◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 20:54:20.08 ID:bADKtAQA0<>
美希「ハニー!」

P「暑い! 抱きつくな!」

美希「ハニー! 今日はね、美希いーっぱいお仕事したい気分なの!」

P「……こりゃ雨が降るな」


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<>P「夕立」
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 20:55:49.44 ID:bADKtAQA0<>
P「あっつー」

春香「暑いですね〜。夏! って感じですねプロデューサーさん」

P「だなー。あつー」

春香「もう、だらしないですよプロデューサーさん。もっとシャキっとしてください」

P「だってあついんだもん」

 …………。

春香「ねぇプロデューサーさん。もしよかったら、またみんなで海に行きたいなーって」

P「う〜ん」

春香「だめ、ですか?」

P「う〜ん……帰ってスケジュール調整するか」

春香「! さっすがプロデューサーさんです!」

P「こら! ひっつくな! 暑い! ……ん?」

春香「くもって、きましたね」

P「こりゃ降るな。春香、走るぞ!」

春香「は、はい!」

 …………。

P「もー! クリーニング出したばっかのスーツ!」

春香「は、早い、早いですプロデューサーさん!」

P「新調したワイシャツー!」

春香「ま、待ってくだ、きゃっ!」

P「!?」

春香「うぅ。……あれ? 痛くない」

P「大丈夫か?」

春香「プロデューサーさん……ご、ごめんなさい! ズボンぐちょぐちょ」

P「あー。もう気になんないからいいよ。怪我はなかった?」

春香「は、はい。……プロデューサーさん。私もすっごい濡れてません?」

P「濡れてる。びしょびしょ」

春香「ですよね〜。はぁ、乾くかな」

P「ってか事務所戻れないなこりゃ。家帰って着替えてくるか」

春香「プロデューサーさんの家ってこの近く何ですか?」

P「すぐそこだよ。……春香も着替えるか? あるものでよければ貸すけど」

春香「それって……え、えぇ?! い、いきます行きます! 絶対行きます!!」

P「ジャージぐらいしかないぞ?」

春香「なくてもいいです! 雨様々ですよ! 様SUMMER!!」

P「……Yシャツ、あったかな?」
<>
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 20:57:27.00 ID:bADKtAQA0<>
伊織「ちょっとアンタ。なんで車じゃないのよ! このクソ暑い中を歩けっていうわけ!」

P「すいません」

伊織「……車2台あったわよね?」

P「律子と社長が使ってます」

伊織「……律子はいいわよ。なんで社長が乗ってるわけ!」

P「そりゃ新車だから乗り回したいんだろう」

伊織「業務に支障が出てるじゃないの! ああもう、暑いからそこのコンビニで涼むわよ!」

P「……20mごとぐらいに涼んでないか?」

伊織「溶けちゃうじゃない! アンタは私が溶けちゃってもいいってわけ?」

P「その時はほら、ちょうどペットボトル持ってるし。とけりん入れてやるって」

伊織「ほ、ほら暑さで頭がやられちゃってるから涼みましょ」

 …………。

P「お、春香のグラビア出てる。買ってこうかな」

伊織「すっごくあざとくない?」

P「かわいいからいいんだよ。それに伊織も似たようなもんだろ」

伊織「……アイスおごりなさいよアンタ」

P「はいはい。……外すごいな」

伊織「夕立、ね。ほら涼んで正解だったじゃない」

P「だな。といっても時間もあまりないから傘買って出るぞ」

伊織「……しょうがないわね。ほらさっさとレジ行きなさいよ」

P「伊織、ビニ傘もう1本」

伊織「1本でいいでしょ」

P「俺に濡れろってのか?」

伊織「ふ、2人で入ればいいじゃない! さっさと買ってくる!」

P「はいはい。仰せのままに。お嬢様」
<>
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 20:59:27.06 ID:bADKtAQA0<>
P「……」カチカチ

