◆LWJMZhhGCoS.<>sage<>2021/05/20(木) 16:10:11.07 ID:JJCejOdKO<>※安価とコンマで作ったキャラクターでダンガンロンパのようなストーリーをするスレです。いわゆるオリロンパ。
※キャラクターや舞台、動機、クロなどを安価やコンマで決めながら進めます。場合によってもちろん>>1が決める事も。
※ダンガンロンパシリーズのネタバレがあります。主に無印・スーダン・V3など。
※>>1は安価スレが初めてです。なんか間違ってたら教えてください。



それではキャラクター・舞台・主人公などを決めていきます。良ければご参加ください。

まずは舞台から。今から新しい舞台を考えるのは正直大変なので、原作から拝借します。下の3つから決めます。

1.希望ヶ峰学園
2.ジャバウォック島
3.才囚学園

↓1のコンマが01〜33で1、34〜66で2、67〜00で3です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1621494611
<>安価とコンマでダンガンロンパ【オリロンパ】 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2021/05/20(木) 16:35:24.29 ID:HjpOIB9R0<> アドセンスクリックお願いします <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/20(木) 16:53:10.11 ID:JJCejOdKO<> >>2のコンマの結果、舞台は【希望ヶ峰学園】に決まりました。アドセンスクリックお願いします。

次は才能を募集します。登場するキャラクターは16名。そのうち3名は原作から拝借し、こちらで決めます。

なので13名分の才能を安価で決めます。ダンガンロンパっぽい感じのもので、原作以外の才能をお願いします。

↓13名分決まるまで募集。一人につき3つまで。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/20(木) 16:54:23.05 ID:cPHL3sOB0<> 腹話術士・風水師・忍者 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/20(木) 17:11:59.06 ID:p7vhWdtho<> 超高校級の弁護士
超高校級のゴルファー
超高校級のチアガール <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2021/05/20(木) 17:32:02.75 ID:6mYiw9fl0<> 中小企業診断士
一級建築士
気象予報士 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/20(木) 17:57:27.79 ID:M5JtVMni0<> 裏番
マルサ
怪談師 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/20(木) 19:23:16.42 ID:Q8Ux1uAgo<> 木こり
彫刻家
仏教徒 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/20(木) 19:38:26.67 ID:JJCejOdKO<> 【超高校級の腹話術師】
【超高校級の風水師】
【超高校級の忍者】
【超高校級の弁護士】
【超高校級のゴルファー】
【超高校級のチアガール】
【超高校級の中小企業診断士】
【超高校級の建築士】
【超高校級の気象予報士】
【超高校級の裏番】
【超高校級の怪談師】
【超高校級の木こり】
【超高校級の彫刻家】
【超高校級の幸運】
【超高校級のプログラマー】
【超高校級の???】

才能は以上の16名で確定です。ありがとうございます。原作からは【超高校級の幸運】【超高校級のプログラマー】【超高校級の???】を拝借しました。

マルサと仏教徒は申し訳ありませんが不採用。一級建築士は一級を消しましたが、一級建築士の資格は持っている事としています。

この中から主人公を決めます。主人公になりそうな才能を一つ選択してください。

↓3まで募集し、コンマの一番高いものが主人公の才能 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/20(木) 19:42:59.55 ID:cPHL3sOB0<> 弁護士 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/20(木) 20:20:11.49 ID:M5JtVMni0<> 風水師 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/20(木) 20:29:52.85 ID:t/d4p1KW0<> 腹話術師 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/20(木) 20:41:26.26 ID:JJCejOdKO<> コンマの結果、主人公は【超高校級の腹話術師】になりました。腹話術師が主人公になるの、結構珍しいかも。

それでは、次にキャラクターを作成していきます。主人公の名前・性別・スキルを募集。

名前は、ダンガンロンパっぽいものをお願いします。スキルは、キャラクターの容姿や性格、能力、主義思想、過去などを形成するものをお願いします。スキルは各キャラにつき3つです。

最初は主人公の【超高校級の腹話術師】のキャラクター作成です。また、今回の主人公の性別は【男】にします。>>1の今まで読んできたオリロンパは意外と女性主人公が多かったので。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/20(木) 21:03:50.98 ID:8fHL37EDO<> 名前 九十九 一 (つくもはじめ)
スキル 操る人形によって性格・能力・主義思想がコロコロ変わる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/20(木) 21:04:08.92 ID:cPHL3sOB0<> 名前:冷道蜻蛉(ひやみち かげろう)
スキル:引っ込み思案な性格で人形の影丸(かげまる)を通してしか話せない。むしろ影丸が本体で自分が付属品だと思っている。
一度聞いた人の声を完璧に再現する能力を持つ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/20(木) 21:06:43.97 ID:t/d4p1KW0<> 名前 入江 伊澄(いりえ いすめ)
スキル 性格は気弱で大人しい性格だが、人形は活発で親分肌で人形が入江を引っ張ってる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/20(木) 21:07:56.00 ID:t/d4p1KW0<> >>16の名前の読みははいりえいすみでした <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/20(木) 21:24:02.22 ID:JJCejOdKO<> すいません! >>1の説明が悪かったですね……。スキルはもう少しシンプルにお願いします。文章というよりは、単語やその組み合わせみたいな感じで。下1〜3を採用するので、長すぎるとスキルが多くなってしまうんです。

名前は>>14を採用し、スキルだけ再安価します。

↓1〜3を採用 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/20(木) 21:46:33.38 ID:Q8Ux1uAgo<> 形見の人形

スキルの書き方の例をあげてみるのはどうでしょうか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/20(木) 22:02:09.88 ID:t/d4p1KW0<> 引っ込み思案で大人しい性格 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/20(木) 22:39:38.35 ID:8fHL37EDO<> 天涯孤独 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/20(木) 23:04:55.97 ID:JJCejOdKO<> >>19
なるほど、確かにそうですね。

例)『常識人』『温和』『鋼の精神』『観察眼』『自分第一主義』『二面性』

こういう感じのスキルをお願いします。もちろんこれだけじゃなく、長すぎなければ好きなように安価してください。

番号No.1
九十九一(ツクモ ハジメ)男
【超高校級の腹話術師】
『主人公』……一部の例外を除き、被害者・クロにならない。
『形見の人形』……別れた人から譲り受けた人形を大切に持っている。
『引っ込み思案で大人しい』……腹話術師として働いている時以外は大人しめ。
『天涯孤独』……大切な人と別れてからずっと独りぼっち。

安価の結果、主人公はこんな感じになりました。これ好感度上げにくいキャラだ。

それではプロローグを始め、そのつどキャラクターを作成していきます。なお、プロローグやチャプターのタイトルはその章が終わる頃に付けようかなと。

やっていきます! よろしくお願いします! <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/21(金) 00:44:59.62 ID:6F5TUhLgO<> 【PROLOGUE】

九十九「き、緊張するなぁ……」

『何言ってんだよ! 何回舞台立ってんだ!』

九十九「そ、そんな事言われても……一人で舞台に立つんだよ! 緊張するでしょ!」

『おいおい! ヒデェな! オレと二人だろ!?』

九十九「キミは人形じゃないか」

『かーっ! 言いやがったな!?』

『おい、チビっ子! オマエラもなんか言ってくれよ!』

「わー!」

「すごーい!」

「ほんとに喋ってるみたいー!」

『みたい、じゃなくて喋ってんだよ!』

アハハハハ……!!!

〜〜〜〜〜

「今日はありがとうございました……まさか、あの九十九一さんに来ていただけるなんて……!」

九十九「いえ……」

「子供達も喜んでいました。園のぬいぐるみで腹話術の真似事をしてる子もいますよ」

九十九「それは……嬉しいですね」

「……舞台裏ではあまり話さないんですね?」

九十九「すいません……口下手で……」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>sage<>2021/05/21(金) 00:54:05.58 ID:6F5TUhLgO<> 九十九(……ボクの名前は九十九一。腹話術師だ)

九十九(今は主に幼稚園や保育園、孤児院とかで腹話術のショーをおこなっている)

九十九(それなりに有名になってきたみたいで……遠く離れた場所から依頼が来る事もある)

九十九(前には、やたら親日な国に呼ばれた事もあったな……)

九十九(そんなボクは……今、巨大な建物の前に立っている)

九十九「ここが……希望ヶ峰学園か……」

九十九(希望ヶ峰学園……その名を知らない者は、この世界にいないだろう)

九十九(【超高校級の才能】を持つ【高校生】だけをスカウトし、その才能を育成する事に特化した異例の教育機関)

九十九(そのネームバリューは凄まじく、入学すれば人生は成功したようなものとまで言われている……らしい)

九十九(ボクがここに来たのは、ショーをするためじゃなくて……なんとスカウトされたのだ。【超高校級の腹話術師】として)

九十九(……そういえば高校生だったっけ。ほとんど行ってないから忘れてたな)

九十九(正直言って今さら学校に通う気は無いんだけど……希望ヶ峰学園から、通うだけで色々と助成をすると言われたから来たんだ)

九十九(なんでも、才能を育成するためなら予算に糸目は付けないらしい……変な学校だ) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/21(金) 00:54:37.52 ID:6F5TUhLgO<> 九十九(……ここにずっと立っているのもおかしいし、そろそろ入ろうかな)

九十九「……え?」

九十九(そう考えたボクの意識は……)

九十九(そのまま闇に飲まれていった……)

〜〜〜〜〜

【体育館】

九十九「…………」

九十九「…………」

九十九「……………………」

※九十九一を起こすキャラクターを選択してください。>>9から【超高校級の腹話術師】以外の採用を一つ選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 00:57:17.36 ID:/8XEPOi/0<> チアガール <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/21(金) 00:59:21.17 ID:6F5TUhLgO<> それでは【超高校級のチアガール】のキャラクター作成です。名前・性別・スキルを募集します。なお、性別は男女どちらでも問いません。一応ね。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。そして今日はここまで。明日からよろしくお願いします! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 01:17:14.40 ID:KjwwFlTMo<> 天城 あかり(あまぎ あかり)

ポジティブ

おつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 02:07:04.41 ID:JUPGHqy0o<> 古蜂 えいる(こばち えいる)

距離感が近い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 02:28:40.76 ID:J4zzxi4N0<> 全温度 千亜(ぜんおんど ちあ)

清潔 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/21(金) 14:03:33.43 ID:fl6zq+iLO<> 始めます。よろしくお願いします。

番号No.2
全温度千亜(ゼンオンド チア)女
【超高校級のチアガール】
『ポジティブ』……根が明るく、絶望に陥りにくい。
『距離感が近い』……人との距離が近く、初対面でもグイグイ来る。
『清潔』……なかなかの綺麗好き。

全温度「あ! 起きた!」ズイッ!!

九十九「うわっ……!?」

全温度「あ、ごめんごめん。驚かせちゃった?」

全温度「ま、ビックリして目が覚めたっぽいから……いっか!」

全温度「立てる? ほら、立って立って」グイッ

九十九「う、うん……」

九十九(初対面なのに、すごいグイグイ来るなこの人……)

全温度「私は全温度千亜! 【超高校級のチアガール】だよ! よろしくね!」

九十九「う、うん……よろしく……」

九十九(【超高校級のチアガール】……聞いた事がある)

九十九(応援されると勝率が格段に上がると有名で……他校の学生や社会人の大会にも飛び入りで応援してるとか……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/21(金) 14:05:04.71 ID:fl6zq+iLO<> 全温度「それで、君の名前は?」

九十九「え? ああ……九十九一……です」

全温度「ハジメ君か!」

九十九(は、ハジメ君……名前で呼ばれるの久しぶりだ……)

全温度「で、才能は?」

九十九「才能? 【超高校級の腹話術師】だけど……」

九十九「……何でボクが希望ヶ峰の生徒って知ってるの?」

全温度「それはね、ここにいる皆が全員希望ヶ峰学園の新入生だからだよ!」

九十九(……よく見ると、ボクと全温度さん以外にも何人か人がいた)

九十九(14人……これが全員、希望ヶ峰学園の生徒なのか……)

九十九(そして、ここ……体育館? 希望ヶ峰学園なのかな?)

全温度「ハジメ君が起きるの待ってたんだよ? 色々話し合いたい事があってさ」

全温度「でも、その前に、自己紹介しちゃおっか! こっち来て! 紹介するからさ!」

九十九「う、うん……」

九十九(強引なのが気になるけど……ここはまず全温度さんに従おうかな)

九十九(誰がどんな人なのか把握しておいた方が良いだろうし……)

キャラ作成をおこないます。まずは5人。>>9から腹話術師、チアガール以外の才能を一つ選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 14:40:39.51 ID:R9IUD4cDO<> 中小企業診断士 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/21(金) 14:54:22.72 ID:fl6zq+iLO<> それでは【超高校級の中小企業診断士】のキャラクター作成です。名前・性別・スキルを募集します。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 16:48:19.23 ID:R9IUD4cDO<> 名前 金田健 (かねだたける)
性別 男
スキル 楽天家 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 17:55:05.14 ID:DrTfY4eq0<> 名前 相原 司 (あいはら つかさ)
性別 男
スキル イケメン眼鏡 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 18:01:01.32 ID:MdaCG9Iy0<> 名前 万城 太介 (ばんじょう たいすけ)
性別 男
スキル 器用貧乏  <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/21(金) 19:50:37.68 ID:fl6zq+iLO<> 番号No.3
万城太介(バンジョウ タイスケ)男
【超高校級の中小企業診断士】
『楽天家』……何でも楽観的に物事を考える。
『イケメン眼鏡』……眼鏡を掛けた容姿の整っている男。
『器用貧乏』……様々な事を器用にこなすが、特筆すべき特技などは少なめ。

こんな感じで、残りの4人を作成していきます。>>9から今まで選択したもの以外の才能を一つ選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 20:25:32.30 ID:/8XEPOi/0<> 忍者 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/21(金) 20:37:13.22 ID:fl6zq+iLO<> それでは【超高校級の忍者】のキャラクター作成です。名前・性別・スキルを募集します。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 20:40:41.53 ID:DrTfY4eq0<> 名前 千神 永遠 (ちがみ とわ)
性別 女性
スキル常にオドオドしてる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 20:52:11.80 ID:KjwwFlTMo<> 鉄 疾風(くろがね はやて)

鋭い五感 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 20:55:46.18 ID:/8XEPOi/0<> 黒井 早耶(くろい さや

消える気配 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/21(金) 21:04:42.73 ID:fl6zq+iLO<> 番号No.4
鉄疾風(クロガネ ハヤテ)男
【超高校級の忍者】
『常にオドオドしている』……いつも何かしらに怯えている。
『鋭い五感』……様々な感覚が優れており、そのせいで更に怯えている。
『消える気配』……自在に気配を消す事ができる。

どんどんいきましょう! >>9から今まで選択したもの以外の才能を一つ選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 21:05:28.12 ID:DrTfY4eq0<> 裏番 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/21(金) 21:19:59.26 ID:fl6zq+iLO<> それでは【超高校級の裏番】のキャラクター作成です。名前・性別・スキルを募集します。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 21:20:30.18 ID:MdaCG9Iy0<> 名前 影山 幻(かげやま げん)
性別 男
スキル 権謀術数 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 21:27:14.84 ID:R9IUD4cDO<> 名前 月読 久遠 (つくよみくおん)
性別 女性
スキル 無口無表情 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 21:41:34.91 ID:DrTfY4eq0<> 名前 蒼井 仁(あおい じん)
性別 男性
スキル顔に傷跡 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/21(金) 22:59:15.56 ID:M6MWUwZsO<> 番号No.5
蒼井仁(アオイ ジン)男
【超高校級の裏番】
『権謀術数』……目的を達成するために、あらゆる戦略を立てている。
『無口無表情』……基本的に寡黙で、表情に乏しい。
『顔に傷跡』……顔を斜めに横切る深い傷の跡がある。

次です。>>9から今まで選択したもの以外の才能を一つ選択してください。

↓1
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 23:13:42.03 ID:R9IUD4cDO<> 風水師 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/21(金) 23:17:43.88 ID:M6MWUwZsO<> それでは【超高校級の風水師】のキャラクター作成です。名前・性別・スキルを募集します。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 23:28:42.57 ID:JUPGHqy0o<> 初霜 小緒里(はつしも こおり)

口達者 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 23:31:39.78 ID:/8XEPOi/0<> 嵐山 風香(あらしやま ふうか)

眼力 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 23:33:20.51 ID:DrTfY4eq0<> 烏丸 真紀 (からすま まき)
女性
お色気 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/21(金) 23:45:55.51 ID:M6MWUwZsO<> 番号No.6
嵐山風香(アラシヤマ フウカ)女
【超高校級の風水師】
『口達者』……口が非常に回り、聞き出したり煙に巻いたりするのが上手い。
『眼力』……目力が強く、鋭い眼光で相手を射抜く。
『お色気』……コロシアイ学園生活において、お色気担当を自称している。

取り敢えずラストです。このキャラを含めた5人で自己紹介をします。>>9から今まで選択したもの以外の才能を一つ選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/21(金) 23:52:49.83 ID:JUPGHqy0o<> 幸運 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/22(土) 00:01:31.70 ID:N7zWXxkgO<> それでは【超高校級の幸運】のキャラクター作成です。名前・性別・スキルを募集します。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。そしてここで本日は終わりです。ありがとうございました。明日にはキャラ作成終わるかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 00:03:01.33 ID:eyKzns/DO<> 名前 本居優希奈 (もとおりゆきな)
性別 女
スキル 内気で控えめ

乙です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 00:03:25.81 ID:OPQVKovpo<> 幸村 凪(ゆきむら なぎ)

みんな仲良く <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 00:03:37.14 ID:V/Okq5O40<> 名前 結城 継美(ゆうき つぐみ)
性別 女性
スキル 平和主義者 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/22(土) 16:52:09.84 ID:/syl03KyO<> 番号No.7
幸村凪(ユキムラ ナギ)女
【超高校級の幸運】
『内気で控えめ』……大人しく、主張しない性格。
『みんな仲良く』……周りの人達と仲良く過ごす事を第一に考える。
『平和主義者』……争いを好まず、問題が起こっても何とか平和に解決しようとする。

それでは始めます!

全温度「まずは、あそこの人達と話そうか!」

九十九「う、うん……」

万城「お? やっと起きたか」

嵐山「待ちくたびれたわねぇ……」

九十九「ご、ごめん……」

鉄「いやいや、構わぬで御座る。拙者もさっき起きたようなもので御座るからな」

九十九「……え?」

九十九(……拙者? 御座る?)

全温度「あれ? ハジメ君、なんか面食らってる?」

幸村「あはは……確かに、初めて鉄クンと話したらそうなるかもね……」

鉄「むっ!? せ、拙者のせいで不愉快になったで御座るか!?」

鉄「しゃ、謝罪をご所望で御座るか!? 焼き土下座だけは勘弁で御座る!」

九十九「そ、そういうわけじゃ……!」

万城「安心しなよ。コイツも別にふざけてこんな話し方してるわけじゃないらしいからさ」

鉄「そ……その通りで御座る!」

鉄「自己紹介が遅れ申したな。拙者は鉄疾風。【超高校級の忍者】で御座る」

九十九「……忍者?」

鉄「うむ。……と言っても、おそらく皆が考えているような忍者では御座らん」

鉄「拙者が行なっているのは、忍者という文化の保護活動で御座る」

鉄「忍者の文化を正しく継承し、その上で世界に忍者を楽しんでもらえるように広報活動を行なう……」

鉄「拙者のそういった活動が認められ、【超高校級の忍者】としてスカウトされたので御座る」

全温度「なるほど、だからそんな喋り方だし、そんな格好なんだね!」

鉄「左様。まぁ、喋り方に関しては、こう話さねば人と話せないというのもあるで御座るな!」

蒼井「…………」

鉄「あ、蒼井殿! そんなに怖い目付きをしないでほしいで御座る!」

鉄「しょうがないで御座ろう! 拙者はそういう性格なので御座る!」

蒼井「……別に怒っていない」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/22(土) 16:54:36.11 ID:/syl03KyO<> 万城「折角だし、自己紹介したらどうだ、蒼井?」

蒼井「…………」

蒼井「……蒼井仁。【超高校級の裏番】」

全温度「裏番? って事は、裏で不良校を牛耳ってたり?」

鉄「ぜ、全温度殿……! そんなハッキリと……!」

蒼井「……そういう認識で間違っていない」

鉄「ヒィ!」

九十九(蒼井クン……【超高校級の裏番】か……)

九十九(線は細めだけど……やっぱり強いのかな……?)

嵐山「……鉄、あんた、ビビリすぎじゃないかい?」

鉄「あ、嵐山殿までそんなに怖い目を……!」

嵐山「……あたしは、ただ目力が強いだけなんだけど?」

嵐山「あたしは嵐山風香。【超高校級の風水師】なんて胡散臭い感じだけど、よろしくねぇ?」

万城「嵐山は風水師としての実績が高く、大企業の社長や業界のスターなんかにも色々アドバイスしてるんだってさ」

嵐山「アドバイスで言ったら、あんただって立派なモノじゃない?」

万城「いやぁ……俺は嵐山みたいに大きな仕事はした事無いと思うなぁ……」

万城「あ、俺は万城太介。【超高校級の中小企業診断士】って才能だ。よろしくな!」

九十九「中小企業……?」

万城「中小企業診断士。簡単に言えば、コンサルタントみたいなものかな?」

万城「これでも中小企業診断士として結構信頼勝ち取ってるんだぜ?」

万城「正直……周りの超高校級が凄すぎて、若干場違い感あるけどな」

幸村「そんな事無いよ。この中で言ったら、一番場違いなのは私だよ」

幸村「だって、私は【超高校級の幸運】だし」

幸村「幸村凪だよ。よろしくね」

九十九(【超高校級の幸運】……全国の高校生から抽選で選ばれた一般人枠だったっけ……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/22(土) 16:55:28.94 ID:/syl03KyO<> 嵐山「……それで? あんたのフルネームと才能は何だい、ハジメ君?」

九十九「……あ」

九十九(自分の名前言うの忘れてた……)

九十九「……九十九一です。【超高校級の腹話術師】です」

万城「九十九か……よろしくな、九十九!」

鉄「腹話術で御座るか……懐かしいで御座るなぁ、牛くんと……何くんで御座ったか?」

嵐山「……あれは腹話術って言っていいのかねぇ?」

九十九(……随分と個性的だけど、悪い人達では無さそうだ)

続いてのキャラ作成に移ります。>>9から今まで選択したもの以外の才能を一つ選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 16:57:40.40 ID:sMij5MCx0<> ゴルファー <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/22(土) 17:04:38.11 ID:/syl03KyO<> それでは【超高校級のゴルファー】のキャラクター作成です。名前・性別・スキルを募集します。今のところ、男女比は4:3です。最終的には8:8にするつもりです。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 17:36:04.46 ID:OPQVKovpo<> 初芝 香織(はつしば かおり)

大人の余裕 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 17:40:35.54 ID:V/Okq5O40<> 名前鷹村 有紗(たかむら ありさ)
性別女性
スキル 高身長
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 18:04:48.80 ID:sMij5MCx0<> 麻草 零(あさくさ れい)

美脚 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/22(土) 18:16:30.66 ID:/syl03KyO<> 番号No.8
麻草零(アサクサ レイ)女
【超高校級のゴルファー】
『大人の余裕』……どこか大人びており、常に余裕がある。
『高身長』……平均的な女性の身長よりもかなり高い。
『美脚』……身長が高く鍛えているからか、美しい脚を持つ。

次です。>>9から今まで選択したもの以外の才能を一つ選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 18:40:48.55 ID:OPQVKovpo<> 建築士 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/22(土) 19:07:15.52 ID:/syl03KyO<> それでは【超高校級の建築士】のキャラクター作成です。名前・性別・スキルを募集します。今のところ、男女比は4:3です。最終的には8:8にするつもりです。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/22(土) 19:08:11.93 ID:/syl03KyO<> >>72の『今のところ、男女比は4:3です。最終的には8:8にするつもりです。』はミスです。無視してください。ここも安価には含まずで。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 19:15:21.92 ID:eyKzns/DO<> 平良 源 (たいらげん)

大家族の長男 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 19:44:33.08 ID:V/Okq5O40<> 名前槌谷 創 (ついや つくる)
性別 男
スキル 親分肌(女性なら姉後肌)  <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 19:47:51.67 ID:sMij5MCx0<> 日立帝(ひたち みかど)

高速暗算 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/22(土) 20:20:24.27 ID:/syl03KyO<> 番号No.9
平良源(タイラ ゲン)男
【超高校級の建築士』
『大家族の長男』……弟や妹がたくさんいるらしい。
『親分肌』……兄妹が多いためか、頼れる兄貴分の性質を持つ。
『高速暗算』……暗算のスピードが異常に速く、複雑な計算も容易にできる。

半分いきましたね。では、>>9から今まで選択したもの以外の才能を一つ選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 20:21:44.02 ID:sMij5MCx0<> 怪談師 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/22(土) 20:30:36.35 ID:/syl03KyO<> それでは【超高校級の怪談師】のキャラクター作成です。名前・性別・スキルを募集します。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2021/05/22(土) 20:32:34.59 ID:R9qeQbMAO<> 闇市 祥吾(やみいち しょうご)
童顔低身長 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 20:32:53.58 ID:sMij5MCx0<> 秋刃 月夜(あきやいば つきよ)

昼は陽気、夜は陰気 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 20:34:15.41 ID:mg46/b//O<> 筧 夜(かけい ないと)男
紳士的 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2021/05/22(土) 20:34:36.12 ID:R9qeQbMAO<> あっ男です <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/22(土) 21:10:20.91 ID:/syl03KyO<> 番号No.10
闇市祥吾(ヤミイチ ショウゴ)男
【超高校級の怪談師】
『童顔低身長』……高校生とは思えないほど幼く、背が低い。
『昼は陽気、夜は陰気』……昼は明るく友好的だが、夜になると急に暗くなる。
『紳士的』……昼でも夜でも、人には優しくできるようだ。

自己紹介まで残り2人! >>9から今まで選択したもの以外の才能を一つ選択してください。

↓1
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2021/05/22(土) 21:18:15.40 ID:i/Mrp3/HO<> 気象予報士 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/22(土) 21:26:35.46 ID:/syl03KyO<> それでは【超高校級の気象予報士】のキャラクター作成です。名前・性別・スキルを募集します。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 21:26:53.58 ID:mg46/b//O<> 秋風 つつじ(あきかぜ つつじ)女
強メンタル <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 21:27:44.83 ID:i/Mrp3/HO<> 時雨 菜乃華(しぐれ なのは)

不幸体質 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 21:28:28.15 ID:sMij5MCx0<> 天津照(あまつ てる)

静電気体質 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/22(土) 21:50:38.95 ID:/syl03KyO<> 番号No.11
時雨菜乃華(シグレ ナノハ)
【超高校級の気象予報士】
『強メンタル』……メンタルが非常に強く、大抵の事ではへこたれない。
『不幸体質』……不幸な出来事に巻き込まれやすい。でも全然へこたれない。
『静電気体質』……体に静電気を溜めてしまいがち。

取り敢えず最後の一人! >>9から今まで選択したもの以外の才能を一つ選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 21:54:22.84 ID:i/Mrp3/HO<> 木こり <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/22(土) 21:58:05.39 ID:/syl03KyO<> それでは【超高校級の木こり】のキャラクター作成です。名前・性別・スキルを募集します。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 21:58:24.90 ID:mg46/b//O<> 嵐山 斬子(あらしやま きるこ)女
ツンデレドS <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 22:00:10.52 ID:t8BArqalO<> 星月 星羅(ほしづき せいら)(本名→佐藤 花代(さとう はなよ))女
田舎娘を隠す似非都会っ子 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 22:00:50.80 ID:V/Okq5O40<> 緑川 大樹(みどりかわ だいき)
男性
ショタっ子(女性ならロリっ子) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/22(土) 22:44:27.16 ID:ZUQ5cgjF0<> おや嵐山が被っちまったなあ <>
◆LWJMZhhGCoS.<>sage<>2021/05/22(土) 23:53:35.32 ID:/syl03KyO<> 番号No.12
嵐山斬子(アラシヤマ キルコ)女
【超高校級の木こり】
『ツンデレドS』……ツンデレが過ぎるあまり、サドになってしまっている。
『似非都会っ子』……田舎娘なのを隠し、都会育ちのように気取っている。
『ロリっ子』……少女のようで、とても高校生とは思えない。
『嵐山姉妹』……風香の双子の姉。

姉妹設定が追加されました! それでは自己紹介です。

全温度「よーし! それじゃあ次はあっちに行こ!」グイッ

九十九「う、うん……」

九十九(やっぱり強引だ……)

麻草「おや? 目が覚めたんだね、少年」

九十九(……少年?)

全温度「うん! だから、皆と自己紹介してもらおうと思ってさ」

全温度「ほらほら、ハジメ君! 自己紹介、自己紹介!」

九十九「あ、えっと……九十九一です。【超高校級の腹話術師】です。よろしくお願いします……」

平良「おう! よろしくな!」

平良「俺は平良源! 【超高校級の建築士】だぜ!」

九十九(平良源……聞いた事がある。新進気鋭の建築士だっけ……)

九十九(確か、希望ヶ峰学園分校の設計にも携わったとか……)

時雨「次、私でもいい?」

時雨「時雨菜乃華です! 【超高校級の気象予報士】だよ、これからよろしくね!」スッ

九十九「う、うん……」スッ……

九十九(手を差し出されたので、握手をしようとボクも差し出すと……)

バチッ!!

九十九「うわっ!?」

時雨「イタッ!!」

九十九(せ、静電気……!?)

時雨「イタタ……だ、大丈夫だった?」

九十九「あ……ボクは何とも……」

時雨「ごめんね……私、静電気持ちやすい体質でさ……」

麻草「時雨くん……今まで握手した全員と静電気のくだりをやってないかい?」

時雨「いやぁ、面目ない……」

九十九(何というか……不幸な人だな……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 00:09:40.38 ID:Sm4yj01rO<> 麻草「では、次は私は行こう」

麻草「麻草零だ。プロゴルファーとして活動している。当然、この学園には【超高校級のゴルファー】としてスカウトされた」

麻草「クラスメイトとして、よろしく頼むよ九十九くん」

九十九「は、はい……」

九十九(普段テレビを見ないボクでも、ニュースとかで見た事ある人だ。最年少で賞金女王になった……んだっけ?)

九十九(かなり大人びた人だな……)

九十九(……それに比べて……)チラッ……

闇市「どうかしましたか?」

斬子「何見てンだよ!」

九十九(この人達も同じ高校生なのか……?)

全温度「多分、自己紹介してほしいんじゃない? 無愛想だけど、意外とフレンドリーなんだね、ハジメ君!」

九十九(……全然違うけど、まぁ、ここは乗っかるか)

闇市「そういう事でしたか、これは失敬……」

闇市「【超高校級の怪談師】の闇市祥吾です。怪談がご入用の際は是非連絡を……」

平良「怪談かぁ……修学旅行とかだと、鉄板だよな!」

闇市「ええ……前の学校では、そういった催しではクラスメイトの心臓を恐怖で止めてきましたよ」

時雨「こ、怖っ!」

闇市「ふふふ……冗談ですよ」

斬子「ケッ! 薄気味わりー野郎だな!」

闇市「まぁまぁ、そう言わずに……斬子さんも自己紹介してくださいよ」

斬子「チッ……!」

斬子「……嵐山斬子。【超高校級の木こり】だ。これでイイかよ!」

九十九「……嵐山?」

斬子「そうだよ! 【超高校級の風水師】の嵐山風香は双子の妹だよ!」

九十九「……双子?」

斬子「二卵性だから似てねーんだよ! 文句あっか!?」

九十九「な、無いです……!」

九十九(怖いなこの人……)

それでは残り4人のキャラ作成です。>>9から今まで選択したもの以外の才能を一つ選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 00:15:50.08 ID:ui/YeOpqo<> プログラマー <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 00:29:36.64 ID:Sm4yj01rO<> それでは【超高校級のプログラマー】のキャラクター作成です。名前・性別・スキルを募集します。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 00:31:17.06 ID:ui/YeOpqo<> 花咲 伊音(はなさき いおん)

甘党 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 00:32:57.56 ID:mLsS2/jL0<> 藤堂 緑 (とうどうみどり)
女性
おっとりぽやぽや <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 00:44:02.85 ID:wZdy/sbWO<> 鈴村 あやめ(すずむら あやめ)

ぽっちゃりママ気質 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 00:47:55.06 ID:Sm4yj01rO<> 番号No.13
鈴村あやめ(スズムラ アヤメ)女
【超高校級のプログラマー】
『甘党』……甘い物が大好き。そのせいで少しばかり体が豊かな感じに。
『おっとりぽやぽや』……柔らかな性格で、周りに癒しを与える。
『ぽっちゃりママ気質』……ふくよかで世話焼き。決して太っているわけではない。

残り3人。>>9から今まで選択したもの以外の才能を一つ選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 00:50:21.15 ID:mLsS2/jL0<> 彫刻家 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 00:55:43.80 ID:Sm4yj01rO<> それでは【超高校級の彫刻家】のキャラクター作成です。名前・性別・スキルを募集します。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。そして今日はここまで。ありがとうございました。明日には(もう今日だけど)キャラ作成が終わります! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 00:56:27.14 ID:wZdy/sbWO<> 錦 夕陽(にしき ゆうひ)

SNS界の王様 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 00:56:28.15 ID:IDiGmAIpO<> 朝鳥 来夢(あさどり らいむ)男
ムードメーカー

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 00:57:20.34 ID:TEW3W4e00<> 堀井健司(ほりい けんじ)

マッスル <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 00:57:45.50 ID:UV8oNUxoO<> 星月 斗真(ほしづき とうま)男
爽やかイケメン <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 01:01:47.19 ID:ui/YeOpqo<> おつ <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 14:54:08.43 ID:tgnkRYGZO<> 番号No.14
堀井健司(ホリイ ケンジ)男
【超高校級の彫刻家】
『SNS界の王様』……SNSの使い方が上手い。自分の作品をアップロードし、かなりのファンを獲得している。
『ムードメーカー』……場の雰囲気を盛り上げるのも上手い。
『マッスル』……なかなか筋肉質。

それでは始めます! 残り2人。>>9から今まで選択したもの以外の才能を一つ選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 15:03:00.70 ID:TEW3W4e00<> 弁護士 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 15:09:56.37 ID:tgnkRYGZO<> それでは【超高校級の弁護士】のキャラクター作成です。名前・性別・スキルを募集します。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 15:16:52.21 ID:Z9KYJcuD0<> 秤 龍太郎(はかり りゅうたろう)

冷静沈着 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 15:20:00.66 ID:mLsS2/jL0<> 安藤 竜(あんどうりゅう)

異性に弱い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 15:26:31.25 ID:TEW3W4e00<> 泥瀞 慎太郎(どろとろ しんたろう)

超記憶力 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 15:35:42.70 ID:tgnkRYGZO<> 番号No.15
安藤竜(アンドウ リュウ)男
【超高校級の弁護士】
『冷静沈着』……常に落ち着いており、的確な判断をくだす事ができる。
『異性に弱い』……女性への免疫が低く、近づかれたり話しかけられたりすると冷静でいられなくなる。
『超記憶力』……一度見たものは絶対に忘れない。 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 15:36:32.74 ID:tgnkRYGZO<> それでは最後の一人、【超高校級の???】のキャラクター作成です。名前・スキルを募集します。性別は残りの【女】に固定です。

↓1〜3まで名前・スキルを募集。名前はコンマの一番高いものに決定。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 15:37:57.81 ID:Izn3vf6DO<> 名前 黒野 真白 (くろのましろ)
スキル 純粋無垢 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 15:41:54.78 ID:Z9KYJcuD0<> 水野 ノノ(ミズノ ノノ)

不思議ちゃん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 15:42:41.52 ID:mLsS2/jL0<> 影山 継美(かげやま つぐみ)
ネガティブな悲観主義者 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/23(日) 15:42:45.54 ID:TEW3W4e00<> 赤木 火月(あかき かげつ)
爆竹隠し持ち <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 16:23:56.60 ID:tgnkRYGZO<> 番号No.16
黒野真白(クロノ マシロ)女
【超高校級の???】
『純粋無垢』……ピュアな性格だが、ネガティブなせいで変な方向にピュアな時も。
『不思議ちゃん』……どことなく話が通じない。
『悲観主義者』……ネガティブで、世の中に絶望している。

これでキャラ作成は終わりです。ありがとうございました! この16でコロシアイ学園生活を行なっていきます。

それでは、最後の自己紹介です。

全温度「次で最後だよ! 早く早く!」グイグイ

九十九(……もうこの感じ慣れてきたな)

黒野「あ! 目が覚めたんだね」

黒野「良かった、もう死んじゃってたのかと思ったよ!」

堀井「怖い事言うね、黒野ちゃん!」

堀井「それじゃあ、早速自己紹介しちゃうかね。この男は早く議論したいみたいだしな!」

安藤「……そういう言い方をするなよ」

堀井「はいはい……で、オレは堀井健司! 【超高校級の彫刻家】だぜ!」

堀井「オレの作品、結構バズってるし、何かのSNSで見た事ねーかな?」

九十九「……ごめん、ボク、スマホもパソコンも持ってないんだ」

堀井「ハァ!? マジで!? 仙人かよ! 【超高校級の仙人】か!?」

九十九「い……いや、【超高校級の腹話術師】だけど……」

堀井「はー……なるほどなるほど、半分仙人みたいなもんだよな、腹話術師って」

九十九(何を言ってるんだこの人は)

鈴村「パソコンも持ってないなんて〜……かわいそう! わたしが買ってあげようか〜?」

九十九「い、いや……だ、大丈夫だよ……」

鈴村「じゃあ、わたしの事も知らないかもねぇ〜」

鈴村「鈴村あやめ、【超高校級のプログラマー】です〜」

鈴村「あなたのお名前は〜?」

九十九「つ、九十九一です……」

鈴村「ハジメちゃんね〜?」

全温度「そう、ハジメ君だよ!」

堀井「九十九ちゃんか! よろしくな!」

九十九(……皆元気だな) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 16:51:55.45 ID:tgnkRYGZO<> 安藤「……すまない、九十九君。彼らも悪い奴らではないんだ」

九十九「う、うん……分かってるよ」

安藤「俺の名前は安藤竜。【超高校級の弁護士】だ」

安藤「……厳密に言えば、まだ弁護士ではないんだが。なにせ弁護士資格を持っていないからな」

九十九「えっ……でも、【超高校級の弁護士】なの?」

安藤「恥ずかしながら……事情があって、海外で無免許のまま弁護士活動を行なっていたんだ。年齢を詐称してな」

安藤「そこに希望ヶ峰学園のスカウトマンが来て、特例で弁護士資格を与えるから学園に来てくれないかと言われたんだ」

九十九(す、すごい……そんな人もいるのか……)

黒野「凄いよねぇ、安藤君って! 私には死んでもできないよ!」

安藤「…………」ピシッ

黒野「……あれ? 安藤君?」

堀井「あー、そっとしてやれ黒野ちゃん」

堀井「安藤ちゃんは異常なくらい女子への免疫ねーんだよ。ちょっと話しかけられると固まっちまうの」

安藤「……ハッ! 俺は何を……?」

九十九(記憶まで飛ぶの……?)

黒野「じゃあ、最後まで私かな? ごめんね、私なんかが最後で」

黒野「私は黒野真白。才能は秘密! 名前も別に覚えなくていいよ!」

黒野「どうせ私なんかに興味ないでしょ? ねっ!」

九十九「え、ええっと……」

九十九(明るいんだかネガティブなんだか、分からない人だな……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 17:13:29.10 ID:tgnkRYGZO<> 万城「自己紹介は終わったか?」

全温度「うん! 今終わったよ!」

万城「それじゃあ、早速話し合いを始めるか」

万城「まず……九十九に確認したいんだけど、九十九は学園に入る時に意識を失ったりしたか?」

九十九「う……うん。急に途切れたよ」

安藤「やはりか……」

九十九「やはり……?」

安藤「ああ……ここにいる全員が、学園に入った際に意識を失っているんだ」

九十九「全員が……?」

九十九(ここにいる皆が同じ経緯でここに……そんな事ってあるのか……?)

