アキラ<>saga<>2015/03/04(水) 23:22:01.76 ID:reUp7EM5O<>仮面ライダーディケイドのssです。
「ある人物」にとっての最終回的エピソードです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425478921
<>仮面ライダーディケイド 「終焉」 アキラ<>saga<>2015/03/04(水) 23:35:47.94 ID:reUp7EM5O<> 2015年10月22日 20時57分
東海道新幹線「ひかり」車内

男「お!あの事件の犯人、捕まったんだな」
電光掲示板を見て男が言う。
電光掲示板には、近頃世間を騒がせていた連続男児誘拐殺人事件の犯人が逮捕された・・・とのニュース速報が映し出されている。

殆どの乗客は然程ニュースに関心を示しておらず、東京駅に着くまで車内で寛ごうとしていた。


そんな時だった
ある乗客が手が異様に熱いと感じた
他の乗客も同じ様な反応をしている


そして・・・ <> アキラ<>saga<>2015/03/04(水) 23:43:54.26 ID:reUp7EM5O<> 光写真館
夏海「今度はどんな世界なんでしょう?」
新たな世界に訪れた光写真館一行

新たな世界に訪れる度に服装が変わる士だが・・・今回は普通の格好だ。
士「とにかく、写真はいつも通りだ」
そう言って、士は写真を差し出す。
写真はいつも通りのピンぼけだ

ユウスケ「何かテレビでやってるかな?」
新たな世界に訪れる度、写真館の誰かがテレビを点けるのが日課になっていた。
何か情報を集める為だ


テレビ(おにぎりの味16)
テレビでは、何かのテレビドラマが放送されていた。 <> アキラ<>saga<>2015/03/04(水) 23:54:59.16 ID:OJmDRZFAO<> おにぎりの味16
オニギリジョー(演:カラスヤマショウゴ)と言う男が経営するおにぎり屋を舞台にした人情話らしい
16・・・と言うからには、16作目なんだろう

士はそれに目も暮れず、着ているスーツのポケットに手を入れる
スーツのポケットには、警察手帳が入っていた。




10月23日 8時21分
東京駅

駅のホームに新幹線車両が停車している
その中に、多くの刑事達が出入りしている。
中年刑事「ひでぇな・・・」
髪が短い中年刑事が車内を見て言う。

車内には、赤い液体が散乱している
そして、かつては人だったであろう・・・乗客であったであろう「溶けた物体」が転がっている。
・・・生存者はいない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/04(水) 23:57:31.81 ID:/IiWmJMMO<> 漫画版クウガ? <> アキラ<>saga<>2015/03/05(木) 00:14:21.54 ID:wOyo4U7TO<> 女性刑事「・・・」
殆どの刑事が尻込みする中、一人の女性刑事は冷静に車内を見渡していた。

女性刑事「杉田さん、これってやっぱり」
中年刑事に言う。
杉田「あぁ・・・間違いないな」

女性刑事「・・・・」
女性刑事・・・夏目実加は拳を握り締めていた。
2年前で終わったと思ってた。
郷原を倒して終わった筈だった。

あの日に言われた言葉を思い出す
「あなたの父親はダグバに殺されたんでしたね。よかったじゃないですか」
その言葉を聞いて、私は暴走してしまった
「あの人」を傷付けてしまった
その事を思い出すのが辛かった <> アキラ<>saga<>2015/03/05(木) 00:27:43.23 ID:wOyo4U7TO<> 東京スカイツリー展望台

スカイツリーの展望台から、一人の少年が街を見ていた。
少年は近くの中学校の制服を着ている。
少年「相変わらずリントって面白いな♪」

そんな少年の元に、一人の女が近づく
女「ゲゲルの方は順調みたいだな」
少年「まぁね♪先ずは286人」

女「後2日で1999714人・・・出来るのか?」

少年「ライオが考えたゲゲルよりもっと楽しい方法でね♪」 <> アキラ<>saga<>2015/03/05(木) 00:36:01.41 ID:wOyo4U7TO<> 東京駅

車内から遺体の回収がされている。
その様子を、実加はただ見つめていた。

警官「夏目警部補!」
実加「はい」
警官「新幹線の乗客リストです」
警官は実加にリストを差し出す。
実加「有難うございます」
実加がそう言うと、警官は敬礼してその場から立ち去る

そして・・・
警官「一条警部!」
警官はトレンチコートを着た刑事に声を掛ける。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/05(木) 00:50:49.69 ID:s29FYoKAO<> なるほどね…… <> アキラ<>saga<>2015/03/05(木) 16:08:31.83 ID:FHK0t1RxO<> 光写真館

夏海とユウスケ、そして栄次郎とキバーラはテレビに釘付けになっていた。
キバーラ「ジョー君、勝てるかしら」
テレビを見ながらキバーラが言う。
ドラマでは、ジョーのおにぎり屋が大手デパートと料理対決!・・・と云う局面だった。

そんな様子を、士はカメラを弄りながら見ていた。

〈ニュース速報〉
テレビにニュース速報のテロップが入る。
〈東京駅で発生した東海道新幹線の脱線車両から乗員乗員286人の変死体が発見される〉

夏海「変な事件ですね」

〈現場の状況から未確認生命体第50号による犯行と警視庁が発表〉
そのテロップが出た瞬間、士と夏海とユウスケの表情が変わる。 <> アキラ<>saga<>2015/03/05(木) 16:12:40.85 ID:FHK0t1RxO<> 夏海「未確認生命体って・・・」
士「成る程な。大体解った」
ユウスケ「何がだよ」

ユウスケの言葉を聞いて、士はポケットの警察手帳を見せる。
夏海「これって・・・あの世界と同じ!」

そう・・・
6年前、士が始めて訪れた世界
ユウスケと出会った世界
・・・「クウガの世界」 <> アキラ<>saga<>2015/03/06(金) 20:12:09.61 ID:DM7ce/+kO<> 関東医大病院

新幹線で発見された遺体は、関東医大病院に運ばれていた。
解剖医「・・・」
病院の解剖医は遺体を調べている。
その様子を、実加と一条と呼ばれていたトレンチコートを着た刑事が見ている。

解剖医「・・・!」
解剖医の腕が止まる。
一条「椿、何か解ったのか?」
一条が解剖医に言う。

椿「一条・・・こいつはとんでもないぞ!」
実加&一条「?」

椿「原因までは解らないが、この被害者達は・・・焼死だ」
一条「焼死?遺体が溶けているのにか?」
椿「重度の熱傷により、身体の水分が全て流れて出ている。だからこんな有り様に」

一条「こんな事を一度に出来るのは・・・」
実加「未確認生命体」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/06(金) 20:17:26.39 ID:jrYXxtQ1o<> 期待 <> アキラ<>saga<>2015/03/06(金) 20:29:21.63 ID:DM7ce/+kO<> 墨田区 住宅街

少年「ただいま〜♪」
先程、スカイツリーに居た少年が一件の家に入る。

少女「早かったな」
高校の制服を着た少女が言う。
少年「今回のゲゲルも余裕そうだよ♪」
少女「バルバは何か言ってたか?」
少年「クウガゾボソグバサ、グゴベ・・・だってさ♪」

少女「リントの言葉で話せと言っているだろ。しかし、助かる」
少年「どうする気なんだい?イガル」

少女「何度も言ってるだろ?私の名はイガルでは無くマキだと。あなたの名はドラグでは無くセカイ」
セカイ「ごめんごめん♪ついついね♪」
マキ「気を付ける事だ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/06(金) 20:38:16.51 ID:AAh13Bpk0<> まだ五代に戦わせるのかよ…… <> アキラ<>saga<>2015/03/06(金) 20:38:42.49 ID:DM7ce/+kO<> 14時23分 警視庁

夏海「士君、どうするつもりなんですか?」
士「前と同じだ。警察に忍び込んで情報を集める。刑事ってのが、この世界での俺の役割みたいだからな」

ユウスケ「・・・」
ユウスケは浮かない顔をしている。

夏海「どうしたんですか?ユウスケ」
ユウスケ「えっ?」
夏海「何だか元気がありません」
ユウスケ「別に・・・何でも無いよ」

士「お前達は、ゆっくりこの世界の見物でもしておけ」
士はそう言うと、警視庁の中に入って行った。


夏海「士君・・・行っちゃいましたね」
ユウスケ「・・・そうだ!ご飯でも食べに行かない?お昼、食べてないだろ?」
ユウスケは突然笑顔になって言う。
夏海「・・・は、はい」
夏海は、ユウスケの笑顔に何かを感じた。
まるで・・・無理をしてるみたいだ・・・ <> アキラ<>saga<>2015/03/06(金) 20:47:27.30 ID:DM7ce/+kO<> 一方、実加と一条は警視庁に戻っていた。
一条「夏目君・・・戦うまたつもりなのか?」
実加「・・・」
一条の質問に実加は答えない。

一条「あいつなら、きっと・・・」
実加「大丈夫です!」
突然、実加が大きな声を出す。
一条「夏目君?」
実加「・・・あの人を巻き込みません。だって・・・あの人にはゆっくりと冒険をしてて貰いたいから」

一条「・・・・そうだな」


警視庁に入ろうとする二人
そんな時、二人の男女と擦れ違う。
実加「・・・・」
突然、足を止める実加
一条「・・・?夏目君?」
実加は擦れ違った男女を見ている。

実加「あの人・・・。一条さん、先に戻ってて下さい!」
そう言って、実加は元来た道を戻って行った。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/06(金) 20:56:55.04 ID:Hs0mPpfoO<> >>15
ゆ、ユウスケがいるから…(震え声) <> アキラ<>saga<>2015/03/06(金) 21:00:57.72 ID:DM7ce/+kO<> 実加は急いで男女を追う。
何故だか解らない・・・
でも、あの人と同じ力を感じる・・・!

男女はバイクに乗り、警視庁から離れようとする。
実加「待って!」
実加は咄嗟に叫ぶ。
しかしそ声は届かず、バイクは走り去る。

実加「・・・・」
何故、呼び止めたのか解らない。
でも、あの人に似ている
それに、乗っているバイクはかつてあの人が乗っていたトライチェイサー2000!

実加の身体は咄嗟に動いていた。
郷原事件後に配備されたビートチェイサー3000Aを持ち出し、トライチェイサーを追おうとしていた。
どうしても、確かめたかった。
あの男から感じた何かを <> アキラ<>saga<>2015/03/06(金) 21:13:00.22 ID:DM7ce/+kO<> ユウスケと夏海は暫く町中を走った後、一軒の喫茶店の前に停まった。
ユウスケ「ここなんか良くない?」
夏海「そうですね」

店に入る二人
おやっさん「いらっしゃい!オリエンタルな味と香り・・・喫茶店ポレポレです」



警視庁

警視庁では、早速未確認生命体対策捜査本部が開かれていた。
士「・・・・」
なに食わぬ顔で、士は席に座る。




実加はトライチェイサーの反応を追っていた。
驚く事に、あの男が乗っていたトライチェイサーは15年前に使われていたトライチェイサーと同じ車両番号で登録されていた。
あのトライチェイサーは、今は長野県警で保管されている筈なのに・・・

暫く走ると、ある店の前でトライチェイサーを見つける。
実加「・・・ここって・・・」
間違いない
15年前、あの人が働いていたポレポレだ! <> アキラ<>saga<>2015/03/06(金) 21:32:32.14 ID:DM7ce/+kO<> その頃、警視庁では未確認生命体対策捜査本部で会議が始められていた。
捜査員達による報告が行われる。

捜査員A「静岡県警から挙がった報告によりますと、昨日21時頃・・・上空で黒い龍の様な影が目撃されています」
捜査員Aが報告する。

士「・・・・」
それを、士は適当に聞いている。

捜査員Aの報告の後、一条が立ち上がる。
一条「関東医大病院での司法解剖結果です」
そう言って一条はプロジェクターに遺体の写真を写す。
一条「被害者達の死因は熱傷による脱水との報告が挙がっています」
椿からの報告を説明する一条。

杉田「成る程・・・つまり、遺体は全てミイラにされたって訳か」

倉田「他に報告は?」
本部長の倉田と云う警備部長が言う。
彼は、15年前の未確認生命体合同捜査本部長を勤めた松倉警備部長の後任だ。

そこで、白衣を着た青年が手を挙げる。
白衣の青年「科警研の榎田です」 <> アキラ<>saga<>2015/03/06(金) 21:49:26.74 ID:DM7ce/+kO<> 榎田冴
科警研の法医第一研究室主任を勤める榎田ひかりの息子で、科警研の研究員だ。
冴「新幹線内の電灯を調べた結果、強力な電力が加えられ破裂していた事が判りました。司法解剖の結果と照らし合わせて、被害者達は強力な電力やプラズマによって死に至らしめられた可能性が高いと思われます」

