◆00ZRE1DaEk<><>2015/07/14(火) 15:17:05.79 ID:HMiC0BAtO<>ここは安価で指名された艦娘の小話を>>1がひたすら書いていくという>>1による>>1のための修行スレです
暇な方は是非お付き合いください


注意

・ここはあくまでも>>1の修行するためのスレです。話のクオリティは察してください

・なるべく早く投下したいと思いますが、投下が来なくとも長い目で見てあげてください

・>>1はスレタイから想像できるような偏った内容しか書けません。ご了承ください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436854625
<>【安価】提督「変わってしまった彼女達」【ヤンデレ注意】
◆00ZRE1DaEk<><>2015/07/14(火) 15:17:43.27 ID:HMiC0BAtO<>
【済】

青葉、秋月、足柄 、朝潮、春雨
五月雨 、暁、筑摩、呂500、あきつ丸
千歳、天津風、初霜、舞風、朧
皐月、摩耶、時雨、三日月、利根
白雪、マックス、浜風、古鷹、武蔵
瑞鳳、大和、長波、大鯨、赤城
大鳳、深雪、千代田、金剛、長良
三隈、扶桑、瑞鶴、榛名、夕張
葛城、阿武隈、文月、雷、清霜、翔鶴、響、磯風、曙、山城、陽炎、吹雪、如月、能代 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/07/14(火) 15:18:57.02 ID:HMiC0BAtO<> 前スレ
【安価】提督「狂ってしまった彼女達」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425044451/ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/14(火) 15:26:01.78 ID:WvY+ESL1o<> たておつー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 07:30:10.47 ID:YwtuaG2b0<> 立て乙
本文書かないと落ちるぞ <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/07/15(水) 12:33:08.21 ID:7KMsnycoO<> 「阿武隈ちゃん、良いなぁ……」

部屋で布団に横になりながら、名取は思わず呟いた。

「最近提督さんと一緒にいる……」

頭の回転は早くなり、思考に拍車がかかる。

「私もお話したいのに……」

巡る思考の末、彼女の中であるものが込み上げてきた。

だがそれは嫉妬や怒りではない。

「うっ…………ぅえっ……っ……」

彼女の胃袋は入っていたものを逆流させ、それを布団にぶちまけた。

「…………ふぅ…ふぅ……ふふっ」

呼吸を整えた彼女は、目の前の惨状を見て笑う。

「名取、入るよー…………名取!?」

返事を聞かずに扉を開けた由良は、その光景を見て一歩下がった。

「また!?大丈夫!?」

「…………うん、悪いんだけど――」

「提督呼んでくる!!」

「お願い……」

慌てて出ていく由良を、名取は笑顔で見送った。


【条件反射】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/07/15(水) 12:35:08.83 ID:7KMsnycoO<> 名取は一途なヤンデレにしてもよし、少しズレたメンヘラにしてもよし

ヤンデレ注意って言っておいて初っぱながメンヘラでしたが、今後ともよろしくお願いします <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 12:59:44.45 ID:2oXo7/wbo<> ういたておあ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 12:59:48.40 ID:KgpYDTDGo<> 想像妊娠…? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 13:08:08.24 ID:Bv51nm4Zo<> 中に誰もいませんよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 13:58:43.06 ID:R/4uDjH/O<> いや普通に吐いた時は提督が自分だけを見てくれるって話だろ
想像妊娠に繋がるとか絶対ここの読者の方が病んでる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 14:10:26.27 ID:KgpYDTDGo<> お、おう褒められた/// <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2015/07/15(水) 14:35:19.82 ID:YHX20jZjO<> 想像妊娠……その発想はなかった

君たちの創造力と私の文の下手さが合わさり最強に見える <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 15:16:40.11 ID:Kprr9+n2o<> 提督は頭がおかしくなって死ぬ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 16:04:38.18 ID:A5j9f2N/0<> 病んでるというか読解力なさすぎ池沼はだまってろ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 16:13:11.17 ID:/nyV/wfAO<> キチガイを普通に理解してはいけない
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 19:13:10.07 ID:m7WRkHMDO<> ウチの名取もこうなってるのか…


指輪は大和にあげたけど心はキミのモノだから <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 19:40:41.10 ID:I8aJsk3Ho<> >>17
大和「<●><●>」

そういや大和ってもう出たっけ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 19:42:18.29 ID:wpZAd7PXo<> >>18
出てる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 19:45:26.17 ID:f2hHF7V7o<> 武蔵がインパクト強すぎて大和どんなだったか忘れたな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 19:49:01.88 ID:wpZAd7PXo<> >>20
たしか引っ越しても引っ越ししても押しかけ女房してくるって話だったはず <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/07/15(水) 21:50:43.50 ID:fMwSw0g9O<> 皆話を覚えてくれていて感無量

2200に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 22:00:00.08 ID:1wpBhmQ/O<> 衣笠 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 22:00:00.55 ID:9U1+L6AwO<> 野分 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 22:00:00.66 ID:Md8kUR9Lo<> 初雪 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 22:00:13.94 ID:XwiezgOFO<> 雪風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 22:00:18.66 ID:thQsIuKp0<> 北上 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 22:00:22.54 ID:T+g+cSMG0<> 電

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 22:01:15.35 ID:thQsIuKp0<> はやい……はやくない? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 22:01:59.69 ID:1wpBhmQ/O<> いつもこんなもんやろ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 22:02:54.44 ID:Md8kUR9Lo<> がっさにおまかせ <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/07/15(水) 22:05:06.04 ID:fMwSw0g9O<> >>30そんなすましたようなことを言いつつちゃっかり取ってるお前が好きだぜ

衣笠了解 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 22:48:21.48 ID:B0MYP4Yso<> 更新きてたー
そしてまさかのゲロインですか・・・イイネ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/16(木) 09:26:26.24 ID:YWsn398Lo<> 衣笠さんにお任せするしかないなww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/16(木) 22:00:07.44 ID:BvgJHSZcO<> 飛鷹 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/07/21(火) 22:15:17.57 ID:ebaJY9h1O<> 「提督?どうしてさっき青葉を見てたの?」

笑顔で尋ねる衣笠だが、その笑顔の奥から怒りが漏れている。

「提督は、衣笠さんが好きなんでしょ?青葉なんか放っておいて、衣笠さんのことを見て欲しいなぁ〜」

「いや……」

衣笠は提督の頭をつかみ、有無を言わさず強引に首を回す。

「ねぇ。衣笠さんからしたら、それは浮気なのよ?」

「これで浮気って……」

この職場ではやっていけないじゃないか。
そう言おうとしたが、それよりも早く衣笠が口に手を被せた。

「このまま言うこと聞いてくれなかったら…………衣笠さんは何しでかすかわからないわよ?」

笑っていない瞳は提督の心を射抜く。

「ね?」

「…………」

「ね?」

「………………」

「ね?」

「……わかった」

「よかったわ」

苦悩の末に折れた提督が頷くと、衣笠は何事も無かったかのようにあっさりと手を離した。

「いい?愛しい衣笠さんとの約束よ?」

飄々とした身のこなしで扉まで行くと、一旦立ち止まり提督に振り返る。

「もし破ったら、提督達に針千本飲〜ます♪」

冗談のようなことを言い残し、笑いながら衣笠は出ていった。


【仮面】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/07/21(火) 22:17:54.11 ID:ebaJY9h1O<> 今月中は忙しく、来れないと思います。ご了承下さい(土下座)

↓2230に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/21(火) 22:30:00.15 ID:uE5ll+yJO<> ビスマルク <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/21(火) 22:30:04.13 ID:IHVnrHK2o<> 阿賀野 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/21(火) 22:30:10.95 ID:Qjj7UYr1o<> 鳳翔  <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/21(火) 22:31:48.88 ID:ZBQQfLAlo<> 初雪 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/07/21(火) 22:36:03.46 ID:ebaJY9h1O<> れでぃ(大)了解
やはり予告なしで安価取ると人が減るもんですね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/22(水) 08:42:00.16 ID:YCihXlA/O<> でっかい暁の病みとか俺得 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/28(火) 19:37:45.01 ID:iidIbPbz0<> 続きを待ってるぞー! <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/08/01(土) 00:01:40.69 ID:1fz/1F990<> 「やったわ!」

嬉々とした叫びをあげながら、ビスマルクは突然執務室に入ってくる。

「ビスマルク……ノックを――」

呆れ顔で注意を促そうとした提督の目に写ったのは、いつもの彼女ではなかった。

「あなたの言ってた金剛型、私の方が強かったわ!」

自慢げに胸を張る彼女の頬を水滴が滑る。それは赤い軌跡を作り、ポタリと床に落ちた。

「……あっ、これは私のじゃないわよ!?私があいつら相手に血を流すわけないじゃない!」

慌てて頬をぬぐった彼女の左手は、滴るほどの血で真っ赤に染まっていた。

「お前…………」

「これで、堂々と私をあなたの秘書に任命しても良いってことよ?」

期待に満ちた目が放つプレッシャー。
ここで首を横に振れば……。その先を想像して、提督の背中に冷たい何かが走った。

「……何てことを」

「…………何?あなたが言ったのよ?『金剛型の方がいい』って。つまり、あいつらがいなくなれば私の出番よね?」

そんなつもりで言ったわけではない。
そう叫ぼうとしたが、急激に渇いた口は開かない。

「言ったわよね?嘘じゃないでしょう?」

「…………駄目だ」

「……なにいってるの?」

聞いたこともない声に提督は耳を疑った。

「あなたが教えてくれたのよ?あいつらが邪魔だって……あれは嘘だったの!?」

先程までの自信に満ちた目は、今や絶望と怒りの色に染まっていた。

「そんなわけ無いでしょ!?………………あっ」

うって変わったような軽いトーンに提督の体は強ばる。

「確か……長門?あいつもいたわね……」

「!…ま……待て!」

その声は、意気揚々と出ていった彼女の耳には届かなかった。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/08/01(土) 00:04:23.13 ID:1fz/1F990<> エタったと思った?残念!エタっていませんでした!

↓0015に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/01(土) 00:14:53.92 ID:glu0VQfqO<> 野分 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/01(土) 00:14:59.34 ID:OB0+KpmSO<> 明石 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/01(土) 00:15:01.54 ID:1gDN4LF50<> 足柄さん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/01(土) 00:16:31.58 ID:1gDN4LF50<> 書き込んでから済んでる事に気付く俺・・・ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/01(土) 00:16:54.12 ID:zgrHP9g7O<> ちゃんと確認しろや <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/08/01(土) 00:17:01.23 ID:1fz/1F990<> 明石了解 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/01(土) 01:03:49.65 ID:e9mrciL50<> なんかビスマルク既視感凄いゾ <> ◆00ZRE1DaEk<><>2015/08/01(土) 01:15:00.82 ID:OJg22/xoO<> それは私自身が一番理解しているつもりです……
あれなんや……そもそも全員書くってのが無謀に近いんや…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/01(土) 09:38:25.92 ID:SpyLk9PDO<> 解体のアイドルや死がゲフンゲフン幸運艦なら別方向に狂ってくれそう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/01(土) 10:32:12.34 ID:Ylcv07ZYO<> 今回は最後にタイトルが無い……
毎回楽しみにしてたのに <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/08/02(日) 21:53:24.07 ID:KyM+wPR9O<> 「提督のなか、あったかいですね……」

興奮気味で息の少し荒い明石が倒れこんできて、耳元で囁く。
その下で横になっている提督は何も答えない。

今は深夜の1時。他の皆は寝静まっている頃だ。

「ひとつになってる……私、提督とこうするのが夢だったんですよ……?」

溢れる液体に臆することなく、明石は奥へと進めていく。

「今……提督と私の体はひとつになっているんです。そう思いません?」

くちゃりくちゃり、手を動かす度に水気のある音が工廠に響く。

「突然で申し訳なく思ってます。でも、我慢できなくて……」

卑屈な姿勢とは裏腹に、その手は動くのを止めない。

「…………あっ」

何かを見つけた明石は感嘆を漏らす。

「これが提督の……」

指先で浮き出た血管を優しくなぞると、提督の体は小さく跳ねた。
それを明石が優しく握ると、提督はさらに跳ねる。

「あぁ……」

明石の悦びの声か大きくなる。

「もう少し……良いですよね?」

返事を聞かずに一旦手を戻した明石は、暇を弄んでいた右手も提督の胸に乗せた。

「片手だけじゃ我慢できません……」

両手を流れるように動かして、へその上辺りまで下ろす。

「ここに……両手を……」

明石の興奮は高まり、祈るように合わせた両手をそこ――ぱっくり割かれた腹の中に突っ込んだ。

「っ〜〜〜〜!!」

体重をかけたこともあって、両手は一気に肘まで入った。
感じたこともないような幸福感の波が明石を襲う。

「あぁ……あぁ……!」

心臓をもう一度手探りで見つけた彼女は、それを両手で包み込んだ。

「私と提督はひとつになってますよ……♪」

とろけきった顔の明石は、動かなくなった心臓をいつまでも握っていた。


【ひとつ】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/08/02(日) 21:56:39.73 ID:KyM+wPR9O<> >>56これ楽しみにしてくれていたんですね……嬉しい

ビスマルクは何度見ても納得できないんで、思い付いたら書き直します


>>2215に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/02(日) 22:14:58.88 ID:vGKpOiRrO<> 夕雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/02(日) 22:15:00.30 ID:WPjhFfwr0<> 卯月 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/02(日) 22:15:00.31 ID:yK3S8aQ0O<> 那珂ちゃん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/02(日) 22:15:00.65 ID:f6t+n4WoO<> 鬼怒 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/02(日) 22:15:03.01 ID:57tmjuSro<> 阿賀野 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/02(日) 22:15:03.19 ID:NwL29w+CO<> 霧島 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/08/02(日) 22:18:45.86 ID:KyM+wPR9O<> うーちゃん! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/02(日) 22:24:21.10 ID:WPjhFfwr0<> うーちゃん! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/03(月) 03:17:14.39 ID:yhKbV8zbo<> 提督解体かよ〜 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/03(月) 08:06:57.45 ID:botC7zgno<> カーンカーンカーン <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/08/12(水) 21:44:29.23 ID:w4+xMLEJO<> オモシロイゾー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/12(水) 21:45:22.20 ID:PABhESD7O<> ageんなゴミクズ <> ◆00ZRE1DaEk<><>2015/08/19(水) 17:44:11.24 ID:zk47O1NoO<> 「さっきまで……卯月は何をしてたの?」

笑顔で部屋に戻ってきた親友に、弥生は恐る恐る尋ねる。

「んー……なんのことだぴょん?」

真っ暗な部屋。廊下から射す光が卯月を後ろから照らす。
彼女はいつもより口角をあげ、不気味に笑った。

「何って……!」

「司令官に抱きついたこと?それともちゅーしたこと?それとも……」

挑発的な笑いで言葉を濁す卯月。
弥生にとって何もかもが信じられないものだった。

「……なんで?」

垣間見たのは一瞬だったが、卯月は強引に提督と抱き合っていた。
椅子に座ったままの提督の手足を縛って、マウントを取っていたのだ。

「うーちゃんと弥生って、仲良しだよね?それで、弥生と司令官も仲良し」

司令官という言葉に弥生の左手がピクリと反応する。
その薬指には、数日前に貰ったリングがあった。

「そして、卯月と司令官も仲良し。だったら、皆で仲良くするのが一番だぴょん」

「違っ――」

「何が?うーちゃんと司令官の仲を悪くして、弥生と司令官が仲良くなるのがいいの?そんなのずるいよ。うーちゃん達、友達でしょ?」

有無を言わさず捲し立てる卯月は、弥生が見たことが無く、狂気をはらんでいた。

「だから、ね?」

音もたてずに近づく卯月から逃げられず、弥生はそのまま手首を握られる。

「三人で、仲良くしよ?」

その手をほどくことは、弥生には出来なかった。


【友達】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/08/19(水) 17:48:15.74 ID:zk47O1NoO<> 推敲頑張ってたと思った?
残念!ロークオリティでした!

ふざけましたすみません。島風がなんでもするんで許してください

>>2200に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/19(水) 17:49:38.69 ID:Ji6CnfN/o<> いや、このクオリティーはありだぴょん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/19(水) 17:50:54.40 ID:VDZfOImJ0<> よっしゃあ!島風今すぐ俺の前立腺を開発しろ!
乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/19(水) 21:29:58.27 ID:90Lz63ooo<> かわいいぴょん! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/19(水) 21:59:29.06 ID:HG9ZheHDO<> 羽黒 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/19(水) 21:59:51.00 ID:3Rh+c3v3o<> 五十鈴 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/19(水) 21:59:54.92 ID:lT8ZD7xQ0<> 北上 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/19(水) 22:00:01.92 ID:Tgt69KKPo<> 野分 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/19(水) 22:00:03.16 ID:5pF3YnmSO<> 大淀 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/08/19(水) 22:32:29.07 ID:Yz+HJkcaO<> 野分了解です

夕暮れの体育館倉庫で速吸ちゃんに袖を軽く引かれながら先輩と呼ばれたいだけの人生だった <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/09/05(土) 22:42:37.06 ID:Ppnl0T3O0<> 「こら!舞風!」

「ひゃっ!?」

廊下で踊っていた舞風は、襟首を野分に後ろから引っ張られてよろめいた。

「もー……なにするの?」

舞風が不機嫌な文句を垂れて振り向くと、睨む野分と苦笑いの提督の姿があった。

「あっ!司令!」

「ははは……踊るのはいいけど、もう少し人のことも考えような」

「はーい!」

元気のいい返事をあげる舞風と、満足そうに頭を撫でる提督。

「……………………なぜ」

そんな二人を少しだけ離れたところから眺める野分が言葉を漏らしたが、二人には聞こえなかった。

「……あれ?野分どうしたの?顔が怖いよ?」

「…………いえなんでも」

そう野分は答えるが、何故か気分が晴れない。

「じゃあ司令!今度一緒に踊ろう!ね?」

「あぁ、いいぞ」

笑いあう二人。野分は吐き気に似た気持ち悪さを感じた。

「……そろそろいきましょうか」

野分は逃げるように提督の手を引くが、提督は動かない。
逆の手を見ると、舞風ががっしりと掴んでいたのだ。

「ねぇ!まだお話しようよ!」

「っ!」

気がつけば、言葉よりも先に拳が飛んでいた。

「…………」

「いったぁい!」

「司令は忙しいんです。離してください」

淡々と告げる野分の中に罪悪感は無く、むしろ清々しさまで感じていた。

「お、おい……」

「放っておきましょう。司令はこちらへ」

突然のことにあわてふためく提督を半ば強引に引っ張る野分は、今までに無いほどの笑顔だった。


【予兆】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/09/05(土) 22:45:58.23 ID:Ppnl0T3O0<> 間が空いたのでリハビリ程度の軽いジョブから

↓0000に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/06(日) 00:00:04.66 ID:iRHa+rzSO<> 長門 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/06(日) 00:00:04.84 ID:LFZ2yzOCo<> 秋雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/06(日) 00:00:05.15 ID:8gRUseJXo<> 那智 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/06(日) 00:00:05.79 ID:uXgw0N6X0<> 山城
出たっけ? <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/09/06(日) 00:07:21.10 ID:A6C9aC2y0<> ながもん了解。この娘は今回のイベで良く頑張ってくれました
まだ一日あるんで、終わってない方は頑張って下さい

>>87出ましたね。正直何を書いたか覚えてませんが <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/06(日) 00:13:33.12 ID:PGGVGZJDO<> 軽いジャブでも気が晴れるなんて野分は心が広いな(違 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/06(日) 00:41:06.34 ID:2i+A/FPd0<> 前スレが落ちて出た艦娘が把握できない致命的状態 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/06(日) 00:43:30.44 ID:WYb8/0CeO<> SS速報は過去スレ覗けるやろ <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/09/06(日) 01:42:55.37 ID:A6C9aC2y0<> 【済】

青葉、秋月、足柄 、朝潮、春雨
五月雨 、暁、筑摩、呂500、あきつ丸
千歳、天津風、初霜、舞風、朧
皐月、摩耶、時雨、三日月、利根
白雪、マックス、浜風、古鷹、武蔵
瑞鳳、大和、長波、大鯨、赤城
大鳳、深雪、千代田、金剛、長良
三隈、扶桑、瑞鶴、榛名、夕張
葛城、阿武隈、文月、雷、清霜、翔鶴、響、磯風、曙、山城、陽炎、吹雪、如月、能代、名取、衣笠、(ビスマルク)、明石、卯月、野分、長門

これが現在の既出艦娘ですね <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/09/06(日) 01:45:29.63 ID:A6C9aC2y0<> 青葉、秋月、足柄 、朝潮、春雨
五月雨 、暁、筑摩、呂500、あきつ丸
千歳、天津風、初霜、舞風、朧
皐月、摩耶、時雨、三日月、利根
白雪、マックス、浜風、古鷹、武蔵
瑞鳳、大和、長波、大鯨、赤城
大鳳、深雪、千代田、金剛、長良
三隈、扶桑、瑞鶴、榛名、夕張
葛城、阿武隈、文月、雷、清霜
翔鶴、響、磯風、曙、山城
陽炎、吹雪、如月、能代、名取
衣笠、(ビスマルク)、明石、卯月、野分
長門 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/06(日) 02:18:59.78 ID:7SE2Qg5SO<> まあこんくらいの仕事なら軽いジョブだな確かに <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/06(日) 06:02:53.88 ID:2i+A/FPd0<> ありがてえ <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2015/09/06(日) 07:56:31.23 ID:A6C9aC2y0<> >>94ジャブと間違えたんだよ言わせんな恥ずかしい……あれ?デジャブ <> ◆00ZRE1DaEk<><>2015/09/15(火) 15:47:33.89 ID:RR+U3zapO<> 「なぁ、ビスマルク。辛くないか?」

突然のことに隣に立っていたビスマルクは面食らった。

「……何よ今さら」

だが、すぐにいつもの高飛車な調子に戻り鼻で笑い返す。

「逆に、あなたの目の代わりが私以外の誰に務まるのかしら?」

「確かにそうかも知れないが……」

不慮の事故で視力を失った提督を支え続けているビスマルク。かれこれ2年の月日が流れた。
当然除隊を覚悟していたのだが、ビスマルクの説得により大本営は彼を除隊させなかったのだ。

「私以外に誰もいないわよ?」

自信満々に宣言するビスマルク。だが彼女に勝るほど提督のそばにいた者はいないのも事実。
だからこそ、提督は彼女を心配しているのだ。

「だからって、働きすぎじゃ無いか?金剛とか大淀とかにも頼んで良いんだぞ?」

「……そうね、考えておこうかしら」

冷めた物言いは彼の気遣いをあしらっているようにも聞こえた。

「でも、私があなたの指示を仰いで皆に伝える。これで良いじゃない」

「…………そこまで言うなら」

提督は難しい顔で唸っていたが、渋々と口を閉じることしかできない。彼女がいなければ生活も仕事もできない彼は、悪く言えば彼女の傀儡に過ぎなかった。

「じゃあ、先程のとおりに皆に言ってくるわね。私が戻るまでトイレが我慢できなかったら、最悪漏らしても良いわよ?」

「……あぁ」

その返事に満足した彼女は、部屋の鍵をポケットから取り出す。

「………………よし」

南京錠を解除して、何重にも絡まった鎖を解き終えたビスマルクは一息ついた。

「じゃあ、行ってくるわね」

ようやく開いた扉をくぐると、彼女はすぐに閉め、外から同じように鍵をかける。
いつものことだ。

「…………はぁ」

提督は深くため息を吐きながら、暫く見ていない部下たちを思い出していた。


【鎖国】 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/15(火) 16:06:27.56 ID:jJJUR5ujo<> 不慮の事故(意味深) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/15(火) 16:33:01.26 ID:s1Sbn3v50<> お、ビスマルク書き直しか? <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/09/15(火) 16:45:40.03 ID:T4e+tef50<> >>98私以外に誰もいない(意味深)

