以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/15(水) 01:40:44.02 ID:yW/DT+MAO<>下記の3スレ目。人間は人間を辞められる。そんなゾンビ物。

これから日記を書く
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1413210272/

これから日記を書く 2冊目
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423317897/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436892044
<>これから日記を書く 三冊目 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 01:52:56.73 ID:VKmiE9UMO<> 乙
楽しみにしている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/15(水) 01:58:54.20 ID:yW/DT+MAO<> この作品におけるザクッと説明。読み飛ばせ!

モチーフ:
読者がゾンビ(その他もろもろ)がばっこする世界を生き、各地にある生存者の日記やメモを読んでいる。のが元々でしたが、今は形骸化してます。

基本はリアルタイム形式で、キャラ一人につき1日1レスしか更新されません。

ダイス:
裏側はTRPGのように、正否や選択をダイス様が決めてます。

振ったダイスの目の合計値で判定し、それによりその日の内容が決定します。そのため、>>1もどうなるか知らん。


ゾンビ:
ゾンビに成り立ての頃はそれなりに走りますが、大体のゾンビは数ヶ月以上経って劣化しています。ただ、常に変異体(後述)になる可能性があるので、いろいろ厄介。


変異体(ミュータント):
ゾンビ感染によって変異した際、何らかの適応をした存在。変異体は強化ゾンビ、ミュータントは人間の意志が残ってるか、人間またはその種以外になってしまったものを指す。

また、変異後に更に変異する場合もあります。


キャラ:
ダイスの結果によっては死にます。書き手であれば更新がなくなり、書き手でなければ仲間が書いて知ることができます。が、状況によっては書かれることなくお別れになる場合もあります。

感染:
ゾンビから何らかの怪我を負った場合に、確率で感染します。

当然、変異に関わるものを接種とかしても同様。

また、通常の病気感染や怪我も存在します。


物資:
探索の際に回収したり、生産したり。食料、建築、作成、弾薬、戦闘用具といった分類がある。食料以外は無くても生き延びることは一応できる。ダイスに愛されればよろし。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/15(水) 02:26:13.91 ID:yW/DT+MAO<> 用語

U.S.A.U:
世界中のきな臭い国際情勢を理由に、日本、東南アジア、アメリカ、カナダの共同体のこと


WWP:
世界大戦プロジェクト。諸悪の元凶らしい研究機関。

U.S.A.Uが共同出資して設立。

世界大戦における研究が主で、わりとろくでもない研究が目立つ。


ホムンクルス:
HP(ホムンクルス計画)で生み出された存在。登場人物である藍が該当。

HPはかいつまんで言うと、人工的に優秀な兵士を作るぞ計画。詳しくは2スレ目>>742を参照。


アラクネ:
戦闘用の義足。通常時は2本足だが、戦闘時は槍のような6本足になり、それでゾンビをメメタァします。

神経接続装置が組み込まれており、自分の足のように動かせる。


ファントムシリーズ:
アラクネの神経接続装置のノウハウを生かした特殊な装着具。

かいつまんでいうと、盾付きで左腕からは弓と刃が出、右腕は杭を打ち出し、上り下りや鞭に利用でき、足は空気の噴射でダッシュ、ホバリング、多段ジャンプが可能。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/15(水) 02:58:27.93 ID:yW/DT+MAO<> キャラ

放浪者:
主人公、人間はある意味辞めてる。ファントムシリーズを装着した、奇襲されても剣でカウンターする化け物。

山中沙奈:
アラクネを装着した研究者。アラクネのおかげで、近接は最強。放浪者の相棒といえる存在。怒ると怖い。

アリス・ブルーフィールド:
善良なマッドさん。アラクネの神経接続装置とファントムの開発者という天災。
名前の元ネタ言うまでもないよね?

エクス:
天才ハッカー。オンライン上で情報を集め、監視カメラで放浪者達の安否確認してる。最近陽の芽が出た。

保安官:
着てる服装はウェスタン調だが、保安官と名乗ってる。ライフルの免許持ちで、たまに狩猟に出かけるナイスミドル。放浪者達とは別行動。

スライム:
ミュータント。さらに変異して六本足になって、指もできた。放浪者達のマスコット。

ちなみに拠点組最初に加入した仲間がスライムだったりする。

浜村美香音:
拠点警備組の実質リーダーで、拠点内の設備の管理や設置もこなす電子技師。

蒲谷勘二郎:
拠点警備組。わりとオタク。最近手先の器用さを生かして建設作業をこなしてる。

ちなみに名字の読みは「かまや」と読む。

井門圭司:
元防衛軍兵士。敵だったけど味方になった。物事に対するバランス感覚は優れるが苦労人気質。

一ノ瀬美尋:
医大生。戦うお医者さん。最近まで足の骨を負ってた。割と不幸気質。

覚美弥:
ミュータント。目がつぶれた代わりに、人の視界を見たり頭の中を読んだりできる。

名字の読みは「おぼえ」

佐原有登:
ミュータント。ワーウルフになった射程気質な奴。わりとというか、そこそこバカ。

名前の読みは「あると」

大木勝:
覚を守る小さな騎士。金属バットでそこそこのゾンビを処理してきたので、わりと強い子供。

三間弘幸:
最近仕立屋になるべく奮闘中。性格は普通だが、見た目は女っぽい、いわゆる男の娘。

ジェーン・カナリー:
保安官が拾ってきた金髪さん。かなり悲惨な目にあったのに、救った保安官に一目惚れ中。

名前の元ネタはカラミティ・ジェーン

藍:
ホムンクルス。四肢なら自由に、それ以外は表面までを自由に変形、変質できる。尊大な態度をとるが、普通にいい子。

スライムとは義理姉妹になった。


基本的なメインメンバーは以上。誰か足りないのは気のせい。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/15(水) 03:06:45.54 ID:yW/DT+MAO<> >>2
ありがとう。



しかし、ざっくり説明でこの量か。まぁ、読まなくても問題ないんだけどさ。 <> いろいろ間違いはあるが、重要なとこなのでここだけ修正<>saga sage<>2015/07/15(水) 03:13:24.21 ID:yW/DT+MAO<> >>5の修正

×藍:
ホムンクルス。四肢なら自由に、それ以外は表面までを自由に変形、変質できる。尊大な態度をとるが、普通にいい子。
スライムとは義理姉妹になった。

○藍:
ホムンクルス。四肢なら自由に、それ以外は表面までを自由に変形、変質できる。尊大な態度をとるが、普通にいい子。
スライムとは義理兄弟姉妹になった。



2人は性別ないからね… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 09:27:55.50 ID:2lJbQYG1o<> 覚と、勝は実の兄弟かと思ってたよ
なんでだろ…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/07/15(水) 09:33:30.82 ID:oxSW0VnXO<> 乙です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 13:14:45.92 ID:LEWkZRd80<> 新スレ乙! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/15(水) 19:23:38.75 ID:/Tn2fnKv0<> 三冊目来たねえ…乙であります。


>>8
勝クンが美弥ちゃんを
美弥ねぇって呼んでたからではないかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/16(木) 00:31:03.82 ID:zN1/UbmAO<> >>8 >>11
確かに>>11が言うように、美弥ねぇと呼んでるからかもね

ちなみに2人は幼なじみな間柄


>>9-10
あり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/16(木) 01:10:59.76 ID:zN1/UbmAO<> 二百二十八日目

商業区南エリアの処理も、比較的順調だ。足まわりの固めるための作業だから、商業区入り口エリアのために確保した通路から、拠点側に向かって確保している。

しかし、宝石店やらなんやらは、他に比べて荒らされてるな。ゾンビが出たというのに、火事場泥棒をしていた奴らの気が知れないもんだ。

南エリアは、これといった目立つ物はない。もしかしたら何かありそうな、昔ながらの商店街ぐらいは、覗きに行ってもいいぐらいか。

最近、藍がまだ見つからないのかと最速し始めている。研究内容が機密だった関係で、時間はかかると説明したが、納得はしていないだろうな。

とはいえ、それが理由には違いない。エクスも苦戦してる様子だし、時間がかかるだろう。

それに、藍が大まかに覚えた場所に今いるかも、結局怪しいものだ。
(それ自体が正しいかも含めて)

もちろん、今の居場所が分かれば向かってもらった方がいいだろう。しかし、わからない今そうするのは、やはりWWPに捕らわれる可能性を考えると避けたい。

わかってくれるといいのだが。

見張り台については、蒲谷さんが順調に建設作業を進め、土台となる部分の設置は完了したそうだ。

うまくいけば、今月中には見張り台は完成しそうだな。

ファントムバーストについては、少しずつ慣れてきた。多段ジャンプはまだうまくいかないが、ハイジャンプやダッシュぐらいならやれるようになってきた。

これなら、WWPなんかの人間相手に一気に突撃して混乱させるなんてこともできそうだ。

早めに慣れておかないとな、行動方法の範囲も広がるのだし。


二百二十八日目終わり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/16(木) 01:46:36.54 ID:zN1/UbmAO<> 4月7日

あの話があってから、私の放浪者を見る目が変わってきているのは間違いない。

彼が妙に幸運であること、そして当たり前のような剣技を見ていて、どこか通常と判断していた。

………、だが、通常では異常というなら、今がそもそも異常なはずだ。異常こそが、通常の世界。

それが彼を通常であると言うには、もちろんおかしい話にはなる。しかし、これは生き延びるため、文明を取り戻すために、これまでやってきた。それもまた変えようのない事実だ。

彼がこの異常な世界に、いくら適用していったとしても、彼自身の本質は、今は変わらない。そのことは、誰にも否定させない。

たとえ彼がミュータントとなり、誰しもが化け物と言ったとしても、彼が彼であり続けると、私は信じる。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/16(木) 02:31:46.20 ID:zN1/UbmAO<> 【娯楽】
「はぁ〜…」

「浜村君、盛大にため息なんてどうしたんだい。うん」

「……、いや、退屈なのよね。図書室の読みたい本も読み切っちゃった」

「確かに娯楽は不足気味だけれど。うん」

「携帯ゲームとかでもいいから欲しいわね。それなら充電で済むから、拠点の電力に影響ないと思うのよ」

「放浪者に頼んだらどうだい?」

「ただの娯楽目的が通るとは思えないのよね…」


〜後日〜

「…構わないぞ。警備や作業以外の時間は自由時間だ。任務や拠点に支障をきたさなければ許可する」

「え、いいの?」

「…退屈やストレスは、効率を悪くする。適度に発散できる物はあるほうがいいだろう。今後可能なら回収しておく」

「(思ったよりあっさりね)」


【カレー】
「カレー粉…、カレー食いてぇなぁ」

「何してるんですか、井門さん」

「あ、一ノ瀬。カレー粉の缶があって、食いてぇなと思ったとこ」

「カレー……、食べれなくなってしばらく経ちましたね」

「レトルトもダメになってきてるしな。いっそこういうので、具なしルーでも作るしかねぇかなぁ」

「それでも、充分美味しそうな食事になりますよ」

「拠点にあったけど、持つ量空きあるから持ってくか…」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/16(木) 16:14:26.52 ID:vTESwdhR0<> レトルトカレー駄目になってきてるってことは一年ぐらい経ってるのかな
具体的にどっかで書かれてたっけ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/16(木) 18:19:40.44 ID:uahDYrpHO<> 放浪者の日付をみろよ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/16(木) 18:20:55.69 ID:zyHEXPhO0<> 乙
ホバリングは作画枚数を減らせるな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/16(木) 23:09:17.59 ID:twcakBT8o<> 乙!
蒲谷さんって「かばや」だと思ってたよ…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/17(金) 00:13:02.60 ID:HPS4UOjAO<> >>16-17
まぁ、おおよその日数経過は放浪者日記参照だね

ただ、正確な惨劇発生日時は触れてないけど、惨劇から間もなく書かれたらしい資料やメモに書かれた日にちでなんとなくわかるかと

とりあえず一年は過ぎてません


>>18
なんとまぁ夢のある話


>>19
うん、いろいろ読めるから仕方ない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/17(金) 00:55:51.31 ID:HPS4UOjAO<> 二百二十九日目

今日は処理中に、藍がだだをこねて探索中にどこかへ行ってしまった。

藍自身がゾンビにやられるような心配はなかったが、WWPの件もあり俺と佐原で偵察しながら捜し、残りメンバーは安全第一で処理するよう指示した。

佐原に関してだが、やはり獣よりの変異を遂げているためか、五感の感覚が鋭く嗅覚なっているようだ。

奴が言うには藍はやはり通常の人間とは、どこか違う匂いがするらしい。都市部は血や肉の臭いが常にするから、逆に普通の匂いが目立つそうだ。

その匂いを辿ってもらいながら、移動していくと藍が小さな個人商店の片隅で泣いていた。

佐原に見張りを頼み、中には入っていくと、もう騙されないんだぞと両腕を刃状に変えて威嚇してきた。

何を騙されないんだと聞くと、自分を良いように使って、皆に会わせないんだろうと、そんなことを言ってきた。

うかつに近づけば、藍のポテンシャル高さもあって、怪我ではすまない事態になる。言葉を選びながら、説明した。

藍をWWPの手に落とすわけにはいかないこと、藍自身が持つ情報も新しいものではなく、そもそも正しいかもわからないこと。

威嚇の姿勢は解除されたが、それでも刃状の両腕はそのままだった。膝をつき、俺なりにもっと丁寧に説明する。

そうすると、自分は皆と早く会いたいんだぞと、また泣き出した。危険を承知で近づき、頭をなでたが、それが払われることはなかった。

藍が落ち着いたところで、あえて信じられないなら、無理に一緒にいる必要はないと、そう告げた。

藍は、信じていいのか聞いてきたのに、俺が答えられたのは、見つけられるかの約束は出来ないということだった。

その後は、佐原に藍を背負わせて処理メンバーと合流した。藍はまだ、拠点に滞在することになる。

ただ一つ言えなかったことは、生み出した研究者達がそもそも無事なのか、ということだ。

脱出時、WWPに殺された可能性。移動時にゾンビが、逃亡先で……、いろいろ考えられる。

いえなかった理由は、藍の希望だからだ。俺が文明復活を希望にしているように、それがなければこの世界は生きるに辛すぎる。


二百二十九日目終わり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/17(金) 00:58:09.90 ID:HPS4UOjAO<> >>21の訂正

×佐原に関してだが、やはり獣よりの変異を遂げているためか、五感の感覚が鋭く嗅覚なっているようだ。

○佐原に関してだが、やはり獣よりの変異を遂げているためか、五感の感覚が鋭くなっているようで、嗅覚も普通の人より嗅ぎ分けられるようだ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/17(金) 01:09:13.17 ID:HPS4UOjAO<> 一之瀬DIARY APR.8


今日は藍ちゃんが、処理中に班を離れて飛び出しちゃった。

後から放浪者さんに聞いたけど、研究者さん達に会いたくなって離れちゃったみたい。ホームシック、のようなものかな。

確か生まれてから二年ぐらいしか経ってないみたいだし、大人ぶった態度はするけど、やっぱり子供なんだろうな。

何とか説得して、戻ってきたけど、またそうならないとも限らない。もうちょっ と寂しくならないように、気をつけてあげなきゃな。 <> ブレイクタイム<>saga<>2015/07/17(金) 01:22:14.78 ID:HPS4UOjAO<> 【希望】
「…それで、藍ちゃんは大丈夫なんですか、放浪者さん」

「…、わからない。だが、わかることはあるぞ相棒」

「なんですか?」

「…藍にとって、生みの親の研究者達は、希望なんだ」

「…希望」

「…、俺がこんな面倒な活動をしてるのと同じ。研究者達を捜すことが、藍にとっての希望」

「……その言い方は、やっぱり」

「…、あぁ、あいつを説得する時、頭の中にあったのは、すでにそいつらは死んでる可能性だった…。今もっとも力が合るであろうWWPに襲撃されて、無事であることが俺には想像できない」

「そうですね…」

「…だから言えなかった。それが潰えた時の気持ちは、俺は想像したくない」

「………」

「…、それに、涙を浮かべて、皆に会いたいんだと言われて、そんなことを口にできるほど、ズレてはいないつもりだ」

「……藍ちゃんに辛い現実が待ってないことを、祈るしかないですね」

「……、そうだな。辛すぎる現実しかない今では、絵空事でしかない。だが、願うことも、希望を持つことも、いつだって自由だ」

「…そう、ですね」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/17(金) 01:26:28.32 ID:HPS4UOjAO<> ブレイクタイムで、放浪者と藍のやりとり書こうかと思ったけど、藍の気持ちが陳腐になりそうで書けなかったよ

だから、皆の妄想力で補ってくんなまし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/17(金) 01:52:37.96 ID:SKSODph8O<> 乙、重いなぁ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/17(金) 07:12:19.52 ID:Qal5QI+C0<> 全く、子供には辛い世界だぜ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/17(金) 08:07:19.98 ID:Zww+Ww+h0<> レトルトカレーって大体1年ぐらいは持つから結構ゾンビの影響でかいんだな
汚染なり破損なりしてると
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/17(金) 08:12:40.08 ID:kUzyOArxO<> 抱きしめてあげたいな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/18(土) 00:48:47.45 ID:SvfMFP7AO<> >>26
重いねぇ

>>27
大人でも辛い世界だからねぇ

>>28
そういった部分もあるけど、野ざらしみたいな状態もあり得るからね。

温度湿度が一定な場所じゃないと、長期保存なものもダメになりつつある頃合いかな

>>29
抱き締めよう、あの人を
(ACのCMチック) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/18(土) 01:56:29.04 ID:SvfMFP7AO<> 二百三十日目

今日の南エリアの処理は順調に進んだ。とはいえ、この処理は安全に商業区行き来できる範囲を拡張するもので、南エリア自体の確保が進んでる訳ではない。例としては一車線から四車線への拡張工事をしているようなものだ。

本格的なエリア確保となるのは、恐らく大型ショッピングモールを探索してからだろう。今はあくまで遠方エリアに行くための、足固めだからな。

藍は調子を取り戻したか、いつも通りの活躍をしていた。藍のためにも、エクスが何かしら情報を手に入れてくれればいいのだが。

あとは、面白い物資を回収した。もはや時代遅れの空気すら感じる駄菓子屋があり、その中のおもちゃ類の中に爆竹なんかの火薬の玩具があった。

ふとした思いつきでそれらを回収して、屑鉄や空き缶なども道すがら集めた。

それらを拠点に持ち帰った後、早速火薬を使ったおもちゃを分解する。

叩きつけたら破裂音がする火薬の塊や、おもちゃの銃にセットして引き金を引くとパンパンとなる火薬の弾、子供の頃に少し遊んだこれで、物騒なものを作るのは、少しだけ気が引けた。

集めた火薬と衝撃で爆発するやつを、空き缶を細く円柱形にしたものに、先に衝撃で爆発奴を入れた後、カッターの刃や鉄くずと残った火薬を一緒に入れて、瞬間接着剤で封をする。

先端には、小さな穴を開けてあり、ここに軽く栓ができるものをあてがっている。勘がいい奴はわかるが、これが着火部分みたいなものだ。

後はボーガンの矢の矢尻代わりにセットして発射、先端がうまく直撃すれば、爆発の寸法だ。一応実地した一本は、無事に爆発した。
(思ったよりも威力があり、的にしてみれば木のあたった部分えぐれて倒れた)

まぁ、やや安全性にはかけるが、栓は撃つときだけ組み込むようにすればいいから、大丈夫だとは思うが。

まぁ、これで美尋の武装強化も図れるだろう。


二百三十日目終わり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/18(土) 02:14:17.34 ID:SvfMFP7AO<> レポートNo.44

井門圭司


放浪者さん、とんでもねぇもの作ってたな。ただの炸裂矢立とか言ってたが、聞いた材料からして、破片手榴弾を矢につけて飛ばしてるのと同じだ。

要領的に迫撃砲みたいな感じでも使えるだろうし、厄介なミュータント相手でも、かなり有効だろうな。あれが直撃したりとかは、考えたくもねぇ。

けど、何にしても強力な道具があるには越したことはない。WWPと一戦交える可能性は高い。奴らの最先端技術の武装に立ち向かえるぐらいのものは、いくらあったって足りねぇだろ。

いまんとこは、アーマークラッシュ、戦車砲、電撃弾とさっきの炸裂矢。他に生き延びてる奴らよりはるかに揃ってるだろうが、まだまだ充実させねぇとな。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/18(土) 02:21:56.86 ID:SvfMFP7AO<> 4/9 担当三間 朝

藍ちゃんに何かあったみたいですね

スラちゃんと喧嘩でもしたのかな?


担当勝 昼

あいつら喧嘩なんてしないぞ

放浪者がなんか言ったんじゃないか


担当浜村 夜
何の爆発音だと主ったら、試作武器ね

あれでまたゾンビがくるようにならなきゃいいけど <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/18(土) 02:58:01.80 ID:SvfMFP7AO<> 【試射】
「…井門か、ちょうど良いところにいた」

「放浪者さん、どうしたんですか?」

「…この矢を試して欲しい」

「なんですかこれ。加工した空き缶ついてますけど」

「…その中に火薬が詰まってる。うまく爆発するか試射して欲しい」

「物騒なもん作りますね。わかりました」


「…的はあの木でいいだろう」

「了解です。ただ、やっぱり普通の矢と違って、狙いはつけづらいですね」

「…だろうな。対象の近くに当たって爆発すればいいから問題ない」

「じゃあいきますね」ヒュン

「………」パドカーン!

「ちょ……」メキメキメキ、ドサ

「………、目的としては成功。だが」

「火薬量、調整すべきかもしれません…」

「…善処する」


【兄弟姉妹5】
「(……お姉ちゃん?)」プルン

「…あぁ、どうしたんだぞ、スラ」

「(どこか痛いの? 元気ない〜)」プルプル

「怪我はないぞ。安心するんだぞ」

「(……ほんと?)」プニィル

「大丈夫だ」

「(うゆ〜……)」

「…おいで、スラ」

「(なぁに?)」プルプル

「………」ダキ

「(んん?)」プルン

「ちょっとだけ、こうするぞ」

「(…わかったよ〜)」プルプル <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/18(土) 03:04:35.70 ID:SvfMFP7AO<> 今更ですが

この作品に置ける危険行為は、消して真似しないでください。

しゃれならんことになるよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/18(土) 08:02:23.40 ID:hMCuFB3w0<> 乙
俺がやった事あるのはスプレー火炎放射くらいだな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/18(土) 08:15:10.82 ID:WrPje8Xj0<> スラちゃん みんなの癒し <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/19(日) 00:18:32.53 ID:HGoNE9NAO<> >>36
それ、やり方間違えて内部のガスにも引火して爆発したって記事を昔読んだ

>>37
初登場時からかけ離れちゃったね、スライム <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/19(日) 01:30:24.81 ID:HGoNE9NAO<> 二百三十一日目

南エリアは平穏なものだ。元々、都市入り口エリアとガーデニングショップの通りに隣接していた場所だから、そこから流れてきていたゾンビを、知らず知らずに処理していたのだろう。

物資はやはりそこまで集まる印象はないが、それでも個人商店やコンビニなどはあるので、無いわけではないというべきか。はっきり言うなら、少し半端な感じだな。

後はそこそこのバリケードが目立つ。例の避難所が、ガーデニングショップの通りから抜けた場所にあるから、ここいらはその避難経路だったのかもしれない。残された物資があればいいのだが、あのバリケード自体も使おうと思えるしな。

ただ、このエリアがキツいのは、空き地や小さな公園がちらほらあることだな。通常よりもバリケードに使うものが多く必要だ。その意味では、確保しにくい地域とも言える。

都市側と違うところとしては、高い建物がないから建物内の制圧は早い。どちらも一長一短と言うべきか。

今日、久し振りにハンターが顔を出したらしい。いつも通り武器と食料を交換していったそうだ。なんだかんだで、あいつもこの拠点の常連だな。生きていて何よりだ。

ただ、対応した蒲谷さんが言っていたが、奴が山梨方面に居た時、WWPが奇妙な変異体かミュータントを捕らえているところを見たらしい。何を企んでいるのか。

距離がある山梨には向かう気はしないが、注意しないとな。


二百三十一日目終わり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/19(日) 01:57:52.72 ID:HGoNE9NAO<> 4月10日

本格的に春の陽気が訪れている。花が芽吹き、新たな何かが始まるような光景も、拠点から離れ都市部に入ると、変わり映えしない死臭の光景だ。

商業区南エリアの確保はさしたる問題は発生していない。処理して制圧した範囲を、バリケード敷設する際の材料がやや多いが、想定内のものだろう。

南エリアにはいくつかの公園があり、そこを移動している最中、過去のことを思い出していた。

足を失った私には、この場所がとても憎らしいものに見えていた。なぜ自分には足がなく、皆には足があって走り回っているのか。そんなことばかり、考えていた。

しかし、今となっては、それは些末なことだったと気づかされる。足があってもなくても、自由に走り回れる場所はないのだ。

今の私には、足がある。その足を使って、自由に走り回れる場所を作ることが、私の使命だ。


山中沙奈 記す <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/19(日) 02:06:56.55 ID:HGoNE9NAO<> 4/10 担当蒲谷 朝

見張り台の二段目に取りかからないと

1日でいいから、建設に割ける時間がほしい


担当浜村 昼

それこそ、放浪者に生存者とっつかまえてきなさいって言うしかないわね

しかし、この辺りにまだ居るのかしらねぇ


担当勝 夜

眠い…、眠いぞ

(涎の後がついている) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/19(日) 02:29:02.92 ID:HGoNE9NAO<> 【勘違い】
「また見ない内に妙なもんつけてるな、放浪者」コト

「…、そうだな。だが、なかなか良いものだぞ保安官」

「ほう。どんな機能だ」

「…空気を圧縮して噴射できる。瞬間的なダッシュや、高いところから降りる時のクッションのように使える」カラン

「なるほど、そりゃいい」

「…、だが完全には使いこなせていない。今まで中で一番のじゃじゃ馬だ」

「なに、そう言うのが一番愛着がわくだろ」トクトク

「…そうだな」


「(保安官〔シェリフ〕はじゃじゃ馬好き、メモしなきゃ)」


【大好き】
「(クマサン大好き〜)」ギュー

「部屋にいたのか、スラ」

「(あ、お姉ちゃん。おかえり〜)」プルプル

「ぬいぐるみに抱きついてるのか」

「(一ノ瀬ちゃんがくれたんだよ〜)」プルプル

「それはよかったんだぞ」

「(えへへ〜)」プルプル

「今度そういったものを見つけたら、持ってくるぞ」

「(ほんと〜? やった〜)」プルルン

「お姉ちゃんだからな、約束するぞ!」

「(お姉ちゃん大好き〜!)」プルプル <> 言いたいことがある<>saga sage<>2015/07/19(日) 02:35:13.92 ID:HGoNE9NAO<> >>5のキャラ説明で、省かれたの誰とか言われないあの人が不憫になってきた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/19(日) 08:38:41.02 ID:qe0QTxEa0<> 乙!
危険度低下中か……こりゃまた何かあるか?
後、ジェーンさんwそれは多分要らないやつw <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/19(日) 08:42:45.17 ID:fW29xIa5O<> ま、まあメインメンバーの紹介だから… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/19(日) 20:38:30.92 ID:qe0QTxEa0<> バーストキックとかは使うのかな?自分にも衝撃翌来るけど <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/19(日) 21:00:00.15 ID:nTevEN7co<> まあシールドシューターの方のファントムとかクレイモアもあるから大丈夫だろうけどヤバいときには放浪者は自分の負傷覚悟で使いそうな気もする
ただ放浪者の足が折れたりしたら戦力もそうだけど士気に響きそうでなぁ
あと山中さんの決意が素敵ですわぁ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/20(月) 00:07:09.99 ID:ClvCuyaAO<> >>44
商業区南エリア自体が、難易度低めの設定というのがある

恋する乙女は何ちゃらだから仕方ない


>>45
一応メインですよ?


>>46
使うとしたら、くにおくんのロケットアタックみたいになるかな
(ネタが古い)


>>47
放浪者のダウンは、わりと拠点(どころか研究所も)に大ダメージもんだからなぁ

山中さんは静かな激情家ですからなぁ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/20(月) 01:21:42.06 ID:ClvCuyaAO<> 二百三十二日目

さて、今日はどうやら新しいミュータントを見つけた。いや、見つけていたか。

以前見かけていたあの野良犬、どうやらミュータントだったようだ。

今日、次に処理する場所を偵察していると、あの野良犬を発見した。食料を探していたのか、ゴミステーションを荒らしていて、そこにゾンビが近付いていった。

それに気づいた野良犬は、前肩辺りから触手のようなものを出し、それをゾンビの足に絡ませて転ばせた後、首筋にかみついた。

何度か噛みついた後、ゾンビは動かなくなり、犬も吐き出すような仕草を何回かした。
(ゾンビ肉はまずいようだな、元々肉食の犬が食わないんだし)

見た目は白い柴犬みたいな奴なんだが、触手を出したと言うことは、ミュータントなんだろう。後、触手は身体に普段しまってるらしい、処理した後触手が見えなくなっていたからな。

あまり焦りがないのは、襲わなければ敵意がない相手みたいだからな。処理中またバッタリあったが、食えそうなものを投げ渡すと咥えて離れていき、ワンと吠えてどっかにいった。
(佐原もわからなかったらしいが、怒ってはないっすと言っていた)

野犬の群は最近見るようになって、その中で一匹でいたのが気になっていた。まぁ、今日はその理由がわかったというところか。

警戒はしなければならないが、一匹でゾンビの処理ができる野良犬だ。あいつにも処理をがんばってもらおう。
(出来れば番犬にでもなってほしいが、本来の犬のように懐くだろうか?)

しかし、最近ミュータントばかり見ている気がする。が、考えようによっては、ミュータントの方が生き延びやすいだろうな。この世界に適応した能力を身につけるわけだし。

そうなると、その内人間よりも新たなミュータントの方が、この世界にはびこるのかもな。まぁ、それはそれで俺達の文明を引き継ぐなら、有りか。


二百三十二日目終わり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/20(月) 01:28:30.77 ID:tsrZAb290<> ここだとがっこうぐらし!の学校なんかもありそうね……ついでに天神小学校もどっかにあったりして <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/20(月) 01:35:28.94 ID:ClvCuyaAO<> レポートNo.45

井門圭司


犬のまんまのミュータント、前にあのブラインドを処理したこともあるから、かわいいものかもしれないな。

油断はもちろんできねぇけどな。放浪者さんがいってた触手の能力は、はっきりしてねぇし、襲わない保証もない。

放浪者さんはいろいろ麻痺してか、番犬に出来ればいいがとか言ってたのが、気がかりっちゃ気がかりか。

でも、よくよく考えればスライムに懐かれた人なんだよな。あの人。なんかミュータントが好むフェロモンとか、出してるんじゃねぇか。佐原も覚も、連れてきたの放浪者さんだもんな。
(2人とも話せるけどよ)

野良犬、気にはかけとかねぇとな。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/20(月) 01:48:04.79 ID:ClvCuyaAO<> 一之瀬DIARY APR.11


う〜ん。触手を出し入れする犬かぁ。本当に何でもいる世界になっちゃったなぁ。

出し入れするってことは、主体は筋肉なのかな。ヘビみたいに動かしてたともいってたから、神経は中に入ってる感じなんだろうけど。それとも、そんなのとは関係ないものに変質してるのかな。

放浪者さんは、ドッグフードも集めた方がいいなと、なんか飼う気まんまんみたいだけど、大丈夫かな?

でも、佐原君がちょっとコミュニケーションとれるみたいだから、なんとかなるかな。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/20(月) 02:06:00.35 ID:ClvCuyaAO<> 【餌付け】
「…やはり、犬が好きなものは肉か」

「……、放浪者さん?」

「ん? …あぁ、相棒。どうした?」

「まさか、例のミュータントを飼おうとか思ってません?」

「…人材が集められないなら、代用でもいいだろう?」

「そういう問題ですか」

「…今更スライム、更に言えば佐原達もいるのに、何の問題がある?」

「あのミュータントが、制御できるかが問題なんですよ」

「変異しても、根本は犬に変わりない。うまく餌付けして、躾するだけだ」

「何かあっても責任とれませんよ」

「…やらなければわからないさ。後は躾できた後の、奴用の餌だな。ドッグフード、乾燥してる奴は消費期間はあるのだろうか」

「(言い出したら聞かないんですから…)」


【同類】
「あのミュータント、どう思う佐原」

「同じ匂いガするっす」

「犬だからか?」

「う〜ん。なんテ言うべきっすかネぇ。とりあエず、自分に似てル気がするっすよ」

「お前に似てるねぇ」

「井門さんは、あイつ嫌っすカ」

「皆を守るのが、俺の仕事。トラブルになりそうなら、できりゃ避けるべきだろ」

「それモそうっすナぁ」

「放浪者さん次第だけどな」

「敵になラなきゃいいっすケどね」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/20(月) 02:10:15.82 ID:ClvCuyaAO<> >>50
さり気なく、1スレでゾンビ漫画ネタぶち込んでるから、この世界にあっても不思議ではないね

天神小学校は、元フリゲーあれかな? 誰だ儀式した奴



なお、明日はボドゲを楽しんでくるので、更新なかったらそのせいです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/20(月) 05:56:32.86 ID:CqmSOWqaO<> 番犬いいね
ダイスさんお願い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/20(月) 07:57:36.34 ID:LU7PdhXq0<> ワンコか  スラちゃんと藍の良い友達になってくれたらいいな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/20(月) 12:21:51.39 ID:Gk1fwE38O<> がっこうぐらし見てるとき放浪者助けに来てくれ!と本当に思った
犬は、まあ放浪者だし仲間にできるに違いない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/21(火) 01:12:41.05 ID:MWvu+h/h0<> 乙
触手犬はBH4からのオマージュ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/21(火) 02:47:22.06 ID:45UC5qRAO<> >>55
ダイス様はどう考えるのかねぇ

>>56
スライムやホムンクルスと戯れる触手犬

……いっつしゅ〜る

>>57
それはゾンビ物としかしらんでな。そんなシーンあるんやな。放浪者も化け物扱いされそうだけど

放浪者がいつもの豪運発揮するだけの簡単なお仕事

>>58
まぁ、大体バイオ4だけど、ケルベロスの蛇も部分のイメージもある <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/21(火) 03:32:48.98 ID:45UC5qRAO<> 二百三十三日目


商業区南エリアの処理も進める。予定しているエリアの確保は、ある程度進んでいると言っていい。面倒な変異体があまりいないのと、ゾンビの数が少ないのもあって、順調だな。

野良犬は今日は見かけなかった。せっかく餌付け用の餌も持ってきたのだが、仕方ないな。まぁ、また会う機会もあるだろう。

しかし、コンビニなんかも探索して回ると、意外と物資はあるな。

もちろん、大抵は荒らされた後だ。コンビニの食料は即席で食えるものや、電池なんかのサバイバル向けなものが揃っていたから、惨劇初期の頃は俺も世話になったしな。

あとは意外と、奥の従業員室とか品物の保管室には物資が残っている場合がある。

俺の経験として、惨劇初期は、発生したゾンビが今より早く追ってきていた。だから、ゆっくり探索する時間がなかった。そして、だんだんと人間が少なくなって、探索される機会がなくなった。

皮肉にもそれがまだ、それなりに物資を漁れる理由なんだろうな。感染の爆発的で出なければ、もしかしたら都市の探索より、畑の開墾を優先していたかもしれないな。

ただ、今は物資を回収するには、ゾンビの処理をして周囲を確保するか、忍び込んで回収するしかない。危険性の内容が変わっただけで、物資確保の難しさは変わってないのかもな。

しかし、携帯ゲームの回収も頼まれたが、ダウンロード版のゲームは、プレイできるのだろうか。確かサーバーが落ちてたら、無理だろうな。

明日辺りに、商店街も回ってみるか。


二百三十三日目終わり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/21(火) 03:50:48.52 ID:45UC5qRAO<> 4/12 担当勝 朝

スライム、そうこう車から、頭出してる

放浪者、早くゲーム持ってきてくれないかな


担当浜村 昼

なんか新しい娯楽は欲しいわね。トランプとかもあるけど、人がいるものね

誰かここにふらっときたら、捕まえた方がいいかな


担当三間

捕まえるって危ないことを考えますね

まぁ、覚ちゃんいるから、良い人かはわかるかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/21(火) 04:10:00.38 ID:45UC5qRAO<> 【探検】
「(座るとこと〜、テーブルみたいなのと〜)」プルプル

「(あれ、屋根に穴があいてる〜)」プルプル

「(……、ここから都市が見える〜)」ヒョコ

「(やっぱり、ここをスラの秘密基地にしたいな〜)」ニュルン

「お〜いスラ、なにしてんだよ」

「(あ、勝だ〜)」プルプル

「変にさわったりすんなよ」

「(わかった〜)」プルプル


【缶詰】
「…、俺はやはりコンビーフを推すな。井門はどうだ?」

「なんか、アレいまいち慣れないんですよね。やっぱシーチキンが一番です」

「…皆が食べ慣れてる缶詰だしな」

「多分、今の方が前より缶詰食ってますよ」

「…、だろうな。後は、果物缶とかを食べるぐらいか」

「…、腹減りましたね」

「…まったくだ」


【ネコ耳】
「なんとなく作っちゃった…」

「サンマ、いる?」

「あ、はい」

「そろそろ警備…、あんた、なに作ってんの」

「え〜と。物資にカチューシャがあって、余った切れ端縫って遊んだだけのやつです」

「ふ〜ん、じゃあそれつけて警備してね」

「ちょ、そんな趣味ないですってば」

「そんなのは作るのに?」

「ただの気まぐれです!」

「大丈夫、こっちも気まぐれだから。じゃあね、私は休む」

「あ、ちょっと……。つけなきゃダメなのかな」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/21(火) 08:31:03.30 ID:PPW3Vk1vO<> 監視カメラを見た研究所組に猫型ミュータントと間違われる三間 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/21(火) 23:04:43.28 ID:45UC5qRAO<> >>63
それはアリスがすっ飛んでくるね

拠点にはまだ監視カメラがないから、残念ながら無いけど <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/22(水) 00:23:20.11 ID:zkuFMMQl0<> ミュータント達は某剣と魔法な川越で一時期人気だったゾンビーフカレーもゾンびっくりハンバーグも美味しく頂けるんだろうか……ww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/22(水) 01:27:30.28 ID:uSpaGaUAO<> 二百三十四日目

今日は早速、あの野良犬に出会った。

ミュータントと言え、複数体のゾンビは辛いらしく、触手で転ばしたり、先端の尖った部分で切りつけたりしていた。

ただ、ゾンビに決定打を与えられず、じりじり追い込まれていたので、手助けしたやることにした。

処理自体はゾンビが野良犬に集中していたので、呆気なく終わった。

野良犬は俺達も襲ってくると警戒したらしく、触手を出して威嚇してきた。今はまだ慣れてもらう段階だから、今日も持ってきた餌付けのエサを投げ渡して処理に戻った。

処理は好調とは言えなかったが、進まなかったわけではない。単純に言うならバリケード敷設に時間を食っただけだ。

商店街についてはバリケードが敷設されていた。出入りが難しい作りになっていて、籠城していたのかもしれない。

時間がなく、中に入れていないが、出入りしていた形跡はパッと見てなかった。中に誰かまだ、感染せずに生きているとは、考えづらい。

ただ、出入りがないなら、必然的に食料以外の物資は期待できるだろうな。
(役立つかはわからないが)

後はエクスと野木主任がやってきていた。佐原用の武器が出来て運んできた。

名前はヘビーハンマー。全体が金属で加工されていて、全長は一メートル二十五センチ。重さは約六十キロ。普通のハンマーを大きくしたようなもので、片方の面が平べったく、片方の面が尖っている。以前、俺が作ったウォーハンマーと、大体同じだな。違う点は背負えるように、柄になる両端に丸い金属の輪がありそこの二つに何かを通すことで、担げるようになっている。
(今はベルトで代用している)

早速佐原はそれを受け取って、振り回していた。
(良い重さっすと片手で振り回していたが、エクスと野木主任2人がかりで運んでたんだがな…)

なんにしても、これで探索組の能力を底上げ出来ただろう。

しかし、野良犬の名前はどうするか。白いから、うん、小間城はどうだろうな。


二百三十四日目終わり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/22(水) 03:44:59.11 ID:uSpaGaUAO<> 4月13日

今日はあのミュータントが、ゾンビに襲われていた。善戦はしていたが、追いつめられていたのを放浪者判断で助けた。

ミュータントの触手は、叩きつけたり、巻き付けたりして使っているようだ。先端は斬りつけられるような鋭いものに変異している。

推測だが、おそらく鞭のような原理で使っているのだろう。引きつけたり、払う力は強くても、押す力はなさそうだ。

後は触手は計4本有るようだ。前の両肩、後ろの足の両方の付け根から、それぞれ1本ずつ出しているように見えた。

放浪者は仲間にする気でいるが、制御できるかわからない以上、可能な範囲の特徴は確認しておかなければならない。


山中沙奈 記す <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/22(水) 08:15:04.17 ID:f1jxC+9N0<> 飼う気満々じゃないすか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/22(水) 11:03:28.78 ID:KotgBJ6SO<> ちょっとうきうきしてる感じが見受けられるwwww名前まで考えて <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/22(水) 11:16:26.11 ID:UnEvjzaZo<> 名前つける気満々ワロスwwwwwwwwwwwwwwww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/07/22(水) 13:52:19.79 ID:zkuFMMQl0<> 乙!
放浪者は犬好きなのかな?んで名前の読みはコマシロ?

ところで>>1のしてた卓ゲはSCPとかだったり?ww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/22(水) 13:55:46.87 ID:SjWkJCpk0<> うわ、下げてねぇ。すんません…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/22(水) 17:58:02.58 ID:Z5SHc2EJ0<> 今更だけど>>43のはぶかれたのって誰? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/22(水) 18:18:14.55 ID:HA/OqIURO<> 野木主任じゃね?
結構会話に出てるのに可哀想に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/22(水) 22:19:53.31 ID:y3+YmNlfO<> (主任って事は分かってたけど野木という名前が浮かばなかった……) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/22(水) 22:34:05.59 ID:Z5SHc2EJ0<> なるほど、わからんかった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/23(木) 00:25:04.61 ID:pdwgVDYf0<> 読者にも忘れられるとか野木主任不遇すぎワロタ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/23(木) 00:53:00.28 ID:VZvGFadjo<> なんか設定あると覚えられるかもね・・・

ハゲとか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/23(木) 04:39:02.69 ID:DH4PgfBAO<> >>65
食えなくはないが、というところかな。

>>68
多分スライムのせいでいろいろ緩んでる

>>69-70
これは強力な番犬と思っているのは確か

>>71-72
落ち着けい

うん、コマシロ。そして動物嫌いじゃない人

瞬きしちゃいけないゲームだっけかな? PCもTRPGの方も未プレイだったりする

ちなみに、どうでもいいけどこの作品に多大な影響を与えてるのは

・フォールアウト
・カタクリズムDDA
・バイオハザードシリーズ
・L4D
などなど

>>73-78
不憫な野木主任である。彼が居なければ研究所にいろんな設備や食料貯蔵も無かったんやで
(>>1は忘れてないよ? 文字数制限で省いただけだもの)

ただまぁ、目立つ役割じゃなかったり、性格も尖ってなかったり、そもそも研究所にいるから出張ることがない。空気になりがちなのよね

拠点メンバーが濃すぎるのもあるんだけどね。まぁ、拠点メンバーでも目立てないのはいるけど



さて、本日会社の飲みで頭がパーです。ただ、休みなので明日(もう今日か)二日分投稿しますわ

寝る! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/23(木) 04:40:45.72 ID:DH4PgfBAO<> あ、野木主任は出てきてる中で、喫煙者という特徴が

それぐらいしか浮かばん。

ではまじめに寝る <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/23(木) 16:53:56.16 ID:DH4PgfBAO<> 二百三十五日目

商業区南エリアの確保は大体の目処がついた。少なくとも、二〜三日ぐらいで完了するだろう。

確保を進めている部分は都市入り口エリアとガーデニングショップの通りの拠点側近い部分に隣接ところだ。

前に確保した商業区入り口エリアへの道は、今は隣接する都市中央エリアに対する防壁の役目になっている。さしずめ万里の長城とでもいうべきか。

小間城は商業区南エリアを根城にしているのか、今日も会うことが出来た。ヒドく威嚇することは無くなったが、警戒心があるらしく、近付いてはこない。持ってきておいた餌付け用の餌を投げ渡して、今日はそれで終わったが。

佐原のヘビーハンマーは、なかなか破壊力だ。殴りつぶしたり、殴り飛ばしたりと、ゾンビをなぎ払っていた。難点はあまり見たくない形になるところだが、仕方ないか。

商店街のバリケードは、佐原のウォーハンマーと山中さんのアラクネでどかして中に入る。

レトロな、例えるなら昭和の匂いがする商店街だ。屋根もあり、防衛もしやすかったろう。

中は意外にもゾンビはいなかった。死体も見当たらず少し不思議な状態だった。
(出入りの様子もなく、バリケード以外で外に出られる窓なんかも塞がれた状態だった)

中にあった物資はそれなりだ。食料になるものはなかったが。

商店街の探索は、完全とは言えないから、また後で探索しにいっても良いかもしれないな。

後は早く小間城が懐いてくれるといいのだが。


二百三十五日目終わり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/23(木) 17:59:42.97 ID:DH4PgfBAO<> レポートNo.46

井門圭司


商業区南エリアも大体終わったな。たぶんこれから、ショッピングモールにいくんじゃねぇかな。

もちろん生存者が居るなんて当てには出来ねぇが、物資を全部持っていける規模じゃねぇ。何かしらあるのは期待できるだろ。

ただまぁ、人が多いエリアと目的の場所だからな。このエリアみたいな感覚でいるのは、まずいだろうな。

放浪者さんや佐原や一ノ瀬の強化も出来た、藍もしばらくいる。ても俺達の行く場所はなんであれ死地だ。

油断なくやらねぇとな。銃器のメンテナンスも、あとでやろい。


…そいや、俺のそういう強化はされねぇのかな。電撃弾はもらったけどよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/23(木) 18:06:32.61 ID:0OhMm4tCO<> コマシロのこと気にしすぎだろw
もし仲間にならなかったり名前を一ノ瀬さんとかが勝手につけたりしたらガチへこみするんじゃないのかww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/23(木) 19:25:38.94 ID:pBpQeB2c0<> 乙!
ヘビーハンマーは良武器の様だな
同名武器で古い記憶にあるのは、スラップスティック【SFC】のずんぐりむっくりロボが使ってたくらいかな

そういや藍はどうしてるのか。あえて触れてないっぽい? <> ブレイクタイム<>saga<>2015/07/23(木) 19:30:38.15 ID:DH4PgfBAO<> 【ネコ耳2】
「作ったはいいけど、使い道あるかなこれ…」

「(サンマだ〜)」プルプル

「あ、スライム。どうしたの?」

「(これなに〜?)」ツンツン

「これが気になるのかな…、あ、そうだ」

「(どうしたの?)」

「ちょっと動かないでね」スチャ

「(んん?)」プルリ

「こうやってつけるものだよ。スライムにあげるね」

「(わかった〜)」プルプル


この後、スライムが更に変異したと騒ぎになり、三間は山中に説教された

「……三間君はああ言うのが趣味なんですか?」

「違いますよ山中さん!」


【花嫁修業】
「保安官(シェリフ)、花嫁修業って何?」

「どこから調べてきたんだジェーン…」

「前に読んでいた漫画に、書いてたの」

「そうかい。まぁ、ちゃんと家事できるようにする練習みたいなもんだ」

「家事ですか…」

「昔の日本じゃ、それができなきゃ嫁のもらい手がないとか言われたみてぇだな」

「オウ、なかなか大変ですね」

「今は、それ自体できるのが難しいしな」

「じゃあ結婚できないの?」

「昔の話さ、昔の」

「フ〜ム」

「(日本の結婚には、花嫁修業が必要。あとでもう少し調べなきゃね)」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/23(木) 19:35:40.34 ID:DH4PgfBAO<> >>83
仲間にならなくても、友好関係を築ければいいという打算はあるけど

勝手につけられたら、静かにへこんでそう


>>84
そのゲームは、タイトルしか知らないなぁ

まぁ、純粋に60kgの代物で殴りつけるとか普通に死ねるしね、ゾンビでも人間でも

藍は単純に現在も同行してるけど、書き手が日記にしてないだけだね

書かれてないのは、ある意味平穏でもある



さて、昨日分はここまで。今日分はあとで書くでや <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/23(木) 23:26:54.98 ID:gNOiuk9h0<> 瞬き非推奨のはSCP-173て奴ですね。他にも無茶苦茶種類豊富ww

ここに影響与えてるのにはハウス・オブ・ザ・デッドとかもありそう

そして日記2の>>1000の願いは>>1氏に届くのか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/24(金) 01:54:00.41 ID:J+S1kiRAO<> >>87
恐ろしい世界やで

ハウスオブザデッド、懐かしいねぇ。名前忘れたけど、青色のゾンビを倒してくガンシューもあったよね。

まぁ、折角>>1000取ってもらったし、やっても良いけども

キャラ作成どないすっぺかな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/24(金) 02:01:00.16 ID:NDGlrtwtO<> 生存者発見(仲間になるとも友好的とも言ってない) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/24(金) 03:04:09.90 ID:J+S1kiRAO<> 二百三十六日目

商業区南エリアの予定した範囲の確保はほぼ完了した。明日は、今まで敷設したバリケードのチェックや調整をして、一区切り付ける形になる。

これで今後他のエリアに向かう際、後方の心配は、そうしなくてもよくなった。

いざとなったら逃げる範囲も広く、逃げ込める商業区の休憩所の安全確保にも繋がった。上出来だろう。

後はどのエリアから処理を進めていくかだ。まっすぐショッピングモールに向かってもいいが、安全性を強化するなら、商業区西エリアか北エリアを、様子見がてら少し処理してもいいだろうな。

今日も小間城と遭遇できた。あいつも、俺達を臭いか何かで察知して、あちらから寄ってきている感じだ。

ただ、警戒心はまだ解けないらしく、近付くと距離を取ろうとする。無理に近付くと、折角築いた関係も台無しになる。ここいらは、我慢時だな。

いつも通り餌付けの餌を投げ渡して、俺達は去る。

佐原が、まだ声かけない方がいいんすかと聞かれ、まだ時期じゃないと答えておいた。

山中さんは、依然小間城を拠点に加えるのは否定的だ。ただ、態度は軟化した気はするな。餌付け出来ると言うところで、手懐けられる可能性があるからだろう。
(井門もわりと否定的だな。まぁ、あいつも不確定要素になることは、出来れば避けたいタイプだからな)

それと、握力を鍛えるヤツを拾った。
(ハンドグリッパーっていうんだな。初めて知った)

何だかんだで体を鍛える道具もあった方がいいだろう。暇つぶしにもなるだろうしな。今度そういうのも、集めてみるか。


二百三十六日目終わり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/24(金) 03:15:05.12 ID:J+S1kiRAO<> 4/15 担当三間 朝

そろそろ1から作る練習しないと

手始めに佐原さんが言ってた鞄でも作ろうかな


担当蒲谷 昼

そうなると、ミシンが必要か

そういえば例のネコ耳はどこにいったの?


担当浜村 夜

多分山中が没収したんじゃない?

あ、本格的に作れるようになったら、ドレスお願いね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/24(金) 03:32:19.44 ID:J+S1kiRAO<> 【ネコ耳3】
「しかし、三間君にこんな趣味があるとは思いませんでしたね…」

「(即席な作りみたいですが、ちゃんとしてますね…)」

「(……似合うでしょうか?)」スチャ

「………」

「はは、やっぱり恥ずかしいです――」

「…ふぅ」ガチャ

「あ」

「……」

「あの、これは…」

「…似合ってるんじゃないか?」

「え、あ、そうですか?」

「…相棒は、そういうのが好きなのか?」

「違います。その、ちょっとした好奇心といいますか」

「…なるほど」

「あ、信じてくれるんですね」

「…なぜ疑う必要があるんだ?」

「それもそうですね」

「人の趣味にはとやかく言わんさ」

「やっぱり信じてないじゃないですか!」


【動物】
「放浪者、聞きたいことがあるんだぞ」

「…どうした?」

「お前がエサをやってる動物、犬というらしいが」

「…そうだな」

「自分が知る犬には、触手がないんだぞ」

「…藍が言う犬が正しい。予想だが、こま…、あの犬はミュータント化して、一部が触手に変異したんだろう」

「見た目は本来の犬でいいのか?」

「…それは間違いない」

「ありがとうだぞ。あ、もう一つ聞くぞ」

「…なんだ?」

「骨はどこで手に入れるんだぞ?」

「………、ゾンビを抜かせばそう手に入るものじゃない。人工の擬似骨をやるのが一番だな」

「わかったぞ!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/24(金) 03:32:56.30 ID:J+S1kiRAO<> >>89
うん、言ってないね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/24(金) 17:45:50.53 ID:QXqrTY8Q0<> 乙!
犬にあげるのって牛の骨とかが良いんだっけ?近場にあるのは……ブラインドの骨くらい?

ネコミミは最終的にジェーンさんに流れ着きそうw <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/24(金) 23:35:45.11 ID:rjCrmtYdo<> 人骨はどうか知らんけど、鶏の骨とかは砕けて刺さりやすいからやらない方がいいって言うよな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/25(土) 02:19:03.96 ID:Rd2xX2Er0<> >>94
骨はやったほうがいい、やらないほうがいいといろいろあるらしい。
まぁ、詳しく>>1も知らんがの

ねこみみは <> なんで途中で送信されちゃうかね?<>saga sage<>2015/07/25(土) 02:21:43.18 ID:Rd2xX2Er0<> >>94
骨はやったほうがいい、やらないほうがいいといろいろあるらしい。
まぁ、詳しく>>1も知らんがの

旅する猫耳、ある意味ホラー

>>95
それは聞いたことあるねぇ。


なお、ようやっとパソコンを買いました。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/25(土) 04:37:09.09 ID:Rd2xX2Er0<> 二百三十七日目

商業区南エリアについて、必要分の確保は完了した。バリケードの補強もしている、よほどのことがない限りは大丈夫だろう。

それと合わせて、今まで処理してきたゾンビの焼却のため、都市中央エリアで確保しているガソリンスタンドから、油を調達がてら、休憩所とバリケードの修復を行う。やはり、どうしても常に手が回るところではないから、ゾンビが確保したエリアに入ってきてしまうな。

今後の処理や確保は、商業区エリアがまだメインだ。しかし、当然その都市中央エリアにも向かうことになる。ただ、都市中央エリアについての情報は、前に探索した際の無線機が確保できそうな店ぐらいなものだから、するとすれば改めて偵察する必要は出てくる。

まだ先の話とはいえ、考えておかなければならないことだ。エクスにも必要範囲情報を収集するよう依頼をかけておこう。

小間城については、だいぶ慣れてきた様子だ。俺達を見ても逃げないし、近づいても威嚇はしない。そろそろ佐原に説得して拠点に連れて行ってもよさそうだが、とりあえず他のメンバーの説得もあるし、今は餌付けだけで済ましている。

新たな変異体の確認もここのところないし、平穏な状態が続いている。小間城の件を抜かせば、今のところ目立ったことはない。

本来いいことなのだが、どうしても平和な空気が出ているのは、気がかりでならない。とはいえ、ずっとピリピリしている状態というのもいいわけではないし、平穏であること自体、何も悪いわけではない。ただ、そういった気のゆるみで大きなトラブルが起きる可能性を少し気にしてる、というべきだな。

それに、惨劇からここまで拠点を持ってくるまでの間、常に緊張状態だったから、今更の平穏な感覚に俺自身戸惑いを感じてるんだろうな。


二百三十七日目終わり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/25(土) 04:51:57.57 ID:Rd2xX2Er0<> 4月16日

商業区南エリアの予定範囲内の確保は完了した。バリケードの再点検と補強も問題なしだが、しばらく目を離す場所になるので、どうなるかはわからない、そう考えるべきだろう。

都市中央エリアから回収した油で、処理したゾンビ達の焼却処理を行う。これから、気温も上がる。この完全な死体から疾病が発生してしまえば、我々はいちころでやられてしまうだろう。元々が人間だからこそ、1体1体丁寧に弔いたいものだが、私達にはそんな余裕もない。

例のミュータント犬については、我々を敵ではないと認識しているようだ。ゾンビをかみ殺したが、吐き出す仕草をしたということもあり、恐らく人は食べてこなかったミュータント犬。食事目的で襲ってくる可能性は低いなら、敵ではないと認識した今なら、何もしなければ襲ってくることはないだろう。

ただ、一般的な知能を持つと思われるミュータント犬だが、放浪者がいうように拠点で番犬にさせるかは、まだ不安感は残る。スライムという例がいるのは確かだが、スライムはある程度の意思疎通が可能であり、ミュータント犬は察する程度のコミュニケーションしか取れない。

前に比べて大きく反対ということはないが、その部分がクリアにならなければ手放しに賛同はできない。


山中沙奈 記す <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/25(土) 11:52:01.47 ID:JC8wNdsCO<> 山中さん慎重だなぁ
昔は放浪者の方が慎重だったのに
思うところでもあるなのかね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/25(土) 13:16:57.60 ID:lIwCwXam0<> ポンコツだった頃の山中さんが懐かしい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/25(土) 14:48:40.86 ID:hNyAOH+jo<> 脳に悪影響が無く知能が落ちてないとしても、犬だからなあ
今までの仲間はみんな人がベースだし

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/25(土) 14:54:15.99 ID:Vhl3iaR00<> 乙!
コマシロvs初対面の相手(生存者側)の場合、安易に触手で攻撃しちまう可能性が高いってのが問題だよな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/25(土) 21:14:52.87 ID:ppLzGKvAO<> 弔いたいと言うわりに「一人一人」じゃなくて「一体一体」って所に違和感を感じた
すでに物言わぬ死体だからなのかな?それとも山中さんが変わったのかな? <> ◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/07/26(日) 01:59:23.53 ID:k+6bMJSL0<> >>100 >>102
基本的には>>102のいう、犬だからこその意思疎通を問題視してる感じ。
放浪者は…、多分テンション上がってるせい。

>>101
今の山中さんは、昔の山中さんではないからね。

>>103
そうだね。そういった部分も当然含む。

>>104
個人的に苦慮した部分だから、指摘してくれて嬉しい。

人だったことの思いと、ゾンビである以上の脅威がないまぜになってるのを表現したつもり。
つまり、人として弔いたいのは間違いないけど、そう考えてたら処理できない。というところ。


あ、今後携帯とPCの合わせ技になりそうなので、酉つけることにします。付け忘れると思うけどね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/26(日) 02:00:23.06 ID:k+6bMJSL0<> 二百三十八日目

いろいろなことを考えたが、赤松湖フリーランドを偵察することにした。というのも、やはり今一番生存者がいる可能性が高い場所、というのもあるからだ。

生存者の確保は、言うまでもなく常に必要な状態だ。現在も、人手は足りているとは全く言えない。拠点で十一人。研究所と合計して大体一クラス分の人数。この状況下では十分な数だが、文明の復興の観点でいえばまだまだ確保したい。

当然、赤松湖フリーランドに、生存者がいる確率は低いだろう。あくまで、知っている情報の範囲でいるであろうというだけ。しかし、時間をかけてしまえば更にその確率は下がっていく。それと、藍の存在だ。あいつは残念ながらずっといる訳じゃない。居てくれる今のうちに、遠方への探索も進めておきたい、そんな判断からだ。

赤松湖フリーランドに遠征するメンバーは、前回と同じく俺と山中さんの二名だ。残る井門、美尋、佐原、藍の四名は都市中央エリア入り口付近の拡張を進めてもらう。

商業区エリアは比較的しっかりと確保をしているが、都市中央エリアはきっちりとやっていない。その為、ガソリンスタンドから油を回収する際、いちいち処理とバリケードの修繕をしている状況。いい機会なので、今のうちに都市中央エリアの足固めもしっかりやってしまおうという魂胆だ。

遠征への出発は明日にし、今日は俺と山中さんで準備の作業を行い、四人にはさっそく都市中央入り口エリアの確保に向かってもらった。
(エリア名は暫定だが、まぁ今後そう呼ぶことになるだろう)

装甲化を施した軽トラかワゴンかは悩んだが、結局ワゴンにした。安全性なら確かに軽トラなのだが、寝泊りや物資の搬入といった部分は、やはりワゴンの方が良い。
(軽トラは、どちらかというと拠点近郊の搬送がメインになっているからな)

そういえば、エレバイクがちょっとした置物と化してきているな。今後いい使い道を考えなければ。

一応、佐原を同伴して小間城に餌をあげに行った際、俺はしばらくいなくなるぞと伝えてもらったが、やつはわかったのだろうか。まぁ、長く見ても一週間ぐらいの行程だ。忘れるってことはないだろう。


二百三十八日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/26(日) 02:01:29.22 ID:k+6bMJSL0<> レポートNo.47

井門圭司


てっきり、商業区エリアの探索を進めると思ってたけど、放浪者さんと山中さんは例の避難所に向かうことになった。

まぁ、生存者のことを考えると、いまんとこ誰かいそうな場所ではあるからな。それに、どうしても後手になる都市中央エリアのことも考えると、妥当な考えかもしれない。たぶん、商業区エリアのゾンビの多さで、ショッピングモールに生存者がいる確率は低い、というのも判断理由なんだろうな。

それに、いずれ都市中央エリアも探索するのも変わりねぇ。ならきっちりとした土台作りも大事だ。それに、ゾンビの大移動で確保してる都市入口エリアになだれ込まれても困る。やっといて損はねぇ訳だ。

そんな訳で、今確保してる範囲のバリケード補強と処理も無事完了。むしろ効率よくやれたほうだろ。佐原の武器が強力になったってのもあるから、多分前の時よりいい感じのはず。

ま、油断はできねぇけどな。それでなくても、変異体も商業区より多く感じるエリアだ。徹底して安全を意識してやってかないとな。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/26(日) 02:02:31.68 ID:k+6bMJSL0<> 【準備】
「…食料はこんなものか」

「放浪者、また出かけるのか?」

「…丸坊主か。そうだ。新しい生存者が見つかればいいんだがな」

「もう、いるのかな。生存者とかさ」

「…この周辺にはいない可能性の方が高い。遠出したほうが、確率は高いだろうな」

「そんな、危ないことする必要あんの?」

「…ただ、生きる。それだけなら必要ないな」

「………言い忘れてたんだけどさ」

「…なんだ?」

「皆、助けてくれて、ありがと」

「…なに、たまたまだ」

「それと、もう1つあんだけど」

「…うん?」

「早く、ゲーム機見つけてほしい」

「ははは…、了解。ただ、井門達に頼んだほうが早いかもな」

「わかった!」


【勉強】
「(何してるのお姉ちゃん〜)」プルプル

「勉強だぞ」ペラ

「(お勉強〜?)」プルン

「いろいろ知っていたほうがいいと、言われたんだぞ」

「(じゃあ、スラもお勉強する〜)」プルプル

「わかったぞ」

「(……これなぁに?)」プニュン

「実は自分もよくわからないんだぞ」

「(そっか〜)」プルプル <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/26(日) 09:30:13.32 ID:bqRvv6az0<> 乙
新しい場所や敵が出てくるとわくわくする
新しい仲間が増えると>>1大変そうだなと思う <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/26(日) 13:24:59.50 ID:QSvPl16d0<> 今はまだ二十数人だから大丈夫かな?ただ……ダイス様判定によるキャラ被りが増えていくと困るだろうね <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/07/26(日) 23:57:28.24 ID:J2Jb+Xyx0<> >>109
新しい場所、敵、仲間が出るたびに、頭が痛いよ

>>110
まぁ、ある程度テコ入れはすることになると思う。今はまだ、ランダムでやれそうだけど。

基本的に一人ずつ判定するのはメインメンバーぐらいで、他は勢力一括くくりで処理してるから大丈夫かな。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/27(月) 00:38:56.60 ID:ECc1dRog0<> 二百三十九日目

赤松湖フリーランドに向かう行程は、片道二日、往復四日間で想定している。フリーランド自体、そこまで距離がある場所ではないが、道中の障害を考えればこれぐらいの猶予を持った時間が必要だろう。

それに、今回は惨劇が起きてから一度も行ったことはない場所、警戒の意味合いや処理の意味合いもある。今後も遠征する可能性は十分あるのだから、簡単に確保している道はあったほうが無難だからな。

ほとんど人がいないであろう道を通ってはいるが、やはりそれでもゾンビや変異体がいる。二人しかいない以上、無理もできず車で来ている意味がないほど、ゆっくりした進み具合だ。だが、死んでしまっては意味はないからな。

それとそこそこ厄介なのが、橋だ。というのも、防御しやすい場所だからか、大体バリケードが敷設されている。徒歩なら大したことはないのだが、車での移動だと障害になってしまう。

とはいえ、下手に開放しっぱなしでもそこからゾンビが自由に行き来できてしまうから、結局車が通れるぐらいにスペースだけを撤去するだけだ。どうせ、戻る時にその部分は簡単に塞ぐことになるのし。

今は塀に囲まれた二階建ての一軒家で一夜を過ごすことにした。ワゴンも車庫に入れて隠せているから、誰かに盗られるということもないだろう。

ここの一軒家は荒らされていたが、屋根裏部屋があってその中にそこそこの物資があった。梯子をフックのついた棒で引っ張って入るところだから、気づかれなかったというところか。

さて、明日も道中の処理になる。もう寝るとしよう。


二百三十九日目 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/27(月) 00:54:23.11 ID:ECc1dRog0<> 一之瀬DIARY APR.18

今日も引き続き都市中央エリアの確保しているところの処理をした。商業区と都市中央、どっちが大変かって言ったら、やっぱり都市中央エリアだよね。変異体の数がシャレになってないもの。

多分ゾンビとかの数は同じなんだろうけど、なんでこう都市中央エリアには変異体が多いのかな。一区画に必ずいるような気がする。

もしかして、都市中央エリアには、変異体を引き寄せる何かがあるのかな。でも、それって考えられるのはブレインゾンビだよね。複数いて、自衛のために変異体を近くに誘導させてるとか。そう考えるとすっごく厄介そう。

思い付きだけど、井門さんに話しておこうかな。4人しかいないんだし、その部分も警戒したほうが皆安全だよね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/27(月) 01:10:08.66 ID:ECc1dRog0<> 【屋根裏】
「…今日はここで寝よう。梯子さえあげれば、滅多なことがない限り奴らは入ってこれない」

「わかりました」

「…、しかし人がいなそうな道を通っているにもかかわらず、奴らはどこにでもいるな」

「強力な変異体に遭遇していないのが救いですね」

「…問題はこの道中に、会ったこともないタイプの変異体と遭遇することだな」

「出来れば、持ってきたデジカメで撮影できればいいのですが」

「…そうだな」

「それにしても、なんだか秘密基地みたいですね」

「うん? …、意外だなそういうのが好きなのか」

「足がなかった私には、そういう冒険ごとは、夢でしたよ」

「…、もっといい意味で叶う夢だったらよかったんだが」

「些細なことですよ。今はそれよりも果たさなければいけないことが、たくさんありますから」

「…そうだな」


【トレーニング】
「んう〜!!」

「…、何してるんだよ。三間」

「放浪者さんが持ってきた、この器具が固くて…」

「ハンドグリッパーか。貸してみろ……。あぁ、確かに固いほうだなこれ。3〜40kgってとこか?」

「よく、握れますね…」

「これでも元軍人。体は鍛えさせられたよ」

「それもそうですよねぇ…」

「が、三間は明らかに並の男より力ねぇのは確かだ」

「うぐ」

「これより軽いやつあったら、持ってきてやるよ。筋肉を意識的に動かすだけでも違うからな」

「ありがとうございます!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/27(月) 22:55:52.53 ID:kP7yTTno0<> 暇潰せるゲームか……やりこみ系、探索系とかパズル系かな? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/07/28(火) 01:04:47.70 ID:yAdLlpnW0<> >>115
ここであえてのインベーダー <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/28(火) 01:09:33.96 ID:yAdLlpnW0<> 二百四十日目

今日は少々肝が冷えた。相変わらず、ゾンビの処理で鈍行に進んでいたのだが、小さな集会場みたいな場所を通りかかった時、中からバリケードを破ってゾンビ達に奇襲をかけられた。

幸い俺も山中さんもすばやく反応できて事なきを得たが、もう少し距離が近かったら、もしかしたらやられていたのかもしれない。最近のところ調子のよいのが続いていたから、やはりどこか油断があったのだろう。二人しかいない今、気を引き締めなければな。

とりあえず、トラブルにはあったものの、明日の昼頃には赤松湖フリーランドに到着できる予定だ。何が出るのやらだが、行かなければわからないパンドラの箱というところか。

この道中、警戒しているのはやはりWWPの連中か。あいつらなら、こんなところであっても自由に行き来できるだろう。何らかの音を聞きもらさないため、まだ肌寒いが移動中はワゴンの窓は開けて移動している。特に発砲音は要注意だ。

今日も周囲が塀に囲まれている一軒家で、一夜を過ごすことにした。とはいっても、窓ガラスが壊れていたりしていたので、無事だった車庫にワゴンを入れて、その中にいる。

車庫の中にはタイヤが積まれていた。今後の遠出が重なるなら、こういうものも集めて置いたほうがいいかもしれない。綺麗な道路はあまりないし、パンクの危険性は常にある。型が合いそうだったので、とりあえず二つほど詰め込ませてもらった。

さて、明日はついに避難所にたどり着く。早めに着けるよう、もう寝るとする。


二百四日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/28(火) 01:23:35.71 ID:yAdLlpnW0<> レポートNO.48

井門圭司


今日はかなりまずかったな。怪我した奴がいないのが、せめてもの幸いだ。まさか、マッスルゾンビが5体も一気にやってくるとは思わなかった。あの怪力でバリケードも破壊するもんだから、昨日分はほとんどパーだ。

一之瀬がいうように都市中央エリアは、変異体は多いってのは、気のせいじゃなかったんだな。しかし、なんでこう多いんだか。

考えられるっていうなら、都市中央エリアに避難所が多かったから、いったんそっちにいってたやつらが、結果としてゾンビになって、多く集まっちまった、とかか。

憶測だけど、そんなとこな気もするな。

明日はとりあえず破壊されたバリケードの補強と、入ってきちまったゾンビの処理に追われそうだな。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/28(火) 01:43:42.14 ID:yAdLlpnW0<> 4/19 担当蒲谷 朝

とりあえず、大まかな足組は組めたから、後は上のところに監視カメラを付けられるようにしないと。

後は犬小屋でもいいから、そういう建築の本を井門君達にお願いしないと。


担当三間 昼

じゃあ、見張り台もそのうちできるんですね。本当に拠点って感じになってきましたね。

こうなったら、コンクリートとかの建築材もほしいですね


担当浜村 夜

そういうの集めていって、いろいろできるようになったら、この一帯、要塞か何かになっちゃうわね。

まぁ、そのほうが安全っちゃ安全だろうけどさ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/28(火) 04:10:25.60 ID:RGcUqaeo0<> 悪いことは重なるもんだなあ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/28(火) 07:29:23.72 ID:f5YTelUWO<> 犬小屋って
まさか蒲谷さんも飼う気になってるのか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/28(火) 07:47:36.01 ID:ZQnKFx2OO<> 見張り台のための屋根が欲しいんじゃない? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/28(火) 11:28:08.45 ID:dNs4UlAJO<> 蒲谷さんが知ってるってことは拠点内の会話に上がってるんだろうな

放浪者「いぬかいたい」
蒲谷「ぼくも」
山中さん「許しませんよ!」
みたいな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/28(火) 12:40:36.21 ID:uF1xuRe8O<> 奥さん通り越してカーチャンになっちゃったな山中さん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/28(火) 15:24:14.02 ID:xtFAsD4rO<> 山中さんのデレとラッキースケベを待っている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/29(水) 01:46:19.56 ID:/4f1AGX00<> 放浪者いなくなったからマッスル5体来たとしたら放浪者は拠点の守り神か何かだな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/07/29(水) 03:26:27.46 ID:kZa0qs2x0<> >>120
ギリ両方とも回避成功しなかったというね

>>121-122
とりあえず建築にかかわりそうなものとして言ってるだけで、
飼う気かは別だね

>>123-124
山中さんマジオカン

警備組は何となく知ってるぐらい(放浪者が飼う気なのは知らない)

>>125
前者はもうそんな気もする。後者は…、うん

>>126
どうなんだべかねぇ。まぁ、幸運の庇護下から離れちゃうからね。彼居ないと。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/29(水) 04:03:18.36 ID:kZa0qs2x0<> 二百四十一日目

赤沼湖フリーランドにたどり着いたが、まず結論から言えば恐らくここに避難した人間は、全滅したようだ。悪臭が漂う運よくゾンビ化しなかった死体が埋まった穴と、そして少しだけいたゾンビ。どこかへ避難したという情報はなく、残念ながらあそこには誰もいなくなっていた。

少数の生き残りが、どこかへ移動したとは考えられる。しかし、行き先がわかっても元々の情報が古すぎて生きているかすらも怪しいだろうな。

そして、その場所にたまたまだが、生存者の姿があった。名前は西切 緑(にしぎれ みどり)という女だ。腰に矢筒を4本着けて、背中に小さめの弓、右肩から左腰に掛けてツールベルトもあり、首からカメラをかけていた。

西切はこの惨劇を一人でやってきただけあり、かなりの熟練者だった。物音がして近づいていくと、彼女がゾンビと戦う。いや、どちらかというと戯れていた。

最初はカメラで撮影しながら、立ち回っていた。そして、それは誘導の意味合いも兼ねており、ゾンビ達が一塊になったところで、取り出した矢に火をつけ、胸元のツールベルトに付けていたスプレー缶を投げて射抜き爆破させた。そのあとは生き残ったゾンビを普通の矢で射抜いて、回収できる矢を引き抜いていた。
(後で聞くと爆破したスプレー缶には釘やらなんやらを取り付けてあり、威力を増したものなんだと)

近づいていくと、素早く俺達をカメラに興奮した様子で収めはじめ、ひとしきり撮り終わってからいや〜、人間なんて久しぶりだね〜と人懐っこく笑った。

最初、カメラについては山中さんと同じ研究目的だと思っていたのだが、どうも新聞社に勤めていたカメラマンだったらしい。彼女曰く、自分がこの惨劇の真相を調べ上げ、皆に伝える義務があるのだそうだ。
(そうしようとすることで、無理やり生きてる理由を作ってる。そんな風に感じられた)

彼女はここが避難所だったとは知らなかったようだが、それなりに規模が大きく、都市といった人が多くいる場所から離れたこの場所に、そういった場所になっているのではないか、ということで訪れていたらしい。

こちら側の状況を説明し、興味深いということで一緒にしばらく行動することになった。念のため、寝首をかかれない程度に警戒することにはなるだろう。まぁ、覚が問題ないと判断すればそれでことは住むだろうが。


二百四十一日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/29(水) 04:19:30.02 ID:kZa0qs2x0<> レポートNO.49

井門圭司


今日は昨日の失敗分は取り戻したな。ありがたいことに、今日は打って変わって変異体はそんなにいなくて、ゾンビもそこそこだったのが助かった。そうじゃなけりゃ、失敗分は取り戻せてなかっただろうな。

後は、電撃弾についても口径が合うリボルバーがあったから、試しにゾンビに撃ってみた。なるほど、こんな事態を引き起こす連中が作るものだ。かなり強力だった。急所じゃない右肩に当たったゾンビが、痙攣して足から崩れ落ちそのまま震えていた。

弾頭はちょっとした小さい電池みたいなもんだが、それが大人のゾンビをあそこまで痺れさせるんだ。カスっても、もしかしたらスタンガンを一瞬食らうぐらいのダメージ、ありそうだな。

佐原のヘビーハンマーの件もあって、ちょっとふてくされてたが、十分なものを持ってたって訳だ。

まぁ、ここぞって場面でしか使えないのがどの道ネックだけどな。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/29(水) 05:06:41.17 ID:kZa0qs2x0<> 【初めまして】
「は〜、この矢は曲がっちゃったかぁ……」サッ

「…驚かして悪い。生きてる人間は珍しいからな」

「あらら。久しぶりの肉声だね。これはスクープスクープ」スッカシャカシャ

「…なぜ撮る?」

「それがあたしの仕事だからね〜」

「…そうか」

「(放浪者さん、大丈夫でしょうか)」


〜しばらくして〜


「あっはは〜。まさか生きてる人、しかも二人も会えるなんて思わなかったな〜」

「…俺達も見つけられるとは思っていなかったが」

「遠出できるタイミングが、今ぐらいしかなかっただけですからね」

「しかし驚いたなぁ〜。まさか生きてる人が集まってる場所が身近にあっただなんて、思わなかったよ〜」

「今まで回った中で、なかったんですか?」

「ないわけじゃなかったけど〜、大抵やられたか場所移したりしてたからな〜」

「…なるほど、できれば最寄りにめぼしいところでもあればよかったんだが」

「ふんふん。生存者ルポが書けそうだね〜」

「(大丈夫でしょうかね…)」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/07/29(水) 05:27:21.91 ID:kZa0qs2x0<> というわけで、生存者判定だったので元々考えてた生存者を登場。

まぁ、仕事から名前の元ネタはわかるだろうけど、そのシリーズから一つずつ拝借してるでや。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/29(水) 05:56:37.69 ID:VtBKbAWj0<> 乙!
判定って事は前スレ>>1000のとは別?
しかし記者か。下手なネタに触れて消されない様にな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/29(水) 19:46:17.28 ID:oarq3pjgO<> 整った装備、高い戦闘力、カメラによる情報収集とWWPの手の者じゃないかと疑いたくなる要素満載だなぁ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/29(水) 20:11:05.27 ID:VtBKbAWj0<> その為の覚ちゃんです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/29(水) 23:24:31.76 ID:44zetUbOO<> >>134
地味にチートだよな…いくら目が見えないとはいえ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/30(木) 00:48:04.06 ID:YqMypiI50<> 何処ぞのワレアオバみたく余計なことつっこんで死にそう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/30(木) 02:49:47.90 ID:NjXacRQi0<> あとは赤、橙、黄、紫でニジレンジャイか <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/07/30(木) 03:33:12.34 ID:GzdHExor0<> >>132
あ…

結論別です。なんか真面目に赤松湖フリーサイド自体の内部判定しちゃった☆

この記者さんの戦闘力は、元ネタのゲームと大体同じぐらいの想定。
(まぁ、仮決定だからなんともいえんけど)


>>133-135
WWPならきっと次世代装備だと思うんだ。

覚は内政チートだからね。


>>136
多分、気は合うはず。


>>137
ざっくり思いついたのはこんな感じ(出ないとは思うよ?)

