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dos
★
エレン「おまじない?」
1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2013/05/28(火) 09:28:14.33 ID:jZhf8gx6o
コニー「ってことでよ、俺の出身地だと財布に蛇の抜け殻入れておくと金運が上がるってやつがあったなぁ」
ベルベルト「蛇の抜け殻かぁ……」
ジャン「……気は進まねぇな、てかそんなんで金持ちになれたら苦労しないっつーの」
エレン「集まってなんの話ししてるんだ?」
ライナー「よ、エレン」
ベルベルト「ゲン担ぎとかおまじないの話だよ」
コニー「お前らはどうなんだ? シガンシナ区にはなにか珍しいおまじないとか無かったか?」
エレン「おまじない? おまじないっていうと痛いの痛いの飛んでけーとか言う奴か?」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1369700894
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:30:27.42 ID:jZhf8gx6o
ベルベルト「エレンの所にもそれあったのか」
アルミン「うーん……特に珍しいおまじないは無かったかなぁ」
コニー「いや、分からないぜ? 自分たちが普通と思ってても他の所じゃ珍しいってこともあるからな」
アルミン「あ!」
ライナー「お、何かあったか?」
アルミン「珍しいというか、お爺ちゃんから聞いたやつなんだけど良いかな?」
ジャン「あぁ、それでも構わない」
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:31:25.31 ID:jZhf8gx6o
ライナー「どんな意味があるんだ?」
アルミン「なんでも女人の陰毛は幸運をもたらすって言われてるらくて」
ライナー「それは初耳だな」
コニー「すごい時代もあったんだなぁ……」
ジャン「どんな発想でそうなったんだよ」
アルミン「さぁ……そこまでは知らないけど、一節によると女の人はタマが無いから、弾が当たら無いとか
豊穣をイメージさせるからとか色々な理由があるみたい」
コニー「なんだそれ! 俺ら関係ないじゃん!」
アルミン「後は毛が無い女の人の絵を持って行ったりしたらしいよ」
ベルベルト「なんにそれ!」
アルミン「怪我無いとかけたんだって」
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:31:59.01 ID:jZhf8gx6o
ライナー「へぇーまぁでも、それがお守りになるとは思えないんだけどな」
アルミン「そういうのに縋ってでも生きて帰りたい! っていう気持ちの表れなんじゃないかな?」
ジャン「コニーお前あと下の毛剃ったら生きて帰れるんじゃねぇの?」
ライナー「確かに、既に頭には毛が無いしな」
コニー「馬鹿野郎! やっと生えてきたんだ剃ってたまるか!」
ベルベルト「怒るとこそこ?」
エレン「へぇ……アルミンはなんでも知ってるんだな! その毛って誰のでもいいのか?」
アルミン「女の人のなら良いんじゃないかな? 恋人とかお母さん以外に毛が貰えるアテがあるならだけど(……くれそうな人が1人いたね)」
ジャン「!! (アルミン! 余計なこと言うなよ!)」
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:32:43.91 ID:jZhf8gx6o
エレン「うーん、まぁ俺そういういのあまり信じないからいいや」
ジャン「」ホッ
ライナー「……無いな、恋人……はともかくお母さんに毛くれなんて言えるわけ無いな」
エレン「なぁ」
アルミン「ん?」
エレン「それって効果あるのか?」
アルミン「さぁ? おまじない自体気休めみたいなものだし……」
ベルベルト「死ぬ時になって貰っておけばなぁとか後悔しないように貰えれば貰っておけばいいんじゃないかな?」