麻草「考えられるのは……誘拐、かな?」

鉄「せ、拙者達を誘拐して、どうするので御座るか……!」

風香「あたし達は希望ヶ峰学園の新入生だからねぇ……人質としての価値は申し分ないんじゃないかい?」

安藤「……だが、この可能性は低いだろうな」

九十九「……そうなの?」

安藤「ああ。その理由は、この場所だ」

安藤「九十九が気を失っている間に、この学園を調査しようという事になってな。各々で調べてみたんだ」

全温度「私はここで君が起きるのを待ってたけどね!」

九十九「そ、そうだったんだ……ごめん……」

全温度「いいのいいの! 一人だけ放っておくわけにはいかないしさ!」

安藤「そこで分かったのが……ここが希望ヶ峰学園って事だ」

九十九(やっぱりそうなのか……)

安藤「そして……あらゆる出入り口が封鎖されている事も分かった」

全温度「えっ!? な、何それ!」

平良「窓には鉄板がネジでガッチリ留められてたし……玄関ホールも開かないようになってたぜ」

闇市「しかも、玄関ホールにはマシンガンがありました……」

九十九「ま、マシンガン……!?」

蒼井「……偽物だとは思いたいが」

幸村「保健室とか開かない施設もあったし、2階にも行けないようになってたんだ」

安藤「……俺達は、希望ヶ峰学園に閉じ込められているんだよ」

安藤「希望ヶ峰学園で、希望ヶ峰学園の新入生を監禁するとは到底思えないからな……」

安藤「だから、金銭目的の誘拐犯の仕業だとは思えないんだ」

九十九(な、何だよそれ……どういう事なんだ……?) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 17:25:22.02 ID:tgnkRYGZO<> 黒野「後は……至るところに監視カメラとモニターが設置されていたね」

堀井「オレ達を監視してるっぽいけどよ……一体何のためだ?」

万城「……希望ヶ峰学園のレクリエーションって事は無いのか?」

風香「それにしては悪趣味じゃない? わざわざ意識を奪う必要も無いし」

斬子「こんなんで新入生の絆が深まったりしねーだろ」

時雨「でも、それぞれの個室は割り当てられてるんだよねぇ……」

堀井「ここで俺達に生活しろってか? マジで言ってんの?」

九十九(一体、誰がこんな事を……)

九十九(皆がそう思い悩んでいると……)

「やっと自己紹介終わった?」

「自己紹介は社会を生き抜くには必要だけど、オマエラの事を知ってるボクとして、待ってるのは退屈だったよ……」

「ま、いいか! 切り替えていこう!」

九十九(な、何だこの声……)

「それではオマエラ……壇上にご注目ください!」

九十九(突如聞こえた不快なダミ声に促され、体育館のステージを見ると……)

九十九(……黒と白でカラーリングされたクマのヌイグルミが置いてあった)

堀井「……何アレ? そういうアート?」

「もう! 失礼だな! 確かにボクは芸術的な美しさを兼ね備えているけどさ!」

時雨「ぬ、ぬいぐるみが……動いた!?」

鈴村「ラジコンかしら〜……?」

鉄「というか、何で御座るかあれ!」

九十九(ラジコン……それにしてはかなり精巧だな……)

九十九(あの声は、あのクマから出ていたのか……)

「それじゃあ、オマエラにならってボクも自己紹介をしようかな」

モノクマ「ボクはモノクマ! この希望ヶ峰学園の……学園長なのだー!」

モノクマ「よろしクマ!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 17:36:46.86 ID:tgnkRYGZO<> 九十九(……学園長? あのぬいぐるみが? 何故? という事は……この状況は、希望ヶ峰学園が仕組んだのか?)

九十九(突然の展開に、ボクの頭は混乱していた)

モノクマ「……あれ? 全然ウケないね」

モノクマ「仮に面白くなくても、トップの言う事にはヘラヘラ笑わないとダメだよ! そんなんじゃ出世できないぞ!」

蒼井「……おい、モノクマとやら……お前が俺達を監禁したのか?」

モノクマ「はにゃ? 監禁? なにそれおいしいの?」

モノクマ「……とまぁテンプレはこのくらいにして……」

モノクマ「うん、そうだよ。ボクが、オマエラをこの学園から出られないようにしているんだ」

九十九「なっ……!?」

九十九(モノクマの発言に、皆がざわめき出す)

九十九(コイツが、ボク達を……)

斬子「ざけんな! 早くここから出せ!」

モノクマ「まぁまぁ……慌てなさんな。まずはボクの話を聞いてよ」

モノクマ「えー……コホン! オマエラ、ご入学おめでとうございます!」

モノクマ「オマエラは何かしらの【超高校級の才能】を持ち、それを評価されて希望ヶ峰学園に入学する事と相成りました」

モノクマ「まさしくオマエラは、世界の希望の象徴なわけであります!」

モノクマ「……でもさ、ぶっちゃけ、そんな事無いよね? オマエラ雑魚でしょ? 希望なんかじゃ全然無いじゃん?」

斬子「何だとコラァ!」

モノクマ「ほら、すぐ怒る! そんな人間が希望なわけないだろ!」

斬子「ぐっ……!」

闇市「……何が言いたいのですか?」

モノクマ「オマエラは、希望になるために、才能を育て上げるために入学してきたんだ。つまり、希望にならなきゃ卒業できないよね?」

モノクマ「だから、未熟者のオマエラには、一生この学園で生活してもらう事にしました!」

九十九(…………)

九十九(……え?) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 17:59:02.02 ID:tgnkRYGZO<> 堀井「な、何だよそれ……何だよそれは!」

時雨「一生って……一生!? ずっとここから出られないの!?」

平良「そ、そんな……何でだよ……!」

九十九(皆動揺してる……そりゃそうだ。ここから一生出られないなんて、そんなの……)

モノクマ「だから、慌てるなって! 出る方法はちゃんとあるんだから!」

九十九「……え?」

黒野「あ……あるの?」

モノクマ「そうだよ、聞いてなかったの? オマエラは確かに未熟者だけど、希望になれば卒業できるんだよ」

堀井「き、希望? 希望って何だよ! そんな抽象的な事言われても……」

モノクマ「大丈夫! ボクにはその明確な基準があるのです!」

モノクマ「その基準を満たした者は、希望になったと判断し、この学園から卒業……もとい、出てってもらいます!」

幸村「……その基準って?」

モノクマ「コロシアイだよ」

九十九「…………」

九十九「……は?」

鉄「こ……コロシアイ?」

全温度「な、何それ……」

モノクマ「あれ? 知らない? コロシアイってのは、人が人を殺す事だよ」

斬子「んな事分かってんだよ! そういう意味じゃなくて……!」

モノクマ「オマエラには今からコロシアイをしてもらいます。それに成功した者には、卒業の権利が与えられるってワケ!」

堀井「い、意味分かんない事言うな! コロシアイなんて……するわけないだろ!」

モノクマ「んー、まぁ、それでもいいよ。別にボクに関係ないしー。ちょっとツマラナイけど」

モノクマ「ああ、安心してよ。生活には困らないようにしておくからさ」

モノクマ「厨房には毎日新鮮な食料を補充しておくし……こういうのが食べたいとか、こういうのが欲しいとか、要望があったら何とかしてみるよ」

平良「な、何でそういうのだけはちゃんとしてんだよ……!」

モノクマ「そりゃそうでしょ。衣食住が保証されなきゃ、コロシアイになんて取り組めないよ?」

モノクマ「健全な肉体には健全な殺意が宿る! これ、ボクのモットーね!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 18:09:42.34 ID:tgnkRYGZO<> 安藤「……おい、モノクマ」

安藤「俺達が、そんな戯言を聞くと思っているのか?」

安藤「俺達は十六人……対してお前は一匹だ。いくらでも対抗の余地はあるんだぞ」

闇市「それに……希望ヶ峰学園でこんな事するなんて無謀です。救助が来るのも時間の問題でしょう」

闇市「即刻解放する方が、利口なのではないですか?」

モノクマ「やれやれ……本当にやれやれだね……」

モノクマ「やれやれすぎて、やれやれ系モノクマになっちゃうよ……」

モノクマ「……本当に余地があると思ってるの? 救助が来ると思ってるの?」

モノクマ「オマエラだって、何となく分かってるんじゃないの?」

モノクマ「ボクが本気でコロシアイをさせようとしてる……ってさ」

九十九「…………」

九十九(モノクマ……アイツは、本気でボク達にコロシアイを……)

全温度「分かんないよ!」

モノクマ「……へ?」

九十九(全温度さん……!?)

全温度「コロシアイなんて、意味分かんない!」

全温度「モノクマが何をしようとしてるのかは知らないけど、そんな意味分かんない事に、私達は付き合わないよ!」

全温度「たとえ本気でも、私達はコロシアイなんてしないもん!」

九十九「全温度さん……」

九十九(凄い……こんな状況で、あんなに堂々と言いのけるなんて……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 18:22:11.70 ID:tgnkRYGZO<> モノクマ「仕方ない。一応、見せしめいっとくか!」


バシュ!!


全温度「……え?」

九十九(は……!?)

九十九(モノクマが手をかざすと、突然黒光りした槍が、飛び出してきた)

九十九(その槍は、全温度さん……のすぐ横を通り、体育館の床に突き刺さる)

全温度「え……あ、え?」

モノクマ「……と、思ったけど、ここで人数減るのは嫌だから、やめました!」

モノクマ「ボクには自制心があるからね! 野生のクマとは違うんだよ!」

モノクマ「……今の事、よーく覚えておくようにね」

九十九(……!)ゾクッ……!!

九十九(……これは、脅しだ)

九十九(モノクマは……ボク達に、いつでも殺せるって事を見せつけたんだ……)

安藤「……一つ、聞かせてもらおうか、モノクマ」

安藤「俺が今、例えば誰かを殺したとして、俺は即座に卒業できるのか?」

斬子「ハァ……!? てめー何言ってやがる!?」

麻草「それは聞き捨てならない発言だよ、少年」

安藤「だって、おかしいだろう?」

安藤「例えば、俺がこの場でコロシアイを決意したとして……おそらく俺は誰かを殺す事はできない」

安藤「俺以外に15人いるわけだからな。返り討ちに遭うかもしれん」

安藤「そうしたら、俺を殺した人間が卒業する事になるのか?」

安藤「モノクマ、お前はそんなものを見るためだけにこんな大掛かりな装置を用意したというのか?」

闇市「……なるほど。コロシアイの明確なルールを確認したい……という事ですね」

闇市「そうすれば、私達の今後の動きも違ってきますから……」

平良「そ、そうだよな。ビックリしたぜ、まったく……」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 18:59:49.29 ID:tgnkRYGZO<> モノクマ「うぷぷぷ……そういう結末も悪くないけど、やっぱりボクは『学級裁判』を開いてほしいかな!」

九十九「……学級裁判?」

モノクマ「そのためにはまず、これをお配りしましょう」

九十九(そう言うと、モノクマは手渡しで手帳みたいな機械を渡してきた)

九十九(これは……?)

鈴村「変な機械〜……タブレットかしら〜……?」

モノクマ「それはズバリ! 電子生徒手帳!」

モノクマ「この学園の色々なデータが入ってるんだ! 頑丈さがウリの希望ヶ峰学園製さ!」

モノクマ「そこに『校則』ってカテゴリがあると思うんだけど、見てくれる?」

九十九(……ここか)


【校則】

1.生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう。共同生活の期限はありません。

2.夜10時から朝7時までを“夜時間”とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。

3.就寝は寄宿舎エリアに設けられた個室でのみ可能です。他の部屋での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。

4.希望ヶ峰学園について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。

5.学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊を禁じます。

6.仲間の誰かを殺したクロは“卒業”となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。

7.生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。

8.学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。

9.学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの生徒は全員処刑です。


九十九「……え?」

九十九(処刑……処刑?)

堀井「お、おい、この『処刑』って……?」

モノクマ「え? 知らない? 処刑ってのは、死刑を執行するって事だよ?」

堀井「そ、そういう事じゃなくて……!」

モノクマ「ああ……何で処刑までするのかって事?」

モノクマ「当然じゃん。殺人を犯すんだよ? そのペナルティは、殺人に決まってるでしょ?」

堀井「だ、だからよ……!」

麻草「……無駄だよ。おそらく、このクマは本気なんだから」

蒼井「……このルールに背いたら、お前に殺されるって事か」

モノクマ「うーん、平たく言えば、そういう事かな。学園長的にはおしおきくらいのニュアンスだけど」

堀井「おしおきで殺されてたまるかよ……!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 20:03:43.25 ID:tgnkRYGZO<> 安藤「つまり……ここから卒業するには、最終的にはここにいる全員を殺さなきゃいけないわけか」

安藤「そんな難易度の高い事、誰がやるって言うんだ? 様々な観点から見て、コロシアイなんて絶対に起きないぞ」

モノクマ「……さぁ? どうだろうね?」

モノクマ「それじゃあ、ボクはこの辺で……よりよいコロシアイ学園生活をね!」

九十九(……そう言って、モノクマはどこかに消えた)

鉄「……と、とんでもない事になってしまったで御座るな……」

斬子「こ……これからどうすんだよ」

万城「別に普通にしてればいいんじゃないか?」

鉄「ふ、普通に!?」

万城「だって、誰もコロシアイなんてしないだろ?」

鉄「そ、それはそうで御座るが……!」

黒野「もしかしたら誰かがコロシアイに参加するかも……!」

幸村「……そんな事、無いよ。誰もコロシアイなんかしないよ」

堀井「それに、さっき安藤も言ってたけど、あの卒業のルール、無理ゲーじゃね?」

堀井「16人もいるのに、誰にも見られず誰かを殺せたりすんの?」

安藤「……その通りだ。コロシアイなんて起きないし、万が一起こそうとする人間がいても、不可能だ」

安藤「……ただ、保険は掛けておこう」

時雨「保険?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 20:24:38.01 ID:tgnkRYGZO<> 安藤「この共同生活にルールを2つを追加したい。『朝食会の参加』と『夜時間の外出自粛』だ」

風香「……生活縛られるのは嫌だけどねぇ」

安藤「気持ちは分かるが……これにはちゃんとメリットもある」

平良「どんなメリットだ?」

安藤「まず『朝食会の参加』だが、これだけで生存確認になる。コロシアイが起きるとは思えないが、これだけで安心材料にはなるだろう」

鈴村「そうかもね〜」

安藤「そこで、脱出や救助の手掛かりがあれば話し合うんだ。情報共有の場になる」

安藤「ここから出たいのは、皆同じだからな」

蒼井「……そうだな」

安藤「次に『夜時間の外出自粛』だが……これは強制ではない。ただ、できれば止めてほしいというものだ」

安藤「もし夜時間に外に出たら、次の日の朝食会で共有してほしい。そうすれば、不穏な動きをしている人間を察知できるからな」

闇市「怪異も闇夜に紛れて動く事が多いですからね……」

斬子「朝メシは誰が作んだよ。アタシはヤだぜ!」

堀井「まぁ……できるヤツがやればいいんじゃね?」

安藤「そうだな、そこは追々決めていこう」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 20:34:23.72 ID:tgnkRYGZO<> 安藤「それじゃあ……」チラッ

全温度「…………」

九十九(……安藤クンは、今まで一言も喋っていない全温度さんを見た)

九十九(殺されかけたんだ……そうなっても仕方ない……)


全温度「……い」


九十九「え?」


全温度「悔しいっ!!」

九十九「うわっ!?」

全温度「くーっ、モノクマめ! 女の子にあんな危ないの向けるなんて! 意味分かんないよ!」

全温度「絶対に許さないんだから! 皆でモノクマやっつけようね!」

九十九「あ……う、うん……」

全温度「どうしたの? 元気ないよハジメ君!」

麻草「あっはっはっ! 逞しいな、全温度くんは!」

堀井「よっしゃあ! 皆で絶対に脱出しような!」

九十九(……皆の心が一つになり、ボクらは解散した)

九十九(もちろん不安はあるけど……それでも、ボク達には希望があった)

九十九(……それが、いつまでなのは、まだ分からない)



PROLOGUE【WELCOME TO ゼツボウガクエン】END

生き残りメンバー:16人

【超高校級の腹話術師】九十九一
【超高校級のチアガール】全温度千亜
【超高校級の中小企業診断士】万城太介
【超高校級の忍者】鉄疾風
【超高校級の裏番】蒼井仁
【超高校級の風水師】嵐山風香
【超高校級の幸運】幸村凪
【超高校級のゴルファー】麻草零
【超高校級の建築士】平良源
【超高校級の怪談師】闇市祥吾
【超高校級の気象予報士】時雨菜乃華
【超高校級の木こり】嵐山斬子
【超高校級のプログラマー】鈴村あやめ
【超高校級の彫刻家】堀井健司
【超高校級の弁護士】安藤竜
【超高校級の???】黒野真白


……To Be Continued……



[プレゼント【校章バッジ】を獲得しました。]

[【校章バッジ】により、コロシアイ学園生活への参加が義務付けられます。] <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/23(日) 20:40:52.12 ID:tgnkRYGZO<> 本日はここまでです。ありがとうございました。思ったよりギスギスしませんでしたね。今のところは。

明日から自由行動となります。その自由行動で、好感度が上がったり下がったりクロが決まったりします。よろしくお願いします。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/24(月) 00:03:52.26 ID:3UqN9oMn0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/24(月) 00:04:38.00 ID:tB4yzefi0<> 乙です 期待してます <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 16:54:48.33 ID:oEsDlkwBO<> 番号No.1
九十九一(ツクモ ハジメ)男
【超高校級の腹話術師】
『主人公』……一部の例外を除き、被害者・クロにならない。
『形見の人形』……別れた人から譲り受けた人形を大切に持っている。
『引っ込み思案で大人しい』……腹話術師として働いている時以外は大人しめ。
『天涯孤独』……大切な人と別れてからずっと独りぼっち。

番号No.2
全温度千亜(ゼンオンド チア)女
【超高校級のチアガール】
『ポジティブ』……根が明るく、絶望に陥りにくい。
『距離感が近い』……人との距離が近く、初対面でもグイグイ来る。
『清潔』……なかなかの綺麗好き。

番号No.3
万城太介(バンジョウ タイスケ)男
【超高校級の中小企業診断士】
『楽天家』……何でも楽観的に物事を考える。
『イケメン眼鏡』……眼鏡を掛けた容姿の整っている男。
『器用貧乏』……様々な事を器用にこなすが、特筆すべき特技などは少なめ。

番号No.4
鉄疾風(クロガネ ハヤテ)男
【超高校級の忍者】
『常にオドオドしている』……いつも何かしらに怯えている。
『鋭い五感』……様々な感覚が優れており、そのせいで更に怯えている。
『消える気配』……自在に気配を消す事ができる。

番号No.5
蒼井仁(アオイ ジン)男
【超高校級の裏番】
『権謀術数』……目的を達成するために、あらゆる戦略を立てている。
『無口無表情』……基本的に寡黙で、表情に乏しい。
『顔に傷跡』……顔を斜めに横切る深い傷の跡がある。

番号No.6
嵐山風香(アラシヤマ フウカ)女
【超高校級の風水師】
『口達者』……口が非常に回り、聞き出したり煙に巻いたりするのが上手い。
『眼力』……目力が強く、鋭い眼光で相手を射抜く。
『お色気』……コロシアイ学園生活において、お色気担当を自称している。
『嵐山姉妹』……斬子の双子の妹。

番号No.7
幸村凪(ユキムラ ナギ)女
【超高校級の幸運】
『内気で控えめ』……大人しく、主張しない性格。
『みんな仲良く』……周りの人達と仲良く過ごす事を第一に考える。
『平和主義者』……争いを好まず、問題が起こっても何とか平和に解決しようとする。

番号No.8
麻草零(アサクサ レイ)女
【超高校級のゴルファー】
『大人の余裕』……どこか大人びており、常に余裕がある。
『高身長』……平均的な女性の身長よりもかなり高い。
『美脚』……身長が高く鍛えているからか、美しい脚を持つ。 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 16:56:42.06 ID:oEsDlkwBO<> 番号No.9
平良源(タイラ ゲン)男
【超高校級の建築士】
『大家族の長男』……弟や妹がたくさんいるらしい。
『親分肌』……兄妹が多いためか、頼れる兄貴分の性質を持つ。
『高速暗算』……暗算のスピードが異常に速く、複雑な計算も容易にできる。

番号No.10
闇市祥吾(ヤミイチ ショウゴ)男
【超高校級の怪談師】
『童顔低身長』……高校生とは思えないほど幼く、背が低い。
『昼は陽気、夜は陰気』……昼は明るく友好的だが、夜になると急に暗くなる。
『紳士的』……昼でも夜でも、人には優しくできるようだ。

番号No.11
時雨菜乃華(シグレ ナノハ)女
【超高校級の気象予報士】
『強メンタル』……メンタルが非常に強く、大抵の事ではへこたれない。
『不幸体質』……不幸な出来事に巻き込まれやすい。でも全然へこたれない。
『静電気体質』……体に静電気を溜めてしまいがち。

番号No.12
嵐山斬子(アラシヤマ キルコ)女
【超高校級の木こり】
『ツンデレドS』……ツンデレが過ぎるあまり、サドになってしまっている。
『似非都会っ子』……田舎娘なのを隠し、都会育ちのように気取っている。
『ロリっ子』……少女のようで、とても高校生とは思えない。
『嵐山姉妹』……風香の双子の姉。

番号No.13
鈴村あやめ(スズムラ アヤメ)女
【超高校級のプログラマー】
『甘党』……甘い物が大好き。そのせいで少しばかり体が豊かな感じに。
『おっとりぽやぽや』……柔らかな性格で、周りに癒しを与える。
『ぽっちゃりママ気質』……ふくよかで世話焼き。決して太っているわけではない。

番号No.14
堀井健司(ホリイ ケンジ)男
【超高校級の彫刻家】
『SNS界の王様』……SNSの使い方が上手い。自分の作品をアップロードし、かなりのファンを獲得している。
『ムードメーカー』……場の雰囲気を盛り上げるのも上手い。
『マッスル』……なかなか筋肉質。

番号No.15
安藤竜(アンドウ リュウ)男
【超高校級の弁護士】
『冷静沈着』……常に落ち着いており、的確な判断をくだす事ができる。
『異性に弱い』……女性への免疫が低く、近づかれたり話しかけられたりすると冷静でいられなくなる。
『超記憶力』……一度見たものは絶対に忘れない。

番号No.16
黒野真白(クロノ マシロ)女
【超高校級の???】
『純粋無垢』……ピュアな性格だが、ネガティブなせいで変な方向にピュアな時も。
『不思議ちゃん』……どことなく話が通じない。
『悲観主義者』……ネガティブで、世の中に絶望している。 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 16:57:57.69 ID:oEsDlkwBO<> 一応、キャラクターの一覧を貼りました。キャラの名前などは、ここで確認してください。

それでは始めます。ちなみに九十九クンの部屋は、原作で言うと大神さんと朝日奈さんの間の空間にあります。大神さんの隣ですかね。 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 17:06:26.15 ID:oEsDlkwBO<> 【CHAPTER1】

【九十九の個室】

九十九(……解散したボク達は、各々割り当てられた個室に来ていた)

九十九(……ここがボクの部屋か)

九十九(部屋自体は悪くないかもな……)

九十九(……監視カメラや窓の鉄板が無ければ、だけど)

九十九(……ん? 何だこの張り紙)


『モノクマ学園長からのお知らせ』

『部屋の鍵には、ピッキング防止加工が施されています。』

『鍵の複製は困難の為、紛失しないようにしてください。』

『部屋には、シャワールームが完備されていますが、“夜時間は水が出ない”ので注意してください。』

『また、女子の部屋のみ、シャワールームが施錠出来るようになっています。』

『最後に、ささやかなプレゼントを用意してあります。』

『女子生徒には女子らしく“裁縫セット”を、男子生徒には男子らしく“工具セット”をご用意しました。』

『裁縫セットには人体急所マップも付いているので、女子のみなさんは、針で一突きするのが効果的です。』

『男子の工具セットを使用する場合は、頭部への殴打が有効的かと思われます。』

『レッツシンク! レッツフィール! レッツエンジョイ!!』


九十九「…………」

九十九(半分くらいしか有用じゃなかったな……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 17:22:57.68 ID:oEsDlkwBO<> 九十九(工具セット……これか。ビニールで包装されてるし、開けない方が良いか……)

九十九(……ボクも裁縫セットの方が良かったなぁ。人形作れるし……)


キーン、コーン……カーン、コーン……


九十九(……ん?)


モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました』

モノクマ『ただいまより“夜時間”になります』

モノクマ『間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま〜す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』


九十九(……って事は、もうシャワー浴びれないのか)

九十九(まぁ、一日くらい、いいかな……)

九十九(そして、ボクはそのままベッドに倒れ込み……)

九十九(……そして、胸元のポケットから人形を取り出した)

九十九「……どうしてこんな事になっちゃったのかな」

九十九(……こんな時、この人形をくれた“あの人”なら、何て言うだろう。励ましてくれるかな?)

九十九(……いや、そんな感じの人じゃないか)

九十九(きっと、“あの人”なら…………)

九十九(……そして、そのままボクは眠りについた)

九十九(願わくば……この状況が、夢だったらいい、なんて思いながら……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 17:24:41.64 ID:oEsDlkwBO<> 【???】

モノクマ「ふう……やっと皆寝たよ。学園長の仕事は大変やでぇ……」

モノクマ「さぁ……これからどうなるかな? ワックワクのドッキドキだよね!」

モノクマ「だって……絶対にコロシアイは起きるんだからさ! うぷぷぷ……」


【1日目】

キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『オマエラ、おはようございます! 朝です、7時になりました! 起床時間ですよ〜!』

モノクマ『さぁて、今日も張り切っていきましょう〜!』


九十九「……朝か」

九十九(窓が無いから、全然分からないな……)

九十九(……取り敢えず、朝食会に行こう。食堂に行けばいいのかな?)

九十九(食堂は……電子生徒手帳を見る限り、この寄宿舎にあるみたいだ) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 17:26:48.02 ID:oEsDlkwBO<> 【食堂】

九十九(ここか……結構広いな……)

全温度「おはよう! ハジメ君!」

九十九「あ……お、おはよう……」

全温度「あれ、元気なくない? 朝苦手なの?」

九十九「いや……いつもこんな感じだけど……」

九十九(いつも一人だから、挨拶なんてしないしな……)

全温度「……あれ?」クンクン

九十九「……?」

全温度「ハジメ君、昨日シャワー浴びてないでしょ!」

九十九「え? ああ……」

九十九「浴びようと思ったんだけど、夜時間になったから……」

九十九「……もしかして、臭う?」

全温度「ううん、全然。ほぼ無臭だよ」

全温度「でも、私って汗の匂いには敏感なんだよね。チアガールって、すっごい汗かくからさ」

全温度「女の子だし、汗には注意しないとね!」

九十九(そういうものかな……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 17:28:55.99 ID:oEsDlkwBO<> 万城「お、九十九、全温度、おはよう」

全温度「おはようタイスケ君!」

万城「ほら、朝食だぞ。食べてくれ」

九十九(白米に味噌汁、鮭の塩焼き……日本の一般的な朝ご飯だ……)

九十九「すごい! タイスケ君が作ったの?」

万城「いや、俺は手伝いって感じかな。料理は鈴村がやってんだ」

万城「なんか、鈴村のやつ張り切っててさぁ……こういうの好きなのかもな」

万城「そういうわけで、料理は鈴村と俺で作る事にしたから。昼とか夜も、一応作っておくから、食べたくなったら言ってくれ」

全温度「うん! ありがとう!」

九十九「あ、ありがとう……」

九十九(……正直、本当にありがたいな。自分で作るのは大変だし) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 17:32:02.61 ID:oEsDlkwBO<> 安藤「あー……皆集まったみたいだな」

安藤「じゃあ、少し話したいんだが、いいかな?」

鉄「何か見つかったで御座るか?」

安藤「そういうわけではないんだが……」

安藤「昨日、夜時間になる前にもう一度探索をしたんだ」

安藤「そしたら、モノクマに会ってな。こんな物を押し付けられた」

九十九(そう言って、安藤クンが取り出したのは……)

九十九「……カードキー?」

安藤「ああ、これは、トラッシュルームの鍵らしい」

平良「トラッシュルーム……ゴミ捨て場か?」

安藤「そうだ。この鍵でトラッシュルームを開け、その中の焼却炉でゴミを燃やすシステムらしい」

蒼井「……焼却炉か」

堀井「そういう管理って、モノクマがやるんじゃねーの? オレ達がやるの?」

安藤「俺も抗議したんだが……誰かが持ってろと言って、いなくなってしまったからな……」

安藤「それで、この管理について皆と相談したかったんだ」

斬子「管理も何も、てめーが持てばいいだろ。リーダーっぽいし」

安藤「…………」ピシッ

黒野「あ、また固まっちゃった」

堀井「だから、安藤には女の子が話しかけちゃダメなんだって」

斬子「めんどくせーなコイツ!」

安藤「……はっ!」

安藤「ええと……」キョロキョロ

安藤「……あ」

九十九(……なんか、目があっちゃった)

安藤「九十九はどう思う?」

九十九「え……」

九十九(ぼ、ボクに振るのか……)


どう答えるのか、下から一つ選択してください。

1.安藤が持つべき
2.持ち回り制にすべき

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/24(月) 17:34:30.26 ID:T6i3IeGDO<> 2 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 18:15:08.18 ID:oEsDlkwBO<> 九十九「……持ち回り制の方が、いいんじゃないかな?」

九十九「もしそれで問題があれば、変えればいいし……」

麻草「ふむ、臨機応変、というわけだね」

斬子「ゲッ、マジかよ……」

万城「そうなれば……取り敢えず最初に持つのは安藤でいいか?」

安藤「ああ、構わない。そうだな……夜時間になる前に誰かに渡すとしよう。後で表を作ってもいいな」

鈴村「話し合い、終わりましたか〜? ご飯のおかわり欲しい人〜?」

堀井「あ、食う! オレ食う!」

時雨「さっきもおかわりしてなかった?」

九十九「…………」

九十九(これで良かった……のかな?)


それでは自由行動を始めます。原作のように他のキャラクターと交流しますが、九十九クンはコミュニケーションが苦手なため、場所に行って仕方なく交流を取る事が多くなります。

>>139-140から、キャラクターを1〜2人選択してください。下3まで募集し、そのキャラクターと交流するイベントを複数起こします。

↓1〜3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/24(月) 18:15:45.15 ID:6D2/LYmfO<> 闇市 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/24(月) 18:16:25.04 ID:znr0/YJGO<> 嵐山姉妹 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/24(月) 18:17:46.66 ID:oa1qDIb3O<> 鈴村、堀井 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 21:02:21.72 ID:oEsDlkwBO<> 【交流イベント1】

九十九「…………」

九十九(何をしようかな……と考えていたら、いつの間にか食堂から人がいなくなっていた)

九十九(話しかけてくれた全温度さんや万城クン、安藤クンについていけば良かったかな……)

鈴村「九十九く〜ん、何か飲む〜?」

九十九「あ……いや、大丈夫……」

九十九(鈴村さん……皆いなくなった後も、食堂の掃除とかしてるみたいだ……)

鈴村「そう〜? じゃあ、何か食べる〜?」

九十九「い、いや、それも大丈夫……」

堀井「何だよ九十九、固いな〜。緊張してんのか?」カッカッカッ

堀井「オレ達、クラスメイトだぜ? もっと気楽に行こうぜ!」カッカッカッ

九十九「……堀井クン、何してるの?」

堀井「ん? あ、コレか?」

堀井「暇だから彫刻作ってんだよ。なんか道具は部屋にあったしなー」

鈴村「いいな〜……わたしの部屋にはパソコン無かったんだ〜……」

鈴村「モノクマちゃんにお願いしたんだけど〜……ダメって言われちゃって〜……」

九十九「モノクマちゃん……」

堀井「あのモノクマに直談判したのか……すげーな鈴村」

鈴村「えへへ〜……そんな事ないよぉ〜」

鈴村「……あれ? 堀井くんの作ってるの……透明だね〜?」

堀井「ああ……今やってんのは氷彫刻だからな」

堀井「ここにゃあ石とか木の材料は無いからよ、厨房の氷をちょっと貰ったんだわ」カッカッカッ

堀井「……よし、できた!」

鈴村「何作ったの〜?」

堀井「モノクマの氷像だ!」

九十九「も、モノクマを……」

九十九(しかも、すごく上手いし……)

堀井「モチーフがモノクマくらいしか思いつかなくてさ。そのうち溶けて無くなるし、良くね?」

堀井「……九十九、コレいる?」

九十九「えっ」


下から一つ選択してください。

1.貰う
2.貰わない
↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/24(月) 21:04:12.11 ID:tB4yzefi0<> 1 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 21:20:23.06 ID:oEsDlkwBO<> 九十九「……じゃ、じゃあ、貰おうかな」

九十九(冷たい……)

鈴村「冷たいでしょ〜? タオルでくるんだ方がいいよ〜」

鈴村「はい、これ〜! 厨房にあったやつを使って〜」

九十九(あ、ありがとう……)

九十九(……二人とも、結構良い人だよね……)


【鈴村あやめ、堀井健司の好感度が上がりました!】

【『モノクマの氷像』を獲得しました! そのうち溶けて無くなるぞ!】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 21:21:35.33 ID:oEsDlkwBO<> 【交流イベント2】

九十九(部屋に戻ろうかな……)

九十九「……あ」

斬子「…………」

風香「…………」

斬子「……よぉ」

風香「……やぁ」

斬子「……元気かよ?」

風香「……まぁ、問題は無いね」

斬子「……そうか」

斬子「……じゃあな」

風香「……ああ」

九十九「…………」

九十九(風香さんと斬子さん……確か姉妹らしいけど……)

九十九(すれ違ったのに、なんか会話がぎこちないな……)

九十九「……あ」


どちらかと目が合います。どちらとかを選択してください。

1.風香
2.斬子

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/24(月) 21:23:37.06 ID:QMJLBnfj0<> 風香 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 23:02:59.88 ID:oEsDlkwBO<> 風香「……あら、九十九君じゃない」

九十九「あ、ご、ごめん……盗み見るつもりは無くて……」

風香「いいさ……別に隠してるわけじゃないし」

風香「……あたし達が双子なのは知ってるかい?」

九十九「う、うん……斬子さんから聞いた……」

風香「そうかい……確かにあたし達は双子だけど、一緒に過ごしてたわけじゃないんだ」

風香「あたし達の両親は幼い頃離婚してねぇ……あたしは母親に、斬子は父親に育てられた」

風香「だから、同じ双子でも色々違うのさ……」

風香「まさか、希望ヶ峰学園で十何年ぶりに再開するとは、思わなかったけどねぇ……」

九十九(そういう事だったのか……)

風香「……ん? それ、なんだい?」

九十九「あ、これは……堀井クンが作ったモノクマの氷像だけど……」

風香「……また縁起の悪い物作ったねぇ」

風香「ソイツをベッドの近くに置いちゃいけないよ。悪い事が起きるからねぇ」

風香「……そうさね、シャワールームにでも置いておきなさい」

九十九「あ、う、うん……」

九十九(【超高校級の風水師】に言われると、ちょっと怖くなるな……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 23:28:09.25 ID:oEsDlkwBO<> 【嵐山風香の好感度が上がりました!】


【交流イベント3】

九十九(早くこの像を置いてこないとな……)

九十九(そう思い、部屋に戻ろうとすると……)

闇市「おや、九十九さん……ちょうど良かった……」

九十九「闇市クン……ボクに何か用?」

闇市「ええ、少しお話がしたくて……」

闇市「……おや、それは?」

九十九「……これ? モノクマの氷像だけど……」

闇市「……呪われそうですね」

九十九「……やっぱりそう思う?」

九十九「……部屋に置きたいから、部屋で話してもいい?」

闇市「ええ、九十九さんがよろしいのであれば……」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/24(月) 23:28:59.97 ID:oEsDlkwBO<> 【九十九の個室】

九十九「ふう……」

九十九(氷像はシャワールームに置いたけど……少し溶けかけてて不気味だったな……)

九十九「それで……話って?」

闇市「……九十九さんは、自らの腹話術師という仕事について、どう思っていますか?」

九十九「……えっ?」

闇市「すいません、いきなり不躾で……しかし、聞いてみたいのです」

闇市「私は普段、怪談師として働いているわけですが……同じくエンターテイナーとして働く九十九さんに、仕事の心構えを聞いてみたいのですよ」

九十九「……腹話術師としての仕事、か……」


コンマ二桁判定です。高ければ高いほど、九十九クンは腹話術師として働くのが好きです。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/24(月) 23:29:26.32 ID:T6i3IeGDO<> はい <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 00:06:14.29 ID:S4OWjRtFO<> 九十九「……正直、そんなに考えた事無いかな」

闇市「……ほう?」

九十九「昔……ある人に、腹話術をやったら褒められたんだ」

九十九「それからずっと続けてて……気がついたら超高校級って呼ばれてて……」

九十九「ついでだから、仕事としてやってるって感じかな……」

闇市「……なるほど」

九十九「ごめん、あんまり真面目じゃなくて……」

闇市「いえ……安心しました」

九十九「安心?」

闇市「私も似たようなものなのです。好きでしているというよりは、気がついたらなってたというか……」

闇市「それなのに、超高校級を名乗っていいものかと悩んでいたのですが……」

闇市「私のような人は、他にもいたのですね……嬉しいです」

闇市「やはり、九十九さんに相談して良かった……」

九十九「……お役に立てたのなら、何よりだよ」

九十九(闇市クン……何だか嬉しそうだ……それなら良かった……)

【闇市祥吾の好感度がかなり上がりました!】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 00:07:58.02 ID:S4OWjRtFO<> 九十九「さて、これからどうしようかな……」

九十九(闇市クンが帰った後、シャワーを浴びたボクは、手持ち無沙汰になってしまった)

九十九(……ちなみに、シャワーの時にモノクマの氷像は完全に溶けた)

九十九(……暇だ)

ピンポーン

九十九「ん……?」

九十九(誰か来たみたいだ……)


>>139-140から、先程のイベントで交流した鈴村・堀井・風香・斬子・闇市以外のキャラクターを1人選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 00:08:16.67 ID:LOCDHDk70<> 幸村 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 00:11:48.76 ID:S4OWjRtFO<> 幸村選択で本日はここまでです。ありがとうございました。今のところ、まだ平穏な感じですね。また明日、お願いします。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 00:18:20.57 ID:Ghc7V8V1O<> 乙です
今後来るかもしれない質問だから先にしたいんですけれど、あってもなくてもいいんですけれどここはゾロ目ボーナスとかありますか?
あと00が出た場合はシンプルに0ですかそれともよくある100になりますか?
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 00:19:37.42 ID:LOCDHDk70<> 乙乙 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 16:23:54.34 ID:S4OWjRtFO<> >>166
ゾロ目ボーナスはありません。そんなにコンマ判定しないと思うし。また、00は100扱いです。なので、一番下が01ですね。

あと、昨日のイベントで何人かのキャラの話し方が違いました。変だな〜と思ったら、脳内で変換してください。それと、今回はモノモノマシーンはありません。

それでは始めます! <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 16:30:57.03 ID:S4OWjRtFO<> 九十九(扉を開けると……)

九十九「……幸村さん?」

幸村「ごめんね、突然。今、大丈夫?」

九十九「うん……大丈夫だけど……」

九十九「……何か用?」

幸村「うん。ちょっと、お願いがあってさ……」

幸村「……今日一日過ごしてみて思ったんだけど、この場所、すごく暇でしょ?」

幸村「視聴覚室は何も見れないし、購買部にはロクな物無いし、体育館には槍刺さってるし……」

九十九「確かに……」

九十九(娯楽らしい娯楽は無いよね……)

幸村「だから、ちょっとした催しとか開けないかなーって」

九十九「……それで、ボクに声を掛けたのか」

幸村「うん……もちろん、ダメだったら全然断っていいんだけど……」

九十九「いや……構わないよ。腹話術のショーをやればいいんだよね?」

幸村「ほ……本当に!? ありがとう!」

九十九(断る理由も無いしな……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 16:34:56.30 ID:S4OWjRtFO<> 九十九「……それって、いつやるの?」

幸村「そうだね……今、色んな人達に話をしてるから、準備期間として一日……明後日でも大丈夫かな?」

九十九「うん……一日あるなら大丈夫かな。ちょっとしたものにはなるけど」

幸村「充分だよ。本当にありがとう!」

九十九(閉塞感のある共同生活……それを少しでも緩和させようと、幸村さんは頑張ってるのかもな)

九十九「……あ、じゃあさ、ボクからもお願いがあるんだけど……」

九十九「裁縫セット、貸してくれないかな?」

〜〜〜〜〜

九十九「…………」チクチク……

九十九「……よし、できた」

九十九(幸村さんから借りた裁縫セットで、ボクは小さめの人形を作った。手が入れられるようになってる腹話術用の人形だ)

九十九(ちょっと荒いけど……まぁ、取り敢えずだし、いいかな)


キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました』

モノクマ『ただいまより“夜時間”になります』

モノクマ『間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま〜す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』


九十九(……もうそんな時間か)

九十九(今日はシャワーも浴びたし、人形もできたし……もう寝るかな)

九十九(……コロシアイが起きる気配は無さそうだな。当たり前だけど……)

九十九(このまま……何も起こらなければいいけどな……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 16:36:51.87 ID:S4OWjRtFO<> 【???】

モノクマ「うぷぷ……やってるやってる。やってるねぇ!」

モノクマ「仲良しごっこってヤツを……やっていやがるねぇ!」

モノクマ「……もう少ししたら、動いてやろうかな?」

モノクマ「つまんねー仲良しこよしなんかより……」

モノクマ「絶望のコロシアイ学園生活の方が断然面白いもんね!」


【2日目】

キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『オマエラ、おはようございます! 朝です、7時になりました! 起床時間ですよ〜!』

モノクマ『さぁて、今日も張り切っていきましょう〜!』

九十九「……朝か」

九十九「……食堂に向かおう」


>>139-140から、キャラクターを2〜3人選択してください。下3まで募集し、そのキャラクターと交流するイベントを複数起こします。

↓1〜3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 16:38:45.30 ID:PQZ5lTyy0<> 凪 真白 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 16:39:05.50 ID:feuxQsrDO<> 今のイベントでは幸村の好感度上がってない?
それなら 幸村 黒野 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 16:39:10.88 ID:GotQv7xFO<> 全温度、安藤、万城 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 16:40:13.25 ID:LOCDHDk70<> 鉄 蒼井 麻草 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 16:54:58.75 ID:GotQv7xFO<> 意外とかぶらないように選択されてるおかげであと平良と時雨さんで第1の事件前に全員と交流できるんだ(斬子は交流してたのか微妙だけど) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 17:03:03.39 ID:feuxQsrDO<> 書きこむ直前に更新していなかったのと名前と名字だったから、>>172と完全に被っていることに今気付いた
>>175が繰り上げで採用かな <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 18:08:49.43 ID:S4OWjRtFO<> >>173
好感度自体は上がってませんね。もちろん、下がってるって事もありませんが。基本的に、好感度は交流イベントで上がります。

>>172と>>173が同じ安価だったので、>>175も採用しました。


【交流イベント1】

【食堂】

全温度「ダメだよマシロちゃん! 早まらないで!」

万城「何も死に急ぐ事は無いぞ黒野……!」

黒野「やめて! やめてよ! 好きにさせて!」

九十九「……えっ!?」

九十九(食堂に向かうと、何か言い争う声が聞こえた)

九十九(これは穏やかじゃないな……!)

