VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 16:19:11.23 ID:6c+i4Q1DO<>ある日気がつくと、男は異能力を手にしていた。

だから好き勝手に生きる事にしたのだ。

男「お前ムカつくから死刑な」

DQN「あ?」

DQNはただ、町を歩いていただけだ。

ただ、男の気に障った。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1341040751(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
<>男「最近の悪役は甘い」 ◆MjCO.nJ4Jo<>sage<>2012/06/30(土) 16:23:07.35 ID:6c+i4Q1DO<> 警察「これで十件目ですね……」

警部「惨殺殺人か……、所持品が無ければ人間か判別もつかないな」

警察「隣町でもこういった殺人事件が多発していますよね? 同一犯でしょうか」

警部「今のところはわからん……だが、早急に捕まえなきゃならん」

― <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 16:26:41.83 ID:6c+i4Q1DO<> ニュースキャスター「以上、皆様も外出の際には――」ブツッ

男「そろそろ警察もウゼェな」

男(隣町で似た殺人事件か……、俺はやってねぇ。ということは……)

――

能力を手に入れた男が好き勝手に暴れて数日がたったころだった。

床につき、目を閉じると男は見慣れない場所にいた…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 16:31:43.80 ID:6c+i4Q1DO<> 神「ようこそ、私は神だ」

巨大な円の上に十数人の人が立っている。

男「……?」

神「戸惑っているか? では分かりやすく説明しよう、私が君たちにその力を与えたのだ」

神と名乗る者の演説が始まる。

神「なに、対価を寄越せと言うわけではない。君たちには最後に一人が残るまで殺しあってもらいたい」

神「退屈していてな、勝ち残った者には永遠に能力を使える権利をやろう」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 16:35:12.21 ID:6c+i4Q1DO<> 概要はそんなところだった。

一人の能力者が手をあげる。

能力者「相手を探すにはどうしたらいい?」

神「……」ニィ

神「お前達は大体近くにいる。……遠くても隣の県にな。能力者を探しだすのもゲームの内ということだ」

質問した能力者「なるほど」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 16:40:03.38 ID:6c+i4Q1DO<> 小柄な能力者「はいっ!」ピシッ

小柄な能力者「悪い事はいけないと思います!」

性悪な能力者「ハァ?」

小柄な能力者「なんですか?」

性悪な能力者「せっかく面白い"モン"が手に入ったんだからよぉ……"楽しむ"に決まってんだろ?」

男(同感だな……)

小柄な能力者「いけません! 許しませんよ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 16:42:15.28 ID:6c+i4Q1DO<> 性悪な能力者「ヒャハハッwwww てめぇを一番に殺してやるよ!」

小柄な能力者「……」

その後細かいルールの説明が行われ、男達は解放された。

― <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 16:45:20.38 ID:6c+i4Q1DO<> 友「よぉ男! 最近学校にこねぇじゃんか!」

男「友か……」

友「サボりはよくねーぞ?」

男「かたいこというなよ。……それ今週号か?」

友「ん? ああ漫画か、読むか?」

男「貸してくれ」

友「ほらよ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 16:47:45.66 ID:6c+i4Q1DO<> 男「……」ペラ

友「その悪役酷くね? まぁでも後で改心しそうだけどなー」

男「この作者の描く悪役はそんなんばっかだからな」

男(他の漫画もそうだ……、過去回想とかいらねぇんだよ)

男(やりたい事をやる。それでいい)パタン

― <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 16:53:52.45 ID:6c+i4Q1DO<> ―路地裏

不良「ひ、ひぃぃ!? 腕が……腕がぁぁ!」ボタボタ

男「首は?」

不良「へ……?」ゴロン…

男「あースッキリした。今日のゴミ掃除も完璧だな」

「随分派手にやるのね?」

男「……」

女「そんなんじゃ全然ダメ、自分が能力者だって教えてるようなものじゃない」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 16:56:59.52 ID:6c+i4Q1DO<> 男「お前もなー」

男(……俺の能力、能力者には効かないか……)

女「とりあえず悪く思わないでね? 私はあなたを殺して偉くなるの。この能力を使ってまだまだ上を目指すのよ」

男(不良の持ってたバットでいいか……)ガラン

女「武器? でも無駄よ。私の能力は……」

ゾロゾロ

男「!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 16:59:53.08 ID:dk8C4Fvro<> 期待 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/30(土) 17:00:36.28 ID:6c+i4Q1DO<> 虚ろな目をした男達「……」

女「『操る能力』よ! さぁ、あのガキを殺しなさい!」

ナイフ男「ウォォォォ!」ダダダッ

男「無駄ァ!」バフッ

ナイフ男「ォォ……」スカッ

女「あんた風使い?! そんなにジャンプできるなんて卑怯じゃない!」

男「違うね」ガキッ!

