※あずうい<>sage saga<>2014/12/28(日) 11:03:53.78 ID:ioqKElrBo<>
おおひろま!


梓「うーん・・・さすがにホテルのモーニングは違うなぁ」モグモグ

憂「ねえねえ、梓ちゃんスクランブルエッグたべた? すっごいよ」

梓「えっまだだけど・・・って、ここ人前だからっ、」

憂「えーおいしいよー? 一回ケチャップつけないで食べてみなって」うりうり

梓「うぅ・・・あむっ・・・・・おおっ」

憂「ね? すっごいなあ、プロだよねー」


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<>憂「夜の夢こそ…」梓「ちがうってば?!」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2014/12/28(日) 11:04:58.15 ID:ioqKElrBo<>
梓「・・・憂のもそれなりじゃん。甘さとか、絶妙でさ」

憂「んー・・・お砂糖の甘さとはちがうかな・・・バターいいの使ってるのかも」モグモグ

梓「・・・・・」

憂「・・・ほえ?あずさちゃん?」

梓「あーうん、なんでもない。ってか研究熱心だよね」

憂「んー、職業病?ってかんじ? えへへ」

梓「あー。いつもお姉ちゃんに作ってあげてたから?」

憂「うん、最近でもお父さんたちや梓ちゃんのお弁当作ったりするもんね」

梓「あ・・・うん。ありがと」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2014/12/28(日) 11:05:34.47 ID:ioqKElrBo<>
憂「ねぇ梓ちゃん、このソテーどう思う?
  梓ちゃんはちょっとしょっぱさ薄めの方がすきだよね?」ズイッ

梓「え、あむっ・・・・・うん、そうだね。ってか、そんな気にしなくたって」

憂「あ・・・ごめんね。せっかくの旅行なのに」しゅん

梓「・・・ま、まあ次のお弁当期待してるから! 楽しみだからっ!」

憂「・・・うんっ!」

梓「えーとそれで、ええっと・・・そだ、昨日の舞台どうだった?」

憂「すっごく楽しかったぁ! あの落ちはびっくりだよね、昨日も話したけど」

梓「夜中の二時近くになってたもんね、話してたら・・・」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2014/12/28(日) 11:06:10.78 ID:ioqKElrBo<>
憂「ひさしぶりにうーーんと夜更かししちゃったね」

梓「あっそうだ聞いて憂、あの落ちって要は夢落ちだったわけじゃん?」

憂「うんうん」

梓「わたし朝起きたらベッドの隣に憂がいて、すごいびっくりしたよ」

憂「えへへ、なんだか、そばに梓ちゃんがいると、抱きしめて寝たくなっちゃって」

梓「いや、そうじゃなくて・・・ええとね?夢だと思ったの、憂がいるのが」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2014/12/28(日) 11:06:47.14 ID:ioqKElrBo<>
憂「・・・・・あは、梓ちゃんも夢落ち?」

梓「そうそれ! なんか最近変な夢みること多かったから、よけいにね」

憂「へえ、どんなどんな?」

梓「ほら、焼きそばウォータースライダーとか話したでしょ? あとホラー映画の」

憂「うわ、懐かしい・・・っていうか、それ去年のじゃない?」

梓「よくおぼえてるね・・・」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2014/12/28(日) 11:07:23.45 ID:ioqKElrBo<>
憂「ほんとはどんな夢見てるの?」

梓「・・・・・昨日の舞台の話なんだけど」

憂「あ、話そらしたー」つんつん

梓「やめて。ほっぺた、こそばゆい」ズイッ

憂「正直にいわないとこうだぞー」つんつん

梓「・・・昨日の舞台でさ、息子さん、役者だったって落ちだったでしょ?」

憂「うん。お父さん、ハラハラものだよねー」

梓「そりゃあ、自分の息子がいろんな国の女と浮気して歩いてたらね」

憂「でも、全部それは舞台の上の出来事でした、っていう」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2014/12/28(日) 11:07:59.77 ID:ioqKElrBo<>
梓「それでね、・・・憂が将来、どんな仕事してるかなって気になったの」

