◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:37:48.88 ID:LNLE//0k0<>

☆注意☆
・このSSは「アイドルマスターシンデレラガールズ」
と「北斗の拳イチゴ味」要素を含みます
・キャラ崩壊


★前回からの続きなので、前回を先に読むことをお勧めします
★前回↓
サウザー「祝ッ! アニメ化ッ!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434780862/


聖帝サウザー
http://i.imgur.com/URkpNsw.jpg
渋谷凛(?)
http://i.imgur.com/vCIotYG.jpg


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434969458
<>サウザー「渋谷凛偽装計画」
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:38:29.36 ID:LNLE//0k0<>
・前回までのあらすじ↓
アニメ化談議に花を咲かせる六星拳の前に渋谷凛が現れたけど、
明らかに様子が変なのでした。一方、聖帝は別室でアイドル達に説教中


神谷奈緒
http://i.imgur.com/LIQHyQq.jpg
北条加蓮
http://i.imgur.com/DplhPBs.jpg
本田未央
http://i.imgur.com/r6xZe3f.jpg
島村卯月
http://i.imgur.com/l3hisgJ.jpg
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:39:28.73 ID:LNLE//0k0<>

過去作@↓
サウザー「シンデレラガールズ 7610プロ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430637631/
サウザー「渋谷凛奪還作戦」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430726692/
【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて制圧前進あるのみ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430813563/
サウザー「白菊ほたるの死兆星と拳王ラオウ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432024586/

‐‐‐‐‐‐
過去作A↓
サウザー「神谷奈緒、北条加蓮……?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432210425/
サウザー「渋谷凛籠絡計画」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432292638/
【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて更に圧前進あるのみ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432384858/
【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて更に制圧前進あるのみ!」【延長戦】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433149601/
サウザー「愛のエプロンと橘ありすのサークル活動記」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433841706/

‐‐‐‐‐‐
過去作B↓
サウザー「祝ッ! アニメ化ッ!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434780862/
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:40:16.90 ID:LNLE//0k0<>
=====
(7610プロダクション 会議室)


凛「……」

シュウ「渋谷凛…だと!?」ガタッ

シン「おい! 新入社員はコイツでは無かったのか!?」

シュウ「そ、そんな話は聞いていないが…」

シン「じゃあ何故、渋谷凛がこの7610に姿を見せたのだ!」

凛「……」

凛「…マッスルブラザーズ…」

レイ「……」

レイ「…そ、それより気を引くのは、さっきから変な言葉ばかり呟いてるが…」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:41:02.76 ID:LNLE//0k0<>
ユダ「ふん、何をうろたえている。小娘位で…」ズイッ

ユダ「おい、貴様は何故ここに来た、サウザーに用立てか?」

凛「……」


スッ

凛「……」クイッ

ユダ「ん? ああ、握手か…」

ユダ「冷淡な態度、性格と聞いていたが、意外に礼儀正し…」スッ


ガシッ!

ボキボキボキィ!!


ユダ「!? グオオオオッ!!」ガクッ

レイ「!!?」

シン「な、何ィ!?」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/22(月) 19:41:12.64 ID:Jzk/JTXBo<> 立て乙!

まさかこんな長期シリーズになるとはなぁ <>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:42:40.24 ID:LNLE//0k0<>
レイ「ユダの拳が粉々に…!!」

ユダ「ご…ぐ、この…クソガキがァッ!!」ブオッ!

シュウ「ま、待てユダッ! 相手は高校せ……」


ガキン!


ユダ「ッ!! っぐ、が…!」フラフラ

シン「な…何だ今の硬質音はッ!」

レイ「何故、蹴りを入れたユダの方が、ダメージを受けるのだ!?」

凛「……」

ユダ「こ、この女の脚……!」

ユダ「鉄材の様に硬いぞ…! 一体、何を食えばその年でここまでの筋肉を…」フラフラ

レイ「! ユダ! 伏せろ!!」

ユダ「!?」

凛「ハイウェイスタァーッ!!」ブオッ!


ドガッ!

バゴン!



レイ「っ……」

ユダ「」

シン「う、ウダが蹴り飛ばされて、ギャグみたいに壁にめり込んだぞ……」

シュウ「な、何が起きているのだ…」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:43:55.31 ID:LNLE//0k0<>
凛「……」

凛「……」クルッ

レイ「!!」

レイ「こ、こっちに向かって来たッ!!」

レイ「男一人蹴り飛ばしておいて、平然とした面持ちなのが、また恐ろしい!!」

シン「キリングマシーンか何かかコイツ!?」

シン「や、ヤバイって! ひょっとして滅茶苦茶キレてるんじゃないか!?」ガクガク

レイ「俺達が彼女に何をした!? 流石に暴行を受ける言われは無いぞ!?」オロオロ

シュウ「いや、むしろあり過ぎるだろ!!」アセアセ

シン「…!」

シン「た……確かに、渋谷凛に対しては、今まで散々、不謹慎な事をしてきたケド…!!」

レイ「主にお前のせいだシン!」

レイ「彼女はご立腹だ! 何とかしろ!!」

シン「俺が!? 俺はむしろ被害者だろうがッッ!!」

シュウ「ぜ…」

シュウ「全員で謝ろう! 五体投地すれば、きっと心を開いてくれる筈だ!!」

凛「……」スタスタ
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:44:41.20 ID:LNLE//0k0<>

レイ「い、致し方ない…!」


バッ!

シュウ「!」

シン「れ、レイ…!」

レイ「…っ!」

レイ「す、スミマセンでしたっ!!」

レイ「俺は前回……、嘘八百を並べ立てて、貴方の純粋な心を弄びました!!」

レイ「悪気は無かったんです!! 全てあの馬鹿が、弱みに付け込むような卑劣な計画を立案したせいです…!」

凛「……」スタスタ

シン「と、止まらない!!」

シュウ「もっと謝れ! もっと心から!!」

レイ「ぐっ…!」

レイ「げ、原作登場時は、野蛮な行為を平然と働いたり、大悪党のツラとか言われてました!!」

レイ「でも違うんですッ! 全て妹を偲んでこその愛情なのですッ!」

レイ「シスコンじゃありませんっ! 妹への愛が深すぎるだけなんです…!!」

レイ「愛と狂気は表裏一体なのに……何故それが分からないんですかッッ!」

凛「……」スタスタ

レイ「…!!」

レイ「し……シン!! 貴様も土下座しろッ!!」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:45:51.57 ID:LNLE//0k0<>
シン「……ごめんなさい…」

レイ「しっかり手を地に付けろ!!」

シン「ご…!」

シン「ごめんなさいッッ!!」バッ!

シン「前々回、貴方に許可を得ず変装し、プロダクション内の評価を貶めようとしました!!」

シン「でもその本懐は、愛故なんです!! 愛ゆえに、人は時に妄執に囚われその身を獣に…」

シュウ「お前の性癖はどうでもいい!!」

凛「……」

シン「ぐぬっ…!」

シン「げ、原作では早々に退場したにも関わらず、後々まで展開に尾を引いたり、強キャラみたいに優遇されてます…!」

シン「そのせいで、最近ではスロッターから、サウザーと共に恨まれたりしています……」

シン「でも、違うんです!! それは勝負魂をろくに貯めれない、ヒキ弱達が悪いんです!! 俺は悪くありません!!!」

シン「昨今、差枚数やらショボG数乗せのクソ台が蔓延るパチスロ界に新機軸を切り開いた……転生の章は、まさに神台爆裂機なんです!」

凛「……」

凛「……」ゲシッ

シン「なっ……!」ググッ

レイ「(シンの頭が踏みつけられた…!)」

シン「(つ、潰される…!)」

シン「お、おいシュウッ! 貴様も謝罪しろッ!!」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:46:47.80 ID:LNLE//0k0<> シュウ「す…!」

シュウ「済まない! どうか許してくれ!!」バッ!

