以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 19:35:11.51 ID:LVlURMnso<>【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その7【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1610880167/
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1613990111
<>【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その8【安価】
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 19:35:24.83 ID:LVlURMnso<> 代理です <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 19:37:22.99 ID:3mSVsqz/0<> 代理ありがとうございます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 19:38:05.20 ID:faGVgwnXo<> たておつー <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 19:43:00.56 ID:3mSVsqz/0<> ーー執務室
隼鷹「なんだか随分と寂しい執務室じゃんか」
提督「本当なら龍驤や漣が居るんだが、それぞれ理由があってここに居ない」
隼鷹「龍驤さんは確かまた入院したんだよなぁ」
提督「予定ではもう少し先だったんだが、体調不良もあって早めに入院したんだ」
隼鷹「もともと一時退院だったから仕方ないけど、やっぱり寂しいな」
提督「ここで無理をするとまた長期入院もあり得る。ゆっくりと体調と心を整えて欲しい」
隼鷹「無理は禁物なのは当たり前だしな」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 19:48:19.23 ID:3mSVsqz/0<> 提督「漣は白露と電の仲裁に向かった。あまりいい話ではないが電が白露を叩いたらしい」
隼鷹「電…最近まで調子良かったのにな」
提督「いや、精神面に異常は無さそうだ。これは白露が悪いんだ」
隼鷹「なにがあったんだよぉ?」
提督「白露は以前に電と関係があったんだが、白露がそれを忘れて抱こうとしたらしい」
隼鷹「…うわ」
提督「口説き文句や体の重ね方、電は最初は我慢していたそうだが途中で我慢できず…」
隼鷹「それは白露が悪いな……」
提督「そういうわけで今執務室には俺一人なんだ」
隼鷹「そっか…うん、なら丁度いいというかなんというか……話、聞いてくれよぉ」
提督「もちろんだ」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 19:52:28.21 ID:3mSVsqz/0<> 隼鷹「あたしが艦娘辞めたいって言ったら…どうする?」
提督「止めることは無いが理由を聞きたい」
隼鷹「そうだよな…提督は止めることなんかしないもんなぁ」
提督「止めて欲しかったのか?」
隼鷹「止めてくれたら諦めがつくというか…うーん……」
提督「察しは付くが辞めるから不知火と共にだろう。何かあったのか?」
隼鷹「あたしさ…夢があるんだよ。世界中を旅したいとかそんなありふれた夢……」
隼鷹「響を見てたらさ…なんか……艦娘って辞めれるんだよな…とか…色々考えちゃって……」
提督「俺でよければいくらでも話は聞く。だが不知火ともよく話しておくべきだぞ」
隼鷹「分かってる…うん、分かってるんだよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 19:56:15.42 ID:JgaZObZyO<> そういえば龍驤が病院に戻る前に気になる事を言っていたと思う提督
朝潮がまるで記憶を確認するかのように朝潮の事情を言ってきたと <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 20:19:34.04 ID:gzrDJ4FDO<> 実は不知火にはもう話したんだよねと隼鷹
不知火も世界を回るのは悪くないと思ったがそれと艦娘を辞めるのは別だと
そもそも傀儡の艦娘って普通に辞められるのかという疑問も <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 20:27:44.22 ID:3mSVsqz/0<> 隼鷹「実はさ…不知火にはもう話したんだよ」
提督「そうだったのか」
隼鷹「不知火はあたしと世界を回るのは悪くないって言ってた…けど艦娘を辞めるのは別の話だって」
提督「…不知火らしいな」
隼鷹「アイツは艦娘として戦うのが自分のやるべきことだって…そもそも傀儡の艦娘って解体できるのかも分かんないし…」
提督「それは整備士に確認するしか無いな」
隼鷹「提督……あたしどうしたらいい…?」
提督「…あくまで俺個人の意見として聞いてくれ」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 20:32:02.14 ID:3mSVsqz/0<> 提督「不知火は仲間を傷付けて、自分のせいでかつての仲間が全員殺されたと思っている」
提督「そんな不知火に一緒に解体しようと言っても、一筋縄ではいかないだろう」
隼鷹「やっぱり…」
提督「だが隼鷹が言えば別だ。本気で二人の時間を過ごしたいのならそう言えばいい」
隼鷹「……」
提督「解体が可能か不可能かは関係なく、不知火は隼鷹の隣に居ることを望んでいる」
提督「解体することを迷っているのなら考えない方がいい。響の場合はもう戦うことができないという事情が理解できた」
提督「ふわふわした考えではなく、本気で考えてその結果を不知火に伝えればいいと思う」
隼鷹「…ありがと、やっぱり提督に相談して良かった」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 20:38:06.61 ID:MrpCEL66O<> 本気で考えれば考えるほど考えることがプロポーズになってく隼鷹さん <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 20:48:40.10 ID:faGVgwnXo<> 不知火との出会い、出来事を思い出しながら>>12 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 20:59:14.96 ID:3mSVsqz/0<> ーー
隼鷹「不知火とは足りないもの鎮守府からの付き合いで…気が付いたらこんな関係になって…」
隼鷹「はじめは不知火は恋愛感情は無かったって言ってたのに……」
隼鷹「どうすりゃいいんだよ…考えれば考えるほど不知火のことが……」
隼鷹「こんなに誰かを好きになったことなんか無いんだよ……」
隼鷹「不知火を自分の物にしたい…ずっと一緒に居たい……」
隼鷹「自分でもなに考えてるか分かんなくなってきた…あーー…もう…」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 21:04:55.56 ID:3mSVsqz/0<> 隼鷹「世界を回るのはあたしの夢で……でもそれは艦娘を辞めることとは関係無くて…」
隼鷹「関係無い……?ある…?」
隼鷹「……」
隼鷹「こんなに悩んだことなんか無かった…酒で悩んでた時より考えてる…」
隼鷹「酒……」
隼鷹「酒飲めば……解決する…うん、そうだ……」
隼鷹「酒……あたしに酒を…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 21:10:46.78 ID:CKGCiUsfo<> 酒を探してるのなっちさんに見つかって何をやってるんだとたしなめられる <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 21:30:02.08 ID:nqOs4WiSO<> >>16
悩んでることの相談にも乗ってくれる <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 21:34:39.35 ID:3mSVsqz/0<> ーー食堂
那智「……気配がする」
那智「こんな時間に食堂…銀蠅か?どちらにせよ褒められたことではないぞ」
那智「…誰だ」
隼鷹「う……」
那智「なにをしている」
隼鷹「酒……無い…」
那智「禁断症状でも出たのか。霞に言って薬を用意させるから待っていろ」
隼鷹「違う…飲めば解決するから……酒があればあたしは…」
那智「様子がおかしいな、とりあえず私の部屋に来い」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 21:38:34.39 ID:3mSVsqz/0<> ーー那智の部屋
那智「酒に頼るのは悪とは言わないが、お前は依存症になるほど溺れたんだろう」
隼鷹「昔は…酒のことしか考えられなかった」
那智「困ったからと言って酒を頼るのは間違いだ」
隼鷹「じゃああたしはどうしたらいいんだよ…」
那智「相談には乗ってやるが答えを出すのはお前自身だ。暫くの間忘れるのも手段の一つではある」
隼鷹「忘れる…」
那智「常に考える必要は無い。時間を決めてそのことに集中して考えるのは悪くはないだろう」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 21:50:30.23 ID:nqOs4WiSO<> では一時的に考えないでいいように今度は私の話も聞いてくれと那智 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 21:57:00.18 ID:gzrDJ4FDO<> >>20
私と愛宕の事は知っているだろう
私は愛宕を憎からず思っているし好意もある
だが好意があれば必ず恋人関係にならなければいけないのかと <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 22:04:00.17 ID:3mSVsqz/0<> 那智「では…一時的に考えないでいいように今度は私の話も聞いてもらおうか」
隼鷹「那智の話って…」
那智「想像通りだ、私と愛宕の事は知っているだろう」
那智「私は愛宕を憎からず思っているし好意もある。だが好意があれば必ず恋人関係にならなければいけないのか?」
隼鷹「同性だから…難しいよな」
那智「私が聞きたいのはそこじゃない。性別は関係なく聞いているんだ」
隼鷹「同性でも異性でも、好意があるなら恋人にならないといけない……」
那智「それは違うだろうと私は考えている」
隼鷹「…結果を求めるか過程を大事にするかの違いじゃないのか?」
那智「結果も過程も必要の無い関係があっても……」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 22:07:13.00 ID:3mSVsqz/0<> ーー
隼鷹「…そうだよな、誰でも悩みはあるんだもんな」
那智「そんなのは龍驤を見れば明らかだろう。奴はいつでも頭を抱えて悩んでいる」
隼鷹「ちょっと…重く考え過ぎてた。そんで答えを急がないとって思い込んでたみたいだなぁ」
那智「お前と不知火の仲は良好だ、焦る必要はなにもない」
隼鷹「その通りかな…久しぶりにテンパってちょっとおかしくなってたのかなぁ」
那智「不安なら霞に強めの薬を出してもらえ。仲間は頼る為にあるんだろう?」
隼鷹「そうだな、ありがとな那智!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 22:08:55.99 ID:faGVgwnXo<> 傀儡の解体について整備士、すぐ連絡取れないなら幹部さんに確認を入れる提督 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 22:24:21.68 ID:nqOs4WiSO<> >>24 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 22:33:01.57 ID:3mSVsqz/0<> ーー
整備士『傀儡の艦娘は解体しない方がいいよ』
提督「どうしてだ?」
整備士『何が起こるか保証できないんだ。僕が作った傀儡なら大丈夫だけど、旧大本営が作ってた傀儡はね…』
整備士『爆弾が仕掛けられてるのは知ってるでしょ?最悪はそれが爆発して死んじゃうね』
提督「爆弾を取り除く手術を受けさえすれば問題は無いんだな?」
整備士『その通りだけど、傀儡の艦娘がどれだけの数が居るのか把握できてる?』
提督「……」
整備士『現実的なのは解体せずに現状維持になると思うよ』 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 22:36:52.05 ID:3mSVsqz/0<> 整備士『解体じゃなくて除籍はどうなの?それなら解体しなくて済むよね?』
提督「除籍だと人間としての扱いがされない。艦娘という物扱いだ」
整備士『それは法を定めた人がおかしい。艦娘も傀儡も生きているんだ』
提督「それは俺がどうこうできる問題じゃないんだ」
整備士『本当に人間は自分勝手だなぁ…やっぱり僕は人間は嫌いだね』
提督「ひとまずは礼を言う。お前の傀儡なら解体しても安心だということが分かっただけでも進歩だ」
整備士『力になれたんなら良かったよ。また何かあったら連絡してね』
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 22:41:59.97 ID:gzrDJ4FDO<> ところで…伊400と夕雲の事についてすまなかった…と謝罪する提督
別に構わないよ
君も人間だったというだけの事さ
だけどまあそうして反省出来るだけまだマシだと思っておくよと整備士 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 22:50:39.02 ID:CKGCiUsfo<> >>28
タシュがああなった経緯を伊400に詳しく突っ込んだらなかなかヤンチャしてたらしく彼女も反省が必要だねって整備士
夕雲は調べた後、元に戻したら素直にタシュと一緒にお手伝いしてるって <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 22:58:45.62 ID:3mSVsqz/0<> 提督「ところで……伊400と夕雲の事についてすまなかった」
整備士『ああ別に構わないよ、君も人間だったというだけの事だからね』
提督「そうだな…俺も大多数の人間と変わりない」
整備士『それは違うよ、提督さんは貴重な人間だ。ちゃんと反省できるし、僕が嫌悪する人間とは種類が違うよ』
提督「いや、俺も所詮は人間なんだ」
整備士『まあ伊400は中々ヤンチャしてたみたいで彼女も反省が必要だし、夕雲君は軽く調べた後、元に戻しておいたから』
提督「…二人のことは頼む」
整備士『ちゃんと手伝ってもらってるから安心してよ。彼女達が提督さんを恨んでいるかまでは分からないけどね』 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 23:04:13.44 ID:3mSVsqz/0<> 提督「……龍驤のことになると我を失ってしまうようではまだまだだな」
提督「冷静に対処しなければいけないのは分かっているが、やはり…」
提督「マシにはなってきているはずなんだが…うぅむ」
提督「龍驤がまた入院…いや、良くなってはきているんだ。俺が不安になっていてどうする」
提督「俺はもう父親なんだから冷静に…熱くならずに落ち着けばいい」
提督「……」
提督「…仕事に戻ろう」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 23:12:38.59 ID:gzrDJ4FDO<> 一方
さすがに自分が悪いと土下座する白露と腕組み仁王立ちの電
電って怒ると怖いんですねぇ…と電を宥めながら漣
響はもうすぐ居なくなり暁は大抵レ級と一緒
雷はラジオやテレビの仕事で忙しい
そうしていつしか白露を寄る辺に見出だしていた電 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 23:28:29.58 ID:nqOs4WiSO<> タシュケントが本来の夕雲は臆病だけどまじめな子だねと整備士と話してる
ただ私が伊400はあたしが言うのも何だけど過激なところが目立つよ
社会への艦娘の受け入れが進んでいる中で力を好き勝手に振るうとそれが壊れてしまう
提督と話していた艦娘を人間として扱うこともその先にあるはずだからね
だから根気強く正していかないといけないよ <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 23:37:06.12 ID:3mSVsqz/0<> ーー大本営、研究室
タシュケント「本来の夕雲は臆病だけどまじめな子みたいだね」
整備士「真面目だからこそああなってしまったのかもしれないね」
タシュケント「でもあたしが言うのも何だけど、伊400は少し過激なところが目立つよ」
整備士「そうだね……彼女は要注意かもしれないね。どうやら社会では艦娘の受け入れが進んでいるみたいだ」
整備士「その中で力を好き勝手に振るうとそれが壊れてしまう。 提督さんが話していた艦娘を人間として扱うということも、その先にあるはずだからね」
タシュケント「じゃあやっぱり彼女はバラバラにする?」
整備士「その必要は無いよ、ゆっくり正していけばきっと分かってくれるからね」
タシュケント(同志はとても正す側の人間とは思えないけど) <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/22(月) 23:42:02.23 ID:3mSVsqz/0<> 整備士「どうしたの?なにか言いたそうだけど」
タシュケント「…彼女を正す前にまずは同志からじゃないかな」
整備士「僕?」
タシュケント「いつまで吹雪のことを引きずってるんだい?」
整備士「彼女は…危険な存在だ」
タシュケント「それは君の意見だ、吹雪を狂わせたのは同志なんだ」
整備士「僕も…自分の誤ちに向き合えって言うんだね」
タシュケント「それしか無いよ。あたしだって偉そうに言えないけど、理由を付けて逃げるのは違う」
タシュケント「あたしは殺した数より一人でも多く救うって決めた。その中に同志も入っているからね」
整備士「そうか…うん。分かった、逃げるのはもう…やめておくよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 23:45:56.27 ID:faGVgwnXo<> >>32 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/22(月) 23:48:26.35 ID:CKGCiUsfo<> >>32
普段はかかあ天下?といえばいいのか尻に敷かれるといえばいいのかになっちゃう白露
これを気に真面目なお付き合いについて考え出す <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 00:00:35.91 ID:MGB5/bq00<> ーー横須賀鎮守府
白露「……」土下座
電「……」
漣「いやぁこれぞ正に修羅場ですな」
電「ちょっと黙ってて欲しいのです」
