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HTML化した人:Kastanie
東方拳闘祭【トウホウパンチアウト】
1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/03/31(火) 01:00:08.94 ID:M9xjqdca0
とある幻想郷の居酒屋では、一人の悪霊が昼間から酔い潰れていた…

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427731208
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/03/31(火) 02:12:49.94 ID:5tbbrzeOo
ほうほう……で?
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/31(火) 18:28:00.50 ID:M9xjqdca0
彼女の名は魅魔、元は名の知れたボクサーだった。
彼女は升を手に取り、なみなみと注がれた酒をぐっと飲み干し、ダンと音をたてて升を台に置いた。
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/03/31(火) 19:58:48.73 ID:M9xjqdca0
魅魔「…もう一杯…」

「魅魔さん…もう五杯目ですよ…そろそろ止めた方が…」

魅魔「うるさい、口答えしないで一杯注ぎな…酒のつまみも持ってくるんだよ…」

魅魔が顔を真っ赤にしながら言ったとき…

「んだと!?このアマ!」

店の奥から男の怒鳴り声が聞こえた…
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/03/31(火) 20:02:23.58 ID:h7iWUnlyO
期待
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/03/31(火) 22:40:47.51 ID:M9xjqdca0
声のした方を見てみると、二人の男が一人の少女を取り囲んでいた。

魅魔「ったく…こんなところで喧嘩かい…」

魅魔は呆れた顔で言った。
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/04/01(水) 09:01:52.65 ID:kjjHUfAP0
と次の瞬間、少女が自分を取り囲んでいる男の一人の腹をドガッと殴った。

「あぐっ」

腹を殴られた男は、短くうめくと、ドタッと崩れ込んだ。

「ヤロウ!」

もう一人の男が殴りかかってきたが、少女はそれを軽やかによけ、お返しとばかりに、男の顎に強烈なアッパーをお見舞いした。

「ぐへっ」

そのまま男がパタリと倒れると、少女は店の出入り口から外に出ていった。
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/04/01(水) 09:33:55.03 ID:wOYFvHODO
トウホウパンチラアウトに見えた
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/04/01(水) 13:25:26.52 ID:kjjHUfAP0
「くそっ!逃げやがったぞ!」

「待ちやがれ!」

男達は立ち上がると、殴られた箇所を押さえながら店を出ていった。

魅魔「…」

ケンカの一部始終を見ていた魅魔は驚いた顔をしていたが、立ち上がって店の出入り口に向かった。

「魅魔さん!お勘定は!?」

魅魔「ツケといてくんな…」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/04/01(水) 17:06:57.04 ID:kjjHUfAP0
「はぁ…はぁ…」

男達を殴った少女は森まで逃げると、地べたに腰を下ろし、息を整えていた。

すると、少女の近くの木から、魅魔がヌッと姿を表した。
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/04/02(木) 01:03:44.07 ID:opITpVFs0
「あっ…」

魅魔を見た少女は慌てて逃げ出そうとした。

魅魔「安心しな、別にあんたを捕まえてどうしようって訳じゃあ無いさ」

魅魔がそう言うと、安心したのか、少女は再び地べたに腰を下ろした。
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/04/02(木) 01:52:52.87 ID:XVS7hCu+o
ちゃっと書けや
まったくおもしろくもない上に文才も無いんだからもったいぶってんじゃねえよタコ
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/04/02(木) 02:35:54.48 ID:opITpVFs0
魅魔「あんた、名前は?」

魔理シ小「魔理シ小…霧雨魔理シ小だ…」

魅魔「あたしは、魅魔。元はボクサーだったんだ」

そう言うと、魅魔は魔理シ小にスッと手をさしのべ…

魅魔「あたしと頂点を取ってみないか?」

魔理シ小「…は?」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/04/02(木) 14:49:06.15 ID:opITpVFs0
数分後、魅魔は魔理シ小を連れて、ジムへ行った。

魅魔「ここが、あたしのジムだ。設備もしっかりしているし、あんたは今日からここでボクシングのトレーニングをするんだ。心配すんな、あたしがあんたを王者に導いてやる」

魔理シ小「…本気でそう思っているのか?私がボクシングの王者なんて…」

魅魔「あたしは、店であんたのパンチを見たときビビッと来たんだよ。酔いもぶっ飛んじまうぐらいにね」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/04/03(金) 00:27:12.78 ID:xGYd8ilm0
魅魔はニコッと笑って言った。

魅魔「こう見えても私は元GBA(幻想郷・ボクシング・アソシエーション)だったんだ。見る目はあるんだぞ?」

魔理シ小「そんな人がなんで昼間から酒に溺れてたんだぜ?」

魅魔「…王座を目前に怪我をして引退したんだ。それがあまりにも無念だったから、ジムをやって若い奴等を育てて、そいつを王座につかせようとしたんだが、良い人材に恵まれなくてな…全てを諦めかけていたのさ…」

そこまで言うと、魅魔はグッと魔理シ小に寄った。

魅魔「そこであんたを見かけた訳だ!あんたは原石だ!あたしが一番強い宝石にしてやる!」

魔理シ小「…ま、まぁ…暇だから付き合ってやっても…いいぜ?」

魅魔「そうかい!ありがとう!」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/04/04(土) 00:15:47.84 ID:XnIQpo+F0
次の日から、魔理シ小は魅魔の指導のもと、ボクサーになるトレーニングを積んでいった。その内容はどれも辛い物だったが、魔理シ小は泣き言一つ言わず、自身に課せられたトレーニングをこなしていった。そしてトレーニングを始めて数ヵ月後、魔理シ小はGBAの選手に認定された…
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/04/04(土) 22:37:46.45 ID:XnIQpo+F0
数日後、魔理シ小のもとに一通の手紙がきた。それは数日後に行われる、魔理シ小の初試合の対戦相手の詳細が書かれた物だった。

魔理シ小「多々良小傘…唐傘お化けか…」

魅魔に手紙を手渡された魔理シ小が、そう呟いた。

魔理シ小「命連寺ジム所属…1勝99敗1KO!?こんな奴が私の初試合の対戦相手かよ!?」

魅魔「まぁ、ウォーミングアップには調度良い相手だろう、さぁ今日の練習を始めるよ」

魔理シ小「お、おう…」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/04/04(土) 22:47:52.66 ID:97mrGsgoo
うわぁ……つまんね
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/05/04(月) 20:30:10.16 ID:O9Ldr86Vo
神スレ上げ



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