以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/06(日) 23:49:40.66 ID:I+ALUfWu0<>注意
※二次創作です。
※人気漫画やアニメから登場します。
※あくまでも実験的に投稿している為に、話自体は短い(多分)です。
※全体的にギャグです。主要人物全員がキャラ崩壊しています。
※話自体ぐだぐだなので期待しないで下さい。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1646578180
<>りん「ザ・りんちゃんズ」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/06(日) 23:55:43.87 ID:I+ALUfWu0<>
―― 目覚めよ、七人の勇者達よ……!!





凛「う、う〜ん。何処よここは……?」
凛「うぅ、いきなり何なんだよ……」
凛「にゃにゃにゃ〜、まだ凛は眠いにゃ〜」
凛「急に光が強くなったと思ったら……私、いつの間に……?」
凛「………」
りん「も〜、今日はのぞみ達とショッピングに出かける約束していたのに」
燐「イテテテ、俺も今日は晩飯の用意をしないといけねぇのによ」



六人のりんちゃんズ「………誰?」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 00:06:54.21 ID:fnbbyZtN0<>
凛「いや、ちょっと誰よアンタ達! 何処からやって来たのよ!」

凛「それはコッチの台詞だ、急に目の前が光に包まれたと思ったら、いつの間にか見知らぬ連中が目の前に出やがって!

凛「見知らぬ連中って、アンタの方が怪しさプンプンじゃない、このギザ歯野郎!」

凛「なっ、ギザ……!?」

燐「おいおい、喧嘩は止めろよ。同じ囚われた者同士なんだからよ」

凛「そう言う君も何だか粗暴そうな雰囲気がするにゃ…」

燐「あぁ!? テメェ喧嘩売ってんのか!?」

凛「ひっ、ひぃっ! こ、怖いにゃ〜!」

凛「ちょっと、この子恐がっているじゃない!」

燐「わ、悪い悪い、つい言いすぎちまった」

りん「ちょ、ちょっと落ち着きなよ! みんな知らない人ばっかりだけどさ、一度冷静になるべきだよ」

凛「そうね、アナタの言うとおりだわ。まずはお互いに自己紹介から始めましょう?」

凛「あぁ、お互いに疑い合っても何の解決にもならんだろうしな」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 00:09:15.42 ID:fnbbyZtN0<>
遠坂凛「とりあえず私からね? 私は遠坂凛よ」

渋谷凛「そうね、まずはお互いの素性を知らなきゃ……私の名前は渋谷凛」

星空凛「星空凛だにゃ、よろしくだにゃ〜!」

松岡凛「俺の名前は松岡凛だ、競泳選手をやっている」

奥村燐「俺は奥村燐! 何だかよく分からねぇ事に巻き込まれちまったな!」

夏木りん「あたしは夏木りん、ただのスポーツ万能な中学生だよ」





「「「「「「「……………」」」」」」」

「「「「「「「全員、『りん』じゃねぇーかぁああああああ!!!」」」」」」」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 00:25:41.81 ID:fnbbyZtN0<>
松岡凛「いや、気付いてたぜ? 星空の時点で気付いていたぜ? でもよぉ、全員が同じ名前なんて、そうそう滅多に出会う事なんかねぇじゃねぇか」

渋谷凛「正確には、夏木さんはひらがな、奥村は『燐』だけど、読み方は同じ『りん』だもんね」

夏木りん「そもそも、どういう選考よ! 何でこんなに『りん』がいっぱい居るのよ!」

遠坂凛「落ち着きなさい。まずは状況を把握しましょう。今此処に居る六人は同じ名前を持つ『りん』、その私達がどういう訳か集められている……」

星空凛「監禁されている可能性は?」

遠坂凛「低いわね。見た所、私達は拘束された後が無いし、恐らくは誰かに呼び出された可能性があるわ」

奥村燐「けどよぉ、呼ばれたってのなら俺達はこれからどうすれば良いんだ?」

星空凛「そもそも、何で凛達はここに呼ばれたのにゃ?」

松岡凛「まさか、この場で殺し合いとかするんじゃねぇだろうな?」

渋谷凛「止めてよ、そう言うの!」

夏木りん「でも、本当になんでなのかしら……」

六人のりんちゃん「うーん……」

凛(くっだらねぇ……)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 00:42:01.27 ID:fnbbyZtN0<>
神様「それはワシが教えよう!」

