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HTML化した人:lain.
勇者「安価で魔王を倒す」
1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/28(月) 21:37:03.82 ID:g/5aAh1SO
勇者「王様から魔王を倒せと言われ、受け取ったのは……」

勇者「ひのきの棒と」

勇者「軍資金500G」

勇者「冷遇にも程がある。どんだけ消極的なんだ」

勇者「あれか、期待の少ない奴に金はかけられないってか」

勇者「……なんかムカついてきたな」

勇者「よし、決めた。絶対に魔王倒して王族、貴族の奴らをぎゃふんと言わせてやる」

勇者「さて、決意をしたは良いが何をしたら良いか全く判らん。これからどうしよっか>>3」
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/03/28(月) 21:41:59.13 ID:Qe9b7shEo
王を暗殺
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/28(月) 21:42:31.79 ID:HNygbubio
イケメン狩り
4 :2011/03/28(月) 22:11:51.89 ID:g/5aAh1SO
勇者「イケメンを狩るか。ある側面から見たら人類に有害だし、減って喜ぶ奴も多いだろう。経験値も入るしな」

勇者「しかし、いくら有害な部分が有る連中といえど人間だ。殺せば問題になる」

勇者「自警団の皆さんの平均レベルは15。初期値が勇者補正で高くとも、Lv.1の俺では俊殺間違いなし」

勇者「王国も旅立ち一日目からしでかしちゃった奴を勇者とはバラさないだろう。良くて偽物、普通なら農夫として捨てるな。庇ったりは望めない」

勇者「うーん、どうすっかな>>6
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/03/28(月) 22:21:27.73 ID:/vMIHRYbo
kskst
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/28(月) 22:22:59.49 ID:pVPmC5Fwo
変装してから狩る
7 :2011/03/28(月) 23:04:10.67 ID:g/5aAh1SO
勇者「セオリーに変装でもするか」

勇者「しかし、ただ変装したんじゃ仕方が無い。勇者だとバレるのが第一発見から拘束後に変わるだけの話」

勇者「しかも、その遅延行為による益はゼロ。王族が誤魔化し安くなったとほっとするだけだ」

勇者「だから、此処で変装するのは魔物か魔族。これなら、[ピーーー]場面を発見されても自警団は出撃を躊躇する筈」

勇者「代わりに動くと予想される騎士は正式な組織故に、仮に最大限迅速に動かれても10分ぐらいは余裕が貰えるだろう」

勇者「その隙に逃げて変装を解けば終わり。人殺しを追ってきた勇者だと言えば怪しまれはしない」

勇者「だが、問題は幾つかある」

勇者「まず、正義ぶった傭兵や巡回中の騎士が表れたら大変だ。特に傭兵は騎士が寄り付かない裏の街にも居る」

勇者「回避出来るかは運勝負になる。もう少し金とレベルが有れば堅実な手段も取れるのだが、実行すると決めたんだ。諦めて神にでも祈っておこう」

勇者「もう1つは狩り方だ。今、俺に出来るのは」

勇者「撲殺」

勇者「絞殺」

勇者「刺殺」

勇者「これぐらいだ」

勇者「一番楽なのは刺殺で、頚椎のつなぎ目や顎の下といった頭蓋の隙間をひのきの棒で刺して脳を直接狙う方法だ」
8 :2011/03/28(月) 23:26:02.04 ID:g/5aAh1SO
勇者「これの何が問題かというと、果たして魔物や魔族の仕業に見えるかどうかだ」

勇者「野蛮というイメージが強いからな。殺し方が些か丁寧過ぎると思われてしまうかもしれない」

勇者「もう少し金とレベルが有れば、野蛮極まりない惨殺をお届け出来るのだが……」

勇者「おっと。さっきもこんな現実が突き付けられた気がする。どうしようもないのにな」

勇者「やっぱり、ここも神に祈っておこうか」

勇者「それとも、討伐数は少なくなってしまうが、わざと発見されようか」

勇者「上手く騎士団に駆け込んでくれたら、何とかなるかもしれない」

勇者「……うん、そうしよう」


勇者「皆が寝静まった時間、ふらふらと夜道を歩くイケメンのグループを強襲」

勇者「一人、足と喉を痛め付けてわざと逃がそう。なるべく、仲間意識の強そうな臆病者を選べば完璧かな」

勇者「後は、時間と周囲の警戒状況を見ながら狩猟を続ける」

勇者「逃げる時は大胆に逃げて存在アピール」

勇者「適当な場所で変装を解いて、追跡中にスタミナ切れを起こした情けない勇者を演出すれば良い」

勇者「……計画通りに進まなかったらアドリブで乗り切ろう」
9 :2011/03/29(火) 00:18:23.18 ID:yA1QRV+SO
皇暦765年 4月2日

第一の被害者はレオン・ボナパルト(18)

彼は弟のアレン・ボナパルト(17)の結婚を祝った後、二人で酒場から家へ帰る途中、角に翼に尻尾の生えた典型的な悪魔の姿をした魔族に突然襲われた

弟のアレンは目の前で殺され、レオン自身も足や顎の骨を砕かれたものの、何とか魔物からの追撃を逃れ近くの住人に助けを求め、一命を取り留めた

その後、レオンを保護した住人が事情を聞き、騎士団へ報告。直ぐに大規模な捜索が行われた

魔族は最初の殺人が起きてから2時間程経った頃、事件最後の犠牲者となったジン・シュタイン(22)の死体を咥えて騎士団の前に姿を表し、挑発するように死体に冥福の祈りを捧げた後森へ逃亡

勇者も参加する程の必死の追跡、探索を行ったものの、とうとう魔族を見付けだすことは叶わずに終わった

一夜の内に王都の市民を恐怖の底に落とし、人類に残酷な敗北を与えたこの事件の被害者は全部で14人。その全てが年若い男性という悲惨なものであった
10 :2011/03/29(火) 00:21:08.87 ID:yA1QRV+SO
テテテッテテッテー♪

経験値50を得た

勇者のレベルが3上がった

1400Gを得た
11 :2011/03/29(火) 00:26:08.12 ID:yA1QRV+SO
勇者「なんとかバレずに成功したけど、大してレベルは上がらなかったな。金は結構手に入ったけど」

勇者「ま、これで王都の周りの魔物ぐらいなら余裕で相手出来るようになったし、旅に必要な水や食料も揃えられる」

勇者「何より、イケメンが死んで喜ぶ人が出てきた。酒場も日夜大盛り上がりだ。やって良かったよ、まったく」

勇者「悲しむ声のが大きい気がするけど、多分気のせいだろう」

勇者「さ、次はどうしようか>>14
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/03/29(火) 00:29:04.89 ID:JYM2IfQAO
ksk
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/29(火) 00:31:25.85 ID:P4R0qMTdo
ブスを狩る
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/29(火) 00:32:21.07 ID:j4Fa1F0to
幼女を仲間にする
15 :2011/03/29(火) 01:38:47.70 ID:yA1QRV+SO
勇者「やはり、仲間かな」

勇者「一人旅は気楽だが、そんなのは安全な観光だけ」

勇者「俺の旅は各地の魔物を討伐しながらになるだろうから、整備されて警備された街道の世話になる機会は少なくなりそうだ」

勇者「道なき道を選ばれざるを得ないこともあるかもしれない」

勇者「そんな時、単純に仲間がいれば戦略面に於いては倍増されるワケだから、危険はうんと下がる。寝ずの番だって出来るしな」

勇者「頼りになる仲間だが、大勢居ても難有りだ。簡単に見えるものとしては、食料があるな」

勇者「消費もそうだが、重量だって漠迦にならない。特に水は小さくすることは出来ないからな。かなりの荷物になる」

勇者「消費が多ければ金が早く減ることも考えなくてはならない。人数が多くとも、金の増加速度は倍増されないからな」

勇者「一番大事なのは、旅の中での関係だ」

勇者「気の合わない奴を仲間に選んでしまったら、暫くは、最低でも次の街か前の街に戻るまで凄く気まずい」

勇者「ストレスを溜め込む道理はゼロだからな。一人旅程でなくとも、雰囲気は気楽に越したことはない。士気にも関わる」

勇者「我が儘でもダメ。金遣いが荒い奴でもダメ。綺麗好きも相応しくない。旅を舐めてる奴は問題外で、覚悟がない奴も論外だ」

勇者「となると、護衛の任に慣れた傭兵や元軍人を仲間に付けたいところだ」

勇者「しかし、悲しいことにこちらは勇者のパーティーだ」

勇者「必要なのは、普通に求める旅の仲間の条件以外に厄介なのが追加される」

勇者「イメージアップの為にむさ苦しくてはいけない。愛国心も要る。人を愛する心も必要。一般的な教育も大事、他多数」

勇者「それに、俺の目的である王族、貴族をぎゃふんと言わせる為の何かを仲間が持っていなくてはならない」

勇者「見るからに強そうな仲間だと、魔王を倒しても納得する理由になるからな」
16 :2011/03/29(火) 01:46:25.76 ID:yA1QRV+SO
勇者「以上を踏まえると、裕福な家庭の子か、修道院で学を修めている子が良い」

勇者「広告塔になってもらう為に可愛らしい女の子なんかパーフェクトだ」

勇者「果たして、そんな理想が転がっているかどうかだが、取り敢えずは斡旋所に行ってみよう」

勇者「何も無いところでうろうろしても得るものは無いしな」

勇者「……居なかった場合、ある程度の妥協は覚悟しておこう」
17 :2011/03/29(火) 01:51:20.54 ID:yA1QRV+SO
―――斡旋所



勇者「……という仲間が欲しいのですが」

受付「うーん、随分厳しいですね」

勇者「やはり、いませんかね?」

受付「ちょっと、探してみますね。もしかしたら、支部の方にも連絡入れるかもしれないので、お時間頂くかもしれません」

勇者「いえ、構いません」

受付「では、この札を持ってあちらでお待ち下さい。結果が出たら、番号で呼びますから」

勇者「はい、判りました」
18 :2011/03/29(火) 02:06:21.91 ID:yA1QRV+SO

勇者「難しそうだな。これは、適当なところを紹介されるのがオチか」

勇者「諦めてそれで選ぶか、面倒くさいが自分の足で探すか。待っている間に決心しておこう」

勇者「あ、攫うというほうほ……いや、ダメだ!勇者が犯せる罪は他人の家を許可なく物色するぐらいだ!」

勇者「誘拐なんて盗賊まがいのことが出来るか!」

勇者「よし、この邪念は払った。他に要らないことを考えず、この天秤に集中しよう」

勇者「……ん?」

幼女「」パラパラ

勇者「あ、居たわ。ルックスの問題は軽々クリアしてる子居たわ。場違いだけど」

勇者「難しそうな本を読んでるし、ある程度の教育は受けてると見て間違いないな」

勇者「保護者らしき姿は無し。誰かを待っている様子も無し。となると、好き好んで此処に居るということ」

勇者「ハズレがでかそうだが、当たればデカいな。どうするかな」

勇者「いや、迷っている暇はないな。もたもたしてると話す機会すら逃してしまう」

勇者「お、おーい」

幼女「……?」
19 :2011/03/29(火) 02:07:13.23 ID:yA1QRV+SO
眠い。寝る。需要有れば、また明日
20 :2011/03/29(火) 18:28:48.72 ID:yA1QRV+SO
誰か見てる人いる?いるなら、今から続き書く
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/29(火) 18:33:08.55 ID:IgWGy4w1o
いるよ
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/03/29(火) 18:40:45.43 ID:JYM2IfQAO
俺もいるぜ!
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/03/29(火) 18:43:53.71 ID:oZSk67Veo
見てる
24 :書くでヤンス2011/03/29(火) 19:16:05.85 ID:yA1QRV+SO
幼女「私ですか?」

勇者「そうそう、君だよ」

幼女「……私に何か?」

勇者「いや、此処の雰囲気から浮いてたからさ。迷子ってワケじゃないんだろ?」

幼女「お節介で言っておきますと、酔狂でも親の連れでもありません」

勇者「ってことは、此処がどういう場所か判っていて、さらに目的に準じた意志を持っている。そう見て良いんだね」

幼女「構いません」

勇者「それなら、重畳。でも、少し疑問があるな」

幼女「何でしょう」

勇者「登録してないだろ」

幼女「しには行きました」

勇者「あ、成る程。相手にされなかった、と」

幼女「法律上、不可能だそうです」

勇者「納得したよ。それで、誰かが声をかけてくれるのを待っていたワケか」

幼女「悲しいことに、貴方のような人しか来ませんが」

勇者「つまり?」

幼女「好奇心か下心で近付く人ということです」

勇者「酷いな。正式にパーティーに誘いたくて声を掛けた俺を、今までのそんな人達と一緒にするとは」

幼女「……は?」

勇者「ん?信じられない?」

幼女「いや、だって……あの、私が言うのもなんですが、ホンキですか?」

勇者「ホンキだよ。酔狂でこんなことは言わないさ」
25 :幼女が名前詐欺な気がしてならない2011/03/29(火) 21:08:49.44 ID:yA1QRV+SO
幼女「……失礼ですが、意図は?」

勇者「仲間にしたいからじゃダメ?」

幼女「疑わせてください」

勇者「うーむ、成る程。じゃ、まずはコレを見て」

幼女「えっ!?これ、王国の……じゃぁ、貴方もしかして!」

勇者「そ、俺勇者ね」

幼女「うわぁ」

勇者「なんだろう。驚くかと思ったら引かれた」

幼女「す、済みません。でも……何か……冴えない…ですね」

勇者「中々痛くて良いところを突くね。それが君を仲間にする意図さ」

幼女「はい?」

勇者「簡単に言うと、俺だけでは広告塔になり得ない。だから、今必要なのは腕が立つことよりも可愛い女性であること」

勇者「さらに、予想外という要素も必要でね。なれば、求む人材は……」

幼女「私のような子どもが良い」

勇者「その通り。どうかな?これで納得する?」

幼女「うーん、王国の認定証を持っているから勇者だとは信じますが……」

勇者「言っておくけど、俺みたいなしっかりした身の上の物好きは他に居ないよ」

幼女「……判りました。これから旅に同行させてもらいます」

勇者「有り難う」

幼女「ただし、気分が変わって抜けることも有りますから。私、そんなに責任感強くないので」

勇者「いや、そういう構えで構わない。旅ってそんなもんさ」
26 :2011/03/29(火) 21:10:13.10 ID:yA1QRV+SO
テテテテッテテッテー♪

ようじょが仲間になった!
27 :2011/03/29(火) 21:13:47.54 ID:yA1QRV+SO
勇者「これから宜しくね」

幼女「はい、宜しくお願いします」

勇者「あ、そう言えば、君のジョブって何?」

幼女「あれ?教えてませんでしたっけ?」

勇者「うん。重要な事柄じゃなかったから聞こうと思わなかったんだよな」

幼女「私は>>30
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/29(火) 21:15:43.23 ID:mauA1dbG0
幼女「暗黒魔導竜騎士です♪」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/03/29(火) 21:16:54.55 ID:JYM2IfQAO
呪術師
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/03/29(火) 21:18:27.92 ID:yBKEMxVAO
汚い忍者
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/03/29(火) 21:20:08.69 ID:9FlarEKa0
賢者
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/03/29(火) 21:26:43.08 ID:r18qmbDd0
イケメン殺しの勇者+汚い幼女忍者か……マイリス決定だな

どうでもいいがアレン・ボナパルトが17で結婚してるのと
魔族(中身勇者)が人一人を口に咥えている件について
33 :2011/03/29(火) 21:27:53.43 ID:yA1QRV+SO
幼女「汚い忍者です」

勇者「……あ、忍者ね」

幼女「いいえ。汚い忍者です」

勇者「汚い要る?」

幼女「重要です。有る無しでは月とスッポンぐらい違います。アイデンティティーです」

勇者「分かった。汚い忍者だね。で、何が汚いの?」

幼女「>>33
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/29(火) 21:29:21.52 ID:3ILozSuqo
おい安価ww
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/03/29(火) 21:29:47.13 ID:JYM2IfQAO
再安価頼む
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/03/29(火) 21:32:03.88 ID:r18qmbDd0
戦闘方法

正々堂々手段を選ばず正面から不意撃つぐらい汚い
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/29(火) 21:34:13.35 ID:mauA1dbG0
勇者「黄金の鉄の塊で出来ている勇者が、皮装備のジョブに後れを取るはずがない」
38 :2011/03/29(火) 21:34:23.98 ID:yA1QRV+SO
>>32

中世だから、結婚年齢とかはかなり低い。バリ低い。まぁ、女ならまだしも、男が17は早すぎるか
死体は引き摺っての登場。内臓抜いたら多少は軽くなるんじゃね?


