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HTML化した人:lain.
ほむら「エーテルの風?」
1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/18(水) 03:14:01.18 ID:QHmhQyb7o
「また、救えなかった。」

彼女が愛した少女だった魔女を見上げながら、
暁美ほむらはポツリと呟いた。

(諦めない…私は、何度でも繰り返す。)

ほむらが左手の円盤に手をかけ、勢いをつけてそれを回転させると、
周りの景色が歪み始めた。

「こんどこそ、救ってみせる。待っていてねまどか」

強い決意を秘めて放った言葉を最後にほむらはこの時間軸より消滅した。

―――――――――
――――――
―――

※マギカまどか×elonaのお話になります。
ネタバレ、ロミアス等ありますのでご注意ください。
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)2011/05/18(水) 03:16:03.59 ID:QHmhQyb7o
ほむらは突然の悲鳴のような雷鳴に驚いて目を覚ました。

ほむら「キャッ!」

木造の部屋、揺れる床、縄で縛られたたくさんの大きな積荷、
そしてその影に隠れるようにして横たわっていた自分自身。

ほむら「これは…どう見てもいつもの病室じゃないわね」

QB「ここはクイーン・セドナの貨物室だよ、ほむら」

ほむら「ッ!あなたがなぜここにいるのかしら」

QB「おかしな事をいうね、君が言い出したじゃないか
   ノースティリスで一財産築こうって」

ほむら「……」

ほむら(ノースティリス?聞いたことのない地名だわ…なぜ今回に限ってこんなところに…)
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/18(水) 03:17:46.59 ID:QHmhQyb7o
考え込むほむらとそれをじっと見つめるQBを、大きな横揺れが襲った。

ほむら「ッ・・・!」

QB「凄い揺れだ。ほむら」

ほむら「この船は、嵐の中にいるのね」

QB「……いいや、もっとひどい状況かもしれない」

ほむら「……どういうこと?」

QB「エーテルの風だよ」

ほむら「エーテルの風?」

QB「……君はさっきの揺れで頭でも強く打ったのかい?」

ほむら「そうね、すっかり忘れちゃったようよ」

見つめられ、一瞬ためらった後にほむらは頷いた。
得心がいったとでも言うようにQBは続けてきた。

QB「それで変なこと口走ったりしてたんだね。いいよ僕が教えてあげる」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/18(水) 03:19:07.19 ID:QHmhQyb7o
QB「エーテルの風が吹くと、海は酷く荒れるんだ。
   さらに酷い事にこの風に長く当たっていると
   目が増えちゃったり、羽が生えちゃったり、とにかく人体がおかしくなっちゃうんだ!」

ほむら「そう・・・」

QB「でも差し当たっての心配は…この船がいつまでもつかってところだね」

QBの不吉な言葉を裏付けるかのように、船体がミシミシと悲鳴を上げた。

ほむら(付き合ってられないわね。)

一つため息をつくと、ほむらは左手の円盤に手をかけ勢い良く回した。

ほむら「でもお生憎様、ここで難破するのは貴方だけのようよ」 キリッ

QB「どういうことだい?ほむら。君だけが助かる方法でもあるの?」

ほむら「すぐ解るわ」

得意げに長い髪をかきあげて、ほむらは時間転送に構えた。

ほむら「…」

QB「…」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/18(水) 03:20:07.79 ID:QHmhQyb7o
カラカラ…カラ…

ほむら「あ、あれ」

QB「ずいぶんと打ちどころが悪かったんだね・・・ほむら」

気の毒そうに言ったQBの言葉を最後に、船体が大きく割れ
押し寄せてきた波の重壁に1人と1匹は飲み込まれた。


―――――――――
――――――
―――
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/18(水) 03:27:24.29 ID:QHmhQyb7o
【現在のステータス】
名前 暁美ほむら   職業 魔法少女  レベル 1
異名 繰り返す運命  年齢 14 歳     経験 169
種族 イェルス     身長 148 cm    必要値 3024
性別 女性       体重 42 kg     信仰 なし

能力                   ,. r:::::::::::::::::::::-..、
筋力 11              /::::::::::::::::,::::::::::::::::::::\
耐久 12              /:::::::::::::::::::/二ニニニ- 、ヽ
器用 20             /:::::::::::::::::::/:::::,:::/::/::::::::::ヾ::、
感覚 8             /:::::::::::::::::::/::::ィ::/l:/|:::::ト::::|:::::::i
習得 13            |:::::::::l::::::::/-/_|///,' |::/|:::i;:::::::|
意思 8             |::::,/|:::::::::l:/,__!_-`/ レ-rA::::|::|
魔翌力 8              l:::i、 |::::::r' {,J/`   z-r.l:::|::!
魅力 10            /::::::::i:::::::| ,,,`´    じ' /::lレ'
                 /:::::::::::l:::::|ト、     ' ,,, ノ:::/
Eブロンズリボルバー    /:::r -、_|l:::||ヽ、ヽ、 二 イ::::/
Eブロンズバレット     /::/     、:|ゝ、` ̄7:::L、/:::/
Eシルクローブ       ::/   r'´ヾ{ ̄ヽ--t->イ:::/




とりあえず導入部分だけ
3日に1回くらいのペースでぼちぼち書き進めていきます。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/05/18(水) 05:09:24.81 ID:sT0TWbFDO
乙<本当に立ててしまったのか?

さて、緑髪のあいつがどうなるのか期待
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/05/18(水) 08:49:10.24 ID:EweiwvqAO
ほむほむが変異しませんように
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]:2011/05/18(水) 08:57:28.01 ID:jjcXRK7eo
人肉たべちゃうほむほむ期待
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]:2011/05/18(水) 13:27:30.60 ID:Qhl9X3hAO
タイトルでもしやと思ったがまさか本当にElonaだとは……!
しかもQBがペットかよw
猫(無限残機)なのかこれは。
エーテルと言えば羽が生えればほむほむマジ天使とかになるんだが、
ただれた顔の巨大な頭に目がたくさんあって足が蹄な殺戮に餓えた人喰いのほむほむとかになってしまう可能性も……w
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/05/19(木) 01:05:41.53 ID:J4KeIopIO
まさかのElonaスレ
期待
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/19(木) 01:09:48.59 ID:pBS8EkIdo
パチパチと木の爆ぜる音でほむらは目を覚ました。

ほむら(ん…ここは……)

薄目を開けて辺りの様子を覗った。

ほむら(毛布の中にくるまってるわ……この音は焚き火が立てる音だったのね、
     どこに目を向けても土壁、洞窟の中かしら、ずいぶんと広い)

体の軋みに眉を歪めつつもほむらは体を起こした。

???「…意識が…もう戻ったのか?驚いたな。」

突然の声に驚きながら、ほむらは声のほうに目を向けた。

緑髪の男「君の回復をまつために、我々の急を要する旅が

     いつまで中断されるのか、気を揉んでいたのだが。」

ほむら「あなた、誰?」

緑髪の男「我々は異形の森の民だ。

     エレアは…シレア・テールの高潔なる異端者は、
     
     他の種族の詮索に付き合う無駄な時間を生憎持ちあわせていないが

     君は、我々に拾われた幸運をもっと素直に喜ぶべきだな。」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/19(木) 01:13:01.08 ID:pBS8EkIdo
ほむら(よくわからないわ、とにかくプライドの高そうな男ね)

じっと観察してくるほむらを気にした様子もなく、緑髪の男は続けた。

緑髪の男「――瀕死の君を回復させることは、ここにいるラーネイレ以外の何者に

      も不可能だっただろう、なにせ彼女はエレアの」

???「ロミアス、喋りすぎよ。意識の朦朧としたけが人が相手だとしても。」

得意げに話す男の話を美しいソプラノの声が遮った。

異形の森の使者『ロミアス』「そうだな。私の悪いくせだ、わかってはいる。」

ほむら「あなた達が助けてくれたのね、ありがとう。ロミアス、そして――」

ちらり、と目を向けたほむらにニッコリと微笑みながら女は答えた。

緑髪の女「ラーネイレよ、無事に意識が戻ってよかったわ。

      あなたを最初に見たと きは、もう手遅れかとおもったほどだもの」

ほむら「ありがとう、ラーネイレ」

ロミアス「それで、君は私達の名前を知ったわけだが、私達は君の名前を知らないようだが」

言外に自己紹介をしろとロミアスは促した。
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/19(木) 01:15:10.25 ID:pBS8EkIdo
ほむら(持って回るわね)

ほむら「暁美ほむらよ、ほむらで構わないわ」

風を聴く者『ラーネイレ』
「アケミ・ホムラさんね。聞いたことのない不思議な名前だわ。どちらの国からいらしたの?」

ほむら「日本という国から」

ラーネイレ「ニッポン?聞いたことの無い地名だわ、ロミアス。貴方は?」

可愛らしく小首をかしげながら、ラーネイレはロミアスのほうを振り返った。

ロミアス「知らないな……ラーネイレ私達の旅の目的は覚えているのだろう、
      あま りその娘に深入りするのは感心しないな」

ラーネイレ「そうね、でもこんなに小さな女の子がたった一人でこの先どうなるのかと思うと…」

ほむら「助けていただいただけで十分よ、これ以上の迷惑をかけるつもりはない わ」

突き放すようなほむらの言い方に、気を悪くした様子もなくラーネイレは寂しそうな顔をしながらほむらの髪を撫でた。

ラーネイレ「ごめんなさい、貴方を安全なところまで連れて行ってあげたいのだけれど、
       私達の旅も決して安心できるものとは言えないから…」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/19(木) 01:19:12.86 ID:pBS8EkIdo
ほむら「……」

ラーネイレ「ねぇ、ロミアス――」

ラーネイレに見つめられて、いかにも渋々と言った感じでロミアスが口を開いた。

ロミアス「・・・さて、暁美ほむらといったな」

ほむら「なにかしら」

立ったまま、ほむらとラーネイレを見下ろしながらロミアスは続けた。

ロミアス「余計な世話でなければ、我々が旅を再開する前に、
      この土地での生活の知恵を授ける程度の時間は割けるのだが」

ほむら(ありがたい申し出だけど・・・)

