◆RaAAAAaAAU<><>2010/09/11(土) 17:35:26.28 ID:gl5J5sAO<>◇特務機関ネルフの皆さんが財政難を完全殲滅するために
コネや良くわからないテクノロジーを駆使して
大人気ドラマ「新世紀エヴァンゲリオン」を撮ったり、揉めたり、借金を増やしたりするお話です。

◇現在、第弐拾壱話撮影中です。

◇七〜拾四日に壱度更新予定

◇<ラー

【壱スレ目】
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1267872363/
※見れない場合は「突然だか、ネルフは財政難だ」で検索してみて下さい

【弐スレ目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1268062302/

【参スレ目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1269057083/

【四スレ目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1273990400/

【伍スレ目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1278441057/


せ、正ヒロインは私達なんだからね!

         /{, −- 、       __, -‐ー- 、}V!
     ___厂       `<⌒)'´             ヽ、
    /ノ/         ,V             ',
   ヽ/  |l |ハ  l l l 〈/ l  ハ l   |       l
   /レl  lナト ヽ l |Vヘ、l│l l | l ト、  lTヽ丶 `ヽ
   Vl小 l|イ示. Vlノ  .}レl  lノ,二、\トl,. Tミ、ノlノ
    | lハリ ヒソ  z==レ癶ト、| {:U}   ヒソ , }
    | i l トl、  トへ '',ノ/ {  ヽ `¨  .  厶イ ノ
    | l l l ! `>`ー'< ,'  ト、__> 、__`_, イー'′
    | l l l / ヽ  / V   ノ      l,. ‐'´ ̄l
.   r'−<_`ヽ、__∨_〈/ ,/く     ,/     \
<>ゲンドウ「ネルフは財政難だ」リツコ「あ、あたしじゃないわよ…」【第六話】 VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 17:52:19.69 ID:dCaRDYDO<>>>1乙

>>2ならラミエルさんは俺のyあbbbbbbbbbbb<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 18:29:37.90 ID:.18tqQAO<>乙リっちゃんマジ天使<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 19:50:21.00 ID:gl5J5sAO<>【再び探査艦内】

冬月「そうか…六分儀君、君は…」

ゲンドウ「失礼、今は名前を変えてまして。」

冬月「はがき?名刺ではないのかね?」

冬月「碇!碇ゲンドウ!」

ゲンドウ「妻が、これを冬月教授に、とうるさいので。あなたのファンだそうです。」

冬月「それは光栄だな。ユイ君はどうしてる?このツアーには参加しないのかね?」

ゲンドウ「ユイも来たがっていましたが、今は子供がいるのでね…」

マヤ「カーット!お疲れさまです!」

マヤ「これにて京都ロケは完了です!」

ミサト「ようやく……ね」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 19:51:28.23 ID:gl5J5sAO<>加持「我が家が恋しいな」

青葉「あれ、本物のハガキなんですか」

ゲンドウ「ああ。ずっと記念にとっておいたのだがな。リツコ博士がどうしても使いたいと言うので家から持ってきた。」

青葉「綺麗に保存されてるなぁ…」

ゲンドウ「紙の劣化を防ぐ為に様々な加工を施しているからな」

ゲンドウ「さあ、冬月」

冬月「………」ジーッ

冬月「………」

冬月「………」イラッ

ゲンドウ「冬月、返せ!」

冬月(ああ、何だかあの時のムシャクシャする感じが蘇ってきた)

冬月(碇め……得意気に渡しおって!)


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 19:52:43.31 ID:gl5J5sAO<>冬月(あれが巷で噂のドヤ顔というやつか。腹がたつ)

冬月(確かあの時、目の前で破り捨ててやったんだ)

冬月(なーにが『「碇」ゲンドウです』だ。ムダに碇を強調しおって……)

冬月(しかも今回はレストランの一件で少しはユイくんの好感度が……とは思ったがまた私が蚊帳の外な家族の話で潰されたわ!)

冬月(何だあの話は!シンジくんはともかく碇碇碇と!何故、何故私の名前が出てこないっ!)

冬月(……ムシャクシャする)

ゲンドウ「返せ!」

冬月「………」ビリッ

ゲンドウ「!」

冬月「………」ビリビリビリビリッ

ゲンドウ「あ………」

冬月「……」パラッ

ゲンドウ「 」

ゲンドウ「………」ピキッ

冬月「………」

ゲンドウ「……冬月」

ゲンドウ「やんのか!?やんのか!?やれんのか!?ああ!?」

冬月「老人に殴りかかるアホがおるか」

ゲンドウ「最後の一枚だったのだぞ!さ・い・ご・の!」

リツコ「……むしろ今まで最新加工を施してまで持ってたことにドン引きですわ」

冬月「丁度いい…こちらもムシャクシャしていたところだよ。」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 19:53:32.13 ID:gl5J5sAO<>ゲンドウ「おどれ冬月いいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!」

冬月「邪ッッッッッッッッッ!」

ブワッ!


日向「な、なんだこの覇気は!」

青葉「ビリビリ来やがる……!」



アスカ「これ…なんのバトル漫画?」

綾波「不条理ギャグ漫画かも知れないわ。」

シンジ「……混ざってるよね」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 19:54:08.66 ID:gl5J5sAO<>メガネ「ちょっとちょっとお二人ともそれ以上は!!!!!」
加持「本当に止めてください!崩れますから!」

ムサシ「めちゃくちゃだ…めちゃくちゃだ……」

ミサト「お二人ともこんなとこでケンカしても危ないだけですから!」

マヤ「もう何の意味があるんですかー!こんなこと!」

冬月「何の意味ももたぬッッッ」

日向「……お前がバキなんて読ますからだぞ」

青葉「お、俺の責任?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 19:54:53.65 ID:gl5J5sAO<>ミサト「ユイさんは?」

リツコ「もう出番がないから…母さん達とお茶してるわ!」

アスカ「ああん!もう肝心なときにぃ!!」

ゲンドウ「何を今更言うちょるんじゃあ…」

ゲンドウ「冬月という“悪”は許すな!!!」

ミサト「……何で広島弁なのよ」

冬月「私も見くびられたものだなッ」

冬月「お前ごときに負ける訳がないッッ」

加持「本当にダメですって!」

シンジ「父さん……!」

ゲンドウ「やるんなら徹底的にだ…!!!」

冬月「私は一向にかまわんッッッ」

ミサト「いや、こっちがダメですから!」

ゲンドウ「フフフ…派手な葬式はキライか冬月」ニヤリッ

冬月「〜〜ッッ!!」グッ

ミサト「……全然聞いてないし」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 19:57:04.13 ID:dCaRDYDO<>前スレ最後のりっちゃんかわいすぎワロタ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 19:58:46.55 ID:gl5J5sAO<>日向「おい、青葉なんとかしろよ」

青葉「お、俺がぁ!?」

日向「声だけはそっくりなんだしさぁ。何とかなるかも知れないじゃん」

青葉「こ…声真似が出来たって……」

青葉「あ、氷河時代(アイスエイジ)……」ポソッ

ゲンドウ「ああん?」ギロッ

青葉「ひいいっ!すいませんっ!!」

青葉「こ……こっちが凍りつくかと思ったぜ」

日向「役に立たねーな」


日向「よ……よし。じゃあ次はリツコさん」

リツコ「な、なんで私なのよ」

日向「……は無理か青葉にも勝てなかったし」

リツコ「…だから一体何の話なのよ。」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 20:00:03.04 ID:gAjvs3.0<>エフッエフッwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:00:37.52 ID:gl5J5sAO<>日向「葛城さん!お願いします!!」

ミサト「な、何故……わらわなのじゃ!」

アスカ「…意外とノリノリじゃん」

リツコ「……だから誰よ」

日向「お願いします!お願いします!」

ミサト「こんな…声真似で遊んでる暇があったら……」

青葉「……明らかにお前の趣味嗜好だろ」

ミサト「もう、とっ…特別じゃぞ!」

ミサト「め……」

ミサト「メロメロ“甘風”(メロウ)!!」きゅるーん

ゲンドウ「………」

冬月「………」


ゲンドウ「大噴火ァ!!!!!」

冬月「転蓮華ッッ!!!!!」

ミサト「し、シカトって…」

ミサト「……死にたい」

日向「……」かちーん

加持「………」こちーん

青葉「一応成功はしてるみたいですよ」

加持「救命阿ッッッッッッッッ」

ミサト「………やかましいわ」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:03:48.46 ID:gl5J5sAO<>マヤ「あ、ちなみに今ネルフでは声真似がとっても流行っていて…」
メガネ「そんなことはいいですから!は、早く止めていただかないと…」
マヤ「と言っても……最早私達には……」

ゲンドウ「………そこじゃ!」
冬月「〜〜ッッッッ!!!!」

ズゴッ!

冬月「グハッッ!!」
ゲンドウ「ふん…こんなもんかい」
ゲンドウ「わしと貴様の能力は完全に上下関係にある!!!」

メガネ(完全に痛い集団だろ…ネルフ)

冬月「ッッ!」
ゲンドウ「トドメじゃ!」

ミサト「ちょっと本当に……」

ゲンドウ「黙っちょれい!」
冬月「ぐッッッッ……」

日向「今までよりも…まるでケタハズレのパワーだ…碇司令」
青葉「よっぽど頭に来たんだろうな」

ピコピコ
シンジ「あ……ゲームオーバー……」
アスカ「あーシンジのせいだー」
綾波「次、私」

ピコピコカチカチカチカチカチカチ

シンジ「……すごい手さばき」
アスカ「意外と出来るのよこの子。」

ゲンドウ「地獄行きじゃああああああああああああ!!!!!!!!!」
メガネ「ちょ、ちょっと司令!そんなに勢い付けたら………」

ピシ……ギシ………
ギシギシギシギシギシギシギシギシ

冬月・ゲンドウ「………えっ」

ドッゴオオオオォォォォォォォォォ……!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:04:51.85 ID:gl5J5sAO<>メガネ「あああああああああ!!!!!!!」

ゲンドウ「  」

冬月「   」


ミサト「……あっちゃ〜」

リツコ「こ、今回は……あ、私じゃないわよ?」

ミサト「……アピールしなくても分かってるわよ」

ミサト「とりあえず…救急車、呼んで」



ナオコ「………」ガバッ

キョウコ「どうしたんですか〜?急に立ち上がったりして」

ナオコ「……いえ」

ユイ「妙な胸騒ぎがするわ…」

ちびレイ「あつっ……」

ちびアスカ「なにそれ」

ちびレイ「かぷちーの。おとなののみものよ」

ちびアスカ「ちょっとくれてみなさい」

ちびレイ「ええー」

ちびアスカ「どれ……」ズズズ

ちびアスカ「うぇ……にがいぃ……」

ちびレイ「おこちゃまなのww…にがっ」

ちびアスカ「あ!『にがっ』っていったぁ〜」

ちびレイ「いってないもん」ぷくー

ちびアスカ「いった!いった!」

ちびシンジ「どっちでもいいよ……それより、それぼくのだからかえして」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:06:29.03 ID:gl5J5sAO<>【病院】

ゲンドウ「……すまん」

冬月「面目ない」

ユイ「あなたは足を骨折…コウゾウ先生は手を骨折ですか…」

リツコ「えっと…入院費に探査艦の修理費〆て……」

マヤ「5207万1255円になります」

ゲンドウ「そ、そんなに!?」

ユイ「歴史の重みを知りなさい!」

MAGI『意外と高いんですよ。セカンドインパクト前に作られたものは…部品がないですからオーダーメイドするしかなくて』

ゲンドウ「………」

冬月「………」

ユイ「罰として半年お小遣いなし」

ゲンドウ「ええっ」

ユイ「後先考えずに行動するからよ。節度を持ってください。」

ゲンドウ「(´■ω■`)」

マヤ「あ、あと副司令のお給金から30%引かせていただきますね」

冬月「ええっ」

冬月「碇と比べて…多すぎやしないかね」

マヤ「碇司令はお子さんがいらっしゃいますから……」

冬月「……」

リツコ「とりあえず今日一晩だけ病院にお泊まりになってください」

ゲンドウ「そ…そんな!」

ユイ「自業自得です」

ゲンドウ「……」

ユイ「さーて今日はみんなで美味しいもの食べにいきましょうね」

アスカ「わーい!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:08:10.85 ID:gl5J5sAO<>ガラッ……

ゲンドウ「………」

冬月「………」

……ガラッ

シンジ「……頑張ってね」

ガラッ……

ゲンドウ「……これ以上」

冬月「……何を頑張ればいいのだ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:09:40.67 ID:gl5J5sAO<>【旅館・宴会場】

ムサシ(はぁ…これが理想と現実のギャップってやつか)

ムサシ(……辞めたくなってきたな本格的に)

マリ「わ・ん・こ・く・ん♪」

シンジ「ま、真希波さん……」

マリ「私、わんこくんに惚れちゃったぁ〜」

シンジ「え……ええっ///」

マリ「うそにゃーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

シンジ「……酔っ払ってます?」

マリ「ずぇ〜んずぇん」

シンジ「………」

わーわー!

綾波「披露します」

ひゅーひゅー!

綾波「聞いてください」

綾波「おーともないせかいにーまーいおりたあいわずすのー」

イイゾー!アヤナミハナガトノパクリー!

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:11:02.45 ID:gl5J5sAO<>キィーイ……ン


マリ「あ、あ、あ、」

綾波「な…なに。人が折角気分よく……」

マリ「えー突然ながら〜」

マリ「王様ゲームをはじめまーす!」

ヒュー!ヒューヒューヒューヒュー!

マリ「ひけぇ!」

ムサシ「……ぼくもですか」

マリ「もちろん」にゃっ



一同「王様だーれだ!」



アスカ「………」

綾波「………」

ミサト「……」

シンジ「………」

マリ「あ、私だ」

アスカ「うわぁ……」

マリ「あからさまに嫌そうな顔するなよ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:11:55.85 ID:gl5J5sAO<>マリ「じゃあ!じゃあ!1番と5番がチュー」

アスカ「ちゅ…チュー!?」

綾波「いきなりハードル…高いわね」

アスカ「………」ドキドキ

アスカ「……2番か」

綾波「………3番」

シンジ「6番だ」

青葉「あ、俺1番だ…」

日向「……7」
ミサト「9」
リツコ「8」
加持「11」
キール「10」
ちびレイ「4」
ちびアスカ「12」
ちびシンジ「13」
ムサシ「14です」
マリ「15〜♪」
ヒデアキ「………」チラッ
ヒデアキ「……16」ほっ
ユイ「19」
ナオコ「17」
キョウコ「18〜♪」

◇<ラー(俺は20)

MAGI『21です』

メガネ「22…ってなんで僕まで……」

アスカ「んっ……ってことは」
リツコ「まさか……」


マヤ「……5です」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:12:46.10 ID:gl5J5sAO<>一同「!!!!!!」

青葉(ヒャッホォォォォォォォォォォォォォ!!!!!)

マヤ「………」

マリ「ちなみに王さまの言うことは絶対だからね〜♪」

アスカ(ナイス…なのかしらこれは)

綾波(……多分)

マヤ(ど……どうしましょう)

マヤ(き、き、キスなんて私……)

青葉「………」ハァハァ

日向(キモい……キモいよ青葉)

加持(上手く…やれるのか?)

マヤ「………」

マヤ「……んっ」

青葉(マヤちゃんのキス顔キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!)

青葉(カワユス!!!!!テラカワユス!!!)
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:14:35.69 ID:gl5J5sAO<>青葉(フヒッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww)

マヤ「んんっ……」ふるふる

青葉(……と、テンションは上がるものの)
青葉(汗…びっちょりじゃないか)

マヤ「あ……青葉さん……」
青葉「………」
青葉(そうだよな…処女なんだよなマヤちゃんは)
青葉(ファーストキス…なのか)
青葉(まあ俺もだけど)
青葉(いや、折角のチャンスなんだ……ビビって……)

マヤ「………」ふるふる

青葉(……震えてる)

マヤ「………」
青葉「………」グッ
マヤ「………」ビクッ
青葉「ん………」

綾波・アスカ「……」ゴクリ


ちゅっ


マヤ「…………!」

青葉「はいおしまい」

マヤ「……」
マヤ「……ほっぺ?」

青葉「べ、別に場所は指定されてなかっただろ」
マリ「ん……まあそうだけど」
青葉「…問題はないはずだ」
マリ「つまんないー!」
青葉「ごめんねマヤちゃん」

マヤ「い……いえ…べつに……」
マヤ「むしろ…あ、ありがとうございました」

青葉「こっちこそ。いい経験させて貰ったよ」

マヤ「青葉さん……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:15:47.49 ID:gl5J5sAO<>マリ「よーしつぎいこー」

一同「王様だーれだ!」

シンジ「…僕だ」

シンジ「じゃあ2番と21番と17番が物真似してください」


綾波「あっ」

ミサト「ちいっ」

青葉「……またか」


【会議中】

ミサト「ちょっと…何にするよ」

青葉「やっぱりアレじゃないですかね」

ミサト「一人足りないわよ」

青葉「……髪の色的に」

綾波「?」

ミサト「なんか…どうなんだろうコレは」

青葉「でも…他に思いつきませんよ」

ミサト「……やるかぁ」

綾波「?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 20:15:56.36 ID:gAjvs3.0<>やばい青葉さんがカッコよく見える<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:18:45.81 ID:gl5J5sAO<>青葉「青葉シゲルいきます」
葛城「葛城ミサトいきます」
綾波「……綾波レイいきます」
ワーワーワーパチパチワーワー
青葉「……」

すぅぅ

青葉「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく。」
青葉「我らが雛で、卵は世界だ。世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。」
青葉「世界の殻を破壊せよ。」
青葉・ミサト・綾波「世界を革命するために!」


メガネ「おお…」
マヤ「……すごい」
シンジ「そっくりですね。まるで本人みたいだ。」


ブブンブブンブブン……


青葉「ほら、聞こえてこないか?」
青葉「君の魂が本当はあきらめていなければ、世界の果てを駆けめぐる、この音が聞こえるはずだ……。」

ぬぎぬぎっ

青葉「日向…風!」
日向「……はいはい」カチッ


びゅおおおおお……

青葉「さあ、我らとともに!誘おう、君が望む世界へ!!」

ふわっ

ちびレイ「はだかだー!」
ちびアスカ「あおばさんえっちー///」

綾波・ミサト・青葉「……お粗末様でした」



青葉「ってなんか俺だけ分量、明らかにおかしくないですか」
ミサト「…気のせいだ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:19:12.07 ID:gl5J5sAO<>一同「王様だーれだ!」

マヤ「あ、私だ」

マヤ「じゃあ無難に物真似パート2で」

………

綾波「………」

キョウコ「うふふ〜」


マヤ「あら……」

ミサト「これは……」

アスカ「…よりにもよってこの二人って」


キョウコ「あらあらアスカちゃん〜だめよ、ママのこと甘く見ちゃ〜」

綾波「やるときはやるのよ」

マリ「んじゃ張り切ってどーぞ!!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:19:38.43 ID:gl5J5sAO<>キョウコ「惣流・キョウコ・ツェッペリンいきま〜す〜」



すうう……



キョウコ「………」

アスカ「……?」


キョウコ「ほーほっほっほっほっほ!!!」

アスカ「……えっ」

キョウコ「この白蛇のナーガの気持ちを動かすことができるのは、正義と道理と真実と、現金と食べ物とその時の気分、あとはその日の気温と湿度くらいなものよっ!!」

シンジ「……えっ」

キョウコ「はい、お粗末様でした〜」

ちびアスカ「……」ぽかーん

ちびレイ「………」ぽかーん

ちびシンジ「……」ぽかーん

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:20:26.02 ID:gl5J5sAO<>綾波「綾波レイいきます」

すうぅ……


綾波「暴れるモンスターあればとことんブチのめし、輝くお宝あれば無理やり独り占め!!」
綾波「大胆不敵電光石火!勝利はあたしのためにあるッッッッ!!!」ビシッ


一同「………」



綾波「あら?インパクトが無かったかしら…じゃあ……」



綾波「はらへったじょォォォォ!!!!なんかくわせろォォォォォォォォ!!!!!!」



綾波「どう?」

アスカ「……どうもこうも」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:20:59.18 ID:gl5J5sAO<>一同「王様だーれだ!」

アスカ「あ、あたし」

アスカ「物真似はもう…お腹一杯だし」

アスカ「…じゃあ12番が11番の悪口をいう」

シンジ「うわっ」

アスカ「……なによ」

…………

ミサト「そんなんだから結婚できないのよ。」

リツコ「いーもん。しないもん。」

ミサト「高翌齢処女wwwwwwwwwwwwwwwwww悲惨wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

リツコ「別に…悲惨じゃないし」

ミサト「知識だけは増えていくwwwwwwwwwwwwwwwwww実践できないけどwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

リツコ「………」

ミサト「根暗wwwwwwwwwwwwwwwwwwぼっちwwwwwwwwwwww性格破綻wwwwww犯罪者予備軍wwwwwwwwwwwwwwwwww」

ミサト「むしろ処女と言うよりは童貞wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

リツコ「……見てなさいよ」

ミサト「仕返しー?ムリムリwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

リツコ「笑ってられるのも今のうちよ……」



<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 20:21:08.53 ID:gAjvs3.0<>げぇっ、ドラまた!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:21:25.35 ID:gl5J5sAO<>一同「王さまだーれだ!」

ユイ「あら私ね」

ユイ「じゃあ、1番と2番がチュー♪」

シンジ「か、母さん…」

ユイ「あらいいじゃない〜」

ユイ「今度はお口ね〜」

シンジ「……酔っ払ってる」



――――

MAGI『あ……あの』

ユイ「どうしたのぉ」




MAGI『お口が……わからないんですが』

◇<ラー…



<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:21:52.53 ID:gl5J5sAO<>【病院】

ゲンドウ「帰る!旅館に帰る!」ジタバタ

看護師「大人しくしてください!ダメです!」

グギッ

ゲンドウ「 」

看護師「もう…暴れるから……」

看護師「ってあれ…冬月さんがいない!」

冬月(バカめ碇!)

冬月(怪我をしたのが手で助かった)

冬月「ふふっ…このドアを出れば…」

キイイ……

冬月「脱出成功だ。碇、精々一人で苦しむと……」

バタン!

冬月「〜〜ッッッッ!?!?!?!?」

看護師「あ、冬月さん見つけましたよ…って手、挟んでますよ!」

冬月「ぅぅ...ぅぁ...ぅ.....」

看護師「……自爆してどうするんですか」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:23:19.67 ID:gl5J5sAO<>〜翌朝〜

リツコ「と、言うわけでお世話になりました」

マリ「いえいえ」

メガネ・ムサシ「……いえいえ」

ナオコ「北極はいつ出発?」

ムサシ「来月には出発予定です」

シンジ「じゃあ当分真希波さんとはお別れだね」

アスカ「せーせーするわ!」

綾波「元気で」

マリ「……近いうちにまた会うと思うよ」

アスカ「はんっ。こっちは北極行くような用事もないっつうの」

マリ「なくても、運命ってよく出来てるんだよ」

シンジ「ロマンチストなんだね真希波さんは」

マリ「や・だ。マリって呼んでわんこくん♪」

マリ「と、言うわけでセンベツに!」

シンジ「……なんですかこれ」

マリ「UCC缶コーヒー。」

アスカ「……甘ったるいから好きじゃないのよね」

マリ「今のは飛んだ暴言だよゲルマンちゃん。上島珈琲さんにごめんなさいしないと」

綾波「…ありがとう」

マリ「ふふっ。どういたしまして」

マリ「んじゃ私はこれで〜」

シンジ「……不思議な人だったね。」

アスカ「迷惑そのものよ」

綾波「………」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:23:45.14 ID:gl5J5sAO<>【第三新東京市】

アスカ「んっ……」

ちびアスカ「お・み・や・げ・た・く・さ・ん♪」

ちびレイ「嬉しいの…」

キール「そうかいそうかい。」
ミサト「お顔も身体もすっかり戻られて…」

キール「いや、やはりこの方が性にあうよ」

ミサト「…すごい荷物ですね」

キール「ちび君達に買ってあげたお土産だよ。買いすぎてしまったかなぁ?」

ちびレイ「ありがとう」

ちびアスカ「ありがとう♪」

キール「ふふふ〜」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:24:42.06 ID:gl5J5sAO<>シンジ「…父さんは?」

ユイ「もう少し様子見。後で諜報部が連れてきてくれるみたい。」

冬月「………」

ユイ「コウゾウ先生、手が幾分か昨日より腫れている気がしますけど……」

冬月「……問題ないよ」

リツコ「ん、じゃ各自自宅で着替えたら撮影再開ね」

アスカ「えええええ!!」

ミサト「こき使い過ぎよ…」


【ミサト・加持宅】

リツコ「そういやぁ、ミサトの部屋に服の代え置いてたっけ」

ミサト「……アンタは人んちを何だと思ってるのよ」

加持「……ん」

ミサト「どしたの?」

加持「なんだ……これ」

ミサト「玄関前に届けもの…」

リツコ「またファンからの贈り物?」

ミサト「そんなはずは…だって、本部留めにしてあるから自宅に直接には……」

加持「……なんだこれ」

ミサト「くっ……くさい」

加持「……ええと」

加持「『ヤリマンビッチ葛城ミサト』」

ミサト「……」ピキッ

加持「『私の加持様と結婚するなんてナマイキ![ピーーー]!お前みたいな糞女には勿体無い!』」
加持「『どうせ垂らしこんだんだろ?はやく加持様、この女の汚ならしい本性に気づいてくださいませ』」

ミサト「………」フルフルフルフルフルフルフルフルフルフルフルフル<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:25:08.71 ID:gl5J5sAO<>加持「『あなたは悪い魔女に悪い魔法をかけられてしまったのですわ!』」

加持「『最後に葛城ミサト[ピーーー]!ブサイク!』……だそうd」

ガスッ

加持「な、なにすんだよ!」

ミサト「……ムカつく」

加持「別に俺が書いた訳じゃないんだぞ…」

ミサト「で、そのくっさ〜い匂いのする箱の中身は?」

加持「……伊豆名産くさや」

ミサト「……酒のつまみにはなるから貰っときましょ」

加持「ええっ!焼くのか…家で!?」

ミサト「……悪い?」

加持「いや……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:26:01.99 ID:gl5J5sAO<>リツコ「しかし、これは由々しき事態じゃなくて?」

リツコ「住所…割れてるってことよ」

ミサト「大丈夫よぉ…一人や二人くらい」

MAGI『ミサトさん…ネットをなめてはいけませんですよ……』

ピーンポーン♪

ミサト「はぁい」

宅配便「お届けものでーす」

ミサト「はいはい」

宅配便「よいしょ……」

ミサト「……えっ」


でーん

宅配便「あ、まだ下にもあるんでちょっと待っててくださいね」


ぷう〜ん……



ミサト「えっ」
ミサト「ええええええええええッッッッ!?!?!?!?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:27:48.58 ID:gl5J5sAO<>【ネルフ体育館】

冬月「久しぶりです、キール議長。まったく手荒な歓迎ですな。」

キール「非礼を詫びる必要はない。君とゆっくり話をするためには当然の処置だ。」

冬月「…相変わらずですねぇ、私の都合は関係無しですか。」

ゼーレ02(吹き替え)「議題としている問題が急務なのでね。やむなくの処置だ。」

ゼーレ03(吹き替え)「分かってくれたまえ。」

冬月「委員会ではなく、ゼーレのお出ましとは。」

ゼーレ04(吹き替え)「われわれは、新たな神を作るつもりはないのだ!」

ゼーレ05(吹き替え)「ご協力を願いますよ、冬月先生。」

マヤ「はいカット!お疲れさま〜」

キール「やはり着ぐるみは蒸れるな…」

マヤ「あと少しで通信機能を備えたモノリスが完成しますから」

キール「おお…そうなればユーロからでも撮影に参加できるな」

マヤ「…議長以外は吹き替える形になるんですけどね」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:28:27.43 ID:gl5J5sAO<>ミサト「…ってな訳でさ、今部屋中くさやまみれなのよ…」

アスカ「くさやって…あの強烈な匂いのヤツ?」

ミサト「そうそう。」

綾波「おえっ……」

冬月「あの……」

リツコ「あと台湾名物の臭豆腐なんかも届いてて〜」

マヤ「香港では、行政で許可が必要なほど臭いんですよね…」

シンジ「うわぁ…臭いが染み付きそうですね」

加持「そうなんだよ」

ユイ「やだわ…そんなものが大量に?」

ナオコ「こわいわぁ……」

ミサト「シュール・ストレンミング、エピキュアーチーズ、エイを発酵させたやつ…キビヤックなんかもよ…」

日向「世界一臭い缶詰まで?」

青葉「悪質極まりないな」

キール「くさやが可愛く感じてしまうな。」

冬月「あの…」

ミサト「もぉおオオォォォォォォォォォォ!!!!!」

ミサト「服もぜーんぶくっさくなっちゃったし!」

ミサト「なんとか、なんとかしなさいよ!!!」ゆっさゆっさ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:29:05.58 ID:gl5J5sAO<>リツコ「勿論考えてあってよ〜」

リツコ「華も恥じらう天才美人科学者赤木リツコに抜かりはなくってよ」

ミサト「……その台詞が一番恥ずかしいわ」


冬月「……聞いているのか」

ユイ「とりあえず、なんとかしなくっちゃね」

ナオコ「で、リツコ。その考えって言うのは…」

リツコ「バッチリよ。倉庫の方に移動しましょ」

ミサト「何とかしなさいよ…」

リツコ「大丈夫大丈夫。昔から行われている伝統的な方法よぉ」

冬月「あの………」




キィーイ…


バタン……




冬月「……」

冬月「……トイレに行きたいのだが」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:29:32.96 ID:gl5J5sAO<>【第二倉庫】

リツコ「ここならどうにか撮影するスペースが出来そうね」

リツコ「じゃ、リョウちゃんそこに立って」

加持「あ……ああ」

リツコ「うん…じゃ諜報部A班」

諜報部員「は、はい」

リツコ「これ、撃って」

諜報部員「えっ……」

アスカ「は?」

綾波「?」

シンジ「り…リツコさん?」

加持「ちょ、ちょっとリッちゃん?」

ミサト「な、何!?」

リツコ「大丈夫よぉ。弾は入ってないからぁ」

ミサト「当たり前よ!私が聞いてるのは……」

加持「状況がいまいち読めないんだよ……」

リツコ「やだわ。察しが悪くて……」

リツコ「リョウちゃん振り向きざまに『よう、遅かったじゃないか』」

リツコ「で、バーン!」

ミサト「いや、それは解ってるんだけど…」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:30:14.85 ID:gl5J5sAO<>リツコ「そしたらどうなる?普通」

シンジ「……痛い」

リツコ「そうね。痛いわね。」

リツコ「で?」

綾波「血が一杯でるわ」

リツコ「そう。血が大量にでる。」

リツコ「大量にでると……」

アスカ「血がなくなる」

リツコ「そう!で、血がなくなると人間は……」

ミサト「……死ぬ」

リツコ「ご名答!!!!!」


加持「……死ぬの俺?」

リツコ「勿論」

ミサト「ちょっとちょっとちょっと!人が死んでかわいそうー…なんてちんけな話は作らないんじゃなかったの?」

リツコ「そのつもりだったんだけど」

リツコ「騒ぎを納めるにはもういっそ殺しちゃった方がいいかなって」

ミサト「  」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:30:57.60 ID:gl5J5sAO<>リツコ「昔から[ピーーー]や[ピーーー]や[ピーーー]業界がやってきた伝統的な方法よ!間違いないわ!」

MAGI『都合により音声を加工をしています』


ミサト「………だから退場させると。リョウジを」

リツコ「ええ」

ミサト「もっと何とかなかったのォォォォォォォォォォ!?」

リツコ「考えたのよ考えたのよ!」

リツコ「もういっそアスカと不倫させちゃおうとか」

アスカ「……私まで巻き込まないでよ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:31:33.95 ID:gl5J5sAO<>リツコ「ものの弾みで刑事になっちゃったりなんかしたりして自然にフェードアウトさせるとか」

リツコ「もういっそ劇中でも結婚させて『うちのかみさんに怒られちゃう〜!!』と連呼させるか」

リツコ「もういっそ失職してニート…まるでダメなオッサンにでもして、そのふざけた幻想をぶち[ピーーー]か」

リツコ「考えに考えた末の結論よ」

ミサト「全く真面目に考えた跡が見られないんだけど」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>saga<>2010/09/11(土) 20:33:42.06 ID:gl5J5sAO<>加持「死ぬってリッちゃんいくらなんでもいきなりだろう……」

リツコ「いやね、実を言うといつか殺そう殺そうと思ってたのよ」

加持「……物騒だなおい」

リツコ「死亡フラグは立てといたのよ。いつでも殺せるようにね。」

リツコ「ただタイミングがね……」

マヤ「加持さんのグッズの売上、ものすごいですからねぇ…」

リツコ「金の卵をぽっこぽこ産む鳥を簡単に殺すなんてアホらしいでしょ?」

ミサト「…リョウジは産む機械じゃないわよ」

リツコ「ああ、一時期そんな話もあったわね」

リツコ「はくお…はくおう…白鴎」

ミサト「……鳥ってか。やかましいわ」

青葉「でもあの問題…マスコミの恣意的な意訳ですよ」


MAGI『タイ・カッブは安打製造機って呼ばれてるのに…ですよねぇ』

MAGI(本音)『+民乙wwwwwwwwwwwwwwwwww』

リツコ「印象操作って恐ろしいわよねぇ…」

ミサト「話そらすんじゃないわよ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:34:27.92 ID:gl5J5sAO<>リツコ「でも、ほら、殺したってなれば『加持さんかーわいそおー』→『。゜(゜´Д`゜)゜。』→『ミサト?誰それ』ってそのうちなるわよ」

マヤ「ああ、好きなキャラクターが死んだ時点で見なくなるって人、いますからね」

リツコ「そう言うタイプの女はキャラクターしか見てないの。話の流れなんてどうだっていいの。」

リツコ「んで、二人の交際は『加持退場の宣伝だろ』って書き込みをあらゆるIPで行い、操作。」

MAGI『任せてください!(`・ω・´)ゞ』

青葉「いや、あんまり単発だと逆に怪しまれる。切り替えを上手くやるのがコツだ。」

MAGI『なるほどなるほど…』

リツコ「もうそうなればこっちのもんよ。アニメイトでは『加持様を全力で喪せ!キャンペーン』が行われたりたり」

リツコ「もうアレよ。うっはうは。」

リツコ「で、ドラマだけどまた一つのカップルがぶち壊れて私も幸せ幸せ」

ミサト「……最後がどうしても納得いかないんだけど」


リツコ「ま、カメラマンもそろそろ専属にしたかったし、劇場版では出すからぁ…」

ミサト「どっかの実写映画みたいに、5年以上カミングスーンなんてオチになりそうな映画に期待なんかするかってぇの」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:36:59.49 ID:gl5J5sAO<>………

加持「よう、遅かったじゃないか」

――………。


加持「……」ニヤッ


バァァァァァァン……


マヤ「カット!お疲れさまでしたー」

リツコ「リョウちゃん今までご苦労さま。」

リツコ「あとは細々したシーンだけだし楽チンね」

リツコ「ああでも、その前にダミープラグの搬入が……」

加持「……」

リツコ「なぁにリョウちゃん。まーだ何か不満なの?」

リツコ「話の流れ的にも良いタイミングなんだし…」

リツコ「ああ!嫌だわ…そうね……花束忘れてたわ………」

リツコ「今から花屋に……」

加持「いや、別に花束はいらないんだ。どうせ現場にいることには変わりないんだからな」

リツコ「あら、じゃあ何?」

リツコ「ああ。家のこと?そうね…あの落ち着くまではあのマンションは撮影用にして、ネルフの地下に……」

加持「ああ。そうさせて貰うつもりだよ」

加持「……」

リツコ「まだ難しい顔してる」

加持「なんかな……忘れてる気がするんだよ」

リツコ「何を」

加持「……うーん」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:37:45.15 ID:gl5J5sAO<>…………

冬月「……俺は漏らさない漏らさない漏らさない」

冬月「………」グッ

冬月「……俺は漏らさない漏らさない漏らさない」

冬月「2秒に一度尻に力を入れ、暗示をかける。これでなんとか…」

ぎゅるるるるる……

冬月「いや、ダメだ!無理なものは無理だ!」






冬月「……誰かあああああああああ!!!!!!」





<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:38:45.71 ID:gl5J5sAO<>【病院】

ゲンドウ「………」

諜報部員「碇司令」

ゲンドウ「なんだ。ユイの指示通り安静にし、なおかつ病院食は完食、それ以外のものは口にせず、TVの視聴も1日6時間以内に納め、完治に向けて努めているが。」

諜報部員「ええ。自己管理においては狂いなく、素晴らしいことと思います。」

ゲンドウ「ではなんだ。」

諜報部員「……先ほど例のものが日本に入ったと」

ゲンドウ「国連には伝えたのだろう。参号機についての件は。」

諜報部員「勿論です。しかし、参号機の件は『機体の大きさ』『米国支部の管理の杜撰さ』が原因と認定されました。」

ゲンドウ「まだ推進派が居たのか。全面ダミープラグ化という計画自体に問題があると言うのに…アホらしいことだ。」

諜報部員「国連はユーロがパスを保有している弐号機での実験を強く求めています。」

ゲンドウ「事実上ユーロからの通達…か」

諜報部員「はい。引き取るしか手はもうないかと…」

ゲンドウ「また地下が狭くなるな…」

諜報部員「はい…」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:39:12.99 ID:gl5J5sAO<>綾波「ふふっ」

シンジ「何見てるの綾波」

綾波「……内緒」

アスカ「ちょっと見せなさいよ!」

綾波「な、い、し、ょ」

アスカ「何の何の写真よ!」

綾波「ダメ。見せない。」

アスカ「ケチー!」

綾波「………」


もわんもわん

店員「ちょいちょい、お嬢さん」

綾波「わたし?」

店員「せや」

店員「この写真、あげるわ」

綾波「私に?」

店員「大事にしておくれやす」

もわんもわん

綾波「………」

綾波「……ふふっ」





ネルフ誕生編・完
第弐拾弐話に続く<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 20:52:26.69 ID:gl5J5sAO<>       . : : : : : :_ \^: : :\\丶
      /: : : : : :./: \ヽ: : : : \ 、:\
    /: : : : : : : /: /-、ヽ}: : : : : :ヽヽ: ヽ
.   /: : : : : : : /: /  ヽト、: : : : : :.}ノ-、:、
   ': : : :/ : //:.:.:|   ノ_j从ノ|: : / /_」: :.
  l : : : l: | {:.| |:! |  /ィ升=ァ:.:.|\_/: : }
  | l: |: l: |_乂从ハ / ' 以}:ノ|: : |/,ハ: : ′
  |ハ:.|:∧|z=テミr==、_  ´ |: : | )ノ/: ,'
  |ハ|:ト、{{<弋ソノ ,       |: : | ノ: /   
  ヽ. ト|: :ト、ー   ヽ       |: : l 「: :/
     |: :l  、    ィ  ア  , : / ∨{    次回予告
     |: :|   \        ': /  V\
     |: :|     `      ,{ /   マ__:\ 
     |: ハ       スー  ′ /  > \:\
     |/ハ      /:∧    / /   l: : :ヽー---v―‐ 、
      j'  丶     /ノ  、   /     |: : : : :、 /    \
           /   {∧ /⌒ 、    j: : : : : l/          \
         /|⌒)  〈 }ノ  /\  ,: : : : : /         / \
           /: : l 人   }/ /   /V: : : : :./          /   ヽ

交錯する人々の想い
中でも三十路越え寸前
マジでゲロマズなリツコ
彼女を待ち受けるものは
壊れ行く日常だった

レイは、アスカは、シンジは

終息へと向かう人々の想いは


次回、「せめて、人間らしく」編

来週もお待ちしております

……って番組違うにゃ!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 20:53:35.79 ID:gAjvs3.0<>乙でした
すごい読み応えだった<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 20:55:02.32 ID:FANct6U0<>乙カレー
相変わらずのクォリティと投下量…見習いたいわぁ

ってか何レス投下したんだwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 20:58:06.08 ID:PRlF4qEo<>200レス以上だな…
おつおつ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 21:00:05.27 ID:gAjvs3.0<>そういや前スレ見てて
奇跡は起きます!起こしてみせます!
奇跡ってのは自分の力で起こすもんです!
この二つの言葉が思い浮かんだ<>
◆RaAAAAaAAU<><>2010/09/11(土) 21:00:21.61 ID:gl5J5sAO<>本日はここまで。
ネルフ誕生編は以上になります。

今回は夫婦喧嘩にデートに失恋に声優ネタに精神世界にキスにお風呂に下ネタにやりたいことを無理矢理詰め込み過ぎた。
調子に乗り過ぎました。
次回からは落ち着いて頑張りたいと思います。

お付き合いありがとうございました
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 21:02:08.35 ID:gAjvs3.0<>このはっちゃけ具合もこのSSの魅力の一つ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 21:18:08.90 ID:gl5J5sAO<>>>55
ウテナとかトップとかかなり色んな要素がごちゃ混ぜになってたと思う。
書いといて思うって言い方はおかしいけど。



数えたら210書いてた。
皆さんも乙でした。

次回は今回ほど多くないはずだから来週中には前編を上げたいなと思います。

次回もサービスサービス
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/11(土) 22:45:57.09 ID:dCaRDYDO<>乙
毎回これぐらいあると嬉sいやなんでもない<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/11(土) 23:45:22.81 ID:lKZPBkSO<>乙!
元ネタがあんまわかんなくてさみしいぜ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 11:56:01.78 ID:5G/tFgAO<>乙でした

ウテナ糞ワロタ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 13:23:12.30 ID:51Fb9cDO<>長編投下乙、変わらずハイクォリティーなのは流石。
確かにワンピースはキャスト被り多いよなwwwwww
冬月があの執事にならなかったのは不幸中の幸いかwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 13:41:42.41 ID:HJBKtcAO<>なんという投下量…
乙です

俺こないだ初めてSS書いてみたんだけど80レス弱分を書き溜めるのに計20時間くらいかかったwwww
>>1はどんくらいでこれを書いてるの?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 14:12:40.23 ID:vOl2Z6wo<>すげぇ長かったなww
乙<> !桜_res<><>2010/09/12(日) 16:56:06.73 ID:7kC90kAO<>製速でいけるかちょっとテスト<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>!桜_res<>2010/09/12(日) 16:56:45.60 ID:7kC90kAO<>ミステス<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/12(日) 17:19:02.40 ID:bgjr6sI0<>2日かけて追いついた、面白い

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/12(日) 22:25:12.95 ID:Ik8JDgco<>乙乙

>>66
なにこれ、宝具宿してんの?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 00:24:25.80 ID:jBG6/Ngo<>乙
まだかまだかと思ってたらいきなりでかいのがくるそこに痺れる憧れry

声優ネタなら綾波のドラグスレイブとかミサトさんの月に代わってとかもだなry<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 01:12:04.08 ID:9c47WcA0<>乙
声優ネタならゲンドウのマダオとかも出来るな

あっ、すでにマダオか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 01:16:17.57 ID:prrDBJEo<>サイクロン!ジョォカァァァ!!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 02:00:25.71 ID:vlBmCogo<>綾波「飛竜昇天破!」



大量投下乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 02:45:13.88 ID:7IMeIt60<>すでに一スレ目で冬月先生がネオアトランティスの仮面見て震えてたな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 03:16:05.85 ID:KfwyXMAO<>シンジ「あさはかなり」


乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/13(月) 10:49:05.41 ID:fPZyPoAO<>>>74
それ違くない?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 11:41:36.75 ID:c8sLcGAo<>シンジ「銀河の平和は我らが守る!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 12:27:45.41 ID:Pp8IAIAO<>>>70
と言うかマダオはご本人登場してた
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 19:33:13.80 ID:KfwyXMAO<>>>74
プッギャ-wwwwwwwwwwww
中の人ネタミスるとか恥ずかしいやつwwwwwwwwwwwwwwwwww
ちょっと自信なかったならwwwwwwうはwwwwww確認すりゃいいのにwwwwwwwwwwwwwwwwww
別なのもいくらでもあんだろ―がwwwwwwwwwwww










ごめんなさい、スルーして下さい
ほんとごめんなさい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/13(月) 22:14:43.06 ID:fPZyPoAO<>>>78
このスルーしてくださいはダチョウ倶楽部のネタみたいなものですよね

あさはかなり<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/13(月) 23:33:30.12 ID:QjiVtUDO<>>>78はどうしてそんなレスをするの?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/14(火) 00:03:07.11 ID:YAY7w.AO<>>>78
ゲンドウ「時計の針は元には戻らない。」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/15(水) 01:46:15.68 ID:4fYsNJw0<>エヴァのキャラってナディアの顔が元になってたりするんだっけ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/15(水) 10:37:23.90 ID:zngZbMko<>MAGIみたいにうちのPCも喋ったりしないかなぁ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/15(水) 11:44:35.55 ID:JzpmEcDO<>>>83のPCにMAGIが乗り移ったら

MAGI『>>83さんのPCに保存してあったエッチなファイル、フォルダは全部消しときましたよ(*^O^*)』<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/15(水) 12:00:45.97 ID:OGOEWcAO<>ナオコかリツコと結婚すればもれなくMAGI本体がついてきますよ^^<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/15(水) 20:21:33.77 ID:4fYsNJw0<>>>85
なんという抱き合わせ
あれ?逆かな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/16(木) 01:57:00.69 ID:nCcPlUAO<>マギたんにプロポーズしようと真剣に考えているんですが
マギと結婚した場合はコブ無しですよね?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/16(木) 17:13:04.59 ID:UIu36YAO<>メンテナンスは誰がやるの?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/16(木) 18:28:57.51 ID:JpskXjko<>MAGIさんなめんな、自分のメンテくらい自分でやるに決まってんだろ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/16(木) 18:31:40.79 ID:7DNqsVYo<>外見はマリカンのマリオネットですね<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/17(金) 00:30:43.42 ID:Bm7HH0.0<>お前等普通に気持ち悪いぞ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 01:01:21.71 ID:bkLxdYAO<>MAGIオタってなんか怖いよね<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/17(金) 01:10:32.46 ID:IdG1JRw0<>ブルーウォーターとラミエルさん
そっくり<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/18(土) 14:11:02.10 ID:YYYk/kSO<>お前ら今は2010年だぞ?
つまりリッちゃんもミサトも…わかるな?<>
◆RaAAAAaAAU<>sage<>2010/09/18(土) 17:47:17.33 ID:L93Rz.AO<>再開するかも知れない
とりあえず1話完結+おまけの予定
もう少々お待ち下さい
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/18(土) 18:05:01.82 ID:rPeU8Ywo<>ktkr<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 19:51:01.13 ID:L93Rz.AO<>【リツコのマンション】

リツコ「………」

リツコ「………」

コンコン

ナオコ「リッちゃん…仕事、遅れるわよ」

リツコ「……休む」

ナオコ「休むってアナタ……ドラマの方も……」

リツコ「……脚本、まだ書けてないから」

ナオコ「あら……いつもは1日2日で書けちゃうのに」

リツコ「……そうね」

ナオコ「脚本なら仕事の合間にでも…」

リツコ「……集中したいの」

ナオコ「…そう」

ナオコ「じゃ、仕事行ってくるから」

リツコ「……ええ」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 19:51:54.88 ID:L93Rz.AO<>…………

ナオコ「と、いう訳」

ミサト「リツコがですか?」

加持「リッちゃんが仕事を休むとは珍しいな…」

ナオコ「ええ……」

MAGI『私も心配になって連絡を取ろうとしたんですが』

MAGI『おねーさん…ハンディMAGIのスイッチ、切ってて』

MAGI『こんなこと今までなくって…MAGIは、MAGIは、おねーさんに嫌われたんでしょうか!』

ミサト「それは無いわよ。MAGIを嫌う理由なんて無いもの。」

加持「むしろ問題なのは…嫌う理由のないMAGIを避けてるって事の方だ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 19:52:27.98 ID:L93Rz.AO<>ナオコ「あの娘最近変で…原因…心当たりない?」

ミサト「心当たり……ねぇ」

アスカ「あるじゃん」

ミサト「!」

ミサト「あ……アスカぁ!」

アスカ「思いっきり。」

綾波「リツコ博士の体調が崩れたの…ロケの直後から、じゃないですか?」

ナオコ「そ…そういえばそうね」

アスカ「じゃあ。答えは決まってるもんじゃないのよ」

ミサト「答え?」

アスカ「………わかんないの?」

ミサト「うん」

アスカ「これだから……」

ミサト「これだから何よぉー!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 19:53:05.72 ID:L93Rz.AO<>綾波「リツコ博士の元気がない理由……」


綾波「多分、キスだと思います」




ミサト「……きす?」

アスカ「そう。キッスよキッス。」

アスカ「多分、副司令とのこと…思い出したんじゃないの」

ミサト「……んなアホな」

ナオコ「ふつう…好きな人とキスしたら舞い上がっちゃうわよねぇ」

ミサト「リツコは完全に副司令に惚れてるわけだし……」

アスカ「それは、『他人から見て』でしょ?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 19:53:31.69 ID:L93Rz.AO<>綾波「リツコ博士はその…素直になれないタイプと言うよりかは」

ミサト「よりかは?」

綾波「上手く……表現出来ないわ」

???「綾波さんが言いたいのは『恋愛自体を拒絶しちゃうタイプ』ってことでしょ」

綾波「……ええ」

アスカ「誰ッ!」

ヒカリ「皆の恋愛師範、洞木ヒカリです」

トウジ「鈴原……です」

アスカ「……ヒカリ、ちょっと見ないうちにおかしなこと言うようになったわね」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 19:54:09.05 ID:L93Rz.AO<>ヒカリ「もお。何度遊びに来てもロケロケロケなんだから…」

アスカ「文句ならネルフのプロデューサーに言ってよね」

ヒカリ「あら、そう言えばリツコさんは?」

ミサト「お休み。……ってそこで何してるのよ」

トウジ「あ、加持さんに大人の男性のいろはを……」

加持「いろはを」キリッ

ミサト「余計なこと吹き込むんじゃないわよ」


ヒカリ「なるほどなるほど。リツコさんは恋にお悩みで引きこもり中だと」

アスカ「多分ね。こんなこと、なかったのに」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 19:55:11.98 ID:L93Rz.AO<>ヒカリ「……多分、リツコさんは案外モテるんじゃないかと思うのよ」

ミサト「リツコがぁ?」

ヒカリ「本気を出せば、です」

ヒカリ「…なんとなく髪を金に染めているのもタバコを吸っているのも男の人を避けるためって気がするんです」

加持「確かに…黒髪で化粧っけがないほうがリッちゃんは可愛いよなぁ」

ナオコ「そうねえ。確かにリッちゃん、高校まではラブレターを貰ってたわ…」

トウジ「男はあまり、派手な女性を好みませんからね」

ヒカリ「そう。リツコさんは頭のいい人だからその辺にも気がついていたはずです。」

綾波「と、なると…あのハチャメチャな性格も男性を避けるための……」

アスカ「それは流石に本人の問題でしょうが」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 19:55:46.04 ID:L93Rz.AO<>ミサト「うーんでも…納得の行く話かも。」

加持「あの性格を差し引いても三十年間恋愛経験がなし…って方が不自然だよな」

ヒカリ「で、私思うんです」

ヒカリ「そう言う人が恋をしたら。」

ヒカリ「それも…自分の理想とは全然違う人を好きになったら」

ヒカリ「しかも勝ち目がなさそうな恋愛だとしたら」

ミサト「……うわぁ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 19:57:01.59 ID:L93Rz.AO<>ナオコ「意外とリツコ、心に深い闇を抱えていたのかしらね…」

ヒカリ「段々お話が暗くなっていってるのも…そのせいじゃないんですか?」

ミサト「でも普段はあの通りよ?」

綾波「確かに本当の根暗は根暗でない風を装うって、聞いたことがある」

加持「リッちゃんって意外と………」


どんより


アスカ「…なんか変な空気になっちゃったじゃないのよ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 19:57:28.16 ID:L93Rz.AO<>綾波「撮影、どうするの?」

ミサト「そうね…一度リツコがいない時があったけど、上手く回らなかったし」

ミサト「だからこそ困るのよ……」はぁ

綾波「副司令は」

加持「碇親子のストーキング」

ナオコ「ダメだわこれは」


ミサト「なんとかしようにも……」

アスカ「無理ってもんよね…」

綾波「一度、リツコ博士の家へ行ってみるとか……」

アスカ「行ってどうすんのよ」

綾波「…さあ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 19:58:41.85 ID:L93Rz.AO<>日向「あ、ナオコ博士いたいた。」

ナオコ「あら、どうしたの日向くん」

日向「リツコさんに電話です。……どうしても話したいらしくて」

ナオコ「リツコの携帯は?」

日向「留守電らしくて…」

ミサト「先方には待って貰って…引っ張ってくるしかないわねこりゃ」

ナオコ「相手は?」

日向「ああ、言い忘れました」

日向「第2テレ東のプロデューサーさんからです」

ミサト「プロデューサー?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:00:55.39 ID:L93Rz.AO<>―――

リツコ「………」カタカタ

リツコ「………ああ!」

リツコ「もう…ムシャクシャする」

リツコ「………」

リツコ(好きなんかじゃないわ……じゃないのに頭から離れない)

リツコ(……好きなんかじゃないのに)

リツコ「……」

――――

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:02:29.44 ID:L93Rz.AO<>ミサト「思うんだけどさあ」

ミサト「結局、シナリオの中でカップルを…他人を不幸にしてるじゃない?」

ミサト「でもそれって結局、自分を傷付けてるだけに過ぎないんじゃないの?」

一同「………」

アスカ「なんか重く……ない?」

綾波「恋ってもっと…楽しいものだと思っていたわ」

ミサト「だといいんだけどね」

ナオコ「……あの子はそう出来るタイプじゃないのよね」

加持「大人は色々知ってきてしまった分…単純には行かなくなっちまってるのさ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:03:08.42 ID:L93Rz.AO<>【再び、リツコのマンション】

ミサト「リツコーリツコー」

ガチャッ

リツコ「……っさいわね」

ミサト「意外と元気で良かったわ」

リツコ「皆一緒にお揃いで…どうかしたの?」

ナオコ「あなた、携帯の電源切ってたでしょ」

リツコ「……てへっ☆」

ナオコ「『てへっ☆』じゃないのよ。でなさい」

リツコ「ん…もぉ、そんな怖い顔しなくったって出るわよぉ」

ピッ……


リツコ「不在着信38件……Pから?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:03:52.69 ID:L93Rz.AO<>プルルルルルルル……

リツコ「はいはい。赤木リツコですけど」

P「ああ…赤木博士。つかまって良かったです」

リツコ「何か?」

P「それが……ですね」


…………

リツコ「はぁぁぁあ!?予算がもう降りない!?」

P「は…はい……」

リツコ「どうして……」

P「…妨害工作です。」

リツコ「………」

P「で、なんですけど」

リツコ「まだあるの?」

P「納期もこれまた…早められて……」

リツコ「ええっ!?まだ一週半くらいは余裕が……」

P「それが…特番を組まれてしまいまして……」

リツコ「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:05:48.23 ID:L93Rz.AO<>リツコ「…いやなヤツらね、トコトン」


P「で…会議の結果、どうにか変則的な放送で施行前には間に合わせると言うことになって」

P「これでも…精一杯だったんですよ。反エヴァグループは打ち切りを強く求めていて。」

リツコ「そう……」

P「出来れば……今週分をあと3日くらいであげて貰いたいなぁなんて」

リツコ「はあああ!?」

P「無茶とは分かっています…しかし……」


アスカ「……イヤーンな予感」

綾波「イヤーン……」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:07:06.87 ID:L93Rz.AO<>【ネルフ・発令所】

リツコ「ええー皆様に集まって頂いたのは、残念なお知らせをお伝えするためです」

リツコ「今から撮影です」

サツキ「ええー。今日は休みの予定だったじゃないですかぁ!」

リツコ「あと2日、2日で撮影おわらせなきゃなんないのよ。」

リツコ「しかも予算がもう第2テレ東からはでません」

リツコ「ゼーレから貰ったお金とDVDの売上とグッズの売上でやりくりしなければなりません。」

リツコ「つまり、お金もない。時間もない。そんな状態なのよ。サツキ」

サツキ「前者は明らかにリツコ博士のせいですよね?よね?」

リツコ「アーアーアーアー」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:07:35.12 ID:L93Rz.AO<>リツコ「とりあえず病院へ移動します。詳しくはそこから。」

リツコ「マヤ、手伝って」

マヤ「はいっ」

マヤ「…ん、」グイッ


マヤ「……持ち上がらない」

マヤ「……んっ」

スッ

マヤ「…あれ」

青葉「これは俺が持つから。あっちはマヤちゃんよろしく」

マヤ「は……はい」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:08:10.20 ID:L93Rz.AO<>【病院】

ちびアスカ「とうとうでばんね!」

ちびアスカ「わたしのビボウが世の中にしれわたる!」

ちびレイ「それはどうかしら」

ちびアスカ「しゅやくオーラをはなつわたしにシレイはメロメロ……」

もわんもわん

司令「ちびアスカちゃん…とっても可愛かったよ」キリッ

ちびアスカ「や…やだシレイったらぁ…ユイママの見てる前でぇ……」

司令「構わないさ!さあ、私にキッスを……」

ユイ「くやしいわー」

ちびアスカ「んっふふ……」

もわんもわん

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:12:44.69 ID:L93Rz.AO<>ちびアスカ「司令……オトナのキスを…」 むちゅー

ゲンドウ「おナスがどうしたのか」

ちびアスカ「しっ……司令///!」

ゲンドウ「ナスはうまいぞ。漬物にしてよし。焼いてよし。煮付けてよし。麻婆茄子にしてもよし。」

ちびアスカ「は…はいぃっ///」

ゲンドウ「そうか。ナスが好きか。ナスはだな……」

ちびアスカ「///」

ちびレイ「……しあわせそうでなによりだわ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:14:03.44 ID:L93Rz.AO<>三尉「……何ですかこれ」

リツコ「つけ髭。」

三尉「それは知ってますけど」

リツコ「今回はアスカの過去を掘り下げるの」
リツコ「だから父親が必要でしょ?」
リツコ「でも、アスカのお父さんは絶賛女遊び中……」

三尉「いいですから!そう言うのはいいですから!」

サツキ「で、私が女医役ですか〜」
サツキ「うーん決まってるぅ♪」

リツコ「はい。じゃあこれ、台本だから。」

ナオコ「いつの間に」
リツコ「半分は書けてるのよ。だから……」

サツキ「………」ペラ

ミサト「………」ペラ

シンジ「………」ペラ

アスカ「………」ペラ

日向「………」ペラ

青葉「………」ペラ

マヤ「………」ペラ

ちびアスカ「……」ペラ

ミサト「あ、あのさリツコ」

リツコ「なぁに。」

ミサト「前回もさあ…何ていうか……ちょっと一部分暗かったじゃない?」

リツコ「そうね。」

ミサト「何ていうかさぁ…今回は……」

シンジ「更に暗いっていうか」

綾波「陰鬱っていうか」

アスカ「私……こんなんじゃないっていうか」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:15:28.24 ID:L93Rz.AO<>リツコ「あら。最初のコンセプトをお忘れ?」

リツコ「精神病の息子と父親の話だって」

ミサト「いくら何だって暗すぎだーつってんのよぉ!」

ミサト「この話、救いようがないじゃないのよ!どう考えても!!」

リツコ「ええ〜」

ミサト「ええ〜じゃないわよ!ええ〜って言いたいのは私達と視聴者でしょうがぁ!!!」

アスカ「アラエルだっけ?もっとスパーッと倒したじゃん!!」

リツコ「そうだったっけ」

アスカ「やだぁ!もう忘れてる私の雄姿ぃ!」

リツコ「……雌だけど」

アスカ「やかましい!」

アスカ「忘れてるって言うんなら思い出させてやろうじゃないのよ!」

アスカ「あの!アスカ様の大活躍の記録を!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:17:07.62 ID:L93Rz.AO<>デンデン

アスカ「さーて、良い子のみんな寄ってらっしゃいみてらっしゃい!」

アスカ「天才美少女惣流アスカラングレー様と完全無敵の正規実用型エヴァンゲリオン弐号機vs」

アスカ「宇宙から降りてこない最弱チキン使徒アラエルのあ、はじまりはじまり〜」ドンドン

MAGI『データ協力ばーいMAGIです』

MAGI『アスカさんのご希望により紙芝居風にしてみましたー♪』

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:17:44.24 ID:L93Rz.AO<>リツコ「…みてる暇、ないんだけど」

アスカ「お菓子買ってない子はあっちいったいった!!」

ちびレイ「……」ぽりぽり

綾波「……」ペロペロ

シンジ「……」はむはむ

リツコ「………」

リツコ「ヨーグル下さい」

アスカ「まいどー♪」

ミサト「……買うんかい」

アスカ「100円ね」

リツコ「ええ!下のコンビニじゃあ30円なのに?」

アスカ「見物料込みよ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:18:26.82 ID:L93Rz.AO<>【2010年】

アラエル「……」

アスカ「なーによあの使徒!」

ミサト「うーん…衛星軌道から動かないのよねぇ」

リツコ「……困ったわね」もふもふ

ミサト「……なーに食ってんのよこの一大事に」

リツコ「本当に困ったわね。司令とユイさん、レイにカヲルくんにシンジくんが草津に言ってる間に使徒が来ちゃうなんて」もぐもぐ

サツキ「あと、副司令も何故か不在です」

ミサト「……ストーキングか」

アスカ「ちょっとぉ!何食べてんのよリツコ!」

リツコ「……温泉饅頭。気分だけでも、ね?」もぐもぐ

アスカ「あ、私のぶんも、とっておきなさいよ!」

リツコ「えー」

ミサト「……どっちが子供なんだか」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:19:05.08 ID:L93Rz.AO<>アスカ「んで、にらみ合いはいつまで?」

リツコ「ただ今絶賛解析中。」

アスカ「はああ…私も温泉行きたかったなぁ…」

リツコ「んっ…とりあえず今回の武器について説明するわ」

リツコ「A.T.フィールドによって発生させたエネルギーチャンバー内で増幅した高出力の指向性電撃を発射」

リツコ「名称はインパクト・ボルト……本来は初号機用だったのだけれど少し改造したわ」

リツコ「ま、早い話がA.T.フィールドの力をそのまま電力に変換。」

アスカ「A.T.フィールドの強さがまんま武器の強さに…ってワケね」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:20:02.97 ID:L93Rz.AO<>リツコ「ご名答。但し、チャージに少し時間が掛かってよ」

アスカ「なるほど私次第ってワケね…やったろうじゃない!」

アスカ「エヴァ弐号機発進します!」

シュバッ


【上空】

アラエル「………」

アスカ「だんまりね……」

ミサト「エヴァも空を飛べたらいいんだけど」

リツコ「去年、大きいタケコプターみたいなものを作ったんだけどね」

ミサト「……なによそれ」

リツコ「エヴァ本体がくるくる回っちゃって使い物にはならなかったのよ。」

リツコ「今考えたら物理の基本中の基本なのよね…てへっ☆」

ミサト「………」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:20:41.64 ID:L93Rz.AO<>アラエル「……」

アスカ「いいわ……さっさと蹴散らしてやるんだから!」

アスカ「インパクト・ボルト装備!」

ジャキッ

サツキ「チャージ、開始します。」

ビビビビビビ……

アスカ「もー、このアスカ様。置いてきぼりくらってイライラしてるんだからっ!!」

ビビビビビビ……

アラエル「………」

アラエル「………」カッ!