再安価>>39
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/03/29(火) 21:34:40.06 ID:9FlarEKa0
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/03/29(火) 21:34:48.04 ID:JYM2IfQAO
戦法
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/29(火) 21:35:06.14 ID:mauA1dbG0
手段
空蝉で回避をあげながら、毒ガス系のものでジワジワ削る戦法が大好きです
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/03/29(火) 21:35:38.29 ID:r18qmbDd0
>>39
守銭奴幼女とかなんて俺得
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/29(火) 21:38:11.00 ID:mauA1dbG0
金に汚い幼女くノ一か…
胸が熱くなるな…
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/03/29(火) 21:38:56.55 ID:JYM2IfQAO
勇者、尻に敷かれるな
45 :2011/03/29(火) 21:52:03.79 ID:yA1QRV+SO
幼女「金です」

勇者「金かぁ」

幼女「金です。金こそ正義だと思っていますし、その思想に誇りを持っています」

勇者「……チェンジ」

幼女「何故ですか?」

勇者「ごめん、俺の旅は貧乏だから君には無理だわ」

幼女「王国から資金をたんまりと貰っているのでは?」

勇者「500G」

幼女「……へ?」

勇者「500G」

幼女「す、済みません。上手く聞き取れ無かったみたいで……500Gって聞こえたんですが、まさかそんなワケが……」

勇者「合ってる。王国からは金500Gとひのきの棒しか貰えなかった」

幼女「……わぁ」

勇者「後は、俺の手持ち金1400Gだな。合わせても2に届かない寂しい額だ」

幼女「……」

勇者「だから、チェンジ。途中で愚痴られても困るし」

幼女「い、いえ!勇者さんの旅に着いていきます!」

勇者「お金ないよ?」

幼女「勇者さんは魔王を倒すんですよね?」

勇者「そのつもり」

幼女「なら、その時に国家傾く程の額請求してやるのみです!」

勇者「逞しいね。展望の見えない計画だけど、君がそれで良いなら文句はないさ」

幼女「有りません」

勇者「なら、旅に必要な物を揃えて出るとするか」

幼女「何処に行くんですか?」

勇者「決めてないや。何処に行こっか>>50
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/03/29(火) 21:55:09.05 ID:yBKEMxVAO
タブンネ狩りができる草むら
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/29(火) 21:55:45.46 ID:2J+nfxixo
ksk
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/03/29(火) 21:59:23.31 ID:r18qmbDd0
takumasiinakonoyoujyo
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/29(火) 21:59:26.91 ID:mauA1dbG0
安価5つ下はここじゃ遠いぞksk
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/03/29(火) 21:59:49.98 ID:r18qmbDd0
幼女の家
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/03/29(火) 22:00:09.10 ID:9FlarEKa0
豪邸に灰って10000Gゲット
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/03/29(火) 22:00:59.83 ID:r18qmbDd0
>>51
……ごめん、そっちの方が良かったな
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/29(火) 22:01:18.14 ID:mauA1dbG0
>>50
なぜ行ったwwwwwwww
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/03/29(火) 22:05:19.11 ID:r18qmbDd0
>>53
家で旅の準備をさせようと思ったんだよ
幼女にもし親とかいたら旅に出ることを報告させなきゃとも
本当にゴメン
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/03/29(火) 22:11:41.49 ID:JYM2IfQAO
不純な事を想像してごめんなさい
56 :2011/03/29(火) 22:29:23.75 ID:yA1QRV+SO
勇者「うーん……」

幼女「早く決めて下さい」

勇者「……君の家ってどの辺り?」

幼女「私の家?何で急にそんなところに」

勇者「いや、だってさ、旅に出るのに本は邪魔じゃない?」

幼女「確かに」

勇者「それに、丸腰じゃ戦えないでしょ」

幼女「安心して下さい。丸腰に見えるかもしれませんが、クナイを数本隠し持っていますから」

勇者「半分消耗品みたいなモンじゃないか」

幼女「……ハッ!い、言われてみれば」

勇者「無駄な金を使うのは俺だって望まないし、もし家に武器があるのなら多少面倒でも取りに帰った方が良い」

幼女「そうですね。勇者さんの仰る通りです」

勇者「納得してくれたか」

幼女「はい。では、早速向かうとしましょう。着いて来て下さい」

勇者「ちょっと、待った」

幼女「何ですか?」

勇者「そっちは城門の方だが、勿論出たりはしないよな?」

幼女「出ますよ」

勇者「……地図で確認しておこう。家はどの辺り?」

幼女「この辺りです」

勇者「森じゃん」

幼女「森です。忍者の里ですから、隠しているんですよ」

勇者「しかも、結構遠い」

幼女「歩いて2日ぐらいです。そんなに遠くないと思います」

勇者「2日か。水や食料、寝床はどうするの?」

幼女「大丈夫ですよ。2日ぐらい、飲まず食わず寝ずでも人間死にません」

勇者「いや、確かにそうだけどさ、急ぐ旅でもないんだから、初っぱなからそんなハードは通らなくて良くね?」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/03/29(火) 22:32:26.81 ID:JYM2IfQAO
帰宅が既に冒険www
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/29(火) 22:41:04.75 ID:Mt6YHhq10
これはwww
59 :2011/03/29(火) 22:46:55.01 ID:yA1QRV+SO
―――忍の里



幼女「結局、三日掛かってしまいました」

勇者「良いじゃないか、別に。かなり楽だったろ?」

幼女「それはまぁ、王都に行く時と比べたら幸せなものでしたが……」

勇者「君がこれからも旅をしたいなら、その急いだ方が得って精神は邪魔になるね」

幼女「むぅ……」

勇者「さて、君の家はどれだい?」

幼女「あ、アレです。通りの奥のやつです」

勇者「周囲と比べると、少し立派な家だね」

幼女「村長さんですから」

勇者「えっ!君が?」

幼女「答えませんから」

勇者「ごめん。そんな展開なら面白いと思って、つい」

幼女「さ、とにかく家へ急ぎましょう。なるべく、ジジイの居ないことを祈って」

勇者「何で?仲悪いの?」

幼女「色々複雑な事情があるんです。よいしょっ、と」

勇者「ふーん、っておい!窓から入ろうとするな!普通に玄関で良いだろ!」

幼女「良く有りません!呼び鈴鳴らしたら、私達の侵入がバレるでしょうが!」

勇者「自分の家なんだから堂々としろよ!」

幼女「だから、そこは複雑な事情が有るんです!」

ガチャッ

老人「家の前でどうしたんですか?」

勇者「あ……」

幼女「げ……」

老人「ん?お前……」
60 :2011/03/29(火) 23:07:43.82 ID:yA1QRV+SO
―――忍の里 《村長宅》



老人「いや、どうも勇者さま。こんな辺鄙な所にわざわざお越し頂いて、有り難うございます」

勇者「いえ、別に」

老人「にしても、驚きました。突然村にやって来た青年があの勇者さまで、行方不明だった孫娘を連れ帰ってくださるとは」

勇者「あの、別に……」

幼女「直ぐ出ていくもん!」

老人「こら!そういうことを言うんじゃない!」

幼女「言っておくけど、お爺様、勇者さんには此処が忍の里だってこと教えてあるから!」

老人「まだ、そんな有りもしないことを言っているのか!さらには、お外の人に、それも勇者さまに法螺を吹き込んで!おい、連れて行け!」

村人「判りました」

幼女「ちょっ!離せ!離せよぉぉ!」

バタンッ

勇者「……」

老人「お見苦しいところを済みません」

勇者「あ、大丈夫です。気にしませんから」

老人「そう言って頂けると有難い。アレは、まぁ、少々手の掛かる子でしてね」

勇者「は、はぁ……」

老人「トグサという者が武芸を少し齧っていましてね。どうも、その者の稽古風景を見て忍者だと勘違いしたようで」

勇者「はぁ」

老人「普通ならそれで済むのですが、あの子は人一倍思い込みが激しく、皆が忍者だと信じきってしまい、頑としてその否を認めようとはしませんでした」

勇者「ふむ」

老人「何回か口喧嘩をした後、とうとう家出をしてしまいましてね。そのまま長いこと、行方知らずだったんですよ」

勇者「成る程、話は分かりました」

老人「おぉ、助かります」

勇者「で、今の話の台本は何処ですか?」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/03/29(火) 23:09:55.18 ID:r18qmbDd0
幼女やばいぞこれ
情報漏洩とかで処刑されるんじゃ……!
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/29(火) 23:11:20.75 ID:Qb4k3/LIO
台本とかwww
63 :軽いノリにしたいのに……2011/03/29(火) 23:35:56.75 ID:yA1QRV+SO
老人「……まさか、勇者さまは孫の法螺を信じるおつもりで?」

勇者「んー、まぁ、信じざるを得ないと言いますか。あの子、子供が買える筈のないクナイを所持していましたし」

老人「玩具でしょう」

勇者「失礼ですが、今、切れない玩具を作っている程、鉄が出回っていないのはご存知ですよね?」

老人「何を漠迦な。魔物は活発になっていますが、鉄はまだまだふんだんに取れていますよ」

勇者「そうではなく、王国の専売故に自由に扱える部分が無いということです」

老人「……孫を連れて来い」

ガチャッ
ポイッ

幼女「ぐえっ」ドサッ

勇者「お帰り」

老人「やれやれ、本当に困った孫だ」

勇者「あ、認めるんだ。結構ダメ元で押しただけなのに」

老人「……あれがダメ元か。中々に鋭かったんだが」

幼女「お爺様!さっきから人を捨てたり拾ったりで何がしたいんだ!」

老人「確認だ」

幼女「確認?」

老人「何故逃げた」

幼女「え?お金が入らないからだけど」

老人「……え?」

幼女「え?」

勇者「お前、逞しいな」

幼女「だって、依頼はしょっちゅうまい込んで来るのに、お金が払われないんだもん!」

老人「我々は国に仕えているんだ。報酬を求めてはいかん」

幼女「残業でもないのに無賃とか、ブラックってレベルじゃないじゃない!」

老人「衣食住は提供されている。それ以上に何を望むのだ」

幼女「金!金!金!」

勇者「聞かなきゃ良かった的な話を聞いている気がする」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/29(火) 23:46:32.68 ID:7DRCN/QIO
流石汚い忍者汚い(金的な意味で)
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/03/29(火) 23:55:27.43 ID:yBKEMxVAO
もはや金に汚いではなく金の亡者である
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/03/29(火) 23:58:51.76 ID:r18qmbDd0
忍者って自分の技を高く買ってくれる人に仕えるんじゃなかったっけ
まあ、報酬=衣食住と考えれば納得できなくはないけど
しかし、この国の王族はよほどのケチだな
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/03/30(水) 00:03:02.84 ID:sEO1evIAO
>>65
どこのモンスターだよって話になるな
68 :2011/03/30(水) 00:20:28.28 ID:U2XLDYeSO
老人「そこまで徹底していて、何故戻って来た!未練があるからではないのか!」

幼女「誰がこんな世界一危険なボランティア団体に未練残すかっ!私は、勇者さんと旅に出る!その準備に戻ってきたの!」

老人「旅だと!?勇者さま、今の話は本当ですか!?」

勇者「えっ!あ、はい!まぁ、そう言われればそうかなぁ、なんて……」

老人「今のを聞いていたでしょう!この通り金の亡者です!しかも幼い!どうか、どうか考え直してください!」

勇者「うーん、そう言われてもですね。俺はお孫さんの性格知ってて許可したワケですし、幼いというのは重要なファクターです」

老人「幼いのが……重要…?」

勇者「あれ、俺なんかマズいこと言った?」

幼女「考えると、幼いのが良いって、単語だけだと危険な誤解を生みそうですね」

勇者「なるほどー」

老人「……ま、」

勇者「ん?」

老人「孫はやらん!!」

勇者「あぁ!違うんです!違うんですよ、お爺さん!」

老人「い、いくら勇者さまと言えどこれだけは認められません!」

勇者「話を!1分で良いので話を聞いてください!」

老人「惚気は結構です!」

幼女「お爺様!私からもお願いします!」

老人「お、お前までっ!」

幼女「ってか、何時まで孫にべったりのお爺ちゃん演じてんだ!そろそろウザいしキモいし、何かもう[ピーーー]っ!」

老人「……」

勇者「……」

幼女「……」

勇者「お邪魔しました」

幼女「逃げないでください」ガシッ

勇者「離してください。俺には判るんです。ただいまの君の発言により空気が重くなったということがね。正直、居たくないんです」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/03/30(水) 00:32:05.45 ID:xC3HtM6T0
コメディ的な意味なのか
シリアス的な意味なのか
70 :[saga]:2011/03/30(水) 01:25:48.25 ID:U2XLDYeSO
老人「……はぁ、勇者さま」

勇者「は、はいっ!」

老人「私の孫が必要と言う話、詳しくお聞かせ頂けますか?」

勇者「え、えーと、まぁ、広告塔です」

老人「成る程。それは、確かに必要ですな。もう少し、年のいった大人の美人の方が良いと思いますがね」

勇者「まぁ、そこは少々込み入った事情でして、なるべくか弱そうな人が良いんですよ」

老人「その込み入った事情が知りたいんですよ」

勇者「いや、結構国の恥ずかしい部分でして……」

老人「気にしません。元より、我々は暗い部分に住んでいるのですから」

幼女「話したくないなら別に良いじゃん!知った所でどうする気も無いクセに!」

老人「機会をあげましょう」

勇者「機会?」

幼女「何の?」

老人「今、此処で見逃す機会だ」

幼女「うえっ」

老人「お前は、この里には掟のあることを忘れた訳ではないだろう」

幼女「……」

勇者「まぁ、国が危ない情報持っている奴を逃がすワケないか」

老人「流石、察しが良くて助かります」

幼女「大丈夫!私は今まで見つかってないし!」

老人「我々が国からお前が逃げた事実を隠していたからだ」

幼女「へ?」

勇者「子供の家出で睨まれたくはない、と」

老人「左様。こうして、騒ぎになる前に運良く戻って来たお前をみすみす放しはしない」

勇者「俺を盾にするのはどうですか?これでも勇者です」

老人「はて?国が勇者に熱を入れている話は聞きませんが……」

勇者「嫌なことまで知ってやがる」

幼女「ね、ねぇ!勇者さん!話しましょうよ!」

勇者「でもなぁ……」

幼女「言っておきますが、私みたいな理想がそこらに転がっていると思わないでください!此処で見逃したら、もう手に入りませんよ!」

勇者「ここで涙の一つでも流せたら立派なんだけどなぁ。そう思いませんか、お爺さん?」

老人「そうですね。まだまだ、甘い」

幼女「なっ!」

勇者「その、話せば貰える機会とやらを先に知らせてくれますか?」

老人「……聞いてなんとするのですか?」

勇者「まぁ、話してくれたら答えをあげます」

幼女「え?え?」
71 :[saga]:2011/03/30(水) 01:34:54.63 ID:U2XLDYeSO
老人「本当に察しが良くおられる。分かりました、話ましょう」

勇者「頼みます」

幼女「ど、どういうことです?」

勇者「機会はあくまで機会ってこと。タダで逃すなんて君のお爺さんは言ってない」

老人「勇者さまの説明した通り、我々は貴方にとある問題を解決して頂きたいのです」

勇者「ある程度の問題なら、貴方方だけで充分な気がしますがね」

老人「部外者でなければならない問題なのです」

勇者「まぁ、色々制約が多そうだとは思います」

老人「その問題とは>>75
72 :[saga]:2011/03/30(水) 01:36:16.98 ID:U2XLDYeSO
ってな感じで安価を残して今日はおやすみ

なんか、展開とか幼女金の亡者化とか色々ごめんね
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/30(水) 01:37:29.96 ID:zN39HODQo
ksk
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/03/30(水) 01:48:08.63 ID:xC3HtM6T0
乙!!
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/03/30(水) 01:48:15.65 ID:gF4fTSxAO
この密書を隣の国に届けてくだされ
ただし、汚す、折る、破れる事があったら貴様らの命はないと思え
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/03/30(水) 01:48:47.56 ID:xC3HtM6T0
安価・スライム退治
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)2011/03/30(水) 01:49:43.23 ID:DzF/p+FL0
ksk
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/03/30(水) 01:50:23.90 ID:gF4fTSxAO
安価取れて満足した
>>1
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/03/30(水) 08:31:16.68 ID:+1sEbiW40
条件シビアだなwwwwwwwwwwww
80 :[sage]:2011/03/30(水) 21:19:52.55 ID:U2XLDYeSO
このスレにはカオスが足りない。諸君もそう思わんかね?

はっじめるよー
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/03/30(水) 21:42:33.63 ID:+1sEbiW40
鬼畜安価がお好みか…
82 :[saga]:2011/03/30(水) 22:10:03.27 ID:U2XLDYeSO
老人「この密書を隣国まで届けてくだされ」

幼女「え?それだけ?」

老人「ただし!」

幼女「……!」

老人「汚す、折る、破れる事があったら貴様らの命は無いと思えっ!」

幼女「あ、そんなに難しくない」

勇者「……」

老人「さて、どうなさいますか?」

幼女「こんなに簡単なら受けた方が良いですよ。ね?」

勇者「……難しいな」

幼女「えっ?」

老人「では、この条件は飲めないと見て良いですかな」

幼女「ち、ちょっと!勇者さん受けないの!?こんなに簡単なら……」

勇者「お前は勇者ってシステムが分かっていないな」

老人「駄弁ではなく答えをはっきりさせて頂きたい」

幼女「勇者さん!」

勇者「……ッ!分かった、分かったよ。その条件飲みます」

老人「有難うございます」

幼女「ほっ…」

勇者「出発は明日にします。厚かましいかもしれませんが何処かに部屋を用意してください」

老人「構いませんが、貴方の事情を聞いていない」

勇者「紙と筆を用意して欲しい。俺の事情はそこに書いておきます」

老人「勇者さまですから無いとは思いますが、嘘を書くことも考えられます」

勇者「嘘なら喋っても書いても吐けます」

老人「フフフッ!成る程、確かにその通りですな」

勇者「許可頂けますかね?」

老人「良いでしょう。用意させます」

勇者「有難うございます。それで、宿はどちらになるのですか?」

老人「私の家に空きの部屋が有りますので、そちらに」

勇者「助かります」

幼女「空き部屋なんてあったっけ?」

老人「息子夫婦の部屋が空いている」

幼女「そっかー」

勇者「え、それ良いんですか?」

幼女「他人の部屋だからといって、遠慮する必要はありませんよ」

勇者「いや、そういう話じゃなくてさ……なんと言うか、感傷とかそういうのがさ、やっぱ有るんじゃないかと……」

幼女「……?」
83 :[saga]:2011/03/30(水) 22:11:22.28 ID:U2XLDYeSO
老人「何なら孫の部屋か私の部屋にしましょうか?」

勇者「いやいやいや、結構です」

幼女「私も結構です」

勇者「……嫌か」

幼女「一人でゆっくりしたいです」

勇者「そっか」

老人「ふーむ、結局どうされるので?」

勇者「あ、そちらが気にしないのであれば、有り難く空き部屋を使わせてもらいます」

老人「気にするも何も……あ、あぁ!そういうことで」

勇者「へ?」

老人「此方の言い方が悪かったですな。別に息子達は死んでおりません」

勇者「あ、そうですか……」

老人「ですから、気にせずにお使い下さい」
84 :[saga]:2011/03/30(水) 22:44:36.74 ID:U2XLDYeSO
勇者「密書を運ぶ際の条件は汚すな、折るな、破るなの三点。見るなは当然か」

勇者「明日話すのかもしれないが、今は時間指定無し。なら、かなりリスクの少ない道を行けるな」

勇者「密書は二重三重に封をした後に、板で挟んでしまえば安全だ。誰かが意図して狙わない限りだが」

勇者「しかし、部外者に任せるのが密書という時点で怪しい部分を多大に感じるものの、そうそう狙われる代物ではないだろう」

勇者「誰かが血眼で欲しがるものならば、俺みたいな素人に頼む筈がない」

勇者「時間指定が無く、意図して狙われない」

勇者「この条件が揃えばある方法が浮かぶ」

勇者「隊商に混ぜて隣国へ行くこと」

勇者「これなら、上手く金を積めば勇者であるリスクも消すことも可能だ」

勇者「しかし、大型の正式な隊商が事情も言えない相手を雇ってくれるかがネックだな」

勇者「最悪脅してみるか」

勇者「……」

勇者「あっ!そう言えば、誰に届けるか聞いていない」

勇者「まぁ、明日話してくれるか」

勇者「……善は急げだな。妙な場所なら今夜中に計画を練った方が良い」

勇者「寝てなきゃいいけど」
85 :[saga]:2011/03/30(水) 22:50:48.64 ID:U2XLDYeSO
―――村長の部屋



コンコンコン

勇者「済みません。今、宜しいですか?」

「……どうぞ」

ガチャッ

勇者「夜分遅く済みません」

老人「いえ、結構ですよ。昼夜逆転の身の方が多いですから」

勇者「実は、一つ確かめたいことが有りまして」

老人「確かめたいこと?」

勇者「あの密書は誰に届けたら良いんでしょうか?」

老人「あぁ、失礼。言いそびれていました」

勇者「いえ、大丈夫です」

老人「あの書は>>88
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/30(水) 22:53:14.42 ID:s1SBF/6Bo
隣町の大富豪
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/30(水) 22:53:36.21 ID:AvoIuw36o
kskst
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/30(水) 22:53:58.68 ID:1nwStjDeo
魔王の息子
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/03/30(水) 22:54:02.20 ID:sEO1evIAO
王様
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/30(水) 22:55:19.38 ID:8K+fYrlv0
隣の国に凄いのいるwwwwww
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/30(水) 23:04:59.84 ID:/M9wwBfY0
魔王そのものよりかはましか
92 :[saga]:2011/03/30(水) 23:12:18.04 ID:U2XLDYeSO
老人「魔王の息子の元に」