捜査員B「あっ!失礼します!」
冴の報告を聞いた捜査員Bが慌てて立ち上がる。

倉田「どうした?」

捜査員B「今回の事件と関係無いと思ったんですが、静岡県内の各地で電化製品の爆発が報告されています」

一条「電化製品の爆発?」
捜査員B「これによる死者は出ていませんが、榎田研究員や高橋巡査部長の報告を聞いて・・・もしかするかと」 <> アキラ<>saga<>2015/03/06(金) 21:55:04.97 ID:DM7ce/+kO<> 桜井「静岡県内の変電所に確認します」
そう言うと、15年前に一条や杉田と共に未確認生命体と戦った捜査員である桜井は電話を取る。

倉田「他には?」
倉田が言う。

そこで手を挙げたのは、士だった。
士「仮説を話しても構わないか?」
いつもの口調で言う。

一条「話してくれると助かる」
士の無礼な態度を気にせず、一条が言う。 <> アキラ<>saga<>2015/03/06(金) 22:09:18.12 ID:DM7ce/+kO<> 士「第50号とやらは、電気を使う可能性が高いんだろ?」
杉田「だから何なんだ?」

士「電化製品の爆発の威力は?」
捜査員Bに士が訊く。
捜査員B「えぇっと・・・火花が散る程度の微弱な物みたいです」

士「おかしいと思わないか?電車の中を電気で焼き殺す程の電力だ。外に漏れたらかなりの被害が出る筈だ。なのに」
一条「電化製品の小規模な爆発しか被害が出てない」
士「その通りだ」

一条「そうか・・・。閉鎖空間内でしか死者が出ていない・・・と言う訳か」
士「そうらしい。だから、50号はまた閉鎖された場所でゲームをするかもな」

杉田「だとしたら、次の犯行現場を特定する事は・・・」
士「難しいだろうな」

捜査員達は項垂れる。

一条「とにかく、警戒するしかないみたいだな」
士「そうらしいな。だから何人かで分かれてパトロールって訳だ」
一条「あぁ、そうだな」


捜査員C「あの二人、妙に息があってるな」
捜査員D「そうだな」 <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 00:49:54.96 ID:cGRSort1O<> 喫茶ポレポレ

ケロンパカレーを注文したユウスケと夏海は、店内に飾られた写真を見ていた。
夏海「素敵な写真ですね」
おやっさん「この山に昔登ったんだよ。チョモラマン」
ユウスケ「・・・チョモランマじゃ?」
おやっさん「え?」
微妙な空気が店内を包む。

夏海「ユウスケ・・・」

おやっさん「ゆうすけ?お前さん、ユウスケって名前なのか?」
ユウスケ「は、はい」
おやっさん「懐かしい名前だなぁ。いやね、昔世話してやってたやつの名前が雄介だからさ」
ユウスケ「そうなんですか」

おやっさん「今はあいつ・・・どこで冒険してんだろなぁ」


店の扉が開く
おやっさん「いらっしゃい!オリエンタル味とか・・・実加ちゃん?!」
実加「お久しぶりです」 <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 01:05:48.34 ID:cGRSort1O<> おやっさん「今日は懐かしい事尽くしだよ。座って座って!」
おやっさんは嬉しそうに言う。
実加「はい」

おやっさん「警察の仕事はどう?あのハンサムさんと働いてるんだろ?」
実加「大変だけど、充実してます」
おやっさん「そりゃ良かった。はい、ケロンパカレー」
そう言うと、おやっさんはユウスケと夏海にケロンパカレーを出す。
ケロンパカレー・・・15年前の金箔カレーとは違い、グリーンカレーになっている。
ユウスケ&夏海「いただきます」

実加「・・・・」
実加は横目でユウスケを見ていた。

おやっさん「どうしたの?あ、注文は?」
実加「・・・。えぇと・・・ポレポレカレーで」
おやっさん「はいよ♪」



暫くして、ケロンパカレーを食べ終えた夏海とユウスケ
店内のテレビで放送されているニュースを見る。
おやっさん「また出るとはねぇ。未確認」
夏海「前にも出たんですか?未確認生命体」
おやっさん「あれ?知らないの?今じゃ教科書にも載っているのに・・・。もしかしてお二人さん、海外に住んでたとか?」
夏海「え?まぁ・・・そんな所です」
おやっさん「やっぱりか!あ、ちょっと待ってて」
おやっさんはそう言うと、2階の方に向かう。 <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 01:12:05.29 ID:cGRSort1O<> 暫くして、おやっさんは2階から降りてきた。
おやっさん「はい、これを見てみて」
そう言って、おやっさんはユウスケと夏海に古いノートを見せる。

ユウスケ「これって」
おやっさんが見せたノートは、15年前の未確認生命体事件の記事を貼ったスクラップだった。
ノートを見たユウスケと夏海は驚いていた。

夏海「クウガ・・・ですよね?」
ユウスケ「うん。間違いない!!」

実加「!」


おやっさん「クウガ?・・・って、確か雄介が言ってた」

実加「すみません」
実加はユウスケと夏海に声を掛ける
夏海「は、はい」
実加「お話・・・宜しいですか?」
そう言うと、実加は警察手帳を見せた。 <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 01:20:42.29 ID:cGRSort1O<> 三人は一旦店から出る
そして、暫く歩く

実加「突然すみません」
夏海「いえ。何でも聞いて下さい。あ、名前を言わないと。私は光夏海」
ユウスケ「俺は小野寺ユウスケです」
実加「え・・・」
それを聞いて実加は驚く。
名前があの人と同じだからだ。

夏海「それで聞きたい事って?」
実加「それじゃあ早速・・・クウガの事です」
ユウスケ「?」
実加「クウガ・・・世間では4号と呼ばれてますが、どうしてクウガの名前を?」
クウガ・・・その名は世間に公表されていない。
「あの人」は普通に言っていたが



そんな三人の様子を、見つめる影・・・
マキ「アマダムが2つ・・・。クウガ発見」
そう言うと、マキの姿が変わる。 <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 01:30:58.61 ID:cGRSort1O<> 話しをしている三人
そこに、突然強力な水流が飛んでくる!
ユウスケ「危ない!」
ユウスケは、咄嗟に実加と夏海を撥ね飛ばす。

夏海「あれは!」
三人の前に現れたのは、グロンギの怪人だった。

怪人「アマダムを持ってるって事はクウガね。私はゴ・イガル・ギ。あなたを殺す!」
そう言うと、イガルは三人に襲いかかる。

実加「逃げて下さい!」
そう言うと、実加はイガルに立ち向かう。
実加の腰にはアークルが現れている。

誰かを守る為なら、この力を!

実加「変身!」
実加の姿が変わっていく。
実加は白いクウガ・・・プロトクウガに変身した!

イガル「やっぱりクウガか。アマダムの気配を追ってここまで来て良かった」
そう言うと、イガルは腰のアクセサリーを取る。
アクセサリーはイルカの背鰭に似た剣に変化する。 <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 01:43:44.13 ID:cGRSort1O<> プロトクウガ「・・・・!」
イガルにパンチを繰り出すプロトクウガ
しかし、イガルはそれを片手で受け止める。
イガル「白か・・・。他の色にはなれないんだ」
そう言って、イガルはプロトクウガを剣で切り裂く!
吹き飛ぶプロトクウガ

夏海「ユウスケ!あれって!」
ユウスケ「あぁ!・・・夏海ちゃんは士に連絡して!俺は彼女を助ける!」



イガルの猛攻に苦戦するプロトクウガ
俐部とは比べ物にならない強さだ!
イガル「全く・・・弱すぎる!」
プロトクウガを剣でメッタ切りにするイガル

そんな時だった!
?「とりゃ!!」
突然、イガルの背後から衝撃がはしる!

イガル「ぐっ!」
イガルの背中に封印エネルギーの紋様が浮かぶ。
しかし、紋様はすぐに消えてイガルは立ち上がる。
イガル「やっぱりか。クウガがもう一匹」

プロトクウガ「あれは・・・」

イガルに攻撃を加えたのは、青いクウガだった!

プロトクウガ「五代・・・さん・・・?」
いや、違う!
あの人と同じ姿をしているが、感じが違う
あれは、私が知っている4号じゃない!!

クウガ「ここは俺が相手だ!!」 <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 02:12:47.01 ID:cGRSort1O<> 警視庁

その頃、捜査会議の結果・・・都内全域の巡回を行う事になり、捜査員達は慌ただしく動いている。
士もそれに駆り出されている。
剣の世界での社員食堂のチーズ・・・じゃなかった・・・チーフの一件といい、士は案外染まりやすい

そんな時だった
士のケータッチが鳴る
士「どうしたナツミカン?」
夏海(士君!ユウスケが!!)
士「ユウスケがどうしたんだ?」
夏海(今、未確認生命体と戦ってます!)
士「だいたい解った。場所を教えろ。すぐに向かう」

夏海から場所を聞いた士
急いで向かう

そこを通り掛かる一条
一条「門矢君、どうしたんだ?」
士「悪いが急いでる」
士はそう言ってその場を離れる。

一条「?」
不審に思う一条
士の後を追おうとする

そこに・・・
?「一条さん!」
一条「桜井君?」
一条に声を掛けたのは、桜井望見だった。
望見「未確認生命体の目撃情報です!」
一条「場所は!」



警視庁の駐車場に到着し、マシンディケイダーに乗り込む士
バイクを走らせる

そんな様子を、一人の警官(?)見ていた
?「相変わらずだな。士は・・・。さてと・・・お宝のゴウラムは僕が貰う!!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/07(土) 03:13:52.98 ID:2KF+Y7Lc0<> 15年も経つのかよ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/07(土) 04:14:48.22 ID:ujw5pzFDO<> マジかよユウスケ何年ぶりの変身だよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/07(土) 12:26:51.40 ID:u3LPyElDO<> オーズのはもう書かないのか? <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 13:14:01.30 ID:CNylUM8ZO<> オーズ編の続きも書く予定です
先に思い付いたクウガ編を書きたいと思ったので、クウガ編完結後に書きます <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 13:19:54.77 ID:CNylUM8ZO<>
イガルと対峙するクウガ
イガル「挑むところ・・・かな!」
そう言うと、イガルは剣でクウガに切りかかる。
クウガ「!」
クウガはそれをドラゴンロッドで受け止める。

徐々に皹が入るドラゴンロッド・・・
イガル「!」
そして、遂にドラゴンロッドはイガルの剣でへし折られる!
クウガ「何?!」
斬られるクウガ

イガル「ダグバを倒したクウガじゃないな。お前も弱すぎる」
クウガ「だったら・・・超変身!!」
クウガはドラゴンフォームからタイタンフォームに超変身する。

プロトクウガ「!!」
それに驚くプロトクウガ
やはり、あの人のクウガと同じだ! <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 13:28:50.11 ID:CNylUM8ZO<> ドラゴンロッドに変化していた鉄パイプがタイタンソードに変わる
クウガ「・・・!」
タイタンソードでイガルに切りかかるクウガ
しかし、イガルはそれを片手で受け止める!

イガル「その程度か」
そう言うと、イガルはクウガにパンチを食らわせる
クウガ「くっ!!」
吹き飛ぶクウガ

夏海「ユウスケ!」
プロトクウガ「!!」

倒れるクウガ・・・
タイタンフォームの鎧が割れている・・・


夏海「こうなったら・・・キバーラ!!」
キバーラ「はぁ〜い、はぁ〜い♪」
夏海「変身!!」
仮面ライダーキバーラに変身する夏海


イガル「もう終わり?」
倒れるクウガに近づくイガル
クウガ「・・・まだだ!」
イガル「諦めが悪いんだ。・・・なら死になさい!!」
クウガに剣を降り下ろすイガル
その時!!
キバーラ「はぁ!!」
キバーラサーベルでイガルを攻撃するキバーラ!

イガル「くっ!」
イガルはそれに剣で応戦する! <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 13:39:41.71 ID:CNylUM8ZO<> イガル「誰だ!お前は!!」
キバーラ「私は・・・仮面ライダーキバーラ!!」
キバーラサーベルでイガルに猛攻を加えるキバーラ!
スピードに勝るキバーラを相手に、イガルは防戦一方だった

プロトクウガ「・・・大丈夫ですか!」
キバーラがイガルと戦う隙に、クウガの元に駆け寄るプロトクウガ
クウガ「君は・・・。この世界のクウガ・・・」
プロトクウガ「え?」


素早い攻撃をイガルに加えるキバーラ
しかし、決定打を与えられない

そんな時だった!
何処からともなく飛んできたビームがイガルを撃ち抜く!
イガル「今度は何だ・・!」
キバーラ「やっと来ましたか」


ライドブッカーを構える影・・・
士「楽しそうなパーティだな?俺も混ぜろよ」
マシンディケイダーから降り、カードを手にする士
士「変身!」
ディケイドライバー(カメンライド・・・ディケイド!!)