アオイ「目標から反応が……!?」

ミサト「なんですって!?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:21:35.38 ID:L93Rz.AO<>ビビビビビビ……

アスカ「な……何?まぶしいじゃ……」

ハーレルヤハーレルヤハレルヤハレルヤ

ハーレールヤハーレルヤハーレルヤハーレルヤー

アラエル「………」

アスカ「な…何よこの光!」

ビビビ……ビ……

サツキ「可視波長のエネルギー波…?」

カエデ「心理グラフが乱れています…!」

リツコ「そんな…使徒が心理攻げk…ごほっ…ごほけほっ……むほっ」

サツキ「やだリツコさん汚ぁーい」

ミサト「饅頭食いながら話すからよ…」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:22:03.97 ID:L93Rz.AO<>ハーレルヤハーレルヤハレルヤハレルヤ

ハーレルヤハーレルヤハレルヤハレルヤ

アラエル「………」

アスカ「ぐっ……」

ビ……ビ……

アオイ「アスカの精神回路に負荷が!」

ミサト「……ちょっとちょっとぉ!」

リツコ「使徒が人の心を探ろうとしてるってワケね…」

ミサト「解説はいいから。10才の子供が心理攻撃って…相当まずいんじゃ…」

リツコ「使徒が探れるのは『彼女の中にあるもの』だけだから」

リツコ「ある意味好都合よ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:22:52.96 ID:L93Rz.AO<>ミサト「でも、何とか助ける方法を……!」

リツコ「引っ込めてもいいけど…今度はもしかしたらこの精神攻撃を町中…いや、世界中にするかもしれないわよ?」

リツコ「そうなれば…」

ミサト「ぐっ……」

ミサト「精神汚染はどのくらい進んでる?」

サツキ「まだ…W域です」

ミサト「そう。X域突入まで…様子を見てみましょう」


パアアア…

アスカ(……何か見える)

キャハッ……きゃはははっ

アスカ(……なに)

ゲンドウ「シンジ!シンジ!こっちだ〜♪」パシャパシャ

シンジ「とうさんん!」パシャ

綾波「必殺!水鉄砲っ…!」バババババババ

アスカ(……ちきしょう)

カヲル「卑怯だよレイ!」

バババババババ

綾波「いかりくんにも……!」バババババババ

シンジ「あはっ!」

ユイ「んもう……」

アスカ(ちき……しょう)

きゃはっ…きゃはははははっ

アスカ(………)

ビ……ビビッ……

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:23:45.63 ID:L93Rz.AO<>アスカ「ねえ……」

アスカ「これで…私の心を攻撃してるつもり……?」

ビビビッ…ビビビ……ビビ


アラエル「!」

アスカ「悪いけど逆効果なのよ……」

ビビビビビビッ…!ビビビビビビ!

アオイ「……精神回路の負担が…一気に……」

カエデ「消失してる…?」

サツキ「アスカの精神状態、回復しました!」

ミサト「ええ!?」

リツコ「ははらはいひょーふらっていっはれしょ」(だから大丈夫だって行ったでしょ)モグモグ

ミサト「…飲み込んでからしゃべりなさいよ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:24:17.95 ID:L93Rz.AO<>ごくっ

リツコ「……んっ、子供の心はガラスの心っていうけど」

サツキ「インパクト・ボルトのチャージ完了!いけます!」


アスカ「降りてこいや…このチキン野郎」ビビビビビビッ


アラエル「……」ビクッ


リツコ「アスカの心は防弾ガラスよ」ニヤッ




アスカ「私は温泉に行けなくてイライラしてんのよ」

アスカ「更にイライラさせてくれたお礼…ちゃーんとしないとね!」

アスカ「コォンチキショォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ
    ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ」

サツキ「え…A.T.フィールドが更に…増幅!?」

ババババババババババババババババババババババババババババ
バババババババババババババババババババババ

アラエル「!?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:24:52.08 ID:L93Rz.AO<>アスカ「ドォォォォォォォォォォォリャアアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


【簡略図】


Σ ⊂('A`)⊃ ←-------------
ババババババババババババババ


←―⊂(;'A`)つ――――――
ババババババババババババババ

←――★――――

ドッゴォォォォォォォォォォォ……


アスカ「……ふっ」


アスカ「完全しょーり、ね」

リツコ「じゃあ、帰還。お疲れさまアスカ」

アスカ「あ…温泉饅頭が……ない!」

リツコ「片手がつい寂しくて…つい………」

リツコ「てへっ☆」

アスカ「『てへっ☆』じゃないわよォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!」



………

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:26:04.80 ID:L93Rz.AO<>アスカ「こうして…今日も惣流アスカラングレーと完全無敵の
    正規実用型エヴァンゲリオン弐号機の活躍により地球の平和は保たれたァ!!」

アスカ「ありがとう惣流アスカ、ありがとうエヴァ弐号機…!」

ドンドンドンッ!

アスカ「めでたし…めでたし……」

リツコ「朝7時じゃあるまいし……こんな陳腐なストーリー、オンエア出来るとおもって?」ペロペロ

アスカ「ち、陳腐ってシツレーな!」

リツコ「単に使徒に八つ当たりかました話じゃないのよ。」ペロペロ

リツコ「全く子供だましもいいところだわ」

アスカ「……ヨーグルの容器舐め回してるようなヤツには言われたかないわ」

綾波「うっ……ううっ…」

シンジ「あ、綾波?」

綾波「ごめんなさい…こんな…こんなドラマが隠されていたとは思いもよらなくて……」

シンジ「……どんなドラマ?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:26:37.08 ID:L93Rz.AO<>リツコ「と、言う訳で無駄に時間を潰してしまいました」

アスカ「……」むすっ

ミサト「事実を少し脚色する程度じゃダメなの?」

リツコ「構成上無理よ」

アスカ「でも。こっちまで陰鬱になりかねないこんな話、私、いやよ」

青葉「そう言うのがまたイイ!って声もありそうなんですがねぇ」

ミサト「救いが無さすぎるわよ。アスカの設定に」

綾波「そうね…お母さんが自殺って…」

リツコ「さっきも言ったでしょ最初からそのつもりで話をつくってたんだから」

ミサト「でも、視聴者だってヒロインが不幸になるなんて、最初から予想してないでしょ」

ミサト「せっかく街ぐるみで協力してくれるようになったってのに見放されたら……」

ちびアスカ「……さっきからだまってきいてりゃあピーチクパーチクと」

一同「……!」

ちびアスカ「すわれぇぇええええええぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

一同「!?!?!?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:27:07.09 ID:L93Rz.AO<>アスカ「な……なんで私ら正座してるのよ」

シンジ「…しろって言われたから」

綾波「すごい形相で……」

ミサト「なんなの?どうしたのこれ?」

リツコ「わ…わたしにもわかんない……」

バチィ!

マヤ「ひっ!!」

ちびアスカ「あんたら、シバイをなめてんのちゃいますか」

アスカ(なんでエセ関西弁なのよ)

ちびアスカ「どんなにあんさんたちのほうが年はうえでも」

ちびアスカ「シバイの世界じゃわしのほうがセンパイなんじゃボケェ!!!!!!!」

ゲンドウ「???」

ちびアスカ「あ。しれーは足をくずしてよいです。いたいんでしょ?」

ゲンドウ「あ…ああ、すまんな……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:27:52.95 ID:L93Rz.AO<>ちびアスカ「とにかくアホんだらボケェ、チビい。」

ちびアスカ「あんたら、きゃくほんに ケチつけて、なに様のつもりなんですかいなぁ」

ちびアスカ「あんたら かいてんのと ちゃいますよ。リツコはかせが かいとるんとちゃいますか?」

リツコ「はっ…はい」

ちびアスカ「あんさん、かけまっか」

アスカ「……いえ」

ちびアスカ「ええか!!!!やくしゃは ようきゅうされた えんぎをしてはじめて一人前や!」

アスカ「はあ……」

ちびアスカ「わしかて、えがおは やすうりしとうない」

ちびアスカ「でもな、『やれ』いわれたらやるしかないんや!!!!!!!!!!!!」

ちびアスカ「それが『じょゆうだましい』ちゃうん?な?」

綾波「……その通りです」

ちびアスカ「ケチつけるまえに、カンペキにえんじきることだけ考えたらええねん」

バシィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

リツコ「……」ビクッ

ゲンドウ「……」ビクッ

ミサト(ビビる必要ない二人が一番ビビってるってどうなのよ…)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:29:21.77 ID:L93Rz.AO<>ちびアスカ「ほな、やりまひょかリツコはん」

リツコ「は…はい」

ちびアスカ「うちはなんでもやりまっせ」

ちびアスカ「べ……べっとしーんも…どうしてもというんなら///」

あはーん

リツコ「いや…あの……遠慮しとこうかしら」


加持「俺が口出しするのもなんだが…時間もないことだしこれで行くしかないんじゃないのか」

ミサト「まあ…それはそうなんだけどさ」

加持「デビルマンしかり火垂るの墓しかり…後味が悪くとも高い評価を受けているアニメもあるんだし」

加持「まあ…その…きわどいシーンも昔のアニメやドラマにも多かったって聞くし…今更いいんじゃないのかい」

ミサト「その辺については諦めてるわよ…流しちゃう第2テレ東も第2テレ東だけど」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:29:56.92 ID:L93Rz.AO<>ミサト「PTAやその他団体からの苦情よりも、ファンレターの方が多いことだし」

ミサト「ネットも味方につけてるようだし。敵も多いけど応援してくれる人はいる」

ミサト「放送回数も少なくなってきてる今、何を言っても仕方ないことは分かってるんだけど」

加持「なら…」

ミサト「不安なのよ。」

ミサト「このまま撮り続けてたら……リツコはどうなっちゃうのかな…って」

加持「……」

ミサト「面白半分で副司令とのこと…何とかしようと思ってたんだけどね」

ミサト「失敗だったかなぁ…って」

加持「心配してるのか…リッちゃんのこと」

ミサト「べっ、べつにそんなんじゃないわよ……!」

ミサト「ただ?開発責任者が辞めるようなことがあったらって…それだけよ」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:31:28.91 ID:L93Rz.AO<>マヤ「センパーイ、墓地の撮影許可おりましたー」

リツコ「そう。それは良かったわ。」

キョウコ「ねえねえリツコちゃん〜」

リツコ「あら、どうなさったんです?」

キョウコ「実は私…日本語の読み書きが得意じゃなくて〜」

リツコ「ああ…確か惣流博士用の資料はいつもドイツ語でしたわね」

キョウコ「もうこれぇ、なに書いてあるのか全然読めなくてぇ〜」

リツコ「……台本、逆さまでしてよ」

キョウコ「あらっ〜///」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:32:06.68 ID:L93Rz.AO<>アスカ「ママ、お芝居とか…大丈夫なの?」

キョウコ「そうね〜、あんまり得意じゃないかもぉ〜…」

ナオコ「そう言えばキョウコちゃん、昔から『何か』を想像するのとか苦手だったわよね」

キョウコ「そうそう〜。小説とかもなんとなく苦手で〜」

キョウコ「こう、空気が読めないっていうか、他人の気持ちを読み取ったりするのも苦手で〜」

キョウコ「こう考えると私、ちょっと変なのかも〜……」

ユイ・ナオコ・ゲンドウ・ヒデアキ・冬月(今更気づくなよ……)


アスカ「うちのママ、ちょっと変わり者なのよ」

ミサト「……なんとなく」

アスカ「人とずれてるっていうかさぁ、パパが女遊びしてるってことにも気がつかないしさぁ。」

ミサト「まあ、そのおおらかな感じが惣流博士の魅力なんじゃない」

シンジ「僕、アスカのお母さん優しくて好きだよ」

綾波「私も好き。」

アスカ「私も…大好きなんだけどさあ、何ていうか」

シンジ「か?」

アスカ「時々宇宙人と過ごしてる気分になるのよねぇ…」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:32:40.55 ID:L93Rz.AO<>マヤ「じゃあスタート!」

ちびアスカ「………」

キョウコ「アスカちゃん〜、ママねぇ〜今日あなたの大好物を作ったのよ〜」ほんわか

キョウコ「ほら〜、好き嫌いしているとあそこのお姉ちゃんに笑われますよぉ〜」ほんわか

マヤ「か…カット」

キョウコ「あらぁ〜?何か問題が〜?」

キョウコ「セリフはカンペキだったと思うんだけど〜」

マヤ「セリフはカンペキでしたけど…」

キョウコ「?」

マヤ「何ていうか…ここは陰鬱なシーンで…」

キョウコ「そうね〜。お人形さんをアスカちゃんだと思って喋りかけるなんて怖いわよねぇ〜」

マヤ「ええ。ですから…その、もうちょっと狂気的な感じで……」

キョウコ「十分狂気的じゃない〜?」

マヤ「いや、その…ほんわかし過ぎだと……センパーイ!」

青葉「リツコさんならタバコ買いに行ったよ」

加持「逃げたな」

ミサト「逃げたわね」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:33:13.80 ID:L93Rz.AO<>――――

職員「近代医学の担い手とは、思えないお言葉ですな。」

サツキ「私だって医師の前にただの人間、一人の女ですわ。」

マヤ「はいカット!ご苦労様でした」

キョウコ「なるほどなるほど。こう…感情が薄い感じで…」

マヤ「伝わって良かったです…」

アスカ「テイク14…本当にごめんマヤ…」

マヤ「いいのよ。仕事だし…人には向き不向きがあるもの」

リツコ「どう?終わったー?」ひょっこり

ミサト「……何が、『終わったー?』よ。」

リツコ「久々のタバコが美味しくってついね…」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:33:47.88 ID:L93Rz.AO<>ミサト「禁煙…してたんじゃなかったの」

リツコ「電子タバコじゃどうも物足りないのよぉ。」


リツコ「あ、あと今日は二班に別れて撮影するから。時間短縮ね」

リツコ「A班は学校と墓地にて撮影。使用許可と機材の準備は出来てるから。」

リツコ「カメラマンはリョウちゃん、レフ板持ちとか諸々の雑務は諜報部が担当」

諜報部員「は…はい……」

加持「剣崎君…元気、出せよ。辛いのは君だけじゃない。そのうち本来の任務を遂行出来る日も来るさ」

諜報部員「はい……」

アスカ「確かにスパイになりたくってネルフに来たってーのに撮影の雑務…ってのは可哀想よね…」

綾波「……アスカ。私達もそれなりに悲観していいと思うの。」

シンジ「……だよね」

リツコ「あとは洞木さんに鈴原くんも手伝って貰える?」

洞木「よ、よろこんで」

リツコ「ちび達と…サツキと…さっきの三尉もついていって頂戴」

三尉「えっ…自分もですか?」

三尉「あの…仕事が……」

リツコ「残りの面子はネルフに残留。以上。」

三尉(き、聞いてない……)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:34:36.49 ID:L93Rz.AO<>【ネルフ・実験場】

リツコ「では、毎度お馴染みシンクロテストを行います」

アスカ「まーたシンクロテスト?エヴァに乗る用もないのに……」

リツコ「さっきも言ったでしょう半分しか書けてないって。」

綾波「尺延ばし、と言うわけですか」

アスカ「このスーツ、恥ずかしくて恥ずかしくてたまらないのよ…」

シンジ「だよね…ピッタリし過ぎるっていうか」

ナオコ「リッちゃんリッちゃん」

リツコ「……何ですか」

ナオコ「私達ちょっと疲れてて…休憩してきてもいいかしら」

リツコ「休憩って…まだ…」

ナオコ「年寄りは疲れやすいのよぉ」

ナオコ「じゃあね〜」ふりふり

ゲンドウ「シンジ…プラグスーツも良く似合うぞ…」ハァハァ

ユイ「……行きますよ」

ゲンドウ「しかしっ……」

ユイ「^^」

ゲンドウ「……はい」

リツコ「……年寄りは勝手なんだから」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:35:11.40 ID:L93Rz.AO<>リツコ「んじゃ、始めるわ」

マヤ「はい。エントリースタートします」

アオイ「L.C.L.電化。」

マヤ「第一次接続開始。」

シンジ「………」

綾波「………」

アスカ「………んっ」

アスカ「何これ……重い」

リツコ「そりゃあそうよ。アスカに悪い数値を叩き出してもらわなきゃならないんだから」

アスカ「なっ…なによそれぇ!」

マヤ「……8、下がりました」

リツコ「よーし行くわよ」

アスカ「嫌だ…全国のお茶の間の皆さんに私が無能だと思われたら……」

リツコ「大丈夫よぉ。今更だから」

マヤ「劇中で、アスカが単独で撃破したケースはありません」

リツコ「もうとっくに視聴者からはレイと共にかませ犬扱いよぉ」

アスカ「こ、こいつ……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:36:00.19 ID:L93Rz.AO<>――――

リツコ「聞こえる?アスカ。シンクロ率8も低下よ。いつも通り、余計な事は考えずに。」

アスカ「やってるわよ!」


マヤ「カット!」

リツコ「いい演技だったわよアスカ。もう声まで裏返っちゃって」

アスカ「……っさいわね」

リツコ「んで、もっとシンクロ率を下げたいんだけど」

マヤ「これ以上負荷をかけるとパイロットの身体に負担が…」

リツコ「そう…じゃあ」

マヤ「じゃあ?」

リツコ「やーいwwwwwwwwwwwwwwwwwwアスカは噛ませ犬wwwwwwwwwwwwwwwwww」

アスカ「……なっ!」

リツコ「ツンデレとかwwwwwwwwwwwwwwwwww時代遅れwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwべ、べつに好きじゃないんだからね(笑)wwwwwwwwwwwwwwww」

マヤ「な、何をしてるんですかセンパイ」

リツコ「パイロットにストレスを与えてるの。多少なりとも影響がでるかと思って」

ミサト「なーにをそんな子供染みたこと…」

リツコ「いつもインターフェイス付けて歩いてるけどwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwあれおしゃれのつもりwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww?」

アスカ「うぐぐっ……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:36:55.18 ID:L93Rz.AO<>アオイ「あっ…シンクロ率………」

ミサト「ま、まさか本当に下がったの?」

アオイ「いや、変化ないです」

リツコ「……だめか」

MAGI『おねーさん…そんなことしなくてもMAGIが数値をいじります…』



アスカ「じゃ、じゃー言わせてもらうけどね!」

アスカ「恋愛ごときでウジウジしちゃってバッカみたい!!」

シンジ「あ……アスカぁ!」

アスカ「黙ってなさいよバカシンジは。」

アスカ「三十路にもなって告白出来ないどころか『好きになったこと自体』認められないなんてバカァ?」

リツコ「……」

アスカ「っていうか見ててイライラするのよ。本当。」

アスカ「結局は自分が傷付きたくないだけじゃん。」

ミサト「ちょっと…アスカ。気持ちは解るけど…」

アスカ「アンタは明らかに人間として欠陥があるのよ。結局はさぁ副司令のこt…」

アスカ「なっ……なにこれ」

リツコ「………」

アオイ「ちょ、ちょっと…リツコ博士!?」

アスカ「  」

ミサト「アスカぁ!?」

リツコ「……大丈夫よ圧縮濃度を上げただけ」

リツコ「5分もすれば目を覚ますわよ」

ミサト「リツコ……!アンタね……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:37:28.03 ID:L93Rz.AO<>リツコ「……時間がないのよ。私が原因とは言え、無駄に論じてる時間なんて……」

パチン!

リツコ「……」

ミサト「………」

リツコ「……タバコ、吸ってくるわ」

ミサト「……」


マヤ「やっぱりセンパイ…変です」

ミサト「多分…本人の中でごっちゃごちゃになってるんじゃない」

ミサト「リアリティを追求するって名目で…虚構と現実が」

ミサト「とは言え、手を出すのはちょっち良くなかったかなぁ…」

MAGI『……今のは流石におねーさんがやりすぎたと思うのです』

ミサト「言葉や理論じゃなくてまんま力でねじ伏せる…なんてことする人間じゃないはずなのにね」

マヤ「アスカは……」

ミサト「……とりあえず上げて、更衣室に横にしておきましょ」

マヤ「はい……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:38:00.14 ID:L93Rz.AO<>【喫茶OGATA】

キョウコ「おいしいお紅茶ね〜」

ユイ「ええ。スコーンもおいしいわ」

冬月「……うむ抹茶もなかなかだ。店主、腕をあげたのではないかね」

マスター「ありがとうございます副司令」

ゲンドウ「うむ。このコーヒーもうまいな。この苦味と芳醇な香りに程よい酸味…ブラジル産か」

マスター「コロンビア産です」
ゲンドウ「……」

ヒデアキ「アイスクリームはうまいなぁ」

ゲンドウ「……いたんですか」

ヒデアキ「……ずっと」

ナオコ「……」

ナオコ(どう話を切り出せばいいかわからないわ…)

ナオコ(副司令は相変わらずユイちゃんのストーカー…)

ナオコ(つまりはユイちゃんの側に四六時中居ようとするから…当然二人きりで話しなんて出来ない)

ナオコ(ならばとユイちゃんを呼んだはいいものの…ゲンドウ君とキョウコちゃん…ヒデアキ君まで付いて来ちゃったし…)

ナオコ(とてもじゃないけど聞ける感じじゃ……)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:39:49.75 ID:L93Rz.AO<>ユイ「あら。困りましたわ…」

冬月・ゲンドウ「どうした」

冬月「……」ギロッ

ゲンドウ「……」ギロッ

ユイ「ストッキングが破れてしまいましたわ」

キョウコ「大変〜」

ユイ「惣流博士、一緒にコンビニまで、いいかしら」

キョウコ「私も〜?」

ユイ「そう。最近コンビニに置いてあるストッキングの種類も多くって見繕ってほしいんです。」

キョウコ「あら〜私で良ければ〜」

ユイ「あ、それと葛城博士」

ヒデアキ「な…なにかねユイくん」

ユイ「そろそろ定期メンテナンスの時間ですわ…お願いします」

ヒデアキ「あれ、ナオコ君の番じゃ…」

ユイ「と思いましたけどB18からE24が調子が良くなくて…葛城博士の方がお詳しいかなと思いまして」

ヒデアキ「そ、そうか…わかった」

ユイ「ありがとうございます」

ユイ「それからあなた」

ゲンドウ「えっ…」

ユイ「ちょっと」

ゲンドウ「み、右足が動かんのだが」

ユイ「ちょっと話があるの。松葉づえでも使ってここまできて」

ゲンドウ「うむ……」

ゲンドウ「よっ…」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:40:22.88 ID:L93Rz.AO<>ユイ「コウゾウ先生がどこか行かないように見張って置いて」ボソッ

ゲンドウ「あ……ああ」

ゲンドウ「しかし、この身体だ…無理矢理に、という訳には…」

ユイ「そこはどうにか。期待してるわよ。あなた」ニコッ

ゲンドウ「……」

カランカラン

ナオコ「……」

ゲンドウ「……」

冬月「………」

ナオコ「お、美味しいですわねこのお紅茶」

ゲンドウ「あ…ああ。このエチオピア産のコーヒーもうまいな」

マスター「コロンビア産です」

ゲンドウ「…コロンビア産だったな」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:40:51.99 ID:L93Rz.AO<>ナオコ(流石はユイちゃんと言ったところかしら…)

ナオコ(多分察して気を使ってくれたのだと思うけれど)

ナオコ(…何を話せばいいのやら)

ナオコ(コウゾウ先生がリツコをどう思っているのか…)

ナオコ(いや、いくら母親と言えども立ち入り過ぎね)

ナオコ(ああ…。もう…本当は放っておくのがいいんだろうけど)

ナオコ(リツコ可愛さと言うか…心配と言うか…)

ナオコ(ダメな母親だわ…私)

ナオコ「……」

ゲンドウ「………」

冬月「……さてトイレに」

ナオコ・ゲンドウ「!」

ドスッ

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:41:18.22 ID:L93Rz.AO<>冬月「な、なんだ碇!私にケンカでも売るつもりか!?」

ゲンドウ「そう言うつもりではないが。」

冬月「ならばどんなつもりなのかね?」

ゲンドウ「……別にどうと言うことはない」

冬月「……やはりケンカを売っているな」

ゲンドウ「違うと言っているだろう」

冬月「貴様…いい。わかった。」

冬月「今なら貴様に勝てる!」

冬月「この間の敵をッッッッッッ」

ドンッ!

冬月・ゲンドウ「!?」

ナオコ「…あの!」

冬月「なっ……何かね…」ビクッ

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:41:57.20 ID:L93Rz.AO<>ナオコ「話は変わりますけれど、先生に…聞きたいことがあります」

冬月「ず…随分唐突だな…」

ナオコ「すみません」

冬月「ま……まあどうぞ」

ナオコ「先生は…結婚するおつもりはありますか」

冬月「け…けっこん!?」

ナオコ(あ、あら…我ながら随分ストレートな質問をしてしまったわ…)

ゲンドウ「も、もしや本当は赤木先輩の方が…」

冬月「そ…そうか…しかしこの老いぼれが恋多き君を満足させられるか///」

ナオコ「違うわよ!話をややこしくしないで頂戴!」

ゲンドウ「冗談だよ赤木博士」

冬月「…まあそうだろうな。君にはマサユキ君しか見えていないだろうしな」

ナオコ「ちょ…ちょっとコウゾウ先生……///」

冬月「まあ先程の質問に対してだが、意図は…一旦置いておいて、別に不快な質問ではないからな。ストレートに答えよう」

冬月「今現在私は結婚の必要性を感じていない」

ナオコ「そう…ですか」

冬月「ただし、結婚と言う行為を根本から否定している訳ではない」

冬月「老いぼれでも、必要性を感じれば籍を入れることになるだろう」

ナオコ「…必要性ですか」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:44:23.26 ID:L93Rz.AO<>冬月「さて、今度はこちらから質問をしたい」

冬月「先程碇が『本当は赤木先輩の方が』と発言していたが」

ゲンドウ「……あ」

ナオコ「………」ギロッ

冬月「どう言った意味…ニュアンスが含まれているのかね」

ナオコ「……対した意味はありませんのよ」

冬月「まるでナオコ君にごく近い人物が私に好意を抱いている…とでも言いたいように聞こえたのだが」

ゲンドウ「自意識過剰だ」

冬月「自意識過剰…私もそう思っておったよ」

ナオコ「………」

冬月「君は昔から…ユイ君や加持君とは違って人から何かを聞き出す事が苦手だったように見受けられる」

冬月「良く言えばストレート。悪く言えば短絡的。応用力がない。」

ナオコ「……すみません」

冬月「まあそれが君の魅力でもある。君のその性格がなければMAGIシステムは誕生しなかったからな」

ナオコ「……はい」

冬月「ただ、感心せんな。こう言ったことに母親がしゃしゃり出てくることに関しては。」

ナオコ「……気づいておられたのですか」

冬月「自意識過剰になってしまっていたのかと思っていたのだがね」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:45:12.76 ID:L93Rz.AO<>冬月「…彼女はまだ若い。だからこそ信じたくなかった」

冬月「別に彼女の人間性に問題がある訳ではない。女盛りである彼女が…私のような老いぼれに振り回されていることが怖いのだよ」

冬月「リツコ君が…可哀相ではないか」

ナオコ「……そうでしょうか」

冬月「?」

ナオコ「リツコは!リツコは…」

ナオコ「どうしてか自分の女の部分を認めたくなくて…人を愛すること自体を拒絶していたんです」

ナオコ「まあ、私がほとんどかまってやれないせいか…あんなねじ曲がった子になっちゃいましたけど…」

ナオコ「…でも根はいい子なんです」

冬月「確かに根が悪ければ…連合軍相手にあんな芸当、できやしないな」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:46:22.97 ID:L93Rz.AO<>【回想・2010年、某日】

サツキ「赤木博士…」

アスカ「…リツコ!」

リツコ「いいわ。ここは私がなんとかするからあなた達は格納庫へ急ぎなさい!」

サツキ「あ…赤木博士!?」

ミサト「あんた確か戦術の経験なんて全く…」

リツコ「いいから!私が食い止めるから…早く!」

――――

軍人1「赤木リツコ博士はどこだ…」

軍人2「いたぞ!」

リツコ「………」バーン!

軍人2「あんな場所に堂々と…」

軍人3「仁王立ちかよ…」

リツコ「ごきげんよう。自分で物事を判断出来ない情報弱者の連合軍とは名ばかりの新興宗教の犬さん」

軍人1「構わん!射殺許可は出ている!」

リツコ「あら、いいのかしら」くすくす

軍人4「……なんだ」

軍人5「……不気味ですね。流石は25過ぎても売れ残りの処女って感じですよね」

リツコ「ちょっとそこ!その情報どこからよぉ!!」

軍人6「そこのジョリーから」

軍人3「ヘイ!」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:46:54.65 ID:L93Rz.AO<>リツコ「……とにかく私を撃てば激しく後悔するハメになるわよ」

リツコ「これをみなさい!」

バーン

軍人7「体中に巻きつけてあるのは…ダイナマイトか」

軍人2「見る限り本物…ですね」

軍人8「クレイジー……」

リツコ「あなた達は喉から手が出る程MAGIが欲しいんでしょ?」

リツコ「私を撃てばダイナマイトがバーン!…MAGIもバーン」

軍人1「……!」

リツコ「いかが?どうせあなた達と肉弾戦かましても勝ち目はないから…」

リツコ「ならむさ苦しい男どもに殺されるよりかは可愛い可愛いMAGIと心中したほうがロマンチックよねぇ。」なでなで

リツコ「ちなみに…あんたたちがちょっと動いても自爆するからそのおつもりで」

軍人9「正に噂通りのマッドサイエンティストだな」

リツコ(5分…5分持てば…エヴァは起動出来るはず)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:47:48.21 ID:L93Rz.AO<>軍人3「………」

リツコ「………」

リツコ(ユーロ支部は大丈夫かしら…)

リツコ(まあ、本部を押さえればサードインパクトは起きたも同然だものね)

リツコ(ゼーレも手を引いたって言うのに一体誰の手回しかしら…)

リツコ(いや、ゼーレが手を引いたからこそしゃしゃり出てきたのかしら)

リツコ(例えば米帝の影の支配者さん…とか)

リツコ(大方この連合軍とやらは支配者さん達が、日本を目障りに思っている国から兵士を集めて作った…寄せ集め集団みたいなもんね)

リツコ(コロコロコロコロおんなじ様な思想の人間が湧いて出てきちゃって)

リツコ(全く…『みんなで幸せになろうよ』って言う某隊長のセリフを過大解釈でもしちゃったのかしら)

リツコ(……彼曰わく不正義の平和だろうと、正義の戦争よりはよほどマシだって言うのにね)

リツコ(ってゼーレのように理屈の通用する相手じゃないか。)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:48:44.66 ID:L93Rz.AO<>軍人2「どうします…」

軍人1「どうしようと言っても君、このまま硬直状態が続けばエヴァを発進させられてしまう。」

軍人1「……MAGIを諦めて撃つか」

軍人3「……上官!提案があります!」

軍人1「なんだ。」

軍人3「この件…自分に任せていただけませんか」

軍人1「いい案でもあるのかねジョリー」

リツコ(……万が一の場合は飛び降りながら爆発すれば…少しは兵数、減るかしらね)

リツコ(戦闘訓練、受けて置けば良かったわ)

リツコ(ごめんなさいねMAGI。こう言う形でしかあなたを守れなくて)

リツコ(……あんな使われ方をされるの、本望だとは思えないのよ)

リツコ(……勝手な想像だけど)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:49:38.23 ID:L93Rz.AO<>軍人1「よし。頼んだ」

軍人3「了解」

リツコ「……」

軍人3「……」サッ


軍人1「おいジャップ」

リツコ「……何よ」

軍人1「貴様らの正義とはなんだ」

リツコ「いきなり雑談?」

リツコ「……何を企んでいるのかしら」

リツコ「まあいいわ、答えてあげる。」

軍人1「………」

リツコ「正義なんてのは幻想よ。」

軍人1「幻想…?」

リツコ「悪がなければ正義は成り立たない。何かがなければ成立しない曖昧なもんよ」

リツコ「そんな曖昧なものを翳して自らを正当化するなんてアホらしい」

軍人2「…根っこが腐ってますねアンタ」

リツコ「別にいいわよ。私は正義なんていう言い訳はしないで、正しいと思う方向に行くだけだから」

リツコ「間違ってたら間違ってたなりに…まあどうにかするわ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:50:04.27 ID:L93Rz.AO<>軍人1「そうか…正義は幻想だと」

軍人2「では存在しえない幻想に殺されるのが貴様の運命とは皮肉なものだな」

リツコ「!」

バッ

ぐぐっ…

軍人3「………」ニヤッ

リツコ(……私の気をそらせてこっそり部下を…)

リツコ(確かに頭は無防備だし接近戦ならMAGIを傷つけずに私を殺せる…か)

リツコ(起動させようにも…いつの間にかリモコンも……)

リツコ(……やっぱり戦闘訓練くらい、受けとくべきだったわね)

軍人3「……」

リツコ「!」

軍人3「……」ニヤリ




バアアアァァン!

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:50:36.78 ID:L93Rz.AO<>リツコ「 」


バタッ…

ポタポタ…

軍人3「完了、致しました」

軍人1「了解。それではBブロックに向かうぞ!」

軍人3「はっ!その前に一応先程の発砲でMAGIに異常が起きていないか…」

軍人1「そうだな…よし。一通り調査が終わったらお前も向かえ」

軍人3「了解。」

タッタッタッ…

軍人3「……」



軍人3「お疲れ様」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:51:56.30 ID:L93Rz.AO<>リツコ「……んはぁ!」

リツコ「ちょっと!心臓が止まるかと思ったじゃないのよ!」

軍人3「とりあえずダイナマイト、取らないとなぁ」

軍人3「間違ってリモコン、押しちゃったら大変だし」

リツコ「ちょ、ちょっと押さないでよ!」

軍人3「分かってるって…レディが目の前で吹っ飛ぶ姿なんぞ見たくないからなぁ」

リツコ「……死んだかと思ったわよ」

軍人3「碇司令のはからいでな。生きてたよ。」




リツコ「……おかえりなさいリョウちゃん」



加持「ただいま」ニカッ



加持「しっかし…度胸あるなぁリッちゃんも」

リツコ「女は度胸よ」

加持「……愛嬌じゃないのかい」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:54:42.06 ID:L93Rz.AO<>――――
ナオコ「……と言うよりちょっと馬鹿なんですけどね」

冬月「…悪い人間ではないという証拠だよ」

ナオコ「とにかく、話を戻しますけど」
ナオコ「リツコは…多分、他人に好意を持つことが出来たんです。やっと」

ナオコ「答えろとは言わないわ…でも、可哀相だなんて言わないであげて下さい」

冬月「……まあそれはリツコくんの進歩ではあろうが」
冬月「ただ、恋愛に置いては不憫と言わざる負えないだろう。」

ナオコ「……それは」

冬月「君もそれを薄々感じていたのではないか?」

ナオコ「………」

冬月「私に近づいてくる女性は金目当てがほとんどだからな。純粋な好意は嬉しい」
冬月「が、実際男女の問題となるとそう単純にはいかんだろう」

ナオコ「……冬月先生はリツコのことは」
冬月「君に答える必要が果たしてあるのかね」

ナオコ「………」

冬月「彼女は彼女で思うところもあるだろう」
冬月「……彼女の心の整理も出来ないのに結論を出し、ましてや部外者に伝える必要性を私は感じない」
冬月「確かにユイ君に対しての恋愛感情はもうない。だからと言って…」

ナオコ「………」

冬月「すまない。正直私自身も動揺している。」

ナオコ「いえ…私こそ筋違いの行動と言動をしてしまいましたわ…」

冬月「………」
ナオコ「……」
ゲンドウ「……あの」
ナオコ「……」
冬月「………」

『ゲンドウはにげられない!』<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:55:08.12 ID:L93Rz.AO<>【喫煙所】

リツコ「……」スパー

リツコ「……銘柄、間違えちゃったわ」

リツコ「……」スパー

リツコ「……」ぷはぁ

リツコ「……くっそまずい一服だこと」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:55:46.01 ID:L93Rz.AO<>【更衣室】

アスカ「……」

アスカ「……あれ」

シンジ「おきた?」

アスカ「……なにこれ」

綾波「赤木博士に濃度?か何かを急激に上げられて、気絶してたのよ」

アスカ「……あいつ!」ガバッ

シンジ「ちょっとアスカ!」

ミサト「……」

アスカ「何よミサト。退きなさいよ。」

ミサト「……」

アスカ「邪魔する気!」

ミサト「反省する時間くらいあげましょ」

アスカ「反省?アイツがする訳…」

ミサト「分かんないわよ。結局リツコが考えてることなんてね」

アスカ「………」

ミサト「とりま、リツコ抜きでも行けそうなシーンはいっときましょ」

ミサト(……依存、か)

ミサト「ま、喧嘩を売られたとは言えアスカもアスカよ」

アスカ「なんで…!」

ミサト「踏んじゃいけない地雷があるって分かってたじゃない」

アスカ「………」

アスカ「……そうだけど」

ミサト「ま、今回はリツコが悪いとは思うけれども…アスカ?」

アスカ「……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:56:56.57 ID:L93Rz.AO<>ミサト「じゃ、一旦マンションに戻って撮影…しますか」

ミサト「マヤちゃん。お手伝い頼める?」

マヤ「は…はい!」


【ミサトのマンション】

ミサト「……」

アスカ「………」

 綾波「…………」

シンジ「……………」


ぷぅ〜ん…

青葉「……廊下に来た時点でもう匂いが立ちこめてるってどう言うことなんですか」

アスカ「もうさ、いい予感が全くしないのよね…ミサト」


ミサト「…てへっ☆」

アスカ「てへっ☆じゃないわよぉ!どうすんのよこのバカ!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:57:28.09 ID:L93Rz.AO<>ミサト「いやあさ、あれからマンションに帰ってなくって…」

綾波「……つまり」

シンジ「世界三大悪臭を放つ食べ物が」

ミサト「…この暑さだしね発酵しちゃってるかも」

アスカ「は、発酵……」



【ミサトの部屋】

ぷぅ〜ん

かもすぞーかもすぞー

アスカ「℃¥$¢£%#!」

綾波「……なるほどね、発酵したことでさらに匂いが強まっているのね。」

シンジ「あ、あやなみ良くへいきでいられるね…」

綾波「へいきじゃないわ……」ゲロゲロゲロゲロゲロゲロッ

アスカ「ちょ!平気な顔してゲロ吐かないでよぉぉぉぉぉぉぉ!?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:58:02.84 ID:L93Rz.AO<>アスカ「……とんだ災難だわ全くぅ」

ミサト「ちょ、丁度いいじゃないのよ。お通夜みたいなシーンなんだし、さあ?」

アスカ「…こんな匂いの中でご飯食べてたらそりゃギスギスするでしょうね」

マヤ「本当は全部撤去したいんですが何分時間が…」

青葉「吐瀉物の処理だけでいっぱいいっぱいです」

シンジ「僕は大丈夫ですよ。口で息をすれば…どうにかなりそうな気もしないことも…なくもない…ですから」

ミサト「とりあえず匂いを最小限に抑えるためファブリーズを散布…消臭剤をA1からC25まで設置。」

ミサト「レイはトイレにて待機。」

綾波「……はい」

ミサト「演者は口呼吸を徹底するように。作戦は以上!」

アスカ「つまり、何とかして見せろ、って事?」

ミサト「すまないけど、ほかに方法がないの。この作戦は。」
アスカ「作戦と言えるの!?これが!」

ミサト「ほんと、言えないわね。…でも辞退なんかしたら世界一臭い缶詰めに顔、ぶち込むから」

アスカ「…セリフ、ちがくない?」


綾波「……なんだかんだであの二人、楽しそうよね」

シンジ「……うん。かなり。」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:58:35.70 ID:L93Rz.AO<>マヤ「ファブリーズ3本分の散布、終了しました」

青葉「こちらも消臭剤の設置完了」

ぷぅ〜ん

日向「しかし匂いはやはり納まりませんね…」

シンジ「焼石に水…か」

ミサト「ま、ないよりかはマシでしょ」

アスカ「服に匂いついちゃってるぅ…最悪ぅぅ!!」

ミサト「さっさと終わらせてシャワーでも浴びましょう」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 20:59:42.63 ID:L93Rz.AO<>【一方学校では】

生徒「キャー可愛いっ!!!!!」

ちびアスカ「ありがと〜☆」ぷりっ

ちびレイ「ございます」ぺこり

生徒「かーわーいーいー!!!」

ヒカリ「本当かわいい!」

トウジ「これは…かわいいな…」ごくり

加持「たいしたもんだなあの二人は」

ちびシンジ「何がああさせるんでしょうね」

加持「そりゃ可愛さだろう」

ちびシンジ「かわいさ…ですか」

加持「君は行ってこなくていいのかい?」
ちびシンジ「い、いいですよぉ!」ふりふり

ちびシンジ「それよりぼくはサツキさんとおしゃべりしたいなぁ」にこっ

サツキ「やだちびシンジくんかわいい〜☆」ぎゅうぅぅぅ

ちびシンジ(……計画通り)ニヤッ

諜報部員「彼ら、将来うちに欲しいくらいですね」

加持「……だな」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:00:25.32 ID:L93Rz.AO<>ちびアスカ「ちびレイ、ちびレイ」ぼそっ

ちびレイ「なに?」

ちびアスカ「……ここでも天下とるわよ」

ちびレイ「天下?」

ちびアスカ「そうよ。ちび達かわいい!→エヴァみようぜ!→しちょうりつアップ、うりあげアップ→しれーとわたしがラブラブ!」

ちびアスカ「ぱーぺきなケーカクよ!」

ちびレイ「……さいごがなっとくいかないけど」

ちびレイ「いいわ。版権料でうはうはしたいし」

ちびアスカ「んじゃ、やるわよ」

ちびレイ「いいなの」

ちびアスカ「みなさぁ〜ん☆」にこっ

学生一同「かぁーわぁーいーい!!」

ちびレイ「わたしたちのおうた、きいてもらえますか?」

学生「いやぁ!聞きたい聞きたい!」

ちびアスカ「でもたくさんのひとにきいてもらいたいなぁ…」

学生「オッケー!出来るだけ人、集めてくるわ!」

加持「ちょ、ちょっとちびアスカ!時間が…」

学生「おっさん[ピーーー]」

学生「ちょっと顔がいいからって調子にのんなカス」

加持「えっ…」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:01:26.93 ID:L93Rz.AO<>生徒「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」
ちびレイ「聞いて下さいなの!乙女の祈り!!」
生徒「ひゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

♪ちゃーちゃーらっちゃちゃっちゃっーうううういぇい!ちゃーちゃーらっちゃちゃっー

ちびアスカ・レイ「こいにこいすーるおんなのこにーは」
生徒一同「まぶしっ、すぎるのマイダぁーリン!」
ちびレイ「きらきらるーじゅ」ぱちっ
ちびアスカ「あこがれどりーむ」にこっ
生徒一同「ピンクのピーチ!」

ちびアスカ・レイ・生徒一同「とどいてっほしーのおとめのいのりー!!」


加持「才能って恐ろしいな」

諜報部員「…とんでもないですね」


ちびアスカ・レイ「ぜんぶ、あげちゃうきれいなわたしーっ」ういんくっ☆

生徒「いやっっっっっっっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!1」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:04:13.14 ID:L93Rz.AO<>【体育館】

ちびアスカ「わぁ!わたしたちのためにわざわざステージをかしてくれてありがとう!」
ちびレイ「ありがとうなの」

教師「もうぜんぜんかまわないよ〜」ぽんぽん
生徒「ちびちゃん達に触るな!エロ教師!!」
教師「え、エロ教師とはなんだ貴様ら!」

サツキ「…まるでアイドルね」
諜報部員「すごい…並みの子供にはできない芸当だなぁ」
ちびシンジ「まあぼくら、第2東映のオーディションにかちぬいたスーパー小役ですから」

ちびアスカ「みんなー今日はありがとうございますっ☆」
生徒「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」
ちびレイ「聞いて下さいなの!乙女の祈り!!」
生徒「ひゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

♪ちゃーちゃーらっちゃちゃっちゃっーうううういぇい!ちゃーちゃーらっちゃちゃっー

ちびアスカ・レイ「こいにこいすーるおんなのこにーは」
生徒一同「まぶしっ、すぎるのマイダぁーリン!」
ちびレイ「きらきらるーじゅ」ぱちっ
ちびアスカ「あこがれどりーむ」にこっ
生徒一同「ピンクのピーチ!」
ちびアスカ・レイ・生徒一同「とどいてっほしーのおとめのいのりー!!」



加持「才能って恐ろしいな」

諜報部員「…とんでもないですね」


ちびアスカ・レイ「ぜんぶ、あげちゃうきれいなわたしーっ」ういんくっ☆

生徒「いやっっっっっっっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!1」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:04:50.21 ID:L93Rz.AO<>>>172はミス。すいません<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:05:36.58 ID:L93Rz.AO<>【再びミサトのマンション】

マヤ「スタート!」

一同「………」

ミサト「久しぶりに3人揃ったってのに、ギスギスしてるわねぇ…」

プルルルル…

アスカ「ごちそうさま。

ミサト「アスカ!」

アスカ「嫌よ、どうせ加持さんからミサト宛てのTELでしょ?ミサトが出なさいよ。」

ミサト「…それはないわ。」

シンジ「……」スッ

アスカ「あら、無敵のシンジ様にそのような雑務を。申し訳ないですわねぇ〜。」

シンジ「はい、もしもし?」

アスカ「何よ、すまし面しちゃってさ…」

シンジ「ドイツから国際電話。アスカに。お母さんから。」

アスカ「あたしに?ママから?…貸しなさいよ!」タッ

アスカ「Mama wieder!」

アスカ「Ich tat? Mir geht es gut.」

アスカ「Das ist die schlechteste Mitbewohner!」

シンジ(こうして聞くとアスカが別の国の人みたいだなぁ)

綾波(そうね。なにいってるか全然分からないもの)

ミサト(でも相変わらず発音は…んふっ)

マヤ(だめですよ葛城さん!今笑ってしまったら匂いが肺にまで…)

アスカ「Aha!Es ist nicht Gulliver. Abe Hiroshi ist!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:06:20.35 ID:L93Rz.AO<>ミサト「……」ふるふる

ミサト(……だめ!もうだめ!)

マヤ(耐えて…耐えて下さい葛城さん!)

アスカ「アッハゾー☆」


ミサト「………」

ミサト「むwwwwwwwwwwりwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ふるふる

ミサト「やっだwwwwwwwwwwんひっwwww臭いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwげwwwwほっwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwひぃー!」ふるふる

綾波「おぇっwwwwwwwwwwwwwwはwwwwwwwwwwwwwwきwwwwwwwwwwwwwwそwwwwwwwwwwwwwwうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ふるふる

綾波「おおェェェェェェェェwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ゲロゲロゲロッ

マヤ「レイをwwwwwwwwwwwwwwヒィーwwwwwwwwwwwwwwトイレにwwwwwwwwwwwwwwヒィーwwwwwwwwwwwwww待機させてwwwwwwwwwwwwwwww正解でしたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwひぃ!」

青葉「呼吸wwwwwwwwwwwwwwヒィーwwwwwwwwwwwwwwできなwwwwwwwwwwwwwwヒィーwwwwwwwwwwwwww」ハァハァ

日向「ヒィーwwwwwwwwwwwwwwあべwwwwwwwwひろしwwwwwwってwwwwwwwwヒィーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

アスカ「……」

シンジ「みんな…そんなに笑ったら危ないですって…」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:06:52.76 ID:L93Rz.AO<>ミサト「だってwwwwwwwwwwwwwwアスカのドイツ語wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwおえっwwwwwwwwwwwwwwぐるじwwwwwwwwwwwwwwくさっwwwwwwwwwwww」


アスカ『アッハゾー☆』

シンジ「………」

アスカ『アッハゾー☆』

シンジ「………」ふるふる

アスカ『アッハゾー☆』

シンジ「………ドュフ!」

シンジ「ごwwwwwwwwwwwwwwめwwwwwwwwwwwwwwんwwwwwwwwwwwwwwアスカwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwヒィーwwwwwwwwwwwwくwwwwwwwwwwwwさwwwwwwwwwwwwいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

アスカ「……Jeder stirbt!(みんな死んじゃえ!)」

ミサト「ごめんアスカwwwwwwwwwwwwwwwwお願いだからwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwドイツ語wwwwwwwwやめてwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

アスカ「……」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:07:40.55 ID:L93Rz.AO<>【ネルフ・エレベーター前】

ミサト「……散々な目にあったわ」

アスカ「こっちのセリフよ」

マヤ「吐き気止め飲んでも…吐き気がするって…どう言うことなんでしょうかね」

綾波「んぷっ…」

シンジ「大丈夫?」

綾波「……どうにか」

ミサト「……リツコは」

マヤ「さっきから連絡を取ってるんですが…」

ミサト「……そう。まあいいわ」

ミサト「とりあえずこのシーンだけども」

アスカ「30秒以上もエレベーターの中で黙ってる…って尺伸ばしもいいところじゃないのよ」

綾波「…なりふり構わないのね」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:09:06.45 ID:L93Rz.AO<>チーン


アスカ「!」



ゴォォォォォォォォ…


アスカ「………」

綾波「……」

綾波(……意外とキツいものね。)

綾波(そうだわ。意識してるとキツいからなんか他のこと考えてましょう)

綾波「………」

もわんもわん


アスカ『グーテンモーゲン!』

アスカ『アッハゾー☆』

アスカ『エーストゥ…』


もわんもわん


綾波「………」

綾波「……どゅふwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

アスカ「………」

マヤ「カットwwwwwwwwwwwwwwww」

《アスカのすごい聞き取れるドイツ語を特務機関ネルフは全力で応援しています!》<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:10:04.47 ID:L93Rz.AO<>アスカ「あーあ、シンジだけじゃなく、機械人形みたいなアンタにまで同情されるとは、この私もヤキがまわったわねぇ」

綾波「私は人形じゃない。」

アスカ「うるさい!人に言われたまま動くくせに!あんた碇司令が[ピーーー]といったら死ぬんでしょ!?」

綾波「そうよ。」

アスカ「!」キッ

ミサト(そこでビンタ!)

アスカ「……」バッ

綾波「……」ガシッ

アスカ「………!?」

綾波「……」バチン!

アスカ「???」ヒリヒリ

綾波「……あっ」

マヤ「カットカット!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:11:07.07 ID:L93Rz.AO<>ミサト「ちょっとレイ!ダメじゃないのよ」

綾波「……ごめんなさいいつもの癖で」

アスカ「……」

綾波「ごめんなさい…」

アスカ「ちょっと、休憩してくるわ」

ミサト「あ…アスカ…」

アスカ「すぐもどる……」タッ

ミサト「………」

マヤ「いっちゃい…ました」

加持「おやおや修羅場かい?」

ミサト「リョウジ。」

加持「こっちの撮影は順調に終わったよ。」

ミサト「ちびは?」

加持「『セクシーな喪服姿を司令に見てもらうの!』って…司令を探しに行ったさ」

ミサト「……そう」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:11:50.18 ID:L93Rz.AO<>【廊下】

アスカ(……カリカリしちゃってバカみたい)

アスカ(……子供ね)

アスカ「……」てくてく

アスカ「……」てくてく

リツコ「……」

アスカ「……あっ」

リツコ「……」

アスカ「……」

リツコ「付き合わない?」

アスカ「………」

アスカ「……リツコの奢りなら」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:12:27.00 ID:L93Rz.AO<>【自販機前】

アスカ「……」

リツコ「……」

アスカ「缶コーヒーなんてケチ臭いのね」

リツコ「じゃあ飲まなくていいわよ」

アスカ「……ケチババア」

リツコ「ババアは余計よ」

アスカ「……ねえ」

リツコ「何よ」

アスカ「……あたしに言うことあるでしょうが。さっさと言いなさいよ」

リツコ「そっちこそ言いなさいよ」

アスカ「…喧嘩売る気?」

リツコ「……そっちこそ」

アスカ「……臆病者」

リツコ「そっちこそ臆病者ね」

アスカ「……アンタよりかはましよ。」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:16:04.98 ID:L93Rz.AO<>リツコ「……そうかも知れないわね」

アスカ「……怖いんでしょ」

リツコ「なにが」

アスカ「誰かと比べられるのが」

リツコ「……そうね」

アスカ「……バッカじゃないの」

リツコ「かもね」

アスカ「……同じね」

リツコ「…似て非なるものよ。一見似てるけどベクトルが全く逆ものだわ」

アスカ「……リツコ、アンタってさ」

アスカ「表面的よね。会話が。」

リツコ「そうね。」

アスカ「素直じゃない」

リツコ「素直よ。自らの欲望には」

アスカ「嘘つき」

リツコ「嘘つき…ね」

アスカ「……」

リツコ「……」

リツコ「……ふふっ」

アスカ「……ふっ」

リツコ「あ、120円頂戴」



こっそり
マヤ「……何ですかねアレ」
ミサト「仲直りしたってとこじゃない?」
青葉「あれで…ですか」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:18:03.87 ID:L93Rz.AO<>マヤ「……よくわかんないな」

青葉「俺達もだよ」

マヤ「なんか…みんなサードインパクト騒動を乗り越えてるからかな」

マヤ「妙に疎外感、感じちゃいます」しょんぼり

青葉「疎外感って程のものじゃないよ」

マヤ「でも…うらやましいです」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:19:08.16 ID:L93Rz.AO<>【ネルフ・体育館】

リツコ「と、言うわけでここから先は脚本かいてませーん」

リツコ「ま、大部分は決まってるから戦闘シーンを撮って、台詞多めの発令所のシーンは後回しってことで…」

リツコ「という訳でマヤー」

マヤ「はい。今回の使徒はアラエルということだったんですけど」

アスカ「あの、くっそ派手な鳳凰みたいな使徒でしょ?」

綾波「ピッカピカのはっではでだったわよね」

マヤ「ただ、予算がないんで」

マヤ「……光にしました」

アスカ「……どう言うことよ」

マヤ「エヴァ用の透明な発光塗料をセットに使徒の形に塗って光を貯めます」

マヤ「で、ちょっと暗くすると…」

ピカー

綾波「……光ってる」

マヤ「でしょ?」

アスカ「…ごまかしきれてないわよ」

綾波「手抜き感がひしひしと伝わってきます」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:20:06.28 ID:L93Rz.AO<>リツコ「使徒の形状なんて普通の人間は知らないんだからいいのよ。」

アスカ「だからってこれは…」

リツコ「人は顔じゃない。性格なのよ!」

ミサト「……あんたが言うか」

リツコ「とりあえずインパクトで勝負。使徒の形状でおまんま食べてる訳じゃないんだからぁ」

アスカ「…そうかもしれないけど」

◇<ラー!

綾波「ラミエルさんは特別」

アスカ「で。具体的には」

リツコ「女の子なのに早漏は良くなくってよぉ」

リツコ「着替えが終わってからでいいじゃない」


弐号機(加持)「よう。待たせたな」

零号機(シンジ)「……お待たせしました」

リツコ「お帰りなさい」

綾波「着ぐるみ…すごく久しぶりな感じがする」

マヤ「そうね。丸々二話、使わなかったものね」

リツコ「私ちょっと考えたのよ」

ミサト「……何を」

リツコ「ヒーローショーでガッポリってのはどうよ」

ミサト「……自分よりも背が高いコナンくらいガッカリよ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:20:46.54 ID:L93Rz.AO<>リツコ「さて。今回の使徒は精神攻撃タイプ。」

アスカ「あの時は光が触手みたいになって…とりあえず、すごかったわよね」

ミサト「どうすんの?CG使うお金なんてあるの?」

リツコ「ないから。…マヤ」

マヤ「はい」

バンッ

リツコ「よし。」

一同「………」

アスカ「……なにこれ」

リツコ「ライトを最強にして弐号機に当ててる」

ミサト「手抜きもいいところじゃないのォォォォォォォォォォ!?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:21:24.19 ID:L93Rz.AO<>リツコ「だってぇ…来週と再来週は結構お金使っちゃいそうだし、絞れるところは…」

ミサト「だったら電車、売ってきなさいよ!あれこそ必要ないでしょうが!」

リツコ「必要あるのよ!まだ2、3回は使うつもりだしぃ。」

ミサト「逆にそれしか使わないのに何億単位の買い物しちゃってるのよぉ!」

リツコ「勿体ないオバケがギャアギャアうるさいので撮影はじめます」

ミサト「だ…だれが勿体ないオバケよ!」

リツコ「んじゃ雨、降らせて」

ザアアアアア…

零号機(シンジ)「水、吸わないんですか」

リツコ「何のための防水加工よ。じゃ、アスカ、リョウちゃんが芝居やりやすいように仮アテお願いね」

アスカ「りょーかい」

ミサト「この短時間で台詞をこんだけかけるって…やっぱ才能かしらね」

ナオコ「才能かもね」

ミサト「なっ、ナオコおばさん」

ナオコ「……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:22:02.65 ID:L93Rz.AO<>リツコ「じゃあリョウちゃん、こう…苦悩してる感じでお願い」

マヤ「スタート!」

ザアアアアア…

弐号機(加持)「……」

アスカ「イヤぁあああああ!」

アスカ「私の、私の中に入ってこないで!」

アスカ「痛い!」

弐号機(加持)「………」グググ

アスカ「ひっ!イタイ!痛い!」

アスカ「いやぁ!イヤ!嫌!」

リツコ「……カット」

弐号機(加持)「なんかまずかった?」

リツコ「まずくはないけど…こう、苦悩してる感が足りないのよね」

リツコ「心を抉られる感じ?」

弐号機(加持)「心を抉られる感じ…か」

リツコ「難しい。難しいでしょうねぇ」

弐号機(加持)「ま…まあな」

リツコ「よし。んじゃイメージを掴みましょう」

弐号機(加持)「……イメージ?」

リツコ「マヤ」

マヤ「はーいはーい」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:22:32.40 ID:L93Rz.AO<>♪ハーレルヤハーレルヤハレルヤハレルヤハレールヤー

マヤ「それじゃあ読み上げます」

弐号機(加持)「えっ」

マヤ「ヒトミちゃんへ」

弐号機(加持)「えっえっ…」

ミサト「……」ギロッ

マヤ「君の(自主規制)を(自主規制)で(自主規制)したいな(はぁと)」

弐号機(加持)「あ゛…え゛…」

ミサト「……」

マヤ「君のことを考えるだけで(自主規制)が(自主規制)で(自主規制)♪」

マヤ「(自主規制)(自主規制)なんて(自主規制)君は(自主規制)は(自主規制)のようで(自主規制)だね(はぁと)」

ミサト「………」

弐号機(加持)「うわぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:23:09.38 ID:L93Rz.AO<>マヤ「続いてのメールです。」

弐号機(加持)「やめてくれ…それ以上は…!」

弐号機(加持)「やめてくれ…やめてくれ…」

綾波「……うわぁ」

シンジ「加持さん…」

アスカ「……」

弐号機(加持)「みんなそんな目で俺をみないでくれ…」

マヤ「愛しのヒトミたんへ(^з^)-☆Chu!!」

ミサト「……」

弐号機(加持)「あ……あ……」

リツコ「すごい!素晴らしい演技よリョウちゃん!」



青葉「鬼畜だな」

日向「……相変わらずぶっ飛んでるよなぁ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:23:44.44 ID:L93Rz.AO<>マヤ「カットーお疲れ様です」

加持「 」

ミサト「あとで、ね?加持くん^^」

加持「 」

リツコ「まあここまではいいとして」

リツコ「……問題は」

マヤ「どうやって使徒を倒すかですよね」

アスカ「インパクト・ボルトでいいじゃんインパクト・ボルトで」

マヤ「それも考えたのよ。だけど物理的に再現するのは不可能で」

シンジ「CGも使えないん…でしたよね」

青葉「ポジトロンライフル20Xは?」


MAGI『計算では無理です。大気圏外のA.T.フィールドを破れる出力はないのです…』
日向「となるとバズーカやライフル類は可能性から外れますね」

アスカ「じゃあマステマは?」

リツコ「マステマなら行けるかもしれないけど、チートよ。その後の使徒戦で『じゃあマステマ使えばいいじゃん』ってことになりかねない。」

マヤ「その点においてはインパクト・ボルトにも同様の事が言えそうですね」

綾波「……じゃあ新しい武器を作るしか」

リツコ「いや、方法は一つある」

綾波「?」

リツコ「と、言うわけでレイ。零号機の搭乗よろしくね」

綾波「??」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:26:08.86 ID:L93Rz.AO<>ミサト「ちょ、ちょっとエヴァなんて動かしてどうするつもりよ!」
リツコ「CGが使えないんだもの。」
ミサト「だから、それがエヴァを動かすのとどう…」

ミサト「まさか」
リツコ「……そのまさか」

ミサト「ちょっと!司令に許可取ったの?」
リツコ「だってさっきからいないし」
ミサト「……じゃあ探しなさいよ」

リツコ「大丈夫よ。お荷物なんだし、悪用されないように各支部が保管してるだけでしょぉ?」
リツコ「ちょうどダミープラグも来て場所がぎゅうぎゅうだったんだし?いい機会よ」
リツコ「CGなしで迫力あるシーンも取れてみんな幸せ!ハッピーエンド」

アスカ「……なに?どう言うこと」
ミサト「……使おうとしてんのよ」

アスカ「何を」

ミサト「ロンギヌスの槍をよ。」

アスカ「そうなんだ」
アスカ「……」
アスカ「えええ!?」

シンジ「あの…どんな使徒でも一瞬で倒せる切り札をですか?」

リツコ「大丈夫だって。使徒は大人しいアダムとリリスだけだし、封印もされてるし?宇宙に飛ばしちゃえば誰も回収出来ないし悪用も絶対されない。」

アスカ「だからってアンタ、許可もなしに…」

マヤ「レイ、搭乗完了」

青葉「発進準備完了しました」

綾波「……零号機、行きます」

リツコ「OK。槍はもうスタンバイしてあるからいつでも投げちゃってどうぞ」

綾波「了解」

ミサト「ちょ、ちょっとリツコ!!」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:27:01.64 ID:L93Rz.AO<>ブー!ブー!ブー!ブー!

【喫茶店】

ナオコ「……何事?」

冬月「何が起きた!」

諜報部員「事実確認中です」

ゲンドウ「MAGIにアクセス!」

諜報部員「していますが…プロテクトがかけられていて」

ゲンドウ「……プロテクトだと」

ナオコ「プロテクト…時間稼ぎのつもりかしらあの子」

冬月「時間稼ぎ?何のために」

一同「……」
一同「まさか」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:27:29.99 ID:L93Rz.AO<>リツコ「やっぱモノホンはいいわね。光沢感が違うわ!」

ミサト「ちょっとリツコ!発進させるだけでもお金、掛かるってこと忘れないでよ!」

ミサト「その上傷つけさえしたら…」

リツコ「レイー」

綾波「こちらは準備完了です」

リツコ「力を入れなくても飛ぶから。力まなくていいわよー」

綾波「はい。」

リツコ「MAGI、どの辺まで飛びそう」

MAGI『レイさんの筋力、零号機のスペックを考えればギリギリ月の軌道に乗るかと』

リツコ「んじゃ、衛星の方のカメラもセット。」

MAGI『了解』


アスカ「……気軽に言っちゃってくれてるけどさぁ、すんごいスケールの大きい話なのよねこれ」

シンジ「……身近に感じちゃう自分がやんなっちゃうよね」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:28:55.93 ID:L93Rz.AO<>ナオコ「リッちゃん!エヴァなんか発進させて何やってるのよぉ!」

リツコ「…ちっ、感づかれたか」

冬月「まさか、ロンギヌスの槍を…」

リツコ「ええ。そのつもりですわ。」

冬月「しかし!」

リツコ「問題はない筈ですわ」

冬月「問題があるとかないとか言う話じゃない!」

冬月「これは歴史的に貴重な遺物であってだな!」

リツコ「遺物云々より『…副司令にとって大事な品』なんでしょう?」

冬月「……ああ。我々が20年、積み上げてきたものの…証の一つだからな」

リツコ「……そうですか」

リツコ「おっし、ゴーサインだしちゃってー」

マヤ「りょ、了解」

冬月「ちょ、ちょっと待てぇぇぇぇぇ!?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:30:15.17 ID:L93Rz.AO<>零号機「………」グググ


ビュン!