漣「…うぃっす」
漣(電は怒ると怖いと聞いてましたが本当みたいですねぇ。この睨みは素人じゃできませんよ)
漣(まあ今回のは白露さんが悪いんで擁護はしませんが、暴力を働いたら止める程度にしておきましょう)
漣(面白がっちゃいけないのは分かってますけど、こんなの興味津々に決まってるじゃないですかヤダー) <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 00:07:01.21 ID:MGB5/bq00<> 漣(響はもうすぐ居なくなって暁は大抵レ級と一緒。雷はラジオやテレビの仕事で忙しいんで電は拠り所が欲しかったんですな)
漣(その相手に白露がいいかもと思っていた矢先にこれ…一度抱かれたことを忘れただけでも重罪なのに、これはいけませんよぉ)
漣(電の心の内は大体分かりましたけど、白露さんはどうなんでしょうね……気になるんで動きますか)
漣「…ここは漣が仲裁させてもらいますよ。おおよその事情は聞いているので白露さん、何か言いたいことはありますか?」
白露「…一度抱いたことを忘れるなんて、一番最低なことをしました」
電「……」
漣「普段から遊びまくってる白露さんからすれば、電さんを抱いたのは一度くらいの遊びだと思ったんですね?」
白露「その時は…」
電「その時もクソも無いのです」
白露「違うの…話を聞いて」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 00:09:45.13 ID:MGB5/bq00<> 白露「夕立が幸せそうにしてるのを知って…時雨も最上といい感じだし……こういうのも悪くないのかなって…」
漣「こういうのとは?」
白露「真面目な付き合いっていうのかな…真剣な交際というか」
電「……」
白露「ねぇ電…チャンスをくれない……?もう悲しい思いはさせないから…」
漣「…と仰ってますが?」
電「安価」
下2 電の台詞やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 00:12:35.11 ID:VkG/AuuDO<> 電は初めてだったのに忘れられたなんて悲しかったのです…と白露に抱き着く
他の白露型はこんな風に甘えてはこないのでクリティカル <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 00:13:55.10 ID:rfWPlVEjO<> >>41 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 00:22:54.55 ID:MGB5/bq00<> 電「……」スッ
漣(お、動く…殴るなら止めないとですけど…)
電「電は……初めてだったのに…忘れられたなんて凄く悲しかったのです…」ギュッ
白露「……」
電「白露ちゃん達はえっちなことが大好きなのは知ってたのです。でも…忘れられるのは凄く辛かったのですよ」
白露「……」
電「…聞いてるのですか?」
白露「ごめん…こんな風に甘えられたの……初めてで…」
漣「そりゃそうでしょうよ、おたくら白露型のは性行為というより搾取のされ合いですからな」
白露「これ…凄くいい……今までで一番かも…」
電「大袈裟なのです」
白露「違う本当に…こんな優しく……甘い感じで…抱きつかれたことなんか無い…」
電「……」ギュッ
白露「あ、あぁ……これ…なに……?こんなの…知らない…」
漣「……あとはごゆっくり…ですかね」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 00:28:12.92 ID:MGB5/bq00<> ーー
漣「仲裁どころかむしろ仲が進みそうな結果で大満足ですな。これはご主人様も喜んでくれるでしょう」
潜水新棲姫「漣」
漣「んぁーー可愛い私の嫁が歩いてるぅ!」
潜水新棲姫「んん…惚気てる場合じゃないぞ。早く執務室に帰った方がいいんじゃないか」
漣「そうですよね今ご主人様一人だけですから」
潜水新棲姫「それもあるがさっきS朝潮が執務室に向かって行く所を見たんだ」
漣「…あのトラブルメーカーがご主人様の所に」
潜水新棲姫「何かあっては遅い、だから早く帰って方がいいと言ったんだ」
漣「まーた最近変なこと言い出しましたからね。忠告どうもと、早く執務室に帰ります!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 00:33:56.16 ID:rfWPlVEjO<> 八島が何かしでかしてることをS朝潮が提督に伝えてる所に戻ってくる漣
自分の力もなくなってはないけど八島が返事をしてくれない <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 00:42:10.43 ID:VkG/AuuDO<> 漣が執務室に向かうと話の最中だった
見慣れない白い着物の人物…その顔には見覚えがあるような無いような…
あの子は結局あれを向こうに連れて行かなかった
何をするつもりかまだ判らないけれど備えてほしいと <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 00:47:00.30 ID:MGB5/bq00<> ーー
漣「ご主人様……」ガチャッ
「……」
漣「おおっと不審者ですか、随分と大胆ですね」ジャキッ
「…あの子は結局あれを向こうに連れて行かなかったわ」
漣「動くと撃ちますよ」
「何をするつもりかまだ判らないけれど、備えていて損は無いわ」
漣「真っ白な着物でも着て何様のつもりですか」
「忠告は…したわよ」
漣「貴女…どこかで見たような顔ですね。それって…」
「……」パチンッ <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 00:51:53.54 ID:MGB5/bq00<> ーー執務室
漣「ご主人様……」ガチャッ
S朝潮「失礼します」タタタッ
漣「…問題児に変なことでもされましたか?」
提督「いや…それが俺にも良く分からないんだ」
漣「言っておきますがね、あの朝潮はご主人様の子どもをどうにかしてもおかしく無いんですよ。極力、二人だけになるのは控えて下さい」
提督「そんなことは…」
漣「無いとは言い切れないでしょうよ。いつだったかご主人様に作った料理をご主人様が食べないなら捨てるとまで言うんですから」
漣「龍驤さんが入退院を繰り返している今がチャンスだと、思われてもおかしくない状況だと理解して下さい」
提督「……そうか」
ーー <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 00:52:31.55 ID:MGB5/bq00<> 新スレでも宜しくお願いします <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 00:59:17.63 ID:VkG/AuuDO<> お疲れ様でした
とりあえずひとつ…
整備士が元に戻したはあんまり信用出来ないなあ…
対象の生命維持を優先に記憶を読み取ったり移植したりとバラバラにして解析するのはわけが違う気がする
整備士は夕雲に対して特に思い入れも無いから尚更 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 00:59:24.08 ID:rfWPlVEjO<> おつでした
やっぱ色んなキャラの話してるの好きだな <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 01:02:17.61 ID:INgxNBf4o<> よろしくお願いします
S朝潮ちゃんに前作主人公感を覚える…
ここの六駆は皆良いキャラ立ってて好きだー! <>
◆X87gBrHVzk<><>2021/02/23(火) 19:45:19.29 ID:MGB5/bq00<> ーー足りないもの鎮守府
多摩「……定時にゃ。多摩はこれで失礼するにゃ」
菊月提督「少し待て」
多摩「断るにゃ。先生の家に一秒でも早く帰りたいにゃ」
菊月提督「これからについて大事な話がある」
多摩「…仕方ないにゃ、さっさと済ませるにゃよ」
菊月提督「そのつもりだ。お前にはあることを提案するだけだからな」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 19:51:46.37 ID:MGB5/bq00<> 菊月提督「俺と菊月達は本来この鎮守府ではない別の所に居た。その場所は無かったことになったから俺達はここに居る」
菊月提督「幹部や提督が言うからこの鎮守府の提督をしているだけであって、俺には別にやるべきことがある」
菊月提督「だがこの鎮守府を放置するわけにはいかない。後任を呼ぶと言ってもこの鎮守府の事情を知らない物には難しい」
菊月提督「後任を任せるのなら俺や提督が知る人物が最適だな?」
多摩「そうにゃね」
菊月提督「…知っているか?元艦娘が所属している鎮守府の提督を任されることがあるらしい」
多摩「……にゃ?」
菊月提督「俺は多摩にこの鎮守府の提督をやってもらおうかと考えている」
多摩「ちょ……待って…」
菊月提督「もちろん今すぐという話じゃない。将来的な話として考えてもらいたい」
多摩「冗談じゃないにゃ……」
菊月提督「俺は冗談は言わない。話は以上だ、引き留めて悪かったな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 19:53:52.38 ID:INgxNBf4o<> 別にやることって…何をするつもりにゃ? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 19:54:17.41 ID:6Uit5ffkO<> 急すぎる話にゃ、多摩にも家庭生活とかあるのにゃ
他に候補は? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 19:58:08.56 ID:VkG/AuuDO<> ずっと気になっていた
繭の生まれた場所の鎮守府の事
あの時はろくに調査も出来なかったし生き残るので精一杯だったが今なら…と菊月提督
聞いた話では今の世界のあの場所にも鎮守府はあったらしいがやはり放棄されていると <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 20:00:30.51 ID:MGB5/bq00<> 多摩「ちょっと待つにゃそんな言いっぱなしで終われるわけないにゃ!」
菊月提督「急いでいるんだろう」
多摩「それとこれとは話が別にゃ!いきなり急過ぎるし多摩にも家庭生活とかあるにゃ!」
菊月提督「それは分かっている」
多摩「他に…候補は無いのかにゃ?」
菊月提督「ガングートも悪くないがロシアとの関係が複雑になる可能性がある。北上は素行に問題が見受けられる」
菊月提督「秘書艦としての能力も高いのは知っているし消去法でいってもお前になる」
多摩「そんなつもりで秘書艦はしてなかったにゃ…」
菊月提督「こちらも適当に選んだわけじゃないということを知って欲しかっただけだ」
多摩「にゃぁぁ……」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 20:05:34.08 ID:MGB5/bq00<> 多摩「多摩が提督……?」
菊月提督「そこまで動揺するとは思わなかったな」
多摩「動揺しない方がおかしいにゃ…」
菊月提督「引き受けろと念を押すわけじゃないが、何も知らない後任にこの鎮守府を任せられると思うか?」
多摩「……無理にゃ」
菊月提督「お前でなくともここと関係のある艦娘が最適なのには変わりないぞ」
多摩「他の誰かなら…多摩が…にゃ……」
菊月提督「お前にとっても悪い話ではないからな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 20:12:04.23 ID:sW03Rzxzo<> そもそも菊月提督は何をするつもりなんにゃ? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 20:21:22.00 ID:PkKGj1H0O<> >>60
富士の成長のことも考えたら安定してたほうがいいはずにゃ〜 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 20:30:29.56 ID:MGB5/bq00<> 多摩「そもそも菊月提督は何をするつもりにゃ?富士の成長のことも考えたら安定してたほうがいいはずだにゃ」
菊月提督「かつて俺たちが居た場所…それを調べるんだ」
多摩「あの繭があった所かにゃ」
菊月提督「俺たちの痕跡は全て無かったことになっている。それを調べるのは今しか無い」
菊月提督「菊月達だけでも十分だったかもしれないが、富士も自分の力をコントロールできるようになってきた」
多摩「……あんな子どもを使うのか」
菊月提督「使いたくなかったがそれしかない。そもそも富士をあの姿にしたのは龍驤だ」
多摩「それは…」
菊月提督「なぜ富士がああなったのか。それも含めて全てを明らかにしたい」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 20:33:29.84 ID:MGB5/bq00<> 多摩「提督を続けながらは不可能なのかにゃ」
菊月提督「いつ帰ってこれるか分からない上に命の保証もない」
多摩「死にに行くなら全力で止める」
菊月提督「お前に菊月が止められるのか?」
多摩「……富士が悲しむぞ」
菊月提督「海月姫は置いていく。彼女は俺たちの過去とは関係が無い」
多摩「納得するはずが無いだろう…」
菊月提督「それは俺たちの問題だ。多摩は干渉する所じゃない」
多摩「はぁ…これだからもう……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 20:38:36.20 ID:sW03Rzxzo<> 仲間の問題にゃ
これだけ関わってて他人だとは言わせんにゃよ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 20:41:11.18 ID:VkG/AuuDO<> 自分達だけでやろうとするな
そうやって突っ走った結果どうなるか解らないお前じゃないだろうと多摩
どうせなら皆…それこそ大本営も巻き込んで万全の体勢で行けばいい
今の大本営はお前達の敵じゃないんだ <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 20:47:45.59 ID:MGB5/bq00<> 多摩「自分達だけでやろうとするな、そうやって突っ走った結果、どうなるか分からないお前じゃないだろう」
菊月提督「関係の無い奴を巻き込む必要は無い」
多摩「なぜ決めつける。どうせなら皆、それこそ大本営も巻き込んで万全の体勢でやればいい」
菊月提督「大本営……」
多摩「今の大本営はお前達の敵じゃない。横須賀も頼れるはずだろう」
菊月提督「……」
多摩「よく考えるのはお前もだ」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 21:08:05.03 ID:MGB5/bq00<> ーー多摩の家
多摩「にゃあぁぁ…」
先生「凄い話になってるみたいですね」
多摩「多摩が提督なんて無理にゃし…菊月提督もなにを考えてるんだにゃ…」
先生「多摩さんが提督……少し見てみたい気もしますね」
多摩「にゃ…?」
先生「戦う姿も素敵ですけど、凛々しい姿も…」
多摩「にゃ……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 21:13:26.69 ID:INgxNBf4o<> いい雰囲気になりかけ、口づけをしようとするも二人同時にいやそんな場合じゃない(にゃ)と我に返る
受けた場合の提督の仕事の忙しさ、受けない場合は誰かいるのか、二人でも話し合う <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 21:16:58.86 ID:PkKGj1H0O<> >>68 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 21:29:18.89 ID:MGB5/bq00<> 多摩「多摩のこと……好きなのにゃ…」
先生「どんなことをしてても多摩さんは素敵ですよ」
多摩「先生……」
先生「……」スッ
多摩「……いやいや、そんな場合じゃないにゃ!」
先生「そ、そうですね…」
多摩「もし多摩がその話を受けなかったらどうなると思うにゃ?」
先生「受けないと…難しいですね。他に適任が居ないのかもしれませんね……」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 21:34:34.48 ID:MGB5/bq00<> 先生「それともし提督になったとして……」
多摩「先生と過ごせる時間は少なくなるにゃね」
先生「そうですね…」
多摩「それは嫌だにゃ…先生と過ごせる時間はなによりも大切なんだにゃ…」
先生「でも……我儘は言えませんよね」
多摩「…にゃ」
先生「過ごせる時間が少なくなっても、多摩さんを思う気持ちは変わりません」
多摩「…嬉しいにゃ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 22:11:29.85 ID:PkKGj1H0O<> 新しい仲間ができていた、その事が意識できてなかったと反省する菊月提督
海月姫も何を考えてるかくらいわかるわよ夫婦だものって寄り添ってる
反対には菊月もいて、元がどうあれもう切っても切れない関係なんだから手を取って最善を尽くすしかないだろうって <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 22:19:04.28 ID:sW03Rzxzo<> >>72 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 22:25:43.62 ID:MGB5/bq00<> ーー足りないもの鎮守府
菊月提督「新しい仲間ができていた…その事が意識できてなかったのか」
深海海月姫「あなたが何を考えてるかくらいわかるわよぉ…だって『夫婦』じゃない」
菊月「……」
菊月提督「菊月…」
菊月「…元がどうあれもう切っても切れない関係なんだ。なら協力して最善を尽くすしかないだろう」
菊月提督「…そう言ってくれるか」
菊月「あんな深海棲艦だけに任せるわけにはいかない」
深海海月姫「あらぁ…言ってくれるわねぇ」
菊月「言う権利は私にはある」
深海海月姫「うふふふ…」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 22:30:13.08 ID:MGB5/bq00<> 菊月「…司令官、本当にやるのか」
菊月提督「やらなければいけないことだ」
菊月「最悪どうなるか分かっているか?」
菊月提督「死ぬ程度では済まないだろうな」
菊月「この世界から消えるだけじゃない、存在自体も無かったことになる」
菊月「私も司令官も深海海月姫も…富士を除く全ての存在が消える」
菊月「そのリスクがあるなら、無理にやるべきことではないんじゃないか」
菊月提督「俺は無理をしてでもやるべきことだと思う。この世界に俺達が存在している限りはやるべきなんだ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 22:38:41.71 ID:INgxNBf4o<> 今俺達って言ったわね?なら私達にも手伝わせなさいよ!