赤坂洋栄
木安登
横村ナツ
村崎ミミ

いろいろ無理があるね! <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/30(木) 03:56:31.74 ID:GzdHExor0<> 二百四十二日目

赤松湖フリーランドの探索は早々に切り上げた。恐らく予想だが、多くの人員をとりあえず移動できる先として場所であり、残念ながら物資などは見当たらなかった。

予定を変更し、残った日程を西切の記憶を頼りに、以前生存者と遭遇した近場のエリアを回ることにした。まぁ、予想通り生存者は見つからなかったが。

西切はWWPと接触したことはないらしいが、一度軍隊めいた連中とやりあうことになって逃げたことがあったらしい。ただ、状況からしてWWPの連中だろう。知ってる範囲でのWPPについて情報を話すと、それこそ目を輝かせてスクープものですよこれはと、興奮していた。

いくら、スクープだとしても、それを知りたかったであろう連中は大抵ゾンビになってしまっただろうな。無理に知ろうとして、明確に奴らと敵対するのは避けるべきだろう。

それを口にしていないつもりだったが、何か表情に出ていたのか、今の私はそれぐらいしかできないからな〜と、少し乾いたように笑った。

ゾンビの処理については、自分も舌を巻くほどだ。弓を扱う技量は、今まであった中でもとび抜けているし、近づかれても素早く回避できる素早さや、蹴りを主体にした格闘もできていた。今まで一人でやってきたと言われても、疑う余地はない強さだ。
(なんでも、アーチェリーの元オリンピック選手候補生だったらしい)

後は物資と西切分の食料も集めた。今のところ大きなトラブルはないが、この調子で生存者探しと探索を進めていく形になるな。

西切か。言っていることが本当かどうかが、態度から見えないところもある。まだ、気を許すというわけにはいかないだろうな。


二百四十日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/30(木) 04:09:37.65 ID:GzdHExor0<> 一之瀬DIARY APR.21

今日の都市中央エリアの処理は、それなりという言葉がピッタリかな。ひどくもなくて、うまくいったわけでもない。一昨日のマッスルゾンビ5体いたことが、ただひどかっただけだからね。

安全性を重視しての処理と確保だから、わりとじれったい処理が続いてる。藍ちゃんなんかは、突っ込んで行ってもいいんじゃないかと言ったりするから、ちょっとひやひやしちゃうんだよね。ホムンクルスで、肉体を変質できるから絶対の自信があるんだろうけど。、それが仇にならなきゃいいな。

そろそろ処理もいいけど、探索して物資収集したほうがいいんじゃないか、井門さんに相談しておこうかな。たぶん、まだ大丈夫なんだろうけど、集められるうちに集めてもいいと思う。

なんだか、こうやって井門さんにいろいろ考え話すの。山中さんみたいだな。 <> 西切の手帳にいろいろ書き込みがある 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/30(木) 04:19:05.08 ID:GzdHExor0<> 久しぶりに二人の生存者発見! なんだかいろいろ知ってそうだからいろいろ聞き出しちゃおう!

放浪者って言ってる変な装置つけた男性と、山中さんっていうなんか金属の足付けた女性。怪しい匂いがしますね。

WWP! 前から黒い噂聞いてたけど、やっぱりそいつらが犯人なのかな?

そのWWPの研究所に潜り込んで、防衛装置とかの研究とかしてるの調べたらしい。どうやらこの二人、かなりお強いご様子。

話をつけて、しばらく一緒にいることになった! 旅は道連れ余世は情け〜♪

二人ともすごい。放浪者さんは空中飛んで、山中さんは足が分かれた! この二人といるだけでもスクープものだね!

そういえば、お二人が元々いた拠点というところに、まだ人がいるんなら。ハッ! もしや皆さんこのレベルですか!? 恐ろしや。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/07/30(木) 04:24:05.48 ID:GzdHExor0<> >>141の訂正

×話をつけて、しばらく一緒にいることになった! 旅は道連れ余世は情け〜♪

○話をつけて、しばらく一緒にいることになった! 旅は道連れ世は情け〜♪



西切は久しぶりに自由だった分、テンション高めに書けて楽しかったです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/30(木) 06:11:08.99 ID:NjXacRQi0<> 冷静によく考えたら放浪者と山中さんの方がよっぽど人間離れしてて怪しいんだよなあ
犬飼いたいとかのんきなこと言ってるから忘れるけど <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/30(木) 07:49:19.13 ID:WlGeS7DhO<> まあ拠点には人間離れ(物理)起こしてるのが数人いるし……
こういう言い方したら放浪者や山中さんに怒られそうではあるが <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/30(木) 08:25:36.15 ID:oWGD7usS0<> ……まぁ、あの程度のカオスを受け入れきれない様じゃ、このSSの世界では生きていけないんだろう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/30(木) 09:47:45.75 ID:X1ydZjYfO<> …文頭に三点リーダつけたら放浪者のセリフっぽくなる!ふしぎ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/30(木) 12:20:53.72 ID:YU4zCVVl0<> 拠点の仲間(ミュータンツ)見たら度肝抜かれるだろうなww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/30(木) 21:06:31.89 ID:GO69nDZHO<> …山中さんのお尻もみもみしたいお <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/07/31(金) 03:43:40.29 ID:q3EGMDsN0<> >>143
うん、二人は人間やめてるからね。

>>144
まぁ、多分も二人もうんとしか言えないと思う。

>>145
カオスが正常な世界やし

>>146
不思議!

>>147
下手をすると発狂

>>148
お、おう



さて、新しいPCに今まで書いてたものをまとめ作業してたわけですが、容姿の説明ないキャラ多いなーと思ったので、今日はちょっとそっちをつらつら書いてみます。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/07/31(金) 04:24:48.44 ID:q3EGMDsN0<> 野木賢介(ノギケンスケ)

研究所主任。研究時以外では煙草を求めるヘビースモーカー。
(描かれていないが、研究所から回収希望物資のリストが渡されており、そこに必ず煙草とある)

無精ひげを生やし、髪は放置して長めなのでざっくりまとめている。表情はいつも不機嫌そうだが、別に怒っているわけではない。

身長は男性平均。鍛えているわけではないので、ヒョロい。とりあえずTシャツに、綿パン着用して、その上に白衣を来ているだけ。拠点から余って流れてきた拳銃をその白衣のポケットに無造作に入れている。

誰だとか言わないようにね?


エクス

研究所に招かれたハッカー。最近わりと忙しい。

割とパンクな格好をしている。左側の鼻にピアス一つ。右耳に三つのピアスをつけ、首にゴム状のネックレスを着用。髪型は普通に整ったもの。顔も整ってる、普通にしてたほうが実際良いタイプの人。

身長は平均より下、というか小柄。服装も破れたGパンに、ファッション性の高い革ジャンを着用している。もちろん、Gパンには鎖がついてますよ。


井門圭司

苦労性の拠点メンバー。

身だしなみはわりと気を使っているので、髪も定期的に切って整えている。派手なものはこだわらないが、ドッグタグは常に首からぶら下げている。

身長は平均より高め。当然鍛えているのでソフトマッチョさん。軍人なので、都市用迷彩服と防弾チョッキを身に着けていて、ブーツを着用。

<>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/31(金) 04:56:13.63 ID:q3EGMDsN0<> 一之瀬 美尋

不幸症の拠点メンバー。

髪は肩から少し下ぐらいまである。顔つきはえへへという笑顔が似合う感じ。特にアクセサリーはつけてないけど、聴診器つけてるとそれっぽいかも。

女子平均よりちょい下ぐらいの身長。ワンピースとかスカートとか、足回りがふわっとした服装を好む。これで、メイスと盾、ボーガンを背負って戦っている不思議。


覚 美弥

生体レーダーな拠点メンバー。

髪は腰より下まである、特にまとめていたりとかはしない。目は包帯で覆われており、感情が表に出るタイプではないので、精巧な人形を思わせる。

身長は平均的で、セーラー服を着用している。すらりと伸びる手足のおかげで高く見える。巫女服も映えるよう容姿。


佐原 有登

舎弟的な拠点メンバー。

変異の関係で身体全体に灰色の毛に覆われ、顔はまさしく狼に近い狼男(元々は、モヒカンにアクセジャラジャラだったりする)。。

身長は2m前後。カジュアル革ジャンを羽織って、短パンを着用。前までギターケースを背負っていたが、ヘビーハンマーの関係で拠点に置くようになった。



てか、井門前スレの>>534で説明あったね。やや内容変わったのは、自分の中でイメージ変わってるのかな。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/07/31(金) 05:08:52.10 ID:q3EGMDsN0<> 大木 勝

お子様な拠点メンバー。

髪型は確かに丸坊主だったが、最近伸ばしっぱなしでそこそこあります。まさしく少年という顔つきで、常に金属バッドを手放さない野球少年。

身長は小学校高学年での男の子平均。上下ジャージで黒色のものを好んでいる。


三間 弘幸

男の娘な拠点メンバー。

間違いなく男なのだが、顔つきは中性的で女っぽく見える。はにかんだように笑う姿は、まさしく女子のそれ。髪はショートヘアな感じです。

身長は平均よりもちょい下。学ランっぽい学生服を上下に着ている。最近は常に裁縫道具を持ち歩くようになっている。


西切 緑

髪は肩よりちょい上ぐらい。人懐っこい笑顔と八重歯が特徴的で、両耳にシンプルなイヤリングをつけている。

身長は女性平均より高く、服はスーツを着用、下のパンツは動きにくいという理由で男物のスーツパンツ。



おおざっぱにこんな感じかな。基本的に皆さんの想像に任せてますが、ご参考にどうぞ。まぁ、知りたい人がいれば、聞いてくれれば答えます。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/07/31(金) 14:06:40.52 ID:0ENB4n3AO<> 追記

藍は性質上、姿形が変わるのでコレって言うのが作者の中には特にありません

一応子供の身長で、中性的な容姿だと思ってくださいな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/01(土) 02:38:34.58 ID:cg3ls9ZZ0<> 二百四十三日目

今日も西切が生存者と会ったエリアを探索する。まぁ、見つけられるのは大体ゾンビか変異体、後は野生生物か。

西切は記憶力が良いようだ。ここいらに来たのはかなり前らしいが、案内される場所は確かに誰かがいたであろう痕跡があるあたり、それが嘘ってことはなさそうだ。

とある場所については、なかなか整った環境のように見えた。大体拡張前の拠点と同じぐらいの規模で、バリケードなんかもきっちりしていたのだが、生存者の姿はなかった。西切さんいわく、20人ぐらい所帯でここの勢力がいなくなるとは思わなかったそうだ。

もちろん全滅したかは別だろう。戦闘の跡はなく、物資もあまり残っていなかったし、もしかしたら何らかの事情で移動を移動した可能性の方が高そうだ。とはいえ、このあたりで移動しようとするなら俺達が探索しているような都市に向かった、と考えるのが妥当か。

後は、学校といった避難所になりそうな地域もまわる。やはりゾンビの量は多かったが、それでも都市に比べればかわいいものだ。

西切の援護が心強い、井門と違い自作可能な矢だから、中距離の援護が常にあると思えるのはありがたいことだ。そういう意味で、戦闘は楽なものだった。

市民会館のような避難所にて、弾丸系の物資を少しだけ回収できた。そこそこの量になってきてるんじゃないだろうか。
(西切が自作の矢に使いたいということで、ショットガンの弾を渡した)

今日は、さっき書いた勢力がいた家で一晩過ごすことにした。そのまま残されたバリケードなどをありがたく使わせてもらう。他の場所で休むより、安全だろうからな。

後は一人ぐらい、生存者が見つかればいいのだが。


二百四十三日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/01(土) 02:51:46.38 ID:cg3ls9ZZ0<> レポートNO.50

井門圭司


今日の処理は上々。あんまり目立って変異体がいなかったっていうのが、大きいな。その隙に都市中央エリアの確保もできた。もっとも、ゾンビの量自体はどこよりも多いけどな。

略奪させられてた頃、いろいろな場所に回っていたが、ゾンビがどこも都市中央エリアぐらいいて、わりと人がいる集中していたエリアは、隊長が避けてたからな。考えれば、その頃よりわりと危ないことしてるわけか。慣れってのは、怖いもんだ。

まともだった頃の隊長が、今の俺を見たらなんていうんだろうな。よくやった、か。まだまだだ、か。あぁならなきゃ、放浪者さんと手を結んでくれたと、今でも思っちまうが…。

やめとこう。死んだ人間は戻らない。ゾンビになったやつが人間に戻らないのと、同じように。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/01(土) 03:00:01.14 ID:cg3ls9ZZ0<> 4/22 担当蒲谷 朝

とりあえず、見張り台の足場は完成。後は上にどうやって小屋を作るかだけど。

テキトーにやれるぐらい物資があれば。放浪者君とその点話したいから、早めに戻らないかな。


担当三間 昼

放浪者さん達なら、無事に戻ってこられるでしょうけど、生存者は見つかったのかな…。

そういえば、最近妙な野良犬がこの辺うろうろしてますね。もしかして放浪者さんが言ってた犬かな?


担当勝 夜

犬飼うのか? 犬ほしいぞ。

でもやっぱり放浪者が名前決めるのかな。俺が決めたい。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/01(土) 03:04:26.07 ID:cg3ls9ZZ0<> >>139の訂正

×二百四十日目終わり

○二百四十二日目終わり



なんつー地味なミスなんだろうか。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/01(土) 04:18:58.89 ID:eg0eSfJ60<> ごま塩の名前は果たしてどうなるのか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/01(土) 05:21:50.42 ID:n8IzFiu00<> 乙!
早くも比べられてしまっている……ヤバいぞ井門! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/02(日) 02:24:42.05 ID:nWPRJF9g0<> 隊長もまともだったら放浪者と良い友人になれたかもしれない。二人とも仲間思いっぽいし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/02(日) 13:12:14.85 ID:jMAKRYj50<> 犬を飼う→ハンター来る→触手出す→お察し <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/02(日) 15:20:02.52 ID:kiUaVz+Jo<> 犬とハンターがバトる→騒ぎを聞き付けた佐原が来る→佐原も交えてバトる→騒ぎを聞き付けたスラが来る→スラも交えてバトる→大騒ぎになってファントムシリーズつけた放浪者が空飛んでくる→

こうか <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/02(日) 15:47:25.35 ID:jDzW/6c80<> >>158
何かが、おかしい。

>>159
まぁ、比べるというまでのものでもないしね?

>>160
今でも井門が隊長を慕っているあたりで察していただければと。ちなみに隊長の名前は「岸田 龍」。

>>161
なんてこったい。


さて、昨日普通にCIV4やってて更新忘れたので、その分更新しますだ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/02(日) 16:32:07.09 ID:jDzW/6c80<> あ二百四十日四日目

今日は厄介な奴に出会う。残念ながら、まともな生存者ではなかったようだ…。この世界でまともが何なのか、は良くはわからないが。

西切はああいう手合いにそこそこ会っていたのか、そういった異常者を見抜いたり、うまく誤魔化したりするのに慣れているようだ。もっとも、元々記者のカメラマン、いろんな人間を通常より見たり調べたりする訳だから、仕事柄ってことかもしれないな。

奴は普通に姿を現し、俺達を一瞥してからまた脇道に消えていった。西切が異常に警戒を示すものだから、自分も念のため警戒していると、ナイフが飛んできた。

名前はわからないが、なんというかヒョロイ男だ。目つきはどこか遠くを見ていて、ひきつった笑い声が少しだけ耳に残る。服はスウェットにフード付きパーカ、中に投げるの向いたナイフをいくつも仕込んでおり、それを投げて攻撃するのが主体。

動きやすい格好もあるのか、素早く動き回りなかなか捉えられないのが辛かった。飛んでくるナイフについても、死角から飛んでくるものだから、気付いて弾き飛ばすのが精々だったからな。

まぁ、それでも個人的に正面からぶつかり合うなら、そこまで脅威には感じていない。こちらが持つ攻撃手段は手の内はあまり見せていないからな。ただ、それも相手も同じことか、近接での戦いは挑まれなかったから、どれほどできるかは憶測の域を出ない。

もう二度と出会いたくはないが、ほかの生存者から略奪ならまだしも、殺しさえするようなら、どうするかは考えたほうがいいかもしれない。

幸いにもあの状況下で西切が相手の写真を撮っていたから、戻ってメンバーに共有することはできそうで、拠点から距離もある場所だからな。大丈夫だとは思いたいが…。

とりあえず、今日は念をとって赤松湖フリーランドに戻って、警備体制を引いて休むことにする。


二百四十日四日目 終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/02(日) 16:57:28.34 ID:jDzW/6c80<> レポートNO.51

井門圭司


今日の処理はうまくいかなかったな。大きなトラブルがあったって訳じゃねぇが、進展はしてない。

進展してるっていうなら、拠点はいろいろ動きがあった。というのも、例の防衛システムについてだが、主任が設置も兼ねて2台ほど持ってきた。とりあえず、ロックとサーチというらしい。

弾薬については、放浪者さんが破壊したりとか中に入ったものが装填されて、拠点の電気事情を考慮してバッテリー式になってる。使い方はまさしくシンプルに、電源付けて適当なとこに置くだけ、細かな指示は端末接続して入力する。

簡易な人工知能付きで、敵味方を判別する。今はセーフティーモードで、不審なものを見つけた際に警告が出るだけで、弾は撃たない。ただ、味方と判別してないやつが明らかに危害、武器なんかを構えたと判断した場合はそれに限らないらしい。とりあえず、味方としてのデータは可能な範囲は入れてるらしいが、放浪者さん達が戻ってからちゃんと入れてから起動する予定だ。

後は見張り台。足場はもう完璧に完成してて梯子が取り付けられてる。柵なんかなくてあぶねぇが、今んとこそこで警備してる感じだ。勝はあぶねぇからダメだと言ったら怒ったけどな。

とまあ、拠点はこんな感じで進んでる。都市中央エリア、もうちっと頑張らねぇとなぁ。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/02(日) 17:09:44.51 ID:jDzW/6c80<> 【見たことないもの】
「(なんだこれ〜)」ポンポン

「こら、スライム。触るんじゃねぇ」

「(あう、井門ごめん〜)」

「下手に起動したら大変なことになるかもしれないからな。触んなよ?」」

「(怖いものなの〜…?)」プルン

「わかったか?」

「(わかんない〜…)」

「こいつは俺達守ってくれるやつだけど、俺達を味方だってわからせる作業がいるんだ…。とりあえず、まだ友達じゃないと思っとけ」

「(これから友達になるの〜?)」プニュン

「ま、とにかく今は触んなよ。それだけだ」

「(はーい)」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/02(日) 17:22:01.50 ID:jDzW/6c80<> >>164の訂正

×あ二百四十日四日目

○二百四十日四日目


まぁ、訂正するまでもないんだけども。


というわけで、昨日分更新です。

タレットの容姿説明がなかったので一応。ロックは立方体状、サーチは円柱状、色合いは褪せたシルバー、カメラとセンサーが正面と左右にそれぞれ3か所ずつついており、左右で140°駆動する。敵と判断した場合は、左右から武装が飛び出しそこから攻撃する。 <> 今コメに気づく始末
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/02(日) 18:34:35.93 ID:udTrOKTAO<> >>162
つまり大乱闘するんだな? 一番多く吹っ飛ばせるのは誰だ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/02(日) 18:38:22.89 ID:VMaQ/rNqO<> 240日4日目? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/02(日) 20:49:26.38 ID:rRiwa1Qk0<> 乙  >>1は「し」と「ひ」が入れ替わっちゃう人? <> 訂正が訂正じゃなかった 
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/02(日) 23:39:43.76 ID:DgyNMQMt0<> >>164の再訂正

×あ二百四十日四日目
○二百四十四日目

×二百四十日四日目 終わり
○二百四十四日目 終わり


>>169
言われて気付くありさまだ

>>170
どうだろ。認識してないけどそうなのかな? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/03(月) 00:54:16.34 ID:DOCDbY3L0<> 二百四十五日目

例の狂った生存者以外は見つからず、拠点へ戻ることとした。それに、あの生存者に会ったからと言って、説得できる気配もない。結局、止めるとするなら殺すか、常に拘束している状態でなければならない。どちらも、したくはないことだ。

山中さんと西切はそれなりに打ち解けた様子だ。まぁ、楽観的な性格みたいだし、恐らく拠点の連中とも慣れるだろう。

そういえば、ミュータントの連中については特に触れてなかったな。しておくべきかは、とりあえず拠点付近になった時までに考えておくか。もしかしたら、西切はいろいろ見ているかもしれないしな。

戻る道中はあえて、今まで来た道ではないルートを通っている。当然ゾンビの処理もしなければならないが、あいつが付近にいるところだからな。もしかしたら何の方法でつけてきている可能性もある。まぁ、このご時世車なんかでつけてきたらそれこそ目立つがな。

問題は相手がミュータントだった場合だな。パッと見、変異した様子はなかったが、覚のように中だけ変わっていれば、何らかの方法で追跡するというのもできるだろう。

ただ、追跡できるような能力なら、わざわざ俺達の前に姿を現す必要もなさそうだけどな。基本的に、一般的な人間と考えても問題ないだろう。

明日はとりあえず、物資を回収しながら戻ることになるな。今日はあいつがいたせいで、処理して移動を優先していたが、ここまでの距離を移動したなら、恐らくは大丈夫だろう。遠出する機会もあまりないのだから、集められるものは集めておかなければな。


二百四十五日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/03(月) 01:18:10.74 ID:DOCDbY3L0<> レポートNO.52

井門圭司


今日は負傷者が出てしまった。例のクローゾンビがまた現れた。

近くにいた一之瀬に襲い掛かり、盾で防御していたが、瓦礫に足をとられてバランスを崩した。それを、藍が自らの体を盾にして防いだ。

硬質化が間に合わず、背中の一部に切り傷を負い、何より驚いたのは、出てきた血の色だ。濁った紫色だった。

すぐに、藍はクローゾンビの方を向いて、刃にした腕を首筋に突き立てる。奴は少し暴れた後、そのまま両腕をだらんと下ろす光景は、流れる紫の血の色もあり、異様だった。

藍は一之瀬の治療を受けて、出血は無事に止まっている。傷自体も浅いもので、大したことがないというのが、救いだな。

問題はホムンクルスはゾンビ感染の恐れがあるのか、というところだ。もし、藍が感染したとなれば、ただの騒ぎじゃすまねぇ。

ただ、ウイルスの感染ってのは生物的な種が違うと感染しない場合もあるらしい。そんな淡い期待を抱くしかねぇか。

藍は治療のため、メンバーから抜けることもあり、明日から放浪者さんが戻るまでは拡張せず、今まで確保してたあたりの探索と物資回収、バリケードの補強をメインにする。

早めにこの件、相談しなきゃいけねぇから、放浪者さん予定通り戻ってくるのを祈るばかりだ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/03(月) 01:39:11.35 ID:MmPizCIz0<> 一之瀬ちゃんほんま不幸体質や...
これは、放浪者に常時くっついてプラマイゼロにするしかないな!(( <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/03(月) 01:45:40.45 ID:DOCDbY3L0<> 【約束】
「いたた…。油断してしまったぞ」

「(お姉ちゃん、お怪我、大丈夫!)」グニャグニャ

「スラか。大丈夫だぞ」

「(お姉ちゃん怪我させたの、許さない!)」グニャグニャ

「もう自分が倒したぞ。いなくなったから安心するんだぞ」

「(むう〜)」

「スラ。気持ちは嬉しいんだぞ。でも、お前を都市に行かせるわけにも行かないんだぞ」

「(スラもずっと都市にいたよ!)」グニャグニャ

「…きっとだが、その頃と都市は変わってると思うぞ。なおさら、行かせられないんだぞ」

「(スラ弱いから、ダメなの?)」グニュン

「そういうことじゃないんだぞ。自分は、スラに安全な場所にいてほしいんだぞ」

「(でも。お姉ちゃんが、危ないところ行くの、やだ)」

「……、スラ」

「(………、死んじゃうの、やだ)」

「…………、約束するぞスラ。お姉ちゃんは、ちゃんと生きて帰るぞ」

「(絶対、絶対だよ!)」

「お姉ちゃんが今まで嘘ついたこと、あったか?」

「(ないよ!)」プルプル

「…、だから大丈夫だぞ」

「(……、スラ。絶対は、約束できないんだぞ。でも、嘘にならないよう、お姉ちゃんは頑張るんだぞ)」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/03(月) 01:52:57.98 ID:DOCDbY3L0<> >>174
トラブル発生により、起きるトラブルが負傷判定だった結果、一之瀬はかすり傷程度の高判定、藍は通常負傷の中判定だったんだけどね。

ただ、その判定が起きる状況を統合した結果、こうなってしまう一之瀬嬢。不幸体質は伊達じゃない。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/03(月) 05:02:11.01 ID:P6FLUFNx0<> 乙
前スレ>>1000のは残念者になっちゃったかー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/03(月) 16:27:16.19 ID:3BsRi/y60<> ナイフ投げて来るとかシーフかピエロかよ……狂人的な意味でピエロのがしっくり来るか? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/04(火) 01:38:38.08 ID:v134bEb10<> >>177
判定がサイコパス化だったからねぇ。致し方ない。

>>178
発想の元ネタとしては、龍が如く OF THE END のトライバルだったりする。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/04(火) 02:05:31.42 ID:v134bEb10<> 二百四十六日目

今日は物資を回収しながら拠点へと戻る。例のあいつ、とりあえずナイフ使いと呼ぶが、ナイフ使いが追ってきている様子はなかった。車で移動しているのだから、当然だな。
(エレバイクとかでも、結局駆動音やらするからな。気づかないわけはない。車の下やらも見てるしな)

物資の回収はなかなかの実入りだな。缶詰が入った段ボールが3箱は大きい。なんだかんだで長期保存がきく食料は、かなり貴重だからな。そういったものがあるというのは、メンバーの余裕もできる。そういうことが、この状況下じゃ重要だ。

後は、ミュータントの一種を見かけた。とはいっても、ただのでかいハエだ。脅威でも何でもないんだが、視覚的な印象がでかい。ただ、あれが食料にたかって食われたり、病原菌をまき散らす恐れがあるかな。見かけたのは1匹だけだが、処理して焼却もしておいてある。少なくともその個体から、何かが繁殖するということはないはずだ。
(そのままだがジャイアントフライと命名する)

後は、西切の話だとそこそこ大きな生存者の勢力は存在していて、ゾンビと抵抗しているらしい。だが、自分のテリトリーを守るのが精いっぱいで、他の勢力とやり取りできていない状態だそうだ。
(その意味では、少数で遠征に出ている俺達は、特殊と西切は言っていた)

いずれそういった連中と連携を組むことも出てくるだろう。何せ、ゾンビ以外にも、1つ恐らく叩き潰す必要がある組織、WWPがあるからな。

少なくとも、その連中の一部門か何かが、この原因を生み出した確率は最も高い。その時、奴らの豊富な装備と、次世代装備に抵抗できる力は、俺達じゃ足りないだろう。

そういう意味では、信じてもらうためにも、いろいろな情報や書類を集めておくべきだろうな。奴らの。


二百四十六日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/04(火) 02:27:21.59 ID:v134bEb10<> 一之瀬DIARY APR.25

藍ちゃんの怪我を今日診たけど、やっぱり人間として診ちゃダメみたい。普通なら3週間ぐらいは見ておきたい怪我だったのに、ほとんど治ってきている状態。多分、明日ちゃんと休めば、明後日には完全に動き回れると思う。

ゾンビ感染の兆候である緑色の変色は、なかったけど。でも、さっきも言ったように、藍ちゃんは人間ではないから、それが当てにできるのかな…。

ミュータントの皆は、本当に人間から変わっちゃってるから、怪我じゃなくて、もし病気とかだった場合、私じゃどうしようもない。

もちろん、病院の機材を使えれば検査できるから、ある程度の推測はできるかもしれないけど…。やっぱり、今拠点に必要なのは、そういうのを調査できる科学者と設備なんだと思う。

ううん、弱気になってちゃだめだね。ここには私しかいないんだもん。頑張らなきゃ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/04(火) 02:33:31.81 ID:v134bEb10<> 【狩猟】
「お、いいところに野鳥がいますね〜」キリキリ

「(…もしかして狩るつもりか?)」

「…………」ヒュン、ドス

「…見事なものだな」

「やっぱり、矢羽は鳥のものの方が良いからね〜」

「…なるほど」

「それに、この鳥は割と美味しいんだよ〜。下処理するから、周囲の警戒してもらっていいかな〜?」

「…構わないぞ」

「ふっふふ〜ん。まず羽をとりまして〜」ブチブチ

「(…たくましいな)」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/04(火) 08:54:45.83 ID:6Ukw/hh20<> トライバル……虎、威張る? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/05(水) 00:29:39.33 ID:SU+C2nDd0<> >>183
虎の威を借りちゃうキツネもいるぐらいだから、威張ってそうだよね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/05(水) 01:00:28.41 ID:SU+C2nDd0<> 二百四十七日目

無事に拠点に戻ると、思っていたより状況の変化が大きかった。都市中央エリアの攻防、防衛装置の設置、見張り台の土台完成、そして藍の負傷。考えているより、日々の変化は大きいものなのかもしれないな。

藍の怪我については、美尋の話では完治したということだ。感染の兆候なしだが、ホムンクルスという新たな生命である以上、確かとは言えないという診断だ。こればかりは、わかりようもないことだから、慎重に経過を見るしかないだろう。

西切については、皆概ね受け入れているようだ。覚のサーチの結果でも、問題がある人物ではないことは判明している。が、知ることに関しては人一倍貪欲という忠告は受けた。なんにせよ、これでまた新たなメンバーが加わることになる。

防衛装置はロックとサーチというらしい。起動前に敵味方を判別するよう情報をインプットしなければならず、俺達が戻っていなかったので、起動していなかった。明日、警備メンバーが研究所に向かい、セッティングするよう依頼の手筈だ。

都市中央エリアについては、なかなか確保に苦戦しているようだ。前よりは確かに拡張できているとはいえ、今日もまた変異体の群れが襲ってきて、バリケードの一部を再度放棄したらしい。だがまぁ、最低限の目的であるガソリンスタンドはほとんど確保でき、休憩所の安全性も高まっている。悪くはないと言えるだろうな。

さて、明日からは西切を交えて都市の攻略に戻ることになる。今の変化した状況を踏まえて、どのエリアを進めていくか。少し検討しなければならないな。


二百四十七日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/05(水) 01:13:27.79 ID:SU+C2nDd0<> 4月26日

遠征の結果については、上々の結果と言えるだろう。いくらかの物資の回収と、生存者の救出した。ただ、生存者である西切緑については、救出という表現は正しくはないだろう。彼女は放浪者と同じく、1人でこの世界を渡り歩ける実力者なのだから。

やはり気になるのは、放浪者がナイフ使いと命名した、あのサイコパスと思われる生存者の存在だ。まさかここまで追ってくるとは思えないが、今後もあのような存在とも渡り歩かなければならないのは、事実だろう。話しかけても応答がなく、ただ飛んでくるナイフの恐怖は、今でも少しぬぐえない。

思えば防衛軍のあの隊長も、同じような類だったのかもしれない。何があったのかは、井門さんが口を今でも閉ざしている。ただ、ポツリとあの人は、裏切られたんだと、言っていた。それが真実なのだろう。

この世界は、人を狂わせるには十分すぎる。そもそも、我々が狂っていないという保証は、どこにもないのだ。

正常の基準が、まるでグレーゾーンのように混ざり合う。我々は、その中で信念にも似た、人間としての生き方をしていくことでしか、狂気に対抗できない。


山中沙奈 記す <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/05(水) 01:32:56.50 ID:SU+C2nDd0<> 【楽しい工作の時間】
「ここをこうして〜、じゃん、新しい矢!」

「な、何をしてるんですか、西切さん」

「ううん? あら、可愛い女の子さん」

「…、男です。自己紹介の時にもいいましたよ?」

「いやいや、君はどう見ても女の子だよ〜。骨格を抜かせばね〜」

「気にしてるのに…。変な矢を作ったんですね。先端に弾がついてますけど」

「うんうん、ちょっとした細工をしてるの〜。このショットガンの弾が、相手に接触した衝撃で、この部分がガチッとぶつかって、バラバラっと発射されるのね」

「えっと…、それって至近距離でショットガン撃つのと同じですかね?」

「多分! 思い付きで作ったからどうなるかわかんないや」

「大丈夫なんですか…」


【バトンタッチ】
「…状況はわかった。なかなか都市中央エリアは、難解だな」

「すいません。俺の力不足で、確保が進んでないしと藍も負傷しました」

「…気にするな、と言ってもお前には難しいか。俺としては問題ない範疇だ。もちろん、藍の負傷は少し大きな事態だが」

「…俺がしっかりしていれば」

「…気負うな。そこだけはお前の悪いところだ」

「すいません」

「…結果としては大事に至ってない。軽視してはいけないのは事実だが、反省し次回に生かせる。だろ?」

「はい」

「明日から、俺が元通り引き継ぐ。お前は俺と、皆の背後をカバーする。頼むぞ」

「はい!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/05(水) 02:21:25.42 ID:BZQoy3+f0<> 裏切られた...ねぇ。 概ね部隊丸ごと見捨てられたからあんな風になったのかもしれない。普通の状態なら放浪者や保安官とも気があったのかも <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/05(水) 12:44:18.07 ID:APMzggn+0<> 防衛装置は、どのステージかは忘れたけどロックマンX2の落ちてくる箱のやつが浮かんだ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/05(水) 15:56:41.91 ID:TqvmPLkYO<> 電子制御系統の兵器は今ひとつ信用できないんだよなぁ
特にロックとサーチみたいな精密機械ともなると、見た目小さな損傷でも誤作動の原因になったりしそうで……便利なのは分かるし実際は人間の警備よりよっぽど安全なんだろうけどやっぱりアナログの方が安心感が……

という機械オンチの発想 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/06(木) 01:37:45.33 ID:U7Xy10pg0<> >>188
隊長(というか井門がいた部隊)のバックボーンはあるんだけどね。彼の口からそれがいつ説明されるのかねぇ。

もし、最初からサイコパス化じゃなかったら、かなり強力な味方が序盤に揃ったね。

>>189
あれかなぐらいしか浮かばなかった。

>>190
うん、電子機器は誤作動するよ☆ <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/06(木) 01:53:15.29 ID:U7Xy10pg0<> 二百四十八日目

今日から商業区北西エリアにあるショッピングモールを目指すため、商業区北エリアから向かうルートを開拓することにした。

北エリアは大きなビルが比較的大きい、ビジネス街といえる場所だ。これといった物資が集まりそうなところはないが、その分仕事に来ていた人間以外はあまり立ち寄らない地域でもあるので、ゾンビの量は比較的少ないだろうという予想の下で、このルートにした。

予想通りゾンビの数は少なく、処理自体は順調に進んでいる。復帰した藍や新規参入の西切の存在は大きく、俺達は今やちょっとした小隊規模の力があるといってもいいだろう。もっとも、そこまで規律だった集まりというわけではないが。

ただ、建物に何かの理由でダメージが入ったり、長期間メンテナンスもなく放置されているせいか、倒壊したビルがいくつかあった。おかげで予定したルートが塞がれていたりして、思ったような確保はできていないでいる。明日あたり、俺と佐原で偵察して残ったメンバーはエリア確保を含めてゾンビ処理をする予定だ。

小間城については、拠点へ戻る道中に俺の匂いを嗅ぎつけたのか近寄ってきた。いつも通り餌を投げ渡すと、尻尾を振ってその場で食べ始めた。だいぶ慣れたと思うのだが、はてさて。
(今は小間城よりも、山中さんの説得の方が重要だしな)

さて、例の防衛システムのロックとサーチについては野木主任と助手らしい奴で、拠点メンバーを仲間として認識するようデータ入力をして帰っていった。

とりあえず起動してみて、俺達を敵と認識することはなく、ピボみたいな電子音がした後、周囲の警備を開始した。これで、警備組の負担はだいぶ軽減されるだろう。


二百四十八日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/06(木) 01:59:52.62 ID:U7Xy10pg0<> 4/27 担当蒲谷 朝

今日からついに防衛システムが使える。ワクワクするね。

早く主任たちを呼びに行った浜村君が戻ればいいのだけど。


担当勝 昼

あのロボット使うのか。すごい楽しみだ。

なんかこう、ガシャガシャって変形したりしないかな!


担当三間 夜

接続した端末で映像も出ます。監視カメラにもなるみたいで、夜でもよく見えますね。

後は、独り言みたいに、ピボとかボボとかたまに電子音なってます。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/06(木) 02:18:27.73 ID:U7Xy10pg0<> 【友達】
「(お友達になったのかな〜?)」プルプル

《情報照合中》ビビ

「(なんか、変な音なってる。しゃべってるのかな〜?)」プニュン

《該当情報、液状生物スライム。敵対性なし》ピブ

「(おしゃべりはしないのかな〜。つまんないな〜)」

《現状問題無。警備モードを継続する》ポボ

「(う〜ん。お友達になってるのかな〜)」

「スライム、何してるんだぞ?」

「(あ、お姉ちゃん〜)」プルプル

「ほら、人形を持ってきたぞ」

「(わーい、お姉ちゃん大好き!)」プルプル


【スクープ】
「(この拠点は、どこの生存者の集まりでも見たことないミュータントが。しまいには、見たことない機械まで。私はすごいスクープにまみれてるところに来てしまったみたい!)」

「あ、西切さン。どうモっす」

「あ、さっそくスクープが」カシャカシャ

「いきナり写真は止めテ欲しいッス。ポーズぐらイとりタいっす」

「あはは〜、ついつい癖が出ちゃった〜」

「西切サんは、前は何してたンすか?」

「見てのとおり、新聞社のカメラマンだよ〜」

「(放浪者さんとかの話す聞く感じ、パパラッチみたいっすけどね)」

「それでそれで、ワンちゃんさんはいつそうなっちゃったんですか〜?」カシャカシャ

「ワンちゃンじゃナいっす、佐原っす〜」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/06(木) 08:03:46.70 ID:DCzLPcV80<> 乙  小間城がいよいよ仲間入りするかな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/08/06(木) 09:08:40.62 ID:MGsmjuhS0<> どうやら放置プレイが効いたご様子w

しかしアレだな。西切さんとアリスが組んだら、はっちゃけ過ぎなラチェットとクランクみたいな関係になりそうw <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/06(木) 22:29:10.97 ID:RvXJoMWr0<> 小間城懐いてるけど今不意に拠点に近づいたら機械による攻撃まったなしやで
それとも先に情報入れてたりするのかな? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/07(金) 01:24:37.40 ID:gAw6qKbO0<> >>195
ダイスしだいやなぁ

>>196
胃袋を掴まれた犬は服従するしかないんや…。

それ自体が大ざっぱにしかしらんけど、大嵐に巻き込まれそうな二人組になるね。

>>197
そこいらはどうしよかな。今日分書き終えたら空気な人に説明させよかな。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/07(金) 01:46:45.66 ID:gAw6qKbO0<> 二百四十九日目

商業区北エリアの処理については、概ね良好な状態が続いている。

偵察をした結果だが、やはり倒壊したビルがちょっとした迷路のように入り組んだ状態にさせている。しかも、ここいらは事情は分からないがそれなりに激戦があった場所なのか、建物のが損傷がひどいものが多い。もし、軽い地震でも来たら、同じように倒壊するビルがあるかもしれない。

通常であれば制圧のために、建物内も探索するのだが、その最中に建物が倒壊し、生き埋めや圧死なんて事態もあり得そうだ。少し大回りになりそうだが、まだ安全そうな建物を通るエリアで商業区北西エリアに向かうルート開拓へ変更している。
(それでなくても、一度倒壊した建物に巻き込まれているからな)

そういうこともあり、このエリアはあまり物資探索も期待できないな。瓦礫が多いのと元々のオフィス街というのが手伝ってゾンビ事態が少ないのは幸いだが、周囲の建物がトラップのようになっている。ゾンビ処理というよりは、道の舗装をした方がいいかもしれない。

後は小間城が拠点近くでウロウロするようになった。来いと言ったが、拠点の中に入る様子はないので、餌だけ投げ渡して好きにさせている。

しかし、クレイモアの切れ味が落ちてきているな。以前のマチェット持った方だが、そもそもここまでゾンビの処理もしていなかったわけだから、比べるべきではないな。念のため、同じものを作ってもらうよう研究所に依頼しておくか。以前のように壊れて急仕上げで新たな武器を作るのも、時間の無駄になる。

いい機会だから、メンバーの武器も問題ないかチェックとメンテナンスするよう言っておくか。


二百四十九日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/07(金) 01:53:07.24 ID:gAw6qKbO0<> 一之瀬DIARY APR.28

放浪者さんから武器とかに問題ないかチェックするよう言われた。確かに、殴ったり防いだりしてるから、メイスも盾もへこんでるところがいろいろある。とりあえず、いつもより綺麗に汚れは落した。

ここまで道具を酷使しても、都市はまだ半分も確保できてないんだなぁ。もちろん、拠点の周囲はより安全になってきてるのは間違いないんだけどね。でも、都市のゾンビがこっちに流れてきたりとかしたら、ひとたまりもない。

後は、放浪者さんが飼おうとしているワンちゃんが、拠点の周りにいるようになった。中には入らないみたい、やっぱり放浪者さんに懐いただけで、それ以外の人とかは警戒しちゃってるのかな。

後、放浪者さんがコマシロって言ってたけど、ワンちゃんの名前かな? どういう意味なんだろうなぁ。白いのはわかるんだけど。 <> 西切の手帳にいろいろ書き込みがある 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/07(金) 02:13:36.04 ID:gAw6qKbO0<> ここの人たちの方が、私よりいろいろな情報を持ってるなぁ。

ここの近くにある研究所は戦闘用義肢の開発、生物兵器開発でフェンリルというのもあって、弾薬についても通常じゃ考えられない特殊な弾や、オートメーション化された兵器による防衛装置。最後に藍ちゃんを生み出したHP(ホムンクルス計画)。それらはプロジェクトという名目で多種多様な部門に分かれてた。

当然その部門に、こういう風に人体へ影響を与えるものを作ってた奴らがいて、こんな結果を生み出した。そう考えるのが自然だよね。

他国からの攻撃も検討してたけど、それなら更なる攻撃があっても不思議じゃないもんね。となると、やっぱりWWPの線がスクープに一番近いかも!

問題はそのWWP関連施設は、まったくもって情報がないってことかな。でも、シェルターって名目だった場所に研究所があった訳だから、その線から追えそう♪

でもまだ、ここを離れないほうがいいかな。ブン屋の勘が、ビンビンそう訴えてるしね! <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/07(金) 02:45:33.54 ID:gAw6qKbO0<> 「いろいろとひどい言われようだが…、野木だ」

「今回解析した防衛装置。プロジェクト名はADSP(自動防衛システムプロジェクト)というところで開発されたものだ」

「目的は人員配置が難しい僻地、または一時的な人員補強のために陣地を守るための防衛兵器というところだ」

「その装置の素晴らしいところは、この世界でも高度といえる簡易人工知能が搭載されていることだ。これによって人間に近い形での判断が可能になり、敵味方を自身で判断できるようになっている」

「もっとも、味方として情報をインプットしてしまえば、情報と一致した存在は判断はしない。あくまで見知らぬ相手が来た場合に、服装や武器の有無などから敵か味方か判断する。敵と判断した際は、モードによって対応が異なる。セーフティーモードなら部署を解除した状態で警告を発し、攻撃があったまたは警告を無視して退去しなかった場合に、攻撃を開始する。アクティブモードであれば、言うなら『警告なし射殺』となる」

「なお、情報がインプットされてない存在が、味方と判断された場合、あくまで敵対性なしと判断されているに過ぎない。自身、または味方とインプットされた存在が攻撃された。あるいは攻撃体勢にある場合、これもアクティブモードなら『警告なし射殺』になる。セーフティーモードは攻撃体勢なら警告、攻撃があれば『警告なし射殺』という段階を踏む」

「現状の段階では以上だが、今後改良が進めば、アクティブモード時用に、識別チップのようなものを導入する予定だ。激戦に晒された時、センサーで正常に判別できない可能性も出てくる。このままならこのモード自体使うことはないだろうが、そうなった時のお守りは必要だろう」

「これで研究所も拠点も、防衛力が強化されたといっていいだろう。もっとも、まだまだ安心できない要素はたくさんある。こちらで補佐できることは、やっていかなければな」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/07(金) 02:47:49.94 ID:gAw6qKbO0<> >>202の訂正

×「もっとも、味方として情報をインプットしてしまえば、情報と一致した存在は判断はしない。あくまで見知らぬ相手が来た場合に、服装や武器の有無などから敵か味方か判断する。敵と判断した際は、モードによって対応が異なる。セーフティーモードなら部署を解除した状態で警告を発し、攻撃があったまたは警告を無視して退去しなかった場合に、攻撃を開始する。アクティブモードであれば、言うなら『警告なし射殺』となる」

○「もっとも、味方として情報をインプットしてしまえば、情報と一致した存在は判断はしない。あくまで見知らぬ相手が来た場合に、服装や武器の有無などから敵か味方か判断する。敵と判断した際は、モードによって対応が異なる。セーフティーモードなら武装を解除した状態で警告を発し、攻撃があったまたは警告を無視して退去しなかった場合に、攻撃を開始する。アクティブモードであれば、言うなら『警告なし射殺』となる」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/07(金) 07:57:22.01 ID:gZO/Cfvn0<> 乙!
拠点も本当にかなり盤石になって来たが……場合によっちゃこれをも簡単に蹂躙する様な脅威が湧いて来る訳かぁ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/08/07(金) 12:50:13.46 ID:KfhM9YRX0<> 乙
勝少年よ、流石にアニメレベルの変形をあの立方体(そう言えばサイコロにも似ているな)に求めるのは酷だぞw
まぁ師匠っぽい無機質声くらいは付けられるかも知れないけど

……この世界ではヒラサワ師匠は生き残っているのだろうか?黙々と音楽を排出してはいそうだが <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/08(土) 00:20:38.55 ID:zpeCQvNG0<> >>204
生み出せばいくらでも。出せてないプロジェクトやミュータント系列はかなりあるからねぇ。


>>205
サイコロみたいなもんです。はい。アニメみたいな変形ロボットは、必要ないけどほしいよね。
音声はつけようと思えばつけられます。

そのヒラサワさんという人は調べたとおりの方なら、音楽作ってるんでないかね? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/08(土) 00:54:56.14 ID:zpeCQvNG0<> 二百五十日目

商業区北エリアの処理を進めているが、建物内部が崩れていたり、瓦礫が散らばっていたり、このあたりはゾンビ共よりもそっちの方が危ない状況だ。
(転倒したと思われるゾンビが、鉄筋で串刺しになってたりしてるしな)

できる限り建物内へ入ることは避けている。はっきり言って、北エリアについては、建物の中に入るのは地雷原を歩くのと変わりない。もっとも、こんな状況でも無事なところはあるにはあるが、他より信用性がないからな。

後は、なんで北エリアがそんな状況なのか、なんとなくわかる資料は見つけた。どうやらここでゾンビ共と徹底抗戦をしたらしいな。場所によってはプラスチック爆弾を設置して爆破処理したとかなんとか。爆発物も容赦なく使ってたとなるなら、このあたりの惨状もわからんでもないが。それでもゾンビがそれなりに残っているというのは…、言うまでもない結論だな。

ただ、もし徹底抗戦したエリアということなら、その時使用された武器類が回収できずに放置されている可能性も十分にある。そろそろ研究所にも拳銃以外の武器を渡してやれるかもしれないな。
(使える人間がいるかという問題はあるが)

小間城についてはとりあえず、拠点エリア内に住み着いたらしい。拠点には腹が減ったらフラっと寄ってきて催促して、食ったら去っていくようだ。まぁ、形は違うがこれはこれで目的は達成でいいか、拠点エリア内をうろついてくれるなら、それはそれで広域な警備ということになるからな。

後はロックとサーチについてだが、正常に機能している。俺達を認識すると電子音が鳴るらしく、恐らく対象を認識してる時の音なのだろう。最終的には人間の目は必要だから、あの2つに任せきりはできないが、これで警備組も手が空いて、拠点内の別作業がしやすくなったはずだ。今のところ、順調だな。

二百五十日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/08(土) 01:04:45.77 ID:zpeCQvNG0<> 4/29 担当勝 朝

ロボット変形しないのか。つまんないな〜。

この機械をいじっちゃうと危ない。いじりたい。


担当浜村 昼

勝、本当にいじってたら飯抜きだからね。

まぁ、アイコンとかプルダウンメニューの操作がわかんないのって、今の子供でいないか。


担当三間 夜

残念ながらあんまりわかってませんよ。

もらったマニュアル通りにすればいいんでしょうけど…。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/08(土) 01:29:35.76 ID:zpeCQvNG0<> 状況報告

防衛軍 陸上 第5科 2等尉 浅間 アナン

状況は切迫している。大量の暴徒、いやあれはすでに人ではない者達が群れを成してこちらに迫りつつある。

我々の部隊は、プラスチック爆弾を敷設したエリアに、あの者達を誘導して安全な場所に退避次第爆破する手筈となっている。

これがうまくいかなかった場合、後方にいる避難した市民や防衛軍本体や警察部隊の安全を脅かすことになる。失敗は許されない。全隊員は今一度危険性を熟知したうえで、行動を開始せよ。

(下に誘導するエリアに当たる周囲の地図と、誘導する隊員の割り振りと配置を図面化したものが印刷されている) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/08(土) 07:18:44.10 ID:UPDtq3AX0<> 今一番自由な生き物、コマシロ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/08(土) 08:50:07.98 ID:xN6TW2/O0<> コマしろがロックサーチにひっかからなければよいが… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/09(日) 02:16:55.19 ID:Q7Ty1ZtH0<> ルーデルごっこで亡者を焼き払う狂人のイメージが浮かんだ <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/09(日) 02:37:00.62 ID:1Nd10Wb30<> >>210
確かに自由だね

>>211
多分、ロックとサーチはただの犬と認識してる。まぁ、データ登録必要だったら研究所の人間呼ぶだろうし。

>>212
それが誰かはわからないが、私の知ってるルーデルは四回ぐらい墜落しても、なぜか生きてて、爆撃機で戦闘機を落とす人だ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/09(日) 03:13:37.33 ID:1Nd10Wb30<> 二百五十一日目

商業区北エリアの処理は進んでいるが、今日はまさか春先の強い風で、建物が倒壊してくるとは思わなかった。幸い遠くの建物で、北西エリアに影響がでるところではなかったのが幸いだが。

しかし、激しい戦闘があったのはわかるが、いくらなんでも全体的に建物に損傷が入りすぎな気もするが。もしかして変異体が絡んでいたりするのか。ただ、絡んでいるのであれば処理も進んでいる現時点で遭遇してもおかしくはなさそうだがな。

それと、今日の探索で小間城がついてきた。もちろん、首輪とロープをつけて無理やりつれてきたわけではなく、俺達が拠点から出るのを見て、自主的についてきたようだ。ある程度勝手気ままだが、それでも俺達からつかず離れずの位置で走り回っていた。今も、拠点内部には入らずその周囲をウロウロしているのだろう。

後は、あの触手は移動にも使えるようだ。瓦礫なんかがあって、上の方に出っ張った鉄筋に触手を絡ませて移動していたりしていた。ある意味あいつも、モンキーゾンビと同じようにどこへでも自由に行き来できるらしい。敵対してないのが幸いだな。

後は、建築用の本を催促していた蒲谷さんに手渡す。これで、見張り台の上の部分の建設も進むだろう。拠点については今できることは、ある程度できたと思う。可能なら、もう少し畑とする場所を増やしたい。できれば小麦やジャガイモといった、主食になる分類のものの栽培だな。そのうちエクスに農場を探してもらって、種芋やらがないか、探索してもいいかもしれない。

だがまぁ、まだ早いか。少なくとも、外に目を向けるのは大型ショッピングモールの件が片付いてからだな。


二百五十一日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/09(日) 03:20:46.51 ID:1Nd10Wb30<> 4月30日

例の犬型のミュータントだが、敵対することはなく拠点の周囲に住み着き始めた。また、探索の際も我々に同行している。手助けしてくれるというわけではないが、我々の周囲から離れることはない。

放浪者も拠点内で飼う予定だったが、周囲にいるのであればそれはそれで問題ないとして、餌付けする程度で留めている。問題は、防衛装置のロックとサーチが敵と認識した場合だが、今のところ捉えても警告音も出していないので、問題ないとして判断されているようだ。

正式な仲間とはいい難い状況のため、すぐに味方として防衛装置に情報入力する必要はないものの、手が空き次第それは依頼した方がいいかもしれない。


山中沙奈 記す <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/09(日) 03:33:29.93 ID:1Nd10Wb30<> 【悪路】
「ふぅ、歩きにくい道なんだぞ」

「瓦礫まミれっすからナぁ」

「処理というより、これを片付けるために来てる気がするぞ」

「しょうがナいっす、北西エリア行クための道づくりっすシ」

「しかし、爆弾というのは危ないんだぞ。建物がこんなになるなんて」

「そうっスねぇ。よイしょ」

「これはここでいいか?」

「いいト思うっすよ。とりあえず歩けるようにはナったすなぁ」

「うむ。佐原のおかげだぞ」

「そうっすカね?」


【退屈】
「放浪者!」

「…うん、丸坊主か。どうした?」

「ゲームまだなのか?」

「…すっかり忘れていたが、井門達も回収できてなかったのか」

「トラブルがあったから無理だったって言ってた」

「…悪かった。明日にはそれらしいものを見つける」

「今度こそ本当だな?」

「…約束はしないが、そういう店には足は運んでおく」

「頼むぞ!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/09(日) 03:37:45.02 ID:ah9tvePV0<> コマシロのその移動方には危うさも感じるな。ヘタしたら潰れたり……
例えるなら洋死にゲーのスプラッタな2D横スクアクション系統的な

それと、もしもコマシロが喋ったら、ソフトバンクのお父さんな感じなのかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/09(日) 03:48:27.21 ID:Q7Ty1ZtH0<> ゲーム屋のゲームって、カウンターの裏だとか収納部屋にまとまってんだよな。持って来たのがパッケージだけとかいう凡ミスがあったら笑えるなww
ところで山中さんってゲームとかするのかな?流石にテトリスとかソリティアくらいはやってそうだけど <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/09(日) 14:53:38.24 ID:9tcL1Pxl0<> スパイダーソリティアだけに? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/10(月) 02:35:30.74 ID:CmtJqklU0<> >>217
まぁ、どこもかしこも危ないからね。というか、放浪者と佐原も同じような移動してる訳だが。

いまんとこ、コマシロをしゃべらせるとしたら「いとしのムーコ」みたいになるやも


>>218
放浪者は興味なさそうだからやりそうだよね。

山中さんは、チェスと将棋が好きです。電子ゲームは、多分触ったぐらい。


>>219
君の処遇は山中さんの判断に任せることにしたよ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/10(月) 03:54:04.36 ID:CmtJqklU0<> 二百五十二日目

商業区北エリアは、ゾンビが他に比べて少ないことや、崩れかけた建物も相まって、まさしく人類崩壊後の世界を思わせる光景だ。完全に人間がいなくなれば、長い年月を経て、こういった建造物は崩壊して砂塵に帰すのだろう。そうなるかもしれない世界で、図太く生き続けているのは、本当に滅ぼすか誰かが決めようとしている。そんな気分になるな。

小間城は今日も探索についてきていた。物陰で見えないゾンビに反応したりするので、本人にはその気はないかもしれないが、偵察の部分では役立つところは多い。うなりはするが、あまり鳴かないからゾンビが寄ってくる事態も今のところない。

後は丸坊主に言われていたゲーム機は、とりあえず適当に回収して手渡しといた。何かあれば言ってくるだろう。

見張り台の最上部に小屋づくりが始まっていた。と言っても、実際に建てるのではなく、寸法などを蒲谷さんが調べている様子だったが。考えようによっては、その見張り台の位置にロックかサーチを置いてもいいかもしれないな。建てる前に考えておくか。

後は西切が何とも言えない状態だな。拠点での態度が悪いとかではなく、恐らくこのままここにはいないのではないか。そんな気がしている。

俺達の目的は文明を取り戻すことだが、西切の目的はこの惨劇の理由を知ることだ。つまり、同じ場所にずっと留まっているのは難しいだろう。もしかしたらいずれ、ハンターのようにいろいろ回り、たまに拠点に寄るような感じがしてならない。もちろん、これはあくまで想像だが。

それに、そうなったとしても別に悪いとは思っていない。西切やハンターのような実力者が、人を選んでこの拠点のことを伝えてくれるなら、それはそれで労働力は集まるからな。

まぁ、今度時間がゆっくりできたら、西切に今後どうするのか、聞いてみるか。


二百五十二日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/10(月) 04:06:16.11 ID:CmtJqklU0<> レポートNO.53

井門圭司


しっかし、なんだか爆撃でも受けたんじゃねぇかってエリアだな。北エリア。瓦礫で足が捕られたりして、割かしあぶねぇ。山中さんも安全性の兼ね合いで6本足で歩いてるぐらいだしなぁ。

軍事物資があるかもしれねぇと放浪者さんが言ってたが、正直あの有様じゃあるような気もしねぇなぁ。もちろん、建物の中に保管してるとかなら話は別だろうけど、その建物の中も危ないときてる。廊下に穴開いてたりすっからな。

ゾンビの脅威よりも、周囲の状況が脅威ってのは、今までの中で初めての場所かもしれねぇ。地震とか起きる前に確保できりゃあいいけど。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/10(月) 04:14:59.76 ID:CmtJqklU0<> 【念願の】
「やったー! ゲーム機だー!」

「…勝。やりすぎはダメだからね?」

「わかってるって、いいじゃんこういうのできなかったんだからさ」

「もう…」

「でも放浪者テキトーに回収してて、パッケージだけのだったりとかあるんだよなぁ」

「彼は、あまりそういうのに興味ないみたいだから、よくわからなかったのかもね」

「そうなんだ」

「うん、賭け事は好きみたいだけど…。勝には無理かも」

「なんだよ美弥姉。俺だって大人になってきてるんだぜ」

「ううん、そういうことじゃなくて、純粋に強すぎるのよ」

「え、イカサマとかじゃないのか?」

「純粋に強運みたいね…」

「じゃあ、あいつとはそういうことしねー」

「その方がいいわね」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/10(月) 04:19:18.35 ID:CmtJqklU0<> さて、明日(きょう)からお盆の帰省準備やなんやかんやで忙しく、ちょいと更新は安定しないので、よろしゅうに。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/10(月) 06:43:30.06 ID:CpYcszyNo<> 武器弾薬の類は
火災や衝撃で破損・暴発しちゃってそうだな

危険物であり精密な工業製品であり
弾薬にいたっては更に消耗品という……

修理や生産を自力で行える類じゃないし
ゾンビ禍の必需品なのに銃砲店の少ない日本では激レアアイテム
困っちゃうね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/10(月) 07:57:44.88 ID:7B7qUe+D0<> 乙
帰省したらのんびり出来ると良いっすねぇ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/10(月) 12:28:50.53 ID:OIesvgNO0<> この都市型サバイバルの廃墟とかの退廃的な雰囲気すごい好きで、ゲームで中に入って探索とかしたいんだけど割と数が少ないんだよね。個人的に楽しめたのはラスアスぐらい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/10(月) 23:17:40.18 ID:a8CJG0uw0<> 乙!
そういやここんとこ保安官さんが一切話題に挙がってないな…… <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/11(火) 01:51:08.71 ID:ywWfzSA10<> >>225
その手の可能性はあるね。まぁ、損傷してて使えないってのが多そうだけど。

まぁ、一応海外でもごろごろ武器が転がってるわけではないないみたいよ? (まぁ、スーパーでサタデーナイトスペシャル売ってる時点で十分だけど)


>>226
帰省してのんびり「できた」ことがない。


>>227
廃墟いいよね。あったものが消えていく感じ。ただ、怖いから写真とか見るだけで満足だけど。

ラスアス…、知ってる範囲では子供を連れまわすゲームとしか。


>>228
互いの安全確認のため、数日に一回放浪者が酒飲みに行ってます。裏側では放浪者達に劣らずゾンビ処理してるよ、1人で。

むしろ、何かあったら書かれるのがこの作品の特徴だからね、ないってことは実は平和なことだったりする。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/11(火) 01:55:10.96 ID:ywWfzSA10<> どうでもいい注釈ですが、サタデーナイトスペシャルってのは、くっそ安い拳銃で安全性が欠けてるやつの総称です。

なんでサタデーナイトかっつーと、サタデーにそんな銃で強盗が横行しやすいから。とのこと。まぁ、この世界で使ったら逆に死ねそうだね。


さて、この作品はダイス様での判定とデータ管理なノリです。ぶっちゃけ時間食います(判定後に話の流れを考えなきゃならんからね)。
もう寝なきゃ危ないので、コメ返信だけでご了承を。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/11(火) 07:54:03.40 ID:J6b+OXMb0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/11(火) 12:35:21.06 ID:j8Xdq27U0<> 乙乙

ラスアスは結構このスレに雰囲気似てると思う。大きく違うのは向こうの世界はキノコが原因で、惨劇起きてから20年経過した後が本編という事か。この世界では20年たったらどうなってるかね。放浪者がうまくやり続けれれば研究所に人数も増えて、村ぐらいは作れるくらいにはなるのかな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/12(水) 18:52:51.60 ID:EKShSyHAO<> >>232
キノコ…胞子…寄生…う、頭が


二十年後か。ゾンビ化の対応策さえなされれば、ある程度の文明は戻ってるとは思う。元通りはあり得ないとしてね。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/13(木) 09:30:19.69 ID:sX/mcq/u0<> ゾンビならちゃんと減るからな
どうあがいても系の様に滅せない呪いだのでは無い事だけが救いっぽい部分 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/13(木) 20:26:03.16 ID:USLWbgYTo<> そこで
「激しいエネルギー消費を賄う為に何でも食い、超高速の代謝に追いつけず全身がグジュグジュになり、
結果として外見・行動がホラー映画のゾンビそのままになった。
獲物を取れないゾンビは直に寝たきりとなり、這いずるか他のゾンビやクリーチャーの餌になる」

というゾンビ原作設定をガン無視した映画版バイオ3の


「アンデッド(ゾンビ)は餓死しない、何年でも行動できる」
ですよ


<>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/15(土) 13:42:55.74 ID:RlD8oBjAO<> >>234
ここのゾンビは、減るし、劣化もするよ

>>235
描かれてないけど、ここのゾンビも食事が必要とします。知性がないので、本能で食べ物と認識した物を食べる感じ。

なので、人間や野生動物だけでなく、スーパーとかの生鮮食品も、初期の頃はそのまま食べてるゾンビもいたり。

そういうきっちり食えてたゾンビは劣化が遅く、早足で襲ってきたりします。逆に食えてないゾンビは、バイオ1みたいにトロトロしてます。

ちなみに変異体も同じ。ゾンビも食わなきゃやってられんのです。
(ちなみにゾンビはゾンビを食いません。食い物という認識にならないため)

映画バイオは嫌いじゃないよ? バイオとして見なきゃ良いからね

でもその説明された時は『あん?』と思わず口に出た


さて本日から社会の歯車になるため帰ります

遊びすぎて身体がグダグダなので、再開は明日からです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/15(土) 19:22:44.68 ID:jHONAyv/0<> 楽しんだ者勝ちや!その息で頼むで! <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/17(月) 01:07:28.03 ID:tw7QLCXAO<> >>237
まぁ楽しんでいる戸は思うよ? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/17(月) 01:59:25.75 ID:tw7QLCXAO<> 二百五十三日目

商業区北エリアについて、北西エリアへの移動経路の確保は目処がついてきた。数日の間には、比較的安全の経路で北西エリアに行けるようになるだろう。

しかし、この地域はゾンビにはきつい地域らしい。モンキーゾンビが頭上から瓦礫と共に、降ってきた。
(恐らく奇襲か何かの理由で登り、脆いところに乗って崩れたんだろう)

あとはマッスルゾンビも、元々のバランスの悪さもあり、瓦礫に足を取られたりこけたりしてる。もし、多脚な変異体でも出来たら、このエリアでは厄介だろうな。
(もしここにジャイアントスパイダーが生息していたら、厄介きわまりなかっただろうな)

ほとんどこのエリアについては、ゾンビ処理より瓦礫の撤去、またはそれをバリケードに使ったりしているがメインだ。

地域柄、望んだような物資は元々ないのもあるだろうが、めぼしいものは見つかっていない。何か特殊な情報でもあるなら、探索する価値もあるが、今はそんなこともない。あえて言うなら、軍事物資が残っている可能性がある。それだけだからな。

弾薬や銃器はそこそこそろっているし、そういった物資はハンター経由で、不定期だが食料と交換することもできている。そこまで急を要する物資でもないのが現状か。

それに、ここを探索するよりは、都市内の避難所になった場所を回った方が、軍事物資が見つかりそうだからな。このエリアはもののついでに見つかればいい、それぐらいの感覚で居た方がいいだろう。

小間城については、だいぶ拠点でも目に見える範囲でうろつくようになった。ロックとサーチが誤射する様子もない。多分、外見上、職種が出てなければただの犬だからな。そういう判断なんだろう。

あぁ、そういえば保安官とジェーンを味方としてデータ処理してなかったな。念の為きっちりやっておかなければ。

ハンターは………、まぁどうにかなるだろ。


二百五十三日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/17(月) 02:14:43.35 ID:tw7QLCXAO<> 5/2 担当蒲谷 朝

小屋、窓ガラスを取り付けたいけれど、どうしたもんかな

昼間真っ暗なのもあれだろうし、ソーラーパネルつけて別に電気確保するのもあれかな


担当浜村 昼

中くらいのはあれだしね

いっそそこらへんの家から壊れてないサッシと窓ガラス解体して使ったら?


担当勝 夜

なんか秘密基地みたいだな!

俺そこに住みたい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/17(月) 06:22:12.81 ID:EjZjT5Uw0<> おっつおっつおっひさ〜
このSSの影響なのか、最近ゾンビSS増えたりがっこうぐらされたりしてるよねぇ
勝君よ、住むのは良いとして美弥ねぇさんはどうすんのさ
そして保安官とハンターの扱いの差wwフラグかな?ww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/17(月) 23:51:17.83 ID:S1OZgcP50<> ドッグフードも回収しないとな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/18(火) 01:40:47.98 ID:95pJTlhK0<> >>241
まぁ、多分このSSはそんな影響ないかと。がっこうぐらしってのが放送されたからかねぇ?

勝君がいろいろ考え回してるわけがない。

扱いの差は、まぁ、ねぇ。フラグかはわかんないけど


>>242
一応してます。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/18(火) 02:06:57.91 ID:95pJTlhK0<> 二百五十四日目

商業区北エリアの処理は順調に進んでいる。正直に言って、あまり書くことはあまりない。いつも通り邪魔なゾンビを処理してから、確保すべきルートの瓦礫撤去とバリケードの敷設作業。ちょっとした土木作業のようなものだな。

後はめぼしい情報として、そこまで壊れていない建物に入ると、どうやら下水処理に関する施設だったらしく、下水道の経路に関する地図を手に入れた。うまく使えれば、危険な地上を避けて地下から行き来が可能になる。のだが、結局地下もどうなっているかわからない以上、どちらが安全かなんてまったくわからないが。

ただまぁ、この選択肢が増えるのはいいことだろう。少なくとも、拠点の下水道から保安官が確保しているあの休憩所の場所までの道を確保していけば、拠点が何らかの事情で襲われた時、安全に移動できる。

拠点が襲われるとすれば、新種のミュータント、敵対勢力、WWPあたりか。防衛装置や戦車の弾の発射装置、後は銃器類も整っているから、何かの理由で奪われることは考えづらいが、少なくとも丸坊主や覚は逃がさなきゃいけない事態は想定しておかないとな。そうならないことが一番ではあるが、ならない保証は全くない世界だ。

後は西切についてだが、やはりずっと長居する予定はないとのことだ。機を見て拠点を離れて今度はそのまま東京方面へ足を伸ばすらしい。WWP関連以外でも、国内の軍施設や政府関連施設が当然ある場所として、東京に行くのが自然な判断だろう。

ただ、関東方面は想像するに一番危険なエリアと考えている。なぜなら、この国で最も人間が集中していた地域だからな。ゾンビの感染の爆発力を見ても、生き残った人間たちが抵抗できる量をはるかに超えているだろうし、本音をいえばいくら西切でも厳しいエリアだとしか思えない。

とはいえ、信念をもって動いてるやつを止めるというのも、また難しい話だ。理由はわからないが、惨劇の真実を知ろうとしている決心に、揺るぎはないように感じられた。俺にできるのは、またなんでもなかったように拠点にやってきてもらうということぐらい。

俺にも俺で、文明を取り戻すという役目がある。それは言い換えれば、誰もが帰ってこられる安全な場所を確保することに他ならない。だから互いにできるのは、無事にそれが達成できるよう祈ることだけだ。


二百五十四日目終わり <> 西切の手帳にいろいろ書き込みがある 
◆qpy8JxeyQs<>saga<>2015/08/18(火) 02:18:57.05 ID:95pJTlhK0<> この地域についてもだいぶ調べがついたかな? めぼしい情報はこれ以上手に入らない気はするけど。どうしようかな〜。

話してたシェルターじゃなかった研究所に行ってもいいけど、多分許可いるよねぇ。徒歩でも行けるけど、長期間拠点離れたら皆さん困る。

後は、今も動いてる元WWP機関の研究所にいって話も聞いてみたいけど。その手の人は口固いから。何度も会いに行ける距離じゃ、これまたないからね。

放浪者さんと話す。ストレートに拠点にはずっといないのかと聞かれた。居心地はいいんだけどね、私はこのことを調べるからとは答えた。そうか、とだけ言ったあの人の顔が、ちょっと忘れられない。

でも、私には調べる義務がある。仲間はみんな死んじゃった。前々からWWPを探った人も変死してた。多分これに関係してる。

真実から目を背けたから、多分私たちはこうなった。今更だけど、今こそ真実に目を向けなきゃいけない。そうすることで、前に進まなきゃ。生きてしまった私にできることを、しなきゃ。 <> ブレイクタイム 
◆qpy8JxeyQs<>saga<>2015/08/18(火) 02:37:27.17 ID:95pJTlhK0<> 【ネコ耳4】
「………」ソー

「勝、何コッソリ来てるの?」

「気のせい気のせい」

「そうは思えないの」

「ちょっとカチューシャ、だっけ? あったからつけてみようかと思って」

「そうなんだ。じゃあつけてもらっていい?」

「うん」スチャ

「……ねぇ、勝?」

「何?」

「出来ればどんなのか見たいから、私を見てほしいかな」

「見なくても大丈夫だって」

「勝?」

「う、怒るなよ。見るってば」

「……また変なの見つけて」

「物資置き場に置いてあってさー。美弥ねぇに似合いそうだなーって思っただけだよ」

「はぁ…。着けて見せてもらうものじゃないから外すね」

「似合ってたのに」

「そう言ってくれるのは嬉しいよ」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/18(火) 07:56:24.10 ID:vclP4pOH0<> 乙!
下水道か……また何か変異体が出て来るのか?
西切さんの生存率上昇の為にも、何かアリスアイテムあげた方が良いんじゃないかね?
ネコミ美弥ねぇさんカワユス <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/18(火) 09:54:10.02 ID:v292TrePO<> 乙
下水道って前入った時は何も無かったな、マッスル隊長の時だったか
これからは西切さん視点で事件の全貌が明らかになっていくのかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/18(火) 15:46:24.81 ID:MUeI4GIQ0<> コマシロのネコミミ姿を希望します! <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/18(火) 23:46:21.16 ID:IgRDZGoAO<> >>247
下水道……ワニ……ボンベ……う、頭が

アリスの被験者が増えるね!

ネコ耳が地味にシリーズ化中


>>248
うん、隊長の時だね。あの時は保安官が確保してた範囲ってのはあったから。何がいるやら

西切で真相わかるかはわからんのよね。なにせ生き続けるかは、ダイス様やし。彼女がいかにデッドラの血を引く者だとしてもね


>>249
耳オンザ耳だと?