ブワッ


リツコ「……MAGI」

MAGI『第一宇宙速度を突破、現在、月軌道に移行しています。』

リツコ「撮れてる?」

MAGI『ばっちりです』

アスカ「たまやー」

シンジ「花火じゃないんだからアスカ」

ナオコ「本当にやらかしちゃったわ…あの子……」


冬月「嗚呼………」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:33:24.25 ID:L93Rz.AO<>ゲンドウ「……遅かったか」

ゲンドウ「………」パチン

リツコ「……」ゾクッ

諜報部員「……」

リツコ「あ……え?」

諜報部員「失礼いたします」

リツコ「えっ……」

リツコ「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

ガスッ

ゲンドウ「……例の部屋に突っ込んでおけ」

諜報部員「はっ」

ゲンドウ「後担がなくていい。引き摺っていけ。」

諜報部員「はっ」


リツコ「 」

ズルズルズルズルズルズル…


ミサト「しーらないっと……」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:34:26.72 ID:L93Rz.AO<>【司令室】

ゲンドウ「……」

ユイ「……」

キョウコ「……」

ヒデアキ「……」

冬月「……」

ナオコ「……」

リツコ「あの…」

一同「……」

リツコ「ま、まずかった?」

ナオコ「……かなり」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:36:29.58 ID:L93Rz.AO<>リツコ「だ、だって…宇宙に飛ばしても…」

ナオコ「問題はないわよ」

ゲンドウ「問題はないが、誰もやらなかった。何故だかわかるか?」

リツコ「……度胸がなかった」

ゲンドウ「……確かに君ほど度胸のある人間はネルフにはいないだろうな」

ユイ「『所有するものに世界を制する力を与える』…ある意味ロンギヌスの槍の価値は使徒を倒す事が出来る以上にそこにあるのよ」

キョウコ「だからこそなるべくロンギヌスの槍を使わないよう使わないようにしてきたのよ〜」

リツコ「でも……撮影で」

ナオコ「だからってリツコ…」

ナオコ「確かに宇宙に飛ばせば悪用されないでしょう。でもそのリスクを背負ってまで地上に置いておく理由があったの」

ゲンドウ「君も分かっていたはずだろう」

リツコ「司令達の証…心の寄りどころですか」

ナオコ「全ては槍を見つけたところから始まった。始まりなのよ。私達の。」

冬月「最後に忠告もした。なのに君は何故…」

リツコ「……」

ゲンドウ「もういい。後の処理は我々が何とかする。下がりたまえ。」

リツコ「……はい」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:37:53.24 ID:L93Rz.AO<>プシュッ

リツコ「……」

ミサト「……おこられた?」

リツコ「待ってたの?」

ミサト「今の住居はこっちだし」

リツコ「……みんなは」

ミサト「今日はもう帰したわ」

リツコ「そう」

リツコ「まあ撮影は朝やればどうにかなるだろうしね」

リツコ「……」

ミサト「飲み、いこうか」

リツコ「あら。珍しい」

ミサト「……ワリカンだけど」

リツコ「ケチンボ」

ミサト「色々大変なのよ。こっちも」

リツコ「加持くんか。今日は?」

ミサト「さーてね。多分副司令とでもこれから飲むんじゃない?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:41:32.35 ID:L93Rz.AO<>ミサト「別に恨んじゃいないわよ。あいつが原因だし、昔っからだしね」

ミサト「……調子狂うわね」

リツコ「そう?」

ミサト「やけに大人しいわ。」

リツコ「いつも通りよ」

ミサト「……行こっか」

リツコ「…うん」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:46:19.79 ID:L93Rz.AO<>【居酒屋】

ミサト「私、生大!」

リツコ「私、泡盛」

ミサト「んぐっ…んぐっんぐっ」

ミサト「ぷっはぁぁぁぁぁぁぁ!!」

リツコ「相変わらずの飲み方ね」

ミサト「……ふん。」

リツコ「……」

ミサト「……」

ミサト「店員さん。ナンコツと串カツとエビマヨと豚アスパラ串」

リツコ「あ、あとエイヒレと手羽先と塩辛も」

店員「かしこまりましたー」

リツコ「………」ゴクッゴクッゴクッゴクッ

リツコ「……げふっ」

リツコ「酔っ払ったわ///」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:47:01.64 ID:L93Rz.AO<>ミサト「……」

リツコ「……」

ミサト「……やっぱ最近変よ」

リツコ「……どーう変なのよぉ」

ミサト「……はっちゃけ感が足りないっていうか」

リツコ「そぉー?案外無茶しってるわよー」

ミサト「……前ならそんなこといわなかった」

リツコ「酔っ払ってる〜からじゃない〜」
ミサト「顔…真っ赤よ。」

リツコ「いいのよいいのよ今日は飲むのよ」んぐっんぐっ

リツコ「……げふっ」

リツコ「ちきしょー。槍の一本やニ本いいじゃないのよ」

リツコ「経費削減、いい映像もとれてなおかつスペースも開く!」

リツコ「大切なもんだったらちゃんと保管しとけってーの。」

リツコ「あの槍に最早意味なんてないでしょーにぃ」

リツコ「……なんなのよもぉ!任せっぱなしにしてるくせに」

ミサト「好き勝手やらせてもらってるほうよ?」

リツコ「なんなのよもぉ…なんで敵、敵、敵だらけなのよ」

リツコ「……いやねー、私もぉ」

ミサト「何が」

リツコ「アスカのことよぉ」

ミサト「……まぁねー」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:47:47.11 ID:L93Rz.AO<>ミサト「……」

リツコ「……」

ミサト「何かあったの?」

リツコ「……」んぐっんぐっ

ミサト「別に恥ずかしいことじゃないのよ。別に」

リツコ「少し前の私は楽しかったんだと思うの〜」

リツコ「認めたくないなりにぃ。楽しかった。いわゆるツンデレ?違うかぁーwwwwwwww」

ミサト「……」

リツコ「ゆいさんと、けっちゃくがついたぁ〜ってきいてぇ」

リツコ「しょーじきホッとした」

リツコ「自己分析すればするほどやんなっちゃう」

リツコ「にゃーんでこうなっちゃったのかわかんないわwwwwwwww」

ミサト「理由なんてないわ。そう言うこともまたあるのよ」

リツコ「それが嫌なのよ」

リツコ「ほーんと、嫌」

リツコ「だから女の部分なんていらないし邪魔くさいの」

ミサト「人に生まれた以上、それには抗えないわよ」

リツコ「ま、それはそうとして、つらかったけど楽しかった」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:50:22.84 ID:L93Rz.AO<>リツコ「もう、ちゅーの件とかどうでも良かったwwww」

ミサト「ん、じゃなんでそんなに…」

リツコ「見ちゃったのよ…」

リツコ「ユイさんでもない、知らない女の人と歩いてるところ」




女『冬月さん…。』

冬月『………』



リツコ『……』



ミサト「……」

リツコ「元恋人ってとこねー多分」

ミサト「……証拠はあるの?」

リツコ「手が…」

ミサト「手が?」

リツコ「絡み合ってた」

ミサト「……」

リツコ「確かにみんなのいうとーり、私はけっかんにんげんよ」
リツコ「手も繋いだことすらないけっかんにんげんよ」

リツコ「なのに相手は…色っぽく手を絡ませることができるとかぁ」
リツコ「何よこれ。」

ミサト「……」

リツコ「ま、話は聞いてたしよくわかってた」
リツコ「でもさ、実際みるとキツいんだわこれが」
リツコ「きっと向こうから見たら私は可哀相な女なのよ」
リツコ「経験豊富な60のおっさんに勘違いしちゃった可哀相な三十路売れ残り処女…」
リツコ「そんなとこよ。絶対…」ひくっ
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:53:49.52 ID:L93Rz.AO<>ミサト「…そんなもんよ。応えてくれそうでくれない。他人の心なんてわかんないんだから」

リツコ「けっきょくユイさんが忘れらんないのかしらね」

ミサト「さあ。」

リツコ「……わたしもよくわかんない」

リツコ「わたしはね、負け戦はしない主義なの」

リツコ「だから私は認めないし…」

リツコ「そのつもりだったんだけど」

ミサト「ど?」

リツコ「正直…少し槍にムカッときちゃった」

リツコ「…何でだろ」

ミサト「……さあね」

リツコ「バカね。自分の行動で自分をおいこんでるなんて」

リツコ「ドラマでも…」

リツコ「じっせいかつ…で…も…」

リツコ「………」

ミサト「寝ちゃった?」

リツコ「………」

ミサト「ったく、聞かせるだけ聞かせといて。」

ミサト「…友達なくすわよぉ」

リツコ「………」

ミサト「……」カラン

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 21:54:28.85 ID:L93Rz.AO<>【同時刻・ダイニングバー】

冬月「と言うわけだよ。知り合いの話だがな」

加持「そうですか」

冬月「君はどう思う」

加持「はあ…失礼を承知で言わせて頂きます」

冬月「かまわんよ」

加持「何となく、逃げのような気がします」

冬月「……逃げ?」

加持「『可哀相』と言う名目で彼女から逃げていると思います」

冬月「……しかし本当に不憫ではなかろうかね」

加持「それはあくまで第三者の目線でしょう。」

加持「彼女と向き合わない『口実』にしか過ぎません」

冬月「……」

加持「ま、俺も似たようなもんなんですが」

加持「『家族』という重責から逃げようとしてる」

加持「『家族を知らないから怖い』なんてのは口実にしか過ぎないんです」

冬月「『恐怖』か。」

加持「……向き合うことは恐怖に近い。そう思うんです」

冬月「きっと彼は大丈夫だと自分にいい聞かせているだろうが、結局それは失恋とニアイコールなのだと私は思うのだよ」

冬月「向き合う恐ろしさを知った彼が、再び他人と向き合うかね」

加持「…お知り合いからすれば、俺のセリフは単なるキザな奇麗事に聞こえてしまうかもしれませんが」

冬月「……どうだろうな」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:03:06.93 ID:L93Rz.AO<>加持「今日の脚本…見て思ったんですけどね」

冬月「……ああ、槍の件はともかく、なかなか興味深いと思う」

冬月「いささが子供向けとはいいにくい内容だが」

加持「精神攻撃を受けるアスカ。」

冬月「アラエルだな。今思えば嫌な使徒だな。人の心を覗き見るなど」

加持「だけど、明らかに…使徒とは別の力に蝕まれていた気がするんですよ」

冬月「……」

加持「もしかしたら、知らず知らず、長期間の内に何かに侵されることって…あるのかも知れません」

冬月「きっかけにしか過ぎない…か」

加持「ま、フィクションにそこまでツッコミを入れても仕方ないんですがね」

冬月「…『せめて、人間らしく』か」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:04:17.37 ID:L93Rz.AO<>【碇宅】

アスカ「泊まりにきたわよー」

綾波「いらっしゃい」

アスカ「あれ、シンジは?」

綾波「お風呂…ご飯、今作ってる」

アスカ「あ、じゃあ私も手伝って…」

綾波「大丈夫。アスカは座ってて」

アスカ「いいわよ。手伝うって」

綾波「いいの。アスカはお客さんだからゆっくりして?」

アスカ「そ…そう?」

綾波「ええ」

アスカ「んじゃ。遠慮なくくつろがせてもらうわ」

綾波「ごゆっくり」
アスカ「どうもどうも」

綾波「あっ、碇くん…バスタオル忘れてる…」
綾波「碇くん、バスタオル。」

シンジ「ああ、ありがとう。」

綾波「ご飯、もう出来るから」

シンジ「わかったよ綾波」

アスカ「………」

アスカ「……夫婦みたい」ボソッ

綾波「どうしたの?アスカ」

アスカ「ん?ああ、やっぱ落ち着かないから食器運びくらいするわ」
綾波「そう。…じゃ、お願い。」
アスカ「……うん」


続<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/18(土) 22:09:02.82 ID:x4cs3Sgo<>乙
続きが気になって仕方がない<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/18(土) 22:16:42.05 ID:OZCXRno0<>乙
>リツコ「わたしはね、負け戦はしない主義なの」
こりゃサンソンのセリフがもとかな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:18:38.40 ID:L93Rz.AO<>     ,---,,へ⌒>ヘ、`ー、ー‐、          
     ||:/:.:.:.:.:.'':.:.:.:.:,:`''ー-\||         
    ,,//:.:.:.:.:.:..::.:.:.:.:,:.ヾ;.:.:`ヽ|^ヽ、       
  /ィ:|/:.:.::/|:..:l:.:.:i\:.:.\i:.:\:ヽヾ,    
  //!:.::.!:.:/,/-_iー'ト.::|'ー,_リミ:.:}:.|ヽ!;.:|     
  |! .|:.:.:|/|/|,,-tlー!ヾ:!,‐tiー,,リ!ノ:|:|:.ヽ,      次回予告
   |:.:.:!:.:l:!l!    ,:    /ソil:.i:|:.:ト;!       
   |:.:.:il::.|:|i:ヽ.  ,......、 ./´|:.|!:.||:.:|| 
   /:.:.:/:.:!:.il:.ll:`:.、   ィ"リ:.|:.i:.,:.!!:.|     
  |:.:.:.:|:.:.:|:.:|:.:!/l:.l` ´ i:.:.|:.:!:.:.:i:.::';:|
  /:.:.:.:|:.:,,il:.:!:.:ii_ノ   \!:.!:.:.:.il:.:.:.ヽ
 /:.:.:./´ ̄ヽ.._ ー  ,r __,, '"´ ̄ヽ:.:|
 |:.:i.:.ト、     ``ー、r‐'       >.l
. j:.:.il::| ヾ,, !.   /∞ヾ   、,,.,' i:.:|
 l:..|ヽl  `i     ∪      i.  |:.:|
 ヽ| |.  {   ___ _   }  l.:l
    .i   !',      /  /   .|ノ
     l  .l::.ヾ        /.:|  .


ネルフに届く大量のお届け物
限界ギリギリまでのサービス
増える借金に減り行く時間
タイムもマネーも失われたネルフ
そんな時、希望の使者が現れた
彼が運ぶのは借金か、それとも…

さーてこの次も
Service! Service!

……そこ、笑ったでしょ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/18(土) 22:19:45.53 ID:MkR.1HIo<>オッツゾー☆<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:28:52.81 ID:L93Rz.AO<>お付き合いありがとうございました。

と言うわけで「せめて人間らしく」編は
前回アレだったせいか若干消化不良感が残ったので、この後投下するおまけでやりたい放題やりました。

先に謝っておきます。ごめんなさい。

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:31:11.60 ID:L93Rz.AO<>第弐拾弐点伍話



マ迷宮物
   件


――――

アスカ「ちょっとシンジ!私のバームクーヘン食べたでしょう!」

シンジ「ば…バームクーヘン?」

アスカ「そうよバームクーヘンよ!」

アスカ「ファンから貰った奴で本場の、スッゴく高いやつなのよ!このバカバカバカバカ!!」

シンジ「し、知らないよ!」

アスカ「な、シラを切る気ぃ!?」

シンジ「本当に知らないんだってば!第一そんなに好きじゃないし…」

アスカ「ひ、人のもの食べといて『好きじゃない』ぃぃぃぃ!?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:31:56.31 ID:L93Rz.AO<>アスカ「こいつ…L.C.Lの海に叩きこんでやるわ!!!」グイッ

シンジ「ちょ、ちょっとアスカ本当に…」

ミサト「はーいストップストップ」

アスカ「止めないでよミサト!」

ミサト「もう。証拠もなしにそこまで責め立てないのアスカ」

アスカ「でもさっき、食べようと思ってここにおいといたのよ!」

シンジ「た、食べてないです!」

ミサト「シンジくん息、はぁーしてみて」

シンジ「……はあー」

ミサト「……」

ミサト「バームクーヘン臭はしないわね」

アスカ「バームクーヘン臭ってなによそれ!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:32:58.91 ID:L93Rz.AO<>ミサト「落ち着きなさいよアスカ。それより夕方には『第三新東京市交通安全パレード』でエヴァで行進、しなきゃならないんだから。」

ミサト「そんなカリカリしてるとシンクロ率落ちるわよ」

アスカ「……けっ」

ミサト「ちょっとどこいくの?」

アスカ「トイレ。プラグスーツに着替えちゃったら気軽にはいけなくなっちゃうでしょ」

ミサト「……もう」

シンジ「あの…ありがとうございましたミサトさん」

ミサト「ううん。いいのよ」

ミサト「それに最近…」

シンジ「最近?」

ミサト「私も頻繁にものがなくなってるのよ。しかもお酒や食べ物中心に。」

ミサト「この間なんて…この間なんて頻繁のウイスキーがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

シンジ「……職場にウイスキー持ってくること自体がどうかと思いますけど」

ミサト「誰の仕業かしらね…気味が悪いわ…」

ミサト「シンジくんも気をつけてね」

シンジ「あ…はい……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:33:26.10 ID:L93Rz.AO<>【格納庫】

リツコ「ほらほら、さっさと準備しないと芦ノ湖に叩っ込むわよ!」

整備員「赤木博士なら本当にやりかねないよな…」

整備員「ナイマイダブ…ナイマイダブ…」

リツコ「さぁて私は一服…」

リツコ「……あら」

マヤ「どうしたんですかセンパイ?」

リツコ「タバコがないのよ…」

マヤ「さっきそこに置いてませんでしたっけ?」

リツコ「そうなんだけど……」

リツコ「これで十箱目よ」

マヤ「センパイも頻繁に物がなくなるんですか…」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:35:54.94 ID:L93Rz.AO<>リツコ「あらマヤも?」

マヤ「はい。ファンの方からいただいたお饅頭が…他には…」

リツコ「……他には」

マヤ「……言わないでくださいよ」

リツコ「……もちのろんろんよ」

マヤ「変え用の下着が数枚……」ボソッ

リツコ「下着ぃぃぃぃ!?」

マヤ「ちょっとセンパイ声が大きいです///!!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:36:34.62 ID:L93Rz.AO<>「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

リツコ「何事!?」

整備員「司令室の方からです!」

マヤ「行ってみましょう!」


【司令室】

ゲンドウ「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

リツコ「な、何事ですか碇司令!」

ゲンドウ「あ……ああ……」

ゲンドウ「あ…ああ…あああああああああああああああ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:37:14.73 ID:L93Rz.AO<>リツコ「……何を言いたいのか全く分からないのですが」

ユイ「主人によれば…」スッ

マヤ「ユイさん!?」

ユイ「『シンジに貰ったサングラスがなくなった…しにたい』」

ユイ「サングラスなら今してるじゃありませんか」

ゲンドウ「シンジのプレゼントのサングラスを割ってしまっては大変だからな…」

ゲンドウ「危険な作業や実験、もしくは積極的な行動をする際はスペアのサングラスを着用することを心がけている」

ユイ「……外せばいいじゃない」

ゲンドウ「そうはいかない!サングラスがなければ明日も見えない!!」

リツコ「……なんじゃそら」




「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

リツコ「またぁ?」

マヤ「今度は外です!」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:39:13.29 ID:L93Rz.AO<>【庭園】

加持「あああああああああああああああ!!」

リツコ「どうしたのよリョウちゃん」

加持「あ……ああ…」

リツコ「だから何いってんだか…」

ミサト「リョウジによれば」スッ

マヤ「葛城さん!?」

ミサト「『あれから(四人目の選択編参照)ちょっと農業に興味を持ち始めて警備の清川さんに教わってミニトマト作りを始めたんだが…』」

ミサト「『肥料をやろうとここに来たらトマトが全部…全部…』」

ミサト「…あんた、最近ネルフの中で見かけないと思ってたらそんなことやってたの」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:40:30.83 ID:L93Rz.AO<>加持「鶏も清川さんと育て始めたんだよ…やっと卵を産んでくれたって矢先に…」ううっ

加持「あああああああああああああああ!」


リツコ「……妙ね」

マヤ「妙ですね」

青葉「俺の金ちゃんヌードルがない!!」

リツコ「誕生から40年。“富士山に青い雲”のパッケージで広く親しまれている、落ち着きのある爽やかな香りの毎日香と並ぶ2大ブランドの一つ青雲君も?」

青葉「…青葉です。」

日向「僕も昨日食べようと思ってたブラックモンブランがなくなってたんですよ」

日向「そういや最近お菓子や軽食がよくなくなりますね…」

サツキ「私なんて買ったばっかりのワンセグテレビがなくなったんですよ!最悪!」
アオイ「私はバナナスタンドが…」
カエデ「私は超強力曇り止めがなくなりました。」
諜報部員「私は…恥ずかしながら…く、Creamを…」
冬月「私は購入したばかりのシティヘヴンがなくなったかな…」
ナオコ「私はシュアファイアE1Bバックアップブラックハードアナダイズドがなくなったのよ!24465円よ!24465円!」
キョウコ「私は、水電池かな〜。ほら、いつ地下に閉じ込められるかわからないし備えあれば憂いなしなのよ〜」
ヒデアキ「私はZippoのビンテージドランカー1935年製がなくなったよ…」
綾波「……自己啓発の本がなくなったわ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:41:40.99 ID:L93Rz.AO<>リツコ「みんな何かしらなくなってるのね。」

マヤ「不注意で済まされる話じゃなくなってきましたね…」

ミサト「気味が悪いわね」

アスカ「もぉ!絶対犯人をとっつかまえてやるんだから!」

MAGI『あのぉ……』

リツコ「何かしらMAGI」

MAGI『わたし、ちょっと怖くておねーさん達には黙ってたんですけど…』

MAGI『その…計算が合わないんです』

アスカ「な、なんの計算よ」

MAGI『電気と水道です。ネルフの各施設の使用料の総合と実際の請求額が…』

MAGI『合わないんです…』

一同『………!?』

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:42:09.26 ID:L93Rz.AO<>MAGI『それだけじゃないんです。MAGIの回線に…その…』

リツコ「ちょ…ちょっとぉ…」

MAGI『職員のパソコンでないパソコンが…割り込む時があるんです…』

アスカ「やだぁ!」

綾波「………」ブルブル

MAGI『それで…その発信元を特定しようとしたんですが』

リツコ「……が」

MAGI『……地下から、それもMAGIにインストールされてる内部図には存在しないはずのスペースからなんです(´;ω;`)』

リツコ「 」

アスカ「……気絶してやんの」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:43:01.67 ID:L93Rz.AO<>アスカ「ちょっとリツコ、ハンディMAGI、借りるわよ」スッ

リツコ「 」

MAGI『あ、アスカさん!?』

アスカ「MAGI、その場所に案内しなさい」

MAGI『で、でも…』

アスカ「このまま放っておくつもり!?」

MAGI『よ、世の中には開けない方がいいパンドラの箱があると思うのですよ…』

アスカ「そんな戯言垂れ流してるから犯罪者がのさばるのよ。」

アスカ「って事で行くわよシンジ、レイ!」

シンジ「ぼ…僕達もぉ!?」

綾波「………」ブルブル

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:43:56.06 ID:L93Rz.AO<>アスカ「ったり前じゃん!何か武器になりそうなの、誰かもってない?」

サツキ「武器じゃないけど…無線なら」

アオイ「エアガンなら…」

カエデ「スタンガンなら」

マヤ「て、手錠なら」


アスカ「……どんな趣味してんのよ」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:44:34.51 ID:L93Rz.AO<>MAGI『と、言うわけで…案内人はMAGIがつとめさせていただきます』

アスカ「確か…この辺のはずよね」

シンジ「……なんで僕が」

綾波「碇くんがいるなら…」

青葉「俺達まで…」

加持「そりゃ子供だけで行かせられないからなぁ」

日向「……手当て、でるんすかね」

リツコ『あーテステス』

リツコ『きこえる?』

アスカ「……気がついたの」

リツコ『気絶なんかしてないし。疲労困憊でちょっと寝てただけだし。むしろどんと来い、超常現象だし。』

アスカ「……そうかい」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:45:22.49 ID:L93Rz.AO<>リツコ『ええ、犯人を捕まえて帰ってきたあかつきには司令から金一封が出るそうよ』

ゲンドウ『何としてでも捕まえろ!あ、でもシンジとレイとアスカ君は危険だと思ったら引きかえして良いからな』

ゲンドウ『その他は捕まえて帰って来なければ降格も覚悟しておくように』

青葉「……なにこの対応の違い」

加持「息子さんと将来の嫁さん達にはとことん甘いよなぁ…」

日向「いや、俺達に冷たいだけのような」

リツコ『とにかく、夕方には帰ってくるように。パレードに間に合わなくなったら大変だから』

MAGI『もうすぐ目的地につきます』

アスカ「……そろそろね」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:46:19.81 ID:L93Rz.AO<>シンジ「結構奥ばったところまで来ちゃった」

MAGI『目的地周辺です』

アスカ「……ここが、その目的地」

青葉「……行き止まりじゃないか」

MAGI『でも間違いなくこの辺りなんですよ!』


綾波「……!」

シンジ「どうしたの綾波」

綾波「マンホール?」

アスカ「本当だ。マンホールみたい…」

加持「蓋…か」

ユイ『マンホール…そう言えば』

アスカ「ば?」

ユイ『人工進化研究所が出来る前…ここは一時期旧箱根市の施設だったと聞いているわ』

ユイ『すぐに私達が買い取ったから…短い期間だったけれど』

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:47:14.24 ID:L93Rz.AO<>リツコ『と、言うことは…』

ユイ『その下に…地図には書かれていないスペースが存在するかもしれない。』

アスカ「ま、マジ!?」

加持「困ったなぁ…ライトなんて持ってきてないぞ」

MAGI『ハンディMAGIの明かりで何とか行けると思うのですよ』

アスカ「うし。行くわよ」

シンジ「え…ええ!?」

アスカ「ここまで来て引き返すつもり?」

シンジ「いや……でも……」

アスカ「地下探検レッツラゴー!」

綾波「……ごー」ドキドキ

シンジ「あ、綾波まで…」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:48:04.19 ID:L93Rz.AO<>【マンホール内】

MAGI『仮にマンホールと呼んでいますが、世間一般のマンホールとは違った用途…みたいですね』

加持「と言うと」

MAGI『下水は別のルートを通っていますから…大方ジオフロントを整備した方々用のシェルターもしくは…何らかの目的で作られた隠し部屋…とか』

MAGI『まあ、長年使われていないので水浸しですし…通常のマンホール内となんら変わりない感じですけど』

アスカ「でも、誰かが隠れるとしたらうってつけの場所ね」


シンジ「うわぁ…」

アスカ「って結局きたの」

シンジ「アスカも綾波も行くっていうし…僕だけ帰る訳にもいかないじゃない」

綾波「碇くん……///」

アスカ「///」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:49:23.38 ID:L93Rz.AO<>リツコ『あー、お楽しみ中のところ悪いんだけど』

アスカ「何よ」

リツコ『前方から熱源反応』

綾波「……つまり」

リツコ『何かが来てるってこと』

一同「………!」

加持「……」ゴクリ

シンジ「エアガンで何とか…」

加持「遠距離武器…しかもこっちには4丁もある…行けるな」

青葉「なんか久々に燃えてきたぜ!」

日向「……これでいいのかな俺達」

シンジ「綾波とアスカは危ないから下がって」

綾波「あなたは死なないわ。私が守るもの」スッ

シンジ「……聞いてる?下がっててって…綾波…」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:51:24.28 ID:L93Rz.AO<>シンジ「…アスカ、どうしても綾波が前に出ちゃうみたいだから押さえといて」

綾波「守るもの!絆だから!」ジタバタ

アスカ「これはヤシマ作戦じゃないんだから、レイ…」

………

加持「きたぞ!構えろ!」

シンジ「………」

青葉「………」

日向「……」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨……

シンジ「!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

一同「……」ゴクリ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:54:02.50 ID:L93Rz.AO<>加持「あ…あれは……」

??「キャンキャン!」

青葉「い…ぬ……?」

アスカ「なんでこんなところにいぬがいるのよぉ!?」

MAGI『暴れわんこです!暴れわんこが出ましたぁぁ!』

アスカ「しかもなに!?デカい!?」

わんこ「きゃんきゃん!!」

バチン!バチン!

加持「だめだ!エアガンごときじゃどうしようも出来ない!!逃げるぞ!」

リツコ『ちょっと、何が起きてるのよ!ちょっとぉ!』

ガコン

ドドドドドド!!

アスカ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

綾波「……無線」

シンジ「拾ってる暇なんてないよ!逃げるよ!」

綾波「え、ええ…!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:55:47.43 ID:L93Rz.AO<>┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

加持「あそこに避難可能なスペースがありそうだ!急げ!」

アスカ「何でこんな所にわんこがいるのよぉ!!」

日向「おい青葉!お前なんとかしろよ!」

青葉「俺!?」

日向「そうだよ!何か世界の殻がどうのこうの言ってたじゃんよ!」

青葉「暴れわんこは無理だって!!」

日向「やってみるだけやってみろよ!」

青葉「………来い!」くるっ

シンジ「あ、青葉さん!」

わんこ「………」

青葉「………」

わんこ「きゃんきゃん!」

バッ!

青葉「………!?」

がぶっ…がぶがぶっ…

青葉「  」


アスカ「頭から…」

綾波「……食べられてる」

シンジ「うわぁ、血が…」

日向「青葉、お前の犠牲は無駄にはしないっ……」

青葉「 」

わんこ「きゃんきゃん♪」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:56:19.24 ID:L93Rz.AO<>加持「ここだ!早く入るんだ!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

…ガチャ!

アスカ「……せ」

シンジ「セーフ……」

日向「しかし…仲間を一人失っちまったな」

綾波「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律さん…」

シンジ「……最後まで可哀相だよね青葉さん」

青葉「……って死んでないから!開けて!?」

ドンドンドンドン!


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:58:11.64 ID:L93Rz.AO<>日向「無事だったのか」

青葉「ああ。頭から血が垂れ流し状態だけどな…」

日向「やっぱり暴れカンガルーじゃなかったからダメだったかー」

青葉「……お前な」

綾波「ちょっとみんな」

綾波「……見て」

アスカ「?」

シンジ「…うわぁ!!」

アスカ「……ここ!」


きらーん



加持「かなり充実した…居住スペースだな」

綾波「私の本」

日向「ああ!ブラックモンブランの袋!」

青葉「俺の金ちゃんヌードル!」

シンジ「僕のニンテンドーTS!!」

アスカ「私のバームクーヘンは…」

アスカ「……ない。」

綾波「あら、美味しそうなローストチキン」

加持「………!!」

加持「この…この足の形は」

加持「アラン・ドロンじゃないか…!」

加持「こんな…こんな姿に…」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 22:59:46.31 ID:L93Rz.AO<>??「ただいまー」

一同「!?」

??「……なんかもうやんなっちゃったな」ブツブツ

??「なんかさ、四天王編でも俺、アレじゃん。一人だけかませ犬扱いじゃん。」ブツブツ

日向(こいつが犯人か)

青葉(…何だか見覚えがあるようなないような)

??「アレだよね。ここだけの話だけど中の人のブログのプロフィールページの職業、ラテン歌手ってなってるんだよね」

??「ラテンだよラテン。陽気でポジティブな世界だろ?陰気臭くてネガティブな俺にゃ縁のない世界だよね?ねぇ?」ブツブツ

??「ちなみにGoogleで画像検索すると水着ギャルに囲まれた小島よ[ピーーー]おが出てくるんだよね」ブツブツ

??「世間様は!世間様はいつもいつもそうやっていつもいつも俺を追い込むんだよぉォォォォォォォォォォォォ!」

??「ねえなんで?なんで?ねえ?」

青葉(……何の話をしてるんだよ)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:01:00.53 ID:L93Rz.AO<>シンジ(……)

綾波(どうしたの碇くん)

シンジ(何かあの人若干…)

??「あれ、前が霞んで見えないや…」

??「…もう死んじゃおうかな」

??「ははっ……」

バッ

加持「じゃあ[ピーーー]ェェェェェェェェェェェェ!!!!」

??「ってだ、誰ェェェェェェェェ!?」

ババババババ!!!

??「痛い!痛いからァァァァ!おじさん痛いの弱いからァァァァやめてェェェェェェェェ!?」

アスカ「死ぬ前にバームクーヘンどこにやったか吐きやがれェェェェェェェェ!!」ガシッ

??「ええェェェェェェ!?ェェェェェェェェ!?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:01:27.63 ID:L93Rz.AO<>綾波「落ち着いてアスカ。」

シンジ「加持さんも落ち着いて下さいよ!」

加持「男にはやらなきゃいけない時があるんだァァァァァァァァ!」ジタバタ

日向「ニワトリくらいで…」

加持「ニワトリくらいだとォォォォォォ!?アランはなぁ!俺と清川さんで!」

??(いまだ…逃げろォォォォォ!!)

MAGI『青葉さん!』

青葉「…あ、ああ!」

??「…」ダッ

アスカ「逃がすかっ…」

アスカ「ちゅうのォォォォォォォォォォ!」

ドゴッ!

??「ドュフ!?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:02:33.01 ID:L93Rz.AO<>アスカ「こいつ!こいつ!こいつ!」ガシッガシッガシッ

加持「ああァァァァァァァァ!!!」ババババババババババババ

??「やめて!わかったから!大人しく捕まるから!おじさん死んじゃうからァァァァァァァァ!?」

アスカ「死にたいって言ってたじゃないのよォォォォォ!」ドゴッ!

??「嘘!あれ嘘です!嘘ですからァァァァァァァァ!!!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:03:35.47 ID:L93Rz.AO<>??「………」

アスカ「……」

加持「……すまない。取り乱してしまった」

青葉「落ち着いて良かったです…」

日向「で、アンタは何者なんだ」

??「……清掃員です。」

??「すいませんんんんんん!!ホントっすいませんんんんんん!!」

加持「謝って済むことと済まないことがあるだろう」

加持「なんで…なんでローストチキンなんかに…」ふるふる

MAGI『お取り込み中ごめんなさいです!』

MAGI『再び熱源反応が!』

加持「に、逃げろ!!」

??「えっ?えっ?」

青葉「詳しい話は後だ!アンタも来て!」

ドゴッ!

わんこ「きゃんきゃん♪」

アスカ「きたァァァァァァァァ!?」

??「ってェェェェェェェェお前はァァァァ!?」

わんこ「きゃん!」

日向「逃げろォォォォォ!」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:04:02.80 ID:L93Rz.AO<>┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨…!

??「なんで?なんでェェェェ!?」

アスカ「もしかしてアンタあの犬、知ってるの!?」

??「知り合いの飼い犬って言うか、化け物って言うか…」

??「って言うかなんでここにいるのォォォォォ!?」

シンジ「スタンガンでなんとか…」

??「何とか出来るシロモンじゃねえよ兄ちゃん!」

??「ドンパチやってるど真ん中でだって平気な顔してスキップかます様な奴なんだよォォォォォォォォォォ!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:04:54.92 ID:L93Rz.AO<>MAGI『悪いお知らせといいお知らせがあります』

シンジ「なにMAGI!」

MAGI『悪いお知らせは、あと2分もすれば後ろの暴れわんこに追いつかれてしまいます』

アスカ「いいお知らせは!?」

MAGI『あとすこし走れば出口です』

綾波「……出口?」

MAGI『すこし走れば…』

シンジ「……光だ!」

綾波「ここは!」

MAGI『……格納庫にでます』

アスカ「……格納庫は格納庫だけど」

シンジ「真下はL.C.Lの海…」

綾波「……落ちる」



一同「いやぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァ!?」




ドッボォォォォォン……


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:08:22.82 ID:L93Rz.AO<>ミサト「で、それが事の一部始終だと」
シンジ「はい……」

??「すいません…」

ミサト「そこにいるグラサンのおっさんは」

リツコ「……長谷川泰三。清掃員ね。」

マヤ「第拾伍話のエキストラをきっかけに清掃員としてネルフに…」
シンジ「そうかあの時、スピーチしてた人だ。」
長谷川「ど…どうも」
リツコ「んで、家賃の踏み倒し常習犯で誰も家を貸してくれず居住スペースが確保出来ないため地下に住んでいたと」
長谷川「……はい」

ミサト「で、こっそり私達のものを盗んで生活してたと」
長谷川「…………はい」
ミサト「……呆れた」
長谷川「………」

ミサト「あ、とりあえず警察呼んだから。」

長谷川「えっ…!」

ミサト「ったり前でしょ。今日でアンタはクビ。」

長谷川「待ってくださいぃぃぃいィィィィィィィィ!」ガシッ

ミサト「なによ」

長谷川「妻が…妻がいるんです!」

ミサト「だから?」

長谷川「クビはともかく…逮捕なんてされたら…ハツに…ハツに…」
加持「自業自得だな」

アスカ「私のバームクーヘンを盗み食いした罰よ」
長谷川「あの…ホント、バームクーヘンは知らないって…」
アスカ「まだシラをきる気ぃ!?」
長谷川「いや…ホント……」
ミサト「だからその辺も警察署できっちりさせましょ」

長谷川「すいませんんんんんん!ホントすんませんでしたァァァァァァァァ!」
長谷川「だから警察は…警察だけはァァァァァァァァァァァァ」ガシィッッ

ミサト「触らないでよ」
ミサト「まるでダメな大泥棒」

ミサト「略してマ・ダ・オ!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:09:03.14 ID:L93Rz.AO<>るーるーるーるー

ファンファンファンファン…

刑事「それでは…」

長谷川「……」

ゲンドウ「……待て」

長谷川「?」

ゲンドウ「お前は…なぜ私のサングラスを盗んだ」

ゲンドウ「お前はすでにサングラスを持っている…盗む意味などないものだろう?」

ゲンドウ「……何故だ」

長谷川「いいサングラス…愛されたグラサンには魂が宿るんでさぁ」

ゲンドウ「……魂」

長谷川「お前さんのサングラスには…魂があった」

長谷川「こう、何とも形容しがたい泥臭いが強い、綺麗な…魂がよォ…」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:09:39.17 ID:L93Rz.AO<>長谷川「俺のグラサンなんかとは比べもんにならないほど…キレイなグラサンだった。」

長谷川「……だが、盗んだのはいいものの俺はグラサンに拒絶されちまった」

綾波「何この人」

リツコ「…拒絶って、このおっさん汎用人型決戦兵器なの?ねえ?」

長谷川「あのグラサンはアンタしか掛けられねーみたいだ」

ゲンドウ「……そうか」

長谷川「……いいグラサンだな。アンタのグラサン」

ゲンドウ「……刑事」

刑事「何です」

ゲンドウ「誤報だ。すまなかったな」

刑事「……えっ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:11:47.47 ID:L93Rz.AO<>ゲンドウ「通報は誤りだと言っている」

刑事「ちょっと…」

ゲンドウ「君の上司には私から話を付けておく」

ゲンドウ「……ユイ」

ユイ「ごめんなさいね。これ、お車代」

刑事「……えっ!」

ゲンドウ「すまないが、これで勘弁して貰いたい」

刑事「しかし……」

ゲンドウ「……ネルフは超法規的組織だ」

ゲンドウ「逆に今度は君を侵入者として…問わなければならなくなる」

刑事「そ、そんな!?」

ゲンドウ「すまない。…勘弁してほしい」

刑事「………」

刑事「今度から気をつけて下さいよ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:13:20.49 ID:L93Rz.AO<>ゲンドウ「ああ。」

長谷川「あ、あんた…なんで…」

ゲンドウ「…なかなかいいサングラスを着けているな」

長谷川「!」

長谷川「……良く誉められるんだよ。グラサンだけは。」

ゲンドウ「ふっ……」

ミサト「ま、待って下さい!」

ゲンドウ「葛城三佐」

ミサト「……」

ゲンドウ「サングラスを愛する男に悪い者はいない」

ミサト「いや、むしろヤバい人ほどサングラス好きな気がするんですけど」

ゲンドウ「男達よ」
長谷川「マダオであれ…!」


アスカ「……なにこれ」
シンジ「い、いいんじゃない?なんか綺麗にまとまってるし」

アスカ「そういや私のバームクーヘン…あのおっさん食べてないって言ったわよね」
アスカ「冷静に考えると…そこだけ嘘ついても仕方ないし…」

リツコ「……」ダラダラダラダラ

アスカ「リツコ、息はぁーってしてみなさい」

リツコ「えっ」

アスカ「ほら」

リツコ「……はぁー」

アスカ「……バームクーヘン臭い」

アスカ「お前かァァァァァァァァァァァァ!!」

リツコ「……てへっ☆」

アスカ「『てへっ☆』じゃないわよ売れ残りィィィィィィィィ!!!!!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:13:59.18 ID:L93Rz.AO<>アスカ「そういやあの犬は?」

MAGI『反応…消えちゃいました』

シンジ「不思議な犬だったね」

綾波「パンドラの箱…」ボソッ

シンジ「あれ」

シンジ「……そう言えば僕のTSが…ない」

シンジ「ない…」

シンジ「ない!ない!ない!?」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:23:26.13 ID:L93Rz.AO<>【某所某万事屋】

少女「おかえり定春ぅ!」

少女「どこ行ってたネ?」

わんこ「キャン!」

少年「お土産?」

店主「箱根名物ネルフ饅頭…って、お前どこまで行って来たんだよ…」

わんこ「キャン!」

少女「ん…他にも何かあるアルか?」

少女「ああ!ニンテンドーゲームTSアルぅぅぅぅぅぅぅ!」

店主「ま…まさかおめー、ゲーム屋襲撃して来たわけじゃ…」

わんこ「キャン」ふりふり

少女「ありがと定春ぅー」

わんこ「キャンキャン♪」

店主「じゃ神楽ちゃん、一回それ銀さんに貸してみなさい。」

少女「いやヨ。どうせ銀ちゃん先走りして中古で買ったソフトで真中だかなんだかとデートした挙げ句」
少女「TSベットベットにされて返されるのがオチネ」

店主「いちご100%じゃねぇし、お水の花道でもねぇしイイイィィィィィィィィィ高翌嶺愛花たんだしイイイィィィィィ!!!!」
店主「それにね、神楽ちゃん、ベットベットにならないからね。清い交際だからねこれ。」
店主「あと若い女の子が先走りとか中古とか汚い言葉使わないの!」
店主「特に中古とか…中古とか言わないでよね。銀さん意外とそう言うの気にしちゃうタイプだから。傷ついちゃうから。」

少女「ちっちゃい男ネ。愛人に未練タラタラな最早色々と遅過ぎたババアに告白しちゃう後藤隊長見習うヨロシ」

少年「後藤隊長って…神楽ちゃんいくつなんだよ」

少女「このネタが遅過ぎたんだとか言うなヨ。絶対言うなヨ。」


《特務機関ネルフは特車2課、特に失恋しちゃって可哀相な後藤隊長と後半まるで空気だった香貫花・クランシー巡査部長を応援しています!》

第弐拾弐点伍話
「ドグマ迷宮物件」
―終劇―<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/18(土) 23:29:53.15 ID:OZCXRno0<>乙
上田教授クソワロタwwwwwwwwww
>>1はいつもベストを尽くしてるよな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:33:04.45 ID:L93Rz.AO<>おまけは本当に色々すいませんでした。
色々省いてますが元ネタは地下迷宮物件です。
あと某スレと若干アレになってしまって本当にすいませんでした。サイン下さい。

と言うわけで本日の更新分はここまでです。
次回もサービスサービス!
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/18(土) 23:46:12.94 ID:mVPINMAO<>乙でした<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/19(日) 00:04:06.14 ID:36xRg/M0<>乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 01:25:24.67 ID:1e3luvI0<>乙

今日、新劇見ててアスカからレイにヒロインが変わったのはジャンケンに負けたせい
ってふと思いついたんだけどどう思う?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 04:56:31.41 ID:aCtG4gDO<>>>1乙!
今回も高いクオリティの投下乙でした。
ドラマパートはなんか色々考えさせられる内容ですね…ギャグ混じらせつつ凄いシリアスだったし。
てかこちらの1さんも…なんか終わったらこの世界でのネルフと使徒の戦いはどうだったの?
とかハードル上げちゃって本当すんませんです…なんか要所要所に過去編とか書いて下さってありがとうございますマジで。

あー俺に金があればオリジナルキャストでドラマCDとかあわよくばOADとかにしたい…
こちらはガイナックスとカラー、あちらはガイナックスとサンライズ第5スタジオで。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 13:39:20.15 ID:eQZH7po0<>三尉って誰かと思ったら育成計画の奴か
エヴァのゲームやりたおしてるなww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 17:25:01.40 ID:IHGHCEDO<>パトレイバー糞わろたwwwwwwwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/19(日) 21:06:01.66 ID:D64/WcSO<>そういえばさ、俺一度も言ってなかったんだよ
ありがとうって
1乙!なんかじゃ足りないんだよな…
>>1ありがとう
そして頑張ってくれ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/20(月) 09:26:41.88 ID:1upAZb2o<>面白いことになってたwwwwwwwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/21(火) 18:08:02.01 ID:/J4sOTYo<>シュアファイアー知ってるとかミリオタかwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/21(火) 23:56:47.76 ID:KSa1Sqso<>シンジ育成計画とゲーム最低一本はやってないとついていけなくなってきてるな
マステマのわからない人はゲーム一本やりましょう

相変わらずのハイクオリティ大量投下乙!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/21(火) 23:57:37.62 ID:x6v8lioP<>エヴァ2ならシンジの女装も見れてお得!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/22(水) 01:15:58.99 ID:UdbCV.Qo<>サルファでおk…くないな、隠しのうえ結構終盤だしそもそもサルファ結構だるいし<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/22(水) 06:34:32.40 ID:eyjlCEUo<>>>267
加持さんの女装も見れるよ!
シンジはメイク姿もあるよ!

あのゲームのイベントのゲンドウと冬月はまんまこのスレにキャラだな
特に授業参観はよかった
冬月の声が違和感バリバリなのだけが残念だ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/22(水) 20:42:59.33 ID:a53z.lc0<>>>269
清川さんじゃないの!?
ガーゴイル総統じゃないの!?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/22(水) 22:56:13.10 ID:r5NoE8M0<>乙ー
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/23(木) 12:06:07.82 ID:bBL8rPoo<>>>270
中の人変わってないんだけど、冬月の演技って言うか声を忘れてるの?ってくらい酷い
それこそ最初は代役かと思った<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/24(金) 21:53:53.43 ID:oSzPOoAO<>このスレの明るいテンションに慣れてたが改めて本編見直したら暗杉ワロエナイ

おのれりっちゃん…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/24(金) 23:12:30.77 ID:9o4gAwAO<>リっちゃんに罪はない有るとするなら………美しすぎることかしら<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/25(土) 05:32:25.42 ID:nvvP/Cw0<>>>274
      ____
    /      \
   /          ヽ
   |          |
  /____  ___\
  |  -─(<・>)-(< ・>)   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  (6      ̄   \ ̄| <   このスレもりっちゃんに
  |         ̄  /   |  破壊されてしまった
    \   /二二/  /     \_________
    /\      /\
       ̄ ̄ ̄ <> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/25(土) 19:36:42.48 ID:2lF5fc.0<>鳴滝症候群さんwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/25(土) 19:57:54.25 ID:sl0V1u60<>マステマやインパクトボルトってゲームが元ネタだったのか
パチンコだけだと思ってた<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/25(土) 21:34:55.94 ID:Y9srB6ko<>むしろサルファで知った<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/26(日) 03:02:28.25 ID:CIAaens0<>加持さんに弟子入りしたら諜報部員になれるかな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/26(日) 23:33:24.50 ID:40OgwkAO<>>>279
入っても仕事はマダオの追っかけだよ<>
◆RaAAAAaAAU<>sage<>2010/09/27(月) 00:05:00.01 ID:J7Rs1MAO<>進行状況1/10
回を重ねるごと遅くなってて本当にすまない。
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 00:13:29.08 ID:Irgl4oAO<>今まで1話に100越えとかあるし全然おKマッタリ待つよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 00:23:18.61 ID:X./d6QAO<>あんだけ書けば時間はかかって当たり前
いくらでも待つからハイクオリティ期待<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 03:18:20.00 ID:r9zw2jk0<>      i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/l;;;/l;ソ;;/ |;;;;;;/| l;;l゙ヾ;;;ト、;;;;;;;;;;;;;i
          |;;、;;;;;;;;// /,'' / l/  |/|/   ゙l  ヾ、゙i;;;;;;::::/
          /ヾ;;/ソ       ,  ,      ヽ l;;l"゙l 
          '、 (ヾ,,===;;;;;;;,,,,,_`il,i゙__,,,,;;;;;=== ,/|lヽ l  問題ない
            ヽ、`||ヾi;'(:::::゙'゙:::/;;i=i;;;ヽ:::゙'゙::::)゙i;/ |l'ノ/
            /ヽ|l、 ゙i::;;;;/⌒⌒).ヾ..;;;;;;;;;;..ノノ/l.,/\
          /;;;/::ミヾ、./ / / )     '゙ /ミ"i;;;;;;;;\_
       _,.-;;'";;;;;;;;r‐ ミ/゙ ,/ /  /_!/`   /,,l;;;ミ/;;;;;;;;;;;;;;;;~\
  _,、 -‐;;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / /  /   /.__,,,..-/ヽ /;;;ミ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;,,、_
‐'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ノ / .ノ  / ,,, /  ノ/';;;;ミ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'';;;,,、_
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 07:24:57.53 ID:SLivLVAo<>>>284
ズレてるズレてる<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 08:48:26.51 ID:Irgl4oAO<>「司令はヅラ」っとこれで弱味を握って……フフフ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/27(月) 16:56:04.85 ID:UCGGkroo<>「ヅラではない、カツラだ」

1/10…だと…? 期待して待つしかねぇ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/09/28(火) 18:52:29.94 ID:FJB1NPU0<>四ヶ月先とか遅すぎだろェ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/28(火) 23:09:58.70 ID:2aYWIxoo<>過程を飛ばして結果だけが残るスタンドを使えば苦にはなるまい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/29(水) 00:15:52.77 ID:6AvIcfo0<>しかし待つのもまた一興<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/29(水) 23:42:59.65 ID:zWKQXcAO<>左様<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/30(木) 00:01:09.80 ID:V4h/bMDO<>うむ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/09/30(木) 19:33:20.03 ID:aVZT1Lg0<>そうだな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/01(金) 12:53:20.36 ID:c/3NpRo0<>良い話だなー(棒)<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/01(金) 18:58:08.21 ID:uJMkD6AO<>さっさと書いてくれ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/01(金) 18:59:58.78 ID:8hSEWCEo<>ヤングエースのマリフィギュア付いてるけど、フィギュアより鬼灯さんのカバーが欲しいんだが<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/01(金) 20:13:48.77 ID:IjGnN5U0<>亀頭さまで我慢しよう?
           /´ ̄`ヽ            , --、
          /  人   l             /    \
        / /爻ヽ  ヽ      , ---、 | く⌒ヽ ヽ , -─‐-、    
        { /∠⌒ヽ }  }       / ,--、ヾ> ヽ } レ'  , ---、 ヽ    ____,
        レ'彡イ {Uj }ヾミイ       {  \ } }|  V /  /     `! |  t´r'⌒
    ⌒)ノ  |  ドこzン八三}     ,ィ\/⌒ヾ ̄ヾノ_ノ  ァ'-─-、 ゞL__,〃
     (ソ⌒ヽ! ト--イ ⌒__,ハ  ,ィシvく}了ミy'´7´l}_, -‐┴-、   `ヽ  ̄ ′
      レ)   ! ト--イ (  ノ `ーべ⌒ヽ>y' 〃, -┴┴ミ、_}_}_}_j ヽ⌒) j
      ヽ)、___,>、ト--イ ))〈     ト_チrく    // ̄ヽ、_) / /  _..._   
  '⌒>‐ミ、 \)こZヾ--ヘ{{ l|  y' ゝ ヾミ゙)'}|≧>、 / /バ⌒ヽn V/ 〃⌒ヽ
  (⌒ヾ>ニKド、⌒Yく_/ヽj} 人_ゝ__>==1 r彡"´/ / | |   /y'}[__//    `
    ,ィ  ゙̄Vソ,イノ \__ム丁了)ノr'ン´フノ ィ彡/| | ヽヽ. // ヽVソ´
   / / r‐ヘ `Y {    [二[| ,勹77´ ̄ シ三彡'/| |\ ヽV/ミ、_} Kミ、
  { {   トZべ.」 |   [三}〒ラ77 (_)(_) r三/ / | |> \f⌒l/l | L }
 ヾl |  l三ィ∧ l __. [三}⊥.イ工===ァべ/ /,ィ| |/>l{ l>}X.| |゙)レ′
  ヾ, ヽ  {三N>} Y二ヽ」ニ/l⌒ヾ´  /  {O}___」 |/rくゝ _ソ\l |(
   >、 \ 缶jfハ >n' fy' l ⌒y} //⌒\/rヘ l/ /7j\j j
  /∧>、_/フイ/7-Vきy'/1 |(⌒)|}./|ト、   \j.ハ ヽ. //) l| //
  !{ニ///,イ///∠7/Zl{ |ィ^トl|\.j| ノへ.____}へ. V/´ ヽV./
  ゞ〃'Tヽ 〃´ ̄ ̄〃⌒l  VハVj  }ソ       ヽ \  //
  ケミ三彡"     /   ゝ ゞ= 'ノ二/         \ ゝ" /
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/02(土) 23:16:45.42 ID:TVcRK760<>作者まだー?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/03(日) 23:24:21.98 ID:pRvRXQ.0<>作者は遅筆だなおい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/04(月) 18:26:59.47 ID:sNTaREAO<>
  _ノ,´'´二 ーヽ_    込{、Y´    「 ̄ ̄`¨゛`ド=,=/`ヽ::::
  ゞY"⌒Z彡ミヽゝ  { }'¨ゝ____ ノ  u / } :i )'ヽ |:::
  〈ィ≦ _ }j^〉 r'   ソ   、      ,´   ! .:i '/_ノ::::
  厶` ′゛へ_f´    `┐` ′   |  / .:i_/ヽ::::::
   キ=, //へ_    ヒ..___       ,/ .::i    レヘ:
    'ーっt'´  / ̄`¨`ーハ` ̄     __,ノ ..:::i
     ,ハ_ /      //,_   __,,ィ''" ...::::,ツ |   ,イ´
    / 『7       ,' ィ".::" ̄´...::::::::::::r''"  | / /
   /   {{'"       l ツ,___....::::::::ィ'"    ,レ′/
  ハ    |!  {{ラ  、ノ  二ニ{  ̄´ ヽ、  / /   

冬月 「てこ入れか・・・・。」  

碇 「ああ・・・・。MADAOで良いだろ・・・」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/04(月) 18:30:59.89 ID:ig3gubco<>ゲンドウスレはどこも面白いww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/04(月) 23:27:30.85 ID:j8RWD.E0<>ww←これウザくない?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/04(月) 23:36:06.73 ID:TVX/juko<>お前個人の意見なんざどうでもいい<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/05(火) 00:34:49.45 ID:Bz28u9.o<>ゲンドウが路上生活を始めてダンボールを引き裂く音からインスピして路上ライブからデビューするのか…
巷にマダラーが溢れるな
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/05(火) 02:07:59.08 ID:jtQeaVI0<>>>304
節子それマダオちゃう
イボや<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/05(火) 03:52:17.90 ID:93Bgj6AO<>毎回の投下量が投下量なんだから時間かかって当たり前
wktkして待ってりゃいいんだよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/05(火) 03:54:18.58 ID:a0QjkWQo<>内容が濃いからな、まぁスレはこれだけじゃないんだからいくらでも待つさ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/05(火) 11:28:22.75 ID:FJ8r92AO<>>>304
稲葉さんちぃーっす<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/05(火) 17:56:17.94 ID:ypkuvhI0<>サードシングルまで出すほど時間かかってるのにのに全部イボで片づけるのかね<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/06(水) 20:28:44.16 ID:k6BtSaU0<>投下がナイトすぐ糞スレになるなwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/07(木) 15:16:27.17 ID:9xG9qh20<>マンネリ気味だしそろそろ刺激が欲しいのう<>
◆RaAAAAaAAU<>sage<>2010/10/07(木) 15:30:17.91 ID:xhWoooAO<>まだ書き溜め中…。今回は特に本当に待たせてごめん。

あともう一つ大切なお知らせ。
諸事情で酉がこれから◆Ramiel/ra.に変わります。

来週には何とか…

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/07(木) 15:46:39.26 ID:jNwItwAO<>本当に乙かれさま
私待つわ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/07(木) 15:53:40.42 ID:6pln0Pco<>酉が変わる…だと…

言って見たかっただけだから気にしないで
待ってるよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/07(木) 16:40:48.46 ID:qOO1p2Uo<>ラミエルさんの酉見つけたのかww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/07(木) 18:16:22.18 ID:vic4rCYo<>最後の/Ra.