思案するほむらを後押しするかのようにラーネイレが頷いた。

ほむら「ええ、お願いできるかしら」

ロミアス「懸命な選択だな、最も基本的で重要な行動である食事に関してだが、
     君のいた国の事情はよく分からないが、ここノースティリスの食糧事情は厳しい。
     食料は店で買う事もできるが君のような子供にはとても高価だ」

ほむら(当分美味しい食事は望むべくもないってところね)

ロミアス「また栽培してそれを収穫する方法もあるが時間も場所も必要になってる、
     最も簡単なのは倒した敵の肉を食べることだろうな。」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/19(木) 01:20:38.08 ID:pBS8EkIdo
ほむら(野生動物を狩って肉を食べる…?
     生憎サバイバルの知識はあまり持ちあわせてないわ)

ロミアス「君の為に肉を用意した。まずはこれでノースティリスでの食肉に慣れる事だな」

そう言って、ロミアスは懐から油紙に包まれた生肉を投げて寄こした。

ほむら「一つ、質問いいかしら」

ロミアス「ああ」

ほむら「これは、何の肉?」

肉の包みを取り上げ、じっと見つめながら質問してくるほむらをロミアスは無表情で眺め下ろした。

ロミアス「そうだな……『食べられる』肉だ」

ほむら「・・・そう」

ほむら(嫌な予感がするわ…)

ほむらがラーネイレのほうを向くと、ラーネイレはなんとも言えない表情で床を見つめていた。

ほむら(これを食べられるようでないと、ここでは到底生きていけないってところかしら)
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/19(木) 01:22:06.59 ID:pBS8EkIdo
ほむら「いただくわ」

ほむら(焚き火でよく炙ってから食べれば、少しは安心できるかしら)

覚悟を決めてほむらは焚き火のほうに向き直った。

ほむら「鍋がかかってる」

ロミアス「・・・ラーネイレ」

ラーネイレ「なによ、いいじゃないこのくらい」

唇を尖らせてあさっての方向を見るラーネイレを見て、ロミアスはヤレヤレと片手で顔を覆った。

ほむら「ありがとう、ラーネイレ」

ほむらは鍋に肉を落とし、焼け加減を見ながらじっくりと両面を焼いていった。
次第に肉の焼ける香りが辺りに漂い、ほむらの食欲を刺激した。

ほむら「こんなものかしら」

ロミアス「上出来だ」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/19(木) 01:23:45.94 ID:pBS8EkIdo
ほむらは円盤からナイフを取り出し、肉を刺してその一片を口にした。

ほむら(少し臭みはあるけれど、牛肉よりあっさりとしていてくどくもなく割とマッタリとした舌触り)

黙々と肉を食べていくほむらを、ラーネイレはなんとも言えない顔で、
ロミアスは相変わらずの鉄面皮でじっと見つめた。

ほむら「食べたわ」

ロミアス「…本当に食べてしまったのか?」

ほむら「どういう事」

ロミアス「いや・・・」

訝しげにロミアスを見つめるほむらの目線を気にした様子もなく、
ロミアスはあさっての方向に目をやった。

ほむら「・・・?」

なんとなしにそちらをむいたほむらの目に、血痕とホロボロの服、
そして真新しく掘り返されたような盛り上がった土が映った。

ほむら(まさか)

――ロミアスは相変わらずの無表情、ラーネイレは辛そうな顔で地面を見つめていた。
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/19(木) 01:25:20.47 ID:pBS8EkIdo
ほむら「……ッ!……ウグッ」

ラーネイレ「ほむらさんっ・・・!」

ラーネイレは嘔吐しそうになったほむらに駆け寄り、ひしと身を寄せて背中を優しく撫でた。

ほむら「……いいわ、これがノースティリスで生きるということなら」

嘔吐感を耐え、しっかりとした目で見返してくるほむらの姿に、ロミアスは少し目を見開いた。

ほむら「私にはどうしてもやり遂げなければならない使命がある。」

ラーネイレに一度頷くと、ほむらはしっかりとした足取りで立ち上がった。

ロミアス「・・・次に戦闘について教えるが、戦う前にまず装備の確認をし、
      準備を整えなければならない。君は既に銃を持っているようだな。
      であればすぐにでも訓練用のモンスターを召喚しようと思うが」

ほむら「構わないわ」

ロミアス「危なくなったときの為に、治療薬を渡しておこう…必要ないとは思うが。
      ポーションの飲み方はわかるな?」

ほむら「ええ、多分ね」

ほむらの返答を聞いて、ロミアスは目を閉じて詠唱を始めた。
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/19(木) 01:26:38.54 ID:pBS8EkIdo
ロミアス「汝契約の元、我ロミアスの前に姿を顕さん、『サモン・モンスター』」

ロミアスが詠唱を終えると同時に、ロミアスの足元の岩石がその姿を変え、
ピンク色のゲル状の物体が3つ姿を表した。

ロミアス「これはプチという、このノースティリスで最弱のモンスターだ。」

ジリジリと間合いを詰めてくるプチ達に向け、ほむらは銃を構え3度撃ち込んだ。

*ぷちゅ*

*ぷちゅ*

*ぷちゅ*

ロミアス「上出来だ」

ほむら「大した魔物じゃないわ」

スッと髪を掻き上げるほむらを、ロミアスは相変わらずの無表情で、
ラーネイレはニコニコ笑いながら手を叩いて賞賛した。

ほむら(魔女に比べれば子供だましもいいところね)
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/19(木) 01:29:55.14 ID:pBS8EkIdo
ロミアス「最後にノースティリスの地理について少し説明しよう。

      シエラ・テールには幾多の国が存在するが、

      ノースティリスはどの国の支配も受けておらず。

      《ネフィア》と呼ばれる迷宮群が存在する特殊な場所だ。

      この地では、地殻変動とともに新しい迷宮がしばしば生成される。

      迷宮の主を倒すと貴重な物資や財宝が手に入るため、冒険者にと

      っては格好の収入源になるわけだ。」

ほむら(ここはシエラ・テールのノースティリス国、
     ネフィアと呼ばれるダンジョンには財宝が眠っている、把握)

早口でまくし立てるロミアスを見て、ラーネイレは少し心配そうに口を開いた。

ラーネイレ「そんなに一度に言っても、飲み込めないんじゃないかしら」

ほむら「大丈夫よ」

ロミアス「飲み込みの早い生徒だ」


―――――――――
――――――
―――
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/19(木) 01:33:57.26 ID:pBS8EkIdo
これにてチュートリアル編終了。
どう改行したら見やすいか研究中です。
ロミアスとラーネイレのキャラが幾分マイルドになった感が否めない。

次回は、旅立ちそして出会い編となります。

これでやっと自由にほむほむを動かせる!
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/05/19(木) 02:06:11.61 ID:83Dj+Mtpo
乙ほむほむ
elonaは面白そうなんだが操作が煩雑すぎてrogue系やらない俺は投げたんで
雰囲気を楽しめそうで期待
ルナドンUっぽくてプレイしたいんだがなあ
あ、改行はその形で普通に読みやすいと思う

ところでホムーランさんは武器が銃火器っぽいが、この世界で現代の規格の弾薬は補充できるんだろうか
時間停止も魔翌力残量考えるとマジのピンチ以外使えなさそうだな
魔女がこっちにもいればグリーフシードは手に入るのか・・・?
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/05/19(木) 08:14:54.65 ID:BclLeY0uo
弾とかはあんまり気にしなくていんじゃない?
ワルプルギスと戦う時もバズーカ使いまくってたし
10話で盗んでたところとかから盗るの繰り返して貯めてんじゃないか?
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/19(木) 08:15:17.64 ID:26CTmpbFo
お疲れ様でした。
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]:2011/05/19(木) 09:15:25.01 ID:Qhd2pj8AO
乙乙

そして緑髪のエレア[ピーーー]
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/19(木) 10:25:31.08 ID:ioqRNvnd0


緑髪のエレア氏ね
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/05/19(木) 12:00:15.70 ID:bnkZ+TAAO
ちょっと洞窟で核爆弾使ってくる
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]:2011/05/19(木) 12:20:27.59 ID:u1itCR9AO
さすがほむほむ、人肉食っても狂気状態に陥らない程度の精神の強さは持ってるのねw
なんかいくつか特殊なフィート持ってそうだな。

さあ、マジカル☆核爆弾で緑髪を吹き飛ばせ!
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/19(木) 22:21:31.90 ID:26CTmpbFo
elona的には、銃器は古代の遺物で飛び道具として弾と一緒に装備すれば
通常弾は無制限で撃てましたな。

ほむほむさんの場合、初期装備でお持ちでしたからそれを少なくとも使うかと。
隠し兵器については・・・・・・・どうなんでしょうね・・・・・・。

種族、性別の壁を越えて重婚OKなelonaの世界的に、彼女のアレはどうなることやら・・・・・・・。

例のブツを大量に使えばレベル1でも初期家に現れるチュートリアルペアを……。
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:08:58.27 ID:GjJ2aE63o
ラーネイレ「それじゃあ、私達は行くわね。ほむらさんもお元気で。」

ロミアス「ではな、もう、会うこともないだろう。」

ほむら「色々とありがとう、ラーネイレ、ロミアス」

ラーネイレは後ろ髪を引かれるように、
ロミアスはいつも通りのあっさりとした様子でほむらに別れを告げると、街道を歩き始めた。

ラーネイレ「…ごめんロミアス、少しだけ時間をくれる?」

ロミアス「ああ、好きにするがいい」

そう言ってラーネイレはほむらに向かって駆け寄ってきた。

ほむら「どうしたの」

ラーネイレは不思議そうに見つめてくるほむらの手を取って告げた。

ラーネイレ「お節介かもしれないけれど、これだけは言っておかないとと思って」

ほむら「…」

一つ息を吸い込んで、ラーネイレはしっかりとした目でほむらを見つめた。
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:10:33.84 ID:GjJ2aE63o
ラーネイレ「ほむらさん。あなた凄く思いつめた目をしているわ。
        私はそういう目をした人たちがどんどん生き急いで、
        頑張って頑張って頑張り続けてそのまま倒れてしまう光景を何度も目にしてきたの。」