勇者「……ぱ、ぱーどぅん?」

老人「魔王の息子です」

勇者「りありー?」

老人「えぇ、本当です。嘘偽りは言いません」

勇者「隣国に魔王の息子がいるとは想像がつかないんですが……」

老人「親と色々あったようですな。彼は普段は農夫として過ごしています」

勇者「ま、まぁ、仮に魔王の息子としておきましょう。それで、何で貴方が魔王に密書を?」

老人「それは>>95
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/03/30(水) 23:14:05.03 ID:sEO1evIAO
我らが魔族と人間のハーフだからだ
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/30(水) 23:18:41.18 ID:YztqE3Zqo
暇潰し
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/03/30(水) 23:19:07.26 ID:+1sEbiW40
親友だからだ
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/30(水) 23:21:19.19 ID:/M9wwBfY0
どういう経緯でだよwww
97 :[saga]:2011/03/31(木) 00:09:56.45 ID:QDQe+gDSO
老人「親友だからです」

勇者「それを俺の前で言いますか」

老人「ん?あぁ、そう言えば、貴方は勇者さまでしたね」

勇者「そういうことです。魔族と交友のある者を逃してはおけません」チャキッ

老人「……ひのきの棒」

勇者「……なんだろうコレ。情けなくて泣けてくるな」

老人「大変な旅をなさっているのですね」

勇者「分かってくれますか」

老人「それは支給されたもので?」

勇者「はい。国王様から直々に授かったひのきの棒です。香りは確かに良いです。後は500Gぐらいですよコンチクショー」

老人「力を入れていないとは聞きましたが、まさか現実がこれ程とは……」

勇者「全くです。もう、本当に死ねっ!あいつら死ねっ!あっ……」

老人「余程の鬱憤ですな」

勇者「失礼。憤怒に呑まれていました」

老人「ハッハッハッ、そうですか。いや、確信しましたよ。やはり、貴方は正義にのっとって動く人ではありませんね」

勇者「バレましたか。勇者らしくなくて申し訳ない」

老人「そんな貴方だから、全てを打ち明けてこの書を託すのですよ」

勇者「お孫さんに嘘を吐きましたね」

老人「えぇ。本当は、国は掴んでいます。私達から逃亡者が出たことを」

勇者「監視が?」

老人「はい。特に身内である私達には厳しくつくと思われます」

勇者「近々ってことですか。監視役は何時此方に?」

老人「判りませんが、近々でしょう」

勇者「成る程。確かに、その時に長である貴方がいなければ困りますね」

老人「来る旨の正式な書も届いています。勿論、監視という文字は一つも書かれていない親善な内容のものですが」

勇者「判りました。この書は必ず届けましょう」

老人「急がなくても結構ですから、宜しくお願いします」

勇者「急がなくても良いと言ってもリミットは在るでしょう?」

老人「半年以内に届けてもらえれば充分です」

勇者「親友なのに手紙のやり取りをしていないんですか?」

老人「していません。リスクが高いですから」

勇者「成る程」

老人「他に質問は?」

勇者「……魔王の息子とどうやって親交を?」

老人「色々あったのです」

勇者「判りました。では、失礼しました」

老人「良い夜を」
98 :[saga]:2011/03/31(木) 00:20:15.97 ID:QDQe+gDSO


勇者「国にバレてるのか。弱ったな。隊商に頼むという方法が使えない」

勇者「関所の在る街道は絶対に通れない。勇者とバレずとも、旅人二人だと足元見られて、法外な税を払わされるかもしれないしな」

勇者「かといって、野党に狙われる危険のあるはぐれ道を行くのもダメだ。書に危険が及ぶ」

勇者「……」

勇者「運に任せて、途中で隊商に拾ってもらうか」

勇者「出会う確率も、拾ってくれる確率も、助けてくれる確率もゼロに近いがな」

勇者「なにせ、安全な街道走りだ。護衛は多くいらないだろう。それに、食糧の関係で新たな人員は欲しくない筈」

勇者「……野党さん冬眠してねぇかな」
99 :[saga]:2011/03/31(木) 00:48:59.24 ID:QDQe+gDSO
ごめん。今日は少ないけど終わりにする

最後に隣国までのイベント
1安全。何も起こらない
2野党さん登場
3その他イベント

を適当に。明日戻って来た時に多い奴をチョイス。3が多ければ面白そうな奴をチョイスする
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/31(木) 00:50:32.51 ID:Hi0UCADvo
3魔王軍の幹部登場
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/03/31(木) 00:55:17.29 ID:ZmgjViHAO
3
オッパイ姉ちゃん参入
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/31(木) 01:02:57.42 ID:7vtLyKzQ0

イデオンソード
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/03/31(木) 01:11:26.30 ID:3r6V7QCAO

なんか密書がモゾモゾ動き出す
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/31(木) 02:12:28.52 ID:ovC9NsyIO
3
平井堅の路上ライブに出くわす
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/03/31(木) 02:24:23.65 ID:mPiN+Z+j0
3
幼女が金集めでモンスター狩るのに夢中になって密書どころじゃなくなる
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/03/31(木) 07:37:05.77 ID:kZJbS8+K0
3
何故か魔物が仲間になる
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)[sage]:2011/03/31(木) 08:20:04.41 ID:7Sz5Ullvo
3
ドラゴン登場
いろいろあってなぜか戦闘
幼女が消える
いったいどこに
探す
怪しい男登場




……なんかスマンorz
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/31(木) 09:24:32.76 ID:nUmwLPcDO

けったいなまほうを覚える
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)2011/03/31(木) 19:56:21.64 ID:7AppqCkT0

魔王軍の幹部登場
なぜか勇者によるイケメン虐殺が彼の仕業ということになってて平悪魔から昇格
強さは同類よりやや上程度
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/03/31(木) 19:56:57.76 ID:7AppqCkT0
下げ忘れた、ごめん
111 :アメトーーク見てた[saga]:2011/03/31(木) 22:46:54.35 ID:QDQe+gDSO
勇者「はい、どうも。勇者です」

アハハハハハ!

勇者「今、俺達は忍者の里の長から預かった書を隣国の魔王の息子さんに届けに行く途中です」

ツノヲヨコセー!

勇者「現在地は国境少し前の森。多分ね」

キバヲミツゲー!

勇者「関所を通れないので、国境警備の人に見つからないようにひそひそと行軍していました。さっきまでは」

カワヲササゲヨー!

勇者「あれはまさに悪魔の采配でした……」

ヌシラノチモニクモホネモ!

勇者「数分前、ユニコーンという滅多に人前には姿を現さない希少種の群れに出くわしまして、まぁ、彼女の悪い癖が出たんですなぁ」

ナミダサエモワガモノ!

勇者「ユニコーンは肉の珍味なるはさてより、角は万病に効くと囁かれ、毛皮は最上級、歯は臓腑を癒し、血は活力、精は滋養を与える等々、全身くまなく毛の毛先までもが高級品なのです」

サァ、シネッ!

勇者「と、言うワケで、先程から物騒なことを申しつつ、やれやれやの鬼ごっこをしているのですなぁ」

アハハ!

勇者「やれやれ、もう、これ絶対見つかってるよ。任務失敗だよチクショー」

アハハハハハハ!

勇者「それに、ユニコーンは王族か貴族しか狩ることを許されない神聖な生き物。間違いなく投獄です、有難うございます」

……

勇者「ん?声が消えた?」

ドドドド

勇者「えっ!?ちょっ、じ、地響きっ!?」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/03/31(木) 22:51:05.79 ID:7AppqCkT0
ユニコーンってキバあるのか
ってか仮にも勇者なんだから問題なくね
113 :>>112勇者は冷遇されている[saga 牙についてはごめん]:2011/03/31(木) 23:13:28.08 ID:QDQe+gDSO
ドーーン

ドラゴン「グォォォォ!!」

幼女「うわぁぁぁあ!!」

勇者「うっわぁぁぁあ!!」

幼女「ゆ、勇者さん!助けっ、助けてください!」

勇者「レベル6に頼るなぁぁぁ!!」

ドラゴン「貴様等か!我の眠りを妨げるのはっ!!」

勇者「違います!僕等は静かに過ぎ行く旅人です!」

幼女「そ、そうそう!枝を踏み折る音さえ鳴らさないことに定評のある旅人なんです!!」

ドラゴン「なに?それは真か?」

勇者「生まれてこの方嘘は吐いたことなど有りません!!」

幼女「正直に隠れて生きよがモットーです!」

ドラゴン「ふむ……ならば、我の人違いか」

勇者「そ、そうなりますかねぇ」

幼女「うんうん!」

ドラゴン「そうか。失礼したな」

勇者「いえいえいえ!お話出来て光栄でした!」

幼女「でした!」

ドラゴン「って、そんな訳がないだろぉぉがぁぁあ!!」

勇者「ひぃぃぃぃっ!」

幼女「ひゃぁぁぁ!」

ドラゴン「他に人は見えぬ!貴様等以外に誰が騒ぐのだ!鳥か?虫か?それとも、木か?」

ドラゴン「ふざけるでないわぁぁぁ!!」

ゴォォォォオ

勇者「火ぃぃぃぃっ!?」

幼女「熱っ!」
114 :>>112勇者は冷遇されている[saga 牙についてはごめん]:2011/03/31(木) 23:17:24.12 ID:QDQe+gDSO
ドラゴン「正直に答えねば、次は貴様等に降り掛かるぞ!」

幼女「し、正直に答えたら燃やされないんですか?」

ドラゴン「さぁてな……」

幼女「……」

勇者「……」

ドラゴン「答えぬのか?」

勇者「こいつは騒ぎました」

幼女「えぇぇぇぇぇっ!?」

ドラゴン「そうか、貴様か」

幼女「す、すすす済みません!貴方の家の近くとは知らなかったんです!!」

ドラゴン「知らねば騒いで良いのか?」

幼女「い、いえ!あの、でも、子供のやったことと思えば……」

ドラゴン「ならぬ!」

ゴォォォォオ

幼女「ひっ!」

ドラゴン「己の罪を隠した挙句、下らぬ言い訳までしおって!貴様には仕置きが必要なようだな!」

幼女「い、いやっ……」

ドラゴン「もはや逃れられぬ!貴様は我が家につれ帰り処罰する!」ガシッ

幼女「キャァァァァア!」

ドラゴン「二度と耳煩い歌が出ぬようにしてやるわっ!」バッサバッサ

ユウシャサァァァァアン!


勇者「……」

勇者「惜しい人を無くした……」

勇者「だが、旅に別れは付き物。それが、死別だっただけのこと。悲しみと自責に責め立てられ、彼女の後を追うのは生に、そして旅に対する反逆だ」

勇者「俺は彼女の屍を越えて先を目指す」

勇者「それが、精一杯の追悼だ」

勇者「……しかし、歌ってなんだ?」
115 :[saga]:2011/03/31(木) 23:48:29.67 ID:QDQe+gDSO
勇者「誰にでも判る事実」

勇者「俺の仲間は勘違いで連れ去られた」

勇者「まぁ、ドラゴンさんが黒と言えば白も黒になるから、勘違いだと一方的に決め付けることは出来ないがな」

勇者「どのみち過ぎたことだ。先を急ごう」

テクテクテク
ピタッ

勇者「……ダメだな」

勇者「どうにも俺はお人好しだ。レベル6が格好つけても様にならないことぐらい、百も承知だろうに」

勇者「……確か、ドラゴンはあっちに飛んでいったな」

テクテクテク
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)2011/03/31(木) 23:55:06.39 ID:7htqTBQ60
幼女の口から喘ぎ声しかでないようにして歌を消すんですね、わかります。
117 :[saga]:2011/04/01(金) 00:13:53.68 ID:ozI8AXnSO
―――
――


〜♪

勇者「……?」

〜ジテ〜♪

勇者「……歌だ。歌が聞こえる」

勇者「と、いうことは大分巣に近づいたと見て良いか」

勇者「しかし、それなら妙だな。再びドラゴンが出てきても良いはずなのに、一向に気配は無い」

勇者「的外れか。それとも……」

勇者「ともかく、ドラゴンの飛んでいった方角をこの歌の主に聞いてみよう。途中で曲がりましたなど笑えないからな」


テクテクテク


不審な男「your love forever♪」

勇者「あの、熱唱中済みません」

不審な男「……君は誰だい?僕のファンかい?」

勇者「いや、違います。俺はただの旅人です」

不審な男「あぁ、成る程。僕の良い歌声が聞こえたから、ついつい寄ってしまったというワケだね。大丈夫、お代はラブで結構だ」

勇者「それも、違います。ちょっと尋ねたいことが有るんです」

不審な男「僕のことかい?」

勇者「いや、ドラゴンのことです」

不審な男「……何?」

勇者「ドラゴンです。飛行しているのを見ませんでしたか?」

不審な男「見たよ」

勇者「良かった。なら、どちらに行ったか教えて貰えますか?」

不審な男「その前に、何故君はドラゴンを追い掛けているんだい?」

勇者「仲間が攫われたんです」

不審な男「それは災難だね。でも、失礼な言い方になるが、それだけでドラゴンに向かうのは自殺行為だ」

勇者「貴方の言う通りです。でも、俺は行かないといけません」

不審な男「判っててか。その人は恋人かい?」

勇者「いえ。ただの仲間です」

不審な男「何故?」

勇者「勇者が仲間を見捨てるなんて、格好悪いじゃないですか」

不審な男「……!君は勇者なのか……」

勇者「はい」

不審な男「……クククッ」

勇者「どうしました?」

不審な男「いや、とんだ儲け話だと思ってね」

勇者「儲け……?」

不審な男「おっと、挨拶がまだだったね」

不審な男「僕の名前はケン!『イケメン殺し』の平井堅だ!!」

勇者「なっ……!」
118 :[saga]:2011/04/01(金) 00:34:45.46 ID:ozI8AXnSO
平井「フッ!怖いかい?」

勇者「ごめんなさい。何か、ノリで驚いてみたけどピンと来ないです」

平井「……えっ?」

勇者「いや、ホントに」

平井「知ら…ない……?あの、平井堅だよ?路上ミュージシャンから魔王の幹部にまで急出世したあのケンだよ?号外飛んでるじゃん」

勇者「知らないです。ってか、今魔王の幹部って言ったか」

平井「嘘だ嘘だ!絶対、知ってるって!『赤い4.2.』を引き起こし、王都を恐怖の海に沈めたあの『イケメン殺し』だよ!?」

勇者「しつこいなぁ。だから、知ら……えっ?『赤い4.2.』?」

平井「あ、ほら、やっぱり知ってた!驚かせないでよ」

勇者「あれ、お前の仕業になってたのか……」

平井「なってたって……。おいおい、それじゃ、僕が誰かの功績を横取りしたみたいじゃないか」

勇者「功績じゃなくて罪で、横取りじゃなくて冤罪なんだが、してるじゃねぇか」

平井「またまたぁ。その根拠は何処に有るんだい?」

勇者「や、だって、俺が事件の犯人だもん」

平井「アッハッハッハッ!これは、参った!君が犯人!」

勇者「……」

平井「いや、君は中々にユーモアセンスが有るね!アッハッハッハッ!」

平井「ハハッ……」

平井「……」

勇者「……」

平井「……マジ?」

勇者「残念ながら」

平井「君、勇者じゃん」

勇者「勇者がイケメン狩ったら悪いか」

平井「悪いよ」

勇者「だよねぇ」

平井「そうだよ。仮にも勇者なんだから」

勇者「これは、失敬」

平井「今度から気をつけてね」

勇者「はーい」

平井「うん。判れば宜しい」

勇者「ハハハッ」

平井「フフフッ」

勇者「……じゃぁ、そろそろ」

平井「あ、そうだね。引き止めて悪かったよ」

勇者「いや、楽しい時間だったよ」

平井「またね」

勇者「あぁ」
119 :[saga]:2011/04/01(金) 01:12:54.05 ID:ozI8AXnSO
平井「とはいかなぃぃぃぃい!」

勇者「えー、今、完全にお別れの雰囲気だったじゃん。空気読めよ」

平井「君は生かして魔王様の前に引き摺り出そうと思っていたが、秘密を知っているなら殺すまで!」

勇者「ちょ、ちょっと待てよ!一回落ち着けって!絶対バラさないから!ってか、バラしたら俺の身が滅ぶからしねぇよ!」

平井「僕は危険は徹底して無くす主義でね!うっかりも考えられる以上、生かす通りは無い!」

勇者「有るっ!有るって!ほら、無用の用だって!多面的な視点で見ることで、常識では判らない有用性が出てくるんだって!」

平井「悪いが、僕は偏屈でね。急には物の見方を変えられない」

勇者「諦めるなよ!やれば出来る!出来るって!」

平井「……そうだね」ニコッ

勇者「おぉっ!」

平井「イデオンソォォォォド!!」バシュン

勇者「うぎゃぁぁぁぁぁ!説明しよう!イデオンソードとは、第六文明人が建造した無限力というエネルギーで動く巨大ロボットイデオンの兵装の一つ。別名『閃光の剣』」

勇者「イデオンの手首にあるノズルから白色のビームを発射し、あたかも腕から伸びる長大な剣のように使用する。その威力は星を両断するほどである!」

勇者「提供はwikipediaです」

平井「説明、有難う」

勇者「いえいえ」

平井「それじゃぁ、死ねっ!」ブンッ

勇者「うおっ!」

ズガァァァァアン

勇者「いってぇぇ!背中擦った!!」

平井「良く避けたな!だが、次は外さない!」ブンッ

ドッガァァァァッ

勇者「危なっ!」

平井「チッ!流石は勇者というべきか!」

勇者「くっそ!反則だ!」

平井「弱者のあがきだな」

勇者「何か!何か道具とか……ってアレ?」

平井「さぁ!もう一発いくぞ!」

勇者「タイム!」

平井「……ちょっと、止めないでよ」

勇者「ごめん!でも、今それ所じゃなくて!お前、俺の道具袋見なかった?」

平井「道具袋?」

勇者「ほら!俺背負ってたじゃん!」

平井「あぁ、それならそこに落ちてるよ」

勇者「おぉ!って、破れてんじゃねぇか!」

平井「僕のイデオンソードが当たったみたいだね」

勇者「お前、コレすっげー大事な物入ってんだぞっ!」

平井「そんなこと言ったって仕方ないじゃないか。それに、事前に言わなかった君だって悪い」

勇者「あぁ、破れてませんように……」ガサッ

密書 ボロッ

勇者「だよねー☆」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/01(金) 01:32:42.98 ID:IrtTktGAO
まさかコヤツ上に書かれたのを全部混ぜる気か
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/04/01(金) 02:59:30.91 ID:5jgdOk6IO
残ってるのは
魔物が仲間に、オッパイ姉ちゃん参入、密書がモゾモゾ動く、けったいな魔法をおぼえる
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/01(金) 11:12:50.04 ID:RZ210I/d0
つまりオッパイ姉ちゃんの魔物が仲間に…!?獣姦決定だな
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)2011/04/01(金) 19:24:31.22 ID:0sQr6QsA0
>密書 ボロッ

……orz……
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/01(金) 19:27:56.92 ID:0sQr6QsA0
下げ忘れ……orz
125 :[sage]:2011/04/01(金) 22:43:21.46 ID:ozI8AXnSO
俺を笑ってくれ。罵ってくれ!「テメェは愚図でのろまで愚かな最低のクソッタレ野郎だ!」ってな!!
だって、信じられるか!?安価スレなのに前回の更新では安価を飛ばしてないんだ!一つもな!


