◆WOJx6qSP1Y<>sage saga<>2012/06/14(木) 21:02:17.02 ID:qaaCKkECo<>やよい「あ、あの、伊織ちゃん……」

伊織「な、何よ……」

やよい「伊織ちゃん、私、伊織ちゃんとならいい」

やよい「ううん。伊織ちゃんがいい!」

伊織「は!?」

やよい「伊織ちゃんとじゃなきゃ嫌っ!」

伊織「ちょっと言ってる意味がわかんないんだけど……どういうことよ」

やよい「私と……合体してくれませんか?」

伊織「……へ!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1339675336(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
<>P「スパンキングマスター3」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<><>2012/06/14(木) 21:07:20.46 ID:qaaCKkECo<> 基本的に下ネタになってます。

前作になります。
P「スパンキングマスター?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328022085/l50

P「スパンキングマスター2」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328883024/l50

P「スパンキングマスター零」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333014917/l50


技名は随時募集中です。
ゆっくり手直しいれながらやっていきたいと思ってます。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/14(木) 21:09:05.55 ID:wyg52Pnoo<> ・・・ほう、尻が熱くなるな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(秋田県)<>sage<>2012/06/14(木) 21:09:21.93 ID:A6boxFWao<> もういいよしつこいよ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<><>2012/06/14(木) 21:11:08.05 ID:qaaCKkECo<> 伊織「ちょ、ちょっと待ってよ!
    一体何をいきなり言い出すのよ!」

伊織「そ、それにそういうのはもっと人のいない所で言って欲しいんだけど……」

P「はははは!伊織、やよいの言ってることはお前の考えてることとは少し違うぞ」

伊織「え?どういうことなのよ!さっぱりわからないんだけど」

P「まぁ、とりあえずやよいと伊織はある程度距離をおいて立ってくれ」

やよい「はい!」

伊織「いや、だから聞いてるの!?」

P「はいはい、話はあとでするから」

伊織「なんなんのよ……もう。これくらいでいいの?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)<>sage<>2012/06/14(木) 21:13:04.46 ID:yiGTfD4mo<> なかなか頑張るな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<><>2012/06/14(木) 21:18:26.27 ID:qaaCKkECo<> P「おう、それぐらいでいいぞ」

P「よし、それじゃぁ今からお前たち2人には
  究極融合技を伝授しようと思う」

伊織「ゆ、融合!?合体ってそういうことだったのね……」

P「というわけでまずはこれを2人で読め」ドサッ

やよい「なんですかこれ?」

伊織「ってなんでドラ○ンボールなのよ!
    距離を置いた意味は!?」

P「まぁ、聞け」

P「ある日俺は、マスター天ヶ瀬と2人でドラゴ○ボールについて語っていた」

P「実際にこんな技出来る訳ねぇじゃん、とか言いながらな」

伊織「結構ぶっ飛んだ技たくさんあるけどね」

P「そしてじゃあこれやってみようぜってなったのが融合技だ」

やよい「プロデューサーとマスター天ヶ瀬さんがですか!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>saga<>2012/06/14(木) 21:24:32.29 ID:qaaCKkECo<> 伊織「っていうかあんた仕事しなさいよね……。
    遊んでばっかいんじゃないわよ」

P「そして、試してみた所……」

やよい「まさか成功したんですか!?」

P「……いや、失敗してすげぇ不細工になった。めっちゃデブになった」

伊織「でも、合体できたのね……」

P「なんか気持ち悪い感覚になったから二度とやりたくないと思い
  この話をやよいにしたら……うん、まぁ今に至るわけだ」

やよい「だってこれ、もし成功したらすっごく強くなれるんですよ!?」

伊織「っていうか私は非戦闘員の扱いだから合体しても強くなれないわよ?」

P「まぁ、それはやってみないとわからないじゃないか」

伊織「あんたがやりたくないだけじゃないのよ……」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<><>2012/06/14(木) 21:33:51.05 ID:qaaCKkECo<> P「さ、というわけで……読め」

伊織「いいわよ。私は兄様が持っていたから一度見たことはあるしだいたいわかるわ」

やよい「私もさっき読みました!」

P「よし、じゃあさっそく脚は肩幅に開いて、うでは両腕とも2人の中心とは
  反対方向に、地面と並行になるように伸ばしてくれ」

伊織・やよい「はい!」

P「この時は手はまだ開いて伸ばしておいてくれ」

P「そして、つま先でちょこちょこと動き2人の距離をつめる」

P「この時に腕は上から半月を描きながら回して反対に持ってきてくれ」

伊織「こ、こうかしら……って何よこの動き!」チョコチョコ

やよい「うっうー!」チョコチョコ

P「2人の距離がいい具合まで来たら……
  両腕をまたさっきの方向にバッと持ってくる」

P「この時、手はパーからグーになる」

やよい「こうですね!」バッ

P「そして、最後に同時に互いの尻を叩くんだ」

伊織「こんなんで本当にできるの……?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<><>2012/06/14(木) 21:38:22.42 ID:qaaCKkECo<> ガチャ……

貴音「あ、あの……お取り込み中よろしいでしょうか?」

P「あらら、貴音じゃないか。どうしたんだ?」

貴音「実は折り入って相談があるのです……」

P「と、言うわけだ。まぁ、フォームの練習くらいはしててくれ」

伊織「なんの練習よ……」

やよい「伊織ちゃん!これ、かっこいいね!!」

伊織「そうかしら……?」

………………

P「はぁ?勉強って……シリアにか?」

貴音「はい。できれば留学してみたいのです」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<><>2012/06/14(木) 21:46:29.54 ID:qaaCKkECo<> 今日はここまでにしておきます。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/15(金) 00:40:31.67 ID:CkKxDYEa0<> お前のような変態をまっていた
     by垣原 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/15(金) 12:33:43.14 ID:9md6Adi9o<> 期待 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/15(金) 22:57:22.64 ID:tsZSFT2mo<> 貴音「留学という形ではなくても……とにかく現地に行きたいのです」

P「しかし、外国語がまとも喋れるやつならまだしもカタカナに弱い貴音がなぁ」

やよい「シリア……ですか」

伊織「そうよ。あの本場の地よ。スパンキングの聖地と言っても過言ではないわ」

P「うん、まぁな。もともと本部もそこにあったものだし」

P「勉強したいって言われてもなぁー……」

貴音「何かよろしくないことがあるのでしょうか?」

貴音「わたくしは一生、ここで文字だけを見て学べと仰るのですか?」

P「そうは言わないけど……」

P「うちとしては功績の高い貴音とあずささんを
  外においそれと出す訳にはいかないんだよ」

P「今やスパンキング研究において二大巨匠と
  呼ばれてるだけはあるからな」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/15(金) 23:01:20.35 ID:tsZSFT2mo<> 貴音「はぁ……そうですか。では一体どうすれば……」

P「うーん。何かもっと他の名目があれば……」

ガチャ

春香「おはようございます〜」

P「ん?おう、春香か。どうした?道場じゃなくてこっちに寄るなんて」

春香「えへへ、そうなんですよ。実は、こんな大会があるんです!」

貴音「その用紙は……」

P「おお!こいつはスパンキングの公式戦の申込書じゃないか!」

P「そういや、もうそんな時期だったなぁ」

春香「もう!最近すっかり忙しいからって気が緩みすぎですよ?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/15(金) 23:05:40.20 ID:tsZSFT2mo<> P「でもお前は出れないけれど誰がでるんだ?」

春香「それはもちろん!私の一番でしのやよいですよ!!」

やよい「わ、私ですか!?」

伊織「へぇ〜、それなら私は応援に行ってあげてもいいわよ?」

P「春香がマスターランクに昇格して出れない今、その弟子のやよいが出るしかないのか」

P「どうだ?出るか?」

やよい「うっうー!折角なんで出ます!やるからには優勝しかないですよね!」

春香「もちろん!いい心構えだね!」

P「そうかー。もう夏の公式戦の時期か……」

P「去年は真が圧倒的な強さで優勝してたなぁ、今思い出したけど」

伊織「もっと覚えといてやりなさいよ……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<><>2012/06/15(金) 23:10:13.83 ID:tsZSFT2mo<> 「ふっふっふ……話は聞かせてもらったよ……」

やよい「亜美、真美!」

真美「んっふっふ〜、その大会。私達も参加しようではないか!」

亜美「その大会に優勝して世界大会進出で
    シリアに旅行に行くのは亜美達どっちかだかんね!」

伊織「っていうかあんた達は師匠の千早に無理矢理出させられるんでしょうが」

真美「うえぇ〜、なんでバレたんだよ→」

春香「あはは、さすが千早ちゃんだね」

P「ん?優勝したらどこ行くって?」

真美「日本代表として世界大会の行われるシリアに行くんだよ?
    兄ちゃん何で知らないの?」

貴音「わたくしそれに付き添いで行ってもよろしいでしょうか!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/15(金) 23:15:46.60 ID:tsZSFT2mo<> 伊織「付き添いって……まだ優勝してもないのに……」

P「こんな身内ばっかり参加して……最終回間際の天下一武道会じゃあるまいし」

春香「プロデューサーさんが知らないのはそういうジュニアの大会は
    担当してないんだよ。決して議会の最中に居眠りしてたり
    机の下に隠してPSPやってたりするわけじゃないからね」

伊織「あんたは中学生か!」

P「まぁ、何にしてもみんな出るならそれなりに修行とかしとけよ?」

P「亜美達2人は春香の弟子にやられないようにな」

亜美・真美「アイアイサー!」

真美「どっちにしろ負けたら千早お姉ちゃんの地獄の特訓が待ってるからね」

P「逆もまた然り。やよいは2人に負けないようにな?」

やよい「はい!」

P「みんで頑張って貴音を世界に連れて行ってやろう!」

「「「 オーー!!」」」


伊織「っていうか最高議長の権限でなんとかならないの?」

春香「……さぁ?私もあの人が何をしてるのかよくわからないんだよね」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/15(金) 23:17:36.46 ID:tsZSFT2mo<> 落ちた所までは早めに行きたい所ですが
きりがいいのでここまでにしておきます。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 16:19:02.24 ID:ZryYskf+o<> ……
2ヶ月後
……

伊織「ついにこの時が来ちゃったわけね……」

千早「ええ、そうね……」

春香「出場しなくてよかったの?」

伊織「私は別にいいわよ……」

春香「いいなぁ〜。私達も昇格試験の前にこういうの出ればよかったね」

千早「ふふ、そうね……。マスターになってからは出場できないものね」

亜美「はぁ……亜美なんだか超キンチョ→してきたよ」

真美「真美もだよ→」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 16:49:11.84 ID:ZryYskf+o<> 千早「二人共……大丈夫よ。今まで私の修行に耐えてきたんだから」

亜美「お、思い出すだけで鳥肌が……」

真美「いや、尻肌が……!」

伊織「そんな言葉はないわよ」

春香「やよいだって頑張ったもんねー?」

やよい「えへへー!ですよねー」

伊織「で、全ての元凶であるあいつはどうしたのよ」

春香「あ〜、プロデューサーさんは結局またお仕事でこれなみたいなんだよね」

千早「本人は行く……とは言っていたけれどね」

やよい「そうですか……」

春香「えっと、それでやよいの初回の相手は誰だった?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 16:53:17.82 ID:ZryYskf+o<> やよい「あ、えーっと、よく知らない人でした」

春香「違う道場の人なのかな?」

やよい「双葉杏……ちゃん?って人みたいです」

真美「真美の対戦相手は渋谷凛って子だったよ→」

千早「そう。その人もきっと違う道場の人なのでしょうね」

真美「ま、真美にかかれば楽勝!って感じだけどね」

伊織「あんまり油断するんじゃないわよ」

真美「わかってるってば!でも、それに勝ったら次は亜美となんだよね」

亜美「うん、亜美はシードになったから……」

真美「亜美と戦うのはちょっと嫌だなぁ。なんか仲間割れみたいじゃん」

千早「そう……だったら一回戦で敗退してもいいのよ?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 16:56:51.87 ID:ZryYskf+o<> 千早「でも、残念。一回戦で敗退するような子は私の弟子なんかではないわ」

