以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/19(木) 18:02:30.15 ID:LLtK0LepO<>海未の手元にボールが差し出された。それは周囲74cm重量540g、女性用に製造された天然皮革のバスケットボールである。

海未「えっと、これを私に?」

凛「うん! 一緒にバスケするにゃー」

愛も変わらず高いテンションのまま凛は、ぐぐっと海未の胸にボールを押し付けた。

それを手に取り、受け取った海未は溜息混じりに呟いた

海未「…仕方ありませんね。お相手致します」


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<>海未「バスケですか」凛「にゃ!」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/19(木) 18:03:17.55 ID:LLtK0LepO<> ………………………………

バスケットのコート上、その中心に二人の少女が相対していた。

一方は清楚を体現したかのような黒髪の大和撫子。もう一方は幼子のように無邪気で天真爛漫な少女。

園田海未と星空凛。

海未は溜息をつく。

海未「……人数が集まらなかったので、1on1でいいですよね」

それに対して凛は元気いっぱいに答えた

凛「うん! 負けないにゃー!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/19(木) 18:04:17.71 ID:LLtK0LepO<> 海未「それでは行きますよ」

海未はその手にあるボールを地に落とした。ボールは重力に逆らえず、地面まで落ちていく

そして、地面まで落ちたボールは、途端に重力に抗い出した。まるでビデオを巻き戻してるかのように落下したボールが海未の手元まで戻る

先攻は海未、後攻が凛で試合は始まった。

凛は腰を低く落とし、身構える。

海未(…まずは軽く様子見です)

海未はボールをバインドさせる手を入れ替え、まずは右方向から抜きに走る。が、それと同時に凛も動いた。まるで海未の動きに合わせるかのように凛も動く。

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/19(木) 18:04:45.90 ID:LLtK0LepO<> 海未(反応が早いですね。ですが、これなら)

海未は踏み込んだ右足とその直線にある左足の合間にボールをバインドさせて通す

海未(どうですか!)

そのまま足の間を通したボールを左手で取り、体の向きを捻って切り替え、凛の意識の向いてない逆方向から攻める

凛「甘いにゃ!」

海未「!!」

凛の手に遮られ、海未の手元に戻ってくるはずだったボールは彼女の意図せぬ方向に弾かれた。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/19(木) 18:05:32.43 ID:9s22M/lDO<> バインドが気になって仕方ない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/19(木) 18:07:31.03 ID:LLtK0LepO<> ああ、すまん。バウンドの間違い
パズドラのやりすぎか
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/19(木) 18:20:27.39 ID:9Nwp+P2po<> 縛るのか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/19(木) 18:48:09.14 ID:SMwTfqJc0<> ぬふふ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/19(木) 19:02:45.98 ID:1vLJ+YF6O<> 二人とも特殊能力とか使えるのかもしれないから封じるのは定石だね(白目 <>