佐原もそうなるね


とりあえず酒入ったので、今日執筆無理じゃ〜 <>
◆qpy8JxeyQs<>saga<>2015/08/20(木) 02:23:00.96 ID:fmijLYns0<> 二百五十五日目

商業区北エリアから、北西エリアに向かうルートの確保はほぼ完了した。他に比べてあまりゾンビはいない地域だが、それでも中の探索が難しい建物があり、そこに潜伏してるヤツと鉢合わせになるのを避けるため、バリケードの補強と可能な範囲の安全確保を行ってから北西ルートへと向かうことにする。

小間城については、ほとんど拠点そばに過ごしている。まぁ、中には入ってきてはいないのだが。恐らくは、探索組以外は見慣れないやつ(スライムとかロック&サーチとかもあるからな)がいるせいかもしれない。それも、そのうち慣れるだろう。

地下道についてだが、装甲車とかが置いてある十字路の真ん中に、マンホールがあってそこまでの経路が幸いにも地図に書かれていた。後は、この地図をもとに保安官のBARか、あとは例の地下道の休憩所まで行ける道順を確認が必要だな。ただ、地下道自体に何かがいないという保証はないから、片手間でできる仕事ではないだろうな。

それに、その地下道も使用するとなればバリケードの敷設もしておきたいのと、後は明かりの問題だ。保安官のエリアはシステムが生きていたようで暗くはなかったが、全体の地下道がそういう状況だとも限らない。となると、それはそれで頭が痛いことになりそうだな。

西切が研究所の人間に会いたいと話をしに来た。この惨劇について、今後調べに役立つ情報がほしいのだろう。俺にそれを止める気はないが、あの食わせ物の野木主任だからな。素直に話してくれるとは思えない。アリスは…、そもそもWWP自体に興味はなかっただろうしな。

後は蒲谷さんが、小屋に窓ガラスをつけたいから、どこか解体してもいい建物はないかと相談に来た。この周辺の建物は、今後人が集まった時や拠点の拡張に利用するため定期的に点検していて、解体といったことはしないようにしていた。

となると、少し都市内に入った建物から拝借することになる。作業に蒲谷さんを連れて行くことになるから、護衛もつける形になるか。それをする日は、とりあえず護衛組と物資探索組に分かれる形になりそうだな。


二百五十五日目終わり <>
◆qpy8JxeyQs<>saga<>2015/08/20(木) 03:02:28.36 ID:fmijLYns0<> 5月4日

商業区北エリアの大まかな処理は完了した。後は、細かな補修作業といったものが残るぐらいで、すべきことは終わったといってもいいだろう。

新たに手に入った下水道に関する情報について、保安官さんが確保しているエリアへの安全な行き来の方法として放浪者はどうにかできないか考えているようだ。もちろん、現状警備組がそのまま歩いて保安官の場所へ行けるぐらいに安全は確保できている。拠点に緊急事態があった場合に備えてのものだろう。

恐らくはWWPかミュータント絡み。今、拠点に緊急事態が起きるとすればそれぐらいだろう。後は、問題のある生存者に襲撃される可能性も否定できないが、その場合は覚ちゃんがいるから、そうそう大事になるとは考えづらい。もちろん、過信が禁物できないのは否定しない。

あとは、北西エリアの大型ショッピングモールに、未だ生存者は健在なのか。そこが問題だ。正直に言えば赤松湖フリーランドのような事態の方が、容易に想像できる。そこを期待するよりは、まだ利用できる物資があるか期待した方がいいだろう。

……、後は保管しておいたあのネコ耳が消えてしまった。どこへいったのだろうか…。


山中沙奈 記す <> ブレイクタイム 
◆qpy8JxeyQs<>saga<>2015/08/20(木) 03:20:14.30 ID:fmijLYns0<> 【共有】
「下水道と拠点を繋げる訳か。いい案だな」

「…問題はここも入り組んでるところだ」

「どこもそんなもんなのか?」

「…修理工時代、何度か入ったが…、迷路だ」

「きっちり確保できればこれ以上ないルートだろうがな」

「…後はバリケード敷設もどこまでするか、だな」

「あぁ、下手に全部やると逃げる時に敵さん普通に追ってきちまうからな」

「…ミュータントならいいんだが、WWPとかの人間が相手の場合がな。あんたも不用意に危険にさらしてしまう」

「気にしなくてもいいが…、そういえばお前、腰にそんな変なものつけてるんだ?」

「…あぁ、この耳がついてるカチューシャか。来る途中拠点内に落ちていてな。面倒でこの状態だ」

「ふ〜ん。俺の時代はウサギ耳だったがなぁ」

「…バニーガールってやつか?」

「はは、今思えば奇抜すぎる格好だな。それぐらいの耳ならある意味可愛いかもしれんが」


「保安官(シェリフ)は、ネコ耳ならいける。メモメモ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/20(木) 05:31:19.57 ID:24lzHPU50<> わらしべ長者……とは違うか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/20(木) 06:56:20.95 ID:7KkEkTST0<> ネコミミがマジで旅してるしww
山中さん、なにげに気に行ってたのかな?ww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/21(金) 00:48:49.70 ID:R0fEzF4d0<> 彷徨うネコ耳……最終的にはネコ耳ゾンビが!

ところでサンマくん。犬耳とウサ耳の製作はまだでしょうか <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/21(金) 01:27:39.33 ID:wl6wJ5aAO<> >>254
交換ではないからね。ただ所有者はころころ変わってるけど


>>255
旅するネコ耳。

山中さんは気に入ってたというか。見られたからね、うん


>>256
そうやってサンマの手元に帰ってくるのか…

それはまぁ、作れるんじゃないかな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/21(金) 01:58:21.32 ID:wl6wJ5aAO<> 二百五十六日目

商業区北エリアで、確保した通路のバリケード補強だが、考えていたよりは進んでいない。

バリケードはそのエリアにあるものを流用している。北エリアの主体の多くはその瓦礫、それが固定し辛いのが主な理由だ。単純に積み上げただけでは、何かの拍子で崩れてくる恐れがある。安全のための作業で危険な目に遭うなんていうのは、論外だからな。

今日、小間城は途中で姿を消した。探しても見つからず、戻ると拠点の塀の近くで寝ていた。

餌を渡しに行ったが食べる様子はなかった。もしかすると、探索中、餌になるものを見つけてそっちにいったのかもしれない。自由なヤツだ。

下水道の件については、とりあえずマンホールの上に簡易な小屋を建てることにした。その小屋をバリケードにもなっている装甲車とくっつけて、設置してる戦車の弾の発射装置と防衛装置の端末を入れて、それ以外は必要な時にすぐに取り出せる物資を置く予定だ。

これでマンホールをすぐに見つからないようにできるし、警備の利便性も高まるだろう。

最も小屋はすぐに壊せるように簡易なものにはなりそうだ。拠点を拡張して、バリケードの位置が変わる可能性もあるからな。

なんにせよ、バリケードの件は少し考えないとな。こんな事で、手間取ってる余裕はない。生存者云々を抜きにしても、ショッピングモールの物資は魅力的だからな。いろいろの店が入っているというのは、それだけで確保できるものの種類が多いと言うことだしな。

もちろん生存者がいればそれに越したことはないが。期待は商業区をそれなりに回った結論として、あまりできそうにはないな。


二百五十六日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/21(金) 02:13:53.30 ID:wl6wJ5aAO<> レポートNO.54

井門圭司


商業区北エリアは大体終わったな。これで北西エリアに向かえる訳なんだが、またショッピングモール自体に行けるように確保しなきゃならねぇか。そういう意味じゃ、半分の行程が終わったみたいなもんか。

後はコマシロだけどだいぶ慣れてきたみたいだな。放浪者さんは頭を撫でてもいいぐらいになってる。まぁ、スライムはかなり警戒してるみたいだけどな。

一ノ瀬は医学書が欲しいとボヤいてる。そうそう手に入るもんじゃねぇけど、そういうのを読めるのはあいつだけ。放浪者さんに言っとくか。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/21(金) 02:42:00.61 ID:wl6wJ5aAO<> 【ネコ耳5】
「にゃ〜ん」

「……どうしたんだジェーン?」

「猫だよ保安官(シェリフ)」

「あぁ、放浪者が忘れたヤツか。似合ってるぞ」

「ホント?」

「うん、可愛い可愛い」

「えへへ、あ、保安官(シェリフ)もつけてみてよ」

「うん? まぁいいがな」パサッ

「はい、どうぞ」スッ

「…どうだ?」スチャッ

「似合ってる! タヌキみたい!」

「それは褒めてるんだよな?」

「うん!」


【兄弟姉妹6】
「………」ボー

「(お姉ちゃんどうしたの?)」プルプル

「あぁ、スラか。何でもないぞ」

「(最近、ボ〜っとしてるよ。何かあったの?)」プルン

「ここに長くいるなと、思ったんだぞ」

「(そうだね〜)」プルプル

「……スラ」

「(なぁに?)」

「その内、自分はここを離れる」

「(どうして〜?)」プルン

「探さなきゃいけない人達がいるんだぞ」

「(スラも行くよ!)」プニュン

「スラはここにいてほしいぞ」

「(お姉ちゃんと離れるのイヤ!)」グニャグニャ

「スラにはこの場所を守って欲しいんだぞ」

「………」

「自分がここに戻ってこれるように」

「(戻る?)」

「帰る場所がなかったら、戻ることも出来ないんだぞ」

「(……よくわかんないけど、お姉ちゃんの言うとおりにする)」プルリ

「嬉しいぞ」

「(でも、すぐ帰ってきてね!)」プルプル

「あぁ、そうなるよう頑張るぞ」

「(約束だよ!)」プルプル <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/21(金) 06:21:48.93 ID:K4GMMEmI0<> ここまでの装着者
スライム
山中さん
美弥ねえ
ジェーン
保安官 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/22(土) 01:32:15.28 ID:1MT3kVbw0<> >>261
次の装着者は、君だ! m9 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/22(土) 02:07:26.62 ID:1MT3kVbw0<> 二百五十七日目

前日の反省を生かし、商業区北エリアのバリケード補強を工夫して、作業の効率化を図った。明日の最終点検を含めた補強が完了次第、北西エリアへの探索へと移行する予定だ。

今のところ問題なく順調にきている。その多くはゾンビがこのエリアにあまりいないということなのだろうが、北西エリアの状況がわからないこともあり、今の感覚で探索に向かうのは危険な気がしてならない。やはり全体に気のゆるみはあるだろうからな。

とはいえ、西切がまだいる貴重な状況ということもあり、探索の手を緩めることにも、少し抵抗がある。人数が整っている今の状態で探索を続ければ、うまくいけば全体で見て商業区エリアの大体を確保できる見込みさえあるわけだからな。

もちろん急いでことを進めた場合の物資や人員は全く足りていない。今まで処理しているエリアも、ゾンビを処理していわば安全地帯にしただけであり、自陣のエリアとして確保しているわけではない。そして、自陣として確保するには人員は足りないし、それを養う食料、更に治療薬は全くない。

だから、結局のところは必要そうな物資がある場所をピンポイントで探索して、自陣としている拠点に運び込むというのが、一番の無難な選択なのかもしれないな。出来れば、拠点や研究所専門の、警備や畑作りに従事できる人間が5人ぐらい増えてくれれば話も変わってくるのだろうが。

そればかりは本当にないものねだりだな。これから向かうショッピングモールにそれぐらいの生存者がいてもいいかもしれないが、それも当てにできることではない。

それでも、今まで放浪してきた中よりは、今の方が気楽な状態だ。ゾンビを警戒して浅い眠りしか取れなかった時期に比べれば、ゆっくりと眠ることができ、食事の自給も進んでいる。少なくとも、この世界では表面上でも安心な状態を維持できている。

完全に安心な状態にするなら、やはりゾンビ化の原因を突き止めることが一番だろう。しかし、そういった研究者はどこにいて、そもそも生きているのかが問題だろう。

となると…、一番早いのはWWPにいる、そういった分野に詳しい研究者を掴まえることかもしれない。まぁ、協力してくれるかもわからない机上の空論というやつだが。


二百五十七日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/22(土) 02:17:45.75 ID:1MT3kVbw0<> 5/6 担当浜村 朝

本日も異常なーし。むしろなさすぎるのと、この日差しと風ですっごく眠い。

ロックとサーチがいるから、わりと警備が楽になったわね。ま、放浪者風に言うなら、過信は禁物か。


担当勝 昼

装甲車と、あの機械とかあるおかげで、なんかこの周辺秘密基地みたいだ。

そのうち、放浪者ロボットとかも見つけてくれないかなー。


担当三間 夜

ロボット。あればゾンビ化しない仲間として、すごくいい気がしますね。

ただ、WWPが開発してたとしたら、それが敵だっていう危険が怖いですね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/22(土) 02:29:36.62 ID:1MT3kVbw0<> 【試作品2】
「これをこうして…、よし、ようやっとできた」

「サンマ〜、こうた〜い。お、前からなんか作ってと思ったけど、出来たの?」

「はい、浜村さん。レインコートですねー」

「レインコート? なんか、ファンタジーとかで見るローブみたいに見えるけど」

「まだ、自分の実力だと一から服を作るのは難しいんです。これなら一枚布で、簡単にサイズに合わせて止める場所さえ作ればいいだけですから」

「ふ〜ん。そう言われればその方が楽かもね。でも、どこがレインコートなのよ」

「実はこの布の間に、ポリ袋を縫い込ませてるんです。表面は濡れますけど、中は濡れなくなってます」

「なるほどね〜。そろそろ梅雨入るから、喜ぶんじゃない?」

「そう思いましたから作りましたよ! ただ、やっぱり難しくてこれ1着しかできてませんけど…」

「いいじゃない。自発的にいろいろ作ったほうがみんな喜ぶわよ」

「えへへ。じゃあもっと頑張ります」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/22(土) 02:31:54.39 ID:1MT3kVbw0<> >>265の訂正

×「サンマ〜、こうた〜い。お、前からなんか作ってと思ったけど、出来たの?」

○「サンマ〜、こうた〜い。お、前からなんか作ってたと思ったけど、出来たの?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/22(土) 04:59:33.14 ID:YcuvqT3t0<> 乙
見えない内側がカビやすそうなレインコートだな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/22(土) 05:52:36.71 ID:THgtqPIE0<> スラちゃん頭に乗せておけば雨具になるんじゃね? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/23(日) 01:41:58.35 ID:SaSCkxA00<> >>267
確かにちゃんと管理しないとカビそう

>>268
スライムは雨大好きだから、逆に嫌がるかと。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/23(日) 02:27:10.42 ID:SaSCkxA00<> 二百五十八日目

商業区北エリアから、北西エリアに入る道の確保は完了した。明日は引き続き、そのまま北西エリアにあるショッピングモールへ向かうことになる。

明日の予定としては、北西エリアに出入りする部分の確保を、山中、井門、美尋、藍、西切の五名にしてもらい、俺と佐原でショッピングモールへ向かう最適なルートを偵察する。まぁ、いつも通りのことだな。

探索するエリア内で、最低限安全を確保した場所は必要だ。緊急時の退避場所になるし、当てもなく逃げ回るよりかは生存率はぐっと上がる。

とはいっても、そういう事態にならないよう、基本的に処理してはバリケード敷設して安全な場所を拡張して移動するスタンスをとっている。進みは確かに遅いだろうが、貴重な人員を失うなんて言う事態に比べればどうということはない。

後は今日、スプリンクラーを手に入れた。農場とかで見る、畑へ広範囲に水を撒くあれだ。研究所の畑はかなり大規模になってきているようだし、これがあれば連中の畑にかかる時間は短縮できるだろう。今後、集まった物資を運んでもらう時に、ついでにこれも持っていくこととする。

小間城が最近ちょくちょく姿を消す時がある。拠点の周辺の安全は確保されているから、拠点エリアだけではなく広く散歩しているのかもしれないが、何かあった時が困るな。出来れば拠点内にいるようにしつけたいところだが…、今度そういう本を今度回収しておこう。

後は、三間がレインコートを作成していた。着心地は使っているものもあるのかそこまでいいとはいえないものの、雨の中そこまで邪魔にならず探索に迎えるというのはメリットだろう。そろそろ梅雨も迫ってきているし、可能範囲で全員分作っておくよう指示した。警備組も、傘を片手に警備するという手間もなくなるからな。

まぁ、アウトドアショップなんかを見つけて、そこでレインコートを回収してもいいだろうが、仕立て屋としてあいつが成長するためなら、やらせた方が無難だろうな。


二百五十八日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/23(日) 03:02:35.65 ID:SaSCkxA00<> 一之瀬DIARY MAY.7

今日で商業区北エリアの処理は完了した。でも、確保できてないエリアは場所はたくさんある。あのエリアを本格的に確保するとなったら、ショベルカーとかの乗り物が必要だと思うな。

スラちゃんが最近よく、空を見上げていることが多くなった。何か気になるものでもあるか聞くと、紙によくわからない絵を描いて頑張って説明してくれた。でもごめんね、私にはよくわからなかったよ。後で、藍ちゃん経由で聞いてみようかな。

それにしても、西切さんはすごいなぁ、撮影しながら戦闘こなしてる。どうやったらあんなに強くなれるんだろう、たまたまだよなんて言ってたけど。種類は違うけど、ボーガン持ってるから、撃ち方とか今のうちに教えてもらおうかなぁ。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/23(日) 03:13:39.54 ID:SaSCkxA00<> 【餌付け】
「(腹、へった)」ワフッ

「あ〜、ワンちゃん今日も来たの?」

「(ジェーン。ご飯くれ)」ワフ

「ご飯食べたいんでしょ、ちょっと待っててね」

「(ご飯、ご飯)」パタパタ

「はい、お待たせ。賞味期限とかわかんないけど、密閉パックのえさだから大丈夫だよね」

「(うまい、うまい)」ハグハグ

「なでなでするよ」ナデナデ

「(うまい、うまい)」ハグハグ

「そういえば、シロちゃんは普段どこにいるの?」

「(うまかった)」ハッハッ

「聞いてもわかんないかな?」

「(ありがとう)」

「もう行っちゃう? また来てね」

「(また来る)」タタッタタッ

「バイバイ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/23(日) 07:13:31.24 ID:3ifxR4Ma0<> アウトドアショップ「(´・ω・`)」

安全地帯の動物達は気楽なもんだな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/23(日) 11:15:16.23 ID:pRymY1//0<> 乙  小間城もオスだから放浪者よりは女性の方がお好み、と   ジェーンは小間城を普通のワンコと思ってそうかな     <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/23(日) 13:16:42.42 ID:yVdZNO5V0<> ジェーンにコマされちゃったのか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/23(日) 14:57:36.31 ID:+PQSlfYM0<> 乙!
スラちゃんが見えてるものがマジで気になり過ぎるんですが

一之瀬さんは教えを乞うつもりみたいだけど、ボウガンと弓では勝手が違うと思うがどうなんだろうな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/24(月) 03:58:20.14 ID:+LYt3NLZ0<> >>273
衣類やリュックサックなんかを回収する時は、アウトドアショップは最高なんだけどね。

まぁ、のんびりできる状態っていうのが一番だ。こんな世界じゃ。


>>274
そういや、小間城って性別どっちなんだろ? 
ジェーンが知っているかどうかは、まぁ、そのうち。


>>275
のかねぇ。


>>276
何が見えてるんだろうのう。

まぁ、勝手は違うだろうけど、弓矢の基本は教えられるはず。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/24(月) 04:00:31.46 ID:+LYt3NLZ0<> 二百五十九日目

商業区北西エリアの攻略を開始する。元々の目的と変更はなく、ショッピングモールへの経路作りとなる。

北西エリア、北エリアを繋ぐ部分を山中さん、井門、美尋、藍、西切の5人でその周囲の確保をし、俺と佐原で効率的なショッピングモールまでの経路を確認した。

このエリアは北エリアよりも、ゾンビが多数いる。そもそも北エリア自体のゾンビが、ほかに比べて少ないから比較するのはおかしいかもしれない。ただ、ゾンビの種類としては工事現場に携わっていたと思われる奴が多い。そこそこヘルメットをかぶったやつがウロウロしている。防具になるものだから、やや厄介な奴らだな。

後は北西エリアは開けた場所が多い。瓦礫が多かった北エリアから考えると、またバリケードの敷設について工夫を考えなければならないな。

肝心のショッピングモールの周辺には近づくことはできたが、生存者がいる雰囲気はあまりしない。ただ、やはり誰かが閉じこもっていたであろうバリケードはいくつかあったことを考えると、少人数で細々とやっているか、中でゾンビになったか野垂れ死んだか。

小間城はだいぶ慣れたか、拠点の塀のそばで眠っている。近づいても逃げる様子もなく、尻尾も振っている。後は、中に入ってくるよううまく仕向けれられればいいのだが。

後は西切の件だが、ショッピングモールへの経路作りについて目途がついたら、野木主任に会わせる予定だ。主任はいい顔をしないだろうがな。


二百五十九日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/24(月) 04:02:59.81 ID:+LYt3NLZ0<> 5月8日

商業区北西エリアの処理が開始された。放浪者と佐原さんはショッピングモールまでの道を確認し、残った私を含めたメンバーで、北西エリアと北エリアに隣接する部分を確保することとなった。

ゾンビの多くが工事にかかわる作業員と思われる格好をしたものが多く、身に着けている装備が処理する際に防護の役割を果たす時もあり、なかなかに厄介な相手だ。種類としてはポリスゾンビやアーミーゾンビの類に似る。

処理自体は順調に進み、このエリアの攻略の起点になる場所を確保できたといえるだろう。後はショッピングモールへ向かっていくだけだが、北エリアに比べれば間違いなくゾンビの量は多くなった。気を引き締めていかなければならない。

後はショッピングモール以外の物資の確保が見込める場所を、できれば確認したいものだ。北エリアは物資の確保が望める場所ではなく、物資回収をあまり出来ていなかった。そろそろ何かしらは集めておきたい。

そろそろ惨劇が起きてから、1年近くなってきている。物資の劣化が目立ってきているし、その部分はあまり悠長にしているわけにはいかない。


山中沙奈 記す <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/24(月) 04:04:39.68 ID:+LYt3NLZ0<> 【ネコ耳6】
「(ジェーン、いるか)」ワウ

「あ、ワンちゃん。また来たんだ」

「(元気か)」ワフ

「今日はご飯はないんだ。ごめんね」

「(元気そう。よかった)」パタパタ

「ん〜、何かないかな」

「(見回り、終わり)」

「あ、シロちゃん待って」

「(ん?)」ワウ

「つけられるかな?」スチャ

「(なんだ、なんだ)」ワウゥ

「うん、思ったより似合うかも」

「(頭変、う〜)」タタタタタ

「あ、とる前に行っちゃった。どうしよう」


【違和感】
「(頭変、どうなってる)」ブンブン

「(取れないぞ)」シュルシュル

「(これで、どうだ)」カシカシ

「(動いた、取れそう)」スル

「(取れた、取れた)」パタパタ

「(でも、これ、何?)」フンフン

「ん、コマシロ。こんなところに…、それは?」

「(ボスの仲間だ)」ワウ

「ネコ耳、あなたが持ち出したんですか?」スッ

「(とられた。いらないからいい)」

「でも、保管庫にはコマシロは入れませんし…、藍ちゃんあたりが持ち出したんでしょうか?」

「(それ、ジェーンのだ)」ワン

「とりあえず、保管庫に戻しておきましょう)」テクテク

「(いった。もう、寝る)」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/24(月) 04:13:24.87 ID:LMOvjk6eo<> いちおうコマシロの中では
自分より上のちゃんとした主なんだな、放浪者

昨今の人が召使で犬が君主のお犬様状態ではなく <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/24(月) 08:03:36.89 ID:dCur2bB1O<> まあ手足に何かゴツいもんつけて空飛び回るヒト型のモノを格下と見るほどアホな犬ではなかったんだな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/24(月) 20:07:32.13 ID:MQF2NJP+0<> 帰ってきたネコミミ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/24(月) 23:21:14.54 ID:kCwhG4/o0<> 北西エリアは道路が広くてどデカいショッピングモールがいくつかと集合住宅地が主体の田舎っぽい感じの所か <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/25(火) 00:09:29.25 ID:Bl3ukO2W0<> 乙!
ロボットか……ここはあえてスカポンみたいなロボットも良いかもな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/25(火) 01:47:28.82 ID:7E+5n/T90<> >>281
自分のピンチの時に救助してくれたので、立場は上に見てます。

>>282
両手に小型の盾、足に金属ブーツ。ちょっとしたアンドロイド。

>>283
このネコ耳、意思があるじゃないだろうか

>>284
うん、地方都市にある大型ショッピングモールがある場所ってそんなイメージだから。

>>285
アニメ見て、ファントムブーストを発送する研究者がいる世界だからなぁ… <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/25(火) 02:17:16.34 ID:7E+5n/T90<> 二百六十日目

現状のところ、商業区北西エリアには大きなトラブルは発生していない。処理と確保も、予定通りに進んでいるといっていいだろう。

南エリアと似たようなところだが、あちらとは違って大きな道路と売地になっている広大な空き地が多く、身を隠せるようなところがない場所が目立つ。その代わり、ゾンビもほかのエリアよりはそこまで多くないのが救いだろう。それでも、北エリアよりは多いが。
(恐らく北エリアは激しい衝突あったことや、その影響で建物が倒壊しかけてるのが大きいのだろう)

従来なら、バリケードを作って少しずつ安全を確保していく。というのが俺達のやり方だが、それは建物や塀の間をバリケード敷設するだけで済んでいたからというのがある。こうもただっぴろいだけの場所だと、新しい方法を考えるか、もう単純にこのあたりのゾンビは一掃して回るかのどちらかだな。

後は、セーフティーエリアを各所に作るかか。回収した物資を一時的に置いたり、危険時は逃げ込む場所にしたりする。休憩所の簡易バージョン。この方が物資をそこまで消費しないし、かなり具体的な案だといえるな。明日からはその作戦で組み立ててみるか。

そう、小間城の件だが、やはり引っかかる場所さえあれば縦横無尽に移動できるらしい。今日はいつの間にか拠点向かいの家の2階の屋根の部分に座っていた。あの触手でだろうが、どう登ったのか少し気になる。
(西切が、屋根に柴犬は映えるねーと写真を撮っていた)

ファントムバーストについては、かなり扱いに慣れてきた。ダッシュをしてから多段ジャンプもできるようになったから、かなり立体的な戦闘が可能になっているのではないかと思う。後は、今のところ3階ぐらいの高さならホバリングで安全に着地できることも試せた。出来ればもう少し、空気の圧縮量が多ければと思うのだが。


二百六十日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/25(火) 02:23:30.16 ID:7E+5n/T90<> レポートNO.55

井門圭司


北西エリアは今までと打って変わってって感じだな。今までやってきたことが通じない、いうなら田舎地域での対処方法を考えなきゃいけねぇみたいな感じだ。

都市部は確かにゾンビがうじゃうじゃいるが、その分使える物資や建物は多く存在する。地方になると、ゾンビは少ないかもしれねぇが、バリケード封鎖するには範囲が広かったり物資が少なかったり、そういう制限がつく。

どっちにも一長一短があるわけだから、こっちが良い悪いなんて決めづらいが、少なくとも探索するには辛いのは地方かもな。ゾンビが少ない分、奇襲じみた遭遇になりそうだし、物資の期待もあんまりできそうにねぇ。ただ移動するってだけなら、問題はないだろうけどよ。

俺の方でも何かいい案考えておかねぇとな。今までのやり方が通じないってのに、変わりないし。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/25(火) 02:30:50.25 ID:7E+5n/T90<> 【祈祷】
「(早く雨降らないかな〜)」プルプル

「(雨〜雨〜降れ〜振れ〜)」クルクル

「(降らない〜)」

「何してんだ?」

「(あ、勝〜)」プルプル

「そんなにぐるぐる回ってたら、目が回っちまうぞ)」

「(そうなの〜?)」プルン

「それとも、藍が帰ってこなくて寂しいのか?」

「(う〜ん、お姉ちゃんいつ帰ってくるのかな〜)」プルプル

「良かったら俺と遊ぶか?」

「(遊ぶ遊ぶ〜)」プルプル

「久しぶりにバドミントンでもすっか?」

「(わかった〜、道具持ってくる〜」プニュンプニュン

「とりあえず、バドミントンでいいっぽいな」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/25(火) 04:15:45.48 ID:VIuMEMyo0<> アクティビティー小間城 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/25(火) 13:20:37.33 ID:TjysDIXEo<> クールビューティー小間城!? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/26(水) 00:13:08.70 ID:jQalsQ6p0<> >>290
参加1時間1000円です

>>291
!? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/26(水) 02:04:32.07 ID:jQalsQ6p0<> 二百六十一日目

昨日の反省を生かし、今日から北西エリアに いくつかの避難所を作っていくことにした。足がかりとして、北西エリアの入り口としている場所から、大体500mぐらいの位置に目的がわからない作業用の小屋があったので、その小屋の周辺にバリケードを施した。

バリケードといっても、単純にゾンビの視界からこちらが見えず、少しぐらいなら耐えてくれる程度のもので、小屋を覆うだけだ。イメージとしては、四角形に避難所になる場所を囲い、壁の真ん中を二か所を出入り口として移動できるようにする。その入り口の前には更に壁を作り、その左右から出入りする。大体は下のような図になる。(■は避難所、━は壁)

 ━━━
┏━ ━┓
┃   ┃
┃ ■ ┃
┃   ┃
┗━ ━┛
 ━━━

こうすることで、避難所の安全性を確保しつつ、ここを拠点に周囲のゾンビを処理を進める。移動もこうやって作った避難所を線で結んだ形で移動する。完全な確保ではないから、中にゾンビが入る恐れもあるので、避難所を完全に出る場合は、出入り口に開けているところを簡単に防いでから離れることにした。

まぁ、今回はぽつんとあった小屋を利用したからこういう形になったが、避難所にする建物ごとによってはまた作り方も変わっていくだろう。一番いいのは、塀で囲まれてるか、家の中が見えづらい環境の一軒家があればベストなんだが。

後は、単純にその場所が広範囲かつ少量のバリケードで確保できそうなところであれば、積極的に処理をしていくことにはなる。結局、こういうところは安全な場所を多く確保する、というのが主体になりそうだな。

後はこの地域で確認できたのは、配送センターがあるようだ。そういうところなら、大型や中型のトラックがあるだろうし、そこらへんで野ざらしになってる奴より動かせる状態で残っている可能性は高いだろう。

いざという時に、全員で移動できる乗り物は確保しておきたいと常々思っていたから、この機会にトラックも回収出来たらしたいものだ。それに、軽トラじゃ運べないものも、運べるだろうしな。


二百六十一日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/26(水) 02:13:17.42 ID:jQalsQ6p0<> 5/10 担当三間 朝

やっぱり、遠くのエリアに行くようになってから、放浪者さん達の帰り遅くなりましたね。

一応自転車で移動してるみたいですけど、こうなるとしばらく戻らない日とかできそうですね。


担当浜村 昼

それきついわね。夜の少しの間だけ探索組に見てもらってる時あるのに。

これ以上探索組にも負担かかるってなったら、研究所からもうちょっと人員融通利かせてほしいわ。


担当蒲谷 夜

あっちもカツカツでやってるようだし、動かせるのも覚ちゃんのとこにいた子供ぐらい。

生存者をみつけるしか、この状態を脱するのは難しそうだね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/26(水) 02:32:04.20 ID:jQalsQ6p0<> 【避難所】
「ふぅ、やっとできましたねバリケード」

「あぁ、なんだかんだ言って力のある佐原がいると違うな。それで一之瀬、皆は?」

「放浪者さんと佐原さんは偵察。藍ちゃんと西切さんは周囲のゾンビ処理にいってますよ、井門さん」

「じゃあ、俺らはしばらくここいらの警備でいいんだな」

「後はバリケードの点検ですね。自然にしていて壊れちゃ大変ですよ」

「そうだな。しかし、この感じはアレだな。秘密基地みたいな感じがするな」

「秘密基地ですか。井門さんはそういうの作ったんですか?」

「あったようななかったような。わりと都会っ子だったからな、秘密基地にできそうな場所、なかった気がする」

「秘密基地は男の子のロマンなんですよね?」

「まー、そうだな。とりあえずワクワクはしたかもな」

「どうして作らなかったんですか?」

「いや、場所がなかったって言ったろ?」

「家とかに作ればよかったじゃないですか」

「それは秘密基地って言えんのか…?」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/26(水) 02:32:51.32 ID:jQalsQ6p0<> 予想通りずれたぜ! まぁ、なんとなくわかるよね? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/26(水) 07:12:04.89 ID:t2UyySNuO<> おつ

スマホから見たらずれてないよ <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/27(木) 07:53:28.22 ID:zy1MmrJZ0<> >>297
みたいね <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/27(木) 07:54:25.44 ID:zy1MmrJZ0<> 二百六十二日目

商業区北西エリアの処理の方法は、今日の段階でおおよそ見えてきた。避難所を作ってから、その周辺のゾンビの処理をある程度行い、ある程度の安全を確保してから次の避難所を使って、またその周辺をという流れを繰り返すことになりそうだ。

都市内での処理については、その量の多さである程度邪魔なゾンビを処理してから確保するという流れだから、普段とは大きく異なることになる。とはいえ、大げさなことではなく、確保よりもゾンビ処理がメインになるというだけのことだ。

ただっぴろい場所だけに、ゾンビの視界を妨げられる場所が少なく、比較的処理が多くなる地域だ。避難所のバリケード敷設中についても、防衛班と敷設班に分かれて作業することになったからな。まぁ、作業小屋がある場所が本当にぽつんとあって、ある意味目立つからな。

佐原はヘビーハンマーを持ってから、戦闘面での活躍が大きくなってきたな。もっとも、武器のせいで以前より素早く動けてないように見えるが、仕方はないか。

後は、久しぶりにいくつかの娯楽用品があったので、回収をしてみた。碁や将棋、後はフラフープといったものだ。春になったし、もう少し運動できる道具もあってもいいかもしれないな。丸坊主達が喜ぶだろう。

それ以外で回収したものとしては、水を集めるポリタンクといった容器類だ。後は、佐原になかなか状態のいいドラム缶があったから持ってこさせた。これで、久しぶりに暖かい湯につかれるだろう。衛生面もこういう生活では重要なことだからな。

さて、今の休憩所のゾンビ処理が終わった後に備えて、ショッピングモールへ近づく位置で休憩所に適していそうな場所を探しておかないとな。


二百六十二日目終わり <> 西切の手帳にいろいろ書き込みがある 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/27(木) 07:56:51.54 ID:zy1MmrJZ0<> なかなかこの都市は安全になったのかな。話によれば手を付けれてないとこもあるみたいだけど、他所に比べたら十分だよね。

放浪者さんから今のショッピングモールの件、目処がついたら研究所に連れていってくれるみたい。それまでは、ここの人達とお付き合いする感じだね。

情報次第だけど、やっぱり向かうなら東京方面だよね。放浪者さんは、危険性が高すぎるから、行かないほうがいいって言ってたけど、スクープはリスクを取らなきゃ。

事の真相がわかったら、ここに戻ってきてもいいかな。他より安全だし、人がここまで長くいる場所は他で見かけなかったもんね。いつになるかは、まぁ、わかんないけど。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/27(木) 07:59:00.74 ID:zy1MmrJZ0<> 【五右衛門】
「ふぅ〜」

「お湯かげんどうですか、山中さん」パタパタ

「えぇ、ちょうどいいですよ。一之瀬さん」

「やっとお風呂に入れますね〜」パタパタ

「研究所でも、水量を限定したシャワーだけですからね。暖かいお湯に入れるとは思いませんでした」

「すごく楽しみですよ〜」

「ふふ、なんだか芯から疲れが取れるようです」

「そういえば、義足着けたまま入ってますけど、大丈夫なんですか?」フー

「えぇ。もともと戦闘用の義足ですからね。泥が付着したり、ある程度水の中であっても、問題ないように作られてます」

「そうなんですね」

「さて、そろそろいい頃合いですね。変わりましょう」

「やった。準備しますねー」


【五右衛門2】
「あは〜…、良い心地です」

「立って入るお風呂なのか?」フー

「うん、五右衛門風呂っていうんだよ。藍ちゃん」

「そうなのか。バスタブでのお風呂しか、入ったことがないんだぞ」

「私も初めて入るよ。これはこれで悪くないかなー」

「ふむふむ。次は誰が入るんだぞ?」パタパタ

「浜村さんだよ」

「そうか、水は足した方がいいか?」

「うん、お願い。少しでいいよ、貴重だからね」

「わかったぞ。待ってるんだぞ」トテトテ

「…ふ〜。露天風呂みたい、星空のもとでお風呂、ロマンチックだな〜」 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/27(木) 07:59:35.51 ID:zy1MmrJZ0<> 【五右衛門3】
「あ〜、極楽極楽」

「久しぶりのお風呂はどうですか?」パタパタパタ

「最高よ、山中」

「こんな状況だから、夜空を楽しめながらお風呂に入れますね」

「そうね〜…、そういやこんな風に夜空を眺めるなんて何時ぐらいかしら?」

「そういえば、そんな余裕もありませんでしたね」

「ここにきて、まだ1年経ってないってのが恐ろしいところよね」

「それでも、こうやってお風呂に入れるぐらいには安全になった訳ですよ」

「そうね。この後は覚ちゃん?」

「はい。勝君の代わりにサポートお願いできますか」フー

「了解了解〜」


【五右衛門4】
「………ふぅ」

「熱くない? 大丈夫?」

「えぇ、暖かいです」

「久しぶりのお風呂はどう?」バタバタバタ

「幸せですよ」

「ふ〜ん……。その右腕、ゾンビにやられた時の?」

「そうです。痕がなかなか消えなくて…」

「気になるわよねー、そういうの」

「えぇ、勝に体を拭いてもらう時。気にしてるのわかるのか、あの子そこは見ないようにしてくれます」

「いい子じゃない。好きなの?」

「……とても、大切な大切な、弟みたいな存在です」

「ふ〜ん。そう」

「…、お優しいですね」

「さぁ。何の事だかわかんないわ」バフバフ

「ふふ」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/27(木) 08:00:31.54 ID:zy1MmrJZ0<> お湯の関係でここまで。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/27(木) 08:15:06.41 ID:azAnVA+q0<> 乙  フラフープをして楽しむスラちゃんが目に浮かぶ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/27(木) 21:05:11.02 ID:paTyLNuT0<> 乙!
娯楽に一文字足して極楽な設備ktkr! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/28(金) 01:16:38.66 ID:k7mTPwZt0<> すのこは無い訳ないよな? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/28(金) 02:04:36.36 ID:x4f4Af5e0<> >>304
プニョンプニョンしてそう。

>>305
極楽であると同時に、重要な衛生管理施設である。野外にあるけど。

>>306
そこは蒲谷さんが10分ぐらいで適当に作ったていです。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/28(金) 03:53:12.76 ID:x4f4Af5e0<> 二百六十三日目

商業区北西エリアに、最初の避難所周辺はおおよそ安全になったと言える。もちろん、ゾンビ以外でも避難所のバリケード内以外は自由に行き来できるのだから、確保したとは言えない状況だ。この部分ばかりは、今度長期的に見てどうするかは考えたほうがいいだろう。

次の避難所としての候補は、現在の避難所から北南方面、およそ500mぐらいの位置にあるコンビニだ。コンビニの車が出入りするところにガードレールがあり、一部フェンス網もある。バリケードの敷設がやりやすい状態というのもありがたい。

敷設する範囲が今の避難所より広いというのはあるが、その分安全な場所を多く確保できると思えば、良いかもしれないな。それでなくても、安全な場所を確保するというのが難しいエリアだ。

それにしても、都市から見ても郊外になってくる位置だというのに、ゾンビはどこからやってきているのか。そう思わずにはいられないな。元々都市にいたのが外にあぶれた、と考えるのは自然だろうが。

ほぼ毎日ゾンビを処理する日々が続き、時折これだけやっているのに、まだ目の前から消えないのか。そんな考えが芽生える時もある。もちろん、冷静に考えても調子が良かったとしても3桁台に行くかどうかもわからないのだから、それ相応の数はいまだに残っていると思ってもいいだろう。

もちろん、最終的に都市を奴らから取り返すとなれば、都市の総人口は相手とる気持ちでいかなければならない。それは極論でも何でもなく、ゾンビを追い返すとすればそうするしかない。奴らは自らの意志で、出ていくことはないのだから。

それにしても、ゾンビは確かに劣化してきていたはずなのだが、ここのところそれらしい様子は見えない。以前の走り回る状態から、酔っぱらいのようにふらつく動きに変わってからは、そのままのような気がする。
(たまに、走り回るまではいかなくても、比較的動きのいいゾンビがいるのは、死んだ日が浅いか個体差なんだろうが)

俺は研究者ではないから理由はわからない。ただ、そういったところからも、このゾンビ化について、原因を特定できるような気がするな。


二百六十三日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/28(金) 04:17:01.66 ID:x4f4Af5e0<> 5月12日

商業区北西エリアについては、今までの処理の仕方が違うため、探索組全体にその慣れに時間がかかっている印象がある。当然、参加している私自身も、現状のやり方にまだ慣れたとはいいがたい状態だ。

これは、考えた対応方法に問題があるというわけではなく、今まで安全エリア、探索エリアと分けられていたのが、いくら処理したところで避難所以外は確保できないことで、危険性が常にある。物資をフルに活用すれば、通常と同様にバリケードで確保した場所を囲うこともできるが、大量の物資を消費してまで確保が必要なゾンビの量がいる。というわけではないことも悩ましい。

結局のところ、飛び石のように避難所を作り、余裕があれば広範囲の安全エリアも確保しておく、といった場当たり的な対応しか現状は難しそうだ。

また、昨日回収したドラム缶を使い、五右衛門風呂、いわゆるドラム缶風呂をさっそく設置した。これにより、全体的な衛生面の問題を大幅に解決できたといってもいい。使用する水の量も人が入ることを加味してドラム缶に対して半分ぐらいの量で済むのも、ありがたいことだ。

ただ、屋外に丸裸で設置してしまっているので、出来れば仕切りの壁と簡易な脱衣所を作るよう、蒲谷さんには要請する予定だ。


山中沙奈 記す <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/28(金) 04:42:41.50 ID:x4f4Af5e0<> 【五右衛門5】
「んん〜、まさかお風呂に入れるなんて思わなかったな〜」

「お湯加減はどうですか、西切さん」

「さいっこーですよ。一之瀬ちゃん」

「出来れば毎日入れればいいんですが」

「お医者さんとして? 女の子として?」

「両方ですよ」パタパタ

「ははは〜だよね〜」

「…でも、こういう風にできる段階まで来たんだなって思うと、感慨深いです」

「うん、のんびりお風呂につかれるところなんて、そうそうないと思うよ」

「私達は幸運ですね」

「そうだね」

【五右衛門6】
「五右衛門風呂も気持ちいいんだぞ」

「へぇ、藍ちゃん五右衛門風呂だって知ってるんだね〜」カラン

「うむ。一之瀬に教えてもらったんだぞ、西切」

「ちなみに、どうやって入ってるの? やっぱり足伸ばしてる?」

「そうだぞ。そのままだと溺れてしまうぞ」

「そりゃそうだねぇ」

「スラにも入ってほしいぞ」

「うーん、残念ながら入れないかな。姿的に」フー

「スラも自分みたいに体の一部を変えられれば良かったんだぞ」


【五右衛門7】
「う〜ん。気持ちいい〜」

「……やっぱりあれだな。三間」

「え? どうしました、井門さん」パタパタ

「やっぱりお前、華奢すぎんな」

「う〜。そうですかね」

「食える量が前より減ったってのは間違いないだろうが、あんま運動してこなかったのか?」

「筋肉つきづらい体質みたいなんですよ」

「そうか。とりあえず、暇な時とか寝る前とかでいいから、軽くストレッチでいいから動かしとけ」バタバタバタ

「わかりました〜」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/28(金) 04:43:45.53 ID:x4f4Af5e0<> ここまで。

男性陣も入りましたがカットです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/28(金) 06:22:51.09 ID:lYtGOlXio<> サンマが男性陣扱いされないのは仕様なんやな……悲劇やな……

サンマは体幹トレーニングだけでもしとけば体力だけは確実につくから頑張ってほしいね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/28(金) 06:46:01.62 ID:k7mTPwZt0<> 乙!
背を預けたい時はどうすれば良いのか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/28(金) 13:38:59.11 ID:5UBqtsrp0<> 五右衛門風呂が何かを知っても、五右衛門が何かってのは知ってんのかね?
斬鉄剣の方じゃなく <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/29(土) 02:02:34.67 ID:oab5uFHIo<> 今日はないのか <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/29(土) 04:01:39.86 ID:gjRMR7en0<> >>312
男性だけど、>>1が無理やり男の娘属性つけてるから、仕方ないね。

三間はテイラーさんとしてまず頑張らなあかん。


>>313
ドラム缶風呂のことかな。意外と寄りかかっても熱くはないらしいよ。そこは流石に別みたいだけど。


>>314
五右衛門自体の知識は伝えてません。あくまで、五右衛門風呂っていう名称だよ教えたぐらい。
(そもそもそうなった理由らしい1つが人の釜茹でですしおすし)


>>315
まぁ、更新タイミングバラバラだし、更新されないのも演出だったりするからわかりづらいよね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/29(土) 04:03:11.02 ID:gjRMR7en0<> 二百六十四日目

商業区北西エリアの処理についてだが、ここのところの状況に比べると今日はあまり進まなかった。とは言っても、トラブルがあった訳でもなく、最低限の目的は達したから問題はないが。

現状新たな避難所として選んだコンビニだが、放置された車両が2台と、荒らされた店内がある程度だった。車両と中の棚はそのままバリケードの物資として利用して、中にあった利用できそうな物資は回収しておいた。最近では雑誌も燃えるものとして重要な物資になりつつある。無駄にはできない。

意外に入用になるのは、清潔感を保つための脂取りシートとかそういった部類のものだ。ドラム缶が手に入って五右衛門風呂を作ったのはいいのだが、毎回毎回入れるほど、俺達に余裕があるわけじゃない。普段もぬれタオルやそういったものを使って、最低限の衛生を保っている。

そういった清潔感を保っておかなければ、風邪といった病気になる恐れがある。一番怖いのは、それが蔓延して全員にうつってしまうことだ。下手をしたらそれで全滅なんてことも考えられる。たかだが風邪、しかし、病院に行って適切な薬を処方をしてもらえない今では、十分な脅威の要素だ。

それ以外に目に見えない病気、本人にしか自覚できない病気が怖いところだが、調べようがないのも事実。野木主任のオートメーションの機械で数値は出せたとしても、病気の種類がわからなければ治療のしようもない。こればかりは、祈るばかりだな。

拠点の状況についてだが、見張り台の上部分に小屋の大まかな骨組みだけで来ていた。後は、時期を見て窓と窓枠を回収すれば、蒲谷さんが勝手に小屋を作ってくれるだろう。今は、女性陣から要求が出ていた、五右衛門風呂の壁付きの脱衣所の建築に取り掛かっているようだ。まぁ、単に五右衛門風呂を壁で覆って、足元にちゃんとしたすのこを敷いて、そこから五右衛門風呂に入れるようにするだけだが。下手に周囲に見られないようにしたほうが安全だからな、重要なことだ。

そろそろ、エクスに藍の情報の状況を確認しにいかないとな。その時、ついでに西切も連れていくか。ショッピングモールの探索の目処、と思っていたが、とりあえずはコンビニの避難所化と周囲の安全確保が終わってからでいいだろう。


二百六十四日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/29(土) 04:03:57.35 ID:gjRMR7en0<> レポートNO.56

井門圭司


商業区北西エリアは骨が折れるな。ゾンビ処理したところで、完全に安全が確保できるってわけじぇねぇ。かといってしないわけにゃいかねぇと。この調子だとショッピングモールにたどり着くのは、予定により遅くなりそうだな。

今んとこ目立ったトラブルもない。最近また風呂も入れるようになって、拠点の充実化も図れてるわけだが。かなり前に遠くの地域とはいえうろついてたWWPが、なりを潜めてるってのも、実は不気味なことじゃねぇか?

保安官さんの話じゃ、別地域で活動しててジェーンさん襲ったみてぇだし。いない訳がない。あくまでこの地域に用がないってならいいけど。例のシェルターに誤魔化してた研究所とかもあったんだし、そこらはどうなんだろうな。ふと気になった。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/29(土) 04:05:38.09 ID:gjRMR7en0<> 【クルクル】
「(これなんだろ〜?)」プルプル

「(大きな輪っか〜。何かに使うのかな〜?)」プニュン

「スライム、何もってんだよ?」

「(あ〜。勝〜)」プルプル

「うん、フラフープだっけこれ。なんであるんだ」

「(知らないよ〜。置いてあった〜)」ニュルーン

「ま、いっか。暇つぶしになりそう。スライム貸してくれ」

「(は〜い)」スッ

「これは、こうやって、ありゃ」カシャン

「(ん〜?)」

「輪の中に体いれて、ぐるぐる回す奴なんだけど、難しいぞこれ」クルン、カシャン

「(回すものなんだね〜)」プルプル

「ま、スライムも暇だったらやれば? 俺は出来ねぇや」

「(わかった〜)」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/29(土) 05:55:32.28 ID:J401BCBf0<> 乙!
十数本だか同時に回してる映像とかあったような。そこまでする意味とは(汗
俺は逆回転車輪みたいにして戻って来させる遊びの方が好きだったな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/30(日) 04:33:01.79 ID:nj5Wqtk70<> 二百六十五日目

商業区北西エリア、2か所目として選んだコンビニの避難所化作業は完了した。最初の作業小屋に比べれば広く、バリケードとして使える設置物が多かったこともあり、強固なものだ。こっちは本当の意味で避難所といえるものになっている。

後は周囲のゾンビの処理についても概ねは完了している。もっとも、処理してもほかの場所から移動してくるゾンビは防げない訳だから、この作業は長期的な考えでやっていかないとだめだろうが。それでも、今時点いるゾンビは片付けた、という意味は大きい。

まだまだショッピングモールへの道は遠いが、いったん北西エリアの探索を止めて、状況確認に明日は研究所に西切を連れて向かうつもりだ。藍の情報はもちろん、周囲の状況に動きがあるかもしれない。

少々、西切を野木主任に会わせるのは気はすすまないが、彼女のしたいことだからな。後は当人同士で話し合ってもらうだけだ。野木主任が真実を話すかは、別としても。

拠点についてだが、今更だが大体の役割が見えてきている。蒲谷さんは建築系の仕事を請け負い、浜村さんは電気系統や施設の状況管理、三間は服の仕立て屋備品の管理といった具合だ。丸坊主は覚の介護が仕事だが、たまに3人の仕事を補助しているようだ。

ただ、この状況がいいとはいいがたい。誰かが欠ければその仕事は滞ることになる。警備組に回せる人員がいれば、それに越したことはないのだが。野木主任に可能であるか掛け合ってみるか。

後は、スライムはフラフープを気に入ったのかわからないが、いろいろやって試していた。あぁいうものに反応するあたり、やはりもともとは子供だったと考えるのが無難なのだろうか。スライム自身、そういった部分が曖昧だから、最後までわからずじまいになりそうではあるが。


二百六十五日目終わり <> 西切の手帳にいろいろ書き込みがある 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/30(日) 04:33:53.39 ID:nj5Wqtk70<> 明日、研究所に行くことになった。やっぱり、緊張するね。それでなくても、前ならチームで相手のことを調査してから、取材かけてたから、今回は何もなしでいかなきゃいけない。

何を聞くかなんて、そりゃあWWPは何なのかを聞くだけだけどね。ウチはもとより、ほかの同業者も実態がわからなかったWWP。どんなことであれ、多分あたしの知らないことばっかりのはず。

いつも通り、第三者の視点で冷静に。ほんとは、この状況だと今更なことだけど、記者としての維持があるならこのスタンスは忘れちゃダメだからね。

ただ、放浪者さんが相手が真実を語るようなタイプじゃないとは言ってたから。期待はしないように。実入りがなさそうなら、自分で真相を知れるようなところを聞きだそう。

…、今日は少し、すぐには寝れそうにない。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/30(日) 04:36:21.30 ID:nj5Wqtk70<> 【クルクル2】
「(う〜ん)」カシャン

「(うまく回せないな〜)」プニュリ

「(こうやって〜、手で回すのはどうだろ〜)」クルクル

「(あ、これだと簡単だ〜)」プルプル

「スライム…、もうフラフープで遊んでいるのか」

「(ほ〜ろしゃ〜、回せたよ〜)」プルプル

「…、借りるぞ」

「(うん〜)」スッ

「…昔は、こうやって遊んだ方が多かったな」ポイッ、カシャン

「(あれ〜? 戻ってきた〜)」プニョン

「…手前に回すように投げれば、戻ってくるぞ」

「(そうなんだ〜、やってみる〜)」プルプル <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/30(日) 04:37:45.00 ID:nj5Wqtk70<> >>320
まぁ、あれは大道芸みたいなもん?

というわけで、軽く使わせていただきました。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/30(日) 06:19:00.84 ID:v1KrfsF10<> 乙!
次は西切さんの研究所訪問回か。寝不足で敵にやられましたーなんてならない様になー

スライム、軟(人)生謳歌中

>>320
まさかのご使用、ありがとうございます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/30(日) 20:03:58.42 ID:/s5yZAjc0<> ふと思い出したんだけど、一度だけ出たプラントゾンビってどうなってんのかね?あれから出ては来ないけど殲滅したって訳でもないし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/31(月) 01:18:37.27 ID:/M4MyYge0<> 今のメンバーの誰かが噛まれてゾンビ化する―――なんて展開もあったりするんだろうか <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/08/31(月) 03:00:40.77 ID:/FNYRoaj0<> >>325
まぁ、研究所周辺は基本穏やかなので、トラブルが起きるってことはそうないけどね。

基本的に人外は、この世界で自由気ままです。

ネタはいつでも募集中です。


>>326
プラントゾンビはおるでや。ただ、単純にプラントゾンビを見た地域から、思いっきり違う地域来たっていうのがある。


>>327
感染判定は割としてるよ? だから、起こりえます。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/31(月) 03:02:07.72 ID:/FNYRoaj0<> 二百六十六日目

残るメンバーには確保したエリアの点検と、物資回収を指示した。久しぶりに訪れた研究所は、新たな出迎えとなる防衛装置がお出迎えされ、屋上に設置された戦車の弾の発射装置も相まって、研究所というより軍施設に様変わりして言っているようだ。

西切は野木主任に任せて、エクスのもとに向かい、藍に関する情報について調べがついたか確認した。おおよそだが、逃げたと思われる場所について検討がついたとのことだった。場所は隣の山梨県、元々は俺がいた県だ。

もちろん、それ自体はWWPの罠である可能性はある。情報を察知できる状態にしておき、貴重な研究対象の藍をおびき寄せるための餌。もっとも、藍にはハッキングスキルは持ち合わせていないから、その確率は低いかもしれないが。

この情報は、当然藍には伝える。奴が拠点を去るきっかけになる訳だが、あいつを拘束しておく理由はない。やれることがあるならやっておくべきだ。それが正しいかは別にして、後悔しないためにもだ。

後は、アリスが新たな装備を作成したとして俺を探しに来た。彼女の研究所に行くと、一振りの剣が置かれていた。名称はウェーブソード、高周波の振動を剣に与え、切れ味が増す仕様になっているらしい。なんというか、どっか漫画の世界のような武器なのだが、発想元は恐らくそこらだろうな。アリスにその手のものは見せないほうがいい気がするが。うん。

ウェーブソードは神経接続装置を通して、高周波装置を振動させることができる。当然電力の消費するので、多用すればすぐにその機能は使えなくなってしまう。必要な場面で振動させ、普段は今使っているクレイモアと同じように使う感じになるだろう。

話が終わった後の西切の様子は、あまり納得がいっていない感じだった。まぁ、話した相手があの野木主任だから仕方はないな。


二百六十六日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/31(月) 03:20:58.66 ID:/FNYRoaj0<> 一之瀬DIARY MAY.15

放浪者さんは藍ちゃんの情報を確認するため、西切さんはこの惨劇が起きた真相を知るために、研究所に向かった。残った私たちは、明日と今日で今まで確保したエリアの点検と、物資を回収した。

前までに確保したエリアはやっぱり実入りはないけど、バリケードなんかが壊された形跡はなくて、やっぱり安全な状態なんだなと感じた。ただ、風とか雨とかで崩れてたりしてるから、定期的なメンテナンスは必要だね。

ガソリンスタンドからいくらかの油も回収してる。なんだかんだで、ゾンビの処理量が増えてきてるから、火葬するためにも必要なもの。もっとちゃんと、弔ってあげたいけど、難しい。

スラちゃんは最近フラフープにはまってるのか、投げたり回したりしてる。やっぱりあの子を見てると、気持ちが和むなぁ。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/08/31(月) 03:47:30.59 ID:/FNYRoaj0<> 【取材】
「それで、野木主任はこの件について詳細は全くわからないのですか?」

「WWPが絡んでいるというのは間違いない。しかし、何が理由でといった詳細までは不明だ」

「どうしてわからないのですか? ここも、元はWWPの研究機関なんですよね」

「細かいことを話すと、元々ここの研究機関は民間で行われていたものだ。会っていると思うが、あの山中のように手足を失った人のため、自身の意志で動かすことができる義肢を作成する。それがWWPの目に留まり資金援助の代わりに軍事転用出来るよう指示がなされた」

「それが、山中さんが着けている。アラクネですか」

「計画名Combat Prosthesis Project。通称CPP。本来の目的と似たようなものだが、戦闘で四肢を失った兵士の代わりとなる義肢、及び戦闘使用可能な義肢を作成するものとはなった」

「WWPは、どこかと戦争するのが目的だったんですか?」

「知ってのとおり国際情勢はかなり緊迫化していた。ロシアの他国への軍事侵略に伴い、日本もU.S.A.U入りを余儀なくされた。そして、U.S.A.Uがそれに対抗するためにWWPを設立する。目的は第三次世界大戦に備えた戦争のための技術開発…」

「その中に、人体へ悪影響を及ぼす、たとえば毒とか細菌の研究がされていたとしても、おかしくないわけですね」

「WWP内の各プロジェクトは多岐に及んでいる。今となってはそれらをきっちりと統括して運営していたのかも怪しいが、少なくともそういったプロジェクトが行われていた可能性は高い」

「何がされていても、おかしくないと」

「そうだな。ただ、これだけは言えることがある」

「なんでしょう」

「この国の中でも、ゾンビ化が同時多発していて、他国の救援もなかった。オンライン上でも同様のゾンビ化の情報が出ている。つまり――」

「――この惨劇は意図して起こされたものだ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/31(月) 06:19:24.09 ID:ZXB/Z/TI0<> ま、そうでない訳ないわな
乙! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/31(月) 08:15:01.51 ID:E7ksb2uW0<> 乙    <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/31(月) 10:50:02.34 ID:F+im1vjq0<> ウェーブソードとかカッケー!
でも震動による手への負荷とか大丈夫なの? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/01(火) 03:46:46.23 ID:NgLhv8Nh0<> >>332
そうでない訳がないね

>>334
真面目に言うと、白蝋病ってのになる可能性大の、わりともろ刃の武器です。

まぁ、常時振動させる武器じゃないから、神経質になる必要はないだろうけどもね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/01(火) 04:11:01.31 ID:NgLhv8Nh0<> 二百六十七日目

早速アリスにもらったウェーブソードの実地試験を行った。確かに、どういう理屈かはいまいちつかめなかったが、振動による切れ味の向上は確認できた。だが、やはり振動させるということもあって、長時間使用していると両手に痺れが伴った。元々バッテリー依存の武器ではあるから、そうそうずっと使っているという状況はないかもしれないが、ここぞという場面で使うように意識した方がよさそうだ。

西切と野木主任の話は、ここを離れるギリギリまでしていた。西切れは昨日寝る手前ぐらいで会ったときに比べれば、まだ少しは納得する表情をしていたから、それなりに得るものはあったのだろう。

後はエクスからの新情報としては、新たな変異体を確認したと情報が入った。都市中央エリアにいるらしいが、体からガスらしきものを放出しているゾンビらしい。確認したのは1体だけということから、かなり特殊な変異体なのかもしれない。

気になるのはやはりそのガスか。毒ガスの類だとしたら、下手に吸い込むと致命傷になるリスクが高すぎる。まだ探索しているわけではないが、都市中央エリアに向かう際は、十分に注意する必要が出てきたな。
(とりあえずはスプレーゾンビと名付けた)

拠点に戻った後、探索組は無事に戻ってきた。特に大きなトラブルはなく、考えていたより多めの物資を持ち帰っていた。あまり物資回収をせずに探索にかまけていたから、やはり取り逃しが多くあるようだ。

後は使っていたクレイモアについては、武器庫に保管することにした。というのも、以前マチェットを折れてしまい、自分の武器がないという事態を経験したことと、ウェーブソードは複雑な機構がついてる分通常の剣よりもろい印象を受けたので、誰かに渡さず万一の時のためにそうした。

まぁ、クレイモアは丸坊主あたりに渡してもよかったかもしれない。ちと重いが。


二百六十八日目 <> 西切の手帳にいろいろ書き込みがある 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/01(火) 04:21:44.26 ID:NgLhv8Nh0<> 野木主任のすべての話をうのみにするわけじゃないけど。WWPがこの件に関わっているのは間違いない。野木主任もそのことに確信があって、何らかの理由で実行したのはWWPだろうというような、確信めいた意見を言っていた。

戦争が起きた時に備え、相手をより効率よく倒すための研究を進めていた機関。やっぱり、そこには体を変えちゃうような実験だって、あったはず。

そういう実験の中で、今みたいなゾンビが発生するものがあったと仮定するのが、普通の考えだよね。

問題はそれが何なのかってことなんだけど。こういう時にそういった研究者がいると、話も進めやすいんだけど。

後はここでの仕事が終わったらどこに向かおうかな。野木主任も後半は見捨てられたような状態で、情報が入ってないらしいから、もうあてずっぽうで移動するしかないよね。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/01(火) 05:17:23.53 ID:NgLhv8Nh0<> 【未知との遭遇】
「(あれ、なんだろ)」ワフ

「(ん〜、難しいな〜)」クルクル

「(緑、ぐるぐる)」フン

「(いったん休も〜。あれ?)」プルプル

「(止まった)」

「(ほ〜ろしゃの言ってた犬さんかな〜、おいで〜)」フリフリ

「(何か、してる)」ワウ

「(来てくれない〜)」プルプル

「(近づいてきた)」ウー

「(唸ってる〜…)」フニュン

「(逃げる)」タタタ

「(あ、待って〜)」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/01(火) 05:20:44.83 ID:HEi5ddWs0<> 乙!
西切さんには、藍ちゃんの敵討ちに同行してもらいたい所だが…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/01(火) 08:57:18.39 ID:jMsSuUmY0<> 乙  微笑ましいファーストコンタクトだな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/01(火) 23:17:12.50 ID:wHv2dgbA0<> 田中信男(大友作品集感)ゾンビかな? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/02(水) 01:47:42.84 ID:5V7s2bjm0<> >>339
ダイス次第の予定だけど。ちょっと決めあぐねてたり。

>>340
かたやスライム、かたや触手犬だけどもね

>>341
調べたがわからず。軍人さんは出たけど。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/09/02(水) 03:49:40.29 ID:JP2ChjTH0<> タイトルは最臭兵器 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/02(水) 04:16:32.09 ID:5V7s2bjm0<> 二百六十九日目

商業区北西エリアの処理を再開する。作業小屋からコンビニへ移動するだけでも、ゾンビが襲ってくるので通常のエリアに比べるとその点が難しいな。

コンビニの周囲のゾンビ処理は大まかには終わったので、今度はその近くにある住宅街に向かう。ここなら通りを区切れるところがいくつかあるだろうから、避難所よりも安全な場所として機能するはずだ。そして、この位置を足がかりにして、ショッピングモールへのルートを確保する方針になる。

藍についてはショッピングモールの探索が完了するまでは、協力してもらうことに了承をもらった。情報は伝えてある、あいつがそっちの方が重要としてひっそりいなくなったとしても、止める気はない。生まれたばかりであろうと、すべきことがあるのならやるべきなのだ。茨の道を進むことを想像させたとしても、俺にそれと止める権利はないだろう。

西切も同様にショッピングモールの探索までは協力してもらうように頼んでいる。あのエリアは人数が少なくなってしまうと、探索時の危険が跳ね上がってしまう。出来れば複数の避難所や確保したエリアができるまでいてほしいが、2人ともここに居続けることを望んだ者ではないからな。

ウェーブソードの実践利用に関しては、ゾンビに対してかなり有効であることを実証できた。普段の斬る感触よりも軽く、むしろ撫でるような感覚だ。ただ、やはりその振動が手に影響を与えない訳じゃない。何らかの軽減できる装備でも考えたほうがよさそうだな。


二百六十九日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/02(水) 04:48:59.20 ID:5V7s2bjm0<> レポートNO.57

井門圭司


また、放浪者さん妙な武器を使ってたな。なんか、キーンていう音がする感じがして、その状態なら瓦礫ごとゾンビをたたき切ってた。ある程度高質な物質ごと切れると説明してたが、なんつうか、あったよな斬鉄剣とかいうの。その類に見えた。

なんだか放浪者さんが、研究所から帰ってくるたびに人間離れしちまうっていうか、元々の運動神経の良さも相まって、うん。そうとしか思えない時がある。まぁ、そこ以外はいつも通りの放浪者さんだけどな。

しかし、俺もなんか新しい銃器とか作ってほしいけどな。でもそういうの作ってきたわけじゃない人達みてぇだし。難しいのかな。それなら俺も、よく切れるナイフぐらいはほしいけどな。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/02(水) 05:12:50.36 ID:5V7s2bjm0<> 【それぞれの道】
「放浪者さんは止めないんだね〜」

「…人それぞれの道があるからな、西切」

「放浪者さんにとっての道は、皆の安全を確保すること?」

「…どちらかといえば、文明を復活することだな」

「文明、かぁ」

「…元々の形で復活するとは思っていない」

「そうだろうね。ここまでいろいろグチャグチャになっちゃったら…」

「…、都合のいい文明を作る気はない。あえていうなら、俺は平穏な日々を取り戻したいだけだ」

「それが、文明を復活すること?」

「…一番手っ取り早いだろう? 自分一人だけ生きることよりは」

「……そうかもしれないね」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/02(水) 05:14:24.89 ID:5V7s2bjm0<> >>343
調べた。近いっちゃ近い。ありがとう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/02(水) 06:45:04.84 ID:54WXIv1o0<> 乙!
井門さんもアリス武器が気になるご様子?
しかし良く切れるナイフねぇ、玄人御用達のヒートナイフとか?

ところで最近ののぶ……生存者の野望で>>1さんの印象に残った回はあるのかな?
仄めかす程度に教えてもらえると嬉しいな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/03(木) 02:17:20.79 ID:GdAlRyr90<> >>348
まぁ、人外装置作ってたら気にならない訳はないだろうね。

個人的にはスペツナズナイフとかでも良さげ。


生存者の野望については、じゃあざっくり。


※関東(神奈川エリア)
以前お話ししたマリーンさん達が、あらたな脅威と戦闘中。ゾンビではない。
ただ、存在自体がまたかなり世界観をカオスにしてる


中部(静岡エリア)
とある計画が暴走しているともいえる。中身がWWPですらなくなってたり。
これが実際にあって、操作してる人間はなんとも言えない気分になりそうだ。


※東北(山形エリア)
以前話してた生存者グループがちょいもめ中。
覚が内政チートでよかったと思える感じ。


関東(茨城エリア)
恐らくこの世界で最も変わり種かもしれないし。マヒした皆には当たり前の
範疇かもしれない。人間でありたいと願うことは、ある意味人間なのかもしれない。


※2スレ>>654参照 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/03(木) 02:46:34.99 ID:FS9fmmxAO<> 最後の茨城エリアは、勢力というよりは、ハンターみたいな単独行動の存在

あと、もはや話題に出ない位置にいるから言うと、2人組は元気です。

ついでにいうと鬼(仮)もウロウロしてるよ



さて、ちょっと身内絡みで忙しいので、今日はこれにて <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/03(木) 06:17:51.59 ID:8HmTETTQ0<> 超乙!
関東&中部=もはや別作品!?
山形ェ
茨城……一体何者なんだ……

しかし>>1の内政まで荒れてるとはなぁ。解決されると良いけれども <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/03(木) 07:22:12.74 ID:R8jSsBMj0<> ここまでの急激な変化……もうゾンビそのものすらぬるゲー判定されたというのか……!? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/03(木) 07:35:31.76 ID:8KAIVOomO<> スビンオフ?的に書いてくれないかなあ
とても気になるし、面白そう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/03(木) 15:00:26.12 ID:UKV/JLhho<> その内

人語を操り簡単な通信機器や乗り物なら使えて(バタリアン、映画バイオ5など)

焼却しても煙や雨で感染拡大させて(バタリアン)

刃物や鈍器(ランド・オブ〜など)を使う

どころか銃火器まで使いこなし(映画バイオ5やバタリアン4か5)

その上で走るし人間と絶対和解しない(該当作品多数)

みたいな難易度計測不能レベルのゾンビも出るのだろうか
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/03(木) 18:41:14.19 ID:UCYiv1YEO<> 他の地域で起きていることの詳細は省いてるけど、今後放浪者たちに関わることあるの?
あるとしても確率相当低いんでない? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/03(木) 22:43:02.20 ID:FS9fmmxAO<> >>351
関東が別っぽいかも。中部は現実にあって、露見したらデモが起きそう

茨城は、まぁ、出せたら出したいね

ちなみに身内が家に来て、しったもんだするだけで荒れてはないよ?


>>352
ゾンビは戦闘面では緩くなったかもしれないけど

感染の驚異は延々と残るからね


>>353
他SSも4つ抱えてる状態でそれやったら死んでまう

やるとしたら、裏でチョコチョコ書きためて、ぶっぱな投稿かな?

