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HTML化した人:lain.
さやか「流石ににこれはねぇわ」違う終わり
1 :分岐思いつたけど落ちてました![sage]:2011/06/28(火) 22:16:35.88 ID:uWa15nxS0
杏子「遅いぞ!」

さやか「わりぃわりぃww」

まどか「ごめんねほむらちゃん、杏子ちゃん」

ほむら「気にしないでまどか」

杏子「どこ行こうか?」

さやか「私から提案があるんだけど…」

まどか「なになに?」

さやか「マミさんの家に行かない?」



まどほむあん「えー」

さやか「なんかおかしいじゃん!?マミさんを省くって…」

杏子「おいおい…。マミの方からだぜ」

ほむら「ええ、巴マミから私達とは、一緒にいたくないと言ったのよ」

まどか「そうだよさやかちゃん…。マミさんの家はヤダよ…」

さやか「そう…。わりぃ今のは忘れて!」

ほむら「フフッ、面白い冗談だったわ」

杏子「まあな、マジで言うわけないもんな!」

まどか「だよね〜」
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/28(火) 22:22:26.26 ID:uWa15nxS0
杏子「ゲーセン行こうぜ!」

ほむら「望むところ。あのゲーム、今日は負けないわ」

杏子「無理無理!そう簡単に勝てるほどアタシは弱くないよ」

ほむら「どうかしら」ファサッ

さやか「私らはクレーンゲームでもしよっか」

まどか「そうだねー」





杏子「うお!?すげぇなほむら」

杏子「二日でこんなにうまくなるなんて」

ほむら「フフッ、才能の違いかしら?」

杏子「調子にのるな!てぇい」

ほむら「当らないわ」

さやか「まどかの趣味はわからんな」

さやか「ファービーのどこがかわいいんだか」

まどか「私の趣味じゃないよ〜。マミさんにあげようと思ったんだよ」

まどさや「wwwwwwww」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さやか「お前らいつまで対戦してんだよ」

ほむら「くっ、一勝もできないなんて…」

杏子「うまくはなってるけどね。まだダメだね」

まどか「杏子ちゃんすごーい!」

杏子「よっし!ほむらの奢りでなにか食べようぜ!」

ほむら「なぜ!」

杏子「敗者だからさ、シッシッシ」

まどさや「ほむらちゃん!」

ほむら「!?まどかが言うなら…」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/28(火) 22:23:37.65 ID:uWa15nxS0
杏子「ゲーセン行こうぜ!」

ほむら「望むところ。あのゲーム、今日は負けないわ」

杏子「無理無理!そう簡単に勝てるほどアタシは弱くないよ」

ほむら「どうかしら」ファサッ

さやか「私らはクレーンゲームでもしよっか」

まどか「そうだねー」





杏子「うお!?すげぇなほむら」

杏子「二日でこんなにうまくなるなんて」

ほむら「フフッ、才能の違いかしら?」

杏子「調子にのるな!てぇい」

ほむら「当らないわ」

さやか「まどかの趣味はわからんな」

さやか「ファービーのどこがかわいいんだか」

まどか「私の趣味じゃないよ〜。マミさんにあげようと思ったんだよ」

まどさや「wwwwwwww」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さやか「お前らいつまで対戦してんだよ」

ほむら「くっ、一勝もできないなんて…」

杏子「うまくはなってるけどね。まだダメだね」

まどか「杏子ちゃんすごーい!」

杏子「よっし!ほむらの奢りでなにか食べようぜ!」

ほむら「なぜ!」

杏子「敗者だからさ、シッシッシ」

まどさや「ほむらちゃん!」

ほむら「!?まどかが言うなら…」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/28(火) 22:28:47.25 ID:uWa15nxS0
ワイワイ、パクパク、ムシャムシャ

杏子「そういえばさー、ちょっと聞いてくれる」

まどか「どうしたの」

杏子「この前さ、マミから宅配便がきたんだよ」

杏子「中身、なんだったと思う?」

ほむら「ケーキね」

さやか「お菓子だね」

まどか「ケーキかな」

杏子「まあケーキだったんだけど…」

杏子「食ったらさ…。トイレからでられなくなっちまったんだよ…」

ほむら「下剤が入っていたって事?」

杏子「かもね」


さやか「マジかよ…」

まどか「最低だね…」

ほむら「…」

ほむら「…実は」



さやか「ほむらにも!?」

杏子「かぁー!?あいつなんなんだよ!」

ほむら「流石に恥ずかしかったわ…」

まどか「!ってあれマミさんだよ!」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/28(火) 22:29:47.97 ID:uWa15nxS0
ワイワイ、パクパク、ムシャムシャ

杏子「そういえばさー、ちょっと聞いてくれる」

まどか「どうしたの」

杏子「この前さ、マミから宅配便がきたんだよ」

杏子「中身、なんだったと思う?」

ほむら「ケーキね」

さやか「お菓子だね」

まどか「ケーキかな」

杏子「まあケーキだったんだけど…」

杏子「食ったらさ…。トイレからでられなくなっちまったんだよ…」

ほむら「下剤が入っていたって事?」

杏子「かもね」


さやか「マジかよ…」

まどか「最低だね…」

ほむら「…」

ほむら「…実は」



さやか「ほむらにも!?」

杏子「かぁー!?あいつなんなんだよ!」

ほむら「流石に恥ずかしかったわ…」

まどか「!ってあれマミさんだよ!」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/28(火) 22:32:24.08 ID:uWa15nxS0
ワイワイ、パクパク、ムシャムシャ

杏子「そういえばさー、ちょっと聞いてくれる」

まどか「どうしたの」

杏子「この前さ、マミから宅配便がきたんだよ」

杏子「中身、なんだったと思う?」

ほむら「ケーキね」

さやか「お菓子だね」

まどか「ケーキかな」

杏子「まあケーキだったんだけど…」

杏子「食ったらさ…。トイレからでられなくなっちまったんだよ…」

ほむら「下剤が入っていたって事?」

杏子「かもね」


さやか「マジかよ…」

まどか「最低だね…」

ほむら「…」

ほむら「…実は」



さやか「ほむらにも!?」

杏子「かぁー!?あいつなんなんだよ!」

ほむら「流石に恥ずかしかったわ…」

まどか「!ってあれマミさんだよ!」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/28(火) 22:43:36.21 ID:uWa15nxS0
パソコンの調子が悪いみたい
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/06/28(火) 22:47:29.69 ID:23rd+NVjo
おばあちゃんが言っていた……「書きこむ」ボタンを押すのは一度で良い、ってな!
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/06/28(火) 22:54:31.94 ID:c0TtN7WSP
SS速報はものすごく重いときがあって、書き込めていないようにみえても書き込めていたりする
VIPでやってたやつの違うエンディングか……期待してるぜ
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2011/06/28(火) 22:56:50.14 ID:GoX4Ryk1o
この時間帯クソ重いから気をつけるんだ
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 00:00:19.02 ID:uznwuI/N0
http://sea-mew.jp/nox/modules/webarc/2ch/ss/1309167685-0.html
一応前スレ貼っとくよ
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 12:50:52.40 ID:5ahM3zcy0
アドバイスありがとうございます!
↓から誤字など修正しながらで
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 12:52:18.24 ID:5ahM3zcy0
杏子「遅いぞ!」

さやか「わりぃわりぃww」

まどか「ごめんねほむらちゃん、杏子ちゃん」

ほむら「気にしないでまどか」

杏子「どこ行こうか?」

さやか「私から提案があるんだけど…」

まどか「なになに?」


さやか「マミさんの家に行かない?」



まどほむあん「えー」

さやか「なんかおかしいじゃん!?マミさんを省くって…」

杏子「おいおい…。マミの方からだぜ」

ほむら「ええ、巴マミから私達とは、一緒にいたくないと言ったのよ」

まどか「そうだよさやかちゃん…。マミさんの家はヤダよ…」

さやか「そう…。わりぃ!今のは忘れて!」

ほむら「フフッ、面白い冗談だったわ」

杏子「まあな、マジで言うわけないもんな!」

まどか「だよね〜」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 12:55:14.40 ID:5ahM3zcy0
杏子「ゲーセン行こうぜ!」

ほむら「望むところ。あのゲーム、今日は負けないわ」

杏子「無理無理!そう簡単に勝てるほどアタシは弱くないよ」

ほむら「どうかしら」ファサッ

さやか「私らはクレーンゲームでもしよっか」

まどか「そうだねー」


杏子「うお!?すげぇなほむら」

杏子「二日でこんなにうまくなるなんて」

ほむら「フフッ、才能の違いかしら?」

杏子「調子にのるな!てぇい」

ほむら「当らないわ」


さやか「まどかの趣味はわからんな」

さやか「ファービーのどこがかわいいんだか」

まどか「私の趣味じゃないよ〜。マミさんにあげようと思ったんだよ」

まどさや「wwwwwwww」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さやか「あんた等いつまで対戦してんだよ」

ほむら「くっ、一勝もできないなんて…」

杏子「うまくはなってるけどね。まだダメだね」

まどか「杏子ちゃんすごーい!」

杏子「よっし!ほむらの奢りでなにか食べようぜ!」

ほむら「なぜ!?」

杏子「敗者だからさ、シッシッシ」

まどさや「ほむらちゃん!」

ほむら「!?まどかがそう言うなら…」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 12:57:06.09 ID:5ahM3zcy0
ワイワイ、パクパク、ムシャムシャ

杏子「そういえばさ、ちょっと聞いてくれる」

まどか「どうしたの?」

杏子「この前さ、マミから宅配便がきたんだよ」

杏子「中身、なんだったと思う?」

ほむら「ケーキね」

さやか「お菓子だね」

まどか「ケーキかな」

杏子「ま、ケーキだったんだけど…」

杏子「食ったらさ…。トイレから出られなくなっちまったんだよ…」


ほむら「下剤が入っていたという事?」

杏子「かもね」


さやか「マジかよ…」

まどか「最低だね…」

ほむら「…」

ほむら「…実は」



さやか「ほむらにも!?」

杏子「かぁー!?あいつなんなんだよ!」

ほむら「流石に恥ずかしかったわ…」

まどか「!ってあれマミさんだよ!」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 12:58:40.42 ID:5ahM3zcy0
さやか「ホントだ!ケーキ屋に入ってたぞ」

杏子「またアタシ達に下剤を!?」

杏子「痛いめにあわせなきゃわからねぇのかな!!」ガタッ

まどか「!?や、やめようよ」

まどか「あんな人と関わりあわないほうがいいよ!」

ほむら「そう思うわ、佐倉杏子」

さやか「落ち着きなよ…」

杏子「わ、わかったよ」

まどか「ちょっとスタイルがいいからって偉そうにねー?」

ほむら「ええ、まったくだわ」

杏子「あんなのただの[ピザ]だよな!wwww」

まどか「wwwwいいすぎだよwwwwww」

まどさやあんほむ「wwwwwwww」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まどか「今日は楽しかったね!」

杏子「お前らと遊んでると飽きないよ」

ほむら「フフッ」

さやか「また遊ぼうよ!」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:00:31.43 ID:5ahM3zcy0
ガチャ

まどか「マミさん…」

マミ「あら…鹿目さん。いらっしゃい」

まどか「ちょっとみんなに誘われちゃって、遅くなっちゃいました」

マミ「…いいのよ。鹿目さんが家に来てくれるだけで嬉しいから…」

まどか「みんな…。なかなかわかってくれなくて、うぅ」グスッ

マミ「ありがとう。でもね?無理しないでね…
   鹿目さんまで私みたいになってしまってわ」ナデナデ

まどか「ごめんなさい、マミさん」

マミ「気持ちだけでうれしいから…ね?」


マミ「紅茶、飲む?」

まどか「…はい」

マミ「後ね、ケーキもあるの。どうかな?」

まどか「いいんですか!?いただきます♪」ニコニコ

マミ「ちょっと待っててね」ニコリ

まどか「はぁーい」


まどか(こんなに喜んじゃって…)

こんなにかわいい人を他の人になんて考えられないよ。
絶対に渡さないよ。マミさんは私だけのものだもんね…

かわいいよマミさん

カチャ
マミ「はい、どうぞ」

まどか「わーい」ニコニコ
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:02:04.89 ID:5ahM3zcy0
マミ「…」ジー

まどか「おいしい♪」パクパク

マミ「うふふふ」

まどか「どうかしました?」

マミ「なんでもないのよ。ただ…鹿目さんがおいしそうに食べてくれて嬉しいの」ニコニコ

まどか「おいしいですよ?マミさんも食べましょうよ」

マミ「私はいいの…。最近、食欲がなくて」

まどか「…私でよければいつでも呼んでください!」

マミ「ふふ、ありがとう鹿目さん」

マミ「でもね?私より美樹さん達との事を優先してね」

まどか「でも…」

マミ「鹿目さんまで、私みたいになって欲しくないの」

マミ「…あまりここにも来ない方がいいわ」

まどか「…」

マミ「違うの!とっても嬉しいわ。でもね…」

マミ「あなたがみんなに嫌われたら…」

まどか「……」

まどか「私はマミさんさえいてくれればいいんですよ」ダキッ

マミ「…鹿目さんは優しいのね。私って幸せ者だわ。ふふ…ふ…」

マミ「ひっく、ひっく」ポロポロ

まどか「マミさん…」ハァハァ
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:03:34.54 ID:5ahM3zcy0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ガヤガヤ
マミ「あと。ーそれも」

店員「こちらですねぇ?」


ありがとうございました!