春香(うわぁ……目がマジだ……)

真美「うあうあ〜!そりゃないっしょ!」

千早「ふふ、じゃあ頑張ることね」

千早「もちろんそれは亜美も同じよ」

亜美「オッケー!任せて!」

千早「このいい機会に、どっちが強いのかハッキリさせてみたら?」

真美「うん!2回戦で待っててね!」

亜美「んっふっふ〜、いつでもどうぞ!」

春香「さ、そろそろコールが入ると思うからやよいは準備しなくちゃね」

やよい「はい!頑張ります!」

春香「じゃあ、いつもの……はいターッチ!」

やよい「いえいっ!」パンッ

…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 17:04:27.13 ID:ZryYskf+o<> 杏「ふあぁ〜〜……事務所での出場だから強制参加か……」

杏「早く終わらせて帰りたいよ……」

やよい「うぅー……緊張してきた」

審判「では、試合前に確認事項としてお互いお尻を一度見せて
    お知り合いになってください」

伊織「なんなのよあの儀式……」

やよい「は、はい」ペロン

杏「んー」ペロン

春香「あれは五光尻であるマダムの死から
    その後継者を探してるのよ」

春香「光るお尻は古代より反則とされ迫害され続けた」

春香「その凄まじい力によってね」

春香「だから今も反則になってる人がいないかというのの検査を兼ねて
    五光尻の後継者を探すためにやらなくてはいけないのよ」

審判「両者正常。これより、スパンキングバトル公式戦、全国大会第一回戦
    双葉杏 VS 高槻やよいの対決を始めます!」

千早「いよいよ始まるわ……」

伊織「やよい……頑張りなさい!」

やよい「お願いします!」

杏「お願いしまーす」

審判「ファイッ!!」カーンッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 17:08:14.98 ID:ZryYskf+o<> 杏「ふーん、やよいちゃんって言うんだ……」

やよい「はい!765プロ所属の高槻やよいです!」

杏「765プロ……?」

やよい「はい!」

杏「あ、あの765プロ……?」

やよい「はい」

杏「スパンキング研究においての二大巨匠がいて
   五光尻も一人いて
   マスターを3人も出して……」

杏「最高議長までもが所属している超エリート名門道場、765プロ!?」

やよい「そ、そうですが……」

やよい「で、でも、私はそのうちの人には該当しません!いきます!!」ダッ

杏「あ、あの……!!弟子にしてください!」ガバッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 17:13:52.17 ID:ZryYskf+o<> やよい「え?」

千早「え?」

春香「え?」

杏「弟子にしてください!私も765プロに入りたいです!」

審判「何してる、今すぐ戦闘態勢に入りなさい。
    試合続行をしないのなら退場処分としますよ」

やよい「そうですよ!折角の試合なんですから!立ってください!」

杏「そ、それでも構わない!いい師匠がいるんだろう!?」

杏「いい師匠に教えてもらえれば……楽してあっという間に強くなれるはず」

師匠「双葉杏、レッドカード!退場!!」ピーッ

審判「よって、この試合、高槻やよいの勝利とします」

春香「あちゃー……」

やよい「うぅ……折角自分の実力がわかるチャンスだったのに……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 17:19:22.99 ID:ZryYskf+o<> 千早「春香、高槻さんの師匠はあなたよ。この場、どうするつもりなの?」

春香「うーん……さすがに退場までってなると責任を取らざるを得ないよね」

伊織「こ、これ不戦勝でいいのよね……?」

春香「ちょっと行ってくるね」バッ

春香「すいませーん。ちょっといいですか?」

審判「関係者意外は観客席からの立ち入りは……
    あっ!し、失礼しました!」

審判「えっと……マスター天海。なんの御用でしょうか?」

春香「急にごめんなさい。その子、ちょっとこちらで預かりますね」

杏「え?だ、だめだったのか?」

春香「765プロ……きたかった?」

杏「っ!」コクン

春香「そっか……。私の下に来たらこんなことは許されないからね?」

春香「まぁ、今いるところもそうだろうけれど」

春香「じゃあ、一緒に強くなろうか!」

杏「あ、ありがとうございます!」

やよい「……」

春香「もう、そんなふて腐れないの」ナデナデ

やよい「うぅ……でも……」

春香「これくらいラッキーと思わなくちゃ!ね?」

やよい「はい……そうですね」

…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 17:33:18.12 ID:ZryYskf+o<> 休憩 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 23:19:00.97 ID:ZryYskf+o<> 真美「やよいっちなんだか物足りなさそうだったね」

千早「そうね……。実際に自分の実力を試せる場は
    少ないし、何より貴重な公式戦だもの」

千早「少しでも多くいろんな人と戦いたかったのよ」

亜美「おお〜。立派な戦士になってますなぁ」

千早「それに関してはあなた達も見習うべきね」

真美「それを言ったらお終いだよお姉ちゃん」

千早「ふふ。さ、あなた達も試合が近づいてきたのだから頑張ってね」

真美「ラジャー!」

亜美「頑張ってね!次で待ってるからね!」

…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 23:22:20.37 ID:ZryYskf+o<> 凛「ふぅん……よろしく」

真美「よろしくお願いします!」

審判「それではお互いお尻を見せ合ってお知り合いになってください」

凛「はぁ……。毎度の試合でこれだけはどうもノリ気じゃないのよね」ペロン

真美「うんうん。年頃の乙女のプリチーなお尻が台無しだよね」ペロン

審判「仕方ありません。そういう決まりなのですから」

審判「両者正常!これより、渋谷凛 VS 双海真美の
    対決を始めます!!」

凛「お願いします!」

真美「お願いします!」

審判「ファイッ!!」カーンッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 23:25:11.01 ID:ZryYskf+o<> 春香「始まった!」

千早「さぁ、真美。修行の成果を見せなさい」ニヤ

春香「ち、千早ちゃん……なんだか悪い顔になってるよ……」


凛「先手必勝!」ダッ

凛「たーーーーーーッ!」

ブンッ   スカッ

真美「んっふっふ〜、中々のスピードですな→」

凛「随分余裕なようね……!」

凛「あなたの避けた先に……何もないと思わないで!」

春香「避ける方向を誘導して計算していた!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 23:32:28.85 ID:ZryYskf+o<> 凛「スパンキングコール!」

ブンッ

真美「うわぁっとっとっと!」ヨロッ


伊織「今のは一体!?」

千早「スパンキングを呼び寄せたのよ」

伊織「なにそれ!?どういうこと!?」

伊織「でも、確かに真美は今、危険を察知して避けていたわね」


凛「もらった!」

ブンッ

真美「残像だよ!」フォンッ

凛「しまった!?」


春香「残像での回避行動。まぁ、妥当な判断ね」

千早「そう?ちなみに春香ならどうしてたの?」

春香「私?うーん、今のはシールド張って防御。
    それから大技決めて勝ちってとこね」

千早「なるほどね。実に春香らしいわ」

伊織「そのらしさが全然わからないんだけど……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 23:50:23.28 ID:ZryYskf+o<> 真美「回りこまれちゃったよ?あれれ→?」

凛「……ッ!? 馬鹿にしないで!」バッ



春香「体勢を立て直したかぁ……」

伊織「今確実に仕留めることはできたはずだけど……?」

亜美「うーん……真美ったら遊んでるのかなぁ?」

千早「はぁ……私は過程にはあまり興味が無いから
    別に真美が遊んでようが構わないわ」

千早「ただ……それで余裕かまして、ふざけてて体力がなくなって
    やられるようなら……その時は、ねぇ?」

亜美「あ、……う、うん。わ、わかってるよ千早お姉ちゃん」

千早「シャトルランとかの序盤ではしゃいで結果が悪くなる、とか
    そういう低能な人って私あまり好きじゃないのよね」

伊織「あー、それは同意だわ」

千早「まぁ、それにしても……。最終的に勝てば問題ないわ」

春香「そうだけど。真美は次も試合があることを考えてるのかなぁ?」

亜美「考えてないっぽいね……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/16(土) 23:57:17.26 ID:ZryYskf+o<> 凛(他の道場と練習試合をしている時とは訳が違う……!)

凛(これがあの名門……765プロの力というわけなの!?)

凛(オーラが違う……!そして、にじみ出ているその強さも……)

真美「ほら、ぼーっとしてるとイッちゃうよ!?」

凛「スパンキングカッター!!」ビュッ

ズバァァンッ

真美「当たらないよ〜?そんなんじゃ」

凛「くっ……!!はぁぁぁぁ!」

凛「これで……決めてあげるわ!!」

凛「ゴルディオンスパンキング!!」

ゴゴゴゴゴ!  ズドォォォォンッ!


伊織「何よアレ!?」

春香「ゴルディオン○ンマーね!」

千早「完全にゴルディオンハン○ーね!」

伊織「コラ!隠そうとしなさいよ!」

亜美「真美は!?」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/17(日) 00:01:16.89 ID:4ZHTR5Ijo<> 今日はここまでにしておきます
今日は特別放送ですね。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/18(月) 14:23:13.72 ID:EJkHebnao<> 真美「んっふっふ〜、そう簡単に食らうわけないじゃない?」

凛「……くっ!」


伊織「どうやら今のが相手の最終奥義だったみたいね……」


真美「そんじゃ、いっくよー!」フォンッ

凛「……消えた!?」

真美「これぐらいの速さについて来られないようじゃ、まだまだだYO!」

凛「う、後ろ!?回避行動が……間に合わない!」

真美「スーパースパンキング真美スペシャル!!」


スパァァンッ!!


春香「千早ちゃん、あれは普通のスパンキングとは違うの?」

千早「いえ、至って普通のスパンキングではあるのだけど
    どうやら真美なりに自己暗示のようなものを持ってるらしく
    掛け声や技名を叫んで攻撃力を微量ながらにも底上げしているわ」

伊織「それでもすごい力じゃない……」


凛「し、しまっ、ふぅぅんッ!!あぁぁ゛!んんーーーッッ!」ビクビクッ

凛「だ、だめ、で、出ちゃう……ぅぅぅうう!!」プシャァァアァ

凛「はぁ、はぁん、んッ、あぁぁぁ」ジョロロロォォ

審判「勝負あり!勝者、双海真美!!」



亜美「やったー!!」

伊織「まぁ、当然ね、にひひっ」

千早「まずは一勝ね」

春香「さすが千早ちゃんの下にいただけはあるね!」

千早「ありがとう、春香。でも、問題は彼女の次の試合なのよ」

春香「……双子対決、だね?」

千早「ええ。力量の差は私にもわからないくらい互角」

千早「下手をすれば泥沼化するわ……」

春香「そうなるとそのあとが辛いよね。体力を相当持っていかれるはずだから」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/18(月) 14:32:02.59 ID:EJkHebnao<> 千早「私は2人のうちどちらか一方に勝たせてあげたいなんて気持ちにはなれない」

千早「二人共大切に教えてきたのだから」

春香「そう……だよね」

千早「だけど聞いて……二人共……私が心配しているのは
    亜美の方なのよ」

伊織「亜美の?」

春香「どうして?」

千早「でも、亜美自信はそんなに気にしてないみたいなの。
    これは真美の方から聞いたことなのだけど……」

春香「どういうこと?教えて千早ちゃん」

千早「あれはちょうど……今から一週間くらい前の話よ」

千早「そう、ちょうどみんなが四条さんのために
    大会で優勝しよう、と誓ったあの数日後の出来事なの」

…………
……


真美「ねぇ、千早お姉ちゃん……ちょっと相談があるんだけど」

千早「どうしたの?レッスンと稽古はもう終わったけれど」

真美「うん。実は……最近ね、亜美が真美のこと嫌いなんじゃないかって」

千早「……? 真美はどうしてそう思うの?」

真美「あのね……この前までは亜美と一緒にスパンキングの練習をして
    いろんな特訓を2人でしてきたのは千早お姉ちゃんも知ってるでしょ?」

千早「ええ、そうね」

真美「千早お姉ちゃんの厳しい修行や稽古にも耐え抜いてるよね」

千早「そうね」

真美「だけど……最近は亜美の方がなんだか強いし、
    スパンキングの練習試合を亜美としてもなんか
    手加減されてるのかなぁ?ってのが伝わってきて辛いんだ」