九十九「ど、どうしたの……!?」

九十九(そこで見たのは……)



全温度「そんなにかけたら舌が壊れちゃうよ!」

万城「そうだよ! 美味しく食べてくれよ!」

黒野「いいじゃん! 好きに食べさせてよぉ!」

九十九(……タバスコ片手に暴れる黒野さんと、それを抑える全温度さんと万城クンだった) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 18:10:04.15 ID:S4OWjRtFO<> 九十九「……何してるの?」

万城「ああ、九十九……いいところに……」

万城「お前も言ってくれよ! タバスコは掛けすぎたらダメだって!」

全温度「マシロちゃん、朝ご飯に信じられないくらいタバスコを掛けて食べるんだよ!?」

九十九「……何だ、そんな事か」

九十九(心配して損したよ……)

黒野「何言ってるのさ、ご飯はね、辛くしなきゃ意味ないんだよ?」

万城「そんなわけないだろ」

全温度「掛けちゃダメとは言わないけど、それは掛けすぎ!」

九十九(平和だな……コロシアイの“コ”の字も無いよ……)

黒野「えー……そうかなぁ……」

黒野「それに、これくらいだったら大丈夫だよ? まだ全然辛くないよ」

黒野「九十九君、ちょっと食べてみて」

九十九「……え、ボク?」

全温度「や、やめた方がいいよ! 絶対!」

万城「ああ……! 流石の俺も、それはヤバイと思うぜ……!」

九十九(黒野さんが差し出してきたのは……卵かけご飯らしかった)

九十九(真っ赤で、黄色の“き”の字も無いけど)

九十九「……うーん……」パク

全温度「あっ!!」


コンマ二桁判定です。高いほど、九十九クンは辛みに強い。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 18:28:35.28 ID:GotQv7xFO<> あ <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 18:38:32.14 ID:S4OWjRtFO<> 九十九「ぐっ……!?」

九十九(か……辛い! 辛すぎる!)

九十九(舌に剣山を刺されてるみたいだ……!)

全温度「ほ、ほら! やっぱり辛いんじゃん!」

万城「九十九! ほら、このお湯を飲むんだ! 少しはマシになる!」

九十九「ア……アリガト……」

全温度「声がか細くなってる!」ガーン!!

黒野「あはははっ! 面白いよ、九十九君!」

全温度「もう! マシロちゃんのせいなんだからね!」

九十九(……もう、金輪際辛い物を食べるのは止めよう……)


【全温度千亜、万城太介、黒野真白の好感度が上がりました!】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 18:45:17.26 ID:S4OWjRtFO<> 【交流イベント2】

九十九(……全温度さんと万城クンの介抱のおかげで回復したボクは、幸村さんから借りた裁縫セットを返そうと、幸村さんの部屋に向かった)

九十九(すると、途中で……)

幸村「ダメかな……?」

鉄「うむむ……」

九十九(……幸村さんと鉄クンを見つけた)

幸村「あ、九十九クン!」

九十九「幸村さん……借りた裁縫セットを返しに来たんだけど……」

九十九「……どうしたの?」

幸村「鉄クンにね、九十九クンみたいに出し物をお願いしてたんだ」

幸村「【超高校級の忍者】の才能なら、皆を楽しませる事だってできると思って」

幸村「でも……」

九十九「……断られたのか」

鉄「い、いやいや九十九殿! まだ断ってはいないで御座るよ!?」

鉄「……断り方を考えている段階で御座る!」

九十九「断るつもりじゃないか……」

幸村「やっぱり、迷惑だったかな……」

鉄「いやいやいや! 幸村殿の考えはとても良いで御座る!」

鉄「確かにこの息が詰まりそうな生活、何かしらの楽しみがあるのは、精神衛生上良い事には違いないので御座る」

鉄「ただ……怖いので御座る」

九十九「……怖い?」

鉄「うむ……怖くて怖くて仕方が無いので御座る……!」

鉄「……ミスるのが!」

九十九「……え?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 18:46:41.52 ID:S4OWjRtFO<> 鉄「拙者が出し物をするとなれば、手裏剣や鉤爪を使ったり……壁登りや息止めをしたりなどで御座ろう?」

鉄「要は、何か忍者っぽい事をすれば良いわけで御座る」

幸村「うんうん、鉄クンの得意分野じゃない。何が怖いの?」

鉄「そ、そりゃ怖いで御座ろう! クラスメイトの前で出し物をするので御座るよ!? 失敗したら、恥ずかしいなんてもんじゃないで御座る!」

鉄「拙者、忍者活動の一環で、子供達に忍術を教えたりするで御座るが……」

鉄「その時もめちゃくちゃ怖いので御座るよ! 毎日腹痛で御座る!」

鉄「人前で興行をする九十九殿なら分かるで御座ろう!?」

九十九「うーん……緊張はあんまりしないかな。普段通りにやればいいし」

鉄「天才! 天才の発言で御座る!」

幸村「いいじゃん、やろうよ鉄クン!」

鉄「何だかさっきよりグイグイ来るで御座るな、幸村殿!」

幸村「それくらいの心配なら、別にガンガン言ってもいいかなって」

鉄「なかなか言うで御座るな!」

九十九(……ここは、鉄クンに何か言った方がいいかな)


鉄クンに何か言います。下から一つ選択してください。

1.「大丈夫だよ。鉄クンならできるよ」と励ます。
2.「別にやらなくてもいいんじゃない?」と助言する。
3.「じゃあ一緒に何かやる?」と提案する。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 18:47:56.23 ID:c0jFBXSZO<> 3 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 19:32:48.61 ID:S4OWjRtFO<> 九十九「……じゃあ、一緒にやる?」

鉄「……何ですと?」

九十九「一人でやると緊張するんだったら……ボクとやれば緊張しないんじゃない?」

九十九「鉄クンが何かするのをボクが盛り上げればいいし……ミスしたらフォローもできるしさ」

鉄「ぐぬぬ……あまりにも有り難いで御座るな……!」

幸村「何で悔しそうなの……?」

鉄「……大変有り難い申し出で御座るが、少しばかり考えさせてほしいで御座る」

鉄「今日には答えを出すで御座るから……」

幸村「うん! 前向きな返事をくれただけで、嬉しいよ!」

九十九「ボクも、まぁ、今日上に言ってくれれば何とかなるかな」

鉄「つ、九十九殿、本当に玄人で御座るなぁ……!」


【鉄疾風、幸村凪の好感度が上がりました!】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 19:34:03.74 ID:S4OWjRtFO<> 【交流イベント3】

【体育館】

九十九(気晴らしに体育館に来たボクは……)

麻草「…………」

蒼井「…………」

安藤「…………」

九十九(麻草さんと、それを近くで睨む蒼井クンと、更に遠くで睨む安藤クンを見つけた)

九十九「……何これ」

麻草「おっ、少年、いいところに来たね」

麻草「実はね、さっきからこんな状況なんだが、誰も何も話してくれなくて困ってるんだ」

麻草「九十九くん、どちらかに話しかけて聞いてみてくれないかい?」

九十九「……まぁ、いいけど……」

九十九(そんな通訳みたいな……)


どちらに話しかける? 下から一つ選択してください。

1.蒼井
2.安藤

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 19:35:28.63 ID:feuxQsrDO<> 1 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 21:11:58.08 ID:S4OWjRtFO<> 九十九(……蒼井クンに話しかけてみよう)

九十九「……蒼井クン、何してるの?」

蒼井「…………」

蒼井「……安藤に頼まれた」

九十九「……何を?」

蒼井「……ゴルフバッグ」

九十九「え? ああ……麻草さんの持ってるやつ?」

麻草「これがどうかしたのかい?」

蒼井「……ここで振り回すのは危ない、と言いたいらしい」

九十九「……だそうです」

麻草「それくらい自分で言いなよ……」

蒼井「……俺も、そう思ったんだが……しつこくてな」

九十九(安藤クン……本当に会話できないんだな……)


【蒼井仁、麻草零、安藤竜の好感度が上がりました!】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 21:22:45.23 ID:S4OWjRtFO<> 【九十九の個室】

九十九(そろそろ夕食の時間か……)

九十九「今日は食べに行ってもいいかな……」



『ぴんぽんぱんぽーん!』


九十九「……え?」


モノクマ『……我慢できない! オレ、もう、我慢できねぇよ!』

モノクマ『ってなワケで、オマエラ、急いで体育館に集合集合!』

モノクマ『来ないと、おしおきしちゃうからな!』


九十九「…………」

九十九(モノクマからの……呼び出し?)

九十九(一体、何なんだ……?)



モノクマからの動機の提示が行われます。動機の内容を安価で募集。

卒業したくなるような映像、誰にも知られたくない秘密、涎が出るような報酬……コロシアイ学園生活がより良くなる動機なら、何でも構いません。原作のものでもオッケー。

↓1〜3まで募集。その中から1つ、場合によって複数採用します。なお、動機提示後に、少しだけ交流イベントがある予定です。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 21:27:20.92 ID:tTNDNoHuO<> 卒業と同時に無償で才能を使った職業に就けて、メディアとかに取り上げらて世間から地位と名誉を得られる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 21:31:14.06 ID:8zghcDiOO<> タイムリミットでこの世で1番大事なもの破壊 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 21:31:44.66 ID:UGs0FPwsO<> お金 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 21:32:00.87 ID:LOCDHDk70<> 自分以外の誰かの秘密が書かれた手紙入りの封筒が全員に渡される
中身の確認・破棄・交換は自由 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/25(火) 21:41:54.09 ID:S4OWjRtFO<> 動機を頂いたところで本日はここまでです。ありがとうございました。どの動機を選んだかは、明日モノクマに発表してもらおうと思います。

第一のコロシアイまでもうちょいです。その際は、よろしくお願いします。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 21:48:57.32 ID:feuxQsrDO<> 乙です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/25(火) 23:40:24.46 ID:LOCDHDk70<> 乙 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 15:58:44.55 ID:4ALhnZmdO<> それでは始めます。やるぜ!


【体育館】

九十九(モノクマのアナウンスを受け、ボク達は体育館に集まった)

九十九(……あの槍、まだあるのか……)

九十九(……あの槍で殺されかけた全温度さん、大丈夫かな……)

全温度「うーっ……忌々しい槍め!」

九十九(……元気そうだね)

鉄「い、一体何なので御座るか……?」

万城「早く夕食作らなきゃいけないのに……」

モノクマ「集まったみたいだね! 偉いぞオマエラ!」

モノクマ「当たり前の事が当たり前にできる……それが一番難しいからね!」

麻草「ふむ、モノクマに褒められても一切嬉しくないな」

闇市「まったくです……」

モノクマ「ちょ、ちょっと! 何て事言うのさ!」

モノクマ「別にまだボクは褒めてないんですけど!?」

斬子「ハァ? てめー言ってる事めちゃくちゃじゃねーか」

モノクマ「だってオマエラ、一番できて当たり前の事、できてないじゃん」

モノクマ「コロシアイだよ、コロシアイ!」

モノクマ「コロシアイ学園生活の肝、コロシアイ学園生活で一番大切な絶望要素が無いじゃんか!」

安藤「……やるわけないだろう」

幸村「そうだよ……! 私達は、コロシアイなんてしない!」

モノクマ「そうなんだよねぇ……オマエラ、この後に及んで偽善者ぶるんだもんなぁ……」

モノクマ「だーれもコロシアイしようとしないの? おかしくない? 誰かはするでしょ?」

堀井「しないんだよ……!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 16:12:46.16 ID:4ALhnZmdO<> モノクマ「それでさ……やっぱり、提示しなきゃダメなのかなーって」

モノクマ「【動機】をさ!」

九十九「動機……?」

モノクマ「じゃあ……オマエラ、今、電子生徒手帳に新しい項目追加したから見てくれる?」

鈴村「……これって、結構ハイテクなんだねぇ〜……」

時雨「項目……この【動機】ってやつ?」

モノクマ「そうそう! ちゃんと見てよ! 見ないと、月に代わっておしおきすっぞ!」

黒野「うーん、フランクに殺そうとしてくるね!」

九十九(これを……押せばいいのかな?)ピッ



[【形見の人形】]



九十九「……!?」

九十九(な……何で……! 何でモノクマがこの人形の事を知ってるんだ……!?)

黒野「へ? 何これ」

時雨「これって……これが動機……?」

麻草「……どういう事だい? モノクマ」



モノクマ「いや、コロシアイ起きなかったら、それ壊そうかなって」



九十九「…………」

九十九「……は!?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 16:22:20.33 ID:4ALhnZmdO<> 堀井「こ……壊す!? 壊すって!?」

鈴村「そ……そんな……! 何でそんな事するの〜……!?」

モノクマ「嫌ならコロシアイをすればいいよ。それだけで、壊す事はしないからさ!」

安藤「ふざけるな……! これは、脅迫じゃないか……!」

モノクマ「失敬な! ボクは、オマエラにコロシアイに対して本気になってほしいだけなんだぞ!」

モノクマ「……では、ちゃんと動機について説明しましょう」

モノクマ「24時間以内にコロシアイが行われてなかった場合、オマエラの【この世で一番大切なもの】を破壊します」

モノクマ「それが嫌なら、コロシアイをしてください」

モノクマ「オマエラ、分かったかな〜?」

平良「な……何でだよ……」

平良「何でこんな事するんだよぉっ!?」

モノクマ「……目的って事? そうだなぁ……」

モノクマ「……『絶望』……かな」

モノクマ「うぷぷぷぷ……それじゃあ、ボクは帰るね。レッツ、コロシアイ!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 16:35:10.64 ID:4ALhnZmdO<> 九十九(……言いたいだけ言って、モノクマはいなくなった)

九十九(だけど……そんなモノクマに構っている暇は、ボク達には無かった)

九十九(コロシアイが起きなければ、大切なものが破壊される……)

九十九(そんな事を言われて……冷静でいられるわけないんだ……)

九十九(……だって、おそらくモノクマには、それができるから。できてしまうから……)

九十九(……このままだと、壊されてしまう)

九十九(大切な人形が……! ボクと、“あの人”を繋ぐ唯一の人形が……!!)

九十九(そのためには……コロシアイを……!? いや、でも……!!)

九十九(ボクはっ……!!)


このままだと、九十九クンはコロシアイを決意してしまうかもしれません。それを防ぐため、そのために下から一人選択してください。

1.全温度千亜
2.幸村凪
3.闇市祥吾

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/26(水) 16:35:24.76 ID:ltevep5EO<> 3 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 17:17:17.43 ID:4ALhnZmdO<> 闇市「……九十九さん」

九十九「……!」

九十九「闇市、クン……」

闇市「大丈夫ですか? 九十九さん」

九十九「…………何とか、ね……」

闇市「嘘ですね」

九十九「えっ……」

闇市「あなたはコロシアイを決意しそうになった……そうでしょう?」

九十九「……っ!?」

九十九「そ、それは……」

九十九「ど、どうして……!?」

闇市「実は私……霊能者なんです」

九十九「……は?」

闇市「あなたの守護霊が赤く染まっています……まるで血塗られたように……」

闇市「だから、あなたがコロシアイを決意させたと分かったのですよ……」

九十九「そ……そうなの……?」

闇市「…………」



闇市「……ふふふ……ふふふふふふ……!」

闇市「冗談ですよ、冗談」

九十九「なっ……!」

闇市「ふふふ……まさか、九十九さんが引っかかるなんてね……」

九十九「ぐっ……!」

九十九「……闇市クンも、この状況で冗談を言う人だとは思わなかったよ」

闇市「お、言いますねぇ……」

闇市「……少しは落ち着きましたか?」

九十九「……うん。ありがとう……」

闇市「いえ……」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 17:27:32.20 ID:4ALhnZmdO<> 闇市「……ちなみに、私の動機は【喉】でした」

九十九「の、喉……!?」

闇市「おそらく……コロシアイが起きなければ、私の喉は潰されてしまうのでしょう」

闇市「……本音を言うと、とても恐ろしいです」

闇市「私は、怪談師として聴衆の前で話す事しか知りません……そして、できないでしょう……」

闇市「怪談を話せない闇市祥吾など、生きている価値はありません……」

闇市「モノクマはその辺りを知った上で、動機として提示しているのでしょう……」

九十九「闇市クン……」

九十九(闇市クンも、ボクのように怯えているんだ……大切なものが壊される事を……)

闇市「……でも、私はコロシアイをしません。喉を失う事が怖いですが、それでも、です」

闇市「短い時間ですが……私は、皆さんの事を友人だと思っています」

闇市「その友人を裏切り、怪談師として活動するなど……それこそ、価値の無いものです」

闇市「……九十九さんは、どうですか?」

九十九「……ボクは……」

九十九「……ボクも、そう思うよ」

九十九(そうだ……ボクは一体、何を考えていたんだ……!)

九十九「……正直言って、ボクは闇市クンのように、皆が友人だとは言い切れない」

九十九「ボクは今まで友達なんていなかったし……気にした事も無かったから」

九十九「……でも、だからといって、ボクのために皆が死んでしまってもいいとは……思わないよ」

九十九「……ありがとう、闇市クン。キミのおかげで、ボクは踏みとどまれたよ」

闇市「いえいえ……」

闇市「……友人のために一肌脱ぐのは、当然の事です」

九十九「……そうか……」

九十九「闇市クンは……ボクの友達だったのか……」

闇市「……その発言、何気に傷つきますよ?」

九十九「ご、ごめん……」

闇市「ふふふ……冗談ですよ……」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 17:40:44.00 ID:4ALhnZmdO<> 幸村「……みんなっ!」

九十九(闇市クンとの話が一段落した時……幸村さんの声が、体育館に響き渡った)

幸村「コロシアイなんて……絶対に、ダメだよ」

九十九「幸村さん……」

鉄「も、もちろん、分かってるで御座るよ……」

斬子「コロシアイなんて、するわけねーだろ……」

幸村「……うん。分かってる。私は、みんなを信じてる」

幸村「……それでも、言わせてほしいんだ。コロシアイは、ダメだって」

幸村「……私の動機は、【家族】だった」

平良「家族……」

幸村「多分、コロシアイが起きなければ……家族を殺すって事だと思う」

幸村「……正直、家族って文字を見た時、心は揺らいじゃったよ」

幸村「でも……たとえ家族が人質に取られていても、誰かを殺していいわけがない」

幸村「……みんなも、もう一度、その事を考えてほしい」

九十九(……幸村さん……)

九十九(幸村さんの言葉は……皆の心に響いた……ように思う)

九十九(……少なくとも、闇市に説得されたボクは、そうだ) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 17:53:50.52 ID:4ALhnZmdO<> 安藤「……別の観点から、俺も言わせてもらおう」

安藤「仮に殺人を犯したとしても、そいつは卒業する事はできないだろう。何故なら、俺達全員にバレない事など不可能だからだ」

安藤「……幾度となく殺人事件を扱ってきた俺だから断言する。一生バレない殺人など、絶対に無い」

安藤「……だから、コロシアイなんて、止めるんだ」

九十九(……安藤クンの言葉も、ボクらの中に響く)

九十九(そう……コロシアイをするという事は、自分以外の全員を殺すって事なんだ……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 17:55:04.38 ID:4ALhnZmdO<> 万城「じゃあ、夕食にするか?」

堀井「夕食!? このタイミングで!?」

万城「だって、腹減らないか?」

万城「……色々あると思うけどさ、空腹だと余計考えちゃうだろ。何か食べた方が良いと思うぜ」

鈴村「……そうだね〜。それじゃあ、今日は腕によりをかけちゃおうかな〜!」

黒野「やった! 楽しみ!」

全温度「マシロちゃん! 今日はタバスコ禁止だよ?」

黒野「は…………?」

鉄「す、すごい顔! すごい顔してるで御座る!」

風香「まったく……呑気なヤツらだねぇ……」

風香「……まっ、良い風向きだと思うけどさ」



九十九(……もちろん、皆が安心したわけではないだろう。心の中は、不安でいっぱいに違いない)

九十九(でも……少しは、明るい空気になったかもしれない)

九十九(そうだ……ボク達は、モノクマになんか屈しちゃいけないんだ……!)

九十九(……ボクは、どうしようかな)


>>139-140から、キャラクターを1人選択してください。下3まで募集し、そのキャラクターと交流するイベントを複数起こします。

↓1〜3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/26(水) 17:59:05.73 ID:ltevep5EO<> 時雨 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/26(水) 17:59:31.49 ID:j/t9uzsIO<> 平良 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/26(水) 17:59:56.07 ID:MEQVb5G6O<> 安藤 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/26(水) 18:01:08.55 ID:orhs8WjkO<> 斬子 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 18:55:56.41 ID:4ALhnZmdO<> 【交流イベント1】

闇市「では……私も夕食をいただきますかね……」

闇市「九十九さんはどうしますか?」

九十九「うん、ボクも行こうかな……」

九十九「……ん?」

時雨「うーん……」

時雨「……いやぁ、でもなぁ……そんな事ある? だけど、有り得ない事では……」

時雨「……むー…………」

九十九(……時雨さんの様子がおかしい)

九十九「……ごめん、闇市クン。先に行っててもらえるかな?」

闇市「分かりました。では、食堂ではお会いしましょう」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 19:49:07.99 ID:4ALhnZmdO<> 九十九「……時雨さん、どうしたの?」

時雨「あ、九十九っち」

九十九(……九十九っち? まぁ、そこはいいか……)

九十九「動機の事で悩んでるの……?」

時雨「うん……実はそうなんだ……」

九十九「やっぱり……大切なものを壊されるのは、怖いよね……」



時雨「あ、私は全然」

九十九「全然!?」

時雨「ごめんね、皆すっごい深刻に悩んでるんだけど……私は全然大丈夫なんだよね」

九十九(そ、そんな事あるのか……? でも、嘘を言ってるようには見えない……)

時雨「私が気になってるのは、私の『コレ』を破壊するって言葉の意味なんだけど……」

時雨「……悩んでもラチがあかないや。モノクマ呼んじゃお」

九十九「え」

時雨「おーい、モノクマー!」

モノクマ「はいはーい! お待たせしました! 何用ですかな、お嬢さん!」

九十九(本当に呼んだ……)

時雨「【動機】について何だけど……私の『コレ』ってさ、『コレ』だけ破壊するって事?」

モノクマ「そうそう。時雨さんの場合、それだけを“除去”する感じかな?」

時雨「……そんな事できるの?」

モノクマ「できるに決まってんじゃん! 学園長先生だよ、ボクは!」

時雨「……マジ?」

モノクマ「大マジ」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 19:50:52.48 ID:4ALhnZmdO<> モノクマ「話はそれで終わり? じゃあ早く帰りたいんですけど」

時雨「つ、冷たいね、モノクマ学園長!」

モノクマ「学園長は忙しいんだよ! 撮り溜めしてたドラマを消化したりさ!」

九十九「暇じゃないか……」

モノクマ「うるさいうるさい! ボクは帰るよ!」

九十九(……行っちゃった。いつも思うけど、どこに消えてるんだ……)

時雨「なるほどねぇ……」

時雨「……九十九っち」

九十九「? 何?」

時雨「【動機】の事は……ちょっと長くなるから言わないけどさ、もしモノクマの言う通り、私の【動機】を無くせるんだとしたら……」

時雨「……モノクマは、私達が思ってるより、とんでもない存在なのかもしれないよ」

九十九「…………」

九十九(……モノクマ、か)

九十九(いつかは倒さなきゃいけない存在だけど……どう立ち向かえばいいんだろう……)


【時雨菜乃華の好感度が上がりました!】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 20:12:26.33 ID:4ALhnZmdO<> 【交流イベント2】

九十九(時雨さんと別れたボクは、食堂に向かおうとしていた)

九十九(そこに……)

安藤「九十九君、少しいいか」

九十九「安藤クン……いたの?」

安藤「ああ……体育館の隅にな」

安藤「本当はし……時雨、さんとモノクマの会話も聞きたかったが……彼女、フランクに話しかけてくるからな……」

九十九「……女子が苦手すぎるよ、安藤クン」

安藤「し、仕方ないだろう……! 色々あるんだよ……!」

安藤「……それで、要件だが……ゆ、幸村さんからだ」

安藤「……正確には、彼女の伝言を受けた万城君からだ」

九十九(名前を言うのもダメなの……?)

安藤「……申し訳ないが、今日の催しはキャンセルで、との事だ」

九十九「……仕方ないよね。この状況じゃ……」

安藤「……思うに、モノクマは彼女が色々と動いているのを見て、仕掛けてきたのではないかと思う」

九十九「……ボクらの仲が、少しでも深まらないようにって事?」

安藤「ああ……短い期間とはいえ、知ってる人間はやはり殺しにくくなるからな……」

九十九(……幸村さんの努力を、モノクマは壊しに来たわけか)

安藤「……今はまだ無理なのかもしれないが、いつか必ずモノクマを倒さなくてはならない」

九十九「うん……ボクに何ができるか分からないけど、できる事は協力するよ」

安藤「心強いよ……ありがとう」


【安藤竜の好感度が上がりました!】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 20:20:25.77 ID:4ALhnZmdO<> 【交流イベント3】

九十九(体育館を出たボクは、食堂に向かう)

九十九(すると、入り口のところに……)

九十九「……平良クン」

平良「……!」ビクッ

九十九(平良クンはその体を震わせ、ボクの方に振り向いた)

平良「よ、よぉ……九十九か」

平良「…………」

九十九「……入らないの?」

平良「……無理だよ。あの中で、皆と仲良くできる自信がねぇ」

平良「俺の頭は、【動機】でいっぱいいっぱいなんだ……!」

九十九(平良クン……だいぶ参ってるな。ここは……何か言葉を掛けてあげないと……)

九十九(どう言おうか……)


下から一つ選択してください。

1.感情に訴えかける。
2.コロシアイの達成率の低さを説く。
3.バレたら処刑されるよと語る。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/26(水) 20:27:16.48 ID:ntm60skNO<> こういうビビリの人には1だと逆効果っぽくて2だとわずかな可能性を信じそう
だから3 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 21:09:42.58 ID:4ALhnZmdO<> 九十九「……殺人がバレたら、殺されるんだよ」

平良「……!」

平良「そ、それは……!」

九十九「モノクマの言うおしおきが何なのかは分からないけど……殺されるのは間違いないよ」

九十九「……それでも、コロシアイをするの?」

平良「ぐううう……!」

平良「……分かってるさ。分かってるんだよ……!」

平良「コロシアイなんてしちゃいけねぇなんてよ……!」

平良「……すまねぇ。やっぱり、俺は部屋に戻るよ」

平良「……じゃあな」

九十九「……うん」

九十九「……また、明日ね」

平良「…………!」

平良「……ああ、また明日な」


【平良源の好感度が少しだけ上がりました!】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 21:15:47.21 ID:4ALhnZmdO<>


クロ決定のコンマ判定を行います。コンマ二桁判定の値により、クロを決定します。

今回のクロ候補は【4人】です。

↓1のコンマで決定


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/26(水) 21:19:23.35 ID:ntm60skNO<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/26(水) 21:26:20.64 ID:dQkWwEWT0<> 連取り不可なら一応取る <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/26(水) 21:29:17.14 ID:4ALhnZmdO<> クロが確定したところで本日はここまでです。ありがとうございました。

事件発生まで一気に書くので、更新が何日か空くかもしれません。ちょっとだけお待ちください。 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/05/29(土) 17:14:27.41 ID:O0Q19I+1O<> 火曜日には更新できると思います。多分。よろしくお願いします! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/29(土) 17:42:19.17 ID:g/wjgBXS0<> まだまだゆっくりでいいですけれど、途中経過ともし再開目処がたってれば教えてほしいです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/05/29(土) 17:43:38.39 ID:g/wjgBXS0<> ごめんなさい更新してなくて被ってしまいました
了解です <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/01(火) 20:39:28.22 ID:FmJj3LW9O<> それでは始めます。事件発生までいくつもりです。 <> ◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/01(火) 20:42:49.25 ID:FmJj3LW9O<> 【食堂】

闇市「おや、来ましたね、九十九さん。随分遅かったですね?」

九十九「ごめん……何人かと会ってさ……」

闇市「いえいえ、構いませんよ」

万城「お、九十九も食べるのか? 思ったより皆食べに来てくれて嬉しいよ」

九十九(食堂には……全温度さん、堀井クン、黒野さん、麻草さん……そして闇市クンに、食事係の万城クンと鈴村さんがいた)

堀井「つーか、九十九ちゃん、いつの間に闇市ちゃんと仲良くなったんだ?」

全温度「ハジメ君にも遂に友達ができたんだね!」

万城「……その言い方だと、今まで一人も友達いない事にならないか?」

九十九「……まぁ、間違ってないよ」

黒野「えっ……こんな私でも友達いたのに? ヤバくない?」

麻草「ふむ、まぁ、何にせよ友達というのは良いものだ!」

麻草「初めてだとしたら、特に大事にしてあげるといい、少年」

闇市「ええ、そうしますとも」

九十九(……皆から、生暖かい目で見られてる気がする) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/01(火) 20:52:23.18 ID:FmJj3LW9O<> 鈴村「はい、ご飯ですよ〜」

九十九「あ、ありがとう……」

黒野「よーし、それじゃあ、今日は九十九君の友達記念日だね! 九十九君にはタバスコをプレゼントするよ!」

九十九(そう言うと、黒野さんはタバスコを持ってこちらに来た)

九十九「ちょ、ちょっと……! も、もしかして、それ掛けようとしてる……!?」

全温度「ショウゴ君! マシロちゃんを止めて!」

闇市「……確かに彼女から、怪しげな雰囲気を感じますね……!」

黒野「ええい! 邪魔しないでよ! 辛い物食べた時の九十九君が見たいんだから!」

九十九「祝う気なんか無いじゃないか……!」

九十九「……って、うわっ!?」

黒野「うわーっ!!」


ガシャーン!!!


九十九(……突撃してきた黒野さんを何とかしようとしたら、黒野さんが転んできた)

九十九(突然の事で体が反応せず……ボクと闇市クンを巻き込んで、黒野さんは転んでしまった)

黒野「イタタ……」

黒野「もう! ちゃんと受け止めてよね!」

闇市「……誰のせいだと思ってるんですかね」

九十九「いいからどけてよ……」

麻草「ふむ、元気なのは良い事だね!」

堀井「……元気なの、黒野ちゃんだけっぽくね?」

全温度「よし! 取った!」バッ!!

万城「黒野……お前またタバスコの悲劇を繰り返そうとしてたのかよ……」

鈴村「ご飯は美味しく食べてくださいね〜?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/01(火) 21:03:53.97 ID:FmJj3LW9O<> 【廊下】

幸村「……あ、九十九クン、闇市クン」

九十九(……夕食を食べ終えたボク達は、途中で幸村さんに会った)

闇市「幸村さん、夕食はよろしいのですか? 今ならまだ万城さんか鈴村さんがいると思いますが」

幸村「……うん、二人には悪いけど、今日はいいかな」

幸村「……さっき平良クンと話してたんだけど、彼、すごく参ってて……」

幸村「色々話してみたんだけど、追い返されちゃったんだ……」

九十九「平良クンが……」

闇市「……あまり言い過ぎるのも良くないでしょう。今は、そっとして置いた方がいいかもしれませんね」

幸村「……うん、そうだね。ありがとう、闇市クン」

幸村「そうだ……九十九クンには、多分安藤クンから伝わってると思うけど、闇市クンには言ってなかったよね……」

九十九「……ショーの事?」

幸村「うん。闇市クンにもお願いしてたんだけど、この状況じゃ……」

闇市「……仕方ありませんね。またの機会に、という事で」

幸村「うん……ごめんね」

九十九(闇市クンにも声を掛けてたのか……)

九十九「……そうだ、幸村さん」

幸村「?」

九十九「もう一度……裁縫セットを貸してもらってもいい?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/01(火) 21:17:45.52 ID:FmJj3LW9O<> 【九十九の個室】

闇市「九十九さん……どうして裁縫セットを?」

九十九「……人形を作ろうと思ったんだ」

九十九「……これと同じ物を、ね」

九十九(ボクは、懐から大切な人形を取り出した)

闇市「これはまた……何というか……」

九十九「……ボロボロでしょ?」

闇市「……ええ、正直言って……私なら捨ててしまうでしょう」

九十九「そうだよね……」

九十九「……実は、この人形がボクの【動機】なんだ」

闇市「……!」

闇市「……それほど、大切な人形という事ですか」

九十九「……うん」

九十九「これは……ボクが唯一心を許した人から貰った物なんだ。そして……その人には、もう会えない」

九十九「だから……この人形だけが、ボクと“あの人”を繋いでくれるんだ」

九十九「……でも、だからと言って、コロシアイをするわけにいかない」

闇市「……ええ、そうですね」

九十九「だから、せめて……この人形を自分で再現しようかなと思ってさ」

闇市「なるほど……だから裁縫セットを……」

闇市「男子には工具セットしか配られてませんからね……」

九十九「うん……」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/01(火) 21:24:59.85 ID:FmJj3LW9O<> 九十九「……ところで、闇市クンは何でここに?」

闇市「……いてはいけませんか?」

九十九「い、いや、そういうわけじゃなくて……」

闇市「ふふふ……冗談ですよ」

闇市「……実は、九十九さんに、私の怪談を聞いていただきたいのです」

闇市「……今日が、最後の講演になるかもしれませんからね……」

九十九「闇市クン……」

九十九(そうか……闇市クンは【喉】を……)

九十九「……うん、ボクで良ければ、喜んで」

闇市「ふふふ……良かったです」

闇市「それでは……始めましょうか。九十九さんだけの特別怪談ショーです」

闇市「……言っておきますが、怖いですよ?」

九十九「ははは……お手柔らかに……」


九十九(……そして、闇市クンの怪談ショーが始まった)

九十九(闇市クンの言う通り……闇市クンの話す怪談は本当に怖かった)

九十九(でも、それだけじゃない……どこか惹き込まれてしまう魅力がある。闇市クンの語りから、耳を逸らせないというか……)

九十九(これが……【超高校級の怪談師】の実力なんだ……)


闇市「……と、ここまでにしておきましょうか」

闇市「そろそろ九十九さんも限界のようですし……」

九十九「……そ、そんな事ないよ?」

闇市「ふふふ……いえ、止めておきましょう。もう夜時間になりそうですし……」

九十九「そ、そう?」

九十九(……本当はありがたかった。怪談は苦手ではないけど、流石に怖いや……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/01(火) 21:32:22.58 ID:FmJj3LW9O<> 闇市「…………」

九十九「……? どうしたの?」

闇市「いえ……少し怖くなりましてね……」

闇市「覚悟はしたつもりなのですが……明日には、もう怪談を話す事ができないとなると……」

九十九「……闇市クン、怪談、好きなんだね」

闇市「……私が?」

九十九「うん……前、話してたでしょ?」

〜〜〜〜〜

闇市『私も似たようなものなのです。好きでしているというよりは、気がついたらなってたというか……』

〜〜〜〜〜

九十九「だから、怪談にあまり思い入れが無いのかな……と思ってたんだけど、そんな事ないんだね」

闇市「……そうなのでしょうか?」

闇市「……私は物心ついた時から怪談を話していましたからね……好きとか、そういうのは特に……」

闇市「……いえ、今思えば、好きだったのでしょう」

闇市「仕事になって怪談を話す機会が多すぎて、忘れていましたが……私は、怪談が好きだったのですね……」

闇市「ふふふ……話せなくなる前に、気づけてよかった……」

九十九「闇市クン……」



九十九「……ボクが、代わりに話そうか?」

闇市「……え?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/01(火) 21:35:46.70 ID:FmJj3LW9O<> 九十九「あ、いや、その……」

九十九「……闇市クンの怪談って、全部自分が考えてるんだよね?」

闇市「まぁ……大体そうですね……」

九十九「ボクには……【超高校級の怪談師】の才能は無いけど……」

『……ふふふ……』

闇市「なっ……!?」

『このように……闇市祥吾の声を出す事は、できますからね……』

九十九「……【超高校級の腹話術師】の才能があれば、闇市クンの代わりに話せるかなって……」

闇市「す、すごい……! 私の声そのままではないですか……!」

九十九「だから……闇市が怪談を考えて、ボクが闇市の声で話すのも、良いかなって……」

九十九「ご、ごめん……変な事言って……」

闇市「…………」

闇市「……ふふふ! ふふふふふふ……!」

闇市「いいですねぇ……! そういう未来も、悪くありません……」

闇市「……九十九さんと出会えて良かった。本当にそう思います」

闇市「……九十九さんは、あまり人と深い交友を結ぼうとはしませんが……」

闇市「あなたは、あなたが思っている以上に、良い人です。あなたがもう少し踏み込めば、すぐに友達はできると思いますよ?」

九十九「……そう、なのかな」

闇市「……ええ、あなたの……初めての友人が言うのだから、間違いありません」



【闇市祥吾の好感度が大幅に上がりました!】

【闇市祥吾との関係性が『友人』になりました!】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/01(火) 22:01:26.92 ID:FmJj3LW9O<> 闇市「……では、そろそろ部屋に戻りましょうかね」

九十九「……そう? 別にまだいても……」

闇市「いえ……お暇しますよ」

闇市「……実は私、夜の10時を過ぎると、非常に不機嫌になってしまうんです」

闇市「おそらく夜時間になると、九十九さんに強く当たってしまうのでね……」

闇市「この生活でできた大切な友人を、そんなつまらない事で失いたくありませんので……」

九十九「そ、そう?」

九十九(不機嫌な闇市クン……あまり想像できないけどな……)

九十九「……それじゃあ、せめて、部屋に送るよ」

九十九「多分、何も無いと思うけど……二人の方が安心だし」

闇市「……そうですね。せっかくですし、ご好意に甘えましょうか」


【廊下】

九十九(闇市クンと一緒に部屋から出ると……)

九十九「……あれ? 万城クンに……鈴村さん」

万城「おー、どうしたんだ、二人して」

闇市「少しお話をしてましてね……」

鈴村「仲良しなんだねぇ〜」

九十九「ふ、二人は……食堂から引き上げたの?」

万城「ああ。もう誰も来ないみたいだからな……」

万城「……明日も、ちゃんと朝食会するから、来てくれよ?」

闇市「……ええ、もちろん」

九十九「……うん」

鈴村「じゃあ、また明日ねぇ〜」

九十九(……そうして、二人は部屋に入っていた)

闇市「……それでは、私も部屋に入りますね」

闇市「……では、また明日、九十九さん」

九十九「……うん。また明日」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/01(火) 22:06:58.15 ID:FmJj3LW9O<> 【九十九の個室】

キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました』

モノクマ『ただいまより“夜時間”になります』

モノクマ『間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま〜す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』


九十九(……夜時間か)

九十九(闇市クンは……もう寝たのかな)

九十九「……よし、できた」

九十九(……正直、元の人形に近いのかどうかは分からないけど……ある程度形になったかな)

九十九「…………」

九十九(……本当に、明日この人形は壊されるのだろうか……)

九十九「……いや、考えても仕方ないか」

九十九(ボクはコロシアイはしないって決めたんだ……どれだけ不安でも、もう悩む事は無い)

九十九(……もう、寝てしまおうか……)





九十九「…………」





九十九「……………………」








ピンポーン



九十九「……え?」


<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/01(火) 22:09:17.42 ID:FmJj3LW9O<> 九十九(こんな時間に……インターホン?)