>>99ですね。 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/09/15(火) 16:47:59.73 ID:vx0+sGrpO<> 途中で送信してしまいました

あくまでビスマルクのやり直しですので、長門が出来たら安価取らせてもらいます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/15(火) 18:22:23.33 ID:1Jla/MlWo<> ボキャブラリーに脱帽
見習いたい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/15(火) 18:42:57.59 ID:Gp4HUQrHo<> 説得…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/28(月) 10:29:14.06 ID:L4LzlGuSO<> そろそろ書かないと落ちないか? <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/09/29(火) 13:24:15.98 ID:7Dcyfe2hO<> 「提督じゃないか!」

「……おう」

長門は俺とは対称的なハイテンションで声をかける。

「随分久しぶりだな。もう少し顔を見せてくれてもいいだろう?」

「……ちょっとな」

「ふむ……やはり忙しいのだな。なんせあの大きな鎮守府だ。見舞いに来れなくとも仕方あるまい」

「…………そうだな」

長門は俺の秘書艦だった。
今こそここに入ってはいるが、彼女は俺の最も信頼する部下だったのだ。

「……それよりどうだ?最近、何か進展はあったのか?」

あの事件の話を彼女は知りたいのだろう。彼女はトーンを落として耳打ちする。

「……いや、さっぱりだ」

「そうか……提督の一番近くにいた私としても、それは悲しいな」

あの事件……金剛が、俺がプロポーズした翌日に長門の部屋で殺されていたのだ。

「早く真相が掴めるといいな……」

哀愁漂う長門。あの時彼女は血まみれの手で頭を抱えていたのだが、その時の記憶など何処かへ飛んでいってしまったのだろうか。

『違う、私じゃない……私じゃないんだ……』

俯く彼女を見ると、あのときの異様な光景がブラッシュバックする。

「っ……元気がいいようで安心したよ。そろそろ帰るとしよう」

「ああ。医者は教えてくれないが、そろそろ退院出来るはずだ。鎮守府で待っていてくれ」

あの日周りが見えていなかった彼女とは別人のように、落ち着いた態度で手を降る。

「…………じゃあな」

一見治ったように見える彼女を背に、俺は監獄をあとにした。


【狂気】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/09/29(火) 13:30:23.87 ID:7Dcyfe2hO<> >>104せ、セーフ…(震え声)

>>↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/29(火) 13:31:21.01 ID:8v03C9Rl0<> 秋津洲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/29(火) 13:31:43.70 ID:cP8GjknsO<> 大淀 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/09/29(火) 13:34:31.32 ID:7Dcyfe2hO<> 秋津洲かも!
また夜に来れるように頑張るかも! <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/09/29(火) 22:49:50.54 ID:YCB1VENaO<> 「提督!これで私が料理できるってわかった?」

「……あぁ」

料理を出し、胸を張る秋津洲。提督はいつものように頭を撫でる。

「さ、さぁ!早く食べないと冷めちゃうかも!」

赤面する反応は初々しく、通常なら癒されること間違いない。

「ね、美味しい?」

提督が意を決して料理を口に入れた途端に、秋津洲は気持ち良さそうなとろけた顔で尋ねる。

「あぁ……」

無心を貫いてひたすら口に運ぶその姿は、美味しいと答える態度とはほど遠い。

「良かったー」

だが、秋津洲は気にしていない。
彼女は食べてくれさえいれば良いのだから文句は言わない。

「……あー!提督、いただきますって言ってないかも!」

「……そうだったな」

苦虫を噛み潰したような顔で手を合わせる。

「……いただきます」

「どうぞ!愛情たっぷり込めたからとっても美味しいかも!」

笑顔で顔を傾けると、ボブになった短い髪が揺れた。
料理を作ってくれるようになってから、だんだん減る銀髪。
その行方は、目の前のものを見れば明白だ。

「……提督、おかわりいる?」

満面の笑みで秋津洲は尋ねた。


【手料理】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/09/29(火) 22:52:27.53 ID:YCB1VENaO<> (秋津洲持ってないなんて言えない)

↓2300に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/29(火) 22:59:49.77 ID:2ystmfOtO<> 山雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/29(火) 23:00:00.35 ID:S5U+Y7qSO<> U-511 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/29(火) 23:00:06.43 ID:rn1pmHvPo<> 飛鷹 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/29(火) 23:00:08.81 ID:7TIHgjoNo<> 那智 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/29(火) 23:01:23.00 ID:Jc/J8T7mo<> >>113
既出でしょ
同じ艦娘二回って良いのか? <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/09/29(火) 23:08:42.31 ID:5snHemNT0<> たしか前スレで、ユーちゃんぐらいキャラが変わっていたらはOKって言った記憶があります
大鯨龍鳳ぐらいなら同じものとします

なのでU-511了解です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/29(火) 23:09:26.75 ID:S5U+Y7qSO<> >>116
改造して名前も人格も変わるくらいほぼ別人だと思ったけどありだっけ?
まあ駄目なら↓になるのかな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/30(水) 02:24:17.99 ID:o+wPCyhfo<> Uは何しに <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/30(水) 06:58:14.94 ID:Npoy7UR6o<> 鎮守府へ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/30(水) 09:38:24.39 ID:SElou7Cwo<> そんなウスイ・ホンあったな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/10/10(土) 00:33:53.09 ID:YYFacPlE0<> まだでゲスか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/10(土) 00:34:46.69 ID:KXHThnozo<> ageんなks <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/14(水) 21:53:32.45 ID:1q6io1mSO<> そろそろやばいので保守 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/10/15(木) 01:14:39.41 ID:6xw5ToA7O<> 冷たい感覚に提督は目が覚めた。

「……Admiral」

横になったまま左を見ると、せっせと鎖を巻くことに勤しむU-511がいた。

「ゆーちゃん?何を……」

「逃げないように」

答えるU-511の手は止まることなく、むしろスピードに拍車がかかる。

「Admiralは昼も夜もゆーから離れていくから」

「だからってこれは……」

振りほどこうと手を動かすが、すでに腐りはそれを許さないまでにがんじがらめに絡まっていた。

「ゆー、Admiralと一緒にいたいです。おはようもいただきますもこんにちはも……ずっといたい」

何かに囚われたかのような苦しそうな顔で淡々と話すU-511。提督は呆気に取られて言葉を失った。

「でも、Admiralの周りにはでっちやイク、いっぱいいてゆーの場所は無いんです」

ふと鎖の中が動く。
良く見ると、U-511は提督の手と自分の手を一緒に巻いていたのだ。

「でもこれで……今日からゆーがAdmiralの隣」

巻き終えた彼女は満足そうに鎖の塊を撫でる。

「Admiralの手、温かいですね」

鎖の中にある微かな温もりが動くと、絡み合った鎖が音を立てた。


【特等席】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/10/15(木) 01:17:33.26 ID:6xw5ToA7O<> 遅筆で申し訳ないです
あと、感じるであろうデジャヴも申し訳ない

次の娘直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/15(木) 01:18:34.62 ID:mSKjhBToO<> 山雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/15(木) 01:18:57.76 ID:Kz4OTSvdo<> 弥生 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/10/15(木) 01:20:46.29 ID:6xw5ToA7O<> 山雲了解 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/15(木) 22:25:22.92 ID:tWepTju70<> ゆーちゃん腐ってしまったのか <> ◆00ZRE1DaEk<><>2015/10/22(木) 18:26:42.11 ID:QTx/kk8bO<> 「……あれー?」

いつものように水をやりに来た山雲を待っていたのは、枯れ果てた植物だった。

「うーん……お水、足りなかったかなー」

この一角は他よりも一層愛情を込めて育てていたのだ。
それゆえに彼女はショックだった。

「じゃあー肥料も増やそっかー」

枯れた枝を掴み、根ごと引っこ抜く。
土と共に細長い灰色のものが掘り起こされた。

「よいしょ……っと」

小さな枯れ木があった虚に首を傾け髪を垂らす。
山雲は躊躇いもなく根本から髪を切った。

「司令さーん……」

呼び掛けるが、返事が帰ってこないことは承知の上。だが、山雲はそれだけで満たされた。

「司令さんと山雲の子ども、早くできないかなー……ねー」

穴の底に微かに見える細長い黒いものこれは山雲しか知らない特別なもの。

「今度こそー、愛の結晶をつくりましょー」

新たな種を蒔き、周りの土を盛る。

「あとー水もあげないとー」

刃物を当てた手首を盛った土に向け、勢い良く刃を滑らせる。

鮮やかな赤い液体がみるみる滴り落ちる。

「おおきくなーれー」

液体はゆっくりと土に染み込んでいった。


【仏花】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/10/22(木) 18:28:23.68 ID:QTx/kk8bO<> 週一ペースはセーフ(小声)

↓2200に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 18:31:10.77 ID:SQWDBYvDO<> ((οдО;)) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/10/22(木) 18:36:05.35 ID:8QzgNzoDO<> 満潮 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 18:36:43.98 ID:kJu7FAD8O<> 文も読めないage乞食は死んでどうぞ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 18:55:40.11 ID:SQWDBYvDO<> 深海側アリだっけ?

エリリ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 18:58:55.23 ID:Mw8CrMzCO<> 阿呆かお前らは
22時って書いてあるだろうが
なんで乞食は字を読めねえんだよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 21:26:00.33 ID:doX9PW+5o<> 今まで出た子は
青葉、秋月、足柄 、朝潮、春雨
五月雨 、暁、筑摩、呂500、あきつ丸
千歳、天津風、初霜、舞風、朧
皐月、摩耶、時雨、三日月、利根
白雪、マックス、浜風、古鷹、武蔵
瑞鳳、大和、長波、大鯨、赤城
大鳳、深雪、千代田、金剛、長良
三隈、扶桑、瑞鶴、榛名、夕張
葛城、阿武隈、文月、雷、清霜
翔鶴、響、磯風、曙、山城
陽炎、吹雪、如月、能代、名取
衣笠、ビスマルク、明石、卯月、野分
長門、あきつしま、U-511、山雲
だよー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 21:45:17.49 ID:ZnpUnt38o<> ねー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 21:53:53.10 ID:SQWDBYvDO<> リ級 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 21:54:53.05 ID:KiCZXHXdO<> >>140
[ピーーー] <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 21:59:59.00 ID:ImTP0K/5O<> 弥生 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 22:00:00.00 ID:6zLFyCb6o<> 雲龍 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 22:00:00.03 ID:TSanEx9ao<> 飛鷹 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 22:00:00.79 ID:mECMmlmUO<> 夕立 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 22:00:21.15 ID:ZnpUnt38o<> 那智 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 22:00:50.12 ID:ZnpUnt38o<> >>143
やるじゃん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 22:01:19.95 ID:SIQFBAnMO<> >>143
22時ジャストww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 22:01:27.76 ID:mECMmlmUO<> >>143
やるねぇ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 22:01:43.54 ID:TSanEx9ao<> >>143
負けたぜ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 22:03:13.08 ID:6zLFyCb6o<> やったぜ <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/10/22(木) 22:06:28.47 ID:s2dQP7BpO<> マジでビビった……雲龍了解

>>138ありがとうございます

さて、向こうも書き溜めなくては…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/10/23(金) 01:23:43.66 ID:TvpBkOFGO<> >>142
>>143
コンマ1秒差って……………… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/23(金) 01:25:53.80 ID:vQk0ch/EO<> コンマじゃなくて普通に一秒差だし>>144の方が惜しいだろ
あとageんなゴミクズ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/23(金) 13:06:17.63 ID:n9QZaDRlo<> こいつ誰にageるなって言ってるんだ……? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/23(金) 13:14:09.39 ID:OCMOleP5o<> >>155
wwwwww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/23(金) 13:46:41.07 ID:ugKODjgOO<> >>153
コイツにだよ
sageじゃなくてsagaになってんだろうが <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/23(金) 14:18:00.13 ID:lYsUdK5c0<> sagaは作者がつけるから他のスレの作者さんかな?
<>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/11/07(土) 01:28:03.93 ID:YS/nAmBw0<> 「提督……何してたの?」

夜も更けた頃、提督が執務室の扉を開けると暗闇から声がした。
慌てて照明を着けると、白く透き通るような髪が見えた。

「……雲龍か。先に寝ても良いと言ったはずだが」

緊張をとき溜め息をはく。

「待っていただけです。どうして怯えてたんですか?」

「皆寝てると思っていたところに声をかけられたんだ。誰でもビックリするさ」

落ち着きを取り戻した提督は、雲龍の横を通りすぎ机の上に鞄を置いた。

「……疚しいものがあったのでは?」

「……なに?」

振り返ると、睨んでいる不機嫌そうな彼女と目があった。

「大将殿に呼ばれただけだって。そう言っただろ?」

事実、酒の会に顔を出した程度で何もなかった。

「……嘘つき。女性と喋っていたでしょ?」

「いや……そんなことは」

会合に出ていたのは皆同僚の男のみで、まっすぐ帰ってきたため女性にも会っていない。

「提督には私がいるんですから、そういうことも気にしてくださいね」

「話してもダメなのか?……些か厳しくはないか?」

「それぐらい当然です。本来なら提督にも罰を与えたいところです。私はそろそろ寝ますが、今後は注意してください」

釈然としなかったが、雲龍は言うだけ言って出ていったこともあり、特に気に止めることなく提督は布団に入った。

居酒屋の女将が何者かに殺されたということを知ったのは、その翌日だった。


【罪】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/11/07(土) 01:31:43.14 ID:v3AljwxLO<> 次の娘直下

久しぶりで申し訳ないのですが、眠気がMAXなので安価だけ投げて寝ます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/07(土) 01:31:48.35 ID:/RM1RNtDO<> 弥生 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/07(土) 01:33:16.13 ID:GPFDi+nf0<> はっやw <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/07(土) 01:34:39.66 ID:uyGmNdtc0<> そうか?こんなもんだろ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/07(土) 03:10:16.78 ID:o60EgKMAo<> 5秒は早いわw
弥生もなかなか拗らせてそう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/07(土) 06:49:25.00 ID:uFw5Ryyto<> うーちゃんかわいい <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/11/07(土) 08:09:20.52 ID:2hsgeW9NO<> 5秒……え?速くない?

弥生了解 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/08(日) 21:55:36.17 ID:A/ueSSOpO<> ここのイッチにはヤンデレストーカーが張り付いている、と <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2015/11/15(日) 22:42:18.97 ID:06cVhTjM0<> 「しれーかん!!」

卯月が叫びながら必死に手足をバタつかせる。
だが彼女の体は柱に括り付けられ、届くのは悲鳴のような声ばかり。

「すまない……すまない……」

提督は涙を流しながら、同じ言葉を繰り返す。
彼は手足をベッドに縛られてはいるものの、抵抗せずに状況を受け止めていた。

「どうして謝るんですか?」

そんな提督の上で弥生は淡々としていた。

「弥生、怒ってなんかないですよ?」

その声はむしろ明るく、彼女が今感じている幸福の一部が醸し出されていた。

「弥生!止めてよぉ!!」

「なんで?卯月は司令官をいつも独り占めしてたんだから、いいでしょ?」

卯月がどれほど泣き叫ぼうとも、一心不乱に動かす腰を止めることはない。

「こんなのおかしいっぴょん!!」

涙をとめどなく流す姿は、いつもの彼女とはかけ離れたものだった。

「うーちゃんはしれーかんの奥さんだもん!!当たり前のことだぴょん!!」

「……それは、弥生が我慢したから」

「っ!!」

「卯月は知ってたよね?弥生が我慢してたこと」

「そ、それは……」

卯月は言い返せずに目をそらし、そんな彼女を弥生は満足げに見た。

「秘書艦も譲った。チョコも渡さなかった。卯月がいたら提督に会うのをやめた」

卯月が閉口しても、弥生は吐き出し続ける。

「海にも夏祭りにも行かないでお留守番。親友の卯月の頼みだったから弥生は我慢した」

「ご、ごめんなさい……」

「怒ってないよ?言えなかった弥生が悪かっただけ。でも……」

動いていた腰が止まるのと、提督が一瞬息を詰まらせたのはほぼ同時。
卯月は何が起こったのか理解した。

「これくらいは許してくれるよね……?」

弥生は自分の下腹部を撫でながら柔らかな笑みを浮かべた。


【我慢】
<>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2015/11/15(日) 22:45:49.75 ID:06cVhTjM0<> >>167申し訳ないがリアルはNG

↓2300に一番近い娘
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/15(日) 22:59:26.85 ID:MO3t94VDO<> 日向 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/15(日) 22:59:49.04 ID:UyK1x4gxo<> 鳳翔 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/15(日) 22:59:58.81 ID:INQIz17zo<> 早霜 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/15(日) 22:59:58.94 ID:lF3qk/b5o<> 加賀 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/15(日) 23:00:00.17 ID:ggeGe3Af0<> 北上 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2015/11/15(日) 23:12:09.47 ID:06cVhTjM0<> 北上様だよ〜

別の世界線では砂糖作っているというのに…… <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2015/11/18(水) 01:57:05.78 ID:Kin29WyR0<> 「大井っちさぁ……自分のしたことわかってる?」

親友に溜息を吐きながら問う彼女は、いつもどおり飄々とした態度でニヤリと笑う。しかし眉間にはしわが寄り、目の奥には怒気がはっきりと見えた。

「きた……っ」

「全然わかってなさそうだね……っ」

倒れている大井に容赦なく蹴りを入れる。抵抗する力も残っていない彼女はされるがままにそれを受け入れた。

「提督が金剛さんとケッコンて……笑っちゃうよね。提督のことを一番わかってるのは私なのにさ」

北上は自虐のように苦い笑みを浮かべた。

「なのに、大井っちが邪魔するから提督と私の時間は減って……ねぇ!」

今度の蹴りは嫌な音を立てて体にめり込んだ。

「あばら、折れちゃったかな……ねぇ、私が大井っちの相手してた時間わかる?一日30分だよ?」

大井の口から血がこぼれるが、北上は見向きもせずに話し続ける。

「一秒でも早く提督に会いたかったのに、親友だからそんなに我慢してたんだよ?そのせいで提督は間違えちゃって金剛さんにコクっちゃってさぁ……これって大井っちのせいだよね?」

心か身、あるいは両方の痛みからか、大井の目には涙が溜まっていた。

「……反省してるみたいだから今日のところは許してあげる」

用意していたバケツをひっくり返して大井にぶっかける。
修復材の効果で彼女の外面の傷はきれいさっぱり無くなった。

「…………」

「私、今から金剛さんに会いに行くけどさ、邪魔なんかしないでよ?親友なんだからそのくらい考えてよね」

「…………ごめん……なさい」

大井の口から無意識にこぼれる謝罪。それは一種の防御反応だった。

「じゃあ、そういうことで」

そう言って北上は、いつもどおり飄々とした態度で執務室へ向かった。


【親友】
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/18(水) 02:02:01.13 ID:ajKT4mZq0<> 大井っちの逆襲 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2015/11/18(水) 02:02:12.67 ID:Kin29WyR0<> 一方的に蹴られている大井っちを想像したら……なんていうか……その…下品なんですが…フフ……ry

次の娘直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/18(水) 02:05:48.98 ID:Jkyzc8Wao<> 夕立 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/11/18(水) 02:07:55.54 ID:cxP/aQcdO<> ぽいぬ了解

そういやあんなに出しておいてまだでしたね <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/12/05(土) 17:02:58.53 ID:fLn6vCf2O<> 「提督さん!」

返事を待つどころかノックもせず、夕立は執務室に飛び込んできた。

「ど、どうした!?」

ただ事ではないと直感した提督が立ち上がる。

「夕立のこと、嫌いになっちゃったの!?」

「…………は?」

だが、彼女の口からは予想外の言葉が飛び出た。
状況が飲み込めず、提督はすっとんきょうな声をあげた。

「あんまり悪戯してたら、夕立のこと嫌いになるって時雨が言ってたの!!ねぇ、夕立のこと、嫌い?」

「……なるほど」

不安に駆られ視線が忙しなくぶれる彼女は、いつ崩壊してもおかしくないほどの涙を目に溜めている。
だが提督は、当然ながら時雨がついた方便とすぐにわかった。

「あのな……」

諭そうと思い口を開くと、怯えた目を向けてビクリと体を大きく震わせた。

たまには意趣返しも悪くない。
いつもとは違う夕立を見て、提督の中の悪戯心がそう唆した。

「…………提督さん?」

「……そうだな。実はかなり前から嫌気がさしてきていたんだ」

「!!…………」

夕立の顔は絶望により青ざめていく。
その変化は暗くなるというよりも、表情が消えるといった方が的を射ていた。

「…………っ」

「!おい!!」

その数秒後、夕立は自然な流れで主砲を自分の頭に向け、引き金を引いた。

提督が咄嗟にその手を叩く。
砲口を上へずらしたのと、そこから音がしたのはほぼ同時だった。

「……提督さん?」

「おまっ……なにやって……」

提督は怒りと困惑と恐怖で言葉が続かない。

「夕立のこと、嫌いになったんでしょ?なら、夕立は生きてても意味無いっぽい」

「…………」

理解が追い付かない提督に追い討ちをかけるように、再び手を頭に当てる。

「すまん!!嘘だから!!」

「……え?」

「嫌いになんかなってないって!」

そこで夕立は、ようやく手を下ろした。

「……なーんだ、ビックリしちゃった」

騙されたことが面白かったのか、打って変わってケラケラと笑いだす夕立。

「そんな嘘言ったら、夕立悲しくなるからやめてね?」

二度としまいと、提督は強く誓った。


【意趣返し】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/12/05(土) 17:08:22.96 ID:fLn6vCf2O<> 小鬼と戯れていたら時間と資源がものすごいスピードで消えていく
修正前のあれを潰してた人を崇敬します

↓2200に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/05(土) 21:44:37.52 ID:4E6LgncAO<> グラ子(実装されてなきゃ無理かな?) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/05(土) 21:59:57.57 ID:K57eQiOM0<> 蒼龍 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/05(土) 21:59:58.62 ID:zAtiyR6So<> 鳳翔 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/05(土) 21:59:58.72 ID:PGrEgSPgo<> 鈴谷 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/05(土) 21:59:59.56 ID:le1ypWUn0<> 龍田 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/05(土) 21:59:59.73 ID:ZUDN+i0P0<> プリンツ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/05(土) 21:59:59.85 ID:BD2isWAX0<> 朝雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/05(土) 22:00:00.04 ID:40A8KUwPo<> 間宮 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/12/05(土) 23:04:21.71 ID:NnvTAtdYO<> 間宮了解

>>183大丈夫ですよ。私の鎮守府には着任しているので(ゲス顔)

今思ったんですが、イベの度に増えることを考えたら全艦娘って無謀なのでは…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/05(土) 23:40:43.00 ID:zSEssHVwo<> 次のイベントがくる前に既存の艦娘全員やってしまえばいいのです(プラズマ並感) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/06(日) 00:11:45.35 ID:IkiBT1KDo<> まあ、そうなるな。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/06(日) 00:46:28.84 ID:qsEQx9jco<> 一日二人以上書けば追いつくんじゃね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/06(日) 01:55:38.75 ID:kT3ny5ilo<> 終わらせる必要はないでしょ(ゲス顔) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/06(日) 03:57:08.08 ID:5bteCvgVo<> ハゲそう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/06(日) 13:40:29.05 ID:uHebE/oDO<> >>191
毎週新しい娘が増える訳じゃない

週二人以上書けばいずれ追い付く <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/12/06(日) 18:28:27.54 ID:eV0Aa+J2O<> 「はい、提督?」