雪歩「……」カキカキ

P「……涼しいな」カチカチ

雪歩「……」カキカキ

P「雪歩ー、何書いてんの?」

雪歩「……」カキカキ

P「んー。ポエム?」

雪歩「み、見ちゃダメですぅ!」

 …………。

P「雨かー。濡れるから嫌なんだよねー」

雪歩「そうなんですか?」

P「雪にまでなっちゃえばいいんだけどなー」

雪歩「雨もいいですよ?」

P「そう?」

雪歩「はい。恵みの雨ですから」

P「……恵みの雪歩」

雪歩「ふぇ?!」

P「なんでもない」
<>
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 21:01:46.03 ID:bADKtAQA0<>
P「……うん。捕まった」

貴音「はて、捕まったとはなんのことでしょうか?」

P「渋滞。悪い」

貴音「あなた様が謝ることではありませんよ」

P「はー、なんでこんなに混んでるんだか。あ、貴音寒かったら言ってくれよ?」

貴音「ええ」

 …………。

P「雨まで降ってきやがった。まぁ車の中だからいいか」

貴音「……」

P「貴音?」

貴音「……雨とは、美しいものですね」

P「そうかぁ? 鬱陶しいだけだと思うけど」

貴音「春雨。梅雨。秋雨。雨と四季。移ろいゆく雨が四季を呼んでくる……」

P「確かに。日本は雨の多い国だし、表現も増えるか」

貴音「ええ。春はしとしとと、夏は驟雨」

P「……俺には難しいことはわからんぞ」

貴音「感じれば良いのですよ。夏は暑いのです。雨は誰が望むとも望まざるとも降るのです。自然を楽しみましょう」

P「だな」

貴音「ええ」

P「ま、貴音がいるから楽しめるんだけどな」

貴音「……この雨が何時までも続けばいいと思ってしまいますよ?」

P「……渋滞もいつまでも続けばいいな」
<>
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 21:03:07.46 ID:bADKtAQA0<>
亜美「ねーにーちゃんにーちゃん! 暇だよ暇ー!」

P「こっちは仕事で忙しいんだ」

亜美「ひーまー! 外もでれないー!」

P「あーうるせー! ほれ、これでもやってろ!」

亜美「なーにこれ」

P「パズル」

 …………。

P「……静かになったな。そんなにはまるか? あれ」

亜美「……スースー」

P「って寝てるのか。しかも腹出して。風邪ひくぞ」
<>
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 21:13:06.26 ID:bADKtAQA0<>
真美「ねーにーちゃんにーちゃん。暇だよ暇ー」

P「こっちは仕事で忙しいんだ」

真美「ひーまー! 外もでれないー!」

P「あーうるせー! ほれ、これでもやってろ!」

真美「なーにこれ」

P「パズル」

 …………。

真美「……」

P「ん? 寒いか?」

真美「……暇だからくっついてんの」

P「……そっか」
<>
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 21:14:04.04 ID:bADKtAQA0<>
真「ふぅ。いい汗かきましたねプロデューサー!」

P「死ぬ! 焼け死ぬ! 水が足りない!」

真「なっさけないなー。普段の半分くらいですよまだ」

P「俺は! アイドル! じゃない!」

真「普段運動しないからですよもう」

P「……ってなんで俺もダンスレッスンしてんだ?」

真「たまにはいいじゃないですか。気持ちよかったですよね?」

P「たまに、な。毎日やってたらバックダンサーデビューだ」

真「あ、目指しちゃいます!」

P「ふざけろ! さっさと事務所に戻って着替える」

真「えー。面白そうなのに」

P「死んじゃうだろ俺が。……しかしスタジオと事務所がドアトゥドアで3分か」

真「便利ですよね!」

P「だからって着替え持ってこないのはどうかと思うぞ」

 …………。

P「っと、雨降ってるな。走るか真。……真?」

真「へへっ、プロデューサー! 天然のシャワーですよ!」

P「なにやってんだ。風邪ひくぞ」

真「ほらほら! プロデューサーも! うりゃ!」

P「おいこら! ……ったく。このやろう! これでもくらえ!」

真「あ! やったなプロデューサー! ダイレクトアターック!」

P「うぉ! 重い重い!」

真「びしょびしょならぬ美女美女ですよ!」

P「あ、急に寒気が」

真「えー!」

P「水も滴るいい真ってか」

真「急に寒気が」

P「おい」
<>
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 21:18:46.90 ID:bADKtAQA0<> やよい「今日もいいお天気です! せんたくものもいーっぱい干してきちゃいました!」