コニー「なるほど……貰っておいて損は無いって事か……」
ジャン「そのためにはまず陰毛をくれる女を探さないとな」
コニー「お前はお母さんからも貰うんだろ?」
ジャン「なっ!? 貰う訳ねぇだろ!」
一同「ははは!」
フランツ(いい事聞いた)
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:33:17.51 ID:jZhf8gx6o
ハンナ「っておまじないがあるらしいですよ!」
アニ「くだらない」
ミカサ「いい事を聞いた、クリスタ、はさみ貸して」
クリスタ「あ、あのミカサ? 何に使うの?」
ミカサ「……そんなの決まってる」
ユミル「てめぇの陰毛ぐらい自分のハサミ使え」
ミーナ「それで? ハンナは渡したの?」
ハンナ「……まだ」
サシャ「どうしてですか? 毛の一本や二本あげればいいじゃないですか?」
ハンナ「恥ずかしいよ! そ、そのまだなのに急に……その……い、陰毛とか言われても……」
ユミル「ナニがまだなにか気になるところだけど、それだとしてもどうかと思うわ、私」
クリスタ「で、でもそういうのもアリなのかもしれないよ? それにそれで生きて帰ってきてくれるなら安いものだよ!」
ユミル「クリスタ、それは心からそう思ってる?」
クリスタ「う……うん」
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:34:09.24 ID:jZhf8gx6o
ユミル「じゃークリスタ、一本ちょーだーい」
クリスタ「え!? い、いや私たち女だし意味ないんじゃないかな?」
ユミル「気持ちの問題、死ぬ時になってあークリスタが毛くれればーって恨むかもよー」
サシャ「もともとタマが無いから問題ないのでは?」
ミカサ「それは逆も効果あるのかしら」
ハンナ「逆?」
ミカサ「私がエレンからもらった場合」
ハンナ「弾に当たりたいなら貰えば良いんじゃない?」
ミカサ「そう、いい事を聞いた」
ミーナ「でもよくよく考えると、それ渡すって相当難易度高いよね、はいどうぞ! 渡しても絶対ひくよ」
ユミル「まぁ、陰毛だからね」
クリスタ「でも、ひかれても良いからこの人には生きて帰ってきて欲しい! って気持ちの表れになるんじゃないかな?」
サシャ「な、成る程……!」
ミーナ「だからミカサ、そのハサミ置いたら?」
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:34:40.70 ID:jZhf8gx6o
アニ「ミカサ、お前とエレンは恋人同士じゃないから、いきなり毛あげたとしてもひかれるだけだから
それに一応言っておくけど、もし仮に男だったとして、なんとも思ってない人に毛を渡されたらどうだ?」
クリスタ「そこまで私を思ってくれてるんだ! って思うかなぁ」
サシャ「声、震えてますよ」
クリスタ「ごめん、流石にちょっと……無理あったかも」
ミカサ「何が言いたの」
アニ「相手の気持ちも大事だって事、ミカサはそう思ってるかもしれないけど、エレンがそう思ってないなら意味ないだろ」
ミカサ「分かった、ならエレンがいつ求めてきてもいいように大事に生やしておく」
アニ「いや、そこまでしなくてもいいから」
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:35:09.63 ID:jZhf8gx6o
ユミル「てかバレないように渡せば問題ない……はっ!?」
ミカサ「!!」
ユミル(なに、それだ! みたいな顔してんだよ!)
サシャ「そうですね、渡しておけば! って後悔したくなければそういう考えもありかもしれませんね」
ユミル「(やべぇ、背中押しやがった!) あ、でもバレたときのこと考えたら止めておいた方が」
クリスタ「あ、でもその時はほら、そこまであなたに生きて帰ってきて欲しかった! っていえば誤魔化せられるんじゃないかな?」
ユミル(何言ってるのクリスタ! それ以上背中押すのはやめろ!)