間宮は身動きのとれない提督の顔を覗き込みながらスプーンを差し出す。

「あーん」

「…………っ」

しかし提督は、断固として口を開こうとしない。

「提督?あーんですよ?」

あやすように同じ言葉を繰り返しながらスプーンを口許に押し付ける。

「………………」

「……もう」

溜め息を吐いた間宮は一旦スプーンを皿に起き、提督の頬に両手を当てる。

「んっ………」

小さく唸る提督を無視してグリグリを親指を推し進めて行く。
強引に奥歯まで突っ込んだ間宮は、そのまま容赦なく顎をはずした。

「っああああああぁぁぁ!」

痛みを声でしか発散できない提督は吐き出すように叫ぶ。

「はい、あーーーーん」

そんなことを気にせず、間宮は再びスプーンを口に近づける。
今度は障害もなく、提督はすんなりと受け入れた。

「んあっ!?」

突如舌の上に現れたぬめりとしたゼリーのようなものは血生臭く、軽く転がせてみれば短い毛のようなものがチクリと刺さる。

「っ……あ…」

顎の外れた彼は、吐き出すというよりも垂らすといった風に口から追い出そうと下を向いた。

「!ダメです!」

しかし、いち早く気づいた間宮が顎を持ち上げ口を塞いだ。

「んっ!!」

「たとえ提督でも、好き嫌いはダメですよ?」

顎を押さえながら、もう片方の手でスプーンを近づける。

「はい、あーん」

彼女は楽しげにスプーンを突き出した。


【親鳥】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/12/06(日) 18:31:57.47 ID:eV0Aa+J2O<> >>196私は禿げてません。
禿げてませんが、悲しむ人がいるので以下髪の話は禁止

↓1900に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/06(日) 18:37:39.41 ID:PW03SvfLo<> 何を食べさせてたんだ…? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/06(日) 18:40:45.10 ID:o+4d6Q7WO<> 僕は下り物が食べたい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/06(日) 18:59:19.57 ID:uHebE/oDO<> 九十九ま、じゃなかった

飛鷹 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/06(日) 18:59:59.80 ID:h0konb9K0<> 朝雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/06(日) 19:00:00.23 ID:MFNT9g0Ro<> 加賀 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/12/06(日) 19:09:15.36 ID:kj556p/R0<> 朝雲了解

>>200そ、想像の余地(震え声)

>>201私がそのレベルに達して無いんでそれはまだ書けません。代わりに書いてもいいのよ? <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2015/12/13(日) 02:41:03.00 ID:2rbFyZhs0<> 「山雲です〜よろしくお願いしま〜す」

深々と頭を下げる山雲。
提督と秘書艦の朝雲は席を立ち、彼女に歩み寄る。

「……ほぉ、君が山雲か」

じろじろと提督が見ていると、遮るように朝雲が間に割って入った。

「離れなさい!!」

彼女は提督の手を取ったかと思えば、ものすごい力で引っ張り山雲から遠ざける。
何事かと目を丸くするふたりに、朝雲は小さく息を吐いた。

「山雲が嫌がってたわよ」

その言葉に提督は姿勢を正し、山雲は首を傾げた。

「それはすまない……」

「……えっと〜私は〜大丈夫です〜」

しどろもどろな提督に、逆に山雲は微笑んだ。
少しばかり固くなった空気をほぐす声と雰囲気。
和やかなムード。一人が色の違ったものを出していることに二人は気付いていない。

「んん……ようこそ我が鎮守府へ」

安らぐような空気に流されそうになりながらも、提督は咳払いをして手をさしのべた。

「司令さんとは〜仲良くなれそう〜ね〜」

山雲も出された手をにぎろうと右手を近づける。

「――山雲」

だが、その手は声で制止された。

「他の人にも挨拶してきなさい」

「……はぁ〜い、わかtt――」

「さっさと行く!!」

「っ!ではー!」

びくっと体を震わせた山雲は、怯えながらそそくさと執務室をでていった。

「…………」

「なによ」

妹を冷たい目で見送った朝雲は何事もなかったかのように、山雲のために差し出されていた手をとる。

「…………いや、なんでもない」

困惑する提督の手は、痛いほど強く、満足げな朝雲に握られていた。


【権利】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2015/12/13(日) 02:45:00.61 ID:2rbFyZhs0<> wiki見ながら書いてましたが、朝雲がほしくなってきました。譲ってくれる方募集中です

↓1〜3で最高コンマ

ではおやすみなさい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/13(日) 02:47:45.85 ID:92Jr57Qg0<> 龍田 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/13(日) 02:52:59.65 ID:VWYfXReq0<> グラーフ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/13(日) 02:54:58.73 ID:tVXTOz8R0<> 島風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/13(日) 02:55:15.40 ID:DHBtlLJaO<> 霧島 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2015/12/13(日) 12:07:54.77 ID:2rbFyZhs0<> 龍田了解

龍田……烙印……うっ、頭が <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/12/13(日) 17:46:33.65 ID:svsqaDKG0<> 同人誌引きずってるなww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/13(日) 17:47:06.16 ID:svsqaDKG0<> 俺が悪かった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/13(日) 17:59:27.06 ID:EWJ6uYqQ0<> 大丈夫。
阿賀野よりはソフトだから(錯乱 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/14(月) 10:13:26.25 ID:0hFY++IAo<> 朝雲可愛いな… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/16(水) 17:05:20.89 ID:m/Pw8OzS0<> 次の新刊はあきつ丸のヤンデレ本らしいね <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2015/12/17(木) 01:13:29.63 ID:YGqGAS+zO<> らしいですね。数ページ見ましたが、とても楽しみです <> ◆00ZRE1DaEk<><>2015/12/19(土) 00:59:07.59 ID:boYZPpzXO<> 「これ、返しに来ました〜」

「これは……指輪?」

「あっ、勘違いしないで下さいね〜。それは天龍ちゃんの方のですから」

「いや……そうか……まさか返されるとは思いもしなかったよ……っ」

「大丈夫ですよ〜……私はずっといますから」

「……龍田」

「天龍ちゃんにも金輪際近づかないようにしっかりと言っておきましたし、提督が悔やむことは無いですよ〜?……それで〜その指輪、私が貰っても良いですか?」

「?…いや……なんか縁起が悪くないか?」

「大丈夫ですよ〜。取ったときに汚れちゃったので、しっかりと洗っておきましたから」

「……そうか」

「私がもうひとつ着けておけば、重婚は認めないって意味にもなりますよ〜?」

「……ありがとうな、龍田」

「私も嬉しいんで、おあいこですよ」

「…?ところで、天龍は?」

「入渠中ですよ〜。天龍ちゃんったら、どうやら指を切っちゃったみたい」


【強奪】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/12/19(土) 01:01:50.04 ID:boYZPpzXO<> 烙印がどうしても頭から離れない……

↓1〜3で最高コンマ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/19(土) 01:03:20.59 ID:N0wWFSp4O<> 風雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/19(土) 01:04:42.11 ID:Roe6aBECO<> 霰 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/19(土) 01:05:59.75 ID:PI/dewnXo<> 朝霜 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/12/19(土) 01:16:03.52 ID:boYZPpzXO<> 朝霜了解

某名取ヤンデレssや榛…金剛ss。最近立つ物が私好みで嬉しい今日この頃。
これでクリ○○スを満喫できる……
独り言が過ぎました。おやすみなさい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/19(土) 09:14:40.72 ID:JaRaCIGl0<> 彼女とかいらっしゃらないんですか・・・? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/19(土) 10:45:11.43 ID:O76kid/Mo<> 名取クス? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/19(土) 13:39:06.23 ID:YFnB2hvPo<> どのスレだか教えてくれ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/19(土) 14:28:30.90 ID:b7M9QK+po<> >>227
とりあえずヒントでてるんだし、スレ検索すればいいんじゃないかな?
たぶんコレだというのを見つけた。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/19(土) 15:23:15.67 ID:LYsHU40KO<> 同人や他人のSSの話する暇があるならもう一つの作品の書き溜め頑張ってくれよな〜 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/12/24(木) 16:59:21.94 ID:+LIC8aNeO<> 「司令」

無気力にもとれるトーンで呟かれた声。
だが、提督とその隣を歩く夕立の足を止めるには十分だった。

「あたい、ケーキも作って待ってたんだけど……二人でどこ行ってたのさ」

鎮守府の門の前。朝霜はそこで立っていた。

「いや……」

「……どこ?」

中々口を開かない提督に再度尋ねる朝霜。
いきすぎた怒りは狂気となって、彼女の目に宿る。

「提督さんは夕立と遊びに行ってたの!」

だが夕立は動じず、むしろ進み出て目を尖らせる。
それがいけなかった。

「デートっぽい!」

「……なんだと?」

「デ・エ・ト!わかった?」

「っ!!……このわんころが!」

真っ白な雪に足跡を乱雑に着けながら朝霜が夕立目掛けて走る。

「きゃっ!」

「司令を誑かしたんだろ!?なぁ!」

右手には後ろ手に隠していた包丁。
とっさのことで動けなくなっていた夕立の口に見事に刺さった。

「夕立!!」

「ぐぇ……」

「このっ!この!」

それを素早く引き抜き、再び刺す。それを繰り返しているうちに、夕立の体は雪の中に落ちた。

「ゆ……夕立……」

腰の抜けた提督はその場で真っ赤に染まった夕立を呼ぶことしかできない。

「…………司令。今日はイブで、明日が本番らしいな」

一旦落ち着いたのか、清々しい顔の朝霜がこちらを向いてニヤリと笑う。

「明日は朝霜と本当のデートしてくれよな。約束だぜ?」


【前夜祭】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/12/24(木) 17:08:47.67 ID:+LIC8aNeO<> 皆さんは今夜どのように過ごすのでしょうか
ちなみに私は嫁と海に出かけるつもりです。今夜は寝かさないまである

>>225あ゙?(威圧)

>>229銀張ります(震え声)


↓2200に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/24(木) 17:36:24.73 ID:BowPUIEao<> 此処まで来ると誰がやってて、誰がやってないかわからんなww
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/24(木) 18:14:17.61 ID:IY+RvGvfo<> バケツでなおるっぽい! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/24(木) 18:41:47.42 ID:MDqsyv8DO<> ほっぽちゃんや那賀野ちゃんは病ってないよ!


>>233
沈んだ娘はどうしたって帰らないんだよ…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/24(木) 21:59:59.78 ID:d0jOgw8K0<> 霞 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/24(木) 22:00:00.06 ID:I4A/bOhgo<> 秋雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/24(木) 22:00:05.16 ID:L/btsC5O0<> 蒼龍 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2015/12/24(木) 22:15:11.99 ID:7kz65lsHO<> 秋雲了解

>>232
青葉、秋月、足柄 、朝潮、春雨
五月雨 、暁、筑摩、呂500、あきつ丸
千歳、天津風、初霜、舞風、朧
皐月、摩耶、時雨、三日月、利根
白雪、マックス、浜風、古鷹、武蔵
瑞鳳、大和、長波、大鯨、赤城
大鳳、深雪、千代田、金剛、長良
三隈、扶桑、瑞鶴、榛名、夕張
葛城、阿武隈、文月、雷、清霜
翔鶴、響、磯風、曙、山城
陽炎、吹雪、如月、能代、名取
衣笠、ビスマルク、明石、卯月、野分
長門、あきつしま、U-511、山雲 、雲龍
弥生、北上、ぽい、間宮、朝雲
龍田、朝霜、秋雲、

このスレの登場順番なのでわかりにくいかもしれませんが…

>>233以下無限ループ

>>234ほっぽちゃんがやむわけないだろ!いい加減にしろ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/25(金) 14:15:37.21 ID:rLOIW3Be0<> >>238
夕立だけ「ぽい」表示でワロタww

個人的には摩耶の話がお気に入りです。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/25(金) 17:49:03.47 ID:sgNBkSw8O<> 自分は舞風かなあ

なんだかんだ言ってここまで続いてるから最後まで頑張って欲しいわ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/26(土) 09:16:55.95 ID:uDDLA/bd0<> ほっぽちゃんはイベントのたびに襲撃されても病まないぐう聖だから <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/12/26(土) 21:36:20.43 ID:K3uXZ9N70<> 萩風に依存されて萩風だけを支えるだけの人生を送りたかった
でも根菜カレーは簡便な <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/26(土) 21:49:01.90 ID:81T0BOxYO<> ageんなゴミクズ <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/01/11(月) 23:40:35.95 ID:Qawrw8RM0<> 「……これもか」

秋雲はスケッチブックを捲ると、その絵を見て溜め息を吐く。

「前の私はどうかしてたね」

苦笑いで鉛筆を握る。
6Bの鉛筆は闇を作り、彼女の姉妹を飲み込んでいく。

「こんなん書いちゃうって、秋雲も落ちたものだなぁ…」

自虐的な笑みを浮かべつつ、その手は休むこと無く姉達を塗り潰す。

「っと……へへ」

満足そうに絵を掲げる。
大勢描かれていたその絵は、闇を背景とした提督と秋雲のツーショットに変貌を遂げていた。

「二人っきりだ……二人っきり…!」

年相応の笑顔で呟いた秋雲は、独り言を反芻して顔を赤らめる。

「他にだぁれもいない……」

スケッチブックを開けば、他のページも黒い背景となっている。
それを見ると達成感と愛しさが混ざり、彼女の脳内を駆け巡るのだ。

「……んー♪」

提督にキスをすると、紙は濡れた。
そのまま舌をこねくりまわすと、画用紙が舌で少し削れた。
そのかすを飲み込むと、なんとも言えない満足感が秋雲を包み込んだ。

部屋の外では、陽炎と提督の披露宴が行われている。
提督は自分の姉と結ばれた。
その瞬間、この世界から秋雲の求めた提督は消えたのだ。

「いつまでも一緒だよ……」

だから秋雲は絵を眺める。
そこには、彼女の求める全てが写っていた。


【写像】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/01/11(月) 23:42:02.54 ID:Qawrw8RM0<> 明けましておめでとうございます
不定期牛歩ですが、今年もよろしくお願いします

↓0000に一番近い娘 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/11(月) 23:58:04.84 ID:zxhKQDDMo<> 望月 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/11(月) 23:59:53.73 ID:fVYsGGF5o<> 鳳翔 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/11(月) 23:59:55.08 ID:uZw6Iq/kO<> プリンツ <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/11(月) 23:59:57.33 ID:vdHAfczJo<> 五十鈴 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/11(月) 23:59:58.20 ID:cHGEcRxkO<> イムヤ <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/11(月) 23:59:59.88 ID:d8/6XjMHo<> 那智 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/12(火) 00:00:01.13 ID:EYYDg4cWo<> 鈴谷 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/12(火) 00:00:01.54 ID:iZLHAaHX0<> 龍鳳 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/12(火) 00:00:47.87 ID:ly9GGiWko<> 那智か <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/12(火) 00:00:53.54 ID:bWcnujWDO<> レーベ <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/12(火) 00:10:12.30 ID:vNLp4Qn/0<> 今度は那智か <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/01/12(火) 00:14:50.39 ID:nCHklZ1/0<> 那智了解
しかしあれだね、思いの外に人がいてビックリしたよ <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/01/19(火) 00:13:38.75 ID:+ZQQgWG/O<> 「貴様、最近帰りが遅いな。何があった?」

「……那智か…飲み会が立て続けでな」

「……ふむ、それなら私も誘ってくれれば良いものを」

「一応提督同士の交流会でもあるから、そこに艦娘を招くのは…な?」

「……なるほど。だが些か飲みすぎでは無いか?私が言うのもなんだが、顔が真っ赤だ」

「…………そうかなぁ。周りと比べてましな方だと思ってたんだが」

「なに目を泳がせているんだ、まったく」

「あ…あはは……」

「ちなみにだが、その店はどこだ?」

「えっ……あ、あぁ。鳳翔というところだ」

「……ふむ、覚えておこう」

「行く気か?」

「提督の生活範囲は知っておいて損は無いからな。別に行きたくて聞いたわけではない」

「……そうか」

「その目、信じてないな?……まぁ、明日も忙しいんだ。昨日みたく変に夜更かしするのはやめろ」

「…………あぁ。おやすみ」

「おやすみ」


那智の返事を聞いて、提督は受話器を置く。

「……………………」

音を立てずに、提督はもう一度部屋を見渡す。
何度見ても、殺風景な部屋には彼以外誰もいなかった。


【テレビ電話】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/01/19(火) 00:17:42.19 ID:+ZQQgWG/O<> 霞もですが、個人的に皐月が好きなのでそちらの方が楽しみです

↓0030に一番近い娘 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/19(火) 00:29:59.79 ID:UNZ5LLic0<> 電 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/19(火) 00:29:59.83 ID:Tze9EHGLo<> 五十鈴 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/19(火) 00:30:00.63 ID:nGc8WTK70<> まるゆさん <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/19(火) 00:30:00.77 ID:o2/PzZRY0<> 叢雲 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/19(火) 00:30:09.78 ID:mvGYN9HpO<> イムヤ <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/01/19(火) 00:39:20.95 ID:+ZQQgWG/O<> いすゞ了解
皆さんおやすみなさい
<> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/19(火) 00:40:35.86 ID:Tze9EHGLo<> 乙 ようやく五十鈴とれたわ <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/19(火) 09:09:31.93 ID:if8zw+vDO<> こわい恐い怖いナチこわい <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/19(火) 10:06:34.86 ID:A+QsGH46o<> 那智姉さんコワスギル…  <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/01/24(日) 17:20:18.47 ID:RY4iwhrJ0<> 「提督……見てよ」

「ど…どうしたんだ!!正気か!?」

提督の狼狽を見て、五十鈴は首を傾げた。

「……ちょっと、それは酷く無いかしら」

提督に気に入られるため、彼女は思い付く限りの手を尽くしてきた。

物静かな娘が好きと小耳に挟めば数週間は口数を少なくし、ショートが好きとわかれば躊躇いもなく髪を切る。
家庭的な娘がいいと聞けば、毎日三食弁当を届けにいったこともあった。

「五十鈴は提督のためにしたんだけど……どう?」

少し目を細めたいわゆるジト目で提督に訴えるが、お構いなしに提督は混乱していた。

「と、とにかく!すぐに入渠だ!」

「あっ……」

乱暴ながらにも優しさを感じる手。その手に引かれ、五十鈴はドックへ導かれる。

「も、もう……もう少し丁寧に扱いなさいよ」

ツンケンした態度を貫く五十鈴だが、握られた手を意識して、その顔も赤みがかる。心の中は幸福と満足感でいっぱいだった。

「早く入れ!」

「あっ……そこで待っていなさいよ」

手を離された瞬間声を漏らしたが、提督の真剣な雰囲気に圧された五十鈴は、渋々とドックへ入って行く。

「…………はぁ」

未だに興奮がおさまらない提督だが、一応事なきを得て大きな溜め息を吐いた。

「………………しかし、何故五十鈴は……」

提督には彼女の意図が読めなかった。
だが、提督が控えめな胸が好みであることを知った五十鈴にとって、当然のことをしたまでであったのだ。


【タイプ】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/01/24(日) 17:24:46.23 ID:RY4iwhrJ0<> 長良型は皆可愛い
個人的には長女と5女が好きです

↓1730に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/01/24(日) 17:29:59.55 ID:XPGJWPip0<> 蒼龍 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/01/24(日) 17:29:59.94 ID:w9OHt+zYo<> 谷風 <> ピャァァァァァァ
◆00ZRE1DaEk<><>2016/01/24(日) 17:33:33.08 ID:RY4iwhrJ0<> 谷風さん了解

あとピャーかわいい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/01/24(日) 18:31:30.70 ID:ijjA/DDGo<> カーッ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/01/25(月) 12:54:44.23 ID:bmoc8TU/o<> 谷風さn可愛い! <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/02/06(土) 10:51:20.88 ID:BDupj+fX0<> 「いやぁ…提督も男だから仕方ないってのはわかるけどさぁ…」

[ピーーー]

「いきなり浜風も嫁にするって……先に言っておくれよ」

消えろ

「す、すまんな……後回しになってしまって」

そこは谷風の場所だ

「重婚を許してくれてるって知ったら浜風がいきなり……」

知ってるよ。ずっと見てたもん

「私からもすみません……騙すようなことをしてしまって」

何笑ってるのさ。ペテン師が

「ん?いーよいーよ。谷風も一人で提督の相手するのしんどくなってきたし」

「相手って……!」

「ちょ!それは酷いなぁ……」

沈んでしまえ。この売女が

「まぁ、言いたいことは色々あるけど」

そこから離れろ

「一緒に頑張っていこうか!」

目障りだ


【表裏】 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/06(土) 10:52:32.40 ID:FvW3C2m0o<> かぁー! <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/02/06(土) 10:52:41.84 ID:BDupj+fX0<> 表裏って、何処かで使った気がしないでも無いですが、そこは気にしないで下さい

↓1100に一番近い娘 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/02/06(土) 10:54:06.83 ID:BDupj+fX0<> 「いやぁ…提督も男だから仕方ないってのはわかるけどさぁ…」

死ね

「いきなり浜風も嫁にするって……先に言っておくれよ」

消えろ

「す、すまんな……後回しになってしまって」

そこは谷風の場所だ

「重婚を許してくれてるって知ったら浜風がいきなり……」

知ってるよ。ずっと見てたもん

「私からもすみません……騙すようなことをしてしまって」

何笑ってるのさ。ペテン師が

「ん?いーよいーよ。谷風も一人で提督の相手するのしんどくなってきたし」

「相手って……!」

「ちょ!それは酷いなぁ……」

沈んでしまえ。この売女が

「まぁ、言いたいことは色々あるけど」

そこから離れろ

「一緒に頑張っていこうか!」

目障りだ


【本音】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/02/06(土) 10:55:16.02 ID:BDupj+fX0<> sagaに引っ掛かったの初めてかもしれない
上げなおし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/06(土) 10:59:59.29 ID:26u9Sm32o<> 加賀 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/06(土) 11:00:00.33 ID:r6GLRLTt0<> 大井 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/06(土) 11:00:00.73 ID:BYM3j4QxO<> 由良 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/02/06(土) 11:15:20.22 ID:BDupj+fX0<> 大井っち了解
頑張ってコンパクトに仕上げます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/06(土) 11:19:55.05 ID:FvW3C2m0o<> キタコレ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/06(土) 13:00:07.05 ID:xogO7LxDO<> ぱい風が売女とか……









最高じゃないか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/06(土) 15:11:26.12 ID:UXhl6msv0<> スケープゴート… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/06(土) 16:01:51.06 ID:IDQkJyMCo<> 谷風と寄席行きたい <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/02/14(日) 01:36:36.30 ID:/LVWFbLVO<> 「北上さん……」

練習で作ったチョコの食べ過ぎか興奮しすぎかはさておき、ボウルを抱える大井の鼻からたらりと赤くどろっとしたものが垂れた。

「あっ……」

ヘラを持ってた手を離し、遮ろうとするが間に合わず、その滴はボウルの中に吸い込まれていった。

「……ぁ」

だが何かを思い付いた大井は、取り出した包丁を手首に当て、同じように血を垂らす。そしてそのままヘラでかき混ぜた。
元々色が似ていたそれらは混ざりあい、一目見ただけではただのチョコと遜色無い。
だが、彼女の中で何かが弾けた。