P「天日干しが1番だよな。じゃ、お仕事終わったし帰るか」

やよい「はい! 帰りましょう! お疲れ様でした!」

P「おいおい、送るってば。外暑いぞ」

P「冷房寒かったら言ってくれよ?」

やよい「はい。大丈夫でーす。なんかスーパーの地下1階にいる気分かも」

P「……それっていいのか? ああ、涼しいってことか」

やよい「あれ? プロデューサー。雨降ってます?」

P「ん? ほんとだ。降ってきたな。……どうしたやよい?」

やよい「せ、せんたくものがー! プロデューサー! 急いでください!」

P「後ろに座ってなさい! もう付くから」

やよい「こ、ここでいいです! ありがとうございました!」

P「……俺も行くか」

 …………。

やよい「せんたくもの取り込まないと!」

かすみ「お姉ちゃんおかえりー」
浩太郎・浩司「おかえりー」

長介「お帰り姉ちゃん。どうしたの? そんなあわてて」

やよい「おふとん! お洋服!」

かすみ「あ、せんたくもの? みんなで入れておいたよ」

やよい「え? ほんと?」

浩太郎「うん! にーちゃんすげーはりきってた!」

長介「こら! 言うなよ」
浩司「ぼくもやったー!」

やよい「かすみ、長介、浩太郎、浩司。ありがと!」

P「こんちわー」

かすみ「あ、お兄ちゃんだ」

浩太郎「にーちゃん! おれせんたくものいれたんだぜ! すげーだろ!」
浩司「すげーだろ!」

P「おお! えらいえらい」

浩太郎・浩司「へへー」

やよい「かすみも長介もえらいえらーい」

かすみ「えへへー」

長介「な、なでるなよ姉ちゃん」

P「えらいえらい」

長介「プロデューサーまで!」

P「よーし、そんなえらい子たちには兄ちゃんが飯をおごってやる!」

浩太郎「おれにくたべたい!」
浩司「ぼくもぼくも!」
長介「……俺も肉!」

P「じゃあ焼肉だ! 食べ放題だ!」

やよい「うっうー! プロデューサーとみんなでご飯です! だったら毎日雨ふってほしいかなーって!」

P「それは俺の家計簿が赤字になっちゃうから。たまになたまに」 <>
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 21:19:44.21 ID:bADKtAQA0<>
P「くっそ! 機材大丈夫かこれ! PAさん大丈夫ですか!?」

PA「このくらいの雨へっちゃらよ!」

P「千早は大丈夫そうだけど。すこしは自重してくれよ雷さん」

 …………。

千早「ふぅ。お疲れ様でしたプロデューサー」

P「お疲れ千早。大丈夫だったか? 中止も考えたんだけど……」

千早「いえ。この程度の雨ならコンディションは崩れません。それに、私の尊敬するアーティストは雷雨の中でライブをしていました。それに近づければと」

P「誰だそりゃ」

千早「B'zです」

P「ああビーズか」

千早「ビー↑ズ↓です」

P「ビーズだろ?」

千早「ビィ↑ズ↓です!」

P「わかったわかった。ほら風邪ひくぞ」

千早「ありがとうございます」

P「水いる?」

千早「いただきます」

P「はい。……」

千早「な、なにするんですか!」

P「いや、タオルかぶってちびちび飲んでるの見ると年相応の女の子だな」

千早「……高校生を撫でる大人はいないと思いますが」

P「乾かしてるんだよ。そういうことにしとけ」
<>
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 21:20:36.27 ID:bADKtAQA0<>
P「もう打ち合わせは律子1人でいいんじゃないか?」

律子「もー。そんなこといってホントはサボりたいだけでしょ」

P「そんなことないって。事務所が涼しいからだよ」

律子「本音が出てますよプロデューサー殿。……あ、雨」

P「やっべ。傘持ってきてねぇ」

律子「はいどうぞ。今度からは携帯してくださいね?」

P「おお。サンキュ」

律子「……1個にすればよかったかな?」

P「ん? 何か言ったか律子?」
<>
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 21:22:12.30 ID:bADKtAQA0<>
あずさ「すいません。プロデューサーさん」