ぼの始め元の菊月提督配下の娘達が部屋にログイン <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 22:51:46.34 ID:PkKGj1H0O<> >>76
更にそんな大変なことなら黙っていられないのがこの鎮守府 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 23:02:49.18 ID:MGB5/bq00<> ガチャッ
曙「今俺達って言ったわね?なら私達にも手伝わせなさいよ!」
菊月提督「……曙達はともかくお前達は関係ないだろう」
北上「そんな大変なことなら黙ってられないんだよね〜」
深海夕張「この鎮守府の伝統みたいなものですね」
ガングート「私達の提督なら分かっているだろう?」
リュウジョウ「司令官、断るわけにはいかんと違うかな」
千代田「提督の為なら例え地獄でも着いていくわ!」
<>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 23:06:54.25 ID:MGB5/bq00<> 朝雲「できることがあるならなんでも手伝うわ!」
山雲「サポートは任せておいて〜」
ヴェールヌイ「少しでも恩を返したいんだ」
グラーフ「こ…怖いけど……本当はやりたくないけど…」
菊月提督「…グラーフまで来てくれたのか」
曙「グラーフどころか全員よ!何回言っても一人で全部なんとかしようとするでしょ!いい加減にしなさいよクソ提督!!」
菊月「…どうやら協力してもらうしか無いようだな」
菊月提督「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 23:11:29.15 ID:VkG/AuuDO<> そんな折
退院していた雲林院が箱を抱えて菊月を訪ねてきた
夢を見たんだ
知らない私が箱を開けろと
友人を助けろと
こんなタイミングでよく来たものだと多少驚く菊月 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 23:19:17.04 ID:sW03Rzxzo<> >>80 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 23:23:34.28 ID:MGB5/bq00<> 雲林院「なんだ全員ここに居たのか」
菊月「……雲林院」
雲林院「ここに入るのに憲兵に許可はもらったからな」
曙「アンタはなにしに来たのよ」
雲林院「これをお前たちに渡しに来た」スッ
リュウジョウ「箱……?」
菊月「それはお前にとって大切なもののはずだぞ」
雲林院「……夢を見たんだ」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 23:28:37.40 ID:MGB5/bq00<> 雲林院「知らない『雲林院』が箱を使え、そして友人を助けろと言ってきたんだ」
菊月「このタイミングでか」
雲林院「そっちの事情は知らない。だが助けにはなるはずだろう」
菊月「その通りだ…これは私が使う」
雲林院「好きにしてくれ」
北上「さて、お膳立てはこれくらいでいいかな?」
深海夕張「指揮は貴方がお願いします!」
ガングート「私達の提督なんだからな」
菊月提督「俺の…俺達の為に…」
深海海月姫「いい仲間に…巡り会えたわねぇ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 23:39:25.22 ID:VkG/AuuDO<> 菊月提督は考え込む
このまま向かっていいのか?
まだ何か「足りないもの」は無いか?
確かに戦力は充分だろう
このメンツに勝てる奴はそうは居ないはず
だがなんだ…この胸騒ぎは…と <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 23:47:41.87 ID:PkKGj1H0O<> >>84 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/23(火) 23:51:03.15 ID:MGB5/bq00<> 菊月提督(このまま向かっていいのか?まだ何か「足りないもの」は無いか?)
菊月提督(確かに戦力は充分だろう、このメンツに勝てる奴はそうは居ないはず)
菊月提督(だがなんだこの胸騒ぎは……)
菊月「どうしたんだ司令官」
リュウジョウ「今更怖気ついとったらあかんで!」
千代田「全部ぶっ飛ばしてやるわよ!」
菊月提督「……」
下3 コンマ判定
偶数 ○
奇数 ×
ゾロ目 ? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 23:51:58.48 ID:PkKGj1H0O<> こわい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 23:54:30.04 ID:sW03Rzxzo<> おねがいします <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 23:54:49.34 ID:tLotPB28O<> 求めよ、さらば与えられん <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/23(火) 23:57:21.21 ID:INgxNBf4o<> 本当にまたそっちいったんか?や〇〇…… <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 00:01:08.88 ID:y50LaKMd0<> 菊月提督「…少し時間をくれないか」
曙「ここまで来て止めるって!?」
菊月提督「違う、かつて繭のあったあの場所への出撃は行う。だがもう一つ準備がしたい」
望月「これだけ揃ってるのにまだ必要なの〜?」
菊月提督「必要なんだ」
菊月「司令官がそう言うのなら今は止めておこう」
菊月提督「ありがとう…準備ができればすぐに知らせる」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 00:11:58.31 ID:y50LaKMd0<> ーー足りないもの鎮守府、地下室
菊月提督「おかしい…ずっと何かが足りないと思っていた。この違和感は今に始まったことじゃない」
菊月提督「しかしその違和感は泡のように消え、いつしか考えることすら無くなってしまった」
菊月提督「それは俺が忘れたからじゃない…考えることができなかったからだ」
菊月提督「かつての世界から切り離され…もう干渉できないものだと思っていた」
菊月提督「そう、思っていただけだ。本当は始まってすらいなかったんだ」
菊月提督「足りないもの鎮守府には縁もゆかりも無いが、あるとすればここだ」
菊月提督「提督から聞いた。この隠された地下室にはドラッグが山のようにあって、艦娘に投与される実験が行われていた」
菊月提督「そんな曰く付きの場所だからこそ……」
「……」
菊月提督「そうだよな…やっぱりお前はここに居るな」
「久しぶり…ね……もう忘れられたかと……思ったわ…」
菊月提督「ついさっきまで忘れていたさ。思い出したのは運があったのかもしれない」
「運に…感謝しなくちゃね……」
菊月提督「これだ……紛い物じゃなく、これこそが本物の忌玉…」
如月「さぁ……終極へ行きましょうか……」
ーー <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 00:12:35.88 ID:y50LaKMd0<> 今日はここまでです <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 00:14:11.57 ID:A3VOcTj4o<> おつでした
如月! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 00:18:52.14 ID:OYPGpq7DO<> お疲れ様でした
やっぱり普通に向かってたら危なかったわけか…
如月は当時の富士のなりすましかと思っていたけどそういえば最後に入れ替わったような場面があった気がするなあ… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 00:19:19.00 ID:5QqzTXjqo<> あっ如月全員って言われたシーンで出てきてない…よくお気づきになられましたね!
本当の前作主人公も動き出し、物語は加速していくぅ
おつでした <>
◆X87gBrHVzk<>saga<>2021/02/24(水) 19:48:07.83 ID:EFwPkMiJ0<> 人が居るなら少し更新しようかと思うんですがどうでしょうか <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 20:19:58.16 ID:uyx5vVb6o<> 一応いけます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 20:20:06.19 ID:aql4k9Tqo<> あい <>
◆X87gBrHVzk<>saga<>2021/02/24(水) 20:30:52.67 ID:EFwPkMiJ0<> ーー霞の部屋
榛名「体調は悪くありませんか?」
霞「思ったより平気ね。日頃から徹夜してる甲斐があったって所かしら」
榛名「笑えない冗談ですね…」
霞「母乳をあげるのに二時間おきに起きたりするけど、私からすれば二時間も寝られるって感覚ね」
榛名「霞ちゃんは頑張り過ぎです、提督もそんなことは望んでいないじゃないですか」
霞「それは分かってるけど私がそうしたいのよ。皆んなが私を頼ってくれるのが嬉しいっていうのもあるけど」
霞「もちろん皆んなの中にはお姉さまも入ってるわよ。お姉さまが居なかったら今の私は無いわ」
榛名「それは榛名も同じです、霞ちゃんが居たからここまで来れたんです」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 20:33:08.31 ID:EFwPkMiJ0<> かすみ「ふぇぇ…」
霞「あら起きちゃったわね。ちょっと待ってて…」
榛名「手伝いますよ霞ちゃん」
霞「ありがとうお姉さま…よいしょ……」
榛名「こうして見ると…本当に母親になったんですね…」
霞「今更なに?」
榛名「ごめんなさいちょっと……」グスッ
霞「情緒不安定なのお姉さま…なんて、冗談よ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 20:39:52.59 ID:7bOvkMXvO<> あ、そういえばお姉さまは伯母さんになったのよ
確かに伯母さんなんですけどおばさんと呼ばれるとそんなに歳はとってないって言いたくなちゃいますね
なんてくだけた話も <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 20:40:54.50 ID:uyx5vVb6o<> 霞「ほーらかすみ〜榛名おばちゃんよ〜」
榛名の反応はお任せ <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 20:46:09.74 ID:EFwPkMiJ0<> 霞「ほらかすみ、榛名おばちゃんよ」
かすみ「だぁ…」
榛名「私が榛名おばさんですよー」
かすみ「ふぁぁ…」
霞「あら笑顔になったわ。お姉さまのことが分かってるのかもしれないわね」
榛名「そうだとしたら嬉しいですね」
霞「榛名おばさん……そんな歳じゃないのに、呼び方としてはそうなっちゃうわね」
榛名「榛名はそれで構いません、霞ちゃんとは間違いなく姉妹なんですから」
霞「おばさんって呼ばれるのが私達の絆の証ってことね」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 20:49:57.62 ID:EFwPkMiJ0<> コンコン
霞「入ってきていいわよ」
提督「榛名も一緒だったか」ガチャッ
榛名「提督はお昼休みですか?」
提督「そうだ、休憩がてら霞達の様子を見に来たんだ」
霞「この子はあなたに似ていい子よ、子どもってこんなに愛しいのね」
提督「あぁ……俺と霞の子ども…」
霞「ほらあなたが抱きなさいよ。この子の父親ならそれらしく振る舞わないと」
提督「よし……」スッ
かすみ「んぇ…」
榛名「幸せそうな顔……」
霞「かすみも司令官のことが好きみたいね」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 21:13:37.55 ID:7bOvkMXvO<> やっぱりここが霞に似てるとかここは提督に似てるとか目つきは似なくてよかったですねまったくだとか <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 21:16:48.22 ID:uyx5vVb6o<> >>106
霞ガチ勢榛名さん、とても細かい霞と似ている所を次々と発見 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 21:18:21.38 ID:uyx5vVb6o<> 連取りになるんじゃないかこれ
すまんよければ>>106だけで <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 21:31:08.60 ID:EFwPkMiJ0<> 榛名「目は霞ちゃんに似てよかったです。提督のような怖い目より可愛らしい霞ちゃんの目が素敵です」
霞「でも口元は司令官に似てるわよね」
榛名「耳の形も提督に似てます。でも鼻の感じは霞ちゃんで可愛らしいです」
提督「…榛名は本当によく見ているな。親の俺と同じかそれ以上だ」
榛名「当たり前です、霞ちゃんは大事な妹であって何度も体を重ねたんです。目をつぶっても霞ちゃんの顔は分かります」
提督「目をつぶったら分からないだろう」
榛名「例えで言ってるんですよ!それくらいわかって下さい!」
提督「あ、あぁ…」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 21:35:28.27 ID:EFwPkMiJ0<> 霞「…お姉さま、抱かれた数で言えば司令官の方が多いわね」
榛名「そんな!?」
霞「お姉さまの方が期間は長いけど司令官とは濃度が濃いって感じかしら」
榛名「そんな……私の方が霞ちゃんを大切に思ってるのに…」
提督「回数の問題じゃないだろう」
霞「そうよ、お姉さまも司令官も大切な家族。それでいいじゃない」
榛名「霞ちゃんがそう言うなら…」
霞「私はこれで幸せなの。本当に家族ができて良かったわ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 21:41:17.93 ID:7bOvkMXvO<> 提督が抱っこしたかすみが霞と榛名の指を握って一繋がり(人繋がり)
榛名もほっこりほころぶ
てなわけで今日は年に数度の夜勤なのでこれにて… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 21:42:34.64 ID:aql4k9Tqo<> >>111 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 21:43:31.25 ID:5QqzTXjqo<> >>111
妹を見に来て中の様子にまごついてた朝霜も早霜に押されて入室 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 21:48:54.84 ID:EFwPkMiJ0<> かすみ「んぁ〜〜」ギュッ
霞「あら…」
榛名「霞ちゃんと榛名の指を掴んでます…」
提督「これで本当に繋がった…ということになるな」
霞「うふふ、そうね」
榛名「はぁぁ…とっても可愛いです……」
提督「可愛いな…」
霞「可愛いわよね……」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 21:51:40.47 ID:EFwPkMiJ0<> コンコン
S朝潮『司令官、そろそろ仕事に戻って下さい』
提督「おっと…もうそんな時間か」
榛名「いつの間にこんなに時間が経ったんでしょうか」
霞「かすみは私に任せて二人は自分の持ち場に戻りなさい」
榛名「そうですね…それでは榛名は出撃の準備をします」
提督「俺は鎮守府に戻ろう。すぐに行くから朝潮は先に行っててくれ」
S朝潮『わかりました』
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 22:01:21.84 ID:5QqzTXjqo<> 自分の記憶と現在の世界との違いを確認しているS朝潮 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 22:38:30.59 ID:uyx5vVb6o<> 幸せが溢れている提督はもちろん嬉しいがわりとそれどころではないS朝潮
なぜ八島は自分を置いて消えたのか、なぜ自分の体が戻っているのか、悩みが尽きない <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 22:48:24.66 ID:y50LaKMd0<> ーー
提督「かすみは本当に可愛いな…親バカの気持ちが理解できる」
S朝潮「……」
提督「霞との間に子どもを作ると決めた時は色々と葛藤があったが…この選択をして正解だった」
S朝潮「……」
提督「どうしたんだ朝潮?」
S朝潮「なぜ八島さんは私を置いて消えたんですか…私の体が元に戻ったということは因果も元に戻っているはず……」
S朝潮「八島さんは…私に苦しめと言いたいんですね……結婚するとまで言ってくれたのに……」
提督「本当にどうしたんだ朝潮……」
S朝潮「…すいません司令官、お昼休みはまだ終わっていないんです」
提督「なに?」
S朝潮「ちょっと私の部屋まで来てもらいます」グイッ
提督「お、おい…なんなんだ一体…」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 22:51:39.86 ID:y50LaKMd0<> ーーS朝潮の部屋
提督「一体なんだって言うんだ?」
S朝潮「司令官はこれから私と繋がるんです」
提督「お……おい…」
S朝潮「大丈夫ですよ、司令官に記憶は残りません。安心して眠って下さい」
提督「な…ん……」パタッ
S朝潮「もう敷島になれなくてもこれくらいのことはできます」シュルッ
提督「……」
S朝潮「八島さんが最も傷付くのは私がこういうことをすること。それくらい分かってるんですよ」
提督「……」
S朝潮「八島さんに見せつけてあげましょうね司令官」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 23:04:07.11 ID:pDdfycKfO<> 寸前でやられたからやり返す、それは違うと思いとどまるS朝潮
それは同じことの繰り返し、八島さんが訳もなくそんなことをするはずはない <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/24(水) 23:29:13.06 ID:5QqzTXjqo<> >>120
聞いていますか…八島さん…謝ります…ごめんなさい…! <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 23:41:02.24 ID:y50LaKMd0<> S朝潮「……やられたからやり返す、それでは同じことの繰り返しじゃないですか」
S朝潮「八島さんが訳もなくこんなこと…でも八島さんなら……」
S朝潮「……とりあえずは謝っておきます。八島さん、ごめんなさい」
S朝潮「……」カタカタ
S朝潮「やっぱり…震えちゃいますね……自分からなんてとても無理です…」
S朝潮「次があるなら…司令官からやってもらわないと……」
提督「ん……」
S朝潮「大丈夫ですよ司令官…ここではなにもありませんでしたから……」
ーー <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 23:49:23.50 ID:y50LaKMd0<> ーー
八島「ふーーー…ふーーーーっ……!!」
八島「よくやった…よく朝ちゃんを汚さないでくれたよ……!」
八島「朝ちゃんもあたしのことをよく知ってるから…ほんとに……敵に回すと厄介…」
八島「敵……朝ちゃんとは敵になる……」
八島「そうだね…朝ちゃんを守ってくれたから一つだけ……教えてあげる……」
八島「あたしが世界を滅ぼすのは確定事項。これはどうやっても覆らない」
八島「でも…考え方、解釈を変えることはできる」
八島「今日はこれまでにしとこうよ…本当……朝ちゃんが無事で良かった……」
八島「カミサマをこんなにするなんて…覚えてろよ朝ちゃん……」
ーー <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/24(水) 23:49:52.56 ID:y50LaKMd0<> 今日はここまでです <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 00:17:34.46 ID:VRqqFH7co<> おつです
家族団欒頂戴もっともっともっともっと頂戴
S朝潮のネガティブ方向アグレッシブは毎回ヒヤッとしてんのよこっちもねぇ!