九十九(……いや、夢かな。いつの間にか寝てたみたいだし……)



ピンポーン



九十九「……!」

九十九「……夢じゃ、ない?」

九十九(……誰だろう?)



ピンポーン

ピンポーン

ピンポーン

ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン



九十九(……こ、怖い! 闇市クンの怪談を聞いたから、余計に怖いな……!)

九十九(だ……誰なんだ……?)

ガチャ

バンッ!!

九十九「うわっ!?」

九十九(鍵を開けた瞬間、部屋のドアが開いた)

九十九(そこに立っていたのは……)





九十九「……全温度さん?」
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/01(火) 22:12:26.62 ID:FmJj3LW9O<> 全温度「は、ハジメ君……!」

九十九「……ど、どうしたの?」

九十九(いつもと……何か表情が違うような……)





全温度「ショウゴ君……」

九十九「……え?」

全温度「ショウゴ君が……!!」








『ぴんぽんぱんぽーん!』

モノクマ『死体が発見されました!』

モノクマ『一定の自由時間の後、“学級裁判”を開きまーす!』





九十九「…………」

九十九「……は!?」


<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/01(火) 22:14:32.32 ID:FmJj3LW9O<> 九十九(シタイ……死体、か!?)

九十九「まさか……!!」

九十九(ボクは、全温度さんを押しのけて闇市クンの部屋に向かう)

九十九(まさか……そんなの、何かの間違いだ……!!)



【闇市の個室】

九十九(……闇市クンの部屋の前には、既に何人かいた)

九十九(……誰も、闇市クンの部屋には入ろうとしていない)

九十九(……闇市クンの部屋の扉が、開いているにもかかわらず……)

万城「つ、九十九……」

九十九「……っ! どいてくれ……!!」

九十九(皆を押しのけて、ボクは闇市クンの部屋に入る)

九十九(…………そこに、いたのは…………)





【生気の無い顔で、ベッドに倒れ伏す……】





【闇市祥吾クンの姿だった…………】


<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/01(火) 22:15:27.33 ID:FmJj3LW9O<> というわけで、第一の犠牲者は【超高校級の怪談師】闇市祥吾クンでした。

次回は捜査編です。捜査編は安価無しでいこうと思ってます。明日か明後日にやります。コトダマを整理するので、明後日かも。

本日はここまでです。ありがとうございました! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/01(火) 22:25:39.20 ID:p8Hy99eLO<> 乙
闇市くん残念だ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/01(火) 22:31:13.16 ID:ZxvCqaqv0<> 乙 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 14:25:48.43 ID:im/ptI+PO<> それでは始めます。捜査編です。 <> ◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 14:27:06.21 ID:im/ptI+PO<> 九十九「闇市……クン……」

九十九(さっきまで……朗らかに笑っていた、闇市クンが……)

九十九(自身の才能を殺してしまうような動機を突きつけられてなお、コロシアイをしないと決意していた、闇市クンが……)

九十九(殺されたって……いうのか……)

九十九「そんな……」フラッ……



安藤「動くなッ!!」

九十九「……安藤クン」

安藤「……気持ちは分かるよ」

安藤「だが、部屋には入るな。現場はできるだけ保全しなければならない」

安藤「……闇市君を殺した犯人を見つけたいならば、な」

九十九「犯人……」

全温度「そ、そんな……」

全温度「私達の中に、ショウゴ君を殺した人がいるって言うの……?」



モノクマ「そのとおおおおおおり!」

九十九「モノクマ……!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 14:28:47.33 ID:im/ptI+PO<> モノクマ「うぷぷぷぷぷ! 起きました……遂に起きましたねえ、コロシアイが!」

モノクマ「長かったよ……実に長かった。何だか一週間以上待った気がするよ……」

堀井「……うおっ!? お、おい、闇市ちゃん……!?」

麻草「……これは……死んでいる、のか……!?」

モノクマ「……全員揃ったかな? それじゃあ、これからの事を説明するね!」

モノクマ「オマエラには、これから捜査を行なってもらいます!」

九十九「そ……捜査?」

モノクマ「そうさ! ……あ、これはシャレじゃないよ?」

モノクマ「オマエラには今から学級裁判を開いて、闇市クンを殺したクロを見つけてもらうわけなんだけど……」

モノクマ「そのためには、色々と証拠や証言を集めなきゃいけないよね?」

安藤「……そのための、“一定時間”か」

鉄「な、何で御座るかそれ?」

安藤「……校則に書いてあっただろう?」

万城「……ああ、校則の7番目のやつか」


〜〜〜〜〜

7.生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。

〜〜〜〜〜


モノクマ「そうなのです! オマエラが万全の状態で学級裁判に望めるよう、ボクは時間を設けているのです!」

モノクマ「いやぁ、ボクってやさすぅいなぁ!」

風香「……どこが優しいんだか」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 14:32:45.42 ID:im/ptI+PO<> 幸村「……本当に闇市クンは殺されたの?」

幸村「モノクマ、キミが殺したんじゃ……!」

モノクマ「……キミは実に馬鹿だなぁ。そんなツマラナイ事するわけないじゃないか」

モノクマ「コロシアイの証拠は……ほら、このモノクマ・アイにバッチリ! 録画もされているよ!」

斬子「ああ!? だったら、止めたらいいじゃねーかよ!」

斬子「闇市が殺されるのを黙って見てたのかよ……!?」

モノクマ「? そうだけど?」

モノクマ「ボクは学園長だからね。生徒達の自主性に任せてるんだ」

九十九「くっ……!!」

九十九(まるで話にならない……コイツは、本当にコロシアイを楽しんでいるのか……!!)

モノクマ「それじゃあ、捜査を始めちゃって! 一定時間経ったら、アナウンスするからさ!」

安藤「ま、待て! 俺はともかく、他の皆は殺人事件の捜査などした事ない者ばかりだ!」

安藤「いきなり捜査と言われても……!」

モノクマ「そんなの知らないよ! 別に捜査しなくてもいいしさ」

モノクマ「……クロ以外の全員が、おしおきされるだけだし」

九十九(……おしおき……つまり、処刑……)

九十九(学級裁判でクロを見つけなければ……ボクらは死ぬ……)

モノクマ「……まっ、でも、流石に検死はできないだろうからね。電子生徒手帳に検死結果を送っておいたよ」

モノクマ「ボクからの親切はここまで! 後は、オマエラで頑張ってね!」

九十九(……そうして、モノクマはいなくなった) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 14:34:57.06 ID:im/ptI+PO<> 万城「……本当に、闇市は殺されたのか?」

安藤「……ああ。残念ながら、間違いないだろうな」

鉄「つ、つまり……殺人鬼がこの中に……!」

蒼井「…………」カツカツ……

万城「お、おい、蒼井! どこに行くんだよ!」

蒼井「……捜査だ」

蒼井「……あのクマの言う通りなら、時間は有限なんだろう。ここで固まっていても仕方ない」

安藤「……その通りだ」

安藤「俺達は……闇市君を殺したクロを、見つけなくちゃならない」

風香「……じゃあ、まずは現場に見張り立てないとねぇ」

鈴村「見張り〜……?」

風香「犯行現場ってのは、一番証拠が残るところだろう? そこを犯人に荒らされたらたまったもんじゃない」

黒野「確かに……私がクロだったら、真っ先に現場荒らすもんね!」

平良「……じゃ、俺が見張りをする」

平良「……今の俺は、多分、マトモに捜査はできねぇからな……」

幸村「平良クン……」

平良「……だから、代わりに見張りになって役に立つよ」

麻草「ふむ、それじゃあ、見張りはもう一人必要だね」

麻草「あまり考えたくはないが……平良くんが犯人ではない、と断定はできないからね」

平良「……ああ、しょうがねぇな」

堀井「……んじゃ、オレやるよ。考えるのは苦手だからな」

時雨「平良っちと堀井っちの筋肉コンビなら、誰も現場荒らせないね!」

九十九「……それで、ボク達は何をすればいいのかな、安藤クン」

安藤「……好きに捜査をした方が良いだろう」

安藤「何が証拠になるか分からない……何か怪しい物や人、出来事があれば、証拠として持つか、記憶しておくんだ」

安藤「それが……学級裁判を乗り切る唯一の方法だろう」

九十九「……分かった」

九十九(……闇市クンを殺したクロは、必ず見つける……!) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 14:38:45.00 ID:im/ptI+PO<> 【捜査を開始します】

九十九(取り敢えず……闇市クンの部屋を調べた方がいいよね……)

黒野「はぁ〜……」

九十九「……どうしたの?」

黒野「あ、九十九君……」

黒野「いや……なんか眠れなくてさ、廊下をウロウロしてたんだけど……」

黒野「闇市君の部屋が開いてるから……気になるじゃない? それで覗いたら……」

黒野「闇市君死んでるし……急に変なアナウンス鳴ってビックリしたし……」

黒野「なんか疲れちゃったんだよ……」

九十九「……開いていた?」

黒野「うん、開きっぱなしだったよ。流石に不用心だよね〜」

九十九(……いや、闇市クンは、確かに部屋を閉めていた。鍵も閉めていたはずだけど……)

九十九「……あれ?」

九十九「……その包帯、どうしたの?」

黒野「あ、この手?」

黒野「さっき食堂で転んだじゃない? あれで手を擦りむいたみたいでさぁ……」

黒野「絆創膏とか無いから、取り敢えず包帯でぐるぐる巻いてみたんだ」

九十九(……両手どちらも完全に見えなくなってるな)

黒野「……じゃあ、私も捜査しに行こうかね」

黒野「お互い頑張ろうね! 九十九君!」タッタッタッ……

九十九(……相変わらず変な人だ)

九十九(……捜査を始めよう) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 14:39:38.88 ID:im/ptI+PO<> 九十九(あ、その前に……モノクマから渡された検死結果を見た方が良いか……)

九十九(……この『モノクマファイル1』ってところか?)

九十九(『被害者は闇市祥吾。死亡推定時刻は午後11時頃。死体発見現場は闇市の個室。頭を鈍器で殴られた事により死亡。即死だと思われる』……)

九十九(……これをもとに……推理しろって事か……)


・コトダマ【モノクマファイル1>を手帳に記録しました。

[被害者は闇市祥吾。死亡推定時刻は午後11時頃。死体発見現場は闇市の個室。頭を鈍器で殴られた事により死亡。即死だと思われる。] <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 14:45:19.98 ID:im/ptI+PO<> 安藤「…………」

九十九「……安藤クン、何やってるの?」

安藤「……闇市君の死体の確認だ」

安藤「モノクマファイルが間違っているかもしれないからな……ある程度は見ておかないと……」

平良「うっ……流石は弁護士だな……」

安藤「……ふむ……」

安藤「……モノクマファイルに、間違いは無さそうだ。確かに頭部を殴られている……」

安藤「付着物は無し、か……。何か付いていれば証拠になったんだが……」

九十九(なるほど……)


・コトダマ【闇市の頭部>を手帳に記録しました。

[闇市が撲殺されたのは間違いない。殴られた箇所に、付着物は無い。]


安藤「……妙だな」

九十九「? どうしたの?」

安藤「闇市君は鈍器で襲われた……だったら、絶対に抵抗するはずなんだが……」

安藤「……抵抗の跡が一切無い」

九十九「……え!?」

九十九(殺されそうになったのに、抵抗しない……? そんな事あるのか……?)


・コトダマ【安藤の見解>を手帳に記録しました。

[闇市はクロに襲われた時、一切の抵抗をしなかったと考えられる。] <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 14:52:25.72 ID:im/ptI+PO<> 九十九「……あれ?」

九十九(何だこれ……模擬刀? 金箔が貼られているのか……趣味の悪い……)

九十九「……うわっ!」

九十九(……ちょっと触っただけなのに、金箔がべっとりと……!)

九十九「……どうしよう、これ」

モノクマ「シャワーで洗えば?」

九十九(……いつの間に……)

九十九「……夜時間は、水が流れないんだろ?」

モノクマ「今だけ許してあげるよ。そんな金箔、あちらこちらに付けられても困るし!」

九十九(変に親切だな……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 14:52:55.68 ID:im/ptI+PO<> 安藤「……ちょうどいい。モノクマ、聞きたい事がある」

モノクマ「ん? 何かな?」

安藤「さっきのアナウンス……アレは何だ?」

九十九「……アナウンス?」


〜〜〜〜〜

『ぴんぽんぱんぽーん!』

モノクマ『死体が発見されました!』

モノクマ『一定の自由時間の後、“学級裁判”を開きまーす!』

〜〜〜〜〜


九十九(……アレの事か)

モノクマ「ああ、アレはね、死体発見アナウンスだよ」

モノクマ「事件の発生をオマエラ全員に伝えるように、誰かが死体を発見したら流すようにしてるんだ」

安藤「……そのアナウンスは、どういった条件で流れるんだ。詳しく教えろ」

モノクマ「うぷぷぷ……気が立ってるなぁ」

モノクマ「やっぱり、コロシアイなんて起きないって豪語してたから、悔しいの? アテが外れちゃってさ!」

安藤「……!」ギリッ……!!

安藤「……いいから、早く教えろ」

モノクマ「強がっちゃってまぁ……はいはい、ちゃんと教えるよ」

モノクマ「死体発見アナウンスは、死体を三人以上が発見したら流れるんだ。三人目が見た段階で、ぴんぽんぱんぽーん……ってね!」

安藤「……その三人には、クロは含まれるのか?」

モノクマ「うぷぷ……流石は弁護士サン! 細かいところが気になるのが悪い癖だよ?」

モノクマ「……お察しの通りだよ。クロは、その三人には含まれません!」

安藤「……そうか」

モノクマ「まー、でも、そこら辺はフレキシブルにいこうかなーって思ってるんだ」

モノクマ「ほら、今回のコロシアイで死体発見アナウンスによってクロが見つかったとするじゃん?」

モノクマ「そして、次のコロシアイでも、その次のコロシアイでも死体発見アナウンスでクロが見つかったら……興醒めでしょ?」

モノクマ「だから、場合によっては、死体発見アナウンスのルールが変わる事はあるよ。今回は変わらないけど」

九十九「……次なんか、あってたまるか」

モノクマ「……へぇ? 九十九クンも、そんな事言うんだ?」

モノクマ「……まっ、いいけどね! オマエラ、捜査頑張りなよ!」

九十九(……消えた)

九十九(……って事は、その三人目は黒野さんなのか)

九十九(闇市クンを見た時、アナウンスが鳴ったって言ってたもんな……)


・コトダマ【死体発見アナウンス>を手帳に記録しました。

[死体発見アナウンスは、死体を三人以上が発見した段階で流れる。今回の三人目は、黒野真白。] <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 15:00:04.41 ID:im/ptI+PO<> 九十九「……ん? これは……」

九十九(闇市クンの部屋の鍵か……)

九十九(……あれ? これ、金具のところが緩んでる……)

九十九(……別に、今回の事件には、関係ない……か?)


・コトダマ【鍵の金具>を手帳に記録しました。

[闇市の個室の鍵の、鍵の部分と名前プレートの部分を繋ぐ金具が緩んでいた。簡単に外せそうだ。]


安藤「……!!」

安藤「これは……」

安藤「……九十九君、少し良いか」

九十九「……どうしたの?」

安藤「これなんだが……」

九十九(……そう言って、安藤クンが見せてきたのは……)

九十九(……赤い文字で『九十九』と書かれた、一枚のメモ紙だった)

九十九「こ、これ……!!」

九十九(もしかして……ダイイングメッセージ……!? これ、血文字か……!?)

九十九「ち、違う、ボクは……!!」

安藤「……分かっている」

九十九「……え?」

安藤「俺は……これだけで九十九君が犯人とは判断しないよ」

安藤「この事なんだが……俺に少し考えがあってな。この紙の事は黙っておいてくれないか?」

九十九「え? う、うん……」

九十九(それはいいけど……証拠を黙っていてもいいのかな……?)


・コトダマ【ダイイングメッセージ>を手帳に記録しました。

[闇市の遺体の近くに、血文字で『九十九』と書かれたメモ紙が置いてあった。この事は、九十九と安藤しか知らない。] <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 15:24:28.66 ID:im/ptI+PO<> 安藤「……ここの捜査は、このくらいでいいか……」

安藤「九十九君、俺は現場から出るが、君はどうする?」

九十九「……うん、じゃあ、ボクも行こうかな」

安藤「堀井君、平井君、君達も捜査して構わないよ」

堀井「へ? いいのかよ?」

安藤「人の手は多ければ多いほど助かるだろうからな……現場は、鍵を掛けて保全すれば良い」

平良「ああ……闇市の個室だもんな……」

平良「……鍵はあるのか?」

九十九「えっと……そこに落ちてたよ」

堀井「あ、それか。んじゃ、ちょっと借りるぜ闇市ちゃん……」

堀井「……あれ?」ガチャガチャ

九十九「……どうしたの?」

堀井「……鍵掛かんないんだけど」

九十九「……え?」

平良「ちょっと貸してみろ……」ガチャガチャ

平良「……本当だ。掛かんねぇ」

平良「闇市の鍵じゃねぇのか……? あ、いや、闇市って名前書いてあるな……」

堀井「壊れちまったのかね?」

平良「……それはねぇだろ」

平良「このタイプのディンプルキーは、ピッキングはできねぇし、複製も難しいし、簡単に壊れねぇ。希望ヶ峰学園のセキュリティに採用されるくらいだからな」

安藤「……確かにそうだな……」

九十九(それじゃあ……一体どうして……?)

安藤「……すまない。二人とも、引き続き現場保全をしてくれ」

平良「ああ、分かった」

堀井「まっ、しゃーねーわな」


・コトダマ【闇市の個室の鍵>を手帳に記録しました。

[闇市の個室の鍵では、何故か闇市の個室を閉められなかった。]


・コトダマ【部屋の鍵について>を手帳に記録しました。

[希望ヶ峰学園の寄宿舎で採用されている鍵は、ピッキングや鍵の複製はほぼ不可能であり、簡単に壊す事もできない。] <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 15:32:44.10 ID:im/ptI+PO<> 九十九(それじゃあ、どこを捜査しよう……)

万城「あ、九十九。少しいいか?」

九十九「万城クン? どうしたの?」

万城「工具セットを見せてくれないか?」

九十九「……工具セットを?」

万城「ああ……闇市は何か鈍器で殴られたんだろ?」

万城「……だとしたら、工具セットが一番怪しいからな」

九十九「……それもそうだね」

九十九「いいよ……ボクの部屋に来て」


【九十九の個室】

九十九「これだけど……」

万城「……うん、未開封だな」

万城「ちなみに、俺も未開封だ。ほら」

九十九「……持ち歩いてるの?」

万城「い、いつもじゃないぞ。人に疑いを掛けるわけだから、俺も見せなきゃフェアじゃないと思ってさ」

万城「……って事は、誰の工具セットも使われてないのか……」

九十九「……皆、未開封だったの?」

万城「ああ。堀井と平良はこれから確認するけど、前に話した時、開けてないって言ってたしな」

万城「……闇市の工具セットも、未開封だったぜ」

九十九「なるほど……」


・コトダマ【工具セットについて>を手帳に記録しました。

[九十九や闇市を含め、誰も工具セットも使われておらず、未開封のままである。] <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 15:39:55.68 ID:im/ptI+PO<> 【学園・廊下】

九十九「…………」

九十九(さっきの模擬刀……どこかで見た気がするんだよな……)

九十九(確か……この辺りだったような……)

麻草「おや、少年か」

九十九「麻草さん……どうしてここに?」

麻草「闇市くんを殴った凶器を探しているのさ。体育館前のホールには、色々揃っていたからね」

麻草「トロフィーやら甲冑やら……金箔を貼られた模擬刀なんかもあったな!」

九十九「……え、金箔の模擬刀って、体育館にあったの?」

麻草「ああ、そうさ。だが、今は無いよ。無くなっていたからね」

麻草「誰かが持ち出したのか……まさか、あれが凶器、なのだろうか?」

九十九「…………」

九十九(どうなんだろう……)


・コトダマ【体育館前のショーケース>を手帳に記録しました。

[体育館前のショーケースには、トロフィーや甲冑などがある。闇市の部屋にあった金箔の模擬刀は、そのショーケースに飾られていた。] <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 15:49:30.52 ID:im/ptI+PO<> 【ランドリー】

九十九(ボクは、全温度さんを探してランドリーにやって来た)

九十九(全温度さんは、闇市クンの死体を発見して、ボクを起こしに来た……だから、何か知ってると思うんだけど……)

時雨「お、九十九っち」

全温度「ハジメ君……」

九十九「全温度さん……それに、時雨さん……」

全温度「ハジメ君……ショウゴ君の事……」

九十九「……分かってるよ。でも、今は……捜査をしないと」

九十九「……教えてくれるかな? 何で闇市クンの死体を見つけたのか……」

全温度「……うん」

全温度「私とナノハちゃんは……夜時間の少し前から、ランドリーにいたんだ」

時雨「私が洗濯物グッチャグチャにしちゃってさ! 全温度っちに手伝ってもらってたんだ!」

全温度「それが終わった後……11時半くらいかな? 二人で帰ろうとしたら……」

九十九「……闇市クンを見つけたのか」

全温度「うん……」

九十九「……他にランドリーに来た人はいる?」

全温度「ええっと……麻草さんが来て、それから少しして鈴村さんが来たよ」

時雨「蒼井っちも来たかな? あんな顔して洗濯がしっかりやるタイプなんだね!」

九十九「なるほど……」


・コトダマ【全温度の証言>を手帳に記録しました。

[全温度と時雨は闇市の死亡推定時刻にランドリーにいた。おそらく、二人が死体発見アナウンスの1人目と2人目だと思われる。他にランドリーに来たのは、麻草、鈴村、蒼井の3人。] <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 15:50:16.29 ID:im/ptI+PO<> 九十九「……あれ?」

九十九(洗濯機が動いてる……)

九十九「夜時間は水が流れないはずじゃ……?」

全温度「あ、なんかね、ランドリーは例外的に使えるんだって。前にモノクマが言ってた」

全温度「多分、さっき来た誰かが使ったと思うんだけど……」

全温度「ここの洗濯機、途中で止められないからさ、学級裁判中に止まっちゃいそうなんだよね」

全温度「洗濯終わったら、すぐ干した方が良いんだけどなぁ……」

九十九(そういうものなのか……)


・コトダマ【動いていた洗濯機>を手帳に記録しました。

[ランドリーで、夜時間になってから起動したと思われる洗濯機があった。どうやら夜時間でも洗濯機は使えるようである。] <>
◆LWJMZhhGCoS.<><>2021/06/03(木) 15:57:57.29 ID:im/ptI+PO<> 九十九「……どうしよう」

九十九(情報……あんまり集まってないような……)

九十九(一応、電子生徒手帳に色々記録してはいるけど……)

九十九(……ん? このマップって、それぞれの個室の位置も書かれているのか……)

九十九「ええっと……」



スゼフユシ
ズンウキグ アサクサ
ムオカムレ キルコ
ラン ラ クロノ
ド ホリイ


アバクタアヤ ツクモ
オンロインミ
イジガラドイ
ョネ ウチ




九十九「これが個室の位置か……」

九十九(……推理の役に立つかな?)

・コトダマ【寄宿舎の情報>を手帳に記録しました。
[寄宿舎の個室の位置情報。詳しくは>>257に記載。] <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 16:06:51.42 ID:im/ptI+PO<>
キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『えー、ボクも待ち疲れたんで……そろそろ始めちゃいますか? 始めちゃっていいすか?』

モノクマ『お待ちかねの……学級裁判をっ!』

モノクマ『ではでは、学校エリア1階にある赤い扉にお入りください。せっかくだからな!』

モノクマ『うぷぷ、じゃあ後でね〜!』

九十九(……赤い扉、か)

九十九(……行くしか、ないんだよな)


【赤い扉前】

九十九(赤い扉に着くと……もう既に皆が集まっていた)

鉄「お、遅かったで御座るな……」

九十九「ご、ごめん……」

斬子「チッ……こんなところに集めやがって……」

斬子「モノクマのヤロー、何のつもりだ……?」

モノクマ『うぷぷ……全員揃ったね? それじゃあ……』

モノクマ『正面に見えるエレベーターにお乗りください。そいつが、オマエラを裁判場に連れてってくれるよ』

モノクマ『オマエラの……運命を決める裁判場にね……』

平良「さ、裁判場……? そんな物、希望ヶ峰学園にあったのか……?」

時雨「モノクマが作った……とか?」

堀井「だとしたら……どんだけ力があるんだよ、あのクマには……」

安藤「……とにかく、乗るしかないな」

九十九(……ボクらは、エレベーターに乗り込んだ)

九十九(……ゴウン、ゴウンと耳障りな音を響かせながら、エレベーターは地下へと下っていく)

九十九(……そして……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 16:07:49.33 ID:im/ptI+PO<> モノクマ「やーっと来たね! 待ってたぞ、オマエラ!」

九十九(……ボクらは、地下に着いた)

モノクマ「どう? これって、いかにも裁判場って感じじゃない?」

モノクマ「ねえ! 安藤クン!」

安藤「……どうだかな」

九十九(……モノクマの言う事に同意するのは癪だけど、確かに、まさしく裁判場って感じだ……)

モノクマ「んじゃ、オマエラ、自分の名前が書かれた席に着いてねー」

黒野「クロノ……これか!」

斬子「場所、決められてんのかよ……」

九十九(モノクマに促されるまま、ボクらは席に着いた)

九十九(それは円形で、全員の顔が見えるようになっていた)

九十九(まるで……皆から糾弾されているみたいだ……)

モノクマ「……それじゃあ、始めてもらおうか」



九十九(……遂に、始まる)


九十九(動機に負け、闇市クンを殺したクロを見つけるための……)


九十九(……命がけの学級裁判が!!)

<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/03(木) 16:09:28.41 ID:im/ptI+PO<> 本日はここまでです。ありがとうございました。寄宿舎の地図、黒野さんの部屋がズレてるかも? まぁ、そこまで大事じゃないので大丈夫だと思います。

明日は学級裁判編です。最初の事件なので、多分簡単だと思います。よろしくお願いします。 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 15:43:01.55 ID:7sYalBKfO<> それでは始めます。今回は安価があります。

ちなみに、席順は以下の通りです。

九十九→闇市→蒼井→斬子→全温度→平良→鉄→幸村→堀井→万城→風香→麻草→時雨→鈴村→黒野→安藤→九十九 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 15:44:24.40 ID:7sYalBKfO<> 【コトダマ一覧表】

・【モノクマファイル1>(>>247)
[被害者は闇市祥吾。死亡推定時刻は午後11時頃。死体発見現場は闇市の個室。頭を鈍器で殴られた事により死亡。即死だと思われる。]

・【闇市の頭部>(>>248)
[闇市が撲殺されたのは間違いない。殴られた箇所に、付着物は無い。]

・【安藤の見解>(>>248)
[闇市はクロに襲われた時、一切の抵抗をしなかったと考えられる。]

・【死体発見アナウンス>(>>250)
[死体発見アナウンスは、死体を三人以上が発見した段階で流れる。今回の三人目は、黒野真白。]

・【鍵の金具>(>>251)
[闇市の個室の鍵の、鍵の部分と名前プレートの部分を繋ぐ金具が緩んでいた。簡単に外せそうだ。]

・【ダイイングメッセージ>(>>251)
[闇市の遺体の近くに、血文字で『九十九』と書かれたメモ紙が置いてあった。この事は、九十九と安藤しか知らない。]

・【闇市の個室の鍵>(>>252)
[闇市の個室の鍵では、何故か闇市の個室を閉められなかった。]

・【部屋の鍵について>(>>252)
[希望ヶ峰学園の寄宿舎で採用されている鍵は、ピッキングや鍵の複製はほぼ不可能であり、簡単に壊す事もできない。]

・【工具セットについて>(>>253)
[九十九や闇市を含め、誰も工具セットも使われておらず、未開封のままである。]

・【体育館前のショーケース>(>>254)
[体育館前のショーケースには、トロフィーや甲冑などがある。闇市の部屋にあった金箔の模擬刀は、そのショーケースに飾られていた。]

・【全温度の証言>(>>255)
[全温度と時雨は闇市の死亡推定時刻にランドリーにいた。おそらく、二人が死体発見アナウンスの1人目と2人目だと思われる。他にランドリーに来たのは、麻草、鈴村、蒼井の3人。]

・【動いていた洗濯機>(>>256)
[ランドリーで、夜時間になってから起動したと思われる洗濯機があった。どうやら夜時間でも洗濯機は使えるようである。]

・【寄宿舎の情報>(>>257)
[寄宿舎の個室の位置情報。詳しくは>>257に記載。]



起きてしまったコロシアイ。

殺されたのは、動機に屈せず、コロシアイをしないと決意していた闇市祥吾だった。

闇市を殺したのは一体誰なのか?

今、絶望の学級裁判が始まる……
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 15:47:52.92 ID:7sYalBKfO<> 【学級裁判 開廷!】


モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう! 学級裁判の結果は、オマエラの投票により決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおき。だけど……もし間違った人物をクロとしたら……」

モノクマ「クロ以外の全員がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけが晴れて卒業となりまーす!」

九十九「本当に……この中に犯人がいるんだよね?」

モノクマ「当然です! 何度も言わせないでよね!」

幸村「……ねぇ、議論の前に、一ついいかな?」

幸村「……あれって、どういう意味?」

九十九(幸村さんが指差したのは……ボクの隣)

九十九(そこには……人一人くらいの木の棒に、闇市クンの写真がくくりつけられていた)

九十九(写真はモノクロで……赤いバッテンが付けられている……)

モノクマ「死んだからって仲間外れにするのは可哀想でしょ? 友情は生死を飛び越えるんだよ!」

幸村「……悪趣味だね」

九十九「……まったくだよ」

モノクマ「はいはい、そういうクレームは一切受け付けません!」

モノクマ「それでは、とっとと議論を始めてくださーい!」

時雨「議論って言われても……何から話せばいいのかな?」

安藤「まずは……事件の概要から話し合おう。全員が理解しているとは限らないからな」

九十九(……始まる、闇市クンを殺したクロを見つける学級裁判が……)

九十九(何か気になる事があれば、発言しないとな……)

九十九(ボクだけじゃない……皆の命が掛かってるんだ……!) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 15:52:11.66 ID:7sYalBKfO<> 【ノンストップ議論 開始!】


・コトダマ一覧表>>292
【闇市の頭部>
【ダイイングメッセージ>
【工具セットについて>


万城「殺されたのは【闇市祥吾】……」

万城「殺害現場は【闇市の個室】だよな?」

鉄「犯人は【闇市殿の頭を鈍器で殴った】ので御座ったか……」

全温度「鈍器かぁ……そんなのあったっけ?」

黒野「そうか、分かったぞ!」

時雨「お? 何が分かったの、黒野っち!」

黒野「チラっと見たけど、現場には模擬刀があったよね?」

黒野「犯人はあの【金箔の模擬刀で撲殺】したんじゃない!?」

黒野「模擬刀の先制攻撃だよっ!」


上記のコトダマから一つ選択し、【】のいずれかの矛盾を論破してください。

例)【争った形跡>→【抵抗する間もなく殺されちゃった】
【厨房の包丁セット>→【ナイフ】

↓1〜2に正解があれば成功 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 16:03:15.13 ID:9ZKbAeSh0<> 【闇市の頭部>【金箔の模擬刀で撲殺】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 16:06:51.08 ID:7sYalBKfO<> 正解! あと、コトダマ一覧表は>>262でしたね、>>292じゃなくて。


九十九「それは違うよ……!」BREAK!

九十九「いや……それは違うんだ、黒野さん」

九十九「闇市クンを殺した凶器は、金箔の模擬刀ではあり得ないんだよ」

黒野「へ? そうなの?」

九十九「あの金箔の模擬刀は、金箔の部分がすごく離れやすいんだ。ボクもちょっと触っただけで手に付いたくらいだよ」

九十九「でも……闇市クンの頭には、金箔が全く付いていなかったんだ」

九十九「そうだよね? 安藤クン」

安藤「ああ……俺は闇市君の死体を調べたんだが……」

斬子「うげっ……んな事してたのかよ……」

平良「ああ、大したやつだよな……」

安藤「……九十九君の言う通り、闇市君の頭部には金箔は一切付着していなかった」

堀井「じゃあ……その模擬刀は何なんだ? 闇市ちゃんの私物?」

風香「……あの模擬刀を飾るやつがいるかねぇ? 悪趣味すぎるよ。風水的にも最悪だ」

九十九「……出所なら、そうハッキリしてるよ」

九十九(この証拠で、金箔の模擬刀がどこにあったか証明できるはずだ……)


コトダマファイル(>>262)から正しいコトダマを一つ選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 16:11:52.39 ID:lJRcdHHDO<> 体育館前のショーケース <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 16:19:37.87 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「これだ……!」ANSER!

九十九「あの模擬刀は、体育館前ホールのショーケースに飾られていたんだ」

九十九「そうだよね、麻草さん?」

麻草「そう、あのギラギラと輝く模擬刀は、ショーケースの中に鎮座していたのさ!」

麻草「私は体育館に行く事が多かったから間違いない。あの場所に入っていたのは、あの金箔の模擬刀さ」

万城「……つまり、その模擬刀は、犯人の偽造工作って事か……」

万城「本当の凶器は別にある……のか?」

安藤「おそらくそうだろう……だが、まだ凶器については証拠が足りない」

安藤「だから、他の点からクロを突き止めていく必要がある」

斬子「……じゃあ、ちょっと気になってる事あんだけど、いいか?」

時雨「嵐山斬子氏の弁論……ってわけだ!」

黒野「なーんか……それっぽくなってきたねー……」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 16:21:52.99 ID:7sYalBKfO<> 【ノンストップ議論 開始!】


・コトダマ一覧表>>262
【モノクマファイル1>
【安藤の見解>
【鍵の金具>


斬子「そもそもなんだけどよ……闇市のやつ、あんな時間に部屋に人入れたのか?」

斬子「無用心っていうか、なんつーか……」

鈴村「ショウゴちゃん、良い子だったからねぇ〜」

鈴村「【殺されるなんて夢にも思わなかった】んじゃないかなぁ〜……」

黒野「まっ、そのせいで【犯人に殺されちゃった】わけだけどね!」

万城「でも……犯人にも何かしら痕跡は残ってるんじゃないか?」

万城「【闇市も相当抵抗した】だろうからな……」


コトダマ一覧表から一つ選択し、【】のいずれかの矛盾を論破してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 16:41:07.49 ID:lJRcdHHDO<> 【安藤の見解〉【闇市も相当抵抗した】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 16:45:55.85 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「それは違うよ……!」BREAK!

九十九「いや、闇市クンは抵抗しなかったと思うよ」

九十九「そうだよね? 安藤クン」

安藤「ああ、そうだろうな。闇市君の体には、抵抗したような痕跡……痣などが無かった」

安藤「闇市君は……ほぼ間違いなくクロに抵抗していない」

斬子「ハァ!? んな事あんのかよ!?」

斬子「部屋に人殺しを招き入れて、そのままやすやすと殺されたってのか!?」

平良「流石にそれは……考えにくくないか?」

九十九「……多分、闇市クンは……」


下から一つ正しい答えを選択してください。

・寝ていた。
・死を受け入れていた。
・一度死んでみたかった。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 17:00:07.57 ID:9ZKbAeSh0<> 寝ていた <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 17:04:34.66 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「これだ……!」ANSWER!

九十九「……寝ていた、んじゃないかな」

堀井「……へ?」

鉄「ね……寝ていた!?」

風香「……正気かい?」

風香「コロシアイなんてイカれた状況……しかも動機が提示されたタイミングで、他人を部屋に招き入れ……」

風香「その挙句、寝てしまっただって? 闇市ってのは、そんなにお人好しの馬鹿かい?」

時雨「そうだよ!私じゃないんだから、そんな事しないって!」

万城「……時雨だったらやるって事?」

九十九「分かってる……ボクも変な事言ってるって……」

九十九「でも、そうとしか考えられないんだ」

九十九「闇市クンは、ボクと別れた時、こう言ってたんだ……」


〜〜〜〜〜

闇市『……では、そろそろ部屋に戻りましょうかね』

九十九『……そう? 別にまだいても……』

闇市『いえ……お暇しますよ』

闇市『……実は私、夜の10時を過ぎると、非常に不機嫌になってしまうんです』

〜〜〜〜〜


九十九「……だから、寝ていたんだと思う」

蒼井「……それが、嘘という可能性は?」

蒼井「誰かを部屋に招き入れるつもりで……貴様に嘘をつき、部屋を後にした……そういう事もあり得る」

九十九「その場合は、抵抗しない事が不自然だよ。呼んだ人に殺されたんだとしたら、抵抗するはずなんだ」

蒼井「……確かにそうだな」

幸村「……鍵は? 闇市クン、鍵は掛けてた?」

九十九「お、覚えてないけど……眠すぎて鍵を掛け忘れるって事は無かったと思う」

万城「俺と鈴村が会った時も、普通だったしな……」

万城「この生活で、鍵開けたまま寝てるやつは流石にいないだろ……」

時雨「…………」

堀井「いるの!? マジかよ!?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 17:05:52.24 ID:7sYalBKfO<> 全温度「……えーと、つまり、こういう事?」

全温度「ショウゴ君は、ハジメ君と別れた後、部屋に戻って鍵を掛けて就寝……」

全温度「そこにクロが現れて……ショウゴ君の扉の鍵を開けて入って……」

全温度「寝ているショウゴ君を何かしらの鈍器で殴った……」

鉄「い、いやいやいや! おかしいで御座る!」

鉄「鍵を開けって……鍵は闇市殿が持っているので御座ろう!?」

万城「……ピッキング、とか?」

九十九「……いや、それは無いよ」


コトダマ一覧表(>>262)から正しいコトダマを提示してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 17:14:12.96 ID:9ZKbAeSh0<> 部屋の鍵について <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 17:21:42.31 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「これで証明する……!」 ANSWER!