P「まったくですよ。おかげで雨のなか走り回ったじゃないですか。……ってその傘の量は何ですか?」

あずさ「えっと。雨宿りをしていたらいろんな男性の方から頂いてしまって〜。どうしましょう?」

P「……ほら、寄こしてください。こ、これでいいでしょ」

あずさ「そうですね〜」

P「迷子禁止。ですよ」
<>
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 21:23:53.79 ID:bADKtAQA0<>
響「あっついぞー」

P「うるへーおきなわん」

響「なんだぞーそれ」

P「おきなわんならこんな暑さ屁の河童だろ」

響「こっちの暑さは沖縄とは違うんだぞ。なんかこう、重いっていうか」

P「ぬーん」

響「暑くても海に入れないし。風もほとんどないだろ」

P「そうさまー」

響「ちゅら海が恋しいぞー! 暑いぞー!」

P「ちゅらさん」

響「……プロデューサー、話聞いてた?」

P「聞いてた聞いてた。ちゅらさんがはってんまいけるなんだろ?」

響「聞いてないし!」

 …………。

響「……プロデューサーがだらけてるからこんな事になるんだぞ」

P「俺は気象を操れるのか。こりゃまたプロデューサーランクが上がったな」

響「……コンビニ見つけるたびに涼んでたから雨に捕まっちゃったんだろ!」

P「しかもこんな軒先しか雨宿りするスペースないし!」

響「そうだぞ! ……あれ?」

P「おきなわん! 出動だ!」

響「どこにさー!」

P「そりゃ地球の平和とか心の安寧とかをもたらす旅に」

響「旅に出るの?!」

 …………。

P「……沖縄もさ、こんなふうに夕立降るのか?」

響「うん。でもあっちのはもっと雨が暖かい感じ」

P「ふーん」

響「だからみんな傘もささないんだ。すぐ乾くし」

P「そりゃいいな」

響「でしょ! ……ねぇ、プロデューサー。いつか1緒に沖縄行こうね」

P「そうだな。行こうか……どうした?」

響「えへへ。ゆびきりのつもり!」

P「小指だけでいいのか? じゃ5倍返し」
<>
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 21:25:52.68 ID:bADKtAQA0<>
小鳥「あれ? まだ誰も帰ってきてないのかな?」

小鳥「……水も滴るいいぴよちゃん更衣室に参上!」

P「うわっ!」

小鳥「きゃっ! し、失礼しました!」バタン

小鳥「……あれ?」

小鳥「普通逆じゃないですか?!」バタン

P「なんで開けるんですかぁ!」バタン
<>
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 21:27:18.98 ID:bADKtAQA0<>
社長「む、降ってきてしまったか。いやはや打ち合わせがここまで長引くとは」

社長「……止むまで待つとするか。ん? おお黒井! お前も来ていたのか!」

黒井「ふん! 貴様の顔など見たくもない。打ち合わせはもう終わりか?」

社長「ああ。だがこの雨で、な」

黒井「だから貴様は昔から要領が悪いのだ」

社長「これは?」

黒井「私は貴様と違ってまだ打ち合わせがあるのでな。1つ貸しだ」

社長「……悪いな。恩にきるよ」

 …………。

社長「しかし暑いな。少し涼んで帰るとするか」

社長「コーヒーを1杯」

社長「ん? あれは黒井?」

社長「……スーツが濡れるだろうに。全く、キザな男だよお前は」
<>
◆ZL3cxe4sn.<><>2013/07/13(土) 21:28:32.60 ID:bADKtAQA0<>
 熱くて力尽きたよはるるん。
はるるんと縁日に行きたい。邪魔してくれるな。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/13(土) 22:44:47.91 ID:1GVHQhK1o<> 一晩寝れば体力は回復するだろ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/14(日) 00:21:33.25 ID:C2cBfWs+o<> 乙
黒井社長いいな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/14(日) 00:39:18.07 ID:DtcGjwCPo<> クロちゃんいい男だ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/14(日) 01:33:10.38 ID:yj/rwGiyo<> おつん
黒井さんかっこいいな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/14(日) 08:33:22.35 ID:ihTpdtj7o<> クロちゃん持ってイキ過ぎィ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/14(日) 11:18:43.51 ID:sozqI8sl0<> おっつん
響は恋人つなぎかな? <>