ミカサ「そう、これは私自身の問題」
ユミル(あーあ、もう知らないわ)
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:35:47.09 ID:jZhf8gx6o
ミカサ「エレン、アルミン、おはよう」
エレン「おう……ってクマ凄いな、どうしたんだ? 休日だからって夜ふかしか?」
アルミン「おはようミカサ、ホントだ、大丈夫?」
ミカサ「問題ない、それよりアルミン」
アルミン「なに、ミカサ?」
ミカサ「話があるちょっと来て」
アルミン「え、でもこれから朝ごはんの……」
ミカサ「すぐ終わる」
アルミン「分かったよ、エレン先言ってて」
エレン「あぁ、飯の時間に遅れるなよ!」
アルミン(何の事かな…‥? 最近は特になにも無かったはずだけど……)
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:36:57.21 ID:jZhf8gx6o
ミカサ「昨日から考えてたのだけど……分からなかった、男の人は何貰ったら喜ぶ?」
アルミン「(きゅ、急に何の事なんだ!? と言っても男の人ってどうせエレンの事だろうなぁ)もうチョット詳しく話してくれないかな?」
ミカサ「エレンにプレゼントをあげたい、」
アルミン「(エレンって言っちゃったよ)あれ? でもエレンの誕生日ってまだ先じゃ……」
ミカサ「誕生日とは関係ない、とにかく男の人が貰ったら嬉しくて、ずっと身につける物を教えて欲しい」
アルミン「(でも、ここはなんて答えても問題なさそうだな)うーん、そうだなぁ……身につけるものかぁ」
エレンの事だから、指輪とか訓練の邪魔! とか言って付けないだろうし……あ! ミサンガとかどうかな?」
ミカサ「ミサンガ?」
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:37:24.50 ID:jZhf8gx6o
アルミン「うん、糸を編み込んで作るものなんだけど……ミカサ編み物できたよね?」
ミカサ「うん」
アルミン「糸同士を編み込んで太い1本にするんだよ、で、それを足や手にお願い事をしながら巻くんだ」
ミカサ「お願い事?」
アルミン「そうそう、で、そのミサンガが何もせずに切れたら願い事は叶うって言われてるんだ
これなら訓練の邪魔にもならないし理由を説明したらエレンもずっと付けてくれると思うよ」
ミカサ「……成る程、編み込んで太くするのね……それなら……」ブツブツ
ミカサ「ありがと、アルミン」
アルミン「役にたてて良かったよ」
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:37:56.48 ID:jZhf8gx6o
ミカサ「後は糸を買ってくれば」
クリスタ「ミカサ、何やってるの?」
ユミル「ロクなことじゃないと思うけど」
ミカサ「エレンへあげるミサンガを作ってる、その為の糸を作ってる」
クリスタ「どれどれ見せて…………なにこれ……毛……!? ってミカサ! 昨日の事ホントにやる気!?」
ユミル「マジかよ……これは流石に引くぞ」
ミカサ「私はエレンに生きてて欲しい、その為ならなんだって出来る」
クリスタ「これからどうするの?」
ミカサ「後は糸と編みあわせて作るだけ、だから今から糸を買いに行こうと思ってた」
クリスタ「……分かった」
ミカサ「それじゃ」
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:38:28.16 ID:jZhf8gx6o
クリスタ「待って!」
ミカサ「?」
クリスタ「私のも……使って?」
ユミル「はぁ!? クリスタ気でも触れたか!?」
ミカサ「!?」
クリスタ「私もエレンには生きて帰ってきて欲しい、その気持ちはミカサと同じだから」
ミカサ「……ありがとう、クリスタ、きっと効果も上がる」
クリスタ「それじゃあ、ちょっと待っててね」
ミカサ「分かった」
ユミル「クリスタ!? マジでやるのかよ!」
クリスタ「ユミルはそこで待ってて!」
ユミル「……はぁ、ミカサ糸は私が買ってくるよ」
ミカサ「ユミル?」
ユミル「他に買いたいもあるしな、色とかの指定はあるか?」
ミカサ「特には無い、ユミルに任せる」
ユミル「あいよ、なら買ってくるから」
ミカサ「ありがとう、ユミル」
ユミル「なーに、ついでだよ」
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:40:06.53 ID:jZhf8gx6o
クリスタ「……ごめん、あまり生えて無くて……」
ミカサ「気にしないで、個人差はある」
クリスタ「でもまだちょっと出来てない」
ミカサ「後は糸を継ぎ足せば……」
「何やってるんですか? 二人でコソコソ」
クリスタ「サシャ!」
サシャ「なんですかこれ……毛……? ってまさか!? アレの毛ですか!?」
ミカサ「声が大きい」
サシャ「まさか本当にやるとは……恐れ入りました!」
ミカサ「後はユミルを待つだけ」
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:40:38.29 ID:jZhf8gx6o
サシャ「あ、あの!」
ミカサ「サシャ?」
サシャ「何を作ってるのかは分かりませんが……私のも使ってください、私もエレンには生きて帰ってきて欲しいですし!」
