兄｢小さい時から隣に住んでいる幼なじみなんていない｣＠VIPService過去ログ倉庫

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兄｢小さい時から隣に住んでいる幼なじみなんていない｣

1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/05/30(木) 22:34:23.71 ID:vojCLf+r0: ※とりあえず兄は高２設定
妹は中３　妹と義妹は同い年
お姉さんは大学1年です

初めての投稿です。至らぬ点があるかもしれませんが楽しんでいただければうれしいです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1369920863
2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/05/30(木) 22:37:30.71 ID:vojCLf+r0: 兄｢小さい時から隣に住んでいる幼なじみなんていない｣

幼｢居るわよ｣

兄｢離ればなれになって数年ぶりに再会する妹なんていない｣

妹｢お兄ちゃーん｣

兄｢血の繋がっていない家事万能な義妹なんていない｣

義妹｢義兄酷い･･･｣

兄｢真面目で優等生な委員長なんていない｣

委｢兄君？｣

兄｢金髪ツンデレお嬢様なんていない｣

嬢｢ツン？･･･って失礼ですわ｣

兄｢無口でおとなしい文学少女なんていない｣

文｢･･････いるよ･･･｣

兄｢健気で真面目な後輩なんていない｣

後｢先輩酷いですよ････｣

兄｢学園のアイドルな生徒会長なんていない｣

会｢いるんだよー｣

兄｢Ｓっ気のあるエロい先輩なんていない｣

Ｓ｢あらあら、うふふ｣

兄｢近所に住んでいる優しいお姉さんなんていない｣

姉｢優しいだなんて///｣
3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/05/30(木) 22:42:26.50 ID:vojCLf+r0: 兄｢･･･そうだよな、友よ｣

友『何ふざけたこと言ってんだ。現実を受け入れろや』

兄｢いや、こんなギャルゲー展開起きるかよ、これはきっと夢だ｣

一同｢兄(さん、君)！！！｣

兄｢はい････｣ｼｭﾝ

友『ツケはしっかり埋めろよ。だいたい人助けしたりするのはいいが、後先考えずフラグ建てるなよ』

兄｢いやぁ･･･そんなつもりは･･･｣

友『ん？そう言えば、みんなはどういった経緯で兄の事慕うようになったん？』
4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/05/30(木) 22:50:29.96 ID:vojCLf+r0: 幼｢わ、私は五歳の時に兄の家族と私の家族で行った旅行で、私が森の中で迷子になって、それを兄がキズだらけになりながらも探して見つけてくれた時に好きになりました。｣

兄｢イヤ、あれはカブトムシ探してたら偶然に･･･キズなんか坂道で転がった時のだし｣

妹｢私は、七歳の時に両親の離婚で離ればなれになってからお母さんが死んじゃって、お兄ちゃんの家に戻る事になって、７年ぶりに再会した私に『もう絶対お前を離したりしない』って言ってくれた時凄く嬉しかった｣

兄｢いやいや、あの(元？)母さん死んでないから、生きてるからね。」

兄「(まぁ、徳川埋蔵金見つけてくるって言ったきりだしな･･･いちよう手紙が月2～3枚くるから生きてると思うけど・・・)」

兄「それに“離婚”じゃなくて勝手に『妹の第六感を頼りにツチノコ捕まえてくる!!野郎共は己のミジンコでも弄ってな!!』って手紙置いて妹連れてどっか行った訳だし・・・」

義妹｢私は、義兄と家族になってから4年目の冬にお母さんとお義父がいなくなったとき、義兄が『俺が何があってもお前を守る』って言ってくれたときに///｣

兄｢いなくなったって言うか、商店街の福引きで世界一周ペアチケット当てて旅行に行ってただけだから。それに家に二人だから兄として守るのは当然だろ｣

委｢私は、いつもクラスの手伝いをしてもらっていて、そのお礼にお弁当を作っていったら、『美味しい!!!こりゃあ委員長は良いお嫁さんになれるな』って言ってくれて///｣

兄｢手伝いはしてたし、言ったことも間違って無いけどあれは、純粋に思ったことを言っただけで･･･｣
5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/05/30(木) 22:54:49.73 ID:vojCLf+r0: 嬢｢わたくしは、お父様に政略結婚させられそうになって家出したところを兄様に助けて頂き、さらに兄様はお父様に政略結婚をやめてほしいと三日三晩必死に説得してくださり、さすがのお父様も根気負けして解消して下さり、今では屋敷一同で兄様の事をわたくしの伴侶にと///｣