やっちゃん、まだメタ神性は保持したままか?ならまだ希望はある…!
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 00:30:08.12 ID:IF4+SzykO<> 前回は世界は滅ぶ、しかしそれがいつとは言っていないだったけど今回はどうすべきだろうな <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 01:36:42.54 ID:FAZV8J2DO<> お疲れ様でした
来てたのか…完全に見逃した
自分の運命と戦うんじゃなかったのか八島
なんで受け入れてるんだか… <>
◆X87gBrHVzk<>saga<>2021/02/25(木) 19:26:57.71 ID:N6wHkCJl0<> また土曜日が微妙なので今日は更新しておきます <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 19:31:55.41 ID:N6wHkCJl0<> ーー足りないもの鎮守府
曙「つまりあんたが裏切ったんじゃなくて、途中から『アイツ』に乗っ取られたっていうのね」
如月「ええ…私が裏切ったと思われても…仕方ないわ…」
菊月「どこからお前じゃなかったんだ」
如月「扉の話を…貴方達に持ちかけた辺り…」
千代田「結構前からじゃないのよ!」
グラーフ「全く違和感は無かった…」
如月「ずっと…裏で見ていたんでしょうね…」
望月「あたしの予知でも見えなかったしそりゃ無理だ」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 19:35:09.63 ID:N6wHkCJl0<> 菊月提督「如月も加わったことで準備も整った。これであの島に行ける」
菊月「あの繭があった場所には廃墟となった鎮守府がある。今も残っているかはわからないが…」
曙「あの繭が島ごと吸収したから残ってないんじゃない?」
望月「その辺は行けば分かるって〜」
菊月提督「多摩達も協力してくれる。何か手がかりの一つでも見つけよう」
如月「私も…サポートするわよ…」
菊月「…行くぞ、私達の未来のために」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 19:45:08.86 ID:FAZV8J2DO<> 一方S朝潮
回想で八島が言っていた事を思い出す
存在しないものと戦うにはどうしたらいいのかって考えた…魔王は復活前には倒せない
その時の朝潮にはまるで意味が解らなかったがなんとなく理解した
「八島」という兵器を現界させそれを破壊する
世界を滅ぼす兵器は世界を滅ぼせなかったという事実を作り出すのだと <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 19:51:20.68 ID:Ltka0Rm80<> 鎮守府の廃墟の中の古井戸で
曙がお宝(何かはお任せ)発見! <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 19:57:35.77 ID:N6wHkCJl0<> ーー%E7%85%89%E7%8D%84
多摩「島がある……繭に飲み込まれて消えたはずなのに…」
深海夕張「深海棲艦の姿も見当たりません」
北上「どうやら存在するのは島だけじゃないみたいだね〜」
菊月「鎮守府だ…」
望月「廃墟になってるけど間違いなく鎮守府だね」
曙「見覚えもあるんじゃないかしら」
グラーフ「ううう…怖い……」
菊月「とりあえず上陸する。そして各自にこの島を調べてみるぞ」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 20:01:46.31 ID:N6wHkCJl0<> ーー
曙「もう殆ど忘れかけてるけど…記憶が確かならここに井戸がある」
曙「…あった。水は枯れてるみたいだし、中に入って調べてみましょう」
……
曙「よっ……と。これくらいの深さならちゃんと降りれるわね。さて、どうしたものかしら」
曙「なんとなく井戸を選んでみたけどどうやら大当たりみたいね。こんな洞窟みたいに横穴なんて普通無いもの」
曙「この奥に…なにかがあるのね」
曙「暗いけど…あたしの能力を使えば問題無いわね」ボボボッ <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 20:15:36.77 ID:9qrE5gaLO<> ーー
曙「奥まで来たけど酸素が届いてる。やっぱりなにかがあるのね」
曙「着いた、ここが最奥ね」
曙「……なるほど」
曙「こんなものが隠されてたって訳ね。だからこの島も再び姿を表した」
曙「鏡……真っ黒で何も写さない。これは今を写すものじゃない」
曙「これは回収していきましょう」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 20:22:51.04 ID:FAZV8J2DO<> ここに来てから箱の中身が振動しているのを感じる菊月
そういえば…と過去の記憶を辿り内側から食い破られた遺体があった場所に行ってみる <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 20:26:07.95 ID:VRqqFH7co<> >>136 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 20:34:55.34 ID:N6wHkCJl0<> ーー
菊月「ここに来てから箱が震えている…気のせいじゃない」
菊月「何かに反応しているのか?だとすれば…」
菊月「……死体」
菊月「私達があの時見つけたのは艦娘や深海棲艦の死体。殆どが外側からの傷が原因で死んでいた」
菊月「だが例外も居た、あの時の私と同じように鯖があり内側から食い破られた死体があった」
菊月「……その死体があった部屋に行ってみるか」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 20:39:15.02 ID:N6wHkCJl0<> ーー
菊月「……死体だ」
菊月「どうしてあの時のままの姿で残っている?」
菊月「これは…どういうことなんだ」
菊月「……」グチャッ
菊月「ミイラ化もしていない、ついさっき死んだような形を保っている」
菊月「内側から食い破られた跡……位置から考えれば子宮だ」
菊月「リュウジョウの時と同じようなことが起こったのは間違い無さそうだ」
菊月「……その中身はどこに消えた?」
菊月「繭の中身であるはずの幼体は…どこに……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 20:42:39.36 ID:Ltka0Rm80<> 海坊主のような姿の
幼体が沖に出現した <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 20:46:43.84 ID:FAZV8J2DO<> 待て…ついさっきだと…あの時あの後何が起きた?
嫌な予感がして他の皆に連絡して集合させる菊月 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 20:54:22.55 ID:N6wHkCJl0<> 菊月「待て、ついさっきだと……あの時あの後何が起きた?」
菊月「……」
菊月「嫌な予感がする。全員に集合をかけるか」
菊月『聞こえるか、一度全員で集まるぞ。足りないもの鎮守府の奴らも連れて来い』
望月『場所はどうするの〜?』
菊月『入り口のすぐ横にある会議室にする』
望月『了解〜』
菊月「嫌な予感が当たらなければいいが…」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 20:59:14.57 ID:N6wHkCJl0<> ーー会議室
ゴォォォォォ
菊月「クソ…やっぱりか」
千代田「なによこの大嵐!これじゃあの時とまるで同じじゃない!」
多摩「前にも同じことがあったのか」
菊月「そうだ、その結果私達はここに…」
ハグロ「ねぇ曙はどうしたの?」
菊月「……望月」
望月「う…わ…………」
千代田「まさか…」
望月「井戸の奥で……土左衛門…」
菊月「予知ができなかったのか」
望月「急な嵐だったから…いやでもそれはおかしいって……」
菊月「お前の予知で見えなかったのならまだ希望はある。急ぐそ!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 21:31:12.24 ID:VRqqFH7co<> 今まで経験のない、色々な未来(曙がぴんぴんしていたり)が見えてきて混乱する望月
ここは…今までいた世界と違う……?
(煉獄ってなんだよ怖えよお) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 21:32:38.47 ID:4VCwoKTmo<> >>144
実際のところは桶に捕まって井戸の口まで浮かんできてる曙、ギリギリセーフねって <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 21:39:06.92 ID:N6wHkCJl0<> ーー
菊月「曙ーーー!」
千代田「…手遅れだったみたいね」
グラーフ「そんな……」
ブクブクブク…
曙「……ぶはっ!!」
菊月「曙!」
曙「なんなのよ急に…ってこの大嵐じゃ納得ね」
菊月「ギリギリセーフか。望月、やはり間に合ったということは…」
望月「……」
菊月「…どうした」
望月「知らない知らない知らない知らない…」ガタガタ
菊月「……」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 21:42:40.77 ID:N6wHkCJl0<> 望月「曙が死んでるし生きてるし死んでるし……」
曙「こんな望月見たことないわよ」
菊月「とにかく外は危険だ、一旦中に帰るぞ」
望月「ダメ!!中に戻ると死ぬ!」
グラーフ「じゃあこのまま外に!」
望月「あああぁぁっ!!このまま外に居ても死ぬ!!」
曙「なにが起こってるのよ…」
菊月「落ち着け望月、予知能力はお前にしか無いんだ。お前が冷静でなければ私達は道を間違える」
望月「ううううぁぁーーーー!!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 21:57:57.71 ID:FAZV8J2DO<> 気を確かに
ここにはあらゆる死が渦巻いてる
飲まれたらそれが現実になってしまうと如月
そう…ここは限りなく彼岸に近い場所
たまに生きたままあっちに迷い込む者も居る
いわゆる神隠しだと <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 22:03:36.19 ID:Tdd1L22jO<> >>148 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 22:08:00.75 ID:9qrE5gaLO<> 如月「望月…気を確かに……ここはそういう場所なのよ…」
菊月「どういうことだ?」
如月「ここには…あらゆる死が渦巻いてるの…それに飲まれてしまけば…現実になってしまう…」
千代田「ここはA島じゃないの!?」
如月「ここは限りなく彼岸に近い場所…天国と地獄の間の…煉獄…」
菊月「半分あの世。だからあの死体もあったということか」
如月「そういうことね…」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 22:12:07.26 ID:9qrE5gaLO<> グラーフ「つまり私達は死んだ!?」
如月「いいえ…まだ帰ることはできる…」
曙「早く帰らないとおしまいってことね。なら帰るしかないわ」
千代田「この嵐を足りないもの連中を連れて帰るの!?」
如月「飲み込まれてしまえば終わり…神隠しのように…二度と帰ってはこれない…」
曙「帰るしかないわよね菊月」
菊月「…まだだ。まだ調べ足りない」
曙「正気!?」
菊月「どちらにせよこの嵐では帰れない。嵐の様子を監視する組と探索組で別れて行動だ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 22:26:56.42 ID:FAZV8J2DO<> 鎮守府の状態を調べたところ設備はまだ生きていた
保管庫にも資源や食料も備蓄されているようだった
これならしばらくは持つか…と菊月提督
そんな時神威の様子が少しおかしい
菊月達が来る前
その惨劇のフラッシュバック <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 22:33:06.48 ID:50npQRejo<> >>152 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 22:39:31.88 ID:9qrE5gaLO<> ーー鎮守府内
菊月提督「驚いたな、設備はまだ生きているようだ」
多摩「あの外観からは考えられない…」
北上「時間の流れがおかしいとか…なんてね」
深海夕張「いえ、あながち間違ってないかもしれません。保管庫には資源や食料も備蓄されていました」
北上「……笑えないんだけど」
菊月提督「この嵐では帰ろうにも帰れない。しばらくは持つだろうが…」
神威「ふー…ふーっ…」
多摩「息が荒いようだがどうした」
神威「思い…出してきた……ここで…何があったか…」
菊月提督「聞かせてくれ神威…いや、北方水姫」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 22:43:59.61 ID:9qrE5gaLO<> 神威「私は…私達は……この鎮守府で…艦娘と共に……過ごして…」
神威「提督は……私達にも好意的に…ここは…楽しい場所……」
神威「提督は……艦娘だけじゃなく…私達も…愛してくれた……」
神威「やがて……子どもができて…皆んなで喜んで……」
神威「う、うぅぅぅ……」
北上「ちょ、ちょっとさぁ…」
深海夕張「様子がおかしい……」
多摩「…全員コイツから離れろ」
神威「艦娘も増えて……幸せだった……それなのに…」
神威「……アイツが!!全てを終わらせたんだ!!」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 22:48:45.52 ID:9qrE5gaLO<> 神威「腹の中から…母体を食い破って……私達は全滅した…」
神威「たった一人……私を除いて…」ぐにゃっ
菊月提督「な……」
神威「お、ぉぉ…」
北上「一体なにが起こってんのさぁ!」
深海夕張「この鎮守府の時間が戻っているとすれば…そこに居た人の時間も戻ってしまう……」
菊月提督「そうか!神威を鎮守府の外に運び出せば…」
「もう遅い」
多摩「ひ……っ!」
北方水姫「……」
北方水姫「テキは…ゼンイン…シズめる…!」ジャキッ
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 23:08:26.68 ID:50npQRejo<> すんでのところで北方水姫の射線から逃れる提督達
交戦する案が頭をよぎったが、ここで死が起きると非常にまずい事態が進んでしまうと判断し、鎮守府外におびき寄せる案を考える <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 23:09:03.44 ID:Tdd1L22jO<> 落ち着きなさいと海月姫が北方水姫を触手でぷすり
ばらまいた胞子から情報を集めてる海月姫だからわかる
嵐なんて起きてない、ここには鎮守府なんてない
何も写さない鏡の意味よ、見えているものが真実ではないわ
目を閉じなさいここは静寂な島よ <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 23:20:56.55 ID:HJGoOC8l0<> 深海海月姫「落ち着きなさい…」ブスッ
北方水姫「……」パタッ
菊月提督「触手で刺したのか…助かった」
深海海月姫「あなたの為だもの。さて…そろそろいいかしら」
北上「なにが…?」
深海海月姫「ここに着く前から胞子をばら撒き続けてたけど、その結果が分かったのよ」
深海夕張「…ちょっと待って下さい、胞子がばら撒けるってことは、なにも異常は無いんじゃないですか?」
深海海月姫「その通りよぉ、嵐なんて起きてないし、そもそもここには鎮守府なんて存在しないわ」
菊月提督「幻……ということなのか」
菊月「どうしたんだ!」ダダダッ
深海海月姫「ちょうどいいわ…全員一箇所に集まりましょう」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 23:24:46.26 ID:HJGoOC8l0<> ーー
深海海月姫「見えるものが真実じゃないの…それを胞子が物語ってる」
深海海月姫「全員目を閉じて……ここはなにも無い海上…鎮守府なんかあるわけ無いの…」
北上「いきなりそんなこと言われてもね…」
深海海月姫「……」ブスッ
北上「あひぃん…」ガクッ
深海海月姫「無理だと思うなら私の触手に頼りなさい」
多摩「お願いするにゃ…」
深海海月姫「うふふ…」ブスッ
多摩「……」ガクッ
深海海月姫「さぁ…現実に戻るわよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 23:27:17.33 ID:FAZV8J2DO<> 神威の話を聞いて連想されてしまう事があった菊月
まるであいつらみたいじゃないか…
あの腹を食い破られた艦娘…
艦種は何だったか
顔は見ていない…覚えていない
服装は?
……手足は?
まあいい…仮にそうだったとしてももはや過去の…違う世界の話だと頭を切り替える菊月
そして気付けばかつて繭があったとは思えないのどかな島の風景が広がっていた
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/25(木) 23:37:37.27 ID:4VCwoKTmo<> 現実は静かな海の上
一体何のためあの時のままの物が見せられたのか
同じことを繰り返そうとしているものがいる?
誰がなんのために見せた?