さやか「マミさん…」

マミ「…。こ、こんにちは…美樹さん」

さやか「話せませんか?少しでいいんで…」

マミ「でも、私なんかじゃ…」

さやか「?、無理ならいいんですけど…」

マミ「わ、私は構わないけど…」

さやか「じゃあいいんですね?」


マミ「佐倉さんに…?」

さやか「なんでそんな事をしたんですか?」

さやか「理由があるなら聞きたいんですよ」

さやか「ほむらにも送ってたそうですよね?」

マミ「ま、待って!知らないわ、私…」

さやか「とぼけるのはいいんですよ…」

マミ「本当に知らないの…」

マミ「確かに佐倉さんや暁美さんとは…、少しあったけど」

マミ「そんな事はしないわ!」

さやか「…信じていいんですか?」

マミ「お願い…」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:05:04.68 ID:5ahM3zcy0
ガチャ
まどか「マミさん♪」

マミ「いらっしゃい…」

まどか「ん? どうしたんですかぁ?」

マミ「そこで美樹さんと会ってね…」

まどか「………」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


まどか「へー…」

マミ「私は本当に心当りがないの…」

まどか「…そうなんですか」

マミ「……疑ってるの?鹿目さんも」

まどか「私は、信じてますよ。マミさんの事」

まどか「大丈夫ですよ…。私からもみんなに言ってみます」ニタァ

マミ「い、いいわ!鹿目さんは気にしないでいいの…」

マミ「ね?」ニコリ

まどか「うん」



まどか「そういえば」

マミ「?」

まどか「パパにお使いを頼まれてたんでした…。すいません」

まどか「今日はもう帰りますね」ニコ

スタスターガチャーバタン

マミ「あっ…」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:07:01.57 ID:5ahM3zcy0
まどか「もしもし、さやかちゃん?」

さやか「まどかぁ、どした?」

まどか「マミさんの事なんだけど…」

さやか「…」

まどか「あの人の事…あんまり信用しないほうがいいよ」

まどか「平気で嘘つくから…」

さやか「…まどか?」

まどか「さやかちゃんまで、うぅ…。ひどい目に、あってほしくないの」グスッ

さやか「な、なにかあったのまどか!?」

まどか「な、なんでもない!」

ツー、ツー、ツー


さやか「なんでもない訳ないだろ」ダッ



プルルルル プルルルル

マミ「もしもし。あら鹿目さん」

まどか「マミさん!さやかちゃんがね」

まどか「今度の日曜日にマミさんも一緒に来ないかって!」

マミ「え!?それじゃあ…」

まどか「きっとわかってくれたんだよマミさん!」

マミ「い、いいの?ホントに私が行っても…」

まどか「私も一緒ですから大丈夫ですよ!」

マミ「…やだわ。ひっく、嬉しくて…」ポロポロ

まどか「ウィヒヒヒ。よかったねマミさん♪」


まどか「それで、時間と場所はですね〜」ヒヒヒ
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:09:01.77 ID:5ahM3zcy0
杏子「それにしてもお前ははえーな」

ほむら「そうかしら?」

杏子「いつも一番じゃんかよ!たまにはアタシに譲れよー」

ほむら「フッ、実力で勝つのね」ファサッ

タッタッタ

さやか「おっす!」

杏子「ははは、さやかはおっせぇな」

さやか「んだとぉ!」

ほむら「…まどかと一緒ではないの?美樹さやか」

さやか「まどかはちょっと遅れるってさ」

スタ…スタ

杏子「……」

さやか「なに? 杏子…。てっ…」

杏子「おい、誰が呼んだんだよ…。コイツ」ギロッ


マミ「あ、あの…」

マミ「こ、こんにちは」

ほむら「…なぜ、ここに?」

マミ「え…」

杏子「よくさぁー。顔出せるね?」

マミ「あの…」

さやか「…」

マミ「み、美樹さん…。信じてくれたんじゃ…」オロオロ

さやか「演技はいいですよ…、マミさん」

さやか「残念ですけど、わかっちゃったんで」

マミ「え!え!?」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:10:43.09 ID:5ahM3zcy0
マミ「え、演技!?美樹さん…」

杏子「さやか?」

さやか「後で話すよ…」

マミ「待って!佐倉さんと暁美さんにケーキなんて送って…」

さやか「やめましょうよ…。嘘をつくのは」

マミ「嘘じゃないの!!」

杏子「だってよ…」

ほむら「どうなの? 美樹さやか」

さやか「信じちゃだめだよ」

マミ「そんな…」

マミ「美樹さんが、私も…一緒に来ないかって」

杏子「ああ。バレバレの嘘をwwww」

ほむら「それはないと思うわ巴マミ」

さやか「落ち着いたほうがいいんじゃないですか?」

さやか「おかしな事ばっかり言ってますよ…」

マミ「だって!」

マミ「そうだ!鹿目さんは!?」

さやか「…そろそろ帰ってもらえませんか」ピクッ

さやか「ここに居られると困るんですよ…」ギロッ

マミ「待って!鹿目さんなら」ウル

さやか「嫌に決ってます。早く帰ってください」

マミ「だっ」

さやか「帰れよ!!」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:12:58.43 ID:5ahM3zcy0
マミ「お願い!お願いよ、鹿目さんに…」

杏子「マミ…おとなしく帰ったほうがいいって」

ほむら「…」

杏子「わかるだろ?」

マミ「そんな…。ああ…なん…でっ」ポロポロ

さやか「そういうのやめてください」

杏子「ダメだwwww泣き崩れちゃったよ」

ほむら「私達が移動したほうがいいようね」

さやか「そうだね…行こう」

杏子「へいへい。まったく、なんでここがわかったんだろうね〜」

スタスタ

さやか「盗聴でもしてたんじゃない? それぐらいやるって」

ほむら「まどかの!?」

さやあん「反応しすぎだよ」


プルルルル

まどか「もしもし」

まどか「公園だね、うん、わかった」

ツー

まどか「面倒だけどみんなと会わないと…
    その後が楽しみだな〜。ウィヒヒヒ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まどか「おまたせ…」

さやか「元気だせよまどか! まどかのための集まりなんだからさ、今日は」

杏子「やっと主役ってわけだな!」

まどか「ありがとう…みんな…」

ほむら「まどかぁ〜」ナデナデ
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:14:34.96 ID:5ahM3zcy0
杏子「さやかから聞いたよ。体は大丈夫かい?」

まどか「大分平気…。時々痛むぐらいだよ」

さやか「まったく…。一人でマ…あんな人のところに行くなよな」

まどか(効いてるね!さやかちゃんは単純だもんね♪)グスッ

まどか「だって…優しい顔で、ひっくひっく」

ほむら「まどかぁ〜」ギュー

まどか「ほむらちゃん…ちょっと苦しいよ」

杏子「アタシ達がいるんだからいつでも頼れよ!」

さやか「たまにはいい事言うじゃん!杏子」

まどさやあんほむ「あはははは」



QB「マミ?なにをしてるんだい」

マミ「うぅ」ポロポロ

QB「?」

QB「まったく何をやってるんだい」ピョコン

マミ「あぁ。キュゥべえ」

QB「なんだ気づいていなかったのかい?」

QB「マミらしくないね」

マミ「……」スクッ

QB「どこに行くんだい?」

マミ「家に…帰るのよ」

トボ、トボ
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:15:50.64 ID:5ahM3zcy0
まどか「ありがとね! 元気でたよ」ニコリ

さやか「そうそう! まどかはそれが一番だね!」ダキッ

まどか「くすぐったいよ〜さやかちゃん」

杏子「今日もご馳走さん!暁美さん」

ほむら「…調子にのらない事ね、佐倉杏子」

杏子「やなこった」



まどか「それじゃあ、またね〜バイバイ」
タッタッタ



ガチャ
マミ「何か食べる?キュゥべえ」

QB「いいよ。お腹空いてないし」トテトテ

マミ「そう…」

マミ「…」

ピンポーン

マミ「だ、誰かしら…」ビクッ


「マミさ〜ん♪」

マミ(鹿目さん…)
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:16:56.97 ID:5ahM3zcy0
まどか「あれ〜?留守なわけないのに…」

ピンポーン、ピンポーン

まどか「マミさ〜ん」



まどか「………」



ブルルル、ブルルル
マミ「メール?」ビクッ

from 鹿目まどか

今朝、寝坊してしまいました。
ごめんなさい!私も一緒にいれば…
落ちこまないでマミさん。
みんな勘違いしているだけです。私にまかせてください!


マミ「うぅ」ポロポロ

マミ「鹿目さん…鹿目さん」

マミ「私の事を、こんなにも…」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:18:57.62 ID:5ahM3zcy0
ガチャ

マミ「ごめんね、寒かったでしょ…」

バタン

マミ「ごめんね。鹿目さんの厚意を無駄にしてしまって…」

まどか「ううん。みんなから聞きました…」


まどか「うっ、ひっく。マミさん、私がいけなかったんです!」

まどか「私、馬鹿だから! 馬鹿だから!! え〜ん」ポロポロ

マミ「いいの! 鹿目さんが居てくれれば…それでっ」ダキッ

まどか「マミさーん!」ダキッ

まどか(これは僥倖!!)



まどかの牙城(自宅)

まどか「まだまだ、まだまだだよ」

まどか「私抜きじゃ生きられないくらいにしないとね〜♪」

まどか「私の物だもん、マミさんは」

まどか「くんくん、まだ残ってる」

まどか「いい匂い〜♪」ポワーン

まどか「あんな顔、見せられちゃったらね…」ゾクゾク

まどか「今日は寝れるかなー?ウィヒヒヒヒ」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:20:49.37 ID:5ahM3zcy0
まどか「マミさんの筆跡を…」

カキカキ

まどか「できた〜♪」

まどか「今度はさやかちゃんの番だよ。ウィヒヒヒ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ありがとうございます!」

さやか「ご苦労様です」


さやか「誰からかな?」

さやか「げっ…」



さやか「私にも来たんだよ…」

杏子「アタシのと同じ入れ物だね」

さやか「捨てるべきだよね?」

杏子「いや、もしかしたら食べられるかもしれない可能性も…」ジュルリ

さやか「はぁ!?」

杏子「一口食べてから決めようじゃないか!」

さやか「…私は嫌だよ」

杏子「普通のだったらみんなアタシのもんだからな!」

さやか「わかったわかった」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:22:10.25 ID:5ahM3zcy0
ヒョコ
QB「おや、これはマミがいつも買ってるケーキだね」

杏子「アタシんだぞ!」

さやか「うるさいよ…」

QB「僕もちょうどお腹が空いていたんだよ…」

QB「一口もらうよ」テトテト

パクッ

QB「」バタリ

QB「?…?…?」ピクッピクッ

さやあん「………」

杏子「…え!?」

さやか「ちょっ」サァー

杏子「どうなってるんだ…?」

さやか「冗談だろ…」

さやか「ねぇキュゥべえ?キュゥべえ!?」

ユサユサ

QB「ささ…さ…や…や…かかか…」ピクッピクッ

QB「」

さやか「ウソ…でしょ? なんなのこれ…」ブルブル



杏子「ふざけやがって!! あのやろう!!!」ガタッ
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:24:59.24 ID:5ahM3zcy0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マミ「買い置きがもうないわ」

マミ「まだ時間もあるし、買ってきましょう」スクッ

バンバンバン!

杏子「おいマミ! いるんだろ!! ここを開けろ!」

マミ「な、なに!?」ペタッ

杏子「音がした…、居るって事だな!!」

バンバン! ドン!!!
バタンッ

マミ「なに!? なに!? さ、佐倉さん…?」

マミ「ど、どうしt」

杏子「よくもさやかを殺そうとしてくれたな!?」ガシッ

マミ「ぐっ。ざ、ざぐらさん…ぐるし…」

マミ「は、はなじ…て」

杏子「やりすぎなんだよ!! この[ピザ]!」
ボコッ!
マミ「がはっ!?」

マミ「…あぅぁ」ゲホッゲホッ

杏子「なんとも思わないのか!?」

杏子「おい!!」

マミ「わから…ない…。知らない…の、知らないの、私…」

杏子「………」ブチッ

杏子「てめぇ!!」ジャキン

ほむら「やめなさい…。死んでしまうわ」

杏子「ああ!?」

さやか「……」

杏子「さやか…」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/06/29(水) 13:27:00.19 ID:CC4NupAxo
>>1くん!>>1くん何してるんだ、sagaを入れよう!



……まぁどの伏字がどうなってるかわかるから大体意味は通じるんだけどさ
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]:2011/06/29(水) 13:27:14.90 ID:5ahM3zcy0
杏子「…」

ほむら「じっとしていなさい」


さやか「なんでこんな事をするんですか?」

マミ「知らないの、知らないのよ…」ポロポロ

さやか「これを見てもですか」ポイッ

ゴトッ

マミ「な、なに…?」ゲホッ

さやか「あなたが送ってきたケーキの箱ですよ…」

マミ「!? 違う…知らないわ」

さやか「………」

さやか「…これ、食べたキュゥべえ…動かなくなったんですよ」

マミ「え!? どいう…こと? キュゥべえが…」

さやか「マミさん、流石にこれはねぇわ」

さやか「私、死んでたかもしれないんですよ?」

マミ「信じて! 信じて! 知らないわ!!」

マミ「こんなの送った覚えなんてないの!」

杏子「…」スッ

ほむら「やめなさい」グッ

さやか「悪気も反省もなしって事ですか…」

さやか「最低ですね」

マミ「なんで!? なんで誰も信じてくれないの…」

マミ「嘘なんてついてないのに! ねぇ、お願いよ」ポロポロ

マミ「こんな物知らない! 知らないのよ!!」

マミ「佐倉さん暁美さん美樹さん信じて!」
34 :>>32 うっかりしてた[sage saga]:2011/06/29(水) 13:32:11.85 ID:5ahM3zcy0
さやか「こんなにはっきりとした証拠があるのに」

さやか「醜いですよ。このケーキはマミさんがよく通ってるケーキ屋のですよね?」

マミ「そうよ! でも…」

さやか「この字は? 私が知る限り、マミさんの字にそっくりすぎますけど?」

ほむら「そうね…。これは巴マミの文字だと思うわ」

杏子(知らないからわからない)

マミ「待って…おかしいわ! こんな事をするならバレないようにするはずよ!?」

さやか「ふーん」

マミ「うぅ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まどか「ああ、マミさん」ゾクゾク

まどか「よだれが…」ハァハァ

まどか「…」

まどか「やり過ぎっかな? みんな顔が本気だね〜」

まどか「う〜ん…、残念だけど」

まどか「もう止めに行ったほうがいいかな」スクッ

タッタッタ
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 13:35:21.74 ID:5ahM3zcy0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

杏子「アタシは信じられないね…」

杏子「コイツがアタシ等の事を嫌ってたのは知ってるし」

杏子「やったっておかしくないと思うね。アタシは」

ほむら「私はなんとも言えないわ」

ほむら「ただ。あなたがまどかに酷い事をしたのは知っている」ギリッ

マミ「…? な、なにを」

ほむら「…私も怒るわよ?」

マミ「鹿目さんが!? どういう事なの…」

杏子「ホンットに反省なしって事かよ…。呆れちまうな」

さやか「もう、こんなのどうでもいいよ」

さやか「私、帰る…」


さやか「死ねよ」ボソッ

スタスタ

マミ「……うぅ、助けて。誰か」グスッ


杏子「お前さ…。マジな話し死んだほうがいいって」

杏子「平気で人殺そうとしてたんだよ」


杏子「理由もねぇのか!?」ガシッ

マミ「知らない…知らないの」

ほむら「………」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 13:37:20.68 ID:5ahM3zcy0
ほむら「まどかには何をしたの?」

マミ「知らない、知らないのに」

ほむら「…」

杏子「話にならないみたいだね」

ほむら「…そのようね」


ザッ
まどか「みんなやめて!!」ダッ

ほむら「ま、まどか!?」

まどか「マミさんをいじめないで」ギュ

マミ「あ、あぁぁ」

杏子「まどか? なんでそいつを庇うんだよ…」

まどか「みんな帰って!」

ほむら「な、なぜなの? まどか…」

まどか「お願い! 二人っきりにして!」

杏子「?」

ほむら「しかし…、巴マミと二人になんて…危険だわ」

杏子「ほむらの言うとおりだぞまどか」

まどか「…」ギリッ

ほむら「うっ」タジタジ

杏子「ほむら、どうする?」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 13:38:49.12 ID:5ahM3zcy0
ほむら「まどか…」

