以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2016/05/24(火) 21:07:53.51 ID:UIc2M3pB0<>地の分あります。

とても短い。 

セリフは奏のみです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464091673
<>速水奏「レセバスメモリー」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2016/05/24(火) 21:08:51.49 ID:UIc2M3pB0<>  種をもらった。

「あなたが私の…? ふぅん、私をアイドルに…うーん、どうしようかなぁ。
 そうねぇ…じゃあ…今、キスしてくれたらなってもいいよ。どう? …なんてね。 
 ふふっ! プロデューサーさん、顔が赤いよ?」

 
 退屈な世界に彩りが欲しくて、私は種を蒔いた。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2016/05/24(火) 21:09:27.32 ID:UIc2M3pB0<>  雨が降るようになった。

「こう見えて恋愛映画は苦手なの。見てて恥ずかしくなるし…」

「学校じゃマジメな方なんだけど…」

「歌は好き。気持ちいいじゃない?」


 雨は定期的にこの世界に降り続けた。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2016/05/24(火) 21:10:04.36 ID:UIc2M3pB0<>  蒔いた種から芽が出てきた。

「あなたの望んだアイドルはいかが? ふふっ、私としては悪くないかな。
 うん…歌いたい気分になるくらいにはね! 次は私の番…期待、応えてあげるからね!
 それとも、お返しはキスがいい? ふふっ!」


 白黒な世界に初めて彩が生まれた。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2016/05/24(火) 21:10:40.98 ID:UIc2M3pB0<>  芽はどんどん成長し、蕾を付けた。

「そう。あの人って、ホント罪な人。ま、そういうところがいいんだけど…加蓮もそうでしょ?
 ………あら。ふふっ。あぁ、ううん。なんでもないわ。誰かさんと目が逢ったからね、ね。ところで」

「夜はいいわ。気持ちは隠してくれるし、表情は月の光が照らしてくれる…。
 花嫁には珍しい色だけど…秘密を抱えた人にとってはお似合いの色よね。
 そう…アイドルという、とっておきの秘密を…」


 どんな花が咲くのか知りたくなったけれど、誰にも聞けなかった。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2016/05/24(火) 21:11:35.46 ID:UIc2M3pB0<>  蕾が開き、花が咲いた。

 「左側より、右側で歩いて。早く打つ、この心臓の鼓動が聞こえないように」


 大きくて綺麗なチューリップ。
 
 
 こんなにも立派に育ったのを見ていると、貴方にも見てほしくなった。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2016/05/24(火) 21:12:16.24 ID:UIc2M3pB0<>  唇に、花と同じくらい真っ赤なルージュを引き、事務所に向かう。

「そうそう、いろいろなキスを教えて…。 それとも教わりたい?」


 変化に気づいた貴方をからかいながら、私は今日もキスをねだる。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2016/05/24(火) 21:13:07.13 ID:UIc2M3pB0<>
以上です。

わかりにくかったらすいません。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/05/24(火) 22:57:35.54 ID:mqin14kb0<> こういうの好きよ。乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2016/05/24(火) 23:43:39.21 ID:UIc2M3pB0<> 奏のコミュを時系列順に遡って、気持ちの変化書きたかったんですけど、やはり難しかったです。

ちなみにセリフは、雨までが初期R 芽がR∔ 蕾が夜色の花嫁  花がSSR  唇がSSR∔になってます。 

よかったら探してみてください。 ではでは。  <>