「…ふふっ……」

偶然の産物は型に流し込まれ、冷やされ、綺麗に包装された。
そこに貼られたハート型に切り抜かれた紙。そこには彼女が真に愛する上官の名前が丁寧にペンで綴られていた。


「提督。義理ですけど作りました」

「あ、ありがとう……?」

翌日
何も知らない提督は、突然のことに戸惑いながらも箱を受け取る。

「食べてみて下さい」

「えっ……」

本人の前ですぐに口にするのは気が引けたが大井の異常なまでの説得に折れ、恥ずかしさを感じつつ中のチョコを口に運んだ。

「……ん?なんだ?」

味に違和感を覚えて眉をひそめる彼を尻目に、大井は意識が飛びそうなまでの爽快感とお腹の奥で広がる温かい満足感、それを同時に感じていた。

「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」

「……大井?これなにか――」

「あの……明日も作ってきてもよろしいですか?」

彼女は左手首を擦りながら惚けた顔で尋ねた。


【ビター】 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 02:16:42.41 ID:QX5FGtOJo<> 鼻血も入ってるのか……
乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 05:35:23.17 ID:Q1Wn87lDO<> 前に北上さんにボコボコにされたから今回はその仕返しかと思いきや
バレンタインネタとは大井っ血は乙女ですね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 13:28:00.07 ID:PrsKD+fL0<> 血が入っているだけなら義理義理セーフっすね <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/02/14(日) 18:14:23.98 ID:etWjclgd0<> 「……ふぅ」

型に注いだチョコを見て、大井は満足げに息を吐いた。
3つの星型は姉や妹に。ひとつのハート型は愛する上官に。
そしてもうひとつのハートは彼の妻であり自分の親友に。

「……あら?」

冷やそうと冷凍庫をあけると、誰が作ったものかわかるよう名前の書かれた紙が各々のトレーに貼られていた。
その中に見つけた親友の名前。奥を覗くと自分と同じくハート型が2つあった。

「…………………………」

大井は2つのハートに手を伸ばし――




その翌日、ある事件が起きた。
提督が食べたチョコの中に、鋭利な鉄屑が入っていたのだ。
それを作ったのは彼の妻。
彼女は否定したが、それを作っていたのを目撃したという証言もあって強制的に除隊となった。


【一手間】 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 18:20:01.69 ID:QzW9OpaJo<> ぴゃー <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/02/14(日) 18:20:56.58 ID:etWjclgd0<> >>291たしかにかわいそうだ。だからこれでおあいこで

大井っちの魅力は愛の重さとツンにあると思います(ステマ)

↓1830に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 18:29:28.46 ID:P3Je9veDO<> 香取 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 18:29:41.47 ID:piO2OEHXO<> イムヤ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 18:29:45.63 ID:l2PjtJrC0<> 照月 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 18:29:59.87 ID:W6F3YlZAO<> 由良 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 18:30:24.97 ID:9N5QBwtOO<> 萩風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 18:34:36.45 ID:W6F3YlZAO<> よし、後は鬼怒で長良型コンプリートだな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 18:36:48.85 ID:BSWeGXKjO<> 自慢くっさ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 18:39:28.81 ID:GCX+TDK1O<> 隙あらば自分語りか……
いい加減大人になれよ <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/02/14(日) 18:39:53.56 ID:etWjclgd0<> 由良了解 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 18:47:03.30 ID:2LdyCjgc0<> 由良が病むってどんな感じか想像がつかないな
楽しみ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 18:49:49.18 ID:IdEAmg0dO<> 由良は髄液を舐めたくなるくらいには可愛いから好き <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 18:51:42.24 ID:zM1AozpUO<> 乙 由良期待
>>305
単装砲が活躍するんじゃないかな(すっとぼけ) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 19:39:38.85 ID:Q1Wn87lDO<> 大井っち仕返しできて良かったね!
しかし北上さん、あれから金剛を追いやって提督と一応ケッコンできたんだ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 19:52:08.06 ID:tyWUjFI9O<> 何言ってんだコイツ
全部オムニバスだぞこの物語は
じゃなきゃ夕立死にすぎ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 19:57:28.58 ID:9YNKJJCEO<> 次のぽいはもっと上手くやるでしょう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 20:05:57.32 ID:esPoboVZO<>      ...| ̄ ̄ | で、続きはまだかね?
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ・∀・)     /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
_..||::|   o  o ...|_ξ|:::::::::|    .|::::::::|
\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
.||.i\        、__ノフ \|    |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
.||   ゙|i?^~^?^~^?^~^?|i~
   ...||            ||
   ...||            || <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 20:07:33.66 ID:0IdWWK/hO<> 早漏しね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 22:33:16.38 ID:W3Mxh2wJ0<> ここまで末尾O <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/15(月) 00:31:46.70 ID:mSvhdVm9O<> その流れに水を指す末尾0 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/15(月) 03:20:30.57 ID:zio1oNGQo<> ゆらゆら帝国 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/02/28(日) 18:22:39.76 ID:fcKw7+82O<> 「っふざけるなっ!」

怒鳴り声と間を置かず響く鈍い音。
提督が放った右手が無抵抗な頬を打つ。

「っ!……」

それを受け止めた由良の左頬は赤く、左側と比べるまでもなく明らかに腫れていた。

「なんであの場面で外した!」

提督は日頃声を荒らげることはない温厚な性格だ。事実、艦娘に手を上げたのは由良が初めてなのだ。
だが、ここ最近は毎日のように怒声が響いていた。

あの場面。それはオートロ島マーマレード湾沖での決戦のこと。
夜戦へと突入し、敵は大破した旗艦を残すのみ。誰もが勝利を確信していた。

「何故だ!?」

「………………」

だが、ここぞというタイミングで彼女は外す。
外れるのではなく、外すのだ。

「………………由良」

一度だけ大きく息を吐いた提督は声を和らげて、打った頬に優しく手を添えた。

「君のことだ。何か理由があるんだろう……それを教えてくれないか?」

「…………ぃから」

辛抱強く待っていると、ずっとだんまりだった由良の口が開く。

「……今なんて?」

「……叱らないから」

「何言って――」

提督が続けようとした言葉は、由良が上げた笑顔を見て消えてしまった。
腫れた頬を擦りながら笑う由良と、それを見て言葉を失う提督。 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/02/28(日) 18:23:30.76 ID:p1J56pjo0<> 「……疲れているんだな」

沈黙を破った提督は、目を逸らしながら納得した。自身を納得させた。

「私も悪かった。特別に休暇を与えるから、しっかり休んでくれ」

提督はそう言い残して逃げるように執務室を飛び出す。

「…………あ」

由良は暫く扉を眺めていたが、あることに気付き机に足を運ぶ。

「…………これ?」

でかでかと書かれた重要の文字。軽く目を通すと、大本営からの伝達だった。

「……あはっ」

それを確認した由良はインクをぶちまける。
波に飲まれ、書類は黒く塗り潰された。

「………………提督、叱ってくれるかな…」

提督が惨状を目の当たりにしたことを想像し、呆けた顔を浮かべた。

提督は、あまり声を荒らげない。
わざと叱られるようなことをする由良以外には。


【優越感】 <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/02/28(日) 18:25:46.16 ID:p1J56pjo0<> やめられないとまらない

↓1830に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/28(日) 18:31:15.49 ID:M+fqZ4KDO<> 加賀 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/28(日) 18:32:31.19 ID:a8MiSCX7O<> 油断してた <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/02/28(日) 18:35:43.54 ID:p1J56pjo0<> やりました

皆さんのイベントに幸あれ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/28(日) 19:16:52.05 ID:7WTMd8QVo<> 正妻空母きちゃったか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/29(月) 01:31:26.74 ID:1I55HpZwo<> まだなかったのか意外だ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/04(金) 00:29:30.68 ID:X2L3JT2DO<> 殺りました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/04(金) 21:56:31.16 ID:ZXNlrUPc0<> 殺りました、あるいは犯りました?どちらになるかね
両方かもしれんが <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/04(金) 22:01:03.51 ID:n7moV+Zfo<> やりました(監禁的な意味で) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/05(土) 02:30:34.46 ID:G1SXi5o/o<> 頭にキて気分が高翌揚してしまうだけかもしれない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/05(土) 08:56:08.59 ID:0+pyMfB8O<> ×正妻空母
○凄惨空母 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/03/13(日) 10:01:14.00 ID:CwwdvcECO<> 「提督、これはどういうことでしょうか」

執務室に戻るなり不機嫌な顔の加賀に睨まれると、提督は戸惑いながらも突き付けられた自分の携帯を見た。

「これって……?」

「着信履歴です。どうしてこことここに私以外の娘の名前があるのかしら」

離れていれば5分おきにくる加賀からの電話。その合間を縫うように、瑞鶴の名前が入っていた。

「電話したかったんだろう」

「どうして切らなかったんですか?」

「切る?」

聞き返すと視線が更に冷たくなり、加賀は深く溜め息を吐いた。

「私たちは夫婦です……妻以外からの電話をとれば浮気です」

「浮気!?いやいや、業務上仕方ないだろ!」

思わず声を上げる提督。だが加賀は、その核心を汲み取ることができなかった。

「…………つまり浮気だけど、提督としては致し方なかったと?」

「だから!浮気じゃねぇ!」

「浮気です」

「仕事柄電話が掛かってくるのは仕方ないって……」

「いいえ、それは違います。それを断れば良かった話ですから」

「…………………そうだな」

根本的な考え方の相違。結果として渋りながらも提督が折れた。

「で、どうすれば良いんだ?瑞鶴の連絡先を消すのか?」

半ばやけくそになって刺々しい言葉を吐き捨てる提督。

「いえ、今回の件は解決したので結構です」

だが、そんな彼に意外な言葉が返ってきた。

「は?解決……?」

「これで提督はあの泥棒猫の電話を取らなくて済みます」

「…………?」

もしやと設定を見直すが、着信拒否に登録されているわけでもない。だが加賀は満足そうに口角を上げた。

「今後注意してください」


その日から瑞鶴の行方はわからなくなった


【諸悪の根源】 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/03/13(日) 10:02:46.26 ID:CwwdvcECO<> >>328比較的マイルドな仕上がりなのでセーフ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 10:19:08.08 ID:1pQFxtuDO<> やっぱり殺りましたじゃねーか! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 10:48:44.67 ID:OVv6bXqaO<> 提督「瑞鶴はどうしたの?」
加賀「放してやった」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 10:53:51.13 ID:pVqnZK/DO<> ちょっと別の艦娘と立ち話したりお茶飲んだりしても頭にきちゃいそうだな
そして気づいた時には、提督と諸悪の根源以外、誰もいない鎮守府に… <>
◆00ZRE1DaEk<><>2016/03/13(日) 10:57:24.39 ID:FIBP2tdCO<> 次の安価は夜に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 10:58:46.20 ID:9MDLFTzVo<> 殺りました。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 11:01:50.11 ID:m7VFXx270<> 加賀さんかわいいよぉ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 12:26:54.03 ID:EkfVb/m2o<> 深海棲艦から電話あったら、大勝利じゃね? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 13:01:23.55 ID:pVqnZK/DO<> >>337
「モシモシ提督?今日ハ寝不足ダカライツモヨリ手加減シテネ?」
なんて電話が来るとでも? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 13:04:41.57 ID:jyrbDLR3o<> >>337
「「立チ合イハ強クアタッテアトハ流レデオ願イシマス」 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/03/13(日) 20:55:18.91 ID:i6aPlZw00<> ↓2200に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 20:58:25.32 ID:1pQFxtuDO<> 深海組アリだっけ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 21:37:51.67 ID:KkeSs32/o<> 既出艦娘がどれだったか定期的に忘れる <> ◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/03/13(日) 21:51:13.51 ID:8yfvmsdsO<> 青葉、秋月、足柄 、朝潮、春雨
五月雨 、暁、筑摩、呂500、あきつ丸
千歳、天津風、初霜、舞風、朧
皐月、摩耶、時雨、三日月、利根
白雪、マックス、浜風、古鷹、武蔵
瑞鳳、大和、長波、大鯨、赤城
大鳳、深雪、千代田、金剛、長良
三隈、扶桑、瑞鶴、榛名、夕張
葛城、阿武隈、文月、雷、清霜
翔鶴、響、磯風、曙、山城
陽炎、吹雪、如月、能代、名取
衣笠、ビスマルク、明石、卯月、野分
長門、秋津洲、U-511、山雲 、雲龍
弥生、北上、ぽい、間宮、朝雲
龍田、朝霜、秋雲、那智、五十鈴
谷風、大井っち、由良、加賀、 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 21:52:47.01 ID:6jr+9zido<> 助かりマックス <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 21:59:24.63 ID:6jr+9zido<> 初雪 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 21:59:30.91 ID:5pXRHmYhO<> 早霜 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 21:59:35.74 ID:qIM3O3KKo<> 鈴谷 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 21:59:55.37 ID:MbFD4taHo<> 鳳翔 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 21:59:59.80 ID:jyrbDLR3o<> 鬼怒 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 21:59:59.96 ID:TA4KQczwO<> 霰 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 22:00:00.02 ID:UkDkK8CL0<> 叢雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 22:00:00.03 ID:cPWQSmeho<> 初月 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 22:00:00.04 ID:t007YqEsO<> イムヤ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 22:00:00.20 ID:7rOa18Gr0<> 荒潮 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 22:00:00.92 ID:zZVXQ7U4o<> 叢雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 22:00:01.11 ID:d2yRr+ie0<> 木曾 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 22:00:01.14 ID:8fcrHLDjO<> 酒匂 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 22:00:02.40 ID:Eu1mejIi0<> あきつ丸 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 22:00:06.50 ID:NgYFHyuFO<> 矢矧 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 22:01:14.42 ID:n+RmJbdvo<> 潜水艦居すぎィ! <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/03/13(日) 22:05:17.94 ID:8yfvmsdsO<> ビビった。皆どれだけ病ませたいんだよ…
叢雲了解
それにしてもホワイトデーに叢雲って……これはあれだな。一年前の復讐を吹雪にしろという神のお告げだ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/13(日) 22:08:11.37 ID:6jr+9zido<> コワイ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/14(月) 17:58:04.57 ID:7/h+WEvI0<> 一年前の復讐を吹雪とかどういう事?
ゲームの方は詳しくないんだが <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/14(月) 19:58:03.06 ID:KXbz2Eeh0<> >>363
>>1の過去作↓の>189あたりの事だと思うよ
千歳「二人の空間」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422794727/ <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/03/14(月) 21:22:00.71 ID:FEm1WyC9O<> 「あっ」
「あっ」

互いに近づいていた足音が同時にピタリと止んだ。

「叢雲ちゃん……」

「……吹雪」

向かい合った者の名を互いに口にするが、その目は手元に向けられている。

「……それ」

吹雪の言う「それ」とは、叢雲が手に持った小さな箱。
可愛らしくラッピングされたハート型の箱だ。

「……あんたこそ」

かく言う吹雪の手にも、形は違えどラッピングされた箱が。

「…………」

互いに何も口に出さず、かといって一歩も退かず。
まるで、二人の間にある扉を取り合うように互いを警戒する。

「…………叢雲ちゃん。それ、手作り?」

妙に重苦しい空気の中、吹雪が口を開いた。

「!ち、違うわよ!誰があいつのためにわざわざ作るのよ!」

取り乱す叢雲。吹雪は黙って一挙一動を見守る。

「これはっ、そこに落ちてたのよっ!」

「………………」

「あいつのじゃないかと思って届けるだけなん――」

言い終わる前に叢雲の手から箱は落ちた。
吹雪がはたき落としたのだ。

「――――えっ?」

狼狽を通り越して唖然とする叢雲。

「ダメだよ叢雲ちゃん」

諭すように吹雪は語りかける。

「落ちてた食べ物を拾うなんて、汚いよ?」

「ち……違うの!」

拾おうと身を屈める叢雲。
だが、それよりも先に吹雪の足が箱を踏みつけた。

「あ……」

「落ちてた食べ物を司令官に渡そうとしたの?」

吹雪は足を退けずに踏みにじる。

「あぁ…………」

ようやく退けられたが、もはや箱は原型をとどめていない。
中は見なくてもその惨状は十分想像できる。

「…………そんな……っ」

あまりにも唐突過ぎて涙が出てこない。
しかし、彼女の心は踏み潰されていた。

「そのゴミ、折り畳むのは手伝ったから、後始末は自分でやってね」

そう言って吹雪は執務室へ入っていった。


【バレンタインデー】 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/03/14(月) 21:22:51.14 ID:FEm1WyC9O<> てっきり前スレで書いたやつだと思ってた
混乱させてしまってすみません <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/14(月) 21:24:57.45 ID:obwN4WJDo<> 乙
三刀流の方向音痴なマリモなら拾い食いしそう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/14(月) 22:45:13.11 ID:BdhPEk9Mo<> 再放送か <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/03/14(月) 23:42:21.27 ID:c1POPzteO<> 「ホットチョコ…ねぇ」

品定めするかのようなまとわりつく視線に耐えながら、吹雪は叢雲に睨みを利かせていた。

「…………な、何よ!言いたいことがあるなら言えば良いじゃない!」

「……へぇ…そんなこと言っちゃうんだ」

手首と足首を縛られ転ばされている今、吹雪がなんと言おうが虚勢にしか聞こえず、彼女の怒声は却って叢雲の煮えたぎる怒りを煽る。

「あんなもの渡しておいて、よく提督から貰えたわね」

「あんなって…!あれは本当はハート型に固めていたの!」

そのわざとらしい思いだし笑いは吹雪にも怒りの炎を灯した。

「…………拾ったものを渡すよりは良いんじゃないかな」

「っ!」

反論よりも先に鈍い音が響く。
吹雪の頬には痛々しい朱色の手形ができた。

「あんたがあんなことしなければ……!」

「…………あんなって、ゴミを畳んだこと?皆ゴミの日にはしてることだよ?」

「……私は後悔してるの。提督に不良品を渡すのを許してしまったことに、ね」

「……不良品?」

「ホットチョコとかいうあれよ。あれは何?愉快犯からのプレゼントでももう少し可愛いげがあるわ」

「っ!」

互いが憎悪を煽り、険悪な空気が二人を包む。

「…………まぁ良いわ」

溜め息を吐いたのは叢雲。そのお陰で些か空気が緩んだ

「あの事なんだけど、もう一ヶ月も前の話だし流してやろうと思うの」

「…………!!」

「これで、ね」

部屋の暖炉の火にかけていた鍋に手を伸ばす。 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/03/14(月) 23:43:37.42 ID:c1POPzteO<> 「む、叢雲ちゃん!」

「これを私が頭から流してあげる。それでこの話はおしまいね」

「待って!わかったから!」

「わかった?わかったんなら大人しくしなさいよ」

「ごめん!提督にも正直に話すから!」

その言葉に鍋を構えた叢雲の動きが止まる。

「……話す?」

「そう!私がしたことを提督に話すから!」

「………………いいわよ」

許しの言葉に、吹雪は固く閉じていた目を開けた。

「叢雲ちゃ――」

「そんなことしなくても」

その顔めがけて、叢雲は鍋をひっくり返した。


【ホットチョコ】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/03/14(月) 23:44:57.20 ID:c1POPzteO<> ※熱湯は非常に危険です。絶対に人の顔めがけてかけないで下さい

↓0000に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/14(月) 23:50:55.10 ID:BdhPEk9Mo<> 艦娘だからセーフ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/14(月) 23:59:59.25 ID:8xOwa9b3o<> 鈴谷 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/14(月) 23:59:59.85 ID:CyedbTJ/0<> 不知火 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/15(火) 00:00:00.13 ID:KXbz2Eeh0<> Верный <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/15(火) 00:00:00.15 ID:kGM1f0SWo<> 初月 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/15(火) 00:00:01.86 ID:IZaNwbMDO<> 望月 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/15(火) 00:00:05.21 ID:EdwgwUXV0<> 潮 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/15(火) 00:01:57.09 ID:yP7nMEOPO<> 響とは違う扱いなのか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/15(火) 00:04:13.58 ID:oPT3jfc4O<> ぬいぬいだろ <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/03/15(火) 00:05:36.09 ID:hOro8mceO<> すまないが別府と響はセットで
決選投票か……
0008に一番近い『不知火or初月』 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/15(火) 00:06:03.72 ID:qBtBz1aNO<> 別府だろコンマ13やし
ぬいはコンマ15やで <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/15(火) 00:08:05.04 ID:woOFnbKJ0<> 不知火 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/15(火) 00:08:09.74 ID:12XoE988o<> 初月 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/15(火) 00:09:32.68 ID:IZaNwbMDO<> 不知火か <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/03/15(火) 00:11:16.72 ID:hOro8mceO<> ぬいぬい了解
まさかこれで決選投票やるとは思わなかった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/15(火) 00:17:52.45 ID:UpVRkDzso<> 何か落ち度でも? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/15(火) 00:47:29.24 ID:v38VH4ZTo<> >>382
>>1は響と別府は同一と言った。そして響は登場済み <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/15(火) 00:47:57.08 ID:szMAiF3Ro<> (闇)落ち度すごそう <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/08(金) 01:40:22.24 ID:FGo5kzYZO<> 「司令。いつになれば結婚の契りを交わしてくれるのでしょうか」

小さくもよく通る不知火の声。提督は走らせていたペンを止めた。

「……なんだって?」

自分の耳を疑うような問いかけに彼は思わず聞き返した。

「そろそろ本当のことを仰っても良いかと思いますが」

そんな提督に熱い視線を送るだけの不知火。

「……ちょっと、どういうことだ?」

「何がですか」

「いや、だから……今言ったこと」

提督は彼女の発言の意図を掴めず狼狽し始める。

「……司令も気づいているんですよね。不知火と司令が前世で愛し合った恋人だったこと」

「……はぁ?」

酒で酔った勢いや何かの勘違いなど、様々な言葉が頭を駆け巡っていた提督からすればまさにアウトレンジ。そんな爆弾発言が不知火から投下された。

「これは運命です。前世では不幸にも永遠の愛を誓えなかった不知火たちが、この現世で再び邂逅できた。これは不知火たちの思いの強さが――」

「ちょっと!ストップ!」

「……どうかしました?」

不知火らしからぬマシンガントークに却って冷静さを取り戻した提督が大声で彼女の言葉を遮る。

「その……なんというか…そうなのか?」

だが、だからといってどうしようもない。提督は意味もなく再度確かめた。

「……もしや、今更恥ずかしくなって言い出せないと?不知火は気にしません。そろそろ素直になってこんな所抜け出しましょう」

「えっ」

「不知火には司令の気持ちが痛いほどわかります。嫌ですよね?こんな得たいの知れない…不知火以外の売女どもに囲まれて、気が狂いそうですよね。安心してください不知火が――」

「…………あのさ」 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/08(金) 01:41:35.66 ID:FGo5kzYZO<> あることに気づいた提督は、今度は恐る恐る不知火の熱弁に横槍を入れる。

「不知火の前世って……駆逐艦…だよな?」

「………………………………」

その一言に突如不知火が固まった。

「………………………………」

そんな不知火の反応を黙って待つ提督。
嫌な静かさが執務室を覆い尽くした。

「……………………………………」

「……………………………………今日は」

「えっ……な、なんだ?」

「今日は四月一日……エイプリルフールです」

「え?………………え?」

部屋の奥に掛けてある日めくりカレンダーはでかでかと8という日付を示していた。

「…………エイプリルフールなので、さっきのは…嘘……です…っ」

「…………あ。そ、そっかー…なるほど!騙されたなぁ…」

だが、先程の不知火の話はどう考えても狂言であり、彼女が日付を間違えたと考える方が納得できた。
よって提督は彼女に合わせた。

「……そう、嘘…………です」

見事なまでに論破された彼女が泣き寝入りしたことに気づかぬまま、提督は愛想笑いを続けていた。


【方便】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/08(金) 01:43:14.28 ID:FGo5kzYZO<> 何度練っても不知火はポンコツにしかならなかった……思い付いたらリベンジします

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/08(金) 01:45:03.79 ID:34fVgyHl0<> 霰 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/08(金) 02:02:30.02 ID:xDiJivcL0<> ぬいぬいェ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/08(金) 06:48:57.40 ID:gVMz0Bxy0<> なんだうそか <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/08(金) 08:23:04.04 ID:34Fn813QO<> んちゃ了解
2分も待てずに寝るとは…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/08(金) 09:16:58.54 ID:g6QAqlSro<> ポンコツぬいぬい可愛すぎる…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/08(金) 12:52:35.75 ID:nLPGiA4DO<> ぬいぬい可愛い

第八夫人に死体 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/08(金) 18:41:20.43 ID:dqX1Iq010<> ポンコツぬいぬいいぢめて泣かせてはむはむ死体 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/12(火) 12:45:04.09 ID:0yMaKywjO<> 「……司令官…どこ、行ってたの……?」

執務室の扉を開けた提督は、中にいた霰の目の色が変わるのを見た。

「えっ…トイレだけど」

「……何で?」

いつも通りの物静かな霰。だが、彼女から出る雰囲気は彼女らしからぬ威圧感を放っていた。

「何でって……行きたくなったからとしか…」

「離れないって……約束は…?」

あまり表情を変えない霰だが、誰が見てもわかるほどに眉間にシワを寄せていた。

「え?……そんなことしたっけ」

「しました……昨日」

提督に心当たりは無かったが、かといって見透すようなまっすぐな目で即答されては否定できず、必死で無いものを見つけようと昨日の記憶を辿る。

「昨日……したか?」

「した…絶対に。もう一生離れないって…絶対した」

一生。それを聞いて彼の頭に1つの答えが浮かび上がった。

「一生?……あぁ…霰」

「思い出した?……よかっ――」

「それは夢だろ」

「…………何で?」

「何でって…まず一生ってのが嘘っぽい――」

「違う。嘘じゃない」

「いや……だってさ」

「嘘じゃない……あのとき司令官は……」

「……霰?」

提督は、こっちに顔を向けながらも彼女の目は自分を見ていないことに気がついた。

「何で忘れたんですか?」

「えっと……だから、夢だろ…?」

「違う……あれは本当」

「…………霰?」

「本当…本当……絶対に本当…司令官は言ってくれた……絶対……」

彼女は自分の頭に刷り込むように何度も呟いていた。

「……なんで、そんな嘘言うんですか?」

平常心を取り戻した霰は、据わった目を提督に向けて尋ねた。


【夢中】 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/12(火) 12:47:57.08 ID:TCVPh5XDO<> あ艦 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/12(火) 12:49:05.13 ID:0yMaKywjO<> >>398-399物騒過ぎやしませんか……?