まどか「…」

ほむら「わ、わかったわ」

ほむら「行きましょう佐倉杏子」

杏子「でもよー?」

ほむら「…」

杏子「わかったよ…」

ほむら「…気をつけるのよまどか」

スタスタ


マミ「…鹿目…さん」ポロポロ

まどか「マミさん…」ギュッ

まどか「もう大丈夫だよマミさん」

マミ「…」

まどか「私がいますからね」ナデナデ

マミ「か、鹿目さん」

まどか「はい」

マミ「私はしていないの…信じて」ポロ

まどか「信じますよ、私は」

マミ「…うわーん」ギュ

まどか「ティヒ、ウェヒヒヒヒ」ハァハァ

ナデナデナデナデナデナデナデ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 13:41:43.03 ID:5ahM3zcy0
まどか「なんですか〜マミさん?」ナデナデ

マミ「私、鹿目さんに…酷い事をした?」

まどか「……」

マミ「私、貴女になにかしたの?」

マミ「わからないの…なにが本当で何が違うのか」

マミ「鹿目さん…」

まどか「ほむらちゃんの勘違いですよ…」

マミ「でも。暁美さん、すごく怒っていた…」

まどか「…私を信じてよマミさん」ニコリ

マミ「…うぅ」



マミ「ありがとう、もういいわ…大丈夫」スッ

まどか「私はいいのに…」

マミ「ううん、ありがとう。もう大丈夫だから…」

まどか「そうですか…」シュン…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

QB「やれやれ、酷い目にあったよ」

QB「まさかケーキを食べたら死んでしまうとはね」

まどか「ティヒ! キュゥべえ♪」

QB「まどか…。君の言ったとおりにさやかの家にいったら」

QB「ケーキはあったけど、なんなんだいあれは?」

まどか「え〜? 私は知らないよ」

まどか「さやかちゃんがおやつを食べる時間だな〜って」

まどか「キュゥべえに教えてあげただけだよ〜?」ティヒヒ
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 13:44:04.29 ID:5ahM3zcy0
マミ宅

QB「マミ! ひどいじゃないか」

マミ「…」

QB「君のせいで毒入りのケーキを食べてしまったよ…」

ひっくひっく

QB「?マミ」テトテト

マミ「うっ」

QB「???」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マドホール(自宅)

まどか「これで、さやかちゃんもほむらちゃんも杏子ちゃんも」

まどか「マミさんの事、大っ嫌いだね!」

まどか「ウィヒヒヒ」

まどか「私のだ〜♪」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マミ「キュゥべえはわかる?」

マミ「私はそんな事をした記憶なんてないの!」

QB「僕にはわからないよ」

QB「ただ、ケーキ食べたら死んでしまったんだよ」

マミ「え!?」

QB「…死にそうになったんだよ!」

マミ「…なんでこんなことに」ポタポタ

マミ「もう動きたくない…」

マミ「鹿目さんしか信じてくれない…。なんでなの…」

QB「…僕も信じてるよ? マミの事」

QB「長い付き合いだからね。マミの事、少しはわかるよ」ピョン


マミ「二人か…。嬉しい…本当に…」グスッ

QB「………」キュップイ
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 13:46:40.34 ID:5ahM3zcy0
まどか「ほむらちゃん? どうしたのこんなに朝早く」

ほむら「怪我はしていない? 大丈夫?」

まどか「? なんで」

ほむら「昨日! 何もされなかった!?」

まどか「あぁ…平気だよ!」

まどか「途中で逃げてきたからね」

ほむら「何をされたの!?」

まどか「ウィヒヒヒ、たいした事じゃないよ…」

ほむら「しかし…。むっ」バッ

パァン
QB「うわっ!」

テッテッテッテ

ほむら「ちっ」

まどか「な、なに!?」

ほむら「なんでもないわ」

まどか「そうなの??」

ほむら「まどか、今日は土曜だけど…」

まどか(後でマミさんの家に行きたいんだけどな〜)

まどか「遊びのお誘いかな? ほむらちゃん」

ほむら「いえ、そういう訳ではないの」アタフタ

まどか「変なの〜」





マミ「…起きたくない」ゴロ

マミ「朝日なんて昇らなければいいのに」グスッ
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/06/29(水) 13:50:30.67 ID:sk/Q+0+IO
ほう
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 13:50:47.84 ID:5ahM3zcy0
テトテト
QB「まどかが襲われただって?」

QB「あんな状態のマミに? わけがわからないよ」

QB「暁美ほむらがいると迂闊に近づけないよ」




杏子「朝飯♪朝飯♪」

QB「やあ、杏子」

杏子「なんだお前か…」

QB「誰なら良かったんだい? マミかな」

杏子「あははは。豚じゃなくて人間のほうがいいねぇ」

QB「そうなのかい」


テトテト

QB「やあ、さやか」

さやか「…あんた、大丈夫なの?」

QB「心配ないよ、僕は結構丈夫なんだよ」

さやか「そっか。まぁ、あれのところに長くいるみたいだしね」

QB「あれ? あれとはなんだい」

さやか「…。巴マミの事だよ」

QB「そうなのかい」




マミ「そっか…じっとしてるなんて許されないんだったわ」

マミ「私達…。」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 13:52:25.44 ID:5ahM3zcy0
数時間後

まどか「早くマミさんに会いたいな〜」

まどか「もうたべちゃっても怒らないかな〜」


まどか「鹿目さんなら…」



まどか「ウィヒヒヒヒ」ハァハァ



ピンポーン、ピンポーン

まどか「マミさん、私ですよ〜」

テトテト

QB「まどかじゃないか」

まどか「なんだ…、キュゥべえかぁ…」

QB「何をしてるんだい?」

まどか「マミさん居ないのかな? 呼び鈴鳴らしても出てくれないの」

QB「マミなら朝からずっと寝ていたはずだよ」

まどか「変なの〜」

ピンポーン、ピンポーン


病院

マミ「ここね…」

マミ「これでグリーフシードが手に入れば」

マミ「当分は大丈夫…」

スタスタ
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 13:54:03.56 ID:5ahM3zcy0
テトテト

QB「留守みたいだね」

QB「中には居ないみたいだよ」

まどか「そうなの〜。おあずけかぁ」

まどか「ざんね〜ん♪」


QB「…まどかはマミの事が嫌いかい?」

まどか「…へ?」

QB「さやかも杏子も、みんなマミの名前を出すと嫌がるんだよ」

まどか「う〜ん」

まどか(どうしよう…)

まどか(キュゥべえはマミさんと仲がいいからな〜)

まどか「嫌いなわけないでしょ!?」

QB「おや? そうなのかい」

まどか「怒るよ!」

QB「…」

QB「昨日の事は?」

まどか「…なにが?」

QB「マミに襲われたって、暁美ほむらに言ってたじゃないか?」

QB「マミが人を傷つけるような事ができる人間ではないはずなんだよ」

QB「だから、まどかと暁美ほむらの会話がとても不思議なんだ」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 13:55:25.23 ID:5ahM3zcy0
まどか「う〜んとね」

QB「うん?」

まどか「えっと…」

QB「?」

まどか「だからね…」

QB「??」

まどか「それはー」

QB「???」

まどか「………」

まどか「マミさんが…」

QB「マミが?」

まどか「………」

まどか「もう遅いから…」

QB「?」

まどか「私、帰る」ダッ

QB「まどか!?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まどか(うっとおしいなぁ)

まどか(キュゥべえがこんなに邪魔だなんて)


ピタッ
まどか「そうか! だからほむらちゃんは…」

まどか「なぁんだ〜。簡単だったよ♪」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 13:56:58.07 ID:5ahM3zcy0
QB「なんで僕はこんな事をしているんだろうか」

QB「なぜだか、マミの笑顔がみたいんだよね。不思議だね?」

テトテト

QB「あの缶詰はここだったかな」

ゴソゴソ

QB「やれやれ」

QB「開かないや…」

QB「マミ、帰ってこないね」



charlotte

マミ「あっ――――」

ボトッ…

………

まどか「ふぁー」

QB「おはようまどか」ピョコ

まどか「キュゥべえ…」

QB「昨日の答えが聞きたいんだ」

まどか「…後にしてよ」

QB「構わないさ」

まどか(うっとおしい…)

まどか「今日はみんなと約束があるからその後にね」

QB「僕もついて行くよ」ピョコン

まどか「…いいよ」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 13:58:12.37 ID:5ahM3zcy0
杏子「おっし! 一番乗り」

スタスタ
さやか「あれ? ほむらは」

杏子「さあね」

まどか「おっはよ〜」ニコニコ

まどか「あれ? ほむらちゃんは」

さやか「まだみたいなんだ。珍しいね?」

まどか(ちぇ)

杏子「お前も一緒なのかよ」

QB「そうだよ」ピョン

杏子「乗るな!」


ほむら「遅くなったわ…」

まどか「ほむらちゃ〜ん」

ほむら「まどか」ドキッ

カチッ…カチッ

杏子「あれ? あいつはどこに行ったんだ…」

さやか「消えた!?」

まどか「ウィヒヒヒ」

ほむら「………」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 13:59:23.59 ID:5ahM3zcy0
まどか「私、今日は用事があるから午前中だけね」

さやか「ええ?」

まどか「ごめ〜ん」

杏子「しかたねぇな」

ほむら「私も午前のみにしておくわ」

さやあん「ええ〜」



パクパク、キュップイ

QB「ここは?」

QB「なんで!?」



午後

まどか「またね〜」

ほむら「私も失礼するわ…」

スタスタ

さやか「どうする?」

杏子「アタシはどっちでもいいよ」

さやか「あれでも誘う?」

杏子「誰それ?」

さやあん「wwww」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:00:51.61 ID:5ahM3zcy0
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン

まどか「マミさ〜ん」

まどか「む〜」

まどか「流石に我慢できないよ」

ガチャ、スー

まどか「あれ!? 開いてる…」

まどか「マミさん?」

まどか「私です。まどかですよ〜…」


まどか「無用心だな〜マミさんは。そこがかわいいんだけどね」

まどか「ウィヒヒヒヒ」

数時間後

まどか「おかしいよ」

まどか「なんで帰ってこないの…」

まどか「………」


プルルル、プルルル
プルルル、プルルル

まどか「携帯電話、置いたまんまだ…」


まどか「ま、まさかね」

まどか「ばれちゃったのかな…」アセアセ




まどか「やだやだやだ!!」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:02:25.81 ID:5ahM3zcy0
ザッ
ほむら「やはりここに居たのね、まどか」

まどか「マミs!…ほむらちゃん…」ビクッ

まどか「…ほむらちゃんもマミさんに用事なの」




ほむら「巴マミは死んだわ」

まどか「………」

ほむら「魔女に、殺されてしまったわ」

まどか「……え?」ポタ



ポタ、ポタ、ポタ



まどか「え?…」

ほむら「………」

まどか「ほむらちゃん。ふざけないでよ…」

ほむら「事実よ」

まどか「ウィヒ…ヒヒ…ヒ」

ほむら「安心しなさい。魔女は私が倒しておいたから」

ほむら「ある意味、運が良かったのかもしれない…」

まどか「…何が?」

ほむら「暴走していた巴マミも消えたのは…」

ほむら「もちろん、間に合えば助けてはいたけど…」


まどか「なんで!? …なんでもっと早く行かなかったの?」ガシッ

ほむら「まどか? なにを…」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:04:07.46 ID:5ahM3zcy0
まどか「助けられたんでしょ!?」

ほむら「いえ、私が行ったときには…」

まどか「嘘つかないで!!」

まどか「ほむらちゃんはマミさんの事が嫌いだから見捨てたんだ!!」ユサユサ

ほむら「まど…か…」グッ

まどか「嫌いだから、嫌いだから! 殺されるのを見ていたんだ!!」

まどか「最低だよ! 死ね!! 死ね!!!」



まどか「死んでよ…」ポロポロ

まどか「返してよ! マミさんは私の物になったのに!!」

ほむら「な、何を言っているの…」

ペタッ
まどか「なんで!? こんなのってないよ!」

まどか「やっと叶ったのに!」

ほむら「まどか、落ち着いて…ね?」

ほむら「事情を話して…。何がなんだかわからないわ」

まどか「マミさんと二人っきりに…」

まどか「うわーーん」

ポタポタ

ひっく、ひっく

ほむら「くっ」

ほむら(なんなのいったい!?)
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:05:50.03 ID:5ahM3zcy0
テトテト
QB「暁美ほむら、困っているようだね」

ほむら「インキュベータ…」

QB「僕にはだいたいわかったよ」

ほむら「!?」

QB「知りたいかい?」

ほむら「教えなさい!」ギリッ

QB「………」

QB「いいけど、マミは本当に助けられなかったのかな?」

ほむら「嘘ではないわ…」

QB「それは残念だね」

まどか「嘘…だ、信じないよ…」


QB「君達が聞いたマミは、まどかが勝手に悪評を流しただけの存在」

QB「マミ自身はそんな事はしていないんだよ」

QB「マミはそんな事のできる人間ではないよ」

QB「寧ろ、君達とは仲良くいたいと思っていたからね」

QB「僕にはまどかの言う事を信じた君達を非常に変に思うよ」ピョン

まどか「触れないで!」

QB「ごめん」テトテト

ほむら「なぜ? そんな事を、…巴マミと居たいから?」

QB「なぜかはわからないさ、僕には特にね」テトテト
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:07:27.47 ID:5ahM3zcy0
ほむら「まどか、あなたは…」

ほむら「あの毒入りケーキもあなたが?」

まどか「うぅ」グス

QB「おそらくね…」

QB「しかし、マミが居なくなってしまった今」

QB「全ては無駄に終わってしまったんじゃないのかな? まどか」

まどか「………」

ほむら「まどか…」

まどか「ウィヒヒヒヒ」

まどか「夢を見てるのかな?」

まどか「ほむらちゃん、ほっぺたつねって」

ほむら「これは夢ではないのよ、まどか」

まどか「いいから!」

ギュッ

まどか「痛い! 痛い!! イタイ!!」

まどか「なにこれ!? なぁにこれ…」

ほむら「落ち着いて、まだ私達がいるから」

ほむら「みんなが貴女を支えるから…お願い。落ち着いて」ギュ
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:09:14.91 ID:5ahM3zcy0
バッ
まどか「なにそれ? 本気で言ってるの!?」

