◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/14(月) 23:30:52.40 ID:sXysqYo30<>
< しかいない >






提督「フ-……そんな世界なら、よかったのになぁ」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………客人って続くもんだけど、どうかな。この後も楽しいかな」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………ま、どうでもいっか。癒されに行けばいいだけだし」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1607956251
<>【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/14(月) 23:35:42.74 ID:VOACYeiB0<> 建て乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/14(月) 23:38:57.25 ID:sXysqYo30<>
< 寒風吹き荒ぶ中案の定お客様参りまして >







提督「やー……アレを初めて提案したときのあいつの顔は傑作だったな」

あきつ丸「恐らく殿下も似たような顔をしたでしょうな」

提督「報告上げただけだから知らんね。……実に余裕ぶって美味そうにコーヒー啜ってゲロマズって顔したぜ」

あきつ丸「どうせ適当に投げた缶コーヒーか何かでありましょう? 」

提督「そりゃあそうだけどな。陸軍省の喫煙所で話したから」

あきつ丸「それはそれは……陸軍にも随分と非道な仕打ちを」

提督「俺はたまたまポロッと海軍の秘中の秘を失言しただけなんだよなぁ」

あきつ丸「これでもまだ籍があるのですがね自分」

提督「知るかよ。…………火、呉れない? ライターごとあげちゃって」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/14(月) 23:41:49.95 ID:sXysqYo30<>
< 受け渡しは終わった後で >







提督「ふぅ…………で? 」

あきつ丸「遂に名前すら呼ばれなくなったのでありますか、自分は」

提督「ある種親愛の情だよねそれ。……どうなの? 」

あきつ丸「何がでありますか」

提督「俺の友達尾行して楽しい? 暴露てるのに」

あきつ丸「暴露ている尾行をするのにも意味はありましょう。
暴露ていることを理解できぬ者も、その先を見通せぬ阿呆もいるからして」

提督「くっだらな。……あいつは」

あきつ丸「ええ」

提督「切るとなったら俺でも切るぜ。俺の為だと信じ切って」

あきつ丸「それが友人というものでありましょう。自分に友人などおりませんが」

提督「時雨が泣くな」

あきつ丸「そう、でありましょうか……? 」

提督「当然。あと普通に俺も他人扱いされたら泣く」

あきつ丸「それはそれは。……提督殿」

提督「うん? 」

あきつ丸「自分もライターのプレゼントをしても? 」

提督「それはそれは……貰っとくよ、ありがと」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/14(月) 23:45:35.73 ID:sXysqYo30<>
< 今日の私たちにはさようなら >







提督「へーい高雄」

高雄「? もう、いつも通りに? 」

提督「いいんじゃないたぶん。……アホなやつの相手させて悪かったな」

高雄「いえ。あなたが手放しに喜べる友人なんて私にとっても友人以上ですから」

提督「そう? ……うん? 袖に何か付いてる? 」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………私も煙草、始めましょうか? 」

提督「冗談。ライターに色々仕込む為に高雄の服、駄目にしちゃあ悪いよ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/14(月) 23:46:22.32 ID:sXysqYo30<>
前のアレ
【艦これ】提督「俺と……高雄と愛宕」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1581775360/


とてもではないが最近ではないアレ
【艦これ】提督「この絶望的な海へと」【あんこ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1540730295/


中二病罹患者らしいアレ
【艦これ】うちの鹿島がなんか違うけどそれがいい
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520773555/
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/14(月) 23:47:19.91 ID:sXysqYo30<>
【大湊警備府】@好きなもの A苦手(嫌い)なもの





提督……@多過ぎて絞れない A多過ぎて絞れない

高雄……指輪持ち。@主人(主人) A自分の目の色

愛宕……指輪持ち。@夫である彼氏 A走ること

加賀……指輪持ち。@仲間 A寂しい時間

雲龍……器用富豪。@忘我の快楽 A放置プレイ

天城……金亀換酒。@姉様 A麦酒の類い

明石……両刀遣い。@彼氏と彼女 A選択すること

叢雲……桜梅桃李。@美味しいもの A優柔不断

漣………灑々落々。@団欒 A心の弱い自分

瑞穂……甘辛両刀。@彼女 Aレズを認めること

海風……純情苛煉。@あの人 A有象無象の人間

江風……酒入舌出。@スポーツ観戦 Aお酒セーブ

Littorio…火樹銀火。@情夫 Aスポーツ全般

Roma……温和怜悧。@平和 Aヘラヘラした相手

龍田……幸災楽禍。@愛する者 A現在は特に無い

扶桑……淫靡婦人。@讃美歌 A不躾な視線

山城……火中の華。@愛すべきモノ Aそれ以外

阿賀野…史学妖怪。@五胡十六国時代 A運動

能代……姉の御守。@姉妹 A運動

涼月……被常識人。@初なんとか A常識外のもの

初月……中二患者。@あるじ様 A無様な存在

涼風……間者の類。@気の良い仲間 A綺麗事

旗風……花紅緑柳。@激辛料理 Aピュア芸の誹り

松風……美人王子。@揶揄い Aつまらない相手

伊13……エロ水着。@妹の幸せ A飲み過ぎる妹

伊14……変態水着。@酒 A姉の不幸せ <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/14(月) 23:48:30.93 ID:sXysqYo30<>
【横須賀鎮守府】@好きなもの A苦手(嫌い)なもの



金剛……天衣無縫。@姉妹とのティータイム A悪

霧島……温厚毒実。@姉妹とのティータイムA敵

時雨……跖狗吠尭。@安らかなひと時 A天真爛漫

春雨……春雨肉汁。@優しい姉 A面倒臭い姉

浜風……浜行方正。@姉妹 A姉妹を惑わす者

鈴谷……ヒト誑し。@カッコイイヒト A下戸

鹿島……十年一剣。@某信念の狗 A好かれること

若葉……屋上同盟。@甘味 A麦酒類

Graf Zeppelin…屋上同盟。@淑女 A金髪

Warspite…クイーン。@淑女的彼氏 A強い酒類

Aquila……愚者十得。@幸せな日々 A戦闘

Pola……酒酔酒解。 @美味い酒 A不味い酒

大淀……腹黒眼鏡。@木洩れ日と読書 A不慮案件

那珂……救世偶像。@仲間 A怖い姉と五月蝿い姉

満潮……嗚呼哀哉。@あるヒト A面倒な上官

大井……眼中無人。@どこぞのKさん AKさんの敵

Maestrale…幼気盛り。@友人達 A泥酔したAさん






あきつ丸……繊細無比。@Sさん A正義面した人間
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/14(月) 23:49:12.93 ID:sXysqYo30<>
【大湊警備府長期移籍中】@好きなもの A苦手(嫌い)なもの



赤城……面従腹背。@皆様の幸せ A皆様の不幸せ <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/14(月) 23:49:45.19 ID:sXysqYo30<>
【横須賀鎮守府A】@好きなもの A苦手(嫌い)なもの




蒼龍……暗香疎影。@皆様の幸せ A皆様の不幸せ <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/14(月) 23:52:02.64 ID:sXysqYo30<>
改めて前の
【艦これ】提督「俺と……高雄と愛宕」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1581775360/


まずはまた間を開けて申し訳ありませんでした
ちょっと忙しかったり忙しくなかったりしました

相変わらず来年の目標も一年で1スレですたぶん
またよければ暇なときにでも覗いてください

ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/15(火) 00:00:54.46 ID:Ll6iCUUL0<> 乙 気長に待ってますよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/15(火) 01:35:13.87 ID:DiW9siYYo<> お疲れ様です
年末はしゃーない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/15(火) 04:32:42.66 ID:WgydDtm0o<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:08:35.20 ID:122xXwwR0<>
< 「提督が鎮守府に着任しました! 」 >







提督「「これより艦隊の指揮に入ります」、か」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………一回目も二回目も横須賀で艦隊を指揮した気は無いし、
南方では泊地だしその後は要港部と警備府だよな」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………妙に何回も聞いた気がするフレーズなんだけど夢で見たのか? うん? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:09:44.34 ID:122xXwwR0<>
< 冗談ですってば、冗談 >







海風「雲龍さんにとっては凄くどうでもいいと思うんですけど」

雲龍「何? 」

海風「割と穴が拡がるっていうか伸びるのって早いですよね。
あんなに早く全部咥え込めるようになるとは思ってませんでした」

雲龍「あぁ……でも確かに凄いわね」

海風「内臓って感じはしないですけど何となく押し上げられてる感覚凄いんですよ。
持ち上げられてるとは違うんですけど」

雲龍「私も分かるわ。身長が高いから順応が早かっただけでそれなりにいっぱいいっぱいだから」

海風「正常位でお腹の上に乗っけられたら明らかに大きさおかしいですもんね。
身体の中だからただ直線でそのまま挿入ってるわけじゃないんでしょうが」

雲龍「そうね……あぁ、なんだかそう言われると今すぐヤりたくなってきた。ね? 」

提督「…………誘い方下手過ぎると思わない? 」

江風「あのさ……そういう問題じゃ、無いと、思うけど? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:10:58.86 ID:122xXwwR0<>
< 和製ブリジット・バルドー >







雲龍「知ってます? 扶桑が加賀さんの顔好きって」

加賀「……え? 」

雲龍「気を付けた方がいいかも、しれませんね」

加賀「…………」

扶桑「後退りしなくても……その加賀さんは加賀まりこのことですし」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:12:05.09 ID:122xXwwR0<>
< だからつまり……うん? >







加賀「酷いわね。私の顔なんて醜いから見たくもないなんて」

扶桑「そんなこと言いましたか私」

山城「でもよく考えると姉さまが一番組み合わせ多いのって加賀さんでは? 」

天城「あの人と寝るときに? 」

山城「あの人に弄ばれて啼かされるときに」

加賀「そういえば……む」

扶桑「だからなんだっていうんですか……偶然ですからね、ぐ・う・ぜ・んっ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:13:26.21 ID:122xXwwR0<>
< 魔窟で語る常識とは >







雲龍「その辺扶桑と山城の違いよね。あなた未だに女は扶桑しか知らないんでしょう? 」

山城「当然のことね。男はこれからもあの男だけだし」

雲龍「その点扶桑は」

加賀「取り敢えず私はあるわね」

天城「天城もまぁ……」

雲龍「と、まぁこんな感じで完全にふしだらな女よね。……私は扶桑知らないけれど」

扶桑「そんなことを言われても」

山城「私はそんなふしだらでメスにされたりオスに媚びる姉さまでもお慕いしておりますから」

扶桑「あのね……」

龍田「そもそも姉妹と寝て当然って部分をさも不埒じゃないみたいな言い方はねぇ〜……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:14:40.84 ID:122xXwwR0<>
< ナイフを扱う人間の良心云々 >







加賀「いい? アルコールが駄目なのではないの。アルコールが偶然駄目な人間の本性を暴くだけなのよ」

天城「それでは世の中駄目な人間ばかりですね」

赤城「まったくですね。たかが数杯で千鳥足になり人が変わりときに轢き殺し」

加賀「つまりこれだけ飲んでも本性が大した被害を撒き散らさない私たちは善に……あら、ありがとう美味しそうね」

能代「いえ、ありがとうございます。
…………アルコールが暴けてないだけで駄目なヒトなのは間違い無いと思いますけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:15:50.12 ID:122xXwwR0<>
< 薄暗い中暖色の灯りなんてあったりして >







赤城「さすが能代さん、美味しいです。……こう、信じていただけないかもしれませんが」

能代「ええ」

赤城「こういう小鉢を肴にしてゆっくり飲みながらお話しするの、とても好きなんですよ」

天城「赤城さんも将来退役できれば小料理屋なんて始めてみますか? 」

赤城「私は退

加賀「退役できるとは思わない、なんて言わない約束ですよ赤城さん」

赤城「失礼しました。……そうですねぇ、私はきっと退役なんてしないと思いますよ」

能代「護国の軍人であり続けたいと? 」

赤城「と、いうよりかは近くで見続けていたいんです。
自分を犠牲にして守ったものがどんな風に成長していくのか」

加賀「ふ……赤城さんらしいです」

赤城「加賀さんはあの人に着いていきますか? 」

加賀「どうでしょう。どうせ私は妻にはなれないでしょうし……大学生になってみたいんです」

天城「それでは皆さん天城のお店にご招待しましょうか。
開業資金はたっぷりとありますから豪華にできますよ」

能代「足りなくても良いATMがありますしね。
……平和過ぎて怖いんだけど能代がおかしいのかな? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:19:32.45 ID:122xXwwR0<>
< 酒と泪だけじゃあ女はやっていけないから >






加賀「でも……今時小料理屋って流行るものなのかしら」

天城「その辺は天城の腕次第ですね。それに小規模なお店でお酒が出る、というだけの括りです」

赤城「元同僚を呼べば最悪一見はいなくても安泰な気がしますが」

能代「阿賀野姉ぇには月一とか言いつけておきますけどね」

天城「そんなこと言わずに毎日来てくださいな」

能代「それでは天城さんの休みも無いじゃないですか」

天城「構いませんよ。皆さんの顔が見られてお話を聞けるのなら」

赤城「それでたまに混ざってみたりして? 」

天城「ええ、そういう生活に心惹かれないなんて今の天城が嘘であるのと同義で

加賀「つまりあの人との逢瀬はできないわね。少なくとも夜には」

天城「……」

能代「……」

赤城「……」

加賀「……」

天城「……能代さん? 阿賀野さんには不定休もあると伝えていただけますか? 」

能代「えぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:20:48.11 ID:122xXwwR0<>
< 演技力が必要ってわけでも無いが >







旗風「キスって美味しいですよねぇ……ねぇ松姉さん」

松風「ん、あぁそうだね」

提督「魚だな? 」

愛宕「お魚でしょ? 」

雲龍「魚よね」

松風「さ、ささささ魚にきききき決まってるじゃないか」

龍田「魚ね。……わざとかもしれないけれどあなた物凄い大根役者ね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:22:10.05 ID:122xXwwR0<>
< 片方の掌と心温めて >







提督「この自販機だけでどんだけポイント貯めたことか。……何? 」

加賀「あたたかい紅茶。冷酒で温まってはいるけれど」

提督「ん……」

加賀「ありがとう」

提督「ん……はぁ」

加賀「……」

提督「……」

加賀「……」

提督「……俺、冷たいコーヒーにしちゃったわ」

加賀「ん……冷たいわね」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:25:39.24 ID:122xXwwR0<>
< 掴んだ手は離したくないのです >







漣「あらあらー、どーもお熱いこって」

提督「ん? 」

加賀「手は冷たいわ」

漣「加賀さんあったかい紅茶持ってもう片方ご主人様の手握ってるでしょ。……漣には? 」

提督「しゃーねーな……ほら」

漣「放課後を応援してくれる飲み物で」

提督「カルピスね。お前高校生じゃねぇだろうが」

漣「ありでーす。ふぅ……」

提督「…………」

加賀「…………」

漣「…………」

提督「…………漣くんさ、コーヒーのプルタブ開けてくれない? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:28:15.50 ID:122xXwwR0<>
< だから……離したくないんです >







漣「ほいよー。……ご主人様」

提督「あん? 」

漣「せめて開けて飲んで冷たくなって手握りません? 」

提督「分かってねぇなお前」

加賀「あなたが来なければもっと長くいたから」

漣「へいへいサーセン。…………じゃあ漣いるんですしもうちょっと離れる努力、したら? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:29:56.14 ID:122xXwwR0<>
< ただ温もり抱き締めて黙して >






提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………なんかまた誰か来そうな足音だな」

加賀「無粋ね。…………紅茶、冷めてしまったわ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:32:07.83 ID:122xXwwR0<>
< 理由としての存在 >








明石「つくりました! 」

提督「捨てろ」

明石「守りました! 」

提督「捨てろ……捨ててくれ頼む」

山城「ふっ、ふふふふ……あはっ」

龍田「ふふ……アイドル風ポスターねぇ」

提督「わざわざ軍刀持って撮影させられた時点で察知しておくべきだった」

明石「このwwキメwwww顔…………ww! 」

提督「今までに無い凄まじい悪意を感じるんだが……おい明石」

明石「はい? 」

提督「その顔やめねぇと今日は瑞穂丁度良く酔わせて色々吹き込んでおくからな」

明石「やめました! 」

瑞穂「えーっと……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:33:36.46 ID:122xXwwR0<>
< 愉快な家族 >







提督「しっかし……よくできてんなこれ」

明石「編集ソフト使いましたからねー」

提督「んなもん経費で落とすなよ……」

明石「用途聞かずに承認したの少将閣下でしょ? 」

提督「そうだけども。有給消化啓発の職場内ポスター作ってくれるかもしれないじゃん? 」

明石「億に一つも無いでしょうそれ。……つくります? 」

提督「よっぽど暇ならな。まず消化させてやれる気がしないが」

明石「まぁ、普段から有給生活みたいなものですし不満はありませんよ」

提督「そっか。……龍田くんさぁ、何でコピーしてきてんの? 馬鹿なの? 山城くんも笑うのいい加減やめたら? ねぇ? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:35:44.88 ID:122xXwwR0<>
< 染まり切るということ >







山城「おいしくなぁれ☆ 萌え萌えきゅん☆ 」

提督「よくお前それを完璧な笑顔でできるな」

山城「罰ゲーム命令したのあなたじゃない」

扶桑「山城の演技力を舐めないでほしいものですね」

提督「そういう問題じゃねぇよ」

山城「罰ゲームを本気でやるというのは」

提督「あん? 」

山城「つまり次へのプレッシャーです。……当然、続けるわよね麻雀」

龍田「とうぜーん」

愛宕「はいはい」

阿賀野「山城さんは鬼でも殺しに行くのかな? 」

涼風「何そのヤベぇ目付き」

江風「…………えー、江風は

山城「あ? 」

江風「ウィッス。……よくあンたら爆笑して見ていられるなこンなの」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:37:05.21 ID:122xXwwR0<>
< 宵闇近く冥府も近く >







提督「あ、でさ山城」

山城「何? 私は見た通り忙しいの」

提督「配牌見てるだけじゃねぇか。……お前が注いでくれたこの酒さ」

山城「ええ」

提督「ちゃんと美味しくなってるのか? 」

山城「はぁ? そんなわけ無いじゃない馬鹿なの? 」

提督「ちょっとはアフターも頑張れよ。……江風次俺と代われな」

江風「はいよー。……逃げ出せる嬉しさはあるけど一回は罰ゲーム受けるってことなンだよなそれ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:38:25.54 ID:122xXwwR0<>
< 沈んだときの年齢にしてみると >







愛宕「十四歳ね」

高雄「十六歳……うぅん、結婚はできますか」

江風「ほぼほぼ犯罪じゃねーか。十六歳とか一番あぶねーわ」

雲龍「私なんて一歳二ヶ月よ? 」

天城「姉様より七ヶ月程年嵩になりますね」

加賀「私は二十歳ですのであまり変わりませ……変わりませんったら! 」






扶桑「……私は三十歳越えてるわけだけれど」

山城「……私も二十八歳ですか」

提督「俺はお前らが一番楽しみだよ、色んな意味で」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:40:34.09 ID:122xXwwR0<>
< 女性ノ機嫌ハ複雑怪奇 >







愛宕「それはもう艦“ 娘 ”ではないわねぇ〜」

赤城「それは今もでは? 」

扶桑「えっ……」

赤城「? 」

山城「……赤城さんでも言って良いことと悪いことがあるんですよ」

赤城「はぁ。いえね、彼の嗜好上その方が、と……女って面倒臭い生き物ですねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:43:03.71 ID:122xXwwR0<>
< 成長の余地があるととるかどうか >







龍田「あら、じゃあ私もいいんじゃない? 」

提督「龍田ちゃんは……二十五歳くらいかヤベぇな」

阿賀野「軽巡組だと阿賀野たちは幼児になるよねー」

能代「そうね」

叢雲「十四歳か。あんまり変わらなさそうね」

漣「漣は十二歳だから今より小さくなるのかー」

海風「七歳なんてあの人絶対振り向いてくれないね。……漣は自分を今何歳だと思ってるわけ? おかしくない? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:45:31.16 ID:122xXwwR0<>
< 可愛いお婆ちゃんなら別にいいよね的な >







提督「取り敢えず金剛辺りが喚いた末にIowaを見て絶句するパターンだな」

愛宕「七十五歳ってもう全部どうでもよくなってそうな年齢よね」

高雄「穏やかにあれるのならそれもいいかもしれないわ」






金剛「ん……くちゅんっ」

あきつ丸「随分と可愛らしいくしゃみだなお婆ちゃん」

金剛「お婆ちゃんじゃねぇデース……ううぅん、風邪? 」

霧島「このご時世それはあんまり……いえ、私たちが死ぬとは到底思えませんけれども」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:47:23.08 ID:122xXwwR0<>
< ワナワナする罠 >







扶桑『はい……採用よろしくお願い致します』

江風『はい! 採用よろしくお願い致します! 』






漣「と、こう二人がバイトの面接に来るわけじゃないですか」

山城「姉さま以外を採用する人間が存在して? 逆を選ぶのは盲か逆張りかロリコンのどれかよ」

江風「ひっでぇ」

漣「分かってませんなぁ山城さん。……ご主人様は? 」

提督「どっちも落とすか江風だけ採用する」

山城「あ“っ“? 」

扶桑「別に悔しくなんてありませんけれど……当然のように理由は訊きたくないわね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:48:35.20 ID:122xXwwR0<>
< クラッシャーの気配とも言える >







提督「えー、だって履歴書の内容は知らないけど扶桑の外見と所作でコンビニバイト志望とかぜってー中身ヤベぇ女だもん」

山城「なるほど」

江風「なるほど」

漣「ね? 納得できたでしょう? 」

扶桑「貶される部分無しで褒められてはいるのですね」

提督「無いからね。……や、一週間限定で居酒屋バイトした能力だけはある即戦力の馬鹿もいたはいたけどさ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:51:10.96 ID:122xXwwR0<>
< 移動式地雷 >






海風「江風は何故採用するんですか? 」

提督「や、見た感じ普通にバイトしたい学生だろう? 」

江風「そう? 」

提督「何か? オレはお姉さんですぅとか言いたいのか? 」

江風「そーいうことじゃないけどさ」

提督「それにまぁ……うん、お前たぶん気に入られるタイプだぞ」

江風「うン? 」

提督「特に同世代なら男にも女の子にも」

海風「江風は誰にも渡しませんよ? 」

提督「あのさ、これは仮定の話であって……お前バイトの面接行くなら海風の存在匂わせるなよ? 」

江風「自分で仮定の話に現実乗っけてンじゃン……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:52:47.66 ID:122xXwwR0<>
< 誰に? >







龍田「山城ってもう単純に愛が重くて貪欲なだけっぽいわよねぇ〜」

愛宕「それがいいところじゃない。
高雄みたいに他への異常な攻撃性があったり、
高雄みたいに自分を求めてくれないと自傷しそうな気配があったり、
高雄みたいに定期的に愛情を確認する為の言葉遊びが必要だったりしないんだから」

龍田「あなた姉に対してその恣意的な評価はなんなのよ。大なり小なり皆そんな感じじゃない」

愛宕「だとして高雄の欲しがりは病的だと思うけど」

龍田「そう……まぁ、翻って山城、ってなれば本当に重いだけなのが正しいわよね」

愛宕「好きな人と抱き合ってるから気持ち良くて幸せ、とか純粋に思ってそうよね」

龍田「分からなくもないわ」

Littorio「絶妙に最低で正確そうなこと言ってますけれど……取り敢えず、謝っては? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/19(土) 23:53:36.27 ID:122xXwwR0<>
ひっどい天気でうんざりしてきましたねぇ……

ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/20(日) 00:27:53.99 ID:9PU9YNoO0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/20(日) 23:23:37.55 ID:KN04ADPt0<>
< お客様 >






葛城「…………」

夕立「…………」

葛城「…………」

夕立「…………」

葛城「…………」

夕立「…………ステーキ、レア! 」

提督「へい」

高雄「お肉、お持ちしますね」

葛城「なんでだよ……なんで? 今滅茶苦茶カッコ良く飲んでたじゃん……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/20(日) 23:24:22.13 ID:KN04ADPt0<>
< するっと馴染む >







夕立「葛城さん食べさせてくれるなら我慢する」

提督「俺もクソ面倒くせぇもん焼かなくて済むな」

葛城「我慢して焼いて。乙女の貞操の危機だから」

夕立「乙女(笑)」

提督「貞操(笑)」

雲龍「危機(笑)」

葛城「カッコ笑いとか口で言うな! ……雲龍姉ぇはいきなり現れて妹馬鹿にするのやめな? 」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/20(日) 23:26:22.39 ID:MS7wkYsio<> お疲れ様です
足元、気をつけてね <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/20(日) 23:28:17.83 ID:KN04ADPt0<>
< 懇親会中止で好き勝手飲んでるだけですので >







夕立「というか葛城さんの貞操なんてもう無いでしょ」

葛城「や……えと」

雲龍「安心しなさい。私よりはまともだわ」

提督「お前と比べたら仕事でやってる分ある意味娼婦の方がまともだろうよ」

雲龍「こんなに一途なのに」

夕立「一途なのに妹と寝るんだ」

雲龍「あなただって戦闘狂でもお昼寝だって好きでしょう? 」

夕立「なるほどっぽい! ……でも夕立は戦闘狂じゃないよ? 」

提督「何言ってんだこいつ」

雲龍「葛城の貞操並に嘘っぽいわね」

夕立「ぽい? 」

提督「ぽいぽい」

葛城「ぽくないから。一応それなりにまともだから。……何故この姉しかここにいないのか。もう一人はどこで遊んでるの? ねぇ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/20(日) 23:31:36.42 ID:KN04ADPt0<>
< ナマモノというかなんというか >






加賀「天城なら秋雲に捕まっていたわよ」

赤城「和服の着方脱ぎ方なんて訊かれていましたね」

葛城「な、なるほど……? 」

漣「ぜってーいかがわしいことに利用されるやつだそれ」

提督「天城モデルの何かアレなやつ描くのかあいつ」

夕立「けっこーエッグいの描くっぽい」

提督「マジかー。…………訓示垂れた後即行で肩の筋肉見せてって言われたんだけど嫌な予感がするな」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/20(日) 23:33:31.69 ID:KN04ADPt0<>
< あるべき姿と見せるべき姿と隠せない私 >







江風「卑怯だよな、ぽいぽい巫山戯たこと言いっ放しかと思いきや真面目な顔でイカれたこと言えたり」

海風「全部実力で黙らせられるでしょ。加賀さんとか赤城さんと同じ類い」

Roma「巫山戯た言動と追随を決して許さない独歩で言うならBismarckと同類なのかもね」

涼風「それは褒め過ぎ」

Roma「でも、なんとなくでも思わない?
彼女みたいな相手に喧嘩を売るっていうのは実質的な自殺だと本能的に思わされる感覚」

涼風「天下の大帝国がたかが夕方一時の小雨に恐怖を覚えるとでも? 」

Roma「あら、Romaは雷雨の夜に生まれたのよ? 原初の恐怖を刻み込まれているの」

涼風「ハンッ……」

江風「ってもまぁぽいぽい言ってるのも擬態だと思えば……ンー…………寒気、してくるよな」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/20(日) 23:34:58.14 ID:KN04ADPt0<>
< 話に割り込まれたので >







提督「ま、言い訳をさせてもらえるならあれだな、
軍人になった上に政争に巻き込まれた時点で聖人であれるなんてことは有り得ねぇのよ」

葛城「そこをなんとかするのが提督さんの甲斐性ってやつでしょ」

提督「生憎と絞られ過ぎて残っておりませんね」

愛宕「んー? 返しましょうか? 」

提督「どっから? 」

雲龍「当然マ

愛宕「愛を込めたお料理で」

葛城「くっだらない……雲龍姉ぇはなんでそこで傷付いたような顔できるのかな? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/20(日) 23:35:53.11 ID:KN04ADPt0<>
< ちょっとした秘密のコレクション >







雲龍「首輪」

葛城「ちょっとした……? 」

天城「秘密の……? 」

雲龍「天城って私のこと見下げ果てた淫乱扱いするくせに割と甘くみてるわよね」

天城「防衛本能です」

葛城「それ分かる」

雲龍「瑞鶴さんってノーマルなの? 」

葛城「ドの付くノーマル。私が引くくらいノーマル」

天城「まぁ、レズですけれどね」

葛城「それはそれ、これはこれ」

雲龍「ふぅん……そう、あなたの方が割と…………そ、ありがとう」

提督「なんつー話して……や、いいけどな別に。ほら夕立ちゃんステーキ焼けたぞ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/20(日) 23:37:54.98 ID:KN04ADPt0<>
< 流転する他愛無さ >






葛城「や、何回愛してるとか好きとか言われても問題無いから。
好きな人に言われるのに飽きとか来ないから」

提督「おい、何かまともなこと言い始めたぞお前らの妹」

雲龍「女の子の日なんでしょうたぶん」

天城「もしくは風邪を引いたか」

夕立「なるほど。提督さん、さすがの焼き加減っぽい! 」

提督「なるほどな。それ程でも」

葛城「せめて女だけのときにする冗談でしょそれ……あと今日は違うし、違うし! 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/20(日) 23:39:05.05 ID:KN04ADPt0<>
< 本日のハイライト >







葛城「え、レズだけど」

瑞穂「」

明石「ほえ……」

葛城「何か文句ある? 別にあっても気にしないけど」

瑞穂「」

明石「やー……文句は無いです、はい。無問題ですとも」






瑞穂「」

龍田「? 何がクリティカルだったの? 」

明石「なんというか……今に至ってなお割り切れない自分に気づかされたのがショックだったようで……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/20(日) 23:47:18.04 ID:KN04ADPt0<>
< 舞台裏(厨房) >






提督『ーー昨今の情勢を鑑みて懇親会は中止。
ただしささやかな料理と酒は用意しているので各自明日からの演習に備えるように』






愛宕「ってキメ顔で言った後にね? 」

高雄「? ええ」

愛宕「夕立ちゃんとかそれなりに仲の良い子だけさり気無く夜は誘ったじゃない」

高雄「この棟に? 」

愛宕「うん。演習中開放する棟には殆どの将校と艦娘が詰めてるけど」

高雄「実際あの人は朝から将校の相手をしていたわけだしいいじゃない別に」

愛宕「文句じゃないわよ? 朝から下らない話続けてたのずーっと側で見てたから」

高雄「ええ」

愛宕「歓待用は業者入れたからいいとして……私に何人分までならこっちの分用意できるか訊いてきたのは面白かったわ」

高雄「なんだか結婚式みたいね」

愛宕「そうそう。あれでもしあと何人かいけるって言ったら誰呼んだのかなって」

高雄「さぁ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/20(日) 23:47:45.50 ID:KN04ADPt0<>
ありがとうございました


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/20(日) 23:49:16.98 ID:9PU9YNoO0<> 乙 遂に葛城が来たか(夕立も) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/21(月) 04:48:28.68 ID:cG1tG0O3o<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:11:38.12 ID:Tc/ARY800<>
< おかしいというのを否定はしないけれど >







明石「や、頭がおかしいと頭が弱いは別物でしょう」

初月「まぁ、雲龍さんとかを見てると本当にそう感じるよ」

雲龍「私が弱いのは頭じゃなくて唇とか頬だものね」

明石「はいはい。……こういうとこをまぁ回転が早いと言えるかどうか、ですけども」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:12:41.62 ID:Tc/ARY800<>
< 羞恥も何も感じさせないっていうのは不可能だと思う >







提督「ある深淵なる疑問があるんだがね高雄さん」

高雄「今日はどう下らなさを深めるつもりです」

提督「おっぱいには癒し効果があるらしい。特に大きくて綺麗なのは」

高雄「はぁ」

提督「物は試しに一時間ぐらいずっと見させてくれ」

高雄「そんなのいつもやってい……単にずっと見る、だけ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:15:06.38 ID:Tc/ARY800<>
< 初心者の振り回すモノ程怖い物も無い >







雲龍「今のご時世だと棒術の動画なんてものもありふれているのよね」

天城「でしょうね。寧ろ人気かは別として存在しないジャンルの動画なんてあるのかどうか」

雲龍「無さそう。……それでね? 」

天城「棒術を始めたい、と」

雲龍「一昨年だったか一昨々年だったか随分前にLittorioとそんな話をしたのよ」

天城「姉様なら割とすんなり人間の達人レベルまではいきそうですね」

雲龍「分からないけれど……それで」

天城「嫌です」

雲龍「…………」






雲龍「何もあそこまで強く断らなくても……」

提督「あー……まぁ、取り敢えずそこはこう、型で? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:15:48.37 ID:Tc/ARY800<>
< いつもの幕間 >







雲龍「姉様並の精神破壊兵器と遊びでも戦いたくなんてありません、なんて」

提督「おおもう……」

雲龍「まるで私が乱暴者みたいな。……どちらかというと乱暴にされたいのに」

天城「そんなこと言うからですよ……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:19:22.54 ID:Tc/ARY800<>
< 実際に始めてみるかは、さて >







提督「つーかあれじゃね? 鍛錬型とはいっても真剣ぶん回せる加賀がいるじゃん」

雲龍「……ぁ」

加賀「私も構わないけれど……条件があります」

提督「うん? 」

加賀「必ず最低月に一回は見にきてくれること」

提督「そんなんでいいの? 」

加賀「弓を月一で見に来てから言ってくれるかしら」

雲龍「加賀さんは寂しがり屋の構ってちゃんなのよ? 」

提督「え、あー……」

加賀「それが条件。……あと雲龍はせめてもう少し言葉を繕いなさい。まるで私が駄々っ子みたいじゃない」

<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:20:43.32 ID:Tc/ARY800<>
< そんな想い出、唐突に >






天城『姉様が用意したテーブルって四角いですよね』

雲龍『? そうね』

天城『虚しくなりません? 』

雲龍『何故? 』

天城『これ以上家族が……同居人が増えることなんてきっと無いのに』

雲龍『? あなたと対面なんだからいいじゃない。細長いテーブルでも買う? 』

天城『……いえ』






雲龍「ふむ……ね」

提督「あん? 」

雲龍「新しい家族、欲しくない? 」

提督「…………は? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:22:44.98 ID:Tc/ARY800<>
< 転居届は不要で御座います >







提督「あ、そういう……」

雲龍「孕ませてくれるとしても私に子供を育てる覚悟や資格なんて無いわ」

提督「覚悟は兎も角資格はあると思うが。……雲龍」

雲龍「うん? 」

提督「いいよ。お前がそれで少しでも幸せになるなら葛城の席、用意してやる」

雲龍「……ありがとう」

提督「いーえ、大したことではありませんのでお嬢様」

雲龍「莫迦。……………………本当に、心臓でもなんでも、捧げるから」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:23:56.56 ID:Tc/ARY800<>
< うん? メタ? >






秋雲「Lv.18とかで進化するのをさ」

漣「うん」

秋雲「進化キャンセルでレベル上げ続けるって普通に虐待だと思うんだよね」

漣「まぁ……そう? 若い頃を維持してあげていると思えば」

秋雲「そんなの人間の勝手でしょ。改二の戦闘衣気に入らないとか言われるあれだよあれ」

漣「」

瑞穂「メタイノハチョット……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:28:09.25 ID:Tc/ARY800<>
< あっ……(察し) >







秋雲「でもさー、尻肉波打たせて壁に押し付けられる高雄さんとか見てみたいよねー」

叢雲「いや、あの……何? 」

海風「ごめん……ちょっと飲ませ過ぎた」

江風「か、江風はまだまともだぞ! 」

叢雲「まともな女は酔って下らないことほざく女を別のテーブルに連れてこない」

漣「でもさぁ、さっすがにカシオレだけでここまでアホになると思わないじゃん? 」

叢雲「あなたが一番強いんだから抑えておきなさいよ」

漣「無理無理。さっきまで龍田さんと山城さんに絡まれてたんだから」

叢雲「秋雲が? 」

漣「秋雲が」

叢雲「はぁ。…………あなた変なこと言っても許すからせめていきなり吐いたりしないで。
それだけ守るなら、ここ座りなさいな」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:29:21.48 ID:Tc/ARY800<>
< ノーガード戦法極め中 >







秋雲「中に出されるのだけはイヤっていうのはまぁ分からないでもないんだけどさ」

漣「何言い出したの君」

秋雲「もうどうせ犯されてるんだから嫌悪感とか殺意は仕方無いとして最悪その後ピルでも使えばいいんじゃないかな」

漣「まぁ……いやいやいや」

秋雲「寧ろクソ野郎が変な嗜好してなきゃマグロでいた方が嫌がられそうだよね」

漣「何故秋雲がそんなこと突然口走り始めたのかも知りたくないよ漣」

秋雲「やー、訓練終わりの苦しみというか爽快感というかねー? 」

漣「漣以外で解放してくれませんかねぇ……そういうのは雲龍さんで足りて溢れて瘴気放ってるんで」

雲龍「あのね…………さすがに発想が悪魔的というかなんというか。
そんな割り切り方普通できないわよ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:30:04.79 ID:Tc/ARY800<>
< 絡めるなら誰であれ絡め >







秋雲「思ったんだけどさ」

提督「んー? 」

秋雲「オークとかゴブリンって血は赤だったり青だったり緑だったりするくせに」

提督「お、おう? 」

漣「話は読めた」

秋雲「なんでセーエキは絶対白いんだろう」

提督「……は? 」

漣「そんなこったろーとー……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:33:39.68 ID:Tc/ARY800<>
< 今年も今年とて >







提督「かったる……ってのはまぁ仕事の延長だと思えばいいけどさ」

高雄「ええ」

提督「年始過ぎまでここ詰めてるんだし派遣されてきてるあいつらに年賀状とか要らねぇ気がする」

高雄「今年も頑張ってくださいね」

提督「はいはい。……いきなり世の中で年賀状消滅デモとか流行り出したりしてくれねぇかなマジで」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:34:56.92 ID:Tc/ARY800<>
< 他方ぼんやりと >







時雨「あー……なんかヒトも人も少ないと思ったら大規模演習か」

春雨「外国組まで連れてよくやるよね」

浜風「食堂が空いていて言うこと無いですよ」

時雨「あっ、そう……」

春雨「ここに残されたってことは一応精鋭扱いされてるってことでいいのかな? 」

浜風「いいんじゃない? 何故か夕立は呼ばれたけど」

時雨「あぁ、あれは夕立が参加させてくれないなら暴れるって駄々こねただけ」

浜風「えぇ……」

春雨「恥ずかしいよね。……それが認められるくらいの戦績ってのが物凄い怖いけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:38:02.96 ID:Tc/ARY800<>
< 真の意味での鬼札というもの >







時雨「まぁ、どうしても提督に対して敵愾心燃やしてる将校がいるってのも理由でさ」

浜風「ここから引き抜いてもいいギリギリの切り札が夕立だと? 」

時雨「うん。夕立はあれで上官へのウケ悪くないし」

春雨「嫌な利害の一致を見てしまったわけですね、はい」

時雨「うん。……仮に夕立で勝ったって大した意味は無いと思うけどね、心の底から」

春雨「誰も指揮官の能力は見ないもんね……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:40:19.53 ID:Tc/ARY800<>
< 借り駄弁り >






夕立「ぽいぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっ?! 」

漣「よっわ。君現実とのギャップおかしくない? 」

秋雲「一気に酔い冷めたよ五月蝿いなぁ。
……や、さすがに秋雲さんもゲームキューブなんて殆ど触ったこと無いんだけど」

江風「やっぱこれそういうゲームなのか。最近ここに導入されたンだけど」

海風「雲龍さん個人のだけどね」

涼風「パーティーゲームでは弱い夕立の図、なんて時雨に見せたら爆笑しそうだな」





雲龍「ふぅ……結構頑張ったわ」

漣「あ、雲龍さんどーも。お料理当番終わりました? 」

雲龍「二時間しっかりとね。……寝床は確保してくれてるのはいいけどそもそもゲームを持って行った方が早くないかしら」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:41:49.29 ID:Tc/ARY800<>
< パーティーゲームって素晴らしいと思う今日この頃 >






漣「や、漣の部屋はむーちゃんが休んでますんで」

海風「私たちの部屋はスペースがちょっと。主に江風の所為ですけど」

夕立「夕立たちはあくまで仮の部屋だしあっちで楽しそうにするのはよくないから」

涼風「食堂だとか談話室も誰に見られるか分かんないし」

雲龍「あ、そう……変なところで真面目にされると調子狂うわね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:44:32.22 ID:Tc/ARY800<>
< 大人の会話(偽) >






愛宕「よく考えるとここって随分と大きな人生の墓場よね」

提督「あん? 」

山城「結婚を人生の墓場とするなら、そうかもしれないわね」

扶桑「何人分の墓石があるのかしら」

高雄「十匹分くらいはまぁ優に」

扶桑「私たちって匹で数えられるのね」

高雄「“ 機 “だとか“ 台 ”の方がお好みでしたらそちらで。
あぁ、“ 隻 ”は英霊に申し訳無いので駄目です」

愛宕「一応は生き物だしペット霊園くらいなら許される? 」

高雄「罪を割引きに割り引いてなら」

山城「それが無いなら産廃置き場が関の山ね」

提督「愛宕は最初俺に言ったんじゃねぇのかよ。
……高雄ちゃんちょっと今日はもう飲むのやめたら? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:48:42.53 ID:Tc/ARY800<>
< 部屋の扉を開けただけなのに >







雲龍「ん……? あら、遅いお帰りね」

天城「裸にハイヒールってあのですね……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:49:40.40 ID:Tc/ARY800<>
< 愉快な客人たちが帰って片付けを >





 

雲龍「こう……着替えをしていたのだけれど途中から色々と探し物だとかを……その過程で履いてしまっただけよ」

天城「その過程が全く理解できないのですが」

雲龍「私にも分からないわ」

天城「はぁ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:51:46.11 ID:Tc/ARY800<>
< つまり全てといえる >







高雄「ん……そろそろ甲斐性も売り切れですか? 」

提督「最初から売ってねぇの。……まだ撫でてないと駄目? 」

高雄「心を込めていれば時間なんて気にならなくなるものです」

提督「や、時間は気にしてねぇとな」

高雄「そう……私が」

提督「うん? 」

高雄「私が気にする時間はあなたといられる残りの時間だけ、ですよ」

提督「ん……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:52:46.41 ID:Tc/ARY800<>
< 二人きり寝室でする話ではないでしょう? >






提督「……俺の制服の臭いそんなに好きなのか? 」

高雄「寧ろ時々、嫌い。煙草の嫌な臭いも他の女の不愉快な臭いもします」

提督「そうか」

高雄「ええ」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………そんなに嗅ぎたいなら今度高雄のも貸してくべやいたっ! 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:55:40.47 ID:Tc/ARY800<>
< 高雅の失楽 >







高雄「ふぅ……ベッドにへたり込んで、あなたに抱えられて見下ろされて」

提督「うん」

高雄「心臓を高鳴らせて、腰を震わせて、内臓を戦慄かせて……淺ましい女になったものです。
酔っているだけの方がまだ何倍もマシな程に」

提督「男目線過ぎるかもしれないけど女の子の幸せではあると思うよ。あくまでその一つとして」

高雄「……ええ」

提督「それともあれかい? 今から高尚な話ばかりする明晰で聖人かくやな女神でも目指す? 」

高雄「いいえ。それでは見下ろした先のあなたが砂粒程にも見えないでしょう? 」

提督「言うね。…………似たような場所から引き摺り下ろした感覚では、あるんだけど」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/21(月) 22:56:19.54 ID:Tc/ARY800<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2020/12/21(月) 23:16:36.02 ID:dCIw9KAf0<> 乙 葛城も警備府所属になるのかな? <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:23:10.55 ID:QlYNlWYV0<>
< 真面目にお仕事 >







愛宕「で、誰出すの? 」

提督「ん? 」

愛宕「一応今日ある模擬戦はトリにあなた指揮の編成も出すわけでしょう? 」

提督「雲龍、天城、扶桑、阿賀野、海風、江風」

愛宕「ふぅん……? 」

提督「気は進まないが安心しろ。最低でも最終日にはお前も出す」

愛宕「まぁ、記録係が必要だものねぇ〜」

提督「あぁ。…………ガッチガチに編成組み続けてたら訓練の意味無ぇしな」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:24:27.08 ID:QlYNlWYV0<>
< 瘴気漂う愉快な >







赤城「えーと……ここは第一航空戦隊が参ります? 」

加賀「ここは譲れません」

提督「譲っていいから。雲龍と天城で十分優勢取れてるから」

加賀「勝ちは詰めて詰めて詰め切っておくべきかと」

提督「お前は相手の面子を立てるってことを覚えてくれねぇかな」

加賀「あなたを侮辱した男の顔なんて汚泥を塗りたくっても足りませんが」

提督「はぁ。……赤城くん君は大人でしょなんとかして」

赤城「私は客将みたいなものなので知りません」

提督「……高雄」

高雄「頼む相手を間違っているのでは」

龍田「あなたを侮辱したなんて初めて聞いたわぁ〜」

提督「…………詰んだ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:25:14.97 ID:QlYNlWYV0<>
< 勝つと知っているからですよ? >







叢雲「あのね、あんたが指揮権持ってるんだから命令不服従でどうにかしなさいよ」

提督「下手なことしたらこいつら怖いもんむーちゃん」

叢雲「むーちゃん言うな。……そういえばここで営倉っていう感じのアレ見たこと無いわね」

漣「一応存在はしてるけど一番漣たちの生活エリアに近かったやつは」

叢雲「ええ」

漣「ご主人様がただの倉庫にしちゃってますもんね! 」

提督「あぁ」

加賀「あちらの国では懲罰房をモンキーハウスと呼ぶそうね」

龍田「一番お猿さんっぽい人が頭っていうのも愉快よねぇ〜」

提督「はいはい。……気持ちは分かったから取り敢えず観戦しておけよ後輩だろう一応」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:27:28.29 ID:QlYNlWYV0<>
< ちなみに普通に勝ちました >







提督「つーかお前はペラペラと会議の中身を暴露すんじゃない」

愛宕「てへぺろっ? 」

高雄「そもそも副官として会議に随伴していたのだから愛宕は面子なんて知っているわよね」

愛宕「まぁ、ほら、皆さんにはこの人から発表しなきゃでしょう? 」

提督「それなら尚更変な部分だけ暴露すな。
……侮辱っていうか遠回しに殿下の靴の味は美味いのかって訊かれただけだからな? 」

高雄「それは遠回しだろうがなんだろうが侮蔑に変わりないのでは」

加賀「そうよね。……それで? 」

提督「あん? 」

加賀「しっかり“ 美味過ぎてしゃぶり続けるつもりだが何か ”と返したのよね? 」

提督「当然。……魂落とす程美味だって答えてやったさ、最高の笑顔で」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:30:01.29 ID:QlYNlWYV0<>
< ある種最もフラットに観ていた方々 >







Littorio「横須賀から派遣されてきたとはいっても大したこと無さそうですね」

Roma「最後のはあくまで模擬戦なわけでしょう?
試したことの無い組み合わせや戦術も使ってみる場なわけで」

Littorio「それでも、よ。少なくとも今日見た中でここの最優に比肩し得るのは何人かしか」

Roma「当然、一線級の人員は横須賀や呉に張り付いているわけだけれどね」

Littorio「何も弱いと言っているわけでは。……でも」

Roma「? 」

Littorio「夕立という子にはあまり当たりたくないですね」

Roma「まったくもって。…………魚雷が生き物に見えたのなんて初めての悪夢よ、私」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:30:59.02 ID:QlYNlWYV0<>
< 屈託、欠片もありませんでした >







提督「よく考えるとこのクソ寒い時期に演習延期した奴マジで馬鹿だな」

高雄「あなたもその一人かと」

提督「っても俺は日程調整にはあんまり関わってねぇし」

愛宕「あらぁ、派手に吹っ飛んだわねぇ〜」

提督「吹っ飛んだのにそのまま空中でバランス取って着地って頭おかしいのかあいつ」

高雄「あれ、たぶん当たって飛ばされることまで計算してますよ」

提督「マジかー……やっべぇなバトルジャンキー」






夕立「提督さん! 褒めて褒めてっ」

提督「はいはいよく頑張りました。
……さすがに満身創痍で片腕吹き飛ばされてる血塗れの女の子に笑顔向けられたくはないなぁ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:38:14.44 ID:QlYNlWYV0<>
< 劇的ビフォーアフター(戯) >






提督「つーか君さ……もうちょっと頭使える子でしょ? うん? 」

夕立「? 」

提督「一応君はあっちの何とかかんとか中佐が指揮してたの知ってる? 」

夕立「知らなかったっぽい! 特に指示聞いてないし」

提督「えぇ……」

夕立「そんなことよりこの場で一番偉くて将来夕立を使う可能性が高い人間にアピールするのが筋でしょ? 」

高雄「夕立さんを使う程の戦闘なんてあまり気が進みませんね」

愛宕「私も。……でも一応挨拶くらいしてきたら? この後の反省会が延びるとちょっとうんざりするの」

夕立「はーい。……あ、タオル一枚借りるっぽい! 」






江風「なンだあれ化け物かな? 」

海風「残念ながら一応の姉妹だね」

涼風「噛み付いたら離さないというか……あたいには普段とのギャップが演出に見えるくらいだよ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:41:47.74 ID:QlYNlWYV0<>
< 翻訳コンニャクって美味しいのかな? >






葛城「死ぬ……マジで死ぬ、ヤバい。意味分かんないんだけど……」

雲龍「安心しなさい。いきなり腹パンされた方が戦闘じゃない分痛いくらいだから」

葛城「意味分かんないんだけど……」

天城「訳すと……えーと、覚悟と身構えができる分ダメージを負うのが葛城が悪い、となります」

雲龍「翻訳ありがとう」

葛城「あのさ……意味分かんないんだけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:43:03.24 ID:QlYNlWYV0<>
< カシュクールとかお洒落で好き >







秋雲「嗚呼……ニットおっぱい……」

高雄「あの……ん、身の危険を感じるわ」

秋雲「そのギュッと自分を抱き締めるのもいいですねー」

天城「お客様とはいえこれは……姉様化しないでいただけますか」

秋雲「この際UネックとかVネックもみたい! 谷間見えるエグいやつをこの機会に! 」

天城「どの際ですそれは。……あんまりそれ単体では着ないと思いますけれど」

雲龍「だからいいんじゃない。リブ編み重ね着だとかと合わせてもそれはただのお洒落なコーデよ」

天城「はぁ」

高雄「んん……何か、あの人とは違う目の怖さが…………何? 」

秋雲「ふへへ……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:44:51.30 ID:QlYNlWYV0<>
< しかも独り酒 >






Littorio「んふふ……」

高雄「? どうしたの? 」

Littorio「あぁ、変な笑い方でしたね。ごめんなさい」

高雄「別に。……それで? 」

Littorio「あの人がセンスの悪い眼鏡を掛けてきたとして」

高雄「? ええ」

Littorio「“ 似合ってる? “からの“ 似合ってない “まではいいじゃないですか」

高雄「そうね」

Littorio「“ あいつは似合ってるって言ってたんだけどなぁ ”という発言への返答をシミュレートしていました」

高雄「はぁ。……巫山戯たことをお酒の肴にするのはいいけれど何故、そんなピンポイントなの? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:47:25.41 ID:QlYNlWYV0<>
< 戯言着飾って生きる日々を >







龍田「あの人そこまで昇進に対して熱意は無いみたいだけどぉ」

山城「野心の無い人間は自分の為にああまで腐った手段講じないと思うけれど」

龍田「全く無いとは言ってないもの。……仮にそういう野心の強い人がいたとしてね? 」

山城「ええ」

龍田「あと少しで理想に手が届く、っていうところで理不尽に閉ざしてあげたら付き従った皆さんはどうなるかしら」

山城「取り敢えず何がしかの方向性で暴走しそうね」

龍田「でしょう? その指向性を上手く制御できるならこの戦争なんて一年待たずに終わると思わない? 」

山城「あぁ……言いたいこと、分かった」

龍田「あの人ってそういう実証実験みたいなのの被験者だったりしそうよね〜」

山城「物凄く良いところで深海棲艦の皆さんに惨殺されるのね? 」

龍田「そうそう。暴走する私たちが楽しみだわぁ」

扶桑「……そんな悪辣過ぎること考えるのはあなたたちくらいだと思いたいところね」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:51:45.62 ID:QlYNlWYV0<>
< ♪ 曲がりくねった道の先に(未知の咲に) >







山城「そもそもあれの野心はある意味では元帥になるより得難いものではあるでしょう」

龍田「そうねぇ。モテモテハーレム王国を建国したい、だったかしら」

山城「名称は兎も角そんな感じね」

龍田「曲がりなりにもほぼほぼ目当ての生活手に入れた辺りが怖いところ」

山城「手に入れるより維持する方が余程面倒だなんて思ってもみなかったみたいだけれど」

龍田「それは仕方無いんじゃないかなぁ。釣った魚にふんだんに餌を与えつつね?
周りには食べるなと釘を刺してリリースの勧めを断って家にも帰らず釣り場の近くで遊んでるんだから」

扶桑「言い得て妙というかなんというか。……私も雲龍に対する天城みたいな翻訳者が欲しいところだわ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:52:54.55 ID:QlYNlWYV0<>
< 玉になり、滴る >







雲龍「ッ………………………………………」

瑞穂「……? 」

雲龍「…………………………………………」

瑞穂「…………? 」

雲龍「…………………………………………」

瑞穂「…………あのぅ? 」

雲龍「ん…………紙で指の腹を切ったの。わざとじゃないわよ? 」

瑞穂「はぁ」

雲龍「浮き上がる血を眺めていただけ。人間らしさってこういうことかなって」

瑞穂「そういうことではないと思いますけれど……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:54:07.92 ID:QlYNlWYV0<>
< 酔いも醒めようというもの >







雲龍「まぁ、こうやって半分だけ修復してみたりした方が暇潰しにはなるわね」

瑞穂「なりませ……そんなことできるんですか雲龍さん」

雲龍「? できないの? 」

瑞穂「そこまで細かくなんてできませんよ。
傷がある程度離れていればできるでしょうけれど基本的に直すか直さないかでしょう」

雲龍「……分からないわね。ねぇ? 」

明石「や、それ普通に異常ですよ……レベル的には化け物一段階やめてるやつですってば」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:57:34.13 ID:QlYNlWYV0<>
< フィナーレの為のセミフィナーレ >







提督「お、いいところに一人酒。赤城は? 」

加賀「お手洗いついでに肴の追加を。あなたは? 」

提督「下らない会議が終わったところ。……加賀くん、明日は君別メニューな」

加賀「あら、本気で懲罰房を経験させてくれるのかしら? 」

提督「ちげぇよ。所謂ところの改二化ってやつ。明石には話付けてるから」

加賀「はぁ……今、このタイミングで? 」

提督「最終日の模擬戦、まかせたぞ」

加賀「…………ええ」






赤城「べつに構いませんけれどね ” だから好きなのよ……酷い男 ”とか顔覆って呟いて、
剰え勝手にキラキラするのは止めてほしいですねぇ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/22(火) 21:58:00.74 ID:QlYNlWYV0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/22(火) 22:08:28.72 ID:b3sBUW150<> 乙 遂に改二きたか <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/23(水) 22:06:57.49 ID:VRP/WQ1Q0<>
< お役所のお仕事 >







提督「…………邪魔臭ぇな」

愛宕「まぁ……そうね」

提督「談話室と食堂に置いていいか? 」

愛宕「いいんじゃない? お花は好きだし虫が出る時期でもないし」






漣「業者に頼まれて買わされた、と」

海風「いいじゃん。どうせ経費でしょう? 」

漣「癒着だよ癒着これー、ねー? 」

涼風「祝い用のスタンドフラワーかぁ。ある種不謹慎の極みだな」

高雄「構いませんけれどね……これを民間とのパイプと言っていいんでしょうか」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/23(水) 22:09:39.10 ID:VRP/WQ1Q0<>
< 科学者というものA >







明石「はい、終わりです」

加賀「こんなもので? 」

明石「ようは貯まったポイントを肉体に還元してるだけですから。
ゲーム的な発想に過ぎるかもしれませんが」

加賀「ふぅん……」

明石「加賀さんはその貯まったポイントが多いのと特殊なアレなんですけどね」

加賀「はぁ」

明石「色々変化できるってことですよ。こう、シャキーンジャーンドーンって」

加賀「あなた得意分野なら無理な例えはやめた方がいいわ。全く意味が分からないもの」

明石「一応その書類に“ 戊 ”とか“ 護 ”とか書いてるでしょう? それです」

加賀「単行本並に分厚いわね。……後で読むわ」

明石「そうなるでしょ? お堅い言葉で説明しても誰も分かってくれませんし。
……ほらほら行った行った。あの人に見せてくるんでしょ? うん? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/23(水) 22:10:58.40 ID:VRP/WQ1Q0<>
< 悪鬼羅刹って笑うのかな? >







提督「夕立たちはいいなぁ……派遣されてても演習後は自由時間長くて」

愛宕「あなたはその後が本番だものね。素晴らしい会議」

提督「クッソダルいわマジで。反省会とか本当に意味あんのかこれ」

愛宕「会議をしました、っていうのは意味のあることでしょう? なし崩しにお酒が入るとしても」

提督「まぁそうだけども。……じゃ、あとは俺だけでおもてなししてくるから」

愛宕「はいはーい。酌婦が必要になったらいつでも呼んでね? 」

提督「ばーか。…………あいつらの方が拒否しそうだけどなお前らの評判聞いてれば」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/23(水) 22:12:21.69 ID:VRP/WQ1Q0<>
< 未亡人プレイの為に喪服を用意するのは許されるだろうか >







雲龍「どう? 」

天城「さすがに不謹慎過ぎるのでは? 」

雲龍「今更? 」

天城「それでもやって良いことと悪いことがあるんですよ姉様。
第一あの人が嫌がりそうじゃありません? 」

雲龍「最近あの人上手い具合におかしくなってきてるから」

天城「だとしたら姉様の所為でしょうけどね。……でもさすがにやめてくださいよ? さすがに、庇い切れませんから」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/23(水) 22:13:55.51 ID:VRP/WQ1Q0<>
< 脳が壊れる(欺) >







山城「あの人は? 」

愛宕「将校何人かとお酒」

山城「懇親会は中止と言いつつ? 」

愛宕「まだお友達面できる程度の皆さんとお話しだから許してあげて」

山城「許す許さないではないけれど……くだらないことね」

愛宕「そのくだらないことが私たちの為になったりするんだから」

山城「それが、くだらないことだっていうのよ。そんなことしないで休んでいればいいのに」

愛宕「まぁねぇ〜。それができるならしてると思うんだけどぉ……」

天城「龍田さんとお酒追加で持って行きましたけれど嫌味なくらい笑顔で話していましたよ。ちょっと見ないくらい」

龍田「つまり最高に面白くないってことよねぇ。
……天城ちゃんがビールケース何個も担いでるの見て一番笑ってたとは思うけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/23(水) 22:14:47.46 ID:VRP/WQ1Q0<>
< 罪無き悪意無き遠慮無き団欒 >







秋雲「え、何この肉塊は」

Littorio「? ステーキ用の牛肉ですが」

秋雲「えぇ……? これ、全部食べられるの? 」

Littorio「? 何人いると思っているのです」

葛城「もう胸焼けしそう」

雲龍「大変ね。肉って焼けたら縮むのよ? 」

葛城「あぁん? 」

瑞穂「どこからでもそういう話に結び付けられるのは便利というかなんというか……いえいえ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/23(水) 22:15:27.50 ID:VRP/WQ1Q0<>
< 科学者というものα >







明石「宇宙人? いるに決まってるじゃないですか」

阿賀野「そうなの? 」

能代「真っ先に否定しそうなのに」

明石「だってですよ? いた方が面白いし私は楽しいですからね。
来ないだけでいるに決まってるんですよ、宇宙人」

伊13「なる、ほど……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/23(水) 22:18:16.33 ID:VRP/WQ1Q0<>
< それでも胸を張って笑みを >






夕立「ここのヒトたちの方が未知の生命体よりよっぽど宇宙人っぽい! 」

涼風「お前が言うな」

海風「本当そうだね」

江風「まったくだぜ」

阿賀野「寧ろ夕立ちゃんの動きが宇宙人だよね」

能代「どころか宇宙人すら超越した何か? 」

夕立「……ぽい? 」

明石「まぁ、否定はできませんけどね。……ここで生活始めたら宇宙人だって腰抜かすでしょうよ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/23(水) 22:19:11.66 ID:VRP/WQ1Q0<>
< 真っ暗な海眺めて、紫煙と寄り添って >







提督「んんっ……フゥ-…………かったる」

加賀「お疲れ様。隣、良い? 」

提督「ん……」

加賀「……」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………相変わらず、さ」

加賀「? 」

提督「綺麗だね。……フ-…………」

加賀「…………あなたの、隣にいるからですよ、__さん」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/23(水) 22:20:06.25 ID:VRP/WQ1Q0<>
< 笑み深く、情は熱く >







提督「悪いな。様子見に行ってやれなくて」

加賀「いいえ、見ていて特段面白いものでも……明石が話し相手になってくれましたし」

提督「そっか」

加賀「ええ」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………ん」

加賀「…………? 」

提督「煙草吸ってたら、手、冷たくなっちゃった」

加賀「ん…………本当に、仕方の無い、人ですね」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/23(水) 22:22:32.31 ID:VRP/WQ1Q0<>
< 舌華 >







加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………ねぇ」

提督「うん? そろそろ部屋、戻るか? 」

加賀「そうね。……私、煙草を始める気は無いわ」

提督「? あぁ」

加賀「でも、そう……少しだけ薫る、というのは嫌いじゃなくなったんです。何年か前に」

提督「……」

加賀「紫煙だけではなくてその薫り、下さらない? 」

提督「もっとストレートに誘って欲しいな。……………………おいで」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/23(水) 22:23:20.00 ID:VRP/WQ1Q0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/23(水) 22:37:34.48 ID:LDrCib3i0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/24(木) 23:00:59.43 ID:pcBSCz/L0<>
< 笑顔で、舞う >







夕立「えっ? 高雄さんと愛宕さん? 嫌っぽい! 仲間なんて嫌! 敵がいい! 」

高雄「はぁ」

愛宕「……ふふ」

江風「お、おう……」

海風「……状況を知らなければとんだ間抜けって感じだよね」







提督「……………………」

瑞穂「うわぁ……凄い、切り返し」

阿賀野「何でアレ直撃させられるんだろう」

能代「夕立ちゃん並に怖いですね」

提督「…………………………………………」

明石「私が言うのもなんですけど……あなたの奥さん二人って時々悪魔に見えますよね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/24(木) 23:02:36.58 ID:pcBSCz/L0<>
< 我が道を征く >







加賀「というかそもそもあの二人は最終日以外出さないんじゃなかったかしら」

提督「怒るなよ……今日と明日が何の日か知ってるか」

阿賀野「1914年の歴史的な独英休戦とボードゥアンのエルサレム王即位! 」

加賀「当然クリス……は? 」

提督「そういうことだよ……二日とも缶詰めってのを盾に押し切られたんだ」

加賀「……は? 」

能代「……阿賀野姉ぇはよくこの加賀さんの前で死ぬ程面白くないこと言えるね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/24(木) 23:04:44.86 ID:pcBSCz/L0<>
< 凶器が乱舞 >







提督「付き合って以来初めてクリスマス期間のデート行けない代償」

加賀「ふぅん……? 」

提督「…………なんで俺クリスマス中嫁が傷付くの眺めてそれを事務的に処理させられるんだろう」

能代「えーと、ほら、あんまり損しょ

提督「あ”あ”ん”っ”? 」

能代「し、失礼しましたっ。……負傷、しない、かも? 」

提督「…………全く心に響かない慰めをどうもありがとう」

能代「……あ、ははは、は……? 」

明石「夕立ちゃんが狂喜乱舞して戦いたいって望んでましたからねぇ…………」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/24(木) 23:05:33.49 ID:pcBSCz/L0<>
< 海に咲く罪咎 >







愛宕「スッキリ? 」

高雄「まぁ……そうね」

愛宕「実戦じゃないから本当にスポーツって感じ」

高雄「下手を打つと当然沈むけれどね」

愛宕「でも私たちでしょう? 」

高雄「そうね」

愛宕「んふ……嗚呼…………心の底から化け物って感じ。悲しくなるくらい楽しかったもの」

高雄「…………そう、ね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/24(木) 23:07:42.48 ID:pcBSCz/L0<>
< 寒々と沸々と >







提督「…………はぁ」

叢雲「シャキッとしなさい馬鹿。あんた、軍人、あの二人、軍人。
当然いつか死ぬかもしれないって覚悟が今を幸せにするんでしょうが」

提督「ん……」

叢雲「あの二人の前ならそういう顔でいいから、私たちの前ではまともな軍人でいなさいよ」

提督「…………」

叢雲「平和ボケ甚だしいわ。…………あんたにはッ、信じた私たちに背中を見せる義務があるのッ」

提督「ッ……………………悪かったよ。そんな、辛そうな顔、しないでくれ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/24(木) 23:10:33.11 ID:pcBSCz/L0<>
< “ いつも通り ” >







愛宕「どうだった? 」

提督「お疲れ。……悪くはないけどお前は高雄のカバーに頼り過ぎ。
効果的な突撃と無謀な突出は違うんだから次は修正しろ。
特に今回は相手を最初から認識している弊害が多過ぎる。
仕方の無い部分もあるとはいえ夕立ばかりマークするな。
お前の目的は夕立の撃破か? ストレスの解消か? 違うだろうが。
無傷での生還を大前提に敵全体の全容を把握しつつ撃滅することだ馬鹿」

愛宕「ん……分かった。次はどうにかする」

提督「そうしろ。……高雄」

高雄「はい」

提督「今すぐ実戦に突入するなら愛宕の突撃をカバーする従来通りの組み合わせでいい。
だが今はあくまで演習だ、次は極力カバーしてやるな。
最大限に二人が活きる戦い方はこれまでの通りだろうがそれに頼り過ぎて慢心が見るに耐えない」

高雄「……はい」

提督「そもそもお前は相手の初弾を甘く見過ぎでーー






叢雲「まったく……最初っからあれでやりなさいよ馬鹿」

漣「発破かける役って大変だねぇ……お疲れ様むーちゃん」

叢雲「むーちゃん言うな! 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/24(木) 23:11:45.24 ID:pcBSCz/L0<>
< (非)ソロ者の悪夢 >







江風「あーいうトコだよな。一応は有能なの」

龍田「何でも表裏なのよ。二人の生存率を最大限高める為の勝利とその戦術」

山城「だから死んだ目でずっと真面目に観続けているわけね」

龍田「勝てば良かろうなのだ、っていうところ?
……あんなに夕立ちゃんが愉しそうなんだから効果は抜群ね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/24(木) 23:12:26.53 ID:pcBSCz/L0<>
< 楽しければ何でもいいと思うよ >







漣「今年もあと一週間かー」

叢雲「そうね」

漣「今年何か良いことあった? 」

叢雲「それなりには」

漣「そっか。ならいいや」

叢雲「ええ」

漣「……」

叢雲「……」

漣「…………今年さ、中身のある会話ってした? 」

叢雲「まぁ……それなりには? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/24(木) 23:14:58.64 ID:pcBSCz/L0<>
< 喫煙所、独り >