シュウ「自分の素性を騙り、不謹慎にも、穢れを知らない君の心を巧みに利用してしまった…!」

シュウ「本当に済まない…! 本来なら君の健全な成長を願う立場であるにも拘らず、悪事に手を染めてしまった…」

凛「……」グリグリ

シン「ぐおッ!? も、もっと心から謝罪をしろ……!」ググッ

シン「あ、頭が……潰されるっ…!」

シュウ「く、クソ……!」

シュウ「げ、原作では六星拳の中で一人だけ、ちゃっかり妻子持ちの安定路線で人生を謳歌しようとしてました!!」

シュウ「あんな殺伐とした世界です! 男達の寿命は短いんですッ!」

シュウ「ならば、ハッピーライフを満喫しようとしても、罰は当たらないじゃないですか!!」

シュウ「許して下さいッ!!!」

凛「……」

凛「……」グリグリ
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:47:33.80 ID:LNLE//0k0<> シュウ「……!」

凛「……」

シュウ「ま、待て、この娘…ッ!」

レイ「な、何か気づいたか?」

シュウ「いや、まさか…!」

凛「……」

シン「そろそろ限界だ…っ! もっと詫びを入れろ貴様らッ!!」

シュウ「心音も、呼吸音もせん! ひ、ヒトの気配がまるでしないっ! 」

凛「……」

凛「フッ!」バサッ!


ブオッ!


シュウ「!?」

レイ「と、跳んだッ!?」

シン「す、スカートの中見えてしまうぞ!? はしたないっ!!」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:48:34.26 ID:LNLE//0k0<>
『ストーーップ!』

『ステイ! Rin!!』



レイ「!!」

ありす「皆さん、遅くなりました」

レイ「橘!」

「やあ、シュウ。ウチのが迷惑をかけたようだね」

シュウ「ん! 君は…!」

「おほん……んんっ」

「社長はどこだ? 依頼の品を持ってきたぞ!」

・・・・・
・・・

<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:49:14.24 ID:LNLE//0k0<> ・
・・・
・・・・・
======
(現在 中央玉座前 大円卓)


ガチャ

サウザー「ん? 誰だ?」


バキッ!

奈緒「わっ!!」

加蓮「何っ!?」

未央「扉が折り曲がった!?」

卯月「ッ!?」



凛「……」

卯月「し、渋谷凛…ちゃん!?」

未央「どうしてここに…?」

凛「……」

サウザー「おお、遂に来たか!」ガタッ

加蓮「え?」

凛「……」

凛「……」ボソボソ

奈緒「な、何か言ってるぞ…」










凛「アンコール・ワット…?」

未央&卯月&奈緒&加蓮「What!?」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:51:34.55 ID:LNLE//0k0<>
サウザー「ほう……中々の仕上がりじゃないか!」

卯月「…え?」

未央「なに!? なんか別人じゃないの、この子!」

凛「……」


スッ

ありす「失礼します」

加蓮「た、橘さん!」

ありす「社長、御報告が…」

ありす「一週間後に、都内のライブハウスで行われる、LIVEバトルの段取りが決まりました」

ありす「対戦相手は346プロダクションの渋谷凛さんです」

奈緒「ら、ライブバトル…?」

サウザー「我が聖帝軍精鋭は、この4人と1機のオーダーだ!」

未央「……」

未央「…1機?」


「社長君! どうだ彼女の完成度は!」

卯月「……!」

奈緒「だ、誰だ…?」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:53:30.09 ID:LNLE//0k0<>
サウザー「おお! 待ち侘びたぞ、博士!」

サウザー「素晴らしい作品だ! 実に!」

「はっはっは! まさしく渋谷凛そのものだろう?」

「しかし、如何せん感情マップの認識プログラムが不十分でね…」

「とりあえず、近くを歩いていたアメリカンな男性を被験体にして、言語機構との連動を試みていた所だ」

「だが、その男性の言動も予測が出来なくてな。いっそ丸ごと思考ルーチンを本体に組み込んでみたんだ」

「まあ、今でも完成状態に近いが、最終調整は明日行うよ」

シン「コイツが……新入社員?」

シュウ「ああ」

「そうだ、自己紹介がまだ済んでいなかったな」

晶葉「池袋晶葉だ。先日からこのプロダクションの科学研究部兼、軍事攻略部署に所属している!」

晶葉「以後、ヨロシク頼むよ。六星拳の諸君?」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:55:21.32 ID:LNLE//0k0<>
池袋晶葉
http://i.imgur.com/zA8Yr65.jpg
http://i.imgur.com/bAdpg6X.jpg
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/22(月) 19:55:36.43 ID:SyViphER0<> あ…アキえもん…だと…?
これまた奇妙なキャスティングな <>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:57:22.99 ID:LNLE//0k0<>
======
(数分度)


卯月「へえぇ…」プニプニ

Rin「……」

未央「これがそうなんだ…。全然普通に見えるんだけどね」グニグニ

晶葉「どうだ! 私の最新型ヒューマノイド、アイドル『Rin』の出来は!」

晶葉「シェリル・クロウ顔負けの歌唱力、クエストクルー並みの運動性!」

晶葉「伸縮する金属を使用し、肌の柔らかさは自由自在!」

晶葉「髪のキューティクルや肌のキメ細かさは渋谷凛本人以上だ!」

Rin「…」

Rin「ブルース・スプリングスティーン」

シュウ「……」

シュウ「……アイドル?」

レイ「ターミネーターの間違いじゃないか?」

晶葉「ああ、手荒な事をして済まない。あれは……」

晶葉「社長に『性能テストで一人か二人、やっちゃっても構わない』と言われてな」

晶葉「耐久テストと機動性確認のため、遠慮なく襲わせてもらった」

晶葉「自己防衛機能も当然備わっている。そんじょそこらの暴漢などサンドバッグ同然だ!」

レイ「得意げな顔して怖いコト言ってるぞ! この子!」

シン「というか、お前の差し金か! サウザーッ!」

サウザー「いいじゃないすか、別に。許してクロマティ」

シン「(八つ裂きにしたい…!)」プルプル

シュウ「(落ち着け! 悔しいが、真っ向勝負で叶う相手では無い…!)」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:58:29.99 ID:LNLE//0k0<>
サウザー「フフフ……、しかし本当によくやったぞ博士!」

サウザー「このメカを使えば最早、渋谷凛など不要の長物!」

サウザー「次の奴とのLIVEバトルで、このRinをお披露目し…」

サウザー「奴の矜持をボロボロに粉砕してくれよう! フハハハハハ!!」

レイ「お前……」

レイ「…渋谷凛に何の恨みがあるのホント?」

シュウ「本当に彼女には同情する。こんな馬鹿に付け狙われて…」

サウザー「フフフ……さあて…!」

サウザー「卯月、未央、加蓮、奈緒よ! 先程貴様らに教えた通りだ!」

サウザー「貴様らにはこの『Rin』を加えたユニットをそれぞれ組んで貰い…」

サウザー「環境の変化を体験し、新たなステップに進むと同時に…」

サウザー「貴様らにとって渋谷凛の加入がどれ程大きな影響を及ぼすか、身を持って分からせてやろう!!」

奈緒「え!?」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 19:59:44.13 ID:LNLE//0k0<>
加蓮「こ、このロボットと一緒にライブするの!?」

