以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2015/02/18(水) 18:51:02.95 ID:gSpzdjg70<>X「待て、まだ事件かどうかはわからないぞ」
W「だがここ数日の間に六件の不審火があったんだぜ?」
V「X兄様」
X「・・・とりあえず遊馬達と協力してくれ」
V「はい!」
W「Xはどうすんだ?」
X「今はまだ私が動く時ではない」
V「行きましょうW兄様!」
W「あ、ああ」
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<>X「街で連続不審火?」 W「ああ」 V「何か事件の匂いがしますね」
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2015/02/18(水) 18:55:19.15 ID:gSpzdjg70<> カイト「何?」
W「不審火だ」
カイト「それなら俺も調べている・・・だが今日はこの件では動けんぞ」
V「どうして?」
カイト「これから少し厄介な揉め事に首を突っ込まねばならない」
W「遊馬と凌牙もか?」
カイト「これは俺の問題だ。こいつをお前達に渡しておこう」
W「ただの地図じゃねえか」
カイト「それは不審火が起こった場所を示している」
V「何か役に立ちそうですね兄様」
W「一応は受け取っとくぜ」
カイト「ああ」
V「次は遊馬達だ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2015/02/18(水) 18:59:29.75 ID:gSpzdjg70<> 遊馬「不審火?」
V「ほら最近起こってる」
小鳥「確か太一くんの家も燃えたんだよね」
V「僕は放火だと睨んでるんだけど、遊馬はどう?」
遊馬「俺もこいつは放火じゃねえかと思ってるぜ」
V「やっぱりそうだよね!」
遊馬「今日はVだけなのか?」
V「X兄様は不動の姿勢を保っていてW兄様は凌牙の所だよ」
遊馬「よし!俺も手を貸すぜ!」
小鳥「私も!」
V「ありがとう!」
遊馬「さっさとシャーク達と合流して作戦を練ろうぜ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2015/02/18(水) 19:06:03.82 ID:gSpzdjg70<> W「・・・」コンコン
ミザエル「・・・貴様は確か」
W「凌牙は居るか?」
シャーク「俺はここだ!」
W「居たか・・・俺達は不審火を調査している。手を貸せ凌牙!」
シャーク「悪りいがそれ所の騒ぎじゃねえんだよ!てめえも逃げろ!」
W「何を焦ってやがるんだ!」
シャーク「璃緒がブチ切れて大暴れしてんだよ!」
W「てめえの妹が?」
ドルべ「落ち着くんだ!」
璃緒「ウガアアアアアアア!!!」ドボッ
ドルべ「ううっ・・・」
シャーク「W!さっさと逃げろ!」
W「チッ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2015/02/18(水) 19:10:27.21 ID:gSpzdjg70<> 小鳥「怒り狂った璃緒さんを食い止めるのにシャークは来れなくて」
遊馬「カイトはまた揉め事に巻き込まれたってわけか」
W「ああ」
V「僕達だけで解決しよう!先ずはこれを見て」
遊馬「地図?」
W「カイトから貰ったやつだ」
小鳥「赤い点がうってあるね」
V「ここが不審火騒ぎのあった地点だよ」
W「これだけじゃ何かわからねえ」
小鳥「無差別なのかな?」
V「いやきっと意味があるはずだよ」
遊馬「うーん・・・」
V「何だろう・・・何か見えて来たぞ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2015/02/18(水) 19:16:37.55 ID:gSpzdjg70<> V「そうか!」
W「わかったのか!?」
V「これを線に繋げると・・・ほら!」
小鳥「漢字の火だ!」
遊馬「つまり・・・どういうことだ?」
V「この不審火・・・いや放火魔は漢字の火を作っているんだ。放火しながらね」
W「とんでもねえ野郎だぜ!」
遊馬「許せねえ!」
小鳥「って事は最後のこの場所が」
V「うん、きっとここの何処かを燃やすつもり気だ」
W「この野郎はいつ火をつけるんだ?」
V「それは・・・」