ほむら「…そう」

ラーネイレ「ね、ほむらさん。ここノースティリスは確かに過酷な国だけれど、
       それと同時にとても自由で沢山の可能性が満ちている国でもあるの。
       もしできる事なら少しだけ肩の力を抜いて、この国で少し羽を休めてみたらどうかしら。」

ほむら「それも…いいかもしれないわね」

感情を映さない目のまま言葉を返すほむらに、ラーネイレは少し寂しそうにニッコリと笑った。

ラーネイレ「あなたの旅の行く先に神の祝福あらんことを。」

ほむら「ええ、あなたの使命が無事に果たされますように。ありがとうラーネイレ」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:13:13.52 ID:GjJ2aE63o
2人が去った後、少女は洞窟に戻り、そっと顔を上げて天井を見つめた。

ほむら「…」

しばらくどこともなく視線を彷徨わせた後、少女は円盤に手をかけ勢いをつけて回した。

ほむら(あの時と同じ・・・)

そのまま勢いを失って止まってしまった円盤を見つめてから、
ペタリと、力なく毛布の上に座り込むと、ロミアスやラーネイレと洞窟で交わした会話を思い起こしたした。


――過去へ戻る魔法?・・・いや知らないな。
   だがもし仮にそんな魔法があるのならシエラ・テールが多くの国に分かれ争い合うこともなかっただろうな。
   時間を移動できる魔法は誰にとっても最強の切り札だろう。

――過去に戻れる魔法かぁ、私は無くて良かったと思うわ。
   だって何回でもやり直せるんじゃ今頑張らなくてもいいやってなっちゃいそうだもの。
   ・・・ほむらさんにはやり直したい過去があるのかしら?

――ええ、どうしても変えたい……運命が


ほむら(魔法少女の力でも、彼らの魔法でも過去に帰る事はできない……)

つつと、少女の頬を一筋の涙が流れた。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:15:26.23 ID:GjJ2aE63o
ほむら「何もかも…諦めたのにっ…グスッ…
     貴方を救う為に全てを、諦めたのにっ…
     これじゃ救えないじゃない…グスッ…まどかぁ」

一度流れた涙は大事な人の名前を出したとたんに、堰を切ったように流れだした。

ほむら「ごめんねまどか。
     貴方をインキュベーターの手から救ってあげるって、
     約束…したのにねっ…グスッ…もう手がかりがなにも…」

静かな洞窟に少女の掠れた涙声だけが木霊し、
泣き疲れたほむらはいつしか眠りについていた。


―――

『僕と契約して魔法少女になってよ』

(ダメよまどか!そいつに耳を貸しちゃダメ!)

『魔法少女?』

『魔法少女になって魔女を倒して欲しいんだ!』

『魔女…』

(どうして、どうして声がでないの!)

『分かった、私、魔法少女に――』

―――
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:16:17.55 ID:GjJ2aE63o
ほむら「嫌!まどか!」

自身の絶叫で少女は目を覚ました。

ほむら(夢……いいえ、夢じゃない)

ほむら「救わないと、なんとしても戻らないと」

唇を噛み締め、自身を奮い立たせるように少女は身を起こした。

ほむら(何かあるはずよ…何か見落としが…)

その時少女の脳裏にこの世界に来た時の事が思い出された。



――おかしな事をいうね、君が言い出したじゃないか
   ノースティリスで一財産築こうって。


36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:17:53.61 ID:GjJ2aE63o
ほむら「インキュベーター…!」

ほむら(この世界にあの陰獣がいるということは、
     この世界と私のいた世界は全くの無関係ではない…)

思案を終えた少女の目には再び強い決意の炎が燃えていた。

ほむら(まさかインキュベーターが最後に手がかりになるだなんて思ってもみなかったけれど――)

ほむら「そうだ、ソウルジェムは……」

変身を解いた少女の手の中に光る卵状のそれは、1/4ほどが黒く濁っていた。

ほむら「極力魔法を節約して……2週間といったところかしら」

しばらく観察した後に判断を下すと、少女は使える物がないかと洞窟の中を見回した。

ほむら「これはランタン……後は、この袋は兵糧と書いてあるわ、

     ええっと…冷蔵庫?どうしてこんなところに…中は…空っぽね、

     そうだ、それにあの二人に貰った毛布と旅食、それにお金が1000gp、

     1・5・10gp硬貨は鉄で100gp硬貨は金でできてるのね」

ランタンの火を消し、少女は所得物をまとめて円盤にしまいこんだ。
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:19:23.85 ID:GjJ2aE63o
旅支度を終え洞窟を出た少女を出迎えたのは、
空高く登った太陽と広大な草原だった。

ほむら(・・・たしか)


――街道沿いに歩けば子供の足でも1日でヴィルニースの町に着くだろう。


――もし行き先が決まっていないのなら、南の炭鉱街ヴェルニースに行くといいわ。
   あなたの探しているものが、見つかるかもしれない。

ほむら(お節介焼きのラーネイレと皮肉屋のロミアスか、いいコンビだったわね)

ほむら「あの二人、恋人…いいえ気のおけない友人かしら。また会いたいわね。」

掻きあげたほむらの髪を春の風が通り抜けていった。
少女の中で一瞬ラーネイレと少女の大事な人が重なって見えたような気がした。

38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:20:48.71 ID:GjJ2aE63o
―活気ある炭鉱街・ヴェルニース―


少女がヴィルニースに着いたのは深夜だった。

石造りの道の周りにはレンガ細工の家が立ち並び、

家々から伸びた煙突からはうっすらとした煙が立ち上っていた。

家の中からは家族が団欒する声が聞こえ、

路地裏からは酒に酔った輩が管を巻く声が聞こえた。

町に入ろうとしたほむらを一人の兵士が呼び止めた。


ザナンの兵士A「おい、そこのお前」

ほむら「…」

ザナンの兵士A「この町に何の用でやってきた?」

ほむら「…大事な人を探しに」

ザナンの兵士A「・・・そうか」

兵士はほむらの姿を上から下まで眺めると。

ザナンの兵士A「よし、行っていいぞ」

39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:22:16.18 ID:GjJ2aE63o
ほむら「この町はいつもこんなに警備が厳しいのかしら?」

怪訝な表情の少女に見つめられた兵士は少し不機嫌そうに答えた。

ザナンの兵士A「……明日は我らがザナン国の皇子サイモア様が直々に遊説にこられれる日でな、
          我々はその警備で町に出入りする連中を見張っている。
          お前もサイモア様のお話を聴きに行くのならくれぐれも失礼のないようにな。」

ほむら「…分かったわ」

ほむら(やっと人の住んでいるところに来られた、まずは宿を確保したいわ)

ほむら「宿はどちらにあるのか教えてくれる?兵士さん」

兵士はそっぽを向いたまま、あっちだ、と街の奥を指さした。


―――


ほむらは懐かしい鳴き声に気づいて、ふと歩みを止めた。

なんと、船が難破した時に居なくなった彼女のペットが、

嬉しそうに走ってくる!そのペットは――

40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/20(金) 00:23:08.45 ID:6HT5q2yJo
何だろう・・・・・・・?
ドキドキ
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:23:53.95 ID:GjJ2aE63o
ほむら「インキュベーター…」

QB「ほむら!良かった君も無事だったんだね?」

ほむら「生きていたのね・・・」

ニコニコと笑いかけてくるその獣を見て、
少女は眉根を寄せ不機嫌そうに獣の頬を両側から引っ張った。

QB「ほ・・・ほういうつもひたい・・・ほふら・・・」

ほむら「貴方の顔を見たら急に腹が立ってきたの、他意はないわ」

ほむら(笑顔のインキュベーターだなんて、何か企んでるようにしか見えないわね)

少女は頬をぐいーんと全力で引っ張ったあと手を離した。

QB「いたたた。酷いじゃないか。僕は君が無事だったろうかってずっと心配していたんだよ。」

ほむら「別に貴方に心配されても嬉しくないわ」

QB「・・・君はずいぶんと変わったね。やっぱりあの嵐でどこか頭をぶつけたのかい?」

ほむら「…」

QB「そうだ、宿をとってあるんだよ。1人部屋だから僕ら2人には少し狭いかもしれないけど」

42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/20(金) 00:24:37.65 ID:6HT5q2yJo
?!
43 :切るところを間違えました[sage]:2011/05/20(金) 00:25:15.28 ID:GjJ2aE63o
1人と1匹はぎこちない雰囲気のまま宿に向かって歩き出した。



QB「女将さん!野うさぎとイーモのシチュー、2人前お願い。」

宿の女将「はいよ、ああ、その人かい?あんたの探し人ってのは」

QB「ああ、僕の大切な友達なんだ!」

宿の女将「そうかい、良かったね」

恰幅の良い宿の女将は少女とペットのほうを向きニッコリを笑ってから調理台に向かった。

ほむら「…」

ほむら(なんでここの女将さんはこんな兎モドキと普通に話してるのかしら…)
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/05/20(金) 00:25:29.10 ID:opTj1pSRo
キュゥべえはいつも笑顔だろというか笑顔以外ないだろww
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:26:49.12 ID:GjJ2aE63o
女将さん「はいよ、お待たせ。パンはサービスだよ。」

QB「ありがとう!とっても美味しそうだ」

女将さん「嬢ちゃんもさ、そんなに痩せっぽっちなんだから、しっかり食べなきゃダメだよ。」

ほむら「…はい」

シチューの大皿をドンと彼女らのテーブルの中央に据えた後、良い香りのする焼き立てパンの入った籠を置きながら
女将さんはほむらにパチッとウインクして他のテーブルへ向かっていった。

QB「さぁ食べよう!僕もうお腹ぺこぺこだよ」

テーブルの上に座って、器用に両前足を使って取り皿にシチューをよそうと、
QBは顔を突っ込んではぐはぐと食べだした。

ほむら(毒・・・ということは無さそうね、第一メリットがないし)

シチューの甘い香りにほむらのお腹がくぅと鳴った。

QB「あれ?どうしたのほむら、お腹が空いて無いのかい?」

しばらく逡巡した後、いただくわ、と言って少女はそっとパンに手を伸ばした。
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:28:18.22 ID:GjJ2aE63o
QB「ねぇほむら」