提督「フ-……明日もやんのかあれ」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………まぁ、平和ボケは平和ボケだよな。らしくなかった」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「次世代の夢を創る仕事、前の世代に頑張ってほしかったなぁ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/24(木) 23:18:33.44 ID:pcBSCz/L0<>
< 一人、寄り付いて >






赤城「であれば、出逢うことすら無かったでしょうね」

提督「…………今お前と話す気分じゃない」

赤城「別に難しい話も嫌な話もしませんよ、今は」

提督「他にお前と話すことあったっけ」

赤城「失礼な。益体も無い話や意味の無い話、馬鹿らしい話を楽しんできたでしょう? 」

提督「…………フ-」

赤城「私とて、あなたや彼女たちへの親愛は、あるのですよ? 」

提督「知ってるよ。…………切り替えた、全部無理矢理切り替えたから本当に心配そうな顔なんてしないでくれ、怖くなってきた」

赤城「本っ当に失礼ですねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/24(木) 23:20:34.82 ID:pcBSCz/L0<>
< 日常を楽しむ為に必要な日常という儀式 >







漣「ジェネリックATMなご主人様ー」

提督「んだよ……素直に財布扱いされた方がまだマシだな。何? まだ酒殆ど入ってないんだけど」

漣「暇なんで風俗の話しましょー」

提督「巫山戯んな馬鹿」

漣「寝取りプレイ専門風俗とか無いんです? 」

提督「あのさぁ……」

漣「人妻風俗じゃーなんかちょっと違うじゃないですか。JDとか寝取りたいでしょ? ん? 」

提督「俺は何でもかんでも下半身で物考えるアホじゃねぇから」

漣「またまたー。野生の愛宕さんとかいたら勝手に保護して閉じ込めるでしょ? 」

提督「意味が分からないんだけど……」

叢雲「保護までは普通でしょうよそれ。
……上手くいけば愉快な話し相手くらいにはなりそうだし」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/24(木) 23:22:48.05 ID:pcBSCz/L0<>
< 巻き髪とかリボンスカートとかサマンサとかそんな感じかな >







提督「つーか海軍将校の肩書き見て股開くJDとかぜってー面倒臭ぇから願い下げだわ」

漣「ほーん? 」

愛宕「JDコスすればいいの? 」

提督「こういう嫁がいるわけだしな。……でもJDコスって、なんだ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/24(木) 23:23:16.45 ID:pcBSCz/L0<>
< 非日常であるという前提 >







提督「っても……そうだな。風俗って所謂異世界というかさ、
普通では関われない世界に踏み入れるって感じだと思うんだよな」

漣「あぁ、一応続けてくれるんすね。
……肩書見せればヤれそうなJDより普通なら訴えられるかもしれない人妻の方がいいって? 」

提督「単に乱れられるより次の子もお願いしますね♥︎ とか言われた方が燃えそうではある」

漣「なるほどなるほど」

愛宕「一人目の可能性すら限り無く低い石女でごめんなさいねぇ〜」

提督「」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/24(木) 23:23:43.51 ID:pcBSCz/L0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/24(木) 23:39:37.58 ID:Pzw+ptpH0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/25(金) 12:20:25.64 ID:b3YGCdnoO<> 乙

艦これ的には海域ドロップするのが野生の艦娘? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/25(金) 14:52:14.13 ID:JdBqUGx10<> 前スレで親友と“ 艦娘の複製 ”計画について言ってるから同名艦ってのがいない世界観で
野生の艦娘ってのはまだ軍の管理下に無い艦娘のこと?
だから深海棲艦倒して艦娘でてくる海域ドロップじゃなくて工廠等で建造される艦娘しかいないのかな? <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/26(土) 23:08:03.68 ID:l7CPmI6y0<>
< ただ、二人在れれば >







愛宕「クリスマス、終わっちゃった」

提督「……そうだな」

愛宕「色々と理由付けて無理矢理戦闘訓練させてもらったけど」

提督「ん」

愛宕「別にクリスチャンでもないしどうでもよかったのよ、本当は」

提督「知ってる」

愛宕「あなたに八つ当たりして、覚えていてほしかったの、来年まで」

提督「忘れないよ。どんな理由であれ、くだらない意地であれ、何も楽しませてやれなかったんだから」

愛宕「そうじゃなくて……うぅん……」

提督「無理矢理言葉にしなくてもいいさ。お前が言いたいことは分かる」

愛宕「んん……何だと思う? 」

提督「肩に頭、載せたいんじゃない? 」

愛宕「正解だけど大外れ、ってところね。取り敢えず手、握って」

提督「それはそれは…………ん」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/26(土) 23:08:55.71 ID:l7CPmI6y0<>
< 街頭インタビューVTRでも眺めつつ >







葛城「やっぱこのご時世ナンパとかも減ってるのかな? 」

江風「知らねーよ何故江風の方向いた」

雲龍「まぁ……元々マッチングアプリだとかに流れていそうじゃない? 」

天城「あんまり詳しくはありませんが写真の修正だとかが効かない分ナンパの方がいい方もいるのでは? 」

雲龍「なるほど。確かにそうね」

葛城「男は色んな意味でナマが好き、と」

江風「そら嫌いじゃないだろーけどな……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/26(土) 23:09:22.76 ID:l7CPmI6y0<>
< 擦れていると言うと言い過ぎなラインで >







明石「葛城さんが割りかし下ネタいけて反面女の子っぽい女の子してる所為で」

葛城「はい? 」

明石「なんだか妙に自分が大人みたいな錯覚を覚えて困ってるんですよ。どうしてくれるんですか」

葛城「意味分かんな。明石さんも女の子してるじゃん」

明石「じゃない、とは言いませんけども……言葉では説明しにくいですねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/26(土) 23:10:05.75 ID:l7CPmI6y0<>
< 素(レズ) >







葛城「あっ、メスにされてばかりで女の子って感じではないってこと? 」

明石「えぇ……」

天城「……姉様」

雲龍「さすがに私はそこまで悪くないと思うけど……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/26(土) 23:10:51.81 ID:l7CPmI6y0<>
< 実感と重みと説得力のあるお言葉 >







葛城「てーか私も割と女の子忘れてることあるけどね」

雲龍「あぁ、輸送機の中で口半開きにしながら涎垂らして寝てたり」

葛城「は? 」

天城「しかも半笑いで」

葛城「は? 」

明石「やー、そういう感じのベクトルじゃないんで私。それは別のアレ」

瑞穂「そういう忘れ方をするともう戻れなくなりそうですものね」

葛城「……私いじめられてません? 」

加賀「さぁ……私も似たような扱いされることあるから」

赤城「そういう扱いをされたいとは思いませんけれど……全くされない方が疎外感のあるものなんですよ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/26(土) 23:11:27.32 ID:l7CPmI6y0<>
< 載せて、載せられて、抱き付かれて抱き締めて >







愛宕「あなたの人生で私だけが、って」

提督「うん? 」

愛宕「そういう生を望んだことが無いとは言えないけれど」

提督「うん」

愛宕「こういう生も悪くないって思わせてくれて、思える程幸せにしてくれて、ありがと」

提督「別に。……死期でも悟ったの? 」

愛宕「んーん、単にセンチなだけ。ありがちだけど年の瀬の魔力ってやつね」

提督「そ……」

愛宕「……」

提督「……」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………♪ 」

提督「ん…………こちらこそ、こんなにだらしないやつを幸せにしてくれて、ありがとう」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/26(土) 23:12:53.00 ID:l7CPmI6y0<>
一応建造的なアレと極々低確率のドロップ的なアレとドロップ的なサルベージ的なアレ、って感じですね
あくまでエッセンスなので忘れていただいても何ら問題は無いですけども

ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/26(土) 23:41:12.32 ID:fXegchK/0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/27(日) 02:04:37.45 ID:WMZSTZfQ0<> >>1乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/31(木) 23:00:26.77 ID:PBTI8azaO<>
< 失礼だけど笑ってしまった名前 >








提督「友達の伊達は嫁さんがマキさんだな」

叢雲「実際はどうか知らないけど割とそれ結婚で悩みそうよね」

提督「どうなんだろうな。赤井翠さんとかも実在するらしいけど」

叢雲「山佐佳奈さんとかも聞いたことある気がするわ」

提督「うん? 」

叢雲「ヤマサカナ、山の魚」

提督「あぁ、そういう……伊達のお母さんがさ」

叢雲「ええ」

提督「マキコっていうらしい。それ海兵のとき聞いて笑ってたんだよね」

叢雲「んん……それはまた」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/31(木) 23:00:56.78 ID:PBTI8azaO<>
< らしくある >








提督「幸せならどうでもいいと思うけどな。……でさ」

叢雲「ええ」

提督「なんで年末に極限までくだらない話して全員の着付け待ってるんだろう」

叢雲「さ、さぁ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/31(木) 23:01:55.25 ID:PBTI8azaO<>
< 祓え不幸を >







天城「年末と年始両方で集合写真を撮ると決めたのはあなたでしょう」

瑞穂「恒例行事ですしね」

提督「俺去年は年始が晴れ着で年末は普段着ってした気がするんだけど」

天城「何故かあなたが和服を着るからです」

提督「年始は大礼服着ろって言われたんだもん和服の出番無いじゃん」

高雄「年始は縮小してとはいえ訓示を与えたりと祝いの席ですからね。
正装して和服にして正装して、なんて整える私も面倒ですよ」

提督「だそうだ」

天城「はぁ」

瑞穂「しかしこうしてシャンとしているところを見ると本当に……いえいえ」

叢雲「……明石」

明石「はい? 」

叢雲「フラフラ血迷わせずにちゃんと繋ぎ止めておきなさいよ? 」

明石「や……えぇ…………? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/31(木) 23:03:16.98 ID:PBTI8azaO<>
< イったっぽい! ぽい……? >








愛宕「女も男も大概面倒臭いしそもそも人間だって化け物だって個人差があるけどね?
割にちょろい生き物なのよ思考する時点で」

夕立「ふーん? 」

愛宕「ちょっと優しくされただけですぐコロっといっちゃったりね? 」

夕立「ちょっと強いだけの子なんて好きにならないけど? 」

愛宕「あの人戦闘力は人間レベルだけどベッドだと強いのよ? 」

夕立「夕立はそれ知らないから。知ってもいいの? 」

愛宕「私は別にいいけど? 」

夕立「えっ、いいの? 」

愛宕「いいっぽいいいっぽい」

夕立「ぽいー……? 」

高雄「……馬鹿な会話で頭がおかしくなりそう」

海風「姉がご迷惑をお掛けし……愛宕さんも大概ではありますけども」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/31(木) 23:04:13.35 ID:PBTI8azaO<>
< イメージという事実 >







海風「そもそも夕立姉さんって激しく噛み付いたりしそうだから危ないですよ」

夕立「海風は夕立のことを何だと思ってるの? 」

海風「攻撃性に支配されてる飢えた狂犬」

夕立「酷いっぽーい。夕立はこれでも利口な方だよ? 」

海風「利口ね……高雄さんとか見て馬鹿って言える?
馬鹿じゃないから安心してってちゃんと私の目見て言える? 」

夕立「え……」

高雄「おかしいでしょう? 何故そこで私に飛び火するんですか……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/31(木) 23:14:38.94 ID:PBTI8azaO<>
< 来年もどうぞよろしく >






提督「えー、本年もまぁ楽しく過ごしましたが」

高雄「世情など何処吹く風に」

愛宕「なんとなくいつも通りに」

加賀「時折後輩にいじめられつつ」

雲龍「そんなわけ」

天城「愛ですとも」

明石「愛かは兎も角敬愛ではありますよね」

瑞穂「敬愛なんかではなくて、愛をください。肉の欲で構いませんからぁ! 」

叢雲「誰よこんな年末まで酔わせ倒させたの」

漣「さぁね。どうでもいいでしょそんなの」

江風「あぁ^〜……! 」

海風「ぴょんぴょん飛び跳ねるのは何かのギャグなの? 」

阿賀野「絶妙に馬鹿っぽいよね」

夕立「っぽい? 」

能代「ぽいぽい」

秋雲「ぽいよねー」

葛城「ぽいわー」

Littorio「ぽいですとも」

伊13「ノリ、いい、んですね」

伊14「いいっぽいいいっぽーい」

Roma「馬鹿ばっか」

龍田「年の瀬でもここらしいわねぇ〜」

扶桑「でも悪くは、ないわ」

山城「お蕎麦、揃いましたよ」

涼月「この量を越すまでに食べ終わるんでしょうか」

初月「いざとなれば加賀さんがいる」

涼風「赤城さんはフライング駄目だぜ? 」

赤城「ほえ? 」

旗風「もう既にずるずるしてるけど」

松風「仕方無いね。赤城さんだし」

提督「そうだな。……ま、変わらぬ明日で新年を迎えられれば、それにこしたことは、無いかなって」


<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2020/12/31(木) 23:16:17.04 ID:PBTI8azaO<>
本年も本当にありがとうございました
なんとはなしにぼんやりなんとなく続きますが来年もどうぞよろしくお願い致します

皆さん良いお年をお過ごし下さい
どうぞ良い一年になりますように

ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/31(木) 23:21:46.72 ID:ZqSJ9e2a0<> 乙 来年もよろしくね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/31(木) 23:38:34.38 ID:mGA5RPthO<> 乙乙

今年も楽しませてもらってありがとうございました
来年もよろしゅうです

にしても大湊組と夕立の親和性高いな
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2020/12/31(木) 23:58:11.56 ID:ZqSJ9e2a0<> >>144
そりゃ時雨の妹で海風・江風・涼風の姉だぞ
てか登場してる白露型でまともなの春雨だけか... <>
【吉】 <>saga<>2021/01/01(金) 21:57:30.55 ID:d4p5TGt+0<>
新年あけましておめでとうございます
今年も大概低速ですがよろしくお願い致します



2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……?
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/01(金) 21:58:16.14 ID:d4p5TGt+0<>
< 時々は狭い湯船もいいよね >







愛宕「はうぅん……」

提督「ん……もっと力抜いていいよ」

愛宕「それでは遠慮なーく」

提督「んー……」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………はぅぅん? 」

提督「はうぅん? 」

愛宕「ふぅぅん」

提督「はうん……? 何か触った? 」

愛宕「んーん、あったかいなぁって」

提督「そっか。……よく考えなくてもさ」

愛宕「んー? 」

提督「こんな馬鹿なことしててこれから今年一番目の訓示垂れに行くとか笑っちゃうよな」

愛宕「いいじゃない別に。あったまって行きなさいよ」

提督「まぁね」

愛宕「ん……」

提督「……」

愛宕「……」

提督「……はうぅん? 」

愛宕「はうぅーん……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/01(金) 22:01:11.72 ID:d4p5TGt+0<>
< 諸々終わりまして >






提督「疲れた」

愛宕「疲れたわねぇ〜」

高雄「そうね」
 
提督「尊敬してもいねぇ蹴落としてぇ相手に挨拶するあいつらの方がよっぽどお疲れ様だが……ぁ」

愛宕「? 」

高雄「? 」

提督「あけおめことよろ? 」

愛宕「ことよろー」

高雄「今年もよろしくお願いします。……そんなこと、わざわざ言わなくてもいいじゃない? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/01(金) 22:02:36.06 ID:d4p5TGt+0<>
取り敢えずこれだけやってまだ吉以上が出ないのは悲しいような違うような

2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉

改めて今年もよろしくお願い致します
ありがとうございました <>
【大凶】 <>sage<>2021/01/01(金) 22:17:42.17 ID:2TGF31sY0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/01(金) 23:11:34.31 ID:u4HyinpzO<> 乙ー <> ◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/02(土) 23:46:36.07 ID:PItIbRAc0<>
< こういうとき、あるよね >






明石「月姫リメイク……」

明石「…………」

明石「…………」

明石「…………」

明石「…………」

明石「あの人はあんまりこういうの分からないし漣さんは翡翠が分からないとか言ってたし……」

明石「…………」

明石「…………」

明石「…………」

明石「…………」

明石「やべぇ誰もこの話できない……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/02(土) 23:47:55.76 ID:PItIbRAc0<>
< 聞き上手とお呼び >







秋雲「そんなときは何でもテキトーに話す機械になる有料お助け人秋雲さん! 」

明石「あ、そういうの間に合ってますんで」

秋雲「またまたー、旧デザのこととか並行世界のこと話したいんでしょー? 」

明石「そうだけどうっぜぇからパスで」

秋雲「えー? 」

明石「つーかいつだったか忘れましたけどあなたも翡翠知らないとか言ってませんでした? 」

秋雲「言いましたけどー、何でもテキトーに話す機械になる有料お助け人ですよ? 」

明石「それ間に合ってるんですって。そういう面倒臭い変なのとかうっざいの何人いると思ってるんですか」

龍田「んー? 呼んだ? 」

明石「呼ぶか。……型月の話できる龍田は余計怖いし嫌だしまだマシかもしれないけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/02(土) 23:48:38.66 ID:PItIbRAc0<>
< 触らぬ女に祟り無し >







龍田「えー、ほら、何の話か知らないけど元カレの趣味とか? 」

明石「元カレの趣味語る龍田とか見える地雷じゃん」

秋雲「そもそも龍田さんは存在が地雷ですもんねー」

龍田「あなたよくそんなこと言え……でも」

秋雲「はい? 」

龍田「ある意味では逸材よね。江風ちゃん方向に」

秋雲「? 」

龍田「……ふふ」

明石「失言重ねる方向とはまた違うと思いますけど……ま、いっか。私関係無いし」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/02(土) 23:49:20.62 ID:PItIbRAc0<>
< 感じ入るものがあったらしい>







秋雲「」

雲龍「……」

秋雲「」

海風「? これ、どうしたんですか? 」

雲龍「えっと、天城がね? 私も絵が趣味って口走ってしまって……」

海風「……嗚呼」

雲龍「たぶんこの子の描くものとは方向性が違うから困らせるって言ったのに」

海風「や……そういうことじゃないと思いますけど」

雲龍「? 」

秋雲「」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/02(土) 23:50:13.74 ID:PItIbRAc0<>
< 相対的な価値の暴落 >







漣「どう? この腐れ変態女凄いでしょ? 」

雲龍「褒めてとは言わないけど、暴言? 」

秋雲「……凄いっていうかなんていうか普通に売れるよこれ」

漣「だよねー。雲龍さん次気分乗って風景画描いたら」

雲龍「? 」

漣「ご主人様誑し込んでテキトーな賞に出してみません? 」

雲龍「嫌。あなたたちだから見せても許せるのよ、こんなの」

漣「えー? お金はー? 」

雲龍「あの人に集りなさいよ」

漣「くれって言ったらくれる人なんて面白くないですよー」

雲龍「我儘ね……」

秋雲「はぁ。……漣も全然本気じゃないんだね、こんな雑な会話に流していくんだから。おっかしいなぁ……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/02(土) 23:50:56.82 ID:PItIbRAc0<>
< 扱いに困る >







漣「あ、いたいた。そーいや! 」

提督「あん? 」

漣「去年一年いい子にしてましたよ? 」

提督「だから? 」

漣「St.Nikolaus! 」

提督「発音いいな。俺の次くらいに」

漣「ねーねーパパーサンタはー? 」

提督「うるせぇな……ほら」

漣「これは? 」

提督「インパクトミント。ドイツ製のミントタブレットだな。まだあるから一個やる」

漣「ど、どーも。……なんでこんなぽーんと変に珍しいものくれるかなこのおじさん」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/02(土) 23:52:16.46 ID:PItIbRAc0<>
< 描くのって割と知識要るよね >







秋雲「ふむふむ、あんましハイブランドで固めたりはしないんですねー」

愛宕「まぁね。一応お金はあるけど固め過ぎても面白くないでしょう? 」

秋雲「基本やっすい服しか買わないっていうか買えないこと多いんで。
下手すると子供服着れちゃうこともあるし」

愛宕「漣もそんなこと言ってた気がする。……でも結構その辺はなんとかなるものよ? 」

秋雲「なんとかなるのは分かりますよ? 姉妹にも友達にもお洒落が趣味っていますし」

愛宕「興味、無いの? 」

秋雲「興味はそこら辺のテキトーな女子よりあるんですけど……はは」

愛宕「? 」

漣「興味の理由が違いますからなぁ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/02(土) 23:55:15.47 ID:PItIbRAc0<>
< 悪意無く見透かされるような >







あきつ丸「自分は殿下へのメッセンジャーではないと何度言えば分かるのでありますか」

提督「あきつちゃんの身体で弱いところ三つおしえてくれたらかな」

あきつ丸「まったく阿呆も度を越すと……葛城でいいのでありますか」

提督「だって頼まれちゃったもん。苦しそうに縋り付く女の子に」

あきつ丸「早々に金蔓化しそうな台詞ですな」

提督「もっと使ってやりてぇのにあいつら全然頼んでくれねぇの。
金でも情報でも恩でもなんでもいいんだけど」

あきつ丸「笑止。だから好きになったのでありましょう? 」

提督「まぁ、ね。……あきつちゃんさ」

あきつ丸「? 」

提督「何か、変わった? っていうか心境が劇的に変化する何か無かった? 特に、恋とかその辺で」

あきつ丸「はぁ。…………これだから女衒将校との会話は嫌なのであります」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/02(土) 23:56:30.84 ID:PItIbRAc0<>
< 成功し続ける綱渡りという価値 >







提督「遂に鈴谷と一線越えたのか? 」

あきつ丸「だとしたらどうする」

提督「別に。おめでとうって言うだけだよ」

あきつ丸「露程も……露どころか滴り落ちる程思っているのでしょうな」

提督「当然だろう? あきつちゃん友達だし」

あきつ丸「実にツゴウノイイオトモダチ、でありますね」

提督「まぁまぁ。その辺は利害が一致してるから許してくれ」

あきつ丸「ふん。……もう一度お聞きしますが葛城を大湊警備府附に、これだけで? 」

提督「あと何人かなら呉れてやる、って言われてるけど俺も捧げる対価は大切にしたいからさ」

あきつ丸「左様で。…………いっそ鈴谷を望んでくれた方がすっぱり諦めて全力で抗ってやるものを」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga sage<>2021/01/02(土) 23:56:58.39 ID:PItIbRAc0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/02(土) 23:57:49.52 ID:kka9z7k60<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/04(月) 23:11:47.53 ID:EOOJR4b40<>
< 瓦解への道筋 >







龍田「横須賀はかの元帥閣下が通常部隊と艦娘部隊の両方を統括しているわけだけど」

山城「呉や舞鶴を含めて他の拠点は全て別々の指揮系統だものね」

龍田「各地に元帥閣下直属の将校が統率する各拠点があるだけで、
敢えて通常部隊と艦娘部隊を統括する軍人は存在しないけれど、
それってようは艦娘っていうのは元帥閣下の駒でしかないってことよね」

山城「我が主人様も、その一人」

龍田「これは非常に良くないことなわけ。
元帥閣下が不世出の英傑且つやんごとない血脈だからどうにかなっているだけで」

山城「舞踊に最適な愉快過ぎる足場ね」

龍田「それを補強するために各地の拠点は殿下の狗ばかりに。……これを踏まえて」

山城「踏まえて? 」

龍田「我が主人様がいなくなれば段階的にだけど間接的にこの国が滅茶苦茶になるっていうのは面白いわね」

山城「確かに」

高雄「何がどう面白いっていうんですか……仮にも好いた相手でしょうに」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/04(月) 23:12:33.88 ID:EOOJR4b40<>
< 独善を裁く罪罰なんてありまして? >







龍田「冗談よ。……無いの? 」

高雄「? 」

龍田「暗殺されそうになったこと」

高雄「ありますよ? なんならば私も依頼されたというか裏切りを教唆されたことがありますし」

山城「恐ろしいことね」

高雄「それを極限まで抑える為に不愉快でもあきつ丸やその他の有象無象と関係を持っているわけで」

龍田「そういう方向に繋がっていくわけね。……で? 」

高雄「はい? 」

龍田「あの人はその暗殺者、全部知ってるの? 」

高雄「そんなわけ。あの人にはでき得る限り綺麗な手で生きてもらわなければ困りますから。…………ただ、ひたすらに私の為に」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/04(月) 23:13:52.80 ID:EOOJR4b40<>
< 闇とかではなくて本当にシンプルに >







提督「高雄と愛宕の二人と一応は結婚したと言えなくもないわけだよな、巫山戯た書類と装備に含まれる指輪だが」

加賀「そうね。あと一応私とも」

提督「お前はいいんだよ。別に姉妹がいるわけじゃないから」

加賀「……あぁ」

提督「摩耶と鳥海が義妹か……って考えると怖いというか申し訳無いよね。
喜びとかじゃなくてこう、何か単純に悪いことをしている気分になる」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/04(月) 23:15:38.36 ID:EOOJR4b40<>
< 敢えて作法を守らないこともまた時には >







明石「さて、当警備府恒例の巨大鏡餅様ですが」

瑞穂「ですが? 」

明石「これ十一日まで飾っておくって邪魔でしょうがないですよね」

天城「一応は神様の滞在する場所ですから」

阿賀野「こんな瘴気漂う場所に滞在するとか物好きな神様だよねー」

能代「寧ろ邪神の類は喜んでいるのでは」

明石「というか常駐してるのがお供物食べる感覚なんじゃあ」

瑞穂「だとしても、ですよ。これ以上頭の痛くなる事態にならないよう祈っておくのは無意味ではありません」

能代「お膝元で祈るって逆効果じゃあ……」

Littorio「あぁ、ウイルスの収束を初詣に祈念するみたいな」

能代「……」

瑞穂「……」

阿賀野「そう考えると……これ今すぐ撤去して包丁でバラバラにした上で食べた方が、よくない? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/04(月) 23:16:25.26 ID:EOOJR4b40<>
< や、それって避妊のしようも無いよね >







扶桑「キスだけで子供ができるのなら」

山城「は、はい? 」

扶桑「何度も試せていいわね……嗚呼…………」

山城「…………姉、さま? 」

提督「…………俺に対する不満か? 回数をまだ増やせと? 冗談だろう? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/04(月) 23:16:57.64 ID:EOOJR4b40<>
< 強いって自称するのも…… >







扶桑「いえ……こう、なんとはなく思っただけです」

提督「つまり無意識の欲求、と」

夕立「提督さんベッド限定で強いんじゃなかったの? 」

提督「あのさ……いや、どう答えればいいのそれ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/04(月) 23:17:49.54 ID:EOOJR4b40<>
< 女の子から言われると逆に怖い >







雲龍「あ、そうだ」

高雄「? 」

雲龍「高雄、もしあの人が死んでもまだ生きたい気持ちが欠片くらいあったとして」

高雄「砂一粒程も無いでしょうけれど……あったとして? 」

雲龍「三十になっても独身だったら結婚してあげる」

高雄「は、はぁ……ありがとう、ございます? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/04(月) 23:19:10.85 ID:EOOJR4b40<>
< 飼ってほしい相手を飼うのはつまらないのです >







愛宕「えー、高雄が駄目ならじゃあ私は誰が貰ってくれるの? 」

雲龍「何年経っても姉妹婚なんてどうせ許されないわよ。諦めて他探しなさい」

高雄「あなた好みの子はいないの? 」

愛宕「むーちゃん」

高雄「なるほど」

雲龍「むーちゃんもいいわね。高雄が死んでいれば求婚するわ」

叢雲「むーちゃん言うな。…………あなたたちに飼われるくらいなら私の方から漣に求婚して逃げるわよ怖いわね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/04(月) 23:25:42.32 ID:EOOJR4b40<>
< 貰う側と言われて嬉しいかは別として >






雲龍「ん……じゃあ、うちの葛城をあげるわ」

愛宕「ずいずいに爆撃されそう」

高雄「勢い余って葛城さんも巻き込みそうね」

叢雲「そこは天城勧めておきなさいよせめて」

雲龍「天城はほら……小料理屋開いて常連のバツ一と再婚するから」

愛宕「なるほど」

高雄「妙にしっくりきますね」

叢雲「あんまり幸せそうじゃないのも似合いそうね」

天城「黙って聞いていれば……姉様が貰われていけばいいじゃないですか」

雲龍「趣味じゃない」

愛宕「趣味じゃないわ」

葛城「気は合いそうだけど……や、そもそも私って貰われる側なのは確定なの……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/04(月) 23:29:16.04 ID:EOOJR4b40<>
< でも同性なら趣味の話になると思うの >







瑞穂「明石さん、ちゃんと貰ってくださいね? 」

明石「や、え、えぇ……? 」

瑞穂「あら、明石さんが貰われる側の趣味だというのなら瑞穂も……」

初月「趣味とかそういう話じゃないと思うが……姉さん、閃いたみたいな顔をするのはどうなんだ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga sage<>2021/01/04(月) 23:29:43.31 ID:EOOJR4b40<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/04(月) 23:30:07.41 ID:ys8yDg1y0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/05(火) 23:06:46.77 ID:iAbNbgLs0<>
< HENTAI COUNTRY >







提督「丑年だからさ」

愛宕「うん? 」

提督「牛柄の水着とか買ったら面白そうだなって思ったんだよ」

愛宕「? いいんじゃない? 」

提督「あまりにもヴァリエーションとかが有り過ぎて逆に困惑中」

愛宕「あー……うん? 今更? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/05(火) 23:08:28.31 ID:iAbNbgLs0<>
< 新年が殊更大事にならない程毎日が >







雲龍「ぁ……」

提督「あん? 」

雲龍「Happy 乳 Year を忘れたわ。そういう意味では」

提督「忘れたままでよかったんだが」

雲龍「去年も言おうと思ったのにまた忘れるなんて……不覚」

提督「来年も再来年も永遠に忘れてろ」

愛宕「ほぼ毎日祝わないといけないものねー」

雲龍「あぁ……そういう」

提督「ちげーよばーか。ちげーからな? 違うぞ? 高雄も変に同意した顔やめてくれない? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/05(火) 23:09:27.94 ID:iAbNbgLs0<>
< 本ッ当企業向けとか要らねーと思うの >







提督「っても……来年は虎柄水着で再来年はバニーか」

愛宕「年始ってそういう数え方するんだったかしら」

提督「もう面倒臭過ぎてそれでいい気がしてきたわ。年賀状が無ければまだ頑張れる」

雲龍「あれ楽しみなんだから無くなったら困るわ」

提督「お前は来たやつの当たり外れ見てダラダラするだけだろうが」

愛宕「切手シートなんて、ねぇ」

雲龍「あぁ、邪魔といえば邪魔だと思って」

提督「思って? 」

雲龍「あなたのアカウントをつくってフリマアプリで売ればいいと思うわ。今思っただけだけれど」

提督「それならまぁ」

高雄「はぁ。……いいから、出していない相手の選別早く進めていただけます? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/05(火) 23:11:39.50 ID:iAbNbgLs0<>
< 年賀状も出せないこんな世の中じゃ >






提督「こんなもんじゃねぇのか。ほぼ抜けは無いと思う」

高雄「まぁ、リスト外からなんて逆に予想し易かったでしょうから」

提督「うん。ちょちょっと終わらせるわこの辺」

高雄「はい。……そういえば先日も年賀状撲滅デモが始まればいいなんて話をしていましたけれど」

提督「したっけ? や、心から同意できるからたぶんしたんだろうが」

高雄「環境問題と絡めてSNS上で上手く立ち回れば物議を醸すくらいはできそうですよね」

提督「ん……まぁ」

高雄「演習相手の底も知れましたし、暇をいただけるなら素敵なSNS生活でも始めてみます? 」

提督「悪辣に過ぎるんじゃねぇかなそれ。……別に本気で絶滅させたいわけでもねぇし」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/05(火) 23:13:18.79 ID:iAbNbgLs0<>
< なんでも無いことだからこそ衒い無く >







高雄「言いましたね? 」

提督「は? 」

高雄「言質はいただきました」

提督「おい、そんな本気で止めたいわけじゃ……おーい」

高雄「ふふ……では、私はコーヒーを淹れてきますので」

提督「あ、そう……なんでこんな下らないことで艶のある顔できるの君」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/05(火) 23:14:16.72 ID:iAbNbgLs0<>
< かんじあそび >







雲龍「愛しい愛しいと言う心……で、戀」

天城「はぁ」

雲龍「つまり愛しい愛しいと言う化け物みたいな木も存在するってことね」

天城「ちょっと意味が……団欒の欒ですか? 」

雲龍「ええ」

瑞穂「綺麗な言葉と漢字でも雲龍さんの舌にかかれば簡単に品の無い意味に聞こえますね」

天城「まったくです」

雲龍「今のは品の無い話じゃあ……いえ、高尚な話って言い張るつもりは毛頭無いけれども」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/05(火) 23:14:44.71 ID:iAbNbgLs0<>
< 孌 / 㜻 >







雲龍「ちなみに“ みめよい ”と読む容貌が美しいって意味の字は愛しい愛しいと言う女って書くわね」

天城「はぁ」

雲龍「更にその異体字は女偏に下心で意味同じ」

天城「……」

雲龍「すなおだとかしたうって読みもあるけれどこれなら割と品が無……うん? 」

瑞穂「……瑞穂が悪かったですから無理にそういう話に向けないでください」

天城「……姉様ってどうしてこう意味の無いことばかり知っているんでしょうね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/05(火) 23:15:46.21 ID:iAbNbgLs0<>
< 享受する気は勿論あるのだけれど >







雲龍「誰しもそんなものじゃない。……ちなみに非人名用漢字なの。よかったわね」

天城「まぁ、意味としても字体としても悪くはありませんが画数は多いですものね」

雲龍「名前なんてラベルなんだから分かりやすい方がいいものよ」

天城「姉様も天城も分かりやすいというか平易な方ですしね。龍はちょっと怪しいですけれど」

雲龍「一応人口に膾炙しているってことで。別に私は“ 竜 ”でもいいし」

天城「はぁ。……子供の名前、なんて考えるのは楽しいことなのでしょうか」

雲龍「きっと、ね。夢見るのも努力するのも、自由よ」

天城「ですね。…………せめて、いつかあの人が死んで百年後くらいには、実現すると、嬉しいです」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/05(火) 23:16:26.07 ID:iAbNbgLs0<>
< 愛してくれる人により愛してもらえるよう首輪を贈るのは許されるだろう







雲龍「か >

天城「あんまりウケは良くないかと」

雲龍「この前いい感じにお酒と雰囲気で寝室まで持っていったらリードは楽しそうだったのよね」

瑞穂「雲龍さんがあの意味の分からないくらい巫山戯たトレーニングをこなして頭脳労働にまで手を出した日ですか? 」

雲龍「ええ。ハートが燃えるってああいうことを言うんだって実感したわ」

瑞穂「違うと思いますけれど……」

雲龍「そう? 」

天城「そんな積み上げて騙し討ちみたいな」

雲龍「本気で拒まれれば私だって謝るわよ」

天城「それを知っているからあの人も無理矢理ノるんじゃあ……」

雲龍「それくらい甘んじてほしいものよ。……そもそも言い出したのは私じゃないし」

天城「はい? 」

海風「私です」

天城「はぁ……」

江風「…………姉貴に首輪なんて捧げ持って来られた日には膝から崩れ落ちるンじゃねーのかテートク」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/05(火) 23:17:39.75 ID:iAbNbgLs0<>
< 自分でラベリングできるとして >







秋雲「秋雲さんたちに用意された戸籍ってテキトーにそれっぽい名前付けられてるじゃん」

漣「だねー。古くも無く新しくも無いありがちな名前」

秋雲「基本的に雑に付けられた無用の長物だからダッサい名前だったり好みじゃないじゃん? 」

漣「まぁ……でも実際殆ど使わないし」

秋雲「そ・れ・が! じゃじゃーん! 強くお願いす・れ・ば」

漣「保険証常に所持かよ君」

叢雲「えーと、コシミズ……“ 輿水 幸子 ”? 」

秋雲「フフーン! 」

漣「えぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/05(火) 23:18:40.03 ID:iAbNbgLs0<>
< 遊びに本気≒人生 >







秋雲「まぁ、世に出ないというか出られない自信があるからこそのネタだけどね。自己満足の」

漣「ちなみに名前をアニメキャラと同じ名前にするには如何程の代償を支払ったので? 」

秋雲「十日間フルで身体機能異常励起し続けて……同好の士である将校の満足する、絵を……捧げました! 」

漣「えぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/05(火) 23:19:05.59 ID:iAbNbgLs0<>
< 予定調和染みた >







葛城「どうなってんの海軍……それでいいのか帝国……」

秋雲「誰も損なんてしてないでしょ? 」

漣「そこまでさせる将校もクソ馬鹿だけどさ、
そこまでしてそんなものしか手に入れられない秋雲は損してると思うよ」

叢雲「時間の方が明らかに大事よね」

葛城「てーか一応私たち税金暮らしでしょうが」

漣「あ、知ったこっちゃないんでそれは」

秋雲「どーでもいーよね」

葛城「確かに」

叢雲「……それはショートコントか何かなの? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/05(火) 23:20:35.23 ID:iAbNbgLs0<>
< 今日の私にさようなら >







提督「ふぃー……今日も疲れただるい。……どした? 」

愛宕「お布団暖めておきました? 」

提督「そりゃどーも……ん」

愛宕「ふふ、まだあったかいわね身体」

提督「風呂入って髪乾かしてすぐだし」

愛宕「暖めておく必要無かった? 」

提督「いてくれる必要はあったよ。……初めて触るパジャマだ」

愛宕「そこは初めて見るパジャマだけど似合ってるぜ、ってところでしょう? 」

提督「足すな。……手」

愛宕「んー……」

提督「……ん」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………また、あした」

提督「ん、また、明日も明後日もいつまでも」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga sage<>2021/01/05(火) 23:21:02.22 ID:iAbNbgLs0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/05(火) 23:31:01.30 ID:iTWM1sL20<> 乙 とりあえず秋雲にスカイダイビングさせてみるか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/05(火) 23:41:44.82 ID:D7z7fTtDO<> どっかの輿水幸子かよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/05(火) 23:44:07.86 ID:l9wsOGt2o<> そういえば同じ声よね <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/07(木) 23:23:46.29 ID:skH08+KO0<>
< 寝顔を眺めながらコーヒーっていいよね >







愛宕「んー…………? 」

提督「おはよう。コーヒーなら淹れてあるよ」

愛宕「シャワー浴びたら貰う。……何時? 」

提督「(4+4)/4+4時ちょっと過ぎ」

愛宕「はぁ……ばーか」

提督「んんっ……寝てから六時間くらいかな」

愛宕「そ……んぅ……」

提督「寝ててもいいさ。ゆっくりしとけ」

愛宕「そ、うねぇ……んー……」

提督「…………」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………おでこにチューしてくれたら、起きる」

提督「手の甲を選ばせていただいても? 」

愛宕「ばーか」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/07(木) 23:25:31.34 ID:skH08+KO0<>
< 好みというだけですが >







提督「なんかこれも結構前に話した気がするんだけどさ」

漣「? 」

提督「フローラと結婚しようがビアンカと結婚しようがデボラと結婚しようが側室ぐらい持てばいいんじゃねぇのかな」

漣「ハーレムエンド含めてブランド的なアレとかゲームのテーマ的に駄目じゃないのって話になりませんでしたっけ」

提督「や、でももうその辺はいいと思うんだよな。
ジェンダーとかそういうのはどっかしらで突っついてくるんだから。
なんならR15指定とかで出せばいい」

漣「別に漣はそういうエンドあってもいいじゃんとは思いますけども」

秋雲「エロ同人のネタを狭めるのは創作として近年駄目な方向行ってる潮流を感じるので駄目です」

提督「えー……」

漣「まぁ……」

秋雲「介護で山奥幽閉とか商家の為にも他の男と結婚とか素晴らしいじゃないですか、ねぇ? 安易に馬とかよりも、ねぇ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/07(木) 23:26:58.42 ID:skH08+KO0<>
< むつかしいおはなし >







提督「俺はその辺よく分からねぇけどさ、一応グレーゾーンなんじゃねぇの」

漣「明確に二次創作に対してお気持ち表明してるとこもありますしね」

秋雲「それを否定はできないよ。それは作品に対する思い入れとか当然の権利だもん。でもさ」

提督「あん? 」

秋雲「SNSがここまで浸透してね、敢えて奨励したりステマじゃないステマ狙ってるとこは増えてると思うよ」

提督「そうなの? 」

漣「なんとなくそうなのかなって思うときはありますねー」

提督「ふーん……」

秋雲「どうでもいいといえばいいんだけどさ。
……別に秋雲さんは売ったりしてるわけでもないしね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/07(木) 23:27:55.68 ID:skH08+KO0<>
< 質実共に >






秋雲「まぁ、そういう硬かったり面倒な話は置いといて」

提督「ん? おう」

秋雲「明確に姉妹とまではいかなくとも同じ血筋の女の子全員娶るってやっぱ浪漫? 」

提督「すげーぶっ込み方。……まぁ、いいんじゃねぇの? 」

漣「ご主人様割と現在進行形でしょそれ。特にそこ興奮ポイントじゃない気がする」

提督「そう言われるとそうか」

秋雲「なんだこの社会の敵」

漣「今頃気付いたの? 」

秋雲「だって外面だけはいいじゃんこの人」

漣「まーねー」

提督「はいはい。……曲がりなりにも正義の味方なお前らに言われると実際何も反論はできねぇな俺」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/07(木) 23:29:26.30 ID:skH08+KO0<>
< 意味が分かると脳が壊れる話 >







明石『ん……瑞穂さんが、一番安心します』

瑞穂『もっと、抱き締めて、ください……強く、締め付けて、離したくならないように』






瑞穂「はぁ……」

天城「……? 」

瑞穂「いえね…………あれって1/1での一番じゃないんだな、と」

天城「は、はい……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/07(木) 23:30:18.71 ID:skH08+KO0<>
< 言葉の裏というものにはほぼ全て >







雲龍「更に穿ってみると単に安心するだけで快感も幸福感も一番ではないみたいね」

瑞穂「…………」

天城「…………」

雲龍「そんなのその辺のペットだとかぬいぐるみと同……うん? 」

葛城「…………なんで雲龍姉ぇは無造作に追い討ちかけたの? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/07(木) 23:30:56.69 ID:skH08+KO0<>
< そう思ってしまう方が悪い云々 >






雲龍「いえね、実際素直に考えると盛った後のラリったクールタイム以外では割とそう聞こえると思うけれど」

瑞穂「…………」

葛城「だからさ……」

天城「…………姉様って何故か最近瑞穂さんへの当たり強くありません? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/07(木) 23:32:06.34 ID:skH08+KO0<>
< 勝ち負けの話ではないと思うものの >






葛城「そもそもさ、私は男に抱かれたこと無いから知らないけど」

雲龍「ええ」

葛城「男、っていうかあの人みたいにタッパあって筋肉質な人と瑞穂さんじゃあ安心感の意味が違うと思うよ」

雲龍「そうね」

葛城「瑞穂さんのは普通に好きだから安心できるわけでさ、
あの人のには単に身体大きいからって意味もあると思う」

瑞穂「……そう、ですね…………ええ」

葛城「うん? 」

天城「……普通に好き、という表現も穿てそうですけれどね、
身体が大きいからってだけの相手に負けている扱いはさすがにどうなのです」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/07(木) 23:36:51.67 ID:skH08+KO0<>
何かのキャラと同姓同名の方って割といますよね
何人かお会いしたことがあります

ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/07(木) 23:51:15.46 ID:/huzjKt80<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/08(金) 02:05:08.57 ID:+2ccrLGiO<> 乙ー

大昔テレビでアメリカの国立公園の紹介してて
その時出てきた担当者だかなんだかの人が
ジム・キャノンって名前でビックリしたことが <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/08(金) 23:15:44.29 ID:QnSA60dC0<>
< 革新的だと確信する >







提督「紐パン……」

高雄「はい? 」

提督「や、変こと呟いたんじゃねぇよそんな目で見るな。……紐パンがあるんだ、そこに」

高雄「? ……? 」

提督「な? 」

高雄「……ええ」

提督「……執務室は鍵掛けてないし無断での侵入とは言わねぇけど執務室のデスクに紐パン置き去りって凄い斬新だな」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/08(金) 23:16:10.72 ID:QnSA60dC0<>
< 革新的だと確信する >







提督「紐パン……」

高雄「はい? 」

提督「や、変こと呟いたんじゃねぇよそんな目で見るな。……紐パンがあるんだ、そこに」

高雄「? ……? 」

提督「な? 」

高雄「……ええ」

提督「……執務室は鍵掛けてないし無断での侵入とは言わねぇけど執務室のデスクに紐パン置き去りって凄い斬新だな」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/08(金) 23:19:32.64 ID:QnSA60dC0<>
< ノータイムで >






提督「まぁ、高雄が今履いてるエロい紐パン見せてくれるなら喜んで見るけど」

高雄「はぁ……どうぞ? 」

提督「え、何本当に捲って見せてく……

高雄「さ、犯人探しに行きましょうか」

提督「あ、あぁ。……………………スリットって、いいな」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/08(金) 23:21:18.93 ID:QnSA60dC0<>
< 幕間 >






提督「取り敢えず犯に……雲龍探すか」

高雄「ええ。……………………割とこう勢いで見せたら妙にドキドキしたのは言わない方が、いいわね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/08(金) 23:22:21.92 ID:QnSA60dC0<>

< 最近簡単に見せてくれるのも逆にいい気がしてきた >







雲龍「え、私知らないけれど」

提督「えー……」

高雄「詰みましたね」

雲龍「そんな私ならするだろうみたいな……ほら、ちゃんと履いてる」

提督「わざわざ捲って見せるなエロいな」

雲龍「ありがと。……天城のも見る? 」

提督「何言ってんだお前見な……いや、見るに決まってんだろう」

天城「決まってません。……いえ、でも本当に天城ではありませんからねそのエグいの」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/08(金) 23:23:19.70 ID:QnSA60dC0<>
< 研究者の目 >








雲龍「まぁ、天城は朝食後ずっと私と一緒だから……残念だけど無いわね」

提督「高雄も俺といたしな。お前ら三人はほぼ有り得ないわけか」

高雄「ほぼ? 」

提督「そもそもこんなことをした意味も分からないけどさ、
雲龍たちがグルだったり高雄が俺の目を盗むくらいはやってやれないことは無い」

高雄「まぁ……そうね、そこまで言われると」

提督「取り敢えず高雄たちではないと思ってはいるけどな。……しっかし」

雲龍「? 」

提督「なんか絶妙に俺の好みだなこれ。絶妙ってーか滅茶苦茶滾るわこれ」

高雄「……む」

雲龍「ふぅん……? 」

天城「あの……余計なこと言った自覚あります? 」

提督「……うん? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/08(金) 23:24:38.67 ID:QnSA60dC0<>
< 無くなると普通に困る >







鹿島「あれ、ブラが無い……? 」

あきつ丸「うん? 」

鈴谷「はい? 」

鹿島「えーと……うん? あれ……? 」

あきつ丸「遂に正義面のし過ぎで頭が壊れたのでありますか」

鈴谷「色ボケする程何かヤってたっけカシマール」

鹿島「あのですね……いえ、本当に無いんですよ。ショーツはあるのに」

あきつ丸「……着けていたでありますよね? 」

鈴谷「まーじっくりは見てないけど脱いでたと思うよ。
さすがに脱衣所でブラしてないの見たら違和感あるし」

鹿島「…………」

あきつ丸「…………」

鈴谷「…………」

鹿島「…………これが俗に言うところの変態さん、ですか? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/08(金) 23:25:37.12 ID:QnSA60dC0<>
< 想像するだに >






あきつ丸「はぁ……うんざりするであります」

鈴谷「たまたま鈴谷たち三人しか大浴場にいなかったしねー。
脱衣所なんてしょーじき誰でも入れるといえば入れるし」

鹿島「…………」

あきつ丸「何故こんなことで聴取を受けなければいけないのでありますか。誰が損をした」

鈴谷「や、カシマール損してるじゃん。ランジェ結構高いやつでしょ? 」

あきつ丸「それくらいすぐに買えるだろうが。……しかし」

鈴谷「うん? 」

あきつ丸「通常こういったものはショーツの方な気がするのであります。ブラでも、いいのか? 」

鈴谷「知らないよ鈴谷変態じゃないし。……カシマール? 」

鹿島「…………悪寒が、止まりません。それと物凄く、恥ずかしいです」

鈴谷「あー……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/08(金) 23:26:34.15 ID:QnSA60dC0<>
< セカンドレイなんとか >







鈴谷「で、どんなんだっけ? 」

鹿島「はい? 」

鈴谷「どーいうブラ盗られたの? 」

鹿島「えーと……? 」

あきつ丸「……鈴谷、ある種セクハラのラインすら越えていないかそれは」

鈴谷「え、いや、ちがっ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/08(金) 23:27:44.92 ID:QnSA60dC0<>
< 誰に盗られるのが一番マシだろうか、みたいな >







鈴谷「やー、え、うーん……ほら、あー……」

あきつ丸「慰めの言葉など無いであります。盗られてしまったものはもうどうしようもない」

鈴谷「そうだけどそうじゃなくて。……心当たりは? 」

鹿島「え、えーと…………うぅん……」

鈴谷「うん? 」

あきつ丸「……はぁ、言うな、分かった」

鹿島「あはは、は、は……? 」

鈴谷「? 」

あきつ丸「鈴谷……残念だが心当たりが多過ぎるようであります」

鈴谷「えぇ……」

鹿島「……………………」

あきつ丸「まぁ、しかし……よく考えると横須賀に限ってもこんな事件が初めてという方が驚くな、ある意味では」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/08(金) 23:28:27.48 ID:QnSA60dC0<>
< 脛が傷だらけの女神たち >








伊14「そーいや加賀さんと赤城さんって」

加賀「? 」

赤城「? 」

伊14「赤城さんがいつまでいるか分からないからお互い一人部屋なんですか?
横須賀では二人部屋だったんでしょ? 」

加賀「え……」

赤城「えーと……」

伊14「うん? 」

加賀「こう……お互い見られたくないモノだとかコトだとか……」

赤城「恥ずかしい写真だとか着替えがしにくい、だとかなら良かったんですけどねぇ……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/08(金) 23:29:47.15 ID:QnSA60dC0<>
< 脛の傷を舐めたがる人 >







加賀「まぁ、でも……私は構いませんよ」

赤城「私もまぁ」

加賀「どうせなら一つの部屋にしてみますか? 新年早々ではありますけれど」

赤城「私もいつまでいるか分かりませんが逆に荷物は少ない方ですしね。……少将閣下? 」

提督「いいぞ。……一応軍事施設だし俺も書くけどお前らも書類必要なんだぞこれ」

加賀「そこは有能な少将閣下にお任せ致しますので」

赤城「今後の戦果にご期待くださいませ? 」

提督「はいはい。……赤城の戦果って期待値ごと吹き飛ばす悪寒がするな、こう良い意味ですら」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/08(金) 23:31:13.62 ID:QnSA60dC0<>
まぁ、何にも意図せずであろうからこそ驚く度合いは中々に

ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/08(金) 23:39:42.98 ID:9wlM/5bO0<> 乙 迷宮入りか <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/11(月) 21:20:43.98 ID:YXHMJ3+vO<>
< 全力で世に憚る >







龍田「あ、そうだ初詣行く? 」

愛宕「何をさも唐突に思い付いたような顔で宣ったのよ」

山城「はぁ……このご時世に? 」

龍田「このご時世だからこそよぉ〜。皆様の不幸せを払拭しなくちゃ」

扶桑「収束祈念で初詣に行く人間を散々嘲笑って煽った後でしょうあなた」

龍田「ヒトデナシの化け物だから寧ろ正しい行いじゃないかなって」

山城「……む。そう言われると考慮に値し

愛宕「しないわよ馬鹿」

龍田「そう? どうせ私たち死なないけど保菌者にはなるじゃない? 出歩く間抜けを駆逐できるわぁ」

扶桑「あのね……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/11(月) 21:21:35.07 ID:608Wafr+0<>
< 仕事終わりってなんかこう……ね? >







提督「あぁぁぁぁ……」

雲龍「なに? 」

提督「エロいことしたい。今めっちゃしたい」

雲龍「そう……」

提督「そうなの」

雲龍「……」

提督「……? 」

雲龍「ん…………だいじょぶ」

提督「…………冗談にこう返されるのはお約束だからいいけどお前今何で紐パン解いたんだ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/11(月) 21:22:02.45 ID:608Wafr+0<>
< 其は魔法の紐 >







雲龍「こう、すぐにでも挿れたいのかと」

提督「お前のこと一度でも道具扱いした? ねぇ俺そんな欲望見せたことある? 酷くない? 」

雲龍「見せてくれたらいいなって」

提督「なんなのきみ……あと」

雲龍「まだあるの? 」

提督「だとして紐パンの紐解くとかねぇわ。お前全く何にも分かってないわ。やり直し」

雲龍「はぁ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/11(月) 21:23:13.03 ID:608Wafr+0<>
< 勿論ただの気分 >







提督「まぁ、仕事終わりの一杯くらいさせてくれ」

雲龍「用意……してるわ。高雄と愛宕は今日もう来ないから」

提督「あ、そういう……あとシャワーも」

雲龍「新しいタオルは脱衣所に」

提督「ありがとう、用意いいな」

雲龍「着替えは自分で好きなものをどうぞ」

提督「ん」

雲龍「私、ここにいるけれど……欲しい肴があれば言って」

提督「ナッツが少しあればいいかな。大して飲む気も無いし」

雲龍「ん……いってらっしゃい」

提督「はいはい」






提督「この時期の風呂はやっぱすげ……

雲龍「? おかえり」

提督「…………全く何の脈絡も無くバニーってなんなの? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/11(月) 21:24:24.08 ID:608Wafr+0<>
< 発情兎 >







雲龍「うん? 」

提督「あのさ……なんなのそれはきみ」

雲龍「私、うさぎさんなの」

提督「ちょっと無理あるだろうお前。……なんで兎なら俺の話聞かなくていいんだよ」

雲龍「兎に祭文っていうでしょう? 」

提督「猫なら小判が玩具になるし豚は綺麗好きだから真珠も守ってくれるだろうよ」

雲龍「うさぎさんはこうびのことしかかんがえられないの」

提督「じゃあずっと考えてれば? 」

雲龍「この辺の床が勝手に濡れていくけれどいいの? 」

提督「放置プレイは嫌なんじゃなかったのかよ……こえーよお前」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/11(月) 21:25:23.88 ID:608Wafr+0<>
特にこことは関係ありませんがこんなの終わらせました
よければどうぞ
【艦これ】明石「つくりました! 」提督「捨てろ」【コンマ】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610354603/


ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/11(月) 21:35:48.98 ID:BtF6iUea0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/12(火) 22:48:00.63 ID:6Qzm0jy20<>
< 自業自毒 >






雲龍『やめて! そんな、そんなこと、無い……っ』

提督『身体はそうは……いや、いいけどな。すぐに釣れるのは小物って決まってるから、さッ』

雲龍『ッ! ……駄目……駄目なの、駄目、こんな……っ……あの人より、もっと……凄っ……! …………あっはっ』






提督「……………………」

雲龍「寝取られフリプレイ、割とよかったわね。あなたもちゃんとノれてたし」

提督「……………………死のうかな俺」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/12(火) 22:49:10.86 ID:6Qzm0jy20<>
< あくまで中身がノーマルなのがまた >







提督「こう……脳がぶっ壊れる寸前だった気がする」

雲龍「ようは気持ち良ければいいのよ。頭の誤作動でも錯覚でもなんでもいいわ」

提督「んなわけ……んなわけ……」

雲龍「お手軽に背徳感と征服感を得られておまけで精神的被虐も唆られるなんて羨ましいわね」

提督「なんでや……なんでやねん俺」

雲龍「そこはワイでしょう? 」

提督「どうでもいいよそんなの……ふへぇ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/12(火) 22:50:08.23 ID:6Qzm0jy20<>
< 求道者というもの >







提督「つーかお前さ」

雲龍「? 」

提督「ヤってるときは何も思わなかったけどまさかI字バランスまで行けんの? 」

雲龍「ん……うん? 」

提督「無意識の開脚なのかよ……ウンリューちゃんの身体どうなってんの本当」

雲龍「Y字まではそれなりに頑張ったからその先も自然と? 」

提督「あ、そう……何で君そんな世の中に平気で喧嘩売れるの? 」

雲龍「うん……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/12(火) 22:52:30.51 ID:6Qzm0jy20<>
< 知らなくてもいいこと >






提督「あれ、そもそも何で寝取られフリプレイなんていう頭おかしいノリになったんだっけ」

雲龍「大して飲んでもいなかったのに忘れたの? 」

提督「或いは頭の悪い行動を封印したのか」

雲龍「思い出させてあげましょうか? 」

提督「要らん。……でもバニーから寝取られって本当どういう状況だったんだろう」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/12(火) 22:53:22.66 ID:6Qzm0jy20<>
< 二人きりと独りきり >







加賀「……? 」

赤城「? 」

加賀「?? 」

赤城「あぁ……」

加賀「! 」

赤城「……」

加賀「っ…………」

赤城「…………ふふ」

加賀「…………ん」

天城「首を傾げて訊ねて教えて試して快心で……。
微笑ましいですけれども付き合わされる身になってほしいものですね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/12(火) 22:57:44.31 ID:6Qzm0jy20<>
< 一閃、放って >






加賀「ごめんなさいね。納得がいかなかったから……つい」

天城「別に嫌ではありませんけれど」

赤城「雲龍さんはあの人と、ですものね。葛城さんは? 」

天城「幸せそうな顔でベッドにいるでしょうね。あくまで客人ですから」

加賀「あちらの棟で一人部屋だったかしら」

天城「ええ」

赤城「それはそれは。……妙な気配を感じたのは錯覚でしょうか」

加賀「? 」

天城「? 」






葛城「……………………」

扶桑「? どうしたの? 」

葛城「……………………瑞鶴さんの気持ち、分かった気がする。カッコいいもんあれ」

扶桑「はい? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/12(火) 22:58:58.68 ID:6Qzm0jy20<>
< 毒気無しに >








伊14「実際今まで何人と付き合って何人食い物にしてきたの? 」

提督「あのさ……」

漣「君は今までに食べたパンの枚数を覚えているのかね? 」

提督「あのさ……」

夕立「3.682枚! 」

提督「あのさ……いや、お前それ適当だよな? 何か自信あり気な顔だけどマジとかそんな……おーい? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/12(火) 22:59:54.37 ID:6Qzm0jy20<>
< 割と納得のいかないこと >







葛城「雲龍姉ぇがあれで加賀さんに信頼されるくらい成長していて且つ何故か元々頭がいいこと」

加賀「あの言動しかできないことを代償に悪魔からそれを獲得したと答えは出ていた筈だけれど」

天城「中々にフェアなものですよね悪魔って」

葛城「あのぽややーんとしつつも時折影があってキリっとした顔もできる雲龍姉はどこへ……? 」

加賀「水底、かしら」

天城「天城たちの手が届かないところですよね」

葛城「悲しいなぁ……それが幸せそうな雲龍姉ぇが一番悲しい」

加賀「まぁ……才能に努力を重ねるのが上手いだけであの子程健気で努力家な子もいないわよ」

葛城「そっすかねー……」






雲龍「ん……舐めないでったら、ざらざらしないで」

加賀「はぁ。…………動物全般から無条件に好かれる方がよっぽど納得なんて……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/12(火) 23:00:22.64 ID:6Qzm0jy20<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/12(火) 23:05:33.66 ID:G4tCoBOR0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/13(水) 23:01:04.58 ID:42VIIV8+0<>
< ピグマリオン哀歌 >







雲龍「できる限り動くな、か」

天城「? 」

雲龍「いえ、割と文章の綺麗な小説に当たったから気分がいいのだけれど」

天城「当然の様に官能を省かないでいただけます? 」

雲龍「伝わればいいのよ言葉なんて。……出来得る限り着飾って人形になって、ただ抱き締められるって」

天城「はぁ」

雲龍「ある意味では最高に生き物扱いの反対よね……嗚呼……」

天城「……まぁ、動きの少ない分穏当で周りの精神的被害は少ないですしいいのじゃないですか」

葛城「えぇ……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/13(水) 23:02:29.45 ID:42VIIV8+0<>
< 今日も今日とて >







葛城「そもそもそれを私が着せ替え人形にされてるときに言う意味」

雲龍「他意は無いわ」

天城「あまり動かないで。帯、大事なの」

葛城「はいはーい」

雲龍「普通こういうのって洋服でやるものよね。……そういえば」

葛城「ん? 」

雲龍「trick or treat」

葛城「は? 」

雲龍「おかしをくれなきゃうなじをなめるわよ」

葛城「……は? 」

天城「だから、動かないの」

葛城「いやいやいや……えぇ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/13(水) 23:03:42.41 ID:42VIIV8+0<>
< ボケボケボケボケボケボケボケボケ……ツッコミくらい >







雲龍「おかしをくれなきゃいたずらするわよかつらぎちゃん」

葛城「だーから着せ替え人形にされてんだから持って……あ」

雲龍「うん? 」

葛城「雲龍姉ぇにとっては天城姉ぇもおかしみたいなものでしょ? あげる」

雲龍「ありがとかつらぎちゃん」

葛城「いえいえ。可愛い雲龍ちゃんのためですから」

天城「成立しませんね。とうに姉様の物ですから天城は」

雲龍「そういえばそうだったわね。……おかしは? 」

葛城「えーと、えー……えと」






Littorio「構いませんけれどね……それで何故Littorioがお菓子づくりを? 」

雲龍「私は兎も角葛城が悪ノリして天城までボケてしまった結果よ」

天城「あぁすれば姉様の矛先を逸らせるんですね」

葛城「逸らしたといえばまぁ……でも取り敢えず逸らさないと永遠にあの流れ終わらなさそうだったしなぁ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/13(水) 23:08:22.52 ID:42VIIV8+0<>
< expect it 'til then !っぽい! >







漣「……………………」

叢雲「? 何変な顔してるわけ? 」

漣「や、なんてーか……夕立さんとか葛城さんとお風呂行ったことある? 」

叢雲「ん……いえ、そういえば無いわね。浴場で会ったこと自体はあるけど。あと夕立“ さん ”? 」

漣「漣も何故か無かったんだけどさっき一緒だったの。
特にこう流れも無く自然と行こっか、って」

叢雲「ええ」

漣「夕立さん超エグいの履いててさ、エロいっすねーとか言ってたら」

叢雲「? 」

漣「“ 私は漣みたいなのも、好きだよ? ”って。
耳元で、漣にだけ聞こえるように、滅茶苦茶艶のある囁き方で」

叢雲「…………」

漣「…………あの後いつものぽいぽいに戻ったけどさ、なんだったんだろうあれ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/13(水) 23:13:38.91 ID:42VIIV8+0<>
< はしたなさとは寧ろ対極の >







提督「執務机に座ってるとさ」

高雄「ええ」

提督「どうもふんぞり返って足組んで深く座りたくなる」

高雄「そうされればいいのでは? 間違い無くここでは一番偉いわけですし」

提督「や、なんか身内の前だからこそ逆にそういうことすると違和感というか変な感じになるんだ」

高雄「面倒な。……それなら」

提督「うん? 」

高雄「私があなたに座りましょうか? 」

提督「どうぞ? ……ん……高雄って時々欲望に支配されて脈絡も流れもガン無視するよな。別にいいけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/13(水) 23:14:36.48 ID:42VIIV8+0<>
< いつまでも暖かくならなくてもいいや、なんて >






高雄「欲に塗れているなら向き合って座りますから」

提督「じゃあ背中預けてお腹に腕回させるのは何? 」

高雄「寒いだけです」

提督「あ、そう……ん」

高雄「ん……あんまり、うなじに顔押し付けないで」

提督「…………ん」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………あったかくなった? 」

高雄「全然足りませんね。……身体の芯がから冷えてるんですよ、私」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/13(水) 23:16:20.21 ID:42VIIV8+0<>
< 寒さの価値 >







高雄「んん……それにしてもさすがに冬の大湊は寒いですね」

提督「っても一回多少あったかくなる筈なんだけどな」

高雄「天気予報はあくまで予報ですから」

提督「まぁね。……何色? 」

高雄「当てられたら、休憩しましょうか」

提督「んん……黒、と見せかけて白? レース細かいの」

高雄「それ、あなたが今見たいやつでは? 」

提督「かもね。どう? 」

高雄「さぁ? 」

提督「さぁ? って……」

高雄「ふふ……コーヒー淹れてきます。ゆっくり、考えていてください」





愛宕「? 何で着替え? 断線したの? 」

高雄「別に。ちょっと、暖かくなりたかったから」

愛宕「ふぅん……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/13(水) 23:16:46.78 ID:42VIIV8+0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/13(水) 23:25:17.21 ID:0VvxmGwV0<> 乙 夕立は姉妹があれだからな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/13(水) 23:26:41.15 ID:LZ71dGGDo<> ガチレズっぽい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/14(木) 19:47:06.41 ID:iZgKgGHX0<> 乙
高翌雄すき <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/14(木) 23:12:43.58 ID:A6m4bBTz0<>
< 須く(誤用) >







雲龍「ん……確かに挿れられてしまえば私はただの雌犬に成り下がるけれど」

天城「そんなものでは済まされませんが」

雲龍「五月蝿い。……私が奉仕している間は私が主人なのよ」

葛城「まぁ、それは分からないでもない」

雲龍「瑞鶴さんってあれで受けだったりするの? 」

葛城「んん……割合でいえば私の方が攻めかな。明確にはお互い考えてないと思うけど」

雲龍「そう……天城ちゃん? 」

天城「なんです雌犬姉様」

雲龍「こうやって恥じらいを持ちつつもサラッと話してくれる子になってくれると、嬉しいわ」

天城「……自分で言うのも変な話ですけれどそれはもう天城ではないのでは」

葛城「さっすが雌犬姉ぇ、本気で頭おかしいね」

雲龍「はいはい。……それを爽やかそうな笑顔で言う方が頭のおかしいことだと思うの」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/14(木) 23:13:49.23 ID:A6m4bBTz0<>
< 犬種にも色々ありますが >







天城「まぁ、姉様はこれはこれで飼い慣らされた優秀な猟犬と言えないこともないので」

葛城「雌犬前提の話だけどね」

雲龍「分かってないわね。猟犬という前提を破壊されて作り直されて調教されて雌犬になったのよ」

天城「知ったことですか」

葛城「鶏と卵、って言おうと思ったけど慣用句に失礼だよね」

雲龍「慣用句に失礼ってあなたね……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/14(木) 23:14:27.63 ID:A6m4bBTz0<>
< (自主規制) >






天城「まぁ……だとして戦闘能力も今やズバ抜けたものですし」

葛城「まぁ、知ってるよそれは。……提督さんは首輪でも付けておいた方がいいんじゃない? 」

雲龍「あら、この上首輪まで与えてもらえるの? 」

天城「指輪の一つ前くらいですものね、姉様にとっては」

雲龍「ええ。…………間に直接手指で絞めてもらう、が入るっていうのは言わない方がいいわね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/14(木) 23:16:14.08 ID:A6m4bBTz0<>
< ただ思う儘に >






