VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)<><>2011/07/02(土) 21:42:00.90 ID:dtTKp2gp0<>いくら慣れたからと言ってもやっぱり殴られるのは痛い。
いつから殴られているかはもう覚えていない。それくらい昔から僕は日常的に親から暴力を受けていた。
それでも僕をここまで育ててきてくれたのだからあの人たちは良い人であると思う。ただ、僕がダメな子なだけだ。
いまは夏で外は夕方になっても日中の暑さを忘れていなくて、だけど僕は長袖を着ていた。暑いけどまだら模様の腕や足を見られるのは恥ずかしいから。
でも長袖にしてきてよかった。今日からもう家には帰れそうにないから。<>僕「男になる。」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)<><>2011/07/02(土) 21:42:36.72 ID:dtTKp2gp0<> 「どうしてあなたはそんなに悪い子なの?」
さっきまで僕はいつものように自宅で痣養殖場となっていた。いってぇ。でもがまん。でも今日は二人で殴られるから二倍いたい。
「なんでお前なんかがいきているんだろうなぁ?なぁ?なぁ!」
なぁ、に合わせて殴るお父さんフル殴打だドン!「なぁ!」うぐ。
それはコウノトリが運んできてくれたから、かな。僕の親はほかの親と比べてとても若いから、もしかしたら僕は望まれない誕生だったのかもしれない。というかたぶんそうだ。
でもここまで育ててくれたから、いい人たちだと思う、いい人じゃなきゃおかしい。
お父さんの方がぼくの意識を飛ばしてくれるからたすかる。痛くなくなるから。「しね」
頭にイイのがはいって少し痛くなって、ふあーってなって、真っ白になった。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)<>sage<>2011/07/02(土) 21:43:14.31 ID:dtTKp2gp0<> で、気づいたら外にいた。外に出されることは初めてだった。今まで育ててもらったけど、もう家に帰るつもりはなかった。
まず、いたいのやだ。怖いのやだし!自立は早い方が良いよね☆
「君は…」
今日からホームレスな雰囲気が僕から出ていたのかわからないけど後ろから誰かに声をかけられた。っていうか警察かな。声からしたら女の人みたいなんだけど。
「男君?」
んー?振り返るとお母さんと同じかそれより若いくらいのおねーさんがいた。「違いますけど。」
「え?そうだよー?」んー?なんだか普通の大人と雰囲気が違う気がする。目がどこ見てんのかわかんね。あと人の話聞いてください。
「いやいや、男って名前じゃないで「ドっスん!」sぐえ」
どすんといいながらおもっきし殴られた、のかな?わからないけど本日2度目の頭真っ白状態だった。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)<>sage<>2011/07/02(土) 21:44:01.74 ID:dtTKp2gp0<> さて、目が覚めました。どこか部屋のなかにいるみたい。窓からみた外はクレヨンとかで塗りつぶしたみたいにまっくらでした。
「おとこくーん!目が覚めた?」わぁ!おねーさんだぁ!
「…ここはおねぇさんの家ですか?」
「そうだよ!私たちの家。」「たち?」「たち。」
「これから一緒に暮らすんだよ。わかった?」目の焦点があってませんよー。
「…そうでしたね。」でも、ほかに行く場所なんて僕にはないから、あとどっすんがこわいから今日から僕の名前は男になった。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)<>sage<>2011/07/02(土) 21:44:42.16 ID:dtTKp2gp0<> 「お姉さんはおいくつですか?」
「男君と同じ14さいだよ〜」
「そうですかぁ…」サバ読みすぎだろ。どう考えても20代。
「それから、私のことはちゃんと女って呼んで。」
「あー…はい。」
「敬語も禁止」
「あー…わかった。」
「b」
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(愛知県)<>sage<>2011/07/02(土) 21:47:37.33 ID:dtTKp2gp0<> 「あの、眠ってもいい?なんだかつかれて。」散々眠ったのだけどね…
「いいよー!適当に寝てねー」
「では、おやすみなさい。」僕はその場で眠ることにした。まだ部屋とかわかんないし。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)<>sage<>2011/07/02(土) 21:48:08.00 ID:dtTKp2gp0<> 朝起きたら、全部元に戻ってると思ったけどやっぱり女の部屋にいた。中学校いけないから、大人になった時に働けなかったら困るなあと思った。
女はまだねているようだ。改めてみると生活している様子があまりない部屋だった。時計もない。時刻を確認するためにテレビをつけた。
埃がついた。うぇー。よく見ると埃が積もっている。普段からテレビを受ける習慣はないのか。僕もないけど。見てると生意気だといわれ殴られるから。
某NHKをみるとあさの8時だった。学校へ行くとしても遅刻になる時刻だ。僕は疲れていたのかな。こんなに遅く起きたのはひさしぶりだ。
これから、僕はどうなるのだろう。全然良い予感はしないけど。
逃げ出したければ簡単に逃げられるけどそうしないのはきっとこんなにやさしく声を掛けられたのは初めてだから、名前が男と言われようとこの環境にすがりたくなってしまうのだ。
そんなことを考えていたら少しだけ涙が出た。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)<>sage<>2011/07/02(土) 21:48:48.82 ID:dtTKp2gp0<> 「なにしてんの?」
とつぜん寝てたはずなのに真後ろにいる女にビックリしながらもなんとか「何でもないd…何でもないよ。」と振り返らずに言った。目をぬぐって振り返る。
当然女が近くにいた。身長は155センチくらいで僕よりも少しだけ低い。今までどんな生活してたのか丸わかりなほど細い体。表情はいつもにこにこしている。
まさに知的障害者のそれだ。さらにもっと特徴的なのは瞬きを忘れがちになってる目。顔の造形は悪くないのにそれが周りを近寄らせないオーラを放っている。
でも何か人を引き付けるものがある、不思議な顔だ。
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(東海・関東)<>sage<>2011/07/02(土) 23:36:27.66 ID:pU7Fx+oAO<> 書ききるなら期待 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2011/07/03(日) 00:34:11.99 ID:FUkSyzGvo<> 言ったん終了かな?
乙〜 <> 携帯から<><>2011/07/03(日) 11:11:20.90 ID:RQwBi7vAO<> 「ん?どしたの?」
「なんでもないよ。可愛いと思って」
「やだーもー」軽くドッスンされた… <> 学校でかきためしてきます<>sage<>2011/07/03(日) 21:55:38.09 ID:RQwBi7vAO<> 「あ!!わすれてた〜」
「なにを?」なんでしょねー
「これ!!」ジャラジャラという音をさせながら出したのは銀のブレスレットもとい手錠。
「…あはは」あれれれ。

あはははははあはははははあはははははあははははは

…はあ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(新潟県)<>sage<>2011/07/05(火) 16:26:54.58 ID:kv16uXivo<> 待ってるよ <>