じゃぁ、ボチボチ行きますか
126 :[saga]:2011/04/01(金) 23:08:07.91 ID:ozI8AXnSO
平井「さて、用事は済んだかい?」

勇者「あぁ……」

平井「それじゃぁ、再開だ!今度は当てる!」

勇者「あぁ……」

平井「良いかい?ホントに当てるよ?避ける準備とかしないの?」

勇者「あぁ……」

平井「あの、こっち見て話そ?ね?」

勇者「あぁ……」

平井「……おっぱい」

勇者「あぁ……」

平井「ちょっと、やる気出してよ!いくら僕でも無抵抗の人間を殺すのは気が咎めるんだ」

勇者「だってさ……密書破れたし……。俺、生きる意味無くね?ってか生きる道無くね?」

勇者「……みたいな」

平井「そ、そんなに大事なものだったのか……」

勇者「うん……」

平井「ごめんね」

勇者「良いよ。慰めたりしないでくれ。惨めになる」

平井「うん」

密書 モゴモゴ

勇者「……」

平井「……」

勇者「じ、人生って無情だよな」
平井「そ、そうだね!」

密書 モゴモゴ

勇者「……」

平井「……」

勇者「……蠢いてるな」

平井「……君もそう思うか」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/01(金) 23:25:22.73 ID:0sQr6QsA0
どうでもいいが、幹部平井は勇者が変装した魔族に似てるのか
それとも世界の中心で魔王への忠誠を叫ぶだけの一般人なのか
128 :[saga]:2011/04/01(金) 23:26:11.64 ID:ozI8AXnSO

密書 ビリッ

勇者「裂けたっ!?」

平井「一体何がっ!」

密書 ビリビリッ

ポンッ

女魔物「ふわ……」


勇者「……元気な女の子ですね」

平井「……元気で巨乳な女の子ですね」


女魔物「アレ?此処どこ?」キョロキョロ


勇者「どうします?」

平井「言葉が分かるから、まずは会話が良いんじゃないかな?」

勇者「頼んだ」

平井「いや、知らない人に声掛けるのは怖くて」

勇者「は?俺のが怖いし」

平井「僕は君の二倍怖い」

勇者「じゃぁ、俺十倍」

平井「じゃぁ、って何?」

勇者「そこに食いかかってんじゃねぇよ」

女魔物「あの……」

勇者「は、はい!」

平井「な、何でしょう?」
129 :[saga]:2011/04/01(金) 23:27:13.93 ID:ozI8AXnSO


女魔物「お兄さん達は誰?」

平井「お兄さん達は旅人……かな?」

勇者「うんうん」

女魔物「旅人さん、此処は何処なの?」

平井「森……だよね?」

勇者「森だな」

女魔物「どうしてボクは森に居るの?」

平井「あー……それは、まぁ、説明のしようが……」

女魔物「もしかして、ボクを攫ったの?」

平井「いや、ない!それは、ない!なっ?」

勇者「……」

平井「お、おい!そこは、二つ返事してくれなきゃ!」

女魔物「どうなの?」

勇者「こいつは攫った」

平井「うそぉぉぉおおっ!?」

女魔物「ホントに?」

平井「違う違う!そんな事実無いって!」

勇者「オレ、ユウシャ。ウソ、イワナイ」

平井「てめぇぇぇぇ!!」

女魔物「悪い人なんだ……」

平井「や、だから、それはちがっ!」

女魔物「飛んでけーーっ!!」

チュドォォォォン

平井「イヤアアァァァァァァァ…………

キラーン

勇者「……すっげぇ」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/01(金) 23:28:49.84 ID:0sQr6QsA0
ロリ巨乳でボクっ子、しかも強いだと……!?





>>1超GJ!!
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/04/01(金) 23:30:01.00 ID:kSDny8XQ0
強いなおい
そしてボクっ娘・・・
たまらんな
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/01(金) 23:32:26.18 ID:IrtTktGAO
まさかボクっ娘まで付いてるなんて……
>>1を罵る理由が無くなってしまったではないかGJ!

ってかミッション失敗したら、命狙われるんじゃ…
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/04/01(金) 23:37:30.57 ID:+o+/8y0AO
ボクっ娘ktkr!
134 :[saga]:2011/04/01(金) 23:46:02.69 ID:ozI8AXnSO
勇者「悪は去った……」

ヒラヒラ

勇者「ん?何か降ってきた」

勇者「これは……魔導書のページだ。あいつが落としたのか」

女魔物「あの、勇者さん?」

勇者「あ、はい。何でしょう」

女魔物「その……先程は危ないところを助けて頂き有難うございます!」

勇者「そんな、当然のことをしたまでさ」

女魔物「あのままだったら、どうなっていたことやら……」

勇者「勝ったと思うな……」

女魔物「えっ?」

勇者「何でもない」

女魔物「そう。あっ、それで、何かお礼がしたいんだけど」

勇者「んー、ちょっと待ってくれるか?先にこの魔導書が気になる」

女魔物「うん、分かった!」

勇者「えーと……魔法名『カオスジャベリン』か。強そうだな」

勇者「覚えるには、コレをあぁしてそうしてこうなって……」

勇者「良し!出来た!」


テテテテッテッテテー♪

勇者は『カオスジャベリン』を習得した!
135 :[saga]:2011/04/02(土) 00:16:40.10 ID:rByAP4TSO
勇者「いっちょ、試し撃ちでもしてみるか」

勇者「おい!下がってな」

女魔物「うん」

勇者「行くぞ!」

勇者「ハァァァァァ」コォォ

勇者「カオスジャベリン!!」

シーン

勇者「カオスジャベリン!!」

シーン

勇者「あっれぇ?」

女魔物「あれ?その紙、裏にもまだ何か書いてるよ?」

勇者「それぐらいは知ってるさ。でも、裏にはまた別の魔法が書かれて……」ピラッ

勇者「無かった。こりゃ、魔法の説明だな」

勇者「もしかしたら、特別な条件下でしか発動しない魔法なのかも。どれ」


〜カオスジャベリンの説明〜

この魔法は以下の条件で発動する
・対象が38℃以上のお湯であること。ただし、雨のような降り注ぐものには反応しない
・身体の一部をお湯に浸していること
・魔力が25以上であること
・MPが5以上であること


この魔法による水質変化でおきたお湯には以下の効能が加わる
神経痛 筋肉痛 関節痛 五十肩 運動麻痺 関節のこわばり うちみ くじき 慢性消化器病 疾病 冷え性 病後回復期 健康増進 切り傷 火傷 慢性皮膚病 皮膚病 美肌効果

また、以下に記す内であれば、魔法を発動する前に名称を叫ぶことで、どれか一つ任意に香を付けることが出来る
ひのき ラベンダー カミモール ゆず
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/02(土) 00:18:00.46 ID:KYRrxQoR0
簡易版バスロマンだな
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/02(土) 00:20:28.71 ID:dJ3tM72DO
こりゃ便利
138 :ほら、やっと安価だよ[saga]:2011/04/02(土) 00:26:26.64 ID:rByAP4TSO
勇者「成る程。用は入浴剤魔法か」

勇者「使えるかアホォォォォ!!こちかと旅で風呂とか入んねぇよ!水浴び程度だよ!!」

女魔物「えっ?ボクは結構便利だと思うけど」

勇者「じゃぁ、要る?」

女魔物「うん!欲しい!」

勇者「ほい」

女魔物「……むむっ」

勇者「どう?」

女魔物「ごめん。ボク、この字は読めないや」

勇者「際ですか……」

女魔物「うーん、残念だけど諦めるしかないなぁ」

勇者「そうだね」

女魔物「あ、そうだ!お礼は?何かして欲しいこと有る?」

勇者「その前に一つ聞きたい」

女魔物「ん?何?」

勇者「お前、何の魔物だ?」

女魔物「んー、僕はね>>141
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/02(土) 00:27:05.94 ID:a7Xm6UF70
勇者じゃなくて温泉宿で働くべきだな
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/02(土) 00:28:46.62 ID:zLojr80DO
触手の集合体
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/02(土) 00:29:37.67 ID:a7Xm6UF70
キングベヒンモス
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/02(土) 00:31:16.21 ID:KYRrxQoR0
>>141
何だっけ?
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/02(土) 00:34:53.32 ID:a7Xm6UF70
>>142
キングベヒんもスでブロントネタ
正しくはキングベヒーモス
144 :[sage]:2011/04/02(土) 01:00:24.81 ID:rByAP4TSO
誰かー!誰か、お客様の中にベヒモス娘が描ける人はいませんかー!

それとも、このまま突っ切るの?皆はボクっ娘で巨乳で人語を話すキングベヒーモスで良いの?

つうか、ネタ的には良くても女の子発言出したから辻褄合わないんだよ
俺はてっきりハーピィ辺りが来ると……
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)[sage]:2011/04/02(土) 04:26:53.37 ID:50zG80wgo
俺の中で
ベヒーモス 擬人化
でググって最初の画像に決まった
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/02(土) 08:01:11.97 ID:Fm8WiB4AO
「俺的に無理!」と感じるのであれば再安価するのである
147 :>>147[sage]:2011/04/02(土) 11:13:39.71 ID:KYRrxQoR0
「緩々、ぬるゲーマー魂」ってとこのが俺的にヒット
148 :1[saga]:2011/04/02(土) 19:14:31.78 ID:v5Nb3VtV0
困った時は安価だ安価

http://218.219.242.231/~kuroneko/imgboard1/img-box/img20110402191044.jpg

上の画像はイメージです。俺に絵の才能がないせいで酷く見えるんです
さぁ、1と2どっちがいいか選んでくれ。多いほうで行く
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)2011/04/02(土) 19:20:26.56 ID:Fm8WiB4AO
1も2も困るが、とりあえず1
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/04/02(土) 19:49:11.00 ID:Q1Iywe/AO
ベース1で戦闘時2
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/04/02(土) 19:59:11.49 ID:7Wb45iMI0
2
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/02(土) 22:01:16.61 ID:t6KzMLhh0
http://blog.livedoor.jp/minnanohimatubushi/archives/1490835.html
この作者かとおもた
あ2で
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/04/02(土) 22:48:18.66 ID:/v73ae5l0
1
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/02(土) 23:42:05.50 ID:Fm8WiB4AO
1が2票で
2も2票で
その他が1票…だと…
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮崎県)2011/04/03(日) 03:14:08.85 ID:f8SImmz10
じゃあ2
これでいいだろ
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)[sage]:2011/04/03(日) 04:31:12.20 ID:8jjoLiV6o
1
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)[sage]:2011/04/03(日) 04:31:58.25 ID:8jjoLiV6o
1
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)[sage]:2011/04/03(日) 05:00:54.58 ID:FFse0/TKo
2
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(島根県)[sage]:2011/04/03(日) 07:48:50.10 ID:5FCUHQbw0
1
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/03(日) 09:42:40.93 ID:hqLz5vZg0
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=309500
これじゃあかんのんかいね

普段1だが感情が昂ぶると2になる、とか言ってみる
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/03(日) 11:11:29.97 ID:NmWZHocAO
>>160
なにこれメッチャカワイイ…
コレでボクっ娘とか最強だろ
162 :1[sage]:2011/04/03(日) 13:47:09.90 ID:P5WKy5pQ0
>>127
たまたま事件現場の近くにいたミュージシャンだ

>>152
その人とは天と地の差だろ

>>160
画像はあくまでイメージ。何だって良い
ttp://uploader.sakura.ne.jp/src/up33892.jpg

1が多いみたいだから擬人化案で進めるよ
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/04/03(日) 16:43:54.51 ID:Kp9O/EU00
おい、出会い系サイトにつながったぞ
164 :1[sage]:2011/04/03(日) 17:39:07.14 ID:P5WKy5pQ0
ごめん。よく確認せずに貼ったから、消されたっぽい。流れ早すぎだわ

ttp://or2.mobi/index.php?mode=image&file=5131.jpg
これなら良いかな?良くわかんね
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/03(日) 18:34:35.15 ID:NmWZHocAO
>>164
ならないですぞ
とりあえず脳内保管は>>160一沢だな
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/03(日) 21:16:45.00 ID:tFaUmecS0
天と地の差かつまり
シリアスとギャグの差って意味かな?
普通の意味だと語弊があるよ
167 :>>166安価の数だ![saga]:2011/04/03(日) 21:43:08.05 ID:mp5mgAaSO
女魔物「キングベヒーモスだよ」

勇者「俺の知ってるキングベヒーモスって、もうちょっと迫力が有るというかパンチが利いた感じなんですが」

ベヒモス娘「んー、そうかなぁ。皆、こんな感じだと思うけどなぁ」

勇者「後、もう少し大きいかな」

ベヒモス娘「大きいってどのくらい?」

勇者「なんつーか、こう……ドーン!みたいな」

ベヒモス娘「うーん、ボクのお父さんは大きいけど、ドーン!には程遠いしなぁ」

勇者「魔物はよく……っと、こんなことしてる場合じゃなかった。仲間が攫われたんだ」

ベヒモス娘「えっ、それは大変だね!早く助けに行かないと!」

勇者「でもなぁ……」

ベヒモス娘「どうしたの?」

勇者「さっきのゴタゴタで来た道すら判んなくなっちまったよ。どっちに進めば良いやら」

ベヒモス娘「そうなんだ……」

勇者「参ったな……」

ベヒモス娘「あっ!だったら、ボクが手伝ってあげるよ!」

勇者「良いのか?」

ベヒモス娘「勇者さんはボクの命の恩人だからね!手助け出来るなら嬉しいよ!」

勇者「なら、有り難く手を貸してもらおうか。人員は多い方が士気も高いし効率も良い」

ベヒモス娘「うん!ヨロシクねっ!」
168 :[saga]:2011/04/03(日) 21:43:54.08 ID:mp5mgAaSO

テテテテッテッテテー♪

キングベヒーモスが仲間になった!

169 :[saga]:2011/04/03(日) 22:03:40.46 ID:mp5mgAaSO
勇者「あ、良く考えたらお前が手伝ってくれたところで状況変わらねぇわ」

ベヒモス娘「道が判らないってこと?」

勇者「あぁ、山狩りに出すような人数が入ってこないと、我武者に捜すワケにもいかないからな」

ベヒモス娘「フフン、ご心配なく!勇者さん、そのお仲間さんの持ち物とか在るかな?」

勇者「在るが……どうすんだ?」

ベヒモス娘「ボクが匂いを辿って捜してあげるよ!」

勇者「おぉ!そんなことが出来るのか!」

ベヒモス娘「まぁね!伊達に魔物じゃないさ」

勇者「でもやっぱ、状況変わらねぇわ」

ベヒモス娘「えぇっ!?どうして?」

勇者「空飛んでったから、匂いなんて地上には無いからだ」

ベヒモス娘「お仲間さんは空が飛べるの!?」

勇者「お仲間さんを攫ったドラゴンが飛んだんだ!」

ベヒモス娘「そっかぁ、ドラゴンさんかぁ……」

勇者「ちょっと残念そうにするなよ」

ベヒモス娘「うん。でも、相手がドラゴンさんなら匂いがなくても大丈夫だよ」

勇者「……何で?」

ベヒモス娘「だって、強い魔力を感じる方に進めば良いんだもん。後、ここらの魔物さん達に聞いても良いよね」

勇者「ねっ、て言われても……。人間にそんな芸当は出来ない」

ベヒモス娘「勇者さんでも?」

勇者「勇者さんでもな」

ベヒモス娘「人間さんって不便だね」

勇者「発明の知恵と数だけが人間の良いところさ。他はお前達と対して変わらないさ」

ベヒモス娘「でも、勇者さんには角とか尻尾は生えてないよね?」

勇者「角の有無が文化や文明の違いを生むワケじゃないだろ」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/03(日) 22:15:01.99 ID:qIfHG9c10
どうでもいいが、ドラゴンが攫った幼女を○すのに十分すぎる時間が経ってるような気が
171 :[saga]:2011/04/03(日) 22:32:46.81 ID:mp5mgAaSO
―――廃教会



勇者「さて、ベヒモスの助け会ってドラゴンの住みかだと思われるところに来たワケだ」

勇者「ハズレの可能性はごく低いと思われる。扉や門がドラゴンサイズ用に改修されているからな」

勇者「太陽の傾きで考えると、彼女が攫われてから2時間程と言ったところか。案外近かった」

勇者「あのドラゴンは躾をすると言っていた。下手に刺激していなければ殺されてはいないだろうし、協力者がいなければ度を過ぎた酷いこともされていないだろう」

勇者「なにせあの図体だ。小突くだけでも人間には致命傷。ドラゴンは賢い。それは判ってる筈だ」

勇者「ならば、精々脅して恐怖心を煽るか、適度な部屋に監禁されているぐらいだと推測される」

勇者「少々楽観的かもしれないが、一先ずは安全と考えて良いだろう」

勇者「問題は此処からだ。我々……主に俺が目標の手前で尻込みしている理由でもある」

勇者「どう、救出するか」

勇者「どうするかな>>174
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/04/03(日) 23:05:35.19 ID:NQsCp92U0
変装する
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/03(日) 23:08:39.40 ID:7XZK/FZAo
ksk
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/04/03(日) 23:08:56.51 ID:QMgDutaAO
颯爽と登場したあと棒術でドラゴンを楽しませ、その隙にベヒモス娘が幼女回収
175 :[saga]:2011/04/03(日) 23:46:48.97 ID:mp5mgAaSO
勇者「此処は単純に囮作戦で行ってみるか」

勇者「どちらかが演武を披露するなりしてドラゴンの気を引き付けて、もう一方が救出に向かう」

勇者「この場合、救出に向かうのはあいつの方が向いてる。素早いかどうかは知らないが、強いからな。万が一バレても攻撃を避けるか、数発なら耐えることも出来るからな。リスクが減る」

勇者「さて、残った俺は囮なワケだが、不味いことに顔を知られている」

勇者「まず間違いなく救出に来たド阿呆だとバレるだろうな」

勇者「それで、1人で勝負を挑んだ漠迦と思われたら良いが、悲しいことに有り得ないだろう」

勇者「真っ先に協力者の存在を疑われる」

勇者「打開策は>>178
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/03(日) 23:49:31.23 ID:LF8rC/5Vo
ksk
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/04/03(日) 23:50:17.71 ID:FWeBravI0
変装
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/04/03(日) 23:51:23.62 ID:FWeBravI0
悪口で怒らせる
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/03(日) 23:52:33.70 ID:NmWZHocAO
顔中になんか色々塗りたくって変装
180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/04/04(月) 00:00:34.10 ID:COPuJqL+0
>>178
「このロリコン竜が!」みたいな感じか
181 :[saga]:2011/04/04(月) 00:02:58.91 ID:hYK3Cz2SO
勇者「悪口飛ばしてみるか」