夕立「漣? 」

叢雲「ええ、昨日何かしたんでしょう? 」

夕立「? 別にただの気分と流れの遊びだよ? 」

叢雲「ふぅん? ガチレズってわけでもないのね」

夕立「正直分からないっぽい。好きになれば、それか気に入れば男とか女とか関係無いでしょう? 」

叢雲「あるでしょうが。あなたに食い荒らされる方の身にもなってあげなさい」

夕立「食い荒らされる程圧倒的に弱い方が悪いっぽい! 夕立は純粋無垢! 悪くない! 」

叢雲「あなたね……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/14(木) 23:17:02.13 ID:A6m4bBTz0<>
< 下品と言っているわけでもなく >







夕立「というか夕立は結構なんでもお上品に食べるよ? 」

叢雲「あなたね、テーブルマナーならこれだって上級だけど上品な人間って言える? 」

提督「や、そこで俺に飛び火させる意味」

夕立「提督さんは今後誰かに刺されない限りお上品だよ?
食い散らかしたと思われた瞬間刺されるんだよ? 」

叢雲「む、一理

提督「一理もねーよ。欠片もねーわ」

夕立「壮大に自分たちに都合の良い暗示かけて誤魔化してるだけのくせに」

提督「あぁん? 」

叢雲「あなたたちね……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/14(木) 23:18:02.50 ID:A6m4bBTz0<>
< 笑みだけは本当に無垢な >







夕立「大体提督さんって高雄さんたちを人間として見てるんじゃなくて」

提督「あん? 」

夕立「自分が化け物扱いされたくないだけでしょ? 違う? 」

提督「は? 」

夕立「この際化け物の定義なんてどうでもいいっぽい。
単に社会から逸れた異常者って意味の存在に見られたくないだけ、防衛機制だよね」

提督「……」

夕立「それか自分だけはまともでいないといけない、
なんていう笑える責任感かしら? 」

提督「…………」

叢雲「あなたねぇ……いや、そもそも発端は私なんだけど」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/14(木) 23:18:32.10 ID:A6m4bBTz0<>
< 琴線、握り締められて >






愛宕「あんまりこの人虐めないの。メンタル弱いんだから」

夕立「はーい」

提督「……夕立ちゃんさ」

夕立「ぽい? 」

提督「ステーキでも食べる? 」

夕立「レア! 」






漣「うぃー……お風呂はいいですなーやっぱ」

叢雲「そう」

漣「このクソ寒い季節だと一日抜きなんて考えら……なんで夕立さんと二人でマジな顔して飲んでんの? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/14(木) 23:19:29.28 ID:A6m4bBTz0<>
< 疑惑は疑惑のままに >








叢雲「まぁ……何かしら感じ入るところでもあったんでしょ、たぶん」

漣「ふぅん……? 」

叢雲「よかったわね、横須賀が夕立のこと手放してくれないであろうこの状況で」

漣「や……えーと……うん? もしかして本当に警戒してないといけないの? あの狂犬を……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/14(木) 23:20:43.67 ID:A6m4bBTz0<>
< いつかそれがお姉様になりませんように >







叢雲「最近大規模な戦闘が無くて弛んでたからちょっと強い言葉貰っただけでコロっと傾いちゃったみたいね、あれ」

漣「愛宕さんたちの戦傷で目死んでましたからなー」

叢雲「雰囲気的に悪巧みしてそうな顔だけど……嫌な感じに生気取り戻してるわね」

漣「夕立さん好みのステージでも用意してあげるのかな? 」

叢雲「あなたその“ 夕立さん ”はもう固定なのね。……そうなると」

漣「うん? 」

叢雲「私たちも投入される公算が大きいわけだけどどうするの? 」

漣「そりゃあ本気でぶっ殺すつもりでやるよ」

叢雲「そ。…………まぁ、あれで明日の夕食なんて話してることも有り得る馬鹿二人ではあるけど、どうかしらね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/14(木) 23:25:37.76 ID:A6m4bBTz0<>
< 日付け回って頭回って >







夕立「ふぅ……有意義な時間だったっぽい」

叢雲「結局私たちも巻き込んで……飲み過ぎた」

夕立「ごめんね? そろそろ横須賀戻らないとって考えてちょっとはしゃいじゃった」

叢雲「別に嫌じゃない。……じゃ、また明日、じゃなくて今日」

夕立「はいはーい、また朝に! 、とその前に」

叢雲「あん? 」

夕立「叢雲が許可出さない限り漣に手は出さないから安心して? じゃーねー! 」

叢雲「あ? ちょっとあなた待ち……………………簡単に他人の心掻き乱して良い度胸ね、まったく」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/14(木) 23:26:13.01 ID:A6m4bBTz0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/14(木) 23:39:21.48 ID:05pqnF7a0<> 乙 たしかにこの娘は夕立さんだな <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/15(金) 23:19:24.20 ID:QRybbhuH0<>
< 限定永遠試用中です >







提督「んん、さみーな朝の風呂上がり……このタオル妙にあったかくない? 」

愛宕「たった今まで抱き締めてたから」

提督「あ、そういう……ん、なんかこれすげぇいい匂いする」

愛宕「化け物の生体臭フレグランス限定発売中なの」

提督「表現の酷さよ。…………本当にいい匂いだと思ったんだけどそう言われると何か嫌に思えるな」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/15(金) 23:20:16.08 ID:QRybbhuH0<>
< 唐突に懐抉るように >







天城「お座敷遊び、してみませんか? 基本無料ですよ」

葛城「ですよー」

加賀「…………は? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/15(金) 23:21:02.21 ID:QRybbhuH0<>
< 当然遊びたいだけですが何かございまして? >







天城「いえね、こう、色々と暇だったものですから」

加賀「あなた雲龍姉妹ではまだまともな方なのが取り柄だったでしょうが」

葛城「いや、あの……私は? 」

天城「葛城、自己の客観視は大切ですよ? 」

葛城「あのさ……」

加賀「あなたがまともな方なら私は聖人になれるわ」

天城「いえ、それは無いかと」

加賀「……」

葛城「天城姉ぇは素面のくせに何をどうしたいの……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/15(金) 23:23:29.84 ID:QRybbhuH0<>
< 虎拳でもしてたのかな? >






天城「お座敷遊びの真髄は会話ですからね。結構お話の仕方も考えてみたんですよ」

加賀「だから試させてほしい、と。あの人に頼むべきじゃないかしら」

天城「本物の方に行ったことありそうですし……。
そもそも自分から会話を盛り上げたいタイプでしょう? 」

加賀「だからといって私に……この子は? 」

天城「芸妓側ですね。葛城は瑞鶴さんへの気持ちを大切にしたいそうなので」

葛城「や、あの……一言も言われてない……」

加賀「そう……誰かもう一人客側が欲しいところね」






雲龍「…………自室で妹たちと尊敬する先輩が四つ足になっていた場合の作法って? 」

山城「知らないわよそんなの…………僚友の部屋で愛する姉が四つん這いになっていた場合の作法があるならおしえてほしいくらいなのだけれど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/15(金) 23:24:29.30 ID:QRybbhuH0<>
< 時、動き出して >







葛城「あぁぁぁぁっ!? 雲龍姉ぇに憐れなものを見る目で見られたぁ?! あぁぁぁぁぁぁぁ?! 」

加賀「…………山城もいたわね」

扶桑「…………不幸だわ」

天城「…………姉様のあの目って普段を知る分ですけれど、よりキますよね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/15(金) 23:28:46.73 ID:QRybbhuH0<>
< まともとは何か >







扶桑「……今度から空母の集まりに参加するときはよく考えて決めるわ」

加賀「……そうね」

天城「……申し訳、ありません」

葛城「……唯一参加していないヒトがまとも過ぎるだけで実は皆アレなんじゃあ」

扶桑「いえ、それは無いわ」

加賀「無いわね」

天城「ありませんよね」

葛城「や、この後に及んでさぁ……」






赤城「くしゅんっ……ぅん? 」

龍田「? 可愛い女の子の演技でも練習しているんですか? 」

赤城「これでも素で可愛い女でありたいと思っているんですけど……良い噂をされているといいですねぇ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/15(金) 23:29:23.54 ID:QRybbhuH0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/15(金) 23:35:47.62 ID:0Zgydu++0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/16(土) 23:04:45.76 ID:Y4gZvN9W0<>
< 良い匂いなのか嫌な臭いなのか >







山城「まぁ、あなたがストレートって割と信じられないのは確かね」

龍田「えー? 」

扶桑「陰湿に絡み付いてきそうなイメージはあるわね」

山城「表裏中身外面全て陰湿なんだから当然のイメージね」

龍田「あのねぇ……」

夕立「え? ストレートに決まってるでしょ? 匂いがストレートっぽい! 」

山城「匂い……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/16(土) 23:05:30.55 ID:Y4gZvN9W0<>
< 見せる趣味はございません >







秋雲「まー、龍田さんはストレートでもバイでもレズでも面白いからいいんじゃない? 」

龍田「あのね……いや、でも逆に面白くない子なんている? 」

秋雲「いないですけどー、でもやっぱ龍田さんは特に面白いと思うんですよ」

龍田「うぅん? 」

秋雲「ね、今度横須賀行ったら天龍さん誘ってみません? カメラは用意しておきますから、ね? 」

龍田「……? 」

山城「私がおかしいの? みたいな顔で見られても」

扶桑「仮に天龍なんて誘ったら簡単に受け入れそうだものね」

山城「姉さま? そういうことではないでしょう……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/16(土) 23:06:26.80 ID:Y4gZvN9W0<>
< 好きでそうしているわけでも >







葛城「私はレズだからストレートの気持ちは分かんないんだけどさ」

龍田「え、ええ」

葛城「実際ずっと好きな男と一緒に生活してて思い切って踏み込めば押し切れる状態でね?
それでもグダグダしてんのって情け無くないの? 」

龍田「…………」

夕立「ほぼ唯一のウィークポイントを踏み付けるなんて中々できることじゃないっぽい! 」

秋雲「大して仲良い程でもないのにね。
……でもこれで奥手な龍田さんも悪くないし秋雲さんはどっちでもいいと思うよ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/16(土) 23:08:14.42 ID:Y4gZvN9W0<>
< 説得力のあるお言葉 >







海風「江風はちょっと言語が怪しいと思うの、特に発音」

江風「や、これは江風のらしさっていうかさ、ン? 」

夕立「英語も割と危ないんでしょ? 」

江風「っても簡単なコミュニケーションくらいは取れるぜ? 」

夕立「海上だと割と死活問題っぽい。友軍との通信って緊急なの多いよ? 」

江風「そうなったら姉貴に頼むよ」

海風「私が沈んで救援頼むときかもよ? 」

江風「そンときは潔く一緒に死ぬよ。姉貴も一人で逝くのは寂しいだろ? 」

海風「江風……」

夕立「そこで頬染めるのは間違ってるっぽい。……そもそも沈ませないくらい言えないの? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/16(土) 23:09:13.63 ID:Y4gZvN9W0<>
< ありふれた一コマ >







江風「てーか江風さ、ガキも若干そうだけど実は言葉通じないの苦手なンだよ」

海風「子供はあの人も似たようなこと言ってた気がする」

夕立「取り敢えずHello! OK! でなんとかなるっぽい」

江風「それに対する反応が分からないじゃンか。
そんなの犬に対してワンワン言ってンのと同じだぜ? 」

海風「ん……」

夕立「なんか珍しく面白いこと言ったね」

提督「そうだな。……君ら一応演習前の確認事項共有してる意識ある? そろそろキれるよ俺」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/16(土) 23:10:03.29 ID:Y4gZvN9W0<>
< 言語@実例 >








夕立「それとっぽいっぽい! 」

江風「トッポ? 」

夕立「じゃなくて! とっぽい! 」

江風「とっ、ってなンだよ」

夕立「と・っ・ぽ・い! 」

江風「だーから! 」

夕立「そーいうとことっぽいっぽい! 」

江風「……あぁン? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/16(土) 23:11:15.03 ID:Y4gZvN9W0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/16(土) 23:16:05.32 ID:KWHFZeub0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/20(水) 00:00:10.19 ID:nkIOAs090<>
< 仕方無いね >







提督「男にはね、好きな子に着てほしいコーデがあるんだ」

高雄「それは分かりますけども」

提督「でもその中にはさ、見せびらかしたいやつと自分以外の誰にも見せたくないやつがある」

高雄「はぁ」

提督「高雄だってあるだろう? 自分のセンスで選んだのは同じでも見せたいのと自分で楽しみたいのと」

高雄「まぁ……コーデはいいでしょう、あなたに着てほしいものだってあるわけですからね」

提督「うん」

高雄「この際どい水着がコーデと言えるのかどうかについてはもう少し別のお話が必要だと思いますが」

提督「やー……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/20(水) 00:00:49.13 ID:nkIOAs090<>
< 不満というわけではなくて >







提督「だからほら、他人には見せたくないタイプのアレだから」

高雄「別に着るのもその後も構いませんけれど……あのね」

提督「あぁ」

高雄「室内で着る用の水着というのはどうなのです」

提督「えー……? 」

高雄「それはこちらの反応なのですが……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/20(水) 00:02:06.58 ID:nkIOAs090<>
< 2018.1.17 >







瑞穂「実は記念すべき日だったんですよ、先日」

葛城「うん? 」

瑞穂「初めて明石さんと一夜を過ごした日なんです、二年前の十七日」

葛城「なるほど。それは確かに記念日だね」

瑞穂「でもあのヒトそういうの覚えていないタイプなんですよね……」

葛城「あー……瑞鶴さんもそんな感じだなぁ」

瑞穂「記憶力というか頭は随分と回るのにどうしてなんでしょうね」

葛城「注意が向いてないっていうか……でも本当どうしてなんだろうねぇ」






明石「や、一応覚えてないわけでも……」

葛城「ふぅん? なんで瑞穂さんにはああ思わせてるの? 」

明石「重いんですよ……正直こう、怖いっていうか」

葛城「あー……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/20(水) 00:03:48.32 ID:nkIOAs090<>
< そういう二人だと思うの >







雲龍「葛城には言えないけれど瑞鶴さんって」

天城「? ええ」

雲龍「葛城のことを本当に一番だと想ってくれているのかしら」

天城「一応はそうなのでは? あれであの子も聡い子ですし代用品扱いくらい気付くでしょう」

雲龍「他の子に手を出したって話も聞かないのは確かね。……それなら」

天城「? 」

雲龍「百年だか二百年経って仮に戦争が終われば私たちに挨拶してもらえるのね。
“ 妹さんをお婿さんにください ”って」

天城「どうでしょうね。…………姉様は葛城を夫側に見ているのに挨拶は瑞鶴さん側だと? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/20(水) 00:04:48.96 ID:nkIOAs090<>
< 誓って悪いイメージでは御座いませんが >







雲龍「特に他意は無いわ。なんとなく面白そうかなって」

天城「確かに訪問される側としては面白いかもしれませんけれど」

雲龍「その後私たちも翔鶴さんのところへ挨拶にいかなければいけないわね」

天城「まぁ……手順としては」

雲龍「その頃には翔鶴さんも二児の母とかになっていそうだしすんなりいきそう」

天城「……うぅん? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/20(水) 00:06:27.09 ID:nkIOAs090<>
特にこことは関係ありませんがよければどうぞ
気分転換も中々いいものかもしれないです

【艦これ】加賀「借りました」提督「捨てろ」【コンマ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610978752/

ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/20(水) 00:06:55.40 ID:8dd8mjjWo<> お疲れ様です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/20(水) 00:30:01.04 ID:gpZ3lAxy0<> 乙 雲龍編とか見てみたいねまともなのか相変わらずなのか気になる <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/23(土) 23:06:44.14 ID:9p53+QVj0<>
< エログロ >







雲龍「って私正直微妙なところなのよね。生で血飛沫見慣れてる所為か」

天城「はぁ」

雲龍「あれはあれでこう昂る女もいるって聞くけれど……ナンセンスね」

天城「拡大解釈した吊橋効果のようなものですものね」

雲龍「まぁ、あちらではそういう描写が他方で規制されただとか色々と映画史的にはあるかもしれないけれど」

天城「どうでもいいですね」

雲龍「ええ。……でも姉妹二人でこんなどぎついのを観る理由を訊いても? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/23(土) 23:08:56.92 ID:9p53+QVj0<>
< 『ハウス・ジャック・ビルト』とかその辺 >







天城「葛城に思い切りドン引いた顔で興味が無いと言われたんですもの」

雲龍「だからといって私に……ま、構わないけれど」

天城「なんだかんだ付き合ってくれる姉様、好きですよ」

雲龍「あ、そう……」

天城「ええ」

雲龍「……」

天城「……」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………よくこの阿鼻叫喚な音と雑談の中シリアルキラーの描写を無視して爆睡していられるわね」

天城「え、ええ……そういう子ですから」

葛城「えへ…………ん……Zzz」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/23(土) 23:11:06.24 ID:9p53+QVj0<>
< 起こすと五月蝿い >







葛城「にへー…………Zzz」

雲龍「…………本当に寝ているのかしら」

天城「たぶん……? 」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………こんなに鼻を塞いだり落書きしたくなる寝顔の子もいないわよね」

天城「同意はしますけれどやめてくださいね? 折角まともな映画、観ているんですから」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/23(土) 23:12:10.06 ID:9p53+QVj0<>
< エロ黒 >







時雨「下着事件は収束、と」

鹿島「……………………」

あきつ丸「精神的に収束していないのがいるであります」

時雨「それはまぁ……うん、仕方無い」

あきつ丸「今回は男の将校だったが同僚の女だった場合とどちらがマシだったのか」

時雨「今回の方じゃない? 僕らの側からだったら雰囲気最低だよ」

あきつ丸「そうだろうか」

鈴谷「にしても……ピンポイントてブラだけ持っていかれた理由」

時雨「そんなの知らないし理解もできないでしょたぶん」

鈴谷「そりゃねー」

鹿島「…………」

あきつ丸「はぁ……兵器のメンテナンスに失敗するなど軍人としても失格でありますよ」

時雨「本当ね。こういうときこそ女衒将校の出番な気がするんだけどなぁ……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/23(土) 23:14:03.40 ID:9p53+QVj0<>
< 好かれている、という唯一絶対 >








時雨「まぁ……鹿島さんには言わないけどさ」

あきつ丸「あぁ」

時雨「一言の断りも無く返ってこないっていうのが語るよね。
そりゃあ返すって言われても要らないけど」

あきつ丸「まぁな。聴取した将校もドン引いていた」

時雨「鹿島さんの写真だらけだったんだっけ、部屋」

あきつ丸「自分も一応資料で見てしまったが悍しいものでありましたよ」

時雨「たかが化け物の下着で人生棒に振るって笑っちゃうよね」

あきつ丸「下等生物だからこそ都合の良い玩具扱いを当然と思う人間もいよう」

時雨「だとしても、さ。いっそ本人襲えばよかったのに」

あきつ丸「自分や時雨、それか満潮辺りを掻い潜って最後は香取も出し抜かなければいけないのでありますよ? 」

時雨「大湊のアレならなんとか、っていうか満潮とかなら無理そうなところだね」

あきつ丸「まぁ、女でも普通は厳しかろうよ。仲が良い、を越えなければいけないわけでありますから」

時雨「そうだね。…………あきつ丸なら余裕で成功しそうだけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/23(土) 23:15:22.36 ID:9p53+QVj0<>
< ストレスとかそういうアレかもしれない >







あきつ丸「……悪いが」

時雨「別に無理して鹿島さん好きになれとは言わないさ。……でも」

あきつ丸「あぁ」

時雨「大湊の女衒→ 龍田に恋して死んだアレ→ 鹿島さんに求婚した華族様→ 山城大好きバツ1神経質、
と来てその次候補は例のポストに就く前に下着泥棒で終わるっていよいよヤバいよね」

あきつ丸「まぁな。……そこまで来るとあの役職が呪われているだけな気もするが」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/23(土) 23:17:12.36 ID:9p53+QVj0<>
< 【急募】冬将軍の弱味 >







龍田「ふふ……そういえば祖国といえばね? 」

Littorio「ええ」

龍田「あなたもそうだけどBismarckだとかRichelieuも屈折しつつ捨てられないものみたいで」

Littorio「そうあるべき、とは言いませんけれどそうなってしまうものなのです」

龍田「否定も肯定もしないわ。……一つ前のワールドカップでドイツが敗退したときに」

Littorio「ええ」

龍田「“ ロシアから逃げ帰るのはお得意でしょう? ”
ってRichelieuが煽っていたのは面白かったなって」

Littorio「結局そのおフランスもすぐに逃げ帰りましたしどちらもお得意でしょう?
……そもそもLittorioの祖国が本戦に出られてもいなかったのは別として」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/23(土) 23:18:34.11 ID:9p53+QVj0<>
< 意志持つ兵器の願い >







江風「白露の姉貴でさえ狂気と破壊衝動の一番は夕立の姉貴に譲っているわけだけどさ」

夕立「うん? お姉ちゃんに喧嘩売ってるっぽい? 」

江風「売らないよ怖いな。……姉貴が他に譲ってそうな数少ないやつで性欲って誰にだと思う? 」

夕立「時雨! 」

江風「っぽいじゃねーのか」

海風「明らかなことにぽいは駄目でしょ」

夕立「駄目だよねー」






時雨「くちゅんっ……なんだか最近くしゃみする子が多い気がする」

あきつ丸「遂に無差別テロを引き起こす無症状者にランクアップしたのか」

時雨「まっさか。……仮にそんな能力持ってても無差別にはやらないさ、無差別には」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/23(土) 23:21:01.24 ID:9p53+QVj0<>
< 手に入れた瞬間変わる理想 >






満潮「……………………」






浜風「…………あれ、何? 」

春雨「鹿島さん慰めたいのに香取さんが周りを睥睨している所為で近付けない失恋女の図」

若葉「理解しているだけに普段の勢いは無いようだな。
……あそこで行けるようになれば進展もしように」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/23(土) 23:23:25.07 ID:9p53+QVj0<>
< 終わりの始まりの終わりと始まり >






満潮「……………………ッ」






春雨「ぁ……あきつ丸さんと時雨ちゃん」

浜風「何の衒いも無く話しかけましたね」

若葉「香取さんも笑顔で迎えたしな。……満潮のルックスで歯軋りはさすがに不味い気がする」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/23(土) 23:25:47.66 ID:9p53+QVj0<>
二年以上前のあんこスレでヒロインを勝ち取った雲龍は比較的綺麗だった気がしないでもないですけど……
コンマにしろ自分で考えていくとどうなるかは確かに気になりますね

ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/23(土) 23:29:33.33 ID:sBJ+nFeGO<> 乙
ほぼ9割戦死か障害持ちになる結末で生き残って提督の伴侶になったんだっけか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/23(土) 23:44:25.26 ID:kW78Yaci0<> 乙 本当に呪われた役職だなww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/24(日) 17:58:49.39 ID:dTOMWT/NO<> 乙ー

というか海風はあんだけ爛れた性活しといて
時雨に性欲負けてると思ってんだ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/24(日) 18:45:26.35 ID:+zw1WB900<> 白露の姉貴でさえって言い方的に白露もまともじゃないな(ぽいは使わない) <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/25(月) 21:45:17.00 ID:QlmcHAev0<>
< 過程を想像するだに >







雲龍「そういえばあれね、最近はあの人結婚式に行かない」

天城「それは時流的に仕方無いことでしょう」

雲龍「あのイベントって幸せな空間を想像して心握り潰されてしかも引き出物見たりして結構楽しかったのに」

天城「前半は兎も角後半は分からなくもありませんね」

雲龍「嗚呼……ウェディングプレイ……」

天城「はぁ……」

葛城「また始まった、みたいな顔する天城姉ぇの方がなんか嫌なんだけど……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/25(月) 21:50:12.82 ID:QlmcHAev0<>
< ドレスが似合わないとは言わないが >






葛城「まぁ、雲龍姉ぇはドレス似合うと思うけどさ」

雲龍「服が似合うだけでは駄目なのよ、葛城。着る過程着た状況脱ぎ去って何かが始まるそれが無いと」

葛城「まぁ……そうだね」

天城「天城はどちらかというと白無垢でしょうか」

雲龍「案外とあなたもドレスの方が似合うと思うわ。
ロック好きの天城ちゃんに相手の色を受け止めることなんてできないし」

天城「はぁ」

葛城「ロックがどうとかは兎も角まぁそうかもね。……私は? 」

雲龍「紋付き羽織袴」

天城「是非もありませんね」

葛城「……は? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/25(月) 21:53:48.11 ID:QlmcHAev0<>
< 酔っては来るのだが >






夕立「そーいえばこの前の続きだけど」

江風「うン? 」

夕立「あれで白露も性欲ヤバいところいってるっぽい、けど」

江風「けど? 」

夕立「どー考えても見た目的にアレなのって村雨じゃない? 」

江風「まぁ……」

海風「村雨姉さんはヤバい人を寄り付かせるタイプなだけな気が」

夕立「それは海風も同じっぽい! 」

海風「はぁ……それなら、どれだけよかったか。残念ながら、違うんですよ姉さん」

夕立「ぽ、ぽい? そこは怒るところじゃないの……? 」

江風「ははは、は……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/25(月) 21:57:28.37 ID:QlmcHAev0<>
< 戦闘狂狂詩曲 >






夕立「ふーん? 海風はあの色情狂に襲ってほしかったんだ」

江風「合ってるけど言い方よ」

海風「色々と試して、押して、仕掛けて、でも結局あの人が何か踏ん切り付けただけだったんです」

夕立「それでいいじゃん? 夕立なら押し倒して分からせるっぽい」

江風「夕立の姉貴は似合うだろうなぁそれ……でもさ」

夕立「? 」

江風「それ下手したら周りの狂犬に襲われそうじゃね? 」

夕立「? 提督さん手籠めにしても失敗しても愉しいってそんな幸せある? 」

江風「あのさ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/25(月) 22:02:53.22 ID:QlmcHAev0<>
< 深淵を覗くとき云々 >






夕立「まぁ、さすがにしないけどね。さすがに本気の本気出した高雄さんとかこっちも本気出さないとだし」

江風「衒い無くあの狂犬と戦えるとか言えるの怖いな」

海風「女としても周回遅れなのにそんな絶望的な戦いできないよ」

夕立「? 絶望的だから躍るんでしょう? 沸くんでしょう? それでも女の子なの? 」

江風「いやー……きついっす」

海風「だとして完敗しそうもない姉さんがおかしいって気付くべきだよねいい加減」

夕立「? そりゃあどれだけ劣勢でも刺し違えちゃえば提督さんの魂に夕立は刻み込まれて無くならないでしょう? 」






涼風「…………どう考えても表に生きてる筈のアレがあたいよりおっそろしいことこの上無いって何の冗談なんだろう」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/25(月) 22:03:20.50 ID:QlmcHAev0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/25(月) 22:10:15.93 ID:Du7cqyWv0<> 乙 色んな意味で夕立さんが強すぎて警備府所属になれそうにないなww <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/26(火) 21:27:29.51 ID:FKdCQDIL0<>
< 若さって、いいね…… >







伊14「一応業界用語的に聞き取りやすいようとかありますけどー」

提督「うん? 」

伊14「ごろー人のアルファベットってアレどうなんでしょーね」

提督「あー、ディーをデーとかか? 」

伊14「ですです。あれってなんなのって」

提督「まぁ、デーブイデーは俺も無いと思うが……お前さ」

伊14「はい? 」

提督「リポビタンはデーだろう? 」

伊14「や、イヨ別に飲まなくても毎日頑張れるんで」

提督「あ、そう……そうか……うん……」

伊14「うん……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/26(火) 21:28:17.28 ID:FKdCQDIL0<>
< 聞きたくありません >







愛宕「でもあなたああいうの飲まないじゃない? 」

提督「エナジードリンクよりはマシだけど栄養ドリンクも筋肉には良くないからな」

愛宕「ふぅん? 」

提督「味は好きなんだけどな。時々無性に飲みたくなって酒で割ることはある」

愛宕「美味しいかなぁ、あれ」

高雄「好みは分かれるわね。……お酒の割り材って余計筋肉に良くないのでは? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/26(火) 21:29:37.18 ID:FKdCQDIL0<>
< 優良誤認 >







秋雲「あんな? 汚物にな? 極上のステーキ乗せてもな? それはただの生ゴミにしかならんのやで? 」

漣「何そのうっざいキャラ」

秋雲「うざいってなんやねん! ……や、あのね? ちょっとこのアホが聞き分け全く無いから教え諭してたの」

伊13「秋雲に……アホ扱いは、されたく、ないかな」

秋雲「いやいやいや、さっきのは君がアホ。秋雲さん悪くない」

伊13「存在が、アホなクセに」

秋雲「んだとー? 」

漣「何か珍しい組み合わせの珍しい争いだねー。……なしたの? 」

伊13「秋雲が、イヨちゃんに合うのは、新スク水着だって……」

秋雲「今の旧スク擬きみたいな戦闘衣なんて至極のデザートに麺つゆぶっかけてるようなものなんだよなぁ」

伊13「分かって、ない……秋雲のアホ、間抜け、節穴……変態」

秋雲「あぁん? 」

漣「……………………はぁ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/26(火) 21:30:18.86 ID:FKdCQDIL0<>
< 間(愛だ) >







漣「アホなの君たち……ぁ、じゃあさ二人とも」

秋雲「うん? 」

伊13「なに? 」

漣「間を取ってヒトミが競泳水着てみるのは? 」

秋雲「それならまぁ」

伊13「いい、かな……? 」

伊14「姉貴ぃ……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/26(火) 21:31:20.93 ID:FKdCQDIL0<>
< それとこれとは >







雲龍「いや、あの……無いけど」

漣「えぇ……」

秋雲「スク水も競泳水着も持ってないのかぁ」

伊13「がっかり、だね」

雲龍「……」

天城「……不愉快そうな顔をする前に持っていそうと思われる言動を抑えられては? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/26(火) 21:34:38.66 ID:FKdCQDIL0<>
< 用途は限られております >






雲龍「いえね、競泳水着は本式のも穴開きのも持ってるしスク水もあるけれど」

秋雲「そーいや競泳は見たことありますねー」

雲龍「たぶん私しか着れないと思うの、サイズ的に」

伊14「あー……」

天城「……スクール水着まで持っているんですね姉様。何でですか? 」

雲龍「何で、とは……? 」

伊13「えぇ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/26(火) 21:35:21.14 ID:FKdCQDIL0<>
< 三竦まない >







雲龍「雌猫の多頭飼い……む」

龍田「? 雌犬もいるでしょう? 」

山城「なんならばあなた辺りは雌豚でも悦んでしまいそうよね」

雲龍「つまり雌猫雌犬雌豚の多頭飼い……? 」

龍田「とんだびっくり動物園ねぇ〜」

山城「悍まし過ぎて逆に笑えてくるわね」

天城「あのですね……三人もいれば一人くらいツッコミに回るものだと思うのですが」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/26(火) 21:37:23.28 ID:FKdCQDIL0<>
< ネコ目イヌ科イヌ属 >







龍田「できないものはできないものよ。ね? 」

山城「いえ、私はそもそもボケ側ではないけれど。……でも」

龍田「? 」

山城「誰が犬で誰が猫なのかしらね」

天城「兼任が多そうですけれど……姉様は? 」

雲龍「それこそ兼任だとして……どちらかというと、猫かしらね」

山城「私も」

龍田「私もまぁ」






提督「俺は全員餓狼だと思ってるんだけど」

愛宕「飢えさせる方が悪いわよねぇ〜」

高雄「そうね。……一度餌を与えてしまった責任というと本当に多頭飼いみたい」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/26(火) 21:38:05.22 ID:FKdCQDIL0<>
< 先祖返りと言えないことも無い >








明石「あー…………えっと、えと……………………あの、ですね」

漣「はい? 」

明石「瑞穂さんが、所謂ところの百合アニメにハマってた、って言ったらどう思います? 」

漣「」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/26(火) 21:39:26.39 ID:FKdCQDIL0<>
< 決して悪いことでは無いが >







漣「……マジ? 」

明石「や、今のところは一応冗談の範囲ですね」

漣「はぁ」

明石「あくまで参考までにですけど」

漣「ええ」

明石「『紅殻のパンドラ』観てるとかくらいならまだただのアニメ好きですよね? 」

漣「まぁ、それくらいなら……でも」

明石「? 」

漣「十年近く前のですよね? わざわざそんなの調べて観てるとしたらもう戻れない位置なのでは? 」

明石「嗚呼……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/26(火) 21:41:42.83 ID:FKdCQDIL0<>
< 線引きがはっきりしても面白くないけれど >







漣「そっか、でもそう言われると大湊組で百合って単語認めるのって瑞穂さんくらいなんだ」

明石「バイばかりとはいえ実際を知ってる分私たちはレズ呼びですからね」

漣「女の子同士の友情なんて否定したくはありませんけど、ねぇ……? 」

明石「生々しいもの知ってるとねぇ……」

秋雲「?? 」






瑞穂「ふぅ……お風呂の後の冷酒はいいものですね」

天城「ええ」

秋雲「あの、百合を鼻で笑える生々しいレズ絡みを見せてくれるってホントですか? 」

瑞穂「ん、んんっ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/26(火) 21:42:40.03 ID:FKdCQDIL0<>
< 深淵とは覗く前に近付いてくるもの >







叢雲「あぁ、いいとこに。……ちょっと小耳に挟んで疑問なんだけど」

漣「うーん? 」

明石「はい? 」

叢雲「異性愛をヘテロって言うのって流行ってるの? この世の中の潮流的なアレ? 」

漣「えっ」

明石「えっ」

叢雲「……うん? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/26(火) 21:43:06.99 ID:FKdCQDIL0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/26(火) 21:52:11.60 ID:Dk21+dV00<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/27(水) 22:40:49.37 ID:tIP9DSxT0<>
< モデルまで含めての衣装なのです >







漣「エロい下着買ってご主人様に売り付ければマージン取り放題な気がしない? 」

叢雲「あの色情狂の皆さんがあなたで探せる程度のを一目も見てないなんて思えるわけ? 」

漣「や、そこはこう海外のやつで。割にああいうのって好みのやつ探すの難しいものなのよ? 」

叢雲「あ、そう……別に止めはしないけど」

漣「雲龍さんにさ、可愛いガーターどこで探せばいいですかって訊いたらいいとこおしえてもらったんだよねー」

叢雲「本当意味分からないこと知ってるわねあれ」

秋雲「あのッそれご参考までにッ」

漣「いいよ。……モデルまで必要とか言わないなら、だけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/27(水) 22:42:03.04 ID:tIP9DSxT0<>
< 背徳そのものを愉しむということ >







秋雲「えー……? 」

漣「自分で言うと少し悲しいけど露骨にエロい目で漣に舐め回す視線寄越せるって才能だよね」

叢雲「ロリコンなら兎も角……あなた一応は女でしかも漣の身体自体には全く興味無いんでしょう? 」

秋雲「当然学術的興味でございます」

叢雲「馬鹿馬鹿しい。自分でガーター着けて写真でも撮ればいいじゃない」

秋雲「どうしても撮れないアングルあるしさぁ、
秋雲さんマゾじゃないから痛め付けられる妄想楽しくないし」

叢雲「あ、そう……」

漣「言いたいことそのものは分かるのが腹立……待って、何?
もしかして漣が陵辱されるアレなアレ描くつもりなの? 嘘でしょ……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/27(水) 22:44:39.51 ID:tIP9DSxT0<>
< 同意だけの話でもない >







秋雲「まぁ、売ったことは無いけど陵辱と純愛かわるがわるくらいで描くよ? 」

漣「えぇ……」

叢雲「でもまた変な方向にヤバいのが増えただけよね。あんまり驚きは無いわ」

漣「いやいやいや……雲龍さんはただのマゾであって陵辱とはまた違うから」

秋雲「本当失礼だよね。被虐と陵辱はある意味正反対だよ? 」

叢雲「なんであなたにそんな顔されなきゃならないのよ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/27(水) 22:45:33.23 ID:tIP9DSxT0<>
< 真の三流は本気でつまらないものなのですが >








天城「うぅん……やはり極めて面白くない作品でしたね、この監督の作品」

雲龍「…………Zzz」

葛城「何この苦行……なんで天城姉ぇは晴れやかな笑顔なの? 」








提督「え、あー……すまん、クソつまらねぇ映画観るのも楽しいんだぞって色々貸し続けてたから」

葛城「……最悪」

雲龍「まぁ、あの子が観ている間寝ていてもいいと思えば……うぅん……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/27(水) 22:46:11.43 ID:tIP9DSxT0<>
< それとこれとは >







明石「へ? 共用の車ぁ? 」

提督「今までよっぽどの用事があれば俺の彼女貸してやってたけどさ、いい加減共用のやつにしてもらおうかなって」

明石「彼女のクセに二台いるとかどうなんです」

提督「車は文句言わない。……高雄たちも殆ど文句言わないでしょみたいな顔はやめろ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/27(水) 22:47:13.83 ID:tIP9DSxT0<>
< 免許証への信頼が今試される >








明石「一応流れには乗らないとね。……よっぽどの用事ってやつも結局女同士のデートとかですけど」

提督「いいじゃんそれは。外で楽しんできて少しでもリフレッシュできるならさ」

明石「悪くはないですけど理由が軽過ぎませんか、ってこと。……選んで、いいの? 」

提督「あまりにも目立つのとかデカ過ぎるのは遠慮してくれな」

高雄「一番詳しそうで且つ拘りそうな明石さんなら誰も文句は無いかと」

明石「この人は? 」

提督「一回くらいは乗せてくれって頼むかもしれないけど別にいいかなって」

明石「ふぅん? まぁ、選ばせてもらえるなら好きにさせてもらいますけど」

提督「あぁ、任せた」

高雄「一応運転する可能性のあるヒトは自己申告を貰ってお金も出してもらいますので」

明石「はいはーい」






愛宕「結局全員じゃない。予想できたことだけど」

高雄「まぁ、免許は全員取りましたし」

愛宕「まぁね。……ヒトミちゃんとか旗風ちゃんが運転してたら周りの目どうなると思ってるの? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/27(水) 22:47:54.76 ID:tIP9DSxT0<>
< アルバム紐解きつらつらと >







葛城「これは? 」

天城「頭のおかしい姉様が水着に白シャツを着た上に水と汗で透けさせている写真」

葛城「これは? 」

天城「頭のおかしい姉様がノーブラノーパンで包帯女仮装をしている写真」

葛城「……これは? 」

天城「頭のおかしい姉様が水着でバーベキューに寄り付いて火花で紐が燃えたときの写真」

葛城「…………これは? 」

天城「頭のおかしい姉様が戦闘衣で『女々しくて』を歌っているときの写真」

葛城「……………………」

初月「酷い話だな。……まぁ、撮ったのは殆ど僕なんだが」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/27(水) 22:48:52.21 ID:tIP9DSxT0<>
< エロいだけとも言えない辺りが >







雲龍「この水着、悩んだのよ結構」

初月「何か始まったぞ」

雲龍「分かりやすく濃い赤だとか黒でもよかったけれどね、
なんとなくつまらないかなって思ったの。柄が透けるのはもっと面白くなさそうだったし」

天城「はぁ」

雲龍「それでこう、敢えて透け感の少ない白の水着に白のシャツにしたの。いいでしょう? 」

初月「似合っては、いるが。素材がいいからな」

天城「まぁ……そうですね」

雲龍「ありがと」

初月「本心さ、ことルックスに関して嘘は吐かない」

葛城「ルックスに関しては、ね。……違和感無く大概似合ってたり楽しそうなのがまた……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/27(水) 22:49:24.89 ID:tIP9DSxT0<>
< フリはちゃんと拾わないと >







旗風「でもこう……お臍の上でTシャツの裾を結ぶのははしたない気がします」

雲龍「だ

天城「だからですよ旗風さん」

旗風「はぁ……」

雲龍「食い気味なのは兎も角……やれやれって顔は違うと思うの」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/27(水) 22:50:59.97 ID:tIP9DSxT0<>
< 薄い塩味がアクセントのビールです >







雲龍「へいへーいおっぱいビールおっぱいビール」

提督「囃し立てるならもうちょっと声張れ」

天城「というか意味が分かりませんよ」

漣「水着とか裸で谷間寄せてビール流すあれですねー」

加賀「零したら勿体無いわね」

愛宕「私はたぶん殆ど零れないと思うわぁ。器の形的に」

Littorio「でしょうね。……飲む方を選ぶ賭けでもします? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/27(水) 22:53:06.79 ID:tIP9DSxT0<>
< 零れるのもそれはそれで >






江風「つーか今のUNO負けたの江風なンだけど」

愛宕「あらぁ……」

Littorio「零れ落ちますね……」

漣「ビールとはいえ食べ物を粗末にするのはなぁ……」

江風「……否定は全くできないけどクッソ腹立つな」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/27(水) 22:56:40.21 ID:tIP9DSxT0<>
< おっぱいワカメ(麦)酒 >






海風「滴り落ちた先のワカメに口を付ければ味わい深く且つ無駄にならないのでは? 」

江風「」

天城「えぇ……」

漣「雲龍さんでも言わないよそんなこと」

雲龍「……」

加賀「UNO、UNO STOP。…………いえ、あのね、飲まない、飲まないですそんなの、その為に勝ったわけじゃ……あの……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/27(水) 23:03:26.59 ID:tIP9DSxT0<>
< 花は咲く為の手段なんて選ばない >







提督「なんだあいつら……ドン引きなんだけど」

夕立「提督さんの部下でしょ? 半分くらいは奥さんと愛人だし」

提督「や、まぁ……そうだけども」

夕立「もっと品の無いことしてるんだろうしいいじゃん別に」

提督「割にいつまでも女の子に幻想抱いていたいものなんだよ男っていうのは」

夕立「あっそ。……ね、提督さん」

提督「あん? 素敵なパーティーしましょ? とか言われても俺は

夕立「この前の紐パン、どうだった? ムラムラした? 」

提督「??!!???!!????!??!?!?!? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/27(水) 23:03:54.54 ID:tIP9DSxT0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/27(水) 23:04:24.70 ID:BqFnzPh50<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:33:38.41 ID:oIStVvCG0<>
< 季節の節は節度の節ですよ? >







提督「そーいやマー君帰還か」

江風「楽しみだな。世の中がまともにスポーツできる状態なのかは置いといて」

提督「やるんじゃない。割に適応していくもんだよ世の中って」

江風「そーだといいけどね。江風はどうせ大して生観戦できないし」

提督「そんなもんよ。……なんで水着で水鉄砲持ってんの? 今、真冬だぜ? 」

江風「遊ぶからだよ」

提督「そりゃそうだろうけどな……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:34:33.40 ID:oIStVvCG0<>
< 急ハンドルにご注意 >







江風「大体水鉄砲なんて簡単に言ってもらっちゃ困るね」

提督「あん? 」

江風「バックパック式タンクの付いた加圧式ウォーターガンだぜ?
そこらの豆鉄砲と同じにしないでくれ」

提督「やかましいわ」

海風「江風? 何人か集まったよ? 」

江風「りょーかい。じゃ、大浴場借りるぜテートク」

提督「はいはい。……海風」

海風「はい? 」

提督「似合ってる。やっぱ淡い色、映えるね」

海風「……っはいっ」






涼風「姉妹がチョロ過ぎるんだけど」

初月「まぁ、もう堕ち切っているというか……一度加速してしまえば事故るのも割に瞬間だろう? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:36:04.73 ID:oIStVvCG0<>
< リアルなドッキリ、って矛盾している気がしないでもない >






山城「ドッキリねぇ……」

龍田「私たちでも多少なりとも慌てられて且つ被害の無いドッキリって有り得ないわよ」

扶桑「お約束は病気だとか退職だとか無茶な告白だとかかしら」

愛宕「実は私バツ1なのー」

山城「あら、あなたいつの間に結婚して離婚してたの? 」

高雄「今流行りの離婚RTAというやつですね」

提督「してねぇよばーか。……高雄はどこでその意味不明な単語見つけてきたの? うん? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:38:19.89 ID:oIStVvCG0<>
< 自分で起こした波にノる >






高雄「秋雲さんにおしえてもらいました」

提督「あいつ……」

龍田「教育? に悪い子よねぇ〜」

山城「あなたがそんなこと言うなんて何の悪い冗談よ」

扶桑「まったくね」

愛宕「本当そう」

龍田「そうよね〜」

提督「そうだな。……自分で撒いたボケくらい自分で回収してくれない? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:39:27.68 ID:oIStVvCG0<>
< 実際のDV現場なんて知らないが >







提督「や、でも山城って扶桑にガチギレされたりしたら要らねぇことボロボロ言い出しそうじゃない? 」

山城「あの手この手で謝り倒しはするでしょうけれど後ろめたいことは何一つとしてありませんから」

龍田「それはそれで怖いわねぇ〜」

扶桑「逆に泣きじゃくられて私が困るパターンかしら」

山城「姉さまが困るのなら泣きません」

龍田「DV男に耐える私健気ー、みたいなこと言うのねぇ……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:40:37.99 ID:oIStVvCG0<>
< 特異点 >






提督「まぁ……山城なら似合うからいいんじゃない」

高雄「何がいいのか全く分かりませんね」

愛宕「それならあなたももう少し頑張ってやさぐれ感出さないと」

扶桑「まぁ……今のあなたなら多少殴られたくらいではたぶん何も思わないでしょうしね」

山城「なんなら姉さまに疑われたときよりも必死に理由を考えるでしょうし。
……寧ろ喜びそうなのがいるのは置いておいて」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:41:34.38 ID:oIStVvCG0<>
< 一際響く >







龍田「というかあなた物凄い余裕な顔して駄弁ってるけど仕事は? 」

提督「大概終わらせた。高雄の許しもあるぞ」

高雄「毎日こうしていただきたいものですね」

提督「無理無理。たまに軽そうな日に本気出して半日休むくらいが限界だから」

龍田「ふぅん……まぁ、クズの女衒にも紅茶を楽しんで休む権利くらいはあるかなぁ」

提督「あるある。今日の俺は敵襲があったとしてもペンなんて握らないからな、絶対にだ」

高雄「ペンを握っている余裕も無いでしょうしね。……紅茶のお代わり要り




ッドォォォォォォォォンッッッッッッッッ!!




提督「…………」

龍田「…………」

高雄「…………」

提督「…………どう考えても建物内から聞こえたんだけど水道管破裂くらいなら俺のサインとか要らねぇよな? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:42:58.19 ID:oIStVvCG0<>
< ヒトの揺り籠なんて棲家じゃないとばかりに >








加賀「っ、いたっ」

瑞穂「ぁ……逃げちゃい、ましたね」

加賀「…………」

瑞穂「…………」

加賀「…………」

瑞穂「…………」

加賀「…………殺す」

瑞穂「猫に逃げられたくらいでそんな……いえ、サンが加賀さんに抱かせてくれるなんて滅多にあるものではないですけれども」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:44:57.21 ID:oIStVvCG0<>
< 素(で快楽殺人者っぽい不)敵(な笑みを浮かべるよう)なパーティー >







高雄「必須ですね。業者相手くらいなら構いませんが補修の手続きはあなたのじゃないと」

提督「その辺は高雄ちゃんの能力でどうにかして」

龍田「高雄の能力って主にあの手この手であなたを働かせる方向だと思うけど」

提督「確かに。……ほら来た誰だか知らんが走って来たぞ。
高雄、館内放送の準備だけしておいてくれ」

高雄「はい。まさか内通者による暴動なんてことは無いでしょうが……」

提督「そうだったらいの一番に夕立ちゃん嗾け

龍田「建物内だと床と壁の清掃は大変そうよね」

提督「やめとくわ。……あいつ本気で戯れあってたとか宣いそうだもんなぁ、血塗れで笑いながら」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:46:01.67 ID:oIStVvCG0<>
< 冬の椿事 >







提督「あのさぁ……江風とかイヨならもういいよ別に。
キャラに殉じろとは言わないけど理解はできる。
演習も終わるし葛城、夕立、秋雲がはしゃいだのも許す。
最悪眺めているだけだったんならまぁ良くないけど良いよ。
なんで君までノっちゃったの? アホなの? 君ブレーキ役でしょ? うん? 」

Roma「…………悪かったわよ」





明石「工廠から徹夜明け+αで出てきたら大浴場の壁に大穴が空いている件について」

愛宕「折角お仕事終わらせて昼から駄弁ってたのに……はぁ」

龍田「水着で水鉄砲撃ち合って壁に穴が空くとは誰も思わないわよねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:47:49.76 ID:oIStVvCG0<>
< 手の平からは血を滴らせたままで >







提督「あー……明石くん」

明石「はいはい何でしょう。徹夜明けの明石さんに何か御用ですか、っと」

提督「徹夜明けっていうのは普通朝方に言うものだぞ。
……幸いパイプとかには影響無さそうだけどさ」

明石「そう見えますね。振動でどうにかなっていなければ」

提督「間に合わせでいいからあの壁周辺の片付けと応急処置頼んでいい?
そこのボンクラども使っていいから」

明石「女の子を大浴場の冷たいタイルに座らせちゃ駄目でしょ」

提督「そいつらが勝手に座ってんだけど」

明石「はぁ。……取り敢えず」

提督「あん? 」

明石「後ろに立っている加賀さんは何故殺気立っているので? 」

提督「は? ……ひえっ」

加賀「……………………」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:48:51.82 ID:oIStVvCG0<>
< 幽鬼の如く >







明石「えーと……あの人の言っていた通り取り敢えずは瓦礫を寄せて板でも打ち付けましょうか」

加賀「…………誰? 決定打は、誰? 」

明石「はい、罪深いアホな皆さんは瓦礫どうにかしてくださいねー。
加賀さんは別に何もしてないんであの人か赤城さんに慰めてもらってきてくださーい」

加賀「…………ぬくもり、ぬくもりが……」

明石「ってもまぁ大した量でもないですけど。大っきいの運んだ後はモップで掃いてー。
あ、そっちの三人は倉庫からテキトーに板とか工具箱持ってきて?
サイズ感とか分からなかったら電話してください」

加賀「…………指が、冷たい、いえ、冷たいのは、心……? 」

明石「で、終わったら解散ってことで。板は私と二、三人でやりますから。……加賀さん」

加賀「…………なに? 」

明石「マジで怖いんで本当あの人のところとか行ってもらえます?
……ホラー映画でも撮りたいんですか? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:50:32.34 ID:oIStVvCG0<>
< 工賃(口止め料) >







提督「直すのはいいんだけどこれ言い訳どうしよう……」

高雄「正直には出せませんね」

愛宕「水鉄砲に熱中して身体機能異常励起した挙句に超人バトルで壁に大穴だものねぇ……」

提督「越冬ゴキブリちゃんに罪被ってもらう? 」

高雄「荷が重いでしょうさすがに。そんなものがいたとして壁に穴は空きません」

愛宕「下着泥棒的な変態さんを目撃したとか? 」

高雄「それも同じ理由で不可。それにそれなら死体が無いと」

提督「言い訳は無理、と。…………また業者に金掴ませんのかよダルいなぁ……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:52:01.39 ID:oIStVvCG0<>
< ボケ殺しのボケ >






雲龍「“ 喘穂 ”、でもあんまり違和感無いわね」

明石「そうですね」

瑞穂「名は体を表すとはよくいったものですね」

雲龍「……」

明石「……」

瑞穂「……」

雲龍「……えーと、そういえばこの前天城が

能代「雲龍さんが話題を無理矢理変えるくらい当然みたいな真顔ってなんなんですかもう……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:53:02.76 ID:oIStVvCG0<>
< 仕方無いね >






愛宕「えーと……反省会は終了したんですか? 」

加賀「絶賛反省中ね」

江風「」

海風「」

Roma「」

伊13「」

伊14「」

葛城「」

夕立「」

秋雲「」

赤城「誰も反省する気力は残っていないみたいですけどねぇ……」

阿賀野「というか意識が……まさかアル中で死んだりはしないだろうけどさぁ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:54:38.02 ID:oIStVvCG0<>
< 毒気を抜かれる >







雲龍「…………何? 祝い事なんて、あった? 」

能代「色々と……あったんですよ」

加賀「慶事ではないわ。……そういえばあなた今日は昼過ぎから何を? 」

雲龍「? お昼寝を。一日オフだったので。まだ眠いですけど」

加賀「そ、そう……」

天城「そういえば割と誘われれば何でも参加するのに姉様いませんでしたものね」

瑞穂「水着イベントなんて真っ先に参加しそうなのに」

赤城「あの建物中に響いた轟音の中爆睡なんてさすが大物ですねぇ……」

雲龍「…………うん? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:55:45.99 ID:oIStVvCG0<>
< ツッコミ不在なのかボケ不在なのか >







雲龍「はぁ……いえ、あの、単純に寒いし、時期を考えてもそんなのは大馬鹿の所業では? 」

加賀「……そうね」

天城「正論ですね」

瑞穂「瑕疵が全く見つかりません」

赤城「普段なら雲龍さんに呆れられるなんて、
とボケが入るところですけど……誰にも意識、ありませんからねぇ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/28(木) 22:56:12.73 ID:oIStVvCG0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/28(木) 23:06:27.57 ID:PByjUJh10<> 乙 ドッキリを考えてたらドッキリみたいなことが起こってる... <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/29(金) 23:24:13.65 ID:5zT6rNxx0<>
< 嫌いなものから類推してみるに >







漣「ご主人様って外面だけは理想的な帝国軍人ですけども」

提督「んだよまた喧嘩売りに来たのかお前」

漣「まぁまぁそこは掴みみたいなやつっす」

提督「掴みなんて要らねぇよ」

漣「ご主人様以外には要るんすよー。……嫌いなものってなんでしたっけ? 苦手なものでも可」

提督「え? 梅酒とパンダと時間にルーズなやつ」

漣「むむっ、つまり! 」

提督「つまり? 」

叢雲「つまり? 」

漣「梅酒好きで酔う演技してくるパンダ好きで可愛いキャラ物身に付けてるアホ目の女を呼べば苛々してくれるんですね? 」

提督「そうじゃねぇだろう何だそれ」

叢雲「そうよ。私たちの方がこいつより先にキレるわ」

愛宕「それこそそうじゃないと思うけど……まぁ、私も叢雲と同じ意見かなぁ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/29(金) 23:26:15.71 ID:5zT6rNxx0<>
< 暫くのネタとして >







提督「そもそもそれには一体何の意味があるんだ」

漣「や、初月たちとご主人様をキレさせるのに最短距離な人種はどんなのかって話してましてね? 」

提督「現時点ではダントツでお前だぞ。少なくともここでは」

漣「んなアホな。良い子ちゃんな漣は馬鹿みたいな理由で壁に大穴空けませんよ? 」

Roma「」

提督「確かに」

漣「まぁ、一緒に水鉄砲くらいは有り得ましたけど。……Romaさんも本っ当アホなことしましたねぇ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/29(金) 23:27:32.80 ID:5zT6rNxx0<>
< 最短距離エンド >








伊14「はーじまりましたー! 大湊警備府一姉にしたい女選手権! 」

能代「銘々勝手にお酒飲んでるだけだよね」

阿賀野「提督さんは仕事だかなんだかでいないしあと何人か、龍田とかいないけど」

愛宕「一応全員調理班よ? ちゃんと仕事は終わらせてるし」

伊14「唯一の男は論外だし龍田さん姉にしたいヒトなんているわけ無いでしょー? 」

松風「そんなこと言ったらイヨを姉にしたいヒトもいるわけ無いと思うけど」

旗風「最近の感じだと松姉さんもちょっと怪しいですよね」

漣「別に何しても付き合うけどさー。どうせむーちゃんが一位になるんだから意味無くなーい? 」

伊14「確かに」

伊13「はい、終わり。皆、勝手に、飲みましょう……? 」

Littorio「言われなくても」

叢雲「ちょ、ちょっと待って、待ちなさい。
その変なランキングはどうでもいいけど、ちょっと! 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/29(金) 23:28:15.15 ID:5zT6rNxx0<>
< 誘い受けとまではいかないが >







瑞穂「でも姉にしたいと言われると叢雲さんには申し訳ありませんが瑞穂は天城さんですね」

叢雲「別に申し訳無く思う必要は無いから」

天城「はぁ。一応姉といえば姉ではありますけれど……」

葛城「安心して。天城姉ぇはこれよりよっぽどまともに姉やれてるから」

雲龍「そうね、私もそう思う」

秋雲「いいのかそれで」

瑞穂「まぁ、お姉様はもう唯一無二がいますけれどね」

高雄「……なるほど」

明石「お姉様って柄じゃあ……いえいえ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/29(金) 23:29:48.25 ID:5zT6rNxx0<>
< あくまで絶対評価として >







加賀「でも……私は変な姉よりはまともな妹の方が欲しいわ」

夕立「夕立もそうっぽい! 」

江風「姉貴ぃ……? 」

海風「ね、姉さん……? 」

漣「まともじゃない妹ですもんねぇ……姉の方がよっぽどだけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/29(金) 23:30:26.77 ID:5zT6rNxx0<>
< No more 栄華 泥棒! >







漣「実際この地位を追われそうってなったらどこまですんのかなご主人様って」

叢雲「誇張じゃなくて死ぬ以外なんでもするでしょうあれなら。
帝国がどうなろうと旧列強のパワーバランスが崩壊しようと鼻歌混じりに世界ごと破壊したって驚かないわ」

漣「そうかなぁ……あれで割と落とし所見つける為にある程度の犠牲なら払いそうだけど」

叢雲「それでも、ってこと。そんなもの見つからない可能性は常に考えて生きるものよ」

漣「や、漣はそんな荒んだ感じじゃないんで」

叢雲「そう? まぁ、いいけど」

漣「うん。……真面目トークすると叢雲ちゃんってどう考えてもおかしくなる気がするんだよなぁ」

叢雲「あぁん? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/29(金) 23:31:23.41 ID:5zT6rNxx0<>
< ギリギリ新年最初の月ということでよろしく >







漣「まぁまぁ、別に否定はしないよ? 」

叢雲「そ。……尊厳の値段なのよ、結局」

漣「贔屓目が過ぎるよ、それは」

叢雲「そんなこと無いわ。あいつがしたいこと、あいつが欲しいもの、そんなのは生きている限り誰しもが持つ欲望の一つに過ぎないもの」

漣「それならそれを手に入れる手段に綺麗も汚いも無いって? 」

叢雲「ええ。ただ、あいつが藻掻いて失った何かを代償に価値ある生を得られるだけ。
あいつが差し出した尊厳はその犠牲の上に成り立つ」

漣「ふぅん……尊厳の値段ねぇ」

叢雲「私は、きっと何だって支払う。この時間を永遠にできるならね。
だから、尊厳っていうのは私の生そのものと、イコールよ」

漣「そういう生き方を羨ましいとは思うけど、さ」

叢雲「いいじゃない、そんなの。どうとでも好き勝手思っていなさい」

漣「そうだね。……あのさ」

叢雲「何? 」

漣「テキトーな話振ったのは漣だけどさぁ、さすがに樽酒の山分けっておかしくない?
誰もツッコンでさえいないけど! ねぇ! 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/29(金) 23:32:58.69 ID:5zT6rNxx0<>
< まさか食べ班専属だなんてそんな >







漣「つーかこれどこのアホが持ち込んできたわけ? 一斗なんて普通六十人単位とかでしょ」

叢雲「この前来てたあいつの大親友様の名前ね。
演習成功を祈念して、ってところ」

漣「ふぅん? 」

叢雲「一応あっちの横須賀組にも同じものが二つある筈よ」

漣「なるほど。……あのやたらお魚爆食いしてる赤城さんは何? 」

叢雲「あれも例の人物から。年始に届いた魚が少ないってお話ししたら自棄みたいに送ってきたらしいわ」

漣「あ、そう……」





山城「ふぅ……有り得ないわ、この量」

龍田「普通はこれ半分以上冷凍保存よねぇ〜」

扶桑「今日一日で食べ切るつもりなのかしら」

加賀「交代よ、一時間くらいしたら何人か寄越して。
……そんな驚愕を通り越したような顔なんて失礼だと思わない? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/29(金) 23:38:27.77 ID:5zT6rNxx0<>
< 絶景 >






赤城「本当に失礼ですねぇ……私だってずっと食べてなんていませんよ? 」

山城「普段の自分を思い出してほしいものですね」

加賀「む……」

赤城「やや、私は客将みたいなものなので」

龍田「そんなものですかねぇ〜」

扶桑「実に都合の良い解釈かと」

赤城「だとして、今は久々に厨房、お借りしますよ、っと、加賀さん? 」

加賀「はい。……能代」

能代「はいはい、配膳は能代と阿賀野姉ぇにお任せです」

阿賀野「仕っ方無いなぁ」






提督「ふぅ……クッソダルいわ。やっと壁の穴の目処つい……うん? 」

龍田「あら、お疲れー」

提督「あ、あぁお疲れ。…………何故鯛の姿造りが人数分並んでんだ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/29(金) 23:43:15.15 ID:5zT6rNxx0<>
< >>350 >






提督「赤城と加賀って本気にさせたら駄目なやつじゃん」

龍田「知れたことよねぇ〜。……ドッキリってもしかしたら言霊だったのかも」

提督「あぁ……あんなこと話してたから壁穴事件が発生したって? 」

龍田「そうそう。だからね? 」

提督「モテモテハーレム王国の話すれば実現する可能性が? 」

山城「言いたくないけれどそれ、今でしょう」

扶桑「或いは幼い頃無意識に呟き続けていたのかも」

龍田「なるほど」

提督「だとしたら幼い俺には感謝してもし足りないね」

高雄「巻き込まれた私たちとしては……いえ、嫌だとは言いませんけれど……でも……うぅん……? 」

愛宕「複雑な気分よねぇ〜……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/29(金) 23:43:43.34 ID:5zT6rNxx0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/29(金) 23:51:22.08 ID:edfhtHHF0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/31(日) 16:11:06.16 ID:2S94RhzBO<> 乙ー

夕立さんはまともな妹が欲しいと…
つまり未登場な五月雨山風もまともじゃないということか <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/31(日) 23:32:23.47 ID:3f+y1bKr0<>
< 天使に(こそ)ラブソングを… >






山城「私ね、横須賀にいたときは割と歌い主って曲に影響するものだと思っていたわ」

天城「それは……そうなのでは? 」

山城「まぁ、普通、というか並の歌唱ならね。
あれのラブソングを綺麗に思うなんて頭が混乱するわ」

天城「分かりますけれど……さすがに可哀想かと」





雲龍「あなたと二人 この星座のように 結んでほしくて ♪ 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/31(日) 23:33:32.48 ID:3f+y1bKr0<>
< 肯定とか否定とかそんな話ですらなく >







山城「綺麗過ぎてつまらない歌がね、男を知って情感を増すだとかなら大いに分かるのよ」

天城「まぁ……言いたいことは分かります」

山城「逆に遊び放題の放蕩人間が歌う曲だってそう悪いものばかりでもないと思う」

天城「……ええ」

山城「でも、何故この女は俗に言う甘酸っぱい青春の歌、
なんてものにすら情感込めて歌って説得力まで持たせられるのかしら」

雲龍「うん? 」

龍田「病的な嘘吐きってだけじゃない? 自分に嘘を吐けるタイプの」

山城「それはあなた」

雲龍「そうね」

天城「まったくですね」

龍田「あらぁ〜」

葛城「あらー、って何よ……それはどういう反応なの……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/31(日) 23:35:00.61 ID:3f+y1bKr0<>
< ただそれだけ、掻き抱いて >







雲龍「皆私に色々言うけれど」

天城「当然のことでは。被虐だけに留まらないレベルで常軌を逸していると思いますが」

雲龍「私なんてこれ以上の進化は無いと思うの。まぁ、あの人が変われば分からないけれど」

天城「はぁ」

雲龍「高雄なんて全て受け止めるから全て受け入れて系女だし」

天城「んん? 」

雲龍「愛宕だって何もかも全てどうでもいいから愛させろ系女だし」

天城「ん、んん? 」

雲龍「山城も扶桑も一つの幸せだけで後生恨みながら幸福な女だし」

天城「確かに」

扶桑「何故、そこだけ肯定するの? 」

山城「本当そうですね。…………ま、否定できるかというと、怪しいですけれど」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/01/31(日) 23:35:55.56 ID:3f+y1bKr0<>
なんというか前二つのような流れでないのだけは確かなやつ
よろしければどうぞ
【艦これ】提督「うん……うん? 」間宮「捨てられては? 」【コンマ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1612012394/

ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/01/31(日) 23:41:45.25 ID:RXTfcALC0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/04(木) 18:26:53.59 ID:dhaYP4J8O<> >>364
その歌はorionかな?
今回も乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/12(金) 23:46:02.31 ID:ON8hjsXe0<> 最近更新ないなと思ってたらRの方で書いてたんですねどっちも更新楽しみにしてます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 22:26:07.10 ID:U+yGax5K0<> 無事を祈ってます <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/03(水) 23:28:37.16 ID:q1BSEVYV0<>
< 俺たちだけが知らないソレ >







提督「どことなくなんとなくそれとなくさ」

愛宕「んー……? 」

提督「この時期になると何故か何かの記念日な気がしないでもないんだよ。
何の日なのかは未だかつて思い出せたこと無いんだけど」

愛宕「大したことじゃないんじゃない? その程度で誰からも文句言われないんだから」

提督「そうかな」

愛宕「あなたが忘れて大変なことになる記念日なんて大概誰かの大切な日だし」

提督「まぁ……うん? 」

愛宕「世間様でいえば結納の日だけど」

提督「せめて桃の節句と言ってほしかったね」

愛宕「あっそ。…………ね」

提督「ん……欲しがるね、今日は」

愛宕「今日も、欲しいの。明日も明後日もいつまでも。……あなたが、終わる日まで」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/03(水) 23:29:46.43 ID:q1BSEVYV0<>
生存報告がてらというか……色々と申し訳無い
結構それなりに忙しくなったのもありまして
一応問題無く生きております