大いなる兵器を作り罪を繰り返そうとするものがいる
人の罪は人が清めるのだ、あの深海棲艦の姿になっていた娘のように <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 23:51:59.57 ID:HJGoOC8l0<> ーー海上
深海海月姫「あなた」
菊月提督「……海月姫が抱えてくれていたのか」
曙「本当に幻だったなんて…」
菊月「一体何の為にあの時のままの物が見せられたんだ」
深海夕張「同じことを繰り返そうとしている人が居る…とか」
菊月「誰がなんの為に?」
如月「一人しか…居ないんじゃないかしら…」
菊月「…『アイツ』か」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/25(木) 23:58:56.69 ID:HJGoOC8l0<> 如月「それだけじゃない…大いなる兵器を作って…罪を繰り返そうとしている…」
深海夕張「八島…」
如月「人の罪は…人が清めなければならないの…そうしなければ…」
菊月「……誰だ!?」
「……」
千代田「浮いてる!?」
グラーフ「ど、どうせ手品か何か…」
如月「いいえ…彼は本物よ…」
グラーフ「ひぃぃっ!」
菊月「貴様があの幻を作り出していたのか」
「違う……我は……呼ばれたのだ……」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/26(金) 00:03:23.81 ID:dUKwMKae0<> 「あの艦娘のように……自らを犠牲にしなければ……」
菊月「答えろ、呼ばれたとはどういうことだ」
「其方達ではない……」
菊月「…」ジャキッ
「それは……お前が持っていてはならない……」スッ
曙「あ…!井戸で見つけた鏡!返しなさいよ!」
「これは鏡ではない……道標なのだ……」
菊月「お前は敵だ、ここで倒す」
「……さらばだ」
カッ <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/26(金) 00:06:20.86 ID:dUKwMKae0<> ーー足りないもの鎮守府
深海海月姫「ここは…」
深海夕張「戻ってきてる……どうして…」
菊月「…収穫はあったと思うしかないな」
曙「やっぱりあそこには何かがあるのね」
菊月提督「それが分かったのが一番だ。俺達があそこに行くことでああいうことになるという可能性もある」
千代田「一体なんだっていうのよ…一つも理解できないわ」
グラーフ「戻ってこれて良かったぁ…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/26(金) 00:18:09.39 ID:/xvocY4DO<> 一方S朝潮は動いていた
また力を貸してほしいと新棲姫、早霜に声を掛け島風にも連絡を取る
おそらくは八島…Y子さんは…兵器八島をあえて現界させそれを破壊する事で逆因果を刻むつもりだと
旧大本営が作った紛い物じゃない
要塞型艤装構想
あの空中要塞こそが八島の真の姿…と <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/26(金) 00:19:57.86 ID:yeOrVthjO<> >>167
自らを犠牲にすることで世界を滅ぼす運命に終止符を打とうとしてるんじゃないかと <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/26(金) 00:37:31.64 ID:dUKwMKae0<> ーー
S朝潮「また力を貸して欲しいんです。意味は分かりますよね?」
潜水新棲姫「あそこでの話は無かったことにしたんじゃないのか」
S朝潮「…お願いします」
早霜「分かったわ…島風にも連絡しておくわ」
S朝潮「はい」
潜水新棲姫「……」
S朝潮「おそらくは八島…いえY子さんは兵器『八島』をあえて現界させてそれを壊そうとしているんです」
S朝潮「先に『八島』を破壊する事で逆因果を刻むつもりなんです。結果を壊せば原因は存在しなくなる」
S朝潮「旧大本営が作った紛い物じゃない…彼岸で見たあの空中要塞が未来の『八島』…真の姿なんです」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/26(金) 00:43:36.46 ID:dUKwMKae0<> 早霜「そんなことをして八島に利点はあるの?」
S朝潮「自分自身を壊すことで扉の解釈を変え…世界が滅ぶという運命を終わらせようとしている……」
早霜「あの八島がそこまでするとは思えないわ」
S朝潮「…私は八島さんを信じます」
早霜「信じる…ね。あのカミサマモドキの八島を」
S朝潮「……」
早霜「因果なんか自分の思い通りになんてならないのよ」
ーー <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/26(金) 00:51:40.96 ID:dUKwMKae0<> ーー
八島「あの空中要塞は未来のあたし。終極を迎えた世界でただ唯一の存在となった」
八島「この結果はどうやっても覆らない。八島という名は受け継がれ世界を滅せるだけ滅ぼす」
八島「終極の姿を壊しただけで…因果が消える?」
八島「ふぅーん…へぇぇ……そうなんだね…」
八島「果たしてそれは合ってるのかな?それとも間違っているのかな?」
八島「合ってようが間違っていようがあたしが教えるわけないけどね〜」
八島「……ま、この鏡は誰にも渡せないのは本当だけどね」
八島「きひひひひ〜〜」
ーー <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/26(金) 00:52:21.28 ID:dUKwMKae0<> 今日はここまでです <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/26(金) 00:58:16.03 ID:fukScsJJo<> 乙
Unicodeが見えたら警戒を厳にせんと
早霜が言うとことさら重いな、因果は
あれなんで鏡お前持ってるんだ…… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/26(金) 01:19:23.18 ID:/xvocY4DO<> お疲れ様でした
島では何をするべきだったんだろう
結局鏡が何なのかよくわからないし
破壊すれば因果が消えるとは思ってないけど龍驤みたいに結果的に消えたはもう無理だろうし
だったら能動的に因果にデバフを掛けていくしか思い付かない <>
◆X87gBrHVzk<>saga<>2021/02/27(土) 19:10:47.46 ID:q3grtDj/0<> 少し更新できそうです <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 19:14:13.47 ID:+pAK2ZMUo<> ちょっとあとからいきます <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 19:16:31.74 ID:q3grtDj/0<> ーー執務室
漣「体調の方はどうですか?」
提督「悪くない…と言っても自分で思っているだけだがな」
漣「セ…の依存症もマシになってきているんですよね?」
提督「けん玉はきっかけに過ぎなかったが、うまく気分転換もできている」
漣「かすみの世話をしてるのも関係してるでしょうね」
提督「それはある。必然的にやることが起こるし、一日中手伝っても足りないくらいだ」
漣「いいタイミングだったと思えば素敵ですなぁ〜」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 19:24:01.43 ID:q3grtDj/0<> 漣「響さんは解体という道を選び、隼鷹さん等自分のやりたいことを見つけている人も多いみたいです」
提督「良いことだと思う。艦娘という生き方に縛られるのは違うからな」
漣(それはそうですけど、もし響さんのように解体される艦娘が増えてしまえばご主人様の今後に影響します)
漣(横須賀鎮守府の提督として相応しくないと…大本営にそう判断されるんですよ)
漣(でも…このご主人様ならそれくらい知ってるんでしょうねぇ。そして漣達には黙っていると)
漣(この人の自己犠牲的な考え方は一回矯正すべきですよねぇ…)
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 19:33:51.48 ID:gg/YxBHYO<> とはいえ持って生まれた気質をすぐに変えるのは難しいのは確か
問題を抱え込まないようにするには、まず問題を起こさないようにする艦娘側の自助努力も必要ですねと漣 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 19:39:39.55 ID:mQ/5+4RDO<> >>179
そんな漣を余所に提督は考えていた
夕雲と伊400
解放したから水に流して終わりとはならない
あれに関して非はこちらにある
土下座でも何でもしようと思ってはいるが誰の命も渡せない…どうするか…と <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 19:51:45.27 ID:q3grtDj/0<> 漣(とはいえ、持って生まれた気質をすぐに変えるのは難しいのは確かです。問題を抱え込まないようにするには……)
漣(問題を起こさないようにする…ですかね。蒼龍さんと青葉さんを天城さんの所に左遷できるのは大きいです)
漣(あとは天龍さんと龍田さんをどうにかできれば…この二人は強制解体も視野に入れるべきです)
漣(要は艦娘側の努力も必要なんですよ。ご主人様に悟られる前に事を進めておきましょう)
漣(漣の願いはご主人様が幸せになることと、嫁との幸せな生活。それを邪魔する障害はどんな手を使ってでも取り除いてやりますよ)
提督「……」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 19:57:06.49 ID:q3grtDj/0<> 提督(夕雲と伊400…あの二人を解放したからといって、水に流して終わりとはならない)
提督(俺が謝って済むのならそれに越したことはない。だがそう簡単に終わるのか…?)
提督(俺の首でどうにかなるのなら安いものだ。もう俺が絶対に必要でないということも無いだろう)
提督(クビか…せめて隼鷹のように解体を望んでいる艦娘を、全員解体させてからだ)
提督(所属艦娘の解体は褒められたものでは無い、戦えなくなっただの特別な理由がない限りは提督にとってマイナス評価になる)
提督(解体を望んでいる艦娘を解体し、夕雲達の件を含めて責任を取る…)
提督(俺が描いた通りにうまくいけばいいんだがな)
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 20:18:46.81 ID:+pAK2ZMUo<> 提督「と、言う事を考えているんだが」
霞ママ「 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 20:41:33.92 ID:pHri+/8qo<> 漣、動きます
まずは天龍田に面談だ <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 20:52:25.33 ID:q3grtDj/0<> ーー
天龍「漣が俺達に話?」
漣「ええまぁ少し気になることがありまして…そういえば龍田さんは相変わらずですか?」
龍田「……」
漣「ご主人様に依存すると言ってらしたようですが、そのご主人様はかすみのことで精一杯なんですよ」
龍田「知ってるわよ…」
漣「そりゃあ調子も悪いですよね。霞の薬はちゃんと飲んでますか?」
龍田「飲まないと…今にも狂いそうよ……」
漣「……なるほど」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 20:59:51.49 ID:q3grtDj/0<> 天龍「それがなんだって言うんだよ」
漣「お二人とも辛いのはよく分かります。なので漣は楽になれる方法を提案しようかと思っているんです」
漣「その方法はですね、ズバリ強制解体です」
天龍「テメェ…!ふざけんじゃねぇぞ!!俺と龍田に死ねっていうのか!」
漣「はい」
天龍「な…!!」
漣「漣なりに考えた結果です。未来に希望が持てず毎日苦しんでいるだけなら楽になるのが一番なんです」
漣「人間は安楽死が認められていませんが、艦娘には強制解体という素晴らしい制度があるんです」
漣「龍田さん、この苦しみから永遠に解放されるんですよ」
龍田「永遠に……」
天龍「お、おい…嘘だろ……?」
漣「漣はお二人に幸せになって欲しいんです。生きることが辛いのなら無理に生きる必要はありません」
漣「自殺なんかじゃなく強制解体ならば、艦娘として立派な最期を迎えられるんですよ」
龍田「……」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 21:02:16.75 ID:q3grtDj/0<> 漣「ここだけの話ですが…ご主人様は提督を辞めるようです…」ボソボソ
龍田「……」
漣「次の提督が着任しても…今と同じ扱いをされるかわかりません…」ボソボソ
漣「ご主人様のように理解のある提督…もう二度と会えません…」ボソボソ
漣「新しい提督に捨てられるなら…今しかありませんよ…」ボソボソ
漣「これが…最後のチャンスですよ……」ボソボソ
龍田「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 21:16:24.29 ID:kLiOtnD3o<> 辛いからと言って生きるのを諦めるわけ無いでしょう
ここの誰もから学んだこと
漣の発破が逆に龍田の根性を引き出す <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 21:18:33.81 ID:mQ/5+4RDO<> これからも提督に依存し続けるのか自分の足で立てるようになるのか試している漣
内心強制解体を受け入れはしないだろうかとヒヤヒヤしている
提督の負担を減らす為にも
二人の為にも発奮して自分に殴りかかってくる事を期待して <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 21:30:59.85 ID:q3grtDj/0<> 漣(これからもご主人様に依存し続けるのか、自分の足で立てるようになるのか…ここが分岐点です)
漣(ここで立てないというのなら本当に強制解体しかありません。ご主人様の負担を減らすことが第一なんです)
漣(言った瞬間殴りかかってくるくらいを期待したのに……なに真剣に考えてるんですか!)
龍田「……」
漣(え、マジのやつですか?本当に強制解体?そんなことになったらご主人様の精神病み病みですけど?)
漣(あの…お二人とも……返事をくれませんか…?胃が……ストレスマッハなんすけど…)
下3 コンマ判定
偶数 ○
奇数 ×
ゾロ目 ××××× <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 21:33:13.69 ID:kLiOtnD3o<> うーん… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 21:35:18.58 ID:jXIklCY6O<> おねがいします <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 21:43:00.58 ID:+pAK2ZMUo<> たのむたのむたのむ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 21:45:10.10 ID:kLiOtnD3o<> 天龍田俺は信じてたぞ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 21:51:24.60 ID:+pAK2ZMUo<> ふぃー
しんぞうにわるい…… <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 22:08:55.01 ID:YO/Mk14QO<> 龍田「提督に……甘え過ぎていたのかもしれないわね…」
漣「……」
龍田「そうよね……提督だっていつここを去ってもおかしくないんだもの…そんな人に依存してたなんて…」
漣「それを許していたご主人様も悪いんです」
龍田「いいえ…私が悪いのよ……」
天龍「なぁ龍田…」
龍田「平気よ……だからといって解体しようだなんて思わないから…」
漣「……分かりました」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 22:11:58.81 ID:YO/Mk14QO<> 漣「ご主人様と朝霜さんが通っている病院を紹介します。病状は違いますが名医になのには違いないでしょう」
天龍「俺もか…」
漣「龍田さんを一人にするんですか?」
龍田「天龍ちゃん…」
天龍「…そんなわけねぇだろ」
漣「お二人の依存は昔のご主人様と龍驤さんに似ているのかもしれません。前向きに治療を受ければきっと良くなりますよ」
龍田「ええ…ありがとう……もう少し頑張ってみるわね…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 22:17:19.37 ID:mQ/5+4RDO<> まあ仮に提督が変わる時が来てもあの幹部さんが全く理解の無い人間を着任させるとは思えませんが…
もしそうなったらそれは私達への裏切りになる
もしくは…幹部さんが失脚した場合その可能性は高いかもしれませんと内心思う漣 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 22:24:32.57 ID:jXIklCY6O<> 早速紹介で診察へ行く龍田と天龍
先生もよく来てくれたと、自分達だけで頑張っていたのは凄いとまず快く受け入れてくれて
これからは私もその頑張りを協力させて欲しいと <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 22:40:34.49 ID:YO/Mk14QO<> ーー病院
「よく来てくれたましたね。漣さんと提督さんからお話しは聞きました」
龍田「……」
「龍田さん、貴女はよく頑張りました」
龍田「え……」
「自分達だけで頑張っていたのは凄いことなんです。沢山辛いこともあったでしょう」
「でもこれからは二人だけで頑張る必要はありません。私も協力させてもらえますか?」
龍田「……えぇ」
「一緒に頑張っていきましょう」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 22:44:37.04 ID:YO/Mk14QO<> ーー
天龍「…」ガチャッ
龍田「天龍ちゃん…」
天龍「……お前はどうだった?」
龍田「今までと違う…言葉では上手く表せないけど…」
天龍「俺もそうだ。なんか……さ。認められたっていうのか…」
龍田「本当に頑張ってみようって…思えたわよね」
天龍「今までもちゃんとやってた。でも…」
龍田「…頑張りましょうね天龍ちゃん」
天龍「当たり前だろ、いつまでも提督に迷惑なんかかけらんねぇからな!」
龍田「うふふふ…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 23:03:22.94 ID:kLiOtnD3o<> スケジュールの空きを見つけて龍驤のお見舞いに行く提督
忙しいのによう来てくれたなぁと歓迎して、あの青年も来てたのでこれがウチの組長やで〜って紹介
提督も龍驤が世話になってるようだなとちょっと乗っかる <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 23:05:04.72 ID:QCowFAgRO<> >>202
しばらくしてドッキリやで〜(だぞ)と本当の話を説明 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 23:14:55.04 ID:+pAK2ZMUo<> 美人局かな? <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 23:20:16.66 ID:rN8T7HU00<> 提督「二人ともどうだった?」
龍田「提督…」
天龍「悪くなかった、むしろ良い感じだ。このままじゃダメだって気付かせてくれた漣に感謝するしかねぇな」
龍田「提督がわざわざ来てくれたの…?」
提督「そうだ…と言いたいところだが本音を言うなら龍驤のついでだな」
天龍「そっか、この病院に入院してんだもんな」
提督「龍田、辛いならいつでも俺を頼ってくれていいからな」
龍田「…それじゃダメなの。私は提督に依存しないで居られるようにならなきゃいけないの」
提督「そうだその調子で頑張っていこう」
天龍「じゃあ俺達は先に帰ってるからな〜」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 23:25:13.90 ID:rN8T7HU00<> ーー龍驤の病室
提督「……」
青年「おっ…!?」
龍驤「忙しいのによう来てくれたなぁ」
青年「あ、あの…」
龍驤「キミにはまだ紹介してなかったね。これがウチの組長やで〜」
青年「うわ!!」
提督「…龍驤が世話になってるようだな」
青年(もしかして龍驤さんは美人局を…!いやでも僕は何も無かったし、冗談…?)