まどか「みんながマミさんを殺したんだよ!?」

まどか「なにいいカッコウしてるの?」

まどか「原因はほむらちゃん達だよ!」

ほむら「………」

まどか「心が痛まないの? ねぇ!?」


QB「君がやったんだよまどか」

QB「全ては君の責任さ」

QB「僕も少し気分が悪い、のかな?」

まどか「マミさんは戻ってこないの…?」

ほむら「………」

QB「不可能ではないね」

ほむら「!? 黙れ!!!」

カチッ…パァン…カチッ
QB「」






ティヒ、ウィヒヒヒヒ

まどか「……そっか〜」

まどか「ほむらちゃん、なんでもお願いが叶うんだよね〜?」

ほむら「……!」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:11:13.55 ID:5ahM3zcy0
QB「やめてくれないかな暁美ほむら」テトテト

QB「まどかの願いはある意味、僕の願いかもしれないんだよ」

ほむら「なにを言っているの!?」

QB「さぁ? 僕にもわからないよ」

キュップイ

まどか「キュゥべえ♪」ダキッ

ほむら「うっ…」

まどか「私、お願いが決ったよ」ニコリ

QB「…忠告しておくよまどか」

QB「マミが生き返っても、君の思い通りにはいかないと思うよ?」

まどか「? そんな事ないよ…」

QB「いいさ」

QB「それじゃあ聞こうか」

QB「鹿目まどか、君はその魂を代価にしては何を願う?」

ほむら「ダメよまどか!」


まどか「私のお願いはね」

まどか「マミさんを生き返らせて欲しいの」


QB「うん。契約は成立だね」

パァーーーーーーッ…、・・・


………
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:12:42.45 ID:5ahM3zcy0
まどか「本当に生き返ったの? キュゥべえ」

QB「ああ。間違いないよ」

QB「…僕はここで失礼するよ」

テトテト

ほむら「また…」ガクッ


まどか「ウィヒヒヒヒ」

まどか「ほむらちゃん♪ 私マミさんを探しに行ってくるね〜」

タッタッタ

ほむら「うぅ……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マミ「あれ? 私…」

マミ「ここは結界の…病院」

マミ「生きているの?」

スッ
QB「そうだよマミ」

マミ「キュゥべえ?」

QB「君は鹿目まどかの願いで生き返ったのさ」ピョン

マミ「そんな…」

マミ「なんで? 鹿目さんは私なんかのために…」



QB「…僕の知ってる事を伝えておくよ、マミ」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:14:18.76 ID:5ahM3zcy0
まどか「ウィヒヒヒヒ」

まどか「ほむらちゃんに喋らなくてもよかったのかな」

まどか「こっそりキュゥべえに頼めばよかったね」

まどか「損しちゃったよ〜」
スタスタ

QB「やあ、まどか」

まどか「キュゥべえ♪」ダキッ

QB「ご機嫌なんだね?」

まどか「そうだよ〜。マミさん、どこに居るのか知らない?」

QB「…家に帰ってるよ」

まどか「そっか、じゃあ戻ろっか♪」

タッタッタ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マミ「暁美さん…」

ほむら「巴マミ!」

ほむら「貴女のせいで! まどかは! まどかは!!」

マミ「わかっているわ…」



ほむら「…。ごめんなさい」

ほむら「私、貴女の事を…」

マミ「しょうがないでしょ? 貴女は気にしなくていいの」

ほむら「うぅ、すいま…せん…」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:16:06.80 ID:5ahM3zcy0
まどか「マミさん…」グスッ

ダッ
マミ「………」

まどか「マミさん、大丈夫ですか?」ダキッ

まどか「なんともない?」

マミ「…なんで、私なんかのために?」

まどか「なんで?」

まどか「好きだからですよ。マミさん、私がいるから大丈夫ですよ」ギュ

まどか「一緒に戦えるよ? もう一人になんてならないよ?」

まどか「私が守ってあげますからね!」


マミ「うん」

マミ「でもね、私は嬉しくないの…」

まどか「な、なんで!?」

マミ「キュゥべえから聞いたの…」

マミ「みんなが私の事を避けていたのは…」

マミ「鹿目さん、あなたがやったって…原因だって」

まどか「………」

QB「やれやれ」


マミ「貴女にわかる!? この辛さ」

マミ「私は、私はみんなと仲良くしたかったのに!!」

まどか「マ、マミさん!?」

マミ「私が居ます? 貴女がやったのに…」

マミ「なんで! なんで? そんな事が…平気で、言える…の?」ウル
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:17:47.57 ID:5ahM3zcy0
まどか「あの…」

マミ「死にたいとも思ったのよ!?」

マミ「美樹さんや佐倉さんが…」


マミ「あの時どんな気持ちだったかわかる!!?」

まどか「だって! だって!!」

マミ「何もしてないのに…なんで? なんで!?」



マミ「正直ね? あのまま死んでも良かったと思っていた…」

まどか「そんなのヤダよ! マミさん!!」



マミ「でも、理由がわかってよかった…」

マミ「今は、生き返らせくれた事。本当に、本当に嬉しいわ」

まどか「ああ、ああああ!?」

マミ「こんな事をしなくてもあなたは大切な友達の」

マミ「鹿目まどかだったのに…」

まどか「え? え!? え!?」


マミ「ダメ、もうダメだわ。もう貴女の事」

マミ「好きになれない。悪意しか感じない…」

まどか「私はマミさんの事!」

マミ「私は無理…。もう無理よ…ごめんね」ポロポロ

まどか「そんなのことないよ! 私を信じて!!」ギュ

まどか「信じて! 私は味方だよ!! ねぇマミさん!?」



マミ「鹿目さん。ごめんね…」

………
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:18:52.01 ID:5ahM3zcy0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

テトテト
QB「そういう事さ、鹿目まどか」

QB「当然の結果じゃないのかな?」

まどか「………」

QB「僕は忠告したよ」

まどか「…なんで話したの?」

QB「なんでだろうね…」

QB「マミが騙されてるのが嫌だったのかな?」


まどか「」シュ
グサッ
QB「」バタッ

まどか「ウィヒヒッヒヒヒ…」

まどか「おかしいよ…私が願ったからなのに」

まどか「なんで嫌いになるの?」


ムシャムシャ
QB「僕にはわからないよ」キュップイ

まどか「マミさんには私だけでいいんだよ?」


QB「もう無駄さ…。美樹さやかに佐倉杏子」

QB「この二人もこの話を聞けば…」


まどか「………」

まどか「ウィヒヒヒヒ。キュゥべえは馬鹿だね〜」

QB「?」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:20:33.31 ID:5ahM3zcy0
まどか「マミさんとずっと一緒に居たくせに」

まどか「なぁんにもわかってないんだね〜」ニコニコ

QB「………」

まどか「マミさんが誤解を晴らそう、なんてするわけないんだよ?」

QB「どうしてだい?」

まどか「そんな事したら、私が二人に嫌われちゃうんだよ〜?」

QB「わからないな…。寧ろ望む事ではないのかい?」

まどか「マミさんにそんな事ができる訳ないよ〜♪」

まどか「…私の事が嫌いになってもね〜」

まどか「私が酷い目に合うってわかったらね〜」


まどか「ぜっっったいに嫌がってしないんだよ♪」

QB「………」

まどか「ティヒ! ウィヒヒヒヒヒ」ニコリ


まどか「いい事思いついたよキュゥべえ!」

QB「なんだい?」

まどか「秘密! でもね。マミさんが私の事を必要になる事だよ」

まどか「わくわくしてきちゃったよ!」

タッタッタ



QB「………」

テトテト
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:21:47.08 ID:5ahM3zcy0
トテトテ
QB「マミ、なんで泣いてるんだい?」

マミ「うぅ」

QB「まどかと別れて嬉しくないのかい?」

マミ「ほっといて…キュゥべえ。私も、辛いの」

QB「なんでだい?」

QB「まどかが原因で…」

マミ「…言わないで」グスッ

QB「???」


QB「マミ…美樹さやかと佐倉杏子に早く弁明したほうがいい」

マミ「それは…いいわ。しなくて」

QB「なんで?」

マミ「ふふふ。キュゥべえにはわからないのね…」

マミ「美樹さんなら、鹿目さんの事、許してあげるかもしれないけど…」

マミ「佐倉さんは…」

マミ「真っ直ぐだから…。きっと鹿目さんが酷い目あってしまうわ」

マミ「あの時の様に。私にはわかるから、あんな気持ち」

マミ「鹿目さんに、味わってほしくないの…」


QB(まどかの言う通りみたいだ)

QB「このままでは同じではないのかい?」

QB「今までと何も変らないじゃないか」

マミ「………」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:23:51.85 ID:5ahM3zcy0
まどか「もしもし、さやかちゃん」

まどか「明日の放課後みんなで集まろうよ」

まどか「うん、いつもの場所でね」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さやか「ほむらはまた遅刻かな」

杏子「みたいだねー」ポリポリ

まどか「電話してみるね」



まどか「電源切ってるみたい…」

さやか「どうする?」

杏子「まかせるよ、アタシは」

まどか(ウィヒヒヒ、ほむらちゃんナイスだよ♪)

まどか「後でほむらちゃんの家に行ってみようよ!」

杏子「ダメだ! さやかじゃザコ過ぎるよ」

さやか「んだと!!」

杏子「しかたないさ。事実だからなww」

まどあん「wwwww」

さやか「酷い…」

まどか「マミさんよりはマシだよ! ティヒ」

さやか「比べんなよな…」



さやあん「wwww」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:24:56.84 ID:5ahM3zcy0
ほむら宅

まどか「ほむらちゃん、居る?」


ガチャ
ほむら「まどか…。それに」

杏子「どうしたんだい?」

さやか「って顔色わる!」

まどか「大丈夫? ほむらちゃん」ニコニコ

ほむら「……。取り合えず上がって」



ほむら「体調が悪いわけではないわ」

ほむら「今日は気分がのらないだけ…」

杏子「心配して損したな」

さやか「いいじゃん、病気とかじゃなくて…」


まどか「昨日の事だね? ほむらちゃん…」ウル

ほむら「!? まどか…?」

まどか「昨日ね。ほむらちゃんとマミさんのところに行ったの」

ほむら(まどか!? な、なにを)
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:25:42.81 ID:5ahM3zcy0
まどか「きっと、あの事が原因なんだね? ほむらちゃん」スッ

まどか「まだ痛むの?」

ほむら「私は…別に」

まどか「いいんだよ? 私も居たんだから…隠さなくても」

ほむら「隠してなんて…」

まどか「ほむらちゃん?」ズイッ

ほむら「うっ…」

杏子「…言えよ。何されたんだよ」

ほむら「関係ないわ…」

杏子「友達を見捨てておけるかよ!」

ほむら「なんにもなかったわ…」

まどか「ほむらちゃん…」

さやか「………」


杏子「いいよ…。直接聞いて来る!」スクッ

ほむら「!? 待って、その必要はないから」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:26:49.86 ID:5ahM3zcy0
まどか「杏子ちゃん…。ほむらちゃんの気持ちも…」

杏子「ちっ」

さやか「今さら驚かないけどね…。そういう奴だし」

ほむら「巴マミは…」

まどか「帰ろう…ほむらちゃんを一人にしてあげようよ」グスッ

杏子「…。わかったよ、でも。友達なんだから少しは頼れよな」

さやか「うわー…」

杏子「なんだよ!」

まどか「あははは」

ほむら「………」


スタスタ
さやか「まどかは怪我、してない?」

まどか「ほむらちゃんが庇ってくれたから…大丈夫だよ」ニコ

杏子「頭にくるな! 反省ってもんが微塵もないんだな!」

さやか「怒ったって無駄だよ。治らないよあれは」

まどか「そんなのってないよ…」

さやか「まどかも、もうほっときなよ」

さやか「無事に帰れるかもわからないんだよ?」ナデナデ

まどか「私は平気だよ、さやかちゃん」ニコリ
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:28:14.09 ID:5ahM3zcy0
さやか「また明日な」
タッタッタ

杏子「おう、またな」

まどか「またね、さやかちゃん」


杏子「まどかは帰らないのか?」ポリポリ

まどか「杏子ちゃんに知って欲しい事があるの」

杏子「ん?」

………

杏子「お前もなっちまったのか」

まどか「うん。でね! 杏子ちゃんに基本を教えてほしいの」

杏子「アタシに!?」

まどか「他に頼れる人がいないんだもん。ほむらちゃんはあんな状態だし…」

杏子「………」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

QB「まどかも居なくなったね」

QB「前より悪いんじゃないのかい? この状況は」トテトテ

ゴソゴソ

マミ「…これを使うのよ」スッ

パカッ
QB「!! 開いた!」

ムシャムシャ

マミ「かわいい」

QB「?」パクパク

マミ(こんな幸せでもいいわ)

マミ「うふふふ」モフモフ

QB「うわ!? なにをするんだいマミ!」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:29:10.23 ID:5ahM3zcy0
QB「久し振りの魔女退治だね」

マミ「ええ!」

QB「マミなら心配ないだろうけどね」ピョン

マミ「落ちないでよキュゥべえ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まどか「ここだよ! 杏子ちゃん」

杏子「これは魔女の結界だ」

杏子「初戦から魔女とはね。まどかはついてるな!」

まどか「そ、そう」

杏子「ささっとやっちまうか!」ダッ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マミ「問題なさそうね」

バァンバァン

魔女「ケケケケケケケ」

マミ「ふふふ」

シュン、グサッ

マミ「なに!?」クル

魔女「ぎゃぁぁぁああああぁ」


杏子「おお!? すごいな! 一撃かよ」

まどか「えへへ。うまくいったね杏子ちゃん」


マミ「鹿目さん…」

まどか「マミさん? 奇遇ですね」ニコリ
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:30:24.80 ID:5ahM3zcy0
………

杏子「今回のグリーフシードはお前に譲るよ。先みたいだったからな」ケッ

マミ「………」

マミ「いいわ。鹿目さんはまだ慣れていないのでしょう?」

マミ「とっておいた方がいいわ」ポイッ

QB「いいのかい? マミ」

まどか「マミさん…」

まどか「…」ニッ

マミ「うっ」

マミ「わ、私はこれで!」
タッタッタ

QB「まどか?」

まどか「どうしたの? キュゥべえ」ニタァ

………

まどか「私ってすごいのかも」

シュン、シュン

まどか「マミさんよりも沢山魔女を倒せてるよ!」

魔女「」

まどか「ウィヒヒヒヒ」



ほむら「まどか…」

まどか「あ! ほむらちゃ〜ん」

ほむら「あまり無理をしないほうがいいわ」

ほむら「このところ毎日…」

まどか「この町から魔女を追い出さないと!」

ほむら「でも、あなただけじゃなく。佐倉杏子も巴マミもいるのだから」

まどか「杏子ちゃんはいいけど、マミさんはダメだよ」ニコリ
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:31:31.17 ID:5ahM3zcy0
ほむら「え?」