またよろしくお願い致します
ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/03(水) 23:34:51.07 ID:/2TEq2yt0<> 乙 ご無事で何より <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/03(水) 23:35:11.61 ID:gaFs7xX9o<> 無事で良かった
お疲れ様です 無理のないように <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2021/03/04(木) 00:06:00.19 ID:fbipJ5Qc0<> 年表10
20/03/04 阿賀野のクズ友化・能代の龍田化が着々と進む... 海風・雲龍・ 天城と4P
20/03/05 雲龍による夢の国チキンレース(?) 手錠と縄談義
20/03/06 皆の“ 運動”神経 について 提督の喫煙事情 江風・阿賀野のブレーキ故障(原因酒) 横須賀にて時雨による鹿島救済
20/03/07 雲龍がヴァイスと遊ぶ(フリスビーを拾う) 某国にて感覚野の拡張可能にするを薬剤の実験に成功 コン・ゲームの有無について
20/03/08 大湊にて空母主体演習が決定(情勢により延期)  横須賀における瑞鶴評 金剛による時雨の毒抜き
20/03/09 伊13達と(スピア)フィッシング 江風との早飲み決戦 脱衣→コスプレドンジャラ大会 海風が雲龍に...
20/03/10 江風が雲龍に本気で怯える... 次に欲しいソシャゲシリーズD 江風がヴァイスと勝負 
20/03/11 姉妹兄妹従兄妹についての考察 最近一番(本当に)後悔したことを発表 漣・叢雲と徹夜で『ラジアータストーリーズ』をプレイ
20/03/12 叢雲が最近の「むーちゃん」呼びについて言及 龍田の手巻き煙草を堪能 シリアス()について 酔っていても許されない発言があった...
20/03/14 ホワイトデー品評会 提督が九州旅行計画 警備府の米事情 江風が常人探し... 提督が珍しく泥酔(テンションガタ落ちの電話があった為) 
20/04/20 提督半死半性 匙投擲距離選手権 漣達の悪趣味な画策 加賀の短期バイト最終日 警備府クラス分け
20/04/21 最近のちょっとした変化(雲龍のナイトブラ) 空母主体演習のリスト流出(依怙贔屓) 愛宕・提督の搾菜ドライブデート 
20/04/23 提督の誕生日(艦これ七周年)
20/10/07 雲龍がスプリットタンにしてた... 漣の言葉で龍田がショックを受ける... 男と女の不倫話 漣と風俗の改良案 提督の学生時代の話 
 龍田が愉快になったニュース 瑞穂がぶっ壊れる 歴史話(科学と神秘) 鎮守府の奏者事情
20/10/08 19/04/09にあきつ丸が語っていた新人の死亡が確認された...
20/10/09 大浴場にテレビが設置された 便利(?)な豆知識その百八 横須賀にてあきつ丸・時雨の雑談(EU) 鹿島が生還... あきつ丸と鹿島が堕ちていく...
20/10/10 雲龍がへこむ龍田が傷付く 愛宕・高雄が提督の膝の上を占領 漣・明石・能代と異世界転生談話 雲龍がデカいタトゥーシール使用
20/10/11 雲龍・天城の妄想話 龍田と天龍の“かんけい”
20/10/13 提督が早朝からゴルフに出かける 警備府ゴルフ?玉入れ?大会 提督がドライバーを圧し折ったLittorioに引いた...
20/10/14 雲龍のガーターベルト講座の成果を叢雲に聞かせる漣 おでん囲んであれこれ 漣の本音 横須賀にてあきつ丸・時雨の雑談(鹿島) 大井初登場
20/10/15 横須賀にて春雨・浜風の時雨いじめ 警備府青森グルメフェス 天城の誕生日 提督と天城が外泊
20/10/16 提督が天城に独占されてるため一部ギスギス... 時事ネタ失言集
20/10/17 おやつティータイム(お題瑞穂さん) 龍田の笑顔が江風に被弾... 呉にて季節外れの配置換え 煙の中から現れるあのシーンが似合うヒトランキング
20/10/18 皆の一度経験してみたいこと! 初月の進化(?)論 カラオケ大会 話題のユーチューバーについて 横須賀にて鹿島が壊れてく...(満潮も?) 
20/10/19 横須賀にてあきつ丸・時雨の雑談(アンダードッグ)と真面目な話(鈴谷) 那珂・鈴谷・大井がUNO 愛宕・天城の平和で普通で素晴らしい会話(昼酒付き) 
20/10/20 愛宕(半裸)とポッキーゲーム 涼月への罰ゲーム(いいなりメイド) Romaの特技(裁縫)披露 初月の家電芸人化 横須賀にてあきつ丸・時雨の雑談(恋バナ?)
20/10/21 愛宕・高雄とSWV鑑賞...提督逃亡からの漣・明石とのSW討論 横須賀にてGZのオーバートレーニング? 
20/10/22 阿賀野の誕生日 能代の思う普通の恋人と提督の変容 雲龍がGC購入(漣が便乗) 雲龍・提督のブラックジョーク
20/10/23 ハリポタ鑑賞 提督風呂で寝落ちするほど疲労困憊 横須賀にてあきつ丸・時雨の雑談(出会いの斡旋...) 大井が鹿島の部屋にお泊まり(記憶は無い)
20/10/24 横須賀にて那珂ちゃんがか弱いの定義を壊した あちらこちらで鹿島の失恋話(当人含む) 一方警備府雲龍今日の下着
20/10/26 一番笑ってしまった罵倒 雲龍とサンの異常性癖検証 初月のカメラ借りて龍田がポルノ擬き撮影 大富豪&麻雀大会 横須賀にて鹿島の良いヒト探し
20/10/27 首輪とリードが愉しくて絶望感溢れる提督と滾って奇行に走ってる雲龍... 扶桑・龍田・山城がリアルの人間について話す 赤城が横須賀に短期出張?
20/10/28 それぞれの幸福論と好色選挙法違反について
20/10/30 提督の迷言 阿賀野と歴史話(フランス) 雲龍に疎外感を与えつつ生涯の愛と死生観について 明石の部屋を整理清掃 雲龍と注文の多い風俗店 
20/10/31 頭痛くなる予測変換シリーズ ポーカー大会 横須賀にてハロウィン騒動てか品の無いAquila暴走 Maestrale初登場
20/11/02 シャ乱Qに影響されてSベッド購入 提督が珍しく執務室に籠ってる 雲龍達が2on2 雲龍が力作を天城に送る 周囲が恐怖を感じるレベルで山城が壊れてる...
20/11/03 山城の誕生日 提督と山城が外泊 江風が自爆で腕の骨折る 扶桑のどうでもいい愚痴 着衣麻雀大会 
20/11/05 初月・江風の罰ゲーム 横須賀にてGZの恋愛観(今昔)
20/11/06 ここ最近の山城の情事録 提督と山城がお出掛け 居残り組は中華三昧
20/11/09 11/22の予約が入る... 漣の転生願望 飛び入り史学ボケ(廖化) 横須賀にて時雨・春雨・浜風の笑い(?)話(GZと若葉)
20/11/11 阿賀野の最近失敗したこと 「ヤンから始まる言葉」 皆の今日は何の日 横須賀の麻婆カツ定食が酷評 
20/11/12 提督の雑なボケ 龍田・山城が世間に喧嘩を売る 最近提督がキレたこと Littorioの無茶な注文 伊13に漣がスマホ機能のレクチャー 
20/11/13 いいヒトミの日なのに構ってもらえず(伊14・提督除く)ヒトミが拗ねる
20/11/14 いいイヨの日(世界糖尿病デー) イヨの糖尿病疑惑とヒトミの変態疑惑のあれこれ
20/11/17 加賀の誕生日パーティーを盛大に デートは翌日になった
20/11/27 海風の誕生日 エルフについて語ってたところ江風が失言... 提督と海風が外泊 
20/11/28 勝手に二八蕎麦の日 扶桑・山城の発言に加賀がショックを受ける 世の中の潮流に押され各人個室が宛てがわれることになったが不評
20/11/29 幸せの迷宮探索(即行解決) 瑞穂が明石の浮気を疑う いい肉の日パーティー 横須賀にてあきつ丸・時雨・霧島の雑談(金剛...)    
20/12/02 異世界転生について語る 大宴会(死屍累々...) 涼風が警戒解くぐらい馴染んできた
20/12/14 亡くなった俳優を悼み出演作鑑賞 大親友が訪れる 色々悪だくみしたり恩を売ったりで“ 艦娘の複製 ”計画が進行中 蒼龍初登場(回想)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2021/03/04(木) 00:07:16.62 ID:fbipJ5Qc0<> 年表11
20/12/14 【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1607956251/)開始
20/12/14 あきつ丸と密談 
20/12/19 海風・雲龍の雑なお誘い 扶桑型の性事情 将来を想像しつつ酒宴 明石が提督のアイドル風ポスター作製 沈んだときの年齢話(金剛被弾) バイト面接の仮定
20/12/20 演習の為に葛城・夕立(初登場)が来訪(他将校と艦娘多数も) 懇親会は中止でささやかな酒宴 雲龍が妹に秘密のコレクションを披露 
20/12/21 雲龍が動画見て棒術を始める(練習相手加賀) 提督が雲龍・天城の為に葛城の席を用意しようとする 秋雲(初登場)が酔わされて大暴れw 大人の会話(偽)
 GCでパーティーゲーム(夕立惨敗) 高雄が提督に甘える 横須賀にて大規模演習の裏側が語られる...
20/12/22 模擬戦初日夕立大暴れ 営倉の現状が発覚 龍田・山城の悪辣過ぎる想像 雲龍の異形性が発覚(明石曰くレベル的には化け物一段階やめてる) 加賀の改二が決定
20/12/23 業者に頼まれてスタンドフラワーを買わされた 加賀が改二になる 提督は色々な会議に出席 雲龍の不謹慎 宇宙人を語る 
20/12/24 模擬戦愛宕・高雄の八つ当たり炸裂(クリスマス期間にデート行けない為) 漣・叢雲が今年を振り返る 漣と風俗の新案
20/12/26 提督と愛宕の年の瀬の魔力 昨今のナンパについて話しつつ葛城の女子力(笑)測定
20/12/31 叢雲と極限までくだらない話して皆の着付け待ち 恒例行事の集合写真撮影 愛宕・夕立(・海風)の馬鹿な会話(高雄に飛び火) 忘年会
21/01/01 愛宕と狭い湯船でイチャイチャ 新年の訓示と挨拶回り
21/01/02 明石は月姫リメイク語りたい(秋雲・龍田が絡む) 秋雲が雲龍の才能に敗北 漣が提督からご褒美(笑)を貰う 提督があきつ丸に頼み事
21/01/04 山城・龍田・高雄の面白い話(日本瓦解計画) 提督が義妹について考える 扶桑の無意識の欲求と夕立の無邪気な質問 提督が亡くなった場合の与奪話
21/01/05 提督が丑の衣装探しで挫折 年賀状の選別作業と撲滅(?)計画  雲龍の漢字遊び 雲龍と海風の服従計画... 秋雲の戸籍上の名前と帝国のおふざけが発覚  
21/01/07 提督・漣・秋雲のDQR15話(+提督の浪漫について) 瑞穂の脳が壊れる話に雲龍の追い打ちと葛城の擁護による止め 
21/01/08 執務室紐パン置き去り事件(後に解決) 加賀と赤城のお部屋事情  横須賀にて鹿島のブラジャー消失事件(後に解決)
別の世界線のアレ→【艦これ】明石「つくりました! 」提督「捨てろ」【コンマ】(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610354603/)
21/01/11 龍田流の正しい行い“収束祈念の初詣編” 提督のツッコミ疲れ又は雲龍節全開そして最終的に「寝取られフリプレイ」へ...
21/01/12 雲龍の一芸追加(I字バランス) 伊14の毒のある質問と夕立の毒気無い返答 葛城の納得のいかないこと...
21/01/13 葛城の着せ替え人形化と雲龍の季節外れの“Trick or Treat”(Littorioに飛び火) 漣が体験した夕立の魔性を語る 提督が欲望に支配されてる高雄と戯れる
21/01/14 妹達認定の雌犬姉様 夕立の【お上品】論からの夕立無双で提督が傷心... 
21/01/15 化け物の生体臭フレグランス限定発売中 天城・葛城・加賀のお座敷遊び(扶桑が巻き沿い・赤城に流れ弾)
21/01/16 葛城が龍田の唯一のウィークポイントを踏み付ける... 海風・夕立が江風の言語発音を指摘(演習前の確認事項共有中に)
別の世界線のアレ→【艦これ】加賀「借りました」提督「捨てろ」【コンマ】(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610978752/)
21/01/19 好きな子に着てほしいコーデ(高雄編) 瑞穂が(先日の)記念すべき日を振り返る 雲龍の面白そうな未来予想図
21/01/23 天城・雲龍がエログロ映画を観る 白露型のあれこれ 龍田・Littorioが前回のWCの悲劇(?)を語る 横須賀にて01/08の事件が収束(鹿島を慰めた人達と慰めたい人)
21/01/25 雲龍型がウェディングのあれこれを語る 白露型のあれこれの続き又は夕立節全開
21/01/26 伊14の疑問から提督の好きな栄養ドリンクの話へ 秋雲・伊13のアホな会話から雲龍に飛び火 雌猫雌犬雌豚鑑定(提督曰く全員餓狼) 明石の冗談(?)と叢雲の疑問
21/01/27 漣の商売案と秋雲の学術的興味 明石に共用車を選んでもらう 初月撮影「頭のおかしい姉様」集 UNO大会(敗者江風のおっぱいワカメ麦酒) 01/08の事件が解決?
21/01/28 ドッキリを考えてたら江風達の水合戦によってドッキリみたいな惨状に... 雲龍が瑞穂にボケ殺しされる 
21/01/29 提督をキレさせるのに適した人種探し(Romaに流れ弾) 姉にしたい女選手権 漣・叢雲による<提督の尊厳の値段>について 大親友からの大量の贈り物を片付ける宴
別の世界線のアレ→【艦これ】提督「うん……うん? 」間宮「捨てられては? 」【コンマ】(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1612012394/)
21/01/31 カラオケ中に山城の歌手と曲に関する考えと雲龍の周囲への評価(反論?)
別の世界線のアレ→【艦これ】提督「さーて蒼龍の変態度は」蒼龍「捨てるね」【コンマ】(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1612186174/)
別の世界線のアレ→【艦これ】提督「事故る予感しかしない」千代田「捨てましょうよ……」【コンマ】(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1612879579/)
21/03/03 (六周年)

年表1〜3は提督「俺と、高雄と愛宕」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1479046877/)の>>654-656
年表4・5は愛宕「私とあの人と高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511959941/)の>>634-635
年表6・7は愛宕「私とあの人と……高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1545140645/)の>>338-339
年表8・9は提督「俺と……高雄と愛宕」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1581775360/)の>>146-147
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 22:40:16.60 ID:Cp0UvhSR0<>
< 捻くれている部分とは >







叢雲「あのね、一応フォローしておくとこいつ含めて色々と纏った常識だとか知識、前提条件はまともなのよ? 」

旗風「さすがに叢雲ちゃんの言うことでもそれは……」

叢雲「おかしいのは人格の根幹、どう頑張っても修正できない一点だけなのよ。……ねぇ」

提督「うん? 」

叢雲「結婚ってどんな性格のもの? 」

提督「神聖なもの? 」

龍田「暖かいもの? 」

愛宕「素晴らしいもの? 」

山城「至上の幸福? 」

叢雲「ね? 」

旗風「……うん? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 22:40:57.18 ID:Cp0UvhSR0<>
< 是非後学のために >







提督「ちょっとよく分からないが……むーちゃん」

叢雲「何よ。あとむーちゃん言うな」

提督「はいはい可愛い可愛い。……答えは? 」

叢雲「あ? 」

提督「結婚ってどういう性格を帯びたものなんだ? 」

叢雲「何の性格も帯びてるわけ無いでしょ。
そんなのあんたがパートナーと自分でつくる無二なんだから」

提督「なるほど」

龍田「むーちゃん結婚しない? 」

愛宕「あら、私もしたいんだけど」

山城「じゃあ私は仕方無いからこれで妥協するわ」

提督「妥協すんな。あとむーちゃんは俺のところに来るから」

叢雲「ばーか」

旗風「はぁ。…………単に叢雲ちゃんがそっち側って再認識しただけなんだけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 22:42:19.04 ID:Cp0UvhSR0<>
< 赤信号みんなで渡れば怖くない >







叢雲「失礼なこと言うわね旗風」

旗風「だって……ねぇ? 」

松風「そうだね」

伊14「否定できるわけないよねー」

伊13「単純に……困惑、する」

漣「むーちゃんは手遅れだから。そっち側だから安心して落ち込んどいて」

涼風「や、漣もそっち側……ってのはまぁいいか。
回り回って全員堕ちてることにされそうだし」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 22:44:03.14 ID:Cp0UvhSR0<>
< 逸れているところから逸れている >







龍田「でも本当に失礼ね。化け物の仲間なのに」

提督「何がだよ……お前と話してると自分がまともに思えてくるから困る」

山城「あら、私もあなたを見てるとそうよ」

扶桑「奇遇ね。私も山城を見ていると、そう」

雲龍「私もそうね」

愛宕「私もー」

龍田「愛宕を見ていると私も」

提督「あ、俺も俺も」

高雄「この上無く不毛な円環関係ですね。……あぁ、いえ、私はそもそも元からまともですから」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 22:44:57.66 ID:Cp0UvhSR0<>
< 或いは融合ジャンル >







山城「私たちって一応は英霊の憑座だか無念の憎悪だかの集合体なわけじゃない」

明石「さすがに後のは悪意に塗れていると思いますけど……そうですね」

山城「つまりこれは来世、なんてものがある可能性の証左だと思うの」

明石「まぁ……でも山城さんってそういうの信じるヒトでしたっけ? 」

山城「正直なところどうでもいいわ。……ただ」

明石「? 」

山城「高雄に輪廻と転生を叩き込んだら死んだ目であの人の生まれ変わりでも探そうとするのかしらね、って」

明石「高雄さんが関わった瞬間一気にホラーじゃないですか」

山城「サイコホラーな現実がオカルトホラーに変わるだけじゃない」

明石「まぁ……」

高雄「あのですね……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 22:45:46.54 ID:Cp0UvhSR0<>
< ありたい自分だけ抱き締めて >







海風「や、女の思う乙女と男の人の思う乙女って大分違うと思うけど」

江風「そうか? 」

海風「究極的にはもう概念とかその類いだからね。
存在しないんだからどう頑張ってもただ理想押し付け合うだけだよ」

江風「姉貴は乙女じゃねーの? 」

海風「あの人が乙女な私を欲しいときは精一杯可愛い乙女になってるよ」

江風「あ、そう……」

海風「あんまり欲しがってくれないんだけどね。
…………それ以外の私が何なのかは、分からないし」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 22:47:22.43 ID:Cp0UvhSR0<>
< 欲しいモノ >






雲龍「男女平等に、っていうなら」

提督「あん? 」

雲龍「” 逆 ”って付く単語も全部止めないといけないわね」

提督「……うん? 」

雲龍「逆玉の輿、とか。あと逆ナンとか」

提督「まぁ……そうかな」

雲龍「つまりこれからは逆レもただ単にレイ

天城「はぁ……」

雲龍「……ふふ」

提督「はぁ。……お前さ、天城の呆れた顔クセになってないか? 俺との会話どこいった? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 22:49:14.30 ID:Cp0UvhSR0<>
< >
 






雲龍「いいじゃない別に。……舌、絡め合いましょうよ。唇は触れ合わなくてもいいから」

提督「唐突な。……あくまでお前はそれキスじゃないと言いたいのか」

雲龍「ええ、舌先に残るワインの味だけ分けてくれればいいわ」

提督「逆に難いしもう絵面の間抜けさ半端無いな」

雲龍「スプリットタンじゃないあなたが悪いわ」

提督「理不尽な」

雲龍「そもそも男のスプタンに需要があるかは分からないけれど」

阿賀野「無いんじゃない? 女の子の方にあるともあんまり思わないし」

雲龍「そうだった? 」

天城「えーと……えー……」

提督「天城ちゃんはハードロックとか好きだもんな」

阿賀野「うわぁ……ドン引きぃ……」

雲龍「本当そうね」

提督「まったくだな」

天城「あのですね……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 22:49:50.82 ID:Cp0UvhSR0<>
< シモーン・マニュエルとか他にもいますけどね >







龍田「オリンピック憲章なんて笑えないモノ掲げてる時点でお笑いよねぇ〜」

提督「笑えるのか笑えないのかハッキリしろ」

江風「この警備府でピンポイント江風がいるときにそれ言う性格の悪さ」

龍田「水泳で特定人種の選手が極端に少ない理由にはどうやって正当性持たせるのかしらねぇ……」

提督「あー、筋肉密度、環境、その他」

江風「え、そーなの? 結構いなかったっけ? 」

龍田「……」

提督「……」

江風「え、うン? ンー……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 22:52:16.69 ID:Cp0UvhSR0<>
< 置き手紙ありて >







時雨「眠い……」

鈴谷「だねー……」

春雨「今日がオフでよかった……」

満潮「誰よ……クソ映画耐久飲み会なんて開いたの」

あきつ丸「知らん」

浜風「私ではないです」

若葉「これはただの苦痛だったな。物理的な痛みであればまだいけるが」

大井「若葉は何危ないこと呟いてるのよ……」

那珂「無駄に揃ってると思ったらこの為体、那珂ちゃんは悲しいよ? 」

夕立「三流映画道の普及はまだまだ途上っぽい! 」

時雨「夕立か……でもこれで犯人と黒幕が一気に分かったよ」






提督「あれ……なんか置いて……うん? 」

高雄「“ 観終わったら郵送で送るっぽい。勝手に借りてごめんなさい ”……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 22:53:21.56 ID:Cp0UvhSR0<>
< 同志来たりて >







速吸『わあぁっ! 』

春雨『…………? 』

浜風『…………Zzz』

速吸『あっ、あぁ……ふふっ』





速吸「夕立ちゃん? もっと、無いんですか? 」

夕立「え……」

速吸「え? 」

夕立「…………ぽいぃ……? 」

時雨「普段呼ばないような子呼ぶから事故るんだよ……アホ馬鹿間抜け犬」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 22:54:11.64 ID:Cp0UvhSR0<>
< クソ映画信徒の会結成(裏) >







高雄「勝手に他人のものを持ち出していくなんて」

提督「俺は別に貸してもいいんだけど……まぁ、あいつも別に物の扱い雑ってわけじゃないし」

高雄「それはそれでいいとして、ですよ」

提督「うん? 」

高雄「あんなにも他人の時間を浪費する兵器を持ち出すなんて、と」

提督「なるほど。……これだけ布教の機会があってやっと天城と夕立だけだもんなぁ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 22:54:49.76 ID:Cp0UvhSR0<>
< 色々テキトーに説明したところ >







速吸「む……つまり」

夕立「つまり? 」

速吸「大湊に行けばまだまだこういう映画を楽しませてくれる方がいるんですね? 」

夕立「……は? 」

春雨「えぇ……」

時雨「事故どころじゃないじゃないか……ファンブルなんて笑えないよ本当に」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 22:56:13.44 ID:Cp0UvhSR0<>
< 与り知らぬ幸運 >






金剛「へいへーい! 何で私を除け者にして楽しんでいたデース! 」

春雨「……」

若葉「……」

浜風「……」

金剛「? What? 」

時雨「……君も誘って犠牲者増やしておけばよかったよ」

金剛「犠牲者……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:00:05.98 ID:Cp0UvhSR0<>
< ビッチと言いたいわけでもないけれど >







提督「俺はまだ二、三回目の騎乗位でもう竿を握って挿れたやつを一人しか知らない」

葛城「え? 想像だけどそーいうものじゃないの? 」

提督「普通に無意識とか自然ととかかもしれねぇけどな、ちょっと無いと思うぞ」

葛城「ふぅん? 」

雲龍「? 私じゃないけど」

提督「そうだな」

葛城「え”っ”……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:01:28.21 ID:Cp0UvhSR0<>
< もぅマヂ無理。。。 >






葛城「マジかよ……マジ? 」

提督「マジマジ」

雲龍「マジらしいわね」

葛城「マジかぁ……」

高雄「真面目に仕事をしてく……あのですね、マジメ、とかそういう韻のつもりは……あのぅ? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:02:15.37 ID:Cp0UvhSR0<>
< 本気と書いて云々系マジ >






提督「そろそろ再開するさ。……書類回して」

高雄「どうぞ」

葛城「っても本当に……これで天城姉ぇだったら怖いけど」

提督「天城だぞ」

葛城「まっ、マジ? 」

提督「マジマジ」

雲龍「マジよ」

葛城「マジかぁ……」

高雄「あのですね……本当に真面目にしないと、怒りますよ? マ・ジ・で、怒りますからね? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:03:12.61 ID:Cp0UvhSR0<>
< 悪意が無い分、読めない >







天城「あの、愛宕さんから工廠の準備ができたと伝えてくれと……うぅん? 」

葛城「この清楚と奥ゆかしさを地でいく天城姉ぇが……」

雲龍「人もヒトも見掛けによらないものよ」

高雄「まぁ……そうですね」

天城「…………? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:04:51.00 ID:Cp0UvhSR0<>
< 事情を知り尽くしているが故に >







時雨「……………………」

あきつ丸「クッ、クククッ……ッフ」

鈴谷「? 何? なんでキレ気味の顔でプルプルしてんの? 」

大井「どうせ姉妹が壊れたとかそんな話でしょう? 」

鈴谷「や、一番壊れてるのがこの子だからそれは無いと思うけど。……で? 」

あきつ丸「ククッ……なに、偶然出入りの業者と遭遇してしまった上に一人が新人だったらしくてな、
インターンなんて偉いじゃないか、などと言われたらしいぞ」

鈴谷「っふ、ふふ……」

大井「そ、それはお気の毒に……フフ」

時雨「……………………」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:05:55.92 ID:Cp0UvhSR0<>
< 謝るわけにもいかず >







時雨「……まぁ、“ 艦娘 ”なんて広報用の為だけにつくられた強化スーツみたいなやつでしか認知されてないから仕方無いけどさ」

あきつ丸「そうだな。まさか制服姿の小娘が戦っているなどとは思うまい」

時雨「本気の顔で“ でも悪いことは言わない。生きる為に何かを殺す、そんなクズの巣窟に君みたいに可愛いらしい女の子がいちゃあいけない ”とか言われたら」

鈴谷「言われたら? 」

時雨「まったくもってその通りだよね、って」

大井「確かに。……今頃あなたのことでも思って悲しんでいてくれたりしたら傑作ね」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:07:56.96 ID:Cp0UvhSR0<>
< 堂々巡り、とも違うか >







能代「あの人に傷を刻まれたいって言いますけど」

雲龍「? ええ、それがある種私にとっては愛情や執着の証になるわ」

能代「そんなに病む程に深く愛している相手からの傷なんて傷とは認識できないのでは? 」

雲龍「え……? え、と…………うん? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:09:35.89 ID:Cp0UvhSR0<>
< 想われる方の気持ちは当然棄ておきますが >







雲龍「……………………」

阿賀野「まぁ、阿賀野たちって傷と認識すれば意識か無意識に拘らず勝手に修復されていくけど」

能代「仮にお腹にナイフで線を入れられてそれを意識しても直せなかったりしたら怖いわよね。
全く傷とは思えないってことなんだから」

阿賀野「って考えると雲龍さん? どうせ消せると思って軽はずみに焼きごてとかタトゥー、駄目だよ? 」

雲龍「…………………………………………」

天城「聞いていませんね。……まぁ、明らかな傷ですら傷として認識できない程の想いならいっそ清々しいものはありますが」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:11:15.31 ID:Cp0UvhSR0<>
< 単純な上下でもない >







漣「チーム愉悦のみなさーん! …………あれ、返答無し? 」

叢雲「まずそれは誰から誰までが含まれてるのよ」

漣「龍田さんからLittorioさんまでくらいは入れたつもりなんだけど」

Littorio「あ、あのっ、そこにLittorioを入れるのはさすがにおかしいのでは? 」

漣「えー、そうですかー? 」

叢雲「よかったじゃない。愉悦な皆さんの中では一番マシ扱いよ? 」

Littorio「龍田が筆頭なだけでその括りに入れられたらお終いですよ」

山城「そうね」

扶桑「ええ。……山城は兎も角私までそのお仲間らしいのは甚だ納得がいかないけれど」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:13:17.12 ID:Cp0UvhSR0<>
< 嘘の吐けない性格(偽) >







山城「いいじゃないですか姉さま、もう諦めて素直になりましょう? 」

扶桑「何故こんなことで諭されなければ……不幸だわ」

山城「自分を傷付けて、化け物であると開き直って、それでもそれを鬼札にして男に縋って、
そういう澱んだ先の得体の知れない何かだって認めましょうよ」

扶桑「アイデンティティの崩壊だと思うの、それは」

山城「自分なんて破壊してしまいましょうよ。
認めてしまえば、もっと気持ち良くなりますから」

扶桑「あのね……」

龍田「それ、愉悦というより悦楽では? 」

山城「そう? まぁ、ここだと愉悦と悦楽は絡み合って超克し合って補完し続けている澱だから……そうかしらね」

漣「なんだこの演技力と言葉の飛び出し」

扶桑「山城の演技力を舐めないでほしいものね」

叢雲「あなた時々それ言うけど気に入ってるの? 」

Littorio「そこでノる辺りが括られる理由だと…………どうも本気に見えましたしね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:24:49.41 ID:Cp0UvhSR0<>
< 投げっぱなしぶつけっぱなし >







漣「はい、漣様とむーちゃんしかいませんよ? 」

提督「あ? 」

漣「不謹慎なこと言いたいでしょ? ん? 一週間経ったしそろそろ? 」

提督「あのな……」

漣「周りが皆沈むようなことがあったら中二染みたきっしょいこと言いたくなっちゃうんでしょ?
遠い親戚の葬式で笑いたくなっちゃうみたいな」

提督「その二つはちょっと違うんじゃねぇかな……おい」

叢雲「何よ。これのお守りなんてこれで限界よ」

漣「むーちゃんは基本的にご主人様とお話しできれば文句言わないんで」

叢雲「つまり今日からこれと話さなければお守りもしなくていいのね? ……そういうことだから」

漣「おっけー」

提督「や、やや……あのさぁ……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:25:15.63 ID:Cp0UvhSR0<>
< 小噺ということでここは一つ >







漣「で? 」

提督「はぁ。……安否札って分かるか、お前ら」

叢雲「当時から極々一部の地域で配布されてたやつでしょ。
避難したってことを家族とか近隣に知らせるやつ」

漣「玄関とかに貼ったりぶら下げるやつっしょー?
それで救助中の被災を避けるやつ」

提督「あぁ。…………心底嫌いな家の玄関にわざと引っ掛けたやつを俺は知ってる。
住人は杖が必須なくらい足腰が悪いと知りながらな」

叢雲「……」

漣「……」

提督「どうだ? 満足したか? 」

漣「……え、や、うーん……えぇ……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:26:24.14 ID:Cp0UvhSR0<>
< 悪意には罪と罰とそして逃避を >







漣「や、あー……冗談でしょ? テレビ観て思い付いた即席の安否札殺人事件みたいな」

提督「さぁね。……これでも俺は友達を何人か失ったし知人まで含めたら色んな奴の話を聞いてるんだぜ」

漣「はぁ……でもそれが事実ならどこかの誰かにとっ

叢雲「やめときなさい。それ以上掘っても蟠るだけよ、お互い」

提督「だろうね。究極的には俺自身にさえ肯定も否定もできないことだ」

叢雲「事実なんてもう誰にも分からないものね」

提督「ん」

漣「…………」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:27:45.05 ID:Cp0UvhSR0<>
< はたからは随分楽しそうに見えた >







時雨「あの将校常にアホ面だけどどう話合うわけ? 」

秋雲「? まぁ、フツーにアニメとかゲームとか」

時雨「秋雲の趣味を知らないわけじゃないけどさ……例えばさっきは? 」

秋雲「催眠にかかり易いアイドルトップ10」

時雨「は? 」

秋雲「かかり易そう、じゃないよ? 昨今の同人界隈で一番催眠パターンが多いのは誰かって話」

時雨「???? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:28:29.25 ID:Cp0UvhSR0<>
< 違います >







鈴谷「じゃあ催眠にかかり易そうな艦娘トップ10は? 」

時雨「いやいやいや……僕ら現実に存在してるから」

秋雲「ナマモノもアリっちゃありだけど。……鹿島さんとか」

鈴谷「ほーん? 」

秋雲「浜風とかもそうだしなんなら鈴谷さんも時雨も怪しいよね」

時雨「は? 」

鈴谷「うん? 」

秋雲「うーん? これ、フリ? フリだよね? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:31:14.15 ID:Cp0UvhSR0<>
< 難問といえば難問 >







秋雲「まぁ、エンコーしてそうなヒトランキングとかよりはマシだよたぶん」

時雨「鈴谷さんしかランクインしないじゃないか」

鈴谷「は? 」

あきつ丸「四つ足で飼育されていそうな時雨殿よりは幾らか人間寄りでありますね」

秋雲「いやいやいや、いやいや……時雨は飼う方でしょ、ねぇ? 」

鹿島「は、はいぃ……? 」

浜風「……どう反応するのが正解なのかこの世に一人でも知っているヒトはいるのですか? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/18(木) 23:34:10.37 ID:Cp0UvhSR0<>
>>376 >>377
いつもありがとうございます
眺めていると本当に日付が飛ぶなぁ……なんて思いますが
報いるためにもなんとかしたいところです

また時々来るような気がします
ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/18(木) 23:36:48.70 ID:yHJYdvwj0<> 乙 待ってた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/18(木) 23:37:41.37 ID:WckAMK5/o<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/22(月) 23:50:05.95 ID:R85v+xCB0<>
< 空の下、晴れ間探して >







提督『あー……葛城くん』

葛城『何? まさかこんだけレズアピールしてて男に呼び出されるとは思わなかったんだけど』

提督『そうかい。……まどろっこしい言葉遊びでもして空気暖めようと思ったけどダルいからパス。ここに来い』

葛城『……は? 』

提督『拒否られるのも面倒だから言っておくけど、お前が姉貴と瑞鶴を天秤に掛けるだけだ』

葛城『それだけ、ってことも無いでしょーよ。……分かった』

提督『あん? 』

葛城『自分の女の頼み事、断れるような男じゃないもんね。許してあげる』

提督『……別にお前が瑞鶴への気持ち捨てる必要なんざ無い。
少しだけ、本当に少しの間、俺が俺であれるうち、それだけの話だ』

葛城『問題はそういう話じゃないでしょ。…………女の子泣かす女の子って、最低な気がするなぁ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/22(月) 23:51:14.82 ID:R85v+xCB0<>
< 一条の陽射し、それだけを盲目的に >







天城『……卑怯者』

雲龍『ッ……そうね』

天城『姉様のことを言ったのではなくて……いえ、姉様も卑怯者なのでしょうけれどね、客観的には』

雲龍『…………』

天城『自分から__さんに葛城のことを頼んだ時点で、姉様は自分で罪を背負いました』

雲龍『……ええ』

天城『でも天城は、そういうことすら放棄してただ冷めた目で俯瞰しているような気になって、
その実ただただ安寧と享楽を享受しているだけです』

雲龍『そんなこと……いえ、否定しないでおいてあげた方が楽? 』

天城『罵られるか失笑でもされるのが一番楽です』

雲龍『ばーかばーか淫乱女』

天城『莫迦。…………はぁ』

雲龍『…………』

天城『…………』

雲龍『…………葛城、きっと何も言ってこないわね』

天城『姉妹、ですからね。……お互い、何が一番辛いかなんて、分かりきったことです』 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/22(月) 23:52:09.60 ID:R85v+xCB0<>
< あなたが、きっと私の太陽だから >








葛城『ま、別に死に別れるわけじゃないし。……死ぬ気で守ってね? 』

提督『あん? 』

葛城『私が沈んだら雲龍姉ぇたちどころかこの国巻き込む大惨事になるんだから』

提督『あながち間違いじゃねぇところが……瑞鶴ってそこまでお前に入れ込んでんの? 』

葛城『あなたも大好きでしょ? 爛れ切って惰性に近いところにある共依存』

提督『キツいこと言いやがる』

葛城『私に響く言葉はあなたにも強く響くって知ってるだけ』

提督『そ……ま、誓うよ』

葛城『この国の平和を守り切るって? 』

提督『ばーか。…………自分の心と自分の腐り切った愛を死ぬまで抱いてるってこと』 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/22(月) 23:53:46.09 ID:R85v+xCB0<>
< 自分でプリントアウトって上手くできるのかな? >








時雨「そういえば瑞鶴さんがさ」

春雨「? 」

時雨「特大の抱き枕買ったんだって」

春雨「ふーん……? 」

時雨「どう思う? 」

春雨「春雨ですら欲しいくらいだし別にいいんじゃない?
寂しさなんて自分で処理し切れないの良く分かってるでしょ瑞鶴さんも。
それでもどうにもならないから買ったんだと思うけど」

時雨「まぁね。……だってさ」

春雨「? 」

あきつ丸「……そうか」

大井「……鹿島ちゃんに妙に写真を撮られるからって考え過ぎでしょうよ、さすがに、たぶん」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/22(月) 23:56:56.51 ID:R85v+xCB0<>
< お目目ぐるぐるパーティー >







あきつ丸「そうか? 」

大井「あん? 」

あきつ丸「本当に、心から、そう思うか? 自分の考えが妄想の類いだと切り捨ててくれるでありますか? 」

大井「え、いや、え? 」

あきつ丸「頼む、時雨殿や鈴谷は否定し切ってくれない」

大井「は……? 」

時雨「や、ほら……下着泥棒事件で余計なダメージ負っちゃって何かに依存したい欲が……」

春雨「香取さんにも限界あるもんね」

あきつ丸「大井殿が切ってくれるのなら心強いのであります。この通り」

大井「え、と……うーん…………えぇ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 00:00:20.66 ID:Jz928FUg0<>
< 誰しもがそうあれかしとは言えないけれど >







葛城「ふぅ……ねぇ」

提督「? 」

葛城「私のこと、好き? 」

提督「話せるやつだとは思うけど、それが? 」

葛城「そこで好きって言ってこない辺り本当に卑怯だよね」

提督「そういう生き方しか知らないから」

葛城「あっそ」

提督「……ん」

葛城「…………」

提督「…………」

葛城「…………」

提督「…………」

葛城「…………今はまだ私のままだけど」

提督「…………あぁ」

葛城「本気で、心折れそうになって、縋りたくなったら、本気で心配してね? 」

提督「当然。…………理由はなんであれ背負ったものぶん投げる生き方もしてないさ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 00:00:48.47 ID:Jz928FUg0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/23(火) 00:03:56.60 ID:yHWWweCk0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:13:44.95 ID:Jz928FUg0<>
< アーティスティックスイミングに改称しました >







提督「ちいさい頃ってクッソくだらねぇ冗談言った挙句放置してたりされてたりするんだけどさ」

高雄「ええ」

提督「俺が約一年間もシンクロの選手をシンクロナイズドスイミンガーだと思ってた話する? 」

高雄「したいなら構いませんけれど、出オチでは? 」

提督「っすよねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:14:20.70 ID:Jz928FUg0<>
< 大陸に行って食べればいいと思うよ >







加賀「オオサンショウウオ、食べてみたいですね」

赤城「そうですねぇ……お縄を頂戴しなければ捕獲に行きたいものですけれど」

加賀「魯山人も賞味して絶賛したらしいですし」

赤城「鼈と河豚の間、という表現も理解できそうで少し難しいです」

加賀「…………」

赤城「…………」

提督「あ、そう……や、期待した目、しないでくれる?
そりゃあクソみたいな権力振りかざせばってのはあるけどさぁ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:18:41.05 ID:Jz928FUg0<>
< 特に否定も肯定もしなかったけれど >






初月「というかあんなにも可愛らしい動物の映像を観た第一の感想がそれなのか」

涼月「可愛らしい……? 」

初月「なんだ、文句でもあるのか姉さん」

涼月「えーと……どちらかというと不気味で気持ち悪い見た目だと思うけど。ぬるぬるしてるし」

初月「まったく……これだから女は」

涼月「お初さんも女だと思うけど」

加賀「私、牛も鳥も豚もその他も基本的に可愛らしいと思うわ」

提督「感謝して食え、ってことだな。ちなみに俺もオオサンショウウオは可愛い方だと思うぞ」






赤城「あの和気藹々だと味さえよければ何でもいい、なんて言えない雰囲気でしたねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:19:32.72 ID:Jz928FUg0<>
< それはそれ、これはこれ、乳は乳 >







雲龍「どうせ私たち麗しい親愛で繋がった姉妹だし、
今更竿姉妹になっても大して変わらないわよ」

葛城「んなわけあるか。乳に栄養吸われて頭空っぽなの? 」

雲龍「そうね。でもそうなるとあなたの栄養はどこへ? そのまま垂れ流してるの? 」

天城「ッ……クフッ」

葛城「…………」

加賀「……麗しさ、とは? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:20:32.59 ID:Jz928FUg0<>
< 不味いと断言する程でもありませんでしたが…… >







雲龍「女ってメインディッシュと見られたいかデザートと見られたいかで性格が分かると思うの」

提督「おいまた意味分からんこと言い出したぞ」

天城「いつもの姉様じゃないですか」

雲龍「自分を見てほしいって意識が強いのか、
強い男として守ってほしいって意識が強いのかね」

提督「つまりメインにもデザートにもなる料理が最強か」

葛城「例えば? 」

雲龍「パイとか? 」

葛城「“ あたしこのパイ嫌いなのよね ”」

雲龍「そう……あなたは好きでしょう? 」

提督「そうだな。…………ニシンパイは正直遠慮したいが」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:22:10.04 ID:Jz928FUg0<>
< 本気で悔しいとかそういうものでもなくて >







雲龍「まぁ、女の趣味を見るに葛城はどのパイも嫌いかもしれないけれど」

葛城「瑞鶴さんの名誉の為に言うけど無いわけじゃないから。
あと提督さんと違って別にカラダで相手見てないから」

提督「飛び火させないでくれるかなぁ」

雲龍「瑞鶴さんとあなたってどっちの方があるの? 」

葛城「わた……瑞鶴さんかな」

天城「? そんなに迷う程僅差だった? 」

葛城「……」

提督「……やめてやれよ天城」

雲龍「……あのね」

天城「はい? 」

葛城「そりゃあ天城姉ぇくらいあればそういう感想でしょーよ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:24:07.96 ID:Jz928FUg0<>
< 小数点以下は切り捨て予定ですので悪しからず >







漣「仮に今夜ね? 」

雲龍「? 」

漣「ヤクキメ首絞め暴行セックスなんてしてしまったら」

雲龍「え、ええ」

漣「雲龍さんもう二度と帰ってこれなくなりません?
それを楽しめてしまっても失敗してしまっても」

雲龍「まぁ……」

天城「でも……楽しめてしまった場合はあの人もそちらに堕ちるということですから……」

雲龍「つまりあの人を独占できるチャンス? 」

叢雲「そうかもね。……どう立ち回っても分の悪い賭けだと思うけど」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:26:25.76 ID:Jz928FUg0<>
< 蓼食う虫も好き好き大好き >







天城「一応念の為億が一に備えて大事を取って言っておきますけれど、賭けないでくださいね」

雲龍「はいはい。……どうせ最初からあの人馬鹿にした顔してくるだけよ」

漣「馬鹿に、ってーかドン引きでしょ」

雲龍「でも……実際に恋人と友人関係の違いってセックスだと思うのよね。
ただ在るだけの親しい仲を否定しているのではなくてエロって割と人間関係では大事なファクターでしょう? 」

天城「まぁ……ええ」

雲龍「親しい仲だけで満足できなくなってしまったんだから仕方無いじゃない。
あの人のそれ以上を求めていけばそこに男と女の関係があっただけ」

漣「で、更にその奥へ進むことは関係を深める為の方法でしかないって? 」

雲龍「平たく大雑把に言えば」

Littorio「妙に一理ありそうなこと言いますね」

雲龍「私の生にも理はあるってことよ」

漣「ははーん……? 」

天城「つまり姉様の生=エロ、ということになりますけれど」

雲龍「? 何か問題でも? 」

Littorio「ありませんよ。…………Littorioは願い下げですが」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:27:05.50 ID:Jz928FUg0<>
< 生に理 >







雲龍「まぁ、私の生に意味のある生理はこないけど」

天城「…………」

漣「わざわざスルーしてあげたんですから……あのですねぇ……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:28:19.32 ID:Jz928FUg0<>
< 刹那主義者(誤) >








愛宕「百年の恋も冷めるっていうけど」

高雄「? ええ」

愛宕「百年続くであろうとも思えるあつーくてこゆーい恋を楽しんだんだから別に終わっても損はしてないわよね」

高雄「恋なんて損得じゃないと思うけど」

愛宕「まぁね? でもほら、こうくっだらない女子トークみたいなね? 」

高雄「はぁ。……つまり短ければ短い程濃度としては凄かったってことよね」

愛宕「そうねぇ〜」

高雄「それを勘違いや一瞬の過ちって言うんじゃ……」

愛宕「今この現状よりも? 」

高雄「え……」

提督「いやいやいやいや……おーい……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:28:58.31 ID:Jz928FUg0<>
< 国際補助語の皆さんはもっと頑張ってね! >







江風「英語がww世界共通wwww語wwだと思ってるwwwwボンクラwwww違うンだなぁこれがwwwwwwww」

海風「先に言っておきますね。……お騒がせして申し訳ありません」

龍田「いつもより五月蝿い酔い方ねぇ〜。酷さは大して変わらないけど」

山城「はぁ。……じゃああなたは何だと思っているわけ? 」

海風「聞いてあげなくてもいいですって」

龍田「ほら、搦め手で揚げ足取りたい陰湿女だから」

海風「はぁ」

山城「あのね……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:29:44.20 ID:Jz928FUg0<>
< 言いたいときに言いたいことを >








江風「聞きたい? 聞きたい?やっぱ聞きたい? ねぇ聞きたい? 」

山城「…………」

扶桑「その冷たい目線止めてあげなさいよ山城。
……ものともしない江風も凄い気がするけれど」

江風「正解はwwww数ww学wwでしたwwww」

山城「……あぁ」

龍田「なるほど」

明石「ほうほう……珍しくちょっと鋭そうなこと言いましたね」

扶桑「そうね。……せめて素面でとは言わないから会話の流れで言えれば格好も付くのに」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:31:11.13 ID:Jz928FUg0<>
< 溜息という共通語が生まれた今このとき >







海風「音楽は? 」

江風「音楽ってモロ言語じゃンか。姉貴馬鹿なの? 」

海風「や、共通語が何かって話だし……話がすり替わってるじゃん」

龍田「譜面でしか音楽を理解できないなんて可哀想」

山城「というか寧ろ変に高度な気がするわ」

扶桑「言葉ではないただの音に宿る言の葉が分からないの? 」

江風「それは所詮共感や感動なんていう曖昧なモノじゃンか。
数学みたいに全く同じ結果を生んでから共通語名乗っゔぉっっっっ

龍田「…………」

山城「…………」

扶桑「…………」

海風「…………お騒がせ、致しました」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:31:58.82 ID:Jz928FUg0<>
< 親愛に言語は要らないから >








龍田「でも、まぁ……」

山城「少なくとも普段よりは理に適っていそうなこと言いそうだった気がするわ。結局は詭弁だけれど」

扶桑「泥酔を半歩越えた辺りがベストコンディションって不幸よね」

明石「何にせよぶっ倒れてグラス割って……よくあれで嫌われませんよねぇ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/23(火) 23:32:26.89 ID:Jz928FUg0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/23(火) 23:42:42.19 ID:yHWWweCk0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:28:12.39 ID:DHryx1Vg0<>
< 肩触れ合って、笑み見せ合って >







提督「カトラリーセットって貰って嬉しいものかな? 」

愛宕「良いところじゃない? そこそこ歳の離れた後輩への結婚祝いでしょ? 」

提督「まぁ、我ながら世話してやったやつだし最悪センスの無い先輩扱いでいじってはくれるしこの辺でいいか」

愛宕「む……? 」

提督「うん? 」

愛宕「なんか……好きを感じる」

提督「隙? 」

愛宕「そうじゃなくて、好き」

提督「俺ら用も買う? 」

愛宕「あなたが欲しいなら。……物のことじゃなくて」

提督「うん? 」

愛宕「夫が後輩夫婦の為に選ぶちょっとお洒落なお祝いについて意見を求められる状況、好き」

提督「ふぅん……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:29:14.90 ID:DHryx1Vg0<>
< 時が経てばまぁ犯罪臭は消えますが…… >







提督「俺の友達にさ」

愛宕「うん」

提督「バレンタインはクッキーを貰ってホワイトデーにチョコをあげるやつがいるんだ」

愛宕「ふぅん? 海外系なやつ? 」

提督「や、ふっつーにこの国出身だけどな。なんかこう、拡大解釈した中二病なんだ」

愛宕「あなたみたい」

提督「かもね。……そいつは滅茶苦茶一途な良いやつなんだけど」

愛宕「ん」

提督「駆逐よりやべぇ相手とガチ恋できる怖いやつなんだ。
仮に結婚できたとして俺はどんな言葉を掛ければいいかな? 」

愛宕「う、うぅん……? えー、と……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:30:01.00 ID:DHryx1Vg0<>
< 文化とか社会との齟齬って怖いね、って >








愛宕「一応念の為に訊いておくけれどそれって海防艦クラスとかそういう意味よね? 」

提督「さぁ? 」

愛宕「さぁ? ってあなたね……本気でただの人間相手だったら私に言えることは一つしか無いわよ」

提督「通報でもしておけって? 」

愛宕「んーん、末永く奥様の心に疑問抱かせないで頑張ってくださいね、って」

提督「うぅん……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:31:52.15 ID:DHryx1Vg0<>
< 肯ていいものかどうか >







高雄「実際に一定年齢で配偶者と自分の年齢差に嫌悪感を抱く場合は少なくないそうね」

愛宕「元教師と教え子の場合とか聞いたことあるわ」

提督「だから疑問を抱かせずにずっと幸せな生活を続けて、ってことか」

愛宕「そういうことー」

高雄「結局はその一瞬一瞬が幸せかどうか、ですからね」






涼風「そもそも” 艦娘 ”の海防艦クラスなら別に良いみたいな思考がナチュラルってどう思う? 」

海風「え、いや、別に良い……ん……いや……えっと…………いやいや」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:32:34.75 ID:DHryx1Vg0<>
< 大事なことですので >







江風「大丈夫じゃねーの? 例えばだけど姉貴とよつを同年代に見るやつはいねーよ」

海風「そう、だよね? 」

涼風「なんつー変な心配してやがるんですかねおねーちゃんは」

江風「そういうお年頃なンだよ」

涼風「あ、そう……」

海風「うん……うん、そうだよね、分かった」

江風「あン? 」

海風「海防艦クラスの女の子を恋愛対象として見てはいけません、よし」

涼風「あ、おい、え……」

江風「……何故それをテートクへ伝えに行くンだ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:34:15.07 ID:DHryx1Vg0<>
< 試してみたくないわけではないのだけれど >






愛宕「カラー……カラーね……」

高雄「カラー……ですか……」






瑞穂「? 何をボソボソやっているんですか? 」

加賀「あなたまた余計なことでも言ったの? 」

雲龍「私は美容室でのカラーってどうなのって訊いただけです」

天城「基本的に関わりませんからね」

瑞穂「あー……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:35:35.88 ID:eYnKNZSEO<>
< 分かる、ということ >







雲龍「あぁ、そうだ、髪といえば」

提督「うん? 」

雲龍「アホ程長い髪の女って実際どうなの? かったるくなったりしない? 」

提督「しないけど。……こいつこんな時間から酔わせるとか何やったんだお前。まだ22:00過ぎだぞ」

天城「天城は別に何も。……これ、酔ってます? 普段からこうでしょう? 」

提督「微妙に変なこと言うのは兎も角顔が違う」

雲龍「? いつも通り綺麗でしょう? 」

提督「そうだな」

天城「うぅん……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:36:30.49 ID:DHryx1Vg0<>
< 一晩でもセンチになれないこんな世の中じゃ >







提督「何か疲れることでもあったか? 」

雲龍「いいえ。ちょっとだけ……ええ、センチなだけ」

提督「ふぅん? 」

雲龍「今日は……私に構わなくて、いいから。飛行甲板も……触らないでね」

天城「姉様、熱でもあるんじゃないですか? 」

葛城「なんかヤバいウイルスに犯され切ってるんじゃない? 」

雲龍「…………」

提督「…………悪いけどな、お前自身の所為だと思うぞ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:37:27.33 ID:DHryx1Vg0<>
< 追い込み >







漣「ぼんやりネット巡回してたらですね」

雲龍「? 」

漣「能動的マゾと受動的サドがテーマなエロCG集の広告見つけまして」

雲龍「……へぇ」

漣「まるで雲龍さんだなとか思ったんです、が」

雲龍「が? 」

漣「雲龍さんって普通にイチャつきたいご主人様に責めさせて精神的負荷かけてる分実は能動的なサディストじゃないです? 」

雲龍「…………」

天城「……言ってはならないタイミングで言ってはならないことを」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:39:46.37 ID:DHryx1Vg0<>
< 邪気ではないのでけれど聖性は無い >







雲龍「まぁ……そうね、それくらい分かってる」

漣「や、やや、なんでそんな妙に落ち込むんです」

雲龍「……別に」

天城「センチなだけらしいですよ。……そもそも割に楽しんでいると思いますけれどね、あの人も」

雲龍「そう? 本当に? 」

天城「何故ことあの人から自分への評価には自信が無いんです姉様は。
……本気で嫌なら姉様は前の要港部にはいませんでしたしましてや大湊にも連れられていませんよ」

漣「冷たい男っすからねー」

雲龍「そう、かしら」






高雄「ふふ……何人の引き抜きや配置転換を断って何隻の異動受け入れを断っているか知ったら……嗚呼……」

叢雲「……時々しか見せないけどあなた程嫌な笑い方する女って見たこと無いわ、私」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:40:22.29 ID:DHryx1Vg0<>
< 暫定としておきたいところ >






高雄「酷いことを言いますね。義娘の叢雲さんだから見せているんですよ? 」

叢雲「あ、そう……時々しか感じないけどあなた程嫌な信頼寄せてくる女って見たこと無いわ、私」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:41:50.59 ID:DHryx1Vg0<>
< 似たようなのが他にいてたまるか、という気もする >






高雄「ふふ……叢雲さんだってあの人と上手くやれてあの人の守り刀を続けているんだから、似たようなものでしょう? 」

叢雲「守り刀って普通乳児か新婦に渡す物でしょうが」

高雄「懐刀も第一の刃もそういう立場を私はもう手放しませんから」

叢雲「あ、そう。……あなた程独善的で支配的な独占欲の塊なのに幸せそうな顔する女って見たこと無いわ、私」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:42:38.74 ID:DHryx1Vg0<>
< 親愛を否定するわけではないけれど >






高雄「ま、私はまだまだ幸せになる途中ですよ。
だからこそ、叢雲さんや漣さんにも幸せになっていただかないと」

叢雲「だから守り刀をずっとやっていろと、と」

高雄「ええ。あの人の幸せは私の幸せですし、あの人の幸せに叢雲さんたちは欠かせません」

叢雲「ふぅん……あなた程あいつ以外には平等に冷たい女って見たこと無いわ、私」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:43:30.27 ID:DHryx1Vg0<>
< 酔いの回りが世の回り >







高雄「それでこそ私ですから許し

叢雲「ストップ、ストップ」

高雄「? 」

叢雲「楽しくなってきたんだか悪酔いしてきたんだか知らないけど、これいつまで天丼重ねていくつもり? 」

高雄「叢雲さんが怒る寸前までは」

叢雲「はぁ。……あなた程他人の限界試すようなことして楽しそうな女……えーと」

高雄「駄目じゃないですか叢雲さん。そんな女ここには沢山いますよ」

叢雲「…………はぁ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/03/24(水) 22:43:59.41 ID:DHryx1Vg0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/24(水) 23:16:50.65 ID:SeQ9ZWxI0<> 乙  <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/01(木) 23:03:59.64 ID:BQN2ed3i0<>
< 理解なんてナンセンス >







天城「姉様の初めての夜って? 」

雲龍「戦闘衣。それ以上の勝負服は無いし、あの人に私そのものを返すのなら、捧げるのなら、それを置いて他に有り得ないから」

天城「はぁ」

雲龍「あれ以来、一度も着てヤっていないわ。
次に着るときはあの人を殺すときか、自分が死ぬとき」

天城「……」

愛宕「……何でいきなり重くしたわけ? 」

高雄「あの流れで尊さ演出し始めるなんて思わないでしょうさすがに……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/01(木) 23:07:05.63 ID:BQN2ed3i0<>
< 親しき仲には礼儀外の何か 有り >







雲龍「演出ってあなたね……」

天城「天城もてっきりいつもの周りまで頭が悪くなりそうな流れになるのかと」

雲龍「事実が魂に迫る尊さだから仕方無いじゃない。
魂なんてものがあるのかは知らないけど」

愛宕「……そう」

高雄「……はぁ」

天城「まぁ、姉様の気持ちまで切り捨てるつもりはありませんけれど……」

雲龍「ん…………ええ……それだけは、捨てないわ。あなたたちの理解なんて、全く要らないくらいには」

天城「はぁ」

山城「いえ、本当なんでよ、何故この流れで未だにあなたが尊さ演出できてるのよおかしいじゃない」

雲龍「あっ、あなたねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/01(木) 23:08:41.63 ID:BQN2ed3i0<>
< 幕間の幕開けの幕間 >







江風「あははっ、安っぽい真っピンクなキャミドレスとか着てそうなのになーハジメテカッコワライ」

雲龍「…………」

海風「…………本当に酷く酔ってますから。見下げ果てた顔、取り下げてあげてください」

涼風「…………まっさか姉貴に対して殺意と憐れみ同時に湧くとは思わなかったよあたい」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/01(木) 23:12:43.01 ID:BQN2ed3i0<>
< 配られた配役というもの >






山城「……間抜け」

高雄「……はぁ」

愛宕「んー……」

江風「ン? 」

雲龍「…………」

海風「…………これで嫌われない辺り本当に奇跡的な集団だよね」

涼風「あぁ……女社会であれは普通駄目だよな」

雲龍「…………」

江風「ンー……ン? ビール飲む? 」

雲龍「…………貰うわ」

江風「へいへーい! ビールいっぱーい! 」

能代「はい。…………なんで能代が? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/01(木) 23:14:45.29 ID:BQN2ed3i0<>
< 漸進(退)する…… >







漣「このガーターね? ヘソ上のレースも可愛いんだけど鼠蹊部のちょっと上がハート型にくり抜かれてるのがすっごい良いの」

叢雲「あ、そう……何故あなたの姉は一応は私の無二の親友的なアレを歪ませたわけ? 」

天城「よかったですね、無二の親友ですって」

漣「あ、それは知ってるんで今更言われても別に。超々々々々嬉しいけど」

叢雲「あなたはあなたで腹立つわね……」

天城「姉様なら歪ませた覚えはないけど……なんて言いそうですけれど、あの」

叢雲「何よ」

天城「あなた、心当たり、無いの? みたいな? 」

叢雲「は? 」

漣「ガーター選び始めるとランジェも追加で欲しくなるよねぇ……」

叢雲「……はい? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/01(木) 23:15:54.71 ID:BQN2ed3i0<>
< 夜という救い/掬い >







提督「クッソだるいわあいつら……ぅん? 」

雲龍「…………」

提督「…………抱き締めてもいいタイミング? 」

雲龍「、…………抱き締めないと、駄目なタイミング」

提督「そ。……うん? 」

雲龍「…………」

提督「…………? 」

雲龍「…………抱き締めたままで、撫でて」

提督「ん……」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………甘えさせて」

提督「いつでも甘えさせてもらってるからな。……行こうか」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga sage<>2021/04/01(木) 23:16:22.13 ID:BQN2ed3i0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/04/01(木) 23:23:09.66 ID:iNx2zvNK0<> 乙 江風は泥酔時の記憶ないんだっけ? <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 22:38:04.10 ID:mqovhhjyO<>
< 一粒ずつ食べるのなら俵も云々 >







涼月「おにぎりって凄いよね」

初月「うん? 」

涼月「お茶碗だと四、五杯で限界見えてきちゃうけどおにぎりだとスルスル食べちゃうでしょう? 」

初月「確かに」

涼月「偉大な食べ物だよねぇ……」

初月「あぁ……」






伊14「普通の人間はあれさ、限界のライン一、二杯じゃない? 」

伊13「どんぶり茶碗で、計算しないだけ、赤城さんたちより、マシ……じゃない? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 22:39:21.91 ID:mqovhhjyO<>
< あとはまぁ吸血とかその辺かな >







涼月「食べたいし食べられるんだから仕方無いでしょう? 」

初月「そうだな」

伊14「そりゃそうだけどさー」

赤城「何か問題でも? 」

初月「一応食費=税金だが」

赤城「気の所為ですよ」

涼月「気の所為」

赤城「ええ」

伊13「気の、所為」

赤城「そうですとも。……使役の対価としての貪食、なんて化け物らしくて素敵じゃありませんか? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 22:40:30.14 ID:mqovhhjyO<>
< 超反応と言えなくもない >








提督「ふぃー……深爪した」

雲龍「どこにとは言わないけれど突っ込んだら染みそうね。酸性だし」

葛城「感じてたらアルカリになるでしょ。もしかして提督さん独り善がり? 」

提督「あの……えー……? 」

天城「…………はぁ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 22:41:09.06 ID:mqovhhjyO<>
< 深く頷いていました >








雲龍「いえ、この人の名誉の為に言っておくけれど普通にイイわよ。
最初に指突っ込んだときはまだ酸性でしょうってだけ」

葛城「ふぅん? 」

雲龍「というか女として言うけれど濡れないなんてその女がクズなだけよ。
心から愛した相手に対して気持ち昂らないなんて失礼な話。それは好きって言うのが錯覚なのよ」

葛城「……なるほど」

提督「…………俺、何かこれ言っていいのか? 」

天城「いいと思いますよ。……言えることがあるかは、知りませんが」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 22:43:29.78 ID:mqovhhjyO<>
< 狐さんやお遊戯さんはお休み >







秋雲「フッツーにIE使ってたら熟女好き扱いされた件について」

時雨「う、うぅん? 」

あきつ丸「重い女よりはマシでありましょうよ」

秋雲「何それ、Chromeのこと? 」

あきつ丸「なんならばedgeの方がマシであります」

秋雲「まぁ、結局パクリってーか寄せてる気がするけどね」

あきつ丸「使えればそれでいい。使えないのが最大の罪だ」

秋雲「まーねー」

時雨「???? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 22:44:33.70 ID:mqovhhjyO<>
< 本日のデザートは! >







雲龍「私? 」

天城「ミルクレープです」

葛城「雲龍姉ぇの? 」

天城「ええ」

雲龍「出ないわよ」

葛城「そりゃそうでしょ」

天城「プレーンとお抹茶がありますよ」

雲龍「抹茶」

葛城「ん」

天城「ありがとう。……どうしました? 」

旗風「あの……全く止めもせず続く会話かなぁ、と」

天城「? はぁ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 22:46:28.50 ID:mqovhhjyO<>
< 打てば響く、話せば響く >






旗風「いえ、あの、天城さんって葛城さんがいると」

天城「ええ」

旗風「雲龍さんが色々口走っても随分と普通に対応するんだなって。しっくりくる流れというか」

天城「三人揃って初めて天城は天城になれますから」

葛城「お、今良いこと言ったよ天城姉ぇ」

雲龍「昨日しっくりしっかりハメられたから気分良いだけよたぶん」

葛城「なるほどー」

天城「…………」

旗風「憧れないけど憧れる、けどやっぱり憧れない」

松風「……さすがにこの阿吽は求めてほしくないね、僕は」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 22:48:04.65 ID:mqovhhjyO<>
< でもやっぱ美丈夫って憧れるよね >







阿賀野「提督さんって戦国の三傑では誰が好きなの? 」

提督「? 家康」

阿賀野「なんで? 」

提督「一番余生楽しんだだろうたぶん。世の中楽しんだやつが勝ちだし尊敬に値する」

阿賀野「まぁ、分からなくもないけど」

漣「まぁ、恵体信仰ヤベーご主人様は秀吉とか好きにならないでしょ」

能代「信長も身長は高い方だったようですしね」

阿賀野「なるほど。……英傑すらカラダで選ぶのはどうかと思うよ? 」

提督「あのさ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 22:52:26.37 ID:mqovhhjyO<>
< 侮辱の意思は微塵もありません >








速吸「今日も今日とてつまらない三流映画ですよ」

夕立「ぽいー……」

速吸「何かが……何かが違うんです……つまらないただの三流と笑みが溢れるド三流とはっ……! 」

夕立「分かるっぽい! 駄菓子とただの駄目なお菓子くらい違うっぽい! 」

時雨「言いたいことは分かるけどただの駄目なお菓子って何さ」

春雨「しけたばかうけ? 」

夕立「っぽい! 」

秋雲「それネタとして知ってるわけじゃ……あぁ、だよねやっぱ。うん、別にいいよ知ってた」

春雨「うん……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 22:53:00.83 ID:mqovhhjyO<>
< 十二分に間に合っております >








速吸「おかしいですね……あれはあれで美味しいのに」

夕立「ぽいー……? 」

時雨「……もしかして速吸さんってただのゲテモノ好きなんじゃあ」

秋雲「クソ映画好きと変な味覚、まだツーアウトってところだから」

速吸「はい? 」

春雨「……やめてよね、これ以上変なキャラ掘り起こすの」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 22:56:00.86 ID:mqovhhjyO<>
< できない、というかしたくない >







Littorio「ウブに、とまでは求めませんけれど可愛らしく啄むような、触れ合うようなセックスなんてもう楽しくないんでしょうね」

高雄「さぁ……」

Littorio「まぁ、そもそもLittorioの思うような優し過ぎる混ざり合いを自分が経験したかというと怪しいですが」

高雄「混ざり合う、なんて表現を可愛らしく思う辺りもう救えないわね」

Littorio「ええ。……はぁ」

高雄「くだらないことで鬱屈できるのは幸せな証拠よ、きっと」

Littorio「勿論幸せですとも。ただ、こう、なんというか……」

愛宕「恥ずかしくなってハニカミたくなるようなソワソワするようなエッチがしたいんでしょう? 」

Littorio「! ええ、そう、それですね、間違い無いです」

高雄「ん……あまりよく、分からないわ」

愛宕「高雄はそういうのも好きそうだけどねぇ〜」






提督「……あいつらはまぁまだいいとして三十過ぎたおっさんだぞこっち。絵面が想像できねぇよ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 22:56:44.51 ID:mqovhhjyO<>
< 当然のようにノーリアクション >







愛宕「でもほら、制服のプリーツスカートを迷い無くノータイムで脱がされるとちょっとだけアレじゃない? 」

提督「いや、え……経験あるとさ、無理じゃんそれ。演技でもして慌てふためけと? 」

愛宕「経験あるのが駄目なのよぉ〜。できればハジメテ同士が良いって分からない? 」

提督「分からなくも……いやいや、うぅん? 」

高雄「私はアレでよかったですよ」

Littorio「Littorioも。……でもそれとはまた違った変な理想というか、思い描くところはあるでしょう? 」

高雄「む……」

提督「分からない、とは言い切れないけど……その辺男女の差ってやつ、ってことにしていい? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 22:57:57.98 ID:mqovhhjyO<>
< 理詰めよりも余程非道 >






高雄「そもそも学生時代無しの私たちに制服のプリーツスカートを脱がされる、
なんて状況を持ち込んでくる男の話じゃない」

Littorio「そうね」

愛宕「セーラーのジッパーも割と同じかしら」

Littorio「なんならば女物の服はほぼ全て当て嵌まる気も」

高雄「クズの極みですね」

提督「なんなの君ら……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 22:59:52.93 ID:mqovhhjyO<>
< パチパチと煌々と >







提督「焚き火しようぜ焚き火」

加賀「焚き火……? 」

提督「焼肉並とはいかねぇけどフライパンくらいは使っていいぞ」

加賀「なるほど……把握しました」

提督「酒とフライパンは俺が持ってくるから好きなもの持ってこい」

加賀「はい」






提督「…………」

加賀「焚き火というのは……中々に魅入られるものなのですね」

提督「ん……そうだなぁ……」

赤城「そんなしみじみと……勇んで色々持ってきた私が馬鹿に見えません……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 23:00:42.56 ID:mqovhhjyO<>
< 取り敢えず三回焼けば均等かな? >