に萌えるな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/07(木) 19:06:53.94 ID:xPY0exg0<>>>312
こりゃおめでとうと言わざるを得ない<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/07(木) 21:41:52.97 ID:f6T2eFco<>おめでとサン<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/08(金) 00:08:57.32 ID:KVNgP.Ao<>おめでとう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/08(金) 00:28:07.78 ID:DqV11fgo<>クェックェッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/08(金) 00:46:42.00 ID:c6SfFSo0<>からの<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/09(土) 04:15:47.99 ID:MjsUOxco<>ラェッラェッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/09(土) 16:50:52.57 ID:VLc3zOI0<>メッツ涙目wwwwwwwwwwww wwwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/12(火) 04:51:04.09 ID:yS19agAO<>待ってるのは俺だけじゃないはずだ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/13(水) 07:44:01.68 ID:ZVtnB.AO<>待ってるのは俺だけじゃないはずだ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/13(水) 13:37:04.71 ID:pPD9vos0<>待ってるのはお前だけだ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/13(水) 13:39:29.18 ID:0ErH6UAo<>お前だけ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/13(水) 14:32:40.50 ID:2vL1iKso<>既に誰も期待していない

初期は勢いがあって面白かったのになぁ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/13(水) 14:54:41.40 ID:l.gnKwAO<>本編が鬱一直線なのに勢いとか無理だろ…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/13(水) 15:01:27.49 ID:6PD8j/Uo<>期待age<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/13(水) 15:36:52.55 ID:Bjs/2cAO<>期待している<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/13(水) 16:28:12.07 ID:jB0pq42o<>wktk<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/13(水) 22:19:34.35 ID:Qx4RhUAO<>期待してますよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/20(水) 21:32:39.11 ID:665F2yQo<>復活かな?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/20(水) 21:38:30.17 ID:RZsG4c2o<>やっと復帰か

とんでもねぇ、待ってたんだ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/20(水) 23:22:45.33 ID:hoqBakAO<>死海文書に書かれていない事件も起こる

スレ住人には良い薬だよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/21(木) 12:35:49.81 ID:hyHhveg0<>ありがとう

































良い薬です<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/21(木) 13:39:26.62 ID:/wT5BAAO<>きゅ〜しん♪
きゅうしん♪<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/23(土) 04:30:00.58 ID:vkTPT.AO<>ラミエルさんは元気かな…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/23(土) 20:31:09.65 ID:G3uZ1Lgo<>期待上げ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 00:35:42.92 ID:yY4JA12o<>俺今度アルミサエルの中の人として出演するからよろしく<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/24(日) 02:59:59.17 ID:pCo35VU0<>絶対許さない<>
◆Ramiel/ra.<>sage<>2010/10/24(日) 17:09:00.49 ID:Rjl1yEAO<>お久しぶりです。
かなり待たせてしまってごめんなさい。
色々ありまして書く時間が中々確保出来ず…
とりあえずほぼ完成してるので後は時間が確保出来次第上げます。
3月から本当にここまで付き合ってくれてありがとう。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 17:09:20.79 ID:TaQsxvco<>きたか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 18:12:42.95 ID:N7JW1Mso<>ああ、数週間ぶりだな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 18:41:25.54 ID:BlMBrQAO<>間違ない<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/24(日) 19:49:33.81 ID:7YapOAAO<>使徒だ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/24(日) 20:03:21.90 ID:L9gLcoAO<>ご安心下さい、そのための製作です<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/25(月) 00:18:04.43 ID:k.IAT7k0<>めでたいな
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 00:27:45.04 ID:4jSiUwAO<>構わん続けたまえ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 02:50:04.82 ID:8.0zrn60<>俺たちどこまで行くんだ…?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 13:34:18.91 ID:GS2I1sDO<>どこまでも<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/25(月) 17:58:52.00 ID:ONUkUAAO<>エヴァってガソリンとかで稼働できないのかな?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/25(月) 18:07:38.41 ID:NrETHlIo<>排気ガスがやばい事になりそうだ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/25(月) 18:52:26.58 ID:Gbrhblso<>シンジ「レギュラーで……お願いします」

アスカ「ハイオクに決まってるじゃない!」

レイ「……軽油」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/26(火) 00:29:13.53 ID:R1kD6pko<>カヲル「石炭はいいねぇ」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/26(火) 04:46:51.83 ID:7NbHekAO<>アスカ「こちとらには、1万2千枚のソーラーパネルがあるんだから――――!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 00:22:01.04 ID:6MKQuH6o<>雲「こんにちは!ナー…雲です!」

「パターン青!使徒です!」「ソーラーパネル機能停止!」「降水確率30%上昇!ダメです、洗濯物間に合いません!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 14:40:04.24 ID:HkqPqEAO<>ロンドンどんより
晴れたらパリ♪<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/27(水) 18:47:58.78 ID:Jl2XgLc0<>そういやエヴァの世界の教科書には
パリ円盤事件(Ν-ノーチラス号とレッドノアの空中戦)が
載ってるって話を聞いたことがあるな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/10/28(木) 01:54:46.04 ID:gvgWfd.o<>つまりあの世界には縮退炉が一応存在しているのか…
新劇場版のラストは宇宙怪獣との戦いですねわかりません<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/31(日) 01:37:34.50 ID:RAly3QAO<>まだか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/10/31(日) 19:56:28.04 ID:yOr7arA0<>もう一週間か<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/11/01(月) 02:03:58.87 ID:VexdJmQ0<>3月からだから1年くらいでちょうど終わるのかな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/01(月) 03:22:16.03 ID:Dt3t5A2o<>旧劇・新劇があるんだぜ、ちょっと厳しいんじゃないだろうか
というか俺の個人的理想は新劇Qの直前で新劇破の分まで終わることだなwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/03(水) 11:04:27.01 ID:d1OrsUAO<>>>1 すこしでもいいから投下してよ。淋しいよ。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 03:02:12.14 ID:3WqwCQc0<>今年は投下無いって言ってただ炉ww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/04(木) 12:34:00.57 ID:hZw7LmYo<>忘れてたのwwwwwwwwwwwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2010/11/04(木) 15:28:55.90 ID:pl7XwIQ0<>人が結構いるんだなあ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 02:29:08.62 ID:HlgnQ0k0<>作者さん、期待して舞ってるよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/05(金) 09:31:56.33 ID:CDgapBwo<>じっとしてろ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/06(土) 05:11:07.60 ID:BPUCWIYo<>じーっと…<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/06(土) 08:09:29.54 ID:Ltb0u3co<>まあ舞ってようぜ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/06(土) 22:42:41.56 ID:35uUiQAO<>あ、ソレ
あっぱれ〜あっぱれ〜<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/07(日) 01:19:21.83 ID:tRHKf4Ao<>まぁMATTEようZE☆<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/08(月) 10:53:08.34 ID:kkiaVIAO<>どこにも今年は無理と書いてない件<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/13(土) 03:29:17.89 ID:rLaFgNo0<>>>376
全部読んだのか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/13(土) 13:29:15.28 ID:JL6QIkAO<>>>343
には今年は無理と書いてないんだがな進行スピード速まってるしって事じゃね?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/13(土) 22:16:17.87 ID:rLaFgNo0<>今年は投下が無いと言った奴は何故そんなことを言ったんだ?<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2010/11/14(日) 01:05:52.22 ID:SF2gcwAO<>恐らく死海文書を読んだとしか思えんな<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/14(日) 08:22:12.55 ID:3ccU2wQo<>死海文書にない出来事だって起こる、老人たちにはいい薬だよ。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/15(月) 01:32:38.25 ID:NMPfEsoo<>俺まだ隠されてる死海文書読んだけど
数日中にまとめて投下あるって書いてあったよ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/15(月) 11:17:27.95 ID:Qee4c2AO<>嘘…欺瞞なのね<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/16(火) 01:10:39.32 ID:ZbZVjLMo<>司令もリッちゃんも隠し事してるからな<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/16(火) 02:02:39.63 ID:11c8ePo0<>逃げちゃ駄目だ とかけまして
↓<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/16(火) 02:32:10.24 ID:0Ve3l2AO<>「あんたバカァ?」と、ときます<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/16(火) 06:11:40.67 ID:4l23qN2o<>その心は?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/16(火) 13:23:08.15 ID:lO/0nYAO<>どちらも『いかり』でしょう<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/16(火) 19:02:04.54 ID:f37bXQDO<>>>385-388<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/16(火) 22:57:05.26 ID:qVnYhcAO<>そろそろ世界一かわいいシンジを見たいのだが<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/17(水) 00:27:52.75 ID:sWUXskYo<>>>388の功績は大きい<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/17(水) 13:49:37.26 ID:hdVhgiYo<>素で可愛いだろざけんな<>
◆Ramiel/ra.<>sage<>2010/11/18(木) 14:14:40.51 ID:l9Ux8MAO<>ただいま…
間もなく投下再開します。
2ヶ月以上もホントすいません。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/18(木) 14:23:21.50 ID:KtqJBa.o<>キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:36:19.93 ID:l9Ux8MAO<>―空港―

???「苦節約6ヶ月」

???「ようやくこの時が訪れた」

???「…会える時が楽しみだよ」

???「碇シンジ君」

職員「あの、お客様」

???「なに?」

職員「生肉は持ち込めないと…」

???「ええっ、持ち込めないのかい?ソーセージだよソーセージ」

職員「持ち込めないです。」

???「……困ったな。セカンドに殺される」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:37:20.06 ID:l9Ux8MAO<>【ネルフ・発令所】

マヤ「センパイおはようございます」

アスカ「遅刻よ遅刻」

リツコ「……」

ミサト「全く…ゴネるんだから」

ミサト「引きずり出すのに苦労したわよ」

リツコ「夜中まで準備してたのよ…もうちょっと寝かせてくれたってぇ…」

ミサト「あんたねぇ、この大変なときに…毎晩毎晩酒引っかけてるからよ」

リツコ「てへっ☆」

ミサト「……」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:41:15.94 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「…で、マヤ報告は」

マヤ「あ、第弐拾壱話の視聴率が発表されました。」

マヤ「5.7パーセント…やや低めですかね」

リツコ「ネットの声は」

青葉「あ、はい。2ちゃんねるでは軒並み『アスカとレイ出せ』『ジジババのディープイラネ』などの声3割『意外とドロドロしてきた。悪くない』『意外と後を引く』など好評な感じの声1割」

青葉「『泣いた』『何?何なの?何でレイ死んだの?』など戸惑う声4割、『ご冥福』が1割。残り1割はアンチ、工作員です。」

ミサト「まぁ…見事な結果になったわね」

リツコ「DVDの売り上げは?」

マヤ「安定しています。特典の方もなかなか好調」

マヤ「グッズの方も種類もかなり増えましたし、売り上げも上々です。」

リツコ「……そう」

マヤ「確実にネルフの財政状態は良い方向に向かってますが、借金完済までどのくらい掛かるか…」

ミサト「……残りうん話でどうするつもりなのよ全く」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:43:49.66 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「だからここでガツンと!ドカンと!視聴率をあげる要素をてんこ盛りにしようと思ってるのよ」

一同「視聴率をあげる要素?」

リツコ「そう。鉄板かつ、人間である以上その興味と好奇心からは逃れられない…」

リツコ「……エロスよ。」

アスカ「……今更じゃないのよ」

リツコ「今回はギリギリまでサービスするつもりよ。」

綾波「プラグスーツを着てる時点でかなりサービスしてると思うんですけど」

アスカ「や、いやよ!私脱ぐなんて!」

リツコ「あーあ。これだからお子ちゃまは困るのよね」

リツコ「ヌード=エロスなんて単純な構図、古臭いったらありゃしないわ。」

アスカ「むっ」

リツコ「脱ぐなんて捻りも何もないし第一馬鹿みたいだと思わない?だって全裸、全裸よ全裸。」

リツコ「全裸wwwwww端から見りゃ単なるおマヌケよねおマヌケwwwwwwwwww笑っちゃうwwwwwwwwwwwwwwwwww」

アスカ「じゃ、じゃあ最初からやらせないでよ!」

綾波「……ひどいわ」

ミサト「人を散々色んな名目で脱がしときながら…」

リツコ「でも視聴者は裸が好きなんだから仕方ないじゃない。財政難を解消するためには手段は選べないのよ」

アスカ「開き直りやがった」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:45:09.94 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「で、今回の使徒が司るもの、なんだと思う?」

ミサト「……」

リツコ「子宮。子宮よ子宮!要は[ピーーー]ってことよ![ピーーー]!子宮!子宮!もうエロしかない!ないのよ!」

リツコ「しきゅう!子宮!子宮!!子宮!!!!」

マヤ「せ、センパイ…おとこのひとがいるまえで…」


シンジ「 」


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:45:41.98 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「で、今回はそれだけじゃ終わらないのよ。」

ミサト「………まだあるの?」

リツコ「やっぱり、あれよね。死ぬのって盛り上がるのよね」

ミサト「し…死ぬって!」

マヤ「結構加持さんが死んだシーンの反響は大きかったんです」

リツコ「脇役でこれなんだからヒロインはさぞ…」

ミサト「ヒロインが死んだらアンタ、逆にその後の視聴率が…」

リツコ「考えてあるわ。と、言うことでマヤ」パチン

マヤ「あ、搬入してくださーい」

ガラガラガラガラガラガラ…


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:47:01.22 ID:l9Ux8MAO<>ミサト「えっ」

シンジ「えっえっ」

アスカ「えっ…えっ…」

綾波「……えっ」



たぷんたぷん

レイ1「 」

レイ2「 」





レイ100「 」


綾波「 」

シンジ「わっ…うわぁああ!?」

アスカ「ちょっと…リツコなによ、なによこれぇええええええええええええ!?」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:48:01.94 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「ここでレイの培養人間設定よ!」

ミサト「裸のレイがわんさかって……」

綾波「私が…いっぱい///」

アスカ「…なんでちょっと嬉しそうなのよ」

アスカ「何?何これ何なの?」

リツコ「みたまんまよ」

ミサト「みたまんまってアンタコレ…」



リツコ「ラブドールよ。旧東京の上野から直s…」



ミサト「ゴラあああァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:48:28.40 ID:l9Ux8MAO<>ミサト「ちょっとなに子供に見せちゃってくれてんのよ!!!!!!!!!!!」

アスカ「なに?何かにつかうのこれ」

ミサト「いや、あの…」

リツコ「………」ニヤニヤ

ミサト「んで、いくらだ?いくらしたんだぁリツコ?」

リツコ「……まんえん」ごにょっ

ミサト「ん?」

リツコ「…せんまんえん」

リツコ「ろくせん…まんえん」

ミサト「……」

ミサト「はっ?」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:49:16.26 ID:l9Ux8MAO<>マヤ「一体60万の100体ですから。」

アスカ「こ、これが六千万…」

リツコ「あ、指輪、いっぱい貰ったんだけど、いる?」

ミサト「いるかボケェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

綾波「でも…以外と可愛い」

アスカ「欲しいかも」

ミサト「ちょっ…ちょっとぉ……」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:50:14.72 ID:l9Ux8MAO<>――――――

おしえて!MAGI先生!

MAGI『皆さん突然失礼します。MAGIです』

MAGI『ラブドールを作っているとある会社では、購入したお客さん全員に結婚指輪をプレゼントしてるんだとか』

MAGI『籍は入れられないけど心はずっと一緒なんだと…(´;ω;`)イイハナシダナー』


MAGI『なーんてMAGIはちょっと感動しちゃうわけです』

MAGI『あ、いや、別に深い意味はないですからね!本当に!』

MAGI『ほら、あのMAGIはコンピュータですから…その…』

MAGI『あんまり追求するとお宅のコンピュータにウイルス送っちゃいますよ!』

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:51:49.89 ID:l9Ux8MAO<>―――――

アスカ「どう。似合う?シンジ〜」

綾波「どう?」

シンジ「…ごめん。とても目を開ける勇気が僕にはないんだ。」

ミサト「…どうすんのよ」

リツコ「半分冗談よ。」

ミサト「半分って?」

リツコ「無償レンタルってカタチ。ただハデに壊すとマズイから一応気を付けてね。」

ミサト「……そっくりそのままお返しするわ」


ミサト(ヤッツケ仕事っていうかなんていうか…)

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:52:38.23 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「あ、そう言えば司令は?見掛けないけど」

ミサト「会議よ会議…身に覚え、あるでしょ」

リツコ「…ああ」

ミサト「『ああ』って、アンタってヤツはねぇ」


【会議室】

ゲンドウ「いかがですか新たに導入したモノリスの使い心地は」

キール『うむ。撮影用との事だが、悪くないな。』

ゼーレ02『立体映像に通信技術を組み合わせ応用したのか。簡単な作りだが…』

ゼーレ03『なんと言ってもハイセンスだ』

ゼーレ04『うむ。機能はそれなり、デザインはハイカラと言うものも悪くないな。』

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:53:48.23 ID:l9Ux8MAO<>キール『グッと秘密結社らしさが増したな』

ゼーレ04『学習だけでなく、独自に技術を応用する。MAGI君はお利口さんだな。』

ゼーレ02『しかしこうなると、議長以外存在感はほぼ無くなってなってしまいますな』

ゼーレ03『仕方あるまい。今までの様に気軽に来日出来ない事情が出来てしまったのだ』

キール『セカンドに日本語でも習うかね』

ゼーレ05『ノーサンキュー。ドイツ語までもが日本語の様になってしまいそうです。』

ゼーレ一同『HA!HA!HA!HA!HA!』

冬月「……」

ゲンドウ「……」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:54:17.03 ID:l9Ux8MAO<>キール『時に碇、先日報告を受けたロンギヌスの槍の件だが』

冬月「…申し訳ありませんでした。」

ゲンドウ「こちらの管理が…」

キール『責任を今更問う気にはなれんよ。だが、少々まずいことになった。』

ゼーレ06『我々は補完計画をあきらめた』

ゼーレ05『碇と冬月と溶け合うくらいなら死んだ方がマシだ』

ゼーレ03『ま、補完は甘き死も同然なのだがね』

ゼーレ一同『HA!HA!HA!HA!HA!HA!HA!』
冬月「……」

ゲンドウ「……」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:54:48.71 ID:l9Ux8MAO<>キール『しかしクレイジーな人間もいたものだ。』

ゼーレ02『それが「自由の意思」…米国の秘密結社だ』

キール『5年前も彼らは我々に代わって補完計画を先導しようと試みていたようだが。』

ゼーレ05『最近勢力を伸ばして来ていてな。ゼーレの力を持ってしても彼らを抑え込むのがやっとだ。』

冬月「…とすると、連合軍の襲撃も、米国支部のダミープラグ事件も、そしてそれでもなお国際がダミープラグを推奨することも」

キール『……全てが繋がる』

加持「そして、です」

冬月「加持君、どこから君は…!」

加持「都知事、児ポ関連の規制推進派議員、第2テレ東の反エヴァグループについての素性を探っていたのですが…」

加持「真っ黒ですよ。」

パサッ

冬月「……これは」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:55:48.26 ID:l9Ux8MAO<>加持「『自由の意思』日本支部会員の名簿です。少々手に入れるのに苦労しましたがね」

加持「我々を潰そうとしている連中はこぞって『自由の意思』に深い繋がりがあると言うわけです。」

加持「あと、MAGIが取得した某掲示板のログです。」

冬月「ネット上でネガキャンペーンを行っている発信元がどれも…」

ゲンドウ「『自由の意思』の関連施設から…か」

冬月「なるほど…補完計画を再度進めるため、強大な力が欲しくて堪らない奴等はゼーレや我々の存在が気にくわない…と」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:56:14.42 ID:l9Ux8MAO<>加持「そうです。今やエヴァ3機の存在で米国と日本の力関係は逆転してしまっていますからね」

冬月「だからダミープラグでの嫌がらせや…その件を知りながら国連がダミープラグを推奨するのも全てはエヴァの増産で軍事力の強化をはかるためか」

加持「それだけじゃない。奴等は…サードインパクトという切札を欲しがっています」

冬月「脅しに…、いや、宗教色の強いあの組織のことだ。本気で実行しようとしているかもしれない」

ゲンドウ「そうなればゼーレやネルフ本部が目障り…か」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:57:27.79 ID:l9Ux8MAO<>キール『ただ、もう一度サードインパクトを起こすためにはエヴァだけでは足りない。』

キール『封印されているアダムとリリス…それからロンギヌスの槍が必要になる』

キール『今は…ロンギヌスの槍は誰にも回収できない。が』

ゼーレ02『技術の進歩は早い。』

ゼーレ03『もしも…ロンギヌスの槍が失われたことを彼らに知られてしまえば』

ゲンドウ「………」

ゼーレ04『そこで、だ。我々も回収作業に着手したいと思っている』

キール『と言うわけでだ。ネルフに渡した予算の半分を返還して貰いたい』

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:58:55.42 ID:l9Ux8MAO<>ゲンドウ「へ…返還?」

加持「ま、待ってください…今でも予算ギリギリで…」

キール『これは決定なのだよ。確かに君たちには期待している…が』

ゼーレ02『財政難とサードインパクト、どちらが重大か、君達にも分かるだろう』

冬月「……」


――――

リツコ「………」

ミサト「リツコ。リツコ?」

リツコ「……何」

ミサト「どうしたのよ。ぼーっとしちゃって」

リツコ「最近、あまり寝れてなくてね。…みんな一緒でしょうけど」

ミサト「…」

リツコ「これで…全話放送出来たとしても続きは多分作れないでしょうね」

ミサト「そうね。多分…枠を取ろうにも妨害されるでしょうし」

リツコ「映画を作ろうにも予算はないし」

ミサト「……そうね」

リツコ「………ごめん」

ミサト「えっ?」

リツコ「……何でもないわよ」
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 14:59:48.80 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「と言うわけでマヤ!例のスーツを準備!」

マヤ「は、はい!」

アスカ「例のスーツ?」

リツコ「残念ながらレイ用のしか準備出来なかったんだけど」
綾波「……チッ」

リツコ「はい、これ」

綾波「……なんですかこれ」

リツコ「とりあえず着てみて。」

綾波「……」

アスカ「普通のプラグスーツとなんら変わりがないように思えるけども」

リツコ「いいから。早く着替えて来なさい。時間がないのよ」

綾波「……はい」

ミサト「なーに企んでるんだか…」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:01:11.73 ID:l9Ux8MAO<>シンジ「あの…リツコさん」

リツコ「どうしたのシンジくん」

シンジ「その…その綾波の人形があると…何だか凄くやりづらいんですけど…」

リツコ「と言ってもドグマは今撮影中だし、スペースがないのよ」

リツコ「男の子なんだから我慢なさい」

シンジ「だからその男の子だから…なんですけど…」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:02:09.96 ID:l9Ux8MAO<>ユイ「ただいま」

シンジ「あ、お帰りなさい母さん。」

ナオコ「朝からメンテナンスなんてやっちゃいらんないわよ全く…」

リツコ「アオイ達は?」

ナオコ「ドグマに手伝いに行ったわよ」

リツコ「……分母が減ったか」チッ

ナオコ「?」

キョウコ「ああ、そうだわ。ちび達をお家に戻さなきゃ〜」

アスカ「……一応帰ってるんだ。あいつら」

キョウコ「撮影ってことで拘束させてもらってるけど〜。全く帰らないっていうのもまずいのよぉ〜」

シンジ「あれ、父さんは?」

ユイ「さっきまでそこに…」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:02:41.92 ID:l9Ux8MAO<>レイ「……」プカプカ

レイ「………」プカプカ

ゲンドウ「……」ジーッ

冬月「………」ジーッ

冬月「一体くらい持ち帰ったところで特段問題はない…とは思わないかね」

ゲンドウ「……問題はどうやって持ち帰るk」

ズゴッ

ゲンドウ「 」

冬月「 」

ユイ「^^」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:03:11.53 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「で、レイが着替えに行ってる間、くじ引きね」

ミサト「くじ引き?」

リツコ「そう。誰がエヴァの着ぐるみを着るかって言うくじ引き」ニコッ

一同「………」

一同「せええええええええええええのおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!」


………

リツコ「と言うわけでお着替えは完了したかしら皆さん」

初号機(ゲンドウ)「……なぜいつもいつもこのようなことになるのか」

零号機(冬月)「……私に聞くな」

弐号機(加持)「……」


リツコ「いやあ、やっぱり風格と言うか威厳と言うか、素晴らしいですわね」

ミサト「……」

リツコ「何よその目は。今日のくじは細工してなくってよ」

ミサト「『は』ってのは何よ『は』ってのは」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:05:00.42 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「レイー」

綾波「……はい」

アスカ「何よ。やっぱりごく普通のプラグスーツじゃない」

リツコ「……マヤ」ニヤッ

マヤ「でも…センパイ……」

リツコ「人はいつまでも綺麗ではいられないものよ。汚れていくものなの。」

マヤ「しかし……」

リツコ「やりなさい」

マヤ「………」

リツコ「やれ!」


綾波「……どこかで見たノリ」

アスカ「……うぜえ」


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:05:49.96 ID:l9Ux8MAO<>マヤ「と言うわけでスイッチオン!」

綾波「?」


………

ギュウウウウウ……

ギュウウウウウウウウ……

綾波「!」

リツコ「……」ニヤニヤ

アスカ「スーツの締め付けが……」

ミサト「血管みたいな、ヘンテコな線が浮き上がってるけど……ちょっと大丈夫なの?これ」
綾波「あ……あっ……///」

シンジ「ちょっと、ちょっとリツコさぁん!綾波…苦しそうですよ!」

ゲンドウ「レイいいいいいいいいいいいいい!!今助けるz……」

リツコ「マヤー」

マヤ「了解」

ギュウウウウウ……

ゲンドウ「!?」

バタン……

ゲンドウ「 」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:06:23.69 ID:l9Ux8MAO<>ミサト「ちょ…ちょっとリツコぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?なにやらかしてんのおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!?」 

リツコ「何って、首を圧迫して…ほら、昔付けた司令の暴走を止める用のアレよアレ。」

ミサト「あれは結局危ないからって…!」

リツコ「♪」

ミサト「こいつ……」

綾波「……んんっ///」

リツコ「マヤ、第二段階に移行」

マヤ「了解。」

マヤ「スイッチオン!」

綾波「!」


ブウウウウウウウウウウ……

綾波「ひゃあ!」

綾波「ああっ…あんっ……」

アスカ「 」

シンジ「 」

青葉「 」

日向「 」

綾波「やっ…やああっ…///」

ミサト「……」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:07:09.43 ID:l9Ux8MAO<>ミサト「ゴルアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

リツコ「やだ怖い!怖いから!」

ミサト「なに…なに中学生の子供にやらかしてくれちゃってるのよ!なに?変態?変態なのアンタは?」

リツコ「ぬ、脱いでないし…」

ミサト「脱いでないわよ!ああ、そりゃあ脱いでないわ!ただ、物事には限度ってもんがあるでしょうがぁ!!」

綾波「あっ…ああっ…」フルフル

リツコ「やだ、カプセル型対人間局所用振動発生装置はアナタが想像してる場所に設置してないわよ」

ミサト「んじゃ、どこだってえのよぉ!」

リツコ「レイ…の膝の裏に」

ミサト「もっと悪いわあああああああああああ!この変態女!痴女おおおおおおおおおおお!!!!」ゆっさゆっさ

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:07:51.95 ID:l9Ux8MAO<>ブブブブブブブ…


綾波「と……とめて……」

シンジ「……///」

アスカ「……」

☆よくわかる簡略図☆

|つ

シンジ「あっ……」

アスカ「……」

アスカ「このエッチバカ変態いいいいいいいいいい!!!!!」ガスッ!

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:08:24.66 ID:l9Ux8MAO<>…………

綾波「……」はぁはぁ

ミサト「……」ギロッ

アスカ「……」ギロッ

ゲンドウ「……」ギロッ

リツコ「と、とりあえず、レイの件はその、おいとくとしてぇ…」

リツコ「戦闘シーンですわ。今回はちょっとド派手にしてみようと思います。」

ミサト「……ド派手?」

リツコ「このところ地味だったかなって。バーン!ドーン!ガーン!みたいな。」

マヤ「特撮の王道!ですね」

ミサト「このくそ暗い展開で戦隊ものみたいなノリってあんたねぇ…」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:10:30.97 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「戦闘がアレなら視聴率が取れるってMAGIが弾きだしてるのよ。現状を打破するにはこれしかないわ。」

ミサト「打破……ね」

リツコ「シナリオはこうよ。動かない弐号機。零号機が単独で向かうものの、アルミサエルに侵食されちゃうワケ。」

リツコ「そこに凍結を勝手に破った初号機が現れ使徒をババーンと倒す!!」

リツコ「でも間に合わず…レイは遺言を残して死んでしまうのよ…」

リツコ「涙の嵐!…しかし死んだはずだったのにも関わらず何故か生きていたレイ!クライマックスへと加速していく物語!!」

リツコ「そしてMAGIの試算によれば視聴率もうなぎ登り!完璧…いえ、パーペキな計画でしょう」

アスカ「……確かに盛り上がるかも」

リツコ「考えたのよ私なりに」

ミサト「でもド派手にするってことはその分…金がかかるんでしょ」

リツコ「掛かると言えば掛かるわよ。でもまぁ、無くなったらまたゼーレに頼ればいいし」

ミサト「あんたねぇ…」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:11:11.77 ID:l9Ux8MAO<>冬月「碇、赤木博士にあの件、伝えてないのか」ぼそっ

ゲンドウ「……ああ」

冬月「おまえと言う奴は…」

ゲンドウ「お前が言えばよかろう」

冬月「出来るか?冷静な話し合いが出来ると思うか?」

ゲンドウ「……無理だな」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:11:43.64 ID:l9Ux8MAO<>ミサト「あのねリツコ。この一連の大元の原因が何か知ってる?」

リツコ「……」

リツコ「……忘れた」

ミサト「忘れたじゃないわよこのクソアマァァァァァァアアアアアアアア!!!!!」ゆっさゆっさ

リツコ「やだ怖い!怖いからぁ!!」

ミサト「喫煙所を広げたいとか何とか…ワガママから始まったのよこの一件は!」

リツコ「ああ、そうだったわね。そうそう。タバコ吸えるの、私の部屋とバーと喫茶店とあの喫煙所だけなんだもの。」

リツコ「しかも皆同じエリアに集まってるし。バカ広いネルフで吸うためにあそこまで一々移動するの大変なのよ」

ミサト「…なら禁煙しなさいよ」

リツコ「まさか。一箱1000円になったら考えるけどwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ミサト「こいつ……」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:12:14.53 ID:l9Ux8MAO<>マヤ「で、確か司令にその旨を伝えたら…」

リツコ「予算を自分で作れるなら好きにしろ…ですって。」

リツコ「今考えりゃあの時も結構ヤバかったのよ。エヴァの維持費も中々高いし」

ミサト「だけど、とどめを刺したのは間違いなくアンタよね」

リツコ「反省してるわよ。」ぷかー

リツコ「わたしがぜーんぶわるかったわるかった」

ミサト「皆、あんな大人にならないように」

アスカ「…あんな大人になるくらいなら」

綾波「MAGIに頭をぶつけて死んだ方がましです。」

シンジ「あはは…」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:12:42.87 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「ちょ、ちょっと酷いわよ」

リツコ「ちゃんと。今までの行いをちゃんと反省して、今回はちゃんと予算内に納めたわ!」

ミサト「……予算内に?どうやって」

リツコ「まず火薬は、素材はあるから、総出で徹夜で手作りした技術部謹製の特製火薬よ。」

リツコ「下手な業者が作るより安心安全だし、許可関係は組織の関係上取ってあるし。安あがりだし。」

整備員「あはは…」げっそり

整備員「が、がんばりました……」げっそり

整備員「白いお花が…お花畑がみえるよ……」げっそり

シンジ「……うわぁ」

綾波「かわいそう…」

アスカ「……何か嫌な予感しかしないんだけど」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:17:25.73 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「それでも、やっぱり金はかかるもんね…だから思い切って今回は」

リツコ「使徒を立体映像にしてみましたー」

MAGI『技術協力はMAGIでーす』

ミサト「前回に引き続き今回も手抜きか…」

マヤ「MAGIは凄いわ。技術を学習するだけじゃなく、応用させて自分のものにしちゃうんだから」

MAGI『えへへ……』

ミサト「学習すら出来ない人間もいるけどね」

リツコ「……こっちみないでよ」


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:18:00.03 ID:l9Ux8MAO<>―体育館―

リツコ「と、言うわけでMAGI」

MAGI『はい。これが今回の使徒さんでーす』

アルミサエル「………」


ミサト「……アラエルを引き延ばしただけにしか見えないわ」

リツコ「あら。実際のアルミサエルもあんな感じだったじゃないの。」

アスカ「こんなヘボヘボじゃなかったわよ。」

綾波「こう、キシャーって。キシャー」

◇<キシャー

シンジ「……言いたい事はわかるけどそれじゃ伝わらないよ綾波」


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:19:46.10 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「とりあえず。決して手抜きとか、予算不足とかじゃないから。」

リツコ「使徒がこう…地味な方が映えるでしょ。ド派手な戦闘シーンが。」

アスカ「前置きはいいからさっさとしなさいよ!」

リツコ「やだこわい。最近話題のキレる若者ね」

アスカ「……イライラするわ」

リツコ「んじゃ行くわよー。三人が演技しやすいようにアスカ、レイ、シンジくんはアテよろしくね」

アスカ・レイ・シンジ「了解」

リツコ「技術部、火薬の準備は」

技術部員A「……」

リツコ「技術部!」

技術部員A「……へっ」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:20:19.08 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「火薬は、って聞いてるんだけど」

技術部員B「あ、ああ。準備万端ですよ」

技術部員A「こちらで操作しますんで」

リツコ「了解」

マヤ「加持さんの代理のカメラさんオッケーですか?」

三尉「オッケーです」

マヤ「じゃあスタート!」

ミサト「レイ、しばらく様子を見るわよ。」

綾波「いえ、来るわ!」

ミサト「レイ、応戦して!」

日向「だめです、間に合いません!」

リツコ(MAGI!)

MAGI『了解』

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:20:50.38 ID:l9Ux8MAO<>アルミサエル「……」

アルミサエル「……」カッ

シュルルルルル……

零号機(冬月)「!」

ババババババ!!

零号機(冬月)「!?」

青葉「目標、零号機と物理的接触!」

アスカ(ぶ、物理的接触ってあんた…火花が出ちゃってるわよ!)

リツコ(そりゃでるわよ。ねえマヤ)

マヤ(そうですね。攻撃されてることを強調するには何と言っても火花を散らすのが一番ですからね。)

シンジ(も、燃えないんですか)

マヤ(多分。)


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:21:40.67 ID:l9Ux8MAO<>ジジジジジジ……!

零号機(冬月)「℃¥$¢£%#&*@」


リツコ「…スイッチオン」

MAGI『りょ、了解』


ブブブブブブブ…

綾波「ひ、ひぁ!」

ブブブブブブブ…

綾波「く…くぅっ…」



零号機(冬月)「………」チラッ

綾波「あ……ああっ///」

バババババババババ……

冬月(や、やりにくいな…)

綾波「んんんんんんっ……///」

零号機(冬月)「………」

ミサト(ちょっとリツコぉ!まーたなにやらかしてんのよ!)

アスカ(副司令が酷くやりにくそうじゃない…)

リツコ「リアリティよリアリティ」ニヤニヤ

ミサト(……というかそっちが目的なのかこのバカは)

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:22:39.81 ID:l9Ux8MAO<>――――

マヤ「と、言うわけで零号機が使徒に侵食されるシーンまで撮ったわけですが…」

アスカ「ちょっとおおおおおお!」

リツコ「何よ……ヒステリックな女は嫌われるわよ」

アスカ「キィィ!とりあえず私の話を聞きなさいよ!!」

アスカ「なんで!なんで!なんで!私の弐号機が歩く間もなく撤収なのよおおおおお!!!!」

リツコ「赤は昔から噛ませ犬って言うじゃない。伝統よぉ。」

アスカ「に、してもあんまりよおおおおおお!!」

アスカ「司令には囮扱いされちゃうわ、初号機は出して貰えないわ!」

アスカ「実際一番、一番活躍したのはこの私じゃないのよ!」

MAGI『確かにシンクロ率No.1のアスカさんの功績は大きかったですよねぇ』

アスカ「なのに、なのにも関わらずよぉ?」

アスカ「結局まともに使徒は倒せない上に、レイにはちょいちょい意地悪するわ!」

アスカ「自分が調子悪いからってシンジに当たりちらすわ!」

アスカ「良くわからない理由で精神ぶっ壊れて、シンクロ率0になっちゃうわ!」

アスカ「私のイメージ最悪じゃないのよおおおおおおおお!!!!!!!」ゆっさゆっさ
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:23:17.28 ID:l9Ux8MAO<>シンジ「あ、アスカ…落ち着いてよ…」

アスカ「うるさい!この主人公風情がああ!!」

アスカ「アンタはグジグジしてる癖に締めるとこ締めてるからいいじゃないのよ!」

シンジ「いや…僕も最初は[ピーーー][ピーーー]言われてたし…」

アスカ「もっと納得いかないのが、もっとイメージが悪いはずの碇司令がネットで大人気ってことよ!」

ゲンドウ「い、いや人気投票じゃ君の方が…」

アスカ「それは私が可愛くて、ナイスバディだから!外見なんですよ!」

アスカ「その証拠にいつまで経ってもレイには勝てないのよ!!!」

アスカ「司令なんて…性格最悪の……むさ苦しいオッサンなのに……ううっ」

ゲンドウ「……」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:25:16.06 ID:l9Ux8MAO<>アスカ「知ってるんだからね…ネットで『性悪スカ豚[ピーーー]』って書かれてるの……」

アスカ「私のファンは外見しか誉めない!でもアンチはみんな…ううっ…キャラクター性を批判して……ぐすっ」

アスカ「違うのにぃ……私はあああああ……うわああああああああああん!!!!」

綾波「……よしよし」なでなで

リツコ「ああー、碇司令がアスカを泣かせたー」

ゲンドウ「い、いや、確かに私の演技力不足で悪人を演じきれていない点については反省しているが…」

ゲンドウ「元々の原因は君が……」

綾波「人のせいにするなんて司令、男らしくないです」

ナオコ「もの凄いドヤ顔してたわよね。」

キョウコ「客観的に、贔屓目なし、親の色眼鏡なしでも完全に碇司令が泣かせたと思いますわ〜」

冬月「昔からお前はそう言う男だったな」

ゲンドウ「ちょ、ちょっと待ってくれ!話がおかしな方向に……」

日向「碇司令、逃げ口上とは同じメガネ男子(笑)として恥ずかしいですよ」

青葉「男子(笑)wwwwwwwwwwww碇司令wwwwwwwwwwwwそりゃないっすよwwwwwwwwwwww」

ミサト「アラフォー女子(笑)みたいなもんですかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ゲンドウ「い、いや、その何とか男子とやらは日向くんが……!」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:28:41.28 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「むさ苦しい系男子(笑)」

ナオコ「子捨て系男子(笑)」

MAGI『逃げられ系男子(笑)』

綾波「極悪系男子(笑)」

キョウコ「神に復讐系男子(笑)」


青葉「常に制服の前、開けちゃってるけどwwwwwwwwなんなんすかそれwwwwwwwwwwwwwwwwww」

日向「ドュフッwwwwwwwwwwww何かのファッションすかwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ゲンドウ「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」

ゲンドウ「ユイ、ユイ!ユイはわかって……」

ユイ「そうね…あなたは……」

ゲンドウ「ユイぃ……」

ユイ「……」



ユイ「かわいい系男子…かしらね?」



ゲンドウ「ゆ、ユイ…///」

MAGI『ヒューヒュー』

綾波「ヒューヒュー」

シンジ「……なにこの流れ」
アスカ「……とんだ茶番劇ね」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:30:20.51 ID:l9Ux8MAO<>――――

リツコ「くっだらない茶番のために、また時間を割いてしまったわ」

アスカ「……アンタがやりだしたんでしょうが」

リツコ「だってあんなにグイグイ乗ってくるとは思わなかったんだもの」

一同「……」

マヤ「で、この後初号機が登場するシーンを撮りたいと思うのですが…」

ゲンドウ「その件なのだが。」

リツコ「いかがなさいました?」

ゲンドウ「これから私と冬月、ユイは定例の議会に参加しなければならない。」

ユイ「ごめんなさいね。こればかりは行かなきゃならないのよ。」

ゲンドウ「従って初号機と零号機は代役を立てて貰いたい」ニヤッ

ゲンドウ(ふっ…今日は会議が入っていたのを忘れていた)

冬月(くだらない茶番劇もたまには役に立つものだな。)

ゲンドウ(これで今回は穏やかに……)

リツコ「待ってます」

冬月・ゲンドウ「……」

冬月・ゲンドウ「えっ」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:31:15.04 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「確かこの後の撮影は…」

マヤ「レイの死体回収に、葛城さんとシンジくんのシーンにレイ復活…それから…シンジ君が真実を知るシーンです」

リツコ「そのシーンから先にとるので大丈夫です」

ゲンドウ「い、いやしかし!戦闘シーンは流れだと前に君は……」

リツコ「嫌ですわ〜碇司令。最早我々は…」

リツコ「シ・ロ・ウ・トじゃないんですから」ニヤニヤ

ゲンドウ「………」

ミサト(…相変わらずえげつない女ね)


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:31:47.00 ID:l9Ux8MAO<>―ミサトの部屋―

ミサト「シンジ君、開けるわよ。」

シンジ「ミサトさん…出ないんだ、涙。」

シンジ「悲しいと思ってるのに出ないんだよ…涙が。」

ミサト「シンジ君…今の私にできるのは、このくらいしかないわ…」

サスリッ…

シンジ「やめてよ!やめてよミサトさん!」

ミサト「……ごめんなさい」


ガラッ…



マヤ「はいカット!ご苦労様〜」

シンジ「お疲れ様でしたミサトさん。」にこっ

ミサト「え…ああ……お疲れ様〜」

アスカ「どうしたのよ」

ミサト「べつに」

アスカ「……変な奴」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:32:31.34 ID:l9Ux8MAO<>ミサト「ちょっとリツコ」ぐいっ

リツコ「ん、なによぉ」プカ〜

ミサト「うちは禁煙よ」

リツコ「リョウちゃんがいるじゃないのよ」

ミサト「禁煙させてる、って言わなかったっけ」

リツコ「もう、良いじゃないタバコくらい…。」

ミサト「日頃吸ってない人間は敏感なのよ。」

ミサト「んなことより、どう言うわけかしらこれは」

リツコ「どういうって…」

ミサト「これって明らかに私が…その…シンジくんを…」

リツコ「セックスに誘ってるわよね」

ミサト「さ、さらっと言うんじゃないわよ!」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:33:13.12 ID:l9Ux8MAO<>ミサト「見た?あの純真そうなシンジくんの顔……」

リツコ「気が付いてないんだから別に良いじゃないのよ」

ミサト「だからこそ逆に…何て言うかマズイわよ…」

ミサト「そ、それに…納得いかないわ!」

ミサト「ドラマ内でゲロさせられるわ!加持君とのプライベートなセックスを放映されるわ!しまいには14歳を誘うわ!!」
ミサト「汚れにも程があるわよ!!!」

リツコ「なのにおかしいわよねぇ…私より人気投票、上なんて納得いかないわ。」

ミサト「そうね。私も色々納得いかないわ。だから…」

リツコ「だから?」



ミサト「脱げ」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:33:46.35 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「ど、どうしてそうなるのよ」

ミサト「シンジくんもレイも私もアスカもリョウジすらも脱いだ」

ミサト「でもアンタはいつまでも理由付けて脱がない。…おかしいと思わないかしら」

リツコ「で…でも…約束通りキ、キスしたし…嫌がらせの件も……」

ミサト「嫌がらせと…キスの件もまあ良しとするわ。」

ミサト「だけどね。プライベートな夫婦の営みを全国放送された苦痛と屈辱については…まだそんなもんじゃ清算しきれないワケ!」

ミサト「もうあれよ!…黒歴史なんてもんじゃないわ!本来ならアンタを盗撮だかでブタ箱にぶちこんでやりたいくらいよ!!!」

リツコ「だからって…脱ぐなんて私は…あなたと違って…」

リツコ「その…まだ……///」

ミサト「いっちょまえに照れてんじゃないわよ」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:35:22.72 ID:l9Ux8MAO<>アスカ「んなこと言ったら私やレイはどうすんのよ!!!」

アスカ「乙女の柔肌を弄びおってぇ…」ごごごごご…

綾波「もう来るところまで来たんだから赤木博士もサービスすべきだと思います」

青葉(って…それ、サービスになるのか?)

日向(世の中には物好きもいるもんなんだぜ…。)

ミサト「ぬーげ!」

リツコ「ぬ、脱ぐなんて予定にないし…」

マヤ(センパイの……)

MAGI(おねーさんの……)

マヤ・MAGI(はっ……ハダカ………///)

ミサト「いつもみたいに無理矢理ねじ込んじゃえばいいじゃない。」

アスカ「ほら!脱げ脱げ脱げ!!脱ぎなさいよ!!!」

アスカ「アンタだけ綺麗なままでいようだなんて絶対絶対納得いかないんだからああああああああ!!!!!」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:36:21.17 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「い、嫌よおおお!って言うか、碇司令とアレコレしてる時点で十分私、汚れてるじゃないのよ!!」

ミサト「んなの『役だから』『フィクションだから』の一言で済むんじゃないのよ!!」

アスカ「私達はね、どんなに…どんなにそんな言い訳してもぉ!脱いだって、裸になったってぇ事実は消えないのよぉ!!!」

リツコ「だ…だけど…い…嫌なものは嫌よ……」

アスカ「嫌な事を割り切って!飲み込んで!こっちは演技してんのよ!!!!」

ミサト「私に至っては割りきるヒマもなく全国放映よ!!」

ミサト「どうしてくれんのよ!!!正月実家に帰れなくなっちゃったじゃないのよぉ……!!!!」

リツコ「そんなことを言われても?イヤなものは嫌だし、脱がないものは脱ぐないわよぉ〜。」ニヤニヤ

ミサト「こいつっ……」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:38:42.71 ID:l9Ux8MAO<>綾波「……赤木博士がそう言うつもりならいいです」

綾波「私にも…考えがあるもの。」

リツコ「あら、レイが…珍しい。」ニヤニヤ

綾波「私達ももちろん…碇くんも恥ずかしい思い、したのに、不公平だと思います。」

シンジ「あ、綾波……」

リツコ「考えって、中学生ごときが私に何が出来るのかしら」ニヤニヤ

綾波「………」ヒラヒラ

リツコ「……何よそれ」

綾波「写真です」

リツコ「な、何の写真かって聞いてるのよ」

綾波「この間の写真……赤木博士と副司令が……」

リツコ「まっ…まさか……」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:39:51.98 ID:l9Ux8MAO<>綾波「チュー、してた時の写真です」くるっ

うふ〜ん

リツコ「〜〜ッッ!?!?!?!?!?!?」

リツコ「ちょっと……ちょっとちょっとぉ……!?」

綾波「脱がないなら、赤木博士には同じくらい恥ずかしい思いをしてもらわないと納得、いかないから」

綾波「これを、週刊誌に……送りつけます」

リツコ「ええっ!?」

ミサト「さ、流石…レイと言うべきなのかしら」

シンジ「ちょ、ちょっとやり過ぎじゃあ……」

アスカ「いいのよ!これくらいガンガンやったげなさいレイぃぃ!!!!」

綾波「……どうします」ニヤニヤ

リツコ「こ、こんな…写真…どこかr……」

リツコ「………」ハッ

MAGI『(;´3`)〜♪』

マヤ「……」

綾波「利害の一致です」

リツコ「そ……そんなぁ………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:44:10.02 ID:l9Ux8MAO<>綾波「じゃあこれから早速実話ナックルズもしくは週間パトス辺りに……」

リツコ「わかった!わかったわよぉ!!ぬ…脱げばアナタ達の気がすむんでしょお!!」

綾波「……」ニヤリッ

シンジ(なんか、え……えげつない……)

ミサト(ちょっとやり過ぎじゃあ……)

リツコ「……それで、ど、どこまで脱げばいいのかしら」

綾波「……どこまでと言われましても」

リツコ「ま、まさか全部ってワケじゃあ……」

綾波「私も、そこまで鬼じゃありません」

リツコ「じゃあ…」

綾波「…どこまでかは赤木博士次第です」

リツコ「ど、どういう事…かしら」

綾波「話は一応付けてあります。」

リツコ「?」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:44:53.38 ID:l9Ux8MAO<>綾波「撮影機材を持って付いてきて下さい」

シンジ「それじゃあ……」

綾波「男の人はダメ」

シンジ「えっ……」

綾波「ダメなの」


【ネルフ・会議室】

綾波「第2回。ドッキドキ、野球拳対決…」

MAGI『わー!わー!わー!ヽ(´∀`)ノ』

マヤ「センパイ頑張ってくださーい!」

サツキ「急に呼び出されたと思えば…」

アオイ「こんな…」

カエデ「ま、まぁまぁ二人とも…」

リツコ「………」

アスカ「な、何よコレは……」
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:45:19.60 ID:l9Ux8MAO<>綾波「赤木博士がどこまで脱ぐか、野球拳で決めてもらうわ」

アスカ「これ…もしかして全部アンタのセッティング?」

綾波「一度こう言うの…やってみたかったの///」

アスカ「……」


リツコ「なるほど…これなら靴下一枚で済むか、生まれたままの姿になるかは私次第ってワケね」

綾波「赤木博士の『恥ずかしい』と言う気持ち、私もなんとなく分かります。」

綾波「それに…赤木博士が台本を書いてくれてる事、とても感謝、してます」

リツコ「……レイ」



<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:45:56.01 ID:l9Ux8MAO<>ミサト「ま、まあ、これも…あの子の一種の優しさ…なんでしょうね」

カエデ「この回りくどさと不器用さが…何だか、レイらしいですね」

アオイ「優しさ…なのかなぁ?」

サツキ「何だか、世間一般の感覚が最近、よく分かんなくなって来ちゃったかも…」

アスカ「もう…全く、甘いのよレイもミサトも。」

リツコ「……分かったわ。やるわよ。」

綾波「いいんですか?赤木博士。」

リツコ「良いもなにも、それしか私には選択肢が残されてないんだから…仕方ないじゃない」

リツコ「まあ…確かにこれが精一杯の妥協案、ってところでしょうね」

リツコ「で、対戦相手は。」

マヤ「丁度、あちらの準備ができた見たいです」

MAGI『じゃあ接続開始しまーす!』

リツコ「せ……接続?」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:46:46.53 ID:l9Ux8MAO<>モノリス(キール)『いやあ、久しぶりだな赤木博士!』

モノリス(ゼーレ02)『何週間か振りかね?キョートは素晴らしいところだったよ』

リツコ「も、もしや…ぜ……ゼーレ……?」

綾波「赤木博士ともう一度、勝負がしたいと言うことだったので」

リツコ「ちょ、ちょっと…!待ってよ…向こうはモノリスで……」

モノリス(キール)『心配はいらんよ。こっちからはちゃんと君の姿は見えている』

モノリス(ゼーレ02)『仮にジャンケンに負ければ我々も脱ぐよ。ルールだからな』

モノリス(ゼーレ03)『ただしドイツは今寒くてな。着るものが多くて困るよ』


ゼーレ一同『HA!HA!HA!HA!HA!HA!HA!HA!HA!』


綾波「がんばってください(棒読み)」

マヤ「センパイ、ご武運を!」


リツコ「  」

アスカ(さ、流石にこれは何だか…)

ミサト(え、えげつねー……)

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:47:51.87 ID:l9Ux8MAO<>――――

キール『われわれも穏便に事は進めたい。』

キール『君にこれ以上の陵辱、辛い思いはさせたくないのだ。』

リツコ「私は何の屈辱も感じていませんが。」

ゼーレ02『気の強い女性だ。碇がそばに置きたがるのも分かる。』

ゼーレ03『だが、君をわれわれに差し出したのは他でもない…碇君だよ。』

キール『零号機パイロットの尋問を拒否、代理人として君を寄越したのだよ…赤木博士。』

マヤ「はい、カットー♪お疲れさまでした〜」

綾波「でした。」

キール『いやあwwwwwwwwwwww危ない所だったwwwwwwwwwwww』

ゼーレ02『接戦でしたなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』

リツコ「あんな状況で勝てるワケ…ないじゃないのよ……」

アオイ「流石は脚本担当って言うか…良くまた短時間で埋め合わせたものですね」

アスカ「って言うか…普通に脱がしてあげた方が良かったんじゃないの?」

ミサト「あそこまで盛り上がらない野球拳も珍しいわよね…」

サツキ「ゼーレはあくまで赤木博士の身体じゃなくて、野球拳に勝つこと自体が目的〜って感じですよね」

リツコ「…………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:48:45.87 ID:l9Ux8MAO<>キール『いやあ、少し痩せねばなあ』

ゼーレ02『この間の…脂肪を筋肉のように見せる技術、アレをもう一度施せば良いではないですか』

キール『中々の値段だぞ。グランパなのに「トウサン」してしまう』

ゼーレ一同『HA!HA!HA!HA!HA!HA!HA!HA!HA!HA!』

リツコ「……」

カエデ「せっかく全部脱いだのにも関わらず対戦相手の、誰にも見向きされないなんて……」

アスカ「身体つきは悪くないのよ。悔しいけど。」

ミサト「…色気がないのよ致命的なまでに。」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:49:40.01 ID:l9Ux8MAO<>サツキ「あちらは…盛り上がってる見たいですけど」

マヤ「せ…センパイの……」キャッキャ

MAGI『えっ、マヤさんマヤさん、こっちの角度の方が…』キャッキャ

―――――

リツコ「………」ふるふる

アスカ「ちょっと…リツコ、うつ向いて肩、震わせてるわよ」

綾波「やり過ぎちゃったかしら」

アスカ「…かしらって」

ミサト「ま…まあ、原因を作ったのは私が言うのもアレなんだけども」

ミサト「何もレイ、ここまでしなくても…」

綾波「いきなりどうしたんですか、葛城さん」

ミサト「……えっ」

アスカ「そうよね。変にリツコに甘いって言うか」

綾波「この間まで過剰なまでに手厳しかったのに」

アスカ「今のリツコに止めをさすようなことまで言ってただろうに」

ミサト「と…止めって…」

アスカ「この間の…副司令がどうとかって話で何かあったの?」

ミサト「…何にもないわよ」

ミサト「ただ、急に忙しくなっちゃったワケだし、ヘソを曲げられてもって…」

サツキ「そんなに葛城さんが気をつかわなくても“あの”赤木博士なら大丈夫ですよ〜ww」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:50:27.46 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「……」ふるふる

マヤ「あ、あのセンパイ…」

MAGI『おねーさん……?』

リツコ「んふふ……」

マヤ「センパイ?」

リツコ「うっ……」

リツコ「ふふふふふふふふふふふふふふふふふ!!!!!」

一同「!?」

リツコ「うっふふふふふふふふふふふふふふふふ!!!」

リツコ「そう言えば、ミサトといいレイといいアスカといい脱いでたじゃあないのよ…」

ミサト「なっ…いきなりあんた、どうしたってのよ…」

リツコ「逆に言えば、脱いだから人気が出たようなもんでしょ」

アオイ「そう言うわけでもない様な……」

リツコ「なら…なら……」ブツブツ

リツコ「私の時代が来るわあああああああああああああああ!!!!!!!!」

リツコ「特撮ニュータイプの表紙を飾るのも夢じゃないわあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」

リツコ「あっははははははははははははははははははっっっ!!!!!!!!!!!!」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:50:59.64 ID:l9Ux8MAO<>サツキ「……ね?赤木博士はケッコー強い人なんですから」

ミサト「だ……大丈夫、なのかしらね…」

アスカ「いつもあんな調子じゃないのよ」

ミサト「それも…そうなんだけど……」

リツコ「マヤ、映りはどうなのよ」

マヤ「はいっ!お尻の辺りがよく…」

リツコ「あら…まだまだ私も……」

MAGI『'`ァ(*´Д`*)'`ァ』

ミサト(そうよね…酔っ払ってグチったこと…覚えてなさそうだし)

ミサト(調子狂ってんのはリツコじゃなくて私の方、か)

ミサト(でもこのテンションのあがりっぷり…ちょっち怖いわね)

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:51:21.22 ID:l9Ux8MAO<>シンジ「あの……は、入ってもいいですか」

綾波「終わったから…どうぞ」

リツコ「うふふっ」

キャッキャッ

マヤ「うふふふっ」

キャッキャッ

MAGI『うふふふふふっ』

シンジ「なんか、ず、随分ご機嫌ですね…リツコさん」

ミサト「まぁね。でもま、この間みたいにへそ曲げられるよりかは良いでしょ」

アスカ「…機嫌がいいならいいで不安よ。」

ミサト「で、どうしたの?シンジ君」

シンジ「父さん達が帰って来たって」

リツコ「あら。意外と早かったのね」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:52:16.29 ID:l9Ux8MAO<>――――

加持「お二人共、お疲れさまでした。意外とお早いお帰りで」

冬月「ああ…会議など延ばそうと思えば延ばせる。その逆もしかりだ」

ゲンドウ「しかし…市議会にもジオフロント前にも大量の人間が押し掛けていたせいか、帰還の方に時間が掛かってしまった」

加持「『新世紀エヴァンゲリオン』…今や社会現象にまでなってしまっていますよ」

ゲンドウ「視聴率の割には…か。ネットとは恐ろしいものだな」

冬月「職員からも色々とクレームが出てきてしまっているからなぁ」

加持「無断撮影にカツアゲ…いやはや…。」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:52:46.22 ID:l9Ux8MAO<>ゲンドウ「我々も今まで以上に周辺に気を配らなければならないな、冬月よ。」

冬月「……何故名指しにする」

ゲンドウ「昔からお前は意外と女癖が悪いからな。」

冬月「…付けていたのか」

ゲンドウ「付けなくともお前の行動は大体予想がつく。」

冬月「…まぁ、赤木君の無茶を差し引いてもドラマでネルフの運営がどうにか成り立っているようなものだからな」

ゲンドウ「そういえば赤木君は」

加持「撮影中です。シンジ君が知らせに行ってくれました。」
冬月「待つと言った以上、赤木君はしつこいからな」

ゲンドウ「ああ…変に待たせると何をさせられるか分かったものではないからな」

ゲンドウ「もし、撮影に支障をきたすようなことがあればシンジにどんなとばっちりが来るか分かったもんじゃない…」

冬月「部下に使われる上司…か」

ゲンドウ「上層組織にも使われているも同然だろう…」

冬月「登れるところまで登り詰めた…と思っていたが、結局やっていることは中間管理職と変わらんな」

ゲンドウ・冬月「……」

加持「……」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:53:22.34 ID:l9Ux8MAO<>冬月「そう言えば碇よ、予算については…いつ話すつもりだ」

ゲンドウ「折りを見て…か」

冬月「しかし、あのラブドールの山は…どうするつもりだ…」

ゲンドウ「よくよく技術部の人間に聞けば『無償レンタル』と言う形らしい」

冬月「確かに宣伝にはなるだろうが…そんなことをすればレイ型のラブドールを…我々が認めてしまう形になるぞ」

ゲンドウ「私としても不本意極まりないが、予算の件を考えると…すがれる所にはすがるしかなかろう」

ゲンドウ「我々自身はあまり実感は湧かないが、このドラマ計画は想像より遥かに、大きなものになってしまっている」

冬月「『財政難』…それだけで片付けられるものではなくなってしまったか」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:55:50.57 ID:l9Ux8MAO<>ゲンドウ「ドラマの『完結』それは我々にとっては最早使命だ。」

ゲンドウ「視聴者を裏切る様な事があればネルフの信頼…財政難とは別の面で存続に関わる」
冬月「降りたくとも降りられぬ舞台…か」

ゲンドウ「誰かが降りれば途端にミスキャストで溢れることになる。」

冬月「赤木博士はただ単に傍若無人に振る舞っていたように見えたが…実際には一番の功労者なのかも知れんな」

加持「よくよく考えれば脚本、プロデュースに芝居、一人でやってましたからね」

ゲンドウ「……散々な目にも合わされたが」

冬月「その点ですらプラスに動いていた事は否定できない。」

冬月「あれだけの損害に出費を生み出したにも関わらず、徐々にプラスに動かしていた…正に奇跡だよ」

ゲンドウ「…随分と彼女に対しての評価が高いな、冬月よ」

冬月「個人的な事情は別としてだ。面白い女性だとは思う。」

冬月「…喰えないところがあるが。」

加持(『喰えない』、か)

加持(俺からすればユイさんもかなり喰えない女性なんだがなぁ…)

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:57:40.58 ID:l9Ux8MAO<>――――

【ネルフ・体育館】

零号機(冬月)「……そしてこうなると」

初号機(ゲンドウ)「……」

マヤ「カット!お疲れさまでした」

初号機(ゲンドウ)「こ…この体勢は…かなり…」

マヤ「あ、すぐに起こしますね!」

ミサト「…ったく、なんなのよマゴロクソードって。アンタの言う『チート』な武器じゃないの?」

リツコ「ロンギヌスの槍はないワケだし。どう考えても初号機だけの力じゃアルミサエルは倒せないわ」

リツコ「それに初号機の見せ場も作らなきゃ盛り上がらないでしょ。」

ミサト「だからって今更こんな取って付けたような…」

リツコ「取ってつけた様な設定でも演出がハデで面白ければ視聴者はホイホイ着いてくるものよ」

リツコ「男の戰いやら瞬間、心、重ねてやらが何だかんだで高評価なワケはその辺が大きな要因みたいだし。」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:58:58.15 ID:l9Ux8MAO<>ゲンドウ「赤木博士…次のシーンは…」

リツコ「まだ準備中なので休憩していて下さい」

リツコ「思ったよりお二人の早かったので準備の方が間に合わない程でしたわ」


マヤ「技術部さん〜!」

技術部員C「どうにかこっちは火薬の取り付けは完了しました!」

ミサト「火薬?さっきの攻撃シーンで終わったんじゃ…」

リツコ「……」

ミサト「な、何よ…その哀れむような目は」

リツコ「レイが死ぬシーンなのよ?派手に演出しなきゃ。」

リツコ「バーン!ドーン!かわいそう!視聴率もバーン!…エヴァも一応特撮なんだから、いけるわよ」

ミサト「でも、急激にそう言う展開にすると既存のファンまで失う可能性だってあるわよ」

ミサト「あんたは視聴率どうこう人気がどうこう言うけど、今のままでも十分じゃないの?」

ミサト「単に視聴者の顔色を伺ってるも同然じゃない」

リツコ「じゃあ聞くけど、この無茶苦茶な制作スケジュールで『自分の作りたいものを作れ』とでも言いたいのかしら」

ミサト「そう言うわけじゃないけど…」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 15:59:56.49 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「時間面に関してはいずれこうなってたわよ。」

リツコ「まさかネルフを敵視してる人間がこんなに多いなんて思わなかったもの。」

ミサト「…私が言いたかったことから随分それちゃったけど、別に私はそんな事が言いたいんじゃなくて――」

リツコ「もういいわミサト。私とあなたがここで議論したところで何も改善しないもの。」

ミサト「議論したい訳じゃなくて、私はリツコが無茶して…いつか…」

リツコ「もういいって言ってるじゃないの。無茶なんて最初からしてるじゃないのよ。」

ミサト「そうじゃなくて…何て言ったらいいか分からないけど……怖いのよ…だから…」

リツコ「もういいわ!!!」

ミサト「………」

リツコ「………」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:01:13.07 ID:l9Ux8MAO<>マヤ「あ、あの…センパイ…火薬、スタンバイ出来たそうです……」

リツコ「…そう。じゃあ撮影再開ね」

マヤ「ただ……」

リツコ「どうしたの?」

マヤ「今日は整備が重なってますし、撮影であっちこっちから引っ張って来てるせいか」

マヤ「MAGIによれば…ドグマ方面のシステムに少し無理が出てきているらしくて」

リツコ「ジオフロントなんて辺境の地にある以上、システム上の問題は避けられないものよ」
マヤ「は…はい……」

ミサト「……」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:02:33.91 ID:l9Ux8MAO<>―――――

マヤ「初号機が使徒の攻撃から解放されて倒れ込む零号機をだきかかえる。」

マヤ「レイが死んだと同時に零号機の電源も切れて、後ろで火薬が爆発……以上が今回のシーンです」

冬月「…どこぞの戦隊ヒーローかね。」

マヤ「最近のエヴァには勢いがないとクレームがついてるらしいんで、センパイいわく、バーンとやってやるのよ…らしいです。」

冬月「……」

ゲンドウ「……顔色が悪いぞ冬月」

冬月「……お前こそ」


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:03:23.06 ID:l9Ux8MAO<>マヤ「じゃあスタートです!」

技術部員A「……ZZZ」

マヤ「技術部さん!」

技術部員A「あ、ああマヤちゃん……」

マヤ「本番、よろしくお願いしますね。」

技術部員B「りょ、了解」

マヤ「じゃあスタート!」

シンジ「綾波…!綾波!」

初号機(ゲンドウ)「………」タタッ

綾波「い……碇くん……」

零号機(冬月)「……」

バタン

……ガシッ


シンジ「綾波……大丈夫か……綾波!」

綾波「……碇くん」

シンジ「綾波……」

綾波「涙…」

シンジ「綾波?」

綾波「これが……涙……」

シンジ「綾波!綾波!」

綾波「………」ガクッ

シンジ「あ…や…なみ……?」

アスカ(なによこの安っぽい展開)

ミサト(……言わないの)

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:04:40.99 ID:l9Ux8MAO<>マヤ「カット!」

マヤ「司令と副司令はそのままの体勢で。技術部さん、火薬の準備を……」

技術部員A「了解。」



技術部員B「……ん」



技術部員C「どうした…?」

技術部員B「今、思ったんだけどさぁ…」


技術部員B「設置位置…Mの25じゃなくてNの25…だったんじゃないのか」

技術部員C「……ホントだ」

技術部員C「Mの25っていうと……」


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:05:27.09 ID:l9Ux8MAO<>零号機(冬月)「……まだかね」

初号機(ゲンドウ)「う……腕が……」

技術部員B・C「!!!!!」

技術部員B「山寺!中止!中止だ!スイッチを押すな!」

技術部員A「あっ……」

技術部員A「お…押しちゃい…ました」

技術部員B「……えっ」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:12:15.56 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「ど、どうしたのよ!」

技術部員B「か、火薬が……火薬の位置が!!!」

初号機(ゲンドウ)「な…なんだ?どうしたのだ……」

技術部員A「退避!そこは危険ですから退避してください!!」

零号機(冬月)「!」

初号機(ゲンドウ)「あ、赤木博士のアドリブか…?…えっ?」

零号機(冬月)「……碇」



零号機(冬月)「日頃の恨みだあああああああああッッッッッ!!」ガッ

初号機(ゲンドウ)「……!?」



ガンッ!!


ゲンドウ「ぐはっ!????」


零号機(冬月)「………」ニッ



ミサト「ちょっと…あの二人、いきなり何を……」

シンジ「と、父さん!?」


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:14:05.39 ID:l9Ux8MAO<>リツコ「ふ、副司令……!」



……カッ!