>>354
ん〜、近いのができるかも知れないけど。基本、絶対的に強いといえる存在は出さないかな。

>>1が好きなゾンビはあくまでバイオ1のヤツだから、道具とか持たせたくないしね


>>355
あまりないかな。もともと、都市攻略が早く終わる予定だったから、作ったはいいけどな状態

あるとすればWWP絡みで、実際影響したのはとある勢力さんが頑張ったおかげで、拠点接近逃れたりはしてる

多分放浪者のせい


まぁ、昨日もふれたけどちと、身内の野暮用で明後日ぐらいまで執筆の時間取れないやも。とりあえずコメ返だけ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/04(金) 01:42:27.71 ID:w6VCVaNh0<> 今日も乙です!いつもありがとう! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/04(金) 02:33:01.74 ID:N4d+CyP70<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/04(金) 07:51:14.28 ID:Nk68mitxO<> 他のSS4ってどれだろう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/04(金) 10:21:33.05 ID:WXONQ6Jw0<> 黒パン硬ぇと俺は勇者じゃねぇと……後は分からん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/04(金) 16:33:34.23 ID:iAZ4o/yZO<> 放浪者さんのスピンオフと噂のチャラ男とか <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/04(金) 22:50:16.16 ID:VNwjXENAO<> >>357
いつも読んでくれてありがとう

>>359-361
今これ以外で書いてるのざっくりとドン


女騎士「黒パン固ぇwww」 2本目-SS速報VIP
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423060231/

ウェイター「俺は勇者じゃないんだけども」 女兵士「貴様は勇者だよ」-SS速報VIP
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417413035/

チャラ男「あ〜、彼女欲しいわ〜www」-SS速報VIP
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437677049/

男「なんでいるのさ?」-SS速報VIP
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438707777/


ちなみにチャラ男は放浪者ではないんや。

まぁ、うまくいけば生き延びてそうではあるけどね



とりあえずコメ返だけ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/06(日) 07:36:15.97 ID:5UOpHj7Q0<> まだ一週間すら経ってないけど続きが見たいよおぉん
しかし変わり種さんはどんな奴なんだろうね。俺はもうミュートロン君(出典:ミュータントナイト)くらいのでないと変わっているとは思えない感じに頭のネジ外れてるけども <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/07(月) 02:03:20.08 ID:XQ/ntrsB0<> >>364
1週間ぐらい休みほしいよ(いろんな意味で)

なるへそ、これは確かに、いろいろいいね。ミュートロン君。
正直、これぐらいじゃないと変わってると思えないとなると、変わってないかもしれないな(変わり種)

<>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/07(月) 03:21:15.08 ID:XQ/ntrsB0<> 二百七十日目

商業区北西エリアについては、ようやくショッピングモールの本格的な足がかりと言える住宅街を一部確保した。これで本格的な商業区北西エリアの攻略を進めることができる。

2か所の避難所は確保した住宅街へ向かうためのものとして機能させる。まぁ少しずつバリケードを拡張していけば住宅街への移動も容易になるだろう。

住宅街はそこそこの大き目な戸建てが多い。雰囲気からして高級住宅街といったところか、おかげでゾンビの数も少なく処理楽だが、物資自体もそこまで多いとは言えない。ただ、ここには蓄電池と思われるものやソーラーパネルなんかの自家発電に関わるものが備わっているものが多い。この地域を完全に確保できたら、急ぎ浜村さんを連れて回収した方が良さそうだ。

後は、確保した地下室に大きなワインセラーというか、酒蔵があった。ワインはとんと疎いが、マッカランの高級品があって思わず手に取ってしまった。今では意味のないことだが、購入するためには札束が必要だったほどのものだ。まさか飲める機会があるとは思わなかったが。
(まぁ、こればかりは略奪者と言われても仕方ないな)

そろそろ見張り小屋の建設を進めなければならない、明日あたり蒲谷さんを連れて適度な窓を回収してこなければな。後は浜村さんから要望が出ている配線関係や、三間の裁縫用の物資と書籍。探索にかまけていたし、ここいらでこういった部分を一通りこなしておいた方がいいな。


二百七十日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/07(月) 03:28:10.18 ID:XQ/ntrsB0<> 5/19 担当勝 朝

回収してもらったゲームもそろそろ1つ終わりそうだぞ

でも、対戦ゲームは誰かとやりたいな〜


担当三間 昼

ゲーム本体は1つしかないから、ほかにも回収してもらうしかないね

今のところ異常なし。警備が終わったら何か新しい防具でも考えなきゃ。


担当浜村 夜

ようやっと、拠点用の物資の回収に行ってもらえるみたいね。

安全なエリアなら、自分で品定めしたいからついていきたいけど…、絶対じゃないわよね <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/07(月) 03:35:30.77 ID:XQ/ntrsB0<> 【試飲】
「…うん」カラン

「これはいいな放浪者。よくこんなもん掘り出してきたもんだ」

「…そうだな」

「別のマッカランも一杯、飲んだことはあるが。これもまた別の力強さがある」

「…気に入ったようだな、保安官」

「くっく。西部時代はウィスキーをあおってなんぼだろう?」コトッ

「…ふふ、そう言われればそうだ」

「しかし、いいのか? ウチに置いておいて」

「…価値がわかる者の側にあった方が幸せだろう」

「いいことを言うな」

「…それに、手に入らないと思っていた物が何気なしに手に入った時。持っているのは性に合わない性格でな」

「はは、お前さんらしい」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/07(月) 06:04:22.50 ID:8FPE1tuA0<> (マッ)カラン <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/07(月) 07:41:34.38 ID:yR0X8RzlO<> マッカラン10年なら飲んだことがある
普段は山崎だが、飲みやすくて美味しいよな
この辺りの度数なら消毒用として持ち歩いてもいいんじゃないかな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/07(月) 18:44:52.92 ID:iW7mvx8r0<> 乙!
対戦ゲームか……ちゃんとDL出来るならMUGENがオススメだけど。もういっそ自分で作っちゃうのもありかもな
あと覚ちゃんにも視界サポート無しで楽しめそうなゲームは、GBAの bit Generations Soundvoyagerっていう音ゲーかな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/08(火) 02:55:41.30 ID:MeuImXAP0<> >>368
うん。

>>369
割と好きなんだけど、酒自体飲む回数少なくてね。山崎いっぺん飲んだぐらいかなぁ。

実は、酒はそこまで消毒効果はないらしい。やらんよりはマシだけどね。

>>370
ある程度のオンラインは生きてるから、DL可能なゲームがあればそれはできる。まぁ、自作できる環境は研究所にありそうだけどね。
リズムゲーなら、ある程度覚はなんとかなりそうだけどね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/08(火) 04:07:38.02 ID:MeuImXAP0<> 二百七十一日目

今日は今まで確保したエリアを回り、警備組の要望があった物資を回収した。比較的いろいろ確保できたといえるだろう。

今回の物資探索には、浜村さんと蒲谷さんが同行した。それぞれ回収したいものを自分で確認したいということで、探索組のメンバーから離れないようにということを了承のうえで、許可した。

安全とはいえ何かの拍子でゾンビなんかの危険があり得る場所にいたからか、浜村さんの動きはぎこちなかった。蒲谷さんは以前ゾンビを処理した経験からか、それとも油断かはわからなかったが、わりと堂々としてたな。

今回のメインの目的である見張り台の窓については、いくつか回収して持ち帰った。ガラスを作り出すことはできない状態だから、考えて見れば希少な物資の一つかもしれない。今後、余裕があれば回収した方がいいかもしれないな。

後は浜村さんが希望していた配線関係の物資は、本人が考えていたより回収できたらしい。やっぱり、素人じゃわかんないわよねと言っていたが、その通りだろうな。前に診療所にあった薬関係も、美尋がいなければ全く効果が分からないうえ、扱いを間違えると危ないものもあったようだしな。餅は餅屋、そんなとこだろう。

後は三間の裁縫関連については、とりあえずそれらしいものを回収して渡しておいた。とりあえずいろいろ試してみますねと言っていたが、あのレインコートを考えると、どんなものを作るのかは、気になるところだが。
(レインコートはどちらかというと警備組が使用してるようだ)

レインコートで思い出したが、これからだんだんと雨がひどくなってくる時期だ。その対策も考えておかなければならないな。

二百七十一日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/08(火) 04:20:30.78 ID:MeuImXAP0<> 5月20日

今日は商業区北西エリアの探索は一時中断し、警備組から要求があった物資の回収に向かう。それに伴い、警備組から浜村さんと蒲谷さんが同行していた。大きなトラブルもなく、2人も望んでいた物資を回収できたので、今日は上々の活動ができたといえるだろう。

これで見張り台の建設も進むことになり、配線工事も今日回収したもので同時に手配を進められるだろう。拠点も強化が進んでいるのは喜ばしいことだ。

探索の際、浜村さんと二人で物資回収するタイミングがあった。その時、こうやって街中を歩くだけがこんなに危険なことになるなんて、去年過ごしたときは全く思ってなかった。そんな会話が始まった。

拠点メンバーに限らず、研究所の人間もそう思っていた人はいないだろう。主任を抜かせば。彼はこんな事態とは言わずとも、何かが起きる空気を察して研究所を改装や改造、食料の物資の貯蓄、そして人材確保を行っていた。今思えばWWPから情報を得てやっていたのかと考えたこともあったが、ゾンビ化に皆と同じく動揺していたあれが演技だとは、私には思えない。

ただ。言えることがあるなら、私達はあの世界情勢の中でも何か起きると思っていなかったのは、何も起きてほしくないという気持ちから、目を背けていたのかもしれない。


山中沙奈 記す <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/08(火) 04:37:35.75 ID:MeuImXAP0<> 【不慣れ】
「やっぱり、皆といるとはいえ怖いね。うん」

「蒲谷さんはとりあえず、周囲の警戒だけしててください。処理は俺達でやるんで」

「わかったわかった。頼むよ井門君。うん」

「あと、今日探索するエリアはいいですけど、確保してないエリアの境界線では、小声かジェスチャーでやりとりって感じです」

「いやぁ、その境界線まではちょっとついていけないよ。うん」

「来られても守れるか保証はできないですからね」

「だよねぇ。正直一回ゾンビを倒した時ですら、僕にはもう無理だと思ったよ。うん」

「……その感覚、忘れないほうがいいですよ」

「…あー、なんかごめんね。うん」

「気にしてないですよ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/09/08(火) 06:30:44.77 ID:B+cptpd10<> 乙!
小学生だろ基盤からは流石にキツいwMUGEN のキャラの話ねw>いっそ自分で作っちゃうのも <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/08(火) 07:18:03.83 ID:ZTIO6J30O<> じゃあエクス辺りに「おめー最近あんまり目立ってねーじゃねーか仕事やるよ」つってやらせるか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/09/08(火) 12:45:21.95 ID:E44rV4mz0<> またエクスに無茶振りがwww
いや、彼描写少ないだけで監視だとかハック調査とかで意外と暇無いからね?w <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/09(水) 00:35:54.84 ID:wDLfakDU0<> >>375
まぁそこからはきついが、こういうツールもある っRPGツクール

>>376-377
うん、彼はどうしても裏方役になってまうから目立たないけど、地味に余裕ありません。
まぁ、片手間にある程度やれそうだけど。
<>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/09(水) 00:46:39.78 ID:wDLfakDU0<> 二百七十二日目

今日も商業区北西エリアの探索ではなく、今まで確保したエリアのバリケードの補強といった、補修作業を行った。なんだかんだで広い範囲を確保していることもあり、一日がかりの作業だ。

それと平行して物資回収も行った。運搬に使っているやつがそろそろ劣化してきていて、新しいやつを探す必要がある。あるいは蒲谷さんに相談してそういうものを作ってもらうのもありかもしれないな。木製の籠の下に車輪をつければ、十分運搬用のものとしては成り立つ。今度相談しておこう。

しかし、ゾンビもいなくなった安全エリアを歩き回ると、まるで探索組以外誰もいなくなったような感覚に陥る。都市のゾンビを一掃できたとしたら、残るのは人がいなくなった建物だけが残る。まさしく廃墟そのものだな。

なんとなく、あのナイフ使いはその孤独にも耐えられるのだろうかと考えてしまった。生存者であっても躊躇なく、殺意を持って攻撃してきたあいつの周り、誰かがいるとは思えない。少なくとも、仲間がいるという雰囲気はなかったからな。

後は、おそらくWWPと思われるヘリコプターが一機移動しているのが見えた。また、この周辺で何かことを起こそうとしているのだろうか。それとも、まったく別の何かなのか。エクスが何かつかんでいるといいのだが。


二百七十二日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/09(水) 00:50:26.02 ID:wDLfakDU0<> 5/21 担当蒲谷 朝

いろいろと頼んでた物資が集まった。これで作業も進められる。

ただ、その分物資を入れ分ける物が必要か。ダンボールも有限じゃないし、何か考えないと。


担当三間 昼

そうですね。確かにこのままだと、集めた物資が溢れる形になっちゃいますからね。

わりと布とか、大きいから仕分けるの大変なんですよ。


担当浜村 夜

そうねぇ、そこらは何か考えないと。

私の作業も蒲谷が終わり次第だから、いい方法考えとく。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/09(水) 01:00:57.83 ID:wDLfakDU0<> 【創作】
「ふぅ、こんなところでいいかな。うん」

「蒲谷、もうなんか作ってるの?」

「あ、浜村君。そうだよ。簡単な木箱だね、うん」

「考えとくって日誌に書いたけど、必要ないわね」

「そうだったんだ。うん。あまった木材があったから、考えといたんだよ」

「格子状の木箱、通気性もよさそうね」

「今回確保したものは、そこまで密閉性が必要なものはないからね」

「後なんか、これを積み上げて上り下りとかできそうね」

「そこまでの耐久度はないよ。うん」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/09(水) 06:09:11.32 ID:AddvMtjE0<> でも総合的に一番描写少ないのは野木さん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/10(木) 02:48:13.11 ID:WAYu6w0o0<> リヤカーとか最強だけど今時見かけないしね  宅配業者の使ってるスリーターですら見つけるのは難しいだろうな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/10(木) 20:04:13.91 ID:+AS4iuvI0<> ぼくらのに出てくるドラム缶みたいのがあれば街も楽勝でキレイサッパリなのにね(暴論) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/10(木) 21:14:34.36 ID:iiTood1Lo<> ドラム缶は鎧にもなるし
囚人に端から端まで何度でも繰り返し押させる拷問刑具にもなるゾ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/10(木) 21:32:11.73 ID:h/Mxsdqa0<> UPLのゲームには奇妙な魅力があるよね
ゴモラスピードなんかはWWPで実験されてそうな気もするし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/11(金) 01:17:55.74 ID:pP9VTk7L0<> 一昨日に見つけてようやく追いついた
クッソ面白いなこれ。続き期待してる。
<>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/11(金) 03:50:16.42 ID:JY3r1ULC0<> >>382
>>1的にちゃんと名前が出されるだけで驚く人

>>383
実家の倉庫に会った気はする。田舎にはまだあるかもね。むしろ都市ならむしろそのスリーターってのが見つかりやすいかも

>>384
調べてきた。確かに楽そうではある。

>>385
ど、ど、ドラム缶…おす…おす…

>>386
ほほうこれは…使えそう>ゴモラスピード

>>387
ここまで追いかけてくるなんて殊勝な…。しかし、期待、ダメ、絶対。
と言う訳でまったりしてってね。


さて、昨日寝落ちた分はやらねばー。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/11(金) 05:32:22.92 ID:mejIwB5V0<> 二百七十三日目

商業区北西エリアの探索を再開する。ショッピングモールへ向かう経路の足がかりとして、確保しておいた住宅街のゾンビ処理を行った。ここも大きい戸建ての建物が連なっており、都市部に比べると確保がしづらいが、空き地が広がっていた避難所周辺に比べれば、楽なものだ。

津城の物資自体はあまり魅力はないのだが、建物についているものが魅力的でもあり、非常に厄介だ。建物自体が自家発電で賄っているものが多いため、セキュリティが生きている。その関係で不用意に入ろうとするとアラームが鳴って、ゾンビが集まってきたりもする。
(一か所一軒家の中に、普通に考えてあり得ない量のゾンビが居たが、恐らく、ゾンビ自体が何かの拍子に入って、アラームを鳴らしたせいで集まったんだろう)

セキュリティが悪いということは一切ない。というのも、これをうまく回収できれば拠点で利用できる。今は音が鳴っても周囲からゾンビが集まってくる可能性は低いし、音量調節すればその部分のリスクもクリアできるだろう。ロックとサーチがいるのは確かだが、死角がある。警備組が回っていたとしても有刺鉄線を張った塀をうまく侵入してくる輩が居ても不思議ではない。それに、今後更に拠点が拡張されていけば、間違いなく必要になってくるだろう。その意味では今の住宅地は宝の山だな。

後は、蒲谷さんに頼まれてもう一つドラム缶を持っていった。何か新しい施設を考えているらしいのだが、まだ構想段階で約に立たないかもしれないとのことだ。その時は、もう一台五右衛門風呂にしてもいいだろうしな。そういう意味ではドラム缶はいろいろ使えそうな雰囲気もあるし、もう少し回収してもよさそうだな。

気になるのはWWPか。今日も探索中遠目にだが奴らしきヘリが見えた。やはり何かでこの辺の活動が再開してるらしい。藍絡みじゃなきゃいいが。


二百七十三日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/11(金) 05:32:56.72 ID:mejIwB5V0<> 一之瀬DIARY MAY.22

今日からまた商業区北西エリアの探索。開けた場所でゾンビに奇襲を仕掛けられる、なんてことはないけど、代わりにこっちも視界を遮るものがないから、終始ゾンビ処理してる気分。でも、今回探索した住宅街ではそんなことはなかったけどね。

高級住宅街なのもあって、建物中にあるのはやっぱり高そうなものが多い。でも、今となっては高いからと言って価値があるかはわかんない。葉巻とかあったけど吸わない人は、私みたいに興味なんてもてないもんね。

放浪者さんは物資があまりないとは言ってたけど、やっぱりほかの家に比べたら備蓄があるほうかも。なんか物置するための部屋に、簡単にペットボトルの水とか保管されてたりしてたし。でも、軒数が少ないから、そういう意味でないっていってるのかも。

しばらくはあの住宅街の確保してって感じ、そこからショッピングモールにまっすぐ行くのかな。とりあえず、あそこが北西エリアでの休憩所ってことになるんだろうな。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/11(金) 05:33:24.40 ID:mejIwB5V0<> 【無邪気】
「(広い、家)」フンフンッ

「(……大きい、水たまり)」ワフッ

「(何か、浮いてる)」ツンッツンッ

「(臭い、臭い!)」ワウッ

「(ここの水たまり、危ない)」タタタッ

「…どうした。小間城」

「(ボス、水たまり、危ない)」ワウ

「…あっちに何かあるのか?」

「(水たまり、ある)」フンッ

「…ゾンビの類じゃなさそうだな。行くぞ、小間城」

「(ボス、待って)」テテテッ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/09/11(金) 06:31:45.28 ID:yXhipUza0<> それにしても、以前ネタにされてた納豆ゾンビがマジで出てくるなんてなぁw
臭い水たまりってのは納ゾンが水浴びでもしたか?w <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/11(金) 21:17:15.67 ID:scVUmwE80<> 小間城が見つけたのなんだろな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/11(金) 23:33:57.38 ID:3nRiminS0<> 乙!
現実見て思ったけど、拠点の増築部分とか台風来ても耐えられるかな? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/12(土) 04:32:56.42 ID:OC/C0Pu+0<> >>392-393
すまぬ。納豆ゾンビでもなんでもないんだ。犬視点だからわかりづらいが、屋敷とかにある池で、餌が枯渇して死んで腐敗した鯉を触手でつついた感じ。

>>394
無理だね。それこそ鉄砲水やら土砂崩れなんか来たら一巻の終わり。そういう心配はないエリアだけども。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/12(土) 05:43:35.46 ID:vVAWAhax0<> 台風が来ちゃったら皆の努力が…… <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/12(土) 05:49:23.32 ID:OC/C0Pu+0<> 二百七十四日目

やはり何らかの事態が動き出しているようだ。今日も商業区北西エリアの住宅街の探索中にヘリが見え、そのあとしばらくして軍用車両が向かってきた。手ごろな場所に全員を隠れさせて、しばらくして戻らなければ拠点に戻るよう指示して、単身でその車両から降りてきた軍服連中を追跡した。

やはりWWPの連中だったらしく、何かを探している様子だった。この周辺は誰もいない地域だと油断したのか、軍用車両に見張りもなくそののままだった。中には武器をメインにした軍用物資が積まれており、言葉は悪いがまさしく取ってくれと言わんばかりの状況だった。

軍用車両も貴重なものなのだが、こういったものは識別するものがついていると聞いたことがあり、下手に拠点へ運べば連中に場所を特定される恐れがあったため、気絶させた後全員に車両内の物資を運ばせた後、気絶した奴を中に押し込んで都市郊外に放置してきた。運が良ければ、助けが来るだろう。

中に入っていた指令書については、なんとも言えない話だが、奴らも把握していないプロジェクトから逃走を図った存在を拿捕しに来たようだ。藍のことが頭に浮かんだが、藍のプロジェクトを運営していた研究所を強襲した訳だから、把握していないとは考えづらい。となると、この近郊にある研究所で、最悪生態兵器が逃げ出した。ということなのだろうか。

ただ、そうだとすると気絶させた奴らの装備が、どうも軽装だったのは気になる。まぁ、武器は充実してるところを見ると、油断できない相手、という判断なのだろうか。それとも情報が少なすぎて、貴重な装備は与えられなかったのか。答えは出そうにないな。

怖いのはその逃走した存在だ。しばらくは拠点の警戒度は高めにしておかないといけないな。


二百七十四日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/12(土) 05:58:33.73 ID:OC/C0Pu+0<> レポートNO.58

井門圭司


なんかまた厄介なことが起きてるみてぇだなぁ。放浪者さんいわく、詳細不明の存在が逃走してるっていってたから、間違いなく生きてる存在だよな。一応資料見せてもらったけど、あれはないほうがマシだな。俺が任務として受けたら、燃やしそうだ。隊長が怒るな。

ただ、軍用物資は大量に手に入った。サブマシンガン系が少し余ってきたし、研究所にもっていってもらってもよさそうだ。流石に拳銃2丁とマガジン分しか武装ないってのも、まずいだろうしな。いくら防衛装置と戦車砲があるといっても、それだけじゃ侵入された時に対抗できない。

後は固形爆弾、いわゆるプラスチック爆弾ってやつも手に入った。信管もあるから爆破処理もできるな。つってもつなげ方を知ってるだけで効率のいい爆破方法はわからねぇけど。

火器庫もまさしく火器庫って量になってきて、個人的には満足だけど。使われねぇのが一番なんだよな。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/12(土) 05:59:59.46 ID:OC/C0Pu+0<> >>396
それでも立ち上がるのが日本人じゃないかな。自然災害だらけでやってきたわけだし。

これ日の連中も、もしかしたらその延長かもね。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/12(土) 06:28:38.04 ID:vVAWAhax0<> 乙!
生かしておいたのは吉と出るか凶と出るか……とりあえず警戒レベルが上がって放浪者達の存在を気取られるかも知れないけど

しかしここんとこ>>1さんの健康状態が気になるぞ。大丈夫なのか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/12(土) 18:34:24.41 ID:3O30xmXX0<> いやぁ、今度は何が逃げ出したって言うのかね、マジで。WWPも油断してると結構ガバガバだな
それにしても、本格的に守護獣らしくなってきたね小間城は <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/13(日) 05:44:33.54 ID:SRaNoEea0<> >>400
どちらにしても、以前この地域で正体不明な存在により指令書とか計画書とか物資強奪された事件がWWPであった訳でね。

健康は寝不足なだけでまぁおおよそ大丈夫。


>>401
何が逃げたのやらねー。それすらも実は未定だったりするこれ日。まぁ、WWPに組する兵隊さんも、隠密スキルマックスで超ダッシュかましてくる相手は想定してないだろうしね?

小間城は、なんだかんだで群れの一員という認識なんだろねー。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/13(日) 06:18:37.06 ID:SRaNoEea0<> 二百七十五日目

商業区北西エリアの探索は、昨日のWWPの連中が来た以外は、今日もいつも通り順調に進んでいる。軍用車両ごとかなり遠くに放置したが、ここいらに何かが来た痕跡は見当たらない。もっとも、武器も何もない状態で下手にうろついたらどうなるかは奴らが一番よく知っているだろうしな。

気になるのは、何かかもわからない存在がこの周辺をうろついているってだが、今のところそれらしい存在は確認していない。周囲の警戒を高めにしてのゾンビ処理になっているが、住宅街のゾンビはそこまで多くはないから今は問題はないだろう。

しかし、こうも距離があると警備組と何らかの情報のやり取りができる状態にしたいが、無線もWWPの脅威もあって使うのを再開する気にはならないしな。住宅街の部屋には電話が通じるものがあったものの、拠点の電話番号がわからない上に、そもそも拠点側は無音だから意味はない。

ロック&サーチにつないでいる端末に、無線機を接続してそこからやり取りをするというのも手だろうが、そうなると探索時にこちらも持ち運ばなきゃいけない。更にはそもそも周囲が無線LANを使える状況じゃない可能性もある。どうしたものかな。

後はWWPがこちらの存在に気付いているかも重要だな。一度も姿を見せずに済んだが、このあたりで何かに襲われたとか奪われた情報は、奴らもあるだろうしな。放り出した奴らから連絡がなければ、応援がまたやってくるかもしれない。注意しなければ。


二百七十五日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/13(日) 06:37:15.69 ID:SRaNoEea0<> 5月24日

商業区北西エリアについて、今日は大きなトラブルはなかった。放浪者が気絶させたWWPの兵士達もこちらに近づいてきた様子はない。

この襲撃がその例の逃げた存在によるものだと思ってもらいたいところだが、それはそれでこの周辺にWWPの連中の応援が来る可能性もありうる。そうなってくるとこのエリアの攻略も難しくなってくるだろう。

今後の奴らの動きについては、もう少し注意を払った方がいいだろう。少なくとも、ヘリでの移動が多いようだから、そちらを重点的に注意さえすれば、そうそう見つかることはないはず。ただ、WWPもそう言った部分を考えて行動することもあり得るから、注意を怠ってはいけない。

しかし、指令書の内容は今でも気になる。よく知らないプロジェクトということだが、なぜその知らないプロジェクトを奴らは見つけ出してきたのか、その部分が気になる。ただ、プロジェクトを知るだけなら、研究所内にある情報を調べ出しただけだったということも考えられる。

なんにせよ、今しばらくは油断のない状態での処理が続きそうだ。


山中沙奈 記す
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/13(日) 06:54:51.62 ID:d8NT9/Ta0<> 乙!
見えるものにも見えないものにも警戒しつつ生きねばならんのか。擦り減るなぁ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/13(日) 11:52:00.22 ID:J3wYqWSW0<> でも逃げたって事は自由が欲しいって事だよな?意志あるもので人が食料でないのならばあるいは…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/13(日) 15:22:57.74 ID:QEuqDrUH0<> いや、寝不足って十分健康損なってるんですがそれは……(汗 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/13(日) 17:21:02.72 ID:gr8OpUFGO<> お腹が減って我慢できなくなったから外に食事に行ったのかもしれないぞ
しかもそうなると、施設内の人間を食ってると捕まる危険があるから施設外に出て食おうとまで考えられる知能がある可能性すらある <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/14(月) 00:36:18.18 ID:h3BFVSx60<> 乙
IKUZOでアストロノーカなWWPとかあったら素敵なのにー(´・ω・`) <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/14(月) 03:04:07.81 ID:ZVDTLUrh0<> >>405
ブラインドの件があるからねぇ

>>406
自由がほしかったのか、それとも本当に逃走したのか…。まぁ、ダイス様使ってる関係で濁さなきゃいけないのが辛いね。

>>407
多分今日は寝れる、6時間ぐらいは

>>408
え、なにそれ怖い。

>>409
調べた。その通りならちょっと平和なWWPだのう。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/14(月) 03:16:58.67 ID:ZVDTLUrh0<> やぁ、書こうと思ってPCの前にいるのだが、舟をこいでいて、頭がボーッとしているよ。

ごめん無理寝る。ごふっ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/14(月) 04:00:23.45 ID:4ZWUKO/Fo<> 寝るの? 本当に寝るの? おやつみ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/14(月) 04:36:47.11 ID:IqIIBnOJ0<> >>1さんが血を吐いた!>>1さんに謝れ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/14(月) 21:11:56.74 ID:OFqCPBxf0<> ン十数枚岩くらいあるんだろうから、どっかには農業WWPもあるのかもね <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/15(火) 03:20:59.73 ID:w/6bIj380<> >>412
おやつみ!

>>413
…(だ、誰に向かって言ってるんだ?)

>>414
あるかもしれないねぇ。瞬間育成肥料作り出して、野菜のミュータントわんさかとか。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/15(火) 03:59:19.94 ID:w/6bIj380<> 二百七十六日目

商業区北西エリアの商業区については、ほぼ半分を確保できた。この調子でなら四、五日ぐらいで完全に確保できそうだな。それからショッピングモールへ向かうことになる。

気がかりであるWWPについては動きはない。軍用車両にあった無線機は取り外したし、油も抜き取っておいたから、急いで仲間に連絡を取ることはできないとはいえ、定時報告ぐらいはしているはず。それがなくなったのであれば、一応の確認でこの地域にヘリが飛んできてもよさそうなものだが、そこらは割とドライというべきなのかもしれない。

後は逃げ出した存在だが、それらしいものは特に見かけていない。しかし、なぜ存在と表記したのかが謎だな。そこまで曖昧な情報でWWPが動くというのも、不自然な気はする。確かに何らかのプロジェクトで生み出されたものには、奴らが興味か独占か、何にしても優先しているのは藍やフェンリルの件からも伺える。

野木主任もWWPは一枚岩ではないと言っていた。あの口ぶりからしても、まとめていた人間以外は横のつながりは薄く、各々どういう状態だったかわからないでいた。それでいてU.S.A.Uに加盟する各国のトップの頭脳を持つ集団が、あらゆる研究を推し進めていたのだから、その研究結果は是非にでもほしい。そう思っても不思議な話じゃない。

ただ、それだけにWWPがこんな薄っぺらい情報で動いていることが気になる。この情報を得たのは、俺は偶然なはず。なら、持っているWWPに何らかの意図がある。例えるならば、情報発信元がWWPに対してのトラップとして、とかだな。

以前エクスから話が合ったシェルター。防衛装置の研究があった東南の以外でも二か所あったが、確か一か所はこの近辺だったはず。恐らくはWWPの研究所のはずだから、今度野木の研究所に戻る時に、もう一度確認してみるか。


二百七十六日目終わり <> 西切の手帳にいろいろ書き込みがある 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/15(火) 04:07:06.37 ID:w/6bIj380<> 例のWWPは、どうもこの付近にあったWWPの施設関連で来てたみたい。

放浪者さんはその情報自体がどこか胡散臭い〜って言ってた。どうもWWPは1つじゃないみたい。

そういえば、ロックとサーチは都市近くのシェルターの情報があった場所で見つかった。なら、その施設もシェルターの情報を漁れば見つかるんじゃないかな?

その手の情報があるとしたら、やっぱり役所だよね。災害時に案内するのに必要だからね。

といっても、役所がある場所はまだまだゾンビいるだろうし、ちょっとこの件はお預けかも。

なんにしても、逃げ出したのが危険な存在じゃないといいんだけどな。

逃げ出す力がある時点で、危険じゃない訳ないか。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/15(火) 04:21:29.28 ID:w/6bIj380<> 【望むなら】
「井門さん、井門さん」

「おぉ、どうした一之瀬」

「じゃん、食べ物ですよ。放浪者さんが余裕あるから持って行けって」

「マジか。じゃあ早速食おうぜ」

「そうですね。あ、井門さん」

「どうしたよ?」

「前から聞きたかったんですけど、防衛軍を探して戻ろうとは、思わなかったんですか?」

「…防衛軍はもうねえよ。少なくとも、放棄命令を出された時点で、俺達は除名されたようなもんだ」

「見捨てられたんですか?」

「そんなもんだろうな。今となっては、よくわからねぇ」

「じゃあ、ここが新しい防衛軍の基地とも言えますね!」

「そうか?」

「放浪者さんをチームにした小隊って言える気がしますよ!」

「…そうだな」

「…どうしました?」

「気にするな。飯食おうぜ」

「あ、はい!」

「(やっぱり、俺にとっては、軍人としてのリーダーは、隊長以外。考えられねぇな」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/15(火) 05:30:21.17 ID:i8R71lPC0<> 乙!
生きてい隊の小隊ですね分かります(生存し隊でない理由は、生ゾン死体とも聞こえて縁起が悪いから)
まぁいくら小隊とか言われても、放浪者さんは絶対に軍属とは言えないお人だけれども <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/15(火) 21:23:18.86 ID:g/Q2FpfB0<> 世直し隊(文明的な意味で)の間違いだろう? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/16(水) 02:32:56.16 ID:LCdg7aXk0<> >>419-420
そこいらはお任せかな。放浪者も自由に呼べばいいとか言いそうだし。

放浪者はカテゴリするのが難しい気はする。放浪者だから放浪者、というべきか。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/16(水) 03:26:04.81 ID:LCdg7aXk0<> 二百七十七日目

今日も商業区北西エリアの探索をしていたわけだが、奇妙な体験をした。いつも通りゾンビの処理を行い、エリアの確保のためのバリケード敷設、その後確保したエリアの内の建物から、二人一組で物資を回収している。

山中さんと確保した建物の中を探索していた時だ。突然電話の音が鳴り響いた。下手なホラー映画(今いる状況もそんなものだが)よりも驚いた。まず誰がこの家に電話をかけてきているのか、という疑問となぜかかっているのかという疑問がわいている間に、切れてしまった。

電話機は通電していたが、壊れているのかボタンを押しても反応はなく、そもそもちゃんと受信できるのかは怪しい雰囲気だった。それならなぜ電話音が鳴り響いたのかというのが問題だ。まさかこんなおかしい世の中になったからと言って、オカルトめいたものまで現実になったとは思えない。

つまり、何かが原因で起きたわけだが、ほかのメンバーも似たような時間帯に電話が鳴ったと言っていた。それでいて、警備組は電話がなってはいないことから、あの地域にある電話機に受信があったということになる。

言った通り、オカルトめいたことはあまり信じてはいない。WWPが連絡がなくなった部隊との連絡を取るために、荷電した可能性の方が今のところ濃厚だ。電話機に問題ありそうでも荷電できた部分はわからないが、何らかの技術で、と考えるしかないか。


二百七十七日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/16(水) 03:42:12.95 ID:LCdg7aXk0<> レポートNO.59

井門圭司


あの電話はいったいなんだってんだ。皆聞いたみてぇだし、不気味なことこの上ねぇんだよなぁ。放浪者さんは恐らくはWWPが連絡がなくなった奴らに、コンタクトを取るためのものだろうっつってたが、なんだかタイミングよすぎる気もすんだよなぁ。

それに、放浪者さんのとこは、電話機壊れてるような状態だったんだろ。発信してその受ける側が、その状態でなるもんなのか。あー、わかんねぇ。

放浪者さんはオカルトまがいなことは想像できないとつってたけど、覚みたいな存在いんだしさ。幽霊みたいな精神だけで動くやつが、とか。いや、それはいくらなんでもねぇか。うん。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/16(水) 04:05:07.82 ID:LCdg7aXk0<> 【オカルト】
「不可思議な現象でしたね…」

「あれハ一体なんなんすカねー。山中さん」

「どこからか、あのエリアの家庭に荷電をしたとしか言えませんけど…」

「そもそも、電話線とカって大丈夫なんすかネー」

「………」

「………エ」

「いえ、事態が事態だったもので、そもそもそこに考えがいってませんでしたね」

「あー、そウっすかー」

「問題は、もし生きていなかった場合」

「ハい」

「WWPだとしてもどう荷電してきたのか、ということですけど、ね」

「……やっぱリお化ケなんすか!?」

「……、解明できないからといって、そこに結び付けるのは褒められることではありません」

「う、うっス」

「広義、広く考えましょう。何にしても、誰かあるいは何かがコンタクトを取ってきたという事実は変わりありません」

「そうイうこと、っすね」

「コンタクトを取ってきたそれを、見つけたほうが今回の件はすぐ解決できるということです」

「なルほど」

「……、恐らくは何らかの電子機器類を所持しているのは確かです。今後、生存者には注意すべきでしょうね。例の件もありますから」

「そうっすネ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/16(水) 06:37:21.12 ID:FmVdqXHZ0<> 荷電……粒子砲? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/16(水) 07:48:13.22 ID:FT6cBu8fO<> 我が社では架電で統一だな
正しくは辞書に載ってなかった言葉じゃないかしら
打電と言う人もいたりだな
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/16(水) 10:42:03.35 ID:VLho/ufA0<> 次鳴った時が楽しみだな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/16(水) 14:35:34.46 ID:fxFpBvR1o<> 架電、受電だね(コールセンター脳 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/16(水) 15:11:04.30 ID:dMtzjyi30<> 電子攻撃の一種なんだろうか?エクスさん何か察知してないかなー <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/17(木) 03:50:46.25 ID:Hse8ut3V0<> >>425-426
架電の変換ミスやのう。会社では一発変換だからね…。

>>427
正直ホラーすぎるけどね。この状況下での電話は。

>>428
そうだのう

>>429
エクスさんは察知してからの情報通達が遅い難点がねー。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/17(木) 03:58:44.25 ID:Hse8ut3V0<> >>424の一応訂正
×「どこからか、あのエリアの家庭に荷電をしたとしか言えませんけど…」

○「どこからか、あのエリアの家庭に架電をしたとしか言えませんけど…」


×「WWPだとしてもどう荷電してきたのか、ということですけど、ね」

○「WWPだとしてもどう架電してきたのか、ということですけど、ね」

<>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/17(木) 04:28:34.47 ID:Hse8ut3V0<> 二百七十八日目

どうやら、例の電話事件は誰かが意図的に起こしているのは間違いないようだ。今日も商業区北西エリアの探索中に、充電されたままの携帯電話が、それがあった部屋に俺が入ったタイミングでなりだした。

意を決して通話すると、若い男と思える声で「ひっひ、まだ普通に生きてる奴がいるたーね」と聞こえてきた。何者か返すと「くく、すぐ会えるさ」と通話を切られてしまった。

敵か味方かという判断は出来なかったが、その口調はまともである雰囲気は漂わせていない。それに、会えるという言葉からして、俺達の位置を把握しているのか。だとすれば拠点の位置も知られていそうなものだが。

目的が不明な相手ではあるが、何らかのハイテク機器を持っているのは事実だろう。細かなことはわかりようもないが、それで俺達の位置を探知して電話をかけてきている。ということだ。

もちろんそれ以外の何かの機能があるかもしれない。油断せずにいかなければな。それに、相手が何の目的でこちらに接触をしようとしているのかすらも、今はわからないのだからな。

ただ、WWPというような雰囲気はなさそうだ。奴らは集団だが、そういう集団行動が得意そうな様子は感じ取れなかった。勘だが。
(それにWWPじゃないなら、そういうハイテク機器を使えるのはなぜか、という謎は残る)

なんにしても、生存者か。例のナイフ使いのような奴じゃないことだけ、祈ろう。


二百七十八日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/17(木) 04:40:08.24 ID:Hse8ut3V0<> 5/27 担当浜村 朝

なんだか新しい問題発生してるみたいね。とりあえず、電話なってても出ないように。

そもそも、こんな状況で電話が鳴ること自体がすごく怖いんだけど。


担当蒲谷 昼

でもなんでわざわざ電話してくるんだろうね。誰かがいる訳だろうけど。

問題は誰もいなかったという場合になるかな。


担当三間 夜

怖いこと言わないでくださいよ! 苦手なんですから。

でも、放浪者さんの話だと少し話したみたいです。だからそういうのじゃないので大丈夫ですね。

…何が大丈夫なんだろう。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/17(木) 04:59:42.10 ID:Hse8ut3V0<> 【遊び】
「(……体が伸びる奴だ)」ワフ

「ん。小間城なんだぞ」

「(何か、用か)」ワウ

「なんだ、遊んでほしいのか?」

「(遊びたいのか)」フン

「犬との遊び方はよく知らないんだぞ…。頭を撫でればいいのか?」スッ

「(何する)」ビクン

「びっくりさせたか、すまないんだぞ。痛いことはないぞ」ナデナデ

「(……、気持ちいい)」パタパタ

「尻尾を振るのは喜んでると聞いたぞ。よかったぞ」ナデナデ

「(何か、嬉しい)」パタパタ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/17(木) 05:32:33.36 ID:VInuqkm70<> 乙 電話の主の正体、友好的人種の目がでますように(ダイスの神様に柏手)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/17(木) 05:59:56.06 ID:tZS8A7fh0<> 乙!
何かRPGの闇商人みたいな口調の奴だ
コマシロは初撫でられみたいな反応だけど、既にジェーンさんに撫でられてんだよな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/17(木) 07:47:44.17 ID:sJwl/YrVO<> 変異スライムの言葉はわかっても変異犬の言葉はわからないのか……覚ならどうかな

ところで大会う次第ではやっぱり本物の心霊現象でしたって可能性も…… <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/17(木) 23:16:25.67 ID:1lEk3taAO<> >>435
どうなるかはダイス様のみぞ知る


>>436
いかにも悪人チック

ジェーンはご飯に集中してる隙に撫でてたので、小間城的には触られた程度の認識だったり。

ちなみに飯食ってる犬は、性格にもよるけど撫でるとマジ噛みかますから注意


>>437
スライムは元々人間、小間城は元から犬という下地があるからね。まぁ、犬同様ある程度の言葉は小間城も理解できる。

覚も少し理解できるかも程度かな。ごめん、細かく決めてない。ただ、感情ならおおかた理解可能。

うん、ダイス様だからありえるかな。

個人的に、電話って良いホラーツールだよね。見えない相手から、意思が伝達される道具。話してる先の相手が、本当に考えてる人か……、なんてね。



さて、今日はちょっと酒呑みたい気分だから、更新なしです。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/18(金) 07:01:45.15 ID:G3uKHRo80<> 酒か、最近は近所のスーパーで売ってる サングリア リコ スパークリング 赤ワイン&オレンジ が好きだな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/18(金) 19:01:51.39 ID:aQTMV3mC0<> >>440
何これおいしそう。最近店飲みが多かったから、売ってんの目にいってなかったな。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/18(金) 19:45:51.67 ID:6PBZnjN+0<> 酒に慣れた人だとジュースだろうけどね <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/18(金) 20:01:20.75 ID:aQTMV3mC0<> 二百七十九日目

声の主は、本人の言う通り本当にすぐに現れた。名前はビジョンという男だ。はっきり言うなら様子は狂人というか、狂った部類の人間だ。ただ、話はできない訳ではなく、一応は悪人ではない。

覚にも確認してもらったが、悪意ある人間ではないとは言っていた。しかし、脅威でもあるとも言っていた。というのも、奴はいわば、WWPのホムンクルスと似た作品。と言えばいいだろうか。

計画名PCP(サイ・クリエイト・プロジェクト)、その言葉のとおり超能力者を生み出してそれを軍事転用しようとしていた。1万以上の被験者はいたが、超能力を生み出したのはごくわずかで、大多数は事故死として処理された。正直、ホムンクルスよりも発想が吹っ飛んだ計画だが、結果的にはその超能力者を生み出したことに変わりはない。

ビジョンという名も、生み出された超能力が由来らしく、記憶もあやふやで本来の名前を思い出せず、そう名乗ってるようだ。奴の能力は、とりあえずあらゆるものを視れる。例えば、紫外線やら赤外線、電話の電波やネットの無線といったものを視認にして、それをある程度制御することも可能。それで持っていた使える携帯を使って、無理やり繋げて電話してきたようだ。

俺達がいるタイミングで電話を入れられたのも、ヤツいわく生体エネルギーのようなものは、無機質な奴じゃなければ出ていて、いわく蒸気のようなものが漂っていて、ある程度の距離からも誰かいるのはわかるそうだ。

その代わり、相手の姿かたちがよくわからないらしい。その蒸気が邪魔するかららしい。ビジョンいわく、俺達からでる蒸気は、悪くはないもので保護してもらえそうか様子見をしていたとのこと。ホラーではないが、まぁ、実質ホラーのようなものだ。

そしてこれは予想通りだったが、例の存在と言われるのはビジョンのことだった。奴はWWPに囚われてこの付近の研究所に監禁。ただ、奴の超能力を詳しく把握してなかったため、電子ロックの場所に入れてしまったため、脱走。そしてその能力を使って、電子機器の塊である研究所の機能をマヒさせてきたとのこと。

例の情報を送ったのは、ビジョン自身だった。そうすることで確認に来た奴の武装を奪って、逃げる腹積もりだったらしい。ヘリならヘリで、電子系統をめちゃくちゃにして落とせるからなといっていたが、そうなんだろうな。

とりあえず、新たなメンバーが加入だ。ゾンビ、変異体、ミュータント、ホムンクルス、そして次は超能力者だ。次が何が出てくるっていうんだろうな。まったく。


二百七十九日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/18(金) 20:16:16.38 ID:aQTMV3mC0<> 5月28日

新たな生存者と遭遇し、結論として拠点のメンバーとなった。覚ちゃんの能力がなければ、正直メンバーに入れることはない、言ってしまえば何かの精神病者のような雰囲気を漂わせているが、話せばきっちりと受け答えは出来て、理解もある。

放浪者さんもどうするか考えてはいたが、彼が保護を求めてきたこと、そして彼自身がWWPに関わる人間であることなどから、メンバーとして迎え入れることを決めたようだ。

それに、彼の超能力は通信網を遮断するのに非常に強力だ。WWPはハイテク機器の集団でもあり、もし戦闘になった場合最新機器を無効化できる可能性が高く、兵士を搬送するヘリなども使えなくさせることもできる。

もちろん、ただのナイフや銃であれば彼自身ただの人ではあるが、それでも視認できるものが多い彼であれば、偵察をこなすのも容易だろう。

今後の経過を見なければいけないのは事実だが、新たな人員確保をできたことは、素直に喜ぶべきことだろう。


山中沙奈 記す <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/18(金) 20:31:06.70 ID:aQTMV3mC0<> 【感情】
「ひっひ、助かったーよ」

「…ビジョン、その笑いは癖なのか?」

「くくく、笑い。さーね、勝手に出ちまうんだ」

「…勝手に?」

「ひひひ、そう。こうなってから、なんでか笑い声が出ちまう。面白くもねーのに」

「…、副作用か?」

「ははは、そーよ。超能力者は、ボクみたいに何かしら変だった」

「……、それ以外は?」

「あははは、そうだーな。感情がないらしい」

「…感情?」

「くく、笑い声が出るからあるように見えるかもしれねーが。この状態に、悲しさも怒りも何もない。こうなんだと、理解しかできない」

「……」

「かかか、薄いだけであるのかもだがー。ボクはよくわからないんだーな」

「…そうか」

「けけけ、よろしく」

「…あぁ」

「(どうなるかわからない、目利きの利かない相手か)」 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/18(金) 20:49:29.36 ID:aQTMV3mC0<> 「はぁーい。ジェーンだヨ!」

「いつもなら、主任の役割だけド。私も出番少ないから、主任の代わりに今回出たプロジェクトの話をするネ」

「ん? なんか変な声が聞こえる? 気のせい気のせい」

「さて、今回でましたPCP(超能力者想像計画)だけど、本編で書かれた通り人工的な超能力者を生み出すことを目的とした計画デ。電気刺激、薬物投与、遺伝子操作といったものをメインに実験、非人道さはトップクラスの内容ネ」

「名目上の被験者1万人以上、だから、リストにある人以外も一杯いたみたイ」

「少ない成功例の中で、最も多くの超能力者を生み出したのが『エデンシード』と名付けられたベクターウイルスによる遺伝子操作。ただ、この実験でも大多数は偏った知能、変形した肉体、理性の消失が伴い、廃人と化したようネ。成功例も、ビジョンを見てのとおり『ある程度の理性』を持ち、必要悪のデメリットを負っただけで済んだのがほとんド。まぁ、ろくでもないってやつネ」

「確認された超能力は、確認された範囲でも、ヒーリング、サイコキネシス、パイロキネシス、テレポート、サイコメトリーと多岐にわたるみたイ。ビジョンに至ってはこのどれにも当てはまらなかったりするから、本当に個々の超能力が生み出されるみたいね」

「あ、覚ちゃんに近いけど、あくまで超能力者はゾンビ化したわけじゃないノ。つまり言い換えると、ゾンビ化する訳で、そしてなった場合も理由がない限り、生み出された超能力はその状態でも使えるワ。さらにそこからミュータントあるいは、変異体になる可能性もあル。厄介ネ。そもそもそんなに存在するわけじゃないけド」

「以上がPCPのお話ネ。勘がいい人は…、まぁいいかナ。じゃあまたネ」


「もがもが(ジェーンめ、せっかくの出番だったというのに!)」ジタバタ <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/18(金) 20:51:35.82 ID:aQTMV3mC0<> >>441
酒は飲みたいけど、酒の感じ(アルコール)を感じたくないって時もあるからね。


と言う訳で、前からあったプロジェクトのお披露目です。この世界はいったいどこに向かおうとしているのか…。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/18(金) 20:52:54.51 ID:aQTMV3mC0<> >>445の訂正(本編じゃないからいらない気もするけど)

×「さて、今回でましたPCP(超能力者想像計画)だけど、本編で書かれた通り人工的な超能力者を生み出すことを目的とした計画デ。電気刺激、薬物投与、遺伝子操作といったものをメインに実験、非人道さはトップクラスの内容ネ」

○「さて、今回でましたPCP(超能力者創造計画)だけど、本編で書かれた通り人工的な超能力者を生み出すことを目的とした計画デ。電気刺激、薬物投与、遺伝子操作といったものをメインに実験、非人道さはトップクラスの内容ネ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/18(金) 21:59:49.82 ID:6PBZnjN+0<> 乙!
農業ではなく能業開発なWWPだったか。別名 とあるゾンビ蔓延世界の超能力者
狂笑豊かなポーカーフェイスであるところのビジョン氏という電子戦特化の心強い味方がまた一人。これでダブピのブリキ兵士も怖さ半減?
悪いオーラってあれかな、手を置くと電撃の様なのが集まってくる球体のインテリアみたいなトゲトゲした感じなのかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/18(金) 22:29:11.12 ID:6rYLIHLJ0<> V.V「オレ、ベクター。感染した奴のゲノムコードを悉く好き勝手に書き換え尽くしてやるぜェ!!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/19(土) 01:35:54.90 ID:sil/VtQW0<> 乙  うーん 悪人ではないらしいけどみんなと上手くやっていけるか不安だな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/19(土) 05:03:00.59 ID:OQni1Mxlo<> こんなのいたらエクスとかやってられないだろうなww
仕事なくなるんじゃね? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/19(土) 10:51:45.63 ID:JsQW/elp0<> >>446
狂って歪な生命の急速進化発展>どこに <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/20(日) 03:41:08.56 ID:F4jpD+RH0<> >>448
その原作読んだことがないっていうね。とりあえず、よく笑うロリコンというのはネタで知ってるぐらい。あってるかな?

PAAの通信部分が無効になるけど、身体強化とか装甲が無効にならないから。難しいところね。

悪いオーラは深く考えていないけど。黒に塗りつぶされるイメージかな。


>>449
やめろぉ! 元ネタわかんねぇからどう反応すりゃいいんだぁ!


>>450
まぁ、日常生活だと超能力抜かせば情緒不安定な人だからねぇ


>>451
ビジョンは通信を見て、いじくることはできるけど、それそのものはどういう内容か理解できるわけじゃないから、ハッキングできる訳じゃなかったり。ただ、妨害するだけなら、エクスより上なのは確か。
(まぁ、まだ細かな部分決めてないんだけども。今時点ではそういう感じ)


>>452
そこか。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/20(日) 04:01:00.64 ID:F4jpD+RH0<> 二百八十日目

当面の問題は過ぎ去り、引き続き商業区北西エリアの住宅街の処理を進めている。今日でほとんどの確保が終わったから、明日から最終チェックとバリケードの敷設をして住宅街は完了。そのまま真っ直ぐショッピングモールに向かうことになる。

ビジョンについては、警備組として残ってもらうことにした。というのも、奴の癖になっている笑いだ。止められなくはないのだが、話す時はどうしても漏れるらしく、ジェスチャーだけでは足りない情報交換の際、それでゾンビが寄ってこられる恐れがあったからだ。

とはいえ、別段デメリットだけで拠点に置いたわけではない。奴の超能力も理由だ。通信をある程度操作することができる奴には、奴の最寄に電話をかければそれが飛んできたことがわかる。そして、そのまま電話を取ってやり取りすることも可能だ。

あいつから今回収しておいた電話に連絡するのは、距離があると難しいらしいができなくはないということもあり、これで無線に代わる連絡方法を手に入れられたといっていい。

やはり、メンバーの一部は気味悪がっている状態だが、慣れてもらう他ないだろう。俺も別段悪人とは思えない。とはいえ、状況によっては暴走しかねないというのは、覚と同意見ではあるのだが。

とにかく今は、率先していろいろ話し合った方がいいだろうな。メンバーや俺、本人のためにも。


二百八十日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/20(日) 04:16:19.68 ID:F4jpD+RH0<> 5/29 担当蒲谷 朝

例の電話が特に敵じゃないのはよかったけど。何とも変わった人だね。

まぁ、超能力者は癖があるというのは、リアルでも同じなのかな。


担当浜村 昼

二次元の話を、って言いたいけど。うん、確かにそこから出てきたみたいな奴よね。

話せば普通なんだけど、あの笑い声はちょっと耳に残るわ。


担当ビジョン 夜

二次元。漫画から出てきた、もしかしたらそうなのか。

わかるのは、ボクは正常じゃないことだけだ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/20(日) 05:05:19.23 ID:F4jpD+RH0<> 【成り行き】
「ひひ、今は穏やかな視界だーな」

「…ビジョン、ここにいたか」

「くくく、放浪者の旦那ー。なにかあったか」

「…何もない。不慣れだろうからなと思ってな」

「かかか、そうかい。でもまぁ、まだまだ話せてねぇこともあーる。そこらを聞きたいってーことかな」

「…それもあるな」

「ひひひ、いいぜ。話したPCPは東京方面に施設があり、僕もそこで人体実験を受けさせられた」

「…そうか」

「くっく、この事態に乗じて、超能力者はWWPに反旗を覆した。最初は」

「…最初は?」

「ははは、いろいろあったのーさ。超能力者にゃあ、どんな世も生きづらいっつーこと」

「…そういうものか」

「ふひひ、そういうもの。ボクは結局、皆についていけねぇなぁと思ってる内に、やつらに捕まった」

「…トラブルでもあったのか?」

「ふふふ。奇襲ってーの。何も覚えちゃいないが気づけば牢の中だった」

「…そうか」

「ははは。ここは静かで落ち着くねぇ、ははは、はははは」スタスタ

「(…聞けるのはここまでみたいだな)」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/20(日) 05:58:29.39 ID:EIK4xag30<> 乙!
ビジョンさんにアリスシリーズを持たせたらどうなるの?っと <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/20(日) 10:32:06.65 ID:L+WkMC6Q0<> サイキッカー達はどうせならWWPの方と敵対してくれれば良かったのに <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/20(日) 22:30:44.03 ID:mOnK7h+i0<> >>457
持たせてもその性能通りというだけかな、使いこなせるかは別にして。強力な電磁波とかを有するファントムシリーズが作られれば、そりゃあね?

>>458
いろいろあるので詳しくは伏せるとして、まぁ、彼らもいろいろあったのよ。なんせ惨劇からかなり日数も経ってるわけで。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/20(日) 22:54:07.24 ID:mOnK7h+i0<> 二百八十一日目

商業区北西エリアの住宅地の確保は完了した。これからは北西エリアの探索は、住宅地を中心として行うことになる。もちろん、当面の目的はこのエリアにあるショッピングモールへの探索となる。

ショッピングモールまでの道中については、川に架けられた橋を越えて向こう側にある。その手前に小さな店と民家が立ち並ぶ形になるので、次はここの周辺を確保してショッピングモールへ向かうことになるだろう。そこのあたりの規模は小さいから、確保については比較的すぐに終わると考えている。

あとは拠点の新たな施設として、ようやっと見張り台が完成した。蒲谷さんには悪いが、建築用の足場の上に掘立小屋が乗ったような外観だが、それでも周囲の視界が広がった。監視カメラも三台ほど設置されその小屋から警備することができる。なんというか、子供の秘密基地と本当の基地のような設備が半々整った、奇妙な空間だった。

ただ、やはり常時電気が必要な施設ということもあり、ソーラーパネルでの発電だけでは少し不安な部分も出てきている。浜村さんが言うには、今の自作の蓄電装置よりもちゃんとした蓄電装置さえあれば、ごまかすことはできるだろうということだった。急ぎ商業区北西エリアの住宅地から回収したほうがいいかもしれない。

ビジョンは、ふらふらと動きまわることもあるが、警備にはちゃんと従事していてくれているらしい。思ったよりは警備組の空気が悪いということはないが、少しぎくしゃくした感じがあるのは否めない。

意外というべきかはわからないが、佐原とビジョンは気が合うらしくよく話しているところを見る。何にしても、誰か一人なじめるメンバーがいたほうがいいからな。悪くはないことだ。


二百八十一日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/20(日) 23:03:33.48 ID:mOnK7h+i0<> 一之瀬DIARY MAY.30

放浪者さんの判断で、念のためビジョンさんの体に問題がないかチェックした。感染の傾向と思われるものはなく、体自体は健康…、なんていえない。

たぶん、WWPでの実験の影響なんだと思う。そこまで影響はないけど、体の一部が変形してて、手術痕がいろいろなところにあった。どんなことをこういう状態になるかなんて、想像できないよ。

ビジョンさんは深刻な顔をした私を見てか、笑いながら見慣れたと言っていたが、もし自分だとしたらまともな精神なら、耐えられる自信がない。あの人が、その、少しまともではないのはそういうところからきてるんじゃないかな。

WWP…、やっぱり許せるような相手じゃないよ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/20(日) 23:04:26.18 ID:mOnK7h+i0<> >>461の訂正

×たぶん、WWPでの実験の影響なんだと思う。そこまで影響はないけど、体の一部が変形してて、手術痕がいろいろなところにあった。どんなことをこういう状態になるかなんて、想像できないよ。

○たぶん、WWPでの実験の影響なんだと思う。そこまで影響はないけど、体の一部が変形してて、手術痕がいろいろなところにあった。どんなことをすればこういう状態になるかなんて、想像できないよ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/20(日) 23:11:26.53 ID:mOnK7h+i0<> 【兄弟姉妹7】
「スラ」

「(あ〜、お姉ちゃん)」プルプル

「警備お疲れだぞ。何もなかったか?」

「(うん、何もないよー)」プルプル

「…そうか」

「(……ね〜、お姉ちゃん)」

「うん、どうしたんだぞ」

「(スラね、いい子にしてるから)」

「……」

「(行っちゃっても、早く帰ってきてね?)」

「わかってるんだぞ。お姉ちゃんが約束破ったことはないぞ」

「(そうだね〜)」プルプル

「スラは、放浪者達の言うことを聞いて、ここを守っててほしいぞ」

「(約束する〜)」プルプル

「うん、いい子なんだぞ」

「(えへへ〜)」

「(…、スラ。早く帰ってこれるかはわからないぞ。でも、必ず帰ってくるぞ)」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/21(月) 02:00:23.49 ID:G0zwiKuq0<> 乙!
スラちゃん何か悟った風になってるけど、そろそろなのか? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/22(火) 01:34:45.41 ID:e7YHStk70<> >>464
まぁ、そのうち。出てる通りだけどね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/22(火) 02:45:53.13 ID:e7YHStk70<> 二百八十二日目

今日は商業区北西エリアの住宅地の確保が終わったこともあり、一日休憩を入れることにした。探索組のメンバーはそれぞれ羽を伸ばしたようだ。ここのところ出ずっぱりで探索をしていたこともあったから、いい機会になってだろう。

久しぶりにハンターがやってきた。ロックが警告を出して慌てて確認すると、奴だった。事情を説明し動かないよう指示してからハンターの登録を終えた。来るたびに変なもの増えてやがんなと言われるが、確かにその通りだな。

しかし、あいつはどこから武器を回収してくるのか。あのコートの中身はいつでも謎だな。というか、あの大量の武器と弾薬で、よく動き回れるものだ。今日もいつも通り、弾薬と食料を交換する。

後は周辺の状況について情報をもらう。ここよりも小規模だが、生き延びているコミュニティはあるらしい。ただ、あまり友好的ではなかったと言っていて、そういう意味ではミュータントはいるが、ここは気楽だなとも。

生存者の集団が他にあるのは、手放しはできないが喜ばしいことだ。少なくともゾンビに対応してくれる奴らがいるということは、我々の負担も小さいからな。まぁ、かなり遠いところにいるから、微々たるものだろうが。

ハンターの言っていた集団はかなり離れているらしいが、この拠点の周囲で比較的近いやつらはいるのだろうか。シェルターもWWPの隠れ蓑だったようだし。そこはあまり信用できないが。
(ちゃんとしたシェルターも、あの当選の紙を見る限りあるのだろうが…。そういや、シェルターに入ったことがあるといった女、今更だが本当だったのか)

さて、明日はショッピングモールに続く橋近くのエリアの確保だ。そろそろ寝るとしよう。


二百八十二日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/22(火) 03:16:57.35 ID:e7YHStk70<> レポートNO.60

井門圭司


久しぶりの休日は骨休めになったな。ここのところ、出ずっぱりだったから、拠点の中でゆっくり出来るというのはありがたい。何か警戒しながら行動を続けるってのは、やっぱり疲れが出るからな。

警備の仕事が楽とは言わねぇが、それでも命の危機を感じながらいるよりはずっとマシだ。それに、なんかこう人が行き来しているのを見るのは、いいもんだな。前は全く思いもしなかったけどよ。

後はあのビジョンってやつか。まぁ、狂ってるのは間違いないだろうが、普段は物静かなもんだ、笑うのは話す時に出ちまうみたいだしな。

でもまぁ、変なものを見れるってのは確かだろう。虚空を見て何かをよく追ってるみてぇだ。何を見てんのかはまったくわかんねぇけどな。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/22(火) 03:23:43.73 ID:e7YHStk70<> 【出会い】
「ひひ、なんだこいつは?」

「(あなたが新しく来た人〜?)」プルプル

「くくく、感じからして小さい。子供か?」

「(スラ子供じゃないもん!)」グニャグニャ

「ははは、怒ってる感じだーが…。お前話せないのか」

「(うーん。この人も聞こえないみたいー)」

「けけけ、なんか出てるやつが変な出方してやがる。もしかして、放浪者の旦那が言ってたスライムてーのか」

「(そうだよー)」プルプル

「ひはは、敵意が消えた。そうって訳だ。よろしく頼むーぜ」スッ

「(うん? 握手ー?)」ニギッ

「ひっひっ、ヒヤッとした」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/22(火) 05:04:25.25 ID:2+jKvhHZ0<> 乙!
ビジョンさんの声、ワラキアの夜で脳内再生される <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/22(火) 08:07:49.62 ID:U08NOhOc0<> 乙〜
ハンター氏も結構遠くまで移動してるんだな。非知的ミュータントを探して狩る為なのかね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/09/22(火) 08:25:21.68 ID:6IhI6/4+0<> 笑い声をスルーするとわりと常識人なんだな  <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/23(水) 05:30:25.85 ID:e//a5Pzc0<> >>469
カットはせず、コネクトするワラキアさん

>>470
ハンターは狩りをするのが生きがいってのもあるけど。そういう生き方をすることになった元凶を探してるのかもね。

>>471
表面上の素行は問題しかないけど、本当に問題を起こすと言う訳じゃないという。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/23(水) 05:55:47.10 ID:e//a5Pzc0<> 二百八十三日目

今日から商業区北西エリアの橋周辺を確保進めている。比較的大きな川で、橋を抜けることで安全に行き来できるが、言い換えると橋しか移動手段がないともいえる。その為、ここの確保は今後の活動における重要な位置でもある。
(もちろん、川を渡ることはできるだろうが、汚染の問題や物資運搬ができないことになるからな)

幸いにも橋周辺は住宅街に比べれば小さいエリアだ。住宅街に比べれば確保はすぐに終わるだろう。最悪橋さえ確保できていればいいわけだしな。

今のところこれといった新しい変異体は出ていないが、以前エクスから入ったスプレーゾンビのことは、少し気になっている。何もわかってはいないが、まき散らしている恐らく毒が一定時間で分解されず、蓄積され続けるとしたら、拠点はまずい位置にあると言える。

とはいえ、都市中央エリアはどのエリアよりも危険性が高い地域だ。その可能性だけでスプレーゾンビを処理しに行くのは、かなりリスクが高いことだろう。書いたように、あくまで俺の憶測に過ぎないのだからな。

後はビジョンの話だが、上空で何らかの通信が飛び交っていると言っていた。今の状況でそういうものを安定して使えるのはWWPぐらいのものだから、例の気絶させた兵隊達にコンタクトを取ろうしているのか、あるいはそれ以外の何かか。

奴にはどの方向から基本的にそれが飛んでいっているのかなど、もう一度確認するよう指示しておいた。そこから大まかな位置を割り出し、どこに向けて通信を送っているかで、何かしら判断できる材料があるかもしれないからな。

なんにしても、WWPがこの周辺で活動していることは事実。油断なくいこう。


二百八十三日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/23(水) 06:07:39.07 ID:e//a5Pzc0<> 6/1 担当ビジョン 朝

空に、青と紫の線が飛んでいる。何が目的だろう。

あの線は嫌いだ。昔は視界を覆い尽くすほどあった。


担当勝 昼

線なんて飛んでないぞ?

それが超能力者だから見えるってことか?


担当蒲谷 夜

彼はそういう通信というか、人が見れない紫外線とかそういう線が見えるんだろうね。

見えるだけなら、問題ないけど。それを操作できるとなれば、超能力者と言えるんだろう。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/23(水) 06:18:31.39 ID:e//a5Pzc0<> 【見えるもの】
「ひっひ、こんな時間だってーのに。あの線は飛んでやがるーな」

「お、ビジョン。夜の警備っすカ?」

「くくく、佐原の兄さん。放浪者の旦那に頼まれて、通信を監視してるところだ」

「あぁ、ビジョンが見えルっていう奴っすナ」

「けけけ、昔ぁそれこそ視界のほとんとが線で埋め尽くされるぐらいにあったってーのに、今は穏やかなもんだ」

「見えなくしナいようにでキないんすか?」

「ははは、生まれ持って身に着けたものじゃないからか。見えなくする方法がわからねぇ。見たくなけりゃ、目を閉じるだけーだ」

「この星空を邪魔すルってのは、ちょっト寂しいっすな」

「ひひひ、まったくだ」

「(二人、どうした)」ワフ

「お、小間城。今空を見テたっすよ」

「(空、なんで?)」ワウ

「けっけ。綺麗だろ?」

「(綺麗?)」フン

「小間城は綺麗の意味ワかんないンすねー」

「ひへへ、佐原の兄さんは、獣化したから小間城の話がわかるっつー具合で?」

「なんとナくっすけどなー」

「はっは。なるほど。こっちは、オーラの具合で怒ってるとか不思議がってるとか、それぐらいしかわからねーしな」

「十分じゃなイっすか?」

「くくく、それもそうだ。表情の代わりに内面で出るもので判断できるわけだーな」

「そウっすヨ」

「いひひ、そうか。考えたこともなかった」

「(俺、忘れられた?)」フヒュン <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/23(水) 07:19:43.97 ID:BnVSzL190<> 乙!
天網か。そんなものが見えてりゃ、確かにうっとおしいわな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/23(水) 10:11:01.57 ID:+Eiccjx+0<> 小間城 ビジョンと打ち解けてるな  スラとはどうなった <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/24(木) 02:35:44.04 ID:RexizQ6H0<> >>476
今のところ、イメージ的には蛍とかケミカルライト系の光が視界中を移動してる感じね。


>>477
どうなってるんでしょーか。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/24(木) 03:15:41.08 ID:RexizQ6H0<> 二百八十三日目

商業区北西エリアの橋周辺のエリアについては、特にこれといったトラブルは発生していない。ただ、今日マッスルゾンビが殴り飛ばした自動車に、山中さんが押しつぶされそうになったのは焦ったが。
(あれをアラクネで受け止めて、投げ返した山中さんも山中さんだが。幸いアラクネには、問題はなかったらしい)

後はこの橋周辺について、いくつかバリケードと思われる痕跡が残っている。惨劇発生時に逃げた連中が設置したのか、あるいはショッピングモールにはやはり人間がいて、設置しているのか。答えはいつも通り見つからないが、利用できるものなので使わせてもらおう。

小間城は考えていた以上に触手を使いこなせているらしい。触手を巻き付けたゾンビや瓦礫を、ほかのゾンビに投げつけたり、触手を利用して高速に移動していたりする。もし、小間城のような犬が群れで存在するとしたら、かなり厄介なことになっていただろうな。

後はビジョンの話によると、拠点の方向から南東の方角から北西に向かって通信の光が飛んで行っているそうだ。以前のWWPのヘリ目撃からしてもそっちの方向に、何かしら奴らの施設があると考えたほうが、間違いなさそうだ。

今のところ、例の気絶させた連中とは遭遇していない。WWPのヘリも来ていないから、その連中が生きていたとしても連絡はとれていないと見ていいだろう。警戒を怠ることはできないが。


二百八十三日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/24(木) 03:42:03.24 ID:RexizQ6H0<> 6月2日

今日は少々危なかった。マッスルゾンビはこちらに向かってくる際、進路を防いでいた自動車を殴り飛ばし、それが私に飛んできた。アラクネでとっさに防御したのは覚えている、しかし、受け止めてそのまま投げ返したのは、自分の意志とは言えない。

恐らく条件反射の類だとは思われる。私も放浪者と同じく、本来持たない外部神経で一部を体と同じよう動かしている。それが脳に何らかの拡張を行われたと考えても、不思議ではない。

自分も体験したことだが、欠損した身体を管理する脳の一部分に、健全な部分が代替される。それに伴い、その部分が、例えば水が触れるとないはずの身体の部分が、水に触れているような感覚に陥る。

逆に言うなら、拡張された機械の感覚が脳のどこかに影響与えていることは、否定できない。それだけに、今回のその動作がその影響ではないのかと考えられる。

その影響が良いように反映されるなら問題はないが、悪影響が出た場合を考慮しなければならない。しかし、そうはいっても今更アラクネに代わるものがないのも、また事実だ。

山中沙奈 記す <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/24(木) 03:47:11.31 ID:RexizQ6H0<> 【未知との遭遇2】
「(小間城だ〜)」プルプル

「(スライム、ボス言ってた)」

「(ナデナデしていいのかな?)」プルプル

「(匂い、違う。変)」スンスン

「(怒ってる? 怒ってる?)」クニュン

「(とりあえず、危険ない)」ワフ

「(触っていいかなー、吠えたら怖いなー)」プルプル

「(佐原、探そう)」タタタタ

「(あ、いっちゃったー)」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/24(木) 05:26:21.13 ID:4p2iq8Xc0<> 乙!
その自転車投げ返しの件は、どういうダイス判定でそうなったんです? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/24(木) 08:47:23.95 ID:db3iyCbI0<> 自動車まで投げられたのかマッスルゾンビ    <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/24(木) 15:10:57.58 ID:drW6jU/r0<> >>482
下段から中段に殴り飛ばしたんだろうね

休日にはたまに>>439の酒とトマトとクリームチーズを合わせて食べてたりします
はい。某漫画の影響ですね <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/25(金) 00:41:49.07 ID:mbrFKGmAO<> >>482
ざっくり言うと、探索には成功したけど、トラブル発生の判定がひっかかり、山中さんが対処に失敗。

失敗度合いが軽微だったので、受け止めて投げ飛ばした。という感じ。


>>483-484
大体>>484の言うとおり、投げたんではなく、殴り飛ばしてる。変異体も知能を有してないのは、攻撃手段としてそういうことはしない、あくまで突発的事態ね

かなり前だけど、マッスルゾンビの亜種だった隊長は、肉体にしみこんだとはいえ体術でフェイントかましたことや、言葉を話せたことから、時間経過で武器を使うマッスルゾンビというなのミュータントに成った可能性は大。

優雅な休日やの、漫画は残念ながらわからないけど


さて、今日は会社の飲みでかつカラオケで更新しようがありません。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/25(金) 01:53:17.59 ID:xa+2Hdo50<> 乙  <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/25(金) 06:19:49.56 ID:Dbnny3RZ0<> 乙!
しかしいくらコンクリを楽々破壊出来るパワーがあるからと言って、流石に殴っただけで浮く程車が軽いとは思えないんだよなぁ
元々横倒しになってたか、BTTFのデロリアンみたいに総アルミで作られてたからででもない限り…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/25(金) 13:08:58.75 ID:hviL0FiYO<> ちなみに昔解体現場での事故目撃したけど車がブッ飛ぶのは実際ある
飛び出したら一気に加速するしな

勿論質量的にはモンケンとは比べらんないけどならそれをカバー出来るほどの絶大な力だったんじゃねーかなーと <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/25(金) 18:08:35.80 ID:XF8qVTss0<> ビジョン氏、一応研究所にも連れてくのかな? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/26(土) 02:13:01.42 ID:5VL83rHJ0<> >>487-488
まぁ、書いてる時L4Dのタンクさんが頭にあったから、細かい考察は、うん。まぁ、マッスルゾンビは個体差があるってことで1つ。

>>489
ビジョンは行きたがらないと思うんだよねぇ。ダイス様次第だけどもさ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/26(土) 02:47:15.35 ID:5VL83rHJ0<> 二百八十四日目

商業区北西エリアの橋周辺について探索は進んでいる。大きなトラブルが発生していない、すでに廃棄されていたバリケードを再利用して、この周辺の確保も進んでいる。言うまでもなく、順調な状態だな。

ここのところ、ジャイアントスパイダー以降から大きなトラブルはない。拠点も順調に拡張、施設の追加も進んでいて、人員もわずかずつ増えてはいる。物資もまだ使えるものは回収できている状態で、研究所を含めた野菜の食料自給も軌道に乗っている。

何かトラブルが起きてほしいとは望んではいないが、それでもこの状況に違和感を覚えているのは確かだ。この世界では、どこにとんでもない奴らが潜んでいるのか、わからない。この違和感も杞憂であれば、それでいいのだが。

それと、ちょっとしたトラブルとしては丸坊主が風邪をひいて、今隔離されている。覚の面倒は浜村さんがして、丸坊主は蒲谷さんがしてもらっている状態だ。

熱もあるが、37度台とそこまで高くはないとはいえ、満足な医療を受けられない今では致命的な事態を招きかねない。全員にはマスク着用を義務づけて、当面丸坊主の様子を見ることにはなる。食欲はあるようだからすぐ回復するだろうが、変に長引いた時にどうするかが問題だな。

二百八十四日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/26(土) 02:56:12.33 ID:5VL83rHJ0<> 一之瀬DIARY JUNE.3

勝君の病気は、特殊なものではなく通常の風邪と判断して問題かな。辛いだろうけど、風邪薬は与えてない。症状が軽度だし、その状態で薬を飲むと下手をして悪化する恐れもある。それに、今は可能な限り自浄して治すことが大事になってくる。

できれば、都市内にある大きな、例えば大学病院でも確保できれば、ある程度まともな医療ができるようになるけど。それも、今年中にできるかもわかんない。それに、私自身が持ってる医療知識も、ちょっとずつ薄れてて、正しいかは不安になる。

やっぱり、そういう施設とか本当の医療に関する知識が書かれたものが、今一番欲しいかな。うっかり診断ミスして重大なことに、なんて今じゃなくたって大変なことなんだから。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/26(土) 03:01:08.01 ID:5VL83rHJ0<> 【マスク】
「…うん、これでしばらくは行動しなければな」

「最近はあんまりしてませんでしたから、懐かしいですね」

「…どうしても、毎日使うとなると量が足りないからな」

「2人で都市探索をしていた時は、たくさんあるように思ってましたけど」

「…まぁ、必要なタイミングで使えばいい。問題ないさ、相棒」

「そうですねぇ、勝君の風邪もすぐ治ればいいんですけど」

「…それもあるが、全員への感染が恐ろしいからな」

「そのためのマスクじゃないですか」

「…そうだったな」

「……でも、スラちゃんも風邪、ひくんですかね?」

「…生命として違いすぎてるから、人間がひく風邪はひかないだろう」

「そうだといいのですが。もし、具合が悪くなって嘔吐したら、そこが溶けてしまいますし」

「…こればかりは神のみぞ知る、だな」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/26(土) 06:25:32.30 ID:mYA1PkBb0<> 勝ェ…   風呂入って良く拭かずにゲームでもしてたか?

電子通信全盛期のビジョンさんの視界って、まさしくUPLのゲームの、あの目に悪い感じなんだな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/26(土) 22:49:38.68 ID:frlQWIFl0<> >>494
お風呂は毎日入ってる訳ではないから、理由はなんだろうなぁ。夜更かし説を推そう。

うん、イメージはそんな感じ、常に視界上なぞのエフェクトかかりまくってる感じだね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/26(土) 23:28:42.21 ID:frlQWIFl0<> 二百八十日五目

また新たな脅威と遭遇する。今までジャイアントスパイダー、ジャイアントフライトいった類に遭遇したが、それ以上のものだ。

そいつについては、表現が難しい。とりあえず、昆虫とは判断できる。ハエのような羽に、カマキリのような形状をした口、鋭い形状をした足が六本あった。付け加えるなら目は複眼というのか、トンボやハエのような目だ。胴もトンボのような棒状だった。大きさとしては、大体大きめな小型犬程度のものだ。

まさしくSFやパニックもので出てくる、混合生物、キマイラといえる存在だ。こればかりは、感染で変異した何か、というのも説明がつきづらい。確かに、佐原は人間でありながら犬と思われるのが身体に現れているが、それでも複数の種の特徴があるわけではない。となると、WWPあたりで作られた人造の生命が逃げ出した。そう考えるほうが自然だろう。

後はそいつの特徴だが、飛行できて自由に移動できる。滑空してくるとき以外の動きは、そこまで速いものではない。幸い羽音は聞こえるのだが、やつらの足はある程度の凹凸があれば壁でも貼り付けるようだ。下手に待ち伏せのように襲われる可能性は十分にある。

また、恐ろしいのはその強靭な口だ。やつらはまず、ゾンビを捕食していて、頭蓋骨をそのまま噛み砕いていた。下手をすれば金属の類すらも食い破るかもしれない。幸い、身体はそこいらにいる昆虫と変わらず硬質かはしていなかったから、斬りつけたり殴りつけて殺すことは十分できる。小間城も、触手で絡めとって壁にたたきつけてもダメージはあった。
(弱っただけで、その後に佐原がヘビーハンマーで叩き潰していたが)

今回はたまたま六匹しかいなかったからよかったものの、あれが数多くいたとしたら、もしかしたら全滅の恐れは十分にあった。今回も、運がよかったということだ。

最寄の研究所といえば、ビジョンが捕らえられていたところだが、逃走する際そういう研究をしているような場所はなかったと言っていた。つまり、どこかで研究しているのがここまで流れ着いたと可能性がある。その場合、繁殖している場所があることも考えられる。

生態がわからない以上、憶測の域を出ないが、北西エリアについてはショッピングモールの探索が終わり次第あの周辺について異変がないか、確認する必要が出てきたな。

とりあえず、名称はキマイラフライ、と名づけることにした。


二百八十日五目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/26(土) 23:34:34.93 ID:frlQWIFl0<> レポートNO.61

井門圭司


たく、あの生き物は何だってんだ? 昔、ハエ男っていう映画見たけど、なんかあんなえぐいやつを思い出させたぞ。なんつうか、スライムも確かにこの世にはいねぇが、なんつうか一つの生き物なんだってわかる。けど、あれは、いろんな生き物つぎはぎしてる感じだ。

なんていうか、子供の自由な発想で生み出された生き物っていうか。そういう悪意のない狂気みたいのが、キマイラフライからは感じる。絶対WWP絡みだろうが、作り出したやつは本気でサイコパスなんじゃねぇか。

放浪者さんの読みだと、最悪あのエリアの付近に、ジャイアントスパイダーみてぇに繁殖してんじゃねぇかっていった。そうなったら、マジで都市どころか拠点すらもあぶねぇ。何とかしてもその巣を見つけ出して駆除しなきゃなんねぇ。

ただ、あいつらもろいとはいえあの顎が脅威だ。油断して腕を食いちぎられるとか、ゾッとするが十分ありえる。気ぃ入れてかかんねぇと。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/26(土) 23:42:20.25 ID:frlQWIFl0<> 【看病】
「ごほっごほっ…だるい」

「勝君、身体の具合はどうだい。うん」

「あ…、おっちゃん。ちょっと楽になった」

「それはいい。うん。早くよくなってもらわないとね」

「美弥ねぇ大丈夫か。ごほっ」

「浜村君が見てるから大丈夫だよ、うん」

「そっか…」

「さ、ご飯食べるんだ。うん」

「うん…、ごめんなおっちゃん」

「気にしなくていいよ。うん。僕としてもいい経験させてもらってるからね」

「そうなのか?」

「結婚して、惨劇がなかったらこうしてただろうしね。うん」

「結婚相手いたのか?」

「……」

「…、ごめん」

「いいんだ。うん。じゃあいくよ」

「うん」



「…………、初恋は、実らない。その通りだよ、うん」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/26(土) 23:48:44.66 ID:fih0MFPAO<> >>492の訂正

×勝君の病気は、特殊なものではなく通常の風邪と判断して問題かな。辛いだろうけど、風邪薬は与えてない。症状が軽度だし、その状態で薬を飲むと下手をして悪化する恐れもある。それに、今は可能な限り自浄して治すことが大事になってくる。

○勝君の病気は、特殊なものではなく通常の風邪と判断して問題ないかな。辛いだろうけど、風邪薬は与えてない。症状が軽度だし、その状態で薬を飲むと下手をして悪化する恐れもある。それに、今は可能な限り自浄して治すことが大事になってくる。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/27(日) 02:27:42.72 ID:nkZ7+tx60<> 乙!
ヤベぇ。ガチでズーピロミってきやがってる……スプレーゾンビの影響もあったりすんのか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/27(日) 12:34:57.50 ID:NV7LPRJG0<> キメェバエにはアレ使おうぜ、パン屋のオーブンにパン乗せて入れるやつ。見た目がアレっぽいしさ <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/27(日) 22:52:09.76 ID:+P3L9pBS0<> >>500
キメラ作成ゲーム。あれはなかなかの狂気具合だったなぁ。スプレーゾンビは……、まぁ、登場したらじゃないかね。

>>501
あれかな、ピザとかものせる。ヘラみたいなやつだね。たぶん効くとは思う。 <> ボイスレコーダーに録音が残っている 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/27(日) 23:18:16.12 ID:+P3L9pBS0<> 「新種の昆虫…、しかし、これの場合はそういうのとは違う気がするな」

「…何か知っていないか、野木主任」

「………、噂程度でよければ1つ思い当たる」

「…それでいい」

「言うまでもなく、WWPの主な役割は、世界大戦における戦局を優位に進めるための技術開発。その中に、兵士の犠牲の代わりになるものを創りだせないか、というのもコンセプトの一つだったようだ」

「…つまりこのキマイラフライのような存在か?」

紙がすれる音

「以前君が持ってきた資料のフェンリルも、恐らくその考えから来ているものだろう。より強力な生命を生み出し、敵兵士をせん滅する。だが、あれはまだ既存の存在する生命を改良する程度のものだ」

「…何が言いたい?」

「荒唐無稽すぎて信じられなかったが、WWPは1から生命を創り出す計画を進めているところがあった、らしい」

「…、まさしく神にでもなるつもりか、だな」

「で、マジであったのかよ。野木」

「あったかはわからん。だが、それに近いものが西切が撮ってきた写真にある以上、恐らくは事実だとは思う。エクス」

「ふざけてやがんな」

「以前、私の情報提供者がこの計画と思われるものを探っていた。名を栄田円(さかえだ えん)と言う」

「…そいつはなぜ、そんなことを?」

「WWPの発足に気付いているところがあり、それ自体が戦争を招くものとして妨害をしようとする組織ができていた。栄田はその一員だった。言うなら、スパイだ」

「その栄田ってやつは、もう連絡ねえの?」

「惨劇から1か月ほど連絡は送ってきていたが、途切れた」

「…結論からいこう、その栄田は何を送ってきたんだ?」

「FMP、フランケンシュタインの怪物計画。言ったとおり1からの生命を創り出すこと、既存の生命がもつ優秀な部分を組み込んだキマイラの創造、そして人体に防護素材を移植するための素材と拒絶反応を抑える薬の作成。聞いただけで、おとぎ話のようだろう?」

「普通なら、バカバカしすぎて相手にできねえことだけど。この写真を見るとな…」

紙がすれる音

「…少なくとも、この生き物を説明するなら、その計画がかかわっている可能性は高い」

「感染により変異、ミュータント化は3名確認したが、どれも多種多様な動物の特徴が出ているわけではない。そう考えればそれが妥当だろう」

「…位置は知らないのか?」

「栄田も特定できていなかったのか、送られてきていない」

「じゃ、それが俺の新しい仕事ってわけだな」

「…頼む。こいつが繁殖したら、とんでもないことになる」

「わーってるって。ここまでやってきたってのに、こんな気持ち悪いのにやられてたまるかよ」

「こちらも、栄田の情報を精査しておく。何かわかれば連絡する」

「…頼む」


録音はここで終わっている。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/27(日) 23:30:25.05 ID:+P3L9pBS0<> 二百八十日六目

今日はいったん探索を取りやめ、昆虫のような巣がないか、拠点の周囲の確認するよう俺以外の指示して、研究所にきた。野木主任の言っていたフランケンシュタインの怪物計画、恐らくはその計画がこのキマイラフライに関わっていた可能性は高い。

野木主任は、栄田とかいう人間から情報を聞きながら、噂程度と言っていたのは、話の通り荒唐無稽だったってのがあるんだろう。しかし、今となってはそれすらも現実かもしれないとなれば、WWPの闇はどこまで深いのか想像できない。

キマイラフライは明らかにあらゆる種類のものが継ぎはぎされた昆虫だ、だがその計画は野木主任が言うには一からの生命想像も含まれている。もしかすれば、今後本当にミュータント化なんか関係なく生み出された化け物が襲ってくる可能性もあるということだ。

この世界は、本当に惨劇前の世界とは別世界と考えていい。残酷な、それこそファンタジーのようなものに、誰かが作り変えてしまった。責任も取れずこうした元凶は、今ものうのうとしているのか、それともゾンビ化や死に絶えたのか。久しぶりに苛立ちが募る。

ありとあらゆる存在が、人間という種に脅威として立ちふさがってきている。俺達のやっている文明復興、それは本当に成るのか…。しかし、だからと言ってできることがほかにあるのかといわれば、違うだろう。

事態はいつもどおり深刻だ。だからといって、絶望している暇さえ、与えられはしない。


二百八十日六目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/27(日) 23:37:10.64 ID:+P3L9pBS0<> 6月5日

放浪者の指示でこの周囲に昆虫の巣がないか、確認に向かった。幸いなことに異変といえるようなものはなく、一旦の安全は確認できたと言えるだろう。

しかし、それは意味もないことだ。新たなキマイラフライという存在を確認した以上、我々にはその危険を排除する必要が出ている。そして、その脅威はあのジャイアントスパイダーを超える。

ジャイアントスパイダーの時ですら、我々は大いに手こずり、負傷者も出している。その状態で、キマイラフライを排除できるのか。かなり危ない橋を渡るしかない。大切なメンバーを、失う可能性も十分にある。

だからと言って、その危険から逃れるために別の地へ移動しても、キマイラフライが繁殖するとすれば、いずれ同じ事態になることは目に見える。つまり、どちらにしてもやるしかないのだ。

不安なのは警備組だ。もし探索組が留守の間にキマイラフライが拠点を襲ったとして、彼らに抵抗できる力があるとは言えない。防衛装置のロックとサーチにしても、量が来れば限界はあるだろう。

何にしても、やつらの巣があるならば、それをいち早く確認しなければならない。


山中沙奈 記す <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/09/28(月) 06:56:06.28 ID:g8Bi33NL0<> 乙!
いやね、スプレーゾンビを引き合いに出したのは、スプゾン≒臭い?≒ハエ
っちゅー構図が浮かんできちゃったのと、あとはスプゾンの臭いが変異原物質を含んでいる可能性もあるかなと思っちゃったせいでして <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/28(月) 20:05:25.19 ID:ELqPV/VAO<> 蜂の巣を探るとき見たく体に紐引っ掛けて逃がすと見つかったりして <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/29(火) 23:22:19.84 ID:gCRL1byuO<> どんなのが来ようと放浪者がいるなら平気な気がする <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/30(水) 00:37:20.96 ID:OI9sFjtZ0<> そろそろダイスの神様がそっぽを向くということも……あるのか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/30(水) 03:25:24.62 ID:eNw7vlP80<> そもそもレス返しすら無くなってる……事故やらに遭われたんでなければ良いけど <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/09/30(水) 05:39:17.11 ID:wzHtf8Vt0<> >>506
基本的に先読み裏読み結構なSSなので予想はいくらでもどうぞ。実はまだスプレーゾンビの詳細煮詰めてないからどうとでもなりそうだし(ボソッ

>>507
確かに見つかりそう。問題はどうやって殺さずに無効化してひもをひっかけるかだけど…。

>>508
でもまぁ、基本的に放浪者の加護って本気でピンチの時当人しか救われてない感がビンビンします。

>>509
ウチのダイス様はカオスがお好きです。

>>510
あぁ、単に昨日なんかコメ返し含めてやる気出なかっただけで、深い意味はないよ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/09/30(水) 06:06:59.82 ID:wzHtf8Vt0<> 二百八十日六目

研究所から拠点に戻り、今回聞いた情報をメンバーに共有した。警備組には常時の拳銃の所持を許可しており、少なからずこれでキマイラフライに対抗できるようには、なったはずだ。

その反面、銃器が各自に回ることは、本音を言うと避けたいところでもある。覚の存在のおかげでそういうことはないが、誰かが不満を貯めて対立することも十分にあり得る。信頼できるメンバーではあるのだが、そういう事態も想定したうえで常に立ち回っていかなければならない。

また、この周辺について奴らの巣はないことは確認してもらっている。今すぐにキマイラフライが拠点を襲うということはないだろうが。商業区北西エリアでも、どうして遭遇したのか理由がはっきりしていない今は、それだから安全とはいいがたい。

どちらにせよ、今は商業区北西エリアのショッピングモールに向かい、新たな物資の回収を進めることが先決だ。最悪あの場所がキマイラフライの巣の可能性もあるが、そればかりは行かなければわからない。

少し急いで拠点と研究所を往復した成果、少し疲れが残っている。勝の風邪の件もあるし、今日はこれで休むとしよう。


二百八十日六目終わり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/30(水) 09:45:19.66 ID:lenSHqVRo<> 殴りかかるのに対して飛び道具(撃つとか投げつけるとか)ってのは心理的にハードル低いからね
本気のグーパンより硬くてそこそこ重いモノ投げてブチ当てるとかの方が殺傷性高いし

警察も法律も無い世界での銃なら、モメた時の危険さは言うまでもなく……


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/30(水) 23:51:09.25 ID:w1rveXMg0<> そ、そんな事案まっさかー(滝汗 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/01(木) 04:09:05.20 ID:547UYAbu0<> >>513
もめた場合は…ねぇ?