九十九「この学園の鍵は、ピッキングができないようになっているんだ」

九十九「それはモノクマが掲示していたし……平良クンも証明してくれる」

平良「……ああ、そういやそんな話もしたな」

平良「このタイプのディンプルキーは、ちょっとやそっとじゃ開けられないし、鍵の複製もできねぇんだよ」

モノクマ「だから、無くしたら二度と鍵は作れませんので! 気をつけろよな!」

安藤「……つまり、闇市君の部屋の鍵のスペアも無いというわけだ」

安藤「誰かが闇市君の鍵のスペアを、モノクマに作らせている可能性もあると思っていたが……それは消えたな」

モノクマ「……あっ! しまった!」

モノクマ「クソォ……誘導尋問に引っかかったぜ……!」

風香「今のは自爆じゃないか……」

堀井「じゃ、じゃあ……一体どういう事なんだよ?」

幸村「……九十九クン、闇市クンと別れる時の事……話してもらってもいいかな?」

九十九「う、うん……」

九十九(闇市クンと別れた時の事……そこにヒントがあると思うんだけど……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 17:23:31.16 ID:7sYalBKfO<> 【ノンストップ議論 開始!】


・コトダマファイル>>262
【ダイイングメッセージ>
【鍵の金具>
【全温度の証言>


九十九「ボクと闇市クンはボクの部屋で話してて……夜時間になる前に、部屋を出たんだ」

九十九「そこで万城クンと鈴村さんと出会って……闇市クンは、鍵を開けて部屋に入っていった」

万城「ああ……それは間違いないと思うぞ」

九十九「そして……ボクは自分の部屋に戻ったんだ」

鉄「闇市殿は、しっかりと『自分の鍵で部屋を開けている』……」

鉄「これでは、『鍵が二つある』と思わなければ説明がつかないで御座るよ……!?」

堀井「もしくは『偶然ピッキングに成功した』とか……」

蒼井「……『鍵がすり替えられていた』のか?」


コトダマ一覧表から一つ選択し、『』のいずれかの発言に同意してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 17:29:59.05 ID:lJRcdHHDO<> 【鍵の金具>『鍵がすり替えられていた』 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 17:33:57.99 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「それに賛成だ……!」同意!

九十九「そうだ……鍵がすり替えられていたんだ……!」

蒼井「……やはりそうか」

平良「んな馬鹿な……根拠はあんのかよ?」

九十九「うん。この……闇市クンの鍵を見てほしい」

九十九「ここの……金具の部分なんだけど……」

時雨「……あ! ちょっと緩んでる!」

九十九「おそらく……クロが自分の鍵と名前の部分だけも入れ替えたんだ」

九十九「だから……クロの鍵が闇市クンの鍵、つまりこれになっていて……闇市クンの鍵はクロが持っている事に……」



麻草「その推理はOB行きだよ、少年!」反論!

九十九「……!? 麻草さん……?」
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 17:36:22.62 ID:7sYalBKfO<> 【反論ショーダウン 開始!】


・コトノハ一覧表>>262
<【闇市の個室の鍵】+
<【鍵の金具】+
<【部屋の鍵について】+


麻草「弱い、根拠が弱いよ少年」

麻草「それだけじゃあ、闇市くんの鍵がすり替えられていたという証拠にはならない!」

麻草「ただ単に金具が緩んでいただけかもしれないじゃないか!」

九十九「だけど……これ以外に、闇市クンの部屋が開けられていた事の理由が説明できないんだ……!」

麻草「なら、それ以外に根拠を示してもらわないとね!」

麻草「【その鍵は闇市くんの部屋の鍵】でないという……その根拠を!」

コトノハ一覧表から一つ選択し、【】の矛盾を論破してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 17:39:39.59 ID:ZHlMnzwLO<> 闇市の個室の鍵 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 17:40:58.84 ID:9ZKbAeSh0<> 【闇市の個室の鍵】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 17:43:12.61 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「その反論、斬らせてもらう……!」斬!

九十九「……実は、この鍵が、闇市クンの部屋の鍵ではない事は確認されているんだ」

九十九「この鍵を闇市クンの部屋の鍵穴に差しても……全然閉まらなかったからね」

九十九「そうだよね、堀井クン?」

堀井「あ、ああ……現場を保全しろって安藤ちゃんに言われて、鍵で閉めようと思ったんだけど……」

堀井「全然閉まんなかったんだよ。だから、オレと平良ちゃんは、現場から離れられなかったんだ」

平良「そうだったな……」

平良「あの時は鍵が壊れたのかと思っていたが……鍵がすり替えられていたのか……」

麻草「……どうやら、私が間違っていたみたいだ……」

麻草「すまない、邪魔したようだね。続けてくれ」

九十九「う、うん……」

九十九「……つまり、犯人は、闇市クンと自分の鍵をすり替えて……」

九十九「夜時間になった後、闇市クンの鍵を使って部屋を開け、寝ている彼を殺害したんだ……!」

全温度「ひ、酷い……!」

斬子「無抵抗のやつを殺しやがったのかよ……!?」

九十九(……という事は、今、本当の闇市クンの部屋の鍵を持っている人物がクロ……!!)



時雨「……あれ?」

時雨「じゃあ……九十九っち、一番怪しくない?」

九十九「…………え?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 17:45:08.52 ID:7sYalBKfO<> 時雨「だって、闇市っちと二人きりで話してたんでしょ?」

時雨「その時だったら……鍵なんて、すり替え放題じゃない?」

九十九「なっ……!」

九十九「ぼ、ボクは、そんな事してない……!!」

鉄「だ、だけど、今のところ九十九殿がクロに限りなく近いで御座る……!」

全温度「そんな……ハジメ君はそんな事しないよ!」

安藤「落ち着け皆……そう揉める必要は無い」

安藤「学級裁判を中断し、全員の鍵が自室の物かどうか確かめる。そうすれば、すり替えをした人物が特定できるだろう」

安藤「それでいいな? モノクマ」



モノクマ「ダメです」

安藤「…………」

安藤「何だとっ!?」

安藤「どういう事だ!? 正しい捜査だろう!? 捜査の邪魔をする気か!?」

蒼井「……落ち着け」

モノクマ「だってー、それじゃあツマラナイでしょ?」

モノクマ「鍵がすり替えられてるかの確認は……コイツがすり替えたんだろうなって確証が得られるまで認めません!」

モノクマ「……そうだ! 鍵の確認は一回までで、間違った回数分、誰かがおしおきされるってのはどう?」

鉄「何で御座るか、その極悪ルール!?」

安藤「ふざけるな、そんなの認められるか……!!」

黒野「大丈夫だよ! すり替えた人を見つければいいんでしょ?」

黒野「クロは九十九君なんだから……さっさと証明しちゃおう!」

九十九(ぼ、ボクがクロだなんて……そんな事、違うのはボクが分かってる……!)

九十九(何か……反論できるところがあるはずだ……!) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 17:48:23.99 ID:7sYalBKfO<> 【ノンストップ議論 開始!】


・コトダマ一覧表>>262
【モノクマファイル1>
【闇市の頭部>
【工具セットについて>


黒野「九十九君は【闇市君と二人きり】で話していた……」

黒野「その時、【闇市君の部屋の鍵と自分の部屋の鍵をすり替えた】んだよ!」

風香「確かに……その時なら【すり替えは可能】かもねぇ」

黒野「そのあと何食わぬ顔で闇市君を送った九十九君は、夜時間になると……【再び闇市君の部屋を訪れた】」

黒野「そして、闇市君を……そうだ、部屋にあった【スパナで殺した】んだ!」


コトダマ一覧表から一つコトダマを選択し、【】の矛盾を論破してください。

↓1〜2に正解があれば進行 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 17:55:06.31 ID:9ZKbAeSh0<> 【工具セットについて>【スパナで殺した】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 17:57:52.98 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「それは違うよ……!」BREAK!

九十九「黒野さん……ボクは殺していない」

九十九「だって、ボクの工具セットは未開封なんだからね」

九十九「そうだよね、万城クン?」

万城「そうだ……俺は確かにこの目で見たぞ。九十九の工具セットが未開封なのをな!」

黒野「ぐっ……!」

万城「ちなみに言っとくと……俺も含めて、工具セットを使ってたやつは一人もいない。もちろん、闇市もな」

鉄「と、という事は……男子に使える凶器は無かったという事で御座るな!」

風香「……そんな事言ったら、女子の方が凶器は無いだろ?」

風香「工具セットが使われなかっただけで、私物に鈍器があるかもしれないじゃないか」

鉄「……容疑者から逃れられなかったで御座る!」

黒野「そ……そうだよ! まだ九十九君は怪しいよ!」

黒野「私は九十九君を逃しはしない……!」

黒野「会社員だったジッちゃんの名に掛けて!」

堀井「探偵とかじゃないんだ!?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 18:03:50.95 ID:7sYalBKfO<> 【ノンストップ議論 開始!】


・コトダマ一覧表>>262
【ダイイングメッセージ>
【寄宿舎の情報>
【全温度の証言>


黒野「確かに【九十九君は工具セットを使ってないかもしれない】……」

黒野「でも、【工具セットの入れ物ごと殴った可能性だってある】じゃん!?」

黒野「別に【素手でぶん殴った】っていいんだし!」

蒼井「……素手で殴り殺すには、圧倒的に筋力が足りないと思うがな」

黒野「う、うるさい! 分かんないじゃん! 着痩せするタイプかもよ!?」

黒野「とにかく……!」

黒野「【闇市君がダイイングメッセージを残していた】以上、九十九君が犯人なんだよ!!」


コトダマ一覧表から一つ選択し、【】の矛盾を論破してください。

↓1〜2に正解があれば進行 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 18:09:18.16 ID:9ZKbAeSh0<> 【ダイイングメッセージ>【闇市君がダイイングメッセージを残していた】 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 18:10:26.32 ID:lJRcdHHDO<> 【ダイイングメッセージ>【闇市君がダイイングメッセージを残していた】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 18:14:32.78 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「それは違うよ……!」BREAK!

九十九「……どうして知ってるの?」

黒野「…………へ?」

九十九「ダイイングメッセージの事は……ボクと安藤クンしか知らないはずなんだ」

黒野「…………」

黒野「へあっ!?」

斬子「何だよ、ダイイングメッセージって?」

鈴村「ん〜とねぇ〜……殺された人が、犯人の名前を伝えようと残すメッセージの事で〜……」

斬子「分かってるわ! ダイイングメッセージの説明しろって言ったんじゃねーよ!」

斬子「ダイイングメッセージなんて……聞いてねーぞ!?」

安藤「……闇市君の頭に隠れるように、一枚のメモ紙があったんだ」

安藤「そこには血で……『九十九』と書かれていた」

堀井「九十九ちゃん犯人確定じゃねーのそれ!? 何で隠してたんだよ!?」

安藤「……違和感があったからだ」

蒼井「……違和感?」

安藤「ああ……闇市君に、ダイイングメッセージを残せるわけないんだよ」

九十九「……それって……」


モノクマ一覧表(>>262)から正しいコトダマを一つ選択してください。

↓1〜2に正解があれば進行 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 18:16:48.70 ID:9ZKbAeSh0<> モノクマファイル1> <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 18:22:54.27 ID:lJRcdHHDO<> モノクマファイル1 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 18:39:30.43 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「これだ……!」ANSER!

九十九「モノクマファイルの文言だよね?」

安藤「そうだ。モノクマファイルにはこう書かれているんだ……『即死』とな」

黒野「げげっ……!?」

鉄「……今さらで御座るが、それ、信用できるんで御座るか?」

モノクマ「失礼だぞキミ! 信用できるに決まってるでしょ!」

モノクマ「ボクはね、オマエラにはきちんとコロシアイに向き合い、学級裁判に向き合ってほしいの!」

モノクマ「それなのに嘘ついたら、オマエラ真面目に議論してくれないでしょ?」

モノクマ「……まぁ、誤魔化したりはするけどね!」

鉄「ぜ、全然信用できないで御座るよ!」

安藤「……だが、闇市君が即死なのは間違いないだろう」

九十九「つまり……このダイイングメッセージは偽造なんだ」

九十九「黒野さん……何でこのメッセージの事を知ってたのかな?」

黒野「そ、それは……安藤君に教えてもらって……」

全温度「そんなわけないよ! リュウちゃんは、すっごくシャイなんだよ!?」

安藤「…………」カアア……!!

全温度「ほら、今も私に名前呼ばれて顔真っ赤だもん!」

平良「こんな時でもかよ!?」

全温度「そんなリュウちゃんが、マシロちゃんにメッセージの事を話すわけないよ!」

黒野「ぐぐぐ……!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 18:43:11.39 ID:7sYalBKfO<> 黒野「……な、なんか、私がクロって感じで話が進んでるけどさ! それは無理だよ!」

黒野「だって、私には闇市君の鍵をすり替えるチャンスなんて無いもの!」

蒼井「……スったんじゃないか?」

風香「それは難しいんじゃないかねぇ……」

風香「闇市の格好を覚えているかい? あいつ、着物だったろ? 鍵は胸元か帯の中に保管してたはずだ」

風香「それを闇市にバレないようにするのは……かなり難しいなんじゃないかねぇ……」

黒野「ほーら! 私には無理なんだもーんだ!」

幸村「……本当にそうなのかな? どこかにチャンスがあったんじゃ……」

黒野「酷いよ! 私の事、疑うの!?」

万城「仕方ないだろ、そういう場なんだから……」

九十九(……黒野さんが鍵をすり替えのは、ほぼ間違いない……)

九十九(でも、確かに……チャンスが無かったのも事実だ……)

九十九(どこか……どこかで闇市クンと黒野さんが接触した場所は無いか……!?)


【閃きアナグラム 開始!】

で し お だ ま お

くょ ど う ぷ ぷ


○○○○○(5文字)


上記のひらがなを組み合わせて、正しい言葉を安価してください。

↓1〜2に正解があれば進行 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 18:48:52.86 ID:lJRcdHHDO<> 食堂 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 18:50:00.08 ID:9ZKbAeSh0<> しょくどう <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 18:54:22.96 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「そうか、分かったぞ……!」ANSER!

九十九「……食堂だ」

黒野「……!」

九十九「食堂で……黒野さんは、闇市クンに接触しているんだ……!」


〜〜〜〜〜

黒野『よーし、それじゃあ、今日は九十九君の友達記念日だね! 九十九君にはタバスコをプレゼントするよ!』

九十九(そう言うと、黒野さんはタバスコを持ってこちらに来た)

九十九『ちょ、ちょっと……! も、もしかして、それ掛けようとしてる……!?』

全温度『ショウゴ君! マシロちゃんを止めて!』

闇市『……確かに彼女から、怪しげな雰囲気を感じますね……!』

黒野『ええい! 邪魔しないでよ! 辛い物食べた時の九十九君が見たいんだから!』

九十九『祝う気なんか無いじゃないか……!』

九十九『……って、うわっ!?』

黒野『うわーっ!!』

ガシャーン!!!

九十九(……突撃してきた黒野さんを何とかしようとしたら、黒野さんが転んできた)

九十九(突然の事で体が反応せず……ボクと闇市クンを巻き込んで、黒野さんは転んでしまった)

黒野『イタタ……』

黒野『もう! ちゃんと受け止めてよね!』

闇市『……誰のせいだと思ってるんですかね』

九十九『いいからどけてよ……』

麻草『ふむ、元気なのは良い事だね!』

堀井『……元気なの、黒野ちゃんだけっぽくね?』

〜〜〜〜〜


九十九「黒野さんは……食堂で闇市クンとボクにぶつかってきたんだ」

九十九「あの時は転んだだけだと思ってたけど……その時に鍵をすり替えたんじゃないのかな?」

堀井「……そういや、そんな事もあったな!」

風香「……あんなにワチャワチャになってたら、鍵をすり替えても分かんないだろうねぇ……!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 18:55:26.59 ID:7sYalBKfO<> 黒野「ちょ、ちょっと……ちょっと待ってよ!」

黒野「確かにその時だったら、すり替えできたかもしれないけど……できただけでしょ!? したって証拠にはなってないよ!?」

九十九「……あくまで、自分は事件に関係ないって言うつもりなんだね?」

黒野「当然でしょ!」

九十九「……じゃあ、見せてほしいんだ」

黒野「……え?」

九十九(ボクの予想が正しければ……あの場所に、事件に関係した証拠があるはずだ……!)


下から正しい選択肢を一つ選んでください。

・手
・足
・胸

↓1〜2に正解があれば進行 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2021/06/04(金) 19:00:54.45 ID:ZHlMnzwLO<> 手 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 19:01:40.27 ID:9ZKbAeSh0<> 手 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 19:05:33.58 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「これで決める……!」ANSER!

九十九「……手を見せてよ」

黒野「…………」

黒野「て……テ?」

九十九「……さっき言ってたでしょ?」


〜〜〜〜〜

九十九『……その包帯、どうしたの?』

黒野『あ、この手?』

黒野『さっき食堂で転んだじゃない? あれで手を擦りむいたみたいでさぁ……』

黒野『絆創膏とか無いから、取り敢えず包帯でぐるぐる巻いてみたんだ』

九十九(……両手どちらも完全に見えなくなってるな)

〜〜〜〜〜


九十九「あの時は信じたけど……本当は……」

九十九「……手の平に、べったり金箔が付いてるんじゃないの?」

九十九「……あの金箔の模擬刀のさ!」

黒野「うぎぎっ!?」

九十九「ダイイングメッセージを知ってるって事は……現場に偽装工作を行なったって事だ。金箔の模擬刀も持ってきてるはず……」

九十九「そして、犯行があったのは夜時間……水が流れない時間だ。だから、シャワーで手を洗う事はできない……」

九十九「それを誤魔化すために、包帯を使っているんじゃないのか……!?」

黒野「そ、そそそそそれは……!!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 19:06:32.38 ID:7sYalBKfO<> 九十九「……違うって言うなら、見せてほしい」

九十九「……ボクも、キミの事を疑いたくはないんだ……!」

黒野「ぐ、ぐぐぐぐぐぐぐ……!!」



黒野「…………」

黒野「…………はぁ…………」

黒野「……モノクマ、証明してあげて」

黒野「……鍵をすり替えたのは、私だってさ」

九十九「……!!」
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 19:07:52.27 ID:7sYalBKfO<> 万城「……黒野、お前が……!!」

万城「お前が……闇市を殺したのか……!?」

黒野「……そうだよ」

黒野「私が……私が殺した……」

全温度「何で……!? どうしてそんな事……!?」

黒野「仕方ないじゃんっ!! あんな【動機】見せられたらさぁ!!」

平良「くっ……!! 気持ちは、分かるが……!!」

蒼井「……凶器はどうした? あの模擬刀ではないというはずでは……」

黒野「部屋にハンマーがあるんだ。私の私物だよ」

蒼井「……ハンマーか……」

風香「……ダイイングメッセージも、あんたが書いたのかい」

黒野「うん。九十九君と仲良さそうだったから……上手く罪を着せられるかなって……」

黒野「……でも、もう、仕方ないよね」

黒野「人を殺しておいて……罰を受けないなんて、おかしいもん」

黒野「そうだよね? 安藤君……」

安藤「…………」

九十九「……そうか……」

九十九「キミが、闇市クンの鍵をすり替えて……模擬刀を持ち込み……ダイイングメッセージを偽造した……」

黒野「……うん」





九十九「───でも、キミは犯人じゃないよ、黒野さん」



黒野「…………」



黒野「……………………は?」
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 19:09:08.50 ID:7sYalBKfO<> 時雨「ちょ……ちょいちょい! 何言ってんの、九十九っち!?」

時雨「今、黒野っちが自白したじゃん! 私が殺したってさ!」

九十九「うん……嘘だよね? 黒野さん」

九十九「キミは、闇市クンを殺していない」

黒野「…………ふ、ふざけないでよ!!」

黒野「私が殺したって言ってるんだよ!? 私が犯人でしょ!?」

九十九(……何で黒野さんがこんな事をしたのかは分からない)

九十九(でも……黒野さんは、絶対に犯人じゃない……!) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 19:11:01.75 ID:7sYalBKfO<> 【ノンストップ議論 開始!】


・コトダマ一覧表>>262
【死体発見アナウンスについて>
【ダイイングメッセージ>
【全温度の証言>


黒野「私が犯人じゃない!? 【自分で犯行を認めてる】のに!?」

黒野「私が闇市クンを殺した! 模擬刀を持ってきた! ダイイングメッセージを偽造した!」

黒野「この告白の何が気に入らないの!?」

堀井「そ、そうだぜ、九十九ちゃん……」

堀井「黒野ちゃんが犯人で間違いないんじゃねーのか……?」

黒野「それに……【私が犯人じゃない決定的な証拠なんて出せない】でしょ!?」

黒野「それとも、何!? 出せるって言うの!?」


コトダマ一覧表から一つ選択し、【】の矛盾を論破してください。

↓1〜2に正解があれば進行 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 19:13:02.63 ID:ZHlMnzwLO<> 【私が犯人じゃない決定的な証拠なんて出せない】に死体発見アナウンスについて <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 19:15:33.01 ID:lJRcdHHDO<> 【死体発見アナウンスについて>【私が犯人じゃない決定的な証拠なんて出せない】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 19:17:25.12 ID:7sYalBKfO<> 正解! >>306の【死体発見アナウンスについて>は“について”が要らなかったですね。>>1のミス。


九十九「それは違うよ……!」BREAK!

九十九「……黒野さんは、知らないんだよね」

黒野「は!? 何が!?」

九十九「死体発見アナウンスが……流れる条件だよ」

斬子「死体発見……アナウンス?」

蒼井「……あの耳障りなアナウンスの事か?」

九十九「うん……あのアナウンスが流れるには条件があるんだ」


〜〜〜〜〜

モノクマ『死体発見アナウンスは、死体を三人以上が発見したら流れるんだ。三人目が見た段階で、ぴんぽんぱんぽーん……ってね!』

安藤『……その三人には、クロは含まれるのか?』

モノクマ『うぷぷ……流石は弁護士サン! 細かいところが気になるのが悪い癖だよ?』

モノクマ『……お察しの通りだよ。クロは、その三人には含まれません!』

〜〜〜〜〜


九十九「死体発見アナウンスは、三人の人が見た段階で流れる……つまり、三人目は絶対にクロじゃないんだ」

九十九「……黒野さん、言ってたよね?」


〜〜〜〜〜

黒野『はぁ〜……』

九十九『……どうしたの?』

黒野『あ、九十九君……』

黒野『いや……なんか眠れなくてさ、廊下をウロウロしてたんだけど……』

黒野『闇市君の部屋が開いてるから……気になるじゃない? それで覗いたら……』

黒野『闇市君死んでるし……急に変なアナウンス鳴ってビックリしたし……』

黒野『なんか疲れちゃったんだよ……』

〜〜〜〜〜


九十九「だから……黒野さんは、絶対にクロじゃないんだッ!!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 19:21:13.35 ID:7sYalBKfO<> 鉄「……は?」

鉄「つまり……どうなったんで御座るか?」

風香「……黒野は、闇市の鍵もすり替えたし、金箔の模擬刀も持ち込んだし、嘘のダイイングメッセージも書いた……」

風香「それでも……アナウンスから考えれば、黒野は犯人じゃないって事さ」

堀井「はぁ!? そんな事あんのかよ!?」

蒼井「……共犯、か?」

万城「なるほど……! それなら筋は通るな……!」

安藤「……モノクマ、確認しておきたいんだが、共犯者も実行犯と共に卒業できるのか?」

モノクマ「それはダメです! あくまで卒業できるのは、誰かを殺した犯人ただその人のみ!」

モノクマ「共犯者がいても、その人は他の皆と一緒におしおきされちゃうね!」

風香「……だ、そうだよ?」

風香「それを聞いて……何か言う事はあるかい、黒野?」

黒野「…………」

黒野「……………………」










黒野「はああああぁぁぁあぁあああ!?」


黒野「何余計な事してくれてんのおおぉぉおぉおモノクマアアアアァア!!」


黒野「もうちょっとで死ねたのにさあああああああぁぁあああ!!」



九十九「…………」

九十九「…………え?」
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 19:25:51.31 ID:7sYalBKfO<> 黒野「もうちょっとだったんだよ!? 本当にもう少し!!」

黒野「死体発見アナウンスだぁ!? そんなのが無ければ、みんな私をクロだって思ってくれたじゃん!!」

黒野「そうすれば……そうすれば、おしおきされてたのにさぁ……!!」

全温度「な……なんか……マシロちゃん、いつもと違くない?」

麻草「……これが、彼女の本性……なのか?」

九十九(……黒野さんは、いつも少し変な人だった。明るいのか暗いのか分からず、どことなく掴めない人……)

九十九(それでも……こんな人ではなかった)

九十九(こんな……絶望でグチャグチャになった灰色の目をするような人では……!!) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 19:33:24.53 ID:7sYalBKfO<> 堀井「ど……どういう事なんだよ! 説明してくれよ!」

堀井「な……何で共犯者なんかに……!」

黒野「は? 共犯者? 何それ?」

黒野「別に共犯者なんかじゃないけど?」

九十九「……何だって?」

黒野「誰がクロなのかなんて知らないし……正直どうでもいいかな」

九十九「それじゃあ……何で……?」

黒野「……まっ、言ってもいっか。もうどうせクロになれないし……」

黒野「さっき言ったでしょ? 死にたかったんだよ」

平良「……それの何が理由になるんだ?」

黒野「わっかんないかなぁ?」

黒野「間違ってクロになったら、おしおき……処刑されるんだよ?」

黒野「つまり……絶対に死ねるって事!」

九十九「…………」

九十九「それが……目的……?」

九十九(何なんだ……? 全然意味が分からないぞ……?)

斬子「し、死にたきゃ勝手に死ねばいいだろ! 巻き込むんじゃねーよ!」

黒野「死ねたらとっくに死んでるだろうがッ!!」

斬子「ヒッ……!?」

黒野「……ああ、そうか。アンタら、私の才能知らないもんね」

黒野「そりゃあ、分かんないよね……」

風香「……あんたが言わなかったんだろう」

黒野「言っても信じるわけないと思ってさ」

黒野「でも、こんな状況だし、教えてあげてよう!」






黒野「───私は【超高校級の自殺志願者】、黒野真白」

黒野「死にたくて死にたくて死にたくて堪らないのに……」

黒野「……どう足掻いても絶対に死ねない惨めな女の子だよ」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<><>2021/06/04(金) 20:34:09.29 ID:7sYalBKfO<> 九十九(超高校級の……自殺志願者……?)

九十九「それが……黒野さんの才能……?」

黒野「……リストカットしようとしたら、カッターが壊れる」

九十九「……え?」

黒野「首吊りしようとすれば、木が折れる。睡眠薬や毒物を飲んでも、全然効かない……」

黒野「どんなに死のうとしても、私の自殺は絶対に失敗するの」

黒野「電車に飛び込めば脱線して大事故! 飛び降りようとすれば建物が大爆発! それでも私は生きている! 代わりに周りの人間は死にまくる!」

黒野「……そんな生活を続けてたら、いつの間にか【超高校級の自殺志願者】なんて呼ばれてた」

黒野「……いつまで経っても自殺を志願する者でしかないって事よ。馬鹿にしてるよね!」

堀井「ま、マジで言ってんの……? こんな状況でふざけてる場合じゃあ……!」

安藤「……いや、黒野真白の言ってる事は本当だ」

万城「し……知ってるのか?」

安藤「アメリカでは……コイツの自殺未遂のせいで何百人と人が死んでいるんだ……!」

安藤「【超高校級の自殺志願者】は……自殺に失敗した上で、周りを不幸に巻き込む才能なんだよ」

安藤「今まで正体が分からなくてな……女子高生だとは知っていたが……」

安藤「……お前が【超高校級の自殺志願者】だったのか……!」

風香「……何だいそりゃ。呪いじゃないか」

風香「あんた……因果の星の下に生まれてきたんだねぇ……」

黒野「そうだね! 大凶星の下に生まれてきたよ!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 20:42:05.77 ID:7sYalBKfO<> 安藤「……お前が【超高校級の自殺志願者】だとしてもだ。何故、わざとクロとして誤認される必要があった?」

安藤「……闇市君には悪いが、実際に闇市君を殺害してクロだと判明すれば、おしおきされたはずだ」

黒野「……あれぇ? 安藤、何で女子と喋れてんの? おかしくね?」

安藤「……悪いな、黒野真白」

安藤「俺は……女子でも『犯罪者』だったら普通に喋れるんだよ」

安藤「自らの欲望を叶えるためなら、他人の死も厭わない……」

安藤「そんな人間を女子だとは思わないな」

黒野「……つれないねぇ」

九十九「……黒野さんも、ちょっと喋り方違うね」

黒野「そう? こっちが本当の私だよ、覚えてね!」

黒野「それじゃあ、ついでに質問しようかな、九十九!」

黒野「私は何でクロと誤認されようとしたでしょーか!?」

九十九「えっ」

九十九(な、何だそのクイズ……!?)


下から正しいと思う選択肢を一つ選んでください。

・皆で死にたかったから。
・コロシアイが好きだから。
・暇だったから。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2021/06/04(金) 20:43:12.66 ID:4wElSM7yO<> 皆で死にたかったから <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 21:04:35.56 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「……これ、か?」ANSER!

九十九「……皆で死にたかった、から?」

鉄「…………」

鉄「……は?」

麻草「皆で死にたかった……?」

麻草「すまない……全然分からないぞ、少年!」

九十九「……ボクにも理解できないよ」

九十九「ただ……さっき黒野さんが言ってたよね?」


〜〜〜〜〜

黒野『はああああぁぁぁあぁあああ!?』

黒野『何余計な事してくれてんのおおぉぉおぉおモノクマアアアアァア!!』

黒野『もうちょっとで死ねたのにさあああああああぁぁあああ!!』

九十九『…………』

九十九『…………え?』

黒野『もうちょっとだったんだよ!? 本当にもう少し!!』

黒野『死体発見アナウンスだぁ!? そんなのが無ければ、みんな私をクロだって思ってくれたじゃん!!』

黒野『そうすれば……そうすれば、おしおきされてたのにさぁ……!!』

〜〜〜〜〜


平良「ああ……そんな事言ってたな……」

九十九「つまり、黒野さんは……『クロだと間違われた』上で『おしおきされる』事が目的だったんだ」

九十九「それって、黒野さんだけじゃなく、本当のクロ以外の全員がおしおきされるよね?」

九十九「……黒野さんの目的は、それなんじゃないかな?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 21:08:07.91 ID:7sYalBKfO<> 黒野「……いやぁ、すごいなぁ、九十九」

黒野「そんなに私の事を分かってくれるとはね!」

時雨「黒野っちは……集団自殺がしたかったって事!?」

黒野「御名答!」

斬子「ふざけんな! 死にてーなら勝手に死ねよ!!」

黒野「私もそう思ってたんだけどさ、何度も何度も何度も自殺未遂を繰り返してるとさ……」

黒野「……なんか、寂しくて。孤独なのよアタシ」

堀井「そりゃあ、黒野ちゃんみたいなのが何人もいるわけねーからな……」

黒野「だから、自殺サークルとかも結構参加したんだよ? 志が同じ仲間なら死ねるかなって!」

黒野「ぜーんぶ私だけ生き残ったけどね!」

黒野「あーあ、でも、今回もダメだったかぁ……」

黒野「モノクマなら、私の事完全に殺してくれると思ったんだけどなぁ……」

モノクマ「言っとくけどね、ボクのせいにはされたくないんだよね!」

モノクマ「何で現場に戻っちゃったのさ! アレが無ければアナウンスも鳴らなかったんだよ?」

黒野「しょーがないじゃん! コロシアイ起きてるか不安になったんだよ!」



黒野「いきなり変なアナウンス流れてビックリしたんだよ! 固まって全然動けなかったし!」



九十九「…………え?」

九十九(動け……なかった?)

安藤「ちょ、ちょっと待て……! 動けなかっただと!?」

安藤「お前が金箔の模擬刀やダイイングメッセージを作ったんじゃないのか……!?」

黒野「あ、それね、嘘だよ。クロになれるかなーって」

黒野「その証拠に……ほら!」

九十九(黒野さんは手の包帯を外す……)

九十九(……その手は、綺麗な白い手だった)

鈴村「……怪我が無くて良かったねぇ〜」

万城「そこじゃないだろ……!」

万城「金箔も血も……何も付いてないじゃないか!」

九十九「……あの証拠を作ったのは、本当のクロだった……のか!?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 21:09:48.52 ID:7sYalBKfO<> 【ノンストップ議論 開始!】


・コトダマ一覧表>>262
【動いていた洗濯機>
【モノクマファイル1>
【安藤の見解>


万城「黒野の手には何も付いていない……」

万城「つまり、黒野は何をしてないって事じゃないか!」

鉄「そ……そんな事があるので御座るか!?」

安藤「【黒野真白の手が汚れていない】以上、そう判断するしかないな……!」

風香「だけど……そうしたら、誰もできないじゃないか?」

風香「【夜時間には水は流れない】からねぇ……」

風香「【手袋を使ったとしても洗えない】し……」


コトダマ一覧表から一つ選択し、【】の矛盾を論破してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 21:16:50.84 ID:9ZKbAeSh0<> 動いていた洗濯機>【手袋を使ったとしても洗えない】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 21:39:16.38 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「それは違うよ……!」BREAK!

九十九「いや……洗う事はできるんだ、風香さん」

風香「おや……そうなのかい?」

九十九「うん……確かに、夜時間には水は流れない。だけど、ランドリーを使う事はできるんだ」

九十九「そうだよね? 全温度さん」

全温度「うん、そうだよ!」

全温度「ランドリーだけは例外的に夜時間でも使えるんだ!」

全温度「今も動いてる洗濯機があって……」

全温度「……え! もしかして、あの洗濯機で手袋を……!?」

九十九「おそらく……そうなんだと思う」

九十九「犯人は手袋を使って、金箔の模擬刀を起き、血でダイイングメッセージを作って……」

九十九「その手袋をランドリーで洗って証拠を隠滅しようとしたんだ!」


幸村「それは違うよ!」反論!


幸村「犯行現場に細工をしたのはクロ……それはまだ分からないんじゃないかな?」

幸村「黒野さんはまだ嘘を付いてる可能性がある……そこは確かめないとダメだよ!」

黒野「えー、私もう嘘なんてついてないよー?」

九十九「……分かった、幸村さんの話を聞くよ」

黒野「あれ? ガン無視?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 21:41:20.25 ID:7sYalBKfO<> 【反論ショーダウン 開始!】


・コトノハ一覧表>>262
<【動いていた洗濯機】+
<【寄宿舎の情報】+
<【全温度の証言】+


幸村「確かに黒野さんの手には金箔も血も付いていない……」

幸村「だけど、それだけで黒野さんが何もしていないとは言い切れないよ!」

九十九「黒野さんが現場を荒らしたとしても、その時間は夜時間……」

九十九「夜時間には水は流れない……だから、手を洗う事はできないんだ」

幸村「さっき九十九クンが言った通り、ランドリーを使った可能性もあるよ」

幸村「だから……手袋か何かをして現場に細工をし……」

幸村「【その手袋を黒野さんが洗いに行った】とすれば、辻褄は通るんだよ!」


コトノハ一覧表から正しいコトノハを選択し、【】の矛盾を論破してください。

↓1〜2に正解があれば進行 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 22:02:12.59 ID:9ZKbAeSh0<> 【全温度の証言】+ <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 22:29:19.66 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「その反論、斬らせてもらう……!」斬!

九十九「いや……それはあり得ないんだ、幸村さん」

九十九「だって、黒野さんは夜時間にランドリーには行ってないんだからね」

九十九「そうだよね? 全温度さん」

全温度「うん! 間違いないよ!」

全温度「夜時間にランドリーにいた私とナノハちゃんが証明する! マシロちゃんは絶対に来てないよ!」

万城「……そんな時間に何してたんだ?」

時雨「私がランドリーの洗濯物をグチャグチャにしちゃってさ! 片付けを全温度っちに手伝ってもらってたんだ!」

万城「自分でやれよ!」

幸村「そうだったんだ……」

幸村「……その時間に、ランドリーに来た人はいるの?」

全温度「うん! ええっとね……」

全温度「レイちゃん、ジン君、アヤメちゃん……の三人だったかな!」

麻草「ああ……そういえばそうだったね」

鈴村「ジンちゃんもランドリーに来たんだ〜?」

蒼井「……洗濯は一日一回しなければならないからな」

黒野「え、私一度もしてないけど」

蒼井「……!?」

鉄「すごい顔してるで御座る!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 22:34:26.11 ID:7sYalBKfO<> 安藤「……九十九君」


安藤「……君も、犯人が分かったんじゃないか?」


九十九「…………え?」


安藤「状況証拠しかないが……その証拠を合わせれば、クロは自ずと一人に絞られる」


九十九(犯人が……絞られる……?)


九十九(今まで分かった事と……集めた証拠を考えれば……)


九十九(…………もしかして、犯人は……)


>>139-140から怪しい人物を一人選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 23:07:19.63 ID:9ZKbAeSh0<> 麻草? <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 23:17:50.64 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「……麻草さん」

九十九「……キミが犯人なんじゃないかな?」

麻草「…………」

麻草「……ほう?」

万城「麻草が……!? ランドリーに行っていたからか……!?」

万城「だ、だけど、それだったら、蒼井や鈴村……全温度、時雨だって容疑者だろ?」

九十九「……まず、全温度さんと時雨さんは犯人じゃない」

九十九「モノクマファイルを見ると、闇市クンが殺されたのは11時頃……その頃には、二人は一緒にいたんだ」

時雨「私と全温度っちにはアリバイがあるんだね!」

九十九「……そして、蒼井クンも違う」

九十九「蒼井クンには……あのダイイングメッセージは残せないんだ」

九十九「……そうだよね、安藤クン」

安藤「ああ……俺がダイイングメッセージに違和感を感じたのは、闇市君が即死だったからもあるが……」

安藤「何より、その内容に違和感があった」

全温度「へ? 何で?」

全温度「ショウゴ君とハジメ君は仲良しだったから……そこを利用されたんじゃ……?」

安藤「……そこなんだよ」

安藤「少なくとも俺は……闇市君と九十九君の仲が良いとは知らなかった」

堀井「……そうか! 二人が仲良いって知ってんのは、食堂にいたやつだけだ!」

堀井「蒼井ちゃんはその時いなかったよな……!」

鈴村「でも〜……わたしはあの場にいたよ〜?」

鈴村「ランドリーにもいたし〜……容疑者なんじゃないの〜?」

鉄「自分で言うで御座るか!?」

九十九「……いや、鈴村さんには闇市クンを殺せないよ」

九十九「というより……殺そうと思わないはずだ」

九十九(それは……あの証拠が証明してくれる!)


コトダマ一覧表(>>262)から正しいコトダマを一つ選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 23:33:17.29 ID:lJRcdHHDO<> 寄宿舎の情報 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 23:39:17.01 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「これで証明する……!」ANSER!

九十九「……今回のクロは、衝動的にコロシアイをしたはずなんだ」

九十九「黒野さんによって開かれていた闇市クンの部屋を見て……殺してしまったんだと思う」

九十九「……鈴村さんの部屋は、ランドリーを行く時に、闇市クンの部屋を通らないんだよ」

麻草「……!!」

九十九「ダイイングメッセージを残す事ができる人……ランドリーに行った人……そして、闇市クンの個室の前を通る人……」

九十九「全ての条件に合うのは……麻草さん、キミだけなんだ」

蒼井「……そういえば、金箔の模擬刀の場所を知っていたのも貴様だったな、麻草」

幸村「本当に……麻草さんが……?」

麻草「…………」

麻草「……なるほどね、確かに私が一番怪しいようだ」

麻草「だが! それは怪しいというだけに過ぎない! 私が犯人だという確たる証拠ではないよ!」

麻草「ダイイングメッセージに『九十九』と書いたのは偶然! 全温度くんと時雨くんが他に来た人も見逃したかもしれない!」

麻草「いや……鈴村くんが遠回りしてランドリーに来た可能性もあるな!」

鈴村「そんな〜……! わたしはそんな事してないよ〜……!」

麻草「可能性の話さ。つまり、私が犯人だというのは早計だと言いたいのだよ!」

麻草「それに……私には凶器が無いんだ!!」

鉄「そ……そういえばそうで御座る! 凶器は何なので御座るか!?」

麻草「確か、あの模擬刀には血が付いていなかったね?」

麻草「手の血は誤魔化せても、模擬刀に付いた血は無理だろう!?」

麻草「私に闇市くんを殺せる凶器が無い以上、私を犯人というのは筋違いだよ!」

九十九「……いや、あるよ」

麻草「なっ……!?」

九十九(麻草さんには……闇市クンを殺せる凶器が、鈍器があるはずだ……!!)