ほむら「…何?」

QB「僕もベッドに寝てもいいかい?まだ椅子で寝るには少し寒いよ」

そう言ってじっと見つめてくるQBを見て、
ほむらは黙ったまま円盤から拳銃を取り出し安全装置を外してから口を開いた。

ほむら「出来そこないのチーズみたいになっても構わないのなら」

QB「分かったよ、以前は毎日僕を抱いて寝ていたのに…」

そう言ってQBは丸くなって尻尾で体を覆った。

ほむら「…知らないわね、記憶にないもの」

丸くなったQBを確認してから、ほむらは円盤から一枚の写真を取り出した。

ほむら(ねぇ、まどか・・・小さな手がかりを見つけたわ。
     だけど、なんだかこの世界のインキュベーターはずいぶんと違っているの、
     笑うし、痛がるし、そして心配までしてくる、まるで人と同じ感情があるみたいに見えるわ・・・)

ほむらはひとしきり写真を見つめ思案した後に写真を円盤にしまい、
酷く疲れたように一つ息をつくと、宿の柔らかいベッドの中に意識を深く深く沈めていった。
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:34:51.45 ID:GjJ2aE63o
本日は以上です。

QBの笑顔ですが、原作のあのぬいぐるみ的な表情ではなく漫画に出てきた

                             _
                                } `丶
     / ̄ ̄\           「 \  __   -┴ ァ  \       / ̄ ̄\
.    /                  ´         /    ヽ   /
   |   魔   |          \        __ く/      .   |    僕.  |
   |   法   |          ∨ __     '⌒ Y      }  |   と  │
   |   少   l           _|{ '⌒ r:‐ヘ    八      ,′  |   契.   |
   |   女   |       / 八    、:::ノ  イ 丶.   /   |   約.   |
   |   に  │ ,  ⌒\/ ,   / ーァ    T´ {    \/\   |   し  │
   |    な.   | ( (⌒ >く/  / . : /     ',: :ヽ :    〈) )  |    て   |
   |.   っ   | 丶\{/ : : :/: : :./       ヽ-ヘ : : : //、           /
   |    て.   l  /\\_∧: : ,′|  i  i | ∨∧// : : :\_\___/
   |    よ.   | (__ ゚: :。 :ーァ‐' : ;  |  |  | |  ー‐く: : : : :。: ゚ : _ノ
   |    !  │  /. : : :。人: : :.:!   |  |  | |     \: 。 : : : :)
             /  (_/{:_:/  \:{.    { ,'    ノ    \_ノ ̄
     \__/              ̄>  \)(/  く
                    / / ̄ ̄ ̄\ \
                   'ー‐        ー‐'

こういうのですね。

ソウルジェムに関しては濁らない設定にするとちょっと味気ないので濁る代わりに少しご都合設定を入れます。

ほむほむの四次元円盤の中身は、ワルプルギスの夜と総力戦をした後という設定で、
重火器は使い切っていて持ち越したのはサバイバルナイフと拳銃、それにまどかの写真のみでいこうかと思います。
(ほむほむがまどかの写真の1枚も持っていないはずがない!)

汚い緑は無傷で送り出しました。ちともったいない気もしますがほむほむはelona初心者なので。
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:36:37.61 ID:GjJ2aE63o
*New Character*

名前 キュゥべぇ     職業 インキュベーター  レベル 3
異名 奇跡を起こす獣  年齢 ???歳     
種族 プレデター     身長 53cm   
性別 ???       体重 10 kg    

能力 
筋力 16                        -‐ニ ┤
耐久 15                  _  -‐ ´ /   }
器用 8            __ /´        `ヽ、  j
感覚 10        _ -‐二 ─ァ         (:.r:.) ヽノ
習得 10       く  ̄   /   (:.r:.)          ヽ\
意思 8        \  / /         、_,    } 
魔翌力 5          ヽ/   {       ー´       ノ  
魅力 12          /   ハ               イ   
               ,′   | ゝ           / l  
Eなし           l    ├─`ー ┬-    l´   l  
          ヽミヽ/     !     l        !    l  
           \〃ミヽ、 j     ,'      l\  ∧_ 
           `ノ    \、    l       \/レ-<
           o      ノヽ\  ハ  i     ヾ、:..ヽ 
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 00:39:56.49 ID:GjJ2aE63o
次回は〜ザナンの皇子と正義の味方?の巻〜です。


レスいただくとモリモリ書く気が湧いてきてありがたいです。
かわいい?マスコットも仲間に入ったので少しコミカルな方向に頑張っていきます。
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/05/20(金) 00:42:25.86 ID:opTj1pSRo

QBが普通にマスコットしているだと・・・
つか元ゲー知らないけど種族プレデターってえらく強そうだな
あとあのエルフ組ってなんかしたの? ソイレントグリーン以外に
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/05/20(金) 00:58:06.47 ID:qSI9U8XYo


銃メインなら、信仰はマニ様になるのかなあ
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/20(金) 01:03:17.94 ID:GjJ2aE63o
>>50
彼が恨みを買うのは食人部分がメインで、
後はチュートリアルの間、色々とひねくれた教え方をするくらいですかね
ついでに実は結構いい装備持ってるので、
慣れたプレイヤーからはよくチュートリアル中に連れ合いの女性ごと吹っ飛ばされます。
そのへん踏まえてelona特有のネタとして「汚い緑は消毒」が定着してきたって感じかなと思います。
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/20(金) 01:08:20.61 ID:6HT5q2yJo
お疲れ様でした。

QBがプレデターか・・・・・・・・。どんな攻撃アクションをすることやら。

・・・・・人肉ってさ・・・・美味しいよね………。
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/05/20(金) 01:13:55.03 ID:opTj1pSRo
>>52
なるほど、俺はまた元(まどか)の緑と引っ掛けてんのかと思った
よく考えたらほむほむは仁美に対しては直接の恨みはないしな・・・めんどくせえ存在ではあるけど

まあこんな世界じゃひねくれるのも無理はないか
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]:2011/05/20(金) 06:40:41.85 ID:dmSJt0IAO
ほむほむもQBも無理にイルヴァの種族に変えなくても……。
だって種族イェルスは「イェルス人」って事だし。
このQBの認識ではイルヴァのイェルス出身って事になってんだろうか?
ほむほむは種族日本人もしくは魔法少女、職業魔法少女、QBは種族インキュベーター、職業魔法少女おともとかにすれば良さげ。
あとElonaでのプレデターは種族じゃなくて職業だった気がする。
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)[sage]:2011/05/21(土) 00:12:16.11 ID:Bhh6bwmh0
Elona☆マギカなんてものがあるとは
プレイ自体は全然してないけどなぁ…
がんばれ
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/21(土) 16:35:34.54 ID:cVzvGHKzo
QBを適当に作ると契約してなかなか死なないくせに増殖しまくるメチャクチャストレス溜まりそうな仕様になるんだよな。
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/21(土) 18:48:02.02 ID:NcV1vMhko
ああ、ほんとだプレデターは職業でした…
たしかに出自までelona式にせずとも良かったかも

今回はサイモア皇子の演説メインです。
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/21(土) 18:48:51.02 ID:NcV1vMhko
QB「ほむら、ほむら。起きて」

ほむら「・・・」

QB「おはよう、ほむら、もうすぐ広間で
   ザナンの皇子『サイモア』が演説をするみたいだ」

ほむら「分かったわ、聞いておいたほうがいいのね」

QB「うん、これはきっと君のためもなることだ」

街の広場には黒山の人だかりができ、皆がサイモアに耳を傾けていた。
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/21(土) 18:49:59.27 ID:NcV1vMhko
ザナンの皇子『サイモア』

「そして深い悲しみが私を襲う。ザナンが新王国との戦に敗れ、

指導者を失った大陸が二大国間の戦火の舞台となり、幾多の歳月

が過ぎよう。今は亡きクレイン皇子のあとを継ぎ和平に模索しても、

二国の対立の溝はうまらず、未だ緊張の糸は張り詰められたままだ。」

QB「彼がザナン王国の皇子サイモア、現在のザナン王国のトップだよ。
詩や歌が好きで、戦災孤児への支援もたくさんしてる、とても優しい皇子なんだ」

ほむら「そう、偉い人なのね」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/21(土) 18:51:19.13 ID:NcV1vMhko
サイモア
「戦争…シエラ・テールを襲うかつてない危機に、

血と炎に身を染めた国々は気づかないのだろうか?

災いの風が我らの森をむしばみ

今この時にも多くの同胞が命を落とし、その土地を奪われているというのに。

異形の森と異端の民エレアが、レム・イドの悪夢の残骸《メシェーラ》を呼び覚まそうとしているのに。」

ほむら「メシェーラ、とは?」

QB「第十文明を滅ぼした、とても恐ろしい災厄だと言われている。僕にも詳しいことはわからない」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/21(土) 18:52:25.49 ID:NcV1vMhko
サイモア

「イルヴァに遣わされた大いなる試練は、同時に約束の機会でもある。

もし我々が互いに争うことをやめ、他者を理解することを学び、

共に手をとり立ち向かうならば、腐った森と異端児をこの地から

一掃し、災厄に打ち勝つことも可能なのだ。」

ほむら「これは分かるわ、争うをやめ、
     仲良くエレアを掃討してしまおう、ってところかしら」

QB「そうだね、エーテルの風の被害の拡大と共に、その発生源である異形の森と、
    そこの民エレアはシエラ・テールの他の種族から疎まれてきている。」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/21(土) 18:53:50.92 ID:NcV1vMhko
サイモア

「今日のザナンに大国を動かすかつての影響力はない。

しかるに、私がなせることは、諸君に知ってもらうことだけだ。

二大国に迎合せず確固たる地位を築いたパルミア、

そしてその忠実な民の決意こそが、

シエラ・テールの希望であるということを。」

QB「イェルスとエウダーナ、この二大国のどちらにも属さないパルミア国と
     その国民に理解を求めたい、といったところだね。ほむら」

ほむら「そう解説ありがとう」

QB「いいや、君は色々と忘れちゃってるみたいだから。
     僕に分かることならなんでも聞いてよ」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/21(土) 18:54:53.01 ID:NcV1vMhko
???「へー、さすがザナンの皇子様」