六人のりんちゃんズ「誰(だ)!?」

神様「そう警戒するのではない、ワシはこの世界を創った神じゃ」

渋谷凛「神様……?」

松岡凛「お前が俺達を連れてきやがったのか!」

遠坂凛「アンタ、一体どういうつもりよ! 何で私達をここに呼んだわけ!?」

奥村燐「そうだそうだ!」

神様「落ち着け落ち着け、お前さん達の世界は、悪の国『リン・バスター帝国』によって支配されてしまったのじゃ」

遠坂凛「『リン・バスター帝国』って何よ!」

渋谷凛「ネーミングセンス無さすぎ……」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 00:59:47.29 ID:fnbbyZtN0<>
神様「『リン・バスター帝国』は増えすぎてしまった『りん』を処分する為に結成された組織、言わば「これ以上ややこしくなるから同じ『りん』って言う名前を増やすな!」と言う勢いで作られた理不尽な連中じゃ」

遠坂凛「理不尽って言うか、勝手な申し出じゃない!」

神様「奴らは、『りん』を世界中、宇宙中から抹[ピーーー]る為にありとあらゆる手を尽くす程まで『りん』を敵視し、殺戮を行っている。このままでは全ての『りん』が絶滅危惧種になりかねん!」

夏木りん「アタシらは動物かっつーの!」

神様「そんな残虐な行いなどワシは認めることが出来なかった」

松岡凛「そりゃ、そうだろうな」

神様「そこでワシはお主らを呼んだ。お前達は『リン・バスター帝国』を統率する魔王を倒す為に選ばれた精鋭、勇者達なのじゃ!」

渋谷凛「ちょっと、それじゃあ私達がここに呼ばれた理由って……」

神様「無論、残っている『りん』が君達だけだからじゃ」

六人のりんちゃん「うっそだろおい!?」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 01:04:24.36 ID:fnbbyZtN0<>
松岡凛「んなもん納得いくかぁああああっ!!」

渋谷凛「何で私達がこんな目に……!」

星空凛「凛も納得いかないにゃ! そもそも何で『りん』って言う名前の人限定なのにゃ!?」

遠坂凛「そうよ、どうして『りん』だけが執拗に狙われるのよ! 『ありす』とか『れい』とかも多いじゃない!」

神様「だって、一番名前が多いイメージあるのって『りん』じゃろ?」

六人のりんちゃん「それだけの理由!?」

神様「全ての『りん』を救う……その為に、お前さん達が居るのじゃ! 数少ない生き残りの『りん』達よ!」

夏木りん「いや、急にそんな事を言われても……そもそも、他の『りん』は!?」

神様「他の『りん』は既に敵の勢力によってやられている。生き残った『りん』の名の付く勇者は君達だけだ」

奥村燐「俺達以外の『りん』はどんなのがいるんだ?」

神様「鏡音リン、火焔猫燐、黒沢凛、平古場凛、尾喰凜、九重りん、棗鈴……等々、此処に集結される前に、皆捉えられてしまった」

遠坂凛「結構いっぱいいるのね……」

神様「何しろ『りん』じゃからな」

遠坂凛「うっさい!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 01:06:09.49 ID:fnbbyZtN0<>
???「いたぞ、りんだ!」

神様「……っ! 今はお喋りをしている場合ではない、刺客が来るぞ!」

遠坂凛「刺客……? って言うか、この声って―――」





士郎「覚悟しろ、遠坂!」

卯月「お、大人しく抵抗してください凛ちゃん!」

にこ「悪く思わないでね、凛!」

遥「凛、覚悟しろ」

雪男「此処で死んでもらうよ、兄さん……いや、燐!」

のぞみ「あぁーーーっ、りんちゃん見ぃつけた〜!」

六人のりんちゃん「ハァ―――――――――――ッ!?」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 01:18:50.22 ID:fnbbyZtN0<>
遠坂凛「ちょっとぉおおおおおっ!! どう言う事よ神様!!」