また夜に安価取ります


青葉、秋月、足柄 、朝潮、春雨
五月雨 、暁、筑摩、呂500、あきつ丸
千歳、天津風、初霜、舞風、朧
皐月、摩耶、時雨、三日月、利根
白雪、マックス、浜風、古鷹、武蔵
瑞鳳、大和、長波、大鯨、赤城
大鳳、深雪、千代田、金剛、長良
三隈、扶桑、瑞鶴、榛名、夕張
葛城、阿武隈、文月、雷、清霜
翔鶴、響、磯風、曙、山城
陽炎、吹雪、如月、能代、名取
衣笠、ビスマルク、明石、卯月、野分
長門、秋津洲、U-511、山雲 、雲龍
弥生、北上、ぽい、間宮、朝雲
龍田、朝霜、秋雲、那智、五十鈴
谷風、大井っち、由良、加賀、叢雲
ぬい、霰、 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/12(火) 12:54:02.18 ID:Ctz8+AEXo<> 平常心を取り戻してない…平常心を取り戻してない… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/12(火) 13:12:07.68 ID:p8/5XpGDO<> よし、比叡と霧島はまだだな
取らなくちゃ(使命感) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/12(火) 15:48:22.59 ID:liaKuHY90<> 電確か駄目なんだったか
漣みたいに表面上は明るい娘が素直にお話ができないがゆえに色々抱え込んじゃうってのは王道だと思う
根が真面目だから内側にドス黒いものはあまり貯められないけど、だからこそヤバい感じで <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/12(火) 17:41:05.20 ID:Y9M1qvBp0<> >>405そんな縛りありましたね……もう一年経ちますし解禁にしましょうか
よく見たら千歳も大井っちも書いてるし、扶桑型のラブコメも書きたいし…もう川内型も解禁で <> >>398<>sage saga<>2016/04/12(火) 19:58:29.43 ID:TCVPh5XDO<> >>402
ただの誤変換ですw

第八夫人のぬいぬいに姉の死体贈るとかじゃないですw

ほっぽちゃん達も解禁deathか? <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/12(火) 21:34:27.00 ID:Psp+3RjDO<> >>407深海側のキャラがつかめないんで無しです
……そもそもイ級とかが病むほど愛してくれても…ねぇ?
空母お姉さんならウェルカムですが

↓2200に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/12(火) 21:59:33.27 ID:TCVPh5XDO<> 那賀野ちゃん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/12(火) 21:59:56.90 ID:liaKuHY90<> 電 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/04/12(火) 21:59:59.99 ID:YvbyxECH0<> 高雄 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/12(火) 22:00:04.56 ID:4qMbCFugo<> 比叡 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/12(火) 22:00:04.84 ID:hdQW3rjm0<> 鬼怒 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2016/04/12(火) 22:01:24.31 ID:8TeO5OJh0<> 霞 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/12(火) 22:02:06.58 ID:Tc1BdgvkO<> >>411
時間すげぇな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/12(火) 22:44:12.09 ID:p8/5XpGDO<> >>411
強い(確信) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/12(火) 23:37:58.43 ID:MEiXFeH8o<> >>411
そこまでいってなぜぴったりを取れないのか <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/12(火) 23:38:36.06 ID:xfeNapDOO<> 高雄了解
ここまで狙えるものなんですね… <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/04/12(火) 23:41:19.93 ID:xfeNapDOO<> >>417ピッタリなんて取れるわけないだろ!いい加減にしろ! <> ◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/13(水) 01:04:41.20 ID:uGU4HzrJO<> 「提督!どうかなされました!?」

「いや……なんでもないよ」

軽くため息を吐いただけでこの焦り様。
提督は再び、今度はバレないように小さく吐いた。

毅然としていて、それでいて淑やかな面も持つ高雄。そんな彼女彼女にひかれ、気がつけば提督は指輪を渡していた。

「何かご不満が御座いましたら、直ぐにおっしゃってくださいね」

そう念押しして、高雄は定位置――提督の3歩後ろに戻る。

ただの散歩でこの徹底ぶり。妻になれたことにはしゃいでいるのではなく、逆にいっそう落ち着きを祓って妻であろうとするのだ。

「……あのさ、もっと気楽に……」

「……申しわけございませんが、妻たるもの――」

「……はぁ」

「どうしました!?もしかして具合がよろしくないのでは?」

ケッコンにあたり、彼女は妻がなんたるかを学んだらしい。
本やネットを漁りつくし……ついにこうなったのだ。

「……頼むよ。もう少しフランクに接してくれ」

「……私は提督のことをお慕いしております」

「それは俺だって――」

「ですから、こうして妻となっているんです」

「……妻、ね」

「えぇ。提督を起こし、朝食を用意して、仕事の手伝いをして、歩くときは常に後ろを歩く……まだ足りないぐらいです」

「それはわかってるんだ。ただ……」

内側からかけた鍵を壊して部屋に入り、鳳翔の用意してくれたご飯を捨て、連絡は全て高雄を通すことで他の娘との会話も無くなった。
そして監視するように常に後ろにいる。

「……もう少しやり方があるだろ?」

「命の限り愛する人に尽くす……私は現状に満足していますが」

平然と答える高雄。
彼女の愛は、予想以上に重かったのだ。


【妻】 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/04/13(水) 01:05:51.62 ID:uGU4HzrJO<> まさかこの短時間で投下が来るとは思うまい……

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/13(水) 01:06:44.67 ID:kBdjc8c0O<> ぜかまし <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/13(水) 01:07:31.57 ID:uGU4HzrJO<> はっやーい! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/13(水) 01:08:52.53 ID:kBdjc8c0O<> だって速いもん! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/13(水) 01:09:40.93 ID:UkaHSWBXo<> >>421
>>422
>>423
なんだこの流れコントかワロタ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/13(水) 01:43:27.01 ID:wr/WWDywo<> カカオかわいい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/04/13(水) 05:44:26.75 ID:46+27qXT0<> >>132 >>144がピッタリだったな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/04/13(水) 05:46:12.04 ID:46+27qXT0<> ↑ミス 訂正>>132 >>143がピッタリだったな <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/16(土) 22:24:15.81 ID:bBDlCiF4O<> 「てーとくー……あれ?」

2月14日の昼過ぎ。島風は提督の部屋にやって来ていた。
理由はかわいくラッピングされた箱を渡すため。勿論中身は、言わずと知れたチョコレートである。

「どこ行ったんだろ……」

だが、お目当ての提督はいなかった。ここに来るまでに執務室は当然のこと、食堂や工廠、更にはトイレも探したのだ。
ここしかないと考えた島風だったが、残念ながらまたしても読みが外れてしまった。

「もー!どこー!」

誰もいない部屋に怒鳴ってみるも、その声に応える者はいなかった。

「んー……おうっ?」

誰もいない。確かにそうだったが、彼の部屋に似つかわしくない物が彼女の目に留まった。

「………………」

無礼ながらも勝手に入り、机の上に置かれた『それ』を拾い上げる。

「…………ふーん」

可愛らしくラッピングされた箱。それだけで、彼女にはおおよその検討がついた。

「…………」

二つの箱を抱えたまま、今度は部屋のゴミ箱を覗き込む。

「……よし」

何も――可愛らしい包装紙や箱が――ないことを確認して、彼女は部屋を出た。 <> いつから島風が病んでいると錯覚していた…?
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/16(土) 22:25:52.92 ID:bBDlCiF4O<> 「……あー!」

「うおっ……と。島風か」

どうやら入れ違いになっていたらしく、執務室に戻ってみると提督が普通に椅子に座っていた。

「もうっ!探したんだからね!」

「すまんすまん……それで、何か用か?」

「これ!」

島風は間髪を入れずに、自分の方を渡した。

「おっ、ありがとうな」

「早く食べてよ」

「そう急かすなって……ん、美味いな」

市販の板チョコを溶かして型に流し込んだだけなのだが、それをわかっていても島風の頬を緩めるには十分な言葉だった。

「……私のが一番始め?」

「ん?おう、そうだぞ」

「よかった…それと。これ、誰かの」

「ん?誰かって?」

「知らない!じゃーねー!」

一番だと確認した彼女は、暖かい春風のごとく笑顔で走り去った。 <> いつから島風が病んでいると錯覚していた…?
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/16(土) 22:27:10.39 ID:bBDlCiF4O<> 「……これもいただいちまうか」

もののついで、という軽い気持ちは失礼だが、物足りないと感じた提督はもうひとつの箱を開けた。

「……?なんだ?」

そこにはチョコではなく、一通の手紙と1錠の薬。

『提督へ これを飲んでください』

結局差出人がわからないが、警備に当たってくれている艦娘もいるので外部からの物とは考えにくい。

結果、彼はさほど躊躇いなくその薬を飲んだ。

「…………んっ!?」

だが、一分も経たずに強烈な吐き気や目眩が彼を襲う。

「んっ……ん!」

毒という言葉や、先程嬉しそうに駆けていった島風の姿が頭をよぎるも、それは一にして吐き気に埋め尽くされた。

「ん……!」

一心不乱にゴミ箱まで走った彼は、胃で暴れまわるもの全てをぶちまけた。

「はぁ……はぁ……」

冷静さを取り戻した提督は、ちらりと先程のチョコに目をやる。

「いったい……だれが――」 <> いつから島風が病んでいると錯覚していた…?
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/16(土) 22:28:20.90 ID:bBDlCiF4O<> 「提督!大丈夫!?」

よほど辛そうな声が響いていたのだろう。顔を真っ青にした白露が部屋に飛び込んできた。

「しら……つ…」

「喋らないで!まずは……これ!飲んで!」

言われるがままに差し出された水筒の中身をゆっくりと啜った。
ほんのりと甘かった。

「……落ち着いた?」

「お陰さまで……」

「まったく……酷いいたずらね」

「……………………あぁ」

命に別状は無かったが、これが毒薬だったら……そう思うとぞっとする。

「警備、もっと増やしたら?」

「そう……だな…だがせっかく食べたチョコが…」

「……リセット、かな?」

リセット。全て吐き出してしまった彼にとって、それはある意味言い得て妙だった。

「…………残念ながら」

「でも安心して♪」

不敵に笑う白露。

「これ、白露からのチョコだから」

そう言って水筒を差し出した彼女は、嬉しそうに笑っていた。


【一番】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/16(土) 22:31:14.21 ID:bBDlCiF4O<> 島風を病ませようとしたら、いつのまにか白露が病んでいた……な、…何を言っているのかry

大人しく島風病ましてきます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/16(土) 22:35:30.14 ID:OZB9/XXto<> 島風不憫 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/16(土) 22:37:31.07 ID:vNG6NXhEO<> まさかこれで白露を済ませるなんて事はありませんよね?(白露提督なりの不安) <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/04/16(土) 22:54:34.44 ID:bBDlCiF4O<> >>434本来は島風と白露の立場が逆だったんですけど、途中で気づいたんです。白露に罪はないって

>>435(ニッコリ) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/17(日) 01:20:39.34 ID:YVmVfNaNO<> や島天 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/23(土) 23:25:24.09 ID:D+HYbFjDO<> 「……っ…はぁ」

しがみつくように机から離れないこと半日。
提督はようやく報告書を書ききった。

「ふぅ……」

先日まで続いていた大規模な作戦の概要から、誰がどこでどれほどの戦果を挙げたかまで。
数日かけて書き漏らすことなく書かれたそれは、文句なしの出来映えになっていた。

「……終わったぁぁ…」

時間も時間なので控えたかったが、ついつい声をあげてしまう。
それほどまでに達成感と解放感は簡単に風化するものではなかった。

「提督!終わったの!?」

すると、その声に呼ばれたかのごとく島風が部屋に入ってきた。

「うおっ!?おま……今何時だと…」

驚きを隠すように、少しだけ低めの声で注意する。

「ねーねー!早く遊ぼーよー!」

だが島風は、そんなこともお構いなしに腰かけていた提督の体を引っ張った。

「……なに?」

「終わったら遊んでくれるって言ったじゃん!」

確かに、一昨日の夕食後辺りでそんな約束をした覚えがあった。だが……
怪訝に思った提督は時計に目を向けたが、どう見てもそれは深夜を指している。

「ねー!はーやーくー!」

こんな時間であることもお構いなしにボリュームを上げる島風。
純粋な見た目のは裏腹に何かどす黒い、狂気を感じた。

「……いつから待っていてくれたんだ?」

彼女を落ち着かせるため……というより、彼女に底の見えない恐怖を感じてしまった自分を落ち着かせるため、諭すように優しく尋ねた。

「え?えーっと……」

頭が働かず思い出せないのか、虚ろな目でなにもない空間を見つめながらずいぶん悩んだ末に、島風は顔を上げて答えた。

「確か晩御飯が終わってから!」


【待ちぼうけ】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/23(土) 23:27:07.85 ID:D+HYbFjDO<> 島風はなんやかんや良い娘だから、数日ぐらい放っておいても大丈夫

↓0000 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/23(土) 23:59:49.91 ID:31h1Bdh+o<> 鳳翔 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/23(土) 23:59:59.77 ID:vXhQGQN70<> 霞 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/24(日) 00:00:00.84 ID:dFhrivPA0<> 望月 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2016/04/24(日) 00:00:01.15 ID:L1mWJK7Z0<> 霞 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/24(日) 00:00:02.24 ID:7gffotRDO<> 日向 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/24(日) 00:04:00.30 ID:dNPashK7O<> よっしゃ霞とガンガン行ってくる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/24(日) 01:04:47.98 ID:lm6mrMMa0<> 霞とガンガンイってくる♂(意味深) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/24(日) 07:43:46.10 ID:+zMQYvKQ0<> 霞(ショタ)とガンガンイってくる♂ <> ◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/30(土) 00:31:43.58 ID:uOkmBlTAO<> 「何度言ったらわかるのよ!!ここで南西のルート?バッカじゃないの!?」

「いや、こっちの方が被害は抑えられるって…」

「あんたねぇ!」

今日も執務室から響く怒声。
日常茶飯事だが、だからといって無闇に近づく者はいない。

「するにしてもこんな遠回りじゃダメじゃないの!」

「え?昔は……」

提督が疑問に思うのも無理はない。以前、霞は今と逆のことを言っていたのだから。

「前はここあたりがよくわかってなかったから避けたのよ!」

「な、なるほど……?」

「本当に馬鹿ね!それくらいわかりなさいよ!」

彼女たち特有の距離感。誰の侵入も許さない空間。霞はそこに優越感を見いだし、心地よさに浸っていた。
だからこそ、彼女は怒鳴る。

「いい?あんたはまだ半人前なんだから、逐一私に見せなさいっての!」

「……す、すまない」

垂れる頭はここ数年で更に白くなり、海軍の頂点に立つ者としての威厳をいっそう醸し出している。

「いい?誰でもない、この私によ!」

「勿論だとも」

文句の付け所のない完璧な作戦。だが数十年の習慣は抜けず、結局彼女の目を通すことになるのだ。

「クズ司令官一人じゃ何もできないんだから。いい?」

「ああ……わかってる」

何年間も吐き続けた言葉は提督の頭にこびりつき、いつしか彼はそれが当然のことだと信じこんでいた。

「俺は能無しだからな……頼むよ」

模範解答とも言えるそれに、今日も彼女はバツを付ける。
すべては自分の愛するもののために。


【エゴイズム】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/30(土) 00:33:07.17 ID:uOkmBlTAO<> なんちゃって共依存

↓0040に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/30(土) 00:39:59.93 ID:kLKvPoNgo<> 初月 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/30(土) 00:40:00.00 ID:Tu0ZrrQ60<> 嵐 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/30(土) 00:40:00.17 ID:iNwuQjqAO<> 川内 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/30(土) 00:40:03.81 ID:r/40ZhU7o<> 鬼怒 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/30(土) 00:43:09.47 ID:uOkmBlTAO<> や、やりやがった……

嵐了解
wikiとにらめっこしてくる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/30(土) 00:44:38.03 ID:QxC7msztO<> ジャストて <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/04/30(土) 00:45:36.51 ID:uOkmBlTAO<> 一応
青葉、秋月、足柄 、朝潮、春雨
五月雨 、暁、筑摩(別)、呂500、あきつ丸
千歳、天津風、初霜、舞風、朧
皐月、摩耶、時雨、三日月、利根
白雪、マックス、浜風、古鷹、武蔵
瑞鳳、大和、長波、大鯨、赤城
大鳳、深雪、千代田、金剛、長良
三隈、扶桑、瑞鶴、榛名、夕張
葛城、阿武隈、文月、雷、清霜
翔鶴、響、磯風、曙、山城
陽炎、吹雪、如月、能代、名取
衣笠、ビスマルク、明石、卯月、野分
長門、秋津洲、U-511、山雲 、雲龍
弥生、北上、ぽい、間宮、朝雲
龍田、朝霜、秋雲、那智、五十鈴
谷風、大井っち、由良、加賀、叢雲
ぬい(別)、霰、高雄、島風、霞
嵐、 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/04/30(土) 00:54:25.29 ID:75blOcRWo<> >>451
やるじゃん <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/05/05(木) 04:53:00.17 ID:IkuVCyg40<> 突然ですみませんが諸事情で3週間ほど来れなくなると思います
ご了承下さい
お休みなさい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/05(木) 04:54:26.89 ID:oWJRtCVFO<> 了解 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/05(木) 07:29:20.28 ID:eEWHd0WZo<> ok <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/05/14(土) 12:35:51.15 ID:J3xSuOkXO<> 「ゴメンな……司令…」

手足を縛られた提督の上に馬乗りになった嵐は呟いた。

「嫌いにならないでくれよ……」

体を後ろに捻り、その言葉とは裏腹に降り下ろされる右手。
そこには見るからに鋭利なナイフが力強く握られていた。

「ぐっ!!……っ…」

提督の太股に深く突き刺さると、彼の足に痺れるような痛みが走った。

「あ……らし…!」

「ゴメンな…」

困惑と痛さから彼の顔は歪み、それを見た嵐は安堵のような表情を見せた。

「誰か……!」

必死の叫びはちらつかされたナイフによって、すんでのところで引っ込んだ。

「痛いよな……ゴメンな…」

嵐は何度聞いたかわからない謝罪をうわ言のように繰り返す。

「でも、司令も悪いんだぜ…?」

彼女は、痛みを必死に堪える提督に倒れこみ、そっと手を回した。

「いつもはぎーやいろんな奴に囲まれて…俺がどんだけ不安だったか……っ!」

「っ!…あ、嵐……!」

「あっ!……ごめん」

彼女の落ち着いていた心が再び揺らぐ。気がつけば、腕は提督をへし折る勢いで体を締め付けていた。

「…………でも、これで司令は…どこにも行かねぇよな…?」

「………」

提督が何も言葉を返せず黙っていると、嵐は嬉しそうに顔をうずめた。


【独占】 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/05/14(土) 12:38:06.60 ID:J3xSuOkXO<> イベント疲れました(終わったとは言ってない)

↓1300に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/14(土) 12:57:05.92 ID:x3rzb3YUo<> ぷりんつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/14(土) 12:59:32.98 ID:mD5vaybDO<> 鈴夜 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/14(土) 12:59:59.82 ID:0S93iG6t0<> プリンツ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/14(土) 13:00:01.57 ID:vETziHnUo<> 鈴谷 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/14(土) 13:00:02.18 ID:/HmzKPb3o<> 香取 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/14(土) 13:00:06.81 ID:B5J0DpOU0<> Z1 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/05/14(土) 13:01:43.56 ID:J3xSuOkXO<> プリンツ了解
皆さんのイベントに幸あれ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/14(土) 13:27:46.75 ID:ijjYvLVDO<> (>>458)
あれ…3週間とは一体…

いえ更新早く来て勿論嬉しいですよハイ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/14(土) 21:34:09.06 ID:zrmkey4uO<> ちょっと本気で江風ちゃん狙うね?
映えると思うの <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/05/17(火) 08:55:23.70 ID:unWz1S2x0<> 「やっと会えた!陽炎よ。よろしくね!」

陽炎は弾けるような笑顔で敬礼した。

「あぁ、おはよう……俺は――」

「知ってますよ?全部調べたんで」

提督が自己紹介を返そうとすると、彼女は自信満々な顔で制した。

「そ……そっか。良い心がけだ」

「ありがとうございます!」

褒められて嬉しかったのか、彼女は少し表情を緩める。

「……なぁ」

だが、提督は1つ聞きたいことがあった。

「……近すぎやしないか?」

「えっ?」

間合いが明らかに狭い。
先程敬礼したとき、その手が提督を掠めたほどだった。

「そうですか?」

「あ、あぁ……できれば、もう少し離れてもらいたい」

「…………わかりました」

数秒躊躇った後、彼女は1歩後ろに下がった。
そんな彼女を見て、提督は資料に目を落とす。

「素直だな…………君は、問題児と報告を受けてるんだが」

「えへへ……ちょっと」

笑って誤魔化すが、前もって貰っていた資料には様々な違反行為が記されていた。
着任早々に仲間を故意に撃ったり、提督に砲口を向けたり。
少なくとも、目の前の彼女がやったとは思えないようなことが羅列されていた。

「……以前会ったときはそんな娘ではないと思ってたんだが」

「!……覚えてくれていたの!?」

以前というのは、提督は数年前に他の鎮守府にて演習で見かけていたのだ。

「むしろ俺を覚えてくれていたのか?」

「当たり前でしょ?ずっっっっっと!会いたかったの!」

「そ……そうか」

特に気に入られることをした覚えはなかったが、彼女の眼差しは真剣そのもので、提督は当たり障りのない空返事をした。

「司令に会うために、どれだけ苦労したか…」

「……?」

大本営からの使者が言うには、彼女は提督を指名したらしい。
いわく、どこでも問題を起こすので彼女に任せたとかなんとか。

「これから、ずっと!よろしくね!」

そんなことを微塵も感じさせない目で、陽炎は幸せそうに笑った。


【リセマラ】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/05/17(火) 08:57:06.55 ID:unWz1S2x0<> よっしゃプリンツ書いたろ!