まどか「私と杏子ちゃんが頑張ってるからね〜」

まどか「マミさん。今、大変なんじゃないかな?」

ほむら「なぜ? 巴マミが」

まどか「だって魔法少女にはグリーフシードが必要なんだよ?」

まどか「わかるでしょ〜。ウィヒヒヒヒ」

ほむら「で、では!?」


まどか「そうだよ〜。マミさんね。もう一個も持ってないはずだよ♪」

ほむら「………」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

QB「マミ、そろそろ戯れをとらないと」

マミ「わかっているわ…」

マミ(魔女気配が全然しないの)

マミ「どうなってしまうの私は」ガクガク

QB「………」


マミ「後、一戦が限度…」スクッ

QB「行くのかい?」

マミ「じっとしててもダメよ」

スタスタ
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:32:35.84 ID:5ahM3zcy0
ピタッ
マミ「見つけたわ!」

QB「早く倒してしまった方がいいよ」

QB「あの二人より先に」

マミ「ええ!」


スタスタ

マミ「…え。そ、そんな」

まどか「あれ? マミさん♪」

まどか「魔女なら倒しちゃましたよ」

まどか「ティヒヒヒ」



マミ「…」ガクッ

まどか「私、マミさんみたいにみんなを守りたいんです!」

マミ「…」

まどか「私にまかせてください!」

まどか「よぉし。まだまだがんばるぞ〜」


マミ「ま、待って鹿目さん…」

まどか「……なんですか?」

マミ「醜いのはわかってるの、でもね」

マミ「あなたのグリーフシード、分けてもらえない?」

QB「マミ?」


マミ「す、少しでいいの!」

マミ「都合がいいなんてわかってるの! でも…」

まどか「そうなんですか…」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:33:36.71 ID:5ahM3zcy0
まどか「じゃあ、私の事許してください」

まどか「信じてください!」

マミ「…それは」

まどか「ダメなら、私は嫌ですよ」

マミ「でも…」

マミ「信じるなんて…鹿目さんを」

まどか「信じてよ! 私はマミさんが大好きなんだよ!?」

マミ「だって」

マミ「貴女が…」

まどか「そんな些細な事、どうでもいいよ」

まどか「このままでいいんですか?」

まどか「いい訳ないですよね?」

マミ「…」

まどか「ウィヒヒヒヒ」

QB「マミ?」


スクッ

マミ「無理よ…。他の人に頼むわ」

まどか「誰にですか?」

まどか「杏子ちゃん? ほむらちゃん?」

まどか「くれませんよ? わかるでしょう」

マミ「くっ…」

まどか「私以外に頼れないもんね? マぁミさ〜ん♪」

マミ「貴女がしたんでしょ」

まどか「……」

まどか「そうだよ? だから!?」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:34:47.96 ID:5ahM3zcy0
マミ「だからって…」

まどか「マミさんの為にやったんだよ」

まどか「他の人はみんな、マミさんの事嫌いなんだよ!?」

マミ「や、やめてちょうだい…」

まどか「私だけがマミさんを好きなんだよ!?」

マミ「貴女がやったのよ! よくもそんな事が言えるわね!」ギリッ

まどか「………」

まどか「勘違いしないでよマミさん」ニコリ


まどか「最初っからみんな嫌いだったんだよ」

まどか「マミさんの事…」

まどか「私がしなくてもこうなってたんだよ?」

マミ「やめてよ…」

マミ「そんな訳…」

まどか「違うって言えるんですか? そんな事ないって?」

まどか「言えるの、…マミさん?」

マミ「だって…何もしてない…もの」

まどか「したよ?」

まどか「したでしょ? しましたよね? したんだよ?」

マミ「あ…。し、して…」

まどか「仕方ないよマミさん。でもね? 私は味方だよ」


ピョコン
QB「いやいや、してないからマミは」
まどか「…キュゥべえ?」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:36:07.93 ID:5ahM3zcy0
テトテト

QB「まどかの事がなければ、嫌われてないさマミ」

QB「誤解を解けばまた、もとの関係に戻る事は可能だよ」

QB「そうなると。鹿目まどかも、という訳にはいかないだろうけどね」

まどか「え?」

QB「わかっているくせにね」

QB「落ち着いて考えなよ、マミ」

QB「不利なのはまどかなんだよ? おそらく、証拠も処分してないだろうね」

QB「まだ、やるきみたいだったからね」

QB「皆に知られればまどかが困るんだ」

QB「君は有利な立場にあるんだよ? マミ」

まどか「の、残ってない!! あるはずないよ!」

マミ「………」

まどか「あぅ…」



マミ「私はみんなに話す気はないわ」

QB「そうなのかい」

マミ「鹿目さん、私は貴女が信じられない」

まどか「やだよ…」

マミ「でもね?」

マミ「今後もなんて事はないと思うの」

まどか「………」



マミ「最初の頃の鹿目さんに戻ってほしい」

マミ「素直に笑っていた頃の…」

まどか「私は私だもん! 変ってない!」

まどか「もとからの私だよ!?」

マミ「鹿目さん…」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:37:11.94 ID:5ahM3zcy0
まどか「…ティヒヒ」

まどか「私ねぇ、すごく強いんですよ?」

マミ「? な、なに…」

まどか「ねぇ? マミさん…」ポロポロ

まどか「殺しちゃうよ? 許してくれなきゃ…」



まどか「マミさんのためにやったのに!!」

まどか「嬉しくないの? なんで! なんでなの!?」

まどか「親友だよ? ううん…恋人でもいい! 家族でもいいよ? 私」

まどか「本当に好きなんだよ!」

QB「なんだいそれは?」

まどか「消えてよ! キュゥべえは消えてよーーッ!!!」

まどか「あんな事どうでもいいですよね?」

まどか「他の人なんか…」

まどか「心配なんだ! マミさんは私が心配なんですね?」

まどか「マミさんをいじめた人達、みんな殺しましょうか?」

まどか「そっか、私の事が心配なんですね?」

まどか「みんな居なくなれば安心だよね?」


マミ「そんな事をしたら、貴女を…許す事がもっとできなくなる…」
まどか「っ。じゃあどうすればいいの!?」

まどか「わかんないよ、わかんないよーーーッ!!」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:38:21.52 ID:5ahM3zcy0
まどか「一緒にいてよ! それだけでいいんだもん」ダキッ

マミ「鹿目さん…」



ギュ

まどか「あっ」

まどか「もっと…マミさんもっと抱きしめて」

マミ「……」

ナデナデ

まどか「うぅ。もっと、ねぇ?」


マミ「……」

まどか「私は幸せになりたいの、マミさんと…」

まどか「…それだけなのに」グスッ

QB「………」

マミ「キュゥべえ、私はどうしたらいいの?」

ナデナデ

まどか「マミさ〜ん」

マミ「誰も傷つけたくないし、私もいやなのに」

QB「それは望み過ぎだよマミ」

マミ「………」

QB「マミはみんな、美樹さやか佐倉杏子暁美ほむら」

QB「それに鹿目まどか。みんなと一緒にいたいんだろ」

マミ「うん」

QB「でも、それはもう無理な事なんだよ」

マミ「………」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:39:32.17 ID:5ahM3zcy0
QB「まどかは望んでマミだけに好かれたいと」

QB「あんな事をしたんだ」

QB「まどかはマミに、まどかだけを見てほしいと思っているんだろう?」

QB「まどかと自分、どちらか選ばなければいけないんだ」ピョン

まどか「私のに触らないで!」バシッ

QB「イタタ…」

マミ「私はこの子を傷つけたくないわ」

QB「無理だよ…」

QB「マミがみんなと一緒にいれば、まどかはどうなるか?」

QB「同じことの繰り返しになるだけだろうね」

QB「まどかの事を思うなら…まどかとだけいることだね」

マミ「今のままで?」

QB「そう、皆に嫌われたまま。それなら」

QB「マミがまどか以外といる事は極端になくなるだろうからね」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/06/29(水) 14:39:52.18 ID:irzQZST4P
そろそろ分岐か
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:40:35.33 ID:5ahM3zcy0
QB「逆に、マミが美樹さやか達をとるなら」

QB「まどかは魔女になるかもしれないね」

マミ「魔女? なぜ…」

QB「僕は変になってるみたいだね」

QB「ソウルジェムが濁れば君達はどうなるか…」
テトテト


マミ「そういう事…」

QB「あまり驚かないんだね」

マミ「…知れてよかったわ」

マミ「少し、気が楽になるわ」

QB「どうしてだい?」

マミ「絶望すれば終れるのでしょう? …」

ポロ…ポタポタ

マミ「今が辛いから…投げ出したいから」

ナデナデ
まどか「う〜ん」



マミ「鹿目さんは死んでしまうの? 魔女になれば」

QB「端的に言えばそうだね」




マミ「絶対に?」

QB「あくまでこれは僕の推論だよ」

QB「でも、マミが他の人と親しくなれば、まどかの心は濁るだろ?」

マミ「………」

QB「そういう事さ」

マミ「選ぶの? 私が」

QB「そうだね」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:42:51.87 ID:5ahM3zcy0
QB「僕としてはまどかを選んで欲しいね」

マミ「なぜ?」

QB「マミもまどかが大切なんだろう?」

QB「なんとなくわかってしまったよ」

QB「だからこそ、まどかにまとも?」

QB「キミの考えるまどかになって欲しかったんだろう?」

マミ「キュゥべえ…」

QB「やっぱりおかしいからね。頑なにみんなに話さないのか」

QB「本当に嫌なら、開放されたいなら。なおさらだよ」ピョン

ブン!
QB「おっと」ヒョイ

まどか「うぅ」ギロッ

QB「やれやれ」


QB「でも、もう一人の僕としては美樹さやか達を選んで欲しい」

マミ「なぜ? 理由は?」

QB「残念だけど話せないよ」


マミ「…キュゥべえが選んで、私は無理よ」

QB「僕は美樹さやか達…皆を」

QB「いや、まどかを…」

QB「う〜ん。変な感じだ…」

QB「ごめんよマミ、僕も選べないみたいだ。マミが決めておくれよ」



マミ「………」

マミ「…私はこの子を傷つけたくない」

マミ「私はいいわ…これで」

………
81 :分岐[sage saga]:2011/06/29(水) 14:44:28.40 ID:5ahM3zcy0
杏子「あいつ、最近見かけないな」

さやか「別にいいよ、顔なんかみたいの?」

杏子「そういう訳じゃないよ」

まどか「だよね〜」


ほむら「まどか…」

まどか「なぁに? ほむらちゃん。顔になにかついてるかな?」ニコニコ
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:46:40.89 ID:5ahM3zcy0
ガチャ
まどか「マミさ〜ん」

QB「やあ、まどk」

グニュ

QB「痛い…」

コトコト
マミ「今日はみんなとどうだったの?」

まどか「ティヒヒ、みんなでゲームセンターに行ったよ〜」

マミ「…あら。楽し…そうね」

まどか「今日はなんですか〜?」ダキッ

マミ「危ないわ鹿目さん。フフッ、クリームシチューよ」

QB「おや? 心なしか心が躍るね」ピョンピョン

まどか「わー、キュゥべえはうざいねぇ〜!」ニコニコ

QB「……」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:47:54.52 ID:5ahM3zcy0
まどか「おいしい♪」パクパク

マミ「うふふ。今日も泊まっていくの?」

QB「…」ピクッ

まどか「ママとパパにはちゃんと伝えてますよ」

マミ「いい子ね。でも、明日はちゃんと帰りなさいね?」

まどか「ウィヒヒヒ。はぁ〜い」

QB「そうだよまどか…」

QB「心配しているよ?」

まどか「そうだね〜」

QB「」イラッ
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/06/29(水) 14:51:39.91 ID:WB8HIM32o
この猛暑の中クリームシチューを出すとはなんと自爆的な嫌がらせ
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:53:40.76 ID:5ahM3zcy0


まどか「スースー」

マミ「寝顔は天使みたい」ナデナデ

QB「薦めといてなんなんだけど…」

QB「このまま、まどかと居る気なのかい?」

マミ「一人ぼっちでなくなって私は嬉しいのよ?」

マミ「構わないないじゃないの…」

QB「寂しいくせに」ピョン

マミ「うふふ。キュゥべえもいるものね」

モフモフ

QB「キュップイ!?」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 14:54:57.61 ID:5ahM3zcy0
スタスタ
マミ「外に出るのは学校か買い物ぐらいになってしまったわ」


杏子「おいさやか! あれ」

さやか「いやなもん見ちゃったな…」

杏子「どうすんの?」

さやか「はぁ!? 無視に決ってるでしょ!」


マミ「あっ、こんにちは美樹s」

スタスタ

マミ「あ…。そうだったよね、フフッ」

マミ「キュゥべえにキャットフードでも買ってあげましょうか…」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 15:02:11.17 ID:5ahM3zcy0
QB「おかえりマミ」トテトテ

マミ「キュゥべえも最近家にばかりいるのね?」

マミ「はい」

コトッ

QB「……」パクパク

マミ「うふふ」

QB(まどかは幸せだろうね)ムシャムシャ

QB(でも、マミは幸せではないんだよまどか…)

QB「もう一つないのかい? マミ」キュップイ

マミ「明日ね」

QB「…うん」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 15:03:07.80 ID:5ahM3zcy0
まどか「キュゥべえ?」

QB「やあ、まどか」

QB「まどかはマミに幸せになって欲しいと思わないかい?」

まどか「え? マミさんって、今幸せだよね?」

QB「え?」

まどか「私と一緒にいられるんだよ?」

まどか「ウィヒヒヒ」

QB「………」

まどか「明日は遊びに行くね〜♪」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 15:04:55.55 ID:5ahM3zcy0
QB「暁美ほむら…」

ほむら「…なにかしら」ファサッ

QB「君はまどかの幸せとはなんだと思う?」

ほむら「!? え…」

QB「君はまどかに異様に執着してるじゃないか」

QB「わからないかな?」

ほむら「まどかの幸せ…」

QB「じゃあ、喜ぶ物は? 好きな物は?」

ほむら「インキュベータ?」



QB「やれやれ、収穫なしだね」
トテトテ
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 15:05:51.46 ID:5ahM3zcy0
QB「マミ! マミ!」

マミ「? なに」

QB「散歩にいかないかい?」

マミ「散歩? キュゥべえの」

QB「いや…」


QB「家の中にばかりいないでさ。もう少し外に出ようよ!」

マミ「でも…。」

マミ(美樹さんや佐倉さんには…)

QB「………」

ピョン
QB「さぁ行こうよマミ」

マミ「わ、わかったわよ…」

ガチャ、バタン
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2011/06/29(水) 15:06:21.11 ID:mmqcsjUpo
べえさん……
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 15:12:23.63 ID:5ahM3zcy0
マミ「いい天気ね?」

QB「そうだね」

ほむら「………」

マミ「あっ」

ほむら「…こんにちは」

マミ「こ、こんにちは」


QB「なんだいこれ?」


QB「暁美ほむら、君も散歩かい?」

ほむら「まどかの家に…」

マミ「あら、そうなの」


ほむら「あの…、私は知っているから」

ほむら「私は、怖がらないで…ほしい」

マミ「!? あ、ありがとう暁美さん…」ニコ

QB「ふぅ」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 15:24:58.56 ID:5ahM3zcy0
マミ「ふふ」

QB「いい事だったかい?」

マミ「ありがとうキュゥべえ…」

QB「? 僕は何もしていないよ?」

マミ「フフッ」


マミホーム

まどか「マミさ〜ん」

マミ「鹿目さん♪」

まどか「? どうしたんですかぁ」

マミ「なんでもないのよ」

まどか「ウィヒヒ、変なの〜」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 15:32:14.38 ID:5ahM3zcy0
公園

マミ「こんにちは暁美さん」

ほむら「ええ。最近よく会うわね」

マミ「そうね」

ほむら「わかっているとは思うけど…」

ほむら「まどかには…」

マミ「わかっているわ。それは誰よりも私がわかっているわ」

マミ「暁美さんも鹿目さんが居るときは…」

ほむら「もちろん…わかっている」

マミ「うん…」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 15:41:18.59 ID:5ahM3zcy0
………

まどか「ほむらちゃんからのお誘いなんて珍しいね?」

ほむら「そう? たまには私にも構ってほしいわ」

まどか「さやかちゃん達とじゃ嫌なの〜?」

まどか「ほむらちゃんは欲張りだね〜」ニコニコ



マミ「あら…」

まどか「!? 行こう! ほむらちゃん」ダッ

ほむら「そうね」

マミ「……」

ほむら「…」ペコッ
スタスタ

マミ「………」



QB「こんなでもいいかな?」

マミ「うん。こんな幸せもいいわね」ニコリ

マミ「鹿目さんにキュゥべえに暁美さん」

マミ「私にはもったいないわ。うふふ」

       エンド。
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 15:43:04.44 ID:5ahM3zcy0
ヤンデレでもハッピーエンドでもいいよね!
前振りのほうが長かった。

ありがとうございました!