憂「・・・当ててみて、梓ちゃん!」

梓「それ、正解分かるの遅すぎない?」

憂「でもいずれ分かるでしょ? だったら今から当ててみてよ!」

梓「そこまでわたしと居るのは前提なんだね・・・」

憂「ちがうの?」

梓「ちがってないけど。うん。・・・ええと、看護婦さん?や、看護師、だっけ?」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2014/12/28(日) 11:08:36.08 ID:ioqKElrBo<>
憂「あー。むかし律さんに言われたことあるかも」

梓「・・・律先輩と同じかぁ」

憂「え、やだった?」

梓「いや、あの人みてないようでいろいろ見てる人だし・・・うーん、でもくやしいな」

憂「わたし、それ聞いて、なんかいいかなって思ったの」

梓「結構ハードワークだって聞くよ? そりゃあ、イメージに合うけど」

憂「うーん、でもわたしは誰かが元気になる仕事って、いいなって思うよ?」

梓「そうだね。・・・合ってるかも」

憂「うん。じゃあ今度の進路希望調査で――」

梓「待って待って待って!! 決断早いってば!? ていうかわたしと同じだいが」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2014/12/28(日) 11:09:12.42 ID:ioqKElrBo<>
憂「もー、冗談だってばぁ」

梓「憂のは冗談に聞こえないんだって・・・」

憂「それで、梓ちゃんの夢は?」

梓「・・・PAとかミックスとか、いずれ音楽関連で食べていけたらって」

憂「もう、それは知ってるの! そっちじゃなくて、寝てたときの夢っ!」

梓「逃げられなかった・・・!」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2014/12/28(日) 11:09:48.76 ID:ioqKElrBo<>
憂「さあさあ、おじょうさん、早くはいちゃいなさい?」つんつん

梓「・・・いや、ウインナーでつんつんするのはさすがに油が、」

憂「あっごめんね、つい」フキフキ

梓「・・・私たち、すごい子どもっぽく見られてそう」

憂「せっかくドレス着てきたのにねー、あはは」

梓「今は着てないもんね・・・」

憂「さあさあ白状しなさい、梓ちゃんの夢」

梓「って、どうしてそんな聞きたがるのさ」

憂「えっ・・・いや、なんとなくだよ、うん」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2014/12/28(日) 11:10:25.08 ID:ioqKElrBo<>
梓「はぁ・・・・憂がね、」

憂「うん」

梓「・・・逮捕してた。わたしを」


憂「・・・・・・げほっ、こほっけほっ」

梓「ちょっ、水あるよ?!」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2014/12/28(日) 11:11:01.41 ID:ioqKElrBo<>
憂「ごくごくっ・・・・・ああごめん梓ちゃん、ええとなんだっけ」

梓「・・・うん。もう忘れて」

憂「わすれらんないよ?! あー・・・そっか、そうだね、たしかにうん・・・」

梓「・・・何を納得してるのかわかんないけど、すごい怖いんですけど」

憂「えっいや、なんとなくだよ、うんっ」

梓「それ聞いた!ってか顔が“なんとなく”って言ってない!」

憂「どうしてそんな聞きたがるの!?//」

梓「それわたしの台詞! ていうかそんな恥ずかしい話なの!?」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2014/12/28(日) 11:11:37.74 ID:ioqKElrBo<>
憂「・・・・・・梓ちゃん、ちょっとこっちきて」

梓「えっ・・・あ、はい・・・・・」

憂「・・・・・・///」

梓「・・・・っ・・・///」

憂「・・・はい、おしまいっ///」

梓「・・・一生のお願い。昨日の寝言、忘れて///」

憂「・・・・・かんがえておきますっ!///」


おわり。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2014/12/28(日) 11:14:50.88 ID:PxpX53Zoo<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2014/12/28(日) 18:33:30.83 ID:B2KiEFvnO<> 憂梓いいね! 可愛い、 <>