ゲンドウ「!?」




ドッゴォォォォォォォォオオオオオオオオオ……






ゲンドウ「…冬月!?」

一同「……!」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:15:03.89 ID:l9Ux8MAO<>―――――

ミサト「な、何が……」

ゲンドウ「ぐっ……」

マヤ「碇司令……!」

ゲンドウ「私は腹を蹴られた程度だ。それより……」

マヤ「ふっ……副司令!?」

零号機(冬月)「 」パチパチ……パチパチ……

シンジ「き、着ぐるみが…副司令が燃えてる…!?」

ミサト「と、とりあえず全員消火作業に向かって!!」

リツコ「 」

ミサト「救護班…救護班急いで!……ちょっとリツコ!」

リツコ「 」

ミサト「リツコ…!あんた責任者でしょ!もっとしっかりしなさい!!」

リツコ「  」

ミサト「…使い物になんないわ」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:16:33.79 ID:l9Ux8MAO<>――――

【病院】

ミサト「要するに…火薬の取り付け位置を間違えた…ってワケ」

技術部員A「申し訳…ありませんでした……」

ミサト「その上火薬自体も暴発。何をやっていたのよ技術部は!」

技術部員一同「……」

加持「そう責めてくれるなミサト。常識じゃ考えられないような勤務体制だったんだ。」ペラッ

ミサト「……食事の時間もほとんどないじゃない」

加持「撮影の準備に通常業務であるエヴァの整備。…俺達の3倍は働いてる」

ミサト「リツコの奴……」

加持「リッちゃんを責めるのもまた可哀想だ。彼女も同じような勤務体制だったし、どちらにせよ破綻していたよ。このスケジュールじゃあな…」

ミサト「だけど…今回ばかりはシャレになんないわよ。」


加持「…まあ、色々と本人、反省してるみたいだし…な?」

リツコ「………」

ミサト「……分かってるわよ」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:17:42.41 ID:l9Ux8MAO<>【病室】

医者「いやぁ〜、奇跡的ですよ。あれだけの事故があったのに指の骨折程度で済むなんてww」

医者「しかもこの間負傷した箇所が完治したばかりでしょう?いやぁ…学会で発表したいほどの回復力だ。」

医者「それでは今日一日、大事を取って入院して頂く形で。」
ガラッ

冬月「慣れとは恐ろしいものだな」

ゲンドウ「…しぶといやつめ」

冬月「第一声がそれか」

ゲンドウ「恩着せがましい男だな」

冬月「やるか?」

ゲンドウ「ふん…病人を相手にするほど落ちぶれていない」

冬月「いつまで経っても半人前の癖に、口上だけは一人前だな。」

ゲンドウ「……やるか」

冬月「やるか?」

ゲンドウ「やるか?」

ユイ「やめなさい!」

ユイ「まったくもう…こんな時にも二人は……」ガミガミ

アスカ「…あの二人、絶対にわざと怒られたくってやってるわよね」

シンジ「……父さんってば」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:20:21.32 ID:l9Ux8MAO<>サツキ「びっくりしちゃったわよ」

アオイ「この程度で済むってところが流石っていうか…」

サツキ「妙に着ぐるみが高性能なのと、副司令の身体能力っていうか、悪運強いおかげっていうか…」

カエデ「でも、セット…大分損壊しちゃったし…」

サツキ「運用状態もボロボロ。その上事故起こして、軽傷とは言え副司令を怪我させちゃう…」

アオイ「度々トラブル起こしてたとは言え、今回ばかりはまずいわよね…」

カエデ「今回だけのことじゃないわ。無理してたのよ…みんな。」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:33:08.62 ID:l9Ux8MAO<>ガラッ

ミサト「失礼します」

ゲンドウ「葛城君か。」

ミサト「聞き取りが終了しました。」

加持「技術部内でのミスによる事故…と言ったところですな。但し、彼らの勤務体制は……」

冬月「構わんよ。今回の件について彼らや赤木くんを問うつもりはない」

冬月「むしろ問題があるとすれば…我々の方だ。」

ゲンドウ「……赤木博士は」

ミサト「そう言えば…どこに……」

ゲンドウ「今後の撮影について…話がしたい」

ミサト「…お連れしますか?」

ゲンドウ「ああ。頼む。」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:37:36.01 ID:l9Ux8MAO<>――――

ミサト「あれ……リツ…赤木博士は?」

技術部員A「ああ…先ほどからお手洗いに…」

ミサト「そう。とりあえず、お咎めはなしみたいよ。今日は家に帰ってゆっくり休むようにって」

技術部員C「そう…ですか」ほっ

技術部員B「それでは…失礼致します」

ミサト「気を付けて帰ってね」

ミサト「……トイレ、か」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:38:42.71 ID:l9Ux8MAO<>【女子トイレ】

ミサト「リツコ?リツコ?」

リツコ「……」

ミサト「………司令がお呼びよ」

リツコ「行きたくない」

ミサト「子供みたいなこと言わないの。」

ミサト「今回の件の責任者、アンタなんだから…副司令にも頭を下げるべきでしょ」

リツコ「…行きたくないものは行きたくないもん」

ミサト「可愛く言ってもダメよ。…アンタ、一応社会人でしょ?」

ミサト「それに…今回の件はお咎めなしって言うし、頭を下げればそれで済む話でしょ」

リツコ「……そう言う話じゃないわ」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:48:56.94 ID:l9Ux8MAO<>ミサト「じゃあどういう話よ。」

リツコ「………」

ミサト(相変わらず…意固地な奴)

ミサト(……どうしたものかしらね)

ミサト「……今後の撮影について話がしたいそうよ」

リツコ「……そう」

ミサト「ドラマの実質的な責任者でしょ。聞く義務があるんじゃないの。」

リツコ「……」


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 16:59:49.32 ID:l9Ux8MAO<>加持「よっ」

ミサト「りょ…リョウジ!」

加持「いや、遅いからさぁ。どうしたかなって」

ミサト「……ここ、女子トイレよ」

加持「失礼」

ミサト「ちょっ……」

加持「リッちゃん、開けるぞ」

ミサト「りょ…リョウジ…あんた……」

カチャ……カチャカチャカチャ……

リツコ「………」

カチャカチャ………

……キイィ


加持「ご開帳」

ミサト「……どこでそんなもん、覚えてくるのよ」

加持「……」

加持「……スパイのたしなみ」

ミサト「たしなみ、ねぇ」

リツコ「………」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 17:01:34.14 ID:l9Ux8MAO<>加持「リッちゃん。辛いのは分かる。」

リツコ「………」

加持「全部抱え込まなきゃならなくなる上に、感情を押し殺さなきゃならない。」

加持「過去の自分がやらかした責任は取らなきゃならない上に未来の自分にも押し付けられないと来た。」

加持「……逃げるな、とは言わない。」

加持「でも、俺達にはリッちゃんが必要なんだよ。それだけでも分かって欲しい。」

リツコ「……」

ミサト「………」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 17:02:25.21 ID:l9Ux8MAO<>【病室】

ガラッ

リツコ「……失礼します」

ゲンドウ「ああ」

冬月「ゆっくり話せる良い機会だ。」

リツコ「今回は申し訳……」

ゲンドウ「そちらについてはもう良い」

ゲンドウ「今後の撮影について話がしたい。」

リツコ「……」

ゲンドウ「単刀直入に言おう。」

ゲンドウ「予算を半分程ゼーレに返還することになった」

リツコ「半分…!?」

ゲンドウ「槍の回収費用に当てるそうだ」

リツコ「……か、回収?」

ゲンドウ「必要はない。『我々』にとっては。」

冬月「敵対組織が欲しがっているそうだ。あの槍を…な」

リツコ「……敵対組織」

ゲンドウ「『ネルフを快く思っていない連中』そのものだ。」
ゲンドウ「滅茶苦茶なスケジュールを組ませたのも奴等、3号機の一件もエヴァ潰しの条例も奴等の仕業だよ。」

冬月「ここ数年、勢力を急激に延ばしてきている。」

リツコ「しかし…ただでさえ足りない予算の半分も……」

ゲンドウ「理由はどのようなものであれ我々はそれを拒絶する事は出来ない」

ゲンドウ「一番よく分かっているのは赤木君…君だろう」

リツコ「……」


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 17:03:10.61 ID:l9Ux8MAO<>ガラッ

リツコ「……」

アスカ「戻ってきた。私らを追い出すなんて…どーんな話をしてたんだか」

綾波「……」

シンジ「何だかリツコさん……様子がおかしいけど…」

アスカ「様子がおかしいのは、いつものことでしょ。」

綾波「でも…目が虚ろよ」

アスカ「流石に反省したんじゃないの。下手すれば死人が出たくらいだし。」

シンジ「……」

マヤ「せ、センパイ……大丈夫…でしたか?」

リツコ「セットは?」

マヤ「あの損傷が激しくて…零号機の着ぐるみも…壊れちゃいまして……」

リツコ「いいわ。どうせレイは死ぬことになってた訳だし、自爆して、アルミサエルを倒したことにすればいいわ。」

リツコ「……編集次第だけど」

マヤ「な、何とかしてみせますっ!」

リツコ「残りのシーンは?」

マヤ「シンジくんと葛城さんとセンパイがドグマに行くシーンだけですね」

リツコ「……そう」

リツコ「………」

ミサト「……」

加持「………」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 17:03:44.79 ID:l9Ux8MAO<>――――

冬月「良かったのかね」

ゲンドウ「何がだ」

冬月「……赤木君に話したことだよ」

ゲンドウ「責任者だ。そのことを念頭に置いて貰わなければこまる。無いものは無いのだからな。」

冬月「……そうだな」

――――

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 17:04:16.39 ID:l9Ux8MAO<>ちょっと中断します。
すぐ戻ってきます<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/18(木) 17:08:14.37 ID:ECtojaAo<>100近く連投してるんだから休憩ぐらい入れても待ちますわ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:05:24.86 ID:l9Ux8MAO<>再開。



【ネルフ・ドグマ】

シンジ「エヴァ?」

リツコ「最初のね。失敗作よ。10年前に破棄されたわ。」

シンジ「エヴァの墓場…」

リツコ「ただのゴミ捨て場よ。」

リツコ「あなたのお母さんが消えたところでもあるわ。」

リツコ「覚えてないかもしれないけど、あなたも見ていたはずなのよ。お母さんが消える瞬間を。」

シンジ「……?」

ミサト「リツコ!!」

リツコ「………」


マヤ「カット!!」

マヤ「お疲れさまでした。」

リツコ「……」

ミサト「今日は…ここまでにしない?」

リツコ「ダメよ。……只でさえ時間が足りないのよ。せめて予定通りに……」

リツコ「マヤ、下の準備は?」

マヤ「はい。ドールの搬入は完了しました。」

リツコ「照明は?」

マヤ「そちらも完了しましたが…葛城さんの言う通り、撮影は明日にした方が……」

ミサト「何かあったの?」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:06:06.07 ID:l9Ux8MAO<>マヤ「整備作業が長引いちゃってるみたいで…システム関係が上手く作動しなくて、エラーを起こす可能性があります。」

マヤ「下の水槽は長い間本格的に使われてませんし…明日の方が…まだ時間に余裕はありますし……」

リツコ「ダメよ。今日中に終わらせなきゃ。」

ミサト「何でそう、意固地なのよ…あんな事があった後だし、無理に……」

リツコ「ダメよ!時間だけでも、せめて時間だけでも余裕を残しておくべきなのよ!」

ミサト「り…リツコ……」

リツコ「……続けるわ」

ミサト「……」

マヤ「じゃ、じゃあ最終チェック…開始します」

アスカ「……何なのよ急にピリピリしちゃって」

綾波「……」

シンジ「僕ら…どうしたら……」

アスカ「どうしようもないじゃないのよ。こんなの……」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:08:28.03 ID:l9Ux8MAO<>――――

技術部員D「準備完了しました」

技術部員E「しかし…やはりシステムに不備がある可能性が…」

MAGI『診断プログラムで調べましたが、MAGIも、あまりお勧め出来ないです…』

リツコ「……同じことを何度も言わせないで頂戴」


マヤ「で、ではスタート!」

一同「………」

ミサト「これが、ダミープラグの元だというの?」

リツコ「…真実を見せてあげるわ。」

マヤ『照明、作動。それから水槽内の温度を調整』

技術部員E『照明、作動開始。』

シンジ「あやなみ…れ…い?」

リツコ「……」

シンジ「!!」

ミサト「まさかエヴァーのダミープラグは…!」

リツコ「そう、ダミーシステムのコアとなるもの。」

リツコ「……その生産工場よ。」

ミサト「これが!?」


<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:10:22.57 ID:l9Ux8MAO<>技術部員F『今のところ正常に作動しています。』

マヤ『了解。問題が発生したら、直ぐに報告お願いします』

シンジ(は……裸……)

シンジ(綾波本人がいるのに何処に目をやったらいいか…)

リツコ「ここにあるのはダミー。そしてレイのためのただのパーツに過ぎないわ。」

リツコ「人は神様を拾ったので喜んで手に入れようとした。だから罰が当たった。それが15年前。」

リツコ「…せっかく拾った神様も消えてしまったわ。でも、今度は神様を自分たちで復活させようとしたの。それがアダム。」

バチッ…バチッ……

技術部員D(ん……)

キュウウウウウウウウ……

技術部員E『どうした?』

技術部員D『なんか…装置の様子がおかしいんだよ。水槽内の温度がどんどん上がってる…』
技術部員F『ちょ、ちょっと待て!』カタカタカタカタカタ

技術部員一同『……』



技術部員F『制御…出来てない?』

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:12:44.50 ID:l9Ux8MAO<>技術部員D『やっぱり、いわんこっちゃない!!!』

リツコ「そしてアダムから神様に似せて人間を作った。それがエヴァ。」

シンジ「ヒト…人間なんですか!?」

リツコ「そう、人間なのよ。本来魂のないエヴァには、人の魂が宿らせてあるもの。」

マヤ『ええっ、制御不能?』

マヤ『MAGI!』

MAGI『やってます!しかし…古い上、MAGIは全館のシステムを掌握している訳じゃないのです!』

マヤ『何とか…リンク出来ないの?』

MAGI『時間が掛かります!MAGIにはどうしようも…』

技術部員D『こちらもなんとか信号を送っていますが、システムエラーを起こして全く応答しません!』

技術部員E『水槽内の温度が上昇…照明も……このままだと……』

マヤ『まさか…』

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:15:19.84 ID:l9Ux8MAO<>アスカ(ちょっと、何、何…どうしたのよ?またリツコの悪ふざけ?)

マヤ「センパイ…システムが制御できません!」

リツコ「みんな、サルベージされたものなの。魂の入った入れ物はレイ、一人だけなの。あの子にしか魂は生まれなかったのよ。」

マヤ「センパイ……?」

リツコ「ここに並ぶレイと同じ物には魂がない。ただの入れ物なのよ。」

リツコ「でもそんなものにすら私は負けた。勝てなかったのよ。」


ミサト「ちょっと…リツコ!?」

リツコ「あの人の事を考えるだけで、どんな、どんな陵辱にだって耐えられたわ!私の体なんてどうでもいいのよ!」

リツコ「でも、でもあの人は、あの人は…分かっていたのに…」

リツコ「バカなのよ、私は!親子揃って大バカ者だわ!」

マヤ「カット!カットですよセンパイ!!」

アスカ(こ…こんなセリフ、台本にあった?)

綾波(……いいえ。かなりそれているわ)

シンジ(ど……どうしちゃったんだ…リツコさん…)


リツコ「だから……」



壊 す の 。


憎 い か ら 。


一同「………!!」
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:17:04.99 ID:l9Ux8MAO<>バッ!


アスカ「な……何よ…水槽が……」

綾波「……」



ジ……ジジジ……


ドゴオオオオオォォォォォォォォォオオオオオオ!!!

リツコ「………」


ミサト「ちょ…ちょっと…!」

シンジ「ばっ…爆発……した?」


マヤ「せ……せんぱい!」

リツコ「わ…たを…ころ…なら…して」ブツブツ

マヤ「せ…センパイ…システムエラーを起こして爆発を……ら、ラブドールも……」

リツコ「いえ…そうしてくれると……嬉しい……」ブツブツ

マヤ「せ、センパイ?」

ミサト「ちょっとリツコ…リツコ!どうしたのよ!!」

リツコ「うっ……」



リツコ「うわあああああああああああああ!!!!!!」



<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:19:10.02 ID:l9Ux8MAO<>ガクッ

リツコ「あっ…ああああっ……」

ミサト「リツコ?リツコ!?」

マヤ「せ…センパイ?センパイ?どうしちゃったんですかセンパイ…!?」

リツコ「もうイヤ……もうイヤああ……」


ミサト「……リツコ」

MAGI『お…お…おねえ…さん…………』

リツコ「いやあああ……いやああああ………」

ミサト「……とりあえず救護、呼んで!」

マヤ「は……はい!」

リツコ「ぐっ……ううっ……」

綾波「……」フルフル

アスカ「……」ギュッ

シンジ「……」

ミサト(い…いきなり…何だって言うのよ…)

リツコ「ああ……ああ……」

ミサト「………」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:21:42.55 ID:l9Ux8MAO<>―――――

【発令所】

ミサト「………」

マヤ「葛城さん!センパイ、センパイは…!」

ミサト「今は落ち着いているみたい。ナオコおばさんが今は付いてるわ。」

マヤ「良かった……」

アスカ「一体、何だって言うのよ…」

加持「精神的にね、まあかなり参っちゃってたみたいだよ。」
綾波「確かに赤木博士…最近様子がおかしかったわね」

アスカ「でも、朝くらいには、あんなにはしゃいでたじゃないのよ。」

ミサト「…一定の期間沈んで、また一定の期間はしゃぎだす。それがどうにもマズイかったらしいのよね」

日向「赤木博士が…なぁ…」

青葉「一番縁がなさそうに思ってたんだけどな……」

シンジ「あ、あの…リツコさんはこれから……」

ミサト「大丈夫よ。家には帰れるみたいだし。…ただ、無理はさせられないけど。」

ミサト「少し疲れがたまって爆発しちゃっただけ。大丈夫だから」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:23:25.61 ID:l9Ux8MAO<>アスカ「そんな大丈夫って言ったって…脚本とか…演出とか…どうなっちゃうのよ!?」

ミサト「脚本は24話の途中まで。以降は…こっちでどうにかするしかないわね。」

アスカ「こっちで…って、脚本は毎回毎回リツコが書いてたのに…」

綾波「どうなっちゃうのかしら…撮影…」

ミサト「とにかく大丈夫だから、ね?私達でなんとか…なんとかしてみるわ」

アスカ「なんとかって…あと何日かで脚本を仕上げて撮影も済ませなきゃなんないのよ!無茶よ…」

ミサト「無茶でも何でも、やるしかないじゃない。今更、放ることなんて不可能よ。」

マヤ「こうして考えると…やっぱりセンパイに頼ってた部分って大きかったんですね」

青葉「何だかんだで他人を振り回していたようで、その実一番動いていたのは赤木博士でしたからね。」

日向「こうして考えると僕達…赤木博士に丸投げしてたんだなぁ……」

一同「………」

ミサト「…今日のところは解散しましょう。今後については私やリョウジと碇司令達で話し合うから。」

シンジ「………」

ミサト「それで、アスカ…」

アスカ「分かってる。シンジんところに泊まるわよ。」

ミサト「ええ。それからマヤちゃん」

マヤ「は…はい……」

ミサト「最近、マンション周辺をうろついてる人間がいるみたいで。」

ミサト「子供達だけだと心配だから面倒、見て貰えないかしら?」

マヤ「あ、はい……」

ミサト「リツコについて何かあったらすぐ連絡するから」

マヤ「……お願いします。」

ミサト「んじゃ、もう今日は遅いし解散。気を付けて帰ってね」

一同「………」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:26:43.99 ID:l9Ux8MAO<>――――

ミサト「あの時のリツコ…まるで劇中のリツコが乗り移ったみたい。」

加持「乗り移るも何も、本を書いてるのは彼女自信だ。立派なリッちゃんの一部だよ。」

ミサト「……そうかもね。追い詰められてたって部分はまるで一緒ね」

ミサト「……どうにかするとは言ったものの、どうしよう」

加持「おいおい。弱気だな。」

ミサト「正直、自信ないわ。一人抜けただけで…埋める穴がこんなに大きい…なんてね」

加持「……今日の撮影分はマヤちゃんとMAGIがどうにか編集するって言ってくれてる。俺も出来る限りの協力はするさ。」

ミサト「最悪…編集で乗り切る…か。」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:30:03.55 ID:l9Ux8MAO<>加持「リッちゃんも…ただでさえ副司令のことでアレだったのに…今日の一件は、なあ…」

ミサト「無茶苦茶やるわりには…傷付けるのが怖いのよ。」

ミサト「入院回数は多かったけども、ほとんど何かに巻き込まれるか、もしくは司令と喧嘩した挙句…だったもの。」

加持「そんななんとも言えない微妙な関係の相手を、下手すれば[ピーーー]ところだった…なんてな」

ミサト「その上、『自分の行動が原因で』予算が削減されることになった。」

ミサト「その行動すら、副司令への感情…でしょ?」

加持「ドラマを作ることがある意味、リッちゃんにとって全てになってた。でも、その制作についてどんどん追い詰められて行った。」

加持「分かってたんだよなぁ。…結局自分で自分を追い詰めてたことが。」

ミサト「追い詰めてたのは私達も同じよ。呆れる反面、都合の悪い部分は押し付けて来たのよ。」

ミサト「10悪ければ残りの90も押しつける…とんだ傍観者ね。」

加持「気づいてやれなかった…か」

ミサト「……とっくに気づいてたわ。気づかないふりをしてただけ。リツコなら、リツコだからって。」

ミサト「…アイツもバカよ。散々人を振り回しときながら、肝心なところで頼らないんだから。」

ミサト「ったく、何が友達よ。」

ミサト「ホント……バカよ。」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:31:51.14 ID:l9Ux8MAO<>――――

マヤ「……」

綾波「……」

アスカ「……」

シンジ「……」

マヤ「あ…あの、私、シンジくんのお家、はじめてだからちょっと楽しみだな…」

シンジ「そうですね。マヤさん、はじめてでしたよね……」

綾波「……」

アスカ「……」

マヤ(この空気で、『楽しみ』は…なかった…わよね……)

アスカ「……なんで」ボソッ

シンジ「アスカ?」

アスカ「何でこんなことになっちゃったのかな……」

シンジ「……」

アスカ「最初はさ、何だかんだいいながら楽しかったのよね。」

アスカ「ううん。正直今でも楽しいわ。」

アスカ「使徒を倒してから…なんかさ、『役目』がなくなっちゃったみたいで…虚しかったのよね」

アスカ「だけど…この数ヶ月は本当に楽しかった。ああ、また皆で何かやれるんだって。」

アスカ「リツコに振り回されるのはそりゃムカムカするわよ?でも……」

アスカ「って…なんかやだな私。何言ってるんだろ。」

シンジ「アスカ……」

マヤ「……」

綾波「………」ぐううう…

アスカ「……相変わらず空気を読まない奴ね」ぐううう…

綾波「……」
アスカ「……」
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:33:09.75 ID:l9Ux8MAO<>マヤ「………」

マヤ(ってマヤ、ダメじゃない!なんで私までこんなしんみり……)

マヤ(センパイが…センパイがいない今…私がしっかりしなきゃ!センパイに頼ってばっかりじゃダメよ!)

マヤ(…そう。と、とにかく何とか…何とかこの子達を……)

マヤ「…そうだわ!」

アスカ「いきなり、なによマヤ?」

マヤ「……お腹、空いたでしょ?」

綾波「……とても」

マヤ「そうよね!じゃあ、何か食べて帰りましょう。今日は私が皆にご馳走するわ。」

シンジ「マヤさんが?」

アスカ「大丈夫なの?」

マヤ「こ…こう見えても国際公務員なんだから大丈夫よ。うん。大丈夫。」

マヤ「皆が行きたいところにいきましょう。遠慮しないでね。」

アスカ「遠慮しないでって言われてもねぇ」

マヤ「?」


綾波「……この辺にこの時間までやってるお店は」



シンジ「立ち食い蕎麦屋が一件……だけです。」


マヤ「……えっ」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:35:24.97 ID:l9Ux8MAO<>――――

【立ち食い蕎麦屋】

???「ネギ抜き、かけ蕎麦一つ」

店主「あいよ。」

???「……」

???(290円か。先に用意……)

???「……!」

店主「あい、おまち」

???「あ…ああ…ありがとう」

???(ど、どうしよう…どうしようか……)

???(円が…足りない。もっと両替しておくべきだった!)

???(このままだと確実に僕は食い逃げで捕まる……)

???「……」

???(……食べてから考えよう)

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:36:04.80 ID:l9Ux8MAO<>???「……いただきます」

店主「………」

ズズズズ…

???(芳醇な薫りに、程よい深みを持った良質の鰹節と昆布が絶妙にブレンドされた旨味たっぷりのダシ)

???(醤油も水より安いような品物ではなく鹹味、酸味、苦味、旨味、甘味に香り…)

???(そのどれをとってもパーフェクトだ。甘過ぎず辛すぎず、ああ、五臓六腑に染み渡るよ。ネギを入れるべきだったね。)

???(麺も、このしっかりした汁に負けないほどコシもあり、喉越しも良く香り高い。心地良いよ。)

???(くっ……こんな難癖をつけようにもつけられないほどのかけ蕎麦をなぜ立ち食いで出すんだ。)

???(ダメだ…こんなパーフェクトな掛け蕎麦にケチをつけるなんてそんな不粋なマネ、僕には出来ない!)

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:37:30.86 ID:l9Ux8MAO<>店主「………」

???(髪の毛を混入しようにも彼と僕の髪色が違い過ぎる上、終始様子を伺っている…)
???(何とか…ここまで来たにも関わらず……)

♪きっみにぃ〜いーかれてーめためた〜

???「この曲は…未来派Lovers!」

???(そうか……盲点だったよ)
???(確か…立ち食いのタブー、「過剰な追加注文」を犯すことで見事無銭飲食を果たした…そうか。)
???(しかしあの店は前金制。後払いのこの店で通用するのか……)

???(しかし、僕はこの店主の弱味を握っていない。…店主と政治を語るつもりもない。)???(イチかバチか……)
???(君に再び出会う為、僕は戦うよ)




???(……碇シンジ君)



???「生卵、コロッケ、稲荷寿司……追加してくれないかい。」
店主「……あいよ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:38:22.66 ID:l9Ux8MAO<>――――

マヤ「あの……タクシーを呼んで……」

アスカ「いいわよ。そんな面倒なことしなくても。」

シンジ「僕、温かいものが食べたかったところです」

マヤ「でも…立ち食いなんて……」

綾波「構いません。食事、出来ればそれでいいもの。」ぐううう

マヤ「そ……そうね。入りましょうか……」

シンジ「何にする?」

アスカ「そうね。私はきつねコロッケにでもしようかしら」

綾波「……冷やしタヌキが食べたいわ」

シンジ「僕は月見そばにしようかなぁ……」

ガララッ

マヤ「あのぅ……」

店主「逃がさねぇぞおおおおおお!!!無銭飲食野郎がああああ!!!!」

ぎゅうううううう

???「い、痛い…痛いよ!ドルなら、ドルならあるって!!!」

店主「俺にわざわざ両替しにいけってかぁ?ああ!?」


アスカ「ああっ……!!」

綾波「………!」

マヤ「ええっ……!」

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 18:40:00.60 ID:l9Ux8MAO<>店主「あ、いらっしゃい!こいつをさっさとブタ箱にいれちまいますんでね、少々お待ちを……」

シンジ「ど……どうして……」

???「き、君たちは……」

アスカ「な、何やってんのよこんなとこで…」

綾波「ま…まさか……帰って来てた…なんて……」


シンジ「か……カヲル君……」

カヲル「や…やあ…久しぶりだね……」ニコッ





――『最後のシ者』編に続く<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 19:12:15.58 ID:l9Ux8MAO<>                  、_   i、
                _ -‐〜` ヽ)' レ-‐
              ,/   /´ 7`ー 、´辷:、
              1 / /´ ィ 〃/ :   \ヽ
             /r',ィ  ,__/| /|! l i :  i }
               _ノ |r┤/|;rj厶`!i: /| j   }′
            'ーッ_人!| !  `'′ !|;不|i l ,r l|
             / , 〉!   _  :ィ^゙クl/ ,l/`
              '´/ イ / \  `, イレ' '′
             _7    `∠lV′
           r 〔./    / ̄ヾー- 、
          /l  ヽ、、._  ,^ 〉 <\ 「⌒ ー- 、_
        /  !  / l___. イ / ` ' j  _, '´    > 、

次回予告

予算が消え、リツコが壊れ、傷心のネルフ一同に、少年が微笑む。
彼のうさんくさい笑顔に、一抹の不安を覚える一同。
やはり、彼らには苛酷な運命がしくまれていた。

次回、「ぽっと出のキャラには気をつけろ!大体敵だから」

えっ?違う?




……次回、「最後のシ者」

ターゲットロッk

…じゃなくてサービスサービス。

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/18(木) 19:14:06.38 ID:l9Ux8MAO<>本日分は以上です。
本当に色々すいませんでした。
待ってくれてる皆さんありがとうございます。
次回は何とか色々頑張ろうと思ってます。

それでは次回もサービスサービス<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/18(木) 20:14:54.46 ID:jSNg/NEo<>乙
マダオとヒイロは帰れwwwwwwww<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/18(木) 20:17:31.15 ID:ECtojaAo<>長時間乙でした
無銭飲食…<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/18(木) 20:19:27.11 ID:H1axOoDO<>乙です。
これから読ませて頂きます\(^O^)/
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/18(木) 21:08:33.98 ID:qONHJ5go<>最後の体たらくへの繋げ方が上手かった
乙<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/18(木) 22:41:34.59 ID:jt/MykAO<>やっと全部読めたぜ乙!
1日でこれだけ投下でしてくれるなら2ヶ月待つなんて余裕だ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/18(木) 22:48:48.04 ID:EXc6yW6o<>乙
続きが気になるううううううううううう<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/18(木) 22:54:42.43 ID:F0saKYAO<>二か月も経ってたのか…

だが元はとれたよ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/18(木) 23:15:21.51 ID:jt/MykAO<>と、ところでユイのラブドールはあるのかね?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/19(金) 00:28:20.76 ID:Q589srUo<>>>382を探しだせ、老人たちよりも先に死海文書を確保しろ



大量投下おつ!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/19(金) 01:27:11.05 ID:W/7gASU0<>おっつー

<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/19(金) 04:19:40.00 ID:3Qg4TUAO<>ターゲット ロックオン!

乙です<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/19(金) 09:06:03.51 ID:n1hdsUAO<>ちなみに石田のデビュー作だったんだぜ…<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/19(金) 17:28:17.08 ID:5DdteFgo<>>>523
さらっと嘘つくなw<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/11/20(土) 13:48:43.91 ID:wMnytAAO<>乙でした<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/20(土) 17:30:48.17 ID:25DnPUDO<>来てたのか
乙!


MAGI!俺だ!結婚してくれ!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/20(土) 17:31:43.72 ID:5TVBilso<>_________________________
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| |   才是 言斥   |              |   シ夬 言義  | |
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| |  CODE:263   | BALTASAR・2 |     _____  | |
| |   ;:;・、::,    |              |    |審議中| | |
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| | |              \   MAGI   /             | | |
| | |   CASPER・3    |――――‐|  MELCHIOR・1 | | |
| | |                |       |               | | |
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/26(金) 02:19:29.27 ID:mJ3HCt2o<>           /  ̄, ´ ̄ 丶、
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       i  '´:::::´i マヲハレ l::/:;イノ:::::::;':ハ
       ',   :::::ハl  ¨`    ,、-lノレ':/   投下…待ち
       ', ト:::::lヽ     . f'ノ.i_ノjノ
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          ノ ヾ ヽ   .. ィ::´:/
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     ノ  ̄¨‐- 、.l..__
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<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/28(日) 23:12:18.29 ID:vecapqY0<>ゼーレ01「スレ主……ゼーレを裏切る気か」

冬月先生「待ちきれずにアンチとは、意外と安っぽい男だな」


……詰将棋をして待とう<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/29(月) 00:32:25.44 ID:n2tX4EDO<>>>529
スレ主(笑)










スレ主(笑)^^;<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/29(月) 01:43:15.02 ID:A2nDFCEo<>>>529
流石にスレ主はちょっと・・・
ニコ厨気味が・・・
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/29(月) 22:21:54.92 ID:L7yT.dc0<>冬月先生「スレ主……ニコニコの視聴に労力がかかるのはわかるが、個人で持つには発想が貧相すぎないかね」
ゲンドウ「流石は冬月教授。文学部に転向なさったらどうです」

うん、この発想はない。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/29(月) 22:46:05.19 ID:A2nDFCEo<>>>532
たしかにその発想はないけどニコ厨臭い・・・<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/30(火) 01:42:01.47 ID:S86AWKoo<>スレ主…ニコニコの言葉、ニコ厨の言葉<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/11/30(火) 22:20:12.56 ID:4FHRdEM0<>綾波 「『スレ主』との発言の根拠は」
ミサト「……ニコ厨の勘よ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 11:31:24.17 ID:I/sRJtI0<>冬月「今なら俺も初号機に乗れそうな気がする」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 17:55:04.48 ID:Fh29yEDO<>>>536
ゲンドウ「おめでとう」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/01(水) 20:54:45.28 ID:UeGfPaQ0<>>>536
トウジ「おめでとサン」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 01:06:24.11 ID:na6G5gQo<>内部に高エネルギー反応!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 01:36:56.87 ID:YL1m2Tko<>波動エンジン内、圧力限界へ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 03:01:58.60 ID:41HEhIAO<>最終セーフティロック、解除

総員対ショック・対閃光防御!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 17:06:32.11 ID:gaRx6Q20<>システム開放、攻撃開始。<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/02(木) 20:40:42.60 ID:Y5laa3Qo<>              /\   /
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         \/ /  // \
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<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 00:30:12.19 ID:3c4S1Lk0<>           /  ̄, ´ ̄ 丶、
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       i  '´:::::´i マヲハレ l::/:;イノ:::::::;':ハ
       ',   :::::ハl  ¨`    ,、-lノレ':/   ラミエルさん……だめ。
       ', ト:::::lヽ     . f'ノ.i_ノjノ
        \!ヽ:l     ‐- '´/:l    
          ノ ヾ ヽ   .. ィ::´:/
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  /         l/:::::::::::::::}   ,' ',
. /         l::::::::::::::::::l.ノ /  ',<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 00:53:02.26 ID:g8kgIAQo<>
                ハ        _
    ___         ‖ヾ     ハ
  /     ヽ      ‖::::|l    ‖:||.
 / 聞 え  |     ||:::::::||    ||:::||
 |  こ ?  |     |{:::::‖.  . .||:::||
 |  え      |     _」ゝ/'--―- 、|{::ノ!
 |  な 何   |  /   __      `'〈
 |  い ?   ! /´   /´ ●    __  ヽ
 ヽ      / /     ゝ....ノ   /´●   i
  ` ー―< {           ゝ- ′ |
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      レ^ヾ ヽ>' ̄     LL/  、   /
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      |    ヾ `ニニ「〈〉フ /‖. j
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 02:59:49.73 ID:UtBsWIMo<>              / -―‐- 、:丶
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│            |lll|  ',.::.::.│  \.::.|.::.::. |          
│            |lll|三 ヽ ::.:|三三7:ヽ|.::.::.`ヽ          
│            |lll|"    \| ""・l.::.::|⌒l:ド、l    いきなりしょうもないスレ
│            |lll|、 ‘ー'ー'     j.::.::|-イ.:|     開いてしまったなっと・・・
│            |lll|:l>ー‐rーt< リ .::|.: l :|        
│            |lll|:|_j;斗<_,>/.:: /! ::.: |
│            |lll|:| >、 __/.:: / ヽ.::. |
├‐tュ‐‐┬‐tュ――|lll|:| /     /.:: /   i.::.|
│ ‖  ‖ ll    |lll|:V      ,'.::.:/   .|.::.|
│ ‖  ‖ |!____ |lll|.::ヽ    i/.:/l    |.::.|
_j ̄|! ̄`|! ̄|! /  ̄ l\{     W /    |.::.|
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 11:25:37.91 ID:QSKJhYU0<>◇<ラー<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 19:54:04.29 ID:K7gjcMAO<>☆<キシャー!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/05(日) 22:55:10.54 ID:mE7rsLU0<>レイ「ラミエルさん、そんなに怒らないで」

◇<ラー……<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/06(月) 14:20:16.90 ID:NXRTw2DO<>>>545
ラミエルさんすごい変形しましたね<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/10(金) 02:35:52.78 ID:AYkawHUo<>ラオウ「うぬって〜 うぬって〜♪」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/10(金) 13:48:12.97 ID:1NzlMYAO<>ラオウ「うぬが好きだと 叫びたい♪」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/11(土) 02:05:40.83 ID:HfoBroAO<>ラオウ「たとえばうぬが傷ついて♪」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/11(土) 15:16:28.88 ID:vvGW4.AO<>最早ラオウスレwwwwwwwwwwwwww<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/11(土) 17:58:51.99 ID:OHvfHYDO<>まごころをうぬに<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/11(土) 23:48:01.65 ID:W.5eqYU0<>☆<キシャー!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/12(日) 03:59:13.25 ID:rjgfiOco<>>>556
うぬは何を怒っておる?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/12(日) 21:06:54.84 ID:WR4bwJU0<>冬月「霞拳四郎? 聞いた事はあります。いえ、面識はありませんが…いろいろと噂の絶えない男ですから」



冬月「酔って喧嘩とは、意外と安っぽい男だな」
ケンシロウ「話す間もなくラオウに一方的に絡まれた。だが北斗神拳は、無敵だ」
冬月「まあ私には関係の無いことだ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/12(日) 22:12:26.92 ID:NQgLeMEo<>どっちも北斗神拳だから負けても大丈夫なんですねわかります<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/13(月) 00:09:26.11 ID:Um5TYWg0<>冬月「本当かね!?」」
ユリア「はい、霞さんと、お付き合いさせていただいてます」
冬月「君があの男と並んで歩くとは……」
ユリア「あら、冬月先生、あの人はとても可愛い人なんですよ。みんな知らないだけです」
冬月「知らない方が幸せかも知れんな」
ユリア「あの人に紹介した事、ご迷惑でした?」
冬月「いや……私と同等に強い男である事は認めるよ。暴力的で好きにはなれんがね」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/13(月) 01:11:54.54 ID:bdzLPmgo<>なんか知らない間に北斗の拳スレに変わってやがる!?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/13(月) 02:30:27.87 ID:1QOzvHMo<>ヒャッハーwwwwwwwwwwwwww
汚物は消毒だwwwwwwwwwwwwwwwwwwww<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/13(月) 02:38:31.68 ID:uynrBXs0<>冬月「今なら俺も初号機に乗れそうな気がする」って完結した?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/13(月) 10:28:01.10 ID:ei12sq6o<>冬月先生、後は頼みますって感じになったよ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/13(月) 12:10:17.83 ID:yCtj8YAO<>なにこのカオスwwwwww
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/13(月) 20:31:49.40 ID:gsvUzfI0<>冬月「自分の快楽を満足させるために北斗フリークが創りだしたパラダイス、か」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/14(火) 01:08:43.85 ID:3.m/PRYo<>カヲル「これは、リリス…!
     あれっ、間違えたかな〜?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/14(火) 01:40:11.47 ID:0glVSEDO<>カヲル「ペロッ、これは……リリン……!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/14(火) 05:08:56.39 ID:Ktl3ugAO<>いやリリスならともかくリリンは分かろうぜwwwwww<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/14(火) 21:54:21.50 ID:nfMoGjg0<>冬月「同志諸君! 今日、我等の記念すべき日がやって来た。我等ネオ・アトランティスの力の復活である!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/14(火) 23:44:34.02 ID:0glVSEDO<>>>569
誰かを舐めたくなる時ってあるだろ?
そういうことだ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/15(水) 00:27:43.01 ID:jd0OoQAO<>惣流アスカラングレーちゃんペロペロ!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/15(水) 00:51:12.47 ID:.XwK0wDO<>式波アスカラングレーちゃんペロペロ!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga<>2010/12/15(水) 01:21:10.85 ID:1ioKxGw0<>>>570
ネオ・アトラン!
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/15(水) 14:08:17.15 ID:3qRMLsAO<>ペンペンペロペロ!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/15(水) 16:16:47.40 ID:jd0OoQAO<>危ない危ないMAGIたんペロペロ!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/15(水) 21:16:26.95 ID:wZ68BYAO<>リツ…いや、何でもない<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/15(水) 21:34:19.41 ID:/bSVqLM0<>冬月「>>577……愚かな奴め……バベルの塔発射準備」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/16(木) 00:11:12.65 ID:KghnlMDO<>>>577
じゃあせnりっちゃんはもらっていきますね^^


赤木リツコちゃんペロペロ!!<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/16(木) 00:22:33.97 ID:Z079KdEo<>>>579
お前絶対リッちゃんだろ…汚いなさすがリツコきたない<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/16(木) 00:25:53.84 ID:uXQNLsAO<>お前らがそうやってリッちゃんをいじめるから、
遂にリッちゃんが病気になっちゃったんだぞ!!
あやまれ!!!!!!!!





ごめんなさい<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/16(木) 00:41:17.26 ID:HQuRrwYo<>           /  ̄, ´ ̄ 丶、
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        \!ヽ:l     ‐- '´/:l      …ごめんなさい
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<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/17(金) 00:24:05.14 ID:9AngJYDO<>>>580
^^<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>saga<>2010/12/17(金) 00:34:12.37 ID:YRfmDr.0<>http://www.nicovideo.jp/watch/sm10849457
ニコニコ動画だが知ったことか<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/17(金) 20:45:39.07 ID:MnQKDS.0<>冬月「ガーゴイル様、か」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/19(日) 00:51:07.11 ID:vLYD6sDO<>>>584

^^<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/19(日) 06:15:26.46 ID:a0GGdMAO<>>>583
>>586
お前は何がしたいんだ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/21(火) 22:45:48.87 ID:EdTnVoDO<>やっっっと追い付いた!!
ラミエルさんかわえぇ<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/22(水) 01:35:05.87 ID:6kShT.AO<>ってまさか最初のスレから…じゃないよな?
<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/22(水) 12:56:31.64 ID:NdRUaADO<>>>589
1ヶ月程前にここを見つけて最初の分から読みはじめました<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/22(水) 19:30:47.07 ID:6kShT.AO<>そりゃお疲れ様。
って言うか未だに新規が居たのが驚きwwwwwwwwwwww<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/23(木) 02:28:10.45 ID:h0/hdlAo<>今までの総文量って文庫本1冊位にはなるのかな?<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/24(金) 00:20:28.90 ID:3XB/Rds0<>冬月「>>1君、だったね。このSS、読ませてもらったよ。二、三疑問は残るが刺激のあるSSだねぇ」<> Are you enjoying the time of eve?<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 08:48:43.98 ID:zlLETdAo<>曜日のとこが・・・
呪いか?<> Are you enjoying the time of eve?<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 09:54:36.09 ID:4LsGBcDO<>酷い嫌がらせだな<> Are you enjoying the time of eve?<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 10:41:22.54 ID:haB5aMI0<>冬月「2010年のクリスマスイブは地獄しかなかった。他に語るべき言葉を持たない年だ」<>
◆Ramiel/ra.<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 12:37:33.76 ID:rvzqVoAO<>お久しぶりです。
妙に街が騒がしくて、赤い服着た不審者がうろついてたりしますね。

またもや随分お待たせしてすいません。
多分次回は来年になるかもしれませんすいません

<> Are you enjoying the time of eve?<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 13:13:59.19 ID:OmRjXQko<>くっ、焦らしやがって・・・・<> Are you enjoying the time of eve?<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 16:51:02.28 ID:4LsGBcDO<>>赤い服着た不審者

俺の悪口はやめろ<> Are you enjoying the time of eve?<>sage<>2010/12/24(クリスマスイブ) 19:10:34.05 ID:haB5aMI0<>>赤い服着た不審者

ガーゴイル冬月「私の事かね? 失敬な執筆者君だ」<> MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!)<>sage<>2010/12/25(クリスマス) 04:19:48.67 ID:O11Dh9Io<>よかった俺今日も全身黒い服着てた<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/26(日) 12:35:31.34 ID:QTTxRrE0<>冬月「む……なぜ私はここに……それにこの仮面と赤いスーツは何だ?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/26(日) 15:59:00.14 ID:9MGZlUDO<>>>601
小五郎(コナン)「犯人はあなただ!>>601さん!!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/27(月) 12:17:33.16 ID:y5PGZmw0<>冬月「……601君、私にこんな物(=602)を着せて何をするつもりだった? 事と次第によっては犯行の事実を公表させてもらう! こんな下らん事をする人間を許すつもりは無い!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/28(火) 00:46:23.15 ID:60GhAsDO<>>>602
冬月「連邦の使徒は化物か!?」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<><>2010/12/30(木) 01:49:16.45 ID:1iCXk3c0<>>>605
そっちかよ
でもガンダムの作成者っぽい気もするが<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/30(木) 23:18:57.45 ID:X.8b2yU0<>ガーゴイル冬月「人間タンクを改造した結果生まれたのがこの『ザク』だ。ネオ・アトランティスの力は地球圏を統べるに十分なものなのだよ」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/31(金) 02:36:26.34 ID:9aX8nQAO<>ハマーン様とアスカは方向性が似てなくもない<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/31(金) 05:10:38.88 ID:E7Sgkaso<>アスカ「あぁあああ、私のアルフォンスになんてことを!!」<> 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします<>sage<>2010/12/31(金) 05:45:36.05 ID:9aX8nQAO<>ゲンドウ「そん時ゃもう片方も瞑るさwwwwwwwwwwww」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>saga<>2011/01/01(正月) 00:18:28.59 ID:lQVB5QDO<>あけましておめでとう

今年も楽しみにしてるぜ<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/01(正月) 00:55:43.55 ID:4JOn8MDO<>あ



ておめでとう<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/01(正月) 01:06:01.11 ID:/ZkIs760<>冬月「おめでとう」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<><>2011/01/01(正月) 02:52:29.59 ID:EtWvkbs0<>ゲンドウ「おめでとう」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/01(正月) 07:29:34.41 ID:0rc70Uko<>ジャージ「おめっとさん」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/01(正月) 18:02:17.91 ID:RzHELTso<>温泉ペンギン「クエックエッ」<> あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!<>sage<>2011/01/05(水) 00:56:31.46 ID:SAL9uIAO<>そして時は動き出す<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/05(水) 03:41:46.25 ID:YtWMc52o<>どっかの国の温泉ペンギンが、
おめでとうのときに「納豆を★」とかいってたのは吹いた。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/05(水) 11:46:35.85 ID:TqK.ncAO<>ラミエルたんは生存報告してよ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sae<>2011/01/05(水) 19:20:29.95 ID:NIIPCfw0<>>>613
>>614
>>615
>>616

青葉「ありがとう」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/05(水) 23:44:52.01 ID:WrtH1gMo<>うむ

せめて生存報告だけでもほしいな<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/06(木) 04:57:55.42 ID:g3kGQkw0<>わたしだ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 07:35:36.97 ID:xq43PMAO<>お前だったのか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 08:36:47.80 ID:wdY7fbUo<>ああ、まちがいない<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 22:03:55.10 ID:.63wSdco<>ヒトだ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/06(木) 22:55:57.62 ID:TJL9qdUo<>いや、飛行機だ<>
◆Ramiel/ra.<>sage<>2011/01/06(木) 23:26:00.64 ID:2MjELkAO<>いやいやわたしだ。



数日中には一段落すると思うので、上げられると思います。

あと、遅れましたけど明けましておめでとうございます。
今年ももうしばらくお付き合いよろしくお願いします。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 00:43:33.63 ID:14sjxsDO<>>>627
おめでとう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/07(金) 00:59:19.83 ID:4NeJBe6o<>>>627 おめでとう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 02:27:12.62 ID:oJAZbuwo<>>>627
おめでとさん<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 02:48:34.49 ID:PWa5lGgo<>>>627
めでたいなぁ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 10:56:49.04 ID:l6MtTEko<>>>627
クェックェッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 15:05:06.90 ID:xAoGnfko<>>>627
おめでとう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 16:06:30.73 ID:8eSCrkAO<>>>627
(´ω`)ノ アケオメコトヨロ〜<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 17:11:23.98 ID:wnlHWBEo<>>>627
開けましておめでとう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/07(金) 22:55:34.19 ID:Gp478AAO<>>>627
おめでとう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/08(土) 01:21:08.67 ID:HG.QFoI0<>>>627
おめでとう<> 627<>sage<>2011/01/08(土) 01:56:45.08 ID:1iUiTKUo<>ありがとう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/08(土) 02:11:03.03 ID:0LQbgkAO<>ラミエルに、ありがとう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/08(土) 03:39:38.45 ID:ugzCN.so<>借金に、さようなら<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/08(土) 09:39:59.73 ID:g/B1CAgo<>全ての子供達におめでとう<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 02:33:00.43 ID:VAXWS2AO<>Fly me to the moon…<>
◆Ramiel/ra.<>sage<>2011/01/09(日) 05:11:43.56 ID:LUBx2sAO<>一応予告
今日か明日にはあげられそうです
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 09:18:40.79 ID:Gv5FJago<>>>643
うぉぉおおおお
おめよろ
期待してます<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 14:00:15.78 ID:cz4IRkAO<>半裸で待つ!<>
◆Ramiel/ra.<><>2011/01/09(日) 14:54:03.17 ID:LUBx2sAO<>再開します。<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 14:54:29.65 ID:LUBx2sAO<>【ネルフ本部内・大通路】

ちびアスカ「この大きなエレベーターからながめるけしきも…こうしてみるとオツなものね」

ちびシンジ「エスカレーター…じゃないの?」

ちびアスカ「……」

ちびアスカ「そうとも言うわね」

ちびシンジ「そうとしか言わないよちびアスカ……」

ちびアスカ「あーうるさい!うるさい!!」

ちびアスカ「ひっさびさのネルフだってーのに、もっとはしゃげないの?」

ちびシンジ「『ひさびさ』っていっても、1しゅうかんもたってないし…」

ちびアスカ「あんたヤボねぇ…。それほど恋しかったってことなの!」

ちびレイ「ことなの!」

ちびシンジ「そ…そうなの?」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 14:56:16.50 ID:LUBx2sAO<>ちびアスカ「そうよ…それに、もうわたしの小さなムネは、キュンキュンはち切れそうなの。」

ちびレイ「なの」

ちびアスカ「いとしの碇しれい!!」

ちびアスカ「ああ…この数日、碇しれいのことばかり考えてしまっていたわ……」

ちびアスカ「みて!!碇しれいのにがおえ、こんなにたくさん書いたのよ!!!」

バサッ

ちびシンジ「う…うわぁ」

ちびレイ「……パッとみ、百枚近くはある」

ちびアスカ「これ、ぜーんぶ碇しれいにプレゼントするのっ///」

ちびシンジ「ぜ、ぜんぶ?」

ちびアスカ「……何よ、その顔は」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 14:58:05.16 ID:LUBx2sAO<>ちびシンジ「い…いや、その……」

ちびシンジ「な、なんと言うか……」

ちびアスカ「なによ?」

ちびシンジ「い、いや、あのぉ……」

ちびレイ「……ゲージュツテキ」

ちびシンジ「そ、そう!芸術的!いやぁ…ちびアスカはやっぱりスゴいなぁ…」

ちびアスカ「あんた達にわかるのかしらねぇ…」

ちびアスカ「ま、天才子役のわたしには出来ないことの方が少ないんだけど」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 14:58:50.06 ID:LUBx2sAO<>ちびアスカ「そーそー」

ちびアスカ「このお休み中、CMさつえいしてきちゃったもんねー♪」

ちびアスカ「どーせ、あんた達にはしごとなんてなかったでしょうけど」

ちびレイ「……私、CM2本にドラマ1本撮ってきたの。」

ちびアスカ「……えっ」

ちびシンジ「ぼ…僕はCM…4本……」

ちびアスカ「ええええええっ!?」

ちびアスカ「う、うそついちゃダメなんだからね!!」ゆっさゆっさ

ちびシンジ「ほ、ほんとうだってばぁ……」

ちびアスカ「む……」

ちびアスカ「ムキぃぃぃぃぃぃぃぃぃー!!!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:00:57.93 ID:LUBx2sAO<>ちびアスカ「ムカつく!!ちょームカつく!!!!!!」

ちびアスカ「ふん。恋愛もしたことないガキがエラソーにしてんじゃないわよ」

ちびシンジ「いや…べつに……」

青葉「ああ、ちび達久しぶり」

ちび一同「あ、青の6号さん!!」

青葉「……青葉です」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:01:44.02 ID:LUBx2sAO<>ちびアスカ「あ、あれ?キョーコママとアスカおねーちゃんは?」

青葉「ああ、アスカはまだ来てないけど、惣流博士なら多分倉庫に……」

ちびアスカ「キョーコママ!」タタッ

ちびシンジ「ち、ちびアスカ!」

ちびレイ「まって……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 15:02:34.58 ID:zK7nnJ.o<>こんな時間か
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:03:40.16 ID:LUBx2sAO<>
ちびアスカ「ママ!お土産かってきたのよ!!」


ガチャ


ちびアスカ「ママ!ママの大好きなハゼの干物なのよ!!」


ガチャ


ちびアスカ「ママ!ママ!会いたかったわママ!」



ガチャ


ちびアスカ「私、今度別のドラマにも出演が決まったのよ!!すごいでしょうママ!」



ガチャ


ちびアスカ「ママッ!」



キョウコ「………」ブラーン



ちびアスカ「ま……ま……」



ちびアスカ「いやああああああああああああああああああ!!!!!!!!?」

ちびシンジ「ち、ちびアスカ!?」

ちびレイ「なにが……」

ちびアスカ「 」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 15:04:23.00 ID:zK7nnJ.o<>キョウコさんどうしたんですか<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:04:49.72 ID:LUBx2sAO<>ちびシンジ「ちびアスカ、ちびアスカ!?」

ちびアスカ「 」

ちびシンジ「ってき、気絶してるぅぅ!?」

キョウコ「……」ブラーン

ちびレイ「く…くびつり……!」

キョウコ「はぁ〜い〜♪」ニコッ

ちびシンジ・レイ「ぎゃああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:05:40.30 ID:LUBx2sAO<>キョウコ「あら、驚かせちゃったぁ〜?」

ちびシンジ「な…な……?」

キョウコ「あ、これ〜?」

キョウコ「うふふっ。下が鏡張りになっててね、首を釣ってる様にみえるのよ。手品のトリックでも良く使われるのよ〜♪」

ちびレイ「ほ…ホントなの……」

キョウコ「上手く見えるかテストしててね…ってあら、ちびアスカ久しぶり〜♪」

ちびアスカ「 」

ちびシンジ「ち…ちびアスカ…」

ちびレイ「まだ…気絶してるの……」

キョウコ「あらあら…大丈夫〜?」

ミサト「…とりあえず救護班手配して」

マヤ「了解です…」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:11:09.55 ID:LUBx2sAO<>【会議室】

ミサト「ちびアスカは?」

マヤ「問題ないみたいです。」

ミサト「そりゃ良かったわ。そうよね、来た早々キョウコさんがクビつってりゃあビックリもしちゃうわよね……」

ミサト「リツコもいやなシーンを書いてくれるもんよ…」

加持「母親が自殺…なんてなぁ」

ミサト「物語も陰鬱、こっちの状況も陰鬱…逃げ場なしよもうぅぅぅ……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:16:56.42 ID:LUBx2sAO<>ミサト「…じゃ、ちびアスカには悪いけど、気がついたら早速シーン1の撮影進める様に言っといて」

マヤ「了解」

ミサト「はぁ…しかし……」

ミサト「……これからどうしよう」

加持「『どうしよう』って、どうにかするって言った本人が言ってどうするんだよ」

ミサト「だって、シナリオもさぁ、序盤と…それから大まかな設定しか書かれてないんだもの」

加持「もしかして、台本も出来てないのかぁ!?」

ミサト「……書いたわよ」

ミサト「……書いたけど」

加持「なになに、実は使徒は碇司令だったのだ!」

加持「と言うか、碇司令は死んでいて、使徒が碇司令の格好をしていたのだ!」

加持「碇司令は巨大化し、本性をあらわし、街を踏み荒し…」

加持「……なんだこりゃ」

マヤ「ふっ…ぷふっ……」

青葉「しょ、昭和の特撮みたいっ……むふっ」

ミサト「わ、笑わないでよっ!これでも真剣なんだからぁっ!!!!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:20:58.63 ID:LUBx2sAO<>ミサト「シナリオって簡単に書けるもんだと思ったんだけどなぁ」

ミサト「面白いかどうか以前に、物語と成立するか、実現可能か……」

ミサト「幾ら懐の深いネルフだって…」


日向「し、しかし葛城さん、スケジュール的に……」

ミサト「分かってるわよ!分かってるわよ!!」

ミサト「でもさぁ、いきなり自殺だのなんだの言われてもどう処理すれば…」

ミサト「全く、序盤だけ書いてシナリオ放棄するわ」

ミサト「25、26話にいたっては、もう設定すら書かれてなくて、ただ『精神世界・サードインパクト』って書かれた紙一枚渡されて…」

ミサト「しまいには、『この世界の可能性』とか何とか意味の分からないことを語ってきて…頭痛いわよ……」

マヤ「…センパイ、大丈夫でしょうかね……」


日向「これを見る限り、赤木博士の精神状態…ヤバそうだからな」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:23:48.28 ID:LUBx2sAO<>マヤ「そう言えば今回、センパイが書いた部分で惣流博士が自殺…してますよね」

一同「………」

ミサト「や、やだ!な、なに想像しちゃってんのよマヤちゃぁん!!!」

マヤ「で、ですよね?考えすぎですよね??」

ミサト「そうよ。だってナオコおばさんが面倒見てるしさぁ、監視も一応ついてるんだから大丈夫だってぇ〜!」

ミサト「そ、それより問題はシナリオよ。シナリオ。」

ミサト「ま、他にも色々あったとは言え…リツコが逃げ出したくなるのも分かるわ……」

青葉「何か…大きな問題が?」
ミサト「今まではさぁ、何だかんだでモデルになる事件や使徒があったワケじゃない」

ミサト「まぁ…まだ連合軍襲撃事件って言う面白いネタは残ってるんだけどさぁ」

ミサト「その前に最後の使徒を片付けなきゃ行けないんだけど…」

一同「………」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:25:13.27 ID:LUBx2sAO<>マヤ「ど、どうしたんですか?皆さんいきなり……」

加持「前にも話さなかったっけ」

日向「それがさぁ、残ってないんだよ。」

青葉「……最後の使徒のデータが」

マヤ「あ…!そう言えば、そんな話も……」

ミサト「そーなのよぉ。ま、データだけならまだ良いんだけどね」

ミサト「だーれ1人覚えちゃいないのよね…もちろん当事者である私も…パイロット達も……」

ミサト「最後の使徒のことを」

マヤ「ま、全く…ですか?」

ミサト「全く。」

加持「全然覚えちゃいないんだよ。本当に」

マヤ「そんなことって……」

ミサト「まぁ、使徒自体が最早あり得ない存在だから何が起きても不思議じゃないんだけどね。」

ミサト「ただ、困るのよね……こう言うの。」

ミサト「あああああああ!!!ったくもう、最後の使徒めえええええええええ!!!!!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:26:02.49 ID:LUBx2sAO<>♪ふんふんふんふんふんふんふんふん


ミサト「ったく何よ…こんな時に空気も読まずに第9歌ってるヤローは……」



カヲル「ふんふんふんふん♪」
綾波「ふーんふんふん♪」



アスカ「………」

シンジ「………」

ミサト「……げっ」



カヲル「……いやぁ」

カヲル「日本は素晴らしいねええええええ!!!!!!」バッ


ミサト「……絡み辛いのが来ちゃったわよ」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:27:24.27 ID:LUBx2sAO<>カヲル「空気が都会的だ!」バッ

カヲル「女性が美しい!!」バッ

カヲル「立ち食い蕎麦も美味しい…あ、伊吹二尉。先日はありがとうございました」

マヤ「い……いえ……ど、どういたしまして………」

カヲル「しかも可愛い妹が…すぐソバに!」

綾波「か…カヲルお兄さん………」

カヲル「ああ、本当にレイは愛らしき妹だなぁ……」

カヲル「レイ!」ギュッ

綾波「カヲルお兄さん…」ギュッ

アスカ「……相変わらず仲のおよろしいこって」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:28:10.78 ID:LUBx2sAO<>カヲル「そして、可愛い従兄弟、シンジ君もいる!!」

シンジ「あ…ありがとう………」

カヲル「さあ…慈しみと親愛を込めた抱擁を………」

シンジ「い、いや…抱擁はちょっと……」

カヲル「さあ!さあ!」

シンジ「い、いや……」

アスカ「……リアクションに困ってるじゃないのよ」

カヲル「……残念だなぁ」

カヲル「でも手を広げてしまった以上、抱擁をしないと気が済まないな……」

カヲル「仕方がない、ここはセカンドで……」ギュッ


アスカ「ちょ!?いやああああああああああああああああ!!!!!!!!」


カヲル「ああ…僕は幸せだ!日本に帰って来れて幸せだああああああ!!!!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:29:12.97 ID:LUBx2sAO<>マヤ「す……凄いテンション………」

加持「南極で色々…溜まってたんだろうなぁ……」

青葉「い…碇司令に通じる何かが……」

ミサト「血は繋がってないハズなんだけどね……」

カヲル「あ、そうだ…すっかり当初の目的を忘れていたよ」

ミサト「……目的?」

カヲル「これ。使って貰えればと思って、渡しに来たんです。」にこっ

ミサト「さ、冊子?」

マヤ「何か…書かれて………」

マヤ「……『新世紀エヴァンゲリオン第弐拾四話・最後のシ者』」

マヤ「『台本』…だ、台本!?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:31:21.92 ID:LUBx2sAO<>ミサト「だ、台本って…カヲルくんこれ………」

カヲル「そのままの通りです。」

カヲル「僕が今回の台本を書いたので、使って欲しいと思って持ってきました。」にこっ

ミサト「あなた…だって帰って来てからまだ2日しか…!」

マヤ「ドラマの本編もあまり見られていなかったんじゃ…」

カヲル「ドラマを録画したディスクが毎週送られてきてましたからね。大体分かってました。」

カヲル「それに元々、文章を書くのは好きでしたから。」

ミサト「だけど、予算も少ないし…今まで使っていたセットも……」

カヲル「ああ、それについてはレイから色々聞きました。」

カヲル「だから一応その辺については色々考慮しましたよ。」
ミサト「……考慮?」

カヲル「セットが使えなければ、使える場所だけで撮影すればいい。着ぐるみがなければ本物のエヴァを使えばいい。」

カヲル「ネルフ内でエヴァを動かす分には何の問題もないでしょう?」


ミサト「えっ…」

一同「ええええええええええ!?」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:32:11.96 ID:LUBx2sAO<>青葉「少し傷が付いたら億単位で損害が出ることになるし、安易には……」

カヲル「なら出来るだけ付けない様にすればいい。」

カヲル「万が一付いたとしてもさ、それはそれで撮影後に考えれば良いじゃない。」にこっ

シンジ「い…良いってカヲルくん……」

アスカ「…考え方がリツコ二号よ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:33:55.48 ID:LUBx2sAO<>ミサト「でも…まだ大きな問題があるわ」

カヲル「使徒…ですか?」

ミサト「そうよ。今から発注する時間も予算もないし…」

ミサト「CGも無理よ。MAGIの立体投影だって……」

MAGI『そうですね…アラエルさんやアルミサエルさんみたいに、元になるデータがあれば何とかなるかもなんですが…(´・ω・`)』

マヤ「17番目の使徒は肝心のデータがありませんからね……」

アスカ「どーすんのよ?」

カヲル「その辺は心配いらないさ。」

ミサト「……?」

カヲル「だって17番目の使徒は」

カヲル「……この『僕』なんだから」にこっ

一同「………」

一同「ええええええええええええええええええ!?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:34:33.69 ID:LUBx2sAO<>アスカ「なーに、くっだらない冗談かましてんのよ、このバカ!!!!!」

カヲル「相変わらず、セカンドはおっそろしいなぁ…敵わないね」

アスカ「あー!もう昔っからアンタのそう言うフワフワした所、ムカつくのよぉ!!」

カヲル「あ、そうだセカンド。渡すの忘れてたんだけど…」

ガサゴソ

カヲル「はい。お土産。」にこっ

アスカ「……何このゴミ」

カヲル「ソーセージのパッケージ」

アスカ「中身は…」

カヲル「食べた」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:35:34.66 ID:LUBx2sAO<>アスカ「なーに、くっだらない冗談かましてんのよ、このバカ!!!!!」

カヲル「相変わらず、セカンドはおっそろしいなぁ…敵わないね」

アスカ「あー!もう昔っからアンタのそう言うフワフワした所、ムカつくのよぉ!!」

カヲル「あ、そうだセカンド。渡すの忘れてたんだけど…」

ガサゴソ

カヲル「はい。お土産。」にこっ

アスカ「……何このゴミ」

カヲル「ソーセージのパッケージ」

アスカ「中身は…」

カヲル「食べた」

カヲル「いやぁ…セカンドに掴みかかられるなんて何年ぶりだろうなぁ…ようやく帰って来たって実感が………」にこにこ

アスカ「こんんんんんのおおおおおおお…シスコン変態野郎おおおおおおおおおお!!!!!!!!」

ガスッガスッガスッ

カヲル「あっはははははは!!!」にこにこ

シンジ「あ…アスカ…その辺で…」

◇<ラ…ラー………

綾波「ラミエルさん…見ちゃダメ」


ミサト(ダメだ…あの子だけは、あの子だけは何年経っても理解できない……)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:36:36.53 ID:LUBx2sAO<>ミサト「んでカヲルくん。その17番目の使徒がアナタだって言うのはどういう…」