さやあん「これはねぇわ!!!」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/06/29(水) 15:45:29.89 ID:irzQZST4P
どういうことだオイ……
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/06/29(水) 15:45:50.29 ID:CC4NupAxo
ないと思うなら……>>1……続きを書きなさい……
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2011/06/29(水) 15:47:17.47 ID:mmqcsjUpo
相変わらずの空気さやあんにワロタ
乙だぜ!
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/06/29(水) 16:19:07.03 ID:x7ugqTJmo
まどまどがほむほむとマミマミが会ってることを知って嫉妬に狂いほむほむを襲い、
ほむほむはまどまどに抵抗することが出来ず命を落とし、
「友達をマミられたなら復讐するしか無いじゃない!」とまどまどをマミった後自身もマミるかとおもった
穏やかな終わりでよかった
101 :燃料が…[sage saga]:2011/06/29(水) 19:29:21.50 ID:5ahM3zcy0
まどか「ほむらちゃんはあんな人と仲良くしちゃダメ! だからね」

ほむら「わかっているわ…。あいつは自分の行いをまどかのせいにした張本人」

ほむら「仲など良くなるはずはないわ」

まどか「だよね〜♪」

まどか「ティヒヒ。機嫌がいいからほむらちゃんに奢っちゃうよ!」

まどか「なにが食べたい〜?」

ほむら「………」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マミ「ねぇ? キュゥべえ」

QB「なんだい?」パクパク

マミ「美樹さんや佐倉さんとは…、ダメよね?」

QB「……」

QB「当たり前じゃないか…。暁美ほむらは冷静で賢い」

QB「まどかに知られるようなヘマはしにくいはずだよ」

QB「でも、杏子は問題外。さやかはきっと途中でまどかに聞いてしまうよ」

マミ「そうよね…。私もなんとなくわかる気がする…」

QB「…マミ。暁美ほむらがミスをしなくても君が」

マミ「気をつけるわ…」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 19:35:52.25 ID:5ahM3zcy0
杏子「でさー」

さやか「www」

まどか「いいな〜」

ほむら「……」

杏子「じゃ、またな〜」

まどか「バイバイ」

さやか「ホントに家に来るの?」

杏子「いいじゃん! 一人ぼっちは寂しいだろ?」

さやか「………」

さやあん「wwww」



ほむら「私達も帰りましょう、まどか」

まどか「私、帰りに寄るところがあるの」

まどか「ごめんね、ほむらちゃん」
タッタッタ



ほむら「うらやましいとは思う…」

ほむら「………」

ほむら「巴さんも大変ね…」
スタスタスタ
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 20:28:59.26 ID:5ahM3zcy0
ガチャ
まどか「ただいま〜♪」

マミ「フフッ、おかえり」

まどか「マミさ〜ん。あんまりお出かけしない方がいいですよ?」

まどか「ほむらちゃんをなだめるのが大変でしたよ〜」

まどか「私以外。みーーーーーーっんなマミさんの事! 嫌いなんだから」

マミ「………わかってる。わかってるわ鹿目さん」

ゴロゴロ
まどか「ウィヒヒヒ。マミさ〜ん、頭撫でて〜」

マミ「うふ…ふふ。こ、子供みたいね」ウル

ナデナデ

まどか「いいにお〜い♪」

QB「………」

QB「僕もいいかな?」

まどか「ダメだよ〜。キュゥべえは散歩でもしてきなよ〜」

QB「いやいや。もう7時だよ?」



まどか「…ちっ」ボソッ

QB「………」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 21:44:46.11 ID:5ahM3zcy0
………

ほむら「最近、巴マミを見掛けないわね」

杏子「町も平和だってことだな!」

まどか「そうだね、ウィヒヒ」

ほむら「………」


杏子「ほむら! あのゲームやろうぜ!」

さやか「私じゃ不満ってわけか」

杏子「当たり前じぇないか!」ダッ

さやか「このヤロー!」ダッ


まどか「二人は元気だよね〜」

ほむら「そうね」


ほむら「まどかは…」

ほむら「まどかは巴マミの事を嫌いなの?」

まどか「そうだよ〜。あんなの人じゃないよね」

ほむら「あ。…」

ほむら(やめておきましょう)

まどか「……私達も行こうよ」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 21:51:30.78 ID:5ahM3zcy0
まどか「マミさん♪」ゴロゴロ

マミ「なぁに?」

まどか「私のあげたバック使ってる?」

マミ「ええ。でも、あまり外に行ってないから…」

マミ「ごめんね」ナデナデ

まどか「ウィヒヒヒ」

まどか「明日はね、さやかちゃん達と隣町に遊びに行くんだよ」

マミ「そうなの?」

まどか「うん。だからね? 明日はお外に行っても大丈夫だよ」

マミ「え…」

まどか「だって使って欲しいんだもん。ティヒヒヒ」

マミ「あ、ありがとう…」

まどか「キュゥべえも私達と一緒に行こうよ〜」

QB「ん。僕もかい?」

まどか「そうだよ〜。たまにはマミさんだけじゃなくて私達とも遊ぼうよ♪」

QB「僕は構わないけど」チラッ

マミ「…」ニコリ

QB「うん。行くよ」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 22:38:07.03 ID:5ahM3zcy0
翌日

マミ「どこに行こうかしら…」



マミ「!? そんな、おかしいわ…どうして」


ほむら「巴マミ。久し振りね」

マミ「ど、どうして暁美さんがここに居るの?」

マミ「鹿目さん達と一緒に隣町に…」

ほむら「? いえ、私は知らないわ…」

マミ「なんで…。まさか鹿目さん、気づいて…」

マミ「私、帰るわ!」ダッ

ほむら「そ、そう。さようなら」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 22:56:01.57 ID:5ahM3zcy0
まどか「たっだいま〜」

マミ「…」ビクッ

まどか「マミさ〜ん。どうでした? みんな居なくてのんびりできたでしょ?」

まどか「ウィヒヒヒ」ニコ

マミ「あ、あの。鹿目さん…」

まどか「はい?」

マミ「今日って何人で遊びに行ったの?」

マミ「それにキュゥべえは?」

まどか「今日はですね。さやかちゃんに杏子ちゃんとですよ〜」

まどか「キュゥべえは杏子ちゃんが遊びたいって持って帰っちゃいましたよ」

マミ「あ、暁美さんは一緒じゃなかったのね。か、かわいそうね…」

まどか「………」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/29(水) 23:03:05.60 ID:5ahM3zcy0
まどか「私の感、当ってたのかな〜」ニヤァ

マミ「え? 鹿目さん、今なんて?」

まどか「ウィヒヒヒ。マミさん、バッグかしてください」

マミ「うん。はい…」スッ

まどか「実はですね〜」

ゴソゴソ

まどか「ここにもポケットが付いてるんですよ」

マミ「え? あらそうなの…」

ゴソゴソ
まどか「これ、なんだかわかります?」スッ

マミ「………」

まどか「ティヒ、ウィヒヒヒ! ICレコーダですよ〜」ニコニコ

まどか「すごいんですよコレ? 24時間録音できちゃうんですよ〜」


マミ「ち、違うの鹿目さん。偶然会っただけで!!」

まどか「…なにがです?」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/30(木) 00:23:27.75 ID:Dbuu2Ai40
まどか「誰に会ったんですか?」

マミ「あ、暁美さんに…」

まどか「やっぱり…。ほむらちゃんの様子が変だったからな〜」

まどか「こういう事だったんだ」

マミ「待って! 鹿目さん。私が無理やりに話そうって…」

まどか「…ほむらちゃんには、私がばらしちゃいましたからね…」

まどか「ウィヒヒヒ」

まどか「…私を騙そうなんてね♪ まったく、ほむらちゃんは…」

マミ「違うのよ!違うの…」

まどか「マミさんは悪くないですよ」ニコリ

まどか「………」スクッ

ガチャ、バタン

マミ「あ、ああ…」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/30(木) 00:54:54.95 ID:Dbuu2Ai40
ほむホーム

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「!?…まどか?」

ほむら「どうしたの、こんな夜中に…」

まどか「…マミさんの事嫌いだよね?」

ほむら「?…そうね」

ほむら「まどかを傷つけたもの…」

まどか「ふ〜ん…」


まどか「今日のお昼は何してたの?」

ほむら「? そうね買い物に行っていたわ」

まどか「誰かに会った?」

ほむら(まどか…)

ほむら「ええ。巴マミに会ったわ」

ほむら「とは言っても、巴マミの挨拶に返した程度よ」

ほむら「会話と呼べるようなことはしていないわ」

まどか「………」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/06/30(木) 13:13:49.09 ID:bB6g0mY3o
おお、別ルートだ
乙っちまどまど、とりあえず続き楽しみです
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/30(木) 16:15:39.06 ID:+VjWGSkh0
まどか「本当に? ホントだね? ほむらちゃん」

ほむら「…ええ。本当よ」

まどか「………」

まどか「ここ最近は? ねぇ!?」

ほむら(まさか…バレているの?)

ほむら「………」

ほむら「あ…」

ほむら「いいえ…」

まどか「マミさんに聞いたんだよ?」

ほむら「そう…。なんと言っていたのかしら?」

まどか「うっ…。ほむらちゃんはいい子だって!」

ほむら「それはおかしいわ。私はそんな態度はとっていないハズだけど?」

まどか「むー」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/30(木) 16:25:12.25 ID:+VjWGSkh0
ほむら「用事はそれだけなの、まどか?」

まどか「………」

まどか「ウィヒヒヒ。そうだよ〜」

まどか「さっき言った事は本当なんだよね〜?」

ほむら「ええ…そうよ」

まどか「あれあれ〜?おっかしいよ〜」

ほむら「まどか?」

まどか「これに録音されてるのには」スッ、チラリ

ほむら「な………」ビクッ

まどか「仲が悪い様には聞こえなかったよ〜?」

まどか「嘘って事なの〜?」

ほむら「ここまでやるとは…」ボソッ

まどか「なになに? 何か言い訳でもあるの?」

まどか「ほむらちゃん…」ウィヒヒ

ほむら「うっ」ゾクッ
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/06/30(木) 21:53:37.03 ID:+VjWGSkh0
まどか「………」

まどか「ほむらちゃんは、私の言う事。素直に聞いてくれるから大好きだったのに…」

ほむら「………」

まどか「もちろんマミさんの次だけどね〜。ウィヒヒヒ」

まどか「でもね。私の取っちゃヤダよ…」ギリッ

ほむら「誤解しないでまどか」

まどか「誤解じゃないんだよ!!…ほむらちゃん」

まどか「怒ってるんだよ!! 私、怒ってるの!!!」

ほむら「くっ…」

ほむら(これ以上は…)

ほむら「わ、わかったわ!もう二度と近づかないわ」

ほむら「巴マミには二度と!!」

まどか「? 当たり前だよ…」


グサッグサッ

ほむら「ぐっ!?まど…か?」

まどか「だってほむらちゃんは…死ぬんだからね〜」ニコ

まどか「ティヒ! ウィヒヒヒヒ」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/06/30(木) 22:51:55.58 ID:7WooUclOo
怖いな
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/06/30(木) 23:00:46.05 ID:W8SNfoVso
ヤンデレまどかさん恐ろしや
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/01(金) 00:40:37.63 ID:Y4+8QIN70
まどか「私も悲しいんだよ…ほむらちゃん」

ほむら「はぁ…はぁ…つっ」グッ

まどか「信じてあげてたのにね…」

まどか「ほむらちゃんは裏切らないと思ってたのに…」グスッ

ほむら「…ご、ごめん…なさい…」

まどか「私の物を取ろうとしないでよね…」

まどか「マミさんは私のなんだから!!」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/01(金) 14:13:38.51 ID:Y4+8QIN70
タッタッタ
マミ「ハァ、ハァ」


トテトテ
QB「どこに行くんだい…マミ?」

マミ「キュゥべえ!? 佐倉さんのところに行ってたんじゃ…」

QB「逃げて来たんだよ…。もったいないからね」

マミ「?」

マミ「…私急いでるから、明美さんのとこに早く…」

QB「………」

QB「そうかい…バレてしまったんだね」

マミ「そうよ! だから急がないと」

QB「行ってどうするんだいマミ?」

マミ「鹿目さんを止めるのよ!きっと…きっとあの子は!」

マミ「暁美さんを…」

QB「止めるのかいマミが、まどかを」

マミ「当たり前でしょ!?」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/07/01(金) 14:18:40.65 ID:7aIVQHmEo
警察呼べ
以上
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/01(金) 14:21:36.69 ID:Y4+8QIN70
QB「それはダメだよマミ」