あれ?これは陽炎の方が良いんじゃ…

陽炎で書いてしまおう←今ここ

おとなしくプリンツ書いてきます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/17(火) 09:07:40.17 ID:ZKhdaRPDO<> 陽炎は頑張り屋さんだなぁ
プリンツも期待 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/17(火) 09:55:01.48 ID:e2cuW9gDO<> やっと会えたってそういう……

ウチの陽炎は着任当日に会いに来たんだけどナンデヤットナノカナー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/17(火) 10:30:17.24 ID:dUx82c00O<> >>475
今の貴方自身が最初の貴方ではないのかもしれない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/17(火) 21:21:20.34 ID:tC89bUo2O<> 建造しているつもりがされていたのか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/17(火) 21:23:35.54 ID:7twb19Koo<> >>477
なにそれコワイ・・・ <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/05/27(金) 10:15:00.03 ID:CFRnIDe00<> 「えへへ〜」

こちらもにやけてしまうようなとろけた顔で、プリンツは提督と腕を組んでいた。

「提督……」

「な、なぁ……そろそろ離れてくれ…」

「えー?どうしてですかぁ?」

無邪気な疑問に提督は、ほんの一瞬言葉に詰まった。

「えっ…い!いや、こんなことして……ビスマルクに見られたら――」

「プリンツ」

噂をすれば影。後ろから冷たい言葉が飛んできた。

「提督から離れなさい。イライラするわ」

苛立ちを隠せぬままのストレートな表現に提督が縮こまる。

「えー……だめですか?」

だが、そんなことはお構いなしとプリンツは提督から1ミリも離れない。

「貴女ねぇ…!」

「ねー提督?」

「えっ……な、なんだ?」

「ビスマルク姉さまはどうして怒ってるんですか?」

「いや、それは……」

「私は提督の妻よ!」

痺れを切らした彼女は、左の手のひらを見せつける。

「この指輪、わかる!?」

「…………?知ってますよ?」

「なら――」

「つまり、提督は私のお兄さまってことですよね?」

「なっ――」

「兄弟だったら、このくらいは普通ですよ。ねー♪」

「貴女いい加減に――」

プリンツがこうなったのは数週間前。まさに提督がビスマルクに指輪を渡したときからだ。

「私、二番目でも良いですから」

「っ……あんたねぇ!」

誰からの説得にも聞く耳をもたず、自分は側室だとの一点張り。

「これくらい許してください。いいですよね?」

誰からも認められていないその席に、今日も彼女はしがみ続ける。


【第二希望】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/05/27(金) 10:19:57.90 ID:CFRnIDe00<> ビスマルク「提督には誰も近づけさせない」
からの>>97

>>471面白い……そこまで言うのなら安価を取ってもらおうか

安価は今夜に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/27(金) 11:47:34.83 ID:SbO/v55do<> かわいい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/27(金) 12:17:14.62 ID:iKlfjjPqO<> やプ天 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/27(金) 12:39:10.94 ID:ZMCsy9nDO<> こわいい <>
◆uT1vCIreXdB7<>saga<>2016/05/27(金) 21:06:30.97 ID:CFRnIDe00<> ↓2200に一番近い娘 <> ◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/05/27(金) 21:19:53.17 ID:CFRnIDe00<> あれ?酉ミスった……? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/27(金) 21:59:57.37 ID:0y3lstyDO<> 球磨 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/27(金) 21:59:59.12 ID:X9wv9TIzo<> 那珂 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/27(金) 21:59:59.34 ID:0BRtXu+uo<> 鈴谷 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/27(金) 21:59:59.73 ID:yufdKAHn0<> 荒潮 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/27(金) 21:59:59.99 ID:Mz+JfYhS0<> 伊良湖 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/27(金) 22:00:00.31 ID:uXr2Bm2Qo<> 江風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/27(金) 22:00:01.66 ID:pvmvn0aSO<> 江風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/27(金) 22:00:38.18 ID:iRLCdwzHO<> 五十鈴 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/27(金) 22:06:01.67 ID:ZMCsy9nDO<> >>490
えぇぃ…連合艦隊の給糧艦は化け物か! <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/05/27(金) 22:17:50.82 ID:CFRnIDe00<> 伊良湖了解 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/11(土) 01:23:24.97 ID:UHSa7xw60<> もっちー構えて待ってるからあく <> ◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/06/13(月) 00:30:55.19 ID:pI0DrsJAO<> 「おはよー間み…あれ?」

いつものようにカウンターに身をのりだして間宮と軽く談笑しようとしていた提督だが、目当ての間宮がいないことに気がついた。

「んー?…おーい」

「どうしました?」

「うわっ!」

遠くに目をやり探していると、突然目の前に伊良湖が現れた。
思わず提督は数歩後ろへ飛び退いた。

「伊良湖!?どこから!?」

「え、えっと……?」

口をパクパクさせながら単語だけを並べる提督に、伊良湖は苦笑いで首を傾げる。

「今、突然目の前に来たから……」

「…あ、なるほど……ちょうどシンクの下の棚を弄ってたんです」

全てが繋がった伊良湖は、ニッコリと愛嬌溢れる笑みで下を指差した。
提督からは見えないが、その先には空きスペースがあるらしい。

「そ、そうか……ところで間宮は?」

「いません」

落ち着いた提督が改めて尋ねると、予想外の言葉が即答で返ってきた。

「え?」

「実はいなくて……今朝は私が、一人で全て!作ったんです」

「そ、そうか…」

一人で全て、の部分を強調する伊良湖が可愛らしく、提督もつられて口が緩む。

「間宮さんはいませんけど、私一人で大丈夫です。ですから、間宮さんの代わりに話を聞きましょう」

「そうだな……」

間宮と話すのが日課の彼だったが、今日は伊良湖と話すことにした。
だが話すと言っても大したことでは無かった提督は、必死に話のネタを探し始める。
そしてシンクに…厳密に言えば見えないシンクの下に目が止まった。

「そうだなぁ……ひとつ聞いてもいいか?」

「えぇ。なんでしょう?」

「その棚の中には何が――」

「糠漬けですよ。この暑さですと数日で臭いがキツくなるかもしれませんけど……」

「そうか…食べてみたいなぁ」

「えぇ。自信作ですので是非お食べになってくださいね!」

事実、数日後に艦娘たちから苦情が入るほどの悪臭が確認されるのだが、それはまた別のお話である。


【糠床】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/06/13(月) 00:35:20.52 ID:pI0DrsJAO<> 伊良湖さんって、どんな感じの娘なんでしょう……

皆寝てるでしょうし↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/13(月) 00:35:25.03 ID:oWyx3N51o<> 鬼怒 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/13(月) 00:35:56.55 ID:MEFYEkAlo<> こわい <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/06/13(月) 00:39:25.29 ID:pI0DrsJAO<> 怖い?それはこっちの台詞だ
なんで5秒で埋まってるんですかね…

おにおこ了解 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/13(月) 00:41:05.60 ID:oWyx3N51o<> 糠床腐らせたら一人では大丈夫ではないのでは?ボブは訝しんだ。

お鬼怒ちゃん機体 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/13(月) 00:54:00.59 ID:KRGHT7IsO<> この前婆ちゃんが沢庵腐らせた。30Lくらいの。
臭かった。貰ったんだったら言ってくれよ。
皆は糠漬けや漬け物、桜の木の下に埋めた物の処理には気を付けてね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/13(月) 00:56:00.70 ID:m1bdY4uAO<> >>503
木の下に埋めるのでなく奇妙な果実にすれば良いんですねわかります <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/14(火) 00:28:57.76 ID:eAeUEafi0<> 間宮さんの糠漬けおいしそう、たべたい <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/06/16(木) 11:29:54.36 ID:+Ot/1HXU0<> だ…駄目!」

そう言うや否や鬼怒は部屋を飛び出した。

「えっ」

唖然となり動けなくなった提督は、その後ろ姿を見送ることしかできなかった。

「……えぇ」

ケッコン指輪を渡した日の夜に寝室に呼ぶ。これだけで伝わると思っていた彼にとって、それは大誤算だった。

「…………寝るか」

今さら呼び戻す気にもなれず、提督は独り床についた。



「昨日はごめん!」

翌日。支度を終えて食堂へ向かおうと扉を開けた提督を待っていたのは、涙声で頭を下げる鬼怒だった。

「その…ね?別に提督が嫌いなんじゃなくて…いきなりだったから……私そういうことだってわからなくて……」

しどろもどろになりながらも、一向に顔を上げない姿から謝る気持ちが強いのは明白。
提督が却って謝りたくなるほど、必死に謝り続ける。

「……大丈夫、気にしてないよ」

笑いながら彼女の優しく頭に手を乗せる。

「…………ほんと?」

「あぁ。そもそも言葉足らずだったのは俺の方――」

恐る恐るあげられた顔。目は充血しそれを助長するかのごとくできている物凄い隈。

そして、その眼を擦るときに見えた手首の生々しい傷。

「ごめんね…提督の気持ちわからなくて……でも、これからは頑張るから!」

右手首には何重も赤い線。左には比較的新しいものもあり、血が滴り腕に赤い軌跡を描いていた。

「許してくれて、ありがとう!」

そんなことは我関せずと言うかのごとく、彼女は笑っていた。


【自責】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/06/16(木) 11:36:19.03 ID:+Ot/1HXU0<> なんでこうも長良型はメンヘラっぽいのが続くんだ……

>>505それはどっちの意味ですか?(震え声)

安価は夜に取ろうと思います。たぶん2300 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 13:13:49.49 ID:psH7wrGDO<> >>506
「味噌汁の味付け薄いね」すら迂闊に指摘できない可愛さがありますね… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 15:41:53.09 ID:aoH22IITo<> おにおこたそ〜 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/06/16(木) 22:13:51.23 ID:SAI0LeSTO<> おにおこたそ〜 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:00:00.52 ID:MQ8QTggHo<> 萩風 <> ◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/06/16(木) 23:03:08.83 ID:+Ot/1HXU0<> はぎー了解 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:04:43.02 ID:6x/7k4M8o<> なんだ>>507で良かったのか たぶんなんて付いてるから変わるのかと思った <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:05:22.73 ID:FFN5n80WO<> 再度告知があると思ってたわ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:06:25.69 ID:KWgg/coH0<> いつもは↓○○ってあるからね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:06:43.92 ID:Qd9MvhI1o<> たぶんて書いてあったからてっきり告知があるものかと <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:08:14.37 ID:LX4UHUspO<> ファッ!?いつの間にか安価終わってるやんけ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:08:16.70 ID:0jSdhQObO<> ちょっとまってそれはさすがにないよ>>1 <> ◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/06/16(木) 23:09:28.33 ID:+Ot/1HXU0<> やべぇ
告知してなかった

すみません。はぎーと別にもう一人募集します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:10:00.45 ID:lS3Z4rpxO<> 文句あるやつはブラウザバックして首吊って消えろ <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/06/16(木) 23:11:14.97 ID:+Ot/1HXU0<> ↓2320に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:19:42.86 ID:MiOYEowpo<> 霧島 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:19:59.42 ID:7savOzDE0<> 蒼龍 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:19:59.71 ID:6jvYdVxDO<> 望月 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:19:59.96 ID:zQOZM1VX0<> 日向 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:20:00.06 ID:qDndVk7jo<> 鈴谷 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:20:00.08 ID:x/BcoftlO<> イムヤ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:20:00.15 ID:KWgg/coH0<> 愛宕 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:20:02.85 ID:YE/OLWSDO<> 羽黒 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:20:04.06 ID:vT2uEoLu0<> 蒼龍 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:20:07.88 ID:DbCvxYKDO<> 時雨 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:21:25.46 ID:MiOYEowpo<> まぁ、そうなるな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:21:28.56 ID:DbCvxYKDO<> 誤差コンマ04てww <> ◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/06/16(木) 23:23:13.84 ID:+Ot/1HXU0<> 日向了解

皆さんにご迷惑をお掛けしました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:29:16.96 ID:MiOYEowpo<> どんまい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/16(木) 23:31:20.18 ID:DbCvxYKDO<> わっしょい <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/06/16(木) 23:42:11.19 ID:+Ot/1HXU0<> 「司令!?どこですか!?」

草木も眠る丑三つ時。いつもなら某軽巡以外は寝静まる時刻に、悲痛な叫び声が木霊する。
萩風がふと目を覚ましたのだ。

「どこですか!?ねぇ!返事してください!司令!!」

「すまん!」

提督が飛んで戻ってくると、萩風はすぐさま飛びかかった。

「司令っ!」

「うおっ!?」

提督は構える間もなく、されるがままに床に押し倒された。

「司令…司令…司令司令司令司令司令司令――」

そこにいることを確かめるように、萩風の手が執拗に提督の体を伝う。

克服させてやろうと始めた添い寝だったが、その結果はご覧の有り様。
辛さを提督で埋めることにより、彼が離れると以前以上の恐怖が彼女を襲うようになった。

「あぁ…ごめんな…」

「司令司令司令司令司令…」

存在を確かめるように呟き続ける彼女は、虚ろな目で笑っていた。


【裏目】 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/06/16(木) 23:44:06.63 ID:+Ot/1HXU0<> ではお休みなさい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/21(火) 13:06:09.94 ID:9lYIxRdqo<> 言葉にできない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/24(金) 11:21:35.99 ID:d2p8AA7G0<> 流石の夜戦馬鹿も午前3時には静かだと思うんですけど(名推理) <> ◆uT1vCIreXdB7<>saga<>2016/06/30(木) 00:25:31.75 ID:TU7iqx+n0<> 「なぁ提督。何やら伊勢と楽しそうに話していたが……何を話していたんだ?」

いつも以上に冷え切った目で日向は尋ねた。

「え?」

「妻の私を差し置いて、ずいぶんと長話だったじゃないか」

「い、いやぁ……大したことじゃなかったんだけど、ついつい話が弾んでな……本当に大したことじゃなかったんだぞ?」

「そんなことは聞いていないんだが」

不穏な空気を感じた提督は作り笑いでしのごうと試みるも、それは彼女の逆鱗に触れてしまった。

「私も君とたわいもない話をしたいな……」

「そ、そうか……なら――」

「そうだな。最低2670字」

ピクリとも顔を動かさずに出た提案は提督の思考を鈍らせる。

「……へ?」

「なにを驚いているんだ?君にとってなんでもない伊勢が2669字なんだ。当然だろう」

「え?」

「さぁ早く話してくれ。妻と話すだけなのだから2669字以上なんてわけない」

期待に満ちた視線が刺さる。

「い、いや……」

「早く」

日向は期待を込めて再び催促した。


【対抗心】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/06/30(木) 00:28:33.10 ID:TU7iqx+n0<> 他と比べてややマイルドな出来になってしまった
そしてまた酉が……

次の娘直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/30(木) 00:28:46.08 ID:boxGS4C5o<> リベ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/30(木) 00:28:50.78 ID:d+1coY7q0<> 風雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/30(木) 00:29:10.65 ID:6FbmGUg8o<> 酒匂 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/06/30(木) 00:31:04.57 ID:TU7iqx+n0<> なんでこんなに速いんだ……

リベ了解 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/06/30(木) 09:33:42.32 ID:vlpIIzI4o<> >>1の投下を待ってたんだよ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage <>2016/07/11(月) 19:46:16.61 ID:0ckxZGDbO<> 瑞鳳 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/07/16(土) 00:28:01.15 ID:oydhir820<> 「そう…今日も雨なのね……」

窓の奥の曇天に目を向け、雲龍は呟く。
その言葉には森閑とした雰囲気がありながらも、どこか熱の籠ったような力を秘めていた。

「遠征も中止した方が良さそうね」

「……そうだな」

それに応える提督は、合わすまいと必死に目をそらす。

「……提督も――」

「駄目だ!」

執務室には二人だけ。雨の窓を叩く音が部屋を支配する。

「…………」

「もうやめよう……こんなの葛城に――」

言い終える前に提督は肩を引かれた。
音もなく近づいていた雲龍が強引に唇を奪う。

「……いいじゃない。お休みしましょう?」

数分も絡み合った舌が離れると、惚けた息を吐きながら雲龍は笑う。

「ちょ…」

彼女は有無を言わさず押し倒すと、慣れた手つきで提督から着々と服を引っ剥がす。

「おい……っ!」

「静かにして…」

再び唇を奪われた提督は必死で藻掻く。
だが艦娘と一般男性の力の差は桁違い。上回る力で押さえ込まれた彼は、雲龍の成すがままに口を犯され続ける。

「っぷは…はぁ……」

数分たって解放された頃には、彼も彼女も下着姿になっていた。

「……んぐっ!?」

「こっちをみて」

誘惑するような腰振りから提督は眼を逸らすも、すさまじい力で首を捻られる。

「………ねぇ…今葛城を呼ぶ?」

視線がぶつかると、濁った瞳で雲龍は尋ねた。



「雲龍姉ぇー……って!あなた何寝てるのよ!」

「…………」

「…静かに……」

「あ……ごめん」

「提督、雨だから休んでるの」

「ここ最近そうじゃない……雲龍姉ぇがしっかりしてるからってダラダラしすぎね」

「………………」

「こんなに可愛いお嫁さんがいるのにね…」

「!?やめてよ!それは関係ないでしょ!」

「っ…………ごめん…」

「ん?今なにか言った?」

「さぁ……寝言じゃないかしら」


【卯の花腐し】 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/07/16(土) 00:31:42.85 ID:oydhir820<> 2週間放置はヤバイと思ったのでとりあえず雲龍
リベはちっと待って下さい……あんなええ娘どう病むんだよ…

あと山城と扶桑可愛い
あと大井っちも可愛い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/07/16(土) 01:04:02.94 ID:+lsB2kYco<> 待つわ

あと寝取り雲龍ゴチ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/07/16(土) 07:57:15.43 ID:Ewd1mFfwo<> おつつ <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/08/03(水) 07:19:55.19 ID:4oJeZloA0<> 「……あ」

「どうしたの?」

「いや、書類で指を切っちゃったみたいでさ…」

静寂を壊した提督の指に赤い線ができる。
やがて傷口から少しずつ血が溢れ、表面張力の限界を超えた血が指先を目指して垂れだした。

「!」

「リベッチオ、すまないが――」

君の手元のティッシュを取ってくれ。提督がそう頼もうと振り返ると、彼女は愛おしそうに見つめていた。

「…………り、リベッチオ…?」

声をかけるも魅入られたように熱い視線を指に送る彼女の耳には届かない。

そうしてる間にも血は徐々に流れ、指先にゆっくりと赤い実が育つ。

「…………!」

それが重力に負けて指を離れる寸前、リベッチオは素早く傷口ごと口に含んだ。

「ん…ちゅ……んろ……んっ…」

しゃぶりながら啜りながら、更には八重歯と舌で優しく傷口をえぐりながら。彼女は貪るように血を啜る。

「お、おい……」

「ん?ふぁあにぃ?」

提督は艶かしい仕草に気をとられる。
反応が鈍くなった彼が冷静になったのは数秒後のことだった。

「だっ…駄目だ!」

「……あ」

「もう血は止まってるから…大丈夫だ」

浅い傷口故に1分もすれば血は止まる。それは彼女のお陰であり、これ以上の処置は不必要であることはわかりきったこと。

「………………」

だが、リベッチオはそれに蟠りを感じた。 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/08/03(水) 07:22:55.41 ID:cIpXx1pAO<> 「提督。もっとちょうだい?」

「……は?」

元来素直な彼女は、欲望をオブラートに包まずぶちまける。

「そうだ!また切ったら教えて!」

「え、いや……へ?」

「今度はなるべく深めがいいな…ね?」

「え……」

純真無垢な少女の歪な願い。
提督は呆気に取られつつ、どこか薄ら寒い空気を感じていた。

「ズバァって!指が取れるくらい大きく!」

「お、おい……」

冗談でないことは表情から犇々と伝わる。

「あ、取れてもいいよ?」

「っ!」

「リベが舐めてあげるから」

期待を込めた目で、彼女は傷跡を見つめる。

強烈な幸福感と本能的に感じた旨味。
気が狂うほど魅力的なその味は、彼女を虜にした。


【魅惑】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/08/03(水) 07:24:52.28 ID:cIpXx1pAO<> 今は皆さん忙しいかな…

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/08/03(水) 07:25:12.35 ID:dzUXQFR80<> 蒼龍 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/08/03(水) 07:32:21.81 ID:cIpXx1pAO<> はみ出ちゃう方了解 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/08/03(水) 07:42:01.01 ID:dzUXQFR80<> 乙乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/08/03(水) 09:13:13.99 ID:958nCPhv0<> 乙です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/08/03(水) 09:31:43.15 ID:VHQ6YaA0o<> 忙しいかな発言の後の1分以内の安価とりよ…

乙! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/08/03(水) 09:44:36.29 ID:kno5LbkDO<> 乙

R板に隔離られないギリギリを攻めてる気がしてきた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/08/03(水) 14:39:37.92 ID:HyAfvNLYO<> ちくせう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/08/27(土) 12:27:44.58 ID:S9kc6ftvo<> ほ <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/08/28(日) 01:54:36.40 ID:ewwR3JbOO<> 「…………ふぅー…」

新月の夜。海岸に辿り着いた蒼龍は思わず溜め息を吐いた。

「いい天気ですねー」

月が無い分弱い光の星が見える。彼女は何故かそれが嬉しく思えた。

横にいる提督に話しかけるが返事はない。
厳密に言えば反応はあるのだが、ガムテープが遮り言葉を発せないのだ。

「んーんんー!?」

彼はそれだけでなく、手足も幾重に縄を巻かれ、鎮守府から随分遠くまで引きずり回されていた。

「あはは!何言ってるんですか?」

必死に訴えるも笑われ、提督の顔色は怒りよりも絶望の方が濃くなる。

「こんな必死な提督、初めて見ました……もしかして、提督も初めてだったりします?そうだと嬉しいなぁ……」

真っ暗な水平線を見つめ頬笑む蒼龍。
提督は場違いながら、蒼龍の笑顔を久しく見ていなかったことを思い出した。

「…………加賀さんや赤城さんには敵わないなぁ…って思ってたんです。ですから、火花を散らし合う二方を見て、私は提督を諦めました……」

「………………」

諦めた。その言葉を聞いた提督は体が裂けた気がした。

「…………でも、飛龍が笑顔で話してくれたとき、とても気分が悪くなったんです」

「………………」

「なんで私じゃなくて飛龍なんだろうとか、飛龍の喋っていたことは私の知らない提督ばかりで更に気分が悪くなったり、色々と考えちゃいまして……提督が飛龍に告白した日の夜から、ずっと…ずっと考えてたんです」

「……ん!?」

飛龍に指輪を渡して2年経っている。その年月の重みは彼女の瞳から徐々に光を奪っていった。 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/08/28(日) 01:56:21.38 ID:ewwR3JbOO<> 「それで、ずるいって思っちゃったんです……私も、誰も知らない提督を独り占めしたかったんです!」