千早「そうかしら?二人共同じ様に成長しているはずなのだけど……」

千早「おかしいわね。隠れて練習をしているか」

千早「真美がサボって置いていかれた、という線はないし」

真美「うあうあ〜!当たり前っしょ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/18(月) 14:43:25.43 ID:EJkHebnao<> 真美「ううん、あのね。そうじゃないんだよ。いつも一緒だから隠れて練習
    するなら真美も一緒にやってるはずだし」

千早「じゃあ一体どうしてそんな差がでてきたのかしら?」

真美「千早お姉ちゃんはさ、真美と亜美ではるると戦ったの覚えてる?」

千早「ええ、覚えてるわ。結局春香は1つも技を使わずに勝ったのよね」

真美「うん。あの時のはるるんめちゃ強かったよ……」

真美「でさ、その時に2対1で戦ったけど足引っ張って真美のこと
    庇ってやられちゃったじゃない?」

真美「そのあと真美も瞬殺されるし」

真美「あれ以来なんだかスパンキングの練習とか一緒にしようって
    誘ってもどこか素っ気なくて冷たいんだよね……」

千早「そう……きっと亜美には言えない何かがあるのよ」

真美「言えない……何か?」

千早「ええ、でもきっとその時が来たら真美にだって教えてくれるはずよ」

千早「あなた達なら大丈夫なはずだわ」

真美「そっかー……。うん、とりあえずありがとうね!」

真美「やっぱり千早お姉ちゃんは頼れるお師匠さんだYO!」

…………
……


伊織「これが何か問題だったの?」

千早「えぇ……問題はこのあとなのよ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/18(月) 14:43:57.70 ID:EJkHebnao<>
千早「私はそのあとに亜美を問い詰めるようなことはしなかった」

千早「それによって関係が悪化するのを恐れたからなのよ」

千早「しかし、なんとなくだけどわかってきてしまった」

春香「2人の実力差を……?」

千早「ええ、そうよ。亜美はきっと自分が強くなっているのに
    真美との実力差がこんなにある訳がないと思ってる」

千早「それなのに実際には実力差がある」

千早「亜美は真美がふざけていると、真面目にやってないのだと思ってるの」

千早「だけどそれは亜美の勘違い」

千早「真美は真面目に、一生懸命、全力でやってあの力なの」

千早「亜美が何故急激に強くなったのかはわからないけれど、
    それでも確実に強くなっている……」

春香「それが……何故……なのか」

千早「えぇ、何か嫌な予感がするわ」

春香「十分注意する必要があるみたいだね」

………… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/18(月) 14:53:48.33 ID:EJkHebnao<> やよい「うっうー!春香さん!2回戦突破しました!」

春香「おめでとう、やよい!次で準決勝だね!」

やよい「はい!えっと次の試合が……」

春香「うん。亜美と真美の試合だね」

千早「私は……ただこの観客席で見守るしかないわ」

伊織「……二人共頑張りなさいよ」

…………

審判「それではnお二方お尻を見せてお知り合いになってください」

亜美「はいよ」ペロン

真美「あいよ」ペロン

審判「両者正常!これより、双海真美 VS 双海亜美 の対決を始めます」

真美「わかってるよね?」

亜美「もちろん。手加減無用!!」

真美「さすがに名門道場の潰し合いの試合になるとギャラリーがどっと増えるよね」

試合「ファイッ!!」カーンッ

亜美「スパンキングラッシュ!!」スパパパパパ


春香「超速でのラッシュ攻撃!?」

千早「先手必勝ね」


真美「そうくると思った!だって真美もそうしようと思ってたからね!!」

真美「桃尻カウンター!」プリリ〜ンッ


伊織「お尻での受け流し技!カウンターに繋げられるの!?」


亜美「おっと……カウンターは食らわないよ!そのお尻ごと、ドカン!だね!」

亜美「ガードブレイク……!」ググググ


千早「桃尻カウンターを強引に破ろうというのね」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/18(月) 14:58:25.64 ID:EJkHebnao<> 真美「おっと……そうはさせないよ!」フォンッ

亜美「瞬間移動……」

亜美「見えない……すごいスピード」

亜美「だったら……はぁぁぁ……!!」

亜美「スパンキングサーチ!」パァンッ


伊織「あ、あれは一体……」

春香「あれは空間把握のための技ね」

春香「拍手の音の反響を利用して周囲の的を完全に把握する術よ」


亜美「見えた……!そこだぁぁぁ!!」

真美「スパンキングシュートぉぉおぉおお!!」

亜美「スパンキングシュートぉぉおぉおお!!」



ズババァァァァンッッ!!


千早「力の大きさはほぼ互角!」

春香「互いの技を相殺しただけにすぎない」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/18(月) 15:00:29.09 ID:EJkHebnao<> 休憩 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>saga sage<>2012/06/18(月) 21:30:19.07 ID:gjynfNqTo<> 亜美「こっちこっち!」フォンッ

真美「なんの!!」フォンッ


スパァンッ!   パァンッ

スパパァァンッ


春香「激しい残像での騙し合いが続くね」

千早「ええ、高速移動をしながらのスパンキングの撃ち合いが続くわ」

伊織「私にはステージから誰も見えないんだけど……」

春香「仕方ないね……きっとこの会場内でもあの動きが全て見れている人は
    相当いないと思うよ」


亜美「よっと!」スタッ

亜美「なかなかやるじゃん!!」

真美「とーぜん!!」スタッ

真美「スパンキングスピア!!」ダッ

亜美「は、速い!?」


春香「あれは己の手を槍に見立てたスパンキング!」

千早「突進攻撃の類ね。だけど……いい速さだわ!」


亜美「サークルヒップ!!」

スルンッ


千早「いいわ。さすがの上手い返し技ね!」

春香「円の力を使い相手の攻撃を受け流す技!」

伊織「尻文字で円を書いただけにしか見えなかったのだけど……」

伊織「にしても2人が技を繰り出す度にざわつく会場は一体なんなの?」

春香「きっと珍しいんだよ。普通の学生とか部活動でやってる子達じゃ
    ここまで技は習得できないから」

伊織「アンタ達も学生じゃないのよ……」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/18(月) 21:34:43.96 ID:gjynfNqTo<> 亜美「もらった!」

真美「くっ!」フォンッ


春香「あの崩された体勢からよく逃げ切ったね、すごい!」


亜美「ハァ……やるね。さすがだよマイ・ブラザー」

伊織「アンタ達はシスターだけどね」

真美「ハァ……ハァ……ねぇ」

亜美「……?」

真美「どうして……手加減してるのさ」

亜美「 !? 」


千早「真美!?」

春香「手加減!?」

伊織「そんな風には見えなかったけれど……」

春香「で、でもしていたっていうの?」


真美「……もうわかってるんだよ。刀を交えただけで
    相手の強さや心を読み取ることができるとかって言うじゃん」

真美「もうわかってるんだよ。亜美の方が何倍も強いって……」ポロ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/18(月) 21:42:54.04 ID:gjynfNqTo<> 亜美「………………」

真美「答えてよ……」ポロポロ

真美「何が手加減無用だよ……!!」

亜美「ごめん……」

亜美「本当に……いいの?」

真美「……何が」

亜美「手加減はいらないんだよね」

真美「そうだって言ったでしょ!?そんな人に、真美は負けない!」ギリ

真美「絶対に……負けないんだから!!」キッ

真美「ハードスパンキング……」グッ

真美「やぁぁぁあ!!」ダッ


春香「速い……溜め技からのダッシュ攻撃!」



亜美「……」パンッ


千早「拍手!?幻術攻撃……?それともまた別の術式かしら?」

春香「わからない……」

伊織「急に亜美の様子がおかしくなった……」


真美「くっ……何をするつもり……」キョロキョロ

亜美「…………」ダッ


春香「直接攻撃!?まさか……さっきの拍手はフェイク!?」

伊織「本当は幻術なんか発動していなくてただ手を叩いてだけだっての!?」

千早「あの場面では普通はしっかり幻術にかけて相手を
    陥れるのが普通の戦法なのに……よくあんな無茶な勝負が!」


真美「くっ!ガードプラス!リフレクト!」パンッパンッ

ブゥゥゥウウンッ

亜美「ガードブレイク!!」


千早「ガード破壊だわ。破られる……!!」


スパァーーンッ!

バリィィーンッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/18(月) 21:47:26.28 ID:gjynfNqTo<> 真美「くっ……!!」パンッ

シーン

真美「 !? 」

真美(拍手で幻術、技が発動しない!?)

真美「な、なんで!?」

亜美「…………」ユラァ

真美「な、なんで!なんで拍手で技が発動しないの!!」パンパンパンッ

真美「く……」

真美「い、嫌……まだ諦めちゃダメ……!」


千早「そうよ。まだ諦めてはいけないわ。真美!」


亜美「スパンキングスナイプ!」シュボッ

真美「うわっと!!」サッ


伊織「間一髪で避けた!?単純な反射神経で避けたというの?」

千早「あの距離での遠隔技を避けるとはなかなかね」


真美「あ、危なかった……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/18(月) 22:02:48.56 ID:gjynfNqTo<> 亜美「……」ダッ


春香「突っ込んだ、何か仕掛けるつもり!?」


真美「フラッシュクラップ!」パァンッ  カッッ!


伊織「ま、まぶしい!!」

千早「目潰し……なるほど、それで時間を稼ごうというのね」


真美(亜美が急激に強くなったように感じる……)

真美(どうして……?なんで?)

真美(この差は一体……なんだろう)

ゾクッ

真美「はっ!?しまった!パワーシールド!!」ブゥゥンッ

亜美「はぁぁぁ!」スパァーーンッ

真美「うわぁぁぁああ!」ズザザザ゙ァァ


春香「入ってない……だけど確実ヒットしている」

千早「このまま攻め続けられたら……時間の問題!!」

春香「うん、あと一回でもガードのタイミングを外したら……負ける!」

伊織「ねぇ、二人共……急に亜美が強くなったように見えるんだけど」

千早「そうね。確かにそう。だけど……原因が全くわからない」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/18(月) 22:14:19.14 ID:gjynfNqTo<> 真美「ハァ……ハァ」

亜美「…………」


伊織「亜美……どうしたのよ一体」


真美「守護方陣……」パンッ

ブウゥンッ

真美(いつの間にか術が使えるようになってる……)

亜美「もう……ダメだよ、真美」

亜美「亜美と真美の勝負はとっくに過ぎてる」

亜美「真美。足を見て。そう、さっきスパンキングシュートで交えた足を」

真美「こ、この傷は……」

亜美「スパンキングドレインを仕込んでおいた」


春香「ドレイン……ですって!?」

千早「それが本当なら真美はマズイわね」


亜美「どんどん真美の体力を吸い込んでいったし、
    それをさっきの拍手で加速させていたの」


伊織「あれはフェイクじゃなかった!?」

春香「ちゃんと技を発動していたというの!?」


真美「そ、そんな……」ガクンッ


春香「ダウンした……」

千早「マズイわ……。立ちなさい真美!!」


真美「っ!」

真美「千早お姉ちゃんが応援してる。それは亜美に対してもだけど……」

真美「だからこそ……負けるわけにはいかない……」ググ


伊織「立った!?あの子、大丈夫なの!?」


真美「はぁぁぁ……」


千早「あの気の流れ……一点集中型の砲撃を出すわ」

伊織「なにそれ!?」


亜美「まだそんな力が残っていたの……!?」

亜美「くっ……こっちだって……!」

亜美「はぁぁぁ……!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/18(月) 22:23:51.55 ID:gjynfNqTo<> 春香「真美の方が溜めきるのが速い!!」


真美「スパンキングビッグカッター真美スペシャル!!」

ズズズズ…!

亜美(ま、まだ力が溜まりきっていない……)

亜美(だけど発動しないと間に合わない!)

亜美「ハイパースパンキング亜美ワールド!!」

ブワァァァアア!