未央「無理だって! こんな戦闘ロボットと踊るなんて…!」

サウザー「フフフ…うろたえるな、博士の作品を信じろ」

晶葉「格闘機能はあくまで緊急時の防衛システムだ。本来のRinはアイドルとしての側面は…」

晶葉「歌も踊りも堪能! 繊細な表情と機微は人間より人間らしく…!」

晶葉「膨大な思考ルーチンと会話パターンを学習させ人工知能に組み込めば、流暢なトークで人心掌握も可能となる予定だ!」

サウザー「フハハハハハ! 流石は博士ッ!」

サウザー「艦上戦闘機購入並みの予算を組んだだけの働きをしてくれた!」ガシッ

サウザー「お前はまさに天才だ! フハハハハ!」グルグル

晶葉「ははは! もっと褒めても良いんだぞ!」グルグルグル

レイ「……」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 20:00:57.83 ID:LNLE//0k0<>
レイ「……」

レイ「この子を入社させて良かったのか? 今後の我らの活動の方向性がズレて来ないか?」

シン「ていうか…」

シン「軍事攻略部って…何のために存在するんだ?」

シュウ「まあ、色々試してみて損は無いだろう」

晶葉「とりあえず…だ」

晶葉「まだ未完成の言語部分は、明日までに調整しておく」

晶葉「今日はあくまで試運転だが、明日、Rinの本当の素晴らしさを御覧入れよう!」

・・・・・
・・・

<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 20:02:14.39 ID:LNLE//0k0<>
======
(翌日 7610プロダクション 廊下)


未央「はぁ…」

未央「どーなんだろうね……昨日のアレ…」スタスタ

卯月「……」スタスタ

卯月「私も、分かりません…」スタスタ

未央「ロボットと一緒にユニット組むとか、出来るワケないじゃん」スタスタ

卯月「ま、まあ……社長達の事なので、何か先を見据えた考えがあるんですよ」

卯月「……多分」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 20:02:54.72 ID:LNLE//0k0<>
未央「うーん…」

卯月「ロボットは兎も角、新しいメンバーを入れるという発想は、確かに良いかもしれませんけど…」

未央「なーんで社長は、ああも渋谷って子に固執するんだろうね?」

未央「まるで、私達が、元から3人ユニットだったみたいな口ぶりでさー?」

卯月「ううん……」

卯月「とにかく、レッスンルームに行ってみましょう」

卯月「加蓮ちゃんと奈緒ちゃんも、もう居るみたいですよ」

未央「うん。LINE来てたね」

未央「『ヤバいから早く来なよ!』……って…」

卯月「………」

卯月&未央「(不安だ……)」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 20:13:04.57 ID:LNLE//0k0<>
======
(レッスンルーム)


ガチャ


卯月「おは」

Rin「おはようございますっ♪」



卯月「よゥ…ッ!?」

卯月「ゥェ…」

未央「!?」

Rin「ああっ、お二人とも、今日もお変わりありませんね♪」

Rin「日差しも強くなり、春の陽気が徐々に夏の気配を漂わせてきました…♪」

Rin「気温も高くなって来ているので、脱水症状にならにように、水分補給は怠らないようにしましょうね♪」

卯月「…」

未央「…」

Rin「……昨日は、非常に見苦しい所をお見せして、大変申し訳ありませんでした…!」

Rin「私も、これから共に一蓮托生、同じユニットとして、アイドルの道を歩む身であるならば…」

Rin「まず、いち早く先日の非礼を詫びなければならないと考えました」

Rin「本当に…ごめんなさい…っ!」ペコリ

卯月「ェ、え、え!?」

未央「お、う…?」

奈緒「…」ニヤニヤ

加蓮「ふふふ…」ニヤニヤ
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 20:14:19.22 ID:LNLE//0k0<>
加蓮「……」スッ

加蓮「…」カチカチ


【Rinの性格:清楚・純情】

カチッ

【Rinの性格:変更中>>>】

Rin「……」



未央「(な、何か性格が……というか知性が…!)」

卯月「(昨日の様に、知能をまるで感じさせないカタカナ語の言動と一変して…!)」

未央「(表情も豊かで、スゴイ可愛らしい!!)」

卯月「(ろ、ロボットとは思えない…)」

未央「……」

未央「昨日の事は…」

未央「ま、まあ…全然…気にしてない……よ?」

卯月「!」

卯月「(会話を試みた! 流石です、未央ちゃん!)」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 20:15:19.02 ID:LNLE//0k0<>
未央「……っ」ドキドキ

Rin「べ…っ!」

未央「べ?」

Rin「べつにッ……あ、アンタ達のためじゃないんだからっ…!」

Rin「そ、そう! 私がトップアイドルになるためなんだから! アンタ達は所詮、私のオマケなんだからっ!!」

Rin「別に……好き好んでアンタ達とユニット組んでるんじゃないんだからね! 勘違いしないでよっ?」

未央「!?」

卯月「(ツンデレ!?)

未央「(つ、ツンデレだっ…!!)」

卯月「(急にツンデレに…)」


【Rinの性格:ツンデレ・好意】
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 20:15:50.86 ID:LNLE//0k0<>
加蓮「あはははは!!」ゲラゲラ

奈緒「よ、よお…2人とも…!」プルプル

卯月「あっ!」

未央「こ、コレ、どういうこと!?」

加蓮「いやさ…、朝ここに来たら、晶葉にリモコン貰ってね?」

奈緒「『思考、会話パターンを好きに選んで、自分達のユニットに合う物を探せ』ってね…」

卯月「!」

卯月「そのリモコンで、このロボ…」

Rin「ねえ! コレとかこのとか、目の前で失礼じゃない!」

卯月「! ご、ごめんなさい…!」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 20:16:26.81 ID:LNLE//0k0<>
未央「とにかく、ソレでRinの性格を弄れるの?」

加蓮「うん。40パターンくらいあってね?」

奈緒「最初のは『清楚・純情』。その後は察しの通り『ツンデレ・好意』」

加蓮「他にも、『ギャル・今風』『不良・ヤンキー』『熟女・ねっとり』『メイド・従順』『ボクっ子・溌剌』『軍人・礼節』『本人・渋谷凛』……」

奈緒「ちょっとイレギュラーなので『モヒカン・世紀末』『アイン・アメリカン』『犬・ワンワン』ってのもあるんだ」

未央「そ、そんなにパターンが…!」

加蓮「いやあ、夢が広がるよねえ…!」

加蓮「男だったら絶対『肉食、俺様』にしたのに…」

奈緒「とりあえず時間もあるし、色々試してみようか!」

卯月「れ、レッスンは!?」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 20:18:24.41 ID:LNLE//0k0<>
======
(同時刻 会議室)


サウザー「フフフ…!」ニヤニヤ

シン「何だ、不気味な笑みを浮かべやがって…」

シュウ「随分とご機嫌だな」

サウザー「博士の科学力が加わり、我ら南斗は、他の追随を許さず、圧倒的な鮮烈さと威光を放つ存在となるであろう!」

レイ「それどういう意味で? 世間的な人気? それとも開発、軍事力?」

サウザー「無論、その両方だ!」

サウザー「これでようやく、あの渋谷凛の鼻を明かすことが出来るのだぞ!」

サウザー「今まで様々な苦節……苦難の連続だった…!」

シン「主に俺の苦労だがな」

ユダ「もう……当初の目的や思想など、面影も無いな」

シュウ「本来は彼女の勧誘だったはずなのに、どうしてこうなった…」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 21:24:48.47 ID:LNLE//0k0<>
サウザー「此度は今までとは違う!」