提督「……」
青年(いやでもこの顔は間違いなく道を極めている人だ!龍驤さんは艦娘でもありヤクザ…!?)
龍驤「…司令官、やっぱりキミの顔怖いんやね。なにも疑ってないで」
提督「……」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 23:28:36.41 ID:rN8T7HU00<> ーー
青年「ドッキリで良かった…生きた心地がしませんでしたよ」
龍驤「ごめんごめん、出来心っちゅうやつや」
提督「…世話になっているのは本当みたいだな」
青年「いえいえそんな!僕も龍驤さんには……ってあの、その…えっと…」
龍驤「大丈夫やで、司令官は全部知ってるから」
青年「え…」
提督「龍驤の過去については全て知っている、安心してくれ」
青年「え、あの……全部知ってて……知った上で…ですか…?あの龍驤さんの…過去を……」
提督「安価」
下2 提督の台詞など <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 23:38:20.11 ID:QCowFAgRO<> 提督
龍驤のことは全部知った上で愛している。いや、知っても変わらず愛している。
間違いはあったかもしれない、それでも乗り越えてきたんだ。
龍驤
この通り熱々なんやで〜火傷しそうやろ!
愛だけではなく二人の深い信頼が見て取れる青年 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/27(土) 23:41:06.07 ID:kLiOtnD3o<> >>208
それにこんな良い友人も出来たんだから一理あったのかもしれないな
ともかませる提督 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 23:53:26.50 ID:rN8T7HU00<> 提督「龍驤のことは全部知った上で愛している。いや、知っても変わらず愛している」
青年「凄い…」
提督「確かに間違いはあったかもしれない。それでも二人で乗り越えてきたんだ」
龍驤「司令官にはほんまに迷惑かけたわ…でもこの通り熱々なんやで!」
青年「愛という言葉では足りないような関係なんですね…」
提督「それはあるかもしれないな」
龍驤「既存の言葉ではウチらの関係は表せられへんで〜」
青年「凄いです…見習わなければいけませんね」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/27(土) 23:55:52.32 ID:rN8T7HU00<> 提督「こんな良い友人も出来たんだから、龍驤のやっていたことは一理あったのかもしれないな」
青年「い、いえ僕なんてそんな…!」
龍驤「そうやキミの話聞かせてや。ウチのお陰で自信ついて…その後どうなったんよ?」
青年「え、ええ?」
提督「興味があるな、是非聞かせてくれないか?」
青年「は…はい……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 00:00:37.92 ID:uymbazMIo<> kskst <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 00:03:10.87 ID:IiZcPCVDO<> この戦争で身体が不自由になってしまった人達の助けになりたいと
そしてそれは人間だけじゃなく人間を守る為に傷付いていっている艦娘も…と龍驤に再会して思った事だと <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 00:14:14.30 ID:7HLcuonv0<> 青年「僕は深海棲艦との戦争で身体が不自由になってしまった人達の助けになりたい…です」
龍驤「ほぉ〜」
青年「そして人間だけじゃなく、人間を守る為に傷付いていっている艦娘さんの助けにもなりたいです」
提督「立派な夢じゃないか」
青年「実は…支援施設への就職が決まったんです」
龍驤「そうやったん?おめでとう!よぉ頑張ったんやね!」
青年「ええ、大学の時から彼女に支えてもらったんです」
提督「彼女がいるのか…いや、居て当然か。彼女も君の優しさに惹かれたんだろう」
青年「彼女というかその…結婚も決まってるんです」
龍驤「えええ!凄いやんか!」
青年「はい、僕が就職できたら結婚しようって約束してて…無事に結婚することになりました」
提督「おめでとう、俺からも祝福しよう」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 00:19:30.94 ID:7HLcuonv0<> 龍驤「お相手さんはどんな人なん?」
青年「実はですね、元々は艦娘をしてたんですよ」
提督「結婚を機に解体して引退か。しかしよく許可が降りたものだな」
青年「結婚が理由じゃありません。彼女は怪我が原因で…」
龍驤「あ…そうやったんやね」
青年「鎮守府の外で負った火傷が原因で解体することになったんです。最初は騙し騙しでもなんとかなっていたらしいんですが、やはり無理だったみたいで…」
提督「なるほどな、怪我が原因ならば解体の許可もスムーズに出るだろう」
青年「彼女のことも含めて沢山の人をサポートしていくつもりです」
龍驤「素敵やね…うん。困ったことがあったらウチらを頼りや!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 00:34:14.57 ID:IiZcPCVDO<> 元艦娘かあ…ちなみになんて名前?と何気なく聞いてみる龍驤 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 00:36:50.94 ID:Em4cGGvYO<> >>216 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 00:37:43.99 ID:dVpyhfmNo<> 龍驤
いつかあってみたいなぁ
青年
なら今度一緒に来てもいいですか?
提督
いいんじゃないか、家族ぐるみの付き合いにしよう <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 00:44:39.17 ID:7HLcuonv0<> 龍驤「元艦娘かぁ…ちなみになんて名前なん?」
青年「『曙』です。綾波型でいえば八番艦の艦娘ですよ」
提督「……」
青年「え?あの……?」
龍驤「ごめんな……ウチのせいで性癖歪んでしまったんやね…」
青年「あ……」
龍驤「自慢できることやないけどあの時のウチ、ブイブイ言わせてた頃で……堪らんかったやろ?」
青年「いえ……あの…」
龍驤「ゴム越しでも感触は忘れられへんはずやったはずや。そうか…それで合法的にロリっ子をな……」
青年「あの……」
龍驤「安心してな、司令官も筋金入りのロリコンやから」
青年「え…………」
提督「……」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 00:49:39.14 ID:7HLcuonv0<> 龍驤「ロリコンは悪いことや無いよ。他人に言われへん趣味や趣向は誰にだってある」
龍驤「司令官なんかヒトケタの女の子の使用済みの下着貰って、一人で楽しんでるんやもん」
青年「それは犯罪では…?」
提督「……」
龍驤「どうやらキミらとは仲良くできそうやね。良かったら今度は夫婦で鎮守府にも遊びに来てな」
青年「はい……また…是非…」
提督「なぜ…幼女提督のを…知られていたんだ……」
ーー <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 00:50:15.08 ID:7HLcuonv0<> 今日はここまでです <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 00:53:21.62 ID:uymbazMIo<> 遅くまで乙でした
提督さんの尊厳は壊れた <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 00:54:51.06 ID:IiZcPCVDO<> お疲れ様でした
て…提督?なにしてんの?
あげる方もあげる方だけど…
全身火傷の曙ってアケボノとは違うんだっけ…もうよく覚えてない <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 01:01:43.55 ID:dVpyhfmNo<> おつおつ
提督…ギルティでは??
青年の風評も壊れそうなんですがそれは
ぼのの一致点はなんかあるか…? <>
◆X87gBrHVzk<>saga<>2021/02/28(日) 19:23:12.41 ID:7HLcuonv0<> ーー足りないもの鎮守府
多摩「結局おみゃーらの目的とやらは果たせなかったにゃ」
菊月提督「収穫はあったが…結果としては失敗だ」
多摩「もう一度同じことをやろうとしても難しいのはわかってるにゃ?」
菊月提督「ここが手薄になってしまえばこの町が危険に晒される。そんなことをしていたら意味がない」
多摩「あんな無謀なことはもう金輪際止めてもらうにゃよ」
菊月提督「当然だな…」
多摩「ま……それはおみゃーが提督である間の話だにゃ」
菊月提督「…なに?」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 19:29:52.63 ID:7HLcuonv0<> 多摩「菊月提督が提督でなくなった後のことは知らないにゃ。なんでも好きにすればいいにゃ」
菊月提督「俺の後任を引き受けるというのか?」
多摩「考えてやらんことも無いにゃ」
菊月提督「…助かる。前向きに考えてくれるだけでも話が違ってくるからな」
多摩(…多摩は今までビビったことも恐怖を覚えたことも無いにゃ。どれだけ強い敵が来ても弱腰になんてなったことが無いにゃ)
多摩(ある日突然提督の心が壊れて…仲間達が狂っても……多摩は最後まで正気でやり通したにゃ)
多摩(あの海域…あそこで見た幻……神威が深海棲艦に姿を変えた時、多摩は初めて恐怖を覚えたにゃ)
多摩(こんなことは今まで無かったにゃ。幻を見ていたからなのかはわからにゃいけど、敵にビビってるようじゃ艦娘失格にゃ)
多摩(いつか大怪我…沈んでしまう前に提督という道があるのなら……選択肢の一つだにゃ)
多摩(多摩が提督になって喜ぶ人が多くなるのが一番…にゃ)
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 19:34:58.29 ID:IiZcPCVDO<> 菊月提督
仮に自分が提督でなくなっても菊月達は付いてくるだろう
それなら自分の組織を立ち上げるのも悪くないかもな
菊月達はむしろそうして自由が効く方が実力を発揮できる <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 19:49:23.72 ID:2FCeA4l+O<> 幹部さんや提督にも調査で分かったことは共有しておく菊月提督 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 19:58:56.89 ID:G2ihSc7sO<> ーー
幹部『結局君が睨んでいたその場所には、具体的なものは何もなかったということだね』
菊月提督「物はなかったがナニかがあることは確認できた」
幹部『集団で同じ幻を見ていたとは考えにくい。君の言う通りそこにはまだ人智を超えたものが残っているということだろう』
菊月提督「この情報は幹部や提督にも知らせておくべきものだろう」
幹部『そうだね…人智を超えたような存在は見ているし、なんなら提督君の所に存在もしている。どんなことが関係するかは分からないからね』
菊月提督「そういうことだ、どんな些細な情報が役に立つかは分からないからな」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 20:02:48.14 ID:G2ihSc7sO<> 幹部『一応釘を刺しておくよ、こんな無謀な調査はもうやめておいた方がいい』
菊月提督「同じことを秘書艦にも言われたな」
幹部『多摩君ならそう言うだろうね』
菊月提督「俺が提督でいる間はもうやらないと約束もした」
幹部『…提督を辞めるというのかい?』
菊月提督「前に話しただろう。多摩が後任を考えると言ってきた」
幹部『話は聞いていたが…多摩君が引き受けるとは思わなかったよ』
菊月提督「決定ではないが進歩があったということだ。またなにかあれば伝える」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 20:07:42.80 ID:uymbazMIo<> 艦娘から提督になる為には試験を受けなければならないと伝える菊月提督
簡単なペーパーテストだから心配は無用だと <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 20:12:50.24 ID:VtLWSkxco<> >>231
ホントかにゃ?
調べると…
うにゃあああ…… <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 20:23:02.24 ID:7HLcuonv0<> ーー執務室
多摩「話ってなんだにゃ」
菊月提督「例のことについて教えておこうかと思ったんだ」
多摩「まだ確定じゃないにゃ」
菊月提督「それは分かっている。だがこの情報は知っておいた損はない。艦娘から提督になる為には試験を受けなければならないんだ」
多摩「え?」
菊月提督「簡単なペーパーテストらしいが知っておいて損はなかっただろう?」
多摩「…そうにゃね」
菊月提督「いざ受けるとなった時、準備不足で無理になると俺も困るからな。調べておくだけでもやった方がいいだろう」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 20:27:46.94 ID:7HLcuonv0<> ーー書庫
多摩「うにゃあぁぁぁ…」
北上「あ〜あ、まさか試験内容が多摩姉が苦手なペーパーテストとはねぇ」
多摩「なんで面接とかじゃないのにゃ!」
北上「あたしに言われても困るよ〜」
多摩「なんで…なんでなのにゃ……」
北上「多摩姉ってペーパーテストの出来が最悪で足りないもの鎮守府に来た感じだし、ある意味納得?」
多摩「ぐおぉぉぉぉぉ…!」
北上「まあ提督を引き受けるかどうかは未定なんだし、そこまで悩む必要もないっしょ?」
多摩「それは…でも……ぐぎぎぎ………!」
北上「まぁまぁ気楽に行くしかないってぇ〜」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 20:31:23.10 ID:u8Vmkpr0O<> 北上「旦那さんなら勉強の仕方知ってるんじゃない? 医学部は勉強量すごいって言うし?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 20:33:37.27 ID:dVpyhfmNo<> >>235
勉強教えてもらいなよ〜 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 20:44:01.86 ID:7HLcuonv0<> 北上「旦那さんなら勉強の仕方知ってるんじゃない?医学部は勉強量すごいって言うし」
多摩「うにゃ…」
北上「旦那さんに勉強教えてもらいなよ〜」
多摩「勉強…多摩が……この期に及んで…?」
北上「勉強はしといて損は無いんだしさ、悪くはないじゃん」
多摩「……」
北上「あ、ちなみにだけどあたしはこう見えても勉強してるからね?工廠組は日々勉強だしね」
多摩「分かった…にゃ」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 20:49:36.67 ID:7HLcuonv0<> ーー先生の家
先生「なるほど、事情はわかりました」
多摩「先生ぇ…勉強教えてにゃ……」
先生「それはいいんですが、多摩さんは菊月提督の後任を引き受けるん…ですか?」
多摩「それはまだ迷ってて…でも……必要になった時に遅かったらダメだから…にゃ」
先生「わかりましたけど、勉強のやり方を教えることしかできませんよ?」
多摩「それでいいにゃ…多摩だけじゃどうしようもないんだにゃ!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 20:51:55.36 ID:IiZcPCVDO<> 勉強…勉強…
これでは戦う事しか知らないと言われても仕方がない
多摩のプライドにかけてそんな事は言わせないと頑張る
そんな多摩を見て受験生だった頃を思い出しますね…と先生遠い目 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 21:02:08.77 ID:QQctbN7rO<> >>239
なんだか家庭教師と教え子みたいな感じがするにゃあ <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 21:08:23.50 ID:7HLcuonv0<> 多摩「勉強…勉強……勉強………」
先生「多摩さん…」
多摩「艦娘が戦う事しか知らない…!?そんなこと…多摩のプライドにかけて、言わせない……!」
先生「多摩さんを見てると、受験生だった頃を思い出しますね………」
多摩「ぬぐぐぐぐぅ…!」
先生「問題に対してそんなに敵意を向けないでくださいね…」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 21:15:19.82 ID:7HLcuonv0<> ーー
先生「とりあえずここで一区切りにしましょう」
多摩「……」
先生「も、燃え尽きてますね…」
多摩「言えば分かるのに…なんでわざわざ文字で書く必要が……」
先生「残念ながらそれがペーパーテストなんです…」
多摩「なんだか…家庭教師と教え子みたいな感じがするにゃ」
先生「そうかもしれませんね、夜までずっと二人で勉強してましたし」
多摩「……にゃ」モゾモゾ
先生「多摩さん?」
多摩「多摩頑張ったにゃ…だからご褒美欲しいにゃ、先生」
先生「…今日は寝かせてられないかもしれませんよ」
多摩「にゃぁぁ〜ん……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 21:20:28.30 ID:dVpyhfmNo<> このままやっちゃう二人
教え子に手を出しちゃった気分になってこれはいけないと早めに本気で多摩を気持ちよくさせる <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 21:35:41.98 ID:VtLWSkxco<> >>243
勉強のストレス残らずご褒美の効果てきめん! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 21:35:44.43 ID:u8Vmkpr0O<> >>243+今後の家族計画について相談する多摩 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 21:40:04.54 ID:7HLcuonv0<> 多摩「ぅ…にゃ……あ…っ…」
先生(なんだか…いつもより……)
多摩(……あ!しまった、今日はまだお風呂に入ってなかったにゃ……!)
先生(背徳的というのか…なんというか……)
多摩(あ、やめ……!舐めないで…にゃ…!!)