ほむら「この声は・・・!」

さやか「そうだよね。エーテルの風さえ無かったら、
      恭介があんな目に・・・あうことも・・・」

ほむら「美樹さやか!」

QB「あの子は、君の知り合いかい?」

ほむら「ええ、どうしてここにいるのかしら。
      だけど、なんとか捕まえないと!」

QB「こんなにごった返してるんじゃ君には無理だ。
      僕が彼女のあとを付けるよ」

ほむら「・・・分かったわ、インキュベーター」

QB「僕の名前はキュゥべぇだよ、ほむら」

そう言うとQBは、行き交う人々の合間を縫ってさやかの後をおいかけた。
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/21(土) 18:56:05.60 ID:NcV1vMhko
犬好きの少女『リリアン』

「困ったなぁ…ポピーがいなくなっちゃった…
 またあの洞窟に迷い込んっじゃったのかな?」

さやか「どうかしたの?」

リリアン「あ、お姉ちゃんは冒険者さん?」

さやか「うん、そうだよ」

リリアン「それじゃ、ポピーを探してきてよ〜」

さやか「ポピーって?」

リリアン「ポピー?ポピーは子犬だよ。私の一番のお友達なの。」

さやか「そっか、お友達がいなくなっちゃったんだ。
      よしわかった!あたしに任せといて」

リリアン「よかったぁ!ポピーは、きっといつもの洞窟で迷っちゃったの。
     この街を出て、すぐ東にある洞窟だよ。お姉ちゃん、よろしくね。」




QB「…」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/21(土) 18:57:09.74 ID:NcV1vMhko
ほむら「犬探し?」

QB「うん、そうなんだ、彼女はとってもやさしい子なんだね」

ほむら「どうかしら、正義感が空回りするタイプよ」

QB「手厳しいんだね。でも犬探しならすぐ戻ってくると思うよ」

ほむら「ところで東にある洞窟って?」

QB「子犬の洞窟だね。不思議な構造になっていて入る度に構造が変わるだなんて言われている。
    今のほむらはレベル3はあるから上層であれば君でも十分探索できると思うよ。」

ほむら「美樹さやかは?」

QB「彼女は僕の見たところレベル8はあるよ」

ほむら「負けてるのね」

QB「しょうがないさ。君はまだ成り立ての冒険者なんだから」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/21(土) 18:58:32.87 ID:NcV1vMhko
ほむら「女将さん。クロワッサンにプチのこんがり肉、
      それにレッチョサラダとアビの実ケーキ」

女将「はいよ」

QB「あ、僕ははじけ魚のフライ、君はよく朝からそんなに入るね」

ほむら「しなければいけない仕事がたくさんあるから」

QB「君がそんなに仕事熱心だとは思わなかったよ。
       後で依頼板を見に行くかい?」

ほむら「依頼板?」

QB「町の人からの依頼が貼りつけられたボードなんだ、
    モンスターの討伐依頼やらパーティでの代理演奏やら、毎日たくさんの依頼がそこに貼られるんだ」

ほむら「便利そうね」

女将さん「はい、お待たせ。あんた痩せっぽっちなのによく食べるんだねぇ」

ほむら「成長期なので」

QB「君はもうあんまり大きくならないと思うけど…」

ほむら「余計なお世話よ・・・ガツガツ」

QB「はむはむ」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/21(土) 19:00:01.48 ID:NcV1vMhko
ほむら「ごちそうさま、お代はこの獣に」

QB「・・・」

女将さん「はい毎度。ああそうだ、あんたはまだ聞いてなかったね」

ほむら「何かしら」

女将さん「最近子犬の洞窟で変異コボルトが暴れてるらしくてね、
       近いうちに冒険者に討伐依頼を出そうと思ってるんだけど、
      ま、とにかく下層のほうは本当に危ないから近寄っちゃダメだよ」

ほむら「・・・」

QB「ほむら、子犬の洞窟といったら・・・」

ほむら「ええ、分かっている」

ほむら「変異コボルトっていうのはどのくらいの強さかしら」

QB「うーん、個体差はあるけど、普通はレベル5くらいだろうね。
   だけど、そのくらいの敵ならああも警戒することもないはずだ。
   おそらくはもっとレベルが高いのかもしれない」

ほむら「・・・」

69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/21(土) 19:01:03.17 ID:NcV1vMhko
武器屋店主「いらっしゃい、何にします?」

ほむら「火薬を500gと、あとは―――」

武器屋店主「おいおい、なんだいお嬢ちゃん、
         爆弾でも作ろうってのかい?」

ほむら「そうね」

武器屋店主「こりゃたまげたな。折角の別嬪さんなんだから
        下手こいて吹っ飛ばないようにな。全部で216gpだよ」

ほむら「ありがとう」

QB「僕は君が爆弾を作れるだなんて全然知らなかったよ」

ほむら「そうでしょうね」

QB「あの娘を助けに行くのかい?」

ほむら「ええ、全くどこにいても世話のかかる・・・」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/21(土) 19:02:50.62 ID:NcV1vMhko
今回は以上です。
ほむほむに全国をめぐってもらってクエストをこなす感じでいこうかなと思います。

次回「美少女冒険者さやかあやうし」の巻。
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/21(土) 19:27:34.62 ID:xdQh5y8do
お疲れ様でした。

・・・・・何だろう、次回タイトルがそこはかとなく・・・・・・・・。
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2011/05/22(日) 00:04:33.26 ID:8IVHlnfJo
乙々。
美……?
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]:2011/05/22(日) 00:14:27.08 ID:SSiiSKOoo


自作なら、肝心な時にグレネードが発動しないなんて事も無いだろうな
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/05/22(日) 03:44:21.09 ID:WgWd4bNAo
お疲れ様(ニヤリ
神々はどうなるんだろうみみゃあ!
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/05/22(日) 18:09:53.79 ID:smwp4UUKo
まどカトル、イッパツトロル、マド、まどウィ、まどートス、まどろみを全部一人で担当してる
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]:2011/05/23(月) 03:17:13.94 ID:0VWtDVoAO
上条エーテル病か。
抗体手に入れれば治せるな。
リリィさんと同じ症状じゃなければ。
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/23(月) 16:57:07.13 ID:Wzgmygj4o
美樹さやかの危機を感じた2人は、
ヴェルニースの東にある子犬の洞窟にやってきた。

ほむら「結構天井が高いのね」

QB「うん、ノースティリスのダンジョン
   ――ネフィア群はみんなこんな感じみたいだよ」

ほむら「ところどころに杖やら巻物やらポーションやらが落ちてるわ」

QB「これを拾い集めるだけでも結構なお小遣いになるね。」

ほむら「でも…」

羊「メェ」

*バスッ*

*ぶちゅ*
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/23(月) 16:58:02.82 ID:Wzgmygj4o
ほむら「モンスター?もちらほら」

コウモリ「キキッ」

*バスッ*

*ぶちゅ*

ほむら(持ち越した弾もそう多くはないし、
      現地調達も考えたほうがいいわね)

QB「僕も多少は戦えるからね」

ほむら「そう、良いことを聞いたわ」

*ぽいっ*

QB「えっ」

ゴブリン「グルル…」

ほむら「頑張りなさい」

79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/23(月) 16:59:15.18 ID:Wzgmygj4o
―――子犬の洞窟 最下層

*ガツッ*

さやか「ッ…なんでこいつ死なないのよ!」

*ザクッ*

『コボルト』「…ニク」

さやか「斬っても斬っても回復していく…
      リジェネーションでもかかってんの?」

『コボルト』「グルル…」

子犬の『ポピー』「クゥゥゥン…」

さやか「ん、大丈夫だからね、あんたは無事に飼い主のところまで連れてってあげるから」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/23(月) 17:00:55.02 ID:Wzgmygj4o

QB「見つけたよ、ほむら!」

ほむら「ふぅん…見たところ、鈍獣なモンスターのようね」

QB「いや、コボルトはとても力が強くて決して侮れない相手だよ。
    もしあの戦斧があたりでもしたらあの子は一溜りもなさそうだ。それに…」

ほむら「それに?」

QB「サイズが大きすぎるんだ。例え変異コボルトだろうと
      通常はあの半分のサイズってところなんだけど…」

ほむら「……美樹さやかは勝てると思う?」

QB「いや、到底無理そうだ。僕が彼女なら
    あの子犬を放っておいて逃げる事を選択するね、可哀想だけど」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/23(月) 17:01:50.72 ID:Wzgmygj4o

さやか「ハァッ…ハァッ…タフいわね、どうにも」

『コボルト』「ガァッ!」

*どかっ*

さやか「くっ…ああっ!」

*どさっ*

さやか(ま、まずい。やられる…!)