戦いを遠くから見る男が一人・・・
?「おのれディケイド!また世界を破壊するつもりか!!」 <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 13:50:02.27 ID:CNylUM8ZO<> イガル「・・・!」
ディケイドに切りかかるイガル!
ディケイドライバー(アタックライド・・・スラッシュ!)
ディケイドはイガルの攻撃をライドブッカーで受け止める

イガル「へぇ・・・。お前は結構強いな!!」
嬉しそうに叫ぶイガル
ディケイド「そりゃどうも!!」


そこに到着する一台の車
車から降りてきたのは一条だった!
一条「これは・・・!」
目の前の事態に驚愕する一条
未確認生命体と戦うピンクと白い戦士・・・
それに、あれは実加が変身した白いクウガ!
そして・・・
一条「五代・・・・!」
白いクウガの側にいる紫のクウガ!
あれは・・・!


プロトクウガ「この・・・世界?」
クウガの言葉に驚くプロトクウガ
クウガ「話は後で・・・。先にあいつを!」
そう言って立ち上がるクウガ
タイタンフォームからマイティフォームに変わる
プロトクウガ「・・・はい!」
赤と白・・・二人のクウガが並び立つ! <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 14:04:11.20 ID:CNylUM8ZO<> ディケイド「今回のゲームをしてるのはお前か?」
イガル「・・・残念」
そう答えると、イガルはディケイドの肩に斬撃を加える!
吹き飛ぶディケイド
イガル「ハズレ。私では無い」

ディケイド「あぁそうかい!」
カードを手にするディケイド
ディケイドライバー(カメンライド・・・ドライブ!)(フォームライド・・・フォーミュラー!)
ドライブ・タイプフォーミュラーにカメンライドするディケイド

一条「変わった!」
コルトパイソンを手に、驚く一条
あの戦士は一体!


ディケイド・ドライブ「・・・食らえ!」
トレーラー砲の攻撃を放つ
イガルは、それを剣で受け止める!

キバーラ「はぁ!」
そこに、すかさずキバーラが攻撃を加える!
イガル「・・・!」
キバーラサーベルを食らい、よろめくイガル
そして・・・
クウガ&プロトクウガ「はぁ!!」
続けさまに、クウガとプロトクウガがパンチを食らわせる!

流石のイガルも、これにはダメージを負う!!

イガルを取り囲む四人の仮面ライダー
イガル「流石に四対一は不利か・・・」
そう言うと、イガルは全方位を水流を放つ!
防御姿勢を取る仮面ライダー達

ディケイド・ドライブ「逃げられたか・・・!」
イガルの姿は、そこにはなかった。 <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 14:09:55.18 ID:CNylUM8ZO<> 視線を交わす四体の仮面ライダー・・・
そこに一条が歩み寄る
一条「・・・」
一条の視線は、赤いクウガに向けられていた。

そんな時、一斉に変身を解除する四体

一条「・・・!」
驚く一条
ピンクの戦士に変身していたのは見知った刑事で、クウガに変身していたのが・・・
一条「五代じゃない・・・!」
ユウスケを見て呟く一条

実加「・・・一条さん」
一条に気づく実加
実加もユウスケの方を見る。


士「何やら、色々と説明が必要みたいだな」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/07(土) 16:18:59.27 ID:gSMdQobRO<> 少年グロンギの名前ドラグってことはドラゴン種か!? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/07(土) 16:54:53.18 ID:xzw8UZu5O<> ドライブにカメンライドって、コンセレのディケイドライバーの隠し音声にあったな
ってか、タイプフォーミュラーまだ出てないのに(笑) <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 17:14:50.07 ID:nIRhMK2rO<> 墨田区 住宅街

セカイ「クウガはどうだった♪」
ソファーに寝そべりながらセカイが言う。

マキ「大した事はなかった。二匹共、ただの雑魚だ」
セカイ「その割りには嬉しそうだね♪」
マキ「クウガより強いやつが出てきた。あいつなら・・・殺し甲斐がある」
セカイ「へぇ。だったら、先に僕が殺しちゃおうかな?」
セカイは笑顔でそう言うと、ソファーから立ち上がる。

マキ「セカイ・・・。あなたはゲゲルの途中でしょ?」
セカイ「大丈夫だって♪ゲリザギバスゲゲルは終わらせる。その後のザギバスゲゲルで♪」
マキ「しかし、出来るのか?3日で200万人・・・少しばかり無理がないか?」

セカイ「余裕だよ♪僕の力なら今すぐにでもリントを根絶やしに出来るよ♪」
マキ「なら、なぜあの力を使わない?」
セカイ「面白くないじゃん♪リントはゆっくり殺さないとさ♪」


セカイ「それにリントは頭が良い。だから、僕の仕掛けた罠に今頃嵌まってるよ。警察は♪」 <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 17:32:59.99 ID:nIRhMK2rO<> 18時27分 光写真館

イガルを退けた後、実加と一条は士に連れられて光写真館を訪れていた。
そこで、士達が世界を旅している事、ディケイドやキバーラの事を説明した。

一条「にわかに信じられんな・・・。パラレルワールドが存在するなど・・・。それに」
一条はユウスケの方を見る。
実加「小野寺さん、その力はどこで?」

ユウスケ「自分が居た世界・・・クウガの世界です。この世界とは違いますが」
一条「クウガの世界?」
ユウスケ「俺はその世界でクウガとして戦っていました。そして、士と一緒にグロンギの王を倒して、今は世界を旅してます」

実加「・・・」
一条「そうか・・・」

士「俺たちに聞かせてくれ。この世界の事を」
一条「そうだな・・・」

一条は士達に語る。
今から15年前・・・
九朗ヶ岳の遺跡から復活した未確認生命体による大量殺戮が行われた事
五代雄介が変身したクウガによって未確認生命体第0号が倒された事
2年前の郷原や俐部が起こした事件の事
実加がクウガの力を手に入れた事

士「だいたい解った」

一条「それにしても、未だにクウガや未確認については謎が多い」
ユウスケ「・・・」
一条「だから・・・小野寺君、君にあって貰いたい人が居る」
実加「一条さん!」
一条「大丈夫だ夏目君。彼を巻き込ませやしない。ただ調べるだけだ」

士「巻き込ませない?どう云う意味だ?」 <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 17:46:26.26 ID:nIRhMK2rO<> 一条「言葉通りの意味だ。君は本当の警察官じゃないんだろ?ならばただの民間人だ。警察として、民間人を巻き込む訳にはいかない。二度と・・・五代の様な存在を・・・都合の良い存在を作り出さない為に」

士「俺たちに力があるとしてもか?」

一条「強すぎる力があるからこそだ。・・・ある人が昔言っていた・・・本当は4号なんか必要ないと。そんな力が必要ない世界になると良いと。だから夏目君・・・君もクウガにならなくて良い」
実加「!」
ユウスケ「・・・一条さん」

士「・・・そうか。なら断る!」
一条「何?」
士「あんたが言う事はだいたい解った。だが・・・人には役割がある。警察には警察の。俺たちには俺たちの」
一条「・・・しかし」
一条の脳裏にあの日言われた言葉が浮かぶ・・・
「キチンと関わりますから!それに・・・俺、クウガだし」
あの言葉で・・・

ユウスケ「一条さん!俺も未確認生命体と戦います!だって・・・クウガだから!」
一条「!」
実加「私もクウガです!警察官でもありクウガでもある!それに・・・もう五代さんを戦わせたくないから!」

暫く黙り込む一条・・・
一条「・・・そうだよな。もうあいつを戦わせる訳にはいかない」
一条の言葉を聞いて、微笑む士と夏海
一条「しかし・・・無理はするな」
ユウスケ&実加「はい!」 <> アキラ<>saga<>2015/03/07(土) 18:01:39.17 ID:nIRhMK2rO<> 19時47分 渋谷区

明日は土曜日と云う事もあり、渋谷は多くの人で賑わっている
カップルや家族連れ、皆楽しそうにしている

それを、ビルの屋上からある影が見ていた。
セカイ「さてさてさ〜て♪始めるとするか♪」




城南大学 考古学研究室

一条「失礼します」
実加とユウスケ、そして士と夏海を連れて一条は研究室に入る。
女性「一条さんに実加ちゃん!お久しぶりです!」
研究室に居た女性が言う。
彼女の名は沢渡桜子
かつて九朗ヶ岳で発見された遺跡に書かれた古代文字の解読を行い、未確認生命体根絶に大きく貢献した人物である。
一条「突然すみません」
桜子「いえ。何となく予感してました。今朝のニュースを見てから。えぇと・・・」
桜子は士達を見る。
一条「彼らは、今回の未確認事件の協力者です。そして・・・」

ユウスケ「俺も・・・クウガです」

桜子「え?・・・クウガ?」
驚く桜子
一条「五代や夏目君と同じ力を持ってます」
桜子「そんな・・・」

一条「沢渡さん、新たに発掘された碑文の解読は・・・」
桜子「・・・出来てます」
そう言うと、桜子は一条達にノートパソコンを見せる。 <> アキラ<>saga<>2015/03/08(日) 15:29:59.30 ID:trvlLBc7O<> 夏海「何ですか?この変な文字は?」
桜子が見せたノートパソコンには奇妙な文字が映されている。
桜子「九朗ヶ岳の遺跡に書かれてた文字よ。私たちはリント文字って呼んでる」
一条「で、新しく解読された文字は?」
桜子「これです」
桜子はパソコンを操作する。
すると、リント文字の下に解読された文章が浮かぶ。

聖なる泉枯れ果てた戦士 目覚めし時 邪悪なる 白銀の龍目覚めん

実加「白銀の・・・龍?」
桜子「新しく発見された遺跡に書かれてた文字よ。聖なる泉枯れ果てた戦士は実加ちゃんが変身しているクウガの先代で、白銀の龍は・・・」
士「・・・グロンギって訳か」
一条「B1号が封印を解いた未確認生命体・・・やはりまだ・・・」

実加「沢渡さん、他には無いんですか?私が変身しているクウガの事とか」
桜子「まだあるわ」

黒き戦士 聖なる泉取り戻し時 ・・・・・・

ユウスケ「続きは?」
桜子「まだ解読出来てない。でも、戦士に関する記述はこれくらい。それより・・・」
桜子はユウスケの方を見る。
桜子「三人目のクウガ・・・それに関する記述は何も・・・」

士「それもその筈だ。こいつはこの世界に存在するクウガじゃないんだからな」
桜子「どういう意味?」

一条「実は・・・」
一条は桜子に士達の事を説明した。
初めは驚く素振りを見せた桜子だったが、話しが終わる頃には冷静になっていた。

桜子「なるほどね」
夏海「驚かないんですか?」
桜子「だって、未確認とかクウガとか・・・まだまだ解らない事ばかりの世界よ。パラレルワールドがあっても可笑しくないじゃない」
そう言って、桜子は微笑む。 <> アキラ<>saga<>2015/03/08(日) 15:50:08.97 ID:trvlLBc7O<> 桜子「後、他にも気になる文字が」
一条「何ですか?」

白銀の龍 究極の闇を葬り去り 邪悪な闇が 全てを葬り去る

一条「どう云う意味だ・・・」
桜子「まだ解りません。究極の闇・・・恐らく、クウガか0号の事だと思いますが・・・」
実加「・・・・」
士「簡単な事だろ?」
突然、士が言葉を発する。

士「全てが葬り去られる前に、その白銀の龍って奴をぶっ飛ばせば良いだけだろ?」
ユウスケ「・・・・そうだよな!」
そう言って、ユウスケは笑顔を見せる。

桜子「似てる・・・」
ユウスケ「え?」

桜子「君の笑顔、何だか五代君と似てる。そうだよね!大丈夫!」
そう言って、桜子はサムズアップを見せる。
それを見て、一条と実加は笑顔になる。


桜子「あっ!そう言えば・・・」
桜子はそう言うと、壁に掛けられた奇妙な仮面を手に取る <> アキラ<>saga<>2015/03/08(日) 16:05:54.80 ID:trvlLBc7O<> 士「その仮面は何だ?」

桜子「3年前かな・・・朝、ここに来たら置いてあったんです」
桜子は仮面を見ながら言う。
一条「あいつ・・・」
桜子「来たんだったら、顔位は見せて欲しかったですよ」







20時12分 渋谷区

渋谷の街は地獄になっていた・・・
先程まで街を行き交っていた人々の姿はそこには無かった
あるのは、身体が溶かされた死体の山だけだった

ビルの屋上で、セカイは笑みを浮かべている。
そこに、一人の女が近づく・・・
女「流石だな」
セカイ「こんな位、ガミオにも出来たよ。ガミオとダグバが生きていたら言われちゃうよ・・・ラザラザザバって♪」