勇者「怒りは視野を極端に狭くする。考えも単純化する。争いの際には集中して腕を振り回す漠迦になれって神の配慮だろうな」

勇者「それは、ある程度の精神構造を持っている生き物なら誰しもその感情を持っている。ドラゴンとて例外じゃないだろう」

勇者「精神構造が上位過ぎて矜恃を得てしまい、言葉が解り、俺を下等に見ている」

勇者「これだけの条件が揃えば、寧ろ怒りの感情を表に引き摺り出すのは簡単かもしれない」

勇者「さて、何て言ってやろうか>>182
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/04/04(月) 00:03:36.32 ID:I45YhO1AO
爬虫類ってキモいよね
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/04/04(月) 00:03:55.87 ID:FzDnwQwX0
>>180いやむしろ「このベドラゴンが!」じゃね?
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/04(月) 00:04:45.23 ID:IzIMpU/f0
このロリコンドラゴンめ!ドラゴンだったら犯罪が許されると思うなよ、このスカタン!
185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/04/04(月) 00:05:00.77 ID:COPuJqL+0
>>183
お前に安価を獲って欲しかった
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/04/04(月) 00:09:11.39 ID:FzDnwQwX0
>>185正直すまんかったと思っている
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/04/04(月) 00:18:37.12 ID:I45YhO1AO
>>185正直すまんかったと思っている
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/04/04(月) 00:20:38.98 ID:FzDnwQwX0
>>187えっ
189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/04/04(月) 00:28:40.12 ID:COPuJqL+0
>>187えっ
190 :[saga]:2011/04/04(月) 00:48:50.94 ID:hYK3Cz2SO
勇者「爬虫類ってキモいよね」

勇者「うん、悪くない」

勇者「爬虫類の王様みたいなものだからな。その根本から否定されたら、大事な矜恃が騒つくこと間違いなしだ」

勇者「これで怒らせて俺の方に注意を向かせたら、後は口先戦法で時間を稼ぐか」

勇者「これで、大体さく……っと、まだ、決まってなかったな」

勇者「逃げるのをどうするか」

勇者「失敗した時は、協力者を睨むか人質を確認するかで、俺から視線が外れる瞬間は有るはずだ」

勇者「俺はその隙を全力でくぐり抜ければ良い」

勇者「大変なのは成功した時」

勇者「まさか、一回逃走に成功した奴等に囮を買ってもらうワケにもいかないからな。それじゃぁ、救出になってない」

勇者「何か良い案は>>193
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/04(月) 00:50:35.88 ID:COPuJqL+0
とりあえず、幼女が心配だ。向こうで考えよう
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/04/04(月) 00:51:41.68 ID:FzDnwQwX0
根性
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/04/04(月) 00:52:29.01 ID:FzDnwQwX0
根性
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/04/04(月) 01:00:15.18 ID:FzDnwQwX0
よし、あと十分以内に来なかったら寝ようかな
195 :[saga]:2011/04/04(月) 01:16:00.50 ID:hYK3Cz2SO
勇者「……浮かばない。どうあがいても絶望な展開しか広がらない」

勇者「ノリと気合いと勢い。そして、少々の根性」

勇者「これで何とか乗り切るしかないな」

勇者「後は……運に任せよう」

勇者「こんなもんか」


勇者「おーい!」

ベヒモス娘「なに?」

勇者「作戦が決まった」

ベヒモス娘「正面からだね!」

勇者「悪いが、ドラゴンと戦って勝てるなんて思わない方が良い」

ベヒモス娘「大丈夫!ボク、こう見えても強いんだ」

勇者「あぁ、知ってる。でも、勝てない。何故、人間も魔族も軍事的、そして政治的にドラゴンに対して不干渉なのか知ってるか?」

ベヒモス娘「むぅ……」

勇者「作戦を言うぞ」

ベヒモス娘「うん」

勇者「なに、難しくはない。俺が囮をしている間にお前が救出に向かう。それだけだ」

ベヒモス娘「ち、ちょっと待ってよ!どうして、勇者さんが囮なのさ!?」

勇者「実力で考えたら、救出役がこなせるのはお前なんだよ」

ベヒモス娘「ボク、お仲間さんの顔知らないんだよ?」

勇者「小さい女の子。これだけ知っておけば何も問題はないさ。ま、人間が他に居ること自体無いと思うがね」

ベヒモス娘「でも……」

勇者「あのな、囮って響きで考えると俺の方が悪く聞こえるが、どっちかと言うと、お前の方が危険は多い」

ベヒモス娘「そ、そうかなぁ?」

勇者「最悪、ドラゴンの隣に並ばないといけないワケだからな」

ベヒモス娘「……うん!判った!ボクが危険な救出役をするよ!」

勇者「有難う」

ベヒモス娘「良いよ。勇者さんの為さ」

勇者「じゃ、虎穴に入りますか」

ベヒモス娘「虎穴?此処は教会だよ?」

勇者「……教会に入りますか」

ベヒモス娘「おー!」
196 :[saga]:2011/04/04(月) 01:19:51.92 ID:hYK3Cz2SO
勇者「の、前にだ」

ベヒモス娘「……?」

勇者「ちょいと、中の様子を確認。扉開けて、目の前にお口とか笑えないからな」

ベヒモス娘「なるほどー」

勇者「扉をちょっとだけ開けて……」

ガチャッ

勇者「んー、どれどれ」

ベヒモス娘「ボクも見たい」

勇者「我慢しなさい」
197 :[saga]:2011/04/04(月) 01:44:20.30 ID:hYK3Cz2SO
ドラゴン「ぬわっはっはっはっ!これはたまげた!」

幼女「ね?美味しいでしょ?」

ドラゴン「うむ。まさか、肉や野菜が此れ程までに美味になるとは。少々、人間を侮っていたわ!」

幼女「何時もはどうやって食べていたの?」

ドラゴン「ナマか焼くかだ。ただ、焼くのは火加減が難しくてな。大体、半分は焦げてしまうのだ」

幼女「ドラゴンって、料理の習慣がないんだね」

ドラゴン「このように大きくては、食器も持てぬからな」

幼女「じゃぁ、小さかったら良いの?」

ドラゴン「ふーむ……どのみちこの手では無理そうだな」

幼女「アハハッ!確かに!」

ドラゴン「フハハハ!不便な身体よ!」

幼女「そうかな?」

ドラゴン「ん?我等に何か羨むものが有るのか?」

幼女「えーと、お空が飛べるでしょ」

ドラゴン「それは確かに素晴らしいことだ。翼を持たぬ同胞もいるがな」

幼女「それと……火が吹けて」

ドラゴン「食い物を焦がしたり、うっかり森を焼くような火でも欲しいか?」

幼女「そうなの?」

ドラゴン「これでも気を使う」

幼女「なら、火は止めて……後は……」

ドラゴン「ハハハッ!止めるか。素直だな」

幼女「うーん……賢いところ!」

ドラゴン「それは、努力次第だ。神も竜もヒトもマゾクもそれだけは変わらぬ」

幼女「なら、ええと……」

ドラゴン「ふむ。結局、空が飛べたら羨ましいか。おぉ、我はあの小さき鳥や虫どもと同じか!」

幼女「……あっ!カッコいい!」

ドラゴン「……なに?」

幼女「うん!カッコいいよ!それが羨ましい!」

ドラゴン「ぬわっはっはっはっ!そうか、成る程!カッコいいか!実に素晴らしい要素だ!捨てがたい!」

幼女「でしょ?」




勇者「なん……だと…………」
198 :[sage]:2011/04/04(月) 01:45:09.43 ID:hYK3Cz2SO
きょうは、あんかをいっぱいだせてたのしかったです


おやすみ
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/04(月) 06:22:31.04 ID:COPuJqL+0
前にも思ったがたくましいなこの幼女忍者……

乙!
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/04/04(月) 08:27:35.15 ID:wLsZpZ2V0
色香の術で魅了したんじゃねwwww
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/05(火) 19:00:36.01 ID:jD7GmjPn0
やはりロリで始まりコンで終わるドラゴンだったか
202 :[saga]:2011/04/05(火) 21:33:32.23 ID:Sio994ESO
ドラゴン「む……なにやら、礼儀を知らぬ輩が此方を伺っておるな」

幼女「覗き?言っていたあの人?」

ドラゴン「それは、出てこんと解らんな」

ドラゴン「おい、そこの者。遠慮することはない。何時までも扉の前になどおらず、入って来るが良い」

ガチャッ

勇者「ど、どうも……」

ベヒモス娘「お邪魔しまーす」

幼女「あっ!勇者さん……と、誰?」

ドラゴン「魔物のようだな」

幼女「魔物っ!?」

ドラゴン「勇者よ、本来相容れぬ敵をも引き入れて何をしに来た?悪龍退治か?」

勇者「ままっ、まさか!」

ベヒモス娘「倒しても良いんじゃないの?」

勇者「めっ!そいいうことは言わない!」

ドラゴン「ククッ……冗談だ。この童女を取り返しに来たのであろう」

勇者「は、はぁ。まぁ、そんな感じになりますかね」

ドラゴン「我を出し抜けなくなって拍子が抜けたか?」

勇者「そ、そんなこと!」

ドラゴン「まぁ、良い。連れて行け」

勇者「へっ?」

ドラゴン「二度は言わんぞ」

勇者「いや、あの、何でですか?」

ドラゴン「おぉ、なんと偏屈な。理解が出来ねば仲間の命さえ要らぬと申すか」

勇者「す、済みません!今の無しの方向で!」

幼女「人違いだったそうですよ」

ドラゴン「これ、易々と明かすでない。面白味が無いであろうが」

勇者「やっぱり、あいつか……」

ドラゴン「やっぱり?貴様、違うと判っていて売ったのか?」

幼女「勇者さん……?」

勇者「違います!ただ、此処に来る途中で歌を歌っている奇妙な奴に逢いまして!」

ドラゴン「それが、その魔物か?」

ベヒモス娘「失礼な!ボクの何処が奇妙な奴なんだ!」

勇者「まぁ、こいつではなくて、平井堅とかいう名の魔王の幹部です」

ドラゴン「ヒライ……聞いたことのない名だな」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/05(火) 21:39:06.34 ID:pUOVc2r80
平井を知らないとはなんて俗世に弱いドラゴンなんだ
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/05(火) 22:15:23.52 ID:jD7GmjPn0
>>203
平井が「赤い4.2」で昇進したのはつい最近だからな
人とドラゴンじゃ時間の感覚も違うだろうし起こされるまで寝てたなら知らなくても仕方ない
205 :[saga]:2011/04/05(火) 22:57:04.48 ID:Sio994ESO
勇者「まぁ、新参らしいですし……」

ドラゴン「して、そ奴は今何処に?」

勇者「ぶっ飛ばしました」

ドラゴン「そうか。是非、我の手で懲らしめたかったが……」

勇者「こいつが」

ベヒモス娘「えへへ」

ドラゴン「……そうか」

勇者「あの、その哀れむような目をしないで下さい」

幼女「ま、まぁ、勇者さんはまだレベルが低いですしね!」

勇者「事実だけど、グサリと刺さる何かが有るね」

ドラゴン「しかし、魔王がヒトの噂に縋るとはな」

勇者「え?何ですかそれ?」

ドラゴン「解らぬか。竜の秘宝だ」

幼女「秘宝っ!?秘宝が有るの!?」

勇者「こら!目を輝かせない!」

ドラゴン「所詮はヒトの作り出した下らぬ噂だ。少なくとも、我が守っているのは自分の寝床ぐらいだ」

勇者「この教会に凄い値打ちがあるとかは?」

ドラゴン「貴様、目はきちんと付いているのか?感覚は確かか?何の力も無い、すす焼けた石の洞ではないか」

ベヒモス娘「魔力を感じるよ?」

ドラゴン「それは我が居るからだな」

勇者「じゃぁ、魔王の狙いは一体……」

ドラゴン「さぁな。財政難に喘いで、財宝探しに国運を掛けたのかもな」

勇者「にしては、リスクが大きいような……」

ドラゴン「さぁ、もう行くが良い。我は今から眠りに着く」

勇者「はあ……」

幼女「またねー」

ベヒモス娘「お邪魔しましたー」

ガチャッ

ドラゴン「あぁ、そうだ。勇者よ、少し待て」

勇者「何でしょうか」

ドラゴン「我の勘違いで迷惑をかけたからな。詫びとして、これを与えよう」

勇者「これは>>208
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/05(火) 23:07:03.54 ID:hH7Iae9DO
ドラゴンこんぼう
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/05(火) 23:11:11.03 ID:mb3QKou8o
うまのふん
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/05(火) 23:11:33.46 ID:RcULWtj0o
リボルケイン
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/05(火) 23:31:29.45 ID:jD7GmjPn0
RXかよ!?
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/04/05(火) 23:37:15.56 ID:6wyLA2+SO
ドラゴンこんぼうって………古いよ、てか、いつのネタだよ
211 :[saga]:2011/04/05(火) 23:54:43.10 ID:Sio994ESO
勇者「レイピア……にしては、丸いな。切れ味皆無だ」

ドラゴン「愚かにも我を退治しにかた者の使っていた武器でな。名は……確か、リボルケインと言っていた」

勇者「聞いたことないですね」

ドラゴン「今はそのような見目であるが、戦いの時は光り輝く剣であり、鞭であり、大砲であった」

勇者「うーん……魔具の一種なんでしょうか」

ドラゴン「恐らくはそうであろうな」

勇者「これの使い方は判ります?」

ドラゴン「魔力を送れば動く筈だ」

勇者「魔力……ていっ!」

バチバチッ

勇者「お、おぉ!」

ドラゴン「最も、そこからどうすれば多様に変化するかは知らぬがな。都市の学者にでも聞いてみるがよい」

勇者「はい。有難うございます」

ドラゴン「構わん。詫びと言ったが、実のところゴミが一つ減って喜んでいるのだ」

勇者「では、失礼致しました」

ドラゴン「うむ」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/06(水) 01:01:08.38 ID:6jXKxVsAO
てつをが竜ごときに敗れるなんて…ウゾダドンドコドーン!!
213 :[saga]:2011/04/06(水) 01:45:53.96 ID:bU+2B9JSO
勇者「さて、仲間が揃っていよいよ本筋に行こうとしているが、その前に少し整理しよう」

勇者「あの爺さんは密書を破いたり、汚したり……つまり、外部から何かしらの損傷、損壊を加えたら命は無いと言っていた」

勇者「書には何か封印魔法が掛かっていたんだろう。それは、あの魔物が出て来たこと。そして、その後の様子から察することができる」

勇者「転移か召喚なら、攫われたなんて言葉は出てくる筈が無いからな」

勇者「命が無いという言葉だが、これは封印されていた魔物のに殺されるぞ、と考えられる。現にあの強さだ」

勇者「元はもう少し凶暴だった可能性も有る。程度の良い生け贄が居たとはいえ、言いくるめられる程単純かつ穏やかだったし」

勇者「もし、そうならば天に感謝だ」

勇者「一番引っ掛かるのは、この書を届ける相手が魔王の息子だという点」

勇者「当然ながら、この魔物と魔王の息子は何かしら関係が有る」

勇者「閉じ込めての移送を考えると、厄介な関係だとの線が濃い」

勇者「勿論、誰かに悟られぬようにするのが目的だと言うのなら、この状況はマズいにはマズいが、大仰にする程ではない」

勇者「例えば、ペットにする。例えば、糧にする。例えば、駒にする」

勇者「向こうがそんな要望ならば、封印の解かれたこのままで運んで良いのか凄く迷う」

勇者「苦労の末辿り着いた先に待っていたのはデッドエンド。そんなこともあり得るからな」

勇者「しかし、そんなことを憂いても仕方ないのも事実。逃げたのが知られたら終わりだ」

勇者「忍び、魔族、魔物、竜が気付かなかったんだ。監視はついていないだろう」

勇者「でも、遠くからでも追い詰める方法はいくらでも有るからな」

勇者「簡単なのは、俺の勇者称号剥奪。ついでに手配書。こうすると、何も知らぬまま勇者の名を出したら即逮捕になる」

勇者「これは避けたい。死ぬ危険に飛び込んででも避けたい。俺の夢が潰えるワケだからな」

勇者「……ま、道中神にでも祈っておきますか」
214 :[sage]:2011/04/06(水) 01:51:03.28 ID:bU+2B9JSO
ぐちぐち屁理屈書いて今日は終わり。次に目覚めた時は魔王の息子のところだ
寄り道とか、もう時間かかり過ぎるからしない


んで、ライダーが竜に挑んだんじゃない。ライダーの武器を持ったおっさんが竜に挑んで死んだんだ
だから、全国のRXファンの皆様は安心してくれ
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/06(水) 08:07:06.18 ID:sl4RYvzh0
乙!
この世界にはライダーは居ないけど、一部の武器は魔具の類として存在してるって事でおk?
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/04/06(水) 08:40:01.56 ID:dxaYsv15o
ANKAの力は絶対だからな、後はアークエンジェルにでも聞いてくれ
217 :[sage]:2011/04/06(水) 20:48:59.70 ID:bU+2B9JSO
正直な話、俺もスライムで始めれば良かったと後悔している


さぁ、本日もだらだらいくぜー
218 :[saga]:2011/04/06(水) 20:55:40.68 ID:bU+2B9JSO
と思ったが、何時までも隣国表記だと分かりづらいし何か適当に隣国さんの名前付けてくれよ>>220
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)2011/04/06(水) 21:04:25.24 ID:uEVFssMu0
キノコ王国
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/06(水) 21:07:46.44 ID:/JzvagBio
新人類帝国
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/06(水) 21:08:01.85 ID:6jXKxVsAO
ホモサピエンス共和国
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/06(水) 21:51:31.83 ID:sl4RYvzh0
GJ!それっぽいな>>220
223 :[saga]:2011/04/06(水) 22:20:59.97 ID:bU+2B9JSO
―――新人類帝国 とある村



勇者「案外普通の村だな」

幼女「そうですね」

ベヒモス娘「ねー、このフード取っちゃダメなの?いい加減暑いよー」

勇者「せめて、目的地に着いてからだ。人間に見つかったら言い訳出来ない」

ベヒモス娘「うぅー……」

幼女「一体どんな人何でしょうね」

勇者「どうって……やべっ。聞いてないわ」

幼女「じゃぁ、人に……あ、これ無理ですね」

勇者「名前も判らないしな」

幼女「唯一知っている彼の息子という情報も意味を持たない」

勇者「素性は間違いなく偽っている」

幼女「うーん」

勇者「此処にきて詰むとはな……」

ベヒモス娘「勇者さーん、尻尾だけなら出して良い?」

勇者「……そう言えば」

ベヒモス娘「えっ、なに?」

勇者「お前、確か強い魔力なら探知出来たよな?」

ベヒモス娘「うん。出来るよ」

幼女「そんな便利な力が」

勇者「この近くにさ、強い魔力を発してる場所ないか?」

ベヒモス娘「んんー、特に感じないかな」

勇者「普通に考えたら隠しているよな、そりゃ」

幼女「お爺様も変なところで抜けているんだから……」

勇者「それだ」

幼女「へ?」

勇者「一軒一軒、地道に爺さんの名前を出しながら回ろう」

幼女「しらばっくれる可能性が有りますけど」

勇者「じゃぁ、ダメだー」

ベヒモス娘「尻尾は――

勇者「ダメだー」

幼女「最近村に越して来た人の噂でも集めますか?」

勇者「やっぱ、それになるか。最近かどうか怪しいから、博打になるんだよなぁ」

幼女「まぁ、違うくじを引いた時は眠ってもらいましょう」

勇者「騒ぎになるっての」
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/04/06(水) 22:43:35.67 ID:dxaYsv15o
読む側としては勇者とスライムで2度美味しい支援
225 :[saga]:2011/04/06(水) 23:00:06.92 ID:bU+2B9JSO
―――
――