提督「や、それとこれとは別よ。……最初はベーコンでいいか? 」

加賀「ええ」

赤城「はい。……あゝ……この音、香り、情景……」

加賀「魔性ですね……」

提督「もう満腹中枢が刺激されておかしくなりそう……」

加賀「……」

赤城「……」

提督「……」

加賀「……あの、何故四枚焼いたの? よりによって、四枚とは? 」

提督「は? 」

赤城「戦争ですよねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 23:02:44.57 ID:mqovhhjyO<>
< 数取りゲーム、という程でもない >







提督「知らねーよ……俺は一枚でいい。あとビール開けて」

加賀「空けて? 」

提督「分かりにくいボケをどうも。……グラスで悪いな」

赤城「いえいえ、こんなにも素晴らしい……あゝ……」

提督「君のあゝってなんかエロいね。どうも」

加賀「いえ。……やわ目」

赤城「どうぞ? 」

提督「悪いが俺も硬め」

赤城「硬め二枚、いただきますね」

加賀「むぅ……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 23:07:38.29 ID:mqovhhjyO<>
< 本当に? >







提督「結局お前らが二枚食ってんじゃねぇか」

赤城「私は硬め二枚でしょう? やわ目一枚硬め一枚の贅沢者に言ってくださいな」

加賀「んん……私、捧げておりますから」

提督「何をだよ……純潔とか言われても困るぞ俺」

赤城「他に奪われる予定も無いですしね。……卵」

加賀「ご自由に。その後ピザを焼かせていただきます」

赤城「では卵は後回しにしてステーキとインゲンを。ガーリックとあと幾つか」

提督「はいはい。…………おい」

赤城「はい? 」

提督「多少分けろよ? 火ぃ崩されたらちょっと怒るよ僕」

加賀「そんなことで暴れませんよ……」

提督「
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 23:08:58.97 ID:mqovhhjyO<>
< 親愛には親愛を >






龍田「罪にはその罪に見合った罰が必要なのよ〜」

江風「ひえっ」






山城「何度やられても時々楯突いて何度も何度も変則的にやり込められて、
よくあれで都度都度怖がったりできるわねあの子」

海風「良くも悪くもそういう子なんですよ江風は。
……何度も何度も遊んであげてる龍田さんこそさすがだと思いますけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 23:10:37.78 ID:mqovhhjyO<>
< 欲しい相手の為だけでそれは >







時雨「あのさ……大井さんってまだ北上さんモノにしてないんだよね? 」

あきつ丸「そういう話は聞かないが」

時雨「きちんと処理するのはまぁ当然だけどね? 相手もいないのにハートに整えるものなのかな? 」

あきつ丸「知らん。……まぁ、大井らしいと言われれば納得してしまえるように思うであります」

鈴谷「可愛いオシャレってことにしとけばい……あのさ、鈴谷はしてないからマジで!
いや、別にボーボーでもないけどなんなのその目ぇ! 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 23:11:49.11 ID:mqovhhjyO<>
< そもそも生えていない可能性も無きにしも非ず >







鈴谷「なんなのもう……何? 見せればいいの? 見せればいいんだね? 」

時雨「やめてよね。狗が発情して手に負えなくなる」

あきつ丸「ほざいているであります。……鈴谷」

鈴谷「うん? 」

あきつ丸「処理が甘かろうが逆に整え過ぎていようが、全て剃ってようが自分は気にしない」

鈴谷「あ、あのねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 23:17:23.34 ID:mqovhhjyO<>
< それこそ、しみじみと >






提督「これがやりたかったのよ、これ」

加賀「何故ステーキやピザの大トリが炒飯なんです」

赤城「順序が逆というか重過ぎるというか」

提督「とか言いつつ殆どそっちによそわれてるんだが……ん」

加賀「何にします? 」

赤城「肌寒さを忘れさせてくれる友の為に? 」

提督「飯と酒のお陰じゃねぇのそれ。……友の為に」

加賀「ん……」

赤城「ん、乾杯。…………ん…………………………………………ゆらゆら、綺麗ですねぇ」

<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/13(火) 23:18:48.20 ID:mqovhhjyO<>
いつの間に凍結していつの間に復旧したのか……

ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/04/13(火) 23:20:20.54 ID:FMtdykiGo<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/04/13(火) 23:35:51.08 ID:o3Dfgiqx0<> 乙 復活して良かった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/04/14(水) 01:04:07.27 ID:kJCLPQUSo<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/21(水) 23:34:05.52 ID:MS1Uifmf0<>
< 渾身 >






天城「あの……これ、罰ゲームになってます? 」

龍田「なってるんじゃない? ようは雲龍や山城がやりたいことやる権利使いたいだけだし」

扶桑「自分なら絶対にしないスタイルにさせられる、っていうのは十分罰ゲームだと思うけれど」

天城「でも嫌だ、というわけでもありませんよ。一生これ、と言われると困りますが」






雲龍「そこそこ自信作。あれ、どう? 」

提督「あん? うん……うん? 」

山城「ミックス巻きって本当に簡単なのね。しないから知らなかったわ」

高雄「…………巻き髪でリブニットのタイトな天城さんって物凄い違和感ありますね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/21(水) 23:34:34.19 ID:MS1Uifmf0<>
< 末永くなんてとてもとても >







天城「どう……でしょうか? 」

提督「可愛い、とは思うよ」

天城「はぁ」

提督「街歩くんなら見せびらかすのも楽しいかもね」

天城「なるほど? 」

提督「ただまぁ……うん」

天城「? 」

提督「一晩遊んで終わりだね。楽しい夜をありがとう天城ちゃん、って感じ」

天城「……なるほど」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/21(水) 23:38:24.87 ID:MS1Uifmf0<>
< 悪ノろう皆で >







提督「ま、罰ゲームとしては良い方かな。よくやった」

雲龍「それほどでも」

山城「巻く練習にはなったから今度試してみましょうね、姉さま」

扶桑「え……? 」

提督「ってもどうせ派手な方に寄せるなら……櫛、は手櫛でいいや、ゴム貸してくれ」

雲龍「どうぞ」

天城「ん……」

扶桑「ねぇ……もしかしてそれ罰ゲー……あの……」

山城「嗚呼……不服なのに派手なヘアにされた顔の姉さま……」

葛城「女郎屋の待機中、みたいな感じかな? 」

雲龍「あぁ、それっぽいわね」

山城「だとして姉さまなら華を咲かせるわ……それも、大輪の」

扶桑「山城……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/21(水) 23:39:15.39 ID:MS1Uifmf0<>
< お人形になる才能というものは >







提督「っと……どう? 」

雲龍「よりビッチっぽくなったわね」

提督「そう見えるようにやった」

山城「あぁ、片方だけ垂らして手櫛でトップを弄るっていうのもあるのね」

扶桑「あの、山城に変な選択肢を与えないでいただけます? 」

提督「うん? 」

愛宕「ねぇ、これこの前のカードのときのやつでしょ? 私にも権利あるわよね? 」

天城「まぁ、盛大に負けましたからね。あぁ、待って、写真だけ撮らせてください」

初月「抜かり無し。360°撮ってある」

Littorio「ふふ……久方振りにこれは、腕が鳴りますね」

山城「……ふふ」

扶桑「…………怖気を振るうわ。誰も助けてくれないであろうこの場まで含めて」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/21(水) 23:40:16.57 ID:MS1Uifmf0<>
< 気持ちの問題(偽) >







龍田「? 助けてほしいなら誠意ってものが必要でしょう? あなたにそれを用意できるの? 」

扶桑「…………」

江風「諦めな扶桑さン。悪魔への報酬は得たモノの倍以上が相場らしいぜ? 」

涼風「本当に倍で済むんですかねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/21(水) 23:42:17.07 ID:MS1Uifmf0<>
< 何言ってんだこいつ、と語る瞳×2 >







提督「女は星の数程、って言うじゃん」

高雄「まぁ……慣用句かは怪しいところですけれど」

提督「で、基本的にはおっぱいって二つお持ちだよな」

高雄「病気で切除したりしていなければ、そうですね」

提督「つまり女=おっぱい×2が成り立つわけよ」

高雄「はぁ」

提督「色々と可能性に満ち満ちている気がするんだけど今のところ地球から見える星って何個くらいあるんだ? 」

高雄「全天に見える六等星までの星が8.600。
場所にもよりますが地平線から見える限界を考えて4.300ですね。概算に過ぎませんが」

提督「つまり一個人の視野でさえも4.300の女の子がいてさ、8.600のおっぱいがあるんだよ」

高雄「……はぁ」

提督「8.600の可能性が誰にでもあると考えれば、いやいや……偉大な言葉だなぁ」

高雄「…………」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/21(水) 23:43:04.49 ID:MS1Uifmf0<>
< 水差し、というよりは現実 >







漣「星に手は届きませんぞプ-クスクス」

高雄「確かに」

提督「…………」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/21(水) 23:45:11.35 ID:MS1Uifmf0<>
< 別にカッコいいことが言いたいわけでもないけれど >







提督「い、いや待て俺は届いたが」

高雄「私は星ではありませんよ」

愛宕「ようは物凄く価値のある岩みたいなものでしょう? 同格扱いは失礼よねぇ〜」

明石「愛宕さんなら貴重な隕石だとかでもその辺の石ころ扱いしそうですもんね」

Littorio「何の変哲も無い路傍の石に価値が、とはなりませんし」

漣「石っころは所詮石っころですからなぁ〜」

愛宕「あなたも胸が硬かったら嫌でしょう? 」

提督「え、いや、そうだけど……いや、そうじゃなくて……えーと……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga sage<>2021/04/21(水) 23:45:38.73 ID:MS1Uifmf0<>
ありがとうございました



<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/04/21(水) 23:50:57.64 ID:fPTprNV80<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/04/22(木) 02:15:44.05 ID:81hVajFzo<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/22(木) 23:46:49.25 ID:8DMtSlBh0<>
< 秋の空程お高くとまってもいないが >







鈴谷「あのね、一応言っておくけどフツーに美味しくいただいてるよ?
でも鈴谷別に心からカレー煎が食べたいわけじゃないから。カレーを食べたいの」

時雨「そんなこと言われても」

あきつ丸「言いたいことは分かるが今は食後でありますよ?
しかも緑茶なのだから茶請けの話だと思うだろうが」

大井「そんなの気分で変わるに決まってるでしょうが。
食事じゃないんだからカレーは要らないけどでも食べたいってだけ」

あきつ丸「分からん……女というやつは、分からん」

時雨「まぁ、このカレー煎僕は好きだけどね。
……鈴谷さんもなんでカレー煎食べながら本当はカレーが良かったなんて言っちゃうかな」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/22(木) 23:48:10.08 ID:8DMtSlBh0<>
< カレーは和食(錯乱) >






大井「あなたはカレーを食べたいときに高級だとしても和食を出されて喜べるわけ? ってことでしょう? 」

鈴谷「本当それ、マジでそれ、さすが大井様」

時雨「鈴谷さん特効が酷い。論点もズラされてどっかいっちゃったし」

あきつ丸「あぁ。……逆の例えなら怪しかったでありますがね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/22(木) 23:48:43.49 ID:8DMtSlBh0<>
< じゃあ >







時雨「和食の気分で楽しみにしていてカレーを出されたらどうする? 」

鈴谷「や、嫌でしょふっつーに。カレーは大好きだけど限度あるよ」

あきつ丸「……なんだと? 」

鈴谷「は? 」

時雨「君、本当に本物の鈴谷さん? 」

鈴谷「は? 」

あきつ丸「我慢は身体に良くないであります。鈴谷にストレスを与えたいわけではない」

鈴谷「あぁん? 」

大井「いや、どう考えてもあなたたち二人の方が喧嘩売ってるでしょうが……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/22(木) 23:49:42.48 ID:8DMtSlBh0<>
< 禁断症状という程差し迫ってもいないけれど >








夕立「グルルルルッ……ッ」

時雨「どうどう馬鹿いぬ。落ち着いて骨でも齧ってなよ」

夕立「ングゥルルルルルルルルルッ……? 」

時雨「まぁ、そんなもの無いんだけど」

夕立「ガウガウバウバゥ……ッ? 」

春雨「はぁ……」

速吸「? 夕立ちゃんどうしたの? 」

時雨「あぁ……訓練でも殲滅戦でも理由はなんでもいいから大湊に遣れって上申して即却下されたんだ」

速吸「うぅん? 」

春雨「ビュッフェとステーキとZ級映画が忘れられないんですって」

速吸「ん、んんっ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/22(木) 23:51:11.49 ID:8DMtSlBh0<>
< U^ェ^U >







速吸「まぁ、ああいう映画が楽しめるなら所属したいのも分か

夕立「所属はしたくないの! 所属したら大きい作戦に呼ばれないかもしれない! 」

速吸「は? 」

時雨「欲張りが過ぎるよアホ犬」

春雨「期間限定の配属なら寧ろいけそうなのにね」

夕立「提督さんに家族認定されたら終わりなの! 庇護対象になりたいわけじゃないの! 分からないの? 」

時雨「それが俗に言うところの幸せではあるんだけど」

春雨「一般論ではね。絆って割に馬鹿にできないよ」

夕立「守られたいんじゃない! 遊んで遊んで遊び尽くしたいだけなの! 馬鹿時雨! 分からず屋! 卑しい雌犬! 」

時雨「クソ犬が。……や、僕は分からなくも無いよ。共感はしないけど」

春雨「半笑いで上官に言って却下されただけでこの有様って本当、馬鹿いぬちゃん姉妹だね」

速吸「???? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/22(木) 23:53:37.59 ID:8DMtSlBh0<>
< それこそ半笑いで >







大井「いえね、そもそもビュッフェって何よ。あの男そこまで軍事施設私物化してるわけ? 」

あきつ丸「実に想像し易いな」

鈴谷「鈴谷もそれだけちょっと体験したい。ちょっとだけだけど」

夕立「カレービュッフェな日もあったっぽい! 」

時雨「はぁ、余計なこと言わないでくれるかなボンクラ犬くん」

鈴谷「よし、行こうか夕立ちゃん」

時雨「ちょっと誰かこの馬鹿二人止めて」

鈴谷「いーやー!!!! 」

夕立「ッグルルルルゥッ!!!! 」

山城「ん……止めたわよ? 次は? 」

鈴谷「ぐえっ」

夕立「んうぇっ」

速吸「はい? ……ちょっと、首絞まってますって」

山城「あら失礼」

あきつ丸「……ふん」

時雨「」

提督「愉快なことやってんな。……来ない方がよかったか? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/22(木) 23:54:37.44 ID:8DMtSlBh0<>
< カレー煎祭りはお開き >







時雨「いや、ちょ、え……何? 」

山城「結婚の許可を貰いに」

時雨「は? 」

山城「冗談、でもないけれど……どうするの? 」

提督「遊んでやれ。俺一人でいい」

山城「……ん」

提督「ってことで」

時雨「いやいやいやいや……おかしいよ君たち絶対僕悪くないよねぇ? 」

あきつ丸「知らん」

夕立「夕立は着いていくっぽい! 」

速吸「あ、あの! ちょっとお話しさせていただいても? 」

提督「あん? 」

大井「……最悪」

春雨「ああもう……嗚呼……滅茶苦茶ですよ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/22(木) 23:55:47.80 ID:8DMtSlBh0<>
< 昔から取り続けている杵柄 >







時雨「つまりなにか? 戦力的な問題を解消する為に指輪の増産を上申するだけだと? 」

山城「ええ、くだらない話ね」

時雨「それにしても、だよ」

山城「当然、あなたやあきつ丸の飼い主が喜ぶお土産もあるわ」

あきつ丸「……はぁ」

山城「あら、不服? 」

時雨「飼い主が喜ぶからって飼い犬も喜ぶとは限らないよ」

山城「知ったことじゃないわ。
いっときだけでも陶酔できる、指輪を嵌めてもらえる幻想に浸れる、そういう幸福の礎になっておいて」

時雨「……最悪」

あきつ丸「本当に。……こんなにも滑らかに戯言をほざきながらグラスを用意する自分たちに呆れるな」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/22(木) 23:56:17.44 ID:8DMtSlBh0<>
< 自信というもの、陶酔というもの >








山城「自信なんか無くたっていいのよ。
間違ったって許してくれるって思える男に身を預けているだけなんだから」

鈴谷「ヤベー山城が女の子してる」

時雨「天変地異の前触れかな? 」

あきつ丸「最後の審判に震えねばなるまい」

山城「…………」

大井「割と普通でしょうが……どうなってるのよあなたたち」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/22(木) 23:56:49.69 ID:8DMtSlBh0<>
< 仕切り直しました >







山城「例えばこう、手を差し出す向きなんて私知らなかったわ」

時雨「う、うぅん? 」

鈴谷「あれでしょ? オペラグローブとかしてるフォーマルっぽいときに嫋やかー(笑)な感じで手乗っけるやつ」

山城「漣や葛城ならカッコワライを口で言うなって言うところね。……まぁ、たぶんそれよ」

あきつ丸「そんな刹那が一度でも訪れてほしいものでありますね」

山城「そう……鈴谷? 」

鈴谷「んー? 」

山城「そろそろ、受け入れてあげたら? 馬鹿にしたわけでもなくあなたたち、似合うと思うけれど」

鈴谷「え、や、うーん……うん? 」

時雨「こっちに助け求められても困るよ。……山城さ、あれに抱かれて余計な勢いまで身に付けちゃってない? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/04/22(木) 23:59:39.41 ID:8DMtSlBh0<>
< 思考の無い思考 >







愛宕「ふふ……」

高雄「……ん」

愛宕「ありがと。……戸籍を貰って喜ぶなんて、難民みたいじゃない? 」

高雄「まぁ……生と死に惑って難儀しているわけだし難民でも間違いじゃないわ」

愛宕「そうねぇ……」

高雄「…………」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………本気でびっくりしちゃった。俺の苗字に合う好きになれそうな名前でも考えておいて、なんて」

高雄「本当に唐突で…………酷い、男よね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga sage<>2021/04/23(金) 00:00:07.15 ID:xjJZjDa00<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/04/23(金) 00:05:32.52 ID:dRFoPdro0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/05/12(水) 23:48:04.87 ID:O2+OiQTe0<>
< 弥終まで共にあれるのならば >






提督「結婚生活において大切なこと三つ」

高雄「唐突な。……料理、献身、そして……

提督「そして? 」

高雄「いえ……それは全て愛の一言で終わらせてしまえることだと思うから、言えない」

提督「なるほどね」

高雄「あなたにとっては? 」

提督「愛と愛と、それと愛かな。それは全部意味の違う言葉で全く同じ意味の感情だけど」

高雄「言葉遊びも大概にしてほしいものね」

提督「悪い。こういうのが好きでガキなまま大人になったんだ」

高雄「そう……」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………あなたといるから幸せだって覚えていてください。
あなたといれば不幸せでもいいなんて嘘を吐いたら、殺してくださいね」

提督「分かった。……そんなこと高雄に言わせることになったら殺してくれよ? 」

高雄「当然です。…………果てまで、ずっと見つめさせていてくださいね、あなたの横顔を」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/05/12(水) 23:48:37.76 ID:O2+OiQTe0<>
恐らくまたちょっとずつ再開していくかと

またよければよろしくお願い致します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/12(水) 23:59:19.78 ID:cYKlCZWa0<> 乙 復活して良かった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/08(木) 11:02:42.57 ID:oLIXUJ4S0<> 復活待機中 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/17(土) 23:51:27.21 ID:9eSKjny50<>
< ヒトにとってはてぇてぇNTR >







雲龍「嗚呼……これが、寝取られている女側の気持ち……? 」

天城「違うと思いま……そうかもしれませんけれど」





阿賀野「馬鹿みたいに好かれている雌猫の前で猫動画観るってどういう特殊獣姦プレイなの? 」

加賀「…………猫に縋り付かれるってどうやったら成し遂げられるのかしら」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/17(土) 23:52:44.32 ID:9eSKjny50<>
< 去年の三月くらいの話 >








海風「そういえば江風さ」

江風「あン? 」

海風「結構前だけど雲龍さんが責任取ってくれる発言してたじゃん」

江風「あぁ……チートス勝手に食べた冤罪吹っかけられて唐突にディープなのされたとき」

海風「そんなに誰かに相手してほしいならお姉様呼びしてくれば? 」

江風「や、雲龍さンのこと嫌いじゃないけどさすがに姉貴の方がマ……

海風「うん? 」

江風「……姉貴の方がマシって言わせようとしなかったか? なぁ、その顔はなンだ? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/17(土) 23:54:47.08 ID:9eSKjny50<>
< 盲目と笑いますか? >








漣「現実主義なんてロックじゃねーんだよなー。ねぇ? 」

天城「その通りです」

涼風「それでもロックってーか音楽は現実だぜ? 」

天城「何をほざいてるんですか。ロックはロックであって現実なんてくだらないものの介在は許されません」

涼風「そっか。……ボケ? 」

漣「そうであってほしい、とは思うけど」

雲龍「残念ながら……」

葛城「手遅れ、でございまして……」

天城「???? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/17(土) 23:56:03.29 ID:9eSKjny50<>
< 無いモノは壊せない云々 >







葛城「てーかロックって現実があって初めて映えるものじゃないの?
反目して攻撃して貶す存在がいないとロックって成り立たなくない? あれこれ赤ちゃん? 一人で立てるのかな? 」

天城「」

涼風「……なんでそういうこと言っちゃうかな」

雲龍「ね? こういう水差しもしない身の程を理解した話しかしない私の価値が分かるでしょう? 」

漣「そういう程度の話ですかね……」

天城「」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/17(土) 23:57:15.29 ID:9eSKjny50<>
< 唐突ですがおっぱいに平伏さないのは間抜けです >







提督「や、本当意味分からんわ。人間兵器ってんならおっぱい大きくつくる意味はどこにあるんだよ」

愛宕「それ前も聞いたけど」

提督「お前らはいいんだよ。一応なんというか勝手にその形になるわけでな、手ぇ加えておいてデカくする意味」

愛宕「再利用を見越して? 」

提督「なんのだよ……そもそも可愛くつくる意味」

愛宕「広報に使えるでしょう? 」

提督「あぁもうじゃあ人間味を表現する意味」

愛宕「所謂自己修復自己保存の為には自己愛を育めないと? 」

提督「んぎぎぎぎっ……」

愛宕「うん? 」

高雄「はぁ。……あなたが何を求めているのか全く分からないのですけれど」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/17(土) 23:57:53.12 ID:9eSKjny50<>
< “ 悪魔たちの中のユダ ” >







時雨「これ、物凄く好意的かつ中二的に表現したあきつ丸だよ」

あきつ丸「そうか。……春雨殿」

春雨「拒否。……時雨ちゃんはなんで最近物凄く変な酔い方するようになったの? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/17(土) 23:58:50.41 ID:9eSKjny50<>
< 心から欲しいものなんてきっと永遠に手に入らない >







雲龍「私がオバさんになっても ♪ 」

天城「そもそもオバさんになるんですかこの女」

葛城「寧ろなれるんならいいねって感じ」

赤城「この人なら腐りかけの女の方が余程好みでしょうしね」

天城「なるほど」

葛城「永遠にストライクは取れない女なんだ」

赤城「アンパイアどころかルールからして偏屈ですから」

提督「素直とは言わねぇけども……歳取りたいって贅沢過ぎると思うんだよなぁ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/18(日) 00:00:16.52 ID:jElZ5p6h0<>
なんというかメンタル復帰しました
本当に失踪して申し訳ありませんでした



それもこれも泥酔した勢いが良くないのです
こういうのさっきぶん投げました

【艦これ】提督「カップサイズ幾つ? 」蒼龍「I だけど」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1626532734/

よければどうぞ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/18(日) 00:06:30.80 ID:mHfZySRN0<> 乙 復活して良かった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/18(日) 10:17:16.23 ID:OKJB687uo<> おかえりー <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 22:44:54.72 ID:DkM/vZgl0<>
< 絶妙に潰れないくらいに極悪な無造作 >







提督「ッ〜〜〜〜……! 」

雲龍「……うん? 」

提督「タマ……タマ、タマ…………思いっきり膝入ったぞ今」

雲龍「あ、そう……」

提督「な、涙が出ちゃう、男の子だもん」

雲龍「……お詫びに舐めて慰めてあげましょうか? 」

提督「俺は犬猫じゃねぇしこの痛みはそんなんじゃ……うん? 」

雲龍「? 」

提督「未だかつてタマを痛めてからすぐに舐めてもらったやつはいないだろうおそらく。
もしかして治るかもしれなイッ! った……っ……いってぇ」

雲龍「やれと言われたらやるけれど……馬鹿? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 22:46:03.25 ID:DkM/vZgl0<>
< フッツーに吐きそうなくらい痛い >







提督「馬鹿だよ。……クッソいてぇ」

雲龍「シーツが滑ったのだもの」

提督「そもそも寝起きでベッドに潜り込まなくていいから」

雲龍「他にやることが無いの」

提督「黙って寝ときゃいいだろうが」

雲龍「言い直す。他にヤりたいことが無いの」

提督「バック多かった翌日は乗りたいとかそういう? 」

雲龍「そういう。……で、舐めた方がいい? ふやけるまでしゃぶってあげるけれど」

提督「フッツーに仕事だよこの後……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 22:46:58.93 ID:DkM/vZgl0<>
< 結果が変わらないとか言ってはいけない >








江風「デートに一番金使いそうなのって? 加賀さンからは食事抜いて」

海風「んー……Littorioさんじゃない? 」

涼風「それっぽいな。買わせるのも美人の務めとか思ってそうだし」

江風「確かに」

Littorio「失礼な。あの人が勝手に買ってくれるだけですけれど、何か? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 22:47:37.99 ID:DkM/vZgl0<>
< 頑張るの度合いとは >








海風「じゃあ逆は? 」

江風「姉貴、って二、三年前なら言ってたけどうーン? 」

伊14「涼風とか姉貴じゃない? 小食だったり食事にあんまり興味無かったりだし」

涼風「アクセとか服も最低限でいいしな。……でもそう考えると扶桑姉妹は割と使わせてそう」

海風「当然でしょ? 下手したら愛宕さんなんかより余程使わせてると思うよ」

山城「おっさん舌の金髪より舌が現代向きなだけよ」

愛宕「しっつれーな。……ランジェから始まってアウターも頑張って抑えてると思うんだけどなぁ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 22:49:03.41 ID:DkM/vZgl0<>
< ぽーんと札束で殴られても納得できてしまう相手 >







赤城「あれ、てっきり例によってお手付き組の中だけの話かと思ったらここの面子全員みたいなんです」

龍田「え? まぁ……そうみたいですね」

赤城「我ながら食事関係は加賀さん並だと思うんですけど名前が上がらないということは」

龍田「“ 赤城さんが誰かとデートする ”なんて悍しい状況誰も想像し得なかったのじゃないかしら」

赤城「やっぱりそういうことですよねぇ……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 22:50:13.69 ID:DkM/vZgl0<>
< トクベツ >






赤城「これでも“ 誰かと二人きりで特別な話をする ”だとか、
“ 社会的立場のある特別な相手と秘密を共有する ”なんて機会は皆さんより多いんですけど」

龍田「はぁ。……だからじゃないですか嫌ですねぇ〜……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 22:51:43.19 ID:DkM/vZgl0<>
< あくまとのとりひき >







雲龍「高雄って合理的かつある意味奔放で手が付けられないタイプじゃない」

明石「まぁ」

雲龍「だから……もしかしてね? 」

明石「はい? 」

雲龍「あの人が生涯現役であり続けて今のまま猛るようになるクスリつくればね?
あなたの研究も許してくれそうじゃない? 妊娠機能の回復」

明石「いやいやそんなまさか……高雄さんの愛情馬鹿にし過ぎでしょ」





高雄「約五十年間の今と引き換えに……ふむ」

愛宕「あのね……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 22:53:02.50 ID:DkM/vZgl0<>
< 冗談、冗談ですよ? >







高雄「いえ、でも割りかし悪くない取引だと思うわ」

雲龍「ね? 」

愛宕「えー……」

明石「…………つまりあの人が八十過ぎまで生きたとしてその直前に“ 艦娘 ”の寿命を解放して妊娠能力も付与しろと? 」

高雄「大雑把に言えば」

明石「それをできるかは置いといてお子さんはどうするおつもりで? 」

高雄「私が死んでも複製の私か愛宕に任せれば

愛宕「少なくとも私はお断りしておきますねお姉ちゃん」

雲龍「あと五十年も本気で全盛期維持できるならなんとか説得できそうじゃない? 」

提督「ロスタイムがロスタイムに思えねぇんだけど……アディショナルはそのまま使って終わるんじゃねぇかなそれ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 22:56:03.58 ID:DkM/vZgl0<>
< 何の冗談かと思いました >







漣「うーん……やってしまいましたなぁこれは」

叢雲「電気シェーバーなんてあなた何に使うのよ。そんな剛毛だった? 」

漣「しっつれーな。花も恥じらういと美しき柔肌の美少女にボーボー発言とは。
つーか足に産毛以外の毛なんぞ生えとらんわこんちくしょう! 」

叢雲「ネバーロリータ様様ね。……じゃあ何よこれ、通販でしょ? 」

漣「勝手に送られてきたんだよこれ。尼さんから」

叢雲「尼? 」

漣「密林、って言った方がいいかな」

叢雲「ふぅん……」

漣「まぁ、マケプレもふっつーに使ってたし業者もあんま気にしてなかったからなぁ……どうせ海軍の検閲入ってると思って」

叢雲「某国の業者が郵便関係の優遇とか狙ってるって噂のあれってこと? 」

漣「たぶんそーいうこと」

叢雲「ふぅん……つまりこれ海軍の一部にはあなたが剛毛でかつシェーバーでかるーく処理する女って思われるってことよね。
なんならギフトでそんなもの贈られる程周りに気遣われてる」

漣「……………………」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 22:57:41.03 ID:DkM/vZgl0<>
< そんなものに何か意味があって? >






加賀『ほら……おいで…………ね? 安心しても、いいから……あぁ…………んぅ……』






提督「可愛いね。……これ撮ってお前何も言われなかったの? 」

初月「無言で……演習場に……一時間も掛からなかったよ」

提督「あ、そう……」

加賀「恥ずかしいのはまだ無くならないけれど冷静になれば指先を嗅いで、舐めて、ゆっくりと抱き締めさせてくれた数少ない記録よ」

涼月「そうですね。……沈みゆく初月を必死に引き上げた私に何か労いは無いんですか加賀さん」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 22:58:47.97 ID:DkM/vZgl0<>
< このあと滅茶苦茶云々 >







加賀「? あぁ、貴重なカメラを引き揚げてくれてありがとう。万謝に値するわ」

初月「僕はカメラ扱いなのか」

加賀「あなたにそれ以外の価値があって? 」

涼月「たかが猫の動画で……ネットも漁れないんですか? 」

初月「あっ」

加賀「ほう……」

提督「なんで素面なのに数時間以内で連続して失言するんだお前ら。
……加賀もにこやかな顔で拉致していくんじゃない馬鹿」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 23:04:16.75 ID:DkM/vZgl0<>
< ホントどーにかしてこの暑さ >







愛宕「あのね、エロいランジェって確かに女物なのに男寄りの価値観かもしれないし、
単純に喜んでほしいとか興奮してほしいとかは置いておいても」

旗風「は、はぁ」

愛宕「ケダモノっていうのは言う程語感にストレートじゃないのよ?
貪られる代わりにすっごい楽しませてくれるのよ? 」

旗風「ん、んんっ? 」

愛宕「自分が楽しみたいなら楽しませなきゃ。愛には愛で応えてあげたくなるものなのよ」

旗風「否定なんてできませんけれど……愛宕さんが透けるTシャツ着てビールなんていよいよこの世の終わりみたいな暑さですね」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 23:07:22.31 ID:DkM/vZgl0<>
< 嫌なことは1mmもしたくない >







愛宕「というかね、私もサルートとか買ってみたいのよ? 分かる? 」

旗風「ファッションの話として分からなくはありませんけども」

愛宕「マックスでIの75って何よ……そこまで太くない……なのに合わない……やってられないわ」

旗風「えーと……」

雲龍「疲れて酔ってるのよ。分かってあげて」

旗風「分かってますよ。…………ここでこの場面でこのタイミングで一番雲龍さんには言われたくないですけど」

松風「昼過ぎまでクーラー効いた部屋で寝て夕方まで泳いでその後お風呂上がりのショーパンでお酒ねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 23:08:37.37 ID:DkM/vZgl0<>
< それがある種の至上命題な生き方ですので >






江風「でもどうせ垂れない崩れない、って身体なら常にノーブラか紐ビキニで問題無いな! 」

雲龍「……ハンッ」

愛宕「……ハンッ」

海風「馬鹿だね江風は。…………だとしてこんな場面で史上最高にせせら嗤うが似合う顔するのはどうかと思いますけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 23:09:56.72 ID:DkM/vZgl0<>
< でも結局一言で十分だよね >







雲龍「それに常にノーブラでいては私自身もあの人も面白くないでしょう? 」

愛宕「そうねぇ」

江風「は? 」

海風「…………物凄く分かりますけど言葉が少な過ぎでは? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 23:14:05.03 ID:DkM/vZgl0<>
< 酔い深き >







雲龍「ソファに座っている男の膝に座ってイチャついていると」

天城「何です。ここは退きませんよ」

雲龍「それは残念」

提督「また変な酔い方……普段ならこいつがいる前でこんなことしないだろうお前」

天城「いいんです。こういうときじゃないとできませんので。見せびらかしたいの」

提督「あ、そう……」

雲龍「どうせ二人だけならしてるでしょうし大して変わらないでしょう。……そうやっていると」

提督「あん? 」

雲龍「絵面がもろにセクキャバね」

提督「……」

天城「どうします? それっぽいことしますか? 」

提督「や、ややや……それっぽいことってなんだよ……いいよ別にそんなの」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 23:14:57.15 ID:DkM/vZgl0<>
< 鮪って美味しいよね! >







雲龍「あら、私も参考の為に知っておきたいからどうぞ」

提督「何の参考になるっていうんだよ」

天城「退役できたとしてその後__さんに捨てられたらそれで糊口を凌ぐんでしょう? 」

雲龍「そこまで落ちても生きたいと思ってしまったのならたぶんソープとかの方がいいと思うわ」

天城「そもそも姉様なら愛人業の方が向いていそうですものね。接客業なんて無理ですし」

雲龍「それなら無表情マグロの専門店にする」

天城「今ってそんなのまであるんですか? 」

提督「俺に訊くな馬鹿。……こんな話されるくらいならおっぱぶっぽいことされてる方が万倍マシだわ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 23:15:48.46 ID:DkM/vZgl0<>
< 酔い更に深き業は更に更に深き >







天城「えーと……どうするのが礼儀? 」

雲龍「取り敢えず前を開ければいいわ」

天城「なるほど」

提督「本当に開けるんじゃない。や、なんでお前こういうときに限ってボタンのシャツ着てんだよ」

天城「着物では足を開いてあなたに座れないでしょう? 」

提督「そんな無垢な顔をするな」

雲龍「で、こう、揉ませる」

天城「はい。……手を掴んでいては揉めませんよ? 」

提督「だから無垢な……この状況で脱がせたくねぇんだよ……分かれよ馬鹿痴女」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 23:16:57.30 ID:DkM/vZgl0<>
< どこかで見たようないつもの >








雲龍「つまり私が脱げばいいのね? 」

天城「膝の上は譲りませんが」

提督「あぁもうなんなの……君はこれ以上場を掻き回さないでくれるかな」

雲龍「ただ暑いだけ。あなたが勃たさなければいいだけね」

天城「なるほど……__さん、天城も暑いんです」

提督「あ、そう……天城ちゃん」

天城「はい? 」

提督「その馬鹿姉をどうにかしてから春秀でも飲もう?
二人だけなら何でもするから」

天城「姉様、葛城が呼んでますよ。二人きりで大事な話があるんてすって」

雲龍「裏切り者……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 23:18:40.19 ID:DkM/vZgl0<>
< 夜はまだ始まったばかりなのです >







葛城「で、 呼ばれたんだ。……馬鹿なの? 」

提督「あぁ、それ引き取ってくれ」

雲龍「この際葛城でもいいわ。私を慰めてくれる? 」

葛城「よしよしいい子いい子、でいいなら」

提督「いいぞ」

天城「微笑ましい姉妹愛ですね」

葛城「もう面倒臭くなってるでしょ。……天城姉ぇはさ」

天城「? 」

葛城「明日の朝本っっっっ当に後悔すると思うよ。
恥ずかしさって割とダメージ大きいよ? 」

天城「ここまでくるともう何も変わらないと思うの」

雲龍「その通りね。……天城ちゃんがハメ撮り送ってくれるなら葛城ちゃんのよしよしで妥協してあげる」

天城「分かりました。もう少し遊んで飲んでそれからヤりたいので暫くお待ちくださいね」

雲龍「ん」

葛城「あ、それ私にも送ってねー」

提督「いやいやいや……いや、俺の意志は……? つーか天城くん……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 23:24:06.36 ID:DkM/vZgl0<>
< 酔って覚めてまた酔うとちょっとね >







愛宕「しな、って奥が深いわよねぇ……」

高雄「……そうね」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………あ、そういえばタマネギのストックが

高雄「いえいえいえ……あのぅ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 23:24:34.47 ID:DkM/vZgl0<>
< ピロン♪ >







雲龍「うわぁ……」

葛城「雲龍姉ぇがそんな反応するってどんだ……うわぁ……」

雲龍「…………」

葛城「…………」

雲龍「…………明日、天城生きていられるかしら」

葛城「あー……ちょっと怪しいかも……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/19(月) 23:26:43.48 ID:DkM/vZgl0<>
< 寂しいって辛いからね >







葛城「てーかさ、二人とも所謂ところの床惚れってやつなの? 」

雲龍「相性はいいと思うわ。勿論肉体的にも優れたオスと言えるのでしょうし、
それ以前からの想いが前提としてあるけれど」

葛城「ふぅん……」

雲龍「何? 男にも興味湧いてきた? 」

葛城「興味はふっつーにずっとあるよ。股開いても良いと思える男がいないだけで」

雲龍「瑞鶴さんへの裏切り甚だしいわね」

葛城「私って元々そういうやつだし。…………瑞鶴さんも気付いたら咥え込んでる可能性あると思うんだよなぁ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga sage<>2021/07/19(月) 23:27:11.55 ID:DkM/vZgl0<>
ありがとうございました

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/19(月) 23:45:37.89 ID:uWymuQIQ0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/20(火) 00:42:30.61 ID:uzj++IrKo<> 透けたシャツ、ええなぁ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/20(火) 06:02:35.37 ID:VL4M20ZDO<> 何故か、愛宕が夢見りあむみたいな恰好をしているのを想像したわさ <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/20(火) 21:33:37.44 ID:D+REUCxl0<>
< 無加工でノータイム送信していました >






提督「ようおはよう」

雲龍「おはよ」

葛城「はよでーす。……訊かなくても分かるけど天城姉ぇは? 」

提督「引き籠ってまた飲み始めた」

葛城「やっぱり」

雲龍「誰にも転送したりしてないのによく分からないわね。
私たちってそこまで信用無いのかしら」

提督「え、やー……」

葛城「……姉妹相手のアレはある意味他人相手より自沈モノだと思うよ、いや、マジで」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/20(火) 21:37:02.14 ID:D+REUCxl0<>
< 普段の意志は行方不明ですが(昨日) >







愛宕「ねぇ、天城知らない? 」

提督「知ってる」

雲龍「妹ね」

葛城「姉ですね」

愛宕「そうじゃなくて。よくこの暑苦しい朝からくっだらないこと言えるわね」

提督「俺だからな。……知ってる、けども」

葛城「言わないであげて。せめてカードか麻雀の罰ゲームまでは」

雲龍「すぐ聞けそうだものね。愛宕? 朝食当番なら私が代わるわ」

愛宕「あ、それはもう私が用意したんだけどLINEの既読すら付かなくて……何?
男と寝た朝に行方不明ってわけじゃないのね? うん? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/20(火) 21:37:49.92 ID:D+REUCxl0<>
< 秘密、というものの意味について >








提督「別に答えなくてもいいんだけど俺以外の全員が参加してるLINEグループがあるんだろう? 」

叢雲「答えを拒否する理由も無いわ。あるわよ」

提督「そこでさ、こう……うーん……や、なんていうか」

叢雲「冗談は兎も角あんたの陰口になるようなことは無いから安心しなさい。
機密に関することだって見たこと無いわ」

提督「そうか。……いや、でもそうじゃなくてな、逆っていうか……あぁ、自分で言うとクッソキモいんだが」

叢雲「何よ」

提督「はぁ。……………………一種宗教的なさ、馬鹿にしちゃいけないみたいな雰囲気になってねぇか? 俺そんなの嫌なんだけど」

叢雲「なるほど……………………あぁ……」

提督「…………………………………………」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/20(火) 21:40:52.65 ID:D+REUCxl0<>
< 決して嫌な感じではなくて >






叢雲「でもあれよ? 愛宕とか漣とか……話の流れによっては他も普通にネタにしたりしてるし」

提督「うーん」

叢雲「そこまで嫌な雰囲気でもないから安心しなさいな」

提督「まぁ、不信があるわけでもないんだけど」

叢雲「基本はその日の食事とかそういうのだし。……まぁ」

提督「あん? 」

叢雲「ここのLINEだから、とかじゃなくて女の集団にありがちで避け得ない牽制だとかはあるから不信は抱いておいた方がいいわ」

提督「あ、そう……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/20(火) 21:43:57.09 ID:D+REUCxl0<>
< 嫌いだから吸う、なんてことも無いとは思うけれど >







漣「ご主人様に月姫をやらせてみて」

明石「似合わなさそう、と思ったけどあの人自称からして永遠の中二病罹患者だから好きそう」

漣「どのキャラを気に入ると思います? 」

明石「先生と四季と朱鷺恵さん」

漣「ヒロインが一人もいねぇ」

明石「一応先生もヒロイン……ではないか。
たぶんヒロイン限定にしたら真祖の姫君ダントツでしょうね」

漣「カレー先輩も割といいんじゃないです? 広義には化け物だし」

明石「ですねぇ……」






提督「なぁ……俺ってヒトガタの化け物体質ならどんなキャラでも好きになると思われてないか? 」

愛宕「中二的な意味でもあんまり間違いじゃないでしょ?
ハルクとか好きじゃないあなた」

提督「や、まぁそうだけども……別に憐憫とかで女の子好きになるわけじゃ」

愛宕「はいはい。……いいからお風呂行きましょう? 暑いしTシャツ張り付くしやってられないわ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/20(火) 21:47:17.62 ID:D+REUCxl0<>
< 刹那の内に振り返り >







明石「鈴谷さんならカレー一択なんですが」

漣「や、あれで恋したいお年頃なんでさっちんとかいきそうですけど」

明石「さっちんかぁ」

漣「っぽくないです? 」

明石「まぁ……」

漣「ルート無さそうな雰囲気なら龍田さんでもいいですけど」

明石「龍田相手とはいえひっでぇこと言いますね……むっ」

漣「むっ。…………龍田さんが忍者体質じゃなくてよかったですねぇ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/20(火) 21:50:47.18 ID:D+REUCxl0<>
< 有り得ないことと信じてはいるけれど >







龍田「敢えて今の状況を良いものと考えると」

高雄「きっと一般的には良くないものなんでしょうね」

龍田「ふふ……ほら、結婚しているとゆくゆくは慰謝料だとか財産分与が発生するでしょう? 」

高雄「はぁ」

龍田「今のまま行けばどちらが心変わりしてもすっぱり別れられるのは良いことじゃない? 」

高雄「まぁ……」

愛宕「そうねぇ……私や高雄はそれでいいかもしれないけど……ねぇ? 」

提督「俺たぶん死にたくないから別れなんて告げずに消えると思うよ。
結婚してるしてない関係無く」

龍田「なるほどぉ〜……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/20(火) 21:57:15.33 ID:D+REUCxl0<>
< 素敵なステーキ >








瑞穂「ですね? ……フフ……」

提督「躾はちゃんとしとけって言っただろうが」

明石「や、えー……私の所為ですかねこれ」

扶桑「和風の漬けだれなのにガーリックでもしっかり合うのね」

山城「美味しいのは美味しいですけれど昼当番二人の趣味ですよね」

Littorio「何か文句でも? 」

高雄「こういうのをいつかお店で出せれば最高ですね、
と思ったけれど天城さんいないですね」

葛城「諸事情によりまして、ええ」

愛宕「私は好きよ? って言うと応援にならないんだったかしら」

雲龍「おっさん舌、というやつ? 」

漣「ま、ダラダラぼんやりして気付いたら鮪の漬けステーキが出る生活に文句なんて有り得ませんけどねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/20(火) 21:58:27.92 ID:D+REUCxl0<>
< 永遠に終わらない >








叢雲「でもこれ……うぅん……さっくりっていうか、軽過ぎる。薄力粉じゃなくて米粉にしたわね? 」

Littorio「代用ではありませんよ? 好みです」

高雄「その辺はLittorioに任せましたので」

叢雲「別に嫌いじゃないけど……ん……」

提督「本気で代用すんなら天ぷら粉にするだろう。納得いかないなら次は自分でつくれ」

叢雲「だから嫌なわけじゃない。もう少し、本当にあと少しだけとろみが欲しいだけ」

Littorio「では次はいっそ片栗粉でいきましょうか? 」

叢雲「何? 私にドロドロのでんぷん塗れになったマグロを食べろって言うの? 」

高雄「高級な方の……いえ、馬鈴薯ではない方の本物のカタクリを用意しましょうか」

叢雲「それならそれで興味はあるわ」

江風「…………なぁ、このヒトたち何言ってるンだ? 」

涼風「知るか。……でもなんか江風に仲間意識持たれるのもそれはそれで嫌な気がしないでもないな、これ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/20(火) 22:00:30.54 ID:D+REUCxl0<>
< 買えないわけでもないけど居住地によっては面倒といえば面倒 >







提督「いっそもうコーンスターチでどうだ。新しい世界が見えるかもしれない」

叢雲「どうせ美味くもない不味くもない微妙なやつができるだけよ」

Littorio「Littorioは葛粉を使ってみたいのですけれど」

高雄「本葛ですか……お高めですよ? 」

Littorio「それはLittorioたちの生命よりも高いものなの? 」

愛宕「そんなわけ。……でもだからといって人数分の本葛ねぇ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/20(火) 22:05:47.02 ID:D+REUCxl0<>
< いなかった、のでした >






加賀『私、こう見えて絡み酒タイプなのだけれど』

天城『はぁ、とてもそうは見えませんが』

加賀『ここって絡み酒、いないわよね』

天城『江風さんが鬱陶しくなるくらいですね。平和でいいじゃないですか』

加賀『まぁ……そうね』

天城『何か不満でも? 』

加賀『いえ、そういうわけでは』





天城「」

雲龍「…………虚ろな顔で床にへたり込む程? 」

葛城「天城姉ぇは何時間そうやってたのさ。
……雲龍姉ぇも一般常識としてそれくらいのダメージがあるのは分かろうね? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/20(火) 22:08:22.43 ID:D+REUCxl0<>
< 追い討ちをかけているわけでもないが >






天城「」

雲龍「まぁ、一応覚えておくわ。……天城? 」

天城「…………? 」

葛城「いや、こえーよ。今ギギィって首鳴ったかと思ったわ」

雲龍「今度は私とあの人の三人でピースして撮りましょう? 葛城もよければどうぞ」

天城「…………」

葛城「…………」

雲龍「…………? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/20(火) 22:13:18.63 ID:D+REUCxl0<>
< どんなものだったかは、はて >






葛城「あのさ……」

雲龍「別に強要はしないわよ。そもそも海風のこれとかもっとエグいわ」

天城「ウワァ……」

葛城「あぁ、さすがに私には見せてくれないんだ」

雲龍「ハメ撮り交換LINEのメンバーと準構成員になってしまった天城までね」

葛城「や、別に見たくもないけど。ドン引きだよドン引き」

雲龍「で、あなたはここに入る程? 」

天城「いえ。さすがに素面でそんなことをする程女も意志ある生物も止めていませんので」

雲龍「あ、そう……」

葛城「それで復活するんだ。…………海風ちゃんの顔まともに見れる気しないよ明日から」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga sage<>2021/07/20(火) 22:14:05.82 ID:D+REUCxl0<>
酔いで大体なんでも言い訳できますけどね
最近は嫌な暑さも追加できますし

ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/20(火) 22:15:30.89 ID:MePOB7c00<> 乙 北海道の方ですら30℃越えですからね... <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/21(水) 06:53:50.46 ID:L9O33Jb/0<> >虚ろな顔で床にへたり込む
中破グラだコレ

乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/21(水) 23:44:13.24 ID:MrDJvIWE0<>
< 暑いからそういうことしてたんですってば >







提督「おいこら今日の朝食当番はどこのどいつだ言ってみろ」

叢雲「あ? 私だけど」

提督「だと思ったぜ……なぁ」

叢雲「何よ間抜け将校」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………よくやった! 鯛の冷やし茶漬けとはよく分かってるな。クソ暑いこの巫山戯た朝に染みる」

叢雲「はいはいどうも。…………暑さってより夕方から馬鹿みたいに飲んで一晩中盛ってた所為だと思うけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/21(水) 23:44:56.39 ID:MrDJvIWE0<>
< 実際休みの日に早起きしてつくると気分が良い >








愛宕「ん〜〜♪ ほうじ茶っていうのがまたいいわねぇ〜♪ 」

叢雲「手近にあったのがそれってだけよ」

愛宕「またまたぁ。私が疲れてるって見越してでしょう? うん? 」

叢雲「うっざ……大体こいつの方が疲れているように見えるけど? 」

愛宕「ドスドス馬鹿みたいに突かれた方が疲れるに決まっているでしょう? 」

提督「美味いね。あと何も言わねぇぞ俺は」

叢雲「言わなくていいわよ……品の欠片も無い」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/21(水) 23:45:39.03 ID:MrDJvIWE0<>
< 嘘吐き返し >







提督「、とかなんとか言いつつ暑くてやる気出ねぇわ」

高雄「クーラーの風はどこへ消えてるというんです」

提督「部屋が冷えててもなんとなく倦怠感みたいなのあるだろう」

高雄「分からなくはありませんが仕事は仕事ですよ」

提督「まぁね。……ブラの汗ちゃんと取ってる? 拭ってあげようか? 」

高雄「天城さんに良いサラシを勧めていただきまし

提督「何それいいじゃん見せ

高雄「嘘です」

提督「…………」

高雄「あなたも大概食い気味だったでしょうが」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/21(水) 23:47:25.85 ID:MrDJvIWE0<>
< あるのかも知らないけど見たことは無い >







高雄「まぁ、天城さんではありませんが和柄のブラではありますよ」

提督「ダウト。あれ俺の知る限りでは高雄のサイズ無いし」

高雄「…………」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga sage<>2021/07/21(水) 23:47:52.42 ID:MrDJvIWE0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/21(水) 23:56:31.86 ID:9BBvI2lw0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/23(金) 06:45:14.20 ID:6CyOHQkko<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:05:39.42 ID:1YV7cQ+g0<>
< 熱い夜を越えて >







提督「フゥ……………………ふぅ……起こした? 」

高雄「ええ……鼻につく臭いで起こされて酷い気分」

提督「悪いね。気分が良いと吸いたくなる」

高雄「気分の良いあなたを見ているのは好きだけれど……あなたのそれは好きじゃない」

提督「許して? 」

高雄「許さない。私以外のものを見るなんて物だって許せない」

提督「ほら、俺は向日葵だからさ。で、高雄は俺の太陽なんだ」

高雄「脈絡も忘れるなんてその煙は有害にも程がありますね」

提督「だけどこれがあるから俺は俺であれてる」

高雄「そ。……不思議なこともあるものですね。あなたの世界には幾つの太陽があるんです」

提督「いじめんなよ。……フゥ…………今日もあっつくなりそうだなぁ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:06:57.31 ID:1YV7cQ+g0<>
< 見つめ合うにはまだ陽が高過ぎる >







提督「これでも誕生日には吸わないように我慢したんだぜ? 」

高雄「だからっていいことは無いしいつの話です。…………キス、して」

提督「許せないんじゃねぇの」

高雄「だからこそ、です。あなたの一番醜いところも私にくれないと嫌」

提督「もっと醜いところだらけだけどな。…………フゥ……………………目、瞑ってよ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:09:17.27 ID:1YV7cQ+g0<>
< 鬼子母神の類いが如き形相で >







龍田「誰かが言ったわ、生めよ殖やせよ地に満ちよ」

提督「言ってた言ってた」

龍田「所詮生き物の範疇に収まるのならそれが絶対の正義なの」

提督「そうだな」

龍田「……」

提督「……」

龍田「…………」

提督「…………なぁ」

龍田「何言われても半笑いで返すけどそれでもいいなら、どうぞ? 」

提督「…………」






加賀「ちょっと! 何故サンが妊娠してるのよ! おかしいじゃないそんなの! 」

雲龍「その辺の野良に彼氏がいるなんて美人、じゃなくて美猫の特権でいいじゃないですか」

加賀「はぁ? 」

天城「姉様は黙っていてください」

明石「あはは……外出も制限していませんでしたからねぇ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:09:55.86 ID:1YV7cQ+g0<>
< 鬼気(危機)迫る >







加賀「あぁ、あぁ……もう、__! 」

提督「え……俺の出る幕無いじゃん。何? 」

加賀「相手の子を探しましょう! この周辺に野良なんて少ないし家族は共にあるべきよ! 」

提督「ほえ……」

龍田「ほあ……」

雲龍「それなら寧ろサンを離してあげるべきでは? 」

加賀「あぁん? 」

天城「姉様は本当に暫く黙っていていただけますか」

明石「野生に解き放った飼い猫の寿命云々……みたいな目付きでもありませんよねぇ加賀さん」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:12:11.63 ID:1YV7cQ+g0<>
< 以心が故の伝心 >







提督「つっても、なんだ、心当たりはいるのか? 」

加賀「私にはありませんね。だから怒っているんです」

天城「天城も知りませんね」

明石「雲龍さんくらいでしょう知ってるとしたら」

雲龍「ちょっと探してくるわ。時々サンのじゃない毛がサンに絡まっていたから気になってはいたのよ」

加賀「あぁん? 何故、言わないの? 」

雲龍「サンが好きになったのなら私から何か言えることは無いので」

加賀「んぐぐぐぐ……」

明石「自分のこと考えて反論できなくなりましたね」

提督「何か俺責められてない? 」

天城「そうでもないと思いますけど。……家猫の管理として見れば落第に感じますよ、さすがに」

雲龍「ん……気を付ける」

龍田「本っ気で来世は猫になった方が万物の幸せよねぇ〜……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:15:14.26 ID:1YV7cQ+g0<>
< 恋は盲目(違和) >






鈴谷「そーいやあきつちゃんってさ」

あきつ丸「ん? 」

鈴谷「よくカレー食べてるよね。好きなん? 」

あきつ丸「…………は? 」

春雨「はは……」

浜風「カレー狂の鈴谷さんがいるからでは? 」

鈴谷「や、結構別々に食べてるでしょ食事くらい」

あきつ丸「…………まぁ、うん? うん? 」

時雨「そんな足下が崩れ去ったような顔されても……その理論なら僕もカレーは増えてるだろうしなぁ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:16:49.86 ID:1YV7cQ+g0<>
< 90%なんて信じるものじゃない >







漣「むーちゃんって」

提督「あん? 」

漣「ゲームだと物すっごい堅実なタイプのキャラですよね。
固定ダメージ技持ってたり基本的に諸々の耐性高かったり」

提督「そのくせ持久タイプでもなく攻撃力もそれなりにあるけどな」

漣「そりゃそうでしょむーちゃんなんだし」

提督「あぁ」

叢雲「……成功率九割に負けた私に対する嫌がらせなの? それは」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:19:04.45 ID:1YV7cQ+g0<>
< 10→ 49 >







提督「そんなまさか。むーちゃんにぶつけるイヤミなんてありませんとも」

漣「いぇすいぇす。もっかいコンティニュー、どうぞ」

叢雲「むーちゃん言うな馬鹿ども。……ったく理不尽なのよこの判定。何が確率よ」

提督「ゲームの確率に文句言うむーちゃんかーわいー」

漣「かーわいー」

叢雲「うっさい。……そういえば雲龍って運のステータスだけは低そうよね」

提督「でももっと低そうなやつがいるからなぁ」

漣「しかも複数」

叢雲「まぁね。……どうもよく分からない感覚なんだけど完璧に同じ気がするのよね、雲龍と私の運って」

漣「よく分かりませんなぁ……と言いつつ漣も全く同じ気はするけど」

提督「ふぅん……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:21:56.42 ID:1YV7cQ+g0<>
< Max値とかなんかそんな感じの大体そういうあれ >






叢雲「で、もっと言うとそれはあくまでポテンシャルというか初期値みたいな感覚なのよ」

提督「はぁ? 遂にお前もオカルト教に入信か? 」

叢雲「そうじゃないけど……なんだか私だけ雲龍や漣より低い気がするのよ。具体的には2くらい」

提督「ちょっと、えっと、……うん? 」

漣「” 艦娘 ”なら皆なんとなく分かってくれるんですけどねぇ……明石さんに数値化してもらうべきかな? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:23:00.79 ID:1YV7cQ+g0<>
< 当然極上の評価ですよ? >







漣「で、まぁその辺もう少しやってみると」

提督「あん? 」

漣「夕立さんは仲間が死んでも敵が死んでもターンが進んでも早い段階のターンでもオートバフがかかるキャラ。
ついでに相手が確率技とか必殺技を成功させた瞬間馬鹿みたいなバフがかかる中二仕様」

提督「言いたいことは分からないでもないけど何が楽しいんだそのゲーム」

漣「そんなバフ程度じゃ勝ち切れない敵しか出ないんすよそのゲーム」

提督「夕立専用ゲームじゃねぇかそれ」

漣「条件付き超強力バフサポートなご主人様に言われてもなー」

提督「俺はメインキャラじゃないのかよ。
……それで勝ち切れなくてもなお勝ってくれるのが昨今のヒロインじゃない? 」

叢雲「あんたのバフで勝ち切れないんならもう全部終わりよ。諦めなさいな」

漣「絶望抱いて沈むのもまぁやり切った後だししゃーないですねー」

提督「評価されてんだかされてないんだか……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:23:29.92 ID:1YV7cQ+g0<>
< そこだけは譲らない >








提督「つーか俺のむーちゃんがサラッとバフとかいう言葉使いこなしてる理由」

漣「や、ほら、なんか漣の趣味に引き込んでしまいましてなぁ。今や漣のむーちゃんですからして」

叢雲「あんたたちのどっちのものでもない。……あとむーちゃん言うな馬鹿」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:25:03.56 ID:1YV7cQ+g0<>
< 不要かとは思いますが更に掘り下げて >







漣「攻撃系スキルばっかの愛宕さんと防御系スキルとバフ系スキル盛り盛りの高雄さんがいて」

叢雲「特定条件下において二人同時に使うと逆転するのね、関係が」

漣「よく分かってますなー。……条件はトリッキーなもののスイッチ入ると場を支配する雲龍さんがいたりして」

叢雲「オールラウンダーのくせにデバフに弱い加賀とか、
バフ効果半減の代償としてデバフ完全無効の赤城がいるわけね」

漣「扶桑姉妹はHP低下でかかるバフスキル持ちでLittorioさんは鈍重パワータイプ? 」

叢雲「何も流れ無しで言ったら傷付くわよそれ。……龍田は……」

漣「龍田さんは……うーん……」

叢雲「…………」

漣「…………」

提督「…………いや、なんかそれっぽいの言ってやれよ。
さすがにあいつでもヴィランっぽくないスキル付けてやれるだろうが」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:29:02.66 ID:1YV7cQ+g0<>
< 唐突に見ると、とても >






時雨「え……」

あきつ丸「……ほう」

春雨「うわ……」

鹿島「ふぅ……春雨ちゃんはさすがに失礼じゃありません? その反応」

春雨「すみません。……でも」

あきつ丸「……浴衣など着て煙管等無駄に似合うな」

時雨「そうだね。……相も変わらずどうしてそんなことしてるのかは知りたくも無いけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:33:13.86 ID:1YV7cQ+g0<>
< 煙管片手に半眼で >







鹿島「いえね、別に大した意味は無いんです、本当ですよ? 」

時雨「それを信じさせてくれる材料がどうも身の回りに無くてね」

鹿島「こういうのが趣味の高級将校に囲われる覚悟を決めただとか? 」

春雨「ぁ、それっぽいですね。しっくりきます」

鹿島「だから春雨ちゃんはなんでそんなに酷いこと言うんです」

春雨「鹿島さんだから……? 」

鹿島「はぁ」

あきつ丸「そういうことだな。……いや、だが本当にどうした鹿島。
それでこの暑い中着物等着ていたら本気でそう思っていたところであります」

鹿島「あきつ丸さんも相変わらずですねぇ…………フゥ……」

浜風「遅れまして申しわ…………一体どんな悪巧みの話を聞かされるので? 」

鹿島「あのですねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:37:51.89 ID:1YV7cQ+g0<>
< 反動の発生というか今が反動というか >






鹿島「単に香取姉ぇだとか大井さんと浴衣を着ようっ話になっただけですよ」

時雨「煙管は? 」

鹿島「面白がった北上さんにいただいたんです。貰い物らしいんですけど一口でうんざりしたそうで」

春雨「なるほど」

浜風「嘘には、見えません」

鹿島「あのですね」

時雨「でも、ってことは北上さんと間接的に

大井「なんですって? 」

鹿島「北上さんも私もちゃんと綺麗にしてから使ってますよ」

大井「よろしい」

あきつ丸「どこから湧いた。……ここまで予定調和染みているとそのうち有り得ないことばかり起きそうでありますなぁ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:38:41.74 ID:1YV7cQ+g0<>
< 野生に、吹く >







雲龍「はい、連れてきましたよ。サンの隣の部屋、準備できました? 」

明石「えぇ……」

天城「……姉様に言われていたくらいはできましたよ、それなりに」

雲龍「……そう」

加賀「…………殆ど押し付けておいてなんだけれど、
どうやって一度も見たことの無い野良を抱き抱えてこられるわけ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:40:23.69 ID:1YV7cQ+g0<>
< 警戒する動物の前で大声は…… >







雲龍「こう、気配が分かれば、なんとなく」

天城「意味がちょっと」

明石「ちょっとどころじゃないでしょ。その子あからさまに私たち敵視してますし」

加賀「サンもやたら鳴いているわね。……名前は? 」

雲龍「? あなた、名前は? …………? 」

天城「話になりませんね」

雲龍「当然でしょう? この子、猫よ? 」

天城「……姉様の行動が、お話にならないという意味です」

明石「……落ち着いたら付けてあげましょうか」

加賀「そう、ね。…………あぁ、でも懐かしいわ、ここまでの敵意をぶつけられるなんて最近のサンでは無かったから」

瑞穂「無くていいと思いますけれど……あぁ、雲龍さんからサン、
サンから加賀さんに被虐が移っていったのだとすれ

加賀「違う、そうじゃない! 、……わ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/29(木) 22:40:51.15 ID:1YV7cQ+g0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/29(木) 22:59:44.77 ID:lCO9EvSX0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/30(金) 02:07:24.73 ID:JfDYFkhro<> お疲れ様です <> 以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします<>sage<>2021/07/30(金) 03:23:02.69 ID:l4RwdsbT0<> VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/30(金) 23:16:29.59 ID:Afm7wHui0<>
< 暑い台所だとしてもただ静謐に >







加賀「…………」

旗風「…………」

加賀「…………」

旗風「…………」

加賀「…………」

旗風「…………」

加賀「…………」

旗風「…………」

加賀「…………そのお鍋」

旗風「火、止めますね。……………………気詰まりを起こすでもなく、寧ろ横顔と手際に憧れすら抱くなんて」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/30(金) 23:17:09.12 ID:Afm7wHui0<>
< 穏やかに不機嫌に物思いに或いは時折鼻歌さえ >








加賀「ん……和え物は? 」

旗風「指示通りに。……加賀さんって」

加賀「? 」

旗風「黙っている、っていうバリエーション多いですよね」

加賀「うん? 」

旗風「貶しているわけでもなくて寧ろ褒めているんですけど……うぅん……」

加賀「……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/30(金) 23:18:01.08 ID:Afm7wHui0<>
< 終着地点 >







Aquila「例えばね? トマトスープで仕立てた海鮮のお鍋をつくるの」

あきつ丸「ふむ」

Aquila「その後はいいところでチーズなんかを入れても面白いし、
最後は卵で包んであげればオムライス風にもなります。
ケチャップではなくて出汁の効いたスープのトマト味というのも悪くないものですよ」

あきつ丸「なるほどな」

Aquila「ふふ……大人数でお酒を飲んで囲みながら幾つも味を変えるなんてお鍋は贅沢でいいですねぇ〜」

あきつ丸「そうだな、礼を言う。そのときにはお前も呼ぼう。鍋文化に抵抗が無ければ、だが」

Aquila「あら嬉しい。いつでもお待ちしておりますぅ〜」

鈴谷「それさ、まんまカレー鍋でもできるよね? ね? 寧ろその方が美味しいと思わない? 」

あきつ丸「…………」

Aquila「……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/30(金) 23:18:58.27 ID:Afm7wHui0<>
< 今日日アプリでも纏められるしね >







明石「ふふ……」

能代「? 」

明石「あぁ、ちょっと今野暮用で外の方に行ってきましてね」

能代「はぁ」

明石「一応お目付役というか便宜上のパートナーとして阿賀野さんをお借りしたんです」

能代「寧ろ乗せていただいてありがとうございます。
阿賀野姉ぇも外で買い物できて喜んでましたよ」

明石「ええ、そうですね。……それで過去に江風さんと何日か遊ばされたことを思い出したんです」

能代「遊ば、された? 」

明石「別に江風さんと二人なのが嫌だったわけじゃなくて軍の派閥争い云々で工廠を空けさせられまして」

能代「あぁ、そういう……」

明石「江風さんってどこで何を買ってもレシートはその場で捨てるヒトなんですけど……」

能代「ええ」

明石「その話をしたときの愕然とした顔の高雄さんときたら……いやいや」

能代「うぅん……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/30(金) 23:20:29.16 ID:Afm7wHui0<>
< 真夏の太陽のように翳りの無い笑顔で >






龍田「あはっ……そうしていただけると嬉しいなぁ」






山城「一応は” 艦娘 ”の通信や交友って雁字搦めに縛られているじゃないですか。
ここのボスだとか特務関係の穴はあるとしても横須賀や呉なら持たせてくれる可能性はゼロ近似です」

扶桑「え、ええ」

山城「それで、龍田が明らかにここの面子でもあきつ丸でも無いスマホ越しの相手にあの笑顔って」

扶桑「ん」

山城「その相手はどれだけ惨たらしい最期を迎える予定なんでしょうね」

扶桑「え、えーと……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/30(金) 23:23:36.29 ID:Afm7wHui0<>
< 自分自信しか信じられなくなるなんて、なんて、不幸な >







赤城「あの人が何も言わないからといって堂々とするのはさすがにどうなのです」

龍田「人いきれ、というか雑踏の雰囲気? 効果音だとかでは表せない音を使いたかったんです」

赤城「分からなくはありませんけれど」

龍田「バックミュージックって大切ですよねぇ〜」

赤城「まぁ……」






扶桑「横須賀であれば“ 誰に聞かせているのか ”というところだけれど……うぅん」

山城「……明石の意志と防諜能力まで疑い始めるともう何も信じられなくなりますからね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/30(金) 23:24:36.84 ID:Afm7wHui0<>
< 冬は暖房の中でヌクヌクと素麺でも >








加賀「ふぅ……今晩の当番は誰? 」

旗風「愛宕さんだったかと」

愛宕「私ですよー。何か希望とかあります? 」

加賀「いえ、あなたに任せるわ。味に疑いは無いから」

愛宕「あらぁ〜……今日はお鍋にしようかと」

旗風「はぁ……この、連日馬鹿みたいに暑いのに? 」

愛宕「? 外が暑い中背筋凍るくらい冷房入れてのお鍋とビールなんて最高じゃない? 」

加賀「そうね」

旗風「えぇ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/30(金) 23:25:26.79 ID:Afm7wHui0<>
< あねいもうと >








漣「ところで漣って戸籍上は二十三歳なんですよ。
クッソ微妙な名前ですし有って無いような戸籍ですけど」

龍田「私も二十三歳ねぇ〜」

山城「……私は二十五歳」

漣「漣が老け過ぎってのもあるけどそれは

扶桑「酷い話よね。私は二十四歳なのに」

山城「…………」

龍田「ふふ……」

漣「はぁ……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/30(金) 23:26:10.87 ID:Afm7wHui0<>
< 勿論冗談ですよ? >









龍田「つまりどこをどう間違えて紆余曲折あったのかは分からないけれどね?
戸籍上は扶桑が妹でしかも一歳歳下になってるらしいのよ」

扶桑「はい、免許証」

山城「失礼な話ですよね。同い年でもちょっと有り得ないのに」

扶桑「ん、んんっ……? 山城…………? 」

<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/30(金) 23:26:53.41 ID:Afm7wHui0<>
< 名前は本当最近偶然知りました >








時雨「アメリカンクラッカーって知ってるかい」

あきつ丸「いや、分からんな。言葉だけ聞くとやたらと五月蝿い危険物のように思うが」

春雨「それかエグい依存性のあるドラッグとか」

時雨「分からなくもないけど……ほら、これだよ。見たことはあるかい? 」

あきつ丸「……? 」

春雨「……? 」

時雨「ほらね? 僕だって偶々知ってただけなんだお婆ちゃん」

金剛「むぅぅ……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/30(金) 23:28:18.97 ID:Afm7wHui0<>
< 寧ろ小金持ちの方が鼻に付くみたいな >








海風「私が言うと僻みとか妬みに聞こえるかもしれませんけどね」

赤城「はい? 」

海風「男性、或いはレズへのアピールや誘惑の材料以外に胸が大きい利点ってありますか? 」

雲龍「無いわね」

加賀「無いわ」

天城「無いでしょうね」

龍田「無いと思うわぁ」

山城「せめて他に一つくらいあればよかったのに」

扶桑「ええ」

海風「ですよね? 」

江風「まぁ、雲龍さンたちがそう思うンならそうなンだろうな。
……姉貴のサイズでも十分嫌味に聞こえるけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/30(金) 23:29:26.51 ID:Afm7wHui0<>
< 肉体的にはナルシーって割と大事な材料だと思うの >








龍田「でもほら、自分のなりたい身体っていうものはあるじゃない。
あの人とか関係無くお腹が出てきたらきっと嫌だしすね毛なんて伸びてたら泣きたくなると思うの」

江風「まぁ、確かに」

龍田「男も胸筋とか腹筋でそう思うみたいだし。
女の思うスタイルの良い女っていうのも決して胸が全く無いものではないと思うのよねぇ〜」

瑞穂「まったくです」

旗風「同意しておきましょうか。……瑞穂さんの場合はあの人相手と同じ意味になると思いますが」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/30(金) 23:30:37.05 ID:Afm7wHui0<>
< 寧ろ幸せそうな顔で >







愛宕「私はあの人がいないとこんなに楽しく生きられはしなかったでしょうけど」

高雄「? ええ」

愛宕「あの人は仮に私がいなくても普通に生活して普通に好きな子くらいいて。
まぁまぁの確率で幸せに結婚したりしていたわけよね」

高雄「まぁ、そうね。軍人である必要なんて無いわけだし」

愛宕「うん」

高雄「……」

愛宕「……」

高雄「…………愛宕? 」

愛宕「んーん、なんでもない。…………ふふ、不公平な話よねぇ〜、って」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/30(金) 23:31:06.73 ID:Afm7wHui0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/30(金) 23:41:26.81 ID:+MwU6Zu+0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/31(土) 02:10:30.72 ID:UJ2A9MOvo<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/31(土) 23:39:03.13 ID:TLsU7Wj2O<>
< お互いに本音を語らないという真心 >







雲龍「あふっ……えっぐいくらい、怨みでもあるのかってくらい奥ばっかり叩いて、
ちょっと痛いくらい抱き締めてきたけど、何? 」

提督「なんでもない。なんとなく、そんな気分だっただけ」

雲龍「ふぅん……」

提督「…………何? 」

雲龍「凄く、良かったわ。もう一度、愛してくれても? 」

提督「あっそ。本心から、俺のことなんて何も考えずに感じたいなら考えるけど…………シャワー、浴びてきたら? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/31(土) 23:39:36.52 ID:TLsU7Wj2O<>
< 小洒落た器に盛られたりしていて >








提督『美味しい七草粥ってなんか違うと思うんだよな……いや、別に悪くは無い。美味しいよ、ありがとう』








愛宕「あれ、どういうことだったのかしら。未だによく分からなくて五年くらい考えてる」

高雄「さ、さぁ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/31(土) 23:40:44.21 ID:TLsU7Wj2O<>
< 相手くらい見てほしいものですが >







赤城「いえ、これでもですね、私は割と普通の感性しかありませんよ」

江風「えー……? 」

赤城「失礼な。……例えば、確かに私は陰惨な場面において戦う皆さんよりも更に慣れてはいるでしょう、慣れては」

江風「うン」

赤城「しかしですね、別に撒き散らされた内臓を見てモツ鍋を想像したり食欲が湧いてきたりは……あ、ちょっと、江風さーん? 」

扶桑「はぁ。……やめてあげましょうよ。
赤城さんが割りかし笑えない冗談言うって慣れてないんですから」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/31(土) 23:45:18.80 ID:TLsU7Wj2O<>
< 感情を分け合った相手というもの >






雲龍「竹鶴の……うん? 」

提督「十七年。そこまで高くはねぇよ。飲み切るつもりも無ぇし」

雲龍「だとして諭吉さん五人くらいは放流でしょうよ。……本当に、何かあったの? 」

提督「言いたくない」

雲龍「そ。…………あれからもう一度、抱いてくれたのに追加してくれても? 」

提督「抱かせてくれた礼だろうよ。……………………死んだんだ」

雲龍「……ん」

提督「同期の嫁さん。その人には何回かしか会ったことないけど、同期の電話が辛かったんだ」

雲龍「それだけ? 」

提督「うん、それだけ。…………お前にはその程度かもしれないけど、さ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/31(土) 23:47:34.59 ID:TLsU7Wj2O<>
< 分かり合ったつもりに溺れて、昨日も明日も投げ捨てて >






雲龍「いえ、でも分からないとは絶対に言えないわ。死と隣り合わせの日々だから」

提督「うん…………うん」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………ン」

雲龍「…………注いであげるから、抱いて? 」

提督「自分の安売りはやめとけって言いたいけど……お前だけで、満たしてくれる? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/07/31(土) 23:48:01.10 ID:TLsU7Wj2O<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/31(土) 23:49:31.94 ID:aF5GWlaO0<> 乙  <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/01(日) 00:04:42.20 ID:S0qNxDLDO<> リアルな話かな?