セカイ「でも、まだつまらないなぁ。ガミオを殺した時の方がもっと楽しかった♪」
女「ダグバに近かった者だけの事はあるな。しかし・・・」

セカイ「解ってる♪ジュザンダギデビ・・だろ?」 <> アキラ<>saga<>2015/03/08(日) 18:32:11.97 ID:AfCKzuLBO<> 研究室から出た後、士達は大学の駐車場に向かっていた。

実加「・・・小野寺さん」
ユウスケ「はい?」
実加「小野寺さんって、どうして戦ってるんですか?」
ユウスケ「・・・戦う理由・・・・。誰かの笑顔を守るため・・・ですかね」
実加「・・・誰かの笑顔を・・・」

あの人もそう言ってた・・・
14号の事件の時、未確認に狙われているにも関わらず私を助けてくれた・・・
誰かの笑顔を守りたいと言って・・・
なのに私は・・・

「今度こそ殺す!・・・絶対に殺す!!」


ユウスケ「夏目さん?」
ユウスケの声で我に返る

実加「小野寺さんって強いですね・・・」
ユウスケ「強くなんかないですよ。俺、大切な人を守れなかったんですよ」

ユウスケは思い出す
姐さんを救えなかった事を・・・
でも、あの時士と夏海に出会って・・・


(携帯着信)
突然、一条の携帯電話が鳴る。
一条「はい一条です。・・・なんですって!」

士「?」 <> アキラ<>saga<>2015/03/08(日) 18:51:09.59 ID:AfCKzuLBO<> 21時3分 渋谷区

惨劇の現場には、既に多くの捜査員達が現場検証にあたっていた。

一条「これは・・・!」
士「・・・」
現場に到着した一条は余りの状態に目を疑う。

現場は散々な状態だった。
新幹線と同じだ・・・
人々が溶かされた死体になっている
死体の数は数え切れない程だ
子供まで容赦なく・・・
アスファルトは血で赤く染まっている

桜井「一条さん!」
一条「屋外なのにどうして・・・」
士の推測だと、50号は閉鎖空間でしか殺人を行えない筈だ
なのに・・・

士「・・・やられた」
士は拳を握りしめている。
一条「どう云う事だ?」
士「50号は最初からこれが目的だったんだ。これだけの人間を一気に殺せるにも関わらず、業と加減して技を使ったとしたら」
一条「そうか!我々の捜査を撹乱する為に・・・」

士「いや・・・」

士「どうやら50号はかなり質が悪いようだな。捜査の撹乱以上に・・・俺たちへの挑発がしたいだけだ!」

夏海「士君・・・怒ってる」 <> アキラ<>saga<>2015/03/08(日) 19:07:45.68 ID:AfCKzuLBO<> 実加「・・・許せない」
実加は人々の遺体を見て呟く。
ユウスケ「どこまで残酷なんだよ。この世界の未確認って!」
ユウスケも怒りに震えている・・・

一条「・・・・」
一条はユウスケと実加を見る。




そんな様子を、セカイはビルの屋上から見ている。
セカイ「ねぇバルバ、リントって本当に面白いって思わない」
セカイが女に言う。
バルバ「リントは変化している。我々に近づいている」
セカイ「ふぅん。僕はリントが変わっているとは思わないけどね♪」

バルバ「どう云う意味だ?」
セカイ「昔のリントはクウガを作って僕達を封印した。結局、リントも僕達と同じ力を手に入れた。自分達は何もしないでクウガに戦わせていた昔のリントの方が僕は怖いよ。平和だとか言って、結局は力でしか解決出来なかったんだからさ」
セカイは笑いながら言う。

バルバ「・・・」 <> アキラ<>saga<>2015/03/10(火) 15:51:34.15 ID:dxcfmwKEO<> 23時28分 光写真館

士達は一条達警察に現場の事を任せ、写真館に戻っていた。

夏海「・・・今まで色んな世界を旅して来ましたが、こんなに酷い事は初めてです」
士「それは言えてるな」
そう言って、士はユウスケの方を見る。
ユウスケ「・・・」

キバーラ「どうしたのユウスケ?元気ないじゃな〜い」
ユウスケ「・・・何でもないよ・・。ちょっと、散歩してくる」
ユウスケはそう言うと、写真館から飛び出して行った

夏海「・・・ユウスケ」
士「・・・・あいつ」





科学警察研究所

科警研に保管されているゴウラム・・・
ゴ・ライオ・ダを倒した後に旅立ったままの五代雄介の帰りを再び待つ様に、ゴウラムは沈黙していた。

?「科警研・・・案外チョロいセキュリティだな」
科警研に侵入する一人の男
男の名は海東大樹
ただのこそ泥(by士)だ

海東「さぁて、ゴウラム・・・・この世界のお宝に相応しい」
ゴウラムを前にして、海東はゴウラムに触れようとする。
?「誰?!」
背後から響く女性の声 <> アキラ<>saga<>2015/03/16(月) 00:10:27.83 ID:KGeLdtxQO<> 10月24日 午前7時32分
光写真館

キバーラ「ユウスケ、結局帰って来なかったわね・・・」
キバーラは寂しそうに言う。
ユウスケは帰って来なかった。
トライチェイサーも消えていた。

夏海「・・・ユウスケ、この世界に来てから様子が変でしたね」
士「・・・・」
士は黙ってバイクのヘルメットを取る。
夏海「士君?どこに?」

士「決まっているだろ。あの馬鹿を連れ戻しに行く」
夏海の方を見ずに士は答える。
そして、早々と写真館を出ていく。

夏海「士君・・・」




科学警察研究所

同時刻、科学警察研究所には杉田と桜井が訪れていた。
女性「ホントびっくりしたわよ!ゴウラムが盗まれそうになったんだから!!」
昨夜、海東を発見した女性・・・榎田ひかりが言う。
科警研の天井は無惨に破壊されている


昨夜・・・
ひかり「誰?!」

ひかりの声に振り向く海東
海東「僕とした事がまさか見つかるとはね。まぁ、今日は下見だからね・・・」
ディエンドライバーを取り出す。
ディエンドライバー(カメンライド・・・ルパン!!マシンチェイサー!!)
ディエンドライバーで仮面ライダールパンと魔進チェイサーを召喚する。
ひかり「未確認!」

ルパン&魔進チェイサー「・・・!」
ルパンガンナーとブレイクガンナーで天井を破壊する二体
海東「じゃあね、科警研のおばさん」
海東はそう告げると、破壊した天井から外へと逃走した。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/19(木) 00:17:42.28 ID:n+3oSqxAO<> 期待C <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/19(木) 13:23:38.47 ID:4kJPoOOCo<> 春映画とかでオリジナルのクウガの世界が上映される妄想よくした <> アキラ<>saga<>2015/03/20(金) 06:48:01.63 ID:X+3TCd5aO<> 杉田「にしても・・・まさかここにまで手を出すとはな・・・」
桜井「えぇ。昨日の件だってあるのに・・・」
杉田「・・・だな。そう言えばゴウラムは?」
杉田は気づいた。
ここにゴウラムが無い事に。
ひかり「別の部屋に移して貰った。ここに置いておくとまた厄介な事になるから」

冴「母さん!」
そこに冴が現れる。
ひかり「だからぁ!ここでは主任って呼びなさいっていつも言ってるでしょ!!
冴「ごめんごめん。ゴウラムの移送、終わったよ。それと・・・」
ひかり「アレの調子はどうなの?」
冴「・・・時間が掛かるかな・・・」
ひかり「・・・そう」



その頃・・・
士と夏海は、マシンディケイダーで町中を走行していた。
初めは一人で行こうとしていた士だが、結局夏海も同行する事になった。
夏海「そう言えば、どこか心当たりでもあるんですか?」
ユウスケを探しに出たが、士は何も迷うことなくある場所に向かっていた。
士「あいつが行きそうな所なんて、あそこしか無いだろ。ここがクウガの世界ならな」
夏海「?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/20(金) 20:19:18.17 ID:IG74AiYTo<> ID変わりましたが>>1です
突然すみませんが書けなくなってしまいました、本当にごめんなさい。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/20(金) 22:34:40.89 ID:OnuwpUsrO<> マジか
乙 <> アキラ<>saga<>2015/03/20(金) 23:39:14.67 ID:ZaATkKDbO<> 続きは書きます
完結まで時間が掛かりますが、最後までお付き合い下さい <> アキラ<>saga<>2015/03/20(金) 23:48:39.13 ID:ZaATkKDbO<> その頃・・・

ユウスケ「あったんだ・・・この世界にも・・・」
ある山が見える所で、ユウスケはトライチェイサーを停める。

火溶山
そう・・・
ユウスケがクウガの力を手に入れた場所
そして・・・

ユウスケ「姐さん・・・」
ユウスケはそう呟くと、山の中へ入って行く。
何故だか解らないが、何かに引き寄せられる様に山へ入っていた。





昨夜の渋谷での虐殺は大きく報道されている。
実加はそのニュースを捜査の合間に見ていた。
先程まで、遺体の身元確認に動員されていた。
身体には遺体の臭いが染み着いている・・・

幼い子供まで居た・・・
未確認生命体第50号・・・
そして、昨日戦った第51号
奴らを許せない

そんな時だった
実加の携帯電話が鳴った。 <> アキラ<>saga<>2015/03/26(木) 15:44:10.76 ID:2148pESHO<> 休憩の為に、道端にマシンディケイダーを停める士・・・
何処かに電話していた夏海は、電話を終えると携帯電話を畳む。

士「何処に掛けていたんだ」
夏海「夏目さんです。同じクウガ同士、何か解るかな・・・って思って」
士「同じクウガ・・・か」

夏海「ユウスケ、きっと・・・」

士「とにかく、あの馬鹿の所に行くぞ」
夏海「はい」 <> アキラ<>saga<>2015/03/26(木) 16:06:15.48 ID:2148pESHO<> マキ「・・・・」
昨夜の報道を見ているマキ
セカイ「部活、行かなくてもいいの?」
中学校のジャージを着て、テニスラケットが入った鞄を持ったセカイが言う。

マキ「行くわ・・・。それより、流石ね」
セカイ「ん?」
マキ「一気に56万人」
セカイ「まだまだだよ♪まだ4の1だからさ♪」
マキ「明日の22時までよ?」
セカイ「余裕だよ♪昨日の渋谷はただの遊び♪準備は出来てるよ。200万人なんて言わずに、東京都民1000万人を根絶やしに出来る位にね♪」

マキ「成る程ね。セミファイナルが終わるのと同時にファイナルゲームの始まりって訳ね」
セカイ「そう云う事♪」
マキ「でも良いの?いきなりファイナルゲームなんて。もう学校に行けなくなるし、テニスも出来なくなるわよ」
セカイ「ん〜。残念だけど仕方ないね。今日と明日で皆に会うのも最後。この日々もおしまい」

マキ「なら、私の日々も終わりね。リントにも面白い子が居るのに残念」
セカイ「仕方ないじゃん♪でも、他の場所に行けば続けられるよ。高校生を」
マキ「そうね。私達はライオやゲラグと違って目立たないから」

セカイ「・・・じゃあ、もう行こうかな。もうすぐ練習始まるから」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/26(木) 16:50:16.03 ID:bbijuZPeO<> ダグバの時も気になったけど、ザギバズゲゲルによる経済面での被害ってどれくらいなんだろう・・・ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/26(木) 21:31:39.82 ID:MLdUYhhpo<> これと一緒に出来るもんじゃないが、最大の火山被害と言われてる西インド諸島だかの
プレー山の噴火による被害者数が3万超え、被害総額が日本円で2兆前後らしい
1128平方キロほど、当時の県庁所在地とか色々とあるが

自衛隊が出てたのかどうか、ダグバからすればメインディッシュ以外は究極の闇と言っても
観光程度のつもりだった可能性やら、他の雑魚グロンギ粛清ついでに長野以外を旅してたりで
想定できるもんじゃない、ただ言えるのは当時の政府は即解散確定だったり

他の仮面ライダーに出てくる敵や組織とかも作中で被害が触れられてないだけで
ダグバ規模の災害を引き起こしてたりする <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/27(金) 01:24:16.14 ID:do7fxNxXO<> なんだか、グロンギが普通に学生してるのが可笑しい
ライオとかと別ベルトルで人間社会に解け込んでる <> アキラ<>saga<>2015/03/27(金) 01:32:14.07 ID:e/RBmLNuO<> 夏海を乗せてマシンディケイダーを走らせる士
やがて、マシンディケイダーは火溶山の麓にたどり着く。
麓には、先に来ているユウスケのトライチェイサーが停められている。

