VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 11:07:01.21 ID:BmKc8B4K0<>風邪ひいた。


つーわけで暇つぶしに書く。<>大学生「今日は同窓会」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 11:13:41.08 ID:BmKc8B4K0<> 今日は中学時代の友達との同窓会。

といってもオセロ同好会のメンバー4人での小規模な集まりだ。

オセ同の仲間とは中学卒業以来あっていなかった。

だが昨日オセ同の部長(会長かな?)から自宅に電話があった。

「明日会わねぇ?」と。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 11:18:48.18 ID:BmKc8B4K0<> 必要な講義を受講し終えた後、サークルの仲間に用事がある旨を伝えて帰宅した。

約束の時間までまだだいぶあるので僕は中学時代を振り返った。

中学校にはあまり良い思い出がない。

オセ同の中では僕だけかもしれないが。

率直に言って、僕はいじめられていた。



<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 11:23:58.82 ID:BmKc8B4K0<> いじめの理由は分からなかったけれど、理由があればいいってもんでもない。

僕はいやなことがあると心を鈍化させるタイプの人間だったから、平気な顔で学校には行っていた。

そのせいか、いじめはどんどんヒートアップして、日常的に暴力を振るわれるようになった。

僕は小学生の六年間空手と柔道を習っていたから、普通に反撃した。

喧嘩両成敗の理論にもとづき、仕掛けた側もお咎めなし。

それが悔しくて僕は自分から喧嘩をふっかけるようになっていた。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 11:26:00.69 ID:BmKc8B4K0<> いつの間にか誰も自分に近づかなくなり、僕は完全に一人になった。

一人になったと思っていた。

だけどある日、僕は部長に勧誘された。

「オセロ同好会に入んない?」と <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 11:31:37.52 ID:BmKc8B4K0<> オセ同はぼっちの集まりだった。

ぼっちだけど毎日学校に来て、暴力と戦っている。

一番ウザがられるタイプのぼっちだけの集まりだった。

そこで僕に中学初の友達が出来て、そこそこに思い出もつくれた。

高校大学では普通に友達できたけど、親友と呼べるのはオセ同の仲間だけだ。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 11:34:42.17 ID:BmKc8B4K0<> だから今日の集まりは僕にとってとても楽しいものになるはずだ。

昔を思いだしてたらいつの間にか時間が経っていた。

僕は家を出て、約束の場所に向かった。

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 12:07:47.49 ID:BmKc8B4K0<> 行ってみると、もうみんな集まっていた。

「お前が最後だ、波城。」

「ごめん。」

僕は部長達に謝ってから店に入った。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 12:20:46.07 ID:BmKc8B4K0<> 僕達は店の中で今の自分のことを教えあった。

「俺警官になったんだ。高校卒業してから警察学校に進んだ。」

部長が警察になったというのには僕を含めた3人とも驚いた。

「橘は警察か〜、俺は大学だよ」

緒林がそういった、流れに乗って僕も大学生だと伝えた。

「明久はどうなの?今なにやってる?」

「俺か…俺はそうだな。商売をしてるよ。」

何の商売?と聞こうとしたら店が揺れだした。

すぐに収まるだろうと思っていたら、収まるどころか激しく揺れだした。

「お前ら!机の下に」

入れ!までは聞くことが出来なかった。

ものすごいめまいが襲って来て、僕は気絶した。


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/03/09(水) 12:32:31.76 ID:rD4LUufAO<> 展開はまだわからんが、文章の感じは好き <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 15:09:15.17 ID:BmKc8B4K0<> 「ここはどこだ?」