【閃きアナグラム 開始!】


ぶ は く ら ご

な る ふ ひ ま


○○○○○○(6文字)


上記のひらがなを入れ替えて、正しい言葉を作ってください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 23:43:17.76 ID:9ZKbAeSh0<> ごるふくらぶ <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/04(金) 23:49:40.11 ID:7sYalBKfO<> 正解!


九十九「麻草さん……キミは【超高校級のゴルファー】だよね……」

九十九「持ってるはずだ……ゴルフクラブをね!!」

麻草「……っ!!」

安藤「間違いない。麻草は……ゴルフクラブを持っている」

蒼井「……そういや、そうだったな」

麻草「い……いや、それは……!!」

麻草「持っていないわけではないというか、それはそれとして何というか……!!」

黒野「しどろもどろだねぇ、麻草!」

九十九「……今から事件の全容を整理する」

九十九「もしそこに間違いがあったら……指摘してほしい」

九十九(……終わらせよう、こんな裁判は……!!)


【クライマックス推理 開始!】

1.この事件はまず……【A】が闇市クンの個室の鍵を奪ったところから始まった。自分がおしおきされるためのコロシアイを計画した【A】は、【B】で転んだフリをして、闇市クンから鍵を盗んだ。そして、あらかじめ闇市クンの部屋を開けておいたんだ。疑われないように、鍵は自分の物を忍ばせておいて、だ。

2.闇市クンはボクの部屋から自室に戻った。この時、闇市クンは部屋の鍵を開けたつもりでいたけど、本当は元々開いていたんだ。闇市クンは鍵を掛け、ボクは部屋に戻った……それを見計らって、【A】は闇市クンの部屋を全開にした。誰かに、闇市クンを殺してもらうために……。

3.そこを通ってしまったクロは……眠りこけている闇市クンを見て、コロシアイを決意してしまったんだ。クロは急いで部屋から【C】を取り出して、闇市クンを撲殺した。

4.その後、クロは【D】を体育館から持ち出して、凶器に偽造した。そして、嘘のダイイングメッセージも作ったんだ。それから、血と金箔で汚れた手袋を【E】で洗濯して、証拠を消そうとした。事件発覚が早かったせいで、それをできなかったみたいだけどね……。

5.闇市クンの部屋を通る事……【C】での殺害……証拠の偽造、そして隠蔽……それが全てできたのは、一人しかいない。闇市クンを殺害したのは……【F】! キミなんだ!

推理が繋がるように【】内に正しい言葉や名前を埋めてください。

↓1〜2に正解があれば進行 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/04(金) 23:57:07.05 ID:9ZKbAeSh0<> 【A】黒野真白
【B】食堂
【C】ゴルフクラブ
【D】金箔の模擬刀
【E】ランドリー
【F】麻草零 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:05:03.10 ID:FOKO8BTbO<> 正解!


九十九「犯人は……キミなんだ!!」COMPLETE!


1.この事件はまず……黒野さんが闇市クンの個室の鍵を奪ったところから始まった。自分がおしおきされるためのコロシアイを計画した黒野さんは、食堂で転んだフリをして、闇市クンから鍵を盗んだ。そして、あらかじめ闇市クンの部屋を開けておいたんだ。疑われないように、鍵は自分の物を忍ばせておいて、だ。

2.闇市クンはボクの部屋から自室に戻った。この時、闇市クンは部屋の鍵を開けたつもりでいたけど、本当は元々開いていたんだ。闇市クンは鍵を掛け、ボクは部屋に戻った……それを見計らって、黒野さんは闇市クンの部屋を全開にした。誰かに、闇市クンを殺してもらうために……。

3.そこを通ってしまったクロは……眠りこけている闇市クンを見て、コロシアイを決意してしまったんだ。クロは急いで部屋からゴルフクラブを取り出して、闇市クンを撲殺した。

4.その後、クロは金箔の模擬刀を体育館から持ち出して、凶器に偽造した。そして、嘘のダイイングメッセージも作ったんだ。それから、血と金箔で汚れた手袋をランドリーで洗濯して、証拠を消そうとした。事件発覚が早かったせいで、それはできなかったみたいだけどね……。

5.闇市クンの部屋を通る事……ゴルフクラブでの殺害……証拠の偽造、そして隠蔽……それが全てできたのは、一人しかいない。闇市クンを殺害したのは……麻草零さん! キミなんだ!


九十九「……どうかな、麻草さん」

九十九「これがボクの推理だ……何か反論はある?」

麻草「…………」

麻草「……あるとも」

麻草「あるともさ!! そんな推理、全て憶測に過ぎないんだからね!!」

麻草「私には犯行は可能だったかもしれない……だけど!! それは、可能だったというだけなんだ!!」

麻草「それに、九十九くんの推理には……決定的な矛盾があるんだよっ!!」

九十九「決定的な……矛盾?」

安藤「……これで最後だ」

安藤「決めてくれ……九十九君」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:06:26.31 ID:FOKO8BTbO<> 【理論武装 開始!】


麻草「確かに私に犯行は可能みたいだね……!」

麻草「だけど、だからといって私が犯人という事にはならないよ!!」

麻草「その証拠に……私の部屋に行ってごらん! 私のゴルフクラブに血は付いていないよ!!」

麻草「水が流れない以上、どんなに布で拭いてもクラブの血は取れない! ランドリーで洗う事も不可能だ!!」


麻草「【ゴルフクラブに血を付かないようになんてできないんだからね……!!】」


△ド


□バー ○ヘッ


×カ

上記の言葉を並べ替え、【】の矛盾を論破してください!

↓1〜2に正解があれば進行 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/05(土) 00:15:38.82 ID:YCh32K5d0<> ヘッドカバー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/05(土) 00:16:52.71 ID:76cZWVKDO<> ヘッドカバー <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:20:45.88 ID:FOKO8BTbO<> 正解!


九十九「これで決まりだ……!!」LAST ANSER!

九十九「……ボクはゴルフに明るいわけじゃない。でも……」

九十九「そういう道具って……カバーを掛けてたりしないのかな?」

九十九「例えば……ヘッドカバー、とか……」

麻草「…………っ!!」

麻草「……そ、それが何だっ! その現物が無ければ、証拠にはならない……!!」

麻草「部屋を調べてみなよ! そんな物は無いからね!!」

幸村「……麻草さん」

麻草「? 何かな?」

幸村「……ごめんっ!!」ガバッ!!

麻草「ひあっ……!?」

鉄「ぬおっ!? ゆ、幸村殿……!?」

時雨「幸村っちが……麻草っちのスカートを下から弄っているーっ!?」

風香「あらぁ……こんなところで大胆だねぇ……」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:22:43.68 ID:FOKO8BTbO<> 幸村「……あった!!」

九十九(幸村さんが、麻草さんのスカートから取り出したのは……)

九十九(……ゴルフのヘッドカバーだった)

幸村「……うん。6つあるうちの……1つが……」

幸村「……血で汚れているよ」

安藤「全てのカバーを隠す事で、ゴルフクラブにカバーが無い事を印象付けようとしたわけか……」

九十九「幸村さん……どうして麻草さんが持ってるって……?」

幸村「……さっきから、証拠が無いってずっと言ってたでしょ?」

幸村「だからこそ……決定的な証拠になる物は、手元に置いてると思ったんだ」

幸村「……誰にも見つからないところに、さ」

麻草「…………」

麻草「…………やれやれ」

麻草「もう、言い逃れはできないね……」

麻草「こんな証拠が出てきてしまっては……さ」

九十九「麻草……さん……」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:25:00.53 ID:FOKO8BTbO<> モノクマ「うぷぷぷ……議論の結論が出たみたいですね」

モノクマ「では、そろそろ投票タイムといきましょうか!」

モノクマ「オマエラ、お手元のスイッチで投票してくださーい!」

モノクマ「あ、念の為に言っておくけど……」

モノクマ「必ず、誰かに投票するようにしてくださいねっ!! こんなツマラナイ事で、おしおきされたくないでしょ?」

幸村「…………」

九十九(スイッチ……このスイッチを押す、のか……)

モノクマ「……はいッ! では張り切って参りますよ!!」

モノクマ「投票の結果、クロとなるのは誰か!? その答えは……正解なのか不正解なのかーッ!?」

モノクマ「さぁ、どうなんでしょーッ!?」




【MONOKUMA VOTE】


[アサクサ][アサクサ][アサクサ]


【GUILTY! GUILTY! GUILTY!】



モノクマ「あらら! 大正解っ!!」

モノクマ「今回、闇市祥吾クンを殺したクロは……」

モノクマ「……麻草零さんでしたー!! ばばーん!!」

麻草「…………」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:26:11.91 ID:FOKO8BTbO<> 九十九「あ、麻草さん……」

九十九「本当に……麻草さんが、闇市クンを殺したんだね……?」

麻草「…………」

麻草「……そうさ。私が……闇市くんを殺した」

麻草「この後に及んで、誤魔化す気は無いよ……」

麻草「……ごめんね、九十九くん。君の事をメッセージに書いたりなんてして……」

九十九「いや……それは別にいいけど……」

時雨「いいの?」

幸村「そ、そんな……」

幸村「どうして!? どうしてコロシアイなんか……!!」

黒野「うんうん! 私も気になるな! コロシアイの舞台作った者としてはさ!」

安藤「……お前は黙ってろ、黒野真白」

鉄「あ、安藤殿……ふ、雰囲気だいぶ違うで御座るな……」

九十九「……やっぱり【動機】?」

麻草「……ああ、そうさ」

麻草「幸村くんや安藤くんには悪いと思ったけど……私は、何を言われてもコロシアイを止める気は無かったよ」

麻草「24時間以内に、私の大切なものが壊されてしまうんだ……何に代えても、たとえクラスメイトを殺したとしても……」

麻草「……私には、守らなきゃいけないものがあったのさ」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:27:13.05 ID:FOKO8BTbO<> モノクマ「あ? もしかして、気になります? 気になっちゃいます?」

モノクマ「そうだよね、コロシアイの口火を切った麻草さんの【動機】……気になるよね!」

麻草「……っ! ま、待ってくれ! それは……!!」

モノクマ「それじゃあ、オマエラ、スクリーンにごちゅうもーく!!」

九十九(……モノクマが用意したスクリーンには、砂嵐が映っていた)

九十九(砂嵐が徐々に止み、画面に映し出された文字は……)






[【身長】]






九十九「…………」

九十九「…………え?」

九十九(…………身長?) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:29:30.80 ID:FOKO8BTbO<> 時雨「身長? 身長って……身長?」

堀井「まぁ、身長は身長だろうな……」

堀井「……は? って事は何? 身長が惜しいからコロシアイをしたって事……?」

全温度「そんな! そんな事のために、ショウゴ君を……!?」

麻草「……聞き捨てならないな、全温度くん。今の発言は取り消してくれ」

麻草「身長なんか……身長なんか!?」

麻草「それが、私には何よりも大事なんだよ!! コロシアイをするくらいにはねッ!!」

麻草「取り消してくれ……取り消してくれよ! 取り消してくれよぉッ!!」

九十九「あ、麻草さん……?」

九十九(こ、こんな取り乱した麻草さん、初めてだ……!)

全温度「ご……ごめん! ごめんレイちゃん……! そんなつもりじゃ……!」

麻草「……すまない。取り乱してしまったね……」

麻草「……とにかく、私は、『身長』を失うわけにはいかなかったんだ」

麻草「モノクマに聞いたら……タイムリミットを過ぎたら、希望ヶ峰学園の技術を駆使して、昔の身長に戻すって言うじゃないか」

麻草「そんなわけにはいかない! 私は……私はもう戻るわけにはいかないんだよ!」

麻草「『身長140cm』の頃の麻草零には……!!」

平良「ひゃ……140!?」

平良「お、お前今、190はあるだろ!?」

万城「……子どもの頃の身長に戻すって事か?」

モノクマ「いや、違うよ」

モノクマ「麻草さんの『正しい身長』に戻すって言ってるのさ!」

幸村「た、正しい……?」

蒼井「……骨延長か」

麻草「……蒼井くんは知っていたか」

麻草「……そうさ、私は、元々低身長なんだ。骨延長で……およそ50cm伸ばしてるんだよ」

斬子「な、何で、んな事してんだ……!?」

麻草「……一流のゴルファーになるためさ」

全温度「……えっ?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:30:46.63 ID:FOKO8BTbO<> 麻草「私の打ち方には癖があってね。何十回、何百回、何千回、何万回練習しても……全然上手くならなかった」

麻草「そこで、プロのコーチに見てもらったら……圧倒的に身長が足りないって言われたんだ。その打ち方は、身長が無ければ話にならないってね」

麻草「だから私は……地獄のような苦しみに耐え、骨延長をやったんだ……!!」

麻草「それを失うなんて……考えられないっ!! やっと手に入れた【超高校級のゴルファー】という称号なんだっ!!」

麻草「だから私は……!!」

九十九「麻草さん……」

九十九(……ボクも、闇市クンも、超高校級という称号にはあまり執着していなかった)

九十九(気が付いたら……希望ヶ峰学園にスカウトされていたから……)

九十九(……でも、麻草さんのように、死に物狂いで超高校級になった人もいた……)

九十九(モノクマは……その弱みに漬け込んで……!!) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:31:49.52 ID:FOKO8BTbO<> 安藤「……動機は分かった」

安藤「だが……どんな理由があろうと、殺人は許される事じゃない」

麻草「……返す言葉も無いよ」

麻草「そう、私は……動機が提示された段階で、コロシアイを決意していた」

麻草「私は、皆を裏切ったんだよ……」

九十九「……本当に、そうなのかな?」

麻草「……何だって?」

九十九「麻草さんは……闇市クンの部屋が開いていて、コロシアイを決意したんだよね?」

九十九「だとしたら……夜時間になってから、コロシアイのターゲットを探そうとしたわけだ……」

九十九「……そんなの、見つかるのかな?」

万城「……確かにそうだな。夜時間になったら、もう大体の人間が寝てるだろ」

幸村「それに……部屋にいるターゲットを訪ねるとしても、【動機】が配られた日なら警戒せずにはいられないよ」

九十九「本当に麻草さんがコロシアイをする気なら……夜時間になる前に、何なら食堂とかでするべきだったんだ」

九十九「それをしなかったって事は……」

九十九「……迷ってたんじゃないのかな?」

九十九(コロシアイなんてしたくない……でも、【動機】の事が頭から離れない……)

九十九(麻草さんだって……ボクらと同じ気持ちだったはずなんだ)

九十九(そこで……彼女は、運悪く背中を押されてしまったんだ……)

黒野「……ん? 何? 何か言いたいの?」

九十九(【超高校級の自殺志願者】の魔の手に……!) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:33:06.43 ID:FOKO8BTbO<> 麻草「…………」

麻草「……あっはっはっはっ!!」

九十九「……!?」

九十九「麻草……さん……?」

麻草「あっはっはっはっ……! 君は見かけによらずお人好しなんだね、九十九くん」

麻草「……そんな事無いさ。私は……コロシアイの誘惑に耐えられなかった、哀れな女だよ」



モノクマ「……そろそろいいかな?」

モノクマ「さっさと、クロのおしおきを始めちゃおうか! みんな待ってるしさ!」

九十九「おしおき……!!」

九十九(つまり、処刑……!!)

安藤「ま、待て……! 確かに麻草零は罪を犯した……!」

安藤「だが、死刑に処するというのは……!!」

幸村「そうだよ! おしおきなんて間違ってるよ!!」

黒野「うんうん! 間違ってるから私と変わってよ!!」

風香「あんたは黙ってな……!!」

モノクマ「うるさーい! 校則に変更は無いんだよ!」



モノクマ「今回は【超高校級のゴルファー】である麻草零さんの為に、スペシャルなおしおきを用意させて頂きましたっ!!」



モノクマ「では……はり切っていきましょう! おしおきターイム!!」



麻草「皆……闇市君……」



麻草「……すまなかった」


<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:34:59.77 ID:FOKO8BTbO<>


ウィーン……ピコン☆



【GAME OVER】


【アサクサさんがクロに決まりました。おしおきをかいしします。】



麻草さんが……いきなり現れた鎖で、首を掴まれて引きずられていく。

麻草さんが連れられたのは……広い芝生の中にある大きな穴だった。

……ボクらは、それをモニターで見ている。





【超高校級のゴルファー 麻草零 処刑執行】



【ホール・イン・デス】



麻草さんが、柱に括り付けられています。


おしおきを受け入れているのか、どこか落ち着き払った様子です。人殺しのクセに、生意気ですね。


ゴルファーに扮したモノクマが、クラブを構え、ボールを打ちます。


打たれたボールはどんどん麻草さんに近づき……麻草さんがいる穴の中に落ちていきました。


人の頭ほどある巨大なゴルフボールが、麻草さんを殴打します。


モノクマは打ちっぱなしを始めたようです。


ボールを打って打って打って打って打って打って打って打って打って打って打って打って打って打って打って打って打って打って打って打ちまくります。


そのたびに、麻草さんの体にボールはガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンぶつかります。


ボールは穴の中に溜まり……麻草さんの体を下から潰していきます。


モノクマは、これで最後だと、今までの何倍も大きいボールを打ちます。


そのボールは……青ざめた顔の麻草さんを、真上から潰してしまうには充分でした。










……グチャ!!


<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:36:27.64 ID:FOKO8BTbO<>


九十九「な……何だよ、これ……」

九十九(ボクらが目の当たりにしたもの……)

九十九(それは絶望……)

九十九(……それ以外に、何て言えば良いのだろう?)



モノクマ「いやっほうっ!! エクストリーーーーーーームッ!!」

モノクマ「アドレナリンがぁーーー染み渡るーーーッ!!」

堀井「な……ななな……」

斬子「な、何なんだよ……これ……!」

鉄「…………」バタッ

全温度「は、ハヤテ君が! ハヤテ君が倒れた!」

幸村「こんな事……こんな事、これから続けなきゃいけないの……!?」

幸村「もう、やめようよ……!!」

モノクマ「それが嫌なら……ここでの共同生活を受け入れるんだね」

モノクマ「……ま、できるなら、の話だけどね! うっひゃっひゃっひゃ!」

モノクマ「というかさぁ……ボクを恨むのはお門違いじゃない?」

モノクマ「コロシアイが起きたのはさ、オマエラが外に出たいって思ったからじゃない!」

モノクマ「それに、今回のコロシアイに関しては、黒野さんのせいだし!」

黒野「失礼な! 私は殺してないよ!」

黒野「誰か殺せばいいなー、とは思ったけど!」

鉄「最悪で御座るな!」ガバッ

全温度「あ、復活した!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:37:31.85 ID:FOKO8BTbO<> 幸村「……違うよ」

モノクマ「……はにゃにゃ?」

幸村「闇市クンが殺されたのも……麻草さんがクロになったのも……」

幸村「……黒野さんが、こんな事をしたのも……」

幸村「全部、モノクマのせいでしょ!?」

幸村「モノクマが、こんな事をするから、皆がおかしくなったんだよ……!!」

モノクマ「……最近の若者は、責任転嫁がお得意ですなぁ」

モノクマ「コロシアイ学園生活が始まったのは、オマエラのせいだっていうのにね!」

安藤「……どういう意味だ?」

モノクマ「いや? 特に深い意味は無いよ?」

モノクマ「……それじゃあね! 終わったんだし、早く帰れよな!」

九十九(……そして、モノクマは姿を消した)

九十九(絶望に打ちのめされたボクらを残して……)



黒野「はー……失敗したなぁ」

黒野「んじゃ、かーえろっと!」

九十九(……ただ一人、何とも無い人はいるけど)
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:38:30.99 ID:FOKO8BTbO<> 斬子「テメー……何なんだよ、その態度は!?」

黒野「……ん? 私?」

斬子「テメーしかいねーだろうがッ!!」

鉄「流石に見過ごせないで御座るよ、黒野殿……」

鉄「貴殿のせいで、麻草殿は殺人をしたので御座るよ!?」

黒野「……は? 違うでしょ」

黒野「私がやったのはコロシアイの舞台設置! それからやるかどうかは自由意志でしょ!」

風香「……それはそうかもねぇ」

風香「……だけど、だからって、あんたの罪が無くなるわけじゃないよ」

幸村「もう……もう、やめてよ……!」

幸村「こんな風に争う事が、モノクマの策略なんだよ!?」

万城「……そうだな」

万城「……取り敢えず、部屋に戻ろうぜ。落ち着かないとさ……」

九十九「……そう、だね」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:40:07.46 ID:FOKO8BTbO<> 【寄宿舎】

九十九「…………」

九十九(闇市クン……そして、麻草さん……)

九十九(……どちらも、死んでしまった)

九十九(こんな日が……これからも続くっていうのか?)

九十九(…………)

九十九(……超高校級の才能、か)

九十九(ボクの【超高校級の腹話術師】の才能なんて、何の役にも……)

九十九「……いや……」

九十九「もしかしたら……」



九十九(……そしてボクは、闇市クンの部屋に入った)


九十九「闇市クン……失礼するよ」


九十九(ボクは……ボク達は、モノクマなんかに負けたりしない)


九十九(そのために……!!)





CHAPTER1【はじめてのぜつぼう】END

生き残りメンバー:16→14人
【超高校級の腹話術師】九十九一
【超高校級のチアガール】全温度千亜
【超高校級の中小企業診断士】万城太介
【超高校級の忍者】鉄疾風
【超高校級の裏番】蒼井仁
【超高校級の風水師】嵐山風香
【超高校級の幸運】幸村凪
【超高校級の建築士】平良源
【超高校級の気象予報士】時雨菜乃華
【超高校級の木こり】嵐山斬子
【超高校級のプログラマー】鈴村あやめ
【超高校級の彫刻家】堀井健司
【超高校級の弁護士】安藤竜
【超高校級の???】黒野真白



死亡メンバー:2人
【超高校級の怪談師】闇市祥吾
【超高校級のゴルファー】麻草零



……To Be Continued……





[プレゼント【絶望クラブ】を獲得しました。]

[CHAPTER1をクリアした証。このクラブで打ったボールは、絶望にしか進まない。]
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:40:50.70 ID:FOKO8BTbO<>


【???】

モノクマ「いやー、ようやく始まったね!」

モノクマ「ちゃんとコロシアイが進んで、ボクは一安心ですよ……」

モノクマ「やっぱりコロシアイ学園生活は、最初のコロシアイが始まってからが本番だよね!」

モノクマ「ね? キミもそう思わない?」

モノクマ「……冷たいなぁ」

モノクマ「まっ、別にいいけどね!」

モノクマ「それじゃあ、皆が何をしているのか……見てみようかな!」


>>139-140から九十九・闇市・麻草以外のキャラクターを一人安価してください。

↓1〜3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/05(土) 00:42:50.21 ID:mGGqbj9F0<> 平良 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/05(土) 00:43:14.51 ID:76cZWVKDO<> 幸村 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/05(土) 00:43:15.56 ID:U6EWziDYO<> 斬子 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2021/06/05(土) 00:44:06.34 ID:2FF19rX20<> 時雨 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/05(土) 00:55:04.63 ID:FOKO8BTbO<> ということで、本日はここまでです。ありがとうございました。チャプター1のクロは【超高校級のゴルファー】麻草零さんでした。そして、学級裁判を終わらせようと思ったら、こんなに掛かってしまいました。すいません。

取り敢えずチャプター1を終える事ができて、ホッとしています。ここにいく前にエタるスレが多かったので……良かったぜ。

チャプター2から、更新がゆっくりになると思います。更新する日は連絡するので、その時にはよろしくお願いします。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/05(土) 01:12:37.27 ID:mGGqbj9F0<> 乙
1章完結おめでとうございます
闇市くんは残念だけれど黒野さんがどう関わっていくのか期待してます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/05(土) 01:24:14.33 ID:GDf9a0Pfo<> 乙
第一の事件までいったの久しぶりに見た <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/05(土) 07:42:11.71 ID:YCh32K5d0<> 乙乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/05(土) 08:14:13.54 ID:76cZWVKDO<> 乙
これからも楽しみにしてます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/06(日) 17:59:19.59 ID:LP1RGCQlO<> いつ頃来れそうですか? <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/07(月) 11:45:13.23 ID:NYadg61NO<> 明後日には来れると思います。

ちなみに、チャプター1のクロ候補のコンマは以下の通りです。

01〜26:鉄
27〜52:麻草
53〜74:平良
75〜00:堀井

こんな感じでクロを決めていきます。次からは公開しないかもしれないけど。では、明後日よろしくお願いします! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/08(火) 00:10:52.60 ID:qZT5TxyGO<> 楽しみにしてる! <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 17:35:09.11 ID:7+I0AelcO<> それでは始めます。まずは、他キャラの視点から。 <> ◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 17:37:38.97 ID:7+I0AelcO<> 【平良の個室】

平良「…………」

平良(……闇市が死んだ)

平良(その後、学級裁判とかいうのがあって……麻草も死んだ)

平良(……麻草が処刑された時、俺はこう思っちまった)

平良(……もしかしたら、死んでたのは麻草じゃなくて、俺だったかもしれねぇ……と)

平良(俺の動機は【家族】……)

平良(家族のために……って、コロシアイをしてたかもしれねぇ……)

平良(……情けねぇな、俺)

平良(クラスメイトが、仲間が死んだってのに……安心してやがる……!)

平良(もうこれで家族は安心だってな……!!)

平良「……クソッ!!」ブンッ……!!

ガンッ!!!

平良(俺は怒りのままに……手元の物をブン投げた)

平良(ブン投げた“それ”……電子生徒手帳は、窓の鉄板にブチ当たった)

平良「……いけね」

平良(急いで電子生徒手帳を拾う……傷一つねぇ)

平良(……鉄板にも、傷は一つも無かった)

平良「……ムダに頑丈にしやがって」

平良(……物に当たっちまった。最悪だな、俺)

平良(……九十九に安藤、幸村なんかは……今日の学級裁判でも活躍してたってのに……)

平良(安藤はまだ慣れてるかもしれねぇが……九十九と幸村は素人だ)

平良(しかも、その二人から励まされてまでいる……)

平良(……あいつら、どうしてるかな) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 17:40:17.33 ID:7+I0AelcO<> 【廊下】

幸村(学級裁判から帰ってきた私は、部屋に……戻らず……)

黒野「……あれ? 幸村じゃん、何してんの?」

幸村(……黒野さんの部屋の前にいた)

幸村「……さっきの事、話しておかなきゃと思って」

黒野「さっき? 何かあったっけ?」

幸村「とぼけないで……! 闇市クンの事だよ……!」

黒野「……ああ、コロシアイ云々の話?」

黒野「いいよ、その話は……私、失敗は振り返らないんで」

幸村「失敗……? 本気で言ってるの……!?」

幸村「黒野さんのせいで、二人も死んじゃったんだよ!?」

黒野「……で?」

黒野「だから、私に何しろって?」

幸村「……何もしなくていいよ」

黒野「……へ?」

幸村「黒野さんが自殺したくなっちゃうのは……悲しいけど、止めないよ。それが黒野さんの才能なんだもんね」

幸村「……でも、それに皆が巻き込まれるのは、間違ってるよ」

黒野「ふーん……私だけ勝手に死ねって?」

幸村「そうじゃない! 皆をコロシアイに巻き込まないでって言ってるの!!」

幸村「もう……誰かが死ぬのは見たくないんだよっ……!!」

黒野「…………」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 17:42:22.43 ID:7+I0AelcO<> 黒野「……言っとくけど、私は止めないよ、私がおしおきされるためのコロシアイ」

黒野「さっきの麻草のおしおき、見た!? 凄かったよね!!」

黒野「あんなにされたら絶対死ねるじゃん!! これを逃す手は無いよ!!」

幸村「……絶対させない」

幸村「コロシアイなんて……もう起こさせない……!!」


幸村「たとえ……私が死んだとしても……!!」


黒野「…………へぇ?」

黒野「アンタも結構ブッ壊れてる感じ?」

黒野「いいじゃん、そういうやつが多い方がコロシアイ盛り上がるし!」

幸村「……させないよ」


幸村(何に代えても、コロシアイも……学級裁判も起こさせない……!!)

<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 17:43:23.54 ID:7+I0AelcO<> 【購買部前】

斬子「……ハァ……」

斬子(……学級裁判から帰ってきたアタシは、玄関近くに座っていた)

斬子(……本当は外に出て気分転換してーが、それもできねーから、ここら辺で我慢するしかねー)

斬子「……チクショウ」

斬子(何なんだ、この学園は……!)

斬子(自然界ではあり得ねー色のクマが、アタシ達を閉じ込めたと思ったら……)

斬子(闇市が死に……その闇市を殺した麻草が、残虐な方法で殺された……)

斬子(その挙句……黒野! あの意味不明な女!)

斬子(何なんだよ! ワケ分かんねーよ!!) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 17:44:11.70 ID:7+I0AelcO<> 風香「……やっぱりここか」

斬子「……風香」

斬子「……何の用だよ」

風香「いや、別に? ちょっと気になっただけさね」

風香「ちょっと強烈な出来事が重なってたからねぇ……」

斬子「……姉貴ぶってんじゃねーぞコラ」

斬子「言っておくけどな……アタシは、アンタの事だって信用してねーんだからな!!」

風香「……分かってるさ」

風香「……じゃあね。早く部屋戻んなよ」カツカツ……

斬子「……チッ!!」

斬子(……いつまで続くんだ、こんな生活……!!) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 17:46:19.58 ID:7+I0AelcO<> 【CHAPTER2】


【3日目】


キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『オマエラ、おはようございます! 朝です、7時になりました! 起床時間ですよ〜!』

モノクマ『さぁて、今日も張り切っていきましょう〜!』



九十九(……モノクマは、今日も変わらず吐き気がするほど明るい声で、朝のアナウンスをする)

九十九(……二人も死んだっていうのに)

九十九「……いや、だからこそモノクマは上機嫌なのかもな……」

九十九(昨日……学級裁判を終えて帰るボク達に、モノクマは言った)


〜〜〜〜〜

モノクマ『あ、そうだ。学級裁判を終わった事だし……ちゃんと死体、片付けておいたんで!』

モノクマ『綺麗に清掃もベットメイキングもしたんで、闇市クンのベッドで寝ても大丈夫!』

モノクマ『……そうだ、鍵は元に戻しておくからね、黒野さん』

黒野『え? ああ……すっかり忘れてた。死ぬつもりだったからね!』

モノクマ『うーむ……絶望的に不本意だなぁ。ボクとしては、他の皆みたいに、もうちょい落ち込んでほしいんだけど』

黒野『落ち込んでるよ? 死ねなかったし』

モノクマ『いや、そうじゃなくて……まぁいいや』

〜〜〜〜〜


九十九(……ボク達には、闇市クンを……そして、麻草さんを弔う事もできないんだ……!)

九十九(……いけない、少しイライラしているな)

九十九(……徹夜をして、『コレ』を作っていたかもしれないな)

九十九(……今日も朝食会はある……だろうか)

九十九(何にせよ、早く行かなきゃ……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 17:51:08.01 ID:7+I0AelcO<> 【食堂】

九十九「おはよう……」

全温度「あ! おはようハジメ君!」

万城「良かった、来てくれたか九十九」

鈴村「朝ごはん、できてるよ〜」

九十九(……食堂には、14人いた)

九十九(……これで、全員……か)

時雨「……皆揃ったし、食べていいよね? ね?」

時雨「いただきまーす……!」



斬子「オイ、ちょっと待てや……!」

時雨「えっ……」

時雨「ま、まだ食べちゃダメなの!?」

斬子「テメーの事じゃねーよ!」



斬子「何でしれっとここにいるんだよ……黒野!!」



黒野「…………」


<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 17:53:20.25 ID:7+I0AelcO<> 黒野「……酷いなぁ。私もクラスメイトだよ? ここにいたって良いじゃない」

斬子「良いわけねーだろうが……! テメーが何したのか分かってんのかよ!?」

斬子「昨日のコロシアイは、テメーが起こしたようなモンだろうが!?」

黒野「またそれ話すのー? もういいでしょ……」

黒野「それに、どうせ私が何もしなくても、誰かはコロシアイしてたと思うよ?」

黒野「モノクマはそのつもりであんな動機出したんだろうしさー」

平良「…………」

斬子「んなの関係ねーんだよ! テメーが要注意人物なのは間違いねーだろ!」

斬子「ふざけた理由でコロシアイをする、クソッタレ野郎には違いねーんだ!」

万城「……それで、斬子はどうしたいんだ?」


斬子「決まってんだろ! コイツを隔離すんだよ!!」


斬子「コイツを縛って部屋にでも転がしておけば、もう何もできねーだろ!!」

黒野「ゲッ……! マジ!?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 17:54:43.99 ID:7+I0AelcO<> 幸村「そ、そんな事しちゃダメだよ!」

幸村「確かに……黒野さんは悪い事をした。それは間違いない」

黒野「してないけどなぁ」

風香「……あんたはちょっと黙ってな」

幸村「でも、だからって仲間外れは良くないよ!」

幸村「私達の敵は……モノクマ。それを操る黒幕なんだよ!?」

幸村「黒幕を倒すには、私達は協力して立ち向かわないといけないんだっ!!」





鉄「……冗談は……」


幸村「……え?」



鉄「冗談は、やめてほしいで御座る……!!」



幸村「鉄……クン?」

<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 17:58:58.72 ID:7+I0AelcO<> 鉄「仲間? 協力? 寝言は寝て言えで御座る!!」

鉄「麻草殿が殺人を犯したので御座るよ!? あの麻草殿が!」

鉄「いつも大人の余裕を醸し出していた……コロシアイなんて縁の無さそうな麻草殿が、で御座る!」

鉄「誰がコロシアイを考えているかなんて……もう分からないで御座る!!」

幸村「コロシアイなんて……考えてないよ!!」

鉄「そんなの信用できんで御座る!!」

鉄「おまけに、黒野殿のような頭のおかしい人もいるで御座る!」

鉄「こんなのがいるなら、他にどんな人がいるかも分かったもんじゃないで御座るよ!!」

黒野「失礼な! 自殺好きで何が悪い!」

鉄「もう……もう誰の事も信じられんで御座る!!」

幸村「そんな……!!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 17:59:43.97 ID:7+I0AelcO<> 蒼井「…………」カツカツ……

安藤「……どこに行く、蒼井君」

蒼井「……帰る」

鈴村「え〜……? でも、まだご飯が〜……」

蒼井「……必要ない」

蒼井「俺が貴様らと一緒にいたのは……一人だけコミュニティにいないのは、このコロシアイ学園生活において不利だと思ったからだ」

蒼井「……だが、俺以外にも外れる人間がいるなら、話は変わる」

蒼井「……俺は元々、こういう馴れ合いは好きじゃないからな」

万城「馴れ合いって、お前な……!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 18:14:58.63 ID:7+I0AelcO<> 九十九「…………」



九十九「…………」



九十九「……………………」





『……良くありませんねぇ』





蒼井「……っ!?」



『この空間には、瘴気が籠っています……。こういった場所には、得てして幽霊が出るものです……』



風香「ちょっと待ちな、この声は……!」



『そう、私のような、ね……ふふふ……!』





幸村「闇市……クン……!?」


<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 18:17:23.17 ID:7+I0AelcO<> 鉄「ぎゃああああああっ!! 出たああああああああっ!! で御座るううううううううっ!!」

平良「ま、待てよ、本当に闇市の声か、これ……!?」

時雨「実は生きていた……とか!?」



黒野「……あはは!」


黒野「幽霊の、正体見たり、枯れ尾花……ってね!」


九十九「…………」


『ふふふ……博識ですね、黒野さん……』


堀井「な、何だ……!? 九十九ちゃんの方から、闇市ちゃんの声が聞こえるのに……」


堀井「九十九ちゃんの口は、全然動いてねーぞ……!?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 18:19:37.25 ID:7+I0AelcO<> 安藤「……大したものだね、九十九君」

安藤「君の腹話術は……声帯模写もできるのか……」

九十九「……まぁね。まだ完璧じゃないと思うけど」

九十九(……ボクは懐から、徹夜で作ったものを取り出した)

全温度「わ、可愛い人形!」

幸村「……それ、もしかして、闇市クン?」

ヤミイチ『ええ……九十九君は、そのつもりで作ったようですよ』

九十九(ボクは闇市クンをデフォルメして作った人形を、手にはめる)

堀井「うおっ!? ま、マジで闇市ちゃんみてーだ……!!」



風香「……あんた、まさかとは思うけど……」

風香「……それで闇市が生き返った……とか言わないだろうね?」

九十九「…………」

万城「い、いやいや、流石にそんな事は……」

蒼井「……あり得ない話ではない」

安藤「そうだな……俺は、親しい人間が死んで狂ってしまった者を何人も見てきた」

安藤「……九十九君のようなパターンも、な」

風香「……そこんとこ、どうなんだい、九十九?」

九十九「…………」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 18:21:25.01 ID:7+I0AelcO<> 九十九「…………」

九十九「…………」

九十九「……………………」



『残念だが……闇市くんは死んだよ。私が、殺したんだからね』



九十九(……ボクは、懐から麻草さんの人形も取り出した)

堀井「……は?」

堀井「あ……麻草ちゃん!? 麻草ちゃんもできるのかよ!?」

鉄「ぎゃあああああああああっ!!」

鉄「……いや、あ、あれは幽霊ではない……で御座るな! うん!!」

全温度「耐えたねハヤテ君!」

アサクサ『闇市くんには悪いとは思ったんだけど……九十九くんが私の事も作ってくれると言うものでね』

ヤミイチ『いえいえ……私は気にしませんよ』

アサクサ『……優しいね、少年』



斬子「……オイ、ふざけてんじゃねーぞ……」

斬子「アタシ達は何見せられてんだよ!? テメーの営業見に来たんじゃねーんだぞ!!」

幸村「九十九クン……聞かせてくれるかな?」

幸村「キミが、一体何を思っているのか……」

九十九「……ボクには、これくらいしかできないんだ」

鉄「……こ、このくらい?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 18:22:53.13 ID:7+I0AelcO<> 九十九「ボクの【超高校級の腹話術師】の才能は……闇市クンと麻草さんのような喋り方をするくらいしかできない」

九十九「ボクの才能なんて、こんなものだよ。この生活で何の役にも立たないんだ」

万城「そ、そんな事は……」

九十九「でも、ボクは……これで忘れない事ができる」

九十九「死んだ闇市クンと……麻草さんの事を……」

安藤「……ずっと引きずるつもりか」

九十九「……そうだね、そういう事になるかな……」

九十九「……ボクは、誰も間違ってるとは思わない」

九十九「斬子さんも……幸村さんも……鉄クンも……蒼井クンも……それぞれの考えがあるんだ」

九十九「……黒野さんだって、黒野さんなりの信念があるんだろうし」

黒野「……そりゃどうも」

九十九「……それでも、ボク達は忘れちゃいけないんだ」

九十九「死んでいった……二人の事を……!!」

九十九「……だから、その……」

九十九「……ボク達は、これ以上死んじゃダメだよ。生きて、ここから出るんだ」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 18:24:12.69 ID:7+I0AelcO<> 九十九「…………」

九十九(……マズイ、勢いで変な事言っちゃったかな……?)