夏海「やっぱり」
士の予想通りだった。
士「夏みかん、お前はここであの女刑事を待ってろ。俺は山を見てくる」
夏海「わかりました」



その頃、実加はビートチェイサーで火溶山に向かっていた。

30分前・・・
実加「もしもし?」
電話に出る実加
夏海(もしもし、光です)
実加「夏海さん?どうかしました?」

夏海(あの・・・忙しいと思いますが、火溶山って場所に今から来れますか?)
実加「火溶山ですか?」
夏海(はい。ユウスケが一人でそこに向かったみたいで・・・。なので・・・)

この時、実加は夏海が自分に何をして欲しいのかを察した。
実加「解りました。すぐに向かいます!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/27(金) 12:04:12.81 ID:jWD8OabSO<> >>67
人間社会に溶け込む事が出来るのに人間とグロンギは絶対に理解し合えることがなく両者にはうまらない溝がある。
だからグロンギは怖いんだと思う。 理解出来ないものは怖いからな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage <>2015/03/27(金) 12:53:47.49 ID:6wDmkKn50<> >>69
ワームとかロイミュード、ライダー以外の他の作品の敵種族(怪物系)でも、長い事人間社会に紛れる事で
優しい心や人間らしい感情に芽生える奴がまれに出てくることとかあるのにな(そういう奴が味方になったり敵に殺されて主人公がブチ切れたり)

そういうところが全くないのがグロンギ。 ネウロの新しい血族が本当に量産したらコイツらみたいな感じになるんだろうな・・・ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/27(金) 21:21:34.97 ID:I8W7mgMHO<> 海蛇のグロンギもピアノ弾いてたりしてたけど、人間が作ったものには理解を示すくせに人間そのものにはただの玩具っていう認識しかないよな。

自分とほぼ同じ生き物である人間をそういう風に見れるっていうのと、グロンギがそんな風にしか人間を見れない理由も人間が憎いとか許せないとかそういう感情じゃなくてただ「楽しいから」っていうだけなのが怖い。 <> アキラ<>saga<>2015/03/27(金) 22:04:59.29 ID:iGTs1F2dO<> ユウスケは暫く山中を歩いていた。

ユウスケ「・・・流石に遺跡は無いか」
自分が生まれた世界にあった遺跡・・・
この世界に、それは無かった。
代わりに、地元の子供が作った物であろう秘密基地があるだけだった。

(シャッター音)
突然、カメラのシャッター音が響く
士「やっぱりここに居たか」
ユウスケ「士!どうして?!」
士「クウガのお前が来そうな場所なんか、ここ位しか無いだろ」
ユウスケ「確かにな・・・」

士「ずっと、あの女の事を考えていたのか?」
ユウスケ「・・・アギトの世界で、吹っ切ったつもりだったけど」
そう言って、ユウスケは空を見上げる。

綺麗な青空だった




暫くして、士とユウスケは山から降りて行った。

夏海「士君!ユウスケ!」
麓で待っていた夏海が叫ぶ。

そして・・・
ユウスケ「夏目さん・・・」
既に到着していた実加と視線を交わすユウスケ <> アキラ<>saga<>2015/03/27(金) 22:19:58.65 ID:iGTs1F2dO<>
ユウスケと実加は、互いにバイクを押しながら歩き続けていた・・・
士と夏海は先に写真館に帰った為、二人きりになっていた。

ユウスケ「・・・すみません、なんだか迷惑掛けたみたいで」
実加「気にしないで下さい。それにしても、綺麗な青空ですね」
実加は空を見上げる。

ユウスケ「昨日、大切な人を守れなかった・・・って言いましたよね?」
実加「ええ・・・」
ユウスケ「この世界に来てから、ずっとその人の事を考えてて」


あの日・・・
ユウスケ「姐さん!!」
ガミオを倒し、病院に駆けつけるユウスケ
しかし、姐さん・・・八代藍は既に息を引き取っていた
「みんなの笑顔を守る」
あの時、姐さんと約束した
だから、クウガとして戦い続けている


ユウスケ「・・・俺、この世界の未確認を倒します!みんなの笑顔を守りたいから」
実加「だったら、私も一緒です。だって私達・・・クウガだから!」
そう言って、実加はサムズアップする。
ユウスケ「はい」
そして、ユウスケも <> アキラ<>saga<>2015/03/27(金) 22:30:44.75 ID:iGTs1F2dO<> 一方、士と夏海は写真館に戻っていた。
写真館に着くなり、士はカメラのフィルムを交換し始めた。
当然、フィルム代はツケだ

士「さてと!俺たちは俺たちなりにグロンギを探すぞ」
夏海「探すって、どうやって?」
士「・・・試す価値はあるだろ?」
そう言って、士はライダーカードを一枚取り出す。
夏海「これって!」

士「これを使うには、あの一条とか云う刑事に手伝ってもらうのが手っ取り早い」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/28(土) 12:16:42.25 ID:DnxuQD0ro<> >>71
極端な例だが、一部の風習や歴史の在り様を理解を示せど
当事者らが居たら責めたり軽蔑してしまったり、問い詰めたりするのと同じ
一度固定化した概念を変えるのは、宗教戦争を終わらせる事なみに面倒

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/28(土) 17:45:01.97 ID:s7Hr4ZAjO<> 外国人が犬を食べるのに対し、日本人が「普通犬を食べますか? おかしいと 思いませんか? あなた」と言う様なもの <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/28(土) 18:14:47.49 ID:DnxuQD0ro<> 犬食文化を嫌悪する様になったのは生類憐れみの礼&将軍家の護神扱い等で
長い時間をかけて味を知る者が減っていったてのもある、御触れが出る前は犬=最高の御馳走
その一方で一部の武家では隠れて食べ続けられたり、三味線の材料として当たり前に処理してきた

文明開化で肉食が戻った事でまた食べられる様になり、一部の成金達が愛玩動物の概念に被れ
かなり金をかけて広めた事で兎や犬、一時は鶏などを食べる事すら嫌悪の対象となった
戦中〜戦後で復活し、現在はそれより美味い物が溢れた飽食となって消えてはいるが
今でも池袋〜横浜などのチャイナタウン、アジア系料理店で食べる事もできる

グロンギの人間を理解を示させるには上でも触れた通り、絶対に在り得ないがお偉いさんに
該当するゴやダグバ辺りが人間最高ーーー!!!手を出したらプラズマな!!と目を光らせ続けるしかない <> アキラ<>saga<>2015/03/28(土) 20:24:18.74 ID:icYQNXK7O<> 午前11時58分 警視庁

一昨日の新幹線、昨日の渋谷・・・立て続けに発生した第50号による事件
その上、実加達を襲撃した第51号
そして、科警研に侵入した第52号(※ディエンドです)
捜査本部は混乱に陥っていた。

一条も頭を抱えている。
第50号が如何にして犯行を行ったのか・・・
それさえ判れば、奴の次の行動パターンが判る筈だ
しかし、手がかりが少ない・・・


士「邪魔するぞ」
そんな時、士と夏海が捜査本部に入って来る。
一条「門矢君?」
士「お前に手伝って貰いたい」 <> アキラ<>saga<>2015/03/28(土) 20:33:33.03 ID:9yye8Mj2O<> 士達は場所を移動した。
ディケイドの事は報告していない。
今の状況だ・・・
パラレルワールドからの旅人達の事を報告すれば、捜査本部が更に混乱する事は明白だった。


一条が士と夏海を連れてきた場所
それは・・・

ひかり「一条君!久しぶりね!」
ひかりが嬉しそうに言う。
一条「お久しぶりです」
一条がひかりに会うのは久しぶりだった。
郷原事件の時は、桜井や杉田が科警研に訪れていたからだ。

ひかり「えぇと・・・。その人がディケンズ?」
一条は電話で士達の事を先に告げていた。
士「ディケイドだ」
ひかり「あっ、そうだった!そうだった!」
一条「・・・早速ですが」
ひかり「解ってる♪」


そう言うと、ひかりは士達を閉鎖された部屋に案内した。
これから行う事に適しているからだ <> アキラ<>saga<>2015/03/28(土) 20:42:51.90 ID:9yye8Mj2O<> 部屋は薄暗く、マジックミラーがあるだけだった。
かつて第36号の事件の最中、五代雄介が「紫の金の力」を試した場所でもある。

一条と夏海、そしてひかりはマジックミラーから士の様子を見ている。


士はディケイドライバーを装着する。
そして・・・
士「変身!」
ディケイドライバー(カメンライド・・・サイクロン!!)
士は、ディケイド・サイクロンに変身した。

「仮面ライダーサイクロン」
それは、フィリップが変身するWの世界の仮面ライダーである。
士がこのライダーに変身したのはある目的があった。

一条「門矢君、始めるぞ」
ディケイド・サイクロン「あぁ、検索を始めるぞ」


士は「地球の本棚」へアクセスした <> アキラ<>saga<>2015/03/28(土) 21:03:07.11 ID:9yye8Mj2O<> フィリップがアクセス可能な地球の本棚と呼ばれる無限アーカイブ
かつてWの世界を訪れた際にその力を見た。
フィリップが変身していたサイクロンにカメンライドする事で、士も地球の本棚へのアクセスを可能とした。

士(キーワードは・・・)
一条「未確認生命体」

一条がキーワードを告げると、士の目の前の本が減っていく

一条「電撃」「焼死」「ミイラ死体」「電化製品」「新幹線」「渋谷」
一条は次々にキーワードを告げていく

すると、本は5冊にまで減った
士(こんな所か・・・)
そして、士は本に手を伸ばす


ディケイド・サイクロンは微動だにしない・・・
その様子を、一条達はただ見ていた。

ひかり「ねぇ、あなた達の仲間にクウガに変身する人も居るんでしょ?」
沈黙を破ったのは、ひかりが夏海に話しかける声だった。
夏海「はい」
ひかり「だったら、今度会わせてよ。・・・にしても、この所色んな事ばっかり・・・」
一条「ゴウラムを盗みだそうとした未確認は?」
ひかり「そうそう。なんか変な銃を持っててさぁ!別の未確認みたいな奴まで呼び出して」

夏海「えっ!それって・・・」
ひかり「何か心当たりでもあるの?!」
夏海「まぁ・・・」
間違いない・・・
夏海は思った・・・(大樹さんの仕業だ)と <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/29(日) 01:10:52.42 ID:dZmEg02m0<> >>76
犬には言葉は通じない。 グロンギは言葉も通じ合う存在を平気で[ピーーー]。

同じ存在なのに決して理解し合えない。 それがグロンギの怖さ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/29(日) 13:21:46.99 ID:E1X0Sc82o<> 同じ人間同士ですら言葉があっても通じ合わないのに
種族が違う、そもそも遊び道具の認識なグロンギが理解する筈がない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/04/05(日) 21:34:46.73 ID:SRrNNB27o<> もしファイズの世界の話を書くならどうなるんだろう <> アキラ<>saga<>2015/04/07(火) 20:27:07.41 ID:aZVTJ7lKO<> ディケイド・サイクロン「・・・」
変身を解除するディケイド
夏海「士君!」

士「検索が終わったぞ」
一条「何か判ったのか?!」
士「あぁ。第50号が何をしたのか」






その頃、ユウスケと実加は共に警視庁へ向かっていた。
どの道、ユウスケの力は必要だった。
だから、ユウスケにもオブザーバーとして捜査会議に参加して貰う・・・それが実加の考えだった。

赤信号で停止するトライチェイサーとビートチェイサー
ユウスケはふと周りを見渡す。

歩道橋には、部活帰りらしき中学生姿が見える・・・

青信号になる
走り出す二台のバイク
ユウスケ「・・・!!」
そんな時、ユウスケは突然トライチェイサーを急停止させた。
実加「小野寺さん?」

ユウスケ(この感じ・・・)
ユウスケは自分の手が震えている事に気づいた。
そして・・・
ユウスケ「変身!!」
ユウスケは突然クウガ・ペガサスフォームに変身した <> アキラ<>saga<>2015/04/07(火) 20:35:03.77 ID:aZVTJ7lKO<> ユウスケが変身した次の瞬間だった・・・
クウガ「くっ・・・ガッァァァ!!」
突然、頭を抱えて苦しみ出すクウガ
実加「小野寺さん!!」

クウガはその場に倒れ込み、50秒経過してないにも関わらずグローイングフォームへと姿を変えた。
そして、変身も解除される。

実加「どうしたんですか!!」
ユウスケ「・・・さっきのは・・・」
気温が低いにも関わらず、ユウスケは大量の汗をかいていた・・・


変身した瞬間、頭に少年らしき声が響いた
(駄目だよ♪。君と僕が戦うのはリントが皆死んじゃう日なんだから♪)
あの声は一体・・・ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/04/25(土) 03:47:00.75 ID:wxuF9KMIo<> 続きは? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/10(日) 23:49:29.47 ID:gZwE2hzD0<> 海東「続きは無い・・・!」 <> アキラ<>saga<>2015/05/13(水) 22:26:51.33 ID:atQM9N53O<> 作者です。
長い間休んで申し訳ありません。

