◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 16:36:15.68 ID:jYrGN3MAO<>
…貴女が私で

私が…貴女?

これは一体、どういうこと…

十時愛梨?「愛梨イィッ!」

財前時子?「はいぃっ?!時子さん、急にどうしたんですか?」

私と愛梨が…入れ替わっている…?



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<>「トトキコ」【モバマス】 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/09(土) 16:38:54.43 ID:W/b+IdR9O<> これは超期待 <>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 16:44:07.15 ID:jYrGN3MAO<>
時子「…大丈夫ですか?さっき、頭ぶつけちゃいましたし…」

愛梨「…別の意味で、頭が痛いわ…」

…記憶がごちゃごちゃしている

どういう風に…頭をぶつけたのかしら?

…確か…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 16:51:28.30 ID:jYrGN3MAO<>
時子「ケーキ?…甘ったるいのは、あまりいらないのだけど…」

愛梨「はいっ、なのでさっぱり目のレアチーズケーキにしてみたんですっ」

時子「……」

愛梨「…ダメでしたか?」

時子「…フン、わざわざ私のために作ったなら…食べてあげてもいいわ」

愛梨「ありがとうございますっ」

…そうだったわ、戯れに愛梨の相手していたのよ

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/09(土) 16:51:57.21 ID:5iyV36xyO<> 人を蔑んだ目で見るとときんとか超興奮する <>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 16:56:58.41 ID:jYrGN3MAO<>
愛梨「そういえば、レアチーズケーキって何が珍しいんでしょうね?」

時子「…貴女の脳味噌はケーキのスポンジで出来ているのかしら?」

…これだから、栄養が胸に行っている連中は…

でも味は…嫌いではないと褒めてもいいわ

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 16:59:54.54 ID:jYrGN3MAO<>
時子「…ごちそうさま。…悪くは、なかったわ」

愛梨「それじゃあ、片付けますねっ。…あっ、危なっ…」

時子「……アァン?」

…私としたことが、あまりに迂闊だったわ…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 17:02:38.93 ID:jYrGN3MAO<>
何かに躓いた愛梨が勢いよく倒れてきて

そのまま遮るものはなく

…私の頭へごちん、と一撃

…後の記憶は、ない

…そして今、というわけね…
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/09(土) 17:03:45.05 ID:HokQ2QngO<> 頭がへごちん? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/09(土) 17:03:49.49 ID:DtXxmlbhO<> 頭をへごちん?(難聴) <>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 17:07:41.67 ID:jYrGN3MAO<>
愛梨「…貴女の少ない脳味噌で、今の状況を考えてごらんなさい」

時子「私と時子さんの体が入れ替わってるんですよね?」

愛梨「わかってる割には…随分、暢気なものね…」

時子「大丈夫ですよ!頼りになる人はいっぱいいますから!」

…本当に…なんというか…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 17:17:02.03 ID:jYrGN3MAO<>
…そこへ、まるで狙いすましたかのように…

私達のプロデューサー…下僕が現れた

時子「あっ、プロデューサーさん!ちょうどよかった!」

愛梨「…待ちなさい、愛梨」

私の体の愛梨に抱きつかれた下僕の表情は

まさに傑作だったわ

…複雑だけど

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/09(土) 17:18:23.97 ID:sh2ZAB5WO<> 池袋博士「こんな事もあろうかと」
しきにゃん「アイドルの人格を入れ替えるお薬を」
ちひろ「作っておいた」
よしのん「のでしてー」

位は頼りになるな…… <>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 17:23:43.48 ID:jYrGN3MAO<>
愛梨「…で、何とかするのが貴方の仕事でしょう?」

時子「とりあえず候補探しですねっ。あ、ちょっと暑いので脱いでいいですか?」

愛梨「やめなさい、私の体よ」

…現状、あてになりそうなのは…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 17:33:55.01 ID:jYrGN3MAO<>
こういう不可思議に詳しそうな芳乃は、仕事で遠出…

小梅は…微妙に違う気がする

…やはり、手っ取り早いのは晶葉かしら…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 17:37:49.43 ID:jYrGN3MAO<>
時子「決まりました?」

愛梨「行くわよ愛梨、まずは晶葉の所。…着いてきなさい」

…面倒だけど、愛梨から目を離したら

何をされるかわかったものじゃないわ…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 17:42:17.49 ID:jYrGN3MAO<>
池袋晶葉「知らん。そんな事は私の管轄外だ」

愛梨「…アァン?」

晶葉「冗談だ。だが私一人では難しいのは本当だ」

時子「一人では…って?」

晶葉「なに、ウサミンに協力してもらうさ。悪いが…明後日まで待って欲しい」

…今日明日は、これで凌がなきゃいけないわけね…

…腹立たしい

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 17:47:11.62 ID:jYrGN3MAO<>
今日も今日だけど

さらなる問題は…明日の予定

よりによって…私と、愛梨のグラビア撮影…

…この程度でキャンセルするのは…女王のプライドが許さないわ

…はぁ、番組の収録でないだけ、マシね…

全く、腹立たしいわ…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 17:49:47.39 ID:jYrGN3MAO<> とりあえずここまで
…どうしてこうなった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/09(土) 18:59:34.11 ID:h2ZcKO7I0<> 脱ぎたがり財前! <>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 20:51:19.22 ID:jYrGN3MAO<>
椎名法子「あれ?えっと?どう呼べばいいの?」