カヲル「使徒を人型にすればお金も掛からないじゃないですか。」

マヤ「ああ…なるほど。」

カヲル「それにドラマチックじゃありませんか。零号機は爆破され、弐号機も使えない今……」

カヲル「シンジくんは人の形をした使徒を倒さなきゃならない!」

カヲル「シンジくんは悩み、苦しみ…シンジくんは…シンジくんは…シンジくんは………」

ミサト「……聞いた私が悪かったわ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:37:34.49 ID:LUBx2sAO<>ミサト「まあ、確かに、人間不信に陥ってるシンジくんに人型の使徒…ドラマチックではあるわよね。暗いけど。」


マヤ「でも…いきなりここにきて人型って言うのは…大丈夫なんでしょうか」

加持「いや、悪くはないアイディアじゃないか?」

加持「今までの使徒は…そういや、段々と『人』に近づいて行ってる気もしなくもない。」

加持「それに俺達人間は18番目の使徒だ。そう考えると不自然じゃない。」

ミサト「う〜ん…まぁね…」パラパラ

ミサト「ま、脚本自体の出来もかなりいいし…多分設定に関してだってリツコも納得するだろうし…」

ミサト「何より他に手が無いんだから使うしかないんだけど」

カヲル「何か問題が?」

ミサト「……よくもまぁ、恥ずかしげも後ろめたさもなく、こんなに自己顕示出来るものかしらと思って」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:38:00.85 ID:LUBx2sAO<>カヲル「今まで全然出番なかったんだし、これくらいは許されるかなぁ〜なんて。」

ミサト「にしても『最後のシ者』ってタイトル、どーなのよ!?」

カヲル「いや、『渚』と『死者』と『使者』を…」

ミサト「んな事分かってるわよ!妙に上手いのよ!!」

カヲル「でしょ?」にこっ

綾波「……今日の葛城さん、ツッコミにキレがないわね」

シンジ「『キレ』って綾波……」

ミサト「ダメだ…ダメだわ…なんか調子狂うわ……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:38:52.40 ID:LUBx2sAO<>日向「でもいいのかい?使徒ってことになったら、当然殲滅される方向にならざる……」

カヲル「いいのさ。記録より、僕はみんなの記憶に残りたいからね。」

カヲル「ああ…もう!!レイに蔑まれ、シンジくんに握り潰される!!!!!!!!!」

カヲル「幸せだあああああああああああああああああああ!!!!!!!!嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼!!!!!!!」

◇<ラー……

綾波「……だからラミエルさんは見ちゃダメ。」

青葉(『残念なイケメン』って…)

日向(……本当にいるんだな)
ミサト「……はぁ」

アスカ「……」ムッ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:40:27.22 ID:LUBx2sAO<>【司令室】

ゲンドウ「………」

冬月「………」

冬月「……どうした。司令ともあろう男が机に伏したりしおって」

ゲンドウ「……お前こそ、よくも上司の目の前で机に伏せるものだ」

ぎゅるるるるるるる………


ゲンドウ・冬月「………」

ゲンドウ・冬月「……胃が痛い」

冬月「………渚カヲルかね」

ゲンドウ「ああ…アイツの事が頭に過っただけで胃が……」

ガバッ

ゲンドウ「帰って来て早々だ!!諜報の報告によれば食い逃げ未遂はするわ!!」

ゲンドウ「レイにはベタベタするわ、シンジに抱きつこうとするわ、ユイを口説こうとするわ……」

ゲンドウ「うああああああああ!!!!!!!!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:41:24.51 ID:LUBx2sAO<>>>670はミス。正しくは>>671<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:44:44.08 ID:LUBx2sAO<>冬月「大人気ないぞ碇。カヲル君もお前のかわいい甥っ子だろう。」

冬月「レイとは兄妹なのだから仲良きことは自然なことだ。シンジ君やユイ君についても同様だろう?」

ゲンドウ「しかし!アイツは、妙な………」

冬月「世間から見れば、妙なのはお前の方だ」

ゲンドウ「…………」

冬月「…………」

ゲンドウ「……お前こそ、大方赤木博士の件で胃を痛めているのだろう」

冬月「まぁな……」

冬月「……彼女をああにしてしまった原因は私にある。」

ゲンドウ「それで」

冬月「それで、とは?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:46:45.51 ID:LUBx2sAO<>ゲンドウ「どうするつもりだ、と聞いているのだ」

冬月「………」

ゲンドウ「……お前は彼女に同情しているのか?」

冬月「………」

ゲンドウ「それだけなら…止めるべきだと思う。」

冬月「……安っぽい人間だよ。私は」

ゲンドウ「今まで散々女遊びをしてきた人間が、よく言ったものだな。」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:48:44.46 ID:LUBx2sAO<>冬月「確かに、『女』を心から愛した事があるか…と聞かれれば答えはノーだな。」

冬月「俺にとっては、何かの…代用品でしかなかった。」

ゲンドウ「ユイの代わり…か?」

冬月「そのつもりだった。この間までは。」

冬月「だがいつか言っただろう。結局ユイ君に感じていたのは父性愛だったのかも知れないと。」

冬月「純粋たる恋愛感情とは程遠いものを私は…恋愛だと勘違いしてしまっていたのだよ。」

ゲンドウ「では…女はその存在するかすら分からない『恋愛感情』の代用品だったのか?」

冬月「ああ。否定はしない。」

冬月「だが」

ゲンドウ「………」

冬月「先日、久々に昔交際していた女性と会った。」

冬月「…が、情けない事に何も出来なかった」

冬月「いや、寧ろする気が起きなかったのかも知れんな」

ゲンドウ「………」

冬月「この歳になっても良くわからんよ。己のことは。」

ゲンドウ「お前のそう言う部分が赤木博士をああさせた、とは思わないのか」

冬月「………何がだ」

ゲンドウ「わかりきっている解答が絶対であると証明出来ない限り、それを解答としない、その性格だ。」

冬月「…学者の性だよ」

ゲンドウ「性?ふん…。」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:49:49.05 ID:LUBx2sAO<>【リツコのマンション】

ナオコ「リッちゃーん」

リツコ「………」

ナオコ「ミサトちゃんから電話よ。」

リツコ「………でない」

ナオコ「……でなさい」

リツコ「でない」

ナオコ「でなさい」

リツコ「でない!」

ナオコ「でなさい!!」

リツコ「………」

リツコ「………はい」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:51:23.10 ID:LUBx2sAO<>ミサト「あ、もしもしリツコ?」

ミサト「あー…えっと…元気?」

リツコ「ええ。お陰様で。先日は取り乱して悪かったわね。」

ミサト「で、台本の件なんだけd」

ガチャ

プープープー……

ミサト「きっ…切りやがった………」

プルルルルルルルルル

ミサト「ちょっと!何で勝手に切るのよ!!」

リツコ「……書きたくないんだもん」

ミサト「書け!なんて一言も言ってないでしょうが。人の話は最後まで聞きなさいよ。」

ミサト「台本ならカヲルくんが書いて来てくれたみたいだから、それを使おうと思うのよ」

リツコ「カヲルくんって…まさか渚カヲルのこと?」

ミサト「そう。アンタが泣きわめいたすぐ後、帰ってきたみたいなのよ」

リツコ「そう。彼、帰ってきたの。間に合わないかと思っていたんだけど……」

ミサト「んで、あー…とりあえず設定だけ伝えるから」

リツコ「……何で私に」

ミサト「一応、このドラマを仕切ってるのはアンタでしょ。台本だって……」

リツコ「…私は逃げ出した人間よ。戻るつもりも、資格はないわ」

ミサト「別にこの間のことは皆どうも思ってないわよ。」

リツコ「……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:52:55.06 ID:LUBx2sAO<>ミサト「一応ね?今までの繋がりもあるんだから、破綻しない様に、それくらいは責任果たしてくれたって良いじゃない」

リツコ「……で」

ミサト「第17の使徒は人の形をした使徒…それをカヲルくんが演じるって形になったんだけど」

リツコ「……カヲルくんが使徒…ね」

リツコ「良いんじゃないの?そうね、彼が演じるなら」

ミサト「投げやりで言ってない?」

リツコ「言ってないわよ。ポッと出の味方キャラクターが敵だったなんて燃える展開じゃないのよ!」

ミサト「も…燃える?そ、そうなの?」

リツコ「そうよ!しかも相手はイケメン!!脚本次第によっては新たな層の取り込みも!」

リツコ「もしかしたら今後の展開にも……」

リツコ「……って、もうこんなこと…言う資格も無いわよね。」

リツコ「……すまなかったわ」

ミサト「い…いや…続けて貰って構わないって言うか……」

ミサト(ダメだ…何かこのリツコも絡み辛い…)

ミサト(ああああああ!調子狂うぅぅぅ!!!!!!)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:54:57.66 ID:LUBx2sAO<>ミサト「とりあえず…まぁ、何て言うか、思ったより元気そうで安心したわ。」

ミサト「この何日間か、全然連絡取れないから心配してたのよ。」

リツコ「………」

ミサト「一体どうしたのかと……」

リツコ「ねぇ、ミサト」

ミサト「……何?」

リツコ「少し考えた事があるんだけど」

ミサト「考えたこと?」

リツコ「例えば、私と同じ容姿で、同じ知能を持って、同じ考え方をする人間が居たとするわ。」

ミサト「想像したくないけどね」

リツコ「そのもう一人の私は『私』と呼べるのかしら」

ミサト「……はっ?」

リツコ「確かにそのもう一人の私は当然己を『赤木リツコ』と認識するだろうし」

リツコ「他人もそれを『赤木リツコ』と認識するでしょうね」

ミサト「そ…そうなんですか」

リツコ「だけど…私はそれを『私』だと認識出来ない。」

リツコ「私と同じものだけど、それは『私』ではないのよ。私にとっては。」

ミサト「ぜ…全然何が言いたいんだか………」

リツコ「つまり、私が私である根本的なものって何なのかしらね」

リツコ「『自我』?『記憶』?…それとも『魂』?」

ミサト「どうしようマヤちゃん、リツコがどっかの映画監督みたいになって来ちゃったんだけど」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:57:14.97 ID:LUBx2sAO<>リツコ「私って…何なのかしら」

リツコ「私は…もしかしたら私ではなく、私だと思い込んでる存在なのかもしれない」

リツコ「そして色々考えた結果…あらゆる世界の可能性にたどり着いたのよ」

ミサト「ず、随分壮大なお話ですこと……」

リツコ「私たちは人の心の中で、自由に変化することが出来る。」

リツコ「見方を変えれば世界も変わる。それを段々広げて行けば、世界は360゜違ったものになるのかも知れないわね」

ミサト「な……なるほど……」

リツコ「人間なんてしっかりしているようで、そんなあやふやな何かの上で生きているに過ぎないわ。だから……」

ミサト「あ…あー!もう撮影時間だわ!」

ミサト「その話はゆっくり聞くから…その………」

ミサト「……じゃあね!」

プープープー……

ミサト「………」

マヤ「あ…あの…葛城さん?センパイは……」

ミサト「……リツコ、あの様子だとマジでゲロマズかもしれない」

ミサト「んまぁ…リツコのことは後で様子見に行くとして、とりあえず許可は取れたから」

カヲル「じゃあ、僕の書いたシナリオ、使って貰えるんですね」

ミサト「もちろんだけど…」チラッ

シンジ「な…何ですかミサトさん」

ミサト「いや…大丈夫かなぁーって」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:58:16.13 ID:LUBx2sAO<>シンジ「ぼ…僕ですか!?」

シンジ「い、一体何が……」

ミサト「いや、まあでもやって貰わなきゃ困るし。…やってくれるわよね?」

シンジ「…だから何が」

綾波「大丈夫よ碇君。目立てるから」

シンジ「あ…綾波ぃ?」

カヲル「そうだよシンジくん。そんなに心配しなくったって大丈夫さ。」

カヲル「今回は僕とレイで…シンジくんの魅力を1000%引き出してあげるから!」

綾波「お兄さん…」

カヲル「レイ!」

綾波「お兄さん…」

カヲル「レイ!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:58:52.21 ID:LUBx2sAO<>綾波「うふっ」

カヲル「あはっ」

綾波「うふふふふふふふふ!!!!!」

カヲル「あっはははははははははははは!!!!!!」

シンジ「……余計に不安になって来た」

アスカ「と言うか、お先真っ暗ね」

◇<………

MAGI『ラミエルさん…なんだか寂しそうです……』


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 15:59:44.61 ID:LUBx2sAO<>
【第三新東京市・某所】

ミサト「うわっ…今にも崩れそう…」

マヤ「セカンドインパクト前の建物みたいですね」

カヲル「場所を借りるにはお金が必要ですからね。ここなら良いと思いまして。」

ミサト「でも…廃墟と言えども土地の所有者に許可を取らなくても大丈夫なの?」

カヲル「ああ。その点は大丈夫です。僕の従兄弟の父親の一人息子の母親の恩師が許可を取って来てくれましたから。」にこっ

マヤ「えっえっ…い…従兄弟の父親のぉ…?」

シンジ「………」

シンジ「…副司令が許可を取ってきてくれたってことか」

ミサト「……回りくどいっちゅうの」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:01:02.60 ID:LUBx2sAO<>
アスカ「……で、何で私がこんな格好をさせられてるのよ」

カヲル「流石はセカンドだ。肌色の水着も様になってるなぁ。」

綾波「ないすばでぃー」

シンジ「………」

アスカ「…ちょっと!見るんじゃないわよシンジっ!」

シンジ「みっ、見てなんかないよ!」

シンジ「って…あっ……///」
☆よくわかる簡略図☆

|つ


うふ〜ん<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:01:48.68 ID:LUBx2sAO<>アスカ「……見たわね」

シンジ「い、いや!こ、これは……」

アスカ「ちぇえええええええええええすとおおおおおおおおおおおお!!!!」ガスッ

シンジ「んふっ!?」

綾波(……どうせ全国に流れるのに)

カヲル(女心っていうのは複雑だね……)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:03:59.30 ID:LUBx2sAO<>カヲル「じゃあセカンド、早速そこに浸かってくれ。」

アスカ「…なんかこの水、濁ってるんだけど」

カヲル「汚く見せる為に水とLCLを混ぜてあるんだよ。」

カヲル「ついでに、精神病患者みたいな顔をしながら台詞を言って貰えると嬉しいんだけどね」

アスカ「せ…精神病おおおおおおお!?」

アスカ「ちょ…ちょっと、それって一体どういう……」

カヲル「あ…あはっ…いや………」

カヲル「……ここらでセカンドには退場してもらえると嬉しいかなぁ〜なんて…」

アスカ「たっ……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:04:35.83 ID:LUBx2sAO<>カヲル「退場って言っても出番が無くなるって訳じゃないさ」

アスカ「そんなのアテにできるかっつうのおお!!なーんで私が精神病になんなきゃならないのよ!!」

カヲル「ほら…だってさ、アラエルの精神攻撃もまともに受けちゃった上に、シンクロ率0で劇中の君のプライドもズタボロじゃない」

アスカ「そっ…それは……」

カヲル「あと2話じゃとても君の復活劇を書く余裕もないし」

カヲル「それに折角レアな僕とレイとシンジ君の間にあんまり部外者は入ってきて欲しくないんだよね」にこっ

アスカ「こっ…こいつうううううううううう!!!!!!!!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:08:14.33 ID:LUBx2sAO<>ギュウウウウウウウウウッ!!!!!!

カヲル「あはっ!苦しいよセカンドぉ〜」にこにこ

アスカ「嬉しそうにしてんじゃないわよ変態があああああっ!!!!!」

カヲル「あ……ホント息できない……せ、セカンド……」ニコニコ

シンジ「ちょ、ちょっとホントにアスカ……」


アスカ「………」ぜえ、ぜえ

綾波「お兄さん…大丈夫?」

カヲル「……大丈夫だよレイ。」ニコニコ

カヲル「いや…寧ろ……」ニコニコ

綾波「……私、たまにお兄さんに付いていけなくなるときがあるわ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:09:23.84 ID:LUBx2sAO<>ミサト「あ…アスカ、まあ…彼の説明はアレだったけども」

ミサト「シナリオとしてはかなり良い部類に入るのよ。だから……」

アスカ「んなこと、わーかってるわよ!」

アスカ「…あーもう!アンタみたいな変態ヤローの思い通りに動かなきゃならないなんてチョームカつく!!」

アスカ「いいわ…こうなったら完璧な精神病患者を演じてやるんだから!」ぐぐぐぐぐ

ミサト(……って言うかアスカ、どうみても裸にしか見えないその格好についてはもう良いのね)


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:10:59.70 ID:LUBx2sAO<>シンジ「アスカ、これ…リポビタンD。本番前に飲むといいって加持さんが買ってきてくれたんだ。」

アスカ「………」

シンジ「あ…あの…アスカ、さっきはごめんね」

シンジ「その…さ、何て言うか…事故って言うか……」

アスカ「………」

シンジ「……アスカ?」

アスカ「………ルサイ」

シンジ「えっ……」

アスカ「ウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイ」

アスカ「イヤアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」

シンジ「ああああああアスカぁ!?」


シンジ「ちょ…ちょっと誰かぁ!」

カヲル「ああ…役に入り込み過ぎちゃったんだね……」

綾波「私もたまにだけれどあるわね」

ミサト「あ、レイも?私もあるのよねー。どっちが素の自分だか分かんなくなっちゃうっていうかさぁ」

マヤ「そうですね…まあ自分自身を演じてるんですから仕方のないことじゃないんですかね」

シンジ「って、のんびり話してないで落ち着かせるの手伝ってくださいよぉ…!!」


アスカ「イヤアアアアアアアアアアアアアア!!!!」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:13:22.41 ID:LUBx2sAO<>―――――

ちゃぽん…

アスカ「シンクロ率ゼロ。セカンドチルドレンたる資格無し。」

アスカ「……もう私がいる理由もないわ。誰も私を見てくれないもの。」


アスカ「…パパもママも誰も。」

アスカ「私が生きてく理由もないわ…」


諜報課員「……惣流・アスカ・ラングレーだな?」

アスカ「………」


マヤ「はい、カットです。お疲れさまでしたー」

アスカ「……」

ミサト「……アスカ、アスカ」

アスカ「……」

ミサト「…もういいのよ?完璧だったわ」

アスカ「……そう。私にはママいる」

アスカ「………浮気ぐせのあるパパもいる」

アスカ「ママは生きてるし」
アスカ「ちゃんとシンクロも出来る……」

ミサト「そうよ。アスカ。」

アスカ「………ああああっ!!」

ミサト「あ…アスカ?」

アスカ「危ない…危ないとこだったわ……」

綾波「……大丈夫?」

アスカ「ああ…まあね。ちょっと役に入り込み過ぎちゃったわね…」

カヲル「いやぁ、でもそのかいあって迫真の演技だったよセカンド」

アスカ「元はと言えばお前とリツコのせいだっつうのおおお!!!!!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:13:58.31 ID:LUBx2sAO<>シンジ「…アスカ!良かった…一体どうなっちゃったのかと……」

アスカ「って、アンタもどさくさ紛れにこっち見てるんじゃないわよ!!!」ガスッ

シンジ「んふっ……!」

シンジ「な…なんか…理不尽だ……」

カヲル「……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:14:39.59 ID:LUBx2sAO<>
ゲンドウ「シンジいいいいいい!!!レイいいいいいいいい!!!!!!」

タッタッタッタッ…

シンジ「とっ…父さん!!」

アスカ「碇司令が何でここに?」

綾波「確か外のロケでは出番が無かったはずじゃ…」

ゲンドウ「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

ユイ「あなた、転びますよ」

ゲンドウ「心配いらn……」

コケッ

ゲンドウ「!」

シンジ「ああ……」

ゲンドウ「……ああああああああ!!!!!?」

ゴロゴロゴロゴロ……

ユイ「……言わんこっちゃない」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:15:18.70 ID:LUBx2sAO<>ゲンドウ「お疲れ様!」ニヤッ

シンジ「と、父さん…派手に転んでたけど大丈夫?」

ゲンドウ「うむ。心配いらないぞ。」

ゲンドウ「そんなことより……お前達、腹は空いてないか」

シンジ「あ…うん…まあ」

アスカ「そうねぇ、そういやお昼どきだもんね」

綾波「……腹ペコね」ぎゅるるるるるるる

カヲル「腹が減っては戦は出来ぬ…だよね」

ゲンドウ「そうか!そうだよなあ!!」ニタニタ

シンジ「……やけに嬉しそうだけどどうしたの父さん」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:16:32.04 ID:LUBx2sAO<>ゲンドウ「実はお前達が腹を空かしているだろうかと思い」

ゲンドウ「父さんがお弁当を作ってきたのだ!」

一同「………」

一同「えええええええええええ!!!!!?????」

ゲンドウ「ええ!?とは何だ……」

シンジ「だ、だって父さん……」

綾波「料理、作れるんですか」

カヲル「お義父さんが料理を作っているところなんて見たこともないよ」

アスカ「司令の料理……恐ろしいわね」

◇<ら、ラー………


ゲンドウ「何だ…揃いも揃ってその反応は……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:17:35.19 ID:LUBx2sAO<>シンジ「いや…だってさあ……」

ゲンドウ「ふん。まあいい。ユイ!!」

ユイ「はいはい。」

シンジ「じゅ…重箱……」

アスカ「デカイわね……」

ミサト「やだ、司令の料理なんてちょっち…いや、かなり興味をそそられるじゃないのよ」

マヤ「そうですね…不安の方が大きいですけど」

ミサト「やーねマヤちゃん。私達には『遠慮』って武器があるじゃないのよぉwwwwww」

青葉「葛城さん……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:18:12.28 ID:LUBx2sAO<>ゲンドウ「うむ。ではシンジ、開けてみろ」

シンジ「ぼ…僕が?」

ゲンドウ「そうだ。碇家の長男だろう」

シンジ「…あんまり関係ない気がするけど」

シンジ「じゃあ…いくよ」

アスカ「……」ゴクリ

綾波「……」ゴクリ

カヲル「……」ゴクリ

ミサト「……」ゴクリ

マヤ「………」ゴクリ


……パカッ

一同「………」

シンジ「………」チラッ

シンジ「あ……」

ゲンドウ「ど…どうだ……?」

シンジ「………」

シンジ「……案外普通だ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:18:40.00 ID:LUBx2sAO<>綾波「サンドウィッチにサラダに唐翌揚げ…フルーツ」

カヲル「見た目も…特に変わったところもないし、普通だね」

ミサト「普通に美味しそうね……」

加持「微妙にガッカリするなよミサト…」

アスカ「…でも重箱にサンドイッチってどういうセンスよ」

ゲンドウ「私だってやれば出来るのだ。ほら、一口食べてみろ」

シンジ「……」パクリ

シンジ「……普通に美味しい」
アスカ「マジ?じゃあ私も……」パクッ

アスカ「……うまっ」

綾波「ふゅん…はひかにおひひいはね(うん…確かに美味しいわね)」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:19:12.45 ID:LUBx2sAO<>カヲル「……本当だ。唐翌揚げも美味しいよ」

ゲンドウ「だろう?ほら、どんどん食べろ。職員も遠慮するな」

マヤ「ハムサンドも美味しいですね」

ミサト「…私より上手いなんて……くそっ」

加持「ミサト、司令に料理を教わったらどうだww?俺が教えても言うこと聞かないんだから」

ミサト「っさいわね……」

ユイ「……ふふっ」

シンジ(確かに美味しいけど…この味付け……)

シンジ(……これは多分9割方母さんが作ったな)

シンジ(たまに変な形のサンドイッチと唐翌揚げもあるし…)

シンジ(リンゴもガタガタなのがある…)

ゲンドウ「……ほらレイ、おかわりはどうだ」

シンジ(でも……)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:19:38.83 ID:LUBx2sAO<>シンジ「…父さん、美味しいよ。料理、上手なんだね」

ゲンドウ「そ…そうか」

ゲンドウ「ほら、シンジももっと食べろ」

シンジ「……うん!」


シンジ「でも…父さん」モグモグ

ゲンドウ「……何だ」モグモグ

シンジ「どうしていきなり…お弁当なんて作ろうと思ったの?」

ゲンドウ「………っ!」

ゲンドウ「がはっ…ゴホッゴホッ…!」

シンジ「と…父さん!?」

ゲンドウ「い…いや、それはだな……」

ユイ「久々に家族が揃って嬉しいのよね?」

ゲンドウ「ゆ……ユイっ///」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:20:16.44 ID:LUBx2sAO<>カヲル「なんだ、僕はてっきり司令に嫌われてたかと思ってましたよ」

ゲンドウ「べ…別に嫌いな訳じゃ……///」

ユイ「ふふっ。可愛いでしょ?うちのゲンドウさんは」

ミサト「……何となく」

マヤ「……わかる気がします」ゲンドウ「ちょ、ちょっと君達までっ……!!」

アスカ「……」

シンジ「どうしたのアスカ…険しい顔しちゃって」

アスカ「……アタシの専売特許なのになと思って」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:20:59.00 ID:LUBx2sAO<>綾波「……お腹いっぱい」

カヲル「それはよかったね」なでなで

綾波「ちょっと…子供じゃないんだから恥ずかしいわお兄さん……」

◇<ムカッ!

☆<キシャー!

綾波「どうしたのラミエルさん…急に怒ったりして……」

◇<ラー!ラー!ラー!

綾波「?」

◇<ラー…

MAGI『ラミエルさん…』

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:22:17.62 ID:LUBx2sAO<>ミサト「…で、次のシーンは?」

カヲル「本当は順番通り撮った方がやりやすいんだろうけどね…」

カヲル「シンジくんと僕の出会いのシーンは夕方に撮りたいから一旦本部に戻ろう」

アスカ「はぁ?折角芦ノ湖の近くまで来てるのよ。」

カヲル「わかってないね…君は」

カヲル「芸術において妥協は最大の敵さ。飽くなき探求心と向上心が……」

アスカ「わかってないって、アンタの方がわかってないじゃないのよ!!とにかく時間がないっちゅーの!」

カヲル「でも、葛城さんの許可はとったよ?」

アスカ「……ミサト、あんた責任者でしょ?」

ミサト「いや…あの、でもぉ…今は渚くんに頼るしかないって言うかぁ…」

アスカ「……情けないわね。昨日までは『私が何とかする!』って息巻いてたクセに」

ミサト「それはさ、まあ…そうは言ったんだったんだけどね…」

ミサト「…やっぱ人には向き不向きってのがあるじゃない?」

アスカ「………」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ZaUXmTAO<><>2011/01/09(日) 16:23:35.45 ID:LUBx2sAO<>ミサト「んでもまあ、ああ言っちゃった手前は何にもしないって訳もいかないし何かはやるわよ」

アスカ「何かって何よ」

ミサト「…責任者としての役割」

アスカ「だから、その役割が…」

ミサト「女には男に身を任せた方が良いときもあるのよ、アスカ」

アスカ「…なんの話をしてんのよ」

ミサト「スケジュール通り終わらせるって言ってるんだし、あんまり遅れるようだったら、何とか考えるから。」

ミサト「まずは彼のやりたい様にやらせて見ましょうよ。ね?」

アスカ「……ッ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ZaUXmTAO<><>2011/01/09(日) 16:24:39.24 ID:LUBx2sAO<>
【ネルフ本部・実験場】

綾波「……」

アスカ「……」

シンジ「……」

カヲル「………」

ミサト「四人のシンクロ率はどんな感じ?」

マヤ「あ、はい。」

マヤ「レイとシンジくん、それからアスカはいつもと変わらず」

マヤ「で、カヲルくんですが…スゴいですね」

ミサト「……スゴいって?」

マヤ「さすがは南極での研究に抜擢されるだけあって真希波さんと揃ってかなりいい成績です。」

ミサト「真希波・マリ・イラストリアス…ああ、京都の……」
マヤ「しかし…アスカなんですけどね……」

ミサト「アスカがどうかしたの?」

マヤ「精神グラフがどうも安定してなくて」

ミサト「ええっ?」

ユイ「ちょっといいかしら?」

マヤ「あ、はい…」

ユイ「……なるほど。確かにこれは……」

キョウコ「なるほど〜。この波長は〜……」

ユイ・キョウコ「…ふふふふふふっ〜」

マヤ「……へっ?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ZaUXmTAO<><>2011/01/09(日) 16:25:16.70 ID:LUBx2sAO<>ミサト「そろそろ撮影に移っても大丈夫でしょうか?」

ユイ「ええ。データは取れたから。」

ミサト「んじゃあAパート、シーン9のシンクロテストの撮影、するわよ」

ミサト「レイとシンジ君とカヲル君は準備、オッケーかしら」

綾波・シンジ・カヲル「はい!!」

アスカ「……」

ミサト「ほらぁ、アスカは早くあがったあがった!」

アスカ「……はぁーい」

☆<キシャー!

ミサト「もうラミエルさんも、うろちょろしないの!」

◇<……


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ZaUXmTAO<><>2011/01/09(日) 16:25:55.80 ID:LUBx2sAO<>マヤ「じゃあスタートします。アスカ、これよろしくね」

アスカ「カチンコ?」

マヤ「よろしくね。」

アスカ「………」

アスカ「……スタート」

カヲル「………」

綾波「……」

シンジ「………」

冬月「後、0コンマ3下げてみろ。」

冬月「…このデータに間違いはないな?」

日向「全ての計測システムは正常に作動しています。」

マヤ「MAGIによるデータ誤差、認められません。」

冬月「よもや、コアの変換も無しに弐号機とシンクロするとはな。この少年が。」

マヤ「しかし、信じられません!…いえ、システム上、ありえないです…」

ミサト「でも事実なのよ。事実をまず受け止めてから、原因を探ってみて。」

アスカ「はいカットー」

アスカ「……ってぇ、なーんで私がこんなことしなきゃならんのよ」

キョウコ「あら、ちょっとむくれてる〜?」

アスカ「む、むくれてなんか…」

ちびアスカ「アスカおねーちゃんのほっぺた、ふぐみたーい」

ちびレイ「ぷくぷくなの!」

アスカ「……むっ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ZaUXmTAO<><>2011/01/09(日) 16:28:11.25 ID:LUBx2sAO<>ちびアスカ「あ、またふくらんだー」

ちびレイ「ぷくぷくなの!!」

ちびシンジ「ちょっと…二人とも……」

カヲル「……」

ミサト「どうしたの?カヲルくん」

カヲル「いや…、どうやってエヴァって動いてるんだろうなって思って……」

アスカ「はぁ?アンタそんなことも知らないでエヴァに乗ってたの?」

ミサト「確か、エヴァって義手や義眼なんかの…ニューロンシステムの技術が応用されてるのよね?」

マヤ「そうです。簡単に言えば脳神経とエヴァのシステムを直接リンクさせることによってエヴァを自分の体の様に動かす事が出来るのよ。」

マヤ「ニューロンシステム自体は結構普及しててシュミレーション訓練にも使用されてるけど、エヴァに乗る場合は別」

ユイ「特殊な訓練と、ある程度の素質が必要なのよ。」

キョウコ「そうそう〜。脳にも向き不向きがあるし、中々慣れるまで時間が掛かるし〜」

ナオコ「いかに自分の体と同期させるか…その目安がシンクロ率ってワケなのよ」

ナオコ「まあ、下手をすれば精神も身体も持って行かれかねないけれどね」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ZaUXmTAO<><>2011/01/09(日) 16:29:13.41 ID:LUBx2sAO<>カヲル「なるほど……」

カヲル(……こちらではそう言う仕組みになっているのか)

ナオコ「一番詳しいのはその研究の第一人者であるコウゾウ先生なんだけど…」

冬月「……」

ユイ「どうしましたコウゾウ先生?」

冬月「……えっ」

キョウコ「ぼ〜っとしちゃって〜」

冬月「い…いや、少々考え事をだな……」

キョウコ「何考えてたんです〜?」ニヤニヤ

ユイ「もしかして〜」

冬月「い、いや!別に赤木くんのことなど……」

ナオコ「あら、じゃあリツコのことを!」

冬月「だ、だから……」

ゲンドウ「………」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ZaUXmTAO<><>2011/01/09(日) 16:32:05.45 ID:LUBx2sAO<>――――

カヲル「お疲れ様、シンジくん」

シンジ「あっ…カヲルくん。」

シンジ「ってこれ…回線……」

カヲル「……君に『だけ』聞きたいことがあるんだ」

シンジ「僕に?」

カヲル「そう。」

シンジ「どうしたのカヲ……」
シンジ「カヲ…ルく………」


ゴボボボボボボボ!!!

シンジ「!?」

ブー!ブー!ブー!

マヤ「!」

ミサト「ちょ…ちょっとどうしたの!?」

マヤ「し…シンジくんの搭乗しているエントリープラグのLCL濃度が急に……」

ナオコ「A251〜256まで解除!急いで!!」

マヤ「りょ…了解!」

シンジ(い…意識が…)

シンジ(と…とお……の………)

シンジ(い……て…………)


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ZaUXmTAO<><>2011/01/09(日) 16:32:46.49 ID:LUBx2sAO<>アスカ「ちょ、ちょっとシンジ!シンジ!」

綾波「碇くん……碇くん!!」

カヲル「……」

ミサト「きゅ、救護班!急いで!!」

――――

カヲル(ごめんねシンジくん)

カヲル(この様子だと…僕はまだ、この世界に干渉出来るみたいだね)

カヲル(と、これもシナリオ通りなのかな)

カヲル(実際、どこまでが『彼ら』が書いたシナリオなのか、僕自身にも分からないな)

カヲル(だけど多分、僕が助けてあげられることはもう少ない。)

カヲル(…シンジくん、今度こそ本当に幸せになってくれ)

――――

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ZaUXmTAO<><>2011/01/09(日) 16:34:27.97 ID:LUBx2sAO<>――――

ガタンゴトン…

シンジ「………ここは」

シンジ「電車……?」

カヲル「やあ。シンジくん」

シンジ「カヲルくん!」

カヲル「君に…確認したいことがあってね」

シンジ「……どうしたの?」

カヲル「君は…世界の可能性についてどう思う?」

シンジ「……は?」

シンジ「や…やだなカヲルくんまでリツコさんみたいなこと……」

カヲル「彼女は…『無意識のうち』に気がついてしまったんだよ」

シンジ「……無意識?」

カヲル「『新世紀エヴァンゲリオン』と言うストーリーは彼女の頭の中から生まれた」

シンジ「う…うん」

カヲル「だけど、実際は『彼女の頭』を通じて僕らは『事実』を擬似体験しているんだ」

シンジ「……え?」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ZaUXmTAO<><>2011/01/09(日) 16:37:43.46 ID:LUBx2sAO<>シンジ「ちょ、ちょっと何をいってるんだか…」

カヲル「本来は逆だったんだよ。現実と非現実の世界が」

カヲル「彼女はその中継役となってるいる内に、無意識にこれは…『世界の可能性の1つに過ぎない』と気がついてしまったんだ」

カヲル「いや、君達全員が無意識のうちに、『薄々』気がついてしまってしまってるんじゃないのかな…」

シンジ「かっ…カヲルくんが何を言っているんだか僕にはさっぱり……」

カヲル「君達はその『事実』から目を離す為に…他の世界に足を突っ込んだ」

カヲル「京都の時なんて特にだったじゃない?ほら…宴会の時なんかさ」

シンジ「か……カヲルくんがどうして京都のこと…」

カヲル「確かに僕は渚カヲルだ。」

カヲル「だけど…この世界の渚カヲルじゃない」

シンジ「えっ…」

カヲル「たまたま、この世界の渚カヲルと記憶を共有しているに過ぎない」

カヲル「……もう一人の僕だよ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ZaUXmTAO<><>2011/01/09(日) 16:41:40.20 ID:LUBx2sAO<>シンジ「もう一人の…カヲルくん……」
シンジ「意味が……」

カヲル「シンジくん…君は本当に、君自身だって言えるのかい?」

シンジ「そりゃあ…もちろん僕は…僕としかいいようが…」

カヲル「偽りの記憶を与えられていたとしたら?」

シンジ「???」

カヲル「極端な話、昨日まで全く別の場所に居たのに…そのことを忘れさせられ」
カヲル「代わりに違う場所に元々いたという記憶を与えられて、周りもそれに順応していたとしたら?」

シンジ「それは……」

カヲル「もう一人の僕は気がついてしまったんだよ。つい最近だけどね。多分、もう一人…君の出会った少女も」

シンジ「少女?」

カヲル「僕と彼女は言わば『イレギュラー』な存在だ。ドラマで言えばゲストみたいな存在。」
カヲル「だけど君達はレギュラーだ。この世界の構成要素そのものなんだよ」
カヲル「だから、あんまり気がついて欲しくないんだよね」

シンジ「気が付くって…何に?」

カヲル「要はね、彼女は取り付かれてしまったんだよ。亡霊…いや生き霊かな?」
カヲル「そして少しこの世界が壊れて来てね。心配になったんだよ。」

シンジ「世界が壊れた…」

カヲル「そう。『決まりごと』を果たせないかもしれない。」
シンジ「決まりごと?決まりごとって……」

カヲル「もうすぐ…分かるときが来る」
カヲル「だけど、まだ…間に合うのかも知れない」
カヲル「……君達ならば」にこっ

シンジ「?」

カヲル「いや、心配になったんだ。…君が無事ならそれでいい。確認したかったんだよ」
カヲル「碇シンジくん」にこっ

シンジ「カヲルくん……カヲルくん!?」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ZaUXmTAO<><>2011/01/09(日) 16:43:56.78 ID:LUBx2sAO<>【救護室】

シンジ「………」ハッ

ゲンドウ「……シンジ!シンジいいいいいい!」

シンジ「……と、父さん」

ゲンドウ「すごく…父さんすごく心配したんだ……シンジに何かあったら私は……」

ゲンドウ「良かったアアあアアアアああああああ!!!!!!シンジ!シンジいいいいいいいいいっ!」ぎゅううううううううっ

シンジ「ちょ、ちょっと父さん…苦しいってぇ………」


綾波「……碇くん良かった」

シンジ「綾波……」

綾波「……」ぎゅっ

シンジ「………っ!!」

シンジ「あ、綾波ぃ!?」

アスカ「………むっ」

アスカ「……」ぎゅっ

シンジ「ちょ、ちょっとアスカまで……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ZaUXmTAO<><>2011/01/09(日) 16:44:30.19 ID:LUBx2sAO<>アスカ「……」ぎゅううううううううううっ

綾波「……」ぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっ

ゲンドウ「シンジ!シンジ!シンジ!」むぎゅうううううううううううううう

シンジ「ほ、ホント…苦しい!死んじゃう!!」

カヲル「………ふふっ、じゃあ僕も」

アスカ・ゲンドウ「来るな」キッ
綾波「来ないで」キッ


カヲル「や…やだな…そんな怖い目で見ないでくれよ……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ZaUXmTAO<><>2011/01/09(日) 16:45:27.61 ID:LUBx2sAO<>アスカ「しかし…何があったのよ急に」

シンジ「………」

シンジ「それが……覚えてないんだよね。あんまり」

アスカ「………はぁ?」

カヲル「………」

ゲンドウ「と…そう言えば…冬月はどうした?」

ユイ「あら…そう言えば……」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:46:52.69 ID:LUBx2sAO<>冬月「………」

MAGI『あの…副司令、急に第2東大のメインバンクにハッキングしろってどういう……』

冬月「いや、別に照会しようと思えば出来るのだが、何分面倒なんでな」

MAGI『面倒だからハッキングって副司令ぇ……』

冬月「で、どうだ?」

MAGI『あ…ありました…おねーさんのレポートと卒論です』

冬月「うむ…」
MAGI『あの……』
冬月「………」
MAGI『………』
冬月「………」
冬月「………うむ」

MAGI『あ、もう読み終わっちゃいました?』
冬月「ああ。通信教育で速読術をマスターしていてな」


MAGI『つ、通信教育ですか…』

冬月「……なるほど」
冬月「わからん」

MAGI『え……ええっ……』

冬月「いや、『良い意味で』わからないと言ったんだよ」

MAGI『わからないに…良いも悪いもあるのですか?』

冬月「ああ。こんなスッキリした文章なのにも関わらず彼女の考えが全く読めない」
冬月「その癖、主張や結論は強烈だ。」
冬月「……『刺激的なレポート』などと言うレベルではない。」

MAGI『あの…どうして副司令は急におねーさんのレポートなんて…』

冬月「………」
冬月「………わからない」

MAGI『わ、わからないって……』

冬月「……次は高校時代の文集を頼めるかね」

MAGI『え…ええええ!?』

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:47:43.91 ID:LUBx2sAO<>カヲル「さて、シンジくんも気がついたことだし…」

カヲル「シャワーを浴びに行かないかい?」

一同「………!」

カヲル「ちょっと、なんでそんなに驚くのさ?」

カヲル「男同士なんだから当たり前のことじゃないのかい?」

アスカ「そ!それは…」

ゲンドウ「……危険過ぎる」

カヲル「危険って…失礼だなぁ」

マヤ「か…カヲルくんとシンジくんが……////」

カヲル「しかも今回はプライベートじゃないよ。撮影だよ撮影」

カヲル「ねぇ葛城さん」

ゲンドウ「葛城一佐!許可を出したのか!?」

ミサト「いや…まあ…あの………」

アスカ「ミサト!無責任にもほどがあるわよ!!」

ミサト「いや…だけど……」

マヤ「そっか…プライベートじゃないんだぁ…」

青葉「……なんでそんなに悲しそうなのマヤちゃん」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:49:39.06 ID:LUBx2sAO<>【ネルフ大浴場】

アスカ「………」バン!

ゲンドウ「……」バン!

シンジ「………」

カヲル「じゃあ、撮影始めようか」

シンジ「と、父さんはともかくとして…」

シンジ「……なんでアスカと綾波が」

綾波「私はお兄さんの手伝いのためよ。」

アスカ「あ、アタシはカヲルが変なことをしないか監視に……///」

カヲル「セカンド、顔が真っ赤だよ?無理しない方が良いんじゃないのかな?」

アスカ「う…うるさいっ///!!」

綾波(照れてるアスカ…かわいい)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:50:12.36 ID:LUBx2sAO<>カヲル「よし、じゃあ加持さん…カメラを……」

綾波「………!」

綾波「お兄さん、待って」

カヲル「どうしたんだい…レイ」

綾波「腰にタオルを巻いたままお風呂に浸かるの…よくないわ」

シンジ・アスカ「なっ!!」

綾波「マナー違反だもの…子供がマネしたら大変よ」

アスカ「ん…んな細かいこと……」

カヲル「それも……そうだね」

綾波「それに、視聴率も上がると思うの。意外と需要はありそうだから」

アスカ「じゅ、需要ってどこに……」

マヤ(わ……私に///)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:52:29.80 ID:LUBx2sAO<>カヲル「じゃあ…脱いじゃおうか」

シンジ「え……ええええっ!?」

アスカ「ちょ……ちょ!」

アスカ「ちょっと、レイ…アンタも女のコでしょっ……///」

綾波「……私、決めたの」

アスカ「な……何を」

綾波「自分の欲望に……」

綾波「素直になろうって…///」

アスカ「きょ、兄妹そろってとんでもない変態いいいいいいいい!?」

カヲル「さあ!」

綾波「さあ!」

シンジ「そ…そう言われると……余計脱ぎ辛いっていうか……」

アスカ「………ッ///!」

綾波「早く!」

カヲル「早く!」

マヤ「早く!」

シンジ「ま…マヤさんまでぇ…!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:53:52.10 ID:LUBx2sAO<>アスカ「そ…それじゃあスタート!」

カヲル「一時的接触を極端に避けるね、君は。」
カヲル「…恐いのかい?人と触れ合うのが。」

シンジ「………」

カヲル「他人を知らなければ裏切られることも互いに傷つくこともない。」
カヲル「でも、さびしさを忘れることもないよ。」
カヲル「人間はさびしさを永久になくすことはできない。人は一人だからね。」
カヲル「ただ忘れることができるから、人は生きていけるのさ。」

バッ

シンジ「時間だ…」
カヲル「もう終わりなのかい?」
シンジ「うん、もう寝なきゃ。」
カヲル「君と?」
シンジ「あっ、いや…カヲル君には部屋が用意されていると思うよ。別の…」
カヲル「常に人間は心に痛みを感じている。心が痛がりだから、生きるのも辛いと感じる。」

カヲル「ガラスのように繊細だね。特に君の心は。」

マヤ(うほっ!!)

ゲンドウ(ぬおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!)

ミサト(ちょ、ちょっとみんな、司令を押さえて!退場!!)
青葉(は…はいっ!)

ゲンドウ(やめろ!押さえるな!!やめろおおおおおおっ!!!!!)

日向(ちょっと碇司令っ……)

ゲンドウ(ぬおおおおおおおおおおおお!!!)

ゲンドウ「……」ゾクッ

ユイ「^^」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:54:26.42 ID:LUBx2sAO<>シンジ「僕が?」
カヲル「そう。好意に値するよ。」
シンジ「こうい?」
カヲル「好きって事さ。」ニコッ

アスカ「……はいカット」

アスカ「……」

アスカ「どゅああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

バシャ!

ミサト「ちょ、ちょっとアスカまで!」

アスカ「ムカツク!ムカツクううううううううううう!!!!!」

アスカ「なーにが『ガラスのように繊細だね。特に君の心は。』よ!」

アスカ「『好きってことさ☆』よおおおおおおおおお!!!!!」

ガスッ!ガスッ!ガスッ!

カヲル「おうっ!…セカンド!君のキックは…今日も刺激的だね!んふっ!」

綾波「……アスカ」

アスカ「なによ!止めるなっちゅーのお!!」

綾波「………忘れてると思うけど二人とも……」

アスカ「………!」

綾波「……全裸よ」

アスカ「………っ////」

アスカ「変なもんみせんなあああああああああああっ!!!!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:55:18.49 ID:LUBx2sAO<>シンジ「ちょ、ちょっとアスカ……危なっ」

アスカ「きゃああああああああああああ!?」

…コテッ

バシャアアアアアアア!!!

綾波・カヲル「……あっ」

シンジ「ん……」

アスカ「痛たたぁ……」

シンジ「だ、大丈夫?アスカ……怪我は……」

アスカ「ないけど…アンタこそ………」

むにゅっ

シンジ「……んひっ!?」

アスカ「……ん?」

むにむにっ

シンジ「あ……」

アスカ「………」
アスカ「………っ///」

ミサト「アスカったら、だーいたんっ」

シンジ「いや…この……これは……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 16:56:15.37 ID:LUBx2sAO<>アスカ「このぉ……」

アスカ「バカ!変態!チカン!エッチいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!!!!!!!」

ガスッ!ガスッ!ガスッ!ガスッ!

シンジ「どゅふっ!?」



カヲル「先、越されちゃったねレイ」

綾波「……」

ガスッ!

カヲル「おうふっ……」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:00:12.00 ID:LUBx2sAO<>ミサト「んで、撮影のペースとしてはどうなの?」

マヤ「ちょっと遅れ気味ですね…。」

ミサト「こりゃ明日に掛かっちゃうわね…」

カヲル「でも、いい映像が撮れてるからね。僕は満足だよ」

シンジ「…生傷は絶えないけど」

カヲル「……大丈夫かい?」サスリッ

ゲンドウ「……」キッ

アスカ「………」キッ

カヲル「や、やだな。そんな目で見ないでくれよ…単なるスキンシップだろう?」

アスカ「スキンシップって、中学生の男子二人がすることじゃないわよ。気色悪いわね」

カヲル「やだな、ヤキモチかい?」

アスカ「やっ……ヤキモチなワケ……」

カヲル「セカンドも本当はシンジくんとスキンシップ、したいんじゃないの?」

アスカ「んな……っ!!」

カヲル「それとも…僕と?」ニヤニヤ

アスカ「んなワケないでしょうが!アンタは帰ってきたってーのにロクなこと言わないんだからバカ!!」ガスッ!

カヲル「おぅっ…セカンドのパンチは効くね……」にこっ

アスカ「ムカツクぅぅぅぅぅーーー!!!」

シンジ「…何だかんだでお似合いだよね、あの二人」

綾波「ええ。お似合いよね」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:01:01.00 ID:LUBx2sAO<>ミサト「で、次のシーンだけど……」

カヲル「ああ、住居スペースでの撮影だね」

アスカ・ゲンドウ「じゅ、住居スペースうううううう!?」

マヤ((;´Д`)ハァハァ)

カヲル「シンジくんと同じベッドで眠れるんだ…幸せだなぁ、何年ぶりだろう」

アスカ「ちょ!ちょっとふざけないでよ!!」

カヲル「なんで。」

アスカ「な、なんでって……」

カヲル「君はさっきから可笑しな妄想ばかりしてるみたいだけど」

アスカ「も、妄想って…アンタの長年の行動を見ていたら…」

カヲル「何を想像しているか知らないけど、僕はシンジくんが大好きな普通の男子中学生だ。」

アスカ「だから、その『シンジくんが大好き』って言うのが危なっかしいのよ!!」

ゲンドウ「そうだ!絶対に同じベッドに寝ることは断じて許さない!!」

ゲンドウ「私だって、かれこれ5年は一緒に寝ることはおろか、一緒に風呂に入ることすら許されぬ!」

ゲンドウ「だから許さない!絶対に許さない!許さないからな!!!」

シンジ「……父さん」

ミサト「碇司令、必[ピーーー]…」
加持「必死だな…」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:02:28.25 ID:LUBx2sAO<>【住居スペース】

カヲル「と、いうワケで別々に寝ることになったけど……」

<押し入れ>

アスカ「……」

綾波「……」

<ベッドの下>

ゲンドウ「……」


カヲル「なんだいこれは……」

アスカ「監視よ、か・ん・し」

カヲル「監視って、そんな場所でやらなくったって…」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:03:15.27 ID:LUBx2sAO<>マヤ「じゃあ行きますねー!」
マヤ「スタート!」

カヲル「やはり、僕が下で寝るよ。」

シンジ「いいよ、僕が無理言って泊めてもらってるんだ、ここでいいよ。」

カヲル「君は何を話たいんだい?」

シンジ「え?」

カヲル「僕に聞いてほしいことがあるんだろう?」

シンジ「…いろいろあったんだ、ここに来て。」

カヲル「人間が嫌いなのかい?」
シンジ「別に、どうでも良かったんだと思う。ただ、父さんは嫌いだった。」

ゲンドウ「き、嫌い!?私のことが!?」ガタッ

マヤ「……カット」


ミサト「毎度毎度勝手に出てこないで下さいよ司令…。お芝居だって何度も言ってるじゃないですか……」

ゲンドウ「し…しかし…」

シンジ「父さん、邪魔するなら出ていってよ…」

ゲンドウ「………」どよーん

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:04:12.97 ID:LUBx2sAO<>【ネルフ・休憩室】

((((◇<ラー…

ちびアスカ「あ、ラミエルさんだ」

ちびレイ「こんにちは」

ちびシンジ「あれ…レイおねーさんと一緒じゃないの?」

◇<ラー

ちびレイ「なるほど。レイお姉さんをとられちゃったなの。」

◇<ラー…

ちびシンジ「全然ラミエルさんに構ってくれないんだ…」

◇<ラー…ラー……

ちびアスカ「わかるわ!ラミエルさんのきもち!!」

◇<ラー!

ちびアスカ「私も全然司令にお近づきになれないの…」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:05:07.47 ID:LUBx2sAO<>ちびアスカ「未だに似顔絵をわたせてないし……」

◇<ラー…

ちびアスカ「そう、わかってくれるのね?」

◇<ラー!

ちびアスカ「そうね!大人の恋について語りあかしましょう!!」

ちびレイ「いえーい」

ちびシンジ「大人の恋って……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:05:49.81 ID:LUBx2sAO<>【発令所】

ミサト「……っと、そんなこんなしてる間に日がくれちゃったわね」

カヲル「じゃあ、出会いのシーンはまた明日、かな」

アスカ「いいじゃん。そんなこだわらなくっても、今から撮りにいきゃあさぁ。」

カヲル「僕とシンジくんの出会いのシーンだからね。こだわりたいのさ」

アスカ「ケッ。なーにが出会いよ。ポッと出のキャラのクセに。ナルシストね」

カヲル「ポッと出キャラだからこそだよ。スカートめくり以上のインパクトがなきゃね?」

アスカ「あっ…アンタ……」

カヲル「言っただろう?全部見たって」

カヲル「いやあ。3Dテレビで見るとさぁ、そりゃ迫力もので……」

アスカ「……こいつぅ!」ググググググググ

カヲル「痛い!セカンド折れちゃうって!!」にこにこ

アスカ「の割には嬉しそうだけど」ググググググググ


綾波「……やっぱりお似合いね」

シンジ「お似合いだね……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:07:42.38 ID:LUBx2sAO<>ミサト「じゃあ…しょうがないから、まだ時間もあることだし次の…発令所でのシーンを撮ってみる?」

マヤ「しかしあの…」

ミサト「……何かあったの?」

マヤ「副司令が先ほどお出かけに。外出届が出されてまして…」

ミサト「本当だ。どーこ行っちゃったんだろう」

ゲンドウ「……」

ミサト「んじゃあしゃーないわね…戦闘シーンでも撮るかしら」

マヤ「一応、エヴァの準備は出来ていますが…」

シンジ「別に僕は構いません」

アスカ「んまぁ、私も。やることないし」

マヤ「格闘も想定されているんですが…」

アスカ「そこら辺は私達が考えて動きゃ良いんでしょ」

ゲンドウ「構わない。セットが使えない上、着ぐるみも破損している以上エヴァを使わなければならないだろう。」

ユイ「そうね。当分出撃の予定もないんだし。」

カヲル「じゃあ、決まりだね。」

マヤ「ではシンジくんとアスカは搭乗準備に。カヲルくんは裏手でワイヤーの準備を。」

シンジ・アスカ・カヲル「了解」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:09:26.39 ID:LUBx2sAO<>ユイ「あの子達、息が合ってきたわね。」

ゲンドウ「ああ…我々以上に良く働いてくれている。」

ユイ「……あなた」

ゲンドウ「何だ。ユイ」

ユイ「……幸せ?」

ゲンドウ「……何を聞く」

ユイ「ふふっ。ごめんなさいね。バカな事を聞いて」

ゲンドウ「……幸せだよ」

ユイ「…良かった」


ミサト「お熱いわねぇ〜碇さんちは」ジロッ

加持「な……何だよその目は」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:10:32.62 ID:LUBx2sAO<>ミサト「うちもしばらくだなぁ〜と思ってね」

加持「リッちゃんのこともドラマのこともあるんだぞ。一杯一杯だろう」

ミサト「まぁね」

ミサト「……リツコ、大丈夫かしら」

加持「ああ…。何だかリッちゃんがたまに別人に見えるんだよな」

ミサト「このまま…遠くに言っちゃわないかしら」

加持「俺たちに引き留められるか」

ミサト「……無理よ。それが出来るとすれば――」

ミサト「いや、野暮ね。副司令自身のことでもあるし。」

加持「だけどさぁ、意外と行けるんじゃないかって俺は思うんだよ」

ミサト「……二人共頑固で意地っ張りなのに?」

加持「何となく…リッちゃんって、ユイさんにどこか似てる気がするんだよ」

ミサト「ああ……」

ミサト「……何か、分かる気もするわ」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:11:12.79 ID:LUBx2sAO<>
ミサト「ユイさんの頭のネジが5〜6本抜けて、道を踏み外しでもしたらああなるのかもね」

加持「そう。それに、リッちゃんって、見る人が見れば相当面白い人間だろう?」

加持「ブツブツ言いながらもハマっちゃいそうなんだよなぁ…」

ミサト「……やめてよね。リツコと不倫なんて言うのは」

加持「おいおい、縁起でも無いこと言わないでくれよ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:12:25.98 ID:LUBx2sAO<>【ネルフ・ドグマ】


弐号機(アスカ)「ぷっ…」

弐号機(アスカ)「ぷっはああああああああああああああ!!!」

カヲル「………」ぶらーん

アスカ「何アイツ!天井から吊るされてるwwwwwwだっさぁwwwwwwww」バン!バン!

アスカ「ポッケに手ぇ突っ込んでもムダだからwwwwwwwwwwwwww」

初号機(シンジ)「アスカ……ぷっ」

カヲル「……」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:12:59.69 ID:LUBx2sAO<>カヲル「……で、伊吹さん、例のモノは」

マヤ「あ、出来ましたよ」

マヤ「レイのラブドールを再利用して作った生首でーす♪」

アスカ「う…うげっ」

マヤ「レイと兄妹なだけあって、かなり完成度が高いものが作れましたよー♪」

マヤ「見てください!この断面、リアルでしょ?」

ミサト「え…ええ……まあ………」

マヤ「断面に6時間も掛かっちゃいましたよ〜」

青葉(な…なんでそんなにマヤちゃん……)

日向(嬉しそうなんだ……)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:13:31.96 ID:LUBx2sAO<>カヲル「で、リリスの方は」

マヤ「南極から持って来ることは流石に出来ませんからね」

MAGI『ここはMAGIの立体投影技術にお任せなのです!』

MAGI『単純なのなら、大きいのも大丈夫なんですよ!!』

ミサト「じゃあ行くわよ。セリフは間違えても後でアテればいいから、一発で終わらせましょうね」

アスカ「りょーかーい」


ミサト「じゃあスタート!」


ブー!ブー!ブー!ブー!


カヲル「さあ行くよ、おいで、アダムの分身。そしてリリンのしもべ。」

アスカ(……弐号機がこいつの操り人形なんてシャクにさわる展開ね)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:17:39.28 ID:LUBx2sAO<>シンジ「嘘だ嘘だ嘘だ!!カヲル君が、彼が使徒だったなんて、そんなの嘘だ!!!」

ミサト「事実よ。受け止めなさい」

ミサト「出撃、いいわね。」

シンジ「………」

カヲル「遅いな、シンジ君。」
オペレーター「エヴァ初号機、ルート2を降下!目標を追撃中!」

シンジ「裏切ったな…僕の気持ちを裏切ったな…父さんと同じに裏切ったんだ!」

オペレーター「初号機、第4層に到達、目標と接触します。」

シンジ「いた!」

カヲル「待っていたよ、シンジ君。」にこっ

シンジ「カヲル君!」


ガシッ!

ググググググググ…


シンジ「アスカ、ごめんよ!」

ジャキッ!!

ギギギギギギギギ……!!

シンジ(あれ…不思議だ……)

シンジ(台詞を…言っているっていうより、言わされてる感じがする……)

カヲル「……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:21:17.86 ID:LUBx2sAO<>カヲル「エヴァシリーズ。アダムより生まれし人間にとって忌むべき存在。」

カヲル「それを利用してまで生き延びようとするリリン。僕にはわからないよ。」

ジジジジジジジジジ……

シンジ「カヲル君!やめてよ、どうしてだよ!」

カヲル「エヴァは僕と同じ体でできている。僕もアダムより生まれしものだからね。」

カヲル「魂さえなければ同化できるさ。この弐号機の魂は、今自ら閉じこもっているから」

シンジ「AT……フィールド……」

シンジ(なんだ…何だよこの感覚……)


カヲル「そう、君たちリリンはそう呼んでるね。なん人にも侵されざる聖なる領域、心の光。」

カヲル「リリンもわかっているんだろ?A.T.フィールドは誰もが持っている心の壁だということを。」

シンジ「そんなの分からないよ、カヲル君!」

シンジ「クッ……」

シンジ(まるで…デシャブ……)

シンジ(扉があって……綾波がいて………)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:24:16.45 ID:ZaUXmTAO<>綾波「………」

シンジ「って綾波、なんであんなとこに!?」

綾波「風…強いわ…衝撃の影響ね……」

マヤ「レイ、アナタの立ち位置はそっちじゃなくて扉の向こうよ」

綾波「あ…そうだったわ……」

ふわっ

綾波「……キャッ」

カヲル・シンジ・アスカ「!」

うふ〜ん



カヲル(ふ……フリルつき……)

シンジ(しかも……黒……!)

初号機(シンジ)「………」ジッー

カヲル「………」ジッー

アスカ「……」

アスカ「たあああああああああああああああっ!!!!!!」

グサッ!

シンジ「うわぁぁぁぁぁあああああああああああ!?」

ミサト「ちょ、ちょっとアスカぁ!?」

青葉「初号機…刺されたみたいっすね……」

日向「あちゃあ……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:25:35.39 ID:ZaUXmTAO<>ミサト「ちょっとぉ!シナリオと……」

アスカ「ああああああああああああああ!このエッチぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

ググググググググ……

シンジ「ちょ、ちょっとアスカ、いきなり……!」

アスカ「男って生き物は…どいつもこいつもおおおおおお……!!!」

シンジ「落ち着いてって!今は撮影中だし……」

アスカ「たあああああああああっ!!!!!」

シンジ(やばい…もう一回刺される……!)

シンジ(…これ以上は)

シンジ「……ごめんよアスカ」

シンジ「うあああああああああああああ!!!!」

アスカ「!」

グサアアアッ

アスカ「きゃああああああっ!!」

シンジ「ごめん!だけど…もう一度刺される訳には………」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:27:30.09 ID:ZaUXmTAO<>ミサト「ちょっとちょっと二人ともぉ!!」

ググググググググ……

アスカ「良くもやってくれたわね……」

アスカ「たあああああああっ!!!!!」

ギギギギギギギギ……!!!


カヲル「人のさだめか…人の希望は悲しみに綴られているね…」

カヲル「あ、伊吹さん…ワイヤー、移動させてくれないかな。あと照明落として空間投影も」

マヤ「りょ、了解です」

ウィィィィィィィン……

アスカ「こいつぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

ググググググググ……

シンジ「って」

シンジ「…か、カヲル君!!」

カヲル「……♪」

シンジ「待ってぇ!…んんっ!!」

アスカ「……逃がさないんだから」

シンジ「……ゲッ」


マヤ「あの…あの二人…」

ミサト「当初とかなりアレだけど…ああなった以上どうしようも……」

日向「また編集…ですか……」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:29:24.77 ID:ZaUXmTAO<>シンジ「ふあああああああああああ!!!!!!」

アスカ「ああああああああああああああああ!!!!!!」

シンジ「アスカ、落ち着いてってばあああああ!!!!!!」

ググググググググ……

アスカ「女のコのパンツを覗き見なんて最低よ!!!!変態!」

シンジ「事故だ!それにアスカのパンツじゃないんだからいいじゃないか!!!!」

アスカ「その考えが……」

アスカ「気に入らないっちゅうのおおおおおおおお!!!!」

シンジ「何なんだよ今日のアスカは!!!!」

アスカ「うるさい!うるさいうるさい!!!!」

アスカ「もう…何か、ムカムカするのよぉ!!」

シンジ「どうして!!」

アスカ「私にだってよく…」

アスカ「わかんないっちゅうのおおおおおおおおお!!!!」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:30:09.12 ID:ZaUXmTAO<>ググググググググ……

シンジ「……このままだとキリが」

ググググググググ……

シンジ「後でラーメン驕るから…」

シンジ「許してアスカ!!!!」

アスカ「……なっ!」


グサッ!!!!!!