もしそうなら、故人のご冥福をお祈りします <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/01(日) 00:30:35.79 ID:ns8QIrfto<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/02(月) 22:50:20.88 ID:vAGLx2TK0<>
< 自由人にもルールというものがあるものですが >







海風「ねぇ……馬鹿みたいに眠たい……これから陽が昇って暑くなる時間に寝たくないんだけど」

涼風「あ? その文句はいきなり深夜に叩き起こして普段は自分からやらない麻雀始めた江風に言いな」

海風「うん……いや、本当そうだよね、勝手に始めて勝手に一人負けして勝手に泥酔した挙句変な声出して気絶したように眠ってるけど」

江風「……………………Zzz」

涼風「我が姉妹ながら本気で馬鹿だよなぁ……信頼はしてたとしてよく女の園でこれができるな」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/02(月) 22:54:59.79 ID:vAGLx2TK0<>
< 時々旧作を観たくなる周期ってあるよね >







叢雲「本当それよね。あなたたちは姉妹だからまだいいとして私なんて全然違うところから引っ張ってこられたわ」

海風「あんな時間に一人で飲みながら映画観てるのが悪いよ」

涼風「なんだっけ、えーと」

叢雲「『あんなに愛しあったのに』。まぁまぁ面白いわ」

海風「そんなことをここの誰も言わないでいられるといいね」

叢雲「そういう意味では言わないでしょ。あいつが死んだら虚しさで言うかもしれないけど」

涼風「是非ともそうあっていただきたいね。…………いっそクーラーガンガン入れてそれ観直す? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/02(月) 22:56:37.86 ID:vAGLx2TK0<>
< 隠し切れない妖気 >







時雨「…………BismarckとRichelieuとAquila三人のセッションって何の冗談なんだい? 」

あきつ丸「自分に振るな。気色の悪い集まりで困る」

鈴谷「奏者の見た目も音も楽器も全部最高級なんだけどねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/02(月) 23:01:43.92 ID:vAGLx2TK0<>
< なんかこう『バルトの楽園』的なあれでどうにか >







GZ「まぁ、そう言ってやるな。あれで中々に面倒見と世話焼き好きの良い女なんだ」

時雨「そりゃああんなものの発端なんてBismarckしかいないだろうけど」

春雨「ふぅん? 」

あきつ丸「あれには絶対になりたくないと言いながら評価は高いのでありますね」

GZ「“ 私はヴァイオリンをやるけど、あなたたちは? ”
突然のこの一言だけで仕方無い付き合ってやろう、と思わせる女には憧れもしようよ」

鈴谷「人徳というかなんというか……交流スペースで始めたからさ、
将校やら政治家やらまで来たけど変な問題に発展したりしない? 逃げなくても大丈夫なのこれ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/02(月) 23:05:16.57 ID:vAGLx2TK0<>
< ギャップ萌えの限度というもの >







時雨「というか僕はさ、今もの凄く驚いてるよ。
Bismarckがやる気やら本気やらを出したら凄いのは知ってるけど」

鈴谷「あのAquilaって本物? 」

あきつ丸「ピアノなど弾けたのでありますね」

春雨「あぁ……」

浜風「……確かに」

GZ「あの能力を少しずつでも他に回せないものだろうか」

Maestrale「納得の評価だけど……祖国の誇りに真っ向から……うぅん……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/02(月) 23:06:05.51 ID:vAGLx2TK0<>
< 万感の思いを込めて >








龍田「んー? 『お伽草子』。今は『カチカチ山』のところ」

扶桑「『カチカチ山』……? 変なもの読んでるのね」

龍田「この人の蔵書がまともな筈無いでしょう? 」

扶桑「あぁ……」

提督「あぁ、じゃねぇんだけど……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/02(月) 23:07:20.28 ID:vAGLx2TK0<>
< 予想を常に斜めに飛ばす >







扶桑「半分くらいは冗談です」

提督「左様で」

扶桑「あとは自分の言動を顧みてくださいね。
……『カチカチ山』って教訓や寓意は何なんでしょうか」

明石「勝てば官軍とか」

山城「殺すなら後腐れ無く根絶やしに。
つまり任務完遂の重要性と“ 勝って兜の緒を締めよ ”」

龍田「化生に半分足踏み入れた程度の畜生如きが人間様に楯突くことの愚かさ。
翻って神の似姿たる人間様の絶対的正義」

雲龍「“ 死ぬなら潔く死ね ”。下手に悪足掻きをするから火傷も唐辛子も味わって最期には沈まされたでしょう? 」

扶桑「……」

提督「……なんだお前ら」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/02(月) 23:08:25.00 ID:vAGLx2TK0<>
< 答えはウェブで(あるとは限りません悪しからず) >







龍田「ま、それこそ半分くらいは冗談よ? 」

山城「ええ、そうね」

提督「はいはい、半分くらい半分くらい」

扶桑「はぁ。……それ、太宰治なのね。もういつか読む気が失せてきたわ」

龍田「元のお噺よりこっちの方が大分心情として理解できると思うけど」

山城「あなたもこれの狸みたいにならないよう気を付けておくことね」

提督「うぃーっす。……さっすがに二回りは歳下の子を好きになるなんて有り得……君はどこから湧いてきたの? 」

海風「さぁ? ……で? 二回りは歳下の子を好きになるなんて、なんですか? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/02(月) 23:10:28.18 ID:vAGLx2TK0<>
< 穿って見ないとただの拷問噺な気がしないでもない >







龍田「あ、そうそう。太宰治の方でも元のお噺の方でも『カチカチ山』でいえば」

雲龍「うん? 」

龍田「本当に人間様に楯突く愚かさってものは描写されていると思うわ。
どんな苦境でと人間には都合の良い存在がいて、
悪徳は愚鈍で卑怯な醜いものとしてしか見られない、って」

山城「そういえばいたわね。人間様、それも愛する相手にクスリを盛った化け物が」

高雄「ええ、いましたね」

雲龍「……」

明石「あはは……」

龍田「あ、誰かの気を引く為に他を攻撃するのも駄目よ? 」

高雄「…………」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/02(月) 23:11:02.59 ID:vAGLx2TK0<>
最近の出来事という程でもありませんので……

ありがとうございました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/02(月) 23:12:15.91 ID:0BSfvCHu0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/12(木) 23:27:31.70 ID:TAH68eI70<>
< 第108部、序! >






『うふ……あぁ…………指を』

提督『ん、んんんッ……ッ』

『はふ……嗚呼……悪い、指』

差し出された左手の五指のうち、彼女は迷い無く薬指を選んだ
選んだ薬指を舌と唇がスウィープし、結局は先端から真っ直ぐに飲み込んだ
そして、噛み付く。はっきりと、その意志を伝えるように
飲み込んでただしゃぶるだけではなく、男性としても大きい部類に入る手の平の長い指の根本を
鋭く尖った犬歯が肌に食い込み、穴を開け、裂き、
噛み付いた位置よりも奥の骨さえ前歯と唇で圧迫する
小さな穴から溢れ出た血液で歯を濡らし舌の上で味わい、身を震わせる
まるで天界の甘露を啜り込み身体中へと循環させるように
それが、滴る毒液への依存だと心底から理解していながら、なお






雲龍「どうせあれが“ 艦娘 ”の身体を手に入れてもこういう未来しか残されてないわ」

叢雲「あのねぇ……」

山城「…………背中から刺されそうだから嫌なんだけど、それ相手は誰を想定しているわけ? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/12(木) 23:28:39.94 ID:TAH68eI70<>
< 妙に機嫌が悪い日って、あるよね! >







雲龍「さぁ? 吸血鬼が異名の艦とか無いの? 」

叢雲「大英帝国にはそのものずばり“ ヴァンパイア ” っていう駆逐艦があるわね」

赤城「太平洋戦争中に旧軍が勝利したマレー沖海戦においてPrince of WalesとRepulseとともに航行していた船ですね」

加賀「しかもその後“ 赤城 ”を筆頭とする南雲機動部隊に沈められたわ」

雲龍「へぇ、雲龍ちゃんは勝ったことどころか戦ったことも無いので知りませんでした」

叢雲「」

赤城「」

加賀「」

扶桑「…………不幸だわ。今来たから意味も流れも分からないけれど……取り敢えず不幸だわ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/12(木) 23:32:38.43 ID:TAH68eI70<>
< 潰せないという絶望的不利 >






加賀「ま、まぁ、なんならばそのとき“ 加賀ちゃん ”はパラオで座礁した所為でインド作戦不参加だけれど」

赤城「“ 赤城ちゃん ”も旗艦とはいえその後はセイロン島からの奇襲で至近弾を与えられたりしてますし」

叢雲「“ 叢雲ちゃん ”はまぁ……えーと……あー……」

扶桑「そこそこ順調だった筈ね。“ 扶桑ちゃん ”は交戦する機会すら無く後詰めに甘んじた挙句に練習艦へ落とされたけれど」

雲龍「そうですか。……同胞を殺す準備に追われた挙句にそれすら果たせない、
そんな無能で不能で役立たずで真の意味での屑鉄な雲龍と比べると随分幸せですね」

龍田「うふ、今が随分マシでよかったわねぇ〜」

雲龍「人間に憧れる化け物なんだから、そうね。憧れられる分幾らか良いわ。化け物は化け物だけど」

龍田「う、うぅん……」






天城「姉様って機嫌悪いとき何故かあまり飲まないのよね」

葛城「酔い潰れるより誰かに話聞いてもらって吐き出したいんじゃない? 」

天城「実に女らしいですね。……面倒なことこの上無いけれど」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/12(木) 23:34:27.85 ID:TAH68eI70<>
< 雰囲気酔いというデタラメ >






加賀「え、えーと……」

龍田「うぅん……」

雲龍「ま、私も所詮は怨念の類

提督「仕事終わりじゃ、酌をせえ」

雲龍「っ、! …………ぁ、は……………………ビールで、いいの? 」

提督「珍しくそういう気分。持ってきてもらってもいい? 悪いけどケースで」

雲龍「勿論。貸し百ね」

提督「はいはい。……あ、……おう、ついでに菊理姫持ってきて、うん、見りゃ分かるわ、ああ」

龍田「私も飲んでいいのよねぇ? ……………………んふ、メシアって凄いわぁ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/12(木) 23:36:17.57 ID:TAH68eI70<>
< お開きからの真・一次会 >







加賀「助かります。あの子の何に障ったのか機嫌なのか別のものなのかは分かりませんが」

提督「ばーか。前世で徳を積んで今はクズ野郎やってる腐れ外道の戯れ事だよ」

扶桑「だとして、彼女の事情も私たちの私情の乗った事情も無視して放言できる勇

赤城「この腐れ外道! 」

加賀「確かに」

天城「確かに」

叢雲「確かに。…………さすがに謝んなさいよあなたたち。悪いわね。
あと龍田は隙あらば飲めるだけ飲もうとするな馬鹿」

龍田「えー? 」

提督「はいはい。……何回穿って捻って超克したのを超克したんだお前ら」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/12(木) 23:37:28.29 ID:TAH68eI70<>
< 姉妹愛溢れる会話 >







Roma「あのクソ馬鹿ゴミ屑アホ外道の凄いところは」

Littorio「はぁ」

Roma「観光名目の視察、という名の監視役付き恫喝示威行動で博物館を選んだ間抜けな馬鹿を好んだことね」

Littorio「あなたのこと? 」

Roma「Bismarckよ姉さん。私はあの男と同じお客さん側だった」

Littorio「ふぅん? 」

Roma「ピンポイントにあの男が好むものを紹介するあの女もあの女だし、
何故か解説に註釈まで付け始めるあの男もあの男だし」

Littorio「それはそれは。あちらなら博物館島にでも行ったのかしらね」

Roma「あれだけで意気投合するというのも……いえ、籠絡するのが仕事だった筈とはいえどこで切り替わったのか……うぅん」

Littorio「変な酔い方。…………その時代にLittorioがいたとして成り代われるようなものでは、ないようね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/12(木) 23:39:16.68 ID:TAH68eI70<>
< 何の順番かは不明ですが >







加賀「赤城さん……」

扶桑「赤城さん……言い過ぎですよ」

赤城「や、あれ割と私ファインプレ

叢雲「ステイ。この腐れ外道」

山城「腐れ外道。……まぁ、姉さまも割と危ないことは口走りそうでしたけれどね」

赤城「おおもう……御慈悲を」

龍田「コントか。…………実はあの馬鹿>むーちゃん>コント>>>>皆さん、の図式が成り立つのでは? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/12(木) 23:40:08.67 ID:TAH68eI70<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/12(木) 23:45:36.89 ID:FF+OHJS70<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/13(金) 01:31:56.16 ID:plWBVraxo<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/17(火) 23:45:51.56 ID:7JeJC3Ij0<>
< 思ったこととはただ思ったことなだけであって >







提督「なんかさっき唐突に気付いてしまったんだけどさ」

初月「? ああ」

提督「お前と涼月……スカート短くない? 」

初月「それは戦闘衣のことか」

提督「そう。タイツとかキャラとかなんか他のアホみたいな露出魔予備軍の所為で誤魔化されてたけど」

初月「まぁ、どう頑張っても言い繕っても短いな」

提督「だよな」

初月「ああ」

提督「…………」

初月「…………」

提督「…………や、それだけなんだけど」

初月「僕も特にこれ以上は無いが」

提督「そっか」

初月「ああ」

涼月「……………………えーと? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/17(火) 23:46:50.64 ID:7JeJC3Ij0<>
< 目だけ幸せにしたいときってあるよね >







提督「うーん……? なんだ? 」

涼月「ええっと……え? 」

初月「素はこんな感じなんだ、今は充電中」

提督「仕事は終わらせたぞ」

涼月「つまりエネルギー不足? 」

初月「赤いランプでも点灯しているところだな、機械の類いだと」

提督「高雄も愛宕も自室でなんかしてるし雲龍は屋上のハンモックで寝てたし明石は工廠だし」

初月「僕の知る限り他も大体トレーニングだったり報告書を書いていたりだな」

涼月「だから、こう? 」

提督「涼月がアオザイ着てバンブーダンスしてくれるんなら予備電源入れるわ」

涼月「何ですかそれ。また女の子に変なことをさせるやつですか? 」

初月「フィリピンとベトナムを混ぜるな。そもそも一番簡素なやつでも三人いるぞ」

提督「黙って見てたいしそれじゃあ駄目だなぁ…………ふぁ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/17(火) 23:47:45.13 ID:7JeJC3Ij0<>
< タイムリー(エラー) >







初月「それと姉さん」

涼月「うん? 」

初月「アオザイは見方によって多少あれだがバンブーダンスは単なる伝統的な舞踊だ」

提督「クロスして四本でやってるのは凄かったなぁ……また見に行きたい……」

涼月「そ、そうなんだ」

初月「僕は悲しいよ。これと適当な距離を保っているつもりの姉も結局は頭がピンクになるなんて」

涼月「発言者の印象が悪いだけだから私は関係無……うん? 」

提督「えぇ……」

初月「……何をどうやればこうなるんだ」

涼月「…………アオザイなんて初めて見ました」

雲龍「うん? Romaが縫うのに協力してくれてさっき出来たっていうから起き……何? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/17(火) 23:49:35.62 ID:7JeJC3Ij0<>
< 真心込めて織りました >







雲龍「ちなみにあなたの分もあるわ」

涼月「いや、着ませんよ……何故私なんですか」

雲龍「Romaがあなたに、って」

涼月「えっ」

初月「ほう……」

提督「……なるほど? 」

涼月「えっと……え? え? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/17(火) 23:51:52.19 ID:7JeJC3Ij0<>
< 自称としてはどちらがまだ女の子らしいだろうか >






Roma「あのね……誤解を与えるようなことを言わないで。
以前メイド衣装罰ゲームのときに採寸済みなのがこの子だけだったからよ」

提督「ほーん」

初月「なんだ、つまらないな」

雲龍「ツンデレの流行り周期なのよ」

Roma「だとしても私は違うわ。ツンの部分が無いもの」

涼月「流行り周期って意味分から……デレが無いわけじゃなくてですか? え? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/17(火) 23:53:26.58 ID:7JeJC3Ij0<>
< 一度手掛けてしまったのならば >







涼月「ああもう……あぁ……身体のライン出過ぎじゃない? 」

初月「だからいいんだろう」

提督「しっかり着こなせるってことは涼月が努力してるってことだよ」

涼月「まぁ、私も変に太ったりするのは嫌ですけど」

Roma「ふぁ……私は寝てくるわね。ちょっと、疲れたわ」

提督「夜には出てこいよー」

初月「ありがとう。新しい被写体ができて僕は嬉しい」

雲龍「ねぇ、私と撮りましょう? 髪色もあるし姉妹っぽく見えるかもしれないわ」

涼月「これは私が……? えっと、本当に? あぁ、ありがとうございますRomaさん」

Roma「資料だとか、それに絹も石も雲龍が出してるし私は趣味だから気にしないで。
……今度あなたの身体に合うように調節させてくれると嬉しいけれど」

涼月「それはこちらこそ」

Roma「……ん」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/17(火) 23:55:09.18 ID:7JeJC3Ij0<>
< 新しい扉はいつもどんなときもどこにでも >







提督「つーか何? この前あいつがつくったのってヘッドドレスだけじゃなかったっけ」

初月「確かに」

雲龍「他は私や初月が選んで買ったやつね」

涼月「罰ゲームで着させられてから何日かしてRomaさんがふらっと来て手直ししてくれたんです。
女の子なんだからこんな衣装くらい着こなしてみせなさい、って」

提督「なんだそれかっけぇなあいつ」

初月「職人か何かなのか」

雲龍「それでそのまま抱かれた、と」

涼月「え……と、いえ、抱かれて、ませんけど? 」

初月「う、うん? 」

雲龍「あら……」

提督「…………そこは多少思い当たっても言い澱んじゃ駄目なところだぞ」

涼月「ち、ちがっ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/17(火) 23:56:20.84 ID:7JeJC3Ij0<>
< 上に立つ者とは >








時雨「いいのかな、これ」

あきつ丸「何が悪いというんだ。感染症何処吹く風な化け物の有志が許可を取って集まっているだけだ」

時雨「そうだけど……うーん? 」

鈴谷「お菓子&スイーツなビュッフェねぇ……」

春雨「“ 艦娘 ”は任務中以外殆どいるね」

浜風「ふむ……若葉、場所を確保しておいていただけますか?
好みのものがあれば取ってきますので」

若葉「配膳や一部の調理も持ち回りか。
……あぁ、あのザッハトルテだけ取ってきてくれ、伯爵のやつだ」







GZ「……………………」

Aquila「あはー……Bismarckって魔術師か何か? 」

WS「……お菓子なんてつくれないでしょう、なんてお酒の席で少し煽っただけなのに」

金剛「いつの間にか場所と時間が用意されて仲の良くない面子も気付けば組み込まれているなんて」

霧島「凄いですよね。…………本人は最初の取っ掛かりだけ根回しして今も食べてるだけなのに」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/17(火) 23:59:02.41 ID:7JeJC3Ij0<>
< とぅーびーこんてぃにゅーど? >








Littorio「ふぁ……あら、もう着せ替え人形さんは見なくてもいいの? 」

Roma「今度本人と一緒に身体と合わせる約束したから。それにちょっと眠くて」

Littorio「ふぅん……でも、意外だったわ。Romaがそこまで他人の為に何かをするなんて」

Roma「へぇ……? 」

Littorio「誤解しないでほしいけれどあなたが世話焼きってことくらい知ってる。
でもあなた誰か一人に入れ込むようなことはしないタイプでしょう? 」

Roma「可愛い子に可愛い衣装を着せて本人も自分の新しい可愛さに気付けるなんて可愛くて良いじゃない。
誰も不幸にならない平和なことだわ」

Littorio「まぁ……うーん? 」

Roma「他意なんて無い。…………ええ、単に私が楽しいだけ、それだけだから」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/17(火) 23:59:53.90 ID:7JeJC3Ij0<>
< 嬉しくもあり複雑でもあり >







鈴谷「若葉も浜風に任せてないで取ってきなって。
あれいつ帰ってくるか分かんないよ? 」

若葉「いいんだ。数は結構あるみたいだからな。ゆっくりお茶でも飲んでいる」

時雨「この簡単な目録を見る限り……うん、僕はこの抹茶アイスとわらび餅がいい」

あきつ丸「分かった」

鈴谷「目録なんてあるんだ。……ん、えーと

あきつ丸「間宮がどこぞの模倣に挑戦したというカレーチーズプリンだな。他、何がいい? 」

鈴谷「え、じゃあこのRichelieuさんがつくったっぽいムース。
……………………そりゃあもちろん食べたいけど当たり前のように決まってるんだね、鈴谷のオーダー」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 00:00:37.54 ID:SCwtjgY10<>
< 拘り姉妹 >








愛宕「どれがいいのかしらねぇ……」

高雄「私たちだけで見てもどうにもならないのは分かり切っていたでしょう? 」

愛宕「でも全員、ではないにしても調理場に立つ面子に提案するなら数は絞らないと」

高雄「確かに叩き台は必要だけれど……」

愛宕「……」

高雄「……」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………うーん、四口のだと収納だとかオーブンが気に入らないやつしか」

高雄「三口の気に入ったやつを三台買えばいいでしょうが」







提督「え? 業務用のガスレンジ?
……元からあるやつと似たようなのじゃ……あ、そうなの。
……いや、俺に分かるわけ無いだろうが自由にしてくれよもう……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 00:01:04.50 ID:SCwtjgY10<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/18(水) 01:32:50.08 ID:3ZX5xQTF0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/18(水) 18:49:37.30 ID:Eqt6r0b6o<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 23:34:08.15 ID:SCwtjgY10<>
< 疑うような >







鈴谷「あー、何かまだ胸焼けしてる気がする」

時雨「昨日はあの後お開きまで粘って食べたしね」

鈴谷「だってカレーチーズプリン追加されるって聞いたから」

時雨「それならゆっくりあれを待っていればよかったじゃないか」

鈴谷「いやいやいや、別に鈴谷カレー味オンリーで狂ってるわけじゃないし?
女の子として単純に他のも食べ……何? その目」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 23:35:01.78 ID:SCwtjgY10<>
< なし崩しにやりたいことだけやる一日に…… >







あきつ丸「自分としてはあの後そのまま宴会に突入しなかった方に驚いたが」

霧島「そんな大湊じゃないんだから」

あきつ丸「……? 」

金剛「……常識って案外遠くにあるものネー」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 23:36:35.65 ID:SCwtjgY10<>
< 本来なら自然治癒はしない云々 >







鈴谷「あ、でも思ったんだけどさ、鈴谷たちって虫歯にはなるのかな? 」

時雨「理論的にはなるんじゃない? 痛んだか痛んでないかのうちに修復されそうだけど」

鈴谷「でも風邪引いて熱出たりはするじゃん。
あれって免疫ブーストかけ過ぎると体力ごっそり持っていかれるからでしょ? 」

あきつ丸「症状が酷いとその分だけ直すのにもリソースが必要だからな。
自分たちの修復能力はあくまで自己保存に特化したものなのであります」

時雨「度を越した病気や怪我は即死級でも無い限り緩やかに直していくわけだ」

鈴谷「うーん……」

あきつ丸「……」

時雨「……」

春雨「つまり、春雨たちでも虫歯で苦しむのは有り得るってこと……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 23:37:28.18 ID:SCwtjgY10<>
< 誰に言われたかはまぁ…… >








江風「……………………」

海風「うん? 変な顔してどしたの? 」

江風「……………………」

涼風「くふふ……いやな、提督に客人が来てただろう」

海風「あぁ、海軍省のお役人」

涼風「それで茶請けにカステラを出すって話になったんだけど暇そうなのがあたいと江風しかいなくてさ」

海風「? うん」

涼風「じゃあ自分が切って出してくるって江風が言ったら」

江風「監視もいないのに包丁を持たせられないし客人用は駄目、って言われたンだ」

海風「うーん……分かるような分からないような」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 23:38:21.67 ID:SCwtjgY10<>
< 使う人にしか場所が分からない >







愛宕「んーと……あれ? 」

高雄「? 探し物? 」

愛宕「うん、あれ、本当どこにあるのかしら」

高雄「? 」

愛宕「爪切り。足用にしてたやつなんだけど」

高雄「私のを貸す、ってのも嫌な話ね」

愛宕「問題は無いけどちょっとねぇ……うーん」

高雄「というかそもそも私もどこにあるのか忘れたわ」

愛宕「この部屋にあるのは確実なんだけど……」






提督「え? ベッド下の一番足元側にある収納のボックスに……うん? 呆けか? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 23:39:26.23 ID:SCwtjgY10<>
< 夜に切ると泥棒だか蛇だかが >








明石「いや、爪って普通自分で切りません? 」

高雄「? 」

愛宕「手の指は自分で切るわよ? 」

提督「普通はな。……俺も楽しいからいいんだよ、笑っとけ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 23:41:52.89 ID:SCwtjgY10<>
< 風俗慣習文化全否定 >







明石「? 親の死に目に会えないんじゃなかったでしたっけ」

提督「口笛とごっちゃになってんのかな。どうでもいいといえばいいけど」

愛宕「あら、泥棒なんてできるものならやってみなさいって感じだし」

高雄「今更蛇なんて恐るるに足りませんね」

龍田「親なんてそもそもいないしねぇ〜」

明石「そりゃあそうでしょうけども……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 23:42:19.37 ID:SCwtjgY10<>
< 大奥を取り仕切る者がすなわち男さえも…… >







提督「もしさ、複数の子と情を交わしていても高雄と愛宕、
そうじゃなくても誰か一人だけを選べていたとして」

天城「はぁ」

提督「そういう場合って外の子には性悪で陰険な女に誑かされてるとか思われてたのかな俺」

天城「さ、さぁ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 23:43:26.84 ID:SCwtjgY10<>
< 異世界染みた >







雲龍「でも今でもギリギリあるんじゃない? 化け物姉妹に籠絡されているわけでしょう? 」

天城「確かに」

提督「まぁ……そうかな」

山城「その場合私たちもあの二人の下女みたいなものね」

雲龍「いいじゃない。側室から這い上がるなんて歴史上ありふれた話だし」

天城「奥方が率先して会計もお料理もしてますけれどね。
……数千年の歴史とはいえこんな空間が他に沢山あっても困りますが」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 23:44:09.45 ID:SCwtjgY10<>
< 助詞(女子)って難しいね! >







江風「ふぃー……やっぱ風呂は暑苦しくないときこそいいもンだな」

扶桑「ん……」

江風「一週間前くらいなら乾かしてるときからもう汗かいてたし」

扶桑「ふぅ……やっぱり大事なものでも大変は大変よね」

江風「ン? 髪? 」

扶桑「大変じゃない? あなたもそれなりに長いじゃない」

江風「まぁね。でも姉貴が梳かしたりしてくれるし常に自分だけでしてるわけじゃないから」

扶桑「私もそうだけれど……まぁ、でもそれなりに自慢ではあるのよ、これでも」

江風「ああ、確かに扶桑さんン髪は綺麗だもンね」

扶桑「…………ええ、ありがとう」

江風「うン……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 23:45:23.76 ID:SCwtjgY10<>
< 反転 >







扶桑「、っていうことがあったの」

山城「江風ならそんなものですよ。悪意は無いんです」

扶桑「もちろん理解しているけれど……ええ」

龍田「うふ……ね、私、そこまで長くはないけどこれでも結構お手入れしてて自慢なのよ? 」

山城「はいはい、龍田ちゃんは髪も綺麗ですね」

龍田「髪の他は? 」

山城「心意気だとか精神性だとか所行」

龍田「あらぁ〜。山城の人間性程じゃないわぁ」

扶桑「……そこまで穿ってお互いに言葉遊びをしてほしいわけでもないのだけれど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 23:47:12.73 ID:SCwtjgY10<>
< 冗談の先回りは程々に >






龍田「まぁ、私も扶桑の髪好きよ? 」

山城「生々しくて病的な女らしさに溢れてるから? 」

龍田「え? うん、まぁ、そうね」

扶桑「……龍田さえ単純に褒めようとしてくれたみたいなのに私の妹ときたら」

山城「ね、姉様……あのぅ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 23:48:06.23 ID:SCwtjgY10<>
< 問いへの答えにはなっていないけれど >







扶桑「……って、さっき」

提督「ん……俺も好きだよ、扶桑の髪。ただ見た目が綺麗とかじゃなくてね」

扶桑「そう……」

提督「うん? もっと素朴な返しの方が好みだった? 」

扶桑「いえ、先程の話の流れを話した後のお遊びですし。
……そういう悪戯っぽさってどこで身に付けてきたのかしら」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/18(水) 23:48:35.54 ID:SCwtjgY10<>
ありがとうございました





<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/18(水) 23:55:02.35 ID:3ZX5xQTF0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/19(木) 02:22:32.97 ID:fz/+Dy2wo<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/19(木) 23:18:08.16 ID:Q+emx4ty0<>
< 配送業者の倉庫が如く >







赤城「嗚呼……シンプルな焼き鮭とはいいものですねぇ……」

加賀「ええ、塩引き鮭ですので余計な小細工は要りません」

阿賀野「朝から贅沢にも程があるよねぇ……」

愛宕「料理人としては腕のかけようが無かったりもするんですけどね」

高雄「多少つまらなかったりはまぁ。
粗雑な素材がいいというわけでもありませんが」







提督「塩引き鮭って段ボールで冷凍室に重ねるものだったかなぁ」

明石「そもそも……この人数でこの規模の冷凍室を稼働させている方に引っ掛かるべきでは? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/19(木) 23:19:18.69 ID:Q+emx4ty0<>
< 異国のヒト >







Littorio「そういえばここの面子って大概のことはこなせますけれど」

明石「まぁ、本当に珍しい特殊技能でも誰か一人くらいはセンス持ってますからね」

Littorio「誰か農業系のことに詳しい子はいないの? 」

明石「農業? 家庭菜園でも始めるんですか? 」

Littorio「いえね、Romaと話していたのだけれど青森でオリーブの木は育てられないのかな、と」

明石「うぅん……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/19(木) 23:22:11.34 ID:Q+emx4ty0<>
< 伊国のヒト >







Roma「新鮮なオリーブの実を知らないなんて残念ね」

Littorio「塩漬けした瓶詰めもいい肴にはなりますけど、そういうのじゃないんです」

Roma「熟し切ったオリーブは秋の終わりになると渋みはそのままでも仄かに甘いの」

Littorio「陰干しもいいですしvinoに漬けるのもスイーツっぽくて好きなんです。
ああいったものはあまりこの国では見ませんが」

加賀「ほう……」

赤城「……なるほど」

明石「……余計なヒトに聞き耳立てられてるじゃないですか無理ですよ少なくとも私には」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/19(木) 23:22:55.91 ID:Q+emx4ty0<>
< 愛だよ愛(適当) >







高雄「今夜はフグにするので頑張って釣ってきてくださいね」

提督「うぃーっす」

明石「釣れるかなぁ……こういうときに限って……いやいや」

伊14「ちゃーんと潜ってくるからよゆーよゆー」

伊13「まだ、あったかいしね、海」







阿賀野「二年以上の修行がどうとか調理師免許の所有が必須とかそういうのはもういいけどさ」

能代「……ふぐ調理師免許を持たないヒトの捌いたフグをよく食べられるよねあのヒト」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/19(木) 23:23:42.52 ID:Q+emx4ty0<>
< 必要に駆られてですよ? >







高雄「いえ、一応持ってるんですよ、ふぐ調理師免許」

愛宕「ちゃんと実技試験もプロの元やったのよ?
受験資格とか日程はまぁ帝国海軍様々だけど」

高雄「そもそも調理師免許も持ってますし」

江風「それでいて大型免許とか海上無線技士とかも持ってるのか」

能代「……ただの資格マニア? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/19(木) 23:24:15.18 ID:Q+emx4ty0<>
< 調理という魔術への求道が故に >







Littorio「フグといえば鍋な気がしますが」

天城「天城はてっさですね。お鍋ももちろん好きですけれど」

Littorio「フグは兎も角として最初はしゃぶしゃぶやすき焼きのお肉を見て愕然としたものです」

天城「はぁ」

Littorio「嗚呼、この国ではこんなに薄い肉をありがたがっているのか、と……懐かしいものですね」

天城「なるほど……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/19(木) 23:25:24.45 ID:Q+emx4ty0<>
< 獣に違いなど分かろう筈も無く >







提督「ふぃー……相変わらず美味かったよ、ありがとう高雄」

高雄「いえ、一応法的に捌けて経験もあるのが私のみ、というだけですから。
用意は割と皆でやっていますよ」

提督「それでも、さ。高雄がいないとやろうと思いもしないだろう? 」

高雄「まぁ……そうかもしれませんね」

提督「賛辞くらい素直に受け取っておくものだよ。……フグってさ」

高雄「? 」

提督「精力が云々の食材に挙げられるけど効果ってあるのかな? 」

高雄「はぁ、知りませんけど……あぁ」

提督「うん? 」

高雄「今晩、一人で寝てみれば感覚として分かりやすいのでは? 」

提督「そんな無体な」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/19(木) 23:26:48.06 ID:Q+emx4ty0<>
< オススメの店でオススメの品だけは頼まないような >







提督「まぁ、大体それなりに冗談だよ。
……大人数では無いけど何人かで飯食いに行ったことはあるじゃん」

高雄「出張の帰りだとか大掛かりな買い物のついでではありますね」

提督「一応持ち回りにしてみたり満遍無く外には連れ出してるつもりなんだよ。
どうしても工具関係だと明石だし料理関係でも人選は絞られるけど」

高雄「それは仕方無いでしょう? 」

提督「うん、恩を着せようとか不満を持ってると思ってるわけじゃない。
……“ あ、自分も同じので ”って一回も聞いたこと無い気がする」

高雄「? 」

提督「自分の好みに忠実というか食への拘りというか……いや、別にどうということもないんだけどね」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/19(木) 23:29:24.83 ID:Q+emx4ty0<>
< 将を射んと欲すればただ将を射よ >








山城「でもあれね、私たちはもう色々と諦めてなんとなく囲われてしまっているけれど」

龍田「よくできるわよねぇ〜」

山城「分の悪い賭けに出て喪う方が余程怖いもの。
……あなたって周り中敵だらけじゃない、それも女ばかり」

龍田「んー? 」

山城「愛宕も高雄も、加賀さんや雲龍も、姉さまや私だって敵でしょう?
全員打ち倒してあの人奪っていくんなら」

龍田「あぁ、そういう……馬鹿ね、敵なんてそんなに多くないわ」

山城「愛宕と高雄しか匹敵する相手はいないと? 」

龍田「んーん、私の敵は____って男一人だけだから。
あれの心撃ち落とせばそれで全て終わるもの」

山城「なるほど。…………確かに、そう言われてみるとそうね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/19(木) 23:29:52.05 ID:Q+emx4ty0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/19(木) 23:37:51.05 ID:SRk6BBDS0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/20(金) 10:41:57.85 ID:03V63YkEo<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/22(日) 23:23:44.28 ID:lgSfumt40<>
< 不和の林檎を考える和 >








山城「誰が一番愛されているのかしら、とか」

龍田「現状だと高雄と愛宕が競い合う体の戯れ合いをして終わりね」

扶桑「誰が一番強いのかしら、なら? 」

山城「自分で言うのもなんですが私や龍田ってかなり強い部類でしょう。
でも戦況如何によっては加賀さんにも勝てるし江風に完敗することだってあります」

龍田「全員そこそこ以上に強いから不毛な議論って気付いちゃうわねぇ〜」

扶桑「じゃあ、ええっと、誰が一番頭がいいのかしら? 」

龍田「分かってて言ってない? あの人にイカれた時点で皆馬鹿って皆思ってるでしょう」

扶桑「む……」

山城「まぁ、ちょっと特殊だけれど平和でいいじゃない。
…………投げる林檎の形を考えるって酷い倒錯だと思うけれど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/22(日) 23:24:19.26 ID:lgSfumt40<>
< 迫真の >









浜風「あぁ……また、ブラが……」

時雨「思い悩むのはいいけどさ、脱衣所で横並びの時には呟かないでほしかったよ」

浜風「思わず出るものなんです。……時雨」

時雨「なにさ。僕のを着けても意味なんて無いよ」

浜風「そんな嫌味言うわけ無いでしょうが。……重く、なるの」

時雨「うん? 」

浜風「胸が大きくなるとね、重く、なるの。重く、なるんですよ……? 」

時雨「う、うぅん……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/22(日) 23:25:08.42 ID:lgSfumt40<>
< 大き過ぎるとこう、面白びっくり人間みたいな >









あきつ丸「まぁ、仕方あるまい。派手に動く分“ 艦娘 ”は筋肉質になりがちだ」

時雨「あぁ、脂肪より筋肉の方が重いんだっけ」

浜風「だとしても、ですよ」

あきつ丸「もちろん身体の最適化が働くお陰で、
意識して取り組まなければ筋肉だらけになることも無いが」

時雨「だよね? 個人差はあるとしても胸が大きくなったって騒いでるのってさ、
僕の知ってる限り浜風以外だと数人しかいないよ」

浜風「別に大きくなれと念じているわけでは……」

あきつ丸「それこそ遺伝子やポテンシャルの為せる技なのかもしれんな。
もし人間になれたとして“ 艦娘 ”が持つ枷が解かれれば……」

浜風「…………」

時雨「…………素直に驚くだけになるかもね。誰も嫉妬さえしないかも」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/22(日) 23:26:00.47 ID:lgSfumt40<>
< ニワカにもなれないくらいが丁度良いかもね、って >








江風「ゴン攻め? 」

加賀「はぁ……私でも知っているのに」

海風「ちゃんと観てたの? 」

江風「う、うぅン……? 」

明石「まぁ、競技に夢中だったと思えば……いえいえ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/22(日) 23:27:08.78 ID:lgSfumt40<>
< 剣女とかそういうジャンルが開花しないかなぁ…… >








赤城「惚れ惚れする背中ですねぇ……」

雲龍「濡れた」

天城「……姉様? 」

葛城「やれやれ」

初月「わぁ……っ☆ 」








加賀「三尺越えの大太刀……どうにかなりそうですね」

提督「……お前が何を目指しているのか皆目分からないよ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/22(日) 23:27:55.58 ID:lgSfumt40<>
< 今日のハイライト@30万 >







提督「生姜ぁぁぁぁぁぁぁぁっ! 」

高雄「…………うん? 」

愛宕「飛んだ、って言えるのかしら」

叢雲「軸どころか一点買いなんだから飛んだでいいでしょ。馬ッ鹿じゃないの」

明石「ちょっと何言ってるのか分からないです」







雲龍「競馬で殺された日って激しいのよねぇ……獲るわ」

天城「あの、ラブちゃんどうして……とか呟いて目死んでますけど……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/22(日) 23:28:25.17 ID:lgSfumt40<>
< 壊れた(実話) >








提督「ふははははっ! 白いなぁ! 白いのは正義だなぁっ! なぁ!? 」

高雄「Littorio? 」

Littorio「あの……なんと、言えばいいので? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/22(日) 23:30:14.91 ID:lgSfumt40<>
< はい >







提督「ラブちゃん……」

愛宕「うん?私のこと? 」

提督「君はあーちゃんでしょ嫌だな」

愛宕「その気持ち悪い喋り方はなんなの? 」

提督「ぶっ壊れちゃった」

愛宕「そっかぁ」

提督「……」

愛宕「……」

提督「……」

愛宕「……? 」

提督「…………それでも、それでも俺は次もオンリーユーだよ、ラブちゃん」

愛宕「…………? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/22(日) 23:30:42.83 ID:lgSfumt40<>
ありがとうございました


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/22(日) 23:43:59.80 ID:AQjAmK+70<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/23(月) 12:03:18.01 ID:VJX2iqo7o<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:08:06.21 ID:Ub8/qdlc0<>
< 古今東西の凡ゆる本を読めるのなら >







提督「どうする? 」

阿賀野「千年の痛苦に苛まれたとして、万年の罪科を背負わされたとして、許せる」

提督「本当それ。結婚しよ? 」

阿賀野「処女と結婚したいとかきんも」

提督「読書仲間の豪華なオマケだね」

阿賀野「……文革」

提督「……バグダッドの戦い……知恵の館」

阿賀野「八王の乱……というかもう大体全部の戦争が悪い」

提督「嗚呼……知ってるか? 実際にはアレクサンドリア大図書館の大破壊って無かったんだぜ」

阿賀野「さすがに知ってる。……異教徒の神学論……」

提督「……名も無き秀才の日記…………嗚呼……」

阿賀野「…………」

提督「…………」

旗風「…………? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:09:44.44 ID:Ub8/qdlc0<>
< 誕生日からこっち三日目にしてお休みでしたが >







Littorio「? 何の懺悔をしているんです」

阿賀野「や……今回提督さんは悪くな……うん? 」

提督「あぁ^〜……ニットの白セッターに紺のマキシでウエスト紐っぽく縛るの浄化されるぅ……」

Littorio「うん? 」

阿賀野「草原が似合いそうだね。あとお城の正面とか」

Littorio「ちょっと意味が……まぁ、お気に召したようですけれど」

阿賀野「この上無くクリティカルですよ。
さっきまでの戯言全部どうでも良くなるくらいには」

Littorio「はぁ」

提督「あぁ^〜……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:10:47.03 ID:Ub8/qdlc0<>
< 風と草の音だけでもそれはそれで >






Littorio「ええっと……よかった、ビールですね。
燻製ソーセージに余っていた溶けるチーズを少し

提督「あぁ^〜」

Littorio「…………会話にならないんですけど」

阿賀野「わぁっ、美味しそう。……雲龍さん連れてきてバグパイプとか演奏してもらえば?
テキトーでも踊ってあげたら狂喜乱舞すると思うけど」

Littorio「はぁ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:11:33.69 ID:Ub8/qdlc0<>
< 最近の通販系は侮れないものですが >







雲龍「あのね……なんでも取り敢えず私を呼べば解決すると思ってない?
バグパイプなんてここに無いわよ」

Littorio「アスクルは? 」

阿賀野「今すぐはさすがにちょっと」

天城「そもそも……アスクルにバグパイプなんてあるわけないでしょうが」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:12:25.94 ID:Ub8/qdlc0<>
< 本気でバグパイプ探してしまうくらい豊富 >







叢雲「公式見たらクラベスとかトーンチャイムはあるみたいだけどね」

阿賀野「えぇ……」

Littorio「学童用品……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:14:05.26 ID:Ub8/qdlc0<>
< 理想が唐突に降って湧くと >







提督「あぁ^〜……リッちゃんさ、まだ飲みたい? 」

Littorio「は? いえ、まぁ、他に何かあるならそこまでは」

提督「サモン! 当警備府のヘアメイクアーティストあーちゃん! 」

愛宕「はいはーい♪……何? 」

提督「リッちゃんを草原と馬とビールと理不尽な悲哀の似合う女の子にしてくれ」

愛宕「また難しい注文ねぇ……ここでいい? 」

Littorio「え、まぁ……」

愛宕「ふふ、お姉ちゃんの好みも訊かないとねぇ〜……」






能代「…………何故あの人はLittorioさんに平伏しているので? 」

阿賀野「持病、かなぁ……阿賀野も雪風ちゃんが漢服着て結い上げて髪飾り挿して扇とか持ってたら危なかったよ」

能代「はぁ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:15:04.40 ID:Ub8/qdlc0<>
< ショットで飲むなんて面倒とか言い出しちゃうヒトたち >







那珂「あのさ……いや、言っても仕方無いことだと思うんだけど」

Pola「はい〜? 」

那珂「…………なんで、那珂ちゃんとPolaちゃんがテキーラ勝負なんてさせられてるの? 」

Pola「うーん……? 」

那珂「那珂ちゃんが負けるわけ無いじゃん。そんな貧弱な肝臓してないよ、ねぇ? 」

Pola「だからじゃあ……いえ、Polaは心ゆくまで飲めて幸せですけどぉ〜」

那珂「はぁ……意識失うまで飲みたい気分だよ、まったくもう」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:16:37.18 ID:Ub8/qdlc0<>
< 魔女 >







時雨「……やり過ぎじゃないかなあれ」

GZ「すまない……すまない……Bismarckの間抜けが煽り立ててお膳立てをしてしまったから」

WS「あれ、いつ終わるの? 」

時雨「Polaがぶっ倒れるまでかな」

Maestrale「諸悪の根源? のBismarckさんは? 」

Aquila「哄笑と見紛う爆笑の上でフェードアウトして行きましたねぇ〜……」

GZ「逃げた、というんだそれは……すまない……すまない……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:18:24.47 ID:Ub8/qdlc0<>
< 鬼の居ぬ間(数時間前) >







那珂「浜風ちゃん? レモン追加で」

浜風「あの、もうやめた方がいいと思いますけど……」

那珂「なんで? Polaちゃんまだいけるみたいだよ? 那珂は言うに及ばず」

Pola「お酒の強さにだけは自信がありますので〜。
テキーラの山もBismarckがどこからか貰ってきたものですしぃ」

浜風「それはそれでどうなんです。……あのですね」

那珂「? 」

Pola「? 」

浜風「明日の早朝、赤城さんが来るそうなので」

那珂「? それ関係ある? 」

Pola「」

那珂「? 何で青褪めるの? 明日オフなんでしょ? 」







時雨「真なる飼い主が来訪するんじゃあねぇ……ねぇ? 」

大井「そうね。…………水喉に詰まらせてるけどアルコールより飲みにくそうじゃないあれ。どうなってんのよ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:19:31.04 ID:Ub8/qdlc0<>
< 何かへの反応ですらなくて >







江風「あぁ^〜……! 黒髪乙女の湯上がり濡れ髪しっとりボディ巻き巻きタオル付きぃ」

扶桑「……はい? 」

能代「…………さっきまで工廠に籠ってたんですよね? 」

海風「えっ、と……はい」

明石「三人で艤装の確認してましたよ」

阿賀野「飼い主に似るというかなんというか……いやいや」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:20:36.72 ID:Ub8/qdlc0<>
< 誰しも信ずる限りは…… >







山城「良かったですね姉さま。江風は乙女だと思ってくれているみたいですよ」

龍田「そうねぇ……思わず周り見渡しちゃったけど乙女っぽい子は兎も角黒髪は他にいなかったもの」

扶桑「あのね……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:21:59.58 ID:Ub8/qdlc0<>
< 自称の乙女っていうのもアレですが >







山城「他に黒髪っていうと高雄に加賀さん、赤城さん、瑞穂、阿賀野、松風、ヒトミイヨ姉妹? 」

龍田「ギリギリで初月ちゃんもかなぁ。たぶん茶髪だけど」

扶桑「乙女っぽいのは結局いないじゃない」

松風「えっ」

伊14「えっ」

伊13「はぁ。…………イヨちゃんは、たぶん、お酒が、無ければ……まぁ……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:23:23.85 ID:Ub8/qdlc0<>
< フェチというものの収斂 >







雲龍「いえ、戦闘衣のことだと思うけれど。
幼女すれすれの少女があの衣装って清純では有り得ない話だと思うの」

伊14「なるほど確かに」

松風「僕は? 」

雲龍「僕っ娘はそれだけで性的過ぎるわ」

伊13「なる、ほど? 」

松風「……は? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:28:37.76 ID:Ub8/qdlc0<>
< 灯台の下というか足下レベルのお話 >







那珂「ふぅ……開けたやつは飲んだよ? 」

浜風「お疲れ様です。顔色一つ変わらないのはいっそ恐怖を覚えますが」

那珂「そういう体質だもん仕方無いね」

浜風「Polaさんでさえ頬は赤らんでいるのに」

那珂「それも体質なんじゃない? それにこれでもPolaちゃん結構酔ってるよ」

浜風「本当ですかそれ」

那珂「本当本当。強いのは強いけどね」

浜風「はぁ。私もそれくらい強ければずっと食べていられるかもしれないのに」

那珂「死ぬでしょそれ。那珂ちゃんさすがに食べるのはそこそこじゃないと戻すし」

浜風「本当ですかそれ」

那珂「本当に本当本当。……あのさ、沢山水飲んでるところ悪いけど酔い過ぎじゃない? 」

Pola「ふぇ〜……だから飲んでるんですよお水ぅ〜」

那珂「そうだね。…………身体機能向上させて消化酵素弄れば? 」

Pola「あっ」

浜風「…………Polaさんが本当に酔っているのは良く、分かりました」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/24(火) 22:29:05.90 ID:Ub8/qdlc0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/24(火) 22:31:45.24 ID:ckwJBUyM0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/25(水) 01:53:10.38 ID:DFHT9M4Go<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/25(水) 22:03:29.93 ID:knMzY+BA0<>
< 普通に何の違和感も無く死ぬ >







提督「テレビ観ながら冗談でさ、俺もマン島TTみたいなの出たいなぁ、とか言ったら」

旗風「言ったら? 」

提督「バイクレースですか……とか言って笑いながら冗談飛ばしてた高雄が」

旗風「ええ」

提督「天辺回ってベッドの中で“ 絶対に許しませんからね ”って抱き着いてきたときは鬼気迫るものを感じたね」

旗風「うーん……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/25(水) 22:04:20.50 ID:knMzY+BA0<>
< 遂に(車を無視して)買いました >







明石「そりゃそうでしょ。あなた素人の人間なんだから」

提督「同じく素人の明石ちゃんは大丈夫だって? 」

明石「弾け飛んでも基本直る化け物ですからね」

瑞穂「えーと……あの」

提督「そいつの言うことも時々は容れてやれよ」

明石「あなたも乗りたいくせに。嫉妬ですかぁ? 」

提督「……」

漣「こやつ煽りおる」

雲龍「取り敢えず駄目。高雄じゃないけど、駄目」

能代「いくら明石さんとはいえバイクで言えば素人なヒトが整備したものに乗る、ですか……うーん……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/25(水) 22:08:59.40 ID:knMzY+BA0<>
< 信用が無いという意味でもなくて可能性がある時点で >







旗風「えっと……え、着いてきただけだから知りませんけどそれに乗るんですか? 」

明石「ええ、これからちょっとずつカスタムしていこうかと」

瑞穂「くれぐれも安全には考慮してくださいね? 」

明石「死にはしないしへーきへーき」

旗風「はぁ? 」

明石「それこそレース並の速度だとそれだけでイきかけると思いますよ? それか脳汁がヤバい」

旗風「ちょっと意味が」

提督「敷地内ならまぁ今すぐいけるな。……高雄と愛宕にキーの場所は極秘って約束で買わせてもらったらしいぞ」

旗風「妥当ですよね。……あなたが勝手に他人の物乗り回す人だとは思いませんけど」

<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/25(水) 22:09:26.77 ID:knMzY+BA0<>
< 最高の自分というものを常に考えていると逆に >







愛宕「今日は何を着て行こうかなぁ、なんて」

高雄「うん? 」

愛宕「そう思えるような女の子になりたかったなぁ……」

高雄「……うん? 」

愛宕「朝起きてお風呂に浸かりながら考えてみたりして、はぁ……」

高雄「…………はい? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/25(水) 22:11:01.11 ID:knMzY+BA0<>
< あなたが似合うと言ってくれた過去を振り切って >







愛宕「だってそうでしょう? デートの約束したらもうその瞬間から全部考え始めるじゃない」

高雄「まぁ……分からなくはないけど」

愛宕「その日の天気と気分でふわふわ悩めたらもっと楽しいのかなぁ、って」

高雄「それはあなたの考える普通の女の子、らしいかもしれないけど私の思うあなたらしさじゃないわ」

愛宕「そうよね。ペディの色もヘアもランジェもバッグも何もかも決めて、
その日の事情で少しだけ修正するくらいなのが私」

高雄「普通そうでは? あなたは明日いきなり叢雲さんになったりするの? 」

愛宕「なれたらいいな、とは思うけど……そういう話じゃなくてね? 」

高雄「……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/25(水) 22:12:14.95 ID:knMzY+BA0<>
< 一時期その日の出来事や誕生日、なんてものに凝りましてね? >








漣「明日は! なんと! 」

提督「なんと? 」

漣「なななーんと! 」

提督「うん? 」

漣「漣様に全てを捧げる日です! 喜べ騒げ喝采せよ! 」

阿賀野「ラヴォアジエとかアンティゴナ・ゴンジャ・ボヤジの誕生日だね」

提督「坂井三郎生誕とかド・ゴール入城とか」

叢雲「あんたたちの好きそうなのだとドレスデンの戦い開始とか?
あとこの国初の缶ビール発売とかも二十六日らしいわね。さっきたまたま調べただけだけど」

漣「漣もさっきググったけどパワプロの日みたいだね。……それ全部マジに覚えてんの? 」

阿賀野「? 」

提督「? 」

叢雲「だから私はさっき調べたんだってば。
……この辺の歴史オタク馬鹿にしない方がいいわよ、時々キモいけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/25(水) 22:16:17.97 ID:knMzY+BA0<>
< 冗談に冗談で返さなければならないルールはありませんので…… >







提督「まぁ、あれだな。西暦3373年まで俺が生きてたら何もかも漣様に捧げてやるよ」

漣「や、そんな生きたとしても高雄さんとか愛宕さんが離してくれるとは到底思えませんし」

阿賀野「まったくだね。下手したら3000年越えた辺りで漣ちゃんの方が排除されてるよ」

叢雲「永遠と信じられる時間を生きてなお至上の更に上の幸福を、か……化け物って怖いわね」

提督「…………何故真顔なんだ? 冗談だぜ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/25(水) 22:17:12.06 ID:knMzY+BA0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/25(水) 22:24:29.04 ID:BppTdwTx0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/28(土) 21:56:06.69 ID:skcO9a3R0<>
< 怪力乱神然もありなん >







雲龍「愛と勇気だけは友達にしていればなんとかなるわ」

山城「情愛と蛮勇の間違いでしょうそれ」

雲龍「少なくともあの人は歪んだ情愛と特攻兵器輸送艦の蛮勇を受け入れてくれたもの」

扶桑「えーとあの、誠意とか信頼は」

雲龍「好きだから抱いてくれるわけでもないし、
信ずるから犯してくれるわけでもないじゃない? 」

龍田「そういう話だったかしらねぇ〜……赤城さんが珍しくコンビニのあんぱんなんて食べてるから連想されたんですよ? 」

赤城「いえ、これはさすがに私悪くないでしょう……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/28(土) 21:58:12.15 ID:skcO9a3R0<>
< 寧ろ小さく少しずつ消して頬張らないで >







赤城「そもそもこれはあんドーナツです。もちもちですよ」

龍田「知りませんよそんなこと」

明石「ドライブのお土産にそんなもの頼まれたの初めてですよ私」

赤城「一度食べてみたかったんです。あ、カスタードもありますから」

山城「から、ってなんですか。だからなんだっていうんです」

赤城「? 美味しいですよ? 」

雲龍「普段の赤城さんにある緊張感とかシニカルな面欠片も無いですね」

扶桑「つまり当たりの日でしょう? 」

赤城「大当たりですね」

龍田「あんぱんが? 」

赤城「だからあんドーナツです。…………時々こんな感じを思い出さないと擬態もできませんからねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/28(土) 21:59:00.26 ID:skcO9a3R0<>
< それどころか一仕事終えた後の可能性 >







龍田「、という冗談? 」

赤城「ご馳走様でした。……ええ、別にこんなもの全然食べたくなんてなかったですよ? 」

明石「物凄い馬鹿レベルの救えない逆張り人間でも信じませんよそんなこと」

山城「本当に大当たりの日ね。赤城さん、一緒にお料理でもしませんか? 」

扶桑「いえ、私と縫い物でもしましょう? クラシックを聴きながら」

赤城「どっちもできますよ、時間的には」

龍田「赤城さんのカラータイマーって三分もちましたっけ? 」

雲龍「さすがにもつでしょう。…………ここまでほんわかしてくると逆に怖いわ。
世紀の大罪でも起こす前兆か何か? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/28(土) 21:59:58.69 ID:skcO9a3R0<>
< 相性というもの >








赤城「でもね、普段の私でも常に何かしているわけではありません。
オフの日くらい誘っていただければ喜んで遊びますよ? 」

山城「ハズレの赤城さんは要りませんので」

扶桑「お酒が入るなら幾らでも付き合いますけれど……うーん……」

赤城「…………」

龍田「付き合う分には楽しいけど最優ではないしベターですらないのよねぇ〜……楽しいのは間違い無いんだけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/28(土) 22:03:38.81 ID:skcO9a3R0<>
< 同類とはいえ程度の差は大事なんですよ、個人としては >







龍田「でもよかったじゃないですか。やっぱり擬態してるときの赤城さん大人気ですよぉ」

山城「横須賀の大多数が信じる素の赤城さんね」

扶桑「この世で最も本人からは遠い他人だけど」

赤城「あのね、これでも割とハートに近い部分は繊細で

提督「だからお前はお前をやっていられるんだろうが。繊細で他人を見れるから擬態が上手い」

龍田「見えるだけで慮りはしないのね」

赤城「否定はしません。……でもあなたがそれを言うんですか? 他でも無い、あなたが? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/28(土) 22:04:27.23 ID:skcO9a3R0<>
< 何をしたのか >







時雨「ふとした瞬間思い出したんだけどさ」

あきつ丸「あぁ」

時雨「Aquilaって美人だよね。ショートシャツにUネックとか着こなしちゃって」

あきつ丸「スタイルも抜群だからな。ただ多少頭が弱いだけで」

時雨「そうなんだよ。ちょっと常識とまともさが足りてないだけで実際はクール系美人だよね」

Pola「素直に憧れちゃいますぅ〜」

Aquila「謝りますから……ねぇ〜……許してくださいよぉ〜……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/28(土) 22:04:58.87 ID:skcO9a3R0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/28(土) 22:11:23.90 ID:kLAIJN1R0<> 乙 Polaまで参加してるのってよっぽどだよね... <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/28(土) 22:21:06.77 ID:CGRfuL3no<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/29(日) 21:40:37.12 ID:ntnQXS0E0<>
< 正射必中 >







赤城「正しく射れば応えてくれる、弓は素直でいいですねぇ……」

加賀「正しく生きてなどいない赤城さんには眩しいでしょうね」

赤城「それはあなたも同じでしょう、加賀さん」

加賀「赤城さん程弓が正確ではない分それなりに幸せですから」

赤城「幸せ自慢なんてみっともないですよ。……ねぇ、加賀さん」

加賀「なんでしょうか」

赤城「弓弦の音高く真っ直ぐに射る、そんな簡単なことだけで世界が変わると思いますか」

加賀「所謂ところの中二病というやつですか? 」

赤城「そんな幼さは生憎と持っていませんよ。お婆さんですから」

加賀「はぁ。……赤城さんならば正道であっても必ずや目的を成し遂げる、そう信じてはいます、が」

赤城「ええ」

加賀「この世の中、正道を進めば進む程に死人は増えるでしょう。
正道が正道として正しいが故にそれは倫理的に正道ではなくなります」

赤城「困ったものですよねぇ……いやいや、邪道を突き進んでいる私が免罪符として主張するわけではありませんけれども」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/29(日) 21:41:56.68 ID:ntnQXS0E0<>
< 戦いといえばまぁ…… >