春香「大型のスパンキングカッターに対して
    亜美の小規模だけど確実な広域空間攻撃!!」

伊織「お互いの技が……ぶつかり合っている!!」

千早「この勝負……」

春香「最後はどっちが立っているの……!?」



真美「う……ぁ、あぁあぁぁあああ……!!」ブシャァァアア

真美「んぅぅッ!ぁ!  んんんぅ〜〜〜ッ!!」チョロロロォォ

真美「ぁぁッ!ひぃッ、ふぅ……ハァ……はぁぁ」ビクビクッ

亜美「……ハァ……ハァ、真美。ごめんね……」

真美「ハァ……んッ、あ、亜美……こんなに強かったんだ……ハァ」

真美「えへへ……お姉ちゃんの誇りだ、よ」

亜美「……うん」

真美「ね、ねぇ。ハァ……どうして最近、真美のこと避けていたの……」

亜美「 ! 」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 14:54:39.29 ID:aVgxlWt+o<> 亜美「真美が……真美が真面目に練習に付き合ってくれないから」

亜美「でも!でもそれは違ってた……」

亜美「亜美の勘違いだった……」

亜美「なんでかわかんないんだ。自分でも」

亜美「ごめんね……真美……」ポロポロ

真美「ハァ……泣かないで亜美」

真美「真美ね。ハァ、実は……お姫ちんのためでもあるんだけど」

真美「でも……ホントは……真美のために頑張ってたんだ」

亜美「え?」

真美「この大会で、ハァ、優勝して世界大会に、ハァァ、
    出るのが……夢、だったんだ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>saga sage<>2012/06/19(火) 14:59:21.13 ID:aVgxlWt+o<> 亜美「……っ」

真美「でも、亜美に負けちゃった……ダメだね、ね?」

亜美「ううん。そんなことない……。だって」

亜美「だって亜美も同じ夢を持ってたから……」

亜美「双子だもん……おんなじだよ」

真美「ハァ、えへへ、そうだね」

真美「ハァ……ホント、ダメなお姉ちゃんだね」

真美「なんでかなぁ……すごい、うっ、悔しいよ……グス」

真美「なんで、なんでこんなに違うの……!」

真美「同じ練習して……同じことやってばかりいたのに!!」ポロポロ

真美「真美が……亜美もお姫ちんもみんなを連れていきたかったのに!」

真美「ごめんね……世界に連れていけないや、グス」

亜美「大丈夫……亜美が、絶対に真美のことも連れて行ってあげるから」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 15:01:55.91 ID:aVgxlWt+o<> 亜美「この大会が終わったら、全部話すね」

亜美「真美にだけに。全部話す」

真美「全部……?」

亜美「うん。だから今までのことは……」

真美「ううん、だめ。……許さないから」

亜美「……」

真美「絶対にその時に優勝のトロフィー持ってないと……」

真美「絶対に許さないから!」

亜美「……真美」

真美「え、えへへ」

亜美「真美……」ギュ

真美「んァッ!だ、だめ!ま、まだ敏感なんだから!」ビクゥ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 15:08:18.05 ID:aVgxlWt+o<> 亜美「ご、ごめん!わかったよ」

亜美「絶対に、絶対に優勝するから……。
    やよいっちにだって絶対に負けない……!!」

亜美「約束だね?」

真美「うん、待ってるよ」

真美「真美の分も……頑張って……ね」ガクッ

亜美「うん。今はゆっくり休んでいて。きっと起きたらトロフィーはあるから」


審判「この勝負、双海亜美の勝利!!」


ワァァァァアアアアア……


春香「すごい歓声……!」

伊織「っていうか審判は空気読んで黙っていたのね」

春香「この広い会場がここまで盛り上がるほどの名勝負だったのね」

千早「そうね。さぁ、次は高槻さんの準決勝ね……」

春香「うん。まぁ、きっとこの次も知らない無名の事務所だし」

伊織「まぁ、決勝進出は確実よね」

千早「この時間もあればプロデューサーは来れないのかしら?」

春香「どうだろう……?」

伊織「社長くらいなら来てくれてもいいと思うんだけど……」

千早「それも微妙ね。社長は社長で
    動き回っていて連絡がつかないような状態だし」

春香「でもきっと来てくれるよね……!」

千早「そうね。そう信じましょう」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 16:07:27.84 ID:aVgxlWt+o<> ……

P「しかし、このあとに起こるスパンキングの歴史に
  名を残す事件が始まろうとしていたのを誰が予想できたのだろうか」

……

社長「はぁっ、はぁっ……ふぅ、どうやら間に合ったようだね」

社長「おーい、春香くん!」タッタッタ

春香「社長!?来てくれたんですね!?」

社長「ああ、君たちがでるというから急遽来たんだ」

社長「それで結果は!?」

千早「ええ、順調です。見てください社長」



審判「この勝負、高槻やよいの勝利!」

審判「よって、決勝進出は高槻やよいとします」


ワァァァァアアアアア……


社長「おお、決勝に進出したのか!素晴らしいじゃないか」

社長「相手は誰だい?」

春香「ふふ、それがこれもうちの事務所から……亜美が出るんですよ」

社長「なんということだ!我が765プロからワンツーフィニッシュとは」

社長「なるほど。彼女達もずいぶんな速度で成長しているからね」

社長「今から次の決勝が楽しみだよ!」

千早「高槻さん。気迫がまるで違ったわね」

春香「ふふ、亜美にやよいっちにだって負けない!って宣言されてるんだもん」

春香「そりゃぁ燃えてくるでしょ?」

千早「そうね。いい試合が見れそうだわ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 16:12:43.68 ID:aVgxlWt+o<> 社長「あぁ……懐かしいな。この試合会場」

社長「あの時あったタッグマッチの部はもう今はないのか……」

社長「時代は変わるもんだね……」

春香「そうですね」

社長「あの時は無我夢中で楽しかった」

伊織「あら?今は楽しくないの?」

社長「いや、そんなことない。今は今で非常に楽しいよ」

春香「ふふ、さて、そろそろですかね?」

……



亜美「…………」

――世界大会に出るのが夢だったんだ。

亜美「…………」

――すごい悔しいよ。

亜美「お願い。今日だけはやめて。……今日だけは。」

亜美「……あと一回の試合だけでいいから」

――真美の分も頑張ってね。

亜美「あとの時間はいくらなってもいいから」

亜美「真美との約束……守らせてよ」

亜美「お願い。どうか……亜美の力に少しだけ……時間をください」



…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 16:22:30.99 ID:aVgxlWt+o<> やよい「亜美。今回は……今回だけは絶対に負けないから」

亜美「うん。亜美だって同じ。理由は少し違うし。変わってくるけれど」

亜美「亜美には亜美の。たったのさっきできたものだけど
    負けられない理由があるから」

やよい「真美のため?」

亜美「うん。大好きなお姉ちゃん。
    真美をあんな風に泣かせちゃった責任を取らなくちゃいけない」

やよい「そう……でも私も負けない。私だって理由はたくさんある」

やよい「だから亜美だけが特別なわけじゃない」

亜美「無理だね。亜美には秘策があるんだから」

やよい「やってみないと……わからないよ」



春香「いよいよ始まるね……」

千早「ええ。互いの戦う理由は少し違うけれど……」

社長「ああ、さぁ、二人共。また歴史に名を残す名勝負を見せておくれ」

春香「そうですね。スパンキングバトル大会きっての名勝負が」


審判「それではお互いにお尻を見せ合ってお知り合いになってください」

やよい「はい」ペロン

審判「では双海選手も」

亜美「……はい」

亜美「大丈夫……大丈夫」

亜美「こんな所じゃ……終われない……」

亜美「……はい」ペロン



ピカーーーーーーーーッ!!!



ザワ……

春香「うっ、あ、あの光は!!」

千早「ま、まさか……!」

社長「あぁぁ……なんてことだ……。あの光は……」

伊織「社長と同じ……光る……お尻?」     <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 16:25:58.72 ID:aVgxlWt+o<> 審判「ふ、双海選手……これは」

亜美「ち、違います!あ、あれ?いつもはこんなんじゃないんだけど」ピカーーー

亜美「あ、あはは!なんかの間違いっしょ!」ピカーーー

やよい「あ、亜美……?」

亜美「ち、違うんだよ。違うの!なんかの間違いなんだって!
    やだなぁみんなして!疑ってるの?」ピカーーー

亜美「な、なんでよ、消えてよ!消えてったら!
    さっきまで光ってなかったじゃん!」ピカーーー

亜美「なんでこのタイミングなんだよ……」ギリ

審判「検査用の機械を持ってきますので、その場でお待ち下さい」タッ

亜美「えっ!?ま、待ってよ!違うんだってば!」ピカーーー
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 16:30:37.04 ID:aVgxlWt+o<> 亜美「さっきまで光ってなかったじゃん!見てたでしょ!?」ピカーーー

亜美「なんで!早く消えてったら!」ズバァンッ

亜美「お願いだから消えてよ!!亜美には大事な約束があるんだから!」ズバァンッ

やよい「亜美、それ以上いけない」ガシッ

亜美「は、離してよ!」

やよい「お尻が再起不能になったらどうするつもり!?」

亜美「う、うるさい!やよいっちはもしコレで消えなかったら不戦勝になるからいいよ!」

亜美「亜美はどうなるのさ!一生公式の試合には出れない!
    約束は守れない!いいこと何もないんだよ!?」

亜美「消えてよ!消えてよぉぉ!!」ズバァンッ ズバァァンッ

やよい「あ、亜美……」

審判「双海選手、この専用の機械にお尻をかざしてください」

審判「陰性が出れば何も問題なく試合は続行できますので」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 16:33:37.55 ID:aVgxlWt+o<> 亜美「違うって言ってるじゃん!嫌だよ!!検査なんてしたくないよ!」ピカーーーー

亜美「だって絶対違うもん!!違うって言ってるじゃん!!」ピカーーーー

亜美「亜美は真美のことを世界に連れていくって約束したの!!」ピカーーーー

千早「亜美!!!いい加減にしなさい!!大人しく言う通りにしなさい!!」

亜美「うっ……千早お姉ちゃん……」ピカーーーー

亜美「わ、わかったよ……ごめんなさい……」

やよい「陰性が出ればいいんだよ亜美」

千早「お願い……出ないで……
    亜美の夢も真美も夢も知ってる私はどうすればいいのよ……」

春香「千早ちゃん……今は祈るしかないよ……」

社長「あぁ……まるで……昔の私を見ているようだ」

社長「双海くんの気持ちは痛いほどよくわかる」

千早「お願い……誰かあの子の夢を守ってあげて……」

千早「こんなことで失格になんてしたくない!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 16:39:24.69 ID:aVgxlWt+o<> 審判「双海選手、ではこの機械にお尻をかざして3分待ってください」

審判「3分後、音がなったら陽性。
    ならなかった場合、陰性とさせていただきます」

亜美「……ぜ、絶対違うもん」スッ

審判「検査を開始します……」

やよい「亜美……」

亜美「お願い……今だけでいいから。お願い……お願い!!」ピカーーー

千早「あの子の夢は世界に行くことだったのに……こんな所で」

千早「こんな理由で……!!」ギリ

社長「私だってこの五光尻の制度には常々疑問を持っている」

社長「だが、これが決まりなのだ。こうしないといけないんだ……」

伊織「どうなるのよ……亜美」



バタンッ

「亜美……ッ!!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 16:45:30.56 ID:aVgxlWt+o<> 春香「あれは……真美!?」

伊織「あの子、もう動けるようになったの!?」

千早「そんなはずはないわ!さっきの試合のダメージ量から
    計算すると明日の朝まで目を覚まさないくらいだったのよ!?」

社長「双子の妹がこんなことになってるんだ。きっと何かを察知して
    現れたのだろう……医務室でなんか休んではいられなかったんだ」


真美「あ、亜美……どうしたの……?」ヨロヨロ

亜美「あ、ゥ、だ、だめだよ真美。まだ休んでなくちゃ……」

真美「その機械知ってる……。なんで亜美のお尻……光ってるの」

亜美「違うの、何かの間違いなんだよ」


社長「確かにまだ決まったわけではない……」

社長「五光尻の魂は人を選びながら移動を繰り返すとされる」

社長「私もかつて光ったり光らなかったりとして時期があったんだ」

社長「思えばあの時、五光尻の魂は私の尻に潜伏しその人間が
    五光尻の器に相応しいかを確かめていたのだろう」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 16:49:45.92 ID:aVgxlWt+o<> 亜美「だ、だけどあ、亜美は」

真美「……約束は……」

亜美「だ、大丈夫だって……絶対……」

亜美「も、もうすぐ3分立つ……証明されるから……ね?」


千早「お願い……」

春香「お願いだから鳴らないで」



亜美「お願い……少しでも、少しでもいいから……消えて!」

亜美「消えて……ください……!」



ピピピピピピピピピピ!!!!



