VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/05/30(木) 23:30:29.68 ID:+SYRG3Uu0<>ーー朝
妹「おにぃちゃん、起きてよー」ドシドシ
男「んんー」
男「あと三分間だけ待ってくれ」
妹「おにぃちゃんー起きてよー」
男「!?」
男 (果たして俺にこんな可愛い妹がいただろうか? いやいない)
男「って誰!?」
妹「はぁ? どうしたのおにぃちゃん...」
男「ここは確かに俺の部屋のはずなのに...どういうこった」
妹「ほら早くご飯食べて学校行くよ」
男「ぬぬぅ」
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<>男「いつのまにかギャルゲの世界に迷いこんでた」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/05/30(木) 23:35:53.91 ID:+SYRG3Uu0<> ーー学校
男「流れで学校まで来てしまったーー」
女「男おっはよー」ビシッ
男「えーと...どちらさまで?」
女「んー、なんのギャグ? つまんないよ?」
男 (なんだこの美少女は、俺のクラスにこんな奴いたか?)
女「男、変だよ?」
男「あ、ああ、そうかな...」
女「頭でも打った?」
男「い、いや...」
女「ふーん、まぁいいや」
男 (何がどうなってんだ) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/05/30(木) 23:42:14.15 ID:+SYRG3Uu0<> ーー昼
幼「あれ、男じゃんー、どしたん」
男「・・・」
幼「え、なに」
男「え、誰?」
幼「はぁ? 幼なじみの顔忘れる?」
男「幼なじみ...」
幼「そうよ」
男 (なんだよ、これ...)
男 (学校はいつものままなのに知らない美少女が...)
男 (もしや、これはギャルゲの世界なのでは...!?)
男 (・・・まさかー) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/05/30(木) 23:47:45.34 ID:+SYRG3Uu0<> 男「我ながら酷い妄想だ、これは夢だ夢」
委員長「あら男くん、どうしたの?」
男「ほらまた来たよ〜」
委員長「あら、いけなかった?」
男「いえいえいえいえ」
委員長「ちょっとこの資料運ぶの手伝ってくれる?」
男「いいですよー」
男 (もしギャルゲならなんかイベントあるはず...ワクワク)
委員長「あら優しいのね」
男「どこまでですか」
委員長「教室まで」
男「了解ー」ヨイショ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/05/30(木) 23:52:54.47 ID:+SYRG3Uu0<> ーー教室
委員長「ありがとうね」
男「いいもんですよ、たまには人助けも」
男 (決まったーー)
委員長「へー、じゃあまた頼もうかしら」
男「いいですよー」
男 (どうせ夢だし)
委員長「あら頼もしいのね」
男「いつでも頼ってください」
委員長「はい、頼りにしてます」クスッ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/05/30(木) 23:57:15.01 ID:+SYRG3Uu0<> 男 (なんだこの素晴らしい夢は)
男 (いや夢なのか!? 頬をつねるか)ギュー
男「...痛い...だと」
男「まさか本当にギャルゲと化したのか、この世界は」
男「...ゴクリ」
男「つ、つまりハーレムだって可能なのか...!?」
男「なんなんだこれは、なんなんだぁぁあああああ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/05/31(金) 00:05:55.45 ID:pMUKTmfA0<> 男「つ、つまり今の所は攻略対象は妹 女 幼 委員長の四人ってことか...」ブヒィ
男「じゃ、まずは女から攻略しよう、そうしよう」
女「あれ、男まだ帰ってなかったの?」
男「!? うわ、びっくりした」ドキドキ
女「えーなんでー」
男「あ、そうだ女、趣味とか教えてよ」
女「え、急に何、しゅ、趣味ーー」
女「映画とか好きかな」
男「よし今度映画行こう」
女「え、なにそれは」
男「たまにはいいだろ」
女「まぁいいけど」
男「じゃあ明日な」
女「明日ァ!? 早くない!?」
男「善は急げだぜ」
女「わ、わかった…」
男「じゃあまた明日ー」
女「うん」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/05/31(金) 01:37:37.72 ID:niRglnD4o<> よくわからんが期待しとく <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/05/31(金) 16:48:49.96 ID:eQvOyLOvo<> とりあえず期待 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/05/31(金) 17:04:59.41 ID:5SKHWU2DO<> じゃあ俺も期待しとく <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/05/31(金) 22:58:37.05 ID:pMUKTmfA0<> ーーデート当日
男「待った?」
女「私も今来たんだよー」
男「じゃあ映画館行くか...」
女「うんー」
ーー移動テケテケーー
男「この映画は巷で噂の映画だよね」
女「うん、そうだね」
男「じゃあ見るかーー」
男 (ククッ順調だ)
ーー上映ーー
女「わー、いいねこの構図」
男「こ、構図?」
女「!?...ちょっとお花摘んでくるね」
男「お、おう」
女 (まさか、そんな...) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/05/31(金) 23:14:35.73 ID:pMUKTmfA0<> 男「うーん、女遅いなー」
男「ちょっと見てくるかー」
男「トイレには入れないけどさ、なんとかなんないかな」
ドンパチ
男「ん、なんだこの音は...」
ーー裏路地
女「はゅ!? 男!? 」
男「お、お前なにしてんだ」
女「ごめん、ずっと黙ってたけど、私は...」
男「なんだってんだい」
女「魔法使いなの」
男 (なんだこれは魔法使い属性だと?)