…案の定、厄介なのが…

法子は妙に、私に懐くのよね…

愛梨「…いつも通りでいいんじゃないの?」

時子「でも姿と声じゃ、わかりにくいですよ?」

…それもそうだけど…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 20:56:55.31 ID:jYrGN3MAO<>
法子「ご、ごめんなさい…っ」

愛梨「ハン、別に怒ってはいないわ…」

…世話の焼ける

愛梨「気にしてるなら、貴女のドーナツ持ってきなさい?そのために来たんでしょう」

法子「一緒に、食べてくれるのっ?」

愛梨「…そう言ってるのよ、全く」

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 21:01:45.29 ID:jYrGN3MAO<>
時子「ふふっ。時子さん、優しいんですね」

愛梨「…ひっぱたくわよ」パシーン

時子「もうやってるじゃないですかっ」サッ

自分に自分の名前を言われるのは…

…頭が痛いわ

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/09(土) 21:04:48.04 ID:KlV8YT2lo<> この時子に筋肉でDON!マッスルキャッスルやらせてみたい <>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 21:17:25.83 ID:jYrGN3MAO<>
…ん?

微妙に味が…前と違う?

時子「今度私もドーナツ作ろうかな〜」

法子「ほんと?」

時子「時子さんも一緒ですよ?」

愛梨「アァ?…全く、面倒ね…」

…どうして私を巻き込むのかしら

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 21:29:48.46 ID:jYrGN3MAO<>
高垣楓「…時子ちゃんが愛梨ちゃんの中に入って」

愛梨「待ちなさい」

楓「文字通りトトキコちゃんになったわけね、ふふっ」

時子「…なるほど!」

躾をする気力も失せるわ…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 21:36:33.54 ID:jYrGN3MAO<>
楓「それはさておき…2人は明日撮影だったわね?」

時子「そうですっ、どうしようか考えてたんですが…」

楓「私は…普段通りにやればいいと思うわ。外から見れば、イメチェンみたいなものよ」

愛梨「…脳の片隅に置いといてあげるわ」

…ふざけているようで…本当に、得体の知れない女ね…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 21:44:43.69 ID:jYrGN3MAO<>
愛梨「…さて、そろそろ部屋に戻るかしら…」

時子「お疲れ様でしたっ、明日もよろしくお願いしますねっ」

愛梨「…下手に出歩いたり、転ぶんじゃないわよ?」

…不安しかないわ…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 21:50:08.91 ID:jYrGN3MAO<>
愛梨「…ふう…」

…自分でない自分の胸

…数値的には極端な差はないはずだけど

妙に大きく見える…

愛梨「私の栄養まで脳から奪ったりしないでしょうね…」

…寝ましょう…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 21:59:53.34 ID:jYrGN3MAO<>
愛梨「…変に喋ったら叩くわよ…?」

時子「大丈夫ですよっ」

…こういう時に限って、水着の撮影なんてね…

いつも通り…ねぇ?

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 22:02:31.76 ID:jYrGN3MAO<>
しかし愛梨も慣れたもので

無遠慮と無邪気の境目のような

自分の持ち味を存分に出している

私の体で…というのがなければね…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 22:05:52.59 ID:jYrGN3MAO<>
怪しく思って声をかけてきたスタッフは…

愛梨「今日はお互いにイメージチェンジしてるのよ…悪い?」

…一睨みして抑えつける

遠慮なんて必要ないわ

表面がなんであろうと私は私…女王なのよ

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 22:21:02.08 ID:jYrGN3MAO<>
時子「お疲れ様ですっ」

撮影を終えた愛梨がスタッフどもに微笑んでいる…

さっき言った事を完全に忘れているわね

…後で躾ないと

やはりああいう自分の姿を見ると調子が狂うわ

でも…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 22:22:35.72 ID:jYrGN3MAO<>
愛梨「さあ…始めるわよ」

私の武器は…威厳、空気を下僕に変える力よ

シンデレラには出来ないことを…

存分に教えてあげるわ…!

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 22:25:48.05 ID:jYrGN3MAO<>
時子「あ、時子さんも終わったんですねっ」

愛梨「私は喋り過ぎるなと…言ったわよね?」パシーン

時子「わわっ!」サッ

何も考えていないようで…

身のこなしは上等なのよね…全く…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 22:28:52.39 ID:jYrGN3MAO<>
晶葉「出来たぞ!人格交換装置だ!」

愛梨「クックックッ…やっとこの体ともおさらばね…」

時子「私は楽しかったですよ?」

愛梨「アァン…?」

新鮮ではあったけど…

二度は、ゴメンだわ

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 22:35:02.25 ID:jYrGN3MAO<>
時子「…で、犯人は貴女…じゃなくて、あの子だったわけね」

白坂小梅「ご、ごめん…なさい。あの子が、楽しそうだから…混ざろうと…した、みたい」

時子「ハァ…ちゃんと一言、言いなさい。ウジウジされると面倒なのよ」

小梅「う、うん…」

時子「…私に声は聞こえないから、誰かを仲介しなさい。…本当に世話が焼ける…」

改めて…二度目はない、と思いたいわ…

<>
◆NQR4ArJjk6<>saga<>2015/05/09(土) 22:36:33.45 ID:jYrGN3MAO<> おしまい
ネタが湧いたらトトキコ状態での
他アイドルとの絡みを書きたいれすね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/10(日) 00:14:50.19 ID:pTyEHqjpo<> 犯人あの子か… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/17(日) 16:37:09.49 ID:k5Q8CqvAO<> この入れ替わりは新鮮でよかったww <>