まぁ、ある意味では拠点は覚が一種の法みたいなもんだよね。基本的に絶対的なただしさなわけで。


>>514
ダイス様とその内容を選択肢として用意すれば起きえる。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/01(木) 05:05:28.24 ID:547UYAbu0<> 二百八十七日目

商業区北西エリアの橋周辺の確保は進んでいる。今のところ、キマイラフライの目撃はなく、純粋なゾンビの処理とバリケードの敷設に追われているだけで済んでいるのは、ありがたいことだ。

しかし、仮にショッピングモールに誰か生きているとするなら、ここでの作業が見えて接触を図ってきてもおかしくないが。今のところそう言った様子もない。ショッピングモールを全部確保できていないとか、あるいは全体を警備する人数がいないとかなら、説明もつきそうではあるが、やはり大方は誰もいないという風に考えたほうが間違いなさそうだ。

後はWWPについて目立った動きはない。車をよこしてこの周辺を探索しに来たのはあるから、楽観はできないだろうが、今のところ大きなトラブルではないとは判断されていることを祈ろう。

ビジョンはメンバーにも慣れ、警備もちゃんとやっているようだ。今のところ何か突拍子もないことをしているということもない為、まだ確認は必要だがその部分も問題はない相手と考えてよさそうだ。

後は研究所では防衛システムの改良が進められているらしい。もしうまくいけば、ロックとサーチをアップグレードしてより安全に有効に使えるかもしれない。ということだった。うまく改良してくれればいいのだが。


二百八十七日目 終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/01(木) 05:20:15.97 ID:547UYAbu0<> レポートNO.62

井門圭司


キマイラフライの件はあったが、今回の探索では遭遇しなくて、まさに最近やってた通りの商業区北西エリアの橋周辺の確保。っていう感じだったな。

何もねぇってのが一番なんだろうけど、放浪者さんが言ってたとんでも計画の話を聞いた後だったからやたら緊張しちまった。キマイラフライ以外にも似たように変なのが生み出されたのが、一緒に逃げて居たらとか思ってたせいなんだけどな。

願うならこのまま何もないってことがわかれば、一番都合いいんけど、それはマジで都合いい話だからな。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/01(木) 06:16:02.01 ID:Qw8VBr6A0<> 乙!
今回は語る必要のない程度のゾンビしか出て来なかったか
まぁ都心と違って数が少なめってのもあるんだろうけど <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/01(木) 18:34:26.94 ID:wwInCGkFo<> 疑心暗鬼が生まれにくいのはいいよね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/01(木) 23:38:55.15 ID:TYlvZvN00<> ハエの卵を置き土産にでもしに来てたのか?WWP <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/02(金) 05:08:29.40 ID:/mk4SCY90<> >>518
都市部中央エリアから離れれば、ゾンビは少なくなるからね(基本は)

>>519
普通のゾンビものならよく描かれるところだけど、覚とビジョンが相手の内面が理解わかるというチートだからねぇ

>>520
一応、ビジョンの罠メールで来てただけではある。多分(ダイス様次第があるから、>>1もこういう返答) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/02(金) 06:35:04.52 ID:PpOERmYUo<> スパイ対策完璧だわな 未然に追い返せるし

騙された振りして誘い込んで拘束、質問するだけで拷問・自白すら要らず
知ってる情報まるっと頂きお疲れ様でしたって事も出来る <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/02(金) 23:31:21.83 ID:mMhHB5UY0<> >>522
スパイだけでなく、純粋な危険因子も排除することも可能。実は割と恐ろしい拠点。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/02(金) 23:46:08.64 ID:mQSI42xOo<> 最初期の放浪者は

自分がこんな一大拠点のリーダー格に収まり
ミュータント仲間にしたり謎の武装集団と敵対したり
するなんて想像もしてなかったろうなwwwwww

本人の有能さと冷静さと人徳、
あとは仲間になる人が基本的には善人っていうのが大きいのか?

それに比べてロメロ版ドーンの後半に出てきたヒャッハー集団ときたらもう……


<>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/03(土) 00:07:40.58 ID:HNwaWh4W0<> 二百八十八日目

商業区北西エリアの橋周辺の確保はほぼ目処がついている。明日明後日あたりには完了してショッピングモールに向かうことはできるだろう。もちろん、今まで通り何もなければという前提が一つつくが。

後は今日、生存者を一人見つけた。俺と同じような放浪者で、かつミュータントだった。おでこから長い虫のような触手が出て、両腕は手首から肘までの長さの窯のようなものが生えていて、切りつけることができるようになっていた。

名前はサムというらしく、ジェーンと違い片言の日本語で話す。その関係でうまく説明することができず、人にいろいろ迫害されて今まで生きてきたらしい。最初は持っている拳銃を俺達に向けて威嚇してきたのは、そんな背景からだろうな。

話を聞くと、どうも日本(こっち)に一緒に来ていて、広島へ転勤になった時に東京に残った妹を探しているらしい。生きていればまだ東京にいるはず、九割九分考えられないことでも、奴にとっての希望はそれしかない。俺は否定することはできなかった。
(念のため、ジェーンについて聞いたが、違うとのことだった)

今サムは英語ができる山中さんと美尋の二人が、拠点の案内をしている。やはり、わかる言語で話されると気が楽なのだろう。穏やかな表情をしていた。

恐らくサムはこの拠点には残らないだろう。ハンターと同じように目的のため、東京に向かうはずだ。そして、それを果たしてまた会える可能性は、低い。

それに、サムの戦闘能力はそこまで高いとは思えない。ミュータント化で恐らくある程度の強化はされているはずだが、恐らく佐原の方が強いだろう。

もちろん、無事生き残り、妹を見つけてここに戻ってきてほしいが…。そう願うことしかできないか。


二百八十八日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/03(土) 00:12:44.86 ID:HNwaWh4W0<> 今気づいたが日にちずれとる。修正

>>512 二百八十七日目
>>516 二百八十八日目
>>525 二百八十九日目 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/03(土) 00:20:03.26 ID:HNwaWh4W0<> 6/8 担当蒲谷 朝

勝君の風邪は、多分明日にはよくなる。若いから治りも早いね。

とりあえず、今は拠点で主立ってすることがないから、何か考えないと。


担当三間 昼

勝君、治りそうなんですね。よかったよかった。

前は風邪ひいたぐらい無理しても問題なかったのになぁ。


担当浜村 夜

新しい人来たわね。またミュータントだけど、普通の人間の方が珍しくなってるのかしら。

ちなみに、放浪者の話だと、多分残りはしないだろうってさ。残念。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/03(土) 00:33:04.55 ID:HNwaWh4W0<> 【自分より】
「あの子もこの拠点のメンバーである、スライムと言います」

『え、あ、あれも仲間なのかい!?』

「そうです。驚くと思いますが、元々人間のようで、筆記ですが意思疎通ができます」

「(お、新しい仲間)」ワフ

「小間城も、ミュータント化した犬で、触手が出るんですよー」

『えぇ!? た、ただの犬だと思ってたよ』

「(俺見てる、どうした)」フスン

「よしよし」ナデナデ

「(気持ちいい、なでろ)」パタパタ

「後はサムもお会いしました佐原君と藍もそうなりますね」

『ここはなんなんだい。俺よりすごい存在ばかりいるじゃないか!』

「えぇ、少し慣れて我々は麻痺していますが、ほかの皆さんから見ればそうでしょう」

『ここなら、俺みたいな存在でも、受け入れて…、くれるのか?』

「敵対意思がなく、文明の復活に協力いただけるなら、大歓迎です」

『……、妹を見つけて、国に戻れそうになかったら、ここにまたくるよ』

「えぇ、お待ちしております」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/03(土) 00:42:31.85 ID:HNwaWh4W0<> >>524
思ってなかったろうね。自分が生き残るので精いっぱいだったし。
(ひっそり後ろに回ってゾンビ処理してるとこを見ると、隠密スキルは当時から高かったけど)

多分放浪者は、立場とか責任があると、力を発揮できるタイプなのかもね。

ロメロのドーンは実は見てなかったりするけど、調べたことは、もしかしたら起こるやもが、この世界の常。


後は>>525の修正

×後は今日、生存者を一人見つけた。俺と同じような放浪者で、かつミュータントだった。おでこから長い虫のような触手が出て、両腕は手首から肘までの長さの窯のようなものが生えていて、切りつけることができるようになっていた。

○後は今日、生存者を一人見つけた。俺と同じような放浪者で、かつミュータントだった。おでこから長い虫のような触手が出て、両腕は手首から肘までの長さの鎌のようなものが生えていて、切りつけることができるようになっていた。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/03(土) 01:32:13.95 ID:2Tv5UKlK0<> 乙  【自分より】って? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/03(土) 01:54:36.76 ID:i1rnDy1oO<> 触手というより触角かな?
放浪者一人だった頃が懐かしいな、拠点ができた後も単独潜入・遠征パートは緊張感があって面白い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/03(土) 05:03:59.07 ID:44/EhLcRO<> 両腕鎌になっててどうやって拳銃もってんだろう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/03(土) 05:08:50.13 ID:RGP1QtfgO<> 手首から肘までの鎌の様なものが映えてるって事だから手首から先は普通なんだろう

=○


↑雑だがこんな感じなんじゃね? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/03(土) 05:20:34.08 ID:GLcBvk4F0<> アームブレード的な物なんだろうけど、何故かデジタルデビルチューナーのサーフをイメージした <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/03(土) 07:20:46.77 ID:43oZoUIm0<> 乙!
素のダイスで生存者は珍しいね。ちょっと通るだけみたいだけど
それにしても、もし俺達があの拠点見たらって反応に一番近いのが外国人の彼とはなww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/03(土) 15:22:40.04 ID:Nwxd4R8U0<> 俺が覚えてる腕から鎌系の人は
・BLUE SEEDの草薙さん
・烈火の炎技、砕破(うろ覚え)
・ギルティギアシリーズのチップ・ザナフ
・放浪者(そう言えば出てたやん。短剣だけど) <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/04(日) 04:09:19.82 ID:mho32oGp0<> >>530
深い意味はないけど、サムより奇妙な場所ってとこかな。

>>531
よくよく考えたら触角だね…。左右で腕六本の触手とか面白いよなーとか思ったのが出たっぽい。
正直、あのパートは放浪者だからやれてる気がする。

>>532-534 >>536
うん、左右の手首の位置から鎌が生えてるだけで、銃は使える。イメージ的には軽いカマキリさん。
思えば、セカンドアーム時代は放浪者も似たようなスタイルだったね。サムは取り外しとかできないけど。

>>535
一応生存者が拠点とか、探索組と遭遇するのは用意してるんだけど、あんまりでないのよね。今回はたまたま出たけど。

個人的に、この世界で生き延びてて知識なしで拠点を見たら、全力で逃げる。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/04(日) 04:48:40.38 ID:mho32oGp0<> 二百九十日目

商業区北西エリアの橋周辺については、ほぼ制圧が完了した。あの場所も住宅地と同じく北西エリアの中で安全な場所と言っていい場所になる。とは言っても、定期的にバリケードのメンテナンスに行けるような場所ではないから、時間を置けばどうなるかはわからないが。

もちろん、そういう対策のために人員をそのエリアに回して警備をしてもらうのが一番だ。そして、その肝心な人材は少ない。それに、更に厄介になってくるのは、そういうグループ分けを行った時に起こる派閥争いのようなものだ。

マメに連絡を取り合えばそうはならないだろうが、それでもそういう対立が発生する可能性はどうしてもある。今はまだ1つの団体として成り立ってはいるが、それがいつ崩れるかも、正直わからないところだ。

それを恐れて今だけのメンバーだけでやっていく、というのも現実的な話ではない。終始、人員不足が続いているのは間違いない上、文明の復活は人口増加といった部分も含まれる。今のままではただただ減っていく一方なのだから。

サムについては今日ゆっくり休んでから、明日東京に向かうらしい。食料や寝床を提供する代わりに、少しだけ物資をもらって、拠点警備の仕事についてもらった。今後もここを通る生存者がいる時は、こういう形で場所を提供する感じになりそうだな。
(ハンターは食料を求めて物資交換しに来た後、少し話してとっとと去っていくからな。少し新鮮だ)

一応、拠点については信用できそうな人間にだけ話してほしいと、サムには伝えている。もちろん、悪意のある連中については覚がいるから問題ないが、探索組がいない間に襲撃が起きるとか、そういう事態になれば笑えないからな。

明日は橋周辺の最終確認を終えたら、ショッピングモールの偵察を行う予定だ。何が出るかはわからないが、また新たなパンドラの箱だな。


二百九十日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/04(日) 04:59:23.68 ID:mho32oGp0<> 一之瀬DIARY JUNE.9

今後のために、サムさんの体を見させてもらった。やっぱりミュータント化の肉体はどこか人の体と違う。人間じゃないものが、体に現れてるんだから、当然なのかな。

両腕から出ている鎌は、多分元々は骨なんだと思う。それが、変異して細胞が増殖してる間に違うものになってるみたい。人間の体なのに、どこか金属みたいな硬質さ。言葉を作るなら有機性金属、かな。そう思わせる感じ。

触角については、サムさんから空気の流れみたいなのを感じることができて、何かがいるのを簡単に察知できるって言ってた。きっと、それがサムさんが今まで生き延びてきた理由の1つなんだと思う。危険回避できるのは、大きいもんね。

やっぱり、ミュータント化した皆の詳細な情報がほしいな。血液からわかるのは、研究所にある検診できるオートメーションの機械から取れるけど…、やっぱり早く医療機器が整った施設の確保が必要だね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/04(日) 05:08:00.72 ID:mho32oGp0<> 【国際交流】
「えーと、あっと、あいむ、みつま」

「大丈夫、日本語、リトル、できる」

「そ、そうですか。サムさんも、ミュータントなんですね」

「ゾンビ咬まれて。あー、シック。倒れた」

「シック…、あ、病気ですね」

「うん」

「起きたらそうだったんですか?」

「服ビリビリーなってて、悲しいかった」

「そうですよね…」

「だから、他の人、襲われた」

「皆さんそういうの、知らないですもんね」

「ここ、わかってる。嬉しい」

「良かった」

「ところでみつま」

「なんですか?」

「君は、女の子?」

「男です!」

「ホワッツ!?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/04(日) 07:34:26.56 ID:1p2wahiJO<> ああ、サンマくんか。そういえば本名ミツマだったっけ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/04(日) 08:43:38.37 ID:z71KdF7O0<> まるでマーヴルヒーローっすね。突然力を得ちゃった所も <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/04(日) 22:56:22.60 ID:NqaHDPOOO<> アイアンマンみたいなのもそのうち出てきそうだな… <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/05(月) 04:58:28.51 ID:zcKkvmoU0<> >>541
そういえばミツマです。

>>542-543
悲しきかなヒーローになっても、救う相手がいない世界だけどね。

アイアンマン、ある意味PAAがそれっぽいけど。モチーフ、フォールアウトのアレだしなぁ。まぁ、とりあえずロケット噴射とかつければいける? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/05(月) 05:23:06.90 ID:zcKkvmoU0<> 二百九十一日目

さて、今日は何から書くべきだろうか。ひとまず、商業区北西エリアの橋周辺について、確保は完了した。これでもう真っ直ぐショッピングモールに向かうことになる。

ショッピングモールを偵察した感じでは、相変わらず人がいる様子は見えない。ただ、その代わりに誰かが敷設したバリケードは多数あって、以前立てこもっていた様子は見て取れる。もしまだ生存者がいるとすれば、恐らくショッピングモールすべての確保をあきらめ、一部の場所に潜んでいるのかもしれない

もちろん、ただの仮設であり、逆に化け物どもの巣窟になっている可能性も十分に高い。まぁ、明日になればわかることだが。

さて、本題の内容については、新たな生存者を確認した。とはいっても、声でだけだが。

気付いたのはビジョンで、飛んできた光がラジオに吸い込まれていったため、電源をつけるとそこから女だと思われる人間の声が聞こえてきた。

目的は定かではないが、生存者を生かすために、情報を提供するのが目的らしい。放送自体は録音したものらしく、しばらくすると同じ話題がまた流れ出してきた。変化があった場合に備えて、ラジオは食堂にしている場所で流しっぱなしにしている。

しかし、久しぶりに音楽を聞いた気がするな。佐原も目をキラキラさせて喜んでいた。文明か、そういうのも文明の一つになるんだよな。

DJフレンド、はてさて本当に味方か、悪意ある行為か。見定めなければな。


二百九十一日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/05(月) 05:27:27.40 ID:zcKkvmoU0<> レポートNO.63

井門圭司


まさか、ラジオが聞けることになるとはね。久々に聞く、赤の他人の声ってのも、案外悪かねぇな。それに、音楽も聞けるのはいい。聞けるようになったのも、拠点が安全になったって証拠だな。

しかし、放浪者さんもいってたが、このDJフレンドってやつ、マジで善意なのかなのは、気になるところだ。こんな状態だし、情報を操作して都合いいこと言ってるだけの可能性もあるからな。

まぁ、今のとこは至って普通のラジオだ。一応DJフレンドなりに役立ちそうな生存方法は話してるけどな。 <> ラジオから情報が流れてくる 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/05(月) 05:51:21.00 ID:zcKkvmoU0<> 「はぁい、DJフレンドだよ。世紀末の世を生きる皆さんこんにちは」

「今日のお役立ち情報は、ゾンビについて!」

「今まで生きてきてて、そんなの知らないやつはいない? 今までずっと引きこもってたり、シェルターにいた人は別だよ」

「ゾンビははっきり言うけど、元々人間だよ。だから、頭が弱点。それ以外だと体を動かすための頸椎が有効」

「だから、心臓を狙ったり、頸動脈を切ったりしても向かってくる。気をつけようね」

「そうそう、言った通り元々は人間だから音に反応したり、見えたら追っかけてくるからね」

「匂いについては、反応は見せるところを見るとかぎわけるみたいだけど、そもそも人間の鼻だから神経質にならなくていいかも」

「体臭がきついという人は、制汗剤とかは割と誰も回収してないから、使い放題だよ!」

「今は稀なケースだけど、最近死んだ人がゾンビ化すると、惨劇当初みたいに突っ走ってくるから注意!」

「そういうゾンビは、何となく服装も妙で今まで生きてたっぽいオーラが見えるから、頑張って見分けてね」

「こちら、DJフレンド。世紀末の世を生きる皆さんに、お役立ちの情報を録音で提供するよ」

「さて、ここいらで音楽を1つ。サイモン&ガーファンクル、曲名『明日に架ける橋』」

「それでは良い終末を」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/05(月) 05:54:15.02 ID:zcKkvmoU0<> サイモン&ガーファンクル 『明日に架ける橋』
https://www.youtube.com/watch?v=k0WU1ePzhOI <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/05(月) 07:41:35.53 ID:02AjN9Gp0<> 乙!
音についても注意してるけど、自分のラジオも危険だと注意はしないのな
しかしラジオなんて始めるぐらいなんだから、拠点が持ってる以上の情報くらいは持っててもらわないと面白くないところ
ところで西切さんみたいにそこそこ逞しい女性ってのも結構居るもんなんかね

曲も聞いてみた。まだ希望は潰えてはいない。そう思える曲だった(英国不勉強者) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/05(月) 08:15:12.28 ID:LUouXZEs0<> 乙 懐メロ    こういう世界だからよけい聴きたくなる曲だよね
DJフレンドが善人ならいいけどどうなるかな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/06(火) 05:17:57.70 ID:VVJlXrXf0<> >>549
まぁ、それぐらい考慮して聞いてるとか思ったんじゃなかろうか。
正直、ゾンビと戦う日々を今まで過ごしてたら、女性に限らず大抵タフだと思う。

曲は、良さげなのないかなーと思ったら出てきてピンときたので採用。ありがとう、サイモン&ガーファンクル。

>>550
希望がなくちゃやってらんないからねぇ…。
DJフレンドが善人か悪人か、生死はどうか、すべてダイス様のみぞ知る(マジで)


さて、ここんとこの寝不足やらか、筆が真面目に進まないので、すいません今日はお休みです。

なお、今回のラジオは1冊目の>>811のコメと、荒廃した世界で淡々と同じ曲が流れるのはいいよなーと思ったので、こんな形に。まぁ、後者は完全にフォールアウトなんだけどね。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/06(火) 06:10:45.12 ID:bnVGv6Uz0<> DJフレンド……一体何者なんだ

冗談はさておき、こんな派手な事やり始めたらあいつら黙ってないだろうなぁ
逆探で消しにかかって来そう。強く生きろよフレンド <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/07(水) 02:40:17.87 ID:4OrDU+Ae0<> ちょっとちょっと遅いよフレンドさ〜ん。こんなに人間が少なくなってから始めても、わざわざ今更ラジオに気ぃ向けようなんて思う奴は居ないんじゃないのかい? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/07(水) 04:08:51.25 ID:9eiN5QXj0<> >>552
何者なんだろうねぇ

あいつらは、悪評流したら確実に襲ってきそう


>>553
まぁ、確率は薄いだろうね。とはいえ、DJフレンドもそういう環境整えるまでに時間必要だったろうし。



さて、ちょっとショッピングモール内がどうなっているかの判定決めるの難産なので、今日は放浪者たちの日常でも書きますわ。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/07(水) 04:32:07.32 ID:9eiN5QXj0<> 【わんぱく】
「三間ー、三間いるっすカー」

「どうしたんですか、佐原さん」

「また、服破れたカら修復して欲シいっすー」

「佐原さん、本当に多いですよね。無茶な動きばっかりしてるんですか?」

「そうイうつもリはないんすけドね…」

「うーん。やっぱり佐原さんが動きやすく着れる服はほとんどないのが、問題ですかね」

「そウっすねー。背とカ高くなったっすカらね」

「いいなぁ…」

「三間、低いっすもンね」

「気にしてるのに…」

「大丈夫っす。三間ハまだ伸びる……と思うっすよ」

「もう! …、破れた服は置いといてください。あとで修繕しておきます」

「頼ムっすー」


【兄弟姉妹8】
「うーん、今日もいい天気なんだぞ」

「(あー、お姉ちゃんおはよー)」プルプル

「おはようだぞ。スラ」

「(今日もこれから探索に行くのー?)」プルプル

「そうだぞ。でも、寝坊助の佐原を起こさないといけないんだぞ」

「(佐原まだ寝てるんだー)」プニョン

「寝たらたたき起こさないと起きないんだぞ」

「(でも、寝てるの起こすのかわいそう)」プルプル

「スラも警備ちゃんとしなかったら怒られるだろう?」

「(うん)」

「ちゃんと起きるのも、仕事なんだぞ」

「(そっかー)」プルプル


【一杯】
「かー! 仕事終わりの一杯は最高よね」

「…うまそうにやってるな、浜村さん」

「放浪者、探索組はもう戻りなの?」

「…予定の作業は終わったからな」

「こっちはいつも通り異常なしよ。生存者も最近見てないっていうか、あのハンターと保安官達ぐらいしかこないけど」

「…そうか。やはり、ハンターや西切のような存在が、そもそも珍しいからな」

「単独でそこら歩き回れる時点で、私らからすれば化けもんよ」

「…歩き回るだけなら、慣れればそうでもない」

「言っておくけど、あんたもそう思ってる一人だからね?」

「…そうか」

「あ、一緒に一杯やる? まだまだたくさんあるわよ」

「…いや、まだ帰ってきたばかりでやることがあるからな」

「そ」 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/07(水) 05:17:08.96 ID:9eiN5QXj0<> 【見えない世界】
「ひひひ、やっぱりこの方が落ち着くーな」

「おやおや、ビジョンさんじゃないですか。こんなところでお昼寝ですか〜?」

「くくく、誰だい」

「お昼寝の邪魔でしたかね〜。西切ですよー」

「ひっひ、西切の姉さんか。何かあったかい」

「いえいえ、することもないのでブラブラと。そこビジョンさんが外に置いておいた椅子に座り、目を閉じていたお昼寝しているところを発見したわけですね」

「けけけ。昼寝してるってわけじゃーない」

「あらら、じゃあどうして。もしかしてビジョンさんだけに見えるやつのせいですか」

「ひひひ、そう、その通り。これが慣れねえんだーな」

「ほうほう。そんなもんですか」

「いひひ、そんなもんだ西切の姉さん。それでなくたってーな、望んで得たもんでもねーわけーだ」

「そりゃあそうでしょうねぇ」

「くけけ。あぁ、見えるものがうっとうしいなぁ。ひひひ」


【お似合い】
「保安官(シェリフ)、今日は何を作ろうか?」

「うーん。そんな食材あったかジェーン」

「ないよ!」

「明るく言われても困るんだがな。また山に行かにゃならんし」

「大丈夫、保安官(シェリフ)に教えてもらった保存食とか、まだまだあるからね」

「そうか。ならいいんだが。でも、そろそろ放浪者達の野菜と交換するために狩猟もしないとだめか」

「新鮮なお野菜が手に入るだけでも、幸せだね」

「そうだな。後はそこに魚も加わりゃ文句ねえんだが」

「川魚はとれないの?」

「獲れるんだが、安全性考えたら奥地の川から釣るしかねぇからな。そう考えると、狩猟した方が割に合う」

「そうなんだね」

「ま、手段はある。竹かなんかで罠作るのも手段の1つだからな。今度設置してみるか」

「わー、楽しみ!」

「こっちはジェーンの飯が楽しみだ。頼むぜ」

「わかったよ!」


【未知との遭遇3】
「(スライム、いる)」フン

「(小間城〜、おいで〜)」フリフリ

「(相変わらず、よくわからない)」

「(来てくれないなー、なでたいなー)」プルプル

「(あいつ、不思議)」ワフ

「(あ、近づいてきた)」プルン

「(うーん、よくわからない)」クンクン

「(匂いかいでるー)」

「(……、ジェーンのとこ行こう)」タタタタ

「(あ! 撫でるチャンスだったのにー!)」グニャグニャ <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/07(水) 06:13:34.47 ID:9eiN5QXj0<> 【訓練】
「うん、だいぶ射撃の姿勢は良くなってきたんじゃねぇか。一之瀬」

「探索中はほとんど撃つ機会がなくて、良くなってるかわからないんですよね」

「仕方ねぇさ、そういう狙撃の役割は俺の仕事だからな」

「でも、いざって時に井門さん以外でも、撃てるようになってた方がいいと思いますよ」

「その為に、訓練してくれっていってるんだろ?」

「あ、そうでした」

「一之瀬の、そういうとこたまにわからねぇんだよな」

「え? どんなところですか?」

「あー…、いや、気にすんな」

「そう言われたら気になりますよ!」

「そんなことより、今はまだ訓練中、次は射撃だ」

「あ、はい」

「(天然だっていうと、少し怒るからな)」


【ゲーム】
「やっぱりゲームできるのは最高だな!」

「勝、もうそろそろやめなさい」

「えー、今いいとこなんだぜ。美弥ねぇ」

「そういって、もう2時間近くゲームしているからね」

「ぶーぶー、いいじゃんかー」

「そろそろ勉強もしないと。放浪者さんにも、参考書持ってきてもらってるんだから」

「なんで俺だけ勉強しなきゃだめなんだよー」

「研究所にいる皆にも、勉強させるよういってるよ」

「むー……、じゃあセーブするまで待って」

「うん、視てるからね」


【思い出】
「…………」

「あ、蒲谷さん。蒲谷さん?」

「…うん、ごめんね三間君」

「何か見てたんですか?」

「写真だよ。うん」

「……、そうですか」

「あぁ、気にしなくていいよ。うん」

「あ、いえ」

「それに、あまりいい意味のものではないだろうから。うん」

「どういうことですか?」

「……、三間君は惨劇になる前に、こうしとけばよかったなっていうのは、あるかな。うん」

「たくさんあります。でも、惨劇前じゃなくてその後、死んででも友達と一緒にいるべきだったんじゃないかって、思う時はあります」

「そうなんだね。うん」

「あ、皆さんにお会いしたのがやだったとかじゃないんですよ。その、友達と一緒にここに合流出来たら、よかったなって…」

「……やっぱり、皆は前に進んでるんだね……。さて、警備変わるよ。ゆっくり休むといい、うん」

「あ、はい………。やっぱり、なんか大切な写真、なんだよね」


「………、思いを打ち明けられなかったのを、この歳まで引きずるなんて、やっぱり、女々しいね。うん」 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/07(水) 06:42:41.86 ID:9eiN5QXj0<> 【電脳世界】
「……ち、弾かれたか。やっぱりこのFMP計画ってーのは、よほど厳重とみてえだ」

「ちょっとしたメールのやり取りのデータでも、ダメですかエクス」

「あぁ、この手のは基本ネットワーク独立させてっから、その線で追おうとしてんだけどよ」

「研究所の位置がわからないと、今後支障が出ます」

「言われなくてもわかってるっつーの」

「こちらも、監視カメラで脅威を確認中です。頑張ってください」

「はぁ、野木じゃねぇけど、煙草すいたい気分になってきた」

「吸われるのですか」

「いや、気分だよ気分。なんかこう、イラッとしたのをリラックスするために吸ってるシーン、あったりするだろ」

「よくわかりません」

「ぉまえなぁ…」


【立案】
「あ、野木主任。見つけたヨ!」

「どうしたアリス?」

「新しいファントムシリーズを考えたんだけど、アドバイスが欲しいノ」

「それが計画書か、見せてみろ」

「はい、どうゾ」

「………出来なくはない」

「ホント!?」

「だが、これを現実的に作れる内容で制作しても、お前が考えている結果が出るとは思えん。良くて32%ぐらいの力しか出せないだろう」

「ダメかなー」

「目的は面白いのだが、そもそも放浪者でも扱えるのかという問題も起きる。物資の件を考えて、今回は却下だ」

「むー、せっかく考えたのニ」


【夜の間際2】
「放浪者さん、お茶を淹れてきました」

「…ありがとう、相棒」

「……放浪者さんの日記も、だいぶたまってきましたね」

「…そうだな、書き始めてもうそろそろで1年が経とうとしてる」

「1年…、長いようで短い期間ですね」

「…まだまだ文明復活には程遠い」ズズ

「でも、人も安全な場所も増えてきています。やれることから、やるしかありません」ズズ

「…そうだな」

「放浪者さんが、何もできてないなんて思う人、ここにいませんよ」

「…そう言ってくれると助かる」

「ふふ、わかりました」

「…これが終わったら、寝よう」

「はい」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/07(水) 07:36:14.98 ID:it/Fn9Y6O<> 放浪者と山中さんの会話夫婦いいなあ
でも寝ようってセリフで未だにドキッとするわ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/08(木) 02:35:24.33 ID:Hvr30yR90<> ほのぼのええぞ
どれも短くてもそれぞれ味あるよなぁ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/08(木) 03:58:53.21 ID:Gph+t3HK0<> 乙!
こんな世界なら佐原くらい能天気に生きていたいもんだ <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/08(木) 04:42:30.47 ID:L942VGxT0<> >>559
これで、出会って1年経ってない二人。まぁ、並の時間を一緒に過ごしてないからね。
ぶっちゃけ、一緒のベッドに寝てても、多分驚かない。

>>560
ほのぼの出来ること自体が、この世界では貴重だからね。
味があるっていうか、大体メンバーの個性が強すぎるというか。

>>561
佐原はマイペースだからのう。というか、犬関連が基本フリーダムな気がする。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/08(木) 05:28:26.33 ID:L942VGxT0<> 二百九十二日目

商業区北西エリアのショッピングモールの探索を開始する。大型商業施設らしく、百台以上止められそうな駐車場と最大で3階建ての建物。広さもかなりあって、すべて探索するには時間がかかる規模だ。

そして、このエリアにいるゾンビは、大体ここに集まっていた奴らだと思えるぐらい、今まで確保してきたエリアとは比較にならない量であいつらがいた。まずはあそこの探索を進める前に、それらの処理を進めることが優先になる。

幸いにも表のバリケードは駐車場に置かれた大量の車を利用できる、今は処理しつつ外側からゾンビが追加で増えないように、その車を使ってバリケードを敷設作業をしている状態だ。それが終われば本格的に内部に入って、ショッピングモール内の確保を進めていくことになる。

ただ、なんというか嫌な空気を感じるところでもある。正面入り口入ると、用途がわからない鎖が天井につるされていて、謎の組み立てられた足場の一部もあった。鎖はともかく、足場はバリケード、というには何か違う気もする。そうするなら正面入り口に組み立てるべきだしな。ゾンビの襲撃時に倒れたりしていて、元々の形がどうにも想像できない。

後は、ゾンビ以外の何かがいる気配はする。佐原もなんか変っすねーと言っていたから、可能性は高そうだ。もっともこれは、悪い意味であれば出来れば外れてほしいものではあるのだが。

ショッピングモールの探索は始まったばかりで、いらない気を揉んでいるだけかもしれないが、この感覚は放浪している間に命を救ってくれたものだ。どこでも当然だが、油断なくショッピングモールの処理は進めていかなければならないな。


二百九十二日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/08(木) 05:40:59.18 ID:L942VGxT0<> 6月11日

今日は小雨が降るあまり探索は向かない日だった。それでも、物資を大きく確保できそうなショッピングモールへ向かう予定だったため、通常通り探索を行った。

やはり、大型商業施設らしく大量のゾンビはそこにいた。人が集まる場所は、そのままイコール大量のゾンビが存在することになる。そのリスクは当然大きいが、そのリスクの分物資回収はされていないことが多く、リターンも大きい、ことも多い。

ただ、今回はリターンがほとんどないということはないだろう。仮に生存者が一時ここを拠点としていて、どこかに物資をまとめていたとしても、その生存者にとって必要ないものなら手付かずになっている。それに移動する際すべての物資をもっていくことは不可能だ。

もちろん、生存者がここを利用していたのは間違いないだろう。バリケードらしき痕跡はあったのだから。

ただ、放浪者はあの場所に何か感じているようだ。勘とは言っていたが、彼の場合当てにできるもの。普通の日常も当然で、ちょっとしたギャンブルの時も彼の勘は滅多に外れない。

彼がまずいと言う以上、あの場所は何かが潜んでいる。警戒して当たらなければならない。


山中沙奈 記す <> ラジオから情報が流れてくる 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/08(木) 06:12:06.80 ID:L942VGxT0<> 「はぁい、DJフレンドだよ。世紀末の世を生きる皆さんこんにちは」

「今日のお役立ち情報。情報は大切に」

「これも当たり前のことなんだけど、今は情報はとても貴重だよ。何せ、欲しい情報を教えてくれる人もいない。それこそネットの世界でも聞いて答えてくれる人もいないよ。私も、今の貴方に合わせた情報を教えられないんだから」

「情報がある場所と言えば、やっぱり市役所や警察署といったところかな。でもね、危険を冒してそんなところに行くより、手っ取り早く地図を手に入れよう」

「自分がどこにいるのか知る、というのもあるんだけど、それより何よりその地域に何があるのか知れる。これも立派な情報だよ」

「例えば、避難所になりやすい大きな公園とか学校。後は、人が集まりやすい商店街とか駅前など、そう言ったところは必然的にゾンビが多いから、不要に近寄ってガブリとやられちゃう。そんなことは避けられるよね」

「一番やっちゃいけないのは、不用意に動いてゾンビに咬まれちゃうこと。今は医療施設なんてないんだから、運がよくなかったらそのままゾンビになっちゃう。それは避けなきゃいけないことだからね」

「ただ、自分はある程度のゾンビなら、平気で倒せちゃうよっていう、そんな人は、避難所とか軍が置いた仮設基地とかに行ってみよう。何かしらの新しい情報と、運が良ければ物資が手に入るよ」

「もちろん、そういう情報は比較的古いってことは、頭に入れておいてね」

「これを聞いてるリスナーの皆、もし余裕があったら簡単にでもいいから、役立ちそうなメモを書いてくれると嬉しいよ」

「さて、ここいらで音楽を1つ。STRATOVARIUS、曲名『THE HANDS OF TIME』」

「それでは良い終末を」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/08(木) 06:19:12.32 ID:L942VGxT0<> STRATOVARIUS、曲名『THE HANDS OF TIME』
https://www.youtube.com/watch?v=zvQnoiA5h9A

『THE HANDS OF TIME』 和訳
http://blogs.yahoo.co.jp/fwnderst68185ym/32508267.html


どうでもいいけど、>>562の返答のあと、でも逆に個性がないのが特徴になってるのがいるなぁと、思ったよ。うん。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/08(木) 08:31:22.66 ID:l+Dykdct0<> 乙 鬼が出るか蛇が出るか   <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/08(木) 09:05:23.44 ID:MvQkP0uz0<> また何か居るのかー。友好判定友好判定... <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/08(木) 20:58:34.84 ID:Tnud1gkN0<> THE HANDS OF TIME 曲の方、歌詞も合わせて視聴させて頂きました。ここの世界の人類に
「動かなきゃ始まらねぇんだぞ」と強く訴えてる様に感じました
今も歩き回ってる人には言われずともって奴でしょうけど <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/09(金) 03:01:26.69 ID:NsI1S62V0<> >>567
大体なんでも出ます

>>568
そもそも友好判定があるのかすらも…。まぁ、ダイス様が知ってます。うん。

>>569
ただ生き延びるだけの時期は過ぎた。これ日の時間経過は、それを思わせるね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/09(金) 04:18:38.60 ID:029knzil0<> 二百九十三日目

商業区北西エリアのショッピングモールの探索、なかなか一筋縄ではいかない。中に集まったゾンビの量や変異体の存在があるにはあるが、やはり前、ここにいたであろう生存者の形跡が原因だ。

というのも、ところどころに未発動のトラップが仕掛けられていて、うかつに行動しようものならそれに餌食になりかねない。ひどい時には、手製のパイプ銃がワイヤーと連動して、扉を開けた瞬間に散弾が飛んできた。ゾンビはその音で集まってくる上、藍はまともに食らって負傷した。
(硬質化していたのと、若干距離があったおかげか、痣になる程度で済んだ)

後は頭上からナイフやレンガ、しまいには何かの酸など、当たればタダではすまないものが降ってきたり、センサーに反応すると左右から釘かなんかを打ち付けたものが左右から迫ってきたりと、命がけのアトラクション、といったところだな。全く笑えないが。

ゾンビのためのもの、としては少し凝りすぎている気もする。はっきり言うなら、どこか悪趣味だ。ゾンビだけではなく、人間であっても殺す意図を間違いなく感じる。ここにいた生存者達以外は信じられない、そんな感じを受けた。

もし、どこかに生存者が潜んでいて、罠から感じた印象に間違いがなければ、高確率で敵対する可能性が高いな。そうなると、中の物資を回収していけば、完全に敵対することになるだろうな。

しかし、こちらの目的としてもショッピングモールの物資を回収することにあることと、物資を回収しないということを選ぶには、これまでの労力を考えるとしたくはない。

これが去っていった生存者の置き土産、というだけなら気楽なのだがな。


二百九十三日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/09(金) 04:34:09.16 ID:029knzil0<> 6/12 担当浜村 朝

サム、行っちゃったわね。妹さんは……、それを考える必要はないわね。

しかし、こうもミュータントばっかり見てると、人間の方が少なくなっちゃった気がするわね。


担当勝 昼

風邪治ったぞー! もうノド痛くない。

そういえば、新しい人、もういなくなったのか。ちぇっ。


担当三間 夜

藍ちゃん、服がボロボロであざだらけで帰ってきましたね。危ない怪我はないみたいですけど。

でも、ショットガンの弾を受けて無事でいられるなんて、ホムンクルスはやっぱり、すごいですね。

銃弾、それも防げるような素材が手に入れば、皆服に縫い付けられるのに…。 <> ラジオから情報が流れてくる 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/09(金) 05:15:25.54 ID:029knzil0<> 「はぁい、DJフレンドだよ。世紀末の世を生きる皆さんこんにちは」

「そろそろ梅雨が近づいてきてるよ。ちゃんと雨水は集めてるかな?」

「さて、今日のお役立ち情報は、知識は力なり」

「この間の情報と似たような話だけど、やっぱり知っていることっていうのは大事だよ」

「例えば、車の運転の仕方、簡単な応急手当の方法、製作に関わる技能、これらはないよりあった方が確実に心強いよね」

「幸い、そう言ったことものが勉強できる本は、あまり誰も回収しないからたくさんあるよ。図書室なんかが特におすすめかな」

「何らかの知識を得られるついでに、少し退屈な日常を紛らわせてくれるから、ぜひ実践してみよう」

「そうそう、雨水で思い出したけど、じょうごがあった方が効率的だよ」

「もしないっていうなら、そこらへんに落ちてるペットボトルを拾って消毒してから、とりあえず半分に切り分けよう。口が空いた方を下にして水を貯めたい容器に差し込むだけだよ。あとは水がたまるのを待つだけ」

「お水は貴重だからね、集められるうちに集めよう。もちろん、雨水は煮沸消毒か浄水器でろ過してから飲もうね」

「こちら、DJフレンド。世紀末の世を生きる皆さんには、騒がしいかもしれない録音をお送りするよ」

「さて、ここいらで音楽を1つ。ジョン・デンバー、曲名『Take Me Home, Country Roads』」

「それでは良い終末を」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/09(金) 05:22:12.42 ID:029knzil0<> ジョン・デンバー、曲名『Take Me Home, Country Roads』
https://www.youtube.com/watch?v=1vrEljMfXYo

『Take Me Home, Country Roads』和訳
http://stimaro.blog.shinobi.jp/Entry/20/ <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/09(金) 05:31:19.63 ID:029knzil0<> 【兄弟姉妹9】
「うーむ。今回は危なかったんだぞ」

「(わー! お姉ちゃん!)」プルンプルン

「うん? どうしたスラ、そんなに騒いで」

「(お怪我! 大丈夫!?)」グニョングニョン

「問題ないぞ。お姉ちゃんは強いからな」

「(でもアザになってるよ〜…)」

「痛みはあまりないぞ。心配してくれてありがとうだぞ」

「(うん〜…)」

「スラは優しいんだぞ」

「(…えへへ)」プルプル <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/09(金) 06:00:38.38 ID:h0ImclnHo<> >>574
カントリーロードはギミギミズしか聴いたことなかった
これがオリジナルか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/09(金) 11:00:30.29 ID:3vy7zO/Y0<> 乙!
そう言えばフレンドさんのラジオにはタイトルが無いな。考えられてはいるの? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/10(土) 19:26:29.31 ID:0XBoVY3f0<> まともに聞いたのはジブリのユーミンのだけだな
それはそうと、今回みたいな場所の探索には、ちょっとでも回収した物資を拠点に運んでくれる運搬用ロボ(もしくは要員)が欲しいな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/11(日) 05:33:11.53 ID:nCtSHoWW0<> >>576
これがオリジナル。まぁ、カバーが多いからねぇ。

>>577
考え付いてない、というべきかもしれない。

>>578
多くの日本人が聞くのってそれかもね。

自動運搬プログラム機能付きロボ。あれば確かに便利そう。

ちなみに、現状、遠距離の探索時は休憩所や確保した場所に一時保管。帰還時に優先度が高い物資を持って帰るという流れ。



さて、申し訳ないのですが、少し明後日まではちょっと筆を止めます。別に何があったと言う訳ではないのですが、
書こうとした時点で、どうにも筆が乗らないというか。まぁ、ざっくりいうとから回ってる感じ。
(筆に乗らないのはこれだけじゃなくて、書いてるもの全般)

と、そんな訳で調子を戻すために少し休憩とさせていただきます。まぁ、コメ返はしますが。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/12(月) 22:04:11.84 ID:4G+WVRWV0<> 気分転換に、ダイス様に選ばれた既存キャラで最初から(境遇すらもダイス様任せ)というのを非公開でやってみたりとか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/12(月) 23:46:48.95 ID:t/xLoLRp0<> マッ不思ノの続編でもやって外道を楽しもうぜww
アリスさんにあのノート持たせちゃったらどうなるんだろ(怖いもの見たさ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/13(火) 23:40:19.22 ID:K92D2NKL0<> ところで以前の酒は試してみたのかーい? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/14(水) 03:57:35.93 ID:OYkHhSzi0<> >>580
多分、それやりだしたら大変なことに。

>>581
「マッ不思ノ」が解読できない>>1であった。
アリスに持たせちゃいけないノート…なんだろな。

>>582
すまんの、まだ飲んでない。まぁ、家呑みは滅多にしないもんだから。
そのうちね。


さて、書かないまでも今までの流れ読み返してたら、設定確認してたりしてましたが、
ぼちぼちと再開しますわ。

まぁ、今日はまだ書かんがの。というか、これ日は見直すにはわりと膨大過ぎんじゃい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/14(水) 06:34:49.82 ID:/COVU2Hz0<> 乙
あの略語ですがマックスウェルのふしぎなノートの事で御座い
ひらめきを得ると同時に常識や倫理観はぶっ飛びそうですね
因みに続編はスーパースクリブルノーツと言うそうな
付加する要素の単語もいくらでも書けるそうです
例えばBad Appleと書くと“攻撃性を持つリンゴ”が出現するそうで。違う、そうじゃない
実在の存在とは一体……ウゴゴゴゴ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/14(水) 08:06:14.12 ID:XNklzc06O<> 流石にその略は無理があるだろ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/14(水) 10:03:50.24 ID:CZu76lz80<> 多分筆が進まなくなったのは、フレンドラジオ用の曲と歌詞サイトの貼り付けに脳労力使わされてるからじゃなかろうか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/14(水) 11:47:56.71 ID:E9MdDWfco<> マッ不思ノ で検索しても件のゲーム名が引っかからない

極めて個人的な略称で相手に通じると思うのは
ちょっとコミュ障の気があるんじゃないかなと <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/14(水) 13:20:46.63 ID:GO+fAHfI0<> すみませんでした。ちょっと“な阪関”みたいに略してみたかっただけなんです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/15(木) 02:06:36.89 ID:2k0FmE0i0<> レスの端々にコミュ障というかアスペの気質が見て取れる <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/15(木) 04:41:20.01 ID:bON6WIGh0<> >>584-585 >>587-589
面白そうなゲームだのう。アリスに間違っても持たせちゃいけんが。

話題に出てなかったり、有名な略じゃなきゃ大抵誰もわからんからねぇ。
してみたいの後に、それで伝わるかをちらっと考える癖をつければいいんでないかな?


>>586
うーん、多分関係ないとは思う。書きたい意欲だけ強いのに、文章が進まない。
といった感じ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/15(木) 05:57:52.47 ID:bON6WIGh0<> 「…!」

「うーん、このステージ難しいなぁ」カチャカチャ

「勝、お願いがあるの」

「…どうしたんだよ、美弥ねぇ」

「探索組に何か起きてる。至急、エクスさんに状況確認するよう依頼を、浜村さんか鎌谷さんにお願い」

「何が起きてるって、何が起きてるんだよ」

「そこまでは距離があるからわからない。でも、確実にトラブルが起きてる」

「わかった。行ってくる!」

「……、この感じ…、誰か怪我してる…。でも、それだけじゃない…?」 <> メモが残されている 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/15(木) 06:19:47.99 ID:bON6WIGh0<> 何かのために、メモを残す。

ホームセンターには俺達以外の生存者がいた。あのたちの悪い罠を仕掛けてた奴らだろう。

俺と放浪者さん、佐原と藍と西切さん、一之瀬と山中さんの組み合わせで探索してたところを、一之瀬ペアが襲われた。

山中さんは、右肩を銃で撃たれた。気を失っていて、佐原さんと藍が拠点まで連れていってる。一之瀬は奴らに捕まってどこかに監禁されてるみてぇだ。

こっちもやられっぱなしって訳じゃなく、こっちも相手のメンバー1人、放浪者さんが人質にとった。そのまま交渉して、5時間後に人質交換するって話になってる。

だが、放浪者さんは恐らく約束を守るタイプじゃないと言い切った。俺もそう思う。

放浪者さんは、一之瀬を助けるためにショッピングモールに潜入してる。俺達はそのための陽動をすることになってる。

陽動と言っても大したことじゃない。人質交換に当たり、条件を詰めに来たと、西切さんが相手と話をする。気を引いてる間に、一之瀬を放浪者さんが助ける。それだけだ。

…絶対助けてやるからな、一之瀬。


井門 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/15(木) 06:47:04.78 ID:xSNe8scC0<> ……マジで何が起こりやがった?
建物の倒壊?いや、それならもう気配なんぞあるまい
誰か人質にされたか身体操作の能力者にでも操られたか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/15(木) 08:06:27.40 ID:ohdf+J7qO<> 相変わらず一之瀬はこういう判定によく巻き込まれるなあ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/15(木) 11:00:46.81 ID:SmeA5rc8O<> この化け物集団から誰か一人人質に取るなら一之瀬一択だろう
他は拳銃向けられても何ともなさそうなのしかいない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/15(木) 17:12:18.02 ID:xSNe8scC0<> レスする前に更新確認したんだけど反映されなかったか
>>593のレスはスルーでお願いします <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/15(木) 18:01:17.20 ID:OAWmY+xMo<> うーん
生存者いたとしてもこうなるよねぇ
1年もサバイバルで狂った奴らもいっぱいいただろうし。
しかもヤバそうな義足つけてる奴や、
狼男がいるようなパーティーが現れたら攻撃的になっても止むなしと思うなぁ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/16(金) 02:03:16.31 ID:lkvZ8SOg0<> 山中さんが撃たれたのが堪えるな 治療できる一之瀬は捕まってるし <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/16(金) 04:03:23.64 ID:a/0FVvGK0<> >>593 >>596
仕方ないNE

>>594
なんでかこうなる一之瀬。普段はダイス様も嫌う訳じゃないんだけどねー。
展開を組んでるとすれば、このダイスは意思があるとしか思えんよ。

>>595
まぁ、一之瀬は立場的に衛生兵であって、他の戦闘要員から見れば戦闘面は劣る。
けど、知ってるかな。一之瀬って普段、メイス、盾、ボーガン持って動き回ってるんやで

>>597
狂っているのか、新しい世界の倫理観なのか。
奇妙なギミックを着けてたり、変態する子供だったり、狼男だったり、足が六本になったり、
侵入して来たらパニックだよなぁ。

>>598
うん地味に辛い状況。
<>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/16(金) 04:32:09.39 ID:a/0FVvGK0<> 「な、何があったんですか!?」

「山中さンが撃たレて、一之瀬さんガ捕まっタっす…、三間」

「2人は、山中君を先に連れてきたのかな。うん」

「そうだぞ。山中を頼むぞ、戻らないといけないからな」

「美弥ねえ、外出ていいのか…。山ねえどうしたんだ!?」

「状況は把握しています。佐原さん、藍ちゃん、どうか私もその場所に連れて行ってください」

「だ、ダめっすよ! 覚は拠点いなきキゃダメって、兄貴が!」

「ひひひ、無理だよ。この人は折れねーよ」

「……、ビジョンさん。ですね」

「けけけ、そういう色合いだ。意思のある、てこでも変える気のねぇ頑固な色合い」

「……、浜村君がいない今、僕が責任を取ろう。うん。2人とも覚ちゃんを頼む」

「いいのか? 放浪者が怒ると思うぞ」

「そうだろうね。だから、責任を取るんだよ、うん」

「わかっタっす。覚ちゃん、俺の背中掴んで話しちゃ離れちゃダメっすよ」

「あ! そうだ、エレバイク! 出してきますね!」

「よろしくお願いします。2人とも」

「うむ、任せるんだぞ」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/16(金) 04:33:36.19 ID:a/0FVvGK0<> >>600の訂正

×「わかっタっす。覚ちゃん、俺の背中掴んで話しちゃ離れちゃダメっすよ」

○「わかっタっす。覚ちゃん、俺の背中掴んで離しちゃダメっすよ」 <> メモ書きに何か書かれている 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/16(金) 04:39:43.50 ID:a/0FVvGK0<> しかし、あの集団はいったいなんだってのかね? ガキやら狼男やら、まともにゃ見えねえが。

でもまぁ、装備は整ってた。結構いいもん持ってる奴らだろうな。

そろそろ狩り出しにいった奴らに、あいつらやられてる頃か。人質になったやつなんてどうでもいいし。

ふふ、ガキと狼男か。ガキは当然として、狼男はうめぇのかな? <> 手帳にメモ書きがある 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/16(金) 04:50:03.60 ID:a/0FVvGK0<> 侵入成功、ゾンビのいない区画に入る。2階の従業員通路。ここの生存者が抑えている場所だろう。

生存者の姿はわずかだ。気を抜いていたから、気絶させるのは楽だった。ただ、井門達に誘導してとしても少ないな。まだいたはずだが。

大量の物資がある。しかし、血が付いた人形やらあるのはなぜだ?

2階の奴らが抑えているエリアは制圧した。一之瀬はいない。

3階、ここはどうやらレストラン街というやつだ。

見張りはいない。従業員通路以外は塞いでいるのか?

いくつかの頭部がある。しかし、ゾンビではない。

吊るされてるのが、想像した通りなら……。

あの血が付いた人形は、そういうことか。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/16(金) 07:51:53.27 ID:iW008FL2O<> えっ
一之瀬もう胃袋の中…? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/16(金) 08:05:02.17 ID:ja5Vb2x/0<> こんな世界でも一番会いたくない手合いだったか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/16(金) 09:06:14.79 ID:cGlPJjJMO<> 死んでなきゃいいが <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/16(金) 18:52:50.39 ID:jaX8Dn+1o<> ダイスの神様お願いします。
一之瀬さんをまもってー <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/17(土) 00:51:00.15 ID:10O9vE+AO<> 「………」

「大人しくしてくれた助かるわぁ」

「(山中さん、早く治療しなきゃダメなのに…!)」

「でも、最近は豊作ねぇ。やっぱりショッピングモールは人が寄ってくれやすいわぁ」

「(豊作……? 何を言ってるんだろう)」

「安心して、すぐに死ぬことはないからねぇ」

「(やっぱり殺す気なんだ。この人達は、鈴木さんを殺したみたいな略奪者と同じ…!)」

「知ってる? 人間は内腿からお尻の部分が美味しいんだぁ」

「え…」

「……ふふ、そう。あなた達は、追い詰められなかった人かぁ」

「(美味しい…、あ、ダメ。想像しちゃ、ダメ…!)」

「後でお仲間もここに連れてくるわぁ。生きてるかはわからないけど」

「(…怖い、この人……、怖い…!)」

「それにしても、交代遅いわねぇ。全くサボるんだから」チャリン

「……最近手が震えるのよねぇ。なんでかなぁ」バタン、カチャ

「…クールー病」

「(あの人…、違う。ここの人達は、人を食べてる…!)」

「(助けを待ってなんて、悠長なこと。ダメ、そもそも放浪者さん達は交渉できると思ってる。きたら、今度は皆捕まって………!)」

「う、うぇぇ…!」

「(えずいてる場合じゃない。このままここにいたら、私はいずれ…)」

「……、何か」

「(冷蔵庫が並んでて、ガスレンジみたいなのが隅に固まって置かれてる。厨房、かな)」

「(手足縛られてるけど、なんとか立ち上がって…)」ズリズリ

「(冷蔵庫、結構な大きさ。電気は通ってないはず、なら隠れてやり過ごすとかどう、かな)」

「ダメかな」

「(でもとりあえず、何かあるだけでも確認しなきゃ!)」ピョンピョン

「取っ手は、ここかな」

「(後ろ手に縛られてるから開けづらいけど、よっと)」ガチャ、ドサ

「何か、落ちて――」

目の前にあったのは、小さな肉塊だった。

表面が少し波打った長方形の部分の上に1つ、そのすぐ左右に2つ、そして下に2つの円柱みたいな突起がついていて。

「――……あぁ……!」

想像した私は、肉塊に視線を外せないまま、座り込むことしかできなかった。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/17(土) 01:10:57.37 ID:10O9vE+AO<> 「佐原さん、止まってください」

「え、早く兄貴達の援護に行かナきゃならないっすヨ!」

「そうだぞ」キュルル

「この先に、人質がいるのはわかりました。でも、囲まれています。その人達は明らかな殺意があります」

「エ? あいツら、先手を打ってきタんすカ。尚更兄貴達が危ないジゃないっすか!」

「いえ、放浪者さん達はいません。ショッピングモールに向かったようです」

「入れ違ったんだぞ?」

「そのようです。放浪者さんらしい幸運ですね」

「でも、人質奪い返されちゃウっす」

「その代わり、ショッピングモール内は手薄です。侵入は放浪者さんの十八番、この間に救出できるかと……、しかし、それよりも気になることがあります」

「それはなんなんだぞ?」

「あちらの方角に、メンバーではなく、そのショッピングモールの人間とは違う存在があります」

「え、それは本当っすカ?」

「強い怒り………、出来れば会って話したいのです」

「でも、俺はこンなっすから、話せるかわかんナいっすよ」

「構いません」

「いざとなったら逃げればいいんだぞ」

「それもそウっすね。それに、その人も襲われるカもしれないっすから、話シて悪いことはなさソうっす」

「お願いします」

「道案内頼ムっすよ!」シュバ

「おい、置いていくんじゃないぞ!」キュルルルルルル <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/17(土) 01:18:39.44 ID:10O9vE+AO<> >>608の訂正

×「大人しくしてくれた助かるわぁ」

○「大人しくしてくれて助かるわぁ」



さて、いつもなら、コメ返してるとこですが、うかつなことを言いそうなので、あえてしません。

サイは決められた。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/17(土) 01:23:17.68 ID:Dxmhs8QAo<> ドキドキするわー
誰も死ななきゃいいけど <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/17(土) 01:36:34.53 ID:EPeggcwf0<> 乙  この緊張感いいね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/17(土) 01:47:32.09 ID:HHje+UT10<> おい、ダイス神……まさかここまで来て今更視点変更とかいう鞍替をえしやがるつもりなのか……? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/17(土) 02:22:48.68 ID:P3IgzBhs0<> 変異体やWWPがうろつく中を生き延びてきた人たち、彼らを殺して食ってるとすると放浪者レベルの敵がいる可能性もあるか
ところでキュルルルって何の擬音だ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/17(土) 10:30:59.91 ID:6DHYYMYK0<> 緊迫する乙

キュルルはエレバイクじゃね?

しかし憤怒してる何かとなんてまともに話せるものなのか?時間的な余裕も無いだろうに
せめて余計な怒りを買わなきゃ良いが <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/17(土) 17:31:58.48 ID:D00E2n+B0<> 「ち、このあたりの建物調べたが、もぬけの殻だぜ」

「あいつらどこに行ったのよ」

「……、橋に戻るぞ」

「あん。どうしてよ、奇襲すんじゃねえのかよ」

「もうこのあたりに奴らはいない、ショッピングモールに行った可能性がある」

「け、入れ違ったって訳」

「グループを分ける。橋での待ち伏せに7人、状況確認に3人ショッピングモールに戻る。お前とお前とお前、とりあえずとっとといって、橋に戻ってこい」

『りょーかい』

「…、リーダーなんか機嫌悪そうね。せっかくの人狩り(マンハント)、でしょ」

「あぁ、わかっている」

「はん。腹でもいてぇのかよ?」

「何かが引っかかる。何かがな」

「リーダーは心配性よね、まったく」

「言えてるぜ。俺達も早く向かおうぜ」

「そうだな。行くぞお前ら」

「(……、あの革ジャンの男の目。なぜ、頭から離れない…?)」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/17(土) 17:53:06.83 ID:D00E2n+B0<> 「この中に、いますね」

「おーっス、誰かいルっすカー! いるのは知っテるっすー。狼男になったケど、化け物じゃないっすヨー」

「覚がお前と話したいんだぞ。とっとと出てくるんだぞ」

「…うーん。声、返っテこないっすヨ」

「…………、林道正綴(りんどうただてつ)さん。どうか出てきていただけませんか、貴方が誰にお怒りなのか知っています。そして、私達の仲間も襲われ、1人は怪我を、1人は捕らえられてしまいました。今、1人でも多い力を、我々は必要としております。可能であれば、ご協力をお願いしたいのです」

「そういう名前の人なのか?」

「そうですよ、藍ちゃん」

「うー、早く出てきてクれないっすカね。兄貴達が心配っスよ」

「皆さんの状態は認識しています。まだ危険な状況ではありません」

「…お前達は、何者だ」

「あ、やっト出てきたっす」

「あなたが思うように、毛むくじゃらの服を着た化け物、包帯を巻いた少女が2人といったところでしょうか」

「お前、なぜ…」

「名乗らせていただきます。私は覚美弥、望まずも人の心を覗き見れる力を得た者です」

「な…!?」

「ちなみニ俺は佐原っすヨー」

「藍だぞ!」

「貴方に協力を求める代わりに、私が読み取れるその子の情報をお伝えは出来ます」

「ほ、本当か!?」

「……、えぇ。ただ先に言わなければならないこともあります」

「何をだ?」

「…、真実は常に残酷だということです」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/17(土) 18:12:45.17 ID:D00E2n+B0<> 「戻ったわよ! 一之瀬ちゃんが捕まってるみたい! 後は山中が撃たれてる!」

「お帰り浜村君。実は、佐原君と藍君が山中君を連れ帰ってきていてね、おおよそは聞いたところなんだ。うん」

「徒労ってこと? まぁいいわ、研究所の奴らにも言わなきゃいけないことだしね。それで、山中の怪我は? まずい?」

「右肩に弾が当たったみたいだよ。うん。応急処置で消毒と止血しただけで、これが正しいかは一之瀬君じゃないと…」

「そうよね。どうにかして聞けないものかしら…」

「ひっひっ、放浪者の兄貴が救出に動いてるんだったーな?」

「ビジョン君。あぁ、そうだよ」

「けけけ、なら簡単ーだ。話しすりゃあいい」

「あんたねぇ、どうやって話すってのよ」

「あははは、2人ともお忘れかーな。僕なら話せる」

「ショッピングモールに直接電話するってことかい? リスクが高いよ。うん」

「けけけ、そりゃあ確かーに。実は放浪者の兄貴は、拠点で何かあった時のため、俺からの連絡を受けるため携帯持ってるんだーな」

「なるほど、それなら聞けそうだね。うん」

「くけけ、じゃあかけるーぜ。集中するから繋がるまでは話しかけないでくれーな」

「………、え、何、これ」

「周囲が、少し光ってる。うん」

「超能力、ってわけね」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/17(土) 18:24:02.54 ID:10O9vE+AO<> さて、夕食買いに行かなきゃいけないから、一旦ここまで。 <> ◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/17(土) 18:46:15.56 ID:10O9vE+AO<> 材料買って、明日の飯何時に行くと友人に聞いたら今日やがなと言われる始末。

続きは遅くなるけど深夜あたりかな。

豚汁は明日作ろう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/17(土) 19:18:32.91 ID:xbR2GJs40<> 乙  <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/17(土) 19:44:07.09 ID:6DHYYMYK0<> 放浪者のケータイは、勿論マナーモードなんだろうね?じゃないとヤバげ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/17(土) 19:46:44.85 ID:nAA4sMRwO<> 平和からの事態急変は緊迫感があるよねー <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/18(日) 04:46:43.74 ID:K9G07PSd0<> 「はい、はい。よろしくお願いします。私達はこれから脱出します。切りますね」ピッ

「…無事でよかった、美尋」

「はい、ありがとう、ございます」

「…危機は去ってない。急いでここから脱出しなければな」

「……、そうですね。私、ここは嫌です」

「…同感だな。ただ、先に行っていてくれ、少し準備したいことがある」

「? わかりました。早く来てくださいね!」

「……、美尋は恐らく納得はしないだろうからな。仕方がない」

「…よし、セット完了。数分後にはラジオが鳴る。バリケードも破壊しておいたから、ゾンビ共はここを襲う」

「(…本来、自らの手で始末をつけるのが筋なんだろうが)」

「…本当の意味で食われる恐怖を、奴らは味わうべきだろう」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/18(日) 04:59:45.48 ID:K9G07PSd0<> 「奴ら、やっぱり襲ってきやがったか!」

「考えようによっては、ショッピングモールは手薄だから、放浪者さんはラッキーなことかなー」

「そりゃそうだが。ち、殺るしかねぇか」チュイン

「出来るの、井門さんは」

「……兵士は敵を打ち倒すのが仕事だ」

「ふーん。そう。私も出来れば避けたいけどねぇ」

「まじぃな。一人離脱しようとしてる。数すくねぇから、別に本隊あるな。呼ばれたら2人じゃもたねぇ。西切さん、援護頼む」

「はいはーい。まぁ、面倒だからちゃちゃっと射抜くけどね」キリキリ、ビィン

「い!」ドス

「ぎゃ!」ドス

「銃弾は真っ直ぐしかできないけど、矢は曲線で放てるんだよねー。だから遮蔽物越しでもOKってね」

「(はぁ、俺の周りは化け物しかいねぇのかな)」

「さ、後は井門さんのお役目だよー」

「そうだったな、急かすなよ。狙撃すんだから集中させろ」

「(ジグザグに動いてねぇ、風もそんなない……。未だ」ドン

「ん、ナイスショット」

「……、やっぱ、気分はいいもんじゃねぇよな」

「そうだねぇ」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/18(日) 05:01:37.52 ID:K9G07PSd0<> >>625の訂正

×「(ジグザグに動いてねぇ、風もそんなない……。未だ」ドン

○「(ジグザグに動いてねぇ、風もそんなない……。いまだ)」ドン <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/18(日) 05:51:35.17 ID:K9G07PSd0<> 「あっちは眼、首に矢が刺さってたわ」

「こっちは頭吹っ飛ばされてるな」

「もはや人狩り(マンハント)などではない。これは、戦争だ」

「…同意見だな」シュサ

「てめぇは!」ガチャ

「やめて、リーダーに当たっちゃうじゃない!」

「……お前らは、何が欲しいんだ?」

「…少なくとも、人肉は不要だな。仲間の死体でも、うまそうに見えるものか?」

「――あんたに、あんたなんかに! 何がわかるっていうのよ!」

「…落ち着け」

「落ち着けるわけないじゃない! こいつは何もわかってない! あの広いショッピングモールでも、皆を生かす食料がずっとあったわけじゃないのよ!」

「…事情は何となく、理解したが、静かにしろ」

「誰があんたのこと言うことなんか――」ブウーン、ブチ

「―――え…、あ、いやああああああああああ!」ボタボタボタボタ

「なんだこいつら、うわあああ!」

「…キマイラフライ、厄介な時に。全員、戦闘準備――」

「お前らだけは絶対に許さん、許さんぞ!」

「あ、林道さン。その蠅無茶苦茶やばいから戻ルっす!」

「そうだぞ! 戻れ!」

「…正体不明の生存者に、覚を背負った佐原と藍。混戦もいいところだな」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/18(日) 06:05:04.26 ID:K9G07PSd0<> 「…いつつ、あれ、私なんでこんなところで寝てたのかしらぁ」

「…うん? この声はいったい? 騒がしいことしちゃだめじゃない」プルプル

「また、震え。体動かせない」ガチャン

「うそ、ゾンビ。皆、どうしたの?」

「だめ、立ち上がれない…」プルプルプル

「……、あいつの悲鳴…。そう、やられちゃったか」

「さぁ、おいでゾンビさん。若い女の美味しいお肉、ここにあるわよぉ。ちゃんと味わってね」

「ねぇ、意外とイケメンなゾンビさん。この世界は、やっぱり、食べるしかないのよね?」

「私達が生きるためにしてきたことは、仕方なぎ!」

「あが! ぎぃ! そ、そう。ぎあ! ちゃんと、食べ、があ!」

「ぎゃ、が、は、は、は。がぼ、ごぼ」

ペキ、ヌチャ、グニュ、ズル、クチャ、クチャ。 <> 血濡れのラジオから情報が流れてくる 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/18(日) 06:17:39.23 ID:K9G07PSd0<> 「はぁい、DJフレンドだよ。世紀末の世を生きる皆さんこんにちは」

「この放送が、皆の癒しになっていてくれるかな? 一人孤独に生き続けてる人は、DJフレンドがいつもいるって、思ってくれると嬉しいよ」

「たくさんの人と一緒にいる人は、まぁ、退屈しのぎにはなっていればいいかな。ちゃんと音楽も流してるからね!」

「あー、今更だけど聞く時はよほど安全じゃなかったらイヤホンか何かさして聞いてね」

「ちょっとしたお役立ち情報としては、このラジオは録音で四六時中ループしてかかってるから、囮に使えると思うよ! ゾンビ誘導とかに使ってみてね」

「後は、皆特殊なゾンビは見たことあるかな? 筋肉がムキムキのゾンビ、犬みたいな恰好で飛び跳ねて襲ってくるゾンビ、酸をまとったゾンビ。どれもこれも、かなりやっかいな奴らだよ」

「基本見かけたら、逃げることをお勧めするよ。犬みたいなのは、そこ以外はそこいらのゾンビと同じだからまだ倒せるけど、ムキムキなやつは頭以外は筋肉でダメージ通らないし、酸も鉄パイプとかの近距離武器をダメにしちゃうからね」

「どっちも他のゾンビよりはゆったりしているからいいけど、捕まったら最後、とは思っておいて」

「こちら、DJフレンド。世紀末の世を生きる皆さんに、お役立ちの情報を録音で提供するよ」

「さて、ここいらで音楽を1つ――」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/18(日) 06:37:44.63 ID:OUT879tW0<> 乙
そうだな!危険な奴らが居なくなってこれから癒されるな!(やけっぱち) <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/18(日) 06:55:17.21 ID:K9G07PSd0<> 「小林…、許してくれ小林ぃ…!」

「……、放浪者さん。彼のこれまでを聞きますか?」

「…あぁ、頼む」

「小学校の教諭で、避難場所になっていた学校にいたようです。一時は安全だったようですが、物資回収で彼を含めた数人で外に出た時、ゾンビが群れを成して学校を襲撃」

「………」

「彼が預かっていたクラスの子供たちは全滅。他に避難してきた人、そして一緒に探索にいった人達も同じ道を辿ったようです。ただ、小林鈴(こばやしすず)という別のクラスの女の子は救出できて、長く一緒に放浪していたようです」

「…だが、運悪くあのショッピングモールに行きついてしまった訳だな」

「そういうことになります。襲われて逃走した際、小林鈴は転倒し捕らえられ、その後……、食肉加工されたようです」

「…林道の誤算は、人を食う連中だとは思っていなかった。ということか」

「えぇ、知っていたら是が非でも奪い返したでしょうね。彼女が、彼にとっての存在意義のようでしたから。だから、彼女を生き延びさせるためにいろいろやってきたようです」

「………、もっと早くショッピングモールを、いや」

「はい、それはもうどうしようもないことです」

「…一歩間違えば、美尋も同じ道を辿ったかもしれない。運が、良かったな」

「それはそうでしょう。放浪者さんの庇護のもとにいるのですから」

「…どういう意味だ?」

「さぁ、どういう意味でしょうね」

『――さて、ここいらで音楽を1つ。「賛美歌第2編167番 アメイジンググレイス」』

『それでは良い終末を』

「……ラジオ、止めるか」

「どうして……、あぁ、なるほど」

「…この状況には、ふさわしくないからな」

「小林、小林ぃ……!」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/18(日) 06:56:59.84 ID:K9G07PSd0<> 『アメイジンググレイス』
https://www.youtube.com/watch?v=5giru8UIEeQ

『アメイジンググレイス』和訳
http://www.worldfolksong.com/songbook/masterpiece/amazing.htm <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/18(日) 07:08:11.90 ID:K9G07PSd0<> >>630
やけあかんのや


さて。元々のモチーフを無視して台本形式で進んできた二百四十九日目。その一日を長く書いたのは、
これ日では初めてのはず。

いやしかし、今回はもろもろ大変だった。一之瀬の生死判定がきつかったり、当然林道さんとの
仲たがい判定もあったり、なにより侵入失敗で放浪者も食われる可能性あったり(放浪者にはいらない心配だけど)。

結論その内容を日記テイストだけじゃ書ききれねぇということで、こうやって書いた次第です。

もちろん、小林鈴も助かって大団円の判定は用意されていました。が、彼女はダイス様はお気に召さなかったようです。

犠牲としては一人。そして子供。この結果を見て、この世界の縮図のような結果だなと、思った次第です。まる。


後は二百九十四日目を日記で書いて、ショッピングモール編は終了と相成ります。もう朝日がとっくに昇ってるんで、すいませんがねまーす。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/18(日) 08:08:21.13 ID:oLBTsrjzo<> 乙!
いやぁ長い一日でしたね…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/18(日) 09:24:21.29 ID:SKQvNBjqO<> 乙
残酷な結末だな… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/18(日) 12:26:44.57 ID:AGYHA7Ec0<> 乙
鈴ちゃんが生きてたらスライムの友達増えてたんだろうな……
酸をまとったゾンビは初出かな
ところでショッピングモール組の人数と装備はどんな感じでしたか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/18(日) 23:15:04.08 ID:PDTNjGZ/0<> 乙!
林道正綴さんって格好良い名前だな。彼の今後もどうなる事やら。行くなら研究所の子供達側か?
とりあえず一之瀬さんも取り返せたし、まずは山中さんへの正しい処置をし直してもらわないとな。あ、でも、銃弾による貫通の治療法なんて現代人の医大生で習うもんかな?
そしてここで西切さんまさかの那須与一超えてる説 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/18(日) 23:23:01.16 ID:PWgsHG3to<> 曲が染みる
いろんな意味で強くないと生きてはいられないよな
これでもうショッピングモールには来ることはないのかな? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/19(月) 02:30:30.92 ID:O0tcXVL40<> >>634
うん、長かった。24よりはマシだろうけど。

>>635
まぁ、ねぇ。こればっかりは、うん。

>>636
なったんだろうねぇ…。酸に関しては初だね。放浪者の前に出てくるのかは謎だけど。
ショッピングモールの連中については、更新後にでも触れますかね。

>>637
林道さんは、うーんどうなるんだろうかな。
そんなピンポイントで習うもんなのかねぇ。でもまぁ、素人やるよりは確実。
遮蔽物越しに急所へクリティカル。与一さんと仲良くできそう。

>>638
うん、強くなければならない。あるいは、壊れているか。
今回の曲に関しては、作者的に皮肉を含めてる。本来の意味もあるけどね。
ショッピングモール自体は物資があるから、回収士にはいく流れ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/19(月) 04:59:15.20 ID:O0tcXVL40<> 二百九十四日目

長い一日だった。言えることは、本当にこの一言だけだろう。

山中さんは眠っている。一度目覚めたが、肩の治療のため、美尋が麻酔をかけたからだ。身体以外については不調を訴えてはいなかったから、恐らく何ともないと思うが。

捕らえられた詳細については、一之瀬当人でさえもあまりよく分かっていない。銃声がして、振り向いた時には山中さんが倒れていて、自分の頭にバットのようなものがぶつかった。それぐらいのことしか覚えていないらしい。

その後のことは、一番早く応戦することになった井門と俺の方がよく知っている状態だ。あの場所にたどり着いた時点で美尋の姿はなく、相棒を連れて行こうとする敵の姿しかなかった。危険を承知で井門に銃による応戦をさせ、その隙に俺が相手のメンバーの一人を人質に取る作戦だった。結論として、これは美尋の命の時間を引き延ばせたことから考えて、間違いではなかっただろう。

その後のことは、割愛する。結果としては相手は全滅し、俺達は生き残った。何も生み出さない、無意味な戦争だった。

新たな生存者である林道さんについては、ひどい塞ぎこみようだ。今も、簡単に用意した一室に引きこもっている。出した食事も手を付けていないらしい。覚も、今はどんな声も彼には届かないと言っていた以上、今だけは時間の経過を待つしかない。

余談だが、こちらが人質にした奴は、頭半分がなくなった状態で見つかった。敵方が撃ち殺したものとは思うが。その理由は不明だ。


二百九十四日目終わり <> 西切の手帳にいろいろ書き込みがある 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/19(月) 05:09:17.21 ID:O0tcXVL40<> ショッピングモールにいた人達は、結局何に追い詰められたのかな?