兄｢女の子の泣き顔は、放っておけないし、親父さんの娘を道具の様に考えてる所にカチーンと来たからだよ･･･って、伴侶！？｣

文｢･･･私は、人と話すのが･･･苦手で･･･本屋さんで聞きたいけど店員さんに聞けなくて困っているところを･･･兄君に助けてもらって･･･そ、それからも何回か助けてもらって、それに対話の苦手を治そうといろいろ協力してくれて･･････///｣

兄｢あれだけ挙動不審だったらイヤでも気になるだろ。でもだいぶ話せるようになったな･･･｣

後｢私は、駅で恐い人達に声掛けられて怯えていたところを先輩が助けてくれて、それで///｣

兄｢恐い人達って、あれ道訪ねていた外国人さんだからね。助けたって言っても道教えただけだからね｣

会｢私は、兄君には、生徒会選挙の活動を手伝ってくれた只一人の人だし、私を変えてくれた恩人だから、今の私がいるのは兄君のお陰なんだ｣

兄｢俺、中学の時に生徒会長やっていたんで少しアドバイスしただけですよ。それに変えたって言ってもメガネをコンタクトにして髪をおろさせただけですよ｣

Ｓ｢私は、兄ほど苛めたくからかいたくなる子は他にいないし、それに･･･あの時、いきなり押し倒してきた時は流石に驚いたし焦ったわよ。知っている？Ｓって打たれ弱いものなのよ///｣

兄｢いや知りませんし･･･それに押し倒したってあれは、先輩が風邪ひいて看病をしていたときに足に引っ掛かっただけだと･･･｣

姉｢私は～小さな頃から兄といたし、沢山の思い出もあるし、将来も約束したし～｣

兄｢覚えてませんけど･･･約束｣
6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/05/30(木) 23:03:20.77 ID:vojCLf+r0: 友『ハハハ･･･氏ね兄。貴様なんぞ着信拒否、迷惑メールにしちゃるで』ｶﾞﾁｬ

兄｢ちょっ！?・・・アイツ電話切りやがった｣
ゴゴゴ!!!!!!!!

兄｢ひっ！･････あ、あの～｣ｵｿﾙｵｿﾙ

一同｢さあ、誰にするんですか？｣

兄｢え～と・・・｣

兄｢と、とにかくだなお前ら、俺が言いたい事はだな－－｣
7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/05/30(木) 23:11:00.97 ID:vojCLf+r0: 幼｢私が兄に一番相応しいのよ。幼なじみは正義、幼なじみこそ絶対!!!｣

妹｢いえ、離ればなれからの再会という運命的な事もあり、妹である私がお兄ちゃんに相応しいのです。妹萌えは最強です｣

義妹｢何言ってるんですか妹の時点で貴女には勝ち目なんてないのよ。つまり義妹である私こそが義兄のお嫁さんです｣

委｢いえ、兄君は私に良いお嫁さんになれると言ってくれました。私が一番相応しんです｣

嬢｢いえわたくしなら財力も有りますし、兄様になら次期当主を任せれると、お父様とお母様も認めて下さっております。つまり兄様は私と伴侶になるのですわ｣

文｢･･･愛はお金を越えます･･･お金や地位で勝ち負けを決めちゃだめ･･･です。兄君は私を助けてくれました･･･すごく嬉しかった･･･だから次は私が兄君を幸せにします｣

