VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)<><>2011/11/27(日) 21:50:55.58 ID:BqY4xoA30<>「今日この日をもって・・・この私、鬼中徹が、日本国の総理大臣になりました」
クリスマス・イブの前夜、マイクを握り、満面の笑みで高らかに宣言した後、歓声と拍手が飛び交った
そして鳴り止まぬうちにもう一言、その男はとんでもないことを宣言した
「えーそれでは、日本の皆様方、我らは日本国を巨大で、とてつもなく硬い物質で囲みました」
何を言っているんだ?と国民が騒ぐ中新総理大臣はこう言った
「これより、日本国民全員に強制参加してもらって一つのゲームを行います」
国民は国を囲まれた事、そしてゲーム、という単語に不安を抱いていた
「まぁ、まず現状について説明しておきましょう
 まず、日本は鎖国の体制に入りました。
 このゲームを他の国に妨害されては溜まったものではありませんからね」
そして続けてこう言った
「まぁこれからやることは難しいことではありません。逃げてください」
「逃げる?なにからですか?」
記者の一人が言ったその質問に総理は笑いながら
「よくぞ聞いてくれました。実は最近、前総理は国の地下、誰の目にもとまらぬところで
 ある研究をしていたんですよ。まぁなんの研究かは教えてもらえなかったんですが・・・
 そこで、私が総理になったのでその研究を停止、破棄するよう命じたのです
 何か不気味な雰囲気を感じたのでその研究を一刻も早くやめて欲しかったんです
 そしたら私も地下室に連れて行かれたんです
 どうせなら最後に研究を見て池といわれて・・・ね・・・そしたら・・・
 そこにはゾンビがいたんですよ」


「・・・はぁ?」
思わずそんな声が漏れた
一人暮らしの倉崎蒼夜は思わぬ一言に呆れていた
「この総理大臣さっきから現実味無いことばっかり言ってるな・・・。
 日本閉鎖?ゾンビ?んな事ある分けねぇよだろうが・・」
ひとり愚痴をもらした後TVに視線を戻す
『嘘だと思ってるのなら構いません。それでもいいでしょう。
 死ぬのは自分なのだから』
「・・・死ぬ?」
『いや死ぬ、とは多少違いますね・・・
 たった今からそのゾンビを都道府県ごとに一体ずつ開放します』
「・・・なんのゲームだよ・・・バイ〇ハザードか?バイオハ〇ードなのか!?」
『そして、つかまった場合、人間はゾンビになります
 後は分かりますね?』
「・・・厨二か?」
『なにをやっても構いません。なんだったらころしても構いません
 しかし警察は来ません。これはゲームなのですから自力で生き残ってください
 武器を使ってもいいですよ。乗り物は日本国内のみでお願いしますね
 あ、もしルールを破ったら我々国家から射撃されます』
TVの中の総理は色々な人間から罵声を受けていた
バン!!と、
乾いた音が鳴る
総理の手には拳銃が握られていた
『あなた方に拒否権は無い。言ったでしょう?強制参加だって・・・
 今夜12時00分にゾンビは開放されます。それまでに逃げて置いてくださいね』
すると一人の記者が
『ふざけるな!!そんなくだらんことを言って国民を不安にさせて何が楽しい!?
 なにがゾンビだ!?んなもんいるならみせてみろ!』
すると総理は
『言いましたね・・・。実は一体、私の後ろにあるトラックの後ろに乗っているのですよ
 今・・・ここで開放して差し上げましょう』
すると総理の後ろに立っていたボディーガードがトラックのにだいをあけた。<>夢