勇者「収穫無し、と」

幼女「まさか、旅人というだけで口も聞いてくれないなんて……」

勇者「排他的なんて珍しくもないがな。外から来るのは大抵厄介事。旅人は呪いや病を持ち込むとも言われてるし」

幼女「こんな場所に本当に居るんですかね?」

勇者「居ると信じる他に無い」

ベヒモス娘「結局、誰を捜してるの?」

勇者「ごめんな。お前にはまだ言えないんだ」

ベヒモス娘「ボクだけ仲間外れにしないで教えてよ」

勇者「教えたらサプライズじゃ無くなるだろうが!」

ベヒモス娘「サ、サプライズ!?」

勇者「特別なゲストを待たせて居るんだよ!」

ベヒモス娘「誰?もしかしてお父さん?」

勇者「ふっ、秘密さ……」

ベヒモス娘「そっか、サプライズかぁ。えへへ、楽しみだな」

勇者「任務完了」

幼女「手慣れていますね」

勇者「そうか?」

幼女「まぁ、良いです。それより、もう日も暮れますし早く宿を決めないと」

勇者「もう決めてる」

幼女「なら、早く火の準備をしないと」

勇者「外じゃない」

幼女「えっ!?でも、宿屋も無いこの村に瘤付きで泊まれる場所なんて有りますか?」

勇者「修道院だ」

幼女「無理です」

勇者「切るの早いぞ」

幼女「領主館、教会に次いで彼女が魔物だと知られたらマズい場所じゃないですか!勇者の称号も使えないようですし、誤魔化せませんよ!」

勇者「大丈夫。嘘の一つで押し通せるさ」
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/06(水) 23:12:22.53 ID:6jXKxVsAO
こういう時に忍者っぽく情報収集のスキルはないものなのか
227 :[saga]:2011/04/07(木) 23:00:59.16 ID:4zPr1xlSO
―――とある村 修道院



勇者「水や食料は自分達で用意致します。必要と言うなら宿泊代だって払います」

勇者「俺達が望むのは野獣の目に怯えずに済む部屋と、長旅の疲れを癒せるお風呂だけです」

勇者「ただ、こちらのフードを被っている彼女は、まぁ、人に教えるには少々憚られる理由で顔を曝すことが出来ません」

勇者「それ故でもあるんですが、もし頂けるのなら部屋は三人だけの個室で、お風呂は最後に入らせて欲しいんです」

修道士「我儘なんてとんでもない。旅人さん、貴方はとても謙虚な方ですよ」

勇者「有難うございます。それで、どうですかね?」

修道士「えぇ、大丈夫です。寧ろ、その条件なら幾つか付け足したいくらいです。ただ……」

勇者「ただ、何ですか?」

修道士「そちらのお方は、ハンセンでは無いんですね?」

勇者「何なら確認してみますか?勿論、貴方が彼女の顔を見て驚かないと約束出来るならですが」

修道士「分かりました、結構です。では、お部屋の確認をさせていただきますので、少々お待ち下さい」

勇者「どうも」
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/07(木) 23:01:45.10 ID:e1AhXSQc0
ハンセン?
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]:2011/04/07(木) 23:06:02.28 ID:FmViadPko
病気のことじゃないのか支援
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/07(木) 23:16:44.29 ID:0NsaEtTIO
まさかここで往年の名レスラー
スタン•ハンセンの名を聞くとは
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/07(木) 23:22:40.74 ID:e1AhXSQc0
え?人の名前と…病気?どっち?
修道院に入りにくいとか何やらかしたんだハンセンさん(仮)
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/07(木) 23:30:15.95 ID:iAkpzioj0
勇者が「彼女」と発言した上での発言だから病気の方かと思われる
233 :[saga]:2011/04/07(木) 23:34:10.92 ID:4zPr1xlSO
ベヒモス娘「勇者さん、ボク、ハンセンなの?」

勇者「今回はそういう設定じゃないから安心しろ」

幼女「しかし、何故ハンセンなんですかね?他に確認すべきことは沢山有るはずなんですが」

勇者「そりゃ、手足、顔を隠してたら疑われるさ」

幼女「もしかして、この辺りで流行っていたりするんじゃないでしょうか」

勇者「流行するような病でもないがな」

幼女「それ、どういうことですか?」

勇者「さぁね……っと、戻って来たみたいだ」

カツカツカツ

男「やぁ、どうも」

ベヒモス娘「……?」ピクッ

勇者「あれ?さっきの人じゃありませんね」

男「あぁ、彼には他の仕事を用意させています。代わりに、私があなた方にご挨拶致します」

勇者「失礼ですが、貴方は?」

男「これは、名乗るのが遅れましたね。私は、この修道院の長を任されている者です」

勇者「申し出は有難いのですが、長ともなればお仕事が忙しいのでは?」

院長「心配なさらず。簡単に済む用事ですし、これも仕事の内です」

勇者「……もしかして」

院長「お察しの通りです。当修道院では、あなた方を泊まらせることが出来なくなりました」

幼女「えぇっ!でも、先程の方は泊まって良いと!」

院長「……そちらのフードの方、ハンセンの疑いが有るそうで」

ベヒモス娘「失礼な!今回はそういうせっ…もがっ!?」

勇者「はい、お口チャック。ちょっと、静かかにしててくれ」

ベヒモス娘「うー、分かった」
234 :[saga]:2011/04/08(金) 00:01:15.64 ID:hFi+nY3SO
勇者「えーと、彼女はハンセンに罹っているワケではなく、顔がとても人に見せられるようなものでは無くてですね」

院長「彼女の心を抉るのは私とて本意ではありません。神も望んではいないでしょう」

院長「しかし、私は此処を皆を預かる者として感染源を入れるワケにはいかないのです。その点は、ご理解頂きたい」

勇者「理解していますとも。しかし、言葉だけでは納得なさらないようですね」

院長「えぇ」

勇者「では、どうぞご確認を」

院長「宜しいのですね」

勇者「ただ、彼女の顔を見て驚かないと誓約出来るなら。もし破ったのなら、泊まる条件に三食の飯と水や食料の補給も加えさせて貰います」

院長「構いません」

勇者「……もっと酷く、幾らかの路銀を恵む旨を加えてもですか?」

院長「構いません」

勇者「……」

院長「……」

勇者「……はぁ、判りました。他を当たります」

院長「お力になれずに申し訳ない」

勇者「彼女の名誉の為に言っておきます。ハンセンに等罹っていません。ただ、並々ならぬ理由に付き、どうしても人に素顔を晒すワケにはいかない」

勇者「この事だけは誤解なさらないで下さい」

院長「判りました」

勇者「では、お邪魔しました」

院長「貴方達の旅に神の御加護が有りますように……」
235 :[saga]:2011/04/08(金) 01:18:20.06 ID:hFi+nY3SO
勇者「てなワケで、今夜も野宿だコレ」

幼女「はぁ、久しぶりにゆったり出来ると思ったのに……」

勇者「何か腑に落ちないんだけどなぁ」

ベヒモス娘「勇者さん、一つ質問して良いかな?」

勇者「答えるかは別として、どうぞ」

ベヒモス娘「魔族でも、ニンゲンの宗教の偉い人になれるの?」

勇者「……なに?」

ベヒモス娘「だって、ニンゲンの宗教では魔物や魔族って嫌われてるじゃないか」

勇者「嫌われてるってか、拒絶と否定だが……なんでそんな疑問を今するんだ?」

幼女「修道女さんになりたいの?」

ベヒモス娘「ううん。さっき見たから気になっただけ」

勇者「さっき見た、だと?」

ベヒモス娘「かなり上手く隠していたけど、院長さんから魔族の気配がしたよ」

勇者「おい、それって……」

幼女「い、一応確認しておくけど、他の人からは感じなかった?」

ベヒモス娘「全員と会ってないから確かなことは言えないけど、少なくとも最初に会った修道士さんはニンゲンだったね」

幼女「勇者さん…これ……」

勇者「盲点だったな。まさか、一番居づらい場所選んでたなんて……。いや、考え用によっちゃ賢い選択か……」

ベヒモス娘「何のこと?」

勇者「あの院長さんが、俺達の訪ね人だ」
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/08(金) 01:20:19.15 ID:Fbx7/be/0
WHAT!?
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)2011/04/08(金) 03:43:32.28 ID:jqx4DRtAO
あれ?農家やってるんじゃなかったっけ?
見間違いかな?
238 :[sage]:2011/04/08(金) 08:41:18.27 ID:hFi+nY3SO
修道士だからね。農業もやるさ










はい、ごめんなさい。完全に忘れてました。勘違いオチとか夢オチとか使ってでも修正してやる
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮崎県)[sage]:2011/04/08(金) 13:25:31.25 ID:YC4TDVA+o
転職したんだよ、きっと
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/04/08(金) 13:27:40.89 ID:0meXDYVmo
協会の裏にでっかい畑があってそこで作業するのが好き、大丈夫だ問題ない
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/08(金) 19:32:04.50 ID:Fbx7/be/0
>>240

成程
242 :[saga]:2011/04/08(金) 23:12:34.77 ID:hFi+nY3SO



勇者「という夢だったのさ!!」

ΩΩ〈 ナ、ナンダッテー!



243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/08(金) 23:49:03.55 ID:Fbx7/be/0
>>242
おいおい、そりゃ無理やりすぎ……と思ったら、>>1本人かよ!?
244 :[saga]:2011/04/09(土) 00:08:55.63 ID:xQWANDdSO
勇者「まぁ、冗談はさておき、そうと判った以上無理を押してでも再接近しないとならない」

勇者「一番は人気の無い場所に呼び出すことだが、乗ってくることはまず無いだろう」

勇者「やけにハンセンを勘ぐって追い出しに来たのも、俺が勇者だってこと、或いはこいつが魔物だと悟ったからと判断出来る。もしくは、その両方か」

勇者「つまり、それは彼にとっての脅威足りえるワケだ」

勇者「考えられるのは追われていること」

勇者「帝国政府、及び俺以外の勇者。それか、お父さん」

勇者「修道院の、それも長ともなれば、この危機はかわせる」

勇者「帝国内に広がる宗教は、俺の王国みたいに政治に介入してくることは無いと聞くが、それは逆に言えば国と同等の力を持つ組織が宙に吊されているということだ」

勇者「この不干渉が政府からの追跡への強固な盾となる」

勇者「さらに、仮に殺人を犯した場合でも、裁くのは宗教裁判でになるから、不当な連行も出来なくなるワケだ」

勇者「勇者に関しては都合が悪いと言えば充分な理由だ。地位があるからこそ許される芸ではあるが」

勇者「さて、お父さん、つまり魔王さまの場合だが、これも立場が役に立つ」

勇者「村民ならともかく、修道院長ならある程度強い魔法を使って追い返しても不自然に思われずに済む」

勇者「将軍クラスの強さの兵は人間との睨み合いや小競り合いで動くに動けないから、隙を見せなければ破れはしないだろう」

勇者「来客に会う際にワンクッション置ける他、支持者や信頼が増えるというのも利点だ」

勇者「農夫だという話だったが、あの爺さんは手紙のやり取りはしていないと言っていた。この立場の変化が最近起こったのなら、情報の遅れにも納得がいく」

勇者「どうやれば、ただの農夫が修道院の長にまで上り詰めたのかは判らないが。以前から声がかかっていたのかもな」
245 :[saga]:2011/04/09(土) 01:19:41.31 ID:xQWANDdSO
勇者「問題はどうやって会うかだな」

勇者「どうするか>>248
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/09(土) 01:23:13.23 ID:3eaYNMlK0
勇者「これ、ジジイからの荷物」ベヒモス娘「やっほー」
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/09(土) 01:25:38.41 ID:M2dS5Jao0
や ら な い か ?
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/09(土) 01:28:08.80 ID:YH1LUf1AO
忍者が変装しつつ潜入し、手紙をこっそり渡して落ち合う
249 :[saga]:2011/04/09(土) 02:39:24.15 ID:xQWANDdSO
勇者「手紙を渡そうか。あの爺さんの名を語れば、罠と判断しても出てくるだろう」

勇者「だが、俺達が渡すのは良くない。一度会ってしまったからな。何故あの時渡さなかったと思われてしまう」

勇者「というワケで変装だ」

勇者「障害を少なくする為、向こうから招かれるような程に同情を誘うようにしたい」

勇者「そうなると、子供である方が有利だ。女の子なら尚更だな」

勇者「嬉しいことにこちらにはその適任者が居る」

勇者「設定は……そうだな、両親に森に捨てられた子供としようか。有りがちな話だが、観客を引き込むには充分過ぎる」

勇者「じゃぁ、適当に文字の書ける板かなんか探すとしますか」

勇者「後、あいつには悪いが、いかにも長く歩いて来ましたを演出する為に、足を重点的に切り傷を付けてもらおう」

勇者「目的の為とはいえ、心が痛むぜ」
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/09(土) 06:01:56.31 ID:7CwWbmec0
乙です。
しかし勇者マジ頭いいな…レベルさえ上がれば普通に魔王倒せそう。

ちなみにハンセン病は伝染病の一種な。
本来感染力も低く現代でならあっさり直る病気だが
この時代では罹患者のグロい外見からひどく差別された歴史があったり。
正直院長が魔族じゃなくても疑いから宿泊拒否するのも不自然ではないと思う。
余計な注釈だったらソーリーな。
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/09(土) 15:27:08.94 ID:3eaYNMlK0
>>250
ありがとう、勉強になった
252 :[sage]:2011/04/09(土) 18:24:59.11 ID:xQWANDdSO
>>250
やれ悪魔だの、やれ前世の罪だの言われて宗教に認められていなかったてのも差別の大きな理由だからな。普通に断罪されてもおかしくないから、この修道院の皆はかなり優しい方
遺伝説とか間違った認識で一家丸々隔離処置とかも有ったし、悲惨な歴史の一つだよなぁ


そんなことを加味したワケじゃなく、何となくで出したハンセン病だけど、もし気分が悪くなった人がいたらごめんね
決してネタにしようと出したワケでも、漠迦にしようと出したワケでもないんだ
253 :VIPにかわりまして百合子のお婿さんがお送りします[saga]:2011/04/09(土) 18:27:46.39 ID:AJ2zP6gw0
>>252大丈夫だ、問題無い。
254 :[sage]:2011/04/09(土) 19:39:12.50 ID:xQWANDdSO
現時点での皆のレベル

勇者 Lv.9

幼女 Lv.23

ベヒモス Lv.342


ただし、幾らレベル差が開いていようと戦い方次第では強敵にも勝てるんだと思って欲しい
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]:2011/04/09(土) 21:15:58.52 ID:AJ2zP6gw0
ベヒモスパネエwwwwww
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/09(土) 21:18:17.55 ID:YH1LUf1AO
幼女はユニコ狩りのおかげかww
257 :[saga]:2011/04/09(土) 21:39:42.01 ID:xQWANDdSO

コンコン

幼女「す、すみませーん」

ガチャッ

修道士「はい、どちらさ……っ!」

幼女「あ、あの……突然お邪魔してごめんなさい。でも、その、他に頼れそうな場所が……」

修道士「そんなことは良い!それよりも、一体どうしたんだ!?傷だらけじゃないか!」

幼女「そ、それは……」

修道士「野獣に襲われたのかい?」

幼女「……」フルフル

修道士「違うか。なら……いや、まずは傷の手当てが先だね。さ、中へお入り」

幼女「……」フルフル

修道士「怖がっているのかな。大丈夫、此処にはキミを傷付ける人は居ないよ」

幼女「……わ、私はお金を持っていません。施しを受けても、それを貴方に返すことが出来ません」

修道士「……!」

幼女「何処でも良いんです。今晩だけ泊めて下さい」

修道士「キミは……」

幼女「お願いします」ペコリ

修道士「……まったく」ナデナデ

幼女「……?」

修道士「そこらの大人よりしっかりした子だ。良い両親を――

幼女「っ!やめて!!」

修道士「……!」

幼女「……あっ、ご、ごめんさい」

修道士「ごめんはこっちだ。辛いことを思い出させてしまったね」

幼女「……ごめん…なさい…」

修道士「うーん、別に悪いことはないんだけど」

幼女「……」

修道士「……いや、悪いことが有るな」

幼女「……!」ビクッ

修道士「私はキミを傷付けてしまった。これは、とっても悪いことだ。神様もお怒りに違いない」

幼女「え……?」

修道士「困ったな。このままでは罰を受けなくては!これだけの悪事だ!余程酷いものが待っているぞ!」

幼女「あの、そんな……」

修道士「あぁ!どうすれば償えるんだ!どうすればっ……!」

修道士「……そうだ。一つだけ有る。今すぐにでも徳を積めば良いんだ!とびっきり大きい徳を!」

修道士「例えば、心も身体も傷だらけの子供に手当てをして、暖かい食事と寝床を与えるっていうとびっきりをね!」

修道士「あぁ、でも、そんな都合良く迷い人が居るだろうか……」チラッ

幼女「……!」

修道士「おぉ!まさにキミだ!さぁ!我儘ではあるが、私の贖罪の為に無償の施しを受けてくれ!」

幼女「……はい!」ニコッ
258 :[saga]:2011/04/09(土) 21:58:06.03 ID:xQWANDdSO
幼女「いたっ!」

修道士「あぁ、染みるんだね。ちょっと我慢しててね」

幼女「……うん、我慢する」

修道士「……はい、終わり。良く頑張ったね。偉いぞ」

幼女「ん……」

修道士「えーと、お風呂には入って、服も着替えて、ケガの治療もしたから……次は晩御飯だな」

幼女「ご飯!」

修道士「ははは、元気が出てきたね。でも、ごめんね。ご飯の時間にはまだまだ時間が有るんだ」

幼女「そっかぁ……」

修道士「それまで、何かしたいことは有るかな?」

幼女「うーん……一つだけ」

修道士「言ってごらん」

幼女「挨拶したいの」

修道士「えと、誰にかな?」

幼女「此処の修道院長さんに、お世話になりますって」

修道士「本当に良く出来た……」

幼女「ダメ?」

修道士「いや、良いよ。とっても大事なことさ。キミに言われなかったら、私は忘れたままだったかもしれない」

幼女「おじさん情けない」

修道士「はは、まったくだ。さ、おいで。修道院長に会いに行こう」

幼女「うん!」
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/04/09(土) 22:32:43.17 ID:qDrH9PI1o
幼女は演技派だな
260 :[saga]:2011/04/09(土) 23:22:21.27 ID:xQWANDdSO
―――修道院 院長室