女「ぐげっ!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 17:04:16.22 ID:6c+i4Q1DO<> ジャンプした男にバットで殴り付けられた女は地面に転がる。

男「……」

鈍器男「ウォァァァ!」ブンッ

男「しぶてぇゴキブリ野郎だ……」バフッ

女「フーッ、フーッ! まだよ……私はまだまだ偉くなる……! あのガキを取り押さえて!!」

鈍器男「……」

ナイフ男「……」

女「どうしたの!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 17:08:06.64 ID:6c+i4Q1DO<> 男「勘違いしたな。俺の力は風の操作なんかじゃねぇ」

男(全ての現象に干渉する能力だが、この馬鹿女に教えてやる必要はねぇか……)

男「お前の能力はもう効かない。俺がのっとったからな」

女「うそよ!」

男「野郎共、そいつを取り押さえろ。……挽肉ショーの始まりだぜ」ガランッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 17:12:24.16 ID:6c+i4Q1DO<> 警部「ここは撲殺死体か……」

警察「最近猟奇殺人が急に増えましたね」

警部「ああ……。こんなんじゃ責任問題になるな」

警察「隣の県でも増えてるんでしたっけ? 帰ったら資料確認してもいいですか?」

警部「いいが……どうした? 急にやる気を出して」

警察「なんですかぁ、僕はいたって真面目ですよ。……普段からね」

― <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 17:16:39.57 ID:6c+i4Q1DO<> 男が能力を手にしてから1ヶ月が過ぎた……。

能力者の仕業であろう殺人騒ぎに世間は震撼していた。

男のようなパラサイトは他にも数人いるようだ。

男(そういや最近学校にも行ってないな……)

男(なんでも奪えば済むし、俺が負けるわけがねぇ。この『干渉能力』は最強だ……。めんどくせぇし、いいか)

男(それより能力者対策だ……) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 17:22:35.08 ID:6c+i4Q1DO<> 好き勝手に暴れるだけの能力者もいれば、男のように能力者対策を考える男もいた。

ある財閥の主である男は、その権利を持って"怪しい"人物をリストアップしていた。

財閥主「……この男という少年、怪しいな……」ペラ

財閥主(事件が起こった場所で多く目撃されているだけだが……異様に回数が多い)

財閥主(この少年が事件を起こしているとすれば、なんらかの情報操作が可能か、そういった能力を持っているな) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/06/30(土) 18:23:35.12 ID:y3NiTVYto<> 期待 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 21:53:34.19 ID:sgLVr8heo<> この男は悪役じゃなくてたまたま力が手に入ったから自分の好き勝手やってるガキって感じだな
悪役を馬鹿にしてるのも斜に構えてしか物事を見れてない感じ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 21:59:10.51 ID:6c+i4Q1DO<> 財閥主「そしてこの少女か……」ペラッ

財閥主(こちらもあちこちで確認されている……。もっとも、この少女が現れた現場では事件は"起こらずにすんでいるようだが"……?)

財閥主(私の予想がただしければ……)カタッ

財閥主「有利に進められる……!」

― <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/30(土) 22:02:27.12 ID:6c+i4Q1DO<> ジャンキー(薬物中毒者)「待でぇぇぇ……、までぇぇぇ!!」

友「うわぁぁぁぁぁ!!」ダダダダッ

友「くるなぁぁ!」

友(くっそー! 妙な正義感に惑わされて人助けなんてするんじゃなかった!!)

友(でもあの絡まれてた子、可愛かったな……)ポッ

ジャンキー「うぎぃぃぃぃ!!」

友「いやぁぁぁぁっ!!」ズダダダッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 22:05:01.67 ID:6c+i4Q1DO<> 友(あいつ足はぇぇぇ!)

友「って、しまった!!」

ジャンキー「い……行き止まりゴポッ……」キラン

友(ぇぇえ!? 俺ってば、あのナイフでジャンクにされちゃうかんじですかぁ!?)ガクガク

ジャンキー「おどなじぐじろぉ……」ジリッ…

友「……!」ガチガチ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 22:08:40.61 ID:6c+i4Q1DO<> ?「そこまでです!」

友「!?」

少女「正義の味方っ、参上ぉぉぉ!」ビシッ

友(さ、さっきの女の子……)

ジャンキー「うが……」

少女「あなたは……悪者ですね!?」ジッ

ジャンキー「うごくなぁ……」ガバッ

少女「ちぇぇいさぁぁー!!」キックバキッ

友「すげっ……、ピンク……」ボソッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 22:12:06.59 ID:6c+i4Q1DO<> ズドドッ