赤らめた顔を手を覆う仕草は可愛らしいもので、提督は呆気に取られた。

「提督って、苦しい顔は皆に見せずに我慢してますよね……飛龍も見てないですよね?」

「……!んんー!?んーー!」

提督が再び暴れだしたのは、蒼龍が彼の足に更に紐をくくり始めたから。

彼には紐の先は見えなかったが、先程よりも足掻けないことから余程の重量があることだけ理解できた。

「あ、わかりました?」

「んんーー!!んん!」

「……その顔…悲しいんですか?怒ってるんですか?」

目を爛々と輝かせる蒼龍が重石ごと提督を抱き抱え、テトラポットまで足を運ぶ。

「あぁ……♪いいですそれ…………加賀さんも赤城さんも……飛龍も見たことの無い顔………もっと…私だけに見せて」

重石を投げ込む。重石はぼとんと鈍い音を立て、真っ黒の海に紐を引きずりこんでいく。

「んんー!」

「私が着いていますよ……飛龍じゃなくて、私が」

重石に足を引かれ喚く提督をあやしつつ、彼女は海に浸かる。

「飛龍に見つからない場所で、二人っきりで……♪」

蒼龍が艤装を外すと、彼女は瞬く間に抱いていた提督と共に沈んだ。

その後、二人が見つかることはなかった。


【独り占め】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/08/28(日) 01:58:48.40 ID:ewwR3JbOO<> 蒼龍と飛龍は互いにコンプレックスを感じてそう(こなみ)

↓0200に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/08/28(日) 02:00:00.20 ID:POB7i6ado<> 高波 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/08/28(日) 02:00:01.15 ID:3E2Owmrt0<> 風雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/08/28(日) 02:00:06.95 ID:maY8YdDE0<> 早霜 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/08/28(日) 02:10:59.62 ID:svJeIk670<> 了解かもです
26欲しいかもです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/08/31(水) 03:54:08.50 ID:j1bx8mm70<> 乙。
イッチ的には新艦…具体的には水無月なんだけれど、安価狙って大丈夫? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/02(金) 09:39:51.65 ID:XOX6Scqgo<> ほんと至るところで猛虎弁見るようになったな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/02(金) 12:07:22.24 ID:O5rX1pbqo<> ただのまとめキッズかJカス崩れでしょ
構うのはやめとけ <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/09/02(金) 12:12:12.98 ID:g+tmBHbh0<> 「んっしょ……ふぅ…」

「お、珍しいな……ドラム缶持って」

「司令官、私もやるときはやるかも、です」

「あれだけ嫌がってたドラム缶まで担いで……俺は嬉しいぞ!」

「人手が足りないので、私も頑張るかも、です!」

「人手は足りてるさ。君達夕雲型には頑張ってもらってるからなぁ…」

「……姉様じゃなく、私を頼って欲しいかもって…」

「…やる気十分だな。なら今度から任務を増やそう」

「姉様達全員の分も回していいかもです」

「えっ……」

「?おかしなこと言ったかも、ですか?」

「……あ、いや…流石に高波に夕雲型全員で回してる仕事を任せるわけには――」

「大丈夫かも、です」

「やる気があるのは嬉しいが流石に…」

「その代わり、姉様達の分も誉めて欲しいかも…です」

「……あー!もうっ!高波は可愛いなぁ!」

「あ、ありがとうございます!……じ、じゃあそろそろ行ってくるかも、です」

「おう!……ん?そういえば何しに行くんだ?」

「ちょっとゴミ出しに。ちょっと詰め込みすぎたかもです…」

「?……あ!ドラム缶にゴミ突っ込んで運ぶつもりか!?」

「あ、後でしっかり洗うので許して欲しいかもです!では!」

「おい!………なんで海に出たんだ?」


【不法投棄】 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/02(金) 12:13:17.60 ID:O5rX1pbqo<> かわいいかも <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/09/02(金) 12:21:17.30 ID:g+tmBHbh0<> >>571水無月や26は持ってるから大丈夫です。アクィラもWikiでワンチャン

↓1230に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/02(金) 12:23:58.58 ID:119fau9Do<> ペンギンとはいえ海に捨てるのはいただけないなあ(震え声) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/02(金) 12:29:57.57 ID:1iXvZvWDO<> 球磨 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/02(金) 12:30:02.35 ID:4VHHN4oNO<> 19 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/02(金) 12:30:09.83 ID:119fau9Do<> 望月 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/02(金) 12:31:37.46 ID:O5rX1pbqo<> 望月 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/02(金) 12:33:33.89 ID:O5rX1pbqo<> そういや潜水艦はあまり当たって無かったな
ゆーろーくらいか <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/09/02(金) 12:35:35.76 ID:g+tmBHbh0<> ギリギリ19ですかね……了解

>>577ペンギンは海で生きる。海に還し…帰しても悪いことはないはず <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/02(金) 12:39:37.05 ID:4VHHN4oNO<> 白くてもこもこした何かはいいのかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/02(金) 12:47:14.20 ID:gtKanwXDO<> 12cm単装砲や14cm単装砲だろ

整備士達の <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/02(金) 13:37:20.72 ID:e2DxXfrdO<> 海還りかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/03(土) 17:21:50.68 ID:Cr8u4xrco<> 羽が生えたり賢くなって帰ってきそう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/24(土) 12:22:36.64 ID:VxCPEaCYo<> あ <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/09/25(日) 01:57:47.92 ID:Ae77Pg3dO<> 「イク……ほら」

ご飯の乗ったスプーンを差し出す。

「……ありがとうなの」

控え目な笑顔を見せ、19はそれを頬張った。

「………………」

「……………………んっ」

それを咀嚼し飲み込むまで見守り続ける。そうしないと吐き出すからだ。

提督の用意するものを提督が食べさせる。
そうしなければ拒否反応を起こし、水さえも口にできなくなっていた。

「………………はぁ」

「っ…………提督、今」

つい気が緩んで漏れた溜め息。それを19は見逃さない。

「あ、いや!今のは19と関係ない!仕事の疲れだから!な?」

「……疲れてるのなら、19のことなんか放っておいてもいいのね……今すぐにでも──」

みるみる弱々しくなる声。今にも途絶えそうなそれは一種の危険信号であることを提督は知っている。

「っ!」

提督は咄嗟に辺りを見回し、鋭利な物が無いか確認する。
19の右斜め後ろにあった血の着いたハサミを見つけ、必死に手を伸ばした。

「あ…………」

「…………ふぅ」

彼女よりも先に手に入れたハサミを胸ポケットにしまう。これで一旦落ち着くだろう。

「…………イクは、提督の邪魔になるなら……すぐ死ぬのね」

「……そんなこと言わないでくれ」

「でも…提督はニムのところに行きたいんでしょ?」

「…………」

違うと言えば嘘になる。だが、そうすれば間違いなく目の前の少女は自害する。

「……イクの方が大切さ」

「あ……」

虚ろな目をしたイクを抱き寄せ誤魔化す。

「…………こんな面倒くさいのに構わって、提督が可哀想なの」

「………………俺は、そんな風には思ってないよ……イクは大切な…仲間だからな」

大切な人。そう言うのは指輪を渡した26を裏切る気がした提督は当たり障りのない言葉を選んだ。

「………そう言ってくれると…嬉しい、のね」

目を離すと消えてしまいそうな彼女。少し──26に指輪を渡す以前の明るさは完全に霧散していた。

「さぁ、もう一口食べようか」

「うん……」

19ははにかみながら口を開ける。
提督は彼女を長らえさせる為に、再びスプーンを差し出した。


【泡沫】 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/09/25(日) 02:01:57.70 ID:Ae77Pg3dO<> ようやく鬼怒にスポットライトが当たった……
鬼怒好きには嬉しい

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/25(日) 02:02:29.29 ID:s4I550NB0<> 愛宕 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/09/25(日) 02:04:47.40 ID:Ae77Pg3dO<> パンパカパーン了解

着信なし殿の愛宕可愛い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/25(日) 08:56:32.63 ID:h4R6EiVWo<> 弱気な19は新しい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/25(日) 21:20:30.94 ID:Teb9m0OO0<> 弱気なようで思いっきり提督を独占してるよな
26と19を二人きりにさせたらどうなるの、っと <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/09/25(日) 23:27:05.57 ID:m0FpDyvR0<> 「……………………」

「……!…………ニム…」

つい提督がうたた寝して、19がぎこちない微笑みを浮かべながら彼の手を握る。

忍び込んできた26が見たのはそんなシーン。

「………………離して」

「……………………っ」

提督のケッコン相手である彼女のことを思うのなら離すのが当然。
だが19は目の前の幸せを選んで手を緩めなかった。

「……離してって言ってるの!」

沸々と溜まっていた苛立ちが爆発し、それは怒声となって19を襲う。

「提督はイクのじゃない!離せ!」

「……提督は」

そこでようやく口を開く19。彼女のか細い声のために部屋に静寂が訪れる。

「………………イクを、大切な…人って」

「っ!」

「そう…言ってくれたのね」

事実を歪に捉えた19の脳は無意識のうちに己の心を慰めるようにはたらいていた。

「…………ほら」

そんな19に26は静かな、されど精一杯の怒りを込めた声と共にナイフを差し出す。

「死んで。すぐに」

「………………い、いや…」

「提督もそれを望んでるの。ほら、早く」

「っ!そんなこと……提督はイクを大切な人って…」

「聞き間違いでしょ?提督にとって大切なのはニムだもん。むしろイクみたいなめんどくさいのは大っ嫌いだよ」

「…え……」

「心のなかではずっと思ってるよ?死ねって」

26は26で自分の望むようにねじ曲げる。

「………………イクが死んだ方が、提督は幸せ…なの?」

「そうに決まってるでしょ」

寝ている提督への問いかけに26が答える。
しかしそれが提督の意思だと彼女の頭は結論付けた。

「…………ほら」

「……うん」

ナイフを受け取った19は、そのまま刃を首の動脈に当てる。

「……最後は…提督に、見て欲しい…の」

「だめ。さっさと死んで」

全ての望みを断ち切られた彼女は目を瞑る。

そして笑いながら勢いよく手を引いた。 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/09/25(日) 23:28:08.27 ID:m0FpDyvR0<> >>594こうなります <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/25(日) 23:48:58.13 ID:Teb9m0OO0<> 幸せなケッコンには犠牲がつきものデース! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/25(日) 23:50:03.13 ID:h4R6EiVWo<> なんということでしょう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/25(日) 23:59:39.40 ID:IeyRJZ3Go<> すまん、26ちゃんがこうなるのすっごく自然にみえるわ <> ◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/10/08(土) 09:55:54.59 ID:wQQZ357b0<> 「まぁ……!」

箱を開けた瞬間、愛宕の顔が綻びる。

中にはペンダント。埋め込まれている鏡が喜ぶ愛宕の顔を映していた。

「これ、私にくれるの?」

「まぁ……日頃のお礼だ」

恥ずかしがってぶっきらぼうな口調でそっぽを向く提督。
そんな姿さえも彼女にとっては愛おしい。

「ありがとう!」

小物類は時々姉や妹から貰うが、そんなものとは比べ物にならないほどの喜びが彼女を包む。

「着けて良い?」

返事を待たずに頭を鎖に潜らせる。
かけると体が軽くなった気がした。

「…………似合ってるぞ」

その一言に愛宕の心は大きく跳ねる。

「そう?」

崩れた顔だけでなく全身から溢れる幸せオーラ。
茶化すのも躊躇われるほどの笑顔を浮かべてペンダントを見つめる。

「これ、高雄に自慢しようかしら」

気分が最高潮に達した彼女は、つい思ったことを呟いた。

呟いてしまった。

「……実はそれ、高雄と買いに行ったんだ」



「………………え?」 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/10/08(土) 09:56:23.92 ID:wQQZ357b0<> 例え見せびらかさずとも、身に付けていればいずれはそんな話になっていただろう。

「…………………………」

だがタイミングが悪かった。
彼女は天から谷底へ叩き落とされた。

「俺はそんなセンスが無いからな……お前に似合う物を見繕えるよう手伝いを頼んだんだ」

その言葉から二人で出掛けたことが窺える。

愛宕の脳内には憎らしい笑顔を振り撒く姉の姿が浮かんでいた。

「…………………………」

「似合ってる……流石は高雄だな」

「っ…………」

先程まで喜んで享受していたその言葉は心を抉り、体は重くなる。

「…………愛宕?」

「っ!……ありがとう。とても嬉しいわ」

気付かれまいと笑顔でペンダントを手に取る。

「なら良かった」

胸を撫で下ろす提督は彼女の瞳の奥の闇に気がつかない。

「……ちょっとみんなに自慢してくるわ!」

そう言うが早いか愛宕は執務室を飛び出す。

「……………………」

扉を背に立つ彼女は再びペンダントを見つめた。

「………………………………っ!」

どんなに力を込めても嘲笑うように割れない鏡。

そこには醜い顔が映っていた。


【裏】 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage saga<>2016/10/08(土) 09:58:16.62 ID:wQQZ357b0<> >>599最高の誉め言葉。ありがたき幸せ

↓1000に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/10/08(土) 10:00:00.04 ID:9mhmYwMLO<> イムヤ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/10/08(土) 10:07:55.69 ID:edmAT0L/o<> 黒高雄だったらなお愉悦なシチュエーション

おつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/10/08(土) 11:02:37.47 ID:mlxK3CTDO<> 知ってるぞ、指輪は鳥海がもらってるんだろ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/10/08(土) 16:24:26.58 ID:+367G7LL0<> そして何も悪くない摩耶 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/10/08(土) 23:22:40.36 ID:vyn5D7td0<> 実は摩耶様が高翌雄を提督と一緒に行かせたパターン。 <> 黒くないけど
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/10/09(日) 10:43:29.10 ID:37RyjriFO<> >>604

「今日はありがとうな」

「もう。それじゃあお別れの挨拶みたいですよ?」

「そ、そうだな……」

苦笑いする提督。そんな彼を愛おしく思い微笑む高雄。

「正直高雄にしか頼めなくてな……あいつの姉でありセンスも抜群」

「ふふっ……ありがとうございます」

彼女の耳には前半しか聞こえなかった。
正確に言えば、聞こえはしたが脳が情報を拒否したのだ。

「私にしか頼めないなんて……提督は私をどうするおつもりで?」

「え?……?」

すれ違い食い違う会話。

「でも、私しか頼れないだなんて……嬉しいです。あ、変な意味ではないですよ?提督が困っていることを喜んでいるわけではありません!」

壊れた彼女の頭は、より都合の良い方へと変換していく。

「ですが、私は提督のお役に立てることが幸せですから別にお礼の品など……」

「……高雄?」

「私は…いつものように提督のお側にいられるだけで幸せなのですから」

「そ、そうか……」

「……ですが、私も欲が出てしまいました……ありがたく頂戴します」

「?…………何か勘違いしていないか?」

「?」

「その……何度も言うが、あれは愛宕へのプレゼントで高雄のでは無い」

「……え?」

首を傾げるその声は不意を突かれたような外れたもの。

「あ、いや……そうだな…今月は厳しいからまた今度で……」

「……………………」

反応を示さない高雄の姿は提督の不安を煽る。

だが彼女は気分を悪くした訳ではない。

「なんとおっしゃいました?」

愛宕。その言葉があった途端に彼女の耳は受け入れを拒否する。

ただ単に、都合の悪いことは聞こえないだけなのだ。


【弁】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/10/09(日) 10:44:13.58 ID:37RyjriFO<> >>605

「………………あれは」

ふと見た窓の向こう側。そこには提督と高雄の姿があった。

提督が出掛けることは知っていた。
不本意ながら、その理由が姉の為であることも。

「……高雄姉さん?」

だが、何故二人で門を潜ったのか。
彼女にはわからない。

「まさか……浮気?」

提督は生真面目で不器用。そんなこと出来るはずがない。
当然鳥海は提督のことを信じている。

しかし高雄の目には提督以外写らない。
その事実は鳥海に一抹の不安を煽るには十分すぎた。

「提督……っ」

無意識に右手の薬指に手が伸びる。

ともあれ今は信じるしかない。
そう言い聞かせて冷たい銀の輪を撫でる。

「………………」

自分は提督の唯一の嫁艦。
それが彼女の心の支えになっている。

その『思い込み』が彼女を支える唯一の柱。

「…………信じてますからね」

偶然拾った何の効果も価値もないリング。
それを執務室の前で拾ったときから彼女は提督の嫁艦になった。

「浮気なんて……ダメですよ」

嫁艦である鳥海は見えなくなるまで二人の背を見送っていた。


【支柱】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/10/09(日) 10:44:40.65 ID:37RyjriFO<> >>607

「…………ははっ」

廊下の角から愛宕を覗きこんでいた摩耶は楽しげに笑った。

「いつもの笑顔はどうしたんだ?姉さん」

ペンダントを睨む姉は嫉妬の塊と変わり果て、いつもの面影は消え失せていた。

実に万事上手く進んでいる。

「これで……っと」

その姿を無音カメラでとらえる。

「…これで愛宕姉さんは終わりだな……」

この姿を見せれば提督も姉に愛想をつかすに違いない。

「…次は高雄姉さんか……」

姉や妹は可愛くて美人。
そんな彼女らを出し抜こうと策を巡らせた末に導かれた結論。

提督が姉たちを嫌うよう仕組めばいい。そうすれば提督は自分のものになる。

「これでアタシの所に提督が……」

突拍子もない理論。第三者が聞けば鼻で笑い飛ばすだろう。

だが彼女はこれを信じきっていた。

これしかないと思い込んでいた。

「これで良い……」

姉たちを蹴落とさなければ手に入らない高嶺の花。

その頂きにある結末を彼女は知らない。


【ハッピーエンド】 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/10/09(日) 10:45:50.98 ID:37RyjriFO<> (今更ながら)イムヤ了解 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/10/09(日) 10:48:26.97 ID:R+gUjXfDo<> 誰も幸せにならねぇ…
摩耶様が艦隊の頭脳も真っ青の策士と化しておる、やはり眼鏡は脳筋 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/10/09(日) 12:00:23.64 ID:Y+PTD1bDo<> 豪華高翌雄型四本立て <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/10/09(日) 13:28:04.05 ID:SvKeUxH7O<> >>612
共倒れの未来が予想出来ないんじゃ策士とは言えないなあ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/10/09(日) 15:25:42.90 ID:GjNzRoVRo<> 執務室の前になんの効果もないとは言え指輪なんてホイホイ落ちてるもんなんだろうか…
もしや落ちてたナットを鳥海は指輪と思い込んでるだけの可能性が <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/10/09(日) 21:08:16.30 ID:cR2oekUDO<> >>615
もしかして⇒おもちゃの指輪 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/10/10(月) 03:58:25.05 ID:IOxe7HEpo<> 過激派が落としたコックリングだな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/10/11(火) 04:55:33.57 ID:KNMO78Vx0<> 乙
あと細かい事は言いたくないけど鳥海は「司令官さん」呼びですよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/10/11(火) 10:51:31.23 ID:f2gdQCN1o<> 発狂ENDか… <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/10/25(火) 02:16:13.06 ID:kUE1CRuDO<> >>618そうだわ……
鳥海さん好きの方ごめんなさい <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/11/10(木) 02:20:31.13 ID:og9V1aAzO<> 「…………はぁ」

鉄格子の向こうから射し込む光で瞼を開く。

『司令官おはよう!』

それと同時に聞こえる元気な声。
彼が目覚める数時間前からスタンバイしていたのだ。

「……おはよう」

スピーカーを通して返す挨拶にも慣れてきた事実に呆れつつ、提督はゆっくりと体を起こした。

「………………」

目の前にはポスター。
50cm四方に伸ばされた真っ暗な笑顔をした伊168が壁を埋め尽くしている。

「…………そろそろ──」

『駄目。他の娘見ちゃうでしょ』

「…………」

ルーチンワークとなりつつある会話。
それを続けるのは抜け出したいという一心なのか、はたまた惰性なのか。それすらも曖昧になっていた。

『すぐご飯持っていくから、待っててね!』

プツリと途切れる放送。あと一分もすれば朝食を運んできてくれるだろう。

「………………はぁ」

本日2度目の溜め息がもれる。ベッドから立ち上がったと同時に鍵の開く音がした。

「お待たせ!」

「……ありがとう」

そう呟いてから提督は気付く。こんな事態になっている原因に礼を言うのはおかしいと。

「いいの!イムヤが司令官のお嫁さんなんだから!」

しかし伊168は気にする様子もなく笑って応える。

「…………俺が選んだのはゴーヤだ」

「顔も思い出せないのに?」

「っ!……」

伊168はしたり顔で朝食を並べ始める。

「…………一目見たら思い出すんだ……」

自分が好きになった相手の名前は覚えている。

逆に言えば、名前しか思い出せない。
愛した記憶は有るが、その相手の顔も声も、別のものに上書きされていた。

「頼む。せめて声だけでも……」

「…………また後でね」

「待ってくれ!」

無情に閉められる扉。すぐさま掛けられる鍵。

『司令官、慣れてくれた?「イムヤ」だよ』

「………………」

もう放送室に戻ったのか、いつも通り洗脳の呪文がスピーカーから流れ出す。

『イムヤの声聞きたかったの……?』

「……違う…」

否定するも、脳裏にこびりついた声は反響して囁き続ける。

上下左右前後どこを見ても彼女の顔。終始流れているのは彼女の声。

提督の世界には彼女しかいなかった。


【上書き】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/11/10(木) 02:22:37.32 ID:og9V1aAzO<> 寝ぼけてやっちまった……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/10(木) 02:26:32.38 ID:bLI4ScjA0<> 大鳳 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/10(木) 02:41:21.23 ID:nK6Exi4ZO<> あ^〜 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/10(木) 02:58:44.79 ID:bLI4ScjA0<> >>623
大鳳済みだった
鈴谷で <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/10(木) 03:00:28.65 ID:dqmTZRmd0<> 川内 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/10(木) 08:03:41.78 ID:tu0kiXReo<> でち公ェ…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/10(木) 09:40:37.36 ID:TnqK603DO<> 俺も監禁洗脳したいです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/10(木) 21:09:29.11 ID:SW0i0kjS0<> 残されたでち公は下のように健気に待ってると...
電「お姉ちゃん達はズルいのです」 (http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421946879/)の>>241 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2016/11/19(土) 12:35:29.63 ID:3Id1EK0n0<> あげ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/19(土) 12:39:47.15 ID:qe3Nq2NvO<> なんだコイツ <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/11/26(土) 00:19:47.13 ID:CkWEeojb0<> 「提督!」

「…………鈴谷か」

振り返らなくてもわかる。

「町で会えるなんて、スッゴい偶然じゃん!」

駆け足で寄ってきた彼女は息を切らせて、お馴染みの言葉を喋った。

「………………そうだな」

「最近こんなこといっぱいあるけど……もしかして、鈴谷達って赤い糸で結ばれてたりするんじゃない?」

「……そうかもな」

彼女が言う『スッゴい偶然』。
それがここ数ヶ月起きている。

以前は恥じらいが感じられてこちらも照れ臭かったりしたが、今では彼女もまた『偶然』に慣れてきているのがわかる。

「せっかく会えたんだし、二人で遊びに行ったりしない?」

いつも通りの流れ。
逆らうことは一月前に諦めた。

「じゃあ、今日は──」

こちらの話を聞かず一方的に『洗練された』デートコースを語る鈴谷。

そんな彼女は、空いていた左手に携帯を持った。

「…………鈴谷。それ…」

「え?」

私は恐る恐る、彼女が既に右手に持っていた携帯を指差す。

彼女が握っているそれは、鎮守府から普及された物とは別の携帯だ。

「これ?……鈴谷と提督の…赤い糸……かな?」

はにかみながら縁をなぞる。
私は、実に数ヶ月ぶりに照れる彼女の顔をみた。


【赤い糸】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/11/26(土) 00:21:34.49 ID:CkWEeojb0<> 鈴谷のヤンデレと言えば、以前あった素直になれない奴が可愛かったですね……