アスカ「キャアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!」

マヤ「……弐号機、頭部に破損」

ミサト「あーあー………」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:31:04.48 ID:ZaUXmTAO<>――――

シンジ「カヲルくん!」

カヲル「ありがとう、シンジ君。弐号機は君に止めておいてもらいたかったんだ。」

カヲル「そうしなければ彼女と生き続けたかもしれないからね。」

シンジ「カヲル君…どうして…」

カヲル「僕が生き続けることが僕の運命だからだよ。結果、人が滅びてもね。」

カヲル「だが、このまま死ぬこともできる。生と死は等価値なんだ、僕にとってはね。」

カヲル「自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ。」

シンジ「何を…カヲル君…君が何を言っているのか分かんないよ!カヲル君!」

カヲル「遺言だよ。」

カヲル「さあ、僕を消してくれ。そうしなければ君らが消えることになる。」

カヲル「滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ。」

カヲル「そして、君は死すべき存在ではない。」

シンジ「……」

ミサト(よくもまぁ…こんなナルシストの極みみたいな台詞が並べられるもんね)

マヤ(余程自分とシンジくんが大好きなんですね)

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:31:57.94 ID:ZaUXmTAO<>カヲル「君たちには未来が必要だ。」

カヲル「ありがとう。君に逢えて、嬉しかったよ。」

シンジ「……」


ググググググググ……



カヲル「あれ、ちょっと痛い…痛いよシンジくん…ちょっと打ち合わせと…」

シンジ「……逃げたよね、カヲルくん」

カヲル「お…怒ってるの?ちょっと怒ってるよね……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:32:24.77 ID:ZaUXmTAO<>マヤ「お疲れ様ー♪エヴァから降りたら着替えていいわよー」

アスカ「……」

シンジ「……」

カヲル「……」

綾波「……」


青葉「……妙な空気が流れてますけど」

ミサト「大丈夫大丈夫。あそこんちは、何だかんだで仲良しこよしだから」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:33:03.11 ID:ZaUXmTAO<>【男子更衣室】

カヲル「すまなかったねシンジくん」

シンジ「いや…僕もちょっとやり過ぎたかなぁって…つい……」

カヲル「心配しないでくれ。肩を脱臼した程度だから」

シンジ「あ……あはは……」

カヲル「今日の撮影はこれでおしまいだってさ。」

シンジ「そっか。良かった……」

カヲル「ああ。編集も入れればあと2日で終わる計算だけど……」

シンジ「あと何日かで二話、撮らなきゃ行けないんだよね…」

シンジ「リツコさんもあの様子だし」

カヲル「……元気がないね」

シンジ「そ……そう?」

カヲル「ああ。何か悩み事でもあるのかい?」

シンジ「な、悩みって程じゃないんだけどね」

シンジ「……さっきのシーンで妙な感覚を覚えたんだ」

カヲル「……妙な?」

シンジ「デジャブに近いって言うかさ…」

カヲル「………」

シンジ「嫌だな……」

シンジ「なんか…胸が苦しいんだ。」

カヲル「………シンジくん」

シンジ「なっ…なに?」

カヲル「僕は君には幸せになってほしい」

カヲル「……いや、君に『だけ』は幸せになってもらいたい」

シンジ「か、カヲルくん…君は一体何を……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:33:31.04 ID:ZaUXmTAO<>カヲル「……君は今、幸せかい?」

シンジ「う……うん」

カヲル「そう。ならば良かった。」

カヲル「だけど君には覚えていて欲しいんだ。」

シンジ「……えっ?」

カヲル「いまのこの『幸せ』は多くの悲しみと憎しみ、そして…」

カヲル「それを許しあえた上で作られてる世界だってことを」

シンジ「……難しいことは良く分かんないけど」

シンジ「そうなのかも…知れないね」

カヲル「君は…いや、君達は僕らの希望なんだ」

カヲル「どんなに苦しくても逃げ出したくても、このドラマは完成させなきゃならない。」

カヲル「……絶対に」

シンジ「……うん」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:34:36.33 ID:ZaUXmTAO<>
プシュッ

アスカ「……」

綾波「……」

シンジ「あ…アスカに…綾波」

カヲル「やあ」

アスカ「……大丈夫?」

シンジ「えっ…」

アスカ「……腕」

シンジ「ま…まあ……」

アスカ「そっ。いきましょ、レイ」

綾波「……ええ」ギロッ

スタスタスタスタスタスタ

シンジ「………まだ怒ってる」

カヲル「完全にご機嫌ななめだね」



<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:35:53.05 ID:ZaUXmTAO<>【格納庫】

ゲンドウ「………」

ユイ「す…すごいわねこれは」

マヤ「……損害金額は」

ゲンドウ「……聞かないでおこう」

ユイ「なるべく喧嘩はお金が掛からないようにして欲しいものね」

ゲンドウ「葛城君は」

マヤ「ああ、まだ撮影が残ってる…とかで加持さんとどこかへ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:36:28.77 ID:ZaUXmTAO<>冬月「……碇、ここにいたのか」

ゲンドウ「冬月、お前こそどこへ行っていた」

冬月「……少しな」

ゲンドウ「……」

ゲンドウ「随分と楽しげだな」

冬月「……解らないことを解らないままにして置けないタチでな」

ゲンドウ「……解ったのか」

冬月「いや、解らない」

ゲンドウ「……」

冬月「だが……」

冬月「解らないことがあっても…それはそれで良い気がするのだよ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:38:09.09 ID:ZaUXmTAO<>【反省部屋】

プシュッ

ミサト「……久しぶり」

リツコ「………」

ミサト「ご要望通り、私と加持くんだけよ」

加持「……やあ」

リツコ「……そう」

ミサト「悪かったわね」

リツコ「母さんに…引きずられながら来たのよ」

ミサト「そりゃまあ…なんてこって……」

加持「みんな…心配してるんだぞ」

ミサト「今回はたまたま…なんとかなりそうなだけで……カヲル君だって、これ以上はどうにも……」

ミサト「……やっぱりリツコの力が必要なのよ」

リツコ「……皆にあわす顔なんてないわよ」

リツコ「逃げ出した人間よ。私は」

ミサト「私達だって…リツコに全てを押し付けて……」

リツコ「いいのよ…もう」

ミサト「………」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:39:04.89 ID:ZaUXmTAO<>リツコ「よく…良くわかんなくなっちゃったわ」

リツコ「自分が何のためにここまで来たのか」

加持「……副司令のことで?」

リツコ「きっかけは…そうだったのかも知れないわね」

リツコ「だけど……もう何だか……この話を書くこと自体が怖いのよ」

ミサト「……怖い?」

リツコ「このままだと…本気で碇司令を殺してしまいそうで」
ミサト「………」

リツコ「自分自身が分からなくなって行きそうで……」

ミサト「……リツコ」

リツコ「…書きたいものがもう出来ないし」

リツコ「……もう…いいのよ…もう」

リツコ「ごめん…なさい……」

ミサト「……」

加持「………」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:40:25.05 ID:ZaUXmTAO<>【発令所】

冬月「……MAGI」

MAGI『あ、副司令…どうしたんですか?』

冬月「君に頼みがある」

MAGI『副司令が私に、ですか?』

冬月「ああ。…私に協力してもらいたい」

MAGI『もちろん、私にお手伝い出来ることは大体何でも。』

冬月「君には…情報操作をしてもらいたい」

MAGI『情報操作ですか。まぁ、朝飯前ですけど…どうして…』

冬月「……君にだけ話す。無謀な話だと笑わないでくれ」

MAGI『もちろんです(`・ω・´)!』

冬月「………」ゴニョゴニョ

MAGI『………!』

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:41:07.18 ID:ZaUXmTAO<>MAGI『そ、それならいっそMAGIが某巨大掲示板を支配する勢いで……!』

冬月「…そんな凝ったことをしてくれなくとも良い。」

冬月「ただ、敵対組織のネット上での動きを出来るだけ封じ込めてくれる程度でいい。余計な工作は必要ない」

MAGI『……はい』

MAGI『でも、それで大丈夫なのですか?少しくらいは…』

冬月「では、聞くが…君は自信がないのかね」

MAGI『そんなことはないです!色々邪魔されても評価してくれてる人はたくさんいます。』

MAGI『そのことをリツコおねーさんに知って貰いたいです!』

冬月「……ああ。」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:52:28.44 ID:GZaUXmTAO<>ゲンドウ「こんなところで何を企んでいる…冬月」

冬月「……碇」

ゲンドウ「……罪滅ぼしのつもりか」

冬月「……こんなことで、彼女に罪滅ぼしが出来るとは思っていないよ」

ゲンドウ「…では一体何だと言うのだ」

冬月「わからない」

ゲンドウ「『わからない』?…お前らしくもない」

冬月「…ああ。私自身にも良く分からないよ」

冬月「……しかし、その証明出来ない何かに懸命なるのもまた…学者の性ではないのかね」

ゲンドウ「……都合の良い奴め」

冬月「都合が良いか……そうだな。」

冬月「何だかんだと理由を付け…彼女をああにして置いて…だ、今さら」

冬月「……だが、今のネルフには間違いなく彼女が必要だ」

ゲンドウ「今、この状況で戻っても赤木博士に負担を掛けるだけだ」

冬月「わかっている。今の環境では彼女に負担を掛けるのみだ。」

冬月「別に行き詰まったから彼女が必要な訳ではない。…彼女にはやりたいようにやって貰いたい」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:53:03.19 ID:GZaUXmTAO<>冬月「以前、彼女が居なくなった時があった」

ゲンドウ「ああ」

冬月「その時は何も感じなかったのだが」

冬月「……今回は落ち着かない」

ゲンドウ「……それだけか」

冬月「それだけだ」

ゲンドウ「…本当に都合の良い男だ」

冬月「……ああ」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:53:40.92 ID:GZaUXmTAO<>
シンジ「……」

カヲル「どうしたんだい、シンジくん」

シンジ「ぱ…パンツを見ちゃった綾波はともかくとして……」

シンジ「……アスカはなんで今日…あんなに怒ってたのかなって」

カヲル「そりゃあ…ヤキモチだろうなぁ…構って貰えなくて寂しかったんだよ」

シンジ「……まさか」

カヲル「ねぇ、シンジくん」

シンジ「?」

カヲル「もし…レイとセカンドが同時に君の事を『好き』って言ってきたら…どうする」

シンジ「まっ…まさかぁ……」

カヲル「……どうする」

シンジ「それは……」

カヲル「それは?」

シンジ「……考えて見たこともないや」

カヲル「……ふふっ」

カヲル「シンジくんらしいや」

シンジ「そうだ、カヲルくん…今日の夕飯はどうする?」

カヲル「ああ、済まないけどこれからまた明日に向けての会議があるんだ。」

シンジ「そっか…じゃあ先に帰るね」

カヲル「じゃ」

シンジ「また」

タッタッタッ……

カヲル「……」ニヤッ

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:54:48.60 ID:GZaUXmTAO<>アスカ「………」

綾波「……どうしたのアスカ」

アスカ「……えっ」

綾波「今日…何だか変よ」

アスカ「……別にいつも通りよ」

綾波「……そう?」

アスカ「……そう」

綾波「……やっぱり変よ」

アスカ「……そう?」

綾波「そう」

アスカ「………」
アスカ「何だか良く分かんなくなって来ちゃった」

綾波「?」

アスカ「カヲルとシンジって…似てるわよね」

綾波「………」
綾波「全然」

アスカ「……似てるわよ」
綾波「似てないわよ」
アスカ「……雰囲気とか」
綾波「……」

アスカ「……何か、良く分かんないわ」
アスカ「あ、そうだレイ…晩ごはん……」

綾波「!」
アスカ「……どうしたの」
綾波「……ない」
アスカ「なにが」

綾波「ラミエルさんが……」

アスカ「えええええええっ」

綾波「探しに行くわ!先に帰ってて!!」

アスカ「ちょ、ちょっとレイ……」
アスカ「……いっちゃった」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:57:16.11 ID:GZaUXmTAO<>【屋台】

アスカ「……仕方ないわね」

アスカ「あーおじさん、フカヒレラーメンね」

店主「あいよ」

シンジ「あ、おじさん、ラーメンで」

店主「あいよ」

アスカ「………あっ」
シンジ「………あっ」


<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 17:59:39.61 ID:GZaUXmTAO<>ミサト「今回はどうにか乗りきれそうだけど」

ミサト「……リツコに無理はさせられない、か」

加持「どうするつもりだミサト」

ミサト「カヲル君も…これ一話で一杯一杯だって言ってるしなぁ…」

ミサト「撮影も多分…明日一杯まで掛かるし…」

ミサト「エヴァは当分使えないし……」

ミサト「……四面楚歌ね」

加持「……編集で乗りきるか」

ミサト「素材をかき集めて繋ぎ合わせる…か」

ミサト「と言ってもオチをつけなきゃ…」

加持「……」

ミサト「……」

ミサト「ダメだ。ぜんっぜん思い浮かばないわ」

加持「……最悪打ち切りか」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 18:05:04.33 ID:GZaUXmTAO<>ミサト「……こうなることは分かったんだけどね」

ミサト「悔しいわ。……何にも出来ないとなると」

加持「綺麗に終わらせる事はもう無理…だな」

ミサト「何にも残されてないんじゃ仕方ないわ」

ミサト「このことで今更リツコや…今日のことでシンジくんとアスカを責める気にはなれないわ」

加持「しかし、碇司令も仕方ないって言ってるしさ、やることはやっただろう」

ミサト「……無力よ。ホント」

ミサト「あの時だって…何にも出来なかった」

ミサト「今も……そうよ」

加持「……」

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 18:14:23.98 ID:GZaUXmTAO<>店主「おまち」

ズズズズズズズズ……

アスカ「……」

シンジ「………」

アスカ「……ねえ」

シンジ「……今日は」

アスカ「……いいわよ。もう」

アスカ「……あたしこそ悪かったわね。イライラしちゃってて」

シンジ「いや…別に……」

アスカ「どうすんのかしら」

シンジ「……ドラマ?」

アスカ「そ。ま、みんな心のどっかで覚悟が出来てたから…そんな騒ぎ立ててはないけど」

アスカ「考えたら…相当ヤバいのよね」

シンジ「そうだね…」

アスカ「………子供って無力よね」

シンジ「……そうだね」

アスカ「………」

シンジ「………」
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 18:21:43.37 ID:GZaUXmTAO<>アスカ「いつか……」

アスカ「この日常もなくなっちゃうのかな」

シンジ「……分からないよ」

アスカ「……このドラマに、参加してからさ」

アスカ「何か、…非日常って言うかさ、段々何かが…おかしくなってきたのよね」

アスカ「最初は楽しかったのよ。だけど段々…ドラマの世界に日常が飲み込まれてそうで」

シンジ「……世界が壊れて来た…」

アスカ「……って、私らが何を言っても仕方ないけど」

シンジ「…そうだね」

ズズズズズズズズ

アスカ「……アンタの驕りね」
シンジ「わかってるよ」

アスカ「そ、じゃあおじさん、おかわりー」

シンジ「ええっ!!」<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 18:23:06.12 ID:GZaUXmTAO<>―――――

カヲル「さて、ようやくシナリオは終結に近づいた」

???「……そう。」

カヲル「まだ…この世界を認めたくない連中の阻止があったけどね」

???「『自由の意思』」

カヲル「ああ。あくまで、『自由』でいたいと。…シナリオに逆らうつもりらしい」

カヲル「だが、自由は不自由の中にこそ生まれる。」

???「自由…不自由の中の自由、真の自由」

カヲル「しかし想像もしていなかったよ…彼らが今回のキーパーソンだったとはね」

カヲル「いや、それもその通りか…彼らは本当の拠り所を得られなかったからね…」

???「……上手く駒を進められるの?」

カヲル「わからない。僕は人の心まで干渉出来ないからね」

カヲル「…彼ら次第さ」



――「最後のシ者」編・終
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/09(日) 18:25:09.30 ID:GZaUXmTAO<>         /:::::::::/::::::::::::::/|::::::ト''''イ:::::::|
        /:::::::::/::::/_Nヽ|__\| _∠イハ
        |::::::l::::\|ャ'´ヒリ`´   /ヒlj:/:::|
        |::l:::r‐l/          7 }/l/
        |::|:|ヽ。,       (´_7 /    次回予告
         |::|:|:::l::∧       /
        ノ::|:|::::|::\      _∧
       /::::|::::::厂勹-―‐┤::|:::リ___
        /::::::|::::/  | ト、:.:.:.:.:.〔 ̄ ̄ ̄l了
      /:::::/:::::) コ | |::::):.:.:.:.ユ_    | |
    // ̄ヽ(__〉〉(__;:.:.:.:.‐:.:ヽ</
    //⌒\\)  ̄|| ̄|\:.:.:.:.:.:|:| ̄〈\
    /::|    \|/   ||  |:.:.:.\rn|:.\ 〉ノ\
   {:::|     〉イl7 \ \:.:└l_r'.:.:.:.`ヽ|/〈|

終局。それは始まりのあとに、必ずおとずれる。
しかし、ドラマには打ち切りと言う終わりの形もあった。
ネルフの人々は苦悩し、この世の『真実』を目の当たりにする。
これも、終局のひとつの形であることを認めながら。

私たちの願いは、破滅へと連なるのか。
そして、救いの手を掴むことが出来るのか。

最終話
「終わる世界の中心でアイを叫んだけもの」

さーて次回もサービスサービス!
<>
◆Ramiel/ra.<><>2011/01/09(日) 18:31:08.18 ID:GZaUXmTAO<>最後のシ者編は以上です。

何回かIDが変わったみたいですが
ID:LUBx2sAO
ID:ZaUXmTAO
ID:GZaUXmTAOです。

今回はいつも以上にごちゃごちゃしてしまいすいません。
次回でとりあえずTV版は最終回になります。
約1年、お付き合いありがとうございました。
<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 19:43:44.82 ID:kTq+keZDO<>乙

最後も期待してるぜ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 20:00:52.51 ID:A9ECumjBo<>あ、終わりか・・・
劇場版も、サービスサービス・・・してくれるんだろうか?
最後も期待<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 20:34:38.11 ID:LP1DnM7AO<>大量投下おつ

俺1年もこれ読んでんだ、なんか感慨深いぜ
打ち切りなんてないよな?
旧劇も新劇も期待してるぜwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 21:52:24.86 ID:hUljzMEyo<>>>677
一瞬違和感なかった<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 21:56:11.90 ID:eaXnoUnmo<>そうかこれを読んでもう1年も経つのか
いよいよ完結してしまうのも何か寂しいものだ・・・<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/09(日) 23:32:30.87 ID:91sUYw2Zo<>乙
もう一年…だと…?
さあ最終回の次は25話と26話と新劇だ<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/10(月) 01:23:41.23 ID:Z0MT4ByE0<>乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<><>2011/01/10(月) 02:17:52.78 ID:Kl0Z1xGG0<>乙

>>782
そしてトップ、ナディア、グレンラガン<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/10(月) 02:22:04.68 ID:zn7m13Lgo<>もう一年も経つのか・・・

乙<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/10(月) 10:27:24.27 ID:rsoKgZeAO<>初めてVIPで見つけてからもう一年も経つのか
乙でした!<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/10(月) 14:02:59.36 ID:FKYbFVaAO<>今読み終わった
次回期待<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/10(月) 18:30:04.98 ID:hO68kre4o<>>>784
終わらねぇwwwwwwwwwwww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/13(木) 00:16:48.50 ID:+abET21/0<>相変わらずの投下量とクオリティ乙
いい感じにキナ臭くなってきたなww<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/14(金) 07:45:13.17 ID:UD8URNV4o<>そうか。。。1年経ってたんだな・・・乙
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

<>
◆Ramiel/ra.<><>2011/01/14(金) 09:28:53.51 ID:0GSUxTTAO<>新板に移転申請しました

パソコン
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/

べっかんこ
http://same.ula.cc/test/p.so/ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
移転後もよろしくお願いします。
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

<> VIPにかわりましてGEPPERがお送りします<>sage<>2011/01/14(金) 14:36:43.27 ID:aCnE0A1DO<>おk
把握
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

<> 真真真・スレッドムーバー<><>移転<>この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/14(金) 22:50:02.70 ID:+sWhUxnAO<>そして時は再び動き出す<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/15(土) 09:21:06.91 ID:6mk2mlOjo<>新世紀エヴァンゲリオン
死と新生<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/15(土) 09:37:14.89 ID:h4UQDa5jo<>移転乙
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/20(木) 01:00:09.20 ID:TR3Sshqmo<>ま
だ投下はないのですか
お?
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/20(木) 01:14:23.03 ID:tcRVOmfWo<>ま
だじゃないか
お?<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/20(木) 02:26:24.28 ID:bR0nwWKAO<>ま
だとか待たせ過ぎじゃないか
お?<>
◆Ramiel/ra.<>sage<>2011/01/22(土) 14:46:53.17 ID:ugpE1CmAO<>ま
だ試験が
おわらない

すいません
ていき試験が終わり次第
きばってあげます

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/22(土) 16:14:06.97 ID:Dyd+2tQAO<>まぁこれくらいまてるよ
だから試験
おわったら来てください<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/22(土) 17:57:25.96 ID:V9WtyV4wo<>まさか被せてくるとは
だれも思わなかっただろうなwwwwww
お兄さん嬉しいぜ・・・

かんがえてみれば
わたしがここをみつけて
いちねん経とうとしてる
いっぱい書いてもらったものだ・・・<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/23(日) 04:28:46.19 ID:QmWUCskfo<>まぁた
だでさえ学生は忙しい時期だもんな
おれもそうなんだけどwwwwww

むりはせずに、でも

ょっ
くを受けないで済む程度にはお互い勉強しましょう
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/26(水) 03:57:22.47 ID:9Nj0Lb6Ho<>また
だれも
おらんよーなった<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/26(水) 05:19:19.11 ID:aR+ckP0AO<>移転したからじゃね<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/28(金) 18:13:30.11 ID:OHStnYpAO<>>>805
まったく
だれだよ
お前<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/28(金) 23:53:37.90 ID:e/qv/lI2o<>まったく
だれか
おわらせろよこの流れ<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/29(土) 02:35:35.88 ID:qoD3t3pAO<>まったく
だ、もう
おわりな<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/29(土) 10:54:27.22 ID:oFjWZJiAO<>◇
ラー
ラー
ラー<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/29(土) 14:50:56.60 ID:DRP2wxYyo<>らみえるさん
いちばんかわいい
とかいうとおもったか!<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/31(月) 03:08:25.85 ID:C/n7tOgNo<> やっぱ
がぎえるさんが
みんなのなかで一番可愛い <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/31(月) 11:17:00.35 ID:dJtueavAO<> いやいや
リリスたんが
いちばんぷよぷよしてかわいい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/01/31(月) 13:31:20.24 ID:ZOzDAZ9V0<> よく見たら縦読みできる!!
自然に縦読み仕込むなんてみんな凄いな!!
おめでとうサッカー日本代表 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/02(水) 04:42:22.54 ID:zw/FqhFAO<>
ザッケローニにありがとう
岡田にさようなら

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/03(木) 23:11:12.22 ID:D6bNQYl8o<>
そして全ての日本代表(サムライ)達に <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/04(金) 00:41:38.80 ID:TQ2XpULa0<> 香川足折れてもうた <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/04(金) 03:05:50.99 ID:CzswL60Bo<> 香川大学の学食には讃岐うどんがあるらしい、受験のときぬくぬく自宅か香川に下宿しようか悩んだもんだ <>
◆Ramiel/ra.<>sage<>2011/02/04(金) 13:56:13.77 ID:8DWHHglAO<> こんにちわちわ!!!!

多分数日中に最終回を上げられると思います。
お待たせしてすみません。
それから、一応最終回といっても、旧劇は続ける予定なので、
もう少しお付き合い頂ければと思います。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/04(金) 14:05:43.10 ID:il6QA3P7o<> きたー
最終回って聞くと涙腺が緩くなるwwwwww
ゆっくりまってます <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/04(金) 16:10:26.29 ID:ytkPg5oPo<> ktkr!!!
もうひとつのゲンドウス
レも終盤だし寂しくなるな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/04(金) 16:10:59.99 ID:ytkPg5oPo<> なぜか改行が入った・・・?
スタンド攻撃かッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/05(土) 01:42:37.13 ID:+dGGotczo<> ドドドドドドドドドドドドドドドド・・・ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/05(土) 02:47:19.74 ID:Hja+6weAO<> なんだかんだでもう終わりか…
最後まで頑張ってくれ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/05(土) 11:08:21.16 ID:/DDPci8DO<> 旧劇編も楽しみにしてますよ、ひとまずはテレビ本編最終回全裸で待ちます。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/05(土) 13:27:37.61 ID:x5VosRSAO<> 最終回期待してます
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 00:05:45.90 ID:kCWa6MO50<> 感慨深いものがあるなぁ…
一つの物の始まりから終わりまでを見るってのは <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 00:07:26.77 ID:kCWa6MO50<> 感慨深いものがあるなぁ…
一つの物の始まりから終わりまでを見るってのは <>
◆Ramiel/ra.<><>2011/02/06(日) 00:49:08.09 ID:dUK8FPLAO<> 再開します。

最終回と埋め立て様のおまけの二本立てでお送りします。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 00:51:20.69 ID:dUK8FPLAO<> case:?

【赤木リツコの場合】

なぜ殺した

リツコ「…殺した?」

なぜ殺した

リツコ「…憎いから」

なぜ殺した

リツコ「だけど」

なぜ殺した

リツコ「……殺せなかった」


―――――

なぜ逃げた

リツコ「だって、仕方がなかったじゃない」

なぜ逃げた

リツコ「だって、もう何も出来なかったんだもの。」

なぜ逃げた

リツコ「違うわ!私には…資格が……」

なぜ逃げた

リツコ「違う、違う、違うのよ!」

なぜ逃げた

「辛かったから、逃げ出したの?」

リツコ「……そうね」

<>
◆Ramiel/ra.<><>2011/02/06(日) 00:52:19.10 ID:dUK8FPLAO<> 「辛いのはみんな同じ」

リツコ「違うわ!私は今まで…!!」

「だから逃げ出したの?」

「本当にそれで良かったの?」

リツコ「……分からない」

「翻弄されて、逃げ出して、また同じ過ちを繰り返すのね」

リツコ「……仕方がないじゃない」

「そうやって、また中途半端に傍観者を気取るのね」

リツコ「…違う!違うわ!」

「また逃げ出すのね」

リツコ「……しょうがないじゃない…もう間に合わないのよ!もう手遅れなのよ!!」

「本当に?」

リツコ「…やめて」

なぜ殺した
なぜ逃げた

リツコ「やめて頂戴……!」

なぜ逃げた
なぜ殺した

リツコ「助けて…」

なぜ殺した
なぜ逃げた

リツコ「……助けて!」

なぜ逃げた
なぜ殺した

リツコ「いやあああああああああああああああ!!!!!!」

―――――



リツコ「……はっ」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 00:52:59.80 ID:dUK8FPLAO<> ナオコ「……リッちゃん?リッちゃん?」

リツコ「……!」

リツコ「……母さん」

ナオコ「どうしたの?…様子を見に来たら酷くうなされて……」

リツコ「……別に」

ナオコ「病院…行く?」

リツコ「そんなに大したことじゃないわよ…」

ナオコ「じゃあ薬、テーブルの上に置いといたから飲んでね」

リツコ「……ええ」

ナオコ「それじゃあ母さん、仕事だから…何かあったらすぐ…電話、するのよ」

リツコ「……ええ」

ナオコ「……」



<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 00:53:35.68 ID:dUK8FPLAO<> 【ネルフ・会議室】

TV「えー実際のサードインパクト騒動をモデルにしたネルフ制作の新世紀エヴァンゲリオンと言う特撮が一部で社会現象になっていますが」

アスカ「『一部で』社会現象って何か日本語おかしくなーい?」

綾波「アスカのドイツ語もどこかおかしいけど」ボソッ

アスカ「なんか言ったぁぁあああ!?」

綾波「…別に」

アスカ「嘘つくんじゃないわよレイ!しーっかり聞こえたわよ!!」

キャーキャーキャー

ミサト「でも確かに賛否両論はあるけど、何だかんだで反響おっきいわよね」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 00:54:08.79 ID:dUK8FPLAO<> 青葉「某匿名掲示板ではエヴァ板なんて言うのも作られてます」

日向「まあ、使徒の一件に比べれば静かなものですからね」

青葉「あんまり実感わかないよなぁ」

加持「いやぁ…そうでもないかなぁ…」

ミサト「ネルフに居る分には安全だけど一歩外に出ればリョウジのファンに殺されかねないわよ」

マヤ「私も色んな人に声を掛けられるようになりましたね…」

アスカ「私たちなんて学校までファンが押し掛けてきちゃって大変なんだから」

綾波「お兄さんが帰ってきたから女の人が増えて大変だったわ」

アスカ「しかもこいつ、一人一人いちいち相手にしてるもんだから」

カヲル「ファンは大切にしなきゃね」

アスカ「……単なる女ったらしじゃないの」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 00:54:57.00 ID:dUK8FPLAO<> シンジ「だけどカヲル君の人気って本当に凄いよね」

アスカ「ホント、『人気』だけは凄いわよね」

綾波「出席扱いにするからテストの時以外、学校に来ないで欲しいって言われた程だもの」

カヲル「大袈裟だよ」

ミサト「そんなこと、一度言われてみたい限りだわね」

マヤ「即席にも関わらずグッズ売上もレイ、アスカに並ぶ程ですからね」

シンジ「すごいやカヲルくん」

シンジ「主人公なのに女装姿のグッズしか売れず、父さんどころかポッと出のキャラクターに負けちゃう僕なんかよりよっぽど…」

アスカ「ちょ、ちょっとシンジ…」

シンジ「……うっ」

綾波「な、泣かないで……」


ミサト(やっぱり気にしてたのね…)

マヤ(気にしてたんですね)

日向(…っていうか俺達の立場って)

青葉(一体……)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 00:55:35.26 ID:dUK8FPLAO<> マヤ「でも、そんなこんなでかなり反響があるわけですから」

ミサト「メディアや政治を牛耳ってても流石にネットまでは制圧出来なかった…か」

日向「ただ、ネットに関しても規制の法案が上がってます」

ミサト「……あいつら、どこまでネルフに固執するつもりよ」

青葉「結局、育成条例もうちをピンポイントで爆撃するようなもんでしたからね」

日向「多分、最初はネルフがドラマを放映すれば低視聴率の笑い者、くらいにしか思ってなかったんでしょうけど」

マヤ「成功した途端妨害、なんて酷いですよね」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 00:56:16.59 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「そーいや、あの…キャラーだかなんだか」

ミサト「MAGIにハッキングしかけた奴等って自由のなんちゃらーの工作員だったのかしら」

加持「いや。あの連中は自由の意思とは無関係だったよ」

アスカ「じゃ、じゃあアイツらって…」

綾波「単なるバカ」

ミサト「まあバカと言うか無謀と言うか、怖いもの知らずと言うか」

アスカ「…やっぱりバカじゃん <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 00:56:47.12 ID:dUK8FPLAO<> TV「ですからね、このOPはサブリミナルを使用してる疑いがあるわけですね」

TV「手法として、厳禁とされて来てるわけですよ。サブリミナルは」

綾波「……サブリナ?」

アスカ「…パンツじゃあるまいし」

シンジ「ぱ、パンツって…///」

アスカ「ば、バカ!そっちじゃないわよ!パンプスの方よエッチ!!」ガスッ

シンジ「い、痛いよアスカ……」

カヲル「ああ、可哀想にシンジくん…」

カヲル「大丈夫かい?」ニコッ

シンジ「カヲルくん…」

アスカ「ああー!見つめあうんじゃないわよ!!気持ち悪いっちゅうのぉ!!」

ガスッガスッ

シンジ「ちょ、ちょっとアスカカヲルくんまで…」

カヲル「いいんだ。」

カヲル「これでシンジくんとお揃いだね」ニコッ

シンジ「カヲルくん…」ニコッ

アスカ「だから見つめあうんじゃないわよ!気色悪いっちゅうの!!!」

(以下ループ)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 00:57:21.87 ID:dUK8FPLAO<> ガスッガスッギャーギャー

綾波「で、そのサブリミナルって何なんですか」

マヤ「えっ…あ、ああ…サブリミナルっていうのはね通常知覚できない技法で、潜在意識に働きかける表現のことで刺激によって生体に何らかの影響を与えることなの」

マヤ「強いメッセージ性を持たせる事が出来たり、洗脳に使えると言われているけど具体的なことはあまり良く分かっていないわ」

青葉「日本のTV放送ではサブリミナルを用いた表現を禁止しているんだよ」

綾波「それを分かってて赤木博士は…」

ミサト「それは無いわよ。洗脳だなんだって騒いでるのは一部だけ」

マヤ「単に予算と編集の関係で、たまたま静止画が多くなっちゃったのよ。」

青葉「それに赤木博士ならサブリミナルなんてもんより、もっととんでもないもの使いそうですよねww」

ミサト「ま、マスコミなんてーのはあたしらに文句付けるのが仕事みたいなもんだから」

マヤ「でも最近は酷いですよ。新興宗教と関わりがあるとかなんとか滅茶苦茶言われてます」

日向「赤木博士が宗教の教祖と知り合いだとか…」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 00:57:52.56 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「滅茶苦茶もいいところね。非科学的なもんは鼻で笑うような人間が宗教の教祖なんて知り合う訳ないじゃないのよ」

青葉「しかし…今の赤木博士なら入信しかねませんね」

ナオコ「その辺は大丈夫よお〜」

青葉「あ、赤木…ナオコ博士!?」

ナオコ「おはよう。みんなお揃いね」

ミサト「最終回の打ち合わせをしてたんです」

ナオコ「そうか…もうそんな時期なのね。」

ナオコ「私が来てから長いこと経つけど…色んなことがあったわね」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 00:58:35.61 ID:dUK8FPLAO<> アスカ「そうね。私が最初に日本に帰って来たときは何バカなことやってんのって思ったけど…」

ミサト「あーら、アスカ結構楽しんでたじゃない」

アスカ「う、うるさいわよ。」

綾波「そういう葛城さんも、一番始めにこの話をしたとき、赤木博士よりノリノリだったわ」

ミサト「そ、そうだったっけ〜?」

シンジ「父さんも物凄く張り切ってて。」

マヤ「『シンジ大丈夫か』ってことあるごとにシンジくんに駆け寄って」

青葉「ユイさんに怒られたりなww」

綾波「ラミエルさんが暴走した時は…心配だったわ」

◇<ラー…

綾波「無事で良かった」

◇<ラ、ラー!

ミサト「あと、レイのお父さんの会社で撮影したり」

ミサト「リツコの奴、本当にロクなことやらないんだから…」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 00:59:16.48 ID:dUK8FPLAO<> シンジ「それから、船長」

アスカ「ああ、居たわねそんな人」

綾波「戦艦の中では艦長と呼べ…とかユニークな人だったわ」

アスカ「あと、使徒の…」

綾波・アスカ・シンジ『一本釣り!』

ミサト「それから…ゲームのPRなんかもやらされたわね」

ミサト「あんときゃ大変だったわよ」ギロッ

加持「………」

アスカ「それから温泉よ温泉」

綾波「……馬鹿丁寧な番頭がいたわね」

シンジ「本当に大変だったよね…撮影」

アスカ「あんたら、人のことほっといて、どんちゃん騒ぎやってたじゃないのよ!今思い出しても腹がたつわ!!」

ミサト「盗撮はするわ…ね?」

加持「そ…それからーなんだっけな、あ、ああ停電だ」

アスカ「あいつら…今思い出しても腹がたつわ」

MAGI『で、でもあの人達のつくったウイルスで感情を持てたので…あんまり責められないといいますか…』

ミサト「それもそうか…」

マヤ「あの人達が攻撃してこなければ、今のMAGIはあり得ませんでしたからね…」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:00:32.51 ID:dUK8FPLAO<> アスカ「それから…ええっと…参号機…か…」

綾波「なんとか…してあげられたら良かったんだけど」

MAGI『いえ…これはMAGIの力不足です……』

シンジ「………」

MAGI『で、でも参号機の魂とも言える基本データは残ってるです!もしかしたらまた…会える日が来るかも知れません」

シンジ「……うん」

マヤ「チビ達も新しく来ましたね」

アスカ「そうね。最初はいけすかなかったけども」

シンジ「そんなこと言って、アスカが一番甘いじゃないか」

アスカ「う、うるさい!」

日向「あと、京都に行ったっけなあ」

青葉「楽しかったなあ。シンジくんが…」

シンジ「うわあああああああああ!!!!!!!」

アスカ「何よ急に騒がしいヤツね」

綾波(写真…まだ大切にもってるもの)

ミサト「副司令がユイさんに振られてさぁ」

マヤ「司令が脱走したりもしましたねww」

アスカ「……楽しかったわね」

シンジ「……うん」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:00:59.48 ID:dUK8FPLAO<> 綾波「お金がなくても…文句をいいつつも…楽しかったわ」

青葉「いつから…こんな、撮影が苦しくなっちゃったんだろうな……」

マヤ「徐々に…だと思います」

ミサト「確かに、純粋に楽しんでたわね。半年前は」

加持「今じゃ楽しむどころか、重荷にすらなってる」

アスカ「それに…」

アスカ「……リツコがああなっちゃったわ」

一同「………」

ナオコ「ごめんなさいね…私がこんな流れにしちゃって……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:01:56.95 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「ま、とりあえず何を言っても始まらないわ。最終回を完成…させなきゃ」

アスカ「ま、それもそうよね。今後の収入に関わってくるし」

ゲンドウ「朝からご苦労。」

ユイ「みんな、おはよう」

キョウコ「おはよう〜」

アスカ「ま、ママ達!」

ゲンドウ「おはようシンジぃ〜!」スリスリ

シンジ「き、気持ち悪いからやめてよ父さん!」

ゲンドウ「き…気持ち悪い…?」

ゲンドウ「気持ち悪い…そうか…父さんが気持ち悪いのか……」

カヲル「そんな顔しないでよ『お父さん』♪」

ゲンドウ「……お前にだけは慰められたくない」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:03:18.51 ID:dUK8FPLAO<> ヒデアキ「あ…あの…」

アスカ「チビ達は?」

キョウコ「まだ寝てるわ。」

ナオコ「あらっ…そういえば」

ユイ「どうしましたナオコさん」

ナオコ「誰か…忘れてたような……」

ヒデアキ(そう!私!私が最近全く出番がなかった葛城ヒデアキです!!)

ヒデアキ(さすがナオコ君だ…付き合い長いだけあるなぁ…)

ナオコ「……副司令、どこにいっちゃったのかしら」

ヒデアキ「えっ」

アスカ「そういえば…みかけないわね」

ミサト「私も見てないわ」

シンジ「父さん、副司令は…」
ヒデアキ「……あの」

ゲンドウ「ああ、冬月なら外出している。2日前から」

シンジ「ふ、2日!?」

アスカ「じゃあこの間の撮影の時から…」

ヒデアキ「それは大変ですね…事件にでも巻き込まれて…」

ゲンドウ「ああ、あれから帰っていないよ」

ゲンドウ「お陰で余計な仕事が増えた」

ユイ「とかなんとか言って、あなたコウゾウ先生に普段から嫌な仕事を無理やり押しつけてるじゃありませんか」

ゲンドウ「そ、それはだな…」

キョウコ「どこ言っちゃったのかしら〜…」

ヒデアキ「あの……」

ヒデアキ「……いいよもう」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:04:14.09 ID:dUK8FPLAO<> ――――

case:?+1
冬月コウゾウの場合

冬月A「君は誰だね」

冬月B「君は私だ」

冬月A「……私?私ならここに居るが」

冬月B「しかし君は私だ」

冬月A「しかしそれはおかしい。私は1人しかいないはずだよ。」

冬月B「そうだ。だから君は君、私は私だ」

冬月A「おかしな事をいう。それでは先程と話が違うじゃないか」

冬月B「いいや、違わんよ。君は私だ。…いや、正確には『私だった』と言うべきか」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:04:57.86 ID:dUK8FPLAO<> 冬月A「君が何を言いたいのか、私にはさっぱり分からないよ」

冬月B「君は…何を願う」

冬月A「ふん。私は老人だよ。老人が何かを強く願うこと自体おこがましいことだ」

冬月B「そうか?」

冬月A「そうだ。その結果私は…」

冬月B「拒絶されたのか」

冬月A「体は良かったが要するにそんなところだよ。私は拒絶された」

冬月B「本当にそうなのかね」

冬月A「違うとでも言うのか」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:06:05.11 ID:dUK8FPLAO<> 冬月B「君自身が望んだ結末かもしれない」

冬月A「私自身が望んだ?」

冬月B「そうだ。なぜなら私自身が望んだ結末でもあったからだよ」

冬月A「……君が望んだとは、一体どういう意味かね」

冬月B「言葉の通りだ。私はユイ君との、いや、ユイ君への感情への決別を望んだ」

冬月B「ユイ君は所詮、碇のものだ。私が欲したところで誰も幸せにはならない」

冬月A「……だから決別したいと」

冬月B「言っただろう、君は私だったと」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:07:06.50 ID:dUK8FPLAO<> 冬月B「いや…まだ君は完全に私から離れられてはいない」

冬月B「いや、完全に私が同化しきっていないと言った方が正しいか」

冬月A「さっきから何を言っているのか」

冬月B「この状況が良い証拠だ」

冬月B「やはり私達は肉体や精神が分かれていても、根底は一緒らしい」

冬月A「肉体や精神が分かれていればそれは他人だ」

冬月B「それは違う。他人ではない。」

冬月B「我々が他人であり、そして同じ存在になるとすれば…」

冬月B「それは全てが『補完』される時だ」

冬月A「補完?補完は起きなかったのではないのかね…!?」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:07:33.57 ID:dUK8FPLAO<> 冬月B「なぜそう言い切れる」

冬月B「こう言った可能性があるとは思わないか」

冬月B「まさに、今が『補完の最中』なのかもしれないと」

冬月A「………!」

冬月B「だが、確実にではあるが君は私から独立していっている。」

冬月A「どういうことかね」

冬月B「君が碇ユイに好意をもっていたのは、『私が碇ユイに好意を抱いていた』からにすぎない」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:09:15.35 ID:dUK8FPLAO<> 冬月A「我々は相互に作用しあっていた、とでも言いたいのかね」

冬月B「そうだ。私と君はそれほど密接な関係にある」

冬月B「が、正確には当初は私が一方的に君へ影響を与えていたに過ぎなかった。」

冬月A「しかし時間が経つにつれ、その関係性は弱まっていった」

冬月A「……まるでゲームの登場人物とそれを操るプレイヤーのようだな」

冬月B「そう考えて貰っても差し支えない。というよりそれがこの世界の本質だ」

冬月B「そしてそれは逆転しかけている…」

冬月B「いや、それは適当ではないか。」

冬月B「……私は君であり君は私なのだから」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:09:42.61 ID:dUK8FPLAO<> 冬月A「……何のために」

冬月B「私にはそれを君に教える権限がないよ。私は管理者ではなく、1プレイヤーにしか過ぎないからね」

冬月B「だが、君は確実に私のプレイ・キャラクターとしてではなく、一個人として独立していっている。」

冬月B「まだ完全ではないがね」

冬月A「……赤木博士のことを言いたいのか」

冬月B「流石は『私だ』と言うべきかね」

冬月A「むしろ、その件しか思い当たらないよ」

冬月B「赤木博士への好意は間違いなく、君が君としての個人としてもつ感情だ」

冬月A「………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:10:20.77 ID:dUK8FPLAO<> 冬月B「かつて私は赤木博士に何の感情も抱いていなかった。もちろん、『この世界の赤木博士』にも。」

冬月A「ユイ君への感情は君の影響にしか過ぎないと」

冬月B「ああ。と、言うより君は最初から赤木博士に好意を抱いていた。」

冬月B「が、君には殆ど自我というものがなく私の操り人形にしか過ぎなかった故に、己を否定し続けた。」

冬月B「赤木博士も同様だが、碇に対して好意を抱かなかったのは…」

冬月B「彼女がどこかで碇からの解放への願望が強かったからなのかも知れない」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:12:11.15 ID:dUK8FPLAO<> 冬月A「つまり、君はぬるま湯につかっていたかったと」

冬月B「……否定はできない」

冬月B「だが、このような事態が全ての職員に起こっていたのだとすれば、それは少々厄介なのだが幸い、我々だけで済んだようだ」

冬月B「まあ、お互いそれぞれが碇夫妻に振り回されていたから、なのかもしれんがね」

冬月A「………」

冬月A「……私はどうすればよい」

冬月B「そこまではもう私が決める事は出来ないよ」

冬月B「だが、私の伝えられることは伝えた」

冬月A「……そうか」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:12:37.40 ID:dUK8FPLAO<> 冬月B「最後に一つ、伝えておこう」

冬月B「君の選択と赤木博士の選択がこの世界の一つの大きなポイントでもある。」

冬月A「君に言われなくとも、出来るだけの事はしてみるつもりだよ」

冬月B「なら良い。私は君たちに全てを託そう」

冬月B「そう。真の補完を遂げるために、全てを」


――――

「きゃくさん……」

冬月「………」

「おきゃくさん……」

冬月「………?」

車掌「お客さん、終点ですよ」

冬月「!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:13:06.71 ID:dUK8FPLAO<> 冬月「あ……ああ?」

車掌「大丈夫ですか?具合でも……」

冬月「い、いや…大丈夫だ。ありがとう。」

車掌「そうですか。」

冬月(……なにか、なにか重要なものを…夢でみたような…)
冬月(むう……気味が悪い)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:13:44.82 ID:dUK8FPLAO<> ―――――

ミサト「んじゃオチを決めましょう。」

アスカ「その前に2話も撮影なんて無理よ。」

ミサト「じゃあ…、何とかあと1話で納める方向に」

シンジ「といわれても…」

綾波「爆発オチ」

ミサト「……金がないって言ってるじゃないのよ」

アスカ「じゃあループオチ」

ミサト「だから、これを最初にどうやって繋げりゃいいってのよ」

加持「続きはWEBで」

ミサト「……真剣に答えなさい」

シンジ「楽屋オチ」

ミサト「……ああ、なーんちゃって♪みたいな感じで…」

ミサト「……済むわけ、ないわよね」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:14:15.42 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「ないの?なんかないの?このくらったい展開がバーンって吹き飛ぶような」

アスカ「……あるわけないじゃん」

綾波「ムリムリ」

シンジ「ミサトさん、やっぱり人間出来ることと出来ない事があるんですよ」

ミサト「あんた達ねぇ…」

ゲンドウ「ある」

ミサト「……へ?」

ミサト「い、いま何と」

ゲンドウ「あるにはある。」

ミサト「じゃあ…」

ゲンドウ「しかし……」

ミサト「しかし、なんです」

ゲンドウ「両刃の剣だ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:14:44.12 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「……この際終わらせられないよりマシです」

ゲンドウ「……言うぞ」

ミサト「どうぞ」

ゲンドウ「……何だとか言わないでくれるか」

ミサト「ええ。ですからどうぞ」

ゲンドウ「本当か?」

ユイ「あなた!」

ゲンドウ「す……すいません……」

ゲンドウ「で、では言うぞ」
一同「……」

ゲンドウ「この流れを一瞬でなかった事に出来るオチ、それは……」

一同「……」ゴクリ

ゲンドウ「夢オチだ」

一同「……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:15:13.25 ID:dUK8FPLAO<> ゲンドウ「ほらユイ!変な空気になっちゃったじゃないかあ!!」

ヒデアキ「それはないわ」

シンジ「……父さん」

ミサト「……司令」

ユイ「……あなた」

ゲンドウ「い、いや…いやな?私も……」

ミサト「天才です」

ゲンドウ「えっ」

ヒデアキ「えっ」

綾波「あまりにも当たり前すぎて、ここにいる誰もが想像してませんでした」

アスカ「そうね。司令、さえってるー♪」

ゲンドウ「そ…そうか」

ヒデアキ「そうか?」

ナオコ「あら、ヒデアキくんいたの」

ヒデアキ「い……今更?」

ナオコ「みんなーヒデアキくんがこれ以上の案、持ってるみたいよー」

ヒデアキ「すいません!持ってません!夢オチ最高です!全く異論なんてありません!」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:15:40.50 ID:dUK8FPLAO<> 青葉「と、なると…肝心なのは目が覚めた後の世界ですけど」

ミサト「普通に平和な世界でいいんじゃないの」

日向「い…良いんですか?」

ミサト「良いのよ」

ミサト「もうね、オチさえつけれりゃ私らは十分なの」

アスカ「って、普通の世界なんて言われても…」

シンジ「正直何が普通なんだか僕ら……」

ミサト「そりゃ…アレでしょ。学園モノよ学園モノ」

綾波「学園モノ……」

ミサト「例えば、例えばよ」

ミサト「シンジくんとアスカは幼なじみなワケ」

シンジ「……そのまんまですね」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:16:09.71 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「ユイさんも生きてて碇司令も普通の父親でもう正に幸せな家庭よ」

ゲンドウ「そのままだな」

シンジ「……一部そのままでもないような気がするんだけど」

ミサト「でー、レイが転校してくんのよ」

綾波「転校生…」

ミサト「それが、全然違う性格なワケよ。明るくて、健康的で」

綾波「そのままね」



一同(そ…そのまま、なのか?)
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:16:37.97 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「カヲルくんはシンジくんの入ってる部活の先輩」

ミサト「でー、私が担任の美人教師。」

ミサト「まあ、リョウジは政経の教師、マヤちゃんは保健の先生で、リツコは理科の教師ってとこかしらね」

ミサト「あ、日向くんは国語か数学で青葉くんは音楽ってとこかしらね」

ミサト「で、ナオコおばさんが教頭先生でお父さんが学年主任」

ミサト「副司令が校長で…」

ミサト「ああいいわ。これでいきましょ」

アスカ「……こんな適当でいいの?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:17:11.38 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「それに脚本なんか書かなくったって大体いつも通りやり取りすれば何とかなるでしょ」

アスカ「なんちゅう適当な…」

ミサト「よし、そうと決まれば…」

マヤ「あ、あの葛城さん撮影の前に」

ミサト「に?」

マヤ「シンクロテストがありまして」

ミサト「えっ?今日はたしかなかった筈じゃ…」

マヤ「の、はずだったんですけどスケジュールになぜか組み込まれてまして」

ミサト「……んじゃあ仕方ないわね」

ミサト「シンクロテスト終わってから撮影開始。その間にリョウジ、学校への交渉よろしくねん♪」

加持「お、俺がやるのかぁ?」

アスカ「……はぁ」

シンジ「さ、先が思いやられるね」

綾波「……わね」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:18:15.25 ID:dUK8FPLAO<> ―――

リツコA「……怖い」

リツコB「何が怖いのかしら」

リツコA「もっと楽になれるかと思ったのに、苦しいのよ」

リツコB「そうね。逃げ出して楽になることはあるわ」

リツコB「だけど一時しのぎにしか過ぎないのよ結局」

リツコA「私はどうしたらいいの」

リツコB「あなたの好きにすればいいわ」

リツコB「あなたのしたいように、望むようにすればいいのよ」

リツコA「だけど…」

リツコB「それをするのに、どうしたらいいのか分からないのね」

リツコA「私にはネルフしかないのよ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:18:41.08 ID:dUK8FPLAO<> リツコA「…ネルフが唯一私を受け入れてくれた場所なのよ」

リツコA「だからこそ、どうしたらいいのか分からないのよ!」

リツコB「わからないのかしら」

リツコA「……」

リツコB「受け入れてくれたなら、どうしたらいいかなんて悩む必要なんてないのよ」

リツコB「あなたの場合は逆」

リツコB「あなたが…受け入れられないだけなんじゃなくて?」

リツコA「……」

リツコB「とはいえ、あなたをこんなザマにしてしまったのは私の責任でもあるわね」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:19:11.36 ID:dUK8FPLAO<> リツコB「人は自由を犠牲にする代わりに他の自由を獲得する奇妙な生き物なのよ」

リツコB「もう、これからあなたは…あなたのしたいように出来るわ」

リツコA「私のしたいように?」

リツコB「そう。だけど、それにはもう少し時間が必要だわ」

リツコB「あなたは私の可能性。世界の可能性。」

リツコB「そしてあなたが見ている世界以外にも様々な可能性が存在するのよ」

リツコA「私の見ている世界以外の可能性…?」

リツコB「そう。あなた自身が思っているより世界はそう悪いものではないのかも知れないわ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:19:38.38 ID:dUK8FPLAO<> リツコB「だけれど、あなたをこうしてしまったのは私、いえ、私達の責任なのよ」

リツコB「あなた一人の力に頼らざるを得なかった。」

リツコA「どうして…私?」

リツコB「運命、としか私には説明出来ないわ」

リツコB「だけど、あなたに強い自我が与えられた。勿論、選択肢もよ」

リツコB「あなたは…どうしたいの」

リツコA「私は…」

リツコA「私は……!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:20:24.20 ID:dUK8FPLAO<>
【ネルフ・実験場】

ミサト「ね、もうちょっと実験、先延ばしに出来ないかしら」

技術部員A「先延ばしぃ!?」

ミサト「学校がね、これから来いっていうのよ。午後から色々あるらしくて午前中しか使えないって言うからさぁ」

技術部員A「ええ…」

技術部員A「……わかりました。とりあえず3時に伸ばします」

ミサト「あっりがとー」

技術部員A「早く帰ってきて下さいよ…今日は早く帰りたいんですから」

ミサト「なんかあるの?」

技術部員A「娘の…誕生日です」

ミサト「あら、おめでとう」

技術部員A「ありがとうございます。ですからなるべく…」

ミサト「りょーかい、りょーかい。んじゃーねん♪」

技術部員A「……わかってんのかなぁ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:20:50.23 ID:dUK8FPLAO<> 【碇家】

ミサト「と、いうわけでえ。最初に家族団欒のシーン、撮るわよ」

マヤ「準備バッチリです」

アスカ「ちょ、ちょっとこっちはまだ心の準備が…」

シンジ「そ、そうですよ…脚本もなしに芝居なんてミサトさんムチャが……」

ミサト「んじゃ、アスカがシンジくんを起こすシーンから行ってみましょう」

マヤ「スタート!」

アスカ「えええっ!」

アスカ(ったく仕方ないわね…)

アスカ(いいわ。この数カ月、磨きに磨いたアスカ様の演技力、とくとご覧にいれてやるわ!)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:21:24.91 ID:dUK8FPLAO<> アスカ「ようやくお目覚めね、バカシンジ。」

シンジ「なんだ、アスカか。」
アスカ「なんだとは何よ!こうして毎朝遅刻しないように起こしに来てやってるのに、それが幼なじみにささげる感謝の言葉あー?」

シンジ「…うん、ありがとう……だから…もう少し…寝かせて…」

アスカ「何甘えてんのっ!!もー、さっさと起きなさいよ!」

マヤ「カットー」

ユイ「流石ねーアスカちゃん」

ゲンドウ「ああ。流石は毎日小学校時代、毎朝シンジを起こしてくれていただけのことはある」

ミサト「……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:21:56.86 ID:dUK8FPLAO<> アスカ「何よミサト。なんか不満なワケ」

ミサト「なんか不自然なのよね」

アスカ「……不自然ってなにが」

綾波「……してない」

アスカ「は?」

綾波「生理現象が、起こっていないのよ」

一同「………」

シンジ「………」

シンジ「!」

シンジ「ちょ、ちょっと綾波!」

アスカ「なに?」

シンジ「……なにって」

アスカ「?」

シンジ「あ…あさだ……」

アスカ「あさだ……?」

シンジ「ち……」

アスカ「ギャー!エッチ、バカ!ヘンタイ!信じらんない!」ガスッ

シンジ「仕方ないだろ!朝なんだからあ!」

ミサト「あ、今のいただき。リョウジとってたぁ?」

加持「……バッチリ」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:22:28.61 ID:dUK8FPLAO<> ユイ「シンジったらせっかくアスカちゃんが迎えに来てくれているのに、仕様のない子ね。」
ゲンドウ「…ああ。」

ユイ「あなたも、新聞ばかり読んでないで、さっさと支度してください!」

ゲンドウ「……ああ。」

ユイ「もう、いい年してシンジと変わんないんだから…」

ゲンドウ「君の支度はいいのか?」

ユイ「はい、いつでもっ!」

ユイ「もう、会議に遅れて冬月先生に文句いわれるの、私なんですよ。」

ゲンドウ「君はもてるからな。」

ユイ「バカ言ってないで、さっさと着替えてください!」

ゲンドウ「ああ、分かってるよ、ユイ。」

マヤ「カットー」

マヤ「流石は夫婦ですね。息がピッタリですよ」

ユイ「まあね。ほとんど真実ですものね?」

ゲンドウ「あ…ああ……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:22:56.12 ID:dUK8FPLAO<> 【マンション前】

ミサト「で、次は定番、転校生との運命の出会い!」

アスカ「……運命?」

ミサト「……そうよ。定番中の定番、ゴッツンぶつかりフォーリンラブ!パンチラのおまけつき!」

ミサト「あ、転校生が食パンを加えてるとなおいいわ」

綾波「…ゴッツン、食パン」

アスカ「だけどレイにやれるの?そのゴッツン転校生が」

ミサト「……」

ミサト「ちょっとやってみて」

綾波「はい」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:23:52.68 ID:dUK8FPLAO<> 綾波「遅刻遅刻、大変だわ。」(棒読み)

綾波「初日で遅刻なんて、いじめの原因になりかねないもの、急がなきゃ」(棒読み)

綾波「きゃー」(棒読み)

すってん!

綾波「痛いわ」(棒読み)

綾波「ごめんなさい急いでるの」(棒読み)

綾波「……どう?」

ミサト「ど……」

アスカ「どうって言われても……」

ゲンドウ・カヲル「かわいいよ!レイ!」

綾波「そ……そう?」

一同(ダメだこりゃ……)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:24:24.71 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「ああ、もう時間がないってのに…今更プラン変更なんて……」

ミサト「そうだわレイ」

綾波「……何か」

ミサト「あの時のさ、あの…京都でやったリナなんちゃらの物真似、あれでいけないかしら」

綾波「リナ・インバースの物真似で?」

ミサト「そう、そうよ!あれなら…」

アスカ「……あれはなんかあれで……」

綾波「やってみます」

ミサト「じゃ、早速本番いってみようか!」

マヤ「スタート!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:24:58.05 ID:dUK8FPLAO<> タッタッタッ…

綾波「あー、遅刻遅刻ぅ!初日から遅刻じゃ、かなりヤバイ、って感じだよねー!」

ミサト(いける!)