人を食べてたなら、やっぱり食料の部分だよね。あの女の人も、そんなこと言ってた。

でも、拠点を見てると、食料を得るための努力はしてたのかな。

研究所という後ろ盾が拠点にあったけど、でも、放浪者さん達は危険を承知で都市に向かい、物資を回収して、畑の材料も集めた。

だから、彼らには今がある。

でも、あの人達も追い詰められてたのは、事実なんだろうね。

どちらにしても、もうお話もできない。想像するしかないか。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/19(月) 05:22:07.97 ID:O0tcXVL40<> 一之瀬DIARY JUNE.13

山中さんの治療はこれで問題ないと思う。電話で教えてくれたことを蒲谷さん達がちゃんと処置していてくれたから、感染症とかが起きるということはないと思う。それでも、油断なんかまったくできないけど。

…やっぱり、今日のことを思い出すと体が震える。鈴木さんを殺した略奪者よりも、人食いをしていた人達。もし、放浪者さんが誰かを人質に取っていなかったら、冷蔵庫から出た肉塊みたいに、私も…。

身体が震える。どこかに逃げ出したくなってしまうような、恐怖。もう、拠点の自室にいるのに、どうしてこんなに怖いんだろう。やっぱり、1人は怖いよ。佐原君達とはぐれた時も、怖かった。

誰かにあって、気分を紛らわそう。井門さん、部屋にいるかな。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/19(月) 05:55:14.28 ID:O0tcXVL40<> 【目の前にあるものを否定するには】
「はは…、今度は奇妙な生き物か」

「来るな! 来るなぁ!」パンパンパン

「…井門! 左上からくる3匹、西切! バックアップしろ!」

「リーダー! 俺達にも指示を、リーダー!」

「もう、無駄だ。俺達は、終わりなんだ」

「何を言って、がぼ」ブチッ

「嫌だ、死にたくねぇ、死にたくねぇよぉ!」バババババ!

「ははは。人を食ってまで、生きようとして、このざまか」

「ぎゃああああ!」ブチブツッ

「すまない…、皆」グイ

「小林はどこだ! どこにいるんだ!」

「………冷蔵庫の中だ。そして――」

「それ以上は言うな!!」

「……そうか、なら、真実はお前の目で見ろ」

「貴様ぁ…!」

「…俺達が、何も考えないでそうしてきたと思うのか?」

「何…!?」

「お前達も同じだろう、生きるために、生かすために、出来ることをしてきた」

「あ、危なイっす!」

「だから、俺達がしてきたこ――」ブチッ


――してきたことを否定できるほど、強い心を持っているか? <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>sage saga<>2015/10/19(月) 06:14:13.43 ID:O0tcXVL40<> 佐藤 和幸(さとう かずひろ)
ショッピングモールのリーダー格。メンバーからは名前ではなくリーダーと呼ばれていた。
放浪者と似て冷静な部類だが、メンバーに指示を出し、自分はその後ろにいて任せるが、必要に応じ臨機応変な指示をすることで対応してきた純頭脳派。罠の多くも彼が立案し、設置したもの。
元々ショッピングモールに避難してきた一人だが、避難所をまとめていた元警察官達が物資を独占し始め、避難者を虐げた。その結果、独占を維持するため、正面入り口に処刑台が用意され、鎖には処刑された避難者がつるされた。
彼はその体制に反旗を翻してショッピングモールを独占したが、元警察官達は食料を無計画に食い漁り、すでに全員分を維持できる状態ではなかった。

虐げられ、探索する体力すらも奪われていたため、彼が下した決断は、その時殺した警官達を、食らうことだった。

最期は放浪者達との戦闘中に襲ってきたキマイラフライに首を切断され、絶命。


如月 敬子(きさらぎ けいこ)
佐藤らが探索に出る際、留守を預かっているメンバーのまとめ役。佐藤が人を食べることを決断した時、率先して警官らを解体した。

それは飢えているからではなく、メンバーへの心理的負担を減らすためだったが、結果として彼女は摩耗していき、どこか世捨て人のようにふるまうようになった。

食事もメンバーを優先させた結果、メンバーでも少し気味が悪がって食べなかった人の脳などの特殊な部分を食べていた。これが結果的に最も早くクールー病を患うことになる。

最期はクールー病によって動けなくなっていたところを、侵入してきたゾンビに食われ絶命。


新藤 真彦(しんどう まさひこ)
ショッピングモールのサブリーダー。しかし、実際には佐藤の腰ぎんちゃくであり、横柄で偉そうな態度はとっているが中身は小心者。

人食いは拒絶しており、メンバーの前では食べるが、何回か嘔吐していた。探索の際に自分用の食料をひっそりと回収してしのいでいた。

最期は襲ってきたキマイラフライに狂乱して銃を乱射、それにより寄ってきた数体のキマイラフライにかみ殺された。


斉藤 真希(さいとう まき)
佐藤にべったりとくっついていたメンバー。特にサブリーダーといった特別な位置にいたわけではないが、佐藤の代わりに指示をしたりなど上の立場の振る舞いをしていた。

人食いに関しては佐藤がいうのなら、ということでそこまで忌避感はなかったが、そうまでして生き続けなければならないのか、という部分については無意識のところで疑問がわいていた。

最期は激高している隙に腕をキマイラフライに食いちぎられ、パニックになったところこめかみから頭を食い割られ絶命。


ショッピングモールのメンバーの総数は15名ほど、武装に関しては上記で触れた警官のものや、狩っていた生存者のものを流用していました。なので、罠に弾丸とか使ってたりする程度に、武装は整っていたり。

とりあえず彼らのバックグラウンドはこんなものでもいいかな。正直語りすぎな気もするけどねぇ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/19(月) 07:13:22.52 ID:vfmFdxRx0<> 乙
この、何でしょう、ー悲劇の猟犯店編ーとでも言えましょうか。一部書いてて苦しかった所もあるかも知れませんが、ここまでお疲れ様です
願わくば、このような惨劇が続きませぬ様に…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/19(月) 18:54:09.32 ID:F/gHqTEi0<> すぐ死にゆく奴らにもちゃんと名前を付ける執筆者の鑑 <>
◆9W6PAVDo7.<>sage saga<>2015/10/20(火) 02:58:09.79 ID:9HsNpgsY0<> >>645
どれもダイス様のご意思。故に、何が起きても不思議ではない。

>>646
死んだ隊長とか、防衛隊のメンバーにも名前と簡単な設定はあるよ? 書き起こす当たって、必要な作業というだけだったり。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/20(火) 05:01:08.39 ID:9HsNpgsY0<> 二百九十五日目

今日も商業区北西エリアのショッピングモールに、林道さんを連れて向かう。区切りをつけさせるためにだ。

死んだリーダー格が、小林鈴という子は冷蔵庫の中にいると言っていた。それらしいのを見つけたのは、美尋が閉じ込められていた部屋で見た、小さな肉塊。それがその子だろうという確信があったからだ。

ゾンビを処理しながら奴らの抑えていた場所に向かうと、ゾンビに食い殺されている連中の死体があった。一つ一つゾンビ化による復活をしないよう、頸椎を折る。美尋がさらわれ、やや頭に血が上っていたとはいえ、今回は単純に残酷な手段を取ってしまったのは、事実だ。

1人の死体が、印象的だった。抵抗らしい痕がなく、口から血を吹き出した形跡がありながらも、穏やかな表情をしている女の死体。そうなることを受け入れるかのような、そんな感じだった。

小さな肉塊と、濁った眼をした少女の頭は、無事に見つかった。残念ながら四肢は見分けがつかなかった。そして、もう一つは林道が小林鈴にプレゼントした血の人形もあった。

後は、キマイラフライに殺された奴らも合わせて、ゾンビにならないよう処理した後、埋葬することにした。林道さんは怒りを露わにしたが、誰しもがこんなことをしたかったわけじゃないと言うと、彼はまた静かにうなだれた。

連れてきた小林鈴は、拠点そばの空き地にポツンと生えている木の横に埋め、簡単な墓を建てた。

拠点ができてから、初めての死を思わせるものができた。もしかすれば近いうちに、俺の墓があの場所に建てられる事態が来ることも、十分にあり得る。俺には死ぬ余裕さえあるのか、わからないが。

後、気がかりなのは美尋が探索に出れなくなってしまっている。監禁とその時にあった食われる恐怖、そしてジャイアントスパイダーとの交戦時の骨折など、そういったものが一気に溢れて拠点外に出るのがトラウマのような状態でできない状態になっている。

もちろん、このまま警備組に鞍替えしても問題はないが。だが、拠点から移動しなければならない時はあるのだから、このまま放置するわけにはいかないだろう。カウンセリングに関する本、集めたほうがいいかもしれないな。


二百九十五日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/20(火) 05:34:35.06 ID:9HsNpgsY0<> 6月14日

右肩の傷は痛む、しばらくの間うまく動かすことはできないだろう。しばらくの間、療養として拠点内に留まることになる。

ホームセンターのことについては、無事に決着がついたことを、今は喜ぶことにする。メンバーの足を引っ張ってしまったことは悔いることだが、もうすでに済んでしまったことだ。取り返すことができることできない。

現状、拠点には新しい生存者がいる。林道正綴という名前で、小学校の教諭をしていたそうだ。一緒に逃げ延びていた小林鈴という子は、悲しいことにショッピングモールの人間に捕まり、処刑されたことを確認している。

何にしても、こんな状況なのに争い、殺し合わなければならない。なぜ、そうならなければいけないのかが、理解できない。誰しもそうしているだけで、生き延びるには難しい時期にきていることは、わかりきったことだというのに。

他の地域で、私達と同じような意思をもって活動している人達はいるのだろうか。DJフレンドは。そういった疑問ばかり、浮かんでくる。


山中沙奈 記す <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/20(火) 06:01:48.05 ID:9HsNpgsY0<> 【境界線】
「…これで、全員か」

「一部食われたリしてタっすー」

「…わかった。とりあえず、処理だけして埋葬のため穴を掘ってくれ」

「放浪者といったな、なんでこいつらにそんなことをする?」

「…井門、佐原、穴掘りを頼む。西切と藍は見張りを頼む。小間城もあまり走り回るなよ」

「(ボス、わかった)」ワフ

「…あっちで話そう、林道さん」

「………」


「…はっきり言うなら、あんたの気持ちはほとんどわからないと言っていい」

「………」

「…幸い、俺のメンバーは食われることもなく救出できた。そこに溝があるのはわかる」

「あぁ」

「…だが、思う。あそこにいた人間達が、果たして元々そうだったのか」

「実際に人を食べていたなら、元々は関係ない!」

「…なら、あんたがあいつらと同じ境遇にいた時。それでも、人は食わなかったか?」

「…ぐ」

「…更に言うなら、あいつらと同じ境遇にいて、小林を救う手段が人食いしかなかったとしたら?」

「………」

「……誰しも、そんなことをしたくてしたわけじゃない。作業を手伝う、1人は安全とは言えないから早めに戻ってくれ」

「…それでも俺は、死んだあいつら、許せはしない…!」

「…それで、その子が満足してくれるんだろうかな」

「何を、わかるというんだ…、何を…!」

「…わかるはずもない。溝を埋め、向かい合ってくれん限りは永遠に」


【もしもそうなら】
「ねぇ、勝」

「うん? どうしたんだ美弥ねえ」

「もし、私を食べなければ生きられない状態になったら、殺して食べる?」

「やだ」

「うん」

「絶対にやだ」

「…そっか」

「そうなったとしても、食料見つけりゃいいだけだろ。そんなの間違ってるんだから」

「そうだね」

「(でも、ショッピングモールに居た彼らのように、食料を一部に独占され、しかも武力による脅迫で奴隷のように扱われ、取り返した時には食料がなく、そして探索する体力も奪われていた状態だったとしたら)」

「(この拠点でも同様の事態が起きなかった。なんてことは言えるのだろうか)」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/20(火) 06:48:00.83 ID:biueDFem0<> 乙
そーいや山形んとこも内政ヤバくなってんだっけ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/20(火) 08:10:48.10 ID:hOfyF7+x0<> 乙  拠点には林道さんの心を癒してくれそうな存在が多かったのがまだしも幸い <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/22(木) 04:44:18.59 ID:RXPiUqSP0<> >>651
山形のところは、そうなったかーって感じかなー。

>>652
彼は今後、どうなっていくのかねぇ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/22(木) 15:14:07.46 ID:1N/8qz6K0<> 二日連続の寝落ちである。頑張るぞー <> ◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/22(木) 15:57:10.83 ID:1N/8qz6K0<> 二百九十六日目

商業区北西エリア、ショッピングモールの探索はゾンビからその場所を奪取するものに変わった。

ゾンビの量はやはり多いものの、戦った生存者たちの未発動の罠も眠っていることもあり、探索自体はかなり難航している状況だ。当然、人食いをしなければいけなかったこともあり、食料に関する物資はほとんどないといっていいだろう。その代わり、彼らにとって必要なかったものの物資はかなり残っていることは見込める。

しばらくはショッピングモールの確保を進めていき、完了次第どこを攻略していくかを考えなければならない。今のところの候補としては、都市中央エリアへの本格的な処理を進めること、この地域でよく見かけるようになったキマイラフライの駆除、後はビジョンが捉えられていた研究所の探索だ。

状況からして、キマイラフライの駆除が優先度は高いだろう。繁殖力はわからないが、広域に分布される前にケリをつけておかなければ、最悪拠点の放棄を検討しなければならない可能性もある。それは、あの生存者達が襲われたことを考えれば、ありえないことではない。

何より、これから探索組の戦力はがた落ちする。藍は元々の目的である自身を生み出した研究者を探しに、西切はこの惨劇の真相を探るため、拠点から離脱することになる。林道さんもこのまま拠点に残るのかも、まだはっきりはしていない。

その状況でキマイラフライを駆除するというのは、賭けのようなものだ。でも、そもそも俺達はずっと賭けをしているようなものだ。常にこちらはギリギリの状態でやってきている。今更、分が悪いだの言うのは、ズレたことを言っていることになるな。

何にせよ、明日あたりには二人にいつ発つのかは聞いておかなければ、どういう探索をしていくかは考えていかなければならないからな。


二百九十五日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/22(木) 15:58:01.98 ID:1N/8qz6K0<> >>655の訂正

×二百九十五日目終わり
○二百九十六日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/22(木) 16:20:06.51 ID:1N/8qz6K0<> レポートNO.64

しばらくは山中さんが抜ける形になるから、探索事態かなりつらい状態になってくるだろうな。仕方ないことなんだけどよ。

それに、確か藍や西切さんもショッピングモールの件が終わったら、いなくなるっつってたから。今後の探索の進みはかなり遅くなるってことか。

放浪者さんは止めはしないだろうしな。すべきことがあるならするべき、そう言ってる人だ。それを止めるってことは、自分の考えを否定することになっちまうだろうし。

二人とも、自分で自分の面倒ぐらいは見れるからそうそうの心配はねぇ。でもキマイラフライとか、あとはミュータントか、そういうのもはびこってる現状。無事に済むかなんて、いや、誰もわかるわけじゃねえか。拠点にいれば絶対に安全なんてことも、ありえないわけだしよ。

俺には俺のできることをやるだけってのはかわらねぇ。皆の安全をカバーにする、それが、ここでの俺の役割だからな。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/22(木) 16:42:06.17 ID:1N/8qz6K0<> 【私達は】
「あんた、先生なんだってな」

「…君は?」

「勝」

「そうか…、そうだ。私は元教師さ」

「……」

「(なぜだろうか、敵意を感じる)」

「勝、そこにいるの?」

「美弥ねぇ、一人で出たら危ないだろ!」

「うん、ちょっとお願いしたいことがあるから。あ、先に部屋に戻ってもらっていい?」

「…大丈夫か?」

「ここは安全な場所だよ、何を心配してるの?」

「そういうならいい、なんかあったら大声出せよ」タタタッ

「覚君、出てもいいのかな?」

「身内で争いが起きないよう調停するのが、私ができることですから林道さん」

「争い…?」

「……、勝は恐らく、貴方の事はしばらく認められないでしょうから」

「やはり、新参者は疑いの目で見られるのかな」

「…、私達は大人に裏切られ続けました」

「なんだって?」

「頼るべき大人は、私達から物資を奪い、時には仲間を犠牲にしていきました。そして、それをしたのが、子供を教えるはずの教師達だった」

「…ば、そんな、そんなこと。許されるわけが…!」

「大丈夫です。林道さんのことは把握しています。信頼に足らない方は、私は放浪者さんにそのように告げますから」

「………」

「可哀想などと思わないでください。この力がなければ、今頃、私もそして放浪者さんが助けてくれた皆も、今頃いないんですよ」

「彼はそういうことで、私を信用できないんだな」

「えぇ、まだ勝はそのことを恨んでいます」

「…君は、どうなんだい?」

「この力を得てしまった今、求められるのは正しさです」

「正しさ?」

「はい。いくらわかったところで、私の言葉に嘘があってはならない。そういうことです」

「…覚君は、強いな」

「そうかもしれませんね」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/22(木) 17:13:02.51 ID:1N/8qz6K0<> 二百九十七日目

商業区北西エリア、ショッピングモールの探索自体は現状問題ない。入口の大ホールは押さえており、そこからゾンビが侵入してくることはない。各店舗を一つ一つ確保して一つずつ封鎖するのは手間といえば手間だ。それに合わせて、店舗によっては見通しが悪いところもある上、例の罠もある部分が処理の手間がかかる。

そういったもろもろの部分を考えると、確保については前に考えていた時よりも、時間はかかりそうだ。

それに、梅雨時期に入ってしまったせいか、ここのところ雨がひどい。水の確保の部分とショッピングモール内の探索だからいいが、移動時や今後野外の探索の際にはかなり制限がかかりそうだな。びしょ濡れで探索を続けるとなれば、体調を崩して風でも引きかねないからな。

ありがたいことに、三間が自作のレインコートを用意してくれていた。大きな布に加工したビニール袋を縫い付けていて、表面は濡れるが内部まで水は入ってこない仕様になっている。ファンタジーとかで着られるローブに近いもので、服を着た上から覆う形になる。

もちろん傘を持っていってもいいのだが、武器としては使えない上に、探索時の邪魔にもなる。しかも、今は自転車で移動しているからな。あまり手を使う道具はもてない。

確保しているエリアを通るのだから、車で行き来しててもいいかもしれないが、確保できる油の問題がな。更に距離の遠い場所を処理するようになったら、検討しなければならないが。


二百九十七日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/22(木) 17:23:24.11 ID:1N/8qz6K0<> 6/16 担当浜村 朝

ここのところ雨がひどいわね。水の確保は進むのはいいけど、結構な重労働ね。

スラちゃんは楽しそうに雨を浴びてるのが、羨ましいわ。


担当ビジョン 昼

雨。いろんな光が少し乱反射する。好きではない。

昔よりはよくなった。ガラス越しに極彩色の光を視界に覆い尽くされていたころよりは。


担当三間 夜

ビジョンさん、本当に大変なんですね。

超能力か。昔はあったらいいなぁなんて思ってたけど、持たないほうがやっぱり幸せなのかな。 <> ラジオから情報が流れてくる 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/22(木) 17:38:48.81 ID:1N/8qz6K0<> 「はぁい、DJフレンドだよ。世紀末の世を生きる皆さんこんにちは」

「たくさんたくさん伝えることはある。けど、伝えられないことはあるよね?」

「これを聞いている皆は、日々どんな風に過ごしているのかな? もちろん、運が悪くなかったら安全な場所で寝ていると思うけど、今日はそんな情報だよ」

「一日の疲れを取るため、手ごろな寝床を見つけて休んでいると思うけど、ちゃんとその場所の安全は確保しているかな?」

「経験則で言うと、人が隠れられるようなところ、例えばクローゼットとかもちゃんと見ようね」

「ゾンビから身を守るために隠れていた人が、そのままゾンビになっていて、入ってきたあなたをガブリ、なんてこと割とあるお話なんだよ」

「更に言うと注意したいのが、屋根裏と地下室。ここも人が立てこもってそのまま、これもよくあることだね」

「もちろん重要なのは、寝る場所の周囲も可能であればちゃんとしよう。ゾンビ達はあなたがいるとわかれば、玄関なんか気にせずいろいろなところから入ってこようとする。言うまでもないね」

「お勧めは二階建ての一軒家だよ。特殊なゾンビでもない限り、ゾンビは1階からしか入ってこれない。だから、建物の中の安全だけ確保して、階段部分を封鎖しちゃえばもし侵入されても2階から飛び降りて脱出する余裕もあるからね」

「こちら、DJフレンド。世紀末の世を生きる皆さんに、お役立ちの情報を録音で提供するよ」

「さて、ここいらで音楽を1つ。クムリソラ、曲名『かたぐるま』」

「それでは良い終末を」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/22(木) 17:39:15.82 ID:1N/8qz6K0<> クムリソラ、曲名『かたぐるま』
https://www.youtube.com/watch?v=hRhMC9-3b48 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/22(木) 17:49:27.24 ID:sxR1MPfz0<> 乙!
空も嘆きの涙を流しているのだな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/22(木) 20:13:23.37 ID:xmtD+IwAO<> >>649の訂正

×ホームセンターのことについては、無事に決着がついたことを、今は喜ぶことにする。メンバーの足を引っ張ってしまったことは悔いることだが、もうすでに済んでしまったことだ。取り返すことができることできない。

○ショッピングモールのことについては、無事に決着がついたことを、今は喜ぶことにする。メンバーの足を引っ張ってしまったことは悔いることだが、もうすでに済んでしまったことだ。取り返すことができることできない。


>>663
嘆きなのか自然現象なのか。お天道様のことは誰も知る由無し <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/24(土) 04:44:38.12 ID:4YMRbo2+0<> 二百九十八日目

商業区北西エリアのショッピングモールの探索は進んでいる。罠の解除もうまくできているし、それで回収できるものはそこそこ使える。ショッピングモールの店の配置自体も、ある程度の画一化がされているから、エリアごとに区切っての確保できる部分は、ある程度楽なところもある。
(店舗ごとの中の内装の違い自体は、どうしようもないところだが)

山中さんの怪我についてはまだ痛みが残っているらしい。銃弾はなく、破片などは取り出したと美尋は言っていたから、後はふさがるのを待つだけだ。変に痛みがないことの方が、逆にまずいと美尋が言っていたから、悪くはない兆候なのだろう。

ただ、美尋の状態や藍と西切がここを離れようとする状況から、早く復帰しようと無理していることが気がかりだな。相棒も相棒で、妙に気負うところがある。何にしても、とにかく身体を治してもらうことに専念してもらわなければならない。

林道さんは、結論としてこの拠点に残ってもらうことなった。小林鈴の墓を守りたいという理由でだ。それに、彼は教師ということもある。幸い子供はいるのだから、助けた子供達に勉強を教えてもらうよう頼むと、少し複雑そうに笑って了承した。
(複雑な顔をしたのは、やはり小林の件絡みなのだろうな)

それに合わせて、彼は探索組と警備組を半々でやってもらうことになる。子供達に勉強を教えてもらうことを思うと、やはり1日みっちり(と言っても、普通に学校に行くぐらいの時間だが)とやってもらいたいしな。文明を復活させるとなれば、これも必要なことだ。

それと、彼はなかなかの戦闘技術の持ち主であることは判明した。なんでも爺さんが古武術の師範だったらしく、棒術と言えばいいのか、それこそ巧みに扱えた。あとは、柔術(らしい)をベースにした格闘術もあるらしく、今まで子供を抱えて生き延びてきたのもわかる。こうなったらついでに、浜村さん達に棒術の手ほどきもしてもらうか。


二百九十八日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/24(土) 04:57:46.61 ID:4YMRbo2+0<> 一之瀬DIARY JUNE.17

やっぱり、外に出るのが怖い。また捕まってあんなひどい目に合うんじゃないかと思うと、体が震えて歩くことができない。

もうそろそろで藍ちゃんも西切さんもいなくなっちゃうのに、こんなことじゃ、ダメなのに。鈴木さんを助けられなくて、あの略奪者たちの笑い声が耳にこびりついてる。あの捕まってた部屋で見張ってたあの女の人の冷たい目が、頭に焼き付いてる。

もう助かったのに、もう、大丈夫なのに。拠点に外に出るのが、すごく、怖い。

こんなことじゃ、ダメなのに。まだまだ拠点としてやらなきゃいけないこと、たくさん。私がこんな調子じゃいけない。

でも、怖いよ…。 <> 西切の手帳にいろいろ書き込みがある 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/24(土) 05:10:39.11 ID:4YMRbo2+0<> ショッピングモールの探索も、数日たったら終わるから、そうなったらこことお別れかなー。

藍ちゃんもそうみたいだけど、ついていってあげるべきかなぁ。あの子、十分強いから私がいなくても大丈夫だと思うんだよねぇ。

あ、でも、スクープの関連から言えば、まだ生きていればあの子を生み出した研究者に会える訳だから、ついていった方がスクープになるかな。

ただその確率は、WWPの人間だからと言って、生き延びられ続けるかも怪しいけどね。藍ちゃんここに留まった期間と、そもそも探して回ってた期間を考えると、かなり薄そう。

うーん、どうするかはまだ保留かな。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/24(土) 06:08:29.80 ID:C5U9SQQA0<> peaceful days died.
let's survive.
(平穏なる日々は潰えた。
生き抜いて見せろ)

ショッピングモール戦闘編は
久々にこのフレーズ(from女神異聞録デビルサバイバー)を
思い出してしまうくらいの
ヘビーな話でしたな…

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/24(土) 12:06:40.86 ID:l7dljqFd0<> 乙!
今日は稀有な体験をしました。何とこのスレが夢に出てきたんです。でも内容は謎でしたね
スライムが拠点の門から中の方に、スライムの外皮そっくりな材質で作られた?2m四方の、角・辺が丸い立方体を押し運んでて
拠点の仲間(夢での自分の視点はこちら)に「それはどうしたのか」と聞かれると、外に居た数人の集団(知らない一般人?達)にもらった(と、俺には聞こえた)ものとの事
その際、スライムが集団の方を指し示したりとかはなかったと思います。中には何かが色々と入ってたみたいですが、詳細はぼやけて分かりませんでした
夢はここで終わりでしたが、一体この夢、何だったんでしょうね?
まぁ、1つはっきりしているのは、スライムは夢の中でも可愛らしかった。という事でしょうか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/24(土) 16:57:51.11 ID:rGL3C1/V0<> 林道さん強かったのかw すっかり子守り役になると決めつけてたがよく考えれば生き残りだから強くて当然か
古武術の万能感は異常 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/25(日) 15:07:56.44 ID:pLt+FhZAO<> >>668
その潰えた日々を取り戻すための、放浪者達の長い戦い

いつ終わるか、運命(ダイス)だけが知っている


>>669
スライムはどこにでも出張するようだ


>>670
林道の戦闘力はダイス様が26と出したものやで。

ちなみにざっくり判定内容

5 ゾンビであれ傷付けるのを嫌悪感がある平和主義者
6-12 戦わず、身を隠すことに長けた密偵
13-18 平均的なこの世界の生存者
19-24 スポーツで鍛え込まれたアスリート
25-29 武術を叩き込まれた武道家
30 比類無き天性の壊し屋

オールシリーズを抜かせば最高クラス。個人的にはアスリートが出て、元高校球児にしてそれで勝との溝を埋める展開にしたかったんだけどNE

ダイス様は>>1の思惑を外すのが好物です


そんでもって、最近忙しさやらなんやらで寝落ちが続き申し訳ない。

今日は休みですが、予定ありのため、更新できたらします。

何にもはしませんよ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/25(日) 15:37:07.52 ID:AawdnH9Oo<> 放浪者は天性の壊し屋でしょ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/25(日) 16:11:14.49 ID:GwNy/0K+0<> 忙しい時は休まないとね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/26(月) 16:53:40.60 ID:W1h5W66V0<> 棒術と古武術を使う先生と小さな女の子が二人で崩壊後の世界を放浪するってそのシチュエーションだけでひとつの作品になりそうで
鈴ちゃんには是非生きてほしかった・・・ <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/27(火) 04:17:43.10 ID:gPCU8m1x0<> >>672
放浪者は才能はあるけど、天性ではないかな。言葉の綾みたいなもんで、自分のイメージでは才能は磨くもので、天性はそのままあるがままな感じ。
そういう意味では最初から常人離れしてた訳ではないからねぇ

>>673
1か月ぐらい何もしない時間がほすぃ

>>674
うーんまぁ、こればっかりは>>1も逆らえんというか。捻じ曲げて大団円にしてもいいんだけど、ゾンビものというか、こういう世界特有の
理不尽がね。そういう意味では>>1の意志では決められないという理不尽が、うまく作用しているとは思うけど。

というか、外伝書けそうな奴らって割といるからなぁ…。2人に限らず。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/27(火) 05:12:39.69 ID:gPCU8m1x0<> 二百九十九日目

商業区北西エリアのショッピングモールの探索は、大体の終わりが見えてきている。藍も西切もショッピングモールの探索が終わり次第、拠点を去るということで、それは二人の別れも意味することにはなる。

もちろん、引き留める気はない。当たり前だが、二人がいてくれた方が今後の活動もよりやりやすい。二人も抜けられるとなれば、探索組のとっては支障でしかない。だからと言って、二人を邪魔をする権利を、俺も、他のメンバーにも当然ない。

来るもの拒まず去るもの追わず、なんてカッコいいものではない。そうするのが正しいだろうからだ。何も目的もなく、放浪しているやつなら無駄死にされるより、いてもらった方がいい。だが、二人は明らかにちゃんとした目的があり、ここでそれを成し遂げられないなら出ていくべきだろう。それを二人は成し遂げるだけの能力もある。

気がかりなのは藍と仲良くしているスライムのことだ。話せるのは藍だけで、どの程度スライムが知っているかはわからない。藍は、ちゃんと話し合ったと言っていたから、大きな問題にはならないと願うが。

良いニュースとしては、美尋が探索に復帰した。ただ、以前より怯えたそぶりがある。捕らわれていた時の恐怖心は、やはり簡単に拭い去れるものではないらしい。それこそ、トラウマ。というやつだろうな。

そして、林道さんの動きは素晴らしいに尽きる。我流で戦いを身に着けた技術と、やはり武術として洗練された技術を身に着けているのでは、雲泥の差があるな。
(後は、よくわからないが俺の攻撃には殺意、敵意が感じられない。戦うならやりづらい相手だなと言っていたが、どういう意味なのやら)

彼を通して武術を全員で教えてもらった方が、メンバー強化になるのは、間違いなさそうだ。

二百九十九日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/27(火) 05:28:47.79 ID:gPCU8m1x0<> レポートNO.65

入ってきた林道さん。ありゃあ、正直俺が形無しだな。入りたてのころ、合気道やってるやつ、格闘術の教官だったけど、あんなスタイルだな。いわゆる、相手の力を利用してそのまま返す感じ。

ビックリしたのは、棒で迫ってきたゾンビを、払う訳でもなく触れる感じで転ばして倒し、首の骨を蹴り折ってた。ありゃあ、マジックみたいなもんだな。なんとなく、こういうことかっていうイメージはあんだけど、だからといって実行できるかは別だしな。

放浪者さんも、林道さんの武術を学んだ方が今後役立ちそうだなっつってたが、それは間違いないないだろうな。

後は、一之瀬がやっと探索に復帰してた。ビクビクしてたから、俺が常にカバーできる状態にして、何もなく追われて良かった。帰ったあと、様子を見に行ったら、冷や汗がひどくて着替えちゃいましたと笑ってたが、やっぱトラウマなんだろうな。

まぁ、ショッピングモールは終わるし、そういう原因の場所行くわけじゃねーから。ちょっとずつよくなりゃいいんだけどよ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/27(火) 05:48:34.83 ID:gPCU8m1x0<> 【武道】
「…素晴らしいな」

「高校までみっちりしごかれた結果といえばいいか」

「…羨ましい、こちらはすべて我流だ」

「本当にそうか、疑いたいところではある」

「…どういう意味だ?」

「君の攻撃には殺意、敵意がない。細かく言うなら、動作する前に発せられるものがない」

「…ふむ」

「もし、仮定として君が敵であった場合。これほどやりづらい相手はいない。そういうことだ」

「…そうか」

「このあたりは制圧した。めぼしいものがなければ行こう」

「…あぁ」


【トラウマ】
「………ふぅ」

「すごい、汗。着替えなきゃ」ゴソゴソ

「綺麗なタオルは…、これで大丈夫かな」フキフキ

「……トラウマ、だよね」

「なんとか、一日通してやれた。でも、この調子が続いたら、多分、よくないかな」

「(……、誰かと、話したいな)」

『井門だ。一之瀬、いるか』コンコン

「あ、います」

『入って問題ねぇか?』

「あ、服着るんで待ってください……。どうぞー」ゴソゴソ

「おう、大丈夫だったか今日」ガチャ

「はい、なんとか」

「そうは見えなかったぞ。あんま無理すんな、藍と西切さん抜けるつっても、林道さんつええから、よほどのことなきゃ大丈夫だからよ」

「大丈夫です。辛い時は、井門さんが守ってくれますもんね」

「うんまぁ、それが俺の役割だけどよ」

「なら、問題ないですよ!」

「そ、そうか」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/27(火) 11:22:43.93 ID:4lPcEy8o0<> 三間も林道さんによく教えてもらうといい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/27(火) 12:11:13.35 ID:PBKWvSKr0<> 武道家・軍人・ミュータント・サイボーグと対等以上に戦える土木作業員
描写されてないだけで日記書き始める前に放浪者はもっととんでもない修羅場潜り抜けて成長したんじゃないか……?
たとえば惨劇初期の動きの速いゾンビと100人組み手とか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/27(火) 15:12:47.14 ID:DNqWN6N00<> 乙!
敵対生命にはウェーブソードがかなりの割合で効いてるんじゃないか?

しかしこりゃ警備組で棒術ファランクスも夢じゃなくなって来たかもな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/27(火) 18:32:13.27 ID:WjeUFkB2O<> 土木作業員だっけ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/27(火) 20:01:51.03 ID:sDYRtEbdo<> 赤い帽子の配管工じゃなかったかな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/28(水) 03:18:36.77 ID:pYVTD/GJO<> 林道さん強すぎわろす

このスレの形式だと各々戦闘力が設定されてて、戦闘判定の時に戦闘力によって補正が加わる感じなのかな?

天性の壊し屋とかどんな補正が入るのか気になる <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/28(水) 05:24:28.32 ID:wlqSFqjr0<> >>679
「林道さんに鍛えてもらったら強くなれますかね?」

「武道は力なき者、子供や女性が使うためにある。強くなるものではないよ」

「……先に言いますけど」

「なにかな」

「俺は男です」

「………、え?」


>>680 >>682-683
最初の頃は、数日で書き手が死んで、また新しい書き手の遺したものをその世界を
生きている読者が読んでいくモチーフだったもんだから、ざっくりした設定だった
のよね。放浪者も。

今のところ、修理工という形に収まってます。

惨劇初期から、安全圏に居られず生き延びてきた人は例外なく生きる術に長けてます。
その上、それを一人で生き延びてきた人間のポテンシャルは、計ることは難しい。

まぁ、放浪者は一時期鈴木さんとこにいたりと、ずっと一人だったわけでもないんだけど。

てかサイボーグなんて出てたったっけ? まぁ、出してもいいけど、放浪者達が
悲鳴を上げるね。


>>681
基本的にウェーブソードは、振動に電力食うから、普段はクレイモアと変わりないのよね。
だから、振動はここぞという時に使う、ちょっとした必殺機能。

それに、ずっと振動したものを使い続けると、とある病気になっちゃうし。きっちり諸刃である


>>684
実はわりかし判定を簡略化したから、そこらの設定形骸化してるのよね。総合判定の
プラスとしては扱うけど。

もし、ほんちゃんのTRPGなんかにするなら、天性の壊し屋は1ダイス6固定。戦闘判定後に任意の
ダイス1つを振り直しできるとか、そこそこ凶悪になるかな。


さて、会社の飲みで頭パーなので、すいませんが寝ます。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/28(水) 06:14:27.46 ID:bt+o22/+o<> 白蝋病かな?
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/28(水) 08:48:11.84 ID:odyNFNds0<> >>686 そう書かれてたね

サイボーグは山中さんの事言ってるんじゃない?一部機械って意味で

しかしお二人抜けちゃうかー。林道さんが増えたとは言え、探索速度は落ちちゃうだろうね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/28(水) 12:08:21.56 ID:HdnbZpxaO<> あるいはらんらん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/28(水) 15:17:56.18 ID:64VYZRz+0<> >>680だが分かりづらいレスしてごめん
1スレ目確認したら放浪者がしがない土木系列の作業員って名乗ってたからそこから持ってきた
サイボーグはフィクションで改造人間のイメージが広まったけど、脳波で動く義手や人工臓器なんかでもサイボーグ技術に含まれるらしい(Wikipediaより) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/28(水) 22:52:54.08 ID:odyNFNds0<> 骸(むくろ)の〜臭い 染み付いて〜  むせる <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/30(金) 03:09:18.80 ID:YS9aAhgN0<> >>686-687 >>689
うん、白蝋病。

そういや、身体の一部が機械でもサイボーグだったね。どうしても全身メカメカしいのが頭に出ちゃうけど。

>>686
るー?

>>690
確かにしみついてそうである。あれに出てくるようなやつは、多分いないとは思うけど <> ボイスレコーダーに録音が残っている 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/30(金) 03:26:53.12 ID:YS9aAhgN0<> 「…それで、藍を生み出した研究者の情報はまとまったのかエクス」

「おう、もうそろそろ行くのか、藍は」

「…そうだ」

「なかなかの戦力減じゃねーか?」

「…頭が痛いのは、更に西切も去る」

「それでやってけんのかよ?」

「…前に戻るようなものだ。それに、林道さんは残ってくれるからな」

「あぁ、最近見つかった生存者だっけか。強えの?」

「…今まであった生存者の中で、確実に三本指の中に入る」

「あんたがそういうってこたぁ、よっぽどだな」

「…俺など、そこいらの生存者と変わらん」

「どうだかねぇ。そうそう、アリスがあんたここに来たら研究所に来てくれって行ってたから、寄ってやってくれよ」

「…わかった」

「と――紙がすれる音――資料これだ。渡してやってくれ」

「…了解した」

「……あの、その、放浪者、さん」

「…君は、確か」

「伊吹です」

「…そうか、伊吹。どうした?」

「覚姉さんと、勝君は元気ですか?」

「…あぁ、問題ない。その内ここに来させようか」

「はい、そうしてくれると嬉しいです」

「…わかった。それではな」

扉の開閉音

「…話したかったのに、話題それってどうよ?」

「う、うるさいです!」

「あいはい」


録音はここで終わっている。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/30(金) 03:31:52.26 ID:YS9aAhgN0<> >>693の訂正

×「どうだかねぇ。そうそう、アリスがあんたここに来たら研究所に来てくれって行ってたから、寄ってやってくれよ」

○「どうだかねぇ。そうそう、アリスがあんたここに来たら研究室に来てくれって行ってたから、寄ってやってくれよ」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/30(金) 04:33:20.32 ID:YS9aAhgN0<> 三百日目

なんだかんだで今日で少なくとも三百日は生き延びてきた、おおよそ十か月近くをこの悪夢で過ごしてきた訳だ。嬉しくとも何ともなく、達成感のようなものもない。ただ、生きたという事実がそこにあるだけだ。

今日は、藍を生み出した研究者の情報を回収しに研究所に来ている。他のメンバーは例の件もあった後も休みなく探索していたこともあって、休みを取らせてる。
(暇なら今まで確保したエリアの探索ぐらいはしておいてくれとは言っておいたが)

情報はそれなりと言うところか、これで見つかればいいのだが、WWPからも巧妙に逃げていることを考えれば、参考ぐらいにしかなりそうにはない。それでも、闇雲に探し回るよりは、だいぶマシだろうがな。

エクスに言われてアリスの研究室に向かうと、俺を見たアリスが嬉しそうに駆け寄ってきた。まぁ、俺にあえて嬉しいというよりかは、作ったファントムシリーズの試験テストができるのが嬉しかったのだろうが。

名称はファントムフロートボード、ファントムバーストの大型版といったところか。形状はサーフボードのようになっており、格納可能な手すりのようなものが前についていて、下の噴射口で浮遊、後ろの噴射口で推進するといった具合だ。これもまた、ボードについているケーブルを神経接続装置に繋ぐことで、感覚的に操縦することができる。

基本はバーストと同じ性能なので、急噴射によるジャンプやホバリングしながらの滑空もできる。今までのファントムシリーズの中で、ある意味最も未来的だな。

ただ、これはアリス曰くまだ運用するには難しいらしい。稼働するためのバッテリーが五分と持たず切れてしまうため、実践するには改良の余地があるとのことだ。今回は試験テストのデータが欲しかっただけらしい。どちらにせよ、完成すれば力強い味方になるものだから、ありがたく協力はした。

その代わりというとなんだが、ネイルエアーという武器を2丁ほどもらった。簡単に言うと、空気銃で釘を飛ばす釘打ち機だ。釘もそれなりに貴重だが、手に入れられなくはない弾は優秀だろう。それに、拳銃に比べれば音はまだ小さいようだしな。

現在研究所は、これで武装を整えているらしい。多少の火器は渡しているが、全員分には程遠いものだから、良いことだろう。こっちにもある自動防衛や戦車の弾の発射装置を考えれば、防衛部分は盤石になったと言えそうだな。

この武器は警備組に回す予定だ。なんだかんだいっても、拠点が安全な状態というのが一番だからな。


三百日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/30(金) 04:48:16.93 ID:YS9aAhgN0<> 6月19日

まもなくここを発つ藍のために、放浪者はあの子を生み出した研究者の情報を回収するため、研究所へと向かっている。

残った探索組は、井門さんが中心として探索に出るものを募り、彼と佐原さん、西切さんが確保した危険性の低いエリアの探索に出て行った。私も向かいたかったが、まだ肩の怪我は当然完治しておらず、油断して傷が開いたり菌が入るとまずいという一之瀬さんのドクターストップもあり、療養を継続することになった。

残ったメンバーは思い思いに過ごしたようで、林道さんは、覚ちゃんに頼まれて彼女達に勉強を教えていたようで、藍とスライムは何か話し込んでいたのが印象的だった。

二人の話は恐らく、彼女が出ていくこと絡みだとは思う。そのことに関して、スライムはどうするのかは、やはり気になるところではある。もちろん、その時になればわかることではあるのだが。

もしスライムが、一緒に行くことを選択するとしたら、放浪者は止めるのだろうか。


山中沙奈 記す
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/30(金) 15:59:03.76 ID:ze/kPdIb0<> 乙!
ファントムフロートボード……テムジン(バーチャロン)かニルヴァーシュ(エウレカセブン)と言った所か
アリスさんその内ライディングバイパー(オトメディウス)みたいなのまで作れるんじゃないのか?ww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/30(金) 16:18:52.90 ID:qc/Kr83ZO<> スライムはもしかして判定で離脱するのか……?そうなったら拠点のモチベ心配だな。
何より俺が悲しい。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/30(金) 17:36:05.72 ID:Fk622jvSO<> アムドライバー(小声) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/30(金) 21:00:44.99 ID:b3sjap6AO<> 二号くんだね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/30(金) 21:52:51.88 ID:MZiyRmUI0<> このスレの状況がゾンビじゃなくてアンディーメンテのスミレの花みたいな感じだったらどうなってたんだろうね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/31(土) 01:39:48.85 ID:BtOYlSul0<> サーフボード型のメーヴェみたいなもんかな?

一体放浪者はどこまで行くんだ <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/10/31(土) 17:08:20.22 ID:LA/CfRfw0<> >>696 >>698-699 >>701
イメージとしては、キックボードの下側にサーフボードみたいなものがついてる感じ。

大ざっぱなスペックは、平均時速30〜40kmで推進し、圧縮した空気を一気に噴射することで、80kmまでの加速は可能。また緊急時、飛び降りられるように手すりしか用意されていない。

駆動は電気で行うが、消費量が多く連続稼働が5分も持たずして終わるため、実用化という面ではそれを満たしていない試作品。

なお、神経接続装置に連動すれば使用できるので、放浪者以外で山中も使用可能。


>>697
ん〜。まぁ、悪いけどノーコメントで。


>>700
アンディーメンテ。懐かしい名だね。ガキの頃、自給自足で起きたやり取りがわからないぐらい純粋だったもんだ。

言われたタイトルはチラッとしかやったことないけど、あの世界で一人でやっていけるのは、放浪者含め元々一人だった連中かな。 <> ボイスレコーダーに録音が残されている 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/10/31(土) 17:36:16.07 ID:LA/CfRfw0<> 「…ビジョンの体に、ウィルス性の影響があったと?」

「あぁ、君が持ってきてくれた。彼、でよかったか。採取した血液の調べた結果そのように出た」

「…あいつの超能力は惨劇前に得たものだが」

「そうだな。恐らくはその実験段階での影響だろう。現状、惨劇に関しては有力な説は遺伝子を組み替えるベクターウィルスだ。ただ、今までウィルスに感染しミュータントになった彼らも調べ、それも報告したな」

「…あぁ、ウィルスは残留しておらず、それらしい抗体も機械では見つからなかった」

「……、人間ではなくオートメーションの機械による検査、そして人間ではない種になってしまった彼らの検査のため、正常な結果が出なくても仕方ないと。考えていた」

「…どういうことだ?」

「ビジョンの体も、実験により通常とは違う変形などが見受けられたと、一之瀬は言っていたのだな?」

「…間違いない」

「だとすると、大なり小なりであれ、彼も通常とは違う。なのに、その結果が出ている」

「…つまり、4通りの可能性が浮上したわけか」

「どちらの結果かが正しい、どちらも間違い、どちらも正しい」

「…頭が痛いのは、ミュータントが正しく、ビジョンの結果が間違い。そしてどちらも正しいの2つだな」

「だがしかし、ウィルス以外で遺伝子変容を引き起こせるのかが、私には疑問だ」

「…だが、この事態を引き起こしたWWPだ。ウィルスは当然にして、そういうものを作り出した可能性もあり得る」

「……そうなると、考えられる範囲を広げなければならないな」

「…ただ、この結果だけで判断するのは、難しいところだな」

「だが、念頭に入れておいた方がいい。何でも起こりえる、状態なのだから」

「…そうだな」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/01(日) 03:06:18.51 ID:4Sp/sQ9n0<> 三百一日目

帰り際、野木から教えられた情報が頭から離れない。ビジョンはウィルス性の何かにより変異し、そして超能力を得た。オートメーションの機械の結果が正しいのであれば、これが事実となる訳だが、少なくともビジョンの結果は機械が正しいと思われる状態だ。

ビジョンのこの件を話したところ、超能力者を生み出そうとしたプロジェクトは、脳への直接的な電気刺激や薬物投与、そしてその中には遺伝子を変える、例のベクターウィルスを使った実験もあったらしい。名称は『エデンシート』と聞いたらしく、恐らく自分のそれを投与されたはずと答えた。

ビジョンにされた実験内容に誤りがなければ、奴はその時に『エデンシード』を注入され超能力を持つに至った。恐らくそれが今回の検査の結果に引っかかったのだろう。

問題はその『エデンシード』が今回の惨劇を引き起こした元凶なのか、というところだ。その可能性はかなり低い。超能力者を生み出すために、それで実験は繰り返されていただろう。その時に同様の現象が起きていたとすれば、計画を進めるどころではないはず。

仮に『エデンシード』がゾンビ化の作用があり、意図的にばらまくとしたら、俺なら感染拡大しないように管理できる地域にして、データ収集するだろう。だが、惨劇は全国、いや全世界的に起きている。

今のところ、何とも言えない。ただ、ウィルスなのかどうかなのは、はっきりしなくなってしまった。というのは事実だ。


三百一日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/01(日) 03:14:41.81 ID:4Sp/sQ9n0<> 6/20 担当ビジョン 朝

今日は探索組が出かけた。

放浪者の兄貴はいない。大丈夫か。


担当浜村 昼

まぁ、放浪者いなくてもやってけるってとこ、なきゃ困るしね。

あいつが何かしたい時に、心配させなくて済む訳だしね。


担当蒲谷 夜

恐らく、これから遠征も多くなるだろうから、探索組に関わらず警備組もそうならないと。

幸い、新たな武器支給はあったから、こっちはより万全な形だろうけど。 <> ラジオから情報が流れてくる 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/01(日) 03:31:20.93 ID:4Sp/sQ9n0<> 「はぁい、DJフレンドだよ。世紀末の世を生きる皆さんこんにちは」

「この世界を生き続ける意味なんて、考えないほうがいいよ。考えたところで誰もわかりはしないんだから」

「今日のお役立ち情報! と言いたいところなんだけど、私が持っている情報も限りがあるからね」

「そんな訳で、前にあった人の話をしたいと思うよ。一応お役立ち情報にはなるかな?」

「前にあった人が、シェルターに当選した人の資料を持っててね。ここに行けば助かるんだと意気揚々としてた」

「自分は何でついていかなかったのかって? もともと、疑問があったからね」

「シェルターは基本的にこっちから開けられないだろうこととか、そもそもシェルターの中にゾンビに感染する人がいた場合、入れない上に入っても危険が大きそうというイメージがあったんだ」

「その人は自分も誘ってくれたけど、それっぽい言い訳してついてはいかなかった」

「でも、それが正しい選択だったかなんて言うのも、今となってはわからないね。無事に逃げ込めていることを、祈るばかりだよ」

「まぁ、何かというとそんな理由でシェルターが見つかる場合もあるから、めげずに民家を探索してもいいかもねっていうお話だったよ」

「こちら、DJフレンド。世紀末の世を生きる皆さんに、無い知恵絞ってお役立ちの情報を録音で提供するよ」

「それでは良い終末を」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/01(日) 03:47:40.53 ID:4LjZBoU20<> 乙!
おおっと、フレンドさんにちょいとネガの影が?
それともネタ不足なだけかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/01(日) 19:48:49.74 ID:yl0uxS2D0<> ここでやった場合のスミレの花なら、色んなものが見つかって仲間も出来る完全ダイス様プラネットになるんだろうね <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/02(月) 03:44:59.40 ID:Xf7OoGlh0<> >>707
深刻なネタ不足。作者もネタ不足。

>>708
うんまぁ、ダイス次第だからね。へたすりゃ種が手に入りすらしなさそう。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/02(月) 04:43:06.63 ID:Xf7OoGlh0<> 三百二日目

北西エリアのショッピングモール1階部分は制圧が完了した。2階と3階部分は実質、1階からゾンビが入ってこない以上、ショッピングモール自体ほぼ制圧したと言ってもいいだろう。もちろん、何もないことが前提ではあるが。

西切と今後どうするのか話す。スクープになりそうな藍についていくつもりだそうだ。スクープは置いておいても、現在のWWPを動かしている人間は、藍を回収するために行動したことを考えると、真実に近づくにはいい方法だろう。理由はどうあれ、藍が連中に再度襲われた時に、力になれる存在が側にいるのは心強いことだ。

以前手に入れた下水道の経路の件もあり、今日ちょうど十字路にあるマンホールの蓋を開けて中を簡単に調べた。
幸いなことにまだ非常灯は生きており、最低限の視界はある状態。また、汚水用の下水ではなくどちらかというと用水路のようで水が流れている状態だった。
(もちろん、あれを煮沸して飲むにはかなりの抵抗はあるが)

用水路自体に何かが入り込んだということもなく、無人だ。安全に保安官のいるBARへ向かう手段としてはいいだろう。もちろん、そこまでの道のりに何もいないかを確認してからの話だが。ここもうまく改良して物資保管庫のようにしてもいいかもしれないが、水がある以上湿気対策は必要そうだな。

しかし、地下道か。仕事柄よく潜っていたものだから、少し懐かしい気分にだったな。


三百二日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/02(月) 04:54:18.51 ID:Xf7OoGlh0<> レポートNO.66

井門圭司


あんなことがあったことを抜かせば、ショッピングモールの探索は順調だな。罠も大方外して安全になったから、危ねぇことはないしな。と、そうなると藍と西切さんがいなくなっちまうってことになるか。

本音言うと、主力の二人だからな。俺らにとってこの離脱はかなりの痛手。けど、放浪者さんはそれでも二人を引き留めはしねぇだろ。そういう人だからな。

まー、幸いにも林道さんっつー強力なメンバーが仲間になった訳だから、これはこれでよしと考えないといけないかもな。

後、放浪者さんが下水の中調べてた。何でもそっから安全に保安官さんのBARに行けるようにするらしい。逃走ルートを用意しておくってのは悪いことじゃないし、今後なんかの時に必要になるかもしれない。そんなこと、ないに越したことはないけどよ。

しかし、下水道か。なんかろくでもないの、うじゃうじゃいなきゃいいけどな。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/02(月) 05:24:01.41 ID:Xf7OoGlh0<> 【旅は道連れ】
「もうそろそろ、ここを離れなきゃいけないんだぞ…」

「あー、藍ちゃんここにいたんだ」

「西切。どうしたんだぞ」

「藍ちゃん、もうそろそろで他の研究所のところにいくんでしょ?」

「そうだぞ?」

「そっかそっかー、じゃあ私もついてくねー」

「なんでだぞ?」

「私が知りたいことが、藍ちゃんに関わってたらわかるかもしれないからねー」

「うーん。でもWWPに狙われてるから、危ないぞ」

「前から気になってたんだけどね」

「なんだぞ?」

「藍ちゃん、地図読めるの?」

「よくわかんないぞ」

「私は地図が読めるから、放浪者さんから教えてもらった場所、案内できるけどなー」

「うーん。それは嬉しいぞ。でも」

「まー、危ない時は藍ちゃんが私を守ってくれればいいだけだから」

「約束できないぞ?」

「素直なことは好きだよ。じゃあ決まりねー」

「むぅ、行ってしまったぞ。自由な奴なんだぞ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/02(月) 15:13:34.47 ID:DZSC4iz10<> 乙!
試作のボードは強襲突撃くらいにしか使えなさそう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/02(月) 23:13:21.79 ID:uolWxFYf0<> これから日記を書く いちご味
そんなセルフパロディーも見てみたい <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/03(火) 03:16:19.99 ID:x/dYFgG30<> >>713
使えないうえ、WWPには渡したくない技術の塊というね

>>714
「スラ、話せるよ?」

「…!?」

「スラは話すと、変だから黙ってたの」

「…!?」

「ほーろーしゃどうしたの?」

「…気にするな」


こんなノリかな? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/03(火) 04:09:15.44 ID:x/dYFgG30<> 三百三日目

商業区北西エリアのショッピングモールの確保はほぼ終わった。これで北西エリアで主目的といえる活動は終了したと言える。後は、配送センターにあるトラックの確認だ。大量の物資の搬送はもちろん、今まで運ぶのが難しかった大きな機材の搬入、いざとなった時のメンバー逃走用の車両として使うことができる。後は、動くような車両があれば、だな。

藍が今までの礼を言いに俺に挨拶に来た。何を言えばいいのかはわからず、皆無事だといいなとしか言葉に出せなかった。

もし、WWPが藍の行方を今でも追っていたら、その研究者達も当然狙われている。前から疑問だったことがある。研究者達が藍だけを別に逃がしたことだ。藍は強力な存在だが、それでも精神面や一般常識には疎い子供であり、何よりその研究者達にとって手放し難い研究結果。

頭に浮かんでいたのは、つまりその研究者達は自身をおとりとして藍だけ別に逃がしたのではないのかということだ。

もちろんここまで考えていながら、藍にそのことを話せないでいるのは、やはり希望だ。わずかばかりの可能性しかないにしても、それを否定する権利が、この世界の誰にもない。今はただ、藍のために祈ってやることぐらいしかできないだろう。

それに、どうなるかわからないのも、結局俺達も同様だ。もし藍がうまくいって戻ってきた時に、この拠点が存在しているかなんて保証は全くない。

あぁ、そうか。俺は更に、誰かが戻ってくる場所を維持するという責任が増えたということだな。


三百三日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/03(火) 04:23:53.20 ID:x/dYFgG30<> 一之瀬DIARY JUNE.22

もう大体のショッピングモールの探索は終わりみたい。よかった、やっぱりあの場所を考えると、まだ震えが止まらないから。

あの場所に行かなければ、ひどくなることはないと思うけど、出来ればもう寄りたくない。でも、藍ちゃんも西切さんもいなくなって、山中さんも療養ちゅうなんだから、もっとしっかりしなきゃ。

この世界はもう、少しでも甘えがあったら簡単に死んでしまう場所になったんだから。それに、私以上にひどい目にあった人もたくさんいるはず。このぐらいで、へこたれてる場合じゃない。

誰も死なせないなら、誰にも負担をかけないようにしなきゃ、ダメだからね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/03(火) 04:30:23.12 ID:x/dYFgG30<> 【ネクストステップ】
「今までありがとうなんだぞ、放浪者」

「…何かしたわけじゃない」

「そうなのか? でも放浪者がいなかったら、いろいろ調べてもらえなかったぞ」

「…そうだな」

「後は早く皆を見つけるだけだぞ。楽しみだぞ」

「…藍」

「ん、どうしたんだぞ?」

「……いや、何でもない」

「そうか」

「…資料は持ってるか」

「ちゃんと持ってるぞ!」ガサガサ

「…少し貸せ」

「いいぞ。でもすぐ返してほしいんだぞ…」

「………」サラサラ

「何を書き込んでいるんだぞ」

「…この位置が、拠点がある場所だ」

「そうなのか」

「…お前の用が終わったら、スライムを安心させるために戻ってきてくれ」

「…約束するぞ」 <> ラジオから情報が流れてくる 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/03(火) 05:03:22.82 ID:x/dYFgG30<> 「はぁい、DJフレンドだよ。世紀末の世を生きる皆さんこんにちは」

「今の世界は自由だね。昔はあんなにあこがれた自由だけど、しんどいよ」

「このラジオを聞いてる人は、何らかの形で安全な場所を確保してる人がほとんどだと思ってるよ」

「そういう人達は当然、自給自足を始めてるよね。だって、そろそろ転がってる食料も食べられるものが少なくなってきてるもんね」

「そんな訳で家庭菜園を始める人が多くなったと思うけど、個人的に意見としては屋上に作るのが一番だと思うよ」

「誰かに勝手に取られたりしないし、地上に比べたら安全に作業できる。それに、降った雨を貯水しておけばそのまま使えちゃう。問題は、屋上のある建物を確保できるかかな。マンションとかテナントビルを見つければすぐだろうけどね」

「なので、DJフレンドは屋上で家庭菜園してますよ。なんと枝豆の種を見つけたから、今年の夏は楽しみ。うふふ」

「あと、野鳥用の罠も設置してます。旧式のアンテナみたいな形をさせたものに、バッテリーで電気を流しておいて設置しておけば、気絶した鳥が獲れるよ。貴重なタンパク質だから皆もぜひやってね」

「こちら、DJフレンド。世紀末の世を生きる皆さんに、それとなく情報を録音で提供するよ」

「さて、ここいらで音楽を1つ。ローンスター、曲名『Amazed』」

「それでは良い終末を」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/03(火) 05:04:58.24 ID:x/dYFgG30<> ローンスター、曲名『Amazed』
https://www.youtube.com/watch?v=x-skFgrV59A
意訳があったとこ
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1354143078 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/03(火) 11:49:40.06 ID:p6I19bQf0<> おお、この鳥取罠は良い情報かもな。拠点にも高いとこあるし
乙! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/03(火) 22:09:52.68 ID:mywiWn3H0<> しかし、鳥がウイルスに感染している可能性もあるわけなのがネックだな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/04(水) 00:41:05.38 ID:siV2cIAo0<> あー、それはパッと見じゃ分からなそうだしねぇ <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/04(水) 02:10:15.56 ID:NCQCV4e90<> >>721-723
変異しているか否かの判断はうん。まぁ、難しいかもね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/05(木) 00:40:45.73 ID:lLrZgJm20<> 三百四日目

藍と西切は去っていった。こちらが見えなくなるまで、何度も振り返り手を振る藍の姿が目に焼き付いている。

出会いと別れ、それが体験できるだけこの世界で貴重なことだ。大抵、会えたとしても死に別れるのが常なのだから。

二人は、無事にやっていけるのか。いや、そんなことを考えても仕方ない。考えたところで、誰にもわかることじゃない。役にも立たない祈りが、二人に対してできる唯一の方法だろう。

もちろん、二人をそのまま生かせたわけではない。数日は持つ食料とエレバイクは持たせた。移動時間が短ければ短いほど、活動できる時間も確保できるし、安全性も高まる。そして、何かから逃げるのにも役立つ。

問題は電気の確保ができるかという部分もあり、生きている自動車を使うか聞いた。やはり少数ということもあり音が静かなエレバイクがいいと、西切がいったのでそちらを渡している。幸い二人で乗れるし、いざとなれば藍が西切に変形して抱き付けばいいだけだからな。

スライムについては、同じようにずっと藍が見えなくなるまで、手を振っていて、見えなくなった後もジッといなくなった方向を見つめていた。今は、スライムハウスの中に引きこもって出てきてはいない。今はそっとしてやることぐらいしかできないだろう。

今後の流れとしては、商業区北西エリアの配送センターを探索次第、都市中央エリアの攻略を進める。これはこの都市自体をゾンビから解放することでもあり、文明復活の第一歩になる。

ゾンビが全くいない。安全な場所。そんな場所を我々が作り、そして、文明を取り戻す。誰かがやらなければならないことだ。そして、誰かがやるのを待つには、我々には時間が足りない。

今までのことは、すべてこのことに繋がっている。戻るどころか、立ち止まる時間さえも、俺達にはありはしないのだ。


三百四日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/05(木) 02:14:02.44 ID:lLrZgJm20<> 6月24日

藍ちゃんと西切さんが去っていった。仲たがいをして別れたのではないことが、恐らくこの出来事の救いではないだろうか。我々はこれで、今後の活動に大きな制限ができた。と言えるだろう。

だが、広く考えればあの二人が活動することで、ゾンビの数を減らすといったプラスのことも起こる。それは遠巻きながらも我々を支援することになるだろう。もちろん、我々が活動を続けることも、彼女達にプラスとなることも考えられる。

ただ、そうは言っても二人が抜けた穴は大きいことに変わりはない。痛みがだいぶ引いたこともあり、明日には復帰する予定だ。幸い私の武器はアラクネであり、腕を使用する必要はない。自身の身ぐらいは守ることはできる。ただ、物資を運ぶといったことはまだ無理だろう。

DJフレンドのことだが、放送されているのが録音で時系列がわからないものの、少し疲れのようなものがあるように感じられる。彼女(恐らくだが)がもし、1人であの活動をしているのだとすれば、何であれ負担になっていることは事実だろう。もっとも、あの手の活動をしている人間が1人というのは、個人的には想像しがたいが。

気になるのはWWP、ああいう活動を容認するとは思えない。その部分で、襲われる可能性は十分にある。可能であれば、コンタクトを取る方法があれば…。エクスは、このことを知っていて調べていればいいのだが。


山中沙奈 記す <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/05(木) 02:38:34.39 ID:+dVM+uYgO<> 遂に二人とも抜けてしまったか…この二人は是非いつか戻って来てほしいなぁ
ダイスの導き次第だろうけど


関係ないけど7xどうしちゃったんだろう <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/05(木) 02:48:01.65 ID:lLrZgJm20<> 【さようならは言わない】
「それじゃあ皆さん、お世話になりましたよー!」

「…こちらも世話になった」

「寂しくなりますね」

「はは、私も寂しいよ一之瀬ちゃん」

「しかし、こっから静岡か。近いっちゃ近いんだが、大丈夫か?」

「隣の県に移動するぐらいどうってことないって、井門君」

「うーん。流石ニ1人でやってキた人が言うのハ、違うっすナ」

「またいずれ、お会いしましょう」

「うん、山中さん。また来るよ。後は、藍ちゃんなんだけど」

「……あいつもあいつで、別れの挨拶が必要だからな」

「そっかそっかー。警備組の人とも挨拶終わったし、待っとけばいいね」

「スラちゃん。大丈夫かな…」


「スラ、ここにいたんだぞ」

「(………お姉ちゃん)」

「自分は、ここを離れるぞ。皆のこと、頼んだぞ」

「(……やだ)」

「…どうしてだぞ」

「(…やっぱりお姉ちゃんいてくれないの、やだ!)」グニャグニャ

「スラ……」

「(お姉ちゃん。スラと一緒にいてよ!)」

「……今は、それができないんだぞ」

「(なんで、どうして!?)」グニャグニャ

「スラ、わからないかもしれないけれど、聞いてほしいぞ」

「(……)」

「自分はきっと、このことに無関係なんかじゃないんだぞ。だから、皆に会って聞かなきゃいけないんだぞ」

「(…何を?)」プル

「ホムンクルスを生み出さなきゃいけなかった。理由だぞ」

「(…合わなきゃわからないの?)」

「そうだぞ」

「(………スラ、寂しいよ)」

「自分も寂しいぞ。だから、聞いたら帰ってくる。約束するぞ」

「(…うん)」

「お前に、会えて自分は嬉しいぞ」

「(スラもだよ)」プルプル

「さようならは言わない。留守番、お願いするぞ」

「(……うん!)」プルプル <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/05(木) 03:05:15.16 ID:lLrZgJm20<> >>727
案外、ひょっこり戻ってくるのか。それとも…。

7xってなんだろ…。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/05(木) 07:39:44.83 ID:F7sM34ubO<> 電波が見えるならDJフレンドの場所も特定できるんじゃないかしら <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/05(木) 08:18:21.48 ID:LGxjWNxH0<> フレンドの疲れ <<< >>1の疲れ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/05(木) 10:06:09.03 ID:sJZpSxZw0<>
ガムを噛む寡黙なリーゼントか、ナンパなチャラ男を仲間に引き入れよう。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/05(木) 11:09:45.89 ID:WOkoE4u90<> ここの都市を完全に得られたら、このスレも一旦区切られるのかねぇ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/05(木) 18:13:18.70 ID:pYf2ve/K0<> 西切&藍の視点の方が面白そう
手帳の方はもう更新しないのかな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/06(金) 01:26:55.58 ID:Uo9olkV30<> 場所っていうか言葉を送る事も可能なんじゃない?ラジオなんて反応が無いと悲しくなってくるもんだろうし、試してみる価値はあるかも
やれたらついでに拠点のみんなの分も感想・質問を届けてみたり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/06(金) 04:01:23.50 ID:wOHO5Bbj0<> >>730
DJフレンドの場合は特定しやすいだろうね。録音で常時流してる状態だし。

>>731
いや、>>1はそんなに疲れてるわけじゃないよ。寝落ちするだけでね。

>>732
それどっちも同じやつや。

>>733
まぁ、区切りはいいよねぇ。だらだら続きそうなら、それもありかなとは思ってる。
ダイス様にでも決めてもらうかな。ある意味らしいし。

>>734
醍醐味的には西切&藍だろうね。崩壊世界を放浪する、正しい意味での放浪者。
手帳はどうしようかな。あんまり考えてない。

>>735
虚しいだろうね。DJフレンドが放浪者達に深くかかわることになるのか。
どうなるのやら。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/06(金) 04:33:37.47 ID:wOHO5Bbj0<> 三百五日目

商業区北西エリアの配送センターを探索した。考えていた通り、トラック関係の車両は何台か置かれていた。いくつかは長期放棄されていたせいか、故障しているものもあったが、大型トラックを1台回収することができた。今は、拠点出入り口の脇に止めている。

運転については、訓練である程度の車両を運転していた井門が担当した。ただ、大型トラックに関わるものは初めてで、視界が広いと恐る恐る運転していたが。
(一度エンストして、少し後ろをこする場面もあった)

大型トラックについては、研究所に渡す予定だ。というのも、俺達が探索する都市では大型トラックのサイズで何事も走れるような道はそう多くはない。結局、中型トラックぐらいの大きさがちょうどいいと言えるだろう。人数も研究所の方が多いし、搬送または緊急避難用の車両として向いているから、連中も喜ぶだろう。

明日はまた目処のついた中型トラックが、間違いなく動くか確認して回収する予定だ。とりあえず、車両に関してはこれで充実するだろう。

もちろん中型トラックでもいいのだが、出来れば装甲車を修理したい。今は強固なバリケードとして使っているが、より自由に都市を移動できる車両としては、あれが一番だろうからな。

後は配送センター自体だが、いろいろな場所から一度物が集まるところということもあって、考えてもいない物資がある状態だ。求めているものがあるかは別にしても、何かしら役に立つ物資が眠っている可能性は高い。ちょっとした穴場かもしれないな。
(簡単に探索した範囲で、お菓子の段ボールを3つほど回収できた)

大型トラックは郊外から遠回りして運んだが、そのおかげで移動ルートは把握している。明日は中型トラックが問題なく動いたら、配送センターの物資をすべて詰め込むこととしよう。


三百五日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/06(金) 04:37:54.38 ID:wOHO5Bbj0<> >>726の訂正

×6月24日

○6月23日 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/06(金) 04:47:06.72 ID:wOHO5Bbj0<> 6/24 担当三間 朝

まだ、スライムは出てきませんね。

後で様子を見に行った方がいいかな。


担当浜村 昼

前の繭みたいな件もあるからね。

見てきたけど、その部分は問題なし。テディベアを抱いて、じっとしてたわ。


担当勝 夜

アイツが出てこないと、なんかつまんないなー。

皆、ずっとここにいればいいのに。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/06(金) 04:57:48.63 ID:wOHO5Bbj0<> 【弔い】
「……小林、ここの人達は良い人達だ」

「もし、最初にこの場所に来れたのなら、お前の友達になってくれる子もいただろうな」

「…すまない。怖かっただろう」

「あの時、もっと強く手を掴んでいれば、小林、お前は死ななかったのか」

「…結局、私は誰一人、守れはしなかった」

「担当したクラスの子達、避難した人々、同僚達、そして、お前。皆、皆死んでしまった」

「……死ねずにいるのは、この罪を償えということなのか」

「…また来る」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/06(金) 15:31:32.66 ID:4urBWkfF0<> 乙!
小林の霊判定とか茗荷の起源みたいな事になる判定とかはあるんだろうか? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/07(土) 02:29:19.99 ID:kRIAp+Cl0<> >>714
まぁ、判定として作ればいいだけだけど。こんな死にまみれた世界で幽霊とか出したら、小林以外ももりもり出そうだよ。

ちなみに茗荷の起源は、勉強不足と調べてもよくわからんかった。物忘れはわかった。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/07(土) 03:18:53.48 ID:kRIAp+Cl0<> 三百六日目

商業区北西エリアの配送センターについては、目的の中型トラックも確保でき、配送センター内の物資の回収も無事完了した。

とはいえ、トラブルがなかったわけではない。配送センターへ向かう道中、群れで移動していたゾンビと鉢合わせとなり、囲まれてしまった。幸い負傷者は出ず、殲滅処理出来たとはいえ、ゾンビに関してで久しぶりに肝が冷えたことだな。

やはり、連中の恐ろしさはあの数だ。俺達がいくら数を集めようとも、奴らは常にその倍は居続ける。この構図は、あいつらの数をそれこそ年単位で削り続けなければ、変わることはないだろう。

それにしても、やはりこういう時は、小間城の反応は正しいことが多いな。妙に警戒していたから、物陰に紛れたゾンビを注意してみていたのだが、奴は群れに反応していたらしい。今回は運悪く鉢合わせになってしまったとはいえ、あいつのおかげで警戒して対処できたことは大きい。

今日の探索をもって、商業区北西エリアの大まかな探索は完了したと言っていい。あのエリアは確保するのに必要な物資が足りないから、あのエリアのゾンビが他のエリアに侵入してこないよう封鎖さえしておけば、それでいいだろう。

現段階の流れとしては、回収した大型トラックといくらかの物資を研究所に渡し、今書いた簡単なエリア封鎖の後、いよいよ都市中央エリアの攻略が始まることになる。あのエリアが最も多くゾンビが存在し、そこを攻略できることは、都市を奪還するのと同じことになる。長く感じられた道のりに、ようやっと足がかりつけられる訳だ。

都市奪還後は、どうするかは考えてはいない。ただ、そんなことはできた後にすればいいな。その時には、考える時間はたっぷりとあるだろう。


三百六日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/07(土) 03:37:08.47 ID:kRIAp+Cl0<> レポートNO.67

井門圭司


二日連続でトラックを運転したけど、やっぱり慣れねぇな。まぁ、普通の自動車もあんまし運転したことないし、どっちかっていうとバイク乗ってたクチだしな。

これでまた拠点は一歩ほかに比べりゃ強化されたってことだし、言葉通り拠点になってってるな。戦闘車両で突っ込まれても吹っ飛ばせる戦車砲と、歩兵相手に有効な防衛システム。そして、見張り台から監視カメラで広域に警備できる。どころか、覚という強力なレーダーがある。

正直、ここがなんらかの理由で潰れるつったら、WWPが総力を挙げて攻めてくるか。それすらも軽々しく上回るミュータントでも現れるか。あとはもうあり得ない数のゾンビが襲ってくるかか。

今日のゾンビの襲撃で、あいつらの脅威は再認識したのもあるし、やっぱり俺達は、常にあいつらへの危機で満たされてる日常を送ってるんだな。 <> 西切の手帳にいろいろ書き込みがある 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/07(土) 03:50:19.38 ID:kRIAp+Cl0<> 今のところ問題なし。藍ちゃんは早く皆に会いたいってちょっと浮かれてる。

多分、放浪者さんのことだから、死んでる可能性は、言ってないよね。

誰にもわかんないことだけど、あんまり深い期待はさせたくないなー。

今のところの移動は順調。そもそも藍ちゃんいるから、あんまり心配もしてないけどね。

エレバイクの残量もまだ持つかな。そろそろ余裕をもって充電したいけど。

そういえば、資料の中に緊急時用のアドレスあったから、何かあったら使わせてもらわないとね。

最も、そんな余裕はあるのかな? <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/07(土) 04:04:40.44 ID:kRIAp+Cl0<> 【高い】
「(高い、高い)」ハッハッ

「中型とはいえ、やっぱり運転難しいですよ」

「…昨日通ったルートだ。そこまで気負うな」

「(でも、昨日より低い)」ハッハッ

「しかし、小間城も慣れましたね。当たり前みたいに俺達のそばにいますし」

「…今は奔放にフロントの真ん中陣取って、外見てるな」

「(楽しいぞ)」ハッハッ

「ふう。もうそろそろで拠点ですかね

「…予定では後三十分ぐらいだ」

「了解です」

「(トラック、楽しい)」ハッハッ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage <>2015/11/07(土) 05:51:22.47 ID:a4vyXfz30<> 乙!
久し振りのゾンビ描写だったな

茗荷の起源ですが、自分も昔にテレビで一度だけ見た事がある程度なので、もしかしたらその番組の創作である可能性すらありますね
とりあえず内容だけ抜き取ると
・江戸くらい?の、ある所に、ネームプレートを首から提げていないと、自身の名前すら忘れてしまう男が居た
・その男の死語、埋めた場所から生えてきたのが、食べてみると、すーっと何かが抜けていきそうな風味の植物だった
・その独特さと、名を荷う男の事が掛け合わされ、茗荷と名付けられた
らしいです。なので小林ちゃんさんにもそんな可能性がワンチャンスあるんじゃないかと思ったがゆえのあのレスでした <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/07(土) 21:41:23.91 ID:IVV14ls/0<> 茗荷の事を調べてみたが、セガにしか妹香行かなかった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/07(土) 22:54:00.99 ID:N3cH/N27o<> ウィキペディアで見たが
釈迦の弟子に物忘れの激しい奴が居て というエピソードしかわからん
ゾンビや食人と何の関係が?

