VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 00:07:51.80 ID:UhKibrwAO<>以前VIPで投下中にdat落ちしたSSを、なるべく分かりやすくして書き直しました。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1350054471
<>ルッキーニ「これがあたしのスタンド『ザ・ホットスポット』!」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 00:18:30.24 ID:UhKibrwAO<> ―ルッキーニとシャーリーの部屋―

「おい、起きろルッキーニ! 緊急事態だ!」

ルッキーニ「ううん……」

「もう熱は下がっているんだがな。ルッキーニの意思とは関係なく体が目覚めないのか……」

「いや、単に眠りが深いだけだロ。ちょっと耳塞いデ……ルッキィィィィィニッ!」

ルッキーニ「ウアッ!?」バッ

「これでよシ」

「おはようルッキーニ、体に不調は無いか? みんながどこに行ったか知らないか? あのコアは――」

「待てヨ、バルクホルン。もうちょっと整理して話さないト」

ルッキーニ「エイラと……バルクホルン。どったの?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 00:24:42.59 ID:UhKibrwAO<> バルクホルン「意識ははっきりしているようだな。顔色も良い。どこか痛いところはあるか?」

ルッキーニ「ね、ねえ、いきなり何なの? みんながどうかしたの、エイラ?」

エイラ「ああ……まあナ。私たちもさっき起きたばっかりデ、状況が良く分かってないんだけド」

バルクホルン「んんっ! いいか、ルッキーニ。落ち着いて話そう」

ルッキーニ「バルクホルンが一番慌ててるように見えるけど」

エイラ「そうだナ」

バルクホルン「……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 00:36:39.50 ID:UhKibrwAO<> バルクホルン「本日正午ごろ、ネウロイが北東の海上に出現したのは覚えているな? そして、そのコアをハルトマンたちが持ち帰ったのも」

ルッキーニ「うん。あたしは外でお昼寝してたんだけど、坂本少佐に叩き起こされてミーティングルームまで連れて来られたんだ」

バルクホルン「ネウロイ撃墜の報告を受けて、我々は警戒態勢を解除。私もお前もエイラも出撃しなかったから、その場は解散した……間違いないか?」

ルッキーニ「……そう。そうだ、そのあとに」

バルクホルン「うむ。少佐にハルトマン、リーネ、宮藤がコアを持ち込んだ数時間のうちに、我々ウィッチ全員が体の不調を訴え……それぞれの部屋に隔離されたんだ」

エイラ「サーニャはずっと寝てたのニ、私より先に具合が悪くなっテ……気がついたラ、私の部屋のベッドに私だけが寝てタ」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 00:43:23.31 ID:UhKibrwAO<> バルクホルン「ああ。私も目覚めたときには部屋に一人きりでな、物音すらしないのが気にかかって部屋を出たところで、エイラに出会ったんだ」

エイラ「サーニャ、どこに行ったんダ?」

バルクホルン「みんなの部屋を覗いてみたが、やはり我々以外誰もいなかった。最後に訪ねたこの部屋で、やっとルッキーニを見つけたんだ」

ルッキーニ「みんないないの? ホントに? 何で?」

エイラ「だかラ、その原因を探ろうとしてるんだヨ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 06:24:29.82 ID:UhKibrwAO<> バルクホルン「そうだな……これは私の推測だが……」

エイラ「うん?」

バルクホルン「恐らく、私たちの体に起きた異変はネウロイによるものだ。コアに接触していたハルトマンが一番早くに倒れたしな」

ルッキーニ「ウィッチも弱るくらい強い瘴気だったってこと? そんなに嫌な感じしなかったはずだけどなー」

バルクホルン「だから推測だと言ったろ。で、次々と倒れる私たちを見たミーナや少佐が、この宿舎ごと隔離して私たちを閉じ込めたんだ」

エイラ「隊長がそんなことするカ? そもそも瘴気が原因なら、コアだけ破棄すればいいだロ。猫を追うより魚を退けよって言うしナ」

バルクホルン「……ならこういうのはどうだ。私たちの体内に、極めて小さなウイルス型ネウ――」

コツコツコツコツ

ガチャッ

『!!』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 06:33:33.08 ID:UhKibrwAO<> エイラ「だ……誰かいるゾ! 廊下ダッ!」

バルクホルン「……」

ルッキーニ「ほら、やっぱりみんないたんだよ! バルクホルンったら」

バルクホルン「……エイラ、ルッキーニと一緒に部屋の奥に下がれ」

エイラ「え、な、なにかあったのカ?」

バルクホルン「いや……勘だ。悪い予感がする」

ルッキーニ「勘?」

エイラ「なんだヨ。バルクホルンの勘なんて当てにならないっテ、たった今証明されただロ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 06:45:31.13 ID:UhKibrwAO<> バルクホルン「……」

エイラ「……マジで言ってるのカ……?」

コツコツ ガチャッ


バルクホルン「すぐこの部屋にも踏み込んでくる。何かを探しているんだろう」

ルッキーニ「バルクホルンたちと同じように、人を探してるんじゃあないの?」

バルクホルン「それならそれで構わない。本当になんとなくなんだ……この感じ……」

エイラ「……分かったヨ。ルッキーニ、私たちはバルクホルンの邪魔にならないようにしよウ」

ルッキーニ「う、うん」

コツコツ ガチャッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 07:01:50.11 ID:UhKibrwAO<> バルクホルン(扉の横で待ち構えて、入って来た瞬間押し倒してやる)

コツコツ ガチャッ

バルクホルン(次がこの部屋か……!)