ミカサ「でも」
サシャ「大丈夫です、毎日ちゃんと洗ってますから!」
クリスタ「……ありがとうサシャ!」
サシャ「それでは、少し待っててくださいね!」
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:41:06.74 ID:jZhf8gx6o
サシャ「あまり力になれなくてすみません……」
クリスタ「わ、私も似たようなものだったし」
ミカサ「でも半分まで来た、後はユミルを待つだけ」
「珍しい3人だね! 何してるの?」
サシャ「ミーナですか、今はエレンへのプレゼントを作ってるところですよ!」
ミーナ「ええ、プレゼント!? なになに何作ってるの! なにこれ?」
クリスタ「ミサンガ、知ってる?」
ミーナ「あ、ミサンガ! で、これ何で出来てるのこれ……毛みたいだけど、黒と黄色と赤っぽい毛? そんな動物いた?」
クリスタ「///」
ミーナ「なんで顔赤らめてるの?」
サシャ「昨日の寝る前の話思い出してください」
ミーナ「昨日の寝る前……ってああああああぁああああ!?」
ミカサ「声がでかい」
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:41:33.05 ID:jZhf8gx6o
ミーナ「本当の本当にやる気!? 1本2本の話じゃなくなってるし!」
ミカサ「せっかくなら多い方が、それに私たちはもう毛が生えていない、つまり怪我無い」
クリスタ「一石二鳥だね!」
ミーナ「まさか本当にやるとは……」
サシャ「それじゃあユミルが来らお昼にしましょうよ!」
クリスタ「そうだね」
ミーナ「……待って! 私も力を貸させて!」
ミカサ「ミーナ……いいの本当に」
ミーナ「うん、私ので良ければだけど」
ミカサ「ううん、ありがとうミーナ、エレンの為に」
ミーナ「それじゃあ、ちょっと待っててね」
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:41:59.74 ID:jZhf8gx6o
ミカサ「1割と言った所」
サシャ「やっと1割ですか、先は長いですね!」
クリスタ「でも10割をそれにする必要も無いし、このぐらいで良いんじゃないかな?」
ミーナ「うーなんだか恥ずかしいね」
ミカサ「大丈夫、これもエレンの為」
サシャ「お腹も空きましたし、取り敢えず昼ごはんを食べて……」
クリスタ「ユミルを待つって言ったのに!?」
「なに固まってやってるんだ?」
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:42:40.39 ID:jZhf8gx6o
ミーナ「アニ!」
ミカサ「……」
アニ「なにしてんだ?」
ミカサ「貴方には関係ない」
アニ「あ?」
サシャ「どうどう」
アニ「私は馬じゃないぞ」
サシャ「エレンへのプレゼント作ってるんですよ!」
アニ「へぇー、ミカサがか?」
クリスタ「作ってるのはミカサだけど、私たちも協力したんだよ!」
アニ「協力? ただ見てるようにしか見えないんだけど……」
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:43:14.91 ID:jZhf8gx6o
サシャ「材料ですよ、材料」
アニ「あぁ、買ってきてって事か」
ミーナ「そんな感じ? 買ってきたというか取ってきた」
アニ「取ってきた? 狩りか?」
クリスタ「狩りというか刈ってきたというか」
アニ「え、ちょっと何作ってるのか教えてよ」
ミカサ「別に」
クリスタ「ミカサ、いいでしょ?」
ミカサ「……はい」
アニ「……ナニコレ? 毛が繋がってるの?」
ミーナ「ミサンガの材料だよー」
アニ「ミサンガ? あの結ぶ時にお願い事すると叶うとかいう、あのミサンガ?」
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:44:02.25 ID:jZhf8gx6o
ミカサ「そう、それ」
アニ「それと材料がなんの関係……が? この毛……黒、黄色、に赤毛……ってお前ら頭おかしいんじゃないか!?」
ミカサ「エレンに生きて帰ってきて欲しい、その気持ちを馬鹿にするつもり?」
クリスタ「アニひどい!」
サシャ「傷つきました……」
ミーナ「私たちの思いを……」
アニ「い、いやそういうつもりは無かった……けど……ほら、もうちょっとやり方? というかなんと言うか、例えばお守りの中に入れるとか」
クリスタ「お守りの中に毛が入ってたほうが気味悪がられるよ」
アニ「そ、それもそうか……な、なら……」
サシャ「毛で作られたものなんていくらでもあります! 馬の毛からブラシ! 羊の毛からは服! なんらの問題はありません!」
アニ「い、言われてみれば……そうかも……?」
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:45:55.50 ID:jZhf8gx6o
ミーナ「でしょ? それでもアニはそういう事言うの?」
アニ「い、いや悪かった」
ミカサ「それじゃあこれで」
アニ「あ、ちょっと!」
ミカサ「なに?」
アニ「そ、それなら私のも……」
クリスタ「アニも?」
アニ「あぁ、アイツを思う気持ちは一緒だ」
