◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:07:09.58 ID:3wiPU3zAO<>男「あぁー今日は学校か…」
ここは男の家である。
この家には父と兄と妹が一緒に住んでいる。
男はいつも遅刻ギリギリに目覚めては学校にいっている。
男の通っている高校は県内で中くらいの学力の高校だ。
通学手段は徒歩である。


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<>男「今日は何日だ?」
◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:10:24.19 ID:3wiPU3zAO<> 男友「よー、朝からテンション低いなwww」
男「お前が高いだけだよ…」
男友「元気だけが俺の取り柄www」
男「そうだったな」
男友「いや何か良いとこ言ってくれよー、頭いいとかカッコイイとかさー」
男「江頭2:50に似ている」
男友「お前に一言物申す!」
男「江頭さん乙」
途中で会った男友と一緒に雑談を交わしながら学校へと向かう
<>
◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:12:14.18 ID:3wiPU3zAO<> 男「しかし今日はよく晴れたものだな」
男友「あぁ、昨日まで雨が続いていたから久々の快晴だな」
男「昨日まで雨が続いていた?」
男友「そうだぜ?そのせいで昨日の水泳の授業が流れてしまったじゃないか」
男「おい、昨日は体育はない曜日じゃないのか」
男友「いや普通にあったぜ」
男「おい、今日は何曜日だ?」
男友「えっ、金曜日だけど?」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/09/16(日) 21:12:54.37 ID:PpFV+IOL0<> 改行 <> ◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:14:41.94 ID:3wiPU3zAO<> 男(そんなバカな今日は火曜日のはずだぞ…)
男「何月何日のだ?」
男友「7月6日だよ」
男「なに、今日は7月16日のはずだ」
<>
◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:16:47.10 ID:3wiPU3zAO<> 女「どうしたの、二人して?」
男友「いやこいつが今日は16日だとか言ってんだよ」
女「なに夏休み間近の気分でいるのよwww」
男「違う!」
男「今日は確かに16日だったはずだ!」
男友「…お前どうしたんだよ?」
男(どうなってるんだ?)
男「悪い、今日は気分が悪いから帰るわ…」
男友「お、おう」

<>
◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:19:23.85 ID:3wiPU3zAO<> 7月7日
今日は七夕だ
だが男は起きたと同時に願い事をする間もなく日付の確認をした
男「やっぱり7月7日だ…」
男が肩を落としていると妹がやってきた
妹「お兄ちゃん、どうしたの?」
男「いや、ちょっと考え事をな」
妹「もしも困ったことがあるなら短冊に悩みを書けばいいんじゃないかな?」
<>
◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:20:33.13 ID:3wiPU3zAO<> 男は心のなかではちっともあてにはしなかったがまだ小学生の女の子からの提案だ
無下には出来ない
男「わかった、やってみるよ」
そういうと男は折り紙を半分に破きそこに悩みにかいた

何故俺がこんな目に遇うのだ

これを近くの公園から折ってきた木にくくりつけた <>
◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:21:55.69 ID:3wiPU3zAO<> そして短冊をつけた木を自室のベッドの上に置いた
妹「お兄ちゃん短冊書いた?」
男「あぁ、書いたよ」
妹「そういえば短冊って願い事を書くものだったよね?」
男「まぁ、一般的にはそうだな」
妹「ごめんなさい」
男「謝ることじゃないぞ、お前は俺の為を思って言ってくれたんだからな」
妹「うん…」
男「それはそうとお前はなにを短冊に書いたんだ?」
妹「私はお父さんや上兄やお兄ちゃんがいなくなったりしませんようにって書いたんだ!」
男「妹…、お兄ちゃんはとても嬉しいよ」
妹「いや、そんな…///」
<>
◆PNPD//.V8k<><>2012/09/16(日) 21:22:55.32 ID:3wiPU3zAO<> 妹との会話も終わり、男友と女にメールを打つことにした
「昨日はごめんな」
しばらくして男友からはメールの返信が来てメール交換をしたが女からは返信が来なかった

<>
◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:24:28.96 ID:3wiPU3zAO<> 7月10日
結局、月曜日は学校を休んでしまったので今日こそは行こうと決めていた
男友「よー久しぶりだな」
男「あぁ、久しぶりだ」
男友「そういえば今日、小テストの勉強してきたか?」
男「まぁ、してきたぜ」
<>
◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:26:04.41 ID:3wiPU3zAO<> 女「あら、男久しぶりねー!」
男「おう久しぶりだ!」
女「もう大丈夫なの?」
男「もう大丈夫だよ」
女「無理しちゃダメだよ?」
男「わかってるよ」
朝の通学路でそんな会話を交わしていた
男友と女はあえて6日のことは口にしないでくれた

<>
◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:27:40.22 ID:3wiPU3zAO<> 学校で6日から今日までのことを思い出していた
特に4日間で変わったことはなかった
ただ、なにも変わらない日常を過ごしているだけだ
そんなこんなで学校も終わり家に帰る
やっぱりいつもどうりだ

<>
◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:28:41.59 ID:3wiPU3zAO<> 7月15日
今日は日曜日だ
もうそろそろ夏休みが間近に迫っている
今日はなんだか眠く昼過ぎまで寝ていた
目を覚まして顔を洗いにいく
そして考えていた
明日は自分が過去に戻った日
明日になれば何か分かることがあるはずだ
<>
◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:29:38.85 ID:3wiPU3zAO<> 今日は珍しく兄貴が家にいる
俺は兄貴に話しかけた
男「珍しいじゃん、兄貴がいるなんて」
兄「俺を天然記念物みたいにいうな」
男「ははは、ごめんよwww」
兄「まぁいいや、ちょっと彼女の家に行くわ」
男「デートか?」
兄「あぁ、今日は泊まりになるぜ」
男「リア充爆発しろ」
兄「お前も早く彼女作れよwwwじゃあ行ってくるわ」
男「おう」
俺は兄貴との話を終え部屋に戻った
<>
◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:52:14.24 ID:3wiPU3zAO<> 部屋に戻ると短冊を付けた木の枝が落ちていた
それを拾い上げた
拾い上げたときに裏が見えた

お前は一人じゃない

なんだこれは?
俺が書いた字ではない
しばらくして俺は気付いた
(妹が書いたんだ)
それを思うと妹はとても心の優しい子だなと思っていた

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◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 21:58:43.65 ID:3wiPU3zAO<> 7月16日
今日は朝から忙しい
兄貴が車で事故ってしまったらしい
朝っぱらに父さんから電話がきた
親父と妹は一緒に外出中だったから車で病院に向かった
俺は自転車にまたがり病院へと向かった
途中長い信号に引っかかりイライラしていた
<>
◆PNPD//.V8k<>sage<>2012/09/16(日) 22:04:44.16 ID:3wiPU3zAO<> やっと青に変わったので自転車を漕ぎ始めた
すると一台の車がかなりのスピードのまま俺につっこんできた
俺も兄貴と同様に生死の境をさまよった
そうして……












男「あぁー今日は学校か…」
ここは男の家である。
END
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛媛県)<><>2012/09/16(日) 22:07:20.04 ID:O/pE83eV0<> 乙 <>