以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/03/29(火) 22:37:28.78 ID:xXQqWtF40<>西大陸 山岳地帯
パカラッ パカラッ
「……ふぅ、さすがにここまでくるとだいぶ険しくなってきたな」
「だが、もうすこしで麓の村に着くはずだ」
「………」パシィン
パカラッ パカラッ
山賊1「…おい、テメエ」
「む、山賊か?」ピタン
山賊2「テメエ、見たとこ騎士様みてえだな」
山賊3「ここを通りたきゃ、物を置いて行きな」
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<>騎士「貴様ら、私の部下になれ」山賊「そんな!」
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/03/29(火) 22:38:34.34 ID:xXQqWtF40<> 騎士「……なるほど、私から金を巻き上げるつもりか」
山賊2「ああ、そうだぜ」
山賊1「まあ俺達も生活がかかっているんでな」
騎士は、少し考えたような素振りを見せた後
山賊達の方を見た
騎士「お前たちは、私にまだ何も害を加えていない。今なら見逃してやってもいい」
山賊1「ふん、偉そうにしやがって」
山賊3「なら力ずくでも奪わせてもらうぜ!」ブンッ
山賊3は騎士に向かって、背中に掛けていた斧を振るう
不意打ちの様な打ち方だったが、それでも騎士は反応していた
騎士「はぁ……」
騎士「忠告はした。ここからは貴様らの自業自得だ」ガシィ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/03/29(火) 22:43:53.25 ID:xXQqWtF40<> 山賊3「ナニィっ!?」
騎士「ふん」ボゴォッ
騎士は、山賊3の振るった斧を左手で軽々と止め
そのまま山賊3の腹を拳で思いっきりと殴りつけた
山賊3「ごへぇっ!?」ガシャンッ
山賊3はそのまま吹き飛ばされ、意識を失った。
山賊1「山賊3!?」
騎士「さてと、次はどっちがいい?」
山賊1、2「!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/03/29(火) 22:46:37.08 ID:xXQqWtF40<> 数分後
山賊2「ちくしょう!捕まっちまった!」
山賊3「うわー、俺犯罪者として捕まっちまう!」
山賊2「山賊気どりで金を稼ぐなんて思いつかなきゃよかった!」
騎士「…うるさい」
山賊1「すいません!」
騎士「……ところで、貴様ら」
山賊達「はい!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/03/29(火) 22:47:02.83 ID:xXQqWtF40<> 騎士「お前達が他の誰かから奪った物はどこにある?」
山賊2「はい!俺たちの鞄の中にあります!」
騎士「よし、じゃあ少し見させろ」
山賊達「はい!」
ガサゴソ ガサゴソ
山賊3「あー、きっと何か証拠とか探されてるんだ」
山賊1「ああ、あの男。多分騎士だろうし国とかに送られるんだろうな」
山賊2「あーあ、おとなしくきこりでもやってりゃよかった」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/03/29(火) 22:47:44.53 ID:xXQqWtF40<> 騎士「む、何だこれは」
山賊3「ははっ、それは私どもの食糧です」
騎士「金目の物が全然ないではないか」
山賊2「金を渡してくれる人が少なくて木の実ばっかり貰ってました!」
騎士「ちっ、金がないなら用はない」
騎士「時間の無駄だったか。急がなくては」
山賊1「…おい!」
騎士「む、なんだ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/03/29(火) 22:50:33.74 ID:xXQqWtF40<> 山賊1「国とかそういうとこにつき出さないのか?」
騎士「なんだ?突き出してほしいのか?」
山賊1「それはいやだ!じゃなくて!」
山賊1「あんた騎士なのに、なんで俺達を見逃すんだ?」
騎士「……金を持っていなくて利用価値も薄そうだからだ」
山賊3「ひでえ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/03/29(火) 22:51:33.22 ID:xXQqWtF40<> 騎士「第一、私は急いでいるのだ」
騎士「貴様らに構ったのも金を持ってそうなのと、喧嘩を振ってきたからだ」
山賊2「はあ…」
山賊1「申し訳ございません」
騎士「…ん?いやまてよ?」
山賊3「な、なんですか?」
騎士「よし、決めたぞ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/03/29(火) 22:53:15.90 ID:xXQqWtF40<> 騎士「貴様ら、私の部下になれ」
山賊達「そんな!」
騎士「いやぁ、なぜか私は部下が全然いなくてな」
騎士「てご……いや、部下がほしいのだ」
騎士「次の任務まででいいから、私の部下になってくれ」
山賊3「そんなぁ……」
騎士「よし、ついてこい。というかついてこなきゃ殺す」カチャッ
山賊2「ひぃっ!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/03/29(火) 22:54:47.20 ID:xXQqWtF40<> 騎士「よし。速度は遅めにしておいてやるから、離れるなよ」パシン
山賊1「ひいっ!?」
山賊2「そんなー」
山賊3「いやだぁぁぁ!」
騎士「ごちゃごちゃ言うな、貴様ら」
パカラッ パカラッ
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/03/29(火) 22:58:30.89 ID:xXQqWtF40<> 今日の投下はここまでです <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/29(火) 22:59:35.78 ID:KKUcQd84o<> おちゅ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/29(火) 23:49:00.22 ID:dBImSc7U0<> つお <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/30(水) 18:46:50.40 ID:Ur2jrNzAO<> 木の実あげた人優しいなwwww <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/03/31(木) 01:57:46.06 ID:ZqQ9slfNO<> 乙! <>