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HTML化した人:lain.
         SUPERNATURAL
1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2012/10/31(水) 05:45:32.47 ID:rIHr7efd0
このスレは海外ドラマ スーパーナチュラルを自分風に小説化したものです。
ホラーとか好きな人は読んでいってください。
主な登場人物 ディーン・ウィンチェスター 26歳になるサムの兄。父親のジョンと旅暮らしをしている。
      サム・ウィンチェスター 22歳の大学生。家族と距離を置いていたが、ある事件をきっかけに兄ディーンと再会する。
      ジョン・ウィンチェスター サムとディーンの父親。妻を失った日から、ただひとつの使命を生き甲斐としてきた。

SEASON1 序章


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1351629932
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2012/10/31(水) 06:03:27.14 ID:rIHr7efd0
序章 1983年11月2日
白い壁板に黒々とした大蛇が這い伝っている。家の前にある樫の大木が風に煽られ、その枝の影が白い壁面に映って巨大な蛇のように見えるのだ。まるでその家をどこから飲み込もうかと思案しながら楽しげに身体を巻き付けているような・・・・。風は一際強くなり蛇はますます激しく家を這い回る。風が強いことを除けばその家がある場所は閑静な住宅街だ。カンザス州のローレンス。カンザス大学の学園都市であり、
美術館、博物館の多いアカデミックで静かな街だ。学生の騒々しさはキャンパスと寮の中に収まっている。その家も近隣の家と同じく瀟洒な一戸建てだった。前庭のよく手入れされた芝生、白いペンキで最近塗られたばかりの壁板、磨き上げられた窓ガラス。三十年前に立てられている家だから少々痛みもあるが、修理を施してありそれほど目立たない。子供が二人いる三十代前半の若い夫婦が住むには理想的な家屋だと言える。部屋の掃除が行き届いているのは綺麗好きの母親メアリーの頑張りで、庭や外壁、庭木が美しく手入れされているのは日曜大工が得意で身体を動かすことが好きなジョンのお手柄だ。そしてランドリーに積み上げられてしまっている洗濯物の山は、二人の育児疲れの現れだ。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2012/10/31(水) 06:11:32.37 ID:rIHr7efd0
ジョンとメアリーは二人の男の子を授かった。二人目を身ごもったことを知って夫婦はこの家を購入したのだ。ローンを抱える事になったが、それまで地道に預金をしていたから、それほど無理なローンにはならなかった。若いながらその暮らしぶりは堅実だった。二人ともよく働き子供たちを可愛がった。それが夫婦にとって理想の暮らしだっのだ。
家の二階には両親の寝室と四歳の長男ディーンの部屋、それとまだ六ヶ月になったばかりの次男サムの部屋もある。壁にはメアリーがペンキで大空の絵を描いた。青い空に白い雲、そこを飛び回る子供達やさまざまな動物、そして天使。
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2012/10/31(水) 06:47:06.65 ID:P0GxVryIO
濃厚な糞スレの香り
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/10/31(水) 07:11:19.68 ID:ISzMAqtAO
読みにくいな
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage ]:2012/10/31(水) 07:12:49.37 ID:6RQbtAWVo
読んでほしいならまず自分じゃない誰かが見やすいように改行しろ。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]:2012/10/31(水) 20:48:14.70 ID:BqI3AFbAO
スレタイのスペースはなんぞ
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2012/11/04(日) 18:05:35.33 ID:ENjmA6rV0
更新遅れてすいません。
また、ご指摘ありがとうございました。
以後気を付けます。
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2012/11/04(日) 18:27:56.38 ID:ENjmA6rV0
窓際にはベビーベッドが置かれている。これはディーンが赤ちゃんの頃に使っていたもので、毛布やシーツもやはり元はディーンのものだ。
服、おもちゃなどもほとんど兄の使っていたものを使い回している。
ただベッドの上にある木とぬいぐるみで出来た可愛らしいモビールは父親のジョンが気に入って買ってきてしまったものだ。
子供のおもちゃとしては高価なものだったが、風に吹かれてゆったりと動くモビールをサムは飽きることなく見つめてキャッキャッと笑うので
決して高い買い物ではなかった。
母親のメアリーがサムの部屋にやってきた。一言でいうならメアリーは美人だった。余計な形容詞のいらない正統派の美女でジョンの自慢の妻
であり、ディーンの自慢のママだった。
プラチナブロンドの髪に六ヶ月前に出産したとは思えないスリムな体つき、授乳することで自然に体重が落ちるタイプだった。
すらりと伸びた足。とはいえ、決してお高くとまった美人ではない。むしろその逆で、母親となってからはジーンズにTシャツが定番だし、髪は
無造作に後ろで束ねただけ、化粧もほとんどしていない。
それでもなお美しいのは天質もあるが、なにより彼女がいつもはつらつとしているからだろう。
メアリーはジョークが好きで自分でもかなりきわどいジョークを口にするし、ジョークを聞けば大きく口を開けて豪快に笑う。
彼女がいればその場が華やいだ。
彼女の手をしっかりと握っているパジャマ姿の男の子がディーンだ。目と鼻は母親ゆずりの美しい形をしているが、しっかりとした輪郭とキュッと結んだ唇は父親似だ。まだ幼いながらも整った顔だちはいかにも腕白そうであると同時に将来は女性達を夢中にさせるだろうと予想された
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)2012/11/04(日) 18:49:02.19 ID:ENjmA6rV0
メアリー「さあ弟におやすみをいいなさい」
メアリーがディーンの頭を撫でる。ディーンがベビーベッドの柵に近づくと、サムが嬉しそうに声を立てて笑い手を伸ばした。
ディーン「おやすみ、サム」
ディーンはそう言って、サムの小さくてしっとりとした温かい手を握った。
眠くて手が温かくなっているのだ、と母親が前に教えてくれたので、遊びたいと思ったが我慢した。
メアリーがサムを抱き上げるとサムはメアリーの胸にその頬をぴったりと寄せる。メアリーとサムにとって至福の一瞬だ。一日たっぷり遊び、
沐浴してさっぱりし、おっぱいをたっぷりと飲んで、眠りに就く前の抱擁。
メアリーはサムにキスするとベッドに戻した。サムは機嫌よくベッドの中で笑っている。
滅多に泣くことのない子だった。すぐに眠りに就くだろう。メアリーは腕や肩に一日の疲れを感じた。決して不快なものではない。充実した
疲労だ。この後、ジョンに子供たちの世話を任せて入浴し、先に眠りに就く。深夜の授乳とおむつ替えのために。
シャワーをすませてパジャマ代わりのTシャツとスウェットを着込んだジョンが部屋に現れ、ディーンに呼びかけた。
ジョン「ディーン」
ディーン「パパ!」
ディーンが走って腕の中に飛び込むと、ジョンがディーンを軽々と抱き上げる。もうメアリーには出来なくなってしまったことだ。
ジョンはスポーツマンらしく厚い胸板と太い腕をしている。だがマッチョなタイプではなく、むしろ文学青年のようなナイーブさがある。
メアリーは初めて出会った時にはそのギャップに好感を持ったものだ。そして彼の目だ。濃い茶色をした大きな目は、ふとしたときにはまるで子犬のように可愛らしく見えるのだ。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]:2012/11/04(日) 19:39:17.59 ID:UOuwr3nAO
ご指摘ありがとうとか言って指摘された部分直さんのな
12 :こんなもんかね[sage]:2012/11/04(日) 20:19:52.81 ID:CCCGfwF8o
序章 