松岡凛「説明しろぉ!!」

神様「落ち着け、彼らは洗脳されているだけだ。あの六人だけではない、既に君達の知っている『りん』の関係者全員が魔王の手に堕ちてしまったのだ!」

渋谷凛「そ、そんな……!」

神様「今の彼らは、只管に『りん』を抹消する為に仕向けられた刺客でしかない……!」

渋谷凛「それじゃあ、346プロの皆は……!」

星空凛「他のμ'sの皆も……!」

神様「それどころか、君達の家族や知り合いなんかもそうだ。この世界から増えすぎた『りん』を抹消しようと、君達が名前を改名するまで命を狙ってくる!」

遠坂凛「ふざけんじゃないわよっ、私達が何したって言うのよ!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 01:27:54.90 ID:fnbbyZtN0<>
士郎「頼む遠坂! これ以上、『りん』の名を増やさないでくれ!」

遠坂凛「アンタ何言ってんのよ!」

にこ「今すぐ改名しなさい! さもなくばシュールストレミング食わすわよ!」

星空凛「い、嫌にゃ! この名前、すっごく気に入っているだから! ってか、にこちゃんそんなキャラじゃないでしょ!」

遥「凛、大人しくその名前を政府に寄越せ」

松岡凛「お前まで何言ってんだ!」

神様「みんな、魔王に洗脳されておるだけなのじゃ! 洗脳を解くには、戦って倒すしかない!」

星空凛「嫌にゃ! 凛、μ'sの皆と戦いたくないにゃ!」

夏木りん「そうよ、アタシだってのぞみと戦いたくないわよ! って言うか、変身アイテムすら置いてきちゃったのにどうやって戦えばいいのよ!」

奥村燐「俺だって降魔剣が無きゃ戦えねぇよ!」

遠坂凛「ここじゃ魔術も使えないし、どうすれば良いってのよ!」

松岡凛「此奴らは何を言ってんだ?」

渋谷凛「さ、さぁ…?」

神様「安心せい、君達七人の勇者には戦う力を用意しておいた!」

凛「七人? ここにいるのは六人だけよ!」

神様「何を言っておる、そこにいるではないか」

六人のりんちゃんズ「へ?」








糸師凛「………」

六人のりんちゃん「隅っこに隠れてたぁあああああああ!!!」

糸師凛「ッチ、バレたか」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 01:36:15.61 ID:fnbbyZtN0<> 訂正
遠坂凛「七人? ここにいるのは六人だけよ!」



神様「紹介しよう、彼の名前は糸師凛だ!」

糸師凛「ふざけんなジジイ、俺は戦わねぇぞオイ。こんなゴミみたいな連中なんかと仲良く出来るか」

遠坂凛「アンタ、さっきまで存在消して隠れてた癖に、良い度胸ね?」

糸師凛「お前らみたいな怪しい連中なんかと誰が組むかよ、顔面偏差値0共」

遠坂凛「何ですってぇええええええええ!!?」

神様「今は言い争っている場合ではなーい! 早く戦うのじゃ!」

星空凛「でも、どうやって!?」

神様「お主らにピッタリな職業を選んでおいた。戦士、魔法使い、武闘家、僧侶、盗賊、旅芸人、弓使いの中から、お主らそれぞれの能力値を計り、適任なものを選んでおいた!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 01:37:51.64 ID:fnbbyZtN0<>
神様「まずは魔法使い、遠坂凛! この中で魔術が使える凛は君しかいない!」

遠坂凛「うわっ、何だか急に魔翌力が漲って来たわ!」

神様「次に戦士、松岡凛! 鍛え抜かれた筋肉で敵をバッサバッサと叩き潰せ! 武器は剣でも斧でも槍でも可!」

松岡凛「ハッ、確かにこの中じゃ、俺が一番力がありそうだからな!」

奥村燐「あ?」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 01:39:32.41 ID:fnbbyZtN0<>
神様「次に僧侶、これには一番ヒーラーっぽいキャラとして星空凛ちゃんにやってもらう」