女「今敵1と戦ってるの」
敵1「倒すぜぇ」
男「なんだこの敵1は」
女「とにかくここはまかせて」
男「だがしかし俺も男だ手伝いくらいはできる」
男 (さすがギャルゲ、ハチャメチャな設定だぜ)
女「相手も一流の魔法使いなの、とにかく安全な場所へ」
敵1「クケケ、おいらの力で爆発するでやんすよ」
女「フレイム」ボゥ
敵1「うがーあ熱いざんすぅー」
男「なんだこれは」
敵1「うがぁ」
男 (えー、まじかよ燃えてるわ)
住民「火事だーあ!!」
男「えっ」
女「やばっ、逃げよ」
男「お、おう」ダダッ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/05/31(金) 23:23:38.66 ID:pMUKTmfA0<> ゼェゼェ
男「どういう事なの...ハーハー」
女「説明すると長いから三行で解説するね」
男「親切ッ...」
女「私の家系は火の魔法を使うの」
女「最近悪い魔法使いが魔法使い狩をしてるの」
女「そいつらと戦ってるの、今ここ」
男「なるほど」
男 (ギャルゲならここは助けるべきか...)
男「よし、なら手伝ってやる」
女「えぅ!?」
男「なんでもする、言ってくれ」
女「えー、いいよー」
男「頼む、手伝わせてくれ」
女「うーん、じゃあ魔界に行って伝説の竜と契約してきて」
男「え」
女「なんでもしてくれるんだよね?」
男「お、おうよ」
女「じゃあゲート用意するから明日ウチに来て」
男「う、うん」
女「じゃ、また明日」
男「さいならー」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/05/31(金) 23:29:04.57 ID:pMUKTmfA0<> ーー自宅
男「女の家...クゥー女子の家なんて初めてだークゥー」
妹「おにぃちゃんにやにやしてるけど、どーしたの?」
男「お前の攻略はあとなんだから出てくんな」
妹「攻略...? わけわかんないし、もう知らないー!」
男 (ギャルゲと化した日常では魔法なんてあっても不思議じゃないな)
男「でも、魔界に飛ばされんのかな...」
男「怖い、怖いよ」ガクブル <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/05/31(金) 23:36:40.83 ID:pMUKTmfA0<> ーー翌日、女宅
女「いらっしゃいー」
男「おじゃまー」
女「さぁゲートはできてるよ」
男「え、もう行くの!?」
女「え、行かないの?」
男「...行くよ」
男 (くそぉ女の部屋行きたよぉおおお)
女「じゃあゲート入る前に注意」
女「魔界での時間はこの世界の時間よりも速く動いてるの」
女「大体あっちで百年たってやっとこっちの1日よ」
男「また恐ろしいことを」
女「伝説の竜と契約したら出てこれるから安心して」
男「安心できない件」
女「あと死んだらごめんね」
男「え、死ぬの!? 嘘、今からやめてもいいの!?」
女「いいから、いってらっしゃい」トンッ
男「うえぇぁぁぁぁ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/05/31(金) 23:46:08.77 ID:pMUKTmfA0<> ーー魔界
男「いててて」
男「くそぉ、女めー、Sっ気あると思ってたら...」
騎士「な、なんだ人間か!?」
男「うぇ!? 人!?」
騎士「驚いた...この世界に人がいたとは」
男「俺は今飛ばされてきたんだよっ」
騎士「そうか、いや私は魔王討伐のために勇者ともどもやってきたのだが...」
男「ゆ、勇者...」
男 (ギャルゲ... だったよな?)
騎士「しかしはぐれてしまったんだ」
男 (しかし女性の騎士か、美人だなぁ)
騎士「おい、聞いてるのか?」
男「は、はい!」
騎士「よければ私と来ないか? ほら魔物もいるだろうし」
男「そうですね!」
男 (やっぱギャルゲだわ、この人も攻略できんのかな)
騎士「とにかく勇者を探しに行こうか」
男「は、はい!!」 <>