VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:38:41.62 ID:FZk1Bepw0<>P「やよい、今日のLIVEは大成功だったな」
やよい「うっうー!とーっても楽しかったですー!」
P「よし、それじゃあ帰るか」
やよい「はい!……あれ?何か落ちてる。なんだろう」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370795921
<>やよい「なんだろうこの指輪……」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:39:07.05 ID:FZk1Bepw0<> それは、やけに形の大きい指輪だった

やよい「あわわ……こんなに高価そうな物、どうしよう」
P「やよいー?早く行くぞー」
やよい「はわっ!?は、はーい!今行きます!」
 
白い魔法使い「……ふむ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:41:16.57 ID:FZk1Bepw0<> アイマス×ウィザードのSSです。初投稿なのでお手柔らかに(はぁと) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:41:43.28 ID:FZk1Bepw0<> 〜車内〜
やよい(どどどどうしよう……これ持ってきちゃった)
P「やよいは明日は伊織とレッスンだったな」
やよい「は、はい!」
P「伊織と会うのも久しぶりだな、未だ竜宮小町の勢い衰えずってとこか」
やよい「伊織ちゃん達、すごいですよね」
P「ああ、だがやよい達もすぐ有名にしてやるからな」
やよい「プロデューサーさん、私がんばります!」
P「ああ、その意気だ」
やよい(今日はもう遅いし、明日交番に届ければいいよね。これはかばんに仕舞っとこうっと)
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:43:10.62 ID:FZk1Bepw0<> 需要…ある?
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:44:09.28 ID:FZk1Bepw0<> 〜次の日・高槻家〜
やよい「もうっどうして目覚ましを止めたりしたの!お仕事に遅れたらお姉ちゃんだけじゃなくて他の人も困るんだよ!?」
長介「だって……姉ちゃん最近疲れてると思って……少しでも長く寝ててもらおうと……」
やよい「気持ちはすごくうれしいけど、やっていいことと悪いことがあるんだよ?それに長介もお兄ちゃんなんだから……
長介「うるさいよ!!姉ちゃんのバーカ!そんなに仕事が大事ならさっさと行っちゃえ!」
やよい「っ!言われなくてもそうするよ!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/10(月) 01:44:15.75 ID:BX8kvZq/o<> いいから書こうぜ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:44:39.35 ID:FZk1Bepw0<> 〜レッスン場〜
P「そう、そこでつま先を……」
伊織「ねえ、ちょっといいかしら?」
P「ん?どうした?難しいとこでもあったか?」
伊織「この完全超越スーパーアイドルの伊織ちゃんに難しいところなんてないわよ。……やよいのことよ」
P「やよいか、そういえば今日は少し元気がないな」
伊織「あんた、なんとかしなさいよ。これじゃ完璧なレッスンなんてできっこないわ」
P「うーん……やっぱり本人に直接聞くのが一番だろうな」

P「やよい、ちょっと来てくれ」
やよい「は、はい!どこか悪かったですか?」
P「いや、そうじゃなくてな。やよい、何かあったのか?」
やよい「いや、何も……」
P「あるんだな。どうした、言ってみろ。話したら楽になるかもしれん」
やよい「それが……」
P「なるほど、そんなことか」
伊織「ちょっとあんた、そんな言い方ないじゃない」
P「だって、今回の事で悪い奴なんていないからな。やよい、長介に謝りに行こう」
やよい「どうして私が謝るんですか?今回の事だって長介が……」
P「だってじゃない。悪いことをしたから謝るんじゃない。仲直りするために謝るんだ。」
やよい「でも……」
伊織「あんたってホントド直球よね。ほらやよい、行くわよ。あんたがしょげてたら私のレッスンまで悪くなるわ」
やよい「伊織ちゃん……」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/10(月) 01:44:42.91 ID:YGMQc+Ss0<> いいからとっとこ書け太郎 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:45:22.80 ID:FZk1Bepw0<> バンッ!!
響「大変だぞやよい!!やよいの弟が!!」
P「うおっ、びっくりさせるな響、一体どうしたんだ?」
響「それが!逃げたオウ助を捜してたらやよいの家の前にかすみがいて!『長介兄ちゃんがが何かにさらわれた』って!!」
P「なんだと!?何かってなんだ!!」
響「自分にもわからないさー!!」
伊織「ちょっと二人とも、落ち着きなさいよ!とりあえず状況を……ってやよい?やよいがいないわ!!」
P「ななななんだって!?いろいろ起きすぎて何が何だか……そうだ落ち着け、こんな時は落ち着いて素数を数えるんだ。2、3、5、7、11、13…
響「やってる場合かーっ!!きっと長介を捜しに行ったんだ!イヌ美!ハム蔵!追いかけるんだ!!」
いぬ美「バウッ!」(やれやれ、だわ)
ハム蔵「ヂュイッ!!」(やれやれ、だぜ)
伊織「もしもし新堂?大至急長介を捜して頂戴。……ええ、そうよ、やよいの弟。頼んだわ」
P「よよよよし!俺達も行くぞ!!」
伊織&響「了解!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:45:56.72 ID:FZk1Bepw0<> 〜公園〜
やよい「はぁっはぁっ!!」(長介……どこにいるの?)
コートの男「おっと、お嬢さん、これはお嬢さんのかな?」
やよい「あ、私のかばん……あ、ありがとうございます」(あれ?私かばんなんて持ってきてたっけ?)
コートの男「最近は物騒なことが多いですからね、気を付けてください。さっきも小さい少年が一人で……」
やよい「っ!それどこでみたんですか!!」
コートの男「たしか町はずれの工場で……でも変ですね。あそこは廃工場だったはず。」
やよい「ありがとうございます!!」(長介……!)