思わず言ってしまった。

目が覚めたけれど、明らかにここは店じゃない。

暗くて、狭いところに僕はいた。

「何かくさいし、ロッカーの中かな?」

そう呟いて、前のほうに手を伸ばすと、簡単に開いて外に出ることが出来た。

「ここは、オセ同?」

正確には元オセ同。

新入部員がいなかったので僕らの卒業と同時に廃部となったのだ。

ノートパソコンが数台置いてあることから見て、どうやらここはコンピュータ部になったようだ。

同好会かもしれないけど。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 15:12:38.77 ID:BmKc8B4K0<> 窓の外を見ると、やけに暗かった。いつの間にか夜になっていたらしい。

時計を見ると約束の時間の10分後で止まっていた。

電波が届かないはずはないんだけどな。

携帯の時計も同じ状態だったのだが、メールが一件入っていた。

橘:赤いノートパソコンを起動しろ。

本文はなく、タイトルだけのメールだった。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 15:23:08.92 ID:BmKc8B4K0<> 僕は赤いノートパソコンを見つけ、起動した。

そこには何種類かのアイコンが浮かぶ画面はなく、ど真ん中にメールのアイコンがあるだけだった。

僕はそれを押した。

メッセージの内容は以下のとおり。

波城

どうやら目覚めたようですね。

私は二三一。

呼ぶときは二三と呼んでください。

波城、私は今橘と行動を共にしています。

気を失ったあなたを守るためにロッカーに隠し、二人でここからの脱出を図っているのです。





<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 15:28:56.88 ID:BmKc8B4K0<> その部屋はとりあえず安全です。

しかしいつまでもいるわけには行きません。

そこは隠されているだけで守られているわけではないからです。

波城、あなたのことを橘に聞きました。

ブドーをやっていて、戦いなれているとか。

そこでお願いです。脱出にあなたも協力してください。

私と橘ではこの学校を出ることはできません。

私たちは1階の家庭科準備室からあなたにメッセージを送っています。。

どうか自力でここまできて下さい。

そのための力はあなたの中で目を覚ましています。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 15:38:09.64 ID:BmKc8B4K0<> だってさ。

う〜ん。

この二三ってやつがおかしいのか、この世界がおかしくなったのか。

普段なら前者なんだけど。

今回は僅差で後者かな。

家庭科準備室に来い、か。

このメッセージの内容からして、学校の中は危ないのかな。

「ふんっ!」 ベリベリ!

僕は床板を力任せに剥がした。

そこにオセ同時代に隠した僕の宝物が入っていた。

メリケンサック、安全靴、バタフライナイフ、警棒。

うん。まぁね。中学生の宝物だからね。

喧嘩とかしてたしね。イタイとか思わないでね。

実際これから使うんだしさ。

僕は安全靴に履きかえ、ナイフをポケットにしまい、メリケンを右手に付けて

警棒をズボンとお尻の間に入れた。

戦闘準備万端。

僕は思い切ってドアをスライドさせた。

人がいた。




<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2011/03/09(水) 15:47:48.98 ID:BmKc8B4K0<> そいつは僕の中学の制服を着ていた。

つまり僕の後輩ということになるんだけど、様子がおかしかった。

肌の色と髪の毛は真っ白で、目玉は真っ赤。

某ダークヒーローのようだった。

一方通行(言っちゃった)と違うのは、目が虚ろなところだろうか。

そんなふうに説明してる暇はすぐになくなった。

そいつがこっちに向かって飛んだのだ。

よく見ると爪が異様に伸びている。おまけに赤く光ってる。

あれで僕を切り刻むつもりか。

僕はそいつの真下を前回り受身で移動して、そいつの攻撃をかわした。

そいつが着地したところに正拳突きを打ち込もうとして、僕は愕然とした。

床が切れていた。はっきりとは見えないが、一ミリや二ミリどころの話ではなく、ザックリと。

途端に怖くなった、心拍数がハンパないことになって、うまく動けない。

後輩がもう一度飛んだ。

逃げようとしたけど、爪を見すぎて転んでしまった。

多分僕死んだぜ!

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2011/03/13(日) 00:55:11.84 ID:ahqU9b+DO<> 風邪が治ったら書かないのか <>