全温度「……うん! そうだよね!!」

全温度「ハジメ君の言う通りだよ!! みんな色々あるだろうけど、一緒に生きて帰るんだよ!!」

時雨「良い事言うなぁ、九十九っち! 見た目は冷血人間なのに!」

九十九「……ボク、そんな冷たく見える?」

堀井「冷たいっていうか……人が死んでも我関せずって感じだよな!」

九十九(散々な言われようだな……)

モノクマ「うんうん……絶対に皆で脱出しようね!」

九十九「…………」

九十九(いつの間に……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 18:25:45.83 ID:7+I0AelcO<> モノクマ「……あれ? 何だいその冷たい目は! 仲間外れは良くないよ、九十九クン!」

九十九「……お前が皆の中に入ってるわけないだろ」

モノクマ「うぐぅっ! そ、そんな酷い事言うなんて……!」

モノクマ「……興奮しちゃう!」

時雨「へ、変態だー!!」

安藤「……そんなくだらない事言いに来たのか」

モノクマ「そんなわけないじゃーん! 今のボクは繁忙期、もとい発情期なんだからね!」

斬子「……斬り落としてやろうか? ああ?」

鉄「こ、怖い! それは怖いで御座るよ!」

モノクマ「えー……この希望ヶ峰学園は、学級裁判を乗り越える度に“新しい世界”が広がるようになっております!」

モノクマ「それをお伝えに来たのですよ!」

時雨「新しい世界……?」

モノクマ「オマエラも、一生ここで暮らしていくのに、なーんも刺激がないと困るでしょ?」

モノクマ「探索はどうぞご自由に……学級裁判後の世界を思う存分堪能してくださーいッ!」

九十九(……そんな一方的な説明だけ残し、モノクマはボクらの前から姿を消した) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 18:27:01.84 ID:7+I0AelcO<> 黒野「……あーあ、せっかくのショーが邪魔されちゃったなぁ」

九十九「…………」

九十九(ショーじゃないけど……まぁいいや)

万城「……どうする?」

安藤「……そうだな……」

安藤「手分けして、その新しい世界とやらを調べてみよう。ある程度経ったら、食堂に集まって報告だ」

全温度「前と同じだね!」

安藤「……蒼井君も来た方が良いだろう」

蒼井「……分かったよ」

九十九(新しい世界……それって一体……)



九十九クンと一緒に探索に行く人物がいます。>>139-140から一人選択してください。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/09(水) 18:27:30.83 ID:zr5hVYELO<> 斬子 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 20:18:35.42 ID:TE8G6wvKO<> 斬子選択


斬子「……オイ、九十九」

九十九「……? どうしたの?」

斬子「……どうしたの、じゃねーよ」

斬子「……さっさと来い」

九十九「……?」

斬子「首かしげてんじゃねーよっ!!」ドゴッ!!

九十九「ぐふっ!?」

九十九(は、腹を殴られた……! 何で……!?)

斬子「新しい世界とやらを探索しに行くんだろ!? ついてこいっつってんだよ!!」

九十九「は、はぁ……」

九十九(……何で一緒に行く事になってるんだろう……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 21:30:55.15 ID:TE8G6wvKO<> 【食堂前】

九十九「……あ」

九十九(階段を閉ざしていたシャッターが無くなってる……)

九十九(……モノクマの言う“新しい世界”って、学園の2階の事なのか)

九十九「斬子さん、この上みたいだよ」

斬子「分かってんだよ! アタシが先に行くから、ついてこい!!」ドスドス!!

九十九(……怒ってるのかなぁ?) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 21:33:26.41 ID:TE8G6wvKO<> 【プール前ホール】

九十九「ここは……」

全温度「あ! ハジメ君! キルコちゃん!」

全温度「プールだよ、プール! プールがあるんだよ!」

九十九「……プール?」

全温度「うん! おっきいプールがあるの!」

堀井「それによ、更衣室には、トレーニング機器が勢揃いなんだ!」

堀井「あんだけありゃあ、ここんとこ構ってやれなかった筋肉ちゃんも喜ぶぜ!」

九十九(……二人とも、テンションが上がってるな)

九十九(……この向こうが、更衣室になってるのか?)

全温度「あ、更衣室に入るには、電子生徒手帳が必要みたいだよ」

九十九「……そうなの?」

モノクマ「そーなんすっ!」

九十九「うわっ!?」

九十九(急に出てくるなよ……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 21:36:08.24 ID:TE8G6wvKO<> モノクマ「更衣室のロックを解除したい時は……ドアの横にあるカードリーダーに、自分の電子生徒手帳を重ねてください」

モノクマ「ただし、希望ヶ峰学園は、万全のセキュリティーを期すために……」

モノクマ「男子の生徒手帳で入れるのは男子更衣室のみ……女子の生徒手帳で入れるのは女子更衣室のみ……となっております!」

全温度「じゃあさ、誰かがドアを開けている隙に、別の誰かがコッソリ入っちゃったらどうするの?」

モノクマ「そんな卑猥な事をする輩は不純異性交遊として、容赦も情けもなく罰しますッ!」

モノクマ「天井にガトリングガンがあるっしょ? あれで、ドドドドドドッって!」

堀井「んな事されたら死ぬわっ!!」

九十九(そういうところはちゃんとしてるんだな……)

斬子「……オイ、何更衣室ジロジロ見てんだよ」

斬子「何とかして女子更衣室に入ろうとしてんじゃねーだろうな……!?」

九十九「ち、違うよ!」

全温度「ダメだよハジメ君! スケベだよ!」

堀井「九十九ちゃんも男の子だねぇ」

九十九「ち、違うってば!!」

モノクマ「うぷぷ……こういう大人しめの顔の方が、意外とケダモノだったり……」

九十九「お、お前も入ってくるなよ……!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 22:36:59.36 ID:TE8G6wvKO<> 【図書室】

九十九(ここは……図書室か。すごい本の量だな……)

斬子「……そういや、ここって有名な学校なんだよな」

斬子「こんな立派な図書室があるのも当たり前か……」

九十九「そうだね……」

九十九(学校らしい事は何もしてないけどな……)

安藤「……来てたのか」

九十九「安藤クン……」

九十九「……奥から出てきたけど、奥にも何かあるの?」

安藤「……ああ、書庫があった。ここに並んでいる書籍とは毛色の違うものが多かったな」

安藤「……埃が酷いから、入る時は気をつけた方が良い」

九十九「そうなんだ……」

九十九「……ん?」

九十九(埃の積もった机の上に……ポツンと手紙が置いてある)

九十九(……希望ヶ峰学園……事務局……?)

安藤「希望ヶ峰学園からの手紙か……」

斬子「読んでみよーぜ!」

九十九「……え、いいのかな」

安藤「……いいんじゃないか? 手掛かりは多ければ多いほど良いからな」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 22:42:57.26 ID:TE8G6wvKO<> 九十九「……じゃあ、開けるよ?」

ビリビリ……

九十九(埃の被った手紙の封を開けると……中には、一枚の便箋が入っていた)

九十九「ええっと……」



【希望ヶ峰学園事務局からのお知らせ】


『希望ヶ峰学園は長年にわたり、世界に通じる人材の育成に専心してきました。』


『長い歴史を刻む中で、本校は、政府特別許可の伝統ある教育機関として、数多くの卒業生を社会に送り出し、今や各界で、多数の卒業生が活躍しております。』


『ですが、この度、我が希望ヶ峰学園は、その栄光の歴史にいったん幕を下ろす事となりました。』


『苦渋の決断ではありましたが、“パレード”の発生により、これを余儀なくされました。』


『しかし、希望ヶ峰学園は、これで終わりではありません。』


『近い将来、先に述べた“パレード”の諸問題が解決した暁には、すぐにでも活動を再開させる所存です。』


『希望は、必ず前に進むのです。』



九十九「…………」

九十九「……は?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 23:15:28.25 ID:TE8G6wvKO<> 九十九(何だこれ……どういう事だ?)

斬子「希望ヶ峰学園が……閉鎖? んなバカな……!」

斬子「じゃあ、今アタシ達がいる学園は何だってんだよ!?」

安藤「……希望ヶ峰の閉鎖など、聞いた事が無い」

安藤「ましてや……『パレード』……?」

九十九「……お祭りじゃないよね?」

斬子「当たり前だろうが……」

九十九(どういう事なんだろう……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 23:33:34.14 ID:TE8G6wvKO<> 【食堂】

九十九(食堂に戻ったボク達は……調べた事を話し合った)

九十九(手紙の事も話したけど……当然、誰も知ってる人はいなかった)

安藤「……それと、どうやら倉庫と大浴場に入れるようになったようだ」

安藤「倉庫には様々な日用品があったから……少しは生活がマシになるかもな」

全温度「大浴場!? 大浴場に入れるの!?」

全温度「早速入りに行こうよ、みんな!」

斬子「みんな!?」

全温度「……あ、もちろん男女は別だよ?」

斬子「あ、ああ……そ、そうだよな……」

鉄「全温度殿! 不用意な発言は控えるで御座る!」

安藤「…………」

鉄「安藤殿が使い物にならなくなったで御座ろう!?」

風香「難儀だねぇ、あんた、本当に……」

九十九(……そして、どこにも出口は無かった)

九十九(……分かってた事だけどね。モノクマがそう簡単に出口を作るわけないから……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 23:35:11.05 ID:TE8G6wvKO<> 九十九(話し合いを終えたボク達は、解散する事となった)

九十九(ボクは、どうしようかな……)

斬子「……オイ、九十九」

九十九「斬子さん……どうかした?」

斬子「……ちょっとツラ貸せや」

九十九「……えっ」

九十九(ぼ、ボコボコにされる……!?)


【斬子の個室】

九十九(……ボクは斬子さんの部屋に連れてこられた)

九十九「……何されるか分からなくて怖いんだけど」

斬子「しょ、しょうがねぇだろ! 人に聞かれたくねー話なんだよ!」

斬子「この部屋は防音らしいからな……いくらでも喋れんだろ」

九十九「あ、そうなんだ……」

九十九「……それで、話って?」

斬子「……いや、その、何だ……」

斬子「……悪かったな、と思ってよ」

九十九「……ボク、何かされたっけ?」

斬子「ほら、アレだよ! さっきの食堂で!」


〜〜〜〜〜

斬子『……オイ、ふざけてんじゃねーぞ……』

斬子『アタシ達は何見せられてんだよ!? テメーの営業見に来たんじゃねーんだぞ!!』

〜〜〜〜〜


斬子「まさかテメーがそんなに色々考えてるとは思わなくて……辛くあたっちまって……」

九十九「ああ……そんな事か。別に気にしてないよ」

斬子「アタシが気にすんだよ!!」

九十九(そんな怒らなくても……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 23:36:01.74 ID:TE8G6wvKO<> 斬子「……でも、なんか、アレだな」

斬子「九十九って……良いやつなんだな」

九十九「……ボクが?」

斬子「……ほら、闇市だけじゃなく、麻草の人形も作ってたじゃねーか」

斬子「……闇市を殺したのは、アイツなのによ」

九十九「……そうだね」

九十九「それでも……ボクは、麻草さんの死も闇市クンと同じくらい悲しいよ」

九十九「……悪いのがモノクマだっていうのは、ボクも思うし」

斬子「……なんか、お前……アタシの親父に似てるな」

九十九「……ボクが?」

斬子「アタシの親父も木こりでさ……無口で無愛想で何考えてるか全然分かんねーやつだったよ」

斬子「……でも、スゲー優しかった」

斬子「…………」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 23:36:53.42 ID:TE8G6wvKO<> 斬子「……な、何言ってんだアタシ! 忘れろ忘れろ!! な!?」

九十九「えっ、あ、うん……」

斬子「チッ……! その顔は忘れねー顔だな!」

斬子「この斧でテメーの頭カチ割って忘れさせてやる……!!」

九十九「ど、どこから出してきたの、その斧!?」

斬子「マイ斧だ!!」

九十九「そんなので殴られたら即死だよ!!」

九十九(……何とか斬子さんを宥めたボクは、急いで部屋から退散した)

九十九(……でも、何だか、斬子さんと仲良くなれた気がするな)



【嵐山斬子の好感度が大きく上がりました!】

【嵐山斬子との関係性が『友人』になりました!】



>>139-140から、キャラクターを1人選択してください。下3まで募集し、そのキャラクターと交流するイベントを複数起こします。

↓1〜3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/09(水) 23:37:55.32 ID:J7JPaHAi0<> 幸村 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/09(水) 23:38:35.97 ID:KcMFi23DO<> 鉄 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 23:42:50.87 ID:TE8G6wvKO<> あ、すいません! ミスです。1人じゃなくて1〜3人でした。

というわけで再安価します。

>>139-140から、キャラクターを1〜3人選択してください。下3まで募集し、そのキャラクターと交流するイベントを複数起こします。

↓1〜3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/09(水) 23:44:01.09 ID:J7JPaHAi0<> 幸村 蒼井 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/09(水) 23:45:03.24 ID:KcMFi23DO<> 鉄 鈴村 黒野 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/09(水) 23:48:44.86 ID:oxLN1SNe0<> 時雨 平良 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/09(水) 23:55:36.04 ID:TE8G6wvKO<> というわけで本日はここまで。ありがとうございました。

今さらなんですが、学級裁判でミスすると、その回数分だけ次のチャプターでマイナスボーナスがあります。一応ね。

次回は明後日、金曜日にやろうかなと。よろしくお願いします。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/09(水) 23:56:12.80 ID:J7JPaHAi0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/10(木) 08:27:38.29 ID:u/xN7CbDO<> 乙です
次も楽しみにしてます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/10(木) 23:07:42.59 ID:TXKwv4C4O<> 乙乙
みんな良いキャラしてるな <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 16:52:32.93 ID:pb0g3ZerO<> それでは始めます。複数の交流イベントです。 <> ◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 16:54:24.32 ID:pb0g3ZerO<> 【交流イベント1】

九十九(さて、これからどうしよう……)

九十九(部屋に戻ろうかな……)

鉄「九十九殿……」

九十九「うわっ!?」

九十九「い、いつからボクの後ろに……!?」

鉄「斬子殿の部屋から出たところくらいで御座るな」

九十九「全然気づかなかった……」

鉄「拙者は曲がりなりにも忍者で御座るからな! このくらいは朝飯前で御座る!」

鉄「……そんな事どうでも良いので御座る! 拙者は、九十九殿に頼みがあって来たので御座る!」

九十九「頼み……?」

鉄「あそこに……幸村殿がいるで御座ろう?」

九十九(鉄クンが指差す方向には……確かに幸村さんがいた。まだボクらには気付いてないみたいだ)

鉄「拙者……先程、幸村殿にキツい事を言ってしまったで御座る。九十九殿の話を聞いて、そう思ったので御座る」

鉄「そこで、幸村殿に謝りたいので御座るが……」

鉄「……九十九殿、伝令係になってはくれないで御座ろうか?」

九十九「……え、ボクが?」

鉄「謝りたいのは山々なので御座るが……もしも許さないなんて言われたら心が耐えられないで御座るよ!」

九十九「幸村さんはそんな事言わないと思うけど……」

鉄「そんなの分からないで御座るよ!!」

九十九(直接謝るのが怖い気持ちは分かるけど……自分で行けばいいのに……)

九十九(……どうしようかな……)


下から一つ選択してください。

1.鉄の謝罪を幸村に伝えに行く
2.鉄に自分で行くように促す
3.幸村に声を掛けてこちらに呼ぶ

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/11(金) 16:55:26.31 ID:ELhMlP8DO<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/11(金) 16:55:41.49 ID:da1Kebqu0<> 1 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 17:18:32.92 ID:pb0g3ZerO<> 3選択


九十九(……呼んでしまおうかな)

九十九「おーい、幸村さーん!」

鉄「つ、九十九殿!?」

九十九「いや、こういうのは絶対自分で謝った方が良いからさ。幸村さんを呼ぶ事にしたんだ。面倒だし」

鉄「さ、最後が本音で御座るな!?」

幸村「どうしたの、九十九クン?」

九十九「なんか、鉄クンが言いたい事があるらしいんだ」

九十九「ほら、鉄クン……」



九十九「…………あれ?」

九十九(いない……! 一体いつの間に……!?)

九十九「……ごめん、どこかに行っちゃったみたいだ」

幸村「ははは……鉄クン、怖がりだもんね。九十九クンの大声でビックリしちゃったのかな」

九十九(そこじゃないと思うけど……まぁいいや)

九十九「……もし鉄クンに会ったら、話を聞いてあげてね」

幸村「うん、分かったよ。それじゃあね!」



……バサッ!!

鉄「……幸村殿、行ったで御座るな!」

九十九「鉄クン……またいつの間に現れて……」

鉄「ふっふっふっ……隠れ身の術で御座る! 学園の壁と同化したので御座るよ!」

九十九「そんなところで【超高校級の忍者】の才能を使わないでよ!」

九十九「……今度幸村さんにあったら、絶対自分で話してよ」ゴゴゴ……

鉄「わ……分かったで御座るよ! 怖いで御座る、九十九殿!」


【幸村凪の好感度が少し上がりました!】

【鉄疾風の好感度が上がりました!】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 17:25:12.80 ID:pb0g3ZerO<> 【通信簿イベント1(幸村凪編)】

九十九「幸村さんは……【超高校級の幸運】だったよね?」

幸村「はは……一応ね。でも、大して幸運なんかじゃないよ」

幸村「本当に普通の高校生と変わらないからさ……皆と一緒にいるの、少しだけ気後れするんだよね」

九十九「そんな事は……」

幸村「……私はタダの抽選枠だけどさ。私以外の【超高校級の幸運】には、自分の幸運と不運を操れる人がいるんだって」

九十九「運を……操る?」

幸村「そう。例えば……絶対に自分が引きたいクジが引けるとか、一発だけ弾を抜いたロシアンルーレットで生き残るとか……」

九十九「そ、そんなの……あり得るの……?」

九十九(幸運を操るなんて……人間じゃないよ……)

幸村「もしかしたら、そうかもしれない。けど……本当にいるとしたら……」

幸村「そういう人こそ、本物の【超高校級の幸運】なんじゃないかな」



【幸村凪の通信簿を一枚獲得しました!】

『自分に【幸運】の才能は無く、普通の高校生と何にも変わらないと語る彼女。彼女曰く、希望ヶ峰学園には、自らの幸運と不運を自在に操る“本物の【超高校級の幸運】”がいるらしい……。』 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 17:32:46.11 ID:pb0g3ZerO<> 【交流イベント2】

蒼井「……おい」

九十九「あれ……蒼井クン?」

九十九(ボクが暇潰しに図書室をウロウロしていると、蒼井クンが話しかけてきた)

蒼井「……さっきのは、感心しない」

九十九「……さっきの?」

蒼井「……食堂の件だ」

九十九(食堂……人形の事かな?)

蒼井「……ああいうのは、良くない」

蒼井「……死者を引きずっても、何も良い事は無いんだ」

蒼井「……貴様は生きている。生きている人間が、死んだ人間の事ばかり考えていても仕方が無い」

蒼井「……苦しいだけだ」

九十九(……蒼井クン?)

九十九(何か……どことなく含みがあるような……) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 17:36:08.82 ID:pb0g3ZerO<> 蒼井「……九十九、貴様は……モノクマをどう思う?」

九十九「……も、モノクマ?」

九十九(急にモノクマの事を……蒼井クンは何を考えてるんだろう……)

九十九(……でも、モノクマか……)


下から一つ選択してください。

1.倒すべき存在
2.憎むべき存在
3.得体の知れない存在

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/11(金) 17:38:51.95 ID:cAHsFuO70<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/11(金) 17:39:28.29 ID:da1Kebqu0<> 3 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 17:45:53.99 ID:pb0g3ZerO<> 3選択


九十九「……得体の知れない存在、かな?」

九十九「結局モノクマが何をしたいのか分からない……それなのに、ボク達を追い詰める才能だけはすごくある……」

九十九「アイツの存在は、本当に謎だよ……」

九十九「……ボク達を絶望させたいらしいけど、その目的が全然分かんないんだよな……」

蒼井「……そうか」


蒼井「……安心した」ボソッ


九十九「……え?」

蒼井「…………帰る」カツカツ……

九十九「え、ああ、うん……」

九十九(……何だったんだろう?)


【蒼井仁の好感度が上がりました!】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 17:47:11.01 ID:pb0g3ZerO<> 【交流イベント3】

九十九(ボクはプールに向かっていた。そういえば、以前の調査でプールまでは見てなかったな……と思ったのだ)

九十九(その途中で……)

平良「やっと見つけたぞ、九十九!」

九十九「平良クン……? どうかしたの?」

平良「ああ……言いたい事があってな。探してたんだ」

平良「……すまなかった!!」

九十九「……え?」

平良「……昨日、お前は動機に苦しんでいた俺を諭してくれた」

平良「それなのに……俺は、そこから逃げるように立ち去っちまった……」

平良「俺は九十九の優しさを無視したんだ……すまねぇ!!」

九十九「そ、そんな……頭を上げてよ。別にそんな謝らなくても……」

平良「いや……謝らせてくれ。これは、俺の覚悟でもあるんだ」

九十九「……覚悟?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 17:48:40.13 ID:pb0g3ZerO<> 平良「俺は……今まで情けねぇ男だった。大家族の長男だってのに、モノクマの用意した物で動揺して……」

平良「……コロシアイまで考えちまった」

九十九「…………」

平良「……でも、俺はもう逃げねぇ。モノクマの卑劣な罠には屈しねぇ!」

平良「俺は、九十九と同じように、ここから皆で生きて出るために全力を尽くす!!」

平良「……それを伝えたかったんだ」

九十九「平良クン……」

九十九(……そうか、平良クンは……絶望に打ち勝ったんだ)

九十九「……嬉しいよ、平良クン。これから頑張ろうね」

平良「ああっ!!」

平良「俺はこれから本気を出すからよ……ついて来いよな!!」

平良「じゃあ、俺はこれから幸村のところにも謝りに行くから! またな!!」

九十九「……あ、幸村さんなら寄宿舎エリアにいる……と思うよ」

平良「そうか! ありがとな!!」



【平良源の好感度が大幅に上がりました!】



【平良源との関係性が『友人』になりました!】
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 17:51:01.76 ID:pb0g3ZerO<> 【通信簿イベント1(平良源編)】

九十九「平良クンは……【超高校級の建築士】として、希望ヶ峰学園分校の建設にも携わってるんだっけ?」

平良「まぁな! 俺の中でもなかなかデッケェ仕事だったな!」

九十九「……すごく初歩的なんだけどさ、高校生って建築士になれるの?」

平良「あー、普通はなれねぇな。俺は特別……っていうと感じわりぃか……でも、まっ、特別なんだよ」

平良「俺は……ある天才建築士に才能を認められてよ。その人のもとで色々学んでな」

平良「その人が建築士の中でも結構な力があってさ……方々に手を尽くして、俺が資格取れるようにしてくれたんだ」

平良「……あっ、資格自体はちゃんと勉強して取ったし、非合法な事したわけじゃねぇからな!?」

九十九「う、うん、分かってるよ……」



【平良源の通信簿を一枚獲得しました!】

『高校生にも関わらず、一級建築士の資格を持つ彼。それは、とある天才建築士が彼の才能を見抜いたからだと言う。』 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 17:52:36.16 ID:pb0g3ZerO<> 【交流イベント4】

九十九(平良クンと別れ、プールに向かったボクは……)

黒野「あ! 来たね、九十九!」

黒野「さぁ、早く更衣室に入って!」

黒野「私はその後ろについていって、ガトリングガンで死ぬからさぁ!!」

九十九(……厄介な人に捕まってしまった)

九十九「…………はぁ」

黒野「ちょっと! 溜め息なんかついてないで、早く更衣室に入ってよ!」

九十九「入るわけないでしょ……」

黒野「……ちぇっ! 九十九も皆と同じ事言うんだね!」

九十九(他にも色んな人に言ってるの……?) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 17:54:00.42 ID:pb0g3ZerO<> 黒野「ガッカリだなぁ……九十九は私の事、理解してくれたと思ったのに……」

九十九「……いや、別に理解してるわけでは」



黒野「何ならさ! 九十九が私の事殺してもいいんだよ!? 九十九がクロってバレないようにするからさ!」

黒野「クロと被害者が結託すれば、絶対にバレないでしょ!?」

九十九「…………」

九十九(この人は、本当に……)



黒野「……ぶっちゃけさ、私の事、憎いでしょ?」

黒野「さっきは色々言い訳したけど……闇市が死んだのが、私のせいなのは間違いないしさ!」

黒野「ね? 憎いっしょ?」

九十九「…………」

九十九(ボクは……)


下から一つ選択してください。

1.「憎んでいる」と言う
2.「憎んでいない」と言う
3.何も言わずに黙っている

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/11(金) 17:56:10.33 ID:da1Kebqu0<> 3 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 18:19:33.63 ID:pb0g3ZerO<> 3選択


九十九「…………」

黒野「…………」

黒野「……何さ、だんまり?」

九十九「……答えようが無いよ」

九十九「確かに、キミが闇市クンにした事は許せない。キミのせいでコロシアイが起こったわけだしさ……」

九十九「……でも、憎んでいるかって言われると……それはまた違う気がするんだよね……」

黒野「…………」

黒野「……ふーん……煮えきれないやつ!」

黒野「なーんか白けちゃったな。帰るね!」

タッタッタッ……

九十九「…………」

九十九(騒がしい人だ……)

九十九(……でも、こうやって黒野さんと喋れるって事は……)

九十九(……ボクは、黒野さんを憎んでいないって事で良いのかな?)


【黒野真白の好感度が少し上がりました!】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 18:21:03.01 ID:pb0g3ZerO<> 【交流イベント5】

九十九(そろそろ夕食かな……)

九十九(そう思い、食堂に向かったボクは……)

鈴村「むむ〜……!」

時雨「うぐぐ……!」

九十九(……睨み合う鈴村さんと時雨さんを見つけた)

九十九(……何で?)

九十九「……何してるの?」

時雨「あ! 九十九っち! 良いところに!」

鈴村「ハジメちゃんが答えてくれれば、万事解決だもんね〜!」

九十九「……何が?」

鈴村「ズバリ答えてほしいんだけど〜……!」

九十九「う、うん……」


時雨「雷って、好き!? 嫌い!? どっち!?」


九十九「…………」

九十九「……は?」


下から一つ選択してください。

1.好き
2.嫌い
3.どちらでもない

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/11(金) 18:22:52.02 ID:ELhMlP8DO<> 2 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 18:50:15.96 ID:pb0g3ZerO<> 2選択


九十九「うーん……」

九十九「……嫌い、かな?」

鈴村「ほ〜らねっ!」

時雨「えええええええっ!?!」

時雨「そんな! 何で!? 雷だよ!?」

九十九「いや、だって、怖いし……」

時雨「信じられない!! 雷が嫌いな九十九っちなんて、嫌いだよ!」

時雨「嫌い嫌い嫌い!! バーーーーカッ!!」ダダダッ!!

九十九「あっ……時雨さん!!」

鈴村「あらら〜……行っちゃった〜……」

九十九「……何の話してたの?」

鈴村「ナノハちゃんとお話ししてたら、あの子、雷がすごい好きらしくて〜……」

鈴村「ほら〜……雷って運が悪いと停電するでしょ〜? だから、わたしは嫌いなんだけど〜……」

九十九「……それで揉めてたわけか」

鈴村「うん〜……まさか、あんなに好きだったなんて〜……」

九十九「そ、そうだね……」

九十九(……今度あったら、謝っておいた方がいいのかな……)



【鈴村あやめの好感度が上がりました!】


【時雨菜乃華の好感度が著しく下がりました!】


【時雨菜乃華との関係性が『険悪』になりました! なお、この関係性はすぐに修復できます】
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 18:51:39.62 ID:pb0g3ZerO<> 【九十九の個室】

キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました』

モノクマ『ただいまより“夜時間”になります』

モノクマ『間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま〜す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』


九十九「もうそんな時間か……」

九十九(……今日は、色んな人と仲良くなれた気がする)

九十九(闇市クンのアドバイス通り……少しは踏み込めてるのかな)

九十九(……あ、闇市クン人形の腕が少しほつれてる……! 直さないと……!)

九十九(……そういえば、幸村さんに裁縫セット返してないや。今度返しとかないとな……)





【書庫】



安藤「…………」

安藤「…………」ペラッ……

安藤「…………なるほど」

安藤「……!」

安藤「これは…………」


コンマ二桁判定を行います。その内容は、今のところは公開しません。

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/11(金) 18:52:42.25 ID:6vqa/d0O0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/11(金) 18:52:42.74 ID:da1Kebqu0<> あ <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 18:56:25.06 ID:pb0g3ZerO<> コンマ25のため、○○が決まりました。



【4日目】

キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『オマエラ、おはようございます! 朝です、7時になりました! 起床時間ですよ〜!』

モノクマ『さぁて、今日も張り切っていきましょう〜!』


九十九(モノクマのアナウンスにも慣れてきたな……)

九十九「食堂に行こう……」


>>139-140から、キャラクターを1〜3人選択してください。下3まで募集し、そのキャラクターと交流するイベントを複数起こします。

↓1〜3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/11(金) 19:02:10.16 ID:ELhMlP8DO<> 風香 安藤 万城 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/11(金) 19:02:17.55 ID:kg11DWnYO<> 幸村、時雨 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/11(金) 19:03:47.96 ID:da1Kebqu0<> 全温度 堀井 堀井 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/11(金) 19:12:29.74 ID:pb0g3ZerO<> というわけで本日はここまでです。ありがとうございました。平和な時間はもうちょい続きます。

次回の更新は来週の月曜日、6/14になります。よろしくお願いします。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/11(金) 19:14:14.71 ID:da1Kebqu0<> 乙
>>432でミスで堀井を二回書いてしまいすみませんでした  <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/11(金) 19:14:31.68 ID:6vqa/d0O0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/11(金) 19:27:03.27 ID:dWqccHasO<> 乙乙 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 17:20:25.89 ID:uJ5k/aNjO<> それでは始めます。 <> ◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 17:21:21.66 ID:uJ5k/aNjO<> 【交流イベント1】

風香「隣、いいかい?」

九十九(朝ご飯を食べていると、風香さんが話しかけてきた)

九十九「もちろん……構わないよ」

風香「それじゃあ、失礼するよ……」

九十九「……何か用?」

風香「おや……あたしが用もなく、あんたに話しかけるわけがないって?」

九十九「そ、そこまでは言わないよ……」

九十九「ただ……風香さんが何か言いたそうだったから……」

風香「……へぇ? あんた、結構人を観察する目があるんだねぇ……」

風香「その通り……あたしはあんたに用があるんだよ、九十九」

風香「……姉が世話になってるみたいだね? もちろん、良い意味でさ」

九十九(……そうか、斬子さんって風香さんのお姉さんだったっけ……)

九十九(……すっかり逆だと思ってたな) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 17:25:28.25 ID:uJ5k/aNjO<> 風香「……何だいその顔は。まるであたしが姉で、斬子の方が妹だとでも思ってた顔だね」

九十九(お見通しだ……!)

風香「双子の姉妹なんて、どちらが上もありゃしない。だから、あたしは気にしないけど……」

風香「……斬子はすごい気にするから気ぃ付けな」

九十九「う、うん……」

九十九「……でも、別にボク、斬子さんとすごく仲が良いわけでは……」

風香「……そんな事ないよ。あんたは、あいつに好かれているよ」

風香「……あたしなんかより、ね」

風香「……斬子はね、両親が離婚してから、心を閉ざしちまった」

風香「元から乱暴なところはあったけど……今はワザと口汚く振舞ってるからねぇ……」

九十九「……どうして、そんな事を……?」


風香「…………あたしが、斬子を捨てたから、さ」


九十九「……えっ?」

風香「……喋りすぎたね」

風香「そんなわけだ……斬子をよろしく頼むよ、九十九」


【嵐山風香の好感度がかなり上がりました!】 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 17:30:00.23 ID:uJ5k/aNjO<> 【通信簿イベント1(嵐山風香編)】

九十九「風香さんは……【超高校級の風水師】なんだよね?」

九十九「……普段何してるの?」

風香「そうさねぇ……お悩み相談、と言えばいいかね」

九十九「お悩み相談?」

風香「あたしのとこには色んな人が来るんだよ。あたしの風水師としての力を頼ってね」

風香「恋人と上手くいかない、最近具合が悪い、部屋の間取りが良くない気がする……そんな身近な事を聞いてくるやつもいれば……」

風香「どの株を買えばいいか、会社のイメージアップには何をすればいいか、この政策は押し進めるべきか……みたいな大きめの相談事もある」

風香「そういうの、風水的にアドバイスするのさ。まっ、気休めみたいなもんだけどねぇ」

九十九「……え? 政策?」

九十九「そ、それって……政治家も風香さんのところに来るって事……?」

風香「……まぁ、そういう事になるかもねぇ?」

九十九(す、すごいな……)



【嵐山風香の通信簿を一枚獲得しました!】

『風水師として様々な相談を受けるという彼女。その中には国を治める政治家も含まれているという……。』
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 17:33:13.78 ID:uJ5k/aNjO<> 【交流イベント2】

九十九(ボクは暇を潰そうと、図書室に来た)

九十九(すると、そこには……)

全温度「あ、ハジメ君! 良いところに!」

安藤「…………」

九十九(……困った顔の全温度さんと、固まって動かない安藤クンがいた)

全温度「私、ここの図書室の掃除に来たんだ! 本の並びもバラバラで気になったし」

全温度「そしたら、リュー君がいたから話しかけたの! 何してるのかなって思ってさ!」

九十九「……全温度さん、手加減してあげてよ。安藤クンは女の子が苦手なんだから……」

全温度「そうなの! 動かなくなっちゃったんだよ!」

全温度「だからさ、ハジメ君に通訳してほしいんだ! 何してるのか聞いてよ!」

九十九(……聞いちゃいないな)

九十九「わ、分かったよ……」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 17:37:03.09 ID:uJ5k/aNjO<> 九十九「……安藤クン、何してるの?」

安藤「……ハッ!!」

安藤「あ、ああ……九十九君か。俺は……ここの図書室の本を全て読もうとしているところだ」

九十九「ぜ、全部?」

安藤「そうだ……どの本にどんな手掛かりがあるか分からないからな。単純に暇潰しにもなるし、一石二鳥だ」

安藤「こういう調査は……俺が一番適切だろうからな」

九十九「こういう……?」

安藤「……そういえば、まだ話してなかったな」

安藤「俺はな、完全記憶能力を持つんだよ。一度見た物は絶対に忘れないんだ」

安藤「だから、ここの本の内容を全て記憶する事が、俺にはできるんだ」

全温度「えっー!? すっごーーーい!!」

全温度「本当に何でも!? 何でも覚えてるの!?」

安藤「…………」ピシッ

全温度「……あっ」

九十九「全温度さん……」


【全温度千亜、安藤竜の好感度が上がりました!】
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 17:42:06.57 ID:uJ5k/aNjO<> 【通信簿イベント1(全温度千亜編)】

九十九「全温度さんは【超高校級のチアガール】なんだよね?」

全温度「そうだよ! 私は応援のためなら、いつでも、どこでも、誰にでも駆けつけるよ!」

全温度「もちろん、ハジメ君のところにもね!」

九十九「……でも、ボクは応援されるような事は……」

全温度「そんな事ないよ! ハジメ君が腹話術をしてるとこをしっかり応援するよ!」

九十九「そ、それは困るよ!」

全温度「……やっぱりそうなの? 前に演劇部とか軽音楽部の応援しに行った時も、同じような事言われたんだよね!」

九十九(それはそうだろうな……)



【全温度千亜の通信簿を一枚獲得しました!】

『いつでも、どこでも、誰にでも応援をするという彼女。運動部だけでなく、文化部にも応援をするようだが、迷惑がられているみたいだ……。』
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 17:51:22.37 ID:uJ5k/aNjO<> 【通信簿イベント1(安藤竜編)】

九十九「安藤クンは……無免許で弁護士活動をしていた時に、【超高校級の弁護士】としてスカウトされたんだよね?」

安藤「ああ……そうだ」

九十九「どうしてそんな事を……?」

安藤「……俺の友人が冤罪で捕まってしまったんだが、誰も弁護をしてくれなくてな」

安藤「状況証拠はアイツが犯人だと示していたから、皆が犯人だと決めつけていたんだ」

安藤「……だから、俺がやるしか無かったんだ。幸い、弁護士の勉強はしていたからな」

安藤「それから、その友人から名前が広がって、弁護の依頼が増えていったんだ」

九十九「そ、それはすごいね……」

安藤「……だが、経歴を詐称してたわけだからな。俺も犯罪者には違いない」

安藤「もちろん……既に裁かれてから希望ヶ峰学園に来ているがな」

九十九(安藤クン……やっぱりその辺りは厳格な人だな……)



【安藤竜の通信簿を一枚獲得しました!】

『友人を助けるために仕方なく弁護士を騙ったという彼。その実力は本物だが、経歴詐称の罪はしっかりと裁かれたようだ。』
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 18:12:40.64 ID:uJ5k/aNjO<> 【交流イベント3】

九十九「……あれ? 万城クン?」

九十九(ボクは、麻草さんの部屋に入ろうとしている万城クンを見つけた)

万城「……お、九十九か。どうしたんだ?」

九十九「部屋に戻るところだけど……万城クンは?」

万城「……掃除をしようと思ってさ」

九十九「掃除?」

万城「ほら、モノクマが言ってただろ? 闇市の個室を綺麗にしたって」

万城「でも……麻草の部屋は散らかったままかもしれないって思ってさ……」

万城「麻草は確かに殺人犯だけど……なんか、どうせなら、綺麗にしてやりたいだろ?」

九十九「……そうだね」


下から一つ選択してください。

1.万城を手伝う
2.万城を手伝わない

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/14(月) 18:21:18.46 ID:cWWVBGU90<> 1 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 18:27:13.72 ID:uJ5k/aNjO<> 1選択

九十九「……ボクも手伝うよ」

万城「お……そうか? 助かるよ」

万城「いくら掃除っていう目的があるとはいえ、一人で女の子の部屋に入るのは気が引けてたんだ」

万城「……よし、じゃあ開けるぞ」

ガラ……



九十九(……麻草さんの部屋は、元々整っている方だった)

九十九(机には練習メニューのノートが置いてある……)

九十九(……何かが違えば、彼女をコロシアイから救う事ができたのだろうか)



万城「……こんなもんかな。埃を取ったくらいだけど……」

九十九「……いいんじゃないかな? また掃除しに来てもいいだろうし」

万城「……そうだな」

万城「今日はありがとな。助かったぜ!」


【万城太介の好感度が上がりました!】
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 18:28:30.07 ID:uJ5k/aNjO<> 【交流イベント4】

幸村「あ、九十九クン」

九十九「幸村さん……キミも食堂に?」

幸村「そうだよ。ちょうどいいし、一緒に行こうか」

九十九「うん、そうだね」

九十九「……あ、そういえば、鉄クンとは話した?」

幸村「あ、うんうん、謝ってくれたよ。そんなのいいのに……とは言ったんだけどね」

九十九「良かった……勇気を出してくれたんだね」

幸村「あはは……鉄クン、ちょっと怖がりが過ぎるよね……」

九十九(……などと、鉄クンの話題で盛り上がっていると……)

堀井「あ、いたいた! 九十九ちゃん!」

九十九「堀井クン……? どうしたの?」

堀井「探してたんだよ……とにかく食堂に来てくれ!」

九十九(どうしたんだろう……?) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 18:29:35.58 ID:uJ5k/aNjO<> 【食堂】

九十九(堀井クンに急かされ、食堂へ向かうと……)


時雨「…………」ムスッー


九十九(……膨れっ面した時雨さんがいた)

幸村「……え、し、時雨さん……どうしちゃったの?」

堀井「いや、わかんねーんだけど……どうやら九十九ちゃんに怒ってるみてーなんだ」

九十九(……心当たりはあるな、一応……)

堀井「そんなわけで……時雨ちゃん! 連れてきたぞ!」

時雨「…………」

時雨「……九十九っち、何か言う事は?」

九十九「……え」

九十九(……ぼ、ボクが悪い感じなのか、これ……!?)

九十九(ど、どうしよう……!)


下から一つ選択してください。

1.一応謝る
2.取り敢えず謝る
3.仕方なく謝る

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/14(月) 18:33:48.78 ID:ZdQ8q2wDO<> 1 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 18:34:56.67 ID:uJ5k/aNjO<> 1選択


九十九(……一応、謝るか)

九十九「……ご、ごめん」

時雨「……本当に思ってる?」

九十九「お、思ってるよ」

時雨「……でも、嫌いなんでしょ、雷」

幸村「雷?」

堀井「どういう話?」

九十九「き、嫌いっていうのは、言葉の綾みたいなもので……ほ、本当は、す、好きだよ」

時雨「……本当?」

九十九「ほ、本当本当」

時雨「…………」

九十九「…………」

時雨「……………………」

時雨「……良かったぁ! そうだよね! 九十九っちが雷嫌いなわけないもんね!」

九十九(……どうしてだろう?)

九十九(まぁ、そこを突っ込んだら面倒だし、いいか……)

時雨「はー……スッキリした! ありがとね堀井っち!」

堀井「お、おう」

時雨「じゃあ、鈴村っちからご飯もらってくるよー!」ダダダ……

幸村「……何だったの?」

九十九「……ボクにも分からないよ」



【幸村凪、時雨菜乃華、堀井健司の好感度が上がりました!】

【時雨菜乃華との関係性が元に戻りました!】
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 18:37:08.64 ID:uJ5k/aNjO<>


九十九(……確実に、ボクらの仲は深まっている)

九十九(もちろん……色々考えなきゃいけない事は多いけど……)

九十九(それでも……ボク達は、絶対に皆でここから出るんだ……!)