先生(これはクセになると性癖に影響しますね…今日は早めに終わらせておきましょう…)
多摩「うにゃぁぁぁぁ〜〜〜〜……あっ……」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 21:43:39.00 ID:7HLcuonv0<> ーーお風呂
多摩「……」
先生「慣れない勉強はどうでしたか?」
多摩「もっとストレスを感じるかと思ったけど…大丈夫だにゃ」
先生「それは良かったです」
多摩「先生のお陰にゃ」
先生「そんな、本物の教師には負けますよ」
多摩「違うにゃ…勉強のあと……あんな激しくなんて…」
先生「…そっちでしたか」
多摩「先生となら勉強も頑張れるにゃ…先生ぇ…」
先生(こんなに甘えられてしまったら断る理由はありませんね)
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 22:00:25.67 ID:0u7SnUPHO<> そういえば多摩さんが提督になったら子供はいつ頃にしようかという話
時期を狙ってできるものでもありませんが <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 22:17:31.84 ID:dVpyhfmNo<> >>248
提督業と両立する事になった時のために菊月提督に聞いておくにゃあ <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 22:22:46.74 ID:7HLcuonv0<> 先生「そういえば…多摩さんが提督になったら子どもはいつ頃にしますか?」
多摩「子ども……」
先生「時期を狙ってできるものでもありませんが、避妊をしなくなるタイミングは知っておきたいですよね」
多摩「わかったにゃ、提督と艦娘を両立する事になった時のために聞いておくにゃ」
先生「両立……できるんですか?」
多摩「にゃ?」
先生「てっきり提督専業になると思ってましたけど…」
多摩「多摩は両立できるものだと思ってたにゃ…その件も含めて菊月提督に聞いておくにゃ」
先生「お願いしますね多摩さん」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 22:27:20.98 ID:7HLcuonv0<> ーー翌日、足りないもの鎮守府
菊月提督「提督と艦娘は兼業できるがやっている奴は聞いたことがない」
多摩「にゃ…」
菊月提督「考えてみろ、指揮官が大破してドッグを埋めるような鎮守府はどう思う?」
多摩「大破したければいい…っていう場合じゃないんだにゃ…」
菊月提督「それにもしもの時を考えろ。俺には多摩という優秀な秘書艦が居るが、お前が沈んだあとポンコツ秘書艦が跡を引き継ぐのか?」
多摩「にゃぁぁ…」
菊月提督「定期的な出撃は現実的じゃない。緊急時に輸送や遠征というのなら分かるがな」
多摩「冷静になって考えることができなかったにゃ…」
菊月提督「お前らしくも無い。まあこんな話を多摩にした俺にも責任があるな」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 22:30:17.99 ID:7HLcuonv0<> 菊月提督「それとあと子どもだが、いつでもいいんじゃないか。提督の知り合いで女提督が居ただろう」
多摩「女提督……にゃ?」
菊月提督「皐月が元々居た鎮守府で……胸がとんでもなく大きい女だ」
多摩「ああ…!」
菊月提督「あいつは確か提督になってからすぐに妊娠が分かったがギリギリまで提督業を続けていたらしい」
多摩「そうだったのかにゃ…教えてくれてありがとうにゃ」
菊月提督「聞かれたから答えたまでだ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 22:34:00.87 ID:IiZcPCVDO<> それと…だ
確か多摩の旦那は医者だったか
解っているとは思うがここには医療の手が足りない
向こうは向こうの仕事があるだろうがこっちに迎えたりは出来ないかと菊月提督
(今千歳と医師先生は横須賀でしたっけ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 23:10:16.82 ID:LNxPZZkkO<> >>253 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 23:19:30.96 ID:7HLcuonv0<> 菊月提督「それと…だ。確か多摩の旦那は医者だったよな」
多摩「 そうだにゃ」
菊月提督「千歳と医者は居るが将来的にここを去ると言っている。そうなると医療の手が足りなくなるのは分かっているな?」
菊月提督「向こうは向こうの仕事があるだろうが、こっちに迎え入れることは不可能なのか」
多摩「先生に頼めばいいって言ってくれると思うにゃ。でもそれは言いたくないにゃ」
菊月提督「なぜだ」
多摩「先生の治療を受けにわざわざあの病院まで来てる患者さんも居るにゃ。先生は凄く優しいリハビリの先生で有名なのにゃ」
多摩「そんな先生に病院を辞めてだなんて…言えるはずないにゃ」
菊月提督「それはお前が勝手に決めたことじゃないか」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 23:24:46.70 ID:7HLcuonv0<> 菊月提督「ここに来れないかと言ったがそれ以外の仕事をするなとは言っていない」
菊月提督「お前の旦那を求めているのならば、ここに個人院を開いても患者は来るんじゃないのか」
多摩「ここに…?鎮守府に個人院を?」
菊月提督「敷地内が難しいなら併設させてもいい。こっちが疎かになるのは困るが診察時間を調整すれば問題ないだろう」
多摩「先生がここに来て多摩が提督?そんな……」
菊月提督「よく話し合ってみろ、急ぐ必要はないからな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 23:30:50.50 ID:dVpyhfmNo<> 多摩提督と先生医院と二人の子供……を妄想する多摩 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 23:32:12.16 ID:uymbazMIo<> >>257 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 23:32:27.46 ID:IiZcPCVDO<> いやでも立地の問題とか患者さんに負担になるんじゃないかとか
先生の普段の仕事ぶりを見られるとか
先生を手伝ったりして夫婦で切り盛りとかなんだか妄想が膨らむ多摩姉ぇ <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 23:40:51.14 ID:7HLcuonv0<> ーーーー
北上『多摩姉〜』
多摩提督『仕事中は提督と呼べ』
北上『はいはい。多摩提督殿、先生がお呼びになってましたよ〜っと』
多摩提督『用事はなんだ』
北上『ん〜っとね…そうだ、オムツが切れたからそっちに予備がないって』
多摩提督『仕事中に私用の連絡とは褒められたものじゃないな』
北上『……あ、昼休みだ』
多摩提督『先生ぇ〜今持っていくにゃ〜〜!』
北上『はぁ…やれやれ』 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 23:44:53.18 ID:7HLcuonv0<> 先生『多摩さんわざわざすいません』
多摩提督『仕事なのに赤ちゃんの世話までしてもらって申し訳ないにゃ…』
先生『いえいえ、患者さん達も暖かく受け入れてくれますよ』
多摩提督『鎮守府の隣に先生の病院があるこの環境は最高だにゃ』
先生『こうやって休み時間になればすぐに会えますし』
多摩提督『午後からは多摩が赤ちゃんの世話をするにゃ。だから先生はゆっくりしててにゃ』
先生『仕事は大丈夫ですか?』
多摩提督『秘書艦に押し付けるにゃ』
先生『あははは…』
多摩提督『先生が側に居て…こんなに幸せなことはないにゃぁぁぁぁ……』 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/02/28(日) 23:47:20.73 ID:7HLcuonv0<> 多摩「……」
菊月「多摩はどうしたんだ」
菊月提督「珍しく妄想の世界に旅立ってるようだ」
菊月「ふん、コイツも結局俗物と同じか」
菊月提督「オンとオフの使い分けは出来ている、その辺は他の奴らとは違う」
多摩「へへ…えへぇ……」
菊月「多摩もこんな顔を晒すのか」
菊月提督「よほどのことを妄想しているんだろう」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/02/28(日) 23:50:24.39 ID:uymbazMIo<> 机をドバンと叩いて提督になる事を前向きに検討するにゃと伝える
お、おうとなる菊月提督 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 00:09:41.89 ID:iwKf5P/Ao<> >>263
助かる、できる限り協力すると菊月提督 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 00:19:32.38 ID:KTMF2e3N0<> 多摩「…!!」バァンッ
菊月「どうした」
多摩「提督になる事を前向きに検討するにゃ」
菊月提督「お、おう…」
多摩「提督になる為のペーパーテストもなんとかするにゃ」
菊月提督「提督を引き受けてくれるのなら助かる。できる限りこちらも協力しよう」
多摩「やってやるにゃ……にゃあぁぁぁ!」
菊月(なにを考えてようが知らないが、司令官の問題が解決するなら協力してやるしかないな)
ーー <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 00:20:05.17 ID:KTMF2e3N0<> 今日はここまでです <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 00:53:33.88 ID:iwKf5P/Ao<> おつおつ
多摩は何も決まってなかったはず…にしてもああ〜にゃにゃするぅ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 01:17:20.45 ID:XibKYl5jo<> かわええんにゃあ〜
ゆるゆる空気すきすきすき <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 19:18:27.25 ID:KTMF2e3N0<> ーー横須賀鎮守府
朝霜「もう一度言ってみろ」
幹部「凄まれても言うことは変わらない。朝霜君から特務艦の権限を没収させてもらう」
朝霜「……」
幹部「春雨君のように特務艦で無くなることはある。特務艦に任命した時も説明はしたはずだ」
朝霜「あたいが…春雨より酷いっていうのかよ」
幹部「例えが悪かったね。春雨君は素行不良で没収したが、それ以外にも没収することはある」
幹部「君も分かっているだろう?その脚の怪我が原因で以前のような強さは発揮できない」
朝霜「なに決めつけてやがる…」
幹部「残念ながら事実なんだ。私も申し訳ないとは思っているよ」
朝霜「……」 <>
◆X87gBrHVzk<>saga<>2021/03/01(月) 19:22:27.42 ID:KTMF2e3N0<> 幹部「これでも引き伸ばした方なんだよ。本来なら怪我をした時点で特務艦の権限は無くなってもおかしくなかった」
幹部「君は提督君にとって大切な存在であると知っていたから、今まで特務艦の地位を預けていたんだ」
朝霜「なんだよそれ…」
幹部「それにこれは君にとってもプラスに働くはずだ。提督君と龍驤君の養子になるには解体は免れられない。艦娘のままでは物扱いだからね」
幹部「特務艦で無くなれば解体という選択肢も身近になる。朝霜君の為でもあることを理解してもらいたい」
朝霜「ごちゃごちゃうるせぇ……あたいから特務艦を取り上げたいだけなんだろ…」
幹部「形としてはそうなるのが申し訳ない。だが分かってもらうしか無いんだよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 19:33:40.94 ID:iwKf5P/Ao<> 朝霜、掴みかかってでも激しく反論しなかったのは自分でも薄々分かっていた事をだったし養子の件もある
でもやっぱりそんなにすぐに割り切れない
早霜にこの事を話してみる <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 19:37:44.99 ID:d1sTOL0DO<> >>271 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 19:37:46.12 ID:ZRQgNZofO<> 上等だよ解任でも何でもしやがれ
絶対返り咲いてやるからその時は裸土下座と菓子折りの準備をしとくんだな! <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 19:47:32.79 ID:KTMF2e3N0<> ーー
朝霜(昔のあたいなら掴みかかってでも反論したけどよ、それができなかった)
朝霜(やっぱ自分でも薄々分かってたんだな…怪我だけじゃなくてアタマが半分イカれてんのもある)
朝霜(これで特務艦って言う方が無理なんだよ、あたいが逆の立場ならすぐに没収だ)
朝霜(幹部も言ってたけど養子の件もある。特務艦じゃなくなるのはプラスになるはずなんだけどよ)
朝霜(そんなにすぐに割り切れるわけがねぇ。特務艦でいることがあたいの存在意義みたいなもんなんだ)
朝霜(特務艦で無くなった時点であたいの価値は無いに等しい。司令ならそんなこと無いって言ってくれるだろうけど、あたいが納得できないんだ)
朝霜(相談できる奴って言ったら、やっぱりアイツになるよな) <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 19:51:55.64 ID:KTMF2e3N0<> ーー早霜の部屋
早霜「私の所に来てくれて嬉しいわ姉さん」
朝霜「お前しか居ないからだよ…」
早霜「…そうよね。特務艦になるきっかけは私。そして姉さんの心を壊したのも私」
朝霜「今でも時々夢に見る。お前に陵辱されて頭の中を掻き回されて……」カタカタ
早霜「……何度謝っても済む問題じゃない。妹だと認めて欲しかった私の狂愛が姉さんをそうしてしまった」
朝霜「……」
早霜「私は姉さんの幸せの為に残りの人生を全て使うわ。特務艦で無くなっても私が守る」
早霜「例え司令官の養子にならなくても私が絶対に姉さんを守る…守らせて欲しいの」
早霜「司令官なんかより私の方が姉さんを愛しているのよ」
朝霜「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 20:22:51.39 ID:iwKf5P/Ao<> 嬉しいけど…司令官「なんか」なんて言うな、あたいと、お前の恩人でもあるんだから <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 20:30:55.64 ID:XibKYl5jo<> >>276
早霜も龍驤さんも司令官もみんなあたいの支えなんだ
みんな家族なんだ <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 20:40:16.10 ID:KTMF2e3N0<> 朝霜「その気持ちは嬉しいけどよ…司令官『なんか』なんて言うな」
早霜「だって…」
朝霜「司令はあたいとお前の恩人でもあるんだぞ。恩人に対してそれはおかしいだろうがよ」
早霜「そう言われても認めたくないのよ」
朝霜「そんなこと言うな。龍驤さんも司令官もみんなあたいの支えなんだ」
早霜「嫌よ、あの男は言葉でなく体で姉さんを矯正したのよ」
朝霜「お前の方が外道だろうが!!よくも…よくもあたいを好き勝手にしやがって!!」
早霜「私は壊すことしか知らなかったのよ!あれが私の愛なの!!」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 20:45:59.35 ID:KTMF2e3N0<> 朝霜「お前は一体なにがしたいんだよ!」
早霜「姉さんには幸せに…あの男と関わらずに幸せになって欲しいの!」
朝霜「あたいにとって司令は家族なんだ!あたいから家族を奪おうとするな!」
早霜「……そう」
早霜「私は家族じゃないって言うのね」
朝霜「あ…?」
早霜「たった一人の姉妹なのに。姉さんは赤の他人を優先するのね」
朝霜「お前……も…」
早霜「少し……教育しておく必要があるみたいね」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 21:01:57.36 ID:fJE4uSLAo<> 速吸「…取込み中?これからの手続きのお話があるんですが」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 21:10:35.90 ID:VrqSQF/TO<> >>280
手を出したり暗示などはしない早霜、それは朝霜が大切だから
姉さんは視野が狭くなりすぎていて、だから熱くなってしまってる、と説明する
だから私のことも勢いでそう言ってしまう
<>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 21:20:15.29 ID:KTMF2e3N0<> ガチャッ
速吸「…お取込み中でしたか?これからの手続きのお話があるんですが」
早霜「……いいえ、なんでも無いわ」
朝霜「お前…」
速吸「本当になにも無かったんですね?」
早霜「少し乱暴な言葉は使ったけど手を出したなんかはしないわ」
朝霜「……」
早霜「姉さんは視野が狭くなりすぎているのよ。だからすぐに熱くなってしまってるの」
早霜「これは私のせいじゃない…いえ、心を壊した責任はあるけど、これは姉さんの問題」
早霜「私は本物の地獄を見た。それに比べると姉さんは甘えていると言われても仕方ない状況なのよ」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 21:23:58.01 ID:KTMF2e3N0<> 早霜「もし司令官が死んでしまったらどうするの?」
朝霜「今すぐに首吊って死んでやる!!」
早霜「いつかのあの売女みたいな台詞を吐かないで」
朝霜「テメェ…!ママのことまで侮辱する気か!」
早霜「そこよ。周りが見えていないからすぐに熱くなってしまう」
速吸「朝霜さんは心の病気で苦しんでいるんじゃないんですか?そんな状態の彼女にそんなことは酷ですよ」
早霜「それとこれとは関係が無いの。姉さんを壊した私だから分かるのよ」
朝霜「どいつもコイツも…なんなんだよぉ……!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 21:26:25.07 ID:d1sTOL0DO<> 解っているのに認めたくないのね…
もう何人かは提督離れ出来ている現状に焦りを感じている朝霜を見抜いている <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 21:35:39.52 ID:XibKYl5jo<> >>284
姉さんの心の病は目に見えて良くなってきてる
だから現状がわかるようになってきて逆に焦りがでてるの <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 21:44:02.96 ID:KTMF2e3N0<> 速吸「朝霜さんは病院に連れて行った方が良いんじゃないですか?」
早霜「その必要は無いわ。姉さんの心の病は目に見えて良くなってきてるのよ」
速吸「あれだけ動揺しているのにですか?」
早霜「さっきも言ったけどあれは甘え。病気からくるものじゃなくて焦ってるだけなのよ」
速吸「そうなんですね…」
早霜「貴女はここの事情をよく知らないでしょうけど、何人かは提督離れが出来ているの。これは以前ではあり得ないのよ」
早霜「この鎮守府の現状は異常とも言える。それに焦りを感じてしまっているのよ」
速吸「そんなの…」
早霜「提督から自立して自分の意思を持つのは当たり前。けどそれはここでは無縁だったの」
早霜「それなのに急に周りが変わり出した。焦るのは当然だし甘えたくなるのも分かるわよ」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 21:50:32.99 ID:KTMF2e3N0<> 早霜「姉さんが特務艦じゃなくなったのは貴女は聞いてるの?」
速吸「知りませんでしたが当然だと思います。あの怪我で特務艦は無理でしょう」
早霜「姉さん、冷静になれたかしら?」
朝霜「黙れ…黙れよお前ら……」
早霜「司令官の養子になるっていうのも、もう一度考え直した方がいいんじゃないの?」
朝霜「司令…パパはあたいの……」
早霜「司令官なら親子にならなくても姉さんの支えになってくれるわよ」
朝霜「ママとパパが…あたいの……あたいは…」
早霜「よく考えて姉さん」
朝霜「……」
下3 コンマ判定
偶数 ルートF
奇数 ルートS
ゾロ目 D <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 21:53:34.51 ID:iwKf5P/Ao<> Family
Sistar
Death
ゾロさえ出さんけりゃ良いはずはず <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 21:55:58.33 ID:d1sTOL0DO<> いつもよりかは多少気楽か…? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:02:30.55 ID:XibKYl5jo<> はい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:02:45.13 ID:VrqSQF/TO<> Oh… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:03:47.99 ID:d1sTOL0DO<> おや…? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:04:27.45 ID:XibKYl5jo<> コンマ一発で…そんな… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:06:12.50 ID:VrqSQF/TO<> まだDottimoの可能性があるから… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:08:35.26 ID:iwKf5P/Ao<> やりやがったなヤ……… <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 22:24:17.05 ID:KTMF2e3N0<> 朝霜「なんだよお前ら…あたいのなにが分かるって言うんだよ!」
早霜「姉さん…?」
朝霜「なにが甘えなんだよ!あたいはやっと司令っていう家族を見つけたんだ!それに依存してなにが悪いんだよ!」
早霜「…落ち着きましょう姉さん」
朝霜「幹部もお前らも、好き勝手にあたいのことを決めるな!!」バターーンッ!