星空凛「確かに、凛は戦闘じゃあまり役に立てなさそうだから、ここは後方支援に回るにゃ!」

神様「お次は旅芸人、夏木りん! 身体能力の高さで器用なお主には持って来いじゃ!」

夏木りん「まぁ、フットサルやっているから別に良いけどさ」

神様「まぁ、ナイフ投げとか炎を吹くとかもやるから」

夏木りん「出来ないからそう言うの! いや、炎は出す事は出来るけどさ!」

神様「盗賊には奥村燐! 身体能力が高い君が最適任じゃ! 無論、刀も使える様にしておる」

奥村燐「よっしゃあ、戦士の方が良かったけど、刀が使えんなら戦えるぜ!」

神様「そして弓使いには渋谷凛! 一番、イメージがピッタリな職業にしておいたぞ!」

渋谷凛「弓とか扱った事とかないけど、頑張ってみるか」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 01:43:36.94 ID:fnbbyZtN0<>
神様「最後に武闘家、糸師凛! 暴力的なエゴイストパワーで圧倒的に叩き潰せ!」

糸師凛「おいクソジジイ、何で俺が武闘家なんだよ」

神様「い、一番肉弾戦が強そうだから……」

糸師凛「消すぞ」

夏木りん「さっきから怖いんだけど、この人…!」

遠坂凛「きっと、裏で人とか殺してんのよ」

渋谷凛「遠坂さん!」

松岡凛「口を慎め、お前殺されたいのか!」

星空凛「ひき肉にされちゃうにゃ!」

奥村燐「喧嘩売らねぇ方が良いって!」

糸師凛「テメェら……後で覚えていろよ?」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 01:44:47.02 ID:fnbbyZtN0<>
神様「と、とにかく、これで戦う力を得た訳じゃ!」

遠坂凛「ありがとう、神様! そしてこの戦いが終わったら後でぶん殴る!」

神様「酷い!」

松岡凛「兎に角、これで戦えるぜ! 歯を食いしばいやがれ!」

卯月「そうはさせません! 出てきなさい、魔獣達よ!」

遠坂凛「魔獣!?」

―― グルルルルルルッ

星空凛「うわぁあああっ、いっぱい出て来たにゃああ!!」

渋谷凛「卯月、いつの間にあんな力を……!」

卯月「フッフッフッ、魔王様の力があればこんなもんです!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 09:08:30.30 ID:fnbbyZtN0<>
遠坂凛「それで、私はどうすれば良いの? 魔法使いなんだから、魔法とか使えるんでしょう?」

神様「手の平を魔獣に向けて、『ファイア』と叫ぶのじゃ!」

遠坂凛「分かったわ、ファイア!」

―― ボォオオオオオッ

遥「何!? 魔法を使いこなしているだと!?」

松岡凛「うおっ、本当に炎が出やがった!」

遠坂凛「凄い、RPGのまんまね!」

星空凛「遠坂さん、凄いにゃ〜!」

夏木りん「これなら戦えるかも!」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 09:29:13.21 ID:fnbbyZtN0<>
雪男「フンッ、これくらいで済むと思うなよ! 魔獣などいくらでも出せるわ!」

―― ボコボコボコ……
―― ギャォオオオオオオッ
―― ガルルルルルルッ

星空凛「うわぁあ! また、いっぱい出て来たにゃ〜! 恐いにゃ〜!」

松岡凛「なぁに、こっちには神様から貰った力があるんだぜ?」

夏木りん「私達も行くわよ、ナイフ投げ!」

―― ヒュッヒュッ ザスザスッ!

渋谷凛「ウォーターアロー!」

―― ヒュンッ ザスッ!

松岡凛「行くぜ、ハヤテ斬り!」

―― ザスザスザスッ!

星空凛「トルネード!」

―― ゴゴゴゴゴゴ!

奥村燐「暗殺剣!」

―― シュバッ ドブシャアアアアアアッ!

魔獣「ぐぎゅばあああああああ!」

奥村燐「うおおおおおっ!俺達、異世界転生の主人公になった気分だ!」

遠坂凛「ゴチャゴチャ言ってないで、次来るわよ!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 13:03:07.29 ID:fnbbyZtN0<>
―― グォォオオオオオオオ!!