ザワァ……

春香「う、嘘……でしょ?」

千早「そん……な」ガクンッ


真美「あ、亜美……亜美……?」

亜美「ぁ……ぅ、ぁ……」ガタガタガタガタ

審判「五光尻、光るお尻の保持者として双海亜美を特例失格とします!!」

亜美「うわぁぁぁあああああ!!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 20:10:28.30 ID:hm9aiZb7o<> 亜美「ち、違うの!違うんだって!」

やよい「あ、亜美……本当なの?」

審判「よって、スパンキングバトル大会、今年度の優勝を
    高槻やよい選手に決定します!!」

亜美「待ってよ!待ってってば!やめてよ!」

真美「……は、……あはは……はは」ガクンッ

亜美「真美!?違うんだよ!亜美はそんなんじゃないんだよ!」

審判「双海選手、緊急会議が今から本部で行われますので
    どうかご同行してください。」

審判「五光尻発見、またその他諸々の手続きがあります」

亜美「嫌だよ!!」バッ

亜美「違うって言ってるじゃん!何で……なんで亜美だけ!!」ギリ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 20:14:02.87 ID:hm9aiZb7o<> 審判「双海選手、お願いします。
    同意願えない場合は連行という形になりますので……」

亜美「嫌だって言ってるじゃん!どこ連れてくつもりなんだよ!」

亜美「あ、亜美は、やよいっちと試合して優勝しなくちゃいけないのに!」

亜美「約束したんだよ!!勝たなきゃいけないんだよ!」


春香「亜美……駄目だよ。……やめて、逆らっちゃだめだって」

千早「亜美……お願い……やめて……」

伊織「ど、どうしたらいいのよ……亜美」

社長「どうもできない……。悲しい現実なんだ」

社長「彼らに逆らい双海くんが暴れてしまったら評議会を敵に回すことになる」

春香「黙って……見守るしか……ない」ギリ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 20:19:54.38 ID:hm9aiZb7o<> 審判「くっ……連れて行け!!」

男「「「 はっ! 」」」ザッ

亜美「な、なんだよ……!そんな大勢で……!!」

男「大人しくしてください。我々も乱暴にはしたくないんです」

亜美「嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だ!!」

男「では……仕方ない……」


千早「やめて……うぅ、亜美ぃ」


亜美「うわぁ!!やめて!!離してよ!なんで亜美だけ!」

亜美「違うって言ってるじゃん!!」

亜美「嫌だ!!連れて行かないで!だ、誰か助けて!!」

審判「よせ、逆らうな。逆らえば評議会の決まりに背いたことになり
    反逆の罪に問われ追放の処分を受けることになるぞ!!」

亜美「か、関係ない!!約束を、夢を奪わないでよ!!」

亜美「誰か……!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 20:24:57.46 ID:hm9aiZb7o<> 亜美「嫌だ嫌だ嫌だぁ……連れて行かないでよ!試合やらせてよ……」

亜美「た、助けて千早お姉ちゃん!!」


千早「亜美ぃ!!」ダッ

ガッ

春香「駄目だよ千早ちゃん!!」

千早「離して春香!!あの子は私の弟子よ!!」

パァン

千早「……っ!」

伊織「は、春香が……ビンタした……?」

春香「落ち着いて……!あなたが行ったらそこで亜美の全てが終わってしまう!
    いつものクールな千早ちゃんはどうしたの!」

千早「っ!」

千早「ぅぅ……春香。ごめんなさい、グス、春香……ありがとう」

春香「いいの……千早ちゃん」


亜美「助けてぇ!兄ちゃぁぁぁあん!!嫌だ!!」

亜美「うわぁぁぁぁああああ!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 20:29:20.16 ID:hm9aiZb7o<> 伊織「何よコレ……どうして同じ組織なのに」

伊織「こんなに憎く思えるの……」

社長「私達はまだまだあの組織のなかの一部にすぎない」

社長「例え私達の仲間の中に組織のトップがいるとしても、だ」

社長「だから……こそ。もっと変えていかなくちゃいけない」

社長「このスパンキングの世界を……」

…………

P「断末魔にも似た叫び声をあげ連れて行かれた亜美に
  春香たちは何をすることもできずにいた」

P「亜美は本部に連れて行かれ五光尻の正式加入の手続きで
  三日三晩監禁状態にあった」

P「本部の連中は俺の知らない所で亜美を監禁し、衰弱しきった所を
  狙い契約だのの手続きを半ば無理矢理させた」

P「帰ってきた亜美はとても見るに耐えない状態だった」

P「そして、今は家に籠っている……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 20:34:45.16 ID:hm9aiZb7o<> P「社長と黒井社長も同じような体験をした」

P「こんな事件とも呼べる出来事を体験したのであれば
  しばらくスパンキングを忘れてしまいたくなる気持ちもわかる」

P「俺は彼女の試合を止めることはできなかった」

P「その場にいなかったのもそうだが、議会には
  ぽっと出の765勢力に反対の人間はまだまだ多く存在する」

P「所詮コネで配属された俺のような最高議長の意見も
  多数決を取れば意味を持たなくなることもざらにある」

P「会場に残ったのは泣き崩れる千早、春香」

P「そして、目の前で起きた出来事をただただ脳に焼き付けることになった真美」

P「真美は重度のショックを受けていた」

P「亜美よりも劣っていた理由がただ亜美が五光尻だったからというのだったから」

P「努力をしていたことが全て、そんなことで無駄になった彼女は
  ほとんど再起不能状態になり、今では律子と響とアイドル業を
  普通にやらせてもらっている」

P「しばらくはスパンキングには関わらない方がいい」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 20:38:36.38 ID:hm9aiZb7o<> P「だが、このあとさらに彼女達を追い詰める知らせが……」

…………

伊織「亜美……大丈夫なの?」

千早「わからないわ。それより、私は真美も心配で」


「マスター天海、マスター如月!緊急です」


春香「……?本部の人だ。どうしたんですか?」


「あの、A級犯罪者である御手洗翔太に
 伊集院北斗を拉致されました!!」


春香「 !? 」

伊織「はぁ!?どういうことよそれ!」

社長「な、なんてことだ……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 20:45:20.26 ID:hm9aiZb7o<> 「い、いえ、それが詳しい事情がわからないんです」

「伊集院北斗は魔封尻結界の術で記憶も抜き取られていますし、
  5年間は評議会の観察者がつくとのことでしたが」

「それが10人中9人が殺されてしまいました」

千早「残りの一人は……その人から聞き出せば」

「はい、マスター天ヶ瀬が生きてはいるのですが、
 彼は激しい戦闘の末に意識を失い、今だ回復の見込みはないのです」

春香「……早めにドクター三浦の開発した医療カプセルに入れてあげてください」

「はい、それでも相当な時間を要することになると思います……」

千早「あのマスター天ヶ瀬が……」

「現在行方を追っていましたが、見失ってしまいました」

社長「行方がわからない……のか」

春香「記憶も技もスパンキングに関する全てを失った伊集院北斗に
    一体なんの目的があって……」

千早「わからないわ。だけど、恐らくはあの強大な力の
    復活を望んでいるに違いないわ」

伊織「はあ……また厄介なことになりそうね」

………… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 20:49:32.93 ID:hm9aiZb7o<> 杏「ねぇ、さっきから何やってるのさ」

P「……ん?杏か。見てたのか。まぁ、この前の事件のまとめって所かな」

P「今日の評議会での参考資料の考察なんかにも使うし
  一応俺の中で気持ちの整理もつけたかったからな」

杏「ふぅん……ところで、楽して強くなれる方法ってないの?」

P「はあ?ねえよ。道場行け。春香待ってるんじゃなかったのか?」

杏「えぇ〜……しょうがないなぁ」

P「ヤル気出して頑張ったら強くなると思うんだけどなぁ」

杏「チョコくれるなら頑張る」

P「あー、そっちの棚に響のお土産あるから一つ持ってっていいぞ」

杏「おお、じゃあ行ってくるよ」ガチャ

P「ふぅ……行ったか」

律子「ため息つきたいのはこっちの方ですよ……」

律子「あんな小さい子まで誘い込んで……何してんですか」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 20:56:45.07 ID:hm9aiZb7o<> P「おお、律子。帰ってきたのか」

律子「ええ、今響の出演する番組のスタッフさんと打ち合わせが終わったんで」

P「そうかそうか。お疲れさん」

律子「ところで……本当にあの子達行かせるんですか?」

P「しょうがないだろ。そういう約束だったんだから」

律子「ですけど……あの場所はまだまだ治安も良くないし」

律子「何より本場ですよ?」

P「心配すんな……この前話し合いをした時にな……」

…………

やよい「うぅー、やっぱり私と貴音さんだけじゃダメですよね?」

貴音「ふふ、やよい。わたくしはそれでも構わないのですよ」

P「それがそうもいかないんだよ。あっちは治安よくないしなぁ」

貴音「はぁ……そうですか」

伊織「待って!それなら私も行くわ!やよいが行くなら私だって行くわよ!」

やよい「本当!?ありがとう伊織ちゃん!」

P「伊織が行ったって2人を守れるほど実力が……」

伊織「うっ、別に関係ないじゃない!」

P「いや、関係あるわ!」

美希「なんの話してるのかよくわかんないけどそれなら美希が行こうか?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 21:02:04.78 ID:hm9aiZb7o<> 伊織「美希!?あんたいいの?」

美希「うん、いいよ?美希お弟子さん持ってないから」

貴音「あなた様、これならば安心ですね!」

P「いいのか美希?」

美希「うん、別に構わないの」

美希「で……なんの話だったの?」

P「実はだな」

……

美希「へぇ〜、いいね!美希もお勉強したいし行きたい!」

P・伊織「 !? 」

P「美希が勉強したいだって?」

伊織「はっ、馬鹿ね、聞き間違いよ!」

美希「美希だってそういう時はあるの」

P「今日はいちごババロアでも降ってくるんじゃねえだろうな」

美希「もう!ハニー!?」

P「ははは、悪い悪い。でもありがたいな。美希が行ってくれると安心だよ」

P「まぁ、着いて行ってもそんなに長居はさせられないんだがな」

貴音「いえ、それでも行けて、直に古代遺跡の調査ができるのならよいです」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 21:03:33.20 ID:hm9aiZb7o<> P「しかし、さすがに二人は厳しくないか?」

美希「もう、美希を侮りすぎなの!美希の幻術は野良の戦士じゃそうそう破れないよ」

P「うーん、確かにそうだなぁ……」

やよい「じゃあみんなで行っていいんですね!?」

P「あぁ、今回は美希に任せてみるよ」

やよい「やったー!」

P「あれ?でもあずささんはいいのか?」

貴音「あずさは例の新種の属性の研究があるとかで今は研究室にこもりきりで」

P「そうなのか、行くなら行ってきていいって?」

貴音「はい、そうなのです」

美希「ハニーはどうしていけないの?」

P「バカ言え、俺が総本山をこっちに移したいなんて言ったのに
  シリアにお勉強しに行きたいなんて言ったら元にあった方がよかったじゃないか
  って文句言われんだろうが」