*バスッ* *バスッ* *バスッ*

『コボルト』「グァァ!?」

ほむら「今のうちに逃げるわよ、美樹さやか」

さやか「はっ…だ、誰だかしらないけど助かったわ」

ほむら「早くこっちに来なさい」

さやか「ダメだ、こいつはポピーを狙ってるんだ!」

『コボルト』「ニク…!」

82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/23(月) 17:02:56.56 ID:Wzgmygj4o

ほむら「はぁっ…残りの魔翌力も少ないっていうのに…」

ほむら(さっき撃ちこんだ銃痕がもう治ってるわ)

ほむら「どいてなさい、美樹さやか。そいつは私が片付ける」

さやか「どいてなさいって言っても…!」

『コボルト』「グルルッ」

*ガツッ*

さやか「こっ、この…!」

ほむら「さっさとその犬を諦めてこちらに来なさい」

さやか「いやだっ!」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage saga]:2011/05/23(月) 17:04:13.34 ID:Wzgmygj4o

ほむら「…力負けして潰されるわよ」

さやか「ま…負けるもんか!」

*キラッ*

ほむら「武器が光を放っている…?」

QB「どうやらあの武器はアーティファクトのようだね!
    武器が『英雄』を発動したみたいだ!」

さやか「でぇい!さやかちゃんキックだ!」

*どかっ*

『コボルト』「グヌヌ…」

ほむら「それだけ離れれば十分よ」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage saga]:2011/05/23(月) 17:05:15.39 ID:Wzgmygj4o

*カシャッ*

―――

*tick*

ほむら「爆弾を口に突っ込んで」

*tick*

ほむら「一発撃ちこむ…!」

*tick* *バスッ*

ほむら「時は動き出すわ」

―――

*カシャ*

*ちゅどーん*

さやか「キャァアア!」

子犬の『ポピー』「キャン!?」

*キィン*
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage saga]:2011/05/23(月) 17:06:34.82 ID:Wzgmygj4o
QB「お見事だったね、ほむら。」

ほむら「…これは」

さやか「いったたたた……あんたねぇ、助けるにしてももうちょっとやり方考えてよね。
いきなり目の前でコボルトが爆散してほんっとビックリした!」

子犬の『ポピー』「クゥゥン…」

ほむら(グリーフシード?どうして魔物の体内から……)

さやか「あれ、それ『種』じゃない。あー、それであいつあんなに強かったんだ」

ほむら「種?」

さやか「ん、あたしにもよくわかんないんだけどね。
最近凶悪なモンスターが結構増えてきてて、そいつら倒すとたまーに出てくるのよ」

ほむら「…」

さやか「あんたラッキーだったね、それ軍が結構いい値で買い取ってくれるよ」

QB「へぇ…僕も始めて見るアイテムだ。」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage saga]:2011/05/23(月) 17:08:10.41 ID:Wzgmygj4o
―――ヴェルニース

犬好きの少女『リリアン』「ポピー!無事だったのね!」

子犬の『ポピー』「クゥゥゥン!」

犬好きの少女『リリアン』「ありがとう、冒険者のお姉ちゃん!これ、あげる!」

さやか「うん、ありがとうね。もう逃がしちゃうんじゃないよー」

犬好きの少女『リリアン』「うん!あはははっポピー!」


QB「一件落着だね」

ほむら「そうね」

QB「あの子に用があったんじゃないのかい?」

ほむら「そうなんだけどね…」

ほむら(美樹さやか、この世界にいるのは驚いたけれど。)

ほむら(彼女自身に用があるわけじゃないわ)

ほむら(でもひょっとしたら、この世界にいるかもしれないまどかの情報を知っているかも…)

さやか「ねぇ、あんた」

ほむら「えっ、あ、なにかしら、美樹さやか」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/23(月) 17:09:21.28 ID:Wzgmygj4o
さやか「はい、報酬の半分」

ほむら「あなたの受けた依頼よ」

さやか「あんたに命救われたしね、あたし一人じゃ帰ってこれなかったんだから
         もらっといてよ、腹立つこともあったけどさ」

ほむら「はぁ…一言多いわ、でも」

QB「もらっておこうよ、僕達は路銀が乏しいんだ」

ほむら「…ありがたくいただくわ」

さやか「ところでさ、そのペット。なんて種類のモンスター?」

QB「!?」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage saga]:2011/05/23(月) 17:13:40.19 ID:Wzgmygj4o
今回は以上です。地の文省くと戦闘シーンが意味フですね…もうちょっと研究します。


*New Character*

名前 美樹さやか   職業 魔法戦士  レベル 8
異名 剣を振るう乙女 年齢 14 歳     信仰 癒しのジュア
種族 日本人      身長 150 cm   
性別 女性       体重 45 kg      / . : : : : : { : : : `: : : : : : : : : : ヽ
                          /  : : : : : : : :; : : : : : : : : : :'. : : : : : \
能力                      ′   /  . . ::ハ: : : : i: : : : : : : : : '.: : :\
筋力 25                   i  . : : :′: : : :' ′'.: : : :!: : : : : :i: : : :}: : : :'.:.ヽ
耐久 20                   l  : : : ; : i: : : :リ   '. : :'ヽ: : : : 」_: : ;’: '.: :ト 、:
器用 13                   | :′.:i: : l: : : i{ __,. -'",: :'.\": ! `メ、: : i:@  
感覚 10                   | ; : : l: : : ; : :lリ    \::'.   ヽ!V ':: : !::!
習得 12                   | i : : !: : : :' !  ___    ヾ   r =x !: : | l
意思 15                   |:i l : : !: : : : ハ{ ,r ⌒ ミ           !: : lリ
魔力 13                    |:l!: :l: : : :ii  "         丶  ヽヽ !: : !   
魅力 12                   从 ’: :l: : : :i{  ヽヽヽ r--−ァ     ィ゜: :'   
                          '.: :'.: : : :ト个  _    - '  イ : !: :,′  
E☆奇跡を呼ぶ長剣『やさしすぎた英雄』   ; 从 : : :| ノ r」 ==` 、 -zイ ,′,: :/    
Eシルバーヘビーメイル             ヾ \ iヘ ノ       ] ∨__/ 厶     
E銀の騎士盾                     _  ヾ´ \     {{ }} ノ::     ` 、 
                          /        `> ‐-ゝ-- く        '.
                          ′      /   ,  '" ̄ヽ ` 、     i 




さやかちゃんは魔法少女ではなく、
とある事情で旅だった冒険者とさせていただいとります。

次回は「御用だ、お酒泥棒!」の巻です。
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2011/05/23(月) 18:11:07.23 ID:rnWevFSXo
乙々。
Elonaは開始早々にヴィルニースとやらが炎上して投げた思い出しかないけど、これは楽しめそうだ
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/23(月) 21:28:49.15 ID:Ln5jDcnwo
>>89
街中にモンスターが出現して終末が発動したのか?
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2011/05/23(月) 23:22:14.27 ID:rnWevFSXo
>>90
ずいぶん昔だからよく分からんが、召喚士っぽいやつが異様に強くてデカイモンスターを召喚しまくったのは覚えてる

今度また遊んでみるかな
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/05/24(火) 01:22:07.35 ID:7Xinoijho
乙乙
なんかさやかちゃんの装備がすげー高級っぽいんだが
そげぶ(違 の家族公認で支援してもらってるとかそんなのかな
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:07:00.62 ID:m+dULZk5o
さやかちゃん、防具は割とお店で簡単に買えるレベルですが、
武器はかなり良い物を装備してます。



「御用だ、お酒泥棒!」


94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:08:02.94 ID:m+dULZk5o

この出会いに乾杯しよう、という美樹さやかの誘いで、
一行はヴェルニースの酒場までやってきた。

さやか「でさ、やっぱりあたしも結構有名になってきてるって事なのかな?」

さやかは目をキラキラさせながらほむら達に問いかけた。

ほむら「はっ?」

さやか「あれっ……『剣を振るう乙女』とか聞いたことない?」

ほむら「無いわ」

QB「うん、初耳だね」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:08:58.06 ID:m+dULZk5o

さやか「そ、そっか……まぁそうよねまだ駆け出しだし…」

さやかはいかにもがっかり、といった様子で肩を落とすと

さやか「じゃ、なんであんた達あたしの名前知ってたの?」

さやかは小首をかしげながら聞いてきた。

QB「それもそうだ、僕はてっきり知り合い同士だと思っていたんだけど」

ほむら「企業秘密」

さやか「何それ、なんかおかしくない?」

QB「ごめんね、密航した船でエーテルの風にあってから、ちょっと変なんだ」

さやか「そっか、エーテルの風で……ごめん、変なこと聞いちゃって」

ほむら「いいのよ」

さやか「そういえば、まだあんた達の名前聞いてなかったよね」

ほむら「暁美ほむら、ほむらで構わないわ」

QB「僕はキュゥべえ!」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:09:53.74 ID:m+dULZk5o

さやか「今のお詫びってわけじゃないけど、
      今日はあたしの奢りだから好きなだけ食べてよ」

QB「ありがとう、さやか」

ほむら「ええ、そうするわ。ちょっといいかしら―――」

ほむらの声に気づいて、
クラッシックな給仕服に身を包んだ女性がテーブルにやってきた。

看板娘『シーナ』「はい、注文がお決まりですか?」

ほむら「シマアジの天ぷら、鳥風味のキッシュ、
       レタスの煮込み、クロワッサン、アビの実のザッハトルテを」

さやか「いっ!?……あんたそんなに食べるの!」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:10:50.67 ID:m+dULZk5o

ほむら「ええ、奢ってくれるんでしょう?」

さやか「トホホ、今回の報酬は全部消えちゃいそう……」

QB「え、ええと僕は、シーブリームのフライを」

さやか「ああ、あんたも別に遠慮しなくていいよ?」

QB「そうかい?じゃ、今の取り消しで駄馬のステーキとコロッケパン」

さやか「あたしはカトラスフィッシュのお刺身にフライドポテト、あとはクリムエールね」

看板娘『シーナ』「はーい、しばらくお待ち下さい。」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:12:06.33 ID:m+dULZk5o

ところで、とほむらは一枚の写真を円盤から取りだして切り出した。

さやか「あんたその円盤からなんでもほいほい出しちゃうけど、
       それって新種のアーティファクト?」

ほむら「企業秘密よ、ところでこの子を見たことは無いかしら」

さやかとQBは机に置かれた写真をのぞき込んだ。

QB「企業なんてないけどね……可愛らしい女の子だね」

さやか「まぁいいけど……ほんとだ可愛い。
   思わずあたしの嫁とか言いたくなる感じ。ん、でも見たことはないかな」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:13:18.73 ID:m+dULZk5o

ほむら「鹿目まどかという名前に聞き覚えは?」

さやか「ないなぁ」

ほむら「そう……」

明らかに落胆した様子のほむらに、
さやかは気遣う様子を見せながら口を開いた

さやか「あんたの大事な人?」

ほむら「そうよ」

さやか「そっか、見つかるといいね」

ほむら「…ええ、本当に」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:14:47.04 ID:m+dULZk5o

看板娘『シーナ』「以上で注文の品はお揃いでしょうか?」

さやか「ええっと、うん。これで全部かな」

看板娘『シーナ』「は〜い、ごめんねザナンの兵隊さん達がちょっと騒いでるけど、ゆっくりしていってね?」

さやか「大丈夫、ありがとねシーナさん」

兵士たちの呼び声に答えてシーナが行ってしまうのを見届けてからQBが口を開いた。

QB「彼女はここの看板娘なんだよ」

ほむら「そのようね、酒場の兵士達はみんな彼女を目で追ってるわ」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:15:50.37 ID:m+dULZk5o