松岡凛「オラオラ! 動きが遅いぜ!」

夏木りん「ハァッ、タァーッ!」

渋谷凛「それっ!」

遠坂凛「サンダー! からの、ブリザード!」

星空凛「回復、回復にゃ〜!」

奥村燐「いよっしゃ、これで10匹目!」

糸師凛「はぁ〜、だるい」

遠坂凛「ってか、アンタも真面目に戦いなさいよ!」

にこ「思ったよりもやるようね…!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/07(月) 14:24:08.91 ID:fnbbyZtN0<>
雪男「まさかここまでやるとはな!」

士郎「ならばとっておきのを降臨させよう。出でよ!」

大魔獣「グオオオオオオオオ!!」

雪男「やれ! 奴らを蹴散らすんだ!」

遠坂凛「こ、コイツ強そう…!」

松岡凛「あぁ、他の魔獣とはレベルが違うぜ…!」

渋谷凛「そうだね、気迫が違う…!」

奥村燐「けど、こんな所で負けてたまるかぁ!」

星空凛「凛も精一杯サポートするにゃ!」

遠坂凛「みんな、行くわよ!」

五人のりんちゃん「おーーーーーーっ!!」

糸師凛「………」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/12(土) 13:05:10.74 ID:H9ZDQKWq0<>
〜 数十分後 〜

松岡凛「クソッ、この敵、思ったよりも固ェ…!」

星空凛「ダメにゃ、物理攻撃も魔法も全然通じないにゃ!」

渋谷凛「装甲が堅いから弓も通じない…!」

夏木りん「一体、どうすれば……」

糸師凛「……情けねぇ。こんなのに苦戦しやがって、ゴミ以下の雑魚共が」

遠坂凛「何よ、さっきから見ていただけの癖に!」

夏木りん「そうよそうよ!」

糸師凛「ハンッ、あの程度の怪物に苦戦するようじゃ、お前らは勇者失格って事だ」

遠坂凛「何ですってぇええええええ!!」

奥村燐「落ち着け遠坂!」

糸師凛「ちょうど、歯応えのある奴を探してたところだ。俺が相手になってやる!」

松岡凛「おいっ、一人じゃ危ねぇぞ!」

遠坂凛「でもこれはチャンスよ!」

渋谷凛「アイツが巨大魔獣と戦っている間に、私達は残りの魔獣達を……!」

奥村燐「あぁ、一匹残らず倒してやる!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2022/03/16(水) 21:53:05.22 ID:SZLjXS/U0<> 提督「嫌われスイッチ?」明石「はいっ」
http://hayabusa3.open2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1427368381/
提督「嫌われスイッチだと?」夕張「そうです!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428849410/
魔剣転生というスレの作者ですが、断筆する事に致しました。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1602503948/

外野の反応に負けてエタった先人たち
彼らの冥福を祈りつつ我々は二の舞を演じない様に注意しよう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/17(木) 18:36:48.01 ID:LNgV64Iq0<>
〜 更に数十分後 〜

松岡凛「オラッ、これで最後だ!」

大魔獣「ウギャアアアアアアアッ!」

松岡凛「うっしゃあ!」

五人のりんちゃん「や、やっと倒せたぁ〜」

糸師凛「ふんっ、大した事なかったな」

遠坂凛「何よ、ちょっと活躍したくらいで!」

松岡凛「落ち着けよ遠坂!」

雪男「まさか、あれだけの魔獣を倒すなんて……!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/17(木) 18:38:08.11 ID:LNgV64Iq0<>
遠坂凛「さぁ、これで魔獣共は全てやっつけたわ!」

渋谷凛「大人しく観念しなさい」

奥村燐「雪男、もうこんな事は止めろ! 目を覚ませ!」

雪男「黙れ! お前なんか兄と認めるか!」

のぞみ「りんちゃん、お願いだから名前を改名してよ! そうすれば見逃してあげるからさぁ〜」

夏木りん「のぞみまで何言ってんのよ!」

士郎「どうやら、お互いに譲れないものがあるようだな」

凛「あったり前でしょうが!?」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/17(木) 18:39:33.37 ID:LNgV64Iq0<>
士郎「ここは一時撤退だ! 魔王様にこの事を報告するぞ!」

雪男「くそっ、覚えてろよ!」

遥「次は俺達が相手だ!」

卯月「その時は、絶対に改名させてあげますからね!」

にこ「覚悟しておく事ね!」

のぞみ「バイバーイ♪」



渋谷凛「行っちゃった……」

松岡凛「マジ、何だったんだアイツら……」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/17(木) 18:56:40.58 ID:LNgV64Iq0<>
神様「ふむぅ、こんな短時間で使いこなせるようになるとは中々のもんじゃ! よくやったと褒めてやる!」