新生活で忙しかったのと、続きが思い付かなかったので遅れました。
今日から再開します。 <> アキラ<>saga<>2015/05/13(水) 22:33:25.87 ID:atQM9N53O<> 実加「小野寺さん大丈夫ですか?」
ユウスケ「だ、大丈夫です・・・」
ユウスケはゆっくりと起き上がる。

実加「一体何が?」
ユウスケ「子供の・・・子供の声が急に聞こえて来て」
実加「子供の声・・・まさか!第50号!!」
ユウスケ「それは解りませんけど・・・・」


(携帯着信)
突然、実加の携帯電話が音を鳴らす。

実加「はい夏目です!」
一条(今どこに居るんだ!!?)
電話の相手は一条だった。
一条の声は何処か慌ただしい

実加「警視庁に向かってますが?」
一条(ならば直ぐに戻ってくれ!これから緊急会議だ!) <> アキラ<>saga<>2015/05/13(水) 22:43:16.53 ID:atQM9N53O<> 一条からの電話の後、実加とユウスケは警視庁へと急行した。

捜査本部に入ると、殆どの捜査員が集まっていた。

一条「急かしてしまってすまないな」
捜査本部に入って直ぐ、二人に一条が話しかける。
実加「何か解ったんですか?」
一条「あぁ、第50号のゲームの方法が判明した。所で、小野寺君・・・君に頼みがある」
一条はユウスケを見る。
ユウスケ「俺に・・・ですか?」

一条「・・・今回だけで良い・・・我々に力を貸してくれ!」
一条は頭を下げる
ユウスケ「・・・・・」
一条「今回の件は我々だけではどうしようもない・・・第50号にはクウガの力しか通用しない・・・君と夏目君の力がどうしても必要だ!・・・勝手なのは判っている。だが!」

ユウスケ「やりますよ」

一条「!」
ユウスケ「俺はクウガです!皆の笑顔の為なら!」
実加「私もです!」

一条「・・・・二人とも、すまない」 <> アキラ<>saga<>2015/05/13(水) 22:50:51.69 ID:atQM9N53O<> 士「そうと決まれば話は早い!」
突然、士が現れる。

ユウスケ「士!何処から湧いてきたんだよ!」

士「これから会議で第50・51号をぶっ飛ばす為の作戦を話す。よく聞いておけ」
士はそう言うと一条と共に会議室の前に向かっていく。


実加「ホント・・・門矢さんって面白い人ですね」
ユウスケ「ちょっと・・いや、かなり自分勝手ですけどね」




捜査員達が全員席についた所で会議は始まった。

ひかり「まず初めに、未確認生命体第50号が起こした怪現象について我々科警研と門矢警部補(※)の見解を述べたいと思います」


※この世界での士の役職 <> アキラ<>saga<>2015/05/13(水) 23:08:15.92 ID:atQM9N53O<> 士「貸せ」
ひかりからマイクを奪い取り、士は席から立ち上がる
ひかり「ちょっと・・・!勝手に・・・!」

士「第50号の殺害現場・・・それには2つ共通点がある」
倉田「共通点?」

士「第50号の殺害現場、それはどこも酸素が存在する場所だ」

捜査員E「はっ?酸素?」
捜査員F「そんなの何処にでも」


士「事件の被害者は全員黒焦げだった上に、体内の血液が殆ど無くなっていた」

一条「ここで一つ補足ですが、椿医師によると被害者の死因は全員焼死でしたが、外からの燃焼による外傷は見られませんでした」
倉田「何だって?」

士「要するにだ、被害者は全員身体の内側から燃やされたって訳だ」

桜井「内側ってどうやって?」
杉田「それと酸素が何の関係があるんだ?」

捜査員達の疑問を聞いて冴が席から立ち上がる。
冴「被害者達は皆、何らかの方法で体内の酸素が全て破壊されたと思われます。遺体が外部からの燃焼に曝されていないのは、犯行現場で局地的に酸素が消滅した事により、酸素燃焼が行われなかったからだと思われます」 <> アキラ<>saga<>2015/05/13(水) 23:16:44.49 ID:atQM9N53O<> 倉田「酸素が消滅しただと・・・」

士「第50号は空気中や動物の内側にある酸素を全て破壊する能力がある・・・って訳だ」
士の言葉を聞いて、捜査員達がざわつく

一条「ここで疑問になるのが、何故一定の場所だけで酸素が消滅したか・・・と言うことですが、それは第2の共通点が関係しています」
一条はそう言うと士の方を見る。






一方・・・
科学警察研究所

海東「全く、誰も居ないなんて僕にお宝を取って欲しいって言ってるみたいじゃないか」
誰も居ない科警研の中を海東は悠々と歩く。

海東「この世界のお宝、ゴウラムは僕が頂く!」


?「そうはいきません!」
海東の背後から誰かの声が響く <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/14(木) 03:11:59.03 ID:+bigYU2b0<> やっと続きが読める
更新止まってたからこのまま未完になるかな?って心配してたから良かった

50号の能力ってオキシジェンデストロイヤーみたい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/14(木) 03:12:27.06 ID:+bigYU2b0<> やっと続きが読める
更新止まってたからこのまま未完になるかな?って心配してたから良かった

50号の能力ってオキシジェンデストロイヤーみたい <> アキラ<>saga<>2015/05/15(金) 21:44:10.80 ID:61UvmeMyO<> 海東「誰かと思えば夏メロンか」
振り返る海東
海東を制止したのは科警研に残っていた夏海だった

夏海「夏みかん!・・・じゃなくて、夏海です!」

海東「僕は忙しいんだよ。邪魔はしないでくれたまえ」
夏海「大樹さん!今はそんな場合じゃないんですよ!」
海東「へぇ。じゃあ、どんな場合なんだい?」
ディエンドライバーを構える海東

夏海「・・・・キバーラ!」
キバーラ「待ってました〜♪」

海東「変身」
ディエンドライバー(カメンライド・・・・ディエンド!)

夏海「変身!!」

同時に変身する二人
ディエンド「・・・・」
キバーラ「・・・・」
互いに睨み合う <> アキラ<>saga<>2015/05/15(金) 21:56:43.39 ID:61UvmeMyO<> ディエンド「さて。お嬢さん達、出番だよ」
ディエンドライバー(カメンライド・・・・マリカ!イクサ!シュキ!)

ディエンドは「仮面ライダーマリカ」「仮面ライダーイクサ」「仮面ライダー朱鬼」を召喚する。
ディエンドに召喚された女性ライダー達は一斉にキバーラに襲いかかる!

キバーラ「はぁ!!」
キバーラはキバーラサーベルを構え、女性ライダー達に進撃していく!






警視庁 未確定生命体対策本部

倉田「第2の共通点とは何だ?」

士「新幹線と渋谷センター街の大型モニター、その二つが受信する物・・・電波を受信する装置がどちらにもある」

桜井「電波・・・」
杉田「新幹線で電波・・・そうか!電光掲示板か!」

士「その通りだ。第50号の犯行現場には電波を受信する装置が必ずある。第50号は酸素を破壊する効果がある電波をバラ撒いてたって訳だ。その証拠に・・・」

スクリーンに写真が二枚写される。
士「犯行現場にある電波受信アンテナが見事にぶっ壊れている」
スクリーンに写された写真には、焼ききれた様なアンテナが写っていた。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/17(日) 15:09:55.64 ID:b6EuUAEDo<> 待ってた速報 <> アキラ<>saga<>2015/05/17(日) 18:45:13.00 ID:TFXJk1LoO<> 倉田「アンテナが・・・螺曲がっている?」
写真を見て倉田が言う。
ひかり「犯行現場のアンテナは、協力な超音波の様な物を受けて破損したと思われます。恐らくは第50号が放った物かと」

一条「それからこれです」
一条はあるデータを提示する

それは静岡県内のテレビ塔と渋谷の電波送信施設の位置と犯行現場で被害者達が死亡していた位置のデータだった。
静岡県内のテレビ塔は被害者の死亡推定時刻に新幹線が45度の範囲を通り過ぎ、渋谷の電波送信施設の周囲360度で被害者が死亡していた。

桜井「一定の位置で被害者が死亡している・・・」
杉田「第50号は電波送信施設を利用して殺人電波を撒いているのか?」

一条「そう考えられます。静岡県内で確認された電化製品の爆発はテレビ塔に電力を供給している変電所から電力を供給されています。恐らく、電波を放った時の余波で流れた電流が原因でショートしたと思われます」


士「と、言うわけだ!」
士が大声を出す。


士「第50号が電波を撒く電波塔を固めれば、そいつと出くわすって訳だ」


倉田「成る程・・・・。捜査員に告ぐ!都内全域の電波送信施設の警備を固めろ!」
捜査員一同「はい!」
倉田の言葉で捜査員達は捜査本部から出ていく。 <> アキラ<>saga<>2015/05/17(日) 18:56:49.10 ID:TFXJk1LoO<> 士はユウスケと実加の方に近づく

士「話は聞いたな?」
ユウスケ「・・・今回は大丈夫なんだよな?」
ユウスケは5年前の「37564」の件を持ち出す。
あの時は・・・ゲゲルを阻止する為に嘘の情報を流してたな・・・
士「当たり前だ。あの時とは状況が違うからな」

ユウスケ「でも、電波塔って言っても何処を?」
士「第50号は大勢の人間を殺そうとする筈だ。だったら大きな電波塔だろ?」
実加「東京タワーとスカイツリー・・・」
士「その2ヶ所の可能性が高い。だから解るな?」
その言葉を聞いて二人は頷く。





科学警察研究所

キバーラ「はぁ!!」
マリカ「・・・!」
キバーラサーベルとソニックアローがぶつかり合う!

本来の変身者が武闘派のマリカだが、ディエンドに召喚された傀儡・・・キバーラの方が優位に立っている。 <> アキラ<>saga<>2015/05/17(日) 19:04:54.17 ID:TFXJk1LoO<> そんなキバーラにイクサと朱鬼が襲いかかる!

キバーラ「!」
キバーラはそれを背中に発生された光の翼で防ぐ。
そして、三人の女性ライダーにソニックスタッブを叩き込む!

マリカ&イクサ&朱鬼「!!」
ソニックスタッブを受けた女性ライダーの傀儡は消滅する。


キバーラはその勢いでディエンドに肉薄する。
ディエンド「・・・」
キバーラ「!」
キバーラはディエンドの喉元にキバーラサーベルを突き付ける。


ディエンド「ふぅ。降参だよ」
ディエンドは変身を解除する。

キバーラ「大樹さん・・・」 <> アキラ<>saga<>2015/05/18(月) 22:22:22.14 ID:v/7l7Ev2O<> 墨田区

セカイ「ただいま〜♪」

マキ「用事は済んだのか?」
セカイ「うん。一応ね♪」
マキ「しかし、これでリントに私たちの存在を知られるな」
セカイ「いいじゃん♪どうせ皆これから死んじゃうんだからさ♪」

マキ「これから・・・。今日やるのか?」
セカイ「皆を殺して楽しかったからさ♪もっと楽しみたいよ!」






警視庁

(携帯着信)
一条の携帯電話が音を鳴らす。
相変わらずマナーモードにはなっていない
一条「はい、一条です・・・・え?」

士&ユウスケ&実加「?」

士「どうかしたのか?」
電話を終えた一条に士が訊ねる。
一条「こんなときだが・・・・未確認らしき事件が起こった」 <> アキラ<>saga<>2015/05/18(月) 22:31:49.79 ID:v/7l7Ev2O<> 墨田区 墨田第一中学校

一条は所轄の要請でこの中学校に士と共に臨場した。

一条「これは・・・」
士「・・・」
二人の目の前では、この中学校の男子テニス部の部員達の遺体が搬送されている。
第50号の被害者達と同じだ・・・
そして、現場では中学生達の保護者達が泣き叫ぶ声が虚しく響く・・・

一条「第50号はどうして中学生を・・・」
士「さぁな・・・。だが、こうなったらもう容赦はしない!」

捜査員「一条警部!」
一条「何かありましたか?」
捜査員「被害者のテニス部員が一人足りなくて」
捜査員は一条に資料を差し出す

士と一条はその資料を見る。
資料によると生存者が一人

士「・・・小野寺セカイ・・・」 <> アキラ<>saga<>2015/05/18(月) 22:39:55.55 ID:v/7l7Ev2O<> 資料を見たあと、二人は生存者の生徒の自宅へと向かった。
偶然にもユウスケと同じ姓のその少年が狙われる可能性があったからだ

一条「・・・・」
小野寺家の自宅前にたどり着くと、一条はインターホンを押す。
その手には万が一に備えて銃が握られており、後ろには警官達が待機している

何度かインターホンを押す・・・

暫くすると、一人の少女が家から現れる
その少女はマキだった

一条「突然失礼します。小野寺セカイ君は在宅ですか?」
マキ「セカイ?セカイなら・・・!!!」
マキはそう言うと、突然腕から協力な水流を放つ!