サウザー「過去2回の様に小細工など不要! 正面から捻り潰すのみ!」

レイ「LIVEバトルか…」

ユダ「Rinを加え、卯月と未央の『ニュージェネレーション』」

シュウ「そして同じくRinを中心に添えた、加蓮と奈緒の『トライアドプリムス』か…」

サウザー「……」

サウザー「非常に気に入らんが、我らは今回『挑戦者』となる。渋谷凛に挑む形だ」

シン「…!」

シン「成程な。つまり…」

レイ「?」

シン「飛び入りの様なものだ。客は渋谷凛目当てで、我々の情報があまり無い」

サウザー「フフフ……度肝を抜いてやるぞ! 客が卒倒し混沌とする会場がありありと目に浮かぶわ!」

レイ「しかし……そんなアウェーで勝てるのか?」

サウザー「当然だ。勝利は必定、そして既に確定している!」

レイ「は?」

サウザー「会場規模は1000人収容、うち500人は聖帝親衛隊だ」

ユダ「またサクラか…」

サウザー「立派な経営戦略と言って貰おう!」

サウザー「勝って名前が売れさえすれば、過程や方法など、どうでもよいのだ!!」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 21:25:34.95 ID:LNLE//0k0<> サウザー「渋谷凛の自信を喪失させ所に、我ら六聖拳の出番だ!」

サウザー「自暴自棄で人間不信に陥った渋谷凛の元へ、颯爽と我ら美メンズが介入し…!」

サウザー「イチゴの如く甘い言葉を浴びせかどわかし、奴を籠絡させる!!」

シュウ「その部分は、一回目の計画と変わらんのだな…」

レイ「というか…」

レイ「なんで普通に、素直に勧誘しようとしないのだ…」

シン「下らん意地だろう。秘孔で足の動きを封じられても意地で歩こうとする奴だからな」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 21:26:25.39 ID:LNLE//0k0<>
ユダ「ガキだからなコイツは。女性と視線を合わす事も出来んチェリーっぷりだし」

ユダ「この前なんて……」

ユダ「女性と上手く接するためのハウツー本を、食い入る様に読んでたな」

シュウ「え!? それマジか!?」

シン「マジかwwそれは無いわーwww」

レイ「ああ、以前のイベント公演の時も、例のシーンで悶絶してたな…」

ユダ「純情過ぎるだろww乙女かwww」

サウザー「……」

サウザー「………」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 21:27:23.88 ID:LNLE//0k0<>


ガタッ!


レイ「!」

ユダ「!!」

サウザー「貴様ら……」プルプル

サウザー「特にレイ……そしてウダ……貴様らだッ!!」プルプル

サウザー「余計なことをペラペラと……!!」プルプル

レイ「!! ま、待てサウザー!」

シュウ「落ち着け! 2人を糾弾しても、お前のチェリーっぷりは直らんぞ!」

サウザー「その減らず口を二度と聞けんように、バラバラに引き裂いてくれようッッ!!」

サウザー「聖帝十字稜の礎となれッ!!」

サウザー「南斗爆星波ッ!!!」ズアッ!

ユダ「ぐっ…!」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 21:28:08.84 ID:LNLE//0k0<>
======
(レッスンルーム)



〜〜♪

加蓮「……」

奈緒「…スゴイな」

加蓮「うん……自然と見惚れちゃう」



卯月「はあ…はっ……!」

未央「ふぅ…はーっ……」

卯月「(Rinちゃんが加わっただけで、今までとは全然違う…!)」

未央「(何て言うのかな……、いつも以上にバランスが取れて、のびのびと自分を表現できる……!)」

卯月「(こんなに完璧に踊れたのは……初めてです…!)」

Rin「はあっ…はあっ…」

Rin「ふう……」

卯月「……」

未央「……」

卯月「り、Rinちゃんも、息切れするの?」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 21:29:25.08 ID:LNLE//0k0<>
Rin「え! あっ…!」ビクッ

Rin「ご、ごめんなさいっ…! 次は息切れしないように、真面目に頑張りますから…!」オロオロ

Rin「だ、だから髪は引っ張らないで下さい…! お願い、ですからっ……!」

Rin「ごめんなさいっ! 無駄に二酸化炭素を排出して、地球に迷惑を掛けてごめんなさい……!!」

未央「……」

卯月「ええと……今のRinちゃんの性格……なんでしたっけ?」

加蓮「『臆病・いじめられっ子』だよ」

未央「ううん……標準の性格が、やっぱり一番しっくりくるかな」

奈緒「じゃあ、最後に『聖帝・サウザー』を試そうぜ」

未央「!?」

卯月「そそ、それだけは絶対にやめましょう!!」

未央「う、うん! 確実にリモコン奪われちゃう気がするよ、ソレ!」

加蓮「ダメだよ奈緒。晶葉にも言われたでしょ?」

加蓮「『その性格は絶対に厳禁』だって……」


・・・・・
・・・

<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 21:30:45.47 ID:LNLE//0k0<> ・
・・・
・・・・・
=====
(LIVEバトル本番当日)
(ライブハウス控室)


サウザー「さて…」

晶葉「うむ…うむ……、Rinの調子も正常だ」ポンポン

Rin「問題ないよ。いつでも行ける」バキバキバキ

未央「……っ」

卯月「…」

卯月「……未央ちゃん、緊張してるの?」

未央「えっ! あ、えと…」

未央「……大丈夫、だよ?」

サウザー「フフフ……無理をするな」

未央「え?」

シン「新しい環境に身を置き、かつてとは違う仲間とステージに上がる…緊張して当然だ」

シュウ「緊張するのは恥ずかしい事じゃない。無理をせず、落ち着いて臨むのだ」

未央「…うん」

加蓮「ガンバっ! 応援してるよ!」

奈緒「もし失敗しても、その次のあたし達がバッチリ決めてやるから!」

卯月「はいっ!」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 21:32:58.54 ID:LNLE//0k0<>
サウザー「以前、貴様達に尋ねた事だが…」

サウザー「アイドルとしての『目標』についてだ」

加蓮「…!」

奈緒「うん…」

サウザー「どうだ、何かこの一週間で獲る物はあったか?」

卯月「…はい」

未央「うん。なんとなく…」

サウザー「ほう、その心は?」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 21:34:37.40 ID:LNLE//0k0<>
未央「……ただ闇雲に頑張っても疲れるだけだし、かといって、高すぎる目標も自分のためにはならない…」

卯月「でも、『星』の掴む努力だけは止めたくない……そう思いました」

加蓮「まずは自分達の可能性を模索してみて、そして、何か誇れる部分を手に入れたい」

奈緒「それで、それぞれが思う『トップ』を目指すんだ」

未央「日本中全員に名前が知れ渡る程、有名になれるような…!」

卯月「大きなライブ会場を埋め尽くすライブが出来るような…!」

加蓮「大勢の人に憧れられて、『あの人のようになりたい』と思われるような…!」

奈緒「誰にも負けない、自分が一番だと、胸を張って言えるような…!」



「「トップアイドルにっ!」」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 21:35:20.67 ID:LNLE//0k0<>

サウザー「無理ですッ!!」






卯月「…っ!?」

未央「え!?」

サウザー「フフフ……冗談だ、半分はな」

サウザー「何故ならば…!」

サウザー「この聖帝がアイドル業界に君臨する限り、貴様らは、良くて永遠のナンバー2に甘んじるからだ!!」

加蓮「……」

加蓮「…だったら、社長達も抜いてみせるよ」

奈緒「ああ、そのためにこのプロダクションにいるんだから」

サウザー「フハハハハ! 抜かしたな、血の穢れも知らん生娘共めが!!」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 21:36:00.79 ID:LNLE//0k0<>
サウザー「今日より貴様らも、勝つためには手段を選ばん、血で血を洗う鮮烈卑劣の芸能業界に足を踏み入れるわけだ!!」

卯月「ま…、まあ色々とお手柔らかに…」

未央「うん、私達も頑張るんだからっ!」

サウザー「フフフフ……まあ、全員良い答えだったぞ」

サウザー「金一封を献上したところだが、それはまた今度にしよう」

未央&加蓮「!!」

未央「今度ね! 絶対だよ!」クワッ!