コートの男「さて、どんな力を見せてくれるのかな?お嬢さん」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:46:24.13 ID:FZk1Bepw0<> 〜廃工場〜
長介「何すんだよ!!離せよ!!」
男「うるさいなぁ、静かにしててよ。山本さん、早いとここの子からファントムを生み出しちゃってよ。」
山本「わかったわかった、なら早いとこ教えてくれよ。どうしたら君は絶望する?」
長介「さっきからゼツボウゼツボウ何なんだよ!言っとくけど家に金なんてねーからな!!」
山本「そっか、なら」

山本の姿が……怪物『ファントム』へと形を変えた

ファントム「死への恐怖に絶望してもらうとしよう」
長介「う、うわぁ!なんだよお前!こっちくんなよ!!」

ファントムの腕が剣へと変わり、長介を追い詰める

ファントム「さあ、絶望するがいい!!」
長介「助けて…!!姉ちゃん…っ!!」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:47:06.82 ID:FZk1Bepw0<> 「長介!!」

長介の必死の叫びが届いたのか、そこに現れたのは

やよい「長介!!助けに来たよ!!」
男「あれあれ〜可愛いお嬢さん?ここは危険だから帰ったほうがいいよ〜」
ファントム「……なるほど、あれがお前の『希望』か。なら……まずはお前からだ!!」

ファントムが投げた石から数体のグールが現れ、やよいを取り囲む

やよい「長介!!今行くからね!!」
長介「姉ちゃん!危ない!」

グールが一斉にやよいに襲い掛かる
一般人の、しかも少女のやよいはなすすべも無く、地面へと押さえつけられる

やよい「ちょう…すけ…」
長介「姉ちゃん!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:47:46.79 ID:FZk1Bepw0<> やよいは思った
『自分はこんなにも無力なのか』と
『長介を、家族を守る力が欲しい』と

どこからか声が聞こえた

『ならば我に従え』と

なんでもいい。長介を救えるのなら、この世にたった一人しかいない希望『家族』を、救えるのなら

「……従います。だから私に、力をください…っ!!」

『ならば使うがいい、我の力を…』

瞬間、やよいに龍が舞い降りた
やよいを押さえつけていたグールが吹き飛ばされる
そして、立ち上がったやよいの手に握られていたものは

やよい「昨日拾った指輪…?」

それは、キラキラ輝いて。
私も、こんなふうになりたい。そう思った。
体が勝手に動く。これが力なのだろうか。
…いや、違う。これは私の意志。
誰かを救いたいと願った---私の意志の力!! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:48:45.93 ID:FZk1Bepw0<> やよい「変身!!」シャバドゥビタッチヘンシーンシャバドゥビタッチヘンシーン

『フレイム』ヒーヒーヒーヒーヒー!!

赤い光とともに現れた魔法陣が、やよいを包んだ

長介「ねえ…ちゃん?」
男「へぇ〜指輪の魔法使いかぁ〜」
ファントム「何だと!?」

それぞれが思い思い口に出している最中、やよいはグールたちを蹴散らす

やよい「まってて長介……私が、最後の希望だよ」

男「これはこれは……あの人に報告しないとね〜。それじゃあ山本さん、がんばってね〜」
そう言って男は去って行った

ファントム「ふん、逃げたか。まぁいい。こいつは久々に楽しめそうだよ。お嬢さん?どこまで耐えられるかな?」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:49:41.10 ID:FZk1Bepw0<> ファントムは阿修羅みたいな三面顔っていうイメージで <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:50:12.43 ID:FZk1Bepw0<> ファントム「っは!所詮はその程度か!ぁあ!?」
やよい「うぐ…っ!」