後｢一方的な愛はいけませんよ。良い妻の条件は、おしとやかに、健気に、そして揺るがない信頼関係です。お母さんが教えてくれました。私にはそれがあるんです｣

会｢にゃにーお～♪兄君と私には共に戦ったというかけがえのない絆があるのだ。この絆は何があっても絶える事はないのだ～｣

Ｓ｢あらあら会長様とあろう御方が何世迷い言言っているのかしら？それに絆なら私にもあるわよ、主従関係がね!｣

姉｢兄君はＭなんかじゃないんだよ。ちょっぴりＳよりのノーマルなんだよ。それに兄君約束してくれたもん、『僕大きくなったらお姉ちゃんと結婚？するの』って｣

ｷｵｸﾈﾂｿﾞｳｽﾙﾅ! ｵﾆｲﾁｬﾝﾊﾜﾀｼﾄｹｯｺﾝｽﾙﾉｷﾝｼﾝﾊﾀﾞﾏﾘﾅｻｲﾜﾀｼﾀﾁｶﾞｲﾁﾊﾞﾝｵﾆｱｲﾃﾞｽﾜﾀｸｼﾆﾊｲﾎﾞｸﾉﾆﾓｼﾞﾊﾆｲﾜ･･･ｶﾂﾉﾊﾜﾀｼﾃﾞｽｾﾝﾊﾟｲｽｷﾃﾞｽｽﾞﾙｲﾖｺｳﾊｲﾁｬﾝ! ｵｼｵｷｶﾞﾋﾂﾖｳﾈﾐﾝﾅﾔｸｿｸｦ･･･
8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/05/30(木) 23:21:13.64 ID:vojCLf+r0: 兄｢あの、だからね君達、一つ言いたいんだけど･･･｣

一同｢兄(さん･君)!!!｣

兄｢だから･･･その･･･｣

ビンポーン

兄｢あ、はーい｣ｶﾞﾁｬ

？｢兄君～遅いよ、もう時間だよ｣
9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/05/30(木) 23:22:11.38 ID:vojCLf+r0: 兄｢おおモブ子。やっべもう約束の時間か｣

妹｢お、お兄ちゃん･･･誰ですかその人｣

兄｢あぁ悪い悪い紹介が遅れたな俺の彼女のモブ子だ｣

モ｢はじましてモブ子といいます。兄君のこ、恋人です///｣ﾎﾟｯ

義妹｢義兄･･･今なんと仰られたのでござるか｣ｶﾞﾀｶﾞﾀ

兄｢語尾おかしいぞ、モブ子は俺の彼女だと言ったのだが｣

義妹｢そげぶ｣ﾌﾞｼｬｰ
10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/05/30(木) 23:22:55.44 ID:vojCLf+r0: 幼｢だ、誰よそいつ?いつ知り合ったのよ｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

兄｢･･･何言ってんだお前は。モブ子だよお前と同じで小一から同じクラスにいただろうが、今は俺の前の席に座っているだろうが｣

幼｢え？もしかしてあの地味すぎて『カメレオンの魔女』の異名を持つモブ子ちゃん!？｣

兄｢そんな異名が･･･とりあえずそのモブ子だよ。今は俺の彼女の｣

幼｢･･････････････｣ﾊﾞﾀ

委｢兄君、いつから付き合って･･･｣

兄｢昨日の放課後に告白されて、まぁ･･･それで･･･ねぇ///｣

モ｢もう兄君///恥ずかしいから言わないでよ･･･｣ﾓｼﾞﾓｼﾞ

委｢あ、あれ？｣ﾊﾞﾘｰﾝ

兄｢とりあえず今からデートだから出てくでな｣

一同｢ｼｶﾊﾞﾈｰ｣

兄｢じゃあモブ、行こうか｣

モ｢うん♪兄君｣

おわれ
11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/05/30(木) 23:23:43.33 ID:vojCLf+r0: その頃、
？｢フヒヒヒ兄君、逃がさないよ…｣ｼﾞｰ

??｢兄君は私のもの兄君は私のもの兄君は私のもの･･･｣ﾎﾞﾂﾎﾞﾂ

???｢誘拐･･･薬･･･洗脳･･････イケる･･･｣ﾆﾀﾆﾀ

完？
12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2013/05/30(木) 23:25:07.15 ID:UgqNa87AO: 最後が見えないなぁ、こんだけ風呂敷広げたんだから、しっかり畳んでいこうぜ！
13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2013/05/30(木) 23:26:14.21 ID:aYAevl48o: ヒロイン「私を倒しても第二第三の…」
14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2013/05/30(木) 23:27:27.40 ID:vojCLf+r0: 以上にて完結です。
素人の書込みでしたが、皆様の目に通して頂けただけでも十分な成果です。
また投稿してみたいと思っているので、その時はまたよろしくお願いします
15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2013/05/30(木) 23:32:27.85 ID:Zy3T/77g0: これで完結かよ！

それはそうときになったから一言
>>4
いちようじゃなくて一応(いちおう)な、ネタだったらすまん

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