松岡凛「勝手にこんな所へ連れてきやがった癖に上から目線かよ」

奥村燐「やっぱ斬るか?」

神様「容赦なさすぎるじゃろ、お主ら!」

渋谷凛「元はと言えば、アンタのせいでしょうが」

神様「何はともあれ、君達の実力ならば打倒魔王にも夢じゃないだろう。特に糸師凛、君一人で大魔獣を倒すなんてあっぱれなもんじゃ! やはりお主を選んでおいて正解じゃったわい!」

遠坂凛「悔しいけど、誰よりも職業の適性があったね」

星空凛「あの破壊力のあるパンチ、凛には真似出来ないにゃ〜」

奥村燐「俺よりも強いんじゃねぇのかお前」

糸師凛「フンッ、あんなド雑魚に苦戦するとは情けねぇなお前ら」

遠坂凛「アンタはアンタで腹立つわね…!」

夏木りん「落ち着いてください、遠坂さん!」

星空凛「そうにゃ、彼のお陰で勝てた様なもんだからいいじゃん!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/17(木) 18:58:40.40 ID:LNgV64Iq0<>
奥村燐「とりあえずまぁ、改めてよろしくなっ! 俺の名前は奥村燐。ややこしいから奥村って呼んでくれても――」

糸師凛「帰る」

神様「へ?」

六人のりんちゃん「へ?」

糸師凛「ただでさえ重労働でキツいのに、味方メンバーにロクな連中が居ない。そんな連中とやっていけるか。それに俺はこれからサッカーの試合に行かないといけないんだよ、だから帰る」

遠坂凛「ちょ、ちょっとぉおおおお!! さっきから何なのよアンタ、喧嘩でも売ってんの!!?」

松岡凛「ふざけんじゃねぇぞおいコラ! いきなり帰るとか冗談抜かしてんじゃねぇぞおいコラァ!!」

夏木りん「二人共、落ち着いてください! こんな人の挑発に乗らないで下さい!」

奥村燐「そうだぜ、遠坂に松岡!」

渋谷凛「何なのアイツ、さっきから凄くムカつくんだけど」

星空凛「な、なんか嫌な感じだにゃ〜」

神様「大目に見てやってくれよ、彼の世界は何か物凄いエゴイスト集団が集まっているって噂じゃからなぁ」

遠坂凛「どんな世界よ!」

松岡凛「そんな奴なんて呼ぶな!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/17(木) 19:01:55.77 ID:LNgV64Iq0<>
神様「まぁ、無事にこうして七人が揃った訳だし、君達に褒美を上げよう」

七人のりんちゃん「褒美?」

神様「『りんちゃんテレカ』〜!」テッテレ~

遠坂凛「何でドラ〇もん風に言ったのよ!」

松岡凛「そもそも、何だよそのゴミは!」

星空凛「キラキラしているにゃ〜!」

渋谷凛「テレホンカード…?」

奥村燐「また随分と懐かしいもんを…」

神様「ゴミとは失礼な! これは七人の『りん』の絆が深まった時、奇跡の力が起こるテレパシーカード、その名も『りんちゃんテレカ』なのじゃ!」

六人のりんちゃん「七人の絆〜?」チラッ

糸師凛「……あ?」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2022/03/17(木) 19:03:29.46 ID:LNgV64Iq0<>
渋谷凛「私、コイツと組むの嫌なんですけど」

夏木りん「右に同じ」

星空凛「凛も殺されそうで怖いにゃ」

奥村燐「つか、慣れ合う気ゼロだろアイツ」

松岡凛「明らかにアイツだけ人選ミスだよな」

遠坂凛「私、帰らせてもらいます」ニコッ

神様「そう言うな! こ奴だって、悪い人間ではないのだ!」

遠坂凛「嫌よ! こんなエゴイストの塊みたいなのと冒険するんだったら死んだ方がマシよ!」

糸師凛「んだと赤女。顔面叩き潰してやろうか?」

遠坂凛「やってみなさいよ、エゴイスト!」

神様「これこれ! 仲間同士で喧嘩なぞするな! ワシもナビゲーターとして付いて行くから落ち着かんかい!」

松岡凛「大丈夫なのか、このメンバーで…」

渋谷凛「さぁ…?」

―― こうして、七人のりんちゃん勇者たちの冒険が始まった。

続く
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