つーか釈迦(紀元前5世紀)って江戸時代どころか2500年前の話じゃないか

あと茗荷に(稀に)寄生虫が居るというのを知ってビビッた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/08(日) 10:30:56.08 ID:2fiVuDQU0<> ワンチャンてのは”埋めた場所から生えてきた”って部分だけじゃね? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/10(火) 00:24:16.34 ID:wvE3olHk0<> >>747-750
まーなんとなく言いたいことはわかったけども、ただ、この世界で死体埋めたところから出てきたもんを、食う気はしないかなーと。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/10(火) 00:39:07.95 ID:7atW79zCo<> というかバイオなんかは初代の時点で
植物が感染してモンスター化してたからな

この世界だったら植物クリーチャー単品どころか
死体に根を張ってラジコン代わりに動かす奴さえ出てきそうだ <> ボイスレコーダーに録音が残されている 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/10(火) 00:47:17.28 ID:wvE3olHk0<> 「今回は今までの中で最高の物資だな」

「…今までもきっちりと仕事をしていたつもりだが」

「流石に生きている大型トラックを持ってくるとは思わんさ。ああいったものがあるとないとでは、話が変わってくるからな」

「…そうかもしれないな」

「何より、君達用の大掛かりなものを作って運び入れることもできる。ただ、その場合はフォークリフトが必要になりそうだな」

「…考えておこう。拠点の防備は重要なことだ」

「だが、そうなってくると燃料の確保は急務になるな。これから都市中央エリアの確保だったか」

「…そうだ」

「確保すれば自然と燃料も回収できるが。現段階、常時使うような状況ではないが、優先して貰えると助かる」

「…わかった。他に必要なものはあるか?」

「ない。それに、都市を解放できさえすれば、ある程度のものは手に入れられるようになる…。ただ」

「…都市という場所を保持するための、人員は圧倒的に不足、だな」

「そうだ。間違いなくシェルターとして機能していたところでも、見つかればいいのだがな」

「…それはそれで、協力してくれるかの問題がありそうだ」

「そういうな。話もこれで終わりだから、ゆっくりしていくといい。そうだ、またアリスが呼んでいたぞ。行ってやってくれ」

「…わかった。そうだ、聞き忘れていた」

「どうした?」

「…DJフレンドは、何か掴んだか?」

「あぁ、あのラジオか。エクスが言うには、どうも複数から電波が発信されているらしい」

「…複数なのか?」

「わからん。音声解析はできないからな。ただ、放送は録音と当人は言っていたな」

「…あぁ」

「危険回避のために、ラジオ放送する装置を各地域に設置したのではないかな。どうやって最新のものを更新しているかは、謎だが」

「…そうか。では行く」

「ゆっくりしていってくれ」 <> ボイスレコーダーに録音が残されている 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/10(火) 01:03:56.19 ID:wvE3olHk0<> 「…ファントム・ウェーブソード・デュエル?」

「そうだヨ。ウェーブソードの振動機能が小型化できたから、取り付けてみたノ」

「…見た目は少々柄の長い剣のように見える」

「フッフッフ、実は見たアニメでネ。柄の部分から仕込み刀が出てきたノ」

「…なるほど、そういうことか」

何かを抜き取る音

「ちょっとちっちゃいけド、そういう形で二刀流が出来るヨ。小さい方も、振動機能付きで効果はちゃんとあるからネ」

何かを差し込む音

「…ふむ、緊急時にはいいな。それに、鞘にしまっている時、これだけ素早く取り出して攻撃することもできる」

「でしょでしョ。ちょっと現場の人達に、アニメのものを原案で持ってくるなって、怒られちゃったけド」

「…頭のいいお前が作った、空想の産物を現実に起こせるここの連中は、すごいな」

「なんか褒められてる気がしないヨ」

「…お前は褒めてない」

「もウ。協力してるのにひどいひどイ」

「…ふてるな、お前にもちゃんと感謝している」

「……ならいいけどネ。あ、フロートボードはまだまだ改良中。空気圧縮の効率化と、電力消費の軽減の目処がまだちょっと立たないかラ、実用として使えない段階。もうちょっとその部分のノウハウ、いろいろ研究しないとダメかも」

「…そうか。期待している」

「期待しててネ。あ、そうそう。これ、井門にあげて」

「…これは――何かを抜く音――ナイフか?」

「それもウェーブソー…、いや、ウェーブナイフだネ。神経接続装置に繋げないから、スイッチ式だけど」

「…そうか、あいつも喜ぶだろう」

「まだまだ頑張るから、物資集め、お願いネ」

「…わかった」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/10(火) 01:21:31.41 ID:wvE3olHk0<> 三百七日目

大型トラックとその中に必要な物資を入れて、研究所に運び込んだ。運転の兼ね合いで、井門も同行しているが、研究所に連れてきたのは初めてのことだ。研究所側の畑を見て、どっちかっていうとちょっとした農場だなと言っていたのが印象的だった。

相変わらず面倒な検査の後、研究所の中に入り野木主任と今後の指針について話す。最後に残っている都市中央の攻略を行うことで意見は一致。あとは、突き進んでいくだけだろう。

とはいえ、最も危険な地域を攻略するという部分に変わりはない。そして、正体不明なスプレーゾンビという変異体の存在も気になる。何より、ゾンビの数多いところにコマンダーゾンビが潜んでいることを考えると、慎重に慎重を、ということになるな。

アリスからもらったウェーブソード・デュエルについては、柄が長くなった分、感覚的には槍に近い使用感だ。少し慣れるまでに時間がかかるだろう。また、引き抜くことで使える小型の剣は、引き抜いた時点で自動的に振動する仕組みになっている。恐らく、この部分自体が神経接続装置とはつながっていない兼ね合いだろう。

ウェーブナイフについては、井門に渡すと俺にもやっと武器使ってもらえたのかと喜んでいた。早速切れ味を試していたが、これは逆に切れすぎだなと言っていた。まぁ、褒め言葉といったところだろう。

武装面が新たに充実した。このいい流れに乗って、都市中央エリアの探索も進められればいいのだが。


三百七日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/10(火) 01:35:39.24 ID:wvE3olHk0<> 6月26日

放浪者と井門さんが研究所に物資を運搬することもあり、残った探索組は確保している確保している地域の再点検と、ゾンビの処理、物資の回収のため巡回することにした。

作ったバリケードがやはり一部劣化していたり、処理しているにもかかわらず1、2体は紛れ込むゾンビ。本当の意味で確保するには、やはり人手が足りない。拠点周辺は掌握していると言えるが、もし更にそう言った場所を増やすとするなら、ロックとサーチのような防衛装置を多く集めそして大きなバリケードを設置するしかない。

それが最も現実的な方法だとは思うが、実際にできるかと言えば、あの精密機器のメンテナンスと言った部分を考えると、その手間が警備組にのしかかってしまう。

結局のところ、完全確保については現状では到底不可能と結論をつけるしかない。都市の大規模な探索をこれから行う、そういった事もあってその部分を考えていたが、流石にまだその段階ではない。

何より、都市中央エリアについて、どんな存在が待ち構えているかはわからない。そう、まだ我々は、死と隣り合わせだということを、肝に銘じなければならない。


山中沙奈 記す <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/10(火) 01:37:13.48 ID:wvE3olHk0<> >>752
あんまりそういうこと言ってると、>>1が閃いて、この世界の人々苦しむよ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/10(火) 20:03:46.88 ID:8pWq47Se0<> 乙!
逆に技術屋さん達が作りたいメディア作品群の物って何なんだろう <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/11(水) 01:22:51.27 ID:L9uHUtlS0<> >>758
なんだろ。やっぱり、リアル系なロボットものとか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/11(水) 01:30:11.94 ID:a7OD5J7XO<> とうとう井門もウェーブナイフ装備か。
武器の重さが無くても高い切断力を発揮できるってのは何気に凄いことだよな。
<>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/11(水) 01:50:54.69 ID:L9uHUtlS0<> 三百八日目

野木主任の運転で、研究所から拠点に戻った。拠点につくと、スライムが外に出て警備している姿があった、とりあえずは元通りになったというところか。そう、簡単に心の整理がつくとは、思いはしないがな。

今後の都市中央エリアの探索については、商業区エリア同様、更に細かくエリアを決めることにする。まず、すでに確保している都市中央エリアの休憩所を一番南としてそこを起点にすると、西側手前に大型公園エリア、東側手前に大通りエリア。西側中央に警察署エリア、東側中央に高速道路エリア。そして最奥が大型駅エリアと定義することにした。これらは、その部分での目標または目印になるものを名前として当てこんでいる。

西側にあるエリアについては、商業区エリアから潜入することもできるが、都市中央大型公園エリアの除くと危険性が高いだろう。やはり、すぐに確保したエリアに退避できるよう探索を進める方が、これから向かうエリアの危険性を考えると無難だろう。

現状としては、都市中央大型公園エリアから探索を予定している。公園部分は作りの状態によっては確保が難しいだろうが、それでも確保済みの北西エリアと隣接していることもあり、無難と言える。ただ、この周辺はどちらかというと住宅街のため、特殊な物資の回収が見込めないのと、公園が避難所になっていた可能性もあるので、公園自体はかなり危険性をはらんでいる可能性は高い。

以前、都市中央エリアに無線が回収できないか探索したこともあるが、その時より明らかに危険性を増している。どう考えても変異体の数は増えているとしか思えない。今回はあまり事前に広域偵察というのが難しくなる。こうなるとエクスの監視カメラの確認が必須になるだろうな。

さて、もう明日に備えて寝るとしよう。


三百八日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/11(水) 02:07:18.47 ID:L9uHUtlS0<> レポートNO.68

井門圭司


ようやっと俺にも新しい武器を作ってもらったぜ。放浪者さんのウェーブソードの派生で、ウェーブナイフってそのまんまの武器だけどな。

この武器の凄いところは、何より切れるってところだ。見た目はシンプルな柄がついただけの軍用ナイフってとこだが、スイッチを入れて振動させると途端に切れ味が上がる。むしろ切れすぎるぐらいだな。普通のナイフの重量なのに、こうも切れるってのは、技術力なんだろな。

明日から都市中央エリアの攻略ってこともあるし、今後俺の強力な相棒ができたのは嬉しいことだな。

ただまぁ、恐らくかなりやばいエリアになってくんのは確かだ。浮かれた気持ちはここまでにして、気をひきしめてかからねえと。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/11(水) 02:24:10.13 ID:L9uHUtlS0<> 【梅雨】
「うーん、雨がひどいんだぞ」

「こういう日はあんまり移動しないほうがいいからねー」

「皆が待ってるんだぞ。待たせてるから早くいきたいんだぞ」

「…そうだね」

「そういえば、普通なら何時ぐらいに着くんだぞ?」

「ん〜。ゾンビとかそういうのがなかったらってことでいいかな?」

「そうだぞ」

「そうね、三日もしないかなー」

「すごく早いんだぞ…」

「仕方ないよ。そもそもエレバイクに乗れるだけ、すごい幸運だよ。乗り物自体今は貴重だもん」

「ふーむ。そうなのか」

「ま、することないならとりあえずゾンビ処理だね。戻る時にこの道通るかもだから」

「わかったぞ!」 <> ラジオから情報が流れてくる 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/11(水) 02:51:00.94 ID:L9uHUtlS0<> 「はぁい、DJフレンドだよ。世紀末の世を生きる皆さんこんにちは」

「ゾンビが現れる前のことで、皆の思い出すことは何かな? 私は……、未だに気持ちが整理できないでいるよ」

「これから話すのは、多分重要な話だと思うんだけど、前に特殊なゾンビがいるのは話したし、皆も多分目撃してるよね?」

「でも……、それ以外に、今まで存在もしなかった変わった生き物がいる。そう言ったら皆は私の頭がおかしいと思うかな? それとも、この世界に慣れすぎて、納得しちゃうかな?」

「私が見たのは一度だけ、それはね。とても大きな、狼みたいに見えた。それが群れを成して、軍隊みたいなのを襲っていたところだったよ」

「結果は、軍隊みたいな人達も頑張ってたみたいだけど、私が必死で逃げてる間に悲鳴と銃声が聞こえなくなってたから、多分やられちゃったんだと思う」

「いつ見たかって? うーん、4か月から6か月ぐらい前、かな。冬時期だったのは確かだね。まだちょっといろいろ歩き回ってた頃で、場所は長野と新潟の県境あたりだったよ」

「ちなみにどれくらい大きいかっていうと、小さいのでもライオンより大きいぐらいで、本当にでかいのだとちょっとした馬ぐらいの大きさかな。とにかく、あれが集団で襲ってくると思ったら、勝てる気なんてしないよ」

「ゾンビは、何かのせいでなってんだろうけど、その狼達はどっかのブリーダーが買ってた飼い犬が変異したのかな」

「だから、皆気を付けて。ひっそりと行動して、慎重に戦うか逃げるか、判断してね」

「こちら、DJフレンド。世紀末の世を生きる皆さんに、希望を持って録音で提供するよ」 」

「それでは良い終末を」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/11(水) 02:56:48.88 ID:L9uHUtlS0<> >>760
どこぞの、ナタの重さと髭剃りのような切れ味なスペツナズナイフでも良かったんだけどね。

まぁ、これも技術屋さんの凄さです。


>>755の訂正

×ウェーブナイフについては、井門に渡すと俺にもやっと武器使ってもらえたのかと喜んでいた。早速切れ味を試していたが、これは逆に切れすぎだなと言っていた。まぁ、褒め言葉といったところだろう。

○ウェーブナイフについては、井門に渡すと俺にもやっと武器作ってもらえたのかと喜んでいた。早速切れ味を試していたが、これは逆に切れすぎだなと言っていた。まぁ、褒め言葉といったところだろう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/11(水) 09:07:49.68 ID:vKQEAjqUO<> 奥歯に仕込んだスイッチをオンにすると脳内物質を過剰生成させて思考速度を加速。相対的に遅く感じる身体操作は神経接続装置と電気刺激を用いた装着パーツで補う
何が言いたいのかというと加速装置はロマンだと思いませんかアリスさん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/11(水) 09:24:05.01 ID:CCQhSm7/0<> どう聞いてもフェンリルです。本当にありがとうございました
あいつらまだ生きてんだろうなぁ。放浪者達と鉢会わないでほしいが…… <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/12(木) 02:30:08.25 ID:CA/R2MuM0<> >>766
「…加速装置!」カッ

もうそこまで言ったら、放浪者はもう、放浪者っていうカテゴリになってまうんでないかな。アリスは多分、喜んで作るだろうけど

>>767
フェンリル、ナノカハワカラナイヨ

書いてて思ったけど、フェンリルのイメージはもののけ姫のお犬様が、>>1としてはしっくり来た。
いや、あの能力持ってたら、拠点メンバーに何人の死傷者出るんだって話だけど。


<>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/12(木) 03:56:48.33 ID:CA/R2MuM0<> 三百九日目

都市中央エリアへの探索を開始する。元々、都市中央大型公園エリアを攻略する予定だったが、それを変更し都市中央大通りエリアを攻略することにした。理由としては名称のとおり、大通りの存在だ。考えてみれば、ゾンビの移動ルートにはこういった移動経路が影響を与える。そしてこの大通りだが、その先には各地域に繋がる高速道路エリアと繋がっている。

都市中央エリアそのもののゾンビの多さは、どう考えても他のエリアの比じゃない。つまり、何かが理由でゾンビはいまだに増え続けている。そう考えると、増える要因として考えられるのが、この都市に行きつくことができる高速道路だ。少しずつではあると思うが、そこを経由して他の地域のゾンビがやってきている可能性はゼロではないだろう。

そうなってくると、都市中央エリア全体の攻略を進めるにあたり、そういった要因をつぶしていくのが確実であると判断し、その足掛かりとして都市中央大通りエリアの探索が決まった。

今日都市中央エリアを探索しての感想としては、やはり、ゾンビだけではなく変異体の数も多い。当たり前のようにマッスルゾンビが複数いて、油断するとモンキーゾンビが上から襲い掛かってくる。それに、対応している間にゾンビが押し寄せてくる。一筋縄ではいかない。

偵察の意味を含めた探索もあり、今日も早めに引き上げると、久しぶりに保安官とジェーンが拠点にやってきていて、たき火をしていた。見ると、新鮮な鮎と山菜が側にあり、俺達を見て魚食うのはいつぶりだと豪快に笑った。

串焼きにした鮎を食べると、缶詰とかでたまに食っていたとはいえ、魚はこういう味だったかと再認識する。この周辺は、海が近くはないので魚介類は食べる機会がないとは思っていたから、余計に新鮮だった。

保安官にはこういった部分では助けてもらってばかりだ。都市の東エリアの制圧も、一人でやってきたことを考えると、奴の存在なくして拠点の活動は語れないな。


三百九日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/12(木) 04:03:18.95 ID:CA/R2MuM0<> 6/28 担当勝 朝

スライム、やっぱり藍が行っちゃったところばっかり見てるなー。

早く藍も帰ってくればいいんだけどな。


担当ビジョン 昼

見える視界の通信に関する光は変化はない。

DJフレンドでの電波も変わりなし。

見慣れないオーラの奴が来た。


担当三間 夜

久しぶりの魚は最高でしたね。

都市を攻略して、早く海の方まで行き来出るようになれば、漁もできますね。ウニとか食べたいな。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/12(木) 04:10:22.17 ID:CA/R2MuM0<> 【ピチピチ】
「(なんだろー。お魚さん?)」チョンチョン、ピチピチ

「(わぁ、わぁ、動いた!)」ビクプルン

「うん? スライム、悪さすんじゃねえよ」

「(保安官が、このお魚掴まえたの?)」プルプル

「魚が気になるのか?」

「(うん)」プルプル

「これは鮎って名前だ。川で獲れる魚だぞ」

「(そうなんだー)」プルプル

「保安官(シェリフ)ー。串になる枝拾ってきたよー」

「おうジェーン。じゃあ、たき火の奴に火いれるか」

「(なんだかお祭りみたいー)」プルプル <> ボイスレコーダーに録音が残っている 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/12(木) 04:22:41.25 ID:CA/R2MuM0<> 「…やはり、DJフレンドが言っているのはフェンリル、か。どう思う、相棒」

紙がすれる音

「WWPがこの周辺にやってきた時期と、その彼らが持っていた資料や状況。彼女の話した内容から考えて、断定していいかと思います」

「…となると、装備が整った奴らをいともたやすく撃破する生体兵器は、今も野放しでうろついている。ということになるな」

「一体だけなら、我々でも対抗できるでしょうけどね…」

「…まだ、群れとして生存しているとすれば、かなり厄介だな。だが、フェンリルとてゾンビ、変異体、そのほかのミュータントと戦うことにはなる。同じ数を維持できているかは、かなり微妙なラインだ」

「問題は、繁殖能力の問題です。もし、存在するとすれば、かなり厄介なことになります」

「…そうだろうな」

「ただ、情報を得てから半年程度たった今でも遭遇をしていないことを考えると、別地域に流れたとは思います」

「…楽観視はできないな。ただ、研究所でもラジオは聞いているようだから、エクスも該当するような存在を発見したら、連絡は寄越すだろう」

「そうですね。今のところは、問題視するまでもないかと思います」

「…他地域に出る時は用心しなければならんがな」

「はい。ただ、今我々にそんな余裕はありません。目の前の都市攻略に集中しましょう」

「…そうだな」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/12(木) 07:10:13.61 ID:FncP75lV0<> 乙!
あの惨劇の拠点には、保安官みたいなおとん的存在と、スライムの様な癒し要員が足りなかったんだな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/11/12(木) 07:36:00.93 ID:sMXqJPW3O<> はよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/12(木) 19:26:50.23 ID:I4JllfmY0<> スライムにも薄い魚粥くらいはあげたんだろうか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/12(木) 20:14:37.65 ID:RRWmg2+10<> スラちゃんが出るとほっとするな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/12(木) 22:40:19.03 ID:DOlBJku/0<> ウニは子供舌の俺には美味しく思えなくってねぇ(←そんな事は誰も聞いてない
ともかく乙 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/13(金) 03:58:21.55 ID:Nb+e4MMB0<> >>773
ムードメーカーは大事だってことだね

>>774
急いては事を仕損じるというからね。

>>775
「折角だから、スラちゃんに鮎の身をすりつぶしたの入れた水あげるわね」

「…わかった」

「(ごはんごはん!)」プルプル

「はい、スラちゃん」

「(うん? 何か入ってる)」プニュン

「中にあるのはお魚よ」

「(そっかー、いただきまーす)」トポトポトポ

>>776
所見の時の驚きは消え失せ、マスコットになったスライム

>>777
ウニは取り立てとか木箱につまったようなやつじゃないとねぇ…。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/13(金) 04:32:04.45 ID:Nb+e4MMB0<> 三百十日目

都市中央大通りエリアの探索は、早いとは言えないが、今のところトラブルもなく処理を進めている状況だ。現状としては下手にバリケード敷設は行わず、ゾンビと変異体の数を減らす方向で進めている。バリケードを設置する安全な時間が取れない、ということもあるが、逃げ道を減らしたくないというのが理由だ。

現状、今までのエリアよりも多いゾンビを相手にしている。数が多ければ多いほど包囲される可能性は高く、逃げ道を確保しておくことが、この世界で生き延びるために必要なコツのようなものだ。バリケードは安全を確保するためのものだが、同時に隔離するものでもある。

危険な場所に躍り出て戦う必要がある俺達にとっても、その安全圏への移動を隔離してしまうものになる。無計画に建設することは、実はあまりうまい作戦とは言えないだろう。

そう言った考えもあり、少しずつ少しずつ奴らをおびき寄せて処理する方針で現在は動いている。また、最低限の確保として、同エリア内にある建物で侵入できるところは内部を探索、制圧して封鎖という作業は行っている。まぁ、いつも通りのことだな。

さて、明日も早い。今日はもう眠るとしよう。


三百十日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/13(金) 04:39:23.08 ID:Nb+e4MMB0<> 一之瀬DIARY JUNE.29

どうしてあんな量のゾンビ達があそこにはいるんだろう。放浪者さんが高速道路から増えてきてる可能性があるとは言ってたけど、それでも極端な気がする。

放浪者さんもそれがすべてというような感じでは話してないから、その理由になりそうな要因を潰すために、今は都市中央大通りエリアを探索してるんだろうけどね。でも、それ以外でいっぱいいる理由はなんだろう。避難所とかがあったとか言っても、ゾンビはうろうろするわけだから。

ゾンビがそこに居なきゃいけない理由を考えたら、例えばご飯になるものがあるとかそんなの。でも、一番あり得そうなのは、コマンダーゾンビかな。そいつが、ゾンビを遠くに行かせないようにコントロールして、自分の身を守ってるとか。この方が、話が通っていい気がするけど。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/13(金) 05:16:11.87 ID:Nb+e4MMB0<> 【炉端】
「あー、鮎ってこんなうまかったんだな」

「美味しいですねぇ、井門さん」

「昔、そんな魚好きじゃなかったけどよ。こうやって食うとうめぇなぁ」

「なんだかキャンプとかに来てるみたいですよねー」

「たき火ってそんな気分にさせるよな」

「パチパチってなってるのをぼーっと見るのがいいですよね」

「あぁ、落ち着くな」

「そうしてそのうち眠くなります」

「う、うん?」

「多分うとうとしてたき火に顔を突っ込んじゃった人がいると思うんですよね」

「たぶんいねぇと思う、一之瀬」

「そうですか?」


【炉端2】
「(俺にも、くれ)」パタパタ

「お、小間城。食いたイっすか」

「(くれ、くれ)」パタパタ

「ちょっと待つっスよー。よし、串カら取れたっす。食エっす」

「(熱い、うまい)」ガツガツ

「小間城、すごい勢いで食べてますねぇ」

「そういう三間はあんま食ってナいじゃないっすかー。食えっす」

「いや、俺元々そんな食えない…」

「じゃんジゃん焼くっすよー」

「話聞いて、佐原さん!」

「(うまい、うまい)」ガツガツ


【炉端3】
「やっぱり焼き魚には日本酒ね」キュッ

「どこにいるかと思えば、ここだったんだ。うん」

「こうやって晩酌するには、外じゃ難しいもの」

「うんうん、それも確かに」

「あ、この後山菜天ぷらにするんでしょ? 今日は豪勢ね」

「そうみたいだね。うん」

「それで、あんたどうしたの。あたしに用?」

「あっと。勝君と藍ちゃんにもっていこうと思って、食器取りに来たんだよ。うん」

「そ。お願いね」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/13(金) 05:42:54.11 ID:Nb+e4MMB0<> 【炉端4】
「…彼が保安官。俺達が都市攻略を始める前からいて、一人で処理していた。隣にいるのはジェーン、保安官が遠出してきた時に拾ってきた。こんなところでいいか、林道さん」

「なるほど。彼からは熟練者の匂いがする」

「…もちろん、保安官は奴がそう言ってるだけで、BARの店主でライフルライセンスを持つマタギ。といったところ」

「それで、こういう物資を持ってくるわけか」

「…新鮮な肉や魚が食えるのは奴のおかげだ」

「……、ここは他に比べても、幸せな場所か」

「…そうだろうな」

「(小林がこの場に居れば、あいつの笑顔が見れたのだろうか…)」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/13(金) 07:24:33.39 ID:Y4X7o4NR0<> 美味しく食べる。それが採ったものへの、せめてもの供養 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/13(金) 13:10:43.75 ID:1/Iva2OEO<> >>781
藍ちゃんとこまでは持っていけないだろうから
覚ちゃんかな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/13(金) 19:11:07.26 ID:2tneNI6bO<> 追い付いたー!
面白いっす
今後も楽しみにさせていただきます。
追いつくのに3日位かかったぜ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/14(土) 01:53:22.02 ID:gEDKjZr90<> あゆ は はねる を つかった! <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/14(土) 02:07:59.10 ID:KamX/tpAO<> >>783
手を合わせ「頂きます」


>>784
うん。なぜ藍が出てきたのやら。でも、わりと蒲谷さん飄々としてるから

「お腹空いたんだぞ…」

「食料は温存しなきゃいけないし、どうしようかなー」

「鮎の塩焼きと、山菜の天ぷら持ってきたよ。うん」

『!?』

とかやっても、>>1的には違和感がない。


ついでに>>781の訂正

×「あっと。勝君と藍ちゃんにもっていこうと思って、食器取りに来たんだよ。うん」

○「あっと。勝君と覚ちゃんにもっていこうと思って、食器取りに来たんだよ。うん」


>>785
期待、ダメ、絶対

しかしここまで追いつくとは殊勝な。そこそこの量は書いてるはずだから、それぐらいになるだろうけど

まだ終わりがみえねぇ


>>786
ピチピチ

「……」ビクプルン


さて、今日はのど痛いのと熱っぽいので、今日はこのベッドでゴロゴロします <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/14(土) 02:37:41.55 ID:gEDKjZr90<> 癒されよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/14(土) 15:02:12.13 ID:qgrIbU7BO<> お大事に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/14(土) 15:15:00.17 ID:fsq5jGqG0<> 乙
>>1がゾンビ化するかミュータント化するかはたまた普通に治るかはダイス様だけが知っている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/11/15(日) 03:58:02.49 ID:rodZFP3AO<> >>788-789
まだ引きずってたり

>>790
結果はまだ治らないだったようだ。今日寝て完治してなきゃ病院だなぁ


では寝直す <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/15(日) 16:00:46.97 ID:qzfqj7+p0<> うp主の体内にナノセイバーを投入しよう <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/16(月) 23:51:49.18 ID:DIyxgSIY0<> >>792
懐かしいものを…、純粋なウィルスだけなら、治してほしいけども(まだ引きずり中) <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/17(火) 00:20:29.01 ID:ADF3/FEk0<> 三百十一日目

今日はいろいろと大変な一日だった。思いのほか探索が進んだのと同時に、エクスが発見していたスプレーゾンビに遭遇した。画像では見ていたが、スプレーゾンビは身体に腫瘍のような膨らみがあり、そこから独特な臭いをまき散らしていた。身体から生成されるガスの影響で顔は潰れていて、元々どんな姿なのかも想像がつかない。

臭いは硫黄のようでいて、ガソリンが気化したような。とにかく吐き気を催すのと、目に染みるような痛みを覚えるものだ。もし、一人で真正面から戦うなら、火器による攻撃か、あるいはガスマスクを着用して切り倒すか。

だが、どちらの場合でも気を付けなければいけないのは、そのガスが溜まっている腫瘍の部分を攻撃しないことだ。そのガスの臭いでゾンビが寄ってくるだけならまだしも、そのガスの影響でどうも普通のゾンビの動きがよくなった。

最近のゾンビは、劣化と思われる影響もあって走ってくるようなことはない。だが、そのガスの影響を受けたと思われるゾンビは、走るとまでいかないが早歩きや小走りでこちらに近づいてきた。バリケードも通常よりも早い速度で壊されたことも考えると、力も増強されているように見える。

今回は処理がある程度進んだところにスプレーゾンビがやってきたから助かったものの、探索時にあまり制圧できていない状況で奴にあったとしたら、誰かしらがやられただろう。
(その意味では、運悪く林道さんは今日覚達に勉強を教える日でいなかったからな)

最近発見された変異体ということもあり、そう数が多くないがと思われるのが幸いだが。別の変異体にもガスの影響はあるのか、更に最近ゾンビになったやつや、きっちり人間を食ってきてさして劣化してないゾンビはどこまで強くなるのか。そんなことを考えると、処理できるのであれば早急に処理しなければいけない変異体だろう。幸い、スプレーゾンビ自体はさして強くはない。

スプレーゾンビの組み合わせで厄介なのは、コールゾンビだろう。コールゾンビで多くの地域からゾンビが集まり、スプレーゾンビで強化。それだけでも、特殊な力はない変異体と丸ごと戦うようなものだからな。

明日からの探索前の偵察は、スプレーゾンビが居ないかも確認して進めた方が良さそうだ。


三百十一日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/17(火) 00:45:48.32 ID:ADF3/FEk0<> 6月30日

今日は改めて変異体の脅威を実感させられた。スプレーゾンビと名付けていた変異体と遭遇した、それ自体は大した戦闘能力を持たず、あっけなく倒すことができたものの、問題はその後だった。

佐原さんが放ったスリングの瓦礫が、スプレーゾンビに命中した後、身体中にあった腫瘍が潰れてそこからガスが漏れだした。近くにいたゾンビはそのガスに近づくと、身体を振るわせた後、影響を受ける前よりもすばやく襲ってきた。

ガスの影響と我々が考えているのは、それ以前にゾンビが何かしらの強化、といった現象を起こしたことはなく、今日いつもと違うことがあったこととして、やはりスプレーゾンビと戦った事だけだ。もしかすると違う要因が隠されている可能性は否定しないが、少なくともガスには何らかの影響を与える作用があることは、間違いないと言っていい。

五感が敏感になっている佐原さんが、スプレーゾンビを発見する前からしきりに変な匂いがすると言っていて、処理した後に漏れ出したガスの影響で、今も鼻が利かないとボヤいていた。小間城も普段は冷静な犬にも関わらず、同様にガスの臭いにやられ失神した。もう目を覚まして活動しているが、しきりに匂いを嗅いでいることから、小間城も鼻が利かなくなっているのだろう。

しかし、ゾンビの密集地帯である都市中央エリアに、あんな厄介な変異体がいるとなると、今後より慎重な探索が求められるのは、言うまでもないだろう。


山中沙奈 記す <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/17(火) 02:08:26.43 ID:ADF3/FEk0<> 【ファントム】
「放浪者さんはいイっすよなー。ファントムがあっテ」

「…そういうなら、アリスに頼めばいい」

「う、そレはそれで嫌っス」

「…そうか」

「そういえば、ソの腕輪って外せないんスか」

「…簡易手術が必要だが、したくはないな」

「え、なんデっすカ?」

「…聞いてると思うが、これは神経に連動している」

「聞いタっす」

「…本格的な手術が可能な設備は、研究所にはない」

「はイ」

「…簡単な麻酔はしてもらえる、が、いじくるのは神経だ」

「………」

「…物凄く、痛いぞ」

「う、も、モういいっす」

「…俺もだ」


【嗅覚】
「ダメっす。あの気持ち悪イ臭いのせイでなんもわかんないっす」

「(さはら、仲間)」ワウ

「うー、お前モだっタすな」

「(匂い、わかんない)」フスン

「敏感な鼻っテのも考えモんすなー」

「(俺、ずっと、こう)」ワフ

「俺は元々人間っすモん」

「(俺、ずっと、犬)」フン

「いいっすナー」

「(えへん)」ワン <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/11/17(火) 02:47:08.65 ID:TjwBLzo8O<> うわ、放浪者神経を直で弄る手術してたのか

生き延びる為に有効とはいえ、どういう精神力してるんだ、 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/17(火) 08:34:53.70 ID:iyViDICl0<> 乙!
遂にスプレーが本格的に登場か。見付け次第スナイプが理想かな?
ガスが爆発するなら逆手に取りたいとこだけど <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/18(水) 03:01:09.29 ID:rz6l8rgF0<> >>797
まぁ、惨劇の世界に馴染みすぎてるのかもね

>>798
スプレーゾンビはまだまだ未知の変異体。>>1にとっても。
<>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/18(水) 05:07:02.15 ID:rz6l8rgF0<> 三百十二日目

都市中央大通りエリアの探索は進んでいる。例のスプレーゾンビを倒した場所に向かうと、臭いはもうなくなっていて周辺にいたゾンビもいつも通りの動きをしていた。臭いの影響がある、ということ自体は間違いないが、その影響が永続する訳ではないことに胸をなでおろした。

都市中央大通りエリアは、文字通り大通りと称した大きな道路がいくつか通っている、言わば都市の大動脈部分だ。その関係で大量の車が乗り捨てられていて、事故も起きていて、車を使ったジャングル、あるいは迷路のようにも思える。

商業区北エリアとはまた違った移動のしづらさがある。物陰に隠れやすいから、俺向きの場所ではあるのだが、それはゾンビにも言えることだ。奴らはそんな気はないだろうが、待ち伏せのように鉢合わせたり、奇襲されることも多い。そういう意味では探知に優れる小間城なんかは、頼りになる地域だな。

しかし、今日は奇妙なやつを見たな。恐らく移動中だったであろう小さめのクレーン車のフック部分にゾンビか死体が引っかかってぶら下がっていた。クレーンのアームも伸びていた状態、地面からだとファントムバーストみたいなものでもなければ、届くような位置でもないんだが。
(動かなくなっていたから問題はない)

恐らく、どうにかクレーンを操作してそのまま登っていき、足でも滑らしてフックが突き刺さった。とか。どうせ答えなんてわからないことだから、これ以上考えても無駄か。


三百十二日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/18(水) 05:16:50.14 ID:rz6l8rgF0<> 7/1 担当三間 朝

7月ってことは、もう夏ですね。まだ過ごしやすいけど、暑くなるのかな。

炎天下はゾンビには影響あったりするのかな。


担当浜村 昼

ないことはないんじゃないかな。冬の時も動きが鈍ったらしいから。

それより心配なのは、衛生部分だよ。食べ物の貯蔵方法考えないと。


担当勝 夜

夏かー、花火とかやりたいなー。

どうやったら花火作れるんだろ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/18(水) 05:18:13.50 ID:rz6l8rgF0<> >>801の訂正

×担当浜村 昼

○担当蒲谷 昼 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/18(水) 05:32:34.03 ID:rz6l8rgF0<> 【穴】
「(あれ〜?)」プルプル

「(お道の真ん中に、穴が開いてる)」プルプル

「(中はー、真っ暗)」

「(この蓋はなんだろ〜?)」プルプル

「…ん、スライムか」ヒョコ

「(わあ、ビックリ!)」ビクプルン

「…驚かして悪い。浜村さんを呼んできてくれないか」

「(わかった〜)」プルヒョコ


【穴倉の明かり】
「ふ〜ん、明かりは生きてんのね」

「…そうだ。恐らく、排水を利用した発電が、まだ壊れず生きてるんだろう」

「で、呼んだのはどういう訳?」

「…今話したように、この下水道の明かりを見て思いついたのだが」

「うん」

「…この排水を使えば、ソーラーパネルよりも安定した電力供給にならないか?」

「水力発電のこといってるの? そりゃあ天候に左右されないけど、あっちより発電量は低いわよ。もちろん常時使える電力としては魅力ね」

「…必要な材料は何だ?」

「あたし基本配線部分専門なんだけど。まぁ、いいわ。知識がない訳じゃないし。でも、出来れば電気工学関係の本、集めてきてよ」

「…わかった」

「作るとしたら、水車みたいな感じかな。電力ついでに機械としても使えるみたいイメージ」

「…楽しみにしてる」

「期待しすぎないでよ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/18(水) 05:38:46.35 ID:cZfrTzK40<> 乙!
ひらめいた!ゾンビをハムスター発電に使おう! <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/19(木) 03:23:34.91 ID:bNVzblOv0<> >>804
よし、ではまず動力源のゾンビの確保を頼む! <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/19(木) 03:46:46.60 ID:bNVzblOv0<> 三百十三日目

都市中央区大通エリアの探索は大きなトラブルは発生していない。放置されている車両を利用して、少しずつゾンビをおびき寄せ処理する。いつも通りの処理の方法だが、いつも通りではないのはやはりそのゾンビの数の多さだろう。

ゾンビの数が多い分だけ、処理後の処置についても負担がかかってくる。それでなくても、夏時期に入ってきた今、処理をしてそのままゾンビを処置せずに放置すれば、どんな疾病がはやるのか。想像したくもない事態になる。

何か大きな焼却炉でもあればいいのだが、あったとしても焼却するための燃料は限られている。それでも、死体に油をかけて燃やすよりかはいくらか効率は良いだろうし、延焼を起こさないよう死体達が燃えているところを見続けるよりはマシだろう。

それなりに暖かくなってきたこともあり、あまり着込めないこともネックだ。着込みすぎると暑さで汗が出て水分が必要になってしまい、熱中症なんかの問題も起きてくる。だからと言って薄着だとゾンビ共の攻撃を受けた時が問題だ。

今年の夏がどうなるかは想像できないが、あまり手厳しいものではないことを祈ろう。


三百十三日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/19(木) 04:04:22.42 ID:bNVzblOv0<> レポートNO.69

井門圭司


作ってもらったウェーブナイフにだけど、かなりの役に立ってる。そこまでの力がいらずに頭蓋骨にナイフを突き立てられるし、厚手の服を着てる奴でも服ごと切り裂くもできる。切れすぎて、料理とかには使えそうにないけどな。

大通りエリアは車が乗り捨てられたりなんだりで、地味に入り組んだみたいに動ける場所がすくねぇ。言い換えると、それだけ避けたり逃げたりが難しいことにはなる。身を隠すだけなら好都合な場所ではあるんだけどよ。

意外にバリケードとか敷設されてないところを見ると、ここいらはそういうことする前にゾンビが押し寄せた地域なのかもしれねえな。商業区では、そういう車両とか使って、重機で重ねたようなバリケードとかよく見た。その代わり、進行ルートの邪魔にもなってやがったけど。

そういう意味では、まだまだ何があるかはわかんねぇ地域だろう。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/19(木) 04:34:28.15 ID:bNVzblOv0<> 【仕立て屋三間2】
「放浪者さん、できました!」

「…鞄か、三間」

「そうです。でも、いろいろ詰められるよう空間を調整して、ポケットも多く取り付けてるんですよ!」

「…なるほど、それなら物資の運搬も楽になりそうだ」

「あと、これは佐原さん用です」

「…大き目だな」

「普通の鞄だと小さすぎて、動きに支障が出るってぼやいてました」

「…なるほど」

「まだ、こう作れば動きに支障なく作れるかとかはわかんないんで、肩ひもとかは調節できるようにしてます」

「…ふむ、助かる。試作品としてはこの2つか」

「そうですね。いくつか失敗しちゃったって、これだけがちゃんとできたのです。その、すいません」

「…謝る必要はない。助かる、今後も頼む」

「はい!」


【時代遅れ2】
「ん〜……見つからないな〜」

「ジェーン。何か探してるのか?」

「ほら、例のラジオの人。ネットで連絡取れないかなーと思って調べてるの」

「そもそもそれで連絡取れると思えねえが」

「でも素性ぐらいわかるかもしれないんだよ」

「そうかい。ジェーンがやりたいようにやればいい」

「やっぱり保安官(シェリフ)は前時代的だね」

「はっは。それは間違いねえな」

「(だから、役に立てる部分があって、私は嬉しい)」

「さーてそろそろ巡回の時間だな。いってくる」ガチャ

「気を付けてね!」 <> ラジオから音声が流れてくる 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/19(木) 04:55:28.31 ID:bNVzblOv0<> 「はぁい、DJフレンドだよ。世紀末の世を生きる皆さんこんにちは」

「私はどこにいるのか知りたいの? みんなの側にいるよ、忘れないでね」

「梅雨も明けて、夏の到来。ちゃんと梅雨の間に水は貯蓄した? 水源が側になくて、集められなかった人はそれじゃあ生き延びられないよ」

「DJフレンドはいろいろ歩き回ってこの場所にいるけど、だからこそ言えるのは今は皆手を取り合わなきゃいけない。そう思うよ」

「理想論でも構わないよ。でも、皆の役立つために、私はこのラジオを続けるからね」

「後、放浪し続けるには限界があるよ。その場しのぎで食料を得て生きていく、うん、ゾンビがいなければ有だったかも。でも、ゾンビ達はいるね。彼らとの戦いは万全な体調であることが絶対だよ」

「ただ彷徨うだけの時期は、もう終わったんだよ。各地にある食料は、もうそろそろ当てになんてできないんだから、自分で作るしかない」

「だから、略奪してる人。もうやめて。これ以上人が減ったら、私達はゾンビに勝てなくなっちゃう。そして、貴方を撃たせないで」

「こちら、DJフレンド。世紀末の世を生きる皆さんに、誠意をもって思いを録音でお伝えするよ」

「それでは良い終末を」 <> 新たな計画がアンロックされました 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/20(金) 06:16:07.70 ID:b3vlQpIE0<> 緊急時用電力装置に問題が発生。職員は直ちに現場へ急行せよ。これは訓練ではありません。

繰り返します。緊急時用電力装置に問題が発生。職員は直ちに現場へ急行せよ。これは訓練ではありません。

非常事態により、安全確保のため全てのエリアのロックは解除されます。

職員は速やかに指定されたルートより、所定位置まで避難してください。これは訓練ではありません。

繰り返します。職員は速やかに指定されたルートより、所定位置まで避難してください。これは訓練ではありません。


―――――――――――――――


「ここは…どこだよ…」

「俺は確か、任務で、撃たれて…」

「このカプセルみたいなのは…、俺ここで寝てたのか…?」

「でも、なんで俺ナイトビジョンつけた状態なんだ?」

「身体もなんか変なのつけられてる…」

「ナイトビジョンでこの明るさなら、今、ここは暗闇、だよな」

「……病院?」

「夜…、違う。窓がない。ここは、きっと地下だ」

「…外に出よう。何が起きてるんだ?」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/20(金) 06:17:52.72 ID:b3vlQpIE0<> ちょっと筆が進まなかったので、悪乗り。本編に出るかは相変わらず謎だけど、もしかしたら書く外伝で出るやも。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/20(金) 07:41:46.25 ID:I8fO3F4kO<>
DJフレンドもやっぱここまで生き延びてるって事は人間同士での修羅場も経験してるんだろうなー。
ダイス次第だろうけど会ってみたいね。放送の感じからして、余程ダイスが荒ぶらなければ敵対はしないだろうし



あと、>>1いつもお疲れ様。いつも楽しませて貰ってるよ。これだけのクオリティと文章量を安定してほぼ毎日投下できるって何気に凄いよホント <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/20(金) 08:04:09.06 ID:2ocyMKnS0<> 乙!
本当にいつもありがとう
勝手に改造された兵士とか、ライダー的悲哀が…… <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/21(土) 03:46:16.35 ID:ccjQTIGj0<> >>812
彼女もいろいろあっただろうね。会えるのかのう。

>>813
改造…、なのかなぁ、この場合(資料を見ながら)


こちらもいつもご愛読いただきありがとうございます。いろいろな仕様変更があったり、元々のモチーフからだいぶかけ離れたりと>>1自体もこの作品がどうなるか見当も尽きませんが、引き続きよろしくお願いいたします。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/21(土) 04:08:06.46 ID:ccjQTIGj0<> 三百十四日目

都市中央大通りエリアの探索については、今のところ大きな問題は発生していない。新種のスプレーゾンビも遭遇しておらず、クローゾンビ、マッスルゾンビと言った戦闘面で凶悪な変異体がいないことも幸いしている。今のうちにゾンビの数を減らしていき、ある程度処理が進んだらゆっくりとバリケードの陣地を広げていく。というのが今の動きだ。

夏に入り照り付けてくる太陽の熱さが、探索中の体力と汗を奪っていく。密閉された安全な飲料水はなくはないが、必要な時に素早く回収できるかはまた別だ。生きている自販機もたまにあり、そう言った場所はメモしているが、略奪の対象でもあるから、生きている、というのを見つけるのが難しいのが現状だ。

ただ、生存者がほとんどうろつけなかったであろう都市中央エリアは、そういう意味では生きた自販機は多い。事故や何かで壊れても、ゾンビ共に興味はないだろう。それに、生存者がうろつけないとなれば、それだけ生きた物資が多く見つけられる、リターンがあるエリアでもある。同様に、それと同じかそれ以上のリスクもあるが。

そういえば、以前見つけた無線機が扱っていそうな場所を見つけておいたが、今後のため、回収しておいてもいいかもしれないな。研究所においてあるのは、あくまで送信だけになった無線だから、送受信できるものがあった方が便利だろう。

もちろん、ビジョンの持ってる電話にかければ、それでやり取りもできるが。奴に何かあった場合の連絡方法は用意しておかなければならない。相互連絡が可能というのが、この世界では重要なことだからな。


三百十四日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/21(土) 04:32:05.23 ID:ccjQTIGj0<> 一之瀬DIARY JUL.3

うーん。だんだんと暑くなってきたなぁ。メイスと盾持ってるのもあるけど、夏になってきてるんだ。海水浴とか、行きたいな。行ってる場合じゃないけど。

佐原さんも大変だなぁ。毛むくじゃらだから、熱がこもっちゃうみたいで、しかも汗も手足ぐらいしかできないから、本当の犬みたいに口で体温調節してるみたい。あまりにも暑い日なら、佐原さんは探索に出さないほうがいいかもしれない。何かあった時の処置も、彼の場合はミュータントということもあるから、ちゃんとできるかはわからないから…。

とりあえず、非常時に備えて身体が冷やせるものは、置いておかないと。幸い冷蔵庫の電力は確保できてるから、保冷材とか集めたほうがいいかもしれない。

保冷材って確かケーキ屋さんとかに置いてるよね。今度あったら探してみようっと。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/21(土) 05:23:23.60 ID:ccjQTIGj0<> 【水車】
「そんな訳で、下水道に水車を作る計画なんだけど」

「水力発電って訳だね。うん」

「どうにか作れない、水車」

「浜村君。それはかなりの無茶ぶりだよ。うん」

「見張り台とか作ったじゃない」

「あれはあるものをそのまま組み合わせただけのものだから。うん」

「本格的な木を加工した奴とかじゃなくて、とりあえず回転すればいいのよ」

「うーん。でも残った単管パイプで組み合わせたとして、下水の流れは、そんな早くないんだよね。うん」

「見た目は穏やかだったわね」

「となると、水力がないからある程度軽い必要性はあると思うよ。うん」

「そうなると。前途多難そうね」

「うん、そう思う」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/21(土) 12:06:43.26 ID:DLp+IWRz0<> 謎の兵士さん気になりまくりんぐ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/21(土) 13:56:03.52 ID:pa0rJfD4O<> 乙! <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/22(日) 02:32:16.79 ID:35Z1roYB0<> >>818
しかし、いつ登場するかすらわからないという…、するかすらもわからないけど

>>819
! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/23(月) 07:54:27.91 ID:6BSVruDCO<> 冬は備えがいるってのは分かってたけど、
安全な飲み水の確保も安定しない環境だと夏もシャレにならんな腐るのも早いし。
栽培が捗りそうなのかも救いか <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/23(月) 18:01:41.79 ID:S2J6fUQ10<> >>821
夏には夏の、冬には冬の脅威がある。例えば冷暖房一つとっても、使えないとなったらゾンビいなくても現代社会では脅威だからね。

しかも、腐るだけならまだしも、高温多湿の環境下ではウィルスさん達もお元気ですしおすし。日本じゃカラッとした暑さはあんまないからねぇ。


さて、寝落ち分やろう。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/23(月) 18:46:18.11 ID:S2J6fUQ10<> 三百十五日目

都市中央大通りエリアの探索について、処理は良いペースで進んでいる。スプレーゾンビの件を抜かせば、大きなトラブルがないというのが大きいだろう。もちろん、ゾンビの量自体は多いことに変わりなく、気を抜けば惨事を招く。どんな状況であろうと油断なくやっていくことは同じだ。

また、今日は貴重な弾薬を手に入れることができた。井門が言うにはバックショット40ミリ弾。グレネードの弾を手に入れた。以前中折れ式のグレネードランチャーを回収していたこともあり、強力な援軍となってくれることだろう。

回収した場所は、左右四車線の大きな道路の、高速道路へ続く道があった十字路だ。半壊した軍用車両やバリケードが敷設されていた。建物や道路状況など見ても、かなりの激しく交戦したことが見受けられた。そのせいであの十字路から高速道路へ向かうことはできない。向かう道路には恐らく爆発物か何かで空いたであろう大きな穴と、その穴に倒壊したビルが倒れていた。安全に移動することは不可能だろう。

その代わり、運よく残っていたグレネードの弾など、使える物資もあったというのが救いか。弾薬のケースから残った弾薬や、ゾンビにはならず使えそうな状態になっていた防弾チョッキなどの装備をしている死体から拝借させていただいた。

ただ、自転車を主体にして移動している俺達には、こういった道路状況は痛い。新たに移動可能そうなルートを探しておかなければならないな。


三百十五日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/23(月) 19:09:57.17 ID:S2J6fUQ10<> レポートNO.70

井門圭司


今日は流石に万歳な収穫だな、40ミリバックショット弾。通称グレネード。こいつがいつ手に入るのか、そもそも手に入ることなんてあるのか、なんて思ってたが、あるところにはあるもんなんだな。

これで、手榴弾じゃ手が届かねぇところでも爆発物を撃ち込むことができるし、何より強力な奴に距離を取って爆発物を撃ち込むこともできる。今後ブラインドみてぇなミュータントが出たとしても、こいつで凌げるだろうしな。

ただ、実のところむやみに使えないってのはあるんだけどな。例でいくなら商業区北エリアみたいな場所だ。下手に爆発物を使うと建物が倒壊するとか、後は建物の中とかだな。

しかし、拠点の火器庫は見た目の民家からして異様な光景だな。これだけでもしばらく戦闘できる量と火器だからな。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/23(月) 19:22:31.64 ID:S2J6fUQ10<> 【下水道】
「…外より綺麗というのは、やはり入り込む余裕がなかったということか」

「そう思います。マンホールは道具がなければすぐに開けられないようですから」

「…そうだな」

「それに、思ったより広いんですね」

「…あぁ、たまに迷う作業員もいる」

「へぇ、そうなんですね」

「…場所によっては真っ暗な中を懐中電灯で進むんだが、いるはずのない人間を見たとか、声を聴いたとかという話もある」

「それよりも怖い存在がたくさんいますけどね」

「…だとしても何がいるかはわからんのは変わらん。離れるなよ相棒」

「ふふ、はい。あと少しで拠点周囲の下水道地図は作成できそうです」

「…了解だ」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/23(月) 19:24:47.24 ID:S2J6fUQ10<> とりあえず寝落ち分。

グレネードは火炎弾が好きです。燃えろイビー! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/23(月) 21:04:39.15 ID:gLpID4Wl0<> 乙!
幽霊は精神的影響が大きいだろうから会いたくないな。憑依判定やらSANチェックしなきゃならなくなる…… <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/24(火) 02:20:07.46 ID:RGA4CBcQ0<> >>827
うんまぁ、それ出しちゃうとやらなきゃいけないことが増えるのでやらない。

多分。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/24(火) 02:31:46.60 ID:RGA4CBcQ0<> 三百十六日目

都市中央大通りエリアについてだが、ここまで探索を進めて問題が起きている状態だ。昨日時点で例の大きな通りを境に大きく抵抗があったからか、道にクレーターがあったり、建物の倒壊などによって移動に障害が出ている。

ファントムバーストとウィップがある俺と、佐原なら移動に問題はない。もちろん、偵察すると言うだけの話だが。

商業区北エリアにも同様のことが言えたのだから、大きな問題ではないだろう。ただ、大まかに予定していた探索ルートから大幅にずれることになるから、予定していた探索の期間が増える。まぁ、ここのところ順調に探索を進められていたことを考えると、大体トントンといったところか。

また、新たな電力施設を設置予定の下水道については、拠点周辺の下水道の地図を作製が完了した。一部、明かりのない部分もあるため、すべてを確認できていないがおおよそどこに侵入防止の用のバリケードを敷設するかなどは、それを基に計画を立てる予定だ。

後は同時に今手元にある書類を使って、保安官のところへ通じるルート作成もしなければな。両者の間で安全性を高められることに越したことはないからな。

後は下水道で作れそうな施設は何かというところだが、今のところ具体的な案はないな。とりあえずは、地上のゾンビを回避して安全に移動できる通路として、ルート開拓を進めるのが一番だろう。


三百十六日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/24(火) 03:30:24.04 ID:RGA4CBcQ0<> 7月5日

都市中央大通りエリアについては、道路状況の関係により、元々予定していた探索ルートが大幅に変更となってしまった。これにより、探索にかける予定の期間が変わってきている。現状、都市中央エリアについては年内に制圧を予定している。最初の探索するエリアについて割ける時間は多いものではない。

もちろん、この世界では予定通りに事を進められるということの方が少ないのは確かなことだ。今まで何事もなく探索を進められたことはなかったと、断言してもいい。そういう意味では、設けている期間はメリハリをつけるためのものであって、必ず守らなければいけないようなものでもない。

現状拠点の新たな区画として確保している下水道についてだが、ちょっとした迷路のようなものだ。地図を作製してはいるが、そもそも現在地自体を特定できず、地図を見ても迷う可能性は感じられる。そうはならないよう、その地図に記載した図形を壁などには刻んでおいてはいる。下水道をウロウロしなければならないような事態が、起きないことを祈ろう。

もう7月になる。あの惨劇が発生してから、もう1年が経過した。我々は、あれからどれほどの文明を取り戻せたのか。それとも、まだ取り戻してすらいないのか。


山中沙奈 記す <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/24(火) 03:50:09.85 ID:RGA4CBcQ0<> 【新たな素材】
「ウーっす、三間いるっすカー」

「あ、佐原さん。どうしましたか」

「三間の作っテくれた鞄。動きやスくて助かってルっすよ」

「それは良かったです」

「そうそう、兄貴ガ持ってけって言ったかラ、持ってきたっす」ドサドサ

「これは…、防弾チョッキとかですかね」

「亡くなってタ軍人さんトかから、回収してきたのっすネ。そのまま使うニはボロボロな感じっすが」

「でもまだ、使えそうなところとかありそう」

「うまく活用しロとのコとっす」

「そうですね。これで銃を持った相手でも、多少なら何とかなる防具が作れるかもしれないです」

「そレは楽しみっすなー」


【穴2】
「(なんだ、穴)」フンフン

「(ここ、変な匂い)」フンッ

「(気になる、降りる)」シュルシュル

「(深い、怖い)」スルスル

「(なんだ、なんだ)」テテテッ

「(水、流れてる)」

「(でも、飲めない)」ワウ

「(これだけ、ご飯、ない)」

「(戻ろう)」タタタッ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/24(火) 18:23:44.12 ID:MrXcehutO<> 今更だけど触手便利だな
犬の平地での機動力に加えて触手で立体的な動きも出来るってのは何気に凄い相性がいい <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/25(水) 00:18:21.33 ID:YUdSnWl40<> >>832
地味でもなんでもなく、放浪者と佐原についていく素早さのポテンシャルは大きいからね。
合わせて犬だからこそ持つ戦闘力もあって、敵対したらかなり危険な存在。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/25(水) 01:22:25.66 ID:YUdSnWl40<> 三百十七日目

今日の都市中央大通りエリアについては、道路状況の問題もあり危険だが俺と佐原で偵察し、残ったメンバーは今まで探索していた部分でまだ存在しているゾンビの処理を指示した。

商業区北エリアに比べればまだマシな方だが、中途半端なものを含めたバリケードや戦闘によって倒壊した瓦礫などで思っていた以上に道路状況は最悪なものだった。ただ、考えようによってはこの状況のおかげで、今まで拠点エリア周辺や商業区エリアにあまりゾンビが流れてこなかったことも考えられる。そういう意味では、偶発的なバリケードによって、俺達は守られてきた。いや、それは言いすぎか。

大まかな進行可能なルートは確認できた。今後はそのルートに沿って探索を再開することになるが、前のルートに比べれば裏路地や細い道が多い。大きい道路は確かに目立ってしまうのだが、逃げ道が多い。裏路地などの狭い道は、鉢合わせなどによって逃げ道がない場合も多い。もちろん、隠密に移動するならこちらの方が良い。

どちらにしても一長一短あるのは事実だが、俺達は集団で探索をしている。それは必然的に目立つことでもある。それなら、大きな道路にいて目立つこと自体はそこまで大きなデメリットではない。むしろ、狭い道だと個々の働きが活かせない場合もあるため、最近ではある程度避けていた。

仕方ないこととはいえ、こちらにとってあまり得策ではないルートでの探索は一抹の不安が残る。他のエリアならまだしも、今いる都市中央エリアは間違いなく危険度が高いと言っていい。

気をもんでも仕方ないが、更に気を引き締めていかなければいけないだろう。


三百十七日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/25(水) 01:26:38.40 ID:YUdSnWl40<> 7/6 担当勝 朝

うーん。日差しがあっついー。

かき氷食べたい! ブルーハワイの!


担当浜村 昼

男の子ってブルーハワイ好きよね。

私はあれ、美味しいと思えないんだけど。


担当三間 夜

俺もあんまり好きじゃないですね。

イチゴ味が好きです。練乳とかかけて。

夜は涼しいからいいけど、そういう涼しいグッズとか必要になりそうですね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/25(水) 01:45:22.21 ID:YUdSnWl40<> 【かき氷】
「ブルーハワイ、美味しいよな。放浪者」

「…丸坊主、急にどうした?」

「皆、美味しくない美味しくない言うんだよ…」

「…俺は好きだぞ」

「だよな!」

「…そうか、夏だからそういうものの時期か」

「うん。シロップとか、残ってないのか? かき氷食べたい」

「…あるだろうが。美味しくない可能性はあるな」

「そっかー。あ、花火もしたいぞ!」

「…考えておこう」


【浴衣】
「うーん、こういうのも作れたら楽しいだろうなぁ」ペラペラ

「あ、三間君。何見てるの?」

「一之瀬さん。ファッション雑誌ですよ」

「三間君、今仕立て屋さんだもんね。勉強偉いなー」

「そこまでじゃないですよー」

「これは、浴衣だね。作るの?」

「作りたいです。まだまだそこまでの実力ないです」

「そっかー」

「一之瀬さんは、こういう服がいいとかあります?」

「こういうの着てみたいかな!」

「…な、なるほど」

「(これって、ゴスロリとかいうのだよね…)」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/25(水) 01:45:39.07 ID:Q99IpyrR0<> 知ってるか?シロップって色付けただけで味同じなんだぜ...
そもそも今の世界食べれる氷あるのか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/25(水) 02:44:12.78 ID:F3g/3pfhO<> 鼻炎だから思うんだけど、舌よりも鼻の方で味を感じている気がする
ゴスロリから防弾チョッキまで手作りできる人は惨劇前にもそうはいないんじゃないかな、頑張れ三間! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/25(水) 03:12:34.89 ID:t94RRVqs0<> 乙!
氷ねぇ……いつかの仮拠点には商業用冷蔵庫があったよな、確か。でもわざわざ行くのもな <> ラジオから情報が流れてくる 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/25(水) 03:23:40.46 ID:YUdSnWl40<> 「はぁい、DJフレンドだよ。世紀末の世を生きる皆さんこんにちは」

「水分補給が大事な時期だけど、がぶ飲みは吸収効率が悪いから注意だよ。ちょっとずつ飲もうね」

「さて、今日のお話は天気についてだよ。もちろん、ふざけてない真面目な話」

「雨は恵みの水を与えてくれる。けど、時に我々の脅威にもなってしまう。何が言いたいかわかるかな」

「この時期でよく起きる悪天候。ここまで言えばわかると思うけれど、そろそろ台風が多く発生する時期だよ」

「特に気をつけなきゃいけないのは、海辺や水辺に拠点を構えている人と、側に崖なんかの土の斜面があるところ」

「増水は言うまでもないけど、土砂崩れや地滑りの危険性はこの時期から高まる。そして、巻き込まれたからといって助けに来てくれる人は、もういないよ」

「それに、暴風が起きれば崩れかけている建物の倒壊も起きちゃう。後は、拠点の屋根が飛ばされて直せる人はほとんどいないだろうから、補強とかは忘れずにね」

「私も天気そのものの知識はあんまりないけど、積乱雲は見逃さないようにね。もう天気予報士さんが親切に教えてくれないんだから」

「こちら、DJフレンド。世紀末の世を生きる皆さんに、うだる暑さには負けずに録音で提供するよ」

「それでは良い終末を」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/25(水) 03:32:22.06 ID:YUdSnWl40<> >>837
らしいねぇ。風味の違いだっけか。煮沸なんかで処理した水、確保した未開封の水はあるから作ろうと思えば。


>>838
匂いの影響は大きいみたいね。
三間は妙な期待を背負わされてる気がする。


>>839
商業区の入り口あたりにある休憩所やね。
ちなみに拠点もソーラーパネルで発電、手製の蓄電装置もあるから冷蔵庫は稼働してる。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/25(水) 20:57:31.90 ID:bIAhiQH70<> ゴスロリよりは直線裁ちの浴衣の方が作りやすいと思うよ、三間 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/25(水) 23:31:54.25 ID:hi2FI0UhO<> 乙
そういや東京の下町は運河の排水ポンプが止まったら水没するんだよな
電気が止まったら、江東区やら墨田区やらは全滅かな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/27(金) 03:26:18.24 ID:YVKk/Z9z0<> >>842
ケブラー素材を縫い込み、美しさを追求しながら動きやすさと戦闘防備を兼ね備えた着物ですね、わかります。

>>843
機械により管理をしていた地域は、そういう事態になるだろうね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/27(金) 04:01:49.13 ID:YVKk/Z9z0<> 三百十八日目

新たなルートによる探索を再開する。狭い路地での戦闘については、モンキーゾンビやジャンピングゾンビが頭上から奇襲してくることも多い。後は、予期しない場所からゾンビが潜んでいたりと、広い場所に比べると神経を使う。
(一番神経を使うのは建物内の探索だが)

今日の探索自体も比較的大きな問題は起きていない。が、面白いものは見れた。マッスルゾンビ同士が狭い路地を歩いていて、片方が相手を殴り飛ばした。マッスルゾンビになる奴が頑固なのか、個体差なのかわからないが、マッスルゾンビが進みたい方向にある障害があると、その力を使ってどけることがある。これで、設置していたバリケードが破壊されるということが起きるのだが、それがたまたま同種同士だったということだろう。

ただ、路地に入って左右からマッスルゾンビに挟まれる。なんていう事態ではなくて済んだと考えるべきなのかもしれない。可能な範囲、処理できる変異体は優先しているが、それでもそういう事態が起きることは否定できないからな。

今思ったのだが、もし可能であればDJフレンドに俺達がしる知識を、ぜひ皆に広めてほしいものだ。他の生存者も似たり寄ったりな知識を持っているだろうが、知らないよりはマシだろう。それに、そういうことを広めることで、思い出したり気づいたりすることが、この世界での生き延びるコツみたいなものだからな。

後は、西切と藍は無事なのだろうか。うまくいっていればそろそろ資料にあった場所には、移動していてもおかしくはなさそうだが。もっとも、あの資料の場所がそのままあるかはわからない上、皆が見つかるとは限らない。行くだけで解決しないことを踏まえると、戻るとすれば数か月後か。何にせよ、無事でいてくれるならそれでいい。

後は久しぶりにハンターと会った。いつも通りの物資交換を行い、情報共有する。あいつもDJフレンドのラジオを愛聴しているようで、いつぞや話していた酸をまとったゾンビを聞いたおかげで、愛用のチェーンソーを失わずに済んだと言っていた。

仮称としてアシッドゾンビと名付けたが、ヤツいわく、まとっている酸は武器を劣化させる。当然、触れても手が焼けるような痛みがある。結論としては遠距離から攻撃するしかないようだ。動きが遅く、酸を飛ばしてくるようなことはないといっていたのが、幸いな話かもしれないな。


三百十八日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/27(金) 04:22:58.56 ID:YVKk/Z9z0<> 一之瀬DIARY JUL.7

身体を冷やすものは、探してみると意外とない。とりあえず、風邪をひいて熱がひどい時のための水枕は回収できたから、良いとは思うけど。うーん、でもやっぱり探索時の熱さましグッズは必要な気がする。

冷えピタみたいなのはたくさんあるんだけど、実のところそう大きな効果はなくて、ちゃんと冷たいものの方が体が冷やせるから。そういえば、叩いたら冷えるの、売ってたと思うんだけど。ホッカイロの逆みたいなの。

探索組はそれでなくても激しい運動をすることになるから、今時期の熱中症が一番怖い。その場で簡易治療できるものとして、叩いたら冷やせる奴、見つかったら欲しいな。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/27(金) 04:38:13.91 ID:YVKk/Z9z0<> 【見えるもの、見えないもの】
「ひひひ、警備も終わりーか」

「あ、ビジョンさん。交代しますね」

「くけけ、んー、あんたは三間の兄さんか。頼むーぜ」

「はい」

「ははは。覚えてない訳じゃーない」

「え?」

「ふへへ、僕は皆がどういう外見なのかすらわからーない」

「それは」

「きひひ。この忌々しい、あらゆるものが見える目のせいーさ」

「そうですか…」

「けっけ。見えるのはオーラだけさ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/27(金) 11:45:48.25 ID:C7/OEFyj0<> 放浪者さんの考えは最もだけど、どうやったらコンタクトを取れるかだよね……ビジョン氏かエクスがキーっぽい気はするが <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/28(土) 03:15:29.69 ID:PBnSZG2E0<> >>848
うん、まずどう接触するのか。だね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/28(土) 03:48:48.90 ID:PBnSZG2E0<> 三百十九日目

都市中央大通りエリアの探索は継続している。目立ったトラブルがない時は多く書くこともない。それが一番の幸せともいえる。

とはいえ、すでに1年近く続けてきた習慣からか、これだけで終わらせてしまうのもどうにもしっくりとは来ないものだな。

拠点メンバーについては、自分が知る範囲では特に不和もなくやっていけている。覚という存在がいるのも大きいが、全体的に協力的であるということが最も恵まれていることだろう。

俺はそこまでリーダー向きな気質ではない。どちらかというと、サポートする側の方が向いているだろう。だが、不得手だと言って今のメンバーにリーダーとして適任者がいるかと言えば、疑問は残る。そう考えると、長くリーダー役を務めている俺ぐらいしか残っていないのは事実だ。

もし仮に、都市が解放され人が集まってくれば、誰かしらが指導者という立場になるだろうが。その頃であれば俺の力は不要だろう。そのまま残ってもいいのだが、あてもなく放浪するのもいいなと前から思っている。

文明の復活している場所は、1か所では足りない。こんな風に自分で作るまででなくても、そうなりそうなコミュニティーを助けて回るというのも、個人的には面白そうに思えている。

とはいえ、出来るかどうかなんて言うのは、まだまだ先が見えない今時点では早すぎる話だな。


三百十九日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/28(土) 04:29:29.36 ID:PBnSZG2E0<> レポートNO.71

井門圭司


ルートの変更があったとはいえ、今のところ探索は順調だな。あのスプレーゾンビの件を抜かせば、トラブルは起きてねぇし。もちろん、知ってる変異体とも結構な数戦ってるが、それこそ当たり前になってきてるからな。

そうやって油断して大怪我するだろうから、気をつけなきゃいけないことではあるんだけど。慣れってのは怖いもんだな。惨劇初期の頃に仲間ジャンピングゾンビにやられた時は、動くことすらできなかったっていうのによ。

今となってはある程度の数がいても、戦うことに躊躇がなくなってきてる。初期の頃に比べてゾンビ共の知識もいろいろあるってのが大きい。

今でも、救助で向かった都市で、隊列を組んでゾンビを迎えうったことを思い出す。全員がいくら撃っても倒れないゾンビの集団、死なないんじゃねぇかと浮かんだな。

倒せる今となってはそんなこと思うことはそんなねぇが、でも、あの時の感覚が一番、恐怖だったのは間違いない。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/28(土) 04:46:44.38 ID:PBnSZG2E0<> 【教育】
「あぁ、山中さん」

「林道さん、どうされましたか?」

「覚達に勉強を教えるにあたって、回収した物資を確認してみましたが、教材になるものが少なかったものですから、ご相談をと」

「そうですね。積極的に集めていたものではありませんから、量はないと思います」

「そうでしょう。こうやって教える余裕がある、それ自体が珍しい事です」

「えぇ」

「あぁ、そうだ。教えるためにちょうどいい小さいホワイトボードとペンがあったものですから、これは使わせてもらってもいいですか?」

「はい、問題ありません」

「とりあえずはこんなものですね。また必要品があれば、お伝えします」

「えぇ、こちらこそよろしくお願いします」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/28(土) 08:21:59.13 ID:I9oqUHSD0<> 乙!
林道さんは勝君からの信用を少しは得られたのかねい? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/11/29(日) 01:06:30.35 ID:fmiq3Gy90<> >>853
うーん、どうだろうねえ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/29(日) 02:37:00.59 ID:fmiq3Gy90<> 三百二十日目

今日の探索について、WWPと思われる人間の死体が複数見つかった。特に戦闘が起こったような音は聞こえなかったが、ゾンビ化はしておらず、腐乱もしていない。恐らくごく最近死んだものと思われる。場所は都市中央大通りエリア内にある、小さな商業ビルだ。

ここのところヘリは見ていないから、恐らく陸路で移動してきたのだろうが、あのエリアを把握していないにせよ、少人数でいたのかはわからない。何らかの命令書のようなものは所持していなかった、あったのは井門が以前見たことがあるWWPの連中が来ていた服にあった、ロゴ。それでWWPだと判断した状態だ。

奴らが作り出した技術で、何かの悪だくみでもしていたのか。答えが見つけられる要素ないのが辛いところだ。ただ、なんら理由もなくあの場所にいるということはないだろう。WWPに追われて逃げてきたというなら、理屈は通らなくもないが。武器は持っているには持っていたが、拳銃と言った軽装備だけだったからな。
(もしかしたら生き残りが強力な武器を持って逃げた。とも考えられるが)

そういう意味で、都市中央大通りエリアの探索は、更に警戒しながら行わなければならないな。ゾンビや変異体との戦いは、能力と集中力を必要とするが、人間相手となれば更にいろんなものが要求される。ゾンビ達より人間の方が予想がつかないし、相手からいきなり陰から攻撃される可能性もある。そういう意味では、人間の方が厄介だ。

覚も生き残りがいるのかははっきりわからないと言っている。強い意志を持っているか、強烈な感情が出ている状態でなければ、存在することを認識できてもそれが人間かゾンビかははっきりしないらしい。もちろんそれは、あくまで都市中央エリアのような遠方にいる存在に限ってということだが。

何にせよ、明日からの探索は、より一層の警戒が必要だろう。警備組にもネイルエアーの他、2階で見張る人間はライフルを使うよう指示してある。もっとも、覚がいれば容易に侵入されることはないだろう。


三百二十日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/29(日) 03:07:29.54 ID:fmiq3Gy90<> 7月9日

今日の探索で発見したWWPに関連すると思われる死体だが、あの場所で何をしていたのかについては、彼らが所有していたものでは判明することができなかった。

WWPの知る限りの情報を元にすれば、奴らは強力な技術と武装を持ち、その気になればゾンビを一掃してその場所に拠点を設営することもできる力を持っている。それがなぜ、軽装備かつ少人数であのエリアにいたのか、そもそもどうやって移動してきたのかという疑問が、今回は残っている。

ゾンビについてはWWPも無視はできない事態だろう。ゾンビや変異体のサンプルの収集をしているという可能性はありそうだ。WWPは一枚岩ではないのだから、別のプロジェクトの人間が独自に調査し、結果として全滅。そういう仮定もできそうだ。

ただ、どちらにしても放浪者が言うように、あそこで死体になっていた以外の人間が生き延び、都市を歩き回っている。あるいは、新たにWWPの人員がやってくることも考えられる。この都市に何らかの理由でWWPがやっている。それは事実だ。そうある以上、しばらくは慎重に行動しなければいけない。


山中沙奈 記す <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/11/29(日) 03:19:13.13 ID:fmiq3Gy90<> 【静かな夜に】
「そうかい、奴らの死体がね…」

「…あぁ、この周辺をうろついている可能性もある。注意してくれ、保安官」カラン

「しかし、なんだって今更この都市にきてやがんだか」

「…俺達の存在は、奴らに気取られてはいないと思うが…、あるいはエクスか」

「ハッカーの坊ちゃんか。うちのジェーンも似たようなこと、今でもしてるがな」

「…だとしても腑に落ちない。エクスの口ぶりだと、奴らもそういう存在は気づいていたはずだからな」

「たまたま、じゃねえか?」

「…そんな気まぐれな奴らだとは思えん」クイ

「この周辺ではここが一番でかい都市だ。そういう意味で、他より魅力あるものがある、とかな」トクトクトク

「…なるほど、一理ありそうだ」

「ま、奴らにすりゃあ俺も敵だ。なんせ何人かやっちまって、追いかけてきたジェーンも匿ってるわけでな」

「…無茶はしないでくれ」

「それをお前さんにだけは言われたくないってな」カラカラ

「…………」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/01(火) 03:36:43.48 ID:TjQiXOLO0<> 三百二十一日目

昨日のWWPの件もあり、都市中央大通りエリアの探索は自然と慎重なものになった。幸いそれらしい相手に遭遇することはなく、居たのはゾンビと変異体ぐらいのものだ。

都市中央大通りエリアについては、おおよその処理と確保は進んでいる。この調子でいけば、後は1週間ぐらいで予定の探索は完了する見込みだ。そうすれば、都市中央エリア全体のゾンビが増えるのは、若干は抑えられるだろう。もっとも、完全に抑えるのであれば高速道路エリアの制圧は必要だが。

今日の探索で、WWPが興味がひかれそうなものは見つからなかった。あいつらが欲しがりそうなものと言えば、管理ができていない計画の技術と言った部類だろう。そういう意味では、俺と山中さんはWWPからしても興味の対象かもしれないな。

もし、今後どちらかの存在がここにいると気づかれてしまった場合、それがWWPを招く可能性があるということか。そういう意味で考えるなら、気付かれないように行動することはやはり必須だな。

出来ればこの周辺にいるであろうWWPの動向でもわかれば、こちらとしても活動しやすいのだが。武装面はもはや十分といえそうな状況だが、それを支える人員の数は少ないことが拠点の弱みだろう。

その代わりと言うべきかはわからないが、特殊な人間は多いが。


三百二十一日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/01(火) 04:06:00.61 ID:TjQiXOLO0<> レポートNO.72

井門圭司


やっぱり、あのロゴは防衛軍入ってちょっとした後、訓練時に来た奴らの服についてたやつと同じだよな。昨日の死体はとりあえずWWPってことで間違いねぇとは思う。

でも、不気味に動き回っているWWPが、この都市に何の用があってきているかがわからねぇ以上、こちらもうかつに接触しないようにする必要がある。そこのところは、当然放浪者さんもわかってて、今日はかなり慎重な探索になったが、しばらくはこんな形の動きが続くだろうな。

そうなると、万一WWPと遭遇するとなれば銃撃戦が起きるだろ。一応強力なのは1つ持って行った方が良さそうだ。あとは、リボルバーには電撃弾をリロードしておけば大体は何とかなるだろ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/01(火) 04:30:37.87 ID:TjQiXOLO0<> 【下準備】
「…前に見た内容だと、これでいいか」ガリガリガリガリ

「おや、放浪者。工作室にいたんだね、うん」

「…蒲谷さんか。ちょっとな」

「缶を削って、何か作るのかい?」

「…あぁ、ちょっとしたものだ」

「そうかそうか。それにしても、三間君以外がここを使ってるの、久しぶりに見たかな。うん」

「…ほとんど2人が使っているからな」

「作るものの図面づくりにはちょうどいいからね。うん。三間君も縫物の仕立てで重宝してるようだよ」

「…立案した浜村さんに感謝すべきだな」

「まったくだね、うん」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/01(火) 07:45:33.86 ID:GBnailhio<> 乙
平和な日々なようでなにより <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/02(水) 01:52:37.58 ID:0F+bmL0MO<> ゾンビだけでも厄介なのに、銃で武装したWWPまで彷徨いてる可能性があるってのはおっそろしいな。
ゾンビと違ってちょっと道路を通るのが早いか遅いかってだけでも発見の順番が変わって撃たれて死亡ってのもありえるし
つくづく射程は強さだわホント <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/03(木) 03:16:28.97 ID:3n52ga4Q0<> >>861
どこまでいっても仮初だけどねぇ

>>862
うん、距離の問題はどうしてもある。しかし、ゾンビが居る地域での発砲は、イコール何を招くかはわからない。という問題も同時にある。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/03(木) 04:58:15.09 ID:3n52ga4Q0<> 三百二十二日目

今日は少々のトラブルが発生した。探索と処理のために入った建物にて、大量のゾンビに囲まれてしまった。恐らくあそこで立てこもり、その中で全員がゾンビ化。いくらかバリケードが敷設されていたことから考えると、建物にいたゾンビがあまり外に出られず、結果として生存者に気付いて一斉に襲い掛かってきたのだろう。

その襲撃によって誰かが負傷したということはないのが、今回の件で幸いなことだろう。相棒と佐原が素早くバリケードを敷設したことで、ある程度襲われる範囲を絞れる状態にできたのが大きい。それ以外は皆手慣れたもので、素早くゾンビを処理していき、事なきは得た。

似たような服装のゾンビが多かったことから、恐らく、あの建物で働いていた従業員が固まっていたのだろう。出るにもすでにゾンビ共が彷徨っていて、バリケード敷設を進めている内に誰かが発症。そしてああいう結果になった。

あのゾンビ達の何かが悪いと言う訳ではなく、同様の問題が発生する可能性があることを考えて置かなければならない。やはり、人が何らかの形でいたであろう形跡については、十分警戒しなければならないな。どうしても、バリケード自体はいつからあるものか判断はできないこともあり、当てにはしていなかったが。今度からは警戒すべきものであると、再認識にしておかなければ。

後は、あそこにいたであろう生存者のものと思われる手記もあった。役立つ情報はあるとは思えなかったが、一応持ってきている。

とりあえず、予想の探索ペースより今日は遅くなってしまったが、大きな問題ではないだろう。


三百二十二日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/03(木) 05:10:08.44 ID:3n52ga4Q0<> 7/11 担当三間 朝

なんだか、都市中央エリアの探索、順調みたいですね。

前とかはゾンビ、来てたんですか? 都市中央エリア自体攻略進んだら、そう滅多に来ない気がします。


担当蒲谷 昼

昔はよく来ていたようだよ。探索組が探索に向かう前に処理してた。

でも1回、ここまでゾンビが来たのを処理したことはある。


担当浜村 夜

あの時は怖かったわねー、設置してた有刺鉄線でこっちこれなくて助かったけど。

ま、自分にはとりあえず探索組は無理だと、気付かされた自体でもあるわね。 <> 血が所々についた手帳がある 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/03(木) 05:18:35.87 ID:3n52ga4Q0<> 大住と赤川ちゃん3階のバリケード行ったみたいだけど、大丈夫かな。

あの腐ったやつらに囲まれて、何日か経った。救援は、来るはず。

亀山さんと総務の連中がもめてる。食料はないから、外に出るしかないのは、わかってはいるけど。


皆身勝手だ。



神様、これは奥さんがいる人を好きになった罰なの?