加蓮「約束だからねッ!」ズイッ!

サウザー「え…、は、はい……」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 21:36:50.30 ID:LNLE//0k0<>
サウザー「さて……」

サウザー「そろそろ時間だ。まずはニュージェネレーションの出番だ」

シン「さあ行って来い!」

シュウ「応援しているぞ…!」

未央&卯月「はいっ!」

晶葉「Rinも頑張って来い!」

Rin「うん。私達の足跡…しっかりと刻んでみせるよ」

晶葉「お、おう…」



タタタタタ…


加蓮「……」

晶葉「そう言えば…」

奈緒「?」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 21:37:52.59 ID:LNLE//0k0<>
晶葉「ユダとレイの姿が見えないが…」

加蓮「確かに…」

奈緒「ここ一週間くらい……見てない気がする…」

シン「……」

シュウ「……」

サウザー「ああ、あの2人?」

サウザー「聖帝十字稜に磔にしておいたから、今度、博士の実験に使っていいよ?」

サウザー「献体解剖でも生体コンピューターでも、お好きにどうぞ?」

晶葉「ほ、本当か!? 遠慮しないぞッ!」ズイッ

晶葉「後で返せって言っても、返さないからなッ!!」

シン「……マジか……ここで目を輝かせちゃうのか、この子…」

シュウ「想像以上にマッドな子だったな……。明日は我が身かもしれん」


・・・・・
・・・

<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:02:04.32 ID:LNLE//0k0<> ・
・・・
・・・・・
======
(ステージ)


凛「みんなーっ! 今日はありがとうっ!」

ワアアァー! 凛チャーン!
パチパチパチパチ!

凛「この次にもう一曲踊るから、またヨロシクね!」

パチパチパチパチ!




‐‐‐‐‐‐
(舞台裏)


凛「ふう…」

ケンシロウ「……」スッ

凛「!」

凛「ああ、ありがとう」ゴシゴシ

ケンシロウ「久し振りのLIVEバトル形式だが、スタミナ配分は大丈夫か?」

凛「うん……でも今日はちょっと張り切り過ぎたかな…」

ケンシロウ「ニュージェネレーションとの対決が終わった後は、もう一曲だ」

凛「大丈夫。絶対に勝ってみせるよ」

ケンシロウ「……」

ケンシロウ「勝ち負けに拘り過ぎるな。獲るものがあれば、それでいい」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:02:58.35 ID:LNLE//0k0<>
ザワザワザワ…
ザワザワザワ…


ケンシロウ「……?」

凛「……何か、騒がしいね…」

凛「少し様子を見てくるよ」

ケンシロウ「分かった。俺は一度、スタッフに声を掛けてくる」

凛「うん…」



‐‐‐‐‐‐
(舞台袖)


凛「……?」チラッ




未央『こんにちはーっ! 本田未央です!』

卯月『初めましての方は、初めまして! 島村卯月です!』

Rin『7610プロダクション所属、Rinです!』

未央『3人合わせて!』

『『ニュージェネレーションですっ!!』』





凛「」

<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:04:08.42 ID:LNLE//0k0<>
凛「う、うわああああああ!!!」ドタッ!

凛「っ!? …???」

凛「(ど、ドッペルゲンガー…!?)」

凛「(いや、ただ似てるだけ…?)」

凛「うあ…??…あ…??」




未央『デビューしてそれなりなんだけど、人気もまだパッとしないんだよねぇ、私達…』

卯月『だから、今日は皆さんの記憶に残る様なライブを披露できたら嬉しいです!』

Rin『聞いて下さい! ニュージェネレーションで…』

『できたてEvo!Revo!Generation!!』



〜♪

〜〜♪



凛「……」

凛「歌…うまッ……」

<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:06:00.36 ID:LNLE//0k0<>
ケンシロウ「り…凛!?」

凛「あ! プロデューサー!」

凛「ねえちょっと! アレ何!?」

ケンシロウ「……」

ケンシロウ「お前は……?」

凛「え!?」

凛「わ、私だよ! 渋谷凛! 本人!」

ケンシロウ「しかし……ステージにいる女は…!?」

凛「わ、分からない。私のソックリさん…だと思う…」

凛「けど…」

凛「まだアイドルになって日が短い私が言うのもなんだけど…」

凛「私より遥かに……ううん、どのアイドルよりも歌も踊りもハイレベルだよ…あの子」

ケンシロウ「奇怪な光景だ……」

凛「お客さんも、異様な盛り上がりだし…」

凛「……」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:08:10.83 ID:LNLE//0k0<>
======
(曲終了 ステージ)


卯月『はぁっ、はぁっ…』

卯月『み、皆さん!』

未央『ありがとうございましたっ!』

Rin『ニュージェネレーションのこと、良ければ、これからよろしくお願いします!』

卯月『ありがとうございましたぁ!』

パツパチパチパチパチ!


「では、LIVEバトルの投票を開始します」

「会場に御越しの皆さんは、より素晴らしかったと思うライブに、投票をお願いします」




凛「……」スタスタ

未央「…あっ!」

卯月「渋谷凛…ちゃん…」

凛「…」

凛「ねえ、ソイツ……」

未央「!」ギクッ

Rin「はじめまして。本当にソックリだね…」

凛「…!」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:09:03.97 ID:LNLE//0k0<>
======
(舞台裏)



サウザー「フフフ…!」

サウザー「二人の渋谷凛の登場に、会場は騒然としているな…!」

シュウ「カオスだな」

シン「しかし、卯月達の方が会場は沸いていたぞ」

シュウ「(……来客者の半分は聖帝軍だからな)」

加蓮「あ、投票結果が出るよ!」


『340対660!!』

『ニュージェネレーションの勝利です!!』


奈緒「!!」

奈緒「や、やったぞ! アウェーの環境で勝ったっ!」

加蓮「すごい…!」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:11:00.83 ID:LNLE//0k0<>
サウザー「博士! やったぞッ!」

サウザー「これで証明された! 博士の研究成果は人間を超越する事が出来たのだ!」

晶葉「当然だな! しかし、これはRinのみの力では無い」

晶葉「協調に努めた卯月や、リーダーとして率先した未央も、しっかり褒めてやるんだぞ?」

サウザー「フフフ……当然だ!」

シン「20分の休憩時間を置いて、その後は加蓮と奈緒の出番か」

シュウ「お前達もしっかりやれよ。持てる力を出して来い」

加蓮「うん!」

サウザー「さぁて……敗北に打ち拉がれた渋谷凛の顔を拝みに行くか…!」スッ



ガキンッ!


晶葉「…?」

【Rinの性格:変更中>>>】

サウザー「うん?」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:12:17.13 ID:LNLE//0k0<>
=====
(ステージ)


パチパチパチ!