さやか「うんうん、可愛いし愛嬌もあるし、特にあのお尻が……」

ほむら「おっさん臭いわ、美樹さやか」

さやか「うっ、うるさい」

QB「まぁまぁ、せっかくの料理なんだ。
    冷めないうちにいただこうよ」

さやか「そうね、いただきまーす!」

ほむら・QB「いただきます。」

*もぐもぐ*
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:16:44.38 ID:m+dULZk5o

さやか「ぷっはぁ〜、体動かした依頼の後のクリムエールは最高だね!」

ほむら「やっぱり…もぐもぐ」

さやか「うっさいわね、ここじゃ街の子供からかぶとむしまでみんな飲むんだから、パクッ」

QB「ほむらは下戸だからね、はむはむ」

さやか「勿体無いな〜、冒険者なのにクリムエール飲まないなんてずいぶん損してるよ〜」

ほむら「大事な使命の途中だから」

さやか「使命も大事だけどさ、息抜きもしなきゃ潰れちゃうよ?」

ほむら「そうね」

さやか「せっかくの美人なのにずーっと仏頂面しちゃってさ」

ほむら「うっ、酒臭いわ。美樹さやか」

さやか「失礼しちゃうな〜。いいよ、くすぐってでも笑わせてやるんだから」

*ジリッ*
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:17:41.84 ID:m+dULZk5o

???「おいそこの貴様!」

さやか「ひえっ!?ごめんなさい!」

ほむら「何を謝っているの?」

さやか「あれっ、てっきりあたしが怒られたのかと思っちゃった」

QB「ザナンの低級兵のようだね、
    カウンターの男の人に絡んでるみたいだ」

兵士「聞いているのか!それとも体で分からせてやらんと聞こえんのか?」


みすぼらしい身なりの男に因縁をつけ、
拳を振り上げる下級兵を見てさやかは声をひそめた。


さやか「うっわぁ…完全に酒に飲まれてるよ、
       ホント、酔って人に絡むような人間にはなりたくないよね」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:18:28.85 ID:m+dULZk5o

ほむら「どの口が言ってるのかしら」

ほむらのジト目を受けてさやかはあははっ、と乾いた笑い声をあげた。

さやか「さってと、楽しく飲むって雰囲気じゃなくなっちゃったし、出ようか?」

ほむら「そうね」

QB「あ、僕はもうちょっと見届けてから帰るよ。
     ほむらは先に宿に戻ってて。」

さやか「へぇ、キュゥべえは意外に野次馬根性あるんだ」

ほむら「物好きね」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:20:21.89 ID:m+dULZk5o

ほむらとさやかが去った後、酒場の奥より赤髪の男が立ち上がった。

ザナンの鮮血『ロイター』「何事だ?」

兵士「これは隊長、なに、大した騒ぎではありません。
    このボロ布をまとった不審な男を尋問していただけのことで。
    なにしろ皇子直々のご有説、警備を申しつかった我々としては、
    例え酒に興じている最中でも、怪しい物を見過ごすわけにはいきませんからな!
    …おい、お前のことだぞ。聞こえているのか?」

???「…」

ザナンの鮮血『ロイター』「この男は…」

兵士「ご覧のとおり、ふでぶてしい野郎です。もう少し痛い目に合わせて
    追い返して見せましょう。危害はないにせよ、目に付くだけで
    我らの飲む酒がまずくなりますからな。」

ザナンの鮮血『ロイター』「やめておけ」

兵士「しかしね、隊長、足の一本でも折れていたほうが、むしろ物乞いに
    泊がつくってもんです。」

ザナンの鮮血『ロイター』
    「誰のために言ったと思っている?ザナンの白き鷹、それがお前の目の前にいる男だ。
    …しばし二人だけにさせてもらう。」

QB(ザナンの白き鷹だって!?)
106 :ゲーム内と同じ内容でお送りします。[sage]:2011/05/24(火) 16:23:22.00 ID:m+dULZk5o

血相を変えて離れていった低級兵を見送った後、
ロイターは高圧的な態度を崩さないまま男に話しかけた。


ザナンの鮮血『ロイター』「こんな所に骨を埋めていたとはな。
そのなりはなんだ、世捨て人にでもなったつもりか。」

ザナンの白き鷹「…」

ザナンの鮮血『ロイター』「人は変わるものだ。国中の誰もがその才能を羨み、功績を讃え、
                貴族の特権まで与えられた白き鷹が、小汚い酒場の影に隠れ、死人の目で空を見つめている。
                貴様がザナンを出てからは、何事も張り合う相手がいなくて困る。」

ザナンの白き鷹「…」

ザナンの鮮血『ロイター』「ふっ、憎まれ口の一つも叩いたらどうだ、
               仮の自分にうんざりだと、昔俺に言ったのを覚えているか。」

ザナンの鮮血『ロイター』「富と名声を脱ぎ捨てた、その薄汚い乞食のような姿がありのままの姿だと吹くのなら、
                とんだお笑い種だ、あるいは、欲望を捨て罪人のように暮らすことがあの娘の供養になるとでも?」

ザナンの白き鷹「その話は聞きたくない」

ザナンの鮮血『ロイター』「エレアの小娘…エリシェといったな、貴様の言葉を借りれば
                あの娘さえも己の仮面の一部だったのではないか?」

ザナンの白き鷹「問答に付き合うつもりはない。あのまま殴られ牢に入っていたほうが、まだ静かでいい。」

ザナンの鮮血『ロイター』「では、望みどおり身柄を拘束させてもらおう、ヴェセル・ランフォード。
                ザナンをでた貴様以上の危険分子は他にいまい。」


まるで抵抗の素振りを見せない男――ヴェセルがロイターに拘束されていくのを見届けてQBはそっと酒場を後にした。
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:26:31.40 ID:m+dULZk5o

さやか「今日は色々とありがとうね」

ほむら「こちらこそ、ご馳走になったわ」

さやか「そうだ、あたしはここから少し南にいったところに
      小さな家建ててすんでるから。いつでも遊びにきてよ」

ほむら「ええ、機会があれば寄らせてもらうわ」

さやか「ん…ほむら」

ほむら「何かしら、改まって」

さやか「あんたの大事な人、あたしも旅のついでに探しておくから」

ほむら「…」

さやか「あんまり気負いすぎないで、ゆっくり行こう?」

ほむら「…そうね、ありがとう」


元の世界を感じさせる少女の気遣いで、
ほむらの胸中は嬉しさと寂しさが一緒になった気持ちで満たされた。
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:26:57.18 ID:m+dULZk5o

さやか「今日は色々とありがとうね」

ほむら「こちらこそ、ご馳走になったわ」

さやか「そうだ、あたしはここから少し南にいったところに
      小さな家建ててすんでるから。いつでも遊びにきてよ」

ほむら「ええ、機会があれば寄らせてもらうわ」

さやか「ん…ほむら」

ほむら「何かしら、改まって」

さやか「あんたの大事な人、あたしも旅のついでに探しておくから」

ほむら「…」

さやか「あんまり気負いすぎないで、ゆっくり行こう?」

ほむら「…そうね、ありがとう」


元の世界を感じさせる少女の気遣いで、
ほむらの胸中は嬉しさと寂しさが一緒になった気持ちで満たされた。
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:28:31.72 ID:m+dULZk5o
おおうまさかのダブル投稿…エラー出たと思ったんですがすいません108は無しで



ほむら「ザナンの白き鷹?」

QB「うん、ザナンに白き鷹ありとまで言われた人だよ。本名はヴェセル・ランフォード
  士官学校で頭角を現したあと、ごく短期間で将校に、そして貴族の称号まで与えられた英雄なんだ。」

ほむら「その英雄が、あの絡まれていた男?」

QB「そうだよ、突然姿を消した稀代の英雄の噂は僕らのいたジューアでもよく話されていたよ」

ほむら「どう見ても英雄というよりは世捨て人だったわ」

QB「うん、ザナンの鮮血…あの仕官もずいぶんと驚いていたようだった」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:29:14.06 ID:m+dULZk5o

翌朝、朝起きでまだ半分眠っているような顔をしているほむらの部屋に、QBが駆けこんできた。

QB「おはようほむら!僕らにもこなせそうな依頼があったんで伝えに来たんだ!」

ほむら「…そう」

QB「依頼主は看板娘『シーナ』さんだよ、君も昨日会ってるよね?」

ほむら「ん…あの時のウェイトレスね」

QB「うんうん、早速シーナさんのところに行ってみようよ」

ほむら「着替えたら…行くわ」

QB「分かった、僕は外で待ってるからね」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:30:11.93 ID:m+dULZk5o

結局二度寝したほむらは様子を見に来たQBによって起こされ、
二人は共に酒場に向かっていた。

QB「なんであの状況で二度寝しちゃうかなほむらは」

ほむら「睡眠は大事よ」

QB「昨日はずいぶんと大変だったから気持ちは分かるけどね」

ほむら「立ったままでも眠れそうよ」

QB「これからシーナさんに依頼の事聞きにいくんだから、
    ちょっとはシャキっとして欲しいよ。まったく…」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:31:13.02 ID:m+dULZk5o

ほむら達が酒場に入ると、酒場の奥から女性の声が飛んできた。

看板娘『シーナ』「いらっしゃいませ〜♪」

QB「シーナさん!お待たせしました。」

ほむら「こんにちは」

看板娘『シーナ』「ああ、貴女達だったのね。聞いたわよ、
           あの変異コボルトを退治したの貴女達なんですってね?」

ほむら「ええ、正確にはもう一人いたけれど」

QB「ここヴェルニースで少しは名が売れたみたいだね」

看板娘『シーナ』「その腕を見込んでお願いがあるのだけれど、バーの酒樽が度々盗まれて、店長が困ってるのよ。
           他に手の開いてそうな冒険者もいないし、貴女達に頼んでもいいかしら?」

QB「犯人の目星はついてるのかい?」

看板娘『シーナ』「きっと、ここヴェルニースを拠点に活動しているこそ泥の集団ね。
           拠点は確か墓地のほうにあったはずよ」

ほむら「趣味の悪い隠れ家ね」

QB「まぁこそ泥だからね」

ほむら「分かったわ、引き受ける」

113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage saga]:2011/05/24(火) 16:33:11.03 ID:m+dULZk5o