山城「あ、っは……汗臭さなんて、もうどこかに行ってしまったわね。昨日の話ではあるけど」

提督「別の強い匂いがあるからな。……足、大丈夫か? 」

山城「股関節は危なかった、というか微妙にイってたわ。直したけど」

提督「」

山城「男に組み敷かれているときなんて戦闘と同じじゃない。どうということも無いわ」

提督「いや、え…………そう……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/29(日) 21:42:44.93 ID:ntnQXS0E0<>
< 嘘のような本当 >








鹿島「うふ……あぁ、動かないで、首、締まっちゃいます」

あきつ丸「はぁ……何故自分はネクタイなど締められているのでありますか」

時雨「いいじゃないか。お世辞抜きに似合うよ」

春雨「なんなら時雨ちゃんも似合うと思うけど」

Aquila「可愛い女の子で似合わない子なんていないですからぁ〜」

あきつ丸「ではせめて鈴谷くらい呼んでくれないか」

時雨「戦闘衣はスカーフだもんね」

あきつ丸「まぁ、あれ以上に似合うものなど無いかもしれんが」

春雨「そうですね。……これでお互いが嫌いじゃないの知っててまだ告白も返答も保留してるって嘘でしょ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/29(日) 21:44:31.42 ID:ntnQXS0E0<>
< スカーフって多用途()だと思うの >







GZ「ふむ……若葉、逆にスカーフなんてどうだ? 」

若葉「どうせネクタイよりは嵌るまい。若葉はこのままの自分だけでいい」

GZ「……そうか」

若葉「ま、伯爵がどうしても見たいというのであれば新しい甘味で手を打つが」

WS「寧ろ伯爵がスカーフにしてみるべきですよね」

若葉「まぁ、確

GZ「この前してやっただろうが」

WS「そうでしたっけ」

若葉「伯爵……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/29(日) 21:46:08.03 ID:ntnQXS0E0<>
< 草臥れていても許せる数少ない…… >








あきつ丸「まったく……これだから馬鹿女の相手は疲れるであります」

鹿島「嗚呼それっ、それっ」

あきつ丸「あ? 」

鹿島「嗚呼……あゝ……あぁもう……」

春雨「気怠そうにネクタイを緩める男装の麗人っていいですよね、はい」

時雨「そもそも男がやってカッコいい仕草だしね」

GZ「……若葉? 」

若葉「やってもいいが期待値は越えられないと思うぞ」

WS「期待値なんて相手によっては簡単に……いえ、若葉の気持ちはよく分かりますけれどね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/29(日) 21:48:46.69 ID:ntnQXS0E0<>
< 主体とは >







時雨「というか何さ、伯爵は若葉を毒牙にかけたいわけ? 」

GZ「甚だ不当な言い掛かりだな。私は若葉の多様な面を見せてほしいだけだ」

WS「あの子なら私も構いませんよ」

GZ「……は? 」

時雨「えぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/29(日) 21:51:23.97 ID:ntnQXS0E0<>
< 何かあれば仕方無い風で助けるところまで含めて >







秋雲「あきつ丸さんって」

あきつ丸「? 」

秋雲「この狭い界隈では本人公認で鈴谷さんのこと大好きだから許されてますけど」

あきつ丸「?? 」

秋雲「鹿島さんの扱い見る限りやれやれ系のクソ主人公みたいな雰囲気ありますよね」

春雨「若干のセフレ感みたいなやつあるよね」

秋雲「それそれ」

あきつ丸「???? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/29(日) 21:54:48.26 ID:ntnQXS0E0<>
< 個人による倫理のカタチ >







雲龍「まぁ、ボテ腹とか母乳は無理よねそもそも」

漣「その唐突な話の転換、見習いたくない」

天城「さっきまで無理な姿勢だとかって話だったのに」

山城「無理なプレイの話はしていないのだけれど」

雲龍「ボテ腹なんて……本当に…………あぁ……

山城「まぁ……私たちに妊娠なんて尊いことできるわけな

雲龍「安定期だからって信用なんて……危ないし……無理に決まって……

漣「そういう……いや、決して悪くないどころか善性甚だしいけど…………そういう? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/29(日) 21:55:35.54 ID:ntnQXS0E0<>
< 手に入れられないこともないけども >







提督「何、暇とな? では吾輩が愉快な友人の話をしてやろう」

葛城「何そのうっざいキャラ」

涼風「どうせそれ海軍内の変なのの話だろ」

提督「はて……まぁ、同い年の勇壮な男子で

葛城「はいはい同期の桜同期の桜」

提督「其奴は殊更にゲータレードを好む男でな」

涼風「ゲータレード……? 」

提督「え……え? 」

江風「2015年までは売ってたンだけどなぁ……久々に飲みたいかも」

涼風「飲み物……? 」

<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/29(日) 21:56:41.96 ID:ntnQXS0E0<>
< 出す >







雲龍「ね、お願い」

提督「まぁ……それくらいなら」

雲龍「別に殴ってくれとか絞めてくれって言ってるわけじゃないんだし」

提督「うん……うん? 」

天城「姉様……今度は何を頼んだんです」

雲龍「自分がただただイく為だけに腰を振ってほしい、って。
時間とかそういうのどうでもいいから何もかも自分の一番気持ち良い動きで相手してって」

提督「…………」

天城「ん、んんっ……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/29(日) 21:59:09.49 ID:ntnQXS0E0<>
< (モノは取り敢えず)出る >







提督「まぁ、プレイとしてならいいけど……それフッツーにつまんねぇと思うぞ俺」

雲龍「つまらないならつまらないでいいじゃない。
セックスはコミュニケーションだったってだけだし、
その次はちゃんとその分も足して愛してくれればいいの」

提督「うーん……」

雲龍「でも自分の気持ち良さだけ、種蒔くことだけ考える動きで消費されたら物凄く気持ち良いと思うの。
使われてる背徳感と使ってもらえている承認欲求の満足で。
勿論あなたのことを愛しているわけだし? 元が大きいから勝手にイけるだろうから一回くらい試して」

提督「…………」

天城「…………ちょっと納得しかけた自分が嫌です、天城」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/29(日) 21:59:37.88 ID:ntnQXS0E0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/29(日) 22:14:59.90 ID:GvjZlnFYo<> お疲れ様です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/29(日) 22:16:55.90 ID:uRjSv74a0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:07:02.94 ID:yDQvxXF00<>
< 嫌いな人は本当に無理らしいですが >







阿賀野「うんうん、成育は順調ですよ、っと」

能代「栗の木の成長日記って小学生みたい」

阿賀野「これはこれで楽しいものだよ? 家庭菜園の延長だし」

能代「まぁ、植物の成長って中々侮れない楽しさらしいけど……」

阿賀野「それにほら、あの人たちに本物の栗の花の香りをおしえてあげようかなって」

能代「えぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:08:09.26 ID:yDQvxXF00<>
< 愛情込めていつまでも >







愛宕「ついでに桃と柿も植えてみたら? それも苗木からでしょう? 」

阿賀野「検討してもいいけど阿賀野は栗ご飯が食べたいの」

愛宕「ふぅん? 食べたいなら明日か明後日はそれにする? 」

阿賀野「いいけど阿賀野の最優先はこの木だよ? 」

愛宕「? なんで? 」

阿賀野「なんで、って……自分で育てた子だよ? 」

愛宕「?? 」

能代「そんな農家さんみたいなこと言われても……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:09:13.62 ID:yDQvxXF00<>
< はーゔぇすと >







阿賀野「ほら、提督さんに頑張ってほしいときとかって素材選んでしっかりお料理してるでしょ? 」

愛宕「あぁ、そういうこと」

能代「前言撤回。……そんなので理解した気になる方もさせる方も農家さんに謝っては? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:10:19.67 ID:yDQvxXF00<>
< 即答 >







雲龍「天城ってね、誰かに聞かれるかもしれない、
見られるかもしれないって思うとキュッと締め付けてくれるのよ」

葛城「妹に語る意味」

雲龍「でもそれを続けて弄ってあげると見られてもいい、
寧ろ聞かせてやるって壊れていくの、素晴らしいわね」

葛城「だからそんな世迷言聞かせる意味」

雲龍「いえ、あなたもそういうタイプなのかしら、って」

葛城「それはどっちかというと瑞鶴さんの方かな」

雲龍「へぇ……」

瑞穂「あのですね……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:11:13.95 ID:yDQvxXF00<>
< 公序良俗さんはお休み >







瑞穂「瑞穂は妹ですらないのですけれど」

雲龍「あら、あなたも明石とシてみればいいじゃない」

葛城「最初は窓開けっ放しとかでレベル上がると廊下とかになるよね」

瑞穂「……なるほど」

明石「…………雲龍さんとシてれば? 」

葛城「またまたー。私知ってるよ? あの人に廊下で苛められてそのまま部屋に消えたの」

雲龍「へぇ……」

明石「あの人とだから許されるっていうか絵面を想像する暇も無いというか……あのですねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:12:39.23 ID:yDQvxXF00<>
< 頑なな否定はいつかの…… >







葛城「まぁ、別にいいじゃん。瑞穂さんとヤったら感想聞かせてね? 」

明石「はいはい検討しておきます」

雲龍「頑張りなさいね」

瑞穂「頑張るというのは違う気がしますけれど……まぁ、はい」

明石「言い触らすんなら絶対やりませんから」

雲龍「こういうのを変えていってしまうのが楽しいのよ、ね? 」

葛城「あ、それ分かるー」

瑞穂「なるほど確かに」

明石「だーかーら……あのですね……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:14:10.08 ID:yDQvxXF00<>
< 二人きり没頭して >







葛城「なんか変に気分良く酔ってるかも。……双頭ディルドって間抜けだよね」

雲龍「端から見れば、そうかも」

葛城「でさ、ああいうの使ってると本人たちはかなりイイから絵面とかは実際どうでもいいんだけど」

瑞穂「? 」

葛城「やっぱ棒、っていうか男とヤるのって気持ちいいものなのかなって思うよね」

明石「女ってそういう風にできてますから仕方無いんですよそれは」

瑞穂「む、むむ……それは……いえ、でも…………」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:15:02.26 ID:yDQvxXF00<>
< (強い)ツッコミ不在とも言える >







雲龍「ホルモンバランスの崩壊で母乳が出てしまうケースがあるそうだけど」

明石「まぁ……はい。しっかしなんでこの面子だとひっどい下ネタになるんですかね」

雲龍「実はうぶな龍田ちゃんとかすぐに愛がどうとかいう愛宕とか、
そういうのがいると長続きしないで話が流れていくだけね」

瑞穂「天城さんがいるとすぐオチを付けてしまいますし」

葛城「あれはあれで羞恥とかなのかな? 」

雲龍「さぁ? ……つまり意識して代謝を弄れば私たちって母乳プレイはできそうじゃない? 」

明石「…………」

瑞穂「…………」

葛城「…………」

雲龍「…………? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:16:08.29 ID:yDQvxXF00<>
< そういう問題かな? >







明石「まぁ……できてしまうでしょうね、理論上は」

葛城「体内物質を弄るんじゃなくて、
あくまでコンディションを生存に最適な身体へ持っていくわけだからかなり難しいと思うけどね」

雲龍「で、それを固めて加工すればバターくらいは? 」

明石「いやいやいや……」

瑞穂「何を行き過ぎたヤンデレみたいなこと言ってるんですか……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:18:13.44 ID:yDQvxXF00<>
< 興味の範囲= ? >








海風「ちなみに巾着だとか蛸壺と言われるあれは鍛えれば誰でも身に付くそうですよ」

葛城「なんか増えた」

明石「海風ちゃんは別に鍛えなくても大丈夫でしょう。体躯的に」

海風「あれするとあの人の顔、ぐんと良くなるんです」

雲龍「確かに」

瑞穂「確かに、って……雲龍さんの守備範囲に限界は無いんですか? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:22:01.10 ID:yDQvxXF00<>
< 艦にとっての重荷となるとこれくらいは >







漣「そういえばここの総旗艦って? 」

阿賀野「それ実際の軍では概ね使わない言葉だし……どうなの? 」

愛宕「うん? 興味無いわ」

高雄「さぁ? どうでもいいですね」

加賀「はい? この二人を差し置けると? 」

Littorio「え? 一応外国籍ですよ? 」

叢雲「は? いや、いやいやいや……あのね……」

漣「陣形とか駆逐とかんなもんクソどうでもいいでしょ?
むーちゃん以外の誰にその座を任せられるのって話ですよマジで」

提督「別にそんなの誰でもいいんだけどなぁ……やる? 」

伊14「そんな軽い言葉で任せられるのものじゃ……や、そんな輝く自殺行為押し付けないでくださいよー……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:24:54.76 ID:yDQvxXF00<>
< 怖いもの知らずだなぁ、とかなんとか >






愛宕「でも……つまりそれ総司令官的な立場の乗艦なわけでしょう? 」

漣「まぁ、そっすね」

愛宕「公私共に三笠さんでいいんじゃない? 」

漣「なるほど? 」

高雄「随分と小型で古めかしい旗艦で……あの、なんですその目は」

提督「え、いや……別に? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:26:37.61 ID:yDQvxXF00<>
< 誇りある高らかな宣言 >






何かヤバい黒幕っぽいやつ『八咫烏、という名を聞いてお前はどう思う』







漣「ノータイムでサッカーとか答えるのが江風だとして」

叢雲「私はくだらない雑学でも語ると思われてるのかしらね」

漣「漣とご主人様しかいないときだけでしょ。
……漣は某ゲームの某組織を思い浮かべるんだけどさ」

叢雲「ふぅん? 」

漣「次の目標はむーちゃんもそういう考え方ができるように調教することです! 」

叢雲「調教ってあなたね……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:27:42.20 ID:yDQvxXF00<>
< あぁ、忘れていたけど >








叢雲「あっ、あとむーちゃん言うな馬鹿」

漣「はいはい。…………このあざといキャラ付けは一体どういう意図なんだろう」

叢雲「うん? 何か言った? 」

漣「べっつにー? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:32:54.74 ID:yDQvxXF00<>
< 減る嫌ー >







提督「え、俺A4くらいの方が好きなんだけど」

漣「また始まった……人間脂身の方が旨く感じるようにできてるとかほざいておきながら」

提督「俺の年齢考えろ。A5とか無理だわ完食不可だぞ」

漣「とか言いつつ全部食い散らかした挙句脂の塊まで食すくせに」

叢雲「同族以外の化け物なんて悪食にも程があるものね」

提督「悪意有り過ぎか。さすがにロリコンではねぇわ。
あと俺は可愛い女の子を化け物とは呼ばない」

漣「や、どっちかってーと女の方はA5の方が好みでしょって。
別に熟女とかではなくて脂乗り切った方が好きでしょ? 」

提督「んな俺がデブ専みたいな言い方」

愛宕「ふぅん……? 」

高雄「ほう……」

漣「……どこから湧き出てきたんですお二人。
目がヤバいんですけど目だけ笑い方忘れちゃったんですか? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:34:42.59 ID:yDQvxXF00<>
< それもこれも全部酔いってやつの所為でしてね >







雲龍「加賀さんがこう今すぐ死にます沈みますっていう今際の際に」

加賀「……は? 」

雲龍「一航戦を継がせるとしたら現時点では瑞鶴さんでしょう? 」

加賀「ちょっと……あの、意味が分からないわ」

雲龍「私、負けませんから。ええ、絶対に、勝ち取りますから」

加賀「あの、え、ちょっと……それだけ言っていなくならない……あの……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:36:27.85 ID:yDQvxXF00<>
< 捨てた瞬間爆発しそうでもある >







提督「バレンタインのチョコレートってさ」

高雄「ええ」

提督「割に日持ちはするよな。別にその日のうちに全部食べなきゃいけないとかってルールも無いし」

高雄「ちゃんと食べてくれればまぁ。……何か? 」

提督「や、割と頑張って毎回食べ切ってるよ全員分。……共用の冷蔵庫くん最奥に

高雄「やめて。誰のか知らないけど知らないフリをしてるの」

提督「あ、そう……」

高雄「冷えた爆弾は火薬が腐り切ってから処理するものですよ」

提督「お、おう……」

<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:38:19.28 ID:yDQvxXF00<>
< 笑えばいいと思……うーん…… >






時雨「あのさ、僕結構瑞鳳さんと話すんだけど」

あきつ丸「なんだ、友人自慢か何かか? 」

時雨「君最近僻みキャラみたいなの酷いよね。……そうじゃなくて」

あきつ丸「あぁ」

時雨「瑞鳳さんの隣室って翔鶴さん瑞鶴さんの部屋なんだ」

あきつ丸「らしいな」

時雨「明らかに二人の喘ぎ声が聞こえたみたいなんだけど僕はどう反応すればよかったと思う? 」

あきつ丸「」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:41:30.47 ID:yDQvxXF00<>
< 八方塞がり >







あきつ丸「いや、あー……あぁ、あぁん? 」

時雨「その辺の将校でも連れ込んでたら面白いなとか一瞬は思ったんだけどさ、
葛城さんの気持ちはどうなるんだろうね、って」

あきつ丸「……」

時雨「あれで割に繊細だし。彼女をその姉に寝取られるってダメージ酷くない? 」

あきつ丸「……あぁ、それなら大湊の女衒将校に絡め取られていることを願えばいいのでは? 」

時雨「そういうの察して手出さないんだよ、あの鬼畜野郎」

あきつ丸「……」

時雨「……」

あきつ丸「…………嗚呼」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:42:36.68 ID:yDQvxXF00<>
< 忘れた頃に掘り返す >







漣「ねーねー江風大先生」

江風「うン? 大先生? 」

漣「間接キスはキスに分類してもいーのでしょーか」

江風「いいンじゃねーの、ってーかなンで江風? もっと適任なの大量にいるじゃン」

漣「や、ファーストキスが姉とディープなのな大先生に訊きたかったから」

江風「」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:45:05.37 ID:yDQvxXF00<>
< 撮られるってまた別の趣味だけどね >








江風「あ、あれはほら、酔った故のじ、事故だから……」

海風「酷い……あれは遊びだったんだね江風」

江風「そーだよ、遊びだよ、遊びだから忘れてくれ、頼む」

海風「もう一回、遊びじゃないキスで忘れさせてくれない? 」

漣「初月くーん! 」

初月「呼んだか? ……よし、撮ればいいんだな? 」

海風「理解の速さ」

漣「●REC」

初月「●REC」

海風「んー……? 」

江風「なンなのさもう……しないよ馬ッ鹿じゃないの? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/30(月) 23:49:13.75 ID:yDQvxXF00<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2021/08/30(月) 23:50:39.18 ID:s3CBNUYY0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/08/31(火) 06:42:27.93 ID:MmsiBU4to<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/31(火) 22:48:00.91 ID:erCERIvh0<>
< 愛した男ではなく、愛してくれる男が >







雲龍「幸せにしてくれるらしいわね」

愛宕「同じ男だし」

高雄「だからでしょう? 特大の幸せと、同じくらいの痛苦も味わわされてるじゃない」

愛宕「なるほど」

雲龍「道理ね」

葛城「禍福を半分ずつ分け合って終局がここなんだ」

天城「つまり天城たちへの愛情がまだ足りないのでは? 」

提督「あのさ……いや、意識して愛するって何か違うと思うんだけど」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/31(火) 22:48:52.79 ID:erCERIvh0<>
< 姉妹から真心を込めて >







海風「ふふ……」

江風「あーねきー。お昼できたってさー」

海風「うん? ありがと」

江風「あぁ。何やってンの? 外いたら蒸し暑くない? 」

海風「まぁね。……四葉のクローバー、探してたの。
最初はただの気晴らしでお散歩してたんだけど」

江風「へぇ……見つかった? 」

海風「沢山ね。後で栞にする」

江風「いいじゃンそれ。江風も手伝うよ」

海風「ん、ありがと。江風にも一つあげるね」






赤城「四葉のクローバーって“ 復讐 ”でしたっけ? 」

Littorio「“ 私を思って ”だとか“ 幸福 ”の方が一般的かと思いますけれど、そうですね」

Roma「他方では十字架に見立てられたりもしていましたから。……普通その栞を見てそんなこと考えます? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/31(火) 22:50:49.26 ID:erCERIvh0<>
< ほぼノータイムで >







叢雲「シロツメクサの花言葉には色々と文化史的な物語と人間の感じょ

漣「ご主人様! 阿賀野さんと二人で聞いてあげてくださーい! 」

阿賀野「阿賀野も今文化史の気分じゃないからパスで」

叢雲「…………」

提督「…………聞いてやるよ、休憩中だから十分も無いけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/31(火) 22:52:26.36 ID:erCERIvh0<>
< R25くらいで本気の映画つくったりしてくれないかな >







龍田「なんだかまた趣味の悪いもの読んでそう」

高雄「あなた程じゃないわ。……『サロメ』」

龍田「戯曲なんて読んで楽しいわけ? 時々見るけど」

高雄「これはこれで自分の想像を掻き立てられるものなの」

龍田「ふぅん……? 」

高雄「ふふ……あなたならサロメも似合いそうね」

龍田「七つのヴェールの踊りをご要望ですか? 」

高雄「要らない。あの人が首だけになっても接吻をして共に終わるのは私の役目だから」

龍田「そ、そう……もうちょっと軽い冗談だったんだけどなぁ〜……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/31(火) 22:53:30.63 ID:erCERIvh0<>
< 停滞か雌伏か >








時雨「変に利口にならないでさ、馬鹿なときの、なんなら酒に酔ったときみたいな頭で進めばよかったんだよ」

あきつ丸「まったくでありますね。鈴谷への気持ちは変わらないがどうにも踏み出す機会を失ってしまった」

時雨「そのまま足踏みし続けていたら次期に龍田みたいになるよ? 」

あきつ丸「失礼な。……いや、別に龍田が嫁き遅れだとかそういう意味ではなくて反射的にだな……いやいや」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/31(火) 22:55:04.23 ID:erCERIvh0<>
< 猫を眺めているよりいっそ可愛い >







龍田「ところで新しい住に……住猫になった雄猫くんの名前はどうなったんですか? 」

加賀「私の誕生日に対照した聖人の名前を取ってエリザベトになったわ」

龍田「男の子なのに? 」

加賀「私はエリィと呼ぶことにしたの」

龍田「はぁ」

加賀「サンと違って黒地に所々ある白い毛がまた可愛らしいわ。
まだこちらを敵として見ている状態だけれどいつかはサンと一緒にーーーー






龍田「……会話にならなかったんだけど」

山城「だから言ったじゃない。私も姉さまも同じこと経験したのよ? 」

扶桑「しかも……あの人と雲龍から聞いて笑っていて、あれだったのよね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/31(火) 22:56:14.96 ID:erCERIvh0<>
< St. Elizabeth of Hungary >







扶桑「少し真面目に話すと元ハンガリー王女でありながら紆余曲折の後に修道女となって、
それから短い余生を救済に充てた人物らしいわ」

山城「男と女の名前が逆っていうのもまぁ好きそうな人がいるし。
幼名に女性名を付けて厄を祓う風習がどうとかって言ってたわ」

龍田「誰が? 」

山城「初月と阿賀野」

龍田「意外というかそうでもないというか」

山城「雲龍は名付けになんて興味が無いの一言で放り投げたし、
加賀さんは決め切れずに結局諦めたらしいわ」

扶桑「加賀さんの案はどれも可愛らしいのばかりだったみたいね。
鬼の形相で口止めされたって阿賀野が言っていたけれど」

山城「……へぇ」

龍田「ふふ……それは意外でもない、かなぁ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/08/31(火) 22:56:43.63 ID:erCERIvh0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2021/08/31(火) 22:59:45.09 ID:c7KEbsVG0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/01(水) 01:48:41.43 ID:I22VjBFmo<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/01(水) 21:41:01.71 ID:kITCRf6p0<>
< 真意を探るような目で見られました >








龍田「ねぇ、さすがに酷いと思わない? 」

山城「普段の自分を思い返して反省するべきね」

扶桑「然もありなん、というところだと思うわ」

Littorio「まぁ、あの夫婦のようにあれたらと思うことは龍田でも許されるでしょう」

Roma「生憎と相手がいないけれどね」

龍田「…………『賢者の贈り物』っていい話よね、って言っただけで場が静まりかえるなんて」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/01(水) 21:42:13.31 ID:kITCRf6p0<>
< 想い人の踊る掌、汚れていませんか? >







明石「今日のお昼……どうでした? 」

提督「え、まぁ普通に美味かったけど。珍しいっちゃ珍しいか、ラーメンなんて」

明石「あれ、私が高雄さんと愛宕さんにお願いしたんですよ。
寸胴もあるし豆乳を使ったりすればそこまで長時間の仕込みも要らないみたいですよ、って」

提督「ふぅん? いや、まぁいいんじゃねぇの? 食いたかったんだろう? 」

明石「あのヒトたちのつくるオシャレ系味噌ラーメンにも純粋に興味はありましたけどそうじゃなくて」

提督「? 」

明石「瑞穂さんがあれを見て次の夜食には何をつくってくれるかなぁ……って」

提督「…………え? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/01(水) 21:42:54.49 ID:kITCRf6p0<>
< 分からないということが分かる >







漣「お互いの好きなところは? 」

高雄「顔」

提督「から、顔」

愛宕「顔」

瑞穂「瞳と笑ったときの優しい口の端」

漣「ね? 」

江風「ね? ってなンだよ……こンなンじゃなンにも分かンねーよ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/01(水) 21:44:07.81 ID:kITCRf6p0<>
< 素直に認められるとまた一つ先へ >







瑞穂「取り敢えずこの人は身体と言いかけましたね」

提督「ノリを読み違えたんでー」

愛宕「まぁ、素面じゃあ本音なんて語れないわよねぇ〜」

高雄「途端に嘘っぽく思えてしまうもの」

江風「瑞穂さンは? 」

漣「修行と場数が足りてないなーって」

瑞穂「……」

漣「んふ…………ま、悪い意味だけじゃ、ないけどね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/01(水) 21:45:56.27 ID:kITCRf6p0<>
< ベットするのは良心と寿命です >







提督「で? これは何なんだ? 」

漣「ここまで場を温めまして! はい、雲龍さんの反応賭博! 」

提督「最低か」

愛宕「怒らない子だとは……うーん」

高雄「まぁ、今みたいなノリなら別にいいと思うけど」

江風「どうせ本命下ネタ大穴ガチ回答だろ? 」

漣「ったりめーじゃん? なんなら下半身以外全部大穴だよ。☆だよ☆」

瑞穂「まぁ、やりたいのなら……ここまで積み立てると大事故のフラグにしか思えませんけれど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/01(水) 21:47:30.31 ID:kITCRf6p0<>
< 穿たなければいいだけですが >







龍田「そういえばあなたも古参といえば古参よね。
あの人の体制ができ始めてからのでは」

明石「まぁ……高雄さん愛宕さんがいて、その後仮所属含めて加賀さんがいて、の後ですからね」

龍田「救急車って呼んだこと無いの? 」

明石「あるわけ無いじゃない。あのヒトたち怒らせたらあの人が全力で隠蔽するんだから」

龍田「なるほど」

山城「あの人がやらかすことは無い、というところがポイントかしら」

扶桑「はぁ……何かしらあった可能性を少しでも残さないでほしいものね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/01(水) 21:49:34.86 ID:kITCRf6p0<>
< 何を前提とするかで >







山城「姉さまだっておかしい考え方だと思いますけれどね。
普通は身内で喧嘩をして、だとかを想定した話でしょう今の」

扶桑「まぁ……そうね」

龍田「一応ほら、唾すら付けなくても直る化け物だから」

山城「それでもあの人だけは人間でしょう? 」

明石「嫌ですね、あの人が肉体的に傷付くなんてあったらですよ?
内実は兎も角どこぞの要港部が半壊したって情報が横須賀に届いてますよ」

龍田「確かに」

扶桑「……とんでもないわね」

明石「今更気付いたんですか? 」

扶桑「忘れていたいのよ、常に。……ね? 」

山城「……? 」

扶桑「……」

明石「山城さんならこっち側でしょうよ」

龍田「んふ……自覚して開き直った女って怖いわねぇ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/01(水) 21:50:19.49 ID:kITCRf6p0<>
< 発つ時跡を汚さず >







海風「…………ねぇ」

涼風「うん? 」

海風「ポテチをクズ一つ落とさずに食べるってどうやるの? 」

涼風「んっ、と……証拠を残さずというかなんというか…………三笠さんとかもこうだぜ? 」

海風「生粋の貴人タイプと比べられても……うぅん? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/01(水) 21:51:13.03 ID:kITCRf6p0<>
< 読む >







漣「お互いの好きなところは? 」

提督「身体」

雲龍「……」

漣「……? 」

提督「……」

雲龍「…………」

漣「…………? 」

提督「…………」

漣「…………あの、ジーッと見られても漣はレズじゃないんで」

雲龍「……ま、下半身かしら。…………責任、取ってくださいますよね、少将閣下」

提督「……ウィッス」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/01(水) 21:56:05.73 ID:kITCRf6p0<>
< 結果は分かっていた気もする >







瑞穂「やっぱり事故だったじゃないですか」

漣「さ、漣に被害は無いし……? 」

高雄「今更擦り減る良心も僅かですものね」

愛宕「一定以上の信頼があれば許してくれるってあの子もチョロい感じ」

高雄「雲龍さんだから」

愛宕「そうねぇ……もし瑞穂がやってたら引き摺られていったのは瑞穂だったかもだけど」

漣「やー……まぁ? 愛情のヤベー深さを再確認したってことで? 」

愛宕「さすがに終わらせた方がいいわね」

高雄「というか本人がいなくなって強制終了だけど。……追加、要る? 」

愛宕「いるー。炭酸水で割って? 」

高雄「はいはい」

瑞穂「いや、あの……あの人犠牲にしてそんな能天気に……あのぅ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/01(水) 21:56:33.06 ID:kITCRf6p0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2021/09/01(水) 23:01:17.17 ID:ieA1sgO70<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 22:40:06.59 ID:Rt29Eht50<>
< 恐ろしい相関図 >







あきつ丸「……………………」

鈴谷「……………………」

あきつ丸「……………………」

鈴谷「……………………」

あきつ丸「……………………なぁ」

鈴谷「見てない見てない、見てないから……彼女がいる同士の姉妹がディープなのしてるところなんて見てないから……ああもうっ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 22:42:54.16 ID:Rt29Eht50<>
< 良いのか悪いのか >






鈴谷「ああもう……もう……」

あきつ丸「恐ろしい相関図になるな、などと思ったのだが」

鈴谷「ん、んん……思ったのだが? 」

あきつ丸「大湊のアレ程ではないでありますね」

鈴谷「比べる対象がカレー御膳じゃあねぇ……」

あきつ丸「あぁ。…………これは一体どういうレベルの比較の話だったか」

鈴谷「……うん? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 22:43:30.30 ID:Rt29Eht50<>
< バレーチームとかどうなんだろうね >







涼風「もしここで殺人……んん、殺艦事件が起こったらさ」

龍田「んー? 」

涼風「大概のヒトに理由がありそうで迷宮入り待った無しだよな」

龍田「これでも女の園としては奇跡的な平和状態だと思うけど」

涼風「確かにね。横須賀とか呉は規模と人数の多さもあるけど酷いものだった」

龍田「ああいう女の争いを上手くいなして流れて手懐けていけるからあの人はあの若さで少将なわけだし」

涼風「本当それ。……あぁ、本当凄いな我が提督閣下は。どうやってんだ? 」

龍田「さぁ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 22:45:15.09 ID:Rt29Eht50<>
< 流れ星程刹那では無いひとときと信じて >






あきつ丸「ふぅ……まぁ、早晩暴露るだろう、あれは」

鈴谷「どうかなぁ」

あきつ丸「中々に難しいものなのでありますよ、隠蔽し誤魔化すというのは」

鈴谷「あきつちゃんは自分隠すの上手いじゃん? 」

あきつ丸「まぁ、な。…………自分が今考えていること、分かるでありますか? 」

鈴谷「んー……」

あきつ丸「二人きりで屋上にいて、星を眺めながら煙草を咥えていて、寸前にはアレな光景も見た」

鈴谷「そうだね。……卑怯じゃん、そんなこと言葉にできるわけ、ないよ」

あきつ丸「……………………フゥ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 22:46:14.54 ID:Rt29Eht50<>
< ランクアップととるべきか否か >







龍田「まぁ、でも……そうね」

涼風「ん? 」

龍田「私が殺されたとして、犯人っぽそうなのは? 」

涼風「超難問じゃん」

龍田「候補者が多過ぎて? 」

涼風「“ 艦娘 ”であることが心底悔やまれる謀略の鬼みたいな女を殺すなんて難易度が高過ぎで、だよ」

提督「まず間違い無く江風や初月にはできねぇな、俺も混ぜろ」

涼風「はいはい。……上官とこんな話って罰ゲームか何か? 」

龍田「前世の報いかなんかでしょう? 」

提督「俺の前世は徳を積んだ聖人らしいぞ。今の暴虐振りを鑑みると」

龍田「……んふ」

涼風「そりゃあ愉快だね。……あたいたちは徳を積んだ虫とかだったのかなぁ、それなら」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 22:47:25.61 ID:Rt29Eht50<>
< 姉妹(終い)愛(哀) >







提督「取り敢えず動機がありそうなやつは? 」

龍田「山城? 」

提督「ある意味一番無ぇだろうあいつ」

涼風「扶桑さんと比べるのを嫌がるくらいには大切なオトモダチだろ、掛け値無しに」

龍田「あら嬉しい」

提督「言わせてるだけだろうが。……案外と扶桑かもな」

龍田「どうして? 」

提督「山城をお前に盗られたと思って」

涼風「あっは、ありそうだねそれ」

提督「だろ? 」

龍田「私はそれ喜べばいいのか恐れればいいのか……うぅん? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 22:48:06.47 ID:Rt29Eht50<>
< 失って初めて(偽) >







涼風「まぁ、その理論だと提督も瑞穂さんに刺されそうだけど」

龍田「無い無い。そんなことしたら明石を永遠に喪うって分かってるものあの子」

提督「忍者もいるしな。……高雄! 愛宕! 」

涼風「……」

龍田「……」

提督「……」

涼風「…………」

龍田「…………」

提督「…………あれ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 22:48:38.63 ID:Rt29Eht50<>
< 嫌われ者 >








龍田「嘘でしょ……初めてなんだけどこんなの」

涼風「どんな状況どんな場所だろうとどっちかは必ず出てくるのに」

提督「ヤバくね? 今なら俺どっかの刺客にさっくり殺られちゃうぜ? 」

龍田「……涼風ちゃん? 」

涼風「信じなくてもいいけどあたいはそんな命令受け取ったこと無い。
……明石さんの防諜システムが完璧でよかったな、提督」

提督「お、おう……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 22:49:32.75 ID:Rt29Eht50<>
< マッサージか何かかな? >







高雄「んっ……」

愛宕「ぁふ……んん…………ねぇ、ココこんなことになっ

高雄「んぐっっっっ」

愛宕「いひゃっっっっ」

高雄「……」

愛宕「……」

高雄「……呼ばれた気がする」

愛宕「私もそうだけど……こんなことしてるときに腹筋だけで起き上がらないでくれる? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 22:50:49.75 ID:Rt29Eht50<>
< 歯が当たるくらいならばいざ知らず >







高雄「まぁ……たぶん冗談か何かで呼んでみただけでしょう」

愛宕「それか酔った悪巫山戯ね。……いっったいんだけど」

高雄「私も鼻が痛いわ」

愛宕「はぁ、なんか気分も冷めちゃった」

高雄「…………」

愛宕「…………」

高雄「…………バスローブとボトル、取って」

愛宕「はいはーい。……ショーツだけでグラスだと一杯目で気分戻るかなぁ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 22:52:44.97 ID:Rt29Eht50<>
< 自然に溢れたであろう言葉だからこそ >







あきつ丸「先程の話だが……鈴谷は何か卑猥なことでも思い付いたのでありますか」

鈴谷「えっ、いや、えー、っと……どうだろ? 」

あきつ丸「案ずるな。自分にはまだそんな勇気は無い。……では明日」

鈴谷「え、ああうんまた明日ー」





鈴谷「…………さっきのってストレートなこと言うよりよっぽど勇気いると思うんだけど……」

鈴谷「…………」

鈴谷「…………うぅ……」

鈴谷「…………」

鈴谷「…………」

鈴谷「…………」

鈴谷「…………」

鈴谷「…………寝れない」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 22:55:07.12 ID:Rt29Eht50<>
< 即応力に保証はありません >






龍田「ここはあなた、次善の策を試してみるべきよ」

提督「あん? 」

龍田「取り敢えず何かテキトーな下ネタ振ってみて? 」

涼風「あぁ、雲龍さん召喚するのか」

龍田「そうそう。ある意味愛宕たちより確実かも」

提督「お前それは……あいつに失、礼…………だと思うけどなぁ、どうなんだろう」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 22:56:26.41 ID:Rt29Eht50<>
< ユメノサキへ >







GZ「生憎と乙女のように目を輝かせて人類愛や世界平和を語る時期は既に過ぎていてな」

時雨「その割に割と人間性だとか友好には肯定的だよね」

GZ「信じていても悪いことはあるまい。
有り得ないと分かっているモノに夢を見るのは道化だと笑われてもやめられん」

時雨「君のそういうところは素直に尊敬するよ。共感はしないけど」

GZ「構わないさ、それで。……フゥ……」

時雨「煙草、WSは許してくれるのかい? 」

GZ「彼女も実現不可能なモノに夢を見るタイプなんだ」

時雨「やさぐれたイケメンみたいなこと言うね。……あのさ」

GZ「うん? 」

時雨「紳士の国と繋がってる裏切者の情報なんてくれて、君は何を目指してるわけ? 」

GZ「さてな……フ-…………平素と変わらず夢を見ている、それだけだ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 22:58:04.12 ID:Rt29Eht50<>
< 何かを得る為には何かを…… >






GZ「私はこの国へ来て随分と変わった」

時雨「そりゃあ裏では啀み合い続けてる国の淑女と懇ろなレズになればそうだろうね」

GZ「懇ろ、という表現に時雨の優しさを感じるな。……あれは私よりも変わってしまった」

時雨「それ、君が壊したの間違いじゃない? 」

GZ「あぁ…………ならば、なればこそ守ってやらねばなるまい。
訊かなくとも祖国の情報を漏らし続ける女など危なくて仕方が無い」

時雨「…………」

GZ「私はそんなモノが欲しいわけではない。
仲間がそれなりに楽しくやっていて、
隣であれが微笑みながら毒を吐いたり困惑しているだけでいい。
それと私に見える世界が概ね平和で戦争が縮小されれば言うことは無い」

時雨「あ、っそ。…………君は、その為の一歩に何を捨てたんだろうね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 23:01:30.91 ID:Rt29Eht50<>
< 平穏の為の闘争に果たして価値は >







GZ「ふふ……捨てる? 私の乙女がどうも迷っていたようだからすっぱり切り捨てて差し上げたのさ」

時雨「ふぅん? それとなく、気付かれずに? 」

GZ「あぁ、例の裏切者殿がいなくなれば自然と取引も無くなる」

時雨「そうだろうけど……どういう取引だったわけ? 」

GZ「“ Queen Elizabeth Class Battleship No.2 Warspite の50年に渡る奮戦の対価として軍からの解放を約束する ”だそうだ」

時雨「へぇ、WSさんってアホだったの? 」

GZ「それに加えて私の身柄をこの国から英国へと譲渡させるよう働きかける確約もあった。良い話だろう? 」

時雨「そりゃあ精一杯働きかけてくれるんだろうね。
二代か三代か、はたまた四代以降の担当者様は」

GZ「あぁ、この国と英国にな」

時雨「異国で奮戦した美女の嘆願も合わさってそれはそれは素晴らしい威力になるだろうね」

GZ「間違い無いな。紳士の国はさぞや腰を低くして労をねぎらってくれるだろうさ」

時雨「ふふ、勿体無かったんじゃない? 今からでも頭下げてきなよ」

GZ「裏切者の彼女が生きていれば或いは……一考くらい、してみようか」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 23:03:38.66 ID:Rt29Eht50<>
< 天秤の両端は同じに見えますか? >







時雨「ふふん……なんなら僕もその譲渡物資に入れてくれればよかったのに」

GZ「時雨だけなら罷り間違うと上手くいってしまうだろう?
あなたはこの国から英国に渡って一般人になるだけだ」

時雨「あぁ、“ ドイツの所有物 ”である君と違ってね」

GZ「横須賀の貴人が確約してくれてあと四十は若ければ真剣に考えたが……フゥ……」

時雨「下手すると残りは十年も無いよ。…………ふふ、楽しくなってきたから煙草、一本くれない? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/02(木) 23:04:06.29 ID:Rt29Eht50<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/02(木) 23:05:56.42 ID:1OOchoqR0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/03(金) 22:14:11.54 ID:KRLXY/uz0<>
< 二度寝にオプションはありだろうか >







高雄「っ…………頭痛い」

愛宕「中途半端に発情した後で馬鹿みたいに飲めばそうなるわね」

高雄「途中でまたあなたが欲しくなる筈だったのよ」

愛宕「お酒飲みながらのお喋りだけでも姉妹愛は確認できるじゃない」

高雄「確認したら触ってみたくなるし触れれば抱き締めたくなるもの」

愛宕「あ、そ……ふぁ、私お昼パスで」

高雄「私も、いい。…………また、後で」

愛宕「はいはい。ん、背中見せて寝るなんて寂しいこと、言わないでしょう? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/03(金) 22:16:09.13 ID:KRLXY/uz0<>
< 痛みの無い、熱 >







海風「、っと……おはようございます」

雲龍「ん、やはー」

海風「…………痕」

雲龍「チョーカー、要る? 」

海風「貸していただけると、嬉しいです」

雲龍「あげる。私の寂しさ埋めてくれたお礼」

海風「私も埋めてもらったんですけど……ふぅ、トーストでもいい? 」

雲龍「お願い。…………ふふ、嗚呼……首筋気にするあなた、可愛いわ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/03(金) 22:16:51.55 ID:KRLXY/uz0<>
< ハジメテ >







天城「…………」

加賀「…………」

天城「…………」

加賀「…………」

天城「…………」

加賀「…………」

天城「……………………まさか加賀さんと二人きりで起きるなんて」

加賀「予想できていた方が怖いわ。……初めてよ、弓、サボったの」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/03(金) 22:17:32.08 ID:KRLXY/uz0<>
< 企図するだけなら別にいいが >







漣「なんか時々あるけどさー、昨日はレズの日だったの? 」

叢雲「知らない。あいつは? 」

漣「龍田涼風の後ろ暗いコンビと飲んでたみたい」

叢雲「さぞやお元気でしょうねそれは」

漣「朝食べる前からもう仕事してたよ」

叢雲「それはそれは。……単にやる気あるだけよね?
変な悪巧みのために時間つくってるわけじゃないのよね? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/03(金) 22:18:59.42 ID:KRLXY/uz0<>
< お姉様 >







海風「ふぅ……お粗末様でした」

雲龍「満足したわ」

海風「燃費良いですね。卵、もう一つ増やせばよかったかな」

雲龍「トレーニーとかじゃないんだからタンパク質ばかり摂る意味」

海風「充実感だとか心地良い倦怠感は当然物凄いですけど疲労感も半端無いんですよ」

雲龍「あなたが誘ったのなら、私も満足させないと……ね? 駄目でしょう」

海風「それ、究極的にはあの人にしか無理でしょう? 」

雲龍「そんなこと、無い。あなたの可愛いらしい顔……良かったわ。
次は私が朝の半熟目玉焼き、つくってあげる」

海風「ッ…………………………………………はい」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/03(金) 22:20:20.56 ID:KRLXY/uz0<>
< 薄い生地のスカートだと特に >







提督「…………」

旗風「首捻ってどうしたんですか? 別に寝違えたような感じにも見えませんでしたけど」

提督「寝違えてもこんな夜までは続かねぇよ。
……大概のやつと風呂一緒になったことあるよな? 」

旗風「? まぁ……なんなら司令とも」

提督「うん……うん、だよな」

旗風「? 」

提督「さっき悪酔いした阿賀野が膝に乗ってきたんだけどさ」

旗風「はぁ。まだ被害者増やすんですか? 」

提督「ひでぇこと言うな。…………感触がな、履いてないやつだった」

旗風「…………はい? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/03(金) 22:22:17.03 ID:KRLXY/uz0<>
< 禍福の微小変化 >







提督「いや、こう、なんだ。下を履いてるか履いてないかって割と分かりやすいんだけど」

旗風「えーと……うん? 」

提督「阿賀野だから忘れることもあるかと思って能代に訊いてみたら

旗風「はい」

提督「“ 阿賀野姉ぇはその辺きっちりしてますよ ”って言われてな」

旗風「あぁ、それでさっきの。旗風も阿賀野さんが履き忘れるとかそういうのは見たこと無いですね。
じっくりと凝視しているわけでもありませんけど」

提督「だよな普通。ノリとはいえあいつにあんなことされたの初めてだったんだよなぁ」

旗風「なるほど。…………嫌な予感をひしひしと感じますね。誰も不幸にはならないでしょうけど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/03(金) 22:23:35.10 ID:KRLXY/uz0<>
< まぁ、付いても数百円とかザラだけど >







漣「所謂ところの改二というものに憧れて幾星霜」

能代「そんなのに憧れてたの? いや、強いのに越したことは無いけど」

漣「だって改二になったら手当付くんでしょ? 」

能代「え、そうなの? 」

江風「え、知らない」

叢雲「一応明細は出てるんだから総額だけじゃなくて内訳くらい見なさいよ……手当なんて無いから」

漣「えー……じゃあLv.1に戻るぅ」

能代「改二より余程難しいような」

明石「なんならそれ複製の糸口かもしれませんしねぇ……」

赤城「へぇ」

漣「や、冗談にそんな絡み方しないでよ。高雄さんに殺されちゃう」

高雄「いえいえ、いえ、そんな短絡思考してませんよ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/03(金) 22:26:09.86 ID:KRLXY/uz0<>
< 冗談に冗談、その冗談へ冗談を >






漣「でもでも、さっきのは冗談として誰かの冗談が不利益の引き鉄になったらヤバいでしょ? 」

高雄「気分次第では、まぁ」

明石「最初に脱出手段用意しておくべきですかねぇ」

赤城「そのときは是非御用命をお待ちしております」

明石「あ、いいです……」

漣「抱き込めばなんとかなる高雄さんの方がマシだよねぇ」

高雄「赤城さんと比べられるのはちょっと……」

赤城「あのですねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/03(金) 22:27:14.96 ID:KRLXY/uz0<>
< 最近ハマりました >







江風「姉貴ー、フライドポテト食べたい」

海風「自分で用意したら? 冷凍庫にあるでしょたぶん」

江風「ちげーの。なンつーか手作りでやるあの、えーと、しょっぱいあれ」

海風「フライドポテトって基本しょっぱいと思うけど」

江風「や、そりゃそーだけども甘い気もして……雲龍さンこの前つくってくれたフライドポテト何使ってたの? 」

雲龍「? だし汁」

江風「そうそれ! それ食べたい」

海風「だから自分でやりなよ……だし汁って聞いて余計やる気無くなったよ私」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/03(金) 22:28:38.71 ID:KRLXY/uz0<>
< いや、本当美味しいんです酒も進むんです >







雲龍「あら、特に難しいことでも……だし汁を用意したら適当にまぶして煮詰めて冷まして揚げるだけよ」

海風「そりゃあ難しくはないですけど」

江風「明日じゃ駄目なンだ姉貴、今なンだ」

海風「あのね」

雲龍「ふふ……用意してあげましょうか? 」

江風「え、いいの? 」

雲龍「ええ、待ってなさい」

江風「よっしゃあ! 何故か知らないけど雲龍さン滅茶苦茶機嫌良い! ラッキー! 」

海風「それだけなのかな……後で対価に致命的なもの奪われても知らないよ? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/03(金) 22:30:30.24 ID:KRLXY/uz0<>
< 反芻 >







江風「致命的ってもどーせベッドに引き摺り込まれるだけだろ? 逃げればいいだけだよ」

海風「本気で落とそうとしてくる雲龍さん拒否できる女ってそういないと思うけど……うん」

江風「や、差別じゃなく大概の女はレズじゃ……姉貴ー? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/03(金) 22:32:13.16 ID:KRLXY/uz0<>
< 妹() >








天城「? 妙に機嫌良さそうですね」

雲龍「そう? あぁ、でも、そうでしょうね」

天城「訊いても? 」

雲龍「おしえてあげない、秘密」

天城「はぁ」






雲龍「? 江風は? 」

提督「あん? トイレか何かじゃねぇの。さっきまでそこで海風とくっちゃべってたぞ

雲龍「そう。…………海風、妹にしてもいい? 」

天城「えっ」

提督「……は? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/03(金) 22:34:03.11 ID:KRLXY/uz0<>
最近どうもシチュエーションもネタも何もかも思い浮かばない……
ストック消費しつつどうにもならない気がしてきました
出てくるときは切掛一つでどうとでもなるんですが

ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/03(金) 22:37:30.46 ID:HfohmYks0<> 乙 まあこんだけ続けててよくネタ続くなっていつも思ってます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/04(土) 19:28:57.54 ID:61xcgoKco<> いつもありがとうございます
無理せず、でも出来るだけ続けて頂きたいと思います <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/04(土) 21:56:34.91 ID:s6dwBuLZ0<>
< 正しい筈だけど個人的に気持ち悪い言葉ってあるよね >







提督「お天気お姉さんって何か変じゃないか? 」

高雄「はい? 」

提督「お、が二つ続くの何か違和感無い? 」

愛宕「お天気姉さんの方がおかしくならない?
天気お姉さんもそれはそれで別の仕事みたいだし」

高雄「そもそもその呼び方自体が所謂ところの女性蔑視と受け取られる気はしますが」

提督「や、大した意味も意見も無ぇんだけど……うぅん? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/04(土) 21:57:21.64 ID:s6dwBuLZ0<>
< 絡む >








時雨「お、いたいた。お腹が空いたよあきつ丸」

あきつ丸「では何故喫煙所に来た」

時雨「煙草臭いよ、ねぇ。酷い臭いだ」

あきつ丸「だから何故喫煙所に来た」

時雨「というか何であきつ丸いるの? 」

あきつ丸「探しにきたのではなかったのでありますか」

時雨「ねぇ、煙草早く消して? 」

あきつ丸「もうなんでもいいから失せろ」

時雨「そうそう、鈴谷さんが探してたよ」

あきつ丸「それを早く言え。……その言葉が無ければ本気で正気を疑っていたところであります」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/04(土) 21:57:51.65 ID:s6dwBuLZ0<>
< 誰の為のかは知らない >








あきつ丸「というか鈴谷をネタにすれば何にでも食い付くと思わないでもらおうか」

時雨「食い付いたじゃん。戯れ合ってオチも付いたでしょ? 」

あきつ丸「オチ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/04(土) 21:58:24.48 ID:s6dwBuLZ0<>
< 教師と生徒 >








提督「俺は断然先生がいいね。年上のお姉さんがいい」

愛宕「私も先生がいいかなぁ。歳下ってどうも考えられない」

天城「姉様なら音楽と美術くらいおしえられそうですね」

雲龍「無理。私と同じレベルじゃないと伝わらない」

葛城「で、そんなレベルの子はもう開花してる、と」

海風「先生……って言いたいですけどこのなりじゃあ……はぁ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/04(土) 21:59:05.93 ID:s6dwBuLZ0<>
< 大器晩成 >








瑞穂「そこはこう、所謂ショタ? なこの人という設定で」

海風「同年代なら兎も角ですね、歳下なこの人に一体何の価値があるっていうんです」

愛宕「そうねぇ……」

高雄「分からないとは言えませんね」

瑞穂「は、はぁ」

提督「今を褒められているんだろうが……なんか妙に傷付くな」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/04(土) 22:00:50.46 ID:s6dwBuLZ0<>
< 好みは人それぞれですので >







高雄「ん……でも皆高校生くらいを想像して……おかしいわね」

瑞穂「一応はショタと言いましたのにね」

愛宕「……高、雄? 」

提督「えぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/04(土) 22:04:37.58 ID:s6dwBuLZ0<>
< 結局自分本位にならざるを >







高雄「でも今現在は私の見た目年齢とこの人の実年齢差が十は離れているわけですし」

瑞穂「生徒、と言われると印象では最大でも高校三年生ですけど」

愛宕「つまり十八歳と八歳? 」

提督「犯罪だろうそれ」

高雄「? あなたと海風さんの見た目年齢差は? 」

提督「い、いや、えーと……高校生と大人なら、ほら、なぁ……? 」

海風「まったくです。…………私自身とこの人以外の話であれば嫌悪感が湧く気もしますけど」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/04(土) 22:05:13.97 ID:s6dwBuLZ0<>
< 狂師の所為徒 >







漣「っても世の中小学校とか中学校の教え子と結婚してるクソ野郎沢山いるでしょ実際」

叢雲「まぁ、テレビとかでも平気で観るわね」

漣「結婚したのは成人後だからいいんですー、とか詭弁だよね」

叢雲「普通にヤってるわけよね。ヤってなくてもどうかと思うけど」

漣「これが罷り通るんなら世のロリコンにも多少の希望が見えるよねー」

提督「男としては何言ってもこれは……いや、成人まで待ってとかあるだろうとか……いやいや」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/04(土) 22:06:00.52 ID:s6dwBuLZ0<>
< 愛でるということ >








龍田「真正さんだと成長して結婚できる年齢になったら要らなくなるんじゃない? 」

雲龍「満足行く娘を育成できるまで何度でも合法的にチャレンジできるわね」

龍田「確かに」

葛城「えぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/04(土) 22:09:15.98 ID:s6dwBuLZ0<>
< 早々に >







提督「俺の知る限りヤってるときの余韻? あれってMっ気ある子の方が長いんだよね」

天城「はぁ」

提督「友達の話とか総合してもだぜ? でさ

天城「なるほど、もう話は読めましたから結構ですよ」

雲龍「そんなつれないこと言わないでよ」

天城「そうですね。……姉様がここで言うのは流れがおかしいと思いますが」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/04(土) 22:09:59.90 ID:s6dwBuLZ0<>
< 否定はできないものの >







雲龍「ん……でも余韻は長い方だと思うわ、実際」

提督「そうか? すーぐ次の欲しがるじゃん」

雲龍「余韻抑え付けて溜め込んで重ねてくれると女ってもっと重くイけるのよ。ね? 」

天城「まぁ……ええ」

提督「寸止めよりよっぽど高性能だな、女の子って」

雲龍「壊されやすいだけよ、ね? 」

天城「まぁ…………ええ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/04(土) 22:10:46.71 ID:s6dwBuLZ0<>
< パブロフの云々 >







涼風「けっ、そんなに処女がいいんならAVでも観とけよ。沢山いるぜ? 」

山城「どうせ設定だし本当でもすぐにそうじゃなくなるじゃない」

涼風「お、何? 山城さんそういうの語れるヒト? 」

山城「イメージよ。あとホテルでちょっと観たことあるくらい」

阿賀野「つまんなそうな顔でラブホのAV観る山城さんとかそれだけで面白い」

涼風「どうせその後すぐもっとハードなことしてるだろうしな」

山城「そうね。ライターかマッチ、ある? 」

涼風「ほい」

山城「ありがと。…………フゥ、品の無い話をすると、吸いたくなるわ」

阿賀野「うぅん? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/04(土) 22:11:52.82 ID:s6dwBuLZ0<>
< 紫煙と背中に背を向けて >







涼風「っても提督ってそんな吸う? 大して見かけないけど」

山城「私が気分良く起きられた朝は大体吸ってるわ」

涼風「確かに品の無さ極まってるな。あと、共依存と」

山城「だから、そう言ったの」

阿賀野「……なるほど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/04(土) 22:13:03.47 ID:s6dwBuLZ0<>
どうもこう、どんな内容でもしっくりこないというか
今までしっくりきていたわけでもありませんが

ありがとうございました

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/04(土) 22:19:34.13 ID:p7c5yigI0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/05(日) 14:46:49.88 ID:4zR0asTEo<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/05(日) 23:46:46.11 ID:I51tKv4C0<>
< ???? >







提督「おいそこの酒盗、そっちの酒盗分けてくれ」

加賀「ん……それ、私に言いました? 」

提督「他に誰がいるよ」

加賀「能代? 」

提督「酒盗には程遠いじゃねぇか」

能代「あの、小皿……はい、えーと、どうぞ」

加賀「能代、ご飯」

能代「はぁ……ん、どうぞ」

提督「ありがとう。……そういうとこだぞ酒盗女」

加賀「む、おかしいですね……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/05(日) 23:48:00.54 ID:I51tKv4C0<>
< 自分以外が遅いだけなのです >








赤城「そこで私に振らない辺り加賀さんの優しさがありますね」

提督「お前は盗むというよりその場で食い尽くす感じがあるから」

赤城「そんな馬鹿な」

能代「こっちが言いたいですよ……なんでこの人がグラス二杯目なのにまだ白ご飯お代わりしてるんですか」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/05(日) 23:49:49.30 ID:I51tKv4C0<>
< そんなわけ >







能代「あ、でもつまりあなたにとって能代は酒を盗むような女には思えないと」

提督「は? 」

能代「ふぅん……」

提督「…………なんなんだよ。抱きたいって言えば満足か? あぁん? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/05(日) 23:52:17.83 ID:I51tKv4C0<>
< や、本当米って選び始めたら終わりが無いと思うの >








提督「まぁ、んな冗談はどうでもいいよ。……苦労をかけるなぁ、のしろん」

能代「そう言うなら席代わっていただけます? 」

提督「別にいい、けど」

加賀「駄目。ここは譲らせません」

赤城「能代さんってご飯よそうの早くて上手なんですよ。
ふんわりふっくらって感じで」

提督「だそうだ」

能代「はぁ」

阿賀野「酌婦、じゃなくて、えーと……飯婦? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/05(日) 23:53:36.22 ID:I51tKv4C0<>
< 意味は分からずとも雰囲気くらいは >








加賀「ストレートに飯盛女でいいのじゃなくて」

能代「盛るだけならいいですよ」

赤城「言質は取りました」

加賀「やりました」

能代「随分とレベルの低い誘導でしたね」

阿賀野「能代も別に嫌じゃないでしょ、最初っからお櫃の隣座ってるんだし」

能代「……まぁ」







江風「解説プリーズ」

叢雲「えーと…………いい? 」

海風「お酒飲んでダルいから駄目。……ざっくり言うと遊女、以上。オーライ? 」

江風「お、おう……? 」

叢雲「…………」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/05(日) 23:55:10.49 ID:I51tKv4C0<>
< 仕組まれた運命という禍福 >








雲龍「今から短冊に願いを書いても間に合うかしら」

瑞穂「七月七日にも八月七日にも全くかすってさえいませんけど」

雲龍「星は毎日どこかで瞬いているわけだし」

瑞穂「そうですけれども七夕の意味」

雲龍「そんなものは無いわ。牽牛も織姫も今すぐ不幸になればいいのに」

瑞穂「雲龍さんの言ってること、分かりません……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/05(日) 23:56:01.27 ID:I51tKv4C0<>
まぁ、騙し騙しやっていく感じですかね……暫くは

ありがとうございました

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/05(日) 23:58:06.09 ID:q/t0k3xU0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/06(月) 23:12:57.67 ID:E1mQu1QQ0<>
< ノープランもプランの一つ >







加賀「お出掛け? 」

提督「あぁ、どっか行かない? 」

加賀「どっか、って……どっか? 」

提督「ノープランデートもたまにはいいだろ? 」

加賀「そうね。……三十分いただける? 」

提督「煙草吸ってエンジンあっためておくよ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/06(月) 23:13:37.87 ID:E1mQu1QQ0<>
< でもあれ無限に食べられる気はする >







雲龍「…………Zzz」

能代「あれ、加賀さんは……いえいいです雲龍さん見て分かりました」

天城「天城と飲んでいるときに不貞寝は酷いですよね」

能代「まぁ……でもこの大量につくったおつまみキャベツどうしよう。一玉分あるのに」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/06(月) 23:14:49.27 ID:E1mQu1QQ0<>
< どこでも隣にあなたがいれば >








赤城「いただきます」

天城「天城も少しだけ」

能代「まぁ、保存しておいても味が染みて美味しいですけどね」

赤城「このシャキシャキ感はつくったときだけですよ? 」

天城「ごま油、変えました? 」

能代「ええ、加賀さんがおすすめしてくれたやつです」

天城「なるほど。……あ、出ましたね」

赤城「十九時過ぎの大湊、しかもこのご時世。車といってもどこに行くんでしょうねぇ……」

雲龍「…………ん……………………Zzz」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/06(月) 23:15:49.43 ID:E1mQu1QQ0<>
< 眠いけど寝たくない >







愛宕「何かこう、程良く飲んでて調子も丁度良くてね?
あぁ今寝たら気持ち良くグッスリいけるなぁ、ってときあるじゃない」

龍田「そうね」

愛宕「さっきまでそういう気分だった、んだけど」

龍田「気分悪くなってきた? 」

愛宕「んーん、女の子に触れたい気分」

龍田「私しかいなくて残念だったわね」

愛宕「え……? 」

龍田「…………え? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/06(月) 23:17:03.60 ID:E1mQu1QQ0<>
< 選択と行動の果て >







龍田「冗談だからいいけど……本気で触れてきたら、殺す」

愛宕「物騒ねぇ」

龍田「私に触れていいのはあの人だけって九年前のあの日から決まってるの」

愛宕「ふぅん? 」

龍田「何? 馬鹿にされようと蔑まれようと惨めに思われようとこんな私にだって譲れないものくらいあ

愛宕「私と同じね、って。何かがちょっとでも違えばあなたがこっち側だったわ」

龍田「……………………」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/06(月) 23:18:01.51 ID:E1mQu1QQ0<>
< 誰にとっての >








時雨「高雄姉妹、龍田、扶桑姉妹、あきつ丸、か」

鹿島「うん? 」

時雨「いやね、大湊のアレって本当に罪深い人間だなぁ、って」

鹿島「それは……当然そうでしょう」

時雨「この中での最善ルートを選んだのは確かだけど」

鹿島「うぅん……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/06(月) 23:19:03.38 ID:E1mQu1QQ0<>
< ただ弱ったところを見せないだけで >









時雨「だってそうじゃないか。山城も扶桑もどちらかが最初に選ばれていれば片方が修羅になる」

鹿島「まぁ、そうかな? 」

時雨「あきつ丸は問答無用の国家の狗ルート」

鹿島「うーん」

時雨「龍田なんて選んだ日には……いや、ある意味では一番幸せではあるのかな。
そのうちに考えるのをやめそうな泥沼に陥るわけだけど」

鹿島「それは分かります」

時雨「ね? 」

あきつ丸「…………あいつとて傷付くことくらいあるのでありますよ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/06(月) 23:20:13.21 ID:E1mQu1QQ0<>
< 何から救われるのか >







鹿島「まぁまぁ。別にこれくらい陰口には入りませんよ」

時雨「龍田も内心分かってるさ。自分がどれだけ重い女かなんて」

あきつ丸「それは……そうであろうが」

時雨「今からだって一番目とその他の間くらいになれそうなのはさ、龍田しかいないんだよ。
それは高雄姉妹以外の皆が望んでいて、でも絶対に手に入らないモノだ」

あきつ丸「…………だが、龍田はそんなもの投げ捨てる」

時雨「自分と折り合いを付ければ一番ではなくてもオンリーワンになれるくらい好かれてるのに、龍田だけはそれを嫌がってる。
だから、これは僕の心からの嫉妬だよ」

鹿島「…………救われ、ないですね」

時雨「本当にね。…………だから言ったんだよ、罪深い男だって」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/06(月) 23:21:37.78 ID:E1mQu1QQ0<>
< 独りの背中は見ていられなくて >








龍田「……………………はぁ」

山城「はぁ。……………………飲め」

龍田「何? 今あんまり強いの飲みたくない」

山城「いいから」

龍田「よくないんだけど……ん」

山城「…………」

龍田「…………」

山城「…………」

龍田「…………悔しいなぁ。色々、頑張ってきた筈なのに」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/06(月) 23:22:19.88 ID:E1mQu1QQ0<>
< 積み重なった過去は嘘を吐かない >







鹿島「そもそも、何故提督さんとその六人なんですか? 」

時雨「知らない。全員ウマが合って、気付いたらあの七人で楽しむようになってたんだ」

あきつ丸「自分にも分からん。分からん、が」

鹿島「? 」

あきつ丸「あの一瞬でなくてはならなかったのは確かだ。
その少し前でも少し後でも、当然今でも駄目で、
ある瞬間が重ならなければああも深い繋がりにはならなかった」

時雨「素直に、妬けるよ。……実を言うとね、憧れてたんだ。
君たちがいっつも楽しそうにしているものだから」

あきつ丸「自分も、そうだ。あの頃に戻れるのなら何だって捧げてみせようものであります」

時雨「だろうねぇ……」

鹿島「はぁ。…………………………………………私はそういうお話ができるお二人に憧れちゃいますけどね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/06(月) 23:23:57.69 ID:E1mQu1QQ0<>
< 付けた傷を舐めることさえできない >







愛宕「んー……やり過ぎた」

高雄「うん? 」

愛宕「飲んでも飲んでも気分悪くてね?
気分良いフリして余計気分悪いことしてきたの」

高雄「そ。……嫉妬、でしょう? 」

愛宕「……そうね」

高雄「龍田から奪ったようなものだものね、私たち」

愛宕「…………ええ」

高雄「…………」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………明日には、忘れてくれると思う? 」

高雄「万に一つくらいは。…………だとして、あなたの方が忘れられないでしょうけど」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/06(月) 23:24:39.53 ID:E1mQu1QQ0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/06(月) 23:33:21.30 ID:L+NtB/8v0<> 乙 ここの龍田が凄い好き <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/07(火) 23:19:26.58 ID:Sg8fHwqU0<>
< 割烹術(真) >







愛宕『えー、やる気なーい』

高雄『私もちょっと……』

天城『今日は天城でしたので』

扶桑『昼食当番なのだけれど』

海風『ヤダ。テンション上がらない』

江風『江風に用意できるとでも思ってンの? 』

叢雲『あなたたちねぇ……』






赤城『ふむ……少しだけ本気というやつを、出しましょうか』

涼風『…………まだマルサンマルマルだぜ?
トイレで起きてきたやつの目の前で朝食準備とか調子狂うわ』 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/07(火) 23:20:16.08 ID:Sg8fHwqU0<>
< Rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr……! >







提督「ん、んん……ん? 」

加賀「……………………どうぞ? 」

提督「あぁ、煙草吸ってくるわ。シャワー先に浴びといて」

加賀「ええ。……ねぇ」

提督「ん? 」

加賀「どうでもいいことを一つ言って、いいかしら」

提督「え、いいけど何? 」

加賀「下着セット、忘れたわ」

提督「えぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/07(火) 23:20:58.35 ID:Sg8fHwqU0<>
< “ 心身にけがれがなく、清らかなこと。” >