未央「やった! 私達が勝ったよ!」

卯月「やりましたね! Rinちゃん!」

Rin「……」

凛「……」

凛「(私も、貴方達の踊りに見惚れちゃった…)」

凛「(なんか、悔しいな…)」

Rin「……」

卯月「…?」

未央「り、Rin?」

Rin「……」

Rin「フフフフ……!」

Rin「ようやく、この俺に支配権が移ったか…!」

卯月「り……Rinちゃん?」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:13:10.53 ID:LNLE//0k0<>
ダッ!

Rin「フハハハハハッ!」


ダダダダッ…


未央「あっ!?」

卯月「ど、何処に行くんですか!?」

凛「…?」

未央「ねえ……何か様子が変じゃなかった?」

卯月「そ、そうですね……?」





‐‐‐‐‐‐
(舞台裏)


晶葉「!!」

晶葉「あ、あああああッッ!」

シュウ「ど、どうした!」

シン「何だ、素っ頓狂な雄叫びを上げて…」

晶葉「し、社長! 足をどけろ!!」

サウザー「え?」

晶葉「り、リモコンが破損した…!」

晶葉「その上に……、Rinの性格が……!」



【Rinの性格:聖帝・サウザー】
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:13:56.43 ID:LNLE//0k0<>
晶葉「ぐっ…! くそぉ…!」カチッカチッ

奈緒「ど、どうしたんだよ…?」

加蓮「! リモコンが壊れてる…!」

晶葉「ダメだ! 性格が変更できないっ…!」カチカチカチ

晶葉「オマケに……最悪だ…」

シュウ「何だ、何が起こった?」

晶葉「……」

晶葉「リモコンが破損した…」

晶葉「そのうえ、Rinの思考パターンが『聖帝・サウザー』に切り替わって、変更が効かん」

サウザー「!?」

シン「な、ナニぃ!?」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:15:16.23 ID:LNLE//0k0<>
シュウ「な、なんだその性格は!!」

晶葉「以前、テストのために、社長の言動や感情や行動傾向を、思考プログラムに組み込んだのだが…」

晶葉「この性格カテゴリーだけ、外部の人間によるコミュニケートでは、行動の制御が効かなくてな」

晶葉「つまり、完全な自律行動モードに移ってしまうのだ」

晶葉「こちらではこのリモコンによる媒体を通した性格変更で、その自律行動を抑制していたのだが……」

晶葉「リモコンがこのザマだ」ボロッ

シン「な…!」

シン「なんでそんな、自爆スイッチみたいな性格カテゴリーを平然と搭載しているんだッ!?」

シュウ「試作段階で取り除けたハズだろう!?」

晶葉「だって………面白いかな? って思って…」

シン「意外とおっちょこちょいだな! お前!!」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:16:35.95 ID:LNLE//0k0<>
サウザー「……」

シン「き…っ!」

シン「貴様ァ! 何という愚かなことを…!」ガシッ

サウザー「だ、だって、まさか足元にリモコンが落ちてるとは思わないじゃん? 上だけ見て歩くのが聖帝だもの…」

シン「だったら、空の彼方のあの世に送ってやろうか、このクソサウザー!!!」

シュウ「ま、待て! 言い争いをしている時では無い!」

奈緒「おい! どうするんだよ!?」

加蓮「Rinが居ないと…」

サウザー「…!」

加蓮「折角練習したのに……」

サウザー「ぬ、ぬぐぅ…!」

<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:17:52.71 ID:LNLE//0k0<>
サウザー「ハッ…!!!」

サウザー「よ、よしッ! 起死回生の策が閃いた!」

奈緒「え?」

サウザー「加蓮と奈緒は待機だ! 次のライブにのみ集中しろ!」

サウザー「シュウ様はライブハウス内外を隈なく探せ! Rinを捕獲しろ!」

シュウ「う、うむ。了解した」

晶葉「シュウ、心して掛かれよ。あの性格のRinは南斗鳳凰拳もトレース済みだ」

晶葉「南斗聖拳を完璧に使いこなす、格闘戦士に仕上がっている」

シュウ「ま、マジか…」

晶葉「休憩時間は、20分……」

晶葉「私は可能な限り、リモコンの復旧作業にあたろう」

晶葉「加蓮、奈緒。待っていてくれ!」

加蓮「うん…」

奈緒「大丈夫だって。いざとなったら2人だけでもステージに上がれるさ!」

サウザー「その必要は無い!」

奈緒「……えっ?」

加蓮「な、何? どういうこと?」

サウザー「……」

サウザー「シンっ!!」

シン「ああ、俺は何をすればいいのだ?」

サウザー「貴様は……スネ毛を剃っておけッ!!」

シン「……」

シン「…は?」

・・・・・
・・・

<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:19:24.41 ID:LNLE//0k0<>

・・・
・・・・・
======
(控室)


加蓮「よっと……うんw」

加蓮「はーい、あとはティッシュを使って、余分なチークを落としまーす…w」

シン「……」プルプル

奈緒「いや、案外イケてるかもww」

加蓮「はい、オッケーw」

シン「な、何故俺が……」プルプル

シン「まさか、またもや渋谷凛の偽装をするハメになろうとは……」

奈緒「仕方ないだろ? もう3人ユニットって事で、話は通してるんだし」

加蓮「大丈夫! お姫様やシンデレラの役を演じた事があるシンさんなら、余裕だって!」

奈緒「心強い味方が出来たよ、もしRinが間に合わなかったら、頼りにしてるぞ?」

加蓮「ほら! あとはスネ毛剃って!」

奈緒「黒髪のウィッグも忘れるなよ?」

シン「………」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:38:01.57 ID:LNLE//0k0<>

======
(ライブハウス外 裏口)


シュウ「…!」

シュウ「(発見した…!)」

シュウ「(しかし……あれは…ッ!)」




ケンシロウ「ぐっ……!」ガクッ

Rin「フハハハハ! 兄達より先にこの地で眠るがいい! ケンシロウッ!」ブオッ!

ケンシロウ「!!」


ガシッ!

ケンシロウ「り、凛……!」ググッ

Rin「ぬう!?」グググ…
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:39:10.62 ID:LNLE//0k0<>
ケンシロウ「何故…俺に攻撃するのだッ!?」グググッ

ケンシロウ「LIVEバトルに負けた事実が……それ程までにお前の心に深い傷を負わせたというのか……!」

Rin「猪口才なケンシロウ!!」ググ…

Rin「痴れ者めが! 軟弱な346の売女風情が、この聖帝に相対することすら烏滸がましいッ!」ズッ!


ズバッ!

ケンシロウ「ぐぅッ!」ガクッ

ケンシロウ「こ…、この動きは、南斗聖拳!」

ケンシロウ「凛、いつの間に……!」

Rin「フフフ……そして思い違いをしているぞ、ケンシロウよ」

ケンシロウ「…!?」

Rin「俺はRinでは無い」

Sauza「聖人の帝、Sauza将軍だ…!!」

ケンシロウ「…!?」




シュウ「け……!」

シュウ「ケンシロウ! 助太刀するぞ!!」バッ!
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:40:03.09 ID:LNLE//0k0<>
ケンシロウ「!」

シュウ「気を付けろ、ケンシロウ! コイツは渋谷凛のようだが渋谷凛ではない。Rinだ!」

シュウ「……いや、今はRinのようだがRinではなく…サウザー…Sauza……?」

ケンシロウ「な、何を言っている……シュウ…」

シュウ「と、兎に角だ!」

シュウ「コイツは渋谷凛ではない! 多少手荒に抑止しても構わん!」

Sauza「フン…シュウ様か…」

Sauza「何故俺の性格が切り替わらぬか、些か疑問に思っていたが…」

Sauza「どうやら、何かトラブルのようだな……好都合だ!」

シュウ「……!」

Sauza「このままケンシロウを亡きものにし、346の戦力を削いでやろうではないか!」

・・・・・
・・・

<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:41:01.67 ID:LNLE//0k0<>
======
(舞台裏)


