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HTML化した人:dos
俺「昔から見る夢がある」
1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/05/25(土) 18:37:08.01 ID:ZU8o1Ds7o
勇者「くっ……数が多すぎる……!」

妖精「ここは一時撤退を!勇者様!」

勇者「それはダメだ!……これで、どうだ!!広域攻撃魔法!!!」

数えきれない『外敵』の頭上に巨大な魔方陣が現れ、槍の様な光が一瞬にして『外敵』を貫いた。

妖精「凄いです勇者様!あれだけの外敵を一瞬で……!」

勇者「まぁ、俺も強くなったってことかな」ハハハ

妖精「そうですね。それより最近外敵の行動が変なんです」

勇者「どういうことだ」

妖精「進行の回数が減っています、それだけじゃなく『城』へ撤退していく外敵も見られます」

勇者「……変だな」

妖精「まぁとにかくやることは変わりません!」

勇者「ああ、それもそうか……」

外敵「ガ、ガガグゲ……」

妖精「……!勇者様!」

勇者「わかってる、ハァアアアア!!」バッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1369474627
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2013/05/25(土) 18:55:00.57 ID:ZU8o1Ds7o
俺「う、うーん……」

チャイムの音で目が覚める。
重い頭をあげると、教室は既にざわつきを取り戻していた。

俺「また、あの夢か……」

昔から見る夢がある。
勇者と妖精(といっても人となんら変わりない美少女)が、『外敵』と呼ばれるこれまた人によく似た敵と戦う夢だ。

俺「……帰るか」

それはそうと、俺、ぼっちです。
高校が始まって約半年たつけど……友達の意味を最近忘れつつある。
……寂しくはないぞ。

足早に教室を出て帰路につく。
学校の近くにアパートを借りているので、学校まで徒歩五分という夢のような一人暮らし。
だといいが、どうもそう簡単にはいかない世の中だ。

俺「ただいま……」

俺「…………」

シンと静まり返った家はどうも慣れるものではない。

PCの電源を入れ、俺は作業に移ることにした、というより日課だ。

日課。というより趣味なのだが、もちろん『妄想』だ。
俺のような何の才能もない、何の気力もない男子高校生がすることといえば、それ以外にあるだろうか(いやない。……ないはず。……ないといってくれ)

俺「フフフ……これだけが俺の癒し。どうだ、気持ち悪いだろう」

一人ごちる。
自分の恥部を見せつける相手すらいないのが少しさみしい。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2013/05/25(土) 20:53:37.65 ID:FgwT1LBT0
うわあ・・・・



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