一条「!!」
一条はそれを咄嗟に避けようとする <> アキラ<>saga<>2015/05/18(月) 22:45:10.43 ID:v/7l7Ev2O<> しかし、一条は腕に水流を受けて拳銃を落としてしまう。
それを見た警官達は一斉にマキに銃を向ける。

一条「お前は!!」

マキ「ふふ。来ると思ったわ。おまわりさん!!」
そう言うと、マキの姿が変化する!
それと同時に警官達は一斉に神経断裂弾を撃つ
しかし、イガルはそれを水のベールで防ぐ

士「成る程な・・・」
士はディケイドライバーを身につける。
士「変身!」
ディケイドライバー(カメンライド・・・ディケイド!) <> アキラ<>saga<>2015/05/18(月) 22:50:48.31 ID:v/7l7Ev2O<> 士がディケイドに変身すると、警官達は驚く

イガル「強いピンクのリントまで来るとは楽しませてくれるのかしら!」
イガルはそう言うと、ディケイドに剣で攻撃を加える

ディケイドライバー(アタックライド・・・スラッシュ!)
ディケイドはそれをライドブッカーで受け止める

ディケイド「あぁ!楽しませてやるさ!」


一条は隙を見て家の中へ入る
中にイガルが居たことからセカイの生存の可能性は低いが、もしかすると

一条「・・・誰も居ないのか?」
しかし、一条の考えとは裏腹に家の中にセカイの姿は無かった。
外でディケイドと戦っているのは第51号・・・

一条「まさか!」 <> アキラ<>saga<>2015/05/18(月) 23:03:03.42 ID:v/7l7Ev2O<> その頃、ユウスケと実加は東京スカイツリーに向かってバイクを走らせていた。
東京タワーと東京スカイツリーに捜査員の半数以上が向かい、残りの半数は他の電波送信施設に向かった。

そんな時、トライチェイサーとビートチェイサーに通信が入る
望見(警視庁より各捜査員。未確認生命体第50号は墨田第一中学校1年「小野寺セカイ」と思われる。現場の捜査員は警戒して下さい。墨田区内の住宅地にて未確認生命体第51号が第54号と交戦中。近くを警邏中の捜査員は警戒して下さい)

実加「54号って・・・門矢さん!!」
ユウスケ「多分・・・でも、士なら大丈夫です!それより・・・」
ユウスケは昼前聞いた声を思い出す。
第50号の容疑者は中学1年生の少年・・・
やっぱりあの時の声は!




ディケイド「はぁ!」
ディケイドとイガルは激しい戦いを繰り広げる。

警官達は後退し、一条はイガルに神経断裂弾による銃撃を放つ
しかし、イガルは水のベールでそれを防ぐ
一条「くっ!」 <> アキラ<>saga<>2015/05/18(月) 23:20:18.26 ID:v/7l7Ev2O<> ディケイド「セカイって子供・・・そいつがゲームをしてる奴か?」
イガル「そうよ。冥土の土産に教えてあげる。セカイは今日・・・これから究極の闇を始める」
ディケイド「究極の闇・・・」

イガル「それにしても、やはりお前は強い!だけど!」
イガルは腰のアクセサリーを抜き取る
そして、それは剣へ変化する!

ディケイド「!!」
ディケイドに2本の剣が降り下ろされる
それを受けたディケイドは体を停まっていたパトカーに叩きつけられる。

イガル「そろそろ本気を出そうかしら」
そう言うと、イガルの身体が鎧に包まれる。
それと同時に、イガルの剣は大型化する。

ディケイド「強化変身か・・・。ならば!」
ディケイドは立ち上がりライダーカードを手にする
ディケイドライバー(カメンライド・・・ガイム!)(フォームライド・・・カチドキ!)
ディケイドは鎧武・カチドキアームズへカメンライドする。
剛力態となったイガル相手にパワーに特化したカチドキアームズが有利だからだ <> アキラ<>saga<>2015/05/18(月) 23:30:59.59 ID:v/7l7Ev2O<> ディケイドライバー(アタックライド・・・・ヒナワダイダイディージェイジュウ!)(ファイナルアタックライド・・・ガ・ガ・ガ・ガイム!)
ディケイド・鎧武「はぁ!」
ディケイド・鎧武は火縄大橙DJ銃の攻撃をを放つ!

イガル「・・・!」
攻撃はイガルに命中する。

しかし・・・
ディケイド・鎧武「何!」
火縄大橙DJ銃の攻撃を受けたにも関わらず、イガルは平然と立っている。

一条「何て奴だ!」

イガル「お楽しみはこれからよ!」




東京スカイツリー

セカイ「もうすぐか・・・クウガ、来てくれるかな♪」
東京スカイツリーの展望台に佇むセカイ

その周囲には、警戒にあたっていた捜査員達の遺体が転がっている・・・ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/05/18(月) 23:41:50.95 ID:f2rK1+sAO<> これってユウスケ活躍するのかな? <> アキラ<>saga<>2015/05/19(火) 21:27:01.39 ID:EkH+/BR6O<> イガル「!!」
イガルは2本の剣でディケイド・鎧武に斬りかかる

ディケイド・鎧武「くっ!」
咄嗟に背中の旗で剣を受け止めたディケイド・鎧武
しかし、剛力態になったイガルのパワーは強力でカチドチ旗はへし折られる!
そのまま、イガルの剣はディケイド・鎧武に直撃する!

ディケイド・鎧武「う!!」
ディケイド・鎧武は吹き飛び、その勢いでカメンライドが解除される。



一条「くっ・・・・このままでは!」
神経断裂弾を撃っても、あの鎧を貫通する事は出来ない・・・
どうすれば・・・

そんな時、一条の背後に一台のパトカーが停まる <> アキラ<>saga<>2015/05/19(火) 21:34:16.77 ID:EkH+/BR6O<> パトカーから誰かが降りてくる
一条「桜井!」

桜井「一条さん!これを!!」
桜井は一条に大きめのケースを渡す




倒れたディケイドにイガルは剣を降り下ろす!

ディケイド「くっ!」
ディケイドライバー(アタックライド・・・メタル)
剣が当たる直前に、ディケイドは仮面ライダー剣のメタルトリロバイトを発動する。
身体を硬化させた事で何とか攻撃をやり過ごすが、このままでは・・・


イガル「そんな物か!」


?(アタックライド・・・ブラスト!)
イガル「!」
突然、誰かの攻撃がイガルに炸裂する!

ディケイド「お前は!」 <> アキラ<>saga<>2015/05/19(火) 21:41:11.75 ID:EkH+/BR6O<> 海東「やぁ士♪夏メロンが煩くてさ。だから・・・」
ディエンドライバー(カメンライド・・・)
海東「変身!」
ディエンドライバー(ディエンド!!)

ディエンド「力を貸してあげるよ」

ディケイド「ふっ。今日の所は力を借りてやるさ」
ディケイドとディエンドが並び立つ

イガル「へぇ。面白くなりそうね!!」





東京スカイツリー

トライチェイサーとビートチェイサーが東京スカイツリーの前で停まる

ユウスケ「・・・・!」
バイクから降りた瞬間、ユウスケの動きが停まる

実加「小野寺さん・・・?」

ユウスケは頭を抑える
ユウスケ「・・・ここに居るのか・・・・」
実加「え?」


ユウスケの頭の中で声が響く
(来てくれたんだねクウガ♪展望台で待ってるよ) <> アキラ<>saga<>2015/05/19(火) 21:48:07.04 ID:EkH+/BR6O<> ユウスケ「・・・」
実加「・・・・」
二人はエレベーターで展望台へ向かう。



エレベーターは展望台へ到着する。
実加「・・・!」
慌ててエレベーターから降りた二人が見たのは凄まじい光景だった
先に到着していた捜査員全員が死亡している・・・


?「待ってたよ♪クウガ。明日にしようと思ったけど、我慢出来なかったからさ♪」
ユウスケと実加に展望台に居た少年が話し掛ける。

実加「君は・・・」
ユウスケ「50号!」

セカイ「そっか!ライオが49号だから僕は50号か♪でも、僕にはセカイって名前があるんだ」

ユウスケ「セカイ・・・」


セカイ「でも、本当の名前は・・・」
セカイの姿が変化していく

セカイが変化した姿・・・
それは白銀の龍のような姿をしていた
ドラグ「ドラグって言うんだけどね♪」 <> アキラ<>saga<>2015/05/19(火) 21:53:22.02 ID:EkH+/BR6O<> ユウスケ&実加「!」
ドラグの姿を見て、ユウスケと実加はアークルを出現させる
ユウスケ&実加「・・・変身!!」
ユウスケと実加はクウガに変身した!

二人のクウガはドラグに殴りかかる!

ドラグ「ふふ♪」
しかし、ドラグの腕から発せられた謎の振動波を受けて吹き飛ばされる


クウガ「今のは・・・!」
プロトクウガ「・・・!」

ドラグ「もっと本気を出してよ♪それで、僕を楽しませて♪」
ドラグは展望台の手摺りに使われている鉄パイプを手に取る
すると、鉄パイプはタイタンソードに似た剣に変化する <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 00:26:41.05 ID:ludOnFV2O<> ドラグ「はぁ!」
剣を手にしたドラグはクウガに斬りかかる

クウガ「超変身!」
クウガは咄嗟にタイタンフォームに超変身してタイタンソードで剣を受け止めようとする。
しかし、タイタンソードは軽くへし折られてしまう

クウガ「何!」
ドラグ「これが本気なの?」
そう言うと、ドラグはクウガにパンチを食らわせる!
プロトクウガ「小野寺さん!!」

ドラグのパンチを受けたクウガは壁に叩きつけられる。
タイタンフォームの鎧は砕けている。

プロトクウガ「!」
プロトクウガはドラグにグローイングキックを放つ!

しかし、ドラグはそれを片手で受け止めてしまう。
ドラグ「君はまだ白なの?昔、僕を封印した時はもっと強かったのに」
プロトクウガ「何ですって・・・」
ドラグ「もっと強くなってよ」
ドラグはそう言うと、プロトクウガの足を掴んだ手から振動波を放つ

プロトクウガ「うぁ!」
それを受けたプロトクウガは足から大量の血を流しながら吹き飛ばされる <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 00:56:50.41 ID:ludOnFV2O<> 吹き飛ばされたプロトクウガは展望台の強化ガラスに叩きつけられる。
その時の衝撃でガラスが砕け散る

プロトクウガ「足が・・・動かない」
足に振動波を受けたプロトクウガは立ち上がる事が出来なかった

ドラグ「立ってよ♪」
ドラグは容赦なくプロトクウガの頭を鷲掴みにする
プロトクウガ「くっ・・・」
足にダメージを受けている為、プロトクウガは反撃することが出来なかった

ドラグ「さてさてさ〜て♪これを耐えられるかな?」
そう言うと、ドラグはプロトクウガに振動波を放つ
それを受けたプロトクウガは全身から火花を散らす <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 01:01:53.16 ID:ludOnFV2O<> ドラグはプロトクウガから手を離す
プロトクウガはそのまま床に倒れ込み変身が解除される

ドラグ「あれ?もう終わり?」
ドラグは床に倒れた実加を見て言う。

実加「・・・・」
実加は再び立ち上がろうとするが身体が言うことを聞かない

ドラグ「さてと、どうしようかな?」



そんな時だった
クウガ「とりゃ!!」
ドラグ「ん?」
ドラグは背中に衝撃を感じる

後ろを見ると、クウガがスプラッシュドラゴンを背中に放っていた

クウガ「夏目さんから・・・・離れろ!!」 <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 01:08:01.45 ID:ludOnFV2O<> 一方・・・

イガル「!」
イガルはディケイドとディエンドに剣の攻撃を加える
それをまともに受けた二人は吹き飛ばされる

ディエンド「全く、凶暴なお嬢さんだよ」
ディケイド「軽口を叩く余裕はあるんだな」
ディエンド「僕はいつでも余裕だよ。でも・・・今回は少しキツいかな?!」
ディエンドはそう言うと、ディエンドライバーの銃撃をイガルに放つ!
しかし、イガルはダメージを受けない


イガル「二人掛かりでその程度?・・・・!」
そんな時だった
イガルの背中から火花が散る

動きを止めるイガル


ディケイド「あれは・・・」
ディケイドはイガルの背後を見る

そこに立っていたのは、ライフルを構えた一条だった! <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 01:16:03.08 ID:ludOnFV2O<> イガル「ただのリント風情が!」
イガルは一条を見て叫ぶ

そんなイガルに、一条は何発も弾丸を放つ!