九十九(コロシアイなんて、もう絶対に起こさせない……!!)




【???】

モノクマ「やめられない! 止められない! モノクマ印のコロシアイ!」

モノクマ「一度下り坂に乗った自転車が止まらないように……一度始まったコロシアイも終わらないんですわ!」

モノクマ「……え? 自転車にはブレーキが付いてるだろって?」

モノクマ「うぷぷぷ……そんなのボクが壊してるに決まってるじゃん! この鋭い爪でなァ!」

モノクマ「そーんなわけで、次の動機を決めちゃおっか! 円滑なコロシアイのためにもね!」



モノクマからの動機の提示が行われます。動機の内容を安価で募集。

コロシアイ学園生活がより良くなる動機なら、何でも構いません。原作のものでもオッケー。

ただし、チャプター1の【24時間以内にコロシアイが行われなければ大切なものを壊す】のような動機とは感じの違う動機をお願いします。別タイプの方が良いよね!

なお、動機は募集しますが、まだ交流イベントは続きます。>>1がクロとか事件とか考えるための都合です。


↓1〜3まで募集。その中から1つ、場合によって複数採用します。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/14(月) 18:51:41.95 ID:ZdQ8q2wDO<> 個人情報が全世界に公開される <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/14(月) 18:52:06.46 ID:Udy5UtxQO<> お金 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/14(月) 18:52:37.73 ID:ZD9A4o0sO<> 秘密を暴露 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/14(月) 18:57:26.55 ID:uJ5k/aNjO<> というわけで本日はここまでです。ありがとうございました。選ばれた動機は、後で発表します。

次回の更新は6/17、木曜日です。よろしくお願いします! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/14(月) 18:58:16.45 ID:cWWVBGU90<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/14(月) 19:04:45.05 ID:ZdQ8q2wDO<> 乙です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/15(火) 23:57:02.17 ID:FhYLJxgNO<> 乙乙
通信簿あるの良いな <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/17(木) 20:30:18.72 ID:fxB6V9GGO<> それでは始めます。今日は短めです。 <> ◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/17(木) 20:34:34.18 ID:dm5qmUJOO<>

キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました』

モノクマ『ただいまより“夜時間”になります』

モノクマ『間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま〜す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』


九十九(……今日も終わりか……)

九十九(今日でコロシアイ学園生活も4日……それにしては長い感じがするな……)



ピンポーン



九十九「……え?」

九十九(……夜のチャイムは、嫌な思い出しかない。闇市クンが死んだ事件を思い出してしまうからだ)

九十九(……でも、出ないわけにはいかないか)

ガチャリ……

九十九(扉を開けると、外にいたのは……)



九十九「……安藤クン?」

安藤「夜分遅くすまない、九十九君」

安藤「本当は夜時間の外出は自粛しなきゃいけないんだが、急用があってな……」

安藤「……一緒に図書室に来てほしいんだ」

九十九「うん、分かったよ」

安藤「……いいのか?」

九十九「え……うん、もちろん、いいけど……」

安藤「いや……こんな夜遅くに呼ぶのは警戒されると思って、実は躊躇していたんだ。こんな生活だからな」

安藤「九十九君は肝が座っているというか……根がお人好しだな」

九十九「……褒めてるの?」

安藤「そう取ってもらって構わない。とにかく、一緒に来てくれ」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/17(木) 20:38:06.82 ID:dm5qmUJOO<> 【図書室】

安藤「……この奥だ」

九十九「図書室の奥……そこって、確か、書庫があるんだっけ……」

安藤「ああ、その中に見てほしい物があってな……」

安藤「……こっちだ」


【書庫】

九十九(うわ……すごい量の本やファイル……)

九十九(それに……安藤クンの言ってた通り、埃がすごいな……)

九十九(どんな資料があるんだろう……)

安藤「……あまり触れない事をオススメする」

九十九「……えっ?」

安藤「世の中には知らなくていい事や、知ったが故に命を狙われる事が存在する……」

安藤「……その辺りのファイルは、そういう内容ばかりだ」

九十九「……何でそんな物が学校の図書室にあるの?」

安藤「そういう学園……という事だろうな。ありとあらゆる情報が手に入るんだ、ここでは……」

安藤「或いは、黒幕が容易した物か……」

安藤「……どちらにせよ、これを嬉々として読むやつはロクな人間じゃない」

安藤「……まぁ、用があるのはこの辺りの資料じゃない」

安藤「……コレだ」

九十九(安藤クンが取り出したのは……他の資料に比べたら、シンプルな物だった)

九十九(表紙には……)



九十九「希望ヶ峰学園……スカウト台帳……?」


<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/17(木) 20:42:17.64 ID:YS0c1ufSO<> 安藤「俺は何か黒幕のヒントや脱出の手掛かりが無いか……と探していた。そんな時にコレを見つけたんだ」

安藤「これには、どの時期にどんな才能の持ち主がスカウトされたのかが記載されている」

安藤「……この中で、気になる事がいくつかあるんだ」

安藤「まず……俺達が第何期か分かるか、九十九君」

九十九「う、うん……78期……だよね?」

安藤「そう、俺達は78期だ。ここにその78期の資料があるんだが……」

安藤「……初めに、ここを見てくれ」

九十九(ボクは、安藤クンが示した資料の箇所を読む。そこには……)





【超高校級の自殺志願者】※※※※

絶対に自殺が失敗する才能の持ち主。また、自殺が失敗した際に、周りの人間を死に至らしめる才能も持つ。

その才能のため、日本のみならず、海外からも危険人物として指定されている。自殺による推定殺害人数は千を超えると言われる。代表的なのは、米国における列車脱線事故や太平洋における船舶沈没事故など。

長らくどんな人物かは不明であったが、このたび、現在は女子高生である事が判明。希望ヶ峰学園第78期生としてスカウト予定。

[メモ]彼女の才能は【超高校級の幸運】に匹敵するほど貴重な物である。必ずスカウトされたし。





九十九「これは……黒野さんの……?」

安藤「ああ……どうやら希望ヶ峰学園は、彼女の悪癖を立派な才能と見なしていたようだな……」

九十九「……酷いね。黒野さんは、別に誰かを殺そうと思っていたわけではないだろうに……」

安藤「……昔はそうかもしれないが、今はどうだろうな」

九十九「…………」 <> なんかめっちゃID変わるな……
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/17(木) 20:48:20.74 ID:z09xETjIO<> 安藤「……話が逸れたな。俺が言いたかったのは、このように皆の才能の事が詳細に記されている、という事だ」

安藤「それが分かった上で……これを見てくれ」

九十九「……これは……」







【超高校級の超高校級狩り】※※※※

超高校級の才能を狩る才能の持ち主。超高校級の才能を持つ人間を探し出し、その人物を殺害する事を繰り返している絶望の殺人鬼。

この人物の特徴は、殺害する超高校級を執拗に拷問する点である。そして、拷問の末に殺害し、その近くに『超高校級の(才能名)は頂いた』と記すのだ。

希望ヶ峰学園スカウト班は、これを『才能を奪った』と解釈している。欲しい超高校級の才能の持ち主を殺し、その人物の才能を自らの物にしているのである。

学園側としては憎むべき相手ではあるが、特定の人物を見つける才能、拷問・殺人の才能、才能を奪う才能は目を見張るものがある。よって、希望ヶ峰学園第78期生としてスカウトしようと我々は考えている。






九十九「…………」

九十九「……何これ!?」

安藤「……俺の住んでいた国でも、超高校級の才能を持つ人間が殺された事件があった」

安藤「コイツの存在は知らなかったが、もしかしたら【超高校級の超高校級狩り】の仕業かもしれないな……」

九十九「こ、こんな人が……ボク達の中にいるって事……!?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/17(木) 20:55:53.33 ID:9FOuY5/GO<> 安藤「……それだけじゃないんだ。ここを見てくれ」

九十九「ここって……?」






【超高校級の不良】※※※※

超有名な不良高校を拠点として、ありとあらゆる犯罪を行ない、全国の悪人を束ねる才能の持ち主。暴行や麻薬販売、売春斡旋、殺人、誘拐など、考えられるだけの犯罪を幼い頃から行なっていた青年。

悪行を繰り返す才能だけでなく、悪人を纏めるカリスマ性も持ち合わせている。その悪行には政府も手を焼いており、中には被害を被らないために彼と取引をしている議員もいるようだ。

今まで希望ヶ峰学園によるスカウトを蹴り続け、数多の職員が壊されてきたが、何があったのか、心変わりしたようである。よって、希望ヶ峰学園第78期生としてスカウトする事となった。

[メモ1]学園には彼の事を良く思わない人間も多い。特に、【超高校級の裏番】には注意されたし。

[メモ2]……やはり彼はスカウトしない方が良いかもしれない。彼は危険だ。






九十九「…………」

九十九「……これも何!?」

九十九「さっきの【超高校級の超高校級狩り】も危険だけど……こっちはもっと危険じゃないか!」

安藤「ああ……コイツはタダの犯罪者じゃない」

安藤「……異常者だよ。人を壊す事に快楽を見出だしているんだ」

安藤「こっちに彼が起こした事件のファイルがあるが……本当に酷い。ありとあらゆるムナクソ悪い事件を起こしている」

九十九(そ、そんな人が、ボク達の同級生だっていうのか……!) <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/17(木) 20:59:26.30 ID:4IDJW4dnO<> 九十九「……あれ? でも、ボク達の中にはそんな人いないよね……」

九十九「このコロシアイ学園生活に巻き込まれていない人間が……二人いるって事?」

安藤「……俺が呼んだのは、その事についてなんだ」

安藤「……この資料を読んで、78期生としてスカウトされた人間をリストアップした」

安藤「名前の部分は全員消されているんだが……まぁ、取り敢えず見てくれ」

九十九「う、うん……」





[希望ヶ峰学園第78期生リスト]



【超高校級の腹話術師】※※※※

【超高校級のチアガール】※※※※※

【超高校級の中小企業診断士】※※※※

【超高校級の忍者】※※※

【超高校級の裏番】※※※

【超高校級の風水師】※※※※

【超高校級のゴルファー】※※※

【超高校級の建築士】※※※

【超高校級の怪談師】※※※※

【超高校級の気象予報士】※※※※※

【超高校級の木こり】※※※※

【超高校級の彫刻家】※※※※

【超高校級の弁護士】※※※

【超高校級の自殺志願者】※※※※

【超高校級の超高校級狩り】※※※※

【超高校級の不良】※※※※





九十九(……これが本当のクラスメイトか……)

九十九「……あれ?」

九十九「安藤クン……幸村さんと鈴村さんの才能が抜けてるけど……?」

安藤「…………」

九十九「……まさか……!!」

安藤「そのまさかだよ……」

安藤「……その台帳に、【超高校級の幸運】と【超高校級のプログラマー】の名前は無かった」

九十九「そ、そんな……! もしかして、あの二人が【超高校級の超高校級狩り】と【超高校級の不良】……!?」

安藤「……いや、それは早急だ。後からスカウトされたという可能性もあるしな……」

安藤「……ただ、俺達の中にこの二つの才能の持ち主はいると俺は考えている」

九十九「そ、それは何で……?」

安藤「……モノクマの存在だ」

九十九「……モノクマ?」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/17(木) 21:03:36.98 ID:z918VLKVO<> 安藤「モノクマは……このコロシアイ学園生活のために希望ヶ峰学園を乗っ取るほどの存在だ」

安藤「そんなヤツが……俺達の情報が載ったファイルを誤って残すわけが無い。これには必ずヤツの意図がある」

九十九「……ボク達の仲を乱すため、とか?」

安藤「……そうだ」

安藤「そして、その場合……俺達の中に本当に【超高校級の超高校級狩り】か【超高校級の不良】かがいた方が効果的だ」

九十九「…………」

九十九(ボク達の中に……そんな人が……?)

九十九「……モノクマの正体が、その二人のどちらかって事は無いのかな?」

安藤「……無い話ではないが……二人とも犯罪のタイプが違うからな……」

安藤「……その辺りの事を……九十九君に手伝ってほしいんだ」

九十九「……ボクに?」

安藤「もし本当に俺達の中にこの二人の才能がいるとするならば、今は猫を被っている状態だ」

安藤「……そんな状態がいつまでも続くわけが無い。何かの綻びが出るだろう」

安藤「九十九君には……皆と交流する時に、警戒していてほしいんだ」

九十九「ぼ、ボクが……?」

安藤「ああ……頼めるか……?」

九十九「ぼ、ボクでいいの……?」

安藤「九十九君がいいんだ」

九十九「で、でも……ボクがこの二人のどちらかとは思わなかったの……?」

安藤「それは無いな」

安藤「俺は今までの君を見て、君が悪人であるハズが無いと思った。だから、君にこの事を打ち明けたんだ」

九十九「安藤クン……」

九十九「……分かった。これから、注意して皆を見てみるよ」

安藤「……ありがとう」

安藤「……俺の杞憂で終わってくれればいいんだがな」

九十九「……そうだね」

九十九「安藤クンの考えすぎだった……って、笑い飛ばせるようになる事を願おうよ」

安藤「……ああ、その時は存分に笑い飛ばしてくれ」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/17(木) 21:05:07.82 ID:z918VLKVO<> 【九十九の個室】

九十九「…………」

九十九(部屋に戻っても……ボクはまだ、書庫での一件が頭に残っていた)

九十九(【超高校級の超高校級狩り】に……【超高校級狩の不良】……)

九十九(そんな人間が……ボク達の中に本当にいるのか……?)

九十九(……いや、そんな、まさかね……)

九十九(今は……いない事を願おう……)

九十九(……寝てしまおうか)

九十九(…………)



【5日目】


キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『オマエラ、おはようございます! 朝です、7時になりました! 起床時間ですよ〜!』

モノクマ『さぁて、今日も張り切っていきましょう〜!』


九十九「…………」

九十九「……朝か」

九十九(今日からの交流は……少しだけ気をつけた方がいいかもな……)



>>139-140から、キャラクターを1〜3人選択してください。下3まで募集し、そのキャラクターと交流するイベントを複数起こします。

↓1〜3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/17(木) 21:08:40.12 ID:ILoAh8ODO<> 鉄 平良 黒野 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/17(木) 21:13:45.52 ID:HCFqN0Ub0<> 蒼井 斬子 鈴村 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/17(木) 21:18:16.67 ID:el4XeUxK0<> 万城 幸村 全温度 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/17(木) 21:41:12.62 ID:MWKZlNufO<> この辺りで本日はここまでです。ありがとうございました。

次回の更新ですが、リアルが忙しくなるため、次の週の金曜日、6/25となります。もし早めにできそうな時は連絡します。よろしくお願いします! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/17(木) 23:25:23.99 ID:a35j4lOK0<> おつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/17(木) 23:28:15.39 ID:HCFqN0Ub0<> 乙 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/25(金) 15:10:43.02 ID:LFHKbPCvO<> お久しぶりです。

すごく今さらなんですけど、>>173さんに質問された時、幸村さんの好感度は上がってないと言いましたが、やっぱり上がってる事にします。好感度の整理してたら、そっちの方が良さそうだなと思ったので。

それでは始めます! 今日は交流イベントが多めです。 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/25(金) 15:15:11.06 ID:LFHKbPCvO<> 【交流イベント1】


九十九(……昨日の安藤クンの言ってた事を受けて、今日、ボクは色んな人と積極的に交流する事にした)

九十九(そこで、誰かいるかと思って、プールに来たんだけど……)


バシャバシャバシャ……!!


九十九(……誰か泳いでるみたいだ。誰だろう……?)


……ザパンッ……!!


鉄「ふう……良い汗かいたで御座るなぁ……」

鉄「って、うおっ!? つ、九十九殿!?」

九十九「やあ、鉄クン」

鉄「い、一体いつからそこに……」

九十九「ついさっきだよ」

九十九(……それにしても……)

九十九(……ボクは鉄クンの体を見る)

九十九(その鍛え上げられた体には……無数の傷跡があった)

九十九(……忍者の訓練って、厳しいのかな……)

鉄「……そ、そんなジロジロ見ないでほしいで御座る……!」ウネウネ

九十九「あ、ご、ごめん……」

九十九(ウネウネしてる……)

九十九「……鉄クンは、よくプールに?」

鉄「そうで御座るなぁ……」

鉄「この場所では忍術の訓練は満足にできんで御座るからな。せめて体が鈍らないようにしてるので御座る」

九十九「なるほど……」

鉄「……そうで御座るな、折角で御座るし……九十九殿も泳いでいかれては?」

九十九「へ? ボクも?」

九十九「水泳か……あんまり経験ないんだよね……」

鉄「大丈夫で御座る。何かあったら拙者が助けるで御座るからな!」

九十九「……うん、じゃあ、着替えてくるよ」


↓1のコンマで九十九クンの泳力判定。高いほど泳ぎが上手い。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/25(金) 15:29:47.37 ID:0KkcJSWF0<> はい <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/25(金) 15:42:57.08 ID:LFHKbPCvO<> コンマ37……あんまり上手くない


九十九(……鉄クンに促されて泳いでみたものの……)

九十九「……ハァ……ハァ……」

九十九「き、キツいね、これ……」

鉄「うむむ、25mを泳いでそんなに息が上がるとは……」

鉄「九十九殿、さては今まであまり運動してこなかったで御座るな?」

九十九「う、うん……」

九十九(そのツケだな、これは……)

鉄「これからは定期的に運動する事をオススメするで御座る。何なら拙者も手助けするで御座るよ!」

鉄「……九十九殿は、まだ信頼できる御仁で御座るからな」

九十九「鉄クン……」

九十九(……まだ皆を怖がっているみたいだけど、前よりは良くなったかな……)


【鉄疾風の好感度が上がりました!】

【鉄疾風との関係性が『友人』になりました!】
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/25(金) 15:53:15.24 ID:LFHKbPCvO<> 【通信簿イベント1(鉄疾風編)】


九十九「鉄クンは【超高校級の忍者】として活動してるんだよね?」

鉄「そうで御座る。忍者の文化を正しく、それでいて忍者のイメージを壊さないように活動しているので御座る」

九十九「イメージ?」

鉄「昨今の忍者は、どうもファンタジックな能力を持つと思われがちなので御座る」

鉄「例えば……分身の術とか変わり身の術などの忍術がそうで御座るな」

鉄「そのイメージをできるだけ壊さないように、仕掛けや準備で何とか頑張っているので御座るよ!」

鉄「……この喋り方もそうで御座るし」

九十九(大変そうだな……)


【鉄疾風の通信簿を一枚獲得しました!】

『忍者の文化を継承する活動を行なっている彼。そのイメージを壊さないようにするために、大変な苦労があるようだ。』
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/25(金) 16:08:21.90 ID:LFHKbPCvO<> 【交流イベント2】


平良「うーん……」

九十九(鉄クンと別れたボクは、体育館で平良クンを見つけた)

九十九「……何してるの?」

平良「おっ、九十九か」

平良「それがな……さっき、図書室で希望ヶ峰学園の見取り図を見つけたんだが……」

九十九「見取り図?」

平良「ああ……まぁ、ご丁寧に3階以降のページは破られてたけどな」

九十九「……念を入れてるな、モノクマ……」

九十九(という事はやはり……あの台帳は、モノクマが意図的に残した物、か……?)

平良「この見取り図に……違和感を覚えるんだよ。何が違うのかは分かんねぇけどさ」

平良「……うーん……」


↓1のコンマ判定。コンマ65以上で、平良クンが何かに気づきます。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/25(金) 16:09:47.89 ID:QIXGgEMx0<> あ <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/25(金) 16:24:36.08 ID:LFHKbPCvO<> コンマ89……平良クン、気づく。


平良「……あッ!!」

九十九「ど、どうしたの?」



平良「……ここ、希望ヶ峰学園じゃねぇかもしれねぇ」



九十九「…………」

九十九「……えっ!?」

平良「この見取り図が希望ヶ峰学園の見取り図なのはほぼ間違いねぇんだ。学園長のハンコのコピーが付いてるからな」

平良「そして……こっちの電子生徒手帳の地図の方と照らし合わせると、微妙に違うんだよ!」

平良「俺達のいる場所は……希望ヶ峰学園そっくりの別の建物なんだ……!!」

九十九「そ、そんな……!!」

九十九「……でも、何でそんな手の込んだ事を……?」

平良「……わっかんねぇけど、モノクマの力が強大だって事は、また証明されちまったな」

平良「……どういう事なのか、もう少し調べてみるよ」

九十九「だ、大丈夫なの? モノクマに目を付けられたり……」

平良「多分……大丈夫だ。校則にあったろ? 希望ヶ峰学園については調べて良いってさ」

平良「……俺達が気づく事まで折り込み済みなのかもしれねぇ」

九十九「…………」

九十九(モノクマの目的は……一体何なんだ……)


【平良源の好感度がかなり上がりました!】
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/25(金) 16:31:10.92 ID:LFHKbPCvO<> 【交流イベント3】


九十九(平良クンと別れたボクは……)

黒野「ぐー…………」

九十九(……玄関ホールで、大の字で寝ている黒野さんを見つけた)



九十九「……って、いやいやいや!」

九十九(た、確か……個室以外の就寝は校則違反のハズじゃ……!?)

九十九「黒野さん! 黒野さん起きて! 黒野さん!!」

黒野「……うるさいなぁ……!!」

黒野「人の自殺を……邪魔するなァ!!」ドゴッ!!

九十九「痛ッ!?」

九十九(な、殴られた……!?)

九十九「……自殺?」

黒野「そ! 校則違反をして殺されようとしてんの!」

黒野「でもねぇ……モノクマ全然殺してくれないんだよね! 何で!? 教師が生徒を無視して良いわけ!?」

九十九「…………」

九十九(多分……面倒だから放置してるんだろうな……)

九十九(後は……黒野さんが生きてた方が、コロシアイが盛り上がる……とか?)

黒野「モノクマめ……こんなに監視カメラ付けてんだったら、ちゃんと監視しといてよね! 何のためにあるの!」

黒野「私の自殺を見逃さないためでしょ!!」

九十九(……少なくとも、黒野さんが【超高校級狩り】だったり【不良】だったりする事は無さそうだな……)

九十九(……一応、何か聞いてみるか)


・九十九クンが一応黒野さんに質問します。内容を下から一つ選択してください。

1.【超高校級の自殺志願者】について
2.コロシアイ学園生活について
3.他の生徒達について

↓1
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/25(金) 16:33:26.67 ID:9PY+bEbDO<> 3 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/25(金) 17:06:16.13 ID:LFHKbPCvO<> 3選択


九十九「黒野さんは……この学園生活で、誰か気になる人とかいる?」

黒野「……何ソレ? 恋バナ?」

九十九「え? いや、違うけど……」

黒野「そうだよねー、九十九って見るからに朴念仁だもんねー」

九十九(……そうなのかな?)

黒野「気になるかぁ……うーん……」

黒野「……私ってさ、ヤバいっしょ?」

九十九「……ヤバいかヤバくないで言えば、ヤバいんじゃないかな」

黒野「そうだよね! 人を不幸に陥れるヤツなんてヤバいよね!」

九十九「…………」

黒野「そんな私レベルでヤバいヤツが……見る限り二人はいるねー」

九十九「……! 二人……!?」

黒野「……何その反応? 何か意図ある質問なわけ?」

九十九「……そういうわけじゃないよ」

黒野「ふーん……」

黒野「……まっ、いいけど!」 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/25(金) 17:08:20.84 ID:LFHKbPCvO<> 黒野「一人目は……幸村!」

九十九(ゆ、幸村さん、が……!?)

黒野「アイツ、多分善人には違いないんだけど……だからこそ危ない感じがするね」

黒野「ほら、正義に狂った犯罪者って割といるでしょ?」

九十九「……幸村さんがそうだって言うの?」

黒野「そこまでは言わないよー」

黒野「……もう一人は、蒼井!」

九十九「……蒼井クン? 確かに彼は【超高校級の裏番】だもんね……」

黒野「ああ、そういうんじゃないよ。あの目だよ、目!」

九十九「……目?」

黒野「あの目はね……復讐に燃えた目だよ」

黒野「……あの男は、確実に誰かを殺そうとしてる感じっすね!」

九十九「…………」

黒野「……ま、信じるか信じないかは、九十九次第だよ」

九十九(……どうなんだろう。黒野さんの話は、どこまで信用できるのかな……)


【黒野真白の好感度が上がりました!】
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/25(金) 17:15:56.48 ID:LFHKbPCvO<> 【交流イベント4】


九十九(……それから黒野さんがしつこく絡んでくるのを何とかいなし、ボクは食堂にやってきた。少しお腹が空いたからだ)

蒼井「…………」

九十九(そこには、先客の蒼井クンがいた)

九十九(……蒼井クン……彼は【超高校級の裏番】……)

九十九(【超高校級の不良】と何らかの関係がある……のかな。でも、聞いていいものか……)

九十九(……もしくは、【超高校級の超高校級狩り】について何か知っているかも? 彼ならきっと裏社会に詳しいだろうし……)

九十九(……何か……質問してみようかな……?)


・蒼井クンに質問します。下から一つ選択してください。

1.【超高校級の不良】について
2.【超高校級の超高校級狩り】について
3.【超高校級の裏番】について

↓1
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/25(金) 17:19:44.88 ID:0KkcJSWF0<> 3 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/25(金) 17:48:35.40 ID:LFHKbPCvO<> 3選択


九十九「蒼井クン……今、大丈夫?」

蒼井「……用があるなら、手短に済ませ」

九十九「う、うん。えっと……」

九十九(……どうしよう。蒼井クン本人の事を聞いた方が良いかな……?)

九十九「……蒼井クンは……【超高校級の裏番】なんだよね?」

蒼井「……本当にそれが聞きたいのか?」

九十九「えっ……」

蒼井「……聞きたい事があるなら、さっさと聞いてくれないか」

九十九「え、えっと…………」

蒼井「……質問がまとまらないなら、また後で聞け。時間の無駄だ」

九十九「う、うん……ごめん……」

九十九(……プレッシャーが強くて、全然質問できなかったよ……)


【蒼井仁の好感度は変わりませんでした……】
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/25(金) 17:50:51.39 ID:LFHKbPCvO<> 【通信簿イベント1(蒼井仁編)】


九十九「蒼井クン……やっぱり聞きたいんだけど……」

蒼井「……本当に俺のことが聞きたいのか?」

九十九「うん……少し気になってさ……」

九十九「蒼井クンは【超高校級の裏番】……って事は、他に番長がいるって事なのかな……?」

蒼井「……そうだ」

蒼井「……不良界を牛耳る番長は別にいる。圧倒的なカリスマ性を持つ奴がな……」

蒼井「俺は……そいつの補佐だ。そいつがやらない裏の仕事をこなしていただけだ……」

九十九「う、裏の……?」

蒼井「……成り上がるには、綺麗事だけではやっていけないからな……」

蒼井「…………詳しく聞きたいか?」

九十九「……やめておくよ」

蒼井「……賢明だ」


【蒼井仁の通信簿を一枚獲得しました!】

『不良界を牛耳る番長の補佐として君臨していたという彼。番長にはやらせられない裏の仕事をやっていたらしい……。』 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/25(金) 17:52:48.99 ID:LFHKbPCvO<> 【交流イベント5】


斬子「よぉ、九十九。テメーも本読みに来たのか?」

九十九「う、うん……」

九十九(ボクが図書室に来ると、既に斬子さんがいた)

九十九(……それにしても……)

斬子「……何だよ、まるでアタシが本読むなんて変みてーな目で見やがって……」

九十九「そ……そこまでは思ってないよ!」

九十九(正直、意外ではあったけど……)

斬子「……ま、あながち間違ってねーよ。別にアタシは本を読んでるわけじゃねーからな」

九十九「え? そうなの?」

斬子「アタシが見てるのは……コレだ」

九十九「コレって……図鑑?」

斬子「ああ……植物図鑑とか、虫の図鑑とか眺めてんだよ」

斬子「……ほら、アタシは木こりだからさ。この自然も何もねー生活、耐えられなくてよ……」

斬子「だから、せめて植物を見て心を慰めようと思ってな!」

九十九(なるほど……)

斬子「テメーも何か読んだらいいんじゃねーか? アタシみてーに図鑑で良いしよ」

九十九「うん……そうしようかな」


・九十九クンが本を読みます。どんな本? 名前とか本の系統とかを安価してください。

↓1
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/25(金) 17:58:19.03 ID:QIXGgEMx0<> 動物図鑑 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/25(金) 18:09:56.43 ID:LFHKbPCvO<> 動物図鑑の安価を頂いたところで、本日はここまでです。ありがとうございました。

ダンガンロンパがスイッチで出るみたいですね。新作では無いけど……この感じだと、新作出すための繋ぎだったり……? ちょっと期待しちゃうぜ。

次回の更新は6/27、日曜日です。よろしくお願いします。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/25(金) 18:13:32.04 ID:9PY+bEbDO<> 乙です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/25(金) 18:32:06.93 ID:AYC3XS9GO<> おつー <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/27(日) 20:26:32.37 ID:HU2/90ybO<> それでは始めます。交流の続きからです。短めかも。 <> ◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/27(日) 20:28:53.75 ID:HU2/90ybO<>
九十九(それじゃあ……ボクはこれを読もうかな……)

斬子「何だそれ……動物図鑑?」

斬子「テメー、動物とか好きだったのか?」

九十九「いや、別に……」

斬子「……じゃあ、何でそれ見るんだよ」

九十九「どうせなら、斬子さんの近い世界のを読もうかなって」

斬子「ハァ? 何じゃそりゃ……」

斬子「……オイ、ちょっと待て。この図鑑がアタシの世界だってのか?」

九十九「え? だって、斬子さんって森に住んでた……んだよね?」

九十九「木こりのお父さんと住んでたって事は、そうだと思ったんだけど……」

斬子「…………」

斬子「……は? アタシ都会育ちだし」

九十九「…………はい?」

斬子「あ? 何だその顔は」

斬子「どっからどう見ても都会っ子だろうがアタシはよ!!」

九十九「え、あ……う、うん……」

斬子「チッ……クソが……! 何でバレちまったんだよ……!!」ボソボソ

九十九「…………」

九十九(何かこだわりがあるのかな……)


【嵐山斬子の好感度が上がりました!】
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/27(日) 20:46:12.98 ID:HU2/90ybO<> 【通信簿イベント1(嵐山斬子編)】


九十九「斬子さんは【超高校級の木こり】……なんだよね?」

斬子「まぁ、一応な。超高校級って言われるほどスゲー事やったとは思わねーけど」

斬子「アタシがやってたのなんて、ただ木を伐採してただけだしよ」

九十九「そうなの?」

斬子「あー……でも、なんか、アタシが木を切った山は生き返るらしいんだよな」

九十九「……え?」

斬子「ほら、山って手入れしねーと死んじまうだろ? で、管理人からウチの山を何とかしてくれって連絡が来んだよ」

斬子「だから木を切るんだけど……そうすると山が復活するんだと」

斬子「でも、そういうのって山の生命力だから、アタシあんまし関係ねーんだよな……」

九十九(……想像以上に凄い才能だったな……)


【嵐山斬子の通信簿を一枚獲得しました!】

『全国に木を切りに行くという彼女。彼女が木を切った山は、たとえ死にかけていても生命力が復活するらしい。』
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/27(日) 21:15:04.75 ID:HU2/90ybO<> 【交流イベント6】


鈴村「う〜ん……」

九十九「あれ、鈴村さん?」

鈴村「ハジメちゃ〜ん? どうしたの〜?」

九十九「いや、暇だからウロウロしてるんだけど……鈴村さんは?」

鈴村「わたしも暇だから〜……パソコンみたいに使える物を探してたの〜」

鈴村「でも〜……やっぱりどこにも無いんだよねぇ〜……」

鈴村「この電子生徒手帳だったらネットに繋げそうなんだけど〜……結局それも外部からアクセスできる物無いと意味ないし〜……」

鈴村「視聴覚室なら何かあると思ったんだけどなぁ〜……」

九十九「へえ……」

九十九(……何にも分からないな)

九十九(……せっかくだし、鈴村さんに何か質問してみようか)


・鈴村さんと交流します。テーマを下から一つ選択してください。

1.【超高校級のプログラマー】について
2.電子生徒手帳について
3.他の超高校級のクラスメイトについて

↓1
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/27(日) 21:15:32.56 ID:ZaCf7Vb30<> 3 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/27(日) 21:50:51.43 ID:HU2/90ybO<> 3選択


九十九「鈴村さんには……この学園生活で、どこか気になる人はいる?」

鈴村「気になる人? う〜ん……」

鈴村「……タイスケちゃんかな〜?」

九十九(タイスケ……万城クンか)

九十九「……万城クンのどういうところが気になるの?」

鈴村「タイスケちゃんはね〜……」

鈴村「……すっごい器用なんだよ〜!」

九十九「……へ?」

鈴村「料理はもちろんだし〜、色んな知識もあるし〜……わたしが困ったらすぐ助けてくれるんだ〜!」

鈴村「それに、疲れてたらすぐ気づいて休憩したらって言ってくれるし〜……すごく優しいんだよ〜!」

九十九「……なるほど」

九十九(ボクの思ってた“気になる人”とは違うな……)

鈴村「後は〜……マシロちゃん?」

九十九「……黒野さんが気になるの?」

鈴村「だって〜、マシロちゃんったら何でも辛くしちゃうんだよ! 甘党のわたしからしたら考えられないよ〜!」

九十九(……そこなのか?)

九十九(……うーん、このほわわんとした鈴村さんが、才能を偽ってるとは考えにくいけど……)


【鈴村あやめの好感度が上がりました!】
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/27(日) 21:52:30.57 ID:HU2/90ybO<> 【通信簿イベント1(鈴村あやめ編)】


九十九「鈴村さんは……【超高校級のプログラマー】なんだよね?」

鈴村「そうだよ〜」

九十九「……正直、ボクには何をやってるのか想像もつかないよ」

鈴村「う〜んとねぇ〜……」

鈴村「……人工知能とかスーパーコンピュータとか分かる〜?」

九十九「……ごめん、全然分かんない」

鈴村「そうだよねぇ〜……」

鈴村「ん〜とね? 簡単に言うと、世界でもトップクラスの研究所に、わたしはプログラマーとして雇われてるんだよ〜!」

鈴村「人工知能やスパコンの研究の傍ら、研究所のあらゆるシステムを管理してたんだ〜」

九十九「そ、それは凄いね……」

九十九(……その凄さは、ボクでも何となく分かる気がする)


【鈴村あやめの通信簿を一枚獲得しました!】

『人工知能やスーパーコンピュータの研究を行なっていたという彼女。それと並行して、世界でもトップクラスの研究所のシステム管理もしていたとか……。』

<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/27(日) 21:53:42.30 ID:HU2/90ybO<> 【交流イベント7】


九十九(……そろそろ夕飯かな? ちょっと早いか……)

九十九(まぁ……でも、食堂で待っててもいいかな)

九十九(そう思い、食堂に向かうと……)

万城「お、九十九じゃないか。暇か?」

万城「だったら、少し手伝ってくれないか?」

万城「いつも世話になってる鈴村に休んでくれって言ったはいいものの……手が足りなくてさ」

九十九(……万城クンの食事の手伝いをする事になった)

九十九(いつもお世話になってるし……これくらいはしないとね……)

九十九(……それにしても……)

九十九「……万城クン、すごい手際が良いね」

万城「ん? そうか? 普通だと思うけどな」

九十九(厨房での万城クンの働きは見事なものだった。ボクなんてほとんど働いてない)

万城「あー、でも、家では俺が家事担当だったからな……そのせいで手際が良く見えるのかも」

九十九「へえ……それは偉いね……」

万城「いやいや、やるのが俺しかいなかっただけだよ。他の皆も働いてたからな」

万城「……よし、じゃあ、九十九にも働いてもらうか」

九十九「へ?」


↓1のコンマ判定。高ければ高いほど九十九クンが料理上手に。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/27(日) 21:55:44.80 ID:s2P234gDO<> はい <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/27(日) 22:08:32.02 ID:HU2/90ybO<> 九十九クンが料理上手になったところで本日はここまでです。ありがとうございました。

次回の更新は6/29、火曜日です。よろしくお願いします。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/28(月) 06:03:40.84 ID:dTLyz0GDO<> 乙 <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/29(火) 16:54:20.94 ID:XzAot8VNO<> 始める前に、キャラの容姿の概要を貼ります。ご参考までに。


九十九……ブレザータイプの制服。灰色の目。頭にはアンテナ。形見の人形を胸元に入れている。

全温度……ポニーテール。キチッと着た女子制服。

万城……茶髪に眼鏡のイケメン。ワイシャツに黒の学生ズボン。

鉄……忍者装束。顔や頭は隠れておらず、ボサボサの茶髪。

蒼井……短めの黒髪。顔を右上から左下に掛けて斜めに傷の跡がある。学ランを着崩している。

風香……ふわっとした茶髪のロング。目力が強い。白のドレスっぽい制服で、胸元が大きく開いている。

幸村……茶髪のセミロング。頭にアンテナっぽいクセ毛。目は灰色。希望ヶ峰学園の女子制服。

麻草……黒の長髪にゴルフキャップ。ミニスカート型のゴルフウェア。

平良……逆立った茶髪に褐色肌。黒のタンクトップに作業着っぽい青のズボン。

闇市……紺色の着物。目は薄い赤で、髪の色は黒。いつも怪しげに微笑んでいる。

時雨……半袖短パン。上の服は雷柄。短い赤茶けた茶髪。目は青で、瞳に雷マーク。

斬子……茶髪のツインテール。目つきが悪く、歯がギザギザしている。スカート型の黒の作業着っぽい服。

鈴村……長めの茶髪。白とピンクのワンピース型制服。ちょっとふくよか。

堀井……金髪に緑色の目。ピアスや指輪を付けている。筋肉質な体に作務衣。

安藤……黒のオールバック。黒のスーツにネクタイ。

黒野……白髪のボブヘアー。目は灰色。ところどころ破けた黒いセーラー服。


それでは始めます! <>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/29(火) 17:08:17.76 ID:XzAot8VNO<> コンマ80……九十九クンは料理上手


九十九「うーん……こんな感じでやればいいのかな……」テキパキテキパキ

九十九「どうかな、万城クン」

万城「……おおお……」

万城「九十九、お前……料理得意だったんだな……」

九十九「そ、そう? あんまりやった記憶は無いんだけど……」

九十九(これは得意……と言っていいのかな? よく分からないな……)

万城「これからは、九十九にも手伝ってもらってもいいかもな!」

九十九「……ボクなんかで良ければ……喜んで」


【万城太介の好感度が上がりました!】
<>
◆LWJMZhhGCoS.<>saga<>2021/06/29(火) 17:16:49.83 ID:XzAot8VNO<> 【通信簿イベント1(万城太介編)】


九十九「万城クンは……【超高校級の中小企業診断士】……なんだっけ?」

万城「ああ。馴染みの薄い職業だから覚えにくいかもな?」

九十九「ご、ごめん……」

万城「いいんだ。表にバンバン出るような仕事でもないしな」

万城「でも、大切な仕事だぜ? 俺のアドバイスで経営が大幅に改善したところも多いんだ」

万城「……あ、これ、自慢っぽくなっちまうか?」

九十九「ううん、そんな事ないよ」

九十九(万城クン……自分の仕事に誇りを持っているんだな……)


【万城太介の通信簿を一枚獲得しました!】

『中小企業診断士として様々な企業の業績を上げてきたという彼。その仕事内容に、彼は誇りを抱いているようだ。』
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/06/29(火) 19:17:48.86 ID:laEcccRgO<> 一旦乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/02(金) 07:21:51.03 ID:9lXQdw5w0<> エタったか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2021/07/19(月) 19:03:02.75 ID:4LscirLOO<> せっかく安価出してやってるのに使えない奴だなぁ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>age<>2023/01/25(水) 18:19:48.83 ID:/QmCXrFoo<> 『ダンガンロンパするその3』
File.2「週刊少年ゼツボウマガジン」
(19:00〜開始)

https://youtu.be/JVVQ0aFpimA <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>age<>2023/01/31(火) 20:11:20.87 ID:1QXEEaMNO<> 『ダンガンロンパする ACT.6』

▽コロシアイ学園生活:第4章
「All, All, Apologizes.」
(18:07〜放送開始)

https://youtube.com/watch?v=4uVZwvNVP7k <>