速吸「…追いかけなくていいんですか?」
早霜「あの脚じゃ遠くには行けないわ…きっと司令官の所に向かったでしょうし、今は一人にさせてあげるべきよ」
速吸「……貴女は朝霜さんを救いたいんですよね」
早霜「誰よりも大切な存在なの。姉さんには絶対に幸せになってもらうのよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:25:49.42 ID:iwKf5P/Ao<> 追え追え追え!! <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 22:29:05.96 ID:KTMF2e3N0<> ーー
朝霜「う、うう……なんなんだよぉ…あたいは本気で悩んでんのに…」
「そうだよねぇ、元はと言えば早霜が悪いもんねぇ」
朝霜「なんでアイツが偉そうに…あたいを壊した奴が…」
「うーんでもさ、被害者ぶって心から変わろうとしなかったのは本当じゃない?」
朝霜「黙れ…そもそもどっから声がしてんだ……」
「横を見てみなよ。一階部分に降りていく階段があるね〜」
朝霜「…それがどうした」
「ここから落ちたら怪我もしちゃうだろうね。あー痛そ」
朝霜「それがどうしたんだよ」
「えい」ドンッ
朝霜「は…………?」
「ごめんね〜恨むなら確率を恨んどいて」
朝霜「う…うぉぉぉ……!!」ゴロゴロッ <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 22:36:57.04 ID:KTMF2e3N0<> 「可哀想なのは同情するよ。これから幸せになれるって所だったのに」
朝霜「う、あ……!」
「転がって落ちてるんじゃ艤装も展開できない。でもまぁ階段から落ちるだけなら大した怪我じゃないから」
朝霜「う!…っ!」
「……怪我『も』しちゃう。落ちる『だけ』なら大した怪我じゃない」
朝霜「し…れ……!」
「この後なにが起こるんだろうね」
「ま…一発退場はフェアじゃないからラストチャンスね」
下3 コンマ判定
偶数 ○
奇数 × <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:38:47.94 ID:VrqSQF/TO<> たのむ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:43:13.42 ID:fJE4uSLAo<> 泣いても笑っても <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:44:58.55 ID:XibKYl5jo<> その1から数年間一緒なんだぞ…諦められん
吐きそう <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:45:15.55 ID:ZRQgNZofO<> メメントモリ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:46:37.45 ID:VrqSQF/TO<> あーだめだ
ごめんもうこの先見れない <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:49:38.88 ID:fJE4uSLAo<> 2連続同値ゾロ目とか殺意がすごい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:51:16.31 ID:iwKf5P/Ao<> いやいやいやいやい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:51:53.60 ID:XibKYl5jo<> すまん俺がレスすることはもうない <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 22:53:30.39 ID:ZRQgNZofO<> その時イデが発動した <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 22:54:07.85 ID:KTMF2e3N0<> ーー
漣「ご主人様、幹部さんは朝霜さんに何の話だったんでしょうか」
提督「恐らく特務艦の権限を…という話だろう」
漣「ああ…ついにといった感じですかね」
提督「俺と龍驤の養子になるにはどの道解体しなければならなかった。幹部さんには今まで気を遣ってもらっていてくれて感謝しかない」
漣「脚がちょん切れた瞬間に特務艦じゃなくなってもおかしくないっすからねぇ」
提督「朝霜が特務艦でなくなると俺が守るしかないということだ」
漣「かすみに続き一気に二児の父親っすか。いやぁ流石ですなぁ」
提督「朝霜を養子にする記念日も考えておきたいな。誕生日と一緒にするのはどうだ?」
漣「それだと記念日が減ってしまいますぜ。なんでもない日を記念日にするのがオツってもんですよ」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 22:59:16.68 ID:KTMF2e3N0<> 漣「まあ朝霜さんのことは一旦置いておきましょう。問題は幹部さんですよ」
提督「なにか問題でもあったか?」
漣「大アリです。ご主人様もこの前っていうかこの横須賀に来てからずっと言ってたじゃないですか」
提督「ん……?」
漣「正面玄関の階段の近くにある意味不明の置物ですよ。なんですか槍持った鎧だなんて」
提督「あれか…そうだな確かに邪魔だ」
漣「槍も尖ってますし万が一何かあったら危ないんで、早めに処分してくれって幹部さんに言って下さいよ」
提督「もちろん幹部さんにも言ったが…どうやら向こうも邪魔らしい」
漣「でしょうな!あんなのあったって何の役にも立ちませんからね!」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 23:06:05.11 ID:KTMF2e3N0<> 提督「だか置いていても問題無いんじゃないか?危ないことなんて早々無いだろう」
漣「確かにそうかもしれませんけど!あり得るとしたら階段を転げ落ちた挙句バウンドして、そのまま槍に突き刺さるくらいしか無いですよ!」
漣「そんなのは天文学的数字なのはわかりますよ!でもねぇ、実際ここにあって邪魔な思いをしてるのは漣達なんですよ!」
提督「……」
漣「ちょうどその鎧のとこまで来ましたね…ほら見て下さい!この邪魔な…」
ポタ…ポタ……
漣「こ……のぉ…………?」
提督「あ…朝霜………?」
漣「あの…なんすか……タチの悪い冗談とか…ドッキリ……?」
提督「嘘…だよな………?」
漣「槍に朝霜さんが突き刺さってるとか……冗談ですよね…?」
提督「朝霜……なぁ…朝霜…………」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 23:10:45.29 ID:KTMF2e3N0<> ーー
速吸「朝霜さんの様子を見に行くんですね」
早霜「ええ…いつものパターンなら司令官が姉さんを宥めて二人で話している頃よ」
速吸「本当になんでも知ってるんですね…」
早霜「私は姉さんの全てを知っているの。だからこそ愛しくて…壊したいとも思ってしまった」
速吸「でもそれは間違いだと気付けたんですね」
早霜「ええ…そんなことをしても無駄だって。遅くなったけどちゃんと気付くことができたのよ」
速吸「朝霜さんを幸せにすることが早霜さんの罪滅ぼしとも聞きました」
早霜「それは最低限の話。私がここに居るのは他の目的もあるのよ」
速吸「悪事を働こうとはしないで下さいよ」
早霜「うふふふ…当たり前じゃない」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 23:14:39.46 ID:KTMF2e3N0<> 速吸「こっちの廊下から執務室に向かうんですか?」
早霜「こっちの方が階段は急だけど執務室に近いのよ。きっと姉さんもここを通ったはずよ」
速吸「成る程…」
早霜「……」ピクッ
速吸「どうしましたか?」
早霜「嗅ぎ慣れた匂い……私が好む…あの匂い……」
速吸「……この匂いって…」
早霜「嫌な予感がするわ、早く司令官の所に…」ダダダッ
速吸「あっ……!!」
朝霜
早霜「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 23:17:22.98 ID:ZRQgNZofO<> 望月「ってのが見えたよ。幹部さんに朝霜の事は放っておいてって言っとかないとあの鎮守府が半壊するよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 23:18:51.23 ID:d1sTOL0DO<> 呆然とする提督と漣
悲鳴を上げ続ける早霜
速吸の行動は早かった
呆けてる場合ですか!早く救急車を!
朝霜を救助からの応急措置
刺さっている場所は辛うじて急所からは外れているようだった <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 23:24:51.68 ID:KTMF2e3N0<> 提督「そんな……こんなことで…」
漣「これ…血じゃなくてケチャップですって……」
早霜「姉さん!!嫌よ!なんでこんな……いやぁぁぁ!!」
速吸「三人とも落ち着いて下さい!提督は朝霜さんに触れないで!!」
提督「でも…降ろしてやらないと……朝霜が…」
速吸「これだけ深く刺さっていると抜いた瞬間に血が吹き出して本当に死んでしまいますよ!」
重巡棲姫(漣、救急を呼ぶんだ)
漣「あ……あ…!了解です!すぐに救急に電話します!」
速吸「頼みました!私はその間応急処置を続けます!」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 23:27:51.15 ID:KTMF2e3N0<> 速吸「……」
提督「ど、どうなんだ!?」
速吸「急所からは外れているみたいですけど…失血量が気になります」
提督「朝霜……!」
速吸「意識もありません。刺さったまま暫くこのままだったんでしょう。艤装が展開できていないのを考えると階段から落ちた……?」
早霜「そんなことはどうでもいいのよぉ!早く姉さんを助けなさいよ!!」
速吸「…私にできることはやりました。後はプロの方に任せます」
下2 この後の展開やその他起こったことなど <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 23:33:41.42 ID:HJUsFYM3O<> 救護経験のある瑞鳳が飛んでくる
血液型が一緒の人はというとこの中では早霜と提督
すぐさま輸血の準備にとりかかる <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 23:50:02.92 ID:fJE4uSLAo<> >>318+近しい者同士の血を介した命の共有の呪術を使うことを決める早霜 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/01(月) 23:50:06.47 ID:iwKf5P/Ao<> こんな退場なんで許さんからなあ
ある時からウジウジウジウジしやがってよぉ、はじめの頃を思い出せ!提督に拒絶されても強引に近づいてきたじゃんか!
朝霜!!お前一人でも立てる!それだけじゃないお前が支えてあげられる人だって居るんだ!ここに居るんだ!!たったの0.5%引いたくらいでここまでのお前を否定させない!歴史を否定させない!
足切りなんてひどい目に合わせた奴にこのまま思惑通りにさせてなるものか
俺達のために戻ってこい!戻って来てくれ…!
と言う声を聞く朝霜の意識海 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/01(月) 23:57:46.78 ID:KTMF2e3N0<> 漣「連絡したついでに瑞鳳さんを呼んできました!救護経験があるそうです!」
速吸「免許はあるの!?」
瑞鳳「ありません…!けど私がやらないと朝霜ちゃんは死んじゃいます!」
速吸「…見逃します。だから朝霜さんをどうか助けて下さい」
瑞鳳「はい!早霜さんこっちに来て腕を出して下さい!」
早霜「なにをするのよ…」
瑞鳳「朝霜さんに輸血です!この失血量だと病院まで持ちません!」
早霜「絶対に姉さんを助けなさいよ……」
提督「俺の血は使えないのか!?」
瑞鳳「艦娘同士じゃないと感染症が…」
提督「クソ……!」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/02(火) 00:02:37.92 ID:avynRo9i0<> ピーポーピーポー…
提督「サイレンが聞こえてきた…!」
漣「救急から連絡!槍を切断してそのまま救急車に乗せるそうです!」
瑞鳳「大丈夫……このままならギリギリ…なんとか…」
朝霜
早霜「あ…姉さん……?」
朝霜
早霜「やめて……逝かないで…」
朝霜
早霜「あ…あぁぁ……いやぁぁ…!!」
「」
早霜「姉さん……!!」
瑞鳳「大丈夫ですまだ脈はありますよ!だから早霜さんももう少しだけ血を…!」
早霜「もう…遅い……遅いのよ………姉さんは…もう……」
漣「救急隊が到着しやがりましたよぉーーーー!」
提督「よし…!助かったぞ朝霜!!」
早霜「……」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/02(火) 00:06:30.33 ID:avynRo9i0<> ーー病院
早霜「姉さんは奇跡的に無事…輸血が無かったら死んでたそうよ」
早霜「確かに姉さんは助かった……けど…それは体だけ」
「」
早霜「姉さんの魂はもう……ここには居ないのよ」
早霜「私だから見えた……姉さんの体から…魂が消え去ってしまうのを…」
早霜「……」
早霜「こんな結末、認めない」
早霜「姉さんは幸せになるのよ」
早霜「今、姉さんの体には私の血が大量に入っている」
早霜「これなら…あの呪術が使える」
早霜「姉さんは絶対に……死なせない…」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/02(火) 00:10:45.83 ID:avynRo9i0<> ーー後日
提督「一時はどうなるかと思ったが目を覚ましたと聞いて安心した」
龍驤「ほんまやで、ウチらがどれだけ心配したか……」
「…」
提督「あの鎧は処分した。あんな縁起の悪いものは置いておく意味がない」
龍驤「そうやそうや、置いとく意味なんか無いしな」
「」
提督「その様子じゃなにが起こったかまだ分からないか。今はそれでいい、また今度ゆっくり話そう」
龍驤「そうやな、ウチもまた会いに来るからな」
「いイえ…だイじョうブ…ヨ…」
提督「ん……?」 <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/02(火) 00:15:44.93 ID:avynRo9i0<> 「わワたタし、ハ…」
龍驤「な、なんなんよ…これ…」
提督「怪我の後遺症……なのか…?」
「ひ、ヒヒ、ひ…ねエさンは…しアわセ」ギチギチ
龍驤「まさか…早霜か!?」
「はヒ、ひヒ、ねエさン」
提督「そうか…朝霜は……もう……」ガクッ
「ししシしあワせ、こレでででで」
「ねねネえさささンンンンンンンンンンン」
ギチッ
ーー <>
◆X87gBrHVzk<>sage saga<>2021/03/02(火) 00:16:35.81 ID:avynRo9i0<> family
sister
dedication <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/02(火) 00:21:29.83 ID:oOBUPaQ/O<> 乙でした
流石にコンマの結果をひっくり返す事は出来なかったか…
確定させずに早々に予知夢オチに持っていった方が良かったのか
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/03/02(火) 00:29:45.94 ID:9QAzfMtDO<> お疲れ様でした
ファイナルデスティネーション
あまり予知に頼りすぎるともっちが封殺されそうだけど…
それとおそらくもう早霜の協力も得られなくなったかもしれないのが <>