美希「あー、そっか……」

P「じゃあ、もう行って来いよ……でも、あんまりでかい声出すなよ?」

P「さすがにそれ以上の人数は送れないし、美希に負担がかかるからな」

P「いいか?やよいはそんな心配はないと思うが……
  美希、しっかり守ってやれよ?」

美希「もちろん、平気なの」

貴音「ふふ、旅は賑やかな方がよいですからね。みな、楽しみましょう」

P「大丈夫かなぁ……」

………… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 21:05:54.92 ID:hm9aiZb7o<> P「とまぁ、こんな感じで話は成立したってわけさ」

律子「美希も行くなんて聞いてないですよ……」

P「今初めて言ったし」

律子「はぁ……」

律子「貴音も勉強熱心なのは構わないけれど
   もう少し別のものに力を入れられないのかしら」

P「なんだよ、もう諦めてたのかと思ったがまだ諦めてないのか?」

律子「そりゃそうですよ!実質アイドル活動してるの響だけじゃないですか!」

律子「まぁ、でもあの子達無事に帰ってこれたらいいけど……」

P「そうだな、まぁ、大丈夫だって」ガタッ

律子「……?どこ行くんですか?」

P「え?そりゃ出席せにゃならんだろうよ、最高議長が」

律子「ああ、今日も議会があるんですか……」

律子「よくまぁ……ありますよね、そんなに。議題が」

P「あるよそりゃ。新技の申請を会議したりとルールの改案だとかいろいろとな」

P「んじゃ行ってくるわー」

律子「早く戻ってきてくださいよ。まだ仕事あるんですから」

P「はいよー」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 21:57:03.15 ID:hm9aiZb7o<> …………

P「さて、行きますかね……」

P「先にも説明したかと思うが、現在765プロは絶賛勢力拡大中」

P「俺が連合評議会最高議長に就いてからは本部を日本に移したのだ」

P「おかげで本部は歩いていける距離に」

千早「プロデューサー!今から本部ですか?でしたらご一緒します」

P「おお、ありがとう!」

千早「ダメですよプロデューサー」

千早「プロデューサーは最高議長なんですから護衛無しにフラフラ出歩くなんて」

P「はは、そうだな。すまん」

千早「そういえば4人はもうとっくに旅立ってしまったんですよね?」

P「ああ、もう今ごろはシリアに着いてるころなんじゃないか?」

P「貴音のため、自分のために大会に優勝し
  さらにその世界大会への切符を手にしたやよい」

P「世界大会が行われるシリアに便乗して資料研究に行く貴音」

P「やよいのお世話など着いて行った伊織」

P「またそれら4人の警護にあたる美希」

千早「あの子達……大丈夫かしら」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 21:58:18.34 ID:hm9aiZb7o<> ……シリア……

美希「あふぅ、やっと着いたのー……」

伊織「はぁ、もう到着するだけでくたくたよ」

やよい「うぅ、腰が痛い……」

貴音「や、やはり……飛行機は……わたくしは苦手です」

伊織「ちょっと大丈夫……?」

貴音「はい、ですが、ここからがようやく本番なのですから」

やよい「そ、そうですよね、頑張りましょう!」

美希「あ、ここからはいろんな人がいるし、すごく危険だから
    みんな気を抜かないように、注意して欲しいの」

貴音「わかりました」

やよい「貴音さん、遺跡まではどれくらいかかるんですか!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 22:01:54.36 ID:hm9aiZb7o<> 貴音「この空港からですと……そうですね。また1時間はかかってしまいます」

伊織「1時間……まぁ、それくらいなら」

美希「そうだね、みんな!元気だして行くの!」

やよい「おー!」

…………
古代遺跡前
…………

伊織「またしてもバスで座りっぱなしでお尻が痛いわ……」

やよい「貴音さんはあそこで何をしてるんですか?」

美希「今、ここの見学の許可をもらってるんだと思うの」

伊織「こ、これがその古代遺跡よね?」

やよい「思ってたのよりもずっとずっとおっきいね!!」

伊織「自分の家よりも大きな建物って久しぶりに見たわ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 22:20:33.59 ID:hm9aiZb7o<> 美希「ここが貴音の来たかった場所……」

美希「みんなはここがどういうところなのか知ってるの?」

伊織「ううん、私はよくわからないままに着いて来ちゃったからあまり知らないのよ」

美希「でこちゃんはやよい目当てだもんね」

伊織「ちょ!変な言い方するな!」

やよい「私も貴音さんに説明してもらわないとわからないです」

美希「あ、貴音帰ってきたよ」

貴音「みな、お待たせいたしました……」

貴音「残念ながらここは現在入れないようになっているんです」

「「「 えーーーー! 」」」

伊織「ちょ、ちょっとどういうことよそれ!」

美希「ミキなんだかどっと疲れてきちゃったの……」グデ〜 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 22:25:15.52 ID:hm9aiZb7o<> 貴音「みな、最後までよく聴いてください。
    なんでもここ最近この辺りは特に治安が悪く
    毎晩のように誰かしらが亡くなるほどの事件が起きてるのです」

やよい「それはやっぱり……」

貴音「はい、スパンキング関連の事件ですね」

美希「ふぅん……誰っ!?」バッ

伊織「きゃっ!だ、誰かいるの?」

やよい「? 誰もいませんよ?」

美希「気のせい……? ちょっとみんな注意して欲しいかも」

貴音「それもきっと治安の悪さ故のことなのかもしれません」

貴音「しかし、遺跡のことに関しては我々が連合評議会最高議長の使い
    であるということを話すとプロデューサーの権限で
    向う側も止めることができなくなった様子です」

やよい「え? それじゃあ」

貴音「はい、彼ら警備員の人々は我々がこの遺跡に入り
    調査を行うことを引き止めたりはしないのです」

伊織「な、なんだ……じゃあ最初っから入れるって言いなさいよね」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 22:29:05.18 ID:hm9aiZb7o<> ……

「あいつら……なんでここに……」ギリ

「いや、ここは放っておこう……折角ここまで逃げてきたんだから」

「クソ、こいつをこんなケースに入れて運ぶのは動きづらくて仕方がない」

『……誰っ!?』バッ

「しまった!」サッ

「あ、あぶない……バレてない?」

「このまま奴らが入ってしまえば警備は手薄になる……」

「美希ちゃんが一番厄介だからなぁ」

「できれば彼女との戦闘は避けたい所だ」

「あの人達が中にはいってしまえば……
 構造や中が複雑な作りでできてることで
 有名なこの遺跡で鉢合わせすることはないだろう」

…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 22:33:58.50 ID:hm9aiZb7o<> ……
連合評議会本部会議室
……

P「えー、今日の議題は……」

黒井「私の方から少しある」

P「おや、珍しいですね。どうかしたんですか?」

黒井「私の優秀な部下どもに例の伊集院事件の逃亡者
    御手洗翔太の捜索をさせているのだが」

春香「久しぶりに倒した相手だから逃したのが惜しいのかな?」ボソ

千早「きっとそうね……」

P「それで……どうしたんですか?」

黒井「居場所だが、推測がついた」

ザワザワ……

P「本当……なんですか?」

黒井「あぁ……だが、あくまでも大まかな場所なんだ」

シリウス「で、それはどこなんだ」

春香(この人続編にまで現れるとは……出オチじゃないんだね……)

黒井「場所は……シリアだ」

P「なっ……だったらヤバイことになるぞ……」ガタッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 22:40:59.25 ID:hm9aiZb7o<> 黒井「どうした?何かマズイことがあるのか?」

P「はい、私事ではあるのだが、俺の門下生2人、
  マスター星井、そして
  スパンキング学史免許も取得している四条貴音が
  今、シリアに滞在しているんです……」

黒井「何!?それは本当か!?」

P「……はい」

黒井「ドクター四条が行ってるとなると話がだいぶ変わってくるぞ」

千早「ですが、マスター星井がついています。
    彼女が同行しているので比較的安全な方かと……」

黒井「星井が、か」

社長「だが、どちらにしろ危険には代わりはない……」

P「俺がここを離れるわけには……」

千早「いえ、ここには私が残るので行ってきてください」

千早「きっちり、お尻を拭いてきてくださいね」

P「千早……お前、いいのか?」

千早「はい!」

春香「私も行きます!相手が相手なんで
    プロデューサー一人だと厳しいかもしれません」

千早「春香!?あなた、旅行じゃないのよ!?」

春香「うん、わかってるよ。大丈夫」

P「ありがとう春香!よし、俺とマスター天海で至急シリアに向かう!」

P「翔太……一体なんのつもりでシリアなんかに……」

…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 23:16:49.67 ID:hm9aiZb7o<> …………
シリア古代遺跡内部
…………

伊織「カビ臭い……。でも結構中も広いのね」

やよい「迷子になりそうかも」

貴音「ふふ、皆、この部屋が一番奥の部屋になっています」

美希「やっと最深部って所なの?」

貴音「はい、この棺、これは修復されたものですが、
    ここには今も眠る古代のスパンキング界の王が眠るのです」

貴音「なので、この辺りではなるべく静かにしたほうがよろしいかと」

やよい「王様の怒りを買っちゃうからですか?」

貴音「はい。そうです」

美希「これが王の棺……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 23:21:01.93 ID:hm9aiZb7o<> 貴音「はい、この棺桶にはスパンキングの歴史の最も古い
    スパンキングを始めたスパンキングの祖とも
    言うべき偉大な方が眠っているのです」

美希「ふぅん……強いってことくらいしか美希にはわかんないや」

伊織「どんな戦闘馬鹿よ……」

美希「でも、それは本当。この棺桶の中から何か嫌な気配はずっとするの」

やよい「えぇ!?美希さんも思ってたんですか?実は私も……」

やよい「なんかちょっと違和感があるっていうか……」

貴音「そこに眠る者は史上最強と言われた者ですからね」

貴音「現代に至るまで彼の実力を超えた者はいないとされています」

美希「でも、きっとハニーの方が強いんじゃない?」

貴音「ふふ、そうだとよいですね」

伊織「なんだか私もこんな所にきたのは初めてだから色々と勉強になったわ……」

やよい「スパンキングの祖、かぁ……」

やよい「一体どんな人だったんだろう……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 23:23:12.63 ID:hm9aiZb7o<> ……

翔太「やっぱりあとをつけてきて正解だったな」

翔太「まさかこうも簡単に王の棺まで来れるなんてね」

翔太「さて、これでこのまま隠れてて奴らがいなくなったら
    僕の計画は完璧になる……」

翔太「絶対に765の連中を一人残らず叩きのめしてやる……」

翔太「くっくっくっく……」

…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 23:29:49.58 ID:hm9aiZb7o<> 伊織「はぁ……やっと埃っぽい所から出られるわ……」

やよい「うぅ、遺跡の外に出たから眩しい……!」

美希も「なんだかちょっと暗い所だったから眠くなったの、あふぅ」

貴音「ふふ、それでは本日は宿に向かって休憩にいたしますか」

伊織「えっ!?ちょ、ちょっと待って!何なのよこれ!警備員の人たちが!!」

やよい「大丈夫ですか!?」

警備員「……ハァ、ハァ」

やよい「貴音さん……これって」

貴音「全員倒れている……これは、スパンキングされた痕跡があります!」

美希「治安の悪さから来ている?いや……もっと、何か違う……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 23:34:10.29 ID:hm9aiZb7o<> 「マスター星井!マスター星井ですね?」

美希「え?そうだけど……ミキに何か用事?」

「はい、現在本部より入った情報によりますと、
 この付近に御手洗翔太が滞在している可能性があるとのことです」

「よって、今年度のスパンキングバトル世界大会は中止となりました!」

やよい「えぇ!?そ、そんなぁ……」

美希「そんな……美希がここに来た理由が半分なくなったの……」

「この辺りも現在は警戒態勢に入っていますのでぜひ、気をつけてください」

貴音「ご忠告ありがとうございます」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!