コツコツ

エイラ「……」ハアハア

ルッキーニ「……」ゴクリ

ガチャッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 07:08:57.81 ID:UhKibrwAO<> 「……はあ。ここにも――」

バルクホルン「うらァァァッ!」バッ

「!?」

エイラ「ま、待てバルクホルンッ! そいつハ」


「――『アライブ』! オラァッ!」


バギィ!

バルクホルン「うぐッ……!」

ルッキーニ「よ……芳佳! バルクホルン、芳佳だよ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 07:19:53.32 ID:UhKibrwAO<> バルクホルン「み、宮藤?」

芳佳「はあ、はあ……すみません。で、でも、驚かせないで下さい……」

エイラ「……」

ルッキーニ「バルクホルン、だいじょぶ?」

バルクホルン「む……」

バルクホルン(私は今……殴られたのか? 宮藤に? だが、このパワーは……)

エイラ「おい宮藤、お前今までどこで何をやってたんダ? 私たちが宿舎を探したとき、お前は部屋にいなかっタ」

芳佳「そう、それです。皆さんを探していたのは――」

ドギュウウウン

芳佳「! 来たッ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 07:32:41.88 ID:UhKibrwAO<> 「……」

┣″┣″┣″┣″┣″┣″┣″┣″

ルッキーニ「し……」

ルッキーニ「シャーリー!」

シャーリー「よう……ルッキーニ。元気そうだな」

ルッキーニ「シャーリィィィ!」

芳佳「近づいちゃダメ、ルッキーニちゃんッ! オラオラオラァァッ!」

ルッキーニ「芳佳!?」

シャーリー「!」

ガシィィン

シャーリー「フー……」

芳佳「これが……!」

シャーリー「私のスタンド『コズミック・トラベル』だ。お前には見えてるか? なあ、ルッキーニ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 07:43:36.05 ID:UhKibrwAO<> バルクホルン「な、なんだ? 何が起きているんだ?」

芳佳「みなさん、逃げて下さい! シャーリーさんは私たちの敵ですッ!」

エイラ「な……」

シャーリー「連れないこと言うなよ、宮藤ィィッ!」

芳佳「くっ、『アライブ』!」

シャーリー「……と、思ったけど」

ドギュウウウン

芳佳(消えた!? いや――)

シャーリー「……まずはルッキーニから、かな」

ルッキーニ「しゃ……シャー、リー?」

シャーリー「さよなら、ルッキーニ」ドシュウ

芳佳(この距離……アライブじゃあ届かない……!)

ルッキーニ「――」

ドォ---z___ン <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 07:53:17.34 ID:UhKibrwAO<> ルッキーニ「……な」

シャーリー「!」

┣″┣″┣″┣″┣″┣″┣″┣″

ルッキーニ「なんか……で、出た……」

シャーリー「これが、ルッキーニのスタン」

芳佳「オラァッ!」ドゴォ

シャーリー「ぐぅッ!」

芳佳「今ですッ! 撤退します!」

ルッキーニ「ねえシャーリー、芳佳! あたしの中からなんか」

芳佳「後で説明するから、逃げて!」

エイラ「やれやれだナ」

バルクホルン「この基地に……何が起こっているというんだ……?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 08:10:55.01 ID:UhKibrwAO<> シャーリー「……」

シャーリー「はあ、逃げられちまった。目的は果たせたがな」

「ルッキーニちゃんは、引き込めそうですか?」

シャーリー「混乱してたみたいだけど、多分ダメだな。宮藤と同じだ」

「『もう一人』の方はどうなんです?」

シャーリー「アイツはまだだ。次のやつに任せるさ」

「ヘイ! 隊長カラ連絡ダ! 『モウ一人』ニハペリーヌヲブツケ、ソウジャナイホウニオ前タチガ向カッテモラウッ! イイナ、確カニ伝エタゼ……」

シャーリー「今のが隊長のスタンドか?」

「さあ?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 08:24:47.74 ID:UhKibrwAO<> 「みんなスタンド能力は隠したがりますからねェー、私とシャーリーさんくらいじゃあないですか? バレてるの」

「私たちのようにチームを組むのでなければ、知られていないほうが都合がいいから」

シャーリー「ああ。まさかとは思うが、裏切るやつが出るかもしれないしな」

「……で、私たちはどうすんですか?」

「すぐに連絡が入るはずよ。『彼女』から」

「上手く働いてくれますかねェー?」

シャーリー「コイツのためなら、あれはなんだってやるだろ。とりあえず、少し休ませてくれよ。宮藤に思いっきり殴られたんだ」

「じゃあ、執務室に戻りましょう。ペリーヌさんとも話しておきたいですし……」

シャーリー「……ああ」



To Be Continued... <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)<><>2012/10/13(土) 08:26:28.64 ID:UhKibrwAO<> とりあえず以上で本日分は終わりです。
SS速報は初めてなのですが、こういう感じで大丈夫なんでしょうか? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)<>sage<>2012/10/13(土) 08:50:33.61 ID:rYwH7psVo<> おつん
何も問題ないと思うよ、楽しみにしてる <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/10/13(土) 11:42:35.74 ID:KbpcUEvDO<> 大丈夫だょ
見てるから最後までよろしく <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(山口県)<>sage<>2012/10/13(土) 19:58:40.02 ID:pBYj9YRao<> 乙。VIPの奴も見てたよ

メール欄にsagaで言語規制解除されるからしておくべし
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)<>sage<>2012/11/27(火) 00:06:35.73 ID:ozSI9lyA0<> 1ヶ月の時止めなのか <>