一条が放った弾丸・・・
それは15年前の第45号の事件の最に使用された筋肉弛緩弾の改良型だった

筋肉弛緩弾を受けたイガルは動きが鈍くなる


ディエンド「今の内に!」
ディケイドとディエンドはケータッチを取り出す

ケータッチ(クウガ・アギト・リュウキ・ファイズ・ブレイド・ヒビキ・カブト・デンオウ・キバ・・・ファイナルカメンライド・ディケイド!)
ケータッチ(ジーフォー・リュウガ・オーガ・グレイブ・カブキ・コーカサス・アーク・スカル・・・ファイナルカメンライド・ディエンド!)

ディケイドは最強コンプリートフォームに、ディエンドはコンプリートフォームに強化変身した! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/20(水) 01:40:51.24 ID:dijWXT+C0<> このひとの他の作品ってあるの? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/20(水) 02:00:53.54 ID:ZTRL9xXAO<> 期待 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/20(水) 02:22:39.16 ID:L6bZblNrO<> 細かいクウガネタって結構嬉しい
チョモラマンとかケロンパカレーとか <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 06:14:14.70 ID:ludOnFV2O<> ディケイド「・・・・」
ディケイドはライダーカードを手にする

ディケイドライバー(カメンライド!・・・ダブル・ゴールドエクストリーム)
ケータッチ(カメンライド・スカル)

ディケイドはW・サイクロンジョーカーゴールドエクストリームを、ディエンドはスカルを召喚する


イガル「!!」
筋肉弛緩弾の効果でイガルは身動きが取れない

ディケイド「これで終わりだ!」
ディケイドライバー(ファイナルアタックライド・・・ダ・ダ・ダ・ダブル!)
ディエンドライバー(ファイナルアタックライド・・・ス・ス・ス・スカル!)


ディケイド「はぁ!!!!」
ディケイドはライドブッカーを、Wはプリズムビッカーを構える

ディエンド「罪を数えたまえ」
ディエンドはディエンドライバーを、スカルはスカルマグナムを構える



イガル「私はァァァ!!!」
叫ぶイガル

そんなイガルにディケイドはビッカーファイナリュージョンを、ディエンドはスカルパニッシャーを放つ!
二人の必殺技はそのままイガルに直撃し、イガルは巨大な火柱を上げて爆発する <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 06:18:21.67 ID:ludOnFV2O<> やがて火柱は消える
その場には、イガルの姿は無かった


ディケイド「・・・・」
ディケイドは一条の方を見る

一条「・・・!」
そんなディケイドに、一条はサムズアップする

ディケイド「ふっ・・・」
それに応える様に、ディケイドもサムズアップで返す






東京スカイツリー

クウガ「うぁ!!!」
壁に叩きつけられるクウガ

ドラグ「そんな程度なの?」
そう言うと、ドラグは倒れたクウガに対してプラズマ振動波を放つ!

クウガ「くっ!!」
それを受けたクウガは全身を炎に包まれる


ドラグはもがき苦しむクウガを見て笑っている <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 06:25:14.77 ID:ludOnFV2O<> やがて、クウガはドラゴンフォームからグローイングフォームへと姿を変え、変身を解除してしまう
ユウスケ「・・・・」
その場に倒れ込むユウスケ

それを見たドラグは変身を解く

セカイ「ねぇ、もう終わり?」
ユウスケ「・・・・何がしたいんだよ?」
セカイ「?」
ユウスケ「お前は一体何がしたいんだよ!!」
目の前の幼い少年に向かって叫ぶユウスケ

そんなユウスケの言葉を聞いて、セカイは笑う
セカイ「楽しいからだよ♪」
ユウスケ「何・・・」

セカイ「リントが死ぬ時の顔って凄く面白いからさ♪」
セカイは無邪気な笑顔で言う。




数時間前・・・
セカイは通っている中学校の部活の仲間を全員殺害した
部活ではそれなりに友好的に他の部員と付き合っていた
だが、セカイはそれを笑顔で殺害した


セカイ「皆面白い顔だったよ♪トモダチに殺されるなんて思ってないからさ♪」 <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 06:30:16.45 ID:ludOnFV2O<> ユウスケ「・・・・ふざけるなよ」
セカイ「?」

ユウスケはゆっくりと立ち上がる
ユウスケ「自分の笑顔の為に・・・・誰かを悲しませるお前は絶対に許さない!」
ユウスケはアークルを出現させる


実加「小野寺さん・・・」
ダメージの回復が終わっていない実加はユウスケを見る


ユウスケ「俺は、皆を守る為に戦う・・・・変身!!!」
叫びと共に、ユウスケの姿が変わっていく
ユウスケは眩い光を放ち、ライジングアルティメットクウガに変身した!


セカイ「やっと本気?嬉しいよ♪」
セカイはドラグに変身する。



金と銀・・・
二人の戦士が睨み合う <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 06:36:13.70 ID:ludOnFV2O<> クウガ「うぉ!!!」
ドラグ「はぁ!!!」

クウガとドラグのパンチがぶつかり合う!
互いに吹き飛ぶ二人・・・

ライジングアルティメットクウガとドラグ・・・パワーは互角だ!

二人は互いに手をかざす
すると、二人の身体は炎に包まれる

クウガ「!」
ドラグ「!」
二人は腕から振動波を放つ!
振動波がぶつかり合った余波で、展望台の強化ガラスが全て砕け散る



クウガ「とりゃ!!」
クウガはドラグの身体を抑え、展望台から飛び降りる!



実加「小野寺さん!」
実加は展望台から転落したクウガを見て叫ぶ


<> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 06:38:54.96 ID:ludOnFV2O<> 二人はスカイツリーの鉄骨部分に落ちた

クウガ「!」
ドラグ「!」
互いに拳をぶつける二人・・・
二人の体から赤い血が吹き出す

そして、互いに何発も拳をぶつけ合う・・・

ドラグ「楽しいね!!!」
クウガを殴りながらドラグが叫ぶ
その声は無邪気な子供のそれだった

クウガ「・・・・」
それに対して、クウガは無言でドラグを殴り続ける <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 06:43:32.54 ID:ludOnFV2O<> スカイツリーのに近くに、パトカーとマシンディケイダーが停まる

士「あれは・・・」
士はスカイツリーを見て呟く

スカイツリーでは、金のクウガと銀のドラグが殴り合っている
ただ虚しいだけの戦いが行われている




ドラグ「はぁ!」
クウガ「とりゃ!」
互いに拳を叩き合い、二人はその場に倒れる



そして、ゆっくりと立ち上がる・・

ドラグ「そろそろ決着を着けようか♪」
ドラグの右足が白い光に包まれる

クウガ「・・・・」
そして、クウガの右足は黒い光に・・・ <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 06:46:23.09 ID:ludOnFV2O<> ドラグ「はぁ!!!」


クウガ「・・・・・!」



クウガとドラグ
二人はそれぞれキックを放つ!


キックがぶつかり合った瞬間、巨大な炎が空に現れる
それは、夜の街を明るく照らした・・・・




実加「小野寺さん!!!」



士「ユウスケ!!!」 <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 06:50:49.94 ID:ludOnFV2O<> 城南大学 考古学研究室

桜子「・・・・」
朝を迎えて、桜子は大学の研究室へと入る。

時刻はまだ6時・・・
ジャンはまだ来てない様だ


桜子「・・・ん?」
桜子は窓が空いている事に気づく

窓に近く桜子・・・
ふと、足を止める



桜子「もう。来たんだったら、顔くらい見せてよ・・・・」

窓の側にあるテーブル
そこには、外国の民族の仮面が置かれていた・・・・


桜子「五代くん・・・」 <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 06:54:35.00 ID:ludOnFV2O<> 光写真館


夏海「寂しくなりますね・・・」
夏海は士が撮影した写真を見て言う。


写真には、ユウスケが写っている
相変わらずピンぼけしているが


夏海「このままずっと、ずっと一緒だと思ってました・・・」

士「仕方ないだろ?あいつは自分の世界を見つけたんだ。自分の世界は自分自身の手で見つける・・・そんなもんだろ?」


夏海「・・・・そうですね」 <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 07:01:04.00 ID:ludOnFV2O<> ユウスケ「・・・・」
ユウスケは警視庁の一室に居た
目の前には、新品の制服がある。

昨夜の事件の後、ユウスケは考えた
自分がやるべき事を
守るべき物を

その答えがこれだ

実加「・・・・」
ユウスケの側には、足を引きずった実加が居る。

ユウスケ「俺、この世界で皆の笑顔を守りますよ・・・。クウガとして!」
実加「私も・・・クウガとして」
実加はユウスケにサムズアップをする。

ユウスケ「!」
ユウスケも、それに対してサムズアップで応える






士「さぁ、行こうか。次の世界へ」
夏海「はい」

夏海は写真館の背景に手を伸ばす




仮面ライダークウガ
小野寺ユウスケの旅は終わりを向かえた

仮面ライダーディケイド・門矢士を待つ新たな世界は・・・ <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 07:04:40.76 ID:ludOnFV2O<> とある世界・・・

真夜中に一人の少年が佇んでいる


黒いドレスの女「殿下、ここに居たんだ」
軍服の少年「戻りましょう」

謎の少年「来るよ」

軍服の少年「来る?」


謎の少年「門矢士・・・・ディケイドが来る」
少年の手には、ディケイドライバーが握られている





続く <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 07:05:22.72 ID:ludOnFV2O<> <次回、仮面ライダーディケイド>
夏海「ここが・・・私の世界・・・」
士と夏海の目の前に広がる荒廃した世界

謎の青年「この世界から早く出るんだ」
士「・・・お前は・・・本郷猛」

謎の少年「僕はショッカーの王様」
ディケイドライバーを構える少年
少年が変身した黒いディケイドと戦うディケイド

仮面ライダー5号「門矢士、貴方はもう用済みなのよ」
仮面ライダー6号「お前はこの世界に不要な存在だ」
ディケイドに攻撃を加える二人の仮面ライダー

海東「・・・士」
血まみれで倒れる海東

ヨロイ元帥(鳴滝)「さらばだディケイド!!」

全身から火花を散らすディケイド

夏海「士君!!」



全てを破壊し、全てを繋げ!
<最終話「最後の破壊者」> <> アキラ<>saga<>2015/05/20(水) 07:08:24.20 ID:ludOnFV2O<> 門矢士/仮面ライダーディケイド:井上正大
小野寺ユウスケ/仮面ライダークウガ:村井良大
光夏海/仮面ライダーキバーラ:森カンナ
海東大樹/仮面ライダーディエンド:戸谷公人
光栄次郎:石橋蓮司
キバーラ(声):沢城みゆき
鳴滝:奥田達士

夏目実加/仮面ライダープロトクウガ:竹島由夏
一条薫:葛山信吾
沢渡桜子:村田和美(特別出演)
杉田守道:松山鷹志
桜井望見:たなかえり
桜井剛:米山信之
榎田ひかり:水島かおり
飾玉三郎:きたろう

セカイ/ン・ドラグ・ゼレ:谷藤力紀
マキ/ゴ・イガル・ギ:矢野優花
ラ・バルバ・デ:七森美江(特別出演)

郷原忠幸/ゴ・ライオ・ダ:小泉孝太郎


謎の少年/仮面ライダーダークディケイド:若山耀人
黒いドレスの女(マヤ)/仮面ライダー5号:石原さとみ
軍服の少年(ダスマダー)/仮面ライダー6号:浦上晟周

謎の青年:黄川田将也 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/20(水) 07:19:19.66 ID:sZkx8oPAO<> 乙
最後がちょっと駆け足な気がするけど、結構面白かった

ってか、女グロンギがシロニンジャーって(笑) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/20(水) 20:21:12.78 ID:Wtfk2UYJo<> 読み応えあるなぁ
最終話も期待 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/24(日) 00:21:32.26 ID:ayq3PAb1O<> ドラグって、ダクバとジャラジを足して2で割った性格してるな
ってか、グロンギってそんな奴ばっかりか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/05/28(木) 15:46:28.28 ID:kfNHIoGVO<> オリジナルのクウガの世界でも、五代が戦わないってのが良い
もう五代には戦って欲しくないから

普段は空気なユウスケだけど、この話だとカッコイイと思う <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/18(木) 19:08:14.06 ID:Pyg6OPsAO<> 乙。ディケイドSSではかつて無いクウガの活躍!
でも士の説教(+例の音楽)が無いと、水戸黄門が印籠を見せずに悪代官を制圧してしまったような物足りなさ
<>