時雨「僕が知ってて割と喋れる方の空母群って大体非処女なんだよね」

あきつ丸「……は? 」

時雨「加賀さんとか雲龍さん姉妹はもう言うに及ばずだし。
翔鶴さんと瑞鶴さんはこの前二人の部屋から喘ぎ声聞こえたらしいし」

あきつ丸「自分は? 」

時雨「君は鈴谷さんと秒読みでしょ。
……一生純潔保ってそうなのがダントツで純潔じゃないね」

あきつ丸「赤城なら目的の為に、いやいや……そもそも飛龍や千代田辺りがいるだろうが」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/07(火) 23:21:52.31 ID:Sg8fHwqU0<>
< 二日酔いというわけでもないが >







時雨「でも千代田さんは千代田さんだし飛龍さんはいつの間にか良い男捕まえてそうじゃない? 」

あきつ丸「言いたいことは分かるが」

時雨「Saratogaさんなんてもう清楚に遊ぶ感じが透けてるし」

あきつ丸「意味が分からんが」

時雨「生涯で何人かとだけ熱烈に楽しんで、ってこと。
……IntrepidさんもHornetさんも明らかに遊んでそうだし」

あきつ丸「それは分からんでもない」

時雨「鳳翔さんとか龍鳳さんのお料理組はもうアレだし。
鷹とか鳳が着く皆さんは鳥並に煩そうだし」

あきつ丸「最早意味さえ分からん。雑になり過ぎではないか」

時雨「君、さっきから分かったり分からなかったり忙しないね」

あきつ丸「誰の所為だと思っているのでありますか……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/07(火) 23:23:05.35 ID:Sg8fHwqU0<>
< 気配が抱き締めてくれている気にさせてくれる >







提督「っ、と……悪い、遅くなった」

龍田『…………』

提督「…………うん? 」

龍田『…………』

提督「龍田? 」

龍田『…………』

提督「たーつーた? 」

龍田『…………』

提督「おーい? あのー? 」

龍田『……………………』

提督「…………出ないなら

龍田『あと、ちょっと…………もう少し……………………待って、お願い』

提督「ん……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/07(火) 23:24:10.24 ID:Sg8fHwqU0<>
< 野菜の小鉢すら輝いて見える >







愛宕「えぇ……」

高雄「…………」

漣「ご主人様もだけど加賀さんが悔しがるでしょうなぁ……」

赤城「言われればやりますよ。時々なら」

叢雲「…………二十四人分の和食御膳って、何? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/07(火) 23:25:03.74 ID:Sg8fHwqU0<>
< 美味しいは正義 >







赤城「治部煮とだし巻きはつくり過ぎたので沢山ありますよ」

能代「お櫃フル稼働っておかしいでしょうこれ」

赤城「? 二十四人もいればこんなものでは? 」

初月「いや、さすがに朝食でこれは」

阿賀野「? でも美味しいよ? 」

江風「まったくだぜ」

赤城「ありがとうございます」

扶桑「……本当ね、身体に染み込む味」

愛宕「理不尽に負けた気分なんだけど……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/07(火) 23:26:15.49 ID:Sg8fHwqU0<>
< 食べる手も配る手も止めずに >







江風「ってもさ、そっちの二つ、要る? 」

涼風「あん? 」

江風「二人とも今日はまだ寝てンじゃないの? 」

赤城「龍田も山城もそのうち来ますよ。
山城は暇を持て余して煙草でもふかしているんでしょうし」

江風「? 」

扶桑「そうですね。…………お気遣い、ありがとうございます」

赤城「はて……なんのことやら」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/07(火) 23:27:34.56 ID:Sg8fHwqU0<>
< おかえりを言う為にかただいまを聞く為にか >







龍田『…………』

提督「…………」

龍田『…………』

提督「…………」

龍田『…………』

提督「…………」

龍田『…………』

提督「…………」

龍田『…………………………………………私のこと、好き? 』

提督「うん」

龍田『そ……。……………………莫迦』

提督「うん。……龍田は」

龍田『ん……」

提督「この世で無条件に俺を殺していい数少ない女の子だよ。たぶん誰も恨まない」

龍田『あっ、はっ……そんなの、嬉しくない』

提督「そう? 」

龍田『今すぐ殺してやりたいけど殺してなんてあげない。つまらないじゃない』

提督「……そうだね」

龍田『早く帰ってきなさいな。皆、待ってるから』

提督「ん……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/07(火) 23:32:11.60 ID:Sg8fHwqU0<>
< 仕+合わせ >







山城「フ-…………で? 」

龍田「うん? 待ってなくてもよかったのに」

山城「煙草を何本続けられるか試していたのよ、なんとなく」

龍田「それはそれは……珍しいわね。……………………ありがと」

山城「……何が? 」

龍田「んーん」

山城「…………」

龍田「…………」

山城「…………あなたになり損なったのよ、私も、姉さまも、その他も」

龍田「……何が? 」

山城「別に。……ふぅ…………最後の一本、あげる。
あなたも吸っていきなさいな。私は朝食、先に行ってるから」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/07(火) 23:32:40.22 ID:Sg8fHwqU0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/07(火) 23:38:38.78 ID:ze1TWJj80<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:11:23.89 ID:TsVdOwUL0<>
< 永遠に見ていられる >







提督「ん? おお……」

愛宕「んー? 」

提督「もっかい、もっかいそれやって」

愛宕「それ? 」

提督「垂らしてた髪後ろにやりながらくるんって感じでまとめてポニテにするの」

愛宕「いいけど……うん? 」

提督「あぁ^〜……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:13:40.95 ID:TsVdOwUL0<>
< 悪いことではなくて >







秋雲「バストって単語の意味がバストじゃん」

鈴谷「は? そりゃそーでしょ頭大丈夫? 」

秋雲「それは分かるんだけど薄いとこうバスト感無くない? 」

鈴谷「? どゆこと? 」

秋雲「聖数使って申し訳無いけど……バスト72cmです! とか言われてもバスト感無いよね? 」

鈴谷「う、うぅん? 聖数……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:14:44.51 ID:TsVdOwUL0<>
< 富める >







秋雲「いや、あのね、おっぱいに貴賤は無いよ。それは真理なんだよ」

鈴谷「はぁ? 」

秋雲「でもそーいうことじゃなくてさ、違うの」

時雨「君さ、それ自分で言ってて惨めにならないわけ? 」

秋雲「ぜーんぜん。時雨もならないでしょ? 」

時雨「まぁ……でもほら、時々思うことなら、あるよ? 」

あきつ丸「ほう」

鈴谷「ふーん」

時雨「ほらね、この興味無さ気なヒトたちと連んじゃってるからさ、僕。ついでに浜風とか伯爵とかも」

秋雲「……なるほど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:16:37.34 ID:TsVdOwUL0<>
< 描くスタイルにもよりますが >







秋雲「よっぽど小柄とかじゃない限り80……んん、75切ってるとヤバいと思うんだよね。
しょーじき描いてても“ あれ、これ確実に75以上あるじゃん…… ”ってなる」

鈴谷「秋雲は? 」

秋雲「よゆーでそれ以上あるんすよー。これよりどんだけ薄くすればいいの? って感じ。見ます? 」

鈴谷「いっ、いいいいや、いいっ」

秋雲「一緒にお風呂行ったりしてるじゃないですかヤダなー」

時雨「というか鈴谷さんはよく本気っぽい顔で恥じらえるね」

あきつ丸「ある種尊敬の域だな。……………………だから、いいのでありますが」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:18:46.23 ID:TsVdOwUL0<>
< 凶とかって存在してるのかな? >







提督「伊右衛門のなんか茶色いやつ飲んだらおみくじついててさ」

明石「茶色ってあんた……琥珀色ブレンドって書いてるでしょ」

提督「大大吉だった」

山城「私はそれ絶対に飲まないって決めたわ」

明石「ああいうのって下限末吉とかじゃないんですか? 」

山城「印字漏れとかしてたら嫌じゃない」

提督「そんなこと……いや、なんかお前の顔見てたら本気でありそうな気がしてきたけどさ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:19:35.51 ID:TsVdOwUL0<>
< タイミング >







加賀「なん、てこと……赤城さんの御膳を、楽しみ逃すだなんて、不覚」

赤城「まぁ、たぶん加賀さんがいたらつくりませんでしたけどね」

加賀「…………」

扶桑「悪意はまぁ……無いのでしょうけれど」

山城「加賀さんがあの男にほいほいついて行かなければああいう状況にならなかったわけですし」

赤城「そういうことです。……次は、加賀さんにも食べてもらいますよ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:20:22.52 ID:TsVdOwUL0<>
< 程度ではなくて種類、ですよ? >






山城「あ、そうだ。加賀さんが次あの人に誘われたとき譲ってくれるなら私からも赤城さんに頼みますよ」

加賀「いえ、それは結構」

山城「でしょうね」

扶桑「比較する二つが馬鹿馬鹿しいくらい違い過ぎますものね」

赤城「むむ……分かっていたこととはいえ妬きますねぇ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:21:17.22 ID:TsVdOwUL0<>
< 汐風が優しく髪を撫で上げる >







龍田「んふ……ねぇ、もう少し、寄って」

提督「あん? 」

龍田「そう……こんな感じ、こういうの」

提督「あ、そう……」

龍田「…………」

提督「…………」

龍田「…………」

提督「…………」

龍田「…………ふふ、眠たく、ならない? 」

提督「多少はね。おっさんの膝枕でよろしければ、寝る? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:22:24.31 ID:TsVdOwUL0<>
< 見たいわけではなくて >







高雄「……」

愛宕「悪趣味」

高雄「ッ…………そうね」

愛宕「海がよく見える場所までお弁当とベンチ持って、か。妬けるものねぇ〜」

高雄「…………」

愛宕「ふふ……あぁ、肩に頭預けちゃった」

高雄「……………………はぁ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:23:56.78 ID:TsVdOwUL0<>
< ヒトの感情は一つではないから >







高雄「…………」

愛宕「うん? 」

高雄「どうして…………どうして、そんなに楽しそうなわけ? 」

愛宕「楽しいからよ。思うところは沢山あるけど……でも、楽しいの。嬉しい、の方が近いかな? 」

高雄「盗られて喜ぶ趣味でも? 」

愛宕「んーん、色んな感情は一旦置いておいたらね?
龍田にも楽しく愉快にできれば幸せに生きてほしいから」

高雄「…………私は、私も、でも……

愛宕「いいのよ高雄はそれで。…………ふふ、あっちに行きましょう?
加賀さんたちがもうお肉焼いて飲み始めてるみたいだから」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:25:58.15 ID:TsVdOwUL0<>
< 『私の男』 >






愛宕「んふ……それにほら、自分の男が好かれてるって気分良いじゃない?
私のところに帰ってくる男が、人気って」

高雄「特には。……………………いい性格ね、我が妹様は」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:33:41.27 ID:TsVdOwUL0<>
< 二人だけの蕉風吹きて >







龍田「あ、そうだ」

提督「うん? 」

龍田「写真、撮りましょう? 」

提督「いいけど……」

龍田「ふふ……」

提督「……ん」

龍田「あは、覇気の無い顔……ほら、もっと寄ってよ」

提督「うん……こういうのって普通海を背景にするんじゃねぇの」

龍田「そうねぇ……写真を撮ってるけど写真を撮ってる自分の目を幸せにしてるの」

提督「あん? 」

龍田「手を伸ばした先、海の方にスマホがあって、インカメがこっち向いてて。
くっついた私とやる気の無いあなたがラグ有りで映っていて。
そういうのを全部合わせて私だけの風景なの。写真はおまけ」

提督「…………そ」

龍田「ふふ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:34:54.70 ID:TsVdOwUL0<>
< 熊本なんて次いつ行けるのやら >







天城「どうぞ、馬刺しです」

加賀「よくやったわ」

葛城「この上から目線よ」

雲龍「ユッケ風ね。……多いからいい」

天城「焼肉用の方も多少用意しましたよ」

雲龍「どうせサガリでしょう? あの人が五月蠅かったもの」

天城「あぁ、上富良野が元祖だのお店がどうだのと」

赤城「たまには馬刺しもいいですね。……それ、馬肉のお話ではないのでは? 」

雲龍「あの人がそんなこと気にして考えて喋ると思います? 」

赤城「え、いや、まぁ……」

葛城「……変な信頼感と説得力があり過ぎる」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:35:31.60 ID:TsVdOwUL0<>
< 風は、何処吹く風で >







葛城「で、その五月蝿くするだけしていない提督閣下は? 」

天城「一応お金も出してますよ」

葛城「や、そりゃそーだろうけど」

赤城「お花を摘みに? 」

葛城「鷹狩りじゃなくて? 」

加賀「本当の意味で。……多少寒い気もするけれど、くっついているでしょうしね」

葛城「うん……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:37:34.90 ID:TsVdOwUL0<>
< 多少ならまぁ……ねぇ >







天城「焼き大蒜のこの食感がどうも受け付けません。よく好き好んで食べますね」

葛城「美味しいじゃん」

加賀「今日はどうせ誘っても遊んでくれなさそうだから大蒜にしたわ」

赤城「あんまり気にしなさそうですけどね」

天城「あの人が? 」

葛城「加賀さんが? 」

赤城「どちらも。……いえね、女としてというのは理屈であって加賀さんに非難がましい目を向けられるのは違うと思うんですが」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:38:40.49 ID:TsVdOwUL0<>
< 完璧に生きられても困るけれど >







葛城「焼肉パーティー散々楽しんだ後でもあの人に誘われたら連れ込まれますもんね」

加賀「やわな腹筋はしていないわ」

天城「そういう問題でしょうか」

赤城「違いますよね」

加賀「違いません。いついかなるときでも女として恥ずかしくないよう生きていますから」

葛城「えー……」

天城「……審議拒否」

赤城「うーん……」

加賀「は? 」

雲龍「ふぁ…………ねむ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:39:28.55 ID:TsVdOwUL0<>
< 直接触れるにはまだ怖くて >







提督「ご馳走様でした」

龍田「ん…………」

提督「…………」

龍田「…………」

提督「…………」

龍田「…………」

提督「…………」

龍田「…………ん、吸わない? 」

提督「や……さっきライター着かなくなった」

龍田「んふ……ほぉれ」

提督「失礼。…………ふぅ、ありがとう」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:40:19.19 ID:TsVdOwUL0<>
< 同じ箱の同じ一本を >







時雨「鈴谷さんが吸うヒトならシガーキスの流れで持ち込めたのにね」

あきつ丸「んぐぉっホッ、エボっ……」

鹿島「私、吸いますよ? 」

あきつ丸「そういう……ことでは……ないだろうが………ゲホッ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:41:30.81 ID:TsVdOwUL0<>
< 好意的と言えないことも無い >








時雨「あきつくんも割にウブで可愛い方だよね。
拡大解釈した中二行為の実体験でやさぐれてるけど」

鹿島「あー……でもそれこそあきつ丸さんの良さでは? 」

時雨「かもね」

あきつ丸「…………」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:42:18.34 ID:TsVdOwUL0<>
< 会話の流れなんてそんなものじゃない? >







愛宕「あら、馬刺しなんて珍しいもの食べてるのね」

高雄「焼いてもいるようで……上富良野がどうだと言われませんでした? 」

天城「言われました」

葛城「それしか言うこと無いんかい」

加賀「会話のレパートリーが少ないのは許してあげなさい」

愛宕「北海道がちょっとでも掠ってたら傾けていくだけですからねぇ〜」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/08(水) 22:42:48.29 ID:TsVdOwUL0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/08(水) 22:50:43.76 ID:ETYL9MaP0<> 乙 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 02:18:07.03 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 寝たけど(この後)寝れない(たぶん) >







加賀「…………………………………………っはっ」

雲龍「おはようございます、居眠り先輩」

加賀「……………………寝落ち? 」

雲龍「カウチになんて座るから、駄目なんです」

加賀「そう、ね。……………………何、やってるの? 」

雲龍「残り火でお湯沸かして……豆腐スープ」

加賀「激辛? 」

雲龍「当然」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 02:19:14.01 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 朝日の頃にはたぶん寝てる >







加賀「ふぅ…………沁みる」

雲龍「具はもやしと……何故か大量に余っていた豚肉だけですけどね」

加賀「美味しいわ、ありがとう。辣油と一味、好き」

葛城「……………………それ、私が持ってきてたぶん寝落ち」

雲龍「おはよう」

葛城「ん…………ちょーだい? 」

雲龍「はいはい。…………口、漱いできなさいな」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 02:20:25.79 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 肌寒さも、また >







葛城「おいし。…………てーか何? 天城姉ぇは私たち放置して消えたの? 」

雲龍「迷っていたから、私が寝てきなさいって言ったの」

加賀「悪かったわね」

雲龍「別に」

葛城「雲龍姉ぇはいつから? 」

雲龍「全員寝て天城がおろおろしてたときから。月、綺麗だったの」

加賀「それはそれは……ふぅ」

葛城「風流……かな? いやいや…………」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 02:22:44.25 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 今日までさようなら >






赤城「あら……起きちゃいました? 」

葛城「毛布? 」

赤城「このまま朝まで皆でいようかな、って」

雲龍「いいですね。……おやすみなさい」

葛城「ん」

加賀「スープ、飲みます? 」

赤城「ええ。…………嗚呼、星が……………………綺麗」

雲龍「…………Zzz」 <> sage<>sage<>2021/09/09(木) 05:11:01.18 ID:lla+5S9Z0<> >>1
乙です。
最近更新が多くてうれしい。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/09(木) 19:47:00.59 ID:Z4tl8hN+o<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:12:19.87 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 炭の処理だけはしました >







雲龍「ってことで……私は寝るから」

葛城「私も……」

提督「おう。……お前はまだ食うのか」

加賀「は? 朝食は一日の基本ですが」

提督「や……そうだけども、そういうことじゃねぇだろうが」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:14:10.37 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 食 >







加賀「白米に明太子……いいものですね、シンプルとは」

提督「そっすね。…………明太子って博多だけど基本道産なんだぞ。
あれ、加工品でしかないからな美味いけど」

加賀「はいはい。おかわり」

提督「ほい。…………妙に腹立つな。無視とはまた違うあれで」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:15:09.34 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 吻 >







海風「ねぇ、__さん」

提督「んー? 」

海風「キス、しません? 」

提督「いいよ」

海風「はい。…………そう言って立つの、駄目です。私、届きません。
こんなとこで笑わないでくださいよ、もうっ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:15:45.84 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 開き直り >







提督「一応仕事中だからね。盛っちゃいけない」

海風「この前択捉沖の案件処理中に高雄さんとキスしてました」

提督「見てたのかよ。……大好きな子優先して何が悪いの? 」

海風「…………」

江風「サイッテーだよテートク……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:18:04.61 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 趣味じゃないから拒む、とまでは言いませんが >






提督「つーかほら、江風がいるだろう。嫌じゃねぇの? 」

海風「別に。寧ろ見せ付けてやりましょう」

提督「なんで? 」

海風「万が一ですけど発情して混ざってくるかもしれません」

提督「趣味じゃない」

江風「ひっでぇなおい……や、億が一も混ざらないし別にいいけどさ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:19:04.76 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 謎の物体X >







涼月「ん……採寸って結構疲れるものですね」

Roma「まぁ……でもあなた普段の姿勢がいいからまだマシな方だと思うわ」

涼月「はぁ」

Roma「、っと……ごめんなさい、ボタン取ってくれるかしら」

涼月「ええ、どこに? 」

Roma「そっちの棚の……あぁもう姉さんが散らかして色々と詰め込むから私も……抽斗のどれかに入ってない? 」

涼月「んーと……」

Roma「赤い小箱に入っているから見れば分かるわ」

涼月「ここ、無い。こっちも、無い。うーん…………うん? っ、…………」

Roma「うん? 音速で閉めるようなもの入ってた? ゴキブリとか? 」

涼月「フナムシとかの方がキツいです、けど……見ます? 」

Roma「見ないわけにはいかないでしょう……どうせ勝手に放り込んだ姉さんも忘れているんでしょうね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:19:38.66 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 開封済み >








涼月「…………見ます? 」

Roma「ええ。虫ではないよ、う……? 」

涼月「…………」

Roma「…………」

涼月「…………プレイ用、でしょうか? 」

Roma「貫通、型? …………ちゃんと洗浄しているんでしょうね、これ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:22:38.82 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 見なかったことにするのが最良 >







Roma「はぁ、ごめんなさいね、変なもの見せて」

涼月「いえ、ジョークグッズとして何度か見てますしそこまでピュアでもありませんから」

Roma「そう……」

涼月「……ちなみに、ですけど」

Roma「? 」

涼月「さっき引き出したところには一個だけ使ったようなゴムもありました」

Roma「あ、そう……」

涼月「…………」

Roma「…………」

涼月「…………」

Roma「…………ボタンのケース、探しましょうか」

涼月「ええ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:23:27.73 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 楽しいよね? >








提督「Coke ONもSmile STANDも両方使えるって大湊警備府実は神だよな」

旗風「司令はそんなのやらなくてもお金あるでしょう」

提督「そーいうことじゃねぇんだよなぁ」

旗風「分かりません」

能代「あ、スクラッチ、当たった……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:24:20.19 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 現在時刻はお昼の三十六時です >








明石「ふぁ…………………………………………」

瑞穂「お昼持ってきましたよ」

明石「!っとっとっっとあっぶなっいっっっっっっっったっっっっ! 」

瑞穂「うわぁ……」

明石「…………」

瑞穂「…………」

明石「…………」

瑞穂「…………」

明石「…………」

瑞穂「…………」

明石「…………」

明石「…………眠気ヤバくても指落とすのは女としてさすがにどうよ、って感じ? 」

瑞穂「ヒトとしてどうかと。……おにぎりにしましたけどさすがに、寝ては? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:26:09.69 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 都落ちはメ◯堕ちとかかな? >







提督「最近さ、極々局所的に逆大富豪? みたいなあれがあるって知った」

高雄「はい? 」

提督「カードのあれのさ、最後まで残ってたやつが勝ちってやつ。普通はいかに早く上がるかだけど」

高雄「はぁ」

提督「ジョーカー付きとか2とか八切りとかで上がっちゃいけないのはまぁ同じかな」

高雄「その辺りもローカルルールだと思います」

提督「まぁね。……あれでさ」

高雄「ええ」

提督「残って勝ったやつを嫁き遅れ貴族って言ってたの面白かった」

高雄「っ、ふふ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:26:42.45 ID:4Jpyo/Gm0<>
< より分かりやすく >







雲龍「ねぇ」

提督「うん? 」

雲龍「挟んであげるからヤりましょう? 」

提督「交換条件になってないんだけど」

雲龍「言い直す。挟ませて? 」

提督「ちゃんと言い直せよ……おかしいよ君」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:28:10.80 ID:4Jpyo/Gm0<>
< カタルシスマッチポンプ >







雲龍「ゆるゆる動かしてるときに舌先で遊ばれてるあなたの顔が見たいの」

提督「あんま見せたいものでもねぇんだけど」

雲龍「馬鹿ね。溺れていればいいのに」

提督「男として遊ばれっぱなしはどうかなって」

雲龍「本当そう、真理。その後ヤり返してね? 」

提督「はぁ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:29:17.06 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 変則デレ >







葛城「よくあの馬鹿みたいな誘い方されて着いていったね」

天城「二人きりになったらベタベタに甘えるんでしょうし、あれで恥ずかしがりなのよ」

葛城「まぁ……寧ろそうであってほしいけど、さ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:30:23.12 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 時は待ってくれない(違) >







葛城「あれ、ていうか加賀さんと赤城さんは? 朝食後爆睡してたと思うけど」

天城「ファミレスというものに行きたいわ、と呟いて漣さんを巻き込んでいましたね」

葛城「えー……面子は? 」

天城「加賀さん赤城さん漣さん叢雲さん、と」

葛城「と? 」

天城「あなた。天城はまだちょっと眠いので」

葛城「……は? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:31:38.82 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 童顔の人は時々面倒らしい >







加賀「運転は任せたわ。叢雲と漣だと免許はあるけど万が一の警察関係が面倒だし」

葛城「は? 」

加賀「赤城さんはここの所属ではないから免許が無いの」

葛城「……は? 」

天城「加賀さん適任でいいじゃないですか……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:34:16.96 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 帰れま…… >







加賀「何? さっきから発声練習でもしているの? 」

葛城「は? ……あ、いや、そういうあれじゃなくて加賀さんの頭があれってことをお伝えしたかったの」

加賀「失礼な」

天城「割と適切だと思いますけど。……では、天城は夕食までお昼寝の予定があるので」

加賀「ええ。……行くわよ」

葛城「はいはい仕っ方無いなぁ、奢ってくださいよー? 」

加賀「当然。……何店舗、回れるかしら」

葛城「…………うん? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:35:26.25 ID:4Jpyo/Gm0<>
< 大概分かってくれないとするならあながち…… >







海風「スタンプにはロシア語の小さな文字〜♪ 」

江風「江風これ分かンねぇ」

高雄「私も」

扶桑「私も」

伊13「同じく」

阿賀野「え? え……? なんで? 」

能代「能代も分かりませんよ。……阿賀野姉ぇは歴史と懐メロが同ジャンルだと思うのやめたら? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:36:01.73 ID:4Jpyo/Gm0<>
< いや、本当美味いんですよマジで >








伊14「それ……」

初月「うん? 」

伊14「何? 鮭とば、にしては……変」

初月「あんこうスティック。あいつ宛の荷物から貰った」

伊14「鮟鱇? 」

初月「中々美味い。酒が欲しくなる……が」

涼月「ダメ。皆で宴会なら兎も角、昼間からはダメ」

初月「だそうだ」

伊14「……そう」

松風「しょっぱそう……寧ろそれ、今食べないで夜まで我慢しておけばよかったのに」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:38:34.06 ID:4Jpyo/Gm0<>
< たぶん通販はしてない >







初月「あいつネタだから聞かなくていいが」

伊14「前置きが、酷い……何? 」

初月「あぁ。……ちなみに」

伊14「……うん」

初月「北海道は余市の某商店の肉厚なやつじゃないとダメらしいぞ。
そこそこ各地にある棒状のカラカラなやつではダメだそうだ」

伊14「ふぅん……? 」

松風「や、でもこれ、ふっつーに美味しい……ねぇ、お酒

涼月「ダメ」

旗風「ダメ」

松風「あ、そう……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:40:30.00 ID:4Jpyo/Gm0<>
< もうすぐ今年は仕舞わないと >








提督「宇治金時うおらっしゃあぁぁっ残暑退さーん! 」

雲龍「五月蝿い……素かき氷って無いの? 」

提督「ねーよ。何がいいんだそれ」

雲龍「頭冷やしたいときあるでしょう? 」

提督「三日に一回はな。……いやでもそれ、美味いか? 」

雲龍「新たな被虐への、挑戦? 」

提督「んなアホな……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:42:45.97 ID:4Jpyo/Gm0<>
< アイスホール >







雲龍「そもそも……残暑の何が悪いの? 二人で絡まって寝て気分乗ったらヤればいいじゃない」

提督「そうだけども……おい」

雲龍「何? まだ、元気じゃない」

提督「かき氷食って……っつっめたっ」

雲龍「ふふ……口の中冷えてると、気持ち良いでしょう? 」

提督「ぁ、ちょっ……んんんっ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/09(木) 22:43:52.37 ID:4Jpyo/Gm0<>
>>896
ストックの減りは加速してますけどね……

ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/09(木) 22:52:39.32 ID:6217phah0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/10(金) 06:06:55.16 ID:CoyifsQao<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 01:06:47.96 ID:gzrqhEbt0<>
< ハリの残る部分とは >








初月「タトゥーだとかって歳を取ったときのことを考えろ、なんて忌避されたりするけど」

涼月「正論だと思うよ。……しないでね、お初さん」

初月「今のところはそんな予定無いよ」

涼月「永遠に無いままでいてね。……するけど? 」

初月「あぁ、そもそも太らない自信とか筋肉を落とさない自信が必要だよね、って」

涼月「それはまぁ、そうだね」

初月「だからさ、頭頂部の刺青が一番合理的なのかなって思ったんだ」

涼月「そうかもしれないけど……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 01:07:48.37 ID:gzrqhEbt0<>
< 臍下とか言わないでね >







涼月「そもそもそこまでして肌に傷付けたいものなのかな」

初月「一生まともに元には戻らない、っていうのが覚悟というかメンタルに作用するわけだしいいんじゃないかそこは」

涼月「うーん……」

初月「まぁ、シールくらいのエセファッションで十分だと思うけど。……姉さん」

涼月「なに? 」

初月「ハートのタトゥーシール、どこに張りたい? 」

涼月「あぁ……その為の導入だったんだこれ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 01:11:42.97 ID:gzrqhEbt0<>
< 肌 >








初月「肩か……つまらん」

涼月「面白さ求めないでくれるかな」

初月「生に面白さを求めないでどうする」

涼月「はいはい。…………そこ、座れ」

初月「は? 」

涼月「肩甲骨の間は肩なの? うん? 」

初月「そんなわけな……違います、肩甲骨の間は肩甲骨の間です、はい。肩じゃ、ないです」

涼月「しかもこれハートとか生易しいものじゃなくて翼でしょ? 馬鹿なの? 」

初月「や、それで背中開いたドレスとか……すまん。でも笑いながら途中まで受け入れてた姉さんも悪

涼月「…………」

初月「…………」

涼月「……………………次は、無いよ? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 01:13:48.69 ID:gzrqhEbt0<>
< オーダーメイドの私 >







涼月「はぁ…………明日、というか今日、Romaさんに見てもらうくらいしか意味が無いよこれ」

初月「…………え」

涼月「何? 」

初月「何でもない。……………………マジか、いや、えーと……マジか、それ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 01:15:56.35 ID:gzrqhEbt0<>
< 火の七日間的なヴィジュアル >







提督「うぉぉぉぉぉぉぉぉっ! 青ねぎ豚トロつけ麺ニンニク一味マシマシだおらぁっ! 」

漣「アホだこいつ。……いただきます」

提督「おういただけ。……さすが俺、美味い」

漣「ガッツリ系をちゃんとしたガッツリのままつくってくれるのってご主人様くらいですからなぁ」

提督「一緒に馬鹿やって深夜に濃い飯食ってくれるのはお前とまぁ明石と……むーちゃんも入れとくか」

漣「初月とか涼風もまぁ、呼べば」

提督「無理に呼んでもね」

漣「そっすね。…………あの」

提督「言うな」

漣「言わないとか有り得ないでしょ……加賀さんと赤城さんは何故起きてきたので? 」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/11(土) 10:18:22.72 ID:gvwUwpHP0<> 乙? <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 20:57:21.63 ID:gzrqhEbt0<>
< 開発とかそれ以前に >







雲龍「私たちって不良品生命体だから妊娠はできないわけだけど」

明石「そうだけど言い方」

雲龍「その他の身体機能はほぼ人間、というか限界を考えると上位互換じゃない」

明石「まぁ、物理法則ガン無視してるようなことできますからね」

雲龍「ええ。海防艦クラスの子って性感帯とかどうなってるのかしら。
膜とかは兎も角ちゃんと感じられるの? 」

明石「し、知りませんよそんなの……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 20:58:24.01 ID:gzrqhEbt0<>
< 頑張ってくださいね! >








雲龍「しっかり感じられるのなら素晴らしいわね、って。
あのくらいの外見の子って本来気持ち良くもなれないんでしょう? 」

明石「まぁ、性感の発達って個人差ありますけどね。そこはたぶん大丈夫? だと思いますよ」

雲龍「ロリコン? ペドコン? の高級将校さんは是非頑張ってください、以上」

明石「何をですか誰にですか……馬ッ鹿じゃないの? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 20:59:18.11 ID:gzrqhEbt0<>
< ギャップ >








雲龍「だってほら、あの体躯に突っ込めてしかも絶対壊れないって凄いじゃない? 普通は、裂ける」

明石「雲龍さんの発想力が凄いんじゃないですかね」

雲龍「あらありがとう」

明石「褒めてないですけどね。……これで? 」

雲龍「ええ、お刺身はそんな感じ。包丁、上手くなったわね」

明石「教師がいいですからね。……………………はぁ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 21:00:19.90 ID:gzrqhEbt0<>
< 手首のアクセントが大事 >







提督「ミニスカサンタの衣装を、買いましたっっっっ! 」

高雄「うるさい……そうですか」

提督「クリスマスかイヴか二十六日辺り、着てね」

高雄「嫌ですよそんな短いの……雲龍さんとか海風さんなら喜んで着てくれると思うけど」

提督「雲龍は自前で異常なやつ持ってそうだし高雄サイズのを海風が着れるわけ無いでしょ高雄馬鹿なの? 」

高雄「馬鹿はあなたでしょうが……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 21:01:08.03 ID:gzrqhEbt0<>
< オーダーとか自作とかしない限りはまぁ >







提督「ってもコスプレ衣装なんて大概フリーサイズって言い張ってもなんとかなる気はするけど」

高雄「それはモデルよりも衣装が小さい場合であって衣装の方が大きいとどうにもならないのでは」

提督「なるほど。……な? やっぱ海風は駄目だろ? じゃあ高雄しかいないじゃん」

高雄「誘導尋問になってませんよそれ……ドヤ顔やめていただけます? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 21:03:15.15 ID:gzrqhEbt0<>
< ペラペラしてるとふとしたときに萎えたりするよね >






提督「つーかあれだな、Romaに製作依頼出せばいいのか」

高雄「よくありませんよ……自分のつくった衣装で盛られるって気分悪いでしょうたぶん」

提督「えっ」

高雄「は? 」

提督「……え? 」

高雄「……? 」

提督「……さっきから微妙に話合わねぇなと思ってたけどさ、ふっつーにコスプレしてくれ、ってだけだぜ? うん? 」

高雄「…………」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 21:04:08.53 ID:gzrqhEbt0<>
< ある種の作品 >







龍田「…………………………………………はぁ」






江風「あれ、何? 」

海風「『窓辺で読んでた本落としたことにも気付かないで海を眺めて溜め息を吐くオンナ』」

江風「や、そりゃそうだろーけど……うン? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 21:05:20.94 ID:gzrqhEbt0<>
< 逃げた先の末なんて振り切って >







海風「まぁ……何がトリガーだったのか知らないけど最近ずっとあんな感じだよね」

江風「ぽけーっとしてるだけで絵になるのはここの面子だと大体皆そうか」

海風「ん……そだね」

江風「…………」

海風「…………」

江風「…………姉貴が」

海風「うん」

江風「高雄さンと愛宕さンぶっ殺してテートク奪って逃げるっていうンなら江風手伝うけど? 」

海風「ありがと。…………江風ってイケメンだよね」

江風「へへ、暴露た? 」

海風「実は前から知ってた。……しないよ? 高雄さんたちのこと、好きだもん」

江風「……そ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 21:05:55.10 ID:gzrqhEbt0<>
< 憧れというものは >









海風「まぁ、実際は成功する確率がゼロだからしないだけだけどね」

江風「重巡と駆逐とかそンなの関係無いレベルだもンな」

海風「そうだけどそうじゃなくて……あの二人失ったあの人なんて私の欲しい__さんじゃないから」

江風「…………なるほど」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/11(土) 21:06:59.52 ID:gzrqhEbt0<>
寝落ちですねすみません
深夜に酔ってものつくると食べた後は翌日とか全部どうでもよくなるタイプです

ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/11(土) 21:17:04.53 ID:oNuD8LjDO<> 生理迎えてから子宮が成長しないと、やっても感じないと10歳の娘とやる18禁ペドモノのお話の中で聞いた

乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/11(土) 21:17:33.76 ID:gvwUwpHP0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/11(土) 21:48:25.90 ID:+J4zJStyo<> お疲れ様です
高翌雄の体でコスプレか

ふぅ <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 22:50:29.22 ID:l5nhctQt0<>
< 実在する >







雲龍「どうだった? 全部しまむらで揃えた私」

提督「ふっつーに可愛かったよ……それ以外何を言えと」

雲龍「こう、あなたのホームにあるみたいじゃない? ファッションヘルスしまむら」

提督「あるけど……そこ俺のホームじゃねぇから覚えとけよ? な? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 22:51:46.61 ID:l5nhctQt0<>
< まぁ、” 無い ”と言い切れるものでもありませんが >








雲龍「あぁでも嘘吐いたわ、今」

提督「あん? 」

雲龍「ブラだけは無かったからランジェだけいつものやつ」

提督「あ、そう……なんとなくそうだろうなって思ってたけどやっぱそーいうサイズよね君」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 22:52:30.69 ID:l5nhctQt0<>
< とてもじゃないが抱き合って寝て目覚めて見つめ合ったときに交錯するような視線ではない殺気に塗れて溢れて零れ落ちたアレ >







提督「“ うっわ、お酒臭っ、近寄んないでくれる? ”みたいなさ」

雲龍「うん? 」

提督「そういう傷付きそうなこと言ってきそうで実際は苦笑しながら朝帰りに朝飯用意してくれる子と結婚したかった」

雲龍「死ね」

提督「すまん…………」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………いや、俺が言いたかったのはお前ら誰一人として飲まないやつがいないってことなんだけど」

雲龍「いいから、死ね。……せめて謝りなさい、心から」

提督「……ッス」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 22:54:56.77 ID:l5nhctQt0<>
< 沼女 >







龍田「ところで、Romaちゃん? 」

Roma「何? ……なんだか久し振りにあなたと喋った気がするわね」

龍田「私、乙女してたから」

Roma「ハンッ」

龍田「ひどい……傷付いちゃう」

Roma「乙女だもん、って? 」

龍田「似合わないわね我ながら。……暫く女の子的中二と恋を患って黄昏てたから」

Roma「は? 」

龍田「ま、いいじゃないそれは。……涼月ちゃん、欲しいんじゃない? 」

Roma「ッ、なっんでいきなりあの子の名前ッ……

龍田「“ あの子 ”ねぇ…………あはっ」

Roma「…………」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 22:55:55.79 ID:l5nhctQt0<>
< 本人にだけは分からないという呪い >







提督「いいじゃんそれで。女の子からデート以上のこと誘われるのはイケメンの特権だぜ? 」

時雨『あ、そう……』

提督「まぁ、もしくは」

時雨『……? 』

提督「性格が良いとかいうクソつまんねぇやつに時々降って降りるあれ。俺はあれ嫌い」

時雨『それは君が割にカッコいい代わりに性格が心底悪いからじゃないか』

提督「悪かろうがなんだろうが嫁が好いてくれるなら俺はそれでいいね」

時雨『あっそ。…………なんで僕こんな男に相談の電話なんてしたんだろうね』 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 22:56:59.22 ID:l5nhctQt0<>
< 自嘲混じりの苦笑、湛えて >







提督「知るかボケ。……その子可愛い? 」

時雨『どっちかというと綺麗、かな。少なくとも顔だけは好み。エロい意味じゃなくて、綺麗』

提督「ふーん……」

時雨『……何さ』

提督「別に。……………………殉じるなんて、駄目だぜ」

時雨『は? 」

提督「ヤりたいならヤれ。愛したいなら愛せ。
だけど愛せると思った、なんて言い訳吐くなら潔く無様に死んでろ。
俺みたいなやつに憧れて生きてるような馬鹿だろうお前」

時雨『…………』

提督「…………」

時雨『…………………………………………君に相談した理由、分かった気がする。僕って慧眼だね』

提督「それ程でも」

時雨『そうだね。…………本ッ当、最悪だよ、君って』 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 22:57:52.08 ID:l5nhctQt0<>
< 本人に言うのもちょっと…… >








赤城「雲龍さんって基本ショーパンじゃないですか」

加賀「まぁ……そうですね。大概薄着ですし」

赤城「面倒だっていうのは分かるんですけどね。……でもあれって」

加賀「? 」

赤城「あの人の好みからするとちょっと外れてません?
ロングのスカートだとかが好みなんでしょう? 」

加賀「別にあの子もその為だけに服は選んでいないということでは? 」

赤城「しかも常に見させていると本番でのテンション上がり幅が減りません?
太腿とかお臍とかまぁ場所はどこでもいいんですけど」

加賀「そうかもしれませんね。……何故それを、私に? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 22:58:42.03 ID:l5nhctQt0<>
< でもやっぱり折角なので本人に >







雲龍「え? まぁ……そうかもしれませんね。変わりませんけど」

赤城「やっぱりこう面倒だったりするから? 」

雲龍「布面積が多いと排熱処理が上手くいかないんです、不良品空母だから」

赤城「はえ? 」

雲龍「冗談。動きやすいからですよ」

加賀「はいはい。…………雲龍で排熱が下手なら私なんてどうなるの、って話よね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 22:59:56.92 ID:l5nhctQt0<>
< カウンター >







提督「お前らが高校生を経てるとしてさ」

叢雲「あん? 」

提督「彼氏できなさそう、或いはつくらなさそうなのって? 」

叢雲「龍田でしょ。ああいう手合いは類稀な良妻賢母になるかストーカー殺人犯になるかの両極端って相場が決まってるの」

提督「誰が決めたその相場。分かるけど」

叢雲「ステレオタイプで行けば扶桑姉妹は女子校育ちの幸不幸両極端人生だし」

提督「あぁ」

叢雲「意外と遊んでる姉と何故か慎ましい妹な黒金姉妹も想像し易いし」

提督「お、おう? 」

叢雲「私は部活仲間とかの後輩と簡単にデキそうね」

提督「許さねぇよそんなこと馬鹿じゃねぇの」

叢雲「あんたが馬鹿よこの妄想クソ親父」

提督「」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 23:00:52.27 ID:l5nhctQt0<>
< not高but校 >







雲龍「女子校生……」

天城「は? 」

雲龍「いえね、私が高校生だったら高校生じゃなくなるときの気分ってどんなときなのかしら、って」

天城「はぁ…………そんなの」

雲龍「? 」

天城「姉様が決めた男に自分を捧げたときでしょう? それ以外にあります? 」

雲龍「え、っと……ごめんなさい」

天城「はぁ? 」

雲龍「? ……………………あぁ…………褒められた? もしかして」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 23:01:26.66 ID:l5nhctQt0<>
< うわぁ…… >








雲龍「あ、ちょっとそれ、私の」

江風「へへーン、早い者勝ちだよーだ」

雲龍「…………」

江風「♪〜〜〜〜」

雲龍「…………江風」

江風「ン? ん、んんっ? やめっ、ちょっ、ンむッ、ぁ……ぇル…………んっ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 23:02:30.86 ID:l5nhctQt0<>
< 戦利 >








雲龍「ん……私まだ一つも食べてなかったのよ、この飴」

江風「ンあ……ま、また…………まただよ……また汚された」

海風「普通にフリかと思ったけどね。……美味しい? 」

雲龍「美味しかったわ。あなたも、やったら? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 23:03:27.28 ID:l5nhctQt0<>
< 分かってたまるか、とは思いつつ >







江風「もう飴の話ですらねーじゃン……姉貴」

海風「うん? 何? 」

江風「万が一姉貴も同じことしてきたら絶交だからな、マジで」

雲龍「つまり舌技で蕩かして済し崩しに堕としてしまえば万事解決ね」

海風「なるほど、誘い受けかな? 」

江風「姉貴が何言ってるか分かンないよ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 23:03:58.88 ID:l5nhctQt0<>
< 出オチ >








雲龍「ん……ん…………舌、柔らかいですね」

加賀「…………そう、ね」

雲龍「…………」

加賀「…………」

雲龍「…………」

加賀「…………」

雲龍「…………タン塩、美味しいですね」

加賀「…………そう、ね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 23:04:30.62 ID:l5nhctQt0<>
< 嫌、ではない >







旗風「いや、いやいやいや……」

加賀「? 」

雲龍「?あぁ……加賀さん」

加賀「何? 」

雲龍「私の舌、美味しいと思います? 」

加賀「あぁ……暴力的で長くて動き回って……怖いものね」

雲龍「なるほど」

旗風「いやいやいやいや……いやいや……」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 23:05:31.81 ID:l5nhctQt0<>
< 愛 >







提督「雲龍がいるときに話すと面倒だしそもそもガチクズっぽいから言わないんだけどさ」

愛宕「んー? 」

提督「優しいセックスとか思い遣りセックスとか退屈でつまんないよねたぶん」

愛宕「本当にクズね。……まぁ、分かるけど」

提督「あ、そう? 」

愛宕「思い遣りとか優しさは前提で、ってことでしょ?
それがあってお互いに限界まで激しくしたり駆け引きしたりしたい、って」

提督「あぁ、君言葉選び上手いね」

愛宕「でしょ? …………んふ、それで? 」

提督「あん? 」

愛宕「前提として色んな感情持って……一つのことしか考えないことしましょう? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/12(日) 23:05:59.90 ID:l5nhctQt0<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/12(日) 23:29:12.59 ID:51TFaFLa0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/13(月) 01:18:35.89 ID:dZqF4s81o<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/13(月) 22:12:48.29 ID:CT8M/YF8O<>
< 割とこう、うんうん言ってあげるだけでもなんとかなる >







漣「…………」

叢雲「…………」

愛宕「? どうしたの? 妖怪でもいた? 」

叢雲「……妖怪くらいなら別に」

漣「漣もむーちゃんも愛宕さんも妖怪みたいなものですからなぁ……そうじゃなくて」

愛宕「? 」

漣「たまたまお父さんに連れられてきて迷子になってた軍人の子供さんに、
笑顔で重低音の声音使って喋ってしかも膝折って目線合わせてるご主人様見まして」

愛宕「あー……」

叢雲「…………私たちから見ると物凄く違和感あって気持ち悪いのに泣き止んで戯れ付く子供を見るとねぇ」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/13(月) 22:14:17.10 ID:CT8M/YF8O<>
< ” それをすると自動的に ” >







「くくっ……先輩って子供が苦手で嫌いとか言うくせに」

提督「んだよ。本音だぞ」

「嘘とは思いませんよ。でも、ガキの扱い方分かってるじゃないですか」

提督「自分が半分ガキだからな。……フゥ……」

「ヤニ吸うガキなんて馬鹿ですけどね。……フゥ」

提督「…………だっる。あれだからガキは」

「違い無い。……婚姻届と出生届の書き方でもおしえて差し上げましょうか?
退職届と死亡届の書き方は生憎知りませんが」

提督「ばーか」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/13(月) 22:15:26.83 ID:CT8M/YF8O<>
< 口が渋滞で重体 >







涼月「んー……要らない? 」

初月「? チョコレートをか? 」

涼月「うん。倉庫の奥の方にあったやつなんだけど消費期限近いから、って」

初月「それでこんなにテーブルがチョコレートまみれなのか」

涼月「そのうち皆出てきて昼食食べたら配るって言われたんだけど、ね? 」

初月「その前に減らせと言われたわけだな。
まぁ、多少は食べてもいいというかくれるというのなら普通に欲しいが」

涼月「量がおかしいんだよねぇ……」

初月「あぁ。…………普通買い置きの発掘はスナックだとか種類があるものだろう。
何故板チョコが段ボールであるんだここは」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/13(月) 22:16:40.21 ID:CT8M/YF8O<>
< 奪われるのが楽しい数少ないひととき >







天城「しかもこれ誰が買ったのかも分からないみたいですよ」

雲龍「言われる前におしえてあげるけど私じゃないわ」

初月「知ってる。雲龍さんはこんなに同じもの買わないヒトだろう」

涼月「板チョコなんて下手したら一欠片で満足しますもんね」

雲龍「ええ。……口がくどくなって飽きてきたら」

涼月「どうしたらいいんですか? 」

雲龍「誰かとキスをしながら奪い合えば永遠に続けていられるわ。ね? 」

天城「知りませんよそんなこと」

初月「舌が攣りそうだな。…………姉さん、期待した目なんて頼むからしないでくれるか」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/13(月) 22:17:22.70 ID:CT8M/YF8O<>
< ン? ……!!!! >








雲龍「ふむふむ……あ、丁度良いところに」

江風「なンだか知らねーけどぜってーやンねーからなぁー! 」

雲龍「…………」

涼月「えぇ……」

天城「……走って逃げられるって何やったんですか姉様」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/13(月) 22:17:56.81 ID:CT8M/YF8O<>
< 勿論ございませんとも >








雲龍「ただこう、舌で垣間見せてあげただけよ、二回程」

初月「大人を? 」

涼月「女を? 」

天城「大人の女の醜さでしょう? 」

雲龍「いえ、抱かれる快楽を。……何か、文句があって? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/13(月) 22:19:14.96 ID:CT8M/YF8O<>
< 犯し作り >







提督「江風走ってったぞ……いじめんなよ」

雲龍「気の所為よ」

提督「あ、そう…………おい」

雲龍「? 何? 」

提督「ちょっと外ハネしてる」

雲龍「時々なるのよ、直して? 」

提督「あぁ……ん」

雲龍「ンう……っ、っル……ュっ…………ぁフ……フハぁ……」

提督「ん……初月、見本にしろ」

初月「す、するか馬鹿。……だから姉さんはいい加減期待で目を輝かせないでくれるかな」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/13(月) 22:20:46.33 ID:CT8M/YF8O<>
< 顔は何故か火照っていました >






漣「ふへぇ……鎖骨酒って美味しいのかな? 」

叢雲「それは烏龍茶だしグラスから零すな汚い。……あいつはやってそうよね」

漣「寧ろやってなかったら病気を疑うよ漣は」

海風「どうだろう、デコルテ周りって敏感だから難しいかもよ? 」

漣「海風には訊いてない」

高雄「あら、割にできるものですよあれ」

叢雲「あなたにも訊いてない。……いや、誰にも訊いてないけど少なくともあなたにだけは訊かないわ雌犬空母」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/13(月) 22:21:31.44 ID:CT8M/YF8O<>
< ……ボソッ >







涼月「……………………いいなぁ、メス顔ってあんなに気持ち良さそうな顔できるんだ。あんな一瞬なのに」

初月「」

天城「…………それではお邪魔そうなので、また」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/13(月) 22:22:03.89 ID:CT8M/YF8O<>
ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/13(月) 22:29:17.75 ID:uZQo2XvO0<> 乙 表現しにくいが提督は子供出来たとしたら優しく?てかとても大切にしそうかなと <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/14(火) 23:55:32.70 ID:3fiDLGA/O<>
< どっぷどぷ >







提督「歳取って勃たなくなったら嫌だなぁ」

高雄「はぁ……割と普通に現役で終える人もいるらしいですけど」

提督「だとしても徐々に勃ちが悪くはなっていくわけじゃん。
ヤだよ俺、高雄と常にマックスでイけないの」

高雄「それはそれでそのときの最良を見付けるために続けるものでしょう? 」

提督「そうだね。……はぁ、鬱になるぅ」

高雄「こんなくだらないことでやさぐれた顔しないでくださいよ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/14(火) 23:56:38.58 ID:3fiDLGA/O<>
< はたかれるくらいというのが照れ隠し(と思いたい) >








提督「くだらなくねぇの……男としては死活問題なの」

高雄「あなたとの夜は

提督「セックス」

高雄「……あなたと絡まるのは

提督「セックス。朝でも昼でもヤるでしょ」

高雄「はぁ。…………あなたとのセックスは好きですけ

提督「大好き」

高雄「……………今すぐ勃つもの無くして差し上げても私は変わらずあなたを愛しますよ? 」

提督「マジすまんかった俺が悪かった。で?
俺とのセックスが大好きな高雄ちゃんは何が言いた痛いっ! 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/14(火) 23:57:18.80 ID:3fiDLGA/O<>
< 女としては >







高雄「はぁ。…………ねぇ、物凄くくだらないかもしれないこと訊くけど」

愛宕「ん? なぁに? 」

高雄「あの人がその、歳を取ってヤれなくなっても、同じだけ愛せる? 」

愛宕「喧嘩売ってるの? そんなの当たり前じゃない」

高雄「そうよね。いえ、普通そうよねって」

愛宕「寧ろ一緒に寝ながら抱き締めてもらったり二人でゆっくり時間使えると思うけど」

高雄「そうよね……ええ、本当にその通り。心から意味が分からなかったわ」

愛宕「んー……? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/14(火) 23:58:12.81 ID:3fiDLGA/O<>
< 三十二歳がBBAなら僕は熟女好きでいいと思いましたまる >








時雨「酔った金剛がこの前さ」

春雨「うん? 」

時雨「『ババァババァうるせーデース! 』とか叫んだんだよ。結構大人数で飲んでたんだけど」

春雨「たぶん誰もそんなこと言ってないよね。間接的にネタにすることはあっても」

時雨「そうだね。……三十二歳はBBAに決まってんでしょ! とか誰かがヤジみたいなの飛ばしたら」

春雨「はぁ、女の園って怖いっていうか馬鹿だね」

時雨「誰とは言わないけど十歳未満は全員BBAでしょ!? とかいう一言で場が凍り付いた」

春雨「…………誰かは言わなくていいよ」

時雨「そうだね」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/14(火) 23:58:59.04 ID:Qhg/EZ9UO<>
次スレってなると人物紹介……うぅん……表現って難しいですね

ありがとうございました
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/15(水) 00:00:36.61 ID:B280iK9k0<> 乙 新キャラも増えてるし楽しみではあるが確かに毎回考えるのは負担は大きいだろうな... <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/09/15(水) 07:41:46.55 ID:nQYzRVx/o<> お疲れ様です <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:35:01.64 ID:CRlNKBlqO<>
< 付けてあげたらあげたで慈悲無く釣るよね女の子 >







愛宕「やったぁ! 釣れた! 」

明石「ソイですねぇ……今時期たぶんメバルよりはレアですよそれ。美味しいですし」

愛宕「そう? カレイより? 」

明石「好み」

愛宕「ふーん…………はい」

明石「はいはい。……フナムシとかよりはマシだと思うんだけどなぁ、イソメちゃん。
代謝おかしくして低体温でソイ触るのはいいとしてですねぇ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:36:19.25 ID:CRlNKBlqO<>
< 気分と言えば大概理由にはなるが >







明石「てーか愛宕さんから釣り誘ってくるって尋常じゃないですね。なんかあったので? 」

愛宕「や、あの人後々勃ちが悪くなったら嫌だなぁとか言ってたみたいだから他の好きなことやってみようかなって」

明石「は、はーん? 」

愛宕「ま、好きな人の好きなものを、ってことね。
あと自分で釣ったら煮付けもより美味しいかなって。……あーちゃん」

明石「なんです、あーちゃん」

愛宕「釣れないんだけど」

明石「付けて投げたばっかじゃないですか……さっきのがおかしいんですよそもそも」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:38:00.25 ID:6+Q6/IDeO<>
< 最近行けてないからたぶんスコア下がってる >







提督「ボウリング行かね? 雲龍抜きで」

天城「寝てますからね」

葛城「私はまぁいいけど」

提督「あぁ、さすがにハブにしたりはしないよ? でもあいつがやるとさ」

天城「ええ、初めてであろうがなんであろうが関係無く君臨される気はしますね」

提督「な? 別に常にいっちばーん! とか言わねぇけど人並以上にはできる自信あるからテンションはおかしくなる。
あと他に……うん、そこに丁度いる叢雲と漣と江風」

江風「おっけー着替えてくる」

叢雲「はいはい。……奇抜な髪色させる夫婦扱いされないといいわね」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:39:06.20 ID:eK4KSBrOO<>
< あえてのロリ姉路線もあり? >







葛城「え? 私は? 」

叢雲「妹でしょ」

天城「そうですよね」

漣「そっすねー」

提督「あぁ。……俺の妹と見られる可能性も若干じゃなくてありそうだけど」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:41:53.71 ID:eK4KSBrOO<>
< 長身スレンダーって良いよね >







葛城「え、でも私と天城姉ぇ似てない? 」

漣「戦闘衣装ってーかイメージカラー? ならまぁ」

提督「似てるか? 」

天城「それなりには。……そこは似ても似つきませんけれど」

提督「だよな? 」

叢雲「胸で女を見分けるな馬鹿」

葛城「本当だよ……でも私は天城姉ぇがサラッと言ったことに傷付いたよ? 」

天城「だって、似てない」

葛城「…………」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:42:20.94 ID:eK4KSBrOO<>
< むつ市にはそもそも無かった覚え >







天城「でもちゃんと営業しているんですか? このご時世」

提督「ぁ……」

叢雲「江風嬉々として着替えにいったけど」

提督「んあ…………あ、やってる」

叢雲「そ、よかったわね」

提督「あぁ。二ヶ月振りくらいだなぁ青森市」

天城「ん、んんっ……? 」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:43:14.85 ID:eK4KSBrOO<>
<「寝てますからね」>







江風「準備できた」

天城「早いですね」

漣「んー? 着替えは? 」

江風「別に外出れる服だしいいやって思った。財布は持ってたし引き返してきたンだ」

叢雲「最悪ジャージでもそんなに場違いでもないと思うわ」

江風「……そーだね」

提督「気持ち良さそうに寝てた? 」

江風「…………そーだね」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:44:18.34 ID:BbOXuRXQO<>
< 扉を開けるとそこは >







江風「そンなに強く抱き締めなくても逃げませンよ? とか言ってた。幸せそうに」

提督「そうか。……これ俺寝取られてね? 」

葛城「どっちをどっちによ」

天城「そっちをあっちに」

葛城「それってどっちがどっち? 」

提督「そりゃああっちをあっちによ」

葛城「じゃああなたは何をやってるの? 」

提督「あっちとヤってあっちとヤって」

葛城「ハンッ……」

天城「馬鹿中の馬鹿ですね。……そんなのに釣られた天城も天城ですけれど」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:45:10.90 ID:lkwcRuw6O<>
< 案外熱中してるとスタンドの存在忘れるよね >







伊13「潜って、きます……? 」

愛宕「んー、あと五分で次かからなかったらお願い」

明石「堪え性無さ過ぎじゃないですか……もう潜ってきていいですよ」

伊14「っしゃおらー! 今日はカレイ祭りだー! 」

愛宕「そうなるといいわねぇ〜」

扶桑「そうね。……こういうとき、煙草って便利なのかしら」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:46:35.27 ID:lkwcRuw6O<>
< 海の見えるラブホに住むって楽しい気がする >







明石「あれ、扶桑さんいましたっけ? 」

扶桑「酷いこと言うのね。餌もちゃんと自分で付けたのに」

明石「や、私が付けたでしょそれ嘘吐かないの」

扶桑「それなら覚えておきなさいよ存在。
……穏やかな海面を見ていると幾らでも時間を忘れられるわ」

愛宕「つまり海の見える丘の

明石「ホテルで

扶桑「暮らしたいものね…………ぁ、かかってる」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:47:11.66 ID:lkwcRuw6O<>
< 運命は儚くてニューゲーム >







漣「過去に戻って何かの間違いで叢雲ちゃんに出会えなかったら」

提督「死ぬ」

叢雲「大袈裟な」

提督「大袈裟じゃねぇの。むーちゃんは違うの? 」

叢雲「別に。時々思い出して寂しく思うだけよ」

提督「おっとなー」

漣「絵になるでしょーなー。パパ? 次早く投げたら? 」

提督「パパとか言うな。……外でご主人様とか言ってたらヤバいのは分かるけども」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:47:37.28 ID:lkwcRuw6O<>
< しかもバンバン倒す >







葛城「ッシャ! ちょっと待って私才能あるかもしんない」

江風「ふっつーに上手くて反応に困る」

天城「天城は二回目ですけれど……プロでもなんでもない女の子が16ポンドっておかしいのでは? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:48:42.56 ID:lkwcRuw6O<>
< ねっ、ちゅー、しよ? >







葛城「二人で出掛けてさ」

提督「え? あぁ」

葛城「二人で帰ってきたらおかえりのキス? ただいまのキス? 」

提督「愛してるぜのちゅー」

葛城「キメ顔キモい……言ってること割と普通なのにキモい」

提督「ひっでぇこと言うね。瑞鶴とはしてたの? 」

葛城「一緒の訓練とか大規模作戦の後は」

提督「そっか、エロいね」

葛城「汚いけどね、誤魔化してるの」

提督「愛してるぜのちゅーで? 」

葛城「愛情そのもので。……何? 」

天城「いえ……割とこうあけすけなんだな、って」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:50:33.31 ID:lkwcRuw6O<>
< タコ型火星人とかギドラ信奉金星人でもおっぱいがあれば…… >








提督「雲龍並に? 」

葛城「謝って? 」

提督「雲龍に? 」

葛城「私に! 」

提督「ごめんよ葛城おっぱいの話なんてして」

葛城「雲龍姉ぇのことおっぱいって言うな」

提督「謝って? 」

葛城「雲龍姉ぇに? 」

提督「全宇宙のおっぱい好きに! 」

天城「全宇宙ってなんなんです……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:51:14.17 ID:lkwcRuw6O<>
< 急に真顔 >







提督「ベッドでのイヤはイイって意味なんだよ……」

葛城「そうね……」

提督「でもイイっていうのもイイって意味……」

葛城「そうね……」

提督「あぁ……ヤりたい……」

葛城「そうね……天城姉ぇ連れてけば? 最悪運転は私たち全員できるし」

提督「そうすっかな……うん、谷間の匂いに溺れたい……」

葛城「そう、ね……? 身の危険を感じる」

提督「あ、それは無いです」

葛城「クソガッ……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:52:51.25 ID:lkwcRuw6O<>
< 自分の谷間にだけは埋もれられないけどね >







提督「つーか君谷間に埋もれたこと無いでしょ? 」

葛城「アホの姉に抱き締め付けられたことあるし」

提督「うわ羨ま」

葛城「あなたもあるでしょそれ」

提督「美人姉妹同士のハグはしたこと無いから」

葛城「じゃあ永遠にできないね。……美人姉妹? 」

提督「変な意味じゃなく葛城は美人だと思うよ俺」

葛城「……照れるわさすがに」

提督「かっわいーねーおねーさん。遊んでかない? 遊んでたわ」

葛城「はいはい」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:53:23.15 ID:lkwcRuw6O<>
< インハ◯ルス >







提督「おっぱいってさ、いや、巨乳ってさ」

葛城「何故その話を私に振ったわけ? 」

提督「駆逐三人はフード買いに行ったし天城はお手洗いじゃん」

葛城「馬鹿を見る目で見るな。……で? 」

提督「善にも悪にもなるよな……やっぱ俺あのコント好き」

葛城「ごめん意味が分からないし本当は謝りたくもないんだけど……」 <>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:54:00.15 ID:lkwcRuw6O<>
< や、ふっつーに痛いけどね >








明石「うげっ、刺さって抜けない」

愛宕「んー? 服? 」

明石「指」

扶桑「半笑いで見せないでよ……私あなたの血に塗れたお魚はさすがに食べたくないわ」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:54:30.32 ID:lkwcRuw6O<>
< Shift+Del >








能代「報、告、書、終わったー! ……ん、っと、阿賀野姉ぇ」

阿賀野「うん? お疲れ」

能代「ゴミ箱経由しないで削除するショートカットってなんだっけ」

阿賀野「うーん……阿賀野は知らない。復元したいとき結構あるし」

能代「結構前雲龍さんにおしえてもらったんだけど……今は駄目だろうしなぁ」

阿賀野「ググればいいじゃん。…………雲龍さんがカバーしてないジャンルってもしかして、無い? 」
<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 22:59:48.10 ID:lkwcRuw6O<>
たぶん前の
【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1607956251/

そこそこ綺麗に着地したやつ
【艦これ】提督「この絶望的な海へと」【あんこ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1540730295/

蒼龍ちゃん好き
【艦これ】提督「カップサイズ幾つ? 」蒼龍「I だけど」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1626532734/



<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 23:01:59.12 ID:FPnWcmwuO<>
割と危ないところでミスコピペ……

ちょっとパラレル風味になったりならなかったりするかもしれない次のです
よろしくお願い致します

【艦これ】龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631714169/

<>
◆5z7C0EoTrg<>saga<>2021/09/15(水) 23:05:16.84 ID:PqdnAk/6O<>
< 次も生きていられたらいいね >








蒼龍「痛いなぁ……片目、潰れちゃった」

赤城「どうせ直りますけどね」

蒼龍「潰したヒトの言うことじゃあねぇ……死んだ? 」

赤城「あなたが大事なお目々を犠牲にして撃ち抜いたのです。死んでいなければどうします」

蒼龍「取り敢えず赤城さんの目も潰すかな。…………っ、と、何かの破片? これ」

赤城「見るに耐えないので眼球から変な物取り出さないでいただけます? 」

蒼龍「いっ、たいっ、のは私なんですけどね……” 人殺しを許す慈悲は人殺しを育てるに等しい ”」

赤城「シェイクスピア? 蒼龍さんでも『ロミオとジュリエット』なんて観るんですね」

蒼龍「残念ながら一人で観ましたけど」

赤城「や、恋人と観るようなものでもないと思いますが」

蒼龍「確かに。……私より赤城さんが知っている方が怖いと思いません」

赤城「中二病で文化人気取りの女ったらしなのに変なところで頭と気の回る男が一応の主人なので」

蒼龍「自分が主人の間違いでしょ。……や、本当にいったい何これ涙が出ちゃう」

赤城「重油? 」

蒼龍「んなわけ……ほら、さっさと処理、しましょう? 」
<> 1001<><>Over 1000 Thread<>    ´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
   (()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
   (o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
   ゝー '_ W   (9)ノ(@)
   「 ̄ ・| 「 ̄ ̄|─-r ヽ
   `、_ノol・__ノ    ノ   
   ノ          /     
   ヽ⌒ー⌒ー⌒ー ノ      
    `ー─┬─ l´-、    
        /:::::::::::::::::l   /77
       /::::::::::i:i:::::::i,../ / |
       l:::/::::::::i:i:::、:::/ / |
       l;;ノ:::::::::::::::l l;.,.,.!  |
        /::::::::::::::::l/ /  冂
       /:::::::;へ:::::::l~   |ヌ|
      /:::::/´  ヽ:::l   .|ヌ|         SS速報VIP@VipService
      .〔:::::l     l:::l   凵         http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/       
      ヽ;;;>     \;;>

<> 最近建ったスレッドのご案内★<><>Powered By VIP Service<>こんなご時世だし古の面白いSS読もうずwwwwwwww @ 2021/09/15(水) 23:00:22.49 ID:FijVezKx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631714422/

【艦これ】龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」 @ 2021/09/15(水) 22:56:09.76 ID:lkwcRuw6O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631714169/

【デレマスss】木村夏樹「ファースト・パッセンジャー」 @ 2021/09/15(水) 22:20:42.57 ID:TCAbkAPj0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631712042/

モンストスレ @ 2021/09/15(水) 17:54:21.36 ID:yL2Ww8s3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1631696061/

porque ellas nunca representaron una amenaza.  @ 2021/09/15(水) 17:11:24.80 ID:IvoxD9nao
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1631693484/

1が気長に歴代ポケモンを1からプレイする予定のスレ16 @ 2021/09/15(水) 08:07:06.63 ID:V+lRvOQfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1631660826/

めめたん(め_め,,)とみんなの遊び場!(癶_癶,,)たぶん41こめやのん! @ 2021/09/15(水) 05:34:59.58 ID:6eIme1Uzo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1631651699/

【ドラクエY】俺「安価で幻の大地を旅する」 @ 2021/09/15(水) 02:57:25.53 ID:7JT6bjSQO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631642245/



VIPサービスの新スレ報告ボットはじめました http://twitter.com/ex14bot/
管理人もやってます http://twitter.com/aramaki_vip2ch/
Powered By VIPService http://vip2ch.com/

<>