ジャンキー「……」ヒクヒク

少女「だいじょーぶでしたかっ?」ピョコン

友「お、おう……」ドキッ

友「なんかカッコ悪いとこ見せちゃったな……、ほんとは俺が君を助けるはずだったのに……」

少女「なんのことですか?」

友「へっ?」

マジカルリリィ「私は正義の味方、マジカルリリィです! あなたとはここが初対面ですが?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 22:16:37.22 ID:6c+i4Q1DO<> 友(……あぁ、そういう事か……)

少女「……///」チラッチラッ

友「あ、ありがとうマジカルリリィ……タスカッタヨ」

少女「はいっ! またあなたがピンチの時は駆け付けます! ではっ!」

友「あ、待ってくれ!」

少女「なんでしょう?」

友「その……よければ、あの。……メアドなるものを交換していただきたいのですが……っ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/30(土) 22:19:59.17 ID:6c+i4Q1DO<> 少女「メアドですか……?」

友「あ、いや、嫌ならいいんだ! たた、ただ……ピンチの時、メールを……その」

友(我ながら苦しいぜっ……)

少女「いいですよっ。……はい」スッ

友「!?」

友「ま、マジで、いいの!? しぇ、赤外線だよな?」

少女「はーい、……登録完了です!」

友「……こっちもおっけだ……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 22:23:27.19 ID:6c+i4Q1DO<> 少女「じゃあなにかあったら連絡ください!」タッタッタッ

友「……」ボケー

友(生まれて初めてナンパ(?)なるものをしてしまった……、やったよ母ちゃん。俺、やったよ……)ウルウル

友「ある意味お前のおかげでもあるよな、うりうり〜」ツンツン

ジャンキー「う、うぐ……」

友「あびゃぁぁぁぁ!!」ダダダダダダッ

― <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 22:28:11.21 ID:6c+i4Q1DO<> 少女(今日も人助けができた……)ニコニコ

少女「さぁて、お菓子でも買いにいこっかなぁ」ドンッ

少女「すみませんっ!」

財閥主「……」

少女(お、おかしいな……ちゃんと前は見てたのに……)

少女「……失礼します」スッ

財閥主「君……能力者だろう?」

少女「!?」ピタッ

財閥主「そう警戒しなくてもいい……、私は……『正義』の能力者だからね」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2012/06/30(土) 22:35:51.52 ID:uELirhvPo<> パクリか・・・ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 22:41:49.32 ID:6c+i4Q1DO<> >>30

>>2

それか酷似したSSがもうあるのか……? なんだと……。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>sage<>2012/06/30(土) 22:43:52.81 ID:uELirhvPo<> お、おお
同じ人だったのか
別の板だったから気づかなんだスマンな
続けてくれ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 22:54:02.18 ID:6c+i4Q1DO<> 少女「正義の……ですか?」

財閥主「そうだよ。君はプラチナ財閥を知ってるかな?」

少女「はい。ボランティアや寄付……慈善事業に熱心な会社さんですよね」

財閥主「そうだ。……私はそこの社長でね」

少女「えっ!?」

財閥主「望んだわけではないが、このような力を手に入れてしまったからね。君と同じように、この力を社会の為に活かそうと思うのだ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 22:59:45.72 ID:6c+i4Q1DO<> 財閥主「そこで、同じ志を持つ君に協力してもらいたくてね」

少女「……」

財閥主「どうだろう? これは私達にしかできない事だ。しかし、現状私一人では手が足りないのだ」

少女「何を……すればいいんですか? 話にもよります……」

財閥主「大雑把にいえば他の……『悪の』能力者の始末だよ」

少女「始末……!?」

財閥主「いや、ただこらしめればいいんだ、[ピーーー]必要はない」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/06/30(土) 23:04:29.28 ID:6c+i4Q1DO<> 財閥主「最近ニュースは確認しているかね? 当面は無法者の能力者を『こらしめる』……たのめるかな?」

――

友「でよ! その子とメアド交換してよぉ!」

男「その話は耳が腐るほど聞いた」

友「んでな? 颯爽と現れたあの子が――」

ガララッ

担任「席ぃつけー、今日は転校生がいるぞー」

ザワザワ

友「転校生?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/30(土) 23:07:52.94 ID:6c+i4Q1DO<> 少女「失礼します……」

友「!?」

男「……」

少女「転校生の少女です。親の都合でこの学校に通う事になりました、よろしくお願いします」

ドッ カワイー ンホォォォ!

友(やべー! まじやべー!! これって運命!? ねぇ、運命なの!?)ボソボソッ

男「うるせぇぞ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チリ)<><>2012/07/05(木) 16:23:03.52 ID:XF2psyHD0<> tumannne
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)<>sage<>2012/07/17(火) 21:14:47.37 ID:irUkVu40o<> 面白くないです <>