伊織「な、何!?地震!?何なのよ一体!」

貴音「あぁ、貴重な遺跡が!財産が!」

やよい「この地震……遺跡の中からです!私見てきます!」ダッ

伊織「ちょっと待ちなさいやよい!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 23:35:49.95 ID:hm9aiZb7o<> 伊織「遺跡の中って……一体どういうことなの……」

貴音「美希、追いましょう!!」

美希「わかったの!あなたはここらへんの警備をお願い!
    それとこの倒れてる警備員さんたちのための救護班を!」

「はい、わかりました!」



やよい「何か……すごい嫌な予感が……」タッタッタッ



<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 23:39:57.60 ID:hm9aiZb7o<> …………
数分前、遺跡最深部
…………

翔太「この棺の中か……よっと」

ガパッ

翔太「ふっ、まぁ、普通はそうさ。こんな一般人も見学できる所に
    死体なんかそのまま入れてなんかいない」

翔太「本物の肉体はないよりすでに朽ちている」

翔太「だから必要がないのさ」

翔太「なぜならこのクソ思いスーツケースの中には」ガチャ

北斗「ーーーッ!ーーーッ!」ジタバタ

翔太「重たいのを引きずってきたかいがあった、よね」

翔太「まぁ、このケースに詰め込んだのは今日だけどさ」

翔太「いやあ、ここまで連れてくるのが大変だったよ……」

翔太「裏ルートを駆使してもまさかこんなに時間がかかるなんてね」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 23:42:34.68 ID:hm9aiZb7o<> 翔太「何か言いたげだね?手かせ足かせは取れないけど聞くよ?」ベリッ

北斗「どうしたんだい翔太!一緒に旅してきた仲だろ!?早くほどいてくれよ!」

翔太「そういうわけにはいかないんだよ……。
    悪いけど北斗くんにはありもしない記憶を恨んでもらうことになるからね」

北斗「何を言ってるんだ!ここはどこなんだよ!」

翔太「今から君の体には特別な精神を宿す……!」

翔太「そうそう、それが宿ってしまったら北斗くんは北斗くんでなくなるから
    最後に何か遺言はあるかい?」

北斗「言っていることが理解できないぞ翔太!どういうことだ!」

翔太「そうか。まぁ、いいや。見てればわかるよ」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 23:46:17.16 ID:hm9aiZb7o<> 翔太「この空っぽの棺……一見、何も入ってない」

翔太「だが、違う!確実にここにいるんだ」

翔太「王の眠れる魂が!!」

翔太「こいつを北斗くんの体に取り込むのさ……」ニヤ

北斗「お、おい……一体何をする気なんだ!」

翔太「眠れる王の魂よ……肉体は用意した」

翔太「そして、召喚士の血を捧げ……」スッ

北斗「な、ナイフ!?や、やめろ!」

翔太「いつッ」プツ

ポタッ

北斗「うっ……」

翔太「時空を超えて目覚めよ、王よ!!」

翔太「スパンキングソウルリリース!!」


ズバァァンッ


北斗「あぁぁっ!?な、なんだ……!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/19(火) 23:53:02.12 ID:hm9aiZb7o<> やっと落ちた所まで追いつきました。
時間かかってすみません。人がいないけれど。勝手に頑張ります。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<>sage<>2012/06/19(火) 23:54:23.29 ID:vAu5+Cf5o<> 見てるぜ
がんばれ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/20(水) 00:00:46.85 ID:W3rqqtt3o<> 北斗「しょ、翔太の足元から……な、なんだ……魔方陣!?」

翔太「はぁぁぁぁぁぁああああ!!」

北斗「うっ、ゲホッ!な、なんだ……これ!!」ガクガクガク

北斗「あぁ、な、何か、は、入ってくる……!!ぅぐっ!」

北斗「あぁぁぁ゙あ゙あーーーーッ!!」


ゴゴゴゴゴゴゴ!!



翔太「はぁ……はぁ、さぁ、いでよ……スパンキングキング!!」

北斗「…………」

翔太「はぁ、こ、これが……王の力なのか?
    なんてオーラをまとっているんだ……!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/20(水) 00:04:33.26 ID:W3rqqtt3o<> 北斗「問おう、汝が我を目覚めさせたのか?」

翔太「うっ、は、はい……その通りです、王よ」

北斗「ほう……」

翔太(な、なんてオーラだ……見られただけで濡れちまう!!)

北斗「ここは……そうか。我が神殿か……随分と時が過ぎたようだな」

北斗「貴様、私が死んでからどれくらい経つ」

翔太「はい、2000年以上は経っています」

北斗「2000年……だと?」

北斗「ふっ……はははは!!よい、よいぞ」

北斗「1年があれほど長く感じるものなのに2000とはな!」


やよい「そこまでです!!」ザッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/20(水) 00:09:11.38 ID:W3rqqtt3o<> 翔太「765プロ……!さっきの地震で戻ってきたのか……チッ」

北斗「なんだ奴は……?」

北斗「雑種風情が……王の前で無礼な奴だな」

やよい「あ、あれは……伊集院北斗!?」

北斗「おい、女。今、跪けば許してやる。頭が高いぞ愚か者」

やよい「御手洗翔太、一体何をしたんですか!!」

北斗「跪け小娘!!」ギロッ

やよい「うっ……」ビクッ

やよい(か、体の言うことが……!!)ガクンッ

北斗「それでいい。この王を無視してこいつと話すとは……。
    どれほど余裕なんだ?雑種風情が……わきまえろ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/20(水) 00:15:38.84 ID:W3rqqtt3o<> 伊織「やよい!!やっと追いついた……ってあいつは!」

貴音「い、伊集院北斗と御手洗翔太!!」

美希「御手洗翔太、評議会に連行するの!!」ダッ

伊織「み、美希!?」

やよい「だ、だめです……美希さん……」ガクガク

北斗「威勢のいいのは褒めてやろう……だが遅い。動くな小娘」

美希「は、速い……!?」ピタッ

美希(ミキの何倍……?2倍?いや、4倍の速度で移動してきた……!?)

美希(背中を取られるなんて……ハニー以来、なの……)

北斗「今日は随分と来客が多いな。鬱陶しい限りだ。吹っ飛んでろ!」

スパァーンッ

美希「ぐぅ!!ぐぁぁ!」


ガシャーーンッ!


翔太「す、すごい……なんて力だ!圧倒的だ。いける。これならいけるぞ!!」

伊織「美希、大丈夫!?」

貴音「シンプルな何も技を使わないスパンキングで
    ガードが何とか間に合ったとは言え、それをもろともしていない!」

貴音「美希が、簡単に吹き飛ばされるなんて……」

やよい「こ、これが……王の力……」ゴクリ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/20(水) 00:20:14.90 ID:W3rqqtt3o<> 翔太「王よ!まずはその目障りな連中を久しぶりの肉体に調整するために
    準備運動変わりにイカせてやりましょう!!」

北斗「ほう、いい余興を提案するな。いいだろう」

やよい「伊織ちゃん、貴音さん、逃げて!」グググ

やよい(なんとか動けるようになってきた!)

北斗「まずは貴様からだ銀髪!!」フォンッ

貴音「なんて速さ……!!」

やよい「させませんっ!!ガードプラス!!」バッ

ブゥゥン!

北斗「邪魔だぁ!」スパァーンッ

やよい「うわぁぁーーー!!」


ガシャーーンッ


伊織「やよいーー!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/20(水) 00:32:25.04 ID:W3rqqtt3o<> 美希「でこちゃん、貴音!やよいを連れて早く逃げるの!!」

美希「スパンキングスパーク!!」バリバリバリ

北斗「リフレクト!」パンッ

ブゥゥン

美希「くっ、間に合わなかった……!」

美希「だ、だけど全く効いてない……!?」

北斗「あぁ、ノーダメージだ。だが、貴様。良い技を持っているな」

北斗「だが、実に嘆かわしい……現代の戦士は……これほどまで軟弱なのか」

美希「なっ……」カチン

貴音「美希、挑発に乗ってはいけまん!」

北斗「ふんっ」ブンッ

美希「うわぁっ!!」ズシャァアア

伊織「空振りなのにあの威力!?風圧!?」

伊織(やよいはともかく、あの美希がまるで子供扱い……)

伊織「(い、一体どうすれば……!) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/20(水) 00:36:00.83 ID:W3rqqtt3o<> やよい「うっうー!スパンキングシュート!!」

ズバァァンッ!

北斗「……効かないな。何も感じない」

やよい「 !? 」

やよい「そ、そんな……」

翔太「無駄だ!王にその丁度の技が通じるとでも思ったのか!」

貴音「くっ……万事休す……ですか!」

北斗「……ん?おお、おお!」

伊織「ひっ、な、何よ……」

北斗「我は気に入ったぞ……ふむ、貴様……私と一緒に来い」

フォンッ

伊織「ひぃっ!?」

伊織(一瞬で目の前に……!!) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/20(水) 00:41:04.10 ID:W3rqqtt3o<> やよい「い、伊織ちゃん!伊織ちゃんから離れてください!!」ダッ

北斗「さぁ、私と来る気はないか?」

翔太「邪魔をするな!!」

やよい「どいてください!!」


伊織「い、いやよ!アンタなんかと!誰が行くもんですか!!」

北斗「ますますいいぞ。その強気な目。さぁ、来い」グイ

伊織「い、痛い!!髪引っ張らないでよ!!」

北斗「うるさい女だ。鬱陶しい……」

北斗「コピースパンキング……スパンキングスパーク!!」


バリバリバリッ!!


伊織「きゃぁぁぁあああッ!!」ビクビクビク

伊織「ん、ッ!!んん〜〜!!ぁ!だ、だめ!い、いぐぅ!」

伊織「い、イッちゃう、で、でるぅ、ぅぅううぁぁあああ!!」ブシャァァアア

伊織「ぁあぁぁ……ぁぁあああ」ジョボロロロォォ

伊織「あぁぁ……ハァ、んぅふぅ、ぁあ……」ビクッビクンッ


やよい「い、伊織ちゃん!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/20(水) 00:49:25.47 ID:W3rqqtt3o<> 翔太「余所見なんかしてていいのかい!?」

スパパパパッ

やよい「くっ!!邪魔をしないで、ください!!」


美希「デコちゃんを……離して……」ギロッ

北斗「ほう、いいオーラだ」

美希「美希が雷属性の奥義を手に入れても……
    あの時、春香と千早さんには敵わなかった……」

美希「なぜならそれは、美希が本当は雷属性なんかじゃなかったから」

貴音「み、美希!あれを解放するのですか!?」

美希「そこの人の好きには絶対にさせない……!!」

美希「新しくあずさと貴音が発見してくれた属性」

美希「ライトニングスパンキング……!!」



貴音「あ、あれは光る手と共に光の速度を凌駕したスパンキング!」

貴音「目に見えない速度で何万発も打ち込む技……!」

貴音「あれこそ……美希の本当の属性……」

貴音「……光属性!!」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/20(水) 00:51:24.77 ID:W3rqqtt3o<> 今日はここまでにします。
もう北斗さんじゃなくてバビロニアの金ピカ王がチラホラしてますが気にしないでください。

今日からがようやく本番ですので、読んでくれる方がいるんでしたらお付き合いください。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/20(水) 04:36:00.17 ID:sW/4r6BDO<> 乙と言わせてもらおう <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/20(水) 10:22:48.52 ID:5INM7AwYo<> 美希かっこよすぎ
乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/21(木) 00:09:56.01 ID:J2y3PxAYo<> 北斗「ほう、そうか。この時代ではそのような属性までもがあるのか」

美希「やぁぁぁあ!!」


ズバァァンッ!


北斗「ふむ……なかなかいい技じゃないか」

美希「き、効いていない……!?」

貴音「美希、避けてください!」

北斗「コピースパンキング!スパンキングスパーク!!」

バリバリバリッ!