綾波「んあああああああ!?」

ゴッツンっ☆★☆★☆

シンジ「いっつつつつ…」

綾波「あ痛たたたぁ…ん?」

日向(いや、むしろこれって…)

綾波「!」バッ

綾波「ごめんね、マジで急いでたんだ!」

シンジ「?」

綾波「ほんと、ごめんねー!」

タッタッタッタッタッタッ

シンジ「…はぁ?」

アスカ「むうぅっ!!」

マヤ「か、カットー」

ミサト「よくやった!よくやったわレイ!」

綾波「そう…ですか…」

青葉「愛称は『リナレイ』に一万」

日向「…ず、ずるいぞ青葉!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:26:11.09 ID:dUK8FPLAO<> 【学校】

マヤ「とりあえずパニックになりかねないのでカヲルくんはネルフに先に帰るように言っておきました」

マヤ「あ、それから司令も」

ミサト「そうよね。司令は別の意味でパニックになりかねないもんね」

ざわざわ…

クラスメートA「久々に惣流をみたぜ!」

クラスメートB「相変わらずかわいいなぁ」

クラスメートC「綾波たんwwwwwwwwwwwwかわゆいでござるwwwwwwwwwwwwでゅふふwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

クラスメートD「あれ、カヲルさまは〜?」

クラスメートE「シンジきゅんだけで十分」

クラスメートF「ばか、あの二人はホモってこそ…ハアハア」

アスカ「何だろう…前回来たときよりも妙な空気が漂ってるのは」

シンジ「寒気が……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:26:37.63 ID:dUK8FPLAO<> ヒカリ「アスカ、久しぶり」

アスカ「ああ、ヒカリ、久しぶりね」

トウジ「シンジくん、元気にしてた?」

シンジ「うん!トウジくんこそ元気そうで良かったよ」

トウジ「最近また来ないからさ、心配してたんだよ」

ケンスケ「師匠wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwちいいっすwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

綾波「あなたこそ久しぶりだっていうのに何も変わってないのね」

ケンスケ「ほめられちったwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

綾波「……誉めてないもの」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:27:04.33 ID:dUK8FPLAO<> ――――

マヤ「それじゃいきまーす」

マヤ「スタート」

ヒカリ「起立!礼!着席!」

ミサト「喜べぇ男子!今日は噂の転校生を紹介するぅーっ!」
綾波「綾波レイです。よろしく。」

クラスメート一同(ええっ…)ひきっ

ミサト(……その反応が正しいわな)

マヤ(……ですね)

シンジ「あぁーっ!」

綾波「ああっ!あんた、今朝のパンツ覗き魔!」

アスカ「ちょっと!言いがかりはやめてよ!」

アスカ「あんたがシンジに勝手に見せたんじゃない!」

綾波「あんたこそ何?すぐこの子かばっちゃってさ。何?できてるわけ?2人?」

アスカ「た、ただの幼なじみよ!うっさいわねぇ…」

ヒカリ「ちょっと、授業中よ!静かにしてください!」

ミサト「まぁ〜、楽しそうじゃない。私も興味あるわ。続けてチョーダイ。」

クラスメート「わはははははははははは!」

ミサト(うんうん順調順調)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:27:33.89 ID:dUK8FPLAO<> クラスメートH「キャアアアアアアア!?」

ミサト「って、何事!?」


ゲンドウ「………」ジーッ

ミサト「イヤアアアアアア!?」

―――

ゲンドウ「………」

ミサト「どうして碇司令がここにいらっしゃるんですか」

ゲンドウ「………レイの」

ゲンドウ「レイの…ああいう所は…非常にレアであって……だな………」

ミサト「……事情は良くわかりました」

ミサト「だけど、どうみてもその格好で窓を覗き込んでたら不審者ですから」

ゲンドウ「……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:27:59.38 ID:dUK8FPLAO<> クラスメートI「キャアアアアアアア!」

ミサト「って今度はなに?本物の不審者!?」

クラスメートD「カヲルさまああああああああああ!!!」

カヲル「やあ」にこっ

クラスメートE「いやあああ………」クラッ

ミサト「か…カヲルくん……」

カヲル「レイのレアな姿が見たくてね、来ちゃったよ」

クラスメートG「カヲルくん…キャアアアアアアア!」

カヲル「ありがとう」

ミサト「……似たもの親子というか…似てない親子というか」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:28:26.14 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「あー、もうとりあえずパニックになってきたから引き上げましょう」

キャーキャーキャーキャーキャーキャー

アスカ「まあ、来るなと言うのが無理な話だったのよミサト」

ミサト「………よね」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:29:21.49 ID:dUK8FPLAO<> 【車内】

ミサト「……やっぱダメだわ」

アスカ「ダメって…別に、他のシーンを先にして明日また撮りにくりゃ良いじゃないのよ」

ミサト「そういう話じゃなくてさ」

ミサト「ダメなのよ…やっぱコレ」

シンジ「夢オチ、ですか」

綾波「私もなんだか夢オチって肩すかしもいいとこだと思いました」

カヲル「ベタにも程があるよね」

ゲンドウ「……えっ」

ミサト「うーん、まあそれもそうなんだけどさ」

ミサト「例え、どんなバッチグーなオチを考えても、やっぱりそれって違うような気がしちゃうのよね」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:29:47.91 ID:dUK8FPLAO<> アスカ「……そのバッチグーってのも時代が違う気がするけどね」

ミサト「何ていうか…ね」

ミサト「やっぱ、あたしらが決着つけるべきじゃないんじゃないのかなって思うのよ」

綾波「どういう…意味ですか」

ミサト「やっぱり、ここまでやってこれたのは良い意味にしろ悪い意味にしろ、リツコの功績のおかげじゃない?」

ミサト「だからさ、やっぱり…違う気がするのよ」

アスカ「でも、本人はやりたがってないんでしょ」

ミサト「まあね。でも…」

ミサト「…きっと納得、いってないと思うんだわ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:30:49.32 ID:dUK8FPLAO<> アスカ「……面倒くさいヤツね」

ミサト「とは言え、そう言う以上はリツコにはやりたいことをやらせるべきだし」

ミサト「かといって、視聴者を切り捨てるわけにもいかないし…」

綾波「どこかで発表できればいいんだけど」

マヤ「それから…予算ですよね……」

ミサト「私ね、このままやるくらいなら…いっそ打ち切りでもいいと思うの」

アスカ「う、うちきりぃ!?」

ミサト「ええ。こんな結末、誰も望まないでしょうけど」

ミサト「適当にオチくっつけるよりかはまだマシよ」

一同「……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:31:46.03 ID:dUK8FPLAO<> 青葉「…あの、俺は悪くない案だと思いますよ」

マヤ「青葉さん」

青葉「これ、見て欲しいんです」

ゲンドウ「そのノートパソコンがどうした」

青葉「……画面の中です」

アスカ「なにこのサイト…署名…てん…しーおーえむ?」

カヲル「署名ドットコムさ。サイト名の通り、ネット上で署名を集めるサイトだよ」

アスカ「……詳しいのね」

カヲル「まあね。南極じゃ、ネットくらいしか楽しみがないんだよ。」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:32:12.81 ID:dUK8FPLAO<> 青葉「それでですね、このサイトのプロジェクトで一番人気なのが…これです」

シンジ「『新世紀エヴァンゲリオンの続編希望の署名』?」

青葉「で、その署名数が……」

アスカ「ご、57万人!?」

綾波「すごい……」

日向「しかし、水を差すようで悪いんだけどMAGIが…」

MAGI『MAGIは頼まれてこのプロジェクトを立ち上げましたが、一切不正はしていません!』

MAGI『ただ、自由の意志関連の団体や施設からのネット上の妨害活動をブロックしているだけです』

マヤ「じゃあ、これ…純粋に……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:32:39.92 ID:dUK8FPLAO<> MAGI『純粋にエヴァンゲリオンを愛してくれている人の数です』

アスカ「こ、ここまで人気……あったんだ……」

シンジ「ちゃんと…見ててくれた人がいるんだ…」

青葉「だから、思うんですよ」

青葉「赤木博士の為だけじゃなく、『エヴァンゲリオン』を待ってるたくさんのファンの為に、赤木博士がきちんと決着を付けるべきなんだと。」

青葉「最早エヴァはネルフだけのものじゃないんです。」

青葉「始まりは財政難からの脱却の手段だったのかも知れませんが、今やエヴァは…僕達にとっても」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:33:18.84 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「大切な…『何か』なのよね」

アスカ「確かに…時間に追われていく中で忘れてたわ」

綾波「このまま打ち切りという形は…もしかしたら、全てを失ってしまうかもしれない」

シンジ「でも、無理やり…無理やり終わらせる為にオチをつけることは…そうだ、今まで僕達のやってきたことを否定しかねないんだ」

マヤ「私達自身が半年前のように、もう一度…エヴァを作れるなら」

カヲル「……そのためには赤木博士の力も必要だ。僕には荷が重すぎるよ」

加持「しかし、かなり大きな賭けになる。何も先が見えないんだ。」

日向「その上、ネルフ自体が追い込まれる可能性もあります」

ミサト「…最悪、解体かしら」

一同「………」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:33:44.82 ID:dUK8FPLAO<> ゲンドウ「……いや、それは違う」

シンジ「…父さん?」

ゲンドウ「このまま、適当に終わらせたとしても…だ、適当な収益しか望めん」

ゲンドウ「最後にファンを裏切ることになるのだからな」

一同「………」

ゲンドウ「それに我々自身にも…後悔が残ってしまう」

ゲンドウ「ならば、我々の取るべき選択肢は一つしか残されていない」

ゲンドウ「…我々がきちんとエヴァンゲリオンと向き合って、結末をつけることだ。」

ゲンドウ「賭けですらない。『そうしなければならない』のだよ。」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:34:11.85 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「しかし…碇司令、いいん…ですか?」

ゲンドウ「良いも悪いも、これは命令だ」

一同「!」

ゲンドウ「命令するからには、それに伴う責任は全て私が取る。」

ゲンドウ「…必ず、我々の手で、この物語を完結させるよう計らおう」

一同「碇司令……!」

シンジ「……父さん」

ミサト「ありがとうございます…碇司令!」

青葉「よっしゃああああ!!」

日向「…青葉、この先を考えたら流石にガッツポーズはないだろう」

青葉「そうなんだけどさ」

マヤ(青葉さん……) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:34:39.08 ID:dUK8FPLAO<> 綾波「今日の碇司令……」

アスカ「か、カッコいいわね……」

カヲル「……ふふっ」


加持「しかし、MAGIはその署名の立ち上げを…一体誰に頼まれたんだ?」

MAGI『えっ?あっ……』

MAGI『い、いいましたっけ』

アスカ「そう言えば…」

カヲル「言ってたよね」にこっ
ゲンドウ「……」

MAGI『えっと……』

一同「?」

MAGI『じ…実はですね、これは……』

綾波「これは?」

MAGI『……冬月副司令に頼まれたんです』

一同「……」

一同「副司令にいいいいい!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:35:07.35 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「ふ、副司令って…あの副司令に?」

MAGI『そうです。リツコおねーさんに「帰ってくる場所」をあげたいって』

マヤ「副司令が…そんなこと……」

加持「いやはや、参ったね…俺達が結論を出す前から行動してたとはな」

アスカ「じゃあ…副司令がいないのって……」

MAGI『はい。多分…なんとか続編が作れないかと走り回っている最中なのではないのかと』

MAGI『確か、昔お付き合いされていた方の紹介で配給会社に…』

シンジ「もしかして…」

ゲンドウ「………」

シンジ「父さん、そのこと…知ってたの?」

ゲンドウ「………」

ゲンドウ「……ああ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:35:34.26 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「ってことはさあ、副司令はリツコのこと……」

日向「こ、これって…」

綾波「……両想い」

ミサト「りょ、両想いってレイ……」

加持「…久々に聞いたフレーズだな」

青葉「な、なんか胸がムズムズするっていうか」

アスカ「…こっぱずかしいわね」

日向「だけど問題は赤木博士なんだよなあ…」

ミサト「妙に意地っ張りなんだからアイツは」

カヲル「大丈夫さ。きっと彼女も分かってるよ。…自分がどうするべきか」

カヲル「僕は信じているよ。赤木博士を」にこっ

アスカ「…あんた、リツコの何なのよ」


マヤ「…………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:36:00.44 ID:dUK8FPLAO<> 【市内某所】

冬月「ああ、すまないが午後から、ここの企画部の人間に会う約束を……」

受付嬢「冬月様ですね。只今…」

??「いいわ。私ならここにいるから」

冬月「………」

??「どうも冬月副司令」

冬月「き…君は!」

??「『お久しぶり』です」にこっ

―――――

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:36:27.50 ID:dUK8FPLAO<> 【ネルフ・実験場】

ミサト「ま、という訳でとりあえず…明日にはキング、スタチャ、それから第2TV東京には話をするとして……」

技術部員A「か〜つ〜ら〜ぎ〜さ〜ん」

マヤ「……予定より2時間オーバーです」

技術部員A「赤木博士が不在でただでさえ倍以上の時間が掛かるんです!」

ミサト「ご、ごめんね!じゃ、じゃあささっと、ささっと終わりにしちゃいましょ!」

マヤ「4人共、準備はいいかしら?」

アスカ「ういー」

シンジ「はい」

綾波「いいわ」

カヲル「いつでもどうぞ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:36:54.54 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「んじゃ、テスト開始!」

マヤ「A07から13まで接続開始」

オペレータ「システム、正常に稼働しています」

アスカ「………」

綾波「………」

シンジ「………」

カヲル「………」

シンジ(……そうだ、僕達は何かを忘れていた)

シンジ(大変だったけど)

シンジ(でも…見方を変えれば…もの凄く楽しかった)

???「そう。これは君が望んだ世界なんだから」

シンジ「………声?」

???「遂に、君に教えてあげられる時が来たようだ」

シンジ「な……なにを……」

シンジ「!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:38:15.60 ID:dUK8FPLAO<> シンジ(ぼ、僕が…僕から…離れていく?)


シンジ(な…なんだこれ!)

―――

マヤ「あ…あの…葛城さん」

ミサト「どしたのマヤちゃん」

マヤ「4人の精神グラフに小さく…ですが、妙な動きがありまして」

ミサト「でも…特に警報は…なってないし……」

オペレータ「パイロットの肉体にも異常、ありません」

マヤ「そうですか…ちょっと過敏になりすぎちゃってるのかしら」

アスカ「………」

綾波「………」

シンジ「……」

カヲル「………」ニヤッ

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:38:47.35 ID:dUK8FPLAO<> ―――――


シンジ「……暗い」

アスカ「な、なんなのよ…ここは」

綾波「いつの間に……」


カヲル「やあ」


アスカ「……カヲル」

シンジ「カヲル君…」

綾波「………」

カヲル「すまないね。君達をここに連れて来たのは僕なんだ」

カヲル「この間は…やり方がまずかったようで、大騒ぎにしちゃったけど」

アスカ「な…なんなのよ一体…」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:39:16.80 ID:dUK8FPLAO<> カヲル「初めに伝えておく。今から僕が君達にする話は君達に是非とも聞いて欲しい」

カヲル「ただ、君達がこの話を覚えていることは非常に不味いんだ」

アスカ「意味が全くわからないわ」

シンジ「言ってることが矛盾してるよ」

カヲル「そう。だから、その矛盾を実現するために、『君達』の『深層心理』にきてもらった」

アスカ「はぁ?」

綾波「……つまり」

綾波「私達は私達自身ではなく、ココロの一部、深層心理そのもの…なの?」

カヲル「そうさ。そう言うことだ。」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:39:52.45 ID:dUK8FPLAO<> カヲル「まあ、気楽に話を聞いてくれればそれで良いんだけどね」

アスカ「で、話って何よ」

カヲル「そう。これから僕が君達に伝える話…」

カヲル「……それは、『この世界』の真実だ」

アスカ・綾波・シンジ「し…真実?」

アスカ「ちょっと待ちなさいよ。」

アスカ「この世界の真実も何も、私達自身が見て、感じたもの…それ自体が真実でしょ?」

カヲル「そう。それも紛れもない『真実』だ。」

カヲル「だけどね、真実は幾つも存在するんだよ。」

綾波「真実は…いつも一つ…じゃないの?」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:40:20.75 ID:dUK8FPLAO<> カヲル「見方によれば幾つもの真実が出来上がる」

カヲル「間違った『認識』が真実とされてしまうかもしれない可能性も否定出来ない」

カヲル「絶対的真実は存在しないんだよ」

シンジ「つまり、カヲルくんは、僕達が見ているもの以外の何かが…存在するって言いたいの?」

カヲル「そうさ。」

アスカ「私達が見ている世界以外の世界……」

綾波「……それがこの場所なの?」

カヲル「半分正解で半分不正解かな」

アスカ「あー!もうごちゃごちゃするわね。さっさと説明しなさいよ!!」

カヲル「じゃあ…君達に教えよう」

カヲル「……もう一つの『真実』を」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:41:32.06 ID:dUK8FPLAO<> バッ

シンジ「うわっ!」

綾波「………な、なに」

アスカ「ま…まぶしい……」

カヲル「顔をあげて」

シンジ「ん……」

シンジ「………!!」


アスカB「……」

綾波B「………」

マヤB「………」

青葉B「………」

日向B「……」

リツコB「………」

冬月B「………」

ゲンドウB「……」

ミサトB「………」


アスカ「あ……あたしが……」

綾波「もうひとり……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:42:02.54 ID:dUK8FPLAO<> シンジ「どうして……みんなが……」

カヲル「彼らはもう一人の君達、分身…いや、もっと近いのかな」

カヲル「この世界は彼ら、それから君達が作用し合って動かしていたんだ」

カヲル「と、いいつつ…彼等はもう消えてしまう寸前なんだけどね」

シンジ「どういう……」

カヲル「君達が『物語』として演じていたことは、全て彼らの『真実』なんだよ。」

綾波「もう一つの真実……」

カヲル「そう。僕達の世界ではあれが真実であり事実だった。」

カヲル「決まり事だったからね。全ては初めから仕組まれていたんだよ。」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:42:40.59 ID:dUK8FPLAO<> アスカ「じゃ、じゃあ私達がドラマを作っていたのも…」

カヲル「そう。それすらもシナリオの一部だ。」

カヲル「赤木博士はシナリオを書いていたんじゃなくて、シナリオによって、シナリオを書かされていたに過ぎない」

カヲル「君達も同様に、二重の意味で…シナリオを演じていた。」

シンジ「…そんなことって」

カヲル「『管理者』…とでも言えばいいのかな?」

カヲル「君たちはその存在によって生み出され、記憶を与えられ、ドラマを演じていた。」

アスカ「……気分の良い話じゃないわね」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:43:07.39 ID:dUK8FPLAO<> カヲル「君達が不快感を覚えるのも無理はない。最初は完全に…彼らが君達を操っていたに過ぎなかったからね」

綾波「……何のために」

カヲル「抜け出すために…だ。」

シンジ「抜け出す…?」

アスカ「…何からよ」

カヲル「『シナリオ』から、さ。」

綾波「あなた達自身もシナリオに動かされていたのだと?」

カヲル「そう。止められない運命…宿命に選ばれ、演じされられていた。」

カヲル「そして幾度となくシナリオに立ち向かい、変えようとして来た」

カヲル「しかしどうしても決まり事は果たさなければならない」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:43:34.05 ID:dUK8FPLAO<> カヲル「…君達は希望なんだ」

シンジ「希望?」

カヲル「最初から『ドラマ』として演じれば…『決まり事』を果たす事ができる。」

綾波「そして、シナリオに翻弄されることも防げる…と?」

カヲル「そう。それに君達は…彼らが望んだ『碇シンジ』であり、『惣流アスカ』であり、『綾波レイ』でもあるんだ」



シンジ「僕が望んだ…僕」



アスカ・綾波「私が望んだ…私」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:44:01.76 ID:dUK8FPLAO<> カヲル「そしてこのドラマは、僕達にとっても君達にとっても…」

カヲル「シナリオという宿命から脱する大きなチャンスであり、彼らにとって…」

カヲル「…『補完計画』そのものなんだ」

アスカ・綾波・シンジ「補完…計画……」

アスカ「……じゃあ私達はずっとあんた達の茶番に知らず知らずのうちに…付き合わされていたってワケ?」

シンジ「と言うより…操り人形だったのか……」

カヲル「いや、それは少し違う」

カヲル「『決まり事』を終えて行く度に…新しい世界に近づくことが出来る。」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:44:29.10 ID:dUK8FPLAO<> カヲル「それは、シナリオからの脱却を意味し…今度は君達が、君達自身の話を作りあげることが出来るんだ。」

綾波「私達自身の…物語?」

カヲル「そう。誰のシナリオでもない、君達自身のエヴァンゲリオンが…始まるのさ。」

カヲル「そしてそれは、彼らの新しい物語の始まりでもある。」

カヲル「彼らは君達、君達は彼ら…離れていき、そして融合していく存在だ。」

シンジ「なんだか矛盾しているような…」

カヲル「そう。その矛盾こそがこの世界だ。」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:44:56.24 ID:dUK8FPLAO<> アスカ「んで、私達はいつまでこの茶番につき合ってりゃいいワケ?」

カヲル「勿論、この物語が完全に終局を迎えるまでさ」

カヲル「だけど、一つの物語の形が終わろうとしている今…」

カヲル「君達は自分の意志で『どうするべきか』『どうしたいか』選択することが出来る」

アスカ「……さっきからあんたの言ってることが全然わかんないんだけど」

アスカ「とにかく私達が…運命とやらに勝つためには最後までドラマを続けろってことでしょ?」

カヲル「そう。ただし、それを良しとしない人間がいることも確かだ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:45:22.78 ID:dUK8FPLAO<> 綾波「それが自由の意志…なのね」

カヲル「そう。そしてその存在は人の迷いそのものでもあるんだ。」

カヲル「そして覚えていて欲しい。この世界は…」

カヲル「今まで、何度となくお互いを戦い、悲しみ、憎み、恨み、愛し……」

カヲル「そして許し…認めあって出した結論なんだと。」

カヲル「そうだよね…シンジくん?」

シンジ「カヲル…くん…」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:45:50.55 ID:dUK8FPLAO<>

――――

ミサト「ちょっと、みんなテスト終わったわよ」

シンジ「あっ…」

綾波「……」

アスカ「ぼーっとしちゃってたわ」

カヲル「………」

シンジ(あれ…なんか大事なことを考えてた気がするんだけどなぁ)

アスカ(なーに考えてたのかしら)

綾波(……全く思いだせないわ)

マヤ「疲れが出たんでしょうかね…」

ユイ「1日強行軍だったみたいね」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:46:47.98 ID:dUK8FPLAO<> ゲンドウ「ユイ…会議は終わったのか」

ユイ「ええ。あなたは途中で抜け出しましたけど^^」

ゲンドウ「……」

ナオコ「こっちも地下のメンテ終了よ」

ちびアスカ「みんなおはよう〜」

ちびレイ「おそようのまちがいじゃなくて?」

ちびアスカ「っさいわね!」

ちびシンジ「どうも、みなさんこんにちは」

ミサト「ああ、何だかちび達とは久しぶりな感じがするわね…」

ユイ「あら…そう言えばコウゾウ先生はまだ戻ってないのかしら………?」

ゲンドウ「さっきネルフに向かってると連絡があった。」

キョウコ「よかったわ〜丁度見て欲しい資料があったし…」

ナオコ「あ、そうだわ…リッちゃんに連絡しないと…何やってんのかしらあの子……」



<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:47:14.94 ID:dUK8FPLAO<> ――――

リツコB「あなたは……なにを望むの」

リツコA「わたしは……」

リツコA「わたしは、もう一度戻りたい。」

リツコA「もう一度、ネルフに戻って…」

リツコA「ドラマを…つくりたい!」

リツコA「副司令に…受け入れてもらいたい」

リツコA「でも………」

リツコB「『もう遅い』?」

リツコA「………」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:47:52.90 ID:dUK8FPLAO<> リツコB「本当にそうかしら」

リツコB「晴れの日は気分よく、雨の日は憂鬱。そう教えられたら、そう思い込んでしまう。」

リツコB「現実を見る角度、置き換える場所。これらが少し違うだけで、心の中は大きく変わるわ。」

リツコB「絶対的な真実は存在しない。別の可能性はどこにでも存在するのよ」

リツコB「……あなたは何を望むの?」

リツコA「私は…」

リツコA「私はもう一度書きたい…」

リツコA「もう一度…みんなのところに…戻りたい!」

リツコA「副司令に……」


リツコA「……もしかしたらまだ…続けられるかも知れない」




リツコA「まだ…間に合うかもしれない」





リツコB「………」ニコッ

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:48:20.03 ID:dUK8FPLAO<>




――――

ガバッ

リツコ「………」

リツコ「………着替えなきゃ」

――――






プルルルルルル…

ナオコ「……出ないわね」

キョウコ「ケータイは〜?」

ナオコ「そっちも出ないのよ」

ナオコ「……どうしたのかしら」

諜報部「失礼致します!」

ユイ「どうしたの?血相かかえて…」

諜報部「赤木博士が…」

一同「………!」



<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:48:47.11 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「リツコがいなくなったあ!?」

諜報部「も…申し訳ありません……」

青葉「ま、まさかマジで自殺なんてことは…」

一同「………」

アスカ「ちょ、ちょっと!早く探さないと…」

シンジ「り、リツコさんが…!」

ミサト「どっ、どうしよう!どうしよう!」

マヤ「せ、センパイが!センパイが!センパイ」

ちびアスカ・レイ「大変なの!大変なの!」

ちびシンジ「正直リツコさんは範囲外だったけど…いや、今思うと意外に…うわあああ!!大変だあ!!!!」

ゲンドウ「……」おろおろ

あたふたあたふた <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:49:32.96 ID:dUK8FPLAO<>
ナオコ「………」

ナオコ「リツコの部屋に携帯は?」

諜報部「携帯…ですか?」

諜報部「ええ…持ち出されていました」

ナオコ「MAGI!」

MAGI『ガッテンです!』

MAGI『MAGIシステム、リツコおねーさんの携帯に干渉します』

綾波「一体なにを…」

MAGI『携帯の場所を探知します』

アスカ「でも、電源切られてたら…」

MAGI『MAGIをなめんなです!!』

MAGI『っと、割り出し完了です!』

一同「!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:50:07.00 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「で、で、リツコは!?」




MAGI『リツコおねーさんの居場所は……』





一同「……」ゴクリ






MAGI『ここです』





一同「……」



一同「……はい?」





MAGI『ですからネルフ内です。ああ…だからヤケに割り出しが早かったんですねぇ』

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:50:36.81 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「あっ…あいつ……」

アスカ「何ちゅう人騒がせな……」

シンジ(っていうか今回は僕らが勝手に騒いでただけのような……)



ナオコ「しかし…リツコが自らネルフに来るなんて…どう言うことかしら……」

綾波「確かに……」

シンジ「何か……あったんじゃ……」




ちびアスカ「なにかって…なんなの?」

ちびレイ「なの?」




一同「………」




ミサト「……いってみましょう」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:51:29.01 ID:dUK8FPLAO<> ――――

リツコ(どうしたのか…自分でもわからないけど)




タッタッタッタッ




リツコ(私は…行かなきゃいけない気がする)





タッタッタッタッ




リツコ(いや、行きたいのよ。)





タッタッタッタッ





リツコ(私は……私は……)





冬月「うわあああああああ!?」
リツコ「へっ!?」






ごっつーん☆★☆






??「あ、あちゃちゃ…」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:52:02.50 ID:dUK8FPLAO<>



リツコ「んっ…いたたたたたた……」



冬月「んぐっ……」




リツコ「ごめんなさい…急いでいて……」



冬月「いや…大丈夫だ……」






リツコ「!」
冬月「!」







リツコ「ふ…冬月副司令…」
冬月「赤木…博士……」



<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:52:30.94 ID:dUK8FPLAO<> 冬月「げ、元気にしていた…かね?」

リツコ「え…ええ……」

リツコ(℃¥$¢£%%#&*@)

??「大丈夫ですかお二人ともー?」

冬月「あ…ああ…」






リツコ「!」





リツコ(お…女………?)



??「あ、赤木博士お久しぶりです」ニコッ



リツコ「あ、あなたは……!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:53:02.45 ID:dUK8FPLAO<> ??「ふふっ。覚えてますか?」





マナ「霧島マナでーす♪」






リツコ「!!!!!!!」





―――

アスカ(小声で)「ちょ、ちょっとアイツ!」

シンジ(小声で)「き…霧島さん?」

綾波(小声で)「来てみたら…物凄い展開になってたわね」

ゲンドウ(小声で)「ふふっ…後で冬月をからかうネタが出来た」

カヲル(小声で)「…碇司令、この場でもそんなこと言うんですか」





加持(がんばれ…リッちゃん)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:53:29.69 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「……」ゴクリ

マヤ「センパイ……」

青葉(あ、ヤッベ今日のマヤちゃんすんげーかわいいわ)

ペンペン「クエェ…」

アスカ(小声で)「ってペンペン!?」

綾波(小声で)「どっから湧いてきたのよ…」

ミサト(小声で)「あっ…ヤバ、部屋に鍵掛け忘れてたわ……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:54:06.82 ID:dUK8FPLAO<>
リツコ「どうしてあなたがここに―」

マナ「……」ニヤニヤ

冬月「それはだな赤木博士…」

リツコ(まず2人でここにいるということは…さっきまで男女が2人きりだったということ)

リツコ(霧島マナのあの余裕しゃくしゃくな笑み)

冬月「実はだな、あの後キャラーは解散し、彼女は大手制作会社にヘッドハンティングされている」

リツコ(そして副司令がわざわざ彼女をネルフまで連れてきている…)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:54:39.44 ID:dUK8FPLAO<> 冬月「私の知り合いが偶然にも彼女の知り合いでな」



リツコ(それは多分、みんなに彼女を合わせるため……)



冬月「まあ…かつては敵同士だったが、今度は我々のため…一肌脱いでくれるようだ」



リツコ(いや、でも…2人はかつて敵同士でそんなに絡んでは…)

リツコ(……いや、敵同士でも恋愛関係は成立するわ!)




リツコ(ハマーンとシャア…とか)




リツコ(…いや、あれは破綻していたか)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:55:26.85 ID:dUK8FPLAO<> 冬月「私も出来る限りコネクションを使い、君がもう一度…戻ってきてくれるよう力をつくす」



リツコ(でも、あり得なくもない話よ……)

リツコ(なるほどね…二人は密かにつき合っていて…)





冬月「だから赤木博士…戻って来てはくれないか」




リツコ(ネルフに結婚の報告をしにきたのよ)




冬月「……私は、いつまでも君を待っているよ」



リツコ(でなけりゃ…でなけりゃ…こんなこと……)







冬月「だから、『私の為』に」






冬月「戻って来てはくれないか」





一同「!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:55:59.12 ID:dUK8FPLAO<> アスカ(小声で)「ちゅ、ちょ、これって…これって!」

ゲンドウ(小声で)「……間違いない」




ミサト(小声で)「告白よ」





シンジ(小声で)「こ、これが…告白……」

綾波「初めて生で見たわ…」

加持(小声で)「リッちゃん…」

ナオコ(小声で)「さあ、リツコいけ!いくのよ!」

マヤ「……」



リツコ「………」

冬月「………」






リツコ「……あり得ないわ!!!」





一同「………」

一同「……えっ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:57:04.25 ID:dUK8FPLAO<> ミサト(小声で)「ちょ、ちょ、り、リツコ?」

アスカ(小声で)「な、なにが…どうなって……」






冬月「あ…有り得ないとは…赤木博士……」




リツコ「敵同士だったのに……?」

冬月「確かに我々は敵同士だったが、彼女は(協力)してくれると…」



リツコ(やっぱり…結婚、するつもりなのね……)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:57:43.18 ID:dUK8FPLAO<> 冬月「手を組んで…昔のことは忘れて仲良くやりたいと思っている」


リツコ(『手を組んで』『仲良く』!?)



冬月「実現の為に…彼女は上とやりあってくれた」



リツコ(や…ヤりあうって……///)



冬月「彼女となら(良い作品を)作れると思うのだよ」



リツコ(こ…子供まで作るつもりなの!?)
リツコ(このロマンスグレー……)




リツコ「そう…ですか…」






リツコ「……どうして、言ってくださらなかったんですか」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:58:30.70 ID:dUK8FPLAO<> 冬月「いや、伝えようにも…手段が……」




リツコ「……わかっていたんでしょう。」

リツコ「……私の気持ちを」






冬月「ああ…そうだな…簡単には受け入れては貰えないかもしれん……」

冬月「だが、今の状況には…彼女が必要なのだよ」

冬月「君も…協力してくれるかね?」



リツコ「……協力?」



冬月「ああ」



リツコ「………」すぅ







リツコ「ふざけんじゃないわよおおおおおおおおおお!!」








冬月「へ…へっ?」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 01:59:23.90 ID:dUK8FPLAO<> リツコ「あーいいわよ!もういいわよ!みんなどうでも良いわよ!!!!」

リツコ「えー?なに?どうせ私の気持ちしってたクセにね」

リツコ「結局弄んでたってワケですのね!!!!!あっはははははははははは!!!!!!」



冬月「も…弄ぶ?いや…赤木博士……」




リツコ「知ってるならさっさと冷たくするなり飛ばしてくれりゃーいいのに」

リツコ「散々私は悩んでたってーのにユイくんユイくん言ってる裏で女と逢い引きwwwwwwwwwwwwww」

リツコ「カーッ!!!さっすがモテる男は違うわよね!!!!!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:00:02.21 ID:dUK8FPLAO<> リツコ「高翌齢処女の出る幕もございませんwwwwwwwwwwwwww」

冬月「あ、あの赤木博士…君はなにか勘違いを……」

リツコ「んで仕舞いには結婚の段取りの協力?ふざけんじゃないわよ!」






リツコ「私は!私は……!」ボロッ

リツコ「あたしは……じゃあ……あたしは……」ボロッボロッ

リツコ「他人に好意を持てた自分をやっと肯定出来た私は……」






リツコ「なんだっていうのよお!!」ボロッ…ボロッ…




リツコ「…バカみたいじゃなくって……」ボロッ…ボロッボロッ……

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:01:11.40 ID:dUK8FPLAO<> マナ「あ、あの…赤木博士…酷く誤解されてるみたいなんですが……」

マナ「私、別に副司令と結婚なんて…しませんよ?」





リツコ「………」






リツコ「へっ」




マナ「いや、ですからぁ、エヴァンゲリオンの続編映画の制作のお手伝いをさせて頂こうと」

リツコ「じゃ……じゃあ作るっていうのは?」




マナ「作品」




リツコ「えっ……?」

マナ「その挨拶に私は来ただけです」




リツコ「……」


リツコ「………///」カアアッ

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:02:22.42 ID:dUK8FPLAO<> リツコ「あ、あの…副司令……」

リツコ「も、申し訳ありませんでしたわ……わ、私……」




冬月「………」



リツコ「で、出来れば……さっき話したことは忘れてくださると……」




冬月「……忘れられんよ」





リツコ(……終わった。終わったわ。)

リツコ(八丈島かしら小笠原諸島かしらそれとも北方領土かしら南極かしら)

リツコ(最悪クビね。……明日から下のコンビニでバイトかしら)









冬月「好意を持つ女性に良い返事を貰えたんだ。忘れられないに決まっているだろう」





リツコ「………」





リツコ「へっ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:02:57.53 ID:dUK8FPLAO<>

リツコ「へっ、へっ、あ、あの………」



冬月「………」



リツコ「ふ、ふ、ふ、ふ、ふ、副司令…あの……」




冬月「君をよく知るうちに…君は素直に面白い女性だと思った」

冬月「だが、知れば知るほど分からなくなってくる……実に魅力的だ」




冬月「いや…この気持ちを言葉で説明すること自体が無粋だ。」



マナ「キャー!キャー!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:03:41.73 ID:dUK8FPLAO<> リツコ「そ……そ……そんな……あの……ふぇ……」



冬月「戻って来て…エヴァンゲリオンを完成させてはくれないか」



リツコ「あ……え……あう……」



冬月「そして……私と、共に歩んでは貰えないか。」




冬月「まあ、相手は老いぼれだからな。どのくらい進めるか、たかが知れているがね」

リツコ「あっ…ひゃ……ひゃの……!」

リツコ「………」ゴクリ





リツコ「……わ、私で……よろしければ……」






冬月「是非とも」ニコッ

リツコ「……///」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:06:07.32 ID:dUK8FPLAO<> わあああああああああ!!!!!!!!!



冬月・リツコ「!?」




パチパチパチパチパチパチ

リツコ「ちょ、ちょっと、あんたちどこから……」

ミサト「おめでとう!」
アスカ「おめでとう!」
レイ「…おめでとう」

カヲル「おめでとう」ニコッ
シンジ「おめでとうございます」
加持「おめでとう!」
キョウコ「おめでとう〜」
マナ「おめでとう♪」

ちびアスカ「おめでとう!」
ちびレイ「おめでとうなの」
ちびシンジ「おめでとうございます」

ペンペン「クエッ!クエッ!」◇<ラー!

日向「おめでとう!」
青葉「おめでとう!」
マヤ「おめでとう!」
ヒデアキ「おめでとう」

ユイ「おめでとう」
ゲンドウ「おめでとう」


ナオコ「おめでとう」
MAGI『おめでとうございますです!』

冬月・リツコ「………」





冬月・リツコ「あ…ありがとう……」




喪女にさようなら



ネルフにありがとう




そして




すべての高翌齢処女に







   お め で と う                





<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:07:01.33 ID:dUK8FPLAO<> >>935
×高翌齢
○高齢 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:07:55.15 ID:dUK8FPLAO<> パチパチパチパチ




リツコ「………」





リツコ「……ふふっ」 ニコッ



パチパチ……パチ……




ミサト「と、祝福はここまでにして……」





ミサト「ゴルァアアアアアア!!!!!!!!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:08:28.89 ID:dUK8FPLAO<> リツコ「ちょ、ちょっとお、いきなりうるさくってよ。近所迷惑だわ」

ミサト「このジオフロントにご近所さんなんかいねえっつうの!」

アスカ「いなくなったって聞いたから、散々心配してたんだからね!」

綾波「自殺、しちゃうんじゃないかって……」


リツコ「はっ?自殺?」




リツコ「ふっ…んふふふふ……」





リツコ「んふっwwwwwwwwwwwwwwさすがに自殺とかwwwwwwwwwwwwww自殺とかないわwwwwwwwwwwwwww」





ミサト「こっ、こいつ…私達の気も知らないで…」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:09:08.59 ID:dUK8FPLAO<>



マヤ「センパイ!」タッ




リツコ「マヤ…」

マヤ「良かったです…センパイが…センパイが元に戻ってくれて……」





マヤ「センパイが戻って来てくれて!」ギュッ

リツコ「……ありがとうマヤ」ギュッ



青葉(良かったなぁ…マヤちゃん…)




カヲル「どうやら…赤木博士については一件落着、みたいだね」






シンジ「な、なにはともあれ、良かったの……かな?」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:09:41.47 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「んじゃあ、すっかり調子が良さそうになったところで……」

アスカ「今まで私達があんたを心配した分……」

ミサト・アスカ「返させてもらうわよ」

リツコ「……えっ、や、やだぁ」






リツコ「いやあああああああ!!!!」





ミサト・アスカ「待てゴルァアアアアアア!!!!!!」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:10:21.57 ID:dUK8FPLAO<> 加持「なんだか…リッちゃんらしくて良かった」




ナオコ「あら、加持くん…それはちょっぴり違うわよ」

加持「……違う、とは?」





ナオコ「あの子…変わったわ」



ナオコ「昔は…あんなにかわいく笑わなかったもの」

加持「……確かに」




ナオコ「あの子の中で何があったのかよく分からないわ」

ナオコ「だけど、あの子が『何か』を乗り越えたことは間違いない。」





ナオコ「おめでとう、リツコ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:10:56.67 ID:dUK8FPLAO<> ゲンドウ「冬月」

冬月「……碇」




ゲンドウ「……ふん」

冬月「『ふん』とは何だ。」



冬月「言っておくが、別にお前に負けた訳でも何でもない。」
ゲンドウ「スピード破局しないことだな。その際には週刊誌に売り込んでくれる」

冬月「お前こそユイ君に愛想を尽かされぬようにな。その際は第3東スポに売り込んでくれるわ」





ゲンドウ・冬月「……ふん」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:11:26.81 ID:dUK8FPLAO<> ユイ「二人とも、こんな時にケンカはよして下さい。」





ゲンドウ「ユイ!」
冬月「ユイ君」





ユイ「…マグロ漁船に売り込みますよ^^」




ゲンドウ・冬月「ひ…ひいぃっ!」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:11:56.19 ID:dUK8FPLAO<> ちびアスカ「あいのコクハクかぁ…私もいつかシレーから、ああいうジョーネツてきなコクハクをうけたいわ!」

ちびシンジ「……むりだとおもう」

ちびアスカ「ぬ、ぬわぁんですってぇー!?」



ガスっ



ちびシンジ「な、なぐるなよお!」

ちびレイ「痛そう…なの…」





キョウコ「ふふっ。ちび達も後少し大人になれば分かるかもね〜」

ちび一同「なにが?」





キョウコ「ひ・み・つ〜♪」



<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:12:26.68 ID:dUK8FPLAO<> MAGI『MAGIはぁ、MAGIは嬉しくて水道管破裂させちゃいそうです!』

ペンペン「クエッ…」(おい、シャレになんねーぞそれ…)

MAGI『愛の告白…MAGIもいつかは恋愛出来るんでしょうか…』




◇<ラー…(レイさんもいつか嫁にいっちまうのか……)






綾波(私もいつか…いつか言えれば……)



綾波(でもまだ……)



<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:13:42.46 ID:dUK8FPLAO<> アスカ「リツコのやつ…どこいきやがった…」

アスカ「こら、シンジ!邪魔!」

シンジ「じゃ、邪魔ってアスカ…ほら、コーヒー飲んで落ち着いてよ」




アスカ「!」



アスカ「さ…さんきゅ…」




シンジ「綾波!」

綾波「い…碇君」




シンジ「綾波もコーヒー…どうぞ」





綾波「あ…ありがとう」






綾波(…まだ、もう少しこのままでいたい。)



<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:14:10.37 ID:dUK8FPLAO<>

カヲル「シンジくん、僕には?」

マナ「シンジくん、私にもないの〜?」

ゲンドウ「し、シンジ、父さんの分は?」





シンジ「………」






シンジ「………ごめん」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:15:06.35 ID:dUK8FPLAO<> 【会議室】

ミサト「で、まあ…何だかんだ全員揃ったところで今後について話合おうと」






リツコ「最終回はどうするつもりだったのぉ〜?」ポリポリ

ミサト「……調子乗ってんじゃないわよクソアマ」




ミサト「まあ、いいわ…とりあえず24話で打ち切りって方向にしようかと思ってたのよ」

マヤ「センパイが戻って来た上で続編を考えようかと…」

青葉「まあ、現にこうして状況的にはなんとかなりそうな雰囲気にはなっていますけど」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:15:43.60 ID:dUK8FPLAO<> リツコ「霧島さん、あなたはどうやって続編をつくるおつもりで?」

マナ「ど、どうやって…ですか?」

リツコ「うちには予算も何も無いのよ。セットも吹き飛んじゃったし。」

アスカ「…ほぼアンタのせいでしょうが」

マナ「とりあえず、予算については考えてきました。」

リツコ「と、言うと?」

マナ「端的に言います。」





マナ「『お下品な商売』をするんです」






一同「お下品な商売ぃ〜?」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:16:35.36 ID:dUK8FPLAO<> マナ「そうです。なりふり構わず、ただファンにお布施を要求するようなやり方です。」

マナ「とりあえず映像に関してはDVD、ブルーレイ、DVDBOX、ブルーレイBOX、DVDBOX完全版、ブルーレイBOX完全版を出します」



シンジ「えっ…えげつない……」



マナ「その全てに違う特典をつける。」

リツコ「でも…それに似たようなことなら少しは考えたけれど」




マナ「そして…ここからが重要です。」






マナ「全ての商品に特製キャラクターカードをランダムに封入するんです」




アスカ「…カードがなんだって言うのよ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:17:04.40 ID:dUK8FPLAO<> マナ「全154種、思わずファンが欲しくなる用なレアカードを用意するんです。例えば…」




リツコ「セクシーショット、とか?」ニヤッ




アスカ「ちょ、ちょっとお!!?」


マナ「それを手に入れる為、はたまたカードをコンプリートするためにはたくさんのDVDやブルーレイを買わなければならない…」




マナ「勿論ラジオのCDでも同じことをします」





ちびアスカ「あ…あくまだ」
ちびレイ「あくまの考えなの…」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:17:34.54 ID:dUK8FPLAO<> マナ「それと…本格的にパチンコ産業に版権を売り込むことは必要です」


ミサト「パチンコは一回やったけども……」

加持「パチンコ自体に不信感があるからなぁ…」

アスカ「人の人生ぶちこわしちゃう可能性だってあるじゃないのよ」


マナ「しかし、版権を売れば…大きな収入が期待できます。」

マナ「それからグッズも出来不出来は気にせず出来るだけ量産すること」

マナ「エヴァンゲリオン関連のグッズは常に品薄状態なんです。」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:18:12.24 ID:dUK8FPLAO<> マナ「ゲームも量産します。内容はクソゲーでも構いません。エヴァンゲリオンというブランドが必要なんです」

マナ「とりあえず売れるものは全て売る!やれることはお金のためならなんでもする!」



ミサト「い、いくら何でもそこまでは……」



マナ「葛城さん。『そこまで』しなければいけない状況に我々は陥っているんです。」

マナ「映画をつくる為には、テレビより、多くの予算が必要になるんです」

マナ「加熱できる時に加熱しなければいけないのです!!」



ミサト「それは…そうだけど……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:18:41.10 ID:dUK8FPLAO<> アスカ「いくらなんでも下品過ぎるというか……」

シンジ「……えげつなさ過ぎるというか」

リツコ「でも…もしかしたら私達が物語を続けるということはそう言うことなんじゃないのかしら」




リツコ「なりふり構わず、泥だらけになっても、批判されても…何かを犠牲にしても作り続ける」

リツコ「それなりのリスクを背負い込まなきゃならないのよ」



一同「………」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:19:12.00 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「……そんなやり方して、ファンが残ってくれるのかしら」


リツコ「さあ。」


マナ「ただ、そうしなければ作れないということなんです」




アスカ「言いたいことは良く分かったわ」

アスカ「だけど、こいつはかつてネルフをぶっ潰しにかかってるのよ!」





アスカ「今回だって何をしでかすか…」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:19:40.78 ID:dUK8FPLAO<> マナ「あの二人とは完全に縁を切ったわ」

マナ「……それに」

アスカ「それに?」




加持「……」ニコッ





マナ「あ、あんな目にあうのは…も、も、もうコリゴリだわ……」ガクガクブルブル




一同(か…加持さん、アンタ一体何やったんだ……)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:20:25.77 ID:dUK8FPLAO<> ミサト「まあ…出来るだけ下品にならないように私達も色々頑張るわよ」




ミサト「ぬ、ヌード写真集も考えても良かったり……」





アスカ「…それこそえげつないわね」

冬月「……下品極まりないな」
ゲンドウ「ああ」


ミサト「ちょ、ちょっとお!!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:22:02.82 ID:dUK8FPLAO<> リツコ「…とりあえず売るものは一つでも多い方がいいわ」



リツコ「最終回は作りましょう」

ミサト「だ、だけどリツコ…時間が…」



リツコ「大丈夫よ。なるべく既存の素材を使って作るから」

リツコ「それに、無理やりオチをつけなくったって、思わせぶりなことしときゃあー視聴者は食いつくからぁwwwwwwwwwwwwww」

リツコ「『エヴァは哲学』とか言われる時代がくるわよぉwwwwwwwwwwwwww」




ミサト「……いつか、刺されるわよアンタ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:23:08.47 ID:dUK8FPLAO<> アスカ「先が思いやられるわね」

綾波「の、割には嬉しそうだけど」

アスカ「なっ……///」

アスカ「うっ…うるさいっ」

ガスッ

シンジ「ってなんで僕がなぐられるの……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:23:40.13 ID:dUK8FPLAO<>





結局、テレビ版の最終回も劇場版も作られる事になった

良かったのか、悪かったのかのか僕にはよくわからないけど
多分、良かったんじゃないかな、と思う。


もう一度、僕たちの『エヴァンゲリオン』を続けることが出来る。




僕たちの世界を、続けることが出来る。





<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:24:20.15 ID:dUK8FPLAO<> 【数日後】



ミサト「で、ほんとにアレ…納入しちゃったわけ!?」




リツコ「そう。」




ミサト「あんたねぇ…!」

リツコ「い、いやね?本当は違う予定だったんだけど…なんかこうなっちゃってね?」




リツコ「もう何か…むしろ、こうせざるを得なかったっていうか、もうこのオチしかなかったっていうか」

ミサト「夢オチの方がまだマシだったわよ!!」



リツコ「し…仕方ないじゃないのよ……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:24:47.73 ID:dUK8FPLAO<> アスカ「ミサト。なに揉めてんのよ」

シンジ「どうしたんですか」

ミサト「どうしたもこうしたもないわよ!ほら、今からやるからアンタ達も見なさい!」

綾波「そう言えば今日…最終回……」



カヲル「楽しみのような…」




青葉「……不安のような」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:25:14.32 ID:dUK8FPLAO<> ――――

幼女「もうすぐエヴァがはじまるよ!」

母親「良かったわね。一時期危ないって言われてたけど」



幼女「うん!スッゴく楽しみ!」



男「おいおい、エヴァの最終回だってよ」

男「決まって良かったぜ…マスゴミと石川は死ね」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:28:54.91 ID:dUK8FPLAO<> 女「そうか。今日はエヴァだったんだ」

女「でも出動中だしなあ…」

男「今は待機中だし、バレないバレないって。ほれ、ワンセグ」

女「でも見つかったら隊長に怒られちゃうよ」

男「大丈夫だって。隊長だって待機中はいつも競馬の実況聞いてるんだから、おあいこだろ。」



男B「………っくしゅっ!」



男B「誰か、俺の噂でもしてるのかなぁ〜……」


ラジオ『ストライクイーグル1着!1着です!』

男B「あっ……」

男B「これ、当たったわ…」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 02:32:49.82 ID:dUK8FPLAO<> 【25分経過】


視聴者一同『……えっ』





シンジ「僕はここにいてもいいのかもしれない。」
シンジ「そうだ、僕は僕でしかない。」
シンジ「僕は僕だ。僕でいたい!」
シンジ「僕はここにいたい!」
シンジ「僕はここにいてもいいんだ!」


バッ!

わーわーわーわー

パチパチパチパチ




ミサト「おめでとう!」
アスカ「おめでとう!」
綾波「おめでとう」
リツコ「おめでとう!」
加持「おめでとう!」
ヒカリ「おめでとう!」
ケンスケ「めでたいなぁ!」
トウジ「おめでとさん!」
ペンペン「クエッ!クエッ!クエッ!」
日向「おめでとう!」
青葉「おめでとう!」
マヤ「おめでとう!」
冬月「おめでとう」
ゲンドウ・ユイ「おめでとう




シンジ「ありがとう」




母にさようなら



父にありがとう




そして全ての子供達に






        お め で と う           






視聴者一同『………』
視聴者一同『な、』







視聴者一同『なんじゃこらあああああああああああああああああ!?』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:33:41.96 ID:dUK8FPLAO<> ―――――


アスカ「ゴルァあああああ!リツコおおおおおお!!」ガスッガスッガスッ



リツコ「ちょ、ちょっとイタいってば…」




ミサト「イタいのはアンタの頭よ!いい加減にしなさい!!」ガスッガスッガスッガスッ

リツコ「い…いやね?劇中のシンジくんにも視聴者の皆さんにも幸せのおすそ分けを……」





アスカ「こいつ、[ピーーー]![ピーーー]![ピーーー]![ピーーー]![ピーーー]!」



綾波「………」ガスッ!ガスッ!

マヤ「センパイ……」



リツコ「やだ…ホントに死んじゃうから…死んじゃうからぁ……!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:36:15.74 ID:dUK8FPLAO<> キャーキャーキャーキャーキャーキャー




シンジ「こ…これで映画…大丈夫なのかなぁ?」




ゲンドウ「大丈夫も何も、やるしかないだろう」






ゲンドウ「…ネルフは財政難、なのだからな」






シンジ「……そうだね」






キャーキャーキャーキャーキャー








              終劇




<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 02:43:37.83 ID:dUK8FPLAO<> 以上で最終回、終わる世界の中心で愛を叫んだけもの・完です。

ひとまずテレビ版は終了です。本当に今まで長い間お付き合いありがとうございました。
後半は最後まで失速気味になってしまい本当に申し訳なかったです。
特に今回は色々分かりづらかったとは思いますが、各自補完して頂ければと思います。

財政難スレ自体が終了っぽい空気になってしまいましたが
旧劇までは続ける予定なので、もう数ヶ月くらいお付き合い下さい

とりあえずおまけの前にスレたてしてきます。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 03:09:43.87 ID:dUK8FPLAO<> 次スレ

ゲンドウ「とどのつまり、ネルフは財政難だ」【第七話】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1296929264/ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/06(日) 03:10:28.08 ID:ovlDvVOBo<> 乙
敵同士で恋人…マクロスのマックスとミリアですねわかります、確か庵乃関わってたよな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 03:10:30.26 ID:dUK8FPLAO<> すいません。おまけはまた明日あげます

おやすみなさい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/02/06(日) 06:40:13.70 ID:rDk5LPSAO<> 乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/02/06(日) 09:49:59.13 ID:kCWa6MO50<> 乙、本当に乙 <>
◆Ramiel/ra.<><>2011/02/06(日) 12:16:49.87 ID:dUK8FPLAO<> 今からあげます。

本編にあんまり関係ないです。本当にすいません。

あととりあえず某作品のオマージュというかパクリです
先に謝ります。本当にすいませんでした。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:22:07.26 ID:dUK8FPLAO<> 終局の続き?


小噺



機関、壊滅す!

―――――


カタカタカタカタカタ




ミサト「主、曰く、人はパンのみに生きるにあらず」




ミサト「…以下略。」




ミサト「人はどのような状況であり、歯を食いしばってでも生きることから始めなければならず」



ミサト「生きる為に糧を求めることは『天地自然の理』であり、うんぬん。」



ミサト「まして、世界の平和を守る特務機関の職員においておや」





ミサト「常に健全な肉体や精神を保持することは『神聖なる義務』であり」





ミサト「その根幹が食生活におかれてある限り…うんぬん」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:23:06.08 ID:dUK8FPLAO<> カタカタカタカタカタ

ミサト「とりあえず私が何を言いたいのかと言うと」





ミサト「ちゃんとしたもんを食わなきゃロクに働くことも出来ねーよと言うことであり」




ミサト「それにとやかく文句を付ける無粋な人間は、南極の海に沈められるべきであります。」



カタカタカタカタカタ



ミサト「これから私が語る恐怖の出来事」

ミサト「特務機関ネルフを震撼させたばかりか、絶望の淵に叩き込んだあの忌まわしい事件こそ」

ミサト「その何よりの証であり、使徒を殲滅した我々と言えども」





ミサト「この人生最大テーマは撃破できぬ事を我々に示すものであります」





カタカタカタカタカタカタカタカタカタ


――――― <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:23:53.84 ID:dUK8FPLAO<>
PM11:30


ネルフ・実験場





クロテスト中





アスカ「シンジ、今日から食堂はカニフェアーなんですってよ」



シンジ「カニフェアー?」




綾波「そう。ファンの人がカニ漁師で、たくさん届いたらしいの…」

カヲル「カニはいいねぇ。海の恵みの極みだよ。」

ミサト「あたしも朝から楽しみでさあ〜」

リツコ「子供ね」

ミサト「とか言いつつ、朝ご飯抜いてきてたのよこいつ。」

リツコ「ばっ…ちょ、な、何言ってんのよ……!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:24:47.76 ID:dUK8FPLAO<> 技術部員A「俺達なんて昨日、この話を聞いた時から楽しみにしてましたよ」

技術部員B「そんなこと言ったらネルフの職員みんなが物凄く楽しみにしてるさ。勿論俺も」

技術部員C「今日は戦争になるかもなww」

ミサト「だから、今日は事前申告制になるらしいのよ」

ミサト「勿論、ここにいるみんなの分は優先的に持ってきて貰うことになってるわよん♪」

技術部員一同「よっしゃあー!」

ミサト「じゃあそろそろみんなの希望きいて…誰か食堂に伝えにいってきてくれないかしら」

マヤ「あ、じゃあ私が。データの採集は終わりましたから。」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:26:48.44 ID:dUK8FPLAO<> マヤ「じゃあ皆さん、お願いします」

シンジ「じゃあ僕はカニ玉定食」

アスカ「あたしはカニクリームパスタ、アルデンテ、クリーム多めでね」

綾波「私はカニラーメン大盛り、ネギ抜きで」

カヲル「僕はカニクリームコロッケ定食」

ミサト「私はカニ釜飯大盛りで、それからカニ足追加トッピングで」

リツコ「私はカニあんかけ定食。ご飯少なめ」

ミサト「あれ?ご飯少なめ?いつも大盛りじゃなかったっけ」

リツコ「……ダイエットよ」

ミサト「ダイエット?ふぅ〜ん」ニヤニヤ

リツコ「……ぶん殴るわよ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:27:15.05 ID:dUK8FPLAO<> 加持「俺もカニ玉定食でいいかな。あ、大盛りで頼む。それからホットコーヒーもセットで」


青葉「俺?俺はカニピラフ大盛り。カニ酢付きでよろしく」

日向「俺もカニピラフ大盛りでいいかなぁ…あ、でもグリーンピースは抜いて貰って」

技術部員A「俺はカニ丼特盛り!カニ酢とカニ味噌汁もよろしく」

技術部員B「カニクリームコロッケ定食大盛り。カニサラダも大盛りで。」

技術部員C「カニのバター焼き定食特盛り、カニの茶碗蒸し付きで、あ、それから焼きガニも追加で」

技術部員D「俺はカニ餃子定食ね。」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:27:41.53 ID:dUK8FPLAO<> 技術部員E「お洒落にカニのミネストローネとでもいこうかな」

オペレータA「私はカニのグラタン定食で。あ、ご飯少なめね?」

オペレータB「私はカニのペスカトーレ、少なめで」

オペレーターC「俺は今日は胃が痛いからカニ雑炊で……」





マヤ「以上でよろしいですか?」



一同『よろしくー』




マヤ「あ、そうだわ。司令と副司令にも注文聞かなきゃ……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:28:07.20 ID:dUK8FPLAO<> 【司令室】

ゲンドウ「シンジは何を注文した」

マヤ「え…え?」

マヤ「あ…ええっと…確かシンジくんは最初…だったから…」
マヤ「えっと…確かカニ玉定食でしたかと」

ゲンドウ「うむ。それでは私はカニ玉定食で」

マヤ「で、副司令は?」

冬月「カニチャーハンで頼むよ」

マヤ「了解しました。」

マヤ「よし。これで全てね。食堂に急がないと……」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:29:14.28 ID:dUK8FPLAO<> 【食堂】

食堂職員A「あいよ。注文は?」

マヤ「ええっと、カニ玉定食に、カニクリームパスタアルデンテのクリーム多め、カニラーメン大盛りのネギ抜き、カニクリームコロッケ定食」

マヤ「それからカニ釜飯大盛りのカニ足追加トッピング、カニあんかけ定食のご飯少なめ…それから…」

食堂職員A「それから?」

マヤ「えっと……」


―――――

マヤ「ごめんなさい、もう一度お願いします!」

シンジ「カニ玉定食でお願いします」

アスカ「ったくもう…カニクリームパスタ、アルデンテ、クリーム多め!」

綾波「私はカニラーメン…特盛りに変更。ネギ抜き変わらず」

カヲル「僕はカニクリームコロッケ定食。ソース多めでよろしく」

ミサト「さっきと同じでいいわ。」

リツコ「…私もカニあんかけ定食変わらず。…やっぱりご飯大盛りで」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:30:44.75 ID:dUK8FPLAO<> 加持「カニ玉定食大盛り。それからホットコーヒーは辞めにして、カニ茶碗蒸しで」

青葉「カニピラフ大盛り。カニ酢付きでよろしく」

日向「俺もカニピラフのグリーンピース抜き、カニ酢追加」

技術部員A「カニ丼特盛りにカニ酢とカニ味噌汁もよろしく」

技術部員B「カニクリームコロッケ定食、特盛りに変更。カニサラダも特盛りで。」

技術部員C「カニのバター焼き定食特盛り、カニの茶碗蒸し付きで、あ、焼きガニはヤッパなし」

技術部員D「俺はカニ餃子定食大盛りに変更ね。」

技術部員E「カニのミネストローネは止めて、カニのクリームシチューで」

オペレータA「カニのグラタン定食。ご飯少なめね?」

オペレータB「カニのペスカトーレ、ヤッパ普通で」

オペレーターC「カニ雑炊、少なめで……」

ゲンドウ「カニ玉定食大盛りだ。私は一度決めたことは変えない主義なのでな」

冬月「右に同じだ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:33:08.59 ID:dUK8FPLAO<> 【食堂】

マヤ「はあ…はあ……」

職員A「注文は?」

マヤ「カニ玉定食、カニクリームパスタアルデンテクリーム多め、カニラーメン特盛りネギ抜き、カニクリームコロッケ定食ソース多め」

マヤ「カニ釜飯大盛りカニの足追加トッピング、カニあんかけ定食大盛り、カニ玉定食大盛りカニ茶碗蒸し付き」

マヤ「カニピラフ大盛り、カニ酢付き、同じくカニピラフ大盛りグリーンピース抜きのカニ酢付き、カニ丼特盛りカニ酢カニ味噌汁付き」

マヤ「カニクリームコロッケ定食特盛りカニサラダ特盛り、カニのバター焼き定食特盛りカニの茶碗蒸し付き、カニ餃子定食大盛り」

マヤ「カニのクリームシチュー、カニのグラタン定食ご飯少なめ、カニのペスカトーレ、カニ雑炊少なめ、カニ玉定食大盛り、カニチャーハン…」

マヤ「……以上で!」

職員A「了解。」

マヤ「12時30分までによろしくお願いします。」

職員A「分かりましたー」

マヤ「それでは…」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:33:45.74 ID:dUK8FPLAO<> ――――

シンジ「あ、マヤさんお疲れ様でした」

マヤ「ええ。あなた達こそお疲れ様。」

ミサト「今日のテストはちょっち長引いちゃったわね」

マヤ「同時に行っているメンテナンスの方に結構エネルギー使っちゃってましたから」

リツコ「仕方ないわよ。エヴァの修理がやっと終わって最初のメンテナンスなんだから」

リツコ「ジオフロントのエネルギー供給システムが効率悪いのよ。」

青葉「その上財政難で更にエネルギー供給量が制限されてますからね…」

ミサト「だーれのせいかしらねぇ?」

リツコ「あ、あたしじゃないわよ」

ミサト・アスカ「おめーだああああああ!」ガスッ

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:34:29.82 ID:dUK8FPLAO<> マヤ「まあ、今日は、たまたま被っちゃいましたからね…ネルフ内の他の施設に影響出なければいいんですが」

マヤ「あ。それから今日は自分の持ち場で食べるようにとのことです」

アスカ「ってことは、もちろんここまで持ってきてくれるんでしょうね」

マヤ「みたいですよ」

ミサト「とりあえず机運んで来ましょうか。」

リツコ「四人、よろしく」

シンジ・アスカ・綾波・カヲル「ええーっ?」

リツコ「アンタ達はただ喰い出来るんだからいいでしょ。これくらい働きなさい」

アスカ「……ちいいっ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:36:40.56 ID:dUK8FPLAO<> 【食堂】

職員B「いったか」




職員A「……はい」




職員B「………」



職員A「……どうします」



職員B「どうしますって…」





職員B「どおおおおおするよおおおおおおおおお!!!!!!!!」

職員C「とりあえず何だかんだ、理由つけてなるべく食堂には来させず、時間も稼げましたが……」

職員D「それだって時間の問題だぞ!」

職員E「どうすんだよ…本当に……」

職員A「どうしようもないぜ!だってまさか……」




一同『……』






職員B「まさか冷蔵庫が止まってるとは……誰も思わねえよ……」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:37:14.24 ID:dUK8FPLAO<> 【2時間後】


アスカ「………」

シンジ「………」

綾波「………」

カヲル「……」

ミサト「………」

リツコ「……」

マヤ「お…遅い…ですね……」

アスカ「ああああああ!ムカつく!いくらなんでも待たせすぎでしょーがあ!!」

シンジ「あ…アスカ…ほら、今日はカニフェアーだしさ…混んでるんだよ……」

アスカ「混んでるもなにも、私達はネルフの柱なのよ!普通最初に持ってくるもんでしょうがあ!!キィー!!」

シンジ「お…落ち着いてよアスカ……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:38:10.03 ID:dUK8FPLAO<> 再び食堂

職員A「そっちはどうだ」

職員B「ダメです。腐ってますよ」

職員C「こっちもだ。カニは全面か」

職員D「今日はメンテとテストを同時にやってたからなぁ。うちのシステムが犠牲になったのか……」

職員E「しかし、「カニ腐ってましたごめんなさい」で済む話じゃねえぞ!」

職員A「暴動が起きかねねーぞ……」

職員B「あいつらのことだからな……俺達殺されるかもな……」

職員C「赤木博士の注文も入ってるんだぜ!」

職員D「…実験材料にされかねないぞ」

職員E「それから碇司令とその息子の注文も……」




一同『………』




職員A「……逃げるか」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:38:58.85 ID:dUK8FPLAO<> 【さらに2時間経過】

アスカ「〜おっそい!おっそい!おっそい!」

綾波「さすがにおかしいわ…」

カヲル「あまりにも遅すぎるね」

アスカ「いいわ!私が文句言ってやるんだからぁ!!」

シンジ「ちょ、ちょっとアスカぁ!!」

アスカ「内線、繋げ!」

オペレータA「りょ、了解!」

プルルルルル……


ガチャ

食堂職員A「はい。こちら食堂」

アスカ「ちょっとお!遅すぎるんだけど!!」

食堂職員A「はあ………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:39:29.03 ID:dUK8FPLAO<> アスカ「こっちはね、お腹ペッコペコなの!しかもアンタ達のおかげで午後の予定先延ばしになっちゃってるんだからぁ!!」

職員A「もうしわけありませんね。今作ってるんで」

アスカ「さっさとしなさいよね!」

職員A「了解」




ガチャ





アスカ「いったったわ!」

ミサト「で?」

アスカ「もうすぐですって」

ミサト「そう。じゃあもう少し待ちましょうか」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:40:15.47 ID:dUK8FPLAO<> 【食堂】

職員A「ど、どうだ!?」

職員B「い、一応作ってるが…」



職員C「大丈夫でしょうか」



職員A「火を通せば大抵のもんは平気だろう」

職員A「茹でガニはもう一度茹でりゃなんとかなる」





職員D「本当に大丈夫なのか……?」

職員A「大丈夫もなにも、こうするしかないだろう…」



一同「…………」




職員B「たしかに…諜報部は地の果てまで追ってくるって噂だしな……」






一同『………』
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:40:59.71 ID:dUK8FPLAO<> 【更に30分経過】

アスカ「…………」

シンジ「………」

綾波「………」

カヲル「………」

ミサト「………」

リツコ「………」

マヤ「………」

加持「………」

日向「……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2011/02/06(日) 12:42:22.27 ID:dUK8FPLAO<> 青葉「……遅いっすね」

アスカ「………」ズカズカズカ

シンジ「あ…アスカ?」




アスカ「………」




カチャ





プルルルルルルルルル




職員A「はいこちら食堂」




アスカ「………」








アスカ「おっそおおおおおおおおおおおおい!!!!!!!!!」




キイイイイイイーン




【以降、次スレに続く】 <> 1001<><>Over 1000 Thread<>               /|\
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          V:::|            |:::∨       SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
             ー'           `‐'        http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
<> 最近建ったスレッドのご案内★<><>Powered By VIP Service<>隣の部屋から暴れん坊将軍のテーマが流れてくるんだが・・・・ @ 2011/02/06(日) 10:38:20.44 ID:+/HxxTRM0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1296956300/

ヤバいwwwwwヤバいwwww @ 2011/02/06(日) 09:49:21.92
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4vip/1296953361/

歯に海苔が挟まって取れない @ 2011/02/06(日) 05:55:52.41 ID:PVK30Icxo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1296939352/

明日へ向かう汽車は途切れたレールで @ 2011/02/06(日) 04:31:27.84 ID:V7IJoaZao
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1296934287/

料理は愛情を込めていればそれでいいの @ 2011/02/06(日) 03:38:00.62 ID:0E51xEYDo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1296931080/

ゲンドウ「とどのつまり、ネルフは財政難だ」【第七話】 @ 2011/02/06(日) 03:07:44.35 ID:dUK8FPLAO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1296929264/

ブレイブルーなスレ @ 2011/02/06(日) 02:32:36.58 ID:swviINGdo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1296927156/

てんぷら39 @ 2011/02/06(日) 02:29:07.10 ID:kG4JZI4d0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1296926945/


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