コンコン

院長「どうぞ」

ガチャッ

修道士「修道院長、お忙しいなか申し訳ありません」

院長「構わない。用件を聞こうか」

幼女「あ、あの、院長さん?」

院長「おや?そちらは初めてみる顔だね」

幼女「は、初めまして!えーと……き、今日はお世話になります!」

院長「おぉ、礼儀正しい子だ。うん、よろしくね」スッ

幼女「はい!」ギュッ

院長「さて、用件は分かった。キミ、ちょっとこっちへ来なさい」

修道士「……はい」

幼女「あ、あの……」

院長「ごめんね。少し部屋の外で待っていて欲しい」

幼女「怒らない?」

院長「約束するよ」

幼女「うん、分かった」

院長「いい子だ」

バタンッ

院長「さて……」

修道士「……」

院長「言うべきことがあるね」

修道士「勝手なマネをして申し訳有りませんでした」

院長「君はあの子をどうするつもりなんだい?一晩だけ泊めて親に返すか?」

修道士「……あの子は、どうも間引きされたみたいなんです」

院長「うん、それで?」

修道士「出来れば……いえ!修道院長!どうか、あの子をこの院に入れてあげて下さい!」

院長「……はぁ、君は修道院の状況が分かってそのことを言っているのか?」

修道士「……」
261 :[saga]:2011/04/09(土) 23:22:55.14 ID:xQWANDdSO
院長「何処もかしこもギリギリなんだ。特に、財政面でね」

院長「毎日の食費、子供達の為の教材費、医薬品代、医者代。他にも身寄りのない人を一晩預かるのにも莫大な金がかかっている」

院長「預かることの出来る人員は最低限のさらにその下。急事の際の為に貯蓄も必要なんだ」

院長「豊満な富を蓄えている教団には、幾ら要請してもこれ以上の支援金は降りてこない。特に私達のような将来性の薄い田舎にはね」

修道士「……私の食事を減らして下さい」

院長「そうなると、身体を壊すのは君だ。また、医者代に消えていくことになる」

修道士「……」

院長「君の行いは正しい。誰もが認めざるを得ない事実だ。だが、現実はそれを受け入れることを拒む」

修道士「はい……」

院長「此処の修道院でなければ、ね」

修道士「……院長!」

院長「まったく、我が修道院は神の御加護をふんだんに貰っているのか、育てている作物は毎年豊作だ。今の人数では余ってしまう程に」

院長「さらには、風邪にかかる者も随分少ない。一年に二、三人ぐらいだ。医者代も薬代も余りかかっていない」

院長「そんなワケで、普通の修道院よりは金銭の蓄えを持っている。子供達のオモチャとデザートの数が減るかもしれないが、あの子を充分に養える」

修道士「有難うございます!」

院長「うん。ただ、次からは私に話を流す前に決めないこと。良いね?」

修道士「はい!それでは、失礼致しました!」
262 :[saga]:2011/04/09(土) 23:33:56.78 ID:xQWANDdSO
院長「ふぅ……」

院長「やれやれ、私も随分甘いなぁ。人のことを怒れない」

院長「いや、むしろ私の立場を考えたら彼よりも酷いな」

院長「私が居なくなれば、偽りの神の加護は無くなり、直ぐにでもこの修道院は立ち行かなくなる」

院長「残酷だな。やはり私は……」

院長「……」

院長「っと、そろそろ夕飯の時間だな。辛気臭い顔は止めねば」

院長「ん?本棚に何か挟んである」スッ

院長「……私宛の手紙だ。何時の間に此処に」

院長「えーと、差出人は……」

院長「……っ!」

院長「漠迦な……。今まで手紙なんか……」

院長「まさか、何かマズいことが起きたのでは……。とにかく、手紙を開けてみよう」

ビリビリッ

院長「……」

院長「……これは」
263 :[saga]:2011/04/10(日) 01:59:09.46 ID:x4iPaZTSO
―――修道院 倉庫



勇者「こんばんわ、院長さん」

院長「貴方は昼間の……」

勇者「覚えていてくれましたか」

院長「貴方がこの手紙を私に寄越したんですね?」

勇者「えぇ、そうです」

院長「何故私の知己の名を知っているんですか?」

勇者「落ち着いて下さい。ワケはきちんと話ます。その前に俺の自己紹介を聞いて貰いたい」

院長「……どうぞ」

勇者「有難うございます。では、改めまして、隣の国の勇者です。以後、お見知りおきを」

院長「勇者っ!?」

勇者「驚きました?ま、当然ですね。誰も俺みたいなのが勇者とは思わないでしょう」

院長「……勇者が私に何の用でしょうか」

勇者「その前に……」スッ

院長「……?」

勇者「約束のネタバラしに進みましょう」パチンッ

シュタッ

院長「君はっ!」

幼女「どうも」

院長「そうか、グルだったのか」

勇者「言い方が汚い。仲間と呼んで頂きたい」

院長「どちらでも同じこと」

勇者「あ、ダメだコレ。さっさと誤解解こう」
264 :[saga]:2011/04/10(日) 02:00:23.13 ID:x4iPaZTSO
勇者「おーい、水持って来てくれー」

トテトテトテ

ベヒモス娘「はーい」

院長「これも昼間の……」

ベヒモス娘「はい、どうぞ」

勇者「はい、有難う」

院長「最低でも君の連れは4人以上か。一体駒は幾つ用意してるんだ?」

勇者「仲間は3人です」

院長「嘘はよせ」

勇者「信じて下さいよ。俺、勇者ですよ?」

院長「勇者だからこそ信じられない。それも、魔物を引きつれた勇者となれば尚更だ」

勇者「あら。やっぱり、バレてましたか」

院長「当然。隠す気が無かったようだし」

勇者「あれが精一杯だったんです」

幼女「どうでも良いので、早くこの色素落として下さい」

勇者「忘れた。やれぇい」

ベヒモス娘「ラジャー」

バッシャァン

幼女「ぷはっ」ポタポタ

ベヒモス娘「うん。綺麗に落ちたね」

院長「色が……。そうか、上手く変装してくれたな」

勇者「まー、怒りを再沸騰させる前にこの子のお顔を良く見てご覧なさい。面影が有りませんか?」

院長「誰の?」

勇者「貴方の御親友の」

院長「なにっ!?」ジー

勇者「どうです?こう、目元とか若き日の彼を思い出しません?」

院長「いや……でも、言われると確かに……」ジー

幼女「私の顔よりもこっちを見てください。忍者の証です」

勇者「おい、そんな便利アイテムが有ったんなら昼間のうちに出しとけよ。何か凄い無駄に迂回したじゃん」
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/10(日) 19:40:33.39 ID:6CQTMY0w0
>>1ラリホーかけられた?
266 :[sage]:2011/04/10(日) 20:49:49.86 ID:x4iPaZTSO
>>265
毒、麻痺、混乱、暗闇、睡眠状態
辛い、苦しい、泣きたい、全力投球に挑みたい

誰か万能薬俺に奢ってくれ
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮崎県)2011/04/11(月) 17:32:11.11 ID:NzCteN090
>>266
お前にいてつく波動をしてやろう
特殊効果がきれて状態異常も治ってるはずだ
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]:2011/04/11(月) 20:01:45.58 ID:luXNyt/60
>>267
シリーズによるのかもだけど、ステ強化・弱化が直るだけで
毒とかは直らなかったのでは
つまり光の波動最強
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/12(火) 17:27:44.98 ID:4YB0bYWx0
そろそろ誰かベホマを掛けてやろうぜ
270 :[saga]:2011/04/12(火) 23:14:21.47 ID:jF9DPgvSO
院長「本物だ。つまり、この子は彼の…………娘!」

勇者「孫です」

幼女「孫です」

院長「孫かぁ」

勇者「で、どうです?これで一片だけでも信頼を寄せてくれますか?」

院長「……そう…ですね。いや、先までの無礼な態度をお許し下さい、勇者さま」

勇者「俺の方こそ貴方の神経を撫でるような振る舞いをしてしまい、申し訳有りませんでした。接し方を決めあぐねていたもので」

院長「勇者故に、ですね」

勇者「その通りです。貴方の敵が何であるかを知ってからにしようという魂胆だったのです」

院長「私の今の敵が勇者でなくて良かったですね。貴方がそうと名乗った時はついに来たかと思いましたが」

勇者「勇者が敵だった場合の策も思案していましたから、ご心配なく」

院長「それは、準備の宜しいことで」

勇者「さて、何時までもこう談笑を続けていると誰かに気付かれてしまいそうなので、そろそろ本題に入りましょうか」

院長「どうぞ」

勇者「では……おい、こっち来い」

ベヒモス娘「ボク?」テクテク

勇者「うん、お前。んで、フード取れ」

ベヒモス娘「えっ!良いの?」

勇者「構わん」

ベヒモス娘「それじゃ……」パサッ

ベヒモス娘「んー!やっと痒さと暑苦しさから解放された!」

院長「……彼女はっ!」

勇者「面識有りますね?まずは、貴方とこいつの関係を教えて貰えないでしょうか」

院長「……私と彼女は>>272
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/04/12(火) 23:15:29.61 ID:u07AvP6/o
死んだ側近の娘
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/12(火) 23:28:50.30 ID:0vuDGxOKo
ペンフレンド
273 :[saga]:2011/04/12(火) 23:50:23.48 ID:jF9DPgvSO
院長「ペンフレンドです」

勇者「……す、済みません。もう一度言ってもらえますか?」

院長「ペンフレンド……あっ、文通友達です」

勇者「言い換えなくて結構です」

院長「そうですか」

勇者「……一応こっちにも確認を。お前、閉じ込められる前に手紙のやり取りだけの友達居た?」

ベヒモス娘「どうして勇者さんがその話を知ってるの!?」

勇者「繋がり薄いわぁ……」

ベヒモス娘「ねぇ!」

勇者「……こいつが、お前の相手だからだ」

ベヒモス娘「えっ、この人が!?」

院長「そうだ。私が君と手紙のやり取りをしていた」

ベヒモス娘「うっそだー!」

院長「本当だって」

ベヒモス娘「手紙だと金髪長身で筋骨隆々の逞しいイケメンだって言ってたもん!全然違うじゃん!」

院長「い、いや、それは……」

勇者「魔族の皇子が何してるんですか」

幼女「男って小さなとこで見栄を張りたがる生き物ですから」

勇者「それはお前の年で悟って良い境地じゃない。忘れなさい」
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/13(水) 01:11:22.87 ID:+lheq66j0
ハラボテ・マッスルを思い出したwwww
275 :[sage]:2011/04/15(金) 22:49:52.34 ID:PyB9MxJSO
gdgdってくると萎えるよね。読者も作者も
まぁ、更新が滞ってたのは俺がゲームに熱中し過ぎてたからだけどね。イヤッフー!天地最高!

じゃ、ぼちぼち再開しますか
276 :[saga]:2011/04/15(金) 23:36:16.65 ID:PyB9MxJSO
院長「確かにあの時は夢見がちだったし、愚かだった。文のやり取りだけで互いに顔も知らない相手なら、違う自分に、理想の自分になれると思っていた」

院長「そのことが今、二人を隔つ障害となっているのだから、因果の綿密なる巡りの回路には笑うしかないな」

院長「君は、私がこの場でいくら本人だと声高らかに胸を張って宣言しても信じないよね?」

ベヒモス娘「うん。キミも言ったけど、ボクは手紙の向こうは知らないんだもん。あの情報が嘘なら、ボクは彼を見つけられない」

院長「証拠が必要になる。だが、正直この証拠は幾らでも突ける弱いものだ。最後は君の素直さに託すよ」

ベヒモス娘「分かった。取り敢えず、見せて」

院長「……コホン」

院長「"絶望に羽はない"」

ベヒモス娘「……?」

院長「"愛にも羽がない"」

ベヒモス娘「あっ……"どちらにも顔がない"」

院長「"ましてしゃべることもない"」

ベヒモス娘「"ぼくは動かない"」

院長「"ぼくは見ようとしない"」

ベヒモス娘「"ぼくは話し掛けようとしない"」

院長「"でもぼくは生きている"」

ベヒモス娘「"ぼくの愛と絶望もまた生きている"」

院長「……私が君に送った詩だよ」

ベヒモス娘「ほ、本当に本人なの?」

院長「君が信じてくれるなら」

ベヒモス娘「うわー!こんなことって信じられないよ!」

勇者「俺的には皇子さまの優雅な趣味が信じられない」

幼女「詩のような優美で清廉な世界の自分でありたいと思っているのが、貴族であり王族ですから」

勇者「にしては金や嫉妬や嫌悪でドロドロしてるよな」
277 :[saga]:2011/04/15(金) 23:56:47.47 ID:PyB9MxJSO
ベヒモス娘「えーと、最後にボクから送った手紙には会おうって書いたから、それが今叶ったんだね!」

院長「そうだったのか。ごめん、手紙が届く前に家を出てしまったから、私はそれを読んでいないんだ」

勇者「奇跡のような遭逢を果たし、感動を噛みしめながらの談話をしようというところ失礼ですが、今は止して欲しい」

ベヒモス娘「えー、これが目的じゃなかったの?」

勇者「俺だって危険を曝してこの場に立っているんだ。もし、貴方がこのプレゼントを喜んでいるのなら、俺の質問に答えて情報を払って欲しい」

院長「……分かりました」

勇者「承諾どうも。では初めにですが、貴方は勇者にも帝国にも警戒しているが、一番は家族。これは間違いないですね」

院長「はい」

勇者「何故、魔王の息子足る貴方が家を出る過程になったのかを教えてください」

院長「それは……>>280
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/04/15(金) 23:58:20.04 ID:Nd+qCcZto
幼い見習いメイドに手を出した
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/16(土) 00:13:18.63 ID:ITEPqlTG0
魔王の後妻(義母)に性的に狙われてるから
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/16(土) 00:14:22.18 ID:xVdXpF1IO
わかった、実はサマルトリアの王子だったんですよ
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/16(土) 00:20:58.21 ID:jR3FcftAO
>>280
ロトの子孫か魔王の子孫かどっちやねん
282 :[saga]:2011/04/16(土) 00:47:58.14 ID:HxqMJgqSO
院長「自分の存在が不安で逃げてきたんです」

勇者「自我の喪失というものですか。しかし……」

院長「家出する理由には些か弱過ぎる、ですね」

勇者「えぇ」

院長「私は父上の……魔王の実子ではないんです」

勇者「つまり、養子ですか。本当の親でもない人に育てられるのは苦痛だったんですね」

院長「違います」

勇者「では、どうして?」

院長「私の本当の親がサマルトリア王だからです」

勇者「……なんと」

院長「どうも、私は王の愛人の息子だったようで、それを妬ましく思った第一王女が暗殺を謀った」

院長「私の母はそれを察すると、追っ手から逃げる為に名を変えながら各地を点々としていたようです」

院長「ですが、最後には死の傷を追わされ、魔族の領地にて命を落としたそうです」

院長「その死地に会い、私を引き取ったのが父上である魔王」

勇者「……」

院長「何の為に人の子を、しかも憎むべき勇者の血を引く鬼子を引き取ったか……」

勇者「それは、魔王が話されたんですか?」

院長「いえ、私が知ったのは父上の腹心が酒の席で酔いの軽めで話した私の存在、つまり人の王であることだけ」

院長「若い発想から魔族の中で浮いている自分を見まして、聞いた次の日には何も残さずに逃げました」

院長「今お話ししたことは、その過程で独自に調べたものです」

勇者「成る程……」

院長「失礼、独自ではありませんでした。親友の力が有りました」

勇者「それが、あの忍のお爺さんですか」

院長「そうです」
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/16(土) 00:51:22.63 ID:zsXxhyqH0
どっちのスレも魔族と同じくらい人間関係がドロドロしてるな
284 :[saga]:2011/04/16(土) 02:36:03.46 ID:HxqMJgqSO
勇者「ピースが繋がってきた」

勇者「この人が勇者、政府、魔族……。とにかく、自分を狙いそうな相手から隠れていること」

勇者「不安定だからだ。魔王の息子としては人間に狙われる理由となり、人の王子としては魔族に狙われる理由になってしまう」

勇者「魔族の世界に居てはこの容姿は余りに目立つから人の世界で凡夫として生きてきた」

勇者「魔王の庇護を受けていても良いはずだが、この人は何よりも父を恐れているんだろう」

勇者「意図の見えない愛情ほど恐ろしいものは無いからな。常に疑いをかけるようになる」

勇者「例えば、祭り上げての公開処刑。例えば、実験用のモルモット。例えば、人間に恥をかかせる為の材料」

勇者「第三者から見れば笑ってしまいそうになるが、一人称視点で受けた場合の現実性は甚大なものだ」

勇者「俺は以前、つい最近状況が変化したんだと推測したが、まさにその通りなんだ」

勇者「その変化は、ずばり魔王自身が捜索に動き出したこと」

勇者「より自分を守る為にこの人は農夫から修道院の長となった」

勇者「親友は、どう封印したかは謎のままだが、この娘を協力者として俺達に届けさせた」

勇者「この人は信頼出来る相手、もしくは友人が少ないんだろう。恐らくは、親友と文通相手だけ」

勇者「立場上動けない親友を考えると、こいつは唯一の助けになる」

勇者「魔王の息のかかっていない、且つ自分の事情全てを知らせることが出来る」

勇者「薄くても頼りたいワケだ。物件として出来すぎてる」

勇者「魔王は息子の安否が心配で、最近になって摩擦とか気にしていられなくなり、人間の領域にまで捜索範囲を広げただけだと思うんだが、真意なんて誰にも分からない」

勇者「なら、こいつは此処に置いていくのが良だ」

勇者「しかし、問題はこの人の立場が魔物を簡単に匿えるものじゃ無くなったことだな」

勇者「……」

勇者「俺はどう動くのが最適なんだろな>>287
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/16(土) 08:27:01.19 ID:zsXxhyqH0
魔王側と人間側、双方を均等にボこる
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/04/16(土) 08:30:15.58 ID:19AbtbGi0
ksk
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/04/16(土) 08:30:46.97 ID:19AbtbGi0
全部皆殺し
たった一人で全ての頂点に立つ
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/16(土) 10:43:41.15 ID:u0J5hklSO
皆殺しとかどうすんだよ…
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/16(土) 13:53:45.90 ID:jR3FcftAO
まさかのBAD END
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/16(土) 18:49:54.30 ID:zsXxhyqH0
>>287と宣言し、世界中の憎しみを自身に向ける事で人間と魔族を一つにする』
と考えればいいんじゃないかな
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/04/16(土) 19:10:12.43 ID:r9u5bOxfo
無茶な安価もそれはそれでどう消化するのかワクワクできる
惜しむらくは連レスだったことか
292 :[saga]:2011/04/16(土) 19:23:01.94 ID:HxqMJgqSO
勇者「ええい!もう、考えるのが面倒だ!」

勇者「男、女、子供、老人、奴隷、王、人間、魔族、獣、魔物、虫、魚、植物」

勇者「この世に在るもの全て!総てを殺す!」

勇者「だが、これは虐殺ではない!裁きではない!暴走ではない!狂気ではない!畜生道ではない!」

勇者「救済だ!祓除だ!使命だ!天啓だ!聖道だ!」

勇者「清廉可憐な魂魄を肉体の強き呪縛から解き放ち、穢れ腐りきりもはや地獄焦土に化けた現世から生命を神のおわす天の楽園へ導く崇高なる救いだ!」

勇者「命よ呼応せよ!歓喜せよ魂!」

勇者「人は手を取り待ち侘びろ!」

勇者「魔は讃歌を歌い期待せよ!」

勇者「迷い立ち止まりし森羅万象の子らよ!メシアは産み落とされた!!」

勇者「今より道を開き指し示しに行くぞ!!」

勇者「フハハ!」

勇者「フハハハハハハハハハ!!」
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/04/16(土) 19:43:53.50 ID:r9u5bOxfo
フハーン
294 :>>290俺にゼロレクイエムをやれと?[saga]:2011/04/16(土) 20:04:45.05 ID:HxqMJgqSO
勇者「……そう考えていた時期が私にもありました」