未央「ああ……」

卯月「も、もう渋谷凛ちゃんのライブが終わっちゃいますよ…!」

サウザー「シュウ様も博士も、間に合わなかったか…」

シン「……」

加蓮「くよくよしても、仕方ない…!」

奈緒「ああ、もうやるっきゃないぞ!」

シン「う、うん……」

サウザー「致し方あるまい…」

サウザー「さあ行って来い! トライアドプリムスよ!」

サウザー「貴様らの地力を、渋谷凛に見せ付けてやるのだ!!」

加蓮「はいっ!」

奈緒「うん!」

シン「……」
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◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:42:18.68 ID:LNLE//0k0<>
======
(舞台袖)


凛「ふう…」

凛「……」

凛「プロデューサー、何処に行ったんだろ?」

凛「私の番、もう終わっちゃったよ…」

凛「……」



ザワザワザワ…
ザワザワザワザワ…


凛「…またステージが騒がしい…」

凛「ひょっとして、またあの子…?」

凛「………」チラッ





加蓮『みんなー! 盛り上がってるーッ!? 北条加蓮です!』

奈緒『神谷奈緒だよ! LIVEバトルは初めてだけど、一生懸命頑張るからヨロシクなっ!』

シン『えー…』

シン『リーダーの…シンです』

奈緒『三人合わせて…!』

『『トライアドプリムスですッ!』』






凛「!?」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:43:20.36 ID:LNLE//0k0<>
凛「あ、あの人は……じょ、女装ッ!?」

凛「気のせいか…私に似せてない…アレ…?」

凛「……」

凛「か、会場の客が…唖然としてる…」

凛「名前は結構通ってる人だけど……な、何で今…」





加蓮『さっきのニュージェネレーションと、相手の渋谷凛って子に負けないように頑張るから!』

奈緒『応援! よろしくお願いします!』

シン『では、聴いて下さい…』


〜♪

〜〜〜♪


凛「……」

凛「………」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:44:05.67 ID:LNLE//0k0<>
======
(舞台裏)


卯月「あっ!」

未央「晶葉ちゃん!」

晶葉「はあ…はあ…!」

晶葉「リモコンの修復が終わったぞ! Rinの居所は掴めたか!?」

サウザー「よくやった…! しかし、シュウ様がまだ帰ってこんな…」

晶葉「すまない……もう少し早ければ、二人のライブに間に合ったのに…!」

卯月「ううん…二人とも、凄く元気にライブしてますよ!」

晶葉「……」

晶葉「うむ。確かに良い顔をしている」

<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:45:01.96 ID:LNLE//0k0<>
パチパチパチパチパチ!


未央「あ、終わったみたい」

晶葉「二人にも謝罪をしないとな」



タタタタ…

加蓮「ふぅーっ…!」

卯月「三人とも、お疲れ様です!」

加蓮「ありがとう! やっぱ緊張するね…」

加蓮「あっ、晶葉! ライブ観てた?」

晶葉「ああ、最後だけな。二人とも良かったぞ」

奈緒「アリガト。で、そっちは?」

シン「博士よ……次はまともな操作機構を設計してくれ」

晶葉「ああ、善処しよう」

晶葉「さて、ではRinの性格を入れ替えるとしようか」

サウザー「よし、任せろ。シュウ様の安否も気掛かりだ」カチカチ


カチッ!


【Rinの性格:変更中>>>】
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:46:07.63 ID:LNLE//0k0<>
======
(ライブハウス外 裏口)



Sauza「フハハハハ! 呆気ないなケンシロウ!!」

シュウ「く……くそッ……」ボロボロ

ケンシロウ「な、何故だ……何故、北斗神拳が通用しない…!」ボロボロ

Sauza「この聖帝の体は最早、貴様の北斗神拳など恐れるに足らんのだ!」

Sauza「表裏反対などというトリックでも非ず! 完全無欠の存在だ!!」

Sauza「フハハハハ!!!」

ケンシロウ「り…凛…」

Sauza「クドい!! 俺をその名で呼ぶ輩には、死を………………」ピタッ

Sauza「…………」

Sauza「……」

シュウ「……!」

ケンシロウ「! 今だッ!!」バッ

シュウ「け、ケンシロウ! 待て!!」

ケンシロウ「(当て身で気絶させる位なら…!!)」ブン!

Rin「!!」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:48:13.27 ID:LNLE//0k0<>
Rin「い、いやああっ!」

シュウ「!」

Rin「だ、誰かっ…誰か助けてっ!! あああっ!」

ケンシロウ「ッ!?」

Rin「貞操の危機ですわ! き、筋肉質の巨漢が、わたくしを犯そうと…!!」

シュウ「り、Rin!! 正気に戻ったか!」

Rin「ああ! わたくし、この先どうなってしまうのでしょう!」

Rin「わたくしの意志はお構いなしに、無理矢理あんな事や、こんな事を……それはもう無茶苦茶にっ…!」

シュウ「け、ケンシロウ! とりあえず問題は解決した! この子にもう害は無い!」

ケンシロウ「う、うむ…??」

シュウ「私は一先ず、急いでこの娘を連れてライブハウスに戻る。必ず、後で事情を説明するから……」

ケンシロウ「まあ……いいだろう」

Rin「あっ!? 今度は貴方ですか!? 複数でわたくしの純潔を踏みにじろうなんて…!」

シュウ「い、いいから早く来るんだ!」グイッ

シュウ「全く……今度はどんな性格に設定したのだ…!」ズルズル
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◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:52:30.00 ID:LNLE//0k0<> 【Rinの性格:聖帝・サウザー】
     ↓
【Rinの性格:純情・ドM】
     ↓
【Rinの性格:本人・渋谷凛】


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(ライブハウス 舞台裏)


加蓮「あ! 戻ってきたよ!」

シュウ「くそ……手に負えんな、本当に…」ボロッ

Rin「お待たせ」

サウザー「フハハハ! 南斗鳳凰拳はやはり、屈強だと言う事が直に体験出来ただろう?」

シュウ「喜ぶな! クソっ…」

晶葉「迷惑を掛けたなシュウ。済まない」

シュウ「ああ、気にするな」

シュウ「元はと言えば、全ての元凶はコイツなのだから…」

奈緒「でも、これで何とか、最後のニュージェネレーションのアンコールには間に合ったな!」

Rin「ごめん。何だか迷惑かけちゃったみたいだね…」

未央「気にしないで! じゃあ一緒にアンコール行こうか!」

卯月「ハイッ! 最後まで頑張りましょう!」

加蓮「三人とも頑張って!」

奈緒「胸を張って行けよ!」

Rin「うん。ありがとう…」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/22(月) 23:53:09.91 ID:LNLE//0k0<>
シュウ「はあ……」ガクン

シン「それにしても、酷いやられ様だな、シュウ…」

シュウ「実際ケンシロウがいなければ、多分殺されていただろう…」

シン「け、ケンシロウが居たのか?」

シュウ「ああ。本物と間違えて後を追ったら、あの惨劇に巻き込まれたようだ」

シュウ「私は少し休む。奴は裏手にいるから、事情を説明してきてはくれんか?」

シン「……いいだろう。ライブハウスの外だな?」

シュウ「ああ…」



・・・・・
・・・

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/23(火) 00:07:21.60 ID:W1YBZRxTo<> 着替えてない……? <>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/23(火) 00:08:00.02 ID:2jFoMnFr0<> ・
・・・
・・・・・
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(ライブハウス外 裏口)


