンズを連発してもらおう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/11(土) 04:08:04.95 ID:H34AARPeO<> 追っ手を撒きながらネロに装者が捕まってそうな部屋を大体でいいから察知出来ないか頼む

助けて黒フードのお二方…
ここまでコンマ運に見放されてるともうね <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/12(日) 01:52:06.84 ID:OUEFCzW00<> 「Stealer Imitator tron」


黒服の人達から逃げつつ纏ったのはイミテーター
でもこれで終わりじゃない

『翠』「コピーシュルシャガナッ!」

相手が生身の人間である以上は下手に殺傷力の高い攻撃は出来ない
そこで選んだのはシュルシャガナ

『翠』「今はしつこいトムはお呼びじゃないんだよ!」

逃げる足を止め振り返った『私』は、両手に握ったピンクのヨーヨーを先頭の方の黒服達に向けて飛ばす

「痛っ!?」

「ぐぅ...!」

狙いは顔面と急所、正確に


「Seilien coffin airget-lamh tron」


倒れた黒服のうち何人かを蛇腹剣で捕まえ引き寄せるマリアさん

マリア「ふっ!」

そしてそれをネロさんが受け取り

ネロ「クーリングオフっ!」

さらに追ってくる別の黒服の人達に向けてぶん投げた
その細腕のどこにそんな筋力が...ネフィリムと神様の融合系幼女は計り知れない

「うわぁっ!」

「避けろ!とにかく追え!」

しつこい...装者の走りに食らいついてくるなんて
とはいえ本格的に再び逃げに徹し始めた『私』達だ、逃げ切れないことは多分ない

マリア「誰よトムって!」

ネロ「私達が袋の鼠ってことでしょう?」

マリア「ダメじゃない!」

『翠』「鼠は鼠でも窮鼠だから...それよりネロさん!皆がいるとこ、大体でもわかんないの!?」

ネロ「探してますよ!力が弱まってなければもっと早くて確実なんです!」

本当のことなんだろうけど厨二拗らせてるようにしか見えない



コンマ下
01〜50 まだ見つからない
51〜98 合流
ゾロ目 襲撃者 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/12(日) 02:04:40.49 ID:Sq+xHI0m0<> 覚悟の準備 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/12(日) 02:06:21.01 ID:Sq+xHI0m0<> また妖怪1足りない…もう嫌だ <>
◆BT63SEH4KsDo<>saga<>2020/04/12(日) 02:31:09.89 ID:OUEFCzW00<> ネロ「そこの部屋は!」

『翠』「いない!」

思いの外苦戦中...この屋敷広いっ!

マリア「さっき見つかった以上また見つかるのも時間の問題よ、注意して!」

『翠』「なんて言ってる側から!」

今度は正面からアルカノイズの群れ
常時放ってるとは思えないし、やっぱり場所が把握されつつあるのかも

『翠』「たぁぁっ!」


安価下
1 他の視点にする(誰視点か記述) (望ましいのは装者の誰か)
2 『翠』ちゃん視点で続行


***

今回もまたギリギリになってしまいましたが新スレ建てました
こちらは埋めてしまってください

【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「MDR」
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1586626071/

*** <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/13(月) 02:37:38.55 ID:ujLm+2BQ0<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/13(月) 02:46:25.24 ID:Kzd3l9uSO<> うめ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/13(月) 02:46:56.48 ID:Kzd3l9uSO<> うめ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/04/13(月) 02:47:50.60 ID:Kzd3l9uSO<> 次スレは神コンマが連続で出るといいね <> 1001<><>Over 1000 Thread<>           , -―  、
         /       丶
        /          ヽ      こんなにもスレ住民達がおじぎに飢えてるとは思わなかった
        i   _,,_ル,,rョュ 、 i
        |  ィ rっフ , 弋ミア |r,         わたしの愛を  全てのスレ住民に!!!
       _|  "''"~ ハ   ハ   .i;{ 
       } ;    / " '  ヽ   |j  _   \ニニニ ニニニ   
        λヽ    r―''"入  /イ/ハ:.:/{ ノ !:::::|    ___ノ^ヽニニニニニ
      /.:::::  i   廷廾ニツ, , -――- 、 /:::::/ /      ̄`ヽニニニニニニ
     /.:::::::::::::: i、  - / -―- 、⌒V::::::/ // j___ノ、  ヽニニニニニ
  /ニニ、`ヽ`ヾ;  ヘ.イ 、__(   >  \/ (__ ノニニニ     \ニニニニニ
 ,仁ニニニ\ヽヽヽ ∨   /ニニ>彡>--')__ ノ    `ヽニ     \ニニニニ
 ニニニニニニヽ   /     {ニニ> ´ `¨¨´         ニ}      \>''"´
 ニニニニニニニニ/     ∨ /               }八
 ニニニニニニニ./        }ニ{  >>1000 thread over    ノニヽ     ノ
 ニニニニニニニ/       }ニハ               /⌒ヽヽヽ ___彡
 ニニニニニニニ!        ノニニヽ、            /     ` ー=彡'ニニニニ
 ニニニニニニニ}          ⌒`丶、     /⌒ヽ  ノ     ノ____
  / ̄ ̄ ̄`ヽ/ヽ、 _彡ヘ{ {        > 、 /     /  ̄ ̄ ̄
           /   ヾ、    ヽ ヽ      (    `{    / SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
        /    〃 トミ  ___ >--‐=、   ヽ _ノ http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
         /    //     /         \__ノ
<> 最近建ったスレッドのご案内★<><>Powered By VIP Service<>騎士「勇者になってくれ?」 @ 2020/04/13(月) 02:25:08.48 ID:s9FxZZ/7O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1586712308/

【ラブライブss】穂乃果「自粛なんてやめてライブしようよ!」 @ 2020/04/13(月) 00:55:54.90 ID:B/McG1aEO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1586706954/

男「それは、宇宙の彼方」 @ 2020/04/12(日) 22:55:46.92 ID:DIXGqohk0
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小宮恵那「ね、先輩。キスしてあげよっか?」泉瑛太「は?」 @ 2020/04/12(日) 22:25:19.60 ID:Q5QCi+N6O
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【安価】アライさん「みんなにイタズラするのだ!」フェネック「付き合うよ〜」 @ 2020/04/12(日) 21:14:11.70 ID:ttpV4WEx0
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ましろ「踏み出す勇気と」つくし「踏み込む勇気」 @ 2020/04/12(日) 21:01:07.24 ID:SlTzITWg0
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ほたる「白菊ほたるは男の子」【モバマス】 @ 2020/04/12(日) 20:33:06.01 ID:jjAuGWB80
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高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「再認識するカフェで」 @ 2020/04/12(日) 18:10:12.84 ID:hDB5WS2C0
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