↓0030に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/26(土) 00:29:56.50 ID:RMYQd2SP0<> 風雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/26(土) 00:29:59.21 ID:z/Z25g0U0<> 川内 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/26(土) 00:29:59.83 ID:kdRPqyg6o<> 那珂 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/26(土) 00:29:59.96 ID:tDZvi7lmO<> 神風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/26(土) 00:30:00.62 ID:XhULSrsh0<> 鳥海 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/26(土) 00:30:20.78 ID:IoAPWu9Jo<> 三日月 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/11/26(土) 00:44:03.25 ID:XhULSrsh0<> 次回あたり【済】 のリスト更新してほしい <> sage <><>2016/11/30(水) 03:59:40.55 ID:9iX76aRQO<> 村雨 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2016/11/30(水) 22:53:39.39 ID:vBF15n2O0<> 天津風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/01(木) 00:10:46.03 ID:/Pp2o1xZO<> sageろよクソガキ <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/12/02(金) 23:45:23.52 ID:Il+NKmzIO<> 「……………」

『司令官、なに?あまり食が進んでないじゃない!』

厨房に戻ってきた神風は先程見た光景を思い出していた。

『ダメダメ、全然ダメ!朝はしっかり食べないと』

確かに提督の料理は秘書艦の仕事だと教えたのは自分自身であり、むしろ間違えたのはいつもの癖で料理を作っていた自分自身である。

「………………」

それに則り、朝風は朝食を作った。
事実だけ見れば、神風が間違えて朝食を作った。それだけのこと。

「たった一日で…………馴れ馴れしすぎるわ……!」

だが、それはあくまでも理屈であり客観的に見た話。
調理していた時の温かい気持ちは一瞬で風化し、その塵芥が彼女の心を荒ませ、隙間を埋めるように嫉妬が芽生える。

「………………………………あの子さえ…っ」

そこから続きは口をつぐんだので出てこなかったが言い淀んだつもりはまったく無く、却ってその決心が妬みを鋭くさせた。

そもそも昨夜から彼女のことが気に入らなかった。
いきなり来たと思えば、ここを知るためというもっともらしい理由で自分を秘書艦に推薦した。
代わりに神風は外され、お役御免となった。

「……………………邪魔ね」

昨日まで朝風がいなくとも支障が無かった。
秘書艦は自分で、常に隣にいた。
彼女がやって来なければ、これからもずっと続いた筈の未来。
それが思わぬ乱入で消えてしまった。

邂逅できた喜びは消え失せ、それを上回る憎悪が蝕む。

「…………………………………………」

静かにお盆を置いた彼女はそのまま包丁を握り、再び執務室に向かった。


【間引き】 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/02(金) 23:47:50.52 ID:op+f43GXO<> ひえっ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/02(金) 23:48:22.16 ID:GS2ZmVoYo<> カミカゼ! <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2016/12/02(金) 23:50:15.95 ID:Il+NKmzIO<> 文月を引き取りたい
正直あんなにいるなら鎮守府から一人くらいテイクアウトしても良いと思うんだ

↓0000に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/02(金) 23:51:54.76 ID:AS9NajNAo<> 提督「駄目です」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/02(金) 23:59:59.58 ID:c3xqp09v0<> 川内 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/02(金) 23:59:59.73 ID:vjXrDqBW0<> 鳥海 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/03(土) 00:00:00.06 ID:s6eClzD+O<> 伊勢 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/03(土) 00:01:10.40 ID:mfYfctiv0<> もうミリ時計を買うほかない <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/12/03(土) 00:16:06.40 ID:hhQgMx8aO<> 青葉、秋月、足柄 、朝潮、春雨
五月雨 、暁、筑摩(別)、呂500、あきつ丸
千歳、天津風、初霜、舞風、朧
皐月、摩耶、時雨、三日月、利根
白雪、マックス、浜風、古鷹、武蔵
瑞鳳、大和、長波、大鯨、赤城
大鳳、深雪、千代田、金剛、長良
三隈、扶桑、瑞鶴、榛名、夕張
葛城、阿武隈、文月、雷、清霜
翔鶴、響、磯風、曙、山城
陽炎、吹雪、如月、能代、名取
衣笠、ビスマルク、明石、卯月、野分
長門、秋津洲、U-511、山雲 、雲龍
弥生、北上、ぽい、間宮、朝雲
龍田、朝霜、秋雲、那智、五十鈴
谷風、大井っち、由良、加賀、叢雲
ぬい(別)、霰、高雄、島風、霞
嵐、プリンツ、伊良湖、鬼怒、萩風
日向、リベ、蒼龍、高波、19
愛宕、168、鈴谷、神風、伊勢

とうとうと言うかようやくと言うか
100人目

伊勢了解 <> 100人目記念(終わってないけど)
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/12/03(土) 00:40:01.56 ID:hhQgMx8aO<> 「あっ!」

「っ!…」

曲がり角。軽やかに進む電と狙いを定めるように歩幅を確認して歩く深雪がぶつかった。

「はぁー…」

「あ……」

腹の奥から吐き出したようなわざとらしい溜め息と絶望から生まれた声が重なる。
深雪が持っていたカップの中身は電の服にほとんどぶちまけられ、おこぼれ程度が深雪のスカートに数滴染み付いていた。

「ったく……ちゃんと前見て歩いてくれよ」

「えっ……」

幸いブラックコーヒーはアイスで互いに火傷を負うことはなかった。
しかし被害が甚大な電のよそ行きの服は、どう考えても汚れが落ちるとは思えないほどに茶色くなっている。

「え?ってなに?ちゃんと前見て歩いてたのにぶつかったのはそっちだよ?」

「で、でも深雪ちゃんが……」

「……へー。深雪様が悪いって?」

「え……でも…」

電は上手く言葉にできずに悲惨なワンピースに目配せするが、それが却って深雪の逆鱗に触れた。

「……あーそっかぁ!そうだよねぇ!人様にぶつかって沈めることよりもちょっとコーヒーかけることの方が大罪だもんねー!」

「えっ!ち、違──」

「ぶつかって沈めるのが悪くないんだから、そりゃあぶつかるだけなんかなんともないよなー」 <> 100人目記念(終わってないけど)
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2016/12/03(土) 00:40:46.35 ID:hhQgMx8aO<> 「そ、それとこれとは……それに悪くないなんて──」

「やっぱり深雪様が悪いのかー。ぶつかるのは罪じゃないんだし、当然かな」

「…………ご…」

「ん?」

形だけの疑問符が浮かぶが、実際のところ口を開かせる為の芝居だとは勿論電にもわかっている。だが、後ろめたい過去が気弱な彼女を押さえ込んだ。

「…………ごめん…なさい……なのです…」

「………………」

「悪いのは……ぶつかった…電……なのです…」

「…………だよねー!」

それを言わせた深雪は晴れ晴れとした表情で床を見渡した。

「じゃ、ここらへん掃除頼める?」

「えっ……」

「罰だよ罰。当然だろ?」

「で、でも電は司令官さんと街に――」

「その服で?」

深雪は黒い笑みを浮かべつつ尋ねる。
たしかにその服――提督に貰った可愛らしい服では、もう遊びに行けない。

「っ!」

「すぐには無理だろ?」

「そんな……」

「じゃ、よろしくなー」

そう言うなり、深雪は軽やかに去っていった。


【因縁】 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/03(土) 01:01:35.93 ID:Hc7h8T7V0<> デンさんの逆襲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/03(土) 01:22:33.74 ID:ghbdyesw0<> ここの電はやられっぱなしだからね...ぷらずまになった時が楽しみだ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/03(土) 09:45:33.04 ID:ePIBp4kWo<> できれば沈ませてあげたいのです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/04(日) 17:04:38.35 ID:E03Pu1Vc0<> 助けるためにまず沈めるのです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/04(日) 17:26:42.30 ID:xFlpVtGw0<> そしてダメコンで復活させてまた沈めるのです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/14(水) 18:37:21.62 ID:tgUV1nISo<> ひでえ話だ <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2017/01/06(金) 19:56:04.86 ID:43j2BtRJO<> 「…どうしたの?」

扉を開けた伊勢は正座で待ち構えていた提督と目があった。

「……外出したいです」

「……あっははは!」

返事をせずに頭を下げる彼に伊勢は思わず吹き出した。

「……こっちは真剣なんです」

「ゴメンゴメン……でも、また?」

「はい…………頻繁に頼むのが烏滸がましいってことは十分承知してます。ですが……」

「とりあえず顔を上げなよ」

その一言で漸く彼は土下座をやめて正座に戻る。

「…まぁ…最近はいい子だから別にいいけどね」

「本当ですか!?」

顔を綻ばせる提督。彼にとって部屋から出るのは実に2ヶ月ぶりのことなのだ。

「私が良いって言うんだから本当よ。信じられないの?」

「そ!そんなことはありません!!」

提督にとって伊勢を疑うというのは生から遠ざかることでありあってはならないこと。

そう教わってはや1年。この信条を忘れたことは無い。

「じゃあ、いつもの約束言えるかな?」

「はい!」

楽しげな質問に勢いよく手を挙げる提督。

「他人と話さない。他人と目を合わせない」

「はいOK!」

笑う伊勢を見て提督も顔を綻ばせる。

「じゃあ服を着なくちゃね。用意するから待ってて」

「わかりました!」

良い返事を聞いた伊勢は扉を閉め、そのまま踵を返す。
提督は勝手に部屋から出ないので鍵をかける必要はないのだ。


【躾】 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2017/01/06(金) 19:57:53.42 ID:43j2BtRJO<> よく「綺麗なお姉さんに飼われたい」って言う人いますよね
彼らの理想はこんな感じです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/06(金) 19:58:15.87 ID:dlK+0ue6O<> おひさ <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2017/01/06(金) 20:07:16.98 ID:43j2BtRJO<> こっちではあけおめですね
挨拶もそこそこに2100に一番近い娘で <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/06(金) 20:59:58.56 ID:9mARla0X0<> 親潮 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/06(金) 20:59:59.90 ID:3xy9SYAH0<> 鳥海 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/06(金) 20:59:59.99 ID:qZvUJaDCO<> サラトガ <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2017/01/06(金) 21:43:53.44 ID:43j2BtRJO<> 惜しいなぁ…
サラトガ了解 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/06(金) 21:58:01.54 ID:RywGjvnNO<> コンマ1病差とはたまげたなあ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/01/06(金) 23:44:26.28 ID:8/aNnkf80<> 1病差……何故か間違ってない気がする <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2017/01/16(月) 00:00:33.02 ID:UdVOZJ8v0<> 「えっ!?昨日のは嘘なんですか!?」

「うおっ!」

突然上がったサラの声色。提督は思わず持っていたペンを落としてしまう。

「あ、あぁ……少し見栄を張りたくなってな」

いじらしく恋人がいるのかを尋ねてくるサラトガを見て、つい悪戯心がうずいたのだ。

「つい一緒にいた赤城に口を揃えてもらった」

昨日つい口走ってしまった嘘。今振り返っても恥ずかしく、彼は正直に打ち明けた。

「そ、そんな…あんなに真剣になったのに……恥ずかしいです…」

サラトガは赤く染まった顔を手で隠す。安心したような笑った顔なのだが、提督にはその理由がわからない。

「……よくわからんが、迷惑をかけたな」

「いえ……でも今で良かったです…危なかった……」

「?それはどういう──」

「失礼します」

尋ねようとした矢先に叩かれる扉。入ってきたのは赤城だった。

「おお、演習ご苦労様。ゆっくり休んでくれ」

「はい」

「あっ、待って下さい!」

報告書を手渡して戻ろうとした赤城をサラトガは呼び止める。

「あの……今夜の件なんですが、やっぱり無かったことにしてください」

「え?」

「私の勘違いでした」

「え?でもあんなに必死に──」

「大丈夫です」

「そう……ですか?」

「えぇ。そういうことで」

腑に落ちないながらも帰っていく赤城。そんな背中を見送った提督はサラトガに尋ねた。

「今夜って、何かあったのか?」

「いえ……赤城さんに少し話したいことがあったんですけど……大丈夫だったんで」

彼女は微笑んで扉の方を眺めていた。


【冗談口】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2017/01/16(月) 00:03:52.72 ID:UdVOZJ8v0<> 完全に偏見なんですがサラトガって空鍋かき混ぜてそう

↓0015に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/16(月) 00:14:59.86 ID:o6XOg3P0o<> 巻雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/16(月) 00:15:00.43 ID:J9O/Bijg0<> 鳥海 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/16(月) 00:15:00.93 ID:oFsRuhoNO<> レーベ <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2017/01/16(月) 00:17:21.81 ID:UdVOZJ8v0<> 巻雲了解 <> ◆00ZRE1DaEk<>saga<>2017/02/10(金) 19:23:43.52 ID:t+Wrl8A6O<> 「司令官様!」

大声が部屋の沈黙を破る。

「……もしかして、俺か?」

呼ばれていたのが自分だと気付いた提督は声の方を振り返った。

「ここにいたんですね!」

そう言うや否や胸に飛び込んでくる巻雲。

「ま、待ってくれ──」

「あっ、会議中でしたか!」

でしたか。などと言うがこの部屋は大本営の会議室。それ以外にあるはずもない。

もっと言えば、彼女らに冷たい視線を送っている周りの者達の服装を見れば、海軍の指揮官が集まっていることぐらいわかることだ。

「……も、もしかして……失礼でした?」

彼女は周りが見えない性格なのだろう。震える声で訊ねる彼女を見て、場違いながらも妙に達観していた。

「…………こ、これ…」

巻雲からおずおずと差し出される片手サイズの紙。周りの指揮官達がざわつき出す。

「お手紙です……あの、中々返事が来なかったんで…」

手紙。その一言を聞いた提督の体は硬直する。

「君が──」

「その……お、お返事下さいね!」

聞き返す間も与えず、巻雲は嵐のように去っていった。

「………………その、すみません」

「いやいや、可愛い子じゃないか」

とりあえず謝る提督に元帥は笑顔をみせる。

「これが終わったら返事を書いてあげなさい」

「………………そう、ですね。かなり溜まってしまってます」

「秘書艦かな?」

「……まぁ」

初めて会ったなどとも言えず、提督は苦笑いを浮かべた。


【ラブレター】 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage<>2017/02/10(金) 19:28:09.15 ID:t+Wrl8A6O<> イベントでオリョクル要員が補充されるようで <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/02/10(金) 20:29:05.17 ID:zJ2h2d7WO<> 知らない相手が自分を知ってるって怖いよな <> ◆00ZRE1DaEk<>saga<>2017/02/10(金) 21:26:15.52 ID:eY/TeSbN0<> >>680逆もまた然り

↓2130に一番近い娘 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/02/10(金) 21:29:59.79 ID:xMS04cTeo<> 浦風 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2017/02/10(金) 21:52:06.03 ID:eY/TeSbN0<> 浦風了解 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/02/11(土) 02:49:26.23 ID:I0WxSiVUo<> 期待 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/03/06(月) 18:49:54.37 ID:9vQo/FOZO<> Oh <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/03/24(金) 07:58:20.48 ID:9kMdrtjR0<> 保守 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/04/06(木) 09:11:17.82 ID:/q1KP59LO<> 補習 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/04/19(水) 13:00:32.87 ID:kX5sCHooO<> 捕手 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/05/06(土) 12:38:49.97 ID:jH14W37s0<> 星湯 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/05/22(月) 21:36:21.65 ID:rQT7Avt10<> もうダメなのか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/05/29(月) 22:56:44.01 ID:+FAuSAzQo<> なんかここ最近、多作のSS書きが消えてエタる艦これSS多くなったな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/05/30(火) 00:20:43.50 ID:dFVtEBvbO<> SS自体オワコンやし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/05/31(水) 02:17:09.36 ID:2RA01s/lo<> 艦これもな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/06/09(金) 16:26:29.09 ID:Oj7J8DE50<> このシリーズ好きやったんやが <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/06/09(金) 16:29:36.65 ID:eNXoZxlL0<> しゃーない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/06/09(金) 16:39:58.30 ID:axx9nNaCO<> 艦これ以前にSS自体がエタ増えてきてる現実

管理が全くされない所為で荒らしが好き放題してるんだもの書き手も離れてくわなぁ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/06/09(金) 22:20:32.15 ID:vj5qoVhKo<> 一年近く放置されて復活したスレを知っている
別にこっちは待つだけなのに何をそこまで非難するのかわからんな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/06/09(金) 22:41:03.11 ID:i9TICZtyo<> どのレスが非難してるように見えるの? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/06/09(金) 23:04:33.25 ID:Bue8yJ0QO<> 糞スレ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/06/10(土) 01:17:46.13 ID:0VPZI4Loo<> >>697
クソワロタ
どのレスをどう見たら非難してるように見えるんだよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/06/23(金) 20:26:33.62 ID:6qDbkNaw0<> あう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/06(日) 22:24:58.03 ID:bHqioHtA0<> 待っ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 00:07:41.51 ID:FCdp81UwO<> 保守 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2017/09/19(火) 13:55:36.40 ID:U6TQkOCz0<> 「昨日は何しとったん?」

「しらばっくれんでもええよ?うち見てたけえ」

「……そうじゃな。金剛姉さんと街に出かけとったね」

「…………?なんで提督が謝るんよ。提督はなんも悪いことしとらんじゃろ?」

「仕事ほっぽりだしたって……提督がそんなことする人ちゃうの、うちはよう知っとるよ」

「じゃから、金剛姉さんが悪いんよ。提督はなーんも悪うないよ?」

「うちが言いたいんは、金剛姉さんは提督の邪魔しかせんってこと」

「…………提督は優しいんね。金剛姉さんを庇うなんて。でも、悪いことは悪いことじゃろ?提督はそういう風に流されちょるだけじゃ」

「本来なら、仕事に支障の出る姉さんは解体して……え?」

「……うちが厳しいんやないよ?提督が優し過ぎるんじゃ。姉さんはなんもわかっとらんからの。提督が一生懸命頑張ってるのは皆よう知っとる。でも、やからって金剛姉さんが遊ぶ必要は無いじゃろ」

「それはうちの仕事じゃけんの。それを金剛姉さんがやってもうたら、せっかくメリハリのあった提督のバランスが崩れるし……な?じゃから金剛姉さんは提督の邪魔しかせんのよ」

「姉さんの空いた穴はうちに任せとき!提督の為なら深海棲艦をぶち殺したる!金剛姉さんと一緒にしてた外出も、ティータイムも、全部うちがしたる」

「ほら、金剛姉さんなんかいらんやろ?うちがおるんやから」


【君がため】 <>
◆00ZRE1DaEk<>sage saga<>2017/09/19(火) 13:59:14.49 ID:U6TQkOCz0<> 建て直そうと思ってましたが書き込めるようですね。

待っていて下さった皆さん、ありがとうございます。そして申し訳ありませんでした

とりあえずこっちは続けていけたらなぁ、と思います。他のは何時か建て直します <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2017/09/19(火) 14:01:19.87 ID:U6TQkOCz0<> 【済】
青葉、秋月、足柄 、朝潮、春雨
五月雨 、暁、筑摩(別)、呂500、あきつ丸
千歳、天津風、初霜、舞風、朧
皐月、摩耶、時雨、三日月、利根
白雪、マックス、浜風、古鷹、武蔵
瑞鳳、大和、長波、大鯨、赤城
大鳳、深雪、千代田、金剛、長良
三隈、扶桑、瑞鶴、榛名、夕張
葛城、阿武隈、文月、雷、清霜
翔鶴、響、磯風、曙、山城
陽炎、吹雪、如月、能代、名取
衣笠、ビスマルク、明石、卯月、野分
長門、秋津洲、U-511、山雲 、雲龍
弥生、北上、ぽい、間宮、朝雲
龍田、朝霜、秋雲、那智、五十鈴
谷風、大井っち、由良、加賀、叢雲
ぬい(別)、霰、高雄、島風、霞
嵐、プリンツ、伊良湖、鬼怒、萩風
日向、リベ、蒼龍、高波、19
愛宕、168、鈴谷、神風、伊勢
サラトガ、巻雲、浦風

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 14:06:37.75 ID:Xij47WzVo<> 初春 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 14:43:30.81 ID:clO4zGogO<> よく帰って来た、いつでも待ってる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 17:59:49.24 ID:MKwfSSljO<> いいゾ〜 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 19:31:14.80 ID:1+DCJjg/o<> おかえり、待ちわびたぞ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/20(水) 10:15:27.37 ID:41Ft78RTo<> とんでもねぇ!!まってたんだ!!! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/20(水) 19:23:38.11 ID:I7G/0U0go<> 遅かったじゃないか…待ってたゾ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/21(木) 02:13:34.66 ID:L46MIIg6o<> 遅かったじゃないか…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/27(水) 06:23:28.78 ID:vj5T4wNB0<> 次は何ヶ月後かなぁ
このスレだけで2年以上続いてるわけだが <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2017/09/30(土) 01:58:13.01 ID:lVgnAQQ20<> 「はぁ!?」

「すまん、なくしてしもうた」

秘書艦に様々な管理を押し付けていた事がいけなかったのか。

謝る初春を前にして提督は悶々と悩んでいた。

「えっ…と……そう、か……」

「そういったものは貴様が管理してるかと思うとったんじゃが……否、言い訳にならぬな」

(仮)とは言っても結婚の書類一式が消えた。
他の資料に紛れ込んで、そこから行方がわからないらしい。

要点を掻い摘むとこうなるが、これには流石の提督も放心状態に陥った。

「……どうすんだ」

昨日に記入したのでその時点では存在していた。そう簡単に無くなるものではないだろうが、消えてしまった以上仕方ない。

「さて、どうするかの」

「どうするって……また貰って書かなきゃなあ」

良い顔はされないだろうが、大本営に頼めば新たな書類を貰えなくもないだろう。
だが、人生のターニングポイントを挫かれた虚無感が提督の中で漂っていた。

「……なんじゃ、諦めんのか?」

「それはない。書き直すさ」

「……そうか。仕方ないの」

呆れているのか、俯く初春は溜め息を漏らす。

「暫し初霜を探してくるかの」

提督の告白に嬉し涙を流していた初霜。彼女にも説明しなければならない。

「頼む。説明は俺がするから」

「…………」

それに応えることはなく、初春は部屋を出た。



「すまん、見つからんかった」

「……えっ」

しばらくして戻ってきた初春は、あっけらかんとしていた。

「ど、どういうことだ!?」

「さっぱりわからぬ」

「し、しっかり探したのか!?……そうだ!放送で呼び出したら──」

「………………ふん」


慌てる提督はあらゆる手段であらゆる場所を探したが、結局書類と初霜が見つかることは無かった。



【神隠し】 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2017/09/30(土) 02:01:20.50 ID:lVgnAQQ20<> 初春の言葉遣いがおかしければ脳内変換お願いします

↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/30(土) 02:02:16.65 ID:Yd0G+Ck30<> 天津風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/30(土) 02:03:45.76 ID:2XsPaTrAO<> 占守 <>
◆00ZRE1DaEk<>saga<>2017/09/30(土) 02:04:14.65 ID:lVgnAQQ20<> 天津風ですね。ではおやすみなさい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/30(土) 02:04:27.12 ID:Yd0G+Ck30<> 終わってたかごめん <> ◆00ZRE1DaEk<>saga<>2017/09/30(土) 02:09:27.26 ID:lVgnAQQ20<> 始めの方に終わってましたか…覚えてない……
じゃあ占守で。今度こそおやすみなさい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/01(日) 16:26:58.49 ID:XP9qCK26o<> しゅっしゅ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/12/02(土) 15:57:46.54 ID:e7d+uaLV0<> 対潜でしか出番のない占守。
提督に自らの力をアピールすべく、彼女は爆雷をセットする。
すでに近海の潜水艦は一匹も残っておらず、占守の照準は味方潜水艦に合わせられていた・・・

なんてのを勝手に妄想したんだ、申し訳ない。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/03/22(木) 17:27:52.66 ID:OxbFwcLZ0<> n <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/11/06(火) 10:26:03.84 ID:gl6sMl5B0<> しゅっしゅっしゅ <>