QB「暁美ほむらを庇ってはいけない」

マミ「なんで!? 殺されてしまうわ」

QB「まどかの為だよマミ」

QB「君はまどかを選んだんだ。他を選んではいけないよ」

マミ「ふざけないで! 見捨てられるわけ…」

QB「ダメだよ。見捨てないと」

QB「まどかを怒らせるのかい? どうなるかわかるだろ?」

マミ「!? そ、そんな…」

QB「これは僕の責任だよ。マミ」

QB「ごめんよ」

QB「暁美ほむらと少しでも仲良くなんて…」

マミ「…キュゥべえのせいではないわ…私が馬鹿だったの」

QB「………」

QB「悲しそうな君を見ていたら。ダメだとわかっていても止まらなかったんだ…」

QB「その先がどうなるかなんて、ゆっくり考えればわかっていただろうに」


QB「マミを見ていると変になってしまうんだよ、僕」

マミ「キュゥべえ…?」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/01(金) 14:38:47.22 ID:Y4+8QIN70
マミ「………」

マミ「私にはできないわ…」

マミ「行かないと」

QB「君が暁美ほむらを庇えば、まどかはマミに裏切られたと思うだろう」

QB「そして、自分じゃなく暁美ほむらを選んだマミに絶望するだろうね」

QB「まどかは最高の魔法少女であり、そして最悪の魔女になるだろう」

QB「魔女になれば…十日かそこいらで、この星を壊滅させてしまうんじゃないかな?」

マミ「そんな…」

マミ「私はどうすればいいの!?」

QB「言ったろう? 暁美ほむらを諦めるんだよ」

マミ「でも! でも!」

QB「選択なんてできないんだよ」

QB「もう選んでしまったんだからね」
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/01(金) 14:59:24.90 ID:OHC+/eztP
これはむしろマミさんが…
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/03(日) 05:53:28.89 ID:mLlLDs/H0
マミ「そんなのって。私のせいで…」


QB「君が自分を恨む必要はないよ」

QB「暁美ほむらとのきっかけをつくったのは僕だよ」

QB「まどかを選んだほうがいいとも言った」

QB「マミは僕の言う事に従ったまでさ」

マミ「………」

QB「恨むなら僕ではないのかい?」

マミ「……違うわ。私が決めたのよ…」

QB「そうは思えない」

QB「どちらかを見捨てる選択なんて君にはできないだろ?」

QB「仕方なく僕の提案で妥協した結果がこれだろ?僕が選択を迫ったんだ」

QB「だから絶望しないでおくれよ」ピョン

マミ「…キュゥべえ?」

QB「………」

QB「君といると、利益が、目的がわからなくなってしまうよ…」

QB「…ここに居たらいけないみたいだね。…もっと早く気づいていればよかったよ」

QB「………」ピョン
スタッ

QB「さよならだよマミ。君は僕を憎みなよ。無責任に見捨てる僕をね」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2011/07/03(日) 21:41:12.82 ID:ghlsLeH8o
べえさん……
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/07/03(日) 22:23:20.83 ID:yf8UuQfRo
今日は終わりかな?
乙っちまどまど!
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/04(月) 14:45:31.44 ID:djrJuM420
まどか「ウェヒヒヒ。さよならほむらちゃん」

シュ

ほむら「くっ」
カチッ

ほむら「に、逃げるしかないの…」

ズルズル

ほむら「私がまどかを撃つなんて」

ほむら「そんなの…」


「気にしなくていいの」

ほむら「あんな事をしたのに! 酷い事をしたのに…」

ほむら「許してくれた人を…見捨てるの?」

ほむら「………」

ほむら「ダメ。撃てない…撃てないよ」

ほむら「………」



ほむら「私はまだ終われない。ここじゃないの…」

ほむら「すいません。」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/04(月) 15:05:59.87 ID:djrJuM420
まどか「!? いない…」

まどか「ほむらちゃん?」

まどか「…。ほむらちゃん!?」

まどか「逃がさない! どこに居るの!?」ダッ

まどか「ほむらちゃん!!!」




さやか「キュゥべえ逃げちゃったんだ」

杏子「お菓子ばっかりじゃ嫌だとさ」

杏子「あれのところでもお菓子ばっかのクセによ」

さやか「だからだよ…他の物あげればよかったのに」

杏子「ってもよ〜」


ピタッ
さやか「げっ。なんでこんな時間にいるんだよ…」

杏子「ついてないね…」


マミ「ああ…」ポロポロ


杏子「……泣いてんのか?」

さやか「行こう…」

杏子「でも、なんか…」

さやか「……そういう演技だよ」グイッ



まどか「あ♪ マミさ〜ん」
タッタッタ

まどか「ほむらちゃんを見かけ…」

まどか「………」

まどか「……さやかちゃんに杏子ちゃん?」

マミ「え…?」フルッ

さやか「…まどか」

さやか「そいつの近くにいないほうがいいよ」

さやか「こっちに来なよ、まどか」


まどか「………」ジー

まどか「マミさん……。なんで泣いてるの?」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/04(月) 18:18:00.35 ID:djrJuM420
マミ「ち、違う…。違うのよ? ちょっと転んだだけなの…」
ナデナデ

マミ「もう大丈夫だから…、ね?」ニコ

まどか「……本当に?」

マミ「そうだよ…帰ろう? 家に帰りましょう。鹿目さん」グイッ
さやか「!?」

さやか「まどかに触れないでよ!」ダッ

さやか「どこに連れて行く気!?」

杏子「マミ、離してやれよ」

マミ「え? あ…。違うのこれは違うの!」

さやか「いいから離れてよ」

マミ「何もしてないわ! だから、来ないで…近づかないで…」

杏子「はぁ…。大人しく離せよ」

杏子「まどかだって嫌がって…」


杏子(…あれ?)

まどか「………」

まどか「………。さやかちゃんがやったの…?」

タッタッタ
さやか「? いいからこっちにおいでよ」

さやか「離してあげて!!」ギロッ
マミ「あっちに行きなさい! こっちに来ないで!!」ウルッ

さやか「はぁ!!? まどかを傷つけないでよ!!」ドンッ

マミ「きゃっ」ペタッ…




まどか「さやかちゃん…何してるの? 何してるの???」


さやか「…。まどか…?」ゾクッ
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/04(月) 18:47:07.56 ID:djrJuM420
まどか「さやかちゃん? これね? 私のなんだよ?」ジー

さやか「……なに?」

さやか「な、なんて言ったの? まどか…」

まどか「ほむらちゃんは奪おうとして、…さやかちゃんは壊す気なの??」

さやか「な、なに言ってんだよ…」
まどか「…お前もあいつと一緒なんだ!!!」

シュ

バシュッ!…バタリ
さやか「」

ペチャ、ボトッボトッ

まどか「………」

まどか「ウェヒヒヒヒ、ヒヒヒ」

マミ「ああ…そんな。私のせいで…。そんな…そんなー」ガクブル

まどか「マミさんは私が居るから大丈夫だよ」ニコ

マミ「っ…。」



杏子「さやか! おい!!」ダッ

さやか「」

杏子「冗談だろ! なぁ!! おい…」ユサユサ

杏子「……。さやか」


杏子「まどかッ! お前!!!」ジャキ



まどか「…杏子ちゃんもなの?」ギロッ
マミ「!?」

マミ「彼女は関係ないわ! 鹿目さん!」ギュ

まどか「マミ…さん?」

まどか「まさか…杏子ちゃんとも…」

マミ「違う! 違うわ!!」



まどか「マミさんは嘘つかないよね?」ジー

マミ「………」

マミ(止めては…ダメなの…? キュゥべえ…)
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/07/05(火) 07:59:40.25 ID:Z4uJd+0Po
中途半端に思い付いたら書き足すより一区切り考えて投下宣言した方がいいと思うんだけど
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/06(水) 22:38:05.43 ID:R2COo+l50
>>130
すいません。そうします。
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/12(火) 19:49:51.12 ID:eWVHUTzo0
エンドまでとエピローグの始めまでを投下してみます。
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/12(火) 19:50:59.02 ID:eWVHUTzo0
まどか「ねぇ?」

マミ「…つかないよ」

マミ(ごめん…ごめんなさい。美樹さん、私のせいで…)

マミ「鹿目さんだけ居てくれれば…嬉しい」ニコッ…

まどか「やっと、わかってくれたんだね、マミさん。私は傍にいるよ」

杏子「無視するんじゃねぇよ!!」

杏子「友達を殺して、なんとも思わないかよ!」

まどか「?」

まどか「…それが? さやかちゃんが?」

杏子「一緒に…仲良く遊んでたじゃねぇかよ!!」

まどか「杏子ちゃん。マミさんを傷つける様な人はね? 友達なんかじゃないよ」

杏子「!? …どうしちまったんだよ…なぁ!? まどか…」

杏子「おかしいよ…お前」ガクッ



マミ「………」ボソッ

まどか「え? 何? マミさん」

マミ「…鹿目さんもう帰ろう。佐倉さんは関係ないから…逃げよう」

まどか「大丈夫だよ! 私が守るから!」

マミ「そんな事しなくいいの! 帰ろう!」

まどか「マミさんが言うなら。いいですよ…」

スタ…スタ


ザッ
杏子「……無事に帰れると思ってるのか?」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/12(火) 19:52:14.65 ID:eWVHUTzo0
まどか「マミさん?」

まどか「…杏子ちゃん。そこ、どいてくれないと…」

杏子「………」

杏子「…やっぱりおかしい」

杏子「まどかがさやかを…あるわけねぇよな」

ギロッ
杏子「お前が、お前が! まどかをおかしくしたんだな!? マミ」

マミ「私は…」

まどか「杏子ちゃん、勝手に話しかけないでよ」

杏子「お前は黙ってろよ!」

杏子「お前なんだろ? なぁ!?」

杏子「殺しなんて慣れてんだろ、騙すのなんて慣れてんだろ? マミ…」

マミ「………」

マミ(貴女だけでも、生きて欲しいのに)

マミ(もう、わからない…私には何もできないわ)

マミ(鹿目さんを止められない、佐倉さんは私を…。ごめんなさい…)
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/12(火) 19:53:09.30 ID:eWVHUTzo0
杏子「お前、クズだもんな…」

杏子「ああクソ! あの時、殺しとけばよかった!」

まどか「いいかげんしてよ!!」

まどか「悪口はやめてよ!、マミさんが泣いちゃうでしょ?」

杏子「なんなんだよ、お前は…」

杏子「なんでマミを庇うんだよ?」

まどか「大切な人だからだよ」

杏子「私達よりもかよ!?」

まどか「当たり前だよ、マミさんに決ってるよ…比べないで!!」

杏子「…っ!?」

杏子「…アタシにはわかんねぇよ! もうわかんねぇ!!」

まどか「…どうしたの?」

杏子「まどか…お前が、さやかの仇だって事しか」

杏子「真実がわからないんだよ!!」ダッ



まどか「………」ニタァ

………
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/12(火) 19:55:32.03 ID:eWVHUTzo0
まどか「マミさん、今日はどこに出掛けようか〜?」

マミ「…鹿目さんにまかせるわ」

まどか「もぉ〜、いつもそれだね。ワガママ言ってもいいんだよ?」ニコリ

マミ「貴女とならどこでも構わないのよ…」

まどか「ウィヒヒヒ///」

まどか「恥ずかしいよ〜マミさん」

マミ「うふふふ」ナデナデ

まどか「///」ゴロゴロ

まどか「私、すっごい幸せ〜」ニコリ

マミ「私もよ…」ニコ

私はこの子の幸せ以外に望まない。
皆、死んでしまった。
でも、キュゥべえに言われただけ、私の意志じゃない…
恨まないで、呪わないで…
私は、悪くないの…

こんな気持ちが、私を支える。

「これでもいいわ。こんな世界でも、私が…選んだ世界だから…」

貴女の笑顔が私の望み…


貴女の笑顔が、とても…憎い…

ーエンドー
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/12(火) 19:58:52.71 ID:eWVHUTzo0
ーエピローグー

とても呆気なかった…

少女の放った矢は、巨大な魔女を貫く。
何度も、何度も挑んでは敗れた相手を
彼女は息も切らさずに倒してしまった…

「ウェヒヒヒヒ」

満面の笑みとともに、愛する者の名を呼びながら。
視界から消えていく…


砂時計は動きを止める。

ほむら「時間ね…」


ほむら「ごめんなさい。この時間の貴女には私、なにもできませんでした」

ほむら「でも、違う時間で、また同じようにまどかが…」

ほむら「貴女を苦しめるようなら…まどかを変えてみせる」

ほむら「私は真実を知っているから…」

ほむら「おかしくなってしまったまどかを救いたい!」

ほむら「まどかだけじゃなく、貴女も救いたいんです!」

いままで、恐怖で忘れていた貴女を、思い出せたから。
私は、やってみます。

ガシャン―――、………
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/07/12(火) 20:01:38.72 ID:eWVHUTzo0
読んでくれた方々
投下ペースが遅くてすいません。
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/07/12(火) 23:05:15.92 ID:Jv5wmxogo
>>138
書き切ってくれたことに感謝

乙っちまどまど!
最後にマミさんの気持ちとほむらちゃんの気持ちが見れてよかった
気持ちの伝え方が歪むと本人以外は怖く見えるね……
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/07/13(水) 10:08:48.08 ID:lWLHPcOZo

こっ、これはおつじゃなくてポニーテールなんだからなっ!
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2011/07/14(木) 16:25:47.35 ID:Duo6Z3YDo
乙だぜ
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/07/15(金) 01:50:00.19 ID:o/BSsb1IO
お疲れ様
VIPから追ってきてよかったわ
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)2011/07/20(水) 20:10:17.45 ID:eyiEnj4X0

144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:00:30.32 ID:G5CDXVUe0
間が開き過ぎちゃった…これで最後です。
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:04:14.80 ID:G5CDXVUe0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
週の始まりの日だった。
まどかはその日から、美樹さやか志筑仁美と距離をとるようになっていた。
笑顔はなくなり、挨拶程度の会話しかなり立たない
私にも声を掛けてはくれなくなっていた…
巴マミも、その日から、私達と距離をとる様になっていた。

数日後、美樹さやかが思い切ってまどかに問いただした。
「なんで私達を避けるの?」っと
まどかは「言いたくない…」と泣きながら断った…

ほむら「同じ日に私達と疎遠になった巴さん…」

ほむら「疑問を持つのは当然だった」

まどかは巴マミを避けているようだった、虚偽の理由を妄信し
私達も彼女を避けた…
まどかは巧みに私達を誘導していた。


巴マミは私達に会おうとしていた、会って確かめたかったのだろう。
私達がそれを拒絶し。疑問は疑惑になり、疑惑は恐怖に変り、彼女の弁解は恐怖で消えてしまっていた。

私達は疑わなかった…まどかを

私達に無視され避けられても、それでも、和解したかったのだろうか?
学校や外で会った時は優しくほほえんで「こんにちは」っと声を掛けてくれていたのに…

まどかの言葉の方が重かった…。
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:04:43.64 ID:G5CDXVUe0
同じ轍は踏まない