ミカサ「……分かった」
アニ「あ、ありがとう! それじゃあ待ってて」タタタタ
クリスタ「ミカサの事だから拒否するのかと思っちゃった」
ミカサ「確かにアニはエレンを誘惑する、だけどエレンの事を想っているという気持ちまでは蔑ろにしない」
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:46:40.08 ID:jZhf8gx6o
ユミル「買ってきたぞー」
アニ「……なんか落ち着かないな」
クリスタ「私も最初はそうだったけど、慣れちゃった」
サシャ「羊の気持ちがわかった気がします」
ミーナ「ははは、確かに今の私たち羊と同じかもね」
ミカサ「ユミル、ありがと、お金は後で払う」
ユミル「あ、その事なんだけど、ミカサ」
ミカサ「なに?」
ユミル「」チヨイチョイ
ミカサ「?」
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:50:31.26 ID:jZhf8gx6o
次の日
ミカサ「はい、これエレンに」
エレン「なんだこれ……紐?」
ミカサ「ミサンガ、これを願い事をしながら手首や足首に巻いて」
エレン「巻くとどうなるんだ?」
ミカサ「巻いたそれが、自然に切れたらその願い事が叶うらしい」
エレン「へぇ、おまじない的なものか、でも俺こういうの苦手なんだよなぁ」
ミカサ「それに皆で作ったもの」
エレン「皆?」
26 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:52:53.64 ID:jZhf8gx6o
ミカサ「私とクリスタとサシャとミーナとアニ、後ユミルも、頑張ってるから願いが叶えばって」
エレン「そうなのか! なら付けないと悪いな!」
ミカサ「ううん、エレン、大切にしてね」
エレン「あぁ! あ、ユミルじゃん、おーいユミルー」
ユミル「どうしたんだ?」
エレン「ほら、ミカサからミサンガ貰ったんだけどユミルも作ったんだろ? ありがとな」
ユミル「別に大したことじゃないさ」
エレン「……お、ユミルもミサンガ付けてるのか」
ユミル「あぁ、私もミカサに作って貰ったよ、今ならどこへ行っても生きて帰って来れる気がするね」ニヤ
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:53:38.68 ID:jZhf8gx6o
エレン「どうした? ボーッとして」
ミカサ「そのミサンガまだ持ってたんだと思って……色々思い出してた」
エレン「あぁ、切れちゃったけどな、なんだか愛着わいちゃって、懐かしいなぁ、もうあれから結構経つのか」
ミカサ「ねぇ、エレン」
エレン「なんだ?」
ミカサ「その毛、頂戴?」
エレン「は、はぁ!?」
ミカサ「ダメ?」
エレン「だ、駄目ってわけじゃないけど……恥ずかしいだろ」
ミカサ「」ジー
エレン「わ、分かったよ、ほら」
ミカサ「ありがと」ギュ
エレン「でも何の意味があるんだ?(確かアルミンが言ってたのは女の毛じゃないと意味無かったはずだけど……)」
ミカサ「エレンの弾が当たるように」
完
28 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:55:59.19 ID:jZhf8gx6o
くぅ〜疲れましたw
セイラさん見たら急に思い出して書きたくなった
本当はひとりひとり何とかして渡そうとする感じにしようと思ったけど
思い浮かばなくてやめた
また立てると思うからその時はよろしく
29 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 09:56:41.91 ID:CRoHDjjDO
素晴らしい…乙
30 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 10:04:54.48 ID:LvzxCZTAO
ユミルはクリスタのやつ分けて貰ったのか……
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 10:18:18.05 ID:gHhM/yIIO
乙
女の子の陰毛で出来たミサンガとかAVのプレゼント企画でありそう
32 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 11:06:31.99 ID:32rPc9zS0
す、素晴らしいハーレムだった(吐き気)
33 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 16:31:45.77 ID:JFH7NSIvo
オチがすごく良かった
34 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/28(火) 16:32:01.05 ID:6yh51BiuO
ミカサ大勝利だな
35 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/29(水) 00:56:27.95 ID:mYSiGiPko
このネタの発想はどこから来るんだよww
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