VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/03/07(水) 18:31:00.45 ID:235T237Vo<>あの壮絶な戦いの日々から一ヶ月。ダアトを倒し、皆を守ることが出来た。今度こそ全て終わったんだ。
涯、真名お姉ちゃんとの二度目の別れは寂しかったけど、笑いあってさよならを言えたんだ。二人の為にも立ち止まる訳にはいかない。
僕は春夏と友達、葬儀社の皆と一緒に暮らしている。もちろんいのりとも一緒だ。
いのり「集?」
集「ああ、ごめんいのり。ちょっとボーッとしてたみたいだ」
いのりは窓の近くにある僕の椅子に座って外の景色を眺めていた。僕はベッドの端に腰掛けてそんな彼女に見とれていたのだが、こっちを向いたいのりに名前を呼ばれ、ようやく我に帰る。
今僕はいのりと二人きりで自分の部屋にいる。戦いが終わって以来忙しい日々が続いていたから、こんな時間は本当に久しぶりだ。
といっても特に話すこともないから僕もいのりも口を開くことはあまり無い。だからといって決して気まずい空気が流れているわけでもなく、いのりと一緒にいるというだけで不思議と満たされた気持ちになる。
いのり「…」スッ
いのりが椅子から立ち上がり、僕の隣に腰掛けてくる。いのりは普段よりもさらに華奢な体が際立つような服を着ていて、あまりの可愛さに僕はまた見とれてしまった。
そんな僕の様子に気付いたいのりは、ほんの少しだけ頬を赤くして
いのり「…あまりみつめないで」
といつものように無表情で言われるが、僕は視線を逸らすことが出来ず、そのままいのりと見つめあい続けてしまう。
僕だって男だ!こんな近くに好きな子がいる状況で自分を抑えきれる訳が無い!!
いのり「…集?きゃっ!?」
僕はいのりを押し倒すとむさぼるように口付けをする。いのりはほんの少しだけ拒むような素振りを見せたが、両腕で細い体を強く抱きしめると急に脱力し、なすがままになっていった。
しばらく僕は口づけに夢中になっていたが、いのりのうるんだ目を見ると僕の中の冷静な部分がハッと目を覚まし、途端に後悔が押し寄せてくる。
集(何をやってるんだ僕は…いのりを悲しませてしまうなんて…)
「ご、ごめんいのり!その…」
いのり「…して」
集「…へ?」
いのり「…もっとして…集」
何かのスイッチが入ったかのようにいのりからも僕を求めて唇を押しつけてきた。こんなことを言われて男の僕が女の子に恥をかかせる訳にはいかない!
僕は…今こそ僕を解き放つ!!
僕はいのりの控えめだが美しい膨らみに手を伸ばし、その柔らかな胸を揉みしだく…はずだった。
いのり「あぁっ!?」
集「べふっ!?」
急に現れたいのりのヴォイドの柄に顎を打ち抜かれ気絶してしまい…気持ちよさそうな顔で寝ていたいのりを起こす頃には、もう二人きりでいられる時間は無くなっていた…
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<>集「王の能力のせいでいのりとエッチができない…」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/03/07(水) 18:33:07.65 ID:235T237Vo<> 谷尋「…で、その話を俺に聞かせてどうしたいんだ?」
集「王の能力をどうにかして、いのりとエッチがしたいです…」
谷尋「だからそれを俺に言ってどうしたいんだ!?お前の母親に相談すればいいじゃないか!」
集「春夏に理由を聞かれたらどうするんだ!『いのりとエッチがしたいから』だなんて言える訳無いだろ!」
谷尋「別にそのままの理由を言う必要は無いだろ!適当な理由をでっち上げればいい!」
集「…僕の右腕」
谷尋「あ…」
集「そう、ヴォイドを取り出せるのは18歳未満の人間のみ。17歳の僕がこのまま誕生日を迎えればおそらくこの右腕は僕の中に戻ってしまう…」
谷尋「…」
集「だから今春夏が必死に探してくれている…この右腕を失わない方法を。そんな春夏の前で適当な嘘なんてつけないよ…」
谷尋「その…すまなかった集…」
集「それに…」
谷尋「ん?」
集「春夏にこういう話をすると…その…貞操の危険を感じるんだ」
谷尋「えっ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/03/07(水) 18:34:41.83 ID:235T237Vo<> 集「薄着でいると僕の体をなめ回すように見ていたり、普段から体を見せつけるように下着姿で歩き回ったり…前からズボラだとは思ってたんだけど最近はわざとやってるみたいで…」
谷尋「…」
集「洗ってからまだ使ってないはずの下着がまた洗われていたり、前なんか二人でいる時に抱きついてきて離してもらえなかったり…最近少し怖くなってきたんだ。襲われるんじゃないかって」
谷尋「…自分の母親を信じられないのか?」
集「…」
谷尋「俺は早くに親を亡くしているからわかる…生半可な愛情だけで人を養っていけるほど今の世界は甘くはない。セフィラゲノミクスに勤めながら女手一つでお前を育てるなんて、本当にお前の事を思っていなければ出来ない芸当だ。きっとお前の相談にも親身になって応じてくれるはずだ」
集「…」
谷尋「そしてなによりお前が信じてやれなくてどうする。クロス博士が死んでからずっと二人で生きてきた家族なんだろ?」
集「…っ!」
谷尋「人はよく間違う。間違いを認めることは悪いことでは無いぞ、集」
集「ありがとう、谷ひ…」
谷尋「それに義理の母親に迫られることの何が悪いんだ?むしろ最高だろ」
集「えっ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/03/07(水) 18:37:03.86 ID:235T237Vo<> 谷尋「だから春夏さんは義母なんだろ?何の問題もないだろうが!」
集(…うわぁ)
谷尋「そ、そんな目で俺を見るな!姉がいない奴は姉に憧れる!妹がいない奴は妹に憧れる!孤児の俺がそんな性癖を持っていて何が悪い!!」
集「…」
花音「…」
谷尋「か、花音!?」ヒ"クッ
花音「…ごめん、谷尋。しばらく私に話しかけないで」ダッ
谷尋「待ってくれ花音!今のは誤解なんだ!!」ダッ
集「…」
腹を割って話すことが本当の友達になることなら、僕はこのとき谷尋と本当の友達に…うん…やっぱ無いわ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/03/07(水) 18:39:04.18 ID:235T237Vo<> とりあえずここまで
落ちなんて考えてないがやれるところまで <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/03/07(水) 18:40:21.46 ID:OYa6z3iDO<> だれか原作教えてくれ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/03/07(水) 18:45:06.45 ID:235T237Vo<> >>6
ギルクラ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)<>sage<>2012/03/07(水) 18:50:45.17 ID:ckEBBKFEo<> >>1乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)<>sage<>2012/03/08(木) 02:38:25.03 ID:TURFMWcdo<> 集さんのクズ具合が減ってきた今こそギルクラssはもっと増えるべき
>>1乙 <>