相手は慣れている。相手を徹底的に潰すことに
やよいはただのアイドルであり、殴り合いの喧嘩なんてたかが知れてる
その差は歴然だった
倒され剣を突き立てられ、また倒され剣を突き立てられ。

ファントム「お前これで何回死んだぁ!?もう覚えてねえよ!!」
やよい「うがっ!!ぁああああ!!!」
長介「姉ちゃん!!おいお前!やめろよ!!姉ちゃんから離れろ!!」
ファントム「ああ?なんだって?聞こえないなぁ?オラァッ!」
やよい「ぁああああああっ!!」
長介「やめろよ……もうやめてくれよぉ……」
ファントム「きーこーえーなーいーなー!!」
やよい「あああああああああああああ!!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:50:42.26 ID:FZk1Bepw0<> 長介「姉ちゃん、ごめん……俺がちゃんとしてないから、俺が弱いから……」
やよい「そ…んな…ことない!!」
長介「今日の朝だって…姉ちゃん…ごめん……」
やよい「ねえ…聞いて?私…長介のこと…大好き…だよ…ちょう…すけ…は、私のこと…好き?」
長介「………」
やよい「今日の朝…ごめんね?長介が…私を心配してくれたのに」
長介「………だよ」
やよい「ごめんね…こんなだめなお姉ちゃんで……」
ファントム「ああ……もう飽きた。そろそろ[ピーーー]よ。お前」
やよい「ぁあああああああ……っ!ちょう…すけぇ…っ!」
長介「大好きだよ!!姉ちゃん!!いつも!!いつも!!俺たちのこと見てくれてる姉ちゃんが!!大好きだよ!!……だから…今日だって俺が悪かったんだ!だから…っ!!」
やよい「え…へへ…これで…仲直り…だね」
長介「うん。…うん!!姉ちゃん!」
やよい「じゃあ…帰ろっか…手をつないで…お家に…」
長介「うん!!帰ろう!!一緒に!!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:51:26.02 ID:FZk1Bepw0<> やよいの体が光に包まれた
ファントム「ぐ……なんだこいつは!!」


『家族とは、暖かいものだな…』

また声がした。
しかしすぐに光は消え、そして代わりに新たな指輪が手元にあった。


さっきよりも強い輝き
それは、やよいだけの力ではない。
家族の『絆』の力。


『インフィニティ』

手に握られたのは斧。
目の前の絶望を……打ち砕くための斧。

やよい「最後はね、みんなでハイタッチするの」
ファントム「ふ…ざけたこと言ってんじゃねぇぞ小娘がぁ!!!」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:51:56.34 ID:FZk1Bepw0<> 「いくよ?うっうー!はい、ターッチ!!!」

ハイターッチ!!『シャイニングストライク』

それは光。どんな絶望の闇も照らすような希望の光。

ファントム「う、ガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

ファントムは消え、辺りは静寂に包まれる

長介「姉ちゃん!!」
やよい「長介!!」
長介「姉ちゃんごめん!俺…俺…っ!」
やよい「ううん、いいんだよ。それよりも、ほら。はい、ターッチ!」

『イェイッ!!』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:52:42.24 ID:FZk1Bepw0<> 光に包まれたやよいの傷はなくなっており、この事件を知る者は2人だけとなった

P「いや〜、それにしても長介が一人で遊びに行ってただけだったとはな」
伊織「ホントよあいつ!今度会ったらみっちり説教してやるわ!」
響「まあいいじゃないか伊織。結局何事もなかったんだろ?やよい」
やよい「はい!長介には私がしっかり言っておきました!」
P「仲直りもできたことだし、一件落着だな!」
伊織「あんた何もしてなかったじゃない」
響「プロデューサーは素数数えただけだぞ」
P「ハッハッハ!まあいいじゃないか!さて、今日はヴィジュアルレッスンだな!」
響「無駄に発音いいのがムカつくぞ…」
やよい「うっうー!今日も頑張りましょう!はい、ターッチ!」
やよい&響&伊織『イェイッ!』
P「あれ、俺は…?」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:54:44.48 ID:FZk1Bepw0<> くぅ疲。これにて中学生の[田島「チ○コ破裂するっ!」]は終了です。付き合ってくれてありがとう。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/10(月) 01:55:16.94 ID:FZk1Bepw0<> SSって書くの難しい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/10(月) 02:21:30.41 ID:sXH+HoX7o<> おつ。
ちょっと詰めすぎててみづらかったよ。 <>