私はただ、愛されたかった。


亀山さん、迎えに来てよ。


6月27日 亀山さんバースデー(赤丸で囲まれている)


これ以降は記載はなく、血が点々とついているのみだ。 <> メモが記載された雑書きがある 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/03(木) 05:23:55.15 ID:3n52ga4Q0<> ここにいる人間の考えが理解できない。自分はここにいたとしても助けが来ないと確信している。日に日に増える、ゾンビの数を考えれば、まだ逃げ出せる見込みがあるうちに、街の外へ出たほうがいい。そもそも、ここに人数分の食べ物はないんだぞ。

自分の考えに賛同してくれる人間だけで、悪いがここを去らせてもらう。このメモ書きを呼んだ奴は総務の大山に渡してくれ。

                               亀山 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/03(木) 05:27:29.17 ID:3n52ga4Q0<> >>867の訂正

×自分の考えに賛同してくれる人間だけで、悪いがここを去らせてもらう。このメモ書きを呼んだ奴は総務の大山に渡してくれ。

○自分の考えに賛同してくれる人間だけで、悪いがここを去らせてもらう。このメモ書きを読んだ奴は総務の大山に渡してくれ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/12/03(木) 08:54:16.76 ID:aoGLsf6G0<> 乙!
ダメだ亀山って聞くと全部某サスペンス番組の人に変換されるw <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/05(土) 03:57:37.69 ID:ubAnF5c30<> >>869
1つ、よろしいでしょうか? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/05(土) 04:48:31.54 ID:ubAnF5c30<> 三百二十三日目

都市中央大通りエリアについては、変更を余儀なくされたルートの探索も終わり、本来予定していたルートへ合流することができた。これで、大通りエリアの確保はある程度目処はついたことになる。ゾンビの流れが抑えられるだろうから、都市中央エリアならず他のエリアにゾンビが流れ着くことは少なくなるだろう。

当面の問題は次の探索を開始するエリアになるが、順当に都市中央大型公園エリアといったところか。避難者が多くいたであろう場所だけに、ゾンビの数は大通りよりももしかしたら多いかもしれない。とはいえ、すでに1年かそこら経った状況では、以前避難場所だったかでゾンビが多いかは判断しづらくなってきているが。

もちろん、人が多くいやすい場所であれば、イコールでゾンビがいやすいというのは変わっていない。公園自体も作りにはよるだろうが、人の往来はある場所だ。そういう意味では警戒しておいた方が良いだろう。

ただ、もとより他のエリアに比べてゾンビは多い地域なわけだから、警戒を緩めることができることはない。そもそも、まだまだ完全に安全な場所なんて言うのは、全くない。

しなければいけない課題が多くあり、その課題をこなすにも常にゾンビが障害として存在する。俺達がゾンビから解放されるのは、いつの日になるのか。


三百二十三日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/05(土) 06:23:46.32 ID:ubAnF5c30<> 一之瀬DIARY JUL.12

最近、あんまり書くことがないなぁ。もちろん、それは平和だからいいことなんだけど。

探索の時は、ちゃんとピリピリとしてやってるけど、放浪者さん的には今の私はちょっとそういうことが足りないと思ってるかな。でも、放浪者さんは注意しなきゃいけないことはすぐ言う人だから、大丈夫かな?

後はスラちゃん、やっぱり藍ちゃんいないから寂しいみたい。藍ちゃんがあげたテディベア、最近よく持ってるところ見る。もうちょっと寂しくないようにお話しした方がいいかな。

でも、やっぱり本当におしゃべりできる、藍ちゃんといたいんだろうなぁ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/06(日) 03:14:07.86 ID:6s8bN2xc0<> 三百二十四日目

WWPと思われる連中と遭遇する。お互い武器を突き付けあう形にはなったが、幸いというべきか、撃ちあいになることはなかった。まぁ、変異体交じりのゾンビ共に襲われたからな。

井門と同じく軍服を着た女と、奇妙なボサボサな髪型をした白衣の男の二人組。白衣の方はWWPのロゴがあったから、何らかの計画に携わっている奴だろう。ただ、井門が言うには女の方は防衛軍の勲章のようなものをつけていたらしい。

防衛軍は井門の話しからしても、WWPとは直接関わりがあった訳ではないだろ。どちらかというと、WWPは政府側という印象が強い。仮に女が井門と同じく元防衛軍の人間だったとしたら、なぜWWPに協力しているのかは気になるところだ。

後は、2人の基本的な武装についてもWWPとは思えない一般的なものだ。女はスナイパーライフルと数丁の拳銃。男はとりあえず鉄パイプと拳銃を持っていた。そういう意味では、たまたま武器を見つけることができた生存者とあまり変わらない。そういう意味では、あの商業ビルの中にいた死体の状況とも一致する。

俺達が遭遇したり、考えているWWPとはズレがあるところからすると、もしかすれば研究所のような大元のWWPからは外れている連中なのかもしれない。

問題は、どんな計画に携わっている連中なのか、ということか。


三百二十四日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/06(日) 03:39:46.41 ID:6s8bN2xc0<> レポートNO.73

井門圭司


今日会ったあの女、同じ防衛軍所属なのは間違いねぇだろうな。しかし、あの目、必要なら撃つのがわかったから、嫌な汗をかいたな。ゾンビ共が襲ってきて、逃げる関係で見失っちまったのが嫌なところだ。

でもま、思ったよりは敵対的な奴らではなかった。どっちかっていうと、こっちが略奪者かの心配してたみてぇだし。

でも、側にいた男はWWPに関わってる。しかも研究者か何かっぽいし、ロクでもねぇ可能性はありそうだ。敵対したとすりゃあ、あのスナイパーライフルが脅威になりそうだな。

しかし、勲章持ちは少ないし、それも女で受領している奴なんていったら、そこそこ有名なやつかもしれねぇ。それはそれで、この世界を今でも生き延びてんのも、説得力はあるか。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/06(日) 04:16:05.97 ID:6s8bN2xc0<> 【テディベア】
「(お姉ちゃん、まだ帰ってこないのかな)」プルン

「(スラ、寂しいよ…)」ギュ

「(…………)」

「(スラも、ついていけば、よかったかな)」プルン

「(…………)」

「(お姉ちゃん…)」ギュ


【それでも】
「…勝?」

「ん〜、なに?」

「先生のこと、やっぱり信用できない?」

「…美弥ねぇは答えなくてもわかるだろ」

「わかることと、聞いて教えてもらえるのは、また別なことだよ」

「……嫌いだよ」

「そう」

「…美弥ねぇだって、そうだろ」

「昔は、そうだったかもしれないかな」

「昔? じゃあ今はなんだよ」

「理解できてしまうことは、許せてしまえることでもあるのよ」

「…よくわかんねぇ」

「そうね」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/06(日) 04:24:26.25 ID:IkVETepFO<> ついにwwp関係と接触かな?
コンマ次第だろうけど状況が動きそうな予感 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/06(日) 08:08:26.47 ID:6U7F6ikb0<> 乙!
今回のダブピは>>1さんが用意したシナリオなの?

スラちゃん……体を動かす遊びでもしてあげたら少しは気が紛れるだろうか <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/08(火) 06:41:20.44 ID:beebvM670<> >>876
まさしく、すべてはダイス次第。

>>877
用意したといえば、用意してるともいえるけど。ざっくり起きそうなことをサイコロ振って決めてるだけだからねぇ。

まぁ、体動かすのは気分転換にはなるよね。



さて、今月仕事の方が地味に忙しいです。そのおかげでここんとこ寝落ちしており、今日もそんな感じです。気づいたらPCの前で突っ伏してたよ。
ただまぁ、忙しさ自体はちょっと波ひきそうなんで、今後はいつも通り書けると、いいなぁ。年末って忙しい。さてちゃんと寝ます。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/09(水) 00:26:40.36 ID:yZil1Nty0<> 乙!
女傑さんの事も気になりますな

関係ないけど>>1さんはUndertaleってのやった事あります? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/09(水) 05:48:07.69 ID:qLUFWmnWO<> 年末ほんとしんどいよね

それはそうともう一年以上この質で投下し続けてるのか…凄いなほんと <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/10(木) 22:52:20.65 ID:fFOcmAKP0<> >>879
はてさて、その彼女(と研究者っぽいの)はどうなることやら。

Undertaleは初めて聞いたかな。非常によさげな匂いがするね。


>>880
かき入れ時だから甘んじるしかないけども。

もう1年ですよ。早すぎるわ。元々別作品の息抜きだったはずなんだけどねぇ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/11(金) 00:21:08.23 ID:r0J+dmqM0<> 乙
英語が分かるなら楽しめるんだろうなーunder tale
ニコ動にも翻訳動画はあるけどやらなきゃ意味薄いやつだろうし <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/11(金) 00:38:53.49 ID:ginvpcmk0<> 三百二十五日目

都市中央大通りエリアの探索は、例の新たな二人組の件もあり慎重に進めている。今日は遭遇しなかったが、恐らく狙撃手であろうあの女のことを思うと、見られている可能性は十分にある。

WWPに関わる連中である以上、何を目的でこのエリアを動き回っているのか、早めに探れるといいのだが。もし、ろくでもない計画で動いているのであれば、最悪、排除することも検討に入れなければいけない。

可能性のある計画として、考えられるのはキマイラフライあたりだろうか。だが、奴らの装備を考えると少し腑に落ちない部分もある。後は、ビジョンが壊滅状態に陥らせたWWPの研究施設の生き残り。ビジョン自体も何の研究をしていたかわからないまま脱出したようだし、まだあり得る線だ。

例えば、その連中がこの都市中央エリアにある物資を使って救援を呼ぶため、数少ない武器で探索をしていた。と考えれば腑に落ちるところではある。ビジョンはWWPをおびき寄せるメールをした後は、すべての電子機器は破壊したと言っていた。この世界では有効な通信機器は限られている、もし遠くの地域に連絡を取るとすれば、研究所がない場合、使える物資を探し出すしかない。
(もっともそういう連絡が取れるなら、WWPぐらいしかいないだろうが)

物資で思い出したが、今日は半壊したスーパーの地下保管庫を見つけ、缶詰といった大量に長期保存可能なものを発見することができた。食料自給も最低限だがやっていけてる現状で、何かあった時の一時しのぎになるだろう。

そう考えると、食料需給も次の段階進まなければいけないか。現実的なラインでいけば、保安官のような狩猟や山菜取りをするメンバーを組めればいいのだが、それに割ける人員はいない。後は鶏などを捕まえることが出来れば養鶏といった類を始めることもできる。もちろん、その用地、建物、資材は全くないのでこればかりは全く目処のたたないことだが。


三百二十五日目終わり


久しぶりに焼き鳥や目玉焼きは食いたいな。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/11(金) 01:20:01.86 ID:ginvpcmk0<> 7月14日

今日の探索は大量の食料による物資が回収できたこともあり、大成功といえるものだろう。ゾンビの処理についても特に大きな問題は発生していない。

ただ、やはり例の二人組は気になるところではある。今日、見かけることはなかったものの、活動しているのは間違いないと思われる。目的がわからないのもあるが、表だって敵対していないということも少し気がかりだ。

もちろん敵対していないほうがいいのは事実なのだが、何かされてからでは遅いというのも、また事実なのだ。特にあの女性の目は、その気になればいつでも我々を狙撃することに抵抗はないように見えた。それだけに、いきなりその事態が起きることを私は恐れている。

私自身も、だからといって排除すべきだとは考えていない。出来れば、話をする場が設けらけ、どういう目的なのかわかればそれでいい。真実を話さないとしても、覚ちゃんの能力で把握することはできる。そうしたくないという思いはある、しかし、メンバーの安全には変えられない方法なのだ。

今後どうなるかはわからないが、放浪者にはこのことは進言するつもりだ。


山中沙奈 記す <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/11(金) 01:40:10.22 ID:ginvpcmk0<> 【たまには】
「…たまにはいいだろう」

「やっタっす。今日は久しブりにたくさん食エるっすよ!」

「ですが、一人4缶までです」

「わかりました。山中さん! 私はどれにしようかなー」

「フルーツカクテルあるぞ、一之瀬」

「わー、それもいいですねー!」

「ひひひ、このウズラの卵にしよう」

「お。サンマのかば焼きがあるね。うん。これだね」

「とりあえず、酒のつまみになりそうなのっと」

「姐さん、本当にお酒好きですね」

「呑まないとやってられないわよ、サンマ」

「ははは…」

「うーん。美弥ねぇが好きそうなのこれかな」

「(皆、何してるのー?)」プルプル

「(俺も、欲しい)」ワンワン <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/11(金) 02:02:18.44 ID:ginvpcmk0<> >>882
内容没頭するなら英語わからないとダメよね。>>1はわかりません。が、なぜかよく外国人に道を聞かれます。やめてけれ。



そうそう、たまーに話が出ていた、このこれ日の外伝。一応執筆予定がいくつかはあります。
ただまぁ、正直この本編と並行するとなると、まぁ無理なので、この本編が区切りがついたらという感じかと。

外伝は本家同様日記形式にするのか、地の文の通常のものにするかなどは、そこらは完全未定です。そもそも本編が一区切りつくんやってのもあるからNE。

後は1周年記念とかで、なんかはっちゃけたこととかしてみたいかなと。えぇ、これも全くの未定ですYO。

そんな感じですが、引き続きよろしくお願いいたします。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/11(金) 02:29:56.68 ID:r0J+dmqM0<> 乙!
スライムにはどんな缶あげたのかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/11(金) 03:05:59.91 ID:45F6BTMgO<> 乙
メンバーが増えると食料の減りが早くなるけど、特に記述がないから足りなくなる心配はないって事かな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/13(日) 19:48:31.29 ID:MzvRMy/x0<> >>887
「(いろいろな絵が書いてるー)」プルプル

「あ、スラちゃんも欲しいの?」

「(一之瀬ちゃん)」

「でも、食べ物自体は興味示さないから、やっぱり液体の方が良いかな」

「(飲み物〔たべもの〕、スラお腹空いたよ)」プルプル

「私の食べたフルーツカクテルの汁でよかったら食べる?」スッ

「(わーい)」スルスル

「缶詰の缶もそのまま飲み込んじゃうんだね」

「(けぷ)」プルプル

「(それにしても、缶詰の缶もゆっくりだけど溶けるなんて、スラちゃんが持ってる液体は本当に危ないんだなぁ)」


>>888
大体1日1食はとりあえず食える状態です。野菜の自給と、たまの保安官の狩猟したものも食えてるので、今すぐ何か大きなトラブルは発生しない。という状況。
<> 閲覧注意 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 02:51:29.20 ID:pOrjy5f+0<> 「どーも、エクスだぜ」

「>>1がなんか本編がうまく浮かばねえらしく、とりあえず即興お祭り騒ぎでもやらかすための、とりあえず注意事項を伝えるぞ」

「1、ブレイクタイム含めた本編にまったく関係はない」

「2、本編のキャラと設定は大体崩壊している」

「3、以上を了解するのであれば、閲覧可能。了承できない場合はシャットダウンを推奨」

「だとよ。つーか、自分で自分のセルフパロディってどうなんだろうな?」

「じゃ、ま。楽しんでくれよ?」 <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 02:55:00.27 ID:pOrjy5f+0<> 山中「皆さん初めまして、本日拠点学園に赴任いたしました。山中沙奈といいます」

山中「それではさっそく、清く正しくゾンビ達と戦うために入学された皆の実力を計る為に」

山中「皆さんには殺し合いをしてもらいます」ナンダッテー、アノヒトエガオデナニイッテルノ

「………」スッ

山中「いつの間に背後に…。君は合格ですね」

「………」ペコリ、スタスタ

山中「とまぁ、それぐらいの気概がないとダメだよというお話のつもりでしたが、まさか本気でやられるとは…」ナンダー、ビックリシター

山中「そういう訳で、皆さん仲良くやりましょう」 <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 02:55:31.13 ID:pOrjy5f+0<> 井門「(前の席の野郎。目の前にいたってのに、あの先生の後ろに、いつの間に回りやがったんだ?)」

一之瀬「ケイちゃんケイちゃん」

井門「ん、どうしたよ?」

一之瀬「前の席の人すごいね!」

井門「それはわかるけど、声抑えろ」

一之瀬「幼馴染に優しくないなぁ…」

井門「そういう問題じゃねえよ…」

一之瀬「ぶーぶー」 <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 02:56:07.86 ID:pOrjy5f+0<> 三間「どうしよう、この学校広いから迷っちゃったよ」

「うン? この時間に廊下ヲうろついちゃダメっすヨ」

三間「す、すいません。え、狼さん!?」

佐原「俺はケルベロスの佐原っス。こコの体育教師っすよ」

三間「あ、先生なんですか? 実は教室わかんなくて迷ってて…」

佐原「おー、そうなンすな」

三間「出来ればその、案内して欲しいです」モジ

佐原「困っている女の子ノ頼みは断レないっすが、俺も迷子っす」

三間「えぇ!? あ、違います!」

佐原「何がっすカ」

三間「俺は男ですよ!」

佐原「それは嘘っすナ」

三間「えぇ!?」 <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 02:56:38.41 ID:pOrjy5f+0<> 「あぁ、そこの教室かい。うん。近いのはホール行ってエレベータに乗って4階に。後は案内通りいけばつけるよ。うん」

三間「ありがとうございます!」

佐原「ありがトうっす! 用務員のおジさん!」

「気を付けるんだよ。うん」

佐原「どうやっタら、遅刻免除されるっすカねー」

三間「本当に先生なんですよね…?」

「…今年の新入生と新任は、元気がいいね。うん」

「さて、百葉箱の補修でもしに行かなきゃ、うん」 <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 02:57:05.59 ID:pOrjy5f+0<> 「………」

一之瀬「あ、放浪者君!」

放浪者「………?」

一之瀬「一緒にお昼ご飯食べようよ! ね、ケイちゃんもいいでしょ?」

井門「かまいやしねぇけど」

放浪者「………」コクリ

一之瀬「やた!」

井門「付き合わせて悪いな…」

放浪者「………」フルフル

一之瀬「それにしても、放浪者君すごいね。山中先生の背後、いつの間に忍び寄ったの?」

放浪者「………」ミブリテブリ

一之瀬「へーそうなんだ!」

井門「(いや、今の見てもわかんねえよ)」 <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 02:57:49.16 ID:pOrjy5f+0<> 保安官「ここの火器類を教える保安官と、補佐のジェーンだ」

ジェーン「よろしくね」

保安官「銃は的を狙って、引き金を引けば当たるぞ。こんな感じにな」シュバ、パーン

井門「(的見てねえのに、ど真ん中当たってんだけど!?)」

ジェーン「保安官、そういう教え方とか態度はメッて言ったでしょ」

保安官「なーに。ほんの挨拶がわりよ。きっちり教えること守りゃ、ここまでとは言わないまでも、銃について熟練するぜ」

ジェーン「それじゃあ、皆に練習用の拳銃を支給します。順番に取りに来てくださいね」

保安官「ちなみに、早打ち勝負ならいつでも受けてやるぜ」

ジェーン「そういうことはあまり言うのは、メッなの」

保安官「すまんすまん」 <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 02:58:25.86 ID:pOrjy5f+0<> 放浪者「………」

山中「いましたね。放浪者君」

放浪者「………?」キョトン

山中「君の戦闘能力、非常に高いことを認識しています」

放浪者「………」フルフル

山中「ふふ、謙遜しないでください。ただ、私も教師の前に戦士の一人でもありますので」ガシャガシャ

放浪者「………!」

山中「正式にこのアラクネとお立会いいただきたいのです」

放浪者「………………」コクリ

山中「ふふ、良い目です。私も血が滾りますよ」 <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 02:59:09.82 ID:pOrjy5f+0<> 山中「はぁ、はぁ。教師である私がここまで追いつめられるなんて…」

放浪者「………」ハァハァ

山中「君も同じようですが…、いきまキャッ!」ポコン

「学園の、しかも廊下で決闘なんざやらかしやがって、新任さんよぉ?」

山中「いたた、何も叩かなくてもいいじゃないですか。えっと、エクスさん」

エクス「警備主任として、一体あんたは連行すっからな。たく」

放浪者「………」ジブンユビサシ

エクス「放浪者だっけ? 決闘受けたら両成敗なんだが、新入生でそこら知らねえだろうし、そもそも守らせる教師がこれだからな。今回はお咎めなし」

放浪者「………」コクン

エクス「じゃあ行くぞ、山中さんよ」

山中「ひーん」

放浪者「………」ポツン <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 03:00:21.44 ID:pOrjy5f+0<> エクス「じゃ。後は頼みましたよ。野木校長」コツコツ、パタン

野木「……、山中君。何か言いたいことはあるか?」

山中「素晴らしい戦士に会えたものですから…」

野木「だが、それは生徒だ。戦力たる貴重な存在に問題があっては困る」

山中「うぅ…」

野木「そういう訳で、処遇については追って連絡する」

山中「新任早々解任ですかね…」

野木「我々も人員不足だ、減給ぐらいに留められるよう努力しよう」

山中「うぅ…」 <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 03:01:03.49 ID:pOrjy5f+0<> 井門「放浪者。山中先生とやりあったって聞いたぞ?」

放浪者「………」コクン

井門「マジか。じゃあ山中先生からふっかけてきたのか」

放浪者「………」コクコク

井門「それで、無傷なのかよ」

放浪者「………」

井門「…お前、この学校で教えられることねえんじゃねえか?」

放浪者「………」キョトン

一之瀬「あ、いたいた。放浪者君! 聞いたよ! 山中先生と死闘を繰り広げたんでしょ!」

放浪者「………」コクリ

井門「(なんか話でかくなってねぇか?)」 <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 03:02:09.70 ID:pOrjy5f+0<> 放浪者「………」テクテク

「お、放浪者。今日学校だったの?」

放浪者「………」コクリ

「放浪者兄ちゃん、遊ぼうぜ!」

「勝。遊ぶ前にまず宿題終わらせないとダメだよ」

勝「ちぇー、美弥ねぇうるさいよなー」

美弥「まったく…」

浜村「ま、浜村家はいつも通りよ。何かあったらすぐ頼りなさいよ、隣なんだから」

放浪者「………」コクリ

浜村「(しかし、本当に無口よね。いい子なんだけど)」 <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 03:02:52.77 ID:pOrjy5f+0<> 放浪者「………」ガチャ、パタン

「お兄ちゃん、おかえりなさい」プルプル

放浪者「………」コクン

「アリス母さんが、先にお風呂入りなさいだって!」プルプル

放浪者「………」コクコク

スラ「えへへ、スラ、エラい、エラい?」プルプル

放浪者「………」ナデナデ

スラ「えへへ…」プルプル

放浪者「………」ユビサシ

スラ「うん、お風呂いってらっしゃい!」プルプル <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 03:03:29.03 ID:pOrjy5f+0<> 放浪者「………」ホカホカ

「ん、兄さん。お風呂からあがったのか」

放浪者「………」コク

「じゃあ、次は自分…、いや。スラ、先に入るか?」

スラ「藍お姉ちゃんが先でいいよ!」プルプル

藍「そうか、そうさせてもらうぞ」

スラ「お兄ちゃんあそぼ〜」プルプル

アリス「藍ちゃんが上がるぐらいには終わらせてネ」

放浪者「………」コクコク

スラ「じゃーねー、バトミントン」

放浪者「………」フルフル、ミブリテブリ

スラ「あー、お部屋の中じゃできないね」

放浪者「………」コクリ <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 03:03:56.63 ID:pOrjy5f+0<> 放浪者「………」ガチャ、パタン

放浪者「………」ポスン

「やーやー、緑姉さんだよー!」ガチャ

放浪者「………」キョトン

緑「学校どうだった、やっていけそう?」

放浪者「………」コクコク

緑「そかそか、放浪者がそう思うなら大丈夫だね」

放浪者「………?」

緑「じゃあ、緑姉さんは明日も仕事だから、戻って寝るよー、じゃねー」パタパタ、パタン

放浪者「………」テヲフリフリ <> お祭り  
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/14(月) 03:04:32.23 ID:pOrjy5f+0<> 放浪者「………」ガタ、スッ

放浪者「………」カタカタ、カチッ

放浪者「………」ペラッ


○月○日

今日は拠点学園の入学式だった。仲良くなれそうなクラスメートもいたけれど、山中先生に決闘を挑まれたのはびっくりした。あの、アラクネという戦闘用の足は、左右で6本に分かれて、近接で戦うとなったらこれほど大変な相手はいない。武器もなかったから、避けるので精いっぱいだった。

何にしても学園で戦いを学んで、この世界からゾンビをおりはらえるよう頑張らないといけない。今日は疲れたから、もう眠ろう。


○月○日終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/14(月) 03:23:24.06 ID:pOrjy5f+0<> 以上、お祭り編でした。文量的に組み込めなかったハンター、小間城、ビジョン、DJフレンドは出せず。すまぬ、すまぬ。


一応補足として、用務員は言うまでもなく蒲谷さんです。

谷口家(放浪者)は放浪者の親父がアリスと再婚。連れ子の藍と人工液状生命体のスライムの2人の妹と、姉の緑(西切)と両親の6人暮らし。スライムは親父さんが生み出した設定。わりと複雑家庭。

井門と一之瀬は幼馴染。以上。

浜村家は浜村さんが母親で、子供が勝と美弥(覚)。離婚してシングルマザー。谷口家とは家族ぐるみの付き合い。浜村と放浪者の親父とは、バツイチということで仲もよかったが、親父が変人な研究者だったこともあり、再婚相手としては眼中になかった。

ゾンビ発生後、人々は何とか文明を取り戻し、ゾンビ化もある程度は治療できるようになっている。ただ、やはりいまだゾンビの数がおり、変異体も略奪者もいるので高い壁を築き、それらを処理、対応する戦士の育成に力を入れている。という体(てい)。ミュータントとかは普通に受け入れられてます。


こんなところかな? <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/14(月) 05:18:25.41 ID:pOrjy5f+0<> 一応だけど、上の設定も本編とは関係ないよ。

あくまで、今回の分はお祭りです。


さて寝よう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/12/14(月) 06:57:00.28 ID:+p+sNzmG0<> 乙!
なんだこれ……
なんだこれwww
巨人中学校とスクールランブル混ぜた感じ?w <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/14(月) 07:46:51.30 ID:7gXW2y/OO<> お祭りって良いよね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/14(月) 08:23:05.46 ID:/uYqfvog0<> 緑って誰だっけ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/14(月) 12:25:49.20 ID:OaB2b5eHO<> 弓使いでキャメラマンなねーちゃんだよ、ショッピングモールの探索が終わった後に拠点から離れた人 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/15(火) 05:38:11.28 ID:+1uub3xI0<> >>908
なんだろうね。

これを書いた時に頭にあったのは、ブラックラグーンの単行本の巻末にあった学園ものだったりする。


>>909
かき氷をよこせ(ブルブル)


>>910-911
離脱組の西切さん。まぁ、本編で名前でたの数えるぐらいだからしゃあない。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/15(火) 06:45:16.44 ID:pxYrjep30<> ああ、ブラム学園…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/16(水) 02:31:13.69 ID:b2u744zNO<> 本編の中じゃ(ダイスの都合的にも)描写できない一面とかあるだろうし、こういうスピンオフはその辺補完してくれて好きだわ <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/16(水) 04:07:19.33 ID:hpH0rUIZ0<> >>913
調べたけど知らん奴やったよ…。

>>914
まぁ、制約の方が大きいのよね。展開はダイス様次第、日記形式の関係で書くキャラの性格に合わせることで、表現的な問題もあったり。面白いけどね。

今回のお祭り騒ぎは、基本は同じだけど関係性と舞台の再構築もあるから、本編に関わりある部分はちょっと薄いけどね。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/16(水) 05:40:07.51 ID:hpH0rUIZ0<> 三百二十六日目

都市中央大通りエリアについて、大まかな探索は完了しており、後は細かい部分の制圧さえしてしまえば、このエリアは手中に収めたと言っていいだろう。ゾンビの量からして難航するものだと思っていたが、考えているよりは早い日程で手配を進めていると言えるだろう。

今日は例の二人組に助けられる形となる、ゾンビの処理中に運悪く山中さんが孤立して囲まれる事態が発生したが、あの女兵士の狙撃により事なきを得た。
(もっとも、アラクネの戦闘能力であれば、難なく対処できただろうが)

二人組については、助けてはもらったが直接的な接触はしていない。ゾンビが狙撃された後、近くの屋上に二人がいるのを視認しただけだ。そのまま姿をまたくらましたため、どこを拠点として行動しているかも特定はできていない。

助けてくれたところを見ると、略奪者といった悪人の部類ではないようだ。しかし、そうはいっても何が目的でこのエリアをうろついているかわからない以上、引き続き警戒は必要なのは間違いない。

後は都市中央大通りエリアの探索が終わった後、どうするか方針を決めておかないとな。そのまま大型公園エリアを探索してもいいが、一度商業区北西エリアに向かってキマイラフライが繁殖していないか確認するのも手だ。後は、ビジョンが脱出してきた研究所にもぐりこみ、何か役立つ物資がないか確認するというのも、ありといえばありか。

なんにせよ、まずは都市中央区エリア攻略の足がかりになる大通りエリアを確保できてからの話だが。


三百二十六日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/16(水) 06:01:34.42 ID:hpH0rUIZ0<> 7/15 担当ビジョン 朝

本日も晴天、現状問題は無し。

暑さがだいぶ堪えてくるようになった。探索組に影響が出ないことを祈る。


担当浜村 昼

ほんと、暑くなったわよね。エアコンは電気量多いから、今の状態の拠点じゃ使えないし。

下水道の電力発電、急いで進めた方が良さそうね。


担当三間 夜

夜は快適なんですよ。

あれ、みんな何かやってる。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/16(水) 06:19:36.29 ID:hpH0rUIZ0<> 【花火】
「おー、線香花火みたいだ」バチリリリリ

「…綺麗だね勝」

「放浪者さん、良く作れましたね?」

「…疑似的なものだがな、鉄粉を化粧紙なんかで包んで火をつけると、あぁなる」

「なるほど。線香花火の最後の部分だけなんですね」

「…仮に火薬があっとしても、残念ながら娯楽には使えないからな、相棒」

「そうですね」

「(何してるのー)」プルプル

「…スライムか」

「(これ、なあに?)」チョンチョン

「気になるみたいですね。これは花火ですよ」

「(花火ー?)」

「…火をつけるとだな」シュボ、バチチリチチチ

「(わー、きれーい)」プルプル

「あら、線香花火? やらせなさいよ」

「本当だ。線香花火ですね」

「だんだん、集まってきましたね」

「…そうだな」

「(変な、臭い)」フヒュン <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/16(水) 08:10:05.26 ID:pXXGGySX0<> 付かず離れずで監視?まさか…… <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/18(金) 02:35:25.54 ID:VcAEOoel0<> >>919
その予想しているまさかにダイスが振られるか否か <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/18(金) 04:54:17.40 ID:VcAEOoel0<> 三百二十七日目

都市中央大通りエリアの細かな探索が続いているが、今日は興味深い情報が見つかった。一つ目は予想通りではあったが、都市中央大型公園エリアにあるその公園が避難所になっていたようだ。他のエリアの状況を考えると、恐らく都市中央エリアか、保安官が抑えている東側のエリアでゾンビが発生し、徐々に西側へゾンビが移動していったと考えられる。
(赤沼湖フリーランドの位置は西側、商業区北エリアで見つけた爆破作戦などをまとめるとそう考えるのが妥当だろう)

二つ目は、生存者がこの都市中央エリアで活動していた可能性があった。それも、惨劇発生ごろからだと思われるものだ。手帳に書かれている内容から考えても、一般的な生存者と考えていいだろう。あの二人組のものとは少々考えづらい。
(ただ、ここ最近の記録がない。見つけた場所から考えて、最後の記録から何かの拍子で落としたものだとは思うが)

もしかすれば、新たな生存者がこの地域をうろついていることは考えられる。この危険なエリアで活動できた相手、しかも内容からして単独の様子だ。かなりの手練れであることは、簡単に想像できる。
(もっとも、手練れであることがハンターや西切のように単独でやっていける、条件のようなものだな)

誰かを襲ったというような内容が書いている相手ではないから、恐らく悪人の類ではないだろう。問題はまだ、生存しているのかということか。
(後、保安官に関する記載がない。保安官の目立つ容姿は、見たら記載していてもおかしくないものだから、接触していないものと思われる)

都市中央区エリアは、やはりいろいろありそうだな。


三百二十七日目終わり


今日はあの二人組と遭遇は無し。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/18(金) 05:15:26.22 ID:VcAEOoel0<> レポートNO.74

井門圭司


今日見つけた情報はかなりデカいもんだよな。なんだかんだ言っても、何かしらそこで活動している奴がいるのを知れるのは、対策として助かる。何もわからないまま接触して敵対、なんてのも笑えねぇし、この間のショッピングモールのような連中だとしたら、手を打つこともできる。

相手は単独みたいだし、この広いエリアで会えるかもわかんねぇところだけどな。ただ、このメンバーで慎重にやってるエリアを、単独で行動しているところを見てると、放浪者さん、保安官さん、ハンター、西切さんあたりのレベルと同等って気もする。

そんな相手が敵対したとなりゃあ、こっちもタダじゃすまねぇ。そんな意味も含めて引き続き慎重に。だな。 <> 古ぼけた革製の手帳がある 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/18(金) 05:36:40.50 ID:VcAEOoel0<> 8月2日

あの公園に避難して、更に避難することになった移動途中ゾンビに襲われてから。もう1か月以上経つ。相変わらず救援はない。


8月28日

貯水槽の水が、少しだけになった。最近日照りが多くて、貯水できてない。


9月17日

ここにゾンビが入る心配はない。ただ、大きな地震があったら、死ぬ。


10月6日

都市を調べてると、ゾンビが一斉に動いていた。何かあったのか?


12月1日

ここのところ、書くこともない。寒いだけ。後、たまに煙っぽいのが見える。他に生きてる奴が、火事でもやらかしてるのか。


12月24日
メリークリスマス。


1月1日
あけましておめでとう。


1月10日
地震。でかくはない、でも、今の建物は明らかに傾いた。もうここは住めない。


3月12日
何もない。生きてる。


5月27日
もうそろそろで、こうなって1年になる。


6月15日
生きてるのは、自分だけなのか。



これ以降、情報は記載されていない。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/18(金) 05:46:50.85 ID:VcAEOoel0<> それにしても、この3スレ目ももうそろそろ終わりか。とりあえず>>950過ぎたら新しいスレ作成予定です。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/18(金) 06:15:23.99 ID:iwHJepwX0<> 乙!
もう、居ないのかな……? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/18(金) 08:22:31.15 ID:wnaQS3Rh0<> 乙  新しい生存者か 本人が出てこれるといいな <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/20(日) 01:36:32.90 ID:Sl2b3/YO0<> >>925-926
全てはダイス様のお心次第よ。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/20(日) 02:23:54.93 ID:Sl2b3/YO0<> 三百二十八日目

都市中央大通りエリアの探索は本日をもって完了した。全てを制圧しているわけではないが、このエリアから隣接する場所に行き来することは可能になった訳だ。

今のところ探索候補に当たるのは、都市中央大型公園エリア、高速道路エリア。都市中央にこだわらないのであれば、ビジョンが捕らえられていた研究所の探索、あとはキマイラフライの分布確認もある。

後は、例の二人組の接触を試みるのも手だろう。敵か味方かはっきりしない狙撃手がうろついている、という事実の方がなんだかんだ言っても恐ろしい。助けられはしたが、その部分をはっきりさせない限りは信頼もしようがない。

それにしても、恐らく仲間であろう死体の数を考えると、かなりの人数を失ったはずなのにまだあのあたりをうろついているのはなぜなのか。あの狙撃手の女ができるのはわかるが、あの研究者は戦うことには明らかに向いてない。カバーしながら探索すると言っても、限界はあるだろう。

狙撃手の女もそう言ったところはわからない訳ではないだろうから、当然目的があるのは間違いないにしても、犠牲を払ってでもしなければならないこととは、いったい何なのか。

もしかしたら、俺達が知らない何かが、この都市に眠っているのかも、しれないな。


三百二十八日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/20(日) 03:07:47.28 ID:Sl2b3/YO0<> 一之瀬DIARY JUL.17

今日で都市中央エリアの大通り周辺は終わり。スプレーゾンビに遭遇して、大変なことになったけど、そのあとは何事もなくてよかったな。

それでもまだまだ、都市中央エリア自体の探索は残ってる。今回にしても大通りを全部抑えたわけじゃないから、まだまだ道のりは遠そう。でも、これさえ終われば都市のゾンビは追い払える訳だし、少なくともゾンビに襲われる心配はなくなる。よね。

早く、そういうことを心配しなくて済む状態になればいいんだけどな…。 <> 西切の手帳にいろいろ書き込みがある 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/20(日) 03:39:19.54 ID:Sl2b3/YO0<> 藍ちゃんを生み出した研究員が逃げた場所は、残骸になってた。多分、攻撃されたみたい。

藍ちゃんは当たり前だけど落ち込んでる。こんな時にかけられる言葉は、本当にわからない。

手ごろな安全そうな場所に藍ちゃんを待たせて、研究所のまだ崩れてない部分を探索することにした。

いくつかの死体がちらほら。大体撃ち殺されてる。

死体の感じからして…、そうなったのは古くはないけど新しくもない。そんな感じ。とりあえずゾンビ化しないよう処置済み。

なんだか雑居ビルみたいな場所。研究用の設備みたいなのがないんだよなぁ。本当に研究所?

うーん、誰かが活動してたみたいな形跡ないなぁ。

端末類もいかれちゃってるし、ここで漁れそうな情報、ないかな。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/20(日) 07:43:17.30 ID:9JNSP6xYo<> やっぱそっちは駄目だったか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/20(日) 19:33:25.52 ID:EUnMypLZ0<> ダイス神は容赦なく現実を突き付けた <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/21(月) 03:11:11.49 ID:sfquaySI0<> >>931-932
元々良い判定になるには数値的には難しくしてたからのう。

しかし、ダイス様は子供が嫌いなのだろうか。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/21(月) 06:09:26.17 ID:sfquaySI0<> 「う、ひっく」

「藍ちゃん、戻ったよ」

「ひぐ…、うく」

「…藍ちゃん、キツイとは思うんだけどさ。見てもらっていい?」

「なん、だぞ。西切…」グシュッ

「見つけた範囲で、死んだ人の顔写真を撮ったの。見覚えある人いる?」

「…………」ピッピッ

「…………」

「……どういうことだぞ?」

「どうしたの?」

「知ってる人がいないんだぞ」グスッ

「え、ちょっと変形しててわからないとかじゃなくて?」

「だとしても、わかる人ぐらいいると思うぞ」

「となると…、あそこにいた人達はいったい?」

「………何の音だぞ?」

「え…、あれは、ヘリ?」ガタッ

「もしかして、皆?」

「……、藍ちゃん。ここ離れたほうがいいかも」

「ど、どうしてだぞ?」

「WWPは藍ちゃんを狙ってる」

「そうみたいだぞ」

「少し思ってたけど、もし、奴らがあの逃げる先を知っていたとして。藍ちゃんがやってくる可能性は考えるよね」

「……?」

「罠にはまったみたい。きっとあの場所にセンサーか何かあったんだ」

「罠…」

「……やり過ごすしかなさそうね。エレバイク、不自然じゃない位置に置いてくる。ここで待ってて藍ちゃん」

「わ、わかったぞ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/21(月) 12:34:04.61 ID:+nIdI5pn0<> 乙!
戦うより逃げた方が良いのでは…… <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/24(木) 03:49:37.96 ID:7Jn7k24M0<> >>935
うーん、どうなるんだろうねぇ。 <> ラジオから情報が流れてくる 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/24(木) 04:50:18.44 ID:7Jn7k24M0<> 「はぁい、DJフレンドだよ。世紀末の世を生きる皆さんこんにちは」

「本当にここのところ暑いね。炎天下での無理な行軍は止めて、木陰で過ごした方がいいよ。もちろん、ゾンビの処理をし終えてからね」

「暑いので気をつけなきゃいけないのは、やっぱり脱水症状だね。定期的な水分補給は忘れずに」

「水分がすぐ手に入らない場所にいると言うあなたに朗報なのは、テキトーな民家に入ってみるといいよ。大体、トイレの貯水タンクには水はまだまだあるはずだからね」

「後は、マンションとかビルの高層の建物。目標は屋上の貯水タンク、最悪でもひと月は過ごせる水はあるはずだよ」

「言うまでもないけど、これも最悪は煮沸消毒してから飲むように、ベストはろ過器とか浄水タブレットを使うことかな」

「手軽じゃないけど、どうしても水が確保できる場所にいない。そんな人はとりあえず穴を掘ろう」

「掘った穴の真ん中に空き缶とかおいて、穴の上はビニール袋を置いて固定。袋の真ん中に小石を置いてへこませれば、時間はかかるけど水は手に入るよ」

「効率を上げるなら、穴の中に植物を入れるといいらしいよ。後、数時間は開けないこと。蒸気が逃げて1からやり直しになっちゃう。我慢我慢だよ」

「後はー…、うん。自分から出る水分をそこに出したらある程度は効率的みたいだけどね。ははは、いざとなったらで覚えといてね」

「そういえば、たまに見るヘリは何なんだろう。リスナーの皆さんは知ってるのかな」

「今日も見たけど…、ヘリを使えるのに救助活動してないみたいだから、信用できなさそうでいつ見たかは見せるよ。ごめんね」

「こちら、DJフレンド。世紀末の世を生きる皆さんに、お役立ちの情報を汗だくのまま録音で提供するよ」

「さて、ここいらで音楽を1つ。常夏よりも爽やかになれそうなこれで決まりかな。何かは聞いてのお楽しみ」

「それでは良い終末を」 <> ラジオから情報が流れてくる 
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/24(木) 04:54:10.43 ID:7Jn7k24M0<> >>937の訂正

×「今日も見たけど…、ヘリを使えるのに救助活動してないみたいだから、信用できなさそうでいつ見たかは見せるよ。ごめんね」

○「今日も見たけど…、ヘリを使えるのに救助活動してないみたいだから、信用できなさそうでいつ見たかは伏せるよ。ごめんね」 <> ボイスレコーダーに録音が残されている 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/24(木) 06:31:55.80 ID:7Jn7k24M0<> 「主任、これは…」

「あぁ、山中の新しいアラクネ…、いや、機構がいろいろ違うから新たな名称はクラーケンとつけている」

「クラーケンですか…」

「そうだ」

「しかし、まだCPP(戦闘義肢計画)を進めていたんですね」

「本来なら自律式義肢を作成できた時点で不要なものだが、この状況下では、な」

「……えぇ」

「さて、と。詳しく説明するのであれば、君の神経で動かせる足は6本、自動で動く足が4本ついている」

「自動で動く足ですか?」

「あぁ、この足には感熱式センサー、動体センサーが組み込まれている。戦闘フォームに切り替わった時に機能して、センサーに感知したものを、その四本の足が自動的に斬りつける。形状としてはカッターのようなもので、真ん中の部分が動くようになっている。腕で言えば肘のようなものだ」

「私の身を守るだけで言うなら、かなり有用な機能です。しかし」

「わかっている。センサー自体は任意で切り替えが可能だ。それに、常時機能した状態だとバッテリーの消費が激しい。いざという時の防衛システムだと思ってくれ」

「なるほど、この間もゾンビに囲まれる事態が起きています。また、どうしても全方位ある程度攻撃できると言っても、私自身は後ろを見ることはできません。かなり有意義かと思います」

「そうか。自律できる足の4本は従来の槍のように貫けるものだ。アラクネと内容自体も変わっていない。違うのは残った2本だな」

「はい、一体なんでしょうか」

「言うなら工作用の触手のようなものだな。鞭状になっていて先端にフックがある。例えば塞がれた扉の取っ手にひっかけ、引く力でこじ開けたりできる。ある程度の瓦礫の撤去もできるだろう」

「なるほど、まさしく工作用ですね」

「探索時に便利であろうと判断したものを取り込んでみたが、いかんせん大型化は避けられなかった」

「そうですね。初期の頃にできていた義肢を思い出すサイズです」

「あぁ、あの頃はまず小型化に苦心していたからな…。後は装着して慣らすといい、疑似神経テストはクリアしている」

「わかりました」

「ただ、アラクネは持っていった方がいい。クラーケンは今それだけしかない。スペアがあるには越したことはないからな」

「えぇ」

何かが装着される音

「これが、私の新しい義足。ですね」

「出来れば一度も活躍の場がないことを祈りたいものだ」

「えぇ、私もそう思います」

「…、要件は以上だ。もう戻っていいぞ」

「はい、それでは失礼します」

金属的な足音

扉の開閉音

火をつける音

「…、ふー。煙草の数も、また少なくなってきたな…」


録音はここで終わっている。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/24(木) 12:30:20.09 ID:veeUmaOKO<> 集団が日々凄まじく強化されていくな
これで二人まで帰ってきたら、もはや無敵だろ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/24(木) 12:55:12.57 ID:OxZb23yU0<> 武装強化される→ぬるゲーになる→テコ入れ→武装強化される 以下ループ <> ボイスレコーダーに録音が残されている 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/25(金) 03:16:59.71 ID:jhCY4Xcw0<> 「…ふむ、新しいファントムバーストか?」

「そうだヨ。ちょっとしたマイナーチェンジのようなものだけどネ」

「…踵の後ろの部分にも、噴射口が出来たのか」

「うんうん、これでダッシュ移動がしやすくなったと思うヨ」

「…なるほど」

「だけど、それだけじゃないヨ。ファントムの応用で、何と足先からも刃が出せるからネ!」

「…限定的な使用方法になるな」

「そうかナ。映画の主人公は、それを使って脱出してたヨ」

「…そういう状況は想定したくないものだ」

「そっか、それもそうだネ。後はー、ポンプの改良もできたから、噴射時間も延びたよ」

「…ふむ。助かる」

「名称はファントムブースター。踵後ろの噴射は、また慣れてもらうしかないネ」

「…いつものことだ」

「(うん、放浪者はすぐに使いこなせちゃうから大丈夫だね)」

「…しかし、以前にも言ったが、本当にアンドロイドのようになってしまいそうだな?」

「うーん。嫌?」

「…気持ちがいいものではない」

「そっカ」

「…いずれ使わなくなるために、やっていくだけのことだがな」

「うン。頑張って協力するネ」

「…頼む」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/25(金) 03:20:18.48 ID:jhCY4Xcw0<> 三百二十九日目

都市中央大通りエリアの探索も終わったこともあり、研究所に状況報告を兼ねて向かった。研究所自体は大きく変わりはないが、以前井門が言っていたように研究所の空き地は、まるで農場のような景色になっていた。

畑による食料の量産体制は、大きな問題は起きていないようだが、これ以上の拡張となると水の確保や生育中の農作物の管理維持が難しいという状況のようだ。人員に関して言えば、今の生産量であればある程度増えても何とかなるだろうと野木主任は言っていたが。

人員の当てがありそうと言うなら、都市中央大通りエリアで見つけた手帳の生存者だが…。元々の住居からは離れているようだし、手帳の情報ではどこにいるかは予想はできない。
(それに以前の住居もゾンビが入ってこないような場所、というのがあまり想像がつかない。傾いた、というところからビルのような高い建物のように思えるが)

後はその生存者自体もまだ生きているのかもわからない。情報自体も1か月以上前ということもあって、捜索すべきは微妙なラインだが、そのほかに人員を確保できる見込みのある情報も待たない。探索ついでに探索するのが調度いいだろうな。

生存者で言えばあの二人組もそうなのだが、信頼できるかという部分も当然で、何か目的を持って行動している様子だ。こちら側に簡単に組してくれるとは思えない。同盟、というような形で敵対しない形にはできるとは思うが。そうするにも、やはり二人組の目的を把握することが一番だな。

後は、当面の探索先だな。今のところ都市中央高速道路エリアは予定から外している。確保されていないエリアに周囲を囲まれる状態となり、いざという時の避難ルートが少なすぎる。そういうことを考えると、都市中央大型公園エリアが当然本線なのだが、確保にかまけてできていない細かな確認が残っていることもある。それらを潰してから大型公園エリアの探索でも問題ないだろう。

本決定するにはエクスに確認できる範囲の情報を調べてもらってからだが、予定的には大きな変更はないとは思う。


三百二十九日目終わり <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/25(金) 03:21:21.14 ID:jhCY4Xcw0<> 7月18日

今日、新たな戦闘用義足クラーケンを受け取った。まだアラクネやカマキリは、義足としての側面があったが、クラーケンはまさしく戦うための義足といえるだろう。それだけ、都市攻略自体が現実に見えてきている今、主任達も本気であることを伺わせた。

クラーケンの主な特徴は取り付けられた各種センサーによって、装着者の意思とは関係なく、感知した相手を切りはらう足が4つ取り付けられていることだ。仲間と合同で動いている場合、それによって負傷させる恐れはある危険性はあるものの、装着者を守る。という観点でいけばこれほど強力なものはないだろう。

また、そのセンサーは感知したものに反応するので、ある程度、例えば投擲されたものも斬り弾くこともできる。ただ、センサーの感知に使う電気消費量は多い為、常に使える代物ではない。緊急時に使用する程度のものに留まるだろう。

後は、瓦礫撤去などを目的にした作業用の足。形状としては工事現場などで見るクレーンのようなフックが先端についているのが2本。これで瓦礫をどかしたり、バリケードを破壊したりできるだろう。戦闘自体にも使える上、純粋に探索に役立つパーツといえる。

これで明日以降から探索を再開することになるのだが、強力なものとして浮かれてはいけない。いくらそういったものが強化されていこうとも、我々自体が生身で一瞬のミスですべてを台無しになってしまうことは、変わらないのだ。


山中沙奈 記す <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/25(金) 03:25:30.49 ID:jhCY4Xcw0<> >>940
山中さんも触れてるけど、強力な武器をいくら持っても、扱う人自体は、生身。

>>941
気のせい気のせい。


>>439さんが紹介されたサングリア リコ スパークリング 赤ワイン&オレンジ、誕生日なので買って飲ませていただきました。呑みやすいですね、ワイン得意じゃない人もイケるかと。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/12/25(金) 04:02:26.12 ID:ZviURUuc0<> おお、お誕生日とはおめでとうございます!言葉以外に何も送れないのがちょっと心苦しくはありますが
しかしクリスマス、もしくはイヴがお誕生日とは、何だか茶化されたりしそうですねw
そしてお酒の感想まで頂けるとは。きっとリコちゃんも喜んでいる事でしょう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/25(金) 10:32:25.54 ID:5fhD2O7SO<> 誕生日おめでとう! <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/26(土) 05:26:33.86 ID:GWh/COo80<> >>946-947
まぁ、世界的な詐欺師になった羊飼いの生まれたイブが生まれですわ。誕生日おめでとうありがとう。

というか、去年もこのSSでこのやり取りあったね。また、1年経ったのを実感せざる得ない。

ちょっと筆が乗らんので、今日はもう寝ますわー。 <> ボイスレコーダーに録音が残されている 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/27(日) 03:51:57.76 ID:GibAy/Ez0<> 「…エクス、いるか?」

「放浪者、ちょうどよかった。すぐ見てくれ」

歩行音

「…どうした?」

「藍と西切についてだよ。これだ」

何かを動かす音

「…二人だな。もう到着したのか?」

「それで、これが二人がいる周辺で動いてる監視カメラだ」

タイピング音

「…WWPの奴ら…、包囲されてるのか?」

「わかんねぇ。見つかってはないみたいだけどな…」

「…お前の見つけた情報が罠だったか?」

「それはねえよ。そんなヘマは天才ハッカーエクス様がするわきゃねぇ」

「…信じよう。単純なのは、奴らが元々藍の研究者が逃げ込む場所に検討があったか。だな」

「じゃねえかな。ぶっちゃけ待ち伏せかましてるとは思わなかったけどよ」

「…救出に向かうとすれば、何日かかる?」

「何日どころじゃねぇよ。この2人ですら3週間強はかかってる計算だぜ?」

「…ヘリが飛ばせればな」

「あの貴重なヘリを軍事ヘリたっぷりいる中に突入させられると思うか?」

「…救助は必要だ」

「はー…、一度言ったら聞かねえんだから…」

「…藍を奴らの手に回す訳にはいかない。西切を失うこともだ」

「わかったわかった、とにかく野木のやつと相談しよう」

「…、いやアリスも同席してくれ」

「どうしてよ?」

「…一つ案がある」 <> ボイスレコーダーに録音が残されている 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/27(日) 05:28:42.19 ID:GibAy/Ez0<> 「そんな、無茶ですよ放浪者さん!」

「…できなくはないはずだ、相棒」

「でも、できなくないヨ。多分、今一番移動するために確実な方法だと思ウ」

「そうは言ってもだ。現実問題として、その移動時に必要な装備の用意はできない」

「…今は幸い夏だ。それなら呼吸部分の問題を解決すればいい」

「そうネ。後は、この地点から移動する時、夜の方が確実ということかナ」

「無茶苦茶だな。今まで誰一人として、こんなことを試した者はいないぞ」

「そうです。考え直してください放浪者さん」

「………、このままにしていると、嫌な予感がする」

「でも、西切さんといるなら…」

「…わかっているはずだ。WWPは何であれ藍を狙っている」

「あー、何となく見えてきたぜ」

「何だが、エクス」

「ホムンクルス計画、あとFMP(フランケンシュタインの怪物計画)どっちにも言えんのは、敵勢力を自軍の犠牲なく制圧するもんだろ?」

「ア、それが目的かナ?」

「そう、今の状況を打破すんなら、唯一であろうホムンクルスの生き残りの藍をとっ捕まえて量産。ゾンビの処理とついでに世界の救世主になるとか、思ってんじゃねーか?」

「一概にあり得ない、とは言い切れませんね…」

「…エクスの仮定と、俺の予想はあまりずれていない。心配なのは、俺達ですら正面からぶつかればただでは済まない藍の、言うならクローンが大量に生まれた時、それは間違いなく敵として襲ってくる」

「クローンについては、ある程度の段階まで研究は進んでいる。その設備も、1から生命を創造しようとした組織が持ちえない訳がないか…」

「…そして、ショットガンとはいえ、近距離の弾丸を痣で済ませられる耐久力と、変質による擬態可能な能力」

「防衛装置とか、戦車砲とか、最近だと武器ももらえるようになったけど、そうなったらジ・エンド一直線だよなぁ」

「だが、放浪者。君を失う可能性があることも、大きな問題だ」

「…そうか」

「そうか、じゃないですよ放浪者さん!」

「…以前に比べ、相棒も成長した。皆を任せてもいいと思えるぐらいにな」

「え」

「…俺がいなくなって大きな影響を与えるのはわかる。が、そうなったとしても、その後を任せられる人間がいる」

無音

「…それに、俺にしかやれない仕事だ。ここに来た最初と、同じでな」

「野木主任、放浪者はこうなったら、説得なんて無駄だヨ。時間惜しいから、私改良にいくネ」

「おい、アリス。(扉の開閉音)まったく…」

「防衛システムの銃弾潜り抜けてきた奴が、簡単に死ぬなんて、俺も思えねーぜ野木」

「エクス…」

「俺としても、藍達の動向追わなきゃいけねーからな。じゃあな」

(扉の開閉音)

「…相棒、悪いが後は頼む」

「………、お願いですから。無事に戻ってください」

「…わかった」

「………、チームを動かそう。今日の夜出発だが、調整も何もできない可能性すら、あるぞ」

「…ここの研究所の技術力は、そんなに低かったか?」

「言ってくれる」


録音はここで途切れている。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/27(日) 07:49:38.56 ID:cCpqsYuP0<> 乙
これが全滅ENDか…… <> 通信記録が残されている 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/28(月) 00:16:10.31 ID:ZZpOfjhc0<> 『ひひひ、聞こえるかい放浪者の兄貴』

「…感度良好だ」ババババババッ

『けけけ、アリスの姉貴が、もう一度説明するらしいから、変わるよ』

「…了解」バババババババッ

『はーい、放浪者。気分はどウ』

「…良くはないな」バババババババッ

『そっか…。改良したフロートボードは、推定としては1時間ぐらい使用できル』

「…あぁ」バババババババッ

『とにかく推進と浮力の確保で、外付けタンクとかいろいろつけたから、速度は出ないと思ウ』

「…直線距離で進めるなら問題ないだろう」バババババババッ

『後、一回使ったらもう使えないヨ。WWPに技術漏えいしないよう、破壊してね』

「…悪いな」バババババババッ

『うーうン。試作品失うことにはなるけど、すべての情報は記録してるから気にしないでいいヨ』

「…そうか」バババババババッ

『……フロートボード以外のことは、もう、放浪者のセンスにかけるしかないかナ』

「…わかった」バババババババッ

『じゃあ、山中に変わるネ』

『放浪者さん』

「…しばらく頼むの間頼む」バババババババッ

『はい、そちらもご無事で』

「…必ず連れ戻す」バババババババッ

『じゃあ、エクス君に変わりますよ』

『…よぉ、わかる範囲で、このミッションのサポートするぜ』

「…頼んだ」バババババババッ

『もうそろそろポイントだな』

「放浪者! 必要な高度まで上昇した!」バババババババッ

「…了解、出るぞ」バババババババッ

『躊躇なしかよ。じゃあ、いくぜ』

「…あぁ、これよりヘリからフロートボードを使い、滑空移動を開始する」ゴウッ


『スカイミッション、開始だ!』 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/28(月) 00:19:04.51 ID:ZZpOfjhc0<> >>952の訂正

×「…しばらく頼むの間頼む」バババババババッ

○「…しばらくの間、頼む」バババババババッ <>
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/28(月) 00:29:30.58 ID:ZZpOfjhc0<> レポートNO.75

井門圭司


めちゃくちゃもめちゃくちゃなことだが、放浪者さんは藍と西切の救出するのに、例のファントムシリーズの奴を使ってヘリコプターから飛び降りる作戦を決行しちまった。今頃、もう出ちまってるだろうから、止める手段すらねぇ。

残ったメンバーも不安がってやがる。山中さんも降下作戦の成功の有無がわかるまでは研究所にいて、ビジョンは放浪者の補佐をするから戻るまでは帰ってこねぇ。

この作戦の成功率、いくら放浪者さんが優れた力があると言っても、かなり低い。下手すりゃ転落死どころか、ゾンビ1人囲まれるなんてことすら普通だろ。

ようやっと都市攻略の目処が見えてきたところなのに…。言っても仕方ねぇか、あの人なら、そうするのはわかることだしな。ひとまず、山中さんもいない以上探索組の頭がいないことになる。すぐ戻ってくるとは思うけど、不在の間俺が代理としてきっちり皆を守らねえとな。 <> ブレイクタイム 
◆9W6PAVDo7.<>saga<>2015/12/28(月) 01:05:33.33 ID:ZZpOfjhc0<> 【警備組として】
「話しが本当なら、今頃放浪者さんは…」

「多分、空にいるんじゃない。サンマ」

「姐さんは心配じゃないんですか…?」

「心配どころか、ぶん殴ってでも止めるべきだったんだろうけどさ」

「……」

「無理、ここのメンバーならあの頑固者は止まらないの知ってるわよ」

「そうですけど…」

「あたしら警備組は、そういう無茶する奴らが帰ってこれる場所、確保すんのが役割なのよ」

「……」

「後、わかるわよね。あの子には、詳しい事は内緒よ」

「え、えぇ」チラッ

「(…お姉ちゃん、まだかな)」プルン

「(放浪者。頼むからちゃんと連れて帰ってよね。じゃないと、あたし達ここで頑張ってる意味、ないわよ)」 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/28(月) 05:06:00.70 ID:ZZpOfjhc0<> >>951
いつでも全滅の危険は付きまとってるよ。彼らにはね。


さて、そんな訳で>>950をいきましたので、下記に新スレ立ち上げました。



これから日記を書く 4冊目
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451245284/



後は、今年の更新については、これをもって終了といたします。ちょっと悪だくみした悪だくみをする予定なので。ではまた来年。 <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2015/12/28(月) 06:15:05.87 ID:ZZpOfjhc0<> なお、HTML化依頼は既に完了しています。埋めるとか質問とかどうぞご自由に。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage <>2015/12/28(月) 07:49:59.37 ID:9AsFjf290<> このスレでは乙でした。よいお年を! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/28(月) 10:47:44.56 ID:RAEi4fkiO<> 乙! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/28(月) 17:12:27.14 ID:w5bymC2dO<> 乙乙!
素晴らしい展開
続きが来年とか、まちきれん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/29(火) 08:30:20.53 ID:0oPQ/kxR0<> 埋め <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/30(水) 05:36:43.26 ID:94cJVGE50<> とりあえず、緊急事態に味方を増やしてあげたいが <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/31(木) 16:21:16.93 ID:J+gydbqp0<> 埋め <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/31(木) 21:07:01.42 ID:FWizuL9A0<> 梅 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/31(木) 21:35:18.17 ID:zQs6Uy8S0<> う〜め〜 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/01(金) 01:08:38.80 ID:ZnHob6e30<> あけうめ <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/01(金) 07:27:32.81 ID:hyMWQdAI0<> 誰うま <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/01(金) 08:12:20.64 ID:3/8oDvsK0<> ウメッシュ <>
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2016/01/01(金) 20:12:57.51 ID:9VCguopo0<> >>958
あけましておめでとう

>>960
まったり待ってね。まぁ、展開自体はダイス様の意志だから

>>962
仲間は増えるのかねー

>>966
あけあり


引き続き埋め作業されるのであればどうぞ。>>1000については、前スレにのっとって採用できるものなら採用するやもです。

なお、4スレ目に正月用のはっちゃけをご用意します。良ければ見てくださいな(本編には関係ありません) <> 新春企画はっちゃけ編 
◆9W6PAVDo7.<>saga sage<>2016/01/01(金) 21:26:18.28 ID:nZL00RK70<> はい、以上を持ちまして正月はっちゃけ編終了です。

実はこれ、ブラック的に各変異体(強化ゾンビ)とミュータントになる人々でした。というオチも考えたんだけど、正月の晴れやかさにそれもアレかなーと考えた結果がこちら。

まぁ、読者の皆さんが求めてたのとズレがないことを祈ります。


ちなみにマザースパイダーの旦那は、スーパーマッスルゾンビになった隊長さんという裏設定です。 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>saga sage<>2016/01/01(金) 21:35:19.16 ID:3/8oDvsK0<> 本当にあったw <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/01(金) 21:46:13.07 ID:K/8ES7aw0<> 乙ん <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/01(金) 22:03:23.45 ID:nuV8FdrE0<> ウメール <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/01(金) 22:14:25.69 ID:I5nGqZVL0<> 埋め埋め <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/02(土) 01:02:31.02 ID:ZfZVGOUt0<> ウーメルンの笛吹き <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/03(日) 16:30:32.11 ID:iCZQ2n660<> 埋め <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/03(日) 17:09:30.24 ID:3a3mOmW20<> 埋め <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/03(日) 19:16:50.24 ID:AJChZKdz0<> ume <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/03(日) 20:32:40.76 ID:eqtgWz+M0<> うめ <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/04(月) 05:23:24.47 ID:GkTGOzfr0<> おうめ <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/04(月) 08:36:18.28 ID:g7Se4E+OO<> 埋めっしゅ! <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/04(月) 15:05:42.82 ID:PGvEL2Ss0<> 埋め <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/04(月) 23:07:02.72 ID:GkTGOzfr0<> うめェ… <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/05(火) 06:34:43.12 ID:rUP7tLAs0<> 本編がヤバい事に…… <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/05(火) 12:00:03.86 ID:iaqIw8hmO<> >>692 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/05(火) 18:57:54.21 ID:rUP7tLAs0<> 気が気でないかもな... <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/05(火) 19:54:57.39 ID:hD9413ru0<> 埋め <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/05(火) 20:23:28.06 ID:tLNVqus60<> どうにも、こうにも、どうにもならない〜 <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/05(火) 21:04:52.00 ID:dJ6jy/6v0<> そんな時〜♪ <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/05(火) 21:44:17.14 ID:+AO/ejXk0<> ウ <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/05(火) 22:31:44.91 ID:Q1jLJ0tL0<> ル <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/05(火) 23:07:00.69 ID:7/yZGW1Z0<> ト <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/05(火) 23:28:37.37 ID:gz6z9W0V0<> ラ <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/05(火) 23:56:13.65 ID:oCW5hjZX0<> マ <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/06(水) 00:10:36.26 ID:8OP4hC93O<> ン <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/06(水) 00:20:13.32 ID:8qgJ3Ndo0<> が <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/06(水) 00:44:02.83 ID:z5oqYTnd0<> ほ <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/06(水) 01:03:33.03 ID:z5oqYTnd0<> し <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/06(水) 01:11:51.00 ID:idEbdfQD0<> い

っと <> 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします<>sage<>2016/01/06(水) 01:16:14.37 ID:1jhTH9+Q0<> >>1000なら、西切さんと藍ちゃんの救助の方に、ニューフェイスで強めの助っ人が仲間として颯爽登場します様に <> 1001<><>Over 1000 Thread<>                  ヽ人人人人人人人人人人人人人人人ノ
         / ̄(S)~\  <                      >
       / / ∧ ∧\ \<  嫌なら見るな! 嫌なら見るな!  >
       \ \( ゚Д,゚ ) / /<                      >
         \⌒  ⌒ /  ノ Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Yヽ
          )_人_ ノ  
          /    /
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<> 最近建ったスレッドのご案内★<><>Powered By VIP Service<>俺と晶葉の戦いの記録 @ 2016/01/06(水) 00:32:37.43 ID:TtOriChX0
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ここだけ世界が交錯する街 @ 2016/01/06(水) 00:19:41.70 ID:tVo9WSX6o
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『三人のアイドル』 @ 2016/01/06(水) 00:03:02.87 ID:1jWLpuz30
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八幡「はっ?雪ノ下って養護学校出身なのか?」 @ 2016/01/05(火) 23:59:23.29 ID:XjnE8AcA0
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【安価】京太郎「スパロボ学園!」明華「反射と思考の融合です!」【part3】 @ 2016/01/05(火) 23:43:09.54 ID:iGAKL1iE0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1452004989/

ご注文は○○ですか? @ 2016/01/05(火) 23:27:07.25 ID:F99UpnZno
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1452004026/

提督「えずく女の子の姿って良くね?」 大淀「は?」 @ 2016/01/05(火) 23:21:57.89 ID:l/CQmtl1o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1452003717/

【咲SS】小薪「ん?これは…タロットカード?」【コンマ・安価】 @ 2016/01/05(火) 23:13:42.97 ID:tJzAOJ8Q0
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