美希「ぐぁあああ!」ズシャァァアッ

貴音「美希、やよい!」

翔太「あいつは貰って行くぜ。帰ってスパンキング漬けにして
    脳みそとろけさせて尻から出してやるからな!」

やよい「ぐっ……伊織ちゃんを離してください!!」

北斗「ふん、だったら力づくで奪ってみせろ」

翔太「その前に僕を倒さないと、だけどね?」

やよい「くっ……」ギリッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>saga<>2012/06/21(木) 00:14:53.55 ID:J2y3PxAYo<> 貴音「あのように技が効かないのは……単純な力の差……?」

貴音「いえ、裏に何かある……?」

貴音「しかし、ガードをしている所からすると……全く効かない訳ではない?」

貴音「い、一体……どうなってるのですか」

伊織「や、やよい……んッ、」ビクッ

北斗「ほう、まだ喋れるのか……ふっ、ますます気に入った」

貴音「い、伊織……」

伊織「ハァ、わ、私なら大丈夫……た、例え、ハァ、死んだって……」

貴音「何を言うのですか水瀬伊織!!」

伊織「わ、私は……ハァ、た、例え、死んでも……
    プロデューサーが、ハァ、生き返らせてくれるから」ガタガタ

北斗「威勢がいいのは口だけのようだな。震えが止まらんようだが?」

北斗「恐怖をしているのか?無理もない。我が王であり、頂点なのだからな」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/21(木) 00:24:24.24 ID:J2y3PxAYo<> 北斗「さぁ、こっちに来い!他の嫁になど行けないくらいボロ雑巾のようにしてやろう!」

伊織「い、痛いッ、や、やめて……」

伊織「み、みんな……逃げて!」



やよい「そこをどいてください!!」

翔太「だから倒せたら好きなだけ通っていいってば」

やよい「……ぐっ!!」



美希「くっ、ハァ、でこちゃんを離して……!!」グググ

伊織「だ、だめ……美希、もう立ち上がらないで……」ポロポロ

貴音「美希、今こそ……覚醒の時です!!」

美希「言われなくても!!」

北斗「まだ策があるとは……つくづく呆れる奴らだ」

美希「ハァァアアーーーッ!!」

美希「スパンキングメタモルフォーゼ!!」スパァンッ

ブワッ!

やよい(961プロに寝返った時のあの事件のあとまた金髪に戻していたのに……)

やよい(美希さんの髪の色が一瞬で茶色に!?)

美希「デコちゃんを返すの……」ギロッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/21(木) 00:29:05.22 ID:J2y3PxAYo<> 今日はここまでにします。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(三重県)<><>2012/06/26(火) 21:05:29.48 ID:AQyWEpa1o<> まだかな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)<>sage<>2012/06/26(火) 21:06:12.26 ID:AQyWEpa1o<> 上げちったスマソ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage saga<>2012/06/27(水) 23:19:49.79 ID:MhUatYlFo<> 貴音「な、なんという殺気……!!」


北斗「ふん、そこで寝ていればいいものを……」

北斗「コピースパンキング……」

美希「はぁぁぁあ!」

美希「ライトニングスパンキング!!」

北斗「ライトニングスパンキング!!」


ズバァァァアアアンッッ!!


貴音「同じ技が激突!?」

貴音「い、いったいどっちが……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/27(水) 23:23:14.70 ID:MhUatYlFo<> 翔太「くっくっく、馬鹿なやつだ」ニヤ

やよい「……っ!?」


美希「んぁあああっ!!くっ、こ、こんなヤツので」ゾクゾク

美希「ぁあぁぁぁああッ!!い、いぐぅぅ!!」プシャァァアア

美希「はあぁん!!だ、だめぇえええええ!」ブシャァアアアアアア

美希「た、貴音さん……に、にげ、て……ハァハァ」

貴音「美希!!」


やよい「美希さん!!」

やよい(み、美希さんが……やられた!?)

伊織「ひぐ、み、みんな逃げて……グス」

北斗「つくづく馬鹿な女だ……身の程知らずめ」

北斗「新しい属性を見られたのは満足だったな」

北斗「だが、それで敵わないのならば意味がない」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/27(水) 23:27:52.49 ID:MhUatYlFo<> 貴音「意味がなくはありません!この研究の結果で多くの方が
    本来あるべき属性を手に入れるのです!」

貴音「それで強くなれる方がいるのであれば……
    決して意味がなかったことにはなりません!」

北斗「ふっ、口答えか。見たところ、非戦闘員のようだな……」

貴音「……っ」ビクッ

北斗「いいぞ、怯えろ。恐怖しろ」

北斗「貴様はこの俺が紳士的になぶり殺しにしてくれよう……」

北斗「その無駄な研究がもう二度とできないようにな……」

美希「ハァ……貴音には手を出さないで!
    そ、それと馬鹿は……ハァ、そっち……なのハァ。ばー……か」ガクンッ

北斗「ほざけ、負け犬」

北斗「さて……」ジリ

貴音「……ひっ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/27(水) 23:33:11.98 ID:MhUatYlFo<> 北斗「はぁぁぁぁぁ……」ググググ

北斗「これを見ろ」

貴音「そ、その手の色は……!!まさか……毒手!?」

北斗「ご明察だ。この手の効果……知っているようだな」

貴音「……長きの歴史の中で誰も使えずに忘れ去られ
    そして代償が大きすぎる……禁じ手の一つ!」

北斗「だが、俺は何もダメージを受けていない」

貴音「い、一体……」

北斗「死に土産に教えてやろう。なぜならこの俺こそがこの毒手を開発したものだからだ」

北斗「以降、俺の真似事をする輩がいたようだが、全員失敗して死亡」

北斗「俺しか使えないものだったから、誰も使えないからこそ
    長い戦記に置き去りにされた最強の武装だ」

貴音「な、なんということ……」

北斗「最後に……いい勉強になったな。苦しみと絶頂の狭間で死ぬがいい」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/27(水) 23:38:06.76 ID:MhUatYlFo<> 北斗「スパンキングオブデス!!」


スパァーーンッ



貴音「うぐぅぅ!ぁぁああッ!!あぁっ、う、ぁあああっ」ガクガクガク

貴音「がっ、ゴホッ、ゲホッ、おぇ……オ゙エェェ!」ビチャビチャビチャ



北斗「貴様は持って3時間だろうな。さぁ、苦しみに踊るがいい」


貴音「うぅ゙!か、からだが、あづぃ!!ゲホォッ!ゥェエエ゙!」


伊織「た、たか……ね……」

やよい「た、貴音さんッ!!」

やよい「うわぁぁあ!」ダッ

翔太「甘いんだよ!」スパァンッ

やよい「ぐぁぁ!!」ズシャァァ

やよい「うっ……ぅ」ガクッ

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/27(水) 23:42:14.36 ID:MhUatYlFo<> 伊織「み、美希……やよい……貴音ぇ……」

伊織「みんな……うぅ」

翔太「さぁ、お前は僕らの肉便器となり……
    一生僕と王のスパンキングなしでは生きられない体に調教してやろう!」

伊織「い、いや……嫌ぁぁ!!」ガタガタガタ

翔太「いい、最高にいいぞ!その顔だ!見たかったのは!」

北斗「そうだな……全世界がこうやって震え上がる世界……」

北斗「この俺の世界支配がこの場所から始まろうとしている!」

北斗「さぁ、行くぞ、下僕!!」

翔太「下僕扱いか……まぁ、別にいいか」





北斗「こうして俺は世界中に飛び立ち全ての国を占領し、
    全世界を全て支配したのだった」

北斗「終わり」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/27(水) 23:48:22.97 ID:MhUatYlFo<> 2読んでくれた方はわかると思います。
これで終わり()なんですよね。
更新が遅くなってすみませんでした。

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)<>sage<>2012/06/28(木) 00:19:56.08 ID:LsX2TfMAO<> そんな…こんな終わりだなんて… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage saga<>2012/06/29(金) 18:46:12.74 ID:eAF52Isho<> …………

ッタッタッタッタッ…

やよい「はぁ、離してください!!美希さん!!伊織ちゃんが!」

美希「ハァ、それは、ハァ、できない相談なの!やよい、言うことを聞いて!」

貴音「美希……どうしてなのか……訳を話してくれても」

美希「今、美希があの2人に最大限の大規模幻術をかけておいた!」

美希「だいたいすぐには解けないはず……この街から出るのくらいなら余裕だと思うの」

やよい「だ、だけど伊織ちゃんがさらわれたままなんですよ!?」

美希「ごめんね、やよい……ミキだって悔しい」

美希「だけど……わかるの」

美希「本能的に……あいつには絶対に勝てない……」ギリ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<><>2012/06/29(金) 18:49:39.51 ID:eAF52Isho<> 貴音「美希……」

美希「でこちゃんにだって本当に悪いと思ってる」

美希「だから援軍を呼ぶためにも一度日本にまで戻る……」

やよい「離してください!!そんなの見殺しも同然です!」

やよい「私は……私は伊織ちゃん置いては」

美希「聞いてやよい!!」

やよい「っ!」ビクッ

美希「ミキの任務。ハニーから請け負ったミキの任務は全員の保護、護衛」

美希「例えあそこで戦っていても……あいつには勝てない。……全滅なの」

やよい「だ、だけど……そんなの納得できません!離してください!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/29(金) 18:54:13.31 ID:eAF52Isho<> 美希「やよい……言いたいことはわかるの……」

美希「だけど、ごめん……。こうするしか、ミキ馬鹿だから
    こうすることしか思いつかなかったんだよ……」

ドスッ

やよい「ゔッ!?……ぅ」ガクッ

貴音「……美希、私は懸命な判断だと思いますよ」

美希「うん……ありがとう貴音。涙……とまんないや。えへへ」

美希「さぁ、いっきに空港まで行くよ!」

美希「貴音、捕まって、目と口は閉じてて!」

貴音「は、はい!」

美希「残りの体力を全部使うと……よし、空港まで逃げられる……」

美希「スパンキング……ライトスピード!!」スパァンッ



キィィーーーーーーンッ!!

………… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/30(土) 01:42:58.10 ID:VKkXy69lo<> …………
……

北斗「うぉぉぉおおおおおおおおおお!!!」

北斗「あ、あの糞ガキ……!!よくもこの俺を!!」

北斗「許さん……許さんぞぉぉぉおおお!!」

伊織「ふん……騙される方が悪いのよ」

北斗「チッ、生意気なガキだ!はぁぁぁ!」

スパァーンッ

伊織「ひぎぃッ!?」

伊織「はぁッ!い、いや、だ、だめ、ま、また出ちゃうぅぅうううう」プシャァァアア

伊織「あぁぁぁ……」チョロロロォォ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/30(土) 01:46:24.62 ID:VKkXy69lo<> 伊織「ハァ、ぁあんぅッ」ビクンッビクッ

伊織「ハァ……ハァ、何、すんのよ……」

北斗「口答えするからだ……」

伊織「ハァ、ハァ」

北斗「まぁ、いい……奴らの同行などのちのちに追えばいいことよ」

北斗「それよりも聞きたいことがある……」

伊織「ハァ……だ、誰が答えるもんですか」

北斗「貴様の言っていた、黄泉がえりの力を秘めたスパンキングとは……なんだ?」

伊織「 !? 」

伊織「あ、あんた一体……それを知って何をしようと言うの?」

北斗「もちろんこの仮の体ではなく魂を起源とし、本体を再構築しようと言うのだ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/30(土) 12:04:52.61 ID:fkL5kdCdo<> 北斗「さぁ、教えろ」

伊織「ハァ、い、イヤよ……ハァ」

翔太「いいから早く吐け!!」スパァーンッ

伊織「ーーーーッッ!!」プシャァァアアッ

伊織「んんっ〜〜、ハァ、はぁッ、い、言わない……」ガクガク

北斗「チッ……」スパァーンッ

伊織「ぃぃッ!?ん……ぁぁああああ゙あ゙!!」プシャァッ

伊織「ひぃ……はぁ、はっ、ふぅん」

北斗「ふん、潮も出なくなったか?」

伊織「はぁ……、ん、はぁ」

北斗「まぁいい。ゆっくりと吐かせてやるからな?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage saga<>2012/06/30(土) 12:07:52.68 ID:fkL5kdCdo<> 北斗「まずは……生き返らせるという蘇生効果を秘めたスパンキングの
    手がかりになりそうな奴らのあとを追うとするか」

翔太「わかりました。行きましょうか」

北斗「ふっ、これでようやく俺の支配が始まろうとしてるって訳だな」

翔太「奴らのアジトは日本にあります」

北斗「よし、わかった。ではさっそく向かうとするか」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/08/14(火) 05:51:08.54 ID:0hqnmbaDO<> まだかな? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/08/18(土) 16:48:42.20 ID:yOIABpHDO<> せめて生存報告だけでも…… <>