勇者「皆殺しというのは旨味も何も無いもので、愚図のやることだ」

勇者「命有るものを殺すことに露一つも罪悪感を感じないサイコパスでもなければ、殺しは重大なストレスになる」

勇者「戦争という大義名分の傘の下に隠れてもそれは変わらない」

勇者「そして、それは生涯心を巣食い続ける」

勇者「これは、あるライン以上の精神構造を持った生き物の性だな。自分の所属外のコミュニティにまで好奇心や共感を寄せてしまうからだ」

勇者「ちなみに、殺すなんて大それたことをしなくとも、一方的で解決先の無い攻撃であるならば、それはこうした傷を残す」

勇者「簡単に言えば虐めなんかそうだな」

勇者「少年期に虐めをした経験は、大人になり精神が成熟した際に良心に直撃する」

勇者「そうなると、欝や自殺に踏み入れてしまいやすくなってしまうワケだ」

勇者「っと、皆殺しから話がズレてしまった」

勇者「まぁ、つまり、皆殺しのような世界征服と肩を並べる益の無い行為はしたくない」

勇者「だが、ガイアが俺に囁くんだ」

勇者「……命を刈り取れ、と」

勇者「物凄い使命感と義務感が俺の中で渦巻く。それに比べれば、自分の意志のなんとちっぽけなことか」

勇者「何としても成し遂げたい思いがそこに在るんだ」

勇者「ただ、やはり物事を進めるにあたっては課題というものが必ず出てくる」

勇者「先の精神云々もその一つだが、所詮は躓きやすい段差だ。最たる危機ではない」

勇者「この方向が抱える最重要課題。それは……」

勇者「俺が弱いことだ」

勇者「1日もたないと笑顔で言えるね!」

勇者「かと言って地道にレベルアップはいたちごっこや尻尾を追う犬だ」

勇者「程度に差はあるだろうが、俺が上がれば皆も上がる」

勇者「それに、どんな化け物でも数の前では無力だ」

勇者「誰にも、神にでさえ世界を敵に回すことは叶わない」

勇者「どうしたもんか>>297
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/16(土) 20:08:37.31 ID:zsXxhyqH0
幼女忍者が空気な件について
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/16(土) 20:09:51.17 ID:zsXxhyqH0
あ、安価はようじょにんじゃをてごおめにするで
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/16(土) 20:10:32.07 ID:zsXxhyqH0
訂正、幼女忍者を手籠めにする
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/16(土) 20:10:58.36 ID:v64DYTXPo
先のことは取りあえず置いておいてまずはレベルを少し上げてみる
299 :[saga]:2011/04/16(土) 20:33:53.34 ID:HxqMJgqSO
勇者「味方だな。偉大なるこの作戦には味方が必要だ」

勇者「用が終わり油断したところで切り捨てれば良いだけだしな」

勇者「悲しいのはこの狂った行動に賛同する者はいないであろうことだな」

勇者「となれば、味方は力ずくで手に入れる」

勇者「言い方を変えれば手籠めにする」

勇者「【手籠め】」

勇者「1.力ずくで身体の自由を奪うこと、取り押さえること。また、手痛い目にあわせること」

勇者「2.暴力で女性を犯すこと」

勇者「俺が為さねばならないのは1の方だろう。強姦したところで大した意味は無いからな」

勇者「民は恐怖の前では跪くことしか出来ないことを教えてやらないとな」

勇者「作戦には急を要する。であれば、手頃な奴らが良い」

勇者「そして、偶然にも手頃な奴らが俺の目の前に三人転がっている」

勇者「レベル差からいって、可能性があるのは一人だけだ」

勇者「忍とはいえ幼いからな。縛り安いというのも輝く宝石になる」

勇者「この場から去るのにも、人目につかない場所に行くのにも違和感なくいけることも素晴らしい」

勇者「では、滅びの序曲を始めようか」
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage]:2011/04/16(土) 20:39:03.79 ID:zsXxhyqH0
wktk
301 :[saga]:2011/04/16(土) 21:05:00.64 ID:HxqMJgqSO
勇者「では!お二方!我々はこれにておさらばといたします!」

院長「えっ!?」

ベヒモス娘「お二人?」

勇者「イエース!お前は此処に残れ!」

ベヒモス娘「そんな!」

幼女「ゆ、勇者さん!」

勇者「抗議は無意味。こうするのが俺達の目的であり、爺さんの意思だ」

幼女「確かにそうですけど……」

ベヒモス娘「待ってよ!それじゃぁ、ボクはその為だけに旅をしてきたの?」

勇者「そうなる。友達と一緒に居られるんだ。不服は無いだろ」

ベヒモス娘「有るよ!そりゃ再会は嬉しいけど、ボクの意志は別にある!ボクは皆とまだ旅がしたい!」

幼女「わ、私も皆と旅がしたいです!勇者さん、お願いします!」

勇者「私情で動くな。大いなる流れを見ろ」

院長「では、私情でなければ良いのですね」

勇者「貴方も反対ですか」

院長「当然。私の立場では彼女を匿えない。分かるでしょう」

勇者「分かりますが、そこは頑張って頂くしかない。貴方なら直ぐに解決案を導き出せますよ」

院長「そんな不安定なことでは納得しませんよ?」

勇者「なら、しないままで結構。ほら、行くぞ」

幼女「嫌です!」

勇者「……あらよっ」ヒョイッ

幼女「うわっ!ちょっ、担がないでください!」

ベヒモス娘「待ってよ!!」

勇者「……旅の本質は別れだ。それを濁すようにかき回すお前は、そもそも旅に向いていないな」

ベヒモス娘「……ッ!」

院長「何て言い方だ!!」

勇者「では、失礼しました」

幼女「下ろして!下ろしてください!!私は此処にのこっ――

バタンッ

302 :[saga]:2011/04/16(土) 22:18:16.49 ID:HxqMJgqSO
―――
――




勇者「という事態を乗り越え、俺達は村から外れた草原にいる」

勇者「近くには川も流れていて、獣が身を隠す為の丈の長い草もない良い場所だ」

勇者「あいつは一応は諦めて俺の旅に自分の足で参加するようにはなったが、許す気はさらさら無いようで無視され続けている」

勇者「旅でこういった空気になるのは好ましくない」

勇者「だが、今の目的を考えれば寧ろ願ったり叶ったりの展開」

勇者「無視し続けているとはつまり、俺に嫌でも注意を向けようとしていないこととなる」

勇者「これならば、自由を奪ってしまうのは簡単だ。寝る場所は離してくるだろうから、その時以外なら何時でも狙撃可能」

勇者「さぁて、一揉みしてやる前に、どう調理するかを決めないとな」

勇者「ここは>>305
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)2011/04/16(土) 22:39:00.69 ID:r9u5bOxfo
オーソドックスに亀甲縛り+木から吊り下げ+鞭打
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/16(土) 22:43:49.22 ID:PavDwGvXo
kskst
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/16(土) 22:44:08.43 ID:qWUiY/DAo
水責め
306 :[saga]:2011/04/16(土) 23:33:41.50 ID:HxqMJgqSO
勇者「やっぱ、水責めだよなぁ」

勇者「だが、一重に水責めと言ってもその種類は多岐に渡る」

勇者「水を頭に休みなく浴びせ続ける方法」

勇者「喉に直接流し入れる方法」

勇者「水槽や海、川に浸しては上げるを繰り返す方法」

勇者「密室に閉じ込め、水を流していく方法」

勇者「水を腰ぐらいの高さまで浸した牢に入れる方法……etc」

勇者「選り取りの中で、最も残酷なのは水牢だ」

勇者「一見何ともないかもしれないが、実にえぐい」

勇者「座ったり横になったりと休むことが出来ず、勿論眠ることも出来ない」

勇者「体温は奪われるし、長時間水に浸けられたふやけた皮膚は自然と裂け始める」

勇者「痛みにもがけば、さらに傷は広がっていく……そんな刑だ」

勇者「俺としてはこれを是非是非試したいのだが、生憎そんな設備は無い」

勇者「今回は単純かつ初心者向きの拷問である、浸けては上げるをしてみようと思う」

勇者「この拷問によって与えられる苦痛は普通は三つ」

勇者「呼吸困難、低体温、水を飲むこと」

勇者「オプションで二つ」

勇者「水を吐かせる際に腹を殴るという痛み」

勇者「放尿による羞恥」

勇者「勿論、他にも様々付けれるがスタンダードなのはこの程度だろう」

勇者「言葉だけ聞くと、何とも温いように見えてしまうかもしれないが、そんなことはない」

勇者「痛みばかりで溢れる拷問界に、何故この刑が重鎮として存在するか」

勇者「簡単だ。重いからだ」

勇者「では、何が?」

勇者「明白だ。調節を上手くすれば、最も長く続けていられるからだ」

勇者「そろそろ、始めるか」

勇者「……」

勇者「一応としてだが、首吊りは首の骨が折れて真っ直ぐに死ねる、又は頸動脈が締まることで脳への酸素提供が瞬間的に失われ、肺の苦しみなく逝けるものである」

勇者「この水責めの呼吸困難とは、別種類だと思って頂きたい」
307 :[saga]:2011/04/16(土) 23:43:54.19 ID:HxqMJgqSO
勇者「おーい」

幼女「……」プイッ

勇者「拗ねるなよー」

幼女「……」

勇者「なぁってばー」ナデナデ

バシンッ

幼女「……触らないでください」

勇者「わ、分かったよ……」

幼女「……ふんっ」

勇者「……」スッ

ヒュンッ

ドガッ

幼女「ガ……ッ!?」ドサッ

勇者「……」

勇者「ポイント1通過。次の場所へ移動する」
308 :[saga]:2011/04/16(土) 23:59:36.19 ID:HxqMJgqSO
―――
――




幼女「……んっ」

幼女「……こ、こは…?」

勇者「よう、お目覚めかい?」

幼女「ゆう…しゃ……」

幼女「……ッ!」

勇者「自分の状況を把握出来たみたいだな」

幼女「勇者さん!あなた、自分が何をしたのか分かってるんですかっ!」

勇者「仲間に不意討ち食らわせて気絶させた。その後、手足の自由を奪って川まで連れて来た」

勇者「どう?俺の記憶正しい?」

幼女「気でも狂ったんですか!?」

勇者「……かもな」

幼女「……私を解放しなさい」

勇者「俺のお願いを受け入れてくれるなら」

幼女「さっさと言ってください」

勇者「分かった。俺と一緒に生物絶滅パーティーに参加しないか?」

幼女「……は?」

勇者「だから、皆殺ししようぜってことだよ」

幼女「ホンキ……なわけ、無いですよね……?」

勇者「ホンキだったら可笑しいか?」

幼女「悪魔に魂を売りましたか……」

勇者「んなこたぁ良い。答えは?」

幼女「……そんなの……そんなの誰が受けるかっ!!この外道!!」

勇者「そう」

幼女「さっさとこの縄を解け!!」

勇者「なら……」ガシッ

幼女「……!」

バシャァァン

勇者「はいって言わせるまでだ」
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/04/17(日) 00:08:22.79 ID:LnCT0I2Zo
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| (     )  どうしてこうなった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/17(日) 00:21:50.66 ID:CcausYu10
ある意味初期に戻った感じだな
エロはありますか?
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/04/17(日) 00:47:12.76 ID:/DEFZifno
やっぱ安価スレはこの適度なカオスが良いな
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/17(日) 01:06:36.10 ID:KvEb4wDAO
勇者が魔王を倒す話じゃなくて魔王になる話になっちまった…
313 :[saga]:2011/04/17(日) 01:35:38.14 ID:NW1Xs39SO
その女児の意志は正に鉄壁であった。

肺の細胞の一つ一つが叫び声を上げても、喉元まではい上がる程の量の水を飲んでも、意識の途絶えを何度拒絶されても、顔が凍り付いても……。

年に見合わぬ豪胆で、悪魔の奴隷と化した男の差し出す卑しい道を歩むとは、例え苦し紛れにでも零さなかった。

寸の間の息継ぎ毎に鋭く睨み、いつか現れる隙に全神経を集中させ反旗の時を待ち続けていた。

だが、それも序章までの足掻きに過ぎなかった。

膨れ上がった胃を皮膚の上から潰され、吐かされる水にはやがて赤が混じり始め、内側からの焼け付くような痛みは半覚醒を彷徨う意識下でも鮮やかに輝いて気力を焼く。

手足の痺れだったものが痛みに変わり、ある時ふっと神経が消える。その時、腐敗という単語がぐるぐると巡り、喪失の恐怖が精神を溶かす。

死と生の境界を彷徨うような男の責めに、精悍な目付きはぐるりと白目を剥いたものに変わり、顔色はペンキを叩き付けられたような青に移っていた。

段々と防塁にひびが入り始め、正義がぐらりと揺れる瞬間が出てくるようになると、男は責めを弱めて甘さを与えるようになる。

「はい、と言えば止めてやる」

その言葉は耳元から脳へと走る弾丸となり、穿たれた回路には亀裂が走って、底から這い出した自分の弱さ達が手招きをするのだ。

"おいでよ"
"苦しむことはないんだ"
"このままじゃ死んじゃうよ"

不気味な弱さ達は跳ね返す度に数を増したが、弱さ達は水に顔が沈む度に綺麗にもなっていった。

焼け爛れたように揺れていた手は、最後には唯一の救いを与える天使の片鱗を見せる程になり……


そうして、拷問が始まってから二刻が過ぎたころ、或る汚れを知らぬ純白の魂の一つが深いヘドロの海へと堕ちていった。
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]:2011/04/17(日) 01:39:25.67 ID:KvEb4wDAO
急に書き方変えんなwwwwww
315 :[saga]:2011/04/17(日) 01:39:35.56 ID:NW1Xs39SO

だが、拷問はそれからも暫く続くことになる。

徹底的な恐怖を植え付けるという大義名分の元に、男に快楽を与える蹂躙の舞台として。

彼女が壊れる寸前まで

316 :[saga]:2011/04/17(日) 01:46:31.66 ID:NW1Xs39SO
―――
――




勇者「んー!良い朝だ!」

幼女「……」

勇者「おー、お早う」

幼女「お、おはよう……ございます……」

勇者「声が小さいな。面倒だって思っているのか?」

幼女「ひっ!すみませんすみません!ごめんなさい違うんです!今のはっ、今のはっ!お願いします!許してください!助けください!お願いします!」ビクッ

勇者「良く出来た仲間だ」

勇者「さぁ、時は満ちた。手始めにこの帝国内の生きとし生ける存在を根絶やしにしてやる!!」
317 :[saga]:2011/04/17(日) 01:56:00.72 ID:NW1Xs39SO
〜二週間後〜



憲兵「どうして昼間の大通りで剣を振り回したんだ?」

勇者「……天のお印しがあったんです」

憲兵「ちゃんと話せ」

勇者「……主がお導きになったんです」

憲兵「……あのな、誤魔化しても罪が重くなるだけだぞ?」

勇者「……ガイアが囁いたんです」

憲兵「……分かった。もう、そういうことにしよう」

憲兵「では、質問を変える。お前と一緒に事件を起こした子供との関係は?」

勇者「……仲間です」

憲兵「あの子はお前に酷く怯えていた。それでも、仲間か?」

勇者「……はい」

憲兵「脅したんじゃないのか?」

勇者「……脅していません。作り替えただけです」

憲兵「それは、どういう意味だ」

勇者「……作り替えたんです」

憲兵「……」

コンコン

憲兵「む、少し待っていろ。くれぐれも逃げ出そうなどとは考えるなよ」

勇者「……はい」
318 :[saga]:2011/04/17(日) 02:05:25.70 ID:NW1Xs39SO


憲兵2「男の様子はどうですか?」

憲兵「さっぱりだ。何を聞いても神が云々しか言わん」

憲兵「よっぽどの道化か、精神のイカれた野郎かだ」

憲兵2「診査に出す必要が在りますね」

憲兵「あぁ。そっちはどうだ?」

憲兵2「まず、間違いなく脅されたんでしょう。身体に無数の傷が有りますし、男の名前を出すだけで震えるんです」

憲兵「そうか」

憲兵2「それと、水を酷く怖がる様子が」

憲兵「水を?」

憲兵2「はい。関連が在るのは間違いないと思いますが、何せ聞こうとするとパニック状態に陥るもので」

憲兵「それは、余程だな」

憲兵2「ですから、そちらで何か聞いてください」

憲兵「聞き出せる気がしねぇよ。絶対ガイアが何たらって言うぜ、あいつ」

憲兵2「頑張ってくださいよ」

憲兵「頑張るけどさぁ……」
319 :[saga]:2011/04/17(日) 02:06:05.44 ID:NW1Xs39SO



  ―――投獄END―――



320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/04/17(日) 02:11:14.65 ID:/DEFZifno
まぁそうなるとは思ってたよ…
で、続きやんの?
321 :[saga]:2011/04/17(日) 02:17:26.84 ID:NW1Xs39SO
つうわけで終わり!
投げたんじゃないよ!なんかもうスレの雰囲気が終わらせる感じだったじゃん!こう、でろーってしてさ!
このまま続けてもお互いに苦痛だろうって思ったんだよ!


えーと、安価スレ初めてだったけど、すげー恐かった。皆の反応とか、俺のハンドルさばきの稚拙さとか諸々ね!
これ上手く回収出来る人は天才だと再認識した

流れとしては勇者魔王化で勇者系安価スレとしては王道だったね


今回ですっっごい痛手を被ったけど、もしかしたら、懲りずにまた安価系スレ立てるかもしれないからそん時は宜しく
反省生かせるように頑張るべ


最後に、安価取ってくれた皆さん、コメくれた皆さん、コレを読んでくれた皆さん
マジで有り難うございます。暇潰しぐらいは出来たなと思って頂ければ光栄です
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/04/17(日) 08:18:00.48 ID:Gm65yryAO
乙!
無茶振りへの対応力とか大したもんだと思うよ
そのまま堕ちていく流れで進むのも見てみたかったし
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/17(日) 09:19:31.31 ID:wBYve58SO
ロードはどこから?
おれはもっと読みたいぞ
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/17(日) 12:06:34.32 ID:JUTiwANSO
>>284あたりからロードしたいなこれ
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/17(日) 22:35:58.88 ID:CcausYu10
>>324確かに
326 :[sage]:2011/04/18(月) 00:48:55.41 ID:WoIAUUfSO
ロードとか誰得だよっ!!
お前ら冷静に考えろ。無駄に引っ張って良くなった作品がかつて有っただろうか、いやない

愛は有るけど、俺はもうこの作品を続ける気も自信もないんだ。申し訳ないが我慢してくれ
次に立てるヤツは、亀の子更新になるだろうけどもうちょい頑張ってみるからさ


ココの除去依頼は来週に出します



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