杏子「やっと来たか…さやか遅いぞ!」

さやか「ごめんごめんww」

まどか「ごめんねほむらちゃん、杏子ちゃん」

ほむら「……ええ」

杏子「どこ行く?」

さやか「ちょっといいかな?」

まどか「なになに?」

さやか「…マミさんの家に行かない?」



ほむら「………」

まどあん「えー」

さやか「なんかおかしいじゃん!? マミさんを省くって…」

杏子「おいおい…。マミの方からだぜ」

まどか「そうだよ! マミさんが顔も見たくないって…」

まどか「さやかちゃん…。マミさんの家はヤダよ…」

さやか「そう…。ごめん! 今の忘れて」

ほむら「私は…いいと思うわ」

杏子「ほむら!?」

まどか「え!?」

さやか「ほむら」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:05:33.32 ID:G5CDXVUe0
ほむら「巴マミが私達を避けていたのは事実かもしれない」

ほむら「しかし、あの日から一度も彼女に会っていないわ」

ほむら「すれ違いの可能性もあると思うの」

杏子「そうか?」

さやか「ほむらもか…あたしもさ、完全に信じられなくて
    確かめたいんだよね」

まどか「………」

まどか「やめよう…やめようよ」ポロ



ほむら(ごめんねまどか…)

さやか「…まどかは直接言われたんだっけ」

まどか「ひっく、うん」

杏子「……アタシはみんなにまかせるよ」

ほむら「どうするの?美樹さやか」

さやか「…やめとこ。まどかが…」

ほむら「そう…」

まどか「うぅ」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:06:54.84 ID:G5CDXVUe0
「………」

杏子「じっとしててもつまらないよ!」

杏子「ゲーセンにでも行こうぜ!」

ほむら「…そうね」

さやか「OK」

まどか「そうしよっか」

杏子「ほむら! あのゲームで対戦しないか?」

ほむら「遠慮しておくわ」ファサッ

杏子「おお!? 逃げるのかい?」

ほむら「いいえ。美樹さやかが代わりにお相手するわ」

さやか「え!?」

杏子「ええ…」

さやか「なんだよ!? ガッカリするなよ!」

さやか「あたしが相手だ! 文句は言わさないよ」

ほむら「私達はクレーンゲームでもどう?」

まどか「そうだね」
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:07:22.93 ID:G5CDXVUe0
杏子「…弱」

さやか「パーフェクト!? なんだよ…このゲーム」

杏子「練習する?」

さやか「うん」




ほむら「鹿目まどか…巴マミは貴女のものではない」

まどか「!!?」ビクッ

まどか「……失敗しちゃった。よぉし、もう一回」

ほむら「貸して」

ガシッ、ウィーン、ポト

ほむら「この人形でいいのでしょう?」

まどか「……うん」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/07(日) 23:07:28.96 ID:EXPl+yJ8P
終わってなかった……だと!?
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:07:41.04 ID:G5CDXVUe0
ほむら「巴マミはとても傷ついている、貴女にもわかるでしょ?」

まどか「ほむらちゃん、次は何をしようか?」

ほむら「…私は知っているのよ?」

まどか「……何を?」

ほむら「巴マミの悪評、貴女でしょ? まどか」

まどか「私が嘘をついてるって言うの!?」

ほむら「ついているのでしょう? まどか」

まどか「!?」

ほむら「巴マミに話してしまってもいいのよ」

まどか「やめて! お願いだからマミさんには言わないで!!」

まどか「嫌われちゃうよ…」グスッ

ほむら「嫌らわれたくはないのでしょう? ならやめましょう、こんな事は」

ほむら「…巴マミは貴女の事が好きなのよ?」

まどか「………」

ほむら「こんな事をする必要なんてないの」

まどか「………」

ほむら「………」
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:08:42.31 ID:G5CDXVUe0
まどか「………」

ほむら「まどかは巴マミと居て幸せなの?」

まどか「うん…」

ほむら「巴マミは貴女だけと居て幸せだと思う? まどか」

まどか「………」

まどか「でも! 他の人と仲良くなって欲しくないの!!
    私だけを見て欲しいんだもん!」

ほむら「…巴さんの笑った顔を見たくない? 喜んだ顔をみたくない?
    このままじゃ見えないよ?」

まどか「…ほむらちゃん?」

ほむら「順位なんてつけないわ。あの人はみんなが一番だって、言ってくれるわ」

まどか「うぅ…う…」

ほむら「貴女だけに向けられたものではないかもしれない」

ほむら「でも、貴女にも向けられてるの」

ほむら「嫌われたくないでしょう?」

まどか「…当たり前だよ」

ほむら「なら、話そう。 許してくれる、今なら」

まどか「でも、でも」

ほむら「賢くなってまどか…。こんな方法じゃダメだってわかるでしょ?」

ほむら「私が言わなくてもね? いずれ知られてしまう事」

ほむら「まどかが自分で、謝って告白すれば大丈夫だから…」

ほむら「仲直りしよう? さやかも杏子も私も」

まどか「そんなのヤダよ…」

ほむら「巴さんの気持ちも考えてあげて!」

ほむら「こんなの間違ってる!」

まどか「うわーん! ヤダよヤダよーッ!!」ポロポロ

ほむら「我侭言わないで!!」
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:09:09.51 ID:G5CDXVUe0
杏子「おい…」

杏子「な、何やってんだ…?」

さやか「ほむら? まどか?」

ほむら「……別に」

まどか「ひっく、ひっく」

さやか「喧嘩でもしたの?」

まどか「……」
タタッ

さやか「まどか!? どこに行くの」

まどか「さやかちゃん…ごめん。私帰る」ダッ

さやか「え!? まどか」

ほむら「………」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:09:44.08 ID:G5CDXVUe0
さやか「どうしちゃったんだろう…」

杏子「さあ?」

ほむら「…二人とも、少し話せないかしら?」

さやか「? あたしは構わないけど」

杏子「ああ、アタシも」

ほむら「では…」



ほむら(まどか、悪いけど)

ほむら(…私も気に入らないのよ)

ほむら(ごめんね…)

ほむら(貴女も感じるはず、きっと…)
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:10:12.98 ID:G5CDXVUe0
まどか宅

まどか「うぅ…うう…」ポロポロ

まどか「マミさんは私だけと仲良くなればいいの…」

まどか「みんな要らないの…マミさんだっそうなの」

まどか「………もっと酷い事する」

まどか「みんながマミさんなんかゴミだって思うぐらいの事」

まどか「…私だけが味方だからね…マミさん……」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:10:52.63 ID:G5CDXVUe0
翌日

ガチャ
まどか「ウェヒヒヒヒ、マ〜ミさん」

マミ「鹿目さん! 待っていたのよ」

杏子「やっと来たかまどか…」

さやか「まどか…」

まどか「え?…」

ほむら「………」

まどか「何これ? さやかちゃん?? 何で? 何で?」

マミ「鹿目さん、本当にありがとうね」ナデナデ

まどか「???」

杏子「アタシ達も馬鹿だったよ…こんなくだらない事で」

さやか「マミさん…本当に、本当にごめんなさい…」

マミ「いいの、いいのよ。私、みんなとまた会えて、とても嬉しいから…」

マミ「他の事なんていいから…」

まどか「ねぇ…? マミさん…」

マミ「特に鹿目さんには感謝しきれないね」

マミ「ありがとう」

マミ「鹿目さんのおかげだよ…」ニコリ

まどか「」ドキ
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:11:26.08 ID:G5CDXVUe0
ほむら「そういう事よ、私から巴マミと二人に話しておいたわ」

まどか「え!? ほむらちゃん……」

マミ「苦労掛けてごめんね…」ダキッ

まどか「………」

まどか「マ、マミさん…私の事嫌いになっちゃったの?」サー

マミ「? そんな訳ないでしょ。大好だよ? 全部貴女のおかげじゃないの」ギュ

まどか「??????」

さやか「まどかも辛かったんだよね…」

杏子「アタシ達も気づければな…」

ほむら「…そうね。全てはまどかが巴マミと接触して、真実を私に教えてくれたおかげ…」

ほむら「発端についてはまだ、わからいないけど…」

ほむら「………」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:12:03.44 ID:G5CDXVUe0
まどか「…みんな、知ってるの? …もう?」

さやか「そういう事! 誤解が解けて本当によかったよ!」

杏子「だな」

まどか「………」

ほむら「まどか…貴女のおかげよ。これで巴マミは皆と仲直りできたわ」

まどか「ほむらちゃん…何でこんな事するの…。ねぇ? ねぇ!!?」

ほむら「………」

マミ「鹿目さん!? どうしたの…?」

マミ「…暁美さんを責めないであげて、彼女も知らなかっただけなんだから」

マミ「もう、みんな。前みたいになれるよ? 鹿目さんのおかげで…」ポロポロ

マミ「しつこくごめんね…ありがとう…ありがとう鹿目さん」ギュ

まどか「マミさん…」

まどか(暖かい…)
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:12:35.81 ID:G5CDXVUe0
ほむら(貴女にも解るはず…巴さんには笑顔こそ相応しい)

ほむら(思い出して、まどか…)

ほむら(みんなと居るとき、安心してる時、仲間が居る時にしか見せない顔なの)

マミ「うふふ。泣いてばかりだね、私」

まどか「マミさん…まだこうしてたい」

マミ「…いいよ」ギュ

杏子「なんかムズガユイな…」

さやか「まっ、まどかは特別だろうし…いいじゃん」

ほむら「そうね」

杏子「しゃっ! じゃあ仲直りを記念して何か食べようぜ」

さやか「あのね…あたし達のせいなんだからさ」

マミ「そんな事言わないで…私にも責任はあるんだから」

マミ「だから、私がご馳走するわ」ニコッ

まどか「マミさ〜ん、ギュッとしてギュって」

マミ「うふふ」ニコニコ

まどか「えへへへ///」

マミ「私なんかの為にありがとう」ナデナデ
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:13:28.89 ID:G5CDXVUe0
帰り道

杏子「マミのケーキは絶品だったな」

さやか「…あんたは気楽だね」

ほむら「気にしない事よ、美樹さやか」

ほむら「許してくれているのだから、素直に受けておけばいいの」

さやか「そうかな…?」

まどか「おいしかったね〜」ニコニコ

ほむら「………」

杏子「じゃ、アタシはここで。まどか、苦労掛けちゃってごめんな」

まどか「えへへ、気にしないで〜」

杏子「悪いな…またな」スタスタ

さやか「あたしもここで」

さやか「仲直りできたんだよね…」

ほむら「…そうよ」

さやか「…馬鹿な事ばっかりしてたね」

ほむら「もういいと言っていたのだから…」

さやか「マミさんは優しすぎるって」

まどか「そうだよね〜、それに暖かくっていい匂いがするもんね〜♪」

さやか「…一日中マミさんに引っ付いてたね」

ほむら「巴マミも喜んでいたからいいでしょう」

さやか「本当に嬉しそうだったね…。はぁ」

ほむら「美樹さやか」

さやか「解ってるって…また明日ね」スタスタ
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:14:19.22 ID:G5CDXVUe0
スタスタ
ほむら「まどか…」

まどか「な〜に」

ほむら「もう、あんな事はしないで…」

まどか「マミさんを苛めてた事?」

ほむら「ええ」

まどか「そうだね、マミさんと二人だけの時は泣いてばっかりで、あんまり構ってもらえなかったからね」

まどか「こっちの方がいいね♪」

ほむら「………」

まどか「杏子ちゃんとさやかちゃん、それにほむらちゃんはやっぱりいらないけどね〜」

ほむら「まどか…」

まどか「でも、マミさんはみんなが居ないとつまらなそうだったからね」

まどか「当分はこのままでいいよ〜」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:14:44.86 ID:G5CDXVUe0
ほむら「…貴女に言っておくわ」

まどか「なぁに?」

ほむら「巴さんを悲しませないで」

まどか「ウェヒヒヒヒ、どうしよっかな〜」

まどか「みんなが出しゃばらないで、私とマミさんの邪魔をしなかったらいいよ」

まどか「取ったら怒るから…」

ほむら「貴女の物ではない…彼女は彼女よ」

まどか「…ほむらちゃんもマミさんが欲しいの?」

ほむら「違うわ。唯…、あの人には笑っていて欲しいの」

ほむら「貴女も見たでしょ? 巴さんの笑顔を…」

まどか「可愛かったね〜///」
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:15:16.58 ID:G5CDXVUe0
ほむら「そうね…。これは貴女の為でもあるのよ?」

ほむら「孤立していた時には見えなかったハズ…」

まどか「そうだね…見えなかったよ」

ほむら「…また、見たいでしょ?」

まどか「………」

ほむら「いい?」

まどか「命令しないで…私が決める事だよ?」

ほむら「………脅しでもあるんだよ…」

まどか「………」

まどか「またね、ほむらちゃん…」タタタッ

ほむら「まどか…」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:16:09.65 ID:G5CDXVUe0
まどかの心は少しずつ変化していく

変化した先に私の望む未来は来ないけど、
巴マミの望んだ未来には近い。前よりはずっとマシなはず…

荒んでいた私の心は、最初の頃の様な希望を感じる
仲間達との触れ合いは、戯れを吸い取ってくれた気がした。

私は繰り返す、まどかの為に
そして、仲間の為にもと今は思う。

もっと繰り返して、みんなの心を気持ちを繋ぎたい
…私の心も変化していた。


ほむら「人の心は難しいわ…」

―終わり―
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]:2011/08/07(日) 23:21:20.36 ID:G5CDXVUe0
以上で終わりです。
最後は間が空きすぎてしまい、気づかれていないかもしれませんが
長々と読んでいただいてありがとうございます!

少しはマシな終わりになっていればっ…と思います。

ではでは。
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/08/07(日) 23:22:09.92 ID:EXPl+yJ8P
目の前にいる人にいらないとか相変わらず酷いなこのまどっち
でも乙させてもらうんだぜ
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/08(月) 01:24:21.25 ID:BIhPGTwfo
続ききてたよ乙!
清々しい程のヤンデレぶりだなまどっちは
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/08(月) 02:42:06.72 ID:UD737EKVo
乙っちまどまど!
こんな時間軸もあったんだよ
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/08(月) 16:27:31.24 ID:GPM5Nzvt0
乙、一応は解決でよかった
マミさんはもう大丈夫そうだけどまどかのどす黒さがなおってないから
真相を知ってるほむらになにか仕掛けるんじゃないかって不安になるなあ
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/09(火) 20:28:28.67 ID:0dLyEYbbo
おつおつ
ここまで突き抜けると逆にスカッとするな
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage]:2011/08/11(木) 10:54:47.17 ID:Yq6hlGevo
遅ればせながら乙。

しかし、ほむほむがまどかを魔法少女にしたくない理由に違う意味が出てきてしまったなww
あの強大な力が悪い方に向かうと手がつけられない事に…
なんか無邪気で残酷な敵(ラスボスの子供とか)が改心しかけてる時みたいなノリだね。
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)[sage]:2011/08/17(水) 23:12:00.21 ID:/pV4csx00
乙でした

まどかが普通にただの屑でワロタ



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