  1983年11月2日

白い壁板に黒々とした大蛇が這い伝っている。
家の前にある樫の大木が風に煽られ、その枝の影が白い壁面に映って巨大な蛇のように見えるのだ。
まるでその家をどこから飲み込もうかと思案しながら楽しげに身体を巻き付けているような・・・・。

風は一際強くなり蛇はますます激しく家を這い回る。

風が強いことを除けばその家がある場所は閑静な住宅街だ。
カンザス州のローレンス。
カンザス大学の学園都市であり、美術館、博物館の多いアカデミックで静かな街だ。

学生の騒々しさはキャンパスと寮の中に収まっている。
その家も近隣の家と同じく瀟洒な一戸建てだった。

前庭のよく手入れされた芝生、
白いペンキで最近塗られたばかりの壁板、
磨き上げられた窓ガラス。

三十年前に立てられている家だから少々痛みもあるが、修理を施してありそれほど目立たない。
子供が二人いる三十代前半の若い夫婦が住むには理想的な家屋だと言える。

部屋の掃除が行き届いているのは綺麗好きの母親メアリーの頑張りで、
庭や外壁、庭木が美しく手入れされているのは日曜大工が得意で身体を動かすことが好きなジョンのお手柄だ。
そしてランドリーに積み上げられてしまっている洗濯物の山は、二人の育児疲れの現れだ。



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