シン「け、ケンシロウ…?」ドキドキ

シン「……」

シン「……」

シン「何だ、居ないではないか…」

シン「既に会場内に戻ったのか?」

シン「……俺も戻るか」

「あの〜…ちょっとイイですか?」

シン「…?」

シン「何だ、貴様ら…」

「……」

警察「先程、この方から通報があって、ここら辺で初老の男性ともう一人が……」

警察「黒髪の女の子に刃物で切りつけられている…って聞いたんだけど……」

警察「それって…君の事?」

通行人「は、はい! 間違いありません! この人です!」

通行人「す…少しガタイが大きい気もしますが、でも殆ど特徴が一緒です!」

シン「!?」
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/23(火) 00:09:22.71 ID:2jFoMnFr0<>
シン「ま、待て! 人違いだ!」

シン「俺はさっきまで、この中でライブをしていたのだぞ!?」

警察「…誰が?」

シン「お、俺が…」

警察「…」

警察「その格好で?」

シン「!!」

シン「(し、しまった! 渋谷凛の変装のままだった…!!)」

警察「…とりあえず…」

警察「向こうで、詳しい話を聞かせて貰えない?」

シン「……!!」

シン「(さ、最悪のタイミングだ…!)」


・・・・・
・・・

<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/23(火) 00:11:28.50 ID:2jFoMnFr0<>

・・・
・・・・・
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(後日 7610プロダクション 会議室)



サウザー「全員集まったな?」

加蓮「はーい」

奈緒「今日はどうしたんだ?」

サウザー「まずは先日のLIVEバトル、ご苦労だった」

サウザー「結果は一勝一分、上々だ」

サウザー「新たにメンバーを加えてライブを行うと云う新境地を体験し、これで貴様らも少しは前向きに活動に取り組む気概が付いただろう?」

未央「まあ…結構ゴタゴタしてたけど、無事に終わって良かったね?」

卯月「はい。あの後、渋谷凛ちゃんとアドレスも交換しましたし…」

サウザー「…え?」

加蓮「うん。4人全員ね」

奈緒「割と友好的で、いいカンジの子だったよな?」

サウザー「ま、マジで…?」

サウザー「そ、そんな簡単にアドレス聞けちゃうんだ…お前ら…」プルプル
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/23(火) 00:16:50.75 ID:IY3ypoiw0<> しぶりんを7610に迎えられる可能性も出てきたが逆に4人引き抜かれる可能性もある諸刃の剣みたいな話になってきたな <>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/23(火) 00:25:55.06 ID:2jFoMnFr0<>
サウザー「兎も角、まずは、悲しいお知らせを伝えよう」

卯月「か、悲しいお知らせ?」

サウザー「あのライブの後、事務員兼アイドルのシン君が、猥褻物陳列罪、傷害罪、器物葉損罪のハットトリックで逮捕されそうになったが…」

サウザー「今回ばかりは、誤認逮捕という事で解放された」

加蓮「か、悲しいお知らせなの? ソレ」

奈緒「良かったじゃん。これ以上経歴に傷か付いたら、アウトっぽかったからな」

サウザー「それと、もう一つ」

未央「?」

サウザー「最新型ヒューマノイド、アイドル『Rin』についてだが…」

サウザー「博士によると、色々と危険な面も多いので、デチューンした後、健全な方向に改良するようだ」

サウザー「暫くは博士のラボの小間使いから始め、色々と経験を積ませるようだから、プロダクション内で見かけたら優しく接してくれ、との事だ」

未央「そうなんだ…良い子だったのに…」

卯月「ちょっと残念ですね…」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/23(火) 00:29:13.77 ID:W1YBZRxTo<> もう既にアウトでは <>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/23(火) 00:31:30.75 ID:2jFoMnFr0<>
サウザー「そして嬉しいお知らせがあるぞ!」

サウザー「貴様ら4人とも、アイドルのランクが昇格したぞ!」

卯月「え!」

奈緒「ほ、ホントか!」

サウザー「フフフ……その御祝いとして、ささやかながら聖帝からプレゼントがある!」

未央「!!」

未央「プレゼント!?」ガタッ

加蓮「き、金一封とか!?」ガタッ

サウザー「軽井沢だッ!」

未央「…」

加蓮「か、軽井沢…?」

サウザー「リフレッシュ休暇として、4人には2泊3日の軽井沢旅行をプレゼントだ!」

サウザー「緑が多い避暑地で骨を休め、次の活動に向けての英気を養うが良い!」

卯月「ほ、本当ですか! 嬉しいですっ!」

加蓮「悪くないかな…軽井沢かぁ…!」

未央「自然の中でゆっくりするのも、久し振りかも…」

奈緒「うーん…アウトドアかあ。ま、いいか」

サウザー「フフフ…存分に堪能してくるが良い……!」

・・・・・
・・・
・ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/23(火) 00:34:06.01 ID:FweEHHKio<> 未央加蓮はどんだけ金一封がほしいんだよww <>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/23(火) 00:46:19.00 ID:2jFoMnFr0<>

・・・
・・・・・
=====
(翌日 7610プロダクション 会議室)


シュウ「しかし…」

シュウ「お前にしては珍しいな。部下を労うなど…」

シン「だが、何故軽井沢へ?」

サウザー「奴らの滞在期間中、軽井沢には…」

サウザー「あのSNK(修羅の国)局の猛者共も遠征に向かっている」

シュウ「し、修羅の国!?」

サウザー「避暑地の涼やかさを吹き飛ばす様な、地獄の合宿を執り行なうと耳にしてな」

サウザー「こっそりエントリーさせておいた。怠け切った奴らには良い薬だろう」

サウザー「今後も休む暇なく貴様らを酷使させる……という聖帝からの遠回しのメッセージだ」

シン「鬼だな…」

サウザー「我がプロダクションはまだまだ発展途上! いちいち一喜一憂している時間など無い!」

サウザー「常に制圧前進の姿勢で覇権を目指すのだ!」

サウザー「これから南斗DE5MENを筆頭に、通常営業に加え、アニメ化に向けた宣伝活動も行っていくからな!」

サウザー「貴様らも覚悟しておくがいいッ!」

シュウ「……」

シン「とりあえず…アニメ化おめでとう」





続かない。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/23(火) 00:49:49.11 ID:exBIt7ck0<> 乙
次回はスカウト組や短期移籍組の出番もあるといいな
<>
◆IChdy0b67U<>saga<>2015/06/23(火) 00:51:22.03 ID:2jFoMnFr0<> 以上です。ありがとうございました。
アニメ化おめでとう!
しばらく間を空けるか、これで終るかもわからんが、取りあえずありがとう! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/23(火) 00:59:32.42 ID:92bs90q/O<> 乙です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/23(火) 01:18:32.36 ID:fh02b3RM0<> 乙です、また続きがくることを祈ってます
スカウト編はもちろん、料理クラブみたいなスカウト済みの娘での話も楽しみです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/23(火) 01:24:40.04 ID:IY3ypoiw0<> 乙ー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/23(火) 02:16:00.74 ID:po8tvGFMO<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/23(火) 08:18:41.76 ID:Bpup9eYno<> 乙!

一度に全員出すと作者が大変だからこういう風に人数絞って短編でもいいと思う
次はまた違う組み合わせが見たいな。また待ってる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/23(火) 17:13:56.42 ID:F3tmCE4BO<> 乙です。
危なかったなシン、そして強く生きろ四人共。 <>