遊馬「なら一週間でも一ヶ月でも張り込んでやろうぜ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2015/02/18(水) 19:21:32.06 ID:gSpzdjg70<> W「寒いな・・・馬鹿じゃねえか」
V「どうしてです?」
W「放火しやがる理由だよ」
V「さあ・・・でも僕は許せない!他人の家やお店を焼くなんて!」
W「それで燃えちまったら想い出は返って来ねえもんな・・・」
ガサガサガサ
V「W兄様!」
W「あの野郎・・・ライターと古雑誌・・・間違いねえ!」
V「放火魔!?」
W「てめえ!そこを動くんじゃねえ!」
「!?」
W「動くんじゃねえって言ってんだろうが!」バキッ
「ぐっ・・・」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2015/02/18(水) 19:28:46.51 ID:gSpzdjg70<> W「おい!何考えて火なんてつけてんだ!てめえ!」
「ムシャクシャしたから・・・」
W「ふざけんじゃねえ!」
「あ、あんたWだろ!いいよな若くして極東エリアのチャンプなんてよォ!」
W「アァン!?それがてめえと何が関係してんだよ!」
「こっちはな!必死こいて勉強したのに志望した大学を落ちたんだぞ!」
V「それだけで放火を・・・」
「デュエルもやらずに勉強ばかりして!それなのに落ちたんだ!」
W「ふざけやがって!もう一発ぶん殴って」
X「待て」
V「X兄様」
X「相手は悪質な放火魔だ・・・彼に味合わせてやろうか」
W「味合わせる?」
X「悪事を働く者は地獄の業火に包まれる」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2015/02/18(水) 19:38:09.88 ID:gSpzdjg70<> 「ま、待ってくれよ!何すんだよ」
W「ガソリンとマッチ・・・わかるよな?」
X「目には目を歯には歯をで行く」
「えぇ・・・」
W「志望した大学を落ちたとか言ってやがったな?浪人生か?」
「ち、違う・・・」
V「たった一度の挫折で君に家を燃やされた人の気持ちがわかる?」
「ストレス発散できるんだよ!火を見ると!」
W「じゃあお前を燃やしちまうか!全身火だるまにすりゃストレスなんてぶっ飛ぶだろうなァ!」
「ま、待って!」
W「俺のファンサービスは止まらねえ・・・」シュッ
X「弟のファンサービスは徹底的にやる。君は火だるま確定だ」
V「自主するなら今だと思うよ」
W「なあに殺しはしねえ!ある程度焼けたらちゃんと消してやるよ!」
「わ、わかりました勘弁してください!何でもしますから許してください!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/18(水) 19:47:51.38 ID:V8z4C0Vw0<> ん?今 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/18(水) 20:14:31.31 ID:GXSxM/0+O<> なんでも <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/18(水) 20:25:54.85 ID:0TFb74ia0<> するって <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/18(水) 20:51:34.06 ID:R0BAZNAjO<> いったよね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2015/02/18(水) 21:37:10.43 ID:gSpzdjg70<> 数日後
小鳥「放火魔が自首して良かったね」
遊馬「何か頭丸刈りだったけどな。この寒空じゃ辛いだろうぜ」
小鳥「Vから聞いたけど大学に落ちた人だったんだってね犯人」
遊馬「ああ」
小鳥「何でそんな事をしたんだろうね」
遊馬「それしか生き甲斐がねえと思って生きてきた結果、壊されちまったからだろうな」
小鳥「・・・」
遊馬「学歴も大事だけど人に迷惑をかける行為はやっちゃいけないぜ」
小鳥「うん」
遊馬「ましてや放火なんて論外だ・・・頭の良し悪し関係無しにな」
遊馬「奴はてめえでてめえの人生を棒に振っちまったんだ。たった一度の挫折で全てをな」
終 <>