看板娘『シーナ』「ありがとう!よろしくね。」

いってらっしゃい、と脳天気に手を振るシーナに見送られ、ほむら達は墓地へと向かった。



盗賊の隠れ家は、町の墓地の片隅にひっそりと建てられていた。

ほむら「なぜ、地下なのかしら」

QB「大人の事情ってやつだよ、ほむら。それより…」

ほむら「なに?」

QB「今回の相手は人間だけど、この国では悪意を持っている相手を殺してしまっても、一切のペナルティが課せられない。」

QB「ぶっちゃけた話、ここに乗り込んで全員の頭を吹き飛ばしても、
まるで問題がないんだ。当然相手もその気でいるはずだから気をつけて」

ほむら「分かったわ」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:34:36.37 ID:m+dULZk5o

コツコツ、と階段を降りた先には、細長い通路があり、その先を扉が塞いでいた。


ほむら「鍵がかかってるわ」

QB「あ、ちょっと待ってくれるかい?」


QBは耳毛を使って背中のポケットからロックピックを取り出すと、扉に向かい瞬く間に鍵を開けた。


ほむら「便利な特技を持ってるのね」

QB「簡単な鍵だったからね、それに僕も冒険者の端くれだから」


そろり、と足音を忍ばせて侵入した部屋は、
濃厚な酒臭い空気に包まれ、四人の盗賊達が高いびきをかいて泥酔していた。


こそ泥達「グォー!グォー!」

ほむら「相手が、どういう気でくるって?」

QB「…よく考えたら酒をちょろまかす程度のこそ泥だったね」

ほむら「見張りも立ててないなんてね、そっちの二人を縛り上げておいて」

QB「了解だよ、ほむら」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:35:38.56 ID:m+dULZk5o

ガード「ほら、キリキリ歩け」

こそ泥「チッ…覚えてろよ」

ほむら「捨て台詞まで小物だったわ」

QB「こそ泥だからね、さ、シーナさんに報告して帰ろう」



看板娘『シーナ』「ありがとう。噂はもう届いてるわ。
           あのごろつき団がいなくなって、ほんと安心したわ。これ、少ないけど、店長と私からね♪」

QB「1500gpももらって良いのかい?」

看板娘『シーナ』「ええ、酒樽を盗まれるのに比べたら安いものだから。
           そうそう、あの隠れ家だけど貴女達が使って良いそうよ。
           倉庫替わりくらいになら使えるんじゃないかな」

ほむら「少し掃除して調合の時に使おうかしら、ありがとうシーナ」

看板娘『シーナ』「いえいえ、また何かあったらお願いね、可愛い冒険者さん」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:36:30.38 ID:m+dULZk5o

酒場を後にしたほむら達は、宿屋の部屋に戻ってきた。

ほむら「ふぅ…」

息を一つつくと、ほむらはベッドに腰掛け、QBは椅子の上に座った。

*ぽすっ*

QB「今回の依頼は拍子抜けだったね」

ほむら「楽ができるならそっちのほうがいいわ」

QB「そうだけどね、やっぱりこの間みたいな大物退治は名声も上がるし」

ほむら「名声ね」

QB「名の通った冒険者になれば良い依頼も受けやすいし、
   欲しい情報を得ることも簡単になるよ」

ほむら「なら、まどかの情報も…」

QB「うんうん、そのうち、あの繰り返す運命『暁美ほむら』が、
   ピンク髪の女の子を探してるぞって人々が噂するようになるかもしれない」

ほむら「それはそれで微妙な感じがするけれど」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:37:29.91 ID:m+dULZk5o

*コンコン*


ほむら「はい」

ガチャ、と扉が開いて、宿の女将が顔を出した。

宿の女将「ああ、あんたら。これこの間の『コボルト』退治の報酬だよ」

QB「あれに討伐依頼が出てたのかい?」

宿の女将「そのうち出そうと思ってたってのは話したと思うけど、
       お金はもう集まってたからね」

QB「ありがたくいただいておくよ。」

宿の女将「がんばんなよ、あんたら『コボルト』退治した
      新鋭の冒険者ってんでちょっと有名になってきてるよ」

ほむら「分かったわ」

宿の女将「そうそう、アビの実でパイを作っておいたから、後で食べにおいで」

QB「やったね、ほむら」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]:2011/05/24(火) 16:40:57.81 ID:m+dULZk5o
今回は以上です。
本当は問答無用で盗賊をミンチにするクエストなのですが、少しマイルドに。


次回は「アクリ・テオラでショッピング!」の巻
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/05/24(火) 19:07:32.69 ID:9MrPoX5yo

序盤で投げ出したけどこういうの読むとやり直してみたくなるな
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/05/24(火) 21:17:14.85 ID:7Xinoijho
操作系がもう少しと言わずだいぶ洗練されればなあ・・・
まあ信者に言わせればelonaの操作すら覚えられない奴はゆとりの厨房ゲーマーなんだろうけど
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]:2011/05/25(水) 00:07:14.55 ID:8fCDt+sAO
アクリ・テオラ……ぺろっ、コレはマニフラグ……!
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/25(水) 00:08:06.76 ID:2FYzNnzCo
お疲れ様でした。
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)[sage]:2011/05/25(水) 04:43:58.76 ID:82mPl5FDo
乙乙
その盗賊倒すあたりで止まってるわ。
ほむほむといっしょに進めようかな
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]:2011/05/25(水) 16:03:50.67 ID:jnUsQ75j0
さすがにいきなり初心者殺しのスライム洞窟にはいかないか

>>120
別にキーとか全部覚えなくてもZ・X・Cあたりから選べばいいだけなのに、何が難しいんだ?
他の操作だってやってれば自然に覚える程度でしかないし
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/05/26(木) 08:34:19.48 ID:UQzssPGVo
>>120
とりあえずZで操作メニューXでアイテムだけ覚えとけば問題ないさ。
ショートカットキー覚えると便利だけど。
どちらかと言えばキーボード使う人向けの操作なんだろうな。自分はPageupPageDown使う人だから。
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/05/27(金) 01:32:23.94 ID:HOvIzZBAO
「p!」
*セーブ*

例の冒険初心者イベントはまだですか?
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/05/28(土) 08:02:00.47 ID:gSDV28IG0
みんなもマニ様を信仰するマニ
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/05/30(月) 02:34:42.03 ID:D3w6Gqkro
そういやまどマギルームあったな
DLしたけど行かないままelonaから離れてしまった…
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸)[sage]:2011/06/02(木) 12:38:55.59 ID:eFXKitDAO
☆エターナルフォースエター《作者は失踪》
読者は死ぬ。

……さすがにまだ早いか。
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/06/04(土) 01:07:15.69 ID:c2NzRzJa0
無のエイス=まど神さまの様な気がしてならないww
そしてほむらだけは信仰ボーナスが付くとしたらどんなボーナスになるのだろう?
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]:2011/06/04(土) 12:25:22.09 ID:Gux0uKxAO
変異しないとか
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/06/04(土) 14:40:34.32 ID:6xzjIr5DO
マダカァー!
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/06/04(土) 19:45:57.82 ID:AF64kfsZo
ガンマンのほむほむにはマニ様信仰が最適マニ
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]:2011/06/06(月) 02:40:56.21 ID:PM8GzhVAo
>>132
ホシュラチャン!

ここ保守必要ないけどね
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/06/06(月) 12:44:59.78 ID:GO4ly2Bvo
なんかアシュラマンみたいな語感だなww
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/06/09(木) 14:17:32.09 ID:Nvh2LY7xo
結構空いてるんだなぁ。
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/08(金) 11:17:37.35 ID:kKqU/UDDO
祝福された支援が足元に転がってきた。
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2011/07/08(金) 14:33:28.82 ID:hvQY8YR10
いつまでも待ち続けるさ。
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)[sage]:2011/07/08(金) 15:00:54.38 ID:EE+kDBiu0
きっとqを願ったんだな
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]:2011/07/09(土) 23:14:16.81 ID:a9KdjYd3o
2日も滞在してたら絶対住人が井戸水飲んで寄生されるなり分散するなりラグナログ振るなりでヴェルニース壊滅すると思うんだけど
ここのヴェルニースは結構耐えるな、俺の運が悪いだけなのか
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/16(火) 01:30:00.07 ID:ysHMldNRo
>>141は狂喜して叫んだ「続き!!!!!」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]:2011/08/16(火) 01:43:20.83 ID:U9fKnbZoo
貴方の足元にスレストが転がってきた。*保存*
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]:2011/08/16(火) 03:20:38.17 ID:wLg8y0G1o
貴方の足元にポップコーンが転がってきた。*保存*
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/08/16(火) 19:29:57.18 ID:qlo03DNYo
*保守*
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/17(水) 03:02:34.71 ID:VKPsv2dIo
井戸は全部飲み干したなぁ
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/17(水) 03:21:05.15 ID:m5zqjw8Ho
飲んで燃やしてたな
噴水も井戸も聖なる井戸(水汲み後)も全部だ
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]:2011/08/17(水) 10:26:26.96 ID:qx/MwCWEo
>>140
俺もかなり町に長く滞在するほうだけど
まだ一回もラグナロク振られたことないわ

喧嘩もめったに起こらないわ
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/17(水) 11:51:01.02 ID:qL39V6qXo
>>147
もしかして:住人処理済み
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/17(水) 22:13:28.35 ID:/VuEPmO7o
>149は狂喜して叫んだ「q!!!!!」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/08/19(金) 12:22:05.48 ID:zI9mZxK0o
ほむほむ
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/20(土) 00:31:15.49 ID:kiDcopPHo
*ほむほむ*
152 :!ninja2011/08/24(水) 19:42:32.67 ID:g22YlLWso
ほむスピナー
それは稀に時を止める[*****+]
153 :!ninja2011/08/24(水) 19:43:08.05 ID:g22YlLWso
ほむスピナー
それは稀に時を止める
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)2011/08/24(水) 19:43:55.39 ID:wQa8LiQqo
あちゃー
連投スマン



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